海部俊樹
かいふとしき
当選回数回
開催日 | 会議名 | 発言 |
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03月02日 | 第118回国会 衆議院 本会議 第3号 議事録を見る | ○内閣総理大臣(海部俊樹君) 総選挙による厳粛な審判の結果、私は、再び内閣総理大臣に任命され、国政を担当することになりました。内外の山積する諸問題を前に身の引き締まる思いでありますが、選挙の結果を謙虚に受けとめ、国民的合意を目指して全力を挙げてまいる決意であります。皆さんの御協力...全文を見る |
03月02日 | 第118回国会 参議院 本会議 第2号 議事録を見る | ○国務大臣(海部俊樹君) 総選挙による厳粛な審判の結果、私は、再び内閣総理大臣に任命され、国政を担当することになりました。内外の山積する諸問題を前に身の引き締まる思いでありますが、選挙の結果を謙虚に受けとめ、国民的合意を目指して全力を傾けてまいる決意であります。皆さんの御協力をお...全文を見る |
03月05日 | 第118回国会 衆議院 本会議 第4号 議事録を見る | ○内閣総理大臣(海部俊樹君) 土井委員長にお答えをいたします。 私が去る国会で施政方針を行わなかったことについての責任とおっしゃいましたけれども、議会の日程は各党間の御協議で調わず、私も各党間の御協議に従ったものであります。 国際環境の現状と日本の進路につきましても申され...全文を見る |
○内閣総理大臣(海部俊樹君) 加藤議員に答弁の前に、土井委員長に対する答弁漏れの補足をさせていただきます。 申し上げましたように、今度の日米首脳会談は、交渉ではなく、合意をするものでもありませんでしたので、全体的のお話は十分にいたしましたが、御指摘のように三〇一条の中身とか大...全文を見る | ||
○内閣総理大臣(海部俊樹君) 石田委員長にお答えを申し上げます。 お触れになった消費税の見直し案の問題でありますが、私どもほ、世論の動向その他を十分に勘案しつつ、思い切って見直し案を作成をいたしており、そして、それについてはこの国会に提案をするということを決めております。言わ...全文を見る | ||
03月06日 | 第118回国会 衆議院 本会議 第5号 議事録を見る | ○内閣総理大臣(海部俊樹君) 最初に政治倫理についての御発言があり、私の政治資金についても御指摘がありましたが、私にもリクルート社からの政治資金もございました。五年間で千四百四十万円でありました。ただ、これは、社会的に同社が問題になる前の通常の政治資金として受け取っておったもので...全文を見る |
○内閣総理大臣(海部俊樹君) お答えいたします。 冷戦の克服と平和共存の世界の構築を私は本当に願っております。究極の目的は、戦争という言葉を使わなくてもいいような平和共存の世界でございます。ただ、きょう現在は、まだ不安定性や不透明性がたくさんあり、現実的には力が世界の均衡を保...全文を見る | ||
○内閣総理大臣(海部俊樹君) 永末委員長にお答えします。 政府はこの数年間も構造調整の努力をしてまいりましたが、さらに国際的な構造調整を行っていくとき痛みが起きる、この痛みをどのようにして最小限度に食いとめるかと御指摘であります。 内需主導型経済構造への転換定着を図ること...全文を見る | ||
03月06日 | 第118回国会 参議院 本会議 第3号 議事録を見る | ○国務大臣(海部俊樹君) お答えいたします。 最初に、世界情勢についての見識はどうかとおっしゃいましたが、先生御指摘のように、東西の対立、対決という関係が冷戦時代の発想を乗り越えて、特に欧州においてその劇的な変化が目に見えてきております。私は、この世界の大きな流れというものは...全文を見る |
○国務大臣(海部俊樹君) 総選挙による国民の負託をどのように受けとめて政権を担当する決意かとのお言葉でありますが、私は今回の選挙は、世界の大きな流れに取り組む日本の対外的な姿勢、同時にまた、新しい世界の平和と安定の新しい秩序づくりに対して日本がどう参画していくか、あるいは国内の政...全文を見る | ||
03月07日 | 第118回国会 参議院 本会議 第4号 議事録を見る | ○国務大臣(海部俊樹君) 三木議員にお答えを申し上げます。 今年初めから、ブッシュ大統領から議題を決めないでいろいろ率直に話し合いたいという親書を二度ほどもらっておりましたが、今、世界には大変劇的な変化も起こっております。特に、東欧諸国を中心に起こった変化、ドイツ統一の動きな...全文を見る |
○国務大臣(海部俊樹君) 山中議員にお答えをいたします。 最初に、平和的に国際紛争は解決するということを憲法は基本精神にしておるから安保条約は憲法違反ではないかと、こういう趣旨のお尋ねですが、政治の目的というのは、国の平和を守り、国民生活の安定向上を図るものでありまして、我が...全文を見る | ||
○国務大臣(海部俊樹君) 今回の組閣に当たりましては、内外ともに大変大きな問題をたくさん抱えておりますから、そのような内政、外交にわたる当面の懸案を解決していかなければならない、そういう角度から人選を行った次第でございます。 また、政府から提出された消費税見直し案は不十分であ...全文を見る | ||
○国務大臣(海部俊樹君) 橋本議員にお答えを申し上げます。 戦後最大の変化の中で外交の基本方針はとのお尋ねでありますが、私は、東西の対決、力による対立が米ソ双方の意識の転換によってマルタ会談において冷戦時代の発想を乗り越えたということは、これは大変な変化であります。そうして、...全文を見る | ||
○国務大臣(海部俊樹君) 田議員にお答え申し上げます。 最近の世界の情勢の変化について、これらの変化を社会主義の破綻と考えているのではないか、また体制の選択という言葉を使ったのはどうなんだ、こう言われるわけであります。 私は、率直に申し上げて、自由主義と社会主義の選択とい...全文を見る | ||
03月08日 | 第118回国会 衆議院 予算委員会 第2号 議事録を見る | ○海部内閣総理大臣 選挙の結果についてのお尋ねでございますが、まず最初に、極めて厳しい状況の中で迎えた選挙でございましたけれども、自由民主党は、内外の山積するいろいろな諸問題について新しい時代を築くための選挙であると位置づけまして、対外的には、今東西の対立が終わりを告げて、世界が...全文を見る |
○海部内閣総理大臣 どう申し上げたらよろしいのでしょうか、選挙というのは、確かに消費税が大きな争点の一つであったことは事実でありますけれども、消費税だけであったとはちょっと考えられませんが、ただ、消費税の問題については、私は率直に言って、いつの演説会でも、党首討論会のときでも、税...全文を見る | ||
○海部内閣総理大臣 消費税の問題をめぐって今度の選挙で多くの時間を割いて論争されたことは、御指摘のとおりでございます。 消費税に対する基本的な考え方は、来るべき高齢化社会を迎えて、今までの不公平だと言われた税制を直して、直接税に偏り過ぎておった仕組みを改めて、減税を行いながら...全文を見る | ||
○海部内閣総理大臣 そのような数字の発表があったことは、大変心強いことだと思ってありがたく受けとめております。 それから、第二次内閣を組閣しますときは、申し上げましたようにいろいろな、内外ともに問題がたくさんございます。人材豊富な我が党で適する方が非常に多いわけでありますから...全文を見る | ||
○海部内閣総理大臣 その一言でということだけはちょっと御勘弁いただきまして、やっぱり国際社会の中で今日ほど劇的に世界の情勢が変わったことはございません。しかもスピードも物すごく劇的であります。私が、ことしの一月早々にヨーロッパを訪問したときにコール首相と話し合いをしましたときは、...全文を見る | ||
○海部内閣総理大臣 基本的に申し上げますと、日本の外交の基軸は日米関係であることは御承知のとおりでございます。そして私は、この日米関係を基軸にしながら日本が戦後選択をした自由民主主義と市場経済は制度として間違いなかった、ますますその意を強くしております。同時に、世界の大きな移り変...全文を見る | ||
○海部内閣総理大臣 ブッシュ大統領との首脳会談においては、特定の議題を決めずに話し合おうということで、何らの交渉をしたり何らの取り決めをしたりするんじゃなく、大きな、グローバルな問題から二国間問題から地域問題から、本当に幅広く、食事の時間も入れると六時間以上にわたってずっと隣席で...全文を見る | ||
○海部内閣総理大臣 日米構造協議に臨む心構えということでございますが、私は、日米関係というものが外交の基軸で極めて大切なものであるということ、同時に、日本はこの国の性格からいって、孤立して生活をしていくことのできる国ではない、相互依存関係を積み重ねていかなければなりません。しかも...全文を見る | ||
○海部内閣総理大臣 原田委員のただいまの高い次元に立っての御質問に、私は率直に敬意を表します。 同時に、日米首脳会談で議論しております間に、私はさきの近藤委員の御質問にも答えましたように、ただ単に貿易収支が五百億ドルを超えるとか下がるとかいう問題だけではなくて、世界の力による...全文を見る | ||
○海部内閣総理大臣 これは一海部内閣、一自民党という問題ではなくて、この日本の国とそしてアメリカとの当面は経済構造協議でありますけれども、その及ぼすところはやはり世界の平和と安定にもいろんな意味で影響があるということは、先ほどから私も率直に申し上げさせていただいておるとおりであり...全文を見る | ||
○海部内閣総理大臣 民主主義にとって、暴力はいかなる理由をつけようと許されるべきものではありません。そうして、法は国と社会の秩序を維持し、形成して、もって国民生活と社会秩序を守っていかなければならぬものでありますから、私は、その点はきちっとけじめをつけて対処していかなければならな...全文を見る | ||
○海部内閣総理大臣 伊藤委員の御指摘のように、衆議院の選挙の結果は、おかげさまで自民党が安定多数を得させていただきました。しかし、参議院は野党の総計が自民党の数を上回っておることもそのとおりでございます。 私が時々御質問を受けて、この現実の中では衆議院で通過成立したとしてもと...全文を見る | ||
○海部内閣総理大臣 別に私は隠し事をしたり秘密の約束を首脳同士でしてきたことは全くございませんし、また、言われますように、いろいろな高い角度から国際情勢全般の問題とか二国間の問題とか地域問題とか、いろいろな問題について六時間ほどお話をしたことも率直に申し上げております。 それ...全文を見る | ||
○海部内閣総理大臣 首脳会談のテーマの中で、今お触れになりました構造協議の問題に絞って申し上げますと、御承知のとおりに、日本側からはまとめてアメリカに七項目、アメリカ側からは日本側に大きく分けて六項目、細かく分ければ何十項目という問題について実務者間の討議が続いておることは御承知...全文を見る | ||
○海部内閣総理大臣 御指摘のように、今選挙とお金の関係をめぐって政治改革の議論が各党間で高まってきておることは、よく承知しております。自民党としても政治改革を断行しなければならぬという大きな願いも持っております。今度の選挙につきましても、いろいろな報道はあったことを承知しておりま...全文を見る | ||
○海部内閣総理大臣 選挙とお金の問題については、議員おっしゃるとおりでございます。そして、自由民主党も昨年政治改革推進本部をつくって、そこでいろいろ議論をして国会に提出しました、そして昨年皆さんの御理解と御協力もいただいて成立をしました公職選挙法の一部改正の法律も、そういった物の...全文を見る | ||
○海部内閣総理大臣 選挙費用の中で、具体的に今御指摘の法定選挙費用について、私もかつていろいろ議論、研究に参加をしたこともございます。そして、一定の金額の小切手みたいなものをつくって、そして一々小切手を切って、それが終わったときにはもうそれ以上お金を使うことができないよというよう...全文を見る | ||
○海部内閣総理大臣 政治資金というものは、社会的にある企業が問題を起こす前でありましたならば、これは通常の政治資金として受け取って処理をしていくということでございました。これだけリクルートが問題になっておりますので、私は今後は十分細心の注意をしていかなければならぬと戒めております...全文を見る | ||
○海部内閣総理大臣 いろいろな言葉とか現象がございますので、それを一つだけ取り出して言いますとちょっといけないことが起こるかもしれません。 私は、選挙中によく野党の首脳が今度の選挙は消費税の存廃をめぐる国民投票だと、こうおっしゃっておったのを思い出しますと、自民党が安定多数を...全文を見る | ||
○海部内閣総理大臣 党としては正式の態度をきちっと決めて、政策を公認候補のすべてにも徹底をして渡してございますし、また、総裁遊説でたまたま兵庫県に参りましたときに、当時の原候補も横においでのところで、私は、党として消費税の問題について率直にお願いしますと国民の皆さんにもお約束をさ...全文を見る | ||
○海部内閣総理大臣 私は、やはり政党人としては、政党に所属して選挙を戦います以上、党の公約を決めるまではいろいろな御自由な御議論もありましょうけれども、選挙を戦うときには党の決定に従って戦っていただくべきである、こう思いますから、厳重に注意をいたします。 | ||
○海部内閣総理大臣 さすが御経験の深い伊藤委員の御質問でございますので、私もメモをとりながら拝聴しましたが、消費税だけの議論ではだめだとおっしゃる冒頭のお話も、たまたま私が思い出すのは、昨年、税制改革法案を提案したときに我が党の当時の山中税調会長が趣旨説明で述べたことと同じで、消...全文を見る | ||
○海部内閣総理大臣 一たん廃止してとか凍結してとかおっしゃいますけれども、税制として既に昨年の四月から始まっておるものでありますので、それを凍結するとか廃止するというと、またそこで一つの混乱が出てまいりますので、私は先ほど、現状から出発してどのようなことをしたらいいかを御研究願い...全文を見る | ||
○海部内閣総理大臣 先ほどの近藤議員の御質問にも答えましたが、アメリカへ行って特にお荷物を背負わされて帰ってくるとかそういうことはございませんでした。また、お荷物を背負いに来いという話でもございません。話全体の中には、今年初頭の欧州訪問のときの西側首脳との話の内容とか、東側ヨーロ...全文を見る | ||
○海部内閣総理大臣 アジア・太平洋地域の問題につきましては、私がヨーロッパとアジア・太平洋地域はまだ違うという認識を持っておりますのは、現実にヨーロッパのように二つの軍事同盟が対決をして、NATOとワルシャワ条約機構ということでそれがきちっと力の対決の枠組みの中でおさまっておった...全文を見る | ||
○海部内閣総理大臣 税制改革は、私どもは二十一世紀に向けて必要なものだと思って去年の四月からお願いをしたわけでありますが、御指摘のようにスタートの時点においていろいろ手違いがあったり行き違いがあったり、皆さんからおしかりを受けるような場面があったことは、私も率直にこれは反省もいた...全文を見る | ||
○海部内閣総理大臣 いろいろ大蔵大臣が詳しく御説明をしましたとおりでございます。 | ||
○海部内閣総理大臣 今議論されております個々の問題について、私は、この場でどうするこうするということをお答え申し上げるわけにいきませんけれども、両国間できょうまでずっと積み重ねてきた問題がいろいろなところで行き詰まっており、とまっており、それが進展していないところに今度のアメリカ...全文を見る | ||
○海部内閣総理大臣 日米構造問題協議につきましては、これほかねてから日本が自主的に国民生活の質を高めなければならないと思って着手をしてきたこと、いわゆる前川レポートにありますように、内需を振興して、国際社会の中においては貿易の相互依存関係というものをしっかりと認識したことをしてい...全文を見る | ||
○海部内閣総理大臣 言われるような報道があったということは承知しておりますけれども、私はそのような実態を承知してはおりません。ですから、むしろ選挙をやるに当たって正直に、借金をしたという実情を私は知っておりましたから、党首討論会のときに申し上げたことはそのとおりでございます。借金...全文を見る | ||
○海部内閣総理大臣 そのような具体的なことがあったかどうか、それは承知しておりませんし、そのようなことは私も聞いておりませんが、いずれにしても、自由民主党としては選挙を戦うためにできるだけ厳しくやっていかなきゃならぬ。今回の場合は、言いわけするわけじゃありませんが、もう励ます会な...全文を見る | ||
○海部内閣総理大臣 今後厳しく戒めていかなければならない使い方であると思います。 | ||
○海部内閣総理大臣 企業もやはり社会的存在であり、しかも税もちゃんと負担しておるわけでありますし、企業は社会で雇用もきちっと持っておるわけでありますし、いろいろな意味で企業は初めからいけないと決めてかかるのはいかがかと思いますし、また、ヨーロッパでは禁止していない。御指摘のアメリ...全文を見る | ||
○海部内閣総理大臣 私は自分の選挙区へ今度は一回も帰れませんでしたので、また、コマーシャルをやるほど裕福でもございませんのでしておりませんが、ひとつ正森委員に私の素朴な疑問を率直に言わせていただきますけれども、企業ぐるみ選挙というのが我々がきょうまで受けていた感じは、むしろ野党の...全文を見る | ||
○海部内閣総理大臣 最初に申し上げさしていただきたいことは、ブッシュ大統領との一連の首脳会談が終わりました直後に、二人で同席をいたしまして、それぞれプレスリマーク、新聞に対する共同発表というのをいたしまして、大統領は大統領としての考えをずっと言われた。私は私としての受けとめ方や会...全文を見る | ||
○海部内閣総理大臣 先ほど申し上げましたように、きょうまでの長い間続いてきた実務者会談の結論というものに満足をしていない、したがって、別の角度からさらに日米関係を大切に考えて努力をしてほしい、こういう要請であろうと思います。私は、それを率直に受けて、これは内閣の重要課題として、日...全文を見る | ||
○海部内閣総理大臣 非常にたくさんのテーマについて話し合いが行われたわけでありまして、中には、これはできるものとできないもの、できるにしても直ちにできるものなのか、時間がかかるものなのか、いろいろな話し合いがなされてきたと思います。それを各省の担当の人に任せておったのではなくて、...全文を見る | ||
○海部内閣総理大臣 例えばスーパー三〇一条の問題にお触れになりましたけれども、制裁を一方的にちらつかせての交渉という立場でいきますと、別の悪い影響もより起こるので、話し合いによって解決しましょうというので、大統領が具体的に指示いたす三つの項目についてはそれぞれ別々に、構造協議とは...全文を見る | ||
○海部内閣総理大臣 私は、日米関係は極めて大切だと考えておりますから、内閣の最重要課題としてこの当面の経済構造問題には取り組んでやってまいります。 | ||
○海部内閣総理大臣 先ほどそのことを詳しく申し上げようと思ったら、ちょっと答弁を短くせよという御注意もありましたので途中でやめてしまいましたが、お許しをいただいてちょっと触れさせていただきます。 日本は、今輸入の努力をいろいろしておって、数字の上では日本の輸入は多くなっており...全文を見る | ||
○海部内閣総理大臣 特にアジア・太平洋地域にもあるいは東西関係にもどんな影響が出るのか、いろいろな情勢を慎重に見きわめて対処していかなければならないと考えております。 | ||
○海部内閣総理大臣 党と内閣といろいろ人事をいたしますときに、内外ともに非常に重要な難しいときで、直ちに取り粗まなきゃならぬ問題がたくさんございました。党は従来のしきたりもございまして、党の三役というものを内閣を決める前に相談をして決定をいたします。政策的に極めてできる、政調会に...全文を見る | ||
03月22日 | 第118回国会 衆議院 本会議 第6号 議事録を見る | ○内閣総理大臣(海部俊樹君) 富塚議員にお答え申し上げますが、質問の冒頭に私に過分なお言葉をいただきましてありがとうございました。私も、再び国会に富塚さんが帰ってこられたことを心からお喜び申し上げますとともに、国会のためにこれからも一層御活躍いただくように御期待をさせていただきま...全文を見る |
○内閣総理大臣(海部俊樹君) お答えをいたします。 最初に、国会の現状と消費税問題の対応についてお尋ねがありましたが、私たちは、総選挙を通じて国民の皆さんに率直に、税の話は決して楽しい話ではありませんけれども、ぜひお願いしなきゃならぬから聞いてくださいと言って、消費税の問題、...全文を見る | ||
03月22日 | 第118回国会 衆議院 予算委員会 第3号 議事録を見る | ○海部内閣総理大臣 国会の運営に関しましては、各党がそれぞれにお話し合いをいただき、その日程をお決めいただくことに従っていくのが私は内閣としてはとるべき姿である、こう考えてまいりましたし、また、いろいろと国会の運営その他について各党のお話し合いをいただいております間は、自由民主党...全文を見る |
○海部内閣総理大臣 今御議論がありますように、いろいろな難しい問題を抱えておりますが、結局はおっしゃるように抜本的に、一体負担とそれから水準をどの程度に持っていって国民の皆さんの御納得をいただくかということは極めて重要な問題でございますので、ただいまの御質疑等も私は伺って、各関係...全文を見る | ||
○海部内閣総理大臣 いろいろ御議論の経過のあったことは私も十分承知いたしておりますが、今この輸送の実施に当たっては、安全の確保に万全を期していかなければならないと考えておりますし、海上における犯罪の予防及び鎮圧は第一義的に海上保安庁の任務でありまして、護衛船として海上保安庁の巡視...全文を見る | ||
○海部内閣総理大臣 政府といたしましては、補正予算をできるだけ早く成立させていただきたいという気持ちで提出をし、御審議のお願いをいたしたわけでありますけれども、国会は御承知のように、各党間においてお話し合いをいただき、その国会の日程は決められていくのが私は議会政治というもののやは...全文を見る | ||
○海部内閣総理大臣 各党のお話し合いがそのように進んでおるということは私どもも報告を聞いておりますし、そのような処理で各党が書記長・幹事長会談ですか、そこでお話し合いをしていただいた、こう受けとめさせていただいております。 | ||
○海部内閣総理大臣 率直に申し上げますと、前国会ででき得れば補正予算は御審議願いたいというので、内閣としては補正予算を国会に提出をし、御審議を強くお願いしてきたのでありますけれども、国会の運営は政府の思うとおりにはまいりませんので、いろいろ各党のお話し合いによって今日こういうこと...全文を見る | ||
○海部内閣総理大臣 国会のことは国会において、お話し合いによって決めていただくというのが私は議会制民主主義のあるべき姿だと思いますし、私も議運や国対の委員長もやらしていただき、その辺の重要なこと、大切なことは重々承知しておるつもりでございます。 | ||
○海部内閣総理大臣 いろいろ御議論を承りました。今後、財政法の二十九条は尊重してまいります。 | ||
○海部内閣総理大臣 消費税の問題につきましては、前回の参議院選挙のとき、今回の衆議院選挙のとき、いろいろな報道を通じて自由民主党の立場というものは国民の皆さんがよく御理解をいただいておると私は受けとめておりましたし、また私自身、党の総裁として党首討論会に参りましたときも、自由民主...全文を見る | ||
○海部内閣総理大臣 決して言いわけじゃありませんし、私は、消費税を見直し、それを定着させることが必要だということで、法案も提出をし、御議論もお願いして、そうしていただきたいとこう願っておるのでありますから、どうぞよろしくお願いします。 | ||
03月23日 | 第118回国会 参議院 予算委員会 第2号 議事録を見る | ○国務大臣(海部俊樹君) 政府といたしましては、補正予算、これは一刻も早く成立させていただきたいという願いを持っておるものでございまして、既に二月二十八日に国会に提出をし、本補正予算に盛り込まれた措置が、いずれも国民生活の安定と向上を図り我が国の国際的責務を果たす上で早期に実施す...全文を見る |
○国務大臣(海部俊樹君) 公務員の皆さんに月一回で給与をお払いするという建前が貫けなくなり、政府としてはできるだけの努力をしたつもりでございましたが、分割ということに相なりました。この点につきましてはまことに遺憾なことであって、今後できる限りそういったことが起こらないようにしなけ...全文を見る | ||
○国務大臣(海部俊樹君) 最初にお答えしましたように、議会の運営というのはそれぞれの各党のお話し合いによって決められていくのが議会政治としてあるべき姿であると私は考えておりますので、その各党間のお話し合いを見守り、同時にまた、その間において補正予算のおくれによって多くの方々に御迷...全文を見る | ||
○国務大臣(海部俊樹君) 政府・与党の会議で幹事長や執行部の物の考え方も聞いてまいりましたけれども、決して参議院を軽視するとか、参議院の議決権を縛るという角度での議論ではなかったと思います。 | ||
○国務大臣(海部俊樹君) 国会でいろいろ御議論をいただくということ、これは初めから数が多いから少ないからということだけで全部結論が出てしまうというのでは議会政治ではないと思いますので、いろいろな角度からのいろんな御議論があって、まあここまで歩み寄ればそれでいいなという、そういった...全文を見る | ||
○国務大臣(海部俊樹君) 御指摘のとおりだと思いますし、また私は、時々例を引かせていただくのは、このようないわゆるねじれ現象が始まった後においても、与野党の皆さんの御理解によって土地基本法というものも話し合いによって通過、成立させていただいた、これはこれからの運用によって国民生活...全文を見る | ||
○国務大臣(海部俊樹君) お言葉を返すようで恐縮ですけれども、政府が法案を国会へ出しますときには、その時点ではやっぱり政府としては最善を尽くしてこれがベストだと思ってお出しをしませんと、出す前から、初めからこれは最善じゃないなんと思ったのではこれは努力不足だとおしかりを受ける気が...全文を見る | ||
○国務大臣(海部俊樹君) 御指摘のような考え方を私も持ってお答えを申し上げたつもりでございます。 | ||
○国務大臣(海部俊樹君) 選挙を行ってそれぞれのところで当選をされるということは、それぞれの地区の有権者との間で洗礼を受けるたった一つの方法だと思っております。ですから私は、政治家として洗礼を受けた、こう判断をいたします。 ただ、それですべて自由民主党は終わったというのかとお...全文を見る | ||
○国務大臣(海部俊樹君) 今回は内外のいろいろな諸問題を解決するために人材をお願いして組閣をしたわけでありまして、今おっしゃるようなことは私は結果としてそうなったということでございまして、だから初めからだめだというようなことではございませんでした。 | ||
○国務大臣(海部俊樹君) 政治倫理に反しても構わないとは決して考えておりません。 同時にまた、党の政調会長人事のときには、今日までの政調会における活動とか政策に対する物の考え方とか、そういったことを執行部と相談して決定になったわけであります。 | ||
○国務大臣(海部俊樹君) 任命時においては報告を受けておりませんでした。 | ||
○国務大臣(海部俊樹君) 任命しますときには聞いていなかったんですが、その後、すべての閣僚に自主申告をしてくださいということを官房長官の方から指示をいたしておりまして、その結果自主申告がなされて、そして深谷さんの件は、本日私もいろいろと承って、ここで申し上げたいという本人の意向で...全文を見る | ||
○国務大臣(海部俊樹君) 今発表の問題を、この内容をよく確かめました上で、私たちの決めておりますリクルート問題におけるけじめ案に照らして判断してまいります。 | ||
○国務大臣(海部俊樹君) 四月の初めごろまでに判断したいと思いますから、それまでお待ちをいただきたいと思います。 | ||
○国務大臣(海部俊樹君) そのようにいたします。 | ||
○国務大臣(海部俊樹君) 私の政治資金にリクルート関係のものがあるということは、これはまだリクルートが社会的な問題を起こす以前のことではございましたけれども、通常の政治資金として受け取ったものがあったことは私は総裁選挙に立候補する前にこれは発表したとおりでございます。私の事務所で...全文を見る | ||
○国務大臣(海部俊樹君) 御指摘の報道された金額というのは、私には全くわからない金額でございます。そして、私の事務所できちっと調べてすべて公表いたしておりますので、あれがすべてだったと私は考えております。 今後戒めてやっていくと申しましたが、私はそれぞれに対して自分の考え方を...全文を見る | ||
○国務大臣(海部俊樹君) 金のかからない選挙といいますのは、やはりお互い、お互いと言っちゃいけませんですね、自民党の我々から考えると、仲間に話を聞いても、年間経費が一億円近くかかるということを新人議員が公表もいたしました。また、野党の皆さんも、それぞれ政治活動にはお金がかかるので...全文を見る | ||
○国務大臣(海部俊樹君) 選挙中、私自身はもう朝から晩まで一本のマイクを頼りに街頭演説で走り回っておりましたし、また候補者にも、今年二月一日から公職選挙法の一部改正案が成立しておりますから、金銭によって寄附行為あるいは買収活動と疑われるようなことをしてはいけない、そういった法律も...全文を見る | ||
○国務大臣(海部俊樹君) 選挙中どういうことをしたかとおっしゃいますけれども、私はさきにも申し上げたように、マイクを頼りに一生懸命演説をやって回っておったということと、同時に、選挙にお金を余り使わないようにしていくためにはどうしたらいいかという選挙制度の改正も一生懸命考えておると...全文を見る | ||
○国務大臣(海部俊樹君) 補正予算を提案いたしましたときに、社会のいろいろな要請とか、あるいはまた国民生活の安定、向上のためにこれは必要なものだと考えてつくった補正予算でありましたから、選挙が終わりましてからも同じものをやはりお願いして成立させていただかなきゃならぬ、こういうこと...全文を見る | ||
○国務大臣(海部俊樹君) 元年度補正予算に御指摘のように幾つかの基金創設措置を講じておりますが、これは関係閣僚が既に詳しく申し上げましたように、最近における諸情勢の変化に適切に対応することによって国民生活の安定や向上を目指したものであり、その目的及び運用等について厳しく精査した上...全文を見る | ||
○国務大臣(海部俊樹君) 今後とも概算要求基準の設定、また補正予算の編成に当たっては、それぞれおのおのの持っております趣旨に沿って適切な財政運営に努めなければならないと考えます。 | ||
○国務大臣(海部俊樹君) それぞれの趣旨に沿ってとお答え申し上げましたけれども、シーリングを設定することによって財政再建をきちっとしていかなきゃならぬという政策目的を持ってシーリングは決めてまいったものでございますし、補正予算の編成に当たってはまたいろいろの趣旨によって行ってきた...全文を見る | ||
○国務大臣(海部俊樹君) 経済活動が自由に行われることを政府が余り規制をしたり方向づけたり誘導したりしないことが市場原理を育てていくための根本であると私は理解しております。 | ||
○国務大臣(海部俊樹君) 先ほど答弁の中で申し落としましたが、自由に公平に平等に競争のできるルールづくり、あるいはそういった国のあり方をつくっていく、そのために邪魔をしておるような規制その他があったらこれは解除をして、創意工夫に任せて切瑳琢磨してもらうことが自由経済というものの大...全文を見る | ||
○国務大臣(海部俊樹君) 昨年の参議院選挙の結果、自由民主党は厳しい審判を受けました。そして、今度の衆議院の総選挙のときには、再びあのような轍を踏んじゃならぬというので、みんなが力を合わせて国民の皆さんにお訴えをしてまいりました。しかし、消費税の問題につきましても率直に訴え、同時...全文を見る | ||
○国務大臣(海部俊樹君) 委員おっしゃるように、国民の皆さんから見てわかりやすい議論をしていただく、そしてその御議論の中でなるべく歩み寄って問題を解決して前進させていっていただく、このことを心から期待するものでございます。 そして、ねじれ現象という言葉がいいのか悪いのか使わせ...全文を見る | ||
○国務大臣(海部俊樹君) 過日の日米首脳会談におきましては、話題にいたしましたテーマは非常に幅広く、国際情勢から地域問題から二国間関係から随分たくさんございましたが、今委員御指摘の日米構造協議の問題も当然話題になりました。 そのことにつきましては、個々の問題一つ一つについてど...全文を見る | ||
○国務大臣(海部俊樹君) おっしゃるとおりに、戦後日本が明るい社会、豊かな暮らしを手にすることができたのは、やっぱり日米関係の枠組みの中で平和を守り、同時にまた自由貿易、自由経済という経済の仕組みの中で貿易が伸びて、そしてこのような豊かな社会をつくることができたんだ。そこまではそ...全文を見る | ||
○国務大臣(海部俊樹君) 日米首脳会談のときにはもちろんのこと、またことしの一月の欧州の首脳との会談のときにも、地球的な問題として麻薬のことはテロ、環境問題とともに三つの協力をしなきゃならぬ重大問題だということがよく話題になりました。麻薬の問題に関しましては国際協力を進めていくと...全文を見る | ||
○国務大臣(海部俊樹君) 選挙中のいろいろな人々の意見につきましては、今静かに反省をいたしまして、ここであえて御議論を闘わせようとは思いませんが、最近の株、円の状況については非常に注目をし心配をしております。きょう大蔵大臣がアメリカへ参りますのもそのためでございますし、この間の首...全文を見る | ||
○国務大臣(海部俊樹君) お言葉を返したくありませんけれども、社会党さんは長い間日米安保反対でございましたので、我々自民党の方から見れば、社会党とアメリカとは余りうまくいかぬのじゃないかと漠然と思っておったことはこれはやむを得なかったと思います。ただ最近は非常にお変わりになりつつ...全文を見る | ||
○国務大臣(海部俊樹君) 日米関係がこういう状況になってきた、不幸な状況に到達したということを解決するのに、私が最初に言ったように、これは一自民党とか一海部内閣ということではございません。日本の国とアメリカとの関係になりますから、功名争いとかなんとかいうことも全く念頭にはございま...全文を見る | ||
○国務大臣(海部俊樹君) ブッシュさんの表情とかブッシュさんのお話しぶりというのは、何というんでしょうか、私が最初の首脳会談でテータテートをしたときよりも何かこうぐっと近しいものを感ずるようになったと私は思っておりますが、はっきりおっしゃったことは、要するに日本とアメリカの間に今...全文を見る | ||
○国務大臣(海部俊樹君) 私は、その真ん中辺じゃないかと、こう思っております。 といいますのは、二百数十項目にも及ぶ問題点をずっとあげつらって、随分細かいこともございます。私も初めから終わりまで全部ずっと目を通してみても、随分いろいろあるな、我々が何とも思わないようなことも向...全文を見る | ||
○国務大臣(海部俊樹君) 構造協議問題は政治が主導しなければならぬというのは御指摘のとおりでありますし、また私も首脳会談を通じてそのことを肌で感じ取ってまいりました。また、実務者の皆さんの大変な努力もその都度報告を聞き、進展状況等も見ておりますけれども、やはり日米双方ともに言える...全文を見る | ||
○国務大臣(海部俊樹君) この間アメリカへ行きました夏の訪米のときに、ボストンへ行って日本異質論を書いた御本人やライシャワー先生以下十五人ぐらいの文化人の方に時間を区切らないでお話を聞く機会をつくりました。いろいろ聞いたんですけれども、日本異質論というのは、やはり我々が非常に何で...全文を見る | ||
03月26日 | 第118回国会 参議院 本会議 第5号 議事録を見る | ○国務大臣(海部俊樹君) 前畑議員にお答えをいたします。 税制の基本的なあり方につきましては、負担の公平、経済への中立性、制度の簡素さを挙げたところでありますが、いかなる税目も、長所を持つと同時に、反面問題点も有するものでありますから、単一の税目によっては税制に求められる各種...全文を見る |
○国務大臣(海部俊樹君) 峯山議員にお答えを申し上げます。 総選挙中におきまして、私たちは消費税の問題を率直に国民の皆さんにお訴えをしてまいりました。選挙中の野党の御意見の中には、今回の選挙は消費税の存廃をかけた国民投票であるというものもあったわけであり、その意味では総選挙の...全文を見る | ||
03月26日 | 第118回国会 参議院 予算委員会 第3号 議事録を見る | ○国務大臣(海部俊樹君) 御指摘のように、東西の対立の、特に力による対決の枠組みが変わりつつある。そして、今日までの片やアメリカ片やソ連を頂点とする冷戦構造というものの発想を乗り越えて新しい世界の枠組みをつくっていこうという動きがあるということ、これはもう先生御指摘のとおりであり...全文を見る |
○国務大臣(海部俊樹君) 今の御質問の成果重視というのは日米の間にある貿易の不均衡、これが是正されていくという成果を重視するかという、こういう角度かと思いますけれども、確かにこの数年間五百億ドルを超える対米貿易不均衡があったこと、これに対して時々議論をされ指摘を受けてきたことは事...全文を見る | ||
○国務大臣(海部俊樹君) アメリカが持っております双子の赤字というもの、これが世界の経済にとって非常に大きな影響を及ぼすものであることはよく御承知のとおりと思います。これは日米の構造協議のみならず、サミットの場なんかでも議論になる問題でありますが、このことについては日本から米国に...全文を見る | ||
○国務大臣(海部俊樹君) 今お引きになりました例は、私は必ずしもいい例だとは思いません。 そうしてブッシュ大統領と私との話のときも、要するに自由経済、自由貿易の制度、仕組みというものの中でアメリカも日本も自由社会も安定と繁栄をしてきたんですが、今アメリカの議会の中に保護主義の...全文を見る | ||
○国務大臣(海部俊樹君) 御指摘の方向は私もそのとおりだと思います。そうして過日の日米首脳会議のときにも、日米経済構造の問題の協議だけで終わったのでは決してございません。今委員おっしゃったように、欧州における変化、そして東西の対立が終わったときに、今日まで鉄のカーテンの向こう側の...全文を見る | ||
○国務大臣(海部俊樹君) 日米間で極めて象徴的なテーマになっておることは御指摘のとおりだと思います。そして、このことについては今日まで各界のいろいろな御意見や御議論があったことも私は承知しておりますし、流通特に地方のいろいろな問題についての流通の秩序をいろいろな角度から考えていか...全文を見る | ||
○国務大臣(海部俊樹君) 極めて大切なことでありますから、その内容について今いろいろと手順、 手続を踏み、相談をし、苦慮し、考えておるさなかでありますから、ここで具体的にその中身について申し上げることはかえって憶測を呼んでいけないことだと思いますが、真剣に今取り組んでおるという...全文を見る | ||
○国務大臣(海部俊樹君) 大店法の問題と中小小売業の問題と、これはちょっと分けて御議論を願いたいと思うこともございます。 大店法の問題で一番議論になっておりますのは、事前の調整期間に八年も十年も、甚だしいものは十年も超えるという指摘が随分されております。こういったことはいわゆ...全文を見る | ||
○国務大臣(海部俊樹君) 日米首脳会談のときに為替市場に対する日米の協力については議題といたしましたし、私からもその協力の重要性について発言もいたしました。また、アメリカの大統領もそのことは率直に受けとめてもらって、たしかプレスリマークスの中にもそのことに触れた発言があったと思い...全文を見る | ||
○国務大臣(海部俊樹君) 先ほど先人の名前を私知りませんでして失礼いたしましたが、文化の問題につきましては、大切にしていかなきゃならぬという気持ちは私も同じぐらい持っておるつもりでございます。 そして、今年度のいろいろな施策の中でいろいろ御議論をいただいております芸術文化振興...全文を見る | ||
○国務大臣(海部俊樹君) できるだけ増額をすることが望ましいという気持ちは私も強く持っておりますし、また現に平成元年度の文化予算は対前年度比八・三%増の四百九億円となっておりますし、また平成二年度予算案でも五・六%増の四百三十二億円を計上して、今後とも文化振興のため一層の推進を図...全文を見る | ||
○国務大臣(海部俊樹君) 消費税の問題あるいは税収の問題について、まさにこういう国会の場で御議論をいただくことが一番ふさわしい御議論の場だと私は思っておりますし、また消費税につきましては前回のいろいろな経緯等も踏まえて政府としては見直し案をきちっとつくって御提示しておるわけであり...全文を見る | ||
○国務大臣(海部俊樹君) それぞれ必要な政策的な目標を含めたものをやっておるわけでございまして、例えば、こだわるようですが、芸術文化の基金もあれは選挙目当てのばらまきじゃなくて、将来の日本の心豊かな社会のためにすべての国民の皆さんに均てんするものであると私は信じてお願いしておるわ...全文を見る | ||
○国務大臣(海部俊樹君) 外務大臣がお答え申し上げたとおりでありますけれども、いわゆる三世問題につきましては、両国政府間の協議を通じて満足し得る結論が出ますように努力を続けていきたいと思っております。 | ||
○国務大臣(海部俊樹君) リクルート事件につきましては、今御指摘のように、ただいま司法当局において厳正な裁判が行われておるものと理解をいたしますし、またその他の問題につきましては、私どもは再発を防止しなければならぬという大きな責任と反省に立ちまして、自由民主党としては党内の政治改...全文を見る | ||
○国務大臣(海部俊樹君) 私は、通常の政治資金と思って受け取ったものを、去年の八月の総裁選挙に立候補の前にうちの事務所できちっと調べてわかった限りのものを提出しておりました。御指摘の報道があったときに、私には全くわからないものでありましたので、念のためにこういったことがあるけれど...全文を見る | ||
○国務大臣(海部俊樹君) 清算事業団職員の再就職を促進するために政府としては全力を挙げてきたところでございますし、またこれまで再就職先を紹介するなど、できるだけの努力を積み重ねてきたと私も報告を聞いておりますが、残された期間もまだございますので、それらの方々に少しでも再就職の望み...全文を見る | ||
○国務大臣(海部俊樹君) 一括処理といいますのは、補正予算とそれの関連法案でありますから、できるだけ同時に答えが出ませんと国民の皆さんのためにこれを実行することができませんから、一括処理をしたいという気持ちは私は表裏一体のものだという受けとめ方をしていただけるとありがたいと思いま...全文を見る | ||
○国務大臣(海部俊樹君) 私ははっきりとお答え をしておるつもりでございますけれども、もう一回繰り返しますが、衆議院と参議院は院が違うわけでありますから、衆議院においてはそれぞれお話し合いもされる、参議院においても政党対政党において参議院の運営、日程、その他についてはお話し合い...全文を見る | ||
○国務大臣(海部俊樹君) リクルート問題を謙虚に反省して、自由民主党としては政治改革に全力を挙げて取り組む、こういうことにしておりますけれども、今申し上げたように三権分立の世の中で、行政府を代表する総理の立場で衆議院はどうしろ参議院はこうしろとか、そんなことを言うこと自体が私はい...全文を見る | ||
○国務大臣(海部俊樹君) 今度の日米首脳会談は、前後六時間近くいろいろ話をしましたけれども、個別の問題についてこれをこうしろとかああしろとか、そういった約束をしたり私が重荷と感じたことは一切ございません。そして会談で話されたことは、もっとこう、何というんでしょう、大きな、日米両国...全文を見る | ||
○国務大臣(海部俊樹君) 格式張った理屈を言うつもりはありませんが、外交処理の第一義的な責任と窓口はやはり政府だと、こう責任を持って感じておりますので、外交問題の処理は政府がまずやらなきゃならぬ、この自覚を持って事に当たっておりますが、さはさりながら、おっしゃるようにこれは日本の...全文を見る | ||
○国務大臣(海部俊樹君) 何度も申し上げるようで恐縮ですが、国民生活の質を高めていく、これは視点を変えて言うと消費者の立場に立って物を考える。これはどんな立場に立っていらっしゃる方もある意味ではすべて消費者でもあるわけでありますし、また豊かさが実感できないという御批判も世の中から...全文を見る | ||
○国務大臣(海部俊樹君) 国の政治の目標は、これはもう申し上げるまでもなく国の平和を守っていくことと国民生活を安定向上させることである、私はそう割り切っております。 国民生活を安定向上させるために、今世界に戦後ずっととられてきたいろいろな経済関係というものが対立から協調にだん...全文を見る | ||
○国務大臣(海部俊樹君) 基本的な考え方は、また繰り返しになるかもしれませんけれども、やはり日本は国際社会で孤立して生きていける国ではないと私は思っております。そして、戦後日本の今日まで歩んできました道は、ある意味では非常に幸運だったと思います。それは自由貿易、自由経済のもとで日...全文を見る | ||
○国務大臣(海部俊樹君) 国民の生活の質を向上して豊かさを実感してもらうようなそんな政治にしなければならぬということはまさにそのとおりで、そのためには、当面、例えば土地基本法を御議論いただいて成立させていただいた、その理念に従って住宅問題や土地問題に取り組んで今国民生活の質を高め...全文を見る | ||
○国務大臣(海部俊樹君) 土地基本法の理念に基づきまして、今御指摘の個々の土地税制につきましては極めて緊急に対応しなければならぬものと心得ております。したがいまして、直ちに税制調査会の御議論等もいただきながら、平成二年度じゅうに対応策をまとめて提案いたしたいと、こう思っております...全文を見る | ||
○国務大臣(海部俊樹君) 両大臣が答えましたこととダブらないように簡潔に申し上げます。 経済の発展をしていく上においてエネルギー問題は極めて大切でありますが、最近エネルギーの需要が成長率一%についてどうなのかというのがちょっと多くなってきておるような傾向も見受けられますので、...全文を見る | ||
○国務大臣(海部俊樹君) 現在行われております消費税でございまして、一たんこれを廃止してとかおっしゃいましても、そうではなくて、私たちはそのいけないところはいろいろ御議論をいただいて、また御批判もいただいて見直し案も提案いたしておりますし、またこの間の国会における修正部分にもちゃ...全文を見る | ||
○国務大臣(海部俊樹君) 障害を持つ方々に対しては、私たちはできる限りの配慮をして、政策努力をしていかなければならないと考えております。 | ||
○国務大臣(海部俊樹君) ただいま御指摘の、障害を持つアメリカ国民法制定の動きがアメリカの議会にあるということは承知いたしております。 | ||
○国務大臣(海部俊樹君) それぞれ専門的に努力をしておることは厚生大臣も言うておると思いますけれども、さはさりながら、その中で横との連絡とかそれから枠組みを乗り越えたいろいろな思いやりや配慮等が必要であろうという角度の先生の御質問だと思いますし、また私が調べてきましたアメリカの法...全文を見る | ||
○国務大臣(海部俊樹君) すべての障害を持つ人々に、その障害を持つ人々にふさわしい教育の方法というものはどういうものがあるんだろうかということで、今日までも特殊学級とか養護学校とかいろいろな制度、仕組みをやってまいりましたけれども、さらに一歩乗り越えてきめの細かい対応策を考えてい...全文を見る | ||
○国務大臣(海部俊樹君) 今人事院総裁が申しましたが、国家公務員試験におきましては、通常文書を媒体として業務を行うことの多い職種について行われておりますので、この点から試験の内容、方法にも制約があって点字受験の実施については困難な点があるということでございますが、しかしできること...全文を見る | ||
○国務大臣(海部俊樹君) 土地の問題が現下の最重要課題であるということは、私の内閣で皆が一致して考えておることでございます。またそれに真剣に取り組んでいかなければならない、土地基本法の理念を踏まえまして早急に土地税制を初めあるいは未利用地の利用の制度とかいろいろなものを考えていか...全文を見る | ||
○国務大臣(海部俊樹君) 最近の土地の急騰は本当に異常なものがありましたので、この間の土地対策閣僚会議も、各省庁の枠組みを乗り越えて関係閣僚全部集まってもらって、そこでもう少なくともこれ以上土地が高騰しないように、監視区域の制度も後手後手だと言われておる点等の御批判も率直に反省し...全文を見る | ||
04月03日 | 第118回国会 衆議院 予算委員会 第4号 議事録を見る | ○海部内閣総理大臣 御承知のように、日本が数年来非常に貿易の黒字が大きくなりまして、それが日米関係において顕著に目立つようになってまいりました。 五百億ドルというのが一つのマジック数字のような位置になりまして、こんなにあるではないかという指摘が随分あって、たしか昨年のサミット...全文を見る |
○海部内閣総理大臣 選挙の結果国民の皆さんの厳粛な審判をいただき、その結果が、今申されたように衆議院と参議院と議席数において与野党の違いが出てきておりますから、その数字だけで事が決まってしまうと初めから決めてかかりますと、今おっしゃるように両院で同じものが成立するということは極め...全文を見る | ||
○海部内閣総理大臣 今御指摘をいただきましたように、私と武藤委員とは同じ昭和三十五年の総選挙で当選した同期でございましたが、武藤委員は大学の先輩であるということで、その意味では日ごろ大変御尊敬を申し上げてきたつもりでございます。また、いろいろと教えていただいたり、御指導願ったりも...全文を見る | ||
○海部内閣総理大臣 細かい政策の問題を抜いてとおっしゃれば、私はまず当面は、日米間にある構造問題についてお互いに共通の認識を得ながらこれを解決していかなければならない、これが一つです。 それから、国内の問題については、具体的な個々の政策をのけますと、政治改革を行って、そして当...全文を見る | ||
○海部内閣総理大臣 九〇年代という十年間をとって何が希望かと言われれば、歴史の流れが平和と繁栄の方向に向かって大きく劇的に動き始めつつある、これがただ単に東ヨーロッパのみにとどまらず、アジア・太平洋にも、地球全体にも広がっていくように、そういったことの希望が持てる好ましい変化が起...全文を見る | ||
○海部内閣総理大臣 いろいろ数字を挙げての御説明がございました。 私は、結論的な方向性として、日本の経済力というものが無視できないような存在に既になりつつあるということと、それからEC統合の動きというのはまさに、ECの首脳と話をしてまいりましたけれども、EC自体が強くなること...全文を見る | ||
○海部内閣総理大臣 この日米の協議は、私どもが率直にそれぞれの国の抱いておる経済問題あるいは流通の問題、いろいろございますけれども、日本側からもアメリカに意見を述べ、アメリカからもいろいろな意見を受け、それについて納得をするとかしないとか、交渉じゃありませんから決裂をするとか妥結...全文を見る | ||
○海部内閣総理大臣 公正な取引をきちっとして、これは消費者保護の強い側面を持った法でありますから、法の趣旨が実現するようにいろいろ今努力をしておるさなかでありますし、また公取委員長がそれらの問題について詳しく申し上げましたように、これは消費者保護という立場に立ってのいろいろな議論...全文を見る | ||
○海部内閣総理大臣 それは御指摘のとおりだと思います。ですから、今日ほどこういった問題に国際協調が大切なこともないわけでございますので、引き続きこれから例えばG7の会議などでも、各国が協調して安定のために努力をしていくということに日本も積極的に参加をしていかなければならぬ、こう考...全文を見る | ||
○海部内閣総理大臣 御指摘のように、政府といたしましては、五十日を期間として暫定予算を編成の上、三月二十八日に国会に提出して、年度内に成立させていただくことを強く期待をしていたわけでありますが、しかしながら、現実に御指摘のように空白が生ずるに至っております。かかる状況は現行財政制...全文を見る | ||
○海部内閣総理大臣 土地の問題につきましては、御指摘のとおりに上昇が東京圏から地方圏に目立つようになっておるということも私どもはよく承知をいたしております。そういった角度から考えますと、これを平成二年度中に土地税制の総合的な見直しをいたしまして、でき得ればこの春から税制調査会にも...全文を見る | ||
○海部内閣総理大臣 これは交渉ではございませんから、決着するとかあるいは決裂するとかいうことではないと思っておりまして、協議でありますから、しかも中間評価でありますけれども、しかしそうはいうものの、両方からいろいろ指摘し合って歩み寄って努力をしておる、項目も非常にいろいろ多岐にわ...全文を見る | ||
○海部内閣総理大臣 お互いに評価のできる中間評価がまとまることが最も望ましいわけでありますし、また、そういったことも共通の認識に至ることすらもできないということになりますと、日米の間にありますいろいろな問題について好ましくない影響が起こってくることは事実でございます。それは、この...全文を見る | ||
○海部内閣総理大臣 政府委員から。 | ||
○海部内閣総理大臣 いろいろな経緯がありまして、ただいま日本側の中間報告へ向けての最終案を提出をして、そして協議をしておる最中でありますので、個々の問題についての具体的な答弁は今の段階では控えさせていただきたいと思います。 | ||
○海部内閣総理大臣 土地対策関係閣僚会議の席でいろいろ土地問題を議論をしておるわけでありますけれども、私は、最近の土地の異常な値上がりが東京圏では頭打ちになりつつある、まだ幾らか上がっておりますが。それが地方へ波及をして、地方都市にもそういった傾向が非常に目立つということを知りま...全文を見る | ||
○海部内閣総理大臣 先ほども申しましたように、まず第一義的に、監視区域の問題を徹底的に後手後手にならないようにやってもらうこと、同時にまた、地域の事情を十分掌握しておる知事にそのことについてはよく通知をして、考えてもらう。監視区域のことでどうしても抑えることができないというときに...全文を見る | ||
○海部内閣総理大臣 基本的なことをお触れになりましたけれども、私は、いわゆるアメリカを頂点とし、ソ連を頂点とする東西の力の対決というものが、対決から対話の方向に冷戦の発想を乗り越えて変わりつつあるということは、これは率直にそうだと思います。ただ、それは方向性としてそうなっておると...全文を見る | ||
○海部内閣総理大臣 お答えの冒頭で申し上げましたように、私はそのような御指摘と同じ認識を持って、対決の冷戦時代の発想を乗り越えた方向性に動いておるということと、同時に今までの軍事的な、ただ軍事的な防衛のためというのみならず、政治的な役割も入って変質しつつあるということも率直にここ...全文を見る | ||
○海部内閣総理大臣 企業と政治の関係の中で、例えば今具体的になっておりますように、リクルート社が社会的に批判を受ける、そのような前の通常の政治献金あるいは通常の政治行動支援というものについては、これは私は分けて考えなければならぬ、こう思っております。 それから、この問題になり...全文を見る | ||
○海部内閣総理大臣 御指摘になりました日米の経済協議の問題については、日本側からもアメリカに対して言うべきこともたくさん言い、アメリカ側からも日本側に言うべきことをいろいろ示唆されております。けれども、それはきょうまで私どもが、まさにおっしゃるように気づいて、改めてやっていこうと...全文を見る | ||
○海部内閣総理大臣 これは、各省の担当の皆さんも皆そういったことを基盤に考えて、中間報告に示す日本側の最終案を皆がそれぞれ決めておるわけでありますから、項目、テーマは非常にございますけれども、それぞれに関して消費者の視点、日本の国民生活の質を高めるためにということを常に頭の中で考...全文を見る | ||
○海部内閣総理大臣 お言葉を返すようで大変申しわけありませんけれども、今委員が具体的にお述べになりましたことは、私はちょっと違うんじゃないか。私が最後まで廃止にこだわったとか、大都市圏だけをあれでどうかとか、そういう報道がなされたということは知っておりますけれども、今まさに協議し...全文を見る | ||
○海部内閣総理大臣 いろいろ私の考えは述べましたし、私の意見も述べました。また、事実世の中の方々も、昨年、九〇年代の流通ビジョンというものを議論するときに大勢集まって御議論願った一定の方向が出ておることも私は念頭にきちっと置いておりますし、そういった中で、消費者の立場に立ってどの...全文を見る | ||
○海部内閣総理大臣 大蔵大臣の意見も聞き、それから直接実務者として協議に参加をしておった人の報告もいろいろ聞きながら、そして私自身としては、日本の公共投資というものは諸外国、特に先進工業国と比べておくれている面があるということを率直に認めておりますから、そういったものはでき得る限...全文を見る | ||
○海部内閣総理大臣 一つは、日米の貿易のインバランスが、八〇年過ぎ、レーガン政権になってから大変目立つようになって、五百億ドルというのが数年間続いた一つの壁のような数字になっておったことは、御承知のとおりでございます。こういったものを踏まえて、なぜ日本とアメリカの間にこんなにイン...全文を見る | ||
○海部内閣総理大臣 官房長官にいろいろな問題を詰めて照合して、その結果を私は後ほど聞こうと思います。 | ||
04月04日 | 第118回国会 参議院 予算委員会 第4号 議事録を見る | ○国務大臣(海部俊樹君) 憲法は平和主義、基本的人権尊重主義、私は、今の日本の憲法が果たしてきた戦後の日本の民主主義国家としての成り立ち、その基盤に肯定的なものを持っておりますし、同時に、その憲法そのものに国務大臣は憲法を遵守する義務もきちっと明記されています。今日までも私は憲法...全文を見る |
○国務大臣(海部俊樹君) 二院制度も憲法にこれはきちっと定めのあるものでございますし、冒頭に申し上げておきますが、参議院を軽視するというような考え方は全くございませんし、また憲法の規定の中からいきますと、衆議院にいろいろな緊急事態等が起こるわけでありますから、そういったときに参議...全文を見る | ||
○国務大臣(海部俊樹君) すべて社会は男女両性より成り立っておるわけでありますし、同時にまた真の男女平等ということが求められておるわけでありますから、女性の能力とか女性の経験とか女性の力というようなものをいろいろな場面で社会のために活用し、社会のために発揮させてもらいたいというよ...全文を見る | ||
○国務大臣(海部俊樹君) 女性の立場を大切に考えていくということと、それから今後の政策を遂行するに当たっても女性の立場を尊重しながら真の男女平等が確立できるように取り組んでいきたい、こういう考え方にはいささかの変化もございません。 ただ、冒頭に御指摘になりました閣僚の数の問題...全文を見る | ||
○国務大臣(海部俊樹君) 御指摘のように、国民を政策的に次々とだましていくようなことは絶対にあってはならぬことだと思いますし、今うそのない公正な政治を行うようにきちっとしているか、こう言われますが、私は公正な社会、豊かな社会を目指して一生懸命頑張っていくということを申し上げさせて...全文を見る | ||
○国務大臣(海部俊樹君) 最初にお触れになりました補正予算の問題につきましては、政府としてはいろいろの政策目的その他から必要と思うものを計上させていただき、またその審議日程その他については、国会運営の問題でございましたから各党間のお話し合いを尊重していくのが議会政治のルールだと受...全文を見る | ||
○国務大臣(海部俊樹君) 最初に申し上げさせていただきますが、党がリクルート社からの献金等についての見解というのを昨年つくりまして、その党の見解に従って内閣の閣僚任命のときに対処をしたということはそのとおりであります。今回の問題になりましてからも、社会的に批判を受けるような状況に...全文を見る | ||
○国務大臣(海部俊樹君) 今局長が申し上げましたように、ただいままさに四回目の協議をいたしておりますが、それは、かねて申し上げておるように、日本側からも大きくくくって七項目にし、さらにそれはいろいろな分類がありますが、アメリカ側に示唆をしてきたいろいろな考え方についてアメリカ側の...全文を見る | ||
○国務大臣(海部俊樹君) 家庭生活をきちっと安定的に保っていくためにも、あるいは他の国内のいろいろな経済政策を遂行していくためにも、物価の安定ということは極めて大切な問題であると私は考えておりますし、今日までまた先進諸国との間において物価が安定的に推移しておったということ、八〇年...全文を見る | ||
○国務大臣(海部俊樹君) 御指摘のように、東西の力による対立、対決、いわゆる冷戦時代の発想というのは乗り越えていかなきゃならぬという動きになっておることはまさに御指摘のとおりでございますし、軍備管理・軍縮を目指しての動きは、国連を中心として、あるいは世界いろいろなところで起こって...全文を見る | ||
○国務大臣(海部俊樹君) 国際情勢の変化の流れが出てきておるということは、考え方として最初に私も申し上げたとおりでございます。 ただ、我が国の防衛というのは、読んで字のごとく、平和時における我が国の安全と平和をきちっと確保する、そこに目的があるわけでありまして、専守防衛とかい...全文を見る | ||
○国務大臣(海部俊樹君) 日本国憲法そして専守防衛、いろいろ今日までこの国が守ってきた大原則、理念がございます。それを踏まえて節度ある防衛力をきちっと整備して、みずからの国の平和と安全をまずみずからの手で守らなければならない、私はそれが国防の基本であると思っております。そして、そ...全文を見る | ||
○国務大臣(海部俊樹君) 外交というのはどの範囲のことを申し上げるのか、後ほど専門家に答えさせますが、もちろんそれは国を代表しての政府と政府の話し合いでございますが、今回の構造協議の問題については、アメリカ国内に起こりつつある保護主義とアメリカ政府が闘うという言葉まで使われました...全文を見る | ||
○国務大臣(海部俊樹君) 官房長官がいろいろ事実に照らしてここで御報告を申し上げましたように、私どもは党の見解に従っていろいろと判断をし、官房長官がそれに基づいて、問題はないものと判断すると答弁をいたしたわけでございます。 | ||
○国務大臣(海部俊樹君) いろいろ官房長官からお話をしましたように、本人からの意向も聞き、そうして党の今お示しになったけじめ案等にも従って、社会的にリクルート社が問題になる以前のものにつきましてはこれは普通の献金として受け取っておったものと判断し、また、その後のことについてもみず...全文を見る | ||
○国務大臣(海部俊樹君) 官房長官が本人からいろいろとその後の事情を細かく聞いております。 | ||
○国務大臣(海部俊樹君) 一連の問題について、本人に今後みずからを厳しく戒めて注意をしていくようにということは厳しく注意をいたしております。 | ||
○国務大臣(海部俊樹君) 残念ながら先生の視点と私の立っておる視点とは全く違うと思います。米国に言われて、今度米国に言われたから初めて構造協議は取り組んでおるわけでは断じてありません。この構造協議が始まったのは、昨年のサミットのときの日米首脳会談の議題で、日米両国の貿易インバラン...全文を見る | ||
○国務大臣(海部俊樹君) 大蔵大臣が今申し上げたとおりでございます。事前に大蔵大臣からもよく報告を聞き、私もそれが結構なことであるということで提出をしお願いしておりますので、なるべく早く御審議をいただきたいと思っております。 | ||
○国務大臣(海部俊樹君) おっしゃるように、我が国は我が国のことを考えて、いろいろアメリカ側から出てくる問題につきましても、できることとできないことは実務者会議のときからきちっと区別して物を申し上げておりますし、また、これは日米両国共通の問題として自由経済、自由貿易体制というもの...全文を見る | ||
○国務大臣(海部俊樹君) 担当の両大臣が詳しく申し上げましたのでつけ加えることはございませんが、どうか本予算の成立もそのような事情から一日も早く行われることを心から期待しております。 | ||
○国務大臣(海部俊樹君) 中小企業が今日まで果たされてきた役割は十分高く評価いたしますが、この数年来いろいろな問題の中にあって流通秩序をどうしていくか、あるいは国際化時代に伴う規制緩和にはどうこたえていくのか、生活の質を高めるためには消費者の利益をどう考えるか、これらのことを踏ま...全文を見る | ||
○国務大臣(海部俊樹君) これは重要な問題だと思いますから、研究させていただきます。 | ||
○国務大臣(海部俊樹君) 定められておる基準に従って私の方も提供したわけでありますけれども、発表した数字とまた、まことにこれは失礼な言い分ですが、それぞれ私の実勢価格はこれくらいだろうと発表された数字もまた違いがあるわけでございますから、何かきちっと共通の基準があったらいいなとい...全文を見る | ||
04月06日 | 第118回国会 衆議院 予算委員会 第5号 議事録を見る | ○海部内閣総理大臣 昨年の参議院選挙の結果は、今御指摘のとおり、議席数が与野党逆転をいたしました。その結果は、厳粛に、厳しく受けとめてまいりました。今年の衆議院の総選挙におきましては、国民の皆さんの審判で、自民党は安定多数をいただくことができました。このことも謙虚に受けとめさせて...全文を見る |
○海部内閣総理大臣 国会の運営につきましては、私は基本的に、今山口書記長に御答弁をしたとおり、そのようなことで話し合いを続けていかなければならない。そうでありませんと、選挙の終わったときの数の背景だけで、もうこれは終末もすべて処理の方法もわかってしまうんだというのでは、何のために...全文を見る | ||
○海部内閣総理大臣 憲法はいろいろな場合を想定して規定がずっと決まっておりますので、こういう結果があるべきものなのかどうかということは、立場が違いますと見解も違ってきますから、私は、あるべき姿として憲法が予想しておったとは思いませんけれども、選挙の結果、民意の反映の結果、このよう...全文を見る | ||
○海部内閣総理大臣 今おっしゃったとおり、与野党がいろいろな立場で意見の違いがあることは、これは当然のことでありますけれども、その意見の違いは議論を通じて、法案が出されたときにはお互いに議論をする、そしてこの前の土地基本法のように、年金法のように、お互いの合意を得て法案が成立をし...全文を見る | ||
○海部内閣総理大臣 財政法二十九条は尊重してまいります。 | ||
○海部内閣総理大臣 私の議運の理事のころには、両院協議会の開催されたということは寡聞にして知りませんでしたので、今御指摘の十四項目の規定がどうなっておるのかは、まことに申しわけありませんが、詳しく熟知をいたしておりません。けれども、両院協議会がこれから大切になっていく、また、現に...全文を見る | ||
○海部内閣総理大臣 両院協議会のことに関しましては、昨年私が首班指名のときに衆議院と参議院で異なった指名を受けまして、両院協議会を開いていただいて私が指名を受けたという事の経緯にかんがみ、両院から十名ずつの代表を選んで協議会をつくり、議長を互選し云々ということは、そのときもずっと...全文を見る | ||
○海部内閣総理大臣 憲法上三権分立と申しまして、やはり政府が余り予断と憶測でもって院の皆さん方のお決めになるルールや秩序の中へくちばしを入れたり、入り込んでいくということは越権行為であるという、厳しく戒めなきゃならぬという垣根の問題もございますし、また、まさに両院協議会そのものこ...全文を見る | ||
○海部内閣総理大臣 国際情勢の激変する中で、私がそこに求めております希望というのは、この国際情勢の激変は米ソを頂点とした力による対立、対決が、冷戦時代の発想を乗り越えて協力と協調に変わりつつあるという、そういう大きな歴史の流れのようなものを私は感じ取っております。そうして、そのこ...全文を見る | ||
○海部内閣総理大臣 はい。 | ||
○海部内閣総理大臣 米ソが冷戦構造の発想を乗り越えて対決から対話へ移り変わりつつあるということは、私は最初から申し上げましたし、ただいまも書記長のその御意見に賛成をいたしました。ただ、アジア・太平洋地域のきょうのこの現状というのを見ますと、マルタで会談があったから、あるいは東西ヨ...全文を見る | ||
○海部内閣総理大臣 日本が今日置かれております国際的な地位、立場、そういったものからいいまして、相互依存関係はますます強くなってきておるわけでありますから、国際的にそれなりの責任を果たしていかなきゃならぬというのが大前提にございます。 そして日本とアメリカは、世界の経済力の二...全文を見る | ||
○海部内閣総理大臣 経済的な問題以外ということになりますと、例えば地球の環境保全に関する問題であるとか、累積債務の問題であるとか、テロに対する問題であるとか、麻薬に対する国際協力であるとか、いろいろな問題も出てくると思いますが、とりあえずの三極関係の問題については、世界の平和と繁...全文を見る | ||
○海部内閣総理大臣 私は、経済のみならず、さっきも申し上げましたように麻薬のことやテロのことや、あるいはサミットというのは経済問題、それから政治問題にもときどき踏み込んでやっておりますし、西側先進国がみんな結束して、EC統合の問題をやるときなんかにそれじゃどのような対応でいくのか...全文を見る | ||
○海部内閣総理大臣 いろいろ御説明を外務大臣がいたしましたけれども、私はやはり、世界全体の大きな流れが冷戦構造の発想を乗り越えて平和に向かって流れつつあるということは、先ほど来何回も申し上げておるところでありますし、また、ヨーロッパにおける東西の対立、対決の象徴的なものであったN...全文を見る | ||
○海部内閣総理大臣 いろいろヨーロッパで変化が続いておりましたが、とうとうソ連にも大きな変化が来たんだなというのがまず最初の率直な印象でございました。したがいまして、大統領に就任されるということ、今までの議長から大統領へ行ってそこに権限がさらにふえるということ、それから、ソ連にも...全文を見る | ||
○海部内閣総理大臣 ソ連の外交の変わりのことを新思考外交と言われておるわけでありますけれども、東西ヨーロッパに行われたあの思い切った大きな大きな変革、ああいった物の考え方がそのままアジア・太平洋地域にも及んでくること、そしてその及び方の中でアジアの国々とソ連との関係が安定的なもの...全文を見る | ||
○海部内閣総理大臣 原則は原則として、私は考え直す前に、やはり日本の最重要課題は北方領土の返還であるというところに、これはもう国民的な合意と言ってもいい問題だと私は思っておりますので、この問題だけを取り上げてその問題だけで議論をしておって、ほかのことは一切しないというのはかたくな...全文を見る | ||
○海部内閣総理大臣 日本の対ソ外交というのは、もう基本的に、日本の方からいろいろなことを仕掛けようとか脅威になっておるとかいうような観点はないと思います。そして、むしろ逆に日本にとっては、目の前にある北方領土にいろいろな問題が残っておるというところから戦後の不幸が始まっておるわけ...全文を見る | ||
○海部内閣総理大臣 おっしゃることの方向、日ソが本当の信頼に基づいた安定的な関係を築き上げていかなければならぬということ、私もそれは強く願っております。 ただ、大前提が、お言葉を返すようで申しわけありませんけれども、北方四島の非武装化といいますと、非武装になったらそれじゃ現状...全文を見る | ||
○海部内閣総理大臣 御議論のあったことは私もよく覚えておりますし、国会で非核三原則についての決議があったこと、それは国防白書に出ていましょうが出ていなくても、国是であることは間違いございません。したがいまして、これだけの御議論でありますから、国防の基本方針でもあるわけでございます...全文を見る | ||
○海部内閣総理大臣 この間、御指摘のようにユニセフの事務総長がおいでになって、子供の未来の問題でありますから、私もその趣旨には率直に賛成をいたしましてお話をしておりますときに、九月の国連総会のことも言われました。ですから、それはできればということで、できれば参加をしたいという私の...全文を見る | ||
○海部内閣総理大臣 国際化に向かってのいろいろな努力の一つに、国連におけるいろいろな共同のお約束、条約についてどうするかという問題がございます。私は、一つ一つもう一回よく検討をして、できるものはできるだけ早く署名をし、批准をするような努力をしてみたいと思います。 | ||
○海部内閣総理大臣 環境問題について積極的に取り組んでいくというのは、私はいろいろなところで申し上げてまいりましたし、今もそのとおりですが、今御指摘の環境庁にありますその分の予算二十一億だけ、そこにスポットを当てて物をどうぞおっしゃらないで、例えば今後三年間に三千億円地球環境のた...全文を見る | ||
○海部内閣総理大臣 土地の高騰が異常であるということは、全くそのとおりだと思います。そうして、でき得る限りこの異常な高騰を抑えるような対応策を立てていかなければならぬということで、土地対策閣僚会議でいろいろな処置をとり、この間も、全国の自治体に向かっても、監視区域の制度その他をき...全文を見る | ||
○海部内閣総理大臣 それは私は、東京近郊の働く人々に百万戸の優良な住宅を提供したいということを確かに申し上げましたし、また、その気持ちは今でも変わっておりませんし、計算上の問題はいろいろございましょうけれども、いろいろな政策を総合的に積み重ねてその目標が達成するように今各省全力を...全文を見る | ||
○海部内閣総理大臣 まず最初に、アメリカから言われて始めたというものではなくて、日本の内需拡大、輸入をふやしていく、そして国際的に協調したルールの中に日本の経済を組み込んでいく、その裏にあるものは国民生活の質を高め、消費者のためを考えての改革である。これは日米構造協議の始まるもっ...全文を見る | ||
○海部内閣総理大臣 日米二国間だけでこの問題をしたり、圧力をかけられたりしたというのは、私は考えを異にいたします。そうして、日英議員連盟の方がどういうことをおっしゃったか、私はそれは今書記長から初めて聞きましたけれども、日本は、日米協議でやりました日本の流通あるいは体質、そういっ...全文を見る | ||
○海部内閣総理大臣 御議論を承っておりますが、選挙中に私が見直し案を具体的に提示して、党首討論会でも街頭演説でも、税の話は楽しい話ではありませんが、お願いしなきゃならぬから聞いてくださいと言って、見直し案の説明もいたしてきました。そのことは、どなたかが負担していただかなきゃならぬ...全文を見る | ||
○海部内閣総理大臣 郵政大臣の問題につきましては、官房長官が御報告申し上げましたように、党のけじめ等に照らして、私は、それは今のところ党のけじめ案に従って処置をしたという官房長官の報告で結構だ、こう判断をいたしました。 | ||
○海部内閣総理大臣 戦後の日本の歩みを見ておりますと、私は、国際情勢の中で日本は非常にある意味で幸運な場面に出会ってきた。それは、自由貿易、自由経済という枠の中で、日本は思い切って個性や能力を伸ばしながらやってきた。そして、平和で自由で豊かな国づくりというものに全力を挙げてまいり...全文を見る | ||
○海部内閣総理大臣 あなたの考え方は決して間違っておりません。私も、たしか最初の総理大臣の記者会見のときだったと思いますが、日本外交の基軸についてどう思うかという御指摘を受けたときに、私は日本外交の基軸は二つある。一つは、やはり外交の基軸の第一はアメリカであって、自由と民主主義の...全文を見る | ||
○海部内閣総理大臣 おっしゃるように援助、特にアジア諸国に対する援助というものはお土産的発想ではいけないと思います。したがって、今御質問の御趣旨を十分踏まえまして、そのような態度でやっていきたいと思います。 | ||
○海部内閣総理大臣 今、佐藤議員のお話を、学校で講義を聞いておるような気持ちでうなずきながらすべてごもっともと思って聞いておりました。同時に、そういう四十年ぐらいごとの節目によって、日本がいろいろとみずから生まれ変わるというよりも、いろいろな世界情勢の大きな変化とか、そういったも...全文を見る | ||
○海部内閣総理大臣 日米協議の中で特に大店法に絞っての優先順位はどうかという今の御質問ですが、これは大変粗っぽい結論になりますけれども、やはり私は、消費者の立場に立って国民生活の質を高めるということが優先順位からいけば第一番だ、こう思います。それはあらゆる立場の人は視点を変えれば...全文を見る | ||
○海部内閣総理大臣 ぜひ私にということですから率直にお答えしますが、私は、あの法律は読んだところは手続法だと読めるのです。けれども、申し上げたように、その手続が八年も十年もかかるというような事例が余りにも出てくると、一体どういう手続なんだろうかという深刻な疑問も持ったということも...全文を見る | ||
○海部内閣総理大臣 大変いい御指摘であると思います。そして、実務者会議のときには局長もきちっと参加をして、経企庁はすべての協議に参加をし、発言もしておりますし、また、三省が議長国となって、お互いに日米三省ずつでカウンターパートを組んでやっておりましたからそうなりましたけれども、そ...全文を見る | ||
○海部内閣総理大臣 やはり原則はなるべく消費者の立場に考えて、自由経済の原則に従って安くていいものが豊富に選択できるようなそんな姿かたちを考えながら、きょうまで果たしてきた小売商、商店街、そういったものの役割というものもあるわけですから、それぞれ町ぐるみといいますか、地域づくりの...全文を見る | ||
○海部内閣総理大臣 政治改革を行うということで、今の政治不信を招いた一連の問題の厳しい反省に立って、我が党が国民の皆さんに選挙戦を通じて訴えたのはもちろんでありますが、それよりも、我が党全員がこの際政治改革をやっていこう、今のままの状況ではいけないということでその決意を固めておら...全文を見る | ||
○海部内閣総理大臣 選挙制度審議会からどのような答申が出てくるか、待っておるところでありますが、政治資金の問題も、政策を中心に選挙を戦う選挙制度の問題も含まれてくると私は思っておりますから、それを審議すると同時に、今度の政治改革、選挙制度の改革というのは、当然政党のあり方、そして...全文を見る | ||
○海部内閣総理大臣 選挙の結果、衆議院と参議院における野党の議席の現実は、おっしゃるように、従来のようなパターンで法律の審議が進んでいくものではなくなりました。その意味からいっても、野党の皆さんが議会の中で占めていただく立場の大きさ、責任の大きさというものも比例して重くなってきて...全文を見る | ||
○海部内閣総理大臣 御指摘のように、国際化時代というのは相互依存関係をそれぞれ高めながら、そしてお互いに世界に対する貢献をきちっとしていかなければならない。また、言葉をかえて簡単に言うと、あの国とつき合っておることはいいことだなと思われるような、そんな立場が必要になってくるわけで...全文を見る | ||
○海部内閣総理大臣 冒頭の問題にお答えをさせていただきます。 日米安保条約というものがただ単に軍事面だけの条約であるかどうかという点について、昭和三十五年に安保条約が改定されましたときに、記憶に誤りなければ、相互協力並びに安全保障条約と条約の名称も変わり、同時に、たしか第二条...全文を見る | ||
○海部内閣総理大臣 いろいろ貴重なお考えを述べていただきました。 結論的に言いますと、消費税の定着のために努力をするということは、私もそれは極めて大切な、必要なことだと考えております。ただ、消費税の定着と申しましても、現在行われております消費税についていろいろ世論の批判も受け...全文を見る | ||
○海部内閣総理大臣 政府が提出いたしました見直し案のことについては先ほど申し上げたとおりでございますが、現在行われておる税制の中の消費税を見直す、こういうことでありますから、それに対して反対の御意見あるいは代案等をお出し願ってその議論をいただく。 私は選挙中のいろいろの野党の...全文を見る | ||
○海部内閣総理大臣 米問題についてのお尋ねでございますが、国会の御決議の趣旨を体し、今後とも国内産で自給するとの基本的な方針で対処してまいります。 | ||
04月09日 | 第118回国会 衆議院 予算委員会 第6号 議事録を見る | ○海部内閣総理大臣 スタートいたしますときに、官房長官にそれぞれ自主申告をするように手続をいたしました。 |
○海部内閣総理大臣 そのことにつきましては、最初の調査の段階において綿密さを欠き、いろいろ不注意があったことは極めて遺憾なことでありますから、本人にもそのことに関しましては厳重に注意をいたしました。 | ||
○海部内閣総理大臣 先ほども率直に申し上げましたように、極めて遺憾なことでございます。そして、同時にまた、リクルート問題につきましては、事件がこのように社会的な批判を受けるに至った一昨年の夏という時点において党がけじめ案をつくったわけでありますけれども、それに基づいて郵政大臣もそ...全文を見る | ||
○海部内閣総理大臣 申し上げましたように、当初の段階において調査に徹底を欠いたことはまことに遺憾なことであり、今後厳しく注意をしていかなければならない自身の立場であると思いますけれども、リクルート社の問題につきましては、社会的に批判を受けるようになった一昨年以後の問題において、党...全文を見る | ||
○海部内閣総理大臣 リクルート社の問題が世間的に大きな批判の対象となる以前の通常の政治支援として受け取っておったものを、当初のときの調査に徹底を欠いて申告になかったことは極めて遺憾なことだということを厳重に注意いたしましたし、同時に、その後は自分の意思に基づいてきちっと区別をして...全文を見る | ||
○海部内閣総理大臣 社会的に批判を受けるようになった後の問題については、党のけじめでも申し上げておりますように、それはよろしくないことであるということであります。 | ||
○海部内閣総理大臣 選挙中にも非常に広範にわたってこの問題について報道はなされましたけれども、私は世論調査の結果も詳細に承知をいたしております。選挙の結果というのは、それぞれ当該の選挙区において、関係したと言われる議員の皆さんも選挙戦を通じてみそぎを受けてこられた、選挙の洗礼は当...全文を見る | ||
○海部内閣総理大臣 選挙制度と、あるいは政治資金と選挙という関係を見ますと、非常に幅広い問題がございますが、今市川委員がスポットを当てていらっしゃるリクルート事件、そしてそれに対する反省という面から見ると、企業と政治資金との関係を正さなければならぬことも一つの大きなテーマでござい...全文を見る | ||
○海部内閣総理大臣 政治改革の問題につきましては、委員もよく御承知と思いますが、昨年、公職選挙法の一部改正案というのが自民党から野党の皆さんにも御協議をお願いし、そして成立をさせていただきましたが、あれは平成の政治改革の入り口であった、第一歩であった、こう私は評価をいたしておりま...全文を見る | ||
○海部内閣総理大臣 大きな国際情勢の流れについて市川委員のお示しになった方向は、私も全体として同じような方向に向かっておると認識をしております。米ソの対決、対立が終わりを遂げて、冷戦時代の発想を乗り越えて何とか共存の道を探りつつある。それが具体的にあらわれておるのがベルリンの壁の...全文を見る | ||
○海部内閣総理大臣 まさに、簡単に言えとおっしゃいますと、今が平和時でございますし、それから、今日本が日米安保条約の補完と抑止力に頼りながら平和を維持し続けてくることができたということでございますし、日本は専守防衛でありますから、これでもって事を構えるとか、そのような考えや気持ち...全文を見る | ||
○海部内閣総理大臣 そのように私は理解をいたしております。 | ||
○海部内閣総理大臣 冷戦時代の発想を乗り越えて新しい世界秩序の模索に動きが始まった、私はこう認識をいたしております。 | ||
○海部内閣総理大臣 冷戦時代の発想を乗り越えて新しいものを模索しつつあると私が言っておりますのは、どういう表現をしたらいいでしょうか、世の中に先憂後楽という古い言葉がありますけれども、私はいい方向に向かって冷戦の発想を乗り越えて米ソが動きつつあることは率直に認めておりますが、それ...全文を見る | ||
○海部内閣総理大臣 いろいろアメリカの責任者の発言や論文等の御披瀝がございましたが、その中でも、特にチェイニー国防長官の率直な意見表明で、ただ国防長官の立場に立つと保守的にならざるを得ないというような表現でございましたが、私は、それはそうだろうとまさに思うのです。ですから、だんだ...全文を見る | ||
○海部内閣総理大臣 先ほども申し上げましたように、我が国の国民生活の平和と安定を確保していかなければならぬという立場に立って、自衛のための必要最小限度の範囲内において我が国が平時から保有すべき防衛力の水準を示したものが大綱であると私は受けとめておりますし、御説明もしてまいりました...全文を見る | ||
○海部内閣総理大臣 最初に私が御答弁申し上げましたことをもう一回ここで正確に申し上げますが、平成三年度以降の防衛力整備につきましては、六十三年十二月の安全保障会議における討議を踏まえ、その具体的内容について、大綱の取り扱いを含め、国際情勢及び財政経済事情等を勘案しつつ、安全保障会...全文を見る | ||
○海部内閣総理大臣 先ほども申し上げましたように……(市川委員「こだわるのかどっちか」と呼ぶ)いや、こだわるとかこだわらないじゃなくて、やはり六十三年十二月の安全保障会議における討議も踏まえて、そして大綱の取り扱いを含め検討をしていくということでございます。 | ||
○海部内閣総理大臣 六十三年十二月の安全保障会議における討議を踏まえ、大綱の取り扱いを含めて検討をしてまいりますが、そのときには国際情勢及び財政経済事情等を勘案しつつ行うのは当然のことでございます。 | ||
○海部内閣総理大臣 るるお話をいただいて、ヨーロッパにおいては長い間のいろいろな努力の積み重ねがあって今日に来たんだというお話でございました。私は、それはそうだと思います。同時に、我が国においても、戦後きょうまで平和を守るための長い積み重ねの努力をして、そして平和時における節度の...全文を見る | ||
○海部内閣総理大臣 御指摘でありましたから率直に申し上げますけれども、選挙のときに、確かに党首の討論会でも街頭演説でも、当時テーマになっておりました体制論に私は触れてまいりました。 ただ、私の申し上げたことは、体制の選択といいましても、自由主義か社会主義、共産主義かという体制...全文を見る | ||
○海部内閣総理大臣 国会運営の問題につきましては、もとより憲法の定める三権分立の中でまさに最高の機関でありますから、院を構成される各党各会派の皆様方のお話し合いによってそれは決定されていくべきものであるのが筋である、私はこう考えます。そうして、それぞれの御議論、お話し合いを通じて...全文を見る | ||
○海部内閣総理大臣 いろいろなことを考えました。そして、随分あらゆることを想定しながら御議論をさせていただき、最終的にあのような案に決定をした次第でございます。 | ||
○海部内閣総理大臣 ここでてにをは論争を繰り返すつもりは毛頭ございませんけれども、誤解を招くといけませんから申し上げますが、私は、昨年の四月から始まっております税制の改革はいいものだと思ってやったわけであります。けれども、いいと思って自由民主党は一生懸命提案をし、やりましたが、世...全文を見る | ||
○海部内閣総理大臣 これは心からお願いを申し上げたいことでございますけれども、選挙中、見直し案というものについて論議をいたしましたときに、野党の皆様の方からも、廃止ということでも現実性を欠くから、間接税の必要性は認めて、個別間接税の方法というものをお示しになったことは、私もそれは...全文を見る | ||
○海部内閣総理大臣 これは党のけじめ案に従って、社会的に大きな批判を受けるようになったその以後の問題について、私どもは反省しなければならないという厳しい考えを持っておりますので、今官房長官のもとでいろいろ深谷郵政相から聞いてもらっておる範囲というものは、そのけじめ案に照らして私ど...全文を見る | ||
○海部内閣総理大臣 これは事件に直接関係があったというものでもないのでありますし、また、その後の問題については、本人の意思によってきちっと区別をつけておるということでありますから、それはけじめ案に照らして問題にはならなかったと考えております。 | ||
○海部内閣総理大臣 具体的に大店法という御指摘でございますから、そこからお答えをいたしますが、大店法というのは、我が国の流通秩序の中で、消費者の立場を考えながら同時に小売商店の健全な発展を考えるという手続法として出てきたものと考えます。そして、それが政策努力によって調和されていく...全文を見る | ||
○海部内閣総理大臣 これは今申し上げましたように、数年前からいろいろなところで、八年も十年もかかるという極めて顕著な例が出されるようになった。あるいはまた、別の角度から眺めてみますと、大店と中小小売商との関係というのは必ずしも対立する関係ばかりではないではないか、競争的共存といい...全文を見る | ||
○海部内閣総理大臣 法の改正というものについては、中小企業審議会、産業構造審議会の御議論をずっと見ておって、もし必要があるとするなれば規制緩和の問題なんかは運用上でできるかもしれぬけれども、法の問題についてもいろいろ御議論が行われておる、このように問題意識を数年前 から持って見...全文を見る | ||
○海部内閣総理大臣 申し上げましたように、規制に関して、非常に長くかかり過ぎるとか複雑な手続が多過ぎるとか、いろいろな問題があることは私は理解しておりましたから、たまたまおっしゃるように、選挙中どこかの記者会見のときに質問が出ました。それで私は、法の枠組みの中でできる限りのことは...全文を見る | ||
○海部内閣総理大臣 これは、世界と日本との相互依存関係がますます深まり強くなっていきつつあるという今日において、私はそれを内政干渉としてとらえる金子議員の見方と全然異なった立場で見ておるわけでございますが、日本が小ぢんまりとつじつまを合わせて自分の国一国だけでやっていくんだという...全文を見る | ||
○海部内閣総理大臣 先ほど構造協議の問題のときに、内政干渉であるとか、いろいろこれだけのものを言われて全部受け入れてという御意見がございましたが、日本側からも、アメリカ側に関しては、ある意味では、そういった視点からぎりぎり言えば内政干渉ととって怒る人が出ても仕方がないような、例え...全文を見る | ||
○海部内閣総理大臣 お示しになりました世界の現在の大きな移り変わりについての考え方は、私も米沢委員と同じような方向に世界が移り変わりつつある、このようにまず認めさせていただきます。 ただ、東西の対立、対決というものが変化を始めておるのはヨーロッパでありますけれども、そのヨーロ...全文を見る | ||
○海部内閣総理大臣 今御指摘の日米経済協議の問題につきましては、もう数年前から日本側も気づいて自主的に取り組み始めてきておることは、これは御承知をいただいておることと思います。そして、内需を中心にした経済体質に改革の努力もして、そして輸入を拡大をして、その結果、対前年、八九年度の...全文を見る | ||
○海部内閣総理大臣 申し上げましたように、外圧があって初めてこの構造協議を始めたものでもございませんし、その前からいろいろ問題意識を持って、内需拡大、輸入の促進もやってきましたし、また、いろいろな中小商工業の流通については、九〇年代の流通ビジョンはどうあらねばならぬかということは...全文を見る | ||
○海部内閣総理大臣 政府は見直し案を提案をして、去る四月から約一年間行われてきた税制改革の結果の消費税について、国民の皆さんの世論の中から出てきた御不満やあるいはいろいろな要望に対して、でき得る限りおこたえをしてきたつもりでございます。 また、野党の皆さんもそれらに対していろ...全文を見る | ||
○海部内閣総理大臣 税制の委員会で一緒に理事としてお話し合いの相手をしていただいた米沢議員でありますから率直に申し上げさしていただきますけれども、私は、委員会がいろいろな御議論をしたかったにかかわらず十分国民の皆さんに説得できる時間がなかったこと、また採決の事態にあのような騒然た...全文を見る | ||
○海部内閣総理大臣 私も率直に、税の話は楽しい話ではありませんけれども、負担をしていただかなければならぬ問題ですから、率直にお願いしますと言って見直し案の内容をるる説明をして、この見直し案をもって税の定着をさせていただきたいということを選挙中も訴え続けてまいりました。 | ||
○海部内閣総理大臣 御質問の、いわゆる最近のトリプル安の問題につきましては、思惑的な動きも含めてさまざまな要因が影響していると思われますが、我が国経済は、個人消費、設備投資などの内需を中心とした景気拡大を続けているところでありまして、特にその良好な基礎的条件に変化はないものと考え...全文を見る | ||
○海部内閣総理大臣 選挙という手続を通じて、選挙区の皆さんの洗礼を受けて当選をしてこられたということを、私はいつも答えております。 | ||
○海部内閣総理大臣 よく選挙の洗礼を受けてこいということを言われたことを私自身も覚えておりましたし、また一連のやりとりの中で、リクルートに関係した人が一体選挙が済んだらそれでみそぎが全部済んだと思うかという質問を私もよく受けましたから、選挙区においては洗礼を受けて当選してこられた...全文を見る | ||
○海部内閣総理大臣 先ほど来申し上げてまいりましたが、今世界の現状の認識、特に部分的ではなくて大きく東西の対立というものの冷戦時代の構想が乗り越えられつつある、新しい秩序づくりが模索し始められておるというラインでの楢崎委員の御指摘は、私もそのような世界の流れが起こっておるというこ...全文を見る | ||
○海部内閣総理大臣 今楢崎委員の御質疑の御意見を聞きながら、私は、あれは何十年前でしたか、私も青年部長で、楢崎議員が社会党の青年部の代表で御議論したときのお考えと随分、何というのでしょうか、歩み寄ってというか、あるいは時代の認識をきちっと見てというか、時代の認識をきちっととらえて...全文を見る | ||
○海部内閣総理大臣 日米首脳会談のときには、日米両国の話だけではなくて、世界の新しい秩序づくりの中に積極的に協力していくための日米の共同作業、政策協調も話しましたし、また、日米以外の地域に対する日米二国間での協調の協力問題等も話しました。また、地球的規模で、アメリカ側が麻薬の問題...全文を見る | ||
○海部内閣総理大臣 必要に応じてといういろいろな問題がございましたから、研究をさせていただきます。 | ||
04月10日 | 第118回国会 衆議院 予算委員会 第7号 議事録を見る | ○海部内閣総理大臣 今御指摘のベルリンを中心にした東西ドイツの関係につきましては、私どもの予想をはるかに超えるテンポで、また、はるかに超える内容で劇的な変化が進んでおるというまず率直な感慨を持ったわけでございます。同時に私は、与野党の皆さんのともに組織しております日独議員連盟で当...全文を見る |
○海部内閣総理大臣 その点は川崎委員とちょっと私は見解を異にいたします。というのは、じゃ、カンボジアの問題でアジアのみならず世界の人々がどうしてここまで気を使うのでしょうか。パリ会議、あれがどうしてあのような苦難の問題を乗り越えようとしながら、なおまとまらないのでしょうか。それは...全文を見る | ||
○海部内閣総理大臣 ヨーロッパにおける劇的な変化と比べて、アジア・太平洋地域の安定ということを考える場合にはいろいろ不安定な要素があるということを申し上げるときに、カンボジアの内戦状態、現在の状態を一日も早く和平に持っていかなければならぬということは私は繰り返して申し上げましたが...全文を見る | ||
○海部内閣総理大臣 ソ連との関係を真に安定的なものにしていかなければならないということは重々その必要を考えております。ただ、日本の場合は、これはまさに国民的な合意とも言うべき平和条約をまず締結して領土問題を解決してという大きな基本原則がございます。そこだけにとどまっておったのでは...全文を見る | ||
○海部内閣総理大臣 これは昨日も詳しく申し上げましたように、米ソ両国の対立、力による対決というものが、冷戦時代の発想を乗り越えて、特にマルタ会談以降、両方ともに、それぞれ抱えておるその他の政策目標等もあってその様相が変わりつつあるということについては、率直にそのとおりだと私も認め...全文を見る | ||
○海部内閣総理大臣 御議論を聞いておって、私の気持ちも率直に言わせていただきますが、こういう考えは間違いでしょうか。 アメリカとソ連がきょうまでとってまいりました世界政策の中で、例えばアメリカには、ある時点では二カ二分の一正面作戦といって、世界の紛争に対して有事がもしあったな...全文を見る | ||
○海部内閣総理大臣 申し上げましたように、変わっていることも認めますし、変わっていってくれることも認めますし、必要以上に多くのものが地球上に武器として存在することを米ソ両方が話し合ってやめていこうという方向が出てきておることも、これは率直に認めます。 しかし、日本の場合には、...全文を見る | ||
○海部内閣総理大臣 アジアにおけるそのような機構をつくって平和の問題について話し合っていくことは、これは私は結構なことだと思います。同時に、アジアのためにはアジア自身が経済的に力を持って経済的に豊かになっていくということも、アジアの安定と平和のためには極めて大切なことでありまして...全文を見る | ||
○海部内閣総理大臣 先ほど来二つの点について御指摘がございましたが、私も今度の選挙戦を通じまして国民の皆さんに率直に税のことをお話しする、これは自分の心にもいろいろつらい、お願いすることはつらい話ではあるけれども率直に申し上げると言って、見直しの問題について正直にお話をし、そして...全文を見る | ||
○海部内閣総理大臣 今いろいろな角度からの御指摘を私も聞いておりました。どのようなことができるのか検討をさせていただくという大蔵大臣の気持ちでありますから、私もそれに従っていろいろ勉強させていただきます。 | ||
○海部内閣総理大臣 米の問題につきましては、米問題について我が国における稲作の格別の重要性にかんがみて、国会における決議等の御趣旨を体し、今後とも国内産で自給するとの基本的な方針で対処してまいる考えでございます。 | ||
○海部内閣総理大臣 高齢化時代が来ておる、そうして、現にもう満百歳以上の方が三千七十八名もいらっしゃる。人生は八十年時代、むしろ百年時代を目指してどんどん進んでいると言っても言い過ぎでないと私は受けとめております。そういったときに、もちろん所得保障の関係あるいは医療の関係、いろい...全文を見る | ||
○海部内閣総理大臣 私は、日本の国は政治的には自由、民主主義、経済的には市場経済、自由主義経済の中で明るい豊かな社会を築き上げていかなければならない、これが大きな私の使命だと考えております。そして、日本の国がきょうまで、戦後その国際秩序の中で歩んできた道は、率直に申し上げると、あ...全文を見る | ||
○海部内閣総理大臣 国際社会に貢献するという立場で国際社会に奉仕、貢献していく、協力していく、外務大臣が今いろいろ申し上げました。結局、日本は、国際化時代に今後相互依存関係が非常に強まっていくわけでありますから、日本の国家目的というのはそういったところにある。したがって、日本と協...全文を見る | ||
○海部内閣総理大臣 はい。 | ||
○海部内閣総理大臣 いろいろ御指摘をいただきました。私は、三権分立の建前から国会が国権の最高機関であるということを重く見ておりますから、ボールを投げるから適当にやってくれ、そんなことじゃなくて、政府としてはできるだけのことをしてお願いをしますけれども、国会でどうぞ各党各会派の御議...全文を見る | ||
○海部内閣総理大臣 ペレストロイカの問題に限定してお答えをさせていただきますけれども、ペレストロイカの目指している方向性というものは私も正しいと思いますし、ペレストロイカが定着して成功していかれることを心から期待をいたしております。そしてまた、ソ連が共産党の一党支配の政治というも...全文を見る | ||
○海部内閣総理大臣 ソ連あるいは東欧で起こっております一連の自由化、民主化の動きが不可逆的なものであるではないかという先生の御指摘は、私もそうだと思います。現にポーランドでもチェコでも、首脳は、この道は厳しい苦しい道であるけれども決してもとへ戻ることはない、これははっきり言明をし...全文を見る | ||
○海部内閣総理大臣 将来についてはまだ不安定、不透明なことがあると先ほども申し上げましたけれども、例えばヨーロッパにしても、つい昨年までは、九二年のBCの統合ということが一つの具体的な焦点でございましたが、今ドイツの統一というものが問題になってきますと、ヨーロッパの統合、東西の対...全文を見る | ||
○海部内閣総理大臣 当面のことを申し上げますと、今、日本の現在と将来にとって大きな影響を及ぼしておる日米構造協議の問題が、まさに取り組んでおるさなかでございますので、これは当面の急務としてやらなければなりません。 同時にまた、高い立場に立って考えますと、海部内閣がスタートしま...全文を見る | ||
○海部内閣総理大臣 リクルートの問題に関しまして、申告時にいろいろと調査の徹底を欠いてこのようなことになっておりますことは大変遺憾なことであり、私はそのことについては厳重に注意もいたしましたし、また、このような結果になりましたことを大変申しわけないことであったとおわびをいたします...全文を見る | ||
○海部内閣総理大臣 今御指摘をいただきましたように、政治資金の問題、選挙制度の問題、これが政治改革の基本をなす大切なものであると私も受けとめまして、そうして選挙制度審議会にそれらのことを包括的に諮問がしてあるわけであります。そこに各界の代表の皆さんがお集まりをいただき、審議も大詰...全文を見る | ||
○海部内閣総理大臣 これは理論的でも何でもなしに、今先生の御質問を聞いておって私が思っていることを率直に申し上げるのですから、そういった点でお聞き取り願いたいと思うのですが、今の制度、仕組みの中で国民の皆さんの厳粛な審判を受ける、その結果の議席というものをお認めいただく、これが大...全文を見る | ||
○海部内閣総理大臣 その点につきましては二つの側面があろうと思いますが、一つの側面は、国会の決議等でも示されましたように、一票の価値、重さというものをどうするか、一対三が一つの幅なのかどうかという御議論もなされたようでありますけれども、そういったものについては一人一人の意思という...全文を見る | ||
○海部内閣総理大臣 いろいろ方法、手段はあろうと思いますので、私は、審議会の答申をいただいて、そういったような方向になるようにはどうしたらいいかという御議論の結果だと思いますから、それを十分見させていただいてから各党各会派の御議論にも供したいと思っております。 | ||
○海部内閣総理大臣 るる大蔵大臣が御説明したとおりでございます。 | ||
○海部内閣総理大臣 国連加盟以来一貫して国際の平和と安全の維持を初めとする国連の目的及び諸活動を積極的に支持してきております。また、今般の施政演説におきましても、国際協力を通じて世界の平和と繁栄に貢献していくとの方針を表明いたしておりますし、とりわけ平和のための協力及び地球環境、...全文を見る | ||
○海部内閣総理大臣 地球環境問題の重要性につきましては、私は委員と同じように非常に大切なものであると考えております。そういった大前提で申し上げますけれども、国連を通じた国際協力を積極的に行っていくことも極めて重要な問題でございます。 ただいま具体的にアイデアの御指摘がございま...全文を見る | ||
○海部内閣総理大臣 過日ユニセフの事務総長がおいでになって、いろいろそういったお話も承りました。本件サミットは有意義と考えておりますので、国会の日程など諸般の状況を勘案いたしまして、出席の可能性を検討してまいりたいと思っております。 | ||
○海部内閣総理大臣 担当大臣がそれぞれ申し上げたように、土地の問題に対する取り組みをきめ細かくやっておりますが、私は、昨年国会で御制定願った土地基本法の示す理念に従いまして、土地は投機の対象にしない、利用すべきものであるなどなどの理念を掲げるとともに、今行われておりますいろいろな...全文を見る | ||
○海部内閣総理大臣 理想を言えば土地は今異常な高騰をしておるわけでありますから、政府としては、先ほど来いろいろ担当大臣が答えておりますように、供給を促進することや一極集中を排除することによって何とかしていきたい。少なくともこれ以上値上がりをしないようにするために、監視区域を効果的...全文を見る | ||
○海部内閣総理大臣 中国の問題は、中国を孤立させてはいけない、そして日中両国の関係というのはアジアにとっても世界にとっても大切な関係になるという委員の御指摘は、私も全く同感でおります。そして、西側の首脳ともいろいろ話をいたしましたときに、私は、中国が改革・開放路線を捨てないで、ア...全文を見る | ||
○海部内閣総理大臣 経済企画庁長官が物価に関して所管をしてもらう、それはそうだと私は理解しております。消費者です、消費者行政。物価局もございますし……。法律の根拠もありますから、法制局長官から法律的なことは申し上げさせます。 | ||
○海部内閣総理大臣 放送大学の問題につきましては、いつでもだれでもどこでも学ぶことのできる高等教育ということで、非常にスタートのとき以来政策努力を続けてきたテーマでございます。今、担当がいろいろ答えましたように、それが広く全国に当初の願いとして立てました趣旨が実現してまいりますよ...全文を見る | ||
04月11日 | 第118回国会 衆議院 予算委員会 第8号 議事録を見る | ○海部内閣総理大臣 民主主義の政治の基本は、申し上げるまでもなく最大多数の最大幸福を追求することにあるわけでありますが、私は日本の今の現状を見ておっていつも思うのですけれども、私も消費者の一人でありますし、視点を変えればすべての国民が消費者の立場にある。ところが、その消費者の声と...全文を見る |
○海部内閣総理大臣 消費者問題につきましては、各省がいろいろと思っておるだけではいけませんので、内閣総理大臣を長として消費者行政を一体的に進めるために消費者保護会議において各般の施策を決定して、その推進に努めてきておるところでありますし、所要の消費者行政が統合的に推進していくよう...全文を見る | ||
○海部内閣総理大臣 この日米構造問題協議というのは、昨年アルシュ・サミットのときに行われました日米両首脳の合意に基づいて協議が始まったものでありまして、御承知のようにアメリカ側から日本に対しては、貯蓄・投資のパターン、土地利用、流通、排他的取引慣行、系列関係、価格メカニズム、この...全文を見る | ||
○海部内閣総理大臣 御指摘をいただいたような結果に相なりました。ただ、政府といたしましては、補正予算を年度内に成立させていただきたいというので編成をし、国会に提出をして、それが成立することを期待しておったのでありますが、いろいろな情勢等もあり、あのような結果になりました。私は、ま...全文を見る | ||
○海部内閣総理大臣 お答えを申し上げますが、日米のこの構造協議につきましては、特定のことを取り上げての約束事とか交渉じゃなくて、お互いにそれぞれたくさんのことを指摘し合って、何回かにわたる実務者間の協議を経てきたものでございます。 そして、そのときにいろいろなことを提起し合い...全文を見る | ||
○海部内閣総理大臣 私の理解にもし誤りがありましたら直接の担当者から詳しく申し上げさせますが、当初からアメリカが何百項目持って要求をして、これを聞け、こう言ったのが今度の構造協議だとは私は受けとめておりません。 と申しますのは、この数年来いろいろな貿易摩擦の経緯がございました...全文を見る | ||
○海部内閣総理大臣 御議論を聞いておりまして、一つの問題を御理解いただきたいと思いますけれども、二百何十項目というのを向こうから突きつけられてやったとかいうことでもございません。そしてまた、じゃなぜ協議が必要だったかということは、それに先行しております品目を挙げての三〇一条の個別...全文を見る | ||
○海部内閣総理大臣 それは先般、土地問題に関する会議をいたしましたときに、全国的に土地の高騰が非常に進んできておる、東京都区部ではやや頭打ちの鈍化になったのが今度は地方に押し及んでおるという報告をいろいろ聞きました。これ以上土地が上がるということは極めて憂慮すべきことである。そこ...全文を見る | ||
○海部内閣総理大臣 間違いではございませんが、監視区域の制度が現にあって、それをきちっと行うことが大前提でありますから、監視区域の問題をきちっとやってもらう。それから、地域の実情に非常に詳しいのは、やはりその知事さんでありますから、それの意見も十分尊重しながらやっていただく。どれ...全文を見る | ||
○海部内閣総理大臣 土地問題、住宅問題については非常に御造詣の深い委員の御指摘でございますので、私もそれは十分承知しながらいろいろなことを考えてきたわけでありますけれども、それは抜かずの宝刀だということできょうまで一般的に言われておったこともよく知っております。同時に、監視区域と...全文を見る | ||
○海部内閣総理大臣 まず私から言わせていただきますけれども、もう非常に専門家でいらっしゃる議員に反論するつもりは毛頭ありませんが、私は今の最初に申し上げたように、この土地の暴騰、それが地方の都市に移るとか、これからここへ移りそうだということも予測され、報道され、しかもそれを何とか...全文を見る | ||
○海部内閣総理大臣 極めて大切な問題だと考えておりますので、御指摘のとおり確認していただいて結構でございます。 | ||
○海部内閣総理大臣 地球の環境を保全していくということは二十一世紀にとって極めて大きな問題でございます。関係各省庁といろいろな状況をよく検討しながら、政府として、挙げてこれらの問題には協力をしていかなければならぬ、こう考えております。 | ||
○海部内閣総理大臣 それは事実として受けとめさせていただきますし、また、そういった気持ちが広がっていくということも極めて大切なことではないかと考えております。 | ||
○海部内閣総理大臣 国有林が、国土の保全等公益的機能の発揮、木材の安定供給、地域振興等の役割を果たしていくためには、国有林野事業の経営の健全化を確立することが基本でございます。このため、国有林野事業の累積債務対策、要員の適正化を含めた総括的な対応策について現在林政審議会で検討願っ...全文を見る | ||
○海部内閣総理大臣 まことに申しわけありませんが、英語の原文を見てお尋ねでございますので、それにしかるべく対応できる者を答弁いたさせます。 | ||
○海部内閣総理大臣 いろいろ経緯はお述べになったような見方もあろうと思います。ただし、何もしておらなかったのではなくて、いろいろ努力もして、現に内需中心の経済、そして輸入の拡大、日米の貿易インバランスのみならず世界貿易の中における日本の輸入努力による不均衡の是正というのは、この数...全文を見る | ||
○海部内閣総理大臣 私はそう思って談話を書いたわけでございますから、そのとおりでございます。 | ||
○海部内閣総理大臣 日本とアメリカが自由経済社会において世界の生産の四割近くを二国で占めておるということは、それなりに大きな責任も伴うものであり、二国間のみならず世界の経済にも大きな影響があるものと受けとめます。 しからば、日本だけが孤立して生きていくわけにもいきませんから、...全文を見る | ||
○海部内閣総理大臣 法改正に関する問題については、公取委員長も申し上げましたように、いろいろと法の持っております精神かきちっと貫かれますような角度から法改正も考えている。また、直ちに欧米並みというわけにはなかなか距離もございますけれども、せめて一歩一歩前進していくということで機構...全文を見る | ||
○海部内閣総理大臣 国会決議に基づく定数の是正は、速やかな検討が求められておる課題でございます。一方、政治改革は現下の最重要な課題であり、選挙制度の抜本改革の検討が必要でございます。したがいまして、国会決議を踏まえた各党間の御論議が進展していくことを期待しつつ、政府といたしまして...全文を見る | ||
○海部内閣総理大臣 定数是正に関する院の決議は極めて重いものと考えます。同時にまた、この決議に示されました方向に従って各党間の御論議が進展することを期待もさせていただきます。 | ||
○海部内閣総理大臣 あの国会の御決議を尊重しておるということは何度も申し上げておるところでございますが、これは各党間に極めて密接な、大きな影響を持つことであり、また国会の御決議をしていただいたのも院でございますから、この問題については各党間の御論議が進展することを期待させていただ...全文を見る | ||
○海部内閣総理大臣 選挙制度審議会からの答申はまだ受け取っておりませんけれども、新聞報道等によって第一委員会の委員長の会見というものは、内容を拝見もさせていただきました。きちっと答申をいただきましてから、これは皆様方にも当然それは政府としてお示しもし、また選挙のことでありますから...全文を見る | ||
○海部内閣総理大臣 国会議員の選挙のあり方でございますから、これは政府と各党ということよりも、むしろ政府は答申を受けていろいろ一つの成案を得ましたならば、それは議会において各党間で十分御論議をいただくべきものであろう、こう考えております。 | ||
○海部内閣総理大臣 まだ答申もいただく前でありますから、法案をつくるとかつくらないとかいうことではございません。ただ、審議をお願いして答申をいただきました以上は、その答申の趣旨を尊重して政府としては取りまとめの作業をしなければならない、こう考えておりますが、それは各党の御議論を十...全文を見る | ||
○海部内閣総理大臣 行政府の立場で御指名を受けて答弁申し上げますときは、やはり一つとしては、政府として選挙制度審議会に諮問をいたしますときに、各界の代表の方々の御議論でありますから、その答申を尊重するということはぎちっと方針として申し上げます。 また、国会で御決議いただいたこ...全文を見る | ||
○海部内閣総理大臣 院の御決議はまさに院の各党のお話し合いによっておやりいただいたわけであり、その院の決議をどうするかという問題も、私が率直に申し上げると、政府としてはここに書いてあります定数の是正の問題も含めて審議会には諮問をしておるわけでありますから、審議会もその答申をくれる...全文を見る | ||
○海部内閣総理大臣 内閣としてはどう考えるかというお尋ねでございますが、内閣としては、今行っております消費税そのものが国民の皆さんからいろいろ御指摘を受けた御不満等もあったわけですから、謙虚に反省もして見直し案を提出しておるわけでございますから、お述べになりましたようなもろもろの...全文を見る | ||
○海部内閣総理大臣 今お話を承っておりまして、私もいわゆる日本人妻問題についてはこれまで日赤ルート等を通じいろいろ努力をしてきた、また、たしか記憶に誤りなければ、我々の同僚の江藤議員が先頭に立って、この問題の議員連盟をつくって努力をされたこともよく承知しておりますが、それらの事ご...全文を見る | ||
04月12日 | 第118回国会 衆議院 予算委員会 第9号 議事録を見る | ○海部内閣総理大臣 ただいま外務大臣が申し上げましたことと軌を一にするわけでありますけれども、米軍のパイロットの技術の維持向上等のために飛行訓練を行っておるのは、これは安保条約の目的達成のために重要であると考えますけれども、きょうの御質疑を通じていろいろと示されておりますような問...全文を見る |
○海部内閣総理大臣 これは極めて専門的、技術的なことも含まれると思いますので、私は、外務大臣がそれらの御質疑の趣旨を踏まえていろいろと考えてみる、こう言っておるわけでありますから、そのような対応をしてもらいたいと考えます。 | ||
○海部内閣総理大臣 御指摘のようなことがございまして、特に野球協約第百八十条、賭博行為に該当することがあり、コミッショナーがその点について厳重に注意をし、また処置をしたということば、おっしゃるように、広範なファンの心理にもよくない影響を与えたでしょうし、また、プロ野球人自身がすべ...全文を見る | ||
○海部内閣総理大臣 環境問題の角度から申し上げても、御指摘のように緑は極めて大切なものであります。国有林につきましてもさまざまな御意見、御議論を承りながら、私は、それが果たす国土の保全など公益的機能の発揮、木材の安定供給、地域振興等の役割を果たしていくためには、国有林野事業の経営...全文を見る | ||
○海部内閣総理大臣 御自身も山の経営者でいらっしゃる先生からのいろいろ貴重な体験を踏まえての御提言であろうと受けとめさせていただきます。 自由民主党にもそれぞれ山のこと、林業のことを大切に考える議員がたくさんおりますので、私はそういった人々にも指示をしながら、各党間の皆さん方...全文を見る | ||
○海部内閣総理大臣 交通安全が非常に重要であるということは、事故死の方の数が一万名を超えたということを見ましても、一万名といえば一つの町村を形成できる人口でありまして、私はそのことを思いながら心を痛めて御質疑を聞いておったところでございます。また、今この御本を見せていただいて、こ...全文を見る | ||
○海部内閣総理大臣 御議論になっております新幹線の問題は、国土の均衡ある発展と地域の開発振興に大きな役割を果たすものと受けとめております。したがいまして、今後とも、昨年決定いたしました基本的スキームに従って着実に整備を行っていく所存であります。 | ||
○海部内閣総理大臣 整備新幹線は、国土の均衡ある発展と地域の開発振興に大きな役割を果たすものと認識をしておりますので、今後とも、昨年決定した基本的スキームに従って着実に整備を行っていきたいという所存でございます。 | ||
○海部内閣総理大臣 ちょっと冒頭に、御質問の意味がよくあれですけれども、農林水産業というのについては、私は非常に重要なものだと認識し ておりますし、特に水産業界の現状が、二百海里体制の定着等に伴う国際規則の一層の強化、我が国周辺における資源状況の悪化など厳しい状況にある、こう認...全文を見る | ||
○海部内閣総理大臣 沿岸の水質を保っていくということは、これは沿岸漁業の問題ももちろんそうでありますけれども、広い立場に立って大事な施策だと思います。環境庁長官が今申し上げましたような考え方で、それらの施策を一層推進していかなければならないと考えております。 | ||
○海部内閣総理大臣 近年、御指摘になったサケ・マス漁業及び流し網漁業等について、水産資源の管理保全や海洋環境の保全の観点から規制を行おうとする国際的な動きが活発になってきておることもよく承知をいたしております。このような我が国遠洋漁業にとって極めて厳しい情勢に対応し、対外協議を通...全文を見る | ||
○海部内閣総理大臣 外務大臣が申し上げましたように、近隣諸国との間柄でありますから、今行われておる既存の自主規制等もあるようでありますが、それをしっかりまずやること、同時に、それからについては方針に従って努力をさせてまいります。 | ||
○海部内閣総理大臣 日ソ関係を改善し、真に安定したものに持っていくということは国民の皆が望んでおるテーマであるというのは、御指摘のとおりだと思います。 今、世界の大きな情勢の中で、むしろソ連が大きく変化をしておる。ゴルバチョフ大統領が生まれて、一党独裁制がなくなって、いろいろ...全文を見る | ||
○海部内閣総理大臣 今ヨーロッパにおいて軍備管理と申しますか軍縮の方向にいろいろ進んでおるという事実は、私も先日来率直に評価もいたしましたし、認めてもまいりました。それから、アジアにおける構図というのは、ヨーロッパにおける構図と、地政学的にもあるいは軍事同盟同士の対決という面から...全文を見る | ||
○海部内閣総理大臣 外務大臣が申し上げたことをさらに追加いたしますと、米ソの間においてなるほどヨーロッパを中心に冷戦時代の発想を乗り越えた動きが出てきておる、そして兵力の問題についても、十九万五千とかそれに三万足すとか、いろいろな議論が具体的な数値も前に置いて議論されていること、...全文を見る | ||
○海部内閣総理大臣 昨年九月の首脳会談のときには、テーマに出ましたのは、むしろ個別品目についてスーパー三〇一条の問題が私の頭にありましたので、そういう交渉を一方的な制裁のもとでやるというのはいけない、ただし、日米関係は重要であるから静かな話し合いの中において解決するように日本もで...全文を見る | ||
○海部内閣総理大臣 それは少し誤解が先走ったのではないだろうかと思います。というのは、去年の九月私がアメリカへ行きましたときは、この日米構造協議はまさに第一回目がたしかそんなころからだったと思うんです。サミットで日米首脳が合意して、お互いに抱えている問題を精いっぱい話し合おうとい...全文を見る | ||
○海部内閣総理大臣 詳細についてはよく承知しておりませんし、今お話をここで承っておったその感想でありますけれども、企業の買収という問題については、日常茶飯事で行われる国とそれが行われていない国との相違等もあって、今度の日米経済協議のときにも、いろいろな意見の中に持ち株の五%条項の...全文を見る | ||
○海部内閣総理大臣 国全体の姿を見て、今、日本にあります国際空港、それを中部に置いたらどうか、それは産業集積の非常に多い地域でもありますし、また、地理的に見ても中部に一つぐらい国際空港があって窓口が開かれることは国の健全なバランスある発展のためにも私は必要なものだ、こう個人として...全文を見る | ||
○海部内閣総理大臣 草川委員が自分で足で歩いて肌で体験されたお話ですから私もじっと承っておりましたが、これはやはり今の日本の農協の中にある光の面と影の面とあるとするなれば、影の面の一番よくない面が凝固されておるのではないだろうか。もう公取から二度とそういった不公正な取引という指摘...全文を見る | ||
○海部内閣総理大臣 日韓両政府間でただいま協議を実施しておりますが、政府といたしましては、今後とも協定の前文に示されている精神及び目的を十分に尊重しつつ、両政府間の協議を通じて速やかに双方の満足し得る結論を見出すべく努力を続けていく所存でございます。 | ||
○海部内閣総理大臣 三世問題をどのように対応していくかということは、今御指摘のように、日韓両国の将来の友好にとって今後ずっと出てくる問題でありますから、今の機会にきちっと解決ができるだけ努力をしろとおっしゃることはよくわかります。そして、そのつもりで、今度も廬泰愚大統領がおいでに...全文を見る | ||
○海部内閣総理大臣 個別の問題について具体的にここで申し上げるのは差し控えさせていただきますが、その問題には真剣に取り組んで、いろんな角度の議論をしております。 | ||
○海部内閣総理大臣 最初に、大ざっぱな感じでいいから言えということでありますから。 昭和六十一年十一月に底を打った我が国経済が既に四十一カ月の長期にわたって内需主導型の景気拡大を持続してまいりました。そうしてまた、輸入拡大になるようにいろいろ体質改善の努力等もしてきました。現...全文を見る | ||
○海部内閣総理大臣 物価の問題は御指摘のようにゼロが非常に望ましいわけでありますし、もっと欲を言えば下がることがあるなればそれがなお望ましい。私がいろいろ資料を調べました乏しい経験からいきましても、昭和六十年、輸入の牛肉の肩肉の中が百グラム百六十円前後だったのが今百十八円前後に下...全文を見る | ||
04月13日 | 第118回国会 衆議院 予算委員会 第10号 議事録を見る | ○海部内閣総理大臣 今担当大臣が詳しく御説明しましたとおりでございます。そして、その目標に向かってお互いに努力をしていこうということを構造協議の場ではお互いに提案をし合い、共通の認識に着陸をしておるわけでございます。 ですから、アメリカ側の日本に対する答えにしても、例えばグラ...全文を見る |
○海部内閣総理大臣 御指摘のように、今の土地の高騰はまさに異常なものだ、これを何とか抑えていかなければならない、まず当面はそこに焦点があると私は強く感じておりますし、同時に、社説を引用してのお話がございましたが、やはり家を持ちたいという働く人々の願いにこたえていくような政策を打ち...全文を見る | ||
○海部内閣総理大臣 御指摘のいろいろなことを肝に銘じながら、また今何もしないでほっておるわけでは決してございませんので、御指摘のように今、日本では年収の七倍あるいは七・五倍かけなければ首都圏で良好な住宅が手に入らないという現実も我々は調査をして理解をしております。欧米諸国において...全文を見る | ||
○海部内閣総理大臣 過日の土地対策閣僚会議のときに、発表になりました国土庁の地域の上昇の結果とそれから見通しについていろいろな報告を聞きました。 私は、地価がこれ以上上がるのはいけないということをまず基本的に考えております。ですから、私がそこであいさつをしますときに、これ以上...全文を見る | ||
○海部内閣総理大臣 監視区域の制度があって、今それの適用を行ってやっておるわけでありますが、どうしても世の中の御批判が、後手後手に回っておるとか、現実に上がるあれが目につくので、規制区域の制度をも念頭に置いて厳しくこの問題については対処をしてほしいということを私は申し上げました。...全文を見る | ||
○海部内閣総理大臣 先ほども申し上げましたように、これ以上地価がどんどんどんどんと上がっていくことが全国的に普及することは何としてもとめたいという願いを私は持っております。そのために、国会で御審議願った法律の中にいろいろな制度、仕組みが書いてございます。それについていろいろな角度...全文を見る | ||
○海部内閣総理大臣 先ほど申し上げたとおりに私は決意をして、土地問題閣僚会議のときにも、地方公共団体に対して、規制区域のことも念頭に置いて、後手後手に回らないような監視区域の制度を思い切って適用して、値上がりを抑えるような努力をしてほしいということを言いましたし、今もそう思ってお...全文を見る | ||
○海部内閣総理大臣 ただいま国土の有効利用ということを考え、また四全総の趣旨に伴って一極集中を排除するためにいろいろな努力を重ねておりますが、後半で申された首都の問題につきましては、これはもうさまざまな御意見がございます。私どもも首都機能の移転の問題については、いろいろな提案やい...全文を見る | ||
○海部内閣総理大臣 私は消費者の立場に立って物を考える、これを大切にしていくということを申し上げてまいりました。それは、私自身も含めてすべての国民は、ある意味では、視点を変えれば消費者であります。同時に、最近国が世界でも指折りの豊かな持てる国になったと言われながら、国民の皆さんに...全文を見る | ||
○海部内閣総理大臣 指摘されましたようないろいろな事態を、関係当局も今御答弁申し上げたように受けとめておるわけでありますから、いけないことはいけないときちっと早く処置をとるように指示してまいりたいと思います。 | ||
○海部内閣総理大臣 中間報告の文は、今御指摘になりましたように、双方が非常に幅の広い立場に立っていろいろなアイデアを出し合って、指摘をし合ってまとめ上げた文章でありますし、アメリカ側でもこれは議会の、立法府の審議権を拘束しないということを前提に書いてあるものでありますから、御指摘...全文を見る | ||
○海部内閣総理大臣 総合協議のときにいろいろな主張をしたかとおっしゃいますが、私は今申し上げたようなこともぎちっといたしましたし、それからまた、大統領自身もそれらのやりとりの結果プレスリマークスの中では、日本がアメリカの農民にとって最大のお得意様であることも、アメリカの製造業者に...全文を見る | ||
○海部内閣総理大臣 今関係各省が申し上げましたように、日本と比べて高いものも安いものもいろいろ、たくさん品物はありますから、出てきたわけであります。ただ、私の感じを大ざっぱに言いますと、食料品とか加工食料品というものについては日本の方が割高なものが多い。それから、香水だとかネクタ...全文を見る | ||
○海部内閣総理大臣 最後のところの問題は、御指摘のように、記者会見で質問を受けましたので、私は当時の状況を踏まえてお答えしましたが、大店法の枠組みというものは、これは地方の流通を守るために枠組みは維持しなきゃなりませんが、運用については、消費者の立場に立って、変えるべきものは変え...全文を見る | ||
○海部内閣総理大臣 そういう言い方はいたしておりません。記者会見でのやりとりの中で、枠組みについては、これは必要だということを述べましたが、しかし中身は変えていかなければならぬということも、そのとき正確な表現まではちょっとあれですけれども、項目に分けていろいろ申し上げました。 | ||
○海部内閣総理大臣 第一に、私と山原委員との立っております立場というものがまるっきり違うということを今痛切に感じながら御質問を聞いておりましたが、アメリカへしかられに行ったのでは決してありませんし、アメリカも日本をしかろうというような発想で物を言い始めたものではございません。 ...全文を見る | ||
○海部内閣総理大臣 前半御指摘の小渕官房長官の当時の談話と今の海部内閣の態度とがらっと変わっているじゃないかとおっしゃいましたが、私、最初に今ここで先生にお答えしたのは、小渕官房長官の発言と全く同じであって、三〇一条のように制裁をちらつかせての交渉には応じませんということは、海部...全文を見る | ||
○海部内閣総理大臣 今農水産大臣がここでお答え申し上げましたが、国会における決議等の趣旨を体し、今後とも国内産で自給するとの基本的な方針で対処してまいります。 | ||
○海部内閣総理大臣 学校教育、特に義務教育の場は、大人の社会のイデオロギーの雑音で汚されてはいけない。やはり真っ白な立場でいろいろなことを身につけてもらうのが教育の場であると私は考えております。そして同時に、それはそういったことで学習指導要領もつくってあるわけでありますし、社会人...全文を見る | ||
○海部内閣総理大臣 学校教育の場におきましては、義務教育において、それぞれの人が社会人となったときにいろいろな判断をして、思想、信条の自由に基づいて社会人として行動しなければならぬのが自由社会であると私は思います。けれども、児童生徒のそれぞれの発達段階においてどの程度のことを身に...全文を見る | ||
○海部内閣総理大臣 今詳しく申し述べられたとおりの儀式が、奉告の儀が一月二十三日に行われました。私は、公人として参列をいたしました。それは、この儀式は伝統的な皇位継承儀式の一環をなすものと認識をいたしておりますし、天皇陛下は憲法上の象徴でもあられるわけでありますから、社会通念上儀...全文を見る | ||
○海部内閣総理大臣 御指摘のとおりに私は所信表明演説で申し上げました。それから、今いろいろな問題を反省しながら、去る国会にも自由民主党議員立法の形で公職選挙法の一部改正案を提出し、野党の皆さんとの審議、御議論を通じて成立させていただいたところでありますが、なぜそういうことになった...全文を見る | ||
○海部内閣総理大臣 昨年、与党自由民主党はリクルート事件の反省に立って政治改革推進本部をつくって、そこで政治改革大綱というものをまとめました。私はその組織の中の行動隊長という仕事もやっておりました。ですから、本当に厳しい反省に立って政治改革をしていこうという与党なりの大きな案でご...全文を見る | ||
○海部内閣総理大臣 御指摘になりましたのは党でまとめました政治改革大綱であります。それは党議決定いたしておりますから、私もその決定のときにはそれに賛成をいたしております。ただ、今政府の立場で言うと、選挙制度審議会に諮問をしてあるわけでありますから、選挙制度審議会の答申を政府として...全文を見る | ||
○海部内閣総理大臣 最初に申し上げたようにいろいろな例がありますから、その極端な例を一つだけ言われてもいかがかと思いますし、私が頭の中に描いておりました政策本位の選挙というのは、奄美という名前が出ちゃったから言うのですが、あれは要するに自由民主党の立場に立った人同士の選挙でありま...全文を見る | ||
○海部内閣総理大臣 チェイニー国防長官と私は会いました。そして、今おっしゃったことの背景を言いますと、私は今アジアにおける……(東中委員「いや、もういい」と呼ぶ)いや、もういいじゃない、あなたが言えと言われたから言うんですよ。アジアにおける空白をつくっちゃいけない、日本の国民のた...全文を見る | ||
○海部内閣総理大臣 何回も申し上げるようですけれども、我が国は国民生活の安定と向上と国の平和を守っていくという大きな政治の目標がございますから、アメリカとソ連の力による対決が冷戦の発想を乗り越えて変わりつつあるということは評価いたします。しかし、アメリカもソ連もともに有事を想定し...全文を見る | ||
○海部内閣総理大臣 米ソで行われております軍備管理から軍縮へ向かっていくという動きは、これは欧州だけで完結してはいけません。そしてそれが、今おっしゃるように、逆にアジアの軍拡といいますか、そんなことになったのでは全くこれは意味がありません。昨日来のここでのいろいろな御議論の中でも...全文を見る | ||
○海部内閣総理大臣 きょうまでの首脳会談のときなどに、アジア・太平洋地域において日本の果たしておる役割、果たしてきた役割、同時にアジア・太平洋におけるいろいろな問題について、ヨーロッパの関連とアジアの関連とで既に米国の首脳とは話をいたしておりますし、また同時に、それらのことについ...全文を見る | ||
○海部内閣総理大臣 おっしゃるように、北方領土の問題は、我が国が直接国民的合意のもとに返還を求め、平和条約を締結して真に安定した友好な関係を日ソ間に築いていきたい、こう思っておる大きなテーマでございます。 それからもう一つ御指摘の朝鮮半島における軍事力を背景としての対峙の問題...全文を見る | ||
○海部内閣総理大臣 先ほど永末委員長に対する私の答弁はお触れいただきましたので、そのとおりでありますから繰り返しませんけれども、五月の盧泰愚大統領との会談では、極東アジアの平和構想問題について、これはやはり盧泰愚大統領自身が国連でも演説をされた方でありますから、当然お話をするつも...全文を見る | ||
○海部内閣総理大臣 お述べになりました協定の精神及びその目的の趣旨を十分に踏まえまして、双方が満足できるような解決に至るべく、政府としては全力を挙げて努力をしてまいります。 | ||
○海部内閣総理大臣 構造協議の問題は、菅委員御指摘のとおりに、我が国もこの数年来、貿易のインバランスをどのようにして是正することによって国際的な相互依存関係を保っていくかという我が国自身の問題として、例えば前川レポートなどに示されたような方向で内需を拡大する、輸入を拡大する、そう...全文を見る | ||
○海部内閣総理大臣 御指摘の問題は、土地基本法の十二条にも示してありますように、地域の健全な発展と秩序ある整備を進めるためには公有地の計画的な確保が必要なものであると考えます。公有地の確保につきましては、政府としても地方公共団体に対して指導、支援をしてきているとこでありますが、今...全文を見る | ||
○海部内閣総理大臣 この数年間、特に地球環境の問題については日本でも国民的ないろいろな話題になってくる。国際会議に行ってもいろいろな問題になる。何を一体どうしたらいいんだろうか。私の素朴な受けとめ方でいきますと、経済がどんどん伸びてくる、それによっていろいろな環境公害の問題なんか...全文を見る | ||
04月19日 | 第118回国会 衆議院 本会議 第13号 議事録を見る | ○内閣総理大臣(海部俊樹君) 小川議員にお答えをいたします。 消費税実施後に編成されました平成二年度予算や地方財政計画におきましては、元年度と異なり、既に消費税額がいわば溶け込んでいる単価をもとに積算を行っており、消費税以外の要因による単価変動も考えられることもありまして、予...全文を見る |
○内閣総理大臣(海部俊樹君) 小林議員にお答えをいたします。 社会資本整備につきましては、米国から指摘されるまでもなく、我が国自身の問題として、本格的な高齢化社会が到来する二十一世紀を見据えて着実に充実を図っていく必要があるものと考えております。 このような観点から、日米...全文を見る | ||
○内閣総理大臣(海部俊樹君) 河上議員にお答えを申し上げます。 地方自治は、民主政治の基盤であり、内政のかなめであると考えております。平成二年度においては、創造性豊かで多様な選択可能性に富む地域づくり、ふるさと創生の具体化のため、ふるさと創生一兆円構想を実現してまいりたいと考...全文を見る | ||
04月23日 | 第118回国会 衆議院 予算委員会 第14号 議事録を見る | ○海部内閣総理大臣 いろいろ御質問の内容につきましては、今年二月にチェイニー国防長官が来日されたとき私と意見の交換をしましたが、そのときの内容の大筋とほとんど同じものを盛り込んだ報告書が今度アメリカの議会にも報告された。私は、これについては外務大臣、防衛庁長官が申し上げましたよう...全文を見る |
○海部内閣総理大臣 国民生活の平和と安定、向上を確保していくというのは大きな政治の目指すべき目標であることは委員御指摘のとおりであり、また、そのためにみずから必要な節度ある防衛力を常に整備していかなければならぬということも、国防の基本方針の中で我々がとり続けてきた方針であります。...全文を見る | ||
○海部内閣総理大臣 御承知のように、我が国の防衛、それは平和時における必要にして節度のある防衛力の限界というものを定めて、そしてそれが、御承知のとおり、平成二年度の今お願いしております予算措置を通じて一応の中期防の達成を見る、こういうことでございますが、これはあくまで平和時におけ...全文を見る | ||
○海部内閣総理大臣 私も委員の考え方と軌を一にするのでありますが、何度も申し上げるようでありますけれども、我が国は、世界の力の対立の時代や力によってつくられておる世界秩序の中へお役に立とうなんという発想も考え方も毛頭持ったことはございませんし、憲法ではそれを禁止しておるわけであり...全文を見る | ||
○海部内閣総理大臣 きょうまでもこの問題はしばしば議論されてきた問題でございますし、また、今日の立場に立ってみますと、国際情勢も大きく変化して、新しい世界の枠組みづくりの中に日本はどのような形で参加をしていくのか、貢献していくのかというテーマとともに、アジア・太平洋地域においてど...全文を見る | ||
○海部内閣総理大臣 韓国は、アジアにおける日本が最も大切に両国関係を維持していかなければならない国であると私も認識をいたしますし、同時にまた、きょうまでの日本と韓国との間のいろいろな経緯につきましては、今議員御指摘になったとおりの国交回復の事情や、あるいはそれに至るまでの歴史の上...全文を見る | ||
○海部内閣総理大臣 長谷川委員も御参加をいただき、日韓の議員連盟の方々がお話し合いをしてこられた経過の御報告もこの間承りました。 御説のように極めて大切な二国間の間柄であり、同時に盧泰愚大統領の訪日というのは、その一つの将来に向かっての大きな契機にもならなきゃならぬと思います...全文を見る | ||
○海部内閣総理大臣 るるお述べになりましたヨーロッパにおける問題、これは私も何回も委員にもお答えしましたが、東西、力の対決の冷戦状態の発想を乗り越えて大きな歴史的な流れが起こっている、そこまでは全く認識同じでございます。 ただ、NATOにしてもワルシャワ条約機構にしても、それ...全文を見る | ||
○海部内閣総理大臣 大きな網をかぶせて、そしてマルタ会談における米ソ両首脳の物言いをヨーロッパとアジアと分けるかとおっしゃれば、私は分けません。分けませんけれども、各論になってくると、ヨーロッパの事態とアジアの事態とは現実に違いがあるんだということを私は申し上げさせていただいてお...全文を見る | ||
○海部内閣総理大臣 ゴルバチョフ政権というのは、ソ連において近来まれな政権だと見ております。それは、ゴルバチョフというリーダーの物の考え方、発想が極めて大きくソ連の政治を前進させようという意欲、同時にそれは、国内的にはペレストロイカ、対外的には新思考外交とも呼ばれるように大きな移...全文を見る | ||
○海部内閣総理大臣 ブレジネフ政権というのは、例のブレジネフ・ドクトリンというのがありましたように、ソ連のあの一連の時代の流れの中で、アメリカとソ連が対決し、対立し、いろいろやってきました。今ここで、過ぎ去った人の名前を挙げての御質問でありますから、いろいろ言いたくありませんけれ...全文を見る | ||
○海部内閣総理大臣 先ほどはゴルバチョフ、ブレジネフとその政権の固有名詞を挙げてのみ御質問がございましたので、私はその政権の背景について私の考えておることを申し上げましたけれども、アメリカ側にも大きな変化があって、私の記憶に誤りなければ、ロールバックポリシー、巻き返し作戦とか、リ...全文を見る | ||
○海部内閣総理大臣 私は、みずからの国の平和と安全を守っていくための節度ある必要にして十分な文民統制に基づいた防衛力の整備というものは、これは、世界の情勢が変わりつつあるいい状況を歓迎するとともに、日本においてもじゃどうするかという問題とは、おのずからよって立つ視点が違うわけであ...全文を見る | ||
○海部内閣総理大臣 一時期、米ソともに世界の対立する陣営のリーダーとして、世界じゅうの平和とそして安定を確保していくためには自分のところの軍事力というものが必要だというので、非常に大きな有事を想定した軍事力膨張競争をやった。そのことに対する反省と、そのことによってもたらされた国内...全文を見る | ||
○海部内閣総理大臣 米ソ超大国は軍備管理、そして究極の目的としての軍縮の方向に歩み始めているということはそうでございましょうし、国連の総会なんかにおいてもそういったような動きが出てきておることは御承知のとおりだと思います。私もそれを否定するものではありません。 | ||
○海部内閣総理大臣 そこまで私はゴルバチョフ政権の将来に向かって断言するほどの知識もありません。ただ、今言えることは、米ソの力の対決をやめていこう、協力の時代に入っていこうというゴルバチョフ大統領の目指すペレストロイカの成功を願っておる。 同時に欧州で、この前たしか先生この委...全文を見る | ||
○海部内閣総理大臣 専守防衛の考え方であくまで我が国の平和と安全を維持していくには、どの程度のものが平和時において必要なのかという観点に立って自衛隊というものは整備されてきた、私はこう思っております。そして、それがアジア近隣諸国に脅威を与えるようになってはいけないということ、これ...全文を見る | ||
○海部内閣総理大臣 御質問の中にありましたように、アジアの他国に恐怖の念を与えるようなそんな態度やそんな行動をしてはならぬということは、これはもう全くそのとおりでありますから、そのようなことを考えてやっておるわけでは全くございません。 それからもう一つは、日本の場合は我が国の...全文を見る | ||
○海部内閣総理大臣 何度も申し上げますようですが、軍事力で、力で対決をしておる構造のときに、アメリカやソ連やあるいはその一方の国境線に対峙をしておる国が、どのような軍事力をもってみずからの責任が果たし得るかという考えを持つことは、それぞれの国の主権に属する問題ではないでしょうか。...全文を見る | ||
○海部内閣総理大臣 日米安保条約に対する考え方は、私はただ単に軍事面だけを主張したり、日本の安全保障だけに役立つものではなくて、昭和三十五年にこれが変わったときに、名前自身も相互協力及び安全保障条約と、こう変わっておるわけでありますし、両国の有する自由な制度を発展させていこう、そ...全文を見る | ||
○海部内閣総理大臣 具体的にアジア・太平洋地域の安定と平和のためにどのように対処したらいいのか、私もしっかりと検討をし、対処してまいる決意でございます。 | ||
○海部内閣総理大臣 両国でお互いに抱えておる問題について指摘をし合い、話し合い、そして共通の認識に至るように努力をしよう、そういう協議だったと私は受けとめ、理解をし、またブッシュ大統領もそういったことでお互いに力を合わせることがアメリカの議会に起こっておる保護主義の台頭を抑えるた...全文を見る | ||
○海部内閣総理大臣 日米関係というのは私は非常に大切な二国間関係であると思っておりますから、その二国間関係の中に貿易のインバランスをめぐってのいろいろな不協和音が出ることは、できる限り双方の努力で取り除くようにしなければならぬという点は私も全くそう思っております。 ただ、その...全文を見る | ||
○海部内閣総理大臣 御指摘のとおりに、世界の経済の中で大きな役割を果たし、それなりに重い責任を負わなければならぬところに来ておる日本の経済が、世界との調和をより深めていくように、そして世界との間でより開かれたものにしていくために、今度の構造協議というものの成果を踏まえて前進をさせ...全文を見る | ||
○海部内閣総理大臣 御指摘のように、日米双方でお互いに問題を提起し合い、お互いに議論をし合い、そして委員冒頭にお触れになりましたように、日米両国が世界の経済の大きな責任を持っておる二国間でありますから、それぞれが角突き合わせるようなことではなくて、もっとずばり言うと、保護主義の台...全文を見る | ||
○海部内閣総理大臣 ただいまの委員の御指摘で私も率直に答えさせていただきますが、いろいろな層において率直な意見の交換をするということは、政府だけで話をするよりも有益ではないか、そう思いますし、また事実きょうまでいろいろなしベルで行われ続けてきておると私は理解しております。 私...全文を見る | ||
○海部内閣総理大臣 私が消費者重視の立場を大事にする、そう思っておりますから、思ったことは率直に言わなければならぬと思って申し上げておるのです。そして、現実に消費者重視というのは何だか目に見えてこないとおっしゃいますけれども、例えば、消費者の立場に立って物を考えるということは、生...全文を見る | ||
○海部内閣総理大臣 今例にお引きになりました第一次臨調の答申を受けて、消費者に対する政府の取り組み方、それは臨調の答申を受けてなるほどそうだということで、政府といたしましては経済企画庁にそのとき国民生活局を設置をした。同時に、国民生活審議会というものをつくって、そこでいろいろ意見...全文を見る | ||
○海部内閣総理大臣 そこが非常に難しい問題ですが、率直に申し上げます。 ブッシュ大統領と私がいろいろ話しましたときも、数字を挙げてここまでにいかなければいけないとかいいとかいうことを決めて事を始めますとそれを管理貿易といいます、そして、そういう管理貿易に入り込んではいけないか...全文を見る | ||
○海部内閣総理大臣 西岡さん個人のお考え、御意見だろうと思いますが、念のため申し上げますと、一九八七年、八八年、八九年とこの三年続いております数字を見ますと、毎年顕著に下がってきておるのです。そうして、対GNPの比率でいきましても、四%から三・三%、二・七%と一年に一%台ずつ下が...全文を見る | ||
○海部内閣総理大臣 独禁法の運用を厳正に行わなければならないということは、今度の構造協議のときでも実務者会議のころから話題にも上ってきた問題であり、また中間報告を取りまとめる段階においても、その運用その他の問題について正すべきは正す、厳正な適用をすべきはすべきであるという問題点を...全文を見る | ||
○海部内閣総理大臣 土地並びに住宅の問題につきましては、御指摘のとおり極めて重要な問題だと受けとめておりますし、これは日米の構造協議のみならず、もっと以前から、働く人々のためにどのような対応が必要なのか、今大蔵大臣が申し上げましたように、土地税制全般については、税制調査会の小安員...全文を見る | ||
○海部内閣総理大臣 今委員がるるお述べになりました中国と日本との関係、これにつきましては、私も心情的には非常に近いものを持っております。そして、中国が改革・開放路線を捨てないというそういった基本的な立場で進んでおります以上、私どもはこれに協力をしてこれを助けていくような方向でいか...全文を見る | ||
○海部内閣総理大臣 私は何度も申し上げますが、中国を孤立させたりこれ以上中国のいろいろな立場に問題が起こってくるというのはよくないことであるという基本的な認識で各国の首脳との話も進めております。私は、中国側からもそれなりのシグナルが出て、同時に日本側からも、できるだけ今やっており...全文を見る | ||
○海部内閣総理大臣 韓国と日本の間の、アジアの中で果たしていかなければならぬ役割な考えますと、私は、本当に安定的な信頼できる関係を構築していかなければならぬ。したがいまして、今具体的に御指摘の三世問題を含めて過去の問題については、その歴史の経緯等を踏まえて、私どもは、反省すべきこ...全文を見る | ||
○海部内閣総理大臣 電話がかかってきたことは事実でございます。 | ||
○海部内閣総理大臣 事実にいささか違った観点から御質問なさいますので、私も率直に答えさせていただきます。 電話がかかってきたのは事実だと申し上げました。しかも、私は総選挙が終わった直後でありまして、水泳が好きでございますから水泳をして、電話がかかってくるということを聞いたとき...全文を見る | ||
○海部内閣総理大臣 いや、それはすぐに外務省に来てもらって、もうその日のうちにこういう申し入れがあったということで、そしてどうして西海岸まで、それでは行けるのか行けないのか、そのとき国会の日程はまだ決まっておりませんでしたけれども、私は薄々、皆さん方が各党でお話を願って、二日に演...全文を見る | ||
○海部内閣総理大臣 この問題の起こりは、昨年日米の首脳で話し合ったときに、結局、日本とアメリカと二国間で、世界の経済の規模の中で大きな責任を持つ国同士であるにかかわらず、五百億ドルという貿易のインバランスがあるから、これを何とかする、そのためにお互いに提案すべきことは提案しようと...全文を見る | ||
○海部内閣総理大臣 日本とアメリカには歴史や文化や伝統や生活環境の違いもございますので、もうすべてことごとくぴたっと合意するということは、これは不可能に近いことであろうと私も思います。現に、きょうまでの何回かの話し合いは、日米双方から実務者が出ていろいろな問題について議論し、提起...全文を見る | ||
○海部内閣総理大臣 委員御指摘のような事業も率直に言ってあると思います。けれども、いろいろ努力をしてきたけれども、いろいろな壁があってなかなか手のひらを返したように解決されておらなかったという面もあるわけでございます。同時にまた、気がついて輸入を拡大しなきゃならぬ、内需を拡大しな...全文を見る | ||
○海部内閣総理大臣 これは総論賛成、各論反対にならないようにしなければなりませんので、私は与野党の皆様方の御議論も何回もお願いをいたしますと言いましたし、また、規制緩和その他のことにつきましても、国民の皆さんの中には、きょうまでの立場と異なった立場が出てくる方には、ある意味では非...全文を見る | ||
04月24日 | 第118回国会 衆議院 予算委員会 第15号 議事録を見る | ○海部内閣総理大臣 今前半に和田委員がお示しになりました世界の最近の大きな流れというものは、私も全く認識を同じくいたします。そうして、東西のヨーロッパに起こりましたあの劇的な変化というものは、まさしく冷戦時代の発想を乗り越えて、力の対立の時代から協力、協調を模索して新しい秩序をつ...全文を見る |
○海部内閣総理大臣 日本の外交の座標軸の一つが、日米関係を基軸として自由陣営の一員であるという位置づけ、そしてサミット参加国の一国としてその立場において責任も果たしていく、もう一つの座標軸が、アジア人、アジアの一員としてアジアのために日本がいかなる貢献ができるか、そしてアジアとア...全文を見る | ||
○海部内閣総理大臣 今例に引かれましたように、私はソ連の新聞から文書で質問を受けましたので、文書で答えを出しておきました。二十一世紀の日ソ関係をどのように展望しておるかということでありますから、私は自分の考え方を率直に申し上げて、二十一世紀における日ソ関係はあらゆる潜在的な発展可...全文を見る | ||
○海部内閣総理大臣 これは、具体的にどういう日程でどうということを決めたわけでもございませんが、ソ連の新聞の質問の中に私自身訪ソの考えはあるかということがございましたので、私はそれに対しては、歴史上初めてのソ連大統領の訪日が日ソ関係の正常化の契機となる真に歴史的に意義のあるものと...全文を見る | ||
○海部内閣総理大臣 政府の基本的な考え方というものは、今外務大臣が申し上げましたように従来一貫しておるわけでありまして、日ソ間において平和条約を締結し、領土問題を解決し、そのことだけにこだわっておらないで拡大均衡の方針で、それも含めて同時に前進させていきたいという態度表明を続けて...全文を見る | ||
○海部内閣総理大臣 今やりとりをお聞きいたしておりまして、日ソの軍レベルにおける交流とかお互いの交換というような問題は、これは大変失礼な言い方になるかもしれませんが、私はこれはお芝居で言うなれば、第二幕になって出てくるテーマであって、今開幕の序曲をどのように協調してやろうかという...全文を見る | ||
○海部内閣総理大臣 二十一世紀という長い目盛りで、そしてまたアジアにおける平和を確固たるものにしていくためにはどうしたらいいかという視点に立ってのお尋ねでございますので、私もそれは方向として全く賛成の方向でございます。 そして、ただ現実に、例えばカンボジアの問題にしても、戦争...全文を見る | ||
○海部内閣総理大臣 ODAが真に相手国に喜ばれるような、そういった方法で行われていくべきことは最も望ましい姿であり、また、そのようになるようにきょうまでもそれぞれ努力を続けてきたと思いますが、しかし御指摘をされるような問題点があったことも率直に認めなければならないと思います。 ...全文を見る | ||
○海部内閣総理大臣 一昨年十二月に規制緩和推進要綱というのを閣議で決定しまして、それの推進を行っておるところでありますし、例えばその推進要綱に盛られております中では、御協力もいただきながら物流二法案の改正を着実に実施してきておるところでございますし、今後についても行革審の最終答申...全文を見る | ||
○海部内閣総理大臣 公正取引委員会というのは、やはり職務上、法律、経済に関する豊富な知識と経験を有する者が行うべきものである、こう考えておりますが、私の日ごろの持論からいきますと、私も含めて何省出身の者であろうがどんな人でも消費者であることは間違いない、こう思っておりますので、そ...全文を見る | ||
○海部内閣総理大臣 公正取引委員会がいろいろ人数その他のことについて非常に少数精鋭主義で頑張っておってくれた、けれどもそれは限度があるので、でき得る限り拡大していかなければならぬという基本方針は全くそのとおりでございまして、いろいろ厳しい状況の中でも予算措置等もとっておるところで...全文を見る | ||
○海部内閣総理大臣 日米経済協議というのは、何回も申し上げましたが、日米両国にこの数年間極めて目立った貿易の不均衡というものをどうしたら是正することができるかという点に立って、その経済政策を補完するものとしてお互いにアイデアを出し合って共通の認識に到達するようにしていこうというの...全文を見る | ||
○海部内閣総理大臣 読みました。 | ||
○海部内閣総理大臣 私は、おっしゃるとおりのことを言いましたし、言い続けてきましたし、それを訂正したことは一度もございません。ただ、私が同じことを申しましても、翌日の新聞によっては、下方修正したとか、あるいは現状維持とか、堅持とか、それぞれ各紙の取り扱いによっていろいろニュアンス...全文を見る | ||
○海部内閣総理大臣 いろいろな御意見を交えての御質問を私も聞いておりました。 結論を申し上げますと、やはりアジア・太平洋地域にも私は平和と安定がきちっと醸成されるようにしていきたいという願いを持って対処しておるわけでありますから、対話と協調の考え方の中でどのようにしたら本当の...全文を見る | ||
○海部内閣総理大臣 我が国が軍事大国にならないということは、これは皆きちっと心の中で決めておることであり、政策的にも表明しておることであり、車守防衛、憲法のもとでシビリアンコントロールに従っていろいろやっていくという大方針は決めておるわけでありますから、しかもアメリカのことについ...全文を見る | ||
○海部内閣総理大臣 今菅委員おっしゃったそういった見方も確かに一つあると思います。 それから、私なりに今御質問を聞きながら考えましたことは、例えば日本の場合には中小企業というものが物すごい数があって、下請の系列というものがごく当たり前のこととして、第二次、第三次の下請、孫請、...全文を見る | ||
05月09日 | 第118回国会 衆議院 予算委員会 第17号 議事録を見る | ○海部内閣総理大臣 南西アジアの国々と日本はきょうまでも友好関係を維持していることは野田委員御承知のとおりと思いますが、冒頭にお話に出ましたように、インド、パキスタンには中曽根総理以後六年経過しておりますし、またスリランカは岸信介総理以来三十三年経過しておる。同時にまた、バングラ...全文を見る |
○海部内閣総理大臣 一言で申しますと、南西アジアの四カ国にはそれぞれ立場とかいろいろ要請されることのニュアンスの違いは、国が違いますから確かに違いはありましたが、全体としてやはり自分の国の力をつけていかなければならぬ、そして、そのために日本のきょうまでの経済援助それから技術協力、...全文を見る | ||
○海部内閣総理大臣 韓国との問題は、アジアの中で、しかもお隣同士の国で、自由と民主主義をともに国の存立の基盤として、そして国民が努力をしながら経済的にも力をずっとつけてきた国として、私は友好関係というものをさらに強固なものにしていきたい、これが大きな基本認識でございます。 そ...全文を見る | ||
○海部内閣総理大臣 野田委員の御質問を承りまして、私もみずからそのとおりだと思います。そうして、私自身が今度の首脳会談を通じて率直に私の気持ちを相手方に誠意を持って謙虚に訴えることによって、この節目を大切にしていきたいと思っております。 | ||
○海部内閣総理大臣 私は、従来からも隣国である韓国と日本との関係の中で、歴史の経緯にありますように、我々が率直に反省をして謙虚に臨まないといけないという気持ちは常に持っておりましたし、そういった表明もしてまいりましたが、今せっかくの野田委員の御質問でございます。私も日本の総理とし...全文を見る | ||
○海部内閣総理大臣 過去の歴史に対する正しい認識をしなければならないということは私も全くそのとおりであると思いますし、また将来に向けては、新しい真の信頼関係に基づいた両国の果たさなければならぬ役割、これも両国関係のみならず、アジアの平和や安定のために日韓で力を合わせていかなければ...全文を見る | ||
○海部内閣総理大臣 御指摘のような政治の状況の中で政治改革をして国民の信頼を取り戻していかなければならぬということは、もうこの数年来の御議論の結果でございました。野田議員御承知のように、与党、自由民主党においても、厳しい反省に立って政治改革大綱というものもおつくりをいただきました...全文を見る | ||
○海部内閣総理大臣 世界の情勢につきましては、私は本委員会でも、私の考えを率直に申し述べましたときに、情勢が変わっているということを申し上げております。東西の力による対決、対立の時代が終わりを告げた最も劇的なものがベルリンの壁の崩壊だったということは、委員御指摘のとおりでございま...全文を見る | ||
○海部内閣総理大臣 我が国の平和と安全を確保する、言葉をかえて言いますと専守防衛ということできょうまで我が国はやってまいりました。基本的な立場からいいますと、かつてアメリカもそしてソ連も、対決、対立の時代には二カ二分の一戦略という言葉も出たぐらい物すごい有事を前提とした、しかも二...全文を見る | ||
○海部内閣総理大臣 我が国の平和と安全を守る専守防衛という立場に立っての節度ある防衛力整備と私は考えて、諸外国に対して脅威を与えるようなこと、そんな意思も能力も日本から発揚していくことは断じてあってはならない、これはもう憲法もそういった精神でございます。 | ||
○海部内閣総理大臣 御指摘のありました西廣次官記者会見において、防衛政策、防衛計画の大綱策定当時の情勢認識、情勢判断等について、国際関係の相互依存関係が深まりつつある中にあって、東西間では核戦争を回避し、相互の関係改善のための対話が継続していること。我が国周辺においては、米ソ両大...全文を見る | ||
○海部内閣総理大臣 消費者重視の基本姿勢でいくということは私も再三申し述べてきたとおりでございますし、また具体的には、消費者会議を通じて各省のいろいろな問題点を整理して、お互いに共通の認識に立って消費者行政をとり行うとか、あるいは内外価格差是正のときにも各省庁皆が力を合わせて進め...全文を見る | ||
○海部内閣総理大臣 私は、各省庁にまたがっておる問題でありますから、いろいろ対策本部をつくったり、各省庁が消費者会議に集まって基本的な問題についてやっておることを申し上げましたが、機構の問題となりますとまたこれは別の次元の問題になってまいりますので、私としてはこれは研究させていた...全文を見る | ||
○海部内閣総理大臣 米問題につきましては、我が国における米及び稲作の重要性にかんがみ、また国会における御決議の趣旨を体しまして、国内産で自給するとの基本的な方針で今後とも対処してまいる考えでございます。 | ||
○海部内閣総理大臣 そのとおりでございます。そうして私は、二十一世紀を目指してそのようなことになるはずであって、我々は大いにそれに向かって努力をしていくということをそこで申し述べた次第でございます。 | ||
○海部内閣総理大臣 最初に、ちょっと村山委員と私の認識が違うのかもしれませんが、選挙中、自由民主党は消費税の問題と真っ正面に取り組みまして、私自身も、街頭でも党首討論会のときでもいつでも、税の話は楽しい話ではありませんけれども、ぜひこれだけは聞いてくださいと言って、税のことについ...全文を見る | ||
○海部内閣総理大臣 お触れになりました定数是正に関する国会決議を尊重するということは、私はこれは当然のことだと思いますし、また、これこそ議員の皆さんのその立場にも直接影響する重要な問題でありますから、各党においてお話し合いをされることが性格上一番望ましいのではないかと考えておりま...全文を見る | ||
○海部内閣総理大臣 今回の審議会の答申は、ただ単に制度問題だけに触れたものでもございません。そして、政治資金の改革についての明確な指針も中に示されておるものでございますので、私は、この答申の趣旨を尊重するということは、やはり政策論争中心の選挙、そしてまた必要以上にお金のかからない...全文を見る | ||
○海部内閣総理大臣 リクルートの問題に関し、深谷郵政大臣が申告時に調査の徹底を欠き、また一部答弁を修正するなど、国会及び国民の皆様に混乱を与えましたことは大変遺憾であります。深谷郵政大臣には、今後みずからを厳しく戒めるよう厳重に注意をいたしたところであります。 | ||
○海部内閣総理大臣 輸送計画の中で必要となります護衛船につきましては、海上における犯罪の予防及び鎮圧は第一義的に海上保安庁の任務でありますので、海上保安庁の巡視船を派遣する方針であり、この方針を見直すことは考えておりません。 | ||
○海部内閣総理大臣 日米双方でいろいろと政府間でこの問題を提起し合ったその大きな背景には、今台頭しつつある保護主義に対して、日米両国のこれは共通の利益だからお互いに協力をして保護主義の台頭を抑えようということで合意をしていろいろ努力をしたわけです。そこでまとまった中間報告でありま...全文を見る | ||
○海部内閣総理大臣 ちょうど昨年私がこの日米構造協議のスタートするころのことを今御質問を聞きながら思い出しておりましたが、日米間の貿易インバランスが急に目立つようになったのはこの数年来のことでして、将来に向かっての新しい枠組みづくりというよりも、むしろこの構造協議自体が始まったと...全文を見る | ||
○海部内閣総理大臣 構造協議と呼ばれる今回のものはこれが終わりではございません。中間報告でありますから最終報告まできちっとまとめていかなければなりませんし、それが一区切りしたからといって、それは今申しましたように、今のレベルでいろいろ条件を話し合い、お互いに示唆し合った問題ですが...全文を見る | ||
○海部内閣総理大臣 私も出席して説明も聞き、いろいろ皆さんで会議をやっております。 | ||
○海部内閣総理大臣 結論というものはそのとき出しておらなかったと私は思います。 | ||
○海部内閣総理大臣 国際情勢については、私はいつも申し上げておりますように、今東西の対立が力による対決から冷戦時代の発想を乗り越えて新しい世界の秩序を模索しておるさなかだと認識しております。一番目立っておるのはヨーロッパだと考えております。そして、そこでの流れの中にいろいろ不透明...全文を見る | ||
○海部内閣総理大臣 私は、日本の安全と平和を確保していくためにはどうしなければならないかという視点に立って安全保障の問題を考えております。世界情勢の認識の中で申し上げたように、私は今まだ、冷戦時代の発想を超えて新しい秩序づくりが始まっておると言いましたけれども、これはまだ現在進行...全文を見る | ||
○海部内閣総理大臣 骨髄バンクのあり方につきましては、組織、公的機関の関与のあり方等につき、今後各界の有識者を集めた研究班により検討を進め、早急に結論を出すこととしております。 なお、提供者側のリスクを伴わない骨髄移植の方法等につきましても研究を引き続いて進めていかなければな...全文を見る | ||
○海部内閣総理大臣 骨髄バンクに関する御質問については、先ほど私は考え方を御説明申し上げたとおりでございまして、あのとおりの気持ちでやっていきたいと思います。 | ||
○海部内閣総理大臣 私は、各国が日本のそういうODAに関する協力を非常に高く評価をして、引き続いてこれも頼む、あれも頼むという要望が非常に出てくるわけです。その要望については、具体的に検討をさせてもらいますとか、あるいは調査班を派遣して、本当にそれがどういうものなのかということも...全文を見る | ||
○海部内閣総理大臣 海上保安庁の巡視船を護衛船として使用することについて、米側より同意できない旨の通告があったとの報道があることは承知しておりますが、そのようなことは事実無根であり、このような通告がなされたことはありません。また、現在政府部内で自衛艦を護衛に充てることを検討してい...全文を見る | ||
○海部内閣総理大臣 第三の道が望ましいと国会で私が申し上げたことはございません。それは正確に、事前に御通告もいただきましたので、私も調べ直してみたんですが、私の方、政府としては、政府の見直し案がこれが現段階で考えられるぎりぎりの見直し案であるというので御提出しておりますから、見直...全文を見る | ||
○海部内閣総理大臣 第三の道がいい、第三の道を選べと、今出しておる見直し案が悪いんだというようなことは毛頭考えておりませんし、今の見直し案が一番いいと思っておりますので、私はそのような率直な気持ちをお尋ねにお答えをしたんだということでございますので、見直し案が私ども政府としては定...全文を見る | ||
○海部内閣総理大臣 そのように訂正をさせていただきます。どうも済みません。 | ||
○海部内閣総理大臣 野党の皆様もいろいろと間接税についてのお考えや御構想をお持ちだと思いますので、私ども政府が出しております見直し案について、それは政府としてはそれで定着をさせていただきたい、こう強く願っておりますが、国会における十分な御議論をお願いを申し上げたいと思います。 | ||
05月11日 | 第118回国会 参議院 予算委員会 第5号 議事録を見る | ○国務大臣(海部俊樹君) 予算は、いろいろな角度から国民生活の安定向上を願いつつ、政府といたしましては、できる限りの条件を整備いたしまして、そしていろいろな角度から編成をして提案し、お願いしておる内容でございますから、いろいろとこの委員会でも御議論を闘わせていただきまして、否決必...全文を見る |
○国務大臣(海部俊樹君) 消費税の問題につきましては、政府としては、昨年の四月からスタートさせていただいた今日の税制でございますから、これに対していろいろ世論の御批判や野党の皆さん方の御意見があることはよく承知いたしておりますので、それを踏まえて見直し案を準備して提出しておるわけ...全文を見る | ||
○国務大臣(海部俊樹君) マルタ沖の米ソ首脳会談の内容が、今日までの対決、対立的な発想から、冷戦時代の発想も乗り越えて、話し合って協調していこうという方向に向かっておるということは、私もそのとおりだと受けとめております。 | ||
○国務大臣(海部俊樹君) 御指摘になりました過去のデタントと言われておった時代は、やはり背後にお互いに力による対決の背景を持ちながら、しかし、それで直接戦闘に訴えてはいけないというお互いに自制をしながらのデタントであったと私は思っております。そのころは、むしろ東西に共通の認識とし...全文を見る | ||
○国務大臣(海部俊樹君) スタートラインに立ってそのような方向に歩み始めるということは、私は全く認識を同じくいたします。 ただ、まだ不透明な問題や不安定な問題も前途に残っておることも事実だと思います。そして、アメリカ自体も巨額の財政赤字を抱えて、今御指摘のように、また必要でな...全文を見る | ||
○国務大臣(海部俊樹君) 我が国の安全保障政策というのは、当初から専守防衛、そして平和時における日本の専守防衛のために必要な節度ある防衛力を整備してまいりました。世界の大きな歴史の変化の中で、私はやはり日本はみずからの平和と安全を確保していくというそういった立場に立って、国際情勢...全文を見る | ||
○国務大臣(海部俊樹君) 歴史の経緯を率直に反省して、改めるべきは改め、そしてまた、今後、日本の過去の歴史に対する認識を正しいものにするところから出発をしていかなきゃならぬということを私も感じます。 そういった意味で、具体的には盧泰愚大統領が来日されるときに、首脳会談の機会も...全文を見る | ||
○国務大臣(海部俊樹君) 私はそういう気持ちで率直に申し上げるつもりでおります。 | ||
○国務大臣(海部俊樹君) もちろん韓国の大統領だけではございません。朝鮮半島の問題、中国の問題、アジアのこと、皆御指摘のとおりでありますから、過去の戦争の歴史に対してその責任を痛感して、そして反省に立って物を申し上げる、それは率直に私は言うつもりでございます。 | ||
○国務大臣(海部俊樹君) 今御引用になりましたアメリカのチェイニー国防長官の発言がございますが、アメリカの同じ国防白書あるいは高官の発言の中にも違う発言もあるわけでありまして、それは日本とソ連の極東軍管区においては依然としてソ連の能力は防衛に必要な能力をはるかに超えているようであ...全文を見る | ||
○国務大臣(海部俊樹君) アメリカの考え方、同時にアメリカが今日まで果たしてきた役割、東西の対立の構造の中で、一方の責任者としての軍備は、これは有事対応のための必要以上に大きなものであったということを米ソともに私は率直に持っておると思うんです。 日本の場合は、何度も申し上げる...全文を見る | ||
○国務大臣(海部俊樹君) ですから、その御引用になった部分だけを取り上げておっしゃいますが、アメリカの同じ意見の中にも、ソ連の能力は防衛に必要な能力をはるかに超えているということが言われておりますから……(「能力があるかないかを聞いている」と呼ぶ者あり)ですから、私は相手国の脅威...全文を見る | ||
○国務大臣(海部俊樹君) 東西対立、対決の冷戦時代の発想を乗り越えた動きが起こりつつあるということは私も率直に認識しておりますし、それがまさに劇的にヨーロッパで起こっておるということであります。そしてアジアとヨーロッパの間にはまだいろいろな問題の相違があって、不透明な部分があると...全文を見る | ||
○国務大臣(海部俊樹君) アジアの地域におけるそれぞれの問題は、やはり積極的に戦争の火種とか紛争の現状とかいうようなものを一つ一つつぶしていく努力を続けていかなければならないことは当然でありまして、その意味でヨーロッパにおける状況の変化、進み方、それは御指摘のように一時期現状凍結...全文を見る | ||
○国務大臣(海部俊樹君) 私は、でき得るものならばすべての国が参加してヨーロッパのようなそういった姿ができることは基本的には望ましいと考えますが、過日衆議院の御質疑の中においてもそういった考え方を私が述べますと、まだアジアの国々にはそれぞれ対立しているところ、問題解決のしていない...全文を見る | ||
○国務大臣(海部俊樹君) 私は、その物事を達成するために究極の目的として軍縮を目指しておりますから、そういった意味で、アジア地域の国々がテーブルに着いてもらうことのできる状況をつくる。そのためには、テーブルに着くべきアジアの国々が本当の信頼関係を持ってテーブルに出てこられるような...全文を見る | ||
○国務大臣(海部俊樹君) 平成三年度以降の防衛力整備につきましては、ただいまいろいろ議論をしておりますこの問題点等も踏まえまして、六十三年十二月の安全保障会議における討議を踏まえ、その具体的な内容について、大綱の取り扱いを含め、国際情勢及び経済情勢、財政事情等を勘案しつつ、安全保...全文を見る | ||
○国務大臣(海部俊樹君) 先ほど御答弁しましたように、これは今後文民統制の枠内において安全保障会議において十分検討をし、そのときには国際情勢の変化や経済情勢や財政事情やそういったものを十分含んで考慮しながら検討をしていきたいと思います。 | ||
○国務大臣(海部俊樹君) そのことも議論の対象として検討いたします。 | ||
○国務大臣(海部俊樹君) 何度も同じことを申し上げるようですが、我が国は、世界が力で対決をし、世界が力で支配する秩序のときに、日本は力でもってこれに参画をしたり加担をしたりしたことではございません。みずからの国の平和と安全を守る、しかもそれは日米安保条約のもとにおいてするというこ...全文を見る | ||
○国務大臣(海部俊樹君) 私、聞いておりまして、それは物事の一面を説明しておったと思いますが、また逆に言うと、日米安保条約のもとで日本が自衛力を整備して、そういったことになったならば小規模、限定的なものには対応できるんだという、そういった防衛力の整備をしておるからこそ抑止力となっ...全文を見る | ||
○国務大臣(海部俊樹君) 平成三年度以降の防衛力の整備の問題につきましては、先ほども申し上げましたように、文民統制の趣旨を十分踏まえて、安全保障会議において国際情勢の変化あるいは財政経済状況等を勘案しながら検討をしていく考えであります。 | ||
○国務大臣(海部俊樹君) ODAの効果がやはりそれぞれの相手国、特に相手国の国民に感謝されなければ意味がないと私は思うんです。そして、これも国民の皆さんの税金をそういった国際化時代に貢献するために使うわけでありますから、今の御議論等はODAの中の希有な例だとは思いますけれども、現...全文を見る | ||
○国務大臣(海部俊樹君) 具体的な事実を私は詳しく承知しておりませんので、具体的な事実関係と離れるかもしれませんが、一般的に申し上げますと、今、株の問題やいわゆる仕手戦の問題その他についてさまざまな御批判があることは十分承知いたしております。株のそのような動きに政治家が直接介入し...全文を見る | ||
○国務大臣(海部俊樹君) 事実関係は正確に私は承知しておりませんので、それらのことについては必要があれば政府委員から答弁させますが、そういったことを好ましくないという批判も指摘もあり、また株の売買に、たとえそれが通常一般的に許される売買であっても、政治資金でもって株の売買はすべき...全文を見る | ||
○国務大臣(海部俊樹君) 御指摘になりましたスーパー三〇一条に基づく問題は、やはり一方的な制裁を背景にしての交渉はこれは応じられない。もう少し話し合いによって解決する方向を選びたいということで、スーパー三〇一のあり方については、日本側としてはその交渉には応じないという基本的な立場...全文を見る | ||
○国務大臣(海部俊樹君) 日米の構造協議は、日米双方がそれぞれ感じております貿易上の問題について率直に意見を交換し合ったわけでありますから、押しつけられたとか、あるいは一〇〇%満足できたとかいうものは、率直に言ってお互いにないのではないか、こう思っております。私もアメリカ側に対し...全文を見る | ||
○国務大臣(海部俊樹君) 具体的にその構想が上がってきたとか話を聞いたことではありませんけれども、私の今の直観で申し上げますと、お互いにアイデアを出し合って共通の認識に立ってお互いにこういう努力をするということを言っておるわけですから、これは両国の政府間でいろいろとそれの効果がど...全文を見る | ||
○国務大臣(海部俊樹君) 米問題につきましては、我が国における米及び稲作の格別の重要性にかんがみ、国会における決議等の御趣旨を体し、今後とも国内産で自給するとの基本的な方針で対処してまいる所存であります。 | ||
○国務大臣(海部俊樹君) 御指摘になったような法人の土地投機が地価の高騰を招いている。これを抑制すべきであるといった意見、また法人の土地の含み益は巨額なものとなっておるのも御指摘のとおりでございますので、この譲渡益に課税強化すべきであるかどうかといういろんな意見を踏まえて、今回の...全文を見る | ||
○国務大臣(海部俊樹君) 連休の休暇の間、御指摘のとおり、インド、パキスタン、スリランカ、バングラデシュ、この南西アジアの国々を訪問いたしました。日本は自由主義陣営の一員であるという自覚と同時に、アジアの一員であるという基本的な外交の座標軸を持っておるわけでありまして、ただ、やや...全文を見る | ||
○国務大臣(海部俊樹君) 御指摘のように、平和国家に徹し、平和を守り、過去の歴史の経緯を振り返って犯した過ちは繰り返さない。そして世界のために積極的に貢献し、平和と繁栄のために尽くす国にならなければならない、こう考えております。 | ||
○国務大臣(海部俊樹君) おっしゃるとおりだと思います。 | ||
○国務大臣(海部俊樹君) 韓国の考え方の基本にあるものは、やはり人間生活にとっての必要にしてそして十分な最小限度のものというような基準の決め方の中に立って、それを超えるところは割高になっていくという税の累進構造を端的にあらわしたものではないかと思います。ですから、そういったような...全文を見る | ||
○国務大臣(海部俊樹君) 私どもは今、土地の値段が少なくともこれ以上上がらないようにするにはどうしたらいいだろうか、そしてできれば遊休地、未利用地の利用計画などをつくって土地の値段が安くなっていくような方法はないかということにいろいろ知恵を絞っておるさなかでございますが、今先生は...全文を見る | ||
○国務大臣(海部俊樹君) 御指摘のありました点につきましては、私の理解に誤りがなければ、超党派でも首都移転の問題について御議論を願っておる議員の集まりがあると承知しておりますし、また自民党の中にも首都機能移転に関する調査会というのがありまして、こちらの方は私も参加をさせていただい...全文を見る | ||
○国務大臣(海部俊樹君) 大蔵大臣が申し上げましたことは私の答弁も同じでありますから、重複はいたしません。 ただ、科学技術の研究の峰を高くするということは、今後日本が国際化時代に世界に貢献する大きな可能性のある道だと思いますから、基礎科学の研究をうんとやっていこうという方向で...全文を見る | ||
○国務大臣(海部俊樹君) 戦後の日本の極めて恵まれた、ある意味では幸運な道というのも、今おっしゃったIMF、ガット体制の中で能力を発揮しながら資源の乏しい国がここまで質を高め、いろいろなことを政策的にできるような国の財政力を持つことができるようになった、これは自由貿易体制のおかげ...全文を見る | ||
05月14日 | 第118回国会 参議院 予算委員会 第6号 議事録を見る | ○国務大臣(海部俊樹君) 政府の選挙制度審議会においていろいろ御審議をいただいてまいりました。これは選挙制度のあり方の問題と政治資金のあり方の問題について主として今回の答申をいただきましたが、引き続いて区割りの問題、参議院の二院制のもとにおける性格の問題、そして政党というものが法...全文を見る |
○国務大臣(海部俊樹君) 私は、海部内閣がスタートしたときはどん底からのスタートであって、生易しい政治状況ではないということを組閣に当たって申し上げました。そして所信表明演説においても、政治改革というものは国民の皆さんの信頼を確立するために不退転の決意で取り組まなければならぬとい...全文を見る | ||
○国務大臣(海部俊樹君) 政治改革をやり抜こうという大きな目標を持って成案を得るべく努力をしていくことはこれは当然でありますけれども、具体的なこれから取りまとめの作業を始めるときでありますから、やれなかったときはどうするか、やれたときはどうするかという、むしろ国会議員の一人一人の...全文を見る | ||
○国務大臣(海部俊樹君) 極めて重く受けとめて私は申し上げております。同時に皆さんにも、それは今なさなければと、今のままでいいとおっしゃるなら別ですけれども、今のままではいけないと私は思っておりますから、極めて重く受けとめております。 | ||
○国務大臣(海部俊樹君) 過去の歴史に対する認識につきましては、私は、過去の歴史というものは正しく認識して、反省すべきはきちっと反省をして再び繰り返さないような決意をきちっと内外に表明することが大切だと考えておりますし、また昭和四十年に日韓共同コミュニケにおいて、過去の関係は遺憾...全文を見る | ||
○国務大臣(海部俊樹君) 内閣としてどのように考え、反省しということについては率直に申し上げましたが、私、自民党総裁としても個人としてその気持ちに変化はございません。 | ||
○国務大臣(海部俊樹君) 国会決議は国会でおやりになる。内閣が言うべきことじゃない。 | ||
○国務大臣(海部俊樹君) 天皇は、日本国憲法において、日本国民統合の象徴であり日本国民の総意に基く、憲法上こうなっておると思います。 難しい理論につきましては、これは法制局長官からお答えをするのが相当かと思います。 | ||
○国務大臣(海部俊樹君) 日本国の憲法は三権分立の精神にのっとって構成されておるものと私は思っております。内閣は行政の責任、国会は立法の責任をそれぞれお持ちになっておる。お互いに予断と憶測でもって侵したり侵されたりしてはいけないものだというように私は理解しております。内閣が何を決...全文を見る | ||
○国務大臣(海部俊樹君) 今日までも、国会の御決議をいただくときは、各党各会派のお話し合いによってそのような決議をなされたと存じております。国会の決議は、内閣といたしましてはこれを尊重してまいりました。 | ||
○国務大臣(海部俊樹君) 米の問題については、予算委員会で御議論のありますたびに、国会決議を尊重して国内産で自給するという基本的な方針で対処してまいりますということを私も再三お答えしてまいりました。その国会決議は重いものであるということも重々よく承知しております。その先のことにつ...全文を見る | ||
○国務大臣(海部俊樹君) 見直しの根拠とおっしゃいますが、私が率直に申し上げますと、消費税の制度を導入しましたときは、社会に必要な費用をできれば公平にすべての人に負担していただきたい、こういう理念で、資産も含めて所得と資産と消費、この三つの税制を加えることによって新しい税制改革を...全文を見る | ||
○国務大臣(海部俊樹君) 私はそのような角度からしたのではございません。 今申し上げましたように、確かに日本では消費税という制度、仕組みは初めてのことでございましたが、世界のOECD加盟国や、あるいはそれ以外の国でももう五十に近い国において、名前こそいろいろ違いますけれども、...全文を見る | ||
○国務大臣(海部俊樹君) 欠陥があるから見直したのではございません。また、私は世論というものを極めて大切に尊重しておりますから、文句を言うからというようなそういうことじゃなくて、世論の結果、世論の指し示す方向がこうであったから、むしろ私たち自身のいいと思ってやったことも、これは世...全文を見る | ||
○国務大臣(海部俊樹君) 税の問題につきましては、先ほど申し上げたことを繰り返すことになると思いますが、私は消費税だけをとらえて御議論いただくのじゃなくて、所得と資産と消費にバランスのとれた税の仕組みで、公平に社会に必要な費用をすべての国民の皆さんに負担していただくようにしなけれ...全文を見る | ||
○国務大臣(海部俊樹君) 私は、御指摘のとおり、選挙中、税の話は楽しい話ではありませんけれども、どうかわかってくださいと言って、見直し案のことを率直に訴え続けてまいりました。私の記憶に誤りなければ、野党の社会党の委員長も二月四日に記者会見で、間接税改革の必要と称して個別間接税の問...全文を見る | ||
○国務大臣(海部俊樹君) 現行の消費税と比べて、見直しをして国民の皆さんに理解をしていただき、より一層の定着をさせていきたいという強い願いで見直し案を提案いたしておりますので、御議論をいただいて、見直し案の成立に向けて御理解をいただきたい、この気持ちで今国会に臨んでおる次第でござ...全文を見る | ||
○国務大臣(海部俊樹君) 一方的だと言われますかもしれませんが、政府といたしましては、見直し案をぜひ成立させていただくことが現行の制度よりも少なくとも国民の皆さんのために一歩前進することになると、こう理解をしておりますので、それに対して、皆さんの方のお立場で一方的に廃止廃止とだけ...全文を見る | ||
○国務大臣(海部俊樹君) 予算案が憲法の規定その他に基づいて審議され、見直し案も憲法の規定やその他国会の規定で審議されるわけでありまして、私はそれは国民生活を安定、向上させていくという立場から考えますと、全部元も子もなしで否決だということにするよりも、できたものはきちっと認めなが...全文を見る | ||
○国務大臣(海部俊樹君) 政府といたしましては、思い切って見直した最善のものであるとこう確信をして国会に御議論をお願いしておるのでありますが、国会の御議論は国会としての別の高い次元に立っての御議論でありますから、国会の御議論が一層深まっていくことを私どもは期待させていただきます。 | ||
○国務大臣(海部俊樹君) 世界のどの国に対しても日本が軍事的な面で脅威を与えるような国になってはならない、言葉をかえて言いますと軍事的な大国になることを日本は願っておらない、これは御指摘のとおりに私は所信表明で申し上げたところであります。 また、我が国の防衛はどういう考えかと...全文を見る | ||
○国務大臣(海部俊樹君) 御指摘のように、我が国の防衛力は、現在中期防の最後の年度になる平成二年度予算の御審議をお願いしておるわけでありますが、あれはもとより平和時における我が国の基盤的な防衛力の節度ある限界を示したものである、こう受けとめております。 これが達成されました後...全文を見る | ||
○国務大臣(海部俊樹君) 今一覧表もお示しいただいての御質疑でございました。我が国の防衛力というのは、世界が力による対決状態のときにもそれに対してくみしたり、日本が力でもってお役に立っておりますというような、そういう思い上がった気持ちや能力があったわけではございません。したがいま...全文を見る | ||
○国務大臣(海部俊樹君) 一昨年一連の不祥事件の結果を厳しく反省して、政治改革を行っていきたいという強い決意を持っております。内閣としては、選挙制度審議会からの答申の中でその制度、仕組みの根源、あるいは一連の国民の皆さんの不信を招いたその理由の政治と政治資金に関する問題についても...全文を見る | ||
○国務大臣(海部俊樹君) 選挙制度審議会の答申の中にも、政治や選挙にお金をかけないようにする方法ということについていろいろ議論され、結局根本は現行制度の中にもその一つの原因があるのではないか、こう指摘がなされております。 特に、私ども衆議院で選挙を十一回戦わせていただきました...全文を見る | ||
○国務大臣(海部俊樹君) ちょっと答弁させてください。 | ||
○国務大臣(海部俊樹君) 一点だけ言わせていただきたいのは、私は自民党の候補者がお金をそれだけ使ったとは決して申し上げておりません。前前回当選された衆議院の議員の方が日常的な政治活動の費用に、人件費や……(「自民党の議員だ」と呼ぶ者あり)そう言いましたよ、前々回の我が党の当選され...全文を見る | ||
○国務大臣(海部俊樹君) 酸性雨に対する森林保護の問題については、農林大臣が申し上げましたように、これは大切に取り組んで努力をさせていただきます。 | ||
○国務大臣(海部俊樹君) 大蔵大臣が詳細に御説明いたしましたとおりでありますけれども、赤字公債の発行に毎年毎年頼り続けていくというのが好ましくない状況であることは私も全くそうだと思っておりました。ですから、赤字公債発行に頼らなくてもいいようになったことはこれは第一歩を踏み出したも...全文を見る | ||
○国務大臣(海部俊樹君) 特例公債依存体質脱却後の財政運営としては、高齢化社会に多大な負担を残さず、再び特例公債を発行しないことを基本として、公債依存度の引き下げ等により国債残高が累増しないような財政体質をつくり上げることに全力を傾けてまいらなければいけない、こう考えます。 ...全文を見る | ||
○国務大臣(海部俊樹君) 粗っぽい言い方になるかもしれませんが、欧米の社会福祉の姿というのは、まさに高福祉高負担の限度のところに行っておるのではないだろうか。そして、私自身がいろいろ欧米の福祉を研究させていただいても、その負担率においても五〇%をはるかに超えるところに行っておる。...全文を見る | ||
○国務大臣(海部俊樹君) 交通事故から人命を守るということは極めて大切な問題であります。肩書のいかんにかかわらず、全力を挙げて取り組んでいかなきゃならぬ問題であると私は考えております。 | ||
○国務大臣(海部俊樹君) この問題につきましては、今の長官の答弁もございますが、私としても十分研究させていただきます。 | ||
○国務大臣(海部俊樹君) 定数に関する国会の問題、まさに御指摘のとおり国会で御決議をいただいておる問題でありますから、国会自身の御意思として各党各会派間で十分に話し合って適切な結論をお出しいただくのがまず国会に対する私たちの基本的な立場、姿勢ではなかろうか、こう考えておりますので...全文を見る | ||
○国務大臣(海部俊樹君) 理屈を言うわけじゃありませんが、ここにお呼び出しをいただいておるのは内閣の総理としてお呼び出しをいただいておるのでありまして、国会の場に政党の党首がお呼び出しをいただいてお答えするのじゃありませんので、どうしても政府サイドの答弁になることはこれは御理解を...全文を見る | ||
○国務大臣(海部俊樹君) 衆議院議員選挙の一票の格差の問題について、それを主たる内容としてのお尋ねが今ございましたが、今度の審議会の答申は一票の格差を選挙区ごとに一対二未満とすることを基本原則とする答申が来ておることも委員御承知のとおりと思います。この答申を実施すれば、投票価値の...全文を見る | ||
○国務大臣(海部俊樹君) 私も一票の格差というものは非常に大切だと思っておりますから、一対三を超えると憲法違反の疑いが出てくるといういろいろな世論も知っておりますし、現にそういった判例があったことも知っております。ですから、一票の格差を一対三ではなくて一対二にするということを基本...全文を見る | ||
○国務大臣(海部俊樹君) 比例代表制を加味することによって、その問題に対しては審議会の答申の中では触れてございます。 | ||
○国務大臣(海部俊樹君) 私は、何度も申し上げるわけじゃありませんが、ここへお呼び出しいただくのは政府としてお呼び出し願っておるわけでありまして、党のことは各党間でいろいろ御議論をいただき、各党の合意でできた院の決議に対しては、これは私は国会議員個人の立場からいっても、党の総裁か...全文を見る | ||
○国務大臣(海部俊樹君) 小選挙区になることは、民意を反映しないとか、死に票の問題をどう思うかということですが、中選挙区でやっている国というのは世界の国々の中でどれだけ例があるでしょうか。希有な例だと思います。むしろ小選挙区で選挙をやっておる国が世界にいろいろあるわけでありますし...全文を見る | ||
○国務大臣(海部俊樹君) 技術的な問題や詳細については担当の自治大臣からお答えをいたさせますが、政治資金の問題については、自由民主党においても一昨年以来の一連の厳しい反省に立って政治改革大綱を党議で決定しておりますし、その方向に向かってこの審議会でもいろいろな選挙制度の問題や政治...全文を見る | ||
○国務大臣(海部俊樹君) いろいろ調査の初期の段階において慎重を欠いて皆さんに御迷惑をおかけしたことについては、私は本人に厳しく注意をいたしますとともに、今後みずからがこの問題を厳しく受けとめて戒めていくように厳重に注意もいたしました。 | ||
○国務大臣(海部俊樹君) 東西の対立、対決が冷戦時代の発想を乗り越えつつあるということは私も率直にそう思っております。ただ、なぜ東西の力による対決、武力による対立が起こったかということは、私はその以前の問題として、他のイデオロギーの存在を認めないというような膨張主義の発想も世界に...全文を見る | ||
○国務大臣(海部俊樹君) 現実に平和を守り抜くことができたということと、それから東西の力による対決、軍事同盟、軍事ブロックとおっしゃいますが、日米安保条約はある意味では日本にとって非常に幸運なというか、あるいは日本にとってはバンデンバーグの決議の唯一の例外としての安全保障条約でも...全文を見る | ||
○国務大臣(海部俊樹君) 私は、日米安保条約が当初安全保障の面からスタートしたものであるということを明確に申し上げたつもりであります。そして、三十五年の改定のときに、相互協力並びに安全保障条約と変わってきたという点も明確に申し上げたつもりでございます。 それからバンデンバーグ...全文を見る | ||
○国務大臣(海部俊樹君) 私は、日本の安全と日本国民の平和を守るための極めて限られた、日本のみを対象とした日本の防衛力でありましたから、これはやっぱり委員言われるように東西対立の枠組みの中へ組み込まれておったということには当たらないんじゃないでしょうか。ですから、私どもが国会議員...全文を見る | ||
○国務大臣(海部俊樹君) あくまでみずからの国の平和と安全を守る専守防衛に徹する国として、言葉をかえて言いますといかなる国にも脅威を与えるような軍事国家にはならないという意味においてそれは今日も極めて大切な通用する問題でありますし、同時にまた、先ほどもちょっと触れましたように、平...全文を見る | ||
○国務大臣(海部俊樹君) アジアの国々に対してそのような懸念を持たれないように、私は十分我が国の基本的な立場や基本政策やそういったものについて説明を今後とも機会のあるごとに繰り返していこうと思いますし、また我が国は他国に脅威を与えるような意思を持っておりませんし、またその能力も持...全文を見る | ||
○国務大臣(海部俊樹君) みずからの国をみずからの力でもって守るということは、今の現代の世界情勢の中で日本だけが独自で日本の力でということは今日までの経緯の中で非常に困難な状況が続いておりましたから、日米安保条約の抑止力に頼ったりして平和を守ってきたんだということは申し上げたとお...全文を見る | ||
○国務大臣(海部俊樹君) いろいろの御意見や考え方が立場や視点を別にするとあるものだなというのが実感でありまして、私は何度聞かれても、アメリカの高官が何と言おうと、どこのどなたが何と言おうと、日本は平和時におけるみずからの国の安全と平和を維持していくための節度ある防衛力の整備を行...全文を見る | ||
○国務大臣(海部俊樹君) 条約局長から具体的な問題についてはお答えをさせますけれども、ソ連がペレストロイカといっていろいろ変わりつつあるということ、新思考外交というのをとり始めているというその変わり目については私も承知はいたしております。 | ||
05月15日 | 第118回国会 参議院 予算委員会 第7号 議事録を見る | ○国務大臣(海部俊樹君) 御指摘の私学振興助成法につきまして、年々いろいろな努力を重ねてきたこともこれは事実でございますが、他の政策との整合性の中において、附帯決議で示された経常費の半額に達しておらないということもまたそのとおりでございます。私はこれらのことを十分踏まえて、私学振...全文を見る |
○国務大臣(海部俊樹君) 附帯決議の御趣旨は国会の意思であると私たちは大切に受けとめております。今後とも附帯決議の趣旨は十分に生かされていくように政府として努力をいたさなければならないと心得ております。 | ||
○国務大臣(海部俊樹君) 政府の考えを率直に申し上げますが、隣国であり、しかも民主主義の価値を共有する国として、アジアの安定、アジアの平和のために、日韓両国間には安定的な関係を打ち立てていかなければならぬというのが基本でございます。過去の歴史の正しい認識に立って、日本の犯したいろ...全文を見る | ||
○国務大臣(海部俊樹君) 御指摘のように、一昨年来のいろいろな不祥事件の反省に立って、また政府としては、与党の中におけるいろいろ政治改革に対する大綱をつくろうという考え方、それから、今委員御指摘のように、政治家一人一人がきちっとみずからの心の中に政治倫理を確立することが大前提であ...全文を見る | ||
○国務大臣(海部俊樹君) 一般論で申しますと、私はいつも、企業も社会的存在でありますから許される透明性の高い段階における献金行動というものは頭から否定するのはいかがなものかと思いますと、企業も雇用はちゃんとしておってくれるわけでありますし、社会のために税金も払うわけでありますから...全文を見る | ||
○国務大臣(海部俊樹君) 行政に対する国民の信頼を確保するという観点から行政情報の公開を政府はできる限り進めておるところでございまして、例えば各行政機関ごとに文書閲覧窓口を整備するなど、国民が必要とされる行政情報を簡便迅速に入手できるよう現在できる限りの努力をしておるところであり...全文を見る | ||
○国務大臣(海部俊樹君) 日米構造協議がどのような理由で始まったかということは、それまでのいろいろな日米間の関係を思い起こしていただきますと、例えばスーパー三〇一条の問題なんかはアメリカの立法によって一方的な制裁を背景としての交渉でありますから、そういったものは二国間の関係で応ず...全文を見る | ||
○国務大臣(海部俊樹君) 戦後の我が国の歩みを見てみますと、豊かになってそして国民生活を欧米先進国並みのものに何とかしていかなきゃならぬというのが国民的合意であり、我々も初めて国会の選挙に臨むころには、先進国に追いつけ追い越せというスローガンのもとに一生懸命努力をしてきたことを思...全文を見る | ||
○国務大臣(海部俊樹君) 各党の党首の皆さんに私の方から、過日選挙制度審議会からいたださました答申の内容についてお話をし、そして御理解と御協力と御指導をいただきたいということでお呼びかけをしましたところ、きょうこの時間に二党、それからこの委員会が終わった後ですべての党首の方が応じ...全文を見る | ||
○国務大臣(海部俊樹君) 政府は、各界の代表の皆さん、そして有識者の皆さんに選挙制度審議会にお集まりいただいて、そこで精力的な御議論をいただいた答申をいただきましたが、事は議員の皆さんのお立場に関する極めて重要な問題でありますから、私もそのことは御指摘の趣旨と同じような気持ちで考...全文を見る | ||
○国務大臣(海部俊樹君) それはまだ途中の段階でございますので、ここでお答えしちゃう方とお答えできない党とができてもいけませんし、私の受けとめ方をここで一方的に申し上げてもやっぱりいけませんので、これは各党首の皆さんがそれぞれ帰って記者会見をなさいましょう。ただ言えることは、お金...全文を見る | ||
○国務大臣(海部俊樹君) そのことにつきましては党首会談でも議論に出ましたので率直に申し上げましたが、国会決議の趣旨や精神を無視するのじゃなくて、私は、審議会の答申をよく見ますと、我々の常識の中では今日まで一対三以上に格差が開くことが憲法違反の疑いがあるという御指摘を受けてきまし...全文を見る | ||
○国務大臣(海部俊樹君) この審議会の答申をきょうよく御説明もさせていただきましたけれども、政治改革というものはやはり政治家一人一人が政治倫理をきちっと確立するということに大前提は尽きるわけでありますけれども、制度、仕組みの中で、今の制度というのは諸外国、特に先進工業国でこういう...全文を見る | ||
○国務大臣(海部俊樹君) 今まで経験したことのないような非常に数多くの高齢の皆さん方を抱える社会になってきました。そして、当面高齢化対策というと、御高齢の皆さん方に健やかに毎日を暮らしていただきたい、不幸にしていろいろな介護の必要な方にはできる限り介護の手を差し伸べていくようにし...全文を見る | ||
○国務大臣(海部俊樹君) 行政改革は、これまで三公社の民営化や平成二年度における特例公債依存体質からの脱却を初めとして、大きな成果を上げてきております。そして、まだやっぱりいろいろ残っておりますから、当面国と地方を通ずる行政改革の推進、規制緩和の推進、これが最大の課題であると私は...全文を見る | ||
○国務大臣(海部俊樹君) 土地問題というのは、これは我が国の国内政治の中で今大きく我々が問題意識を持って取り組んでおる政策でございまして、たまたまというと言い方が悪いかもしれませんが、日米構造協議のときにもいろいろ議論になったということであって、日米構造協議のためにやるんじゃなく...全文を見る | ||
○国務大臣(海部俊樹君) 政府といたしましては、見直し案を提案して御議論をいただき、それが定着するように強く願っておりますけれども、今御指摘のように、それはそれで評価をするから議論はさせるが、ほかに各党間の協議機関を置いたらどうかという御指摘でございました。私は、各党の御意見がそ...全文を見る | ||
○国務大臣(海部俊樹君) ライオンタマリンといいますのは、正直に申し上げますと、猪木委員からの質問の中に入っておるということで私も率直に調べてみました。それはお猿さんの一種で、ライオンと言うけれども、ライオンのようなたてがみを持っておることにおいてそのニックネームがつけられた非常...全文を見る | ||
○国務大臣(海部俊樹君) 経済構造調整をして、世界経済と日本経済との流通といいますか門戸開放といいますか、内需を振興して輸入をふやしていくことが大切だという前川レポートにずばり書かれてある結論的な問題は、私は全く正しかったと思っております。そして、それなりの努力も続いてきましたか...全文を見る | ||
○国務大臣(海部俊樹君) 御指摘のとおりに、七月に最終報告の文書がまとまりますけれども、これはあくまで日本だけの問題じゃなくて、日米双方アイデアを出し合い共通の認識に立ち日米双方でやろうということの協議でございましたが、日本側の立場に立てば、日本として最終文書にまとめたことはこれ...全文を見る | ||
○国務大臣(海部俊樹君) 土地問題が極めて重要なことは、これは委員御指摘のとおりでございます。土地対策閣僚会議においても、与党のいろいろな政調会内部の作業と協力をしながら、未利用地を利用するとか、あるいは土地対策については基本法の示した理念に従って強力に前進していくということを決...全文を見る | ||
○国務大臣(海部俊樹君) 丁重な説明が担当大臣からございましたので私は考え方を一言だけ言いますと、基礎学問研究の峰を高くしていくことが日本が国際化時代に諸外国から期待される問題の一つである、こう考えておりますし、応用段階とかあるいはもう少し基礎の学問研究の方に力を入れていって、バ...全文を見る | ||
○国務大臣(海部俊樹君) 地球環境の問題は極めて重要な問題だと心得ておりまして、環境庁という役所もございますけれども、地球環境問題担当大臣にわざわざ環境庁長官を命じましたのは、環境庁のみならず多くの役所に関連する事項も多いわけでありますから、それを取りまとめて環境問題に関する限り...全文を見る | ||
○国務大臣(海部俊樹君) アジアの平和と安定を考えますときにあの地域においてはカシミール問題に私は非常に懸念を持っておりましたので、インドの首相にも率直に、力の解決を考えないで話し合いによって解決をする努力を続けていってもらうように、力の解決だけは絶対にしないようにということを強...全文を見る | ||
○国務大臣(海部俊樹君) 平和条約を締結するそのために北方領土の返還問題が大きな宿題になっておりますけれども、お説のように四島一括の返還というのが私どもの目指しておる北方領土問題解決のあるべき姿である、私はこのように考えております。 | ||
○国務大臣(海部俊樹君) 御承知のように新行革審の最終答申をいただいて、その基本的な考え方は、活力があり公正で住みよい福祉社会を二十一世紀に築き上げていく、世界に融合し世界の平和と発願に貢献していくという大きな目標、これが立てられております。さらに各論については、行政の課題として...全文を見る | ||
05月16日 | 第118回国会 参議院 予算委員会 第8号 議事録を見る | ○国務大臣(海部俊樹君) 原爆の被害による死没者調査は、広島、長崎両市の行っている被爆者動態調査を補完することにより原爆死没者の実態をより明らかにし、これを後世に伝えることを目的としたものである、私はこう承知しております。政府としては、この調査がまとまったことを契機に、一般戦災者...全文を見る |
○国務大臣(海部俊樹君) 御指摘のように、後世に伝えるだけではなくて、私も、被爆者の方々の現状、そして高齢化にも対応して今日も今後も保健、医療、福祉の各般にわたって原爆二法を中心として実態に即した対策の充実を着実に図っていく、こういう考え方を先ほど来御答弁しておる次第であります。 | ||
○国務大臣(海部俊樹君) 米の問題に関しましては、国会決議の御趣旨を体して今後とも国内産で自給するという基本的な方針で対処してまいるという政府の考え方、これに今日も変わりはありません。 | ||
○国務大臣(海部俊樹君) 大蔵大臣から。 | ||
○国務大臣(海部俊樹君) 大蔵大臣が今いろいろと御説明を申し上げましたが、将来に向かっていろいろと財政需要が見えてきておる、それはよくわかるんです。しかしまた、国民の皆さんのいろいろな納税に対する御協力もいただきながら、税収も図りながらそこのバランスをとっていきたいということで今...全文を見る | ||
○国務大臣(海部俊樹君) ずっととおっしゃいますけれども、私の内閣が続きます限りは固定することをお約束させていただきます。 | ||
○国務大臣(海部俊樹君) 昨年の税制改革の前後のことを今詳細にお話しになりましたが、私はあの税の仕組みの中で、社会に必要な公共の費用をなるべく広く、なるべく多くの人が負担をし、そして社会のために参加をしていく、そういった制度、仕組みが世界的に望まれておるのではないかと思っておりま...全文を見る | ||
○国務大臣(海部俊樹君) 選挙中のことでございましたので、確かに大きな声を出していろいろ申し上げましたが、個別間接税をお出しになったことを私は別に憤然としたり非難したりしないで、むしろ率直に、廃止廃止とおっしゃっておった社会党の委員長が個別間接税という制度を記者会見で公表されてお...全文を見る | ||
○国務大臣(海部俊樹君) 金額の物理的な比較というのは、これはよって立つ基盤や次元や目的が違いますのでここで御議論をすることは差し控えさせていただきますが、県の予算と国の防衛費の数字の違いを、何を基準にしてそれじゃ多い少ないを見ろと言われても、これは私はちょっと基準の物差しを持っ...全文を見る | ||
○国務大臣(海部俊樹君) 防衛費の問題につきましては、これ何度も申し上げるようですが、平成 二年度の予算までで中期防を達成する。それは別に、東西の対立のところへ日本も力でもって参加しましょうというような、そういう思い上がった、大それた気持ちで整備した防衛力でありませんから、日米...全文を見る | ||
○国務大臣(海部俊樹君) 農政の問題について農政の御経験の深い委員にお答えするのはいささかちゅうちょするところでありますけれども、しかし農政の推進に当たりましては、農業が自立できるように確固たる長期展望のもと、希望を持って農業を営める環境をつくり上げることが重要であると考えており...全文を見る | ||
○国務大臣(海部俊樹君) 御質問の中にありましたように、東京一極集中を是正して多極分散型の国土の形成を図る、その必要を認めておりますから、四全総に基づいて地域主導の地域づくりの推進を基本として、その基盤となる交通、情報・通信体系の整備などに目下努めておるところでありますが、その一...全文を見る | ||
○国務大臣(海部俊樹君) 我が国は、ガット・ウルグアイ・ラウンド農業交渉において、農業が果たしている多様な役割が適切に配慮されるよう積極的に対応しておるところでありますが、昨年十一月には食糧安全保障等の観点から、基礎的食糧については所要の国内生産水準を維持するために必要な国境調整...全文を見る | ||
○国務大臣(海部俊樹君) 国有林野事業の果たすべき役割につきましては、国土の保全、水資源の涵養、自然環境の保全など公益的機能の発揮、木材の安定的供給、農山村地域の振興など、多方面から重要なものがあると承知しております。森林、林業等に対する国民の関心が高まっている中で国有林野事業が...全文を見る | ||
○国務大臣(海部俊樹君) おっしゃいますように、サケ・マス漁業を中心として営む遠洋漁業は、地域経済と非常に密着して相互依存関係といいますか、地域経済に大きく根を張っておるものでありますから、影響も漁業だけで済むものではございません。そういったことはよく認識をいたしております。 ...全文を見る | ||
○国務大臣(海部俊樹君) ただいまお話のありました児童の権利に関する宣言が採択され、それに基づいて児童の権利に関する条約が本年一月二十六日に署名開放されておりますことはよく承知しておりますし、条約の内容は思想、良心の自由など、児童の市民的権利、児童に対する差別の禁止、生命、教育に...全文を見る | ||
○国務大臣(海部俊樹君) これは御承知と思いますが、子供サミットというものも国連で計画をなされておりまして、それが一つのやはり努力目標になると私は思っております。 ただ、条約の中を今いろいろ国内の法制や現行の制度等との絡みでどうなるかという検討を政府部内でさせておるさなかでご...全文を見る | ||
○国務大臣(海部俊樹君) 申し上げましたように、この条約の意義は私も評価しておりまして、できれば子供サミットまでにできるようにいろいろなことを急いで調整するように指示をしております。 | ||
○国務大臣(海部俊樹君) 過日、ユニセフの事務局長が訪ねてこられましたときも、私は国会の日程等の調整が許されるなれば出席したいということは申しておきました。 なお、この条文と現在の日本の法制、これはもし必要でしたら専門家から聞いていただきたいんですが、例えば日本の民法の中の嫡...全文を見る | ||
○国務大臣(海部俊樹君) 教育における公正というのは、一言で言いますと、憲法、教育基本法の趣旨に従って教育を行い、そして能力に応じて教育が受けられるようなそういった環境整備をきちっとしていくということ。そのためには義務教育の制度あるいは育英奨学の制度その他のことを一生懸命やって、...全文を見る | ||
○国務大臣(海部俊樹君) 御指摘の点は、私も聞いておりますと、そうだと、こう思って、すべてそうですと言いたいんですけれども、一点だけ、ちょっと私の意見の違うところを言わせていただきますと、先生もよく御承知のように、高校というのは今義務教育の枠から外れておりますが、その高校もなるべ...全文を見る | ||
○国務大臣(海部俊樹君) すべての人々の資質や個性や能力を伸ばして水準を上げていくというのは全くそのとおりだと思います。ただ、その方法として今の高校を義務化しなきゃならぬのか。高校じゃなくていろいろ複数の教育機関が出てきておる。それを自由選択させて、そしてそこへ入り込んで自分の能...全文を見る | ||
○国務大臣(海部俊樹君) 専門家である本岡先生と私と教育の公共投資のことで議論して、かえってお言葉を返しては恐縮だと思いますが、私は日本の教育投資というのは世界と比べてもう物すごく進んでおると思うんですよ。しかも、それは公の教育施設のみならず、私の面における私学教育というものも随...全文を見る | ||
○国務大臣(海部俊樹君) 税制改革の一環として消費税、昨年の四月からスタートしておりますけれども、世論調査が私どもは新聞紙面に出るのをよく見ますが、今のままでいいというのはおっしゃるように少しでした。そして、見直しをしなさいと。私の理解では…… | ||
○国務大臣(海部俊樹君) 廃止もありました。けれども、今のままでいいと見直しを合わせると廃止よりはちょっと多かったなという受けとめ方で、じゃどこをどう見直せとおっしゃるのかというところを見ますと、やれ食料品の小売のところはあれだとか、家賃はどうとか、いろんなことがずっと項目別に出...全文を見る | ||
○国務大臣(海部俊樹君) 見直し案の議論をしておりますときに、政府内部にも党内にもいろいろな議論のあったことは私もよく承知いたしておりますけれども、そういった議論を踏まえてみんなが知恵を出し合って、ぎりぎりの接点を求めてまとめ上げたのがこの見直し案だと私は理解をして おります。 | ||
○国務大臣(海部俊樹君) 私は、全段階非課税をどこかへ行って主張したということはございません。私はいろんなことを考え、いろんな意見を聞きながら最終的にまとめるべきところに判断をした、こういうことでございます。 | ||
○国務大臣(海部俊樹君) 今いろいろと御議論を聞いておりまして、少しでも国民の皆さんに御理解と定着のいただけるような税の制度、仕組みは、消費税のみならずその他のものも含めて、どのようにしたらいいのかという角度の御議論であったと私も受けとめさせていただきます。 この問題につきま...全文を見る | ||
○国務大臣(海部俊樹君) 大変残念ですけれども、凍結論に賛成することはできませんので、御理解をいただきたいと思います。 | ||
○国務大臣(海部俊樹君) 今、目の前に来ております高齢化社会に対していろいろな角度から幅広い御質問があり、それぞれ担当大臣より答弁いたしましたが、私は一言で言いますなれば、やはり今日まで病になられたときとか所得がなくなられたときとかいろいろ人生に日の当たる面と日の当たらない面があ...全文を見る | ||
○国務大臣(海部俊樹君) いろいろ御議論がございますように、私はやはり子供の出生率が近年とみに少なくなってきておるということを率直に心配しております。将来の社会の活力といいますか、子供一人一人の立場を考えてみると、このごろ一人で育ってくる子供さんというのは、我々子供のころに体験し...全文を見る | ||
○国務大臣(海部俊樹君) 婦人の地位の向上、この問題については私どもも非常に大切なことだと考えておりますし、また真の男女平等を社会のあらゆる面に実現していくためにも、婦人の持っていらっしゃる能力、そういったものを社会のために十分に発揮していただくということは大事なことだと思ってお...全文を見る | ||
05月17日 | 第118回国会 衆議院 本会議 第16号 議事録を見る | ○内閣総理大臣(海部俊樹君) 志賀議員にお答え申し上げます。 ただいま歴史的な欧州を中心とした東西関係についてお述べになって、このような東西関係の変化は、特になぜソ連がそのような変化になったのかという、そういうお尋ねでございましたけれども、私は、西側民主主義諸国が団結をして戦...全文を見る |
○内閣総理大臣(海部俊樹君) お答えをいたします。 核燃料サイクルの問題につきまして、世界の各国はそれぞれの国が置かれた事情に応じた原子力政策を進めておりまして、米国のように使用済み燃料を再処理しない政策をとっている国もあることは、そのとおりでございます。 しかしながら、...全文を見る | ||
05月17日 | 第118回国会 衆議院 予算委員会 第18号 議事録を見る | ○海部内閣総理大臣 政府といたしましては、平成二年度予算について、現下の社会経済情勢に適切に対応するため、その一日も早い成立に向けて努力をしてきたところでありますが、しかしながら、国会における御審議の経過等から見て、現在の暫定期間中に平成二年度予算が成立することはなかなか容易では...全文を見る |
○海部内閣総理大臣 ただいま法制局長官が申し上げたように、内閣の責任においてこれはいたさなければならない、陛下を政治的に利用するものではない、こう考えております。 | ||
○海部内閣総理大臣 一々具体的に経過報告をすることは差し控えさせていただきますが、それなりの努力を韓国側ともいたしております。 | ||
○海部内閣総理大臣 今御引用になりました竹下元総理の考え方は、私もそのままきちっと踏襲をいたします。 | ||
○海部内閣総理大臣 今議論になっております、かつての日本の歴史上の犯した過ちについて、それを反省をし、朝鮮半島を含むアジア諸国の国民に多大の苦痛と損害を与えたことは深く自覚をいたしておりますから、特に具体例として、盧泰愚大統領の訪日の際には、私は謙虚に反省をしておるという私の気持...全文を見る | ||
○海部内閣総理大臣 一連の事件の反省に立って政治改革が議論されているものと私は受けとめておりますし、また、自由民主党が昨年そのリクルート事件の反省に立って政治改革大綱をまとめ上げてきたということも、それは率直にそうだと思います。 同時にまた、今いろいろな角度からの御議論の中で...全文を見る | ||
○海部内閣総理大臣 法律的に私は専門的知識を委員のように持っておるわけではありませんけれども、最高裁判所の判決というものは私なりにこれは大きく重く受けとめなければならないものだ、そう心得ております。また国会も、最高裁判所のそういう違憲状態に置いてはいけないという判決を受けて、いろ...全文を見る | ||
○海部内閣総理大臣 私が、与野党の皆さんで御議論をいただき、適切な結論を得ていただきたいと申し上げましたのは、三権分立の立場、行政府の立場というものを十分に自覚をいたしまして、立法府のいろいろな審議権やお話し合いを拘束してはいけないという立場に立っての物の言い方でございました。そ...全文を見る | ||
○海部内閣総理大臣 詳細は、世界じゅうのことは私は正確に全部知っておるわけではありませんから、専門家からお答えさせますが、逆に、私は先生とちょっと視点が変わって恐縮ですが、今のような中選挙区の制度、仕組みで選挙をやっている国が世界じゅうにどこにあったかなと思っていろいろ調べてみた...全文を見る | ||
○海部内閣総理大臣 ちょっと視点が違うように思うのですが、私はこの答申を読んでみまして、そしてさらに引き続いて夏までに追加の答申をいろいろしましょう。それについては、一体政党とはどういうものなのかという政党に対する法的な問題も議論してあげましょう。同時にまた、ここで指摘された政治...全文を見る | ||
○海部内閣総理大臣 第三次円借款の問題につきましては、これを実行をするつもりでございます。公約ということにお受けとめになっておりますが、私も国家と国家の約束だと受けとめております。 そして、それについては、中国を孤立させてはいけないという基本的な認識に立って、両国の努力によっ...全文を見る | ||
○海部内閣総理大臣 先生の高い次元に立っての御心配を含めての御質問でございますが、私は、日本が資源のない国であって、しかも現在、これは日本だけではない、既に世界のいろいろな国においてエネルギー政策の中に組み込まれている。日本でも既に発電量といいますか、電力量の三〇%、そういうとこ...全文を見る | ||
○海部内閣総理大臣 先生のお示しになりました問題点は、私もかつて科技特の委員をしておりましたときに御一緒になって砂漠へ太陽発電を、実験を見に行ったこともありましたが、あれもまだまだいろいろと、鏡を何枚か並べていろいろやったり、アモルファスシリコンの受け皿をつくって動かす実験も見て...全文を見る | ||
○海部内閣総理大臣 この間の党首会談のときにいろいろとお話をいたしました。おっしゃることにつきましては、これからいろいろなことを踏まえて慎重に検討させていただきます。 | ||
○海部内閣総理大臣 行政情報をでき得る限り公開するという基本方針と、それから今日までも既にできる限りのことは行いつつあるということは、委員も御承知いただいておると思っておりますが、昭和六十三年の十二月一日現在で全国で本省庁、試験研究機関含めて七百七十六窓口でやっておる、こういうこ...全文を見る | ||
○海部内閣総理大臣 これは、国会の御審議をいただいて設置が決まりました後で委員の問題につきましては具体的に検討を進めさせていただくことになると思いますが、ただいまの御質問の御趣旨は記憶にとどめさせていただいておきます。 | ||
○海部内閣総理大臣 私は、そういう認識を持っております。 | ||
○海部内閣総理大臣 過去の歴史の経緯を私は反省をして、三十六年間にわたる、今御指摘になったように日本が犯した過ちについて率直にわびたいと思っております。 | ||
○海部内閣総理大臣 私の認識は、先ほど先生に直接ここで詳しく申し上げたとおりでございます。 | ||
○海部内閣総理大臣 私は、政府の代表としてお呼び出しいただいてどうするかというお尋ねでありますから、政府の代表として最初申し上げたように、盧泰愚大統領が訪日されるときには、三十六年間の植民地支配の事実を省みて、歴史の経緯を踏まえて、これは率直に反省して謙虚な気持ちで発言をしよう、...全文を見る | ||
○海部内閣総理大臣 いろいろ御引用なさって御質問でありましたが、私は冒頭お答えしましたように、過去三十六年間の日本と韓国との歴史の経緯にかんがみて、昭和四十年にできました日韓共同コミュニケの精神に従って、また盧泰愚大統領も、今度の来日を、そういう過去のことに対する問題をここから未...全文を見る | ||
○海部内閣総理大臣 政治改革の問題は、委員御指摘のように私も極めて重要な問題だと受けとめておりますし、また、これはきょうまでも国会で、先ほどもこの委員会で申し上げましたように、例えば議院運営委員会にありました議会制度協議会で、政治倫理確立のためにどうすべきかという点について各党の...全文を見る | ||
○海部内閣総理大臣 政治不信を招いている世の批判にこたえるためには、政治資金の問題の透明性ということと、それからもう一つは、国民の批判にたえ得るような政治資金の集め方、使い方というものをきちっとしなさいという、この答申の指さす方向については各党とも御異論はないと思いますけれども、...全文を見る | ||
○海部内閣総理大臣 ひたむきに勉強をしようとされるお気持ちは私も評価さしていただきますし、そのために今、議会で二人しかついておらないとおっしゃいますが、これはきょうまでも各党の議院運営委員会で、私も議院運営委員会にいるときにせめて三人目の秘書も国費で負担することはできないだろうか...全文を見る | ||
05月18日 | 第118回国会 参議院 予算委員会 第9号 議事録を見る | ○国務大臣(海部俊樹君) 政府といたしましては、平成二年度予算について、現下の社会経済情勢に適切に対応するため、その一日も早い成立に向けて鋭意努力をしてきたところでございますが、しかしながら国会における審議の経過等から見て、現在の暫定期間内に平成二年度予算が成立することは容易では...全文を見る |
○国務大臣(海部俊樹君) 国民生活に影響を及ぼすような空白を放置してはいけないと自覚いたしておりますので、現行法で許された手続に従って空白を生じないように暫定の補正を政府としてはお願いし、その一日も早い成立を心から期待しておるわけでございますが、詳細につきましては大蔵大臣から答弁...全文を見る | ||
○国務大臣(海部俊樹君) それは暫定の補正を提出いたしませんと国民生活に深刻な影響が起こるわけでありますから、法の手続によって許された方法で、国民生活に影響を与えてはいけないと判断して暫定の補正を提出させていただいたわけでございます。 | ||
○国務大臣(海部俊樹君) 政府は予算の年度内成立を目指して努力をしなければならぬことはこれは当然のことと思いますので、そのような基本的な姿勢に立って今後も全力を挙げて努力をさせていただきます。 | ||
○国務大臣(海部俊樹君) 行政府の立場からいいますと、立法府の審議権を拘束したり、何月何日までに確実にじゃ予算を上げてくださいというようなことを命令する権限もございませんし、そういう姿勢で臨むことはいけませんから、期待を込めて、上がるようにしてくださいという願いを込めて努力をさせ...全文を見る | ||
○国務大臣(海部俊樹君) 御指摘のように、いろいろな立場の御批判があることは私も肝に銘じておきます。そして、そのようなことについて政府がこうしてお願いしておることに関しましても、どうか一日も早く成立をさせていただきたいということを念じながら今日まで政府としては努力をしてきた結果で...全文を見る | ||
○国務大臣(海部俊樹君) 政府といたしまして、行政に対する国民の信頼を確保する観点から、行革大綱等に基づき行政情報の公開に努めているところであります。 一方、情報公開法の制定など制度化の問題につきましては、我が国において全く新たな事柄でありますことから検討すべき課題も多く、引...全文を見る | ||
○国務大臣(海部俊樹君) 情報公開の問題は、最初にお答え申し上げましたように、行革審の答申等を受けて、政府としてはできる限り国民の皆さんに情報を公開するようにということで、既に昭和五十五年にその窓口開設以来御利用件数も十三倍になっておるという事実もございますけれども、引き続いて調...全文を見る | ||
○国務大臣(海部俊樹君) 国有林の果たすべき役割と課題は、第一に国土の保全、水資源の涵養、自然環境の保全など公益的機能の発揮、これが一つであります。それから木材の安定的供給、農山村地域の振興など多面的かつ重要なものがあると承知いたしております。 森林、林業に対する国民の関心が...全文を見る | ||
○国務大臣(海部俊樹君) いろいろやりとりを伺っておりましたが、森林、林業に対する国民の関心が高まっている中で国有林野事業がその役割を十全に果たしていくためには経営の健全性を確立することが問題であるという指摘でございました。私は、このため国有林野事業の累積債務対策を含めた総括的対...全文を見る | ||
○国務大臣(海部俊樹君) じゅんじゅんと担当大臣が答弁しておりますように、いろいろ過去のことを顧みながら現在の問題点を意識して政府としても努力を重ねておると私は見ております。また、政府の林政審議会で出る答申なども踏まえてさらに施策を前進させていくわけでございますが、今超党派でいろ...全文を見る | ||
○国務大臣(海部俊樹君) 前川レポートというのは、正確に言いますと国際協調のための経済構造調整研究会報告書でありまして、経済審議会建議による構造調整の指針というのもあわせて我々は前川レポートとこう呼ばせていただいております。それぞれ昭和六十一年及び昭和六十二年に出されたものであり...全文を見る | ||
○国務大臣(海部俊樹君) 御必要があれば詳しいことを政府委員から答弁させますが、私の理解で参りますと、前川レポートの指さす方向に従って政府もそれなりに一生懸命構造改善に取り組んでまいりました。まいりましたからこそ日本の体質が内需拡大型に変わってきた。内需主導型になりますから当然輸...全文を見る | ||
○国務大臣(海部俊樹君) 東京圏における今おっしゃるように十年間に百万戸の良質な住宅を提供するという目標を立てて、それに努力をし取り組んでいくわけであります。それは現在いろいろな統計を見てみますと、一世帯当たり一・〇一の割で住宅があるという報告がありますけれども、ただ非常に小さか...全文を見る | ||
○国務大臣(海部俊樹君) オリンピックはスポーツを通じての世界の祭典、平和の祭典であって、私は非常に望ましいものだと考えております。そしてまた、かつて名古屋オリンピックの経験等もございますので、できる限りこれは成功させるように皆さんのお力添えをお願いしていかなければならない。閣議...全文を見る | ||
○国務大臣(海部俊樹君) 詳細は政府委員より答弁させますけれども、私なりの考えの基本だけ申し上げさせていただきますが、日米安全保障条約というのは、戦後、日本の平和と国民生活の安全を守るために必要不可欠な条約であった、そして、それが昭和三十五年に改正されましたけれども、それ以来はた...全文を見る | ||
○国務大臣(海部俊樹君) 最初にお答え申し上げましたように、日本の平和と安全を確保し続けてきたという実績と、これから日本の平和と安全を確保していくためにはどうしていったらいいかということ、これは議論はおのずから別になると思いますけれども、私は、今御議論になっておることは、日米安保...全文を見る | ||
○国務大臣(海部俊樹君) 私は、前半に申し上げましたように、日米安保条約を効果的に運用して日本の平和をきちっと確保していくという、そういった立場に立って自主的に許されるまた日本のできる応分の協力はすべきであると考えております。 | ||
○国務大臣(海部俊樹君) 大蔵大臣と同じ立場でおります。 結果として委員が御指摘になったようなことになりまして、今ここで暫定補正予算の審議をお願いする状況になっておりますけれども、皆様方の御理解をいただいて、どうぞ成立をさせていただくように心からお願い申し上げます。 | ||
○国務大臣(海部俊樹君) 政府としてはできるだけ年度内に成立させていただきたいという願望といいますか、願いを持って努力を続けてきたところでございますが、結果としてこのようなことになりました。先ほど申し上げましたように、一日も早く予算を成立させていただきたいということでよろしくお願...全文を見る | ||
○国務大臣(海部俊樹君) 今までの配分率をそのとおりというのは、これは将来に向かってのいろいろ新しい時代に適応するときには頑迷固陋に守るべき数字ではないと思いますが、今日まで振り返ってみますと、詳しいことは大蔵大臣から答弁してもらいますが、必要に応じて幾らかずつ変わってきておる、...全文を見る | ||
○国務大臣(海部俊樹君) しっかり聞いておりましたけれども、意味がよくわかりませんでしたので確認をしたんですが、命は宝ということはそのとおりだと思います。 | ||
○国務大臣(海部俊樹君) 自動車の駐車場は、渋滞の著しい道路交通の円滑化を図るとともに都市における中心市街地の活性化を図る上でも極めて重要な施設でございます。しかし、駐車場の整備は、用地確保の難しさや採算性の困難等により整備が困難となっていることは御承知のとおりでございますが、こ...全文を見る | ||
05月21日 | 第118回国会 参議院 予算委員会 第10号 議事録を見る | ○国務大臣(海部俊樹君) 自由民主党でございますから、いろいろな立場、いろいろな角度の御意見もありましょうし、物事には視点によって光の面も影の面もいろいろ見えてくると思います。私にお尋ねがあれば、私はよかれと思ってやったことでございますし、昨年の四月から始まりました消費税というの...全文を見る |
○国務大臣(海部俊樹君) どういうことなんでしょう、政府・与党首脳会議等でしょっちゅうこのことは話し合いをしながらやってきたことでありますし、この見直し案策定の段階においても政府・与党一体となってしてきておるわけでありますから、だから同じ行為も、先ほど申しましたように、視点を変え...全文を見る | ||
○国務大臣(海部俊樹君) 自由民主党に税制調査会がございまして、毎年この問題についての調査研究、立案、それから政府に対するいろいろな物の考え方の伝達、いろいろなことをしてもらっておりますが、これは議院内閣制でございますし、また政府・与党の関係もありまして、毎週政府・与党では連絡会...全文を見る | ||
○国務大臣(海部俊樹君) 率直に申し上げまして、議会における審議の結果を大切にしていかなきゃならぬということは私もそのとおり認識いたしております。ただ、例に引かれましたアメリカの議会、イギリスの議会と日本の議会とは、そのよって立つ基盤とか運営のルールとかいろんなものが異なっており...全文を見る | ||
○国務大臣(海部俊樹君) いろいろ国会における各党各会派の御議論が進展していきますことを私は心から期待いたしますし、その合意がいただける場合の結果というものは政府としても尊重をしていかなければならない、そういう気持ちで審議に臨んでおります。 | ||
○国務大臣(海部俊樹君) 日米間の経済に関する、特に摩擦の面を取り上げた問題は、最終報告を機に一つのまとまりを見せるだろうと私も期待をしておりますが、これはこれでもってすべて終わりというわけではなくて、両国がそれぞれ国内の構造問題について取り組みをし、それがうまく機能すればするほ...全文を見る | ||
○国務大臣(海部俊樹君) 今後の日米関係というのは、要するに対立、対決の時代は終わったわけですから、力でもって平和のお役に立つというアメリカの発想も当然変わってきておるはずでありますから、日本とアメリカが価値を共有する自由と民主主義と市場経済というもののあり方を欲するところにでき...全文を見る | ||
○国務大臣(海部俊樹君) マルタ沖米ソの会談で世界の対決姿勢を対話と協力的な方向に向けていこうという大きな流れが出てきたことは、私も中曽根委員と同じようにこれは全く歓迎すべきことであると、その流れが定着していくことを強く願っておりますが、一番顕著にわかりやすくあらわれたのがヨーロ...全文を見る | ||
○国務大臣(海部俊樹君) 委員のお考えの中にありますように、私もいろいろ平和と安定を本当のものにするためには一つ一つの芽をつぶしていかなければならない。今度インド、パキスタンでそれぞれの首脳に核不拡散条約にとにかく入ってくれ、入ることから一歩を進めようということを両首脳にも強く要...全文を見る | ||
○国務大臣(海部俊樹君) 今御指摘になりましたアジア・太平洋におけるソ連軍事力につきましては、我が国としてはその存在について懸念を持っており、日ソ外相協議等の場においてソ連に対しても率直に表明するとともに、北方領土からのソ連軍の撤退や極東ソ連軍の削減方の申し入れもしておるところで...全文を見る | ||
○国務大臣(海部俊樹君) 我が国における外国人労働者の中で、いわゆる入管法で認められて入ってきておる人と、それで認められておらないいわゆる不法就労の人と両方あるわけでありますけれども、不法就労の防止は重要な課題でありまして、政府としてはこれに全力を挙げて取り組まなければなりません...全文を見る | ||
○国務大臣(海部俊樹君) そういう立場からじゅんじゅんと言われますと、私もつい感情的にそうですと、こう踏み切っていきたいような心境になりがちですけれども、しかし、それぞれの国における国の生活、国の活力、その国全体が活力を持って離陸をしていってもらうように日本は今国づくり、人づくり...全文を見る | ||
○国務大臣(海部俊樹君) 教師が教壇に立たれる前に人間としていろいろなことを経験し、体験し、またいろいろな立場に対する思いやりや配慮も身につけて指導に当たっていただくことは、これは私はできれば非常に望ましいことだ、こう考えます。いろいろな角度から教員の皆さん方の研修制度や海外の長...全文を見る | ||
○国務大臣(海部俊樹君) 日本国憲法の第一条には、天皇は日本国の象徴であり、その地位は日本国民の総意に基づくと書いてございます。私の感想を言えということでありますから、そういう憲法第一条の国民の総意に基づく天皇の地位が継承されるわけですから、即位礼は。皇室の伝統行事がそこで行われ...全文を見る | ||
○国務大臣(海部俊樹君) いろいろ比較対照するときには、その金額だけをお取り上げになってこれをどう思うかとおっしゃられないで、過去のそういったアジアに対するいろいろな御迷惑、与えた苦痛については、それはもう別の次元で厳しく反省もし、同時にそこへは、多くの問題点を提起されるごとに、...全文を見る | ||
○国務大臣(海部俊樹君) この間もお答えをいたしましたが、私はあの戦争を聖戦だと言ったことは一度もありませんし、そんなことも思っておりませんし、侵略の事実があったことを率直に私は認めて申し上げたところでございます。 | ||
○国務大臣(海部俊樹君) 今そう言いました。今お答えしました。 | ||
○国務大臣(海部俊樹君) 御引用になりました石橋先生の文章は私も学生のころに読ませていただいた記憶もございます。同時にまた、そこで述べておられることは、大きく高い次元に立って本当に何が国益に直結するのか、国のことだけ考えないで、アジア、世界、いろいろな角度から貢献できるような国に...全文を見る | ||
○国務大臣(海部俊樹君) 結論から申し上げますと、今着手しております中期防の取り扱いが終わりまして、平成三年度以降の防衛力の整備につきましては、今御指摘になっているいろいろな国際情勢の変化の問題もございます。同時にまた、いろいろな財政状況、経済状況との関連の中でこの取り扱いをどう...全文を見る | ||
○国務大臣(海部俊樹君) これは、安全保障会議を構成しますメンバーでそれらの問題について真剣に議論を一度しよう、できるだけ早い機会にしたい、こう考えております。 | ||
○国務大臣(海部俊樹君) できるだけ早い機会にやりたいと私は思って指示しておりますから、今何月何日とは申し上げられませんけれども、できるだけ早い機会にいたします。 | ||
○国務大臣(海部俊樹君) 御引用になりました市川書記長との質疑のときにも私はたしか申し上げたはずですが、いろいろな諸情勢をまさに検討するのが安全保障会議でございますから、初めから凍結するとかしないとかということを決めてかからないで、もっと素直な気持ちでいろんな検討をしてみたいとこ...全文を見る | ||
○国務大臣(海部俊樹君) 御指摘のような表現を私はしたことが記憶にございます。そのときなぜそういうことを言ったかといいますと、我が国の防衛力整備のもとを見てみますと、みずからの国の平和と安全を守るために、しかも自分ですべてができるわけじゃなく、日米安保条約のもとにおいてそちらに抑...全文を見る | ||
○国務大臣(海部俊樹君) 金額からいきますと、いろいろ例はお引きになりましたが、ミリタリー・バランスというよく御引用なさるものからいっても六番目の金額になっておるということは私もそれは見ておりますけれども、どうですか、日本の防衛費というのはそれらの諸外国とずっと比べて、必要ならば...全文を見る | ||
○国務大臣(海部俊樹君) 平成三年度以降の問題につきましては、安全保障会議を開いてそこで経済情勢や国際情勢やいろいろなものを判断の対象にしながら決めていくべき問題でありますが、いずれにいたしましても昭和五十一年の閣議決定のあの精神は守っていくつもりでございます。 | ||
○国務大臣(海部俊樹君) 当時のことを思い起こしてみますと、あの大綱をつくるときの前提は、やはり東西間の全面的な軍事衝突またはこれを引き起こすおそれのあるような大規模な武力紛争が起こる可能性は少ない、そういう大前提に立っての認識でございましたし、また日米安全保障体制のもとにおける...全文を見る | ||
05月22日 | 第118回国会 参議院 予算委員会 第11号 議事録を見る | ○国務大臣(海部俊樹君) 平和への配当という言葉は、おっしゃるように広く人々に使われるようにもなってきたと思いますが、それは結局私流に申し上げれば、米ソ両超大国の持っておりました地球を何回も何回も壊滅させ得るに足る過剰な核兵器、それから通常兵器その他いろいろなものが平和への大きな...全文を見る |
○国務大臣(海部俊樹君) 率直に申し上げますと、非常に短い目盛りの今の気持ちと、ちょっと長い目盛りの将来を見通しての感じはちょっと違うんですけれども、正直言いますと、今は中間的処置をしなきゃならぬというので中間報告に一生懸命取り組んでまいりました。双方の認識がお互いにそこで合致し...全文を見る | ||
○国務大臣(海部俊樹君) いい御質問ですから答 えが非常に難しくなるわけで、大蔵大臣がこれは答えるべきことかもしれませんが、御指摘になった日米の中間報告をまとめる前の段階のアメリカ側の期待、GNPの一〇%程度というようなことについても、これは我が方としてはそれは受け入れられませ...全文を見る | ||
○国務大臣(海部俊樹君) 最近報道されております一連のいたいけな幼女の生命を奪うというような残虐な反社会的な事件の報道を見るたびに、本当に胸が痛む思いであります。同時にこれは、おっしゃるように、物が豊かになったと同じように心が豊かになっていかなければならない。どうしたらこれを起こ...全文を見る | ||
○国務大臣(海部俊樹君) スポーツ選手として華麗な御経験を持っていらっしゃる小野委員でありますから、私も率直に申し上げますけれども、オリンピックはたしか参加することに意義があると言われております。けれども、参加した以上は勝 ってもらいたいなという本音の部分も確かにございます。け...全文を見る | ||
○国務大臣(海部俊樹君) これは個人個人の主観によって考えが変わるかもしれませんけれども、私はやっぱり家庭の中でこのごろ兄弟げんかの適正規模というのがなくなってきておる。兄弟げんかの適正規模という言葉がいいかどうか知りませんが、取っ組み合いをやったり、あるいは思いやりの精神を持っ...全文を見る | ||
○国務大臣(海部俊樹君) このごろいろいろなところでスポーツに励んでいらっしゃる皆さん方をよく拝見いたします。朝の六時ごろから、例えば皇居周辺をちょっと見てみましても、年代とか職業を全部離れて多くの人がジョギングを楽しんでいらっしゃる。その一事だけを見ても、だんだんスポーツをする...全文を見る | ||
○国務大臣(海部俊樹君) 御質問の御趣旨は、そういった目的を達成するようにせっかくそれだけのお金を出しておるならば、十三省庁とおっしゃいましたが、十三の役所でスポーツ関係、健康関係のことをばらばらにやっていないで統合してやっていくようにしろという、そういう御趣旨だろうと私は受けと...全文を見る | ||
○国務大臣(海部俊樹君) それぞれ院の議院運営委員会で各党の代表の方が御議論なされるべきことでありますから踏み込むのは差し控えたいと思いますけれども、日曜日でも土曜日でも皆さんが見に来られるようなこと、あるいはここでのいろいろな御議論の様子が広く御家庭にも伝わっていくようにすると...全文を見る | ||
○国務大臣(海部俊樹君) 日本の現在置かれております国際的な立場からいって、多くの国々から、それぞれの国の国づくり及び人づくりの面についてできるだけ日本に協力をせよと、こういう御要請はたくさん来ております。 私は、できる限りのことはして御協力をしていくのが当然ではなかろうか。...全文を見る | ||
○国務大臣(海部俊樹君) それはあくまでそのODAの支援がその国の国づくりに役立っていくように、その国の人々に喜んでもらえるような結果が見られるように、こう思っております。 | ||
○国務大臣(海部俊樹君) 環境的な配慮の問題とか、それは事前に相手国の政府と、やはりその要請があるときにいろいろできるだけの配慮をしていくのはこれは心構えとして持つべきことである、こう受けとめております。 | ||
○国務大臣(海部俊樹君) 専門家がお答えいたします。 | ||
○国務大臣(海部俊樹君) 具体的な中身については局長から御答弁をいたさせますが、首脳会談のとにきは、引き続いて日本に対する援助を強く要請を受けました。そして、インド側が出される案件について、どれを取り上げ、どれに援助がどの程度できるかというようなこと等につきましては、それぞれいろ...全文を見る | ||
○国務大臣(海部俊樹君) 内容は局長から。 | ||
○国務大臣(海部俊樹君) 今初めて承っております。 | ||
○国務大臣(海部俊樹君) 突然の御質問でありますから私の答えも直感的に申し上げますので、先生の要求どおりになるかならぬかわかりませんが、そのような害悪を出してはいけないということは、これはアジアであろうが足尾であろうが同じことだと思いますので、そういった立場に立ってそれは担当に十...全文を見る | ||
○国務大臣(海部俊樹君) 御指摘のリクルート事件の問題に関しましては、委員御指摘のように、政府・与党といたしましてこれを厳しく受けとめ、極めて厳重に反省もいたしております。そして大切なことは、国民の皆さんの政治とお金に関する問題についての疑惑を受けたわけでありますから、二度とこれ...全文を見る | ||
○国務大臣(海部俊樹君) 社会的に批判を受ける前の献金に関しましては、一々そのときに将来何かあるんですかというようなことをチェックしながら政治資金を受け取るというような厳しさがございませんでしたので、その点の不明を私も率直に認めなければならぬと思います。したがいまして、そういった...全文を見る | ||
○国務大臣(海部俊樹君) 具体的な問題について問いただしたことはございませんでした。 | ||
○国務大臣(海部俊樹君) 訓練の内容、あり方その他については防衛庁から答弁をいたさせます。 | ||
○国務大臣(海部俊樹君) 非核三原則というのは、持たず、つくらず、持ち込まず、こう言われておりますように、核を日本の国内においてつくらない、それを持たない、持ち込まない、それだと思います。 | ||
○国務大臣(海部俊樹君) 日本は核兵器を持たないということであります。 | ||
○国務大臣(海部俊樹君) 核戦争に加わらないというのは当然のことでございますし、それからその加わる大前提の能力も持っていないわけでありますし意思もないわけでありますから、それはおっしゃるとおりだと思います。 | ||
○国務大臣(海部俊樹君) 花の万博は、豊かな社会に向かって花と緑による国土の緑化と潤いのある生活空間の創造を目指し、またそれに代表される自然のとうとさをもう一度考え直すことによって人間と自然との共生のあり方を世界の国々とともに探ろうとするものであると考えております。 経済的な...全文を見る | ||
○国務大臣(海部俊樹君) いろいろ御指摘の点につきましては、そのような実情が起こったということについて私も率直に申しわけなかったと感じますし、同時に今後の運営その他のことについては具体的な事実を掌握しておりませんけれども、できる限り万全の体制で最後まで臨んでいくように建設大臣を通...全文を見る | ||
○国務大臣(海部俊樹君) 文化振興について御激励をいただいて大変ありがとうございます。文化庁も今せっかく次長に女性を登用いたしまして、新しい感覚も入れながら日本の文化振興のために大いに頑張っていこうと、皆さんに御協力をしていただいて文化振興基金もつくっていただきました。私もそうい...全文を見る | ||
○国務大臣(海部俊樹君) パームスプリングの首脳会談のときに、地球的規模の問題で日米が協力してやるべき問題という中で、環境問題とともにこの麻薬問題についてお話し合いをいたしました。同時に、当時アメリカは世界的な規模における問題を日米二国間で協力していきたい、麻薬問題でも協力できな...全文を見る | ||
○国務大臣(海部俊樹君) 御指摘の問題について、アメリカや問題になっておるところと比べますと、日本の場合には比較的今日まで覚せい剤については問題がよくにぎわされたけれども、麻薬そのものについてはいろいろな国内における対策や取り締まりやいろいろなことで成果を上げてきたせいか、今御指...全文を見る | ||
○国務大臣(海部俊樹君) 関係する省庁も多いことでございますし、これは内閣の責任において未然防止の問題等については十分力を入れるべきだと考えます。官房長官に今強く指示をいたしますが、これからそのつもりでやってまいります。 | ||
05月23日 | 第118回国会 参議院 予算委員会 第12号 議事録を見る | ○国務大臣(海部俊樹君) 特例公債依存体質脱却後の財政運営としては、高齢化社会に多大な負担を残さず、再び特例公債を発行しないことを基本として、公債依存度の引き下げ等により国債残高が累増しないような財政体質をつくり上げることに全力を傾けていかなければならないと考えております。 ...全文を見る |
○国務大臣(海部俊樹君) 大蔵大臣と同じような考えでございます。 | ||
○国務大臣(海部俊樹君) 公共投資十カ年計画の策定につきましては、現在経済企画庁が中心となって関係省庁と密接な連絡調整を図りつつあると承知しておりますが、政府としてはこの計画によって本格的な高齢化社会が到来する二十一世紀を見据え、着実に社会資本の充実を図っていくという観点に立った...全文を見る | ||
○国務大臣(海部俊樹君) 企画庁長官が今申し上げたことに尽きるわけでありますけれども、日米構造協議の中間報告におきましても、公共投資の配分に当たっては国民生活の質の向上を図る、そういった分野に重点的に配意していくということを述べておるところでありまして、十カ年計画の策定に当たって...全文を見る | ||
○国務大臣(海部俊樹君) 社会資本整備の基本方針については、既に六十三年五月の閣議決定を見ておる経済計画、いわゆる「世界とともに生きる日本」の中にもその方向を明らかにしておりますけれども、今回改めて公共投資十カ年計画の策定に当たって企画庁長官には、私が先ほど申し上げたように、国民...全文を見る | ||
○国務大臣(海部俊樹君) 四人の大臣の御答弁で既に言うべきことは尽きておると思いますので、どうぞよろしくお願いいたします。 | ||
○国務大臣(海部俊樹君) それぞれ今までお答えをしましたように、そのときの必要に応じて、画一的ではなくて、伸びたところ、減額になったところ、率の表だけ見ても目につくわけでありますけれども、今度は、特にこれから新たに定める十カ年計画においては、豊かさを実感できる国民生活を実現するた...全文を見る | ||
○国務大臣(海部俊樹君) 皆が自民党の候補者としていろいろな宣伝活動をしておるわけでありますから、たまたま公報に具体的に「消費税」と書いてなくても、テレビの政見放送その他で正確に申し上げたと皆が言っております。 また私は、自由民主党を代表して党首討論会でも、テレビの「党首は訴...全文を見る | ||
○国務大臣(海部俊樹君) その内容に入り込んでいろいろ議論するに私はここはふさわしい場だと思いませんし、すべての候補者が、自由民主党ですから自由な意見を持っていますから、いろんなところに焦点を当てていろいろ違った視点に立って物を申し上げておると思います。けれども、総裁であった私は...全文を見る | ||
○国務大臣(海部俊樹君) 政権を担当させていただいておる間は、これはしないということは私の決意でできるわけであります。けれども、いつまでもとか、あるいは自民党に決議させるとかいうことは政府代表の立場で今ここで申し上げるべきことではないと思いますので、政府がお願いしておるわけであり...全文を見る | ||
○国務大臣(海部俊樹君) 私は、争いをおさめて平和になってもらうように努力をするときに、立場が中立でなければできないとは決して思っておりません。それは委員と私の考え方の違いだろうと思うんです。 同時にまた、今世界は東西の大きな対立、対決という時代から、平和と安定を求めての歴史...全文を見る | ||
○国務大臣(海部俊樹君) 外国人労働者の受け入れ問題について今改正入管法というのが、今答弁しましたようにいろいろ項目を幅を広げる、それから一つの項目についてもここまでは広げていこうということできちっと受け入れのできる範囲というものを明確に示しておると私は思いますから、それが実行さ...全文を見る | ||
○国務大臣(海部俊樹君) 先日私もお隣の美術館のほかの催し物にちょっと行きましたときに、できたら寄りたいと思ったが、物すごい行列がたくさんございました。それだけ国民の皆さんが見ようという気持ちでおいでいただいておるということは、心豊かな社会をつくっていきたい、人々の心に潤いを持っ...全文を見る | ||
○国務大臣(海部俊樹君) 私がお答えしようと思ったことは今自治大臣から既にお答えされておりますので、その先のことを申し上げますと、やはり一人でも多くの方に政見を聞いていただくようにするというのもやっぱり国会の政治が多くの人人に理解をされていくということにとっては大切なことだと考え...全文を見る | ||
○国務大臣(海部俊樹君) オンブズマン制度のことについての御質疑であったろうかと思いますが、私もかつてスウェーデンに行ってオンブズマン制度というものの実態に触れたり、委員に任命されておる数少なき方とのお話し合いをしてきたこともございました。たしか四種類に分かれておったと思いますけ...全文を見る | ||
○国務大臣(海部俊樹君) いろいろ御意見をいただき、また国連の障害者の十年、これをその後どのようにしていくかという御議論でございました。大蔵大臣の話を聞いておって、私も自分が国会議員の秘書となって初めてこの議会に来たとき、私を指導してくれたのはやっぱり障害を持つ代議士でした。河野...全文を見る | ||
○国務大臣(海部俊樹君) 土地政策の手段としての税制の重要性や有効性を私は否定するものではありませんが、土地税制を活用して特定の政策目的に沿って個人や企業を望ましい方向に誘導しようとする場合には、望ましい土地利用のあり方等に関する基本理念やそれに即応して講じられる関連諸制度、諸施...全文を見る | ||
06月01日 | 第118回国会 衆議院 本会議 第21号 議事録を見る | ○内閣総理大臣(海部俊樹君) 輿石議員にお答えをいたします。 御質問の冒頭で、今回の法案の提出に至るきょうまでの経緯について詳しく御説明をいただき、どうかという御指摘でありましたが、私もその部分については全く同感でございます。 御指摘いただいたとおり、生涯教育の重要性は、...全文を見る |
06月04日 | 第118回国会 参議院 予算委員会 第17号 議事録を見る | ○国務大臣(海部俊樹君) 御指摘のように、選挙に示される国民の民意というものを私は大切にしなければならないと基本的に考えております。そういった角度からいいますと、昨年の参議院の選挙に示された民意というものを私たちは非常に厳しく厳粛に受けとめて、今年初頭の衆議院選挙のときは、予想に...全文を見る |
○国務大臣(海部俊樹君) 御指摘のように、衆議院の与野党の議席差の現状と参議院における与野党の議席差の現状には差がございます。したがって、それらの問題について、例えば昨年の国会を振り返ってみますと、非常に大切な土地基本法にしろ年金法案にしろ、与野党各会派の皆さんのいろいろなお話し...全文を見る | ||
○国務大臣(海部俊樹君) 御指摘いただいたように、内外ともに今重要な問題がたくさんございます。当面は、日米の中間報告に基づいて最終報告をまとめていかなければならない。これは私は、世界経済の中で大きな地位を占めるようになったアメリカと日本の責任というものは、両国の経済をうまく調和さ...全文を見る | ||
○国務大臣(海部俊樹君) そういう何というんでしょうか、説があるということを私も聞いておりますけれども、日本も必ずしも外圧型ばかりではなくて、いろいろ国民の皆さんの世論や要望や意見等も聞きながら、みずからやろうという自主的、自発的な行動を行っておるところもたくさんあるなと、私はこ...全文を見る | ||
○国務大臣(海部俊樹君) 今御質問を聞いておりまして、少し長い目盛りで言いますと、確かに終戦直後の日本の変化というものは、戦いに敗れて民主主義国家になろうということ、それはある意味で戦いに敗れたというその大きな外部からの刺激によって民主主義国家としての誕生の道を選んだ、これは外圧...全文を見る | ||
○国務大臣(海部俊樹君) 土地問題については、委員御承知のとおり、異常な事態が起こっておることは各種の報道等で私もよく承知をしております。そして、昨年土地基本法が成立をして、そこに示された土地理念というものに従いまして、当面具体的措置としては「今後の土地対策の重点実施方針」に従っ...全文を見る | ||
○国務大臣(海部俊樹君) ソ連に対してどのようなというお尋ねでありますけれども、日本とソ連の間には解決しなければならない領土問題、平和条約の締結という年来の大きな目標がございます。同時に、隣国でありますから、ソ連が最近の米ソ首脳会談の中においても、日本とも抜本的な話し合いをしたい...全文を見る | ||
○国務大臣(海部俊樹君) ソ連の認識においても、アジア・太平洋地域の現実は特徴があり極めて複雑である、したがって欧州のバリエーションをそのまま適用できるとは思わないという認識がゴルバチョフ大統領の昨日の記者会見における認識でございますが、私はアジアにおいても平和と軍縮が定着してい...全文を見る | ||
○国務大臣(海部俊樹君) 土地の課税問題については、いろいろここで御議論がなされておりますように、土地基本法の趣旨に基づいてただいま税調でその問題について鋭意検討を続けていただいておりますので、その結果を見て努力をしてまいりたいと思います。 | ||
○国務大臣(海部俊樹君) 私の記憶に誤りなければ、一昨年ごろまでの国民の皆さんの税に対する不満というのは、まさに今委員御指摘になったように所得税に負担がかかり過ぎる、法人税に負担がかかり過ぎるという点にあったと思います。そして、税制改革全体の中でそのような個人の所得税や法人税とい...全文を見る | ||
○国務大臣(海部俊樹君) 消費税だけを取り出して税制改革をしたのではなく、先ほど私が申し上げたように、まさに昨年の税制改革はいろいろなものを含めての抜本的な税制改革であったと思います。ただ、その中の消費税について御指摘いただくようないろいろな点がございましたので、その点については...全文を見る | ||
○国務大臣(海部俊樹君) 現在の消費税につきましては、世論のいろいろな御意見があり、また与野党のいろいろな御意見等も踏まえて政府は見直し法案を提案してお願いしておるところでありますから、現在の税制、それを見直していきたいという法案について与野党で議論を闘わせていただければそれは非...全文を見る | ||
○国務大臣(海部俊樹君) 消費税という制度そのものについて見直すか見直さないかではなくて、消費税が現に昨年の四月から行われております中においてこの部分は見直しした方がいいと思って見直し案を出しておる点につきましては、これは改めていった方がいいという考え方に立っておることは当然でご...全文を見る | ||
○国務大臣(海部俊樹君) 現行消費税の中でこことここは改めたいというので見直し法案をお願いしておるのでありますから、それを審議の上成立させていただくことを私は心からお願いしております。 | ||
○国務大臣(海部俊樹君) ちっとも答えにくいなどとは申しておりません。私は率直に、現行の消費税の制度そのものが今続いておるわけでありますけれども、これについては国民の皆さんの世論もあり、また与党ともいろいろ相談した結果、いろいろな項目について、まずこれは見直しをした方がよりよくな...全文を見る | ||
○国務大臣(海部俊樹君) 社会共通の費用を広く皆で負担していただくというのが私は税の持っておる一つの側面だと思いますし、また憲法もそのことを特に取り上げておりますことも、皆が負担して皆が支えていくのが民主主義というものの姿であるというように感じますので、会費という言葉は初めてお聞...全文を見る | ||
○国務大臣(海部俊樹君) 先ほど来の逆進性に関する御議論は、消費税というものだけを取り上げて議論をしてくださるなということを私が申し上げましたのは、消費税にはそういう性格が本来あるものでございます。それを否定するものではありません。ですから、減税とかその他の社会保障の制度的な問題...全文を見る | ||
○国務大臣(海部俊樹君) 与野党連帯の気持ちで国民のために責任を持って根本的な議論をせよとおっしゃる委員の御発言には、私は率直は敬意を表します。そして、御議論を続けていって定着できるようないい税制に前進することができるなれば、それも国民のために極めて望ましいことだと、私はそう思い...全文を見る | ||
○国務大臣(海部俊樹君) 御指摘のように、きのうの米ソ首脳会談が終わりましての記者会見を私もテレビを通じて見せていただきましたけれども、大いなる前進があったものと受けとめさせていただきます。 そして、アジアは今世紀中にどのようなことを考えておるかという角度の御質問だったと思い...全文を見る | ||
○国務大臣(海部俊樹君) 確かにそのような角度から報道された新聞記事もあったと思いますし、一円玉というのが買い物のときに要るようになったので「あゆみの箱」に入れてしまうのをやめようということが発端になっておるのではないかというような角度の報道でございました。 | ||
○国務大臣(海部俊樹君) 私の感想を言えということですが、それは税のように「あゆみの箱」というのは強制募金じゃないものですから、人々のそのときの善意に基づいて自発的に募金をされるものでございますので、そういった結果に対してそういう分析がなされたということは、私はそのように受けとめ...全文を見る | ||
○国務大臣(海部俊樹君) 米ソ首脳会談において戦略兵器削減交渉に関して基本的な合意が達成されたということは、私は大変喜ばしいことだとその結果を高く評価しておりますし、特に戦略兵器削減交渉に関して基本合意が達成されたことは、均衡のとれた戦略核大幅削減を目指すSTART条約署名への道...全文を見る | ||
○国務大臣(海部俊樹君) 中間報告に述べられておりますことは非常にたくさんのことに及んでおりますので、どの一つをとらえてもこれは十分に御説明はできないと思いますが、要するに日本で今までごく普通のことだと思って、当たり前のことだと思ってやってきたようなことが、今度の日米構造協議の中...全文を見る | ||
○国務大臣(海部俊樹君) 御指摘のように、昨年突然御質問をいただきまして、私は署名をした覚えがありませんので、その署名した事実はないということをそのときお答えいたしました。それから後いろいろ調べてみましたけれども、昨年の九月に愛知県の原水爆被災者の会の田村さんという理事長が議員会...全文を見る | ||
○国務大臣(海部俊樹君) その色紙は私が書いた色紙でございます。けれども、そのときにおいでになった方は、古賀さんという方はたしかおいでになっておらないと思いますし、色紙というものは私は頼まれますとためておいてずっと書きます。書く字は大体二、三種類しかありませんから、色紙を書いたの...全文を見る | ||
○国務大臣(海部俊樹君) 住宅を提供するためには土地が提供されなければならぬという当然の大前提がありまして、土地基本法に基づいて土地の利用の理念ができました。それを踏まえて土地対策関係閣僚会議で昨年の十二月に今後の土地対策の重点実施方針というものを決めておりますが、大都市地域にお...全文を見る | ||
○国務大臣(海部俊樹君) 御質問を聞きながら、連合の政策資料の土地に関するものを私もここで今読ませていただいておったところであります。大蔵大臣が申しましたように、税の仕組みについて今税調で検討を願っておりますが、これから税の仕組みについての本格的な審議が始まるところですが、連合が...全文を見る | ||
○国務大臣(海部俊樹君) 今度の税制改革に当たって、個人の所得税も減税になっておりますし、私はぼちぼち効果があらわれていただけないかなと、こういう感じを持っております。 | ||
○国務大臣(海部俊樹君) 御質問の御趣旨に私は反論する気はございません。おっしゃるように、日本の所得が上がってきた、そして非常にいろいろな面で物は豊かになってきても、やっぱり実感がない。それは、土地とか家とかについての今御指摘になった問題、あるいはお触れになりませんでしたが私は労...全文を見る | ||
○国務大臣(海部俊樹君) 公共事業の事業別配分に当たりましては、これまでも経済社会の動向、おのおのの社会資本の整備状況等を踏まえつつ適切に対処してきたところでありますが、御指摘の日米構造協議の中間報告においても公共投資の配分に当たっては国民生活の質の向上に重点を置いた分野にできる...全文を見る | ||
○国務大臣(海部俊樹君) 国際社会の中において、ややもすると日本は経済的な黒字の問題を中心にしていろいろな批判を受けます。けれども、また日本が今日まで経験してきた問題を謙虚な気持ちでその国の国づくり、人づくりに汗を流して協力をしていくということは歓迎されております。そのいい例が日...全文を見る | ||
○国務大臣(海部俊樹君) 御指摘の問題はいろいろあろうと思いますが、しかし現実に各省庁においても民間の方に途中から入ってもらったり、キャリアとかノンキャリアとかいう言葉を抜きにしてそれぞれの仕事についていただいたり、いろいろしておる実例を私も複数承知いたしておりますけれども、行政...全文を見る | ||
○国務大臣(海部俊樹君) 政府といたしましても国民のためを考えて税制改革に取り組んでおるという基本的な姿勢でございますし、また各党の皆様方も御議論を闘わせていただいて、御議論がかみ合うならば、そして定着させていただけるなれば非常に願わしいと思っておるわけでありますから、今後の御議...全文を見る | ||
○国務大臣(海部俊樹君) 具体的なことは私もよくわかりませんけれども、どうぞこれからは大蔵大臣のところへ行って、直接そのお話をしてみてください。 | ||
○国務大臣(海部俊樹君) 今御指摘のあったように、人間の生命に対する国民感情に配慮する見地からの非課税措置など、あるいは身体障害者用物品の非課税措置などが見直し案の中には盛り込まれておるわけでございますけれども、これは何とか実現させていただきたいというので、見直し案について国会で...全文を見る | ||
○国務大臣(海部俊樹君) 何度も同じことを申し上げるようで恐縮ですが、政府としては既に国会に提出しておる見直し法案について十分な御審議をいただいて、それが一日も早く成立するように引き続き最大の努力を続けていく考えでございます。ただ、今御指摘のように、与野党の皆さんがそういった角度...全文を見る | ||
06月05日 | 第118回国会 衆議院 本会議 第22号 議事録を見る | ○内閣総理大臣(海部俊樹君) お答えいたします。 行政改革を推進するためには、御指摘のように、国民の理解と協力が不可欠なものでありまして、このため、臨調や行革審を設置をし、各界有識者の皆さんの声を十分にお聞きしながら進めてきたところでありまして、政府は、「増税なき財政再建」を...全文を見る |
○内閣総理大臣(海部俊樹君) 菅原議員にお答えを申し上げます。 冒頭、政治に対する国民の信頼を取り戻すためには行政改革の断行が必要ではないか、その認識を持っておるかという角度のお尋ねでございました。 二十一世紀を展望した活力ある経済社会を構築していくため、第二次行革審の最...全文を見る | ||
06月05日 | 第118回国会 参議院 予算委員会 第18号 議事録を見る | ○国務大臣(海部俊樹君) 米ソの首脳会議につきまして、今委員御指摘のように、大きな第一歩がしるされておるということは御指摘のとおりでございます。 けさも八時ごろにブッシュ大統領から私に電話が参りまして、米ソ首脳会談の成果について知らせておきたいという前置きの話でしたが、特に会...全文を見る |
○国務大臣(海部俊樹君) 今度の基本合意の詳しいものの中に、ただいま御指摘のようにSLCMの上限についても、それからSLBMについてもいろいろ合意事項の中に含まれております。これは全世界的な規模における全アメリカ、全ソ連というものが持っております軍備の上限の総数をお互いに話し合い...全文を見る | ||
○国務大臣(海部俊樹君) 私も当初から、ヨーロッパに起こっておるそういったいい方向性というものがアジアにも定着されなければならぬという強い願いを持っておりますので、日本としてもその方向に向かってできるだけの積極的な役割を果たしていかなければならない、こう考えておりましたけれども、...全文を見る | ||
○国務大臣(海部俊樹君) 海の軍縮に手がついたということは、お互いにアメリカもソ連も軍縮の中に海の問題も含めたということは、これは認識いたします。そのとおりだと思います。 ただ、アジア地域についてという具体的な指摘とか、アジアをどうするのかということについては今後いろいろな推...全文を見る | ||
○国務大臣(海部俊樹君) アジア・太平洋地域の平和のために軍縮の問題、特に海の軍縮の問題に言及がなされておるということは大きな影響がある大切なことだと私は思っております。 ただ、アジアの場合は、海の軍縮だけじゃなくて、それぞれの地域に、何というか、非常に複雑に込み入ったいろい...全文を見る | ||
○国務大臣(海部俊樹君) 今首脳会談で基本的な合意がなされたという事態を受けとめまして、私どもも、アジアにおいていろいろな意味で平和と安定が本当に定着するように、日本の防衛力整備の問題についても、それらの国際情勢の動きというものも十分に検討しながら、その情勢を踏まえて今後のことに...全文を見る | ||
○国務大臣(海部俊樹君) お話の意味は私もよく理解できる面は、これがヨーロッパでありますと、第一線で力の対決に参加をしておったアメリカとソ連の比較、そしてヨーロッパの国々はアメリカの駐留兵力プラスNATOの総計がワルシャワ条約機構と比べてどうなるかということから積算をしておった軍...全文を見る | ||
○国務大臣(海部俊樹君) 関係ないという意味ではございません。その情勢を踏まえて、日本はみずからの国民の平和を確保するにはどうあらねばならぬかということを安保会議なんかで自主的に判断して決めていく問題である、私はそう思っております。 | ||
○国務大臣(海部俊樹君) 国連決議を無視していいなんということは私は決して言っておりませんので、そういった国際情勢の変化を踏まえながら、我が国としては平和と安全を守っていくためにはどうしたらいいかという角度で節度ある防衛力の整備を検討する、こう言っておるわけであります。ただ、三%...全文を見る | ||
○国務大臣(海部俊樹君) 関係ないと申したことはございません。また、同時に我が国独自の、自主的にやはり防衛力整備のときに判断するのは我が国でありますから、そういう意味で言ったわけでありまして、そのように努めなきゃならぬという姿勢については関係ないとは私は申し上げておりませんから、...全文を見る | ||
○国務大臣(海部俊樹君) 国際情勢及び財政経済情勢を勘案しつつ、私は安全保障会議を中心として適正な文民統制のもとで節度ある防衛力の整備をしなければならぬと考えておりますが、その際憲法及び専守防衛等の基本的防衛政策に従っていくことは当然でありますが、三木内閣の昭和五十一年の閣議決定...全文を見る | ||
○国務大臣(海部俊樹君) ただいま衆議院の本会議が終わってここへ来るまでの間でこれを、私もその報告を受けたところでありますが、韓ソ首脳会談につきましては、韓ソの国交関係は今後具体的に協議をしていく、そして韓ソ首脳が意見交換したことに意義がある、韓ソ首脳会談は朝鮮半島統一に向けた新...全文を見る | ||
○国務大臣(海部俊樹君) この問題については事前に私は防衛庁から報告を受けました。しかし、閣議で諮って閣議決定をしなければならない問題だとは考えておりませんでして、閣議に一々諮る問題ではないと、こう理解をしております。 | ||
○国務大臣(海部俊樹君) パグウォッシュ東京宣言というのは私も読ませていただきました。それで、その考え方も、いろいろな方々の御議論も聞きました。今日の国際社会においては力の均衡に基づく抑止が平和と安定を支えているのが現実ではありますし、また米ソ間及びNATO、ワルシャワ条約機構間...全文を見る | ||
○国務大臣(海部俊樹君) 米ソ首脳会談の成果をどう思うかというお尋ねでございますが、戦略兵器削減条約の合意や通商協定の調印に大きな前進が見られました。私はこれについて、米ソ二国間で冷戦時代の発想を乗り越えて多くの努力が積み重ねられておるその一つの段階として今度の首脳会議を評価した...全文を見る | ||
○国務大臣(海部俊樹君) お言葉を返すようで恐縮でございますけれども、軌を同じくしておるというんじゃなくて、私どもが今日までいろいろと委員会の御質疑を通じて答えておりました問題、欧州のような状況でアジアにそのままそれが押し及んでくるというんじゃなくて、アジアにはアジアなりのいろい...全文を見る | ||
○国務大臣(海部俊樹君) 今回の米ソ首脳会談の中で、アジアの情勢についていろいろ議論した中で、日本の北方領土問題をアメリカ側が取り上げて、これはアジアの安定のために重要な問題であるし、アメリカは日本の立場を支持しているということについて話し合いをしたと、これはけさ直接電話で私はブ...全文を見る | ||
○国務大臣(海部俊樹君) 北方領土返還の北方領土というのは、四島一括を政府は従来どおり主張し続けていくつもりでございます。 | ||
○国務大臣(海部俊樹君) 韓ソ首脳会談の結果、先ほど盧泰愚大統領の記者会見についての報告を受けましたけれども、韓ソの国交関係は今後具体的に協議をしていく、韓ソ首脳が意見交換をしたことに大きな意義があった、韓ソ首脳会談は朝鮮半島統一に向けた新しい一つの目標になる、国交正常化問題につ...全文を見る | ||
○国務大臣(海部俊樹君) 過日の盧泰愚大統領との首脳会談におきましても、韓国側は南北の平和的な統一というものを強く願いに出し、今世紀中にはそれを実現するようにしたいという強い希望も表明されました。同時に、今御指摘のように、ドイツにおける東西ドイツの統一が朝鮮半島の南北の統一に、そ...全文を見る | ||
○国務大臣(海部俊樹君) 世界の軍事大国、特に言われておるアメリカとソ連がそれぞれに国内にいろいろな事情を抱えて必要以上の軍備を持っていることは無意味であるという判断をそれぞれされたということが、私はこれからの軍縮の方向に向かって動いていく大きな潮流であろうと思います。同時に、ヨ...全文を見る | ||
○国務大臣(海部俊樹君) 御指摘のとおりでございます。 | ||
○国務大臣(海部俊樹君) 今いろいろ御指摘くださいましたように、新しい国際情勢の変化がたくさん出てきておるわけですから、そういったことすべてを国際情勢の変化を踏まえて、そして我が国の置かれておる立場、アジアの情勢等も十分に議論の対象といたしまして安全保障会議で議論をし、結論を出し...全文を見る | ||
○国務大臣(海部俊樹君) 世界の情勢が今いろいろ激しく変わりつつあるということは私も率直にそのとおりだと思いますし、どちらへ定着してどうなるかという中長期の見通しを言えと言われると、断言するにはまだ難しい、不透明な点がまだあるのではないかという気もいたします。私は、我が国の平和と...全文を見る | ||
○国務大臣(海部俊樹君) 安全保障会議においては、御指摘のように、そのような国際情勢の変化とか日本の防衛のために、節度ある防衛力の整備はいかがしたらいいのかという中長期の未来の見通しや、今日の国際情勢の変化や過去の流れなどを十分検討して決めていかなきゃならぬということは、御指摘の...全文を見る | ||
○国務大臣(海部俊樹君) 我が国経済協力の実施体制につきましては、全体として順調に機能していると考えており、経済協力の一層の効果的効率的実施のためには、現行の関係法令の枠内で運用、改善を図ってまいりたいと考えております。 御言及のあったODAに関する決議は、本院の外交・総合安...全文を見る | ||
○国務大臣(海部俊樹君) 具体的な事案については、これはただいま資料をいただいて聞いておったところでありますが、全体といたしましては、せっかく経済協力をする以上は喜んでいただかなきゃならぬと思いますので、そういった紛争はどのようになっておるのか、またこの具体的な解釈はどのようにな...全文を見る | ||
○国務大臣(海部俊樹君) 世論調査の見方の問題でございますけれども、最近、御承知のように日米両国は貿易のインバランス是正をめぐって構造協議を行ったことも委員御記憶に新しいところと思います。アメリカの国内において日本のそういった経済力についてのさまざまな不安や批判や指摘があることは...全文を見る | ||
○国務大臣(海部俊樹君) さきに申し上げましたように、平和維持の問題とともに安保条約には政治及び経済の面における両国の協力関係を強化、促進していくということも述べてあるわけでございますし、また日本が平和と安定を維持し続けることができたのも安保条約の存在によるものであると、このよう...全文を見る | ||
○国務大臣(海部俊樹君) どのようなアジア政策を行っていくかということでありますが、大きく言えばアジアの平和と繁栄のために積極的に貢献をしていかなければならないという大きな目標を置いておりますが、御承知のようにアジアはそれぞれの地域、それぞれの国が複雑ないろいろな違う問題を抱えて...全文を見る | ||
○国務大臣(海部俊樹君) 承知いたしております。 | ||
○国務大臣(海部俊樹君) 米軍の三段階に分けての問題については、本年二月にチェイ二ー長官が訪日の際に受けました説明と軌を一にするものでありました。我が国としてはこのようなアメリカの考え方を慎重なものとしてこれを受けとめ、理解します。同時に本件については、チェイニー長官訪日の際、ア...全文を見る | ||
○国務大臣(海部俊樹君) 私も今手元にそういった資料を持っておりませんので、どうしてそれがわからないのか、今の段階でわかっていることは事務当局から答えさせます。 | ||
○国務大臣(海部俊樹君) 愛知県の守山の師団を初め、名前はちょっと具体的に忘れましたが、善通寺というところの基地とか北海道へ参りましたときの基地とか、そういったところは中へ入っていって見せていただいたことがございます。 | ||
06月06日 | 第118回国会 参議院 予算委員会 第19号 議事録を見る | ○国務大臣(海部俊樹君) 昨日の朝、電話がかかってきましたときに米ソ首脳会談の主な点について御説明を受けましたが、向こうからもう少し詳しく話し合いたいということがございましたし、またサミットの直前にNATOの首脳会談も行われるようでありますので、それが終わって、サミットの前に会っ...全文を見る |
○国務大臣(海部俊樹君) 韓ソ首脳会談が行われて、韓ソの間にまだ時間的、手続的な問題はあるにせよ国交を正常化していこう、これは大きな変化だと思い、また歓迎すべき方向性だと受けとめて私は率直に評価をいたしておりますが、日本の外交は、今、世界の大きな注目を集めておるヨーロッパにおける...全文を見る | ||
○国務大臣(海部俊樹君) 東欧諸国に起こっております一連の大きな変化というものは、今本岡委員御指摘になりましたように自由と民主主義、そして市場経済の理念によって人々の生活を豊かにしていきたいという願いから起こったものであろう、このように私も受けとめております。 | ||
○国務大臣(海部俊樹君) 御引用になりました国会における政府の答弁あるいは「その運用状況を見守り、積極的に検討すること。」という決議等もございます。それを踏まえて、外務大臣が今度のカナダの会議等の経過等も見ながら積極的に判断すると申しますので、私も十分相談をしながら検討していきた...全文を見る | ||
○国務大臣(海部俊樹君) 強制連行の問題につきましては、今それがどのような数で、どのような実態があったのかということをできる限り調査するように指示しておるところでありまして、政府としてはそのことの事実ができるだけ解明されるように努力をしておるところであります。 なお、歴史の中...全文を見る | ||
○国務大臣(海部俊樹君) 先般、盧泰愚大統領との首脳会談におきましても、過去の我が国の行為によって耐えがたい苦しみや痛みを与えたという歴史の経緯を踏まえて、それを深く反省して、私は率直に日本の過去の歴史というものに対しての反省の意を表明しました。盧泰愚大統領はそれについて、正しい...全文を見る | ||
○国務大臣(海部俊樹君) いろいろな問題を真剣に検討いたしまして、一つ一つできる限り民族差別というものがなくなっていくように努めてまいりたいと思います。 | ||
○国務大臣(海部俊樹君) 自治大臣が申し述べましたように、政府は従来から、公務員に関する当然の法理として、公権力の行使または公の意思の形成への参画に携わる公務員になるためには、日本国籍を必要とすると解釈をしてきております。当然の法理に該当するかどうかは、当該地方公共団体において職...全文を見る | ||
○国務大臣(海部俊樹君) 大蔵大臣が申し上げたとおりでございますが、こういったことが決して好ましい姿ではないと考えておりますので、今後におきましても、財政改革を強力に推進する中で社会経済情勢に適切に対応した予算を編成の上、速やかに国会に提出し、国民生活、国民経済に支障が生ずること...全文を見る | ||
○国務大臣(海部俊樹君) 首都機能移転の問題につきましては、国民生活全体に大きな影響を及ぼし、国土政策の観点のみでは決定できない面もありますが、東京一極集中是正への基本的対応として重要であると認識をいたしております。 政府といたしましては、政治行政機能と経済機能の相互関係を含...全文を見る | ||
○国務大臣(海部俊樹君) 首都機能の移転の問題については、既にその必要性を認め、着手できるところからしなければならぬということで、具体的な動き等も始まっておるんですけれども、全体として見た場合に、大きく遷都になるのかならないのかということになりますと、先ほども触れましたように、そ...全文を見る | ||
○国務大臣(海部俊樹君) 委員のお気持ちはよくわかりますが、各党各会派の皆さんが御参加願って御議論願っております昭和五十年以来の新首都問題懇談会の結論を私は注目して見詰めさせていただかなければならぬと思いますし、国民的な合意も必要とする問題でございますが、できるだけ検討作業は早期...全文を見る | ||
○国務大臣(海部俊樹君) 御指摘のようなことがございましたから、政治倫理の面の問題につきますと、刑事事件になった問題は別といたしまして、刑事事件にはならなかったけれども、自由民主党においては申し合わせを行い、そのけじめ案に従って対処をしたのでありますが、私は政治倫理の問題というの...全文を見る | ||
○国務大臣(海部俊樹君) おっしゃることの意味を私なりに考えてみますと、政治倫理綱領というものを院において委員も御参加の上お決めいただいたということでございますが、せっかく決められたものでございますから、それが適正に守られていきますように、私はそれは当然のことだと思っております。 | ||
○国務大臣(海部俊樹君) 政治倫理綱領は既に両院において各党の合意の上でき上がっておるものでございますから、それをさらに推し進めていくということについては、これは各党、各会派で十分御論議をいただき、適切な結論を得ていただくことが望ましいと思っております。 | ||
○国務大臣(海部俊樹君) お答えが繰り返しになりますが、これは院の問題でございますので、各党、各会派で十分御論議をいただき、適切な結論が出ていきますことを政府は期待をさせていただいております。 | ||
○国務大臣(海部俊樹君) いろいろ私たちではわからないことが専門的に調査をさせたり、いろいろ情報を収集した結果わかる、まさに今ここに配られまして御議論になっておりますような資料も、私どもも専門家のいろいろな調査によって初めて明かされて知るわけでございますから、国会で国際情勢とかあ...全文を見る | ||
○国務大臣(海部俊樹君) できるだけ議論を深めていただくために、できる限り情報を提供するというのは必要なことかと思います。 | ||
○国務大臣(海部俊樹君) 突然の御指名でありますから、また感想を述べることになりますけれどもお許しください。 私は情報というものは国にとってそれぞれの立場で全部一〇〇%オープンにしていいものかどうか、 〔委員長退席、理事平井卓志君着席〕 その時期の問題もありましょう...全文を見る | ||
○国務大臣(海部俊樹君) 昨年の四月から行われております税制改革による消費税というものにいろいろな角度の御意見や御不満があることはよく承知もしております。ですから、私も国民対話集会などの意見や税制調査会の意見や、あるいは新聞の世論調査とかいろいろなものを踏まえて思い切って見直し案...全文を見る | ||
○国務大臣(海部俊樹君) 大蔵大臣が今御答弁申し上げました趣旨に沿って予算編成期に私どもも対応したいと思っています。 | ||
○国務大臣(海部俊樹君) 北方領土の返還の問題は、政府挙げてのというよりも、国民的な願いであると私どもは受けとめて対応をしております。 そのためには、平和条約を締結して領土問題を解決するという大きな前提があり、ソ連との間で始まっております平和条約の作業グループでもいろいろ我が...全文を見る | ||
○国務大臣(海部俊樹君) 世界経済が各地域で、例えばECとかあるいはアメリカ・カナダの自由貿易連合とかいろいろございますが、私はそれぞれのものがブロック化をすることは結構だと思いますけれども、それが閉ざされたブロック経済になってしまってはいけませんので、ECが強くなられることには...全文を見る | ||
○国務大臣(海部俊樹君) 質問の意味をもし取り違えておったら御勘弁ください。今御質問は、世界の経済は地域で集まっていく、例えばECとかアメリカとかアジアとかある。それから世界全体のグローバル化の流れを志向するのか、こういうことだと思いましたので、私は全体として地域地域のブロックが...全文を見る | ||
○国務大臣(海部俊樹君) 盧泰愚大統領との首脳会談におきましては、委員御指摘のような問題を解決するということも大きなテーマの一つでありますから、私は過去の日本の行為によって韓国の国民の皆さんに与えた耐えがたい苦痛、苦しみに対して率直に反省をし、おわびの気持ちを表明したわけでありま...全文を見る | ||
○国務大臣(海部俊樹君) 議長を出しました三省はもちろんのこと、それぞれ関連する省庁が本当に徹夜のような状況で皆が全力を挙げて頑張っておったということはよく承知いたしております。 | ||
○国務大臣(海部俊樹君) いろいろと与えられた姿の中でそれなりの努力を各省ともしてきたと思いますし、特に外務省の問題についても、今お褒めをいただいたルーマニアの例がありますように、私はこれからはさらに一層機構の面でも人員の面でも拡充するようにして、おくれをとらないようにしていきた...全文を見る | ||
○国務大臣(海部俊樹君) 昭和六十三年の五月に私どもは「世界とともに生きる日本」という計画を閣議決定いたしております。その計画の中で、二十一世紀までの間に豊かさを実感できる国民生活の実現や地域経済社会の均衡ある発展を図るための基盤としての社会資本の一層の充実を図ることが重要な課題...全文を見る | ||
○国務大臣(海部俊樹君) そのような目標を立ててしっかりやっていきたいと思っております。 | ||
○国務大臣(海部俊樹君) 日本を取り巻く海であるというイメージを持っております。 | ||
○国務大臣(海部俊樹君) 今御質問の角度からもう一回考え直してみますと、確かに太平洋の向こうにある国と日本海の向こう側にある国と今日までの経緯を踏まえてみますと、なかなか今日までは日本海を通しての相対する国との間の交流というのは政治的にも経済的にも太平洋に面したものと比べると非常...全文を見る | ||
○国務大臣(海部俊樹君) 今詳しく御説明を申し上げましたとおり、日米安保条約上、艦船によるものを含めて核の持ち込みが行われる場合はすべて事前協議の対象となり、核持ち込みについての事前協議が行われる場合は政府としては常にこれは拒否をする、こういう方針でありますので、アメリカ政府は核...全文を見る | ||
06月07日 | 第118回国会 参議院 予算委員会 第20号 議事録を見る | ○国務大臣(海部俊樹君) 選挙制度審議会の答申の中には、民意を正しく反映する政権の問題が詳しく指摘されております。私は選挙区の姿が小選挙区になることが直ちにお金のかからない選挙制度になるのだとは断言いたしません、たくさんの問題ございます。また、お金のかからないようにするためには、...全文を見る |
○国務大臣(海部俊樹君) これは塩崎さんからお答え願う方がいいのかもしれませんが、俗っぽく言うとそういう堆肥をやり水をやりということを個人じゃなくて政党が、そしてその堆肥や水の中身がきちっとした政策本位のものになることが望ましいのではないかと私は考えておりますし、また、選挙区の区...全文を見る | ||
○国務大臣(海部俊樹君) これはまだ審議会の案でございまして、取りまとめ作業をまだ政府としてやっておるわけでございませんが、この案をつくられた背景、その他のことについていろいろ勘案しますと、委員御指摘のように、人口密度の低い地域と多い地域との差が著しいではないか、これでは政治に声...全文を見る | ||
○国務大臣(海部俊樹君) 個人的に意見を言って、それはやはり僣越でありますし、予断と憶測をもって私が物を考えるというのもよくないことだと思いますので、きちっと皆様方の御議論も承らしていただきたい、こう考えております。 | ||
○国務大臣(海部俊樹君) 自民党あるいは保守が違反の数が多いではないか、そうだと思います、候補者も非常に多うございますから比例して多いんだろうと。それはいかぬかもしれませんけれども。(「まじめに答えぬか」と呼ぶ者あり)いやいや、数が多いから多いだろうと言いましたが。それは例えば例...全文を見る | ||
○国務大臣(海部俊樹君) 政治倫理の問題は、委員御指摘のように、政治家、私も含めてみずからが選挙に関してはそういった利益誘導をしない、日ごろもお金で培養するようなことはしない、してはいけないことだという考え方をきちっと打ち立てることが大前提であるという点はしっかりと認識もいたして...全文を見る | ||
○国務大臣(海部俊樹君) まず身近なできるところから政治と政治資金の関係を明らかにしようというので、先国会でも御議論をいただいたと思いますが、政治資金のあり方について透明度を高める努力が各党のお話し合いで進められておる中で、自民党としてもその案をつくってお出しをした経緯があると聞...全文を見る | ||
○国務大臣(海部俊樹君) 政治に政治資金、いわゆるお金がかかっておるという現実は、これは各党ともそれぞれ届け出によって明らかにされておるところでありますが、それを個人だけにするのか、あるいは企業も認めるのか、あるいは団体も認めるのか、いろいろございます。私は何度も御答弁させていた...全文を見る | ||
○国務大臣(海部俊樹君) 答申の中にも、日常の政治活動というものは公的な性格も強く持つものでありますから、国会議員の議員活動に対する公費負担の措置、あるいは選挙公営のあり方との開迫も踏まえて検討することが必要である、こう書かれております。それらのことについては、政党法というものを...全文を見る | ||
○国務大臣(海部俊樹君) 行政を取り巻く内外の環境がいろいろと変化をしてきておることは事実でございます。二十一世紀を展望した活力のある経済社会をつくるためには、さらなる行政改革の推進は避けて通れない課題であると私も受けとめております。 去る四月十八日に提出されました第二次行革...全文を見る | ||
○国務大臣(海部俊樹君) 沖縄はさきの大戦において国内唯一の戦場となり、多数の人命が失われるとともに、県土が破壊をされ種々の問題が起きたことも私もよく承知いたしております。政府といたしましては、従来からこれらの問題については、沖縄の開発、振興に国費を投入し、全力を挙げて取り組んで...全文を見る | ||
○国務大臣(海部俊樹君) そのように私も考えております。 | ||
○国務大臣(海部俊樹君) 委員会の運営の問題につきましては、私がここでとやかく差し出がましい評価をすることは差し控えなければならぬと思いますが、騒然たる状況のもとで採決をされるということは好ましいことではなかったのではないかと考えております。 | ||
○国務大臣(海部俊樹君) 最初に申し上げましたように、沖縄県が我が国唯一の戦場の体験を持たれた、それに基づいていろいろな問題が起こっており、それのことについては私も十分認識をいたしております。担当各省にはそれぞれの立場に立って十分な政策努力をするように指示もいたしておりますが、政...全文を見る | ||
○国務大臣(海部俊樹君) 国有地の有効利用を率先して行うべきではないかという委員の御指摘でございますが、これは国民共有の貴重な財産であることから、公的部門において活用することを基本といたしておりますが、現に使用している国有地につきましても、集約、立体化など、その効率的な使用に努め...全文を見る | ||
○国務大臣(海部俊樹君) 私としては、ただいまの予算委員長見解を謙虚に受けとめ、政治倫理のさらに一個の確立に努めるとともに、不退転の決意で政治改革を断行してまいる所存であります。 ───────────── | ||
06月08日 | 第118回国会 衆議院 本会議 第24号 議事録を見る | ○内閣総理大臣(海部俊樹君) 外口議員にお答え申し上げます。 国民の権利としての福祉へ発想の転換をという御提案でございました。 私も、このような国民の皆さんの期待にこたえて、すべての方々が生涯を通じ健やかで充実した生活を過ごすことができ、社会連帯の精神に立脚した地域社会を...全文を見る |
○内閣総理大臣(海部俊樹君) 石田議員にお答えを申し上げます。 社会福祉の制度は、戦後四十年の間において、いわゆる福祉六法を順次制定をし、各種の福祉施策の推進に努めてきたところでありまして、福祉政策の体系においては、欧米先進国に比較しても遜色ないところに来ておると考えておりま...全文を見る | ||
○内閣総理大臣(海部俊樹君) 菅野議員にお答えをいたします。 今後の本格的な高齢社会の到来を控えて、老人福祉の推進に当たりましては、御指摘の憲法第二十五条及び老人福祉法の基本的理念が具現され、高齢者が健康で安心して生活することができるよう、国としての責務を果たさなければならな...全文を見る | ||
○内閣総理大臣(海部俊樹君) 高木議員にお答え申し上げます。 高齢化社会への対応につき、政府は、昭和六十一年六月に長寿社会対策大綱を閣議決定いたしまして、さらにそれを踏まえて昭和六十三年十二月に国会に出しましたいわゆる福祉ビジョンにおいて、長寿・福祉社会を実現するための基本的...全文を見る | ||
06月11日 | 第118回国会 衆議院 本会議 第25号 議事録を見る | ○内閣総理大臣(海部俊樹君) 塩川議員にお答えを申し上げます。 消費税につきましては、国民各層からいただいたさまざまな御指摘や御要望を踏まえて、一層の定着を図るとの観点から、御指摘を受けた点はすべて検討の対象として、その結果として、最善と信ずる見直し法案を国会に提出しておると...全文を見る |
○内閣総理大臣(海部俊樹君) 嶋崎議員にお答え申し上げます。 お尋ねいただきました福岡県補欠選挙の結果につきましては、現実を率直に受けとめます。今後一層内外の各般にわたる国政の重要課題の解決に取り組んでまいりたいと考えます。 政府は、税負担の公平確保は税制に対する納税者の...全文を見る | ||
○内閣総理大臣(海部俊樹君) お答えをいたします。 消費税は、従来の我が国税制が抱えていたさまざまなゆがみの是正、サラリーマン層を中心とする重税感の解消、急速に進む高齢化社会に備えた安定的な歳入構造の構築を目標として行われた先般の税制改革の一環として創設されたものでございます...全文を見る | ||
○内閣総理大臣(海部俊樹君) お答えをいたします。 消費税が実施されてから一年経過しております。この間の実施状況、すなわち、転嫁あるいは物価や消費への影響あるいは消費税の申告、届け出状況などを見ておりますと、これは国民の皆様の御理解と御協力のたまものでありまして、私は心から感...全文を見る | ||
○内閣総理大臣(海部俊樹君) 伊藤議員にお答えを申し上げます。 消費税のような課税ベースの広い間接税は、税の水平的公平に資するものであり、こうした消費課税を税体系の中に組み入れていくことは、他の税制と組み合わせることによって実質的公平に資するものと考えております。 消費税...全文を見る | ||
06月13日 | 第118回国会 衆議院 税制問題等に関する調査特別委員会 第4号 議事録を見る | ○海部内閣総理大臣 何回も御議論が繰り返されておりますように、昨年四月から消費税を含む税制改革が行われたということは、所得と資産と消費の間にバランスをよくして、しかも、すべての人に社会共通の費用を負担していただきたいという願いから、所得税減税とか法人税減税の大きな柱も立てたり、原...全文を見る |
○海部内閣総理大臣 土地問題につきましては、与野党の御議論をいただいて土地基本法というものが昨年できました。 あの土地基本法をよく読んでみますと、あそこに示されております理念というのは、村上委員が先ほど御勉強の成果をうんちくを傾けられたときに触れられたように、きょうまでの経験...全文を見る | ||
○海部内閣総理大臣 御指摘になりました問題点は、結論の方から先に申し上げますと、国会は国権の最高機関であり、国の唯一の立法機関であると憲法にも明記されておりますように、最終的な意思決定機関は国会であり、国会を構成される議員の皆さんが、それぞれ真剣なお立場で将来を見通した御議論をい...全文を見る | ||
○海部内閣総理大臣 野党の廃止法案についての見解とおっしゃいますが、私は、廃止したくないと思っている方でありますから、見直し法案についての見解とおっしゃればいろいろ申し上げますけれども……。 ただ、大事なことは、この前、野党の廃止法案が参議院で成立しましたときはたしか九本出て...全文を見る | ||
○海部内閣総理大臣 具体的な例を挙げてのお尋ねでございましたけれども、やはり民主国家においては、すべての国民がいろいろな立場で公共の費用を負担をしながら、みんなが社会に参加をして、社会を支えていく一員なんだという自覚と行動をとってもらうことが何よりも大切なことだと私は思います。 ...全文を見る | ||
○海部内閣総理大臣 今度の衆議院選挙直前に党首討論会もございましたし、あるいはその後において、いろいろ消費税のことをめぐって選挙中議論がございました。私も党の総裁として、税の問題は決して楽しい話ではありませんけれども、ぜひお願いしなきゃならぬものですから、御理解くださいと言って、...全文を見る | ||
○海部内閣総理大臣 一言で申し上げますと、率直に国民の皆さんが御支持をくださるということは大変ありがたいことだと謙虚に受けとめさせていただいておりますが、しかし、あの世論調査の中に、なおいろいろな意味で内閣あるいは党に対して、土地政策とかあるいは税制の問題とか、いろいろな御指摘も...全文を見る | ||
○海部内閣総理大臣 国会が今日のように衆議院と参議院と議席数の差があるということだけで、もうすべて結果が見透かされてしまうような論の立て方は、私は賛成しない立て方でありまして、現にこのような状況になった後の国会でも、例えば去年、土地基本法とかあるいは年金法であるとか、国民生活に極...全文を見る | ||
○海部内閣総理大臣 御指摘のように、税は取られるものはなくて納めるもの、あるいは自分も一人として出すもの。要するに、民主主義は主権者は国民でありますから、主権者たる国民みんなで、社会共通の費用をみんなで負担しているのだ、そういう立場に立った考え方で理解を進めていただかなければなら...全文を見る | ||
○海部内閣総理大臣 世論調査のことにつきましては、私はありがたいことだと率直に受けとめさせていただきますし、それは後半でお示しになった、限りなく廃止に近いところまで大幅に見直すのではないかというようなことは、新聞報道に関する限りも載っておらぬように思いますし、私は選挙中を通じても...全文を見る | ||
○海部内閣総理大臣 お述べになりました経緯については、私はそのような経緯がずっとあったと、これは率直に認めなければならぬと思います。ただ、そのような経緯がありましたがために、売上税というものは国会の審議のさなかに廃案になったと思います。そのとき廃案になって、現在の税制のままへ戻せ...全文を見る | ||
○海部内閣総理大臣 最初にそれでは私からお答えいたしますが、先ほども申し上げましたように、昨年四月に行いました税制改革というものは、消費税を創設することだけではなくて、所得と資産と消費とにバランスのとれた体系を考えるとか、あるいは所得税、法人税を減税をしていくとか、いろいろな税制...全文を見る | ||
○海部内閣総理大臣 ちょっと先生と視点が違いますので、私はいいと思ってやったことで、四月からいいと思ってやってきたんですが、それについていろいろな御意見がありましたから、民主政治は世論を尊重しなければなりませんし、私どもも謙虚にいろいろな御意見を聞きながら、今申し上げたように、御...全文を見る | ||
○海部内閣総理大臣 これは、言葉の解釈論をするつもりは僕は毛頭ありませんけれども、消費税という制度は、ずっと諸外国の税も、先輩もよくお調べになっておると思うけれども、既に定着して行われておる税の制度であって、この消費税のあり方自体を欠陥だとは私はどうしても思えません。そして、四月...全文を見る | ||
○海部内閣総理大臣 御議論を聞いておりまして、私、一点よく理解しにくいところがあるのですけれども、私どもの今出しております見直し案については、結果のことは神ならぬ身でありますから知る由もありませんが、これをぜひ実現したいと思って今一生懸命お願いしていることと、同時に、今御指摘の法...全文を見る | ||
○海部内閣総理大臣 現行の税制が去年の四月からずっと続いておって、国民の皆さんのいろいろな御希望を聞いて、そしてその指さす方向にできる限り歩み寄った見直し案というものが出してあるわけで、そして現行制度が残るよりも見直し案が通った方が、私は先ほどから何回も申し上げますように、一歩前...全文を見る | ||
○海部内閣総理大臣 衆議院の選挙後に党首会談を行いました。そのときにも気持ちは率直に申し上げましたけれども、今まさにここで御議論願っておりますこの場所が、衆議院においてはこの税制改革に関する一番権威のあるそして唯一の議論の場だ、こう心得ておりますので、各党を代表して御出席の委員の...全文を見る | ||
○海部内閣総理大臣 じゅんじゅんと言われますと、私もつい引き込まれる方でありますけれども、そうばかりもまいりません。選択肢としていろいろお示しいただきました。もし仮に――これはしかし野党の皆さんの考え方とか行動というものが日々の新聞やテレビの報道にはあらわれておるんじゃないでしょ...全文を見る | ||
○海部内閣総理大臣 前半のことにつきましては、私が当時委員会の筆頭理事もしておりました関係で、騒然たる中で採決をしなければならなかったということを大変遺憾に思っておりますし、同時にまた、あのとき、手を振ってとおっしゃいましたが、手は決して振りませんでしたが、皆さんが騒然となさった...全文を見る | ||
○海部内閣総理大臣 端的にお答えいたしますけれども、私どもも今行われておる消費税そのものについて、国民の皆さんや各党からいろいろな御指摘や御不満を受けて見直し案というものを国会に提出して、そして世論の方向にこれは一歩でも二歩でも近づくものである、こう信じて、一日も早い成立をお願い...全文を見る | ||
○海部内閣総理大臣 消費税は、導入以来いろいろな御意見があり、また世論で指摘されましたように、ここはこう改革した方がいいというような御要望の多いことも私はよく承知をいたしております。したがいまして、決まったものだから何でもいいというかたくなな、頑迷な態度をとらないで、世論の指さす...全文を見る | ||
○海部内閣総理大臣 海部内閣は税率値上げを考えておりません。 | ||
○海部内閣総理大臣 行政改革の問題につきましては、御指摘のようにいろいろ、例えば三公社の民営化とか年金、医療保険制度の改革とか財政再建の第一段階の達成とか行政組織の再編整理合理化、公務員数の縮減などいろいろ努力はしてまいりましたが、私はまだ道半ばであって、これからさらに積極的に推...全文を見る | ||
06月14日 | 第118回国会 衆議院 内閣委員会 第10号 議事録を見る | ○海部内閣総理大臣 御承知のように、行政改革について各界の皆さんの御意見をいただき、政府もきょうまで鋭意取り組んでまいりました。したがいまして、我々から見れば、例えば三公社の民営化であるとか、その他規制の緩和であるとか、行革審からいただいたいろいろな目標を達しながら歩みを続けてき...全文を見る |
○海部内閣総理大臣 本会議の施政方針演説でもはっきり申し上げましたように、歴代先輩たちの取り組んできた努力の姿勢が結果として赤字公債依存体質から脱却という第一目標に到達することができたということを私ははっきり申し上げておるわけであって、歴代の御努力の積み重ねであったと私は思ってお...全文を見る | ||
○海部内閣総理大臣 各省庁がそれぞれにみずからの所管の範囲内において積極的に取り組まなければならぬことは、これは御指摘のとおりでありますけれども、それだけに任せておかないで、一般の各界有識者の御意見等もいただきながら、そういった声を踏まえながら行政改革は進めていきませんと、なかな...全文を見る | ||
○海部内閣総理大臣 法案を成立させていただいて具体的な人選に入るときには、総務庁長官にもよく指示してございますけれども、幅広く清新な人材を頭に描いて委員にお願いをするということになるわけでありますが、今のところ予断と憶測でもってあれもやるこれもやると言いますと今みたいにおしかりを...全文を見る | ||
○海部内閣総理大臣 私は、防衛はとりわけ聖域だというような考え方は持っておりません。これは他の政策との整合性や日本の置かれておる立場、国際情勢、いろいろなものを総合的に判断をして決めてきたものでありまして、同時にまた、それを決めるときにも、長い間の御議論の積み重ねの上において国民...全文を見る | ||
○海部内閣総理大臣 第三次行革審には、臨調及びこれまでの行革審の答申などを受けました行政改革推進のために大所高所から調査審議を願い、貴重な御意見をいただくことを期待しておるわけでありまして、審議課題については、審議会が発足しました後に政府側から行政改革全般の進捗状況を御説明し、そ...全文を見る | ||
○海部内閣総理大臣 あくまで国会のお許しがいただけたらという前提つきで物を申し上げますが、日程が許すならば私自身としては行きたいと思っております。そのことは、ことしの二月にも沖縄を訪問いたしまして慰霊碑にもぬかずいてまいりました。戦後いろいろと沖縄の発展ぶりや沖縄の抱えていらっし...全文を見る | ||
○海部内閣総理大臣 御指摘の沖縄振興開発計画につきましては、御承知のように第二次計画があと二年足らずの間で終わるわけでありますけれども、その進捗状況を十分見きわめながら、また、現地の各界の御要望等も十分踏まえて、これらの問題についてはきょうまでも政府は大いに努力をしてきたところで...全文を見る | ||
○海部内閣総理大臣 従来より幅が広くなって、そして新しい考え方を持ち込んでいただくような、そんな方々を委員にお願いできたらしたい、こう思っておりますけれども、いずれにしても国会の審議が途中でございますし、まだそれができ上がったわけでもございませんので、それ以上予断と憶測で物を言う...全文を見る | ||
○海部内閣総理大臣 私が先ほど申し上げたのもそういうことでございまして、従来の人がという、そういう固定観念で物を言ったわけではございません。従来の御議論の幅よりも広くなる場合もあるでしょうし、また、新しい時代の転換等もあるわけですから、新しい角度での御議論も加えていかなければなら...全文を見る | ||
○海部内閣総理大臣 これは御議論を願うのがあくまで国のことを考えて行政改革をやるという、そういう視点に立って幅広い御議論を願うその会長でありますから、そういったものに関しての見識や御経験、お考え、そういったものをお持ちの方がふさわしい、望ましい、こう考えております。 | ||
○海部内閣総理大臣 端的にお答えしますと、結論部分は全くそのとおりでございます。国民のために行政はあるわけでありますから、すべての国民生活の質を高めていくために、また国民に理解と納得と協力をしてもらわなければ、いろいろな行政改革も定着していかないわけでありますから、私も国民のため...全文を見る | ||
○海部内閣総理大臣 院のお決めになることにつきましては、各党各会派間でお話し合いをいただき、お決めをいただくべきことだと考えますが、私も、院に設置されました行革特別委員会があったということをよく承知しておりますし、私もその理事の一人として頑張ったことも思い出しておりますので、院の...全文を見る | ||
○海部内閣総理大臣 政治改革の問題につきましては、国民の信頼を確立するために、これは政治家一人一人がみずから政治倫理を立てていく、これに尽きるわけでありますけれども、しかし、大きな全体の制度、仕組みなどを考えてみますと、その中において改革をしていかなければならぬ問題点がたくさんあ...全文を見る | ||
○海部内閣総理大臣 御指摘いただきましたように、事あるごとに地球環境の問題を私が取り上げておりますのも、水や空気には国境がございませんので、それぞれの国だけが小ぢんまりと、自分の国だけはいいんですよと言っておるだけでは地球環境問題は片づきませんから、これはグローバルに取り上げなけ...全文を見る | ||
○海部内閣総理大臣 政府は、地球環境保全に関する極めて重要な問題意識を持っておりますから、関係閣僚会議も設置してございますし、また地球環境問題担当国務大臣というのも任命をいたしまして、環境問題についてはきちっと話し合いをまとめてやっております。 また、今いろいろ御指摘になりま...全文を見る | ||
○海部内閣総理大臣 行政改革にわたっていろいろな段階でそれぞれ御理解と御協力をいただいてきましたことは、私も日ごろからよく承知をして感謝をいたしておりますし、同時に、道半ばであって今後さらに一層行政改革を進めていかなければならぬという御意見にも、私は、先ほど率直に表明したとおりで...全文を見る | ||
○海部内閣総理大臣 簡単に、率直に申し上げさせていただきますが、日米構造協議というのは、昨年の夏からお互いに認識を示し合ってやろうということですが、私どもが構造改善をしなければならぬと自発的に考えて、例えば御承知の前川レポートなどに見られますように、もう数年も前から取り組んできて...全文を見る | ||
○海部内閣総理大臣 東京の一極集中をできるだけ皆さんの合意のもとに排除していかなければならぬというのは、年来のテーマになっておると思います。多極分散型国土の形成ということでもいろいろ御議論をいただきました。また、私が党首会談で申し上げましたのも、たしか昭和五十年ごろからだったと思...全文を見る | ||
06月15日 | 第118回国会 衆議院 外務委員会 第10号 議事録を見る | ○海部内閣総理大臣 今御指摘になりました日米安保条約の持っておる意義というのは、これはもうただ単に日本とソ連の間に平和条約が結ばれるまでのものだとか、そういうような前提は私は全 然考えておりません。国の目的が国の平和と国民生活の安定向上を図るところにあるとするなれば、日米安保条...全文を見る |
○海部内閣総理大臣 やはり世界に真の平和と繁栄を安定、定着させていくためには、これまで同様、日本とアメリカが世界の生産力の四〇%近くをともに支える国であるということは、日米両国の安定的な関係というものは、世界の経済にとっても、またアジアの安定にとっても極めて大きな要素を持つもので...全文を見る | ||
○海部内閣総理大臣 第一点目の方は、締結後という前提を置いての話でございますから、条件が変われば、そのときの条件に従って当然できる限り協力をしていこうという決意があることは、これは委員もそして私も共通するものであると思います。 それから、その前の段階につきましては、これは何度...全文を見る | ||
○海部内閣総理大臣 第一点の国連の安全保障理事会の常任理事国になるという問題につきましては、これはやはり国際社会におけるいろいろな取り決めやルールのもとにおいてなるわけでありますから、国連に対して果たすべき役割を日本もいろいろな分野できょうまで果たしてきておるわけでありますが、国...全文を見る | ||
○海部内閣総理大臣 社会資本整備の問題につきましては、我が国が自主的に判断をしながら国民生活の質の充実を図っていきたい、こういう基本的な立場で取り組んできておる問題でありますし、またそれが基本でなければならないということは、委員の御指摘と私と見解を全く同じにするものでございます。...全文を見る | ||
○海部内閣総理大臣 大抵の御質問は委員と全く同じだ、こう申し上げてきましたが、ただいまの日米首脳会談を定期的にしたらどうかという御指摘でありますが、必要があったときにはいつでも率直に話し合うことが大切だと私は受けとめております。したがいまして、就任以来きょうまで二度既に日米首脳会...全文を見る | ||
○海部内閣総理大臣 委員御指摘のとおりに、北朝鮮と我が国との関係を真に安定的な良好な関係に持っていきたいという強い願いを私も持っております。そうして、先般の日韓首脳会談のときにも、韓国も朝鮮半島の平和的な統一の問題について、北朝鮮との関係改善について強い意向を持っていらっしゃるこ...全文を見る | ||
○海部内閣総理大臣 かねがね社会党の田邊副委員長を団長とする訪朝団のお話のとき、おいでになる前後には私もお目にかかっていろいろお話を承り、日本側としても政府間の接触をしたいという希望をお伝え願うように、あるいは第十八富士山丸の問題についての問題解決に一層御努力を賜り、理解を深めて...全文を見る | ||
○海部内閣総理大臣 私も、でき得る限り金丸元副総理を日朝関係のために、早い時期に実現していただけたらいいなという個人的な強い願いを持っておりますし、もしそのようなことが具体化したときには、先ほども申し上げましたように、金丸元副総理の御意向も十分そんたくしながら、政府としてはできる...全文を見る | ||
○海部内閣総理大臣 条約上のいろいろな経緯等もあるようでございますから、詳しくは外務省から答弁をいたさせます。 | ||
○海部内閣総理大臣 率直にお答えしますけれども、私は非合法政府があるなんということはきょうまで思ったこともありませんし、言ったこともございません。 それから、承認していないということも現実としてあるわけでございますが、別の政府があるのだ、だからこちらはあくまで条件をつけないで...全文を見る | ||
○海部内閣総理大臣 日ソの関係を安定的なものに改善していきたいというのは、政府としても強い願いでございます。具体的には、今御指摘のように、九月の上旬にソ連の外相が来られて日ソの外相会談というものを行うことが具体的に決まりました。ゴルバチョフ大統領自身は来年ということがもう既に私あ...全文を見る | ||
○海部内閣総理大臣 過日の米ソの首脳会談において、北方領土に関する問題については、アメリカは日本の立場を理解し、それを支持して、北方領土問題の解決は、アジアの平和と安定のみならず東西関係のためにも必要だというので、日本の立場を支持するという観点から米ソの首脳会談で取り上げて発言を...全文を見る | ||
○海部内閣総理大臣 アジア・太平洋の安全とアジア・太平洋の繁栄についていかなる貢献ができるか、そのためにどうするかということも当然発展していけば議題になっていくと思います。 | ||
○海部内閣総理大臣 戦後の日本の立場は、大きく分けて世界が東西の対立関係にありましたから、そのときの枠組みの中では西側陣営の一員であったということは、これはそのとおりだと思いますし、また、日本が戦後西側陣営の一員になって自由と民主主義の価値を大事にしようということを目標に置いたこ...全文を見る | ||
○海部内閣総理大臣 あくまで平和とお互いの繁栄というものを前提にして率直に話し合いをしたいと思っております。 | ||
○海部内閣総理大臣 我が国の基本は、よく委員も御承知のとおりに、専守防衛、そしていかなる国に向かっても攻撃をしかけようというようなことはゆめゆめ考えないし、してはならないことだという基本は、少なくとも私は総理として申し上げるよりも、政治家としてそのように確信をし訓練もされてきたつ...全文を見る | ||
○海部内閣総理大臣 私の気持ちはさきに申し上げましたが、いろいろな条約を結ぶ、いろいろなそういった話に入っていくために、真の信頼関係がお互いに確信できるということが何よりも大前提だと思っておりますので、私は何回も申し上げておるように、我が国の方からは拡大均衡の形で平和条約を締結す...全文を見る | ||
○海部内閣総理大臣 二国間の関係には、それぞれお互いに努力をして前進していかなければならぬという段階がたくさんあると思います。私は、日ソ間においては、真に信頼できる間柄を構築するという大きな最終目標に向かって一歩一歩努力をするべきだと思うのです。日本側としては、拡大均衡の方針を立...全文を見る | ||
○海部内閣総理大臣 ちょっと大きなことを言って申しわけありませんが、基本的に力による対決と対立をしてきた米ソ両国が、ヤルタからマルタへという言葉にありますように、マルタであの話し合いを通じて、冷戦構造の発想を乗り越えて、お互いに対決姿勢から平和をつくり上げていくという対話協調姿勢...全文を見る | ||
○海部内閣総理大臣 お答えいたします。 中国を国際社会から孤立化させてはいけない、そういった気持ちでいろいろな方面に、私は、この中国問題というものが片づいていくような努力も、一々ここで具体的には申しませんが、してきたつもりでございますし、また、アメリカの大統領に、これも公表す...全文を見る | ||
○海部内閣総理大臣 私自身、日朝関係の改善につきましては、先ほど来率直に心境を申し上げておりますように、安定的な信頼関係を打ち立てて、両国の関係を樹立していきたいという強い願いは持っておりますが、また、それに先立ちまして、いろいろ率直なお話し合いをしなければならぬわけでありますの...全文を見る | ||
○海部内閣総理大臣 私は、率直に言って、過去の日本の行為が朝鮮半島に耐えがたい苦痛を与えてきた、朝鮮半島の人々に大変損害も与えてきた、それに対して率直におわびをする気持ちを伝えておりますから、今度話し合いができる段階には、その気持ちをそのままお伝えしたいと思っております。 | ||
○海部内閣総理大臣 何度も申し上げるようですが、日ソ関係の解決、そして本当に信頼関係を確立していくために平和条約を締結すること、そのためには領土問題を解決しなければならぬという考えは、私は強く持っております。けれども、それだけを言って、その問題が全部片づいた後にならなければ、その...全文を見る | ||
○海部内閣総理大臣 沖縄は、さきの大戦において国内で唯一の戦場となり、多数の人命が失われるとともに、県土も徹底的に破壊され、アメリカの施政下に置かれていたなどいろいろの問題が生じてきたところでございました。このため、政府はきょうまで沖縄開発については、そういった経緯を踏まえて取り...全文を見る | ||
○海部内閣総理大臣 今御指摘になりました資料館も私は訪れさせていただいております。そして、当時その御体験を受けた方々の御説明と御案内を受けて、沖縄の戦いというものがいかに心痛めるものであったのかということも私自身この目で見、お話も聞かせてもらってまいりました。 そういったいろ...全文を見る | ||
○海部内閣総理大臣 何度も申し上げておりますように、私は率直に沖縄県の皆さんと、特に命をなくされた二十万の方々に対して心からおわびを申し上げる気持ちで行ってまいりたいと思っております。 | ||
○海部内閣総理大臣 戦没者慰霊祭に臨む気持ちは、先ほど来何回もここで申し上げてまいったとおりであります。また、事を構えてどこかの国と戦争をやろうなんという気持ちは毛頭ありません。そんなことはやってはならないことだ、二度と再びそういったことを起こしてはならないことだ、その気持ちは強...全文を見る | ||
○海部内閣総理大臣 大変大きい問題のお尋ねでございますが、私は結論から率直に私の気持ちを言わせていただくと、どうでございましょう、それぞれの国の国民を豊かに幸せにするにはどちらの仕組みが正しいか、あるいは正しいという言い方が悪ければ、どちらの仕組みがより目的に近づけるかという競争...全文を見る | ||
○海部内閣総理大臣 御指摘の二つの点について、これも率直に私の考えを申し述べますけれども、ソビエトの変化というものは非常にスピードもあって、しかも劇的で、私はこのごろゴルバチョフ大統領と何の突っかかりもなく発言できるようになったのですが、一時期まではソ連に大統領が生まれるなんとい...全文を見る | ||
○海部内閣総理大臣 サミットにつきましては、委員御指摘のようにいろいろな経過がございました。最初の第一回ランブイエ・サミットというのは、私も内閣の官房副長官の立場で参加させていただきましたが、あのときはたしか参加しております西側の国の経済政策の調整を図って、インフレのない経済成長...全文を見る | ||
06月18日 | 第118回国会 参議院 本会議 第16号 議事録を見る | ○国務大臣(海部俊樹君) 日下部議員にお答えをいたします。 福祉サービスの展開について、利用者の立場から福祉サービスのシステムをという視点を基本に据えよと、こういう御提案でありますけれども、私は、そのような国民の期待にこたえて、全国どの地域でもだれもが気軽に福祉サービスを利用...全文を見る |
○国務大臣(海部俊樹君) 木庭議員にお答え申し上げます。 高齢者保健福祉推進十カ年戦略は、高齢者の保健福祉の分野で今世紀中に実現を図るべき十カ年の具体的な目標水準を示したものでありまして、平成二年度は施設福祉や在宅福祉について従来のペースを大きく上回る拡充を図り、新規施策も盛...全文を見る | ||
○国務大臣(海部俊樹君) 勝木議員にお答え申し上げます。 最初に、出生率の低下は児童自身の成長に対してのみならず、雇用、年金の問題、社会経済全体の活力の低下など、我が国の将来にさまざまな問題を投げかけるものとして問題提起がございました。 私は、このために、二十一世紀を担う...全文を見る | ||
○国務大臣(海部俊樹君) 角田議員にお答えを申し上げます。 私は、お触れになりました予算委員長の見解を謙虚に受けとめまして、政治倫理のさらに一層の確立に努めるとともに、不退転の決意で政治改革を断行してまいる決意でございます。 臨調以来、変化への対応、総合性の確保、簡素化・...全文を見る | ||
○国務大臣(海部俊樹君) 吉川議員にお答え申し上げます。 臨調路線は大軍拡、大企業優先で国民に犠牲を強いるとおっしゃいましたけれども、臨調は、活力ある福祉社会の建設、国際社会に対する積極的な貢献という二つの目標を掲げて、二十一世紀を展望した広範な改革方策を提言していただいたも...全文を見る | ||
○国務大臣(海部俊樹君) 土地が高騰したことと臨調の答申との間に関連性があるのではないかという角度からの御指摘に対して、私の答弁漏れがあったという御指摘でございました。 私は、土地高騰の問題にはそれぞれいろいろな要素が重なっておるものと考えておりますので、臨調の答申と直接の関...全文を見る | ||
○国務大臣(海部俊樹君) お答えをいたします。 増税なき財政再建をてことするこれまでのたゆまぬ改革努力によりまして、財政再建の第一段階である特例公債依存体質からの脱却を実現いたしましたが、平成二年度末には百六十四兆円にも達する国債残高がございます。依然として厳しい状況でありま...全文を見る | ||
06月19日 | 第118回国会 衆議院 本会議 第28号 議事録を見る | ○内閣総理大臣(海部俊樹君) 北沢議員にお答えを申し上げます。 農政の推進に当たっては、農家の方々が将来を見通しつつ希望を持って農業を営める環境をつくり上げることが重要と認識をいたしておりまして、このため、先般閣議決定をしました「農産物の需要と生産の長期見通し」等を指針として...全文を見る |
○内閣総理大臣(海部俊樹君) 倉田議員にお答えをいたします。 農林漁業の現状認識と将来展望についてということでありますが、農林水産業は、食料等の安定供給のほか、活力ある地域社会の維持、国土・自然環境の保全など、我が国の経済社会と国民生活の土台を支える重要な役割を果たしているも...全文を見る | ||
06月20日 | 第118回国会 参議院 本会議 第17号 議事録を見る | ○国務大臣(海部俊樹君) 森議員にお答えをいたします。 だれもが、いつでも、どこでも自発的意思で学習できる社会のため、その推進体制の整備を目指すこの法律案は、国会審議の手順を踏み、御相談を行いながら御審議願っておるものと理解をいたしております。 この法案につきましては、地...全文を見る |
06月21日 | 第118回国会 衆議院 税制問題等に関する調査特別委員会 第9号 議事録を見る | ○海部内閣総理大臣 一語一語どう言ったのか正確には手元に資料を持っておりませんが、私が申し上げましたのは、繰り返しますと、野党の委員長が選挙のときに、消費税の存続をめぐるでしたかね、国民投票の意味を持つものだ、こういうことをおっしゃったわけですし、たしか選挙中に発表されました税制...全文を見る |
○海部内閣総理大臣 最初の御質問でありますけれども、あれは私が言ったのじゃなくて、野党の首脳の方がおっしゃったことでありますから、選挙の結果で国民投票の結果を受けたんだと私が言ったわけではございません。それを野党の方がおっしゃったけれども、私は、結果は謙虚に受けとめさせていただき...全文を見る | ||
○海部内閣総理大臣 福岡の参議院補選の結果は率直に受けとめさしていただいております。論争点の中の一つにありましたということも率直に受けとめます。 | ||
○海部内閣総理大臣 突然のことでございますので私も率直に感想を申し上げますから、差しさわりがあったらお許しをいただきたいと思います。 導入の手続、その他の手続論に関しましては、私も、この場で野党の皆さんからさまざまな角度からのおしかりも受け、あのような騒然たる雰囲気の中で採決...全文を見る | ||
○海部内閣総理大臣 両大臣から懇切な答弁ございましたけれども、私は、まず第一に、今度の消費税の問題につきましては、所得税や法人税の減税とか、所得と資産と消費とのバランスとかいろいろ考えて、減税先行になるような仕組みを御説明し続けてまいりましたが、それはあくまで全国の規模で、しかも...全文を見る | ||
○海部内閣総理大臣 公共事業の地方の負担増の問題につきましては、地方財政に対してその円滑な運営に支障を生ずることのないよう各年度の地方財政計画を適正に策定しておるところでありますが、引き続き、公共投資に必要な経費を含めて、地方財政につきましては、各年度の計画の策定を通じて、私も適...全文を見る | ||
○海部内閣総理大臣 両大臣が答弁したとおりでございますけれども、暫定期間終了後の取り扱いについては、関係省庁間の検討会等において総合的に検討を行っているところでありますが、この場合、公共事業に係る昭和六十二年度引き下げ分につきましては、平成三年度から昭和六十一年度の補助率等の水準...全文を見る | ||
○海部内閣総理大臣 消費税を出しましたということは、あの当時としてこれがよかった、いいことだと思って提出をしたわけでありますから、率直に申し上げて。ところが、四月から始まるいろいろな途中経緯がありました。野党の皆さんからの御意見もいろいろ出ました。また、私も対話集会へ行って直接国...全文を見る | ||
○海部内閣総理大臣 政府の出しました案を国会において各党各会派の皆様方が御議論をいただきまして、その結果には政府は謙虚に従わなければいけないと思いますけれども、願わくは、これは御議論の上お認めをいただきたいという強い気持ちをただいま持っております。 | ||
○海部内閣総理大臣 大蔵大臣が詳しく申し上げましたけれども、OECD加盟国でも、名前とか形態は幾らかずつ違っておりますが、みんな間接税というものの必要性、そして消費税的なものにおいて税収を確保してきょうまでやってきたという経緯がございます。また、庫出税と地方のサービス税だけに頼っ...全文を見る | ||
○海部内閣総理大臣 でき得る限り努力をして、お願いをして通していただきたい、今もそう思っております。 | ||
○海部内閣総理大臣 私どもとしては、先日来申し上げておりましたように、いろいろな御指摘や御不満に耳を傾けて、現段階ででき得る限りのぎりぎりの接点を求めて見直し案を提出させていただいております。いろいろと具体的に、さらにこうしたらどうかとかここがどうとかいう御指摘があれば、謙虚に耳...全文を見る | ||
○海部内閣総理大臣 先ほど来私は、大前提として見直し案をぜひ御議論の上、成立させていただきたいということをこの場で申し上げてまいりましたが、今、日笠委員から大変な仮定を置いての御質問でありますので、もしそうなったらどうするか、それは国会でお決めになったことでありますから、院の皆さ...全文を見る | ||
○海部内閣総理大臣 ただいま御指摘の出生率低下の問題は、たしか私の記憶に誤りがなければ、昨年が百二十四万人、一昨年が百三十一万人ということで、どうも将来思いやられるという、そんな感じがいたします。そこで、若い人々が子供を育てていこうという、そういった意欲を持ってもらえるような、そ...全文を見る | ||
○海部内閣総理大臣 地元の都市のことでございますが、最近ちょっと聞いておりませんので、よく事情を調べて、なぜそういうことになっておるのか、どうしておるのか、よく調査させていただきます。 | ||
○海部内閣総理大臣 具体的なその数字のお答えは、ちょっと知識を持ち合わせておりませんので大蔵大臣に任せましたけれども、資産課税を原則非課税から原則課税としようという大きな転換があったわけでございますし、同時にまた、土地というものが今これだけ社会的な問題になり、かつ土地というものの...全文を見る | ||
○海部内閣総理大臣 抑制という言葉も、やはり抑えそして下げていくという意味が含まれるわけですけれども、私は、この土地の騰貴というのは、何とかもうこれ以上上がっていくのはまず抑えなきゃならぬということとともに、この安定ではいけない、これは下がっていってもらわなければ困るということは...全文を見る | ||
○海部内閣総理大臣 今委員の御指摘を、私も全く同じような気持ちを持ちながら、ある意味では胸痛めながら承っておりました。そして、大きく言えば、私どもが公正で心豊かな社会を築いていかなきゃならない。物の豊かさのみを追い求める時代は終わったんだということをよく申しますけれども、公正な社...全文を見る | ||
○海部内閣総理大臣 私の秘書の株取引の問題は、私も報道されたのを見てびっくりしましたので、それでうちの秘書官から通じて聞かせましたけれども、自分の持っておった株を一回処分をして、それから別の会社の株を買った、大体新聞に報じられたとおりの行為があったようであります。その資金は自分の...全文を見る | ||
○海部内閣総理大臣 今会計責任者にはなっておりませんし、会計責任者はもう数年前から別の者にしてありますし、私の資金団体のこと等につきましても、いつでしたか、共産党の御質問で御指摘を受けて、企業に甘えて置いておってはいかぬというのも、そういうのも全部引き揚げてきて、今は私の個人事務...全文を見る | ||
○海部内閣総理大臣 政治活動を補佐して、例えば事務所の番をするとか、それは幅広いですから、秘書の仕事は。二人の間の信頼関係があって、秘書の方も議員に協力しようという意思があって、政治家と秘書の関係があるのじゃないでしょうか。 | ||
○海部内閣総理大臣 犯罪の判決を前提として物を言われますと、いささか私もそれには反論しなければならぬと思うのですが、秘書には秘書の人格もあり、秘書には秘書の私生活もあり、秘書には秘書のプライバシーもあると思いますから、だから私は最初に申し上げたように、政治家の皆さんの秘書だからと...全文を見る | ||
○海部内閣総理大臣 先ほども申し上げましたように、自分がずっと持っておりましたある社の株を処分して、そしてほかの会社の株を買ったということでありますけれども、インサイダー取引とか投機的取引とかいうようなことではなくて、それも何年もたった、今日もまだ処分しないで持っておった、こう言...全文を見る | ||
○海部内閣総理大臣 昨年の八月ごろというのは私の身の上にも大きな変化があるときで、自民党の総裁に立てと言われて私はみずから深く考えたことがいっぱいございまして、とても秘書の一人一人の日常生活や持っておる株の状況とかいうようなことまでは、正直に言って率直に聞いたことも、それまで風味...全文を見る | ||
○海部内閣総理大臣 何度も申し上げますが、昨年の八月の私の立場の激変、それから、組閣から、初めてのアメリカ訪問から、私は大きくて重い責任を負ったわけでありますから、まことに恐縮でありますけれども、そういったときに、一会社の将来の内容の問題に関心を持ったり興味を持ったりしたことなん...全文を見る | ||
○海部内閣総理大臣 私は、閣議の申し合わせにも、そしてまたインサイダー取引なんかに、私が情報を聞いたり、取ったり、興味を持ったりすることは全くないわけであります。同時に私の秘書にそのようなことがなかったということは、それは、自分の持っておったもので売買をしましたという事実を認めて...全文を見る | ||
○海部内閣総理大臣 その点もよく聞きましたけれども、ごく普通の方法で、証券会社の人にいろいろな情報を聞きながら、これを売ったらいい、買ったらいいといって自分で判断して売り買いをしました、しかしそれは大変軽率なことでしたと本人が厳しく反省をしておるわけです。私はそういったことに対し...全文を見る | ||
○海部内閣総理大臣 私の平成元年度分の所得は、給与所得で二千百七十三万四千五十九円というのが総額でございますが、そのほかに私には五十三万五千五百五十四円という雑所得の申告がございましたので、これは合計しますと、二千二百二十六万円私には元年度所得があったわけでございます。このうち、...全文を見る | ||
○海部内閣総理大臣 先ほども申し上げましたように、税制改革のときには消費税だけを新たに創設したものではございませんで、いろいろな、所得税、法人税の減税を先行したり個別間接税を整理したりと、いろいろ差し引きしますと、減税が先行するような、税全体の公正化を図った制度でございます。 ...全文を見る | ||
○海部内閣総理大臣 非常に興味ある発想の御提案だと思って私も控えさせていただきました。 ただ、現実の問題といたしますと、国立大学が担っておる使命とかいろいろ考えますと、二階まで大学で三階以上はマンションというのも、直ちにここでそうしましょうとはちょっと私言えませんので、これは...全文を見る | ||
○海部内閣総理大臣 今政府は、鋭意土地税制に取り組んだり、あるいは遊休地、未利用地を利用計画をつくって利用するようにしたり、いろいろ努力を続けておりますけれども、東京一極集中を排除することも大切だという角度の強い御意見があり、超党派の調査会の皆さんの、いろいろな中でたたき台の案ま...全文を見る | ||
○海部内閣総理大臣 各党各会派の皆さんが、それぞれいろいろなお立場に立って、いろいろ御議論を熱心に交わされたことに率直に敬意を表する次第でございます。 同時にまた、両方とも最後はだめになるぞというようなことも盛んに言われながら、私どもは見直し法案をぜひとも通していただきたいと...全文を見る | ||
○海部内閣総理大臣 議論をいたしますときに、一つの目標に向かってお互いに歩み寄るというような角度の御議論をぜひお願いしたいというのが私の率直なことでございます。 そして、政府といたしましても、昨年の四月から始まっております消費税というものについて、当時いいと思って、いろいろ減...全文を見る | ||
○海部内閣総理大臣 国政全般という広い視野に立って、同時にまた、政党が政党としての責任を持っていろいろ意見を述べられ御議論をいただくということ、それはもう当然のことだと考えておりますし、大蔵大臣が申し上げたとおりでございます。 | ||
06月25日 | 第118回国会 参議院 外務委員会 第10号 議事録を見る | ○国務大臣(海部俊樹君) 世界第四位のエネルギー消費国でありますし、またエネルギー資源の八割以上を海外に依存する我が国といたしましては、国内のエネルギーの安定供給を図ることはもちろんでありますが、国際的なエネルギー需要の安定化に貢献していくことが大切な問題だと日ごろ考えております...全文を見る |
○国務大臣(海部俊樹君) 御指摘のように、原子力の開発利用は安全の確保なくしてはあり得ないという観点から、原子力基本法の「安全の確保を旨とし」という基本方針に基づきましてこれを進めてきておるところでありますが、我が国の原子力安全確保のレベルは世界的に見ても皆さんの御努力の積み重ね...全文を見る | ||
○国務大臣(海部俊樹君) これは世界共通の問題でございますので、やはり我が国の体験とか我が国の経験とか技術とかそういったようなものはもちろんでき得る限り国際的な協調の中で高めていかなきゃならぬし、また国際機関を通じてあるいは二国間協力を通じて安全確保のための国際的な統一基準をつく...全文を見る | ||
○国務大臣(海部俊樹君) 委員御指摘のように、従来より南西アジア、中東、北朝鮮等について核開発に関する報道が種々なされておることは私も報道を通じて承知しており、政府といたしましても重大な関心を持っておるところであります。このような状況を踏まえて、国際的な核不拡散体制の維持強化が今...全文を見る | ||
○国務大臣(海部俊樹君) 核の拡散を防止することは、我が国は世界の平和と安定を強く願うわけでありますから、その意味からいっても必要不可欠な政策と、こう認識をいたしておりますし、このような観点から国連軍縮会議等のマルチの場及び二国間協力の場におきまして、きょうまでも機会あるごとに核...全文を見る | ||
○国務大臣(海部俊樹君) 日米構造協議の東京会議がまさにきょうから始まっております。いろいろ中間報告のときの日米間の共通の認識というものはございました。米側から、率直に申し上げて、GNPの比率においてどれくらいかということを毎年明らかにせよというような要求が意見表明として実務者会...全文を見る | ||
○国務大臣(海部俊樹君) それは今誠意を持って担当議長が説明をして日米共通の認識を得るように努力をしておるさなかでありますから、経済企画庁などで試算したおおよその数値によって共通の認識が得られるように私は努力を要請しておるところであります。しかし、日米関係というものが中間報告で了...全文を見る | ||
○国務大臣(海部俊樹君) 核武装をするということはありません。また、核武装はしてはいけないと私も思っております。 | ||
○国務大臣(海部俊樹君) サミットに行きましては、地球的規模の問題で議論をいたしますけれども、平和と繁栄の問題がテーマになることは当然だと思いますし、また、東西の対決状態が次第に冷戦の発想を乗り越えつつあるという昨年来の欧州の変化を踏まえてのそれぞれの議論になろうと思います。私は...全文を見る | ||
○国務大臣(海部俊樹君) 世界で一番重要な二国間関係は日米関係であると私は思っております。同時にまた、外務省からいろいろ私も報告は聞いておりますけれども、今アメリカの政府がそういう態度をとったり言ったりしておるわけじゃありませんし、この日米安保条約というものは、戦後の日本の平和を...全文を見る | ||
○国務大臣(海部俊樹君) 読ませていただきました。 | ||
○国務大臣(海部俊樹君) そういう報道がなされたということは承知しております。 | ||
○国務大臣(海部俊樹君) 多分チェルノブイリ被災が原因になっておるのではないでしょうか。 | ||
○国務大臣(海部俊樹君) 私はその道の専門家でございませんのでわかりませんから、専門家に答えさせます。 | ||
○国務大臣(海部俊樹君) 先ほども正直に申し上げたように、報道を読みましたけれども、私はその道の専門家でありませんのでわかりませんので、専門家から今答えさしておるんですから、それ以上のことはちょっとここでお答えできません、能力がありませんから。 | ||
○国務大臣(海部俊樹君) 関心を持っております。 | ||
○国務大臣(海部俊樹君) 原子力安全委員会から派遣をされたということでありますから、原子力安全委員会から答えてもらいます。 | ||
○国務大臣(海部俊樹君) どのような要請が来たか十分検討して、今申しましたような立場で、人道上の見地で日本が御協力できることがどのような姿、形であるのかを十分踏まえて、厚生省がとるべき態度を私も指示いたします。 | ||
○国務大臣(海部俊樹君) 大きく言えば、それはあくまでも安全確保ということが第一でありますが、核燃料の再処理を日本の国の中で行えるようになるということになれば、それは日本の核燃料、原子力発電というものについての体制が一歩前進することである、私はそのように受けとめさせていただきます...全文を見る | ||
○国務大臣(海部俊樹君) 第一番目に原子力の平和利用のことについて仰せになりましたが、私は原子力の平和利用にもちろん限るべきは当然のことであると思いますし、またそれ以外のことを我が国は考えません。厳に平和目的に厳しく限って進めてまいる決意でございます。そして安全性についても十分に...全文を見る | ||
○国務大臣(海部俊樹君) 御指摘のような数でありますから、未批准条約をどうするか、今後とも批准することが適当なILO条約については、国内法制とのいろいろな問題もあるでしょうけれども、それは努力をして整合性をなるべく高めていくようにして、私は批准すべきものは批准すべきだという方針に...全文を見る | ||
○国務大臣(海部俊樹君) 基本的なことを申し上げますと、おっしゃったように、中央教育審議会が答申の中でそのような方針を出して、生涯教育が大切であるけれども、生涯学習を本当にするためには働く人々が生涯学習に時間を割けるような制度、仕組みも考えなければならぬというその方針に私は賛成で...全文を見る | ||
○国務大臣(海部俊樹君) 米ソ首脳会談以来の動きは、私も前回申し上げたとおりでございますが、主として今それがあらわれておるのはヨーロッパである。しかもヨーロッパの場合は、ワルシャワ条約機構とNATOとの間の対比において軍備管理の問題には比較的入りやすい条約上の対立であったわけであ...全文を見る | ||
○国務大臣(海部俊樹君) そのように固定的に理解されてしまってはまだ困るわけでありまして、きちっとよくわかるような状況の変化というもの、アジアにおける本当の安定というもの、それが醸し出されるように一生懸命努力しているということを申し上げました。同時にまた、平成二年度予算までにおけ...全文を見る | ||
○国務大臣(海部俊樹君) これは専門家にまず答 えさせます。 | ||
○国務大臣(海部俊樹君) 効果的な軍備管理・軍縮を実現するためには適切な検証措置が不可欠であるということ、これを外務大臣は国連でも申し述べておるのであります。核装備SLCMに関しては、いまだに米ソ間で実効的な検証手段が見出されていないと承知いたしております。そのような理由があるか...全文を見る | ||
○国務大臣(海部俊樹君) 冷戦の発想を乗り越えつつあるということは私も何度も申し上げましたが、終わっちゃったというような簡単な図式にはちょっと受けとめかねますので、進行形現在で今冷戦の発想を乗り越えつつある、終わるという望ましい方向に向かって進みつつあると、私はそう受けとめさして...全文を見る | ||
○国務大臣(海部俊樹君) ヨーロッパにおける情勢は、先ほど言ったように、ワルシャワとNATOの条約機構というものでやっておりますから、それはそこでどのような話し合いが進んでいくのか、これも消滅しつつあるという方向に目に見えるように動いていくでしょう。 それからアジアにおける問...全文を見る | ||
○国務大臣(海部俊樹君) 何というんでしょうか、世界が力の対決の東西関係のときに、米ソ両陣営は物すごい、何というんでしょう、オーバーキルと言われたんですが、世界じゅうを何回もできるような必要・十分性をはるかに超える軍備を持った。アメリカも二カ二分の一戦略というものを持っておった時...全文を見る | ||
○国務大臣(海部俊樹君) 今の日本の防衛力整備を専守防衛とやはりすべての人が受けとめてくれると私は信頼しますし、ということは能力がないわけですから…… | ||
○国務大臣(海部俊樹君) それはどこの国を今想定して相手国とかこちらとかおっしゃったか私はわかりませんけれども、いずれの国にしたって、日本の節度ある防衛力の整備で、これが害を与えるとか、侵攻していくとか、そんなことを考える国はないと思うし、まさにそれは違うと思います、私は。同時に...全文を見る | ||
○国務大臣(海部俊樹君) 今御指摘になりましたキリチェンコさんの文章や物の考え方、最近ソ連の学者の中にシベリア抑留問題等について、従来のソ連側の立場を見直そうという意見も見られますことは私もよく承知しております。また、ソ連政府は、墓参など日ソ間の人道問題により前向きに対応するよう...全文を見る | ||
○国務大臣(海部俊樹君) そういった人間の感情に残る問題については、でき得る限りお互いの努力によって歩み寄り解決をしていくことが望ましいわけでありますけれども、ソ連側のそのような態度を表明されるということ、また事実そういったような方向に墓参の問題等を通じても見られるような動きのあ...全文を見る | ||
06月26日 | 第118回国会 参議院 内閣委員会 第11号 議事録を見る | ○国務大臣(海部俊樹君) 公共事業につきます考え方は、今御指摘がありましたように、おくれている社会資本を充実させることによって国民生活の質を高めていきたいという願いで、これは日米経済構造協議が始まってからやり始めたという問題ではないわけでございまして、きょうまでも政府は中長期計画...全文を見る |
○国務大臣(海部俊樹君) 最初に申し上げましたように、社会資本の整備というものは中長期的な重要課題とまず受けとめております。 一方、我が国の財政につきましては、巨額の国債残高を抱えておりますので、高齢化社会に多大の負担を残さないよう国債残高の累増の抑制を図っていくということも...全文を見る | ||
○国務大臣(海部俊樹君) 地方財政に関しましては、その運営に支障を生ずることがないように配慮しなければならないと考えますが、各年度の地方財政計画を適正に策定しているところでありまして、引き続き公共投資に必要な経費を含めて、地方財政については各年度の地方財政計画の策定を通じて適切に...全文を見る | ||
○国務大臣(海部俊樹君) 米ソの対立が今冷戦時代の発想を乗り越えつつあるということは私も率直にいい方向を目指しておると認識しております。 ただ、これは終わってしまったものじゃなくて、進行形現在というのですか、進みつつある方向に向かって、米ソの首脳会談も行われましたけれども、そ...全文を見る | ||
○国務大臣(海部俊樹君) 人口構造の変化というものが今御指摘のように大変目につくようになりまして、片方では満百歳を超える方は三千七十八名に達したと言われる。生まれていらっしゃる方は、この間までは一・六六と私言っておりましたが、一・五七と御指摘のとおりに下がっております。去年生まれ...全文を見る | ||
○国務大臣(海部俊樹君) お言葉を返すようで申しわけありませんが、委員は私の考えや立場をいささか誤解をされておるようでございますが、最初の答弁でも申し上げましたけれども、私は、男女同権で、男女がともに家庭を支えていかなきゃならぬということを基本的に思っておりますから、例えば育児休...全文を見る | ||
○国務大臣(海部俊樹君) 日米安保体制の中の自衛隊の軍事的側面を真っ先に行革してしまえという最初のくだりですけれども、私がちょうど国会に議席をもらいましたのが昭和三十五年でありまして、改定安保条約のスタートと同じときでございました。以来きょうまで、一日たりとも現実に平和を奪われな...全文を見る | ||
○国務大臣(海部俊樹君) 米軍の基地整理統合の問題につきましては、本年二月にチェイニー国防長官が日本へ来て私と会談しましたときも、私は、当時から沖縄県では西銘知事がアメリカまでわざわざ行かれたり、また地元皆さんの要望として整理統合の問題が出ておることを踏まえて、でき得る限りこれは...全文を見る | ||
○国務大臣(海部俊樹君) これは、それぞれ条約の名前もあれも違いますけれども、大きく言えば、第二条というのは日米両国の経済協力、そして自由な制度の発展のためにということが基本的に書いてあるわけでありますから、大きな枠組みの中でいくと、日米安保条約の第二条の趣旨を踏まえて、日米両国...全文を見る | ||
○国務大臣(海部俊樹君) ソ連のペレストロイカについては私はその方向性を正しいものと認識をいたしております。ただ一点違いますところは、民主化そして自由化、自由市場経済体制というものをソ連はやっぱり志向しておるんじゃないでしょうか。だからこそ昨年の十一月も、ことしの四月も、モデルに...全文を見る | ||
○国務大臣(海部俊樹君) これは平成三年度以降の防衛計画の大綱をどうするかということは、大綱の取り扱いも含めて国際情勢の変化とか経済財政情勢とか、いろいろなものを議題として、これは安全保障会議できちっと討議をしていこうということで、もう既にこの問題については討議を始めておりますが...全文を見る | ||
○国務大臣(海部俊樹君) 日本の国土の中で直接地上戦闘の惨禍を体験された沖縄でありますので、私は二十万余柱と言われる沖縄県民初め日米双方の軍人犠牲者のみたまに、二度とこのようなことを繰り返してはならぬという決意と、沖縄県民の皆さんがそのとき、そしてそれ以後味わわれたであろういろい...全文を見る | ||
○国務大臣(海部俊樹君) 幸いことしは国会のお許しもいただきましたし、その他の情勢も許してくれましたので、私は喜んで参加をさせていただきました。 今後のことにつきましては、それぞれのときにそれぞれの方の判断によるべきことかと思いますが、私はでき得れば参加をして心から御慰霊を申...全文を見る | ||
○国務大臣(海部俊樹君) 慰霊の日の問題につきましては、昨年一月に施行された地方自治法の一部改正によって、沖縄県において土曜閉庁制度を入する際には慰霊の日を職員の休日として閉庁ることはできなくなりました。しかし、沖縄県 においては職員の休日の存廃と慰霊の日の持つ意義とは別のもの...全文を見る | ||
○国務大臣(海部俊樹君) これまでの行革は、政府が税金のむだ遣いをやめて国民のためにひたむきに努力をしなければならないという姿勢を示しておるということをまずお認めいただきたいとともに、成果は何であったかと言われますと、思い出すままに申し上げれば、特例公債依存体質からの脱却という財...全文を見る | ||
○国務大臣(海部俊樹君) いろいろな御意見がある、そして御批判もあるということを私はよく承知しております。そうして、特に今度の構造協議に直接私も出席して意見を聞いたり述べたりしながら思いますことは、これまで私たちがごく当たり前のことだ、この程度のことは普通のことだと思ってやってま...全文を見る | ||
○国務大臣(海部俊樹君) これはOECDの閣僚理事会においていろいろ御議論があって、資金需要の多いOECD地域全体としてより高い貯蓄率となることを必要とし、貯蓄率の上昇は対外不均衡の一層の削減を伴うことが重要との趣旨がOECDのコミュニケに盛り込まれたということは聞いております。...全文を見る | ||
○国務大臣(海部俊樹君) 政府といたしましては、福祉十カ年計画あるいはいわゆる福祉ビジョンを策定いたしまして、今後十年間に達成すべき具体的な福祉の姿というものもお示しをいたしておりますし、また閣議で決定いたしました細目に従ってそれができるだけ早く達成できるような努力等もしていかな...全文を見る | ||
○国務大臣(海部俊樹君) 国会改革の問題につきましては、私も議会制度協議会の会長というのを何年か前にさせていただいたときに、各党の代表の皆さんと国会改革についていろいろ議論をしたことを今思い起こします。例えば国会の召集はいつが一番いいんだろうかとか、あるいは、参議院はその後一部改...全文を見る | ||
○国務大臣(海部俊樹君) 「社会経済情勢の変化に対応した適正かつ合理的な行政の実現」とは、行政の見直しを行い、いろいろの改革を行うことにより、行政が変化に対応し、総合性を確保し、簡素で効率的であり、国民からの信頼を得るようにすることを言うものであると私も認識いたしております。 | ||
○国務大臣(海部俊樹君) 「大東亜戦争ニ際シ」と冒頭から書いてありますが、これは今総務庁長官が申し上げましたように、そういったことがやはりいろいろ何というんでしょうか、誤解を生むというか、いまだに大東亜戦争のことをと言われる御質問が出るわけですから、よく総務庁で検討をして、新しい...全文を見る | ||
○国務大臣(海部俊樹君) この問題につきましては、主管庁をきちっと総務庁といたしまして、総務庁長官にこの問題について新しいものにきちっと姿を変えていく指示をいたしましたから、そのように取り組みます。 | ||
○国務大臣(海部俊樹君) 地域間格差の是正のため、従来から国と地方を通ずる行政の簡素効率化及び地方自治の尊重という観点から、また多極分散型国土形成の観点からも、住民に身近な行政は住民に身近な地方公共団体において処理できるよう臨調答申等に沿って権限委譲などに努めてきたところでござい...全文を見る | ||
○国務大臣(海部俊樹君) 均斉と調和のとれた社会の発展を考える中で、特に国民生活の質の向上を目指していかなければなりません。消費者の立場に立って物を考えるというのも大切な視点の一つだと考えております。いろいろなことを踏まえまして幅広く各層の御意見を代表していただけるような委員の皆...全文を見る | ||
○国務大臣(海部俊樹君) あくまで責任は政府が負わなければならぬことは、これは当然のことだと思いますけれども、こういったことを考えますときに、直接各界、国民の皆さんの声をいろいろな立場で反映していただきながら、そういった声を十分尊重しながら進めていくというのも一つの視点であろう、...全文を見る | ||
○国務大臣(海部俊樹君) 答申の趣旨を尊重して、政府の責任においてでき得る限りのことをしていかなきゃならぬと決意をいたしております。 また、お触れになりました途中の審議会の問題等について、具体的な面についてはもし必要ならば総務庁長官から答弁いたさせます。 | ||
○国務大臣(海部俊樹君) 昨年、一昨年と政治と政治資金の問題に端を発して、いろいろと国民の皆さんから政治に対する批判、不信が増大してきたので、私どもとしてはまず御指摘のように政治改革を行って信頼回復をしなければならないということを強く感じております。 また、これらの諸課題の解...全文を見る | ||
○国務大臣(海部俊樹君) 選挙制度というものについては、選挙制度審議会の答申をいただきましたその中に今御指摘のことが出ております。しかし、これは率直に申し上げますと、選挙制度審議会の答申の小選挙区になると自民党は絶対有利になるではないかということが当然のことのような御議論も行われ...全文を見る | ||
10月12日 | 第119回国会 衆議院 本会議 第1号 議事録を見る | ○内閣総理大臣(海部俊樹君) 第百十九回国会の開会に臨み、当面する諸問題につき所信を申し述べ、皆さんの御理解と御協力をいただきたいと存じます。 世界は今、歴史的な変革期にあり、新しい国際秩序を真剣に模索しています。自由と民主主義、そして市場経済を基礎として、協調と対話による世...全文を見る |
10月12日 | 第119回国会 参議院 本会議 第1号 議事録を見る | ○国務大臣(海部俊樹君) 第百十九回国会の開会に臨み、当面する諸問題につき所信を申し述べ、皆さんの御理解と御協力を得たいと存じます。 世界は今、歴史的な変革期にあり、新しい国際秩序を真剣に模索しています。自由と民主主義、そして市場経済を基礎として、協調と対話による世界平和構築...全文を見る |
10月16日 | 第119回国会 衆議院 本会議 第2号 議事録を見る | ○内閣総理大臣(海部俊樹君) 土井委員長にお答えをいたします。 世界史の流れの中で憲法の理念をどう考えるかという第一の御質問でありますが、一生のうち二度までも言語に絶する悲哀を人類に与えた戦争の惨害から将来の世代を救い、善良な隣人として互いに平和に生活をし、国際の平和及び安全...全文を見る |
○内閣総理大臣(海部俊樹君) お答えに先立ちまして、先ほどの土井委員長の御質問の中で追加されました、いわゆる国連軍の任務、目的が武力行使を伴うものであれば自衛隊は参加することが許されないとの従来からの答弁を変えるのかというお尋ねでございましたが、これらについて従来の答弁を変えるつ...全文を見る | ||
○内閣総理大臣(海部俊樹君) 石田委員長、お答えを申し上げます。 今日の時代認識と国政の基本姿勢につきましては、歴史的な変革期にあること、冷戦時代の発想を超えつつあるということ、自由と民主主義と市場経済を中心として協調と対話による世界平和構築の流れが現実になりつつあるというこ...全文を見る | ||
○内閣総理大臣(海部俊樹君)(続) また、政府が貢献策として決めた四十億ドルの具体的使途とおっしゃいますが、これは湾岸における平和回復活動に対する協力として、輸送協力、物資協力、医療協力、資金協力、この四つの分野に対する協力を、また中東関係国に対する支援として、周辺国の支援、難民...全文を見る | ||
10月17日 | 第119回国会 衆議院 本会議 第3号 議事録を見る | ○内閣総理大臣(海部俊樹君) 上原議員にお答えを申し上げます。 東西対立、冷戦を乗り越えて、世界が大きく変わりつつあるとおっしゃる指摘は、そのとおりだと思います。そうして今、体制の異なる国々がそれぞれ、自由と民主主義と市場経済を基礎として、新しい協調と対話による世界平和構築の...全文を見る |
○内閣総理大臣(海部俊樹君) 不破議員にお答えをいたします。 現在の湾岸危機については、アメリカとイラクというところだけに問題をお絞りになったわけですけれども、そうではなくて、国際社会全体が、安全保障理事会の決議によって、これは平和の破壊である、ここに許されないものがあると決...全文を見る | ||
○内閣総理大臣(海部俊樹君) 大内委員長にお答え申し上げます。 今、世界で国連を中心に平和を求める国際的な共同行動がとられているとき、平和をお金で買うという小切手外交で国際的孤立の道を歩むのか、それとも国連中心主義の国際国家として、それにふさわしい行動をとるのかというお尋ねで...全文を見る | ||
10月17日 | 第119回国会 参議院 本会議 第2号 議事録を見る | ○国務大臣(海部俊樹君) お答えを申し上げます。 第二次世界大戦が終わったときに、「一生のうちに二度まで言語に絶する悲哀を人類に与えた戦争の惨害から将来の世代を救い、」「善良な隣人として互に平和に生活し、」「われらの力を合わせ」ていこうと、戦争を反省した戦いに勝った国々の中か...全文を見る |
○国務大臣(海部俊樹君) 質問の中で私の答弁が不足しておるという御指摘でございますからその点について申し上げますけれども、自衛隊は使わない、護身用武器しか認めないとの発言はという点でありますが、これは法案を固める前の段階にいろいろな表現もございましたが、それはまとめ上げるまでの間...全文を見る | ||
○国務大臣(海部俊樹君) 佐々木議員にお答えを申し上げます。 即位の礼は、憲法の趣旨に沿い、かつ皇室の伝統などを尊重して、国内各界の代表はもとより、世界各国からの元首、祝賀使節等の御参列を得て、粛然と実施するため、万全の準備を進めてまいりたいと考えます。 大嘗祭は、皇室の...全文を見る | ||
10月18日 | 第119回国会 衆議院 本会議 第4号 議事録を見る | ○内閣総理大臣(海部俊樹君) 山崎議員にお答えをいたします。 国際情勢の基本認識というのは、おっしゃるように、今欧州を中心として東西の対決が終わりを告げ、冷戦時代の発想を乗り越えて、まさに協調と協力の体制に向けていこうという、こういった構造的な変化は確かに一つの希望をもたらす...全文を見る |
○内閣総理大臣(海部俊樹君) 高沢議員にお答えを申し上げます。 平和協力法をなぜこの国会に出したかということでありますけれども、御承知のとおり、冷戦後の世界が初めて直面をした湾岸危機であります。新しい冷戦後の世界秩序を求めていく上において、このような暴挙を黙って見過ごすのか、...全文を見る | ||
○内閣総理大臣(海部俊樹君) (続)今、反撃をするためにミサイルまで撃つとおっしゃるが、ミサイルはだれが持っていくのでしょうか。そのようなことは、念頭にはありません。(拍手) ただ、一つだけ申し上げれば、平和協力隊の隊員にも基本的な人権はございます。ですから、派遣先のいろいろ...全文を見る | ||
○内閣総理大臣(海部俊樹君) 日笠議員にお答えをいたします。 平和協力隊への自衛隊の参加の問題について、いろいろな角度から御質問がございましたが、国際の平和と安全の維持のための活動に適切かつ迅速に協力するために、平和協力業務に参加させることが適切であると考え、これまで政府部内...全文を見る | ||
○内閣総理大臣(海部俊樹君) お答えをいたします。 私が九月二十七日、記者会見で、前向きの新しい秩序のデザインをつくるなどということを言った、そのことをとらえて平和主義の憲法を守ることに後ろ向きではないかとおっしゃいますが、同じ記者会見で私は、憲法の基本である平和主義、民主主...全文を見る | ||
○内閣総理大臣(海部俊樹君) 古堅議員に答弁の補足をさせていただきます。 平和協力業務の実施については、二重三重のチェックが制度化されておりますので、これを慎重に進めていくことにおいて十分であると考えております。 ただいまの和田議員の御質問にお答えを申し上げます。 自...全文を見る | ||
○内閣総理大臣(海部俊樹君) (続)平和協力法案は、第二十七条として、平和協力隊員に対する護身用の小型武器、これの貸与に関する規定を置いておりますが、このような護身用の武器の使用は、国際法上の自衛権とは無関係であり、軍隊の構成員と文民との間で取り扱いに差が生ずるということはないと...全文を見る | ||
10月18日 | 第119回国会 参議院 本会議 第3号 議事録を見る | ○国務大臣(海部俊樹君) 広中議員にお答えをいたします。 イラクのクウェート侵攻及びその併合は、国連憲章、日本国憲法の理念を否定する明白な平和破壊行為でありますから、国際社会の平和と秩序を守る能力が今試されていると言っても過言ではありません。私は、真に平和で豊かな国際社会をつ...全文を見る |
○国務大臣(海部俊樹君) 立木議員にお答えをいたします。 集団安全保障に関する国連憲章第七章の規定に基づく国連軍ができた場合の国連軍への協力のあり方につきましては、これは将来の問題として研究を行っておりますが、内容は具体的に特定しておらず、いずれにせよ集団的自衛権に関する憲法...全文を見る | ||
○国務大臣(海部俊樹君) お答えをいたします。 今回の訪問は、中東湾岸地域の五カ国の首脳及びイラクのラマダン副首相と会談をいたしましたが、私はそれぞれの首脳が今の湾岸の危機に対して深刻な憂慮の念を持っておること、同時に、今の事態がこのまま長期化すること、それを何とか防がなけれ...全文を見る | ||
○国務大臣(海部俊樹君) 田渕議員にお答えを申し上げます。 貴重な御意見をいろいろと承りましたが、御指摘のように、平素からこのような事態に対する備えをするということと、このような事態が起こったときの決断とリーダーシップが強く求められるという点については、私もそのとおりだと考え...全文を見る | ||
○国務大臣(海部俊樹君) 山口議員にお答えをいたします。 平和協力隊の自衛官が操縦するそういう輸送機、補給艦が万一攻撃されたら、この場合戦闘行為に入ることは明らかで、これは憲法違反ではないか、あるいは医療団がサウジだけ行ったのはいろいろ目的があったのではないか、こうおっしゃい...全文を見る | ||
○国務大臣(海部俊樹君) 武器輸出禁止決議の問題について申し上げますが、平和国家としての我が国の立場から、政府としましては、従来から武器輸出によって国際紛争等を助長することを回避するため、武器輸出三原則などを尊重して武器の輸出に関し厳格な対応を行ってきており、これは国際的な平和と...全文を見る | ||
10月19日 | 第119回国会 衆議院 予算委員会 第1号 議事録を見る | ○海部内閣総理大臣 御指摘のこの湾岸危機というものが突然起こって、世界が平和と繁栄とを求めて、対立が終わり、冷戦時代が終わりを告げようとしておる、その希望を打ち砕くような行為は、私は断じて容認することはできない。それは、考えは全く私も同じであります。 そうして今、国連の諸決議...全文を見る |
○海部内閣総理大臣 御指摘のように、特にヨルダンに多くの避難民が集まったこと、同時にヨルダン政府が、通過者も含めて、この間皇太子と会談しておりましたときには、もう九十万人近くの人が移動した。滞留しておる人もたくさんありまして、いろいろ難民キャンプができております。私はジョルダンの...全文を見る | ||
○海部内閣総理大臣 御指摘のとおりに、今の平和を求める世界の秩序、これは東西対決の時代は、どういう表現をしたらいいんでしょうか、東側も西側もそれぞれトップの超大国があって、その力が枠内をぴちっと平和維持の秩序としてやってきた。東西の対決が終わって、世界共通の、国際間において平和を...全文を見る | ||
○海部内閣総理大臣 これはイラクとアメリカの関係というものではございません。いわゆる国際社会と侵略者として指定をされたイラクの関係である、こう見るのが正しいと思うわけでして、これはただ単に一国と一国の対立状態だという、そういうものではありません。 ラマダン副首相も、私に対して...全文を見る | ||
○海部内閣総理大臣 御指摘のとおりに、戦後、国連の活動に対して日本はいろいろな立場から協力をしてまいりましたが、主として目立つものが資金面の協力であった。拠出金は、私の記憶に誤りなければ、日本が二番目の拠出国で、必要とする全資金の一一・何%、端数はちょっと今正確に記憶しておりませ...全文を見る | ||
○海部内閣総理大臣 今いろいろな貢献案というものを考えて、物資協力とか輸送協力とかいろいろなことを考えて実は政府はやろうとしたのです。また、細々とという表現をあえてつけますけれども、物資協力や輸送の提供等もいたしました。しかし、何といっても法の制度、仕組みがないということと、民間...全文を見る | ||
○海部内閣総理大臣 あらゆる立場のすべての国民の皆さんに門戸を開いてお願いをするのですが、例えば輸送協力一つをとらえてみましても、船にしろ飛行機にしろ、それを有効に効果的に輸送協力に参加してもらうためにはどんなことが必要なんだろうか、それを動かす訓練も、乗員の組織的な日常の訓練も...全文を見る | ||
○海部内閣総理大臣 自衛隊の問題につきましては、自衛隊を自衛隊としてそのままということは考えられないわけでありますから、一たん平和協力隊の指揮下に入ってもらう、そして平和協力隊の本部長の示す業務計画に従ってそれのみで動いてもらう、そしてそのとき大切なことは、平和協力隊は武力行使を...全文を見る | ||
○海部内閣総理大臣 私は、何度も申し上げましたように、憲法に抵触するものではない。同時に、そのことは憲法の法的な解釈の問題になってまいりますので、法制局長官から答弁をいたさせます。 | ||
○海部内閣総理大臣 時代が変わってきた、あるいは変わりつつあると言った方が正確かもしれませんが、その認識は各党とも皆お持ちになっておることはきのうまでの本会議の質問でも明らかでございます。それは私は、好ましい方向に向かって変わりつつあって、きょうまでは東側と西側に陣営がそれぞれ分...全文を見る | ||
○海部内閣総理大臣 今まさにそういったいろいろな事態を想定しながら、私どもの方でも、これは重要な問題でありますから慎重に研究を続けておるところであり、また今谷川委員お示しになったように、各党の中にも、有志の皆さんの研究とはいえ、そういったときには国連軍に参加していいのではないか、...全文を見る | ||
○海部内閣総理大臣 これはまさに初めての経験だろうと思います。そうして、御指摘になったようにスイスのみならず、国連に加盟していない韓国も、この経済制裁には、それは加わろう。国際社会の大義というものを今みんなが、国際社会が一致結束して貫いていくことが、許されないような暴力行為は座視...全文を見る | ||
○海部内閣総理大臣 私は今年の一月に崩壊直後のベルリン訪問をいたしました。コール首相とそのとき話したことは、ドイツの統一というのは、条約共同体から始めて三つぐらいの段階があろう、十ぐらいの項目があろう、大体数年という目盛りで話しておったのがことしの一月のことでございました。それが...全文を見る | ||
○海部内閣総理大臣 私は、従来のNATOというものも、これはやはりある意味では地域的な共同の安全保障の仕組みであったと思いますが、あくまでそれは地域的な問題でありましたが、そのNATOが、対立しておったワルシャワ条約機構軍との間の接点が冷戦の解除によって、同時に、ワルシャワ条約機...全文を見る | ||
○海部内閣総理大臣 おっしゃるように、日本の憲法にも前文において平和主義の理念を掲げ、「国際社会において、名誉ある地位を占めたいと思ふ。」という決意を表明しております。 私は、やはり戦後、世界のこういう大きな自由経済、自由貿易の流れの中で、そして平和の中で日本がきょうまで経済...全文を見る | ||
○海部内閣総理大臣 御指摘になりました、イラクに今人質状態に置かれておる邦人を初めすべての外国人の自由、そういったものを一日も早く実現しなければならないということは、委員おっしゃるとおりであります。だれがこんなことをしたかといえば、やっぱりイラクのクウェート侵攻が、あれは許されな...全文を見る | ||
○海部内閣総理大臣 昨日の答弁は、これは純国際法上の問題として私はお答えをしたわけでありますし、また当時、日本が国連に加盟しますときに出しました宣誓書、宣言ですか、その中には、「その有するすべての手段をもつて、この義務を遵奉することを約束するものであることを声明する。」こうなって...全文を見る | ||
○海部内閣総理大臣 最初に申し上げたように、これは国際法上の文脈の問題でございますし、昭和二十七年六月十六日付に岡崎外務大臣が責任を持って国連に出した総長あての手紙並びにその宣言文というものを、私は昭和二十七年は、そのときの事情はつまびらかでありませんから全部その本物を取り寄せて...全文を見る | ||
○海部内閣総理大臣 過去の国際法上の問題について留保をしたのかしないのかということは、やはりそのときの時点に視点を置いて、そのときに行われた外務大臣の手紙に、「その有するすべての手段をもつて、この義務を遵奉することを約束するものであることを声明する。」こう書いてありますから、これ...全文を見る | ||
○海部内閣総理大臣 ただいまの問題については、国連憲章を受けるときには留保する制度というものがないというようなことですが、政府委員から詳しく答弁をいたさせます。 | ||
○海部内閣総理大臣 加盟に当たって留保をしたかどうかという角度の御議論でありましたから、私も国際法上の手続の問題として御答弁をしたわけでして、そのような事情については、私もその後の経過等もよく承知をいたしております。 | ||
○海部内閣総理大臣 この湾岸危機の問題をアメリカとの関係のみでとらえたり、アメリカが起こしたというような見方をするのは、私の見方ではございません。これは、イラクがクウェートを侵攻したということ、そこが問題の根本のスタートでありまして、サウジアラビアの要請に応じてアメリカ、そしてそ...全文を見る | ||
○海部内閣総理大臣 選挙の公約と施政方針演説の関係についてお触れになっておりますが、ことしの二月の選挙中は、私もヨーロッパ訪問から帰った直後で、ドイツは統一するだろう、冷戦時代の発想は終わりを告げるだろう、今日のイラクの侵攻のようなああいった暴力行為が起こるとはゆめゆめ考えており...全文を見る | ||
○海部内閣総理大臣 行政府の立場で国会決議を決してとやかく言おうとは思いませんが、お尋ねがあればお答えをしなければこれまたいけませんので、私の考え方を率直に申し述べさせていただいた次第であります。 確かに、御指摘の昭和二十九年の自衛隊の海外出動を為さざることに関する決議という...全文を見る | ||
○海部内閣総理大臣 武力行使を伴い、武力行使を目的として、そして自衛隊が自衛隊として海外に出動していくことは、これは許されないことであると私は今でも思っております。しかし、武力行使を目的とせず、武力行使を伴わず、参加をした平和協力隊の業務として協力するのは、これは派兵ではなくて派...全文を見る | ||
○海部内閣総理大臣 海外に出動する、また昭和二十九年当時の考え方の中でいろいろいきますときには、先ほどから申し上げておりますように、世界がこれだけ変わって、国連がこれだけ機能するようになって、国際社会のためにいろいろ協力をしなければならない。あのころの復興途上国であった日本の地位...全文を見る | ||
○海部内閣総理大臣 大正六年のお話とか昭和七年、我々の生まれたころに、陸海軍があったころの決議と今の状況とは全く違うと私は思いますので、それじゃ大正六年、昭和七年ごろにできたそのほかの考え方や法律はどうなるかというと、あれは一切だめな話で、世界の事情も国内の事情も全く変わったとい...全文を見る | ||
○海部内閣総理大臣 いや、今言葉の問題だとおっしゃったから、言葉の問題としてお答えをさしていただこうと思うのです、御質問がそうですから。そして、帝国陸軍、帝国海軍のころの言葉はどうか、私はそれはここで議論するにはふさわしい言葉だとは思いません。新憲法になってからのこの国会の議論の...全文を見る | ||
○海部内閣総理大臣 私も、山口議員と同じく議運の理事をしておりましたとき、決議の性格はよく承知しておりますが、法律というのは、両院で審議をお願いして通り、拘束力を持ち、それに反するものにはいろいろと強制力も加わるということでありますし、それから、参議院の決議というものは、参議院で...全文を見る | ||
○海部内閣総理大臣 おっしゃるとおりですから、今度の平和協力法を通していただいて、そして自衛隊の中にもその目的が加われば、これは海外派遣ということで、海外派兵ということではありませんから、それはできることだと私どもは判断をしてこの法律をお願いをしておるわけでございます。 | ||
○海部内閣総理大臣 もう一回お答えいたします。 自衛隊の海外派兵と海外派遣と、これは今法制局長官が答えましたように武力行使を伴う目的であるかどうかによって区別をするというのが近年の解釈でありまして、昭和二十九年当時にはそのような解釈や、そのような想定や、そのような予想はなかっ...全文を見る | ||
○海部内閣総理大臣 何度も同じことを申し上げるようで恐縮ですが、海外のいわゆる派兵という部類に入る武装をした、武力行使を目的とした自衛隊が自衛隊として海外に出動することはいけませんよというのが昭和二十九年の参議院の御決議のときの趣旨ではないかと私は思うのです。(山口(鶴)委員「そ...全文を見る | ||
○海部内閣総理大臣 議運のベテランでいらっしゃった山口議員とこれ以上この問題でいろいろ平行線の議論を続けようとは思いませんけれども、しかし、昭和二十九年当時のあの状況のままで、今日の世界、今日の国内、今日の日本の立場、そういったものをいろいろ考えたときに、私はこの法律を提案をして...全文を見る | ||
○海部内閣総理大臣 議会制民主主義は、国民を代表する各党各会派の皆さんが御議論をいただくこの場所である、こう考えておりますので、まず国会に提案し、議会に説明をし、同時に各党が議論を重ねていただくということが、今委員の御指摘になった国民の前での議会というものが果たすべき役割である、...全文を見る | ||
○海部内閣総理大臣 党首会談のときにいろいろなやりとりがあったことは、そのとおりであります。 しかし私は、自衛隊を自衛隊としてそのまま派遣するというようなことは想定しておりませんでしたし、今回も平和協力隊の枠組みの中に入ってもらって、そこで武力行使を伴わないいろいろなものを考...全文を見る | ||
○海部内閣総理大臣 これは要請を受けたときに、外務大臣から要請があるわけですけれども、そのときに閣議が最終的には実施計画をきちっと定めます。そのときに、戦闘が行われているような場所とか直接戦闘が行われておるような地域に対して、どのような医療協力やどのような輸送協力ができるかという...全文を見る | ||
○海部内閣総理大臣 平和協力隊の協力業務の内容というものは、あくまでこれは日本の内閣が責任を持って計画を決めるわけでありまして、そのために法案の中に用意してありますように、平和協力会議とか、最終的には閣議の決定に付するわけであります。ですから、そのときのいろいろな要請がございまし...全文を見る | ||
○海部内閣総理大臣 本法で予定しておりますことは、国連決議に基づき、または国連決議の実効性を確保するために行われておるものでありまして、ここに言う国連決議及び国連決議に基づいてその実効性を確保するために各国が出しておるのがいわゆる多国籍軍でありますから、いずれも国連決議というもの...全文を見る | ||
○海部内閣総理大臣 先ほど申し上げたことをもう一回申し上げさせていただきますが、国際連合が行う決議に基づき、または国際連合決議の実効性を確保するためにそれぞれの国がこの行動をとる、それが多国籍軍になるわけであります。そして、その多国籍軍が出ていく前は、国際連合の決議そのものを受け...全文を見る | ||
○海部内閣総理大臣 第三条の中に「国連決議の実効性を確保するため、」ということが書いてありまして、「その他の国際機関又は国連加盟国その他の国が行う活動をいう。」と、これは第三条のところにそのとおりの文字で書いてあるわけでありますから、これは第一条を受けて書いてあるわけです。 | ||
○海部内閣総理大臣 この法律に示しておりますことは、国際の平和及び安全の維持のために国連が行う決議、この国連が行う決議を受けて行われる国連平和維持活動、そして国連が行う決議、それの実効性を確保するために行う多国籍軍、それは国連の決議の実効性を確保しませんと問題の根本的な解決になっ...全文を見る | ||
○海部内閣総理大臣 御指摘のとおり、今回の湾岸危機というのは八月の二日に突如として起こったものでございました。そして、そのとき日本としてはどのような協力、貢献ができるだろうかということを政府は直ちに考えました。制度、仕組みが全く何もないという中で最初の貢献策を発表いたしましたが、...全文を見る | ||
○海部内閣総理大臣 これは、具体的にそこのところだけ焦点絞ってという意味ではございません。将来の国連軍の編成が現実となる場合にどうなるかということについていろいろなことを研究しておる最中だ、こういう意味でございます。ですから、武力行使をもって、今の法案で、今の考え方でそのようなこ...全文を見る | ||
○海部内閣総理大臣 ただいま憲法解釈を変えていこうということは考えておりません。それはこの法律におきましても、委員は今第三条だけを示して御議論になりましたが、これは第二条を見ていただきますと、「海外派遣に係る平和協力業務の実施等は、武力による威嚇又は武力の行使に当たるものであって...全文を見る | ||
○海部内閣総理大臣 これは憲法改正を考えておるわけでも何でもありませんから、私はいろいろなことを研究しておるということでありますので、三分の二以上の発議とかなんだとか、それは憲法改正の手続でありますが、憲法改正を考えておるわけではございません。 | ||
○海部内閣総理大臣 内閣としては、この国連平和協力基本法というものを閣議で決定をして、国会の御審議をお願いしておるのであり、この点については、先ほども申し上げましたように、明確に第二条に、武力による威嚇、武力の行使は伴わないことということを明確にいたしましたし、また、国会答弁で従...全文を見る | ||
○海部内閣総理大臣 これはそれぞれのケースがございますので、いろいろ専門的に三十九条とか第七章とかいろいろなことがございましたが、私としましては、目的、任務が武力行使を伴うものであればこれは憲法上許されないものである、このような基本原則を踏まえてこれを眺めております。したがいまし...全文を見る | ||
○海部内閣総理大臣 正確に申し上げさせていただきます。 参議院の本会議で、日本の国連に対する加盟のときに軍事協力の義務を負わないという留保をしたのではないか、留保をしたということについてどう思うか、こういうお尋ねでございました。 そこで私は、その当時の文書その他を外務省の...全文を見る | ||
○海部内閣総理大臣 それはちょっと違うわけでありまして、私が申し上げておるのは、原則非武装で行く、しかし、輸送艦が、今、日本の場合は、部屋の中に保管しておりますのは、本会議で申し上げましたのは、小銃、けん銃、機関銃、それとたしか散弾銃であったと思います。それは、現にそれらのものが...全文を見る | ||
○海部内閣総理大臣 そうではございません。私が申し上げておるのは、原則非武装で出すということを言っておりますが、しかし、派遣先その他によって隊員の基本的人権等も考慮しなければならない場合がありますから、そこで小型武器に限定をして、これは小銃、そしてけん銃を隊員には貸与する。それか...全文を見る | ||
○海部内閣総理大臣 例示的に航路のことを申し上げましたけれども、まだいずれにしても具体的に要請があるわけでなく、具体的に検討する段階でどのような協力ができるのだろうかということもまず視野に入れて考えなければなりません。それから、それは医療で行くのか、輸送で行くのかあるいはその他の...全文を見る | ||
○海部内閣総理大臣 いずれにしても、具体的な要請のあった段階で判断いたしますが、ただいま我々がこの法律ができる以前の問題として実行しております輸送の協力は、陸上は全然想定しておりません。 | ||
○海部内閣総理大臣 今協力をしておるわけでありまして、そして、拠点輸送と申しますか、基地までの輸送はするということで、海員組合の御協力もいただいて八百台の四輪駆動車が今サウジに向かって輸送されておる、これもそうでありますし、それから、これはもう直接の問題じゃありませんが、避難民の...全文を見る | ||
○海部内閣総理大臣 私は、まず何よりもイラクのクウェートからの撤兵が早く行われれば局面が打開されてくるわけであって、そんなことする必要ありませんから、力を合わせてまずそういったことをしたいというのが強い願い。二つ目は、戦火が開かれるということを予想して今湾岸協力しておるわけじゃな...全文を見る | ||
○海部内閣総理大臣 私は、軍事行動に出ないように、いつも強く、粘り強い平和解決への努力を私の方からは主張しておりますし、同時にまた、この間うちの国連のブッシュ大統領の演説やあるいはミッテラン大統領の演説なんかを聞いておりまして、これはブッシュ大統領自身もイラクに対して、間違いに気...全文を見る | ||
○海部内閣総理大臣 突然にイラクのあのようなクウェートの侵略、併合という事態が起きまして、東西の冷戦状態解決後の新しい希望を皆が打ち砕かれたわけであります。私は、そういったときにはそれを仕方がないことだとして黙って見過ごすのでは、これからの世界の秩序は極めて暗いものになると考えま...全文を見る | ||
○海部内閣総理大臣 お答えいたしますが、今回議論をしております平和協力法案というのは、法案の中にきちっと書きましたように、国連の決議に基づいて、あるいはその決議の実効性を確保するために行われておる行動に対して、武力の行使、武力による威嚇を伴わないという日本の平和の理念の枠組みの中...全文を見る | ||
○海部内閣総理大臣 これは私の勉強の一助として、この場合はどうだ、この場合はどうだ、この場合はどうだ、こうなるかということを、あらゆる場合を想定をして研究をしたわけでありますし、また今後も研究を続けていかなきゃならぬ問題だと思っております。 それから、それと全く切り離して考え...全文を見る | ||
○海部内閣総理大臣 議論さえすればいいなんということは毛頭考えておりません。政府としましては、この法案をまとめて、そして国会に提出いたしました以上は、各党の御審議をいただいて成立させていただいて、日本がこの法案に基づいて許される限りの協力ができるように一日も早くしていきたい、それ...全文を見る | ||
○海部内閣総理大臣 同じことを申し上げるようですが、今回提案しました法案は、お読みいただけばわかるように、そのようなことを考えてやっておるものでもありませんし、また、武力の行使や武力の威嚇を伴うことは当初から、この法案を作成する段階においてこれは考えたこともありません。平和協力活...全文を見る | ||
○海部内閣総理大臣 これは、具体的な要請やそのときの情勢その他がございますから、具体的な要請があったときにそれぞれの場合に当てはめて判断をするということであります。 | ||
○海部内閣総理大臣 実施計画に当たりまして二重三重にそれぞれの立場で議論をして業務計画の基本を決めていく、こういうことにしておりますので、その都度その都度いろいろな問題を考えながら実施計画を立てていく、十分に配慮をしていきたいと思っております。 | ||
○海部内閣総理大臣 これは研究させていただきます。 | ||
○海部内閣総理大臣 一つだけ私も自分の名誉のために言わしていただきますけれども、イラクのラマダン副首相と会って話しましたときは、長い話はやめにして、イラクの行為はいけないとか、クウェートから撤退しろとかいうことは抜きにして、人質の問題だけに限定して言いますと、私も、クウェートにい...全文を見る | ||
○海部内閣総理大臣 山口委員より御質問のありましたサウジアラビア駐留多国籍軍と国連決議との関係及び法案第一条に言う「その他の活動」の限界につきまして、政府統一見解として外務大臣に答弁をいたさせます。 | ||
○海部内閣総理大臣 ただいま本人がここで心からおわびの言葉を申し述べましたが、私も、法務大臣のあの発言は極めて不適切であり、まことに遺憾なことであったと受けとめます。早速発言の後の閣議のときに残っていただいて厳重に注意をいたしましたが、本人も、記者会見で発言を取り消し、陳謝をし、...全文を見る | ||
10月22日 | 第119回国会 参議院 予算委員会 第1号 議事録を見る | ○国務大臣(海部俊樹君) 梶山法務大臣の問題について御指摘をいただきましたが、梶山法務大臣の過般の発言は極めて不適切なものであり、私もまことに遺憾なことであると厳しく受けとめております。早速本人には厳重に注意もいたしましたし、本人もまた記者会見で発言を取り消して陳謝をいたし、また...全文を見る |
○国務大臣(海部俊樹君) 本人が厳しく反省をしてその旨の陳謝の意思も表明をし、また議員おっしゃるように、アメリカの国会がそういった行為を踏まえて本人に対して厳しく叱責されるべきであるという決議をされたことは、アメリカの議会の関心が極めて大きいものであるということは、これは率直に受...全文を見る | ||
○国務大臣(海部俊樹君) 今度起こっております湾岸危機というものを平和的に解決しなければならないというのは、まさに大きな国際世論であろうと思っております。あくまで今回の湾岸危機の原因をつくったものはイラクによる突然のクウェートに対する侵略と併合であるということも、これは明白な事実...全文を見る | ||
○国務大臣(海部俊樹君) ラマダン副首相には私自身が直接私の考え方、今申し上げたようなことは二時間も話し合ったわけですからもっと具体的に申し上げておりますし、しかしあの一回だけではどうしても政治的な対話としては完結しませんから、だから引き続いてこういった問題については話し合いたい...全文を見る | ||
○国務大臣(海部俊樹君) 邦人保護の問題につきましては、現地の大使を督励して、きょうまでもいろいろな情報収集とか必要とされる物の差し入れとか、いろんな努力をし、面接を求め、どのような状況になっておるかを把握したいと思って再三申し入れておりますけれども、イラク当局がその要請にこたえ...全文を見る | ||
○国務大臣(海部俊樹君) いや、それは、多国籍軍というのはあくまで、政府も何回も答弁しておりますように、恣意にこちらから勝手に出ていくというよりも、まず多国籍軍ができたときに国連決議というものがあって、そしてこのためにということでいわゆる多国籍軍ができたわけですから、イラクのクウ...全文を見る | ||
○国務大臣(海部俊樹君) イラクのラマダン副首相は、私にるる説明されたのは歴史の上の事実であるとかきょうまでの行動であるとか、いろいろなことに随分時間をお割きになりました。そして、随分長い長い説明ですから、要約すると言葉が粗っぽくなりますので誤解を招くかもしれませんが、私はこの二...全文を見る | ||
○国務大臣(海部俊樹君) そのような問題が起こった根本の原因を解決することが完全解決にとっては一番大切だと私どもは思っておりますから、武力解決をしないで、平和的な話し合いによってこの問題が解決するように国際社会が一致してイラクに反省と決断を求めておるというのが今の状況であって、日...全文を見る | ||
○国務大臣(海部俊樹君) 平和的な解決をしたいと思っておりますから、私たちは平和的な手段で解決ができるように、今の段階の国連決議の実効性を高めていこうとする努力をでき得る限り成功させたいという願いがあり、この後は政府委員に答えさせますが、もし経済制裁の国際的な努力が実らなかったと...全文を見る | ||
○国務大臣(海部俊樹君) 国連加盟国がみんな力を合わせて、その国連の決議の趣旨が実効性を上げるように今みんなが集まって努力をしておるさなかではございませんか。それをやっておるのがまさに今現在であるわけでして、軍事的な解決に踏み込んではいけない、平和的な解決でいこう、経済制裁の実効...全文を見る | ||
○国務大臣(海部俊樹君) お言葉を返すようで申しわけありませんが、国連決議の方が先にございました。平和の破壊者であるという認定を国連がいたしました。そして、それをやむを得ないことだといって見逃してしまったら、初めて国連が平和機能を果たそうとしておる世界の歴史の大きな転換で、冷戦後...全文を見る | ||
○国務大臣(海部俊樹君) 当初私が、協力をしなければならぬ、それはお金の面だけじゃなくて、汗をかく、人の面の協力もしなければならぬというときに、いろいろ探しましたけれども、日本国内にはそういったことを可能とする法律の仕組みも体制も全くできていない状況でございましたから、すべてこれ...全文を見る | ||
○国務大臣(海部俊樹君) 武器の定義は後ほど説明させますけれども、原則非武装ということでいきたいと思います。そして、平和協力隊の隊員に貸与するものは、あくまで本部長がこれが必要であると認定をしたときに、現地の状況等を踏まえてそこで貸与をするわけでありまして、現地で貸与するもの、そ...全文を見る | ||
○国務大臣(海部俊樹君) 国連平和協力隊に参加してもらうときは、国連平和協力本部長の指揮監督に従ってもらいます。したがいまして、戦闘行為をやろうとか、武力行使を目的として派遣するものではありませんから、具体的にどのようなことがあるかということも今の段階で一々限定して言うわけにいき...全文を見る | ||
○国務大臣(海部俊樹君) 何度も申し上げておりますけれども、武装自衛隊を歯どめなく派遣するなんということは、これは絶対に考えておらぬことであるし、それからここの中にも、武力による威嚇もしくは武力の行使を伴わないものというのを大きな大前提として歯どめをかけておるわけでありますし、そ...全文を見る | ||
○国務大臣(海部俊樹君) 小型武器をどのようにして携行させるのか、またこの歯どめの問題について、特別委員会の答弁に際して明確にしたいと考えております。 | ||
○国務大臣(海部俊樹君) 法案の中には、自衛隊の部隊派遣に伴う武器携行につき明文上の規定はありません。しかし、第二条の武力の行使に当たらないこと、三条で任務が平和目的に限られていること、具体的には十七条の実施計画で装備の内容が定められていることとなっておりますことから、歯どめにな...全文を見る | ||
○国務大臣(海部俊樹君) これは当初の貢献案を作成しますときからもいろいろ政府部内で研究をしたところでありますが、武力行使を目的と思って行くわけじゃありませんし、武力行使に参加するわけでもありませんし、それはもともと許されないことでありますから、そういう第一線とか戦闘の行われてお...全文を見る | ||
○国務大臣(海部俊樹君) 何をお尋ねになったのか私もよく存じませんので、もう少し御説明いただけませんでしょうか。 | ||
○国務大臣(海部俊樹君) 午前中もここでいろいろと御質問に答えてしゃべっておりますから、速記録でもできたときに一回それを十分検討させていただいて、何を御注意したのかそこのところはきちっと判定をして申し上げます。 | ||
○国務大臣(海部俊樹君) 御指摘のような趣旨で私はお答えをしております。 | ||
○国務大臣(海部俊樹君) 今御指摘をいただいたような趣旨で、あの海外出勤という昭和二十九年の参議院の決議でありますけれども、昭和二十九年というのは、当時の国際情勢とか、まさに自衛隊法が国会を通って新しく自衛隊がスタートをするという情勢のときの決議でございました。 衆議院でもこ...全文を見る | ||
○国務大臣(海部俊樹君) 何度も繰り返すようですが、あの昭和二十九年のときの決議は、そのときの情勢、背景からいさますと、今日のようなことは想定されていなかったと私は考えておりますということを申し上げました。 この参議院の決議の有権的な解釈は参議院でお決めになることであろうと思...全文を見る | ||
○国務大臣(海部俊樹君) 当時の背景その他については御説明をされたとおりであると思いますが、当時予想もできなかったような東西対立の終わり、冷戦の終結という状態もまた当時は予想されなかったもので、この国際情勢の変化について対応することが全くできないというところまでお考えになっておっ...全文を見る | ||
○国務大臣(海部俊樹君) 特に参議院議長のところへそのことの確認には出かけておりません。私はあくまで、申し上げたように、有権的な解釈は参議院がおやりになることでありますがという、そういった原則、前提だけは踏まえて、しかしお尋ねがありますから、私はこのように思いますと言って、その後...全文を見る | ||
○国務大臣(海部俊樹君) 国会の決議を政府としては尊重しなければならないというこの今お読み上げになったこと、私はそうだと思いますし、ですからこそきょうも冒頭に、参議院の決議について、これは有権的に解釈なさるのは参議院であると思いますがと、そして私はこう考えますという私の考え方を率...全文を見る | ||
○国務大臣(海部俊樹君) 長時間にわたっていろいろなやりとりをいたしました中に、確かに厳しく御注意を申し上げるというような言葉は適切でございませんから、これは取り消しをさせていただきます。 | ||
○国務大臣(海部俊樹君) 武力による威嚇もしくは武力の行使は、国際紛争を解決する手段としては、これを永久に放棄する、御指摘の言葉は憲法九条そのものでございまして、私もそう考えております。 | ||
○国務大臣(海部俊樹君) 御指摘の点は、そういうことでありますから、その趣旨を受けとめて今回もこの法律の第二条にそのことを明らかにしておるところであります。 | ||
○国務大臣(海部俊樹君) いろいろな場合が想定されておるわけでありまして、国際紛争を解決するために武力行使はしないということはそのとおりでございますが、いろんな場合がありますので、その点については法制局長官から答弁をいたさせます。 | ||
○国務大臣(海部俊樹君) 経済制裁の決議、それの実効性を確保するために今いろいろ多国籍軍が抑止力として、また制裁の効果を上げるために頑張っておるわけです。これを成功させることがこの問題の根本的な平和解決に役立つということを申し上げました。そして、経済制裁の実効が上がらないときには...全文を見る | ||
○国務大臣(海部俊樹君) それは、いろいろと書いてある条文を見ていきますと、経済制裁の実効が上がらないとなったときは、次は軍事行動の決議ができることになっておりますから、そんなところまで行ってはいけない、こういうことで、その前のところでとめておかなきゃならぬから、だからこそ今、国...全文を見る | ||
○国務大臣(海部俊樹君) それは全く違います。日米首脳会談でそんな込み入った何条、何条という話じゃなくて、この問題は粘り強く交渉をして、平和的に解決されなきゃならぬといることを私は強く言ったわけであります。 また、国連憲章の条文については、いろいろ私も、これだけ問題になってお...全文を見る | ||
○国務大臣(海部俊樹君) そういう考え方でこの法案をお願いしておるわけでは決してありませんし、念のために申し上げさせていただきますが、先ほど来御議論になっておることの中で、私は、そういうような国連決議ででもそういう軍事力での解決を考えるようなことになってはいけないから、その前の段...全文を見る | ||
○国務大臣(海部俊樹君) 将来のいろいろな場合を考えて研究し、勉強するのはどうぞお認めをいただきたいと思います。だからどうしようとか、だからこうすべきだとか、そんなことを決めたり言ったりしておるわけでもございません。あくまで将来の問題として時間をかけて研究したい、私自身のためにも...全文を見る | ||
○国務大臣(海部俊樹君) 八月の二日にイラクのクウェート侵攻がありましたとき、国連がいち早く決議をして、これはもう一国と一国のというよりも、むしろこの冷戦後の時代に力でもって国を侵略して併合する行為は平和の破壊だから許してはならない、直ちに撤兵すべきだということを国連が決議で決め...全文を見る | ||
○国務大臣(海部俊樹君) おっしゃいますことも確かに一理ある御議論であろうと考えます。しかし、私の考えで申し上げさせていただきますが、これはあくまで法律改正というものの中で国会でこうして御審議をいただいておることでございますし、また、厳しく問い詰めていくと、自衛隊の本来の目的は国...全文を見る | ||
○国務大臣(海部俊樹君) おっしゃるように、専守防衛という原則、そして日本の国の防衛のために自衛隊があるんだという根本的な任務はそれが一つだと私は思いまして、その自衛隊の任務が根本的に変わるとか、専守防衛を変えて力をもって外へ出ていこうとか、武力による威嚇をやろうとか、そういうと...全文を見る | ||
○国務大臣(海部俊樹君) せっかく国連協力のためにいろいろ出ている多国籍軍の活動に対する資金を出したわけでありますから、それがどのように使われたかということはきちっとわかるように努力をさせていただきます。 | ||
○国務大臣(海部俊樹君) 北方領土問題を解決して日ソ平和条約を締結して、日ソ間が真に安定した関係を確立していきたい、この願いは従来から変わったものではありません。その領土問題というのは、御指摘のように、北方四島の返還を求めるものであるという基本も変わりありません。そして、このこと...全文を見る | ||
○国務大臣(海部俊樹君) 最初に、真に安定した友好関係を日ソの間に築き上げたいと私は申し上げましたけれども、外務大臣は外務大臣の立場で外相会議できちっと申し上げておりますし、また、最近ソ連の中にも学者等いろいろな意見が出てきておるということも承知しております。ソ連がひとつこの問題...全文を見る | ||
○国務大臣(海部俊樹君) 人質として拘束されてしまった人や、あるいは自由を奪われて出国できない人、これらの方々に対し、またその家族の皆さんの心中を思いますと、本当に胸が痛みます。そして、日本食の差し入れとか面会求めとか手紙のやりとりとか、いろんなことについて現地の大使が何回も足を...全文を見る | ||
○国務大臣(海部俊樹君) 貢献策を最初に考えましたときに、先ほども申し上げましたが、お金だけというのではなくて、人も出て、汗をかいてこの平和回復に協力しなきゃならぬ、イラクの行った行為が間違っているということを国際社会の中できちっと身をもって示していかなければならないという角度で...全文を見る | ||
○国務大臣(海部俊樹君) 最初に私の考えを率直に申し上げてから解説させますが、部隊参加のことが議論になりましたそもそもの初めは、私は、貢献策をとりましたときに飛行機とか船とかを何とか提供を受けて輸送したい、こう考えたんですが、なかなかそれが思うようになりませんでした。現実にいろん...全文を見る | ||
○国務大臣(海部俊樹君) これは大前提が、護衛艦を出すとか、武力による威嚇、武力の行使を目的としないということをきちっと第二条で明確にしてあるわけでありますから、当初から護衛艦を出そうという、そういう威嚇兵器を持っておるような、戦闘兵器を持っておるようなものを初めから出すつもりは...全文を見る | ||
○国務大臣(海部俊樹君) この法律をつくるときにその問題には厳しく対処したつもりでありますけれども、拠点輸送を考えてそこへ輸送するということでありますから、想定しておったのは。ですから…… | ||
○国務大臣(海部俊樹君) 書いてなくたってそれを想定して実施計画をつくって、それで実行するときにそれにきちっと歯どめをかけてやっていくわけでありますし、また、その護衛艦を出すとか武装勢力を出すなんていうことは毛頭考えておりませんから、第二条の第二項にそのことの歯どめもかけてござい...全文を見る | ||
○国務大臣(海部俊樹君) 先ほども申し上げましたように、この平和協力業務というものを具体的に実際に行うためには、自衛隊の装備の中の例えば補給艦とか輸送機というものも一緒に提供をしてもらわなければ具体的なことがしにくい。ほかの方法でと思って民間にいろいろお願いしましたが、いろいろな...全文を見る | ||
○国務大臣(海部俊樹君) 海上及び航空における輸送業務に使用する自衛隊の装備としては、補給艦及び輸送機以外は考えておりません。 | ||
○国務大臣(海部俊樹君) 読んだことございます。 | ||
○国務大臣(海部俊樹君) 昭和二十九年の自衛隊発足のときの決議でございますから、そのときの院を代表しての趣旨説明というものはそれなりに受けとめさせていただいておりますし、また、海外に出動ということは武力行使をするための出動はしてはいけないということを厳しく言っておられるのである、...全文を見る | ||
○国務大臣(海部俊樹君) 前回も申しましたように、その内容の有権的解釈は参議院において行われるべきものと思いますが、私も、力でもって外へ出ていくとか、武力の行使を目的で外へ出動するということは決してあってはならないものである、この点は全く同じでございます。 | ||
○国務大臣(海部俊樹君) それはまさに仮定の問題であると思いますし、私はそういうことにならないように、今の多国籍軍の活動を外部から参加するのでなくてできるだけ協力をする。国連決議の実効性を確保するための多国籍軍の行動というのは、イラクにクウェートから撤兵をするということをきちっと...全文を見る | ||
○国務大臣(海部俊樹君) 私は、武力行使にならないように最大限の努力をするという心情を申し上げたんですけれども、法制局長官が申し上げた答弁を私もそうだと思います。 | ||
○国務大臣(海部俊樹君) 何万人でも無制限に世界じゅうにということは、これはいささか違いますから、はっきり申し上げますけれども…… | ||
○国務大臣(海部俊樹君) 法律に書いてありません。 同時にまた、先ほども明確に申しましたように、輸送業務に使用する自衛隊の装備は補給艦及び輸送機と書いてありますけれども、あの補給艦にしろ、四隻しかないものを四隻全部使えるわけがありません。業務に支障のない限りという歯どめはきち...全文を見る | ||
○国務大臣(海部俊樹君) この協力法というのは、国連の決議を受けて、そして、ここに世界の平和を破壊する者がおる、平和の破壊は許せない、そういう立場に立って平和回復活動をいろいろする、そういったものに対する日本としての協力をどうしたらいいんだろうか。今冷戦後初めて世界がこれから協力...全文を見る | ||
○国務大臣(海部俊樹君) 率直に申し上げますけれども、このやろうとしております中身をイメージとしてどのようにとらえておっていただけるのか。今ある番組のことをおっしゃいましたけれども、何かこの平和協力隊の話が出ますときのテレビの画面には、いつも必ず戦車がぼんぼん撃ちながらばあっと流...全文を見る | ||
○国務大臣(海部俊樹君) 御意見としてそのまま受けとめさせていただきますし、すべての人々に呼びかけるとは言っておりますけれども、呼びかけますけれども、それは、よし行ってやろうと決意をしていただく方以外には、一般的にはそれはやむを得ぬことでありますから、女性の皆さんの御意見は御意見...全文を見る | ||
○国務大臣(海部俊樹君) 子供には子供の考え方がありますから、親子といえどもその点は人権を尊重して子供の意見を尊重しますが、仮定の問題の御質問ですけれども、もし子供の能力とか子供の資質が非常に役立つというような具体的な協力内容があって相談を受けたときには、私はそれは国連の、平和の...全文を見る | ||
○国務大臣(海部俊樹君) 先ほどお答え申し上げましたように、私と、子供といえども人格は別でありますから、子供がその具体的な要請に応ずる能力があると自分で判断して、自分からどうかと相談をかけられたときには、それはやりなさいと答えましたけれども、あなたに誓約書を出せと言われて、そうい...全文を見る | ||
○国務大臣(海部俊樹君) 命にかかわるような条件の変更とおっしゃいますが、それは自衛隊がそういった意味で、国を守るためには自分は宣誓をしてでも公務員になって自衛隊に入るという特殊な宣誓をしてもらっておるわけでありますから、最悪のときには命をかけてでもこの国を守ってやろうというお立...全文を見る | ||
○国務大臣(海部俊樹君) 過ちは繰り返さないと誓ってきましたが、その過ちは顧みて侵略戦争をやったという過ちでありますし、国権の発動として他国へ侵攻していく、侵略していく軍事大国に絶対にもうならないという誓いをしたわけでありまして、その過ちを二度と繰り返さないという信条は私はかたく...全文を見る | ||
○国務大臣(海部俊樹君) 日本の国が今日こうありますのは、世界のそれぞれの国とお互いに平和共存をしてきた、相互依存関係を持ってきた、平和なそして自由な経済体制の中で日本はここまで伸びてくることができたわけでありますし、同時にまた、それが国民生活を豊かにしてきたことも、去年一年間だ...全文を見る | ||
○国務大臣(海部俊樹君) イラクに対する経済制裁の効果というものは、今国際社会が皆一致協力をして反省を求める一つの手段として行っておるわけでありますから、私はそれはそれなりに効果をあらわしつつあるのではないか、このように見ております。具体的にどれくらいどこで何がということについて...全文を見る | ||
○国務大臣(海部俊樹君) これはおっしゃるとおりだと思いますし、また、私は過日ニューヨークにおきまして各国の首脳といろいろ対話をする首脳会談の機会を持ちましたが、そのときも私は、これは必ず平和的に解決されなければならぬ問題であって、戦争によって力によって解決しようとすることはいけ...全文を見る | ||
○国務大臣(海部俊樹君) ただいま申し上げたように、今回の恩赦については今基準その他について検討中ということでありますが、各界の御意見を尊重しながらその作業を政府は進めていかなければならぬ、こう思っております。 | ||
10月24日 | 第119回国会 衆議院 国際連合平和協力に関する特別委員会 第2号 議事録を見る | ○海部内閣総理大臣 委員の御質問の根本は、戦後きょうまで平和であり、経済的に繁栄をしてきたことについて率直に述べよということでありますが、私は、これは、戦後、日本は再び戦争に参加しない、軍事大国にならないという誓いを立てるとともに、平和は、とりあえず日本自身が節度ある防衛力を持っ...全文を見る |
○海部内閣総理大臣 おっしゃるように大前提からまずお考えを正していただかなければならぬと思うのですが、今、戦争をやりに行くというようなことは毛頭考えておりませんし、世界に戦争を起こしてはならないというのが一番大きなねらいであります。 そうして、自衛隊とおっしゃいますが、自衛隊...全文を見る | ||
○海部内閣総理大臣 自衛隊の海外派遣というものは、私は、憲法違反には当たらない、こう考えております。いわゆる自衛隊の、武力行使の目的を持ったり、武力による威嚇の目的を持って戦闘集団が海外に出ていくということは、私は、これは憲法に関する重大な問題が出てくる、こう思いますが、武力の行...全文を見る | ||
○海部内閣総理大臣 お示しになりました「国防の基本方針」、まさにそのような趣旨のことがここに書いてございます。そうして国連中心でいくということ、国連中心主義の外交をするということも、同時にまた、将来国連が有効に外部からの侵略を阻止する機能を果たし得るに至るまでは米国との安全保障体...全文を見る | ||
○海部内閣総理大臣 外務大臣が詳細申し上げましたが、私に停戦監視に参加する気持ちがあるのかどうかというお尋ねがございました。 今の状況が、平和的に根本に従って、私はまずクウェートからの撤退ということが行われるべきだということを今回の中東危機に関しては描いて、そのように努力して...全文を見る | ||
○海部内閣総理大臣 宮下議員の現状に対する認識というもの、私それをどう思うかというお尋ねでありますけれども、私も同じような視点に立って物を考えております。 ということは、先ほども申しましたように、世界が、東西の対立時代にはそれぞれ東西両陣営に軍事力を背景にした超大国があって、...全文を見る | ||
○海部内閣総理大臣 当然のことだと思いますけれども、経済制裁が効果を上げて、それによってこの段階での解決のために効果が上がっていくということを、これは心から期待をするわけであります。そうして、今いろいろ行われておる一連の世界の努力も、この経済制裁の効果を高めようということの一致協...全文を見る | ||
○海部内閣総理大臣 国際社会の全体の平和と相互依存関係の中できょうまで歩みを続けてきた日本でありますから、そういったことを考えますと、国際社会の中で孤立していけるような状態でないということは、私はそのとおりだと思っておりますし、六億トン近くの原材料をいろいろなものを輸入しながら、...全文を見る | ||
○海部内閣総理大臣 この国連平和協力というのは、いろいろな角度から考えますと、日本がいわゆる復興途上国の時代には、黙って自分だけで小ぢんまりとつじつまを合わせておればよかった時期があったかもしれません。ですから、日本は平和を守るためにも日米安全保障条約に依存をして、節度のある自衛...全文を見る | ||
○海部内閣総理大臣 お答えをいたしますが、この平和協力法にきちっと明記しておりますように、その第二条において、業務の実施は、「武力による威嚇又は武力の行使に当たるものであってはならない。」ということは、法律の大前提として、大枠組みとしてきちっと置いてあるわけでありますから、武力に...全文を見る | ||
○海部内閣総理大臣 いろいろな場面を想定して、どうなる、こうなるという議論につきましては、私は大前提として、戦闘行為に直接参加するようなことは絶対にしないという大前提を置いておりますし、また、武力行使の目的を持って戦場へ行くわけではありませんし、それは全く想定されないことなのであ...全文を見る | ||
○海部内閣総理大臣 御質問の御趣旨を踏まえる形でできておりますのがこの平和協力法案でございます。それは、いろいろ自衛隊については派兵か派遣かという議論があったり、いろんな議論がございました。そして、私どもも今後国連の決議を受けて行われる行為にどのような形で、どのような範囲で、どの...全文を見る | ||
○海部内閣総理大臣 個々具体的なケースについて、これにどのような範囲で協力をするのか、どのような範囲で協力できないのかということは、そのときの具体的なケースによって答えなきゃならぬと思いますが、私の想定しておる中では、これは参加ではなくて協力ですから、例えば今の現状を想定すれば、...全文を見る | ||
○海部内閣総理大臣 御指摘の点はそのとおりだと思いますし、また私も、国会の所信表明演説の中におきましても、戦後日本は歴史の反省に立って二度と軍事大国にはならない、侵略戦争を行った結果のアジアの諸国に対して与えたいろいろな問題については、これを深く反省の上に立って平和国家であらねば...全文を見る | ||
○海部内閣総理大臣 先ほど来お答えを申し上げてきたように、私は、日本が今日この立場で豊かな国民生活を築き上げることができるようになったのは、戦後の世界の平和と自由な経済体制の中で日本が成長してくることができたのである、このように考えております。そうして、これからの世界の目指すべき...全文を見る | ||
○海部内閣総理大臣 平和を守らなければならないし、また、平和的解決を心から念願しておるということは、私は再三にわたって申し上げ続けておるとおりであります。また、今湾岸諸国の首脳との会談においても、平和的に解決をしたいという気持ちはすべての首脳が持っておりました。そして、表現に幾ら...全文を見る | ||
○海部内閣総理大臣 ただいまの御質問にありましたとおりに、私どもは二つの原則は忠実に守っていかなければならないものである、こう考えております。 また、今回新法をつくりますに当たりましても、この二つの原則を変えないし、それをどうしていくかということにおいて、第一の原則、要するに...全文を見る | ||
○海部内閣総理大臣 川崎委員が前半に時間をかけて御説明をいただいた国際情勢の認識というものは、私もそうだと思いながら伺っておりました。ベルリンの壁の崩壊、ドイツの統一、ヨーロッパのあの動き、そして大事なことは、今まで両陣営に分かれておった世界、冷戦という言葉で説明されてきた世界、...全文を見る | ||
○海部内閣総理大臣 いろいろな努力がありまして、総合的に粘り強く平和的に解決しようという動きが出てきておる、それが石油の値段にも反映してきているという点については、私はそれは正しい見方の一つである、こう考えます。 | ||
○海部内閣総理大臣 米国の内政、腹の中のことまでここで予断と憶測で断言することは控えておきたいと思いますが、武力を一番最初に使ってクウェートを侵略、併合して、今なお第一線に武力を配置し続けておるという原因があるからこそ、それに対する抑止力が出て、戦争はいけないよ、これ以上平和を壊...全文を見る | ||
○海部内閣総理大臣 非常に固定観念を持って物をおっしゃっては、私も答えさせていただきますので、ちょっと時間がかかりますが、御勘弁ください。 それは、予定に入ってなかったと言いましたのは、日程を出して許可をもらって出ていくときの面会予定などに入っていなかったということでございま...全文を見る | ||
○海部内閣総理大臣 今なぜ自衛隊かとおっしゃいますけれども、当初どのような協力があるのだろうかいろいろ模索をして、そして、協力をするといってもそれにはおのずから限度がありますから、そのようなことをするためにはどうしたらいいか。率直に申し上げて、民間の皆さんにお願いをして、できるこ...全文を見る | ||
○海部内閣総理大臣 基本的な考え方をまず私からお答えいたします。 この平和協力隊に参加するときの大前提というのが第二条にこう書いてあるわけでありますから、第二条によってこの平和協力隊は武力を用いてはならないという大前提の歯どめが置いてあるわけでありますから、この平和協力隊に参...全文を見る | ||
○海部内閣総理大臣 法律上の歯どめがかかっておると私が申しますのは、法律の第二条の冒頭に、「武力による威嚇又は武力の行使に当たるものであってはならない。」と、こう明確に法律の歯どめがかかっておるわけでありますから、武力による威嚇を伴うような協力業務は全然考えておりませんし、この第...全文を見る | ||
○海部内閣総理大臣 私は、この自衛隊法の八十七条は、長官も答えましたように、すべての自衛隊がすべての任務遂行のためにということを大前提に考えた包括的な規定が八十七条だ、こう考えますし、それをこちらの平和協力隊法の第二条で、武力による威嚇、武力の行使に当たるものであってはならないと...全文を見る | ||
○海部内閣総理大臣 参議院の審議の最中に問題点の整理の中でおっしゃったことがございましたので、私どもの方で政府の相談をしまして、確かにこの法案の中には自衛隊法八十七条については云々という、直接それを排除する明文の表現はどこにもございません。そのことは申し上げました。そういう明文の...全文を見る | ||
○海部内閣総理大臣 何度も同じことを申し上げるようで恐縮ですけれども、確かにこれを見ますと、自衛隊法八十七条についてはなんという、そういう具体的明文の規定は確かにここには載っておりません、それは事実です、どこを探しても。けれども、この法案は新しい事態を想定してつくった法律でありま...全文を見る | ||
○海部内閣総理大臣 これは何度も申し上げますけれども、武力の行使に行くわけでもありませんし、その目的は武力によって威嚇をしてこようというものでも絶対にないわけでありますから、けん銃とそして小銃を貸与する場合も、原則は非武装でありますが、何回も申し上げるように、派遣先とかいろいろな...全文を見る | ||
○海部内閣総理大臣 私の方は、何度も申し上げましたように、自衛隊法の八十七条の包括的な規定と、それから具体的な平和協力法案の中に書いてある問題との区別、そして大前提で歯どめがかかっておるんだからということを何度も申し上げたのでありますけれども、私自身は小型武器はけん銃と小銃と何度...全文を見る | ||
○海部内閣総理大臣 国連決議にありますその趣旨を、実効性を確保するために、それぞれの国が実効性確保の目的を持って出動したのが多国籍軍であると私は申し上げております。 | ||
○海部内閣総理大臣 確保。 | ||
○海部内閣総理大臣 あくまで国連の決議に示されておることは国際社会の平和秩序を回復ないし維持するためのものであって、今回の場合でも、平和の破壊は許してはならぬということで、そして占領したところから直ちに撤退をしなさい、正統政府を復帰させなさい、人質は解放しなさい、いろいろな国連の...全文を見る | ||
○海部内閣総理大臣 多国籍軍とおっしゃいますが、我が国は軍隊を出して多国籍軍と一緒になって物事をやろうという考えは初めから毛頭ないわけでありまして、そして、軍ではありません。それに対して、医療協力とか輸送協力のできる限りの憲法の枠内でやろうということでありますし、武力の行使とか、...全文を見る | ||
○海部内閣総理大臣 引き揚げるとおっしゃいますが、引き揚げるためには、初めに一緒に行っているという前提がなきゃならぬわけですが、一緒に前線や戦闘地域へ行くということは毛頭ありませんので、それは先生のイメージと前提が違うのじゃないでしょうか。 同時に、これは私どもは輸送協力とい...全文を見る | ||
○海部内閣総理大臣 これはあくまで共同作戦をするとか多国籍軍のどこかに入り込んでいって一緒に役割分担をするとかいうことではございません。平和協力隊でありますから、なし得る限りの——憲法の枠組みもちゃんとあるわけです。武力による威嚇や武力の行使はしないということでなし得る業務を決め...全文を見る | ||
○海部内閣総理大臣 私は何回も、業務計画をきちっと立てますときに戦闘地域の第一線とか現に戦闘行為が行われている地域とか、まさに行われんとする前線にまで物を運ぶような協力は考えておりません、したがって、危険の伴うところへは行かせる計画はありませんということを何回も申し上げてきました...全文を見る | ||
○海部内閣総理大臣 これは計画を立ててやっているわけでもありませんし、具体的目標を立ててやっているわけでもありませんが、各界にいろいろな御議論があることは川崎委員もよく御承知のとおりでありますし、また、どのようなふうに将来転換していくのかということもいろいろな御議論がありますし、...全文を見る | ||
○海部内閣総理大臣 人権の問題につきましては、川崎委員が会長をしていらっしゃる反アパルトヘイトの議員連盟の集いのときも、私は一緒に参加させていただいて、委員の前で私の考え方も明確に表明いたしましたし、また、この間の国連の子供のためのサミットに行く前に人権条約もきちっと署名ができて...全文を見る | ||
○海部内閣総理大臣 御指摘のように、八月の初めにイラクのクウェート侵略という事態が起こり、国連の決議を受けて何か日本としてもできるような積極的な協力をしなければならない。それは、先ほどの御質問でもありましたように、このこと自体がもう百年に一遍、あるいは国連ができて初めての国連の決...全文を見る | ||
○海部内閣総理大臣 その点に絞って申し上げれば、海外派兵はいたしませんが、海外派遣は、武力行使を伴わないということできょうまでも行った例はあるわけですから、憲法違反になるとは考えておりません。 | ||
○海部内閣総理大臣 海外にいわゆる派遣をするということは、自衛隊法にその任務を与えて書けばそれは許されないものではない。きょうまでもそれはあったわけでありますから、今回も平和協力隊法の中で、平和協力隊に参加をしてもらうんですけれども、おっしゃるようにいろいろな自衛隊の問題がありま...全文を見る | ||
○海部内閣総理大臣 私はすべて認めてお答えをしておるわけでありますし、また、委−員は八月の記者会見だけ申されますが、九月の二十九日の記者会見のときには、海外派兵と海外派遣の問題を分けて、そして、海外派遣はこのような理由でするんですということもあの記者会見では申し上げて、その間の経...全文を見る | ||
○海部内閣総理大臣 当初構想を考えましたときには、そういった一般の方々に頼んで貢献策は打ち立てていこうという考え方でありましたから、自衛隊に海外派遣してもらうことは考えていない、これは確かに言いましたけれども、その後いろいろ経過があったことは申し上げて、法律にまとまったときにこの...全文を見る | ||
○海部内閣総理大臣 この法案は、大前提となっておりますのが「平和協力業務」というところにきちっと書いたものでありますし、そして自衛隊がいろいろ宣誓義務を持って、宣誓公務員として自衛隊に参加するときは、これは自衛隊の本来の目的を果たすために、自国の防衛のために、自国に直接武力による...全文を見る | ||
○海部内閣総理大臣 この法律を議論の上、理解していただいて、通過、成立させていただくことを強く願っております。そのつもりで今後も精魂込めてお願いをしていきます。強い決意であります。 | ||
○海部内閣総理大臣 従来いろいろなことが行われてまいりましたが、この種の平和協力という問題については行われてこなかった問題でございますので、従来、できたことに対して、これは合憲か合憲じゃないかということの議論をずっとしてきた問題からしますと、ケースが違うようであります。したがいま...全文を見る | ||
○海部内閣総理大臣 いわゆる多国籍軍に……(市川委員「いや、イエスかノーかということ」と呼ぶ)自衛隊として参加することはできません。 | ||
○海部内閣総理大臣 参加をして、一緒になって行動したり一緒になって武力行使をするということは、これは明らかにいけないことだと思っております。ですから、この平和協力法には、明らかに、武力による威嚇もしくは武力の行使に当たるものであってはならないと、大きな大前提をきちっと置いておるわ...全文を見る | ||
○海部内閣総理大臣 私たちは、自衛隊を自衛隊として派兵することはいけない、法律に根拠があって派遣することはいいというふうに、こう考えておりますし、それから自衛隊が武力行使の目的を持って参加することと、それから武力行使の目的を持たないで、歯どめをかけて自主的に協力する協力隊に自衛隊...全文を見る | ||
○海部内閣総理大臣 第二条に、初めから、武力による威嚇、武力の行使に当たるものであってはならないということでありますから、これに基づいて協力するんですから、この協力隊は。だから次元が違うんじゃないんでしょうか。多国籍軍の中へ入り込んでいって、自衛隊が八十七条の武器も任務規定で全部...全文を見る | ||
○海部内閣総理大臣 今の法制局長官の答弁、私はそれで結構だと思います。 | ||
○海部内閣総理大臣 現在提案しておるこの法律からいきましても、武力行使を伴うものは、これは武力行使の協力や武力行使をやるということ、武力を持って出ていってともにやるということ、これはいけません。 それから、その参加と協力の分け方が今議論になったようですが、私は、やはり参加とい...全文を見る | ||
○海部内閣総理大臣 この答弁書に書かれておりますように、いわゆる「「国連軍」の目的・任務が武力行使を伴うものであれば、自衛隊がこれに参加することは憲法上許されないと考えている。」こう政府は答弁しております。五十五年十月七日の答弁書のことでありますが、そのときには、その背景として、...全文を見る | ||
○海部内閣総理大臣 法制局長官の言いました考え方を私もそのとおりだとこう言っておるわけでありますから、今ここで武装集団である自衛隊を自衛隊のままで国連軍に参加させることがいいとか悪いとか、そんなことを我々は毛頭考えておりませんので、武力行使を伴わない国連平和協力隊を協力業務の範囲...全文を見る | ||
○海部内閣総理大臣 先ほどから申し上げておりますように、私は、法制的な言葉じゃなくて、ここに書いてあるこの問題については、この解釈を変えるということは考えておりませんので、その先のことについては法制局長官の言うふうになっていくと思います。変えるということを考えてないのですから。(...全文を見る | ||
○海部内閣総理大臣 この解釈を変える気持ちはありませんということは、憲法の解釈も変える気持ちはありませんということで、九条に書いてある武力による威嚇もしくは武力を行使することは考えておりませんという、それができるとは思っておりませんということでありますから、その先の仮定の問題につ...全文を見る | ||
○海部内閣総理大臣 内閣法制局長官がここでお答えしたことは、私は認めます。 | ||
10月25日 | 第119回国会 衆議院 国際連合平和協力に関する特別委員会 第3号 議事録を見る | ○海部内閣総理大臣 この法律は、そもそも第二条において、「武力による威嚇又は武力の行使に当たるものであってはならない。」第三条において、この法律が決める平和協力業務というものは、停戦監視とかその他いろいろ並べてありますけれども、とてもそれは軍として武力行使に参加する、もっとわかり...全文を見る |
○海部内閣総理大臣 この法律を提案いたしますときに私どもが考えたのは、さきに申し上げたような平和協力という日本の大きなきょうまで貫いてきた立場と平和の理念というものを守りながら、ただ国連が、せっかく冷戦後のこの新しい世界の流れの中で国連の安保理事会が平和維持機能として機能し始める...全文を見る | ||
○海部内閣総理大臣 国連の決議を受けたり、国連決議の実効性を高めるためにという、国連決議というものを前提としたこの法案活動を考えたわけでありまして、そのさなかに国連というものの条文をいろいろ調べ、国連というものがどのように変わっていくのか、どういうふうに転回していくのか、いろいろ...全文を見る | ||
○海部内閣総理大臣 御質問の趣旨のとおりの考え方で、どれが我が国として今なし得る範囲かということを厳しく考えてつくったものでありますから、例えば第三条のイのところを見ていただいても、「停戦の監視」と書いてありますが、武力行使を伴うような、あるいは過去において武力行使があったような...全文を見る | ||
○海部内閣総理大臣 いろいろ御指摘になりました戦後の我が国の歩みの中できちっと踏まえておかなきゃならぬのは、日米安全保障条約によって日本は戦後の平和を守り抜いてきた、その選択、それは顧みて私は、日本としては正しかったし、言葉は適切じゃないかもしれませんが、そういった条約のもとでき...全文を見る | ||
○海部内閣総理大臣 今回の湾岸危機については、粘り強く話し合いによって平和的な解決をすべきだということは、私は一貫して持ち続けておる考えであり、それをあらゆるところでも言い続けております。特に、中東の諸国の首脳と話してみましても、それぞれ、表現はいささかニュアンスは違っておりまし...全文を見る | ||
○海部内閣総理大臣 どちらもけしからぬという意見は、ちょっと私はこの場合通らないと思います。それはきちっと、イラクが侵略をし侵攻をしたということ、これは悪いことをしてはいけないという我々の常識からいってもあるいは新しくつくろうという国際社会から見ても、とにかく武力で侵攻をして併合...全文を見る | ||
○海部内閣総理大臣 私も別に仕方がないことなんという言葉は使わなかったと思いますし、あれは抑止力としてきちっとあれ以上平和の破壊が進まないようにとめてくれたということを率直に評価をする、こう申しましたのは、おっしゃるように、石油が十ドル高くなれば日本は現実に百六十億ドル、製品まで...全文を見る | ||
○海部内閣総理大臣 党首会談のときのお話でございますが、ツーレート・ツーリトルと御批判を受けたことは、これは事実でございまして、私はそのとき率直に自分で謙虚に反省もして、それではどうか、どれくらい提供したら少な過ぎるとおっしゃらないんでしょうか、どれほど出したらお認めがいただける...全文を見る | ||
○海部内閣総理大臣 最初に貢献策を発表いたしまして、医療協力、輸送協力、何とかしてしたい、民間にお願いをしたことはそのとおりであります。いろいろな壁があって、いろいろな問題があって、それが今日このような状況に立ち至っておることもそのとおりでございます。日本にはこういった事態に対応...全文を見る | ||
○海部内閣総理大臣 御協力をしなければならぬという大きな前提に立って枠組みを考えてきたわけでありますから、現実にやってみていろいろな障害があり壁があり、それが極めて困難だということもよく体験いたしました。そういった意味で、守るべき歯どめはきちっと守りますが、それぞれの組織や能力の...全文を見る | ||
○海部内閣総理大臣 具体的な御質問でございましたので申し上げますけれども、私がきのう答弁で申し上げたことは、この国連平和協力隊の解説が行われたりいろいろなテレビの場面なんか見ておりましても、中断して絵になると必ず戦車が動いておる。しかも甚だしいときには射撃をしておる戦車の絵が出て...全文を見る | ||
○海部内閣総理大臣 輸送協力をしましょうということで、例えば提供物資を決める、具体的に申しますと、ついこの間も八百両の四輪駆動車の提供をしようということになって、それを積んで運んでいただきたい、お願いをする、なかなかいろんな問題がございました。 きのう、これは答弁側で言うべき...全文を見る | ||
○海部内閣総理大臣 ただいまの御質問で、戦後 日本がたしか昭和二十九年でしたか、いろいろ近代国家としての仲間入りをしたい、あのとき議論のあったのは単独講和か全面講和かではなくて、多数講和か全面講和かではなかったでしょうか。そして、多数講和というのはいわゆるその後東西に分かれた西...全文を見る | ||
○海部内閣総理大臣 ちょうど六十年前になりますか、当時の国際連盟から日本は脱退をして孤立の道を歩み始め、そしていろいろな経済制裁を受けたことも、そしてその後破滅の道に入り込んだことも、私どもは歴史の反省として厳しく持っております。そういった戦争を二度と繰り返してはならないという誓...全文を見る | ||
○海部内閣総理大臣 岡田委員がジョルダンにおいでのときに、岡田委員の御署名もある長文の要望報告書をいただきまして、私もそれを読ませていただきました。そして、難民キャンプにも私は行って見てまいりました。そして、平和的にその問題が解決されなければならぬということをいたく感じて帰ってま...全文を見る | ||
○海部内閣総理大臣 御指摘のミッテラン提案というもののそもそもの第一は、国連の決議に従った対応をイラクがとるということを第一に掲げております。この原理原則に従った解決ということについては我が国もそれは主張をしておるわけでありますし、私もたびたび申し上げていることでありますから、そ...全文を見る | ||
○海部内閣総理大臣 知っておりますし、私が夕食をともにした首相が、ある時間が来たら今晩飛行場へ迎えに行くので自分はここでさようならをするという話でございました。私はそのとき首相には、どうぞプリマコフさんにも、日本の方も今こういうことで和平の努力のために一生懸命に動いておるというよ...全文を見る | ||
○海部内閣総理大臣 ラマダン副首相のみならずフセイン国王との会談のときにも私は、随分時間もございますからしっかりと将来のこと等も踏まえて、先ほどの答弁の繰り返しになりますが、第一義的には原則に従った局面の打開のためにイラクの撤兵を求め、邦人を含めすべての第三国人を、国際法上のみな...全文を見る | ||
○海部内閣総理大臣 拘束されていらっしゃる邦人の皆さんやまたその家族の皆さんの御心中をお察しすると、それは心の痛みが余りあるものがございます。それは率直に私はそう思っております。でありますからこそ、これらの問題は、国際法上の問題のみならず、人道上にもすべての人が解放されなければな...全文を見る | ||
○海部内閣総理大臣 一般的な問題として、日本が国連の加盟国として、国連の決議に従っていろいろな物資協力、輸送協力を既に始めようと思って努力しておるということや、日本には法律やその制度の整備が全くなされておらないわけですから、そういったことがスムーズに行われるのにはどうしたらいいか...全文を見る | ||
○海部内閣総理大臣 この問題については、私が考えております基本は何度もお話をいたしましたし、それからそのときそのときというのが非常に皆さんの方からはわかりにくいとおっしゃいますが、私の方も全くわからないわけで、戦闘を予想しておるわけじゃないんですから、戦闘を予想しておるわけじゃな...全文を見る | ||
○海部内閣総理大臣 御質問に答えておるわけですからどうぞ最後まで聞いて、内容が気に入らなかったらまた反論してください。私の意見も聞いてください。 というのは、わからないというのは、皆さんはそれじゃ湾岸に直ちに戦争が起こるということを前提に、わかったと言って御議論なさるんでしょ...全文を見る | ||
○海部内閣総理大臣 この法律全体の中を見ますと、輸送の対象に制約があるわけではありませんが、武力行使と一体をなすような輸送協力は行い得ないと私は思いますので、現に戦闘が行われているような地域への武器弾薬の輸送を行い得ないのは、これは当然のことでありますし、また、私が平和協力会議に...全文を見る | ||
○海部内閣総理大臣 この法律の目的は、そもそも戦闘行為に参加したり、多国籍軍の中へ入って肩を並べて協力するというものではありませんから、むしろ外務大臣が答えましたように、今多国籍軍はそれぞれに極めて高い性能を持った通信設備を既に駆使しながら展開し、配備されておる。私の想定の中にも...全文を見る | ||
○海部内閣総理大臣 この法律は、何か湾岸危機だけをまず前提に置いて、そしてそれが武力行動に入ったならばということだけを想定してつくった法律じゃありませんから、PKOの問題とか停戦監視の問題とか、いろいろ法律としては非常に広いとらえ方で出ておるわけです。けれども、武力行使を伴わない...全文を見る | ||
○海部内閣総理大臣 武力行使と一体になる内容を持つ通信の問題については、武力行使と一体になるようなものは実施計画でやれないと言っているんじゃなくて、実施計画でやらないようにする、こう言っておるんですよ。それから、そういったものを、私の想定ではいずれの国も要請をされないんじゃないで...全文を見る | ||
○海部内閣総理大臣 武力行使と一体になるような、そういった極めて高い蓋然性を持つような具体的な行動は、派遣計画のときにそれは武力行使と一体になることはできませんと言って、派遣計画の段階でこれは決めません。 | ||
○海部内閣総理大臣 そのような具体的な要請を受けたことはありませんし、私の方からも、国連の活動に対する憲法の枠内でできる行為が何であるか十分検討して協力はするつもりである、これは申しましたが、具体的なやりとりはございません。 | ||
○海部内閣総理大臣 これは本会議でも不破委員から同じ御質問がありましたので、あのときお答えしたと思いますが、今回の一番の大事なことは、国際社会で皆が力を合わせて経済制裁の効果が上がるように努力をしていかなければならぬという点にあることは、これは事実でございます。 ただ、今おっ...全文を見る | ||
○海部内閣総理大臣 徴兵令みたいだとおっしゃいましたが、強制力で企業を動員することもありませんし、宣誓公務員と一般の公務員とは私は違うと思いますから、その辺のところは、強制の徴兵とかそんな思想、発想でもございません。 それから、平和協力でありますし、武力行使と一体を伴うような...全文を見る | ||
○海部内閣総理大臣 まさかイラクがあのようなことをするとは思っておりませんでした。それは正直に申し上げておきます。 | ||
○海部内閣総理大臣 御指摘のようなことを私が想定して平和協力法をお願いしておるわけでは全くございません。そうして、軍事力を持った日本の兵隊がとおっしゃいますけれども、そういう発想も、正確にやはりこの法案の内容を理解されない方が言ったことであって、武力の行使を伴わない、武力の威嚇は...全文を見る | ||
○海部内閣総理大臣 日本としては、あくまで平和的な努力を粘り強く行って、平和的な解決をすべきであるというのが、これが基本的な一貫した考えでございます。こういった考えは首脳会談のときにも、私からブッシュ大統領に、日本の立場、そして要望というものは強く伝えておりますし、ブッシュ大統領...全文を見る | ||
○海部内閣総理大臣 そのようなことにならないように、今努力をしておるさなかでありますし、どうすると言われても、それはそのときの状況によって、日本としては平和解決を主張し続ける以外道はありません。 | ||
○海部内閣総理大臣 問題の根本は、アメリカがそのような展開をしたときに、これは、これ以上の平和の破壊をしないという国際社会の世論に従い、決議の実効性を高めるために行動したわけでありますから、その決議の実効性を高めていく、湾岸に平和を回復するための努力というものは、それは認めるとい...全文を見る | ||
○海部内閣総理大臣 そのときのいろいろな状況でありますから、今から予断と憶測を持って了承するとかしないとか言える立場や権限ではありません。そういったことを粘り強く平和的に解決してもらいたいという基本的意思は何回も伝えてあるわけでありますし、ブッシュ大統領自身も、最近のニューヨーク...全文を見る | ||
○海部内閣総理大臣 この法案を提出しようとしたその背景は、あくまで国連が機能するようになったという大きな変化を目の前に見ますとともに、今後冷戦後の新しい世界秩序づくりのときには、例えば強い国が弱い国を侵略して併合するというようなことを、みんなが仕方がないことだと言って許してしまう...全文を見る | ||
○海部内閣総理大臣 八月にイラクのクウェート侵攻という出来事が起こり、国連があのような決議をしたというときに、私は戦後の大きな世界政治の転換点であると認識をしました。そして、ベルリンの壁の崩壊以来東西の対立が終わり、冷戦時代を乗り越えつつあるという、新しい世界の秩序が求められつつ...全文を見る | ||
○海部内閣総理大臣 これは国会へ法律の審議をお願いして議論をいただくのですから、逃げるわけでは毛頭ありません。逃げる気持ちでもございません。そして、この平和協力隊の中に自衛隊の参加もお願いをしてやろうということでありますから、この法律の審議を通じてともに議論をしていただくことがふ...全文を見る | ||
○海部内閣総理大臣 貴重な御意見を質問の中にまぜていただきまして、私も傾聴させていただきました。 特に、今最後に二つ示された条件は、まさにそのとおりだという感じがいたします。それはやはりせっかくこの国際社会が大きく変わる中にあって、新しい世界秩序の枠組みづくりの中で、社会の正...全文を見る | ||
○海部内閣総理大臣 初めから戦闘地域に危険を覚悟の上で入っていくということは、業務を策定するときに慎重に配慮をして、あらかじめ危険を予想される戦闘地域には業務計画は組まない。これは武力集団が戦闘に参加しに行くのでは決してないわけでありますから、平和協力でありますから、そういった線...全文を見る | ||
○海部内閣総理大臣 具体的に手当のことについては私も詳細をよく存じませんけれども、しかしお話を聞く限り、この平和協力手当というものはでき得る限り踏み込んで、しかも他のいろいろなところと区別をつけないようにやらなきゃならぬということは、そのとおりだなと思いながら承っておりました。 | ||
○海部内閣総理大臣 私は、広い意味で我が国の独立と我が国の平和のために役立つものであると受けとめております。広い意味で。 | ||
10月26日 | 第119回国会 衆議院 国際連合平和協力に関する特別委員会 第4号 議事録を見る | ○海部内閣総理大臣 世論調査の結果は、そのとおり謙虚に受けとめさせていただきます。いろいろな理由その他も詳しく書いてございますけれども、私は、なお国民の皆さんに一層、今考えておる日本の平和政策というものがどういうものなのか、今の世の中は大きく時代が変わりつつあるわけでありますから...全文を見る |
○海部内閣総理大臣 せっかく前半で御激励願ったのですから、その延長線上の御質問を願って、必ず通してやるから、協力するから頑張れとおっしゃってください。私はその方針でやっていきたいと述べておるわけでありますから、よろしくお願いします。 | ||
○海部内閣総理大臣 大きな、世界の環境の中が今変わりつつあるわけでして、ついこの間までは、日本も戦後、いわゆる復興途上国としてみずからのことにまず全力を挙げなければならなかった。そして、幸運にも日本は日米安保条約のもとで、平和はアメリカの抑止力に依存するということで平和を守り抜い...全文を見る | ||
○海部内閣総理大臣 きょうまでいろいろと御議論を願った中で十分おわかりいただいておると思いますけれども、私は派兵反対という言い方なれば、それは皆さんこの法案をつくった人々もみんな派兵をするつもりでつくっておるんじゃありません。「武力による威嚇又は武力の行使に当たるものであってはな...全文を見る | ||
○海部内閣総理大臣 貴重な御意見を交えての御指摘をいただきました。国民の皆さんの理解と支持がなければ政策というものは前進しないわけであります。いわんや、今日のように誤ったイメージで受け取られるのではないかという懸念が非常にある問題でございます。政府の考えておりますこの国連平和協力...全文を見る | ||
○海部内閣総理大臣 先ほどから申し上げておりますように、私は、戦後日本の平和と安全というものは、日米安保条約のもとで、その抑止力のもとで確保され続けてきたということを率直に申し上げました。ちょうど私が初めて国会の選挙に臨みましたときも、安保反対、戦争反対、戦争に巻き込まれるから反...全文を見る | ||
○海部内閣総理大臣 御質問の中に二つの視点があると思うのです。 一つは、日本が戦後一番大切な外交の指標軸にしてきたのは日米関係であります。これはさきの安全保障の問題のみならず、相互の経済関係にしても、あるいは自由と民主主義という日本の戦後一貫して貫いてきた価値の問題にしても、...全文を見る | ||
○海部内閣総理大臣 我が国の平和政策の中で、要員も派遣して汗も流す、そういういろいろな業務というものを想定して考えますと、やはりこれが実際に有効に達成されるような仕組みを用意していかなきゃならぬ。そこで、自衛隊のある、長年の蓄積された組織とか訓練によって培われておる技能とか、いろ...全文を見る | ||
○海部内閣総理大臣 そのために「併せ有する」としたということであります、一言で言うと。それは、業務には、例えば輸送協力のときの船の動かし方とか輸送機の飛ばし方とかいろいろあるわ けですが、それは一朝一夕に、飛行機だけつくったり船だけつくってもできない。日ごろそれを訓練として操艦...全文を見る | ||
○海部内閣総理大臣 イラクの方の招待で、中曽根元総理のところにイラクに来てほしいという要請があったということを私も連絡を受けて承知をいたしております。 前回も申し上げましたように、私がラマダン副首相と会って話しました後で、二国間の対話は続けていきたいということは共通の認識で合...全文を見る | ||
○海部内閣総理大臣 あらゆる努力を積み重ねて、また、いろいろなレベルの対話を通じて粘り強く話し合いを続けていきたいということをラマダン副首相とも共通の認識を持っておりますし、また、あらゆる努力をこれからも積極的に続けていくつもりでございますので、どうか御理解をいただきたいと思いま...全文を見る | ||
○海部内閣総理大臣 今回の湾岸危機によってもたらされておるいろいろな原因は、御指摘のようにイラクのクウェートに対する侵略、併合というあの行為によって巻き起こされておるということは事実でありますから、原則に従って、国連の決議に従ってこの問題が解決されることを心から願っておりますし、...全文を見る | ||
○海部内閣総理大臣 これは入り口からミスとおっしゃいますが、私もこの国連憲章を読みますと、入り口の第一章第一条に「国際の平和及び安全を維持すること。」これが国連憲章の目的であると大きく入り口からくくって書いてあるわけでありますし、その国連の憲章の中には、やはり皆が力を合わせて国際...全文を見る | ||
○海部内閣総理大臣 今の御議論を私も伺っておりましたが、確かに当初外務大臣の読み上げました速記録に残っておるという文言は、「国際の平和と安全の維持の破壊である」こうなっております。そして、国際の平和と安全の維持の破壊というのは、どうも素直に見ても、私もいつもここへ立つと、国際の平...全文を見る | ||
○海部内閣総理大臣 大前提は、好んで戦闘の行われている地域に入っていくとか戦闘行動に協力しようと言っておるのではないわけであって、お触れになったように、第二条の「武力による威嚇又は武力の行使に当たるものであってはならない。」というところで大きな枠をはめ、前提が置いてあります、これ...全文を見る | ||
○海部内閣総理大臣 私は、特に最近の国連が機能し始めておる、これは東西の対決が終わりを告げて、冷戦時代には安全保障理事会というのは率直に申し上げて機能しませんでした。常任理事国が拒否権というものがあったものですから、東西利害の対立しているうちはだめだった。それがなくなって、新しい...全文を見る | ||
○海部内閣総理大臣 国連が話し合いのみならず決議まで行って、そして平和の破壊者に対してその地から下がってもらいたい、撤収すべきであるという具体的行動まで指定をして決議をした。その実効性を高めるために、今まさに議論になっております四十一条の経済制裁を皆が行っておるというところであり...全文を見る | ||
○海部内閣総理大臣 その都度その都度その業務計画というものにおいて、戦闘の行われているところに行ったり武力行使と一体になるようなことはしないという基本で業務計画も立てますから、それはある意味では一線を厳しく引かなければならぬ問題でございます。私はそういったところには派遣しないつも...全文を見る | ||
○海部内閣総理大臣 私も最初から、戦闘を予想されておるようなところ、そういったところには行かせないということはさんざん言いましたけれども、これは武力部隊を出すわけじゃありませんし、平和協力法の趣旨に従って派遣をするわけでありますから、第二条による武力の威嚇や武力の行使を伴わないと...全文を見る | ||
○海部内閣総理大臣 ここに書いてありますとおり、もう少し幅広く、もう少し基本的な考え方を持ってこの法律をつくったものでございまして、派遣をしてそれと一緒になってというようなことよりも、どのような協力ができるのだろうか、そういったことを考えて第一条、第二条、第三条に、もう一々説明し...全文を見る | ||
○海部内閣総理大臣 御指摘のように、八月の二日にイラクのクウェート侵攻があって、そしてこれは日本もでき得る限りの協力をしなければならぬ、貢献策を組まなきゃならぬ。お金の問題は別にしまして、いろいろ努力もしましたが、あと医療協力とか輸送協力をしようというときに、法の体系も制度も、そ...全文を見る | ||
○海部内閣総理大臣 自衛隊に平和協力隊に参加をしてもらって、そして平和協力隊の指揮のもとに入って、これらの業務、活動に協力をしてもらう。そして、それは自衛隊だけでやるわけじゃありませんから、この間はいろいろ、海上保安庁とか警察とか消防とか一般の方とか、皆にもお願いをするということ...全文を見る | ||
○海部内閣総理大臣 自衛隊の本来持っております我が国を守る、そのためには危険も顧みず宣誓をしてまで公務員になってもらう、ということは非常に崇高な厳しい任務だと私は思っております。また、新しい国際社会の大きな変化の中で生まれてきた日本が平和協力をいろいろしていこう、日本の平和政策と...全文を見る | ||
○海部内閣総理大臣 私が今、繰り返しアメリカに言ったこと、ブッシュ大統領にも言ったことは、武力行使にならないように粘り強く平和的にまず解決の努力をしてほしいということと、それから国連中心の問題解決を日本はしていきたいということを強く申し上げております。御趣旨よくわかります。 | ||
○海部内閣総理大臣 いや、日本の意思は、国連の決議がある、ないにかかわらず武力行使をやってくれるなというのがまず大前提でありまして、その平和的な解決というのを今の段階で繰り返し繰り返し伝えておるというのが第一であります。だから、もし仮にという将来の前提をつけてまだ物を言ったことご...全文を見る | ||
10月29日 | 第119回国会 衆議院 国際連合平和協力に関する特別委員会 第5号 議事録を見る | ○海部内閣総理大臣 愛知委員の御指摘のように、私どもは今、戦後初めてという大きな変化に直面をいたしまして、国際連合というものが平和を維持、回復していくために具体的に役割を果たすことができるようになってきた、同時に、冷戦時代が終わりを遂げつつあるという認識は皆持っておるわけでありま...全文を見る |
○海部内閣総理大臣 この法律を考えますときに、最初の答弁に戻りますが、国連憲章の目指しておるものも、善良な隣人として互いに平和に生活をしていきたいと平和の理念を書いておる。それは、二度にわたる世界大戦の惨害というものを戦勝国側の立場から見て身をもって体験し、これを将来の世代に受け...全文を見る | ||
○海部内閣総理大臣 基本的なことを申し上げますと、日本の外交の座標軸というのは、第一は、日米関係が基調でございます。そして、それは日本が戦後多数講和か全面講和かで独立国家の道を選ぶときに、自由と民主主義の陣営に属してやっていこう、それから、我が国の安全保障は日米安全保障条約のもと...全文を見る | ||
○海部内閣総理大臣 世界の大きな流れが次第に変わりつつある、そしてそれは冷戦時代が終わってみんなで力を合わせて平和と繁栄を求めていこうという時代になりつつある、国連が戦後初めて安全保障理事会で全会一致の決議をして、平和を守るための努力をいろいろできるようになってきた、こういう状況...全文を見る | ||
○海部内閣総理大臣 湾岸危機が起こりましたその直後から、これは平和的に解決することが最も望ましい解決方法であるということは私どもの一貫した考えであります。ですから、湾岸各国を回った首脳との会議でも、そのことについてさらに粘り強く平和的解決の努力をお互いにしようということは強く言っ...全文を見る | ||
○海部内閣総理大臣 日本は初めから平和解決をしなければならぬという政治的立場を明確にしておりますし、同時に経済制裁にも積極的に参加をして、これは反省を求めるための、平和解決をするための国連の決議に従って行っておるわけであります。またアメリカを初めとして、戦火があれ以上広がらないよ...全文を見る | ||
○海部内閣総理大臣 お言葉を返すようですが、私は大切な視点が欠落をしておると思うのです。それは、一体その世界の平和とか国際社会の正義という角度からとらえたときに、イラクのクウェート侵略、侵攻という事実をどのように評価されておるのでしょうか。今回は、冷戦後の世界の秩序の中で、また昔...全文を見る | ||
○海部内閣総理大臣 必要性を感じて提案をいたしました法案で、ただいま御審議をいただいておる最中でありますから、御理解を願いたいと思って、審議を続けていただきたい、成立をさせていただきたいというのが政府の率直な考えであります。野党も同じように平和協力機構をつくるという発表をされまし...全文を見る | ||
○海部内閣総理大臣 これは、基本的な問題については常に連絡をしながら、話し合いをしながらしておるわけでありますけれども、事は信頼関係の上に立って、その必要も認めて、安保条約の枠組みの中でこれが円滑に運用できるように外務省は適切に対応しておると私は思っております。 | ||
○海部内閣総理大臣 何度も申し上げるようですが、これはいわゆる自衛隊を自衛隊として、戦闘部隊として治安出動さしたり防衛出動させるという考え方とまるっきり違うわけでありますから、防衛出動するときなんかはこれは国会承認を求めることに自衛隊法でなっておるわけですけれども、自衛隊の一部を...全文を見る | ||
○海部内閣総理大臣 国連決議の二四二に従ってイスラエルが占領地域から兵を引くこと、そのかわりパレスチナも、アラブもイスラエルという国の生存を認めることというのが二四二号の決議の趣旨でありまして、それをさらに飛躍して、そのために出兵していってもいい、攻撃をしかけてもいいという決議に...全文を見る | ||
○海部内閣総理大臣 それは、この法律という狭い次元じゃなくて、イラクが決断をして国連決議の趣旨を受け入れてクウェートからの撤退をすれば問題の根本的な解決はすべて図られる、こう思っておりますし、今またそれを目指してのいろいろな各国の努力が続けられており、そのような方向に向かっての兆...全文を見る | ||
○海部内閣総理大臣 これは、平和の破壊をむしろ抑えなければならぬ、そして平和を維持しなければならぬという立場で、いかなる協力ができるかを決めておるのがこの平和協力法でありますし、今いろいろ御議論になっております武器輸出三原則というのは、私に言わしむれば、この平和協力隊が護身用に必...全文を見る | ||
○海部内閣総理大臣 日本国の憲法は「平和を愛する諸国民の公正と信義に信頼して、」生存を決意したと前文に書いております。そして、いずれの国も「自国のことのみに専念して他国を無視してはならないのであって、」「自国の主権を維持し、他国と対等関係に立たうとする各国の責務である」、国際協調...全文を見る | ||
○海部内閣総理大臣 「あたらしい憲法のはなし」、昭和二十二年に文部省がつくったものであること、私も目を通しましたし、おっしゃるとおりのことが書いてございます。ですから、そういう理想的な、すべての国がそういったことになってくれるような理想を願って書かれたものでありますから、私はその...全文を見る | ||
○海部内閣総理大臣 今回の湾岸危機で確かにお宅の二歳の坊ちゃんまで刀を振り回さなければならぬほど恐怖感を与えたのは、やはりイラクの問答無用の力による侵攻、侵略ということがこの平和な時代にまだ現にあるということではないでしょうか。私はそうとしか受け取れません。そしてさっきおっしゃい...全文を見る | ||
○海部内閣総理大臣 それは、日本の自衛隊というものはきょうまで専守防衛で、足の長いものや、外へ出ていったり、そういったことを前提とした装備を持っておりませんので、私が念のために、想定されるものは物資の輸送とか医療班の派遣とかいろいろなものがあるが、どんなものが出せるのかと言って聞...全文を見る | ||
○海部内閣総理大臣 目的意識を持って人の話を、言わないことまで言ったと言ってこじつけるのは、これは正確な議論の態度じゃありません。私は、提出できるとすればどうなんだと言ったら、これとこれだという一覧表をもらったので、そうなのかと素直に思って答えたわけで、それから貢献策を最初考えま...全文を見る | ||
○海部内閣総理大臣 戦闘部隊が戦闘に参加しておるのじゃございませんから、多国籍軍と一緒になって戦闘をする、共同作業をするということも全く想定しておりませんし、平和協力隊としてできるだけの、分に応じた業務計画をきちっとつくって、初めから戦闘の行われているようなところには出さないとい...全文を見る | ||
○海部内閣総理大臣 それはお答えをいたしましたように、事情がそんなに変わってくるなれば、これは計画変更をして、その土地土地の実情に応じた判断をして、隊長が撤収をするとか、計画変更に従って他のところへ移動するとか帰ってくるとか、それは具体的にいろいろなケースが予想されると思います。...全文を見る | ||
○海部内閣総理大臣 これは全く見通しがつきませんからわかりませんけれども、貢献策のときにはサウジアラビアのダンマムというところまで協力した、物資の輸送をいたしたということでありますが、情勢が変われば、それはまたそのときにおいて判断をすることに相なります。 | ||
○海部内閣総理大臣 抽象的に言えば、危険が伴う地域は非常に広くございます。私が言っている危険なところへというのは、あらかじめ戦闘が行われているような具体的な危険な地域には送りませんという自分の心情を何回も吐露しておるわけでありまして、そのことは具体的な業務計画の段階ではっきりとさ...全文を見る | ||
○海部内閣総理大臣 委員が何を想定して国際公約という言葉で再三お詰めになるのか、私はちょっと真意が伺ってないのでわかりませんけれども、世界に向かってこの法律を通しますということは決して申しておりません。それは国会が議論してくださることであって、そういう考え方で日本も国際協力ができ...全文を見る | ||
○海部内閣総理大臣 日米関係というのは極めて大切な二国間関係であります。そして、今回の場合でも、国際社会の正義を守るために迅速に行動をして、まず多国籍軍の先駆けになって抑止力をしいて、あれ以上の平和の破壊が行われないように、サウジのところでとどまるように行った米国の行為というもの...全文を見る | ||
○海部内閣総理大臣 私は、先ほどお答えの中で、総理大臣の責任というものが極めて大きく、重いことは厳しく自覚をして毎日やってきましたと申し上げました。同時に、今度の問題につきましても、日本の憲法の理念と国連憲章の掲げておる平和の理念と、目指すところは世界の平和と繁栄ということであり...全文を見る | ||
10月30日 | 第119回国会 衆議院 国際連合平和協力に関する特別委員会 第6号 議事録を見る | ○海部内閣総理大臣 顧みますと、お互い政治に志して一緒に研修会をやったり街頭演説しましたころ、もう三十年も三十五年も前になると思います。あのころの日本の立場は復興途上国と言っていいと私は思います。福祉の制度も充実しておらず、国民所得も低く、何かこう西欧先進国に追いつきたい、追いつ...全文を見る |
○海部内閣総理大臣 非常に博学な中山さんの御質問というかお話を私は承っておりましたけれども、今御質問になった、この戦争をどうだと言われると、これは例えばこの間のイラン・イラクの戦争にしても、あれは領土の問題、その背景に宗教の問題があったのではないか、このように私なりに判断をいたし...全文を見る | ||
○海部内閣総理大臣 大変気宇広大な構想を述べていただきましたし、またその構想自身は、国連のセンターを日本に誘致したらどうか、特に広島ということにもお触れになりましたけれども、私も率直にそれは魅力を感ずるテーマでございます。今お触れになりましたように、国連大学とかあるいは名古屋の国...全文を見る | ||
○海部内閣総理大臣 この問題につきましては、愛知議員がどのような判断をして質問の中で言われたのか、愛知議員の全くの個人的なお考えであろうと思いますけれども、その後詳しく事情等も聞いておりませんから、私からもよく真意を尋ねてみます。 | ||
○海部内閣総理大臣 私はかねて申し上げておりますように、歴史の反省に立って二度と侵略戦争はしない、軍事大国にならないという誓いを立ててやってきておりますということを何度も申し上げてまいりましたし、同時にこの法案に関しましても、日本が昔のように国権の発動で、自分の国の恣意で近隣諸国...全文を見る | ||
○海部内閣総理大臣 この協力業務というのは、私の理想を言えば、すべていろいろな立場の人々みんなに協力をしてもらうというのが理想でありますから、広く呼びかけて協力を求めよう、こう思っております。それから、それによって民間の人が不利になるとか、これは、徴用とか徴兵とか、そんなものとは...全文を見る | ||
○海部内閣総理大臣 私は海部俊樹でありまして、ハトでもタカでもございません。 | ||
○海部内閣総理大臣 何を基準にタカ派とおっしゃるのかよくわかりませんけれども、もし平和を本当に繁栄とともに築き上げていきたいということを政策の基準に置いておるということにすれば、それは私は平和と繁栄のためにどこまでも協力をしていきたい、こう思っておる人間でございます。 | ||
○海部内閣総理大臣 そのとおりに御理解いただいて結構でございます。 | ||
○海部内閣総理大臣 八月二日のイラクのクウェート侵攻について全く同じ見解をお述べいただいたことを私は今承って、そこまでは同じだな。そこでそのときにそれを何とかしなければならぬというので、国連の決議に従って世界がいろいろやっておる行為に対して貢献をしなければならぬ。そこで今お示しに...全文を見る | ||
○海部内閣総理大臣 実はこの物資協力の第一船が出ます前後のことにつきましてはいろいろなことがあって、私は海員組合の皆様の御理解をいただいてあの船が出ていくことができたということを繰り返し申し上げておるつもりでありますから、それは後ほど速記録をもう一回調べて、本会議でも予算委員会で...全文を見る | ||
○海部内閣総理大臣 社会党の大綱を拝見させていただいて、私は、それができるなれば、我々も当初貢献策のときにいろいろ考えて、第一陣を出そうと思っていろいろ努力していろいろ問題があったということを申し上げたわけでありますけれども、どうか法案をお示しいただいて、そしてどのようにして具体...全文を見る | ||
○海部内閣総理大臣 これは別に逃げるわけではありませんから、私どもも夏休みを返上していろいろ探しましたが、仕組みも法律も制度もございませんでしたので、民間にお願いをしていろいろなことをしたいということで努力をし続けてきたわけでありますが、結果として、いろいろな問題があってできにく...全文を見る | ||
○海部内閣総理大臣 おっしゃるようなことで、日本は船が必要だということ、そこで、毎年計画造船をして、そして利子補給のこと等も考えながらどのようにして船腹を確保して、日本の国際的な相互依存関係、貿易の中で船の占める大事な役割、そういったものを果たしていくかということの政策努力を続け...全文を見る | ||
○海部内閣総理大臣 これは、条約局長は法律の解釈という面からいろいろと法律論で答えておりますけれども、私は、先ほど来議論になっておるように、貢献策の第一陣を出しましたときも、やはり民間に頼むときには武器、弾薬、兵員は運ばないということで海員組合の皆さんにも御理解、協力を得てきたこ...全文を見る | ||
○海部内閣総理大臣 これはできるだけ政治対話はしたいというので、私自身もヨルダンでイラクのラマダン副首相と直接会って話をし、大統領にも直接私の意向は伝えてありますし、その後もここで具体的に一々つまびらかにしませんけれども、いろいろな政治対話を続けていこうという努力を今行っておる最...全文を見る | ||
○海部内閣総理大臣 委員の湾岸危機に対する見方、その解決への御希望というのは私は全く正しい方向性だと思います。同時に、私自身もそれをしなければならぬと思っておりますし、恐らく世界のイラクを除くすべての国々というのは、それと同じようなことを心から願っておるのではないでしょうか。私自...全文を見る | ||
○海部内閣総理大臣 貴重なお考え方を承りまして、私も同感できるところも多々ございます。というのは、国際社会の結束維持が第一に大切だとおっしゃること、これからはせっかくの、冷戦が発想を変えて、おっしゃるようにペレストロイカになって、欧州で成功したのは、やはり抑止と対話とともに、体制...全文を見る | ||
○海部内閣総理大臣 いろいろ私の行動に対して御批判があることは率直に受けとめさしていただきますが、私の方にも私の方のそれなりの考え方は率直に伝えてございますし、また、まず第一の、あの直後になぜ行かなかったかということでありますが、中東と長い間行き来がなかったものですから、久しぶり...全文を見る | ||
○海部内閣総理大臣 先ほどお答えしましたような骨組みで、私は現在の局面を転回して人質問題を解決できれば、恒久平和のために、パレスチナ問題を含んで、二百四十二号の趣旨に従った恒久平和のための国際会議は、日本としても積極的にこれは提案をして協力していくことが、あの地域の完全な和平につ...全文を見る | ||
○海部内閣総理大臣 この法律をつくりました趣旨というものは、決して戦争協力をしようというものでもありませんし、今の世界情勢というものは、もう従来の発想による国と国との戦争というものを想定できない状況になってきた。最近、おっしゃいましたように、これはソ連もペレストロイカをやって新思...全文を見る | ||
○海部内閣総理大臣 アマコスト大使が何を言って歩いておるか私は知りませんけれども、私のところへは直接言ってこられたこともありませんし、それは当然のことだろうと思います。 私はこの平和協力法案を提案しますに当たりまして、やはり大原則として武力の威嚇、武力の行使をしないということ...全文を見る | ||
○海部内閣総理大臣 委員も最初おっしゃったように、委員自身が私に第一問で、戦争になったら血が流れて世界じゅう大変なことになるから、この湾岸危機はあくまで平和的に解決するように粘り強く努力しろとおっしゃいました。私はその御見識は高く評価する、こう言いましたし、私もまさにそのつもりで...全文を見る | ||
○海部内閣総理大臣 この委員会でも何回か私は考え方を申し上げましたけれども、歴史の反省に立って、二度と侵略戦争はしない、軍事大国にはならないという平和主義の理念というものは、私はとうといものだと思っております。同時に、日本はそういった立場に立って日米安全保障条約を結び、日本の平和...全文を見る | ||
○海部内閣総理大臣 歴史の反省に立って、二度と侵略戦争はしない、二度と軍事大国にならないという、そういった願いを込めての平和主義の理念を持っておるということを先ほど来委員にもお答えも申し上げましたし、そういった日本の立場というものがアジア地域の平和と安定に役立ってきたことも私は事...全文を見る | ||
○海部内閣総理大臣 随分長時間各党の皆さんに御質疑をいただいて論議を重ねておりますが、これは視点がちょっと違うかもしれませんが、戦後四十五年、初めて起こった国連の決議成立という事態を受けて、そしてイラクという国がこの世の中で武力的に侵略し併合することは許してはならぬということが、...全文を見る | ||
10月31日 | 第119回国会 衆議院 国際連合平和協力に関する特別委員会 第7号 議事録を見る | ○海部内閣総理大臣 今回お願いしております平和協力法案というのは、政府部内でいろいろな場面を想定しながら、そうして、今国連が機能し始めているときに、それに協力する方法は一体どこまで、何かできるだろうかということを中心にまとめ上げた法律案でございますので、政府としては、この法律案の...全文を見る |
○海部内閣総理大臣 いろいろな記事が出ますときに政府筋と書かれますが、海部俊樹がとお書きになったなら私はここで明確に、そういうことは申し上げておりません、言った方ここへ来てもらってと言いたいのですけれども、筋と書いて逃げられますとどうにもなりません、正直言って。私の身辺にはそうい...全文を見る | ||
○海部内閣総理大臣 政府として野党の考え方についての御所見と言われますが、ですから法案を出していただいて、法案をよく見せていただかないと、大綱のままで物を申し上げるのはいささか軽率ではないかという、そんな思いがございますので細かくは申しませんが、ただ、原則非武装で平和協力だからや...全文を見る | ||
○海部内閣総理大臣 今、日本の国が非常に豊かな国になったという前提がございましたけれども、私は戦後四十五年を顧みて、我が国は人に迷惑をかけなければいい、逆に言うと迷惑をかけちゃいけない。その迷惑というのは、歴史の反省に立って、侵略戦争をやってはいけない、軍事大国になってはいけない...全文を見る | ||
○海部内閣総理大臣 御意見はけさの報道を通じて私も拝見をしてまいりました。自衛隊について慎重であらねばならぬということ、その御趣旨は私もよく理解をしておるつもりであります。したがいまして、過去の歴史の反省に立って、アジアの国々に対して、日本は二度と侵略戦争はしません、軍事大国には...全文を見る | ||
○海部内閣総理大臣 町村委員にもお答えしましたように、社会党も国連に協力するというお立場でいろいろな御研究、御議論を続けていただいておることを私も十分理解をいたしております。先日のこの委員会で議論になりましたように、いろいろな角度の議論が社会党さんの中にあるわけでありますから、ど...全文を見る | ||
○海部内閣総理大臣 国連の問題についてはよく承知しておりますから、きょうまでも国連を通じての基金の拠出や、あるいは南アにあります民間団体に対して南アの黒人救援のための資金の提出ということを既にしてきておるわけでありますから、国連の考え方や決議を無視しておるわけでもございませんし、...全文を見る | ||
○海部内閣総理大臣 異論はございません。 | ||
○海部内閣総理大臣 日本国憲法がここにある勅語によってあらわされておるそういったあり方によって生まれたものである、私はそのように受けとめます。 | ||
○海部内閣総理大臣 るるお述べになった経過があったことは、私もよく承知しております。そうして、その九条の精神というものについては、先ほど来ここでも申し上げておりますように、歴史の反省に立って二度と侵略戦争はしてはならない、軍事大国にはならないという我々国民の共通の理念として掲げた...全文を見る | ||
○海部内閣総理大臣 国連の平和協力で、日本の平和政策をどうしたらいいかということを考えておるわけでありますが、今度も戦争をしようというのじゃない。戦争をしかけたのはイラクであって、あってはならないことを現実に世界の目の前で行ったのはイラクであって、それは国際社会の正義に反するから...全文を見る | ||
○海部内閣総理大臣 上田委員のお話、途中までは私もよくわかりますし、全く同じですが、例えば警察とか消防とか一般の皆さんとか全部集めれば直ちに戦力になる、こうおっしゃいましたけれども、私も、すべての日本国民の皆さんにお願いをして、そして来ていただいて、業務内容に書いたことをきちっと...全文を見る | ||
○海部内閣総理大臣 冒頭に申し上げておきますが、憲法を改正してまでこれを、平和協力法案を出そうとしておるのじゃありませんから、私どもは憲法の平和主義の枠内でやろうと、こうしておるわけであります。 それから、今おっしゃったいろいろな御議論があります。これは先日も議論になりました...全文を見る | ||
○海部内閣総理大臣 イラクで自由を拘束された邦人の人質の皆さんや第三国の方々の一刻も早い釈放を願わなければならぬというのは、これはおっしゃるとおり当然のことで、これは国際法上の問題のみならず人道上の問題でもあります。そして、こういった行動をやったのは、これはイラク政府でありますか...全文を見る | ||
○海部内閣総理大臣 原則は従って人道上、国際法上の立場に立ってイラクに強く反省を求めるとともに、人質が釈放されるときには日本としてはできるだけの経済協力、技術協力を再構築していく用意がある、あるいはイラクが望むように、中東恒久和平に対して日本も積極的に参加をしていく用意があるとい...全文を見る | ||
○海部内閣総理大臣 昨日、愛知委員に私は直接真意を問うたのでありますが、愛知委員は率直に、自分の質問の発言の中で大変御迷惑をかけました、不穏当な部分は取り消させていただきたいという申し出がございましたので、そのことを御報告させていただきます。 | ||
○海部内閣総理大臣 国連平和協力法を国会に提出するまでの間に政府部内でいろいろ慎重な検討をいたしましたが、今委員おっしゃいますように、これは決して憲法の理念を乗り越えていこうというものでもございませんし、大前提として国連の決議を受けてという大きな目標があって、日本が戦前のように、...全文を見る | ||
○海部内閣総理大臣 まず第一に、自衛隊を派遣するためにつくった法律ではございません。自衛隊を自衛隊のままで、戦闘集団として派遣しようというような考えは全くございません。 それから二つ目に、最初に貢献策を発表しました八月二十九日のことにお触れになりましたが、あのときは八月二日に...全文を見る | ||
○海部内閣総理大臣 御指摘のように、自衛隊がそもそも最初に昭和二十九年に出発しますときに、専守防衛、みずからの国土と国民の生命財産を守る、そのために武力を行使して、日常の訓練をして日本を守る、そういうスタートであったことは御指摘のとおりでございます。そして、率直に言うと、あのころ...全文を見る | ||
○海部内閣総理大臣 その御引用になった文章を私は正確には読んでおりませんので、今の委員の御指摘の範囲内で申し上げましても、ちょっとそれは過剰な表現がございまして、軍隊として海外派兵するわけでもありませんし、それから戦争に対する反省と、二度と侵略戦争はしない、軍事大国にならないとい...全文を見る | ||
○海部内閣総理大臣 私は、日本のすべての立場の皆さんに、そして率先して公務員がまずやれ、国家は何しておろかという御批判にもこたえながら、民間の方にも皆さんにお願いして、すべての方が参加してこういった行動をしてもらう、そのために平和協力隊法というものをお願いして、ここの中に入って、...全文を見る | ||
○海部内閣総理大臣 でき得る限りの貢献をなしたつもりでおりましたが、それでも世の中の御意見というのはいろいろございまして、そういう記事もあれば、また遅過ぎる、少な過ぎるという批判もあれば、それは海外のみならず国内でもたくさんございますので、精いっぱい自主的にできるだけの判断をして...全文を見る | ||
○海部内閣総理大臣 私は、軍事行動はとってはならないという考え方で平和的な解決を強く望むと言っておりますから、そういったようなことにはならないと思いますし、また、事前協議というのは日米安保条約の運用上の問題としてよく出てくる言葉でございますけれども、そのようなことには、私はそうい...全文を見る | ||
○海部内閣総理大臣 武力行使を前提としての御質問のようですが、私は武力行使はいけないという立場に立って、何とかそれを回避したいという願いで動いておりますし、それから最近の世界の動き、歴史の流れ、湾岸危機に対する対処の仕方も、武力衝突が前提で、しかも日本にそういったような相談などが...全文を見る | ||
○海部内閣総理大臣 私が八月の記者会見なんかで想定して申し上げたのは、現に戦闘が行われているような危険なところへ輸送をしていくというようなことは、業務計画のときに慎重に対応してそういうところには行かせない方針でありますということを申し上げましたが、私は現実に戦闘の行われている地域...全文を見る | ||
○海部内閣総理大臣 基本的な考え方はこの法案の第一にきちっと書いてあるわけでありまして、許されない行為に対してやらないということでありますし、法案の前の態度は、貢献策をつくるときに何の仕組みも法律もありませんでしたから、いろいろ確認書を交わして、お願いをして、厳しい中で御協力を願...全文を見る | ||
○海部内閣総理大臣 御指摘をいただいた憲法の考え方は、私もかねてそのとおりだと考えておりますし、そのことは繰り返し本会議の答弁を初めこの委員会でも申し上げ続けてきたつもりでございますが、日本国憲法の前文に書いてありますことは、やはり、わかりやすく言うと、ここに正義に反するものがあ...全文を見る | ||
○海部内閣総理大臣 第一条、そして第三条に「この法律は、国際の平和及び安全の維持のために」云々、以下こう書いてありますけれども、まさにそういうことでございまして、国際の平和をきちっと守ろうという国連の決議を受けた行動でございます。国連憲章というものは、先ほどいろいろお示しになった...全文を見る | ||
○海部内閣総理大臣 私の判断を申し上げますが、第二条に書いてあります「武力による威嚇又は武力の行使に当たるものであってはならない。」というのは、日本国憲法の今まさにおっしゃった一番大切な平和主義の理念のところ、憲法九条に書いてある文言をそのままここに持ってきて、それであってはなら...全文を見る | ||
○海部内閣総理大臣 できないことばかりを考えずにできることを考えろという御指摘には、全く私はそのとおりであろうと考えますし、また今回法律を用意しまして、どの程度のことができるだろうかということを第三条にいろいろ考慮して列挙しました問題も、またこういったことをやるための法律や制度、...全文を見る | ||
○海部内閣総理大臣 即位の礼に参りましても、今ここで御答弁申し上げておるときでも、私は憲法に風穴をあけようなんとは決して考えておりませんので、これは良心に照らして申し上げますが、今回の法案をつくりますときも、その憲法九条の枠組みの中できちっとこれは守っていかなきゃならぬ、歴史の反...全文を見る | ||
11月05日 | 第119回国会 衆議院 国際連合平和協力に関する特別委員会 第8号 議事録を見る | ○海部内閣総理大臣 今、法律の枠の中でどうだという御議論をなさっておったように承りましたが、私どもは、この法律に書いてあるように、武力行使を目的とする派兵なんということは毛頭考えておりませんし、それから戦場の、現に行われておる戦闘の場所に入っていってその中で通信をやるなんというこ...全文を見る |
○海部内閣総理大臣 何度もお答えしておりますが、平和協力隊の方へ入ってもらったときは、これは平和協力隊本部長の指揮権に一元化をいたします。そうして、武器の問題等についてもいろいろありましたが、例えば自衛隊法の八十七条については、これは包括的な規定を定めてありますが、しかし、こちら...全文を見る | ||
○海部内閣総理大臣 御指摘いただいたように、私も初当選のとき以来三十年間、郷土の、選挙区はお隣同士でございますし、議員会館もお隣同士でずっと御指導願ってきた人生の先輩でもございましたし、何かとお世話をいただきました。 個人的なことを申し上げてお許しいただければ、ちょうど私が結...全文を見る | ||
○海部内閣総理大臣 武器輸出三原則については、私はそれはきちっと尊重していくべきものと原則的に考えております。(左近委員「原則的」と呼ぶ)はい、原則ですから。原則だから原則を……。 | ||
○海部内閣総理大臣 武器輸出三原則でありますから、これは厳格に守ります。 | ||
○海部内閣総理大臣 池端委員とは同じときに学生生活をともにいたしましたから、あの当時の背景は十分御承知だろうと思います。同時に、あのころの討論会というのはその場で抽せんだものですから、パチンコはいいか悪いかとか、赤線はいいか悪いかとか、大変奇妙な演題をつくっては学生に抽せんをさせ...全文を見る | ||
○海部内閣総理大臣 私は、今お示しになったような討論を学生時代いたしましたが、しかし、池端委員、お互い四年生のときに、私が総理大臣杯というのをもらいましたときの演説の原稿は「平和国家建設と我らの使命」、こういうテーマでございまして、私は、歴史の厳しい反省に立って二度と再び侵略戦争...全文を見る | ||
○海部内閣総理大臣 申し上げましたように、私はこの法案は憲法違反だと思っておりませんし、同時に、日本の憲法は「平和を愛する諸国民の公正と信義に信頼して、」「生存を保持しようと決意した。」「いづれの国家も、自国のことのみに専念して他国を無視してはならないのであつて、政治道徳の法則は...全文を見る | ||
○海部内閣総理大臣 突然の御質問でしたので、事前にそのペーパーを読んでこなかったことは事実ですから、改めて読んでみますけれども、私の理解に誤りなければ、国連に対する拠出金は日本は二番になっておって、全体の需要のたしか一一・三六%ぐらいじゃなかったでしょうか、拠出いたしておりますし...全文を見る | ||
○海部内閣総理大臣 湾岸危機が起こりましたころに、私は委員の顔写真入りの御意見を新聞で拝見いたしまして、国連の諸活動に参加していらっしゃった体験から、いろいろ国連に対する日本の協力が必要であるということを力説されておった論文を私は拝見させていただいて、大変心強く読ませていただいた...全文を見る | ||
○海部内閣総理大臣 日本が国際的にどのような批判をきょうまで受けてきたかは、国連で活躍された委員はよく御承知と思います。それは、日本がきょうこういうような事態になったのは、世界のすべての国々の平和と自由な貿易の中においてお互いの相互依存関係、互恵関係を通じて成り立ってきたことは御...全文を見る | ||
○海部内閣総理大臣 いろいろな国々の情報すべてを取り寄せておるわけではありませんのでいけませんが、私はそういう世論があるだろうということを、今詳しく申し上げたように、日本国憲法の前文と国連平和憲章の前文を踏まえて私営身がそう判断するとともに、国際会議なんかへしょっちゅう参りますが...全文を見る | ||
○海部内閣総理大臣 自衛隊を組織として送れということを私は聞いたこともありませんし、やろうとも思っておりません。平和協力隊をきちっと日本が自主的に考えて協力をしよう、しかもそれは自衛隊を組織として戦闘部隊として送ろうなんということは毛頭考えておりませんので、どこの国もそんなことを...全文を見る | ||
○海部内閣総理大臣 ある、ないよりも、私自身がそう判断しておるということを先ほど来何回も申し上げております。 | ||
○海部内閣総理大臣 お言葉を返すようで大変恐縮ですけれども、私の体験からいくと、人を送れ、人を送ってくれたらうれしいということは、今のこの現状じゃありませんよ、三十年前に私が初めて当選したとき、日本青年海外協力隊というものを考えて、物やお金だけではいけないから、日本人が出て行って...全文を見る | ||
○海部内閣総理大臣 アジア地域のことにお触れになりましたけれども、例えば五月に私がSAARCと言われた南西アジア、今までは非同盟、中立ということでやってきた地域でしたが、日本はもっと政治的にも経済的にもこの地域に入ってきてもらいたい。なぜなれば、冷戦時代の対立が終わったら、中立、...全文を見る | ||
○海部内閣総理大臣 法律不遡及の原則なんていうのがあるようですから、法律の過去の決議に対するどうこうについては専門家からお答えをいたさせます。 | ||
○海部内閣総理大臣 私も新聞報道程度でしかこういうことをした、ああいうことをしたと、そちらが——失礼しました。不破委員長が指摘されたことは知識として持っておりませんし、また、大原則として経済制裁を皆が力を合わせて国際社会の総意でやっていくということは、これは基本的に全く一緒の認識...全文を見る | ||
○海部内閣総理大臣 日本が経済制裁に参加をしてきちっとやっておるわけですから、抜け穴を日本の国内のことは防ぐというのは当然のことだと思います。それから、よその国のことまで全部こちらが調べてやるよりも、国連という上部機関があって、そこでいろいろ意見交換しながら国連が全体のあれをして...全文を見る | ||
○海部内閣総理大臣 私は、決してよその国のことまで一々調べ上げてきて、ここにこういう脱法がある、ここにこういうものがあるということを言う、そんなことは一つも言っておりません。そして、ここでよその国のことに触れられる質問が野党から来るなれば、それはそのまま情報として国連へ教えて、そ...全文を見る | ||
○海部内閣総理大臣 経済制裁を厳しくやるということは何度も言っているじゃないですか。よその国を、一々全部指示を出して、どこの国が守っておるか守っておらぬか調べるとおっしゃるから、そうじゃなくて、ここで外国が抜け穴をやっておるということを言う方がおるから、そういった情報も教えて、そ...全文を見る | ||
○海部内閣総理大臣 イラクの、正確な名前はちょっと今ど忘れしましたけれども、民間の団体から中曽根元総理に対して招待状が来て、そして訪問をされたら大統領との面会も準備されるだろう、こういう御連絡が来たということを私も承りました。人質の皆さんに対する問題については、私自身がラマダン副...全文を見る | ||
○海部内閣総理大臣 自民党の訪問団は、それぞれ留守家族の皆さんといろいろ連絡をとりながら、人質の皆さんへの物を持っていってお届けするとかいろいろなことをしたいということでありました。私は、それはそれなりに非常に結構なことでありますから、気候も変わっていくときですので大いにされたら...全文を見る | ||
○海部内閣総理大臣 最初にも申し上げましたが、原則に従った解決というのは国連決議の原則に従った解決でありまして、そしてそれはクウェートからの撤退ということ、クウェートの正統政府の復帰ということ、同時に人質の、日本人はもちろんのこと、すべての人質を解放するということ、これは国連決議...全文を見る | ||
○海部内閣総理大臣 原則的解決には粘り強く平和的に解決をしなければならぬ、間違っても力の解決に訴えてはいけないということは、私がきょうまで三カ月間寝ても起きても忘れなかった大原則でありますから、人質の皆さんの自由を求める、自由解放をしてもらうためには、日本としては粘り強くあらゆる...全文を見る | ||
○海部内閣総理大臣 何度も申し上げておりますが、イラクがそれを受けて決断してくれれば新たなる展開につながってまいります。そして、今いろいろな方が行って話をしておってくださることも、あらゆるレベルでの二国間の政治対話というものの一つだと思っております。 | ||
○海部内閣総理大臣 いろいろな事情、いろいろな条件が許せばいろいろなこともまた考えられると思いますが、今は、きょうはこうやって委員会を朝から一生懸命やっておりますし、情報が来たらそれを分析して、私どもはアメリカの大統領やあるいはECの首脳なんかとも十分連絡をとりながら、問題の根本...全文を見る | ||
11月06日 | 第119回国会 衆議院 国際連合平和協力に関する特別委員会 第9号 議事録を見る | ○海部内閣総理大臣 お答えさせたとおりでございます。 |
○海部内閣総理大臣 今御議論を聞いておって私の直観をお答えしますけれども、そういうような大部隊を完全武装して、先生第一線とおっしゃいますが、そんなところへまで行くようなことは毛頭考えておりませんし、平和協力隊というのはそのために、二条に書いてあるように原則非武装で、そして特定の業...全文を見る | ||
○海部内閣総理大臣 これはこの法律の第二条に「武力による威嚇又は武力の行使に当たるものであってはならない。」ということを大前提として置いておりますから、私が業務計画を想定するときにも、医療部隊とか輸送ということを例示として申し上げましたが、陸上の部隊が単位として武装して出ていくと...全文を見る | ||
○海部内閣総理大臣 それは前からお答えしておりますけれども、危険な前線とかそういうようなところへそもそも行くべき性格のものじゃございませんので、業務計画だってそういう戦闘の行われておるような危険地域は外して、そして今、貢献策をつくるときにもいろいろ想定しましたのは、空と陸で一定の...全文を見る | ||
○海部内閣総理大臣 言葉じりをとらえてお言葉を返すようで恐縮ですけれども、私は、現に交戦が行われるような危険なところへ派遣するつもりは毛頭ありませんし、また、そういうところへ行ってお役に立つような戦闘部隊を出そうということも冒頭から全然考えておりませんから。ただ個々のケースを見た...全文を見る | ||
○海部内閣総理大臣 質問通告の中に入っておりませんでしたので、私も戦史を詳しく読んだわけではありませんから、率直な感じですけれども、アメリカの考えておる戦略というものと戦術のやり方というものと、それからベトナムで現実に行われている戦略、戦術のやり方というものの差があったのではない...全文を見る | ||
○海部内閣総理大臣 いずれにしても、武力でもって他国に入っていくということの結果を厳粛に私は受けとめております。 | ||
○海部内閣総理大臣 まだ読んでおりませんです。 | ||
○海部内閣総理大臣 私は、今委員の御質問を聞いておりまして、もし本当にすべての自衛隊の人がそう思っているんだということになれば、これは重大だと思います。 同時に、私は昨日以来いろいろ御議論を聞いておって、与党の皆さんはもちろんのこと、野党の皆さんの中にも、新聞の見出しに出るよ...全文を見る | ||
○海部内閣総理大臣 文民統制と申しますか、武官の意見が先行するんじゃなくて、むしろ政治の中で文民が考え、コントロールしていくことが極めて大切である、そういうふうに私は理解をしております。 | ||
○海部内閣総理大臣 その点に関しましては、私も法案作成のときから十分に考えの中に入れながら法案を作成をしたわけでありまして、そのために、武力による威嚇、武力の行使は絶対にしないということが大前提と、もう一つは、国際連合の決議を受けて、世界の平和の敵、そしてこの冷戦時代の終わった時...全文を見る | ||
○海部内閣総理大臣 おっしゃる意味よくわかりますので、私は歴史の反省に立って二度と侵略戦争はしない、軍事大国にならないということを、日本としては厳しく決めておるんだということを大前提として申し上げました。 ただ、歴史の反省もさることながら、私は今、世界が東西の対決、対立の時代...全文を見る | ||
○海部内閣総理大臣 段々の御意見を聞いておりまして、全く仮定の話でありますけれども、先ほど通産大臣が答えましたように、石油のあの地域の安定が害されることは世界経済に大変な影響が参ります。そして日本の経済的な安全保障にとっても死活的な影響が来るということは委員御指摘のとおりでありま...全文を見る | ||
○海部内閣総理大臣 今回の法案は、おっしゃるように、全く新しい世界情勢の変化の中で突然起こったイラクのクウェートに対する侵略、併合という事態を踏まえて、どうしたらああいったことを仕方がないといって見逃してしまわないで済むだろうか、貢献策はないんだろうか、そういった発想に立っていろ...全文を見る | ||
○海部内閣総理大臣 ぎゅうぎゅういじめないとおっしゃりながら随分ぎゅうぎゅうおっしゃいますけれども、私の意図は、そんな複雑怪奇な意図でこれを出したりしておるわけではございません。 最初に率直に申し上げましたように、たしか委員もお触れになりましたから私も申しますが、お尋ねいただ...全文を見る | ||
○海部内閣総理大臣 何をお答えしたら御満足いただけるのか、ちょっと私も考えたんですけれども、おかしいと思って出してもおりませんし、それからそんな奥深いことや、私は二重三重の、ひねって物を考えてお出ししておるわけでもありませんし、むしろ率直にお願いしたかったことは、いつかも申し上げ...全文を見る | ||
○海部内閣総理大臣 当初からいろいろと御意見をいただいておった渡部議員のお話でありますから、私がそのようなやりとりがあったこともここで率直に御指摘がありましたから認めさしていただきます。と同時に、あのとき私がいろいろ申し上げましたことの中にも、今度の国会の議論を通じてあるいは報道...全文を見る | ||
○海部内閣総理大臣 国連の平和維持軍の問題につきましては、いろいろ御指摘になった点等を踏まえてこれは研究を続けていかなければならぬ大事な問題だと思っておりますし、今度の法案の第三条のところに停戦監視のことはきちっと列挙しましたが、すべての平和維持軍についてはいろいろとまだ問題があ...全文を見る | ||
○海部内閣総理大臣 日本が戦後初めて国際的な貢献をしなきゃならぬということを法律に示してお願いしようとしたのは、私は初めてのことであったと考えます。 国民の皆さんの御理解は、我々の努力不足や説明不足もあるのかもしれません。けれども、私が一点だけ真意をどうしても御理解願いたいと...全文を見る | ||
○海部内閣総理大臣 異なる視点から問題を眺めてみますと、積極的に許される範囲のことで出ていってお役に立つことが大切だと私はそういう立場に立って物を考えておりますので、委員の御指摘の点はそのとおりだと思います。 | ||
○海部内閣総理大臣 おっしゃることは私もよくわかります。そうして、当時どのような理由でそうなったかというと、それは結局、自衛隊、海外、戦争につながる、反省が足りない、行けないという非常に四捨五入された粗っぽい結論ではなかったかと私なりに推測しますので、十分に私も検討をさせていただ...全文を見る | ||
○海部内閣総理大臣 そのいろいろな経緯のあった問題と、それから今回の問題と、今回の問題はむしろ人災の方であって、突然起こったもので、遅過ぎる、少な過ぎるといってさんざん批判を受けて着手しましたので、古い法律のことまで正直言って研究し、検討し、こちらから着手していくのが道であるとい...全文を見る | ||
○海部内閣総理大臣 これは、委員長がたしかそのことにもお触れになって、私は、それについてはどのような決議が行われるのか、まず国連の決議というのは国際社会の大義でありますから、余り一方に偏った、どちらつかずの決議はないと思いますから、国際社会の大義でこれは平和の破壊者だ、ここに正義...全文を見る | ||
○海部内閣総理大臣 イラク側の対外発表も一部については評価ができるというようなことでありますが、これは私の全く個人的な推測ですけれども、撤退しろとか人質の解放というところを取り上げたんじゃなくて、むしろ私にラマダン副首相が時間をかけて説明されたことは要約すると二点であって、アラブ...全文を見る | ||
○海部内閣総理大臣 その点については随分時間をかけて向こうから説明もされました。したがいまして、その問題については、それを言っているのは何もミッテラン大統領一人ではなくて、ブッシュ大統領の同じニューヨークにおける国連の演説の中でも、この問題は、原則に従って撤兵が行われればその次の...全文を見る | ||
○海部内閣総理大臣 それは将来の恒久和平に対して、日本も二百四十二号の決議に従って恒久的な和平ができるようになっていくこと、それは賛成であります。 | ||
○海部内閣総理大臣 私は、中東和平に対してはこの問題が起こる前からもいろいろ恒久和平が達成されることを強く望んでおりまして、したがって、例えばPLOのアラファト議長がもうテロは今後やめる、イスラエルの存在、建国も認めるということを言われたので、それじゃお目にかかりましょうというの...全文を見る | ||
11月07日 | 第119回国会 衆議院 国際連合平和協力に関する特別委員会 第10号 議事録を見る | ○海部内閣総理大臣 昨日来のいろいろな報告によりまして、七十、多分九名になると思いますが、きょうまで自由を奪われておったり人質としての生活をしておられた方が解放されて帰っていらっしゃるということは、御本人たちのためにも御家族のためにもまことに喜ばしいことでございます。ただ、願わく...全文を見る |
○海部内閣総理大臣 人質問題の詳細につきましては外務省から後ほど詳しく報告させますが、私の聞いております範囲では、今回出国が認められた方々は病気あるいは高齢ということで人質としての生活が人一倍につらかった方々であろうと思いますので、これらの方々のため並びに御家族のために、そのこと...全文を見る | ||
○海部内閣総理大臣 戦争の体験、歴史の反省を風化させてはならないという委員の御指摘は、私もそのとおりだと思います。そうして、四十五年前の反省に立って、再三申し上げてきましたが、二度と再び国家の意思で侵略戦争をしてはいけない、軍事大国になってはいけないという誓いは、日本国民みんなの...全文を見る | ||
○海部内閣総理大臣 戦後四十五年間の世界の歴史の流れというものは、思想とかイデオロギーを背景にした東西両陣営の、しかもその頂点に立つ超大国の圧倒的な力の均衡の中で平和を保つという仕組みが長く続いてきましたが、その米ソの対立が終わり冷戦時代の発想が乗り越えられつつあるという、ある意...全文を見る | ||
○海部内閣総理大臣 御質問の御趣旨を私なりに受けとめさせていただきます。 それは、これができない、あれができないといって、日本は世界に起こっておるいろいろな問題を黙って見逃してしまっていいのかという大きな問題がございます。 そうして、憲法の問題についてはこれから申し上げま...全文を見る | ||
11月07日 | 第119回国会 衆議院 本会議 第7号 議事録を見る | ○内閣総理大臣(海部俊樹君) ただいまの御決議に対しまして、所信を申し述べます。 東京一極集中を是正し、多極分散型国土の形成を図ることは内政上の重要課題であります。今回の御決議は、国会が率先して一極集中是正のきっかけを与えていただいたものと理解をいたしております。政府といたし...全文を見る |
11月07日 | 第119回国会 参議院 本会議 第6号 議事録を見る | ○国務大臣(海部俊樹君) ただいまの御決議に対しまして、所信を申し述べます。 東京一極集中を是正し、多極分散型国土の形成を図ることは内政上の重要課題であります。 今回の御決議は、国会が率先して一極集中是正のきっかけを与えていただいたものと理解しております。 政府として...全文を見る |
12月10日 | 第120回国会 衆議院 本会議 第1号 議事録を見る | ○内閣総理大臣(海部俊樹君) 村山議員にお答えを申し上げます。 先般の臨時国会において国連平和協力法案が成立するに至らなかったことは残念でありますが、国連平和協力法案の審議を通じて、我が国が国際的な問題に、金の面だけではなく、人の面での貢献が必要であるということについての理解...全文を見る |
○内閣総理大臣(海部俊樹君) 関谷議員にお答え申し上げます。 御激励を含めた御質問、御意見を賜りありがとうございました。 最初に、国会開設次の百年に向けて前進するに当たり、議会制民主主義を徹底させ、国会の改革を実行して、国民の負託にこたえる国会を実現せよ、私も同感でござい...全文を見る | ||
○内閣総理大臣(海部俊樹君) 坂井議員にお答えをいたします。 中東の平和的解決への見通しと方途ということでありますが、安保理諸決議の完全実施を基礎に、あくまで平和的に解決すべきであるという立場に立って、我が国はきょうまで国際的た努力もしてまいったつもりであります。決議六百七十...全文を見る | ||
○内閣総理大臣(海部俊樹君) 山原議員にお答えをいたします。 冒頭の御質問の、イラクがクウエートに対して行ったいろいろの国連決議違反に対しては、その点は私も評価は議員と全く同じであったのですけれども、決議六百七十八号を戦争を容認する戦争決議であると、こうおっしゃいましたが、私...全文を見る | ||
○内閣総理大臣(海部俊樹君) 川端議員にお答え申し上げます。 経済の先行き及び今後の対応についてでありますが、昭和六十一年十一月に底を打った我が国経済は、既に四十八カ月間の長期にわたって内需主導型の景気拡大を持続してまいりました。しかし、最近にたって、湾岸危機による国際石油価...全文を見る | ||
12月11日 | 第120回国会 参議院 本会議 第2号 議事録を見る | ○国務大臣(海部俊樹君) 細谷議員にお答えを申し上げます。 湾岸危機の、最近は例えば人質解放の朗報があったり、あるいはイラクと米国との直接対話の機運が開かれてきたり、いろいろな動きがございます。我が国は、当初より、あの地域の安保理決議の完全実施を基礎にした平和的な解決を強く願...全文を見る |
○国務大臣(海部俊樹君) 梶原議員にお答えを申し上げます。 中東危機の昨今の変化をどう受けとめるかということでございますが、あくまで平和的解決を願って努力をしてきた政府といたしましては、最近のアメリカのイニシアチブによるイラクとの対話の機運が生まれてきたこと、また、決議はあり...全文を見る | ||
○国務大臣(海部俊樹君) 白浜議員にお答えを申し上げます。 湾岸紛争の平和的解決につきましては、政府も今日までさまざまなレベルでいろいろな国との対話を通じてその平和的解決が図られるように努力を続けてきたところでありますが、御指摘のように、今回既にアメリカがイラクとの対話の提案...全文を見る | ||
○国務大臣(海部俊樹君) 近藤議員にお答えを申し上げます。 イラクに対して累次の安保理決議を履行することによって問題を平和的に解決したい、これが私どもの基本的な考えであります。 決議六百七十八は、これまでの安保理を中心とする国際社会の努力を強化するものとして、またイラクに...全文を見る | ||
○国務大臣(海部俊樹君) 池田議員にお答えをいたします。 補正予算は、財政法第二十九条に定められた補正事由に合致するものと考えます。詳細は大蔵大臣からお答えを申し上げます。 また、防衛力について申されましたけれども、我が国が平時から保有すべき防衛力の水準につきましては、平...全文を見る | ||
○国務大臣(海部俊樹君) 三治議員にお答えを申し上げます。 安全保障理事会諸決議の完全実施に向けて国際社会が一致してイラクに求めたこと、そして湾岸の平和的解決が強く求められていること、御指摘のとおりでございます。 米国とイラクとの対話が外交的一層の努力によって平和解決のた...全文を見る | ||
○国務大臣(海部俊樹君) 種田議員にお答えをいたします。 先般の臨時国会において平和協力法案が廃案になりましたことは残念でありますが、これを厳しく受けとめ、国連平和協力というものはお金と物だけではいけないという御議論が高まったこと、その認識が高まったことは私はその成果であった...全文を見る | ||
○国務大臣(海部俊樹君) 木庭議員にお答え申し上げます。 去る十一月七日、衆参両院におきまして、各党派の合意により国会等の移転に関する決議が行われました。私は、この国会が率先して、現下の内政上の重要課題である東京一極集中是正のきっかけを与えていただいたものと理解をいたしており...全文を見る | ||
12月12日 | 第120回国会 衆議院 予算委員会 第2号 議事録を見る | ○海部内閣総理大臣 御指摘のように、ことしは議会制度百年の記念すべき年であり、皆さんとともにお喜びをし、決意を新たにしたところでございます。 私の政治改革にかける決意は変わりございませんし、現在、政府からいただいております審議会の答申をもとに、自由民主党でも政治改革基本要綱の...全文を見る |
○海部内閣総理大臣 いろいろな御意見があることはよく承知しておりますけれども、それを精力的に議論、検討を願い、また全国に、ことしの夏は夏休みも返上して、政治改革本部と党の選挙調査会の皆さんも出かけていって直接対話をされたり、あるいは報道界、学者、一般の方の代表等との意見の交流も随...全文を見る | ||
○海部内閣総理大臣 選挙の制度というのは、まさに議員と、同時に政党の存立の基盤でもありますし、また、選挙の制度そのものによって政策論争が行われるということが議会制民主主義の健全な発達の上からいったら非常に大切なことではないかと私は思います。したがいまして、現在の世界にもまれな制度...全文を見る | ||
○海部内閣総理大臣 国会は国権の最高機関であり、国の唯一の立法機関であると憲法にも書いてございますから、同時に、私はそのことを尊重して行政府の立場で申し上げたのでありますが、御質問に具体的に指摘がございましたので、私も申し上げさせていただきますが、かつて私自身も議院運営委員長とい...全文を見る | ||
○海部内閣総理大臣 御指摘のように、湾岸に起こりました今回の問題は、力のある国が力の弱い国を侵略して併合してしまうという、平和の破壊として国際社会から糾弾されるべき行為があったわけでありまして、あのようなことをもしだれも阻止しないで、演説のビラだけで反対をして黙って見ておるとあれ...全文を見る | ||
○海部内閣総理大臣 法案が結果として廃案になりましたことはまことに残念でございますが、その結果を私は厳しく受けとめております。 御指摘のように、武力による威嚇または武力の行使をしようということは全く考えないものであって、しかも国際社会における平和の破壊、そしてそれに対するたび...全文を見る | ||
○海部内閣総理大臣 御指摘のとおりの考え方でございまして、カンボジアの問題にしても、これは一日も早く平和的に解決されること。 それから、湾岸危機の問題については、幸い国連決議の三つの原則のうちの一つであった人質問題は解決をいたしました。残るのは、イラクがクウェートから撤兵する...全文を見る | ||
○海部内閣総理大臣 御指摘のように、七日までの間に行われましたガット・ウルグアイ・ラウンドの閣僚会議で、従来の交渉の経緯を踏まえていろいろ真剣な議論が行われたことは御承知のとおりでございますが、共通の認識を得るに至らなかったということも事実であります。 したがいまして、世界の...全文を見る | ||
○海部内閣総理大臣 国際情勢の認識について申し上げますが、御承知のように東西の力による対決というものがヨーロッパの一連の大きな動きによって変わりつつある、冷戦時代のように東と西に分かれて、それぞれ超大国の軍事力によって世界の秩序、枠組みをつくっていこうという時代は終わりを告げつつ...全文を見る | ||
○海部内閣総理大臣 アジア・太平洋地域における日本の果たすべき役割というのは、これはアジア・太平洋地域の国々の平和と繁栄のために貢献をしていくこと、去年一年間でもアジア地域から日本が六百四十億ドルの物を輸入してきたということは、これはこのアジア地域が世界の経済成長率の中で、それよ...全文を見る | ||
○海部内閣総理大臣 先ほど申し上げましたように、安全保障会議でただいまいろいろな角度から検討しておりますので、簡潔に答えろと言われても、ちょっとそれは今この段階で結論をお答えできる状況ではございませんので、今後の安全保障会議のさらなる検討にお見守りをいただきたいと思いますけれども...全文を見る | ||
○海部内閣総理大臣 土地につきましては、かねてから内政の極めて重要な問題であると認識をいたしまして、土地基本法の基本理念を踏まえてあらゆる努力を重ねていかなければならないという強い決意を持っております。 そうして、現在土地税制改革の問題がテーマに上がってきておりますが、私は新...全文を見る | ||
○海部内閣総理大臣 問題解決のために一番大切なことは、あの地域の恒久和平であるということ、そのことは私はラマダン副首相に直接時間をかけて伝えてありますし、それからその後のことは、ここで具体的に個々ケースを申し述べませんけれども、あらゆるレベルの接触を通じてその意思や意向を伝えてま...全文を見る | ||
○海部内閣総理大臣 今の事態に対しては、平和的な解決を図るべきであるということでいろいろ努力をしておりますが、ここで具体的に名前を出したり内容を挙げたりして、あそこでこう言いました、こうしましたということを一々具体的につまびらかにできないことはまことに残念でありますけれども、しか...全文を見る | ||
○海部内閣総理大臣 自由貿易体制の仕組みの中で、きょうまで国の政策は貫き通してまいりましたが、それぞれの国にそれぞれの抱える特殊な厳しい問題があるということも、これまた事実でございました。 今度のウルグアイ・ラウンド交渉に当たりましては、その出発前に、日本は食糧の世界で最大の...全文を見る | ||
○海部内閣総理大臣 自給の方針というものを原則的に堅持して、同時に世界が抱えておるいろいろな食糧事情の中で日本の立場を共通の認識として確立させるように、説得の努力を今後も懸命に続けるようにいたします。 | ||
○海部内閣総理大臣 先ほど中座する前にお答え 申し上げましたように、日本は日本として食糧輸入国という立場もございます。食糧の安全保障という面の御議論もございます。また、食糧の自給率の問題等もございます。そういったきょうまでの立場と、それから農業の果たしておる役割というものを輸入...全文を見る | ||
○海部内閣総理大臣 土地の問題につきましては、総体的な考え方は委員の御質問を聞きながら私も同感できる点はたくさんございます。土地神話を崩さなきゃならぬということ、土地を持っておる者ばかりが今の制度、仕組みの中からいいことをするのは社会的不公平の拡大につながる、まさにそういう発想に...全文を見る | ||
○海部内閣総理大臣 土地問題につきましては、冒頭からこれでは何にもできないと決めてかからないで、我々はいろいろな努力を積み重ねて、その総合的な結果として適正な価格になっていくような努力を続けていかなきゃならぬという一環で、今度も、先ほども申し上げましたが、固定資産税で片つくではな...全文を見る | ||
○海部内閣総理大臣 私は土地問題のときに、そういった監視区域をさらに徹底するということを言いますが、地価の値上がり状況を見ておると後手後手に回っておるのではないかという印象を率直に持ったわけでありますから、土地対策問題の閣僚会議のときに、規制区域のことも念頭に置いて対応を進めても...全文を見る | ||
○海部内閣総理大臣 これはよほどのことがない限り、自分の所得の中の二割程度というのが家賃としては目指すべき標準になっておりますから、それの払えるサラリーマンの数というのは、ちょうどそういう公団住宅の数が少ないと同じように極めて少ないんじゃないか、こういうふうに思って聞いておりまし...全文を見る | ||
○海部内閣総理大臣 今大蔵大臣が詳細な御答弁をいたしましたけれども、家賃の手当というものにつきましては、家賃というのは今一般的に私が考えましても、食費とか被服費というようなこれは生活費の一部でありますから、その中でそれだけを取り出してということにいろいろ問題がありますので、例えば...全文を見る | ||
○海部内閣総理大臣 湾岸危機が起こりましたその後でいろいろな国連決議が行われるたびに、これはやはりここに平和の破壊者がいる、この局面を変えなければならぬ。先ほど、これは言葉じりをとらえるようでまことに申しわけありませんが、アメリカがほしいままに武力行使されたら大変はた迷惑するとい...全文を見る | ||
○海部内閣総理大臣 ソ連に対する支援の問題についていろいろな角度からの議論があることを私もよく承っております。また、ごく最近も直接ソ連へ行ってゴルバチョフ大統領とも会って帰ってこられたある代表団のお話を私も承りましたが、日本が今やろうとしております支援については、ソ連の経済の改革...全文を見る | ||
○海部内閣総理大臣 ソ連が今一番必要とするものは、先生今御指摘されたように、社会主義的な統制経済から自由主義的な経済に今移り変わりつつある。従来の経済の仕組み、特に物の輸送とか、あるいはせっかく豊作だということがわかり、生産されたものが市場に姿をあらわさないというこの現実。ただ、...全文を見る | ||
○海部内閣総理大臣 北方領土の問題を横へ置いてしまってどうでもいいというような考え方にはどうしてもなれませんから、私は拡大均衡で、ともに解決するパッケージの中で考えてもらわないと、ソ連側にも考えてもらわなきゃならぬことが、真の安定的な友好関係をつくるためには、お互いにそうして話を...全文を見る | ||
○海部内閣総理大臣 現在整備しております防衛力というものは、これは昭和五十一年の閣議決定にもありますように、あくまで専守防衛の大前提が当然のこととしてございますし、また、我が国の防衛を今の防衛力だけででき得るんだということじゃなくて、日米安保条約のもとでの、安保条約を抑止力として...全文を見る | ||
○海部内閣総理大臣 防衛大綱の取り扱いをも含めて安保会議で議論をいたしましたが、要するに、あの防衛大綱ができたときというのは、既に世界がデタントの状況に入りつつあるときで、しかもそのとき二度と戦争はしない、脅威を与えるような軍事大国にはならないという防衛の理念をきちっと踏まえてで...全文を見る | ||
○海部内閣総理大臣 決議が書いてあります文言を読みますと、そういうことになっております。 | ||
○海部内閣総理大臣 湾岸危機をめぐる一連の国連の決議というものがなされて、そしてその都度イラクに対して、これは国際社会の世論だから、局面を転回して平和的に解決してほしいということは私も強く言い続けておりますし、またそれは国際社会の世論であると私は思っております。ところが、それに対...全文を見る | ||
○海部内閣総理大臣 ベーカー国務長官の発言の一節を今ここで引用して申されましたけれども、ベーカー国務長官も、イラクがクウェートからの撤兵ということについて行動をすれば武力行使をしようなどということは毛頭考えていないということも言っておりますし、また、私の理解が間違いかもしれません...全文を見る | ||
○海部内閣総理大臣 そうではありません。あの人質解放のときには、私は、国際社会の一致した世論がこれは国際法的にも人道的にも許されないものであるということを繰り返し繰り返し言い続けてきたことがその大きな背景にあったということと、それから、あの六七八の決議がイラクに対して局面を打開す...全文を見る | ||
○海部内閣総理大臣 具体的なことを断言するのは非常に難しいのですけれども、私は、上がりつつあるのではないか、こう受けとめております。 | ||
○海部内閣総理大臣 そのことを強く願っておりますけれども、そのようなクウェートからの撤退という、局面を打開して話し合いの場面に入っていこうとする重要な局面転換があらわれておりませんので、私は、さらに国際社会は一致協力をしてこの経済制裁の効果が上がるような体制は、 きょうまでもと...全文を見る | ||
○海部内閣総理大臣 先ほど来何回も申し上げておりますように、六七八の決議というのは、イラクに対して平和的に解決のために決断をして局面を解決する、国際世論に従った最後の手段を与えるという意味が私は含まれておったと思いますし、同時にまた、国際社会の総意というものによってこの問題を平和...全文を見る | ||
○海部内閣総理大臣 そのとおりでございます。国連決議が最悪の状況にならないように、すなわち平和的に話ができるように、それは対話に応ずるとともに、対話に応ずるというだけじゃなくて、本当に平和的に解決をし、クウェートから撤退するということをイラクが本当に決め、実行してもらうことが極め...全文を見る | ||
○海部内閣総理大臣 野党の御協力をいただかなければならないということは常々考えておるところでありますが、この前具体的に法案の最終場面のこと等もお触れいただきましたけれども、国会が開会しておるときは、私は、委員会に各党の代表の皆さんお出になっておるわけでありますから、その理事会で各...全文を見る | ||
○海部内閣総理大臣 今度の湾岸危機は、通常予想しておったものでは全くなかった、おっしゃるとおりでございます。突然起こったことであって、しかもあの地域に対していろいろな影響も関係も持ち、しかもあそこで行われたことが平和の破壊であったというので、日本としては、前例 も、余り参考書も...全文を見る | ||
○海部内閣総理大臣 在外公館の質を充実していかなければならぬということ、今度のまた問題につきましても、やはり早く情報をもらったら、もっと早く帰ってきていたんだというようなお話もテレビで聞いたこともございます。でき得る限りそういったような体制が充実していくように努力をしていきたいと...全文を見る | ||
12月13日 | 第120回国会 衆議院 予算委員会 第3号 議事録を見る | ○海部内閣総理大臣 御指摘の決議が行われたことはそのとおりでございますし、同時にそれは、一連の国連決議がさらに遂行されるように、私は、きょうまでの国連安保理の湾岸危機を平和的に解決したいという努力は、これは支持しておりますから、このことは、イラクに対して国際社会の総意というものを...全文を見る |
○海部内閣総理大臣 東西対立が終わった後の新しい社会の中で、物事を平和的に、そして安定的に行っていきたいというのは、これは世界の願いだと思っております。そして、その世界の願いを真っ向から否定するような力による侵略行為が行われてきたということも、これは事実でありますから、それはやは...全文を見る | ||
○海部内閣総理大臣 きょうまでのいろいろな選挙制度の制度の上から出てきている問題点について、選挙制度審議会では、これは言論界の代表の方や学者の代表の方や各界の代表の方が集まられて、現状のままでいいというよりも、先進民主主義国がいろいろやっておるような、やはりもう少し政策中心の、そ...全文を見る | ||
○海部内閣総理大臣 今委員がいろいろお挙げになりましたこと、それは、そういった例をいろいろと羅列して並べることもできると思います。しかし、全体として眺めますと、私は、戦後の日本の社会生活の豊かさというものは全体として高まってきておることは、これは間違いないと思います。全体として高...全文を見る | ||
○海部内閣総理大臣 湾岸情勢につきましては、今お触れになりましたように、人質の問題が全面的に解決をしたということは、その面において極めて朗報であったと心得ておりますし、同時に、公正な平和が確保されなければならぬという国連決議からいきますと、イラクのクウェート侵略、併合という事実に...全文を見る | ||
○海部内閣総理大臣 まさにこの前の国会のやりとりを想起しながら、いろいろなことを今具体的に考えたわけでありますけれども、あのような突然に人質状態に置かれてしまうという不法なことが行われるときに、それを事前にどの程度、どのようにキャッチできるか、そういったやっぱりそれぞれの出先の情...全文を見る | ||
○海部内閣総理大臣 農水大臣が詳しく御答弁をしたと思いますが、私も御指名でありますから率直に申し上げます。 漁業というものがそれぞれの国の二百海里問題とか主張によってだんだん厳しくなっておることは御承知のとおりであり、過日の御即位の礼のときの南太平洋島嶼国の首脳との会談でもこ...全文を見る | ||
○海部内閣総理大臣 水俣病につきましては、随分長期にわたっていろいろな患者の皆さんに御苦労をおかけしておるということ等もあり、また水俣病の問題については、公害健康被害の補償等に関する法律によって、これまでに二千九百名の患者の方々を認定して、医学的に公正な救済を政府は推進してきてお...全文を見る | ||
○海部内閣総理大臣 突然の御質問でありますから、その条文その他のことについて、私はもう一回それは精査しなきゃならぬと思いますけれども、あくまでやはりスポーツによるそういった問題については、そのそれぞれの担当が責任を持って、そういった時代の流れに合うような方向で解決をしていくという...全文を見る | ||
○海部内閣総理大臣 日程その他の問題につきましては、今外交窓口を通じて相手方と折衝中でございますが、いずれにしましても盧泰愚大統領とは、日本でいろいろ首脳会談をしましたその経過を踏まえて、さらに確固たるものにするために、私の考え方もきちっと大統領には申し上げてきたい、こう思ってお...全文を見る | ||
○海部内閣総理大臣 熱意は十分持っておりますけれども、相手国の国会で演説をできるかできないかということについては、日本においでになる外国の首脳の演説を議場でおやりいただくかどうかということも、これは議院運営委員会の慎重な事前のお話とそこの決定がなければできないことになっておるわけ...全文を見る | ||
○海部内閣総理大臣 それは決まっておりませんことでありますし、それは私の今の立場からいいますと、相手国のあることでありますから、例えば晩さん会の場もありましょうし、あるいはいろいろなことがあると思いますけれども、それは熱意のあるないよりも、向こうとの、どのようにして受けていただく...全文を見る | ||
○海部内閣総理大臣 東京で盧泰愚大統領と私の首脳会談のときに、私は歴史に対する認識も申し上げましたし、同時に、過去三十六年間の長さにわたって耐えがたい御苦労や苦痛を与えてきたということに対して率直におわびの気持ちを表明したいということを私は明確に申しました。 盧泰愚大統領はそ...全文を見る | ||
12月14日 | 第120回国会 参議院 予算委員会 第2号 議事録を見る | ○国務大臣(海部俊樹君) そういうことをつぶやいたことはございません。私は、廃案になったとき、大変残念だと思ったことは事実でございます。しかし、国際社会に対する協力を考えて議論をお願いし、それが実現しなかったんですから、残念であると同時に、あのときは公明党、民社党と自民党との間で...全文を見る |
○国務大臣(海部俊樹君) あれだけ本会議や委員会で、主として衆議院の方でありましたが、いろいろ説明をし説得して、結果として御理解がいただけなかったということで、最初申し上げたように、極めて残念であったという気持ちはございましたし、廃案という事実を厳しく受けとめさせていただきました...全文を見る | ||
○国務大臣(海部俊樹君) 言葉じりをとらえるようでまことに申しわけありませんが、自衛隊を海 外派兵するようなと、よくこう言われますけれども、海外派兵と海外派遣というものは明確にきちっと区別をして、戦闘部隊を出すことは決してしない、武力による威嚇や武力の行使を伴うものであってはな...全文を見る | ||
○国務大臣(海部俊樹君) 国際社会にこれだけ影響力を持つ国になり、各国からの期待もされておるところで、しかも武力によって侵略、併合という平和の破壊が行われて、国際社会の総意ともいうべき、それはやめろ、そこに正義に反するものがあるという指摘があって、そういったものに日本もお金だけで...全文を見る | ||
○国務大臣(海部俊樹君) 非常に大切なものである、ぜひこれは御理解をいただいて成立させていただきたいと思って提出したものでございます。 | ||
○国務大臣(海部俊樹君) 廃案になりましたその結果を私は厳しく受けとめておりますし、同時に、廃案になったからこれはもう仕方がないのだというようにあきらめないで、せっかく野党の中にも、民社党、公明党は自民党と一緒に新しい合意事項を決めていただいた。社会党の方からも国連平和協力機構と...全文を見る | ||
○国務大臣(海部俊樹君) 国際社会に対する協力ということはやらなければならない政策課題だと私は心得ておりますから、ですからこの前出しました法案の結果を踏まえて各党からいただいた、民社、公明との合意事項を基本にして、新しい国際協力のあり方というものについてさらに成案を得るように努力...全文を見る | ||
○国務大臣(海部俊樹君) 御議論を拝見しておりまして、私の率直な印象を申し上げますけれども、この問題は、国連決議を受けて湾岸平和回復のために努力しておる国に対して、国連の決議を受けての日本として何ができるか、その一環として日本がそういった協力基金の提出を考えて実行したものでござい...全文を見る | ||
○国務大臣(海部俊樹君) 日本の国は日本の国として、あの湾岸危機を見ますと、あそこに明らかに正義に反することが行われたわけですから、武力による侵攻、併合というようなことが今の新しい時代の歴史の中で許されていいことかどうか。あのような既成事実がやむを得ないこととして定着するのはよく...全文を見る | ||
○国務大臣(海部俊樹君) 国会が開かれておらない状況でありましたので、党首会談を二度行って、八月の党首会談、九月の党首会談でも私はそういう内容、やり方、物の考え方、中間報告を党首の皆様にしたところであり、そのとき社会党の党首からは遅過ぎる、少な過ぎるというおしかりをいただきました...全文を見る | ||
○国務大臣(海部俊樹君) 国会のことは国会でお決めになることで、政府からつべこべ言うべきじゃないかもしれませんが、国会を開会しようということが各党間のいろいろなお話になる前に、こちらは党首には御報告をした方がいいというのでお目にかかって、もう八月からお話を始めておるところでござい...全文を見る | ||
○国務大臣(海部俊樹君) 必要あるとかないとかの角度じゃなくて、あのときは遅過ぎるという批判が随分ございましたことで緊急性を要するわけでありますから、ああいった平和の破壊に対して緊急性があったということであのような貢献策を発表し、直接国民の皆さんに記者会見等を通じて訴えながら、各...全文を見る | ||
○国務大臣(海部俊樹君) 決算の…… | ||
○国務大臣(海部俊樹君) 突然の御質問でしたから、ちょっと失礼しました。 政府は、予備費についてその節度ある使用に留意し、みだりに流用されることのないようその適正な処理に努めてきたところでありますが、今般、予備費の使用について参議院の承諾を得られなかったことについてはまことに...全文を見る | ||
○国務大臣(海部俊樹君) 今回の湾岸危機に関しては、平和回復のための国連の安保理の決議というもの、それを日本は基本的に支持しておりますし、同時にまた、粘り強い努力によって平和的に解決されなければならないという基本も強く持っておりますが、今回の国連のあの決議は、さらにそのようなきょ...全文を見る | ||
○国務大臣(海部俊樹君) 私は、武力行使のことを前提に置いて、そこだけで物を考えたくないわけであって、あの決議そのものの持っておる本当の意味は、国際社会が一致結束しておるきょうまでの累次の決議に対して、イラク側に、国際社会の結束に対して人質問題では譲歩がありましたけれども、問題の...全文を見る | ||
○国務大臣(海部俊樹君) そもそも問題の根本をつくったのはイラクですから。そうでしょう。そして、条件づくりとおっしゃるけれども、国際社会が総意で、国連で安保理事会があれほど明白な意思を累次にわたって重ねて表明できるというのも四十五年間で初めての経験だと思います。そして、そのときは...全文を見る | ||
○国務大臣(海部俊樹君) 私は、両当事者が直接対話をするということを私の考えとして直接ブッシュ大統領にも強く言い、そして平和的に解決されること、両当事者の話し合いというのはそれのきっかけになる。粘り強く平和解決のための努力をしてほしいということを大使を呼んで伝えてもございますし、...全文を見る | ||
○国務大臣(海部俊樹君) 平和解決に向かってできる限りの努力を続けております。今後とも、その御意見に留意しながら、できる限りの努力をあらゆる段階で続けて、平和に解決されるために何ができるか、努力を続けてまいります。 | ||
○国務大臣(海部俊樹君) 我が国の平和と安全を確保していくために防衛力の整備をしておるわけでありますけれども、当然前提となってきましたものは、日米安保条約のもとで平和時において我が国が整備すべき節度ある限度はどこかということがきょうまで基準となってまいりました。ただいま安全保障会...全文を見る | ||
○国務大臣(海部俊樹君) 東西に世界の平和の枠組みが分かれて、それぞれのトップに超大国があって、力による対立というものがある意味では安定的な効果ももたらして、力による均衡という状況で平和を保ってきていたのが、今イデオロギーとかそういったものの対立、力の対立、それが発想を変えてだん...全文を見る | ||
○国務大臣(海部俊樹君) 御指摘の御意見もよくわかるんですけれども、しかしながら、国のきょうまでずっと続けてまいっております基本的な政策というものは、これはやはり継続的に計画的に行っていく。同時に、今文民統制が当然のこととして強く求められておる問題でありますから、これは引き続いて...全文を見る | ||
○国務大臣(海部俊樹君) どういう角度からごらんになっての御意見かと思いますが、とにかく外交に関して全力を挙げてできるだけのことはしていこうということで推し進めておるつもりでございます。 | ||
○国務大臣(海部俊樹君) 多角的貿易交渉というのは、日本の国が今日この豊かな生活ができる状況になってきておるということも、世界が自由貿易の制度、仕組みの中にあって、日本が一番恩恵を受けておると言っても言い過ぎではないと私どもは理解しておりますから、ガット・ウルグアイ・ラウンドの先...全文を見る | ||
○国務大臣(海部俊樹君) 四百三十兆を十カ年間にどうするのか、これは公共投資基本計画というものを政府はそのために作成いたしまして、豊かさの実感できるような国民生活の質の向上ということも一つ視点に置いておりますし、また多極分散型国土の形成ということも大きな視点に置いて、国土の有効利...全文を見る | ||
○国務大臣(海部俊樹君) 今御質問を承りながら率直に私の頭の中を駆けめぐりましたことは、この一年四カ月の間に最も劇的であったことは、大きく言えば、ベルリンの壁がなくなって、ことしの一月に私がコール首相と首脳会談をしましたときに、東西ドイツの統一は平和的に行う、それは条約共同体から...全文を見る | ||
○国務大臣(海部俊樹君) 御指摘の自由と民主主義の価値というものが今世界的に大きな共通の価値として改めて脚光を浴びつつあるということは、私も実感としてそう思います。 私が国会議員に当選しましたその年にちょうどベルリンで壁ができました。同じドイツ人を西と東に分けて、こちらは自由...全文を見る | ||
○国務大臣(海部俊樹君) 日本は戦後の国際社会の中で経済生産力の面からいけば確かにおっしゃるように非常に強い大きな位置を占めるようになってきました。粗っぽい言い方でありますけれども、二十兆ドルの世界の総生産の中で、アメリカが五兆ドル、EC全部合わせて五兆ドル、日本は三兆ドル、一国...全文を見る | ||
○国務大臣(海部俊樹君) 対外的ないろいろな諸問題はここで今御議論なされておるとおりでありますし、また国内的には、先ほど私も申し上げましたように、国会開設百年の今、政治改革に取り組まなければならぬというので、自民党の政治改革大綱、それに基づいていろいろな案、政府が出しました選挙制...全文を見る | ||
○国務大臣(海部俊樹君) 日本国憲法に、天皇の地位は、日本国の象徴であり、国民統合の象徴であり、国民の総意に基づくと、こうなっておりまして、その皇位継承の儀式が行われたわけでありますから、私もこれは厳粛な気持ちで、即位の礼実行委員長ということで取り仕切らせていただきましたけれども...全文を見る | ||
○国務大臣(海部俊樹君) 国会を初めとする首都の機能を移転しようという問題は、かねがね議論されてきておったところでございますし、また超党派の議員の皆さんがつくっておられる新首都問題懇談会の中においても随分御議論をいただき、それが煮え詰まってきたのではなかろうか。そして、衆参両院で...全文を見る | ||
○国務大臣(海部俊樹君) 現状の認識につきましては藤井委員と私はほとんど同じ考えでおりますが、将来見通しをどうかと、こう言われますと、かくすればかくなるというなかなか断言のできない不確実な面が残っております。せっかく人質解放という第一段階といいますか、第一歩は踏み出されたわけです...全文を見る | ||
○国務大臣(海部俊樹君) 今るる御質疑がありましたけれども、長良川河口ぜき事業につきましては、治水上の必要性から建設促進を求める強い要望があります一方で、河口ぜきの設置に伴う環境への影響についてさまざまな懸念が表明されておるわけであります。 私は、長良川の河口ぜき事業について...全文を見る | ||
○国務大臣(海部俊樹君) 御激励を交えて御質問いただきましてありがとうございました。将来に向かっては、きょうの御質疑、やりとり等もきちっと記憶にとどめて、私なりに全力を挙げて頑張らせていただきます。 | ||
○国務大臣(海部俊樹君) ニューヨークの子供のためのサミットに参ります前後にはいろいろまた御激励もいただきまして、ありがとうございました。 あの会議に参加をいたしまして、私は御指摘のとおりの演説もしてきたわけですが、児童の権利条約というものにつきましては、これは内容が極めて広...全文を見る | ||
○国務大臣(海部俊樹君) これらの問題につきましては、おっしゃるように子供のサミットなのか子供のためのサミットなのか。私は、子供のためのサミットだと、こう思っておりましたが、そういう議論もあったり、児童と子供をどうするかという御議論もあるし、それから私の聞いておる範囲では、何か優...全文を見る | ||
○国務大臣(海部俊樹君) 未来を支えるのはもちろんどこの国でも子供でありますから、今全地球的な問題の中で子供の健全な発育ができるように、成長ができるように、またあのとき私も一番主張しましたのは、子供に対して識字率をもっと高くするように普及すること、そして一人一人がみずから自立し、...全文を見る | ||
○国務大臣(海部俊樹君) 私が文部大臣のころに、事務職員の皆さん、栄養職員の皆さん、これは学校の基幹的な職員でありますから、私は教育において大切に考えていきたいと、こういったことを申し上げてまいりましたが、保利文部大臣も同じ趣旨の考えで取り組んでおるものと思います。 | ||
○国務大臣(海部俊樹君) 御指摘のようなお話を方々から承って、日本としてはどんなことができるのか検討をするとともに、できるものから実行に移していけということで、今外務省で鋭意作業をしております。 外務大臣からその詳しい実情は御報告いたさせます。 | ||
○国務大臣(海部俊樹君) 人道的な立場に立ってできるだけのことを何ができるのか早急に判断してやりましょう、そういう決断はもう既に指示をしてありますから、今外務大臣がお答えしたように、いろいろなことの積み重ねをしておるわけです。 そして、もう一つ調査しなきゃならぬと思うことは、...全文を見る | ||
○国務大臣(海部俊樹君) 隣国のソ連とは真に信頼のできる安定的な関係を築き上げていきたいという基本がございます。そのために、我々は、今本当に安定的な関係をつくるにはどうしたらいいかということで、平和条約作業グループの仕事も続いておりますし、北方領土をめぐる国民的な課題である問題も...全文を見る | ||
12月17日 | 第120回国会 参議院 予算委員会 第3号 議事録を見る | ○国務大臣(海部俊樹君) 児童が心身ともに健全に育っていってあすの日本を支えるために、その児童に対する国としてのできるだけの環境整備をすべきであるという大きな前提に立って児童手当制度も現に行われてきておることも事実でございますが、例えば第一子をめぐる問題であるとか、いろいろ諸外国...全文を見る |
○国務大臣(海部俊樹君) 最近の日本経済については、日銀総裁や大蔵大臣からも今るる御説明がありましたけれども、基調としては、円高のもとに設備投資などの内需を中心として戦後二度目の長期四十八カ月間に及ぶ安定的な成長が続いておる。そして、雇用者数も大幅に増加しておりますし、全体として...全文を見る | ||
○国務大臣(海部俊樹君) 湾岸危機を平和的な粘り強い外交努力によって解決しなければならぬというのは、これは基本でありますが、そのためには、国際社会の総意と申しますか、たび重なる安全保障理事会の決議で決められた原則に従って解決されるべきであるということを基本にして、きょうまででき得...全文を見る | ||
○国務大臣(海部俊樹君) あの地域の安定ということにつきましては、やはり当事者間における具体的な解決というのが一番根本であることは間違いございませんけれども、イラクと日本との間には従来もいろいろな経済関係が積み重ねられてきておりまして、現に八月の一日という時点まで日本は混合借款の...全文を見る | ||
○国務大臣(海部俊樹君) お答えの最初に、私も率直に申し上げておきたいことがございますが、政府はきょうまで、すべての国の人質の完全な解放ということ、その原則に従って国際社会と力を合わせて人質問題の解決に努力をしてまいりました。こういった政府の基本的な大きな原則とともに、同時にやは...全文を見る | ||
○国務大臣(海部俊樹君) 端的に結論を言いますと、真の信頼関係、安定した国家間の関係、それがまず基盤にあって、それと同時に、そういったことによってその地域の平和と経済的な安定、繁栄を図っていくことに各国がそれぞれ共通の利益を確認し合うこと、そういった大きな背景が重なり合ってきます...全文を見る | ||
○国務大臣(海部俊樹君) 日本とソ連が隣国同士として世界の歴史の変化の大きな流れの中で真に安定した友好関係をつくっていかなければならないということは、私も大きな基本として持っております。そして、御指摘のように、特にやけど坊やの医療協力の問題なんか、札幌とか新潟とか、現地へ行きまし...全文を見る | ||
○国務大臣(海部俊樹君) 私の記憶に誤りがなければ、今委員がおっしゃった中東に対する支援も、よその大勢を見てからでは遅い、いろいろ御批判があるようですが、よその決定より前に我が国は決定をしておったと私は思っております。 八月二日のクウェートに対する侵攻があったその翌日には、ク...全文を見る | ||
○国務大臣(海部俊樹君) 我が国がみずからの平和と安全とをきちっと確保していくためには、きょうまでも平時における保有すべき防衛力の節度ある限界というものをきちっと考えて、これは東西対立が緩和基調に向かいつつある、いわゆるデタント時代を迎えつつあったときの平和時における整備すべき防...全文を見る | ||
○国務大臣(海部俊樹君) 私は、五十一年の閣議決定の精神を尊重していくことはお答えを申し上げました。それだけでございます。 | ||
○国務大臣(海部俊樹君) まことに心痛む事件であり、二度と繰り返してはならないことは言うをまちませんが、教育指導というものは、児童生徒の安全と人権に十分配慮しながら適切な教育的な指導がなされなければならない、このように受けとめております。 | ||
○国務大臣(海部俊樹君) 平和的な努力を続けてきておるわけでありますから、イラクに対して最後の機会を提供する、そして国連の諸決議に従った平和的解決が行われるために、国際社会の総意として、あらゆる手段によってでも最終的には解決をするんだからということが含まれておる決議であると私も考...全文を見る | ||
○国務大臣(海部俊樹君) これは、湾岸危機解決のためのこれまでの安保理の努力を評価するとともに、この安保理の努力を強化するものと私は受けとめておりますけれども、それについて制約が加わっているかどうか、そういうことについては、もし御必要ならば条約局長からお答えをいたさせます。 | ||
○国務大臣(海部俊樹君) 条約局長がお答えを申し上げたとおりであります。 | ||
○国務大臣(海部俊樹君) 国際社会の総意で平和の破壊はいけないということで何回もの安保理決議があって、それを少しも反省の色も行動もないので最後の機会を与えるために、平和的に解決するための決議であると。ですから、その先のことは非常によくないので、平和的に、この機会にイラクが決断をし...全文を見る | ||
○国務大臣(海部俊樹君) あくまで粘り強く平和的に解決をしたいというのが私の当初から一貫して申し上げておることであって、そのとおりでございます。 | ||
○国務大臣(海部俊樹君) 武力行使は避けて平和的に片づけなければならぬという私どもの考え方は、直接ブッシュ大統領にも伝えておりますし、そのほか、あらゆるレベルの対話を通じて、あらゆる可能性のある外交努力を通じて、イラク当局はもちろんのこと、その気持ちは既に世界に周知徹底しておる考...全文を見る | ||
○国務大臣(海部俊樹君) 中東はあくまで平和的な努力によって解決されるべきである、そう強く信じ、そう思い、援助を続けておるところであります。 | ||
○国務大臣(海部俊樹君) 既に援助を、援助と申しますか協力を始め、そして提供しておるのでありますから、ただ、いかなる事態になってもというんじゃなくて、平和的に解決してほしい、平和的に解決されるべきだ、その努力に対してできる限りの援助をしておるわけであります。 | ||
○国務大臣(海部俊樹君) これはイラクが平和的解決のためにきちっと局面打開の決断をすれば全部片づく問題で、そちらになるように私は強く願いながら議論を進めております。 何か委員の方は、戦争が始まって核兵器が使われることを前提とするかのごとき、そういうことで質問されると、私として...全文を見る | ||
○国務大臣(海部俊樹君) 前回の御審議をいただいた法案も、国連平和協力隊というものを組織して、この協力隊は武力行使あるいは武力による威嚇を伴わないものであるということを明確にして行ったものでありましたけれども、結果は、御指摘のとおり、私どもはその廃案という結果を厳しく受けとめてお...全文を見る | ||
○国務大臣(海部俊樹君) いろいろな調査やいろいろな質問の仕方があろうかと思いますので、それについては一々私は意見を述べたくありませんけれども、国会の御議論の中で少なくとも三党合意があったこと、人的な問題についての協力が必要だという点については社会党の御発表もあったということ、私...全文を見る | ||
○国務大臣(海部俊樹君) 今まさに新しい国際協力はどういう角度から何ができるかということを鋭意研究、検討しておるところでありまして、そういったことは全く必要ないとお考えになっておるのかどうかについても、私は皆さんの御意見をぜひ聞かせていただいて、今後の新しい成案づくりに参考にさせ...全文を見る | ||
○国務大臣(海部俊樹君) いわゆるごみの減量化、再生利用を進めることは極めて大切な問題だと思いますし、同時に、その廃棄物を処理する場所についても、適正な方法を考えて推進していくのが行政の大きな役割であると受けとめております。 | ||
○国務大臣(海部俊樹君) 豊かさが実感できるような社会を築いていくという観点から、土地、住宅問題について強い気持ちを持って臨んでおることはそのとおりでございますし、その気持ちは変わりません。また、先般改正された大都市法、都市計画法、建築基準法等に基づきながら供給基本方針というもの...全文を見る | ||
○国務大臣(海部俊樹君) 通勤一時間、そこから五分でも十分でも飛び出したらだめだというようなかたくななお考えをお持ちいただきませんように、また、あのとき私が申し上げましたのは、そういう時間とか円できちっと決めるんじゃなくて、そのときのサラリーマンの月収の二割程度のところをめどに優...全文を見る | ||
○国務大臣(海部俊樹君) 随分前から国連中心主義という言葉がございました。また、私ども自由民主党の政策の中にも国連中心主義の外交を行うということも言ってまいりました。それは、国際社会の総意に基づいて世界が平和と安定をねらっていくための組織、機構が国連だというように受けとめておった...全文を見る | ||
○国務大臣(海部俊樹君) アラブのことはアラブでということもよく熟語のように使われる言葉でございますけれども、確かにアラブにはそういったいろいろな宗教的な団結の問題とか地域的な問題とかあることを私は物の本でいろいろ読ませていただいておりましたが、しかし今度のイラクのクウェート侵攻...全文を見る | ||
○国務大臣(海部俊樹君) その中東何とか会議に日本が棄権をしたということは、私ちょっと今ここで突然の御質問ですから、局長の方から答弁をいたさせます。 それから、ソ連に対する問題等につきましては、これは自主的に今何が日本としてできるのだろうかということを検討しておるわけでありま...全文を見る |