海部俊樹

かいふとしき



当選回数回

海部俊樹の1964年の発言一覧

開催日 会議名 発言
04月08日第46回国会 衆議院 商工委員会 第31号
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○海部委員 ただいま可決されました金属鉱物探鉱融資事業団法の一部を改正する法律案に対する、自由民主党、日本社会党、民主社会党、三党共同提出にかかる附帯決議案について、提案の趣旨説明をいたします。  案文はお手もとに配付したとおりであります。     —————————————...全文を見る
04月24日第46回国会 衆議院 商工委員会 第36号
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○海部委員 繊維振興の問題につきまして、私は全般的な問題と法案の内容について二、三の点をお尋ねしたいと思います。  開放経済体制を迎えまして、わが国の繊維産業界は御承知のように非常に多くの問題をかかえております。たとえば、今日まで繊維産業というのは輸出に依存して伸びてきたものだ...全文を見る
○海部委員 輸出がきわめて重要なことを繊維局長も認めておられるわけでありますが、この間開催された国連の貿易開発会議の資料としてプレビッシュ報告なるものが発表されておりますが、これによって非常に気がかりになるのは、現在の世界の対立が南北対立の時代だといわれ、低開発の国々に対しては先...全文を見る
○海部委員 その点十分留意していただきまして、外交交渉をされるときに影響がこないように御注意を願いたいと思います。  続いて、この数年来消費構造が大体変わってまいりまして、輸出においても内需においても、天然繊維よりもいわゆる化合繊というものへ重点が移り変わってきておるようであり...全文を見る
○海部委員 それでは法案そのものについて御質問する前に、この法案をいろいろ読んでみたのですけれども、その表現の方法が非常に複雑で、むずかしくて、一度や二度読んだだけではぴんとこないのです。たとえば第五条のように精紡機の問題と幅出機の問題を分けて書いておればよく理解できるのですが、...全文を見る
○海部委員 ただいま、中小企業の場合、零細で、分割して登録することが不能であるとか、あるいは輸出の注文を受けた場合とか、具体的に例をあげておっしゃいましたけれども、たとえば現行法でも紡毛をひいておるものはスフ糸をひくことができることになっておりますが、この新法によりますと、スフ糸...全文を見る
○海部委員 それから第七条の登録の基準のところでありますけれども、原則として同一の区分に登録をするのだということになっておりますが、将来の見通しとして、需給が逼迫してくるのはやはり化合繊の村だろうと思うのです。第三項は例外規定として、そういうふうに化合繊の需給が逼迫した場合は他の...全文を見る
○海部委員 次は十三条の解釈についてでありますが、十三条で、十条の公告をすることが絶対的な前提条件になるように、私はこれを読んで解釈するのですけれども、途中を読んでみますと第四行目の下のほうに「若しくは過剰精紡機がないとき」ということばが入っておりますが、一体過剰精紡機がないとき...全文を見る
○海部委員 この十三条の規定は、スクラップを伴わない新設とありますから、この新法においてはきわめて重要な規定だと思うのでありますけれども、過剰精紡機がないときという考え方についてもう少し明確にしていただきたいことは、たとえばそういう勧告をされたときに、合繊にいかなかったとします。...全文を見る
○海部委員 過剰精紡機の廃棄は、いまのお話でも、三年間で行なうのだと言っておりますけれども、凍結には強制力はないと思います。そうしますと、もらった資料なんかを検討しますと、三年間で二百三十万錘程度ですか期待をしていらっしゃるようですが、法施行後三年間で過剰精紡機がなくなるという見...全文を見る
○海部委員 この法律の一つの大きな目的は、やはり万年操短体制を打破することである、こう思うのでありますから、短期的な操短のためのような共同行為を指示することは法律の精神に反しますので、そういうことは絶対ないとは思うのですけれども、たとえば疑ってこの法律を解釈すると、第十七条で、昭...全文を見る
○海部委員 この運用については、慎重に運用していただくようお願いしておきまして、次に、時間がありませんので飛びまして、非常にこまかい問題で恐縮ですけれども、別表を開いていただいて、その各項にいろいろ混用率の基準が出ておりますが、たとえば一%とか一〇%とか三〇%とか、これらの基準は...全文を見る
○海部委員 国際的にいろいろな規格がもしできておるとするなれば、その国際規格になるべく合うようにこういった混用率をおきめ願いたいという希望があるのでけが、たとえて申しますと、別表第一の三のロ、紡毛糸のところでありますが、混用率が三%になっております。ところがIWTOといいますか、...全文を見る
○海部委員 この法律を読んで見ますと、現行法で規制対象になっております紡糸機がはずれておるわけでありますけれども、紡糸機をはずされた理由と、それで将来どうなっていくかという考え方。聞くところによりますと、特振法のほうに化学繊維全般が譲られるということでありますが、相互の関連、それ...全文を見る
○海部委員 いま合繊のほうには過剰設備がないというお話でございましたけれども、合繊以外のあらゆる繊維産業のほうで、綿、スフ、梳毛以外で過剰設備を抱えておるところがほかにありますか、ないですか。
○海部委員 この法案に直接明記してありませんが、繊維産業としましては、このほかに織布業、綿糸業、そういったものがあるわけでありますが・いわゆる織布業、綿糸業は団体法五十七条の登録制、五十八条の設置制限、いままでこういったものの制限を受けておるわけでありますけれども、この制限を依然...全文を見る
○海部委員 観点を変えまして、繊維産業というのは非常に中小企業が多いと思いますので、中小企業に対しても特別の配慮をお願いしたいわけでありますが、設備そのものを見てみますと、大企業の持っております設備と中小企業の持っております設備とを比べますと、やはり中小企業の設備には新しいものが...全文を見る
○海部委員 過剰精紡機を廃棄して合理化をはかっていくということは、企業にとっては相当な負担でありますし、特に資金力の弱い中小企業は相当大きな負担を負うことになりますけれども、何か中小企業金融公庫を通じての融資とか、あるいは国の財政投融資計画の中とか、繊維に関して具体的に方針がきま...全文を見る
○海部委員 業界のほうから非常に多額な融資希望が来ておると思いますけれども、なるべく期待に沿うように努力をお願いすると同時に、融資だけで考えられない問題もありますので、税制上の措置などもこの際何か考えておられるかどうか。
○海部委員 繊維産業全体としましては、原料の輸入が自由化され、製品の輸出も自由化されておりますのに、生産段階だけが規制されておったというのは、何か病的な姿だったと思うのですが、それが今度の新法によって、いよいよ完全な自由化に向かって前進するわけでありますから、業界全体に混乱や動揺...全文を見る
○海部委員 この問題は、輸出の振興という点についても非常に重要でありますので、糸価が安定するように、たとえばいまおっしゃったようにトップを上場することを検討中だということでありますが、世界的に毛糸相場には四八の双糸ではなくてトップを上場しておるという傾向でもありますので、なるべく...全文を見る