海部俊樹

かいふとしき



当選回数回

海部俊樹の1989年の発言一覧

開催日 会議名 発言
10月02日第116回国会 衆議院 本会議 第2号
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○内閣総理大臣(海部俊樹君) 私は、さきの国会において内閣総理大臣に指名され、ここに第百十六回国会を迎えました。今二十一世紀への跳躍台に立って、新しい時代の扉を開く重大な使命を深く自覚し、情熱を込めて国政に取り組んでまいります。(拍手)  まず、次の三つを申し上げます。  一...全文を見る
10月02日第116回国会 参議院 本会議 第2号
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○国務大臣(海部俊樹君) 私は、さきの国会において内閣総理大臣に指名され、ここに第百十六回国会を迎えました。今、二十一世紀への跳躍台に立って、新しい時代の扉を開く重大な使命を深く自覚し、情熱を込めて国政に取り組んでまいります。  まず、次の三つを申し上げます。  一つは、政治...全文を見る
10月04日第116回国会 衆議院 本会議 第3号
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○内閣総理大臣(海部俊樹君) 土井委員長にお答えを申し上げます。  最初は、最近の世界情勢についてのお話でありますが、今日の世界情勢は大きな転換期である、まさにおっしゃるとおりでありますが、東西関係においては、米ソ間あるいは東西欧州諸国間で対話が定着、拡大してきており、さらに協...全文を見る
○内閣総理大臣(海部俊樹君) 三塚政調会長の御質問にお答えをいたします。  国政を担当していく決意いかんということでございますが、御指摘のとおり、我が国は今内外ともに極めて重要な時期に直面しているとの認識のもとに立って、外にあって、日本は世界のために何ができるか、そして世界の平...全文を見る
○内閣総理大臣(海部俊樹君) 石田委員長にお答えを申し上げます。  最初に、現下の国際情勢について申し上げますが、米ソ間の軍備管理・軍縮を初めとする対話の進展や世界各地の地域紛争解決への具体的な努力が見られ、この方向は、我が国としても歓迎すべき方向であると考えております。  ...全文を見る
10月05日第116回国会 衆議院 本会議 第4号
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○内閣総理大臣(海部俊樹君) 永末委員長にお答え申し上げます。  冒頭に申し述べられた、二十世紀は革命と戦争に明け暮れた世代であり、これからは人間らしく生き長らえるために皆が力を合わせていかなければならないという委員長の御指摘に、私は同感でございます。同時にまた、最近の大きな国...全文を見る
○内閣総理大臣(海部俊樹君) 河上議員の御質問にお答えいたしますが、まず政治姿勢について、所信表明でリクルートという言葉が出てこなかったということを御指摘になりましたけれども、私は、去る七月の参議院選挙において示された結果を厳しく受けとめ、同時に、政治改革に全力を挙げていくという...全文を見る
○内閣総理大臣(海部俊樹君) 金子議員にお答えいたします。  私は、各党間で政策に関するあらゆる議論を闘わせていくことが重要と考えており、私自身もいろいろな機会に討論を行いたいと考えておりますが、御指摘のように、野党の足並みがそろわないときに、二人だけでやろうということはいかが...全文を見る
10月05日第116回国会 参議院 本会議 第3号
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○国務大臣(海部俊樹君) 安恒議員にお答えを申し上げます。  消費税の見直しを内容にする最初の御質問でありますが、消費税の制度は、事業者すなわち消費税の納税者と消費者、実質的な負担者の双方に深く関連するものであり、しかも現に実施されている恒久的な税制でございまして、見直しの検討...全文を見る
○国務大臣(海部俊樹君) 大島先生にお答えをいたしますが、政治姿勢についての御指摘は、私は厳しく承っておりました。  七月の参議院通常選挙において示された有権者の御意思を厳粛に受けとめるべきことば御指摘のとおりでございます。私は、「対話と改革」の精神に基づいて、政治改革の実行を...全文を見る
10月06日第116回国会 参議院 本会議 第4号
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○国務大臣(海部俊樹君) 鶴岡議員にお答えをいたします。  私は、リクルート事件を反省し、政治倫理の確立が政治改革への第一歩であると考えております。今、自民党に対する御批判には率直に反省をし、全力を尽くして政治改革を実施し、国民の信頼回復に向けて努力を続ける決意でございます。 ...全文を見る
○国務大臣(海部俊樹君) 小笠原議員にお答えを申し上げます。  私は、申し上げるまでもなく、参議院議員通常選挙において示された有権者の意思を厳粛に受けとめております。  私は、「対話と改革」の精神に基づいて、民主主義の原点に立ち返って、政治を明るい、わかりやすいものにしていき...全文を見る
○国務大臣(海部俊樹君) 女性問題について、私の発言しました中に一行つけ加えさせていただきます。  私は、政治家の倫理としても、この問題は極めて大切な問題だと考えております。(拍手)
○国務大臣(海部俊樹君) 山田議員の政治姿勢についての御意見はよく拝聴させていただきました。  消費税につきましては、何度も申し上げておりますように、我が国税制が抱えた今日までのさまざまなゆがみやひずみの是正、サラリーマン層を中心とする重税感の解消、急速に進む高齢化社会に備えた...全文を見る
○国務大臣(海部俊樹君) 橋本議員のお話の中に、さきの参議院議員通常選挙の結果をどう受けとめるか、そこから始まりましたが、私は選挙の結果は厳しく受けとめております。そしてその理由は、リクルート事件に端を発した政治不信に加えて、消費税の影響もあったことは率直に認めなければなりません...全文を見る
○国務大臣(海部俊樹君) 山本議員御指摘のように、私は戦後の日本経済の発展は自由な市場経済の枠組みによって初めて可能であったと考えておりますけれども、ただ、自由な市場経済と申しましても、企業が何をやっても構わないということではなくて、そこにはおのずから社会、公共のための限度がある...全文を見る
10月11日第116回国会 衆議院 予算委員会 第1号
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○海部内閣総理大臣 政府としましては、御指摘のように、即位の礼準備委員会というものを発足させまして、そこで即位の礼、大嘗祭のあり方等を含めてただいま慎重に検討しておるところでありますが、いずれにしましても、憲法の趣旨に沿って、皇室の伝統等を考えながら議論を進め、検討を進めていくこ...全文を見る
○海部内閣総理大臣 先ほど申し上げましたとおり、憲法の趣旨に沿い、かつ皇室の伝統等を尊重したものになっていくと思っております。今検討委員会でそれは検討中のことでございます。
○海部内閣総理大臣 御指摘のような気持ちで私が「自由民主」の対談に臨んだ、それはそのとおりでございますし、その気持ちを持ってこれからも国民の皆さんの声に耳を傾けながら、議会制民主主義というものの本旨に立って私も一生懸命頑張っていきたい、こう決意をしておる次第でございます。
○海部内閣総理大臣 申し上げたとおり、私は去る参議院の通常選挙の結果は厳粛に受けとめております。そうして、そこで争点になった問題、今御指摘の三つ、それはそのとおりであったと思っ ております。したがって、私たちは、政治改革に全力を挙げるということも、それから消費税の問題について国...全文を見る
○海部内閣総理大臣 御指摘になったお二人の先輩の議会政治について申し述べられたことは、私はそれは傾聴に値する御意見だと思って今もここで承っておりました。ただ、山口委員も長い間議院運営委員会の中で、議長の権威を守ることとか議会運営の正しいあり方という問題についていろいろ御議論をし、...全文を見る
○海部内閣総理大臣 御指摘の前回の衆議院選挙におけるいろいろな経緯がございまして、去る国会で売上税法案というのは廃案になったことは御承知のとおりでございます。そのときに議長のあっせんがあり、各党の代表にもお集まりをいただき、そしてそこから議長の裁定に従って国会で協議会もつくり、御...全文を見る
○海部内閣総理大臣 そのことについて、私はすべてを含めて前回の参議院通常選挙の結果を厳粛に受けとめておりますと、こう申し上げましたのは、そういったことも議論になり、国民の皆さんの側からはその視点に立った御批判があったんだというふうに謙虚に受けとめるべきは受けとめます。けれども、そ...全文を見る
○海部内閣総理大臣 申し上げましたように、私は、この前の参議院選挙の論争点の中にそのような御議論があったことも率直に受けとめ、その結果を厳粛に受けとめておりますと申し上げたことですべて私の気持ちもそこにあらわれておるというふうに御理解いただきたいし、それからもう一つは、だからとい...全文を見る
○海部内閣総理大臣 昭和二十三年の前後のことは、その当時の社会情勢とかその当時の国のあるべき姿とか、いろいろなものがありまして、それを直ちに今短絡的に今日と結びつけてしまうのはいかがかな、粗っぽいなという感じが率直にいたしますし、また消費税の問題についても、消費税だけをつくり、消...全文を見る
○海部内閣総理大臣 おっしゃいましたように、議長あっせんの中に「直間比率の見直し等」、「等」という字の解釈について、その「等」という字の中に不公平税制是正の意味も含まれておるんだ、こういう御指摘でありますが、それはそうだと思いますけれども、しかし、直間比率の見直しというのは等じゃ...全文を見る
○海部内閣総理大臣 税の基本的な問題について、私どもは議長の裁定の趣旨に従って、将来に備えての直間比率の見直し等についていろいろ議論し、前進していかなきゃならぬ、こう受けとめておりますし、また、お触れになりました採決の問題については、あのような騒然とした状況の中で採決せざるを得な...全文を見る
○海部内閣総理大臣 選挙後の国会においていろいろな諸情勢の変化等があって、その党の基本的な方針や考え方というものが幾らか変わっていくということは、これは消費税の問題のみならず、いろいろなところであろうかと思いますから、その国会の審議を通じて、それを国民の皆さんがずっと見ておって、...全文を見る
○海部内閣総理大臣 この間うち、いろいろな世論調査もありますし、テレビの長時間討論番組もありますし、論文等もいろいろございます。私はできるだけそれを注視しておるつもりでありますけれども、いろいろな御意見がたくさんございます。中には我々が説明不十分であったな、十分御理解をしておって...全文を見る
○海部内閣総理大臣 食生活の変化というものが非常に著しいことは山口委員も御理解いただいておると思いますし、たしか、記憶に間違いなければ、米の需要も一人当たり平均七十二キロと言われておったのが下がってきた。そうなりますと、穀物の自給率は、今のところ大体御指摘のように全体の自給率がた...全文を見る
○海部内閣総理大臣 御指摘のように、国会の決議というものは極めて大切なものであり、その趣旨を十分尊重しながら政策努力を続けていくということは、これは御指摘をいただくまでもなく当然のことであろうと私も受けとめさせていただきます。  また、さきにも申し上げましたように、今、中長期の...全文を見る
○海部内閣総理大臣 御指摘のように、最近の米ソの関係というのは、戦術核、それからさらに一歩進んで生物化学兵器、そういったようなことについても話し合いをしていこうという対話の機運が生まれておることは、これは基本的に評価していい方向であると私も考えますが、しかし、東西の両陣営の動きの...全文を見る
○海部内閣総理大臣 全体の大きな流れを申し上げまして、私は、世界の平和と安定に役立つようなことが望ましい、その方向は認めますが、お触れになったカンボジアの和平にしても、まだ残念ながら過日のパリ会談の結果では全面的な完全解決には至っておりませんし、また、つい先ごろ訪れられたPLOの...全文を見る
○海部内閣総理大臣 先ほども申し上げましたように、それぞれの平和とそれぞれの安定をきちっと確保していくためには、ただいまのところは力の均衡の上に成り立っておるという大きな前提があるわけでありまして、したがいまして、その平和と安定を引き続きより確かなものにしていきたいという願いは私...全文を見る
○海部内閣総理大臣 お尋ねのような経緯が確かにございました。そうして、あのとき、五十一年の閣議決定のときには、当面一%を超えないことをめどにしてという一つの節度ある目標基準といいますか、あるいは当時、国民の皆さんも八〇%を超える多数が自衛隊を支持をする、またアジア近隣諸国にも日本...全文を見る
○海部内閣総理大臣 最近の国際情勢を踏まえての山口委員の御指摘でございますから、委員が言わんとされることも委員の立場に立って私は理解をすることができますが、我が方はそれよりももっと以前からそれと同じような立場に立って、五十一年の閣議決定の精神はこれは尊重していくということをきちっ...全文を見る
○海部内閣総理大臣 繰り返しになって申しわけありませんけれども、五十一年の三木内閣の閣議決定しましたときのあの精神はそのまま大切に引き継いで、六十二年の閣議決定のときにもそのことはきちっと織り込んでありますし、きょう現在も私は、その精神を大切に守っていこうという考えに変わりはござ...全文を見る
○海部内閣総理大臣 大変悲しい思い出になりますけれども、日本は核兵器の洗礼を受けたという体験を持っております。あの体験からいったら、世界に向かって核は廃絶すべきものであるということを究極の目標として主張することは日本の大きな責務である、この気持ちは私は今も変わりません。  そし...全文を見る
○海部内閣総理大臣 堅持すべきであると考えております。
○海部内閣総理大臣 先ほど申し上げましたように、非核三原則は堅持していくべきものであると私は申し上げております。
○海部内閣総理大臣 今山口委員の御質問を聞いておって、私もあの非核三原則というのを国会で決議しましたときに、先ほどお触れになりました保利議長のときのことであり、私が登壇をして賛成討論をしたことを思い出しました。  持たず、つくらず、持ち込まずということは、これは国民にも支持され...全文を見る
○海部内閣総理大臣 所信表明演説のときには確かにリクルートという固有名詞が出てきませんでしたけれども、私はそのリクルート事件によって争われた参議院選挙の結果を厳粛に受けとめておると率直に最初に申し上げておりますし、また、リクルート事件に端を発して政治不信が起こっておるということも...全文を見る
○海部内閣総理大臣 リクルートの問題がこれだけ社会的に問題を提起したわけでありますから、自由民主党も厳しく受けとめて、党は党全体の議論の中からけじめ案というものをきちっと打ち立てて、それに従って対応もいたしておりますし、それよりもまた、将来に向かって二度と再びこのようなことを繰り...全文を見る
○海部内閣総理大臣 証人喚問の参議院における御発言でございますが、その問題は参議院の各党各会派で御相談をしてお決めになるべき問題であろう、このように考えさせていただきます。
○海部内閣総理大臣 参議院における各党各会派のお話し合いを見守って、その結論に従っていこう、こう思っております。
○海部内閣総理大臣 御指摘のような経緯がございました。  今回のリクルート問題につきましては、さきの国会で御要求に応じて法務省は法令の許す範囲内で最終報告を国会にいたしたことも御承知いただいておると思います。  なお、その後の経緯、新たな問題としてさらに徹底して出せ、こういう...全文を見る
○海部内閣総理大臣 法令の許す範囲内でどのような協力ができるかということについて、新たな御要求があった場合には、その御要求を受けて検討をさせていただきます、こういうことでございます。
○海部内閣総理大臣 国会からの新たな御要求がありましたときには、法令の範囲内でどんな御協力ができるのかを検討させていただきます。
○海部内閣総理大臣 私の事務所ですべて調べて御報告しておりますから、それ以外にはないと思っております。
○海部内閣総理大臣 参議院通常選挙の結果を厳粛に受けとめていますと申し上げましたのは、いろいろなことをすべて総合的に判断して、その中に、確かに消費税の問題もあった、農政の問題もあった、リクルートに対する政治不信を招いたという問題もあった、その他、地域によってはほかのさまざまな問題...全文を見る
○海部内閣総理大臣 私は、思い切って見直すということは、自分で思い切って見直さなければならぬだろうと思っておりますから、それは言いました。なぜかというと、私は税制改革全体の中でいいと思ってやったわけでありますから、だからいいんですけれども、選挙を通じていろいろな御批判を受けたとい...全文を見る
○海部内閣総理大臣 総裁選に出る前、それから総裁になったとき、いろいろな記事に基づいて委員から御指摘がありましたけれども、私は、この消費税は福祉目的的に使う、福祉に全部使うようになるのは、気持ちとしてそういう気持ちを持っておりましたから、そういうことを言ったかもしれませんが、それ...全文を見る
○海部内閣総理大臣 私は国会において、何回も申し上げてまいりましたように、廃止案というのは、我々が続けてやりたいというそこでの議論でありますし、また私は、見直しをしていかなきゃならぬ、それはいろいろな各界の御意見を聞いて思い切った見直しをしますということは申し上げましたけれども、...全文を見る
○海部内閣総理大臣 今申し上げましたように、それぞれの政策目標に取り組んで一生懸命努力をしておるさなかでありますので、解散のことは今考えておりません。
○海部内閣総理大臣 参議院選挙の結果を厳しく受けとめておりますと申し上げましたが、参議院選挙の争点は、伊藤先生も御指摘のように、消費税だけを争ったわけじゃなくて、私どもが大変残念に思い、かつ厳しい反省をしますその一つは、やはりリクルート事件によって政治の信頼を自由民主党は著しく失...全文を見る
○海部内閣総理大臣 税の問題につきましては、先ほどの繰り返しになって恐縮ですけれども、私どもは、あの消費税は消費税だけじゃなくて税制改革全体の中の一環として、よかれと思って、考えてやったことでございました。  また、最後にお触れになったこの場所での強行採決ということについては、...全文を見る
○海部内閣総理大臣 国民の皆さんの理解を得るように思い切って見直していくというのは私の気持ちでございます。そしてまたそのようにしなければならぬとも思っております。いろいろなとこ ろでいろいろなことを言っておりますけれども、それは私は、今申し上げたことで、その気持ちでいつも発言を...全文を見る
○海部内閣総理大臣 私も税制改革をなぜやるかというのは、先ほども申し上げましたように、負担の公平とか国際的に高過ぎるとか、いろいろゆがみ、ひずみを直すためとかいいますが、その中の一つの大きな目標に、来るべき高齢化社会を控えて、二十一世紀になれば大変な福祉の負担も要る、それを今から...全文を見る
○海部内閣総理大臣 憲法に、国会に関する詳しいいろいろな規定がございます。今塩川委員おっしゃいましたように、議院内閣制というものの信任をいただいておる基盤というものを自覚いたしますと同時に、また率直に申し上げて、参議院選挙の結果というものが、きょうまでとさま変わりした状況になって...全文を見る
○海部内閣総理大臣 塩川委員おっしゃるように、税制を今変えていかなければ二十一世紀の高齢化社会に我々が安心して歩を進めていくことができないという大きな変革の状況を政府は考えて、国民の皆さんにも議会の皆さんにも御理解をいただきたいと思っておるところでありますが、御指摘のような状況が...全文を見る
○海部内閣総理大臣 先ほど来御議論になっておりますように、私は、税制改革そのものはきちっとしていかないと、いろいろな不公平とか高過ぎるとか問題が出ておりましたから、税制改革をきちっとやっていこうということで基本的には取り組むべきでありますから、選挙のときに、今回の税制改革の中の消...全文を見る
○海部内閣総理大臣 あの選挙は、内閣が始まって初めての国政レベルの選挙でございまして、非常に全国から注目をしておるというお話等もありました。私も正直言って、あの選挙はどうしても勝たせていただきたいと思って、現地へ行って、消費税の問題を論争点とされた選挙でありますから、我が方の考え...全文を見る
○海部内閣総理大臣 国際情勢が御指摘のように大きな変化を今まさに遂げつつあるということは、私もそのとおりだと思います。そうして、私たちが属する自由民主主義陣営、そして、それを西側とよく言いますけれども、社会主義国の東側陣営、この東側陣営の中に今おっしゃるような数々の基本的な変化が...全文を見る
○海部内閣総理大臣 日本の現在の立場からいきますと、明るい社会、豊かな暮らし、そういったものがつくり上げられた基盤には、自由と民主主義と市場経済の中で、日本が戦後、幸運にも自由と民主主義の中で政策努力を続けてきたことによってここに到達することができたんだというのは、私はそう思って...全文を見る
○海部内閣総理大臣 国際交流基金を充実する問題は、私どももかねてから大切だと思って努力をしてきたテーマの一つでございますし、また、今新たに御提言になった芸術文化振興基金の問題、これはおっしゃるように心豊かな社会をつくり上げていこうとすればみんなが芸術、文化により一層親しんでもらう...全文を見る
○海部内閣総理大臣 御要求が出てまいりましたそのときに、前向きに一生懸命考えます。
○海部内閣総理大臣 お二人から詳しく答弁がございましたけれども、この問題は視点を変えて考えると二つの立場があって、処分をしたいという、それからもう一つは余り高くなっては困るという、簡単に言うとそういうことでありますから、ここをどこでどう調和させるのか、関係者の話を十分聞いて相談を...全文を見る
○海部内閣総理大臣 けじめ問題について手厳しい御意見を日ごろ承っておりますけれども、我が党としては、リクルート事件の反省は厳しく受けとめて、今御指摘のあった方々に対してはこれは党全体が受けとめて、同時にまた、党の中でのけじめ案というのをつくって、そして株譲渡に関与した方は今そのけ...全文を見る
○海部内閣総理大臣 米ソが世界の二大軍事勢力であることは、これは否定できない事実でありますし、それから今後も米ソが世界の対立する頂点にある、ともにそれぞれの陣営のリーダーであることも、これは続くだろうと思いますが、その米ソ両国の間できょうまでの対決、対立、そういったものがいかに無...全文を見る
○海部内閣総理大臣 突然の御質問でございますので、スイスの憲法一条から全部精通しておるわけではありませんけれども、しかし、私のきょうまでの理解と知識からいきますと、スイスの場合には憲法の中で、抵抗しなさい、降伏してはいけないというような記述があったことが一つと、それからスイスの人...全文を見る
○海部内閣総理大臣 私どもは自由主義を信奉して自由主義の中で生きておりますから、自由主義は我々にとって大切なものだと思っておりますが、自由主義以外にやはりほかの主義でも生きてきた国はあるわけでございますから、その中における質の高さとか、その中におけるいろいろな問題は確かにございま...全文を見る
○海部内閣総理大臣 内容によります。
○海部内閣総理大臣 あの、御質問をちょっと。
○海部内閣総理大臣 みんなで決めて、みんなのためでしたか。
○海部内閣総理大臣 今御発言になった、みんなで決めて、みんなで動く、みんなのための、みんなが責任を持つ政治ということで……。
○海部内閣総理大臣 やったこと、ございます。
○海部内閣総理大臣 おもしろい面もありますし……。
○海部内閣総理大臣 御指摘のように、参議院選挙の中で争われた争点の一つでございますから、消費税に関するいろいろな批判やあるいはいろいろな不満や要望というものも全部あの参議院選挙の結果の中に含まれておったというふうに私は受けとめております。
○海部内閣総理大臣 申し上げましたように、消費税を廃止するかしないかというだけで争った投票ではございませんので、その他の要素や、我々から率直に言わしむれば、大変残念な話ですが、リクルート事件に端を発した政治不信というものから我々に対する御批判もあったろうと謙虚に受けとめております...全文を見る
○海部内閣総理大臣 消費税の問題は、先ほども申し上げたように、ほかのいろいろなことと一緒に税体系全体の改革の中で入れたものでありまして、そして中堅サラリーマンの所得をきちっと確保していくこと、あるいは企業の法人税が高過ぎると言われておったのを国際的な競争をしてもらうために活力を持...全文を見る
○海部内閣総理大臣 選挙のテーマの中に消費税の問題が影響しておったということは、私は最初からこれは認めて、ただ、それだけではなかったということを申し上げさせていただいたわけです。  それから、いろいろな御議論、御意見でありますけれども、やはり廃止をするとおっしゃる主張に対しては...全文を見る
○海部内閣総理大臣 内容がまだ固まり切っておらぬさなかでありますので、私は、できるだけ早く予算編成のことなども頭に入れながら作業を進めて、少なくとも骨格は十一月の終わりまでに国民の皆さんにお示しするようにしたい、こう言っておるわけでありますから、どうぞ御理解いただきますとともに、...全文を見る
○海部内閣総理大臣 新聞報道によってそういったことを私も承知しておりますが、いろいろな御意見があるというのは、これは民主主義社会ではあることでございますし、それから、負けたとか勝ったとかいう以前に、私は今ここで御議論願っておるような政策課題に真剣に取り組んで、政治不信を脱却し、税...全文を見る
○海部内閣総理大臣 そういったことを前提にして私は今汗を流しておるのでは決してないわけであって、私は必ずこれは御理解をいただけるようにしたい、そしてそのためにはどうしたらいいかということを、先ほどもおっしゃったように拙速はいけない、きちっと時間をかけて考えて、そして御理解がいただ...全文を見る
○海部内閣総理大臣 参議院選挙が消費税だけで争われたのではないと申し上げましたが、それと同じように、いつ我々の任期中に来る選挙も消費税だけで戦う選挙ではございません。現在の、先ほど来ここで御調論になっておる激しく動き変わる国際情勢の中で、日本は一体西側の一員としてどうするんだ、こ...全文を見る
○海部内閣総理大臣 そういうことを前提に物を考えたり、取り組んだり、そういったことはできません。
○海部内閣総理大臣 消費税の問題については、私も何回も申し上げておりますように、我々は必要だと思って、減税も先行したりいろいろして、中堅サラリーマンのことも考えたり、高齢化時代に必要だというのがわかって、これは必要だ、いいことだと思ってお訴えをしたのですが、それは不幸にしてほかの...全文を見る
○海部内閣総理大臣 私は最初から何度も申し上げておりますけれども、税制改革全体の姿の中で、あれはいいことだと思って我々は出したわけでありますから、だから見直そうなんて初めから思っておったわけではないのです。ところが、選挙のさなかにあのような結果になりました。予断と憶測でもって物事...全文を見る
○海部内閣総理大臣 都議選のさなかからいろいろなことを肌で感じておったということを正確に申し上げるのを忘れましたから、それをつけ加えさせていただきますし、同時に、どこを見直すかということは、それは何度も申し上げますように、定着をさせるために、御理解をいただくために、どこをどうした...全文を見る
○海部内閣総理大臣 法律の読み方や「等」という字の読み方についてのいろいろ意見を、これ以上闘わせるつもりは私ありませんけれども、要するに我が方といたしましては、これは見直しをして定着をさせていただきたい。それからまた、私個人がなぜ見直しを言っておるかというと、参議院選挙を通じてこ...全文を見る
○海部内閣総理大臣 何度も申し上げて恐縮ですけれども、我々はまず、皆さんの廃止ということに対して、必要があるからこれは存続ということで対応さしてもらうのがまず第一幕だと思いますし、それから、これはあくまで恒久税制でありますから、ですから、本当はそれに対応するのは二年先の、皆さんの...全文を見る
○海部内閣総理大臣 行政改革というものの必要性を認めて一生懸命努力をしてきたことはそのとおりだと思いますし、国鉄にしろ、あの一つだけをとらえてみても大変な努力で大変な行革だったと思いますし、また政府の内部においても、公務員の必要な部面についてはこれは認めても、その後いろいろ全体と...全文を見る
○海部内閣総理大臣 リクルート問題に関して党のけじめ案というのが党で決められました。私は、そのけじめ案に従って対処してきたわけであります。
○海部内閣総理大臣 リクルート社からの政治献金というものは、リクルート社が今日のように社会問題になる以前のもので、そして通常の政治資金規正法によって届け出がしてあるということは、それは特に事件との関連はないというふうに私は判断して、ただ、それは今後みんなが厳しく戒めて注意していく...全文を見る
○海部内閣総理大臣 通常の政治資金規正法によって処理されておるもの、そしてそれが事件が発覚する前のもの、それは事件とは関係がないものとして、あとはけじめ問題の中に示されておることによって対処をいたしました。
○海部内閣総理大臣 繰り返すようですが、政治家の政治倫理というものは個々人の確立によって行われるもので、政治家が国民に選挙によって選ばれて、負託を受けて議員としての立場を持って国会に来るということは極めて重いものだと思っておりますから、その重さを自覚して個々人が判断されるべきもの...全文を見る
○海部内閣総理大臣 前回もお答え申し上げましたが、前国会に提出をいたしました最終報告は、法令の許す範囲内で国会に御報告をしたものと私は受けとめておりますが、さらに新たな角度から協力を要請された場合には、法令の範囲内でどのような御協力ができるのかを検討させていただきます。
○海部内閣総理大臣 これは、どのような御協力ができるのかは法令の許す範囲内でよく検討をさせていただきます。
○海部内閣総理大臣 政治改革を行うための第一歩だと私は申し上げております。そして、こういうところから手をつけて一歩一歩改革をしていかなければならない。二つ既に法律が出ておりますが、今後も党の改革大綱に従って党は御努力をいただくものと、こう受けとめております。
○海部内閣総理大臣 先ほど私が第一歩と申し上げたことにちょっと誤解があったようですから申し上げておきますが、この法律さえ通せば済んだというものではなくて、ここからさらに将来に向かっていろいろな改革を、政治改革をやっていかなきゃならぬ問題がたくさんある、こういう意味で第一歩と申し上...全文を見る
○海部内閣総理大臣 選挙や日常の政治活動にお金がかかり過ぎるという点については我々も反省をいたしながら、どのようにしたらそれが改革されていくだろうかという現実的な路線をとっていかなければならぬと今思っておるところなんであります。そして、お触れになりましたように、政党の政治資金の毎...全文を見る
○海部内閣総理大臣 現実の政治を行っていく上において、今の制度、仕組みの中でいきますと、政治資金が政治活動の自由を保障する裏づけにもなるわけでありますし、また、各党ごとにお届け出になっておるその年、その年の政治資金も——自民党だけが政治資金を使っているわけじゃありませんが、自民党...全文を見る
○海部内閣総理大臣 でき得る限り政治資金が透明度を増していくということは、これは政治改革にとっても一つの目標でございますので、国会におけるいろいろな、適切な結論が出てきますように御議論を賜りたい、私はこう思います。
○海部内閣総理大臣 御指摘の点について、先ほど第一歩と申し上げ、次が続いておると申し上げましたが、そのとき私は、今まさに御指摘になったような政党法の検討をしながら公費の負担、公費補助の問題について考えなければならぬという、自由民主党の政治改革大綱の中にそれと全く同じ定めもございま...全文を見る
○海部内閣総理大臣 閣僚と特定の企業が癒着していけない、私もそう思います。
○海部内閣総理大臣 いろいろな事情があろうと思いますから、これはよく検討させていただきます。
10月12日第116回国会 衆議院 予算委員会 第2号
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○海部内閣総理大臣 御指摘いただきました環境問題が極めて重要なことと、それぞれの省庁にまたがっておる分野も多いことにかんがみまして、環境庁がそれらの各役所との日ごろの連絡を密接にするとともに、環境庁が中心になっていろいろな対策が一本化できるようなことは、委員御指摘のように望ましい...全文を見る
○海部内閣総理大臣 ODAに関しましては、年年できる限りの努力をしており、金額だけをとらえてみますと、日本は世界有数の援助国になったのでありますが、おっしゃるように、GNPとの比率でいきますと、まだまだ努力目標には及んでおらないところ遠いわけでありますから、これはいつまでという具...全文を見る
○海部内閣総理大臣 途上国の援助というのは、途上国の健全な発展を心から願ってするものでございますから、それが結果として途上国の環境を破壊するようなことになってはいけませんので、途上国の環境問題の重要性にもかんがみて、援助を実施する際の環境配慮を強化する方針でありますが、具体的には...全文を見る
○海部内閣総理大臣 地球環境に日本が積極的に取り組まなければならぬということは、いろいろな国の首脳との会談においても確認をしたことでございますし、また市川委員のいろいろなお話を承っておって私が考えておりますこと、これは地球環境問題というものを通じて国際化という物の考え方が違ってく...全文を見る
○海部内閣総理大臣 御議論の問題は、昨年の安全保障会議において中期的な防衛計画を引き続き作成するという基本だけは決めました。それは今御指摘になったように、シビリアンコントロール、国会の御議論の中で、しかも節度ある防衛力の整備をして、我が国の専守防衛という趣旨に従った防衛力をきちっ...全文を見る
○海部内閣総理大臣 国際情勢のいろいろな変化の中で、やはり我が国が我が国の安全をきちっと確保するために必要なものとして大綱に基づく防衛力の整備、これは節度あるものであり、しかも五十一年の閣議決定の精神をきちっと踏まえてやっていこうということに決意をしてやっておるわけでありますから...全文を見る
○海部内閣総理大臣 御指摘のように、米ソのきょうまでは、限りない力と力の均衡をより高い次元で達しようとした方向が、反省と対話の中で、そしてソ連にペレストロイカが起こり、いろいろINFの全廃条約が合意されたり、軍備管理の方向へ、そして究極的には廃絶ですが、今は軍備管理の方向へむだを...全文を見る
○海部内閣総理大臣 御指摘のとおりに、衆議院と参議院の現状をそのまま直視しますと、衆議院と参議院の意思が、数字を照らし合わしてみますと、過半数のある院と過半数のない院ということになるわけですから、よほどの決意とよほどの努力で一生懸念話し合いをして、問題の核心に触れるような議論もし...全文を見る
○海部内閣総理大臣 去る七月の参議院選挙の結果については、私はこれを厳粛に受けとめております。そして、その原因はどこにあったか。今おっしゃるように、三点セットと言われるものがあったことも、これは事実でございます。けれども、大変残念であったことは、これは他党のことには言及いたしませ...全文を見る
○海部内閣総理大臣 自由民主党は、リクルートの問題について、これは厳しい反省をし、それを乗り越えていくことこそが政治改革のための努力であると決めて政治改革大綱を発表しておるわけでありまして、私はそれに従って政治改革を忠実に行っていくことが政治不信を取り除く一つの大きな道筋である、...全文を見る
○海部内閣総理大臣 刑事訴訟法の捜査資料の公開の問題につきましては、前国会で現在の法令の許す範囲内において最終報告を申し上げたと報告を受けておりますけれども、新たに国会から御要請があれば、法令の許す範囲内でどのような御協力ができるかということについて検討をさせていただきます。 ...全文を見る
○海部内閣総理大臣 御指摘のように、消費税の必要性、なぜこれを導入しなきゃならぬかということだけが静かに議論されるような雰囲気の選挙ではございませんでした。それはリクルートに端を発した政治不信、御指摘のようなああいった政治不信の状況の中でありましたから、内容についての冷静な必要性...全文を見る
○海部内閣総理大臣 ただいま御指摘なさったような問題点が今議論になっておるということは、私も新聞や各種の世論調査や方々の御意見で十分承知をいたしております。それらの問題について私たちもいろいろと対応を考えて、謙虚に耳を傾けながら見直して、定着ができるものは思い切って見直していきた...全文を見る
○海部内閣総理大臣 昨日もいろいろ申し上げましたけれども、私は、ただいまの米沢委員の御指摘の特に公費負担の問題について申し上げますと、政党法というものの前提がどうしても必要ではありますが、しかし、ヨーロッパで行われておるような、例えばドイツの一票ごとに五マルク方式とか、議席の方式...全文を見る
○海部内閣総理大臣 昨年の夏とか事件発覚というのは、同じような意味で私も発言したとおとりいただきたいと思います。  それから、刑事責任というものと政治的道義的な角度からの責任というものはおのずから差があるものである、そのように理解しております。
○海部内閣総理大臣 御指摘なさっておる意味が私にはよく受けとめかねるんですけれども、例えばどういうことでしょうか。私どもがいつも言っておりますのは、政治責任とおっしゃいますけれども、それはいろいろな行為があったり、いろいろな事件、疑惑というようなものを想定されるようないろいろな行...全文を見る
○海部内閣総理大臣 リクルート社との関係は、私の政治資金に関する限りは昭和五十八年ごろからだったと思いますし、それから、私の記憶には全くありませんが、私が総裁就任のころに、昭和五十二年ごろに講演に行ったのじゃないかという御指摘もございました。しかし、古い資料でありますし、私の事務...全文を見る
○海部内閣総理大臣 私の事務所でわかる限り自主的に調べると、そして公表したのですから、わざと区切ったわけじゃなくて、その前は事務所ではわからないということなのです。
○海部内閣総理大臣 今お示しいただいたこの「就職おめでとう。」というのでありますけれども、おっしゃるとおり、この新聞に新就職者を激励するために出してくれということで、コメントを書いて、そしてこのようなことを出したことを覚えております。新聞に載ったことも思い出しました。
○海部内閣総理大臣 今いろいろ資料を見せてもらって記憶を思い起こしておりますけれども、私は何回も方々の講演に行っておりますから、こういうものがあれば、私がここへそのとき行ったんだなということでしょう。  それから百万円もらったとか、それから何とかいう本に出ておった、私が出入りし...全文を見る
○海部内閣総理大臣 私は、私の事務所でわかる限りのことを調べて、パーティー券から政治献金から、そして講演料もありましたと言うから、それは全部発表しなさい、こう言って出したのでありますから、私はあれがすべてだと思っております。
○海部内閣総理大臣 私はそういうところへ行ったことはありません。
○海部内閣総理大臣 私に関する前半のことで、いろいろ言われましたからはっきり申し上げさせていただきますが、私は銀座や新橋のバーやクラブは、御指定になったところに限らず、そんな常連として出入りするようなことは日ごろいたしておりませんので、二人の名前を挙げて本に書いてあるとおっしゃい...全文を見る
○海部内閣総理大臣 議員の立場でいろいろ御発言をいただき、御議論をいただくということは、これは当然尊重さるべき権利であると私どもは受けとめておりますし、それから、審議会をつくりますというのは、我々が各界の方々のいろいろな御意見を聞いて、そして施策のために尊重させていただいてやって...全文を見る
○海部内閣総理大臣 ただいま申し上げましたように、広く国民の皆さんのいろいろなお立場の方の自由な意見を述べていただいて、そしてまた専門的な知識やいろいろな問題等についても専門的な立場での知識を述べてもらう場面もありましょうし、要するにそういったものを参考としながら政策の方向に誤り...全文を見る
○海部内閣総理大臣 最初の答弁のときの冒頭に申し上げましたけれども、国会における議員の皆さんの御議論、御意見というものは尊重すべきものである、これは第一義的なものである、こう申し上げておりますので、私は政府の立場として、政府の審議会にお願いしておる者の慎みの心情を申し上げたのです...全文を見る
○海部内閣総理大臣 今私たちが考えておりますのは、将来に向かってできる限り手厚く福祉を進めていかなければならないということはこれはもちろんでありますけれども、しかし、このごろ家族を中心にした在宅の介護だとかいろいろな角度からの御意見等も出てきております。結局どちらがいい、こちらが...全文を見る
○海部内閣総理大臣 高福祉高負担の国がどのようなことになっておるかというレポートとか本なんかを私なりにいろいろ読ませていただいたり、またそれらの国を見せていただいたときに、一人一人の人々が幸せに豊かに暮らしていらっしゃるということ、それは認めます。けれども、活力という点からいくと...全文を見る
○海部内閣総理大臣 社会保険の保険料が、高福祉高負担でもう負担にたえ切れないように高くなってしまうということは、率直に言ってよくないことだ、それは活力を失わせる、やる気を失わせる一つの原因にもなるんではないかと、私はこう考えております。
○海部内閣総理大臣 さきの参議院選挙において示された国民の意思というものの中に、消費税の問題も確かに含まれておったと思います。しかし、それと同時に、それは消費税の中身よりも今おっしゃったような導入のいきさつについて大変残念なことがあった、それからリクルート事件に端を発した一連の政...全文を見る
○海部内閣総理大臣 参議院選挙のさなかのいろいろな議論を思い出していただけばわかるように、廃止だけで論争をされたかとか、それから見直しということを申し上げたわけでありまして、きのうも申し上げたように、廃止をして、それがそのままなくなって後そのままだというのではなくて、いろいろな復...全文を見る
○海部内閣総理大臣 私は、自分が責任を持って自分の言を守れる、そしてまた私の内閣で責任を持ってやっていかれるという限度において発言をしておるわけでありまして、責任を持って三%の税率を上げないと言うのは、総理大臣としては自分の内閣においてということにとどまるべきだと思っております。
○海部内閣総理大臣 私どもがこの税制を考えましたときに、今御指摘のように、二十一世紀を展望してという、将来に向かって今のままのゆがみやひずみをそのままにしておいたのでは、これは直接税に、しかも中堅のサラリーマンにかかる負担がどんどんふえていって、しかも一昨年ごろまでの新聞の世論調...全文を見る
○海部内閣総理大臣 二つの問題に基本的なことを私がお答えさせていただきます。  最初のお尋ねでしたけれども、私は日本の国の今日の平和と安全と発展は、やはり日米安保条約というものに起因するところが非常に大きかったと思っております。この日米安保条約というものは、ほかの国がアメリカと...全文を見る
○海部内閣総理大臣 一言申し上げさせていただきますけれども、我が国のただいまの防衛力の整備は、「防衛計画の大綱」というものを決定しまして、それに基づいて計画的に中期防を達成する。これはアメリカに言われたからやっておるのじゃなくて、我が国の自由と安全をきちっと確保していくために防衛...全文を見る
○海部内閣総理大臣 そのときのいろいろな情勢を判断をして、検討をして結論を出してまいります。
○海部内閣総理大臣 それは、私は一方的な御意見だと思います。我々は、この消費税問題を考えましたときに、将来の軍拡のことを考えて軍事費増大に回そうなんということは全く考えておりませんので、これははっきり申し上げますし、また、日本の所得そして日本の税の負担のあり方、全体の体系、姿かた...全文を見る
○海部内閣総理大臣 関係と言われると何か非常に誤解を招きそうですけれども、私は先ほどいろいろな資料をもらいましたから、何か昭和五十二年に名古屋かどこかで講演をしたことがあるとおっしゃいました。そういったことまでを全部含めて関係と言うなれば、その辺までさかのぼっておったのかおらなか...全文を見る
○海部内閣総理大臣 御指摘のあのリクルート株式会社がこういうような社会的問題を起こす企業とは私は思ってもおりませんでしたし、それからまた、リクルートから文教行政に関してこうしてくれとかああしてくれとか依頼をされたり、それによって文教行政を曲げたことは絶対にございません。ただ、御指...全文を見る
○海部内閣総理大臣 その前に、私自身は社会的問題が起こるということを全く知らないときにやったことでありますし、資金規正法に基づいて届け出をしておる資金でございます。けれども、そのこと自身については、今後みずから厳しく戒めていきます、こういうことを何回も申し上げてまいりました。 ...全文を見る
○海部内閣総理大臣 今まさに選挙制度審議会に、そのことも含めて現在の状況の中でどのように政治改革を行い、政治と資金との関係を明朗なものにしていくか、透明性を高めていくかということについても諮問をし、また、党の方でも政治改革推進本部をつくって、政治資金に関する透明度を高める、公私の...全文を見る
○海部内閣総理大臣 いろいろな例をお引きになって御意見でございましたが、アメリカが企業と労働組合からの献金を禁止してとおっしゃいましたが、アメリカの国会議員の姿を見てみますと、人件費とかあるいは通信交通費とか議員の活動費について国が非常にたくさんのものを見ておる、あるいはヨーロッ...全文を見る
○海部内閣総理大臣 最初に、先のお話の最後の部分だけ触れさせてもらいますが、私は、ただお金がかからなくなるから小選挙区を考えるなんていうことは言っておりません。私は、政策本位の選挙ができるような選挙の制度、仕組みというものを追求していきたい。そこに焦点がありますし、小選挙区になっ...全文を見る
○海部内閣総理大臣 最初の選挙制度審議会のころからのことを今ここで御指摘になりましたが、今私たちは、今の選挙制度審議会に諮って御検討もお願いをしておるところでありますし、早急に結論をいただきたいということで三月ごろまでには答申をいただけるようになっております。それを踏まえて、来年...全文を見る
○海部内閣総理大臣 企業というのが社会的に活動しておる現実の存在でありますから、企業献金が直ちに悪だというようなとらえ方は、私は今はしてはいけない、こう思っております。
○海部内閣総理大臣 政治改革のために、政治がそのような政治資金等いろいろな関係を乗り越えていくためにも、思い切った政治改革をやり、政策中心の選挙に持っていき、そして公私混同のないような、そのような状況をつくっていきたい、それによって政治の信頼を回復していきたい、そう思っております...全文を見る
10月13日第116回国会 衆議院 予算委員会 第3号
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○海部内閣総理大臣 村山委員の長年にわたる御体験と御経験から出てきておりまする高い次元に立っての税理論の御質問をいただき、私もまたそれにお答えをしていかなければならないと考えてまいりましたこと等も既にすべてほとんどを先生の御意見としてお述べをいただき、資産と消費と所得のこの税体系...全文を見る
○海部内閣総理大臣 御指摘のように、リクルート事件に端を発した政治不信というものが、自由民主党にとってはこれを厳粛に受けとめて、この不信を取り除いて前進していかなければならぬということは党を挙げての決意でございました。それは考えただけではなくて、御指摘のように自由民主党が直ちに政...全文を見る
○海部内閣総理大臣 私はお答えのときに、大きな立場で党全体が取り組んだ問題についてのみお答えをいたしましたけれども、ただいま具体的に過去の事実について御指摘がありました。確かに、最高の責任者である内閣総理大臣が内閣の総辞職を決意してそれを行ったということは、これは極めて厳しいもの...全文を見る
○海部内閣総理大臣 御指摘のとおりでありまして、このまま何もしないで今のままでいて、個人の心構えだけを強調するだけでは政治改革の実が上がらないというのは、党の政治改革推進本部の御議論の中等でも種々出た問題であります。これからいろいろ皆さんの御理解、御協力を得ながら、一歩一歩政治改...全文を見る
○海部内閣総理大臣 政治を行っていくその目的は何だといえば、これは国の安全と国民生活の安定、向上にあると言って言い過ぎではございません。  ですから、何のために政治改革をやるのか、ただ政治家が選挙法とか政治資金のことだけをやっておればそれでいいというものではなくて、国民一人一人...全文を見る
○海部内閣総理大臣 政治と政治に必要な資金の関係についてお触れになりました。我が国の政治にかかるお金の額が多過ぎるのではないかという御批判はいろいろなところから出てきておりますけれども、実際、私が諸外国を旅行させていただいて、そこの国会議員に会っていろいろお話を聞きますときに、例...全文を見る
○海部内閣総理大臣 いろいろな御意見を私も傾聴いたしました。そして、先ほど私も申し上げたように、今のままで、議員一人一人がみずから決意をするだけで、今のままの制度、仕組みのままでは政治改革には不十分であるということも申し上げて、政策中心の、そしてお金のかからないといいますか、かか...全文を見る
○海部内閣総理大臣 国会の、特に衆議院と参議院とのあり方、憲法上の問題を含めての御指摘でございました。  日本では四十何年ぶりと報道されましたけれども、私自身の総理大臣指名のときに、衆議院と参議院との結果が異なり、両院協議会という憲法上の手続に従って再度衆議院の本会議を開いて御...全文を見る
○海部内閣総理大臣 ただいま憲法の条文を乗り越えて、もっと奥深いところにある憲法全体の精神というものを委員なりの御判断でお説きをいただきました。私も傾聴いたした次第でありますけれども、現実に憲法というものの存在があって、憲法のもとで我が国も二院制がしかれておるということもまた厳然...全文を見る
○海部内閣総理大臣 私は、政策論争本位の選挙ができるようになることは非常に望ましいと個人的な考えを申し上げておりました。それから、今委員おっしゃいましたように、いろいろな制度、仕組みのあることも、私もよく研究をいたしておりますけれども、今ここでどれがいいということを決めるところま...全文を見る
○海部内閣総理大臣 先ほど申し上げましたのも、私自身が各国の小選挙区制というものを見たり聞いたりしながら受けてきたときの感想を率直に申し上げさしていただいたのでありまして、要するに二回投票制は手間がかかるからいけないとは決して私も申し上げてもおりませんし、思ってもおりませんが、そ...全文を見る
○海部内閣総理大臣 最初にお断りさしていただきますけれども、ただいま選挙制度審議会に抜本改正を諮問中でございますから、予断と憶測で物を言うことは差し控えさしていただくべきですが、せっかくの御質問でありますから、私のこの間申し上げましたことについての御質問でありますので、私の気持ち...全文を見る
○海部内閣総理大臣 いろいろ貴重な御意見を承りました。選挙制度審議会から答申をいただきましたら、そのときに今の御意見等を十分参考にして我が方の対応も考えさせていただくとともに、各党各派においてもこの意見を参考にして合理的な適切な結論をお出しいただくように、国会の問題として御期待を...全文を見る
○海部内閣総理大臣 所信表明のときにも私は申し上げましたように、第一には、戦後、食糧の極めて窮乏したときに国民のために土を耕し続けてもらった、あるいは水田に入って主食確保に御努力願った農家の方々に対する感謝の気持ちを基礎にして現在の農政に取り組まなければならぬ、私は申し上げたとお...全文を見る
○海部内閣総理大臣 私は、十数年前になると思いますが、OECDのDACの加盟国国会議員会議というのに初めて参りまして議員同士の話し合いをしましたときに、お互いにまだ知らないことが多いなということを肌に感じまして、それ以来機会あるごとに議員の立場で議員外交といいますか一生懸命交流を...全文を見る
○海部内閣総理大臣 保利委員の長い間の農政にささげてこられた情熱とそれから御経験と、今いろいろ承りました自分の生活体験から踏まえての農政に対する御意見は、私も全くそのとおりだと受けとめさせていただきました。そのつもりで頑張ってまいりますので、どうぞ御理解と御協力をお願いいたします...全文を見る
○海部内閣総理大臣 福祉というものが極めて大切な国の政治の目標であるということは、今委員御指摘のとおりでございます。そして、社会的に弱い立場の方々に対して特に思いやりの目を注げということも、全く同じでございます。  私も、自分が初めて政治に志を持つきっかけになりましたのは、郷土...全文を見る
○海部内閣総理大臣 年金法の関連法案は今おっしゃるような目的を持って提案をし、各党で御議論をいただき、そして適切な結論が得られることを私、政府としても強く期待をしておるところでございますので、一層の促進をお願いしたいと思います。
○海部内閣総理大臣 貴重な経験をお持ちの委員の土地問題に対する御指摘でございますが、私もこの問題は非常に重要に受けとめております。そしてすべての人々が同質社会意識と申しますか、みんなが中産階級になることを努力目標にして一生懸命にやってきた、その日本の中産階級意識というものがこの数...全文を見る
○海部内閣総理大臣 今、御経験から出てきたスポーツ交流、文化交流というものについてのお考えを拝聴しましたけれども、やはり世界にはそれぞれ歴史や文化や得意とするスポーツやいろいろなものを持った人々がたくさんいます。それがお互いに知らないでいるよりも、お互いに交流をして知ることによっ...全文を見る
○海部内閣総理大臣 外務大臣が詳細御報告しましたように、中国と日本の間には隣国として長い歴史がございます。そして基本的には、友好関係をきちっと打ち立てて協力していかなければならない隣の国であるという立場を私もしっかりと自覚をしておるところであります。  ただ、六月四日のあの事件...全文を見る
○海部内閣総理大臣 過疎地域に対していろいろな配慮をしていかなければならないという先輩、同僚、皆さんの合意によって過疎法の歴史があったこと、ただいまお話のあったとおりでございます。ただ、過疎地域振興特別措置法が来年失効するわけでありますから、その後どうしようか。法律によって随分過...全文を見る
10月16日第116回国会 衆議院 予算委員会 第4号
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○海部内閣総理大臣 日本とECとの間にあっていろいろ御尽力をしてこられた倉成先生のただいまの御質問、私も同感でございました。特にECが統合いたしますけれども、この間来日されたフラニッキー・オーストリアの首相とお話をしておりますときに、ちょうど中立国で東西のはざまのところにあって、...全文を見る
○海部内閣総理大臣 難民の実情については、日ごろ、特に長崎県にはいろいろと接点としての御苦労も多かろうと思いますし、また、倉成委員御自身で方々にまでお問い合わせをいただいた結果については、ただいま拝聴したところでございます。日本も一万人までまず枠を決めて難民の皆さんを本当に困った...全文を見る
○海部内閣総理大臣 法と秩序をきちっと守っていかなければならぬという根本に立ちまして、いろいろなものには、倉成委員御指摘のとおり、きちっと対応をしていかなければならぬ、こう考えております。
○海部内閣総理大臣 御指摘のように、日本国の象徴であり、その地位は日本国民の総意に基づくと憲法には明らかにされております。そして、国会はそのもとに召集があり、開会式が行われておるわけでございますから、私は、でき得れば全員の議員がこれに出席をしていただきたいと心からそう願っておりま...全文を見る
○海部内閣総理大臣 具体的な項目につきましては、委員もお察しをいただき、御発言いただいたように、ただいま検討委員会で慎重にいろいろなことを踏まえて、憲法の趣旨に沿いながら、そしてきょうまでの皇室のいろいろな儀式の伝統等も踏まえながら、あらゆるものを勘案して慎重に検討しておるさなか...全文を見る
○海部内閣総理大臣 ただいま具体的に御指摘の、昭和天皇の御遺徳をしのび、国民からの浄財によって昭和天皇記念館を建設しようという構想が検討されておるということは承っておりますけれども、政府といたしましては、事業計画など設置者側の構想の具体化をいま少しお示しをいただまで待って、今後必...全文を見る
○海部内閣総理大臣 今御指摘の国民生活を豊かにしていくための、あるいは将来に向かっての、一人一人に明るい希望や夢を持ってもらうために何が今日阻害要件になっておるかという御指摘が具体的にありましたけれども、一々ごもっともなことだと思って私は承っておりました。  同時に、私が所信表...全文を見る
○海部内閣総理大臣 これは非常に広大な計画でありますから、今委員御指摘の中に具体的にお触れになった二つ、三つの問題、これは私もそれは考え、考えというよりも夢の段階でありますけれども、夢として考えたこともありました。しかし、現実に着手され始めた問題、例えばリニア新モーターカーの問題...全文を見る
○海部内閣総理大臣 税の中身がどのようなものであるかということをやはり国民の皆さんに理解と納得をしていただく。税は負担をしていただくものでありますから、これは必ずしもすべて愉快な話ではございませんけれども、必要なものであり、憲法にも定められておる納税の義務でもございますから、そこ...全文を見る
○海部内閣総理大臣 先ほども触れましたように、税というものは、国民の皆さんに負担をお願いするというものでありますから、これは愉快な、心楽しい話ではございません。けれども、すべての人が社会を支えておっていただく、社会を支えておっていただく方が社会共通の費用を受けていただく、このこと...全文を見る
○海部内閣総理大臣 言うべきことはきちっと物を申し上げ、お願いすべきことは国民の皆さんにもきちっとお願いをする、こういうつもりでおります。
○海部内閣総理大臣 参議院選挙の結果は私も厳粛に受けとめておりますが、参議院選挙は消費税をどうするかということだけで争われたものではなかったと思います。そして、なぜあのような結果になったかということにつきましては、これは率直に申し上げて、リクルート事件に端を発した政治不信というも...全文を見る
○海部内閣総理大臣 今委員から御指摘のあったことを我々の方の視点からとらえてみますと、導入時におけるいろいろな問題について大変残念なことがあったということが一つと、それからもう一つは、リクルート問題から発した政治不信の中で、この消費税問題というものを、冷静に消費税だけのことについ...全文を見る
○海部内閣総理大臣 そのようなことがございました。
○海部内閣総理大臣 そのとおりに提案されまして、提案されましたから、今度は国会の中の与野党の御論議の中で、これは大変な批判も反発も起こりまして、そしていろいろな経過があって、先生御承知のとおり議長裁定となり、与野党の話し合いがつかずに売上税は廃案ということに相なりました。そして、...全文を見る
○海部内閣総理大臣 理屈を申し上げる気持ちはございませんけれども、私の受けとめ方を率直に言わせていただきますと、国会は国権の最高機関で、国の唯一の立法機関で、そして議員の皆さん方はそれぞれ国民から直接の負託を受けて、そして出てきておいでになる。そしてその議会の最も権威あるシンボル...全文を見る
○海部内閣総理大臣 我が国は、制度として直接民主主義ではないと私は思っておりますので、ですから直接民主主義の国なれば、八千万国民の直接の意思ということを絶えずしなきゃなりませんが、議会制民主主義でありますから、やはり私は党代表の皆さんに議長が語りかけるということは、これは大変なこ...全文を見る
○海部内閣総理大臣 これは、先ほど申し上げましたように、私どもは負託を受けて議員となって、議会制民主主義の中で議長さんのあっせんで、売上税は廃案というそのことにきちっと従ったわけで、そして将来に向かって、それでも必要な税制について御理解と御納得をいただきたい、こう思って提案をして...全文を見る
○海部内閣総理大臣 選挙で示される民意が一番重いものであるということは、そのとおりだと思っております。そして、議会制民主主義というものは選挙によって、暴力とか革命とかなしに政権交代のできるルールも定められておるのだということ、それが一番重いものだということも私はよく存じております...全文を見る
○海部内閣総理大臣 売上税が結果として廃案になったときに私どもは大変残念な気持ちもいたしましたけれども、しかし、いろいろの導入時の問題とかその他のことを踏まえて、議長さんがそういう話がつかないときは廃案だということをお示しになり、その廃案を我々は受けたわけでありますから、それはあ...全文を見る
○海部内閣総理大臣 御指摘のように、政治資金とそれから資金の集め方という問題でいろいろ世の御批判も受けることがあったわけですから、根本的には、もっと政治家個人が政治資金に対して、自分で集めるとか頭を使うとか時間を使うというようなことがだんだんなくなっていくようにするのが理想である...全文を見る
○海部内閣総理大臣 戦後の日本がこうして明るい社会、豊かな暮らしを実現することができましたのは、今委員御指摘のとおり、自由貿易体制というものの中で、日本がある意味では非常に幸運な状況に置かれながら各界の国民の皆さんの御努力によって成長することができたのだ、私は率直にそう思っており...全文を見る
○海部内閣総理大臣 いろいろな幅の広い御議論は日本じゅうにあろうと思います。けれども、私がここで申し上げたいことは、日本という国は、先生御指摘のように、小ぢんまりとつじつまを合わせて、日本だけが一国の中で全部片つけるなんていうことは、資源の面からいっても文化の面からいっても全くで...全文を見る
○海部内閣総理大臣 御指摘のとおりの両国外相の話し合いもございまして、ゴルバチョフ書記長が、二年先のことでありますけれども日本に訪日するという日程を初めて表明されたということは、両国のきょうまでの歴史上初めてのことでありますから、私は非常に重要に受けとめております。  と申しま...全文を見る
○海部内閣総理大臣 今詳細にわたって御説明を申し上げましたように、日本とソ連の間にある非常に大きな壁は北方領土問題であることはひとしく皆さん御承知のとおりでございます。しかも、その問題を踏まえていろいろ話し合いや作業グループも進んでおるわけでありますし、明年はまた両国の外相がそれ...全文を見る
○海部内閣総理大臣 いろいろな前提を抜きにして、二年先ということにはまだ間はありますけれども、日本に来るという意思表示を明確にされておる以上、我が方としてはそのときにいろいろな我が方の立場もお話をして、実りのある節目のものにしたいと願うのはこれは当然のことでありますけれども、それ...全文を見る
○海部内閣総理大臣 日米安全保障条約という条約をきちっと結んで、その条約は日米の信順関係に基づいた基本的な条約でもございまして、それについては、今外務大臣が言ったように、日米間で重ねて核の持ち込みのときには事前協議をする義務がアメリカ側にある。私は、それによって、事前協議のない限...全文を見る
○海部内閣総理大臣 御指摘のように、私は私の信ずるところを率直に語りますと言いました。ですから、本当に思ったことは率直に申し上げておるつもりでございます。  そして、日米安保条約によって戦後きょうまで我が国がただの一日も戦争に巻き込まれたことはなかったという、この過去の長い事実...全文を見る
○海部内閣総理大臣 今それぞれの立場からお答え申し上げましたように、もし仮に船を使って輸送するという場合には、海上保安庁の船で護衛をするという案について検討をいたしておるということでございます。
○海部内閣総理大臣 御承知のように、我が国においては海上保安庁が海上における犯罪の予防及び鎮圧の第一義的任務を有すると考えられることから、今後我が国の輸送船を使用して回収プルトニウムの海上輸送を行うこととなり、同輸送に当たる護衛船が必要とされる場合には、海上保安庁の巡視船をかかる...全文を見る
○海部内閣総理大臣 そのような検討はしていない、そしてまた、現在政府部内でも巡視船を使って護送船の役を果たせるということについてのみ検討をしておるところであります。
○海部内閣総理大臣 御引用になりました竹下総理大臣の答弁と同じように、今私たちは自衛艦による護衛については検討はいたしておりません。
○海部内閣総理大臣 一言で言いますとまさにそのとおりで、私は、住宅問題というのが今最大の関心事である、こう言っても言い過ぎではないと思います。
○海部内閣総理大臣 私の調べたところによりますと、日本も確かに欧米先進国並みの世帯当たりの住宅数は確保されております。数字だけで言うと一世帯当たり一・一一という答えが出ておりますから数はあるのですけれども、問題は今委員御指摘のようにその質、中身だろうと思います。  質的な面でい...全文を見る
○海部内閣総理大臣 一人一室、一世帯百平米を目指せとおっしゃることは、目指すべき努力目標として私はそれは結構な数値だと思いますし、また私の方も、現在住宅五カ年計画というものの策定の中で、二〇〇〇年までに目指すべき目標として四人世帯を、都市では九十一平米と見ておりますからちょっと百...全文を見る
○海部内閣総理大臣 高齢者向けの住宅の確保のために、公営住宅をつくるときにはその地域の実情に応じて割合等も明示したらどうかという御指摘でございます。御質問の趣旨を踏まえながら、建設省その他と十分協議をしながらそのような高齢者に対する対応も考えていかなければならない、こう思います。
○海部内閣総理大臣 いわゆるふるさと創生事業というものが、各省庁の垣根を越えて協力体制を組んで、やる気をせっかく持った地方日治体にもっともっとそれが伸びていくように協力すべきではないかという角度の御質問と受けとめさせていただきます。  私は、地方が知恵を出し、国が支援するという...全文を見る
10月17日第116回国会 衆議院 予算委員会 第5号
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○海部内閣総理大臣 税制の御議論の前に、導入時の経緯あるいはまた今度の消費税を提案するに至ったその経緯、それを述べるという御質問でございますけれども、私は、中曽根内閣当時のとおっしゃいますと、あの売上税をめぐる一連の動きの中で、これは率直に申し上げて導入に関して大変残念なことがあ...全文を見る
○海部内閣総理大臣 野党がおっしゃるその消費税廃止ということに対しましては、私たちは恒久的な税制としての現在の消費税を定着するように見直していきたいという努力を一生懸命やっておって、野党の皆さんはまだ法案を具体的な代替財源についてはお出しになっておりませんので、それを拝見してから...全文を見る
○海部内閣総理大臣 東京都に大きな赤字が出てきた、それに対して、鈴木都政になってからいろいろと施策を行ってその赤字は二、三年で解消されたと私も聞いておりますし、その理由は今自治大臣が詳しく申し上げたとおりだと思います。
○海部内閣総理大臣 背番号制といいますと、すべての人が、すべての国民がすべてプライバシーを出してよろしいという合意があるのかどうか、国民の御協力も得なければなりませんし、同時にまた、今の制度の中にそれが入ってくることによるいろいろな煩わしさというものに対する合意もなければいけない...全文を見る
○海部内閣総理大臣 先ほど申し上げましたように、やはり恒久税制、税制として今現に行われておるもの、それについて御理解をいただきたいという私どもの願い、それは、消費税を廃止しろとおっしゃる廃止法案については、これは廃止はできません。それはなぜかというと、消費税だけで議論したのではな...全文を見る
○海部内閣総理大臣 税制改革の中の一環として消費税のお願いを国民の皆様にしておるということは私もかねがね申し上げてきましたけれども、皆さんの御理解と御努力で将来の高齢化社会を安心して支えていくことができるようなそんな明るい社会、そして豊かな暮らしというものをきちっと守っていくため...全文を見る
○海部内閣総理大臣 公正な、そして心豊かな社会というのは、今谷垣委員おっしゃったように、戦後日本が国民的なゴールとして、豊かになりたい、そしてヨーロッパ、アメリカの先進工業国が到達しておるようなああいった生活にまで到達したい、追いつきたいという大きな希望を持って努力をしてきた。し...全文を見る
○海部内閣総理大臣 御指摘いただいたように、それぞれの省庁の担当をしております縦割りの分野一つとらえただけでは横の連絡がうまくいかない。もっと、今までのような状況じゃなくて、新しい変化も出てきておる。こういう高齢化社会というのがまさに今まで、教科書にも参考書にもなかったような問題...全文を見る
○海部内閣総理大臣 御指摘のとおりに、数だけを見ますと参議院では自由民主党が過半数ないということは、これはそのとおりでございます。ところが、今もおっしゃいましたように、政治というのは国民の皆さん全体のためにあるわけでありますし、それから、自由民主党の出すもの全部そのままいつもすべ...全文を見る
○海部内閣総理大臣 先ほどは、参議院の数が半分割ったから、どんな法案を通しても参議院でだめになったらどうするんだという角度のお尋ねみたいに思いましたけれども、私は衆議院は衆議院、参議院は参議院でそれぞれ与野党間で論議を尽くしてお話をいただくことが、そして適切な結論をお出しいただく...全文を見る
○海部内閣総理大臣 そうではございません。やはり国会というものは、衆議院でも参議院でもそれはお話し合いをしていただかなきゃならぬということでありますから、そういうふうに私も素直に申し上げておりますから、衆議院だけは別だなんていうことは一言も思っておりませんので、どうぞそのようにお...全文を見る
○海部内閣総理大臣 それは行政府の立場で申し上げますと、立法府のお話し合いによって適切な結論を得ていただくように期待をしておる、こういうことでございますので、いろいろな中でどこをどうするかこうするかという具体的なことは、どうぞ各党各会派の間でお話し合いを賜りたい、こう思います。
○海部内閣総理大臣 ペテンだとかごまかしだとかそういう角度ではございません。私はこの消費税というものが提案されたときに、税制改革の中の一環として消費税も入っておるわけでありますから、ですから我々としてはいいものだと思って提案をし、いいものだと思って考え、いろいろ不公平是正をしたり...全文を見る
○海部内閣総理大臣 いろいろとお話を聞きながら、私は見直しの問題について触れてきておりますけれども、いろいろ言葉じりをとらえて、ああ言ったから変わった、こうおっしゃいますが、私は、最初に自分が総裁選挙に立候補しましたときの私のこの公報にも、今読んでみましたら、「税制改革全体の中で...全文を見る
○海部内閣総理大臣 「た」と「て」と大変な違いだと、こういうことでありますが、私が今振り返って見てみると、私の出したものが「思い切って」になっておるのに、今、思い切ったでございますと言うと、また前に書いて出したものや立候補のときの所信や政府税調で話したときのあれと違うということに...全文を見る
○海部内閣総理大臣 言いわけじゃありません。世論に耳を傾けて、謙虚に思い切ってこれは見直さなければいかぬということが私の根底にあるものですから、そのことをいろんなところで書いたり言ったりしましたが、これは中身は、定着させるために必要な議論を一生懸命今やってもらっておるわけでありま...全文を見る
○海部内閣総理大臣 そこまで細かいことを考えて使い分けするようなことは決してしておりませんし、この間そういうやりとりがありましたから、山口書記長のときに、正直言うと、私はいろいろ言いますから、あるいはそういうときに言い間違いがあったかもしれぬけれどもというようなことを言いました。...全文を見る
○海部内閣総理大臣 これはいろいろな政治不信を脱却していかなければならぬという次元に立って、党で、党内でさまざまな議論がございましたが、その中から、今御指摘のように政治資金の入りと出の方について透明度を高めていく、一層進歩させていくとかいうことのために議論をした、その考え方が示さ...全文を見る
○海部内閣総理大臣 今度の国会に出ております法案には、それは私が第一歩としてと申し上げましたように、あの二法案だけですべてそこまで解決できるとはこれは考えておりませんが、党の考えましたお手元にある政治改革の大綱は、中長期の目標としてその根本にさかのぼっている。お金が要るということ...全文を見る
○海部内閣総理大臣 御指摘の点については、私も同じような考えをいたします。それは、どうしても今の選挙の制度そのままでいきますと、選挙区のいろいろなところでいろいろな活動をしなきゃならぬ。それは、自民党の若手の議員の皆さんがそこに発表されたものは、みんな自分たちでいろいろなところに...全文を見る
○海部内閣総理大臣 そのことにつきましても、党の改革本部でいろいろと御議論がありました。そして、公私混同を避けること、透明度を高めること、いろいろな角度から、提案した法律のようなことになりました。そして、それぞれの政治団体がだれに属しておるのかということをきちっと明らかにすべきで...全文を見る
○海部内閣総理大臣 既に先国会に出ております政治資金の改正法案の内容については、先生から、それは不満であるという今お言葉ですが、私どもの方は、最初申し上げておるように、それは一歩前進で、それですべてだとは決して言いませんけれども、政治資金の中で公私の混同を避けていく、できるだけ透...全文を見る
○海部内閣総理大臣 臨時教育審議会で示されましたいろいろな答申の中には、御指摘のように既にスタートをしたものもございます。例えば、今お触れになった新テストなどもその一つであります。  また、後期中等教育と高等教育との接点をひとつ試験をなしということで考えて、高等工業専門学校のよ...全文を見る
○海部内閣総理大臣 まず、ODA一般についてお答えをさせていただきますが、御指摘のとおり、ODAが極めて重要な我が国の政策であるということはそのとおりでございます。現に、日本の国際協力推進構想の大きな柱の一つがこのODAの拡充であります。皆さんの御理解と御協力を得ながらODAはど...全文を見る
○海部内閣総理大臣 御指摘をいただきましたように、政治の改革というものは、やはり思い切って変えていかなければいけない。自由民主党の中でも、リクルート事件の反省に立って、厳しい全党員参加の政治改革推進本部が改革大綱をつくりましたけれども、この中にもいろいろなことが書いてありますが、...全文を見る
○海部内閣総理大臣 いろいろ政治活動、日ごろの政治広報活動、それから議員の個人としての生活、いろいろな問題があろうと思いますが、イギリスのいろいろな例は、イギリスの文化とかイギリスの国民感情とか社会によって支えられ、つくられてきたものだと思って今御意見を傾聴いたしました。また、日...全文を見る
○海部内閣総理大臣 まず第一には、一人一人の政治家自身がむだなお金を政治行動に使わないように、あるいは高い政治倫理をみずからしっかりと心に秘めて公正な政治行動を行うということが第一の大前提でありますけれども、それだけではどうにもならないような状況に入ってきておる。そのときに、必要...全文を見る
○海部内閣総理大臣 その角度の問題につきましては、私は、まず第一に国会決議というものがあって、国会決議を尊重して二人区、六人区を直す努力をするということは、各党皆さんでお決めになった基本でありますから、政府といたしましては、それは重いものだとまず受けとめております。  それから...全文を見る
○海部内閣総理大臣 私は所信表明のときに、戦後の食糧不足の時代から土を耕し続けて国民のために頑張られた農家の皆さんの行為に対する感謝の気持ちで農業というものを見なければならぬということを最初に申し上げました。それは、いろんな経過はございましたけれども、例えばお米の自給力一つ、だん...全文を見る
○海部内閣総理大臣 このことに関しましては、この数年来といいますか、回数が非常に多くなってきた。それは主催する議員の数も多いわけですから、それに対して対応をされる財界の側からも多過ぎるではないかという御批判が出ておったことは議員御承知のとおりでございます。同時に、リクルート事件に...全文を見る
○海部内閣総理大臣 ただいま御指摘の我が党四役に対する十項目の御批判はそれぞれに厳しく受けとめなければなりませんが、やはりこの中にはいろいろな前提等もございまして、国からの補助の問題とか選挙制度の思い切った見直しとかいろいろなことも書いてあって、その中の一環として確かにおっしゃっ...全文を見る
○海部内閣総理大臣 これはもう財界側の御意見として受けとめなければいけないと思いますが、同時に、この提言の中には政治の改革に対する御提言もありまして、これは自由民主党にとって厳しいことかもしれませんが、派閥中心の金集めじゃなくて政党中心の金集めにしなさい、政党に対する献金はどんと...全文を見る
○海部内閣総理大臣 党が定めましたけじめ案の中に、そういった表現がありました。
○海部内閣総理大臣 それは、具体的に何枚以上とか幾らということについては極めて定めがたいといういろいろな問題がありましたし、当時までの、お金が非常にかかるという状況の中で、事業収入として届け出をしながらパーティーをやってきたわけでありますが、それはいささか甘えがあったとするならば...全文を見る
○海部内閣総理大臣 御指摘の最初の六十一年の方ですが、これは海部俊棚君の永年在職議員表彰祝賀会事務局というのが主催者になりました。六十二年の方は、二十一世紀を目指す政経講演会事務局というのが主催者になりました。そして、今御指摘のような件を含めて事業収入がございましたので、それを私...全文を見る
○海部内閣総理大臣 券をいろいろとお願いしますときに、うちの事務所から、出席を前提としてとかあるいは他の人に引き受けていただくとかいうようなことを余り細かく詰めないでしてきたのではないか。私は、当時いろいろなことは全く知らない中でやったことですが、私の責任でありますし、きょう現在...全文を見る
○海部内閣総理大臣 石田委員長にお答えしましたのは、私は事件発覚前の通常の政治資金と思って受け取っておりますと。ですから、それは特に事件との関係は全くなかったと私も思います。ただ、今先生からじきじき、今の次元で冷静に考えてそれはどうであったかという重ねての御質問になりますと、最近...全文を見る
○海部内閣総理大臣 これは自民党の案として、従来の、今までの制度の中でいろいろな議論をいたしまして、少なくとも透明度を高める必要がある、ただ、急激に理想を追って全部だめになってもいけないという現実に立脚した議論を皆さんそれぞれのところで闘わせながら、少なくとも透明度を高めるために...全文を見る
○海部内閣総理大臣 自治省へ届け出ているのは三つでありましたけれども、指定団体というのをつくらなければならぬので、昨年つくりましたから、今活躍しておる——活躍という言い方はちょっと取り消します。今あるのは四つであります。一つが指定団体です。
○海部内閣総理大臣 御指摘のようなことは私が調査をした結果出てきましたので、そのとおり正直に公表したわけでございます。そういうルールが目の前にあったというところで厳しさを欠いたんだろうと思いますが、今後は、自由民主党の案の中にも、私が見せてもらうと、政治団体の関係政治家の名前は全...全文を見る
○海部内閣総理大臣 今大蔵大臣とのいろいろな御意見も聞いておりましたけれども、高齢化社会 が来るということはこれは確実にわかっておるわけでありますし、それから、満百歳以上の方がことしは三千七十八名に、三千人の大台にもう既に達していらっしゃる。こういう現状から見ますと、今まだ現実...全文を見る
10月18日第116回国会 衆議院 予算委員会 第6号
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○海部内閣総理大臣 御質問の御趣旨は、やはり今日まで日本がひたすらに豊かになる、特に物が豊かになるということを求めて皆さんが政策努力をしてきた、その結果、物を豊かにするという面ではこれは一定の成果を上げてまいりましたが、その間に心の豊かさといいますか、豊かな社会の中で何か心を豊か...全文を見る
○海部内閣総理大臣 政治不信というものがお金にまつわるいろいろな問題を主として起こってきておったということを厳しく思い出さなければなりませんし、同時に、そうであればあるほど、私たちは今政治というものをより国民の皆さんの信頼をいただけるものにしていく努力が必要だという認識は、井出委...全文を見る
○海部内閣総理大臣 お話を聞きながらいろいろ思い出しましたが、確かに私は初当選以来二十年たって五十五年に自民党の予算委員会の質問を初めてやらせていただいた。井出さんは当選されてまだ日が短いのに、既に党を代表しておやりいただいておる。ここらにも違いが出てきますし、また私の質問を御引...全文を見る
○海部内閣総理大臣 非常に示唆に富んだ御指摘だと思います。そしてまた、そのようなことに私も海外で直接出会った経験を持っております。七十歳という年齢でありながらみずから志してWHOのためにエチオピアというところで頑張っていらっしゃった大瀬さんという専門家の方に私はお目にかかったこと...全文を見る
○海部内閣総理大臣 何度も申し上げておりますように、いろいろな立場の方の御意見を聞くべく政府税調にも党税調にも、あるいは各省庁が自主的に行っておる消費者の御意見を聞く、あるいは福祉関係者の御意見を聞く、いろいろな立場の方の御意見を聞くという作業を続けておるわけでありますし、それか...全文を見る
○海部内閣総理大臣 土地問題につきましては、これは特に東京の土地の高騰状況というものが、サラリーマンが一生涯かかって働いても土地つきの家を持つことができない、そういう夢を奪った、あるいは持てる者と持たざる者との差がついたという数々の御指摘があり、私たちも土地問題についてはこれを是...全文を見る
○海部内閣総理大臣 今日本の移り変わる状況の中でもう高齢化時代というのが急速に近づいておるということは、古賀委員も十分御理解いただいていることと思います。満百歳を超える方がとうとう三千七十八人、三千人の大台に乗ったということ一つだけとらえてみても、いかにそうかということがわかりま...全文を見る
○海部内閣総理大臣 私自身の導入時における問題にもお触れになりましたけれども、この前申し上げたように、やむを得ないことではございましたが、あの騒然たる中で採決になったということについては、決していいことだとは思っておりませんし、騒然たる中での採決は私自身顧みて反省しておりますが、...全文を見る
10月19日第116回国会 衆議院 予算委員会 第7号
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○海部内閣総理大臣 アメリカで今起こっておりますサンフランシスコの地震による被害者の皆さんに心からお見舞い申し上げますとともに、ブッシュ大統領初めアメリカ全国民の皆さんに日本の全国民の御同情の気持ちをお伝え申し上げております。  同時に、我が国は古来より大きな地震を経験し、その...全文を見る
○海部内閣総理大臣 地球環境の問題は人類の未来にとっても大変大きな影響を及ぼす問題でありますし、特に人間の生活が豊かになってくる過程において、工業化とかそういったものとの間で起きてきた環境問題でありますから、人類の英知によってこれは未然に解決をしていかなきゃならぬ大事な問題だと心...全文を見る
○海部内閣総理大臣 今お取り上げになりました青森県の核燃料サイクルの施設の建設につきましては、今アメリカとかイギリスとかフランスに頼んでおります核燃料サイクルの施設を自主的に行おう、それを建設しようということでありますから、我が国の将来のエネルギーにとって極めて大切なものでありま...全文を見る
○海部内閣総理大臣 世の中が非常に激しいテンポで変わっておりますから、高齢のお方が人口の比率でずんずんとふえていくということは野呂委員も御承知のとおりと思います。百歳を超える方が三千七十八名という大台に入られる。私は、そういうときに、ただ単に長生きをしていただくというだけではなく...全文を見る
○海部内閣総理大臣 私は、党の総裁選挙に候補者として推薦されたときに書きました公約広報も、それから政府税調に参りましてお願いしましたときのものも、過日の所信表明演説で本会議で申し上げましたときのものも、この間取り出してよく調べてみましたけれども、やはり見直すべき点は思い切って見直...全文を見る
○海部内閣総理大臣 たびたび申し上げておりますが、私どもは消費税だけをとらえてやったんじゃなくて、税制改革の中で今回の税制改革は正しいものだ、いいものだ、こう思って御提案をし、成立させていただいたのですけれども、しかしそこにいろいろな問題が含まれておった。そのために、世論の最近の...全文を見る
○海部内閣総理大臣 国民の皆さんの側からの御意見を謙虚に受けとめて、だから今は完全無欠なものであったというような、そんな受けとめ方はしておりませんから、謙虚に見直すべきは見直していきますと、こう申し上げておるわけであります。
○海部内閣総理大臣 最近私自身が買ったことありませんからわかりませんが、画用紙もいろいろあろうと思います。(野坂委員「幾らだと思いますか」と呼ぶ)よくわかりません、正直に。
○海部内閣総理大臣 てにをはにこだわるわけでは決してありませんけれども、正確に御理解いただくために、私はいつも思い切って見直しをいたしますと言い続けてきたと言いました。そして、先生、また今大胆に率直に見直す――それは違うんです。それは、そういう意見も全体の中で、代表者会議でありま...全文を見る
○海部内閣総理大臣 私は見直しをしたい、こう申し上げ続けてきました。  そして、ここで言葉の解釈だけでやろうというのじゃなくて、税制全体の中で定着をさせていきたい、御理解をいただきたいということで申し上げておるのでありますから、手直しというようなことは考えておりませんし、言った...全文を見る
○海部内閣総理大臣 これは私もそのような記事を見ましたので、私の事務所の者に調査させております。
○海部内閣総理大臣 国会でこの問題が取り上げられ、各党間でいろいろ御議論いただいておることもそのとおりでありますし、また、この委員会でこのように具体的な問題としてお取り上げいただいておるのでありますから、双方で徹底的に御議論をいただいて、この真相解明に御努力をいただくことは結構な...全文を見る
○海部内閣総理大臣 これは国会の場でそのことを明らかにしようという、そして承れば集中審議も設定されておるということでありますから、この国会の場でおやりいただくのが、各党の代表が御議論を願ってわかりやすく真相解明いただくのが前進になるかと思いますし、内閣としては官房長官が申し上げた...全文を見る
○海部内閣総理大臣 ここは行政府の長としてお呼び出しをいただいて答えるところで、自民党総裁として呼ばれて、総裁として答えるところではありませんし、むしろ最高の機関である国会で各党の代表の皆さんがお話し合いを願ってお決め願うことでございますから、それは各党のお話し合いの中で、自民党...全文を見る
○海部内閣総理大臣 私は、政治活動と政治資金の問題を、透明度を高めて、許されるものと許されない疑惑に絡むものときちっと区別をしていけということは、先生のその御発言の御趣旨だと、こう受けとめます。ですから政治資金でも、今いろいろともらったろう、もらわなかったろうという御議論がござい...全文を見る
○海部内閣総理大臣 御指摘のように、衆参両院で御決議があることもよく心得ております。そして、今後とも国内産で自給するとの基本的な方針で対処してまいる考えでおります。
○海部内閣総理大臣 大変規模の大きな高い次元に立って、しかも東京で毎日、毎日を暮らしておいでになる委員の御意見でございます。私の考え方は、今御質問の中で既にお触れいただきましたように、東京がこれから果たしていかなければならない、国際的な金融のセンターとして、あるいは国際的な情報の...全文を見る
○海部内閣総理大臣 御指摘のように、国と地方を通ずる行政の簡素効率化及び地方自治の尊重という観点から、また多極分散型国土形成等の観点からも、住民に身近な事務は住民に身近な地方公共団体において処理できるように、国・地方の役割分担及び費用負担のあり方について幅広い検討が必要だ、こう考...全文を見る
○海部内閣総理大臣 私のこの前の訪米のとき、最初に行きましたのがサンフランシスコで、サンフランシスコの市民の皆さんから温かく迎えていただき、あの橋も実は皆さんと一緒に渡った橋でありますから、非常に心痛む思いでニュースを見ております。  被災者の方には心からお見舞いを申し上げます...全文を見る
○海部内閣総理大臣 ただいまお触れになりました災害遺児育英制度の創設につきましては、一昨年暮れの与野党党首会談を受けて、昨年五月以来与野党の実務者協議というのが重ねられ、先生もそのお一人として熱心に御参加いただいておったと承りました。そして、この協議の場では、災害遺児の育英、奨学...全文を見る
10月20日第116回国会 参議院 予算委員会 第1号
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○国務大臣(海部俊樹君) 非常に厳しい内外の情勢で、どのような基本で臨むかというお尋ねであります。  私は、日本がきょうまで守り抜いてまいりました平和な生活、明るい社会、豊かな暮らしというものを守っていくためには、外に向かっては、やはり日本が今世界的に大きな役割と責任を求められ...全文を見る
○国務大臣(海部俊樹君) きょうまで私は、いろいろ一方的に政府側が物を言うだけではなくて、国民の皆さんからいろいろ声を聞いて、対話の中から政治が行われてきておるということを認識いたしております。そして、私が組閣いたしましたその日に、これは記者の皆さんに聞かれて答えたんですけれども...全文を見る
○国務大臣(海部俊樹君) 正確に申し上げますと、私はまだ再選されておらないんじゃないでしょうか、三十日の自由民主党の大会で再選が決まるわけでございますので……。
○国務大臣(海部俊樹君) はい。  それから、改造をするかしないか今ここで言えと言われても、ちょっとそれは、まだ再選の結果が出ておらぬときでありますから、何とも申し上げるわけにはまいりません。
○国務大臣(海部俊樹君) 七月の参議院の通常選挙で何が原因で敗れたか。これはやっぱりリクルート事件に端を発した政治不信というもの、私はそれが一番前にあった、そしてそれに加えて、税制改革の問題が国民の皆さんや有権者に十分御説明し御理解をいただくことができなかった、その他、地域によっ...全文を見る
○国務大臣(海部俊樹君) 参議院選挙の結果にいろいろな要素があったことは、これは率直に私もそう認めます。同時にまた、具体的に御指摘があったこの数年のいろいろな問題、特に大都市における土地価格の急騰の問題、要するに資金の流れ、あるいは蓄積。大体所得の方では皆だんだん中産階級になりつ...全文を見る
○国務大臣(海部俊樹君) 参議院に対する認識は、皆がきちっと持っております。そうして、今も申しましたが、本人が言いますように、参議院を軽視したり、そういった意味のことは自分は考えておらないと、こう申しますから、これは官房長官から厳重に注意いたしますとともに、私からも、真意がそうで...全文を見る
○国務大臣(海部俊樹君) なるべく早く過半数にまで回復したいという強い希望を表明させていただきますが、努力する以外道がない、こう思っております。
○国務大臣(海部俊樹君) それはもう全く仮定の問題でございますので、できるだけ早く私たちも議席が回復できるように願い、努力を続けるということでございます。
○国務大臣(海部俊樹君) 参議院では任期というものがあって解散がございませんので、御指摘のように三年先、六年先というのが選挙の時期でございます。そのときまで一生懸命頑張って、できるだけ早い機会に回復したいと思っておるわけです。
○国務大臣(海部俊樹君) 御指摘のとおりの状況だと私どもは受けとめておりますから、議会政治のために十分御議論をいただき、お話し合いをしながら運営をしていかなければならないと心得ております。
○国務大臣(海部俊樹君) おっしゃるとおりに、やはり負けた悔しさとか、そういった感情的なことで政治というものはやるべきでないと思いますし、与党と野党の国会における討議も最高の対話であろうと私は理解もいたしますし、そういった気持ちで取り組まさせていただきますので、どうか御理解と御協...全文を見る
○国務大臣(海部俊樹君) そういう会ができたということ、それから今おっしゃったようなことがあったということ、存じております。
○国務大臣(海部俊樹君) 党といたしましては、リクルート問題に対する厳しい反省に立って、そして政治不信を招いたその根源に立ち返っていろいろと政治改革をしなければならぬというので、そういう議員連盟じゃなくて党内に正式の政治改革推進本部というのをつくり、そこで政治改革大綱というのを決...全文を見る
○国務大臣(海部俊樹君) 確かに固有名詞としてリクルートというのは入っていませんでしたけれども、冒頭に、なぜ参議院選挙があのような結果になったのかということも、これはリクルート問題から端を発した政治不信であったということをその前のときに何回も申し上げておりますし、私 の気持ちに...全文を見る
○国務大臣(海部俊樹君) リクルート事件につきましては、大変残念なことでありましたけれども、司法当局の介入もあり、起訴された同僚議員も出てまいりました。それは刑事事件に関する問題でございます。  それから、自民党としては、厳しくこれを受けとめて、そしてそれぞれの方々の御判断によ...全文を見る
○国務大臣(海部俊樹君) 党が二月一日に発表しましたもの、我が党の見解というのがございますが、これは党の見解でありますが、要点だけ申し上げますと、これによって、政治家がリクルート問題を通じて問われているのは、倫理の問題に加えて、基本的には今日の政治活動とそれを支える政治資金のあり...全文を見る
○国務大臣(海部俊樹君) ただいまは二月一日の党のけじめという角度のお尋ねでございましたので、それについてお答えをいたしました。  それから、国会についてのけじめは、これはまさに各党各会派の皆様がお話し合いをされて国会でお決めいただくことであって、自民党がそのことについて、国会...全文を見る
○国務大臣(海部俊樹君) いろいろ各党で御議論があることは理解しております。その御議論が終わるまではけじめがついたとは言えないと思います。
○国務大臣(海部俊樹君) 政府といたしましては、この前できる限りの最終報告を申し上げたつもりでおりますけれども、国会において各党各会派のお話し合いによって新しいお申し出があれば、その段階で法令に従ってどの程度のことができるのか検討をさせていただきます。
○国務大臣(海部俊樹君) いろいろ御議論をいただいてこの事件の疑惑を解明されていくように、国会における御議論が続いておるわけでありますから、適切な御議論を期待しております。
○国務大臣(海部俊樹君) 政府としては、新たな御要求があったときにはどのような御協力ができるのか検討させていただきます。
○国務大臣(海部俊樹君) 私の政治資金の中にリクルート社からのものがあったことを総裁選に立候補したときに言ったのはなぜかということにまずお答えしますが、正規の報告をして通常の政治資金だとこう思って受け取っておったものは、それで政治団体を通じて届け出をずっとしておりました。ただ、総...全文を見る
○国務大臣(海部俊樹君) 数字は今おっしゃった千四百四十万円、それから一つ、私の在任中六十一年というのは、その講演そして政治資金、パーティー券、そして毎年毎年五年間にわたって千四百四十万円あったということはそのとおりでございます。
○国務大臣(海部俊樹君) そういうことだと思います。
○国務大臣(海部俊樹君) いろいろの御疑問に対して政府としてはできる限りの協力を従来もしてきたと考えておりますけれども、今後もいたします。
○国務大臣(海部俊樹君) 私の事務所でさかのぼって全部調べて出したつもりでおりますから、あれ以上のものはないと思っております。
○国務大臣(海部俊樹君) 我が党の伊東先生のお考えはおおむねおっしゃったようなことでできております。そして、その伊東先生を本部長として我が党は政治改革推進本部をつくりました。私としては、伊東先生なりのお考えであった、このように評価しております。
○国務大臣(海部俊樹君) 私も税制特別委員会の理事でございました。そして、与野党で合意できる点と合意できない点を明確にしてから民主主義のルールに従って決をとる、これが一番望ましい姿であることは百も理解しておりましたが、あのような騒然たる雰囲気の中で採決をしなければならなかった。や...全文を見る
○国務大臣(海部俊樹君) 率直に申し上げさしていただきますが、シャウプ税制勧告以来長い間の税の姿を見ておりますと、そのときはよかれと思ってやったこともいろいろひずみやゆがみになってきました。その最たる例が個別物品税の問題だったろうと思います。また、中堅サラリーマンの皆さんの税負担...全文を見る
○国務大臣(海部俊樹君) たまたまそういった背景がそのとき事実として流れておったのかもしれませんが、私はそのような分析はいたしません。そして、これをきちっとけじめをつけなきゃならぬと思うことと全く別の次元のお話ではないでしょうか。
○国務大臣(海部俊樹君) 仕切り直しという表現をどうとるかはちょっと別の問題といたしまして、各党でお話し合いができず、確かに御指摘のような導入時にまつわるいろいろな見解の対立もあり、残念なこと等もありましたので、議長の裁定というのは、もう一回売上税をそのままで議論し直せとおっしゃ...全文を見る
○国務大臣(海部俊樹君) 消費税を廃止せよという法案が提出されたことは十分理解しておりますが、私どもは消費税を廃止するという考えはございませんので、消費税は存続させていく。  ただ、今御議論を承っておりますと、消費税のところだけのその議論でございますけれども、ほかに所得税の減税...全文を見る
○国務大臣(海部俊樹君) 思い切って見直すというのは、私が党の総裁公選に立候補しましたときの決意の表明の文章にも使っておりますし、それから政府の税制調査会、そこでお願いをするときもそう言いました。思い切って見直すというのは、要するにいいと思っておったことが国民の皆さんからのいろい...全文を見る
○国務大臣(海部俊樹君) 食糧の自給率というのが年々低下してきておりますことは私もよく承知しておりますが、そのよって来る原因というのは、国民の皆さん全般の食生活の嗜好方向が変わってきたという大きな背景があったことも委員御承知のとおりでございます。お米の消費量がかっての百四十キロ前...全文を見る
○国務大臣(海部俊樹君) 外国からの米の問題については、衆参両院の御決議もございます、私は自給をすることを基本として対処してまいります、そういったことを申し上げております。
○国務大臣(海部俊樹君) 初めから私は、衆参両院の御決議を体し国内で自給することを基本として対処しますと言い続けてきております。基本であります。(「後退した」と呼ぶ者あり)いや、後退しません。
○国務大臣(海部俊樹君) 基本も変わっておりませんし、国会の御決議の趣旨を体し今後とも国内産で自給するとの基本的な方針で対処してまいりますということを私は申し上げております。
○国務大臣(海部俊樹君) 御趣旨に従って、運輸大臣がただいまいろいろここで御答弁しましたように、できる限り政府としても最大の努力を努めていくつもりであります。
○国務大臣(海部俊樹君) 朝鮮半島政策につきましては、韓国の関係については引き続き友好関係を発展させていく。他方、北朝鮮との間においても関係改善を積極的に進めていく方針であり、お尋ねの三月の竹下当時総理大臣答弁で明らかにした政府の対北朝鮮政策について、基本姿勢は現内閣のもとでも変...全文を見る
○国務大臣(海部俊樹君) サンフランシスコの地震は我々にとっても心痛む問題でありまして、日本政府としましては、それが御指摘のように太平洋を挟んだ友好国の出来事でありますから、まず、災害を受けた方、命を失った方々に心から哀悼の意を表しますとともに、日本国民を代表して私は大統領にもお...全文を見る
○国務大臣(海部俊樹君) 御指摘のように、即位の礼の儀式のあり方については、大嘗祭を含め即位の礼準備委員会で慎重にただいま検討しておるところでありますけれども、憲法の趣旨に沿い、かつ皇室の伝統等を尊重したものとなると、こう考えております。
○国務大臣(海部俊樹君) 参議院の通常選挙の結果は、率直に申し上げて厳しく受けとめております。  それでは、その原因はどこにあったかというお尋ねですが、これは、第一はリクルート事件に端を発した政治不信があった。二つ目は、そのために、今、将来を目指してやろうとしておる税制改革の中...全文を見る
○国務大臣(海部俊樹君) 一方的に自分の意見を言う、自分の意見を発信するというだけじゃなくて、相手の立場に立っていろいろ御意見を聞くとか、あるいは異なる意見があったときにはどこがどう違うのか、どこが納得できるのか、どこが納得できないのか、いろいろなことを話し合っていくのが率直に言...全文を見る
○国務大臣(海部俊樹君) 日本の国会が二院制度となり、今御指摘のようないろいろな相違はございますけれども、やはり衆議院で行われるいろいろな政治的な論争や論議や判断に対して、参議院がまた違った角度から御意見を述べていただく、議論を闘わせていただくということがあらゆる立場の広い意見を...全文を見る
○国務大臣(海部俊樹君) 私もいろいろ今委員が申し述べられた御意見に同感でございます。したがいまして、生まれてくる子供を健やかに育てていくためのいろいろな社会の環境をよくしていかなきゃならない、健やかに育ってもらいたいという願いを込めた政策をとっていかなきゃならぬと、こう考えてお...全文を見る
○国務大臣(海部俊樹君) 申し上げますが、消費税だけをとらえて税制改革をしようとしておるわけではございませんので、今度は税制改革全般の中でいろいろゆがみやひずみを直したり、高齢化社会に備えての安定的な財源を求めたり、中堅サラリーマンの方の重税感をなくしたり、いろいろな目的の中で消...全文を見る
○国務大臣(海部俊樹君) 御承知のように、北欧を中心としたヨーロッパ型は、高福祉高負担とされるように、非常に高くなっておりますが負担の方も高くなっておる。(「西ドイツはどうなんだ」と呼ぶ者あり)アメリカの方を見ますと、これは自助努力、民間の努力中心型でありますから、合計の負担は率...全文を見る
○国務大臣(海部俊樹君) 山口書記長が発表された社会党の見解は、社会党関係について党として調査、発表されたものと思いますが、他党分についてはどういう調査に基づいて行われたものか私は承知をしておりません。  いずれにいたしましても、今委員御指摘になったように、大切なことは疑惑があ...全文を見る
10月23日第116回国会 参議院 予算委員会 第2号
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○国務大臣(海部俊樹君) 我が国の障害者福祉対策につきましては、昭和五十六年の国際障害者年の成果を踏まえ、昭和五十七年度に政府が策定しました「障害者対策に関する長期計画」や、その五年後に策定をしました後期重点施策に基づいて、政府全体として各種施策を推進しておるところであります。 ...全文を見る
○国務大臣(海部俊樹君) 御指摘のように、いろいろな立場、いろいろな障害をお持ちの皆さんに対する我々の心構え、態度、政策的努力というものはまさに御指摘のようにしていかなきゃならぬと思います。お互いに支える者とか支えられる者とかいう垣根も実は取っ払って、みんなで一緒に完全参加をして...全文を見る
○国務大臣(海部俊樹君) 消費税というのは今度の税制改革の中でも一本の柱でありますけれども、大型か小型かということになりますと、どこで線を引いて、どこに基準を置いたらどうかという、そういった詳しい専門的なことを私は存じませんので、国民の皆さんにとにかく御理解と御納得をいただいて、...全文を見る
○国務大臣(海部俊樹君) 選挙で審判を受けるときにいろいろ申し上げますこと、それは政党として大切にしていかなければならないことである、それはそう心得ております。
○国務大臣(海部俊樹君) いや、それはいろいろなその後の事情、経緯等もありまして、選挙の前のときに掲げておったいろいろな物の考え方や問題点がその後政党同士の合意なんかで変わることだってあろうかと思いますから。しかも、議長が出てきて、いろいろな経緯があって、こうしなさいと裁定が出ま...全文を見る
○国務大臣(海部俊樹君) 議会制民主主義でございますから、昔の時代と違って、御議論を通じて国民の皆さんの前でどちらの考え方がいいのかということを十分徹底して、そしてその次の選挙のときに国民の皆さんの投票行動で審判を受け、それによっていろいろ変化が起こるということはこれは私もそうだ...全文を見る
○国務大臣(海部俊樹君) 税制改革というのは、御承知のように消費税の問題だけを言っておるわけではないわけでありまして、中堅サラリーマンの方の負担を軽くする所得税の減税の問題も、その他のいろいろ御批判のあった物品税の個別をやめていこうという問題等も全部含めて税制改革というものが論争...全文を見る
○国務大臣(海部俊樹君) 国民の意思を大切にし、国民の意向を反映して議会制民主主義は行われていくべきである、そう思っております。
○国務大臣(海部俊樹君) 国民投票的性格とは私はちょっと違うと思います。選挙のときに争われたいろいろの問題点の一つだったことはそれは事実でありますし、それからそれによって、税制改革について私たちは今将来に向かって安定的な税収確保をしなきゃならぬ、こう思っておりますから、国民の皆さ...全文を見る
○国務大臣(海部俊樹君) 参議院選挙に臨むときの我が党の公約の文章があります。いろいろなことが書いてありますけれども、その中に、税制を定着させるための見直しということは出ておりますが、私はその後選挙の結果を一番厳しく受けとめて、それなれば耳を傾け、どこをどうしたら御理解と定着がで...全文を見る
○国務大臣(海部俊樹君) 選挙の結果というのはお示しのとおりでありまして、それは厳しく受けとめております。
○国務大臣(海部俊樹君) 先輩の御意見として私は承りました。自由民主党にはいろいろな意見がございます。
○国務大臣(海部俊樹君) 何度も申し上げますが、消費税是か非かだけの選挙とか国民投票でなかったわけでございます。そのことも重要な争点の一つだったことは事実でありますが、ほかにも、非常に残念ながらリクルート事件に端を発した政治不信とか、あるいはその地域に独特の問題とかが重なり合って...全文を見る
○国務大臣(海部俊樹君) それも政治不信の問題としてあったということを率直に私は反省しております。
○国務大臣(海部俊樹君) いろいろ御意見があるということを知りました。
○国務大臣(海部俊樹君) 承れば、我が党の大先輩の御家族の御一員のようでございますけれども、そういう立場に立ってそのような御批判があるということ、確かにあのような騒然たる雰囲気の中で採決を行ったということに関しては大変残念なことだったと思いますし、私自身も決していいことであったと...全文を見る
○国務大臣(海部俊樹君) あのときのことについては、ただいま率直に申し上げましたように、私も決していいことではなかったと強く受けとめております。
○国務大臣(海部俊樹君) 反対投票をされた方の御意見がどんな気持ちだったかとおっしゃいますが、いろいろな理由があったと思います。例えば先ほどお示しになったように、内容とか中身とか じゃなくて、採決のやり方がけしからなかったという立場で御反対なさった方も事実あるようでございますし...全文を見る
○国務大臣(海部俊樹君) 私申し上げておりますように、国民の皆さんが無知だと言ったのではありません。私の受けとめ方は、国民の皆さんと会っていろいろお話をして、おたくの御主人の所得も税は安くなっておるはずですからというようなことを言うと、そうか、そんなことがあるのというような言葉が...全文を見る
○国務大臣(海部俊樹君) 率直に申し上げますと、きょうまでいろいろな方の御意見を聞いてきたんですが、私は選挙の結果というものを顧みますときに、何かそういう立場の消費者としての、そしてお台所の主婦の皆さんの感覚というものから反発を受けたんではないか、そんなことも随分報道されたように...全文を見る
○国務大臣(海部俊樹君) 自由民主党が役員人事を一新いたしました。そのとき、内閣も非常に短期間であって、引き続き努力をしていただきたいと思う方もあったわけでありますけれども、この際はきちっと、自民党全体が結党以来のこの厳しい時期だから、一新をしてすべて心を新たにして出直そうという...全文を見る
○国務大臣(海部俊樹君) 私はそのような考え方を持っておりませんし、そのようなことで言ったわけでもございません。本人がいかなる立場でおっしゃったのか、寡聞にして承っておりませんので、ちょっとここでお答えするわけにはまいりません。
○国務大臣(海部俊樹君) 立法府でいろいろと現行の制度、仕組みを変えるときには、やっぱりそれに伴って必要になる財源はこうするんだということをお出しになるのが責任ある提案者の態度ではないだろうかと私どもは受けとめさせていただいております。
○国務大臣(海部俊樹君) 今後の進みぐあいを、私は参議院の皆様方の各党間の適切な結論が見出されるように、そしてまた将来に向かっての税のあるべき姿というものの御議論が繰り返していかれますように、見詰めさせていただきます。
○国務大臣(海部俊樹君) 途中の経緯その他は時間の関係で省かせていただきますけれども、民主主義政治というものがよって成り立っておるのは国民の皆さんの総意でありますから、選挙というものがこの前も厳しい事実をつくったように、選挙のときに我々は御理解をいただきたいと思っていろいろ努力を...全文を見る
10月24日第116回国会 参議院 予算委員会 第3号
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○国務大臣(海部俊樹君) 御指摘いただきました参議院の与野党の議席数の変化の問題は、私どもこれは厳粛に受けとめております。同時に、議会制民主主義が衆議院と参議院の二院制で成り立っておるものであるということもこれは当然のことでありまして、参議院に対していろいろ御指摘のような考え方を...全文を見る
○国務大臣(海部俊樹君) 正確に詳しい日程を発表したわけでも何でもありませんし、また詳しい日程があるわけでもございません。御指摘のように、ただいまは国会のさなかであって、私どもとしては国民の皆さんに御理解と御納得をいただくために全力を挙げて政策努力をしなきゃならぬ時期でございます...全文を見る
○国務大臣(海部俊樹君) 物の見方や、あるいは立場や視点を変えていろいろの御批判があることはよく知っておりますが、私の見直しに対する考え方がどんどんどんどん後退しておるとは自分では決して思っておりません。そして、私が国民の皆さんの目に触れるように対外的に申し上げました一番最初のも...全文を見る
○国務大臣(海部俊樹君) 消費税是か非かという一点だけに絞ったお互いの立場の選挙でありましたら別であると思いますけれども、あのときは正直にお考えいただいて、消費税廃止か存続かだけがテーマではございませんでしたし、また自民党としていろいろ申し上げておかなきゃならぬことはそのときにほ...全文を見る
○国務大臣(海部俊樹君) 消費税の問題は今回の税制改革の中の一部分としてお願いをし、これをやはり将来に対して重税感を取り除き公平感を持っていただく、所得と消費と資産のバランスのとれた、しかも安定的な税負担を広く国民の皆さんにお願いしたいという大きな税制改革の中の一環としてお願いし...全文を見る
○国務大臣(海部俊樹君) 今いろいろな立場の方の御意見を聞いておりますが、高原長官の報告も聞かせていただきましたし、消費者の皆様の御意見というものがそういうところにあるのかなということも私は意見として聞かせていただきました。
○国務大臣(海部俊樹君) 消費税というものが社会公共の費用をできるだけ多くの方に広くそして薄く負担していただきたいということであります以上、ただいま御指摘になったようないろいろな問題が出てくるということも一つの懸念として想定されたことは、いろいろな御議論の中で、きょうまでも出てき...全文を見る
○国務大臣(海部俊樹君) 御理解と御納得をいただくために思い切って見直すということが私の決意の基本でありますから、その必要な時期が来たら私の考えをいろいろと述べ、そのようにしてもらうようにいろいろな角度から議論をしていきたいと思っております。
○国務大臣(海部俊樹君) 先ほども申し上げましたように、そういう状況にならないようにいろいろとほかの面で、財政支出全般の中で配慮をいたしておるわけでありまして、負担増にならないような計算方法や努力によっていろいろと支給金をふやすようにしたり、手当てを考えていくという政策をあわせて...全文を見る
○国務大臣(海部俊樹君) リクルート事件に端を発した、非常な政治不信を招いたということ、それは率直に反省をいたします。そして自由民主党として、我が党においては全員が厳しくこれを受けとめて対処していこうという決意をしております。
○国務大臣(海部俊樹君) 私は世の中に許されることと許されないことがあると思います。企業と政治家の癒着とおっしゃいますが、やっぱりまじめに社会のために企業活動をしておる企業全部を、企業といってくくってしまうのもいかがなものかという気がいたします。  ですから、許されることと許さ...全文を見る
○国務大臣(海部俊樹君) いわゆる汚職事件を廃絶するということのためには、第一前提はどうしても政治家一人一人の倫理観の確立だと思いますし、それから職務を行うに当たっては公正に行わなければならない、それが汚職事件を廃絶していくための大前提であることは間違いないと思います。しかし、今...全文を見る
○国務大臣(海部俊樹君) 党の委員会においていろいろな御議論があり、そして総合的な判断の結果、現実的な線としてまず百万円を六十万円というところに思い切って下げたというように私は担当者から聞いております。
○国務大臣(海部俊樹君) そういう角度から御議論をいただくと、理屈の上ではそういうことになろうかと思いますから、そこは最初に戻って、一人一人の政治家の心構えの問題にもなってくると思いますし、また現実的には、いろいろと今御提示いただいた資料もありますが、後援会の設置というものと、そ...全文を見る
○国務大臣(海部俊樹君) 自民党の方では、今までの経緯を踏まえて、今度出しました政治資金の一部改正というのは、六十万円まで党としては下げる、それからいろいろな政治団体はだれの政治団体であるかということをはっきりわかるようにする、そういったことをまず法案にまとめて先国会に党から提出...全文を見る
○国務大臣(海部俊樹君) いただきました資料に基づいて申し上げますけれども、やはり今のルールといいますか、今の制度のもとでは固有名詞が出ない献金というのがあるわけです。そして、それがこのような結果になっておる。そのことについての自由民主党の中の総合的な反省や議論があって、少しでも...全文を見る
○国務大臣(海部俊樹君) 御指摘の御意見はよくわかりますけれども、現実に政治にたくさんのお金がかかっておるということも一つございます。企業というものも、この明るい社会、そして自由主義の世の中、市場経済、こういった制度の中で一生懸命社会のために貢献もし、雇用もつくり、いろいろ国のた...全文を見る
○国務大臣(海部俊樹君) 最後の結果はすべて私が責任を負わなければならぬことでありますが、日々の私の政治活動を支えてやろうといって御好意でいただく資金を私が一々お目にかかっていただいたり、私が一々それを指示したりはしておりませんでした。そうして、二つに分けたということも、ほかにも...全文を見る
○国務大臣(海部俊樹君) 承知しております。
○国務大臣(海部俊樹君) 事務所でいろいろ手分けをしてたくさんお願いするときに、皆さん出席していただくことをやはり前提にお願いもいたしますし、また会場もやっぱり大勢の方に来てもらってにぎやかにならないといけませんし、それから、お願いして、よしわかった、券をじゃあ買ってやろうという...全文を見る
○国務大臣(海部俊樹君) パーティーはもう自粛しておりますし、献金はできるだけ透明度を高めるように私としては努めさせたい、こう思います。
○国務大臣(海部俊樹君) あのときは、新しい入学試験制度等をめぐっていろいろと議論があったさなかで、私も多くの人に御理解いただきたいと思い、方々に出ていって、要請をされるとお話をさせていただいてまいりました。それから、講演が終わってから講演料だといって届けられた分が あることが...全文を見る
○国務大臣(海部俊樹君) 政治的あるいは道義的な責任のとり方というものが政治家なるがゆえに一般の民間の方とは違うんだという角度の御指摘は、私どももそのように受けとめさせていただいております。自由民主党もそれらのことに立脚をいたしまして総合的にいろいろ判断した結果、今御指摘の未公開...全文を見る
○国務大臣(海部俊樹君) 北欧で行われております高福祉高負担、私も実際に見せていただきに行ったときに、寝たきり老人という言葉はない、寝たきりでいなきゃならぬ人をなるべく起こしてあげて、みんなの力で外へ出るとか外気に触れるとか、いろいろな努力をすべきだというお話も承ってきました。 ...全文を見る
○国務大臣(海部俊樹君) 日本の持っております憲法のもとで、そしてまた憲法を持ち出すまでもなく、平和がいいか平和じゃないがいいかといえば、みんな人間は平和がいいと思うに違いありません。私は、日本は過去の戦争の経験を反省して、同時に日本が今日ここまで明るい社会で豊かな暮らしをお互い...全文を見る
○国務大臣(海部俊樹君) 日本みずからのことを考えて、そして防衛というものはいかにあるべきか、やっぱり平和を守るというためにはそれなりの国民の理解と同意と決意と体制が必要なわけでありまして、今節度ある防衛力の整備ということで行っておりますけれども、平和国家という、平和というのは自...全文を見る
○国務大臣(海部俊樹君) ソ連と日本との関係は、話し合いを通じながら北方領土問題を解決して平和条約を締結する、そして両国の関係をさらに進めていきたいと、こういう基本的な姿で臨んでおりますので、二年先のことではありますけれども、ゴルバチョフ書記長の訪日の計画がソ連から意思表示された...全文を見る
○国務大臣(海部俊樹君) 両国の貿易の帳じりを見ますと、日本が対米黒字を五百億ドル台でこの三年間持っておるということが、特に米国の議会筋からの強い要望があったり、そこの関係を改善した方がいいという指摘が方々からあったことは事実でありまして、首脳会談でもそれはテーマになりました。 ...全文を見る
○国務大臣(海部俊樹君) 構造改善協議は、日本側としても言い分を言い、アメリカからも言い分を言われる、そういう両方の立場で努力をいろいろしておるわけでありまして、そして半年で一応中間報告、一年たちましたら取りまとめをしようということで、今鋭意話し合い、改善の努力をしておるところで...全文を見る
○国務大臣(海部俊樹君) 私は、そのことは御指摘のように申し上げましたけれども、ただ、できることとできないこともあるので、来年の春の段階で全部できると期待されるのは間違いでありますということもはっきり申し上げてまいりましたし、それから我が国のいろいろな歴史や文化や伝統について、こ...全文を見る
○国務大臣(海部俊樹君) 所信表明を閣議で検討してもらうときにも、そういった考え方ですべての省庁のこれに対する協力を私からも強く要請をしておるところでありますし、その方針で取り組んでまいります。
○国務大臣(海部俊樹君) 製造物責任の確立の問題につきましては、商品の持っておる欠陥が原因で損害をこうむった消費者の十分な救済を図ることを目的とする製造物責任制度というのでありますが、我が国の民法の基本原則の一つである不法行為制度にかかわる大きな問題でもございます。要するに、無過...全文を見る
○国務大臣(海部俊樹君) 御指摘のように、諸外国で選挙権の年齢が十八歳になっておる国も広がってまいりましたが、これらの国々はすべて民法上の成人年齢とか、あるいは刑事法その他法律体系全般との関連の中で十八歳ということを定めておるわけでございます。私は、我が国の世論の動向や法体系全般...全文を見る
○国務大臣(海部俊樹君) 先ほど申し上げましたように、他の法律体系全般との関連の中で慎重に検討させていただきます。
○国務大臣(海部俊樹君) 政治資金というものは、やはり政治活動を支えていただく日ごろの浄財だと思って皆が受け取っておるわけでありますから、企業が特に社会的問題を起こしたからといって、さかのぼってすべての政治資金は悪であるという考え方をとるのは私は不合理だと、こう思っております。 ...全文を見る
○国務大臣(海部俊樹君) 昨年の夏にリクルートが社会的な批判を受けるようなこういう大きな問題を起こしたということで、党の政治献金に関する見解及びけじめ案というものは良識を持ってそれぞれ議員が対処するわけで、それ以降じゃなくて、それ以前の政治資金は通常の政治資金として 受け取って...全文を見る
○国務大臣(海部俊樹君) 党の見解並びに党のけじめ案においては、夏以降、政治献金等が万一ある場合は、政治家個人の見識としておのずから節度を持って対処すべきものであるという通達を党は改めて議員に出しておるわけでありますけれども、そのはるか以前の夏にこれはいけないと自分で判断をして自...全文を見る
○国務大臣(海部俊樹君) 三木内閣のときは官房副長官でございまして、私が文部大臣になったのはその直後のことでございましたけれども、いろいろと調査をしましたが、何しろあのころ方々へ随分たくさん講演にも行っております。調べましたら、十二年前のことで、もう私のところには帳簿も残っており...全文を見る
○国務大臣(海部俊樹君) もらわなかったということを証明する証拠はなかなか難しいので、それはどれだけ調べても本当にないんです。  それから、私の講演をやったというのは、参議院選挙戦の真っ最中に名古屋でやったとこの間御指摘をあるところで受けたんですが、参議院選挙中はずっと遊説して...全文を見る
○国務大臣(海部俊樹君) 私の内閣におきましては、そのような観点から、今後特定企業における講演会に出席して社会的常識を著しく超える講演料を得ることは厳に慎むべきだと考えまして、八月十日の閣僚懇談会において閣僚全員で申し合わせをいたしたところでありまして、この申し合わせを私を初めき...全文を見る
○国務大臣(海部俊樹君) 誠友会というのは、東京都港区新橋六の四の九にあります。代表者の名前は鴨田保喜といいます。
○国務大臣(海部俊樹君) 長い間の知人でございまして、そして私を絶えず激励し、私のために協力をしてもらった方であります。
○国務大臣(海部俊樹君) 家賃のことにつきましては、安いか高いか御議論もあろうと思いますが、隣の部屋を借りておる方であることもそのとおりです。
○国務大臣(海部俊樹君) これはちょっと前の話になりますけれども、最初に東京で私の後援を始めてくださったのがこの誠友会の鴨田さんで、その北海興業という会社の中で私の事務も一緒に社長がやってくださったわけです。ですから、知人として好意でもって私のためにやってくださる、その中小企業の...全文を見る
○国務大臣(海部俊樹君) その点も御質問の通告がありましたから、それから鴨田のところへお調べにおいでになったということでありまして向こうからも言ってまいりました。けれども、私がそこへ事務所費を払わなかったことはそうですけれども、手狭になってきてTBRに海部事務所というのをつくらな...全文を見る
○国務大臣(海部俊樹君) 私の政治資金の処理の仕方に知人に対する甘えがあって、いろいろとそういったことが今ここで御指摘されたことは、私はみずからの問題として、さきに言いましたように近く適切に処置をいたします。  同時に、そういったことを踏まえて、政治改革のためにいろいろな政治資...全文を見る
○国務大臣(海部俊樹君) 党の執行部において、その問題については今対処を検討しておると思います。
○国務大臣(海部俊樹君) 企業と政治の間において、大変残念ながら御指摘いただいたような事件が起こったことはそれは事実でありますけれども、それは企業のすべてが悪だと見ては短絡的過ぎると私は申し上げております。企業といっても健全な社会の構成員の一人として存在しておるわけでありますし、...全文を見る
○国務大臣(海部俊樹君) 企業に参政権があるとは思っておりません。
○国務大臣(海部俊樹君) 先ほど申し上げましたように、我が国が自由主義経済で成り立っており、それを支持しよう、その活動を支援しようという企業が政治活動の資金として献金をすることは私は悪だと思いませんし、投票権のみから申し上げますならば、それでは投票権のないその他の団体とかその他の...全文を見る
○国務大臣(海部俊樹君) 何度も申し上げましたように、企業もこの明るい社会、自由経済社会を支えていこうとしておる社会的存在でありますし、また社会にいろいろ雇用をつくり出したり、世の中のためにいろいろ貢献しておる面もあるわけであります。そういう意味からいって、この政治体制を支えてい...全文を見る
○国務大臣(海部俊樹君) そういう事実は知りません。
○国務大臣(海部俊樹君) 新聞を示してお読みになったいろいろな裏話というのは、私はそれよりもむしろ公になっておる議長のあっせんの方が国民の皆さんもよく見ていらっしゃる前で報道されたことでありますし、また国会で売上税をめぐっていろいろ紛糾をいたしましたときに議長さんが裁定に乗り出さ...全文を見る
○国務大臣(海部俊樹君) おっしゃるとおりに、参議院に新しい会派がおできになったこと、そして保革の数が変わったということを私は厳しく受けとめております。
○国務大臣(海部俊樹君) 物事にはすべて光の面と影の面がございますが、連合参議院おめでとうございましたというのは光の面で、自由民主党としては極めて残念であったというのが影の面でございますが、率直に事実として評価をさせていただきます。
○国務大臣(海部俊樹君) 国会が二院制度をとっております。そして、アメリカの二院制度とか、特にイギリスの二院制度とは違って、日本の場合は憲法上もいろいろなことが記されてございます。ですから、参議院の存在の意義というものは私なりに十分承知をしておるつもりでございます。
○国務大臣(海部俊樹君) 前提としておっしゃいましたことはありがたくお聞きをさせていただきます。  それから、おっしゃるように衆議院で私は総理大臣の指名をいただきましたが、参議院ではいただきませんでした。けれども、日本国憲法の手続を踏んでお認めをいただいて総理大臣に就任させてい...全文を見る
○国務大臣(海部俊樹君) 今は内外ともに非常に重要なときでありますし、私はただいま与えられた政策努力に全力を挙げたい、したがって解散のことは考えておりませんということを繰り返し申し上げてまいりました。  それから、外務大臣と先生とのやりとりを今聞いておりまして、また外務大臣自身...全文を見る
○国務大臣(海部俊樹君) やるべき政策問題がたくさんございますからそれに取り組んで、今解散をしようということは全く考えておりません。
○国務大臣(海部俊樹君) 憲法上の任期でございますから、一応その任期というものを大前提に置いて誠心誠意政策努力に取り組んでいきたい、こう考えております。
○国務大臣(海部俊樹君) 私は、税制改革全体をとらえて御説明をすれば、いろいろな減税等もあるわけでありますし、ゆがみ、ひずみの指摘された物品税がなくなっておるという問題もあるわけですから、そういったことを全部あわせて考えていただければ、少なくとも消費税の三%でこれでもう生活が苦し...全文を見る
○国務大臣(海部俊樹君) 消費税のことだけで選挙を戦ったというなれば、消費税の中身を十分御説明させていただいたならば結果は変わっておったのではなかろうかというような希望的観測をやっぱり私としては持ちたいんですけれども、正直に言ってこの間の参議院の選挙は論争点はそれだけじゃなく、む...全文を見る
○国務大臣(海部俊樹君) 私がよくお話しに行きましても、今びっくりするぐらい高齢化社会で将来の負担が大変になりますから、もう少し広く薄く社会共通の基盤で税を負担するようにしていきたい、そういう税制改革を考えておるんです。今のまま何もしないでほうっておきますと、中堅サラリーマンの方...全文を見る
○国務大臣(海部俊樹君) どのようにしたら御理解がいただけるかということで見直しをしていきたいと思っていろんな御意見を聞き、作業、努力をしておるわけです。そして、いろいろな世論調査の結果などを見ましても、見直しをしなさいという御要望もだんだん多くなってきていることもまたこれは事実...全文を見る
○国務大臣(海部俊樹君) 自由民主党という政党はそのとおり自由な意見がいろいろ出てくるのでありますけれども、意見を闘わせながら、みんな最終的にどこへどうまとめ上げていこうかということについては真剣に考えておると思っております。同時にまた、私も党の皆さんに、見直すべき点は思い切って...全文を見る
○国務大臣(海部俊樹君) 私の決意は変わっておりません。そうして、最初に私たちは消費税というものは必要なんだ、中身をよく見ていただければ、ほかの政策との中での税制改革ですからこれはお認めがいただけるように、公平なものであって、減税がきちっと行き渡っておるものであるということも思っ...全文を見る
○国務大臣(海部俊樹君) どうもお話を聞いておりますと、非常に視点を変えて、この間うちから私の発言がどんどん後退しているとか、てにをはがどうだとか、何か非常に枝葉末節のことをとらえてのお話のように聞きましたから、私は文書にして出してある最初に総裁候補になったときの決意の表明の文章...全文を見る
○国務大臣(海部俊樹君) 税制改革の柱というものは、今のままの税制で置いておいたのでは将来必ず不公平がさらに拡大をしていって、中堅サラリーマンの重税感どころではなくなるという先ほど申し上げたことや、高齢化社会には必ず負担が多くなるわけですから、それを公平に平等に社会共通の利益とい...全文を見る
○国務大臣(海部俊樹君) 私も重ねてお答えをさせていただきますが、この間の参議院選挙は消費税廃止か存続かだけで争ったものではございませんでした。それから、野党の皆さんが消費税廃止とこうおっしゃいます。私たちは、それには消費税は存続とお答えをさせていただかなければなりません。  ...全文を見る
○国務大臣(海部俊樹君) 今、解散をしようという気持ちは全く持っておりません。
○国務大臣(海部俊樹君) その言葉は知っております。そして、大ざっぱでありますけれども、税の捕捉率の相違によってそれぞれの段階の方々に不公平感があるということを端的に数字にあらわしてクロヨンと呼んだのではないかと、私はそのように受けとめております。
○国務大臣(海部俊樹君) 地球環境問題は、私は人類の未来のために地球的規模で力を合わせて解決していかなきゃならぬ問題であると考えております。そして、御指摘のように我が国はいち早く環境庁という役所もつくり、またいろいろな知見も集め経験も集め、また公害防止に対応する技術開発等も行って...全文を見る
○国務大臣(海部俊樹君) 農業を将来に展望を持ってやっていただくためには、いろいろな対策がございましょうけれども、当面、新たな農産物の需要と生産の長期見通しを策定してお示ししていかなければならぬ。その作業を今一生懸命させておるさなかでございます。同時にまた、日本の農政の中にありま...全文を見る
10月25日第116回国会 参議院 予算委員会 第4号
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○国務大臣(海部俊樹君) サンフランシスコの大地震につきましては、私どもも被災者の皆さん、御遺族に対しては心から御冥福をお祈りするとともに御同情も申し上げる。同時に、日米関係のこともあり、また今御指摘のように、先生を初めその他の方々からも積極的な行動をとれという御示唆もあり、私か...全文を見る
○国務大臣(海部俊樹君) 御指摘のように、我が国のエネルギーを考えますときに、今の地球環境の問題等から考えても、いわゆるクリーンなエネルギーとかいろいろな角度の検討も必要になってまいります。また、今御議論になっておりますプルトニウムの問題につきましても、再処理能力を国内できちっと...全文を見る
○国務大臣(海部俊樹君) スポーツが広く普及されていくことは歓迎すべきことだと私は思っておりますし、また競技スポーツと国民スポーツとでも申しますか、この両方の側面があって、幅広く奥深くスポーツは広がっていくべきであるというのが私の基本的な考えでございます。  また、競技スポーツ...全文を見る
○国務大臣(海部俊樹君) 最初に、委員の痛々しい頭の白い包帯を見て、心からお見舞い申し上げます。  いかに強豪といえどもルール無視の襲撃にはやっぱり災難を受けられるわけでありますから、どうぞルールを守ったスポーツの振興に一層お励みをいただきたいと思います。  芸術、文化の水準...全文を見る
○国務大臣(海部俊樹君) 先ほどちょっと触れましたように、決心とやる気だけで選手を激励しておりましても、医学的、科学的な研究というものが各国で随分進んでおりますから、日本もいろいろなところで、スポーツ医・科学研究所なんかが例えば愛知県なんかには立派なのができてそれぞれやっておりま...全文を見る
○国務大臣(海部俊樹君) スポーツを幅広くすることとオリンピックに勝てるような選手を育成することと、どうしても二つの目標があるということで、最近体育協会とオリンピック委員会が組織として分離して、それぞれの目的に従って合目的的な活動をしていただくというような流れになりつつあることも...全文を見る
○国務大臣(海部俊樹君) せっかく経験や体験に基づいた提言、プランをお持ちということでございますから、私もいただきまして、検討をさせて いただきます。
○国務大臣(海部俊樹君) 前国会においても、九つの疑念という問題についていろいろ御議論がありましたことは私もよく承知しております。そして、逆進性の問題を初めとしまして、今大蔵大臣が申し上げましたように、やはり間接税で消費税のような姿になりますとどうしても逆進性の問題は制度に伴う問...全文を見る
○国務大臣(海部俊樹君) 委員御指摘のお考え方は私もよく拝聴をいたしました。そして、我々が率直に考えております、世界にも類を見ないような急速な高齢化社会が来るわけでありますから、人生六十年時代から人生八十年時代に移り変わっていくこの時期にあって、どのような社会保障政策、どのような...全文を見る
○国務大臣(海部俊樹君) 御指摘のように、最近の国際化の進展を反映しまして出入国審査、不法就労の外国人対策などで出入国管理業務の事務量が極めて増加しておりますことは御指摘のとおりでございます。この状況に対処するため、全体的な定員削減の中でも入国管理職員の増員、不法就労特別対策経費...全文を見る
○国務大臣(海部俊樹君) 我が国の対外経済協力は、量においては世界有数のところまで高める努力を皆様の御理解で到達してきたと考えますが、要は量よりも内容であろうと思います。効果的、効率的にこれを使っていきますためにも、関係閣僚会議を積極的に活用をしてむだのないような経済援助に統一で...全文を見る
○国務大臣(海部俊樹君) さきの参議院選挙でいろいろなテーマで争われたことは私も承知しておりますが、その中に御指摘のあった農政問題が大きな論争点となった地域もたくさんあったと承知いたしております。
○国務大臣(海部俊樹君) 農林大臣が申しましたように、農政に対するいろいろな問題点は私もそのとおりであったと思いますが、それよりも前に、御指摘のように消費税に関する論争もございましたし、それよりもさらに前に、リクルート事件に端を発した一連の政治不信に対する御批判もその中にたくさん...全文を見る
○国務大臣(海部俊樹君) 御答弁しておりますように、いろいろな段階で転嫁をしながら最終的には消費税というものは消費者に負担をお願いする税だということになっておりますし、価格の違い の問題は、ほかにいろいろと内外の諸条件もあるし、また日本の農政の持っておるいろいろな問題の中で生産...全文を見る
○国務大臣(海部俊樹君) 農水大臣もお答えしましたように、先生御指摘のごとく、農協でいろいろなところで反対の決議をいただいたということは私も報告を受けております。そしてそれは、最初に申し上げたように、このたびの選挙でもそういったものに対する御批判があったということは十分承知をいた...全文を見る
○国務大臣(海部俊樹君) 御指摘のように、農業は国民生活にとって最も基礎的な食糧の安定供給のほかに活力ある地域社会の維持、国土、自然環境の保全など、我が国経済社会と国民生活の土台を支える重要なものであるということを認識するとともに、農業の健全な発展を図っていくということは国政の重...全文を見る
○国務大臣(海部俊樹君) 食糧は国民生活にとって最も基礎的な物資でありますし、一億二千万国民に食糧の安定供給の確保を図ることは大切なことであると私も考えております。そして、そのために一層の生産性の向上を進め、国内での基本的な食糧供給力の確保を図っていかなければならぬということは常...全文を見る
○国務大臣(海部俊樹君) 先ほど来私は真剣に承っておりますし、今御提示になりました六〇%に自給率を二十年かけて高めていこうという御計画、二十年で六〇%という具体的な案も私は一遍お示しいただいて、私自身も一遍勉強さしていただきますし、頭からそれができないことだとか、否定してかかるよ...全文を見る
○国務大臣(海部俊樹君) 両院でお米の自由化反対に関する御決議があったことも私はよく承知いたしておりますし、またお米というものの持っておるいろいろな特殊性も踏まえまして、国内産で自給するという基本的な方針で対処してまいるつもりでおります。
○国務大臣(海部俊樹君) そのとおりでございます。
○国務大臣(海部俊樹君) 御指摘のありました本年三月の竹下総理答弁で明らかにしております政府の対北朝鮮政策についての基本姿勢は、現内閣のもとにおいても変更はございません。すなわち、政府としては日朝関係改善を進めていく、そのために政府間対話を希望しており、ぜひ早期に対話が実現し、双...全文を見る
○国務大臣(海部俊樹君) 国会において各議員がどのような議論を提起されるかということは基本的に国会の問題であり、国権の最高機関たる国会において国政のあらゆる重要問題について御議論が行われるということは、それは自然なことだと考えております。  いずれにいたしましても、国内治安の観...全文を見る
○国務大臣(海部俊樹君) 今お触れになりましたので、具体的な二つの問題についてお答えさせていただきますが、第十八富士山丸問題が両国の間にあることは事実でございますけれども、無実の日本人二名が六年近くにわたり家族との面会さえも許されずに抑留されているというのは、人道問題ではないでし...全文を見る
○国務大臣(海部俊樹君) 自民党として執行部がどのように対応すべきかということを、国会の御議論等を通じて今検討をしておると受けとめております。
○国務大臣(海部俊樹君) 東欧の問題についての御指摘でございますけれども、今、東欧のみならず大きく東西という分け方をしますか、あるいは大ざっぱに社会主義国、自由主義国と分けますか、その大きな枠組みの中で自由と民主主義を求める傾向が非常に強くなってきた。ある国ではペレストロイカと言...全文を見る
○国務大臣(海部俊樹君) 過労死の問題についていろいろな角度からの御質疑を私も聞かせていただきました。労働大臣がただいま答えましたように、過労死の場合の認定基準については、六十二年の改正に従ってできる限り認定していかれるように適切な措置をとる、こういうことでございますが、いずれに...全文を見る
10月26日第116回国会 参議院 予算委員会 第5号
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○国務大臣(海部俊樹君) 今大蔵大臣が詳しく御説明いたしましたが、課税の公平ということは、これはやはり税制改革の基本理念の一つでもあったわけでありますから、社会に必要な公共の費用をできるだけ広く薄く多くの国民の皆さんで公平に負担をしていただく、そして、水平的公平のお話も垂直的公平...全文を見る
○国務大臣(海部俊樹君) 垂直的公平の問題に厳しいお触れがありましたけれども、今お触れになったヨーロッパの大勢を見ましても、垂直的公平というものは余りにもそれが著し過ぎますとかえって勤労意欲の減退その他のことが起こるというので、アメリカでもイギリスでも垂直的公平の理念はきちっと持...全文を見る
○国務大臣(海部俊樹君) 突然の御質問でございましたし、反論権という権利の問題について、私はそういう話を初めて今聞きましたのでいささか的外れになるかもしれませんが、言論の自由という立場からいけば、いろいろな御意見があり、いろいろ物申されることもありましょうし、また、どうでしょう、...全文を見る
○国務大臣(海部俊樹君) 社会的にいろいろな制約があったり難しい問題をお持ちであろうということは私も想像をし、そして推測をいたしております。
○国務大臣(海部俊樹君) 今世界が大きく動きつつあるということは御指摘のとおりでございますし、特にきょうまでの世界の中で東西対立と言われてきて、その東側陣営の中においては、外務大臣が詳しく申し上げましたように、ペレストロイカとか自由化とか開放・改革とか一連の動きがあることは御承知...全文を見る
○国務大臣(海部俊樹君) 今日の段階において敵味方という分け方の時代的な認識が世界的に薄まりつつあることは先ほど私申し上げたとおりでございますし、またそのようなことで事を構えようというのでは決してなくて、ソ連と日本との間にも友好な関係を打ち立てていきたいという願いは常に持っており...全文を見る
○国務大臣(海部俊樹君) 私の内閣としてもその考え方は受け継いでおります。
○国務大臣(海部俊樹君) いずれにいたしましても、今御議論を伺っておりますが、我が国国内の団体たる朝鮮総連を、我が国法令に従ってどのように認識しておるか、あるいはどのように対処するかという問題と、我が国を取り巻く国際情勢の中で、我が国が北朝鮮との関係をどうしていきたいと思っておる...全文を見る
○国務大臣(海部俊樹君) 脅威対処論というものをずっととってきたわけではございませんし、また御指摘の昭和五十一年の閣議決定においてつくりました節度ある防衛力の歯どめの精神というものは引き続いて守りながら、中期防の最終年次までに、これが平時における我が国防衛のための節度ある防衛力の...全文を見る
○国務大臣(海部俊樹君) 今後とも堅持してまいる所存でございます。
○国務大臣(海部俊樹君) 日米間の信頼関係の上に立った日米安全保障条約の条約上の義務として、核持ち込みのときはアメリカ側が事前協議をする義務を有する、こうなっておるわけでありますから、私はその信頼関係に立ってこれは対処していくべき問題であると考えております。
○国務大臣(海部俊樹君) 突然の御質問でありますから、私も思ったとおり率直に申し上げますが、人道的な考慮とか相互依存関係を高める、そのためにやるんだと。私も青年海外協力隊の発足に当初から参加してまいりましたが、そのために汗を流すような協力をできるだけしていきたいんだと、そういう考...全文を見る
○国務大臣(海部俊樹君) それは路上で遊んでおる子供もおりましょうし、それから路上に放置されて路上でしか眠ることのできないという貧しい子供もありましょうし、いろいろな意味であると思います。
10月27日第116回国会 参議院 予算委員会 第6号
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○国務大臣(海部俊樹君) 御指摘をいただきましたことを私なりに考えますと、結局産業構造がいろいろ変化しておるとか、あるいは三高二安と言われるような現象が起こってくる。そういったものについて、日本の経済規模が大きくなればなるほど、ちょっと異動しましても大きな結果が出てくるのはこれは...全文を見る
○国務大臣(海部俊樹君) 大蔵大臣もできるだけ勉強をして改善に向けて努力をされると思いますけれども、私としてもできるだけ精度を高めるような努力を、最初に申し上げましたように資料を集めるときとか、考えるときとか、なるべくそちらの方に向かって努力をすべきだと、このように受けとめさせて...全文を見る
○国務大臣(海部俊樹君) 大蔵大臣の説明に重複しないように別の角度から申し上げますけれども、個別の物品税というものは長い歴史がありまして、そのときどきの社会の要請とか、そのときどきの政策目標として入ったり出たりしたものがあったことは過日来の御議論で御指摘のとおりでございます。けれ...全文を見る
○国務大臣(海部俊樹君) 私については見直しの問題についてのお尋ねでございましたけれども、御承知のように、報道のように、昨日は地方に出ていった自民党の税制調査会関係の地方の声を聞くというところで議論が出ておりましたこともよく承知しておりますし、また党の税制調査会で幅広いいろいろな...全文を見る
○国務大臣(海部俊樹君) 私も、私なりにいろいろなことを考えて、聞いたりしておりますけれども、それはここで予断と憶測で私の意見を具体的に個々を述べてしまうということは、それは安恒先生の御質問にはかみ合っているかもしれませんが、自民党とか政府税調の方にお願いしながら私がここで言って...全文を見る
○国務大臣(海部俊樹君) この提案は、私が一つだけ申し上げさせていただきますと、非常に新しい視点に立って新しい角度からの御提案でございますから、しかも今お話を聞いておりますと今度の二年間の税制改革のあれではなくて、その後の本格的改正のときの基準ということで本格的に検討もしたんだよ...全文を見る
○国務大臣(海部俊樹君) 一生懸命毎日毎日努力をしておりますけれども、お認めをいただきましてありがとうございましたというのが私の率直な気持ちでございますけれども、なお謙虚に政策努力を続けてまいりたい、こう思っております。  また、野党から出ております代替財源法案につきましては、...全文を見る
○国務大臣(海部俊樹君) 日本に高齢化社会が来るということは言われて久しいわけでありますが、一つ特異なことはそのスピードが物すごく速いということでございます。私自身もこの間調べてみて驚きましたが、今百歳以上の方が三千人以上になった、三千七十八人。私どもが議員に当選したころ、百歳以...全文を見る
○国務大臣(海部俊樹君) 御承知のように私は最近は予算委員会へ一生懸命出ておりますので、党の税調でどんな議論が行われたか、どういうことになっておるのかということは、むしろ新聞報道を読んで逆に理解をする場面が多いわけでございますが、廊下で、ここまで来る間に、その報道のなされておるよ...全文を見る
○国務大臣(海部俊樹君) 予断と憶測でもって物を言うことはいけないと思っておりますから、党の御議論がどこまで進んでいくのか、それを今はじっと注視させていただいております。
○国務大臣(海部俊樹君) 先ほどから申し上げておりますように、私は、見直すべき点は思い切って見直す。それは国民の皆さんに御理解を願い定着するような消費税にならなければならぬ、こう思っておりますから、租税法定主義をとっております我が国のことでございますから、その見直しの結果において...全文を見る
○国務大臣(海部俊樹君) それは言える時期に来ておりませんのでまだそこは言えないわけで、結果として、租税法定主義でありますからそれに従ってやらなきゃならぬというときにはそうなるでしょう。それはそのとおりでございます。
○国務大臣(海部俊樹君) 両方絡めての御質問でありますが、片方の選挙のことは全く考えておりませんので、絡めるも絡めぬもなく一生懸命年度内編成を、見直しのあれがきちっと決まったらそれはどのようになっていくかということを進めていこうと、こう思っております。別個の問題だと思って考えてお...全文を見る
○国務大臣(海部俊樹君) 御指摘のように、参議院における与野党の数が逆転したということ、それは事実で率直に認めます。ですから、何でも最後の採決になればいいんだという路線は確かに御指摘のように当てはまりません。けれども、一たんそうなっちゃったから、何でも参議院に来たら全部だめになっ...全文を見る
○国務大臣(海部俊樹君) 人それぞれ受けとめ方とか考え方とかいろいろあるでしょうけれども、私は予算が衆議院に先議されるべきものであるということは、これ憲法上規定がございますからそう思いますけれども、法律案についてはいろいろな規定がほかのところにあって憲法にはございません。憲法違反...全文を見る
○国務大臣(海部俊樹君) 最初に申し上げましたように、人いろいろそれぞれ考え方やとり方がございますから物をおっしゃる、こう前提で申しました。それで私は、私の考えとしてそう申し上げたわけでございます。
○国務大臣(海部俊樹君) 将来の先の長いことは、どなたが政権担当者になられるのか、どの政党がどういう状況で政権を担当されるのか、二十年先のことを今から予測、断言する能力は私にありませんけれども、私の内閣の間は三%の税率を変える気はございません。
○国務大臣(海部俊樹君) リクルート事件は、政治不信を巻き起こすという大変な結果を生みました。それは、政治資金と政治の間の許されるもの許されないもののけじめ、あるいは政治とお金に関する問題においてお金がかかり過ぎるという現状に何か厳しさが欠けておったのではないかという反省、そうい...全文を見る
○国務大臣(海部俊樹君) 大変残念なことでしたけれども、これは司法当局の捜査を受け、そして起訴をされたこともございました。そして、どのような範囲がまず法律的に許されないことであったかという点について明らかにされたと思います。同時に、法律的に明らかになったことのほかにいろいろな問題...全文を見る
○国務大臣(海部俊樹君) 先ほども申し上げましたように、残念ながら二人の国会議員が起訴をされるという厳しい現実がございました。おっしゃるように、許されないことがもしたくさんあるとするなればもっと捜査の段階で明らかにされたろうと私は思います。日本の司法当局を私はその意味で信頼をいた...全文を見る
○国務大臣(海部俊樹君) 私自身の政治家としての政治資金の中にリクルートからのものがあったことは、これは私が公表したとおりでございます。私は、リクルート社がこのような社会的な問題を起こす企業であるということを知らなくて、通常の政治資金として受け取っておったものでありますけれども、...全文を見る
○国務大臣(海部俊樹君) 政治資金に関する、あ るいはパーティー券の購入等に関するそういったリクルート社との関連は、私の事務所で調査いたしましたが、昭和五十八年のときからであったと、こう覚えております。
○国務大臣(海部俊樹君) 私の事務所が政治資金とかパーティー券のことについていろいろ接触があったということは公表したとおりでございますけれども、私自身がかかわったとか、私自身がそういったことを依頼したとか受け取ったとか、そういうようなことに関しては特にございません。
○国務大臣(海部俊樹君) 今いろいろと私も個人的におつき合いをしたとか個人的にいろいろなところでかかわり合いをしてきたということはこれはございませんけれども、たしか国会の御議論の中でも、昭和五十一年、最初の私の文部大臣のときに頼まれて講演に行ったではないかということを御指摘になり...全文を見る
○国務大臣(海部俊樹君) それ以前にいろいろあったことはないと思いますし、それから個人的に出会ったりなんかしたことも、私は大勢のパーティーなんかで会って紹介されたことはありますけれども、それ以外のことはちょっと思い出せません。
○国務大臣(海部俊樹君) 私はあのころ、永井路線を継承すると言って、永井文部大臣の文教行政を受け継ぐという趣旨で本当に方々で演説をいたしましたので、特にここと固定されても思い出せませんし、いろんなところでお話はいたしました。  ただ、その時期は参議院選挙の真っ最中でありましたの...全文を見る
○国務大臣(海部俊樹君) 正直申し上げて、そのころ教育関係の講演は何回も何回も行きましたから、そして一々記録がとってございませんし、十二年前のことでございますので、幾ら調べてみてもよくわかりませんでした。ですから私は、今後は十分注意をして、いつ幾日どこでどういう演題で何の演説をや...全文を見る
○国務大臣(海部俊樹君) 調べてわかる限りのものは全部公表しておりますので、政治資金とかパーティー券という形ではあれがすべてだと思っております。
○国務大臣(海部俊樹君) 理由はよくわかりませんが、五十九年はパーティーは開催いたしておりません。それから五十九年は一度も政治献金を受けたことはなかったと事務所の者が言いますから、念を入れて調べろと言いましたけれども、そうですと言いますから、私はそのとおり、わかった限りを公表させ...全文を見る
○国務大臣(海部俊樹君) いろいろな各界の知名人が出られる「新就職者を激励する」という広告に出たことがありました。
○国務大臣(海部俊樹君) あったと思います。
○国務大臣(海部俊樹君) 昭和六十年の十二月二十八日に就任いたしました。終わりましたのが、昭和六十一年の七月二十二日であったと記憶しております。
○国務大臣(海部俊樹君) 私は、就職協定というものは大学生の青田刈りを防ぐために行われておるものだということは前から認識をいたしておりました。しかし、私が積極的に右せよとか左せよとかどうこう言うようなことを行った覚えはございません。
○国務大臣(海部俊樹君) このことに関しての働きかけは全くございませんでした。
○国務大臣(海部俊樹君) 申し上げますが、何のかかわりもございませんし、私は請託を受けたこともございません。文教行政は公正に行ってきたつもりでおります。
○国務大臣(海部俊樹君) 私は文部大臣に就任しまして、大学の入学試験の問題に一生懸命取り組んでおりました。そして、あのころはそのようなことについて一々私に報告はなかったと思いますし、それ以外の働きかけも意思の表示も私はした記憶は全くございません。
○国務大臣(海部俊樹君) 瘉着を許容したとか瘉着を促進したとかいうおっしゃり方には、私はいささか納得できません。そのような役割は全く果たしておりません。
○国務大臣(海部俊樹君) 一々大臣まで上がってきてその決裁を求めなければ前進しないとかいうようなことじゃなくて、その局なりいろいろなところで片づけることも事実あったと思いますし、また私自身は、申し上げたように、大学の入学試験の改革の問題に全力を挙げて取り組んでおった時期でもござい...全文を見る
○国務大臣(海部俊樹君) 六十一年に衆参同時選挙が終わって、本来ならばそこで総裁の任期が来たんですけれども、話し合いが行われて一年間任期が延長しましたので、六十二年という年は自由民主党の総裁選挙の年であった、こう思います。
○国務大臣(海部俊樹君) 最初に申し上げましたように、自由民主党の政治活動に伴う資金の集め方、それに対して厳しさが足りなかったというように私は受けとめております。
○国務大臣(海部俊樹君) そういった厳しい反省に立って党はいろいろな改革をしようというので、政治改革推進本部をつくりました。そして、直近の総裁公選は三人で立候補いたしましたが、お金はもらわず、使わず、一生懸命演説で三人とも訴えて、党の改革脱皮のためにこういう姿、形でいこうというこ...全文を見る
○国務大臣(海部俊樹君) さきに申しましたように、自民党としてはもうお金のかからないような制度、仕組みに変えていくという環境整備が大切だというので、その入り口、第一歩として政治資金規正法の改正案を党の改革本部でまとめて国会にこの前提出済みでございます。これは国会でお決め願うことで...全文を見る
○国務大臣(海部俊樹君) 自民党の提案しました法案の内容はそうなっておると承知しております。
○国務大臣(海部俊樹君) その法案の議論をしておりますときに党内で現実的な一歩改革、前進を図ろうということで全員の合意でそれを決めたものと思います。そうしてまたもう一つ、そのような批判を受けないように、すべての政治団体というものはどの議員に所属しておるのかも明らかに届け出るように...全文を見る
○国務大臣(海部俊樹君) まさに議員立法として提案をされ、立法府の議員の皆さんの現実的な改革の問題になるわけでございますから、私がここで申し上げるよりも適切な結論が出るように御議論を各党各会派で重ねていただくことが、最初も申し上げたようにあるべき姿だと思います。
○国務大臣(海部俊樹君) いろいろ御指摘をいただいておりますので、私はまず指定団体は一つだけにいたしました。そして、自治省に届け出てある団体がまだあとございますから、疑いを持たれないようにでき得る限り適切に処分をいたしますと、私自身に関してはそう申しました。
○国務大臣(海部俊樹君) 今政治資金の問題についてこれほど御議論が高まっておるのでありますから、せっかく前国会に出ております我が党の政治資金規正法、各党各会派の方が適切に御議論願って御結論をお出し願うことを期待すると申しましたし、また私自身はみずからを顧みてでき得る限りのけじめを...全文を見る
○国務大臣(海部俊樹君) 長い間その方面の専門家として経験を持っていらっしゃる永田委員にはいささかお答えしにくい問題でありますけれども、私の考え方を率直に申し上げますと、土地が高騰してきたということは、一つにはやはり過剰流動性と申しますか、資金面のだぶつきの問題もあるのではないで...全文を見る
○国務大臣(海部俊樹君) 土地問題が極めて重要な課題であることは、委員ただいまいろいろな角度から御指摘のとおりでございます。私もまた土地の公共性というもの、土地の持つ社会性というもの、これを国民共通の認識として、遊休地を許さずとか、あるいは土地投機による、いろいろな投機対象として...全文を見る
10月30日第116回国会 参議院 予算委員会 第7号
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○国務大臣(海部俊樹君) この問題につきましては、今るるここで質疑応答がありましたように、きょうまでの経緯があることを私も十分報告を受けて承知しております。  各党の実務者の皆さんによる協議が重ねられ、その協議の場で災害遺児の育英、奨学を目的とする新たな財団法人を設立するという...全文を見る
○国務大臣(海部俊樹君) 御質問の御趣旨を踏まえて、せっかくの実務者会議でありますから、そこで政府も今とり得ること、考えておることを率直に御報告して御協議賜るようにしたいと思います。
○国務大臣(海部俊樹君) 委員御指摘のとおりに、私は総裁候補として立候補しましたときに私の考え方を述べる中で、今一番大切なことは自由民主党が政治改革を行うことである、それは私がそれまで党の政治改革推進本部の行動隊長という立場にございまして、政治改革のいろいろな作業に私も参加をしな...全文を見る
○国務大臣(海部俊樹君) 当面の問題につきましては、先ほど先国会に提出しました法案のことに触れ、また中長期の問題については先生も起草委員のお一人でございまして直接筆をとっていただいたわけでありますから、中長期的な問題の中に何が含まれておるのか、これはよく御理解願っておると思います...全文を見る
○国務大臣(海部俊樹君) 御指摘をいただきましたように、今政治改革をしなければならないということは、リクルート事件に端を発した一連の政治不信を厳しく受けとめて、加速されておることは事実でありますけれども、しかし自由民主党としては、リクルート事件の起こりますもっと前に、例えば一八八...全文を見る
○国務大臣(海部俊樹君) 長い間の御経験に裏づけされた先生の御意見でございますから私も傾聴をいたしましたし、また地方自治というものが民主主義の学校であると言われておることもよく承知をいたしております。そして、本当に地方が力を持ち地方の自主性と地方の自律性で地方のために仕事をしても...全文を見る
○国務大臣(海部俊樹君) 詳しく御指摘いただきましたように、既に国会に公職選挙法の改正案と政治資金規正法の一部改正案を提出を党からしてあるということは御承知のとおりでございます。  これに盛られておりますことは、私はやはり最近の政治不信を取り除いていくための第一歩であることは間...全文を見る
○国務大臣(海部俊樹君) 国会改革の問題は、これは国会がまた各党各会派で自主的に御議論をしていただく問題と思いますが、せっかくのお尋ねでございますし、私もまた議院運営委員長という仕事をさせていただきましたときに、各党代表の皆さんと英国の議会政治のあり方その他を選挙法の調査とともに...全文を見る
○国務大臣(海部俊樹君) 御指摘のように、社会共通の費用を広く国民の皆さんに負担をしていただくというお願いでありますから、国民の皆さんにお願いをする以上、御理解と納得をいただいていかなければならないことはそのとおりでございます。また、公平でなければならない、所得と消費と資産とバラ...全文を見る
○国務大臣(海部俊樹君) 昨今のビデオの普及が極めて広くなっておることに発想のもとを置かれて、大変ユニークな提案であると、私はそのアイデアには興味を示しますけれども、事はいずれにしましても権利義務が移転するという大変な制度でございますし、私も今詳しいことは存じませんが、いろいろな...全文を見る
○国務大臣(海部俊樹君) 夢を申し上げますと、私は心身ともに健康で成長していきたい。成長というよりも年を重ねていきたいと思っておりまして、今の時代と違って人生は随分長生きになっていきますから、せめて八十歳になったときに皆さんに還暦を祝っていただき、九十歳になったら敬老会にでも入れ...全文を見る
○国務大臣(海部俊樹君) 突然の御質問ですのでどのように答えたらいいのか瞬間迷いますが、やはり家内に面倒を見てもらいたいなという気持ちを持っております。
○国務大臣(海部俊樹君) 寝たきりになることをちょっと想像できませんけれども、もしなったとしたらやっぱり家族の者にまず相談するでしょう。そして家族の者に……
○国務大臣(海部俊樹君) 息子も娘もおりますので、息子か娘に話をします。
○国務大臣(海部俊樹君) 芸術文化の振興ということは極めて大切だと思いますし、またスポーツに親しんでいただくということも健康な人間の予防医学と申しますか、そちらの面からいっても非常に大切なことであって、私は芸術文化、スポーツの振興には大いに意を用いていきたいと考えております。 ...全文を見る
○国務大臣(海部俊樹君) いろいろな角度から貴重なヒントや御意見を承りまして、私も拝聴しておりましたが、日本の高齢化社会というのは、世界が経験したことのないような非常に速いスピードで参ります。  それからもう一つは、やはり私自身も数年前に八十五歳で父親を亡くしましたけれども、私...全文を見る
○国務大臣(海部俊樹君) 私は前回もあるいは本会議でもお答えしたと思いますけれども、導入時にいろいろな問題があったということについては、私は率直にこれを顧みて反省しております。いいことであったとは決して思っておりません。その点は御理解をいただきたいと思います。
○国務大臣(海部俊樹君) 率直に申し上げて、私は残念なことであった、反省をしておりますとこれは申し上げましたけれども、消費税のその中身につきましてはいろいろまた考えや意見もありまして、いろいろな理由がありまして、ぜひこれは導入させてもらいたいということでお願いもしておったわけでご...全文を見る
○国務大臣(海部俊樹君) 今大蔵大臣が申しましたように、公平、中立、そして簡素、この三つの理念で私たちは税制改革というものを考えてまいりましたが、今御指摘になった高齢化、国際化、この問題につきましても、高齢化時代のいろいろな問題を考えて安定的な税収を確保しなければならぬという立場...全文を見る
○国務大臣(海部俊樹君) 御指摘になりました土地問題に限って申し上げましても、今内閣も閣僚会議をつくって、全体としてそれは取り組んでいかなきゃならぬと思っておる大きな問題でございますから、各省間の話し合いを進めるとともに、この間六十三年の十二月に決まっております要綱にも基づいて区...全文を見る
10月31日第116回国会 衆議院 予算委員会 第8号
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○海部内閣総理大臣 おっしゃいますように、我が国の外交は、世界のいかなる国とも友好関係を持ち、いかなる国とも相互依存関係を築いて、地球的規模の平和と繁栄のために寄与していきたいという、そういう志ある外交をしていかなければならぬという基本は、御指摘のとおりでございます。  同時に...全文を見る
○海部内閣総理大臣 ただいまいろいろと御指摘になりましたが、私も具体的な内容はつまびらかにいたしておりませんので何とも申し上げられませんけれども、通常の政治献金であったのかどうか、あるいは一部に報道されているようなことがあったのかどうか、よくわかりません。したがいまして、事の性格...全文を見る
○海部内閣総理大臣 私の一連の発言や所信表明において申し上げました政治改革に取り組む姿勢は、端的に申し上げますが、リクルート事件に端を発した政治不信というものを取り除いて前進していくためには政治改正をしなければならぬという決意の表明でございます。  同時にまた、今御指摘の政治倫...全文を見る
○海部内閣総理大臣 突然の御質問でございますので、私も記憶をたどりながらの御答弁になりますけれども、政治資金規正法と、それから一般的に党員になろうとする者の払い込む党費というものは、おのずから角度、次元の違う問題ではないかと私は受けとめます。そうして、党員になるということ、党に対...全文を見る
○海部内閣総理大臣 本日のこの委員会のやりとりをお聞きしておりましても、通常の普通の政治献金なのか、あるいは問題として指摘されるような性質を持つことなのか、そのことについて全くわかりません。各党間の御議論を通じてその真相が解明されますように私は見守っております。
○海部内閣総理大臣 私も具体的な事実をつまびらかにしておりませんし、週刊誌や一部の報道等を通じて知識として与えられておる程度でございましたので、ここの委員会の御議論等を通じまして、私は、言われておるようなことが本当にあったのかなかったのか、あるいは政治献金と言われるものが通常の政...全文を見る
○海部内閣総理大臣 最初に私から申し上げさせていただきますが、自民党においては、執行部においてただいま適切に対応を検討中であると受けとめております。そして、私どもは毎日国会の御審議にこうして応じておるわけでありますが、内閣としては、官房長官が申し上げたように、自主的に報告をいたし...全文を見る
○海部内閣総理大臣 これは突然の御質問ですから、いつ、どこで、だれに幾らと言われてもわかりませんが、私の事務所で調査しましたところ、私の祝賀会のパーティー券を一回十枚、そして一回はたしか五枚、合わせて四十五万円ということに自主的に調査をして報告をしたと覚えております。
○海部内閣総理大臣 調べさせてそのとおりに報告させましたので、私が窓口になってやったりなんかしたわけではありません。結果としての責任は私が負いますけれども、実際のことはわかりませんでしたので、調べさせてその者が申し上げたと心得ております。
11月01日第116回国会 衆議院 予算委員会 第9号
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○海部内閣総理大臣 いろいろな角度から御調査の上御発言をなさったものと思い、私も承っておりました。  ただ問題は、これほど国会でも御論議をいただく問題になりましたのは、通常の政治資金として受け取っておったものなのか、あるいは法令に触れる、許されない問題がそこにあったのかどうか、...全文を見る
○海部内閣総理大臣 そのようなルールによって届け出をするということでありましたので、うちの事務所でそのような届け出をしたと思っております。結果においては、私が今後厳しく注意していくと受けとめさせていただいております。
○海部内閣総理大臣 国会には自由民主党からも政治資金規正法の一部改正に関する法律案を既に提出しておるわけでございますから、まさにそれは国会の御議論を通じて適切な御判断が得られ、結論が導かれるべき問題である、このように受けとめさせていただいております。
○海部内閣総理大臣 一部の報道がございまして以来、国会でも各党を通じての大変な御関心が高まり、きのう、きょうとこのような御議論が続いておるわけであります。  何度も申しますように、通常の政治資金として受け取られておるものなのか、あるいはそこにまつわる法に触れるような問題があるの...全文を見る
○海部内閣総理大臣 国会は、先生よく御承知のように三権分立でありまして、私はきょうここへは自由民主党の総裁として出席をさせていただいておるのじゃなくて、内閣の代表者として出席をしておるわけでありますから、国会の院の運営というのは、先生御承知のように、それぞれの政党の代表者が集まっ...全文を見る
○海部内閣総理大臣 毎日新聞の記事は読ませていただきましたけれども、私はそのような資料が政府部内にあるとかないとか一切承知しておりませんし、具体的に何の報告も受けておりません。
○海部内閣総理大臣 自民党の執行部において自主的に検討をしておると私は承知しております。
○海部内閣総理大臣 何度も同じことを申し上げるようで恐縮ですが、政治資金というものについては、これは通常の政治資金ならば問題ないわけであり、疑われるような、法令に触れるような政治資金になると問題があり、そのことについての御議論がここでなされておると思います。  政府といたしまし...全文を見る
○海部内閣総理大臣 国会の各党のお話し合いによって、パチンコ疑惑についていろいろ議論をしたい、こうおっしゃる御要求に応じていたしておるその問題と、それから政府が近隣諸国と外交上の問題で友好関係を立てるために努力をするという姿勢の問題とは、これは次元の異なる立場の問題でありまして、...全文を見る
○海部内閣総理大臣 自治大臣から申し上げましたように、日本の国の政治を行う、その国益を守る、そういう意味で法に禁止規定が出ておるものと私も受けとめております。
○海部内閣総理大臣 突然の御質問で、しかも相当法律の事実関係に入り込んだ話でございますから、間違うといけませんので、専門家の方からもう一回詳しく答弁させます。
○海部内閣総理大臣 毎日新聞のお示しになった記事は私も読みました。けれども、私は先ほどもお答えしたように具体的な事実をつまびらかにしておりませんし、私のところへそういった報告は届いておりませんので、新聞を読ませていただいたと言うにとどまります。
○海部内閣総理大臣 その共同コミュニケは公表されておりますから私も拝見をいたしました。けれども、やはり社会党と北朝鮮労働党との間の、党と党とのことでありますから、私は今ここでそれをどうのこうの論評するのは適当ではないと思いますし、それから日米安保条約あるいは日韓条約についても触れ...全文を見る
○海部内閣総理大臣 谷垣委員のおっしゃるとおりだと思います。ごく一部の問題、しかもそれも疑惑として報道されることがあったからといって、その同じ業種に属する方すべてが押しなべて疑惑の対象であるとか、いやしくも疑いの目をもって見られるような風潮というのはよくないと思いますから、まじめ...全文を見る
○海部内閣総理大臣 私が先ほどどのような答弁をしたのか、韓国の問題には触れなかったと思いますので、はっきり言わせていただきますが、韓国と友好関係を結び、隣国としての友好関係を保ち、今日その基本姿勢で臨んでおるということは大前提として間違いございません。
○海部内閣総理大臣 先ほどの質疑応答は、北朝鮮と社会党との共同声明のことに限っての御質問でありましたから韓国のことについては触れませんでしたけれども、ただいまの御質問で、それは私は過去に韓国へは行ったことがありますが、今具体にどうこうと言われましても、そのことはちょっとここでつま...全文を見る
○海部内閣総理大臣 ただいまの国交の状況からいきまして、そのような申し出をされる閣僚はないものと私は思っておりますが、その場合には、現実に具体的にそういうことになった場合にはそのときに判断をいたします。ただ大前提として、そういうことを言う閣僚はないと私は信じております。
○海部内閣総理大臣 政治献金の問題につきましては、私は、今さまざまお触れになりましたけれども、今日の政治資金規正法に基づいて行われている通常の政治献金というものは、ルールに従って行われておる限り現状において問題はないと思います。  ここで御議論なさった二日間にわたる審議において...全文を見る
11月09日第116回国会 衆議院 本会議 第8号
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○内閣総理大臣(海部俊樹君) お答えをいたします。  二十一世紀の初頭には本格的な高齢化社会が来る、人間が長生きをしていただくことはいいことだという基本的な認識に立っての御質問、そしてだれもが長寿を喜べるような社会を築くためにはいかがすべきかとの角度のお尋ねでございます。  ...全文を見る
○内閣総理大臣(海部俊樹君) 池端議員にお答えをいたします。  年金額の物価スライド並びに実質改善は早期実施すべきであると私も考えますが、給付改善とそれに伴う負担面の措置とを切り離すことは適当ではないと考えております。  給付水準を維持しつつ後世代負担を適正にしていくためには...全文を見る
○内閣総理大臣(海部俊樹君) 吉井議員にお答え申し上げます。  公的年金は、国民の老後生活の主柱としての役割を果たしており、生活水準や賃金の上昇に合わせた年金額の改善を行うほか、年金額の実質価値の維持を図るための完全自動物価スライド制の導入を図るなど、最大限の努力をしているとこ...全文を見る
○内閣総理大臣(海部俊樹君) 西村議員にお答えを申し上げます。  政府は、昨年十月にお示しをしたいわゆる福祉ビジョンにおいて、今後の長寿・福祉社会を実現するための基本的考え方と目標を可能な限りお示ししたところであります。  この福祉ビジョンは、昭和六十一年六月に閣議決定をしま...全文を見る
○内閣総理大臣(海部俊樹君) 児玉議員にお答えをいたします。  年金額の引き上げについてお触れになりましたが、物価スライドはもとよりのこと、実質改善、それを含めた年金額の引き上げを早期実施すべきであるということは私も考えておりますが、給付改善とそれに伴う負担面の措置とを切り離す...全文を見る
11月17日第116回国会 衆議院 土地問題等に関する特別委員会 第7号
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○海部内閣総理大臣 御指摘をいただきましたような経過の中で、土地の高騰が結果として今起こっておるということも御指摘のとおりだと考えます。  私は、例えば東京一極集中とよく一言で言われますけれども、東京が国際化時代の中に金融の中心地となり、そこに都心地のビル需要がふえてきたり、い...全文を見る
○海部内閣総理大臣 御指摘をいただきました点は、私もいろいろよく研究、調査をいたしました結果でありますけれども、御指摘はそのとおりであります。  例えば、ただいまの住宅を取得するために欧米諸国と日本とでは平均年収の何倍ぐらいになっておるかという計算だけ見ましても、欧米諸国が大体...全文を見る
○海部内閣総理大臣 最初に、憲法のいろいろな条文に触れて、公共の福祉と私権の問題についてお触れになりました。  言うまでもなく、日本は個人の私有財産権を認め、個人の権利いわゆる私権というものを認めておるのでありますけれども、私権はやはり公共の福祉によって制限を受ける。逆に言いま...全文を見る
○海部内閣総理大臣 土地は国民のための限られた貴重な資源であり、国民の諸活動にとって不可欠な基盤であるという大前提に立って考えますと、私も、今委員御指摘のとおり、土地を投機の対象にしてはならぬということは全くそのとおりだと考えまして、事あるごとにその考え方は私も強く述べてきたつも...全文を見る
○海部内閣総理大臣 今回の土地基本法の御議論の中で、この土地基本法が示しておりますいろいろな理念、それから土地の投機的売買は許してはならないという基本的な考え方、そして今まさに御指摘になったように、公共の福祉というものを十分に考えながらの方向性、私は、それは我々が目指していかなき...全文を見る
○海部内閣総理大臣 御審議いただいております土地基本法案について、野党の皆さん方が政府案よりも早く御提出を四党でなさったということは私も重々承知をいたしておりますし、また、野党案の中と、それからその中で示されておる方向についても、政府が土地基本法案を作成し提出しますときにいろいろ...全文を見る
○海部内閣総理大臣 今の御意見を聞いておりまして、私も内心そのとおりだ、そうだな、こううなずきながら聞く面が多々ございます。  しかし、それだけではいかにも申しわけありませんから、もうちょっと答えさせていただきますと、全国総合開発計画をつくって、それぞれの地域の特性やきょうまで...全文を見る
○海部内閣総理大臣 御指摘のように、私もかねがね、最近特に土地を中心にして持てる者と持たざる者との格差がだんだん開いていくということに対して、これはある意味で、まじめに働いておる人々の夢を奪ってしまうものではないか、何とかならないかということを言い続けてまいりました。  戦後我...全文を見る
○海部内閣総理大臣 内閣をつくりますときに、一番最初にとおっしゃいましたから、正確に言うと、国土庁長官にお願いしようと思ってお目にかかったときに、土地問題、特に地価対策、これは内閣が取り組まなければならない最重要課題の一つであります、その解決のために全力を挙げてもらいたいと思って...全文を見る
○海部内閣総理大臣 土地基本法に示されておりますいろいろな理念とか、あるいはきょうまで、私権の乱用なのか公共の福祉なのか、公共の福祉と私権の調和点をどこに求めるかということ等についても、明確な理念を今御議論を願っておると思います。私は、そういったものに従って、土地基本法ができまし...全文を見る
○海部内閣総理大臣 国民の権利が守られなくなるおそれが出てくるのではないか、こうおっしゃいますけれども、まさに私権を認めるということと私有財産を認めないということと、そういう基本的な議論はきょうはいたさないつもりですけれども、私権の乱用を制限できるのは公共の福祉ではないでしょうか...全文を見る
○海部内閣総理大臣 悪質な地上げも公共の福祉に明らかに反する問題でありますから、それと全く次元の違う問題を短絡的に結びつけてしまうのはいかがかと思います。全体の政策の中での公共の福祉というものは、すべてのより多くの国民の皆さんの住宅、土地問題に対する願いを達成することではないでし...全文を見る
11月22日第116回国会 参議院 本会議 第8号
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○国務大臣(海部俊樹君) 村沢議員にお答えをいたします。  今回の一連の地価高騰は、まず東京への一極集中に伴う需給の逼迫や投機的取引の存在など、各種の要因が複合的に影響して生じたものと認識しております。このため、これまでも行政機関等の移転の推進を初めとする諸機能の適正な分散を図...全文を見る
11月30日第116回国会 衆議院 社会労働委員会 第7号
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○海部内閣総理大臣 御指摘のように、これから我が国には高齢化社会が今まで諸外国で経験したよりももっとスピードが速く到来すること、御指摘のとおりでございます。そして、高齢者の皆さんにとってこの公的年金制度というのは、世代間扶養という仕組みを通じて、物価スライドや賃金、生活水準の上昇...全文を見る
○海部内閣総理大臣 高齢化時代になりましたときに、やはり健やかに高齢時代を迎えていただきたいということがもちろん第一でございますから、委員御指摘のように、働こうという意思と働く能力をお持ちの方に雇用の機会をなるべく多く提供していくように努力していくことは、これは当然のことと考えま...全文を見る
○海部内閣総理大臣 御議論を承っておりまして私も国庫負担の推計の表を眺めましたが、今委員御指摘のように、最近は下がる傾向を示してきておったことはそのとおりだと思います。ただ、恩給費など全額国庫負担の経費の対象者が減少しているという事情とか、いろいろ考慮する必要があるものと思います...全文を見る
○海部内閣総理大臣 労働大臣がお答え申し上げましたことに尽きると思いますけれども、私といたしましては、内閣にあります閣僚懇談会においても、本格的な高齢化社会の到来を迎え、六十五歳までの雇用機会の確保は極めて重要な課題だ、こう認識しておりますので、閣僚懇談会を活用をしてこの問題につ...全文を見る
○海部内閣総理大臣 政府は公的年金制度全体の長期的な安定を目指して、昭和五十九年二月の閣議決定により公的年金一元化の方針を出しておるところでございます。  今先生御指摘のように、鉄道共済以外の方にもいろいろ御協力をお願いする趣旨になっておりますけれども、これは同じ人間同士だ、も...全文を見る
○海部内閣総理大臣 ただいま御指摘になりました昨日の与野党四党の折衝においてお決め願いましたこと、委員御指摘の方向で対処いたす所存でおります。
○海部内閣総理大臣 御指摘の制度間調整の見直しに関する検討の場については、昨日与野党四党の折衝において御確認いただいたと承っております。先生御指摘のような方向で対処いたす所存でございます。
○海部内閣総理大臣 今いろいろと事実を挙げて、将来二十一世紀の人口構造の変化に伴うお話がございました。私も、最近の人口構造の推移というものは議員御指摘のとおりだと思います。  今年満百歳を超える御高齢の方が三千七十八名になられた。長寿社会が来ることはいいことだと私は思っておりま...全文を見る
○海部内閣総理大臣 政府といたしましては、これまで国民福祉の充実等に必要な歳入構造の安定化に資するために、大幅な減税とあわせて消費税の導入というものを考慮してまいりました。消費税は目的税ではありませんが、消費税導入の趣旨を踏まえて、優先して国民福祉の充実に充てるという考え方をとっ...全文を見る
○海部内閣総理大臣 高齢者の皆様方の中に、働こうという希望を持ち、そして働く能力を持っていらっしゃる方にできる限り雇用の場を提供していくということは極めて重要な課題であると受けとめておりまして、そのような方向に向かうように努力を続けさせていただきます。
○海部内閣総理大臣 本格的な高齢化社会の到来を迎えておりますので、今委員御指摘のように、六十五歳までの雇用機会の確保をするというのは、政府といたしましても極めて重要な問題であると受けとめさせていただいております。そうして、その問題につきましては、長寿社会雇用ビジョンの策定の検討を...全文を見る
○海部内閣総理大臣 基礎年金に対する国庫負担につきましては、先ごろの年金改正において、全国民を通じて負担の公平を期するために基礎年金の三分の一に集中したことは御承知のとおりだと思います。現行の三分の一の国庫負担率でも、今後の高齢化の進展に伴う受給者数の増加や給付改善に伴う給付費増...全文を見る
○海部内閣総理大臣 鉄道共済年金問題、その赤字の原因には、鉄道共済年金問題についての有識者による懇談会の報告書でも指摘されておりますように、退職時特別昇給の年金額への反映あるいは保険料引き上げ不足など、旧国鉄共済時代の制度運営に起因する側面があるということ、またモータリゼーション...全文を見る
○海部内閣総理大臣 政府が昨年十月お示ししたいわゆる福祉ビジョンというのは、昭和六十一年の六月に閣議決定いたしました長寿社会対策大綱を踏まえて、年金、医療、福祉等につき、例えば在宅介護サービスの大幅な拡充など、具体的に掘り下げたものをお示ししたつもりでございます。この福祉ビジョン...全文を見る
○海部内閣総理大臣 学生を国民年金の適用対象とするに当たっては、さきに年金審議会から「親の保険料負担が過大とならないよう、適切な配慮がなされるべきである。」との答申がなされておるところから、この趣旨を踏まえまして、御指摘のように状況はいろいろ違いますし、あるいはまた、親のところへ...全文を見る
○海部内閣総理大臣 いろいろ問題を解決するために、合意を得るため三者構成の話し合いの場を設けていけという御趣旨のようでございますが、きょうまでそういったことはいろいろな他の面で行われてきた、経験のあることだと私も承知しております。  具体的には、今回の年金の制度間調整の見直しに...全文を見る
○海部内閣総理大臣 年金の給付水準を維持しつつ後代の負担を適正なものにとどめるためには、支給開始年齢問題も避けて通れない課題でございますので、政府といたしましては、高齢者の雇用対策につきましては政府を挙げて努力をして取り組んでまいりますので、この問題についてはどうぞ御理解も賜りた...全文を見る
○海部内閣総理大臣 今回御提案申し上げております国民年金の保険料は、御指摘のような問題が生じないよう引き上げ幅も小幅で、かつ段階的に行っていくこととしておりますので妥当なものである、こう考えますし、なお、滞納の問題は、これは御理解いただいて、滞納が今後も生じないように一層努力をし...全文を見る
○海部内閣総理大臣 制度、仕組みの中には、分けますと、参加してもらう方にはやはり払い込んでいただかなければならぬというのが制度が成り立っていく大前提でありまして、それに対する給付も十分な給付になるように努力しておることは先生もお認めいただけると思うのです。  ただ、問題は、本当...全文を見る
○海部内閣総理大臣 御指摘の年金額の男女差というのは、おっしゃるように結果においてそのような差が目につくと思いますけれども、しかしこれは、男女雇用機会均等法の施行によって男女の賃金格差というものもだんだん解消されてくると思います。  同時にまた、きょうまでの年金額の男女差という...全文を見る
○海部内閣総理大臣 基礎年金制度は既に国民の中に定着している社会保険方式を堅持していくべきもの、こう考えます。  国庫負担につきましては、さきの年金改革において全国民を通じて公平の負担を期するため基礎年金の三分の一に集中したところであります。無年金者が生じないよう滞納防止に今後...全文を見る
12月01日第116回国会 衆議院 内閣委員会 第5号
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○海部内閣総理大臣 冒頭に先生が私と先生とのことについてお触れをいただきましたが、長い間、新幹線なんかで一緒になって御指導をいただいた隣県の先生として御尊敬も申し上げておりましたし、また、勲一等旭日章に輝かれましたことにも最初に心から敬意を表させていただきます。  また、その長...全文を見る
○海部内閣総理大臣 日本としましては、世界の平和と繁栄のために汗を流す外交をしなければならぬ、世界に貢献しなければならぬというのを基本に考えておりますし、また、先般のサミットこおいて、東欧諸国の変化、民主化、そして自由を求める動きというものに、経済改革にはそれなりの協力もしなけれ...全文を見る
○海部内閣総理大臣 平和を維持していく、そういった大きな願いを持って立ち向かっていくということは、私はそのとおりだと思います。そして、同時にまた、先生今御指摘になりました核軍縮の問題でありますけれども、米ソの両首脳も先生と全く同じように思ったから、現実的な第一歩としてINF、すな...全文を見る
○海部内閣総理大臣 ソ連と日本の関係を安定したものにしていきたいという願いは私も強く持っております。先日、ヤコブレフ政治局員が日本に来られた。そのとき、私は会談もいたしました。そして、今先生が例に挙げられましたように、かつてのグロムイコ外相が何度も日本に来て話をされるとき、例えば...全文を見る
○海部内閣総理大臣 御指摘のように、我々が初めて国会に出てまいりました約二十九年前の問題、あるいは、たしか、記憶に誤りなければ、今御指摘の平和時における防衛のあるべき姿、そして「防衛計画の大綱」、ああいったものができましたのが昭和五十一年であったと思います。そしてそれから今日の現...全文を見る
○海部内閣総理大臣 いろいろな角屋先生の御質問の中に含まれております、日本及び世界の平和と繁栄を求めて首脳として努力をしろという御忠告と御激励をいただきまして、肝に銘じてこれからも頑張ってまいりたいと思います。どうぞよろしくお願いします。
○海部内閣総理大臣 予算は年内編成をいたしたい、こう思って作業を進めるようにいたします。
○海部内閣総理大臣 消費税の問題につきましては、既に恒久税制としてスタートをしておるものであります。ただ、世論の動向等を踏まえて、ただいま党内で見直し作業、政府税調でも見直しの作業をしたところでございますが、結論がまだ詰め切っていないという大変微妙な段階でございますので、内容に立...全文を見る
○海部内閣総理大臣 いろいろな問題の審議を進めていくということは、これは日々のなさねばならぬ義務であると考えております。また、国民の審判を憲法の規定に従って我々がいつの日か受けなければならぬということもまた厳然たる事実でありますけれども、これはおのずから次元の異なる問題でございま...全文を見る
○海部内閣総理大臣 御指摘のように、東西の大きな世界の対立の中で、特に東側陣営と我々が思っておりました中から、ソ連のペレストロイカ宣言をきっかけに自由化とか民主化とかいろいろ一連の動きが出てきております。そうしてブッシュ大統領も、東西は対立から対話の時代にというようなことを言われ...全文を見る
○海部内閣総理大臣 今お触れになりました東欧支援の問題につきましては、去るサミットにおいて合意が得られた問題であり、世界の平和と安定のために、今起こっております民主化、その努力が定着していくように、特に経済問題についてできる限りの援助をして、その肯定的な変化というものが成功してい...全文を見る
○海部内閣総理大臣 対応の仕方をという御質問でございますが、私は、東西の対立が対話の方に、そして東側陣営に属した諸国が自由化そして民主主義、経済では市場経済の価値を認めるという方向に今改革の努力をされておるわけでありますから、それが願わくば定着して成功されることを願うわけでありま...全文を見る
○海部内閣総理大臣 世界情勢の認識につきましては、確かに新しい枠組みができつつある、激しい対立だけではなくて対話の時代に入ってきておるという流れも一つございます。それは御指摘のとおりだと思いますが、しかし、局地的に見ますと、依然としてまだ緊張が高いところもある。例えばカンボジアの...全文を見る
○海部内閣総理大臣 御指摘のように、ソ連におけるペレストロイカというのは、いろいろな非常に広い面にわたって改革が行われ、進んでおると思います。そして、ソ連のペレストロイカの一環というべきか、あるいはこれと触発されるような形で起こったといいますか、東欧における一連の大きな自由化、民...全文を見る
○海部内閣総理大臣 電話がございましたのは十一月の二十八日の朝でございました。
○海部内閣総理大臣 ブッシュ大統領からは、マルタ会談を控えてぜひ話をしておきたかったという前置きの電話でございましたし、また、マルタ会談においてブッシュ大統領がテーマとして取り扱うものは、軍備管理問題だけではなくて、経済問題を含めた幅広い話題について率直に意見の交換をしたい、こう...全文を見る
○海部内閣総理大臣 詳細な具体的な言葉についてまでここでいろいろ正確に再現することは差し控えさせていただきますけれども、もちろん私もアジアとそして太平洋地域の安定と安全、それから日本とソ連との間に安定的な信頼関係を持っていきたいと私どもが期待をして日ソの関係をしておりますことは、...全文を見る
○海部内閣総理大臣 一月の通常国会再開までの期間というのは大体常識的に、委員の頭の中にもあろうと思いますけれども、その間に内閣の果たすべき役割の一つである外交問題処理ということについて、私もいろいろ考えましたけれども、相手国もあることでありますから、その都合その他の日程の調整作業...全文を見る
○海部内閣総理大臣 率直に申し上げますけれども、西側のサミット参加国の首脳の御都合等もあわせて、何というのでしょうか、問い合わせ検討中である、こう思っております。
○海部内閣総理大臣 外務大臣につきましても、外務大臣としてのいろいろな日程等もございますが、私の日程が固まりますときにおいて外務大臣と調整をしてみたいと思っております。
○海部内閣総理大臣 これは先生もよく御承知の上で御発言いただいておると思いますけれども、我が国の対外援助総額は今百億ドルの台に達する。ただ、質の問題についてはいろいろございますけれども、そしてアジア地域についていろいろ配意してきたこともこれは事実でありまして、そのアジア地域のもの...全文を見る
○海部内閣総理大臣 私も各党の皆さんの御協力をいただきながら、日独友好議員連盟の理事長で毎年ドイツとは定期協議で交流いたしております。そのときにどんな話題が出たかということももう各党の皆さんよく御存じの方がここにもたくさんいらっしゃいますから率直に申し上げますが、ドイツ再統一問題...全文を見る
○海部内閣総理大臣 今、党内でまさにいろいろな角度から熱心に御議論をいただいておるさなかでありますから、私は、そういうお話し合いと議論が続いていいものができていくように期待をしておりました。十一月の終わりごろに示したいと言っておったことについては、それはおっしゃるとおりであります...全文を見る
○海部内閣総理大臣 確かにアメリカで記者懇談のときに、懇談の場で記者の方から質問されましたから、そのときに努力目標を示して、それは予算編成等も念頭にございましたから、大体十一月の終わりごろに青写真を示さなければならぬだろうと、こう言ったのでありまして、そういう場で言うせりふすべて...全文を見る
○海部内閣総理大臣 私は、自由民主党の総裁選挙に立候補いたしましたときの約束の中にも、これは自由民主党がその前の参議院選挙でいたしました公約ですから、思い切って見直しをいたしますということは率直に申し述べました。それはいいと思ってやった税制改革の案でありました。減税の先行とか、所...全文を見る
○海部内閣総理大臣 今回の日米共同訓練は、自衛隊と米軍がそれぞれの戦術技量の向上を図り、我が国有事における共同対処行動を円滑に行うためのものである、そういうふうに受けとめております。
○海部内閣総理大臣 我が国有事における共同対処行動でありますから、おっしゃるように対ソ威嚇的な訓練に参加するなんという気持ちは毛頭ありませんし、そんなことは、それでしたわけではございません。
○海部内閣総理大臣 冒頭におっしゃるように、こういった事故が二度と繰り返されてはならないように努めなければならぬのは、私もそのとおりに考えております。二度と起こらないように、それぞれの立場の方が厳しく戒めながら行っていただきたい。  また、具体的御指摘の今度の「なだしお」の問題...全文を見る
12月11日第116回国会 衆議院 決算委員会 第8号
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○海部内閣総理大臣 マルタにおける米ソの首脳会談というのは、きょうまでの冷戦時代の発想を超えた新しい時代認識のもとにお話し合いが行われた、きょうまでややもすると東西は対立、対決という図式でとらえておりましたけれども、対立から対話、むしろレーガン大統領のいろいろなイニシアチブを見て...全文を見る
○海部内閣総理大臣 答弁の前にちょっとお許しをいただいて、先ほど委員に私が答弁しましたときに、大変申しわけありませんでしたが、ブッシュ大統領とレーガン大統領をちょっと混同して発言をした箇所があったという御注意をいただきました。すべてブッシュ大統領のことを念頭に置いてのお話でござい...全文を見る
○海部内閣総理大臣 確かに東欧諸国は地理的に距離的に非常に遠いところだったということと、いわゆる鉄のカーテンというものの中にある国だということで、何かこうちょっと距離が遠いような感じもいたしておりましたし、しかし今回、一連のポーランド、ハンガリーが進めております政治改革も含めた経...全文を見る
○海部内閣総理大臣 いわゆる年の初めの国会の自然休会中という期間に、歴代の先輩総理が内閣の所管であります外交処理のために努力をしていらっしゃったことはそのとおりでありますから、私もそれに倣って幾つかの国を訪問することを検討いたしております。そして、その中に御指摘の東欧の二つの国も...全文を見る
○海部内閣総理大臣 私たちは、戦後一貫して自由と民主主義と自由市場経済の中で、平和な国家、明るい社会、豊かな暮らしを達成しようと思って営々と努力をしてきました。二つの世界の対立ということをよく言われてまいりましたけれども、いろいろな結果、今日の大きな東欧諸国の枠組み、むしろソ連自...全文を見る
○海部内閣総理大臣 国会における決算審査が極めて大切なものであることは、委員も御指摘のとおり私も極めて重要なものだと考えております。できるだけ審議を尽くしていただいて国政に反映されていかなければならぬものである、このように受けとめさせていただきます。
○海部内閣総理大臣 国会の御審議は各党の皆さんの御協議によって行われておるものであると承っておりますので、各党の御協議の中でそれらの問題は御議論を賜っておる、このように承っております。
○海部内閣総理大臣 内閣の責任だとおっしゃいましたので、内閣が反省しなければならぬところがあるなれば具体的に反省もいたしますけれども、しかし、憲法上国会は国権の最高機関でありますから、その国会の運営に一々内閣が、この委員会はああしろ、この委員会はこうだというようなことはこれは極め...全文を見る
○海部内閣総理大臣 衆議院の解散は内閣の権限だと理解しております。
○海部内閣総理大臣 いろいろ御意見があることは私も報道を通じて承知しておりますし、与党のみならず野党の方々の見通しや御意見があることも承知しておりますし、いろいろな立場のお考えがあると思います。しかし、私は、先ほど申し上げましたように、内閣の権限として解散のことは考えなければなら...全文を見る
○海部内閣総理大臣 いろいろ新聞報道に基づいての御意見でありますけれども、私は左右されておりませんし、私はまだ判断しておりませんし、それから、決めるべきときには私が総合的判断をして決めさせてもらう、こう私は申し上げておるつもりであります。  また、先生の説によると、刀であって、...全文を見る
○海部内閣総理大臣 言葉じりをとらえての議論をしたいとは思いませんけれども、私はまず第一に、自民党の総裁候補として党内に所信を述べましたときも、自民党がいいと思ってやった税制改革が選挙の結果あのような結果を受けた、そして選挙中にも見直しの公約が出ておったわけでありますから、これは...全文を見る
○海部内閣総理大臣 目的税として限定してしまうということになりますと、いろいろな御意見がありまして、例えば国の分と地方へ行く分とある、あるいはまた福祉団体の皆さんの物の考え方の中にも、それを福祉目的税と固定的に決めてしまうことはよくない、いろいろな角度の御意見があったことを承知い...全文を見る
○海部内閣総理大臣 先ほどお答え申し上げましたように、まだ具体的に詰まり切っておりませんので、決定の暁に御報告をさせていただきます。
○海部内閣総理大臣 確実に相手国との間できちっと固まったもの以外はまだ申し上げておりませんけれども、私が念頭に置いて考えておるということは申し上げております。ですから、ポーランドもハンガリーも、でき得ればそこでいろいろと会談をし関係強化もしてきたい、こう思っておりますけれども、ま...全文を見る
○海部内閣総理大臣 それは、外交上の問題で相手国もあることでございますが、大体そういうところと調整をいたしております。
○海部内閣総理大臣 先ほど尾身委員の御質問に対しても、このような訪問が実現したとする場合にはという前提を置いてお答えさせていただきましたけれども、同じ立場で申し上げさせていただきます。  東欧情勢の変化というのは、ソ連のペレストロイカ、それからポーランド、ハンガリーなどにおける...全文を見る
○海部内閣総理大臣 先ほど申し上げましたように、それぞれの国の改革への受けとめ方、それは差があるわけであります。しかも、最近の動きだけを眺めても目まぐるしいものがありまして、今ここで予断と推測をもって、まあまとめてこうなる、ああなるというようなことは断言するのを差し控えさせていた...全文を見る
○海部内閣総理大臣 北方領土の問題につきましては、私は、日ソ間において改善することの重要性を話し合っていく、あくまで日ソ間の交渉によって解決すべき問題である、こう基本的には受けとめております。そして、この間、来日されたヤコブレフ政治局員との話し合いにおいても、基本的に領土問題を片...全文を見る
○海部内閣総理大臣 日ソ間に真に安定的な状況を築き上げていきたいということでございますから、日ソ関係の拡大均衡に基づく関係改善というのを私は主張をいたします。  ただ、大前提として一番重要な課題は、領土問題を解決して平和条約を締結するということ、そして信頼関係を強化するために漁...全文を見る
○海部内閣総理大臣 衆議院議員の定数是正問題につきましては、昭和六十一年の定数是正に際し、速やかに抜本改正の検討を行う旨、衆議院の本会議において決議されておるところでありまして、これは事柄の性格上、各党で十分御協議いただくことが重要な問題であると考えております。     〔谷津...全文を見る
○海部内閣総理大臣 一生懸命に頑張って、頼りがいのある総理大臣になっていきたい、こう思います。
○海部内閣総理大臣 予備費の問題につきましては、その節度ある使用に留意して適正な処理に努めてきたところでありますが、今般、予備費の使用について参議院の承諾がなかったことについては、まことに遺憾だと思います。  なお、私は先ほど極めて素直にお答えしましたので、そういった細かい、先...全文を見る
○海部内閣総理大臣 マルタにおける米ソ首脳会談の評価につきましては、先ほども申し上げましたように、これは米ソ両首脳が冷戦時代の認識を超えて話し合いをした、それは世界の平和と繁栄のための話し合いである。東西の枠組みの対立というものが、対話と、そしてまたブッシュ大統領の方からはいろい...全文を見る
○海部内閣総理大臣 いろいろな国際情勢の変化や我が国を取り巻く環境を十分眺めながら、平和時における我が国に必要にして節度のある防衛力がいかなるものであるかということは、国際情勢の変化等も十分慎重に見きわめながら考えを進めていくべきテーマである、このように受けとめます。
○海部内閣総理大臣 きょうまで行われてきました中期防の成果と、それからそれは来年、平成二年度の予算編成までを一応射程距離の中に入れた一つの計画でございますから、これが達成されるように、そしてそのことは、専守防衛と憲法に従った我が国の平和時における防衛力の基盤整備という大きな目的の...全文を見る
○海部内閣総理大臣 参議院で御審議が続いており、今御指摘のような見通しになっておるということは報道その他を通じて承知をいたしております。それは参議院の院の意思の問題であって、私はその事実を受けとめさせていただきます。同時に、その後においては国会の衆議院の場においてまた御議論が続け...全文を見る
○海部内閣総理大臣 与野党の間の話し合いは私はきょうまでも非常に大切なことであったと受けとめさせていただいております。議院運営委員会や国会対策委員会の立場も私は十分理解しながら、話し合いは委員会の議論を通じて行っていただくものであり、御指摘のように、消費税の問題につきましても、衆...全文を見る
○海部内閣総理大臣 愛知県におきまして二十一世紀の初頭に国際博覧会の開催が検討されております。そして、国際博覧会の開催は地域の活性化、国際交流等の観点から有意義なことだと私は考えております。  今後、構想を実現するためには、御指摘のように、国際博覧会の誘致に向けて関係者が努力を...全文を見る
○海部内閣総理大臣 超電導磁気浮上式リニアモーターカーにつきましては、今後の技術開発の進め方、いろいろな検討とあわせまして、新たな実験線に関する調査を実施しておるところであります。御指摘の中央新幹線の問題につきましては、基本計画路線の一つでありまして、現在長期的な視点から調査を行...全文を見る
○海部内閣総理大臣 ただいまの運輸大臣と先生のやりとりを承りまして、私は基本的に全く同じ考えでおりますが、中部圏は先生も御承知のように産業集積が高くて、今後の発展を考えますと、いずれこれに対応した空港の整備が必要でもありますし、また、お互い地元出身の議員として、空港整備促進議員連...全文を見る
○海部内閣総理大臣 それは最初に申し上げましたように、江藤運輸大臣の基本的な考え方に私も全く同感でありますし、同時に、地元の熱意、御要望がただいま御表明のように非常に強いこともよく私も承知しておりますので、その検討をしていただく考えでおります。
○海部内閣総理大臣 お尋ねの在韓被爆者に関する問題は、今日もなお数多くの韓国の方々が被爆の苦しみを背負っていらっしゃる、まことに我々としても心の痛む問題でございます。在韓被爆者問題については、韓国政府に協力してなし得る限りのことについては政府としても努力をしておる、また努力をして...全文を見る
○海部内閣総理大臣 前半で御指摘の、ODAのあり方について会計検査院から指摘を受けました点は、私も数日前検査院の院長からじきじき報告を受けました。あってはならぬことでございますから、今後とも適切な行動をとって、ODAの趣旨にかなった援助ができますように、今度の検査報告の趣旨を踏ま...全文を見る
○海部内閣総理大臣 消費税の問題につきましては、党といたしましてもいろいろな御意見に耳を傾けてまとめ上げられた見直し案であります。そして、それをどのようなことで国会の御審議に供するかということについて今鋭意作業中であると私は理解をいたします。  また、先生御指摘の、従来の衆参の...全文を見る
○海部内閣総理大臣 私は、きょうまでの世界の大きな戦後の流れというものを東西対立という関係で受けとめるのは、これは非常に一般的な議論であったと思います。  粗っぽい分け方かもしれませんが、世界は東西の対立でということはよくこの国会の議論でも使われたことでした。そして、それをまた...全文を見る
○海部内閣総理大臣 内外ともに重要な時期でございますので、私は与えられた政策課題に一生懸命取り組んでおるさなかでありまして、解散のことは何度も申し上げておりますように具体的に何の判断もいたしておりません。毎日毎日を一生懸命取り組んでおるということです。
○海部内閣総理大臣 今回の税制改革で消費税の問題をお願いしましたのは、個人の所得税、それから法人税、いわゆる直接税に偏り過ぎておった税の不公平を是正するということと、同時に、所得と消費と資産との間にバランスのとれた関係をつくり出しながら、広く、浅く、すべての国民の皆さんに社会共通...全文を見る
○海部内閣総理大臣 御指摘のように、高石氏が事務次官在職中にリクルート社からの未公開株式を譲り受け、刑事訴追を受けるに至ったことはまことに遺憾なことであります。公訴事実につきましては今後の司法当局の判断をまつべきものと考えますが、政府といたしましては、今後とも綱紀粛正の一層の徹底...全文を見る
○海部内閣総理大臣 私たちは、税制改革をまとめましたときに、これはよかれと思ってやったことでございましたけれども、参議院選挙の結果を眺め、そして見直しをしろという国民世論が非常に大きいことを率直に受けとめまして、党として思い切った見直し作業に入った。そして、この見直しは本当に思い...全文を見る
○海部内閣総理大臣 これは、消費税を廃止するかしないかということと見直しをどうするかということを比較、検討しますと、確かにおっしゃるように全部消費税を廃止した方が、そのところだけ見るとこれは減りますけれども、しかし消費税を廃止しますと、野党の皆さんの提案によっても、物品税は個別の...全文を見る
12月13日第116回国会 参議院 決算委員会 第8号
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○国務大臣(海部俊樹君) 国会の決算審査は極めて重要でございますし、また特に委員長御指摘の参議院における決算審査も衆議院とともに国会の決算審査として極めて重要なものでございます。  従来、政府といたしましては、決算審査の重要性にかんがみまして、でき得る限り御協力をしながら対応し...全文を見る
○国務大臣(海部俊樹君) 政府は、予備費について、その節度ある使用に留意し、今日までもみだりに流されることのないよう適正な処理に努めてきたところでありますが、今般、御指摘のように、予備費の使用について参議院の御承諾がなかったことにつきましてはまことに遺憾なことであると受けとめ、今...全文を見る
○国務大臣(海部俊樹君) 御指摘をいただきましたように、予算の不適正使用の事例が生じていましたことは事実でございまして、まことに遺憾なことでございます。二度と繰り返してはならぬことは当然でございますから、指摘された不当事項等につきましては、その周知の徹底を図りますとともに、再発防...全文を見る
○国務大臣(海部俊樹君) 御指摘いただきましたいろいろの項目に関しまして、私は、決算というものは予算の執行の実績であり、国会におけるその審査は予算の執行が所期の目的を果たしているかどうか等について審査、検討するものでありまして、極めて重要であり、御指摘の点もきちっと留意をいたしま...全文を見る
○国務大臣(海部俊樹君) 御指摘をいただきましたODAに関する行政監察は、総務庁が、我が国の政府開発援助の適正かつ効果的、効率的実施を図るために援助関係省庁及び実施機関の業務について調査を実施し、その結果をもとに昨年及び本年の二回にわたり我が国ODAの協力形態別に種々の改善措置を...全文を見る
○国務大臣(海部俊樹君) せっかくお尋ねをいただきましたけれども、今与えられた政策課題がいろいろございまして、それに全力を挙げて取り組んでおりますし、今のところ、ざっくばらんに言えと仰されましても、ざっくばらんに言って解散のことは考えておりません。
○国務大臣(海部俊樹君) 補正予算に関しましては、人件費の問題とか災害の問題とか、予見できなかったいろいろな問題、新たな財政需要その他ございまして、今どうするかという枠組みの検討中であるというふうに御理解をいただきたいと思います。
○国務大臣(海部俊樹君) 政府といたしましては、提案をして皆様方にまた御審議、御議論をお願いをすることになります。よろしくお願いいたします。
○国務大臣(海部俊樹君) 非常に広い視野に立って、高い次元の御質問だと思いますが、私は、一言でお答えさしていただくと、それは対話と改革という姿勢でいかなければならないと思っております。  と申しますのも、土地基本法にしましても、先生御指摘のように、衆議院の修正、そして本日も参議...全文を見る
○国務大臣(海部俊樹君) 文字どおり、大切に考えるということでありまして、決算を重視するというのは極めて基本的に大事なことだと、こう受けとめさしていただきます。
○国務大臣(海部俊樹君) 行政当局はそれぞれ熱意に差はなく対応をしておる、私はそのように理解をいたしております。
○国務大臣(海部俊樹君) 御指摘の御趣旨を私は重々大切に受けとめさせていただきますし、また法案提出のときと、決算を早くしていただきたいというときに、行政当局の態度をいろいろ御指摘になりました。聞いておった行政当局の諸君も今の御質問の趣旨を十分に体して、熱意がないとか態度が違うとか...全文を見る
○国務大臣(海部俊樹君) 御質問の御趣旨はよく理解をいたします。  そして、今も御説明しましたように、法律の規定よりは一カ月半ほど早めるような努力をして御提出しておると言いますが、これまた大蔵大臣ともよく相談しますけれども、余り期間を早めてしまって、私は疑うわけじゃありませんが...全文を見る
○国務大臣(海部俊樹君) 御承知のように、三名の検査官が合議制をもって職務を遂行しておりますのが会計検査院でありまして、その地位、その職務の独立性はきちっと確保されたものでございます。したがいまして、そこの三人の検査官にはそれぞれ行財政、いろいろ法律その他についても深い知識が要る...全文を見る
○国務大臣(海部俊樹君) 私どもは、会計検査院のいろいろな指摘にかんがみまして、従来から国費の効率的な使用、事務事業の運営の適正化、不当経理の発生の防止などについて特に留意して行ってきたところでありますので、今回提出しております昭和六十一年度に係る決算につきましても、院の御理解を...全文を見る
○国務大臣(海部俊樹君) 現在まさに御審議をいただいているところでありますので、ざっくばらんに申し上げますが、万一、仮に不承認ということになった場合を想定して対応につき答えろとおっしゃいますが、その対応について申し上げることは現段階では差し控えさしていただきたいと思います。
○国務大臣(海部俊樹君) 個人のプライバシーと申しますか、そういったような問題については厳しく適正な運用がされなければならぬことである、私はそう考えながら御議論を承っておりました。
○国務大臣(海部俊樹君) 御指摘をいただきますように、政治改革というものが当面の急務であるということは私がかねて申し上げ続けてきたことでございます。また、政治改革はどうするか、やはり政治家一人一人が政治倫理の問題について考えていくことが第一歩であります。  しかし、今国民の不信...全文を見る
○国務大臣(海部俊樹君) 私は、総裁に就任します前まで党の政治改革推進本部の行動隊長ということを務めておりまして、党がつくりました政治改革大綱というものの考え方を十分理解し、また私もそれの作成に参加をさせていただいてきました。時間の関係ですべて御紹介することはできませんけれども、...全文を見る
○国務大臣(海部俊樹君) 公務員の綱紀粛正が大切であり、また二度とあのようなことを繰り返してはならないという基本的な考え方でおりますし、今私がお答え申し上げようと思った政府の措置等について既にそこで御指摘をいただきましたが、そのとおりにいたしまして徹底を図っておるところでございま...全文を見る
○国務大臣(海部俊樹君) 不適正な予算使用あるいは問題のある予算使用ということで厳しく御指摘をいただきました。  これは、おっしゃるように繰り返してはならぬことでありますから、どういうことが不適正であり、どういうことがいけなかったかということをきちっと周知徹底いたしまして、それ...全文を見る
○国務大臣(海部俊樹君) そのように努力をしていかなければならない、こう考えます。
○国務大臣(海部俊樹君) 今お述べいただきましたように、昭和六十一年度の我が国経済というのは、政府の経済見通しが大体実質経済成長率で四%程度と見ておりましたものが結果として実績二・七%。理由としては、おっしゃるように円高の問題とかいろいろございました。そこで、緊急総合経済対策を立...全文を見る
○国務大臣(海部俊樹君) ただいま平成二年度特例公債依存体質脱却という目標を達成すべく全力を挙げて予算編成を行っているところでございます。そして、今日そのようなことができるに至った先輩皆さん方の御努力というものには、率直に私はこれを評価させていただきたいと思います。  なお、赤...全文を見る
○国務大臣(海部俊樹君) ただいまお触れになりました企業の海外活動の問題でございますが、近年日本の企業の海外における進出ぶりは、御指摘のように年々大きくなってきております。海外投資そのものは、いろいろな国の首脳とお話をしましても、もっと投資をしろという要求が先方から来ることもござ...全文を見る
○国務大臣(海部俊樹君) まず御指摘の第一点の、米ソのマルタにおける首脳会談が今後の世界にどう影響を及ぼすと認識しておるか、こういう角度の御質問にお答えをいたします。  私は、この間のマルタ会談というのは、一言で申し上げますと、冷戦時代の発想を超えて、短絡的に言うと、東西の対立...全文を見る
○国務大臣(海部俊樹君) お米の問題に関しましては、国会の御決議の趣旨を体しまして、今後とも国内産で自給するとの基本的な方針で対処してまいる考えでおります。  また、平成二年度予算の編成に当たりましても、農業が魅力あるものとして、また農業が今抱えておりますいろいろな問題を乗り越...全文を見る
○国務大臣(海部俊樹君) 若者がそのような問題で被害を受けないように未然に防止するために、まずこれは事業者に対する適正な融資が行われるように徹底して指導をしなければならぬというのは当然政府の責任でございます。  同時にまた、消費者にいろいろな情報を与え、若者がそのようなものに、...全文を見る
○国務大臣(海部俊樹君) 最初の質問の方は私先に少し答えておきましたけれども、学校教育の場でも社会教育の場でも、それらの青少年が被害に遭わないように十分政府としても予防の努力をし、事業者に対する適切な態度をとるようにその指導も徹底させなければならない、こう考えております。  二...全文を見る
○国務大臣(海部俊樹君) 先ほど申しましたように、この行動計画に出ております五つの問題は極めて大切なことだと考えておりますから、これから平成二年の予算編成にかかるわけでありますので、そのことを絶えず念頭に置きながら、大蔵大臣ともしかと話し合ってやっていくつもりでございます。
○国務大臣(海部俊樹君) 今御指摘のことにつきましては、私は署名をしたという記憶はございませんし、また原爆被爆者等援護法を制定しろということにつきましても、私の基本的な考え方は、政府としては今後とも現行の原爆二法を中心とする施策の充実によって対応をしていきたい、こう考えております...全文を見る
○国務大臣(海部俊樹君) 原爆被爆者の皆さんの被爆者としての健康障害という他の戦争犠牲者には見られない特別の犠牲に着目して、実態に即した対策をきょうまでも講じておるところであります。私は、被爆者の皆さんに対するいろいろな心の通い路を持って、何とかできる限りのことはしていかなければ...全文を見る
○国務大臣(海部俊樹君) それは聞きましたけれども、私は署名をいたしておりませんので、そのように申し上げる以外ない。しかし、私の気持ちは、被爆者の皆さんに対しても、大変それは特別な障害でお気の毒であったという被爆の事実を見ておりますから、従来同様の、既にある原爆二法をさらにきちっ...全文を見る
○国務大臣(海部俊樹君) 原爆被爆者の方に対する考え方、対応はお答えしたとおりでございますし、私は総理大臣として一生懸命それらのことに取り組んでおるわけでございます。  ただ、その法律なんかの署名のことをおっしゃいますけれども、そのことに関しましては、私は署名はいたしておりませ...全文を見る
○国務大臣(海部俊樹君) 被爆者の方々に対する気持ちは、決してそんな踏みつけにしたような気持ちは毛頭持っておりませんし、原爆二法を中心として既にいろいろ行っておることを続けてきちっと対応していこうという気持ちでございますが、何度おっしゃられても、私がその署名をしたろうと言われても...全文を見る
○国務大臣(海部俊樹君) それは私もさっぱりわかりませんので、私自身のできる限り問い合わせてみます。どこでどういうことになったのか、被爆者団体の方にもどういうところで私に署名をとられたのか一遍問い合わせてみます。
○国務大臣(海部俊樹君) 私が自分の責任において私が署名したことを取り消すというときは、それはそうなるでしょうけれども、私は署名をしておりませんので。それで先生がそう何度もおっしゃるから、それじゃよく調べてみますと言っておるわけですから、結論をそこで断定されるのは私にとってもいさ...全文を見る
○国務大臣(海部俊樹君) 申し上げたとおり、よく聞いてみます。
○国務大臣(海部俊樹君) 今御指摘のありました衆議院と参議院の議席数の変化、それに伴って法律案の採決の結果が異なるのではないかということは、予想としては考えられる問題でございますが、私は、やはりそこはよくお話し合いをさせていただいて、議会というものが二院制になっておりますのはそう...全文を見る
○国務大臣(海部俊樹君) まず第一のお尋ねでありますけれども、ポーランド、ハンガリーを中心として最近東欧諸国が非常に大きな枠組みの変化を来そうとしております。先ほど申し上げましたように、すべての国がやはり民主化を求めている。ところが、民主化を求めての動きには経済的に安定するという...全文を見る
○国務大臣(海部俊樹君) 私は記者クラブで講演をいたしましたけれども、そのときにも、正確に再現させていただきますと、きょうまで私どもの最重要の基本的問題は、北方領土問題を解決して平和条約を締結して安定的な関係を築くことである、この大原則は変わりないということをきちっと冒頭に言わせ...全文を見る
○国務大臣(海部俊樹君) 今お答えをしましたことと、それから隣の大蔵大臣からもいろいろ聞いておりましたが、八八年、八九年、それぞれ各十万ドルの拠出を実施しておりまして、ぎりぎりの努力を精いっぱい続けておる、こういうことでございます。
○国務大臣(海部俊樹君) 国際障害者年のテーマであります完全参加と平等の実現を図りますために、福祉、教育、雇用など幅広い分野にわたる施策を推進していく必要があります。  このため、政府としましては、昭和五十七年に障害者対策に関する長期計画を作成しますとともに、昭和六十二年には、...全文を見る
12月13日第116回国会 参議院 土地問題等に関する特別委員会 第9号
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○国務大臣(海部俊樹君) 二十一世紀へ向けて、我が国の限られた国土をすべての国民の皆さんのために有効に利用していくためにどうしたらいいかという観点から、第四次総合計画も誕生しておると私は理解をいたしております。そこに示されておりますような考え方を踏まえて、今土地の利用計画は進んで...全文を見る
○国務大臣(海部俊樹君) 国の行政機関の移転先等につきましては、いろいろ総合的に判断をして行われたものと承知しておりますけれども、結果として御指摘のように多くのものが首都圏内に移転したにとどまったこともこれは事実でありますけれども、しかしそれは東京都区部外へ出ていくということによ...全文を見る
○国務大臣(海部俊樹君) 御指摘のように、最初にも申し上げましたが、結果として東京都区部から首都圏内の近県に出たものが多いわけでありますけれども、首都圏その他の地域へも移転したものも一部ではございます。事実これは決心して持っていったわけでありますし、また埼玉県その他に行っておりま...全文を見る
○国務大臣(海部俊樹君) 御指摘のように、跡地の利用は優先的にそのような方に利用されるべきものであろうという基本的な考え方でございます。  また、跡地利用の考え方につきましては、昭和六十三年七月の閣議決定において、「財源としての活用を図りつつ、移転の趣旨を踏まえ極力公共・公益的...全文を見る
○国務大臣(海部俊樹君) 地方公共団体が本当に住民の意思をよく反映しながら住みよい地域づくりのために努力を願う。いわゆる地方の特性を生かした地域づくりのためには、いろいろ地域の総合的な行政主体である地方公共団体の果たす役割が増大してくることは御指摘のとおりでございまして、行政機能...全文を見る
○国務大臣(海部俊樹君) お触れになりました首都機能の分散の問題は、東京への一極集中の問題とも関連する極めて重要な問題だと考えておりますので、いろいろな角度からさまざまの御議論があることは承知しておりますけれども、私としては首都機能の移転ということについては極めて重大な問題だと受...全文を見る
○国務大臣(海部俊樹君) 土地基本法が成立しましたならば、それをスタートラインに立ったと心得て努力をするという石井長官の考え方は私も全く同じでございます。  そして、土地基本法で示されます土地利用に関する基本的な考え方、あるいは理念、そういったものは、やはり土地は公共のもので、...全文を見る
○国務大臣(海部俊樹君) 先ほど私は答弁の中で気持ちをはっきり申し上げて、今日のこういう土地高騰の結果が出ておることについて、政府としてもいろいろなことをしてまいりましたが、にもかかわらずこうなったことについては反省もしております。これは率直に最初に申し上げたつもりでございます。...全文を見る
○国務大臣(海部俊樹君) 御指摘をいただきましたようにこの数年来、都市部、特に東京を中心として高騰をしてきた土地の問題を眺めますと、所信表明で申し上げましたとおり、住宅を持ちたいという働く人たちの夢、これを奪っておるという認識を持っておりましたから、これもいろいろな努力によって、...全文を見る
○国務大臣(海部俊樹君) 地価高騰前の価格に戻せという御質問の御趣旨でございましたし、石井さんは前向きにュニークないい考えを持っておるというお褒めの言葉もあったわけですから、君は正直言って何と答えたのかと今ここで聞いてみたところでありまして、その答えがよければ私も直ちに判断をして...全文を見る
○国務大臣(海部俊樹君) 御指摘の御趣旨は私もよく理解をさせていただきますし、現実のところ東京圏では最近の報告では年収の七・五倍というのが住宅を確保できる一つの数字として出てきております。何とかこれを、お話がございますように五倍ということは、これは勤労者にとっても夢として実現が近...全文を見る
○国務大臣(海部俊樹君) これはまだ予算編成過程の、政府というよりもむしろ与党の内部におけるいろいろな御議論の中で、御指摘の東京圏における百万戸住宅供給計画というものが構想として語られました。私は、その考え方は極めて結構だと考えましたので、それが実現していくようにいろいろと措置を...全文を見る
○国務大臣(海部俊樹君) 私は年内予算編成をするということを念頭に置いていろいろなことを行っておりますので、年内予算編成のときには、ただいま申し上げましたような基本的な考え方に立って行ってまいりたいと思っております。
○国務大臣(海部俊樹君) 個人の基本的人権に属します土地の所有、そしてまた民主主義のもとにおける公共の福祉のために個人の権利は制約される。そのぎりぎりの接点の問題でありますから、積極的に社会のためを考えていただく、住みよい地域づくりのことを考えていただく、そうなりますと公共優先の...全文を見る
○国務大臣(海部俊樹君) 御指摘のとおりだと思います。そうしてまた、きょうまで顧みると、そのようなことが特に大都市においては続いてきておったということも事実だと思います。  したがって、そういったものを、今長官が答弁しましたように神話を打ち砕いていくということは、逆に言うと土地...全文を見る
○国務大臣(海部俊樹君) 御指摘のように、教育、特に義務教育という段階においては、将来国、社会を支えていく国民、社会人としての基本的な物の考え方を正しく身につけてもらうということも大切なことでございますから、そのようなことが教育の場を通じて行われていくことが望ましいわけでございま...全文を見る
○国務大臣(海部俊樹君) この問題につきましては、私は土地対策の中で非常に重要な点だと考えておりますので、さらに一層行政指導を強める。同時に専門的なことが御必要ならば担当からお答えさせますけれども、銀行のみならず不動産業者やいわゆるノンバンクと言われるところにも指導、徹底を周知し...全文を見る
○国務大臣(海部俊樹君) 突然の御質問でございましたので、今長官に答弁をしてもらいましたけれども、私は先ほど申し上げましたように、これは土地政策の重要なポイントだと思って既に指示はいたしておりますけれども、さらに徹底するように一層の努力をいたします。
○国務大臣(海部俊樹君) 地域の健全な発展と秩序のある整備を進めるためには、公有地の計画的な確保が重要であることは御指摘のとおりでございます。また、公有地の拡大につきましては、公有地の拡大の推進に関する法律において土地の先買い制度や土地開発公社制度等により実施をいたしておりますが...全文を見る
○国務大臣(海部俊樹君) 御指摘の問題につきましては、昨年六月に閣議決定をされました総合土地対策要綱においてもそれぞれの税の性格を考慮しながら均衡化、適正化を推進することにいたしておりますから、今御指摘の関係省庁において推進に努力をする。そのときにばらばらではなくて、よく連絡も協...全文を見る
○国務大臣(海部俊樹君) 土地政策に関しましては、おっしゃるように総合性は極めて大切なことで、各省間の考え方がばらばらであってはいけませんから、政府といたしましては土地対策関係閣僚会議を設置してその総合性の確保に努めておるところでございます。  また、住民参加の問題につきまして...全文を見る
○国務大臣(海部俊樹君) おっしゃるように、各省庁間の意見の調整も必要でありますし、また私はただいまもそのあり方とか進め方について党の方でもいろいろな御議論を願っておる、いろんな立場の意見を今議論されておるさなかだ、こう承知しております。
○国務大臣(海部俊樹君) 今建設省、自治省、農水省等においてこの問題についての調整、検討を行っておる最中でございますから、今ここで結論を申し上げることは御勘弁をいただきたいと思います。いずれにしても十分にその事情を踏まえてやっていきたいと思います。
○国務大臣(海部俊樹君) いろいろ途中の相談は受けておりますけれども、あくまでそれはまだ決まったことではございませんので、途中の相談の経過その他をここで申し上げるのは慎むべきことだと考えます。
○国務大臣(海部俊樹君) いろいろ御質問の中で貴重な御意見も承りましてありがとうございました。私は自分自身も土地対策は大事だと考えておりますし、そのような方向で取り組まなければなりません。  土地に関する閣僚の懇談会をもっともっと有効に活用をして省庁間の意思の疎通を図るとともに...全文を見る
○国務大臣(海部俊樹君) 諸外国と比べて確かに高いという結果は御指摘のとおりでございます。それから政府がいろいろきょうまでやってまいりましたこともあるのですけれども、結果がこうなってしまっておるわけでありますから、その点については最初に率直にきょうまでのことについてやってきたこと...全文を見る
○国務大臣(海部俊樹君) 例えば四全総の御指摘がございましたけれども、狭い日本の土地を有効に活用できるところは活用して、それぞれの機能にふさわしいような地域の活性化を持っていくことが一極集中を排除していくために、私は結果として役に立つ、こう思って御努力願っておりますし、あるいは今...全文を見る
○国務大臣(海部俊樹君) まさに御指摘になった問題は、昨年でございましたか、一時遷都問題というのが大変世をにぎわせたこともございました。私の記憶に間違いなければたしか仙台地方からも、関東の周辺からも、富士の山ろくからも、そして愛知県の東部からも、引き受けてあげるから大いに頑張って...全文を見る
○国務大臣(海部俊樹君) 首都機能の移転の問題につきましては、私、議員として非常に関心も持っておりましたし、自由民主党にあります首都機能移転に関する調査会の副会長ということで審議に参加させていただいてきた経緯等もございます。それから、全く世の中にはユニークなアイデアを持っておる方...全文を見る
○国務大臣(海部俊樹君) やはり、都市における生活空間の問題というのは、それぞれその地域地域に必要なものが求められ、都市計画その他においてもできつつあるものであるし、また小さく言えば公園緑地とか公共の憩いの場とか、そういったようなものがすべて都市の生活空間に入るだろう、私はこう思...全文を見る
○国務大臣(海部俊樹君) おっしゃることの全体、特に京都についてこれは例示的におっしゃったと思いますけれども、確かに長い歴史的な文化や伝統やそういった静かなたたずまいや、いろいろなものがその地域にとって必要なものでございましょう。特に京都というのは、外国人が日本へ来るときは京都と...全文を見る
○国務大臣(海部俊樹君) 先ほど申し上げましたように、由緒ある伝統的な建物その他については、乱開発によってそれが失われてしまうというようなことはあってはならないことだと私も思います。
○国務大臣(海部俊樹君) 今調査をしておる問題がもし事実であるとすれば、それはよくないことでありますから、今後起こらないように厳重に対応をさせます。
○国務大臣(海部俊樹君) 持てる者、持たざる者ということでありますから、私は自分自身がそんなに持てる者だとは考えておりません。けれども、世の中にはいろいろな立場がございますから、強いて分けろとおっしゃれば私は東京とそして一宮に私の家は持っております。
○国務大臣(海部俊樹君) 歩きながら取り囲まれてのいろいろな御質問なりやりとりは、記録も一々とっておりませんし、そういったことは私は自分では考えておりませんし、私自身はああいった一番高い公示がされたということに、逆に言うと非常に困惑しておるといいますか、なぜ僕の所が日本一のあれで...全文を見る
○国務大臣(海部俊樹君) 正確に申し上げさしていただきますけれども、これも廊下を歩きながらの質問でございましたが、私はいじめというものは全体よくないものだということをまず申し上げましたし、それから、朝鮮人であるという理由でいじめることはいけないから対応をさせますと言いました。そし...全文を見る
○国務大臣(海部俊樹君) 土地問題に関しましては重ねて申し上げさしていただきますけれども、これは極めて重要な問題であると理解をいたしておりますし、また政府としても土地問題の関係閣僚会議をつくって一省のみならず政府を挙げて、関係閣僚が集まって取り組んでいこうという態度をつくっており...全文を見る
○国務大臣(海部俊樹君) 御指摘のように私も土地問題につきましては、土地価格の急激な暴騰、そしてまた暴騰に伴って夢が奪われていく、土地を、家を持ちたいと思う働く人々の気持ち、そういったものを考えまして十月二日の御指摘の所信表明でもこれを内閣の最重要課題であると取り上げさせていただ...全文を見る
○国務大臣(海部俊樹君) 御指摘いただきますように、国民共通の認識をつくっていただきながら、そして土地は公共のためにいろいろな面で有効に活用、利用されて、それが社会生活の向上にも役立っていかなければならぬ。その御認識は全く同じくしておりますので私も全力を尽くして努力をさせていただ...全文を見る
○国務大臣(海部俊樹君) きょうの委員会でもお答えはさせていただいたと思いますが、きょうまでも土地の問題について政府は何もしないで眺めておったのでは決してないわけでございまして、例えば国土利用計画法を改正して監視区域を設定するとか、その他いろいろなことをやってまいりました。けれど...全文を見る
12月13日第116回国会 参議院 本会議 第12号
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○国務大臣(海部俊樹君) 大渕議員にお答えを申し上げます。  ゆがみやひずみのある税制を改めて、高過ぎるとか不公平だとか言われる御不満を解消しながら、またサラリーマン層の重税感を取り除くそういった目標を置きつつ、高齢化社会に対して、社会全体で必要な費用はすべての国民の皆さんに分...全文を見る