海部俊樹

かいふとしき



当選回数回

海部俊樹の1985年の発言一覧

開催日 会議名 発言
02月04日第102回国会 衆議院 予算委員会 第3号
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○海部委員 私は、自由民主党・新自由国民連合を代表して、いろいろとお尋ねをさせていただきたいと思います。  最初に、総理大臣に、新しい時代の展望、そしてそれに対してどのような御決意を持っていらっしゃるのかをお尋ねしたいわけでありますけれども、よく世の中は曲がり角とか新しい時代と...全文を見る
○海部委員 どうぞその方針でしっかりと前進をしていただきたいと思います。  しかし、問題を絞ってお尋ねしますけれども、そういう二十一世紀に向かっての渡り廊下だと総理はよくおっしゃいますが、この渡り廊下を渡っていく間にきちっと我々の手で片づけておかなければならぬ問題として三つの改...全文を見る
○海部委員 外交問題についてお尋ねしますが、自由と民主主義を大切にして、日米関係を基軸に価値を共有する国々と力を合わせて平和を守る外交に徹する、私は、この基本方針は正しいと思っておりますし、また、きょうまで自由陣営というものは、日米が中心であって、欧州との関係を三角形で考えてみる...全文を見る
○海部委員 外交を展開するときには平和の確保を目指すものであり、同時に今外交で一番焦点になるのは世界的な核廃絶の問題だろうと私は思います。核軍縮の達成というのはいろいろ具体的な措置を積み重ねて実効あるものにしていかなければならぬ。総理も、演説やビラだけでは核はなくならないとおっし...全文を見る
○海部委員 核兵器の問題と関連が出てくるわけですが、この間総理がアメリカでいろいろ首脳会談をなさって、米国の戦略防衛構想、SDIという構想に対して、その研究に理解を示されたということについて、何かこれは直ちに宇宙軍拡の引き金になるのではないかとか、宇宙条約第四条に書いてある宇宙の...全文を見る
○海部委員 私もやはり、核には核を、目には目を、歯には歯をという抑止の理論だけでは、どこかもろいところ、危ないところが出てきたらどうするんだろうかという心配をいつも持っておるわけでありますので、その理論が転換していくように、核兵器の廃絶にもこれがつながっていくような研究開発がされ...全文を見る
○海部委員 財政の現状をどのように見るかということは、六十年度予算の特色をどう受けとめていくかということと裏腹をなすわけですが、大蔵大臣、一般歳出を三年連続マイナスに抑えられた、同時にまた、対前年の公債発行額を一兆円減額された、この二つは今年度予算の特色として大きく報道されており...全文を見る
○海部委員 公債問題についてちょっとお尋ねしたいのですけれども、昭和六十五年に赤字公債の発行に頼らないという目標があることは皆さん御承知のとおりであります。けれども、赤字公債に頼らないといっても依然として建設公債は残るわけでありますから、そうなりますと、今お尋ねしますが、昭和六十...全文を見る
○海部委員 今おっしゃるように、財政再建というものにとって昭和六十五年度の赤字公債に頼らないというのは大きな目標であり、総理大臣も過日、本会議場で、容易ではないけれども実行をしていくと御答弁になっております。  そこで、これをやるためには、歳出の削減ということを右手にしっかりと...全文を見る
○海部委員 我が党でも宇野調査会で、民間活力の活用について、社会的規制とかあるいは経済的規制の問題についていろいろ協議検討を進めていらっしゃるわけでありますから、十分協力をして活力が伸びていくように御努力を賜りたいと思います。  政府からいただいております中期展望のことについて...全文を見る
○海部委員 ちょっと問題を変えて、税のお話をお聞きしたいと思いますが、大蔵大臣、「現在の税制は複雑で、あまりにも不公正だと受けとられているため納税意欲がひどく損なわれている。」「課税には非常な欠陥があって税金逃れの機会を提供し、金持ちは少ししか税金を払はずにすみ、税制に対する信頼...全文を見る
○海部委員 私が申し上げたいことは、税というものについて国民の皆さんにも大変ないろいろな意識や問題点がある。しかしそれは、高いか安いかということは、国民の負担をする税と政府が出してくれる公共サービスとの比較検討の問題でありますから、これは一概に、今の状況を見て、金額だけを見て高い...全文を見る
○海部委員 まさにその国会の予算委員会の場で申し上げておるわけでありますから、どうぞ税制改革に当たっては、公平、公正ということを旨として、一般の国民の皆さんに余りわかりにくい複雑な制度はできるだけ簡素にしていただく、そうして必要なものは出していただかなければならぬけれども、むだを...全文を見る
○海部委員 教育の問題で、私どもが自由民主党の中でいろいろと小委員会をつくって調査検討も進めてまいりますけれども、一番大切なことは、やはりこの国に生まれた国民として歴史や文化や伝統というものを正しく身につけ、それをまた後世代に受け継がせていくためのあすの世代を担う今の学校教育、こ...全文を見る
○海部委員 懇切丁寧な御答弁をいただいておりましたので、私が質問したいと思っておりました項目がまだ大分残りましたけれども、きょうは新自由クラブの代表の方に関連質問がございますので、ここで私の見解だけを表明させていただきたいと思います。  それは、先ほど田邊委員との間でいろいろと...全文を見る