海部俊樹

かいふとしき



当選回数回

海部俊樹の1977年の発言一覧

開催日 会議名 発言
02月03日第80回国会 衆議院 本会議 第3号
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○国務大臣(海部俊樹君) 学歴が必要以上に幅をきかす社会の風潮は、教育にも大きな影響を及ぼしますので、是正しなければならないと考えております。肩書きだけでなく、各人の能力、資質、そういったものが公平に、平等に評価されるような社会をつくっていかなければならない。  そのためには、...全文を見る
02月05日第80回国会 参議院 本会議 第4号
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○国務大臣(海部俊樹君) 教育についての御質問の一つは、実例を挙げて、算数、国語など基本的な学習事項は時間をかけてよく理解できるようにせよとのことでございます。私もそう思います。このことに関しましては、三年にわたって論議を重ねました審議会の答申にも、国語、算数に関する基礎的な学力...全文を見る
○国務大臣(海部俊樹君) 学歴偏重打破のためにはいろいろな方策が指摘されておりますが、先生おっしゃったように、学校間格差の是正もきわめて大切な問題であると、こう理解しております。このため、大学などの高等教育機関がそれぞれの特色、それを発揮して充実した教育ができますように、また、国...全文を見る
02月07日第80回国会 衆議院 予算委員会 第2号
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○海部国務大臣 昭和二十九年、韓国で文鮮明が案出した統一原理なる教義に基づく教会は、昭和三十九年七月十六日に東京都知事所管宗教法人としての認証を与えており、同教会は現在全国に四百余カ所の伝道所を設けているというところまではわかっておりますが、それ以上のことにつきましては、一般的に...全文を見る
○海部国務大臣 突然の具体的な御指摘でありますので、ただいま手元に資料等ございませんから、確認をしてから御返事をいたしたいと思います。
○海部国務大臣 おっしゃるように、みずからの国を愛し、みずからの国を守るという心情を持つこと、その方法についての知識を持つこと、これは国民として当然備えておらなければならない大切な資質の一つである、こう私は考えております。  文部省としては、現在の学習指導要領におきまして、国家...全文を見る
○海部国務大臣 学校施設関係について申し上げますと、被害状況は青森、新潟など十の県で学校数五十七校、いまのところの統計では被害総額四千八百万円程度、幸いに建物そのものの崩壊はございませんけれども、屋根の破損あるいは学校の昇降口など工作物、付属物等の破損の被害でございます。これに対...全文を見る
02月09日第80回国会 衆議院 予算委員会 第4号
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○海部国務大臣 お示しの数字は確かにそのとおりでありますけれども、文部省予算の内容を一つ一つ細かくながめてみまして、私どもがやりたいと思っておる問題についての内容がどうなっておるか。山高きがゆえにとうとからずと申しますが、お金の額の多寡だけで御判定いただかないで、いろいろな柱を立...全文を見る
○海部国務大臣 地方行政において地方の教育を直接的に担当するのは、地方の教育委員会の委員長、教育長、しかし最終的には文部省に参ることは御指摘のとおりでございます。
○海部国務大臣 これはいろいろな接触をいたしておりますけれども、それぞれの地方において十分に職責を果たしていただいておる、私はこう理解をいたしております。
○海部国務大臣 非常勤でありましても、その都度その都度ということではなくて、任命は一貫されておるわけでありますし、責任を持っておやり願っておるわけでありますから、私は責任を果たしていただいておる、こう判断をいたします。
○海部国務大臣 学校の現場の荒廃の問題、それは確かに御指摘のとおりですが、それと教育委員のいまのあり方とが直接の関連を持っている、そのことだけでそうなっておるという判断は私はいまのところいたしておりません。いろいろな問題があって、いろいろな整備をしなければならぬことはたくさんござ...全文を見る
○海部国務大臣 教育委員会というのは、西岡先生十分御承知のように、教育の基本についていろいろ審議をしておるわけでありまして、ですから私は、それを直ちに常勤にするということよりも、教育の現場の荒廃を救うためには、いろいろほかの問題がたくさんありますから、ほかの問題との関連において私...全文を見る
○海部国務大臣 学校教育の問題は、国家百年の大計と言われるようにずいぶん長い一貫した問題でありまして、西岡先生のそのせっかくの御提案で、まずそこから手をつけろということでございますけれども、やはり私たちは、歴代の文部大臣がずっと積み重ねてこられたいろいろな問題点の指摘、あるいは関...全文を見る
○海部国務大臣 教育委員長が責任を持っており、責任体制を持っていまやっておることは最初に申し上げたとおりでありますけれども、私は、非常勤だからといってその責任が果たしていないとは考えられませんので、これはもしいろいろ具体的な実例等がありましたら、さらにいろいろ私は調査をしてみます...全文を見る
○海部国務大臣 私は責任を果たしてもらっておると理解しておりますから、その旨お答えをしたのであるし、御承知のように、教育委員というのは民間のいろいろな方の御協力も願ってやっておるわけでありまして、また、その基本を決める者が絶えず常勤にならなければ責任が負えない、常勤であれば責任が...全文を見る
○海部国務大臣 私の答えようとした答弁、そのとおりでございまして、入学試験の問題というのは、よく報道なんかによりましても、入試地獄という言葉がつけられるほど大変深刻な問題になっておることは御承知のとおりであります。したがって、昭和四十六年の入試問題懇談会の意見とかあるいはいろいろ...全文を見る
○海部国務大臣 一次試験のことだけでなく、二次試験のことについても私どもが意を用いておることは先ほど申し上げたとおりでございますし、それにできれば高等学校在学中の調査書の活用ということ、それをすべてを包含して受験生の負担にならないように指導していかなければならぬのはおっしゃるとお...全文を見る
○海部国務大臣 この問題についてはずいぶん前から議論されて積み重ねがあったことは申し上げておりますし、昭和四十六年に中間の案をいただいたことも申し上げましたし、それから国立大学協会が過去三年間にわたっていろいろなテストを繰り返してこられた、そういったこともよく承知しております。そ...全文を見る
○海部国務大臣 高等学校の問題を中心に御質問でございましたが、中等教育の中に占める中学校と高等学校のあり方について、さきの中教審の答申でも問題点を指摘され、その後いろいろ西岡委員議論のような問題が起こっておることは文部省としても十分検討をいたしておるところであります。  基本を...全文を見る
○海部国務大臣 いろいろな検討を続けてきておることは申し上げたとおりですが、ことしからはその実証的な研究資料を得たいというので、研究校を指定してそういった資料ももらおう、それから御承知のように、教育問題というのは混乱を防がなければならぬ面もありますので、手のひらを返したように急激...全文を見る
○海部国務大臣 高等教育につきましては、これはいろいろな問題点があって、たとえば学校間格差の是正とか国立、公立並びに私学の学校間の問題あるいは地域のばらつきの問題、いろいろあります。また、御指摘のように、大学に同世代年齢の四〇%近くが進むようになれば、さらにその上に専門の学術研究...全文を見る
○海部国務大臣 これはただいま突然の御提案でございますので、教官の任期制とか業績評価制ということにつきましては、これはいままで、率直に言って私は検討したことがございませんでしたので、考えてみましょう。そのかわり、いろいろな問題がほかにあると思います。大学の教授は大学の中自体で、お...全文を見る
○海部国務大臣 東大の改革案の途中まであったかどうかは私は寡聞にして知りませんでしたけれども、御提案は、いまが私にとっては最初でありましたから、これは私としても慎重に検討さしていただいて、後ほど文教委員会でお答えをいたしたいと思います。
○海部国務大臣 国立大学の夜間学部は、現在広島に一カ所あるということでありますけれども、国立大学の授業の昼夜兼行制といいますか、できるだけいろいろな立場の人々にも国立大学の授業が聞かれるように、国立大学の学生になるチャンスを与えるということは、私は方向としては間違っていないと思い...全文を見る
02月15日第80回国会 衆議院 予算委員会 第7号
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○海部国務大臣 二点の御質問でございました。  最初の、六・三・三制を再検討する時期ではないかとおっしゃいますが、これは過日の中教審の答申でも、阿部委員御指摘のような角度からの指摘がありまして、第一の四、五歳児、幼児教育にはどう取り組むか、このことにつきましては、六・三・三・四...全文を見る
○海部国務大臣 お答えいたします。  小学校の場合に例をとりますと、標準が十八学級でありますが、これは大体、ただいまの計算でいきますと、三億三千七百万円というのが平均の建築費用になろうか、こう考えます。
○海部国務大臣 御承知のように、学校建築に国費で補助をしておりますのは、建物の二分の一ということをずっとやってまいりましたので、それで、私がいま建物の建築費のことを申し上げたのでありますが、御承知のように、土地もこのごろは大変なことでございますから、今年度予算におきましても、小中...全文を見る
02月16日第80回国会 衆議院 予算委員会 第8号
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○海部国務大臣 御指摘のように、特に職業高等学校で薬品等を大量に使用する実験については、水質汚濁防止法の改正により昭和五十年十二月からいろいろ指定を受けまして、学校数において八百八校であったと記憶いたしますがございます。それらにはやはり処理施設を設置することが望ましいわけでありま...全文を見る
02月17日第80回国会 衆議院 予算委員会 第9号
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○海部国務大臣 御指摘のニュースを私も聞きましたときに、これは大変心痛む問題でございます。そして前途ある青年があのような問題で死を選ぶということは本当に残念なことでまことに遺憾な出来事だと私も考えております。問題は、そのようなことが行われますと、選抜の公正あるいは教育の機会均等と...全文を見る
○海部国務大臣 石田委員御承知のように、私学振興助成法という法律が一昨年成立しましたとき、その私学の経常費の二分の一以内で補助することができるという努力目標を掲げて、以来、一生懸命努力をしているわけでして、これはあるいは十分であるとは言えないかもしれませんが、今年度の予算を見てい...全文を見る
○海部国務大臣 国公私立の格差是正の問題につきましては、私学振興助成法のみに頼っておるわけでもございませんで、たとえば御承知の育英奨学金の制度にしましても、私立大学の学生には国立大学の学生に貸与するよりも月額においても多くしておるとか、あるいはまた私学が私立学校法人において行おう...全文を見る
○海部国務大臣 お答えいたします。  石田委員御指摘の五分類による構成比、それぞれに所属する学生のパーセント、私は大体そんなことになっておると思います。私の方も、それと全く同じものかどうか知りませんが、これは昭和四十九年のものを持っておりますが、全国平均いたしますと、第五分位で...全文を見る
○海部国務大臣 御指摘のように、今年から五カ年間に大体四十三万人程度ふえるであろう、そういうことで、高校生急増に対しまして文部省といたしましては、まず校舎の整備のために、従来ですと、御承知の地方債と交付税で財源措置をしてまいりましたが、それではいけないということで、五カ年間、急増...全文を見る
○海部国務大臣 御指摘のように、大都市周辺においての用地取得が必ずしも容易ではないということは理解いたしますが、関係者の御協力、御努力によって何とかこれは解決をしていかなければならぬ問題でありますので、私どもは、これは誠意をもって当たっていきたいと思います。それからこういう公共用...全文を見る
02月18日第80回国会 衆議院 内閣委員会 第1号
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○海部国務大臣 ただいま議題となりました文部省設置法の一部を改正する法律案について、提案理由及び内容の概要を御説明申し上げます。  この法律案は、文部省の付属機関として国立婦人教育会館を、文化庁の付属機関として国立国際美術館をそれぞれ設置することについて必要な規定を設けるもので...全文を見る
02月21日第80回国会 参議院 予算委員会 第2号
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○国務大臣(海部俊樹君) 御指摘のニュースは大変心痛むニュースでありまして、教育の機会均等という面から言いましても、あるいは選抜の公正という面から言いましても、あのようなことがもし事実であったとすれば望ましいことではないと判断しましたので、早速当該の岐阜歯科大学の事務局長を文部省...全文を見る
○国務大臣(海部俊樹君) 新聞に報道されました点につきましては、学校側の調査は、その十六日の合否発表まではいろいろと内定の通知とか金額の強要をしたことはございませんという学校側の答弁でありますけれども、私どもは、いま申し上げましたように、かりそめにもそのような疑いを持たれるような...全文を見る
○国務大臣(海部俊樹君) 御指摘の点につきましては、私も、そのようなことがいろいろな報道等を通じて間々行われておるのではないかという疑いを私自身も持っておったことは率直に申し上げます。  それからこのことにつきましては、先生御承知のように、私立大学の歯学部、医学部には学校経営上...全文を見る
○国務大臣(海部俊樹君) そういったことすべてを含めまして、先ほど申し上げましたように、入学手続というものはいささかも疑いの持たれるようなことのないようにしてほしいということを明確に申しましたのは、たとえば合否の日にちとか、それから通達の方法とか、そういったことにも公正を期してほ...全文を見る
○国務大臣(海部俊樹君) 御承知のように、私学振興助成法、今年は厳しい財政事情のもとにおいても私立大学のみで千六百五億計上してお願いしておるところでございますし、私立大学に関しては、私学助成法のみならず、御承知の育英奨学金の問題でも、国公立に通う学生よりも私学に通う学生にかさ上げ...全文を見る
○国務大臣(海部俊樹君) ただいまの御指摘の問題を、文部省部内でことし検討したことは私も記憶しておりますけれども、ただ方法として、そういう税制控除の方でいくよりも、現在あります、財政支出に重点を置いて、私学振興の助成とか育英会とか、あるいは私学振興財団の融資枠とか、いろいろな支出...全文を見る
○国務大臣(海部俊樹君) 最初申し上げましたように、ことしも検討したことは事実でございますが、目的は父兄の教育費負担の不公正の是正といいますか、いかにして少しでも私どもの施策の中でそういった情勢が是正できるかというところに重点を置いて、今年は減税の方法をあきらめたといいますか、方...全文を見る
○国務大臣(海部俊樹君) 来年のことはまだ何とも申し上げられませんけれども、ことしから新たに始めた新規の施策、たとえば入学金などが父兄負担の多いときには、その学校法人でその入学金を今度は融資することを考えてくれたら、私学振興事業団で長期低利の融資を図って入学一時金の父兄負担を軽減...全文を見る
02月23日第80回国会 衆議院 文教委員会 第1号
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○海部国務大臣 最初に一言お願いいたしますが、文部大臣を任命されました。微力でありますが全力を挙げて取り組みますので、委員長初め委員の皆様方の御指導と御協力を心からお願い申し上げます。  第八十回国会におきまして、文教各般の問題を御審議いただくに当たり、所信の一端を申し述べます...全文を見る
02月25日第80回国会 衆議院 文教委員会 第2号
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○海部国務大臣 このたび政府から提出いたしました国立学校設置法及び国立養護教諭養成所設置法の一部を改正する法律案につきまして、その提案の理由及び内容の概要を御説明申し上げます。  この法律案は、昭和五十二年度における国立大学の学部及び大学院の設置、短期大学部の併設、生物科学総合...全文を見る
○海部国務大臣 小島委員からせっかくの御激励と御注意をいただきましてありがとうございました。全力を挙げて取り組んでまいりたいと思っております。  御質問の第一は、現在の初等中等教育をどう考えておるのか、知、徳、体の三位一体の人間性豊かな生徒を育てるためにはどういうふうに認識して...全文を見る
○海部国務大臣 第一の教員の資質の向上についての御指摘でありますけれども、教育は人なりと言われますように、教壇に立って教えていただく教員の資質というものが教育効果に大変決定的な影響を持つことは御指摘のとおりでありまして、私もこれは、例は悪いかもしれませんが、人間の尊厳に触れる職業...全文を見る
○海部国務大臣 初めから話にならない、だめだと決めてしまうことは、私には余り自分のとるべき方法として感心した方法ではないと思っております。私自身が対話と協調という永井路線を受け継いでおり、また、協調と連帯という現内閣の基本方針に従って文教行政を担当させていただいておるわけでありま...全文を見る
○海部国務大臣 御指摘のように、特殊教育を充実しなければならぬという大きな方針で、そして、義務化を目の前に控えまして、鋭意努力をしておるわけでありますが、具体的な計画とか経緯とか現状については、詳細にわたりますので、政府委員から答弁させていただきます。
○海部国務大臣 御指摘のように、幼稚園というのは適当な環境を与えて幼児の心身の発達を助長することを目的とした学校でありますし、保育所は保育に欠ける乳児、幼児等を日々保護者の委託を受けて保育することを目的とした児童福祉施設でありまして、文部省と厚生省に分かれておることも御指摘のとお...全文を見る
○海部国務大臣 お尋ねの大学入試の改善についてでありますが、これはずいぶん長い間各界の代表の皆さんに御議論をいただいて、昭和四十六年に大学入試制度改善に関する報告を受け取り、そしてさらにまた、その後各国立大学が実施のためのいろいろな事前の調査や検討をされまして、御指摘のように昭和...全文を見る
○海部国務大臣 目指しております方向は、同じ方向を目指しておるわけでございますが、まだ結論が出ていないグループと、それから国立、公立はもう結論が出ておるわけでありますけれども、法律でもって直ちに国会にこれをいまお願いするというところまで文部省としては直ちに踏み切ることができません...全文を見る
○海部国務大臣 この放送大学は、いつでも、どこでも、だれでも正規の大学に学ぶことができる、こういうことを理想像として描きまして、生涯教育といいますか、受ける方から見れば生涯学習ということになりましょう、そういう一つの全く新しい構想の大学として文部省は考えておりまして、昭和四十四年...全文を見る
○海部国務大臣 私立大学に対する補助の問題は、御承知の私学振興助成法ができまして以来、毎年できる限りの増額をしてまいっておりまして、五十二年度予算の中に組み込んでおります額は私立大学に限って千六百五億円、これは前年度予算と比較いたしますと二四・四%伸びておるわけでありまして、財政...全文を見る
○海部国務大臣 御指摘のように、社会的に批判を受けるような大変高額な寄付金をしかも入学の条件とするようなことは、これは教育の機会均等の線から言いましても、選抜を公正に行うという面から見ましても望ましい姿ではありませんので、文部省はかねてからそういったことに対しては強く自粛の要望を...全文を見る
○海部国務大臣 学歴が必要以上に幅をきかせる社会はよくない、私はそう思っております。そうして、永井文部大臣から引き継ぎを受けましたときに、四つの問題点を指摘されて、初等中等教育については教育課程の改善の問題、大学入試の改革の問題、三つ目が大学間格差の是正の問題、四つ目は学歴偏重社...全文を見る
○海部国務大臣 最近のいろいろな報道、特にけさも出ておりましたが、企業の側でも自発的に、そういった制度をやめて人材を広く求めようという声が出てきたと聞いておりますが、これは各界の皆さんの御協力が必要でありますので、協力を要請し注意を喚起するために、労働省とも、一回限りであれで終わ...全文を見る
○海部国務大臣 御指摘の東海地震の予測といいますか、起こるかもしれないという学界の論議もいろいろございましたが、政府といたしましては、それに対応するためにはやはりできるだけ予知することが肝心だというので、科学技術庁長官を長といたします会議が関係行政機関によって昨年の十月から内閣に...全文を見る
○海部国務大臣 小島委員御指摘の海外子女教育の問題は、最近特に海外に出てまいります、義務教育相当年齢の子供さんの数がふえておるということは御指摘のとおりでありまして、私どもの手元にあります、昭和五十一年五月現在の数字をとってみますと、総数は一万八千九十二名、そのうち海外において、...全文を見る
○海部国務大臣 御指摘のとおりだと思います。  私どもも英語に関しまして、簡単なものなら読んだり書いたりすることができても、それを一たん口に出して話しますとうまく外人に通じないという苦い経験をよくしております。そこで、中学校、高等学校における英語科は、選択題目ではあってもほとん...全文を見る
○海部国務大臣 小島委員御指摘の精神は、私もいまここで承っておりまして本当にそのとおりだという感じがいたします。同時に、いま日本の教育は、では基本理念をどこへ置いて何をしようとしておるのか。私は基礎にあるべきものは日本国憲法と教育基本法でありますけれども、やはり自主的な精神に満ち...全文を見る
○海部国務大臣 そのように御理解願って結構でございます。
○海部国務大臣 これはまさに御関係になったすべての先人を意味するものでありまして、私の頭の中に浮かんできます先人、たとえば江戸時代において庶民教育のために力を注ぎ意を用いていただいた人も先人でありますし、歴代の文部大臣も先人でありますし、また、いろいろ学校教育に携わって現場で教え...全文を見る
○海部国務大臣 これは一連の大きな流れの中で歴代大臣がいらっしゃったわけでありますが、私が特に永井路線を継承すると最初の発言で申し上げましたのは、私は実は永井文部大臣が就任されて以来約二年間、私も官房副長官という立場で横から非常に関心をもってながめさせていただいておりましたし、そ...全文を見る
○海部国務大臣 参謀というほどの役割りは持っておりませんでしたけれども、民間大臣が登用されることによって、やはり教育の場が静かに勉強のできる雰囲気ができていくということは、方向としてはいいことだと私は率直に感じました。
○海部国務大臣 比較対照で民間の方がということじゃなくて、あのときああいう発想が出てまいりました。その発想が出てまいりましたときにそのことだけながめて、やはり教育の現場というものに政治の争いが持ち込まれたり、いろいろイデオロギーの雑音が入っていかれないようにするためには、やはり民...全文を見る
○海部国務大臣 私は、就任のときの、先生御指摘になりました会見でも申し上げましたように、文教行政を担当するということは、いろいろな意味で大きな目に見えない重く大きい責任があるということを申しましたが、同時にその一環として、民間人文部大臣から政党に所属する私が任命されたわけでありま...全文を見る
○海部国務大臣 きょう現在とかきのう現在とかいう問題じゃなくて、少し長い物差しで振り返らしていただきますと、いろいろ問題がありますけれども、たとえば新聞の投書に出てきておる国民の声とかあるいは週刊誌等に取り上げられるいろいろな教育の現状とかあるいは私自身が情報として聞かされる問題...全文を見る
○海部国務大臣 これは率直に申し上げますけれども、たとえば社会的に教育の場に関する関心が急激に集まる一つの例として、いわゆるストの問題がございます。ああいったものが起こると、すべての人々が学校の場、教育の場でこういうことが行われていいのだろうか、それに対してはやあいけない、やあい...全文を見る
○海部国務大臣 戦後の長い歴史を振り返ってみましても、私はそういう教育の場というものは国民全部が、すべて各界各層の人が次代を育成する子供の教育の場としてながめておるわけでありますから、それがなぜそんな騒がしい状況になってきたかというと、やはり心と目のすべてを、そこに子供がいるから...全文を見る
○海部国務大臣 物の見方にいろいろな角度がございますように、私も一例としてこのストの問題を、これはよく国民の皆さんから言われるわかりやすい例だからと思って申し上げたわけでありますけれども、教育委員会の制度の問題にしても、あるいは六・三・三・四の制度の問題にしても、戦後一貫していろ...全文を見る
○海部国務大臣 これはやはり、考えております精神においては協調と連帯、それは「広く国民の理解と協力」をいただくというふうにつながると思います。
○海部国務大臣 おっしゃるように、協調というのは平行線をたどっておる相対立する者が、どこかで合意点を見出すことができないだろうかという気持ちを抱きながらお互いに話し合う、あるいは連帯というのは、御指摘のように二人以上の者が同一の使命、目的の達成のために努力をすることである。それを...全文を見る
○海部国務大臣 能力には限界がありますが、努力には限界がありませんので、誠心誠意努力をする決意でおります。
○海部国務大臣 それこそ皆さんの理解と協力をいただいて、前回同様全会一致で成立することを心から期待をしておるわけでありますけれども、基本はやはり先生おっしゃるように、すべての人々が人材確保法、これを通そうということで御支持願った、それを学校教育の現場に生き生きとした教育効果が上が...全文を見る
○海部国務大臣 一回国会を通ってしまいました法律に関しましては、議員立法だからどうの、政府提案だからどうのということを議論して法律の内容について云々する気持ちは毛頭ありませんけれども、政府提案だそうでございます。
○海部国務大臣 私はその点をむしろ御理解いただきたいと思うのでありますけれども、第三次の給与改善の内容の中で主任の制度というものは、主任という人になってもらうとそれだけやはり指導、助言といいますか、普通の授業だけよりも幾らか時間的にも、気持ちの上でも御苦労願うわけでありますし、う...全文を見る
○海部国務大臣 これは私の立場、私のいま考えておることというのもきちんと申し上げませんと、何を考えておるのか、どこが食い違っておるのか御理解いただきにくいと思いまして申し上げておるので、決して私が独善で、私が善で木島委員が悪でなんということは毛頭考えておりませんから、そういうこと...全文を見る
○海部国務大臣 いずれこの法案はやはり国会の御審議を願うわけでありまして、いろいろな国会の意思の決定というものにこれは当然従うわけでありますけれども、政府といたしましては、いろいろなことを考えた結果こうするのが一番ふさわしい、それから処遇を改善してできるだけのことはした方がいいと...全文を見る
○海部国務大臣 対話と協調は口先だけではないわけでありまして、私もきょうまでできる限りの時間を割いていろいろな各界の人々の御意見を承りながら、きょうまでの経緯等もいろいろ研究したり振り返ったりしておるわけでありまして、これからもその方針できちんとやってまいりますから御理解をいただ...全文を見る
○海部国務大臣 衆参両院に御提出になったことは私も承っておりますが、前国会で廃案になりましたものと同じ内容の給与法を政府としては衆議院の方へお願いしておるわけでありまして、これはあくまで国会の御審議を待つということでありまして、希望を言わしていただくなれば、やはり人事院の勧告に基...全文を見る
○海部国務大臣 見通しのことについてはこれは何とも申し上げられません、国会の御審議をまつわけでありますから。私としては、あの法案が年度内に成立するように心から願って出しておるわけです。それでは対話と協調の中身はどうかとおっしゃいますが、これもいろいろの長い間の経緯があった問題であ...全文を見る
○海部国務大臣 その時点がどういうことになりますか、注意深く見守っておらなければならぬと思いますし、私の方としては、その時点になっても、いまの法律の真意を御理解いただいて、よし、わかった、通してやろうと言っていただけることを期待しないわけにはいきません。その時点、その時点、どうな...全文を見る
○海部国務大臣 第一次の分はおっしゃるように要望をしてあるんだそうでありますが、その法案の見通しその他についてどうなるか全くわからないという現状でありますので、第三次の第二次分というのについては要望がしてないということだそうであります。なお詳しいことは政府委員から聞いてください。
○海部国務大臣 これは教育全般をどう改革し、どうして国民全部の期待にこたえていくかという角度からの受けとめでありますから、これはやはり教育行政を担当するという、そしてその担当しておる教育そのものはすべての国民が大きく関心を持っておる課題であるというふうに私は考えますが。
○海部国務大臣 それだけかどうか、やはり教育全体が目指しておるものということがこれに出てくるわけでありまして……。
○海部国務大臣 だから「この国民的な重要課題」という「この」というのは、いままでずっと述べたことを指すものだと思いますが。
○海部国務大臣 そういうことでございます。
○海部国務大臣 これはやはり資源に恵まれないわが国が発展していくためにはいろいろの教育の普及充実がもちろん必要でありますし、新しく開発されてくる科学技術についても研究を一段と深めていかなければならない、そういった意味が含まれておることはそのとおりだと思います。
○海部国務大臣 もし御指摘のようにそういう産業経済のことばかり考えておるようなことを願っておるとすれば、「世界諸国との協調のもとに、」という協調は図れないと思いますし、「世界の平和と繁栄に貢献していくためには、」この日本がどうなっていかなければならぬか。ここには書きませんでしたけ...全文を見る
○海部国務大臣 日本国憲法と教育基本法の目指すもの、それが教育の基本理念である、私はこう理解をいたします。
○海部国務大臣 教育勅語が衆参両院でそれぞれ失効、排除の決議を受けてすでに存在しないことは自明の理でございますし、それを受けて、いまの教育基本法というものがあくまで教育の基本的なものである、こういうふうに私は理解しておりますから、その点においては全く一致しておると思います。
○海部国務大臣 私はこう思うのです。教育勅語は失効し、排除されても、教育勅語によってできたものではなくて、それ以前からあった。やはり親孝行とか兄弟仲よくしようということは、教育勅語が制定されるもっと前からあったものでありまして、だから教育勅語に書いてあったから守らなければならぬ、...全文を見る
○海部国務大臣 私は最初申し上げたように教育勅語全体を、すでに失効、排除の決議も行われ、そのときに存在がなくなっておるものだ、こう理解をし、認識をしておりますが、福田総理も、教育勅語をもう一回大事にしろとか、そんな角度で物を言っているのでは決してないと思います。  それから、私...全文を見る
○海部国務大臣 これは、いまの日本国憲法は三権分立でやっておるわけでありまして、いまの日本国憲法に準拠し、教育を立てていく上において、教育を第四権というふうに直ちにとるわけにはいかぬと思いますし、その思想をあらわしておるのではないのではないか。なぜならば、憲法をもとにしてできた教...全文を見る
○海部国務大臣 確かに第十条の考え方を読んでいきますと、一部の人に奉仕するのではなくて、国民全体に対して直接に責任を負うということになっておりますが、これはぼくはそこでもって直ちに四権分立だとは、最初申し上げたように……(木島委員「的思想を含んでいる」と呼ぶ)ですから、これを司法...全文を見る
○海部国務大臣 教育基本法改正の問題については私は何も聞いておりません。
○海部国務大臣 立法論としてどのようなことが議論されておったかということを私は全部知っておるわけではございませんけれども、いま幾ら記憶をたどってみても、私が国対委員長在任中もそのような話を聞いたことはありません。先ほど申し上げたとおり、いまはもちろんございません。
○海部国務大臣 私は憲法と教育基本法の上に立って進めていきたいと思っています。
○海部国務大臣 おっしゃるように三十年目を迎えており、そして第三の教育改革とも言われるほど、いまいろいろなところに、小さい芽ですけれども教育改革の芽が出始めておる。これは戦後三十年、各界の人がいろいろ議論をされたその議論の結晶が出てきておるわけでありますから、当面問題になっており...全文を見る
○海部国務大臣 やはりいまのままでよほどいけないところがあるなれば、いろんな角度から研究をしたりしなければいけませんけれども、三十年を踏み台にそのテーマをしほられてやるという考えは、せっかくのお申し出でありますがいまのところございません。
○海部国務大臣 私がいま考えておりますことは、永井文部大臣時代に整理された学制改革の四つの柱は、私なりにもこれは間違っていないと理解をしておりますし、先ほども申し上げたように、これは永井文部大臣よりもっと前の大臣のころ、各界の人々の審議、御協力を経て芽が出始めてきた問題もあり、教...全文を見る
○海部国務大臣 明治の初めに学制改革が最初に行われまして以来、義務教育の普及率が世界で一、二を争う、すでにもう九九%を超える普及ぶりである。養護学校の義務化によってこれが一〇〇%に到達すると思いますし、それから中等教育の後期である高等学校には九二・六%の人が進学できるようになった...全文を見る
○海部国務大臣 簡単にそういうふうに表明されますけれども、大学入試制度がわれわれの願っておるとおりに変わっていくことによって、そして国公私立すべての学校が共通第一次試験に参加してくださると仮定をいたしますと、その出題範囲が限定されれば、今度は高校生活というものがいまのように受験術...全文を見る
○海部国務大臣 これはもう長年にわたり各界の方の御議論をいただき、そしてようやく国立大学協会のいろいろな調査研究の努力の結果の積み重ねが実ったわけで、ここへ至るまでにも十年を超える期間があったことは御承知のとおりでございます。そうして、五十四年の第一次試験からこれができるという確...全文を見る
○海部国務大臣 でき得る限り早くということは私も肝に銘じておるわけでございますが、一つ言えることは、その五十四年のためにことしも八万人の人を対象に統一一次試験の試行をいたします。そういたしますと、高等学校の教育課程を誠実に努力しておれば必ず解けるんだなという安心感を与えることがで...全文を見る
○海部国務大臣 このことに関しては、熱意においては人後に落ちないつもりでおりますが、いろいろな問題がいっぱいございまして、それじゃどこからどう手をつけたら手のひらを返すように変わるかという問題になりますと、いろんな角度からの御意見がございます。そこで私どもとしては、それらの御意見...全文を見る
○海部国務大臣 これは、先ほどから申し上げておりますように、いろいろな問題の中で、まず入試地獄とか入試戦争というようなものを解消しなければならぬというので、五十四年から国立大学、公立大学の共通一次試験に踏み切っているわけでありまして、十年かからないでも、その五十四年の成果を見てい...全文を見る
○海部国務大臣 八年間ほってあったということは残念ながら知りませんでしたので、きょう、御議論を聞いてさらに研究をし、やることがあれば当局とよく相談をし指示をしてやっていきたいと思います。
○海部国務大臣 御指摘のように、各界におけるいろいろな弊害をできるだけ取り除いていかなければならぬことは御承知のとおりでありまして、そういったものを調査して取り寄せて、総合的に一回、どこをどうして、どう改善していくかということは十分に検討さしていただきます。
○海部国務大臣 移転します跡の利用の問題だと思いますが、そうじゃありませんか。
○海部国務大臣 直接塾を担当する部局というのは、ちょっと私はいまぴんと思い起こせませんが、大臣官房の方で塾の実態の調査等のことは所掌しておると思いますので、官房からお答えをいたします。
○海部国務大臣 学習塾というものについて、どこが管轄をして、どこがどうするかということが確立をされておらぬわけでありまして、まことに申しわけありませんけれども私もそういうふうな理解しかしておりませんでした。しかし、学習塾というものが現にあって、いろいろな社会問題になっていることは...全文を見る
○海部国務大臣 就任しましたときに、すでにそういう実態調査が行われており、そしてその結果の集計がまとまるという話を聞きましたので、私は一刻も早くその調査の結果がまとまり、実態を正確に把握して、それに対処する方策を検討していきたい、こう思って、調査結果が早く出るように待っておるとこ...全文を見る
○海部国務大臣 御指摘のように、タイミングが必要であることはよくわかっておりますので、全力を挙げて努力して、三月中に何らかの形でまとめを御報告できるようにいたします。
○海部国務大臣 塾の実態の一部について、特に進学塾については、私は望ましいことだとは受け取っておりません。そして、できればこれは、塾というものは必要性があっていまあるわけですから、どこにどういう必要性があったのだろうか、なぜそれだけの出費を負担してまで親は子供を塾に通わせるのだろ...全文を見る
○海部国務大臣 御指摘のように戦後一時期医科系の大学の新設がなかったがために日本における医師の需要といいますか、それが数において不足をしておる。大体私どもが目標としておりますのが、人口十万人に対して百五十人というところに一応のめどがあるわけでありますけれども、それを達成するために...全文を見る
○海部国務大臣 これはきょうまでのいろいろな経緯があったようでございますので、その間の経緯等を踏まえて、タッチしております政府委員にお聞きいただいた方がよくおわかり願えると思いますので、大学局長からお答えいたします。
○海部国務大臣 勤労青年に高等教育を受けてもらう場をできるだけ設けていく、これは私は方向として全く正しい方向だと思っておりまして、現在夜間部を設置しておりまする国立大学あるいは昼夜開校制という実験的な制度をとりました大学がございますけれども、そういったところでいろいろな研究とか試...全文を見る
03月01日第80回国会 衆議院 決算委員会 第4号
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○海部国務大臣 昭和四十九年度文部省所管一般会計及び国立学校特別会計の決算の概要を、御説明申し上げます。まず、文部省主管一般会計の歳入につきましては、歳入予算額五億八千十一万円余に対しまして、収納済歳入額は七億二千九百八十三万円余であり、差し引き一億四千九百七十二万円余の増加とな...全文を見る
○海部国務大臣 お尋ねの、中国からの引き揚げ者の子女教育につきましては、学齢期にある方は小学校及び中学校において、その年齢に応じた義務教育を受けることになっておりますが、学校の生活に適応するまで、一時的に下の学年に編入されるなどの措置もとられておると存じます。これら引き揚げ者の子...全文を見る
○海部国務大臣 それは、それぞれの地域の学校でできるだけ特殊事情を考慮し配慮をして、そういった置き去りにならないような創意工夫をしていただくといいますか、努力を傾けていただくのが、いま考えられることでございますけれども、きょうまでのいろいろなやってまいりました施策、それからその研...全文を見る
○海部国務大臣 御指摘の点に関しましては、私どもも全く同じような方向で考えておるわけでありまして、ですから理想を申しますと、日本で義務教育に携わっておっていただくその教員が、日本の学校で使っておると同じ教科書で指導をし、教育を続けてもらうことがすべての人に行き渡れば、これがやはり...全文を見る
○海部国務大臣 御指摘の点は、数字の上から伸び率とか、あるいはパーセンテージだけながめますと、そのような御指摘をされる面も確かにございますけれども、先生よく御承知のように、文教予算の中に占めます人件費の割合というのが大体七〇%、そして人件費の伸び率というものが特に去年、ことしは比...全文を見る
○海部国務大臣 御説明いたします。  外国人留学生の現状は、地域といたしまして、やはりアジア地域からが一番多いわけでありますが、地域比率から申しますと八〇%、うち、国費で来ておる者が六百二十六名、私費が三千八百四十四名、合計四千四百七十名となっております。中近東は国費の者が四十...全文を見る
○海部国務大臣 御指摘のように国費の留学生の数をふやしていきたい、こういう考えは私どもも当然持っておるわけでありまして、今年度国費外国人留学生の枠は五百十名受け入れることといたしました。  ただ、問題は先生御指摘のその手当が六万なり八万なりではいけないのではないか、御指摘のとお...全文を見る
○海部国務大臣 総体の予算額は、今年度三十二億六千万円となっております。
○海部国務大臣 先生御指摘のように、寄宿舎に入ることのできる留学生は、いま二三%でございまして、やはりこういつたものは増加していかなければならぬこと、これは当然のことだと受けとめておりますし、私といたしましても、この改善のためには、やはり全力を挙げてやっていかなければならない、こ...全文を見る
○海部国務大臣 詳細なことで、私、ちょっとここに手元に資料がございませんので、政府委員からお答えをさせていただきます。
○海部国務大臣 御指摘のように、私立の医学部、歯学部の入学時の寄付金が必要以上に多額になっておるのではなかろうか、あるいはその徴収方法等に不明朗な点があるのではなかろうかというような角度から調査をいたしましたが、先生御指摘のような数字の結果が出てまいったわけでございます。  文...全文を見る
○海部国務大臣 つい最近も、管理局長と歯学協会、医学協会の代表者と、そういった問題についていろいろと詰めたやりとりをしておりますので、当事者の管理局長から詳細を御説明いたしたい、こう思います。
○海部国務大臣 いろいろなことを調べ上げて、その方向で私としてはできるだけ研究を続けてまいりたい、こう思います。
○海部国務大臣 これは、入学の条件として高額なものを裏口から要求するというのは、これは私はよくないことだと思います。それから、学術研究のために、学校運営のために、個人が余裕のあるものを自主的、自発的に寄付をするということは、これは悪ではないと思います。そのどこへ線を引いてどうする...全文を見る
○海部国務大臣 きょうまでは、ですから、そういう望ましくないことは、やってもらってはいけないという自粛の強い要請を何回もしてきたわけでありますけれども、今後はそういったことが絶対に起こらないように、どうしたらいいかということを現在、担当局長と当該の歯学、医学の協会の代表者との間で...全文を見る
○海部国務大臣 御指摘のような方向で検討さしていただいておりますし、また、できるだけそういう方向に沿ってやっていきたいと私自身考えております。
○海部国務大臣 私学振興助成法に基づきまして多額の助成を私学にはするわけでありますから、当然その助成が効果を上げるように、あるいはそれが有効に使われるように願うのは、国民ひとしくの願いだろうと思いますし、同時にまた、そういったことをしながら、自粛を要請しておる入学金の強要の問題を...全文を見る
○海部国務大臣 もうこのようなことが起こらないようにしたいし、また私学の経営者の皆さんにもわかってほしいということは、私、再三申し上げてきましたし、起こっておる出来事は好ましいことではないということも何度も言ってまいりました。したがいまして、私はそういったことが起こらないように、...全文を見る
○海部国務大臣 問題を一つ一つ取り上げて、これは教育を荒廃させておるかどうかというような枝葉の議論をしていきますと、確かに私はよくない面がたくさん目にもつきますし、日々の新聞の投書欄等を見ましても、心が寒くなるような投書もよくございます。あるいは、たまたまきょうの朝、教育に関する...全文を見る
○海部国務大臣 私は、戦後の六・三・三制というものと日本の高度経済成長路線というものと、これは次元が違う問題だととらえておりますので、だから、高度経済成長がどうなろうとこうなろうと、六・三・三制というものが、どういう足跡を残して義務教育を普及してきたか、いかにして人間教育をやって...全文を見る
○海部国務大臣 おっしゃるような気持ちを持っておりますし、また御承知のように、幼稚園とか小学校とか付属の中学校までは、抽せんの制度というようなものもできるだけ普及をいたしまして、それがいまの受験のための悪い影響を象徴するようなところにさせたくないということでございます。
○海部国務大臣 第一は、具体的な事例として合格者の自殺事件についての感想はどうか、こういうお尋ねでございますけれども、私は、あの報道を目にいたしましたときに大変心の痛むものを覚えましたし、そういったようなことは教育の機会均等という面から見ても、あるいは選抜の公正という面から見ても...全文を見る
○海部国務大臣 一片の通達だけで片がつくというように安易にも考えておりませんし、また、たまたまこのような社会的な問題にまで発展いたしましたことは、私たちのいま考えておりますことの重要性というか、問題の根の深さというものを改めて厳しく受けとめざるを得ないわけでありまして、あらゆる方...全文を見る
○海部国務大臣 御指摘のように、私学振興助成法というのは、私立学校に経常費を助成しよう。法律には二分の一以内ということになっておりますけれども、昭和五十二年度の予算案に組み込みました額を申し上げますと、私立大学関係に千六百五億円でございます。これは、今年度と比較いたしますと、財政...全文を見る
○海部国務大臣 最初に、ちょっとお断り申し上げますが、私が申し上げました数字は今年度の予算と、それから五十二年度の予算案に組み込みました経常費の伸び率を比べて二四・四%伸びたと、こう申し上げたわけでして、いまの委員御指摘のことは、千六百五億円が経常的経費の中に占める割合という観点...全文を見る
○海部国務大臣 これは立法の精神でもございますので、できるだけ早く達成したいというのは当然のことでありますから、皆さん方の御協力を得てというか御理解をいただいて、この政策が本当に早く所期の目標を達成できますように、今後とも大いにがんばっていきたいと思っております。
○海部国務大臣 もちろん教育の機会均等ということに関しては、これは尊重して、その方針で物事がなされなければならない、そういうことで動いておりますが、この私学振興助成法の金額のみならず、たとえば御承知のように育英奨学資金の問題でありますとか、あるいは学校法人がみずからの学校で特殊の...全文を見る
○海部国務大臣 御指摘のようなことに関しましては、返還をされたものを、どう使うかという角度からも、ちょっと問題をながめてみていただきまして、返還されたものはまた新たに後進育成と申しますか、奨学資金を貸与するための資金となるものでありまして、循環運用されていくわけでありますから、多...全文を見る
○海部国務大臣 いまの件に関連して一言だけ発言させていただきますが、先生御指摘のように入学一時金の融資の問題でございますが、これは育英会というのではなくて、当該の学校法人そのものが、これに対する融資の制度を行いますときは、私学振興財団を通じて長期低利の融資の制度を今年度予算から始...全文を見る
○海部国務大臣 せっかくの御提言でございますが、いまのところ、その方法では考えておりません。
03月01日第80回国会 衆議院 予算委員会 第16号
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○海部国務大臣 新井委員御指摘のとおりに、昭和四十七年度に、溶接の基礎的研究を推進する体制を整備する必要を認めまして、大阪大学に、溶接工学に関する総合研究を目的として、この分野に関する研究者に広く共同利用させるための全国共同利用研究所としての溶接工学研究所を設置し、進展に応ずるよ...全文を見る
○海部国務大臣 ロッキード事件が出ましたときは、私は官房副長官でございましたので、国民の皆さんがこれほど大きな疑惑を持たれた事件でありますから、きちんとできるだけ早く解明をしなければならぬ、こういう心構えで努力をしてまいりましたが、文教の責任者としてどう思うかと仰せられましても、...全文を見る
○海部国務大臣 お金が幅をきかせ過ぎる社会は間違いであるということは私常々考えてきたことでありますが、社会の中でお金で解決ができるんだというような風潮がだんだん強まってきた、そういったことは望ましいことではないということをきちんと自覚をすることは国民として必要な、そして大切な資質...全文を見る
○海部国務大臣 これはそれこそいろいろな複雑な要因が絡み合って、金さえあれば、物さえあればというような風潮が生まれてきた。何がその一番の原因で、何が転機でそうなってきたかというようなことは、ちょっと私はいまここでつまびらかにできませんけれども、やはりいろいろなことがこんがらかって...全文を見る
○海部国務大臣 これは、文教行政を外れて大変大きな国全体の問題になるわけでございますけれども、私の感じを率直に申し上げると、一時期日本が戦後復興のために経済の向上に力を入れた。私はそのこと自体は間違っていなかったと思いますが、ただ、その高度経済成長政策の中で、ややもするとお金、物...全文を見る
○海部国務大臣 戦後の意識は、国あってというよりもむしろ個人の権利が非常に強く主張される風潮になっており、お金が幅をきかせ過ぎると私が申し上げましたのも、国がお金持ちになるということよりも、自分が個人としてお金が入れば、自分中心のお金とか自分中心の物とか、あるいは自分さえよければ...全文を見る
○海部国務大臣 御承知のように、戦後の教育は、教育基本法に基づいて、これを理念として行っておりまして、その第一条で、やはりあくまで人格の完成を目的とするのが教育でございますから、御心配いただくような産業界の要請とかそういったことではなくて、すべての国民の皆さんに人格の完成を目指し...全文を見る
○海部国務大臣 教育の問題はいろいろなところに解決をしなければならぬことが山積しておりますが、私は昨年の暮れに永井前大臣より引き継ぎを受けまして、そのとき、長い間議論は続くけれども、どうしても芽が出かかっておるものだけは誠実にこれを育てていかなければならぬ、こういう決意をしたわけ...全文を見る
○海部国務大臣 御承知のように、ただいまは新しい戦後の学制が始まって三十年目だと言われておりますけれども、この三十年目に第三の学制改革とも言われるような大きな学制改革の仕事に取り組まなければならぬということで、各界の方々にいろいろな御努力を願って、いまそれが緒につき始めておるわけ...全文を見る
○海部国務大臣 これは鶏が先か卵が先かというような議論を、私なりにこちらが先だと割り切ってしまうようなお答えになるかもしれませんけれども、要は、入学試験の問題にしてもあるいは有名校偏重の問題にしましても、結局は、将来、学校を出てから自分の生涯が有利になるためにというようなことがど...全文を見る
○海部国務大臣 これは現在の学校教育がそれぞれの段階で持っておりますいろいろな問題点を取り上げて、なるべく一人一人の子供の個性に応じて、教育といいますか、あるいは無限の可能性を秘めておると言われる子供の能力をどのようにして開発していったらいいのか、どうしたらまた開発していけるかと...全文を見る
○海部国務大臣 義務教育のこれは制度の根本に触れる問題でございますけれども、先生御承知のように、六・三制の出発に当たって、それまで六年であったのを九年間とし、そして五十四年度から発足します養護学校の義務化によって義務教育の制度というものが完全なものになる、こういう努力目標を置いて...全文を見る
○海部国務大臣 義務教育というものについて、やはり現在の法律が定めております六・三・三制に基づく九年というのが、いまの国の法律上の姿であることは、先生御承知のとおりでありますが、ただ、方向として、初等中等教育の教育課程審議会の答申の中でも、中学校、高等学校の教育課程の内容まで一貫...全文を見る
○海部国務大臣 高校の三年制につきまして、もう希望する能力のある人が皆入れるような準備をしていこうという基本的な心構えでおりますことは、これは先生の指し示していらっしゃる方向と、言い方が下手なのかもしれませんが、よく似ておると思うのです。     〔大村委員長代理退席、委員長着...全文を見る
○海部国務大臣 御指摘のように、国立大学が開かれたものにならなければならないということは御指摘のとおりでございまして、ただ先生、ちょっと申し上げさせていただきたいのですが、国立大学では現在夜間部を置いております学校数は九つ、学部の数で十二、短期大学では二十、学科の数では五十六、そ...全文を見る
○海部国務大臣 これは制度の根幹に触れる大きな問題でありますので、せっかくの御提言でありますが、直ちにここでどうとかこうとか御返答を申し上げるまだ結論を出し得ませんので、私としてもいろいろ考えさせていただきたいと思いますが、しかし、そういう構想で考えておるのが、実は放送大学という...全文を見る
○海部国務大臣 学歴偏重社会を何とか打破したい、そういう大きな目標を立ててとりあえずとっかかることのできる指定校制度の廃止を企業側にお願いしたり労働大臣に協力をお願いしたり一生懸命やっておりますが、ただいまの先生の御提言につきましても、私ここで直ちに何とも申し上げられませんが、い...全文を見る
○海部国務大臣 形式的に卒業資格を取るだけの学生生活の内容の実態とか、あるいは形式的に取りました肩書きが必要以上に幅をきかせ過ぎる、そういったことの弊害を私は打ち破っていきたいと盛んに主張しておりますから、先生の御質問の真の意味もただ単に肩書きや形式を取るためにやるのじゃなくて、...全文を見る
○海部国務大臣 雪が解けたら水になると私は答えると思いますが……。
○海部国務大臣 大変これはむずかしい問題でございまして、特にいまの先生御指摘の、雪が解けたら何になるかと言われ、私は水になると答えたわけでありますけれども、子供の段階で基礎的、基本的なことだけはしっかりと教えておく、覚えておってもらうということは、その人のためになるという角度で教...全文を見る
○海部国務大臣 御要望の趣旨に従ってよく実態を私も調べてみますけれども、ただ、警察の問題については、これは所管外でございますので、でき得れば全国で行われておりますように平穏に行われるためにはどうしたらいいかという角度から私は考えさせていただきたいと思います。
03月01日第80回国会 参議院 文教委員会 第3号
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○国務大臣(海部俊樹君) 第八十回国会におきまして、文教各般の問題を御審議いただくに当たり、所信の一端を申し述べます。  本年は、戦後、新しい学校制度が発足してから三十年目を迎えます。この間、国民の教育に対する熱意と関係者のたゆみない努力によってわが国の学校教育は、着実な普及発...全文を見る
03月02日第80回国会 衆議院 文教委員会 第3号
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○海部国務大臣 文教の担っております役割り、国家、国民の将来に対する大きな責任、そういった見地から、曽祢先生御指摘のように、民社党が国の予算に占める文教費の割合をこれぐらいにしたらどうかという御発表をなさっておりますことは、私も承知いたしております。同時に、現実に私どもがいま確保...全文を見る
○海部国務大臣 御指摘のとおりに、教育の場が中立的で、静かで、そして少なくとも大人の世界の騒音やイデオロギーによって対立、激化させられてはいけないとおっしゃる御指摘は私も全く同感だと申し上げさせていただきますし、私自身も、やはり教育の場にはそういったものは持ち込まれてはいけない、...全文を見る
○海部国務大臣 御指摘のようにいま塾の存在についていろいろな角度から批判と議論がなされておりまして、私は、受験戦争を激化させるような大変な原因になっている塾の、特に進学塾の受験突破のための術を教えるようなやり方は全く好ましいものではないという基本認識を持っておりますが、いま先生御...全文を見る
○海部国務大臣 そういう言葉があるということは私も知っております。
○海部国務大臣 古くから「教育は人なり」と言われておりますように、やはり現場の先生の行動、人格、そういったものに教育が大きく影響されることは御指摘のとおりでございまして、私たちはそういう意味から人材確保法案を通じて教職員の皆さんの待遇改善に努力しつつ、現場における先生の行動に厳し...全文を見る
○海部国務大臣 具体的な数字、計画につきましては、政府委員の方から答えさせていただきます。
○海部国務大臣 幼稚園と保育園の問題は、御承知のように厚生省と文部省との所管が違うということや、あるいは幼稚園の方は幼児の学校教育を施すものである、保育園の方は社会福祉施設として親から保育に欠けるものとして頼まれて保育をするところであるというようなことでばらばらになっておったので...全文を見る
○海部国務大臣 御指摘のように、高校の進学率が最近非常に高くなって、全国で平均しますと九二・六%の人が進学をしておる。おっしゃるように、入学希望者の九八・四%であったと思いますが、合格をしておる。ほとんどその希望する能力ある方すべてが高校には進んでいらっしゃる現状でありますが、特...全文を見る
○海部国務大臣 御指摘のように、職業高校における教科課程の内容におきましても、やはりこの間の教育課程審議会の答申では、基礎的、基本的なことを精選して十分に理解できるように、こういう趣旨の答申が出ておるわけでありまして、ただ私はもう一つ別の角度から申し上げますと、やはり職業高校とい...全文を見る
○海部国務大臣 専修学校制度というのはもう御承知のように発足したところでございますけれども、けさの報道等見ましても、専修学校の最初の卒業生が就職率が非常に上がったというような報道もございましたが、やはり自分の技術、自分の職業における立場というものがそれによって非常に実力をつけ、有...全文を見る
○海部国務大臣 御指摘のように、国公私立大学の格差を是正しなければならないということで、前文部大臣も富士山よりも八ケ岳ということを申しましたように、それぞれの特色、それぞれの個性を発揮して学校が充実、拡充されていくことを願っておるのが基本であることは申すまでもございません。  ...全文を見る
○海部国務大臣 このことに関しましては、ここで三年以内にやりますとか五年以内に行きますと申し上げられると非常にいいと思うのでありますが、残念ながら現状を正直に申し上げますと、私学振興助成法が始まって今年度の予算編成に当たりましたときは第二年目でございまして、今年度の実績で申します...全文を見る
○海部国務大臣 御指摘のように、大学の入学試験の制度というものを改善していかなければならないということは、先生御指摘のとおりでありまして、これは昭和四十六年でございましたか、大学入試改善会議からの報告に沿って国立大学協会がいろいろな角度から調査検討を重ねられた結果、国立大学共通第...全文を見る
○海部国務大臣 新自由クラブの発表されております案については、これは私も十分慎重に検討をしなければならないと受けとめてはおりますが、しかし現在の高等学校の制度というものが、高等学校の課程を終われば大学入学試験の受験資格を一様にすべて保障しておる制度でありまして、それがただ一回のペ...全文を見る
○海部国務大臣 英語の大家でいらっしゃる先生からむしろいろいろ御意見を承って、文教行政を進めていく上の参考にさせていただきたいと思って聞いておったのでございますが、基本的に英語教育は読むことと書くことに非常に力点を置いて、話すこととか聞くことに非常に弱いのではないかという指摘、批...全文を見る
○海部国務大臣 最初の学歴社会についての御指摘でございますけれども、私は先生の御発言の趣旨と全く同じ方向で考えております。昨年の暮れに文部大臣を拝命いたしました。前大臣から事務引き継ぎを受けましたときに、四つの問題点を私に指摘され、それが教育改革の四頭立ての馬車と世間では言われて...全文を見る
○海部国務大臣 教員養成の問題につきましては、幅広い教養のある人材を求めるという見地から、いわゆる国公私立大学のレベルでこれを行うことといたしますほか、特に義務教育教員につきましては、それにふさわしい資質、能力のある教員を相当数安定的に供給できるよう、各都道府県ごとに教員養成を主...全文を見る
○海部国務大臣 私は、ただ何でも古くなって役に立たなくなったものは壊して、どんどん合理的につくりかえていけばいいというだけでは、これは民族の伝統を守ったり心の豊かさを残していくためにいけないのではないか。そういう観点から、やはり由緒ある町並みを保存するとかあるいは歴史的な景観の保...全文を見る
○海部国務大臣 日本学校安全会の方から取り寄せました数字によりますと、先生が例示的に言われました昭和五十年負傷並びに疾病が八十九万四千九百三十件。そのうち疾病が五百六十八件、死亡が二百四十七件、御指摘のような数字になっております。  なお、年別の詳しいことが御入用でしたら、政府...全文を見る
○海部国務大臣 そのような事実が起こっておりましたことは、私も報告を受けまして承知をいたしておりますし、その事柄そのものに焦点を当てて考えますと、やはりこれは大変心痛む出来事だというふうに私も率直に受けとめております。  現在、そういったものに対する給付の状況等がどうかというこ...全文を見る
○海部国務大臣 そのことにつきましては、きょうまでの長い間の経緯もいろいろあってでございますので、政府委員の方からお答えをさせていただきます。
○海部国務大臣 第一の点につきましては、先ほど私が最初にお答え申し上げましたように、個々の事例を私もいろいろ報告を受けて聞いております範囲で申し上げると、やはり非常に心が痛む問題でありまして、いまの制度の中で、いまやり得る範囲の中でできるだけのことはしたいという姿勢で、学校安全会...全文を見る
○海部国務大臣 ただいまの御質疑を承りまして、私どもが、海外に出ております日本人の子女の教育に関しまして日ごろとっております基本的な態度は、要するに日本における義務教育年齢と同じ層の人も、いまずいぶん国際交流が盛んになって海外に出ていらっしゃるわけでありますから、その人にはなるべ...全文を見る
03月02日第80回国会 衆議院 予算委員会 第17号
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○海部国務大臣 御指摘の問題に関しましては、私は、教育の機会均等という立場とか、あるいは入試選抜の制度が世の疑惑を受けないという角度から見ても、入学時に多額の寄付金を条件として強制することは明らかに間違っておる、こう考えております。ただいま先生御指摘の数字は、私も手元にいま取り寄...全文を見る
○海部国務大臣 お答えにならぬかもしれませんけれども、私は、実はこういつたものは減るのがあたりまえだと思うのです。助成がどんどんふえるわけでありますし、そして今年度でも、先生御承知のように、私学振興助成法の精神に基づいて、この財政事情の中で五十二年度予算では千六百五億円処置をいた...全文を見る
○海部国務大臣 御指摘のとおりの精神でやってまいりますし、特に最近社会問題ともなりました悲しむべき事実等もございましたので、文部省といたしましては、当該学校のみならず協会と再三出会いまして、本当にこれが機会となって——すでに手おくれかもしれぬけれども、しかし、いまからでもまた改善...全文を見る
03月03日第80回国会 参議院 文教委員会 第4号
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○国務大臣(海部俊樹君) 私は、昨年の暮れに文部大臣を拝命いたしまして、前大臣の永井さんからいろいろな文教行政の現状と問題点のお引き継ぎをいたしました。そのときに永井大臣が私に示されたことに、戦後三十年を迎えて、いま第三の教育改革とも呼ばれる大きな曲がり角に来ておる。しかも、先人...全文を見る
○国務大臣(海部俊樹君) これは、教育の目的は、やはり教育基本法に書かれておりますように、人格の完成を目指して行うものでありまして、人間の持っておるいろいろな資質とか能力とかいうものを啓発していくわけでありまして、先生御指摘のように、その能力に応じて教育を受けた国民が、何らかの立...全文を見る
○国務大臣(海部俊樹君) このことに関しましては「第三次の給与改善を引き続き進める」というふうに私は書いた中に、結局その第三次給与改善の一環として主任のことも含まれておるというふうに御理解をいただきたいのでありますが。
○国務大臣(海部俊樹君) ただいまいろんな方面から御指摘の主任制度の問題につきましては、私もこれはいろいろな情勢を判断したり、考えたり、人の御意見も十分いろいろ承ってきたつもりでございますが、お言葉を返すようでまことに申しわけありませんけれども、私が大臣に就任いたしまして以来、い...全文を見る
○国務大臣(海部俊樹君) 私が直感で感じますことは、学歴というものがいま必要以上に幅をきかせ過ぎておる。そしてその学歴が一人歩きをしますから、いろんなところで著しい不公平も起こっておるのではないか。入学試験が有名校偏重になりますのも、その他いろいろな教育上好ましくない影響がたくさ...全文を見る
○国務大臣(海部俊樹君) 最初に申し上げましたように、こういった問題の弊害が指摘されてずいぶん長いわけでありまして、私のできる範囲のところで、とっつくことができる問題からひとつぶつかって改善していこうという気持ちで取り組んだわけでございまして、いま先生御指摘のようないろいろな問題...全文を見る
○国務大臣(海部俊樹君) 御指摘いただきましたいろいろな点は私どももお願いをいたしたいことでございまして、やっぱり世論の協力が必要だと申し上げますことは、みんながそういう気持ちになって、さあこの問題と取り組もうということになっていただくと、事が前進していくというふうに私は判断する...全文を見る
○国務大臣(海部俊樹君) 入学試験制度、大学だけのみならず、高等学校の方にも力を入れよという御説は、私もいまここで拝聴いたしておりましたが、学校群の問題につきましても、全国で行われているところ、行われていないところ、それぞれ地域の実情を考慮して判断されておると思いますが、いまここ...全文を見る
○国務大臣(海部俊樹君) 御指摘の問題につきましては、これは私は、決して入学時に多額の寄付金を条件として取るようなことは好ましくないということで、かねて文部省が強く学校当局に自粛を求め続けてきたということは当然のことでありますし、また、こういったことが行われないようにするためには...全文を見る
○国務大臣(海部俊樹君) いろいろな角度からの御意見でございます。  私は、やっぱりたとえば奨学金の制度等につきましては、おっしゃるように毎年毎年できるだけふやすというだけじゃなくて、私学と国公立との割合をどの辺に持っておくのが理想目標かということぐらいは、少なくともわれわれで...全文を見る
○国務大臣(海部俊樹君) 昨年の暮れに文部大臣を拝命しましたときに、私は、教育というものがいかに大きい、いかに重い責任を持つものであるか、それは将来の日本国民として心身ともに健全で、しかもいまいろいろなところで指摘されておりますような問題、たとえば知育、徳育、体育の調和のとれた人...全文を見る
○国務大臣(海部俊樹君) 任命権者があるわけでありますから、任命権者が私に文教行政をと言われたのでありますけれども、私は、その途端に私も積極的に進んで、喜んで一生懸命やらしていただきますと、こうお受けをしたわけでございます。
○国務大臣(海部俊樹君) 金と物とが必要以上に幅をきかせて、金と物がすべてを片づけるような金銭万能の風潮というものは間違っておる。私もそう思いますし、これは私もここでいま御質問をいただいたからお答えをしておるわけじゃなくて、私自身がまだ文部大臣になります前の、昨年の自分の衆議院選...全文を見る
○国務大臣(海部俊樹君) こういった社会風潮の是正のためにはいろいろな角度からいろいろな立場でやはりみんながみずから正すべきは正す、みずから律すべきは律していかなければならぬわけでありまして、私は、いろいろな方面のそういった問題に対する反省もございましょうし、また特に当面学校教育...全文を見る
○国務大臣(海部俊樹君) 人確法の主たるねらいは、教育界に人材を確保するために処遇を改善をするということがねらいであったと私は理解しておりますが、それでよろしゅうございますか。
○国務大臣(海部俊樹君) 原因はどこにあるかとの御質問でありますけれども、第三次の第一次分の改善につきましては、昨年法案を衆議院に提出をし、衆議院は通過をいたしましたが、参議院では残念ながら廃案になったわけでございますが、さらにその内容をいろいろ考えてみますと、主任制度という問題...全文を見る
○国務大臣(海部俊樹君) 私どもも、主任になっていただいて、それだけ時間あるいは責任も持っていただくわけでありますから、社会の通念としては、できるだけ処遇をさしていただくということは悪いことではないとわれわれも理解をしておるんでありますけれども、お答えにならぬかもしれませんが、先...全文を見る
○国務大臣(海部俊樹君) 主任の手当とかあるいは主任の制度というものの問題についてこれが管理であるとか、あるいは指導であるとか、いろいろな面からの議論があり、私たちは、教育効果が上がり、学校活動が活発になるという面で必要であるし、いいことだと認めて推進をしようとしておるんでありま...全文を見る
○国務大臣(海部俊樹君) これは法に触れるようなことがあるなれば、それは法に従って厳正に処置されなきゃならぬことは当然なことでありますし、私もそうあるべきだと思っておりますが、しかし、事は教育者のお集まりが計画されたことでありますから、議会制民主主義のとられておる今日でありますの...全文を見る
○国務大臣(海部俊樹君) 願わくば、そういうことをしなくてもいいように組合側が自粛、自戒されることを強く願うわけでありますけれども、しかし、最悪の場合そういう事態が起こりまして、そういったときには私は、やっぱり厳正な処分を教育委員会を通じて行わなければならぬという考えを持っておる...全文を見る
○国務大臣(海部俊樹君) 私の基本的な考えをまず申し上げますけれども、日本国内で行われますことにそんな、あんまりでこぼこ、ばらばらがあるのはよくないわけでありますから、諸沢局長がどういう御答弁申し上げたか知りませんけれども、これはやっぱりいけないという、禁止されておる法律は、根拠...全文を見る
○国務大臣(海部俊樹君) 過去のいろいろの経緯に関しましては、これはもし御必要とあれば再度諸沢局長から答弁をいたさせますけれども、私は今後起こり得べき問題がもしそういうようなことがあるとするなれば、これは各県の教育委員会にきちんと一つの基準なり、指導理念なりを示して厳正にやっても...全文を見る
○国務大臣(海部俊樹君) 突然の御質問でございますし、また私過去の処分の実情等をただいま十分つまびらかにいたしておりませんので、処分権者との権限の問題もあり、また過去、どの程度までさかのぼったらどうなるのかということ等につきましてもよく理解できませんので、このことはひとつ宿題とし...全文を見る
○国務大臣(海部俊樹君) でき得る限りそういう方々の御意見を聞いたり、また、はだで体験させてもらうことが非常に有意義だと私も実は思います。ただ、就任しまして以来は、予算編成があったり、国会があったりいたしまして、まだ学校を私自身が直接訪問をした経緯はございませんが、強いて言えば、...全文を見る
○国務大臣(海部俊樹君) 先生の目指していらっしゃる方向とかお考えというのはよくわかるんでございまして、地熱発電にしろ、あるいは核融合の研究にしろ、これはもうなされなければならぬもので、学術研究のためにそういった分野にできるだけの意を用いておることはこれはそのとおりでございますが...全文を見る
○国務大臣(海部俊樹君) 先ほど御質問の意味を取り違えておりまして、とんだ見当違いの答弁して失礼いたしました。  そういう意味の賞金を考えてやってみないかということに相なりますれば、これは科学技術庁とか通産省とも、それぞれ所管がございますので一遍よく連絡させまして——できますか...全文を見る
03月04日第80回国会 衆議院 文教委員会 第4号
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○海部国務大臣 現在の日本の高等教育は非常な拡大を遂げてまいりまして、進学率が同世代年齢層の約三九%に達しました。この拡大の間に、いろいろな弊害と申しますか是正をせなければならないような点も出てまいりました。たとえばその一つが大学の大都市への非常に過密な集中、あるいはそのために起...全文を見る
○海部国務大臣 地方における整備充実の問題につきましては、たとえば一時期、医師の問題あるいは歯科医を教育する問題について、無医大県を解消しなければならぬというので、医大を持たない各地方の県に国立の医科大学を設置しようという計画がございまして、今年度創設準備に入りました四つの県をも...全文を見る
○海部国務大臣 新制大学における博士課程の設置の問題でございますが、これは高度の専門性を備えた人間の養成、それが非常に必要になってきておるということで、この要請にこたえるために、簡単に申し上げますと、後期三年のみの博士課程、研究科としましては、昭和五十一年度にはお茶の水女子大学の...全文を見る
○海部国務大臣 千葉大学の薬学部につきましては、ただいま御指摘のとおり、いろいろな研究をされ、また生物活生研究所を基礎として非常に特色ある存在であることは私たちも十分理解しております。  そこで、御希望の点に関しましては、御承知のように五十一年に調査をいたしたわけでありましたけ...全文を見る
○海部国務大臣 御指摘のように、医療技術の高度化に伴って資質の向上を図らなければならぬ、こういう目的で看護婦とか臨床検査技師等の医療技術者の養成を目途として、そして大学に設置してまいりました医療技術短期大学部、きょうまでは御指摘の十校であり、今年度は二校でございますが、今後はその...全文を見る
○海部国務大臣 きわめて専門的な内容にわたることでございますので、担当の政府委員から詳細お答え申し上げます。
○海部国務大臣 全体といたしまして、私は、入学試験というものに地獄というような言葉が付せられなければならぬという現実に大変心が痛む思いをいたすわけです。少なくとも現在の入学試験の制度あるがままの中で何が一番ゆがめられておるのだろうか。これは社会の受け入れが学歴偏重だからよくないと...全文を見る
○海部国務大臣 欧米の主要国の大学入学選抜の方法をながめますと、西欧諸国ではいずれも統一的なテストが実施されておりますけれども、そのテストの性格につきましては国によって相違があるわけでありまして、統一テストの成績をもとにして、各大学は大学自身が行うテストとか、あるいは調査書とか、...全文を見る
○海部国務大臣 人間それぞれ個性があり、いろいろな可能性を秘めていらっしゃる存在ですから、それを画一的にするということは方向として正しくございません。委員のおっしゃるように、この共通一次試験の制度というものがまさに全国で画一の問題になると、そういう型にはまったようなことになってい...全文を見る
○海部国務大臣 御指摘の問題を私のいまお聞きしたときに思った率直な実感でお答えいたしますと、やはり大学というものは厳しく、そして大学に入った学生はたくましく、きちっと覚え込んで卒業してもらいたい。だから、入るはむずかしいが出るは簡単であるといういまの実態では、厳しく鍛えられないで...全文を見る
○海部国務大臣 大学における高等教育というものもやはり日本国憲法、教育基本法の精神にのっとって心身ともに健全な国民を育成していくということが目的として行われなければならないのは当然なことでありまして、ただいま御指摘のありました学校教育法に定める大学の目的の規定もそのことをより詳し...全文を見る
03月04日第80回国会 衆議院 予算委員会 第19号
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○海部国務大臣 御指摘になっております私立の医科大学の入学時に、非常に多額の入学金が、あるいはその方法が強制に及んでおるのではなかろうかと疑われるような、あるいは一部において明朗を欠くのではないかという御指摘のあるような点が存在しますことを、大変残念なことですが、私もある程度は率...全文を見る
○海部国務大臣 私どもは私学に対してやはり世間の理解と納得を得るためにも、でき得る限り私学の経営の実情というものはお聞かせを願いたい、こうして担当局長がただいまいろいろな角度から私学の自主的な御協力を強く求めておるところでございます。われわれといたしましても、そういう私学の経理内...全文を見る
○海部国務大臣 先ほど来御答弁申し上げておりますように、今月に入ってからも何回もそういったようなことを私どもの方から私学協会側に指導し、そして私学側の一致した意見で自発的にできるだけそういうようなことに向いてこないか、向こうもそういったものを厳しく受けとめまして、そういったような...全文を見る
○海部国務大臣 いまいろいろ御議論なさいましたような問題、特にエネルギーの性質とかその利用に関する基礎的、基本的な問題について、学校教育の段階から正しく理解をしていくということは大切なことだと私は考えまして、先ほど先生途中でちょっと御指摘ございましたけれども、現在の学習指導要領に...全文を見る
○海部国務大臣 これは教科書のきょうまでの一連の流れの中で、そのような方向でなかったという点もあるわけでございますから、きょうのここの御議論等を私は拝聴いたしまして、私の気持ちも率直に伝えて、どうしたらそういうふうになっていくだろうかということも考えてみたいと思いますが、なるべく...全文を見る
○海部国務大臣 おっしゃるような基礎的、基本的なことは普遍でございます。     〔有島委員、資料を示す〕
○海部国務大臣 私は文化庁長官に聞きましたところ、和語の辞典もあるということでございましたので、それなればここで御説明をされたらどうか、こういうことを申し上げたのですが、先生の御提案のことは、私、心にとめて今後検討さしていただきます。
○海部国務大臣 わかっている限りお答えさせていただきます。  引き揚げてこられた方で、その子供さんが日本の義務教育に該当する学齢者の場合ですと、それぞれの学校に入っていただいて、そこで日本語の教育をすることになっておるのですが、いろいろハンディもございましょうから、特に文部省は...全文を見る
○海部国務大臣 御指摘のありました長野県泰阜村のことは、私も事例として報告を受けておりますし、また、その学校は指定校になっていただいて御協力を願い、現在できるだけの予算措置をしたり器材等を、先ほど申し上げましたように、文部省からも提出をしていたしておるところでございますが、十分心...全文を見る
03月10日第80回国会 参議院 文教委員会 第5号
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○国務大臣(海部俊樹君) 教育の現場が静かでそして教育にふさわしい環境を保持しておらなければならぬということは、これは永井文部大臣のみならず私も全くそのとおりだと認識をいたしております。
○国務大臣(海部俊樹君) 御指摘のように、前永井文部大臣が民間から来られた文部大臣であって、いろいろな面で教育が当面しておる問題を整理をして四つの柱に仕組んで一生懸命努力しておられたのを、私も関心を持って内閣の当時は副長官という立場でございましたが、ながめておりまして、全体として...全文を見る
○国務大臣(海部俊樹君) 現在のところ、私には、与党の方からそういう圧力とか、断固闘わなければならぬというような問題や、具体的な出来事がございませんので、先生おっしゃったように、もしそういうようなことが不幸にして起こったらという大前提つきになると思うんですけれども、私は、教育とい...全文を見る
○国務大臣(海部俊樹君) 過去のいろいろな詳しい経過につきましては私は余り存じておりませんので、過去の詳しい経過につきましては御必要ならば担当の政府委員からお答えをさせますが、私自身の理解しておりますところは、むしろ、率直に申し上げますけれども、主任制度というのについては、もう前...全文を見る
○国務大臣(海部俊樹君) 私の理想としておりまする教師像というのは、目も心も子供の方に向けて教育に打ち込んでいてくださる人が私にとっては理想の教師像でありまして、そのことは、この間たまたまあるところで日教組の槇枝委員長とも対談する機会がございましたので……。私は、槇枝委員長の本を...全文を見る
○国務大臣(海部俊樹君) 私はまず個々の教師に対して理想としておる姿を述べたわけでありますけれども、そういうことを期待しお願いすればこそやはり処遇の面でもできるだけのことはもちろんしていかなければならないという基本的な考えがございますし、同時に、学校の中ではお互いに先生方がいまお...全文を見る
○国務大臣(海部俊樹君) 最初に申し上げましたように、過去の詳しい経緯、出来事等は私は承知しておりませんのでお答えになりませんけれども、永井文部大臣から私が引き継ぎを受けましたときにこの問題については特に永井大臣から言われたことを私も忠実に受け継いでおるわけでありまして、その中に...全文を見る
○国務大臣(海部俊樹君) 先ほど来申し上げております永井文部大臣からいろいろと承ったということのほかに、もちろん当時の文献とか、あるいはいろいろな書き物その他についての経緯の説明を局長から聞いておることもこれは事実ございますし、それから、私があらゆる立場の学校教育の現場にいろんな...全文を見る
○国務大臣(海部俊樹君) そういうような心づもりでおりますので、御必要とあらば、こういう速記録のつかないところで、二人だけで時間をかけて論争もいつでもさせていただきたいと思いますので、どうぞよろしくお願いいたします。
○国務大臣(海部俊樹君) 法律のでき上がりました経緯、考え方からいって、御指摘のようにこの趣旨が十分生かされなければならぬと考えております。
○国務大臣(海部俊樹君) この問題につきましては、法律を国会にお願いしておる主管大臣の総務長官から申し上げるべきことかもしれませんが、文部省の立場として申し上げますと、先生御指摘のように人事院勧告を受けて、そして教員の給与改善の一環として一般職の給与法に織り込んでお願いをしておる...全文を見る
○国務大臣(海部俊樹君) これは、私の理解しておりますところでは、第三次給与改善の一環として、教員の特別手当の問題とか、それからこの育児休業給の問題とか、これを総理府が、ともにこれは一般職の給与改善の内容になるわけでありますから、同じときに勧告を受けた内容であるので、それをまとめ...全文を見る
○国務大臣(海部俊樹君) 広い意味で給与……
○国務大臣(海部俊樹君) 待遇改善の一環ということで、第三次給与改善の内容として、と私が申し上げましたのは、私の理解不足でございましたから、これは訂正さしていただいておきます。
○国務大臣(海部俊樹君) それは先ほど申し上げましたように、第三次給与改善の一環ではないというふうに、一環だと申し上げましたけれども、それは私の発言を訂正さしていただきます、先ほども申し上げましたように。
○国務大臣(海部俊樹君) このことは、最初に申し上げましたように、法案を提案した総理府総務長官からお答え願うべきことかもしれませんが、文部省としましては、一般職の給与に関する法律の中にこの問題もきちんと記されて、そして、さっき言い損ないましたけれども、第三次給与改善の一環である特...全文を見る
○国務大臣(海部俊樹君) これは政府も一般職の給与に関する法律の中にそのことをきちんと盛り込んで国会へ提案をし、審議のお願いしておるわけでありますから、文部省といたしましては、重ねて申し上げるように、この法律が国会の審議を経て一日も早く成立するように願っております。
○国務大臣(海部俊樹君) 法律が通らなかった場合に責任を果たせとおっしゃる御質問の意味が私にはちょっといま具体的によくわからぬわけでありますけれども、国会で法律が通って、その法律の裏づけになる人事院の勧告に基づいて法律をつくっておるわけでありますから、法律が通ることを心から期待し...全文を見る
○国務大臣(海部俊樹君) まことに申しわけありませんけれども、政府は法律が通ることを期待しつつ国会にお願いしておるわけでありますし、それから私自身も、ただいま法案が衆議院に提案された段階でございますので、議院運営委員会の方には、前年の国会では衆議院は通過成立をして、参議院で廃案に...全文を見る
○国務大臣(海部俊樹君) これはやはり裏づけになる法律が政府から提案されておるわけでございますので、その法律を通していただいて、そして裏づけもきちんとできるように文部省としては一生懸命努力をしておるというところでありまして、国会でやっぱり法律を成立させていただくことを心からお願い...全文を見る
○国務大臣(海部俊樹君) 法律の成立、不成立にやっぱり関係してくるわけでありますから、私どもは前回のその法律の裏づけがきちっとできるように、政府が出しておる一般職の給与に関する法律の中にはそのことが含まれておるわけでありますから、やっぱり国会の審議を経てこの法律を成立さしていただ...全文を見る
○国務大臣(海部俊樹君) ですから、精神論とか考え方とか申し上げますのは、これはやっぱり法律が通った経緯、いきさつ、その他は私もよく知っておりますので……。その法律が通った、そうして今度は裏づけになるためには、また新たなる法律措置できちんと裏づけができるようにするということになっ...全文を見る
○国務大臣(海部俊樹君) 立法府にお願いをしておる立場からいきましても、また、法律を通していただきたいというお願いで法律をすでに出しております立場からまいりましても、これはもちろん法律を通していただいて完全実施されるようにしたいという気持ちでおることは当然でございますから、法律が...全文を見る
○国務大臣(海部俊樹君) これは国会で決まる法律の結果というものは最大限に尊重しなければならぬものであるという基本的な私は考えでございますので、国会にいま法律をお願いしておるわけで、国会がやるかやらないかによってこちらは責任ないんだということじゃなくて、こちらの期待しており、お願...全文を見る
○国務大臣(海部俊樹君) 文部省といたしましては、何回も申し上げますように、そういったことがきちんと裏づけされて実現されたい、こう心から願っておりますから、今度政府が出しました法案も国会に一日も早く審議の上成立さしていただきたいと願って——いまあらゆる方面に法案が成立するように、...全文を見る
○国務大臣(海部俊樹君) 毎年、文部省としてはそのことを頭に置いて検討はいたしましたし、今年度もいろいろな角度から議論をし、検討をいたしました。しかし、先ほど来御議論がありますように、やっぱりすべての人にきめ細かく公平に行き渡る方法、なるべく教育の機会均等を実質的に果たすにはどう...全文を見る
○国務大臣(海部俊樹君) 御指摘のような方向で私どもも日ごろ職務に励んでおりますし、今年度も税制控除の問題は文部省としても議論をし、検討をした課題でございますので、いろいろ問題点があるとすればどういうところにあって、どうしたらより効果が上がっていくか、教育の機会均等全体の立場から...全文を見る
○国務大臣(海部俊樹君) 制度の根幹に触れる大変次元の高い角度からの御質問でございますが、私は、六・三・三・四の現在の制度というものについて、これがどういうところに三十年たった今日再検討しなければならないか、という問題点がいろんなところから指摘されておることは承っております。ただ...全文を見る
○国務大臣(海部俊樹君) おっしゃるように、世の中の風潮の中で、何かこうお金や物が幅をきかせ過ぎて、また物事を解決するのにそれに頼ると非常に安易だ、だからお金にすべて頼ろうというような風潮が強まってまいりますことは、これは私は好ましいことではないと、こう思っております。同時にまた...全文を見る
○国務大臣(海部俊樹君) 御指摘のように、進学率はもう九二%を超えましたし、しかし合格率が九二・四%ということを見てみますと、現段限でもまだ中学卒業の段階に高校進学という道を選択しない人々も現にあるわけでありますし、また高校のあり方そのものにつきましても、普通高校と職業高校という...全文を見る
○国務大臣(海部俊樹君) 御指摘のように、同世代年齢の三九%というのが高等教育を受けるわけでありまして、私はまあこれを高等教育の大衆化というふうに受けとめておるわけでございますが、一つのすぐれた学校を目指していくよりも、やっぱり多くの特色を生かした、すぐれた学校ができてもらわなけ...全文を見る
○国務大臣(海部俊樹君) これは特色は大いに生かしていただいて、それから、現在でもやっぱりよく例に引かれる話でありますが、熔接の技術関係の研究は大阪大学が一番すぐれておるとか、あるいはプラズマの研究は名古屋大学であるとか、畜産関係は帯広畜産大学であるとか、いろいろそのすぐれた技術...全文を見る
○国務大臣(海部俊樹君) 基本的な方向としましては、私は、国ができるだけのことをして、そして国民の納得のいくような方法で医学教育というものに対しては国が分担すべき責任というものをはっきりすべきだと基本的には考えておりますし、また、現在におきましても私立大学それから私立医科大学、歯...全文を見る
○国務大臣(海部俊樹君) 御指摘の問題点は大変大切な問題だと考えまして、どのようにしたらそういった心配から一〇〇%解放されるだろうかということを、いろいろな角度からの対策がございますが、二ついま考えておることを申し上げますと、そのうちの一つは、人間の能力、適性を判定するときに、一...全文を見る
○国務大臣(海部俊樹君) これは御承知のように長年の調査研究の結果、国立大学協会の方の意向がまとまり、公立大学の方もこれに参加をしようということでございまして、国立と公立において昭和五十四年度から行う共通の一次試験でありまして、これを大学の入学資格試験制度に位置づけようということ...全文を見る
○国務大臣(海部俊樹君) これは大学側の調査研究、それから自主的な意見の一致というものを大切にして、文部省はそれに対してできるだけそういった所期の目的を果たすことができるように御協力をしていくわけでありますが、もう一つの別の角度から申しますと、これはまたいまの高校生活のあり方とも...全文を見る
03月11日第80回国会 衆議院 予算委員会第六分科会 第1号
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○海部国務大臣 昭和五十二年度文部省所管予算につきまして、その概要を御説明申し上げます。  まず、文部省所管の一般会計予算額は三兆一千四百五億七千八百万円、国立学校特別会計の予算額は九千五百八十七億八千七百万円でありまして、その純計額は三兆三千六百五十九億一千九百万円となってお...全文を見る
○海部国務大臣 学習塾の問題についての御指摘でありますが、私どももいろいろな、たとえば新聞の投書であるとか雑誌の論調であるとか、塾がどのような形で学校教育に関連を持ち、また社会的にもどのような形で存在しておるのか、正確な実情をきちんと把握をして、それに基づいて学校教育あるいは学習...全文を見る
○海部国務大臣 これは実態が正確にわかりませんから、必要であるとかないとか断言いたしかねる現在であります。しかし、これはそれぞれの塾の形態によって、たとえばおけいこごとの塾とか補習のための塾というのは必要があって発生し、多くの人がそれを利用していらっしゃって、それに対して特に著し...全文を見る
○海部国務大臣 先ほど私の申し上げ方が言葉が足りなかったとしたら、これは訂正させていただきますが、実はもう調査はすでに行ってしまいまして、その集計の結論が本当に近々に出るわけです。ですから、いまそういういろいろ御指摘になったような調査項目を加えてというよりも、むしろそういうような...全文を見る
○海部国務大臣 どうでしょうか。中西さんと鶏と卵の論争をする気は毛頭ありませんけれども、塾が受験戦争を激化させたのか、受験戦争というものが塾を過熱させたのか、その辺のところはやはりもとの受験制度というものに焦点を当てて問題の解決を考えるのが筋ではなかろうか、私はこう思うのですけれ...全文を見る
○海部国務大臣 文部省の方はまだ答えは出ておりませんが、東京都側のことについて政府委員からわかる限り御説明をいたします。
○海部国務大臣 過密対策に対しましては、これはいろいろな具体的な施策を予算的にも講じまして、何とかその周辺の皆さんの教育の機会均等という御要望にこたえていかなければならぬ、そういう立場できょうまでも施策を続けてまいったわけでありまして、小中学校の建物の補助率を過密区域だけ特に高め...全文を見る
○海部国務大臣 ただいま高等学校の急増対策と大学の整備充実の二点について御発言でございましたが、最初の高校の方は、文部省といたしましても、現在合格率が九八・四%になっておりまして、能力のあるすべての方がいま進んでいっていただく。しかも人口構造の変化を見ておりますと、今年度から五年...全文を見る
○海部国務大臣 六・三・三・四制は、御指摘のように三十年たっております。その間、各界の方々からいろいろな御指摘も受けております。たとえば幼児教育の重要性の面から義務教育年齢をもっと下げたらどうか、幼小学校の構想等も出ております。あるいは先ほども少し御議論がありましたように、義務教...全文を見る
○海部国務大臣 文部省といたしまして、全国的な規模で、学習塾の実態がどうなっておるかということを調査いたしまして、近々のうちにその結果を皆様方にも御報告することができると思います。
○海部国務大臣 時期といたしましては去年の七、八月ごろから調査を始めました。どういう項目でどうなっておるかという具体的なことにつきましては、政府委員から答弁をさせていただきます。
○海部国務大臣 その実態を正確に知りたいと思いまして、全国的にわたって調査をしたわけでございますが、先生おっしゃるように、おけいこごと関係の塾、それから補習塾のようなもの、それからもう一つは、やはり進学塾と申しますか、受験を目当てにいろいろな角度から勉強を教える塾と、そんなような...全文を見る
○海部国務大臣 義務教育段階が本来の使命を果たして、と申しますか、きちんと行われておれば、こういった塾の問題は起こらないのではないかということは、私も全く同じような気持ちがするわけでありまして、いろいろな角度からの御批判や御指摘の中で、学校教育の場における教科内容といいますか教育...全文を見る
○海部国務大臣 小学校、中学校、特に御指摘の小学校の段階は人間形成にとって非常に重要なときでありますし、同時にまた先生おっしゃるように、私たちもよく学びよく遊びということで育てられてきた記憶を持つのですが、もう少し人間性豊かな国民を育成していくためには、先生おっしゃるように伸び伸...全文を見る
○海部国務大臣 最初の御指摘の高等学校の準義務教育化の問題でございますが、先生も御承知のようにもう九二・六%の人が進学をいたします。ところが、やはり高等学校へ進学をするという進路をみずから選択しない中学卒業生がいることも事実でございますし、それから専修学校を整備したりあるいはその...全文を見る
○海部国務大臣 ただいまの先生とのやりとりを拝聴しておりましたが、ほかの医科大学に関しましても、全部そういう方式で事務を行っておるということでございますので、この点につきましてはいま直ちにここでどうこうしますと言うわけにはまいりませんので、御理解いただきたいと思うのです。
○海部国務大臣 先ほどから申し上げておりますように、できるだけ地方の財政負担を軽くするような意味で、高等学校の建造費補助とかいろいろなことを今年度から文部省は行っておるわけでございます。  御指摘の医科大学の件につきましては、私も、土地の借り上げのやり方とか順番のことにつきまし...全文を見る
○海部国務大臣 まず私の基本の考えについて御質問でございますけれども、長年中村さんにも先輩として御指導をいただいたように、いろいろな場合に対話と協調、協調と連帯ということでやっていかなければならないと私は考えておりますし、前文部大臣から職務の引き継ぎを受けましたときも、現在の文部...全文を見る
○海部国務大臣 お答えをいたします。  各地方によっていろいろ行われておる行政の実態については、私もつまびらかにいたしませんので、過去にストに参加したとかしないとかいうことがどう扱われておるかは、初中局長から後ほどまた詳しく聞いてみようと思うのですが、ただ一点、これだけは中村先...全文を見る
○海部国務大臣 僻地の教育の問題につきましては、中村委員御指摘のような大変な御苦労やいろいろな問題があろうかと、私もそう思います。僻地に勤務していただく先生にはどういうことをしておるか、いろいろな手当のこととかあるいは御指摘の住宅宿舎の建築の手当てとかいろいろなこと等につきまして...全文を見る
○海部国務大臣 御質問がいろいろ項目がございましたが、まず最初の特殊教育の問題につきましては、これは先生御承知のように、昭和五十四年度から義務化にいたしまして、そのための校舎の整備とかいろいろな教育課程の編成とか、どうしたらその人の能力に応じた教育ができるかという、いろいろな実践...全文を見る
○海部国務大臣 私は誤解を招くといけませんから申し上げたいのですけれども、校長、教頭になる方はストに参加しないでほしいとは申し上げておりません。先生たる者はすべてストに参加しないでもらいたい、これが基本でございます。  なぜそんなことを言うかといいますと、やはりこれは将来の日本...全文を見る
○海部国務大臣 方向といたしましては、本土の施設水準に引き上げるということを目途にして、その方向でやらなきゃならぬのは当然のことだと思いますし、それから昭和四十九年から、先生御指摘のような大変な過大校の分離を行う場合の用地費の助成ということも行っておるようでございますが、大規模校...全文を見る
○海部国務大臣 最初申し上げたように、沖繩のいろいろな特殊な条件等もございましょうが、本土の施設並みに一刻も早くしたいということをめどにして努力をしておるわけでありまして、今年度の予算措置の中でも沖繩県公立文教施設整備予算が百二十七億円計上されておるということやあるいはできるだけ...全文を見る
○海部国務大臣 詳細にわたりましては、私もいま手元に資料を持ち合わせておりませんけれども、ただいま御指摘の問題は交付税において現在は措置をしており、それは小中学校の職員の俸給表に準じて取り扱いをしておるというふうに理解をしております。
○海部国務大臣 琉球大学の医学部は、今年度創設準備に入りまして、おくれをとらないように進めていきたいと思っております。
○海部国務大臣 まことに申しわけありませんが、突然の御質問でございまして、ちょっと私いま、みなし退職者の問題、どうなっておるのかわかりませんので、後刻、検討して、上原委員の方へお返事をいたさせます。
○海部国務大臣 人口急増地帯がただいまいろいろな面で公立文教施設の整備のために負担を願っておる実情等につきましては、私もいろいろな立場の方から御意見を拝聴しておりまして、これはできるだけ地方自治体の財政負担を軽減するような方向で努力をしなければならない、こういう基本的な認識を持っ...全文を見る
○海部国務大臣 具体的に御指摘の高槻市の実情等につきましては、先日も井上委員から詳しく実情を私はお聞かせいただいたところでありますけれども、超過負担を是正するために今年度の予算措置では七・三%の単価アップをしたりあるいは門とか囲いのための補助を出したり、土地の取得に当たってもいろ...全文を見る
○海部国務大臣 全体の考え方としましては、これは国と地方公共団体とがもうできるだけ協力をして、充実したいい施設にしていかなければならぬということは当然のことだと思いますし、もちろん、おくればせながらということにはなるのですが、門やへい、そういったものを対象としたことも、これは姿勢...全文を見る
○海部国務大臣 基本的な物の考え方といたしましては、これはもう学校における生徒児童の事故が起こらないように十分配慮しなければならぬというのはまず当然のことでございまして、文部省といたしましては安全管理、安全指導を適切に進めるということを重点に置いて、指導の手びきなどを作成して周知...全文を見る
○海部国務大臣 いろいろな角度から御議論のあることは私もよく承って承知をいたしておりますが、この学校安全会の制度、これが発足しましたときにやはり学校災害を何とかして生徒の立場に立って救済をしていこうという考えでつくったものであり、当面は、災害の起こらないことをもちろん念頭に置きつ...全文を見る
○海部国務大臣 先ほど申し上げましたように、岡本委員のせっかくの御提言でございますので、私としては十分御意見を拝聴して、また、いろいろな制度の根幹にも触れる問題でありますから、慎重に検討はさせていただきます。しかし、といって当面これでほうっておるわけでございませんで、お言葉を返す...全文を見る
○海部国務大臣 このことは先ほどから私が申し上げておるのですけれども、当面はそういったものが起こらないようにすることはもちろんのこと、不幸にして起こった場合は、現在は学校安全会の制度があるわけでございますので、この中でできるだけの増額をして手厚い救済配慮をすべきだという基本的な形...全文を見る
○海部国務大臣 それはちっとも微妙なことではないわけでありまして、私は現在の安全会の枠の中で許される範囲の給付内容の改善はもうきょう現在できる問題ですから全力を挙げてやっておりますし、また今後もやっていかなければならぬと思いますが、その枠を乗り越えた発想で新しい制度を考えよとおっ...全文を見る
○海部国務大臣 御指摘のようにただいま進学率はたしか九二・六%と思いますが、しかしその中学卒業の段階でまだなお高校進学という道を選択しない生徒がいることもこれまた事実でございまして、希望する人の今度の合格率はたしか九八・四%であったと私は記憶しております。要するにいま能力のある、...全文を見る
○海部国務大臣 私学振興をどう考えるかということでございますが、私はやはり全体として私学が教育の中に負っております分野といいますか、使命は非常に大きいものである。特に私立の大学が学生の数からいいますと圧倒的多数を教育しておるわけでございます。高等学校にいきますとこれが三〇%ぐらい...全文を見る
○海部国務大臣 これは先生御指摘のとおり、私どもも考えておりまして、特に私学と公立との高等学校の配置の問題とか、建築計画のときの配慮の問題とかいろいろありますので、これは都道府県を通じて、公私立高等学校協議会と言いましたか、そういうものをつくって、両者で十分話し合いをして、そして...全文を見る
○海部国務大臣 ただいま御指摘の養護学校の設置の計画も、七年計画をつくりまして、大体のところ計画どおりに進んでおりまして、あと五十二年、五十三年度の分を残しておりますが、義務教育スタートとともに、支障を来さないように、建物とかあるいは教員とかいうような方の準備はしておるようでござ...全文を見る
○海部国務大臣 最初の問題でございますが、養護の義務、これは御指摘のように関係省庁と連絡協議をいたしまして、せっかく義務化に踏み切っていくわけでございますから、やはり皆さんに喜んでいただけるような制度そして運営を心を込めてやっていかなければなりませんので、御相談をさせていただきた...全文を見る
○海部国務大臣 最初申し上げましたように、文部省といたしましては健全育成の面を受け持って、社会教育施設を充実するとか、各地域のサークル活動、スポーツクラブ等をつくって、健全育成に全力を挙げておりますが、御指摘の少年法の改正の問題につきましても、私も関心を持って、それを一遍よく私な...全文を見る
○海部国務大臣 御指摘のありました学校統廃合の基本的な方針については現在も変わっておりません。やはりその目途といたしますところは、教育に適正規模という言葉が当てはまるかどうかわかりませんけれども、小規模な学校が統合されてそれによって教育効果が上がるように、生徒がお互いに切磋琢磨し...全文を見る
○海部国務大臣 これはもう当然のことでございまして、地域の住民の皆さんとよく話し合って理解を得て、せっかくそういう効果をねらってやるのですから、それによって何か地域に変なことが起こらないようにすベきであるということは当然の指導方針でございます。
○海部国務大臣 私が最初に申し上げたとおりでございまして、それは教育効果が上がるために適正規模と申しますか、いろいろなものを考えるわけでありますが、その中で地域住民との間に紛争を招くことは当然好ましくないわけでありますから、具体的にどういう状況になってどうだということは、私は残念...全文を見る
○海部国務大臣 具体的な事実というものを最初申し上げましたように私は文書で読んだだけでございますのでいけませんが、先生の御指摘のような実情にあるとするならば、それを押して強行することは待って、十分理解を得るように話し合いをしたらどうかという指導をいたさせたいと思います。
○海部国務大臣 これはお話だけ聞いておりますと、なるほどなと思って聞いておるのでありますが、最初から申し上げておるように、私は現場を具体的には存じ上げませんので、それに町の議会も議決をされ、そしていろいろな話が進んできたという経過等も見ればやはり統合した方がいいという御意見があっ...全文を見る
○海部国務大臣 一般的なことを申し上げますけれども、職業高校は御指摘のように専門科目を履修するということがその立場上当然になってまいりますから、普通高校と全く同一の条件で試験を争うということになりますと、日ごろ勉強しておる科目によって大変不利益があるのではなかろうか、これはよくわ...全文を見る
○海部国務大臣 ずいぶんいろいろなことを議論いたしましたけれども、その中の一つは、まさにいま流れが変わりつつある、芽が出始めておる、それは初等中等教育における学習指導要領というものをいま改定のさ中でございますが、これは教育課程審議会の答申をいただいて、その中に書いてありますこと、...全文を見る
○海部国務大臣 確かにいま先生御指摘のこと、ごみはやはり捨てるべきところへ捨てるべきであって、ここにと言わずに、どこでもごみは捨てちゃいかぬということでしょうし、そういう意味で何が一番基礎的、基本的に大切なことなのか、人間として何と何をきちんと身につけなければならないのかというこ...全文を見る
○海部国務大臣 これはやはり画一的でなく、一人一人の児童の能力とか適性に応じて教育指導は適切に行われなければならぬ、私もそう思うわけでございまして、現場の先生の御苦労といいますか、どうやって一人一人の多様な能力や資質を持っておる子供に合うような教育をするかということにはずいぶん御...全文を見る
○海部国務大臣 私は、やはり草むしりも掃除も実物教育でありますから、みんながそういったことをしていい環境をつくり、そしてそこで体操する、勉強する、そのための実際の作業をするということもこれは評価していいと思うのですけれども……。
○海部国務大臣 私は、実践の場のことを余り知りませんのでいけませんが、しょっちゅう草むしりばかりやっておったんじゃそれはいかぬでしょうが、そんなに草も生えないと思いますので、そこらのことは帰りましてから担当者と一遍話をし、議論してみたいと私も思いますが、また、地方の学校教育の現場...全文を見る
○海部国務大臣 これはやはり適材適所といいますか、一定の地域の中からいろいろ先生の異動等も考え、判断をし、県教委がやっていらっしゃるのだと私は考えますけれども、さらに専門的なことになりましたら、初中局長も参っておりますので、初中局長からお答えをいたします。
○海部国務大臣 ゴキブリというのは、台所に出てくる虫のことと私は理解していますが……。
○海部国務大臣 御指摘の暴走族の実態等につきましても、ああいった年代の人が徒党を組んで、しかも許された基準を超えたオートバイなんか乗り回して、市民の交通とか平安に対して迷惑をかけておるということは、これは事実でありますから、全く好ましいことではございませんので、そういったエネルギ...全文を見る
○海部国務大臣 私の子供も行っておりますが、実は飛行機に乗って修学旅行には私の子供は参りませんでしたけれども、それは中学校から入ったわけでありますから当然でありますが、小学校の自主的な御判断でどういう旅行をするかということをお決めになるんでございましょうから、ここでいまそれがどう...全文を見る
○海部国務大臣 三十年学校給食の果たした役割りをどう思うかという御質問でございますが、私は顧みまして、戦後の混乱期に学校給食というものが児童生徒に対して、あるいは直接健康保持の面とかあるいは体位の増強の面とかいろいろございましたし、何よりもかによりも大変物資の乏しい戦後の一時期に...全文を見る
○海部国務大臣 義務教育の段階において、やはりこれは無償で義務教育は行うという立場でございますから、学校給食に関しましても、学校給食に必要な経費、これは施設設備及び人件費、それは設置者が公費で負担をいたしまして行うべきものであるし、また現に行っておる、こういうふうに理解しておりま...全文を見る
○海部国務大臣 御指摘なさった点は私も全く同感でありまして、学校給食の果たした、子供の心に与えた影響ということを最初に私お答え申し上げましたが、それはまさに先生おっしゃるようなことを私も頭の中に描きながらお答えを申し上げたわけであります。したがいまして、なるべくこの制度が充実して...全文を見る
○海部国務大臣 お話しになること、よくわかるのです。そうして一歩でも理想の姿に近づけるように努力をしないかとおっしゃるお気持ち、私もよくわかる。ただいま具体的にどんなことをしておるか、文部省のみならず農林省その他においても大体三百億円ぐらいのお金は出しまして、少しでも安くなるよう...全文を見る
○海部国務大臣 おっしゃるように私は、業間時間をできるだけ有効に使ったらいいということは、これは基本でありますから、現在のお昼休みの時間というものが必要にして十分なものではないということになれば、この米飯給食の導入に伴ってそこらのことは学校においてそれぞれ変えることができるのでは...全文を見る
○海部国務大臣 基準につきましてはできるだけ許される範囲で上積みしていかなければならぬという姿勢を持っておりますし、米飯給食の施設の補助基準につきましても、昭和五十二年度におきましては設備は三十三万一千円から六十五万三千円に、それから四百人規模の学校での施設は八平方メートルを十二...全文を見る
○海部国務大臣 幸いにしてそういう不幸な出来事が私の周辺にきょうまで起こっておりませんので、あくまでいまの御質問を聞きながら感じた直感でございますけれども、やはり学校においても教師は悪意を持っていろいろなことをされるわけでは決してありませんので、悪意とか手落ちを責めるという心境に...全文を見る
○海部国務大臣 全体として感じを申し上げますと、昭和五十年度においても八十九万六千件発生しておる。そして死亡、疾病にそれぞれお見舞い金を差し上げてきたわけでありますけれども、泣き寝入りというようなことがないように、せっかくこういう制度がございますから、これは広くすべての方々に、不...全文を見る
○海部国務大臣 私も基本的には学校の場をもっと生き生きとしてもっと伸び伸びとしたものにしていきたい。われわれ子供のころはよく学びよく遊べと教えられたものでありますが、やはりどろんこになって遊ぶ時間も子供の一段階には非常に必要な、大事なことだと思っております。ですから、いまお話のよ...全文を見る
○海部国務大臣 先ほど来申し上げておりますように、この問題につきましては、私どもは現在はあるがままの制度の中でどうしたら少しでも救済することができるであろうかという考え方に立って安全会の見舞い金の額の引き上げということに努力してやっておるわけでございますが、いま大成委員から御指摘...全文を見る
○海部国務大臣 文部省としてでき得る限りの安全確保のための指導をしなければならぬということは、最初に私が申し上げましたように、こういった不幸な出来事は起こらないようにまずするというのが第一歩でございまして、ただいま文部省がしておりますことの粗組みだけを申し上げますと、小学校、中学...全文を見る
○海部国務大臣 やはり日本人としての特徴といいますか、これは、このみずからの国を愛し、みずからの国を大事にしようという心情を持つ者が日本国民であって、そういう立場に立って、細かく言えば、人間性豊かで、心身ともに健全で、勤労と責任を重んずる、そういった一人一人の国民に育っていただき...全文を見る
○海部国務大臣 先ほど私が日本国民の大事な資質の一つは、日本を愛し、日本が好きだということだと言いましたけれども、その日本には、おっしゃるように古来からの伝統もあれば、文化もあれば、それを受け継いでさらに後輩に伝えていくという大切なものもございます。  いま先生御指摘のように相...全文を見る
○海部国務大臣 おっしゃること私もよくわかるのですけれども、こういうことじゃないでしょうか。相撲とか柔道とか剣道という、この三つのものは昔は武道と言われ、この間までは格技と言われ、そしてそれが必須科目として教えられてきた。今度の学習指導要領の改定で変えてしまっては困るぞ、まずこれ...全文を見る
○海部国務大臣 教育課程審議会の答申によりますと私がいま説明したような分類となり、そういう表現になっておりますが、私は改定作業の中においても最初名実ともに分けてと申しましたように、従来やってまいりましたいわゆる格技と称され、昔武道と称された日本固有の三つのうち一つを選択科目として...全文を見る
03月12日第80回国会 衆議院 予算委員会第六分科会 第2号
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○海部国務大臣 けさの新聞に詳しく報道がされております塾の実態、それに対する受けとめ方の方向というものは、私も草川委員がいま御発言なさったことと全く同じような方向で受けとめておりまして、文部省が全国的にこのような調査をいたしましたのも、いま、いろいろなところで塾の問題が批判を受け...全文を見る
○海部国務大臣 この調査項目、非常に多岐にわたっておりますので、私も時間をかけてこの調査をじっくりともう一回精密に見直しますとともに、やはり公教育において反省しなければならぬこと、改めなければならぬこと、あるいはまた同時に、これはお願いをしなければならぬ面もあるわけでございますか...全文を見る
○海部国務大臣 私も愛知県でございますから、中部圏にいろいろそういう文化的な施設がより充実されることを願うのは当然のことでございます。総論はもちろんのこと、各論でもできるだけ努力したいという気持ちを持っております。  具体的な愛知県の陶磁資料館の問題につきましては、御承知のよう...全文を見る
○海部国務大臣 第一点の人口急増地帯、私もやはり人口急増地帯を基盤に国会に出してもらっておるのですが、実情はよく承知いたしております。そこで、その人口急増地帯のためにいま文部省もずいぶんきめの細かいことを考えておりまして、たとえば人口急増地帯は建築の場合の補助率を考慮するとか、あ...全文を見る
○海部国務大臣 ただいまお示しになりました数字のとおりに、昭和五十年度にそういう大変多くの事故が起こっておるということでございます。そしてこれはやはり文部省といたしましては、大前提として、こういったことがまず起こらないように、事前にできるだけの予防措置と申しますか、安全指導をすべ...全文を見る
○海部国務大臣 安全会のやっておりますいろいろな見舞い金の制度等につきましては、御指摘の自賠責とか予防接種のときの金額とか、そういったものと金額面で比較いたしますと、おっしゃるように非常に少のうございます。  今年度も、私の承知いたします範囲では、この安全会の見舞い金の制度も、...全文を見る
○海部国務大臣 具体的な事例その他の問題につきましては、専門的にわたりますので、あるいは私の答弁の足りないところは政府委員から答えてもらいますが、一般論として私から、いま先生御指摘のことを、たとえばわが身に置きかえて考えてみますと、やはり学校の先生というものも悪意でもって指導する...全文を見る
○海部国務大臣 先ほど来申し上げておりまするように、過失を裁判によって争って、そして法律上の権利として損害賠償を請求するということが非常に困難な問題もあり、また、心情的にもそういった方法を選択しにくいという事情等も考えまして、過失のあるなしにかかわわず、やはりみんなで責任を分担し...全文を見る
○海部国務大臣 広島大学の水畜産学部のお話などをまじえて、一般論としてのお話でありますが、私どもは、それぞれの大学においていろいろ御検討なさって、この方が成果も上がるし、よろしいという結論が出ますと、なるべくその大学の意向を尊重しながら検討を続けていきたいというのが基本的な姿勢で...全文を見る
○海部国務大臣 早稲田大学の御指摘の現役の選手が不祥事件を起こしたという報道に接しましたときに、私も大変これは遺憾な出来事が起こった、率直にそう感じました。  しかし、先生御指摘のように、自主的、自発的にラグビー部が一年間出場辞退の厳しい決定をみずから行ったということ、これは、...全文を見る
○海部国務大臣 川崎先生は、最近、社会のいろいろな分野で責任を感じない人、責任をとらないグループが多過ぎるという御指摘でございますが、最近の早稲田大学ラグビー部が、みずから厳しい措置をとって、みんながそれを戒めていこうという態度に出たことが、一陣の涼風と申しますか、起こった出来事...全文を見る
○海部国務大臣 川崎委員のおっしゃいますことは、私も承っておりまして、その御心情、考えていらっしゃる内容をよく理解できるわけでございます。ただ、私のまた率直な気持ちも、ぜひ先輩に御理解いただきたいと思うのですが、文部省といたしましても、全然関心を持たないわけでございません。私は個...全文を見る
○海部国務大臣 これは社会情勢とか、そういった社会に与えた影響等をやはり当事者が自主的に判断されて、そしてそれを勘案しながら善処されることが最も望ましい姿だと私は考えます。  そして、あれほどみごとに自浄能力を示すことができたスポーツ関係者でございますから、そういう社会的なみず...全文を見る
○海部国務大臣 御指摘のように、やはり体育というものに力を入れなければいけない、ややもすると知育偏重ではないか、あるいは詰め込みに過ぎるのではないかという批判が、いろいろなところから出ておりまして、また、各界の御反省等もあり、教育課程審議会の答申におきましても、伸び伸びとした人間...全文を見る
○海部国務大臣 体育振興は、御指摘のように学校だけで効果が上がるものでございませんから、今年度予算のときも、スポーツクラブの育成という新規の要求をしましたのも、いま全国で点在しております早朝野球とか、ママさんバレーとか、あるいは地域マラソンとか、そういったような住民参加のスポーツ...全文を見る
○海部国務大臣 いろいろな項目についての御意見を交えての先生のお話、私も拝聴いたしました。  最初のオリンピックに関する問題にいたしましても、たてまえを言えば、参加することに意義があると言うんですが、われわれやはり、どうしても本音からいくと、参加する以上はメダルもとってほしいと...全文を見る
○海部国務大臣 原因はいろいろ多岐にわたっておると思いますが、私なりの考えを申し上げますと、一つは、入学試験のあり方、あるいは試験の内容というものが非常にむずかしくなってきた、それによって、何とかこれを突破するために勉強したいという一面の理由もありましょう。それからよく言われます...全文を見る
○海部国務大臣 いま御指摘のありました面の問題、学校における教科内容が非常に多過ぎるのではないか、むずかし過ぎるのではないか。そこで、基礎的、基本的なことを身につけるためには学校の教科をもっと精選して、そしてゆとりのある、しかも充実した学校生活が送られるようにしなければならぬとい...全文を見る
○海部国務大臣 塾の問題の御質問だったものですから、私もつい義務教育段階のことに限って御返事をいたしておりましたけれども、いま土井委員御指摘のように、いまの学校教育の問題は、小中校、高等学校、大学と全部つながっていって、大学入学試験に一つの非常に問題がある。したがいまして、この入...全文を見る
○海部国務大臣 結論を先に申し上げますと、私は好ましいと思っておりません。同時に、その過熱状態といいますか、好ましくない状況がいろいろあるわけでございますので、それはやはりみずからの方に問題点を移して考えてみて、文教行政の取り組むべき問題の中できちんと改善をしたならば、この好まし...全文を見る
○海部国務大臣 教育課程審議会の委員を決めたり、その審議の過程の内容のことは、私は就任以来文書を通じたり報告を聞いて理解しておるのでありますが、大学の先生や会社の社長さんばかりじゃなくて、親の代表といいますか、御意見も聞くべく委員になっていただいた。あるいは教育課程審議会の途中で...全文を見る
○海部国務大臣 言葉足らずで誤解を与えたようでありますから、言い直させていただきますが、教育課程審議会のことにつきましては、私が就任する以前のことでございましたので、文書を通じて読んだり直接報告を聞いたり、こう申し上げたのでありますが、私は大臣就任後、時間の許します限り各界の代表...全文を見る
○海部国務大臣 これは基本的には、公教育というものが責任を果たして、こういった塾の批判を受けるような過熱状態がなくなるようにしていかなければならぬ。これは基本でありますし、そのためにどうするかということは、現在まず取り組んでおります学習指導要領の中で、きょうまでそういう塾の発生し...全文を見る
○海部国務大臣 その場限りのことではよくないというのは、御指摘のとおりでございますので、三カ年計画なり五カ年計画なりできちんとやっていけとおっしゃる御質問の趣旨は、私もよくわかります。ただ現在、文部省といたしましても、できるだけの努力を払って取り組んでおります。たとえば高校の問題...全文を見る
○海部国務大臣 高等学校の公私立間のいろいろな格差是正について、主として私学側の教育費負担、親の立場に立って格差是正のために努力をしなければならぬ、これは当然なことでありまして、できるだけの努力をいまいたしております。  それから、将来の私立高等学校、特に過疎地域の方に問題がた...全文を見る
○海部国務大臣 大体御指摘のような見当でありますが、まだ数字の詰めは終わっていないと申しますけれども、大体御指摘のようなことであるということでございます。  そうしますと、いま先生のおっしゃられることは、せっかく建物補助に踏み切ったならば、それをもっとたくさんということではなか...全文を見る
○海部国務大臣 これは、せっかく緊急対策として歩み出したことでございますから、五十二年度の予算のことは、国会にも提案をし済んでおりますけれども、今後の方向としては、この問題については事情の許す限りできるだけ増額していくように努力を続けてまいります。
○海部国務大臣 授業料引き上げを誘導したり行政指導したりということではなくて、せっかく始めました建物補助ということで、そのもとが少ないものですから、それを少ないながらにも全国に分配するときの基準づくりにいろいろ努力したと思うのでありまして、結局最小限これくらいのことは何とかならぬ...全文を見る
○海部国務大臣 高校の建設全体に対して緊急に必要だという立場からこの制度が始まり、そして建物でございましたが、五十一年度約四十億に対して、五十二年度は予算案で百八億計上する、少しずつでもこれを増額して努力をしていきたいと思っておりますが、これは文部省のみならず、自治省の方でも高校...全文を見る
○海部国務大臣 塾に対するいろいろな角度からの御批判があり、また私どもとしても、これは過熱しておる、よくない面があるのではないかという反省に立って、そのためには実態を一度きちんと把握すべきであるということで、文部省は初めて全国的に調査をしたわけでございます。その受け取り方には、問...全文を見る
○海部国務大臣 ちょっと御質問の趣旨が是と見るか非と見るかというのは、塾の現在のあり方を是と見るか非と見るかということですか。
○海部国務大臣 現在のような塾の存在そのものは、私は好ましい状況ではないと率直に思っております。
○海部国務大臣 所管の局長がおりませんので、失礼でありますけれども、私の資料によりますと、現在、育英事業の対象として、高校から大学まで、私立、公立全部合わせまして、トータル三十三万五千人が対象になっておる、こう思います。
○海部国務大臣 御指摘のように、教育の目的は心身ともに健康な国民の育成でありますから、それは言葉をかえて言えば、いま竹本先生がおっしゃったように、知育、徳育、体育、この三つが調和がとれて、そして完成されていかなければならぬものだ、こう考えます。もちろん私どもの考えております学校教...全文を見る
○海部国務大臣 これはいろいろな考え方や基準があると思いますけれども、私のきょうまでの経験や考え方を率直に申し上げますと、知育はいろいろな意味で非常に進んでおる。もちろんその進み過ぎるがために起こる問題、たとえば落ちこぼれか落ちこぼしかというような議論とか、いろいろございますが、...全文を見る
○海部国務大臣 やはり、いかに新憲法とはいえ、国民として基本的に守っていかなければならぬ道徳とかモラルがあるものであります。それを否定したら社会も人間生活も成り立たないわけでありまして、学校教育においては、やはり基礎的、基本的に日本国民として持つべき心構え、守らなければならぬこと...全文を見る
○海部国務大臣 道徳の領域というようなことで教えております。
○海部国務大臣 先生のおっしゃること、私よくわかるわけでありまして、結局、国民の一人一人が勤労と責任を重んじるようにということは、これはもう教育基本法にもきちんと明示されておる問題でありますし、また教育課程審議会の答申の中の重点事項というものの中にも、勤労にかかわる体験的な学習を...全文を見る
○海部国務大臣 竹本先生のおっしゃるように、それぞれの児童、生徒の発展段階において学校が創意工夫をされて、それにふさわしい実習みたいなことが入れられたら、たとえば小学校では、いまおっしゃるお掃除とか草むしりとかいろいろあるでしょうし、また高等学校における勤労体験教育の中では、学校...全文を見る
○海部国務大臣 先生のおっしゃること、私もよく拝聴いたしまして、御意見の方向というものはよく理解できますし、また現に、私もお話を聞きながら、いまふと思い出しましたのは、東京のある特殊な教育形態といいますか、高校生を寮に集めて教育をしておる学校で、夏休みにその寮生全部が、学校が買い...全文を見る
○海部国務大臣 御意見十分拝聴いたしました。私も同感するところ多々ございますので、全力を挙げて努力をしてまいりたいと思います。
○海部国務大臣 いま長時間にわたる具体的な実例を踏まえてのお話を私もここで聞いておりまして、率直に言って初めて聞くケースでございましたけれども、特殊学級というものを設置しております本来の目的、本来のあるべき姿というものは、あるはずでございますから、福島県だけが非常に多いということ...全文を見る
○海部国務大臣 これは、具体的にはどうやって指導していくかという指導方法の問題になってくると思いますけれども、私も正直に先ほど申し上げましたように、特殊学級のいろいろな実態とか、あるべき姿とか、その辻村さんの書かれた本の問題点等も、私自身もちょっと調べてみまして、よく考えてみたい...全文を見る
○海部国務大臣 私が理解しております範囲では、昭和五十一年から五十五年までの間は、高校に進む学齢生徒の数が大体百五十万ぐらいふえ、それがピークになって、その後は横ばいになるというふうに理解しておりますので、私の理解から申しますと、私立の高等学校に問題を限定して考えてみますと、これ...全文を見る
○海部国務大臣 全体の方向といたしますと、これは先生御指摘のように、私どもは、公立、国立、私学、この間の教育費格差の是正、親の教育費負担を何とかしたい、そういう見地から教育の機会均等ということ等も考えて、私学助成に全力を挙げますとともに、高校以下につきましても、いま本当に一生懸命...全文を見る
○海部国務大臣 せっかく期待をされて発足した専修学校でありますし、また、最近の社会的に専修学校の卒業生が受け入れられておる実績等を見ましても、影響が非常に大きいと思います。御指摘のような、専修学校が本当にその使命を果たすために、特に今年度予算にも措置をいたしまして、一体、専修学校...全文を見る
○海部国務大臣 これは御指摘のように、重要な職務を担当をし、やはりそれぞれの学校にすべて置かれることが理想の姿であることは間違いございませんから、私はこの次の五カ年計画をつくりますときに、その重要性を認めて、でき得ればすべての学校に置かれるように、次の五カ年計画においてきちんと予...全文を見る
○海部国務大臣 御意見よく拝聴いたしました。そうして、この養護教諭が本当にあるべき姿と申しますか、能力を発揮してみんなに喜ばれるように、御活躍いただくように、いろいろな養成の問題とか配置の問題等についても、私も関心を持って取り組んでまいりたいと考えます。
○海部国務大臣 けさの各紙に報道されました塾調査の結果を踏まえての、私のいま考えておりますこと、これを率直に申し上げますと、やはり、学校教育の場でいろいろな問題が指摘されておりますけれども、ただいま文部省が取り組んでおります学習指導要領の改定、これなども、いままでいろいろ御批判の...全文を見る
○海部国務大臣 高校全入の心構えで、簡単に言いますと、高校の現在の合格率を維持していこう、能力ある、希望する人がすべて入るためには、やはり今後五年間に四百三枚ぐらいは公立高校をつくらなければならぬ、そういう基本的な心構えでやっておるわけでございますし、それから塾の問題については、...全文を見る
○海部国務大臣 よって来る原因はいろいろあると思いますが、やはり知育偏重といいますか、頭を使うことに時間を割かれ過ぎたということも一つの面ではなかろうかという感じがします。
○海部国務大臣 私も余り専門的な知識は持ち合わせておりませんけれども、たとえば中学生あるいは高校生の立場で、それらの人が番組そのものに出演をして、いろいろ活発に青少年としての自由な討議をしていらっしゃるのを私も何回か見たこともございますし、それから、それはまた各テレビ放送局ごとの...全文を見る
○海部国務大臣 基本的なことについて私の知る範囲でお答え申し上げますが、国連大学は、御承知のように国連とユネスコの共管のもとに行われるものでありまして、日本に本部を設置したことは御指摘、御承知のとおりでございます。  問題点は、御指摘のように、拠出金の集まりぐあいでございますが...全文を見る
○海部国務大臣 できるだけの成果を具体的に上げるために、なし得ることがあったらしたいと思いまして、私も、外交上とかいろいろな国際礼儀を抜きにして、最初に学長とお目にかかったときに、私の気持ちを率直に伝えて、学長としても御努力を願いたいということを率直に申し上げたわけでありますけれ...全文を見る
○海部国務大臣 御熱心な御要請があるということを私十分ここで承りましたので、心にとどめて作業していきたいと思います。
○海部国務大臣 私学助成の全体の方向というものは、私たちは、私学振興助成法を通して、そこに二分の一以内と書いてはございますけれども、あれは努力目標である、こう受けとめて、一刻も早くその努力目標に到達したいというので、五十二年度予算折衝に当たりましても、その点には十分力を入れて折衝...全文を見る
○海部国務大臣 これは、法律ができます前夜といいますか、その前後のときに私どもも非常に議論をしたところでありますけれども、理想は高く掲げましたが、現在の置かれておる立場、実情、しかも御指摘のように現在まだ、たしか昭和四十五年から経常費補助が始まりまして、少しずつ上積みされてきた。...全文を見る
○海部国務大臣 このことは、大学、それから高校の設置者の違いと申しますか、地方自治体にも一枚参加してもらわなければならぬという立場の違い等もございましたので、明示はしてございませんでしたが、実際の足跡としますと、それはもう大学並みに財源措置等も講じられてきておるわけでございます。...全文を見る
○海部国務大臣 私立の高等学校に通わせる親の負担を軽減するために、いま先生御指摘の税制の上で直接教育費控除という制度、これは確かに検討をいたしたことございます。前から検討してまいりましたし、文部省といたしましては、それも一つの方向であると検討はしたのでありますけれども、何といいま...全文を見る
○海部国務大臣 いま御指摘になりました具体的な問題、どう行われておりますか、ちょっと私その事実を把握しておりませんので、詳しいことは政府委員から答弁をいたしたいと思います。
○海部国務大臣 御指摘のように、そういったことがあろうがなかろうが、現場で一生懸命やっている人には、たとえば長期の海外派遣とか、そういったものに参加するとか、あるいは登用されて教頭、校長になっていくとか、いろいろな問題で区別がつくというのは、これはよくないことでありますから、私は...全文を見る
○海部国務大臣 私は実情をつまびらかにしませんけれども、しかし、お話を聞いておりますと、確かに、自分の専門の教科以外のものを教えろと言われた場合の教員の立場というものは、自信を持って教えたいと思えば、そういった研修をしたいということになるのは当然だろうと思いますが、私は、これはよ...全文を見る
○海部国務大臣 私は、いま初めてそういった御質問を受けまして、直ちにそれができるかどうかとか、いろいろ技術的な問題もございますが、実情を聞いてみると、最初申し上げたように、なるほどそれは、自分の専門以外の科目を教えろと言われれば、その教員の立場としてみれば、自信をつけるために研修...全文を見る
03月14日第80回国会 衆議院 文教委員会 第5号
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○海部国務大臣 総定員法そのものの考え方は、基本としていまでも貫いていかなければならぬと思いますが、しかし、総定員法が決められた後において、ほかのいろいろな需要で特にこれだけは必要だから認めてほしいという新しい事態が起こった、したがって、こういうような形でお願いをしておるというこ...全文を見る
○海部国務大臣 総定員法の制限があるということは、税金の使い方においていろいろな制約を設けて、これだけの幅の中で行政はやっていこうという全く大きな方針であったと私は理解しておりますし、また、それはそれで取っ外してしまってどうでもいいということを直ちに申し上げるわけにまいりませんの...全文を見る
○海部国務大臣 まず一つは、非常に偏った大学、偏ったといいますか有名校といいますか、受験者が非常に集中する傾向が出ております。これは大体合格率が、私の記憶では七〇%程度だろうと思います。大学へ進学したいという人の七〇%ぐらいがただいま合格していくわけでありますけれども、にもかかわ...全文を見る
○海部国務大臣 それに伴って起こります大学進学そのものを目指しての塾の問題もございましょうし、それからまたさらに派生していけば、これは特殊な例でありますけれども、大学が入学時に多額の寄付金等を合格条件と疑われるような方法で取っておるのではなかろうかということも、やはり社会問題化し...全文を見る
○海部国務大臣 これは、最初に私もお答え申し上げましたように、入試の制度だけでは完全な解決はできないだろうと思います。それを踏まえての社会が、学歴が必要以上に幅をきかせることも間違いであるし、また、大学そのものの学校間格差の是正というようなことにも力を入れていかなければならぬでし...全文を見る
○海部国務大臣 完全な解決になることを願うのですけれども、必ずしもそうではない、ほかにもいろいろやらなければならぬことは当然たくさん残っておる、こう思います。おっしゃるとおりです。
○海部国務大臣 この問題は、受験生の側から見れば、やはり高校時代の三年間の誠実な学習努力が認められるようになるという、一つの、集中するかどうかと別の問題のいい点があると私は理解しておりますし、それから一次試験、二次試験を組み合わせて評価されることによって、やはり一回一発のペーパー...全文を見る
○海部国務大臣 これは最初から申し上げておりますように、この入学試験だけで全部解決するなどということは思っておりませんし、それから社会の受け入れ側の仕組みが変わらなければならぬということも申し上げましたし、大学間の格差というのは入学試験の制度を共通一次にすることによって是正すると...全文を見る
○海部国務大臣 御指摘のように、私立大学の学生数が圧倒的に多い現在でまいりますと、大学入学試験全体から考えれば、国公私立全部足並みをそろえていただくということが、これが理想であるとは思いますが、やっぱり大学の自主性といいますか、国立大学の方では長い間の調査研究の結果、こういう結論...全文を見る
○海部国務大臣 突然の御提案でございますので、三点についてはいろいろ問題があろうと思いますが、ただ第一の、院の、特に委員会の意向に関します問題は、小委員会その他のことにつきましては、政府としてはその決定に従います。  分離のことは、いまここで直ちにそれではというわけにはいきませ...全文を見る
○海部国務大臣 これは働く人々とか、いろいろな時間の制約があってキャンパスへ通うことのできない人に高等教育を保障するという方向で行われておると思いますが、いま国側で一生懸命取り組んでおります放送大学の構想というものは、私はそれを全国にできれば推し進めていきたいという願いがあるわけ...全文を見る
○海部国務大臣 大学入試センターの設置についてどう取り組んでいこうか、いろんな方面から議論もございますが、私が昨年の暮れに文部大臣に任命を受けましたときに前大臣から、現在文部省が当面しております教育改革の問題点について説明を受けた、その四つの中の一つがこの大学入試センターの問題で...全文を見る
○海部国務大臣 いろいろきょうまでの経過とか積み重ねてこられた問題等を私も私なりに振り返ってみまして、いまの入試問題を改善するためには一刻も早くできることから着手していかなければならぬ、こう思いまして、これでいい、こう判断をしてお願いをしておるところでございます。
○海部国務大臣 私どもは十分であろうと思っておるとお答えを申し上げる以外にないわけでありますけれども、実はお話しになりました日教組のお方がどういうことを考えていらっしゃるのか、あるいはほかにいろいろ発表されておりますこの入試に関するお考え等もわれわれとしてはお聞きしておるわけでご...全文を見る
○海部国務大臣 これは、私も入試の改善が必要だ、なぜ必要か、何がメリットか、こう言えば、すでに先生御承知のように、いろいろな問題が提起されております。私も、難問奇問というようなものから解放されて、高等学校における学校生活が、誠実に努力を積み重ねていけば、少なくともその範囲から出題...全文を見る
○海部国務大臣 言い方が悪い点はこれは御勘弁いただきたいと思うのですが、実は、大学の入学試験制度というものは、あくまで大学の自主的なやり方、大学の自治を尊重して行ってまいりませんと、基本的にはそこに問題がくると思います。文部省としては、その大学側の合意に従ってそしていろいろお話し...全文を見る
○海部国務大臣 デメリットはありませんとは決して申し上げておりません。問題として提起されておること、デメリットになるのではなかろうかと心配されておること、いろいろあることは、私自身も聞いたり、読んだり、見たりしてよく承知をしております。それらの問題点は、率直にここで先ほど申し上げ...全文を見る
○海部国務大臣 私は、先ほど申し上げましたことで、すべて私のいま考えておるデメリットはこうじゃなかろうかと思ったのでありますが、専門的にその衝に当たっております大学局長の方から詳しく御説明いたします。
○海部国務大臣 私は永井文部大臣が学制改革の四つの柱として指摘された、そしてその中で教育課程の改善、大学入試制度の改善、大学間格差の是正、学歴偏重の社会風潮の是正、この四つはやはり相関係しながら日本の学制改革に役立つものである、こういうふうに私も信じて受けとっております。
○海部国務大臣 四つの柱でございますか。教育改革のための四頭立ての馬車というような表現で私はお話を承ったんでありますが、その第一は、教育課程審議会からの答申が出ておりまして、それに基づいて学習指導要領を改定する、この作業をいま行っておるということ。それから二つ目は、大学の入学試験...全文を見る
○海部国務大臣 これは、文部行政の中でいろいろな立場の御議論があり、問題点としてただいま改革のための、あるいは芽が出たり、あるいは方向が示されたり、あるいは現実に作業をしたりしておる問題でありまして、この四つは相関関係にもございますので、推し進めていかなければならないものだ、こう...全文を見る
○海部国務大臣 これは地方にあります大学の整備充実という問題もございますし、それから国公立と私立との間のいろいろな格差の是正という問題もございますが、その中で学校間の格差を是正するためにはどうしたらいいかというような問題を、たとえば単位の互換の制度とか講座の大講座制を考えるとか、...全文を見る
○海部国務大臣 これは昭和四十七年にそういった制度の弾力化をしましてから、現在たしか六十八でございますか、学部でこれを採用されておると聞いておりますが、これはいい方向でありますので、今後ともその方向にさらに積極的に拡充していくように指導をしてまいりたいと思っております。
○海部国務大臣 実態をきちんと調査いたします。
○海部国務大臣 私どもが取り組みますのは、政治的な判断でひとつ社会の雰囲気を変えてもらわなければならぬと考えましたので、しかも永井大臣から聞いた四つの馬車のうちやはりややおくれておるのがこれではないかという判断もしましたので、真っ先に取り組んだわけでありますが、大学側が大学側とし...全文を見る
○海部国務大臣 これはおっゃるとおりだと思います。そうして、私がいま最初に申し上げましたことは、その一番最後の場面の、中身が伴わなくて学歴というものが、これがまた必要以上に幅をきかせて、いろいろな弊害をもたらしている面があるから、これはもう直ちに取っ払わなければやはり正義に反する...全文を見る
○海部国務大臣 お説の通りでありまして、やはり充実した学力を身につけるように努力をしていただかなければならぬと考えます。
○海部国務大臣 御提案の五つの項目について、法制上はできる。しかし、できても、率直に私が聞いておりますと、中途半端なでき方ではないかという感じがする面もございます。そこで、こういったことは一度よくこちらも検討いたしますし、それから当事者である大学当局の意向というものを無視しても行...全文を見る
○海部国務大臣 一生懸命にその方向に向かって私は努力をいたします。
○海部国務大臣 おっしゃる内容よく理解できますが、よく調査をいたしまして、特に私立大学、あるいは私立大学の中でも私どもも大きな講堂のようなところで講義を受けましたが、ゼミナールに参加しますと、おっしゃるような少人数教育でして、その場における教授との人間的な触れ合いなどは大変なつか...全文を見る
○海部国務大臣 医学部、歯学部の正規の募集要項に載っておる入学金というものと、問題は正規の募集要項に載っておらない入学時の寄付金というようなものとございまして、私は医学一歯学の教育にお金がかかるのだということは基本的に理解をするのですけれども、そうであればこそ、こういう時世にも国...全文を見る
○海部国務大臣 私も歯をみがけと教えられて一生懸命やってきたのです。私はおかげさまで虫歯はありませんけれども、歯みがきや歯ブラシの売れておる量などを拝見しますと相当普及しておるということにもなりますので、これもひとつ専門家に私の方からいろいろ意見を聞いてみたいと思います。
○海部国務大臣 最初の二つの柱は私もすぐわかって飛び出したのですが、この三つ目の問題はいろいろと専門的な知識も要することでございますのでよく研究させていただきます。
○海部国務大臣 そういう方向になっていくことが望ましいと考えますので、推進に努力をいたします。
○海部国務大臣 そのとおりだと思います。
○海部国務大臣 そういう様相を呈するということは、そのとおりであります。
○海部国務大臣 そのとおりであります。
○海部国務大臣 基本的に、おっしゃる方向は私はそのとおりだと思います。そして、最近いろいろな施策を積み重ねております中で、たとえば私学振興助成法というもの、その精神、目指すところは、やはり国公立と私学との間の教育費の差をいかにして是正をしていくように努力をするか、こういう発想から...全文を見る
○海部国務大臣 組閣のときにまず学校名を書かないようにしたって私はいいと思いますし、それから他の官庁のことはまだ未経験でよく存じませんけれども、文部省におきましていろいろ人事を扱いますときに、この人はどこの学校の卒業だからということを重点に選ぶのではなくて、やはりこの分野で非常に...全文を見る
○海部国務大臣 いろいろきょうまでの事実に対してそういった角度の御批判があったことは、これは私もよく承知をいたしておりましたが、現在少しずつ流れは変えていかなければならぬということでございますし、また今年度文部省が大学卒業生を採用する上級試験の制度そのものにも疑問があるかもしれま...全文を見る
○海部国務大臣 基本姿勢を申し上げますと、できるだけそういうような方向に向かって改善を積み上げていきたいということでございまして、たまたま例に出ました教育ローンとおっしゃいますけれども、これは民間の銀行がやっていることでありまして、これに対してとやかく介入はできませんけれども、ぼ...全文を見る
○海部国務大臣 せっかくの御提案でございます。検討させていただいてやっていきます。
○海部国務大臣 文部省のとっております施策はいま担当局長が申し上げたとおりでございますし、また私の知ります範囲でも労働省がそういった方々に対する専門の職業訓練所というものをつくってそれらの方々に応ずるような職業訓練の努力をしておることも私は承知いたしておりますので、そういったばら...全文を見る
○海部国務大臣 努力いたします。
○海部国務大臣 いろいろな角度から御議論がありましたように、私どもも入学試験制度一つを変えることによって今日抱えておる問題がすべて解消するとは思っておりません。したがいまして、私学の充実の問題とか大学間の格差是正の問題とかあるいは学校における教育そのものの充実の問題とかあるいは御...全文を見る
○海部国務大臣 最初にお答え申し上げましたように、私は、これはすべて解決するものではなくて、ただ解決するために非常に大事な一つのテーマである、こう考えておりますので、そのほかにもいろいろな問題については、総合して推し進めてまいりませんと、完全な成果を上げることはできませんので、そ...全文を見る
○海部国務大臣 御提案の問題は前向きに検討いたしたいと思います。
○海部国務大臣 いろいろな不都合があるわけでありますから、できるだけそういう方向で改善をしたいと思います。
○海部国務大臣 六・三・三・四の区切り方につきましては、たとえば初めの始期をどうするかという議論とか、あるいは中間の三・三をどう連係させるべきかという問題とか、いろいろ指摘されておることはよく承知をいたしておりますし、また文部省も現在それらの問題を全部放置しないで、実習的資料を収...全文を見る
○海部国務大臣 基本的には手をつけるというところまでまだいろいろな調査、検討の結果がまとまっておりませんし、私自身もいまは基本的には手をつけるべきではなくて、手をつけないで、いまある六・三・三・四の中でここを変えろと指摘をされておる問題点を着実に改革をしていくべきだ、こういうふう...全文を見る
○海部国務大臣 これは最初に申し上げましたように、目盛りの長い問題としては御指摘を受けたことに関して研究校を指定したり、研究をしたり、いろいろしておることは事実でありますから、この問題を全然放てきしたり全然やらないと言っておるのでは決してありませんが、いま現在やらなければならない...全文を見る
○海部国務大臣 物によっていろいろございますけれども、永井文部大臣から私が受け継いだときに、当面こう芽が出始めておるもの、動き出しておるものという説明をいろいろ承っておりますけれども、初等中等教育における学習指導要領の改定というのは、その目盛りは今年の春、もうじきじきその改定がな...全文を見る
○海部国務大臣 これは、申し上げておりますように、六・三・三・四の現在の仕組みの中で起こっておる弊害、そういったものについてはできるだけ改革のための努力を積み重ね、施策も続けてまいります。     〔藤波委員長代理退席、委員長着席〕 また、いま御指摘の中教審の答申の中にその方...全文を見る
○海部国務大臣 これは器の増設だけを担当しておるわけでは決してございませんで、器の増設の問題についてのいまの受けとめ方は、御指摘のように進学率が非常に高くなってきた、合格率もたしか九八・四%にまでなってきた、能力のある進学希望者のほとんどが、現時点においては高等学校へ進学していら...全文を見る
○海部国務大臣 理解をして一生懸命答えているつもりでございますけれども、ぼくの申し上げ方が悪いのかもしれませんが、六・三・三・四の教育制度というものが戦後新しく起こって、いままでの六年間の義務教育制度が九年間の義務教育制度になる。そして、出発をして二十年たったところで、中教審に将...全文を見る
○海部国務大臣 文部省としてじゃなくて文部大臣としてどう考えておるかというお尋ねでありますから率直にお答えしますけれども、私は、大学の持つべき性格というのは、開かれた大学という言葉もあるように次第に大衆化されていく一面があると思います。いま昭和五十六年までの五カ年間に余り量の拡大...全文を見る
○海部国務大臣 ですから私が申し上げたように、そのころになればほかのいろんな変化も起こるだろう、私は決して社会の要請にこたえて大学卒業生をつくるのだなんということは一回も申しておりません。そういう要求を持つ青年がふえてくる、その要求にこたえなければならぬということを言っておるので...全文を見る
○海部国務大臣 ですから、大衆化する方向であるという、それなれば五十六年までは一応定員の伸びはおさまっていくわけでありますけれども、それが過ぎた場合にはある程度定員のことも、その時期になってですけれども考えなければならない要素になってくると思います。  それから高度の研究、要す...全文を見る
○海部国務大臣 何度も同じことをお答えして大変恐縮でありますけれども、長い目盛りで考えた場合には六・三・三・四の仕切りをどうするかということになりましょうが、しかし当面五十六年からの高等教育のあり方、それから現在の高校の中に授業のわからぬ人が三分の二いるという現実、こういったもの...全文を見る
○海部国務大臣 当面の問題を受け継ぐだけでいいとは決して思っておりません。したがいまして、五十六年から始まる高等教育の整備の一応の期間が終わったときにその先どうするかというようなこととか、六・三・三・四の根本の問題をどうするかというようなことも、常に私自身が納得しようと思って自分...全文を見る
○海部国務大臣 大学の入学試験の制度というものがいろいろな意味で批判を受けており、社会問題にもなっておることは御指摘のとおりであります。何とかしなければならないというので、長い間にわたって各界の皆さんに御議論をいただいたことも事実でございます。文部省といたしましては、大学の自治の...全文を見る
○海部国務大臣 御指摘になった問題点は私どももいろいろな角度から考えなければいかぬと思っておるところでありますが、共通一次試験と二次試験というものが各大学によってあわせて選抜のための制度として置かれる。そこに調査書が加わるわけでありますから、私は受験生の余分な負担にならないように...全文を見る
○海部国務大臣 ただいま国大協側とそういった問題を詰めておりますので、大学局長から御答弁いたします。
○海部国務大臣 おっしゃるとおりです。ですから、私たちはまずできるところから踏み出して国民の皆さんの前に、入学試験問題をこういうふうに取り組んで、こういう改善をしていきますという方向をお示ししなければならぬ、同時にまた行われる共通一次試験というものはなるほど難問奇問でなかった、じ...全文を見る
○海部国務大臣 余り私は権利だとか義務だとかいう議論をしませんでしたけれども、責任ということから言えば最終的な責任は文部大臣、それはそうでございます。しかし、大学の自治のことを私が盛んに言いましたのは、基本的な姿勢として大学の自治というものをまず尊重して、認めて、そこから行きたい...全文を見る
○海部国務大臣 無関係にはみ出していいとは考えられませんけれども、いまの時期の問題についてはそういった第三学期というものがどう扱われるかという問題、これは私も一回きちんと調べ直してみます。
○海部国務大臣 これもやはり長い目盛りの方で検討しなければ、いま直ちに九月はどうかと言われてもちょっと、いろいろな波及がありますし、その他のことをいろいろ考えてみなければなりませんので、それはやはり研究課題にさせていただきたいと思います。
○海部国務大臣 いろいろ考えまして、私なりに結論が出たら直ちに御返事いたします。
03月15日第80回国会 参議院 文教委員会 第6号
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○国務大臣(海部俊樹君) 私が直接の任命権者でございませんので、わきでながめておった限りのことでございますが、三木前総理が就任いたしましたときにやっぱり教育の場というものはいろいろな大人の世界のイデオロギーによって騒々しくなってはいけない、教育の場を静かに中立の場に保っておきたい...全文を見る
○国務大臣(海部俊樹君) いろいろなことは、私どもも思ったことを話しましたけれども、われわれの進言というものは取り上げられるものもあり、取り上げられないものもありますし、また三木総理自身が任命権者としてみずからの責任と判断で最終的に決定された。そのときの心情は、さきに申し上げまし...全文を見る
○国務大臣(海部俊樹君) 文部大臣になられてからの永井前文相は、それまで歴代の文部大臣やあるいは各界の代表の方々が教育改革のためにいろいろ積み重ねてこられた努力というものを受け継いで、現在の教育が当面しておりますいろいろな改革を、とりあえず四つの大きな柱に分けて、その一つ一つにや...全文を見る
○国務大臣(海部俊樹君) 民間人を文部大臣に起用されたのは、最初に申し上げましたように、当時の任命権者である三木前総理が決断をされて、これがいいと判断をされてなされ、その二年間の業績というものは、私も申し上げたように、関心を持ってながめてまいりましたし、ときには御協力もしてまいり...全文を見る
○国務大臣(海部俊樹君) 先ほど来申し上げておりますように、当時の任命権者である三木前総理大臣は永井文部大臣を起用し、改造のときにも永井文部大臣を留任をお願いしてきましたことは御承知のとおりでありますが、今度は内閣が交代をいたしまして、そして福田総理大臣が任命権者として内閣を組閣...全文を見る
○国務大臣(海部俊樹君) 問題はこの内容だと思います、最後は。それで右か左かとおっしゃるのに答えるのはまことにこれはむずかしい答えでございますが、私は永井さんがやっていかれた業績や残しておかれた足跡、私にバトンタッチしていかれた問題点というのは、これは正しく受け継いでいかなくちゃ...全文を見る
○国務大臣(海部俊樹君) このことをここの冒頭に触れましたというのは、戦後の新しい学制改革によってそれまで六年であった義務教育が新しい六・三・三・四の九年間の義務教育制度となり、そして、この義務教育がもうすでに五十四年度からいよいよ養護学校の義務化も行われ、一〇〇%と言えるところ...全文を見る
○国務大臣(海部俊樹君) 教育は人なりと申しますことは、私いま二つの意味がありまして、広い意味からいきますと、やっぱり教育に関係する人みんながどうしたらいいか、目も心も教育の方に向けてやっていくようにならなきゃならぬ。それは、もちろん私も含めて教育に関係する者みんながそうなければ...全文を見る
○国務大臣(海部俊樹君) 最初にちょっと申し上げさしていただきたいのですけれども、私が先ほど言葉足らずで一言性善説と申し上げましたが、やっぱり私は、生まれながらの人間は初めから悪だと決めつける気持ちにはどうしてもなれませんので、生まれながらは善である。しかしその後いろいろな後天的...全文を見る
○国務大臣(海部俊樹君) 当面の起こった事件に対する対処のみならず、もっと根本的にいろいろな角度から考えなければならぬとおっしゃいますことは、これはもう御指摘のとおりでございまして、広く人材を確保するということが非常に重要であるとともに、同時にまた、新しく教壇に立っていただく先生...全文を見る
○国務大臣(海部俊樹君) 昭和四十八年に設置いたしました教育資材班は現在も引き続き活動いたしております。そして毎月相当の調査をいたしまして、あるいは通産省とも協議、協力をして活動をいたしております。詳しいことは担当の政府委員からお答えをいたさせます。
○国務大臣(海部俊樹君) いろいろな関連の問題を考えますと、御指摘になる政治資金の改革という問題もあるわけですけれども、私は、とにかくここに著しく人の心を傷つける、正義に反するものがあると判断しましたので、指定校制度は取りやめてもらいたいということを主張をし、またそれが実現するよ...全文を見る
○国務大臣(海部俊樹君) 全国の学習塾の実態というものが、いままでは大体想像、憶測で物を言っておりましたのが、調査によってほぼ浮き彫りになってきた、それによって私はいろいろな問題点の指摘がなされたと思うんでありますが、公教育に直接関係のない、という言い方はどうか知りませんが、塾も...全文を見る
○国務大臣(海部俊樹君) 塾が発生してきましたいろいろな原因とか、果たしておるいろいろな役割りというものがあの調査によっておる程度われわれも把握できたわけでありますけれども、しかし、問題は調査にも明らかになっておりますように、入学試験の制度が非常に影響しておる。学校で習うことだけ...全文を見る
○国務大臣(海部俊樹君) 前段の御質問で、塾を何らかの形で規制をして、正規の免許状を持っておる者に教えを限らせるとかいろいろ具体的な御提案がございましたけれども、御意見として承って慎重にこのことは検討をさせていただきたいと思います。  で、基本的には私は進学のための塾、補習のた...全文を見る
○国務大臣(海部俊樹君) 主管が外務省でございますが、外務大臣と私この問題については話をいたします。そして、具体的な事実、経緯その他については私はつまびらかにしておりませんので、文部省側としてどうしておるかということが御必要になれば、政府委員より御説明をいたさせます。
○国務大臣(海部俊樹君) 御指摘の経緯は私も承知いたしておりましたので、就任後、ヘスターさんという学長とお目にかかったときもその旨を私から十分伝えました。それからヘスター氏も、ちょうどアメリカの政権もかわって新しい政権だから、自分もそちらの方へ自分の立場として連絡をするというよう...全文を見る
○国務大臣(海部俊樹君) いま率直なタクシーの運転手さんの批判の声をお伝えいただきまして、実はそのタクシーの運転手さんの理解の仕方にも私は誤解があると思いますし、むしろ川崎先生が私に質問されたのは、二人ながらで暴力をふるったんじゃなくて、早稲田のラクビー部の選手は暴力をふるった現...全文を見る
○国務大臣(海部俊樹君) 国民が教育を受ける権利ということが憲法に明らかにされておりますけれども、やっぱり国民の側から教育を受ける権利と、そしてそれはやっぱり義務教育というものが決められておりますので、国の方としては、国民として必要な基礎的、基本的なことをきちんと整備されたところ...全文を見る
○国務大臣(海部俊樹君) 中央教育審議会を新しい委員の方をお願いをして、まだ何月何日からとは決めておりませんけれども、近くまた発足させたいという考えを私は持っております。それはいま取り上げて具体的に何を、どうという、具体的な諮問するテーマはございませんけれども、教育がいろいろな面...全文を見る
○国務大臣(海部俊樹君) これはまだ固まったわけでございませんけれども、私は、いろいろな問題が起こっておるわけでありますから、教育の中に。そういった問題について各界の方々の率直な御意見を承りたい。特にこの問題とか、特にこの問題と、こうしぼった諮問じゃなくて、現在起こっておりますか...全文を見る
○国務大臣(海部俊樹君) 私も学力は尊重しなきゃならないと思います。同時に、多様な能力を持ち、多様な資質を持ったそれこそ各界各層の国民の皆さんの要望にこたえて大学というものもあるわけですから、それを否定しようなんというつもりはさらさらございません。私が言っておるのは、学歴が必要以...全文を見る
○国務大臣(海部俊樹君) 御議論を承っておりましたが、できるだけその方向で努力をいたします。
○国務大臣(海部俊樹君) ただいま御指摘になっておることは、主として私立学校の問題等を描いておっしゃっていらっしゃる面があると私は受けとめるわけでありますが、そのほかにも、いろいろな面においてきょうまでやってまいりましたことを、みんなが一〇〇%これでよかったんだということではない...全文を見る
○国務大臣(海部俊樹君) 先ほど発表しました塾の実態調査について私どももいろいろな問題があろうとは考えます。しかし、いま御指摘のように、どうして塾がこういう形で存在するか、私なりに考えられるその理由は、やっぱりいまの入学試験の制度のあり方というものも一つの理由でございましょうし、...全文を見る
○国務大臣(海部俊樹君) 通知表における五段階評価というものが必ずしも一人一人の学習到達度を明確にあらわすものではないということは私もわかるんですが、いま御指摘になっておる国立教育研究所の調査のことにつきましては、私はちょっといまそのやった実際の内容をつまびらかにしておりませんの...全文を見る
○国務大臣(海部俊樹君) それは、私だったら率直に困ってしまうわけでして、それは、制度の中で五をつけるのが何%ということになりますと、大変優秀な中でも、ほんの一点、二点の争いのために五にはいれない人もできてくるわけでしょうから、それがやっぱり相対評価というものの持ち込む弊害なんで...全文を見る
○国務大臣(海部俊樹君) これは学習指導要領というのはやっぱり基礎的な基準をきちんと決めたものだと、私はこう理解するんですが、就任しましてから、よく学習指導要領が重箱のすみを詰めたように融通のないもので、そしてその学習指導要領のとおりに授業をしていかないと全然すき間がないんだとい...全文を見る
○国務大臣(海部俊樹君) 一々縛るものではありません。やっぱり基礎的な基準をきちんと決めておるものでありまして、私の理解の仕方というのは、やっぱり九年間義務教育でありまして、そのときにあんまり基準がこうばらばらであってはいけないので、やっぱり共通の基準、基礎的な基準というものはき...全文を見る
○国務大臣(海部俊樹君) 御指摘の「教科書検定制度の運用の改善について」の建議は確かにいただきまして、その建議に指摘されております方向を踏まえて間違いなくやっていきたい、こう考えておりますし、学習指導要領が改定されますと、それに伴って教科書検定基準の改定を行い、昭和五十五年度から...全文を見る
○国務大臣(海部俊樹君) 基本的な考えといたしましては、いろいろな立場のお方の意見を十分反映させていくことが大切だと、私もそう思います。そして、私の聞いておりますところでは、学習指導要領のもとになる教育課程審議会では、これは先生も御理解いただいておりますように、途中で二度にわたっ...全文を見る
○国務大臣(海部俊樹君) きわめて技術的な手続の問題にもなってまいりますので、いまここで直ちにそういたしますと御返事ができませんので、これは私一度よく帰りましてから考えさしていただきます。
○国務大臣(海部俊樹君) 先ほど申し上げましたように、広くいろいろな方々の意見を聞いたらいいということは私も率直にそう思いますし、ただ、この場合は、教育課程審議会の審議の中で二度にわたって各界の方の意見も聞き、「中間のまとめ」もし、また、このいまの学習指導要領の改定では歴史なら歴...全文を見る
○国務大臣(海部俊樹君) いろいろな角度から理由は考えられますけれども、やはり学校教育の場というものをまず見ますと、教育課程審議会がその答申の中でも指摘しておりますように、やっぱり体育というものに対してもう少し学校の創意工夫にお願いをして、もうちょっとまず学校の中でそういったこと...全文を見る
○国務大臣(海部俊樹君) これは、私もその道の専門家じゃありませんので的確なお答えになるかどうか知りませんが、大きな背景からいくと、私自身の家庭を振り返っての反省も踏まえてですが、子供が過保護になっておるのじゃなかろうか。私どものころ、きょうだいがたくさんおりまして、子供同士の家...全文を見る
○国務大臣(海部俊樹君) 二点の御要望につきましては、私もまず第一の公立文教施設整備、体育施設を整備していく、これはもう御指摘のとおり重要問題でございます。今年度の予算編成期におきましても、もう私はここに重点を置いて折衝のときにも鋭意努力をしたつもりでおりますが、今後もこういった...全文を見る
○国務大臣(海部俊樹君) 教員の海外派遣の問題は毎年、去年も、ことしも約五千人出ていただくということで、今年度予算措置といたしましては十四億五千万円計上してお願いしておるわけでありますが、資格とか行き先につきましてはちょっと私ではつまびらかにしませんので、政府委員の方から御説明を...全文を見る
○国務大臣(海部俊樹君) 先ほど来いろいろな角度からお話の出た学校でございますが、県も実情をよく知っていらっしゃると思いますので、私の方からよく、一遍県とも連絡をいたしましてよく相談してみたいと思います。
03月16日第80回国会 参議院 決算委員会 第2号
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○国務大臣(海部俊樹君) ただいまの御議論の中で、私は、必要以上の入学金が入学の条件のような形で扱われておる面に関しては、これは教育の機会均等という面からいいましても、選抜の公正を期するという面からいいましても好ましいことではないと考えておりますので、その是正は、四十九年の通達、...全文を見る
○国務大臣(海部俊樹君) 私立大学が経営のために非常に多額のお金が要るということは、いろいろな角度から議論されておりますけれども、それを解消するための方法というのは、学校側の努力とか、あるいは国側が皆さんにもお願いをして予算に計上させていただいておる経常費の助成とか、あるいは私学...全文を見る
○国務大臣(海部俊樹君) この問題はいろいろと複雑なやり方で潜行しておりますので、実態はつかみにくいと思うのですが、正直に申し上げて、入学の条件としておったのではなかろうかと疑われるような問題も事実あったろうと私は思っております。そういう疑いを解決するところから出発しなきゃならぬ...全文を見る
○国務大臣(海部俊樹君) 多額の寄付金を入学の条件としておれば、明らかに先生御指摘のとおりであります。そういったことは好ましくありませんから、それをやめてほしいというのが私の態度でございます。
○国務大臣(海部俊樹君) 私は、単に当事者に懇願するのみならず、もう一歩前進しまして、これはぜひ疑いを持たれておるような、強制的に入学の条件とするような行為は断じてやめてもらわなきゃならぬ、こう思っておるわけであります。そのために教育行政の側においてもいろいろな助成措置を考えたり...全文を見る
○国務大臣(海部俊樹君) 御指摘のとおりの方向を私も考えておりますが、ただ単に私学振興助成法に基づく経常費の助成のみならず、たとえば、ただいま法案でお願いしておりますように、無医大県解消のために国立の医科大学をつくって、そして人口十万当たり百五十人の医師をとりあえず昭和六十年まで...全文を見る
○国務大臣(海部俊樹君) 塾の実態調査をいたしました結果については、先生御指摘のように、ただいまの公教育のあり方というものについてきょうまでいろいろなところから批判や御注意がありましたような問題点、そういったものが指摘をされておった。そして、私の受け取り方の基本から申し上げますと...全文を見る
○国務大臣(海部俊樹君) 私も申し上げましたように、現場の協力を無視して教育は成り立ちませんし、教育は人なりと言われますのは、広い意味では教育関係者すべてを含むんですが、狭い意味に解釈すると、教壇に立っていただく先生の努力によって教育というものは大きく左右されてまいります。したが...全文を見る
○国務大臣(海部俊樹君) 高等学校の入学試験に中学校の内申書を重視し、活用するということは、私はいまもやっておるんじゃないかと思いますが、詳しくは担当局長から御説明をいたします。
○国務大臣(海部俊樹君) 御指摘のように、新しい学制が始まって三十年目を迎えるわけでありまして、戦後の六・三・三・四の制度の中で九年間の義務教育が広く行き渡ってきた。高等学校も進学率が非常に高くなってきた。大学の進学も多くなってきた。私は、教育が国民の間に普及してきたその三十年の...全文を見る
○国務大臣(海部俊樹君) 先生お話しのお気持ちはよくわかるのでありますし、また現在、私たちもその精神を曲げないように、それを忠実に守りながら、そして現在改善が必要だと各界から指摘をされ、また、改革の芽が出始めておるものを取り上げてやっていこうということでありますから、毎日毎日がそ...全文を見る
○国務大臣(海部俊樹君) 地方の教育委員会の制度につきましては、やはり地方の教育の直接の行政面の基本を決めていただく大変重要な仕事を分担していただいており、これが当初スタートいたしまして以来、いろいろな変遷はあったことを承知しておりますが、現在においても、地方の各界の代表の方々に...全文を見る
○国務大臣(海部俊樹君) 塾がこういうような状態で非常に過熱をして、それが社会の各界から批判を受けるようになっております現状は、これは決して好ましいものではございません。そして、塾が個々別々にお金を取っておることに関してどうかということでございますが、これはお金を取るから悪い、お...全文を見る
○国務大臣(海部俊樹君) 先生の御指摘になります問題点は、私も伺っておって、やっぱり学校教育そのものの中に現場の教師の創意工夫というものが十分生かされるようにしていくことも私は一面の真理であろうと、こう判断もいたします。  それから、学校に対しては、全国たくさんある義務教育の学...全文を見る
○国務大臣(海部俊樹君) 御指摘のとおりだと私は思います。したがいまして、このような文化勲章受章者を決めるに当たっては、各界の御推薦をいただく選考委員会というものによって厳正に選考がなされておると私は信じております。
○国務大臣(海部俊樹君) 報道されましたことは、私もその報道の内容は読みまして知っておりますけれども、当時の具体的な事情は、私、つまびらかにいたしておりませんので、詳細にわたっては政府委員から御説明をいたさせます。
○国務大臣(海部俊樹君) 当初申し上げましたように、私は新聞や週刊誌に報道されたようなことで事実がゆがめられたとは決して思っておりませんし、選考委員というものもいろいろな角度から選ばれて、閣議で了承をしてその選考審査会が始まるんでありますから、やっぱり文化勲章というものの持ってお...全文を見る
○国務大臣(海部俊樹君) 文部省が直接担当しております学校の体育施設の開放ということには、いろいろな角度からきょうまで問題提起をしたり、施策を進めてまいっておりますが、いま御指摘のようないろいろな問題につきましては、それぞれ他省庁との連絡や協議を経ながら、そういう理解と納得を得て...全文を見る
○国務大臣(海部俊樹君) 国民の皆さんにスポーツを通じていろいろな場所を利用してもらいたい。今年度文部省がスポーツクラブの普及のための予算措置を講じておりますのもその角度でありますし、また、いま峯山先生御指摘の西ドイツのゴールデンプラン等も、私も現地に行って話を聞いたり見たりして...全文を見る
○国務大臣(海部俊樹君) ただいま御指摘のお話を承っておりますと、いろいろなところにあるそういった施設の利用が少なくて、あいておる状況が非常にあるではなかろうか、そのあいているときに、本来の使用目的を阻害しないように、何か一定の基準か枠でもつくって開放してもらったらいいなというこ...全文を見る
○国務大臣(海部俊樹君) 前半の競技場の問題で、約半年ぐらいずれておることを会員募集に書いてないという点でありますが、私は本当のことをすらっと書いたらいいと思いますから、その点は必ず書かせるように指導いたします。  それから、国立競技場とオリンピック青少年センターの問題には、い...全文を見る
○国務大臣(海部俊樹君) 騒音とかあるいは大気汚染、そういったいろいろな公害から学校を守っていかなければならぬというのは、これはもう当然のことでございますし、設置者がいろいろとその問題に関しては意を配っていらっしゃると思いますが、国の方としてもできるだけの御協力をしながらそういう...全文を見る
○国務大臣(海部俊樹君) 児童、生徒の健康保持の面からいきましても、ただいま申し上げたような全国でどれだけという把握の仕方よりも、もう少し突っ込んだと申しますか、あるいは親切にと申しますか、大気汚染地域においてはどうなっておるかという個別的な、より具体的な数字を持っために努力いた...全文を見る
○国務大臣(海部俊樹君) どうも鼻炎のことは私も余り専門でございませんので、これは検討さしていただいて、関係省庁があるなれば、そちらの方へも文部省から意向を伝えてしていただきませんと、文部省だけで指定できるとかできないとかいうことじゃございませんので……。
○国務大臣(海部俊樹君) 環境庁が……。
○国務大臣(海部俊樹君) 私が前半で申し上げましたことを、特に大気汚染地域を中心にしてどうなっているかということをきちんと調査をしまして、全国平均のデータじゃなくて、それにふさわしい具体的なデータを必ずつくらせます。
○国務大臣(海部俊樹君) いまいろいろお話を承りましたけれども、練習期間を長くしたり、練習技術のためにも、あるいは基礎体力をつくるためにも雪の降っていないときも練習できるジャンプ台が必要だという必要性については何ら異論はございません。そしてすでに御承知のように、ヨーロッパの国々で...全文を見る
○国務大臣(海部俊樹君) ようございます。
○国務大臣(海部俊樹君) 直接はだで接した経験ございません。
○国務大臣(海部俊樹君) 自閉症児の問題について、これは現状の対策とか問題点については後ほど担当局長から御説明を申し上げますが、私の基本的な考え申し上げますと、やっぱりどういう原因があるのか、そういったことをよく調べ、同時にまた、どういう教育上の配慮をしていったらよりよくなるのか...全文を見る
○国務大臣(海部俊樹君) これはできるだけの配慮を、いろいろ知恵を出して積み重ねていくべきだと考えます。
○国務大臣(海部俊樹君) これは御指摘のとおりでございます。
○国務大臣(海部俊樹君) お話の趣旨を十分生かして、現在でも養護学校の補助基準面積のときには、普通の学校と比べますと、単価とか面積を広く取るように努力はいたしておりますけれども、なお一層これは御期待に沿うようにというよりも、むしろ、その子供さんたちのために、私どもも考えてみたい、...全文を見る
○国務大臣(海部俊樹君) 当初御指摘のように、国立と私学の間の親の教育費の負担に非常に格差ができておるということは、これは事実でございまして、また、これを何とか是正をしていきたいという考え方でいろいろな施策を進めておるわけです。  具体的に御指摘の、教育費の税制面からの配慮の問...全文を見る
○国務大臣(海部俊樹君) いろいろな面で税の方の問題は検討だけして今年はとらなかったわけでございますので、できれば私たちは、たとえば私学振興助成法の精神に従って、なるべく早くこれが理想とする努力目標まで到達するように上げていきたいとか、奨学金の方の施策を充実したい、あるいは入学一...全文を見る
○国務大臣(海部俊樹君) 基本的には、田渕委員おっしゃるように、大学というものを地方的にもいろいろ配置しなければならない。いま私どもがたとえば大学の定員増を限られた中でやりますときも、地方を重点に配置しておるというのもその一つのあらわれでございますし、また、地方の国立大学が特色を...全文を見る
○国務大臣(海部俊樹君) ただいま御指摘の点は、教育の機会均等、これは憲法上にも明記されておることでありまして、私は、教育において男女を差別をしておるなんということはあってはいけないことだ。また、男女共学のことにつきましても、現実に男女共学行われておるわけでございまして、守られて...全文を見る
○国務大臣(海部俊樹君) ただいま先生御指摘のものと同じものを私も拝見いたしておりましたが、方向はまさにそういう方向だろうと思います。そうして、文部省はいま具体的に何をしておるか。学習指導要領の改定作業をしておるところでございまして、この家庭科というところをつくりますときには、家...全文を見る
03月17日第80回国会 衆議院 予算委員会 第24号
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○海部国務大臣 学歴というものが学力と離れて必要以上に幅をきかせ過ぎるのは間違いだと私は思っております。そして、いま問題になっておることはずいぶん多岐にわたりますけれども、やはりその第一は、大学の卒業の段階で就職試験なんか受けますときに、排他的な指定校制度というものがある、これは...全文を見る
03月18日第80回国会 衆議院 予算委員会 第25号
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○海部国務大臣 突然の御指摘でありますし、資料を手に持っておりませんので、後ほど調査をして御連絡いたします。
03月23日第80回国会 衆議院 文教委員会 第7号
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○海部国務大臣 御指摘のとおりに、コンピューターによる問題の範囲は専門家がずっと突き詰めればわかってしまうではないかと。それは確かに、論文式とかいろいろなものと比べますとそういった狭い範囲にならざるを得ないのは、機械の持っておる宿命だろうと思います。ただ、マル・バツ式よりは少し広...全文を見る
○海部国務大臣 これは残念ながら、現在の段階ではこれをやめさせるという保証はございません。そういう権力的なことはできない仕組みだと思います。
○海部国務大臣 これはやはり一次試験と二次試験とを総合して判断するわけでありますし、二次試験の方についてはやはり試験する当該大学側の、たとえば論文テストなんかの場合になりますと、主観が当然入って判定されることになるだろうと思います。
○海部国務大臣 御指摘のように、すべてに広げてやっていきたいということでこの問題に基本的には取り組んでおりますが、いまおっしゃる金に左右される、コネに左右されるというようなことは本来あってはならないことでありまして、そういった弊害は、また別の方の世論喚起とかあるいは行政指導とか、...全文を見る
○海部国務大臣 大学のあるべき姿として当然の方向であろうと思います。
○海部国務大臣 これはそれぞれの学校が建学の理想といいますか、そういったようなものを掲げて学校教育に励んでいらっしゃるわけでありまして、こういう学風をつくれとか、こういう学風をつくったらいいとかいうようなサイドの話ではなくて、その学校ができたときの学風をきちんと守り受け継いでいく...全文を見る
○海部国務大臣 第一の大学間の単位の互換制度の問題につきましては、この前お答えしましたように、すでに制度そのものはできておりますが、ただ現実に交換が行われておるというものがまだ意外と少ないわけでございますので、せっかくの制度でありますから、これがもっと利用されるようにしていかなけ...全文を見る
○海部国務大臣 これは決して聞きおく程度というような気持ちでは受けとめておりませんし、現に私もそういった制度の中で御質問の趣旨に沿った方向でやるとすれば、いま制度がありながら余りにたくさんになっていない問題等にもっと積極的なものを加えていけば実質的に成果が上がってくるわけでありま...全文を見る
○海部国務大臣 これは、一発勝負という言葉の言い方があるいは不適切だったかもしれませんけれども、ペーパーに一回答案を書くだけで、それですべてが決まってしまうというものよりも、やはり一次試験の結果、それから二次試験の結果、それから調査書の活用、この三つを総合しますことは、ペーパーに...全文を見る
○海部国務大臣 試験の方法がそういうふうに一次試験、二次試験と調査書等を加味してやれという、昭和四十六年の会議の報告あるいは各界の方の御選定等もありましたので、なるほど机に座って一回だけ答案を書く、それだけですべてが決まって張り出されてしまうという方法よりも、いろいろな大学側の創...全文を見る
○海部国務大臣 義務教育というのは、国民として基礎的、基本的に必要なことをしっかり身につけていただく必要がある。したがいまして、今度の教科を精選するに当たりましても、そういうことを十分考えながら学習指導要領の改定作業は行わなければならないと私は考えております。
○海部国務大臣 そういうことを細かく文部省と議論をして、文部省を代表して物を言ったわけではございませんでしたけれども、あの座談会のときも、そうしていまも、私の考えは変わりませんけれども、一部にはやはり落ちこぼれとか落ちこぼしとかいろいろ言われますが、それは一体むずかし過ぎるからこ...全文を見る
○海部国務大臣 その点に関しましては、私は常に十分配慮しながら物を言っておるつもりでございまして、逆に言うと、薄くしてむずかしいことばかり残ってしまったというのでは、これはまたちょっと方向と違うわけですから、やはり精選をして、基礎的、基本的なことをきちんとしてもらわなければならぬ...全文を見る
○海部国務大臣 それはもう事実としてそういうことはあるわけですし、教室の子供すべてが同じ到達度を毎時間毎時間するなんという機械のようなことは全く不可能だということは私もよくわかりますし、それを強制したり何かするのではなくて、やはりおくれる子はおくれていいやと言ってほっておかないで...全文を見る
○海部国務大臣 主観的にはそう思っても客観的に否定されるでしょうし、なかなかいまの入学試験の問題等はむずかしいな、自分がやって果たしてこれができるかどうか、確たる自信はございません。
○海部国務大臣 やはり基礎的、基本的なことをきちんとみんなが身につけてもらうにふさわしいようなまたそれに役立つような方向でしていくのが指導要領の改定だと思いますので、御意見十分ただいま承りましたので作業の上にその考え方を生かしてできるだけやっていきたいと考えております。
○海部国務大臣 意外に知られていないとおっしゃったことは、私も率直に認めなければならぬと思うのです。と申しますのは、この間どこかで現役の高校生を百人集めて、そして賛成か反対かといういろいろな座談会を私、たまたま見ておりましたけれども、その中で高校生が指摘しております疑問点というの...全文を見る
○海部国務大臣 このことに関しましては、すでに四十六年の大学入試会議からの報告をいただいていろいろな指摘があり、それから各大学当局者の皆さんがいろいろな角度で長年にわたって調査研究を積み重ねられ、問題点を指摘され、そして国大協で実施可能という結論になったということでありますから、...全文を見る
○海部国務大臣 この前御指摘を受けてから、私も帰って担当局長やいろいろな方と検討を進めております。そして一つ言えることは、具体的な例として前回御指摘になりましたように、音楽の先生が体操の先生を兼ねるというような、そういう全くその人の専門を殺してしまうような担任の仕方といいますか、...全文を見る
○海部国務大臣 大学入試センターの問題に関します各委員の皆さんからいろいろな点について御指摘を受けましたこと等は、全部十分肝に銘じて、そういったような弊害が少しでもなくなっていくように今後努力をしてまいりますが、長い間の各界の方々の調査研究の結果、今年度どうしても大学入試センター...全文を見る
○海部国務大臣 このたび、政府から提出いたしました公立学校の学校医、学校歯科医及び学校薬剤師の公務災害補償に関する法律の一部を改正する法律案につきまして、その提出理由及び内容の概要を御説明申し上げます。     〔藤波委員長代理退席、委員長着席〕  この法律案は、最近における...全文を見る
○海部国務大臣 趣旨はそのとおり生かしてまいります。
○海部国務大臣 ただいまの御決議につきましては、その趣旨に十分留意し、大学入試センター、定員問題等について慎重に努力してまいりたいと存じます。     —————————————
03月26日第80回国会 参議院 予算委員会 第6号
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○国務大臣(海部俊樹君) 学校給食の問題につきましては、そのそれぞれの地域の皆さんの御協力と、同時にまた、学校に米飯給食を推進する設備等の充実という両面がございますが、学校給食そのものが児童生徒に与えますいろいろないい影響、体位の向上に役立っておること、あるいは共同生活にも役立っ...全文を見る
○国務大臣(海部俊樹君) 前川委員御指摘のとおり、私は学歴というものが必要以上に幅をきかせ過ぎておる姿は間違いだと思っておりますし、一流企業が特定の大学の卒業者だけを就職の際の有資格者と決める制度は好ましくございませんから、こういった制度はやめてもらいたいということを強く指導し、...全文を見る
○国務大臣(海部俊樹君) 当面は、目につきますそれらの制度をやめてもらうように強く自粛を求めておりますが、それだけでは私は根本的解決にならないと思いますので、あわせて大学の学校間格差の是正というものにも取り組まなければならぬと思って取り組んでおりますし、また、社会全体の風潮の中で...全文を見る
○国務大臣(海部俊樹君) どうしても選別ということになりますと、点数だけでやったのではよくありません。したがいまして、入社試験のみならず、入学試験のときにおいても、やはりその側面だけをとらえて考えないで、できるだけ幅広く奥深く、その人の人間としての能力を正当に評価できるような方法...全文を見る
○国務大臣(海部俊樹君) このことは法律で解決できる問題ではございませんので、私どものそういった気持ちというものを直接訴えておりますし、それから関係各省の協力も得ておりますが、企業側でも最近の世論調査が新聞に発表されておりましたが、学歴とか、そのときの点数に頼るよりも、やっぱり能...全文を見る
○国務大臣(海部俊樹君) 御指摘の学習塾の問題につきましては大変過熱状態になってきまして、いろいろな問題を指摘されたり、批判が出てきておったこと御承知のとおりでございます。そこで、この実態を調査して世に問いましたことは、いままさに先生おっしゃるように、なぜできたんだろうかという点...全文を見る
○国務大臣(海部俊樹君) いま公教育がいろんな面から問題を指摘されておるわけでありますから、私どもまず第一には、基本的な心構えとして、法律で許されるから許されないからという角度よりも、やっぱり教育者として専門職の自覚に立って厳しく服務についていただきたい。そうして父兄、国民の皆さ...全文を見る
○国務大臣(海部俊樹君) 御指摘のような国公立と私立の間の父兄の負担の格差、教育費の格差というものはそういう教字で現実に存在しております。で、私どもはこれはやはり教育の機会均等という面から考えましても、あるいは父兄の負担を是正していくという面にいたしましても放置できないことと考え...全文を見る
○国務大臣(海部俊樹君) せっかく制度を始めまして予算措置も講じておるわけでありますから、できれば満杯になるだけ使っていただきたいというのが率直な願いでございますが、宮田先生御指摘のように、使われる率が非常に少ないということはよく制度そのものが知られていないということもあるかもし...全文を見る
○国務大臣(海部俊樹君) 八ケ岳といいますのは、永井前文部大臣が学校間格差の是正のときにたとえとして使われた言葉でありまして、富士の峰より八ケ岳という表現で私にも話されました。私は、その考え方といたしましては、一つのすぐれた学校があるよりも、その地方に特色を持った多くの学校ができ...全文を見る
○国務大臣(海部俊樹君) 国立大学の配分をながめてみますと、金額の上からいきますと確かに東京大学、京都大学に多くいっておるということが目立つわけでありますけれども、やはり開設以来十四の研究所を持っておりますということや、あるいは他の大学に比べて大学院に収容しております学生の数が非...全文を見る
○国務大臣(海部俊樹君) 御指摘のとおり、体育に力を入れて知・徳・体の三者がバランスのとれた教育をしなければならないということは各方面から言われておるところでございます。特に私どもは、学校段階におきまして、義務教育は義務教育の発展段階においていろいろなことが必要だと思いまして、五...全文を見る
○国務大臣(海部俊樹君) 私学経営費の助成金はこれは体育には関係ございません。そして私立大学がいま申し上げましたように、いろいろ体育館等を含む一般施設設備、それらをなさるときには、日本私学振興財団の貸付事業計画の中で五十二年度は四百七十五億円これを計上しておりますし、また特別施設...全文を見る
○国務大臣(海部俊樹君) おっしゃるとおり、二年据え置き、二十年返還の七・五%ということに相なっております。できるだけこれは有利な条件に変えて借りやすいようにしたらいいと考えます。
03月28日第80回国会 参議院 予算委員会 第7号
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○国務大臣(海部俊樹君) お答えいたします。  幼稚園ば、御承知のように、学校教育法に定める学校でありますが、公の性質を持つものであって、この学校が設置できる者は「国、地方公共団体及び私立学校法第三条に規定する学校法人」に限られるとなっておりまして、私が前半に申し上げましたもの...全文を見る
○国務大臣(海部俊樹君) 指導要領とか設置基準というものは、幼児教育をいかにするかという目的のもとに定められておるわけでございまして、同一のものでございます。
○国務大臣(海部俊樹君) 父母負担の差を文部省が把握しております数で申し上げますと、公立は五十一年度入園料が四百二十一円、保育料が一万九千六百四十三円、合計しますと二万六十四円ということになります。私立幼稚園の方は入園料が二万七千三百六十四円、保育料が九万六千八百二十四円、その他...全文を見る
○国務大臣(海部俊樹君) 差額は約十万円になります。
○国務大臣(海部俊樹君) 御指摘のように、学校教育の場においては、知育、体育、徳育、調和のとれた心身ともに健全な国民の育成をしなければならない、そういう見地に立ちまして、知育偏重に過ぎるのではないか、徳育を忘れておるのではないか、こういう角度からの御指摘もありまして、現在、昭和三...全文を見る
○国務大臣(海部俊樹君) これは学校教育法の施行規則に基づいて学習指導要領をつくり、そして教育課程編成の段階に教科とともに道徳、特別活動と三つで教育課程を編成するようにお願いをしておるわけでありまして、私はそれは現場においても守られておると、こう考えております。
○国務大臣(海部俊樹君) 申し上げるまでもなく一国の社会秩序を形成し維持するものは法律であり、これは罰則を伴う強制力を持った最低限度の基準でありますけれども、道徳は、やっぱり罰則とかそういったものは伴いませんし、強制力もありませんけど、人間として法律以前に守らなければならない一つ...全文を見る
03月29日第80回国会 参議院 予算委員会 第8号
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○国務大臣(海部俊樹君) 学校をどれほど建てなければならないかという問題は、人口の中で特に義務教育に就学する年齢層、高校に行く年齢層、それがどの程度ふえるかという自然増の問題と、それにプラス社会増の問題と、二つをあわせて計画を立てなければなりません。文部省といたしましては、過去五...全文を見る
○国務大臣(海部俊樹君) ただいま御指摘の千三百六十六億円というのは、小学校の平均十八クラス屋体つきという標準でまいりますと、これは二分の一補助ですと六百八十校分に当たりますし、急増地帯の三分の二補助といたしましても四百十校分に当たるわけでありまして、国庫負担分は計画を上回るよう...全文を見る
○国務大臣(海部俊樹君) この計画につきましては本来地方交付税、地方債措置で措置をいたしておりますところへ五年間だけの緊急対策として建物補助をしたわけでありますから、この百八億だけで建てるというわけではございませんけれども、これを学級数にいたしますと千二百十一億でありまして、地方...全文を見る
03月31日第80回国会 参議院 予算委員会 第9号
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○国務大臣(海部俊樹君) 虫歯にかかっておる子供の数が非常に多うございますので、小中学校の教科においては、どうしたら予防ができるかということ、特別活動においては、清掃の方法とか、そういったいい習慣を身につけること等を教えておりますが、今年度ば新たに予算措置もいたしまして、全国に虫...全文を見る
04月01日第80回国会 参議院 予算委員会 第10号
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○国務大臣(海部俊樹君) 御承知のように、大学の使命というものも時代の移り変わりとともに変遷をしておりまして、私は学術、研究をより高度なものにするとともに、より幅広く、実践的なものにもしていかなければならぬという感覚でございまして、今年度の予算措置のときにも学術、研究費には大いに...全文を見る
○国務大臣(海部俊樹君) 職業高校における教科内容の点から言って、大学受験の際に非常に不利ではないかという御指摘はかねてから承っておるところでございまして、今年ただいま私の手元にあります数字では、推薦入学という制度を活用するようにして、現在たしか十七の学部で推薦入学の制度をとられ...全文を見る
○国務大臣(海部俊樹君) 御指摘のとおり全く同感でございまして、したがいまして、文部省は農業後継者の育成ということに力を入れますとともに、その具体的な方法としては昭和三十九年度からであったと思いますが、寄宿舎をつけて二十四時間寮で合宿をしながら将来の大型自営農業者を育成するための...全文を見る
○国務大臣(海部俊樹君) ただいま大学の四年制農学部のあり方について、文部省もいろんな方の意見を聞いたり改善に検討をしておるさなかでございますし、また、本日御出席の石川参考人のおいでになる岩手大学の農学部にもお願いをいたしまして、四年制の大学における農業高校卒業生の教育はどのよう...全文を見る
○国務大臣(海部俊樹君) ただいま小学校、中学校におきましては、それぞれの児童生徒の発達段階に応じて、農業というものの持っております意義とかその重要性について教えるようにいたしておりますが、小学校では大体五年生の社会の時間、地理の産業学習のところでそれを始める。中学校へ行きますと...全文を見る
○国務大臣(海部俊樹君) 昭和四十二年当時までにおきましては、二十五の大学に研究費が出ておったという事実はございます。四十二年以降は一一文部大臣と協議することにしたのでございますが、その後は、九大学が研究委託の継続等で行っておりましたが、四十七年以降は全くございません。
04月04日第80回国会 参議院 予算委員会 第12号
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○国務大臣(海部俊樹君) 御指摘の問題は、教育の機会均等を図る、あるいは大学入学の選抜の公正を図るという面から、私は、特に入学の条件として多額の寄付金が徴収されるということは好ましいことではない、改めなければならぬ、こういう基本的な立場できょうまでいろいろ努力をしてまいりましたし...全文を見る
○国務大臣(海部俊樹君) その国家試験を受けるための塾の実態については、ちょっと私いまここにつまびらかにいたしませんが、私の聞いております範囲では、たとえば、国家試験に受かる受からないの前に、留年しそうな生徒がいたり、あるいは国家試験を受けても第一次試験に受からなかったというよう...全文を見る
○国務大臣(海部俊樹君) 御指摘のとおりに、これは世論を一時的にどうこうしようというような表面だけの態度であっては絶対にいけないと思います。同時に、現在でも私学振興助成法に基づいて昭和五十二年度予算に組んでおります私立大学への経常費助成だけをとってみましても、千六百五億円という多...全文を見る
○国務大臣(海部俊樹君) 考えるつもりございますし、また考えてもまいりまして、特に入学時に要するお金の額というものはきちんとやっぱり明示すべきであると、こういう線で指導も強化しておるところでございます。
○国務大臣(海部俊樹君) 親としてということでありますが、せめて自分の名前ぐらいはきちっと書けるようになってほしいと思いますし、また文部省といたしましては、小学校の一年生の学習指導要領というものを見てみますと、そこでまずひらがなが全部読んだり書いたりできるようにする、漢字も大体四...全文を見る
○国務大臣(海部俊樹君) 現在の小学校入学前のいわゆる四、五歳児に対する教育につきましては、これが非常に重要だということは御指摘のとおりでございます。そして、現在幼稚園と保育所とに分かれております関係もあって、そこの教育的な面は何とか同じレベル、同じ基準のものでやっていただきたい...全文を見る
○国務大臣(海部俊樹君) 現在、五十一年度幼稚園の在園児は二百三十七万人、五歳児の就園率も六四・六%ということに相なってまいりました。なお、ただ地域的に公立幼稚園の非常に数の少ないところ等もございますので、そういったところに対してさらに充実をしていかなきゃならぬと、こういうことで...全文を見る
○国務大臣(海部俊樹君) 私は、残念ながら公立を落っこちましたので私学へ進んだわけでございますが、私学といえども多くの学生を教育してくれまして、それはやっぱりいろいろな意味において果たしておる役割りというものは非常に高いと思いますので、その私学に対して私学の親の教育費負担というも...全文を見る
○国務大臣(海部俊樹君) 養護学校の義務制に踏み切るということは、就学するすべての人を受け入れるために、たとえば学校を設置するとか、そういう設備をきちんとする義務があるということでございます。
○国務大臣(海部俊樹君) これはどこで教育をしたらその子供さんのためになるかという観点で、いろいろやっぱり専門的な判断が必要かと思いますが、各都道府県等にあります就学指導委員会の中に、お医者さんとかいろいろな専門家がおいでになりますが、そういうところで、たとえば養護学校へも来れな...全文を見る
○国務大臣(海部俊樹君) 幼稚園の教育要領をつくりますときに、現場の先生とか心理学者とかあるいは教育学の先生にお集まりを願って、幼稚園ではどの程度のことを身につけてもらったらいいかということをいろいろな角度から検討をして、ただいまの幼稚園教育要領ができておりまして、それに従って教...全文を見る
○国務大臣(海部俊樹君) 御質問の趣旨を体しまして、大蔵大臣とよく御相談をさせていただきます。
04月06日第80回国会 参議院 予算委員会 第14号
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○国務大臣(海部俊樹君) 御指摘のように、心を大切にしていかなければならないということは宮田先生のお考えと全く同じでございますが、文化というものは、やっぱり長い間にわたってすぐれた文化遺産が先人によって形成されておる、それをきちんと保護して後世に伝えていくことも一つ大切なことであ...全文を見る
○国務大臣(海部俊樹君) 御指摘のように十年先、二十年先の新しい時代を見越した文化行政はいかにあるべきかということで、この懇談会の答申を三月にいただいたわけでございます。この中で、今後の文化行政の方向として、先ほど申し上げましたように、参加する文化、中央から地方へ伝播するのじゃな...全文を見る
○国務大臣(海部俊樹君) 数字は文化庁長官が申し上げたとおりでございますが、せっかく長期総合計画の答申等の精神もございますので、今後できるだけ関係省庁と相談をしてふやしてもらうように努力をしたいと考えております。
04月07日第80回国会 参議院 文教委員会 第8号
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○国務大臣(海部俊樹君) 私は、いま御指摘されて初めてそういうお話を承ったわけでありまして、率直に、何も存じておりません。
○国務大臣(海部俊樹君) 五十一年の七月三日に山形放送でどういうことが行われたのか、全く知りませんでしたし、それから、それは放送局自体の編成権の問題に属することだと考えますので、これは文部省としてするのが妥当なのか、あるいは郵政省に聞くのが妥当なのか、あるいはそういうことに立ち入...全文を見る
○国務大臣(海部俊樹君) 先ほどから申し上げておりますように、これは私、ただいま初めて御指摘を受ける問題でありますし、具体的事実をつまびらかにいたしておりませんし、また七月三日の放送を、おっしゃるように山形放送が新聞に発表しながらやめたということは、番組編成権の問題にもなりましょ...全文を見る
○国務大臣(海部俊樹君) このことはいろいろな問題がございますので、関係省庁とよく相談をして、しばらく時間をお貸しいただき、どういうことであったかということの御報告をさしていただきたいと思います。  それから、具体的にそういうことがあったかどうかまだ事実がわかりませんので——想...全文を見る
○国務大臣(海部俊樹君) いろいろ憲法その他法律の規定がございまして、先生御指摘のように一定の、たとえば主たる目的の中には、こういうものとか、公益事業で上げた収益はこうだとか、いろいろな規定はございますが、また逆に申し上げますと、宗教法人なるがゆえに政治活動をしてはならないとか、...全文を見る
○国務大臣(海部俊樹君) 信教の自由と申しましても、やはり宗教活動を行うに当たつての人権の擁護の問題、あるいは公共の福祉などの点においていやしくも誤解を受けたり、不信を招いたりするようなことがあってはならないと私も考えますので、具体的事実に関しましては、調査権限を持っておるそれぞ...全文を見る
○国務大臣(海部俊樹君) 学校の教師は、教育基本法にも規定されておりますように、教育を通じて国民全体に奉仕をしていただく立場にあり、おっしゃるように先生の人格の触れ合いというものを通じてその子供の将来に大変大きな重要な影響が行き渡るものであり、師たる立場の方である、こういうふうに...全文を見る
○国務大臣(海部俊樹君) 申し上げましたように、次代の国民を育成するという重要な職務を行うものであり、一人一人がやはり自己の使命を十分に自覚して職務の遂行に当たっていただくとともに、絶えず研究、研修に努めることが要求されると思いますが、職務上どのようなといいますと、私はやっぱり高...全文を見る
○国務大臣(海部俊樹君) 大多数の先生方は教育に情熱を持ち使命感を持って教師としての職務に取り組んでいただいておると私は信じておりますが、一部にはいろいろなことなども報道されておりますように、必ずしもこれですべて満足すべき状態だと残念ながら言い切れないような面もあろうかと思います...全文を見る
○国務大臣(海部俊樹君) 具体的にと申しますと、まあ、ときどき新聞に報道されるような極端な行為をされる先生のあり方というものも例外的でしょうけれども満足すべきでありませんし、またこの間も教員組合の委員長と対談いたしましたときに、槇枝委員長の方も、教師自身としても三ト追放と申します...全文を見る
○国務大臣(海部俊樹君) 地方公務員法の上からまいりますと、先生御承知のように、教職員は職員団体を結成してその勤務条件の維持改善を図ることを主たる目的とした活動を行うことができると、こうなっておりますが、職能団体としての性格を持って、そういったことに対していろいろ努力していただく...全文を見る
○国務大臣(海部俊樹君) 率直に申し上げまして、法律に違反をするような争議行為とか、あるいは主たる目的を逸脱するような政治的な闘争行為というものは私は望ましいものだとは考えません。
○国務大臣(海部俊樹君) 先ほど関連して申し上げましたが、私はストは絶対にやめてもらいたいと、こういう姿勢でございますし、また全体に奉仕する公務員たる教職員がその目的のいかんを問わず争議行為を行うことは法律で厳に禁止されておるところでございますので、法律はきちんと守ってもらいたい...全文を見る
○国務大臣(海部俊樹君) もうこのことは従来から繰り返してストを行ってもらいたくないということは発言をいたしておりますが、具体的に服務規律の保持を徹底されるよう各都道府県の教育委員会を指導しておりまして、この旨をまた今回は三月三十日に教育委員会に通知をしたところでございます。
○国務大臣(海部俊樹君) 御指摘のように、やっぱり法律というものは国家、社会の秩序を維持し形成していくためにすべての人が守ってもらわなければならない強制規範でございますので、こういった法律を守らなければならぬというのはやっぱり国民として非常に大事な資質の一つでございますから、特に...全文を見る
○国務大臣(海部俊樹君) 主任の制度そのものにつきましてはいろいろと御議論もあるところであり、国会の論議を通じて私たちの考えておりますことを十分に御理解願いたいと、そういう姿勢で臨んでおりますが、やっぱりそのことと、それからやっぱりそれを国会外のストという問題と同じレベル、同じ土...全文を見る
○国務大臣(海部俊樹君) このことにつきましては、各方面からの御意見で、むずかし過ぎるのではないか、あるいは分量が多過ぎるのではないかというような御指摘もあり、また教育課程審議会の答申にもそのことが触れられておりまして、これがすべての原因ではないかもしれませんけれども、永井文部大...全文を見る
○国務大臣(海部俊樹君) これは責任という言葉がぴったりするかどうかちょっと私はその判断に迷うんですが、たとえばこの間あるベストセラーと言われておる本を読んでみますと、現場の教師の人が書いていらっしゃる本で、自分がやる気をなくしておるときは子供は全然ついてこない、これじゃいかぬと...全文を見る
○国務大臣(海部俊樹君) 御指摘の学習塾の問題は、最近特にこれが大変過熱状態になったということで、社会的ないろいろな批判を呼んでおりました。学習塾そのものにも、進学の塾とか、あるいはただ単なるおけいこごとの塾とか、いろいろ千差万別でございましたので、文部省はこのほど全国の実態調査...全文を見る
○国務大臣(海部俊樹君) ただいま先生御指摘のことは私も全くそういうことだと思いますし、また私のところへもこのごろ塾に関する御意見の手紙がずいぶん参るんでありますが、特にその中で、うちの子供は学校に本当に全幅の信頼をおいて通っておるんですから、もし塾に通わせて、幼い子供のころから...全文を見る
○国務大臣(海部俊樹君) 六・三・三・四の区切り方につきましては先生御指摘のような御意見をずいぶんいろんな書物で読みましたり、あるいは中教審の答申等を読んでみましたり、また三年の中学校と三年の高校学校を一貫したものにしたらどうかというような御意見、御議論もございまして、現在文部省...全文を見る
○国務大臣(海部俊樹君) この間の文部省の調査ではその点につきましては調査いたしてございませんので、先生方が平均幾ら塾で収入を得ておられるかということはわかっておりません。
○国務大臣(海部俊樹君) これは人個人によって大変むずかしい問題だと思いますが、私はやっぱり学校において教える方に全力を挙げていただいておると、こう理解をしたいのであります。
○国務大臣(海部俊樹君) 学校の授業がよくわからない、おもしろくないという答えを出す子供が、塾の教育はよくわかるとか、おもしろいとかいう答えを出す。それは全部が学校の先生じゃないわけでありますから単純に比較はできませんけれども、やっぱり塾へ行っていろいろおもしろおかしくしようと思...全文を見る
○国務大臣(海部俊樹君) 塾の過熱状態をなくしなければならぬというのはまさに御指摘のとおりでありますし、また、学習外活動の適正化について関係機関に文部省としても通達を出しまして、教員の自覚と、厳正な服務をしてほしいということも、十分指導の徹底を期してまいりたい、こう考えております...全文を見る
○国務大臣(海部俊樹君) 学校教員の皆さん方には国民も大変な大きな期待をするわけでありますし、また、果たしていただかなきゃならぬ役割りも高いわけでありますから、人材確保法を通じて処遇の改善にできるだけ努めておりますとともに、また、指導力の向上を図るためには各種の研修会を充実させま...全文を見る
○国務大臣(海部俊樹君) 御指摘のように、学校給食も教育の一環として取り扱っているわけでありますから、やっぱり地域住民の皆さんや関係者の円満なお話し合いによってきちんとやっぱり続けられていくべきだ、またいってほしいと私は考えます。
○国務大臣(海部俊樹君) 私の考えを率直に申し上げますけれども、たとえば塾の問題なんかは大変過熱状態になっていろいろと弊害が指摘され、問題点が指摘されます。それはおっしゃるように塾は、文部省のただいま、何といいますか、責任範囲ではございませんというようなとらえ方で見るんじゃなくて...全文を見る
○国務大臣(海部俊樹君) 塾が過熱状態になってきていろいろ指摘されるような問題が起こったところに——私は、これはこの過熱状態は是正しなければならない。初めからこう思っておるわけでございますけれども、おっしゃるように教育の出発は塾であった。日本でも江戸期を探ってみれば、それは寺子屋...全文を見る
○国務大臣(海部俊樹君) 私はやっぱりそういうようなことになってはいけないと思っておりますし、またそういうことにならないように改善していくには、すぐに手の平を返したように直ちにこうなるとか、あるいはここだけこうすればこうなります、という即効薬は正直率直に申し上げてございませんけれ...全文を見る
○国務大臣(海部俊樹君) マスコミが非常に影響力を持っておりますことは御指摘のとおりでありまして、実は指定校制度の廃止の問題につきましては、石田労働大臣といろいろ懇談をし、お願いしました問題について、ひとつ根気よくいつまでも続けていけという激励がいただけますのも、これはマスコミが...全文を見る
○国務大臣(海部俊樹君) 結論を先に申し上げますと、これは望ましいことだと私も思いますし、現におっしゃるように、フランスの国際会議場なんかへ行きますと、必ずいろいろそういったものが置いてあるのが目につきます。あるいは学校などにもそういったことができたら芸術的雰囲気に浸るといいます...全文を見る
○国務大臣(海部俊樹君) ずいぶんたくさんの指摘がなされまして、私の現在記憶に誤りなければ、たとえば単位の互換制というのは、制度として昭和四十七年度からそれができるようにして、まだ互換制が現実に行われている数は少ないと記憶しておりますが、互換制がとにかくできるようにした。それから...全文を見る
○国務大臣(海部俊樹君) これはもう何回も繰り返して申し上げておりますように、ストはやってほしくない、やめてもらいたいという通達等も出しておるんですから、ストが行われないことを願っておりますけれども、不幸にして行われたときには、やはり教育委員会を通じて厳正に処分してもらうようにこ...全文を見る
○国務大臣(海部俊樹君) このたび政府から提出いたしました国立学校設置法及び国立養護教諭養成所設置法の一部を改正する法律案につきまして、その提案の理由及び内容の概要を御説明申し上げます。  この法律案は、昭和五十二年度における国立大学の学部及び大学院の設置、短期大学部の併設、生...全文を見る
○国務大臣(海部俊樹君) まず最初は岩手大学の人文社会科学部の設置についてでありますが、これは東北地区、特に岩手県は全国的に見て大学、短期大学への進学率がきわめて低く、また特に人文社会科学系の入学定員の割合も低くなっております。このような事情を背景に地域社会の強い要請を受け、昭和...全文を見る
○国務大臣(海部俊樹君) 大学改革の推進を図りますためには、御承知の高等教育懇談会の報告に即してやっておるわけでございますが、まあ基準は何かとおっしゃいますと、地域間の収容力格差を是正していくとか、専門分野構成の不均衡をなくしていくとか、あるいは社会的要請の強いものを計画的に養成...全文を見る
○国務大臣(海部俊樹君) これは先ほど申し上げましたように、やはり地域間に収容能力とか専門分野の格差が非常に目立ちますと、これはやっぱり教育の機会均等というような面からも努力をしたり、あるいは学校間格差をできるだけ是正していきたいという立場からもこれをやっぱりお認めいただきたいと...全文を見る
○国務大臣(海部俊樹君) この計画が始まりまして以来、いわゆる無医大県解消計画に基づいてできました医大は現在までに十二校完成をいたしておりまして、高知、佐賀、大分の三つの医大につきましては五十三年の四月から学生を受け入れる予定に相なっております。現在は福井、山梨、香川とこの三つの...全文を見る
○国務大臣(海部俊樹君) 現在大学院を置いております大学は、昭和五十一年度におきまして二百十九校であります。これは全大学四百二十八校のうち五一・二%に当たります。このうち修士課程のみを置く大学は八十校、博士課程を置く大学は百三十九校でございます。
○国務大臣(海部俊樹君) 御承知のように、大学入学者の選抜方法につきましていろいろ社会的な議論があり、去る昭和四十六年に大学入試改善会議から共通学力テストの実施、あるいは調査書の活用、そういったこと等を内容とした今後の改善方策についての報告書が提出されました。以来、国立大学協会を...全文を見る
○国務大臣(海部俊樹君) 大学入学試験制度全体を何とか改善していこうということでございまして、私どももできれば国公私立全部が参加をしてもらうのが望ましいと、こう考えましてかねてからその方向で努力もしておるわけでございますけれども、しかし大学の自主性というものをやっぱり非常に大切に...全文を見る
○国務大臣(海部俊樹君) これはやはり各都道府県の主体性を尊重して、各都道府県が自主的な御判断において適正な措置をされることが望ましいわけでございますので、いま直ちに学校群制度をやめろというような通達を出すことは考えておりません。
○国務大臣(海部俊樹君) きょうまでのいろいろな小中学校教育に対する御批判の最大のものは、知育偏重、詰め込みではないか、そして徳育とか体育という方がおろそかになっておるのではないかというような角度からの御指摘もございましたし、また教育課程審議会において、各界の方々の御意見の総まと...全文を見る
○国務大臣(海部俊樹君) これはただいまのところ考えておりません。
04月07日第80回国会 参議院 予算委員会 第15号
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○国務大臣(海部俊樹君) 大学の付属病院で救急病院等を定める省令に基づく告示を受けております病院は、国立で三病院、三つであります。公立が五つ、私立は二十一でございます。なお、告示病院数は、御指摘のように大学、国立まだ三つでありますけれども、告示のあるとないにかかわらず地域医療に協...全文を見る
○国務大臣(海部俊樹君) これはどういう問題があるのか私もちょっとここで具体的にお答えできかねますので、よく調査をしてみたいと思います。
○国務大臣(海部俊樹君) 告示を受けようと受けまいと現に救急医療の患者を受け入れて、できるだけの協力をいたしておることでございますし、また救急部の整備等もしておりますので、各大学病院に対して積極的に受けるように指導をしてまいりたいと思います。
○国務大臣(海部俊樹君) おっしゃるように教育の目的は人格の完成を目指して心身ともに健康な国民を育成することにあるわけでありまして、義務教育段階で国が準備します基準というものは、やっぱり義務教育ではこの程度のことを身につけてもらうことが、国民としてその人が将来社会に出ていく上にお...全文を見る
○国務大臣(海部俊樹君) 個人個人にはいろいろとその能力の差もございますし、理解をしてもらうのに早い遅いいろいろございますけれども、一応の基準としてやっぱりすべての人にこれだけのことは身につけてもらいたい、こう願っておるわけでございます。
○国務大臣(海部俊樹君) もちろんそういう考え方で小数、分数の計算問題等は出されております。
○国務大臣(海部俊樹君) これはやはり、ついてこれない子供は仕方がないと言い切ってしまってはいけないわけであって、どうしたら身につけてもらえるか、どうしたら理解してくれるだろうかこいうことを、いろんな角度からそれぞれの立場の者が考えなければならない問題だと、私はこう思います。
○国務大臣(海部俊樹君) この問題につきましては、たとえばいま御指摘のあった参考人の御発言で、分数や小数の計算の正解が一四%とか一一%というのは、私はこれは余りにも少な過ぎる正解率だと思います。もっとこれは身につけてもらわなければならぬ、やっぱり人間として基礎的、基本的に大事なこ...全文を見る
○国務大臣(海部俊樹君) そういう基礎的な計算というようなものは、やはり大部分の人が理解をし身につけてもらわなければならぬわけでありまして、いろいろな努力をし、またいけないところを改善することによってそれはできるものだと私たちは信じたいのでございます。
○国務大臣(海部俊樹君) 最初に私がお答え申し上げましたように、それはもうだめだと言ってあきらめて見放してしまうのではいけない。それはそういう考えはとっておらないということでございます。
○国務大臣(海部俊樹君) 具体的にどういうふうにしろと書いてあるかについては、ちょっと指導要領を私ここに持ち合わせておりませんので、政府委員からお答えをいたします。
○国務大臣(海部俊樹君) 先ほどの参考人のお話を聞いておりましても、出発点における基礎的、基本的なことがわかりませんと、学年が進行するに従って勉強もいやになり、さらにその格差も開くという御指摘がありましたが、やっぱり基礎的、基本的なことはみんなに身につけてもらうようなものでなけれ...全文を見る
○国務大臣(海部俊樹君) これは御指摘のように、そういう基礎的、基本的なことは学校の中でみんながきちんと覚えてもらうことが一番望ましいわけでありますし、また、そういったことに対する御指摘等もあって、やっぱり学習指導要領というものはどうあるべきかという精選作業もいまやっておるさなか...全文を見る
○国務大臣(海部俊樹君) そういう正確な表現でそういうことが書いてあるということは、正直に申し上げて存じませんでした。
○国務大臣(海部俊樹君) 申し上げておりました、ただいまちょうど学習指導要領の精選をやっている最中でございますから、いろいろな問題については御意見等もあり、検討を加えさしていただきます。
○国務大臣(海部俊樹君) いろいろな問題と申しましたのは、私はやっぱり多過ぎたり、それからむずかし過ぎたりするようなものがありますと、出発時点でつまずくと、だんだん上に行くほど進歩がおくれるわけでありますから、そういう意味で内容がむずかし過ぎはしないか、多過ぎはしないかというよう...全文を見る
04月08日第80回国会 参議院 予算委員会 第16号
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○国務大臣(海部俊樹君) 御指摘のように、落ちこぼれあるいは落ちこぼし、どう言うべきか知りませんが、現在の問題提起の中で、教える内容がむずかし過ぎるのではないか、多過ぎるのではないかという角度からの問題提起があることはわれわれもよく承知をいたしておりますので、薄くするという表現は...全文を見る
○国務大臣(海部俊樹君) 専門的なことは私もよくわかりませんけれども、小学校の低学年の人というものは、やっぱり動くものには興味を示されるだろうと、そうすると、こう重いものと重くないものと、それを当てればスピードが違うとか、いろんなことを目で見ながら覚えていくというのは一つの理解の...全文を見る
○国務大臣(海部俊樹君) ただいま学習指導要領の精選をしておる最中でありますが、各教科ごとに現場の先生十数人にもいろいろ御意見を聞いております。そういう、ただいま具体的に御指摘の砂車の問題等についても、いろんな角度からいろんな御意見のあるということは担当の方から私も聞いております...全文を見る
○国務大臣(海部俊樹君) ただいま御指摘の現場の先生の御努力というものは、これは結論を申し上げますと、大変貴重なものだと思いますし、また、いろいろな現場の先生の書かれた本などを私が買ってきて読んでみましても、おくれておる子供に対してどうやったらいいかということを、いろんな角度から...全文を見る
○国務大臣(海部俊樹君) 教師の皆さん方のそういう学校内における御努力というものは、むしろこちらもある意味ではお願いをしたいと考えておる方向でありますが、研修集会のことはちょっと研究さしてもらいますけれども、お出かけ願って、本当に職能団体としての研修といいますか、本当におくれてい...全文を見る
○国務大臣(海部俊樹君) 評価は、やはりどの程度まで理解を深めてくれたか、学習到達度と申しますか、どれだけ理解できておるかということと、それからまた、その子供を後から受け継ぐ方方にとっては、特に教師の方でありますが、この子はどの相愛まで到達しておる子供であるかということの指導上の...全文を見る
○国務大臣(海部俊樹君) 何の条件整備とおっしゃいましたか。
○国務大臣(海部俊樹君) 私は、評価というものはそういう――あるいは余り評価のときに理解できない人ばっかりおれば、その教材がむずかしいのではなかろうかという角度の参考資料にはなるかもしれませんが、私のいまの判断はそうではなくて、お答えを申し上げたように、教師の側から見てどれくらい...全文を見る
○国務大臣(海部俊樹君) それは全然理解できない子供がいっぱいおれば、これは内容がむずかし過ぎるのではなかろうかということを推測する一つの資料にはなろうかと思いますが、いまのところはそういうようなことにはなっておらぬのではないか、そういうふうに利用はしていないと、こう思いますが。
○国務大臣(海部俊樹君) この評価の方法にはいろいろございまして、これが一〇〇%必ずというものは一体どんなものだろうか、これを求めて各界の方々に集まっていただいて、会議で検討しましたのが現在の五段階評価、こういうのになっておるわけでありまして、三段階評価、十段階評価、いろいろござ...全文を見る
○国務大臣(海部俊樹君) これは、所属する一つのグループと申しますか、教室の中で、どの段階に属しておるか、どこまで理解が深まっておるかということがわかる一つのしるべになるわけでありますが、そこで、ただ余り厳密に五段階、五段階と言って五つに分けますと、その分かれ際のところでまたすれ...全文を見る
○国務大臣(海部俊樹君) 最初申し上げましたように、いろいろあります評価の仕方の中で、現在は各界の方々の御意見を聞いて、指導要録改善協力者会議というもので、これは心理学者、教育学者、校長先生、現場の教師の方、教育委員会の人、みんなの意見を聞いて、これがいまあるやり方の中では妥当な...全文を見る
○国務大臣(海部俊樹君) ただいま御議論願っております学習指導要領を通じての基礎的、基本的な基準を決めるということも、文部行政で担当しなければならない責務の一つでございますが、おっしゃるように条件整備をするということも、これは大切な責務の一つであると、これはもちろんそう考えており...全文を見る
○国務大臣(海部俊樹君) 教員定数問題は、これは一時期は、すし詰め教室というような御批判が多く出たころ平均六十人からありました時代もございましたが、五カ年計画を漸次組み重ねてまいりまして、ただいまは御承知のように四十五人ということに相なっておりますが、現在進行しております五カ年計...全文を見る
○国務大臣(海部俊樹君) 御指摘のとおりに、教育条件の整備をするということは、私どもに課せられた大きな責務の一つであると考えております。問題は、ここでそれがどうしたらいいか悪いかを議論するよりも、国会の附帯決議等の努力目標も示されておるわけでありますから、私どもができるだけ努力を...全文を見る
○国務大臣(海部俊樹君) 告示を受けております国立の大学付属病院の数は三つ、公立病院の数は五つ、私立の病院の数は二十一でございますが、告示を受けておると否とにかかわらず、救急患者の取り扱いをして地域医療に御協力をしなければならぬのは当然のことでありますから、昭和五十年度には四万五...全文を見る
○国務大臣(海部俊樹君) 子供が発達段階に応じて趣味を持つということは、これは情操を高める上からいってもいろいろな面から教育効果もありますから否定しませんが、御指摘のように、投機目的に子供が切手を買うようになることは、これは教育上も好ましいことじゃございませんし、また、切手を買い...全文を見る
04月09日第80回国会 参議院 予算委員会 第17号
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○国務大臣(海部俊樹君) 高等学校がいかなる形であるべきかということは、これは御承知のように中教審の答申にも問題が指摘され、その他の分野からも指摘されたところでありまして、中高一貫教育によるメリットなどについてもいろいろ問題は提起されております。しかしながら、現在、御指摘のように...全文を見る
○国務大臣(海部俊樹君) 御意見はよく私もわかるわけでございますが、合格率はすでにたしか九八・四%までいっておるわけでありまして、能力のある進学を希望するすべての人が学んでいただけるような体制に近づきつつあると、こう申し上げてもいいと思います。ただ、やはりその段階においても現在の...全文を見る
○国務大臣(海部俊樹君) 全国的な平均を見ますと、私立学校に依存しておる分は約三〇%かと思いますが、先生の地盤のようなところにはそういう状況があろうかと、これも私は判断いたします。そこで、そういう意味の格差是正というものをやっぱり放置しておくわけにまいりませんので、たとえば奨学金...全文を見る
○国務大臣(海部俊樹君) おっしゃるような方向で一生懸命取り組んでおりまして、文部省も熱心にきょうまでやってきたと思いますし、またこれからもその問題については熱心に取り組んでいきたいと、こう思います。
○国務大臣(海部俊樹君) 公立高等学校の問題につきましては、緊急に、いままでは地方の交付税措置でお願いをしておりましたのを、この五年間一定の要件のある緊急のところには、建設費の直接補助という制度にようやく踏み切って、今年度予算ではさらにそれを増額してお願いしておるところであります...全文を見る
○国務大臣(海部俊樹君) できるだけ格差を是正するためにいろいろな措置等を講じておりますが、先生御承知のように、私立の高等学校に対しましては所管庁である都道府県の知事がいろいろ財源措置を地方交付税等によって行ってきたわけでありますが、これに対しましても、昭和五十年度から初めて私立...全文を見る
○国務大臣(海部俊樹君) 幼児教育の重要性についても文部省はかねがね検討に取り組んでおりますが、当面は、入園を希望されるすべての四、五歳児の人が幼稚園に就園できるように、それを昭和五十七年度というのを一応目標に置きまして計画を立てて幼稚園の整備を進めておるところでございますが、特...全文を見る
04月11日第80回国会 参議院 予算委員会 第18号
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○国務大臣(海部俊樹君) 公立文教施設のことに関しましては、各地方公共団体を通じて御要請が出てくるわけでありますが、率直に申し上げましてその全部を毎年毎年消化できるというふうに、まあ何といいますか、先立つものの方があれば別でありますけれども、なかなかその一定の限度の中で採択をして...全文を見る
○国務大臣(海部俊樹君) 御指摘の問題は、これは実情をよく調査いたしまして、今後の研究課題にさしていただこうと思います。  それから、単価の問題とおっしゃいますのは、五十二年度の単価については前年度約四〇%増としておりますけれども、今後ともこれの充実には努めてまいりたい、こう考...全文を見る
○国務大臣(海部俊樹君) この制度につきましては、やはりできるだけきめの細かい配慮をしていかなければならぬというのは御指摘のとおりだと思いますし、現に文部省といたしましても今年度予算におきましては、スキーとか柔道とか剣道とか、そういう実技指導の際に要る用具についても補助ができるよ...全文を見る
○国務大臣(海部俊樹君) 五十一年、五十二年度におきまして、一部を後年度に繰り延べましたのは、これはもう先生御承知のように、いろいろな事情がありまして積み残しをしましたが、ただし、これは五年計画を変更するものではないと、私はこう理解をしておりますし、それから文部省といたしましては...全文を見る
○国務大臣(海部俊樹君) これは御承知のように、高校に対する進学率が九二%を超える状況になってきて、しかも今後五年間に高校へ進学する適齢児と申しますか、五年間に四十三万人ほどふえるということがわかっておりまして、義務教育ではございませんけれども、できるだけこの要望にはこたえなけれ...全文を見る
○国務大臣(海部俊樹君) そういう精神に立って御協力をしなければならぬということでしたわけでございます。
○国務大臣(海部俊樹君) せっかくのお話でございますけれども、土地は元来非償却財産であるということで、ようやく義務教育の小中学校につきましても、急増地に限るという一定の条件でやっておるところでございますし、それから高校の建物の補助という全く新しい制度にようやく一歩政策努力として踏...全文を見る
○国務大臣(海部俊樹君) 学校生活に対しまして各方面から指摘されておりますことの中に、知育、徳育、体育のバランスのとれた教育をしてもらわなければならない、いまは知育に偏り過ぎておるのじゃないか、詰め込みに走り過ぎておるのではないか、そういったところからゆとりもなくなっておるのでは...全文を見る
○国務大臣(海部俊樹君) 現在は通っておりませんが、過去に通ったことはございます。また、学習塾を見に行ったことはございません。
○国務大臣(海部俊樹君) 学習塾の問題が乱塾時代という言葉を生んだり、過熱状態になっておりまして、いろいろ社会的な問題にもなってまいりました。公教育に与える影響とか、また別の面からいくと御家庭の教育支出に対する増加の問題とか、いろいろな点が指摘されましたので、学習塾の実態を全国に...全文を見る
○国務大臣(海部俊樹君) 塾のいま御指摘になったようないろいろな宣伝がなされたり、またそれが現に存在するということが非常に過熱状態になってきてよくない影響を及ぼしておることについては、私たちは、できるだけこれは公教育の方がきちんと責任を果たすことによってそういう過熱状態や社会の批...全文を見る
○国務大臣(海部俊樹君) 私も驚いて入手しておりますこれと全く同じもののようなものでございますが、驚いております。
○国務大臣(海部俊樹君) 一ヵ月十五万円かけてスパルタ教育の塾があるというお話ですが、私はやっぱり好ましいことではないと思いますし、それからもう一つは、最初申し上げたように、その塾をとってこれ以上は高いとか安いとか、これはいいとか悪いとかというそういう角度から私どもは塾に取り組む...全文を見る
○国務大臣(海部俊樹君) 小学校、中学校の生徒のうちからそんな夜行性になっていったのでは、これはぐあいが悪いわけでありまして、私はやっぱり夜はよく休んでもらって、昼間学校の時間に基礎的、基本的なことを学校できちんと身につけてもらうのがあるべき姿だと、こう思いますが、それに対して規...全文を見る
○国務大臣(海部俊樹君) 行っております先が勉強を主たる目的とする塾ということになりますと、これはいま直ちに取り締まりになる法規は私は思い浮かばないわけでありますが、だからといって文部省がこれを直ちに介入してどうのこうのということもこれは非常に慎重を要することだと思いまして、それ...全文を見る
○国務大臣(海部俊樹君) 各学校とも定数は守っておっていただくと私は思いますが、そうしますと、御指摘の塾と塾卒業生合格者の数と合わないのではないかということについて、これは私もちょっと疑問を持って聞いてみたことがあるんですが、塾というものは、この塾へ来ておれば次の塾のテストを受け...全文を見る
○国務大臣(海部俊樹君) 先ほどから申し上げておりますように、塾そのものに何かこう枠をはめたり資格をつくったりするような角度でこの問題に対処しようというのではなくて、やっぱり公教育の方がきちんと責任を果たすことによって過熱状態や社会的に問題になっておる点をなくしていきたい、こうい...全文を見る
○国務大臣(海部俊樹君) 矢追委員と考えておることは大体同じようだと思うのですが、ただ問題を提起される角度が私と全く逆の角度ではなかろうかという気持ちが聞いておって率直にいたします。  それで、問題は、落ちこぼしがある、落ちこぼれがあるという議論、それから上の学校へ入るために受...全文を見る
○国務大臣(海部俊樹君) この十項目につきましては、ただいまの御提案でありますから、それぞれまた複雑な問題がございますので、慎重に一度わが方で検討させていただきますが、何回も申し上げますように、私どもは、公教育というものがきちんと責任を果たすことによって国民の必要とする基礎的基本...全文を見る
○国務大臣(海部俊樹君) 私が学歴偏重社会の打破ということで、学歴が必要以上に幅をきかせ過ぎるのは間違いであるという観点に立って企業に言っておりますことは、入社時における排他的な指定校制度というものをまずとらえておるわけでありまして、国家公務員のように広く国民に門戸開放、機会均等...全文を見る
○国務大臣(海部俊樹君) 先ほど御指摘の数字につきまして、大変申しわけありませんけれども、一つだけ私の方からも言わせていただきたいことがございます。  いま先生、三十七名の上級職合格者以外は課長はゼロだと、こうおっしゃいましたが、文部省に関します限り、上級職の試験を受かっており...全文を見る
○国務大臣(海部俊樹君) 御指摘の複数の学校を受けて複数の学校に払わなければならぬ、それが返ってこないという不合理につきましては、昭和五十年九月に、御承知のように、授業を受けない者から授業料を取ったり、施設を使わない者から施設費を取るのはよくない、間違いであるという指導通達をいた...全文を見る
○国務大臣(海部俊樹君) よく検討をして努力をさしていただきます。
○国務大臣(海部俊樹君) 局長が申し上げましたように、その事前に引き継ぎをしたり、あるいは校長先生とか教頭先生がお手伝いをして引き継ぎをしたり、いろいろまちまちのようでございますが、いま御指摘のようなことになりますと、これまた法律改正の問題等とも絡んできます。制度の根本にも触れる...全文を見る
○国務大臣(海部俊樹君) その資料はいま初めて見せていただきましたし、確かにおっしゃるように鉛筆で数字が書き込んであるのでございますけれども、事実そういうふうにして行われておるのかどうかということについては正確に把握しておりません。ただ、世間でいろいろ問題があり、それからまた入学...全文を見る
○国務大臣(海部俊樹君) その問題につきましては、通達を出すのみならず、つい先ごろも社会問題となった不幸な自殺事件等もございまして、こんなことを一刻も早く具体的に是正したいというのが私どもの基本的な考えでありまして厳しいことを申し上げるようですが、私立医科大学側も建学当時の精神、...全文を見る
04月12日第80回国会 参議院 文教委員会 第9号
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○国務大臣(海部俊樹君) それじゃ申し上げます。  考え方といたしましては、二度あるチャンスが一度きりになってしまうということは、受験生に与えるいろいろな意味で厳し過ぎるのではないかという問題指摘があることは、かねがね承っております。そこで、入試そのものをどういうように改善して...全文を見る
○国務大臣(海部俊樹君) 御指摘の点は、私どもも日ごろいろいろなことを判断しますときに、いつも考慮の中に入れておる問題でございますが、私が国公私立を通じてと、こう申しておりますのは、やっぱり大学の入学試験というものがいまいろんな面から世の批判を受けたり、改善をしなければならない問...全文を見る
○国務大臣(海部俊樹君) 御指摘のように、現在いろいろ問題を提起されております大学入学試験、これは共通一次試験の制度を取り入れることによって、いま先生おっしゃるように万全だとは私も考えられませんし、むしろ、入学試験のやり方そのものとともに、その背景にあります社会の学歴偏重の風潮で...全文を見る
○国務大臣(海部俊樹君) ございませんです。
○国務大臣(海部俊樹君) ただいま御審議願っております分につきましては、これは総定員法ができました以後の、全く新しい角度からの政策のものでございまして、その必要をお認めいただき、当分の聞こういう措置をさしていただくということで法律的にはお願いしておりますが、これ、いま御指摘のよう...全文を見る
○国務大臣(海部俊樹君) これはしばらく時間をいただきまして、私も従来のいろいろなこと等につきましては、やっぱり政府部内の文部省でございますから、政府といろんな面でやはり基本的に考えが一致しませんと、それを文部省の意見だとかどうだとか言うわけにもまいりませんので、やっぱり現在は総...全文を見る
○国務大臣(海部俊樹君) 現在指摘されております問題のそれぞれがやっぱり相当な相関関係がございまして、どれ一つだけとらえても完全に解決することができずに、みんなが、全部が改善に向かって前進をしていかなきゃならないという点については、私もそういうような感じ方をしております。今度やっ...全文を見る
○国務大臣(海部俊樹君) 国立大学においていわゆる大学間格差として意識されておりますものには、施設、整備、経費、定員など予算措置の違いに直接起因しますものと、それからその大学の持っております歴史とか沿革あるいは社会的評価など、長い年月にわたって培われてきたものとが混在しておると、...全文を見る
○国務大臣(海部俊樹君) 一次試験だけという面を限定しますとあるいはそのような比較検討の問題、御心配の出てくる余地もあろうかという感じがお聞きしておってふらっとするんですけれども、しかし、その弊害をなくするために各大学で二次試験とか、あるいはまた調査書の活用とか、いろいろなことを...全文を見る
○国務大臣(海部俊樹君) ただいま御指摘のように高等教育が普及してきて四〇%に近いところまで達しておるということは、私は、これは基本的に考えますと国民が豊かな知識を身につけ、教養を身につけ、高等教育の場に参加することができるようになったということは、これはいいことであると、こう受...全文を見る
○国務大臣(海部俊樹君) 現在のところは、各界の方々の御意見をまとめていただく高等教育懇談会でも、量的な拡大ということは、もうこれ以上いまの段階では力を入れないで、むしろ、先ほどちょっと申しましたように質の充実と申しますか、いろいろ抱えておる問題点について配意し、改善をしていくべ...全文を見る
○国務大臣(海部俊樹君) 御指摘のように、私立の大学、これはもう数から言っても、そこで学んでおります学生の数から言っても、約四分の三以上になりまして、非常に多いという事実はよく理解しておりますし、また御指摘がありましたように、授業料その他の格差が大変あります。やっぱりそういった格...全文を見る
○国務大臣(海部俊樹君) 大変厳しい見方をしていただきますとそういうことにもあるいはなろうかと思いますが、国立大学といたしましても、全国の県に国立大学のない県はないというように配置もし、整備もしてまいりましたが、ただ、私立大学の方が非常な勢いで教育の一端を担っていただくというか、...全文を見る
○国務大臣(海部俊樹君) 当面はやはり、質的な充実等申し上げましたけれども、先ほど大学局長申し上げましたように、今年度のお願いしております定員の配置につきましても、東京というような大都市に定員増をするんじゃなくて、そのほとんどを地方の国立大学に振り向けておるところでございますが、...全文を見る
○国務大臣(海部俊樹君) これは、いろいろ当時の社会全体の心理と申しますか、学生が勉強するなら東京へ行こうとか、大阪へ行こうとか、京都へ行こうとか、そんなような心理があったことも事実だろうと思いましたし、またもう一つ率直な反省をするなれば、たとえば私立大学を認可しますときに、大学...全文を見る
○国務大臣(海部俊樹君) これは突然の御質問でございますから、私もいまふっと思ったことを申し上げるんですけれども、養護教育を義務制にしたということは、そういういろいろな御不自由を持っていらっしゃる方々もやっぱり国としては、義務教育、そして教育を受ける権利を持っていらっしゃる人の権...全文を見る
○国務大臣(海部俊樹君) 高校生活を三年間きちっと充実をさせてというその面と、それから、いまの国立大学の一次試験というところだけをとらえて考えますと、あるいは先生のおっしゃるようなことにした方が三年間の到達度が完全に見られるというメリットもございますし、それから試験をやる時期の問...全文を見る
04月13日第80回国会 衆議院 文教委員会 第9号
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○海部国務大臣 湯山先生の御質問の御趣旨は私もいま十分拝聴いたしましたし、委員長からの御注意もございますので、この問題は非常にいろいろ複雑なむずかしい問題をはらんでおると聞いてはおりますが、附帯決議の御趣旨ももちろん尊重していかなければならぬのは委員長に御注意を受けるまでもないこ...全文を見る
○海部国務大臣 これは直感を申しますと、十倍近い開きがあるという乙とは、できたら何とかしなければならぬことだという気持ちはいたします。
○海部国務大臣 その方向に向かって努力いたします。
○海部国務大臣 これは、せっかくこういう法律ができておるわけでありますから、同じ私学の教職員の人が同じようなレベルで、やはりいろいろな意味で保障されるということが望ましいことは、私もそうだと思います。  それで、いろいろな努力をした結果未加入校があることも現実でございますが、こ...全文を見る
○海部国務大臣 御指摘の方向に向かって一日も早く実現するように努力いたします。
○海部国務大臣 ただいま御決議がありました事項につきましては、御趣旨に沿って十分検討いたしたいと存じます。     —————————————
04月13日第80回国会 参議院 予算委員会第四分科会 第1号
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○国務大臣(海部俊樹君) 仰せのように、私はいま、いわゆる大都会というところへ非常に大学が集中して、地方と中央とを比べてみますと、収容力における差もございますし、また専門分野における差もございますし、できるだけこういったことは格差を詰めていくのがあるべき姿であると、こう考えており...全文を見る
○国務大臣(海部俊樹君) 御承知のように、今年国会に御審議をお願いしております法律をながめていただきましても、私がいま申し上げましたように、地方の収容力とか、地方における専門分野の要請に応じようということをにじみ出したものになっておると考えますし、また現在は、御承知の高等教育懇談...全文を見る
○国務大臣(海部俊樹君) 御指摘のように、ただいま議論になっております香川の大学を含めて四つ残っておるわけでありますが、私どもがいろいろ聞いております範囲では、土地の買収とか、進入道路の問題等でも地元でも御努力を願っておると、関連病院でも問題が残っておるが、御努力願っておるという...全文を見る
○国務大臣(海部俊樹君) 御趣旨のような考え方でわが方も一生懸命努力をしていきたいと思います。
○国務大臣(海部俊樹君) これは御指摘のように全国でよく耳にする話でございますが、それをどこに一番の原因があるかと言われますと、私は、やっぱりいまお話の中にもありましたように、ここへ入っておけば上はいい学校へ行けて入学のときのコースに乗りやすいという一つの風評といいますか、具体的...全文を見る
○国務大臣(海部俊樹君) 付属学校というものは、それぞれ設置の趣旨、目的、それに従って全国でいろいろな御努力を願っておると私は思うのです。ただ御指摘のように、付属学校の数ある中の一部がエリート校といいますか、受験専門の有名校にランクづけされるようになってきておることに対しての厳し...全文を見る
○国務大臣(海部俊樹君) 総体的な心構えをまず御答弁さしていただきますけれども、私は、やっぱりスポーツの振興というのはきわめて大事だと、こう思います。特に知育、徳育、体育のバランスのとれた、調和のとれた人間の育成ということが叫ばれておるときに、どうも体育の分野においても反省すべき...全文を見る
○国務大臣(海部俊樹君) 先ほども申し上げましたように、毎年できるだけの努力を積み重ねておるところでございますが、御指摘のスポーツ振興法に基づく基本的な計画というものにつきましては、これはきょうまでも二、三度話を始めながら、いろんな事情があって、計画自体に至らなかったという経緯も...全文を見る
○国務大臣(海部俊樹君) 教育実習は、学生に教職というものについてのやっぱり啓発的な経験を与えるということ、教職に対する意欲と使命感というようなものを喚起してもらうこと、それから児童生徒に対する理解を深め、教員として必要な専門的な知識並びに技術を修得してもらうということが目的であ...全文を見る
○国務大臣(海部俊樹君) より長くすることができれば私はそれに越したことはないと、もちろんこう思いますけれども、現在行われております範囲の中で精いっぱいの努力を当事者にしていただいておると、私はこう思うんですが、しかし、特に現状において問題点となるところを申し上げますと、大学の学...全文を見る
○国務大臣(海部俊樹君) 御提案の趣旨、お考えになっておることを私もよく理解がいくのでございますが、ただ、現在の制度の根本に大きく触れてくる問題でございまして、定数の問題とか、その間の身分の問題とか、あるいは財政上の問題とかいろいろございますので、今年はとりあえず初任の教員の研修...全文を見る
○国務大臣(海部俊樹君) これは、教員の採用は教育公務員特例法十三条一項の規定で行われるわけでありますけれども、学科試験とともに、人物、教養、適性についての面接試験により行われておりますので、能力、適性等を総合的に判断されておると、このように考えております。
○国務大臣(海部俊樹君) 戦後、幅広い層からいろいろな人材を求める開放的な制度となりましたので、国公私立大学でこれを行うとともに、相当数やはり安定的に供給できるようにという、こういう目的もございましたので、いろいろと制度ができてきたわけでありますけれども、これらのことは教員養成の...全文を見る
○国務大臣(海部俊樹君) 教員の担当していただく非常に高度の専門的な立場でありますから、やっぱりその身分の安定をある意味で保障しておくということも私は大切な一面の要素だと思うのです。ただ、身分の安定が大事だから与えっ放しでいいかというと、やっぱりそうではなくて、五年後にもう一回研...全文を見る
○国務大臣(海部俊樹君) これは慎重に検討させていただきます。
○国務大臣(海部俊樹君) 現職教育につきましては、従来から校長、教頭、中堅教員を対象とした校長等研修というのが行われておりましたが、新規に採用された教員を対象とします新規採用教員の研修というものもございますし、教員の海外派遣あるいは各種の研修会の主催あるいは助成、そういったものを...全文を見る
○国務大臣(海部俊樹君) 子供が学校の先生に、おれは寝覚めが悪いからといって暴力をふるうというようなことは、これはやっぱりよくないし、許してはいけないことだと思いますので、この行為自体は明らかに子供が悪い、間違っていると、こう思いますが、さてその原因は何であったろうかということに...全文を見る
○国務大臣(海部俊樹君) これは、補助金だけですべてをカバーするということがいま非常に困難でございますので、できるだけ、これは私学振興助成法の精神等もありますから、補助金の増額に努力をさせていただくということでございます。
○国務大臣(海部俊樹君) これは、文部省だけで計画を立ててそのとおりいくという性質のものでもないわけでございまして、これは政府部内で私が今後とも努力をしなければならぬ問題でありますから、先ほどのようなことを申し上げましたが、法律にも二分の一以内で助成ができると、こう書いてあります...全文を見る
○国務大臣(海部俊樹君) 御承知のように、私立学校は今後ふえないという仮説をいたしまして、それから現在計画しております無医大県解消の国立医科大学、そういったものの計画が進んでいくものといたしますると、人口十万人当たり一応の目標が百五十人ということに目標点を置いてやってまいりました...全文を見る
○国務大臣(海部俊樹君) 御趣旨はよく理解いたしますので、そのようにいたしますが、説得力のある助成をしますためにも、たとえば五十二年度予算でも千六百五億円という私立大学に対する助成、その中でも学生一人当たりに積算しますと、文科系には年間五・六万円平均しかいかないものを、私立の医科...全文を見る
○国務大臣(海部俊樹君) 厳しいことを申し上げますと、私立の医科大学が設置されますころ、多額の寄付金に頼らなくてもやっていけるのだというような御説明があったではないかということを、私がさる場所で医科大学の理事長さんに直接ぶっつけたことがあるんです。そうしましたら、その後病院の経営...全文を見る
○国務大臣(海部俊樹君) 専門でいらっしゃる矢追先生の貴重な御意見でございますし、その方面で努力をさしていただきます。
04月14日第80回国会 衆議院 内閣委員会 第11号
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○海部国務大臣 先生御指摘の御趣旨は私もよくわかるのでございますが、調査費とかあるいは建設費というものになって芽を出してまいりますときには予算面にはあらわれてくるんですが、そのときに、こういうようなものもこういうことで検討しておりますというようなことを何らかの形で御了解いただける...全文を見る
○海部国務大臣 私も、初めてこういうところでこういう問題の御答弁をするわけでありますから、きょうまでの経緯とか、具体的にどうなされておったということをちょっとつまびらかにしませんのでいけませんが、先ほど先生に申し上げましたように御質問の御趣旨は私もわかるわけでありますし、現に予算...全文を見る
○海部国務大臣 国立婦人教育会館を設置します目的というのは、やはり婦人の生涯学習あるいは生涯教育と申しますか、いろいろな意味で学習の意欲が高まっており、また長年にわたって、地域婦人団体とかあるいは婦人教育団体の方から、ぜひこういうものをつくってほしいという御要望等も事実ございまし...全文を見る
○海部国務大臣 もちろんおっしゃるように、各地方においてそういった婦人会館のようなものが置かれて、そこでやっていかなければならぬということは従前からよく理解もいたしておりましたし、また現に既設の地方の公私立の婦人会館、百二館ございますけれども、その百二館の地方にあります既設のもの...全文を見る
○海部国務大臣 御指摘のように、いろいろな研究の結果非常に進歩の早い昨今の世の中でありますから、十年を一区切りにして、それを全く不変の固定的なものであるとするようなかたくなな態度はとらないつもりでございます。そのときどきに応じて関係省庁と相談しながらやはり検討すべきことは検討し、...全文を見る
○海部国務大臣 学生の臨床実習の具体的な方法等につきましては、現在関係大学において各関連教育病院と協議を進めてもらっておるところでございますが、御指摘のように、五十三年度になりますと一学年ふえていくことはこれまた事実でございますから、そういったこと等も前提として十分検討させていた...全文を見る
○海部国務大臣 いろいろな事情があるようでございますので、検討をさせていただきます。
○海部国務大臣 知事会からの御要望も承っておりますし、それから文部省といたしましても、人口構造の移り変わりというものから判断をいたしまして、五年間計画で四百三校公立高等学校をつくらなければ現在の進学率を維持できないだろうという計算も立てまして、そして高等学校の建物に対する建築費の...全文を見る
○海部国務大臣 御指摘の幼児教育につきましては、やっぱりこれは必要であるという基本的な考え方を持っております。ただし、これをどのような形でどのようなふうに教育をしていって、どの程度のことが必要なのかということにつきましては、ときどき国会でも御論議をいただきますように、何歳からが適...全文を見る
○海部国務大臣 御指摘になりました数字は正確な数字だと思います。私たちの調査いたしましたところでも大体そういうことになっております。ただ、幼稚園というものが設置され、普及されてきました歴史をたどってみますと、いろいろな宗教家の方であるとか、あるいは幼児教育を先覚的な立場に立って開...全文を見る
○海部国務大臣 普及率は大変高くなってはおりますけれども、まだ行きたくとも行けない方もあるわけでございますから、幼稚園に行きたいという入園の希望を持っていらっしゃる四、五歳児を全員収容できるようにしたい、こういうことでございます。
○海部国務大臣 心構えといたしましては、入りたい方すべてが入っていただけるように何とかしたいということで、これは私立幼稚園側にも、ちょっと文部省の管轄ではございませんが、厚生省が所轄される保育園にも御協力を願って、そして希望する方すべてと、こういう考え方でございますので、直ちに公...全文を見る
○海部国務大臣 これは、ほかの問題を全部抜きにしてこのことだけを考えますと、できるだけ増額をして、理想を言えば格差がないようにしたいという心構えで取り組んでおるわけでありまして、先ほど申し上げました就園奨励費とか運営費補助、これは文部省がやっております直接の財政支出に属するわけで...全文を見る
○海部国務大臣 御指摘のように、幼稚園が幼稚園教育要領というものをつくって四、五歳児にはこの程度のことをと、先ほど申し上げましたような目標を設定してやっておりまして、保育所にいらっしゃる四、五歳児の方には、幼稚園教育要領に準じて教育内容は同じ程度のものをやっていただきたいというこ...全文を見る
○海部国務大臣 最近の高校進学率というものは、全国平均で見ましても非常に高くなっております。そして志望する人の合格率というのからいきますと、たしか九八・六%ぐらいは進んでいただける。だから特定の学校へ行きたいからという方を除くと、高校へ行こうという意思のある方のほとんどが現在進ん...全文を見る
○海部国務大臣 一〇〇%結果があらわれておりませんことは、これは率直に認めなければならぬのですが、精神としては、いま市川先生のおっしゃるように経済的理由だけで行けなくなるような人がないようにしなければならぬ、こういう取り組みでございますし、五十二年度予算におきまして、私立の高等学...全文を見る
○海部国務大臣 このまま放置しておいていいなどとは決して考えておりませんし、それから、御指摘のように国公立と私立の間の格差の問題は、これは一幼稚園、一高等学校段階に限ったことじゃなくて、広く高等教育全般にも大きな問題があるわけでして、日本の教育全体の立場からやはり私学の助成という...全文を見る
○海部国務大臣 その問題に関しましては、義務教育にすべきかどうかという角度の根本的な議論もございますし、それからその根本的な議論は六三三四の根幹に触れてまいりますから、先ほど御答弁申し上げましたように、いま指摘されておる問題の研究をしたりあるいは実証的な資料を集めたり、問題をどう...全文を見る
○海部国務大臣 高等学校の建築の問題につきましては、やはりこの五年間というのがとりあえず緊急増設が必要な時期であるという判断に立ちまして、いままでは地方財源で賄っていただいておったのですが、やはりそれではいけないということで今年度から初めて建物補助という方向に踏み出したところでご...全文を見る
○海部国務大臣 御指摘のように、塾の問題を解決するためには、一面からだけの問題指摘で解決するのじゃなくて、入試の問題ももちろんございますし、あるいは落ちこぼしか落ちこぼれか、とにかく現在の授業内容というものが多過ぎるのかむずかし過ぎるのか、あるいは現場で立っていただく先生の指導力...全文を見る
○海部国務大臣 御質問の前半の大学の入るにむずかしく出るにやさしいということは、これは私は市川先生と同じ時期に同じ学校におりましたので、確かにわれわれの学んだころにもそういうことがあったのかなといま思いながら御質問を聞いておったのですが、アメリカなんかと比べますと日本の場合は、入...全文を見る
○海部国務大臣 たとえて申しますと、一般の公開講座のようなすべての不特定多数の国民の皆さんを相手にしていこうというような講座の考え方、あるいは現に他の大学にいても、その他の大学にいる人がいま申しましたような単位の互換制度というようなことで、大学と大学との間で交流ができるというよう...全文を見る
○海部国務大臣 現在の大学は、門戸開放、機会均等で、広く国民の前にある意味では開かれておる。それはすべての国民の皆さんの中で大学を受けようという方が来られれば受けて入っていただけるわけでありますから、そういう意味では全く開かれた大学だと思うのですけれども、ただ単位の互換制がなかっ...全文を見る
○海部国務大臣 お話の趣旨は、私も十分肝に銘じてしっかりと頭に入れておきます。
○海部国務大臣 先生御指摘のごとくに、私は、社会において学歴というものが必要以上に幅をきかすことは間違いであると考えておりますし、同時に、人間は、その人の持っておる資質とか能力というものが公平に評価をされなければならない、これが、私の基本的な考えでございますから、いまやはりその人...全文を見る
○海部国務大臣 文部行政の責任の大きさ、重さというものは私も厳しく受けとめております。せっかく先生からただいま御理解ある温かい御激励も賜りましてまことにありがとうございます。私どもは職務の重大さというものを十分に自覚して、国民の皆さん方から信頼をいただくように今後も誠心誠意努力を...全文を見る
○海部国務大臣 最初に先生から、開かれた大学とは何だと御質問をいただきましたときに、私も真っ先に公開講座を開いてというようなことを申し上げましたが、まさにおっしゃるように、そういう公開講座というものがいろいろなところでなるべく数多く開かれて地域の住民に喜ばれること、また大学の存在...全文を見る
○海部国務大臣 留学生の交換によって相互の国が理解を深め、そして日本が世界の国々に愛されるように、そういった先生の御発言の御趣旨は私も十分拝聴いたしましたし、また私もそれは重要なことであろう、こう考えておりますので、国際的な交流、また日本の開かれた大学というものの一つの大きな目標...全文を見る
○海部国務大臣 御指摘のように、近年海外で活躍をする日本人の数が非常に多くなってまいりまして、そして、私の記憶に誤りなければ、現在海外にいる義務教育年齢の日本人の子供さんの数は一万八千人に達しておると聞いております。おっしゃるように、義務教育年齢の人には、やはりそれにふさわしい、...全文を見る
○海部国務大臣 今年度予算折衝をしておりますときに、おっしゃるように関西方面の各界の人々がいろいろな御意見を持っておいでになりまして、私はたしか大阪に今度は文楽劇場というのが着工されることになるというふうに聞いておりますが、詳しいことは担当の文化庁長官からお答えをいたします。
○海部国務大臣 御指摘のように、都会地において大規模校が運動場の問題で非常に困っていらっしゃる例というのはいろいろあるわけでありまして、理想を言えば、やはりもっと広々とした運動場がすべてに整備されることだと思うのですけれども、そのためにはやはり大都市における土地の需要供給の問題と...全文を見る
○海部国務大臣 全国的に一定の基準を置いて、その基準に達するようにいろいろ補助、助成等をしておるわけでございますが、文部省としては、たとえば当初御質問に出ましたプレハブ解消の問題とか、あるいはまだ屋内体育館等の設備のない学校に屋内体育館をつくるとか、あるいは老朽度の進んでおる学校...全文を見る
○海部国務大臣 御指摘のように特例措置のような、総定員法から見れば例外的な取り扱いにさせていただいておりますことはもう御指摘のとおりで、御批判は受けなければならぬと思いますが、しかし一語だけ御説明することをお許し願うなれば、御承知のように総定員法が成立しましたとき、文部省としては...全文を見る
○海部国務大臣 これは先ほど申しましたように、総定員法後に起こった全く新しい文教政策上の大型プロジェクトとしてこれを達成させるための特例の措置としてお願いをいたしたい、こういう考え方でございます。
○海部国務大臣 御承知のとおりに無医大県解消計画の国立の医科大学だけに例をとってみましても、十二できまして、現在まだ四つが創設推進や創設準備の段階にあるわけでございますから、これはただ単に医科大学をつくるというだけのことでなくて、どうしても毎年毎年、それに新校に伴う定員増も伴って...全文を見る
○海部国務大臣 中教審につきましては、私はできるだけ早い機会に、いま御指摘のように委員が空白になっておるわけでありますから、委員の方々を委嘱をしてそして発足をしたい。新発足と申しますか、再発足と申しますか、空白でないような状態にしたい、こう思っておりますけれども、まだそれがいつ幾...全文を見る
○海部国務大臣 まことに申しわけありませんが、大体毎日国会の御質疑を受けておりますので、まだ具体的な人選まで入ったというわけにはまいりません。なるべく早くやりたいと思っております。
○海部国務大臣 再開をしようと、いつまでも空白でほっておく気持ちはございませんけれども、まだ具体的に人選もしてございませんし、また何を具体的に諮問するかという問題につきましても、御承知のようにいろいろな重大な問題がいっぱい出てきております。ですから、またその四十六年にいただいた中...全文を見る
○海部国務大臣 ございません。
○海部国務大臣 御指摘の点につきましては、閣議のときも、また非公式にも郵政大臣ともいろいろお話をいたしました。そして波は郵政省の方では一つそのためにある、あいておる、使用可能であるというお話もいただいておりますし、それからおくれました理由の最大のものは、予算編成時期に特殊法人、要...全文を見る
○海部国務大臣 昨年暮れ、前大臣から引き継ぎを受けましたときに、真っ先に言われましたのがこの問題でありまして、それはちょうど昨年の暮れ、教育課程審議会の答申をいただいたわけでありますから、この趣旨は生かしてもらいたい、こういうことでございます。内容はもう御承知でございましょうから...全文を見る
○海部国務大臣 御指摘の点は重要な点だと思いますし、また教育基本法の中にもちゃんと勤労をとうとびと出ております。したがいまして、いまの作業の中でも勤労、あるいは具体的に草むしりというようなこともおっしゃいましたけれども、学校の特別活動の中で教育全体を通じてやはりそういったことが積...全文を見る
○海部国務大臣 率直に申しますと、現実を認め、現状をそれでは何らかの形で規制をするなり、あるいは認可をするなり、法律をつくるなりしたらどうかという御意見も間々あるわけでありますけれども、それをやることは好ましくないと言われる、いろんな角度から好ましくないわけですけれども、その現状...全文を見る
○海部国務大臣 付属の高等学校が本来の設置目的を離れて御批判を受けておる点、国会の論議でもしばしば出てまいりました。付属の本来の設置目的から参りまして、たとえば独特の研究課題を設置してやっていらっしゃる、東京の双子の教育はいかにあるべきであるかという研究とか、あるいは特に性格、行...全文を見る
○海部国務大臣 混血児の問題に対しましては、基本的には偏見を持たずに、だれにでも公平、公正に対処していくことが大切でありますし、またそういったことをみんなが自然のうちに理解し、身につけていくことも非常に大切でありますから、学校教育においては、特に道徳の時間等にそういう考え方を学校...全文を見る
○海部国務大臣 いろいろな経緯をただいま承りましたし、それから、きょうまでまた年ごとにいろいろなことが行われておったことも、いま資料を見てつまびらかにいたしました。琉球大学の医学部を創設するために現実に抱えておる問題点もまだたくさんあるようでございますので、これからは鋭意皆様方と...全文を見る
○海部国務大臣 教育基本法に書いてありますことの中で、ただいま御指摘の第十条で、国民の皆さんの持っている教育を受ける権利というもの、それのうらはらをなす受けてもらう責務、責任というものを果たすのが文部行政の大きな一つの使命であるわけでありますから、そういう意味でその使命に取り組ん...全文を見る
○海部国務大臣 当日は、私は、国会の委員会がございまして、委員会が終わりましてから役所へ帰って、そのようなことがあったという報告を簡単に受けたわけでありますけれども、具体的な事実については政府委員から答弁させますが、いずれにしてもそういう、お話の内容以外のことで感情的になったりト...全文を見る
○海部国務大臣 先ほども申し上げましたように、これはもうお話を聞いたから全部できるというわけにもいきませんでしょうから、話の内容でいろいろ議論があるのは別といたしまして、陳情の話の内容以外のことでトラブルが起こることは非常に残念だと私は思いますので、今後は事前に十分打ち合わせをし...全文を見る
○海部国務大臣 ただいま議論になっております養護学校の義務化の問題は、私どもの受けとめ方としましては、やはり国民の皆さんの持っておる教育を受ける権利、その権利の裏づけとしてわが方の持っている責務、それを果たすためにも、義務教育はすべてに行き渡らなければならぬ、こういうことで、五十...全文を見る
○海部国務大臣 不幸にしていろいろな事情があって義務教育を受けずにお年を召された方で、そしてなお勉学の意欲を持っていらっしゃる方に対して、ただいまの二十八校という数から言って、地域的にないところもあるではないかというやりとりをずっと聞いておりました。  そういう制度がせっかくあ...全文を見る
○海部国務大臣 夜間中学のことに関しましては、私も今後十分に検討して取り組んでまいりたいと思いますし、いろいろあります問題の性質を一つ一つ研究をしてみたいと思います。  なお、義務教育を完全なものにせよという後半の御指摘でございますが、これはまさにそういうことが、国が義務教育に...全文を見る
○海部国務大臣 いろいろな角度から問題が指摘されておりますし、私どももそれをきちんと一度整理してみたいという考えもありまして、全国の塾の調査もしてみたわけでありますが、私は大きく分けまして、一つは、現在の学校の授業の中で、量が多過ぎるのではないか、内容がむずかし過ぎるのではないか...全文を見る
○海部国務大臣 御指摘になりました点にお言葉を返すようでまことに恐縮ですが、一部の大企業のためにのみ文部省は教育をしようとは絶対思っておりませんから、その点だけは明確に言わせていただきたいと思います。  と同時に、高等学校の進学率も、能力のある、高等学校へ行きたいという方がいま...全文を見る
○海部国務大臣 教科の内容が非常にむずかしいではないかという御指摘は、私もいろいろなところで聞いた話でございますし、また、私自身も中学校の入学試験の数学の問題なんというのにふとした機会に取り組まされたのですが、大変にむずかしゅうございました。しかし、私のその能力というのは平均じゃ...全文を見る
○海部国務大臣 いま私手元に資料を持っておりませんのであるいは記憶に間違いがあるかもしれませんが、総理府が所得を五段階に分けて、その五段階の中で一番所得の多いのがたしか第五であったと思いますが、一番下が第一ということで、そこで国立、私立へそれぞれどれくらいの人が通っておるかという...全文を見る
○海部国務大臣 文部行政の立場からだけで物を考えさせていただきますと、きょうまで、この調査が発表されました後で私学振興助成法なんかも御制定を願い、そして努力目標を掲げまして一生懸命にその増額等に努力をしてまいりましたし、また奨学金の問題あるいは学校ごとに行われる育英奨学の制度には...全文を見る
○海部国務大臣 文部省といたしましては、現在取り組んでおります基本姿勢、考えておること、やっている施策、これからまいりまして、この条約を批准することに何ら支障はありませんし、批准して困るというようなこともございませんし、また日本政府としましてもそうであればこそ賛成投票をしてきたの...全文を見る
○海部国務大臣 外務省がたくさんの条約を持ったりいろいろなことがあるなれば、私もきょう初めてでございますから、よく外務省の事情も聞いてみて、困らないもので方向としては日本政府が賛成しておるわけでありますから、文部省としてそれを批准されたらぐあい悪いからちょっと待ってくれというよう...全文を見る
○海部国務大臣 いろいろお話を承りましたが、現在御指摘のように公立と私立の間にいろいろな格差があることは承知をいたしております。私どもが全国的な平均で調査いたしましても、やはり私立、公立高等学校に通う人の授業料とか入学金の差がやはり十倍近くあることもわれわれの調査でも明らかになっ...全文を見る
○海部国務大臣 高等学校制度、後期中等教育そのものをどう扱うかという、いわゆる御指摘の抜本策ということになってまいりますと、私どもも六三三四の真ん中の三三を合わせて一貫教育にしたらどうであろうかとか、あるいはそれによって起こる弊害はどうであろうかとか、いろいろな問題についてはやや...全文を見る
○海部国務大臣 先ほど申しましたように、長い目盛りの研究課題として現在取り組んでおりますけれども、直ちにそれをどうするこうするという結論まで至っておりませんのは、やはり他の政策との整合性とか、それから、そのときにおける人生の進路を選択される中学修了者の意思の問題とか、あるいは社会...全文を見る
○海部国務大臣 最近のいろいろな社会情勢の中で、国公立と私立との教育負担に格差があるということ、それはもう何とかして是正をしていきたいという努力は、法律までおつくりを願って、私たちも鋭意それに向かって努力をしておるところでありますから、そういったものを放置しておくとか捨ておくとい...全文を見る
○海部国務大臣 奨学資金の制度も私立、公立の格差を是正するために有効に効果を出してもらわなければいかぬと思って、貸付金の月額に差をつけて、私学の方にたくさん貸し付けをすることができるようにするとか、あるいは奨学資金のみならずほかの制度でも私学振興財団を通じて、いろいろ私学そのもの...全文を見る
○海部国務大臣 高等学校を建設しようということで、緊急に五年間、文部省の計算では全国に四百校を超えるものをつくらなければならない。この取り組む姿勢は、やはり現在九二%を超えるところまで来ております進学率を、今後人口構造の変化があっても落とさないように維持をしていこうという、そうい...全文を見る
○海部国務大臣 同和対策審議会から答申が出ておることは私も承知いたしておりますし、それから、特に教育の問題について触れてあります部面はまた読み直したわけでございます。そこにどういうことが書かれておったかと申しますと、特に同和地区の児童生徒の実態の中で、たとえば進学率が低い点とかあ...全文を見る
○海部国務大臣 何回も議論されておりますように、憲法二十六条あるいは教育基本法、そういったものの精神からまいりますと、教育を受ける権利、機会均等というものに格差、不公平があっては絶対にならぬわけでありますから、そのような心構えで取り組んでいかなければならないし、また私は、就任以来...全文を見る
○海部国務大臣 ただいま突然の御提案でございますので、このことにつきましては私もよく検討をさせていただきたいと思います。
○海部国務大臣 いろいろな問題を抱えておりますことは質疑を承りながら私もよくわかったわけでございますが、この基本計画に基づいてどうしていくべきか、あるいは今後どうしていくかということにつきましてはよく担当者の意見等も聞きますし、きょうまでの経緯も私自身も一遍よく見直してみまして慎...全文を見る
04月15日第80回国会 参議院 予算委員会 第21号
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○国務大臣(海部俊樹君) 博士課程に限っての御質問でございますが、昭和五十一年三月の博士課程卒業者は三千八十二名おりまして、そのうち六十一名が就職をいたしております。なお、いま、理学系、農学系、工学系という細かく分けての御質問でございますが、私の手元にあります資料で、たとえば東京...全文を見る
○国務大臣(海部俊樹君) 算出の方法がいろいろございますし、学部と大学院との計算が一緒になっておりませんので正確を欠くかもしれませんが、昭和五十年度の東京大学における学生一人当たりの国費額は百五十三万一千円となりますので、学部、修士課程の大学院、博士課程の大学院は九年かかりますの...全文を見る
○国務大臣(海部俊樹君) 就職者の詳しい事情につきましては、ちょっと私は熟知しておりませんが、後ほど政府委員からお答えさせますが、大学に残っておる者はどんな暮らしをしておるかとおっしゃいますと、博士課程を終了して博士の肩書きを持った人は、なお大学に残っておるときは、新しい研究の場...全文を見る
○国務大臣(海部俊樹君) これはそれぞれの就職の場を開拓すると申しますか、あるいは学校に残ってさらに調査、研究を続けられる方々にとっては、その経済的な裏づけがあれば、自分は就職しないで調査、研究を続けたいという希望の方もあるだろうと思います。だから、そういったようなことをいろいろ...全文を見る
○国務大臣(海部俊樹君) 先ほどの答弁のときに資料がございませんで答えませんでしたことをちょっと御報告いたします。  就職状況の職業先はどうなっておるかということでございましたが、就職者の中で高等教育機関の教員として就職をしていった方が五六・五%、それから専門的技術的な職業につ...全文を見る
○国務大臣(海部俊樹君) 五十二年度の学術研究振興関係の文部省の予算の主なものは、国立大学における研究に要する経費、これが四千四百八十五億円で、対前年十三%増になっております。
○国務大臣(海部俊樹君) 研究所ごとでございますか。
○国務大臣(海部俊樹君) それは政府委員から答えさしていただきます。
○国務大臣(海部俊樹君) 御指摘の点については、先ほど来申し上げておりますように、問題があることも私も承知をいたしておりますので、努力をして解消するように努めたいと思います。
○国務大臣(海部俊樹君) 御承知のように、国立大学の教員の昇任とか採用とかいうことは、教育公務員特例法によってそれぞれの学部の教授会の議に基づくという特別の手続がございますし、大学の自治の問題等もございますので、一定の限度はわきまえて、きわめて慎重であらねばならぬと思いますが、私...全文を見る
04月16日第80回国会 参議院 予算委員会 第22号
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○国務大臣(海部俊樹君) 御指摘のように、現在総計いたしますと二百五十二名にわたるサリドマイド被害児の方が、これは小学校、中学校、高等学校を通じてでございますが、進学をしていらっしゃる。そこで昭和四十九年の十月にサリドマイド被害児の保護のために厚生省が交わしましたいろいろな確認書...全文を見る
04月19日第80回国会 衆議院 内閣委員会 第12号
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○海部国務大臣 ただいま文部省設置法の一部を改正する法律案につきまして、慎重に御審議の結果御可決いただきまして、まことにありがとうございました。  私といたしましても、本委員会における審議の内容を十分尊重いたしまして、婦人教育の充実、芸術文化の振興等、文部省に与えられた任務の遂...全文を見る
04月19日第80回国会 参議院 文教委員会 第11号
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○国務大臣(海部俊樹君) 御指摘の前半は、確かに入試センターをつくって共通一次試験の制度を始めていくことによって入試の問題が全部完全に解決するとは思いませんけれども、しかし、少なくとも現在、世の指摘を受けております問題の中で幾つかの側面が解決されるものと、こう信じ、こう期待をし、...全文を見る
○国務大臣(海部俊樹君) 御指摘いただくような一面については私たちも考えないわけではございませんけれども、しかし現実に多くの受験生があり、そして選抜が行われるという、大学入学試験が今日現在ではいわゆる難問奇問というようなものの面から一つの問題点が提起されていて、高等学校における正...全文を見る
○国務大臣(海部俊樹君) 実態をいろいろ調査いたしますと、あるいは夜間部に本来、籍を置くべく勉強しておる勤労青少年ももちろんいらっしゃいますが、昼間部の試験に失敗したからやむを得ず夜間部に来ておるという人もあるでしょうし、またそれを踏み台に昼間部にかわっていこうとしておる人もいろ...全文を見る
○国務大臣(海部俊樹君) その点は、まさにおっしゃるとおりだと考えます。同時に私たちがいま、国立大学協会が共通一次試験についての長年にわたる調査検討を加えられた、その途中においてやっぱり高等学校の学習課程というものを誠実に努力をし、積み重ねてきたら、その範囲から共通一次試験の問題...全文を見る
○国務大臣(海部俊樹君) 共通一次試験の問題をあらかじめ練習させるというような意味で、どこでございましたか、一回行われたことがございました。私は、そういったことは望ましいか望ましくないかと言えば、これは望ましくないことでございますし、同時にまた、そういったこと、要するに事前にマー...全文を見る
○国務大臣(海部俊樹君) ただいまのところ、国大協でいろいろ御議論を願い、調査研究をいただいておる、その範囲はやはり共通一次試験というものはマークテスト方式でやる。そのかわり入学試験を一次試験だけじゃなくて二次試験と関連を持たせて考えまして、第二次試験の方で可能なところについては...全文を見る
○国務大臣(海部俊樹君) その点に関しましては、昭和四十六年の入試改善会議の報告の中にも指摘がございましたし、また国大協の方でも検討の対象と相なりましたが、一次試験、二次試験とともに調査書の活用、要するに、この三つのものを総合して選抜の判断の資料とするようにするという問題意識は十...全文を見る
○国務大臣(海部俊樹君) 調査書の活用につきましては、これはすでに活用しなさいという問題点の指摘がなされておることは先ほど御報告申し上げたとおりでございます。が、一次試験はお説のように五教科・五科目、六科目ということに相なるわけですが、共通一次試験だけじゃなくて調査書の活用という...全文を見る
○国務大臣(海部俊樹君) 御指摘の問題点の五教科・六科目の中に音楽が入らない、いろいろな特殊のその人の才能が入らないということでございますが、それらの問題に関しましては、これはまさに第二次試験のときに面接なり特技を実技でやっていただくなり、それぞれの方法を具体的に検討をされるはず...全文を見る
○国務大臣(海部俊樹君) 御意見はよくわかるわけでございますし、私どももあるべき姿としてはやっぱり足切りは原則としてしない方が望ましいと、こう考えておるわけでございますが、これにはきょうまでの長い間の調査研究や、あるいは大学側のまたいろいろな問題を通じての結論等もあるわけでござい...全文を見る
○国務大臣(海部俊樹君) 御指摘のように、大学をも含めて教育基本法の精神というものを押し及ぼしていくのは私は当然のことだと考えますので、その大学の入学試験というものも、やっぱり高等学校の学業とか、その選抜の方法が公正でなきゃならぬ、機会均等が保障されなければならない、いろいろな問...全文を見る
○国務大臣(海部俊樹君) 御指摘の点の大学の拡充強化あるいは格差の是正ということは、文部省といたしましても問題意識を持ってこれを改善していかなきゃならぬというので取り組んでおる問題でございますが、これはいろいろな面からの問題がありまして、たとえば地域における定員の格差の問題とか、...全文を見る
○国務大臣(海部俊樹君) 御指摘のことに関しましては、われわれも一歩、二歩前進して、少しでも入試制度の持っておる問題点をなくしていきたいという大きな期待を持って、そう信じてやるわけでありますから、常に調査研究は、いろいろな面で続けていかなければなりませんし、また何年ごとに何という...全文を見る
○国務大臣(海部俊樹君) お尋ねの、総定員法の枠の中において文部省が考えております施策を全部やれと言われることは、これはまことに不可能に近いことでございまして、したがいまして、総定員法のできたときに想定されておらなかった、特に無医大県解消計画とか、あるいは新構想大学というものが非...全文を見る
○国務大臣(海部俊樹君) 御指摘になるように、非常勤という名目の職員が非常にふえて、それが本来の非常勤じゃなくて、むしろ本来ならば常勤で担当すべき部門を担当している。そのために研究費が食われてなくなっていってというようなことになってきますと、これは私はやっぱりあんまり好ましい姿で...全文を見る
○国務大臣(海部俊樹君) 十分検討さしていただきます。
○国務大臣(海部俊樹君) 児童、生徒の養護をつかさどるという重要な役割りを持っており、しかも法律で置くことを大前提にしていまなっておるわけでありますから、これは必ずしも放置しておるわけじゃございませんけれども、これからも全部に配置できるようにそれが少しでも早くできるように努力をし...全文を見る
○国務大臣(海部俊樹君) まさにおっしゃるように地獄という言葉が入試につくこと自体が大変心痛む出来事でございますので、さりとて、じゃ、入試極楽はあるかと言われると、正直に言ってございません。しかし、少なくとも現在地獄と言われるような一面を改革していくことができるなれば、その改革に...全文を見る
○国務大臣(海部俊樹君) 私は大体いろんな御意見なるほどなあと思って聞いておるのでありますけれども、いまの先生のお話で一つだけちょっと私も、お言葉返すようで大変申しわけありませんが、こういう考え方もあるんじゃないかと思いますことは、この一回だけで、共通一次試験だけですべてが決まっ...全文を見る
○国務大臣(海部俊樹君) 御指摘のように、塾の全国調査をいたしまして、それがいかなる原因で起こっておるのか、どういうところから手をつけていったらいいのかいろいろと文部省としても検討をいたしました。時間の関係で途中の経過は省かしていただきますが、結論といたしまして、私はやっぱり現在...全文を見る
04月20日第80回国会 衆議院 文教委員会 第10号
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○海部国務大臣 これは、できるだけ早い機会にやっていただくように、文部省としては防衛施設庁に要請をいたしたいと思います。
○海部国務大臣 最初に、現在おるかどうかということは、詳しくは政府委員からお答えいたしますが、どうでしょうか、これはよく研究させていただきます。おっしゃることの意味は私もよくわかるのでありますけれども、文部省の職員として採用した者がみんな教員免許状を持っておってくれればこれはよろ...全文を見る
○海部国務大臣 確かに御指摘のように、私の大学の友人も国鉄へ入って切符切りをやりながら経験をしたということを聞いておりますが、御指摘のように現場へどういうかっこうで配置できるのか、どういう経験をさせられるのか、私にはさっぱり見当がつきませんので、これはやはり実務家とよく研究さして...全文を見る
○海部国務大臣 学習指導要領の改定作業は、いままさに行っておる最中でございますが、私も昨年暮れに前大臣から引き継ぎを受けますときに、各界からのいろいろな御意見や問題点の提起、あるいは教育課程審議会の答申の趣旨、そういったものを踏まえて思い切った精選をしてほしい、そして、この考え方...全文を見る
○海部国務大臣 槇枝委員長とは何回もテレビで討論会をやりましたので、指導要領の問題についても何回か話しましたが、一番詳しくやったのはたしかNHKの朝の討論会ではなかったかと思います。そのときにちょっと一つ誤解がございまして、横枝委員長がおっしゃるのは、法的拘束性と称してがちがちに...全文を見る
○海部国務大臣 御指摘のように教科書の問題というのは、教科書そのものがやはり教育基本法とか学校教育法の指し示す方向に従って教育されるそのときに使われる教材でありますから、そのあり方についてはきわめて慎重であらねばならぬということは私も重々理解をしておりますし、また現在の制度そのも...全文を見る
○海部国務大臣 私、よくわかりませんが、ぼくらは日常ボキャブラリーが少ないせいか、話す言葉と聞いてわかる言葉と、日常のおつき合いの中とか日常生活とかいろんな中で特にどこがどう違うかということをあえて意識して物を言ったこともございませんし、専門家の方からお答えをいただきたいと思いま...全文を見る
○海部国務大臣 私は先ほど現在の私の立場でお答えをいたしましたので、私自身は聞く言葉と話す言葉と全く同じだと思いながらお答えをしてしまいましたが、いまおっしゃるように生まれた赤ん坊が聞く言葉と話す言葉というのは、これはやっぱり、御指摘のように表現方法の数においてもいろいろ違うので...全文を見る
○海部国務大臣 これは私、常識的に答えさせていただきますが、やはり自分の立場に振り返ってみても、友達同士で物を言うとき、あるいはこういう場でまさにお答えを申し上げるときの言葉、選挙のときに街頭演説をやるときの言葉、皆それぞれの場所に適合するように私なりに考えてしゃべっておりますか...全文を見る
○海部国務大臣 もし間違っておったら、後から専門家に訂正させますけれども、私の考えでは、学校の教科書で、特に小学校などで教える言葉というのは、その基本になるようなことを教えるとともに、それを表現するときはその基本を身につけた者が、たとえば親しいお友達ならこう言って表現しよう、有権...全文を見る
○海部国務大臣 漢字というのは、象形文字と言われますように、その姿、形を見たときに心に何か感じ取る、和語というのは、万葉集などのころからある言葉で、耳で聞く、その区別の仕方は、私も伺っておって、そうだろうな、そう思いました。
○海部国務大臣 現在の国語審議会は当用漢字表について検討をするという当面の問題点を抱えてこれを諮問してお願いしているわけでありますから一応この問題を片づけましてそれを急務と思いますが、引き続きまして国語全体の問題、いまいろいろ御指摘の和語の問題とか外来語の問題とか話し言葉の問題と...全文を見る
○海部国務大臣 御指摘の意味はよくわかりますし、現在私どものやっております教育課程の精選の作業というものは、やはり各教科ごとに現場の先生の意見等も十分に聞きながら、どうしたら一番基礎、基本になることを身につけてもらえるだろうかという、そこに重点を置いて精選作業を進めておりますから...全文を見る
○海部国務大臣 幼稚園と保育園というものが、その設置の目的とか、どちらを選択するかどいうときに、お母様方に長時間保育に欠けるから保育をしてほしいという御要望と、それから幼児教育の面にウエートを置いて、したがって時間はそんなに長時間になっていない幼稚園と、二つが定着をし、ずっと伸び...全文を見る
○海部国務大臣 この前、委員会で御答弁しましてから、私はほとんど連日のように衆参の委員会がございましてお答えに回っておりますので、比較的暇な時間を持っております政務次官を呼びまして、政務次官会議の場で、これは文部省では歯をきちんとみがくことの指導くらいしか思い当たりませんものです...全文を見る
○海部国務大臣 これは突然の具体的な御指示でありますので、しばらく検討させていただきます。できる方法があったらわが方でも調査をさせてもらいます。
○海部国務大臣 そうではなくて、法に基づいて文教行政の中で基準を示すということになっておるわけでありますから、だから法に基づいての行為であることは当然の大前提でございます。  ただ、先ほど小川委員とのやりとりの中で、私が槇枝日教組委員長との対談の中で法的拘束力はないと受け取られ...全文を見る
○海部国務大臣 学習指導要領を決めるということが法に基づいて文部大臣に与えられておることでありまして、そしてその学習指導要領の内容は法に基づいて文部大臣が決めるのでありますが、それはあくまで基礎的、基本的なことで、日本国民としての必要な基準はどうなのだということを決めるわけであり...全文を見る
○海部国務大臣 教科書の検定は、その図書がやはりいいものになっていかなければならぬということで、いいものというのは学習指導要領を基準として教科書の内容の扱いが教育的見地から見て公正か、妥当かといういろいろな点がございます。そこで、きょうまでも恣意的に一部分の人で決めるのではなくて...全文を見る
○海部国務大臣 最初申し上げましたように、文部省の人間だけで暗いところで、刑務所の中でやっておるというような御表現がありましたが、そんな暗いものではなくても、いまでさえ先ほどから言っておりますようにいろいろな方々の意見を聞いて、公聴会という形式にはなっておりませんけれども、いろい...全文を見る
○海部国務大臣 きょうも委員の皆さんからこの問題に関するいろいろな貴重な御意見を承りましたし、また文部省が現在選考中の基準改善につきましても、調査研究会には御承知のように学識経験者の皆さんや現場の教職員の方などの全体に関する御意見も承っておりますし、また教科別部会にも委員として総...全文を見る
04月21日第80回国会 参議院 文教委員会 第12号
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○国務大臣(海部俊樹君) きょうまでのいろいろな御議論を承っておりましても、まず第一に、現在の大学入試の制度が持っておりますいろいろな問題点をできるだけ、一歩でも二歩でも改善することができるように慎重に対処をしていけと、こういうことでございますが、私どもは、現在の入試の持っており...全文を見る
○国務大臣(海部俊樹君) やってみますと、私どもの思ったこと以外の結果が出ないとは断言できないわけでございますが、またそれについてそれをどう評価していくか、あるいはそれをどう改善していくかということは、私は入学試験の出題とか運用とか、やり方のことに関しましては、大学入試センターの...全文を見る
○国務大臣(海部俊樹君) 御指摘のように、大学の自治、これはきわめて高く強いものでありますし、また私どももそういう心構えで対処いたしておりますが、大学にだれを入学許可するかという権限はこれはその大学の学長にありということも、これは明らかにされております。ただ、その方法とかその他に...全文を見る
○国務大臣(海部俊樹君) 先日も本院予算委員会の教育集中審議のときに先生御指摘がございましたように、私は答弁のときに、いろいろな事情がございまして繰り延べ措置をとらなければならなかったわけでありますが、このことは五カ年計画そのものを文部省として変更したものではございませんから、来...全文を見る
○国務大臣(海部俊樹君) 第五次の計画につきましては、方向としては策定する方向でございますが、現在その資料を集めて検討しておるところでございます。
○国務大臣(海部俊樹君) 御指摘のように教育研究の進歩発展に伴いまして今後どのような形で定員枠を持っていったらいいのか、大変いろいろ重要な御示唆をいただきましたし、御意見も十分拝聴いたしました。私どもとしましても教育研究というものが本来の目的をきちっと果たすことができるように、こ...全文を見る
○国務大臣(海部俊樹君) 最初に御指摘の私立の医科大学、歯科大学に関する問題でございますが、これは従来のように通達を出す、そしてその成果を見守るというのではやはり手の届く指導にはならないと判断をいたしましたので、局長に、直接何回でも会って、そうしてそこで協議しながら指導をして、強...全文を見る
○国務大臣(海部俊樹君) 前段の私立の医科大学、歯科大学との具体的な話は、担当の局長を窓口にいまやっておりますけれども、これは国民の皆さんの税金を使わせていただくわけでありますから、私はある程度私立の医科大学、歯科大学側にもその経理を誤解を招くおそれのないように明瞭にしていただき...全文を見る
○国務大臣(海部俊樹君) 二重取りをやめますというような表現がここで妥当かどうかわかりませんが、私の考えております構想の中でいま先生がおっしゃる二重取りというのは、共通一次試験の方、それから二次試験の方、それぞれ別々に取っては二重取りになる、こういうような御角度であろうと思うんで...全文を見る
○国務大臣(海部俊樹君) これはその辺の議論は後ほど詳しく局長から申し上げますが、二重取りというのは一次試験を受けて、結果的には二次試験受けなかった人に二次試験の分まで取るのはいささかどうかという感じを私も先生と全く同じにします。それから、いままで一遍であって、今度もしそれを分け...全文を見る
○国務大臣(海部俊樹君) 当事者であるセンターの方でそういった問題も十分調査検討されておると信じますが、私といたしましても、本来の目的以外のものにそういったものを使うということはこれは絶対にないわけでありますから、先生御指摘のように、それをもとにいろいろな個人のプライバシーを傷つ...全文を見る
○国務大臣(海部俊樹君) 御指摘の点はそれぞれ貴重な御意見で、私も方向として全く同感だと存じます。特に今回行います最初の試みでございますから、これが先生御指摘のようにもし失敗をし、かけがえのない人生を台なしにするようなことは絶対に避けなきゃなりませんから、実施までの間にまだ日もご...全文を見る
○国務大臣(海部俊樹君) 現在看護婦の養成は、厚生省所管の看護婦養成所と文部省所管の大学、短期大学及び大学に付属する各種学校等で行われておりますが、先生御指摘のように、医療技術も大変進歩するわけでありますから、私も、やっぱり大学とか短期大学とか、そういうところで養成されるようにな...全文を見る
○国務大臣(海部俊樹君) 既設の教員養成大学の中で大学院を設置してありますのは、東京と大阪の二つでございます。それぞれ大学院は、義務教育諸学校の指導的立場に立ち得る者の養成を主たる目的とする修士課程として教育研究を行っておりますが、今後はどうするかというお尋ねでありますが、教員養...全文を見る
○国務大臣(海部俊樹君) お話しくださること、よくわかるんでございます。そしてその高等学校をできるだけ多様化をして、そしてそれぞれの人生の進路として志した者を高等学校で学べるようにしたらどうかということは、これは研究させていただきますが、ただ、そういうようなことを考えながらいま当...全文を見る
○国務大臣(海部俊樹君) 御提案いただきました内容につきましては、これは私の方もいろいろ考えさせていただきますが、とりあえずは、労働省にあります中央雇用対策審議会と申しましたか、いろいろ意見が土俵に出てくる場もあるやに私は記憶いたしておりますし、また私の方から就職の時期だけに物を...全文を見る
○国務大臣(海部俊樹君) ただいまの御決議につきましては、その趣旨に十分留意し、慎重に配慮し、努力してまいりたいと存じます。ありがとうございました。
04月22日第80回国会 参議院 本会議 第10号
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○国務大臣(海部俊樹君) 職業教育に関する問題についてお答えを申し上げます。  国民生活の各段階、各時期にだれもが新しい知識、新しい技術を身につけて能力を高めていくということは、移り変わりの激しい今日の社会では、きわめて大切なことだと受けとめております。文部省といたしましては、...全文を見る
04月26日第80回国会 参議院 文教委員会 第13号
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○国務大臣(海部俊樹君) このたび政府から提出いたしました昭和四十四年度以後における私立学校教職員共済組合からの年金の額の改定に関する法律等の一部を改正する法律案につきまして、その提案の理由及び内容の概要を御説明申し上げます。  私立学校教職員共済組合は、昭和二十九年一月に、私...全文を見る
○国務大臣(海部俊樹君) 御指摘の点につきましては、現在でも余り積算単位の費用とかけ離れておる、低いところは、それに近づけるように、関係地方公共団体に指導もいたしておりますけれども、なお、ただいまの御質問の御趣旨を踏まえまして、一層努力をさせていただきたいと考えます。
○国務大臣(海部俊樹君) 御指摘の点につきましては、私の率直な感じを申し上げますと、学校で起こります事故は、やはり、これは、初めから悪意でもってやろうという事故ではなくて、善意に基づく事故でございますから、責任を明らかにすると言いましても、どうしても裁判ざたにはなかなか心情的に親...全文を見る
○国務大臣(海部俊樹君) やはり人間の体、どこかよくないところがあっても間接的には心身の発達に影響を及ぼすであろうと、こう考えますから、特に児童、生徒の健康保持には十分意を配っていかなければならない、こう考えております。そこで、特に歯の問題は、いろいろ私も調べてみますと、小学校へ...全文を見る
04月27日第80回国会 衆議院 文教委員会 第11号
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○海部国務大臣 これは正確には覚えておりませんけれども、理科の時間というものがあって、その理科のときには、やはり本と帳面が必要だというふうに、いつもかばんに入れるときに整理しておった記憶がございますが、その程度でございます。
○海部国務大臣 私は、中学のときは一年、二年は学徒動員でございましたので試験はございませんでしたし、三、四、五年生のころは戦後の混乱期でございましたが、教科書を買いまして、たしか試験のときにはこの本の何ページまでが範囲だよということを先生が指示しますものですから、その指示されたペ...全文を見る
○海部国務大臣 私は、政治的にいろいろな国際情勢の変化とか、国民の意思とか、あるいは憲法制定当時の世界の情勢とか、その後の世界情勢の移り変わりとか、国民の安全とか、いろいろなことを考えまして、二番目の先生の設問に手を挙げます。
○海部国務大臣 いずれの国の民族でも、みずからの立場、みずからの受け継いできた伝統を守りながらまたよりよく後世に伝え、しかもすでにこういう平和を希求する地球上の世論の高まりの中では、いかにして自分の国が文化のかおり高い国になるか、世界平和のためにどうしてこの国は貢献できるか、いろ...全文を見る
○海部国務大臣 御質問の意味を私なりに受けとめさせていただいてお答えしますので、間違っておりましたらまた御指摘いただきたいと思いますが、教育というのは、私は、一人一人のそこにいる人間が日本国民としてやはり心身ともに健全に育成されていく、それがやはり一番の目的だと思います。そして、...全文を見る
○海部国務大臣 余りその前文にわたることをあれもこれも詳しく書いておりますと膨大なものになってしまいますので、確かにおっしゃるように三行のところに凝縮されたわけでございますが、私が一番言いたかったのは、日本における戦後学校教育制度というものが非常に行き渡ってきた。そして義務教育と...全文を見る
○海部国務大臣 おっしゃるとおりに、いい点も悪い点も、あるがままの事実を私どもは受けとめ、反省すべきは反省し、前進さすべきは前進させ、やっていかなければならぬと常日ごろ考えておりますし、また、そういう考え方で今度も書いたわけでございまして、この最初の三行だけをお読みになりますと、...全文を見る
○海部国務大臣 私はこの戦後の教育の評価をするときに、いま御指摘のように、企業のために役立つ人間を育てようというような角度で物を見たこともありませんし、顧みたことも全くございません。それは最初にお答え申し上げましたように、そこにいる一人の、将来いろいろな可能性を持っている国民が、...全文を見る
○海部国務大臣 これは最初に申し上げましたように、この国会において文教各般の問題を御審議いただくに当たって申し上げたいことの最初の心構えとして最初の一ページは書かれたわけでありますけれども、いま文部省がやっておりますことが完全無欠で間違いないことばかりだとは決して思ってもおりませ...全文を見る
○海部国務大臣 教育を受けておるその子供のためをもちろん考えて教育は行われなければならないという御指摘は当然のことでありますし、また私どももそれらの子供のことを十分考えながらいたすわけでございますが、いろいろな対立点その他の過去の問題点につきましては、私どもはできるだけそういった...全文を見る
○海部国務大臣 突然の御指摘でございますので、ちょっと的外れになるかもしれませんが、私はそれはやはり広いがいいか狭いがいいかといったら、広いに越したことはないと思います。     〔委員長退席、藤波委員長代理着席〕 ただ問題は、無限な広さを理想的に獲得することができないこの周...全文を見る
○海部国務大臣 お話の趣旨はよくわかるわけでございますが、いろいろきょうまでの経緯がございますので、大学局長申しましたように、大学側とよく相談をして充実に努力していきたいと思います。
○海部国務大臣 前回も先生から御質疑をいただきましたが、私個人の基本的な考え方を申し上げますと、やはりわれわれの先人がつくり上げてこられた貴重な文化財でございますから、ただ古くなったからどんどん壊して新しい合理的なものにしていこうというだけでは残念でありますので、何らかの形で基準...全文を見る
○海部国務大臣 御指摘のように大正時代の物についての着手、検討、研究がおくれておりましたことは、先ほども申したように率直に認めなければならないことでございまして、同時に、これはほっておいていいものではございません。  いま二つに分けて御指摘がございましたが、前半の東京駅周辺のこ...全文を見る
○海部国務大臣 ただいまいろいろ質疑のなされました定時制高校に通う人々の問題については、働きながらもなお学ぼうということでありますから、私どもとしてもできるだけ学びやすいように環境の整備をしてあげることは大切なことだと考えますので、具体的なことについてはよく十分相談をしながら前進...全文を見る
○海部国務大臣 いろいろな角度からの御意見を私も承っておりましたが、やはり試験というものは選択の問題だと思います。やはり私どもも、そういうテストをきちんとして、客観的に公平に、その人の能力や資質というものが選抜の対象になるということは、そういう角度からいきますといいことだと思いま...全文を見る
○海部国務大臣 それは最終的には任命権者の判断によるのでしょうけれども、私の方としてはそういった任命権者の自主的な努力、そして誤解や疑いを招かないように騒ぎを起こさないようにきちっと公平に選抜できるような姿にあってもらいたい、その方向に向かって何か改善していくことがあったならばこ...全文を見る
05月12日第80回国会 参議院 内閣委員会 第9号
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○国務大臣(海部俊樹君) このたび、政府から提出いたしました文部省設置法の一部を改正する法律案について、その提案理由及び内容の概要を御説明申し上げます。  この法律案は、文部省の付属機関として国立婦人教育会館を、文化庁の付属機関として国立国際美術館をそれぞれ設置することについて...全文を見る
○国務大臣(海部俊樹君) いろいろな事例があることを聞いております。
○国務大臣(海部俊樹君) 私は虫歯がございませんが、ただ一本だけ、学生時代にビールの栓を口で抜いておりまして、そのとき欠かした歯が一本ございますけれども、そのほかはおかげさまで健全でございます。
○国務大臣(海部俊樹君) 現在わが国の歯医者さんの数は、五十年末現在で私どもが知っておりますのは約四万六千名、人口十万人当たり四十一人と推定されますが、いまいろいろな御議論等を通じてそれが不足の状況であるということもよく御討議の中でわかるわけであります。  そこで、文部省といた...全文を見る
○国務大臣(海部俊樹君) いろいろな角度から、できるだけ虫歯にかからないように考えなきゃならぬという予防の面もございますので、これはやっぱり歯をきれいにみがくという日常性を身につけてもらうような指導も一生懸命しなきゃならぬと思いますが、罹患率が御指摘のように非常に高まっており、そ...全文を見る
○国務大臣(海部俊樹君) 最近特に社会面をにぎわしたような問題として、入学時の多額の寄付金というのが問題になりました。それ以来、私もいろいろなところで直接私立医科大学協会の会長さんとか、歯科大学協会の会長と対談をする機会等もしばしばございました。そのたびに私が申し上げたのですが、...全文を見る
○国務大臣(海部俊樹君) これはおっしゃるように、医師の果たす役割りというものは人間の生命そのものに大きくかかわるのですから、やはり天を恐れる気持ちといいますか、厳しく皆が臨んでいかなければならないことは御指摘のとおりでありますし、なお学力にいたしましても、基礎的、基本的なことが...全文を見る
○国務大臣(海部俊樹君) 今年度の私立大学の経常費助成総額は千六百五億円、それが私大の経常経費に占める割合は三六・九%でございます。
○国務大臣(海部俊樹君) 塾の問題につきましては、その過熱ぶりがいろいろな面から批判を受けておりまして、文部省といたしましては、まずみずからの立場に立ってえりを正すべきは正してこれを改善していこうと、こう考えたわけでございます。そこで、全国の塾調査等も実施をいたしましたが、どうい...全文を見る
○国務大臣(海部俊樹君) いま文部省が通達を出しまして教育委員会がいろいろと配慮をしておりますのは、義務教育、公立の義務教育の教職員を対象のことでございます。
○国務大臣(海部俊樹君) 御指摘のような事実が存在することはきわめて遺憾なことであると私も考えます。しかし、付属の学校のすべてが受験戦争をあおるような、そういった目立つことを全部がやっておるかというとそうではないわけでありまして、中には教育実験校と申しますか、いかにしてこういった...全文を見る
○国務大臣(海部俊樹君) 最初に申し上げましたように、いろんな角度の努力を積み重ねて、少しでも改善をし、一歩、二歩前進をさせていきたいと、こう考えておりますので、やっぱり国立大学の付属学校というものが受験校のようにならないように、本来の研究目的を持って教育の実習校としての成果を上...全文を見る
○国務大臣(海部俊樹君) 御指摘の事実は全くございません。それから、WA何とかという大会のことも私はいま初めて承りました。
○国務大臣(海部俊樹君) その思想何とかという新聞に名刺広告を出したこともございません。それからその世界統一神霊協会の大会に行ったこともございません。
○国務大臣(海部俊樹君) やはり国の全体の遺産と申しますか、先人がつくり上げてこられた美術品というもの、これは大切に保存、継承していかなきゃなりませんし、また、現代いろいろな分野で新しく創造されていく民族独特の美術品というものもあるわけでありまして、それを国際関連でとらえて、いま...全文を見る
○国務大臣(海部俊樹君) 御指摘のように、総定員法の枠を確かに超えるものでございますけれども、総定員法ができましたときにおいては予想していなかった事態の、たとえば新構想大学にしても無医大県解消計画にしても、それぞれ強い社会的な要請もあり、どうしてもこれだけはやりたいという決意をし...全文を見る
○国務大臣(海部俊樹君) 御指摘のように、現在いろいろな角度から教育に対する問題が指摘されておりますが、私はこれを最も身近なところからながめまして、第一は、義務教育段階においては公教育が責任を持って本来の使命を確実に果たしていこう、そうすることによって、ただいま御指摘になりました...全文を見る
○国務大臣(海部俊樹君) いろいろ考えて進めております文教施策の根底に教育基本法の精神があることは私は間違いないと信じておりますし、いまいろいろ戦前のという御指摘がございましたが、そういったことは毛頭考えたこともございません。
○国務大臣(海部俊樹君) 特に三十周年を記念しての行事ということは計画いたしませんでしたが、毎日毎日やっております施策の中で、この教育基本法三十周年目に当たる年であるということは感じてやっております。
○国務大臣(海部俊樹君) 第一は、戦後の教育改革によって、それまで六年であった義務教育が六・三制の発足とともに九年になり、広く国民の間に、日本国民として必要なやっぱり基礎的、基本的なものをきちんと身につけていただく教育の機会均等がさらに普及され充実されていった。そして、そのことが...全文を見る
○国務大臣(海部俊樹君) 戦後私どもが教育を受けておりますころに、学級定数の問題では確かにすし詰め教室というような表現がございました。当時は私の記憶に誤りなければ六十名前後であったと思います。それを逐次計画を立てまして、今日徐々に解消をし、学級定数は四十五名まで相なりました。四十...全文を見る
○国務大臣(海部俊樹君) 予算の問題につきましては、もうでき得る限り、われわれの考えております文教政策を進めていくためにできる限りの配慮をしていただいておると考えますが、しかしながら、他の政策との整合性の問題もあり、文教予算そのものに割り振られた今年度予算において、必ずしも一〇〇...全文を見る
○国務大臣(海部俊樹君) 先ほどお答え申し上げましたように、現在の教育の抱える問題点、改善しなければならない問題点は、制度の問題と、携わる人の問題と、それから教材の問題、いろいろあろうと思います。先生御指摘のこの問題も、確かにその一面であり、また私どももこれを放置しておるわけでは...全文を見る
05月12日第80回国会 参議院 文教委員会 第14号
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○国務大臣(海部俊樹君) この問題につきましては、私学関係者の方とよく御相談をして検討をさせていただきます。いろいろむずかしい問題もきょうまでの経緯の中にはあるようでございますので、私学関係者の方々とよく話し合いをさせていただきたいと、こう思います。
○国務大臣(海部俊樹君) 全体の方向としては先生の御指摘のように努力を重ねていくべきだと私も存じております。予算折衝のときなどにもそういったことを十分心にとどめて今後は行っていきますが、ただいまのやりとりを十分私も承っておりましたので、今後の問題として私も受け取らしていただきます...全文を見る
○国務大臣(海部俊樹君) いろいろな先生の御質問の意を体しまして、十分検討させていただき、努力をいたします。
○国務大臣(海部俊樹君) せっかくの置かれておる制度でございますから、その内容をできるだけ充実改善していく必要はあろうかと思いますので、今後いろいろなことを含んで十分検討をし、また指導もいたしていきたいと、こう考えます。
○国務大臣(海部俊樹君) 率直に申し上げますが、今年度の予算を編成しますときも、この百分の二十の問題は念願でもございましたので、大臣折衝まで持ち上げてがんばったんでありますが、力不足のため実現できませんでして、大変残念に思っております。これは今後とも実現を目指して努力をいたしたい...全文を見る
○国務大臣(海部俊樹君) 推薦団体である全私学連合に対して組合員の意向が十分反映されるように人選に当たっては考えてほしいというようなことを要請いたしまして、またさらに話をしてみようと思います。いろいろな経緯やいろんないきさつがございますから、公立学校と直ちに同じ扱いになるかどうか...全文を見る
○国務大臣(海部俊樹君) いろいろなことをよく研究さしていただきます。
○国務大臣(海部俊樹君) 失礼しました。これに関していろいろなことをよく研究いたします。
05月18日第80回国会 衆議院 文教委員会 第12号
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○海部国務大臣 一般論として受けとめますれば、任命権者がその人の素質とか能力とかいろいろなことを総合判断して人事は行われるものであろう、こう考えますので、人間の長い、いろいろな足跡の中で、その一つをとらえて決定的にその人の将来が、もうこのことによって全部だめだと決めてかかるのもお...全文を見る
○海部国務大臣 何度言われても、余り具体的なケースを知らずに私が発言をして人事に介入するような印象を与えることはよくないと思いますけれども、あくまで一般論として申し上げますけれども、そういう小さいことがあったからと言って、その人の一生を左右するような決定、烙印を押してしまうという...全文を見る
○海部国務大臣 これは私は最初からお断わりしておりますように、一般論としてこういう訓告を受けた人を翌日昇任させることがいいか悪いかという角度の問題から言えば、任命権者のある問題についてこういうところで具体的にそれがいいとか悪いとか、人事に対して介入するような発言、行動は慎重であら...全文を見る
○海部国務大臣 同和教育の問題につきましては、これは同和対策事業特別措置法とか政府全体としてやはり真剣に取り組んでおる問題でありまして、いま御指摘のこの「同和教育資料」の加配定数の問題にしましても、やはりこれはここに書いてあるように一層の充実を図ってまいらなければならぬと私どもも...全文を見る
○海部国務大臣 自治省との間の問題につきましては、私どもの考えております考え方を十分自治省に伝えますとともに、今後相談をするときに効果が上がるように努力をしていきたいと思います。
○海部国務大臣 御指摘のように、現在教育が抱えておりますいろいろな問題、世の批判の中で、一つはやはり学歴が必要以上に幅をきかせ過ぎる社会の姿は間違いである、これをいろいろな政策努力を積み重ねることによりまして薄めていきたいというのが基本的な考えでありまして、したがって、いろいろな...全文を見る
○海部国務大臣 このことにつきましては、御承知のように発生をしたところでありまして、当初がやはりきわめて大切でございますので、今年度予算措置において専修学校の実態というものを把握しますとともに、わが国学校教育の中においての専修学校のあり方をどうするか、それから援助保護するにしても...全文を見る
○海部国務大臣 これは私も御質問の方向と全く同じ方向に気持ちを向けて努力をしておるわけであります。  ただ、現在のところは、御指摘の私学振興財団からの貸し付けあるいは各都道府県が今日まで行ってきた都道府県単位のいろいろな助成というものにとどまっておるわけでありまして、われわれの...全文を見る
○海部国務大臣 御指摘いただきましたように社会教育と学校教育と家庭教育というものがやはりお互いに関連をしてお互いに力を合わせ合いながら生涯教育というものの周辺をぐっと固めていかなければならないのは、私は御指摘のとおりだと思います。学校教育と社会教育とを同じ地位にという指摘があった...全文を見る
○海部国務大臣 もう御指摘のとおりでございまして、そういう〇・何という表現しかできないシェアでございますが、しかしあえて一言言わせていただきますなれば、文部省の予算というものは、よく御承知のように総予算の五二・二%までが義務教育、養護教育の負担金でございますし、それから国立学校特...全文を見る
○海部国務大臣 社会教育が施設の整備と指導者の確保という大きな二つの柱にあることは、これは御指摘を受けるまでもないことでありまして、このことを含めて十分に検討させていただきます。
○海部国務大臣 先ほど来いろいろ申し上げております中で、やはり私は学校教育というものは知育、徳育、体育、この三つが調和がとれて心身ともに健全な日本国民の育成が目的であると申し上げておりますが、そういう意味からまいりますと、やはり教室と体育場とそれからプールも、これはやはりすべての...全文を見る
○海部国務大臣 急増地域の緊急な必要性ということに着目をしまして、とりあえず一番もとになる校舎についての措置をとっておるわけでございまして、おっしゃることの内容も意味もわかりますので、その考え方がいいとか悪いとかの議論はすべき問題ではございませんしする必要もない問題でございますが...全文を見る
○海部国務大臣 十分に検討させていただき、御趣旨を生かしながら、私もできるだけ努力をさせていただきます。
05月19日第80回国会 衆議院 決算委員会 第24号
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○海部国務大臣 私立大学における入学時の寄付金に関する件につきましては、御決議の趣旨に沿って、今後なお一層適切な措置を講ずるよう善処してまいる所存でございます。
05月20日第80回国会 参議院 決算委員会 第8号
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○国務大臣(海部俊樹君) ただいま御決議のありました私立大学における入学時の寄付金等に関する件につきましては、御決議の趣旨に沿って、今後なお一層適切な措置を講ずるよう善処してまいる所存でございます。
05月24日第80回国会 参議院 文教委員会 第15号
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○国務大臣(海部俊樹君) ただいま御決議がありました事項につきましては、御趣旨に沿って十分検討いたしたいと存じております。
06月09日第80回国会 衆議院 文教委員会 第13号
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○海部国務大臣 ただいま御報告のありました、文教行政の諸施策に関する小委員長の御報告のまず第一、養護学校教育義務化に関しましては、すでに五十四年度実施を決定し、その目標達成のために全力を挙げて努力をいたしておりますが、今後とも十分配慮して、義務化のために努力をしていきたいと思いま...全文を見る
○海部国務大臣 学校におきましては安全教育、安全管理を適切に推進し、学校事故の防止について万全を期することが重要な課題でありますが、一方、不幸にして事故が起きた場合の救済措置を充実しておくことは、学校教育の円滑な実施にとって欠くことのできない問題であります。  このため日本学校...全文を見る
08月02日第81回国会 参議院 本会議 第4号
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○国務大臣(海部俊樹君) お答え申し上げます。  大学入学試験に関しましては、昭和五十四年度実施の分から国公立大学について実施をすべく、ただいま努力をいたしておりますが、この共通一次試験に関しましては、御承知のように、長年にわたる国立大学協会の調査研究の結果でき上がったものであ...全文を見る
○国務大臣(海部俊樹君) 大学入学試験の改善についてお答え申し上げます。  御承知のように、長年にわたる国立大学協会の意見の一致を見る段階で、各界の方々の御意見がそこに十分反映されてあのような意見がまとまったものと私は理解をいたしておりますし、また、全国の高等学校長協会からの御...全文を見る
○国務大臣(海部俊樹君) 御指摘ありました、学歴が必要以上に幅をきかせ過ぎる採用試験の実態は間違いである、指定校制度の廃止は強く何回も要請を続けておるところでございますが、御質問の今年度からやるつもりかという点に対しましては、もちろん、今年度から実施してほしいと強く願っております...全文を見る
09月13日第81回国会 参議院 文教委員会 閉会後第1号
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○国務大臣(海部俊樹君) 御指摘のように、高額な入学金を入学の許可の条件にするような、そういったような行動は選抜の公正の上からいってもゆゆしい問題でありますから、こういったことについての疑惑は全部実態を調査して解明するように私は厳しく指示をいたしております。先生おっしゃるように、...全文を見る
○国務大臣(海部俊樹君) 財政上の問題についても私は厳しくいろいろと事情を調査して、管理局において指導をしておると、こう信じておりますし、またそのような指示をしておりますから、その点については管理局長から補足の説明をいたさせます。
○国務大臣(海部俊樹君) 今後の問題についてというお尋ねでございましたが、私は先ほど宮之原委員が御質問の中でおっしゃったように、やっぱりそれは本気になって取り組んで、この機会にきちんと正すべきは正していきたいというのが私の偽らざる気持ちでございます。したがって、多額の寄付金が入学...全文を見る
○国務大臣(海部俊樹君) 私は当初から理事予定者ということには、交渉を受けたことはございませんし、理事予定者をお引き受けした記憶もございません。
○国務大臣(海部俊樹君) これは安倍さん、竹下さんの記憶違いか何かではなかったかというふうに思って聞いたんですが、聞いたとき、安倍さんは、自分もそういったことをあんまり正確に覚えておらぬし、メモしておった覚えもないしということでございまして、私は理事予定者になったという事実は全く...全文を見る
○国務大臣(海部俊樹君) 知っております。
○国務大臣(海部俊樹君) 当時は香流病院の院長さんであったというふうに私は記憶をいたしておりますが、それまでに二、三回顔を会わせたごとがあるというそういう程度の知り合いでございました。
○国務大臣(海部俊樹君) おっしゃるように、私が河野代議士の秘書をしておりますころに二、三回お目にかかって顔を知っておる、これはそのとおりであります。  それから、私のところへ、愛知医科大学の計画が起きたときに、その人がみずから理事長になる予定だということで訪ねておいでになった...全文を見る
○国務大臣(海部俊樹君) 協力依頼ございました。そのために来られたわけでして、私は、そのときは地元に医科大学ができるということについては、これはいいことだと思って賛成をしました。
○国務大臣(海部俊樹君) 私が愛知医科大学の設立に関して協力をしました面というのは、当時認可基準がどんなところで、認可をされるためにはどういうことが問題になっておるのかということを知り、認可基準にやっぱりきちんと適合したものをつくるための協力でありました。したがって私としては当時...全文を見る
○国務大臣(海部俊樹君) 最初に私の部屋に重冨氏が協力を依頼に来られてから、私の部屋にいろいろな事情を聞きに来られたことは、これはございます。その都度私は、私の知っておる限りのことを伝えて、むしろ設置基準というものをきちんと達するように資金計画などの努力をしなければならぬというこ...全文を見る
○国務大臣(海部俊樹君) 協力を要請されて、地元にできるのはいいことだと思い協力をしたということは、関与という言葉がどういう意味を含むか知りませんけども、私は地元の議員として節度を越えない限度においてそれを守りながら協力をし、関与をしたと言われれば関与をしたわけであります、当初の...全文を見る
○国務大臣(海部俊樹君) 途中の段階で、いろいろ文部省側が考えております問題点を私も聞きましたが、いま先生おっしゃるとおりであったかどうか正確には記憶しておりませんが、そういうようなことで、とにかく資金計画に問題があるから、私のそのとき受けた印象では、これは認可にならないというよ...全文を見る
○国務大臣(海部俊樹君) おっしゃるように、私はいろいろな設置基準を満たすための問題点について話をしたり、あるいは愛知医科大学側にその意向を伝えたりしたことはございません。それだけであります。
○国務大臣(海部俊樹君) それは当然いたしましたし、それから文部省の決めております設置基準、資金計画、そういったものをきちんと満たさない限りこれは認可にならないんだから、その点に努力しなければいかぬということも、これは当然伝えました。
○国務大臣(海部俊樹君) 先ほども申し上げましたように、私は当初地元の議員として依頼をされ、地元に医科大学ができるのは賛成でありましたから協力をしたわけでありますが、その協力というのは、先ほど申し上げましたように、地元にできる医科大学は設置基準を満たしたものでなければなりませんし...全文を見る
○国務大臣(海部俊樹君) その点は明確にさせていただきますけれども、私は南日本新聞社にそういうコメントをした覚えはありません。それから私は当時、資金計画がきちんとできなければこの学校は許可になる見通しがない、むしろ資金計画がきちんと充足されなければ、資金を集めなければ認可にならな...全文を見る
○国務大臣(海部俊樹君) それは事実に反すると思います。正確に事実を伝えておりません。したがって私はその原稿の出稿先といいますか、共同通信社には全体として私の名誉が著しく傷つけられるかのごとき印象を与えておるので、私のコメントのみならず、やっぱりそういった出稿は取り消していただき...全文を見る
○国務大臣(海部俊樹君) 私は手を引いたと自分で言いましたのは、もうその後、重冨氏とも接触はなくなったし、私が文部省にその後どうなったかというようなことを聞いたり、いろいろなこともしなくなったのが最初の設立認可を保留される前の段階だったと私は記憶しております。そうして恐らくそのと...全文を見る
○国務大臣(海部俊樹君) 私はそう理解しております。
○国務大臣(海部俊樹君) 申し上げましたように、私はその資金面のいろいろな協力とか、資金をここまでつくって、こうしてということについては全く関係しておりませんでしたので、その間の事情はつまびらかにいたしませんけれども、愛知医科大学の問題が表面化して以来、管理局長には、これはきちん...全文を見る
○国務大臣(海部俊樹君) 枠とかお世話になった人に対する入学の便宜とか、そういうようなことがあったということは私は全く聞いておりません。  それから当初のことでありますけれども、これは私はやっぱり圧力だとか、設立のお世話というよりも、むしろ資金計画がきちんとできなければならぬと...全文を見る
○国務大臣(海部俊樹君) 私はそういう事実を全く存じません。
○国務大臣(海部俊樹君) それはその方の実力でお入りになったものと私は判断しますし、私がそういう枠とか何かをもらってあっせんしたりいろいろ仲を取り持ったことはございません。
○国務大臣(海部俊樹君) それは一般論として望ましいことではございません。そう考えます。
○国務大臣(海部俊樹君) これは問題の御趣旨を取り違えておったようでありますが、私に関することを申し上げると、すでにお答えが尽きておりますので、私以外のすべての問題として一般論という言葉を使ったんであります。好ましいことではございません。
○国務大臣(海部俊樹君) 御指摘のございました愛知医科大学の件につきましては、私も地元議員として、節度をわきまえて、いいことと悪いことはきちっと自覚をしながら協力をしてきたつもりでございます。同時にまた、いま先生御指摘のように、これは愛知医科大学のみならず、私立の医科大学、歯科大...全文を見る
○国務大臣(海部俊樹君) 御指摘の留学生の問題でございますけれども、これは私は、やっぱり先生御指摘のように基本的に教育問題として受けとめるべきで、外交の手段ではない、経済の手段でもない、基本的に教育問題であるという同じ認識に立っております。それから、私はつい先週のユネスコの国際教...全文を見る
○国務大臣(海部俊樹君) 留学生につきまして私が先ほど申し上げましたように、ユネスコの国際教育会議に参りましたときはアジア地域の関係者はそれぞれ日本との留学生のより一層の数の増大とか、あるいはそのもっと質を密にしようとか、いろいろアジアにおける留学生の交換に対してはきょうまでのこ...全文を見る
○国務大臣(海部俊樹君) 御指摘のように、幼稚園教育振興計画を策定し、すべての四、五歳児が就園できることを目途に努力をしてきておるわけでございますが、就園率につきましては、昭和五十一年度現在五歳児について見ますと、計画上六四・五%に対し、実績も六四・六%となっており、おおむね計画...全文を見る
○国務大臣(海部俊樹君) これは御指摘のような定員の増というものがあったことは率直に認めなければいけないと思います。したがいまして、都道府県の事務担当者の会議等においても、幼稚園の設置基準の遵守について指導を行っているなど、幼稚園運営の適正を図っておるところでございます。
○国務大臣(海部俊樹君) 御指摘の御意見は私もよくわかるわけでありますけれども、他の政策との整合とか、文部省といたしましてもやっぱり予算を要求し、予算獲得するときのいろいろな状況等もございまして、きょうまでも人口急増地帯というところの特別な必要を考え、一部二分の一に踏み切っておる...全文を見る
○国務大臣(海部俊樹君) 私学の自主性を重んじなければならないことは言うまでもありませんが、御指摘の適正配置につきましては、幼稚園に通園する園児の通園距離というものも考慮しなければなりませんし、また同一地域において過当競争にならないように配慮することも指導する上においては一面必要...全文を見る
○国務大臣(海部俊樹君) それは適正配置を考えるときに、やっぱり幼稚園は園児のためでございますから、園児のためということも一面十分に配慮しなければならぬ、御指摘のとおりだと思います。
○国務大臣(海部俊樹君) これは最初お答え申し上げましたように、いろいろな物事を考えるときの優先の度合いとか、軽い、重いの度合い等がございます。そういったものを考慮していろいろ決断をいたしますときに、それは直ちに私学の自主性を私は損なうことにはならないというふうに思うのであります...全文を見る
○国務大臣(海部俊樹君) 御指摘のとおりであると思います。
○国務大臣(海部俊樹君) これはお答えになるかならぬかよくわかりませんけれども、幼稚園教育振興整備計画がきちっと完成した暁においてはやっぱり先生おっしゃるように、理想を言えば、バスに頼らないで歩いて通えるようなことというのが望ましい状況であることは、これは間違いないと思います。た...全文を見る
○国務大臣(海部俊樹君) 逆に申しますと、適正配置が完成しておりませんので、バスがその面を補っておるのではないかと、こういうことであります。
○国務大臣(海部俊樹君) 今度出しました通達は厳しく大学当局にも受けとめてもらわなけりゃなりませんし、社会的な批判を受けたこういった問題は、大学というものがみずからの努力によってまず改善の実を上げてもらわなけりゃならぬ、それから文部省としてもできるだけの政策努力をしてその効果が上...全文を見る
○国務大臣(海部俊樹君) それは御指摘のとおりでありますし、また私どもも先ほど来お答え申し上げましたように、入学試験制度の公正確保とともに、学校の教学、経営両面に関する立て直しを指導していかなければならないし、またそこに改革が求められなければならないと、こう考えております。
○国務大臣(海部俊樹君) そのとおりであります。
○国務大臣(海部俊樹君) このことにつきましては、少なくとも私学振興助成法に基づいて経常費を多額に助成するわけでありますし、また学校についても学納金その他の金額の問題について文部省はいろいろ指導をしなきゃならぬわけでありますから、だから、学校というものは、やっぱりその大学の自主性...全文を見る
○国務大臣(海部俊樹君) これはお言葉を返すようで申しわけありませんが、安易に肩がわりをすることを認めるという立場ではございません。そして同時に、いままで社会の批判を浴びた問題は裏口で不明朗に行われた、そしてそれが選抜の公正を害しておった。いろいろあるわけでありますから、これは思...全文を見る
○国務大臣(海部俊樹君) 私立の医科、歯科大学の問題の改革で決断をしますときに、一番心に引っかかりましたのは、いままさに御指摘の点でございます。しかし、考えてみますと、いままで社会的な批判を受けて、多額の入学金が入学の条件になっておったということを、ほかのいろいろな理由でこのまま...全文を見る
○国務大臣(海部俊樹君) 私は、かねてから学歴が必要以上に幅をきかすのは間違いだから、何とか排他的な指定校制度に改革をもたらしてもらいたい、このことは経営者側に申し入れをいたしておりました。八月の十九日だったと思いますが、党の文教部会の席に経営者四団体側とともに私も招かれましたの...全文を見る
○国務大臣(海部俊樹君) 御指摘のように、現在の大学の数、あるいは大学に進んでおります同世代年齢者の数というものが著しく戦後ふえてきた。現在私どもは、大学の量的拡大ということを望むのではなくて、これをどう充実させていくかという質の問題に政策の主眼点を置いておるわけでございます。そ...全文を見る
○国務大臣(海部俊樹君) それは、大学を卒業しておらなければいけないような職場なんというものも恐らくだんだんもう現実に意識の中で変わってきておりますし、それから従来は大学卒業生が参加をしなかったようなところにもあるいは参加される。大学を卒業していなくっても、やっぱりドイツのマイス...全文を見る
10月07日第82回国会 衆議院 本会議 第4号
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○国務大臣(海部俊樹君) お答え申し上げます。  文部省といたしましても、子供の自殺についてはこの数年来全国的な調査を重ねておりますが、直接の原因につきましてはいろいろございまして、家庭の事情とか異性問題とか学業不振とかございます。しかし、親の側からも、親にも子のことがわかって...全文を見る
10月11日第82回国会 衆議院 予算委員会 第2号
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○海部国務大臣 学校教育におきましては、人間の生命のとうとさということをそれぞれの発達段階に応じて教えておりますが、大切なことは、みずからの正当な権利を主張する人は他人の正当な権利を認めていかなければならぬという義務があるはずであります。権利と義務を明確にわきまえて、人の命に関す...全文を見る
10月12日第82回国会 衆議院 予算委員会 第3号
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○海部国務大臣 第一点の大学の入学試験制度の改善につきましては、御指摘のように私立大学の参加を願うことが望ましいわけで、文部省といたしましては、ただいま私立大学側に対しても、でき得る限りこの第一次試験に参加してもらうように要請を続けておりますし、私立大学側もそれを検討しておると聞...全文を見る
○海部国務大臣 一言ではまことにむずかしい問題でありますけれども、たとえば中高の教育課程の一貫性の問題とか、六・三・三・四の区切りの問題について、文部省といたしましても、いい点あるいは困難な点、壁を見つけて鋭意検討を続けてまいります。
10月15日第82回国会 衆議院 予算委員会 第6号
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○海部国務大臣 御指摘のように、私立の医科歯科大学を将来どうするのかということでございますが、現在わが国の私立医科大学は二十八校、学生数が三千人でございまして、これは全体の四〇%に当たっております。なお、歯学部の方は十四校、十六学部で学生入学定員二千二百人、これは全体の八〇%に当...全文を見る
○海部国務大臣 最初に五十二年度の補助金について申し上げますが、この数カ月、文部省が実情を調査してまいりましたところ、多額の入学寄付金が入学者選抜の条件になっておって公正を欠いておったと判断される状況が明らかになってまいりましたので、文部省といたしましては、補助金交付を所掌してお...全文を見る
○海部国務大臣 御指摘のように、かねて入学時の条件として多額の寄付金を取ることはやめてもらいたいという通達を出していたにかかわらず、今回またこのような事件が起こったではないかとおっしゃいます。今度出しました通達については、これはただ単なる通達ではなくて、私立の歯科大学、医科大学協...全文を見る
○海部国務大臣 今度の改革案を議論しておりますときに、決断するのに一番心を痛めた問題は実はそのことでございます。しかし、途中の経緯は省きますけれども、入学金を安くしておいてあとはということにして、そのことにふたをしてしまいますと、いま世の指弾を受けておる一番の問題の解決にならない...全文を見る
10月17日第82回国会 衆議院 予算委員会 第7号
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○海部国務大臣 御指摘のように、定時制高校間の転学と申しますか、あるいは同じ定時制高校でも継続して勉学ができるようにしたいということはかねがね考えておりまして、たしか昭和四十九年の年末だったと思いますが、文部省として直接定時制高校へ通達するというのではなくて、責任を持っていただい...全文を見る
○海部国務大臣 私立医科大学、歯科大学の一部が社会的な批判を受けるような不正事件を起こして世間をお騒がせしておることはまことに遺憾なことだと考えております。ただ、当時基準を定めて、その基準に合致するかどうかの審査は、文部省といたしましては当時いいかげんにやったものとは考えておりま...全文を見る
○海部国務大臣 御指摘のように、地元に医科大学の設立計画ができました当初、私は地元の議員として賛成をし、協力をいたしました。しかしその途中で、御指摘があったように、資金関係に足りないところがあってこの資金が何とか補充されなければいけないということで、私は当時資金面の御協力までする...全文を見る
○海部国務大臣 ただいま起こっておりますいろいろな事態を、呼んで事実をきちんと調査をして事実関係を明らかにするようにということは、私から管理局長にも指示をいたしました。ただ、国会中はいろいろと答弁資料の作成とかその他の仕事もございますので、ついそのように書かれる答えをしたかと思い...全文を見る
○海部国務大臣 事実を十分調査いたしまして、それぞれに該当することが判明すれば、そのそれぞれの処置を厳正にとらなければならないと思います。調査をさせていただきます。
○海部国務大臣 管理運営に問題があれば、どこにどういう問題があったか、やはり具体的な事実を明らかにしてから判断させていただきたいと思います。
○海部国務大臣 私は、投書を残念ながらまだ読んでおりませんので、これは具体的にどういう事実であったのか、調査に行ったときはどういうことを調査してきたのか、その結果、民主的な指導ということは何であったのか、一度事実を十分把握してから答弁させていただきます。
○海部国務大臣 できるだけ早急に調べさせていただきます。
○海部国務大臣 一九八四年第十四回オリンピック冬季競技大会、これにつきまして、札幌市長から国際オリンピック委員会に対するオリンピック冬季競技大会を札幌市に招致したい旨の招請状に政府の承認を求める申請が提出されました。これはオリンピック規則において、立候補都市は、その希望があること...全文を見る
○海部国務大臣 これは開催の都市がIOCに申請するのだそうでありますから、札幌市でございます。
10月18日第82回国会 参議院 予算委員会 第2号
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○国務大臣(海部俊樹君) 学術文化の交流の面につきましては、ただいま主として民間交流が行われており、文部省が関与したり承知しておりますのはごく限られた面でございますけれども、的に例を挙げますと、留学生の受け入ればただいま二十六名でございます。また、一昨年、日本学術振興会の招きによ...全文を見る
○国務大臣(海部俊樹君) 小柳先生から御指摘をいただきまして、新聞等に出ておりますいろいろな報道等も調査いたしましたし、また文部省へも賛否両論が寄せられておることは事実でございます。しかし、文部省といたしましては、現在国語審議会におきまして漢字表及び字体表の審議中でございますが、...全文を見る
○国務大臣(海部俊樹君) 御指摘のようなハイジャック事件が起こったこと、そういった精神の荒廃を持つ若い世代がおることは大変心痛むことでございます。  しかし、率直に申し上げて、自由で民主的な社会を形成するには、人間が自分の正当な自由を主張することは権利でありますが、それは当然他...全文を見る
○国務大臣(海部俊樹君) 文部省として実施しております国際交流の仕事の一つの重要な面は、御指摘のとおりの留学生の交換でございますけれども、現在日本には五千六百七十一名の留学生がおりまして、そのうち国費留学生が千三十七人、八〇%がアジア地域からでございます。今後ともに特にアジア地域...全文を見る
○国務大臣(海部俊樹君) 御承知のように、現在公立の高等学校は、各都道府県ごとにその地方自治体の特色やあるいは個性を尊重して共通のいま試験制度に入っておりますので、いま直ちにそのように変換をするという計画はございませんけれども、せっかくの先生の御指摘でございますから、将来の研究課...全文を見る
○国務大臣(海部俊樹君) 御指摘のように、大学の入学試験制度の改革につきましては、今年国立学校設置法の改正を国会でお認めいただきまして、入試センターを設置しまして、そこで実施をいたしますとともに、今後の調査研究を続けるということになっておりますが、第二次試験につきましては、御指摘...全文を見る
○国務大臣(海部俊樹君) 私が文部大臣を仰せつかるはるか前の昭和四十六年に、先生御承知のように文部省で大学入試改善会議というのがこの改革の方向の結論を出して、以来、八十八の国立大学がこれでいこうという完全な意見の一致を見たのがこの骨子になっておることはよく御承知のとおりだと思いま...全文を見る
○国務大臣(海部俊樹君) いろいろな問題を御指摘をいただきましたが、謹んで拝聴いたしました。特に最後の国旗を掲げ、国歌を斉唱することが望ましいということは、これは内藤先生も文部省の幹部としていろいろお心を痛めていただいたころより、やっぱり国旗を掲げ、君が代を斉唱することが望ましい...全文を見る
○国務大臣(海部俊樹君) 現在、学校におきます道徳教育というのは、学校の教育活動全般を通じて児童生徒が身につけてもらう、それを基本にいたしております。御指摘のように、二十八項目という徳目は多過ぎるとおっしゃいますが、やっぱりその中心になる基礎基本はおっしゃるように数項目だと思いま...全文を見る
○国務大臣(海部俊樹君) お答えいたします。  社会科というのは、社会生活の中で市民として必要な資質を身につけてもらいたい、こういう願いで社会科が生まれておるわけでございまして、しかし今度の改正でも、こういった市民としての資質を養うという社会科の基本的な性格は継承いたしておりま...全文を見る
○国務大臣(海部俊樹君) おっしゃることはまことにごもっともでございますし、また今度の学習指導要領でも、日本のそういう美しさ、祖先がずっと継承してきたそれぞれの特色ある日本の地理というものは児童生徒には身につけてもらいたいと思っておりますので、そういう趣旨も盛り込んでございます。
○国務大臣(海部俊樹君) 御指摘の点につきまして、神話伝承というものをこれは無視したわけでは決してございませんので、古事記とか日本書紀の扱いの中においていろいろなお話は出てまいると思いますし、また先生いろいろ挙げられました神様として祭られておるようないろいろな方を扱うかどうかとい...全文を見る
○国務大臣(海部俊樹君) その国にはそれぞれの理想があり、その理想を求めて国民は生きていくわけでございます。わが国では新憲法、教育基本法のもとでいま鋭意努力をしておるわけでございますが、先生の御提案は私も謹んでいま拝聴させていただいて今後の研究課題とさせていただきますが、これには...全文を見る
○国務大臣(海部俊樹君) 戦後の経過は内藤先生よく御理解のことでございますが、昭和二十四年に従来の師範学校というものはことごとく編成がえされたわけでありますけれども、昭和四十一年の国立学校設置法の改正によりまして、再びそれが教員養成大学、学部の目的、性格を明らかにするために名称を...全文を見る
10月19日第82回国会 参議院 予算委員会 第3号
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○国務大臣(海部俊樹君) 御指摘のように、学校教育の中で、いいこと悪いことをきちんと区別をする、また法秩序をきちんと守らなけりゃならぬということは、それぞれの発展段階において指導するようにいたしておりますが、また全体として徳育、体育、知育、そういったもののバランスのとれた人間教育...全文を見る
○国務大臣(海部俊樹君) 岡山大学と京都大学について申し上げますが、岡山大学は今年度から長崎大学とともに歯学部の創設準備を行っております。京都大学につきましては、その他の要望をしておる学校等もございまして、今後どうするかということをただいま慎重に検討しておるところでございます。
○国務大臣(海部俊樹君) 職業に貴賎なし、おっしゃるとおりであります。学歴よりも実力、肩書きよりも能力を大切にする教育をしなければならないと常々考えております。
○国務大臣(海部俊樹君) 全国の教育委員会を通じて、どういう理由で子供が自殺するのであろうかを調べますと、それぞれに原因は挙がってまいります。学業不振であるとか、家庭の状況であるとか、あるいはまた欲しいものを買ってくれなかったとか、いろいろございますが、それは引き金になった直接の...全文を見る
○国務大臣(海部俊樹君) 私学助成の問題は、御指摘のように、大学関係も高校以下の分も今年度予算では文部省予算の中で最大の伸び率にしていただいておりますが、これは概算要求におきましてもこの方向を維持してできるだけ私学の助成には力を尽くしていきたい。特に具体的に御指摘のありました私立...全文を見る
○国務大臣(海部俊樹君) 学校給食に米飯を導入するという施策は、昭和五十一年から積極的に推進しておるところでございますし、私自身も米飯給食の現場へ行って一緒に食べてまいりました。現在、その結果、学校数で昭和五十一年に三六・五%であったものが現在五八・三%にまで米飯給食の設備は普及...全文を見る
○国務大臣(海部俊樹君) ただいま御答弁のありました定住問題についてどういう結果が出ますか、その結果を待って文部省といたしましては児童の教育については検討を深めさせていただきたい、こう考えます。
10月20日第82回国会 参議院 予算委員会 第4号
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○国務大臣(海部俊樹君) 御指摘のように、私立の医科大学、歯科大学、特に愛知医大、金沢医大等、入学に関する不祥事があったことが報道されましたので、文部省といたしましても、当事者を呼んで事実調査をいたしました。その結果、入試の選抜のときに多額の寄付金が入試決定を左右したというまこと...全文を見る
○国務大臣(海部俊樹君) お答えをいたします。  私立医科大学でありますが、御承知のように、二十八学部ございまして、うち寄付金を全く徴収していない学部は二学部ございます。昭和五十年は、寄付金の総額は御指摘のように三百六十億円、これは入学者一人当たり平均額といたしますと千八十三万...全文を見る
○国務大臣(海部俊樹君) 寄付者の中で、医師のという角度からの数字はわかっておりませんけれども、昭和五十二年の四月現在在学する医者の子弟ということで調査しました数字は、六四・二%ということになっております。
○国務大臣(海部俊樹君) 昭和五十二年度の入学時の寄付金状況というお尋ねでございますが、まず医学部について申し上げますと、二十八医学部がありますうち、二十六医学部が寄付金を徴収しておりまして、入学者の総数は三千二百七十七人、寄付者の総数が二千六百八十四人、寄付金の総額が五百四十四...全文を見る
○国務大臣(海部俊樹君) 実は、この調査をいたしますときに、学校の経営の健全化、入学と寄付金の状況というものの実態を文部省は正確に把握したいと思いまして、各学校ごとにその内容を公表しないということを条件にして提出していただいた資料でございますから、トータルについてはいま申し上げた...全文を見る
○国務大臣(海部俊樹君) 具体的な事実を明らかにしていただきながら改革に取り組んでいきたいということで、私どもは各大学にその協力を強く要請しておるところでありまして、現在のところ、学校から報告されたものは私たちはこれは真実な報告であると、こういうふうに受けとめたいと思います。
○国務大臣(海部俊樹君) 報告された中に虚偽の報告があったということが明らかになったものはすべていま学校名を明らかにして御報告いたしましたが、それ以外のところは、全部、出してもらったものをまとめてトータルの数字として、どのようにして健全にしていくかの実態に即した調査にしたいと、こ...全文を見る
○国務大臣(海部俊樹君) 入学試験は合否を判定するために行うものだと、こう私は受けとめております。
○国務大臣(海部俊樹君) 愛知医科大学の場合は、多額の入学金が合格の判定に当たって条件とされておったのではないかということで事実調査をいたしました結果、そのような事実が判明をいたしております。したがいまして、愛知医大の場合には補欠合格点というもののラインが一応決まっておったのであ...全文を見る
○国務大臣(海部俊樹君) いま御指摘の前文の表現は、きょうまでの実態を顧みまして、高額のものが徴収され、しかもそれが入学許可の条件になっておったという事実も判明いたしましたので、これらのことを顧みて、これらのことは社会的に批判を受けるよくないことでありますから、そういったことは額...全文を見る
○国務大臣(海部俊樹君) 御指摘いただいたことが事実であるとすれば、私は、大変遺憾なことであり、そういったことをまさに根絶するために、現在、入学の条件とする寄付金の禁止ということ、その他いろいろな政策努力を重ねて私立医科大学の改革に取り組んでいかなければならぬ、こう決意を固めてお...全文を見る
○国務大臣(海部俊樹君) 金沢医科大学を呼んで鋭意調査をしておりますけれども、わが方からもさらにいろいろとそういった事実があったならば正直にその事実を出していただきたいということを強く指導するつもりでおります。
○国務大臣(海部俊樹君) 愛知医科大学が設立の計画が起こりましたときに、私は地元議員として協力を求められまして、協力者になったことは事実でございます。たしか私の記憶では評議員予定者ということであったと思いますが、その経過は省きますけれども、いろいろな経過があって、私自身が愛知医科...全文を見る
○国務大臣(海部俊樹君) これは私立の医科歯科大学全般が医師の養成という大変大きい重い社会的な責任も負って学生の養成をやってもらっておるのでありますから、私はこれは改革されなければならぬし、また改善されていかなければならないと考えますし、また医科大学協会側もみずから現状を厳しく戒...全文を見る
○国務大臣(海部俊樹君) 金沢医大に対しては、担当局からすでにそのニュースを聞きましたときに、このような事実があったかどうかを調査し、正確な返答は票簿を焼却したからないというような返答が来ておるそうでありますけれども、私は、さらに念を入れて事実調査をしたいと、こう考えております。
○国務大臣(海部俊樹君) 君が代が国歌であるという認識は、明治以来国民の皆さんの間に定着をしておると私は判断をいたしておりましたし、また学習指導要領は十年前の改定から今日まで改定がなかったわけでございまして、日の丸の方は国旗となっておりましたので、君が代は国歌であると、このように...全文を見る
○国務大臣(海部俊樹君) 一般的に申し上げまして、学習指導要領というものは、御承知のように、教育課程の基準として文部大臣が公示するものでございます。  それから、ただいま私が申し上げましたことも、今年度の指導要領において初めてこれが国歌だと、こう書いたのではなくって、申しました...全文を見る
○国務大臣(海部俊樹君) これは最初にお答えいたしましたが、教育課程の基準として文部大臣が公示をするものでございまして、これは学校教育法施行規則第二十五条においてそのように明らかに書かれてございます。
○国務大臣(海部俊樹君) 国に国旗があり国歌があるということは、私は直ちに一朝有事、戦争ということとは絶対に結びつけて考えておりません。むしろ逆に、日本人としての自覚を持ち、国を愛し、社会に貢献をする、国際社会においてはやっぱり国際協調の精神を高めていかなきゃならぬということは、...全文を見る
10月21日第82回国会 参議院 予算委員会 第5号
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○国務大臣(海部俊樹君) 義務教育の教科書無償配付の制度は昭和三十八年度から着手をいたしまして、四十四年度に小中学校生徒全部を対象にして実行しておることは御承知のとおりでございます。御指摘のように、憲法の精神も踏まえ、また、あすの日本を担う児童生徒の育成のためにきわめて有益な政策...全文を見る
10月25日第82回国会 参議院 文教委員会 第1号
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○国務大臣(海部俊樹君) 五十一年度につきましては、これは私学振興財団を通じてすでに交付いたしたわけでありますけれども、御指摘がありましたような大変遺憾な出来事もございましたので、この問題につきましては、その事務を所掌しております私学振興財団に対して五十二年度の分のいま検討を指示...全文を見る
○国務大臣(海部俊樹君) 御指摘の点につきましては、結論として、私としては全力を挙げて大蔵大臣に事情を説明をして大蔵省の理解と協力のもとに満額出してほしいと、こう強く願っておりますし、また、そういう政策努力を示すことによって、現在社会的にいろいろ批判を受けておる私立の医科大学、歯...全文を見る
○国務大臣(海部俊樹君) 先生御指摘のように、学校に入るときにかかります教育費の負担というものをできるだけ負担しやすいような環境整備をするということは大切なことだと考えておりまして、教育ローンとおっしゃいますが、現在、一連の金融機関が自主的に行っていらっしゃる教育ローンもございま...全文を見る
○国務大臣(海部俊樹君) これは、いまのは全く突然の御質問でありますから、私見でございますけれども、まあ望ましい姿ということになれば、いろいろなところの歩調が大体合うということが望ましいわけでございますが、果たして文部省にそれをいま強制することができるかどうかという問題もあります...全文を見る
○国務大臣(海部俊樹君) いま文部省が具体的にとり得る措置というものが、議論になっております補助金の打ち切り、それから法律のやっぱり規定にないことを、文部省が法律の規定のないことを勝手に考え出して大学側に罰則的なことをするというのは、これは何か法律のたてまえからいきましてきわめて...全文を見る
○国務大臣(海部俊樹君) 御指摘のように、一連の社会的批判を受けた原因をどこに焦点を置くかは宮之原先生おっしゃるとおりに、入学時の条件に多額の寄付金がされていたという点に焦点があるわけでありますから、私はこの問題を解決するためには、入学の条件とする寄付金というものはこれは絶対に根...全文を見る
○国務大臣(海部俊樹君) 御指摘の点は、いま、私立医科・歯科大学の改革に取り組む中で最も心痛める問題でございまして、先生おっしゃるように、何を基準に学納金を決めて、高い安いを決めるかということになりますと、確かに協会の出しておる一千万を超える額をそのままそれで妥当であるといって受...全文を見る
○国務大臣(海部俊樹君) 先ほども申し上げましたように、今年度私立の医科・歯科大学に対する助成金の大幅な概算要求を特に別枠で最初から決めておりますのは、こういった政策努力をすることによって学校当局にも厳しくこの事態を受けとめ、反省をしてもらいたいという強い気持ちを持ってのことでご...全文を見る
○国務大臣(海部俊樹君) これは各大学に少なくとも私学振興助成法に基づく助成金が出してある、国民の皆さんの税金が出るわけでありますし、また学校法人会計基準にのっとって、私は詳しい専門語はわかりませんけれども、財務計算書類を公認会計士の監査を経て所管庁である文部省には出さなければな...全文を見る
○国務大臣(海部俊樹君) 御指摘のように、関連が非常にある問題でありますから、文部省だけでどうのこうのということではなく、厚生省やさらにはその他いろいろな関係官庁の力を借りなければならぬ問題かあろうかと思います。そういうときには、その権限とかなんとかは抜きにして、率直に私から政治...全文を見る
○国務大臣(海部俊樹君) まず最初の御指摘の点でありますが、私も養護学校を見せてもらいに参りまして、相当重度な方であるというクラスの実際の授業や——授業と申しますか、お遊びと申しますか、見せてもらってきまして、それに携わっておる先生方には頭が下がるとともに、やっぱりそういうふうに...全文を見る
○国務大臣(海部俊樹君) 御指摘の問題点につきましては、養護学校の義務化を控えまして、本当にその義務化をすることによってそこへ通ってくる子供さんたちのためにならなきゃならぬわけでありますし、また、その通ってくる、通ってこないといういろいろな問題は、やはりそれぞれの立場に応じて、そ...全文を見る
○国務大臣(海部俊樹君) 幼児教育というのは、一言で言いますと、きわめて大切なものであるということでございますし、また、現在具体的に幼児に対する文部省の取り組んでおります姿勢といたしましては一四、五歳児の人で幼稚園に入園を希望しておる人が全部入れることを目標に立てまして努力をして...全文を見る
○国務大臣(海部俊樹君) ただいまのところは五十七年にそれを達成しようと思って鋭意努力をしておりますが、他面、厚生省の所管にございます保育園というものがございまして、これはその設置目的も、もちろん機能も違うわけでありますけれども、行政管理庁の方からも、厚生省との間で幼稚園と保育園...全文を見る
○国務大臣(海部俊樹君) 何といいますか、走り読みでさらっとこう、普及状況がどうなっておって、五十七年までの計画はどうでというようなことでありますが、詳細精密に一語一語というわけにはまいりませんでした。
○国務大臣(海部俊樹君) この問題につきましては、私はいずれきちんと決まりをつけなきゃならぬときか必ずくると思うんです。要するに、いまは五十七年までそういう全入という目標をつくって作業をしておりますけれども、それからこれは規則とか通達とかそういうむずかしい専門的なことを越えて、私...全文を見る
○国務大臣(海部俊樹君) 先ほど申し上げましたように、きわめて近いうちに正式に文部省と厚生省でこの問題を通じての話し合いの場を設けて、問題を出し合って話を始めてもらおうと、こう決心しておりますので、いつ幾日ということじゃなくて、話をとにかく始めるということでございます。
○国務大臣(海部俊樹君) これは全く非公式でございますが、厚生大臣には私から直接このことについて要請したこともございます。文部省は文部省で私が話をするから、厚生省は厚生省で厚生大臣話をしてもらって、とにかく行管の指示もあることであるから、文部省、厚生省でいろいろな材料を出し合って...全文を見る
○国務大臣(海部俊樹君) 協議会の方は近いうちに必ずやるということで、いつと言われましても……
○国務大臣(海部俊樹君) いつと言われますと困るのですけれども、必ず早くやります。十一月……
○国務大臣(海部俊樹君) 年内にはどんなに遅くても必ずいたします。
○国務大臣(海部俊樹君) はい。
○国務大臣(海部俊樹君) 外務省に外交的な折衝についてはお願いをしておるわけでございましたけれども、文部省といたしましても、もちろん、これは私自身がヘスター学長と会いまして、ヘスター学長自身のやっぱりアメリカは母国であるわけでありますから、アメリカへ帰ったら政府あるいは議会関係筋...全文を見る
○国務大臣(海部俊樹君) 微力でありますけれども、できるだけ努力させていただきます。
○国務大臣(海部俊樹君) 全力を挙げて国連大学が前進をしていきますように努力をさせていただきます。
10月27日第82回国会 参議院 文教委員会 第2号
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○国務大臣(海部俊樹君) 御指摘のようないろいろな状況が現在、社会的な問題になっておることは私どもも厳しく受けとめておりますし、私は、何よりも公教育が責任を果たすことによってそういう世の批判にこたえていかなければならないと、こう考えております。具体的には、先生真っ先に受験地獄とお...全文を見る
○国務大臣(海部俊樹君) これは御指摘のように、職業教育というものは大切にしなければならぬという御指摘も受けておりますし、また付属高校のみならず普通の職業高校におきましても、どのようなカリキュラムで、どのような方法に持っていったらいいかということは、常に研究をし、検討を繰り返して...全文を見る
○国務大臣(海部俊樹君) できる限り大学入試の改善がみんなの努力によって文字どおり改善に向かって一歩前進するように最後まで努力を続けたいと思っております。
○国務大臣(海部俊樹君) 御指摘がございました私立の大学に限って申し上げましても、現在、生徒数、学校数ともに圧倒的多数の教育を担当しておるのが私学でございますし、また私学はそれぞれ建学の精神や独特の伝統や学風のもとに教育を行ってまいりまして、世のために幾多の人材を輩出したりあるい...全文を見る
○国務大臣(海部俊樹君) 先生の御指摘にもありましたように、全く画一的な教育ではなくて、それぞれの私学がやはり建学の精神とか独特の校風といいますか、気質を皆が持ってそれぞれ教育を行われるわけでありますから、そしてそれが結果的に社会に大いに至るところで貢献をしてもらうわけであります...全文を見る
○国務大臣(海部俊樹君) 先ほどちょっとお話が出ましたように、文部省は、私学というものが健全に前進を続けていってもらいたい、こういう賄いがございますから、その経営の苦しい学校はつぶれるなんというようなことは毛頭考えておりませんし、考えておらない証拠に、私学振興助成法の精神に基づい...全文を見る
○国務大臣(海部俊樹君) 派遣教員の問題は先生御指摘のように、私どもはきわめて重要な教育問題の一環であると、こう受けとめておりますので、できるだけ派遣教員の方々の安定した身分、それからやはり現地で心置きなく教育に従事してほしい、こういう願いを込めてこのたびの概算要求を固め、文部省...全文を見る
○国務大臣(海部俊樹君) 基本的には、日本政府が国連大学を誘致いたしましたときに、その四分の一を五年間にわたって負担して、本部を誘致して大きな責任を果たそうと、こう決意をし、また世界にそれを表明したわけでありますから、当面はその実現に向かってただいま全力を挙げておるわけでございま...全文を見る
○国務大臣(海部俊樹君) これは大変むずかしい問題でございまして、私も衆議院の議院運営委員長のときに衆議院改革のための制度協議会の座長も勤めて、各党の皆さんと衆議院の改革について議論を重ねた時期がございました。したがいまして、参議院の改革は参議院においでになる各党代表の諸先生方が...全文を見る
○国務大臣(海部俊樹君) 教育問題の閣僚懇談会は、実は閣議の席に学習指導要領の改定の問題、それから塾の調査をしました実態報告、それをいたしましたときに、各閣僚から意見がたくさん出ましたけれども、御承知のように閣議は委員会のある日なんかは朝の九時から始めてということでありますから、...全文を見る
○国務大臣(海部俊樹君) その後残念ながら聞かれなかったわけでありますが、それは懇談会をやめたということでもございませんし、それからやっぱりみんなが共通に時間をとって集まってという機会が持てなかったことだろうと思います。必要があればまたこれは開くことになろうと、私はそう理解してお...全文を見る
11月01日第82回国会 参議院 文教委員会 第3号
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○国務大臣(海部俊樹君) お話の要点は私もよくわかるわけでありまして、結論は大学生になった人が大学に学んだと言うにふさわしい実力なりあるいは能力なりをきちんと評価できるように身につけることが大切であるというふうに受け取るんでありますが、いまの日本の大学の進学率というのが同世代年齢...全文を見る
○国務大臣(海部俊樹君) 職業教育の重要性につきましては、これは先生御指摘のとおりでございまして、たとえば今度の大学入試制度の改善につきましても、職業科からの大学の進学生には推薦入学の制度を取り入れまして、なるべく普通高校へ進んでいなくても大学進学の道が広く開かれるように私ども期...全文を見る
○国務大臣(海部俊樹君) ただいま冒頭に御指摘の三全総の計画の中で、高等教育機関の適正配置ということも指摘されておりましたし、定住圏構想の中にはやはり教育とか文化とか医療施設というものを適正に配置するという、こう高い次元に立っての御指摘があったことはわれわれも十分承っておりますし...全文を見る
○国務大臣(海部俊樹君) 八月のときはたしか雨が降っておりましたけれども、さすがに全国で勝ち抜いてきた野球の代表選手だけあって、みんな元気いっぱいはつらつとしておって、いいなあということを率直に感じましたし、同時に、そこへ来た人は非常に栄光に満ちた自分の人生の一こまをいま味わって...全文を見る
○国務大臣(海部俊樹君) やはり純粋に若人が汗を流し、ぶつかり合うということは、私は大変すばらしいことだと思っておりますので、担当大臣としまして出ていって激励もし、また多くの人がこれを見、そしていろいろ声援をしてくださる。それを通じてまた全国にそういう高校スポーツがさらにすそ野が...全文を見る
○国務大臣(海部俊樹君) これは心身ともに健全な人間を育成する上において私は重視すべき問題だと考えております。
○国務大臣(海部俊樹君) これは物の両面がございますので、十分慎重に配慮をしながら行ってもらわなければなりませんけれども、そのことばっかりに気をとらわれて、かえって消極的になってしまっては、これは御指摘のようにいけないと思いまして、やっぱり度を超してはいけないと申しますか、だから...全文を見る
○国務大臣(海部俊樹君) 学校で起こりますいろいろな事故の防止につきましては、安全指導とか安全管理を一層徹底させていかなきゃならぬことが基本であることは言うをまちませんが、いま先生御指摘のように、現実に事故が起こるわけでございまして、その起こる事故についていろいろな立場の御議論が...全文を見る
○国務大臣(海部俊樹君) 最初に基本的なことを申し上げますけれども、教科書の無償の制度というのは長い間の経緯がございまして、私の理解では、義務教育は無償とするという憲法の精神に即して、たしか昭和三十八年から年々充実をいたしまして、完全に定着してもうすでに十数年を経ておるものであり...全文を見る
○国務大臣(海部俊樹君) この制度につきましては、先ほど申し上げましたように、文部省としては大切に維持していきたい、こう考えておりますので、基本的にこの制度を貫いていくという立場で今後とも折衝を続けていきます。大蔵省に対しては当然そういう気持ちを伝えるつもりでございます。
○国務大臣(海部俊樹君) 私どもは、何度も申し上げておりますように、この義務教育の教科書の無償というものを大切にしていきたい、こう考えております。
○国務大臣(海部俊樹君) 御指摘の就学前の幼児教育というのは私は大切であると思っておりますし、また人間形成の基礎がこの時期にできる。したがって、幼児期に適切な教育を行わなければならない。御指摘のとおりだと思います。文部省といたしましては、当面四、五歳児が、しかも入園を希望する人が...全文を見る
○国務大臣(海部俊樹君) 長年の経緯がございまして、幼稚園と保育所と、それぞれの立場に立って進んできたものについて、いろいろとできる限り一元化をする方向で検討してはどうかということでございまして、私もそれの必要性を十分認めておりますので、最近、正確に言いますときのうでございますが...全文を見る
○国務大臣(海部俊樹君) これは文部省と厚生省のそれぞれ担当する事務同士で話をするということになりますと、やはりそれぞれの所管事項もございますし、設置法もございますし、きょうまでのいろいろな流れもあって、どうしても事務と事務だけの話では御指摘のように平行線をたどる場合がこれは往々...全文を見る
○国務大臣(海部俊樹君) 予算委員会でそういうやりとりがあったことは覚えておりますし、それから私自身に対する御質問もございましたので、そういう意味で取り入れておるものでは決してございません、という御答弁も申し上げました。なお、三原防衛庁長官との件に関しましては、閣議の始まる前に私...全文を見る
○国務大臣(海部俊樹君) 特に公式にそのことで会ったとか、会合を持ったとかいうことではございません。ただ、学習指導要領が発表される前に三原防衛庁長官が、あるいは私は、閣議の前の話か、あるいは閣議へ行くときのエレベーターの中か、とにかくそういうときによく話をしますけれども、日の丸、...全文を見る
○国務大臣(海部俊樹君) 覚えておることを率直にそのままお話をしておるわけでございまして、公式にその学習指導要領について意見の交換の場を持ったことはございませんし、それ以上事を構えてこうしてほしい、ああしてほしいという話をしたこともございませんし、私の記憶はそれだけでございます。
○国務大臣(海部俊樹君) そのとおりでございます。
○国務大臣(海部俊樹君) 私どもといたしましては、きょうまでいろいろな世の認識の中で君が代は国歌として国民の間に定着をしたと、こう判断をしております。
○国務大臣(海部俊樹君) 私どもはそういうふうに受け取らないで、むしろ国民の間に国歌としての認識が定着し、また国際的にもそういうふうにもう扱われておる。しかも国歌というものはいろいろな国でそれぞれの違いはありますけれども、必ずしもいま先生おっしゃるように、法制化して初めて国歌にな...全文を見る
○国務大臣(海部俊樹君) そのように理解をしております。
○国務大臣(海部俊樹君) これは先ほどもお答えしましたように、大蔵省が正式に決めたわけでもございませんし、それから新聞報道を私どももいろいろ読みましたけれども、少なくとも文部省といたしましては、そういう財政上困るからどうとか、あるいは他のいろいろな理由があったにしましても、これは...全文を見る
○国務大臣(海部俊樹君) 何度申し上げてもこの制度を私どもが大切に守っていこうとしておる気持ちには変わりございませんから努力をいたします。
○国務大臣(海部俊樹君) 麻薬・覚せい剤等の社会的な蔓延に伴い、青少年への影響が憂慮されている折から、このたびの御決議はまことに時宜を得た意義深いものであると考える次第であります。  文部省におきましては、従前から各教科、道徳、特別活動等の学校教育全体を通じて児童・生徒の心身の...全文を見る
11月10日第82回国会 参議院 予算委員会 第8号
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○国務大臣(海部俊樹君) 農林大臣がいろいろ申されたとおりでございますが、文部省といたしましても、食管会計から製粉会社が外麦を買いまして、それを製粉して、それが全国一律に低価で安定的に供給できるように十一億六千万円の補助政策をとって、安定的にいくようにしておりますが、さらに米食給...全文を見る
11月11日第82回国会 衆議院 文教委員会 第2号
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○海部国務大臣 御指摘になりましたように、医者の社会的に占める大きな職責と申しますか、あるいは社会に貢献度が高ければ高いほどそれには常に厳しいものが要求されるというお考え方は、私、全く同感でございます。  なお、私立医科・歯科大学の一部に大変世の批判を受ける事件が起こっておるこ...全文を見る
○海部国務大臣 法の規定する趣旨に従いまして、少なくとも国民の皆さんの税金を出しておるわけでありますから、厳正に指導をし、厳正に処置をしていかなければならぬことは当然だと心得て、現在問題の表面化しております学校は事情聴取をしたり、具体的に厳しく指導をしたりいたしておるところでござ...全文を見る
○海部国務大臣 学校におきましては、安全教育、安全管理を徹底し、事故の発生を未然に防ぐよう万全を期するのは当然でありますが、一方、不幸にして事故が起きた場合の救済措置を充実しておくことは、学校教育の円滑かつ積極的な実施にとってゆるがせにできない重要な課題であると考えます。  こ...全文を見る
○海部国務大臣 先ほど申し上べましたような心構えで全力を挙げて努力いたします。
○海部国務大臣 これは、他元に大学ができますという計画が起こったときに、私も地元の議員として協力を求められておる。そのときはそれなりに、地元にいい大学ができればということで賛成したことも事実でございます。しかし、経緯は詳しいことを省きますけれども、資金計画の面において一時保留がな...全文を見る
○海部国務大臣 全く知りません。
○海部国務大臣 それが医学に対する全く自主的な寄付であれば、私はそういったものについては教育の機会均等との問題は起こらないと思いますが、入学の条件ということになってまいりますと、そのお金がないがために行きたくても行けないという問題等も出てきて、教育の機会均等という面から見て好まし...全文を見る
○海部国務大臣 承知いたしておりません。
○海部国務大臣 お手元に示されたような書類の冊子にはなっていないようでありますけれども、調査は毎年しておるということでございます。もちろんそういうような調査をしてなければ、いろいろな施策を立てる上においての判断あるいは参考資料にもならぬわけでありますから、毎年調査はしております。...全文を見る
○海部国務大臣 どうしてそういうことになっておるのか、明快にちょっとお答えできないのは残念でありますけれども、優秀な人が医者を志すようになったとすればそれは好ましいことだろうという気もいたしますが、これは正確な資料の裏打ちだとかそういうものがあるわけじゃなくて、私の感じでございま...全文を見る
○海部国務大臣 これは、概算要求の中で医学、歯学に関する学生一人当たりの要求額は、文部省としては百八十万ということで要求しております。
○海部国務大臣 御指摘の点にお言葉を返すようで大変申しわけありませんが、いまこれだけ大きな社会的な問題を提起して、批判を受けて、いま改革をする一つの大きな時期である、しかも協会側自身もこのことを厳しく受けとめて改革のための自主努力をすると言っているときであります。私どもとしては、...全文を見る
○海部国務大臣 今年度の概算要求をします金額を決めるときにもいろいろな角度から検討をいたしまして、他の政策との整合性ということももちろんございましたけれども、現在、これは緊急にいろいろな政策努力をして解決をしていかなければならぬ問題であると判断をして、文部省の内部においては積極的...全文を見る
○海部国務大臣 記憶をたどっての御返事でありますからあるいは違っておるかもしれませんけれども、人口構造の変化に伴ってふえていく大体の数の予想を考え、そしてそれに伴ってこれくらいの施設、校舎を決めなければならぬということを計画を立てまして、その計画は高校全入目標と言いましたか、そう...全文を見る
○海部国務大臣 私学に関しましては、重要な問題であることは御指摘のとおりでありますし、そのために私学振興助成法という法律も国会で制定をしてもらって、その趣旨、精神にのっとって全力を挙げてやっているところであり、また、現在起こっておりますいろいろな問題を片づけるためにも、国公私立の...全文を見る
○海部国務大臣 いろいろな方からたくさん書留で返事を要求している手紙が毎日来ておりますが、大体、おっしゃるのはサンデー毎日が入っておったあの書留かと思います。
○海部国務大臣 私の手元でわかるのは、はがきの返事を私自身が出すようにしておりますが、今度来ておりますその資料は、金沢医科大学に一番で入るべきであったといわれる人の親という人からの資料のことだと思いますけれども、私は一度きちんとそのことを正確に金沢医科大学にも確かめてそれから返事...全文を見る
○海部国務大臣 お手紙をいただきましたときに、そういうふうなことが書いてございましたので、これは確かめるようにと言って、金沢医科大学の方へ確かめさせております。
○海部国務大臣 そのことについての返事が金沢医科大学から来ていないということであります。
○海部国務大臣 意味を真剣に考えましたから、私は自分でありきたりの返事をはがきで書くのはいかぬと思いましたからその資料を全部課長に渡して、この事実を一回きちっと金沢医科大学当局へ確認をしてほしい、そういうように扱っておるわけでございます。意味は重大だと考えます。
○海部国務大臣 社会的ないろいろな批判を受けておりますことの一つが、私立の医科大学の一部で入学時に、多額の寄付金が入学の条件になっておったということが一部で明らかになりました以上、これは先ほども申し上げましたように、このことの撲滅といいますか、入学の条件とする寄付金の制度というも...全文を見る
○海部国務大臣 一般論としてお答えいたしましたけれども、その投書のことに関しましては、たしか一週間ほど前に私は入手しましたので、それを自分で読んで、これはきちんと一回大学当局へ調査して確認をして、そしてその返事をもらって、大学当局はこれをどう判断し、どうしようとしておるのかという...全文を見る
○海部国務大臣 入学者の選定は教授会の議を経て学長が決めるということでありまして、文部大臣が決めるわけにはまいりませんけれども、学長からどういう返事が参りますか、返事が来ましたら、私はいろいろな立場に立って考えてみたいと思います。
○海部国務大臣 御質疑の趣旨を十分に体していろいろと行動をいたします。
○海部国務大臣 これはもう議論の余地のないことでございまして、入学の公正が厳しく守られるということは、やはり青年が入学試験というものに青春をかけて一生懸命勉強するのですから、その競争の場というものは公平で公正なものでなければならない、こう考えます。同時に、いませっかく長い間の研究...全文を見る
○海部国務大臣 教科書無償の制度には、先生十分御承知のようにいろいろな経緯がございまして、昭和三十八年度からこれに着手をして、完全になりましてすでに十教年の定着がございます。そしてこれは、おっしゃるように憲法二十六条の義務教育は無償とするいう考え方の精神を受け継いでなされておる制...全文を見る
○海部国務大臣 先ほど申し上げましたように、この制度が日本の教育の中で定着をしておることと、そしてこれは憲法二十六条の精神を受け継いで行われておる制度であるという立場から、私はこの制度は大切にしていきたい、こう考えておりますし、文部省はすでに五十三年度の概算をしますときにこの制度...全文を見る
○海部国務大臣 その方針に変わりなくやっておるところであります。
○海部国務大臣 幼稚園の現状の中で、私立にかかっております比重というものが非常に多いことは御指摘のとおりであります。ですから私どもも、できれば公立幼稚園をこういう計画で建てたいということで、予算措置をしたり前向きに努力をしておるところでございますが、いま御議論になりましたように、...全文を見る
○海部国務大臣 いろいろ障害があったり壁があったりいたしまして、計画にいささかのそごが出ておることは、これは率直に認めて反省もしておりますが、計画そのものを変えたわけでもございませんし、また、幼児教育の重要性というものについては、その必要性がなお深まってまいっておりますから、ただ...全文を見る
○海部国務大臣 行管からの指摘を受けるまでもなく、幼稚園と保育所の間にいろいろな問題があることは御承知のとおりでございまして、この際、どこに問題点があって、それをどうしたらいいのかということをお互いに、文部省は文部省なりに考えております計画もデザインもございますし、また厚生省には...全文を見る
○海部国務大臣 この懇談会は、いままで文部省なり厚生省なりがいろいろ調査をしたり考えたりしましたものがずっとここへ集まってくるという背景もございますので、いつどんな結論がということはちょっと申し上げかねるのでございますが、少なくとも来年度じゅうは続けるということでありまして、結論...全文を見る
○海部国務大臣 御承知のように、幼稚園には幼稚園としての設置の目標があり、幼児教育はきわめて大切だという観点に立ってきょうまでも進めてきたわけでありますけれども、この幼保懇談会の審議は審議としてそこでいろいろ議論されることは当然尊重いたしますが、最初申し上げましたように、五十七年...全文を見る
○海部国務大臣 その決意で計画を立て、計画に向かって努力をいたします。
○海部国務大臣 聞いております。知っております。
○海部国務大臣 私の記憶では国立競技場ではなかったかと思いますが……。
○海部国務大臣 先ほどは失礼しました。私は全国青年大会のこととちょっと錯覚しておりまして、それは国立競技場の開会式に行ってまいりましたけれども、都合のつく限りはいろいろな大会に出ております。来年のことはちょっと申し上げられませんけれども。
○海部国務大臣 きょうまでも都合のつく限り出てまいりましたし、今後も都合のつく限り出るつもりでおります。
○海部国務大臣 私も新聞で読んだ気がしますが、ただ、小山の高槻先生の調査でというような詳しいことまでは知りませんでした。そして少年野球は今後は、球を投げるときは、試合中は真っすぐな球だけ投げろというようなことを決められたというようなことも新聞でちらっと読んだ程度でございますが、大...全文を見る
○海部国務大臣 お話しのように、小学校の段階で熱心にスポーツをやったがために大事なところを壊してしまって、一生使い物にならぬというようなことが事実とすれば、これは大変本人にとっても気の毒なことでありますし、大変な問題でありますから、これは是正しなければならぬと思うのです。ただ、そ...全文を見る
11月11日第82回国会 参議院 本会議 第8号
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○国務大臣(海部俊樹君) 学生割引の制度についてのお尋ねでございますが、この制度ができましたのは明治時代でございまして、修学上の経済負担、教育振興のためにこの制度はぜひ存続させていきたいと考えておりますが、御指摘の公共負担分のあり方については、文部省といたしましてもいろいろ検討は...全文を見る
11月14日第82回国会 参議院 本会議 第9号
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○国務大臣(海部俊樹君) 御指摘をいただきましたように、私立医科・歯科大学の一部に多額の入学金を入学許可の条件として社会的な御批判を受けたのは、まことに遺憾なことだと考えております。文部省は、この事実を厳しく受けとめまして、不正があった大学には具体的に事情聴取をして指導をいたして...全文を見る
○国務大臣(海部俊樹君) 奈良県立医科大学の不正事件について、文部省は、この事実を知っておったり、黙認しておったというようなことはございません。(拍手)     —————————————
11月15日第82回国会 衆議院 内閣委員会 第5号
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○海部国務大臣 それは、そのときの任命権者である総理大臣が、永井さんが文部大臣に適任である、こう判断をして任命したのだと考えます。
○海部国務大臣 打ち合わせをしてきたわけではありませんので、ここから先は私の推測になるわけでありますけれども、三木さんの物の考え方の中には、教育というものは児童・生徒のために真っ白な静かな雰囲気で勉強ができるように、学校というものが教育効果を上げていくようなものでありたい、こうい...全文を見る
○海部国務大臣 私も常にそう願っております。
○海部国務大臣 私は永井前大臣から仕事の引き継ぎを受けましたときも、必ずしも永井さんになって政争が激化したとは感じませんけれども、この問題と限定されますと、やはり永井さんの考え方といいますか、あるいは文部省の考え方というものと、それから一部の教職員組合の方々の御理解との間にかみ合...全文を見る
○海部国務大臣 先ほど永井前大臣のことについて、るる御指摘がございましたけれども、私は、実は昨年の九月から自由民主党の国会対策委員長という立場に立ったこともございますが、当時の永井文部大臣が私に、まさか私が次の文部大臣になるということは全然予測しないでおっしゃったことでありますけ...全文を見る
○海部国務大臣 教育の場というものが信頼によって成り立つべきであるという先生の御主張には、私も全く同感でございます。同時に、教育の場というものは児童、生徒、学生が本当に静かに勉強のできる雰囲気が保たれ、教育、研究の場としてふさわしいような平静な状態が保たれなければならぬということ...全文を見る
○海部国務大臣 これは管理職ということを考えてやっておるものではございませんで、先ほど来御答弁申し上げましたように、あくまで指導、連絡調整、助言といったところで学校活動を活発にしてもらうための職務である、こう考えております。
○海部国務大臣 ただいま御指摘の教頭の定数の問題につきましては、来年度五カ年計画が一応完了するわけでありますので、その次に、これをほっておくわけにはまいりませんから、その次の計画を立てますときに、これは十分検討をさせていただきたいと思います。
○海部国務大臣 養護教諭の数の問題と教頭の問題を、この次検討をするときは別枠として検討させていただきたいと思います。
11月15日第82回国会 参議院 文教委員会 第4号
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○国務大臣(海部俊樹君) 再出発をするために、私はやはり明らかにすべきものは事情聴取をして明らかにしてほしいということを大学局にも指示がしてございますので、具体的事実がどうであったかということについていま調査をしておる最中でありますが、その調査を通じていろいろなことが確認されたと...全文を見る
○国務大臣(海部俊樹君) これは学長は教授会から選挙されて、選ばれて大学の責任者として運営をしておるわけでありますから、学長自身がやはりそのことについては御判断をまず第一義的にはされるだろうと、こう思いますが、私はこの大学の生まれ変わりについても、改革についても、これは非常に関心...全文を見る
○国務大臣(海部俊樹君) 現在の改革について学長自身にいろいろな事実確認をしておりますし、事情聴取もしておりますし、また世間の期待もそうだろうと思いますが、この大学が生まれ変わって信頼を取り戻して教育の場として歩みを続けていってほしいということを強く願うわけでありますから、その意...全文を見る
○国務大臣(海部俊樹君) おっしゃるように、私は九〇%以上の人がそこに通っているということは大変な普及度でありますから、一般に普及しておると。さあ、そこで文部省としては厚生省との関係で保育園と幼稚園が分けて教育することがいいか悪いかという角度の御質問だろうと思うんですけれども、そ...全文を見る
○国務大臣(海部俊樹君) これはきょうまでの長い経緯がございまして、事務同士の話し合いということになりますとどうしても平行線をたどりまして、どこまで行っても二元でございます。しかしちょっと次元を変えて私が考えますのに、これは幼児教育を受ける幼児のためにはどういう角度から行われるの...全文を見る
○国務大臣(海部俊樹君) 私といたしましては、そういったことが非常に望ましいと思っておりますし、また、そういうふうにするために、いろいろな障害や問題点があるとすれば何だろうかということもいろいろ考えてもおりますし、そういったことがまた幼児のために望ましいということであるなれば、む...全文を見る
○国務大臣(海部俊樹君) 懇談会は形式的には来年いっぱいは存続して審議を続けていただくという前提で出発しておりますが、問題によっては早く結論が出るかもしれませんし、あるいはしばらく時間がかかるかもしれませんが、それらのことは懇談会の自主的な御運営に任してありますので、いついつまで...全文を見る
○国務大臣(海部俊樹君) 幼児教育がきわめて重要であるということは、先生からもたびたび御指摘をいただいておるところでありますし、また、私どもも幼児教育の重要性については十分理解をしておるつもりでございます。したがいまして、それの一つの壁になっておるのがやっぱり幼稚園行政と保育園行...全文を見る
○国務大臣(海部俊樹君) 御指摘のような多額の入学金を入学許可の条件にしてはいけないということを、すべての私立の医科・歯科大学に通達をもって指示したわけでありますし、それからこのことは厳しく受けとめてもらいたいということで、各医科・歯科大学に対しても、これはいま個別にもあるいは協...全文を見る
○国務大臣(海部俊樹君) これは円滑な移行が行われることは私は大切なことだと考えますので、その大きな円滑な移行という目標に向かって両大学の協議が進められることを心から願います。
○国務大臣(海部俊樹君) そういうことについても私は両大学にさらに要請をして、そのようなことになるように努力をいたします。
○国務大臣(海部俊樹君) より一層協議が進むように文部省としても両大学に要請をいたします。
11月16日第82回国会 衆議院 文教委員会 第3号
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○海部国務大臣 ただいまの御決議につきましては、その趣旨に沿い、高等学校教育の正常な発展に十分配意しつつ、関係方面と協議し、改善に努めるとともに、各大学において決定すべき事柄につきましても、逐次改善が図られるよう促してまいりたいと存じます。
○海部国務大臣 申し上げるまでもなく、大学の自治を尊重するということは、尊重されるにふさわしい公正な入学試験、教学、経営の姿勢、そういったものが確立されることが大事でありまして、教育、学問、研究の場にふさわしい最も高い次元に立った秩序と自律規範を持っておってもらうのが大学でなけれ...全文を見る
○海部国務大臣 考え方といたしましては、いまおっしゃるように無医大県解消計画、現在もなおそれは進行中でございまして、公立の医科大学がそれぞれに果たしておられる役割りというものも、これは社会的に必要な医師を養成するという、目標は同じところにあろうと思います。したがいまして、公立の医...全文を見る
○海部国務大臣 これは先ほど来大学局長も申し上げておりますように、事実をきちんと明確にして、それを再出発のための第一歩にもしなければならぬわけでありますから、大学当局に事情聴取をして、できるだけ明らかにしたいと考えております。
○海部国務大臣 先ほどもお答えしましたように、医師の養成という大きな目標に向かって国立、公立、私立、それぞれがやはり分担をして果たしてこられたきょうまでの役割り、また目指しておるものというのは全く同じであるはずでありますから、それらについていまおっしゃるようにいろいろな条件、教育...全文を見る
○海部国務大臣 申し上げるまでもなく、大学が学問の研究、教育の場としてあらねばならぬ姿というのは、いまお見せいただいた写真のようなものであっては絶対にいけないというのは当然のことでありますし、また、私自身もときどきそういった学内の様子というものは他のものによっても承知をいたしてお...全文を見る
○海部国務大臣 御指摘のように、昔の学問上の大学の自由、これは封建時代においては、時の権力から学問する内容を自由にということで保護しなければならぬ、こういう立場から議論されたものであるわけでございますが、私は、大学そのものが、特に日本では戦後高等教育が普及をいたしまして、非常に開...全文を見る
○海部国務大臣 三原防衛庁長官と私が学習指導要領のことで会ったり、そのために話し合いをしたりということは全くございません。それはたしか参議院の文教委員会の御質問のときに、では三原防衛庁長官とは全くそういったことで話した覚えもないかというお尋ねでございましたので、三原さんとは、私、...全文を見る
○海部国務大臣 そのことに関しましては、過日の本院の予算委員会で共産党のどなたか、あるいは参議院でございましたか、御質問を受けたときに、私どもとしては、有事のときにどうのこうのという角度でこの国歌の問題を考えたり取り扱ったりしたことは全くございませんし、国民の皆さんの間に定着して...全文を見る
○海部国務大臣 そのような、三原防衛庁長官が前置きを置いたり、有事の場合に必要だからという前提で物を言われたわけでもございませんし、また、私が申し上げたのは、正式に告示になっておる問題ならよろしいが、あれは告示になるのにたしか一週間ぐらい間があったと思うのです。そのことが私は非常...全文を見る
○海部国務大臣 結論的に、仰せられた野党三党の方がおいでになったということは覚えております。
○海部国務大臣 学習指導要領の改訂に当たりまして、初めていまこれは何か全く新しいものを国歌であると言って出したのでは決してないわけでありまして、御承知のように、日本の国の国歌は君が代であるということが国民の間に定着しておると思っておりますし、思うだけじゃなくて、総理府の一番近い世...全文を見る
○海部国務大臣 最終的な判断をしたのはもちろん文部大臣でありますけれども、それはいま申し上げましたようないろいろな経緯もございましたし、また必要ならば詳しく御説明いたさせますが、確かに先生方のように反対の意見を言いに来られたお方もございましたが、逆に賛成の意見を言いに来られた方も...全文を見る
○海部国務大臣 先ほど来申し上げておりますように、各種の世論調査というものの数字を私は調べたということと、それから、世界のいずれの国にも国旗があり国歌があり、また、私がそう思うとか国民の皆さんがそうだという域を越えて、国際的な行事、たとえばオリンピックのときとか万博のときとか、そ...全文を見る
○海部国務大臣 全く新しいものを文部省が任意につくりましてこれが国歌だと言い張ったとすれば、これは私は大変な越権行為ではないかといういまの御議論もあるいは生まれる余地があろうかと思いますけれども、しかし君が代については、これはお言葉を返すようですが、私の調べただけでも、ずいぶん戦...全文を見る
○海部国務大臣 学習指導要領の改定をするに当たって、広く各界の方の御意見も承りましたし、いろいろな歴史上の事実等も検討し、踏まえまして、そしてこういう措置をとったわけでございます。ただ、先生御指摘のように、これに反対することは非国民で、賛成する人だけが愛国者だとか、そういうような...全文を見る
○海部国務大臣 いま御指摘になりました財界の人の発言というものとは全く無関係でありますし、次元も違う問題であろうと思います。私たちは、君が代は日本の国歌であるといたしましても、この国歌君が代が果たしてきたいろいろな役割り、いま先生は戦争中のことばかりおっしゃいますけれども、歴史は...全文を見る
○海部国務大臣 改めてということではなく、きょうまで歌われ続けてきた君が代でありますから、国民の祝日等にはその祝日の意義をよく理解させるとともに、国旗を掲げ、国歌を斉唱することが望ましいという学習指導要領の方針を改めるという考えはございません。
○海部国務大臣 いまいろいろと世の批判を受けるような問題が私立の医科・歯科大学、あるいは残念ながら公立の医科大学の一部にもあるということですが、現に理事長あるいは理事として大学運営に全力を挙げておられる政治家もあるわけでございます。それは政治家であろうとなかろうと、学校法人の役員...全文を見る
○海部国務大臣 御指摘のような社会的批判を受ける事実に対して、これは一部の大学のみならず、私立医科大学協会、歯科大学協会側も、協会としてみずから厳しく受けとめ、これを再出発の足がかりにしなければならぬと、自主的な改革案をつくったり、鋭意いま相談を願っておるところであります。問題は...全文を見る
○海部国務大臣 専門の政府委員から詳しくお答えいたさせます。
○海部国務大臣 私はいまの議論を聞いておりまして、たしか第三次の給与改善が行われるか行われないかというまさに瀬戸際のときに、西岡さんが最後まで努力をして、二五%に乗せるべきだということを力説されておったのを、私は別の立場で、横で拝聴しておったことを思い出していまの御議論を承ってお...全文を見る
○海部国務大臣 教育は人なりとよく言われます。学校において直接児童、生徒と接触をして教えてもらう教育者はもちろん大事でありますけれども、学校全体の醸し出す雰囲気とか、あるいは一人一人の児童、生徒に接するときの接し方というものは、やはり学校の事務職員であれはあるだけに、われわれから...全文を見る
○海部国務大臣 研究させていただきます。
○海部国務大臣 本来の姿はおっしゃるとおりだと思いますが、ただ、国民の皆さん、各界各層の方々がどういう考えを持っておられるかということも、判断するときには重要な問題であります。また、法律等で審議会を設置することが決められておるものもございます。そういうところへは専門の学識経験者や...全文を見る
○海部国務大臣 これは問題によりけりだと思います。現在でもことごとく審議会の答申をいただかなければ政策は何もしていないということではございませんし、また、審議会の一応の意見を聞いてからやった方がいいと思われるものもあるでしょうから、問題の性質によりけりでありますけれども、しかし当...全文を見る
○海部国務大臣 この問題については、賛否だけ言えと言われてもいろいろな関連がありますから……(西岡委員「大臣が」と呼ぶ)私はまだ賛否を決めかねております。そして審議会に諮らないで、大学局長に命じて、私立大学の実情、就職の実情、高校の実情、三月に試験をやったら入学はいつになるかとい...全文を見る
○海部国務大臣 これはまだ私の感じでありますけれども、九月にしたらどういうところによくない影響が起こるかということは、いろいろ私の判断でいくと、それが今度は国立大学、私立大学の全部を通じての共通一次試験の制度、全部を通じての大学の九月入学の制度にならなければならぬわけでありますか...全文を見る
○海部国務大臣 型どおりではなくて、いまのこの情勢、現在置かれている立場の中で、高等学校の教育過程というものを本当にどこまで尊重することができるか、あらゆる角度から判断をして、できるだけそれに努力をいたします。
○海部国務大臣 大学の入学試験は、高等学校教育の全課程が終了した時点で到達度を判定する、それが原則であるという御決議は十分尊重し、私もその精神で今後行動いたします。
○海部国務大臣 御指摘のように、私学が今回の共通一次試験に参加をすることが最も望ましい姿であると思って、私は事あるごとにそのことは私学の皆さんに対しても表明し、要請をしてきました。しかし、残念ながら、現在私学は共通一次試験に参加するかどうかを含めて検討をしておってもらう段階であっ...全文を見る
○海部国務大臣 私はきょうまでは共通一次試験の制度に私学も参加してもらいたいということで話をし続けてまいりましたし、参加してもらうことが望ましい、いまでもこう考えておりますので、そのことについて何らかのひとつ結論を得たい。それがどうしてもだめで、そちらの方ならばいきそうだというこ...全文を見る
○海部国務大臣 それぞれの段階にいろいろな問題が出てきておるわけでありますから、現状のままで六・三・三・四で永久にいつまでもやっていいものとは決して考えておりません。いけないところは改めて、改めるためにはまたどのような問題、手だてを講じていかなければならぬかという問題も起こります...全文を見る
○海部国務大臣 現在すでに厳格な意味での六・三・三・四では間尺に合わないと判断して行われております。たとえば五年制の高等専門学校の制度、それを受け継いでいく技術科学大学の問題とか、当面手直しが行われておるわけであります。しかし、そこにはやはりいろんな議論がありまして、また長い目盛...全文を見る
○海部国務大臣 ここ五年間ぐらいという一つの物差しで物をおっしゃったと思うのでありますけれども、九三%近い進学率になったということは、いろいろ問題はあるけれども、教育の普及の意味からいって歓迎すべきことだと私は考えておるのです。この五年間というのは、御承知のように適齢児がふえてい...全文を見る
○海部国務大臣 申し上げたように、いま基本的な考えを持っておりますのは、現在の状況である九三%近い進学率というものは人口がふえてもそれは続くであろう、こういう判断をしておりますから、それらの人々が高等学校に進学したいと願ったときに、器がないから、定員がないから入れられないというこ...全文を見る
○海部国務大臣 現在が九三%近くなっておるわけでありまして、中学卒業生が高等学校への進学を希望するのは、私はさっき言いましたように、五年先のことはいろいろな変動があって予測はむずかしいのですけれども、しかしいろいろな議論をするときに、そういうふうに能力に応じて教育を受ける権利を持...全文を見る
○海部国務大臣 お言葉を返すようで大変恐縮ですけれども、その九八%の広島の二%の人は行く意思がありながら行けないのかどうか、それは私知りませんので調査をさせていただきたいと思いますけれども、私の判断では、行きたいけれども行けないのではなくて、行かないという意思を中学を卒業した段階...全文を見る
○海部国務大臣 当面五年間ということでございましたし、人口の移り変わりについての御議論でしたから多少建設省的なことを答えておりましたけれども、教育課程の内容の精選も重要なことだということはかねて承知しておりますし、私なんかは理解度は七、五、三だというふうに人からもいろいろ言われた...全文を見る
○海部国務大臣 私なりに考えております教育改革に対しての問題は、御指示のようにこの次お答えをさせていただきます。  また、教育に関しましては、私は教育は人なりだと思っております。制度とか仕組みとか、そういったものもいまいろいろ考えておりますけれども、やはり最終的には教育は人なり...全文を見る
○海部国務大臣 私はもっと広い意味で、教育は人なり、教師の立場というものをいろいろ考えておる中で、教員養成はきわめて重要でありますから、その改革の中でいまの教員免許法の改正が必要になるという問題に出っくわした場合には、これは当然国会でお願いをして改正をしてもらわなければならぬこと...全文を見る
○海部国務大臣 詳細は政府委員から申し上げますが、私はそのときの財政事情というものが一つの要因ではなかったか、こう考えます。したがいまして、そういった反省に立って、こういった繰り延べ分等については、五カ年計画を変更するものではないという強い決意を持ちまして、五カ年計画の最終年次に...全文を見る
○海部国務大臣 詳細な数字は後ほど担当からお答えいたさせますが、実はこの問題について、春でございましたか、先生から同じ場所で御質問を受けて、そのとき、たしかピアノの先生が体操の教師を兼任させられて、とても鉄棒が握れないでやめたというお話を聞きまして大変心を痛めますと同時に、あのと...全文を見る
11月17日第82回国会 衆議院 内閣委員会 第6号
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○海部国務大臣 そういう一連の主任が、運営群ですか何かをつくって、職員会議で発言ができなくなったということは、私は信じられない話でありますし、学校の中では、児童・生徒の教育をつかさどる職員の皆さんが、職員会議でそれこそいかなる立場からも自由に発言をしながら、まとまった結論に従って...全文を見る
○海部国務大臣 私どもは、学校教育の効果を高め、児童・生徒のためによりよい教育をするためには、やはり親の協力、家庭教育とか社会教育とかの関連も非常に大切でありますから、教師と親との対等ではない面がありますけれども、協力関係というものは大切だと思っておりますので、むしろPTAという...全文を見る
○海部国務大臣 人事院総裁がおられるので、人事院総裁がお答えになるべきかと思いますが、私に御指名でございますから率直に申し上げますと、文部省といたしましては、人確法に基づいて教員の皆さん方の処遇をよくしたい、そしていい人材に集まってもらって、いい教育をしてほしい、こういう願いで、...全文を見る
○海部国務大臣 教職員の人の処遇をできるだけよくしたいという念願で、国会の御賛同も得て人確法ができ、その中で事実上教職員に対する処遇の改善というものが行われつつあるときで、まさに今回お願いしておりますいろいろな問題もその一環でございますから、全くこれを別にするかどうかという根本的...全文を見る
○海部国務大臣 文部省が昨年省令で制度化をいたしましたときには、これもよく御承知のように、全国的に重要であるというので普及をし、かつ定着をし、活動をしていらっしゃる、こう認められるものを小学校で二つ、中学校で三つ、高等学校では数種ということで一応の基準を設けたわけでありますが、御...全文を見る
○海部国務大臣 これは昨年制度化しましたその主任の全国に定着しておる状況というものを一応の基準に置いて決めたわけでありますけれども、御指摘のように、それと同じように重要な役割りを演じていらっしゃる主任が現にあることも私どもはよく承知いたしておりますので、今後そういったものを何年度...全文を見る
○海部国務大臣 そのとおりだと思います。
○海部国務大臣 国会の附帯決議の中にもそのことが出ておりますので、国会の附帯決議に出ておる五段階給与という問題でまいりますと、私も前大臣から引き継ぎを受けますときに、この主任制度の問題についてのお考え方も十分に聞いたのですけれども、要するにいわゆるえらい人をつくるのじゃない、管理...全文を見る
○海部国務大臣 詳細にわたっては政府委員から答えさせますけれども、教頭先生の格が一級というのに上がってきたときに、校長先生と教頭先生の間が同じではいけないから、たしか特一級という呼び方だったと思いますが、校長先生を処遇する段階がある、それから一般の教諭の俸給がある、それから助教諭...全文を見る
○海部国務大臣 先ほども申し上げましたように、私は、そういうふうには理解しておらぬわけでありますし、また職務の引き継ぎのときに、永井前大臣から言われた基本的な物の考え方も、先ほどお答えしたとおりでありまして、私は、あくまで学校活動というものが明るく伸び伸びと活発になっていく、教育...全文を見る
○海部国務大臣 そのころおまえは何をやっておったかということでありますけれども、一昨年の十一月は、私は内閣官房副長官でございまして、たしかランブイエ会議か何かあったころじゃなかったかと思いますが、総理のお供をして走り回っておりました。
○海部国務大臣 そういう見解が出ておることは、承知いたしております。
○海部国務大臣 ただいま述べられましたことは、私、聞いておって大変さびしい気持ちが率直にいたしました。先生の教員としての経験の中で、そういう人があったかもしれぬし、またそういう人があったからこそ、またそういうことがあったから、先生は言われたのだろうと思いますが、私は、そんな教師の...全文を見る
○海部国務大臣 世の中の仕組みが全体にそういうふうになっていきますときというのは、やはり先生御指摘のような政策的に踏み切るべきときである、こう判断いたしますが、率直に申し上げまして、現在学校の六日制というのは定着しておりますし、六日制の中で各教育課程というものが編成なされておるわ...全文を見る
○海部国務大臣 御指摘の意味は私もよくわかるのですけれども、全国に普及しておる基本的な主任、たとえば教務主任、学年主任、――学年主任のことについてはいろいろ議論があろうかと思いますが、また僻地へ行っていただく先生には、やはりそれなりに主任以外に僻地手当というようなこと等も考慮して...全文を見る
○海部国務大臣 主任手当の問題については、僻地だから出さない、中心地だから出すという考え方とか、そういう面から議論したり物を考えたりしたことは全くございません。したがいまして、いかなるところであろうとも、全国的に普及しておるところで連絡調整、指導、助言の仕事に当たっていただく方の...全文を見る
○海部国務大臣 私は、永井文部大臣から引き継ぎを受けましたときに、永井前大臣の考え方は私もきわめて共感のできる、全くそのとおりだと同感しましたので、その考え方を引き継いで今日もやっております。
○海部国務大臣 その点は、永井前大臣が「調和のとれた学校運営」ということで自分の見解を発表されて、それに対していろいろな、いま先生御指摘のような御批判がございましたので、それにさらに答えて補足的な説明をしました中にも、そういう考え方はとらないということをきちっと言っておりますし、...全文を見る
○海部国務大臣 現在文部省が主任の省令の対象として考えましたものは、御承知のように、小学校においては教務主任、学年主任、中学校においては教務主任、学年主任、生徒指導主事、高等学校におきましてはそれに進路指導主事、学科主任、そして農場長を持つところは農場長、盲・聾・養護学校におきま...全文を見る
○海部国務大臣 私どもといたしましては、学校の運営を活発にしていただいて、児童・生徒のために教育効果が上がるようにしたい、そういう願いから、しておるわけでありまして、先ほども申し上げましたように、いまお願いしておりますのは、先生御指摘のとおりの数でありますが、学校運営面で文部省と...全文を見る
○海部国務大臣 これはそういった実態を十分調査いたしまして、できるだけ早い時代にそういったところへも手当が支給されるように努力をするということでございます。
○海部国務大臣 私どもは、必要な主任はこれだけだと思っていまやっておりますことについて、いろいろな角度からの御議論もあり、私どももまた、そういったものに対しては、できるだけ学校運営面に支障を来さないようにお報いをすべきであるという基本方針で私が努力をすると申し上げておるわけでござ...全文を見る
○海部国務大臣 御発言の御趣旨はよくわかりますし、私の方もそれに従って実情をきちんと調査をいたしまして、それに準ずるものがあった場合には当然努力いたします。
○海部国務大臣 未実施県のことにつきましては、私も機会あるごとに全体会議とか、あるいは個別に教育委員長さん、教育長さんにお目にかかったときに実施していただくように強く要請を繰り返しておりますし、人確法につきましては、第三次給与改善の第三次分が前期と後期、二度に分かれたわけでありま...全文を見る
11月18日第82回国会 衆議院 内閣委員会 第7号
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○海部国務大臣 きのう先生の御質問の中に、私たちが願っております望ましい主任のあり方と全く逆のような、たとえば教務主任が親との話し合いを現実に反対して抑えてしまっておるとか、あるいは職員会議が全く開かれないようになっておる実情等について御指摘がございましたので、私どもとしても、そ...全文を見る
11月22日第82回国会 衆議院 内閣委員会 第8号
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○海部国務大臣 学校教育というものは児童・生徒のために行われておることは先生御指摘のとおりでございますが、いま省令で制度化されております主任というのは、決してえらい人をつくるというのではなくて、指導、連絡、助言、調整の役に当たっていただいて学校活動を活発にし、教育効果を上げるとい...全文を見る
○海部国務大臣 御指摘の四、五歳児の教育の点はきわめて重要な問題でございますので、文部省も従前より取り組んでまいっておりまして、たとえば現在、当面の目標としては、四、五歳児で幼稚園に就園を希望する児童を全員収容できるように整備をしなければならない。幼稚園振興計画というのはこれでご...全文を見る
11月25日第82回国会 参議院 内閣委員会 第7号
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○国務大臣(海部俊樹君) これは国会の御決定に従ったということであります。
○国務大臣(海部俊樹君) ただいま突然の御指摘でございましたので、これはよく四十七年当時の事情等にもさかのぼりまして検討をさしていただきます。
○国務大臣(海部俊樹君) 主任制度の問題は、これは学校活動を活発にするために指導、助言、連絡調整を図るという意味でその職務と責任に見合う処遇をしなければならないということでありまして、これも昭和四十六年の中教審答申で指摘されて以来、いろいろ全国的にもすでに定着をしておる。そういっ...全文を見る
○国務大臣(海部俊樹君) 私が、昨年、前永井文部大臣から職務の引き継ぎを受けましたときに、いろいろのお話の中で、四十六年の中教審の答申以来、学校の活発な運営と教職員の皆さんの間での連絡調整、指導、助言という、そういう重要な役割りを果たしてきていただいておる主任の職務と責任に関して...全文を見る
○国務大臣(海部俊樹君) 確かに、この主任手当に反対である、要らないとおっしゃる御意見もございますけども、全く逆に、やっぱり主任はそれなりの職務と責任に応じて処遇を改善しなければならぬ、早く法律もきちんと成立するようにお願いをして手当を支給できるようにしてほしいという意見もまた率...全文を見る