海部俊樹

かいふとしき



当選回数回

海部俊樹の1991年の発言一覧

開催日 会議名 発言
01月18日第120回国会 衆議院 本会議 第5号
議事録を見る
○内閣総理大臣(海部俊樹君) 湾岸危機に関連する重大緊急事態への対処について、政府の基本的な考え方を明らかにし、皆さんの御理解と御協力を得たいと思います。  昨日、米、英、アラブ諸国を含む国連加盟国は、イラクのクウエートからの全面撤退とクウエート正統政府の権威回復を求める国連安...全文を見る
○内閣総理大臣(海部俊樹君) 土井委員長にお答えをいたします。  国連の決議というのは、イラクのクウエートに対する侵略と併合ということが、これは国際社会の総意に対する平和の破壊者である、だから、国連はイラクに対して、このことを厳しく反省をして、クウエートからの撤兵ということを再...全文を見る
○内閣総理大臣(海部俊樹君) 西岡議員にお答えをいたします。  今次湾岸危機の事態をどう認識するかというお尋ねでありますが、私は、議員が申されたとおり、イラクの政府に対して国連安保理諸決議の速やかな履行を強く要請するとともに、最後まで本件危機を平和的に解決すべきだという立場に立...全文を見る
○内閣総理大臣(海部俊樹君) 石田委員長にお答えをいたします。  御質問の冒頭は、イラクのクウエートからの撤退を条件に停戦を呼びかけるべきである、この戦争が早期に終結され、平和的な解決が図られることを強く要求するとおっしゃいましたが、私はそのとおりだと思いますし、再三申し上げて...全文を見る
○内閣総理大臣(海部俊樹君) 不破委員長にお答えを申し上げます。  不破委員長の御質問の第一は、首相は湾岸戦争の開始というこの事態に何の憂慮も感じないのかとおっしゃいましたが、私は極めて大きな憂慮を感じております。深く憂慮を感じておるからこそ、この問題の平和解決にいろいろな努力...全文を見る
○内閣総理大臣(海部俊樹君) 大内委員長にお答えを申し上げます。  ただいま極めて率直に御意見を交えて御質問がございました。  私は、まず最初に述べられたこと、今回の戦争というものが長期的にならずに最少の犠牲者で済むように強く望み、そのための積極的な外交努力をというお話でござ...全文を見る
01月18日第120回国会 参議院 本会議 第5号
議事録を見る
○国務大臣(海部俊樹君) 湾岸危機に関連する重大緊急事態への対処について政府の基本的な考え方を明らかにし、皆さんの御理解と御協力を得たいと思います。  昨日、米、英、アラブ諸国を含む国連加盟国は、イラクのクウェートからの全面撤退とクウェート正統政府の権威回復を求める国連安保理諸...全文を見る
○国務大臣(海部俊樹君) 岩崎議員にお答えをいたします。  冒頭にお述べになりました今回の湾岸の一連の出来事に対する御認識は、私も同じ思いを持っております。すなわち、今回は、国際社会の総意に基づいて国連が決議をし、ここに平和の破壊者がいると指摘をし、五カ月以上にわたっていろいろ...全文を見る
○国務大臣(海部俊樹君) 佐藤議員にお答えを申し上げます。  平和憲法の原則に立って今回の事態打開に取り組め、こういうことでございます。私も、今日までその考えで取り組んできたつもりでございます。  ただ問題は、今回の事態解決の糸口は、やはり国連決議に基づいた、原則に従った順を...全文を見る
○国務大臣(海部俊樹君) 峯山議員にお答えを申し上げます。  今後、和平に向けていかなる努力を行おうとしておるかとお尋ねでございますけれども、私も議員と同様に、この戦闘が一日も早く終結されて、速やかに和平交渉が行われて、平和的解決が図られることを今もなお強く求めておるものであり...全文を見る
○国務大臣(海部俊樹君) 峯山議員の御質問の中に、罪のない多くの人々を巻き込むテロ行為は絶対に防止すべきであります、政府はどのような対策を考えているかと、こういう御質問がございました。  それにつきましては、緊急対策本部を設置いたしまして、今度の事項に対する対応の一つに、テロに...全文を見る
○国務大臣(海部俊樹君) 立木議員にお答えをいたします。  私は、おっしゃるように、問題の平和的解決を粘り強く追求すべきであると言い続けてまいりました。そのように努力をしてきたつもりでありますし、また、我が国も政府を挙げて、米国やソ連を初めとする安保理常任理事国やアラブ諸国、国...全文を見る
○国務大臣(海部俊樹君) 池田議員にお答えを申し上げます。  国連安保理事会を開催して、即時停戦、クウェート、パレスチナ問題等を議題とする中東和平会議の招集を提案すべきではないかということでございます。  お話の中にありますように、武力を行使して今行われておることは、中東の恒...全文を見る
○国務大臣(海部俊樹君) 勝木議員にお答えを申し上げます。  戦争は長期にならず最小の犠牲で済むようにとお述べになりました。全く同感でございます。  私は、この不幸な状況が一日も早く終わることを重ねて心から期待いたしますとともに、同時に、そのかぎを握っているのはサダム・フセイ...全文を見る
01月25日第120回国会 衆議院 本会議 第6号
議事録を見る
○内閣総理大臣(海部俊樹君) 第百二十回国会の再開に当たり、内外の情勢を展望して施政の方針を明らかにし、皆さんの御理解と御協力を得たいと思います。  世界は今、二十一世紀を臨む最後の十年間を迎えました。振り返りますと、二十世紀は、二度にわたる不幸で悲惨な世界大戦を経て、最近に至...全文を見る
01月25日第120回国会 参議院 本会議 第6号
議事録を見る
○国務大臣(海部俊樹君) 第百二十回国会の再開に当たり、内外の情勢を展望して施政の方針を明らかにし、皆さんの御理解と御協力をいただきたいと思います。  世界は今、二十一世紀を臨む最後の十年間を迎えました。振り返りますと、二十世紀は、二度にわたる不幸で悲惨な世界大戦を経て、最近に...全文を見る
01月28日第120回国会 衆議院 本会議 第7号
議事録を見る
○内閣総理大臣(海部俊樹君) 土井委員長にお答えをいたします。  即時停戦と平和の実現、私も、即時停戦と平和の実現が極めて望ましいものであることは申すまでもありません。しかし、それには大前提があるということも申し上げさしていただきたい。原理原則に従った解決が必要ということであり...全文を見る
○内閣総理大臣(海部俊樹君) 加藤議員にお答えを申し上げます。  イラクも悪いが米国も悪いという論理は成り立つものではなく、正当性は多国籍軍側にあると考えるかどうか、こういうお尋ねでございました。  私は、今回の問題は、国連から平和の被壊者だと指摘をされたイラクに対してクウエ...全文を見る
○内閣総理大臣(海部俊樹君) 石田委員長にお答えをいたします。  今次事態の発端は、イラクのクウエートに対する武力の侵略によって起こったものであり、我が国としては、湾岸地域における戦闘行為が一日も早く終結し、平和が回復されることを強く望むものでございます。そのために、一刻も早い...全文を見る
01月29日第120回国会 衆議院 本会議 第8号
議事録を見る
○内閣総理大臣(海部俊樹君) 森井議員にお答えを申し上げる前に、昨日の土井委員長に対する答弁の部分を二点補足をさせていただきます。  第一点、今般の追加支援の財源措置につきましては、後世代にツケを回すことになるいわゆる赤字公債によるのではなく、今日、平和を享受してきた我々の世代...全文を見る
○内閣総理大臣(海部俊樹君) 金子議員にお答えをいたします。  国際貢献は、憲法の平和原則を貫き、湾岸問題の局面転回を図り、戦争を一刻も早く終わらせるためにふさわしい役割を果たすことが大切だと、私もそう思っております。一刻も早くこの局面の転回を図らなければなりません。その転回を...全文を見る
○内閣総理大臣(海部俊樹君) 大内委員長にお答えを申し上げます。  九十億ドルの追加支援と憲法の関係についてるるお述べをいただきました。  私は、国際の平和回復ということは、日本国憲法も恒久の平和を念願しておりますし、また、日本国憲法の前文にも「いづれの国家も、自国のことのみ...全文を見る
01月29日第120回国会 参議院 本会議 第7号
議事録を見る
○国務大臣(海部俊樹君) 赤桐議員にお答えを申し上げます。  冷戦状況を乗り越えつつある世界の中に起こった戦争という状況の中で、どのような役割を、そしてどのような責任を果たそうと考えておるのかというお尋ねであります。  私は、世界が冷戦状態を乗り越えて平和と安定を目指して一つ...全文を見る
○国務大臣(海部俊樹君) 岩崎議員にお答えを申し上げます。  国際情勢をいかに認識しどう対応しようとするかという最初のお尋ねでありますが、冷戦時代が終わって、今、世界は新しい秩序を構築し、力による平和ではなくて話し合いによる公平な平和を世界に打ち立てたいと努力をしておる、その模...全文を見る
01月30日第120回国会 参議院 本会議 第8号
議事録を見る
○国務大臣(海部俊樹君) 鶴岡議員にお答えを申し上げます。  湾岸における戦闘行為が一日も早く終結して公正な平和が回復されることを私も強く望むものでありまして、そのためにはイラクが速やかにクウェートからの撤退を決意することが第一の方途であり、それによって公正な湾岸の平和が回復さ...全文を見る
○国務大臣(海部俊樹君) 沓脱議員にお答えを申し上げます。  湾岸の事態に関して、公正な平和を実現するためにあらゆる努力を尽くすべきである、私はそのとおりに考えますが、しかし、国連を中心とした累次の決議や、五カ月以上にわたり我が国を初めあらゆる国が努力をし、アメリカ、イラクの直...全文を見る
○国務大臣(海部後樹君) 星川議員にお答えを申し上げます。  停戦案とか和平提案を出すべしというお話でありますが、もう御承知のとおりに、今日まで五カ月半にわたって、ブッシュ大統領やミッテラン大統領も国連の事務総長も、また私どもも、直接何回も何回も和平の提案もいたしましたし、平和...全文を見る
○国務大臣(海部俊樹君) 小西議員にお答えを申し上げます。  追加支援の考え方について、あるいはその積算根拠について述べろ、こういうことでございます。  私は再三申し上げさせていただいておりますが、今、世界は新しい平和の秩序を求めております。冷戦時代を乗り越えた新しい平和の基...全文を見る
○国務大臣(海部俊樹君) 渡辺議員にお答えを申し上げます。  私も、現在の湾岸における多国籍軍とイラクとの武力行使が一日も早く終結し、湾岸地域に公正な平和が回復することを強く願っておりますから、今後とも、御指摘のように公正な平和の確立を目指して、できる限りの外交努力を続けたいと...全文を見る
02月04日第120回国会 衆議院 予算委員会 第5号
議事録を見る
○海部内閣総理大臣 今湾岸で起こっております武力の行使について、私も藤田委員と同じく、一日も早くここに平和が来なければならぬという願いは全く同じものを強く持っております。そして、そのことにつきましては、きょうまでも、昨年の八月二日にイラクのあのような武力による侵略が始まった直後か...全文を見る
○海部内閣総理大臣 今お示しになりました多くの国々からの出されておる停戦案も、また私どもの考えておる停戦案も、公正な平和をあの地域に確立させるためにどうしたらいいかということをまさに去年の八月二日以来、国連でいろいろ議論をしてきた。藤田委員もおっしゃったように、今のこの局面を打開...全文を見る
○海部内閣総理大臣 米ソの共同声明の中にも、イラクがクウェートから撤退する旨明白なコミットメントを行えば戦闘行為の停止が可能であると考えるという項目が確かにございますし、またイラクから撤退をするということが絶対の大原則であるということも、それは委員も認めておられることでございます...全文を見る
○海部内閣総理大臣 この問題に関する考え方は、私はいろいろな視点があろうと思いますけれども、私は従来の、国が交戦権を発動して一国と一国がいろいろな理由でやったという、どっちも悪いがこっちも悪いという、そういった意味の戦争ではなくて、これはあくまで国連憲章に基づいて、去年の八月二日...全文を見る
○海部内閣総理大臣 先ほどの御質問の関連で一言だけ冒頭に言わしていただきますが、日本国憲法にも「正義と秩序を基調とする国際平和を誠実に希求」する、憲法前文では、そういった平和の追求を日本は国家の名誉にかけてやる、こう書いてあるわけでありますから、私は、それについてはきょうまでも国...全文を見る
○海部内閣総理大臣 ちゃんと答えております。  それは、国際の平和を回復するために日本としても応分の支援をしていく。それは国連決議を日本は支持しておりますし、国連決議の六七八によってあらゆる国に対しては適切な支援が求められておるわけであって、日本もそういったものを願うからそうす...全文を見る
○海部内閣総理大臣 アメリカ側の報道によると、今藤田議員おっしゃったこともあれば、そのほかいろいろな報道がなされておることは私も承知いたしております。それはいろいろな立場の人があるわけですから。日本としては、それは先ほどから申し上げておるように、国連決議六百七十八に従って二十八に...全文を見る
○海部内閣総理大臣 そのお述べになった報道や考え方があったことも素直に私は知っております。それは聞いておりますが、そのほかにももっと膨大な額を述べる人もあれば、もっと少ない数を言う人もあれば、大体一日五億ドルでこうなるというようなことが私はその数字の根拠として説明を受けたこともあ...全文を見る
○海部内閣総理大臣 これは何度も申し上げておりますように、国連決議に従って行われておる平和回復活動に当たっておる、その日本の応分の支援であるということであります。
○海部内閣総理大臣 ベーカー国務長官がそういう発言をしたということは、報道で私も聞いております。(藤田(高)委員「おりますね」と呼ぶ)はい。それから、日本政府としてはあくまで、膨大にかかるであろう平和回復活動に対する費用を、日本は何もしないと言ってひとりだけで引いておるわけにいき...全文を見る
○海部内閣総理大臣 そのような発言がなされたということは報道で認めておりますが、我が方が提出するのはあくまで湾岸平和協力基金へ前回同様に出すわけでありますから、そこで我が方の考え方も述べて、湾岸協力基金の理事会で決定をして、そしてそれは平和回復のために使ってもらうことになる、こう...全文を見る
○海部内閣総理大臣 さっきから申し上げておるように、ベーカーさんの発言はベーカーさんの発言ですから否定はいたしません。そのことは聞いて知っておると申し上げておるのです。ただ、日本の政府はそのとおり行うのではなくて、きょうまで同機GCC、湾岸平和協力基金へ拠出するんですとこれは何回...全文を見る
○海部内閣総理大臣 何%が何に使われておったかという具体的な数字は事務当局から数字を報告させますけれども、私が言っておるのはあくまで、ベーカーさんの言ったことはそれは報道を通じて知っておりますけれども、日本政府の考え方も何回も繰り返して申し上げておることでありまして、湾岸平和協力...全文を見る
○海部内閣総理大臣 私にいろいろわかりやすく答弁しろということでありましたが、何回も言っておりますが、ベーカーさんの意見は、そのとおりベーカーさんが言ったことは知っておりますけれども、日本の政府の言っておることは、私の言うことが言っておることでございますから、湾岸平和協力基金へ提...全文を見る
○海部内閣総理大臣 ベーカー国務長官の意見は、私も報道等を通じてよく承知をいたしております。それから、私の方で決断しました政府の考え方がそれと食い違うとおっしゃいますが、それは我が方の自主的な判断でありますから、それは食い違いがあるということはアメリカにも十分既に伝えてあるところ...全文を見る
○海部内閣総理大臣 これは何度も繰り返すようになりますけれども、ベーカー国務長官の……
○海部内閣総理大臣 発言の許可を得て発言していますが、委員長が待てとおっしゃるのですか。
○海部内閣総理大臣 そうですか。わかりました。
○海部内閣総理大臣 もう一回申し上げますけれども、ベーカー国務長官の九十億ドル発言、しかしほかの人はそれと違う発言もしております。例えば政府がいろいろなことを決める、これはベーカー長官に言われて、それと全く同じことを言わなきゃならぬという考え方を私は持っておりません。日本政府とし...全文を見る
○海部内閣総理大臣 これはまた繰り返しになりますけれども、国連決議の六七八号に従って、湾岸の平和を回復するための国際社会の共同行動に対するコストがかかるからそれに適切な支援をしろというのが国連の決議でありますから、この決議と要望を受けて、そこからは私の方、日本政府が独自の判断に立...全文を見る
○海部内閣総理大臣 申し上げますけれども、何回言っても同じだと言っておしかりになるかもしれないが、積算の基礎とおっしゃるけれども、アメリカ自身も、この湾岸の平和回復活動にどれほど費用がかかるかということについては物すごい幅のあること、人によって言い方が違うこと、これは報道を通じて...全文を見る
○海部内閣総理大臣 何度も申し上げますが、我が方は、あの地域の平和回復のために湾岸平和協力基金へ九十億ドル拠出をしようということを決めたわけです。その大前提となる、何日間で戦争が終わって、一日幾らかかって、何発撃てばどうなってというようなことはだれも予測できないし、アメリカ側にも...全文を見る
○海部内閣総理大臣 食い違っておるということは、ベーカー長官の言った記者会見の内容、そして私が政府として決めた方針、これが食い違っておるということは御指摘のとおりですが、両方ともに湾岸に平和を回復するために国連決議に従った平和回復活動を一日も早く成功させようという基本は全く同じで...全文を見る
○海部内閣総理大臣 これは何度もお答え申し上げますが、私の方は、一日幾らお金が要って、何日かかってということは予測のしようがありませんから、根拠についてはどれだけお尋ねいただいても、具体的な説明を受けたことがありませんので、いろいろな状況を判断して拠出をしようと、それから、拠出を...全文を見る
○海部内閣総理大臣 与野党の間でいろいろ議論をいただきましたが、結果として審議未了になりました。その根本的な原因の一つは、私は、あの平和協力法案というものは、明確に武力による威嚇または武力の行使を伴わないものという大原則を前に置いてできておる法案でありましたけれども、戦争か平和か...全文を見る
○海部内閣総理大臣 憲法によりますと、武力の威嚇、武力の行使を伴う、そういった目的を持って武装部隊を他国の領土、領海、領空へ出すことは海外派兵となって、これはいけないということが国会の議論の中でいろいろ言われてきておる問題であることは、私もそう受けとめました。ただ、ですからあの法...全文を見る
○海部内閣総理大臣 憲法によって禁止をされておりますものは、武力行使の目的を持って武装部隊が海外に出ていくということである、それから、武力行使を伴わない、そういった国際社会の平和回復のための協力、これは憲法の禁止するものではないという議論をしたのでありますけれども、それは、その議...全文を見る
○海部内閣総理大臣 いろいろな御意見やお考えのあることは私もよく承知しておりますが、しかし現在自衛隊法という法律に今御指摘いただいた第百条の五というのがありまして、そこに国賓、内閣総理大臣及び政令で定める者、こう明らかに書いてあるわけでありますから、法律の根拠がありますので、素直...全文を見る
○海部内閣総理大臣 日本国が法治国家であることは当然のことでありますけれども、私は、この問題が起こって、そして関係国際機関からも要請があるというならば、どこで読めるだろうか、いろいろ考えてみました。第百条の五には「内閣総理大臣その他政令で定める者」となっておるわけです。ですから、...全文を見る
○海部内閣総理大臣 イラクのフセイン大統領があのような無謀なことをやる結果において被災民が出るというときに、その被災民の対応にいろいろ場合があることは承知しております。したがって、既に国際機関から要請を受けて、なすべきことはいたしました。でき得ることで、既に民間航空の四便がカイロ...全文を見る
○海部内閣総理大臣 今回湾岸に起こった状況というものは、全く新しい事態が前に出たわけで、それに伴う人道上の問題で、非軍事面の問題でなし得ることをこの百条の五に基づいて政府は政令をきちっと決めて、それで追加をすることによってなそうとしたわけでありますが、専門的な問題について御必要な...全文を見る
○海部内閣総理大臣 政令で法律をねじ曲げることは許されないとおっしゃいますが、それはそのとおりでしょう。しかし、既に国会でできておるこの自衛隊法の第百条の五は、「国の機関から依頼があった場合には、自衛隊の任務遂行に支障を生じない限度において、航空機による国賓、内閣総理大臣その他政...全文を見る
○海部内閣総理大臣 まず第一の点でありますけれども、従来の政府の解釈というものを否定するのではありません。これははっきり申し上げておきます。  今回起こったことは、従来起こったり、従来議論の全くなかった問題でございます。サダム・フセインが出てきてこのような横暴なことをするという...全文を見る
○海部内閣総理大臣 IOMからいろいろな連絡が来ており、それに対して日本も非軍事的な、人道的な面では対応しよう、避難民の輸送の問題なんかにはできる限りしようということは、これは多くの人々の一致した御支持もいただける考え方だと私は思いました。前回の貢献策のときも、遅過ぎる、少な過ぎ...全文を見る
○海部内閣総理大臣 最初に私も考え方を述べさせていただきますけれども、法律のどこを読んでも、「その他政令で定める者」と書いてないことにまで勝手に政令をつくってこれでやるというのは、おっしゃるように行政府の越権だと言われても仕方ありませんが、「政令で定める者」と法律にちゃんと書いて...全文を見る
○海部内閣総理大臣 前提は、戦争というものの考え方、国が実力行使をして、あるいは宣戦布告をして、いろいろな政治目的を持って武力によって争うものが戦争でありますから、そういった意味からいくと、例えばイラクがクウェートへ入っていった昨年の八月二日の問題なんかは、あれは戦争だと私は見て...全文を見る
○海部内閣総理大臣 お答えさせていただきます。  アメリカがどのような意図でどのようなことをしたか、これは私に言わしむれば、あの地域における力による平和の破壊をあれ以上してはいけないというので、八月二日以来アメリカはあの辺にいろいろな安定をもたらさなきゃならぬ、湾岸の平和解決の...全文を見る
○海部内閣総理大臣 御指摘の問題について率直に申し上げますが、八年間に及ぶイラン・イラク戦争の間にいろいろな武器の移転、大量破壊兵器の移転があったことは御指摘のとおりであります。  私は、このような紛争をなくするためには、特定の地域においてずば抜けて大量破壊兵器を持つ、いわゆる...全文を見る
○海部内閣総理大臣 その結果は、私も新聞で読みましたけれども、仕方がないとかやむを得ないという数もたしかあったのではないでしょうか。そして、そういったものを加えていろいろ判断しますと、やはりそのようなときに、絶対的に、どんなことがあっても武力の行使はいけないのだということに徹し切...全文を見る
○海部内閣総理大臣 これは、過日国連の事務総長にも私は申し上げたところでありますし、また国会を通じても申し上げておりますが、国連決議の二百四十二号、三百三十八号、ともに御承知のとおり第三次中東戦争、第四次中東戦争、その後におけるいろいろな問題の中で、占領地からイスラエルが撤退する...全文を見る
○海部内閣総理大臣 中東の恒久平和を目指してすべての人が努力をする国際的な話し合いの場において、だれの側につくとかかれの側につかないとかいう発想ではなくて、中東の本当の平和が来るように、それは申し上げたように、国連の二四二、三三八で原則として出されておる決議の中にそのパレスチナ問...全文を見る
○海部内閣総理大臣 日米関係というもの、それが非常に重要なものであることは委員も御承知と思いますけれども、だから何でも言いなりになって、アメリカに言われたことをそのままイエスと言っているだけでは全くございません。一々ここでは言いませんが、日本の立場をきちっと述べるべきは述べ、そう...全文を見る
○海部内閣総理大臣 先ほど申し上げました答弁、重複することになると思いますけれども、国連決議の六百七十八に基づいて、その中に平和回復のための経費を関係諸国は適切な支援をしてほしい、こういう決議に基づく要請がございました。日本の場合は国連の決議を支持しておりますし、何よりも新しい世...全文を見る
○海部内閣総理大臣 積算の根拠につきましても、先ほど申し上げましたが、平和回復活動にそれじゃ幾らお金が要るかということを具体的にきちっと私に示されたということはございません。アメリカではいろいろな数字が言われておることは報道によってよく承知しております。けれども、この武力の行使が...全文を見る
○海部内閣総理大臣 アメリカとの話し合いとか湾岸協力基金との話し合いで決めた数字ではございません。終局的には、湾岸協力基金へ日本は拠出をして、そこの運営委員会で、それでは使い道、使い額、どうなんだということはそこへいってからは日本が使途に予定しているものなんかを申し述べて決めてい...全文を見る
○海部内閣総理大臣 これは一日も早く平和が回復されることを強く願っておりますし、三カ月が五カ月になるというような仮定の前提を置いての議論は、私は今はむしろ、今回決めた分が、これが国会の審議を通じて、これが認めていただくことに当面全力を挙げておりますので、仮定の御質問にただいまお答...全文を見る
○海部内閣総理大臣 今度の湾岸における武力行使がいつ終わるのか、どの程度の規模のものであるかということは、もし武藤委員の方でこういうこともあるではないかという具体的なお考えがあったら、私は教えていただきたいと思うぐらい非常に不透明なものであります。だから、一日も早くこれが解決する...全文を見る
○海部内閣総理大臣 何度も申し上げておりますけれども、積算の根拠というのは、国連からもそれからアメリカからも湾岸平和基金からも、戦争は何カ月ですとか武力行使は何カ月ですとかあるいはお金は幾らですとか、そんな根拠は出てきておりません。ですから、自主的に判断をするときには、一体国は貿...全文を見る
○海部内閣総理大臣 交換公文はその都度きちっと決めておりますから、今回の九十億ドルの提出に当たっても湾岸平和協力基金と交換公文を締結いたします。その内容については締結が終わった後で国会にお示しをして、このような交換公文でありますということは明らかにいたします。
○海部内閣総理大臣 九十億ドルを湾岸協力基金に拠出をする、それは、何度も申し上げましたが、平和回復活動に対する日本側の拠出であります。したがって、そのときにいろいろな御議論等もございます。私は、先ほどから答えておるように輸送関連、医療関連、食糧、生活関連、事務関連等の諸経費に充当...全文を見る
○海部内閣総理大臣 ソ連と日本との関係というのは、基本的に言いますと、ただいまのところ技術調査団の受け入れとか、知的交流とか、人物交流とか、あるいは宇宙衛星の中における共同の行動とか、やけどの坊やを治療するとか、幅広く実にやっておりますけれども、ただ、経済援助とか資金援助の問題に...全文を見る
○海部内閣総理大臣 この世界的に大きな問題、平和の枠組みの中で力でもって支配をすることを認めるかどうかという、この侵略排除のための国連の活動に対して日本ができる限りの応分の支援しなければならぬということで取り組んでおる問題でありますから、私は、これは一内閣、また一党の幹事長の責任...全文を見る
○海部内閣総理大臣 私の考えを率直に言わせていただきます。  御指摘のように、戦後の世界の中で、日本は自由と民主主義の価値観を大切にする、そういう陣営の一員となることを選び、まさに御指摘があったように、私どもの青年のころを振り返ってみますと、いろいろ物質的に苦しいときやあるいは...全文を見る
○海部内閣総理大臣 先ほど申し上げましたように中国、ソ連そしてアメリカ、ヨーロッパというのは、ついこの間までは東西対立の枠組みの中で全く対立、対決をし、それが冷戦状態という言葉で呼ばれるような状況でありました。だからそこでつくられた平和の枠組みというものが力の均衡あるいは恐怖の均...全文を見る
○海部内閣総理大臣 我が国は、御承知のとおりに、過去の歴史の反省に立って、二度と侵略戦争はいたしません、憲法には武力行使の目的を持って海外に武装部隊を送らないということはきちっと定めてあり、それがアジア・太平洋地域の平和と安定にも役立っており、日米安全保障条約という枠組みの中で日...全文を見る
○海部内閣総理大臣 国家公務員の定員管理というのは、これは重要な課題であり、その管理についていろいろ各省がそれぞれの立場に立って、これは税金のむだ遣いをできるだけ省くという観点から努力をしておることも一面ございますが、しかし、御指摘のように、新しい必要な需要が生まれた場合に新しい...全文を見る
○海部内閣総理大臣 やるべきこと、言うべきことについては言わせていただきました。したがいまして、隠された部分とか、あえて言ってない部分というものは特にございません。
○海部内閣総理大臣 イラクがクウェートを侵略し、これを併合したということであります。イラクが一番原因をつくったいけない根本の国だと思います。
○海部内閣総理大臣 国会の運営上の問題に行政府の者がここでとやかく言うのは、これは慎まなければならぬことだと私は思いますので、なぜ採決ができなかったかということは、当時の委員長にお聞きいただかなければならぬことだと思います。
○海部内閣総理大臣 今示されたその数字はそのとおりだと思います。同時に私は、その地域において力でもって侵略してはいけないという新しい世界の平和の秩序を守らなければならぬということは繰り返し申してきました。そして、力でお役に立つことのできない日本の立場をそれらの国々にも理解してもら...全文を見る
○海部内閣総理大臣 いろいろな計算の数字の基礎があったことは申し上げました。けれども、その幅の中で私どもも総体的に考えて、日本の国の置かれた立場、日本と今示されたようなその地域における石油の依存度、国際社会の大義に対する日本の貢献のあり方、そういったことをすべて総合的に判断して、...全文を見る
○海部内閣総理大臣 国際社会の大義を守らなければならぬという大きな大前提については、私は何回も申し上げましたように、それは正しく認めていかなければならないし、日本としてはそれに対して支持を確固たる態度で与えていく。それは、日本は国際社会の大義を守る側に明確に立っておるんだというこ...全文を見る
○海部内閣総理大臣 私は、日本が現在置かれておる立場の中で、あらゆるいろいろな国との関係、仕組みの中で目指すべきことは、やはり世界の平和と安定だと考えております。そして、アメリカと日本の日米関係は、先ほどもちょっと触れましたように、日米両国において安全確保、安全保障のために、日本...全文を見る
○海部内閣総理大臣 憲法の前文に書いてあることを引用され、また、いろいろとその意見については、私は国際の平和をきちっと守っていくためにできる限りの努力をしなければならないという点においては全く同じでありますから、だからそのような面においてできる限りのことをしていこう、日本の立場と...全文を見る
○海部内閣総理大臣 海外派兵の問題については、きょうまでいろいろと言われてきましたように、日本国憲法の中において、武力による威嚇、武力の行使を目的として武装部隊を他国の領土、領海、領空に出さないということが、いわゆる海外派兵と言われてまいりました。これがいけないということは、きょ...全文を見る
○海部内閣総理大臣 日本国の物の考え方の基礎には、やはり平和を求めていかなければならぬという平和主義、国際協調主義、そういったものを踏まえた憲法があります。憲法に従ってやはり院も構成され御議論も出されておるのです。私は、そういった意味で日本のきょうまでの基本的な立場の中でなし得る...全文を見る
○海部内閣総理大臣 先ほど来申し上げておりますように、国際社会の大義を守っていくために、国連の決議を支持をするという明確な立場に立ってでき得る限りの協力をしておるわけでありますし、また、この戦いが終わるとか終わらないとかおっしゃいました。その後の問題等もいろいろ言われた。私は、長...全文を見る
02月05日第120回国会 衆議院 予算委員会 第6号
議事録を見る
○海部内閣総理大臣 市川委員もおっしゃいましたとおりに、ああいった武力行使というものが賛成か反対かといえば反対に決まっておるわけでありますし、また、一日も早く終結させるようにしたいという強い願いも私も市川委員と同様に強く持っておるところであります。  きょうまでも私は、公正な平...全文を見る
○海部内閣総理大臣 日本国の憲法も、私たちが願うのは正義と秩序を基調とする国際平和であって、それを誠実に希求しているわけであります。この平和主義の願いというものは、国連の憲章に書いてあるやっぱり公正な平和、私は、国連決議に従った平和が一日も早く回復することを心から強く願っておるわ...全文を見る
○海部内閣総理大臣 市川委員御指摘のように、昨年の法案審議の中でのいろいろな議論の中で、日本国憲法でなしてはならないことは、武力による威嚇もしくは武力の行使である、いわゆる海外派兵と言われるものは、武装集団が武力行使の目的を持って他国の領土、領海、領空へ行くことである、そういうこ...全文を見る
○海部内閣総理大臣 私は、先ほどお答え申し上げましたように、この場合は「その他政令で定める者」こうなっておりますから、それを素直に読んだわけであります。  それから、これは、このような事態が起こるということは、その、その他の問題を議論したときとはちょっと環境や背景も違っておった...全文を見る
○海部内閣総理大臣 この政令の、今お示しになった国賓等の範囲の百二十六条の十六の第五号というのは、その第五号をつくりましたときに「前二号に掲げる者に準ずる者」、こういうことを縛りにかけたのだと思います、それはそのときに。ですから今度は、第五まで出ておるわけですから、あるいはここへ...全文を見る
○海部内閣総理大臣 積算の根拠を具体的にきちっと数字で示せということでありますが、これは昨日もいろいろ私申し上げましたけれども、一体、国連決議に基づく平和回復活動に二十八の国が参加して、そのかかる費用が幾らになるか。主として努力をしておるアメリカ自体が今回の問題に対して、積算の根...全文を見る
○海部内閣総理大臣 我が国の外交は国連中心主義の外交ということを主張し続けてまいりましたし、冷戦の発想を乗り越えてから、世界の平和の枠組みの中心は国連が果たすべきである、また国連の安保理がそのような機能を果たし始めたという、こういう時期でありますから、その国連の累次の決議の中で、...全文を見る
○海部内閣総理大臣 申し上げましたように、湾岸の平和回復のために関係諸国がしておる回復活動に、せめて日本は資金援助の支援をしなきゃならぬということでありますから、湾岸平和基金というものがありまして、そこに既に拠出をした経緯もありますが、今回の追加支援の分も同じ湾岸平和基金に対して...全文を見る
○海部内閣総理大臣 これは究極的には、湾岸平和協力基金の運営委員会で使途その他については具体的に決定されることになると思いますが、我が国の意思に反した使われ方がないように、これは我が国の意思が確保されるような仕組みに平和協力基金はなっておりますから、その中で先ほど申しましたように...全文を見る
○海部内閣総理大臣 昨日来のいろいろな御議論の中で、私はやはりあの地域の平和回復、それを一日も早く達成することを願って支援をするんでありますから、日本の政府の意向というものも、言うべきことはきちっと貫きたい、このことを申し上げてきました。きのうの御議論の中でも、しかし片方には、そ...全文を見る
○海部内閣総理大臣 先ほど市川委員も、こういった国際協力、国際協調の問題は日本の将来、むしろ私たちの次の世代が国際社会でどういう評価を受けるかということを考えると、一地方選挙のことを考えて態度を決めるのはいかがかという率直な御意見を私は承って、まさにそのとおりだという気持ちがいた...全文を見る
○海部内閣総理大臣 政府が先頭に立っていろいろと削減の努力をしろという御指摘に対しては、私はそのお考えを率直に大切なものだと受けとめております。  政府は現実にそのような努力をしながら、きょうまでも累次の行政改革その他についての努力を続けてきた。予算編成に当たりましても、例えば...全文を見る
○海部内閣総理大臣 先ほど申し上げましたように、中期的にも長期的にも、また過去も未来も、できる限り経費を削減してみずからを正していかなきゃならぬという決意は表明をいたしておりますし、また、閣僚全員とともに、国民生活のためになる予算編成のためにいろいろと努力をしながらつくり上げた平...全文を見る
○海部内閣総理大臣 確かに、国際情勢が変化をしつつあるということは私も何度も申し上げてまいりました。そして、大綱を作成しますころも、東西の対立というものは、デタントという言葉があのころ出てきましたように、緊張緩和の方向に向かっておったことも事実でございます。それは力を背景とした恐...全文を見る
○海部内閣総理大臣 いつも素直に正直に答えております。
○海部内閣総理大臣 今おっしゃいました市川委員のお考え方、私もよく聞いてまいりました。そうして、米ソの対立状況がなくなったときに、いわんや三海峡封鎖であるとかこれの封じ込めとか、そういったようなことが必要だなんということは毛頭考えておりません。米ソの対立、対決が終わりを告げたとい...全文を見る
○海部内閣総理大臣 日本の場合はやはり専守防衛でありますから、私は、日本の国の周辺に対するいろいろな、何というのでしょう、警戒、そして情報収集能力、そういったものについてP3Cが果たす役割とか、いろいろなものを十分これは評価していくべきである。ただ、上陸されて、戦車を何台使えば安...全文を見る
○海部内閣総理大臣 先ほど来の御議論に私はその都度お答えしておりますが、そういうことを念頭に置いて今後の政局の運営に当たって行政のむだを省く、政府自身がむだを省く努力をする。毎年、御指摘になったように予備費だって残っておるではないかというお話でございますが、今回もよりそれにまさる...全文を見る
○海部内閣総理大臣 大きな方向性で考えますと、今の平和回復活動が終わったとしても、その後に経済の復興とかあるいは新しい秩序づくりとか、また予想できないように、原油の戦略的な流出の結果が、まさに我々が初めて体験する規模と大きさの問題ですから、これに対する対応もございましょうし、同時...全文を見る
○海部内閣総理大臣 化学兵器がイラクにあるということとイラン・イラク戦争のときに使われたという報道を、私は今御質問を聞きながら非常につらい気持ちで思い出しました。絶対に使われてはならぬものであるし、またそれを使ってはいけないということは多くの世論だと思います。これにイラクのフセイ...全文を見る
○海部内閣総理大臣 化学兵器を絶対に使ってもらいたくないということを、伝えられるあらゆる方法で私は伝えたいと思います。ところが、それよりも、国際法違反であろうが何であろうがクウェートという国を武力で侵略、侵攻した国です。五カ月半にわたる国際的ないろいろな問題、それについて何の反省...全文を見る
○海部内閣総理大臣 平和回復を一日も早く願って拠金をするということは、これは戦争と戦火の拡大を願ってやっておるのでは決してありません。また同時に、二十八の多国籍の人々がやむにやまれぬ最後の措置として武力の行使に入っておるのも、国連決議の最初の、クウェートからの撤退ということをまず...全文を見る
○海部内閣総理大臣 資源のない我が国が、戦後きょうまで皆さんの働きによってこの国の基盤を支えてきた。そのために勤労時間というものが諸外国と比べて日本は非常に長いということは、るる御指摘になったとおりであろうと私は思っております。そして、そのために死に至る過労死の問題は、これはもう...全文を見る
○海部内閣総理大臣 対策本部も安保会議も閣議も私は責任者でありますから、当然、私の責任において最終的には処理をされることになると思いますが、手続としては、今申し上げたように、外務大臣から防衛庁長官への要請になるということです。
○海部内閣総理大臣 突然の御質問ですから記憶で言いますが、二十五日じゃなかったでしょうか。先生のお手持ちが二十四日となっておったら、私が至急今調べさせておりますが、二十五日だという記憶でございます。
○海部内閣総理大臣 この問題は既に前々からいろいろな場合を想定して検討もしてまいりました。また、派遣する、しないの前提を抜きにして、このようなことができるかどうかは国連平和協力法の第三条に示された具体的内容にも我々は想定しておった一項目でございます。またその後、廃案の後を受けて民...全文を見る
○海部内閣総理大臣 前国会の御議論の中で、私は、自衛隊の海外派兵というものは武力行使を伴う武装部隊の派遣であるということを、そしてこの法案ではそれは含まれておらぬのだということを何回も申し上げましたが、残念ながら御理解はいただけず、結局戦争か平和かという角度の議論になったというこ...全文を見る
○海部内閣総理大臣 私は、「政令で定める者」とここに書いてあります。これは書いてなければできませんけれども、書いてあるわけですから、そして本当にこれが例示列挙であって制限列挙でないというならば、「その他政令で定める者」というのをこの第百条の五のときには書かなかったはずであります。...全文を見る
02月06日第120回国会 衆議院 予算委員会 第7号
議事録を見る
○海部内閣総理大臣 IOMから要請があったということは、十七日の日に、私は直接その要請の文書等を見て知りました。
○海部内閣総理大臣 一々それは記録しておりませんので、今私の記憶の中でお答えしておるわけでありまして、何時ごろということは具体的にちょっとお答えいたしかねます。わかりません。
○海部内閣総理大臣 今御議論を聞いておりまして、私がまずお答えしなきゃならぬと思ったことは、そういう長い距離を飛ぶということ、特に南回りを飛ぶということは、それはおっしゃるように、C130の輸送機よりも民間航空の方が経験もあり、すぐれており、能力もあることは、これは当然のことだと...全文を見る
○海部内閣総理大臣 IOMからはそういう要請を受けて、民間機、軍用機、要請した場合に対応できるかというあれが来ましたから、例示としてそういうようなことで、だってあの地域でイラクがクウェートに対して侵略、併合して、そこから出る気の毒な避難民の人でありますから、それ以外の遠いところか...全文を見る
○海部内閣総理大臣 それは、具体的な要請があったら、個々別々の具体的な要請があればそれに続いてするというのが、これは私どもの考えであって、だからIOMから続いて、たしか二十一日であったと私は記憶しておりますが、具体的にベトナムの避難民、カイロまで行ったら日本が輸送してくれるかとい...全文を見る
○海部内閣総理大臣 出先の大使館のやりとり等については担当局長から答弁させますが、私が基本的なことを申し上げますのは、日本はできる限りのことはしよう、そしてできる限りのことをするためには、前回の国会のやりとり等もあり、国際機関から要請を受けた場合に、日本で許されることはやろう、で...全文を見る
○海部内閣総理大臣 必要がなければ要請がないでしょうし、要請がないところへ出ていくことは考えておりません。必要なときにお役に立とうということです。
○海部内閣総理大臣 昨日来御議論のたびに私は自衛隊法の第百条の五というのを私なりに素直に読んで、「内閣総理大臣その他政令で定める者」、その「輸送を行うことができる。」こう書いてあるわけです。それの解釈について、一体制限列挙なのか例示列挙なのか、それは例示列挙だからという御意見が随...全文を見る
○海部内閣総理大臣 渡部委員長に御検討を願うという質問者の御意思でございます。委員長が院の意思というものをお決めをいただけるとすれば、立法府はそれに従わなければならぬと思いますが、しかし、私からも言わしていただく――そうでしょう。私は、行政府の方は……(不破委員「あなたには撤回を...全文を見る
○海部内閣総理大臣 今いろいろお話の初めに、なぜあんなに急いでと武力行使に至ったことの非難でありますけれども、私は、なぜあんなに早く無謀なことをしたかという言葉は、イラクのフセイン大統領にこそ示さなければならぬ言葉であると、基本的にそう考えております。というのは、八月二日の前の、...全文を見る
○海部内閣総理大臣 それは国連事務総長の考え方の中に全部入れる中で、ああだこうだという意見のあったことは、それはございましょう。けれども、採決をして、フランス案を採決して拒否して、アメリカ案を採決してどうして、そしてこうしてという、そういう状況ではなかったんではないでしょうか。そ...全文を見る
○海部内閣総理大臣 先ほど来御説明しておりますように、私どもが、国連が決めておるのは正義と秩序を基調とした公正な世界の平和を求めておるわけであって、そして、現在のこの力による武力侵略を認めてはいけないというのが大きな大前提ですから、まず第一にイラクはクウェートから撤兵をすること。...全文を見る
○海部内閣総理大臣 日本の立場というのは、中東の恒久和平というものを正義と秩序に裏づけられた恒久なものにしたいという基本的な考えがあることは、何回も申し上げたとおりであります。また、私は、デクエヤル事務総長のぎりぎりまでの努力を支援をして、平和的解決を行うようにということも、何度...全文を見る
○海部内閣総理大臣 日本の今置かれている国際的な立場、あるいは私たち自身が自覚している、あるいは好むと好まざるとにかかわらず、世界経済に対する影響力が非常に大きくなっておる。同時にまた、最近は東西の対立が終わって世界が力を合わせて平和と繁栄を求めていこうと願い、日本にはそれなりの...全文を見る
○海部内閣総理大臣 今御議論を聞いておりますと、大前提が平和で豊かで幸せで、日本の国のことだけを考えていればそういう御議論もあるいは成り立つ、組み立てられるかもしれませんが、このような状況になれたその背景は、日本一国だけでやってきたんじゃなくて、世界との相互依存関係の中で、平和な...全文を見る
○海部内閣総理大臣 それは言わしてください。  いろいろな議論があるということは、私も何回の答弁でも認めておりますし、それから、今委員長が挙げられた一日五億ドルで何とかかんとかというのがアメリカの議会予算局の試算だと、こう言われますけれども、アメリカの議会予算局の試算というのは...全文を見る
○海部内閣総理大臣 戦費という概念はいろいろありますので、戦費という言葉の定義についてここで議論しようと思いませんけれども、これは国連決議六七八に基づいて平和回復のために活動をしておる多くの国々の平和回復活動のために日本が協力をし、支出するお金であります。国連の平和活動に必要な資...全文を見る
○海部内閣総理大臣 平和回復活動に使ってもらう、そして終わった後に、いろいろな経済の秩序回復とかあるいはその他のことについても有効に平和の確立のために使うということは、それは考えられることである、私はこう思っております。
○海部内閣総理大臣 平和回復活動に充てると言っておりますし、また、あそこの武力行使というものは、国連決議に基づいて二十八と言われる国国が多国籍軍を構成して、あの地域の平和回復のために努力をしておりますから、普遍的な武力行使であります。それは平和回復を目的としておるものであります。...全文を見る
○海部内閣総理大臣 イラクがクウェートから撤退をするということが、これがいつまでも続く武力行使ではなくて、国連決議の第一を守り、局面転回する問題だということは、米ソの共同声明でも、先ほどから固執なさるフランスの提案でも、あるいは私が主張する国連の事務総長の声明にしても、全部そこは...全文を見る
○海部内閣総理大臣 国権の最高機関である国会でお許しがいただけませんと、湾岸協力基金でそういう話をするわけにいきませんから、お許しがいただけたという前提で物を申し上げますけれども、湾岸諸国の代表がGCCの事務局長、そして我が方の恩田大使がそこでこのような話をするときは、日本の使途...全文を見る
○海部内閣総理大臣 日本は唯一の核被爆国として核兵器が使われないことを強く強く求めておることは、これは御承知のとおりであり基本原則であります。その意味において、関係が、今のイラクとクウェートの間で関係がない立場にありながら挑発的なミサイルを撃ち込まれても、核兵器を持っておるのか持...全文を見る
○海部内閣総理大臣 日本の基本的な考え方は、これはアメリカも十分承知をしておる問題でありますし、アメリカ自体もなるべく被害を少なくして、なるべく一般人に迷惑をかけないようにして、イラクが、国連の目的に達せるように、クウェートからの撤兵を決断するようにするための武力行使をしておるん...全文を見る
○海部内閣総理大臣 核兵器の使用だけではなく、一日も早く武力行使が終わるようにイラクに対して強く求めたいというのが私の基本的な考え方でありますから、どっちが悪い、こっちが悪い、ここだけやめればこうだというところの議論はしません。基本的な考え方を申し上げておる次第でございます。
○海部内閣総理大臣 基本的な立場は、私は何度も申し上げたとおりであります。同時に、このような武力行使をしておる国連に対して、国連の決議そのものが正しかったということを私は認めておるわけでありますから、一日も早くあの地域の平和回復活動に参加をしておる国々の、特にその大宗を占めておる...全文を見る
○海部内閣総理大臣 これは予測できない不透明な問題を踏まえて一点だけをおっしゃいますが、相手の出方論といういろいろな議論もあって、相手がどのようなことをするのか、あるいは抑止力というものはどういうものであるのか、いろいろな角度、いろいろな判断の中でアメリカもぎりぎりの苦悩の選択を...全文を見る
○海部内閣総理大臣 ブッシュ大統領とは私も電話で話しますが、その内容を一々ここで申し上げるわけにいきません。同時に、平和的な解決をしなきゃならぬ、核兵器のみならず通常兵器、それによってでも一日も早く終結することを、犠牲が必要以上に広がらないことを、そういったことの気持ち、そういっ...全文を見る
○海部内閣総理大臣 二十日間にわたっていろいろ考え、苦悩したとおっしゃいますが、私は八月の二日以来五カ月以上にわたって、平和を守っていくことは難しいということを本当に考え、苦悩いたしました。  また、アメリカを中心として云々とおっしゃいますが、どうでしょう。アメリカと対立してお...全文を見る
○海部内閣総理大臣 今回の湾岸で起こった問題のそもそもの原因は、御指摘のとおり昨年の八月二日のイラクによるクウェートの武力による侵略、併合ということであります。そうして、その直前までエジプトの大統領やサウジアラビアの国王がサダム・フセイン大統領を呼んで、平和的な話し合いをしたらど...全文を見る
○海部内閣総理大臣 今回の武力行使はアメリカとイラクの間のものではなくて、国連決議に従って国際的な、二十八と言われる国の共同の武力行使になっておる。それから、武力行使には直接参加できない日本も、これに対しては立場を明確に、支持をして協力をしております。  したがって、侵略者が侵...全文を見る
○海部内閣総理大臣 何回も申し上げましたように、国際社会の一員として日本が今日置かれておる立場、日本の経済力というものが世界平和の中で、今日自由な貿易体制の中でここまで上がってきたという過去の経緯、そういったようなことすべてを総合的に判断をして、国連が決議によって適切な支援を加盟...全文を見る
○海部内閣総理大臣 隠しておるわけでもありません。同時に、きのう以来ここで申し上げておることがすべて政府の決めたことの御報告でございます。  例えば、きのうもアメリカ側は数字を日本に具体的に示して言ったのではないか、それを隠しておるのではないかとお話がありましたが、アメリカの大...全文を見る
○海部内閣総理大臣 アメリカに頼まれてやっておるというのではなくて、国際社会の正義を守るために、日本が将来国際社会で「名誉ある地位を占めたい」と憲法でも宣言しておるのですから、そういった理念に従ってできる限りの努力をし、できる限りの協力をするということがその理念にふさわしい、こう...全文を見る
○海部内閣総理大臣 今、大蔵大臣がお答えしましたこの周辺国に対する援助の予算、これは最初の貢献策発表のときに二十億ドル既に表明してありまして、その中において今新たな割り振りを決めておるのですから、これが円満に消化されていくことを強く願っておりますし、その次の分につきましては、平成...全文を見る
○海部内閣総理大臣 多国籍軍の平和回復活動に対する支援でありますから、関係国の意向等も聞きながら、大宗は米軍が行っておる行動でありますから、大宗は米軍に使われることに湾岸平和協力基金を通じてなっていくと私は思いますけれども、その他のことについてはその場において話し合いをし、運営委...全文を見る
○海部内閣総理大臣 行政経費の節約とか政府自体がいろいろなところで見直しの努力を厳しくしていけ、その心持ちを持ち続けながら今後いたします。同時にまた、それらの問題についてなおぎりぎりの努力をした後でも努力をする余地がないかということは、担当各省とよく具体的に研究を進めてまいります...全文を見る
○海部内閣総理大臣 おっしゃるとおり、私も初めから、国際の大義のために平和回復活動が行われる、それを支援するために日本はできる限りのことをするのだと、それを繰り返し繰り返し言い続けてまいりました。そうして同時に、今平和な中で生活をしながら、世界のこの秩序の中で、安定した秩序の中で...全文を見る
○海部内閣総理大臣 今回この問題に対応しようとするのは、IOMから要請があって、民間機、軍用機の提供の要請を受けられたときに、私の方では最初からきちっと調べて百条の五でいくべきだと決めて、そして政令をつくるということで、その日のうちにその判断を示し、一貫してその作業を続けてきたと...全文を見る
○海部内閣総理大臣 お示しになりましたことはちょっとそのとおりではございませんので私から率直に申し上げますが、医療班を編成して派遣をし、お願いをして派遣してある先へ私自身もサウジアラビアで派遣班とお目にかかっていろいろ話を聞いてきました。またヨルダンの難民キャンプの方へも先遣隊の...全文を見る
○海部内閣総理大臣 細かいことは事務的にお答えすると思いますが、今おっしゃるように、湾岸平和協力基金へ日本の拠出金を提出いたします。湾岸諸国の代表としてGCCの事務局長が我が国の駐サウジアラビア大使とそこで協議をして決めることになっておりますから、最終的にはそこで決めますが、拠出...全文を見る
○海部内閣総理大臣 その話は、その前日にここの委員会で私に、ベーカー国務長官の記者会見が流れてきた、それを、何というのでしょう、引用されて、ベーカー国務長官は九十億ドル全部アメリカの費用に使うと言っておるが、おまえの言うこととそれは一緒か違うかという質問をいろいろな角度から受けま...全文を見る
○海部内閣総理大臣 私がここで答えましたことが電波に乗ってすぐアメリカへ行って、アメリカの報道官は新聞記者に質問をされたのです。日本の総理大臣はこういうことを言っておるけれどもどう思うかという質問をされた。私はそのときに、いろいろありますけれどもこれは国民の皆さんに御理解と御協力...全文を見る
○海部内閣総理大臣 具体的な要請が既にございまして、具体的な要請があったときに具体的に民間会社に当たってみたら、今回はあらゆる困難を乗り越えて応じてあげようということで四機出動してもらって、立派に要請にこたえられたということは御承知のとおりだと思います。
○海部内閣総理大臣 国連からその委託を受けたIOMは、当然それらの前提になる努力をすべて尽くすもの、それは、国際機関の委託を受けたものの責務であって、そこから具体的な要請が来たときに我が方がどう対応するかというのが我が方 の態度になってまいります。
○海部内閣総理大臣 テレビのニュース番組のときに報道されまして、そこに出てきました字幕を正確に読みました。九十億ドル全部は米国の取り分だという言い方をしておられたのではないか。私は多国籍軍に出す、こう言っておるんだから、そこが違うなという受け取り方をいたしました。
○海部内閣総理大臣 それは、外務省を通じて報告は聞いております。
○海部内閣総理大臣 これはお取り上げになるのがベーカー発言だけでありますけれども、しかし最初に申し上げたときには、アメリカに対して、これは多国籍軍の国連決議に基づく平和回復活動に対する日本の支援であるということははっきり言ってありますから、ですから、そのことについては、私の方の、...全文を見る
○海部内閣総理大臣 私の支援しようという態度や方法や目的は一貫しておるわけでありまして、その私の発言をとらえてどう思うかという質問に答えた報道官の発言、そういったものとの食い違いについては、私は存じません。私は私の考え方を述べております。
○海部内閣総理大臣 そのとおりです。
○海部内閣総理大臣 御指摘のとおりに私は、国会のいろいろな議論の場で、国民感情を踏まえながら、国民の皆さんみんなに御理解と協力をいただくべきものでありますから、平和回復活動のために役立つように使ってもらいたいということを決めて拠出をするのです、累次の質問に、輸送関連、医療関連、食...全文を見る
○海部内閣総理大臣 交換公文を公表すると私は申しましたし、しないなんて一度も言ったことはありませんし……(嶋崎委員「いやいや、新聞で言われている」と呼ぶ)いや、新聞にどう書かれようとも、ちゃんと官報にも告示されておるじゃありませんか。きょうまでの交換公文について、そのような疑惑は...全文を見る
○海部内閣総理大臣 結構じゃない。交換公文の中にそういう細かいことをああだこうだと書く……
○海部内閣総理大臣 日ごろの、ついたままで行くと思います。
○海部内閣総理大臣 国連決議に基づくあの地域の平和回復活動に日本としてはできる限りの支援をするために拠出をする、こういうことでございまして、拠出先が湾岸平和基金であるということを何度も申し上げてまいりました。
○海部内閣総理大臣 きょうまでの貢献策をどのように使ったかということの結果においても、結局、あの湾岸地域の平和回復のために一番大宗を占めて行動しておるのはこれはアメリカでありますから、アメリカがその活動費の大宗を使用した結果になっておる。九一%でしたか、それはそのとおりでございま...全文を見る
○海部内閣総理大臣 国連の平和基金に金をうんと出せという御指摘が党首会談であったことは私も記憶しておりますし、そういったことも念頭にございますから、国連の大使を通じていろいろ言ったんですが、国連に現在その基金がございませんでした。私はデクエヤル事務総長とお話をしました。私の方から...全文を見る
○海部内閣総理大臣 戦費という概念がどのようなものか、幅広いと思いますけれども、私はあくまで、国連の決議によってあの地域に行われておる侵略を排除して、平和を回復するための国連決議を支持し、そのためにいろいろな困難を乗り越えて、犠牲を払って二十八に及ぶ国が活動しておってくれる、それ...全文を見る
○海部内閣総理大臣 侵略排除の目的に合うようにいろいろな努力をしておるわけで、国家による実力の行使を伴うことに直接加わっていかない、私が例示的にいろいろ申し上げましたけれども、そういう部面に平和回復活動のために使ってもらいたいという願いを込めて所要経費の一部を拠出しておるんです。...全文を見る
○海部内閣総理大臣 戸田委員は戦費とおっしゃいますし、私は国連の決議に従った平和活動に必要な費用であると、こう言い続けてきておりますし、それはやはり私はそう思っておるのですから、何度お聞きになっても、国連決議に基づく平和回復活動に必要な諸経費の一部を我が国が拠出をする、そして国連...全文を見る
○海部内閣総理大臣 今回行われておりますことは、戦後初めてと言ってもいいくらいのイラクの武力の侵略、侵攻を国際社会の場で、しかもアメリカもソ連も含めた安全保障理事会で、平和の破壊はいけません。国連憲章に基づいた普遍的な武力行使なんです、これは。ですから、いわゆる昔一国と一国が宣戦...全文を見る
○海部内閣総理大臣 何回も申し上げておりますが、私は、国連の平和回復活動を支援するため所要経費の一部を日本が提供するということを決めたのですが、委員会のやりとりの中で、何に使うか、何に使うかという重ねてのお尋ねがございましたから、私の考え方として、輸送、医療、食糧、生活、事務関連...全文を見る
○海部内閣総理大臣 あくまでここで申し上げた見解を私は貫きますし、また湾岸平和協力委員会の理事会において、我が国の代表にこれらのものに充当するようにということは、もう一々言いませんけれども、何遍も申し上げたから、それは考えを変える気持ちはありません。この充当してほしいという我が国...全文を見る
○海部内閣総理大臣 東西の対決が終わってから、私は、日本はみずからの平和と安全を守るためには専守防衛の基本方針とともに、やはり日米安保条約の円滑な運用の中で平和を確保していくべきであるという考えに立っております。  先ほど来御議論のありました充足率の問題につきましても、予算措置...全文を見る
○海部内閣総理大臣 私は、兵器の問題とか兵器の価格というのを今詳しくお述べになりましたが、それに精通しておるわけではありませんけれども、軍事評論家のこの間テレビの対談を聞いておりましたし、それから文章でも読んだことがあるのですが、今行われておる飛行機、そういったものに使われるんだ...全文を見る
○海部内閣総理大臣 湾岸に一番大宗になって抑止力として最初から配備されたのは米軍が中心であったということは、それはそのとおりです。私もそう言っております。米軍のあのいち早い展開があったから平和の破壊があれ以上拡大されなかったとも評価をされております。私はそう考えております。  ...全文を見る
○海部内閣総理大臣 私は、日本国憲法に書かれておるように.信義と公正に裏づけられた平和というものを強く希求しております。同時に、日本がそれらの問題について懸念を持って、そして憂慮の念を持つ。持つだけではいけませんから、何とか一日も早くこれらの問題が解決するように、国連決議の原則に...全文を見る
○海部内閣総理大臣 きょうまで五カ月以上にわたってあらゆる国が努力をし、私自身もいろいろな積極的な努力をしてきたのを、毫も反省がなくてイラクは手放さないと、このことを重ねてイラクは言います。イラクはやっぱりクウェートを侵略したんだから、その局面を打開しろという国際世論の声に耳を傾...全文を見る
○海部内閣総理大臣 ぎりぎりの努力ということを私はこの間も申しましたが、デクエヤル事務総長と、私も東京で一度、ニューヨークで一度、この問題についても直接お話し合いもしましたし、またデクエヤル事務総長が最後にイラクの大統領のところへ平和的解決の最後の努力をするために訪ねられた前後の...全文を見る
02月07日第120回国会 衆議院 予算委員会 第8号
議事録を見る
○海部内閣総理大臣 いろいろな報道がなされておることを引用しての委員の御質問でございますけれども、今回の場合、当初に考えましたのは、あのような湾岸危機を原因としてクウェートやその周辺から避難民が出る、非常に気の毒だ、人道的な立場で移送をしなければならぬ、どうしたらできるか、その角...全文を見る
○海部内閣総理大臣 いや、犯罪じゃありません。  申し上げておきますけれども、委員素直に読めとおっしゃいますが、もう一回言いますと、「国賓、内閣総理大臣その他政令で定める者」と、いつもいつも「国賓、内閣総理大臣」「政令で定める者」というのを、括弧において次からは「国賓等」、こう...全文を見る
○海部内閣総理大臣 昨日来何回もお答えしておりますけれども、この立法のときに国会の御意思が、きのうも議論があったように、制限列挙であるなれば、要するに国賓と内閣総理大臣以外はだめだということなれば、そのような表現をされることが法治国家としてはなすべきことであって、立法府の意思はそ...全文を見る
○海部内閣総理大臣 三権分立の御議論、それから行政と立法府と司法府と分かれておるという御議論、私はそれはよく承知いたしております。したがって、立法府が唯一の立法機関として法律をつくられる、その法律の授権の範囲内で行政が行われる、それはそのとおりなんです。ですから、私申し上げるよう...全文を見る
○海部内閣総理大臣 立法府を信用し、立法府の意思を尊重するというのは行政の基本的な立場であることは申し上げるまでもないことと思います。ただ、そうおっしゃいますが、おまえに委任したのはここまでだと立法府の立場で行政府におっしゃいますが、素直にこれを読んでみますと、「その他政令で定め...全文を見る
○海部内閣総理大臣 物を見るいろいろな視点がございますけれども、議員のおっしゃる視点と私の願う視点とまるっきり違うということをこれほど感じたことはありませんでした。避難民の皆さんが移送されるようにしたいというのがこちらの願いで、避難民の移送に限る。そこへなぜ、おまえは自衛隊機を飛...全文を見る
○海部内閣総理大臣 国連から委託を受けたIOMが国際機関として難民輸送を、それぞれの国に要請をしながら、最も安全で、最も効率的で、最もいい方法でやろうとして、そのために動いておる組織であり、国連のUNDROから要請された、そのために必要な初動の費用三千八百万ドル、日本は全額それを...全文を見る
○海部内閣総理大臣 きょうまでいろいろな議論の中で、国際機関から正式に頼まれたのかということが大前提の御質問が随分あって、勝手な幅広いことをするなということもございました。だから、国際機関にも拠金は支出いたしますし、必要なものは。それから要請されれば、既に日本もこたえて第一陣はカ...全文を見る
○海部内閣総理大臣 松浦議員のいろいろな御指摘や御質問を聞いておって、私は率直にそのお気持ちを理解するものであります。というのは、我々政府も、委員に言われたように、何が何でも、要請もないのに、頼まれてもいないところへどんなことがあっても自衛隊の飛行機を持っていって乗せるんだという...全文を見る
○海部内閣総理大臣 今回の湾岸問題に対応して、私は当初から、日本が国際社会にどのような形で協力をしていくべきか、また国連が決めました、イラクのクウェートに対する侵略と併合は許してはならぬものである、新しい世界の平和秩序の枠組みづくりを今世界じゅうが模索しておるときでありますから、...全文を見る
○海部内閣総理大臣 人間トマホークというのは、今先生が解説されたようなことで、また世間でそう言われているとするなれば、私はそう言われておるということを今承りましたので、記憶にとどめておきたいと思います。  ただ、私が決めておりますのは、これは、国連の平和回復活動というものは支持...全文を見る
○海部内閣総理大臣 今お示しになりました世論調査のことについては、私も拝見をいたしております。私はより多くの国民の皆さんに御理解と御協力をいただかなきゃならぬと常に思っております。そういった結果を踏まえてもなお私が申し上げたいことは、だからといって日本が今手をこまねいて、一国だけ...全文を見る
○海部内閣総理大臣 世論調査が示されるその数の見方というのは、委員のおっしゃるとおりの面があることを私は率直に認めます。しかし、しっかりやれという、そういった意味でこれを支持しようという数字のあることもこれは事実だと思います。  同時に、いろいろな情報が提供されておりますけれど...全文を見る
○海部内閣総理大臣 何度も同じことを答えて申しわけありませんけれども、国民の皆さんにもよくおわかりいただきたいと思いますが、自衛隊法の第百条の五を国民の皆さんもどうか一回見ていただきたいと思うんです。そこには「支障を生じない限度において、」「内閣総理大臣その他政令で定める者」とこ...全文を見る
○海部内閣総理大臣 いろいろな御意見があることは私も新聞、雑誌、テレビ等をいろいろ見ながらいろいろな角度の御意見を聞いております。  しかし私は、国際社会が平和な状況のもとで繁栄をしていきたい、冷戦時代の発想を乗り越えたときに、世界は今後はもう東西の対立やイデオロギーの対立では...全文を見る
○海部内閣総理大臣 国連決議の六七八号の中で加盟国は適切な支援を求められました。でき得る限りの支援をして、国連の決議の目的が達成されるようにしたい、その立場は明確にいたしました。しかし、それは参戦とか参戦でないとかいう問題とは次元の違うことでございます。
○海部内閣総理大臣 先ほども松浦委員にお答え申し上げましたように、私どもはその考え方、それを否定しませんし、むしろ、民間の方も政府と一緒になってともにそういったものの募金運動、拠金運動に協力をしていただいておるということに対しては率直に感謝をすると私も申し上げました。政府は政府の...全文を見る
○海部内閣総理大臣 現在も船による輸送に御協力を願っておることは私も報告を受けてよく承知いたしておりますが、今、委員から、労使間で話し合って人道的に船を出して避難民の移送のことも引き受けてやろう、身を削って、犠牲をもってもやってやろうと決めてくれたんだ、こういうお話を承りました。...全文を見る
○海部内閣総理大臣 だんだんの御議論を承っておりましたし、私も今政府が行おうとしておることについてさらに官房長官に指示をして、いろいろ検討を続けさせます。
○海部内閣総理大臣 この委員会が始まりましてからその種の御意見を私も重々承ってまいりましたが、改めて二見委員から申されるまでもなく、その点は極めて重要な御指摘であると認識をいたしております。  同時に、政府としては、きょうまでももちろん歳出削減に努力をしてきたり、また、海部内閣...全文を見る
○海部内閣総理大臣 いろいろな御意見があることは私は率直に認めなければならぬことであると思っておりますし、またしかし、それは海外派兵とかそういったものでは全くありませんし、極めて人道的な問題だということを、私は時間があったら稲盛さん自身にも十分説得をして御理解をいただきたいと思う...全文を見る
○海部内閣総理大臣 今回のこの要請は、避難民の輸送に当たってほしいというIOMからの要請であり、また避難民の移送には日本としても積極的にできる限りの協力をすべきだということで、国際機関が世界に要請をしました最初の移送のための所要資金三千八百万ドル、これは日本が既に拠出をいたしまし...全文を見る
○海部内閣総理大臣 昭和二十九年の決議に関して申し述べられました。まさに自衛隊が発足し、日本が国際社会に復帰をするそのときの社会の背景の中で議論がなされたものでございまして、私は、そのときの精神の中でも今日もなお引き続いて厳然と守っていかなきゃならぬのは、武力による威嚇または武力...全文を見る
○海部内閣総理大臣 その計算の基礎とか九十億ドル以下とか以上ということは、ここで私は確信を持って申し上げる資料や根拠を持ち合わせておりません。それは先生も御引用になった二月四日の大統領の教書の中にも、当のアメリカの大統領自身が信頼できる試算は存在していないということを明確に言って...全文を見る
○海部内閣総理大臣 たしか、武藤議員とのやりとりのときには、武藤議員が突然、もし戦争が早く終わって九十億ドル使ってしまわない余ったお金があったら、そこへ行って返してくれと取り戻してくるか、こういう角度の御質問はあったと私は記憶しております。  そのとき私の答えは、平和と安定の確...全文を見る
○海部内閣総理大臣 先ほども申し上げたように、政治家として思ったことをそのまま申し上げたわけでありまして、事務的にどうしていくかということは、どこから引いてきてどこから出すかということは、担当局長から御説明をいたさせます。
○海部内閣総理大臣 北方四島返還の問題は国民的な悲願である。同時に、隣国であるソ連と日本が真に安定的な友好関係を築き上げていくためには、この問題は避けて通れないという基本的な認識を持っております。  昨年、ヒューストン・サミットのときも、各国の前で私は、欧州におけるベルリンの壁...全文を見る
02月08日第120回国会 衆議院 予算委員会 第9号
議事録を見る
○海部内閣総理大臣 法と秩序をきちっと守って、皆が共同して暮らしていかなければならない社会でありますから、いやしくも脱税ということは、委員おっしゃるように極めて不愉快なことでございます。
○海部内閣総理大臣 具体的に御指摘のとおりの脱税である、そして先ほど申し上げましたように、これは決して許されるべきことではない、こう考えます。
○海部内閣総理大臣 最初からお答え申し上げておりますように、法と秩序のもとできちっとした暮らしをしていかなきゃならぬのが大原則でありますから、法の定めに従っていかなければならない。したがって、脱税ということは、これは極めて不愉快だとおっしゃいましたが、私もそのとおりであって、また...全文を見る
○海部内閣総理大臣 これは昨日来御議論がありますように、国会は国権の最高機関であって、国の唯一の立法機関だということが繰り返しここで議論されております。各党各会派の皆さん方の御議論によってあるべき適切な結論を国会でお出しいただければ、行政府としてはその法律に従った行為に移ることは...全文を見る
○海部内閣総理大臣 百条の五の問題はちょっと離していただいて、これは税の問題でありますから。  税の問題も、もしどこかに政府がそう思ったら政令で定める方法によれなんて書いてあれば、これは政府の責任で考えていろいろします。――ですから、感想は先ほど申し上げたように、国の唯一の立法...全文を見る
○海部内閣総理大臣 国民の皆さんから信頼をいただく政治のためには、疑われるようなことはみずから自粛をして厳しく律していくというのは、委員御指摘のとおりだと考えております。  閣僚の関係につきましては、海部内閣がスタートいたしまして以来、閣僚は資産の公開、就任時の資産の公開はたし...全文を見る
○海部内閣総理大臣 基本的人権に関する問題につきましては私も積極的に取り組んでおる一人でございますし、また、過日国連で行われた子供のためのサミットでは、児童の権利条約に対してもその討議に加わってまいりましたし、署名がしてある以上、早くこれは批准をしなければならぬと今鋭意作業を進め...全文を見る
○海部内閣総理大臣 協議会の御意見を幅広く承りながら、ぴしゃっとやってまいります。
○海部内閣総理大臣 再三申し上げておりますように、基礎的食糧は国内産で自給するとの原則で対処してまいります。
○海部内閣総理大臣 今まで申し上げてきましたように、原則を持ってきちっと対処してまいります。
○海部内閣総理大臣 昨年のサミットの場においても私はその考え方を責任を持って申し上げ、サミットの宣言にも「食糧安全保障についての関心を考慮する枠組みの中で」ということもきちっと書いてあります。私は責任を持ってそういったことを発言をし、閣僚の皆とも実施をしておるところであります。
○海部内閣総理大臣 いろいろな機関がいろいろな角度から世論調査をされておることは、私は承知しております。
○海部内閣総理大臣 いろいろ具体的な場面があろうと思いますが、私は、避難民の移送はもちろん大切なことでありますが、そこにいらっしゃる避難民に食糧を供給したり暫定的にテントで暮らしてもらったりする、そういった避難民の毎日の保護ということもこれは大切なことではないか。とにかく、基本的...全文を見る
○海部内閣総理大臣 そのときの環境条件によって、どちらも安全とも言えるしどちらも安全でないと言えるわけでありますから、そういったことをまさに判断するために国連がIOMという国際機関に委任をして、避難民の移送について状況を十分判断しながらそれぞれの各国に要請して、どうしたら安全に輸...全文を見る
○海部内閣総理大臣 一般的に申し上げますと、先生のおっしゃる視点における結論、それはそういうことが言えると思いますし、また、長距離を飛ぶということについては、経験とか日ごろの体験からいって民間航空機の方が経験を持っておるという意味で、第一陣の具体的要請は民間航空でこたえておるのは...全文を見る
○海部内閣総理大臣 平和回復活動が一日も早く終わるように、同時にまた、アメリカのいろいろな発表ぶり等も見ておりましても、被害を最小限度にして、犠牲を最小限度にしながら食いとめなければならぬという基本を世界に向かって言いながら作戦行動をしてきたことも、これは私も承知いたしております...全文を見る
○海部内閣総理大臣 前国会でも委員からの御指摘をいただいたことも覚えておりますが、私は、日本の国土の中で非常に貴重な、大きな部分を占める森林というものは、日本の文化が森の文化と言われるように、非常に歴史的にも文化の上でも生活にも影響をしてきた大事なものであるという認識をそのときも...全文を見る
○海部内閣総理大臣 農業問題については、御指摘になったアメリカの上院の九〇年度農業法の中身は、私も率直にこれはと思った点がありましたから、保護がふえていくのではないか。アメリカにはアメリカの抱えるそういった農業上の非常に難しい問題があって、いろいろ国を挙げて対応しておると思うので...全文を見る
○海部内閣総理大臣 いろいろな報道があったことは私も読んでおりますし、承知しております。
○海部内閣総理大臣 日本が判断をし、自主的に決めたものでございます。
○海部内閣総理大臣 私の記憶に誤りなければ、あのころ違った数字もいろいろ報道されておったと覚えておりますし、また、議論の中でも、どうしようかという日本政府の最終的な金額を決定しようというときにも、いろいろな意見やいろいろな提案があって、数字が幅があったこともそれは事実ですが、最終...全文を見る
○海部内閣総理大臣 言うなとおっしゃったけれども、もう一回言わせてください。  ブッシュ大統領がアメリカの議会で行いました大統領の予算教書の中にも、当のアメリカ、要するに多国籍軍の一番大宗を占めて行動をしておるアメリカの大統領自身が、どれくらい費用がかかるかということを具体的に...全文を見る
○海部内閣総理大臣 今いろいろおっしゃるような、かくすればかくなるという胸に落としていただけるような計算の前例とか比較すべきものというのが全くなくて、サダム・フセインがこのような時期に侵略、併合をする、それを国際社会みんなが集まって排除しよう、侵略を排除して平和を回復しよう、こう...全文を見る
○海部内閣総理大臣 普遍的な武力行使である、こう思います。
○海部内閣総理大臣 定義は専門的な用語で専門家に答えてもらいますが、私の素朴な考え方は、要するに今までの戦争というのは、一国と一国がその国のいろいろな問題をめぐって、あるいは宣戦布告をしたりしなかったり、国権の発動としてのことをやる、それが戦争。今度のような場合は、国連が決議をし...全文を見る
○海部内閣総理大臣 いろいろな報道なされておりますことはよく知っております。そして、時々アメリカの言いなりになるな、アメリカがそう言っても日本の自主的な判断があるだろうと御指摘ありますが、私はそういったものは読みますし、アメリカの意見も報道を通じて知りますけれども、日本は日本で独...全文を見る
○海部内閣総理大臣 何回も申し上げてきたことの繰り返しになりますけれども、戦後きょうまで日本がこの平和な環境の中で生活をしてきたということ、同時にまた、世界の二十八の国が、この平和の世の中に力でもって侵略、併合するようなことはいけない、今現にいろいろな、人権はもちろんのこと平和も...全文を見る
○海部内閣総理大臣 日本の置かれている立場からいったら、平和を守るということが何よりも大切であり、またこれからの世界で力でもって一国を侵略したり併合したりするようなことはいけない、その国際社会の大義を守るという立場に日本は明確に立っておるわけでありますから、そのためにきょうまで日...全文を見る
○海部内閣総理大臣 平和回復活動を支援する、その一部として我が国は湾岸平和基金に拠出をいたします。そうして輸送関連、医療関連、食糧、生活関連、事務関連などの経費に充当する方針で、このことは最終的には湾岸基金の運営委員会で決められることになっておりますが、我が国の意に反する使途に充...全文を見る
○海部内閣総理大臣 あくまで私が申し上げました項目で運営委員会に使ってくれ、ここで御議論になりましたときに、武器とか弾薬とかも全部あれではないかとおっしゃいましたから、そうではなく、こういうことに使うんですと言って細かく挙げたわけであります。
○海部内閣総理大臣 いろいろアメリカ側から報道に出てくる試算の一つに、今お示しになった議会予算局の試算の短期の少ない方の分、長期の多い方の分、それぞれに私も当時から見ておりました。国連の決議に基づく平和回復のための武力行使に随分とうとい命とお金がかかるものだということにまず心を打...全文を見る
○海部内閣総理大臣 御指摘の点は全く同感でありまして、今ここで同感と申し上げておるだけではなくて、私は九月にニューヨークに参りましたときに、ニューヨーク大学の講演の中でその問題を明確に触れて、今後こういった問題をなくするために、これを供給し続けた問題、核兵器の拡散を防止すること、...全文を見る
○海部内閣総理大臣 一日も早い終結と、人命を一人でも少ない犠牲で終結させたいということは、これは当初から武力行使の目的が侵略の排除、平和の回復ということでありますから、その目的に向かっての終結の一日も早いことを願うとともに、そういった考え方やそういった意向を我が方も強く持って臨ん...全文を見る
○海部内閣総理大臣 この平和回復の状況を見て、私は皆さんと同じように強く胸を痛め、一刻も早く解決されるようにここでお答えをし続けておるのです。お尋ねに正直に率直に答えておりますが、この問題は、現に人の命が犠牲になっていく問題でありますから、それらが一刻も早く終結するように、そのこ...全文を見る
○海部内閣総理大臣 多国籍軍に軍隊を送って参加していない日本でありますから、これは、そのようなことになる前に決断をして、フセイン・イラク大統領が世界の世論と我々の願いにこたえるべきだということを強く主張します。
○海部内閣総理大臣 私は、平和回復が達成されたならば、その後であの地域における恒久の安定的な平和を確保しなければならぬと考えますから、それはどのような枠組みになるのか、例えばあの地域全体の安全のために、これはそのアラブの湾岸地域の国々のイニシアチブを尊重すべきですが、かかわってき...全文を見る
○海部内閣総理大臣 私は、アラブのイニシアチブであの地域に恒久の平和が確立されるようなものをつくらなければならない、アラブのイニシアチブを大事にしながらいろいろな国が集まって機構なりなんなりをつくらなければならぬけれども、その根底の役割を究極的に果たすのは国連の場だということを、...全文を見る
○海部内閣総理大臣 突然の御質問でありましたので、具体的なことを今確認いたしました。できるだけ早急にやるようにいたします。
○海部内閣総理大臣 確かに十七日に私の談話でその可能性について検討をするということを言いまして、それから長官にその可能性について検討をしろと指示をしたわけであります。  それから、シビリアンコントロールというのは、あくまで日本の自衛隊のいろいろな行動については文民である我々がき...全文を見る
○海部内閣総理大臣 一月訪韓いたしましたときは、主として日韓の新時代を開くということで、委員からも御指摘もいただいておった在日韓国人の地位の問題について解決する、これも一つの大きな問題でございました。  なお、韓ソの国交回復の問題とか日本とソ連の間の北方領土の問題とか、これにつ...全文を見る
○海部内閣総理大臣 ガット・ウルグアイ・ラウンドは、もしまとまりませんと、おっしゃるように多角的な世界の自由貿易体制に深刻な影響が及ぶ大問題でございます。私は、どんなことがあってもこれは各国がまとめ上げるための努力をしなければならぬし、また、しておるさなかだと感じております。担当...全文を見る
○海部内閣総理大臣 いろいろな立場の人がそれぞれの気持ちを持って行動をされるということ、そのこと自体についての報告は受けておりますが、私は、あくまであの地域において原則的な、国連決議の趣旨を受けた恒久の和平につながっていくような展開がされることを強く希望しておる次第であります。
○海部内閣総理大臣 イランに対しては、あの地域の和平のために、イラクが局面を転回するための決断をするように、同時にまた、将来に対して和平がいくように努力をしてもらいたいということや、日本とイランとのきょうまでの特別な関係等もございましたので、親書を出したり、革命記念日というのです...全文を見る
○海部内閣総理大臣 私が総合的に判断してと申し上げておりますのは、いろいろな数字をここで繰り返し述べるのはもうやめておきますけれども、たくさんありまして、そういった数字の中から今回、日本の置かれている国際的な立場とか、あるいは諸外国からの日本に対する期待とか、あるいはまた二十八に...全文を見る
○海部内閣総理大臣 いかに何でも湾岸の平和協力活動に要るお金を全部負担するというようなことはとてもできない話でありますし、また、世界一の地球上のGNPを占めておるアメリカ一国でもできなくなったから皆で協力をしろというのが国連決議の趣旨でありましたから、協力する立場に立って応分の拠...全文を見る
○海部内閣総理大臣 アメリカ側からいろいろな数字が出てきておったことは、報道で和田委員も御承知と思います。いろいろな数字が流れ、いろいろな計算、仮定計算が置かれたり希望が述べられたことも、それは新聞報道でよく承知しておりますが、最終的には日本が自主的に判断をして決めて、これだけ協...全文を見る
○海部内閣総理大臣 この使い道の問題につきましては、重ねて申し上げますけれども、湾岸平和基金に出して、そのときに輸送関連、医療関連、食糧、生活関連、事務関連などの経費に充当するという我が国の方針を伝えて、また、それが確保されるような仕組みとなっておると私は申し上げてまいりましたけ...全文を見る
○海部内閣総理大臣 原則に従った恒久の平和が中東に生まれること、それを目指してのいろいろな努力がいろいろなところで起こるときに、私は、積極的に原則に従った和平樹立のために日本としてもあらゆる機会をとらえて外交努力を、きょうまでも続けてまいりましたが、今後もその心で行動してまいりた...全文を見る
○海部内閣総理大臣 赤十字の旗のもとでは、赤十字関連の指示を受けて医療班の第一班が日本赤十字から出ていっておることは、これは御承知のとおりでありますが、国連が避難民の移送についてはIOMに頼むと言って委嘱があって、その国際機関がやっておるわけでありますから、そのIOMとこの移送の...全文を見る
02月12日第120回国会 衆議院 本会議 第10号
議事録を見る
○内閣総理大臣(海部俊樹君) 細谷議員にお答えをいたします。  イラクのクウエート侵略と併合は平和の破壊であると認定を受け、安保理決議六百七十八において、この平和を回復するためのやむを得ざる国際的な武力の行使であります。これに関して、決議によって適切な支援を求められております。...全文を見る
02月12日第120回国会 衆議院 予算委員会 第10号
議事録を見る
○海部内閣総理大臣 過去のいろいろな時点に、今お示しになりましたように、特に邦人救出ができるかどうかという角度からいろいろな議論があったことは、私もそれは承知をいたしております。  今回政府がとりました処置の大前提は、やはりイラクによるクウェートの侵略、併合というあの湾岸の突発...全文を見る
○海部内閣総理大臣 きょうまでの国会の御議論をずっとこう振り返ってみましても、憲法に違反するような武力による威嚇とか武力の行使を伴う目的を持って武装部隊を他国の領海、領空、領土に出すことは、これはいけない、これがいわゆる海外派兵である、これをしては絶対にいけないということが前回の...全文を見る
○海部内閣総理大臣 国会が国権の最高機関であるということ、国の唯一の立法機関であるということ、私もよくそれは認識をいたしておりますし、そのことは常に尊重して行動をしておるつもりでございます。  同時に、国会が国の唯一の立法機関としてお決めいただいた自衛隊法の第百条の五には、「国...全文を見る
○海部内閣総理大臣 原子力発電の問題については、一にも二にも安全性の確保ということを大前提に置いて対処していかなければならぬ問題であることは、これは言うをまたないことだと思います。  同時にまた、ただいまのお話を私も聞いておりまして、現場でおかしいと気づいて水の分析中に装置が動...全文を見る
○海部内閣総理大臣 先ほども申し上げましたように、私は、原子力の問題に取り組む姿勢としては、第一に安全、第二にも安全ということをきちっと大前提としてそこに置いて取り組まなければならぬこと。今回はその装置が作動したというのですが、その作動するに至った原因は何であったろうかということ...全文を見る
○海部内閣総理大臣 原子炉の問題は極めて専門的な問題でもあり、また昭和五十五年の原子力安全委員会が決定で示しておりますとおり、防災の特殊性及び一般災害との共通性に着目した上で、防災業務関係者の訓練を中心に行ってきておるところでありますが、それはあくまで事故を起こさないという、直接...全文を見る
○海部内閣総理大臣 政府としては、関係地方公共団体がそれぞれの地域の実情を踏まえた上で、原子力防災訓練の一層の充実に努めるように指導してまいる考えでございます。
○海部内閣総理大臣 都市と農村との生活環境格差の是正といいますか、今おっしゃったような下水道の整備とか生活環境をよくすること、同時に私は、さらにもう一歩進んだところで都市と農村との文化に触れる度合いの格差の是正、あるいは農村にある独自の文化を育成していくために、地方の文化の育成の...全文を見る
○海部内閣総理大臣 御指摘のようなことがきょうまで一々決めてあったということは、そのとおりだと思います。したがって、先ほど来御議論になっておりますが、今度の事件はまさにイラクの侵略によって突然避難民が出てくる。難民は難民はとおっしゃいますけれども、私は、人間としての尊厳というもの...全文を見る
○海部内閣総理大臣 難民の移送ということを大きな前提に置いて政府も対応しておりますから、これは既に四機民間の航空機にお願いをして、要請を受けたベトナムに対する輸送は完遂をしておることは委員御承知のとおりでございます。また、民間の皆さんがヨルダン航空をチャーターしてアンマンからカイ...全文を見る
○海部内閣総理大臣 御指摘のように、今まで一度も作動することのなかったECCSの作動に至ったということは、これは十分心して受けとめるとともに、御指摘のように、私もこれが作動したことはせめて不幸中の幸いであったと、これがもし動かなかったらどうなったであろうかということは考えたくもな...全文を見る
○海部内閣総理大臣 この問題の議論の中で、やはり定期検査をきちっとしましても、その後七カ月余りで予期しなかった装置の発動ということにつながったということは、やはり何物よりも増して用心には用心を重ねていかなければならないということの警鐘を鳴らされたものと、私は謙虚に受けとめるべきだ...全文を見る
○海部内閣総理大臣 そのとおりでございます。
○海部内閣総理大臣 私は、今回の湾岸危機で避難民が出て、人間の尊厳ということからいいますと、例示列挙されておる総理大臣である私も、今あそこで避難民となって早く国へ帰りたいと思っている人も、人間の尊厳という立場に立って考えると同じではないか。これはもう理屈ありません、私の素朴な、率...全文を見る
○海部内閣総理大臣 この問題につきましては、国連の平和回復活動に対して、日本として国連決議に従って応分の支援をするということで差し出したのです。何に使うかというやりとりがここにございましたから、私は、そのときたしか委員の御質問を頭に置きながら、また国民感情にも十分配慮しつつ、輸送...全文を見る
○海部内閣総理大臣 東南アジア地域というのは、我が国が歴史の上で特別のかかわり合いがあって、我が方が深く反省を持っておる地域であるということを大前提でお尋ねだと思いますが、私も大前提でお答えを申し上げます。  これはあくまで非軍事面の人道的な問題であって、国際機関からの要請を受...全文を見る
○海部内閣総理大臣 今後の世界の安全保障の枠組みの中核をなすのは、私は国連だ、こう思っておりますから、先般も国連の会議に参りましたときに、ニューヨーク大学の講演の中で私は、将来日本が果たすべき役割の中で今議論になっております化学兵器の保有の究極的な廃絶とか、あるいは核兵器のまず拡...全文を見る
○海部内閣総理大臣 必要な拠出金については、これは今後とも皆様の御理解と御同意をいただきながら積極的な行為を果たしていかなければなりませんし、日本にありますのは、今国連関係ですと国連大学の本部というのが一つあるわけでございますけれども、そういったこと等も念頭に置いて、今後とも御質...全文を見る
○海部内閣総理大臣 担当大臣が細かくお答え申し上げましたが、私は、率直に考えて、民法の中における不法行為の責任問題、それから製造者の責任を消費者の方が挙証責任までその因果関係について負うということになりますと、これは非常に難しい問題があるのではないか。その辺の立場に立って、消費者...全文を見る
02月13日第120回国会 衆議院 安全保障特別委員会 第4号
議事録を見る
○海部内閣総理大臣 一言ごあいさつ申し上げます。  世界は東西冷戦構造を乗り越え、新しい時代に着実に歩みを進めつつあり、昨年のサミットでも、今世紀最後の十年は民主主義の十年とうたわれたように、自由と民主主義という価値観がより普遍的な原理となってきております。世界は、このように真...全文を見る
02月13日第120回国会 衆議院 予算委員会 第11号
議事録を見る
○海部内閣総理大臣 国連決議に基づいての平和回復活動の終局的な武力の行使に日本も相応の協力をするということで資金協力の九十億ドルを拠出をする、私は何回も申し上げてきましたけれども、輸送関連、医療関連、食糧関連、生活関連、事務関連などの経費に充当する方針であります。そのことは、きょ...全文を見る
○海部内閣総理大臣 本来ならば、九十億ドルの支援は国連の決議を受けての平和回復活動に対する応分の支援でありますから、私としてはそれでお答えしておったのですが、それは武器弾薬の購入を含まないか含むかということを、その前からもいろいろ討議を通じてありましたから、私は、充当するものとし...全文を見る
○海部内閣総理大臣 この問題については、きょうまでここで具体にお答えしてきた経緯もありますし、また湾岸協力基金の運営理事会で最終的には関係諸国との話し合いの中で行われていくことでございますので、そういった具体の問題については政府委員から答弁をいたさせます。
○海部内閣総理大臣 湾岸の武力行使は一日も早く終わることを私は強く望んでおりますが、それが終わりまして、なるべく早く終わりたいが、終わる後には、平和回復とかあるいは今非常に汚染されておる原油の始末の問題とかあの地域の平和安定とか、いろいろなことが出てまいります。だから、平和回復と...全文を見る
○海部内閣総理大臣 何か湾岸の武力行使がいつまでも続くような前提の御質問には私はお答えしたくないし、また一日も早く終わることを期待して願っておるということも申し上げておりますし、当面はこれ以上のことは考えておらないということを先ほど申し上げたとおりであります。
○海部内閣総理大臣 一日も早く終わるように願っておるということは何回も申しましたし、また当面これ以上のことは考えていないということも明確に申し上げました。ただ、その後のこととかいろいろなことはどのように変わっていくのか、今ここで具体的なことが言えません。ですから、当面これ以上のこ...全文を見る
○海部内閣総理大臣 何回もここで御議論がありましたが、国会は国権の最高機関であり、国の唯一の立法機関であるということは、ここの議論で何回も私も確認し、御質問にも出てきた言葉でございます。財界の意見もいろいろ新聞に報道されたことは知っておりますが、政府はそのようなことを考えたり言っ...全文を見る
○海部内閣総理大臣 消費税の問題は、今、今度は共産党さんも入っていただいておる両院協議会で各党各派の御議論の最中、継続中でありますから、行政府としてはそこで適切な結論が見出されるように期待して見守っております。結論が出たら誠実、迅速に対応しますということは私も何度もここで申し上げ...全文を見る
○海部内閣総理大臣 最初に基本的な考え方だけ私から申し上げておきます。  日本とアメリカの間の日米安全保障条約というのは、ただ単なる安全保障のみならず、昭和三十五年の改定以来、相互協力及び安全保障条約であって、これは経済協力を促進する、平和友好の関係を強化する、経済安定及び福祉...全文を見る
○海部内閣総理大臣 先ほど申し上げましたように、日米関係というものは、日米安全保障条約、それに基づいて円滑な適用を行っていくということが日本の安全保障のみならず日本のあらゆる面において極めて重要であると認識をいたしておりますから、できる限りの協力はしていくべきである、こういう基本...全文を見る
○海部内閣総理大臣 この問題につきましては、きのうも申し上げましたように、非常用炉心冷却装置が初めて作動した事象であったという報告がございました。私は、これが作動してくれたことは不幸中の幸いであったと思いますけれども、それが作動するに至る前提にいろいろなことがあったはずです。正直...全文を見る
○海部内閣総理大臣 平和を願っておるという気持ちは、私も人様に負けない強いものを持っておると確信をしております。そうして、これはあくまで国連という機関が決議をした平和回復活動であることも間違いありません。そしてきょうまで戦後四十五年間、ソ連とそしてアメリカを頂点とする東西対立のこ...全文を見る
○海部内閣総理大臣 物事の原因と本質を私はやはり御議論の大前提に置いていただきたいと思いますし、私はイラクの手を縛るためにやれとは一言も言っておりませんから、私の言わないことを言ったように断定してお使いになることは私にとっては不本意であります。国連決議の内容に示されておること、そ...全文を見る
○海部内閣総理大臣 人殺しはよくない、その面だけ見ればそのとおりでありまして、人殺しはよくありません。しかし、侵略戦争をやったのはだれですか。クウェートの現状について、その責任はだれが持つんですか。ああいったときにも、仕方がない、侵略されたら無抵抗でなされるがままにしておれとあな...全文を見る
○海部内閣総理大臣 いろいろ御議論がございますが、手抜きなんということはこれはいけません。したがって、手抜きの項目をあらかじめつくって領収書を出すとか請求書を出すというようなことがもし事実であるとすれば、それはよくないというので、労働省もきちっとそれは調査をしてしかるべき措置をと...全文を見る
○海部内閣総理大臣 閣議決定は政府の決定でありまして、政府が行政を行っていく上においてこれは重要な指針として示すものであります。
○海部内閣総理大臣 所信表明でどう言いましたか、一字一句はちょっと違うかもしれませんが、私は最近の出生率の低下を非常に憂うるとともに、これは人間性の尊厳にも触れる問題ですから、やみくもにふやせふやせではいけない。だから、若い方が子供を持ち、育て、また育てながら能力を発揮して生活も...全文を見る
○海部内閣総理大臣 土地問題について私は、再三、これが内閣の最重要課題として取り組んでいかなければならぬということを申し上げてまいりましたし、またこの一月の二十五日には、土地政策審議会から昨年いただきました答申を踏まえて、新たに総合土地政策推進要綱を閣議で定めて取り組んでおります...全文を見る
○海部内閣総理大臣 これは御参考にならないと思いますが、隣の公邸におりますので、大体三分ないし四分でございます。
○海部内閣総理大臣 大体車で十五分前に出れば間に合います。
02月14日第120回国会 衆議院 予算委員会 第12号
議事録を見る
○海部内閣総理大臣 松永議員がおっしゃるように、今回の湾岸に起こっておる問題の一番の根本は、昨年の八月二日イラクがクウェートを武力で侵略をし併合をした、そこから問題が始まったわけでありますし、またおっしゃるようなことは世間でもいろいろな角度から議論せられ、きょうも私は朝、新聞の社...全文を見る
○海部内閣総理大臣 国連安保理の決議が最初行われてから、六百七十八号の決議が行われるまでにも随分いろいろな経過があったことは、これは委員御承知のとおりであります。五カ月以上にわたるたび重なるいろいろな努力が行われたこともそのとおりであります。ただ単に決議をしておったというだけじゃ...全文を見る
○海部内閣総理大臣 新しい世界の秩序というものの中で第一に守られなきゃならぬ基本的な原則は、力で、武力の侵略、併合はしない、この原則を立てるべきだということは私も常々申し上げておるところであります。そして、一国が一国を丸ごと侵略して併合してしまったというのは極めて希有な例ではない...全文を見る
○海部内閣総理大臣 八月の二日にイラクがクウェートに侵略する前に、七月の三十一日とか八月の一日の前後のところでサウジアラビアのファハド国王がフセイン大統領を直接呼んで、そこにはムバラク・エジプト大統領も同席をしていろいろ話をされたということを私は首脳会談のときに聞いてきましたが、...全文を見る
○海部内閣総理大臣 私は、現在の局面を打開して──今毎日毎日どのような苦しみの現実があるかということを考えますと、あの地域の平和を回復しなければならないという問題と、それから、これは国連の事務総長も提案しておりますように、中東和平のためにパレスチナの問題を含めてアラブ、イスラエル...全文を見る
○海部内閣総理大臣 私は、侵略戦争というものは絶対に起こしてはならないということと、また絶対にそれを認めてはならない。しかし、現にそれが目の前に起こっておるわけでありますから、目の前にそういったことが起こっておるんだけれども、だめだ、何もだめだといって手をこまねいておりますと、侵...全文を見る
○海部内閣総理大臣 御質問の点につきましては、今回の避難民の輸送をする、そのことについては日本の憲法のもとにおいてもこれはなし得ることである、またなさねばならぬことである。日本は 今、国際社会の中で右にするか左にするかの断崖に立たされておると言っても言い過ぎではないわけでありま...全文を見る
○海部内閣総理大臣 常識的に言いますと、IOMという国際機関が国連から移送を委託されたわけでありますから、その国際機関が最初に世界の協力できそうなと思われる三十数カ国、これは加盟国かもしれません、日本はオブザーバーですけれども、それらの国々に対してこういう需要が起こってきた、民間...全文を見る
○海部内閣総理大臣 私たち日本人が自分で意識するとしないとにかかわらず、戦後の小さな片隅から出発した日本が、今世界の中で好むと好まざるとにかかわらず、経済的にはいろいろ大きな影響力を持つ国になっております。  そしてまた、東西の対立の時代には西側の陣営の一員として、サミット参加...全文を見る
○海部内閣総理大臣 九十億ドルの支出につきましては、それをどのようなことに充てるのか、こういう角度の質問がございました。初め本会議のやりとりのころには、私自身、これは湾岸平和協力基金で、その運営委員会で決まるものでありますから、国際の平和回復活動に対する支援としてこれを使うのだと...全文を見る
○海部内閣総理大臣 平和協力基金の日本側の拠出の基金というものは、一体どれくらいのものに なるのか。日本からは九十億ドルと決めて九十億ドル出しますけれども、今巷間言われております、いわゆる平和回復活動にかかる武力行使に伴う費用というものは一体幾らなんだということになりますと、こ...全文を見る
○海部内閣総理大臣 ソ連、中国と日本との立場の違いというもの、安保理の理事国であること、日本はそうでないこと、今お述べになりました、すべてごもっともでございます。それから、資源のない日本と資源を持っておるソ連、中国との違い、それもそのとおりでございます。  しかし、私が率直にも...全文を見る
○海部内閣総理大臣 私がきょうまでいろいろと考えて申し述べてきましたことは、今松永委員おっしゃるように、これは日本の国のきょうまで置かれてきた立場、我々が今日この平和を享受しながら生きておられるという、安定した、しかも正義と秩序を基調とした世界の平和があくまで大前提でありますから...全文を見る
○海部内閣総理大臣 激励を交えて、また、私の尊敬する松永先輩がいろいろな御議論を展開をしていただきました。きょうのこの議論を念頭に置きながら今後さらに進めてまいりたいと思いますが、二点について端的にお答えいたしますと、湾岸危機が幸いにして一刻も早く平和解決するようにという願いが達...全文を見る
○海部内閣総理大臣 私は、要請を受けたときには、これは日本としてあらゆる可能性を検討しなければならない、そう判断をして、それからたしか二十何日でございましたか、きちっと決まるまでの間、いろいろなものを調べたり、また昨年以来、どのような姿かたちの貢献ができるのか、そういったようなこ...全文を見る
○海部内閣総理大臣 その考え方でございます。
○海部内閣総理大臣 私の基本的な考え方は、今もわかりやすく言えと議論の中でおっしゃってい ますけれども、法律を読むときには、私はやっぱり六法全書に書いてあるものを、見出しも大事でしょうけれども、本文に書いてあることの方がもっと大事だと私は思うのです。そうして、法律をつくるときに...全文を見る
○海部内閣総理大臣 行政手続制度の問題については、委員御指摘のとおりに、私も五十八年の臨時行政調査会の最終答申を読み返してみましたけれども、やはり国民の参加を実現するという観点から、行政の意思形成の過程においてできる限り国民の意見を尊重するようにということを中心にしていろいろな答...全文を見る
○海部内閣総理大臣 国連の決議に基づいて湾岸の平和回復のために関係諸国が行っております活動に対して我が国が協力するための資金協力であると、きょうまで言ってきたとおりであります。
○海部内閣総理大臣 現在行われております武力行使、これが先どうなるかということは極めて不透明な問題でありますし、またアメリカの大統領の教書を読んでみましても、アメリカ自身が教書の中で仮置きという言葉を使って大統領が示した三百億ドルについても、これはアメリカの会計検査院というものが...全文を見る
○海部内閣総理大臣 途中でもうやめるとおっしゃるからやめますが、すっといく前に。それはなかなか九十億ドル、これがこうでこうでというわけに正直言っていかないのです。ですから、見通しも不透明であるし、我が国の立場に対してどの程度のものがあるのか、そういうようなことを考えますと、これは...全文を見る
○海部内閣総理大臣 これは繰り返して申し上げてまいりましたけれども、あくまで私どもは、国連決議に基づいて関係諸国が行っておる平和回復活動を支援するという立場で応分の支援をしなければならない、これは日本の意見です。アメリカでいろいろなことを言われる。しかし、ベーカーさんはその立場上...全文を見る
○海部内閣総理大臣 九十億ドルの使途について、それを武器弾薬に充てるのか充てないのかということをはっきりせよという角度の御議論が随分ありました。本来ならば、適切な支援をするということでありますから、私どもはどのようなことに使われるか、それは平和を回復するための活動支援として一部出...全文を見る
○海部内閣総理大臣 申し上げておりますように、武器弾薬に充てるということはいろいろな意味でここで御議論がありました。法律的な、憲法的な解釈でいきますと、たしか、この前のやりとりを私も聞いておりましたが、国家による実力行使がそれを意味するのであって、国家による実力行使でない場合には...全文を見る
○海部内閣総理大臣 輸送関係の中身については私は何も申し上げたことはございません。輸送関係は輸送関係、医療関係、食糧関係、生活関係、事務関係などの経費に充当する方針であります。武器弾薬を購入するかしないかという使途の問題については、いろいろありましたけれども、日本政府の意向として...全文を見る
○海部内閣総理大臣 今るる御説明しておりますように、避難民の輸送ということについて国際機関が判断をして要請を受けた場合には、日本は協力をするというオファーをして、そして既にきょうまで民間の大型の輸送機で四便にわたってベトナム難民輸送等の要請を受けたときにはカイロからそれを実行をい...全文を見る
○海部内閣総理大臣 自衛隊法の第百条の五の解釈その他の問題については、法制局長官がここで詳しく申し上げましたから重複を避けますが、しかし、本来の「任務遂行に支障を生じない限度において、航空機による国賓、内閣総理大臣その他政令で定める者の輸送を行うことができる。」と書いてあるわけで...全文を見る
○海部内閣総理大臣 交換公文の形式とか手続、その他についてどういう書き方がなじむのかどうか、それは担当の方から答弁させますが、私は、日本が平和回復活動を支援するため所要経費の一部を協力する、そのときには、これはいろいろ国会の御論議もあり、国民感情もあり、また同時に、一日も早い平和...全文を見る
○海部内閣総理大臣 具体的な使途については運営委員会の理事会で決めることになっておりますので、そこには我が方の代表が一人きちっと出ておるわけであります。私が国会で御答弁しておりますことは、皆さん方との議論の中で武器弾薬の購入に使うのではないかといういろいろな角度からの御懸念があり...全文を見る
○海部内閣総理大臣 重ね絵のように合わせてみるといろいろ相交わるところはあるかもしれませんが、私がそういったことを念頭に置いておりますのは、これはもうずっと、局面を打開しなければ、国連決議に従ったイラクのクウェートからの撤退ということが行われないと、次のステージに入っていくことが...全文を見る
○海部内閣総理大臣 第一幕、第二幕というものがあってから第三幕が起こるんですけれども、この問題の本質、第一幕でだれが何やったかという。イラクがクウェートへ攻め込んだのは侵略戦争ですよ。しかし、今第三幕になって第二幕の努力が終わって、どうしても決議をしてもイラクが反省しないから、だ...全文を見る
○海部内閣総理大臣 今湾岸で起こっております問題の発端が昨年八月二日のイラクによるクウェートの侵略、併合であったことは、これは何人も認めることであり、そのようなことを許すということは、これからの新しい世界の平和の枠組みの中において、これを許して放置しておいてはいけない問題であると...全文を見る
○海部内閣総理大臣 昨日、中山外務大臣に、イラクの駐日大使を呼んで今まで何回も伝えております日本政府の考え方をさらに本国に率直に伝えるように要請するとともに、また明日は国連の安保理事会で日本も発言を求めて意見を述べる、そういった表向きのいろいろな外交努力、さらには、裏とは言いませ...全文を見る
○海部内閣総理大臣 世界の力と力の対決のころには、アメリカとソ連という二つの超大国のその陣営に分かれた枠組みというものが世界の平和をある意味では確保してきた、恐怖の均衡とも言われましたが、力の均衡の中で冷戦構造というものが世界の秩序であった時代も確かにございました。その発想を乗り...全文を見る
○海部内閣総理大臣 御質問の御趣旨は私も全くそう思って、日本が国際社会に力でお役に立てない者が、しかし国を挙げての気持ちとしては、これは国連の平和回復活動に協力するんだという気持ちで拠出をいたしておるわけでありますから、そのような御質問の御趣旨に沿った気持ちでやっておるところであ...全文を見る
○海部内閣総理大臣 今回の事態を目の前に見たときに、先ほど来申し上げておりますように、イラクのクウェートに対する侵略、そういったようなものから避難民がある、国際機関からそれの移送をしてほしい、そういう要請を受けましたときに、私はこれは日本としてできる限りの協力をすべきである。しか...全文を見る
02月15日第120回国会 衆議院 予算委員会 第13号
議事録を見る
○海部内閣総理大臣 国連を中心にしてあらゆる機会を積極的にとらえて日本の意向を述べるとともに、やはり国際社会がこれらの問題についても、国連を中心に一致協力して停戦の一日も早い実現のために原則に従った解決ができるように努力をすべきだという基本的な考え方を持って臨んでおるところであり...全文を見る
○海部内閣総理大臣 基本的な考え方は、平和回復活動が一日も早く成功してあの地域に恒久和平が来ることでありますし、またアメリカとはいろいろな問題を通じて日本の考え方はよく伝えてありますし、またこれらの問題についても、今後も協調して行動していかなきゃならぬ場面もあの地域の安定と経済復...全文を見る
○海部内閣総理大臣 先ほど、すべての人々の努力を絞れば二点に集約される、それが基本ではないかと言われた考え方、国連決議に従ってのクウェートからの撤退、これが一つと、もう一つは中東和平、二百四十二号決議の精神を生かしての中東和平、この考え方、それについては、私もそのとおりと思ってこ...全文を見る
○海部内閣総理大臣 前半の憲法違反の問題につきましては、私は、憲法が許しておらないのは「武力による威嚇又は武力の行使」、ですから、武力行使の目的を持って武装部隊が海外へ出ていくということが、これがいわゆる海外派兵であって、それは許される問題ではありません。これはきちっと申し上げて...全文を見る
○海部内閣総理大臣 最初にお尋ねのありました問題ですけれども、この前の国会の国連平和協力法で議論になりましたことは、もう少し幅の広いいろいろな問題、例えば第三条に列挙いたしましたことは、避難民の輸送ということよりも、むしろあのとき中心的に御議論になったのは国連決議の実効性を高める...全文を見る
○海部内閣総理大臣 第一に、私は、人道主義の立場に立って、国際協調主義を憲法でも表明しておる我が国の立場として、国際機関から要請を受けて、それに対してできる限りの協力をしたい、こういう気持ちでまず出発したわけであります。ですから、日本としてなし得ることは何だろうか、それは自衛隊の...全文を見る
○海部内閣総理大臣 私自身の物の考え方についていろいろ御批判をいただきましたが、御批判は御批判としてそのようなお考えもあるということを今謙虚に聞いておったのですけれども、私も私の考えを率直に言わせていただきます。  この国際化時代に日本がどのような態度で臨んでいくか。今、日本の...全文を見る
○海部内閣総理大臣 一々の数字を挙げることはやめますけれども、我が国が今置かれている国際的な立場、これは好むと好まざるとにかかわらず大きな影響が及ぶようになっております。委員も新聞をいろいろ読んでおられますので、私の言う記事もお読み願ったかもしれませんが、片隅の幸福型国家という記...全文を見る
○海部内閣総理大臣 私は何度も申し上げておりますように、国連決議に基づいて関係諸国が行っている平和回復活動を支援するため所要経費の一部を協力するものとしてこの拠出をするわけでありますが、国会のいろいろな御議論等を踏まえ、また国民感情を配慮しながら、私は、拠出するその諸費用は、全体...全文を見る
○海部内閣総理大臣 憲法四十一条をそのまま読みますと、国権の最高機関であり、「国の唯一の立法機関である。」こう書いてあります。書いてあるとおりの意味を持っておるものだと私も受けとめております。
○海部内閣総理大臣 日本国憲法は三権分立主義をとっており、御説のようなことになっておると、私もそう理解しております。
○海部内閣総理大臣 歴史の流れとして、自由と民主主義というものの価値が普遍的な価値として認められ始めている。現にまた、イデオロギーの対立が終わって、ヨーロッパでは対立、対決、イデオロギー時代は終わりを告げつつある、私はそのように認識しておりますから、表現がちょっと違ったようですけ...全文を見る
○海部内閣総理大臣 法律の難しい専門的なことになってきますと、例えばこの間の議論の中でも、「その他政令で定める者」と「その他の政令で定める者」と、「の」が入ったときどう思うかと言われて、私は率直に受け取って正直に答えちゃいましたら、それは違うことをおまえはごっちゃにして答えておる...全文を見る
○海部内閣総理大臣 私は、何を背景にして、どこまでが当然合意していただけるとおっしゃっておるのか、気をつけて答えなければなりませんので、ですから──いや、素直に言って、法律の専門的なことは、「の」の字が加わるかどうかでという御質問にもこの前のときだめだったんですから、私は、そのた...全文を見る
○海部内閣総理大臣 どういう表現になるかは、専門家のおっしゃったことですからそうでしょうが、私は、内閣が政令というものをつくることができるのは、やはり憲法上の規定に従って内閣に政令をつくるという権限が与えられた。それはその淵源をたどれば、国会という立法府がその権限を委任したという...全文を見る
○海部内閣総理大臣 国会がお決めになった法律に政令で定めることができると書いてないときにやるようなことは、一般論としていけないことだと私は思っております。
○海部内閣総理大臣 文言にきちっと書いてあるとおりであります。
○海部内閣総理大臣 私がまず考え方を率直に申し上げますから。  国会の御意思で決めていただいたのが法律であり、それが委員おっしゃるように排他的、独占的というのですか、唯一の立法機関だということはそのとおりです。ですから、これに書いてないことまでやろうという気は毛頭ありませんが、...全文を見る
○海部内閣総理大臣 何度も申し上げるようでありますけれども、立法府でおつくりになる法律、法律は提案して、御審議願って、それが成立するわけでありますから、その段階にそういう御意思なれば、立法権者が授権をするのはここまでだと、状況が変わろうが時代が変わろうが、だれが読んでもわかるよう...全文を見る
○海部内閣総理大臣 この問題を議論するそもそもの発端は、クウェートがあのような状況に置かれて、またイラクの周辺国に避難民がたくさん出てきた。国連の機関から委託をされたIOMがその避難民の移送ということを世界に向かって要請をしてきたのです。そのときに、これには日本としてはこたえなけ...全文を見る
○海部内閣総理大臣 湾岸危機が起こってから、そのための特別の本会議を開いてお話をしたり、また、ただいまここでこうしてこの問題についてお話ししているのも、国会できちんとお話をしていることにはならぬでしょうか。(小澤(克)委員「なりません」と呼ぶ)そうですか。手続論だとおっしゃるから...全文を見る
○海部内閣総理大臣 難民輸送をするという行為、行動について、それについては一定の御理解をいただいておる。  それからもう一つは、そのためになぜ手続的に政令に頼って法律に頼らなかったか、こうおっしゃいますけれども、私も何度もそれを申し上げておりますように、国会で制定された法律の中...全文を見る
○海部内閣総理大臣 委員のお話を承っておりまして、自衛隊が憲法違反の存在かどうかということについては明確に憲法違反の存在だという立場に立ちながら、災害救助活動なんかの姿を見たときには感動をしたという御発言もありました。そうして今また、自衛隊をどうするかということについて根本的な議...全文を見る
○海部内閣総理大臣 今まで何回も答えてまいりましたから重複することを避けますけれども、国際社会における日本の立場というものが、戦後の、片隅で自分の国のことだけを考えておればいいというあの時代からは変わってきて、好むと好まざるとにかかわらず、大きな影響力を持つ国家になっておるという...全文を見る
○海部内閣総理大臣 日米関係の視点から湾岸戦争をどう認識するかという御質問でありますけれども、日米関係というのは日本にとって最も大切な二国間の関係であって、それは日米安全保障条約のみならず、貿易の上でもあるいは国民生活の上でも、生活文化を日本に導入しておるという上からも、あるいは...全文を見る
○海部内閣総理大臣 アメリカから要求されて日本はただ払う人というような関係であってはならぬという御指摘は、私も本当にそうだと思います。ただ、今回の国連決議に伴う武力の行使ということは、全く今までかつて想像もしなかった、経験もしなかった問題でございますし、また、日本は憲法の制約がき...全文を見る
○海部内閣総理大臣 今述べられました四つの問題点については、政府としても、これは自由と民主主義の価値を共有するそれらの国々に積極的に協力をしていかなければならぬという、きょうまでのODAを初め文化協力の問題も技術協力の問題も全部国際貢献的な要素を広い意味で言えば含んでおるわけであ...全文を見る
○海部内閣総理大臣 停戦をして、今行われておるような武力の行使が一刻も早く終わるということ、これは、それを願うか願わないかと言われれば、強く願っております。ただ問題は、何回もここで御議論になっておりますように、これからの世界の秩序を守っていこうという大切なときに、やはり第一にいろ...全文を見る
○海部内閣総理大臣 ここでいろいろ申し上げておりますことも、撤退して国連決議を認めるならば、日本としてもこれだけの協力をする考え方があるんだということはシグナルとして出しておるわけでありますし、また世界の国々も皆それを言っております。  また、外務省においでになった方だからよく...全文を見る
○海部内閣総理大臣 私は、昨日、松永委員に四つに粗っぽく項目を分けて御説明をいたしましたが、やはり一番最初に着手しなければならぬことは、あの地域の経済の復興、それはイラクも含めて恒久平和と安定を湾岸地域にもたらさなければなりませんから、それぞれきょうまでの二国間の経済協力関係、技...全文を見る
○海部内閣総理大臣 お言葉を返すようで恐縮ですが、これはそのような認識が、遅まきながらとおっしゃいましたけれども、遠藤議員にも遅まきながらという認識があったとしたらちょっと改めていただきたい。  報道その他ではなされましたが、あの原油の海の放出に気がついたというか発見しまして、...全文を見る
○海部内閣総理大臣 突然の御提言でございましたが、今精いっぱい、力いっぱい皆が手分けして外交努力をしておるところでございますけれども、御発言の御趣旨を私も記憶にとどめて研究をさせていただきます。
○海部内閣総理大臣 確かにその書面は私も副長官から受け取ってずっと拝見をいたしました。ただ、九十億ドルの問題についてもこれはだめでありますし、それから避難民輸送対策の問題は、何とかして避難民を助けてあげたいということから出ておる構想でございますから、IOMがこの楢崎委員のお調べに...全文を見る
02月19日第120回国会 衆議院 予算委員会 第14号
議事録を見る
○海部内閣総理大臣 今ここで御質疑になりました「自衛隊法第百条の五の授権の範囲と今回の政令制定との関係について」に書かれてあります見解が政府の統一見解でございます。見解がいろいろあるがごとき誤解を与えましたことは、まことに遺憾であり、厳重に注意をいたします。
○海部内閣総理大臣 司法、行政、立法という三権分立の日本国憲法でありますから、またそこへ機関をつくるとかまたどうかいうことではなくて、まさに立法府の中で各党各会派の皆さんと政府とこうして議論をさせていただくことによって結論を見出していくようにするのが一番望ましいことだ、こう考えて...全文を見る
○海部内閣総理大臣 どういう言い方をしたか、速記録を手に持っておりませんから正確には再現できないかもしれませんが、要するに私が言いたかったのは、政令は内閣に与えられた一つの責任、権限でありますから、内閣は法に基づいて政令をつくった、これは内閣の責任でやりました、こう申し上げました...全文を見る
○海部内閣総理大臣 今回の湾岸におけるイラクの行為が周辺国に避難民を輩出することが予想される、そういったときにはそれの輸送をする。国連から委託を受けたIOMという国際機関がその責任を負うわけでありますから、日本にもそのときに受けて立つ可能性があるかという問い合わせが来た。この要請...全文を見る
○海部内閣総理大臣 世論調査についてはいろいろあることを私も報道を通じてよく知っておりますが、佐藤委員今お示しになった世論調査も、賛成とそれから反対の間に、仕方がないあるいはやむを得ないという数値もあったんじゃないでしょうか。  そしてまた、一般の国民の皆さんにもぜひ御理解いた...全文を見る
○海部内閣総理大臣 その本文の中で何々に限ると書いてなくて、「内閣総理大臣その他政令で定める者」、こう書いてあるわけですよ。ですから、むしろこの百条の五が国賓、内閣総理大臣に限るとかいうふうに制限列挙になっておれば、それはそれでもなおかつやると、おまえは越権だ、政令で法律を振ると...全文を見る
○海部内閣総理大臣 そんなこと言っていません。  それは大切なところですから明確に申し上げますけれども、現実にイラクの侵攻によって避難民が周辺国に出てきた。これに対して日本は輸送に応じてほしいという国際機関からの要請を受けて、その要請の中で、日本国憲法の枠組みの中で武力の威嚇、...全文を見る
○海部内閣総理大臣 私は、今回の内閣のとりました措置というものは、あくまで大前提に、今世界の注目を集めておる湾岸の一連の出来事を通じて、イラクのクウェートの侵攻によって周辺に出てくる避難民を国連の委嘱を受けた国際機関から移送を依頼されるという、まことに人道的な、そして全く非軍事面...全文を見る
○海部内閣総理大臣 御指摘でございましたが、私は何も九条の前半だけを言ったわけではなくて、後半に書いてあります「武力による威嚇又は武力の行使は」行わないということについても、前国会以来再三申し上げ続けてきたつもりでございまして、むしろ、前半のことを余り言わなかったのではないかとい...全文を見る
○海部内閣総理大臣 先ほど来御議論で引用された憲法の条文に従って言えば、我々は正義と秩序を基調とする国際平和を誠実に希求しておるのであります。私どもが今後生存をしていかなきゃならぬ世界は、正義と秩序がやはり基調になった平和でなければなりません。その意味で、イラクが力によってクウェ...全文を見る
○海部内閣総理大臣 冒頭にもはっきり申し上げましたように、日本国憲法は第九条に「正義と秩序を基調とする国際平和を誠実に希求」すると書いてあります。私が求めたい平和は正義と秩序を基調とする国際平和であって、それに向かってでき得る限りの努力をしていくというのが憲法前文の宣言にも合致す...全文を見る
○海部内閣総理大臣 憲法に対する考え方、憲法を大切にして、憲法の中に書いてある平和主義、国際協調主義、基本的人権尊重主義、私はそういったものの趣旨を踏まえていきたいと考えております。
○海部内閣総理大臣 先ほど申し上げましたように、私は、日本国憲法の掲げております精神とか主張というものを守りながら、総理大臣としての職務を行っていきたいと考えております。  また、今お触れになりました党の問題につきましては、これは、憲法そのものの中にも憲法改正の手続が明記してあ...全文を見る
○海部内閣総理大臣 最初から申し上げましたように、私は、日本国憲法の今掲げております平和主義とか基本的人権主義とか国際協調主義とか、そういったものを大切に考えていきたい。同時に、内閣総理大臣としては、この憲法を擁護する義務も持っておるわけでありますから、この憲法のもとででき得る限...全文を見る
○海部内閣総理大臣 何回も繰り返しますが、私は、今の日本国憲法の掲げておる平和主義、国際協調主義、基本的人権尊重主義、そういったものなどをとらえますと、今海部内閣としてこの憲法を改正しなければならぬというようなことを、具体的な日程として考えておるわけでは決してございません。また、...全文を見る
○海部内閣総理大臣 また先ほどの答弁の繰り返しになりますが、ここは内閣総理大臣としてお呼び出しをいただき、行政府の長として御質問に答えておるわけであります。また、私が持っておりますもう一つの自由民主党総裁という立場で、党の政策に我関せずかとおっしゃれば、そうではございません。けれ...全文を見る
○海部内閣総理大臣 改憲を志向しておるわけではございません。憲法についていろいろ調査研究、勉強しておることはそうでございますけれども。改憲を志向するとおっしゃいますが、どこをどのように変えようかというようなことを自民党で決めたわけでもないし、そういったことは政府の立場では申し上げ...全文を見る
○海部内閣総理大臣 現在の日本国憲法は、国会の定める正式の手続に従ってでき上がった日本国憲法でございます。憲法と言われるものは日本国においてはこれ一つである、私はこう考えております。
○海部内閣総理大臣 突然の御質問で、しかも言葉の持つ定義の意味がどのようなことになるのかは、後ほど必要ならば専門家に答えさせますが、自主憲法の自主というもの、自主的というもの、日本国憲法も憲法の手続に従って、そして新しい憲法をつくるということで国会の議を経てでき上がっておるわけで...全文を見る
○海部内閣総理大臣 私は、必ずしもそうではないんじゃないか、重ね絵のように合わせてみたら一緒のところが多い、ほとんど一緒だということではないでしょうか。これは国会の手続で決めた日本国憲法でありますし、それから今後どんなことを考えるにしても、このきちっとした国会の手続を通じていかな...全文を見る
○海部内閣総理大臣 日本国憲法も、私の判断からお答えすれば、日本の国会でまさに自主的に御議論をされて成立をしておるものでありますから、あえて自主憲法と言わないから日本国憲法というのと違う憲法か何かまたあるのかというような角度からのお尋ねであるとするなれば、私はそうではないと思いま...全文を見る
○海部内閣総理大臣 自由民主党の中に憲法調査会というのがございまして、そこでいろいろな研究をしたり新憲法発足当時の議論に振り返って御議論があったということはございますけれども、何度も申し上げますように、ただいまのところ、一定の目的意識を持って具体的な代案を用意して、これが自主憲法...全文を見る
○海部内閣総理大臣 日本国憲法というものが我我の守るべき、そして持っておる憲法であります。同時に、その憲法の中にはいろいろな立場、いろいろな事態、そういったものに対するいろいろな問題が掲げてあるわけでありますから、絶えずそれを読み、それを検討し研究していくことは、これは当然のこと...全文を見る
○海部内閣総理大臣 憲法を改正しようということを具体的に考えてもおりませんし、それを提案しようなんという気持ちも毛頭ございません。
○海部内閣総理大臣 自民党と社会党の政策が非常にすれ違う点があるということはこれは事実でございますけれども、政府がそのことについて一々云々するのはいかがかという感じがいたします。  ただ、最初に申し上げましたように、憲法そのものにも憲法が改正されるときの手続もきちっと載っておる...全文を見る
○海部内閣総理大臣 プリマコフ特使が私に言われたことは、原則に従って一日も早く武力行使が終わるようにしたい、というのは、今これ以上進んでいくと新しい場面が出てきて、たくさんの犠牲者がこの上出ることは耐えられないからということを冒頭言われましたので、私からも、それについては全く同じ...全文を見る
○海部内閣総理大臣 いろいろな積み重ねもきょうまで努力をしてまいりましたし、またそれぞれのルートを使って日本のそういった停戦への希望、一刻も早い平和回復への願いというものは、これは伝え続けておりますし、それから外交のことでありますから、今後何月何日にどこへだれを出してということま...全文を見る
○海部内閣総理大臣 いろいろお述べになりました環境の問題に関しましては、私どもやはり経済成長一辺倒で来なければならなかった戦後の一時期と比べて、今日は人間生活というものを大切にしていかなきゃならぬ、先生のお言葉をかりると地球にやさしい環境というのですか、そういうように環境問題とい...全文を見る
○海部内閣総理大臣 あくまで平和回復活動のためにと私は言い続けてきておりますが、平和が回復し、あの地域の平和が安定的に推移するためには、やはり経済の復興というか、あるいは再生といいますか、そういったものに充当しなければならぬわけでありますので、先般の武藤委員の御質疑のときにも、そ...全文を見る
○海部内閣総理大臣 イラクのああいった突然の侵略行為が起こるまでは全部、ほとんどと言ってもいいほどまず二国間で経済協力や援助はしてまいりました。その相手にイラクも含まれておったことは委員も御承知のとおりであります。今日大体七千億円程度の債権債務関係が残っておるわけでありますから。...全文を見る
○海部内閣総理大臣 日本国の憲法で禁止されております実力の行使というのは、武力の威嚇または武力の行使を目的として武装部隊が海外に出ていく、いわゆる海外派兵としてここで議論をされてきたものがそれに該当する、私はこう考えます。
○海部内閣総理大臣 日米安全保障条約というのは、これは日本とアメリカ合衆国との間の相互協力と安全保障の条約でございますから、この日米安保の枠組みというものはここにまさに書いてあるとおりであろうと思います。  それからもう一つは、日本とアメリカの両国が世界の経済とか世界の平和安定...全文を見る
○海部内閣総理大臣 御質問を聞いておりましたら、今、イラン・イラク戦争が終わった後でとおっしゃいました。イラン・イラク戦争が終わった後でのことについては僕はちょっと今準備しておりませんので、わかる者がもしおりましたら答えてください。
○海部内閣総理大臣 日本は拠出国としてあの地域の平和回復活動、それを支援するために出した、こう言いますが、平和が回復したら今度は平和が安定しなきゃなりませんし、平和が安定するためにはその地域のいろいろな経済が復興していかなければならない、私はそれを広く一連のものとして考えておりま...全文を見る
○海部内閣総理大臣 問題はあの地域の平和回復、そして安定すること、経済が復興すること、それを強く望んで拠出も決めたわけでありますし、また、拠出するときには湾岸平和基金の運営委員会の理事会で拠出国の意向というものが確保されるように、そしてそれぞれのケースによって出すわけでありますか...全文を見る
○海部内閣総理大臣 国連決議に基づいてあの地域に、平和回復活動をしておるところへ、日本としては許される範囲の協力をしたわけでありますし、また、それを政府もいろいろなことを背景にして総合的に考えて、我が国の今日の立場にふさわしい額として九十億ドルを決定をし、そしてこれを国会に、皆さ...全文を見る
○海部内閣総理大臣 委員が今私に与野党で一つだけ一致しておることは戦後の復興に金を使うということだ、私と委員の一つだけ違うところ、たくさんあるかもしれませんが、今の御議論の中で違うところは、戦後ということは、私の表現をかりると多国籍軍の平和回復活動が功を奏して平和的に解決するとい...全文を見る
○海部内閣総理大臣 お話の結論の部分については、私もその方向性については同感することができますけれども、何かそこに至るまでの過程で、また先ほどの答弁を繰り返すようですが、おまえもいけないけれどもおまえもいけない、こちらも悪いのはもちろんだがこちらにもこういうところがあると、もう何...全文を見る
02月21日第120回国会 衆議院 本会議 第11号
議事録を見る
○内閣総理大臣(海部俊樹君) お答えを申し上げます。  消費税は、平成元年四月に実施されてから二年近く経過いたしました。この間、物価あるいは消費の動向、転嫁の状況、または申告、納付の状況を見ておりますと、全体として円滑に実施されているものと認識をいたしておりますが、いろいろな御...全文を見る
○内閣総理大臣(海部俊樹君) 井上議員にお答えをいたします。  冒頭にお述べになりました和平交渉に関する件でありますが、ゴルバチョフ提案の内容については私も承知いたしております。同時に、原則に従った平和的解決につながることを私は強く希望をいたしております。  現段階では、いま...全文を見る
○内閣総理大臣(海部俊樹君) 小平議員にお答えを申し上げます。  土地税制の改革は、地価税の導入のほかにも、固定資産税の評価の適正化、均衡化、譲渡課税の負担の適正化、農地課税の見直しなど、総合的に抜本的な見直しを含むものでありまして、これらが相まって、土地の資産としての有利性の...全文を見る
02月22日第120回国会 衆議院 本会議 第12号
議事録を見る
○内閣総理大臣(海部俊樹君) 松原議員にお答えをいたします。  八項目の概要は承知いたしておりますし、アメリカは、現在この時間もその内容について分析検討中と承知しております。  発表されたソ連・イラク間の話し合いの内容は、昨晩のフセイン大統領の演説の趣旨とはトーンが異なってお...全文を見る
○内閣総理大臣(海部俊樹君) 山口議員にお答えを申し上げます。  発表されたソ連・イラク間の話し合いの内容は、昨晩のフセイン大統領の演説の趣旨とはトーンが違ってお力、その意味するところをさらに見きわめる必要がございますが、いずれにしても、我が国は、安全保障理事会の決議に従った公...全文を見る
02月22日第120回国会 参議院 本会議 第10号
議事録を見る
○国務大臣(海部俊樹君) 野別議員にお答えを申し上げます。  最初の御質問でありますが、私は、けさ未明のフセイン大統領の演説と比べて、先ほどテレビで見ておりましたが、ゴルバチョフ・アジズ会談の記者発表は、トーンがいささか変わってきておりました。  その中で、完全無条件な撤退と...全文を見る
02月25日第120回国会 衆議院 本会議 第13号
議事録を見る
○内閣総理大臣(海部俊樹君) 伊藤議員にお答えを申し上げます。  ただいまここでお述べになりました冒頭の部分において、議員は、六百六十号の国連の決議をイラクが直ちに受け入れ、一即時撤退に踏み切ることが肝心だと言われました。私も、その点は全くそのとおりだと思います。そうして、その...全文を見る
○内閣総理大臣(海部俊樹君) 中島議員にお答えを申し上げます。  日本の国際的貢献のあり方についてどう決断をして行動をしたかということでありますが、私は、今国際秩序がイラクのクウエート侵略という暴挙によって大きく揺らいでおり、それに対して、国際社会が力を合わせてこの侵略を排除し...全文を見る
○内閣総理大臣(海部俊樹君) 坂井議員にお答えを申し上げます。  議員が最初に御指摘の、ソ連とイラクの最近の合意事項、また、米国や関係諸国の対応について基本的にどう考えておるかという趣旨のお尋ねでございます。  私は、ソ連がイラクと最近モスコーで行った事項、当初八項目であった...全文を見る
○内閣総理大臣(海部俊樹君) 正森議員にお答えを申し上げます。  冒頭においておっしゃったこと、イラクが国連安保理決議を受け入れて即時無条件に撤退するということ、その点については私も全く同感でございます。また、それがただ一つ、この問題を解決するかぎであるということも、私はあえて...全文を見る
○内閣総理大臣(海部俊樹君) 中野議員にお答えを申し上げます。  私は、今回の平和回復活動というものは、国連決議に基づいて国際世論の中に示されておる大義をきちっと守り抜くこと、平和の破壊者と国連決議でみなされたイラクがクウエートから撤退をしていくこと、それはあくまで即時無条件で...全文を見る
02月25日第120回国会 参議院 内閣委員会 第2号
議事録を見る
○国務大臣(海部俊樹君) 一言ごあいさつ申し上げます。  世界は、東西冷戦構造を乗り越え、新しい時代に着実に歩みを進めつつあり、昨年のサミットでも、今世紀最後の十年は民主主義の十年とうたわれたように、自由と民主主義という価値観がより普遍的な原理となってきております。  世界は...全文を見る
02月26日第120回国会 衆議院 本会議 第14号
議事録を見る
○内閣総理大臣(海部俊樹君) 尾身議員にお答えをいたします。  これまでも私は、日本の悲惨な戦争体験を踏まえて、人的悲劇を避け、戦火を一刻も早く収束させるためには、イラクが国連決議に従って無条件にクウエートから撤退することがかぎであると訴え続けてまいりました。また、ブッシュ大統...全文を見る
○内閣総理大臣(海部俊樹君) 筒井議員にお答えをいたします。  アメリカの余りにも早過ぎた武力行使ということをおっしゃいましたけれども、私は、イラクの無条件完全撤退の決断が余りにも遅過ぎる、こう思っております。(拍手)  同時に、冒頭で、「イラクは侵略者であり、その不当性に疑...全文を見る
○内閣総理大臣(海部俊樹君) 森本議員にお答えを申し上げます。  これまで私は、日本の戦争体験をも踏まえて、人間の犠牲をできるだけ避けつつ、戦火を一刻も早くおさめるためには、イラクが国連決議に従って無条件にクウエートから撤退することがかぎであると言い続けてまいりました。けさのあ...全文を見る
○内閣総理大臣(海部俊樹君) 辻議員にお答えをいたします。  イラクが無条件にクウエートから撤退すること、これが何よりも肝要なことであり、そのことの実現を目指して日本の政府は外交努力を行い続けてきたわけであります。イラク側への申し入れ、アメリカやヨーロッパやソ連や中東の関係諸国...全文を見る
○内閣総理大臣(海部俊樹君) 柳田議員にお答えをいたします。  我が国は、過去二回の石油危機のときと比べまして経済の石油への依存度が大きく低下しており、加えて、現在百四十二日分の石油備蓄を有しており、今般の事態による我が国経済への影響は、過去の石油危機のときと比べますと小さいも...全文を見る
02月26日第120回国会 衆議院 予算委員会 第18号
議事録を見る
○海部内閣総理大臣 最初のお尋ねに関しましては、私が繰り返し主張しておりましたように、国連決議に従った公正な平和をつくり出さなければならない。そのために、イラクが無条件即時クウェートからの撤退をすることが局面転回をしていくかぎであると言い続けてまいりました。多国籍軍の行動というの...全文を見る
○海部内閣総理大臣 御指摘のような報道を私も承知いたしておりますし、またモスクワで、ゴルバチョフ大総領のおひざ元で、アジズ外相が平和への話し合いをしておるその同じ時間に、今御指摘になった原油の垂れ流しのほかに、クウェートにおける油井その他油の施設を破壊をし、放火をするという行動に...全文を見る
○海部内閣総理大臣 国連の決議によって適切な支援を求められております。同時に、国連のたび重なる平和回復への決議というものは、私は政治的に日本は支持をして、侵略は許してはならない。力による侵略と併合を認めることは、これからの世界秩序の上からいっても、国連の果たすべき平和の枠組みとい...全文を見る
○海部内閣総理大臣 国際社会において、アメリカとソ連の二つの超大国が力によって世界の平和の枠組みを維持してきた冷戦時代というものが終わりを告げて、その後、それにかわるべく国連が平和の秩序を守っていく、その中心的存在として機能し始めたという希望を皆が持った瞬間に今回のフセイン大統領...全文を見る
○海部内閣総理大臣 前回の国会の御議論の中で、いろいろな角度から非常に厳しい御議論をいただいたことを肝に銘じて、一日も早く成案を得て、国会の御理解のいただけるような成案を提案したい、こう思って鋭意努力を進めてまいります。今委員の御指摘を私は貴重なものとしていただきながら、できる限...全文を見る
○海部内閣総理大臣 日本が国際社会において占めておる地位というのは、例えばサミットの参加国の一人にもなっておりますし、また、世界の人々が世界のGNPを調べるときに、必ず日本は一国で上から二番目、世界的な二十兆ドルという生産の中で三兆三千億ドル近くを日本が出しておる。一五%ではない...全文を見る
○海部内閣総理大臣 るるお述べになりましたが、私はエジプトもヨルダンも、ともに長時間会話をしてまいりました。シリアの大統領とはまだお話をしておりませんので、委員の御指摘をそのまま留意させていただきます。  いずれにしても、日本がきょうまで中東で果たしてきた役割の基本に従って、あ...全文を見る
○海部内閣総理大臣 けさの放送を私が聞いた瞬間に感じましたことは、きょうまでも国連決議に従った無条件撤退、即時撤退ということが局面転回のかぎになるんだ、フセイン大統領はそのことを一刻も早く決断して実行に移すことを強く求めると言い続けてきた私としましては、今委員御指摘のように、もう...全文を見る
○海部内閣総理大臣 ニューヨークに駐在します日本の国連大使を通じて、国連事務総長並びにイラクの大使とも常に接触をとりながら、あくまでもこれは平和解決のためにはイラクが無条件完全撤退をすることであるということは繰り返し伝えてあるわけでありますので、不幸にして今安保理の日本はメンバー...全文を見る
○海部内閣総理大臣 今具体的に御説明をいただきましたが、政府としましても、まず第一には一刻も早い平和の回復を願っておるということは大前提として繰り返し申してまいりました。それが終わってから和平と復興の底固めのため積極的な協力が必要になるわけでありますが、どうか一刻も早く和平が来る...全文を見る
○海部内閣総理大臣 このことは、おっしゃるように何回もここでお答えしておりますが、湾岸平和基金に拠出をいたします。そして、湾岸平和基金の運営委員会で、日本政府の意向をそこで表明をいたします。そしてそこで、おっしゃるように、多国籍軍の平和回復活動に対する支援としてこの拠出金は使われ...全文を見る
○海部内閣総理大臣 日本の政府の考え方を日本の国会で私が申し上げておるわけでありますから、それに対してアメリカでどういうことが言われた、こういうことが言われるということと私の答弁とは、別にすり合わせたり打ち合わせたりしてしておるわけじゃございませんから、日本政府の意思を自主的に申...全文を見る
○海部内閣総理大臣 今スヌヌさんとかダーマンさんとかいろいろな人の名前と、うそも三遍言えば本当になるなんて、これは冗談だろうと思いますけれども、おっしゃいました。私の方は三遍でも四回でも同じことを言っておるのです、同じ人間が。  日本の政府としては、自主的にこれは必要だと決めて...全文を見る
○海部内閣総理大臣 日本が自主的に物を決めてやっておるということとアメリカの言いなりになるなということはいつもおっしゃることじゃありませんか。言いなりになっているんじゃない、自主的に決めて出しておるのでありますから。湾岸平和協力基金へ出します、そこの委員会で使途等については決めま...全文を見る
○海部内閣総理大臣 大変申しわけありませんが、その九十億ドルを拠出できるかどうかということについてまさに今議論を願っておるわけでありますから、国会で議決、承認がいただけなければこの九十億ドルを湾岸平和基金へ出すということもまだ言えないわけでありますし、私どもはアメリカに対してもそ...全文を見る
○海部内閣総理大臣 前回も湾岸平和協力基金に出しまして、湾岸協力基金の運営委員会で決めたものを配分をし、多国籍軍の中心になって動いておる米軍にその大宗は行くでしょうけれども、結果としてたしか九一%ぐらいのところが行っておるという御報告をしたこともそのとおりでございます。  アメ...全文を見る
○海部内閣総理大臣 九十億ドル日本が拠出をする、それは前回の例に踏まえても、多国籍軍の大宗を占めて活動しておるアメリカの方に使われることになるであろうということは、これは予測をし、ここでも何度も申し上げておりますけれども、私どもはあくまで平和協力基金に出す、それは九十億ドル、それ...全文を見る
○海部内閣総理大臣 多国籍軍に対して平和協力のために湾岸平和基金へ出したのは、最初は確かにおっしゃるように十億ドルでしたが、その後十億ドル追加が行っておりますから、合計二十億ドルになっておるわけでありまして、それがすべて行ってないということも御発言のようにアメリカはよく知っておる...全文を見る
○海部内閣総理大臣 アメリカの内部のことについて、余り固有名詞を挙げてとやかく言うのはいかがなものかと思って控えておりましたが、そこまでおっしゃいますからこちらも違う発言を言わせていただきますが、アメリカ国会の下院外交委員会で二月の六日、ベーカー国務長官は、日本のコミットは八十億...全文を見る
○海部内閣総理大臣 そう思いませんかとおっしゃいますが、私はそう思ってないから何回も同じことを繰り返しておって大変申しわけありませんけれども、日本としては総合的に判断して、九十億ドルは日本の応分の支援として拠出しよう、こう政府が決めて、今、国会の御意思を問うておるところであります...全文を見る
○海部内閣総理大臣 国連決議に基づいて国際の平和を回復しなければならないという多国籍軍の武力の行使が行われておりますが、日本政府は、国連の適切な支援を求めるという要請に基づいて平和回復活動を支援するため、所要経費の一部を協力をしている、このように受けとめております。
○海部内閣総理大臣 戦争というものをどちらの角度からとらえられておるのか、私は、従来の戦争、いわゆる国権の発動として、宣戦布告をして国と国とが争う武力行使、こういったものが従来の概念の戦争であったと思います。そうして国連でたび重なる決議があって、国連が、平和の破壊者がここにいる、...全文を見る
○海部内閣総理大臣 私は、実態として武力の行使である、こう思っております。そして、へ理屈を言うわけじゃありませんが、戦争という言葉の極めて厳しい定義とか概念とか使われ方、例えば冷たい戦争とか経済戦争とかいろいろ社会で使われてきたこともありましたし、また、従来、戦争というのは一国と...全文を見る
○海部内閣総理大臣 現象面だけを形式的に見ると、やはり弾の撃ち合いとか戦車が動くということ、そのことだけをとらえれば、おっしゃったように日露戦争とも太平洋戦争とも同じような現象面ですが、国連決議があるという内容が質的に全く違ったものであるとともに、戦後初めて国連の平和機能が安全保...全文を見る
○海部内閣総理大臣 私は何回も思ったとおりのことを申し上げますが、これは、平和の破壊者に対して平和回復をするために国際社会がその大義として侵略は許さない。日本の立場からいっても平和の中で初めてここまで豊かに質の高い生活が享受できるようになったのですから、武力の侵略は認めないという...全文を見る
○海部内閣総理大臣 本当のことを何回も申し上げておるんですが、それは佐藤議員のお考えになっておる考えと私の答弁が違うものですから、そのすれ違いに対する委員の御不満もあろうかと思いますが、私も、では本当のことを言わせていただきますが、先ほど議員も正直に、社会党が出された具体的提案の...全文を見る
○海部内閣総理大臣 このことはたしか武藤委員からも同じ趣旨の御指摘があって、私は一日も早く武力行使が終わって、平和回復が達成されることを願っておると再三申しました。そこで、じゃ、終わったら余ったお金はどうするのかということでありますから、平和と安定の回復のために拠出したのでありま...全文を見る
○海部内閣総理大臣 湾岸平和協力基金へ提出をして、あの地域の平和回復と安定のために使用してもらうための拠出金でございます。
○海部内閣総理大臣 余るか余らないかを今からここで予断と憶測で断言できません、先ほど委員もおっしゃったように、行き先不透明でありますから。けれども、湾岸平和協力基金に出して、そこの運営委員会を開いて、その都度決定をして使っていくものでございます。
○海部内閣総理大臣 平和の回復と安定という大きな目標を決めて拠出しておりますから、その中で日本の意向も反映しながら、湾岸の平和協力基金でその使途についてもいろいろの可能性が展開されることになるであろうと、現段階ではそう考えております。
○海部内閣総理大臣 予断と憶測でもってここで物を言うのは慎まなきゃならぬことだと思いますが、目的は湾岸の平和回復と安定のために出すものであり、湾岸平和基金においてその使途を、日本の代表の意向を反映しながら決めていく、こういうことになります。
○海部内閣総理大臣 そのような考え方に立って我が方としてもできる限りのことをすべきであると考えております。
○海部内閣総理大臣 お話の御趣旨につきましては私も方向性は全く同じように見ております。そうして、ニューヨーク大学においてもこのことについては触れまして率直に主張をしてまいりました。  ただ一点、ここで私も気になりますから申し上げさしていただきたいんですが、イラクに各国が武器をた...全文を見る
○海部内閣総理大臣 国連が果たしてきた役割というもの、同時に、これから国連がますます平和に対する役割を果たしていかなければならぬということは、委員御指摘のとおりでございます。私は、今この状況で国連がその権威を回復する大きな大きな一歩を踏み出すときであると期待をいたしております。き...全文を見る
○海部内閣総理大臣 私も一緒になって平和平和と言っておれば平和が守られるなれば、それも一つの行き方であろうと思いますけれども、平和と言っておるだけでは平和が来ないということは、今委員もいみじくも原点に戻れとおっしゃいましたが、八月二日に戻った場合に、イラクがクウェートを殺し始めた...全文を見る
○海部内閣総理大臣 国連決議に従って平和回復活動をする、それを日本は支援をする、これが基本的な考え方でございます。ただ、私どもはアメリカも国連決議を守れということを言っておるわけでして、ですから、モスクワで行われたソ連とイラクの話し合いも、初め八項目が六項目に修正されてくるときに...全文を見る
○海部内閣総理大臣 お触れになりましたソ連とイラクの修正された後の六項目、これは十分御承知と思いますから全部重複することは避けますけれども、結局、停戦の後で撤退、こうなりますけれども、いつ停戦するのかということが極めて不明瞭であるということが一つと、それからもう一つは、撤退すると...全文を見る
○海部内閣総理大臣 国連の事務総長とも東京でもニューヨークでも会談をして、私は、国連の機能というものが戦後四十五年して初めて、東西の対立が終わったことを背景にして機能し始めたわけでありますから、今後は、いま一歩国連の権威を高めるとともに、国連が中心となって、世界じゅうが安心できる...全文を見る
○海部内閣総理大臣 今回の追加九十億ドルは、湾岸平和基金に対して拠出され、湾岸地域における平和回復活動を行っている関係諸国に対し資金協力を行うということを予定しております。具体的な使途については、今後、湾岸アラブ諸国協力理事会及び関係諸国と協議の上で、最終的には湾岸平和基金の運営...全文を見る
○海部内閣総理大臣 政府はその代表を湾岸平和基金の運営委員会に出しまして、そして湾岸平和基金の運営委員会で決めるときに我が国の意向に反した使途には充てられないよう確保し得る仕組みとなっております。そして、その報告も受けることになっております。
○海部内閣総理大臣 政府としてはこれを誠実に処置いたします。
○海部内閣総理大臣 貴重な御意見として私も今承っておりました。そうして、軍事費を多額に使っておる国に対する援助の問題、もう一つは、私自身が体験したサミットの議論の中の一つでございますが、他国に軍事援助をしておる国の経済復興に対する支援のあり方ということも議論になったことがございま...全文を見る
○海部内閣総理大臣 先ほど申し上げましたように、貴重な御意見として私は傾聴いたしておりました。その意見に従いまして、私も今勉強させていただくとちょっと謙虚に申し上げましたけれども、前向きに積極的に勉強を続けて反映させていきたいと考えております。
○海部内閣総理大臣 この場ではっきりと申し上げておりますけれども、輸送関連、医療関連、食糧、生活関連、事務関連などの経費に充当する方針でありますということを申し上げました。その他のことについては申し上げたことはございません。
○海部内閣総理大臣 武器弾薬を購入することに使うのか使わないのかという具体の質問が随分ございました。そのときに、そのやりとりの中で、私としては、平和回復活動に日本としては拠出するわけでありますが、しかし、結果として武器弾薬の購入には充てられないように我が国の意向を、最終的には運営...全文を見る
○海部内閣総理大臣 船とか飛行機とか何で輸送するか、輸送に対する費用、かかる費用、それにどうぞ使ってください、こういう意味でございます。
○海部内閣総理大臣 平和回復活動のために拠金しておるわけでありまして、その使途についてはこれだけだということを何回も何回も申し上げておるわけでございます。
○海部内閣総理大臣 我が方はあくまで国連の平和回復活動に対する拠金でありますから、そして、その内容についてはいろいろな御議論がありましたので、私は、輸送関連、医療関連、食糧、生活関連、事務関連などに充当をします、このことは、言葉をかえて言えば武器弾薬の購入には充当しないという意向...全文を見る
○海部内閣総理大臣 ちょっと言わしてください。  いろいろお述べになりましたけれども、日ごろ批判的なアメリカの議会の資料をそこまで御信用なさるなら、アメリカ大統領の声明ももっと読んで、今度の戦いは平和回復のための国連決議に従った秩序を守るための共同行動である、この武力の行使に対...全文を見る
○海部内閣総理大臣 御指摘のように決議はたくさんございますが、私は、その根底をなすものは、力でもって侵略をし併合するという行為は許すべきものではない、これは国連憲章にも書いてあります平和の破壊と名指されるものであって、それを許してはならぬということがすべての決議の根底になっており...全文を見る
○海部内閣総理大臣 我が国の許される範囲で、できる限りの支援をするということが基本的な立場でございまして、我が国の場合は、委員も御承知のように憲法の制約もございます。この委員会でのたび重なる御議論の中でも、私は委員のようにそういった高い次元に立って率直な御質問をいただくこと、こう...全文を見る
○海部内閣総理大臣 この立場でできる限りのことをして、そして国会でその審議をお願いし続けて提出するということについて、世界の国々がその立場を理解してくれるように私どもとしても精いっぱいの努力をしていかなきやならぬ、こう思います。
○海部内閣総理大臣 海外を訪問しますときは大体半年ぐらい前から計画を立てるということで、そしてちょうど一月十五日のデッドラインがその後決まったわけでありますけれども、そのときに私はいろいろなことを考えました。けれども、総合的に、結果としては決定は閣議決定もいたしませんでしたし、行...全文を見る
○海部内閣総理大臣 御批判は率直に承っておきますけれども、政府として外交の責任を負うのは政府であるという基本を踏まえて、いろいろと努力もいたしておりますし、また責任を持って危機管理においても諸方面との外交政策においてもいたしております。また各党あるいはいろいろな立場のお方がいろい...全文を見る
○海部内閣総理大臣 無条件に受け入れるべきではないというその専門家の意見の御披瀝もありましたが、私はゴルバチョフ大統領にも言うべきことはちゃんと申し上げておりますし、また最近のペレストロイカの現段階を見ると、バルト諸国における武力の行使とかあるいはグルジアにおける力による抑えつけ...全文を見る
○海部内閣総理大臣 日本とソ連は隣国であります。そして、真に安定した友好関係を築いていかなければなりません。御承知と思いますが、私が就任以来、ソ連から日本に対する経済調査団とかあるいは行政機構の調査団とか価格メカニズムの決め方の調査団、四回も来日がありました。その都度、熱心に日本...全文を見る
○海部内閣総理大臣 素直に考えますと、宮内庁が国の機関として要請するのだろう、私はそう思います。
○海部内閣総理大臣 私は、先ほど素直に答えて、国の機関というものは、それぞれ国の職務を担当する機関が要請するものだ、こう考えましたから、そのようにお答えをいたしました。それで、確定解釈とかなんとかになってきますと、これは法制局長官が控えておりますから、法制局長官から答えてもらいま...全文を見る
02月27日第120回国会 衆議院 予算委員会 第19号
議事録を見る
○海部内閣総理大臣 この問題の根本的な解決は、イラクが無条件にクウェートからの撤退をすること、これが局面転回のかぎになるということを私は盛んに申し上げてまいりました。そして、あの地域に原則に従った恒久和平を打ち立てるために、そのことの決断を強く求めると言い続けてもまいりました。 ...全文を見る
○海部内閣総理大臣 六百六十については、これに対応するということは、この間の十五日の発表以来いろいろ言われておりますが、それ以外のものについてはこれは効力を失う、無効であるということをイラク代表自身が、安保理事会にも出てきて発言をしたというような報告があり、同時にまた、イラクがこ...全文を見る
○海部内閣総理大臣 中東地域の歴史的な背景とか、きょうまでそれをめぐるいろいろな戦争が続いてきたということや、また最近はアメリカのベーカー国務長官の提案による和平工作とかエジプトのムバラク大統領提案の和平工作とか、いろいろなものが続いてきたことを思い起こしますと、あの地域の和平と...全文を見る
○海部内閣総理大臣 申し上げておりますように、この湾岸の紛争が起こるちょっと前でしたけれども、湾岸紛争が起こる起こらないにかかわらず中東の恒久和平には積極的に協力をしなければならぬという気持ちを持っておりましたから、先ほど例としてお話ししたアラファト議長との問題は、あれは中東和平...全文を見る
○海部内閣総理大臣 フセイン大統領の声明というのは、どちらから読んでも、私は、今おっしゃるように国連決議に素直に従って撤退をしていくんですということにはなっておりません。勝利をおさめたとか、多国籍軍がむしろ侵略をしておるんだとか、その侵略の口実に国連決議を使っておるんだとか、我々...全文を見る
○海部内閣総理大臣 国連決議を誠実に遵守をして原則的な解決をするということが、日本政府が期待をするというか、力でお役に立てないけれども、それだけは平和回復のためにやりなさいよというような願いを込めておるのは、クウェートの正統政府の完全な復帰であり、同時に、イラクがクウェートを侵略...全文を見る
○海部内閣総理大臣 安保理でいろいろ議論をしていますけれども、それによって解決しておりませんし、安保理の常任理事国でない日本は、しかし国連の加盟国の一員として事務総長やイラクの代表やその他関係国にいろいろ物を申しておるわけでありますし、私のメッセージも事務総長にきちっと届けてあり...全文を見る
○海部内閣総理大臣 よく話が私は理解できないのですけれども、私は、国連の決議を明確に受諾するということ、そしてそういう態度を示すということが何よりも大事で、それを国連の安保理で諸外国が明確に認めるような声明と態度が必要だということを重ねて申し上げておるのでありますが、どうもいろい...全文を見る
○海部内閣総理大臣 ブッシュ大統領の演説もチェイニー国防長官の演説も、私は注意深く全部聞いて採録しておりますけれども、やはりイラクの誤った行動に対して厳しく国連決議をもって行っておりますけれども、そこまで、今委員がおっしゃるようにフセインを打倒するのだというところまでいつ言ったで...全文を見る
○海部内閣総理大臣 私は――聞いてください、聞いてください、私が答えているんだから。私は、食い違いはないと何回も申しております。というのは、アメリカは、あの武力の侵略があったときにいち早くサウジに防衛線を張って平和の破壊を食いとめ、その後も多国籍軍の大宗をなす、その主役を果たして...全文を見る
○海部内閣総理大臣 戦争は許すべからざるいけないことである、こういう大前提をまず置きます。そして日本は、過去における歴史の反省に立って、侵略戦争は二度としないという誓いを立てた国でもあります。同時にまた、戦争というものを未然に防ぐ努力をいろいろしておりますけれども、しかし世の中に...全文を見る
○海部内閣総理大臣 戦争に対する考え方は、今申し上げたとおり、それは許されない、いけないことだということを今ここで申し上げたばかりでありますし、私が待ってましたとばかり言ったというのは、これは明らかに言い過ぎでありますから、それは私は、できたら私のこれからの発言を素直に聞いていた...全文を見る
○海部内閣総理大臣 私は、そういった角度からいって、今度のこの決定には、イラクが撤退に従うべきである、無条件完全に撤退をすればそれが局面転回のかぎになるということは何回も申し上げ続けてきたんです。それは戦争は避けて局面を平和的に解決したいからという願いで、イラクに対して無条件撤退...全文を見る
○海部内閣総理大臣 私は、昨年の八月二日から休暇もすべて返上して、私なりに精いっぱい努力をし、平和解決を願ってやってきたつもりでありまして、冒頭に先生がそれは評価するとおっしゃっていただいたことに対しては、率直にありがとうございましたと改めてここで申し上げさせていただきます。 ...全文を見る
○海部内閣総理大臣 連日このような形で御審議を願っておるということも事実でございますし、また予算の修正等につきましては、国会の論議その他を踏まえながら誠意を持ってこれに対処するために行った措置であるということは、ただいま大蔵大臣が申し上げましたとおりに私も考えております。
○海部内閣総理大臣 これは、国連決議に基づいて関係諸国が行っております平和回復活動を支援するための我が国の拠出金でございます。
○海部内閣総理大臣 国連決議六百七十八に基づいてアメリカを中心とする二十八の多国籍軍が行っておりますのを私は武力の行使、このように受けとめて、それは国連決議に基づいて平和を回復するための武力の行使である、こう理解しております。
○海部内閣総理大臣 二通りあっていい武力と悪い武力があるというようなことは私は一度も申し上げたことございませんので、改めてはっきり申し上げさせていただきますが、これは国連決議に基づいた共同の武力の行使である、こういう言い方をしておりまして、あくまで平和回復を目的とする武力の行使で...全文を見る
○海部内閣総理大臣 国連決議に基づく平和回復を目的とする武力の行使というものは一つしかないわけでありまして、国連が決議をして悪い武力の行使を決めるなどということは全く考えられぬことでありますから、武力の行使というものは平和回復のためのものである。  それから、私がこれに対して支...全文を見る
○海部内閣総理大臣 憲法が禁止しておるのは、国家による実力の行使、武力による威嚇または武力の行使を禁止しておるのでありますが、同じ憲法の第九条には、「正義と秩序を基調とする国際平和を誠実に希求」すると書いてもございます。私たちは、国家による実力行使、武力行使を伴わない方法で、すな...全文を見る
○海部内閣総理大臣 憲法が禁止しておりますのは、国家による実力の行使、武力による威嚇または武力の行使を伴うことはいけない。ですから、国会の議論も長い間に、武装集団を武力行使の目的を持って他国の領土、領海、領空に出すことはこれは許されない、これはきちっと確立されておりますが、国家に...全文を見る
○海部内閣総理大臣 私は国権の発動ではない戦争とか、そうじゃなくて、協力するのは、国連決議に基づいた平和回復を目的とする武力の行使に対して日本はでき得る限りの支援をする、国家の実力行使をしてはいけない、力によるお役に立ちましょうということもこれは許されない、こう申し上げておるわけ...全文を見る
○海部内閣総理大臣 その途中までは全く一緒なんですけれども、途中から分かれてしまいまして、だから何でもやってもいいと私は決して言いませんし、思ってもおりません。  それは、国家による実力の行使、武力の威嚇もしくは武力の行使を伴うことを日本の政府としてやっては決していけないわけで...全文を見る
○海部内閣総理大臣 日本の憲法がきちっと認めておりますのは個別的自衛権でありますから、みずからの国が侵略を受けたり危害を受けたりみずからの国がやられるとき、そしてそれは日米安全保障条約というものがあって、それは二国間条約としては世界の中で希有な、バンデンバーグ決議の唯一の例外とも...全文を見る
○海部内閣総理大臣 その問題の御指摘は、私は、全体として私どもの考えておることと目標を同じくしておる、こう受けとめさしていただきます。したがいまして、必要以上に軍事力を強化するあるいは他国に軍事援助をするとかいうようなことに日本は援助をすべきでないと思いますし、武器の問題につきま...全文を見る
○海部内閣総理大臣 先ほども御議論がここでありましたように、あれを撤退と見るのかあるいは敗走と見るのか、いろいろな見方がまだたくさんございます。しかし私は、あくまでイラクは無条件に即時撤退をするということが局面打開のかぎであると言い続けてまいりましたけれども、いろいろな決議をすべ...全文を見る
○海部内閣総理大臣 国連決議を原則的に受け入れて、そして無条件に撤退すると同時に、今はその他の決議は皆無効だというような言い方もされておるわけでありますから、その他の決議も含めて完全に履行するということが原則に従った平和的解決であると思いますから、その平和的な解決に向かって国連が...全文を見る
○海部内閣総理大臣 政府の明確な方針は、国連決議十二をすべて無条件で受け入れることであって、六百六十だけは受け入れる、クウェートからだけは外へ出るが、そうしたらあとのものを全部受け入れなくてもそれ以上攻めてきてはいけないとか、それは武力行使はそこでとどまるべきだ、武力行使はとどま...全文を見る
○海部内閣総理大臣 国連が認めました武力の行使というのは、国連決議を明白に無条件で受け入れろ、こういうことでありますから、その目的が達成されるまでそのことが行われるというのは、私は、日本政府としては支援する立場として認めますし、また現在も一部クウェートから離れてイラクの中に出入り...全文を見る
○海部内閣総理大臣 日本の憲法で禁止されております国家による実力の行使、それが伴うと個別的自衛権の範囲を超えることになるという考え方は、何度も申し上げてきました。  それから、きょうまでの地域で起こった戦争と、今回の国連の決議に基づく平和回復活動とは、私は質が違うと思っておるの...全文を見る
03月01日第120回国会 参議院 本会議 第11号
議事録を見る
○国務大臣(海部俊樹君) お答えを申し上げます。  中東情勢というのは、昨日のブッシュ大統領による多国籍軍の武力行使を停止するという提案、それをようやくイラクがすべて受け入れるという意思の表明があり、間もなく安全保障理事会でも政治的な合意が生まれてくると思っておりますから、完全...全文を見る
○国務大臣(海部俊樹君) 大木議員にお答えをいたします。  多国籍軍が地上戦に踏み切ったことが今回の撤退声明につながったと思うが、この経緯をどう受けとめるかというお尋ねでございましたが、私は、今率直にここで申し上げるなれば、もう百時間早くイラクが要請を受け入れて無条件完全撤退の...全文を見る
○国務大臣(海部俊樹君) 片上議員にお答えを申し上げます。  ポスト冷戦時代における国際紛争解決のあり方はどうかとおっしゃいますが、私は、何よりも大切なことは、国連を中心として、力による侵略は絶対に許さないという国際社会の正義の立場を、国際社会において皆が認めてこれを守っていく...全文を見る
○国務大臣(海部俊樹君) 市川議員にお答えを申し上げます。  湾岸戦争後の処理や復興の問題について、国連の責任のもとに推進されるべきだとおっしゃいますが、現にただいま国連の安全保障理事会で政治的解決のための努力が進められておるところであり、現場における戦闘の本格的な停止とともに...全文を見る
○国務大臣(海部俊樹君) 中村議員にお答えをいたします。  多国籍軍による停戦提案とクウェートの解放によって、平和と安定の回復への道が開かれたことは、私もともに全くいいことであったと期待をし、それが確実な平和につながっていくように心から強く求めておるところであります。我が国は、...全文を見る
○国務大臣(海部俊樹君) 山田議員にお答えを申し上げます。  湾岸地域の平和と安定の回復のために積極的に努力していくこと、私も同感でございます。そのため、どのような方策をとることが現段階で一番適切であるかということについて、目下検討しておるさなかでありますけれども、いずれにいた...全文を見る
○国務大臣(海部俊樹君) 村田議員にお答えをいたします。  中東和平に関する国連決議の遵守を、日米、特にブッシュ大統領と話し合えとおっしゃいますが、そのことはいつも話し合いをいたしておりますし、同時に、私自身も、国連決議の二百四十二号と三百三十八号を基礎にして、日本政府の基本的...全文を見る
03月04日第120回国会 参議院 予算委員会 第6号
議事録を見る
○国務大臣(海部俊樹君) 報道があったことは御指摘のとおりで、私も報道を見ておりますが、本人がそのようなことに関しましては事実と相違するということを申しておりますので、その子細は本人から御報告をさせたいと思います。
○国務大臣(海部俊樹君) 今回の国連のたび重なる決議というものは、八月二日のイラクによるクウェート侵攻以来、これは侵略であるから、侵略は許さないという国際社会の総意が国連の決議にあらわれておったものと思います。それ以来、ことしの一月十五日の期限に至るまでいろいろな努力が繰り返され...全文を見る
○国務大臣(海部俊樹君) そちらの角度から立論なさればそういう恐ろしいということで、こういう事実を恐れるとおっしゃいますが、私はその前に、たび重なる国際社会の総意というものをイラクが無条件で受け入れて、あのような行為に至らないように局面打開する決断のかぎはイラクのフセイン大統領一...全文を見る
○国務大臣(海部俊樹君) 日本の憲法には、武力による威嚇もしくは武力の行使はこれは行わないということが御指摘のように出ております。したがいまして、アメリカを初め二十八に及ぶ多国籍軍に参加をした国の首脳が、自分の国の経済状況とか自分の国のいろいろな意見を乗り越えて、そして自分の国の...全文を見る
○国務大臣(海部俊樹君) 歴史的な誤りを犯したのは、お言葉を返すようですが、サダム・フセイン・イラク大統領であったと私は思いますし、また今度の国連のこのような六百七十八号の決議、これは国際社会の総意と見ていいものと思いますし、また国連加盟国に適切な支援を求められてきておる。できる...全文を見る
○国務大臣(海部俊樹君) 憲法九条は、正義と秩序を基調とする国際平和を誠実に希求する、こうきちっと書いて、そして武力による威嚇または武力の行使は、国権の発動たる戦争の手段としては認めないということで、武力による威嚇や武力の発動を考えたことは全くありませんでした。しかし、正義と秩序...全文を見る
○国務大臣(海部俊樹君) 国際社会においてあのような行為を許してはならないということに対し、イラクのクウェートに対する侵略、併合という行為は許すべきではないという、そういった立場に立って政治的な態度も明確にいたしましたし、同時に、多国籍軍に加わることはできませんでしたけれども、国...全文を見る
○国務大臣(海部俊樹君) 当初は、イラクのフセイン大統領に国連決議を無条件で受け入れてクウェート侵略という事実行為から手を引いて完全に撤退することを日本も強く主張し、それは日本の戦争体験等も踏まえて、私自身が親書をフセイン大統領に送ったり、ラマダン副首相に話したり、いろいろなこと...全文を見る
○国務大臣(海部俊樹君) デクエヤル事務総長自身と私はニューヨークで一回、東京で一回懇談もいたしましたし、また国連の安保理のぎりぎりのきには私の親書を国連大使を通じてデクエヤル事務総長にも手交いたしましたし、またニューヨークに派遣しておりました外務大臣に、直接デクエヤル事務総長に...全文を見る
○国務大臣(海部俊樹君) 九十億ドルの問題については、これは国連決議に基づいて国際の平和回復と安定のために関係諸国の行動を日本としても応分の支援をしなければならぬ、こういう判断に立って、今日日本の置かれておる国際的な地位、同時にまた、世界の平和な仕組みの中で今日まで到達した日本の...全文を見る
○国務大臣(海部俊樹君) あの地域における平和回復活動の中心となって多国籍軍の先頭であったアメリカ自身にも、具体的な、これこれの費用が平和回復と安定にかかるということは、されたものはありません。  例えば、ブッシュ大統領の議会における四日の一般教書であったと思いますが、仮置きの...全文を見る
○国務大臣(海部俊樹君) 先ほどからお答えしておることの繰り返しになると思いますけれども、私どもは国連決議による適切な支援の要請にこたえて、日本というのは今日平和の中でこれだけ繁栄した国で、好むと好まざるとにかかわらず世界に対して影響力の出てきた国でありますから、応分の協力をすべ...全文を見る
○国務大臣(海部俊樹君) それらの問題についてはいろいろな御議論もありましょうけれども、アメリカの議会自体においても、先ほど申し上げたように、大統領は国会演説の中で仮置きという言葉を使わなければならない。それは武力行使が起こらないということを予測した、前提に置いた試算であった。け...全文を見る
○国務大臣(海部俊樹君) 私どもは、何回もここで委員から御指摘があったように、力でもってお役に立つことのできない国でありますから、同時に平和を恒久的なものとして国際協調主義の中で平和の確立を強く求めておる国でありますから、平和回復活動に対してできる限りの支援をする、あくまで国連決...全文を見る
○国務大臣(海部俊樹君) よく、自主的に日本は判断し、日本の顔で行動しろと、こう言われるんですけれども、平和回復活動の費用全部を日本が出すということになりますとまた問題は別かもしれませんが、分に応じたごく一部を、日本としてふさわしい額を平和回復活動のために出す。日本がそういう資金...全文を見る
○国務大臣(海部俊樹君) 国会の審議を終えて拠出ができますれば、これは湾岸平和基金へ出すわけでありますから、最終的には湾岸平和基金の運営委員会の理事会で、その使途その他については我が国の意向を反映しながら充当することになっております。どれだけが要るのか、余ることがあるのかどうかと...全文を見る
○国務大臣(海部俊樹君) 私どもは九十億ドルが我が国にふさわしいと思ってお願いをしておるんですし、委員の方からはそれについていろんな御議論を今賜っておるところでありますから、ふさわしい額であったということをどうかお認めいただくとともに、湾岸平和協力基金へ我が国としてはこのような使...全文を見る
○国務大臣(海部俊樹君) 最終的には拠出してから湾岸の運営委員会で決めることになっておりますので、予断と憶測で物を言うのは避けさせていただきますが、最初に拠出してあります二十億ドルの中は、約九一%ちょっとがアメリカに行った。これはあの地域の平和回復活動に率先して当たっておるアメリ...全文を見る
○国務大臣(海部俊樹君) 何度も申し上げておりますが、提出するのは湾岸平和基金に提出をいたします。そして、私は何度も答えましたが、おっしゃるとおりそれは国民の皆さんの理解と協力をいただいて拠出するのでありますから、これは国連決議に基づいて関係諸国が行っている平和回復活動を支援する...全文を見る
○国務大臣(海部俊樹君) 先ほども申し上げましたけれども、一刻も早く終わることを私たちは期待をしながら対処してまいりました。ですから、あの地域の平和と安定の回復のために拠出する、分に応じたお金であります。武力の行使が終わればそれで全部終わったとは私は解釈いたしません。武力の行使の...全文を見る
○国務大臣(海部俊樹君) どのような状況に広がって、どのような使用目的が出てくるかわかりませんけれども、あの地域の平和の回復と安定のために、湾岸平和協力基金で話し合いができればそれは使用していいわけですし、現にイラクがあのように原油の流出、垂れ流しをいたしました。どれほどひどい環...全文を見る
○国務大臣(海部俊樹君) GCCのことは後ほど詳しく申し上げますけれども、既に第一回の拠出分もあって、それは運営委員会の理事会でいろいろお話し合いをしていたしました。結果として全体の約九一%余りがアメリカに使用されることになるというような御報告もしたはずであります。  ですから...全文を見る
○国務大臣(海部俊樹君) アメリカ側が期待をしておる日本の協力額というものが参考資料に載っておるということは、これはそのとおりでございましょう。けれども、それはアメリカ側のことでございまして、日本側としては、九十億ドルを決めていただいたならばそれは湾岸の平和協力基金に拠出をして、...全文を見る
○国務大臣(海部俊樹君) 二月六日、ベーカー国務長官は、日本の対米コミットは八十億ドルを超えるものである、これは下院の外交委員会の答弁であります。ブレイディ財務長官は、九十億ドルの一部は、小さい額ではあっても、英国及びフランス向けとなるであろう、これは下院の予算委員会の答えであり...全文を見る
○国務大臣(海部俊樹君) 日本の国会で私がお願いしておるのは九十億ドルで、ですからそれは資料にも、日本の国会で今審議中とか、あるいはアメリカが期待しておる額はとか、まくら言葉というんでしょうか、何かいろいろな条件がついての意見の表明になっておると思います。  それから、現に前回...全文を見る
○国務大臣(海部俊樹君) きょうまでのいろいろな御議論の中で、私は拠出国としての政府の意向として、湾岸平和基金に出すときに輸送、医療、糧、生活、事務関連などの経費に充当する。こはあくまでも平和回復活動に使うために日本の意向を反映しておくわけであります。したがいまして、武力行使が終...全文を見る
○国務大臣(海部俊樹君) 国会の御議論を通じて、また日本が拠出するのはごく一部であるという、そういった状況を踏まえて、日本政府の意向としてこういったものに使ってほしいということを言うということを決めたわけでございます。
○国務大臣(海部俊樹君) 日本としては平和回復活動の一部に資金協力をするんですけれども、平和回復活動といっても、我々が頭で描いた輸送協力、医療協力、食糧、生活関連、事務関連等というところに充当してほしいと日本政府の意向を申し上げたわけであります。
○国務大臣(海部俊樹君) そのとおりでございます。
○国務大臣(海部俊樹君) 先ほども申し上げましたように、武力行使による平和回復活動をすべて日本が資金負担するという立場ではございません。その一部を日本の置かれておる国際的地位にふさわしい拠出をするということでありますから、日本が拠出するお金は九十億ドルとして今ここで御議論願ってお...全文を見る
○国務大臣(海部俊樹君) そうではなくて、ごく一部を充当するんですから、日本としてはこういったことに充当してもらいたいという日本政府の意向を伝えて、それを行っていく、こう言っておるのでありますから、武器弾薬がいいとか悪いとかいう角度の議論をしたことは一度もございません。平和回復活...全文を見る
○国務大臣(海部俊樹君) 何度も同じことを申し上げて恐縮ですけれども、日本政府としては拠出をする側でありますから、拠出をする側の意向としては、このお金は平和回復活動のごく一部に充当されるものでありますが、輸送、医療、食糧、生活、事務関連などの経費に充当してほしいという意向を申し上...全文を見る
○国務大臣(海部俊樹君) じゃ私も角度を変えて申し上げさせていただきます。  絶対平和というものは今実現しておらないんです。実現しないから、いかに国連決議があっても武力による侵略そして併合ということが現実に行われておるということでございました。そういった中で、決議だけで、そして...全文を見る
○国務大臣(海部俊樹君) 憲法の規定しております武力の威嚇、武力の行使を許さないという、これは国家によるやはり実力行使の概念でありまして、やはり日米安全保障条約のもとで我が国は平和と安全を確保してずっときょうまで来たわけでありますけれども、そういった立場に立つと、自国のために個別...全文を見る
○国務大臣(海部俊樹君) 私は今回の九十億ドルの問題に関して、あの地域の平和回復、安定のために関係諸国が行っておる行動を支援すると言ってまいりましたが、これは九十億ドルの問題を乗り越えて、さらにあの地域の恒久和平のためにも果たしていかなきゃならない政治的、経済的、いろいろな役割と...全文を見る
○国務大臣(海部俊樹君) これは拠出を決めていただいたならば、最終的には湾岸平和基金において運営委員会で議論すべき問題でありますけれども、あの地域の平和と安定の回復のために、日本が申し上げておるような、今いろいろ申し上げた分野の意向を尊重してもらうように言いながら、平和回復のため...全文を見る
○国務大臣(海部俊樹君) 今回お願いしておりますものは、平和回復活動に、関係諸国の行動を支援するための一部として九十億ドルの支出を決めてお願いしておるわけでありますから、あくまでも国連決議に基づいた、そして適切な支援を求められた日本として平和回復活動のために使ってもらう金である、...全文を見る
○国務大臣(海部俊樹君) 最終的に湾岸平和基金の運営委員会で決めるときには、運営委員会に出ていく我が国の代表に対して、今申し上げたように輸送関連、医療関連、食糧、生活関連、事務関連などの経費に充てる我が国の方針を伝えるとともに、拠出国である我が国の意に反した使途には充てられないよ...全文を見る
○国務大臣(海部俊樹君) 経済制裁をするということを決断しますときには、例えばイラクと日本の間には二十二万バレルという一日当たりの石油の輸入がありましたが、それがきちっととまってしまうという、そういったリスクももちろん覚悟の上。また、イラクと日本との間にある七千億円に上る債権債務...全文を見る
○国務大臣(海部俊樹君) 現に資金を出してそのような努力活動を続けております我が国としては、これは国連事務総長やあるいは関係拠出諸国ともいろいろ議論をしていく価値のある話題であろう、このように受けとめます。
○国務大臣(海部俊樹君) 国際社会の一員としての日本というものが、第二次大戦直後のような影響力の小さい国のうちならば、我々は自分だけが小ぢんまりとつじつまを合わせておってもよかったかもしれませんが、好むと好まざるとにかかわらず経済的な影響力が非常に大きくなってまいりました。同時に...全文を見る
○国務大臣(海部俊樹君) 国民的合意を求めての理解をいただきたい、これはやっぱり基本的に私もそう考えております。同時にまた、そのためには、具体的に人の貢献をしようとする、いろいろな面において今まで日本の国内はそういったことに対する対応とか、あるいは具体的に今回も国連が機能し始めた...全文を見る
○国務大臣(海部俊樹君) 前回のは国連平和協力、ということで、具体的に法案も政府は準備をして国会の審議をお願いいたしましたけれども、結果は御承知のとおりに審議未了、そして廃案ということになりました。自民党と公明党、民社党の三党合意をいただいて、新しい国連に対する協力のあり方という...全文を見る
○国務大臣(海部俊樹君) まさに御指摘のようにそう考えまして、政府は前回の国会に法案を提出いたしまして、武力の威嚇または武力の行使を伴わない面でこれこれのことをして協力をしたいと思うということを法案の形にしてお示しして議論したのでありますけれども、結果として極めて残念ながらそれは...全文を見る
○国務大臣(海部俊樹君) 今聞きまして、二つあったということを承知しました。
○国務大臣(海部俊樹君) 八月二日の段階における状況は、安全保障会議の事務局長が報告に参りましていろいろの情勢等を聞き、私は、それ以外のただいまの緊急な対処方針において対処していくべきものであり、当面内閣の責任において安全保障会議を八月二日に開く段階ではないと判断をしたので、開い...全文を見る
○国務大臣(海部俊樹君) これは諸外国挙げての努力にかかわらず、どうしてもイラクが国連決議に従っての無条件撤退がない。そして、平和回復活動のために共同して武力の行使に入るという段階になりますと、これは質が変わってくるわけでありますし、私はこれは世界的に重大な事態だと、こう受けとめ...全文を見る
○国務大臣(海部俊樹君) 安全保障会議を招集しようと決めましたのは、申し上げたとおり、あくまで湾岸における危機的な状態が、国連の決議に従って質が変わるということを私は重く受けとめたわけであります。  また、そのときいろいろ議論しました一項目として、今おっしゃった自衛隊の輸送機の...全文を見る
○国務大臣(海部俊樹君) 国際社会に対する協力といいましても、やはり憲法があるということがこの前の国会の審議等も踏まえて念頭にありましたから、武力による威嚇や武力の行使を伴うものはこれは日本ではできないことである、この大前提を一つ踏まえます。  それからもう一つは、非軍事面で人...全文を見る
○国務大臣(海部俊樹君) そういう御意見を述べられる方がおいでになるということは、私もよく承知いたしております。そして、他に手だてが全くないならば私もそうしたと思いますが、今申し上げましたように、「内閣総理大臣その他政令で定める者の輸送を行うことができる。」と、法律にこう書いてあ...全文を見る
○国務大臣(海部俊樹君) 法律と政令の問題につきましては、私は、憲法制定議会とかその後の国会の中とか、いろいろなところで御議論があったということはよく承知いたしております。
○国務大臣(海部俊樹君) 「国会は、国権の最高機関であって、国の唯一の立法機関である。」と憲法に書いてありますから、そのように私も理解をいたしております。
○国務大臣(海部俊樹君) 私の見解を率直に言わせていただければ、そこに法律に書いてあることを素直に読むべきである。勝手に、これはこちらのこれはこちらのと、物によって広くなったり狭くなったりいろいろしてはいけませんから、法律に書いてあることがきちっと守られるべきである、こう考えてお...全文を見る
○国務大臣(海部俊樹君) それぞれを取り巻く環境や、その法律がどういうような必要に応じて生まれたかということは、その視点に立って見れば委員のおっしゃるとおりだと思います。
○国務大臣(海部俊樹君) 国会に衆議院と参議院のあることをよく承知しておりますし、また憲法にその手続が書いてあることもよく承知しておりますし、こうして衆議院で通していただいても参議院に来てまたいろいろ御議論願っておるということも、政府はそういったことを十分認識し、またぜひ参議院の...全文を見る
○国務大臣(海部俊樹君) たしか憲法の七十三条であったと思いますが、内閣が内閣の責任と権限において政令というものは制定するんだと。逆に言いますと、政令制定権は内閣にあるということは憲法に認められた権能であると私は受けとめておるんです。そして、内閣の責任において政令は定めるべきもの...全文を見る
○国務大臣(海部俊樹君) 私の考えの結論は、内閣は政令をつくっていいという確信を持ってこの政令をつくったわけでございます。そうして、これは決して国会の唯一の立法権を侵害しようという意図は毛頭ございません。  したがって、法律の条文の中に「その他政令で定める者」ということが書いて...全文を見る
○国務大臣(海部俊樹君) 私は、あくまで避難民の移送のことを国際機関から要請を受けて、それにこたえる対処方法は何であろうかということの一点に絞ってずっと調べましたところ、飛行機によって輸送することができる。素朴に言えば、例示列挙に出された内閣総理大臣というのは私でございますけれど...全文を見る
○国務大臣(海部俊樹君) 常識で考えればとおっしゃいますけれども、常識で考えて、あのときイラクのフセインがこのようなことをするということはおわかりにならなかったと思うし、その結果起こる避難民に対して、私は人道的な面で、非軍事的な面で協力ができるということはやるべきだと思ったんです...全文を見る
○国務大臣(海部俊樹君) 国際社会に対する恒久的な協力のあり方については、先ほど申し上げましたように、政府はただいま三党合意の線に基づいて成案を得るべく努力を重ねておるところでありますが、今回のこの突発事項というのは、まさかイラクがクウェートをこのような形で侵略、併合する、そこか...全文を見る
○国務大臣(海部俊樹君) 国会の権限を無視しようとか、それを侵してまでというようなそんな思い上がった気持ちで申し上げるんじゃありませんけれども、政令をつくる権限と責任は内閣に憲法で認められておる権限だと私は考えており、また内閣の責任においてこれをつくりました。これは何度も申し上げ...全文を見る
○国務大臣(海部俊樹君) 憲法のたしか七十三条であったと思いますが、内閣が政令をつくることができることに権限と責任を持たされておると、私はそのように受けとめております。
○国務大臣(海部俊樹君) 私は私の考えを申し上げたわけでありますから、訂正することはいたしません。憲法七十三条で、内閣は政令をつくることができる、それは責任であり権限だと、このように受けとめております。
○国務大臣(海部俊樹君) 内閣が法律の授権の範囲内でいろいろの政令をつくることはできる、独立の権限として与えられておると思います。
○国務大臣(海部俊樹君) 内閣に権限を与えられているものであって、そして国会でつくられた法律の中に「内閣総理大臣その他政令で定める者」とちゃんと書いてあるわけでありますから、素直に読んで、これは授権の範囲内である、私はそう受けとめてきょうまでやってまいりました。
○国務大臣(海部俊樹君) 授権の範囲内でという趣旨の今の答弁でありますから、私もそれは何回も申し上げておるとおり、そう思っております。
○国務大臣(海部俊樹君) 最初に、政治的な問題でありますから私から申し上げますけれども、内閣の責任と権限においてつくった政令でありますから、その責任も内閣で負わなければならない、私はこう考えておりますし、これは今回の事態に際して、この湾岸の問題で避難民の人を要請に基づいて移送する...全文を見る
○国務大臣(海部俊樹君) 今回のイラクによるクウェートの侵略、併合という問題、それによってあの地域から付近の地域に出てくる避難民の人、これは今度のイラクの問題に限定された行為によって出てくる避難民の人であり、そして国連の委任を受けた国際機関の要請を受けたという場合に日本がそれに対...全文を見る
○国務大臣(海部俊樹君) 政府が最初にIOMの呼びかけにこたえまして民間航空機をチャーターしたり、移送に関する費用のすべて三千八百万ドルを拠出いたしましたというのは、ヨルダン航空とかあるいはエジプト航空とか、あの辺の地域の航空会社が避難民の輸送にまず当たってやろうという意思と能力...全文を見る
○国務大臣(海部俊樹君) 今御指摘がありましたとおりに、米ソの冷戦時代が終わりを告げつつある。それまでは米ソ二大大国の力の支配というものが平和を支える枠組みであったと私どもは受けとめてきましたが、それが冷戦時代の発想を乗り越えて、ようやく世界じゅうに平和と繁栄のために皆が協調して...全文を見る
○国務大臣(海部俊樹君) いろんな角度からの御議論があったことは私も承知しておりますが、私はしかし、率直に申し上げて、八月二日にあのような侵略が起こってから、国連が何回も何回も決議をして反省を求め続けてきた。私どもも、この局面を打開できるのはイラクのフセイン大統領が局面を転回する...全文を見る
○国務大臣(海部俊樹君) いつでしたか、新聞の署名の原稿の中に、日本はある意味で片隅の幸福型の国になってきたんではないか。それはアメリカが建国以来自由と民主主義、それにキリスト教の教義、道義という考え方を国家行動の判断の根拠とする理念型国家として行動し、また事実その能力と責任を果...全文を見る
○国務大臣(海部俊樹君) 多国籍軍に部隊を送って参加いたしておりませんから、おっしゃるように、多国籍軍の動きとか戦闘行為に入る入らないとかいうときに機微にわたった詳細な情報があったかどうかということは、これは大いに首をかしげなければならぬ面もあると思いますが、しかしそれはそれだと...全文を見る
○国務大臣(海部俊樹君) 国連が世界の平和の枠組みづくりの中心になって戦後四十五年ぶりに初めて機能したというこの事実をとらえましても、私は今後の平和の枠組みは国連を中心に行われるべきである、こう考えております。また、特に今回の湾岸における平和回復活動に国連が果たした役割というもの...全文を見る
○国務大臣(海部俊樹君) 国際協力の中で、日本が例えば国連に対して分担金を上から二番目で出しているとか、あるいはいろいろな難民救済のときなんかも最初のアピールに全額でこたえるとか、お金を出す協力は今日までも随分してきたと思っております。けれども、そのことに対してアメリカやヨーロッ...全文を見る
○国務大臣(海部俊樹君) さすが宮澤議員でありますから、私はうなずいて今いろいろ承っておりましたけれども、結論を申し上げますと、やっぱり私は総合的に判断をして、そして自主的に九十億ドルと決めた。その間、例えば橋本大蔵大臣のお話も中山外務大臣のお話も報告として確かに受けとめました。...全文を見る
○国務大臣(海部俊樹君) フセイン体制がどうなるかということについては、これは予断と憶測でもって物を言うべきものでもなかろうと思いますし、またイラクの国民がそれは当然定めるべきことであると思いますけれども、私は、イラクという国家はいずれにしても平和国家として国際社会に受け入れられ...全文を見る
○国務大臣(海部俊樹君) 国連の機能を強化して平和を維持していく枠組みの中心にならなければならぬということは私は強く求めております。それがただいま御指摘の本当の意味の純粋の国連軍になるためには、まだまだいろいろ国連内部で討議しなきゃならぬ問題、準備しなきゃならぬ問題も残っておるか...全文を見る
○国務大臣(海部俊樹君) その方向に賛成でございます。
○国務大臣(海部俊樹君) 平和と繁栄のためにはもちろんであるが、環境対応とか、あるいは世界の武器拡散を禁止していくような方面に向かっての努力をしていけ、研究の課題をいただいたと思います。私も、こういった問題については、真の世界の平和のために積極的に検討をし、そのような旗印を立てて...全文を見る
○国務大臣(海部俊樹君) 方々で外交官の数が諸外国と比べてイタリア以下であるとかいろいろな御指摘を耳にしてまいりましたが、それでも外務省の関係者は日夜よく努力をしておるものと私は受けとめております。しかし、物には限度というものもございましょうから、今後それらの問題が解決できるよう...全文を見る
○国務大臣(海部俊樹君) 一千億円余りの減額の措置につきましては、政府としては誠実に対処してまいります。
○国務大臣(海部俊樹君) 何回も申し上げておりますが、今回の防衛関係費の一千億円余りの削減と新中期防の三年後の見直しとの関係については、政府として誠実にこれを処置いたします。
○国務大臣(海部俊樹君) 私は、申し上げたように、一千億円余りの削減、これははっきり言っておりますし、それは誠実にこれを処置します、こう申し上げておるんですから、そのとおりに受けとめてください。何回でも同じことを答えます。
○国務大臣(海部俊樹君) 何回もお答えしますが、今回の防衛関係費の一千億円の削減、それと新中期防の三年後の見直しとの関係については既に申し述べたとおりでありますが、政府として誠実にこれを処置してまいります。
○国務大臣(海部俊樹君) もう一回申し上げますが、今回の措置により一千億円余りを削減するということは誠実に処置をいたしますと何回も答えておりますが、一千億円の削減ということでありますから、これは誠実に行うということをどうぞお受けとめいただきたいと思います。防衛庁にももちろんそのこ...全文を見る
○国務大臣(海部俊樹君) 一千億円の削減を誠実に処置いたしますと言っております。処置するんです。
○国務大臣(海部俊樹君) IOMという国際機構から要請がございました。そのときにIOMの認識としても、今回のイラクによるクウェートの侵略、侵攻に伴ってあの周辺諸国に出てくる避難民の数というものは予想できない。けれども、それは本国へ移送しなければならない。各国ともに民間機、軍用機を...全文を見る
○国務大臣(海部俊樹君) きょうまでのたびたびの御議論も踏まえ、また、国際的に人的な協力をするときは相手国の意向というものも極めて大切になりますし、大前提として言えば、国際機関からの要請を受けたときにそれに対応する、こういうことでございます。そして、その国際機関が民間航空を使い、...全文を見る
○国務大臣(海部俊樹君) 担当の防衛庁長官からお答えをいたさせます。
○国務大臣(海部俊樹君) 今回の湾岸危機をめぐって周辺国に出てくる避難民が、国際機関の正式な要請もなくなり、完全になくなったときにこの政令は失効をさせるというものでありまして、今この段階では、まだそれは不透明な、不確実な見通しでありますので、ここでただいま撤回するわけにはまいらな...全文を見る
03月05日第120回国会 衆議院 本会議 第16号
議事録を見る
○内閣総理大臣(海部俊樹君) 遠藤議員にお答えを申し上げます。  クウエートが解放されました後、我が国として、引き続き、湾岸諸国の平和と安定の回復のために積極的に協力をしていく考えでおります。  いずれにしても、関係諸国のニーズを踏まえ、また、地域の国々のイニシアチブを尊重し...全文を見る
○内閣総理大臣(海部俊樹君) 草野議員にお答えを申し上げます。  地方自治のあるべき姿をどう思うかとのことでございますが、私は、地方自治は民主政治の基盤であり、内政のかなめであると考えております。豊かな国民生活の実現を図るためには、国土の均衡ある発展と個性豊かな地域づくりの積極...全文を見る
03月05日第120回国会 参議院 予算委員会 第7号
議事録を見る
○国務大臣(海部俊樹君) リクルート事件の反省に立って海部内閣では、今回の改造に当たりましても、閣僚在任中に株取引は厳しく自制する、あるいは資産の公開は、これはもうもとからやっておりましたが、引き続いてやっていく、同時に、そういった世間から政治信頼というものを失うような問題につい...全文を見る
○国務大臣(海部俊樹君) 官房長官に調査を指示しておりますので、それの結果につきましては適切な判断をいたしますが、御本人の意向その他等も十分お聞きをいただきたいと思います。
○国務大臣(海部俊樹君) 前国会の国連平和協力法案の審議未了、廃案という結果を受けまして、しかし国際社会に対する日本の協力支援というものはお金だけでは不十分であるという見地に立って、公明党、民社党と自由民主党との三党合意がなされました。政府はその三党合意を踏まえて、ただいまいかな...全文を見る
○国務大臣(海部俊樹君) 前回の国会の議論の中にございました中で、私どもも、御指摘のように、平和主義、武力による威嚇もしくは武力の行使を伴わないものに限るということは大前提として置いてありましたが、現実にいろいろな議論の中で、きょうまでの組織の度合いとか訓練の度合いとか効率的有効...全文を見る
○国務大臣(海部俊樹君) 今回の一連の問題の起こりましたそのもとを探ってみますと、やはり武力による他国への侵略、併合ということがイラクによって行われて、それがもとでイラク周辺に避難民の人が出てくる、それを国際機関が本国へ移送することをそれぞれのIOM加盟国に要請をする、要請を受け...全文を見る
○国務大臣(海部俊樹君) 憲法の七十三条を素直に読みますと、これは授権の範囲内で政令をつくるのは内閣だと、こう書いてあるわけですね。だから、いろいろな国の機関機関が責任と権限でもってやらなきゃならぬことということを判断して、内閣の責任においてこれは決断をさせていただいた。それは避...全文を見る
○国務大臣(海部俊樹君) 最初のIOMの要請というのは、このような緊急突発事態が起こって避難民の数がふえることが予想される、商用機だけではたえられないときには軍用機も各国に協力をしてもらわなきゃならぬ、各国に向かって民間機そして軍用機の供与で避難民の移送をしたい、そるいう要請があ...全文を見る
○国務大臣(海部俊樹君) 私は最初から人道的な立場で考えると。私はここに例示で表示されておる内閣総理大臣でありますが、避難民の人も人間という立場で生き、人間性の尊厳という点からいったら変わりない、これはできることならば救ってあげることが大切ではないか、これできないできないと言って...全文を見る
○国務大臣(海部俊樹君) 武力による共同作業に日本も武力によって参加していく、そのための自衛隊の派遣というならば、これは極めて大きな問題で、今委員御指摘の問題等も妥当するでしょうけれども、武力による威嚇、武力の行使は全く伴わないという日本の平和主義の大前提というものはきちっと踏ま...全文を見る
○国務大臣(海部俊樹君) 日本は法治国家でありますし、法律を守らなければならないということは、私も肝に銘じております。したがいまして、先ほど来申し上げておりますように、法律に従って、その授権の範囲内で「内閣総理大臣その他政令で定める者」と明らかに書いてありますから、そこを素直に読...全文を見る
○国務大臣(海部俊樹君) 国際機関を通じて避難民の人たちの移送の具体的な要請が来なくなれば目的を果たすことになりますから、この法令は自然にそのときにはでき上がった目的を失うわけです。そのときにはきちっと処置いたしますけれども、今ここでと言われても、まだ避難民の出てくるぐあいがどう...全文を見る
○国務大臣(海部俊樹君) 私が判断します。それで、政府の責任で政令はこれで終わりだということを決めます。
○国務大臣(海部俊樹君) 今回の政令はいろいろな制限といろいろな条件がついておるものでありますから、その必要がなくなるときに失効するのでありますけれども、正式の手続のとり方や権限なんかについては、法制局長官から説明いたさせます。
○国務大臣(海部俊樹君) 先ほど申し上げたように、法律的に実効性喪失ということがあるないにかかわらず、政治的に私が判断して、内閣でこれは終わったということを言う、こう申し上げておるわけでありますから、政治的にはそのような扱いをいたします。
○国務大臣(海部俊樹君) 戦局が武力の行使というものによって一変いたしました。そして、それによって被災民の方が相当多量に周辺国に出てこられるだろうという予測もある時期にはなされておりまして、だから、IOMもあのような対応をとったものと思います。ところが、今は情勢が一変しております...全文を見る
○国務大臣(海部俊樹君) そうではなくて、商用機と軍用機を問わずこういったことには応じてもらいたいという必要に応じて要請が国際機関から各国に寄せられた。それを受けてこちらはまず民間機にお願いをする。それで、いろいろな状況等を考えますと、自衛隊の輸送機を出さなきゃならぬときもある。...全文を見る
○国務大臣(海部俊樹君) 多目的船をつくってそういったことに日本もお役に立たなきゃならぬ、私がそう発意をして、大蔵大臣に官邸に来てもらって、そこで指示をいたしました。大蔵大臣が平成三年度予算に調査費を入れて、そのようなものができるために協力を約束してくれました。そういった意味でこ...全文を見る
○国務大臣(海部俊樹君) ある程度のまとまった医療行為が行われるような内容になるのではないか。同時に、医療行為のみならずほかのことにも、多目的とあえて申しておりますのは、どのような使われ方がふさわしいのか、そういったことをめぐって今度内閣では新たに新しい国際協力のあり方について有...全文を見る
○国務大臣(海部俊樹君) おしかりでありますが、私が発案したんです。私が多目的船と申し上げたのは、そこで簡単な手術とか医療行為ができるように、また三けたの数のベッドが置けるように、いろいろと私の基本構想の中にはありますが、何といっても私はその面では素人でありますから、私の意思で押...全文を見る
○国務大臣(海部俊樹君) その地域でずば抜けた武器をあれだけイラクが持ったということについては、今委員御指摘になったように、いろいろな国が武器を移転しておった、売っておったということでございました。そして、あの地域の紛争を今後永続的に続かないように、やめさせていくためにどうしなき...全文を見る
○国務大臣(海部俊樹君) 御指摘のとおりであろうと思います。すべての国、特にまた今お触れになった二つの国は過去に大きな実績もあるわけで、そこも一緒になって、そこの協力とそこの賛成も得ながら進んでいきませんと、この武器輸出規制の枠組みというものが実効性を上げることは難しくなってきま...全文を見る
○国務大臣(海部俊樹君) 御指摘のように、国連が平和を確保する世界の機関として有効に機能し始めてきた。今度の行動は国連決議に従っていろいろ行われたわけでありますが、アメリカのブッシュ大統領も国連というものを表面に出して国連の意思ということも尊重しながら行動し、そしてあのような成果...全文を見る
○国務大臣(海部俊樹君) 現在、ウルグアイ・ラウンド十五に及ぶ中で、農業部門においてアメリカもECも日本もそれぞれ代表が出て、それぞれの国の抱えておる極めて困難な問題について共通の理解と認識を得るように努力を続けておるさなかでございます。ウルグアイ・ラウンドは成功させなければなら...全文を見る
○国務大臣(海部俊樹君) 基本的に申しますと、私は今でもソ連がペレストロイカの正しい方向性に向かってそれが成功するように努力を懸命に続けていくことを強く希望しますし、ゴルバチョフ大統領にそれに関するいろいろな声援は送りたい、基本的にはこう思っております。  しかし、御指摘のよう...全文を見る
○国務大臣(海部俊樹君) 障害を持っていらっしゃる方だれもが家庭や地域において暮らせることが重要だというノーマライゼーションの理念に従って今後とも政策は進めていくべきであると基本的に考えております。
○国務大臣(海部俊樹君) 憲法の前文と九条とおっしゃいましたが、そこに書いてありますものは平和主義、国際的協調主義の理念が高らかに書いてあるわけでありまして、そして特に九条にも正義と秩序を基調とする国際平和を誠実に希求するということ、そして同時に、武力による威嚇または武力の行使は...全文を見る
○国務大臣(海部俊樹君) 現象面だけをとらえて今これだけ犠牲者が出たがどうだということから見れば、私も心から哀悼の誠をささげますと、その点だけを見れば言わざるを得ません。けれどもその大前提に、冷戦時代が終わって人々がやっと希望が持てる、自由と民主主義が普遍的な価値になりつつある希...全文を見る
○国務大臣(海部俊樹君) 節目節目に電報を打ったり書簡を届けたとおっしゃいましたが、私どもの方は書簡どころか人を派遣して、そのような重要な問題については一刻も早く平和的解決をすべきであるということを直接伝えたり、また私自身がイラクのフセイン大統領にも親書を書いてこれを届けたり、ま...全文を見る
○国務大臣(海部俊樹君) ブッシュ大統領との電話の中身や親書の内容についてここで一々御報告することは控えておきますけれども、私どもの基本的な考え方として、核兵器によって人間的悲劇がこれ以上拡大することは、日本としてはとるべきものではないという基本的な姿勢を持っておることはよく伝わ...全文を見る
○国務大臣(海部俊樹君) 平和主義と国際協調主義と申しますか、日本の憲法が求めるのは正義と秩序を基調とする国際平和を誠実に求めていくわけでありますから、私は国家の実力行使を伴わない国連の平和回復活動に対する資金協力というものは、それは許されるべきものであると、こう受けとめておりま...全文を見る
○国務大臣(海部俊樹君) そうではなくて、国連の平和回復活動に日本はその一部、応分の資金協力をするわけであります。そのときに、その資金協力はどんなことを描いておるのかということでいろいろ御質疑がありましたから、私はその五つの分野などを例示的に挙げて、それではその我が国の意向を反映...全文を見る
○国務大臣(海部俊樹君) お金を出して武器で行くという、ちょっとその御質問の真意がわかりかねますけれども、あくまで平和回復活動を支援するために応分のお金を出すということは国家による実力行使ではありませんからそれは違う、こういうことなんです。そして、憲法で禁止しているのは武力による...全文を見る
○国務大臣(海部俊樹君) 国連は、八月二日のイラクのクウェート侵略、併合以来、たび重なる決議を行い、平和の破壊者がここにあるということを決め、そして平和回復のためにあらゆる決議をしてきた。私は、国連が戦後初めてと言っていいほど世界の平和のために、イデオロギーによって対立しておった...全文を見る
○国務大臣(海部俊樹君) 国連決議がございまして、御指摘の六七八というものによって、あらゆる武力の行使の可能性も含めた決議が行われた。国連決議を受け入れて無条件完全撤退というのが今回の局面打開のかぎであって、国連決議の精神もそこにあったと私は受けとめております。  停戦直後にモ...全文を見る
○国務大臣(海部俊樹君) ですから私は、無条件に国連決議を受け入れて撤退するということをはっきりさせることが大切であって、いわんや撤退した後には最初の決議以外の国連決議は全部効力を失うんだというような大変身勝手な条件を付せられたのではこれは国際社会の求めておる公正な平和解決に直結...全文を見る
○国務大臣(海部俊樹君) 二十四日の午前三時前後でありましたけれども、あのときは、その直前にブッシュ大統領と私も話しましたが、ゴルバチョフ大統領とも話して、そしてたしか八項目を六項目に修正したその提案についてまだ不十分だと言われておると、そのことについては不十分だと言わないで、ア...全文を見る
○国務大臣(海部俊樹君) 御質問が突然ですから、細かいあれを手に持っていませんから、私の記憶に誤りなければですけれども、安保理の理事国でもございませんので、そういう要請が来るものとも思われませんし、そのようなことは触れられておりませんでした。むしろ、ブッシュ大統領を説得するか、フ...全文を見る
○国務大臣(海部俊樹君) イラクがクウェートを武力によって侵略、併合した、それが平和の破壊とみなされて、そういったことは許さないというのが国際社会の総意であり秩序であり、それを長い間かかって皆が説得したのにフセイン大統領がそれに応じようとしなかった、それがあの六百七十八号の決議に...全文を見る
○国務大臣(海部俊樹君) 私は、国連中心主義の外交と言っておりますし、国連のたび重なる決議というものは新しい世界秩序のためにこれは正しいものである。私は、政治的な立場としては国連決議を支持して、国連決議を実行して、一刻も早くフセイン大統領がみずからの立場や行動に反省をして国際社会...全文を見る
○国務大臣(海部俊樹君) そのとおりであります。支持しております。
○国務大臣(海部俊樹君) 国連のあの決議を私は信頼し、認めていき、国際社会の総意だと。認めないということになりますとどういうことになるんでしょうか。その大前提で行われている行為というものは、だれがどういう角度からいっても許されるべきことではありませんし、同時に、国連中心浄いこう、...全文を見る
○国務大臣(海部俊樹君) 国連の決議に基づいた平和回復活動を行っている関係諸国の行動に対して、日本は武力でお役に立つことはできませんから資金協力で応分の支援をする。それは日本の国際社会における立場からいって当燃しなければならないことである、こう考えております。
○国務大臣(海部俊樹君) 九十億ドルは今御審議願っておる最中でして、もし出たとした場合には、私は食糧、生活関連、事務関連、医療等に充当する意思を表明します、こう言っておりますから、それはそこに充てられるだろうという考えでございます。
○国務大臣(海部俊樹君) 一般の米国市民がということでございますが、米国にあります新聞の論評とかあるいはテレビで出てくるキャスターの意見とか、いろいろなものを大使館を通じて取り寄せて私もそれを見ておるわけでありますけれども、日本はもっと貢献をすべきだという意見と、それから日本もで...全文を見る
○国務大臣(海部俊樹君) 資金協力をするというのは、御指摘のように、日本は力によってお役に立つことはできないという憲法上の立場があり、また中東地域の平和回復のために多くの国々がそれらの国の抱えておる厳しい状況を乗り越えて、最終段階では青年男女の生命まで危険にさらすという、その中で...全文を見る
○国務大臣(海部俊樹君) せっかくの御質問でございますから、私も私の考えを率直に述べさせていただきますが、そのお友達にぜひ言っていただきたいんです。  私は、国会でお尋ねをいただくからいろいろ御質問に答えておるわけであって、大前提として、それは拠出をして協力しなければ日本が国際...全文を見る
○国務大臣(海部俊樹君) 一月の東南アジア歴訪というのは、かなり相手国の首脳との日程調整の必要がありましたから、前から内々の打ち合わせ準備はいたしておりました。  湾岸におけるいろいろな情勢、様相が当時はどのように推移していくのか、私どもも平和的に解決できることを望みながら、イ...全文を見る
○国務大臣(海部俊樹君) 具体的な事実関係は事務局長から答弁させますけれども、いつも安全保障会議のときには、長官の補佐とおっしゃいましたけれども、まさにそういうことでオブザーバーで出席しておって、そこで発言の機会を与えられいろいろとその立場についての意見を述べる、また我々の質問に...全文を見る
○国務大臣(海部俊樹君) 累次の国連決議に従って、湾岸地域に平和回復、そしてクウェートの解放という目的が今達せられつつあることは、私も全く喜ばしい限りだと思います。そして、御指摘のように、私もいろいろテレビのニュース等も見ましたが、まことに人道的な面で緊急に対応をしていかなければ...全文を見る
○国務大臣(海部俊樹君) 直接カウンターパートと出会って、それぞれの問題について議論を深めていくという国際会議は大切なものだと考えておりますので、そういった意味で私も今後の政策努力に取り組んでまいりたいと思っております。
○国務大臣(海部俊樹君) 今御議論を聞いておりましたが、これから高齢化時代というものが着実に今来ておるわけです。満百歳以上の方が、私の記憶に誤りなければ三千二百九十八名いらっしゃる。そういう非常な高齢化時代に皆が生きがいを持って、喜びを感じながら生きていっていただくためには、今度...全文を見る
03月07日第120回国会 衆議院 本会議 第17号
議事録を見る
○内閣総理大臣(海部俊樹君) 須永議員にお答えをいたします。  地方自治は、御指摘のように、民主主義の基盤であり、内政のかなめでもございます。物やお金の時代から、真に心豊かな生活の実現を図るためには、国土の均衡ある発展とともに個性豊かな地域づくり、それの積極的な推進が必要であり...全文を見る
○内閣総理大臣(海部俊樹君) お答えをいたします。  平和回復活動によってクウエートが解放されました。けれども、現在もなお本格的な停戦と安全保障理事会での政治的解決などが残されている状況にございます。そのような中にあっても、例えば流出原油の処理対策とか環境汚染調査団の派遣の準備...全文を見る
03月12日第120回国会 衆議院 本会議 第18号
議事録を見る
○内閣総理大臣(海部俊樹君) 仙谷議員にお答えをいたします。  地価高騰の原因をどう思うかとのお尋ねでありましたが、大都市圏都心部中心に業務用地需要の急激な増大があったこと、それに端を発しました金余りの状況のもとで住宅地の買いかえ需要の増大、これらの需要増大を見込んだ投機的取引...全文を見る
○内閣総理大臣(海部俊樹君) 北側議員にお答えをいたします。  今回の地価上昇の原因についてのお尋ねでありましたが、大都市圏都心部等における業務用地需要が近年急激に増大してまいりました。同時に、金余り状況のもとで、これが住宅地の買いかえ需要の増大、これらの需要増大を見込んだ投機...全文を見る
○内閣総理大臣(海部俊樹君) 吉井議員にお答えをいたします。  地価高騰が我が国経済社会にさまざまな深刻な影響を与えていることは、私もよく認識をしております。今回の地価上昇は、特に大都市圏都心部等における業務用用地需要の増大、金余り状況、これらを受けての需要の増大を見込んだ投機...全文を見る
○内閣総理大臣(海部俊樹君) 伊藤議員にお答えを申し上げます。  地価税は、公共的性格を有する土地という資産に対する適正公平な税負担を確保しつつ、土地の資産としての有利性を縮減する観点から、一定水準以上の資産価値を有する土地保有に対して、価値に応じた負担を新たに求めようとしたも...全文を見る
03月14日第120回国会 衆議院 予算委員会 第23号
議事録を見る
○海部内閣総理大臣 いろいろとお答えを申し上げてきましたように、湾岸の平和回復活動のために全力を挙げてこの委員会は取り組んできたわけでありますが、今具体的にお尋ねになったようなことについては、政府部内にはまだ要請を受けたとかそういった気持ちを固めたとかいうことはございません。
○海部内閣総理大臣 御理解ある御発言をいただいて、私もそれを念頭にとどめさせていただきます。  今回の経緯を振り返りましても、政府独自の判断で、例えば非軍事的な、そして避難民の輸送という人道的な問題については、国会ではいろいろ御批判もいただきましたが、政府の責任において輸送機を...全文を見る
○海部内閣総理大臣 事実関係についてはただいま国連局長が申し上げたとおりでありますが、現時点に立って今後のことを考えますと、私はやはり今回の中東におけるあの一連の武力の行使による事態の反省に立つならば、あのようなミサイルの移転が易々として行われなかったとしたならば、例えば当事国で...全文を見る
○海部内閣総理大臣 御指摘のような事態が今回の湾岸における武力行使の中でもあったわけであります。私は、そういった意味で、例えば核兵器とか生物兵器、化学兵器というようなものは、不拡散であると同時に究極的には廃絶を目指して努力をしていかなければならぬテーマだと受けとめておりますし、ま...全文を見る
○海部内閣総理大臣 今おっしゃいました前川レポートというのは、正式に申し上げると「国際協調のための経済構造調整研究会報告書」ということになっておるわけでありまして、私はこの見出しがすべてを物語っておると考えます。要するに、国際社会の中にあって日本の貿易のインバランスが非常に目につ...全文を見る
○海部内閣総理大臣 そのように私も受けとめております。
○海部内閣総理大臣 ただいまの御質疑を聞いておりまして私が率直に感じますこと、それは、御指摘のように、いわゆる大企業と言われるものと中小企業と言われるものの間に、賃金の面から光を当てれば格差のあることは私も承知をいたしております。このことは、もう少し広い背景全体の中で、例えば企業...全文を見る
○海部内閣総理大臣 先ほどお答えしましたように、物価の安定ということが国内の経済政策の基盤であるということは、基本認識として持っておりますし、そのために御家庭の台所を預かる主婦の皆様方のお立場にも立って、内外価格差の是正という問題については特に近年力を入れて取り組んできたところで...全文を見る
○海部内閣総理大臣 御指摘のように、数年前、日本とアメリカとの貿易のインバランスが五百億ドルの大台が三年間続いたときに大変な経済ギャップができてきた。それを背景にして日米の構造協議を行って、最近では対米黒字の数は確実に減少してきております。これは過去三年間の日本の輸入拡大の努力、...全文を見る
○海部内閣総理大臣 企画庁長官がお答えしたことで十分だと思いますが、いずれにしましても、今五十二カ月目に入っております内需中心とした景気の拡大というものを、物価の安定に十分注意しながら息の長いものにしていかなければならない、こういう基本姿勢で取り組んでいかなければならない、こう理...全文を見る
○海部内閣総理大臣 各党のお話し合いの結果の要求事項につきましては、政府としてもこれを真剣に受けとめておりますし、また今具体的にお話のあった税制問題等に関する両院合同協議会の問題につきましては、消費税の必要性を踏まえつつ、国民の全体的、長期的な利益といった高い次元から協議が行われ...全文を見る
○海部内閣総理大臣 最初にお示しの週四十時間制の問題につきましては、これは全体として言いますと、労働時間の短縮は豊かでゆとりのある勤労者の生活を確保する上でぜひとも必要なものと政府は受けとめております。したがいまして、法定労働時間を平成三年四月一日より、現行の週四十六時間から週四...全文を見る
○海部内閣総理大臣 内閣は一体となって作業をしておりますが、特に担当の労働大臣のそのような作業に対して私は全幅の信頼を置いております。
○海部内閣総理大臣 両大臣の意見を聞いてみましても、別に特に食い違っておるということではなくて、私個人も、やはり日銀の専権事項について、予断と憶測でもって誤解を生むようなものを言ってはいけないということをみずからの戒めとして私は確立いたしておりますし、閣僚もそのとおり受けとめてい...全文を見る
○海部内閣総理大臣 お米の問題は、私とブッシュさんとか、日本とアメリカとか、そういう角度の問題ではございませんし、日本としては自主的に我が国の基礎的な食糧というもの、これに対する基本的な考え方をきょうまでここで何度も申し述べてきたわけでございます。今この問題は、御承知のように、ガ...全文を見る
○海部内閣総理大臣 各党間で御相談をいただいた中で、二点にわたってただいま御質問がありましたが、それぞれ担当大臣がお答え申し上げたとおりでありますけれども、私といたしましても、子供を育てる方が育てながら職業生活と家庭生活とを両立していくことができるような育児休業制度というものの普...全文を見る
○海部内閣総理大臣 最初に、御指摘をいただきました金額は、御協力をいただきまして補正予算において一兆一千七百億円の拠出を認めていただきました。御理解を賜りましたことに感謝を申し上げます。これは閣議において交換公文の了承をし、湾岸協力基金への拠出を終了いたしました。  きょうまで...全文を見る
○海部内閣総理大臣 ただいま申し上げましたように、今回湾岸運営委員会においてきちっと、六分野以外は対象としないということを決定をいたしました。したがいまして、長い間御議論がございましたが、武器弾薬の購入は含まれておりません。  また、運営委員会は、この我が国の拠出の意図を尊重し...全文を見る
○海部内閣総理大臣 今回の補正予算でお願いしました拠出金は、湾岸の平和回復活動に対する我が国としての国連決議に基づく要請を受けての応分の支援と自主的に判断して拠出した金額でございますが、最終的には湾岸平和基金の運営委員会で決まることになっておりますが、あくまでもこれは湾岸平和基金...全文を見る
○海部内閣総理大臣 具体的な国名は、政府委員から、詳しく正確に報告させます。
○海部内閣総理大臣 前国会の国連平和協力法案の御審議をいただき、その審議の経過の中の御議論を踏まえ、廃案の後を受けて、三党合意の覚書を政府は念頭に置いて作業を進めておることは当然のことでございます。
○海部内閣総理大臣 隣国の首脳がさまざまな形でいろいろな御意見を述べられることは私も報道を通じてもよく承知いたしておりますし、また私自身が顧みて、日本が過去に歴史の上で犯してきた近隣諸国に対する過ちに対しては、これは率直に反省をし、二度と繰り返さないという決意も何回も表明しておる...全文を見る
○海部内閣総理大臣 これは新しい組織の決め方、それからもう一つはどのような範囲を行うのか、前回の国会の御議論等も踏まえて新しい国際協力のあり方について考えておりますことは、国連の平和維持活動に関する協力と国連決議に関連して人道的な救援活動に対する協力、これを行わなければならないと...全文を見る
○海部内閣総理大臣 日ソの関係改善、願わくば平和条約を締結するために四島返還問題を解決して、真に隣国としての安定的な関係を確立したいというのが大きな願いであります。  そのために四月にゴルバチョフ大統領が、既に今のところ十六日から十九日まで訪日という日程も決まっておりますので、...全文を見る
○海部内閣総理大臣 予断と憶測でもって他国の先行きについて云々するのは慎むべきことだと考えます。けれども、あえて御質問でございますから申し上げますが、ペレストロイカの方向性は正しいものであって、そしていろいろ一喜一憂するなと私が言いましたのは、いろいろな人がいろいろなところで御発...全文を見る
○海部内閣総理大臣 外務省から既に申し上げておりますように、私どもは歴史的にも法律的にも日本固有の領土であるということを主張して、ソ連との間に平和条約を締結していきたい、そのための大前提が四島の返還問題である、この原則的な、基本的なところに問題を絞って交渉をしておるところでありま...全文を見る
○海部内閣総理大臣 いろいろな調査に基づいて前回来御指摘をいただいておりますが、最近の農業あるいは農協を取り巻く情勢の変化に対応するため、農協系統組織は事業運営の効率化について自主的な検討を進めなければなりませんし、政府としてはこのような取り組みを見守りつつ、全農など農協系統組織...全文を見る
○海部内閣総理大臣 国際社会に日本がどのような形で協力をしていくか、安定した平和な国際社会で今日の繁栄や質の高い生活を享受しておるわけでありますから、何もしないということはいけないという認識は、この前の御議論を通じても全国的にもいろいろな面で高まってきつつあると私は受けとめており...全文を見る
○海部内閣総理大臣 ただいま自治大臣が懇切な御答弁を申し上げましたし、聞いておりまして、私もなるほどそうだとうなずいて聞いておりました。内閣でつくりました活力ある地域づくり推進要綱に従って、地域にそれぞれ活力を持ってもらう、倍増プランというものもお互いに今話し合っておりまして、自...全文を見る
03月15日第120回国会 衆議院 外務委員会 第8号
議事録を見る
○海部内閣総理大臣 冒頭にお触れになった問題について私の考え方もここで率直に申し上げさせていただきたいと思いますが、今回の湾岸に起こった一連の出来事は、私は、戦後初めて国連というものが有効に機能して、平和の枠組み、平和の秩序というものをきちっと守っていくための役割を果たしつつあっ...全文を見る
○海部内閣総理大臣 具体的に申し上げますと、ブッシュ大統領と私とは時々電話でお話をしましたが、御指定の昨年の八月に、具体的にそういう要請があったということはございません。当時全般的の視野の中で、日本に対しても、いろいろな制約のもとでなし得る限りの協力、貢献をしてほしいということで...全文を見る
○海部内閣総理大臣 そのような御理解で結構ですし、日本にまたそういういろいろな制約があるということ、それを踏まえて日本は資金協力に踏み切ってくれたことに対して感謝をするという、そういった内容のブッシュ大統領の、アメリカでどこかの最近の演説の報道も、これはアメリカの機関からなされて...全文を見る
○海部内閣総理大臣 結果を見ますと、確かに医療チームのときも努力をいたしました。第一回の貢献策で昨年八月からお呼びかけをして、有志の方に集まってもらって参りました。私も現地のサウジアラビアでもその医療チームの第一班の方とお目にかかりましたし、またヨルダンの難民キャンプを私自身も訪...全文を見る
○海部内閣総理大臣 今あの地域は実情がどうなっておるのか、おっしゃるように機雷がどんな状況であるのか、あるいはそういったことに対して本当に不可能な状況になってしまっておるのか、いろいろなことがわかりません。したがいまして、そういった情報を外務省が今真剣に集めておりますし、政府とし...全文を見る
○海部内閣総理大臣 前回の国会の御議論等を振り返ってみても、一国が行動を起こすというときに、周辺国の意向とか事情、国際機関からの要請とかいろいろなものを抜きにして一国だけで行動するということについてはさまざまな角度から御議論があったことを私は覚えておりますが、まさにおっしゃるよう...全文を見る
○海部内閣総理大臣 先ほど来の御指摘のように、できることを決めてやる、やると言った以上はできなければなりませんし、その状況がきちっとわからないのにやみくもにやるやると言うだけではこれは無責任にもなると思いますから、その地域の実情をきちっと調べて、その必要性とか対応するときの能力、...全文を見る
○海部内閣総理大臣 湾岸地域の平和回復活動について日本が貢献できる幅というのは随分たくさんあると思います。そして、既にできるものについてはやると宣言もし、動作も始めておるわけです。例えば原油の流出作業その他についての機材供与とか、今度日本で開きますミサイル関連輸出防止に関する国際...全文を見る
○海部内閣総理大臣 日本が自由貿易の中で、世界の秩序の中できょうまで成長してくることができた。また、日本のような体質の、資源のない貿易国家になれば、この自由貿易の体制というものは何よりも大切にしなければならぬ、間違っても管理貿易に持っていってはいけないということは、私は恐らく委員...全文を見る
○海部内閣総理大臣 皆さんの御理解のおかげでおっしゃるとおり、平成三年度の予算も衆議院では成立をさせていただき、来週から参議院で始まるわけであります。これをぜひ通していただくように今後は参議院の予算審議に励みますし、また、衆議院では残っております法律に取り組んで全力を挙げなければ...全文を見る
○海部内閣総理大臣 ブッシュ大統領とこの前の首脳会談のときに、今度は日本へ行く、私の方からはぜひ来てほしい、こういう招請をいたしました。ことしに入ってからも、五回いろいろな重要案件については電話で話もいたしておりますけれども、最後のときにも、日程を調整したい。ただ、これはイラクの...全文を見る
○海部内閣総理大臣 今後いろいろ新しい国際情勢の変化に対応して我が国が平和と安全を確保すべく外交を鋭意推進してまいりますが、日本の外交の目指すものはやはり日本の平和と日本の繁栄でありますから、そういった意味で日米安全保障条約というものが有効に日本の平和確保のために働いておることは...全文を見る
○海部内閣総理大臣 先ほど来お答えしておりますとおり、いろいろな情勢を十分にきちっと把握をして調査をし、また必要性とか、またやるべき立場とかいろいろなものがございます。政府はそういったものを含めて慎重に対処したい、こうお答え申し上げておるところでありまして、今の段階でそのような考...全文を見る
○海部内閣総理大臣 先ほども申し上げましたとおり、国際社会に対する協力の中で、日本はお金だけを協力をするのではよくない。国際社会の一員として人も出してでき得る限りの協力をしなければならない。ただ、武力の威嚇、武力の行使を伴うものがあってはならないということは、前回の国会でも御議論...全文を見る
○海部内閣総理大臣 今御指摘になりましたとおりのことがございまして、国会の議論を顧みましても、この前の平和協力法案でも、武力の行使を伴わないということを大前提にうたっておりましても、すぐに戦争か平和かという議論になりますと、まさにこれは接点のない不毛の議論になると私は受けとめまし...全文を見る
○海部内閣総理大臣 同じことの繰り返しになって恐縮ですけれども、日本は今こういう事態に立って国際社会にどのような協力をするかということについて、きょうまで率直に言って法律も体制も制度もできておりませんでした。国連が平和維持の中心として機能したのが戦後初めてのことだと私は思いますの...全文を見る
○海部内閣総理大臣 これは各政党のお立場も踏まえながら、それをできる限り受け入れたい。先ほど申し上げたように、願わくば上原先生を通じて、社会党もこの三党合意に案を出すとおっしゃっておりますから、社会党の案を早くお出しいただいて協議に加わっていただきますことを私は心から期待をいたし...全文を見る
○海部内閣総理大臣 国連が定型的に決めておりますPKOというものとこれとは、難しい法律の理屈上の問題はよく存じませんけれども、平和維持活動とか停戦監視団とか、PKOはいろいろございます。だからそういったことも踏まえて、一たん行った以上はそれがきちっとしなければなりませんから、私は...全文を見る
○海部内閣総理大臣 先ほど来申し上げておりますように、我が国の政府としてどのようなことができるかということは、政府が判断をするわけであります。
○海部内閣総理大臣 昨年六月二十三日に参りましたときに、記者会見でも沖縄県から多くの要望を受けましたが、その第一の二十三日そのもののことはあのときのお約束を果たしてありますし、また、基地の問題については、その整理統合についての御要望も受け、また、確認されました二十三の事案について...全文を見る
○海部内閣総理大臣 私への御質問でありましたから、お答えさせてください。  新聞に局長がどう言った、こう言ったと出ておったかもしれませんが、それは私は一喜一憂すべき問題ではない、また本人自身がそうではないということをここで申しているわけです。また私自身も、ゴルバチョフ大統領の四...全文を見る
○海部内閣総理大臣 あの法案を提出しますときに私どもが考えましたこと、それは、憲法の禁止する武力による威嚇または武力の行使を伴わない、そういった面における協力をしたいというので法案をお願いしたのでありますが、残念ながらあのような結果になりました。提出しました法案が廃案になったとい...全文を見る
○海部内閣総理大臣 まだこの問題については成案を得るべく努力しているさなかでありまして、どっちへ行こうということを思いを決めたり考えを具体的にお示しするまだ前の段階でありますから、三党合意の問題につきましても、鋭意その点については三党の共通の認識と理解を得る、固まったものを得ると...全文を見る
○海部内閣総理大臣 三党合意の中に自衛隊と別個の組織だということが書き加えられております。きょうまでのいわゆる国会の合意というようなものは、自衛隊の海外派兵はいけない、それは武力の威嚇、武力の行使を伴って他国の領土、領海、領空へ出すことは海外派兵でいけない、そしてその他のものは自...全文を見る
○海部内閣総理大臣 問題を分けてお答えさせていただきますけれども、この前の廃案の結果を厳しく受けとめて、それを踏まえて、廃案になったのですから、あのとき私たちが構想してお願いをした政府原案というものは院では審議未了、廃案になった。ただ、その院を構成される政党、三党で合意を得ること...全文を見る
○海部内閣総理大臣 世の中の問題を力で解決しようということは間違いである、力でもって他国を侵略、併合するようなことは許さないというのが今回の最も大きな教訓であったと思いますし、また、冷戦構造の発想を乗り越えて世界が平和と繁栄に努力していこうというなれば、その方向に世界じゅうが力を...全文を見る
○海部内閣総理大臣 第二次補正予算に賛成していただきましてありがとうございました。改めてお礼を申し上げておきます。  同時に、そのためにすべてを国民の皆さんの負担に任せてはいけないという御主張も十分踏まえて行いましたのが、その一つとして防衛関係費の削減の問題がございましたが、こ...全文を見る
○海部内閣総理大臣 それは反映させるように指導いたします。
○海部内閣総理大臣 質問の御指摘のあったものは、全部資料もとり、調べて勉強してまいりましたが、その具体的な御質問ございませんでしたし、また手元に持っておりませんので、どういうことが書き込まれるのか、今までの問題のこと知りませんので、よくチェックしてから御答弁したいと思います。
○海部内閣総理大臣 私は考え方を異にしておりまして、従属ではなくてこれは協調である、圧力をかければ何でも言うことを聞くというような自主性のない態度をとりたくはありませんし、これからもとっていかないつもりでございます。
○海部内閣総理大臣 そのような意見が自民党の中にもあるということは、報道を通じて承知をしておりますが、政府としては、今これらの問題について考え方を固めたものではありません。先ほど来、それは再三ここで委員の御質問に答えたとおりでございます。
○海部内閣総理大臣 先ほど来お答えしましたように、あの地域の実情がどうなっておるのか、それはだれがどうしておるのか、いろいろなことがまだ、正確な情勢も何もわかっておりませんし、政府としてはそのようなことをしようという考え を固めたわけではございません。
○海部内閣総理大臣 海外派兵というのは、武装部隊が武力行使の目的を持って他国の領土、領海、領空へ行くことを言う。その他の問題でいろいろ提起されたもので、たとえば自衛隊法の百条の四や百条の五に掲げられておりましたようなものを、これを海外派遣と言う。私は、従来の国会の議論を踏まえてそ...全文を見る
○海部内閣総理大臣 一般論として言えば、部隊がそろって出ていくことは海外派遣になると思います。
○海部内閣総理大臣 外務大臣が申し上げたとおり、具体的にそういう要請を受けたことはありませんが、受けたことがあるかないかにかかわらず、政府としての考え方は、そういったことをやろうと腹を決めたわけでもありませんし、ただ、あの地域の状況を正確に知っておくことが、累次あの地域に出入りす...全文を見る
○海部内閣総理大臣 私は先ほどそれと似たような御質問でしたからそうではないんだということを申し上げましたし、当時の日本の立場というものは、国際社会の中において何が守られるべき国際的な大義であるかということ、これは国連決議に従ってイラクが無条件でクウェートから撤退することである、そ...全文を見る
○海部内閣総理大臣 日米関係というのは湾岸戦争が全く予想されない戦後日本のスタートのときから極めて大切な二国間関係として持ってまいりましたし、これからも日本とアメリカとの二国間関係というものは極めて大切だと思っておりますから、まるっきりこれは別の次元の基本でございます。  それ...全文を見る
○海部内閣総理大臣 まさに、前回の国会でそういった生活物資や人道的なものの輸送、その他についての案をまとめて御理解と御協力をお願いしようと思ったのでありますが、そのようなことについてはやはり手続的に、平和協力法案のあのような結果を見ましたので、それはできないことに相なりました。 ...全文を見る
○海部内閣総理大臣 あの地域にいろいろ人道的な救援が必要だということはそのとおりでございます。
○海部内閣総理大臣 もし機雷がたくさんあって危ないというときには、除去することは当然必要でございます。
○海部内閣総理大臣 先ほど来お答え申し上げておりますように、私も憲法上の海外派兵には当たらないとこのことは申し上げました。同時に、武力の行使というものとそれからそういった機雷の除去については、このとき中曽根総理の答えられたように、公海上に遺棄されたと認められる機雷について、それが...全文を見る
○海部内閣総理大臣 先ほどからお答えしておりますが、これは機雷がまだ浮いているか浮いていないかの調査だけではありません。その他いろいろな状況を正確にとらえて、それに慎重に対応していかなければならぬわけでありますから、日本の新しい行動としてそれがどのようなことになるのかということを...全文を見る
○海部内閣総理大臣 日本にはいろいろな制約がございます。ですから、機雷がたくさんあって除かなきゃならぬということは、私は申し上げたとおりです。しかし今いろいろ議論しておる。この前の国会のやりとりやあるいは三党合意をめぐっての御議論やいろいろな世論の中で、自衛隊の海外派遣ということ...全文を見る
03月19日第120回国会 参議院 予算委員会 第8号
議事録を見る
○国務大臣(海部俊樹君) 御指摘の湾岸の問題については、私はあの地域の平和回復が一刻も早く行われることを常に願ってまいりましたし、国際社会が協力をして行っております国連決議に従ってのイラクの無条件のクウェートからの撤退、それは早く行われなければならないということでありまして、国際...全文を見る
○国務大臣(海部俊樹君) 日本は国際社会にどのような貢献をすべきかという点についてはいろいろと議論もし我々でも考えもいたしましたが、日本国憲法の掲げておる平和主義、国際協調主義というものの線に従って、あのような無法な態度をとる指導者が、サダム・フセインのような指導者が今後二度と再...全文を見る
○国務大臣(海部俊樹君) 日本国憲法が掲げておる正義と秩序を基調とする国際平和を誠実に希求するという精神は、私はそれは今後とも推し進められなきゃならぬし、世界はそういうものでなきゃならぬと思っております。  また、武力による威嚇、武力の行使を伴う戦闘部隊の海外派遣ということは考...全文を見る
○国務大臣(海部俊樹君) ドイツにはドイツの基本的な政治目標、政治理念というものがあると思いますが、今お示しになりましたその意見は、つい一年前、一九九〇年当時には東西ドイツの統一によって再びドイツが強国になるのではないかという懸念を示されたことと、ただいまの九一年においては多国籍...全文を見る
○国務大臣(海部俊樹君) 昨年政府が提案をした国連平和協力法の論議のことを想定しながら御発言になっておると私も思いますけれども、あくまでも武力による威嚇、武力の行使を伴うようなことはしないということは大前提として平和国家の理念として政府は打ち立てておりましたから、そのようなことで...全文を見る
○国務大臣(海部俊樹君) いろいろな御意見があることは私も報道等を通じてよく知っておりますし、また私自身、政府は湾岸の実情を詳しく調査し、把握をいたしまして、そしてどのような対応ができるかということについては、これは慎重に対処をしてまいりたいと思っておりますが、今直ちにどのような...全文を見る
○国務大臣(海部俊樹君) 政府はただいま出すとか出さないとか決めたわけではありませんし、あの地域の実情と、それから今日本が置かれている国際的貢献で何ができるかという新しい立場についての議論を慎重に検討しておるところであります。
○国務大臣(海部俊樹君) 当時のやりとりは私も承知しておりますが、今日のこの状況と違う点もあろうと思いますから、私としては、今現地の実情やその対応について正確な情勢を正しく把握することに努め、慎重に対処してまいります。
○国務大臣(海部俊樹君) あの地域における平和回復活動が成果を上げて湾岸にどのような平和と安定をもたらすかということにつきましては、これは大きく分けて四つのカテゴリーになるだろうと私は今考えております。  その一つは、あの地域の復興とか、あるいは御指摘になりましたようにいろいろ...全文を見る
○国務大臣(海部俊樹君) 政治の目的は、端的に言いますと、平和と国民生活の安定向上であろうと考えております。  日本は戦後きょうまで、いろいろ皆さん方の御理解と御協力によって、技術革新、技術協力の面において世界にすぐれたものも随分持っておるはずであります。そういったものの提供、...全文を見る
○国務大臣(海部俊樹君) それは、先ほどの質問でもお答えしましたように、その決意を持っておりますから五月に国際会議を招集して、その場で日本の考え方をすべての世界の人々に示したい、こう思っております。
○国務大臣(海部俊樹君) ミサイルの移転の問題よりも、むしろ核兵器とか生物兵器とか化学兵器とか、いわゆる大量破壊兵器と言われるものについては、当面はこれの拡散の防止、不拡散と同時に、今度は究極的には所有の禁止まで、製造禁止を含めての究極の廃絶を目指して人類は努力をしていかなければ...全文を見る
○国務大臣(海部俊樹君) 御質問の順番を取り違えて先に詳しくお答えしてしまったようで申しわけありませんでしたが、私は、先ほど申し上げた武器移転禁止の問題とともに、すべての国の民生向上のために、日本は技術開発をしておりますから、そういった分野の技術移転とか技術協力、特にソ連からは、...全文を見る
○国務大臣(海部俊樹君) PKOのお話は平和維持活動のことですからちょっと横に置きまして、事前の平和を守っていくための能力、活動をどうするか。私は国連で打ち立てなきゃならぬ新しいあすの世界秩序の根底は、力でもって他国を侵略、併合しないという大原則をもう一回みんながきちっと再確認し...全文を見る
○国務大臣(海部俊樹君) どういうことか御質問の御趣旨がよくつかみ取りにくいんですが、別に使い分けするほどの家庭でもございませんし、内も外も私は極めて一生懸命素直に取り組んでおる、こう思っております。
○国務大臣(海部俊樹君) 現象面だけをとらえて物を見るということを私はしないで、物事の原理原則に返って今回の問題は対処しよう、こう最初に決心をいたしました。したがいまして、イラクがクウェートの侵略に入っていったあの八月二日のことは侵略戦争だと思います、私も。けれども、国連がそれに...全文を見る
○国務大臣(海部俊樹君) ここで言葉の解釈の議論をするわけでありますけれども、私は、海外派兵というのは、長い間国会の御議論でも確立しておりますように、武力行使の目的を持って他国の領土、領海、領空へ武装部隊を派遣することを海外派兵といって、これが許されない、また日本は政策としてそう...全文を見る
○国務大臣(海部俊樹君) 誤解がございますようですから申し上げますけれども、海外派兵と海外派遣とはこれは違うということであります。同時にまた、私どもは最初に決めてお願いしましたことを、国連の協力法案のときも、結果としては廃案になりましたが、一貫してお願いし続けてきたつもりでござい...全文を見る
○国務大臣(海部俊樹君) いろいろ御指摘をいただいたことは十分私も承知をいたしておりますし、先輩の業績や先輩の足跡というものは、絶えず厳しく注目しながら私も対応しなきゃならぬと思っております。  ただ、昨年の二月の衆議院選挙のときに国民の皆さんの信頼をいただいて、そして対米の経...全文を見る
○国務大臣(海部俊樹君) 選挙制度審議会から累次にわたる答申をいただき、また与党の自由民主党でも政治改革大綱に従っていろいろな骨組みをつくり、それを昨年の暮れに党議決定いたしました。  その党議決定を受けて、ただいま党内において成案づくりの作業を鋭意続けており、私は過日党の幹部...全文を見る
○国務大臣(海部俊樹君) 私は全力を挙げてそれに取り組んでおり、議会制度開設百年の記念すべき年の去年に大きな節目をつけるために全体像を党議決定したわけであります。そして今各段階における議論の詰めを、これは各政党の根本にも関する問題も含んでおりますから、鋭意努力を続けておるところで...全文を見る
○国務大臣(海部俊樹君) 私は、最初に申し上げましたように、この問題についての取り組み方は極めて大切に考えておりますから、ほとんど進んでおらないとおっしゃいますけれども、政府からは、審議会の答申を受け、それをまとめ、党で案をつくり、その案を党議決定してもらい、その間、昨年の夏には...全文を見る
○国務大臣(海部俊樹君) 今大切に考えて全力を挙げて努力をしておりますと言って、その経過その他も御説明しておるのでありますから、それは社会党さんの方でもいろいろな御議論をなさっておるはずですから、その中でできるだけ超党派で理解の得られる点をつくる、得られないときには政府が与党と相...全文を見る
○国務大臣(海部俊樹君) どうしてできるかとおっしゃいますが、政府、与党の間では成案を得るべく今努力がだんだん詰まってきておることは御承知のとおりと思います。それを国会に提出させていただいて、そしてしかるべき方法で与野党の御議論をいただき、御賛成、御協力をいただければ任期中に成立...全文を見る
○国務大臣(海部俊樹君) これはできるだけ早い機会に提出をしたいと常々考えております。
○国務大臣(海部俊樹君) 政治にお金が必要だということと、それからそのお金を国民の皆さんの前で透明性を持って集め使うということと、また量に不必要なものがあったらけじめをつけなければならないということと、これは議論し尽くされてきたテーマだと思っております。  そうして、このことに...全文を見る
○国務大臣(海部俊樹君) 政治、そしてお金の関係が一番問われるものは、現在の選挙制度の仕組み、政治行動のあり方、要するに議員と有権者とのあり方の中で議員が立候補者の立場にあるときに自制しなければならない問題、いろいろあろうと思います。  しかし、これはこれ、これはこれと分けて考...全文を見る
○国務大臣(海部俊樹君) 議会政治であります以上、野党の皆様の御理解と御協力は必要でありますし、また現在のような現状になっておりますからこそ、なお政府としては与野党協議、野党の御理解と御協力ということを言うわけでありますが、それはやっぱり議会政治というものを大切に考えておる姿勢で...全文を見る
○国務大臣(海部俊樹君) これは政府の方針としては、選挙制度審議会における累次の答申をいただき、あれは各界の専門家や世論を代表するあらゆる立場の方々の総合した御意見でありましたから、それに示された方向に従ってただいまは一括してすべての問題に対して改革を行うべきである、こう考えて作...全文を見る
○国務大臣(海部俊樹君) 大体二人の懇切な答弁で尽きておると思いますが、私はやはり内需を中心に景気を振興していこうというときの金融緩和状況のもとで、特に東京などの都心部に業務用地の利用が急増したこと、それに対してまた需要に先取りするような先行投資が行われたことが土地価格の異常な高...全文を見る
○国務大臣(海部俊樹君) きょうまでもきめ細かないろいろな施策を行ってまいりました。また、平均的なサラリーマンの皆さんの平均的な年収の五倍程度をめどに住宅が確保できるような、そんな仕組みになっていかなければならぬということを目標に置いて、ただいま政策努力を続けておるところでござい...全文を見る
○国務大臣(海部俊樹君) 土地問題につきましては三つの問題点、すなわち税制上の問題と有効利用を促進するための利用計画、都市計画などの問題、もう一つは土地に対する関連融資の規制という点、この三本柱で土地神話を崩すような努力をしていきたい、こう考えております。  あとは担当大臣の答...全文を見る
○国務大臣(海部俊樹君) 平成三年度の予算の各項目につきましては、それぞれ現在の我が国の置かれておる立場や仕事の進捗状況や必要性とか、いろいろなことを勘案して精査をし決めたものと考えておりまして、政府はこれが最善の予算であると、こう考えております。
○国務大臣(海部俊樹君) 改正全体を通じて高齢者の皆さんのために安定した保健制度になっていかなければならぬということで、一部の給付の面あるいは負担の面、そこでバランスをとるような作業が行われておりますけれども、願うところは安定的なこの制度の運用を願っての措置であると、このように受...全文を見る
○国務大臣(海部俊樹君) 私どもは健康で健やかな老後を送っていただくことが人生において大いなる理想である、こういう考え方は基本的に持っておりますし、また、老人の皆さん方にもそういった面での健康促進、予防対応というようなものについても政策的に努力をしていかなければならないのは御指摘...全文を見る
○国務大臣(海部俊樹君) 厚生大臣が詳しく申し上げたとおりでございますけれども、要は、御年配の方のそういった医療費と若人の負担、全体のバランス等も考えながら、この老人保健の制度というものが安定的に運営されていくように考えてまいりたいと思います。
○国務大臣(海部俊樹君) おおよそ防衛庁長官が御説明申し上げたとおりでございますけれども、防衛計画の大綱に決める水準におおむね平成二年度予算で到達したものと私ども判断をして、正面装備につきましては更新・近代化に主眼を置く、後方装備の充実を図っていく、こういった考え方で、これは節度...全文を見る
○国務大臣(海部俊樹君) 我が国の安全を確保するための節度ある防衛力というのは、御承知のように、日本の専守防衛に従って、そして足らざるところは日米安全保障条約によって抑止力として補完をされる、こういう姿、形でやってまいりました。ですから、東西の対立、対決が終わりを告げて好ましい方...全文を見る
○国務大臣(海部俊樹君) 政府としては誠実に対処してまいります。
○国務大臣(海部俊樹君) 誠実に対処しますと言っております。間違いありません。
○国務大臣(海部俊樹君) 三年度予算で一部削減があり、一千億余り削減されることに結果としてなります。
○国務大臣(海部俊樹君) 我が国はきょうまでも国連の平和回復活動を初めいろいろな場面にでき得る限りの拠出は行ってまいりましたけれども、さらに一層の努力をしたいと思います。
○国務大臣(海部俊樹君) 公債依存度の引き下げに努力をして、その目標を定めて頑張っていこうという、ただいまの大蔵大臣の答弁の趣旨と同じでございます。
○国務大臣(海部俊樹君) 大蔵大臣が申し上げたとおりでございますけれども、税収の見積もり等を適正にしながら、そして歳出の方は節減合理化を図っていくということが極めて大切な問題だと思っております。
○国務大臣(海部俊樹君) それぞれ事前に厳しく精査をして適正な予算を組んでいく、また眺めておって時代の移り変わりによって不要になってくるようなもの、過剰になってくると思われるようなものについては毎年毎年節度を持って削減の努力を続けていかなければならない、こう考えております。
○国務大臣(海部俊樹君) 今御議論のある地価税というのは、一定水準以上の資産価値を有する土地に対して新たに価値に応じた負担を求めるための税の新設でございますから、詳細は大蔵大臣が説明したとおりでございます。
○国務大臣(海部俊樹君) るる御答弁申し上げておりますように、今回は国民生活の豊かさを実感できる経済社会の実現に向けて、公共投資額のうち生活環境、文化機能に係るものの役割をふやしてきたということは御承知のとおりだと思います。  今後とも、豊かさを実感できる国民生活を充実していく...全文を見る
○国務大臣(海部俊樹君) いろいろな御議論の結果、今年二千億円の公共枠をつくって変えるスタートを切ったわけでありますから、今後十年間にわたる公共投資計画の中ではそれらの考え方を念頭に置きながら、公共予算の配分にはその都度対応していかなければならない。目指すところは、やはり生活の実...全文を見る
○国務大臣(海部俊樹君) 公共投資基本計画におきましては「国民経済計算上の公的固定資本形成に用地費、補償費等を加えたものをいう。」とされているところでありますから、更新投資や投資的性格の強い維持補修費については、概念上は公共投資に含まれるものと私も理解しております。
○国務大臣(海部俊樹君) 労働大臣がお答えしましたように、四十四時間制に一歩踏み込むわけでありますが、これに甘んずることなく、さらに時間短縮の問題は大切に考えて努力を続けてまいります。
○国務大臣(海部俊樹君) 児童手当制度がスタートしましたときに、第三子からということでいろいろやってまいりました。けれども、総合的に判断して、おっしゃるように将来にとって極めて大切だということで今度第一子からの手当を創設することになったことでありまして、全体を総合的に判断してここ...全文を見る
○国務大臣(海部俊樹君) 支給金額も倍増をしたり、あるいは一子から三子までと幅を広げながら努力をしておる面もどうか評価していただきまして、さらに今後の研究課題として、ただいまの御質疑を念頭に置いてまいりたいと思います。
○国務大臣(海部俊樹君) 御指摘のように、国際の平和回復活動が武力の行使というまことに遺憾な状況を伴いましたけれども、適切な時期に国連決議を完全に達成して終わりを告げて平和がよみがえったということ、私は、これはアメリカを初めとする二十八カ国の共同行動による平和の回復に適切な時期に...全文を見る
○国務大臣(海部俊樹君) 一昨年の欧州におけるベルリンの壁崩壊に象徴されるように、今世界で自由と民主主義と市場経済の価値というのは普遍的な原理としてとうとばれるようになってまいりました。私は、自由民主党がこういった旗印を掲げて一貫して努力してきたことが国民の皆さんに御支持をいただ...全文を見る
○国務大臣(海部俊樹君) 選挙制度の改革は、そのほかの例えば政治資金の問題とか日本の政治改革の大きな柱でありまして、先ほど来お答えしておりますように、自由民主党の党議決定も受け、今四月末をめどに取りまとめをしてもらうように与党には要請もしてあり、また同時に、野党の皆さんともしかる...全文を見る
○国務大臣(海部俊樹君) 去る国会における国連平和協力法案の廃案のことについてお触れになりましたが、あの事実は厳しく受けとめております。そしてその結果、自由民主党と公明党、民社党との間で、国際協力に関する新しい覚書を三党間で合意を得てもらいました。その考え方を踏まえて、どのような...全文を見る
○国務大臣(海部俊樹君) 農林水産大臣の言ったとおりでありますけれども、私も昨年のヒューストン・サミットにおいては、日本が食糧の輸入国であるという立場、食糧の自給率の問題等を踏まえて、そして食糧安全保障の立場に立っての難しい問題があるということ、それらを主張し、アメリカもECも日...全文を見る
○国務大臣(海部俊樹君) 御指摘のように、ソ連の最近の動きには憂慮すべきものもございますが、ゴルバチョフ大統領の連邦制をめぐっての投票は過半数を得たものと先刻来の報道でも承知しております。  私は、ゴルバチョフ大統領が四月に日本へ来られることを日ソの抜本的な関係改善の節目にした...全文を見る
○国務大臣(海部俊樹君) 日韓関係につきましては、昨年盧泰愚大統領が訪日されたときの会談、今年早々私が参りましたときの引き続いての会談を通じて、今御指摘いただいたように、在日韓国人三世問題も円満に決着することができました。過去のわだかまりを乗り越えて、今後は新しい未来志向型に立っ...全文を見る
○国務大臣(海部俊樹君) 朝鮮半島に対する日本のきょうまでの交わりは日韓友好の上に立ったものでありましたが、私は、半島全体の緊張緩和、平和統一に資する目的で、今後とも日朝関係というものは、御指摘のような人的交流も踏まえながら、さらにこのアジア・太平洋地域の平和と安定のためにも役立...全文を見る
○国務大臣(海部俊樹君) 御指摘のように、まさに日本海を挟んでそこに円陣を組んでおる関係国が、環日本海の間において、ただ単に経済関係のみならず文化や人的交流の面も通じていくことが非常に大切なことであると私は考えておりますが、何がどのような形で交流に貢献できるのか、御指摘のように既...全文を見る
○国務大臣(海部俊樹君) 衆議院では確かに今お読みになった答弁を私はしたと思います。私は、原子力行政は一にも安全二にも安全が大切である、こう考えておりまして、安全装置というのは安全確保のためにある装置ですから、あの装置が働いてくれたことはよかった。素人考えですから間違ったら後でま...全文を見る
○国務大臣(海部俊樹君) 明治維新以来の日本の足跡を踏まえての御意見でございました。  私は、戦後の日本の歩いてきた道というものは、ややもすると片隅で小ぢんまりと人に迷惑をかけないで、自分は額に汗して一生懸命働こう、片隅の幸福を追求し、人に迷惑をかけない、なるべくひっそりとして...全文を見る
○国務大臣(海部俊樹君) おっしゃるとおりに、地方がそれぞれ創意工夫に満ちた活力ある地域づくりに励んでいただくこと、そこにふるさと創生の本当の意味があろうと思いますし、また政府といたしましては、今までは各地域に、例えば一極集中を排除するとか、多極分散型の国土法をつくっていろいろ上...全文を見る
○国務大臣(海部俊樹君) これは最初気をつけて申し上げましたが、政府の方からあれをしろ、これをしろというようなことではなくて、例えば読書倍増計画であるとか、絵になる町並みの倍増計画であるとか、ふるさとの歌倍増計画とかいろいろあるわけですから、それはそれぞれの地域の皆さんが自主的に...全文を見る
○国務大臣(海部俊樹君) 御指摘のとおり、衆参両院各党の合意を得て国会等の移転に関する決議をしていただきましたが、これは国会が率先して現下の内政上の重要課題である東京一極集中是正のきっかけをつくってもらったものと受けとめております。早速内閣でもそのような有識者の懇談会をつくって国...全文を見る
○国務大臣(海部俊樹君) 地方自治の基本的な考え方として、住民福祉の向上を図っていくためには、地方公共団体自体の自主性、自律性の強化を図ることが必要でございます。このような観点から、地方分権の推進を初めとして地方自治の充実のために努力をしてまいりたいと考えます。
○国務大臣(海部俊樹君) 出生率の問題は、将来の日本のためにもいろいろ深刻に考えていかなければならないテーマを含んでおりますから、私は、今お触れになりましたように、それぞれの地域においても子育て環境づくりのために独特の施策を行っていただいておることには率直に敬意を表したいと思いま...全文を見る
○国務大臣(海部俊樹君) あらゆる社会の段階においてボランティア活動が大切であるということは御指摘のとおりであると思いますし、日本も、例えば青年海外協力隊のように国際社会において真剣に活動をして高い評価を受けている青年男女もおりますけれども、今後とも一層そういった活動が積極的に進...全文を見る
○国務大臣(海部俊樹君) それぞれの段階においてそれぞれの志ある方々がボランティアとなって活動をしてもらうこと、その輪が一層広がっていくことは極めて大切なことでございますので、国民の皆さんの自発的な参加に基づくボランティア活動が一層活発になるように、政府としても大いに努力をしたい...全文を見る
○国務大臣(海部俊樹君) 昭和六十年に臨時行政改革推進審議会からいただいた答申の中で、今御指摘の安全保障会議の設置、内閣官房の体制強化などを内容とする緊急事態の対処体制の確立が提言されました。この答申を受けて昭和六十一年に安全保障会議を設置し、また内閣は新たに内政審議室、外政審議...全文を見る
○国務大臣(海部俊樹君) 御指摘のとおりだと思います。どのようなことが起こるのかわかりませんし、さあというときに、いつも泥棒は正面玄関から入ってくると決まったものでもありませんので、常に情報を収集し、常にあらゆる状況を考えながら対応しなければならない。今の先生の御質問等を十分踏ま...全文を見る
○国務大臣(海部俊樹君) この問題につきましては現在政府部内で、自衛隊法第七十六条の規定により防衛出動を命じられるという事態において自衛隊がその任務を有効かつ円滑に遂行する上での法制上の問題について検討中となっております。内容等その他につきましては、国会における御審議、国民世論の...全文を見る
03月20日第120回国会 参議院 予算委員会 第9号
議事録を見る
○国務大臣(海部俊樹君) 今回の問題で、初めに九十億ドルありきとか、初めに自衛隊ありきとかという前提を置いて物をおっしゃることが私にはちょっとわかりません。立場が違います。  「行くに径に由らず」というのは、なるほどおっしゃるようにそういう言葉もあり、私も教えを受けた言葉の一つ...全文を見る
○国務大臣(海部俊樹君) 言葉じりをとらえてのやりとりは私も慎みたいと思いますが、誤解をいただくといけませんので正確に言い直しますが、冒頭に國弘委員が、鳥の目という大きな視点と虫の目という小さな視点と両方で自分は見ながら質問をすると、こうおっしゃいましたので、私は「行くに径に由ら...全文を見る
○国務大臣(海部俊樹君) 私は、国際社会に対して日本が今何が協力できるのか、新しい協力のあり方について、資金だけではなく物だけではなく人の面でもでき得る限りの協力をしなければならぬということを、まさに去年の八月以来そのことがひとときたりとも頭を離れたことはありませんでした。  ...全文を見る
○国務大臣(海部俊樹君) PKOの問題につきましては、カールソン首相のみならず、国連のデクエヤル事務総長とも東京のときもニューヨークのときも時間をかけて話をしてまいりました。  特に、御指摘でありますからカールソン首相には、現在スウェーデンという国がどういう形で参加をし、どのよ...全文を見る
○国務大臣(海部俊樹君) 最初に、前段のPKOについてちょっとお話し申し上げますが、おっしゃるように十分な準備も必要であるし、果たして日本でどれだけのことが担当でき、どの程度のことにお役に立てるのか、私はこれはかなり前向きに考えていいのではないかと自分ではそう思っております。 ...全文を見る
○国務大臣(海部俊樹君) 今度開きます軍縮会議に軍拡の不経済の角度からのテーマを加えたらどうだという御提言をいただきました。  軍備管理、これが国際的に合意を得たのは、まさにおっしゃるように、アメリカにも今日の双子の赤字というような問題を背景にしてきて、これを乗り越えていくため...全文を見る
○国務大臣(海部俊樹君) ユネスコの問題につきましては、私も三回ほど会議に参加をして発言もしてきたこともありますし、アメリカ、イギリスが相次いで脱退をしましたときに、私は、日本は脱退をしないで、これは大切な分野だからとどまっていきたいということで今日までずっとユネスコ活動を続け、...全文を見る
○国務大臣(海部俊樹君) 今回のゴルバチョフ大統領の訪日は、ソ連の大統領として最初のことでございますし、同時にまた、今日本とソ連の間には四つの島の領土問題と平和条約という解決しなければならない大きな問題がございます。ゴルバチョフ大統領の来日を機会に、両国の関係が双方の努力によって...全文を見る
○国務大臣(海部俊樹君) ペレストロイカという言葉が今日世界的に定着するように、ゴルバチョフ大統領というのは今までのソ連の政治の中に大きな質の転換をもたらそうとして今努力をしておるさなかの人だということです。私どもはペレストロイカの正しい方向性を支持してこれが成功することを期待し...全文を見る
○国務大臣(海部俊樹君) この前来日されたシェワルナゼ前外相とお話をしましたときに、そういった連邦のそれぞれの問題についていろいろな国民投票によって決めることになるであろうというようなやりとりもいたしましたけれども、そのとき私の方から、国と国との交渉というのは首脳と首脳が国を背景...全文を見る
○国務大臣(海部俊樹君) 御指摘のように、ゴルバチョフ大統領の日本訪問というのは日本とソ連との関係において歴史的な節目になる。私はこの歴史的な節目を有効に、しかも両国が質的に協力関係を一層幅を広げ前進させていくことができるような突破口をつくりたいと常々考えてまいりましたが、これに...全文を見る
○国務大臣(海部俊樹君) 中東問題、日本がどのような立場で臨んでいくのか。今おっしゃいました、戦後の復興という言葉を使われましたけれども、復興の問題に日本のできる協力というものは、あの地域のイニシアチブを尊重しながらなすべきことをするということでございます。ただそこで、どのような...全文を見る
○国務大臣(海部俊樹君) 随分無謀なことをしたものだと思って、原油流出行為に対して、改めてこれは許されないことだという強い気持ちを持ちます。  同時に、今お示しになった、これはウミウとでも言うんでしょうか、テレビの報道を通じてその現場で真っ黒になっておる鳥の姿を見たときには私は...全文を見る
○国務大臣(海部俊樹君) 大蔵大臣が答弁申し上げた方向でありますが、私どもとしては、御指摘のように、生活関連あるいは文化機能に係るものの割合を今回の配分のときに増加させる努力をするとともに、それぞれ一九九五年度の目標、二〇〇〇年度の目標、これを立てまして、住宅にしても下水道にして...全文を見る
○国務大臣(海部俊樹君) 厚生大臣から詳細に御答弁をいたしましたが、高齢化対策というものを十分視点に置いて作業を進めていくという基本的な考え方で臨んでまいります。
○国務大臣(海部俊樹君) 消費税につきましては、消費税だけをつくったのではなくて、あのとき所得税や法人税の減税等も踏まえて、税の公平というようなことを念頭に置きながらいろいろ行ったわけでありますが、しかしいろいろな角度の御批判やあるいは御注文があったことを踏まえて政府は見直し案を...全文を見る
○国務大臣(海部俊樹君) 東京圏に良質な住宅をつくって提供したいという住宅供給目標量を定める住宅供給基本方針を本年度中に策定するとともに、先般閣議決定しました住宅建設五カ年計画を着実に実施することによって構想の実現を図ってまいりたい、こう思っております。
○国務大臣(海部俊樹君) 製造物責任というのは、これは民法の中における責任と、その結果に対して原因を問うのか、いろいろ問題がございます。今企画庁長官が申し上げましたようにその向きの専門家に御議論願っておるのでありますが、公明党の御意見やあるいは弁護士会の御意見やいろいろそういった...全文を見る
○国務大臣(海部俊樹君) 基本的に、私は厚生大臣が前向きの姿勢でいろいろ努力をしておることは日ごろ認めておりますので、その厚生大臣がいろいろ検討をしたいと言うのでありますからきっと誠実に検討すると思いますので、お見守りをいただきたいと思います。
○国務大臣(海部俊樹君) 湾岸に平和が回復された、その後どうするかというお尋ねでありますが、私は今回の湾岸の問題を顧みるときに、やはり新しい国際秩序というものは、力で他国を侵略、併合しては絶対にいけないという大原則を共通の理解と認識としてこれを打ち立てていかなければならない、これ...全文を見る
○国務大臣(海部俊樹君) 日本は日本の独自の政策として、武器輸出三原則というのを踏まえて世界に紛争を助長しないようにしなければならぬという意味で禁止をしてきましたけれども、大量破壊兵器と通常兵器の問題はこれは分けて考える必要があろうと思いますし、極めて実効あるものにしていかなきゃ...全文を見る
○国務大臣(海部俊樹君) 政府としては慎重に対処いたします。
○国務大臣(海部俊樹君) るる御説明しましたように、日本政府としては、抑留者の皆さんの戦後の置かれた実態に配慮してでき得る限りの対応をし、そして今も局長から詳しくここで御説明しましたように、そのような行為を重ねてきておるということでございます。  また、今判決を示されてソ連との...全文を見る
○国務大臣(海部俊樹君) 地方自治というのは民主政治の基盤であります。近時の社会経済情勢の変化に対応しながら住民福祉の向上を図るためには、地方公共団体の自主性、自律性、その強化を図っていくことが大切であると考え、この見地から地方自治の発展を期していきたいと考えております。
○国務大臣(海部俊樹君) それぞれの役割と経緯をよく私も調べてみまして、本当に著しく不公平な矛盾点があるなれば、どんなところにあるのか、どうしたらいいのか、よく研究してみます。
○国務大臣(海部俊樹君) 地方公共団体が設置しております基金、それぞれの趣旨に従って積み立てをしておるものと思いますし、基金の設置目的に則して住民福祉の向上のために有効に活用されるべきであり、またそのように活用されてきたものと認識もいたします。
○国務大臣(海部俊樹君) 看護婦さんが果たしていただく役割というのは、これは非常に大切なものであるという観点と、同時にまた、看護婦さんの今置かれておる現状その他についての詳細なやりとりがございました。これは需給の見直しをするとともに、今ここで御議論になりました定員をふやして養成を...全文を見る
03月25日第120回国会 参議院 予算委員会 第10号
議事録を見る
○国務大臣(海部俊樹君) この問題は、最初に拠出しましたときも円建てで出しておりますし、そのときの状況と背景、今日の状況と背景、為替レートの差はございますけれども、国会でお願いしたのも一兆一千七百億円ということでございますし、それをGCCに払い込んでおるわけでありますから、そうい...全文を見る
○国務大臣(海部俊樹君) 今大蔵大臣が申し上げました数字は、私たちが目指しておる社会の将来の姿かたちの中においてどの程度のところに国民の皆さんにそれぞれの負担を願うか、同時に、それに国の努力によってどの程度のところの社会保障の制度というものを目指しておるかということの一つの数値の...全文を見る
○国務大臣(海部俊樹君) 率直に申し上げますけれども、地価税だけで土地神話が打破できるというふうにはなかなか考えられないことであって、税制も、それからその他のものも施策を全部総合的に考えて、そして土地神話を打破していきたいということを言っておるわけでありますから、この地価税という...全文を見る
○国務大臣(海部俊樹君) 地価税というものは新たに国税として負担をお願いする。それは、我が国経済に与える影響や個々の納税者に対する負担に配慮するという観点もあわせて総合的に勘案したことはそのとおりでありますけれども、土地の資産としての有利性を縮減する、そういう観点、そしてまた今お...全文を見る
○国務大臣(海部俊樹君) 最重要課題と考えておりますので、政府といたしましては鋭意努力をして地価税法案を取りまとめて国会に提出して審議をお願いしておるわけでありますから、どうか御審議をいただいて、この税制の果たすであろう役割について高い次元の御論議をいただき、ぜひ成立に御理解と協...全文を見る
○国務大臣(海部俊樹君) 社会全体においてすべての人の幸せを確保していかなきゃならぬという考え方に立って私どもは物事を見ておるわけでありますけれども、やはり老人医療費全体に占める一部負担の割合が逐年低下をして、若人の負担が自動的に増加するというのも一つの問題であり、同時にまた、老...全文を見る
○国務大臣(海部俊樹君) 御質問の御趣旨のように、日本国憲法が、平和国家であり、そして国際協調主義の中で正義と秩序を基調とした国際平和を誠実に希求していこうとしておることは、私もそのとおりと思っております。  ただ、具体的に現実の問題に当てはめてみますと、冷戦構造の発想を乗り越...全文を見る
○国務大臣(海部俊樹君) チェイニー長官がどのような文脈の中でそういった発言をされたか、詳細が具体的に明らかではありませんけれども、報道されたところによりますと、特に今次の湾岸戦争の事態に対する問題について通常兵器だけで勝利する自信があることを表明したものであるというふうにされて...全文を見る
○国務大臣(海部俊樹君) アメリカのADAの問題と我が国の心身障害者対策基本法の問題で御質問でございますけれども、我が国はもう既に身体障害者の方々の雇用に関してはそれぞれの法律等もつくり、また雇用のみならずその他の問題についても基本法では十六の問題をずっと提起して、国民の皆さんの...全文を見る
○国務大臣(海部俊樹君) 原子力行政というのは、一にも安全二にも安全ということは常に心がけておるところでございますが、原子力安全委員会は、これは関係省庁とは別の中立的な立場を確保するように決めてありますし、また全般にわたる事項を調査することになっております。この原子力安全委員会の...全文を見る
○国務大臣(海部俊樹君) それぞれの地域でいろいろな首脳会談なんかをしますとき、例えばカナダとアメリカの自由貿易協定をめぐっては、カナダのマルルーニ首相にも、それは対外的なブロックを意味するものじゃないでしょうねときちっと念を押しますが、向こうもそのとおりであって、カナダとアメリ...全文を見る
○国務大臣(海部俊樹君) 基本的な考え方について申し上げますと、日本とソ連の間で四つの島をめぐる領土問題を解決して、平和条約を締結して真の友好関係を結びたいというのは、これは長い間の日本の国民的な、そして政府の一貫して言い続けてきた主張でございました。今回、ゴルバチョフ大統領がソ...全文を見る
○国務大臣(海部俊樹君) イラクの過日のあの無謀な行為に対して、その力をつけた背景は何であったかということはさまざまな角度から議論されたところであり、私どもも、特に今御指摘があったように、核兵器を初めとする大量破壊兵器なんかはもうこれは拡散を防止しなきゃならぬということ、究極には...全文を見る
○国務大臣(海部俊樹君) 基本的な問題は外務大臣が今ここでるる申し上げましたとおりでありますが、日米の二国間関係というものは世界の外交の中で一番大切な基軸でありますから、ただいま外務大臣も触れた日米安全保障の問題も、安全保障条約は相互協力及び安全保障条約というタイトルになっておる...全文を見る
○国務大臣(海部俊樹君) 御指摘のとおりに、我が国のエネルギー供給構造は約八割が海外依存でありますし、また原油は約七割を中東に依存しておるという極めて脆弱な構造の基盤にあることはもう御指摘のとおりでありまして、我々はなるべく安定的に供給先の多角化であるとか、努力もしてきたわけであ...全文を見る
○国務大臣(海部俊樹君) 突然の御質問でございますので、当てずっぽうで申し上げることもできませんので、調査の上御返事いたします。
○国務大臣(海部俊樹君) 御指摘のとおりに、国連の決議に基づいた平和回復活動に日本として許される範囲のできるだけの応分の協力をしようというので、最初二十億ドル、周辺国へ二十億ドル、追加で九十億ドル、予算を通し国民の皆さんにも御協力願って出した分でありますから、これは他の国々に比較...全文を見る
○国務大臣(海部俊樹君) 御指摘のとおりに、我が国がなし得る範囲の精いっぱいの協力をしてきた、それから、その後においても新しい世界に対してできる限りの貢献をしていけ、一国平和主義で世界の平和が守れないということを今回も如実に知ったではないか、この角度の御指摘であります。  私も...全文を見る
○国務大臣(海部俊樹君) 御指摘のように、我が国の安全保障というのが極めて我が国独特のものであるということは、日米安全保障条約、日本の安全は抑止力としてそれによって安全保障を確立しておりますが、バンデンバーグの決議による唯一の例外、片務規定になっておることも御指摘のとおりでござい...全文を見る
○国務大臣(海部俊樹君) 今回の公共投資の問題は、例の日米構造協議のさなかに我が方から自主的に金額を決めて十年間の目標を計画を立ててきちっとつくろうとしたわけでありますが、そのときには、まさに御指摘のとおり、答弁を先にお示し願ったようなものですが、二十一世紀になると高齢化社会にな...全文を見る
03月26日第120回国会 参議院 本会議 第14号
議事録を見る
○国務大臣(海部俊樹君) 清水議員にお答えをいたします。  東西関係を初めとして、世界は大きく変わっております。御指摘のとおりでありますが、日米関係は引き続き我が国の外交の重要な基軸と考えております。したがいまして、日米安保条約は、引き続き不透明、不安定な国際情勢の中にあって、...全文を見る
03月27日第120回国会 衆議院 予算委員会 第24号
議事録を見る
○海部内閣総理大臣 自由民主党が推薦をしております候補者がいろいろ選挙に関して公約を述べて戦っております。自由民主党の総裁としては、それに対して支援をし、そして連帯をして行動をしているわけであります。
○海部内閣総理大臣 磯村さんは幅広くたくさんの公約をしておりますので、そのすべてについて私どもはできる限りの激励をする、応援をする、こういう立場でございますし、個々の問題については、ただいま選挙戦をやっておるさなかでありまして、各候補者がそれぞれ公約を掲げ、それぞれ論議をしておる...全文を見る
○海部内閣総理大臣 日米の二国間関係というものは極めて大切だと思っておりますし、また、ブッシュ大統領が日本へ訪問されるように前回の首脳会談のときに話を決めておったのでありますが、いろいろな湾岸情勢の後始末、その後の復興等の問題でこの日程が少し全体として先送りになっておるということ...全文を見る
○海部内閣総理大臣 私が考えますのは、あのときのいろいろな速記録等を読んでのやりとりでございましたが、紛争地帯に行くということは、それは紛争地帯というところになりますと、例えばそこは非常に危険な、いわゆる巻き込まれるおそれがあるという角度の議論が随分なされた状況でございました。今...全文を見る
○海部内閣総理大臣 文民による活動で現に御指摘があったように、きょうまでもできる限りの努力を続けてまいりました。それは現実にあることでありますし、また、垂れ流しの原油に対する対策で専門家チームを派遣することも決定をいたしましたし、またクウェートの油井炎上に伴う人間に与える被害の調...全文を見る
○海部内閣総理大臣 中東地域の恒久和平のためには、私は、やはり一番根っこにある大きな問題は、何といってもパレスチナ問題を含んであの地域の共存、安定の枠組みをつくっていかなければならぬというところまで究極にはいかなければならぬと思っております。けれども、これはまだ、手のひら返したよ...全文を見る
○海部内閣総理大臣 私は、必要にして十分な節度ある防衛力の整備をすると常々申しておりますけれども、それは、我が国を防衛するという基本に立って、そして、日米安全保障条約との相互関係の中から、日本の安全というものは日本で守らなきゃならぬその分野はどこであるか、これはもう小規模の通常兵...全文を見る
○海部内閣総理大臣 首脳会談でテーマになるならないは、これは別の問題でございますが、今の御質問のことを私なりに、きょうまでの首脳会談やきょうまでの日米関係というものを立場に踏まえて申し上げますと、アメリカと日本との間は、日米安保条約そのものもいわばバンデンバーグ決議の唯一の例外と...全文を見る
○海部内閣総理大臣 日米安保条約あるいは日米安保体制というものは、戦後きょうまで現実に日本の平和と安全というものを確保し続けてきたということは、これは事実でございましたし、同時に、このことがアジア・太平洋地域の平和と安定の枠組みとしてアジア・太平洋の国々にも理解と認識を深めて定着...全文を見る
○海部内閣総理大臣 政府と与党は、きょうまで一体となって、日ソ関係をどのように扱うかという基本原則を立てております。それは、北方四島の問題を解決して平和条約を結ぶということ、それから無原則な政経分離はしない、同時に、隣国であるソ連と真に友好、安定的な関係を確保していくために、きょ...全文を見る
○海部内閣総理大臣 全体として申しますと、ソ連のペレストロイカは成功してほしい。ペレストロイカの正しい方向性は支持しよう。昨年のサミットのときにも私は、日本の立場としては、今欧州ではドイツの統一その他東西関係が終わりを遂げた。冷戦時代の発想を乗り越えていい方向に進んでいるのは欧州...全文を見る
○海部内閣総理大臣 原子力発電の問題につきましては、私は、一にも安全、二にも安全対策をきちっと確保していかなきゃならぬという大前提に立って物を考えております。  同時に、今、日本では、電力の中で約三〇%原子力発電に既に依存をしておるという状況になっておりますし、また石油の事情な...全文を見る
○海部内閣総理大臣 チェルノブイリの事故とかスリーマイル島の事故とか、いろいろ言い方があるわけでありますけれども、今回の場合は、正確に言うと事象というのが専門用語としては正しいもののようでありますから、そういったものに従っておるということでございます。
○海部内閣総理大臣 やはり、大変大きな影響が起こってしまったとか、安全装置もきかなかったとか、人に対して被害が具体的な可能性として出てくるとかいうような、どこへ基準を置いたらいいのか、これは本当に専門的なことでありますからわかりませんけれども、私は、とにかく原因をきちっと究明して...全文を見る
○海部内閣総理大臣 御承知のように、お米の問題は今ガットのウルグアイ・ラウンド交渉のテーブルの上にのっておりまして、各国それぞれの難しい問題を抱えながら、しかもそれぞれの立場を主張しながら、共通の理解、認識を持とうということで努力をしておるさなかでありますから、私は首脳会談の場で...全文を見る
○海部内閣総理大臣 大きく言いますと、アジア・太平洋地域で中国の立場、そして日本の立場というものは、友好善隣関係を続けていかなければならない基本的な原則がございます。ですから、この前のサミットのときにも日本は、天安門事件でいろいろな状況があったときにも、しかし中国の改革・開放路線...全文を見る
○海部内閣総理大臣 具体的なことを今ここで申し上げる段階に固まってはおりませんけれども、中国側の需要とか中国側のいろいろな要望等も見きわめながら対話を深めて、適切な努力が行えるようにこれは心がけてまいりたいと思っております。
○海部内閣総理大臣 御質問の御趣旨は私もしかと承っておきますが、外務大臣も防衛庁長官も申しましたように、その必要がなくなるまでの対応というものもまたこれは大切なことでありますから、それは十分に政府として判断をいたします。
○海部内閣総理大臣 御議論を聞いておりまして、今回の湾岸危機の対応について、限られた人数でよく全力を挙げて本部員も頑張ったと思いますが、しかし出先におけるいろいろな情報収集に対し、耳となり目となって、点となって散らばっておる人数が諸外国なんかと比べてもいかにも少なかったということ...全文を見る
○海部内閣総理大臣 御指摘のように、全体として日米関係をそういう現象面的なことによって大きく崩すことはよくないということは私もそのとおりに思いますが、しかし、ここで農林水産大臣が詳しく御説明しましたことを繰り返しませんけれども、私はあのことは大変残念な誤解というか、そういったとこ...全文を見る
○海部内閣総理大臣 日本は大戦後、ある意味ではみずからを世界の片隅の、そして自分は一生懸命働いて人に迷惑をかけなければそれでいいのではないかという、片隅国家のような考え方で歩いてきました。確かに戦後の日本は、経済規模も小さかったし、またアメリカから食糧援助も受けなければやっていけ...全文を見る
03月28日第120回国会 参議院 予算委員会 第11号
議事録を見る
○国務大臣(海部俊樹君) 暫定予算につきましては、今委員が言われましたとおりの考え方を私も持っております。したがいまして、今般、四党の政審・政調会長の間で暫定予算についての合意がなされましたことは大変望ましいことであり、今後ともこの考え方を尊重して政府は対処してまいりたいと考えて...全文を見る
○国務大臣(海部俊樹君) 最初に、お触れになっている今回の幕張メッセをめぐる問題は、私は非常に残念な出来事であって、しかも現象面が正確に報ぜられなくて、本人も今ここで言っておりますように、農林水産大臣が逮捕すると言っておどしたという報道がなされたということは、これは事実と反するわ...全文を見る
○国務大臣(海部俊樹君) この問題は、ガット・ウルグアイ・ラウンドで今継続しておるさなかのテーマでありますから、あくまでガット・ウルグアイ・ラウンドの場を通じて日本の基本原則は誠意を持って説明して、このウルグアイ・ラウンドの成功に向けて努力をしていきたいという基本的なスタンスは変...全文を見る
○国務大臣(海部俊樹君) 今の御議論を承っておりまして、まさにゴルバチョフ大統領とそういった議論ができるようなところまで関係が改善、前進していくことを心から期待しながら今いろいろな問題を準備しておるところでありますが、御指摘の問題は皆私どもも関心を持って、興味を持って見ております...全文を見る
○国務大臣(海部俊樹君) 御指摘のように、北方領土を返還して平和条約を締結して、日ソ両国の間の長年のわだかまりを解いて、そして未来志向の真の友好関係をつくっていきたい、そのとき解決されるべき北方領土問題というのは四島の返還である、これが国民的な合意であり、そして国民の念願であると...全文を見る
○国務大臣(海部俊樹君) 御指摘のように、我が党が推薦しております磯村候補が私に会いたいと言われるので、自由民主党総裁としてこれは会うべき問題でありましたから、党本部へ行ってお目にかかりました。いろいろ感想を聞いたり、選挙の公約等を言われました。私は、党の総裁としてその公約が実現...全文を見る
○国務大臣(海部俊樹君) 都知事に当選したならば、都知事の権限でできることもあるし、またいろいろ十兆円とも言われる開発計画なんかは見直しをしながらやっていきたい、しかしいずれにしても都だけでできないことは党にも全面的に協力をしてもらわなきゃならぬ問題も出てくると思うからよろしくと...全文を見る
○国務大臣(海部俊樹君) 今の仕組みや法律の問題等、やりとりをなさいました点については、私はそのとおりであろうと思います。  また同時に、磯村候補が説明をいたしましたことも、別に違法なことをやろうという意味で言ったのではなくて、知事に自分が当選することができたならばやろうと思っ...全文を見る
○国務大臣(海部俊樹君) 国会に予算案として一兆一千七百億円お願いをして、それを認めていただいて、湾岸平和基金を通じてこれを拠出するわけでありますから、日本としてはそのときの事情をきちっと説明しようと思っております。そして、その第一回のときも円建てで払い込んだわけでありまして、為...全文を見る
○国務大臣(海部俊樹君) 今申し上げたとおりでありまして、円建ての日本の拠出金を国会で決めて、その全額を払い込んだということでありますから、為替の変動によっての問題については、そこは誠意を持って話をして理解してもらいたいと思っております。
○国務大臣(海部俊樹君) 人道的な面ということをこの国会を通じていろいろ議論してまいりましたし、また人道的な貢献は今後ともしなければならぬ、私もそのように決意をいたしております。同時にまた、難民キャンプ、私が見ましたのはジョルダンのキャンプでありましたが、そこにフランスのNGOの...全文を見る
○国務大臣(海部俊樹君) 今日のイラクの軍事的にあの地域で突出した力というものがどうしてできてきたんだろうかということになれば、それは御指摘のように、八年間のイラン・イラク戦争を通じてイラクに対して武器を野方図に供与した国があったということでありますから、今後再発防止のためには、...全文を見る
○国務大臣(海部俊樹君) 日本は世界の平和とそして繁栄を願って今後努力をしていかなければならぬという立場に立って、武器輸出の問題については透明性、公開性を高め、国連の場なんかでその基準とかルールをきちっとつくって平和の枠組みとしての役割を果たしていかなければならぬ、こういう考えも...全文を見る
○国務大臣(海部俊樹君) これはそれぞれの国の実情に応じて、日本はもちろん軍事援助はいたしませんし、また考え方としては、民生の安定、そして民衆が根づいていくように、その国が経済的に自立できる活力を持っていくように、そういったことを願っての協力でありますから、その基本線に従って引き...全文を見る
○国務大臣(海部俊樹君) パレスチナ問題については、もうかねてから国連で何回も議論もなされ、また有名になっておるのは二百四十二号の決議、三百三十八号の決議、これは中東戦争の後で行われておるものであります。あの決議の中に入っておる基本原則というものが、今後、日本として中東恒久和平の...全文を見る
○国務大臣(海部俊樹君) 米の問題はガット・ウルグアイ・ラウンドの場でそれぞれ担当大臣が行って話し合いをするわけでありまして、ガット・ウルグアイ・ラウンド全体を成功させるために、厳しい問題を持っている日本の立場も説明しなきゃならぬ、日本は米に対してどのような考え方を持っておるのか...全文を見る
○国務大臣(海部俊樹君) いわゆる花粉症と言われるものに私はかかったことはないので同情が足りないのかもしれませんが、しかしお話を聞いていると約一割の人がかかっていらっしゃる。そう言われてみれば、テレビの報道なんかでも、花粉症、きょうはここが四とか三とか二とか色分けをして注意信号が...全文を見る
○国務大臣(海部俊樹君) 簡潔に申し上げますけれども、私は、北方四島は日本固有の領土であると思っております。これは、歴史的とかあるいは法律的とか、条約、宣言その他の問題について専門的な回答が必要だとおっしゃれば、専門家の方からいたさせます。ただ、明治八年の千島樺太交換条約というの...全文を見る
○国務大臣(海部俊樹君) 政府の考え方は、四島の北方領土というものは一括して考えておりますから、それは四島返還ということがきちっと決まるということを大前提にしてその次の話の段階には進んでいくわけでございます。
○国務大臣(海部俊樹君) 歯舞、色丹二島の問題で共同宣言を行いました一九五六年のときは、残る二島の問題についてどうしても両国の合意が得られませんでしたので平和条約にならなかったという経緯がございます。私たちは、この日ソの共同宣言の歯舞、色丹とともに、国後、択捉を含めての四島の返還...全文を見る
○国務大臣(海部俊樹君) 平和条約締結はやはり政府と政府の専権事項として、また政府と政府が責任を持って対処すべき問題であると考えております。したがいまして、先ほども御質問がありましたから、代表団の構成にその構成共和国の代表を入れるかどうかということはまさに相手国の国内問題であって...全文を見る
○国務大臣(海部俊樹君) 四島返還が行われなければ抜本的な金融支援その他に入っていかれないというような意味のことを私はここで申し上げたと思います。それは無原則な政経分離はとらないということでもございます。  その考え方はサミットのときにも私は日本の立場として明確にしてまいりまし...全文を見る
○国務大臣(海部俊樹君) 沖縄県の皆さんに対して差別をするというようなことは全くございませんから、その御心配はございません。
○国務大臣(海部俊樹君) 本土復帰以来十九年間にわたる県民の皆さんの御努力と、二次にわたる沖縄振興開発計画の実施等によりまして沖縄県の地位が着々と向上しつつあるということを私は注目いたしておりますが、しかしながら、現在もなお水資源の確保の問題とか所得格差の是正の問題など、まださま...全文を見る
03月29日第120回国会 参議院 予算委員会 第12号
議事録を見る
○国務大臣(海部俊樹君) 内閣総理大臣は候補者を推薦しませんので、自由民主党総裁として党の推薦候補としておるのが磯村さんでありますし、私は一昨日の朝党本部へ行って総裁室で会いまして、党三役とともにその政策をいろいろ聞きました。それなりの構想を持って、自分がもし当選することができた...全文を見る
○国務大臣(海部俊樹君) 率直に、お一人のところへ二通も行っておるということは随分効率の悪いことをしておるなという感じがしますし、また、私が磯村さんを自民党総裁として推薦しお願いしたいということで、選対かあるいは地区のだれかが熱心さの余りダブって出したんでしょうけれども、以後なる...全文を見る
○国務大臣(海部俊樹君) 候補者として、自分がもし知事になったらこういうことをしますということをそれなりに考えて、そして四年間の間に一兆円の減税をしたいということでいろいろ言っておるわけでありますから、これはまず当選させてもらうことが大前提であり、当選した暁にこういうことをやりた...全文を見る
○国務大臣(海部俊樹君) 全国に一カ所だけいいところができてその他のところがよくないようになっていっていいというような考えは、これは捨てなければなりませんし、そのためにいろいろな角度から自治省が適正に全国の問題を目配りしておるわけであります。ですから、政策の基本からいけばまさにお...全文を見る
○国務大臣(海部俊樹君) 総理大臣として言ったのじゃなくて総裁としてしっかりやれと激励するのは、党が推薦した候補者に対して、これは総裁として私はむしろ当然のことだと思って激励もいたしましたし、また同時に、掲げて当選してくる政策というものについては、それが実現の暁には総裁としては全...全文を見る
○国務大臣(海部俊樹君) 衆議院の選挙区制の問題について選挙制度審議会からいただきました答申に、やはり今の現状についての厳しい反省と批判があって、政党本位、政策本位の選挙に変えていかなきゃならぬということが出ております。同時にまた、政権を目指すのが政党の当然のあるべき姿だと思いま...全文を見る
○国務大臣(海部俊樹君) いろいろ立場の違いとか視点の相違がございますけれども、例えば今御説明になりました、小選挙区にすれば選挙に金がかからぬとは決まらぬぞとおっしゃいますが、まさに昨年の二月から施行になりました公職選挙法の一部改正による法律、あれは候補者がお金を使うことをまず規...全文を見る
○国務大臣(海部俊樹君) それは御指摘のとおりでありまして、自民党だけで選挙制度の合意をしてそのとおりすぐ実行できるものとは考えておりませんし、きょうまでもまた、民間のフォーラムとか研究会とか勉強会とか、随分各党の代表がお集まり願っておやり願っておる御努力の積み重ねも、私も出席し...全文を見る
○国務大臣(海部俊樹君) 日本としてきちんとした態度をとりましたからこそ、初めから終わりまで、この七カ月間同じことを言い続けてきたわけであります。  それはやはりイラクがクウェートを侵略、併合するということは、新しい世界の秩序をつくる上においてはこれはよくないことだ、力による他...全文を見る
○国務大臣(海部俊樹君) その点は私も全く委員と同じように考えます。
○国務大臣(海部俊樹君) 今のお話は、国連決議の二百四十二号、これはたしか第三次の中東戦争の反省に立っての決議でありますし、三百三十八号というのもございます。日本はそのときからそれに対しては決議に支持をして、そして占領地からの撤退、そのかわり、当時アラブの国々はイスラエルの国家の...全文を見る
○国務大臣(海部俊樹君) アメリカが平和回復活動に非常にイニシアチブを発揮して積極的な行動をとった、同時に極めて適切な時期に停戦提案をして、今国連でまさにその停戦決議が行われる直前の状況になってきておると私は見ております。そうしますと、当然その後の問題についてもいろいろとイニシア...全文を見る
○国務大臣(海部俊樹君) 湾岸の平和協力基金に日本が自主的に決めて拠出をしましたことについては、ブッシュ大統領初めアメリカの行政府はこれを高く評価して、今おっしゃったようなこと、アメリカの議会のごく一部の人だと思いますが、そういった意見があるということは私も報道を通じてよく知って...全文を見る
○国務大臣(海部俊樹君) つりは要らないと言っていい格好するとか、そういうことじゃございません。これは全く次元が違いまして、あの地域の本当の平和回復活動のために行われておる国連の行為に対して、日本は多国籍軍に参加できないという日本の立場、それを乗り越えてなお国際社会の大義のために...全文を見る
○国務大臣(海部俊樹君) 最初に、ソ連との問題でありますけれども、ユーラシア大陸の西のヨーロッパでは事実上ワルシャワ条約機構とNATOとの力の対決というのは乗り越えつつある。冷戦時代の発想を乗り越えるならば、今度はユーラシア大陸の東のアジア・太平洋でも乗り越えるようにお互いに努力...全文を見る
○国務大臣(海部俊樹君) 国際社会の秩序を守るための平和維持活動に日本もできるだけの協力をしたい、こう考えております。そして、昨年そういった考え方に立って国連平和協力法案というものを政府として立案し提案をしたわけでありますが、議会の御審議の結果あのような状況になりました。ただいま...全文を見る
○国務大臣(海部俊樹君) 御指摘のとおりに、力が世界の平和を支える枠組みでありた二大勢力の対峙のときには、アメリカの側にもソ連の側にも必要以上の軍備がございました。特に核兵器が発達してきてからは、地球を何十回という単位で破壊できるだけの兵器を持ってしまった。そのために非常にお金が...全文を見る
○国務大臣(海部俊樹君) いい御質問でございますから答弁は非常に難しいわけでございますし、時代は十字軍のころからは随分変わってまいりましたので、両方から一人ずつ出して戦わせて結果が出ちゃう、確実に両方から一人ずつその国の将来にいろいろ影響のある人々が出ていってやるというのも、そう...全文を見る
○国務大臣(海部俊樹君) 日銀総裁が申し上げたとおりでございますけれども、私が実感として感じておりますことは、こう膨れ上がってきた、高騰してきた東京を初めとする大都市の地価というものが下がり始めたという報告が出ておりますが、これにはやはりいろいろ融資の問題について極めて厳しい指導...全文を見る
○国務大臣(海部俊樹君) 委員御承知のように、最初のときも円で払い込ませてもらいましたし、それから追加のときも円で払い込みました。今回の九十億ドル分も、国会の審議でお願いした一兆一千七百億円というものをベースにして審議願ったわけでありますから、それを払い込んでおります。それらのこ...全文を見る
○国務大臣(海部俊樹君) 報道がなされたということは私も承知しておりますが、直ちにそれをまたブッシュ大統領が、そうじゃなくて、完全に一致して自分たちは停戦しているんだという最高指導者としての明確な意思表示をしたことも、前後して報道でよく承知しております。
○国務大臣(海部俊樹君) 私はそのようなことに事態が進んでいくというふうには思いませんし、また現在イラクの国内で行われておるいろいろな問題について、冒頭お触れになったヘリコプターの問題でも、ヘリコプターが飛んでおってもそれは停戦の合意違反であるとかないとかいろんな意見があることは...全文を見る
○国務大臣(海部俊樹君) これは日本としては、中東の恒久平和を確立するためにはイスラエルというものの存在も一つの大きな焦点であります。そういったことを前提に踏まえて、同時にまた、今日本が経済協力しているためのいろいろな基準とかいろいろな仕組みもございます。そういったものを組み合わ...全文を見る
○国務大臣(海部俊樹君) 親イスラエルとか親アラブとかいうのではなくて、中東の問題については基本的にイスラエルというものの生存権はきちっと確保していかなきゃならぬ。同時に、イスラエルは占領地から引かなければならないという両面があると思います。  それに対しては二百四十二号決議の...全文を見る
○国務大臣(海部俊樹君) いわゆるODAになりますと、それは発展途上国に対する人道的な面、それから同時に、やはり国際社会の一員としての相互依存関係、そういったものを深めていくという意味で、それが日本が行っていくための大きな理念でありまして、やっぱり人道的な援助という面が一番強かっ...全文を見る
○国務大臣(海部俊樹君) これは用語については御必要ならば専門家がお答えしますけれども、援助するときにGNP何ドル以下の国ということが基準になってくる。それはやはりそういったところに持てる国から積極的に協力をしていくのがいいんだと。それは民生安定、人道的な面ということになってきま...全文を見る
○国務大臣(海部俊樹君) 先般来私どもは、不必要に軍事費に予算を回しておるというような姿勢とか、あるいは他国に対してそういう脅威を与えるような軍事行動をとろうとする国とかというところに対する援助については、これはいろいろ今おっしゃったようなこと等も背景に踏まえながら念頭に置いて考...全文を見る
○国務大臣(海部俊樹君) これは基本的な考え方が、あの地域の平和回復のために国連決議に基づいてその実効性を確保するために行われておる武力の行使でありますから、いわゆるきょうまでの概念の地域紛争、一国と一国がやる武力行使の戦争というふうにはとらえませんし、同時に、交戦国とおっしゃい...全文を見る
○国務大臣(海部俊樹君) 突然の御質問なものですから、その東チモールの国連決議の背景その他はちょっと今私は承知しておりませんから、専門家から答えさせます。
○国務大臣(海部俊樹君) 今その表を見せていただきながらの直観でありますけれども、確かに御指摘のようになっておりますが、イラクの当時からの毎年の武器の輸入は、四百七十億ドル、五百五十億ドルというのの半分ぐらいが武器になっています。我が方のは、今その表を見せていただいても〇・一億ド...全文を見る
○国務大臣(海部俊樹君) 率直に申し上げますと、今回のようなサダム・フセインの隣国に対する侵略、併合というようなことに出会って、そこから受けた教訓という面からいきますと、今までしてきたことを顧みて、こちらはよかれと思って民生安定のためと思ってしておることも、結果としてあのような事...全文を見る
○国務大臣(海部俊樹君) きょうまでいろいろな基準があってしておらなかったことも事実ですが、私は、アメリカへ行ってテーマになることは、むしろそれと違う次元の恒久和平に対してどうするかという角度のことの考え方の議論をしたい。そのときは先ほどお答えしたとおりの日本の基本的な立場を申し...全文を見る
○国務大臣(海部俊樹君) これはむしろ援助の問題ではなくて、日本の持っております武器輸出三原則の考え方に従った日本の考え方というものを説明して、今度はそういったものを、日本が言っておるだけでほかの国が聞いてくれないのではこれはいけませんから、国連の枠組みのようなところできちっと話...全文を見る
○国務大臣(海部俊樹君) 日本としてはすべての国にこの日本の考え方な伝えて、すべての国がやはり国際秩序の中で行っていく、できれば日本の武器輸出三原則の問題等についても十分説明をして理解と認識を求めながら秩序をつくり上げるようにしていかなければならない、こう思っておりますから、中国...全文を見る
○国務大臣(海部俊樹君) 日本がこの問題については積極的に主導権を発揮して主張すべきであるという考えに立って、私が五月末の開催を提唱したわけであります。世界の関係国も国連もそれに協力をして、応じて、今その準備が着々と進んでおるわけでありまして、これがまさに日本がそういった考え方を...全文を見る
○国務大臣(海部俊樹君) 実質的に調査団を出して帰ってきて、必要だということでまず第一陣を出すわけでありますし、精神的にはまさにそういった考え方でありますので、今後ともそのようなことに対しては前向きに取り組んでいかなければならぬことである、こう受けとめます。
○国務大臣(海部俊樹君) きょうに始まったことではございませんが、アルシュ・サミットのときも世界に先駆けて、三年間に、これは地球規模で、全地球の環境対策に日本は協力します、資金も三千億円出しますということを真っ先に申し上げてやっておりますし、何よりも、二十年前に世界に先駆けて環境...全文を見る
○国務大臣(海部俊樹君) それはもう総論でいきますと、できるだけ環境調査をして、できるだけ出して喜ばれるようにするのが一番いいことでありますから、そういった基本的た総論は成り立つと思いますし、同時にまた、実際に具体的にやりますときは、それぞれの国の持っております問題の基準とか要望...全文を見る
○国務大臣(海部俊樹君) 援助しておりますプロジェクト全部が環境問題を起こしておるわけでもございませんし、もちろん一つ一つのプロジェクトについて、これにはこういうような問題点がありましたよとか、あるいはこれはこういうようなことを伴うかもしれませんという情報と知識を話し合いのときに...全文を見る
○国務大臣(海部俊樹君) 大蔵大臣が申し上げたとおりでございますけれども、私がつけ加えるとすれば、先ほどの人権問題等については、その相手国がやはり国内の問題として、ダムができたがために水没して死んでしまう人がないような対策も同時に考えていっていただくようにしなければならぬと思いま...全文を見る
○国務大臣(海部俊樹君) 最初に、御激励を賜りましてありがとうございました。同時に、各紙にあらわれております世論調査の支持率は謙虚に受けとめさせていただきながら、国民の皆さんが何に期待をしていらっしゃるのか、何に不満を考えていらっしゃるのかということもそれから受け取りまして、今後...全文を見る
○国務大臣(海部俊樹君) 御指摘のように、日本の国の平和と安全を確保していくということは、これは政治が果たさなぎゃならぬ大きな政策目標でもあり、またきょうまで日米安保条約のもとで日本は平和と安全を確保し続けてきたということはだれしも認める事実でございます。そして、今後ともこの体制...全文を見る
○国務大臣(海部俊樹君) 御指摘のとおり、国会でも決議をしていただきましたが、これは内政上の重要課題として政府も考えておる問題でございますから、早速有識者会議も設けまして、それぞれ別の次元からのいろいろな御意見をいただいて、国民的合意の形成に向け、この首都機能移転によって結果とし...全文を見る
○国務大臣(海部俊樹君) 今基本的な考え方と現状について建設大臣からここで御説明したとおりでございます。
○国務大臣(海部俊樹君) 具体的な政策につきましては、建設大臣、大蔵大臣がそれぞれ御説明いたしましたけれども、私は、東京圏において通勤の時間とか面積とかその他良質なという一定の基準程度のものを、平均サラリーマンの年収五倍程度で手に入れることができるようにしたいということを言い続け...全文を見る
04月01日第120回国会 参議院 予算委員会 第13号
議事録を見る
○国務大臣(海部俊樹君) 日米首脳会談で取り上げられると予想されておりますテーマは、やはり今御指摘になりましたように、湾岸における平和回復活動がアメリカのリーダーシップによって平和が回復された、侵略が排除された、クウェートが解放されたという結果を踏まえて、あの地域にどのような形で...全文を見る
○国務大臣(海部俊樹君) お米の問題については、私の基本的な考え方は、ガット・ウルグアイ・ラウンドの場所でただいま議論されておりますように、アメリカにも、そしてECにも日本にもそれぞれの厳しい条件や事情もあるわけでありますし、また過日のサミットでも私は、日本が八十億ドル以上の輸入...全文を見る
○国務大臣(海部俊樹君) 基本的な考え方を申し述べますけれども、湾岸におけるイラクのあの突発的な、しかも隣国に対して武力介入をしたという行為の背景をずっと調べてみますと、これはやはり特定の国がその地域でずば抜けた力を持つということに対しては、武器の移転に対して何らかのけじめ、何ら...全文を見る
○国務大臣(海部俊樹君) 教育は国家百年の大計といいますが、私は、むしろ四百五十年前の江戸時代にさかのぼって、当時から我が国には寺小屋という独特な国民教育の制度があって、知育、徳育、体育にバランスのとれた教育が行われてきた。こういう長い歴史的な伝統があって、そのもとに、百二十年前...全文を見る
○国務大臣(海部俊樹君) 砕いて申し上げますと、政治の目的は、大きく分けて国の平和を守ることと国民生活の安定向上を図ることにあると私は考えております。したがって、国民の皆さんが生きておってよかったなと感じていただけるようないろいろな制度や仕組みを構築していくことが大切だろうと、こ...全文を見る
○国務大臣(海部俊樹君) 育児休業法案につきましては、私もできたときのスウェーデンの状況などはよく聞いてまいりましたし、見てまいりましたし、それと同じような考え方に立って、日本において家庭とそれから職場と子育て、こういったものが全部トータルで認められていくことが大切ではないだろう...全文を見る
○国務大臣(海部俊樹君) 開発における女性の役割の重要性につきましても認識をいたしておりますし、また、ただいま御議論になっておる援助研究会の報告書等に基づいて、政府としてもいろいろ検討を加えていきたいと思います。
○国務大臣(海部俊樹君) 国連の果たすべき役割について我が国はこれに積極的に支持を表明するとともに、今後も国連中心で世界の安定と平和の枠組み、そういったものがつくられていくということを強く期待し、協力をしていく考えでございます。
○国務大臣(海部俊樹君) 二度にわたる戦争の惨禍というものを体験した我々がこれから平和をきちっと確保していく、そういった意味において、国際社会の秩序やルール、守るべき規範というものについて国連は平和を中心に考えていく機構である、私はそのように理解をいたしております。
○国務大臣(海部俊樹君) 先ほど私は国際の平和と安全の維持ということに重点を置いて御答弁しましたが、御指摘のように、経済的、社会的、文化的及び人道的問題を解決し、人権及び基本的自由の尊重を図るために国際諸協力を達成すること、これも目的の大きな一つでございます。また、そういった意味...全文を見る
○国務大臣(海部俊樹君) 紛争や戦争の抑止力としての人権の強化という面についての御指摘でございますが、そういった面も確かにあろうと思います。
○国務大臣(海部俊樹君) 見ました。
○国務大臣(海部俊樹君) この問題にはいろいろなことが書いてございましたので、それらの問題について私は、どのようなことであったのか、できるだけ調べて内容を知りたいと思ったところであります。
○国務大臣(海部俊樹君) このことにつきましては、まだ今御返事を差し上げるような具体的な状況が把握されておりませんので、まだ差し上げておりません。
○国務大臣(海部俊樹君) 昨年の日韓首脳会談でこのテーマも出ましたし、また私自身の方から盧泰愚大統領に対しても、直接我が国の行為によって過去に犯した耐えがたい苦しみや痛みに対して率直に責任を感じ反省をしていますという過去の歴史に対する認識を申し述べ、過去のわだかまりを越えた日韓新...全文を見る
○国務大臣(海部俊樹君) 拝見させていただきました。  そして、それによりますと、当時のカナダ政府は、ブリティッシュコロンビア州の日系カナダ人全員を同州から退去させるとか、あるいは財産を押収するとか、あるいはよその強制収容所に収容するなどのいろいろな政策を実施したわけであります...全文を見る
○国務大臣(海部俊樹君) その問題を含めて、私は過去の我が国の行為によって耐えがたい痛みや苦しみを与えたことを深く反省して、率直にこの認識を述べて、再びこのようなことが起こらないように前向きの対応もしていかなきゃならぬと。そういったことについては盧泰愚大統領も、そこまで歴史の認識...全文を見る
○国務大臣(海部俊樹君) 御質問の御趣旨等も踏まえ、また、私の方も韓国の大統領との首脳会談でそれらのことについては率直に反省の意を表明しておるわけでありますから、それを乗り越えて未来志向型の関係に移っていくためにも、過去の問題についてはできる限り調査をし、真実を明らかにし、提供す...全文を見る
○国務大臣(海部俊樹君) ただいま御議論になっておる同和問題は、基本的人権に関する重要な問題だと政府は認識しておりますし、また、具体、最終の特別法である現行法が失効する平成四年四月以降の方策につきましては、地域改善対策協議会において一般対策への円滑な移行について協議されております...全文を見る
○国務大臣(海部俊樹君) 御指摘のように、湾岸問題に関連しての御質問でございましたので、力でお役に立つことができないけれども、しかしあの地域の環境をきちっと整備すること、そしてまた、あの地域の復興のために日本の持っておる技術協力や経済協力を積極的にやっていくという角度のことをお答...全文を見る
○国務大臣(海部俊樹君) 担当大臣がそれぞれお答えをいたしましたが、私は率直に言って、原子力の問題は一にも二にも安全確保ということを大前提に置いて進めていかなければならないと考えております。  省エネルギーのお願いも国民の皆様には時に触れてお願いもしておりますし、また新しい石油...全文を見る
○国務大臣(海部俊樹君) 私は、そういったことに対しましては、それすべてを踏まえて、我が国の行為によって過去に与えたことはたくさんあるわけでありますから、それに対しては厳しく歴史の反省に立って、その責任を感じながら、私は首脳会談のときにもそのことについては率直に申し上げた次第でご...全文を見る
○国務大臣(海部俊樹君) 私どもは、日韓、日朝ともに隣国として、朝鮮半島の緊張緩和と平和的な統一に役立つようにできる限り努力もしなければならぬという基本に立って、日韓関係は首脳会談でこの間あのような取り決めもできましたし、日朝についてはただいま本格的な交渉を控えていろいろの努力を...全文を見る
04月02日第120回国会 参議院 外務委員会 第4号
議事録を見る
○国務大臣(海部俊樹君) 御指摘になりましたように、私は、戦後の日本の歴史の中において我が国がアジアの国々に対していろいろな迷惑をかける、耐えがたい苦痛を与えてきたという歴史の反省に立って外交を続けていかなければならない、こういう基本的な認識は強く持っておりまして、例えば今年一月...全文を見る
○国務大臣(海部俊樹君) アジア・太平洋地域において諸国間の真の信頼関係に基づいた醸成をしていこう、安定をつくっていこうということは、目標としては極めて適切な目標の一つであると私は考えておりますが、率直に申し上げますと、ユーラシア大陸の西の端では冷戦構造の発想を乗り越えて、例えば...全文を見る
○国務大臣(海部俊樹君) 予断と憶測でもって今ここで物を言うことは慎まなければならないと思いますが、私の基本的な考え方を申し上げますと、やはり北方四島についてはこれは国民的な悲願でもございます。同時にまた、このごろ上を見ますと、宇宙を回る人工衛星の中で日ソの報道人が共同作業ができ...全文を見る
○国務大臣(海部俊樹君) 日米安全保障条約というのは、私は日本にとって、これは我が国の安全を確保する上において非常に重要な役割を果たしてきたということと同時に、もう一つは、これは御承知のとおりと思いますが、安全保障条約の中には経済的な協力、自由な諸制度の、そして福祉の制度の発展向...全文を見る
○国務大臣(海部俊樹君) 昨年の八月の二日までは、私も先ほど申し上げたように、世界が冷戦構造の発想を乗り越えつつある。それまでは米ソの二大国の力というものが世界の平和を抑える枠組みであった。だから、あるときは力の均衡とも書かれましたし、恐怖の均衡と書かれたこともありました。そうい...全文を見る
○国務大臣(海部俊樹君) この問題は、来月の後半に京都に世界の関係者に集まってもらって、国連と日本とで会議をいたします。この会議の中で、恐らくどこの国の人も考えておることは、あの地域でイラクのように武力の突出した国をつくってしまったことに対する率直な反省があろうと思います。同時に...全文を見る
○国務大臣(海部俊樹君) 表現がちょっと違っておったかもしれませんが、私が今まで申し上げたことは今委員のおっしゃったことと重ねてみますと同じ見方をしておるんだなという気持ちです。というのは、東西の対立、対決が終わって冷戦構造の発想は乗り越えた、欧州では完全に乗り越えてしまった、だ...全文を見る
○国務大臣(海部俊樹君) おっしゃること私はよくわかるわけでありまして、アジア・太平洋というときにはアメリカも入ればソ連も入ればオーストラリアも入るということですが、しかし東西関係の枠組みだけで律し切れない中国の存在があったり、また朝鮮半島をとらえてもカンボジアをとらえても日ソの...全文を見る
○国務大臣(海部俊樹君) 私は、御指摘のように、日米の関係というのは日本の外交の基軸である、これを大切にしていかなきゃならぬと考えてきょうまで臨んでまいりました。そして、日米関係になぜそんなにかけるかと言いますと、日米両国で世界の総生産の四割近いものを出しておるということになれば...全文を見る
○国務大臣(海部俊樹君) 安保条約が改定されましたときに、警務部長としてこの辺のことに気をお使いになったというお話をただいま聞きました。ちょうどそのとき私は国会議員になる直前でありまして、早稲田大学の大学院の学生であると同時に郷土の河野代議士の秘書ということで、この国会の周辺も見...全文を見る
○国務大臣(海部俊樹君) これは率直に申し上げて、すべきだとかすべきでないということを私から言うのはいかがかと存じますが、ゴルバチョフ大統領自身がそういったことを対外的に既にわかるように表明されたという報道にも接しました。あのとき受けました率直な印象は、あの抑留事件とかあるいは四...全文を見る
○国務大臣(海部俊樹君) これは、その点だけに限って具体的にイエスかノーかを言えと言われますと、政府の立場としては、あの三党合意を踏まえてこのような成案をつくりたいと思っておりますと。ただ、三党合意の読み方によっていろいろ問題点がございます、その問題点のところを政府側としてはこの...全文を見る
○国務大臣(海部俊樹君) 政府としては、昨年提出しました平和協力法案の審議の経緯を踏まえて、三党合意というものを念頭に置きながら、この枠組みがなければこれはどんな考え方も認められないわけでありますから、認めていただくような枠組みづくりをするという点を大切に考えますし、また、お話に...全文を見る
○国務大臣(海部俊樹君) これは自由民主党の党内問題でございますから、自民党総裁としてのこの御答弁はいかがかと思います。  今は全力を挙げて三党で推薦していただいた候補者の当選のために私も時間のある限り先頭に立っておりますし、党の幹部も皆その決意で頑張っております。
○国務大臣(海部俊樹君) 今回のことにつきましても、私どもはできる限りのことはしようと。  ただ、選挙中なぜアメリカへ行くのかという御批判もありましたけれども、向こうに一日も早くいろいろな問題について話し合う必要があるといったときに、太平洋岸まで出てきてこの時間ならばあいておる...全文を見る
○国務大臣(海部俊樹君) 政治改革の問題につきましては、当初党が厳しい反省に立ってつくりました政治改革大綱に従って、ひとつ政治とお金との関係で候補者が選挙に関して使うお金を公明にするという点は、既に去年公職選挙法の一部改正法律案をお出ししてそれは成立させていただいております。そこ...全文を見る
○国務大臣(海部俊樹君) 今度は米のことで首脳会談に臨むわけではございませんが、はっきり言いますと、ガット・ウルグアイ・ラウンドの場所ではいろいろ努力をしましたが、アメリカもそしてEC諸国も日本もそれぞれ非常に難しい問題を抱えております。そのために前進がなかったという結果になって...全文を見る
○国務大臣(海部俊樹君) 日米安全保障条約というのは、繰り返すようですが、日本とアメリカにとっての相互依存関係をもきちっと踏まえた大切な条約であると思っておりますし、また日米安保条約のもとで日本の平和が現実にきょうまで守り通してこられた。そういうことでありますし、またこれは日本の...全文を見る
○国務大臣(海部俊樹君) 日米安全保障条約については、いろいろな取り決めをきちっと守りながら円滑な運営をしていかなきゃならぬと、これは大前提として踏まえておりますし、またお米の問題については、先ほど申し上げましたように、きょうまでガット・ウルグアイ・ラウンドで原則に従って主張して...全文を見る
○国務大臣(海部俊樹君) 特にこれとこれといって話し合いのテーマを決めておりませんけれども、やはり二国間関係の問題が当然出てくると思います。SIIのフォローの問題も、今まさに会議が行われておる問題もございますから、二国間関係の経済問題、構進協議の後始末、そういったようなことについ...全文を見る
○国務大臣(海部俊樹君) そういう聞き方をするとは考えておりませんし、その必要もないと思っております。  といいますのは、北方領土問題につきましては私は前回のサミットで、特にアジア情勢を踏まえて、日本とソ連との間に残っておる領土問題は東西関係のたった一つの残滓である、これの解決...全文を見る
○国務大臣(海部俊樹君) そうではなくて、領土問題についてはアメリカは支持の立場をもうサミットのときにも表明しておってくれますし、またアメリカのみならず、この間メージャー首相も、ゴルバチョフ大統領と会ったときは、日本は北方領土の問題に強い関心があるが、イギリスもこのことについては...全文を見る
○国務大臣(海部俊樹君) 感想を言えということでございますが、例えばSIIの問題のときも、大きくくくってアメリカから日本が注文、要求を受けたこと六項目、日本からアメリカに対して大きくくくって七項目要請がしてあります。そして、これはやってくれなければならないと、特に財政赤字の解消の...全文を見る
○国務大臣(海部俊樹君) 御質問の御趣旨は踏まえて、機会があったときには言いたいと思います。きょうまでもそれは言ってきたつもりでございます。
○国務大臣(海部俊樹君) そのようなことはうわさにすぎないものであって、いわんや今予算を組んだかと言われても、総裁としてはそのような予算は決裁いたしておりませんし、また自由民主党はそのような失礼なことをするような政党ではないと確信しておりますので、どうかそのお話はこの場限りでお忘...全文を見る
○国務大臣(海部俊樹君) これは質問の御趣旨に正確に沿っておるかどうかはわかりませんが、私に言わしむれば、国家は平和であり、国民生活が安定、向上すること。そうすると。平和であるためにはいろいろな条件がまたそこから重なってきますから、一言で言うとこの二つであると私は思います。
○国務大臣(海部俊樹君) 日本としては、なすべき湾岸危機後の対応策についていろいろ手を打っておりまして、ただいま明確にわかっておることをまず調査をしろというので、原油の回収作業の専門家を緊急援助隊として派遣をしてその作業に入っておりますし、御指摘のように、油井の炎上という問題につ...全文を見る
○国務大臣(海部俊樹君) ありがとうございます。
04月03日第120回国会 参議院 予算委員会 第14号
議事録を見る
○国務大臣(海部俊樹君) 子供の権利というものを大切にしていこうという角度から開かれました昨年の子供のためのサミットには、私も他の七十一カ国の首脳とともに出席をして、特に分科会の基調講演もいたしました。同時に、その責任を感じて、日本国内においてはそれらについて積極的に最大限に協力...全文を見る
○国務大臣(海部俊樹君) それぞれの担当、それぞれの分野が全力を挙げて安全確保に努力をしますとともに、今申し上げましたように、各省庁の縦割りの中に縮こまることなくよく連絡し合って、相互にこの目的をきちっと果たしていくために努力をすべき問題である、このように受けとめております。
○国務大臣(海部俊樹君) 全体的なことを申し上げますと、日米二国間関係というものは極めて重要なものでございますし、また同時に、ただ単に湾岸危機のみならず、日米関係においては昨年来の経済構造協議を通じて世界のために日本が経済的に何が協力して貢献できるか、また地球環境の問題について何...全文を見る
○国務大臣(海部俊樹君) 最近のアメリカにおけるいろいろな世論調査も発表になっておりますし、また論評あるいは有名人の意見というものの中で、日本の湾岸危機に対する国際的な協力のあり方について遅い、少ないという非常に端的に言われる意見が出てきておったことも、私は率直にそれは承知いたし...全文を見る
○国務大臣(海部俊樹君) 日本の基本的な外交政策を絶えずアジアの国々、特に具体御指摘になっておる中国に伝えて理解と相互認識を深めていくこと、この基本は私も全くそのとおりと思っておりますし、また私自身も、訪ねてこられる人民日報の編集長の方とか北京日報の社長さんとか中国のマスコミ関係...全文を見る
○国務大臣(海部俊樹君) 子供のための権利というものを世界の国々が大切にしていこう、未来の地球を支える子供のためのいろいろな施策を講じていこう、私は大変結構なことだと思っておりますし、昨年子供のためのサミットに参加する前に日本はこれに署名もいたしましたし、ただいま批准をするために...全文を見る
○国務大臣(海部俊樹君) この会議では、事前に子供の生存と子供の保護と子供の発育をめぐっての問題に集約されまして、そして子供の発育という問題の分野を日本は担当して、その委員会の基調報告もせよということでございましたから、私はその会議においては主としてこの発育の問題について担当いた...全文を見る
○国務大臣(海部俊樹君) まさに委員御指摘のとおりに、二十一世紀のロマンを求めて首都機能を移転する。また、国会は率先して、政府に対してもそれにとって大きな節目になる国会、政府機能移転の決議もしていただきました。  政府はこれを真剣に受けとめまして、同時に、東京一極集中を除去して...全文を見る
○国務大臣(海部俊樹君) 首脳会談で話し合おうと私が考えておりますことであります。これはブッシュ大統領と事前にすり合わせをやって決めたわけではございませんけれども、私が話そうと思っておりますことは、日米の二国間関係というのは極めて重要な関係でございますから、いろいろな節目節目にそ...全文を見る
○国務大臣(海部俊樹君) その点に関しましては、今までここでも何回も申し上げましたとおり、あるがままの姿を率直に説明をして理解を求めてくるつもりでございます。
○国務大臣(海部俊樹君) 構造協議の中で、SIIと俗に言われておるもの、それについての中に入っておるものとは受けとめておりません。これはガットのウルグアイ・ラウンドというのが別にずっと交渉が続いておりまして、そこで御承知のとおり十五分野についてのいろいろな協議が行われておりますが...全文を見る
○国務大臣(海部俊樹君) ウルグアイ・ラウンド全体の問題は、私は、日本が今日こういう立場にありますのも多角的な自由貿易の安定した仕組みの中での恩恵を受けて伸びてきているわけですから、むしろ管理貿易とか保護貿易的な動きに対しては、これは断固として阻止していかなければならない。また、...全文を見る
○国務大臣(海部俊樹君) 先般、超党派で官邸までおいでをいただいて先生方の御意見を承りましたときにも、私は、今申し上げましたとおり、米の問題につきましては我が国の置かれておる現状と、やはり日本というのが食糧の最大の輸入国になっておるわけでありまして、アメリカから八十二億ドルの輸入...全文を見る
○国務大臣(海部俊樹君) 首脳会談に臨む私の基本的な考え方、テーマの幅その他については先ほどここで申し上げたとおりでありまして、あれ以外のものは何もございません。
○国務大臣(海部俊樹君) お米の持っておる日本の基礎的食糧の役割の面、同時に、日本の長い間の文化とか自然環境とかといったようなものに果たしてきた農業の持ってきた役割、同時に、日本の国土が調和のとれたバランスのあるものとして発展していくために農村地帯が果たしてこられた役割というよう...全文を見る
○国務大臣(海部俊樹君) これから未来に向かっていろいろ日本が果たしていかなきゃならぬ役割というのはやはり安定と開発であり、特に今具体的にお触れになりました開発途上国の開発に協力をするという問題は、これはそれらの国が経済的に活力を持って国として安定してくるということはその地域の平...全文を見る
○国務大臣(海部俊樹君) 林政の基本課題は、今後国有林あるいは民有林を通じて、今御指摘にあったように、緑と水の源泉である多様な森林の整備をすること、これが一つであります。もう一つは、国産材時代を実現するための条件整備を推進していくこと、これが二つ目であります。こういった問題に対処...全文を見る
○国務大臣(海部俊樹君) 漁業問題につきましては非常に長期にわたる経過が積み重ねられており、日ソ間にもございましたし、また日米間にもカナダ間にも、北大西洋の流し網の問題とかいろいろございます。これらの問題についてはきょうまでも鋭意話し合いによって解決すべく努力を続けておるところで...全文を見る
○国務大臣(海部俊樹君) 世界の東西対立の時代が終わりを告げつつあるという認識の中で、委員がお示しになったように、北方領土の問題は東西関係の残した残滓としてこれは解決をされるべき問題だと私は強く思っておりますし、また国民的な願望でもございます。  ただ、この四島は、分断というこ...全文を見る
○国務大臣(海部俊樹君) 私とゴルバチョフ大統領との間でどのような親書を交換したのかという内容についてここで詳細御報告することは避けさせていただきますが、小沢幹事長が参りますときには、与党自由民主党の幹事長であるということ、それから日本国民が四島返還によって領土問題を解決し平和条...全文を見る
○国務大臣(海部俊樹君) そのような内容を書いた親書ではございませんし、また幹事長がいろいろ帰ってからのお話の中で述べられたのは、日米関係というものを大切にしておるという基点に立っての発言であったと思います。  また、私は別の面からいって、きょうまでソ連と日本の間で、例えば共同...全文を見る
○国務大臣(海部俊樹君) この問題は、あくまで日本とソ連との二国間における平和条約を締結するための前提条件として日本側の主張をするわけでありますから、二国間の問題でございます。  しかし、背景としては、日本に北方四島の問題があることはもう世界周知の事実でございますし、昨年のサミ...全文を見る
○国務大臣(海部俊樹君) 委員がそのような考えに立脚したり、そのような考え方をとっていらっしゃるとは私は毛頭考えませんけれども、今御指摘になったような声がもしあるとするなれば、それは明らかに間違った見方でありますので、そういった考え方を持っておる方々は御訂正を願いたいということを...全文を見る
○国務大臣(海部俊樹君) 無原則な政経分離はしないということであります。
○国務大臣(海部俊樹君) 先進民主主義国の一員として日米関係を大切な基軸と考えていくという座標軸が一つと、それから今おっしゃったように、アジアの一員としてアジア近隣諸国と協調しながらこの地域の平和と繁栄のために努力をしていくという、アジアの一員という立場と、これが日本の外交上の大...全文を見る
○国務大臣(海部俊樹君) 今局長が答弁したとおりでございますが、ヤルタ協定に関しては、これはもう我々は当事者でもなかったし、それは前提にはならないものであると。平和条約の方は我が国の全権も参加をしてきておるものでございますが、ただ、問題は、千島列島というものはどの範囲かということ...全文を見る
○国務大臣(海部俊樹君) 歴史的な、法律的な秩序の上に立って、我が国が固有の領土であると国民的合意によって認めたものに対して返還を毅然として求めていく。この態度に立って交渉は進めたいと、こう決意をいたしております。
○国務大臣(海部俊樹君) 夫婦別姓に関するお尋ねでありますけれども、私は男女の出会いというものは厳粛なものであると受けとめてまいりましたし、また夫婦が営む家庭生活というものは、これは人生においても最も崇高な共同作業である、このような考えでまいりました。したがいまして、ごく素直に夫...全文を見る
○国務大臣(海部俊樹君) 昔の本などを読んでおりますとそういう言葉が出てきておったことは私も読んで知っておりますけれども、今の世の中でそういう言葉を使ってはいけないことであると私は受けとめております。
○国務大臣(海部俊樹君) 日本のですか。
○国務大臣(海部俊樹君) 私は豊かな社会というのは、やはりお金も必要でしょうし物も必要でしょうけれども、物やお金に表現することのできない心の豊かさというものも追い求めることが大切で、そういったものが満たされることが文化だと、こう思いますし、今御指摘になりましたようなところには、私...全文を見る
○国務大臣(海部俊樹君) 一般的に申し上げて、子供がすぐれた芸術に触れる、あるいはみずからの力で芸術活動に参加するということはこれは大切な教育であると受けとめておりますし、また同時に、こども芸術劇場、青少年芸術劇場などの地方巡回公演事業などもかねてから実施をしておるところでござい...全文を見る
○国務大臣(海部俊樹君) これは決して強制をするとか、あるいは本来の職務に励めということと全然別の角度から、企業が社会的存在として社会に対する貢献ということでいろいろな文化活動をされておること、私も、時々オペラなんか企業が何の反対給付も求めないで都民に提供される、広くそれを国民の...全文を見る
04月09日第120回国会 衆議院 本会議 第22号
議事録を見る
○内閣総理大臣(海部俊樹君) 小岩井議員にお答えを申し上げます。  日米構造協議問題は、対外不均衡是正に向けての経済政策協調努力を補完するものとして、日米双方がそれぞれ相手方の抱える問題点を指摘し合い、それに基づいてみずからが必要と認めるものを最終文書にまとめたものでございます...全文を見る
○内閣総理大臣(海部俊樹君) 遠藤議員にお答えを申し上げます。  今回の日米首脳会談では、両国の経済関係が極めて重要であり、特に最近の二国間の貿易関係の間柄が改善されつつあるという点で評価が一致をいたしました。また、構造問題の最終報告に基づいてのお互いの努力をしていこうというこ...全文を見る
○内閣総理大臣(海部俊樹君) 小沢議員にお答えをいたします。  日米首脳会談のときは、ウルグアイ・ラウンドとの関連で米の問題についても話し合いましたが、各国が抱えている困難な問題とともに、日本は国内産で自給するという基本的な方針で各国と話し合いをし、解決のために努力をしていきた...全文を見る
04月10日第120回国会 参議院 予算委員会 第18号
議事録を見る
○国務大臣(海部俊樹君) 来週の日ソ首脳会議に臨む基本的な心構えというものは、今回のゴルバチョフ大統領の来日を日ソ関係を抜本的に改善していく突破口にしたいというのが率直な願いでございます。そして、日ソ間にまだ平和条約が締結されておらないということ、それは、国交回復になりました共同...全文を見る
○国務大臣(海部俊樹君) おっしゃるように、現時点に立って二十一世紀を見据えますと、アジアの平和と安定のためにも、また世界のためにも、隣国ソ連と日本との安定的な信頼関係の樹立というものは避けて通れない重大な問題だと思っております。私は、過去の行きがかりというよりも、日本には日本の...全文を見る
○国務大臣(海部俊樹君) 国際貢献というものについて、日本にはできることとできないことがきょうまでの日本の政策としてございました。でき得る限りの貢献をしたいというのであらゆる努力をしてきたつもりでございます。  ただ、具体的にお示しになりました問題については、避難民が予想された...全文を見る
○国務大臣(海部俊樹君) 率直に申し上げまして、今回の湾岸におけるイラクの行為に対して国連がこれを侵略と認め排除のための共同の武力行使に踏み切ったときに、二十八の国々がそれぞれの国の事情を乗り越えて、それぞれの国の青年男女の犠牲をも乗り越えて、国際社会の大義を守ろうというので参加...全文を見る
○国務大臣(海部俊樹君) 一方的な思い込みとおっしゃいますが、これはだれからも強制されたり要請されたものではなくて、現実に見ておったら、国際機関であるIOMという避難民の移送を担当する機関からこういったときに対応してもらえないかという要請がありましたので、そのことを踏まえ検討をし...全文を見る
○国務大臣(海部俊樹君) 現行法規内と申しますか、今ある制度、仕組みの中でなし得る人の派遣という問題はこれは積極的にすべきだというので、例えば原油の流出状況を調査いたしました結果日本の技術でお役に立つものがあるということがわかりましたから緊急援助隊を既に派遣いたしましたし、また油...全文を見る
○国務大臣(海部俊樹君) 私は基本的に戦後の日本の外文の基軸の一つは日米関係であって、日米関係というものは極めて大事な二国間関係であると思っております。それは現実にきょうまで日本の安全保障も日本の仕組みも、自由と民主主義と市場経済の価値というもの、そういったものを共有しながら日本...全文を見る
○国務大臣(海部俊樹君) 前半のお考えは、私もその基本に立って行動をしたつもりでありまして、日本の過去の歴史の反省に立っての侵略戦争はしない、武力による威嚇、武力の行使はしない、これは明らかに国民全部で再出発するときに決めた憲法の精神だと思います。  同時に、その憲法には、正義...全文を見る
○国務大臣(海部俊樹君) 現実に武力による侵略、侵攻があり、侵略された国は赤ん坊の哺乳器まで取り上げられ毎日何百人と殺されていくという、国家の主権が踏みにじられたという、そのことに対して国際社会が、これは正義に反することだ、これは解放しなければならぬと決めたことであります。  ...全文を見る
○国務大臣(海部俊樹君) 日本の場合に、紛争が現実に起こったりあるいは武力の行使が現実に起こるときに、力でもってそれに参加をしていってお役に立つということはこれは考えられません。したがって、今後は二度と再びあのようなことが起こらないような事前の措置は何かという角度の考えは、これは...全文を見る
○国務大臣(海部俊樹君) 軍事力を行使しなきゃならない、国連も決議して武力の行動をしなければならぬというような間違った状況を決してつくらないように、そういった状況をつくった人には反省を求め、またそういった状況の背景に少なくとも影響力のあった国々も、率直に今度の出来事について今後は...全文を見る
○国務大臣(海部俊樹君) 重ね絵のように合わせてみますと一部全くそのとおりだということで、本日国連が停戦合意を発表いたしますとクウェートとそしてイラクの間の非武装地帯ができます。そこに停戦監視団が国連から派遣されます。日本からも政務官を派遣するということにほぼ決定をいたしておりま...全文を見る
○国務大臣(海部俊樹君) この間もカンボジアの問題について、最高国民評議会を構成しようというところまではきておりますけれどもまだその先の合意が得られておりませんので、日本政府も積極的にイニシアチブをとって方々にお話をしております。ただ、それができました後でどのような規模でどのよう...全文を見る
○国務大臣(海部俊樹君) 日本独自の案というよりも、今膠着状態になっておるその後の治安維持の問題であるとか警察力の問題であるとか、あるいは構成メンバーの数の問題は大体片づいたと思っておりますけれども、詳細がそれ以上御必要でしたら担当局長から答弁いたさせます。
○国務大臣(海部俊樹君) 従来アジアの一員という立場で、またアジアの国々にそれなりの日本の貢献をしなければならぬということで、二国間あるいは国際機関を通じての援助、協力をしてまいりましたが、今回、特に御指摘の湾岸におけるいろいろな問題の影響を受けたアジアの国々の首脳とは私は率直に...全文を見る
○国務大臣(海部俊樹君) 一時間近くにわたってのテレビのインタビューでありまして、その中でそのようなことに話題が及んだのはそのとおりでございます。そして、日米が世界の問題についてグローバルパートナーシップで、政策共同で協調行為をやっていこうと、こういうことであります。  私はそ...全文を見る
○国務大臣(海部俊樹君) 世界が現実に理想世界ではなく、サダム・フセインのような力による横暴な侵略者がおるというこの現実を踏まえて物を言いますときに、みんながみんなの気持ちに反することはやめろよと、こう口で言うだけでは、結局やられた方はどうなってしまうのかという深刻な疑問も率直に...全文を見る
○国務大臣(海部俊樹君) 日米首脳会談で日米二国間の経済問題というものを全体として話し合いました。最初に出てきた前半の議題は主としてSIIのその後のフォロー状態についてでありましたが、ウルグアイ・ラウンドの問題に移ったときに、ウルグアイ・ラウンド全体を成功させなければならぬという...全文を見る
○国務大臣(海部俊樹君) 正直に申し上げておるんですけれども、日本には日本の立場があって、アメリカからこんなに買っているじゃないかというようなこと等も全部言い、また、今日本は減反もやっておりますし、それから農業補助金の制度というものについては、これは日本は関係ないと言うと言い過ぎ...全文を見る
○国務大臣(海部俊樹君) 米は国内産で自給するというのを原則としております、それは国会の決議の趣旨等を踏まえてそのような行動をしておりますということを、私は私の考えの中に持っております。
○国務大臣(海部俊樹君) 最初の六分野に広げたというのは、当初、事務関連、輸送関連等と言っておりましたので、「など」がはっきりしないといけない。武器弾薬の購入には充てないと、こう言っておった以上はっきりしようというので、通信、建設関連ということにして「など」のかわりにこれを入れて...全文を見る
○国務大臣(海部俊樹君) 使途問題については、平和回復のために拠出をするということで国会の御議論の中でいろいろございました。したがいまして、当初私どもはいろいろ議論しておりましたが、明確にしておいた方がいいというので六分野をきちっと区切って、これ以上のものにはいけない、国会で議論...全文を見る
○国務大臣(海部俊樹君) 拠出いたしました資金は運営委員会を通じてその使途について報告を受けることになっております。そして、拠出国である日本の意図に反して使われないような仕組みになっておるということも私は申し上げてまいりましたので、その報告を受けましたならば適切に国会にできるだけ...全文を見る
○国務大臣(海部俊樹君) 去るイラクの行為の反省に立って、未然の予防のために、軍事支出等の多い国に対するODAの問題について政府は今いろいろ検討をしてまいりましたけれども、ちょっと長くなりますが正確にお答えをさせていただきたいと思います。  我が国の政府開発援助は、途上国の貧困...全文を見る
○国務大臣(海部俊樹君) ODAの問題についていろいろな御議論のあったことは十分承知いたしておりますし、同時にまた、日本がそのような協力をする以上、やはりその国の発展とその国の民生の向上に役立つものでなければならぬという基本はまさにそのとおりであります。事前の調査とか、いやしくも...全文を見る
○国務大臣(海部俊樹君) 御指摘の米国障害者法という法律は、公共施設の利用とか電気通信などの分野における障害に基づく差別を禁止すること、また雇用においても、いろいろな規定がございますけれども、十五人以上の事業所に対して合理的な理由なくして雇用上の差別を禁ずるというような法律である...全文を見る
○国務大臣(海部俊樹君) 三十兆円と六千億円はどうだと仰せられても、三十兆円の中身の詳しいことはよく承知しておりませんので、十分私も研究をして参考とさせていただきます。
○国務大臣(海部俊樹君) 今御質問を承っておりましたが、そういった精神薄弱者と言われる方々の持っておる障害の中でも、しかし能力を最大限開発して社会に今参加をし、また労働大臣の答弁でも職業についておられる方もあるわけでありますから、できるだけその能力を引き出すようにして、またそのよ...全文を見る
○国務大臣(海部俊樹君) 国連障害者の十年、最後に当たる平成四年に向けて今、後期重点施策というものをつくり、取り組むべき施策の中に御議論になっておる福祉、教育、雇用、生活環境など各種施策の推進に努めることが書かれ、自立と社会参加の一層の推進が図られるように努力をしておるところであ...全文を見る
○国務大臣(海部俊樹君) 使途不明金というのは、国税当局が調査をしてもどうしても何に使われたかわからないということでそれは損金に入れないという答弁が今あったようでありますが、それが質が変わって法に触れるような問題があるとするときは、今検察から答弁があったように適正な対処をされる問...全文を見る
○国務大臣(海部俊樹君) 先ほど基本的な考えを申し述べましたように、使途を不明のままにしておかないで、なるべく使途の明細を税務当局としてはできる限り調査をしていかなければならぬのは姿勢として当然のことと思いますし、同時に、本当にわからないのか、あるいはおっしゃっておるように故意に...全文を見る
○国務大臣(海部俊樹君) 私は再三、現行の法律の仕組みにおいて国税当局でなすべきことは国税当局で解明をしていく、それから次元が変わってくる問題については他の担当のところで適正に法に照らしてその問題を追及するという答弁がここでなされておるものと思います。  なお、国税当局の不明金...全文を見る
○国務大臣(海部俊樹君) 申し上げておりますように、使途不明金というものが残らないように国税当局でなし得る限りの努力はする、それから、それが本当の使途不明じゃなくてほかの次元にかかわる問題のときには適正に他の法に従って処置されるべき問題である、こう分けて考えておるわけでありますが...全文を見る
○国務大臣(海部俊樹君) 率直に申し上げまして、不法とか違法とかいうようなことをなくして、国際化時代でありますから、新しい日本の法律の仕組みをきちっと相手国も守っていただきながら、またその人も日本で身につけた技術を持ち帰ってそれぞれの国の発展と安定に役立たせるような、そんなことを...全文を見る
○国務大臣(海部俊樹君) 関係大臣が今申し上げましたように、それぞれ日本の国内の現在の仕組みとその条約の示しておる問題との間に検討をしなければならない問題があるというそれぞれの立場の報告でございました。その検討を待って対処したいと思います。
○国務大臣(海部俊樹君) 私の気持ちを率直に言わせていただきますと、会期内に提出してあります法案をどうか通していただきたい、この気持ちでいっぱいでございまして、ただいまのところ、それ以上でもそれ以下でもございません。どうぞよろしくお願いいたします。
○国務大臣(海部俊樹君) 政治改革の問題については、私の方から、政府の審議会の答申はすべて取りまとめ、それを与党の方にお願いして自由民主党の党議決定を、また私は各党の党首の皆さんに、昨年の暮れ党首会談を開いて、こういうことで作業を進めたいから各党御理解、御協力をお願いしますと要請...全文を見る
○国務大臣(海部俊樹君) それは自民党総裁として自民党の選挙制度調査会長や自民党の政治改革本部の本部長、本部長代理、皆さん幹部と私はときどき出会って促進状況等も話をしておる党内の問題を、答えるとおっしゃったから申し上げたんですけれども、四月の終わりごろまでに党内の議論を集約してく...全文を見る
○国務大臣(海部俊樹君) 政治改革全体の流れの中で、まず第一に政治とお金の関係で、政治家の側から支出をするときの問題についての公職選挙法の一部改正案は皆さんの御理解と御協力をいただいて昨年の二月の選挙から適用するように成立したことは、これは御承知のとおりだと思います。  また、...全文を見る
○国務大臣(海部俊樹君) 日米の二国間関係というのは私は極めて重要な関係だと思っておりますし、またいろいろ今後の問題についても、日米の間だけじゃなくてもっと広い意味で、地球の環境とかあるいは人権の問題とか、いろいろな問題等も出てくるはずであります。  そういったことを幅広く推し...全文を見る
○国務大臣(海部俊樹君) へりくだったわけでも何でもなくて、私は白浜議員と見解を異にするのかもしれませんが、もし昨年の八月にブッシュ大統領が指導力を発揮してあのような迅速な展開をし平和の破壊があれ以上広がることを阻止しなかったならばどうなっておったろうかということを考えますと、あ...全文を見る
○国務大臣(海部俊樹君) ウルグアイ・ラウンドというのは、よく御承知と思いますが、十五分野にわたる交渉をそれぞれ行っており、特に農業問題に関しては、アメリカにはウエーバー条項がある、EC諸国には可変課徴金の問題がある、輸出補助金の問題もある。アメリカ議会では九〇年に農業保護法とい...全文を見る
○国務大臣(海部俊樹君) 米の問題だけを取り上げて議論しますならば、米問題は日本は自給するという原則に立ってきょうまで主張してきたわけでありますから、そういったことに立って日本の主張についての共通の理解を得るような努力を続けてきたわけですし、各国それぞれいろいろな問題がありますか...全文を見る
○国務大臣(海部俊樹君) ボン・サミットのときにも私は各国の首脳にウルグアイ・ラウンドの成功の必要性は説きましたが、そのとき、米は日本の場合は非常に特殊な状況にあって難しい問題もあるわけでありますから、これについては今後ウルグアイ・ラウンドの場所の中で、食糧安全保障の枠組みの中で...全文を見る
○国務大臣(海部俊樹君) 相談しながら努力をしていこうということであって、日本の立場を既に認めて、各国がわかったと言ってもらうなればもうそれは解決するわけでありますけれども、そうじゃないところにこれから努力し続けていかなきゃならぬ難しい問題があるということで、全力を挙げて努力をい...全文を見る
○国務大臣(海部俊樹君) これにはいろいろの前提があってお話を申し上げておったと思いますが、今本当に苦しんでいる人が目の前にあったときに医師が助けるか助けないか、診るか診ないかということだけにスポットを当ててみますと、それはやはり診て助けてあげるのが人道上正しい答えだ、これはそこ...全文を見る
○国務大臣(海部俊樹君) ただいま大蔵大臣が答えたとおりでございまして、必要なような状況が出てくるときにはまた機動的な対応をしなければならぬでしょうけれども、現在は大蔵大臣の答弁と同じ考えでございます。
○国務大臣(海部俊樹君) 第二次世界大戦をどのように評価して反省しておるのかという御質問でありますが、私は過去の歴史の反省に立って、我が国の行為が近隣諸国等に耐えがたい苦痛を与えた、そのことを深く反省しておりますし、また今後はその反省に立って行動をしていかなければならぬということ...全文を見る
○国務大臣(海部俊樹君) 我が国が過去において戦争を通じて近隣諸国等の国民に対し重大な損害を与えたのは事実であり、かかる我が国の過去の行為について、侵略的事実を否定することはできないと考えております。  我が国はかかる認識を踏まえ平和への決意を新たにするとともに、このようなこと...全文を見る
○国務大臣(海部俊樹君) 侵略的事実があったと申し上げておりますし、私は、日本は二度と再び侵略戦争はしないという誓いを歴史の反省に立って行っているということをこの委員会でも繰り返し答弁をしておるところであります。
○国務大臣(海部俊樹君) 何度も申し上げておりますように、私は過去の歴史の反省に立って、我が国の行為が近隣諸国の人々に耐えがたい苦痛を与えたことを深く反省し、二度と再び侵略戦争をしないということを私の政策の最重点に置いておるということを何回も申し上げておるわけでありまして、その歴...全文を見る
○国務大臣(海部俊樹君) 私も、丁寧に申し上げておりますけれども、過去を消したり書き直したりすることはそれはできませんし、許されませんし、ですから歴史の反省に立って、我が国の行為によって近隣諸国の人々に耐えがたい迷惑をかけたということ、そのことを率直に反省し、その点に立って物を申...全文を見る
○国務大臣(海部俊樹君) 昨年の日韓首脳会談のときにも率直に申し上げましたが、私はそのことについて歴史の厳しい反省に立っての認識を申し上げ、盧泰愚大統領もそのことを、その認識を高く評価して、今後は日韓新時代を前向きにつくっていこうということで合意をいたしました。
○国務大臣(海部俊樹君) いろいろ問題がございまして、私は戦没者の慰霊のために八月の十五日には慰霊をいたしましたが、それはA級戦犯の問題とは別個の問題でございます。
○国務大臣(海部俊樹君) そのような考え方を官房長官も私も述べておりませんし、私は過去の歴史の厳しい反省に立って行っておるということ、八月十五日も武道館へ行って英霊のみたまに心から礼拝をしてきたということ、それを申し上げたわけであります。
○国務大臣(海部俊樹君) 御質問でございますからあえて答えさせていただきますが、自由民主党の政治改革本部がいろいろ議論して昨年決定しました改革案の中には、自由民主党自体の改革とともに国会の改革ということも入っておりました。
○国務大臣(海部俊樹君) これは予算委員会の場でお答えすべきことかどうか非常にちゅうちょいたしますが、自由民主党の総裁としては、今回の地方選挙は執行部が中心となって全国的に勝利をおさめた、したがいまして幹事長がその責任を負う必要はないという判断を持っておりますが、その間いろいろな...全文を見る
○国務大臣(海部俊樹君) 中東地域にあのようなイラクのクウェート侵略、併合というような事態が勃発をして、日本としては、東西の対立が終わりを告げて平和が来るという大きな希望を持っておったやさきでありましたから、これに対しては新しい世界秩序をつくるために力による侵略、併合を認めてはい...全文を見る
○国務大臣(海部俊樹君) いろいろな御批判は謙虚に受けさせていただきます。    〔理事坂野重信君退席、委員長着席〕  また、当初八月二十九日に第一次の貢献策をつくりましたときに、率直に申し上げますと、この平和回復活動がどれくらいの期間かかるのか、あるいは国際社会の総意につい...全文を見る
○国務大臣(海部俊樹君) 私は、国連中心主義ということはいつも使う言葉ですが、絶対主義ということを言ったことはございませんし、私自身が今の国連がパーフェクトである、絶対的であるというように正直に言って率直に受けとめておりませんので、御答弁の中で国連の機能を強化しつつというようなこ...全文を見る
○国務大臣(海部俊樹君) 国益とはと問われて一言で答えると、日本の政治の目指しておる、国にとっては平和、国民生活にとっては安定向上を図るということになりますが、日本は今国際化時代に、国際社会の平和な、自由な、そして市場経済の秩序の中で生きておるわけでありますから、そういった世界の...全文を見る
○国務大臣(海部俊樹君) 大きい、重い責任を背負った、そしてまたその御期待にこたえるべく、微力でありますが全力を挙げて頑張らなければならない、こう思っております。
○国務大臣(海部俊樹君) 御質問を承り、また答弁を聞いておりまして、いろいろ難しい問題があることはわかるんですけれども、しかし福祉というものは極めて大切なものであり、しかも、十カ年戦略が決まってそれにはマンパワーが必要であるということもここで何回も議論されておるテーマでありますし...全文を見る
○国務大臣(海部俊樹君) 最後に行った銭湯は、古い話ですが、西武線の西武柳沢という駅の真ん前にあるおふろ屋さんであったと記憶しております。
○国務大臣(海部俊樹君) もうお二人から至れりの答弁が出ておりますが、衛生保健の向上とともに、銭湯はやっぱり触れ合いの場だと思うんです。私も、おふろのお友達というのができて今日まで声をかけ合ったりする、そういったこともありますから、今後とも低利融資とか、あるいは自治体でも独自に助...全文を見る
04月11日第120回国会 衆議院 本会議 第23号
議事録を見る
○内閣総理大臣(海部俊樹君) 伊東議員にお答えをいたします。  現在の老人保健制度は、社会保険方式を基本としつつも、公費負担は既に相当の水準で行っておるところでありますが、今回の見直しに当たっては、介護の重要性にかんがみ、老人医療費の中で介護的要素の強い部分に対する公費負担割合...全文を見る
○内閣総理大臣(海部俊樹君) 大野議員にお答えを申し上げます。  明るい活力ある長寿・福祉社会を建設していくその目標は、平成元年十二月に策定しました「高齢者保健福祉推進十か年戦略」であります。ここにおいては、ホームヘルパー等在宅福祉サービスの整備、老人保健施設、特別養護老人ホー...全文を見る
○内閣総理大臣(海部俊樹君) 柳田議員にお答えを申し上げます。  現在の老人保健制度は、社会保険方式を基本としつつも、老人医療に対する公費負担割合は既に実質的にはかなりの水準に達しておりますが、今回の改正では、老人医療の中の介護的要素に着目をして公費負担の割合を引き上げることと...全文を見る
04月12日第120回国会 参議院 本会議 第18号
議事録を見る
○国務大臣(海部俊樹君) 前島議員にお答えを申し上げます。  育児休業法案は、働く人々がその能力と経験を生かしながら、仕事も家庭も充実した生活を営むことができる働きやすい環境づくりを進めることが喫緊の課題となっておる中で、重要な意味を持っておる、こう考えて提案しておるものでござ...全文を見る
○国務大臣(海部俊樹君) 糸久議員にお答え申し上げます。  子育ての重要性は、個々の人々の家庭生活の充実という観点でも、また次代を担う者の健全な育成という観点においても、大切なものであるということを十分認識しておるところでございます。今回の法律案は、子供を育成する労働者が継続し...全文を見る
○国務大臣(海部俊樹君) 中西議員にお答えをいたします。  育児休業の法制化において、育児休業制度に関する諸条件をどこまで法律に盛り込むべきかについてはいろいろ御意見があるところでございますが、政府といたしましては、育児休業の取得を法的に保障するための基本的な枠組みをつくること...全文を見る
○国務大臣(海部俊樹君) 沓脱議員にお答えをいたします。  いろいろな制約の中で勤労女性の方々が生き生きと家事・育児と仕事を両立させながら生きている、その頑張りとその夫の奮闘ぶりが我が国の経済社会を支えていると考えるがどうかという冒頭のお尋ねでございますが、私は大きな役割を果た...全文を見る
○国務大臣(海部俊樹君) 乾議員にお答えを申し上げます。  育児休業の取得を法的に保障するための基本的な枠組みをつくることが最も大切だと政府は考えてこの法律案を提案した次第でございますが、休業期間中の労働者の経済的援助につきましては、さまざまな御意見、見解の違いが見られて、この...全文を見る
○国務大臣(海部俊樹君) 勝木議員にお答えを申し上げます。  働く人々がその能力と経験を生かしつつ、仕事も家庭も充実した生活を営むことができるという、働きやすい環境づくりを進めることが大切な政策課題となっている中で、今回の育児休業制度はその中核的な施策の一つであると認識をいたし...全文を見る
04月17日第120回国会 参議院 本会議 第19号
議事録を見る
○国務大臣(海部俊樹君) 吉田議員にお答えをいたします。  御激励賜りありがとうございました。全力を挙げて取り組んでおります。  お尋ねの大店法の問題でありますが、これは日米構造問題協議というのが、そもそも、対外不均衡是正に向けての経済政策協調努力をお互いに補完するものとして...全文を見る
04月19日第120回国会 参議院 本会議 第20号
議事録を見る
○国務大臣(海部俊樹君) 岩本議員にお答えをいたします。  地方自治は民主政治の基盤であり、私は、住民に最も近い立場にある地方公共団体が自主性、自律性の強化を図っていくべきことが大切と考えております。  また、都知事選においての問題にお触れになりましたが、私は減税そのものには...全文を見る
○国務大臣(海部俊樹君) 三上議員にお答えを申し上げます。  最初に、温かいお言葉で激励をいただき、ありがとうございました。  続いて、御質問の土地政策についてお答えいたしますが、このため、これまでも土地取引規制、土地関連融資の規制、住宅宅地供給の促進、土地の高度有効利用の促...全文を見る
○国務大臣(海部俊樹君) 中野議員にお答えを申し上げます。  地価高騰の原因についてのお尋ねでありますが、私は、大都市圏、特に都心部の業務用地の需要の急激な増大、金余り現象、こういった状況の中で住宅地の買いかえ需要がふえ、これらの需要の増大を見込んだ投機的取引を招いたことが主た...全文を見る
04月22日第120回国会 参議院 決算委員会 第2号
議事録を見る
○国務大臣(海部俊樹君) 決算の重要性については、ただいま委員長の指摘されたとおりだと認識をいたしております。  また、政府といたしましても、予算の適正かつ効率的な執行に留意してきておるつもりでありますが、予算編成に当たっても決算の成果を十分に反映させるよう努めておるところであ...全文を見る
○国務大臣(海部俊樹君) 決算書を国会に御提出することについて、従来からできるだけ早期に御提出するよう努力をしてきたところでありますし、また、そのために必要な手続である内閣から検査院への送付は、法律では翌年の十一月三十日までとなっておりますが、従来からこれを一カ月半ほど繰り上げて...全文を見る
○国務大臣(海部俊樹君) 六十一年度の決算につきまして、衆議院では御理解を得られましたが参議院では御理解を得られなかったことにつきまして、まことに遺憾なことであったと受けとめております。  政府といたしましては、国会の御審議、御指摘を踏まえ、今後とも予算の適正かつ効率的な執行に...全文を見る
○国務大臣(海部俊樹君) 予備費につきましては、その対象が政策的な経費でありましても、予見しがたい予算の不足に充てるとの要件で法律上内閣の責任において使用することが認められておるものでございます。ただいま御指摘をいただきました湾岸における平和回復活動に対する協力につきましては、こ...全文を見る
○国務大臣(海部俊樹君) 納税者の大部分は適正に納税していただいているものと認識をいたしておりますが、お触れになりましたような悪質な脱税事案に対しましては、重加算税の賦課、検察官への告発など、厳正に対処しているところであります。  今後とも脱税のない社会の実現に向けて、一層の努...全文を見る
○国務大臣(海部俊樹君) 外交実施体制の問題につきましては、各国との数を比較いたしますと、日本の外交官は一人一人がそれぞれ幅広く多くの責任を果たしながらよく頑張ってくれておるということを私はしみじみ感じます。しかし、物にはおのずから限度というものもございますので、私どもはこの数年...全文を見る
○国務大臣(海部俊樹君) 原子力船「むつ」につきましては、昭和四十九年の放射線漏れ後の修理及び新定係港の確保のため開発計画の遅延を見ましたことは、まことに遺憾でありました。しかしながら、世界有数の造船海運国である我が国は、将来に備えて原子力船に関する技術、知見の蓄積、涵養を図るこ...全文を見る
○国務大臣(海部俊樹君) ソ連の元首が訪日されるということは歴史上初めてのことでございましたし、また、日本とソ連の間に安定的な信頼に基づいた友好関係を確立するためには、どうしても領土問題を解決して平和条約を締結しなければならない。これに対して、日ソの関係を質的に変えていきたい、私...全文を見る
○国務大臣(海部俊樹君) 今回の会談で、アジア・太平洋地域の問題の議論の中で、北方四島における軍事力の削減ということをゴルバチョフ大統領が言われました。私はそのときに、我が方が強く求めたいのは撤退でありますから、撤退をしてもらうと非常にいいということも言ったのでありますが、結局ソ...全文を見る
○国務大臣(海部俊樹君) 抑留者の問題につきましては、会談の冒頭に私から、ハバロフスクの抑留されて亡くなられた日本人墓地に花輪をささげてこられた、そしてそれは哀悼の意を表明する行為だと言われたことについては、私も、歴史のわだかまりを解くためにそのような行動をされたという、歴史の見...全文を見る
○国務大臣(海部俊樹君) ただいま、いろいろな立場でソ連の調査団を迎え入れたり、あるいはこちらから専門家を派遣したりしておりますのも、ソ連のペレストロイカを成功させるための日本としてのできる限りの技術的支援である、これはもう順次行っておることは御承知のとおりでございますし、また、...全文を見る
○国務大臣(海部俊樹君) 去る四月十日でございましたが、私は婦人問題企画推進有識者会議に参りまして、今後五年間に取り組むべき重点課題につき、貴重な御意見を承ってまいりました。推進本部といたしましては、このいただきました意見を尊重しつつ、できるだけ早い時期に、今後五年間に講ずべき具...全文を見る
○国務大臣(海部俊樹君) 前半の御質問の、審議会の御婦人の数をふやすということは、御指摘のとおりの努力目標でございまして、おっしゃったようにただいまのところ八・二%でございます。けれども、毎年毎年努力をいたしてまいりまして、一%ずつ着実に上がってきたという経緯もございましたから、...全文を見る
○国務大臣(海部俊樹君) これにつきましては、私は男女の出会いと家庭生活というものは極めて厳粛に考えなきゃならない大切なものだと受けとめておりますので、その中においてこういった別姓の御議論がどんどん進んでくるということになれば、それは受けとめて、それぞれのお考えを認めていくような...全文を見る
○国務大臣(海部俊樹君) いわゆる同和問題に関しましては、憲法に保障された基本的人権にかかわる重要な問題である、こういう認識のもとに、今御指摘のように、政府としては昭和四十四年以来二十年余りにわたって三たび特別措置法に基づき今日まで関係諸施策の推進に努めて一定の成果を上げてきたと...全文を見る
○国務大臣(海部俊樹君) 最初に申し上げましたとおり、これは憲法に関する、基本的人権にかかわる重要な問題であると認識をいたしておりますので、ただ単にハードの面のみでなく、やっぱり大切なことは人の心の中にそういった基本的人権を大切にする、こういう大原則をきちっと踏まえていかなければ...全文を見る
○国務大臣(海部俊樹君) 御指摘のように、決算は予算の執行の実績でありますから、国会においてその審査は、予算の執行が所期の目的を果たしているかどうか、それらについて審査、検討されるもので、極めて重要なものと認識をいたしております。  政府といたしましては、従来から決算に関する国...全文を見る
○国務大臣(海部俊樹君) 御承知のとおり、会計検査院は内閣から独立した機関としての立場から、検査体制の充実強化に努める必要があるという御指摘は私も率直に受けとめさせていただきます。  この点から、定員、予算の確保についても内閣は十分配慮してきているところでありますが、会計検査院...全文を見る
○国務大臣(海部俊樹君) 御意見、謹んで拝聴いたしました。  衆議院の方でも多くの委員の方がいろんな角度から御質問をいただき、政府もそれに真剣にお答えをしてきておるつもりでおります。  なお、最初の御提案の問題、テレビ中継の話は、私も議院運営委員長という仕事をさせていただきま...全文を見る
○国務大臣(海部俊樹君) 最初に、御激励を賜りましてありがとうございました。御指示のとおり、私も原則を踏まえて一日も早く真に日ソの安定的な関係ができ上がるように、領土問題、平和条約の解決に全力を挙げてまいりたいと思っております。ありがとうございました。  また、御質問についてで...全文を見る
○国務大臣(海部俊樹君) ただいま御指摘の、許認可権限を地方へもっと委譲をしろというお話でございますが、国と地方を通ずる行政の簡素化、合理化及び地方自治の尊重の観点から、住民に身近な行政は住民に身近な地方公共団体が処理できるよう、臨調答申等に沿って権限委譲に努めてきたところであり...全文を見る
○国務大臣(海部俊樹君) 地方公共団体に対する補助金等につきましては、国と地方公共団体が協力して、事務・事業を実施するに際し、一定の行政水準の維持や特定の施策の奨励等のための政策手段として重要な機能を担っているものと認識をいたしております。  しかし、他方において、補助金等につ...全文を見る
○国務大臣(海部俊樹君) ただいま陳情政治という立場でのお話でありましたが、私どもも、予算編成時期等において多くの方々がおいでになること、またそれによって地方自治体がいろいろな所用のために出てこられることについて、私はむだとはちょっと申し上げかねるんですが……
○国務大臣(海部俊樹君) そのようなことを、何とか両者の意思の疎通をもう少し、あのような行為をしなくても、的確につかんでおって、例えて言うなれば電話で意思が通じるとか、あるいは日ごろの資料の交換等でよく実情がわかるとか、あるいは地方がこれだけのことを分担しておればこれで地方のこと...全文を見る
○国務大臣(海部俊樹君) ただいまの御指摘について、私は、原則的に省庁の縦割りが強過ぎるということに対する御批判は、常にいろいろな角度から承ってもおりますし、また、例えば私が青年局長時代の体験から申しましても、青少年のための施設とか家とか、いろいろなものを考えますときにも、各省に...全文を見る
○国務大臣(海部俊樹君) 前半の問題につきましては、私、具体的事実を一度よく聞いてみまして、農林水産大臣とそれから文教関係の教育委員会その他の方の問題と、こういうときには事前にどういう調整をされて地方自治体でどういう仕組みになっておるのか、よく私も勉強をさせていただき、両者の意見...全文を見る
○国務大臣(海部俊樹君) こういうところでは大変お答えしにくい御質問でございますけれども、私は、初めて国家公務員の試験に受かって採用されて研修を受けるために全国から集まってきた人々に対して、初心忘るべからずが大切であるとこう思いましたので、第一歩に当たってそのような決意をし、また...全文を見る
○国務大臣(海部俊樹君) 御承知のとおりに、今冷戦時代が終わりを告げて、世界が、自由と民主主義と市場経済の価値というものを普遍的な原理として尊重しながら、間違っても力でもって他国への侵略や併合はしないという大きな旗印を立てて、平和と繁栄の方に動いておるということは、私は極めて望ま...全文を見る
○国務大臣(海部俊樹君) 日ソの首脳会談につきましては、御指摘のとおり史上初めてのことでございましたし、また日ソの間には、きょうまで長い間イバラの道が続いたわけで、私は日ソが隣国として本当に信頼できる友好関係のある国交を樹立していかなければならない。それは日ソのためのみならずアジ...全文を見る
○国務大臣(海部俊樹君) 湾岸の問題につきまては、日本にはできることとできないことがあのだという立場を踏まえて、できないことは力でお役に立つことである、それ以外のことでできることはないであろうか。いろいろ御協力もいただき、努力も政府としてはいたしました。昨年の国連平和協力法案の問...全文を見る
○国務大臣(海部俊樹君) 御質問の御趣旨は私も重々大切なことと受けとめますし、また国際社会にその方面で日本が積極的に貢献をしていきたいと、かように考えております。
○国務大臣(海部俊樹君) 大浜委員の御見解を私も承りましたが、政府といたしましては、衆議院で御同意をいただき参議院では御同意をいただけなかったということを心にとどめて、今後とも予算の適正かつ効率的な執行に努めて、国会の御同意をいただけるように鋭意努力をしていかなければならない、か...全文を見る
○国務大臣(海部俊樹君) 会計検査院は、国等の収入支出について、決算内容の合法性と的確性を判断することを職務とする憲法上の機関であります。  この会計検査院の地位については、法第一条に、「会計検査院は、内閣に対し独立の地位を有する。」と規定されているところであります。内閣から独...全文を見る
○国務大臣(海部俊樹君) 国の収入支出の決算の検査を行うほか、会計検査院は法律に定める会計の検査を行い、また会計経理を監督し、その適正を期し、かつ是正を図るという機関でございますから、今御指摘の総務庁の行政監察と役割や目的において基本的に違うところがあると私は考えます。  そこ...全文を見る
○国務大臣(海部俊樹君) 会計検査院の検査に関しましては、各行政機関等は最大限の協力をしているところでありますが、今後とも、各機関の検査が従来どおりスムーズに行えるように配慮をしてまいりたいと考えております。
○国務大臣(海部俊樹君) その正確な表現は忘れましたが、私ども廊下を歩いておりますときに、記者団の方に取り囲まれて、いろいろ歩きながらの質問を受けるわけでございます。そのときに、たしかこれは党の方の御意見だったと思いますが、法律を改正してやらなければ輸送機は出せないのではないか、...全文を見る
○国務大臣(海部俊樹君) これは、今まで具体的に限定的に列挙をされております第百二十六条の十六に掲げた方をお読みになったと私は思いますけれども、それは必要があると想定をされた人をこの百二十六条の十六には書かれておるものと、そういう共通性がある、私はこのように受けとめます。
○国務大臣(海部俊樹君) 共通する要素はとおっしゃいますが、例えば国賓に準ずる賓客というのはやはり国賓に準ずる者でありますし、その社会的地位とか使命とかその他についていろいろ、衆議院議長、参議院議長は最高裁判所長官とともに三権の長でありますが、天皇はやはり別に、憲法上の象徴という...全文を見る
○国務大臣(海部俊樹君) 私は、昨年のイラクによるクウェートの侵略という出来事が起こって、それに伴って、申し上げたように日本は力でもってお役に立つことできませんでした。避難民の人がその周辺地域に出てこられる、それを何とかして本国へ送り返したいというそういうお話、民間航空に最初のう...全文を見る
○国務大臣(海部俊樹君) 本日の政府・与党首脳会議で私どもが検討をいたしましたのは、最近の一連の出来事の中で、どのような国際貢献ができるだろうか、いろんなことをテーマとして検討いたしました。その中に掃海艇の派遣の問題も含まれておりました。それについては、明日もさらにいろいろと詰め...全文を見る
○国務大臣(海部俊樹君) きょうの政府・与党で私が国対委員長に申しましたのは、日ソ交渉が終わって、その経過、結果、今後のことについて御報告をして意見を聞きたい。それからもう一つは、四月十二日に国連の停戦決議の発効があって、先ほども申しましたように、クルド族に対する新しい対応あるい...全文を見る
○国務大臣(海部俊樹君) きょう急遽決めたわけではございませんし、また野党党首との会談を開くに当たっても、各党への御連絡を、きょうまで、党首会談を開いたときのそれぞれの経緯を踏まえて手続もとらなければならぬと思いますし、また、政府・与党の間では常に月曜日に政府・与党首脳会議という...全文を見る
○国務大臣(海部俊樹君) これは、湾岸における平和回復活動の一環として、私どもは、今あの地域で行われておる重油の回収作業とか油井の炎上に対して人を出し、調査団を出し、いろいろ調査をしております。何が貢献できるものであるか、各省担当にそれぞれ何ができるか具体的に案をまとめて出してほ...全文を見る
○国務大臣(海部俊樹君) これは、あの地域というものが今どのような状況にあるのか、そして日本は力でもってお役に立てなかったけれども、我が国やあるいは国民生活にとって必要不可欠な問題について、各党がどのような御理解をいただき、どのような御意見をいただけるかということを私は率直に聞き...全文を見る
○国務大臣(海部俊樹君) 明日の党首会談は、先ほど申しましたように、日ソ交渉に対するその御報告と、今後どう対応していくかという大きな柱が一つ。もう一つは、原油の回収作業の進捗状況やクルド族に対する支援の問題や、緊急援助隊を出しておる問題や、そういった一連の中で、各界のいろいろなお...全文を見る
○国務大臣(海部俊樹君) 憲法上の問題につきましては、憲法が禁止しておるのは武力による威嚇または武力の行使を伴うものであって、そして力をもって他国の領土、領空、領海に武装部隊が出ていくことはこれはいけない、国権の発動たる戦争を禁止しておるものと私は受けとめておりますから。その他の...全文を見る
○国務大臣(海部俊樹君) これは随分長時間いろいろな表現でやりましたので簡単に申し上げることは非常に困難ですけれども、私は、法律論、物事の本質論に従っておっしゃるように確認を迫りましたが、日本の基本的な立場は国会決議にもあるように四島ですから、二島だけの返還の問題よりも、四島の主...全文を見る
○国務大臣(海部俊樹君) 今欧亜局長が詳しく御答弁したとおりでございます。
○国務大臣(海部俊樹君) 行政手続の内外への透明性の向上、公正の確保を図るための法制の統一的な整備は極めて重要なものであると考えておりますので、このため、昨年の十月に発足しました行革審に対して、その第一回の会議で私から調査、審議をお願いしてきたところであります。  現在、同審議...全文を見る
○国務大臣(海部俊樹君) 全体として、委員のおっしゃったことに対して、私は外交は国と国との間柄を律する大切な関係でありますから、これは政府に、一つの窓口としての専権事項としてお認めをいただいておるものである、こう思っております。  ただ、議員の皆さん方がいろいろなお立場で日ごろ...全文を見る
○国務大臣(海部俊樹君) これは国連のスタートいたしまして以来、日本が憲章第四条に基づく平和愛好国として国連加盟を認められて以来、御指摘のようにでき得る限りの協力、努力もしてまいりました。今、国連の中において認められる国になってきたわけでありますから、敵国扱いというのはこれはやめ...全文を見る
04月23日第120回国会 衆議院 本会議 第25号
議事録を見る
○内閣総理大臣(海部俊樹君) 小森議員にお答えを申し上げます。  借地・借家法の見直しの方向の基本的認識についてと申されましたが、私は、今回この法律は、約五十年にわたって基本的な改正がなかったものでありまして、その後の社会経済情勢の著しい変化に対応し切れないようになってきたと基...全文を見る
○内閣総理大臣(海部俊樹君) 東議員にお答えを申し上げます。  借地法及び借家法は、御指摘のように大正十年に制定されて、この五十年間基本的な改正がないまま経過いたしておりますから、この間の社会経済情勢の変化が著しくて、それぞれ対応し切れないような状況が出てきておると認識をいたし...全文を見る
○内閣総理大臣(海部俊樹君) 木島議員にお答えをいたします。  今回の地価高騰が住宅取得の夢を奪い、また我が国経済社会に深刻な影響を与えることは十分に認識しており、そのため土地住宅政策の確立に全力を挙げておるところであります。この事態に対処するために、需給両面にわたる各般の施策...全文を見る
○内閣総理大臣(海部俊樹君) お答えを申し上げます。  地球環境問題は極めて重大な問題であり、我が国も、その国際的地位に応じて積極的に国際貢献を進めていくことが必要であるという基本認識はともにいたしております。  国際連合の枠組みにおきましては、我が国は、国連環境計画を初め国...全文を見る
04月24日第120回国会 参議院 大蔵委員会 第11号
議事録を見る
○国務大臣(海部俊樹君) どこかからの要請を受けたということではなくて、日本政府の独自の判断によって派遣をしよう、こういうものでございます。
○国務大臣(海部俊樹君) 今回派遣を決定いたしますその根拠と申しますか、状況判断をいたしました第一の理由は、湾岸の平和回復のために積極的に貢献をしていかなければならないという基本に立って、日本時間の四月の十二日に国連で正式停戦が成立しました。したがって、あの地域においては紛争状態...全文を見る
○国務大臣(海部俊樹君) 自衛隊は専守防衛であるという点についてはそのとおりであります。その本来の任務というものが第三条に示されておることも私はそのとおりと考えます。しかし、第八章にいろいろなことが書いてありまして、例えば専守防衛という考え方からいくとちょっと別の任務になるわけで...全文を見る
○国務大臣(海部俊樹君) 日本の憲法には、例えば第九条の冒頭に「正義と秩序を基調とする国際平和を誠実に希求し」、こう書いてあって、同時に戦争に対する深い反省に立って、「国権の発動たる戦争と、武力による威嚇又は武力の行使は、国際紛争を解決する手段としては、永久にこれを放棄する。」、...全文を見る
○国務大臣(海部俊樹君) 後ほど正確なことは申し上げますけれども、私が特に考えて指示しましたことは、今でも掃海艇というのはそれぞれの基地にいて、維持され、乗組員の給料は防衛庁予算で払われており、それから糧食費も衣服費も全部現段階の予算の中で措置されておると私は聞いておりますが、問...全文を見る
○国務大臣(海部俊樹君) 土地神話というのは、私の頭の中では、土地はとにかく持っておればもうかるものだ、だから土地を利用するために持つのではなくて、土地を持つことによって値上がりを待って投機の対象にしょうというような風潮がずっと続いて、それが崩れておらない、持っておれば持っておる...全文を見る
○国務大臣(海部俊樹君) お言葉を返すようで申しわけありませんけれども、それは私も各報道に 土地神話という言葉が躍っておるのを見てなるほどなという受けとめ方もしましたし、また政府の税制調査会でも、「その背後にあるのは、土地ほど有利な資産はないという人々の意識、即ち「土地神話」で...全文を見る
○国務大臣(海部俊樹君) 近年の著しい地価の上昇の率を調べてみますと、特に東京とか大阪とか大都市の都心部を中心にいろいろな需要が起こってきた、それによってまた土地の買いかえをしようという需要も起こってきた、そういう需要とあわせて融資が行われてきた、その相乗効果の中でいろいろ起こっ...全文を見る
○国務大臣(海部俊樹君) 八七年の七月二日とおっしゃいましたが、私はその決算委員会には属しておりませんでしたのでその事実は知りませんけれども、需要と供給のバランスが大切だということについてその当時からいろいろ御意見があったということは記憶しております。
○国務大臣(海部俊樹君) 土地の問題につきましては、一昨年成立させていただいた土地基本法の理念を踏まえて、今年の一月、総合土地政策推進要綱というものを閣議で決定をいたしました。  税制だけですべてが解決するものだとは考えておりませんけれども、税制は一つの大きな柱であると思います...全文を見る
○国務大臣(海部俊樹君) 総合土地政策推進要綱で私たちが一応目指しましたものは、平均的な給与水準の勤労者が年収の五倍程度で規模の上でも通勤時間の上でも適当な住生活を享受し得るようにしたい、そのためにこれからも総合的な土地対策の一層強力な努力を払っていきたいということであります。土...全文を見る
○国務大臣(海部俊樹君) これは最初から申し上げておりますように、税だけでこの目標が達成されるものでもありませんし、また、土地の税についても地価税とともにその他の税も適正な水準になっていくものでありますし、いろいろな政策の総合判断ですから、今回の地価税だけでどれだけ効果があるか具...全文を見る
○国務大臣(海部俊樹君) ただいま最初の御指摘の見直しの年限のことでありますが、少なくとも五年ごとの見直しであることから、必要が認められる場合には五年にとらわれずに三年後に見直しを行うことも可能であると私は思っております。  また、土地の鎮静化、高騰がどうなるかということは、地...全文を見る
○国務大臣(海部俊樹君) 御指摘のように、地価税の税収は増収を目的とするものではございません。その点はそのとおりでございます。  それから、「その一部は所得課税の減税と合わせ、土地対策等に資するという観点から、歳出を通じ国民生活に還元することが適当ではないかとの意見もあった。」...全文を見る
○国務大臣(海部俊樹君) いずれにしても、調査会の答申に明記されておる趣旨を十分踏まえて検討をいたします。
○国務大臣(海部俊樹君) 正式の手続というものは、きょう、安全保障会議を開いてそこで諮問をし、その結論を得ましたら、今度は臨時閣議を開いてそこで正式に決定することになる、こういう手順でございます。
○国務大臣(海部俊樹君) 第一点でございますけれども、平和時における自衛隊の行動について、我が国としては平和時でありますけれども、行く先がまた戦時であるか平和時であるかということもひとつ考えなきゃならぬ問題ではなかろうかと思いますが、四月十二日に中東の武力の行使は完全に終わったわ...全文を見る
○国務大臣(海部俊樹君) 自衛隊が武力行使の目的を持って海外に出ていって活躍するという場面は、想定いたしておりません。
○国務大臣(海部俊樹君) 何でもできるとは考えておりませんが、第八章に書かれておる問題はできるものと考えております。
○国務大臣(海部俊樹君) 私は、第九十九条という規定によって授権されておる海上自衛隊の権限の一つとしてそれは行い得るものだと考えますし、また国民の皆さんの御理解を得るためには、日本は必要な石油の七割を中東地域から、ペルシャ湾内から六割を買っておりまして、これは必要不可欠なものであ...全文を見る
○国務大臣(海部俊樹君) 私は、自衛隊法の九十九条は、公海における我が国船舶及び国民の安全確保を図るための一種の警察行動を定めた規定であると思いますし、同時に、我が国の存立にとって必要不可欠な原油のルートでありますから、我が国の必要な船舶の安全確保のために行い得る行為である、こう...全文を見る
○国務大臣(海部俊樹君) 先ほど来文書を読まずにお答えしておりましたので、あるいは出てくる回数が数字的に違ったかもしれませんけれども、私の考えの中で思っておりますことは、何度も申し上げますが、我が国そして国民生活のために必要不可欠なものであり、同時に、あの地域は世界の国々が必要と...全文を見る
○国務大臣(海部俊樹君) きのう、党首会談のときに、確かに委員長からも消費税の見直し問題についての申入書をいただきました。また、ただいまここへ来る前に、今御指摘のように、各党の御意見で税制の協議会を早急に開き、そこで合意できるものについては是正をするということをでき得れば今国会中...全文を見る
○国務大臣(海部俊樹君) 衆参両院各党の代表で結成されております協議会にいろいろなお話を申し上げておるわけでありますし、自民党が公約をした見直し案は国会に提出をいたしましたが、衆議院ではお認めをいただいたけれども、残念ながら参議院ではお認めがいただけなかった。したがって、不成立、...全文を見る
○国務大臣(海部俊樹君) お言葉を返すようで申しわけありませんが、政府が公約をしていろいろ出しました見直し法案というのは、衆議院では通していただきましたが、参議院で成立しなかったわけです。あのとき成立させていただいたならば、自民党が公約したとおりの見直し案が成立しておったことにな...全文を見る
○国務大臣(海部俊樹君) その前に、先ほど参議院で否決されたと言ったそうでありますが、これは事実に反することでしたから、審議未了になったと訂正させていただきます。  ただいまの御質問にお答えしますけれども、今そういう中で御論議を願っておる論議の中へ政府がいろいろくちばしを入れて...全文を見る
○国務大臣(海部俊樹君) 憲法四十一条がつくられた精神、趣旨というものは、国会が国の唯一の立法機関であると書かれておりますこと、そのとおりであると私も認識をいたしております。
○国務大臣(海部俊樹君) 自衛隊に関する議論の中で今日まで国会で一貫して議論され定着してきました定義は、海外派兵と海外派遣はきちっと分けて考えて、特に政府としては海外派兵というものは憲法に触れる疑いがあるのでしない、海外派遣は自衛隊法の中でも第八章にいろいろ出ておりますから、そう...全文を見る
○国務大臣(海部俊樹君) 今回、土地税制の問題を議論したときに、当初地価税のことを土地保有税と仮称で考えておりましたように、土地の保有というものにも課税をし、同時に土地の資産としての有利性を縮減していきたい、そういった税の決め方でございましたから、無から有を生ずると言うとオーバー...全文を見る
○国務大臣(海部俊樹君) 現行の評価割合の引き上げを図ること及びこれに伴う相続税負担の調整等については、これは国税庁にも指示をしてしっかりやってもらいます。
○国務大臣(海部俊樹君) 何割という具体的な数字については、これをどの程度に引き上げるかについて今後鋭意検討してまいります。
○国務大臣(海部俊樹君) 現行の評価割合の引き上げを図ることとか、あるいはこれに伴う相続税負担の調整等につきましては、平成四年度の税制改正において検討することが閣議決定をされております。したがいまして、この閣議決定の趣旨に従って、どの程度引き上げるかについて今後鋭意検討をいたしま...全文を見る
○国務大臣(海部俊樹君) 御指摘の清算事業団の用地は、膨大な長期債務の償還に充てるため、おっしゃるように迅速に適切に処分していくことが必要であるというのが基本的な大原則でございます。今後とも、清算事業団の債務の償還等に関する具体的処理方針、平成元年十二月十九日の閣議決定に基づきま...全文を見る
○国務大臣(海部俊樹君) 昨年十一月、衆参両院において国会等の移転に関する決議をいただきましたが、従来、政府も国土の有効利用あるいは東京の一極集中排除などいろいろな観点から議論もし、また国土庁においても首都機能移転問題に関する懇談会で議論をしておるところでありますが、政府といたし...全文を見る
○国務大臣(海部俊樹君) どの角度からお答えしたらいいかちょっと迷うんですけれども、私はやはり、何かまじめに家を建てようと思っても非常に土地が高い、それで夢を砕かれてしまうというようなことが言い出されましたときに、持つ人と持たない人との大変な資産格差が出るということは社会的な重大...全文を見る
○国務大臣(海部俊樹君) それぞれに個性や能力が人間社会にもいろいろありますように、地方の町にも町の顔とか町の個性とかいうことは尊重さるべきものがあろうと思います。今進めておりますふるさと創生計画とか、あるいはそれに引き続いて、活力倍増計画というようなものも各地方がみずから考えみ...全文を見る
04月24日第120回国会 参議院 本会議 第21号
議事録を見る
○国務大臣(海部俊樹君) 喜岡議員にお答えをいたします。  政府の経済見通しや課税実績など、利用可能な資料をすべて精査しながら、しかしながらそういう作業をしましても、見積もりいたしました後の経済状況の変化とか予測しがたい状況の変化が税収に反映して、見積もりに誤差が出ることはこれ...全文を見る
○国務大臣(海部俊樹君) 猪熊議員にお答えをいたします。  政治改革は、選挙制度審議会からも答申をいただいており、また自民党においても、昨年末に政治改革基本要綱を党議決定し、現在詰めの作業を続けている最中と承知いたしますが、事柄が国会の構成や議員の身分にかかわる問題でありますの...全文を見る
○国務大臣(海部俊樹君) 諫山議員にお答えをいたします。  決算について参議院の御理解を得られなかったことにつきましては、まことに遺憾なことでございました。国会の御審議、御指摘を踏まえて予算編成に当たっては決算の成果を十分反映させるよう、今後とも適正、効率的な予算の執行に留意を...全文を見る
04月25日第120回国会 衆議院 大蔵委員会 第17号
議事録を見る
○海部内閣総理大臣 大木委員にお答え申し上げます前に、お許しいただいて委員長並びに委員会の皆さんに御了解をいただきたいと思いますが、過日十八日にお呼び出しをいただきながら、たまたま日ソ交渉の方が予定どおり終わりませんでして、引き続き第四回会談を迎えるための準備その他がございました...全文を見る
○海部内閣総理大臣 まさに御指摘のとおりに幅広くいろいろなことをしなければならぬわけでありまして、東京の一極集中を是正しなければならぬということ、例えば工場とか企業なんかも都心から離れていきつつある、こういう傾向もありますし、また大学等も都心から離れてキャンパスを郊外へ移すという...全文を見る
○海部内閣総理大臣 消費税の問題につきましては、衆議院におきまして、政府が見直し案を法案に作成して提出をし御理解をいただいたのですけれども、参議院の方で審議未了、廃案という結果と相なりました。その後、各党の皆さんが両院あわせて、このような一院通って一院通らないというようなことじゃ...全文を見る
○海部内閣総理大臣 個人的な問題で結構だという温かい御質問でございますから、私も各党協議に予断と憶測を持って物を言うことは、これは厳に慎まなきゃならぬ立場でありますので、個人的ということでお許しいただきますが、逆進性の問題は、どこの国を通じてもやはり当然間接税には伴ってくる性格の...全文を見る
○海部内閣総理大臣 中東外交につきましては、世界的に中東の恒久和平というものを達成しなければならぬという基本的な強い考えがあることは委員御承知のとおりと思います。また、ブッシュ大統領自身も、去る九月に私が国連で大統領の演説を聞きましたときも、当時はまだ平和回復のもちろん前でありま...全文を見る
○海部内閣総理大臣 基本的なことを申し上げますと、日本の国にとってもそれから国民生活にとっても、私自身の家庭生活にとっても、今原油にどれだけ依存しておるか、これは必要不可欠な地域でございます。あの地域から七割近い原油を日本は輸入しておるのでありますから、御指摘の国益、国民生活を維...全文を見る
○海部内閣総理大臣 基本的なことを申し上げますと、米ソの間において今冷戦状態が終わりを告げた、冷戦時代の発想を乗り越えつつあるというのは、まさに軍備管理そして軍縮に双方が必要性を理解し合ったところからこの世界の流れが始まったと考えます。  残念ながら、米ソの首脳会談は中断してお...全文を見る
○海部内閣総理大臣 いろいろな報道がなされたことは私も承知しておりますけれども、その記事の中の具体的な事実についてはよくわかりませんし、また、その記事が引用しているAEAの資料に掲載された米国軍用機は架空のものであると見られる、かかる軍用機は実在しないということになっておるわけで...全文を見る
○海部内閣総理大臣 これは自分で採点すべき問題じゃございませんで、皆さんがどのように見てくださるかということだと思いますが、ただ、私としましては、きょうまでの原則と前提をしっかりと踏まえて、日ソの関係が平和条約も結ばれていないという極めて不安定な状況であるということ、同時に、これ...全文を見る
○海部内閣総理大臣 そういう強い気持ちを持っております。
○海部内閣総理大臣 基本的には、ソ連が平和を確保するということと国民生活を安定させるということと二つの目標の中で、政治的な意思決定、新思考外交で平和確保の方向は先が見えている、努力を続けている、こうなっておりますが、経済のペレストロイカ、立て直しの方は、御指摘のとおりうまくいって...全文を見る
○海部内閣総理大臣 今の御質問、お聞きしながら私は昨年のヒューストン・サミットの議論を思い出すのですが、あのときはまだ御承知のとおり湾岸に危機が起こる前のことでございました。そしてソ連の状況も今日ほど危機的な様相が強くなかった五月でありますけれども、私はヒューストン・サミットのと...全文を見る
○海部内閣総理大臣 大蔵大臣が日ごろここで何を詳しくやりとりしていらっしゃるのか全く予備知識なしで申し上げますけれども、実は日本の場合は、世界が平和で安定していくためにはどうしてもそれぞれの国が経済的な力を持たなければならぬ、こう考えておりますし、特に私たちが生活しておるこのアジ...全文を見る
○海部内閣総理大臣 世界的規模での安定を図るために、いわゆる先進国と言われるものが協力して、知恵も出すがお金も出して協力をしていく。それで、インフレをとるか経済成長をとるかという議論もよくあるのですけれども、そもそも今から十七、八年前にサミットが始まりましたときは、インフレのない...全文を見る
○海部内閣総理大臣 私が自由民主党で総裁に指名されましたときに、党の先輩方から受け継いだものが党の政治改革の大綱でありました。同時にまた、自由民主党にとっては極めて厳しい参議院選挙の結果を受けてのスタートのときに、やはりこれは、国民の皆さんのために政治はあるのでありますから、政治...全文を見る
○海部内閣総理大臣 御質問の自衛隊に関する政府の答弁書は過去何回も何回も出ておるわけでありますけれども、ただいま御指摘の鈴木内閣当時の昭和五十五年の答弁書で、いわゆる海外派兵と海外派遣とこれは明瞭に区別されておりますし、それから今回のペルシャ湾に対する派遣は、私は、国連決議六百八...全文を見る
○海部内閣総理大臣 鈴木政権のときは、「将来どうするかという具体的な構想はもっていない。」お読みになった文章の最後のところにこうなっております。  それから、その後のいろいろな途中の経過は省きますが、最も直近のものは、昭和六十二年九月二十九日の黒柳明参議院議員に対する政府答弁書...全文を見る
○海部内閣総理大臣 言葉じりをとってお言葉を返すようで大変申しわけありませんが、議論を正確にするために言わせていただきますと、昨年の国連平和協力法案をお願いしましたときも、海外派兵をしようとは一言も書いておりませんし、何も考えておりません。あの法案の第二条には、武力による威嚇また...全文を見る
○海部内閣総理大臣 昭和二十九年当時、今の自衛隊法ができたときのいろいろのお話の中で、それは明らかに歴史の反省に立って海外派兵はしないという誓いを先輩が述べられたものである、私はそう考えております。そして、そのことについてはいろいろ御議論もありましたけれども、法律がきちっとできて...全文を見る
○海部内閣総理大臣 具体的な要請は来ておりませんし、また緒方高等弁務官が現地を視察して帰ってこられて、日本の現在の制度、仕組み、能力の中でできる限りのことはしようというので、資 金協力はもちろんのこと、医療班の派遣とか既にいろいろできる限りの手は、高等弁務官と相談しながら、なし...全文を見る
○海部内閣総理大臣 自衛隊法に権限が付与されておるということ、その大前提として憲法に禁止する海外派兵であってはいけないということ、それもきのうの政府声明に明確に書いてありますから、どうぞごらんをいただきたいと思います。
○海部内閣総理大臣 二重の公約違反というお言葉はそのまま私は受け取るわけにはまいりません。というのは、選挙のときにいろいろ訴えて、まさにその公報は私の選挙公報でございます。そして、選挙が終わってから政府・与党で十分御相談をして、これがいいと思われる見直し案をつくって国会に御提案を...全文を見る
○海部内閣総理大臣 御激励をいただいたり御注意をいただいたり御批判をいただいたり、私は謙虚にそれを承っておりました。反論する気持ちはございませんが、今後とも日本の国の将来はいかにあるべきかということを強く念頭に置いて考えて前進をしてまいりたい、こう思っております。
○海部内閣総理大臣 今回の地価税というものは増収を目的につくったものではございませんから、その結果がどのようなことになるのか、来年度の予算編成作業、そして税制改革大綱を決める作業までの間に、そのことについては十分趣旨を踏まえて検討をしていく考えでございます。
○海部内閣総理大臣 今回は創設をしたところて、スタートしたばかりでありますから、政府としてはこれは土地の抑制に効果があるという基本的な考えを持ってスタートさせるわけでありますが、いろいろな状況等を踏まえて五年後に見直しとなっておりますが、必要があるなれば、これは国民生活のためにも...全文を見る
○海部内閣総理大臣 御指摘のとおりに、税制と金融と土地利用計画、特に都市計画の中の土地利用計画の整備充実を図ること、これらが総合的に力を合わせて土地対策に取り組んでいかなければならないと考えております。政府は、閣議決定をいたしました総合土地政策推進要綱を基本方針といたしまして、土...全文を見る
○海部内閣総理大臣 基本的に申しますと、日本の土地の価格というものが約二千兆というのは高過ぎるということは共通の認識でありまして、これは地価を何とか抑制しなきゃならぬ、抑えていかなきゃならぬ。最近、東京都心部なんかの地価の鎮静化の兆しが見えておることは喜ばしいことだと思っておりま...全文を見る
○海部内閣総理大臣 今年二月に予算委員会でも御質問をいただきました。そのときにもお触れになった問題を私なりに後ほど再検討もしてみました。結局、税制と同時に金融とそして都市計画と三本の柱でいかなければ土地問題は片づかないという御視点と、もう一つは、地価税の税率についてのいろいろな御...全文を見る
04月25日第120回国会 衆議院 本会議 第26号
議事録を見る
○内閣総理大臣(海部俊樹君) 昨日、臨時閣議において、自衛隊掃海艇等のペルシャ湾への派遣を決定いたしましたので、御報告を申し上げ、御理解と御協力をいただきたいと存じます。(拍手)  御承知のとおり、昨年八月二日のイラクのクウェートに対する不法な侵攻及びその併合に始まった湾岸危機...全文を見る
○内閣総理大臣(海部俊樹君) 船田議員にお答えを申し上げます。  私は、去る四月の十二日に国連の安全保障理事会で六百八十七号の決議が正式に発効をしたということ、同時に、ペルシャ湾に千二百個とも言われる多数の機雷を敷設したということを当事者のイラク側が発表をしておるということ、そ...全文を見る
○内閣総理大臣(海部俊樹君) 上原議員にお答えをいたします。  私は、国会のきょうまでの長年の御議論の中で、自衛隊問題について、海外派兵と海外派遣と明確に区別をされて議論されてきたという経緯を、議員もよく御承知のことと思います。今回の行為は海外派兵に道を開くためのものである、こ...全文を見る
○内閣総理大臣(海部俊樹君) 山口議員にお答えをいたします。  私は、国会のいろいろな議論というものを十分踏まえておりますし、また、海外派遣問題に対してとおっしゃるが、海外派遣と海外派兵が明確な区別をつけて国会でも議論がされ続けてきた問題であるということを、私はもう一回申し上げ...全文を見る
○内閣総理大臣(海部俊樹君) 東中議員にお答えをいたします。  憲法の平和原則、自衛隊法に違反していないと考えた政府の考えは、昨日の政府声明においても申し上げましたし、ここでも再三申し上げてまいりました。平和回復後の復興協力でありますから、これが武力行使とか憲法違反に当たるもの...全文を見る
○内閣総理大臣(海部俊樹君) 和田議員にお答えを申し上げます。  国際社会への人的貢献の必要性については、まさに議員おっしゃるとおりであって、新しい世界が、今、冷戦時代の発想を乗り越えて、自由と民主主義と市場経済の価値を求めて、そして平和な世界の枠組みをつくろうと努力をしておる...全文を見る
04月26日第120回国会 参議院 本会議 第22号
議事録を見る
○国務大臣(海部俊樹君) 一昨日、臨時閣議において、自衛隊掃海艇等のペルシャ湾への派遣を決定いたしましたので、御報告申し上げ、御理解と御協力をいただきたいと存じます。  御承知のとおり、昨年八月二日のイラクのクウェートに対する不法な侵攻及びその併合に始まった湾岸危機については、...全文を見る
○国務大臣(海部俊樹君) 竹山議員にお答えをいたします。  我が国としては、国際国家として今日世界の秩序の中でここまでの大きな役割を果たすことができる国となり、また世界の経済総生産においてはその一四%を占める、影響力を持つ国となっておることを謙虚に自覚し、みずからの役割と責任を...全文を見る
○国務大臣(海部俊樹君) 深田議員にお答えを申し上げます。  今回の派遣につきましては、国会における今日までのいろいろな御議論とか、私は各党党首の皆様にも考え方を御説明したり、またシビリアンコントロールの立場を考えて、安保会議、閣議においても慎重に検討した結果、決定したものでご...全文を見る
○国務大臣(海部俊樹君) 太田議員にお答えをいたします。  国連平和協力法案の審議の経緯を踏まえてPKO三党合意が行われておることは私もよく承知いたしておりますけれども、その問題と今回のこの問題とはあくまで別に考えていただきたいと私はお願いをいたします。国連の国際社会への協力の...全文を見る
○国務大臣(海部俊樹君) 吉岡議員にお答えをいたします。  私は、自衛隊法の第三条というのは、自衛隊の本来の任務として我が国の防衛と公共の秩序の維持を規定しておりますが、一方、第八章においては、機雷の除去は第九十九条で海上自衛隊の権限として明記されておるものでありまして、イラク...全文を見る
○国務大臣(海部俊樹君) 高井議員にお答えを申し上げます。  自衛隊の海外派遣につきましては、これはそれぞれの状況に応じて我々は法律をきちっと解釈して行わなければならぬのは当然のことでありますけれども、第三条の本来の任務のほかに、第九十九条に警察行動として海上自衛隊に機雷の除去...全文を見る
○国務大臣(海部俊樹君) 寺崎議員にお答えを申し上げます。  御質問の中でお述べになりました国際社会に対する貢献のあり方、そして日本がなすべきこと、それらについての御意見は私も全く同感の部分がたくさんございまして、御激励をいただいたものと受けとめながら、心して拝聴させていただき...全文を見る
08月05日第121回国会 衆議院 本会議 第1号
議事録を見る
○内閣総理大臣(海部俊樹君) 第百二十一回国会の開会に臨み、当面する諸問題につき所信を申し述べ、皆さんの御理解と御協力を得たいと存じます。  初めに、先般の雲仙岳の噴火により亡くなられた方々とその御遺族に対し、深く哀悼の意を表し、また、負傷された方々や避難生活を続けておられる方...全文を見る
08月05日第121回国会 参議院 本会議 第1号
議事録を見る
○国務大臣(海部俊樹君) 第百二十一回国会の開会に臨み、当面する諸問題につき所信を申し述べ、皆さんの御理解と御協力を得たいと存じます。  初めに、先般の雲仙岳の噴火により亡くたられた方々とその御遺族に対し深く哀悼の意を表し、また、負傷された方々や避難生活を続けておられる方々に心...全文を見る
08月07日第121回国会 衆議院 本会議 第2号
議事録を見る
○内閣総理大臣(海部俊樹君) 田邊委員長にお答えをいたします。  雲仙岳の災害に対しての私の心構えてありますが、政府において非常災害対策本部を直ちに設置し、地元の要望等を踏まえてあらゆる角度から検討の上、住宅、民生、文教、農林漁業、中小企業、雇用、地域振興など二十一分野八十三項...全文を見る
○内閣総理大臣(海部俊樹君) 加藤政調会長にお答えをいたします。  まず、今回の災害による多数の犠牲者の方々に心から哀悼の意を表し、被災者並びに避難されておる方々には、私も心からお見舞いを申し上げたいと思います。  政府は、調査団の派遣による被災状況の把握と対策の検討を行い、...全文を見る
○内閣総理大臣(海部俊樹君) 石田委員長にお答えをいたします。  最初の証券不祥事に関するお尋ねでありますが、証券会社による特定顧客に対する損失補てんは、内外の投資家の証券市場への信頼を損ね、免許会社としての規範に反し、「公正な社会」の理念にも反するものであり、私は、極めてこれ...全文を見る
08月08日第121回国会 衆議院 本会議 第3号
議事録を見る
○内閣総理大臣(海部俊樹君) 戸田議員にお答えを申し上げます。  冒頭に、雲仙岳噴火災害に係る立法の問題について、追加してお述べになりましたが、二十一分野八十三項目にわたる救済対策を決定し、これらの措置は政令の改正、省令の改正、特別基準の設定など、今回の災害のため新たに閣議決定...全文を見る
○内閣総理大臣(海部俊樹君) 不破委員長にお答えをいたします。  今回の証券不祥事につきましては、損失補てん等の問題の実態については、先般来、十七社の証券会社から補てん先の企業名が公表されたところであり、また、補てんの手法等について、政府としても国会審議の場を通じて説明をしてき...全文を見る
○内閣総理大臣(海部俊樹君) 大内委員長にお答えをいたします。  今回の証券不祥事におきましては、一連の不祥事は、免許会社の規範に反して、内外の一般投資家の証券市場に対する信頼を大きく損なったものであり、「公正な社会」という理念から見ても、まことに遺憾なことであります。事態を重...全文を見る
08月08日第121回国会 参議院 本会議 第2号
議事録を見る
○国務大臣(海部俊樹君) 浜本議員にお答えを申し上げます。  非常災害対策本部を政府は直ちに設置して、二十一分野にわたり、八十三項目にわたる災害に対する救援対策を決定して強力に今推進しておるところでございますけれども、今回新たに、政令、省令の改正や特別基準の設定などによりまして...全文を見る
○国務大臣(海部俊樹君) 答弁の補足をさせていただきます。  損失補てんのリストが、発表されたものは政府として間違いないという責任が持てるのかどうかという、こういう御質問でございました。あれは証券各社がみずから損失補てんをしたと認識している企業を自主的に発表したものであるのであ...全文を見る
○国務大臣(海部俊樹君) 後藤議員にお答えを申し上げます。  雲仙岳火山噴火と地震の研究体制をさらに充実し、火山活動による危機管理体制、情報の伝達体制を早急に整備せよとの御指摘でございます。  私は、地震・火山国である我が国においては、防災行政上の重要な施策の一つとして観測体...全文を見る
08月09日第121回国会 参議院 本会議 第3号
議事録を見る
○国務大臣(海部俊樹君) 広中議員にお答えを申し上げます。  普賢岳の問題につきましては、政府もでき得る限りの対応をすべきであり、あらゆる角度から検討の上、でき得るものは、政令の改正、省令の改正、特別基準の設定などを考え、二十一分野にわたって八十三項目にわたる対応策をただいま推...全文を見る
○国務大臣(海部俊樹君) 市川議員にお答えを申し上げます。  今回の証券会社の損失補てん等の問題の実態につきましては、十その証券会社から補てん先の企業名が公表されたところでありますし、また補てんの手法等については政府といたしましても国会審議の場を通じて説明をいたしてきておるとこ...全文を見る
○国務大臣(海部俊樹君) 粟森議員にお答えを申し上げます。  証券・金融不祥事件の一連の問題は、免許会社の規範に反して内外の一般投資家の市場に対する信頼を損なったものであり、私は公正な社会の理念からまことに遺憾に思い、政府としてはこのことを重大に受けとめております。これまでも申...全文を見る
○国務大臣(海部俊樹君) 勝木議員にお答えを申し上げます。  雲仙岳噴火災害に関する救済対策は、今も御指摘のように噴火災害が続いております。今までの措置で何が弾力的運用によってできるだろうか、いろいろなことを考えまして、今回、災害のために新たに政令、省令の改正や特別基準の設定な...全文を見る
○国務大臣(海部俊樹君) 一井議員にお答えを申し上げます。  冒頭、三つの課題を出されまして、その三つの課題はどのように関係し合っているとおまえは思うかというお尋ねでございました。  私は、就任以来公正な社会という理念を掲げてまいりましたが、今回の政治改革は、社会の公正さの基...全文を見る
08月20日第121回国会 衆議院 予算委員会 第1号
議事録を見る
○海部内閣総理大臣 ゴルバチョフ大統領の昨日の突然の異常事態、これは私も本当に驚くとともにいろいろな情報その他を鋭意収集しておるところでありますが、具体的な問題については後ほど外務大臣より現在の状況についても御報告させようと思いますけれども、私は現下の情勢は憲法違反の可能性が極め...全文を見る
○海部内閣総理大臣 いろいろ御指摘をいただきました。最後の結論部分で言われたことがポイントと思いますが、今世界が新しい秩序を求めていろいろ模索しておる。特にサミットの場なんかでも、自由と民主主義というものが普遍的な価値になったときには二極の対立は多極の対立に変わっていく大きな流れ...全文を見る
○海部内閣総理大臣 今御指摘がありましたように、国連の平和維持活動というのは、国連で停戦が合意されたこと、紛争当事国すべてがPKOにそこで平和確保をしてほしいという共通の願いを持つことということが大前提であります。ですから、危ないとか危なくないとかいうようなことよりも、むしろ国連...全文を見る
○海部内閣総理大臣 御指摘のとおりでして、あの文章を翻訳した人にむしろ僕は聞いてみたいくらいで、兵力の引き離しといいますと、おっしゃるように、まさに行われておる戦闘の中に割って入っていって力でもって引き離すということをどうもイメージするような側面が確かにございます。けれども、よく...全文を見る
○海部内閣総理大臣 率直にお答えいたしますけれども、非常に厳しい状況の中で我々がこの数年間歩みを続けてきましたのは、主権者たる国民の皆さんが政治に対する不信を高められた、それは日常活動と選挙活動に必要以上にお金がかかっておることであった、そういった厳しい反省であります。  なぜ...全文を見る
○海部内閣総理大臣 災害が大変長引いておりまして、地元の皆さん方、被災者の皆さん方、心からお見舞いを申し上げます。  政府としては、直ちに災害対策本部を設置して、そこで十分意思の疎通ができるように、各省庁ごとの意見ではなくて、対策本部で政府の意見として取りまとめるようにきょうま...全文を見る
○海部内閣総理大臣 昨日、お昼過ぎであったと思いますが、健康上の理由でという第一報が入り、直ちに、次には非常事態宣言がしかれるというようないろいろな情報が入ってまいりました。まだ、現在情報は収集中でありますけれども、私は、今の情勢は憲法違反の可能性が極めて高い異常な事態であると受...全文を見る
○海部内閣総理大臣 おっしゃるように、ゴルバチョフ大統領が始めたペレストロイカ、同時にまた外交においては新思考外交、これが冷戦時代の発想を乗り越えさせるものであったという認識は一致しておりますし、だからこそ世界に自由と民主主義と市場経済というものが普遍的な価値として高まりつつあっ...全文を見る
○海部内閣総理大臣 現状において、ソ連の国内においてもまだどちらにどうなっていくのか明確な筋道は見えておりませんが、私は、おっしゃるようにペレストロイカというものの正しい方向性は、世界に平和、そして対決、対立の政治から協調の政治に流れを変えようと、その方向性、それは正しいものとし...全文を見る
○海部内閣総理大臣 既にソ連に対してはいろいろな点で申し入れもしておりますし、また今言いましたようにペレストロイカの方向性、同時に新思考外交をヨーロッパだけで結実させるんじゃなくてアジア・太平洋地域にも適用することは、世界の平和と安定のために役に立つということも伝えてありますし、...全文を見る
○海部内閣総理大臣 先ほど申し上げましたが、雲仙・普賢岳の長期にわたるこの災害については心からお見舞いを申し上げると同時に、御質問にありましたように、私も現地で知事さん、市長さん、町長さんの御意見等、皆聞いてまいりました。政府は、直ちに対策本部をつくってその対策を、準備を始めまし...全文を見る
○海部内閣総理大臣 できる限りのことをいたしておると申しましたが、例えば具体に今お触れになりました葉たばこ被害に関する適切な対応についても、これは審査手続の簡素化等を図り、七月十日にこれは既に支払い済みにするとか、いろいろな問題についてできる限りの努力を積み重ねておるところであり...全文を見る
○海部内閣総理大臣 今回の一連の証券の不祥事件に対しては、申されるように、これは公正な社会という、そういった理念からいっても極めて遺憾なことであって、政府としては監督不行き届きの点について十分な反省をするとともに、こういったことが二度と再び起こらないように、繰り返されないようにど...全文を見る
○海部内閣総理大臣 今回の問題については、御承知のように、何が行われて、どういうところに問題があったのかということをやはり明らかにしませんと、それに対する対応も、再発を防止するための法律といいましても、それは成り立たないわけでありますから、当然初めからそのような考え方のもとに、私...全文を見る
○海部内閣総理大臣 全体として申しますと、今御指摘があったように土地の値段が非常に手の届かないようなところに急騰をした、それによって働く人の夢を奪うのではないかという御指摘も何度も受けてきました。私たちはそういった問題の中で、どのようにして土地の問題についても対応できるのだろうか...全文を見る
○海部内閣総理大臣 一般的な大きな角度から答えろということでございましたが、私は、人生において定年の制度があったり、それから一たんここに就職した場合にはその後、それが官についた場合には、官僚は絶対にどんなことがあっても民間に行ってはいけないということになるとこれは行き過ぎだと思い...全文を見る
○海部内閣総理大臣 世の中の批判やいろいろな誤解を受けないためにも、正すべきはきちっとしていくことが必要かと考えます。  高級官僚との御指摘でありますけれども、私は、それに対しては今後とも十分検討するとともに、きょうまでもいろいろな場面で協議してきた点等もありますから、よく対処...全文を見る
○海部内閣総理大臣 御指摘の問題について端的に申しますが、自由民主党は厳しく一連の不祥事件を反省して、その反省に立って平成元年の五月に政治改革大綱というものを党議で決定をいたしました。それには、政治倫理の確立というものが極めて大切であり、一人一人がそれに取り組んでいかなければなら...全文を見る
○海部内閣総理大臣 政治改革の問題がただいま提出されておる三つの法案に限るものでないということは、先ほど申し上げたとおりでありますけれども、その大前提として、一人一人が政治倫理の確立をしなければならないということを、自由民主党も過去の厳しい反省に立って党議を決定したということも先...全文を見る
○海部内閣総理大臣 選挙制度の問題の大前提としての政治改革、そして政治倫理を確立しなければならぬという問題については、既に議院において各党でお話し合い願っておる段階になっておりますから、その場で進めていただきたいと思いますし、またこの問題についても、自由民主党の方の政治改革本部で...全文を見る
○海部内閣総理大臣 私は、日本の選挙制度の改革でありますから、どこの国のどこの選挙をということだけを取り上げて議論しようとは思いませんけれども、一つ御理解願いたいことは、やはり投票の価値も一対二に基本原則として近づけなければならぬ。今の一対三を超えておるような状況のときにはいろい...全文を見る
○海部内閣総理大臣 御指摘のように昨年の国連平和協力法、御審議願った中で、私は、平和維持軍に直ちにこの法案で参加することができるようにはなっておりません、それは武力行使を伴うか伴わないか、その形態その他いろいろあるということなどを勘案した結果でございます、こういうお答えを、御指摘...全文を見る
○海部内閣総理大臣 自衛隊参加の問題と兵力引き離しの問題について、これは兵力引き離しというのは午前中も申し上げましたように、現に行われているところへ割って入っていって力で引き離そうなんということは、これは日本の参加をしようとしておるPKOにおいて想定しておるものではありません。そ...全文を見る
○海部内閣総理大臣 今行われておりますことについてはまだ流動的な面がいろいろあるようでありまして、ごく最近に入ってくる通信社の通信にしても、いろいろと我々の頭で整理しがたい問題がたくさんあるようであります。ですから、この動きというものを冷静に見詰めて、どのようになっていくかという...全文を見る
○海部内閣総理大臣 昨日来のいろいろな情報を検討しましても、またソ連の専門家のお話を聞いておりましても、二十日の連邦条約調印というのが一つの、何といいますか、めどといいますか期限といいますか、そういったものを何とか阻止しなければならないという願いがあったのではないかということを話...全文を見る
○海部内閣総理大臣 これはもう少し事態を見なければなりませんけれども、どこを読んでもあれは憲法上には書いてない委員会のようでありますから、あくまでも非常事態が起こったのではないだろうかという推測の対象として認識をいたします。
○海部内閣総理大臣 現段階では非常に流動的でありますから、同時にまた日本の対ソ援助というのは、これは主として技術支援、知的協力、調査団の派遣とか人的交流という面で、拡大均衡の方針でやってきたことは御承知のとおりでありますから、G7諸国の間でもそれは段差があることはあります。けれど...全文を見る
○海部内閣総理大臣 我が国がソ連に対して願ったものは、まさに東西の力による対決に終わりを告げていくという、そういう姿勢でありました。これは、ソ連が脅威になるのかならないのか、これは相手の出方にも大きく影響するわけでして、私は観念的に脅威論を復活させることはよくないと思いますし、冷...全文を見る
○海部内閣総理大臣 御指摘の点について、政府の責任者として極めて重大に受けとめさせていただいております。  ただ、戦後日本がきょうまでこの国際的な地位を得るために民間の資金をいろいろ産業に回す、そしてそれが国の経済発展の底力になってきた、そういった努力の中で、証券界の人もいろい...全文を見る
○海部内閣総理大臣 私は慎重に言葉を選んで申し上げたつもりでしたが、一部の証券マンという言葉を使いました。証券関係の働く人すべてが悪人だというような受けとめ方は、これはいたしたくありません。  それから、暴力団と絡んでおる証券会社は、御指摘の四大証券の中では、私の記憶に誤りなけ...全文を見る
○海部内閣総理大臣 平和維持軍の派遣に関しましては、国連の文書上の取り決めがございます。そして、要員の生命等の防護のための武器使用のほか、任務の遂行を実力をもって妨げる企てに対抗するための武器使用も国連文書上は認められることになっております。  昨年、いろいろな議論の中で、平和...全文を見る
○海部内閣総理大臣 御指摘の五十五年の答弁のころにはこういった基本原則というものが決められておりませんでした。したがって、一般的に、一般論と言って、原則的に参加する場合にはどうかというやりとりの中で御指摘の法制局長官の答弁も出ておったと思います。ですから、一般論として、いろいろな...全文を見る
○海部内閣総理大臣 たしか国連決議百六十一号だったと思いますが、コンゴ国連軍をつくるときの決議には武力の行使が入っており、そして当然そこで、たしかカタンガ州かどこかの独立問題が発して、入っていって武力行使して排除するというようなことであったと思うんです。私が申し上げておるいろいろ...全文を見る
○海部内閣総理大臣 いずれの国もそうだと思いますが、平和維持活動でありますから、その平和維持活動の大前提となる当事者間の合意が崩れた場合、先ほど御指摘のコンゴのような状況がもし起こったとする場合、あるいは数日前のテレビでやっておりましたレバノンの国連軍のところ、あの平和維持軍のと...全文を見る
○海部内閣総理大臣 現地の知事、市長、町長さんから、私も現場でいろいろ御要望を受けて帰ってまいりました。その中に、やはり現地の市長さん、町長さんが、資金の必要のために交付税の前倒しをしてほしいということも具体の要請の一つでありましたし、その後いろいろな細かい要請もありました。 ...全文を見る
○海部内閣総理大臣 核兵器の廃絶を願う声というのは、私も昨年は両市で、ことしは広島で伺ってきました。その声は、まさに実現されなければならぬ方向に向かって我々も全力を挙げて協力をすべきだと受けとめております。
○海部内閣総理大臣 恐らくそれは、米ソ二大勢力が対立してイデオロギーとイデオロギーが争っておった、相反するイデオロギーの存在は認めない、許さないというようなあの厳しい対決の時代に、力には力をということでそういった無限の核競争になっておったことも事実として指摘させていただきますが、...全文を見る
○海部内閣総理大臣 御承知のこととは思いますけれども、政治改革というのは非常に幅の広いものでありまして、提出しました三法案の中にも、今御指摘の一票の価値の是正の問題についても十分審議をしていただき、原則一対二未満におさまるように努力をいたしました。どうしてもおさまらなかった分があ...全文を見る
○海部内閣総理大臣 私も現地で御要望を聞いて、でき得る限りのことをいたします、現行法の枠でどうしても救えないものはその基準の見直しとか、あるいは政令を、あるいは省令を新たに今回三十項目追加をして、その措置、対策を進めておるところであります。  さらに今後とも、あの地域全体の将来...全文を見る
○海部内閣総理大臣 御質問の意味に必ずしも沿うかどうかわかりませんけれども、私が今聞いておって率直に感じましたことを端的に申しますと、経済至上主義といいますか、金銭万能主義といいますか、お金が必要以上に幅をきかせ過ぎる風潮というものに対して、公正な社会という理念からきちっと対応を...全文を見る
08月21日第121回国会 衆議院 予算委員会 第2号
議事録を見る
○海部内閣総理大臣 具体的にお尋ねの件は、私、憲法違反と考えていただいてもいいというような言い方で申してはおりません。昨日の委員会でも明確に申し上げましたが、現下の情勢は憲法違反の可能性が極めて高い異常な事態と受けとめておると申しましたし、また昨日の記者会見においても、憲法秩序そ...全文を見る
○海部内閣総理大臣 政府・与党首脳会議の最中に第一報の連絡を受けまして、その後情報がいろいろ不透明でしたけれども、直ちに夕刻連絡会議をまた開き、同時に、政府としては、この問題については人道上の問題もあるし、また同時に、ソ連が約束した対外約束、特にその中でペレストロイカと新思考外交...全文を見る
○海部内閣総理大臣 政府の考え方というのは、あのような憲法の状況に反するようなことをやることを黙って見逃すわけにはいけないということもきのう私の気持ちとして強く委員会でも申し上げましたし、同時にまた、ゴルバチョフその人は今どこにいるかわからないというので、特にその生命、安全保障に...全文を見る
○海部内閣総理大臣 今おっしゃったように、まさに正当に選ばれた者を国際的世論の中できちっと支持をするということが大切だと前半おっしゃいましたが、それはソ連という国が、特にゴルバチョフのペレストロイカによって東西の、力で対決するというあの冷戦構造の発想を乗り越えてきた大いなるリーダ...全文を見る
○海部内閣総理大臣 事態が始まりましたら、直ちに安全保障議員懇談会には二度詳しい状況を報告させるとともに、昨日は、政府の考え方を予算委員会終了後直ちに党の四役とも相談をして、基本路線をきちっと示すべきであるということでお示しもいたし、同時にまた、その会議の最中でしたが、我が方から...全文を見る
○海部内閣総理大臣 いろいろの御意見を今承りましたが、私なりに率直に申し上げると、いなくなったからペレストロイカをたたえておるのじゃなくて、四月のゴルバチョフ大統領との首脳会談も、当初の予定をはるかに超えて最も長い時間やったと言われるぐらいいろいろやったのは、これはゴルバチョフ大...全文を見る
○海部内閣総理大臣 一連の不祥事件が証券業界そして銀行にも波及しておるということに関して、私は行政府の責任は厳しく重く受けとめております。同時に、責任を受けとめ、それを果たしていくためにどうすべきかということについても、いろいろと再発防止のため、そして公正な社会をつくるにはどうし...全文を見る
○海部内閣総理大臣 この一連の問題が起きましたときに、私は直ちに大蔵大臣に、これは厳正に対処しなければならない、同時に大蔵省も、きょうまでいろいろ努力をしてきたことは、それは認めますけれども、にもかかわらずという頭文字がつくようなことが現に起こったわけでありますから、再発防止とい...全文を見る
○海部内閣総理大臣 いろいろ党内外の皆さんの御協力や御理解を得ながら、またこの二年間の間に、私のスタートするときから政治改革をしなければならぬということは、我々の前任者の皆さん方が党議で決められた問題もありました、それを果たさなきゃならぬということ。その間に衆議院の選挙もございま...全文を見る
○海部内閣総理大臣 何度も答弁いたしましたように、民主主義の世の中で、私は独裁者じゃありませんので、党の皆さんともその節目節目には御相談をしながらいろいろやってまいりましたが、ここでしゃべっておるのは私の声であります、私の言葉であります。ですから、今後ともこの国の将来のために、い...全文を見る
○海部内閣総理大臣 証券業界を中心とする一連の不祥事件が起こったことに対しては、私は、公正な社会の理念という面から考えてこれは極めて遺憾なことである、行政府としてもその責任は威しく受けとめておりますということは、私の第一の受けとめ方であります。  ただ、遺憾なことであった、いけ...全文を見る
○海部内閣総理大臣 最初に、議員が心を痛めておられる雲仙岳の被災者の皆さんと、同時に、今日もなおマグマの活動がおさまっておらないという極めて不安定な状況について、心からお見舞いを申し上げたいと思います。  御指摘のように、私が現地に参りましたときは、終始議員にも御案内をいただき...全文を見る
○海部内閣総理大臣 私は、でき得る限りのことをするとお約束をしてまいり、要望を受けて努力もしてまいりました。  きのうは私は、ここで例に出された葉たばこの問題について、それの災害救済のために審査手続も簡素化して七月十日にお払いをしましたと答弁いたしましたが、きょう来ました資料に...全文を見る
○海部内閣総理大臣 証券業界の構造というのは、これはやはり一つの本来の面からいけば、資金を産業に投資するための一つの資金を集める機関でもある。そういう構造、そういう目的で国の経済のある意味では一面を支えてきたという面もあります。しかし、その中でいろいろ今指摘をされておるような不祥...全文を見る
○海部内閣総理大臣 再三申し上げておりますように、行政府の長として私は責任は重く受けとめております。同時に、この問題が起こりまして以来、大蔵大臣にも厳正な対処を強く求めるとともに、これはほっておいていいというものではありませんから、再発防止をするために今までここで幾多御議論になっ...全文を見る
○海部内閣総理大臣 緊急サミットの問題につきましては、きのうも記者会見のときに御質問がありましたけれども、具体的にそのようなことにはまだなっておらず、また、当面サミット参加国の間で連絡を取り合って、ソ連情勢に風しては、今、昔の冷戦時代に戻らないようにすることが絶対大切ということと...全文を見る
○海部内閣総理大臣 御指摘のように、私自身が唱えておりましたのは公正な社会、これを目指し、同時に心豊かな社会ということも常に言ってまいりました。今起こっておる問題についてどう思うかと言われますと、私自身にとっても非常にショッキングな出来事でございました。それはなぜかというと、公正...全文を見る
08月22日第121回国会 衆議院 予算委員会 第3号
議事録を見る
○海部内閣総理大臣 エリツィン・ロシア共和国大統領の果たした役割というのは、クーデター発生直後から、テレビの映像なんかにもあらわれておりますように、文字どおり先頭に立って、憲法の手続に背反する行為に対しては民衆は立ち上がれということを体を張って行動したわけでありますから、私も昨夜...全文を見る
○海部内閣総理大臣 御意見や御批判がいろいろあることについては、これは率直に聞かなければならぬと思いますが、今回のことに関しましても、事態が起こりました第一報を受け取ったときはちょうど政府・与党連絡会議のさなかでございましたので、健康上の理由でやめたとか、戒厳令がしかれたとか、錯...全文を見る
○海部内閣総理大臣 四月に東京でゴルバチョフ大統領と日ソ首脳会談を、時間を延長し会合の回数も六回にしてやりましたのは、ほとんどがこの領土問題をどう認識するか、これを解決して平和条約を結ぶことはどうするかという点に大半の時間を費やしたと言って言い過ぎではありませんけれども、きょうま...全文を見る
○海部内閣総理大臣 情勢が大きく変化をしたわけでありますから、日本としても、ソ連の今後に対してどのような対応をしていくかということは御指摘のように極めて大切であります。  なお、日ソ共同声明のときに十五の協定を結んでおりますけれども、ペレストロイカ支援を含める技術協定や、あるい...全文を見る
○海部内閣総理大臣 雲仙岳の災害による被災者の皆さんに対しては、心からお見舞いを申し上げます。  同時にまた、繰り返し申しておりますように、私も現地を見せていただいて、直接知事、市長、町長さんたちからも具体の要望も承り、現行法で対応できない問題については、政令とか省令を改めたり...全文を見る
○海部内閣総理大臣 現地で陣頭指揮をとれという御意見を念頭に置きまして今後いろいろ研究をさせていただきますが、私は現地は視察させていただいてお話等も十分承ってきておりますし、また、草川委員も御承知のように、お互いの郷里愛知県で、伊勢湾台風で長期間にわたってあのような共同避難生活を...全文を見る
○海部内閣総理大臣 私が党の総裁に選び出されたときの党の事情というのは、政治改革をやれという党議が決定しておって、私はそれをもって、全国の皆さんにも私自身が先頭に立ってそのことを公約に掲げて衆議院の選挙も戦ってまいりました。これは不退転の決意で取り組んできたということはそのとおり...全文を見る
○海部内閣総理大臣 草川議員に私は率直に物を言うことをお許しいただきたいと思いますが、不退転の決意で取り組んで、三法案をようやく提案できるところに来たわけであります。選挙というのは本来、国会議員一人一人がその地位に入るときの仕組み、手続の問題であります。すべての政党、各会派、すべ...全文を見る
○海部内閣総理大臣 今回の証券不祥事については、当初から厳しく受けとめて、行政府の責任者としての責任を感じ、同時に、大蔵大臣にも厳正対処を指示し、そして今おっしゃるように、どのようなことでこの問題が起こり行われたかということは政府としてはできるだけその手口、補てんの方法等について...全文を見る
○海部内閣総理大臣 海外からの批判がいろいろ紙面に出ておることも承知いたしております。また海外も、それぞれいろいろな問題を抱えて、困難な問題を抱えておる海外があることも報道で承知しております。けれども、日本は日本で公正な社会の理念というものを立てて行動しておるわけでありますし、少...全文を見る
○海部内閣総理大臣 この問題が新聞に報道されましたそのときだったと思いますが、大蔵大臣から直接、秘書の行為に対して監督不十分であった、まことに申しわけなかった、世間をお騒がせしたことを心から陳謝しますという申し出がありました。私はそのとき、政治家の立場というものは、みずからの置か...全文を見る
○海部内閣総理大臣 非常に歓迎すべき決着を見つつあると私は受けとめておりますし、また幾らか、きのうの夜、私が直接電話で聞きました話によれば、そろって別荘に行って、そこでまた何かの懸念を直接表明されたようなこともありましたが、そういう懸念もだんだんこれで解消されていく。私は、さらに...全文を見る
○海部内閣総理大臣 今御指摘のような事実が今般明らかになって不明朗な取引が行われているということは、これは特に免許会社が規範に反しているということよりももっと問題も絞られてきて、具体的に国会の立法のあった直後において何だということでございます。私は、この点についてはこれはもうここ...全文を見る
○海部内閣総理大臣 国連の平和維持活動というのは、もう委員も御視察をいただいて今質問の中で要点お触れになりましたように、停戦が成立をして、そして国連の権威と説得によってその平和秩序というものを維持していこうというのが主たる目的でありますから、中立的で非強制的なものであるというのが...全文を見る
○海部内閣総理大臣 このことについては、私が冒頭より申し上げてまいりましたように、証券市場というものの公明性と、それから私どもが常に求めていかなければならない公正な社会の理念という面からいっても、これは許されるべきことではありません。特に企業というものが、企業の社会的責任を自覚さ...全文を見る
○海部内閣総理大臣 国会で最近個別の立法もなされたということもあり、また特に社会的に極めて批判を受けておるそういった暴力団関係との問題については、先ほど私が大きく申し上げた企業の社会的責任、著しく批判を受けるようなそういったことは、損か得かということだけで考えないで、そういったみ...全文を見る
○海部内閣総理大臣 この表を見て率直に思いますことは、御質問と同じになりますけれども、サミット参加国の中で一番低いということ、それから一生懸命努力をしておっても、カロリーベースの自給率も最近は食生活の変化によって四九%から四八%へとややスローダウンぎみにあるという現実、それは国民...全文を見る
○海部内閣総理大臣 食糧の自給率というのは、やはり中長期の目標で二十世紀には二十一世紀を目指して、この今日のような心配のないようにでき得る限り自給率を高める努力をしなければならぬという基本認識を私は持っております。
○海部内閣総理大臣 この表を見ておりましても、確かに自給率が下がってきておりますから、私は、でき得れば自給率を下げないような努力をしたいということを申し上げましたけれども、確かにカロリーベースで五〇%になるように、二十一世紀にはそんなところに持っていかなければならぬというのでいろ...全文を見る
○海部内閣総理大臣 基礎的な食糧、すなわち我が国にとっては米でありますけれども、そういった基礎的食糧については、所要の国内生産水準を維持するために必要な国境調整措置を講ずるということは、今の御質問の御趣旨にも沿う方向でありますが、私は、ガット・ウルグアイ・ラウンドにおいて我が国は...全文を見る
○海部内閣総理大臣 日本が国際社会の中でいろいろな物を売ったり買ったりする貿易の中で生きておるのは委員御承知のとおりでありまして、工業製品には工業製品の、農業製品には農業製品のそれぞれの立場や問題があろうと思います。ガット・ウルグアイ・ラウンドでも十五分野にわたる幅広いところでい...全文を見る
○海部内閣総理大臣 我が国の基本的な立場、置かれている現状をきちっと説明して、それぞれが非常に厳しい問題をたくさん抱えておるわけでありますから、それぞれの国にある問題をどのようにして共通の認識と理解で合意に持っていくかということは、これは原則を踏まえて説明を繰り返して説得をしてわ...全文を見る
○海部内閣総理大臣 サミットのときの議論は、米という単品あるいは食糧という問題での議論じゃなくて、多角的自由貿易体制というものを維持していくために前進させなきゃならぬ、それは市場アクセスの問題やサービスの問題や農業の問題や、特に知的所有権の問題まで、四項目がまだ各国の合意を得てい...全文を見る
○海部内閣総理大臣 今後議論を続けていかなければならないテーマでありますけれども、サミットのときも経済宣言の中で、農業について「非貿易的関心事項を考慮しつつ、内国支持、市場アクセス及び輸出競争の各分野で」ということをきちっと盛り込んで、そしてみんなが共通の認識を得るように努力をし...全文を見る
○海部内閣総理大臣 これは誤解を与えるような答えになるといけませんから、正確には専門家に解説させますけれども、私は、関税化と今おっしゃるがへ関税化がイコール自由化につながるかどうかという問題については、いろいろなまたやり方が各国ともあろうと思いますし、現に置かれでおる非貿易的関心...全文を見る
○海部内閣総理大臣 食糧の安全保障の立場というものを考慮しながらきょうまでも我が国の立場はそれぞれの場で明確に主張をしておるところでありますし、また、米の問題を交渉する相手としては、二国間関係でやるのはいかがかということもありますけれども、日米の首脳会談でも日欧の首脳会談のときに...全文を見る
○海部内閣総理大臣 国際化時代にコストダウンを図って国際価格と競争力を持った体質に変えていく努力というのは、議員御指摘のとおり一つの目標であろうと思います。そういった角度から考えますと、農業の体質を強化していくため、農業生産の基礎となる農地条件の整備を進めることなどは、これは大切...全文を見る
○海部内閣総理大臣 ソ連の事態が、憲法の手続によって選ばれておるゴルバチョフ大統領の復権という形で終えんを見ました。これは歓迎すべきことであるということは申し上げたとおりであります。同時にまた、ソ連のペレストロイカによる国内の改革と新思考外交を地球的規模で適用するということ、わか...全文を見る
○海部内閣総理大臣 地対協の審議の結果を尊重して、ただいま総務庁長官申し上げましたようにいたします。
○海部内閣総理大臣 なかなか難しい御質問だと思います。率直に言って、大正十四年とか大正年間の選挙制度とか選挙のあり方、世の中の仕組みとそれから今日の世の中の仕組みとは、もう極端な差があることは議員も御理解願うと思いますし、同時にまた、その中選挙区と小選挙区の問題は、面積が広いから...全文を見る
○海部内閣総理大臣 政治資金の問題につきましては、現実に要るから要るものを皆集めるというのではなくて、個人にそれを覆いかぶせないで、政党というものが機関として受けるとかあるいは国のための挙げての作業であるから公費を受けるとかいろいろなことも考えてありますが、しかし、個人においては...全文を見る
○海部内閣総理大臣 これは我が国だけが今回そういう法案を用意したというわけではないわけでして、むしろきょうまで先進民主主義国のいろいろな選挙の制度とかそれぞれのところで政治というのは国全体の作業であるんだからナショナルサービスに対して公費負担をしようという基本的な発想からそういっ...全文を見る
○海部内閣総理大臣 正確に申し上げますけれども、ペレストロイカの正しい方向性を支援するということが我が国の基本で、それでいろいろな支援のための協定を結んだり緊急支援なりしてきたわけであります。ですから、ソ連の状況がこのように復帰といいますか復権といいますか、元へ戻るということであ...全文を見る
○海部内閣総理大臣 十九日の第一報というのは健康上の理由ということで伝わってまいりましたが、直ちに国家非常事態委員会というのが設立されて、そこが全権を掌握したという報道を受け、そこに並んでおりました八人の人々は、例えばヤゾフさんにしろクリュチコフにしろ、我々から見ると大きく分けて...全文を見る
○海部内閣総理大臣 解除するということはもう当然決めましたので、官房長官から記表会見で表明したところであります。
○海部内閣総理大臣 前回の国会に御論議を願った法案の審議の結果を踏まえて、また三党合意の項目を踏まえて政府が今鋭意作業をしておる中で、考え方の中核になるものをひとつ決めておこうというので決めましたのがまさに今御指摘になったところでありますけれども、おっしゃるように、第一、第二、第...全文を見る
○海部内閣総理大臣 もうくどくどと長い項目別のことは十分御承知と思いますから言いませんけれども、当面の対策はできるだけのことをやっております。  そして、私が災害が終わってからのことに触れましたのは、むしろあの地域全体が災害でこうむった被害の中から立ち上がって、将来活性化する、...全文を見る
08月23日第121回国会 参議院 予算委員会 第1号
議事録を見る
○国務大臣(海部俊樹君) 今回の事態は、軍部と保守派と、一部の人々によって企てられた憲法違反のクーデターであるわけでありまして、それがソ連の民衆のあのような抵抗運動と同時に、そういったものを支持し支えていこう、正当に選ばれた大統領の地位というものをみんなで支援しながら、より一層世...全文を見る
○国務大臣(海部俊樹君) 十九日のお昼に第一報が来ましたときに、健康上の理由というのがすぐ入ってきた。しばらくして全土に戒厳令がしかれたという全く矛盾するような情報も入ってきた。私たちは、当初から深い憂慮の念を持って注視しておったことは、これは事実であります。また、ゴルバチョフ大...全文を見る
○国務大臣(海部俊樹君) ソ連の国内における、大きぐ大ざっぱに分けますが、保守派とそれから改革派の中の綱引き、争いがあったということはよく知られておるところであります。そして、その中にあって、連邦条約の調印ということになりますと、一体連邦の権限と共和国の権限がどうなるのか、これに...全文を見る
○国務大臣(海部俊樹君) 予断と憶測でもって勝手な論評は私はすべきではないと思うし、またできませんが、しかしお話しのように、ソ連の国内で考え方が違っておって、それに非合法な方法ででも倒そうというようなことをした。考え方が少しは変わってくるんではないか、そういったことにならなかった...全文を見る
○国務大臣(海部俊樹君) 最初に申し上げましたように、自由と民主主義という基本的な、普遍的な価値に反する力による政権転覆をねらうんですから、そのことは非合法であり、許されるべきことではありません。そういつた方向に進まないようにするためにそれを非難し、それはいけないと言い、指摘をし...全文を見る
○国務大臣(海部俊樹君) ロンドン・サミットにおける各国首脳の話し合いと、その後におけるゴルバチョフ大統領を加えての七プラス一という会議の雰囲気や結論については、はっきり言えますことは、ソ連のペレストロイカを成功させることと、そのためには何をしなければならぬか、何をしたらいいかと...全文を見る
○国務大臣(海部俊樹君) ロンドン・サミットの前後、二国間の首脳会談とかあるいは食事の場なんかでも率直に腹を割ったいろいろな話し合いを首脳間でしておりますけれども、例えば今ソ連に対する支援というのは、黙ってお金さえどんどん持っていけばいいという考え方、発想の首脳は一人もございませ...全文を見る
○国務大臣(海部俊樹君) 日朝間の問題について常にいろいろとお心がけを願っておる久保議員ですから、私も率直に申し上げますけれども、今度のソ連の政変劇があったなかったにかかわらず、政府は日朝の国交正常化をしなければならないと決意し、正常化交渉に着手をしておったことは御承知のとおりだ...全文を見る
○国務大臣(海部俊樹君) 朝鮮半島の平和的統一のために、緊張緩和のために周辺諸国は何ができるかという立場から考えると、我が国としては日朝間の国交の正常化でありますから、そういった意味でいろいろと交渉を始め、第四回の本格交渉も誠意を持って臨んでいき一たい。基本的な考えてあります。
○国務大臣(海部俊樹君) 私も冒頭に、今回の雲仙・普賢岳の被災者になられた皆さん方に心からお見舞いを申し上げます。私自身も伊勢湾台風を自分の故郷で味わった体験者として、災害の質こそ違いましたが共回生活を余儀なくされて、長時間災害に遭った方々のお気持ちは痛いほどわかります。  さ...全文を見る
○国務大臣(海部俊樹君) 政府といたしまして、内容を一々申しませんけれども、もう新たに政令や省令やできる限りの特別措置を今行いつつあることは、これは御理解をいただきたいと思います。  同時に、最後にお触れになった将来の問題についても、私は、あの島原半島地域全体を含めてこの影響を...全文を見る
○国務大臣(海部俊樹君) 一連の証券・金融不祥事件に対しましては、御指摘のように、私は、公正な社会という理念からいって、あるいは免許会社としての規範という面から見ても内外の投資家の信頼を失った、このことに対してはまことに遺憾でありますし、行政府はその責任を重く受けとめております。...全文を見る
○国務大臣(海部俊樹君) きょうまで補てんの手口とかやり方とかいろいろわかったことについては、政府はこの場を通じて国会にも御報告をしてきたとおりでありますが、今後とも引き続き真実の問題については明らかになっていくように努めていかなければならないということであります。  ただ、国...全文を見る
○国務大臣(海部俊樹君) 私は、今回の一連の事件の中でまず最初に考えましたことは、当面の急務としてはそれを担当しておる大蔵省が厳正に対処して、どこに埋めなければならない反省点があったのか、検査体制、監視体制というものをもっと強化して当初の目的を達成するようにしなければならない。そ...全文を見る
○国務大臣(海部俊樹君) 国民の皆さんが求めていらっしゃる政治改革というものは、民意が反映する政治、そして公正で信頼のできる政治、そういったものを求めていらっしゃると思います。  私は、我々の立場から考えても、今議席に民意が一番ストレートに反映してくるのはある意味では小選挙区制...全文を見る
○国務大臣(海部俊樹君) 審議会は、その政権のあり方をどうこうしようという目標で決めたのではなくて、今の選挙の制度、仕組みというものが持っておる問題点をどのように改めていったらいいか。率直に言うと、政治改革の発想の起こりは、これはもう率直に言うのは大変つらい話ですけれども、この前...全文を見る
○国務大臣(海部俊樹君) 国会決議の総定数の見直しとかいろいろ指摘された中で、私は、一番肝心であったのは一票の価値の是正の問題であったと思っております。それは、憲法判断も最高裁判所で示されておるというような背景等もあり、一対三を超えるものは緊急に是正しなければならぬという必要に迫...全文を見る
○国務大臣(海部俊樹君) 緊急是正というのは例の八増七減で緊急にいたしました是正のことでありまして、同時にあの決議の趣旨の中で一番大切なのは、一票の価値を有権者の皆さんのために一対三前後になっておったのを沌っと縮めろということでありますから、一対二になるように基本原則で縮めました...全文を見る
○国務大臣(海部俊樹君) いろいろなポイントの中で私が申し上げましたように、あの一番中心をなしておったのは一票の価値の是正だと言いましたが、あの決議の中にはほかにも議員定数の総数の問題等にも触れてありました。そのこともきちっと踏まえて措置をいたしました。  ただ、現行の選挙制度...全文を見る
○国務大臣(海部俊樹君) 政治改革というのは、政治倫理をほっておるわけで決してありません。政治倫理確立のための資産公開法とか、政治倫理確立のためのいろいろな、例えば衆議院なんかでももう既に議院運営委員会に自由民主党も案を出しておるわけでありますし、またこ公職選挙法の一部改正案も、...全文を見る
○国務大臣(海部俊樹君) いろいろ御配慮ある言葉をいただきながら、絶対通らぬなんて断言されることはどうか絶対おっしゃらぬでいただきたいと思います。通したいと思って努力をしておるんですし、また、与野党の御議論を通じてこれは何とかしなければならない。今のままの状況でいいかというと、そ...全文を見る
○国務大臣(海部俊樹君) 今、法案を提出して、そして一対二を原則とする一票の格差の是正や、あるいはこの間の国会決議も、今も改めて読んでみておりますけれども、一票の格差というのを是正しろ、総定員を何とかしろというような、いろいろ出ておる中の一番大切な目標に向かって今法案を提出してお...全文を見る
○国務大臣(海部俊樹君) 国会で私が申し上げ続けてきたことが政府の責任ある発言でありますし、やっぱり平和回復活動のために出さなければならない、それはこういうものですということを国会でも御説明申し上げ、そしてお願いをして通してもらったんですから、私はそれ以外のことには責任が持てませ...全文を見る
○国務大臣(海部俊樹君) 中東における平和が乱され、国連決議によって多国籍軍がアメリカの主導のもとに結成され、二十八に及ぶ国がそれぞれ苦しい経済状況もあろうものを乗り越えて、あるときはみずからの国の青年男女の犠牲をも含めて平和回復活動に取り組んで、そのとき日本としては力でそれにお...全文を見る
○国務大臣(海部俊樹君) 五月の国連の軍縮総会で私が基調演説をしましたが、武器の移転に関する国連報告制度、なぜそれを主張したかといいますと、湾岸危機の反省に立って、その地域で自衛の限度を超えたずば抜けた武力保有国をつくらないということも将来に向かっての予防にとっては極めて大切なこ...全文を見る
○国務大臣(海部俊樹君) 御指摘のとおりのソ連の現在の実情でありますが、私は率直にいろいろな情報等を判断してみますと、きょうまで保守派と改革派というもののバランスを考えながらペレストロイカとかあるいは新思考外交をゴルバチョフ大統領は進めてきたわけです。力でもってそれを阻止した企て...全文を見る
○国務大臣(海部俊樹君) おっしゃったとおり、今回のクーデター劇の最中において、ロシア共和国のエリツィン大統領のとった姿勢というものは、これはゴルバチョフ大統領を復帰させるためにも大変大きな役割を果たしたと思いますし、またゴルバチョフ大統領自身が六年間かかって進めてきたペレストロ...全文を見る
○国務大臣(海部俊樹君) 先ほど私の答弁中、ソビエト連邦もしくはソ連と言うべきところをロシア連邦とお答えしたそうでありますが、これは慎んで訂正させていただきます。ロシア共和国とソビエト連邦でございました。  また、今の御質問でありますが、私自身もあの異常な事態の報告を受けました...全文を見る
○国務大臣(海部俊樹君) この二年間は、一言で言えば私は、微力でありますけれども、一生懸命与えられた任務を遂行する、これに全力を挙げてきたつもりでございます。  顧みていろいろなことがございました。自民党の党内基盤が弱いことは、これは事実でありますけれども、また、皆さんが御理解...全文を見る
○国務大臣(海部俊樹君) 今から思えば、二年前に総裁に指名されたときに、政治改革をやれというのが党の皆さんの一致した宿題でありました。私は、これは政治改革をぜひやり遂げなければならない、今度の国会も政治改革を大きなテーマとして臨んでおるつもりでありますが、しかし、おっしゃったとお...全文を見る
○国務大臣(海部俊樹君) いろいろ御指摘になりました問題点は、私もほとんどそのように受けとめさせていただいております。そうして、今の選挙の制度、仕組みというものがとにかく今のままではいけないという点においては一致しておるわけでありますし、政府・与党自身が反省をして、与党自身の中か...全文を見る
○国務大臣(海部俊樹君) 御指摘のように、参議院の制度については、選挙制度審議会も七月の第二次答申で触れられたわけでありますが、それは、具体案についてはまだまだ詰めなければならぬ点が残っておるところも御指摘のとおりでございます。  今、参議院の望まれる選挙制度のあり方というもの...全文を見る
○国務大臣(海部俊樹君) ただいまの御指摘の中に私はいろいろ含まれている問題があろうと思いますけれども、日本経済全体に活力を持ち底力をつけていくということ、そういったことが国民生活全体のためにもいろいろプラスになった面が非常に多いと思います。物事には光の面と影の面とはございますけ...全文を見る
○国務大臣(海部俊樹君) 御質問の御趣旨は私も同感で、ただいま一々うなずきながら聞いておりました。  御指摘のように、お金が幅をきかせ過ぎるという世の中になってきますと、企業にとっては社会的責任というものがあるんですが、やはり経営第一主義に目が向きがちになる。個人にしても、物事...全文を見る
○国務大臣(海部俊樹君) 国際化時代になってきて、しかも日本の証券市場の規模というものはもう世界の三つの代表的な市場の中でも、量においてはさらに一位をうかがう位置になってきたということ、これは非常に国際社会に大きな影響があります。同時にまた、世界が日本を見、日本に対する一つの批判...全文を見る
○国務大臣(海部俊樹君) 御指摘の点は、二つのことについて大いに考えさせられる貴重な御意見であったと思います。  一つは、企業の持っております社会的責任、社会還元への自覚というものを私は促された面において、これはむしろこの場をおかりして、企業の皆さんにも率直に自覚を高めていただ...全文を見る
08月26日第121回国会 参議院 予算委員会 第2号
議事録を見る
○国務大臣(海部俊樹君) ソ連の共産党の解体というのは、ペレストロイカというものがきょうまでややもすると上からの改革、共産党の枠の中での改革という側面を持っておりましたのが、今回のクーデターの失敗を契機に民衆レベルでも真に自由と民主主義と市場経済の方向へ向けての新しい国づくりへの...全文を見る
○国務大臣(海部俊樹君) 核の問題は、今私どもの聞いております限りにおいては、ソビエト連邦の軍事、それに対しては連邦が管理をするわけでありますから、今は核は連邦が管理をしております。同時に、これの問題については核不拡散条約の問題とか、核の拡散を究極的に廃絶に持っていかなきゃならぬ...全文を見る
○国務大臣(海部俊樹君) ソ連の最近のクーデターの問題一連を眺めてみますと、大きく分けて保守派と改革派に分かれておった勢力の中で、いわゆる保守派と言われる向き、あるいは共産党と言われてきた力、そういったものが解体してなくなっていくのでありますから、私は連邦政府は民主化路線に向かっ...全文を見る
○国務大臣(海部俊樹君) 対ソ支援の問題につきましては、日ソ首脳会談のときに共同声明を発出しました。それは、政治的文脈と経済的な条件と、それから新思考外交の世界に対する適用、こういったソ連の新しい改革に向けてそれを日本としてできる限り支援をする、そのためにペレストロイカ支援を含め...全文を見る
○国務大臣(海部俊樹君) EC諸国とはサミットの場で随分議論をいたしましたけれども、結局EC諸国も効果的な、効率的な支援をしよう、支援をしたらそれがソ連の民衆の生活レベルの向上や安定や環境の改善のために役立つような支援をしていこうということでは完全に共通の認識を得て宣言等も書いて...全文を見る
○国務大臣(海部俊樹君) 対外窓口になって債務を負担したり、そういった国際的な債権債務関係を持つのがきょうまでは連邦でございました。けれども、それが今度の連邦条約によって共和国にそれらの権限を委譲してしまうのかどうかという問題について、これはまだ何ら確定した情報を我々はとっており...全文を見る
○国務大臣(海部俊樹君) 今回の証券・金融をめぐる一連の不祥事件に対しましては、行政府としてその責任を重大に感じ、極めて遺憾な問題だったと受けとめております。  そして、そのことは公正な社会というものを理念として掲げております我々の政策からいって公正さを欠く、しかもそれは企業の...全文を見る
○国務大臣(海部俊樹君) 最初に申し上げましたように、行政府としての責任を重大に受けとめております。同時に、政府としてその責任を受けとめておるということは、こういったことを起こしたこと、これを将来にわたって再び繰り返さないように、なぜこういったことが起こったのか、どこをどう手当て...全文を見る
○国務大臣(海部俊樹君) 企業の社会的責任という面からいきますと、法律違反かどうかだけじゃなくてプラス企業としてのモラルといいますか、社会における責任というものもやはり求められるわけでありますから、そういった意味において通達で指導を受けておるものをわざとくぐるということは、これは...全文を見る
○国務大臣(海部俊樹君) 確かに、お配りいただきましたように、証券会社も社会的存在として政治資金の提供をする。国民協会に受けたのは今お配りいただいた資料のようなものだろうと思います。  企業の社会的責任として政治活動を支持してもらうということと、それから今現にいろいろ御議論願っ...全文を見る
○国務大臣(海部俊樹君) 政治資金というものは、政治をする上においてどうしても資金が必要なものでありますから、政治資金規正法というものに従って社会的存在である企業から広く資金をいただく。同時に、国民政治協会というのが自民党に対する資金を受け入れる窓口になってきょうまで手続をやって...全文を見る
○国務大臣(海部俊樹君) 今、文部大臣がお答えした方向のとおりでありますけれども、私はこのようなことを見ますたびに、教育基本法に基づいて人格の完成を目指して教育は行われるものでありますので、幾ら善意であろうが幾ら問題であろうが人間の生命の尊厳に触れるということは、これはもう質が全...全文を見る
○国務大臣(海部俊樹君) 七月のサミットのときにはウルグアイ・ラウンド全体についての討議はございましたが、日米首脳会談で米そのものについての具体的なやりとりはございませんでした。ウルグアイ・ラウンドの場でこれは共通の認識を求めるべき問題である、こういう理解に達して、直後の記者会見...全文を見る
○国務大臣(海部俊樹君) 政府といたしましては、ウルグアイ・ラウンド農業交渉において、食糧安全保障等の観点から、米のような基礎的食料品については所要の国内生産水準を維持するために必要な国境調整措置をガット上講じ得るよう提案を行っているところであります。各国それぞれ抱えている難しい...全文を見る
○国務大臣(海部俊樹君) 政府・与党で政策、重要な問題については常に協議をしておりますから、これは変わりませんし、またそのような基本的態度は十分日米間においてもお互いに理解をし合っておるところであると私は確信をしております。
○国務大臣(海部俊樹君) 御質問の中でいろいろございましたから、一般論として必ずしも直結するものではないと思うと、こう言いましたけれども、あれはあくまで一般論であって、米については関税化の対応はとれないということはきょうまでいろいろな場で明らかにしておりますし、またサミットの場で...全文を見る
○国務大臣(海部俊樹君) 大蔵省自身もどのような監視の強化が大切かということを今プロジェクトチームをつくって検討はしておりますけれども、私は、新行革審であらゆる立場の意見を代表する皆さん方が早急に方向づけを出してくださるものと期待をいたしております。
○国務大臣(海部俊樹君) 一連の今回のソ連のクーデター並びにそれの失敗を受けて、昨日、御指摘の共産党解体ということが発表されました。これはペレストロイカに向けての動きが、今まではややもすると共産党という既存の枠の中でのペレストロイカという考え方がずっと続いてきたわけでありますけれ...全文を見る
○国務大臣(海部俊樹君) 四月の日ソ首脳会議のときにも、また七月のロンドン・サミットの前の日ソ首脳会議のときにも、私は、連邦政府と共和国政府の権限の問題について不明確な点がございましたからゴルバチョフ大統領に直接ただしたのでありますけれども、徴税権の問題とかいろいろなことについて...全文を見る
○国務大臣(海部俊樹君) 西側全体の考え方は、サミットの場においても共通の認識に到着しておると私は理解しております。表現の方法とかあるいは見る視点によって積極論消極論という今委員がお分けになったようなことが議論の前段階ではあったかもしれませんけれども、ソ連に支援するということは、...全文を見る
○国務大臣(海部俊樹君) 人道的な緊急援助とかあるいは食糧、医療に対する援助については、日本としては拡大均衡の方針の中でやっていこうということを決めてありまして、一億ドルの緊急援助の分についても、私はゴルバチョフ大統領と電話のときに、そのような用意がこちらもできておるわけだから、...全文を見る
○国務大臣(海部俊樹君) これは委員の御指摘のとおりでございます。  核拡散防止条約というのを、これほど真剣になって、我が国も至るところの首脳会談で主張もしてきておりました。同時に、不拡散とともに究極の廃絶を目指しておる政策の中で、ソ連の核というものの存在について、どうでもいい...全文を見る
○国務大臣(海部俊樹君) 平和条約を締結するということは、隣国との関係を正常化する一番わかりやすい方法で、領土問題を解決して平和条約を結ぶその作業を第一義的に大切なものと共通の認識をしようというのが共同声明の趣旨でありますから、その線に従って加速化しなきゃならぬのは当然だと思って...全文を見る
○国務大臣(海部俊樹君) 日本がソ連との問題を、首脳会談等を経ました後で一部東欧の国々から、ソ連と日本との経済交流が深まることは東欧との関係でどうなるのか、こういった懸念が表明された時期もございました。私は、今回もあるいはそれに先立つときも、東欧の各国の首脳には親書を出しまして、...全文を見る
○国務大臣(海部俊樹君) 御指摘のように、モンゴルはソ連に次ぐ長い共産主義政権のもとで国を運営してきたところでありますが、最近自由と民主化の動きが目覚ましく起こっておることは御承知のとおりでございます。私も訪問してまいりましたが、非常に日本に対して親近感を持っておる。昔話なんかを...全文を見る
○国務大臣(海部俊樹君) 経企庁長官が申し上げたことに尽きるわけでありますけれども、個人消費とか設備投資とかあるいは研究投資とかいうようなものの堅調な動きを見ておりますと、内需拡大を中心とした景気運営というもの、これを慎重に見守りながらなるべく息の長いものにしていかなければならぬ...全文を見る
○国務大臣(海部俊樹君) 今御指摘になっておる一連の問題については、企業側の社会的責任の自覚とかあるいは公正な社会の理念という面から見ても、これはもう弁解の余地のない行為であって、こういったことが繰り返されないことを強く願っていろいろな措置をしていかなければならないと受けとめてお...全文を見る
○国務大臣(海部俊樹君) 制度の長期安定運営という面をとらえていろいろ運用をするのでしょうけれども、しかし一点だけ、世の批判を招くようなことをしてはならないということだけは厳しく戒めていかなければならぬ問題である、このように受けとめます。
○国務大臣(海部俊樹君) 年金の運用というものにつきましては、これは余りリスクを伴うことを一般の企業とともに同じレベルで考えることは、私は今やりとりを聞いておりましていかがなものかという気がいたしますし、そこは、将来の年金に対する大きな重い責任もあるわけですから、批判を受けないよ...全文を見る
○国務大臣(海部俊樹君) 質疑応答を私も伺っておりました。同時に、こういったことが起こる社会というのは、これは健全な社会でございません。二度と起こってはならないという決意で大蔵大臣にも厳正な対処を指示しておりますし、政府全体としてもその問題については二度とあってはならないという決...全文を見る
○国務大臣(海部俊樹君) 大蔵大臣が詳細申し上げたとおりでございます。鋭意行革審の御審議の結論を我々は待っています。
○国務大臣(海部俊樹君) 政府の災害対策本部長を兼ねる国土庁長官から各省の意見、各省の行った措置等を取りまとめて詳細御報告したとおりでございます。  特に今回は内容的に充実させることが大切だというので、政令の改正とか省令をつくったり弾力的な運用をするなど三十項目にわたって、法律...全文を見る
○国務大臣(海部俊樹君) 厚生大臣が詳細にお答え申し上げたとおりに御理解をいただきたいと思います。
○国務大臣(海部俊樹君) 党首会談というところで党首の討論会の提案がありましたから、討論をすることは喜んでお受けしますと言いましたが、私もあのとき、選挙前のときのようにすべての党首が一堂に会してやりますと、四対一の数で、どうしても時間的にもやり方的にも私にとっては不公平感が出てく...全文を見る
○国務大臣(海部俊樹君) それは全くの誤解か聞き違いかであります。  私が想定したのは、国会でテレビも中継できる質問の場があるので、そこでは一対一で討論できますからそこでやりましょうと言ったわけで、特別の枠をつくってやるとか、特別に党首討論をやることは、私は不公平の気持ちも持っ...全文を見る
○国務大臣(海部俊樹君) 両大臣が答えております。同時に、あなたがおっしゃるように、私は、そういった行為が公正な社会という面からいって厳しい世の批判を受けたことも、これは率直に反省をしなければならぬことだと思います。ですから、大蔵省としては今後こういった問題に対してどのような内部...全文を見る
○国務大臣(海部俊樹君) 政府としては、この問題についてでき得る限り明らかにするように今努力もしておりますし、また手口、補てんのやり方等についてわかった限りは国会等を通じて御報告をしておるわけでありますから、今その他の問題についてもできる限りの調査をしております。
○国務大臣(海部俊樹君) 御指摘のように、武力による威嚇や武力の行使を目的として武装部隊が海外へ出ていって国際紛争に力でもって介入することは厳に禁止をされておるところであり、またそのような手段、方法をとってはならないということは平和国家の理念として当然のことであると思います。 ...全文を見る
○国務大臣(海部俊樹君) 平和維持軍というのは、国連文書でも明らかになっておりますように、本当は起こってはいけない武力紛争が不幸にして起こって、それが今国連の仲介その他によって停戦合意が成立をする。当事国の合意によって平和維持軍がそこに行って再発防止のためにいろいろな努力をしてお...全文を見る
○国務大臣(海部俊樹君) 部隊の要員の生命とわざわざおっしゃいましたが、私は「要員の生命等の防護のため」と言っておるわけでありまして、あくまで個人の生命を防護してあげる。ですから、要員としてそこへ参加する人はそのようなことが行われることは想定しないで行くわけでありますから、部隊の...全文を見る
○国務大臣(海部俊樹君) 昨年の国連平和協力法の審議のさなかに、いろいろな場面を想定して、あの法案では直ちに平和維持軍に参加できるようにはなっておりませんでした。したがって、私は答弁の中で、平和維持軍にこの法案で直ちに参加することができるようにはなっておりません。それは武力行使を...全文を見る
○国務大臣(海部俊樹君) 今は平和維持軍の極端な例外的な問題をここで声を大にして御主張になりましたけれども、私は、平和維持軍のあり方というのはいろいろな姿があって、特に最初に御指摘になったコンゴの場合は、あれは今例外中の例外として我々頭に、描いておるものです。国連決議のたしか百六...全文を見る
○国務大臣(海部俊樹君) どこから弾が飛んでくるかわからないような状況のときは、むしろこの間イラクヘ出ていった国連の多国籍軍のような武力行使を伴うことを初めから目的としたものが出ていくときはそういうせりふも成り立つでしょうけれども、停戦が合意をして、そして平和維持軍にその中に駐屯...全文を見る
○国務大臣(海部俊樹君) 決して武力の行使ということを目的にしておるものではありませんし、いろいろな地域における紛争というものを武力を使わないで平和的に維持して終結に持っていくためには、国際社会の一致した力と国際社会の一致した武力を使わない協力によってなし遂げられるなればそれが一...全文を見る
○国務大臣(海部俊樹君) 憲法の前文に書いてあります国際協調主義の理念、平和主義の理念、自分の国のことだけを考えておってはいけないという一国平和主義はだめだという考え方、そういったものを具現化していくためには、日本としてもでき得る限り物質的にもあるいは人的側面でも、世界の平和をみ...全文を見る
○国務大臣(海部俊樹君) 平和な秩序の中で戦後の日本はあったわけですし、今の豊かな国民生活というものも平和な秩序の中で初めて生まれてきたものであり、この平和な中で正しいことが正しいとして通る、間違っても力でもってよその国を侵略なとしないという、そういう秩序の中で守られてきた世界の...全文を見る
○国務大臣(海部俊樹君) いろいろ御指摘をいただきましたが、今回のソ連の一連のクーデターのときは、ちょうど第一報が入ったときは十九日のお昼で、政府・与党連絡会議のさなかでありました。第一報を受けて直ちに政府・与党の相談が始まったわけです。翌日、予算委員会の冒頭で、私はこれは憲法違...全文を見る
○国務大臣(海部俊樹君) 行政の簡素化ということもきょうまでいろいろずっとございました。また、わかりにくさをわかりやすくしていけというお話もずっとございました。今回の一連の金融不祥事件を通じて大蔵大臣にいろいろな話を聞き、指示する中で、いっそ任せてしまった方がいい部面と法律できち...全文を見る
○国務大臣(海部俊樹君) 怒っていらっしゃる方が小口の投資家として素朴な感情を述べられたということになれば、私は率直に、怒られるのはそうだろうなというふうに素直に今聞いておりました。  やっていけないことは、そういう一部だけに補てんをする、そして多くの人々には何もしないというこ...全文を見る
○国務大臣(海部俊樹君) 今申し上げましたように、問題は、一部の人々に対して、特定の人々に対してだけ補てんをしたという行為に対して、社会を律している自己責任の原則というのを外れた行為をしたわけですから、その行為をやっぱり憎まなきゃならぬし、憎むだけではいけませんから、今後再発しな...全文を見る
○国務大臣(海部俊樹君) 何とかしてほしいとおっしゃっても、その全部何とかするということはどうにもいけませんし、ルールを犯していくということは慎まなければいけないことでありますので、きちっと決まっているルールを、公正な社会というルールをやっぱりきちっと守っていかなきゃなりませんの...全文を見る
○国務大臣(海部俊樹君) 先ほど来お話を聞いておりまして本当に私も心を痛めながら、そういうときにはどうしたらいいんだろうか。本当ならば、全部それでは補てんしてしまいなさいと言えるものなら言えば、そういったおばあ様や子供を育てていらっしゃるお母様の期待にその場ではこたえることができ...全文を見る
○国務大臣(海部俊樹君) 突然の御質問が先ほどから続いておりますので、私も精いっぱいまじめに受けとめて常識的にお答えをしておるんですけれども、企業のそういった問題は、まさに御指摘のように、企業の社会的責任という面からいいますと、企業自身がやっぱりこれだけ問題となり、これだけいろい...全文を見る
○国務大臣(海部俊樹君) そのような具体的な事実が一体どのような構成要件に該当する有責違法な行為であるかということには残念ながら今なっておらぬわけで、認識にいろいろ違いがあったり、どのようなことが行われたかということについてまさに国会の特別委員会等で御議論をいただき、社会的な責任...全文を見る
08月27日第121回国会 参議院 予算委員会 第3号
議事録を見る
○国務大臣(海部俊樹君) 対ソ外交の基本につきましては、ソ連がずっと進めてきておる一連のペレストロイカとか、あるいは新思考外交という改革がクーデタ「の挫折、失敗、そして昨日のゴルバチョフ大統領の反省を込めてのより一層強力に推進させるというあの演説を聞いても、基本としてはきょうまで...全文を見る
○国務大臣(海部俊樹君) 御指摘のとおり、共産主義の経済政策や社会がこれで変わっていく、また、ベルリンの壁の崩壊に象徴されるように、冷戦構造の発想も乗り越えられつつある。市場経済、自由と民主主義というものが普遍的な価値になりつつあるときに、市場経済の側でもみずから率直に反省すべき...全文を見る
○国務大臣(海部俊樹君) 企業の存在というものは、それは国民生活の側から見ますと、そこに社会的責任を自覚して大いに活躍してほしいという一語に尽きると思います。企業があればこそそこに雇用も生まれ、また生活も豊かになり、物の生産もあり、いろいろ国民生活に対して大変なメリットを与えてお...全文を見る
○国務大臣(海部俊樹君) 企業と人間関係の中で、やはり顧客関係を大切にしたいとか、あるいは企業の利益をどうしても優先させなければならぬとか、いろいろな側面があったろうと思いますけれども、要は私は、公平な社会の倫理というものを守らなければならないという規範に対する責任観念が欠落した...全文を見る
○国務大臣(海部俊樹君) 冒頭に私は、金銭万能主義の哲学から脱却しなければならぬという規範的責任を申し上げましたけれども、具体に言えば、今委員お示しのように、やっぱり物事には守るべきルールがある。ルールを破っていろいろなことをするのはこれは罰せられるんだ、ルールを破って勝っても勝...全文を見る
○国務大臣(海部俊樹君) 御質問の御趣旨等も十分踏まえ、当然のことながら政府もそのような考え方で今取り組んでおりますので、鋭意努力を続けてまいります。
○国務大臣(海部俊樹君) 監視機能のあり方としてどのようなものが必要なのか、内容についてはどのようなことにしていったらその目的を達することができるかについて、私は行革審にその点の検討も至急鋭意していただくように諮問してもおりますし、我々としても事態の再発を防ぐようなあり方について...全文を見る
○国務大臣(海部俊樹君) 日韓の問題につきましては、私自身も二度にわたる首脳会談で歴史の反省の上に立った認識を述べるとともに、未来志向型の日韓関係を築かなければならないということを盧泰愚大統領とも確認をし、また国会をお訪ねして与野党の指導者の皆さんともその問題については率直に話を...全文を見る
○国務大臣(海部俊樹君) 今申し上げましたように、既に関係省庁で協力をしながら、引き続き調査を続けてまいります。
○国務大臣(海部俊樹君) 御指摘のように、ソ連におけるクーデターはいわゆる正常な手続によって選ばれた大統領に対する極めて異常な事態でありました。けれども、ペレストロイカが進んできておったというこの六年間の成果がある意味ではクーデターを失敗に導いた大きな背景にあったものと私は受けと...全文を見る
○国務大臣(海部俊樹君) 一言で言うとすばらしいことであったと思いますし、同時に、六年間のペレストロイカのために軍部の中にもそういった権力的なクーデターには従いたくない、命令は返すという声が起こったという報道等も聞いております。すべて国民的レベルでの改革の成果である、こう受けとめ...全文を見る
○国務大臣(海部俊樹君) 基本的に申し上げれば、私もゴルバチョフ路線というものの正しい方向性というものをきちっと見きわめて、それはただ単に国内の立て直しのペレストロイカだけではなくて、新思考外交がユーラシア大陸の西の端で成功したならば、東のアジア・太平洋地域にもすべて押し及んでく...全文を見る
○国務大臣(海部俊樹君) 十九日に突発事件が起こったという第一報が入りましたときに、私たちは政府・与党連絡会議というのを開いておるさなかでありましたので、直ちにその場でこれに対してどう判断すべきか、やはり正当な手続で選ばれている大統領を国際世論の中で支持していくのが大切であるとい...全文を見る
○国務大臣(海部俊樹君) サミット諸国は、前回のサミットで共通の認識もありましたし、それからエリツィン並びにゴルバチョフ大統領については考え方はわかりますからこちらから一方的に支持をする。アジア諸国に対しては日本の考え方をまず伝えなきゃなりませんし、アジア諸国がどういう考えを持っ...全文を見る
○国務大臣(海部俊樹君) メッセージとして送ったものは二十日の夜記者会見で申し上げましたあの政府の考え方、これを日本のメッセージとして送ってあります。アジアの国は、アジアというとこれ言い方は悪いんですけれども、アジア諸国でございます。国名が具体的に必要ならばアジア局長から答弁して...全文を見る
○国務大臣(海部俊樹君) 国別に言えということでありますが、まずアメリカはかかってきたこともあるし、こちらからかけたこともあります。それからマルルーニー首相の方は向こうから一回かかってぎて、きのうはたまたま私がかけたブッシュ大統領のそばにいるということでしたから、かわってくれと言...全文を見る
○国務大臣(海部俊樹君) 向こうからかかってまいりました、十九日の九時五十分は。
○国務大臣(海部俊樹君) 首脳会談の個別の内容を一々申し上げるのは差し控えなければならぬかもしれませんが、例えば中国とのつい最近の首脳会談のときに、ソ連に対する考え方もお話し合いをしてまいりましたけれども、やはり日本とは完全に立場を同じくして完全に同じような方向を見ているというわ...全文を見る
○国務大臣(海部俊樹君) 環日本海の関係を大切にしようという考え方は、私も基本的に同感でございます。  問題は、その隣接する両国間にまだ平和条約の締結がされていないということが非常に不自然な状況でありますし、また国交の正常化がまだ図られていない国があるということも非常に不自然な...全文を見る
○国務大臣(海部俊樹君) 今のお言葉は、確かに議員が盧泰愚大統領と交わされたお言葉だということの御報告でありますから、それは率直にお聞きしますが、私の立場で言わせていただくと、昨年盧泰愚大統領と私も東京で首脳会談をいたしましたときに、過去の歴史の反省に立って率直に私はおわびの気持...全文を見る
○国務大臣(海部俊樹君) それは、たしか国民の休日のためにいろいろアピールしていらっしゃるポスターであろう、こう考えております。
○国務大臣(海部俊樹君) 欧米では御指摘のような施設があるということも聞いておりますし、また病院その他の敷地内にそのような施設が設置されておるという報告等も聞いております。厚生省で昨年来それらの問題について研究討議をし、たしか六月に中間報告もまとまって、さらに前向きに検討を続けて...全文を見る
○国務大臣(海部俊樹君) 障害者の十年の最終年を目指して、先ほど来御議論になっておったように意見書もいただいております。ここで御答弁申し上げました各省十九省庁集めて、私から完全参加のためのでき得る限りの努力をするように本部長として指示もしておるところであります。全力を挙げてまいり...全文を見る
08月28日第121回国会 衆議院 証券及び金融問題に関する特別委員会 第3号
議事録を見る
○海部内閣総理大臣 松本議員の御主張に私も同感をいたします。同時に、政治家自身のことにもお触れになりましたが、政治改革を行っていきたい、それはやはりお金と政治活動、日常生活との関係を公明に、公正にしたいという願いがあることも事実でございますし、しかし社会全体の風潮の中で金銭万能主...全文を見る
○海部内閣総理大臣 今回の問題を政府が厳しく受けとめておりますことは、再三申し上げてきたとおりでございますが、大蔵省に対しては、大臣を通じて厳正に対処する、その中には検査機構とかあるいはチェック機構とか通達を、これは言いにくいことですが、通達を出して問題点はわかっておっても、にも...全文を見る
○海部内閣総理大臣 今回の一連の不祥事件を全体としてとらえますと、私はやはり今御指摘があったように、公正な社会の理念という面からいってこれは厳しい反省を迫らなければなりませんし、同時に、一連の御議論の中で、そのことが、あるものは今捜査当局の対象にもなっておるし、また当然法律違反に...全文を見る
○海部内閣総理大臣 大蔵大臣申し上げたとおりに、やはり気がついてわかったことがあった場合に、は、でき得る限りそれが再び起こらないように、それぞれの立場において適切な処置をとるということは大切なことだと伺います。
○海部内閣総理大臣 国際化時代の中で、しかも日本の証券市場というものはアメリカの証券市場と規模において匹敵する、むしろそれ以上の実績を上げつつあるという、お互いに影響力の非常にある中で、特に、アメリカの人々が今度の日本の事態に対して、これは不公正ではないかというそういった角度の批...全文を見る
○海部内閣総理大臣 公正な社会というものを国民の皆さんは求めていらっしゃると私は思いますから、そういった角度からいうと、一部特定の人だけが補てんを受けるというようなことは不公正ではないか、このような受けとめ方がありますし、同時にまた、それは是正されていかなければならない問題である...全文を見る
○海部内閣総理大臣 御指摘のとおりこういった現象が事実として起こったわけでありますから、政府はこれを重く受けとめて、どのような手口で、どのような点に至らないところがあったか等についても率直に御報告すべきは御報告しておりますし、今調査もしておりますし、また、これが再発防止のためには...全文を見る
○海部内閣総理大臣 知る限りのことは、事実を明らかにするためにここで既に御報告もいたしておりますけれども、今後ともそのような方向で努力を続けてまいります。
○海部内閣総理大臣 私の承知しておる範囲では、現地法人に対してSECから直接いろいろな資料要求の話もあったと聞いておりますし、同時にまた、今証券局長の答弁にもありますように、SECとの間で要求があったり必要があればその話し合いに応ずるということを言っておるわけでございますから、こ...全文を見る
○海部内閣総理大臣 今当局がここでお答えしておりますように、この問題については捜査中である、そしてしかも、それは今は捜査のだんだん段階を経ておるということを言っておりまして、ただ内容については、捜査中の内容を具体、個々の問題について御報告することは差し控えさしてくださいと言ってお...全文を見る
○海部内閣総理大臣 この問題が出まして以来、私は冒頭に全体の取り組む姿勢としても所信表明で明らかにいたしましたように、今調査中であるとはいいながら、こういった事実が起こってきておることも事実でありますし、またそれに対して、今結果として手をかしたことになるのではないか、いろいろなこ...全文を見る
○海部内閣総理大臣 御指摘のように、戦後の日本の復興時にいろいろと資本市場を育成していかなければならないという大きな命題もございました。けれども、その間で日本独特のものが生まれてしまったのではないかという御指摘も謙虚に耳を傾けなければならない面があるかもしれません。そういった意味...全文を見る
○海部内閣総理大臣 一言で言うと、自己の利益中心に物を考えるという金銭万能主義と申しますか、利益中心であって、それは一面において否定できないことでありますけれども、ただ、企業というものが社会的な存在であることを思えばルールもやはり守らなければならない、社会的な責任という面もやはり...全文を見る
○海部内閣総理大臣 この問題は両大臣がここでもるる何回も御説明しておりますが、厚生大臣は厚生省の立場に立ってわかり得る限りの、できる限りの説明をしております。しかし、今回の問題について、全体として大蔵省はそれに対して大蔵省なりの判断もし、自主公表されたものをそれを受けとめてここで...全文を見る
○海部内閣総理大臣 この問題に対処するに当たりましては、やはり公正な社会というものをきちっとっくっていかなければならない。今多くの人々がこの問題に対して大きな不信と不満と、そういった疑惑の目も向けて、どこまで解明されるのか、どのように再発防止が行われるのか見ていらっしゃることはひ...全文を見る
○海部内閣総理大臣 嘉悦学園の具体的な事実については、私は何も承知しておりません。  それから、理事になったことについて、今ここで厳しい御指摘がありましたが、そのことは率直に、謙虚にお受けとめいたします。それは今後の私の政治生活や、あるいは私自身の生活の中で慎重に対処していかな...全文を見る
○海部内閣総理大臣 これは具体的にいろいろな背景、ケース、受けとめ方、個人のお考えの原点、いろいろあろうと思いますけれども、全体としてやはり調査をし、このようなことになっておるんだという結果が出ております以上は、それらの問題についてやはり自覚と責任を感じて、二度と再びこういうこと...全文を見る
○海部内閣総理大臣 それぞれの立場できょうまでしてきたことを述べて、その時点、自分としては社会的に許容される範囲だと思ってしたのでしょうけれども、結果として、御議論の進んでおりますように、今そのことが大きな問題になっておるわけであります。私は、公正な社会というそういう大きな理念か...全文を見る
09月03日第121回国会 参議院 証券及び金融問題に関する特別委員会 第3号
議事録を見る
○国務大臣(海部俊樹君) 御指摘のように、個人が幅広く市場に参加をするという体制をきちっと確保していくということは、これは極めて重要な視点であると私も考えております。そういった意味で、個人が参加をし、個人がその証券投資というものに魅力を感じるような証券市場の育成というものも大きな...全文を見る
○国務大臣(海部俊樹君) 経済学博士であられる斎藤議員にお教えする知識はありませんが、今回の一連の問題を通じて、新聞や国会の御討議の中にも随分そのエクイティーファイナンスという言葉は出てまいりました。そうして、それによって行われる極めてわかりにくい資金の大幅な動きのからくりという...全文を見る
○国務大臣(海部俊樹君) 今回の問題を反省して、厳しい言い方をいたしますと、きょうまでそれなりに努力もし、通達も出し指導もしてまいってきたのでありますが、にもかかわらずと言うと言い過ぎかもしれませんが、その通達や指導に従わなかった現象がたくさん出てきた。そのことが公正な社会の理念...全文を見る
○国務大臣(海部俊樹君) 昭和六十年にいわゆるプラザ合意というのがありまして、急激な円高状況のもとで国民生活を維持し、確保していくためには内需を振興しなければならぬ。同時に、五年前になりますが、いわゆる前川レポートというものの趣旨に沿って、国際協調の中で諸外国と日本との貿易の帳じ...全文を見る
○国務大臣(海部俊樹君) 今回の不祥事が、御指摘のように内外の投資家の利益を損ねたという問題と同時に、外国からは、日本のルールというものは違うのかというようなクエスチョンマークつきの報道がなされたことも私は率直に認めていかなければならぬと思います。そして、これは改めていかなければ...全文を見る
○国務大臣(海部俊樹君) この問題につきましては、御指摘のように、多くのところから批判の声が上がり、またいろいろ国会の御論議でも取り上げられておるところであります。私は、大蔵大臣に厳正に対処するように当初から申しましたし、また特別調査等を通じて厳正に対処していくものと思っておりま...全文を見る
○国務大臣(海部俊樹君) この問題が出ました当初に、私は大蔵大臣に厳正に対処するように指示をいたしました。
○国務大臣(海部俊樹君) ただいま大蔵大臣が申し上げたように、社会における公平の倫理から見たら、一般の投資家の皆さん方がこのことに対して激しい不満を持っておられるということは私もいたくわかるわけであります。補てんがどのようなものであったのか、その本当の内容、実態を明らかにしろと、...全文を見る
○国務大臣(海部俊樹君) 損失補てんの実態というものをどのようにとらえて、どのようなことがあったときにはこれは許されないものである、今後はそれをしないということについては法改正作業をしておりますが、今すぐ済んだものについての対応その他については、私も先ほど申し上げたように、私は企...全文を見る
○国務大臣(海部俊樹君) きょうは行政府の長としてここにお呼び出しをいただいておりますから、まず答弁するときは政府の立場でお答えをさせていただきますが、政府は、これをほっておいていいとは決して思っておりませんし、同時に、大蔵省に対して当初からいろいろとこれに対する反省の上に立って...全文を見る
○国務大臣(海部俊樹君) 公正な社会の理念という角度から見て、今回のような不祥事件が再発しては絶対にいけないことはそのとおりでありまして、そういう総論に従って今大蔵大臣がここで申し上げたように再発防止のための、そして今起こったことに対する対応としての各論については、政府としては重...全文を見る
○国務大臣(海部俊樹君) 暴力を背景にしての経済活動や国民生活を脅かす活動は根絶の必要があるというのは、そのとおりであります。そして、犯罪の容疑があるときには、これは徹底的に厳正に対処しなければなりません。それも当然のことであります。それを事前に予防していくためにはどうすべきか、...全文を見る
○国務大臣(海部俊樹君) 今回の一連の事件に対して、内外の投資家の皆さんから厳しい不信の目を向けられたり、御批判を受けたりしてきました。私が目指しておる公正な社会の理念というものからいっても、こういったことは絶対に二度と繰り返してはならぬということはもう言をまたないところでありま...全文を見る
○国務大臣(海部俊樹君) 今回の不祥事件によって損なわれた、内外の投資家の不信そして批判に対しては、政府は責任を重く受けとめてこれにこたえていかなければならないわけでありますし、同時にそれに取り組んでおるところであります。  なお、大蔵大臣の問題についてもお触れになりましたが、...全文を見る
○国務大臣(海部俊樹君) 今いろいろお述べになりましたこと、私も率直に、まことに遺憾なことだと受けとめますとともに、内外の多くの投資家から批判を受けたこと、同時に国際社会でいろいろと影響力のある日本の証券市場でありますから、これを機会に透明性、公正性の確立、確保のために、政府は全...全文を見る
○国務大臣(海部俊樹君) いずれにしても、厳しく対処してもらわなければならぬ問題でありますし、また同時に、このようなことを将来繰り返さないようにするにはどうしたらいいかという点に絞ってただいま対応策を研究いたしておるところでございます。御理解をいただきたい。
○国務大臣(海部俊樹君) 公開性と透明性を確保していくことが、内外の一般投資家の信頼を取り戻し、また国際社会における日本の大きくなった市場としての責任を果たしていくためには一番大切なことだと受けとめております。  そして、今までもインサイダー取引の規制とかいろいろ努力もしてまい...全文を見る
09月10日第121回国会 衆議院 本会議 第6号
議事録を見る
○内閣総理大臣(海部俊樹君) 羽田議員にお答えをいたします。  貴重な御意見と、そして御質問をいただきました。さすが自由民主党の選挙制度調査会長としての御経験から、自由民主党が平成元年の五月、厳しい反省に立って世に問うた政治改革大綱を基本にして、新しい政治改革、また政治のあり方...全文を見る
○内閣総理大臣(海部俊樹君) 日野議員にお答えをいたします。  私は、今回のこの三法案というのは、我々の念願とする活力のある政党政治をつくり出して、政策本位、政党本位の政治活動、選挙制度をつくり出していくために必要なものであると確信をいたしております。今回提案いたしました三法案...全文を見る
○内閣総理大臣(海部俊樹君) 矢追議員にお答えいたします。  今国会に提出しております政治改革関連三法案は、政治に対する国民の信頼を確固としたものにするとともに、内外に山積する課題に対して的確、機敏に対応することができるようにしたい、そういった政治の実現を目指しておるものでござ...全文を見る
○内閣総理大臣(海部俊樹君) 金子議員にお答えをいたします。  今回の政治改革関連三法案は、国民の信頼と負託にこたえる確固たる政治を新しくつくり上げていきたい。それは、議会制民主主義のもとで政党本位の、政策本位のそういった政治活動が行われるようにしていくために、選挙制度審議会の...全文を見る
○内閣総理大臣(海部俊樹君) 米沢議員にお答えを申し上げます。  金のかかる選挙を助長しているのは選挙制度のためなのか、選挙制度を変えなければ政治改革は全くできないと考えておるのかと言われましたが、私は、政治改革というのは、例えば個人の倫理観、政治家が守らなければならぬ倫理、い...全文を見る
○内閣総理大臣(海部俊樹君) 菅議員にお答えを申し上げます。  今回の三法案は、先ほど来申し上げておりますように、本当の意味の政党政治を確立するために、政策本位の活動ができていくように、その問題を中心に考えて提案をした三法案でございまして、これは、決してすりかえでもございません...全文を見る
09月11日第121回国会 衆議院 本会議 第7号
議事録を見る
○内閣総理大臣(海部俊樹君) 秋葉議員にお答えをいたします。  一人一票同価値のことについていろいろお話しになりました。全く一イコール一という完全無欠なことは、これは理想であることはよく私も承知しておりますが、原則として一対二の範囲というものを決めてその中に価値を求めようと、こ...全文を見る
○内閣総理大臣(海部俊樹君) 三野議員にお答えを申し上げます。  私は、自治大臣、建設大臣の方から、いろいろきょうまでのそれぞれの経過やそれにとった措置、対応、反省の言葉を厳しく受けとめて今後とも措置するように、そのような税務上の問題とはいえ、税務署の指摘を受けるまでもなく、こ...全文を見る
○内閣総理大臣(海部俊樹君) 井上議員にお答えをいたします。  政治不信解消、そのためには政治倫理の確立が重要であるという御指摘については、これは私も同感でありますし、政治倫理の問題については、この三法案を提出すゑ則、既に昨年、自由民主党において政治倫理確立のためのいろいろな問...全文を見る
○内閣総理大臣(海部俊樹君) 井上議員にお答えいたします。  諸外国の例を引いて、併用制は不安定というのは間違っておるという御指摘でしたが、先ほどもここで私は詳しく申し上げたつもりですけれども、要するに、政権が安定する、安定しないというようなことは、それぞれの国の国民がそれでよ...全文を見る
○内閣総理大臣(海部俊樹君) 最初に、井上議員に答弁の補足をさせていただきますが、議事録の問題につきましては、先ほどもお答えしたように、第八次選挙制度審議会の第一回の総会において、参加された委員各位が、この際自由に発言できるように会議は非公開にし、議事録は非公開の扱いにするという...全文を見る
○内閣総理大臣(海部俊樹君) 中野議員にお答えをいたします。  私は、今回の選挙制度の改革の中で衆議院の問題だけが出され、参議院の選挙制度も同時に改革することが望ましいというお考えには、基本的に、それは二院制度でありますから望ましいわけでありますけれども、自由民主党では、選挙制...全文を見る
09月12日第121回国会 衆議院 本会議 第8号
議事録を見る
○内閣総理大臣(海部俊樹君) 貴志議員にお答えをいたします。  政党自身の自浄作用の問題については、それはそのとおりでありまして、自由民主党は、政治改革大綱をみずからつくって、政党自身の自浄作用を高めていく努力をきょうまで固めてきておりますし、さらに国民の信頼を確固としたものに...全文を見る
○内閣総理大臣(海部俊樹君) 細川議員にお答えをいたします。  政党に対する公的助成は、政治活動の公的性格にかんがみ、あわせて制度面でも選挙やあるいは政治活動が政党中心となる改革が行われ、政党の機能がより重要となっていきますので、政党活動の健全な発展を期待し、同時にこれを促進す...全文を見る
○内閣総理大臣(海部俊樹君) 加藤議員にお答えをいたします。  企業献金の問題につきましては、今回、政治不信の解消ということを目指して政治改革全体が行われておるのだということをまず最初に申し上げたいと思いますし、同時にまた、政党に対する公的助成は、政党活動の公的な性格にかんがみ...全文を見る
○内閣総理大臣(海部俊樹君) 再質問に端的にお答えいたしますけれども、選挙のときは、政策を掲げて、それぞれの政党が政権を獲得することを目標に選挙の争いをいたします。一つの地域で、同じ政党からお一人だけ立候補していらっしゃる候補者は、その党の政策を申し述べられればそれでいいわけです...全文を見る
○内閣総理大臣(海部俊樹君)(続) そこで、この制度を変えて小選挙区制にしますと、それぞれの政党が一人ずつ候補者を選ぶわけです。選ばれた一人一人の候補者がそれぞれの異なる政策を国民の皆さんの前で議論することが、これが本当の政策論争というものであると私は思うのですよ。同時に、同じ政...全文を見る
○内閣総理大臣(海部俊樹君) 北側議員にお答えをいたします。  現行中選挙区のもとでは、いかなる政党でも政権党を目指す限り、同一選挙区で複数の候補者を立てざるを得ないのであります。御指摘になったこと、現在のところ、御指摘のように自由民主党にほとんどそのことは妥当するのであります...全文を見る
○内閣総理大臣(海部俊樹君) 森本議員にお答えをいたします。  政治に対する国民の信頼を確固たるものとするために、内外に山積する諸問題に的確に対応するため、この三法案をお願いしておるわけであります。  いろいろな御意見のあることはわかっておりますが、げさも社会経済国民会議の各...全文を見る
○内閣総理大臣(海部俊樹君) 木島議員にお答えをいたします。  今回提出しております政治改革の三法案は、これは自由民主党の政治改革大綱、また、政府の選挙制度審議会の答申を尊重してつくり上げた三法案であります。そして、御指摘のように、国民主権を尊重し、議会制民主主義を真に実効ある...全文を見る
○内閣総理大臣(海部俊樹君) 川端議員にお答えを申し上げます。  今選挙制度を変えればすべての問題が片づくなどということは、私どもも毛頭考えておりません。それは政治改革という大きな枠組みの中で、現在の中選挙区の制度を小選挙区比例代表並立制に変えなければならないことになるという問...全文を見る
09月13日第121回国会 衆議院 政治改革に関する特別委員会 第3号
議事録を見る
○海部内閣総理大臣 御指摘のように、憲法には選挙によって議員が選ばれるということはきちっと書いてありますし、ただ、それはその法規手続に従って選ばれるということが、これが憲法の精神であろうと思います。したがって、今回お願いしておゑ二法案も、そういった選挙の手続、選挙の方法について述...全文を見る
○海部内閣総理大臣 参議院に比例代表制度を導入する際のいろいろなやりとりをここで御指摘をいただいたわけでありますが、おっしゃるようにその際、拘束名簿式比例代表制の合憲性、あるいは拘束名簿式比例代表選挙制度と平等原則、結社の自由や信条に関する問題等に絡んで憲法問題があったということ...全文を見る
○海部内閣総理大臣 衆議院と参議院の性格あるいは国民との密着性の問題については、いろいろ学者の間にも御議論があることを私もよく承知しておりますし、また例えば、スローガン的にいろいろと衆議院はこう、参議院はこうと言われてきた過去の経緯もよく知っております。  ただ、密着性というこ...全文を見る
○海部内閣総理大臣 前段の、選挙されるのは政党でなくて議員だという点は、私も全くそう思います。議員が志を同じくし、同じ政策を持つ者がそれを訴えて選挙をして選ばれるわけで、これは議員が選ばれる。  それからもう一つは、憲法違反の疑いのあるかもしれないような法案を出すのはどうなのか...全文を見る
○海部内閣総理大臣 この問題は非常に、個人的な石橋議員の考え方というのは、私もかつて文教委員会で何回も御議論を承ったり、議員の物の考え方は重々承知をいたしておりますし、それはとうといものだと思いますが、日本の文化や日本の歴史や伝統の中に、おっしゃるようにいろいろなやおよろずの神が...全文を見る
○海部内閣総理大臣 今おっしゃったように、国際社会の中で日本国の立場をどうするかということを確立していかなきゃならぬと委員もおっしゃったわけでありますけれども、まさにそうだと思います。したがいまして、この大きく移り変わる国際社会の中で、この政党はこういったことを考えておる、この政...全文を見る
○海部内閣総理大臣 文相をおやりになった石橋議員からの御質問でありますから、どう答えましょうか。これは、独裁をねらうとおっしゃるけれども、それは一人の権力者が国の中に独裁的な権力を強制しようとしたことが間違いてあったというので、近くはソ連の政変の問題から、東欧諸国の政変の問題から...全文を見る
○海部内閣総理大臣 今お読みになったような御意見が先輩にあったことも私はよく承知をいたしておりますし、物事をそういった角度から体験されて、そういったお考えを述べられたということも私もよく理解をさせていただきます。  しかし、私もいろいろと先輩方の発言や小選挙区に対する御意見をず...全文を見る
○海部内閣総理大臣 率直に申し上げますけれども、政権を交代する、そういった具体的な問題に直接この選挙制度というものが影響し作用するものとは、これは答申でも言っておらないわけでありますが、今の制度でいくと、今の中選挙区制度でいくと、百三十の選挙区に、複数候補をそれぞれの選挙区に選挙...全文を見る
○海部内閣総理大臣 政権が交代をしたという今の計算上の問題はそのとおりだと思います。しかし、そういったことが行われないようにするために、将来に向かっての現実的な政権の安定、政局はどうなのかということを私どもは議論しておるんです。  具体的に言えということでありますから申し上げま...全文を見る
○海部内閣総理大臣 今回の政治改革というのは、そもそものスタートは、政局を安定しようということで始めた政治改革ではございませんでした。率直に委員も振り返っていただくと、あの三年前の自由民主党の党を挙げての政治改革大綱をつくったときの基本というのは、政党中心の、政策本位の、そして国...全文を見る
○海部内閣総理大臣 ジェラルド・カーチス博士は私もよく存じておりますし、総理になる直前にもテレビの対談等もした二とがありますから、今委員がおっしゃったような角度の話をされたこと、それに対して私が申し上げましたことは、アメリカの大統領制のもとにおける議会の議員の選挙、それも完全な小...全文を見る
○海部内閣総理大臣 各地域のいろいろな利益誘導に関するお話をアメリカの問題を例に引いてお述べになりました。そういう意見がアメリカにあることも承知しておりますが、しかし日本の場合にそれがそのまま当ではまるのかどうか。あるいはその一部の小さい問題は、アメリカの公職選挙法の選挙における...全文を見る
○海部内閣総理大臣 委員長が一番初めに言われましたように、ここはこれからの政治改革をやり、そしてそのための選挙制度の問題を政府が提案してお願いしておる議論であります。私は過去を学ばないわけではありません。過去を忠実にもちろん学び、過去の経験は踏まえていかなきゃなりません。私は、そ...全文を見る
○海部内閣総理大臣 お言葉を返すようでまことに申しわけありませんが、一片の試案でもっておまえはこの地域から飛んでいけというような、そういうことでこの案はできておるわけじゃありませんし、これも試案ではございません、選挙制度審議会という公正な第三者機関に、あらゆる国民の各界各層の代表...全文を見る
○海部内閣総理大臣 御意見を十分拝聴いたしましたが、その地方の声を反映させるという視点は二つの面から考えられておるわけでありまして、まず、人口比例だけを厳密に考えないで各県に一つずつ議席をあらかじめ配分をしたという配慮、これは地方尊重の一つのあらわれでありますし、もう一つは、自由...全文を見る
○海部内閣総理大臣 いつということはちょっと明確にできませんが、多分池田内閣のときに、党の組織を変えよう、そしてそれをやるために、何という名前でしたでしょうか、党改革の基本問題調査会というのを池田内閣でおつくりになって、そのとき、当時の三木武夫さんがその会長を引き受けさせるために...全文を見る
○海部内閣総理大臣 御指摘のとおり、いろいろな角度から自由民主党は、特に政権担当をする政党として、いろいろな不祥事件が起きたりしますと与党の責任というものを厳しく受けとめて、これは改革をしていかなければならないという政治改革の問題については常に真剣に取り組んでこられたと思うし、特...全文を見る
○海部内閣総理大臣 谷川議員御指摘のとおり、私も全くそれは賛成をいたします。同時に、そのように国民の信頼を取り返すためにやらなきゃならぬ面で、政治の問題は今三法案としてお願いしておりますことに尽きるわけでありますけれども、しかし、その背景にあるものは、やはり内外の諸情勢に対してど...全文を見る
○海部内閣総理大臣 先ほど、国内問題の角度からの御答弁に重点を置いたのでありますけれども、今委員まさに御指摘のように、ロンドン・サミットのゴルバチョフ大統領との話し合いの問題などを見ますと、もう既にソ連は、イラクの問題以来、国連で拒否権を発動しなくなりました。むしろ、発動しないと...全文を見る
○海部内閣総理大臣 定数是正という問題は、御指摘のように、一対三以上になってしまって一票の価値というものを改めなければならないという角度から、一票の価値を改めるためには現在の制度、仕組みを前提として変えるとこういうことになるという仕組みだと思います。それは、いろいろな各党の御意見...全文を見る
○海部内閣総理大臣 問題のすりかえではなくて、きょうまでずっと続いてきた党内の有力な議論、例えば先ほど私がちょっとここで申し上げましたように、自由民主党立党のとき以来、我々の大先輩は、あるいはこれは選挙区制度を変えていかなきゃならぬ、小選挙区にすることによって全力を挙げて国政に打...全文を見る
○海部内閣総理大臣 それぞれの国の選挙の制度、仕組みというものはそれぞれの国の体験や歴史があったことは、谷川議員もドイツの例を引かれて御指摘のとおりであります。現在は比例代表の併用制をドイツは行っておるわけでありますけれども、五%条項というのがあって、それによって極端な小党の分立...全文を見る
○海部内閣総理大臣 前半で御指摘になりましたこと、やはり私は、戦後日本の政治というものが大きな政策目標の中において誤りなく行われてきたから、戦後のきょうまでの日本の社会の安定や質的な向上があったと思います。そうして今大きく世界の中で、日本の持っておる影響力というものが好むと好まざ...全文を見る
○海部内閣総理大臣 私は党の総裁の指名をいただくその前まで、党の政治改革推進本部の行動隊長という立場で全国を訴えて歩いておりました。もう三年前でしょうか。当時の政府・与党の首脳の皆さんが今御指摘になった倫理観三流主言われた問題を厳しく受けとめて、党を挙げて国民の前に反省と再出発を...全文を見る
○海部内閣総理大臣 国民の皆さんに御理解と協力をいただきながら政治改革を進めなければならないことは、これはそのとおりだと思いますし、また同時に国民の皆さんの側からも、先ほど政治家の倫理についての御指摘があったように、今、今の仕組みの中で、今の制度の中で日常活動と選挙活動とお金との...全文を見る
○海部内閣総理大臣 買収してお金がかかるかどうかということは、これは選挙区が広い、小さいと直接の関係がない問題でしょう。それは買収することを許さないという規制をきちっとすることと、その規制をきちっと守るという候補者の倫理観の確立と、それから議員のお言葉をかりれば、選挙民の皆さんが...全文を見る
○海部内閣総理大臣 私は総裁として、党の政治改革推進本部と選挙制度調査会の合同会議から党の政調会の正式の決定を受けた政治改革推進重点項目というものを、党が公認候補すべてにこれをお渡しをして、これが党の公約でありますということで戦いました。また、私は全国を遊説して歩いておりましたか...全文を見る
○海部内閣総理大臣 今までの御議論は、その立場からいえばそのとおりだろうと思います。けれど、大切なことは、今先生おっしゃったような今の国の中の土壌の中で、いかにそういったことの中で変えるかという努力をきょうまでしてきたわけでしょう。ところが、幾ら努力をしても国民の信頼を得るような...全文を見る
○海部内閣総理大臣 党の長い間の御議論を受け継ぎ、それを踏まえ、私もそれはやるべきである、政治の倫理観三流と言われるのを払拭すべきであるという強い決意は間違いありませんから、そのために、受け取った党の党議やあるいは審議会の答申を受けて、内閣としてもこの三法案をまずこの国会に出して...全文を見る
○海部内閣総理大臣 初めの項に申し上げれば、私自身も総理になるまでは党の政治改革推進本部の一員でしたから、討議や会議にはいつも参加をし意見を述べさせてもらってきました。どんな御意見が闘わされたかということはよく知っておりますし、また総裁に指名を受けてから、またこの法案審議の過程に...全文を見る
○海部内閣総理大臣 今御指摘になったいろいろな疑問点は、五月三十一日に党でお決め願った制度改革に伴う党運営方針というものの中に、きちっとそういった疑問が解消されるように、こうしてはいけない、こうしてはいけないということがきちっと書かれてあります。総裁としてはこれにもちろんきちっと...全文を見る
○海部内閣総理大臣 個人がいろいろなところで寄附をすることがいけないようになったということは、これは公職選挙法の一部改正案が昨年の二月の衆議院選挙のとき以来規制も加わってきておりますけれども、さらにいけないところは、今後まさにそのことは、皆さんのそういう御指摘があれば法律改正でそ...全文を見る
○海部内閣総理大臣 選挙制度審議会から答申をいただきまして、その答申を尊重してやっていこうということが政府の基本であることは御指摘のとおりであります。  参議院の問題につきましても、この参議院の問題についていろいろな指摘を受けました。定数是正と非拘束式ということになってきますと...全文を見る
○海部内閣総理大臣 審議会の答申の趣旨を尊重してやっていくわけでありまして、参議院でもいろいろ御議論になった中で一時期推薦制の問題についても党内で御議論があったことはよく承知しておりますが、それは外れてほかの方の問題の議論に移っても、この答申と逸脱してやっていこうというような方向...全文を見る
○海部内閣総理大臣 所信表明演説のところで、もし私の言葉が足らずに御理解がいただけなかったとしたらここでつけ加えさせていただきますが、私は、議会政治は政党政治だと端的に言い切りましたのが、地方政治にまでその政党政治を持ち込んで地方議会も政党政治にすべきだと思っておるのではございま...全文を見る
○海部内閣総理大臣 御指摘をいただきましたいろいろな各種の世論調査やあるいは直接私のところへ参ります激励や要望書、その中には、もちろんいろいろな角度のものもございますけれども、政治改革をしっかりやれ。特に、昨日朝おいでをいただいた社会経済国民会議の代表の皆さんの中には、組合の代表...全文を見る
○海部内閣総理大臣 いろいろな貴重な御意見を承りました。  私も、やはり政党政治というものは、政党の考えを出し合ってこういった場所で御議論をいただくことが極めて望ましい、こう考えております。同時にまた、政策をもって争うことを本来の目的とする選挙にしていかなければならないと考えて...全文を見る
○海部内閣総理大臣 御激励いただきましてありがとうございました。  私も、この間のNHKの報道は終始見させていただきましたが、数字の中で一番気になりましたのは、おっしゃったとおり、わからないという方が五三・九%という半分以上あったということでございます。そうすれば、これらの方々...全文を見る
○海部内閣総理大臣 衆議院と参議院の二院があります。そして日本の衆参両院制度というものは、アメリカの二院制度を見ても、あるいはイギリスもドイツもそれぞれ二院制度でありますけれども、大変な違いのある二院制度であります。したがいまして、カーボンコピーというお言葉を使われましたが、そう...全文を見る
○海部内閣総理大臣 違憲状態にあります定数是正の問題が重要問題であって、その解決に鋭意取り組めという御指摘については、私はその点は全くそうだと思います。そして、その違憲状態を是正するためにはどうしたらいいかということは、自由民主党の選挙制度調査会でもいろいろ御議論をいただいてきた...全文を見る
○海部内閣総理大臣 貴重な御意見として承らせていただきましたが、政府といたしましては三法案を一括してお願いしておりますので、どうぞ総合的に御判断をいただきたいと思います。ありがとうございました。
○海部内閣総理大臣 北方領土問題の見通しについての御質問でありますから、簡単にお答えいたしますけれども、ハズブラートフさんが日本へ来られて、エリツィン大統領から私も親書を受け取りました。そのとき、親書の内容を詳しく申し上げることは外交上差し控えさせていただきますが、二人で会談をし...全文を見る
○海部内閣総理大臣 社会党の責任者である佐藤さんが社会党の選挙改革案をまとめられて、ただいま区割り案をも含めて国会へ出す、同時にまた、いろいろ問題になっております倫理に関する問題や腐敗防止に関する問題等についてもいろいろな御議論の試案が出されるということでありますから、私は、それ...全文を見る
○海部内閣総理大臣 自由民主党の中でいろいろなお立場にある方に、私は、政府案を決定して国会に提出しますときにすべてお目にかかってお願いもし、また、野党の党首の皆さんにも党首会談を通じて率直にお願いをいたしてまいりました。  国会に提出いたしますと、今度公のこういった場で議論を進...全文を見る
○海部内閣総理大臣 一連の不祥事件の反省に立って自由民主党の平成元年五月の政治改革大綱というものができたということは、私は、自民党がそれらの問題を率直に厳しく受けとめ、その反省に立って行った政治改革行動の始まりであったと思っております。そして、それに従って、不祥事件を招かないよう...全文を見る
○海部内閣総理大臣 ただいま御指摘の問題等につきましては、厳しく今後はみずからを律していくということを御本人も言ってきましたし、また閣議においても、いろいろな資産公開を初めとして閣僚として心がけるべきことについては内閣のスタートに当たって申し合わせもしておるわけであります。今後厳...全文を見る
○海部内閣総理大臣 御議論を聞いておって私が感じますことは、政治不信を解消していくために政治家個人に対する政治資金の流れを公明に、そして透明性を高めていく、その必要が一番強いものだと思うのです。政治にお金がかからないとは私は思いません。必要以上にかけてはいけないということは何回も...全文を見る
○海部内閣総理大臣 私は、政治活動そのものには、政党が行う行為に対して各党ともそれはお金が要るだろうと思います。同時にまた、きょうまで国民の皆さんから政治家が不信を持たれたのは、入りと出の不透明さであったという点に重点を置くとするなれば、個人が集めるというよりも政党本位の活動に切...全文を見る
○海部内閣総理大臣 おっしゃるように、すべての必要以上のお金を使わないようにしていこうというのが今度の改革の一つであって、きのうもニュース解説を聞いておりますと、平均してどなたの地区でも、今の、一日とおっしゃいましたと思いますが、七件ずついろいろな御不幸がある。そういうときは議員...全文を見る
○海部内閣総理大臣 最初に、先ほどの答弁の中で一点追加させていただきますけれども、言葉足らずでしたから。  佐藤議員が一人三百万円あの二月の公選法の改正の結果助かっておるんだ、支出がと言われたことと、きのう報道されておりましたことは、それまでどんなにお金がかかったかということで...全文を見る
○海部内閣総理大臣 たしかヨーロッパの一国で、与党と野党に対する事務局補助という項目の中で、野党に幾らか有利な事務局補助を出しておる国があったということを私も記憶しておりますけれども、しかし、全体として見ると、やはりヨーロッパの国々においては議席数と得票率において与党、野党ともに...全文を見る
○海部内閣総理大臣 衆議院の法制局の第一部第二課に何人いらっしゃるか、ちょっと正確には私承知しておりませんが、余りたくさんではないかもしれません。
○海部内閣総理大臣 野党の皆さんのそれぞれの御努力を、衆議院が、いや国会が国権の最高機関としていろいろ法制局で十分お手伝いや御協力ができるようにしていかなければならぬということは、どうか各党各会派において十分お話し合いをいただいて、その結論にはでき得る限り方向を見定めて政府として...全文を見る
○海部内閣総理大臣 地方議会がそれぞれのお立場できょうまでも定数削減や、あるいは選挙区域の変更等、それなりのお立場で努力をしてきておられることは、私も先ほど申し上げたとおりでありますけれども、さらに政権の問題につきましては、これはやはり国政レベルで私ども政党が政策を世に問うことに...全文を見る
○海部内閣総理大臣 御指摘の衆議院の定数是正に関する決議の問題については、私は、ここにおいて示されておりますことは、違憲状態にあって八増・七減ということをいたしましたのはあくまで暫定措置だ、抜本改正をせろということが根本の趣旨であったと受けとめさせていただいております。そして、私...全文を見る
○海部内閣総理大臣 申し上げますように、政治改革全体の中でいろいろなことを考え、議論をいたしましたが、そのとき定数是正をしなければならないということもこれは大きな緊急眼目であったことは間違いございません。そして、一対二以内を基本原則にお願いをするということで区割り問題等もお願いを...全文を見る
○海部内閣総理大臣 議院内閣制でありますから、選挙をされたそれぞれの政党が院を構成し、その院が今度は内閣を指名するわけでありますから、だから内閣は議院の信任に基づいてできるわけでありますから、それは国会が国権の最高機関であり国の唯一の立法機関であるという言葉と同じように、議院内閣...全文を見る
○海部内閣総理大臣 最初に、私の今御質疑を聞いての直観を申し上げますけれども、きょうまでの選挙の制度、仕組みの中で結果としてそのような数字で当選してきた人もあることも事実だと思います。また、自治大臣は詳しいそれぞれの選挙区ごとの集計も集めております。しかし、そういった民意が反映さ...全文を見る
09月17日第121回国会 衆議院 政治改革に関する特別委員会 第4号
議事録を見る
○海部内閣総理大臣 去る九月十三日の本委員会において、野呂田委員から小選挙区制と選挙費用の関係につき米国を例に挙げて御質問がありました。これに対する私の答弁の中で、アメリカの公職選挙法の選挙における行動の規範、アメリカの候補者には厳しい倫理というものは余りないのではないでしょうか...全文を見る
○海部内閣総理大臣 政治倫理を確立しなければならぬという大きな強い願いは日本にたくさんあると思っております。そして、アメリカにおいて御指摘になった世論調査に示されておることは当時のアメリカ国民の率直な意見であろう、このように受けとめます。
○海部内閣総理大臣 御指摘のことはそのとおりでございまして、したがって、日本における今の政治と政治資金の関係をもっと透明性を高めること、公正なものにしていくこと、節度を持ったものにしていきたいという強い願いで審議会からの答申もいただき、それの法制化もしておるわけでありますから、こ...全文を見る
○海部内閣総理大臣 政治資金の問題につきましては、これは政治資金規正法の仕組みに従って適切な処理がなされなければならないというのは、そのとおりでございますし、また、政治資金規正法の改正案につきましても、いろいろときょうまでの仕組みを変えて、政治家に対する資金調達団体の数を二個と制...全文を見る
○海部内閣総理大臣 いろいろな御意見のあることは報道等によって承知いたしておりますが、内閣の閣僚は全員力を合わせて精いっぱい、力いっぱい職務を果たしている、私はそう信じております。
○海部内閣総理大臣 五十年当時のいろいろな議論の中にそのようなことがあったことは承知いたしております。
○海部内閣総理大臣 お示しになりました数字は、大体そのようだと私も報告を受けておりますし、また、かつては政治資金パーティーによって私の政治資金はお願いしておったのを自粛しておりますから、パーティーは最近ございません。また、いろいろなところから私の政治活動を後援してやろうということ...全文を見る
○海部内閣総理大臣 ただいまの制度、仕組みの中で、私の事務所でも届け出をしなければならない分野の方は届け出を個人の了解を得てしておるわけでありますけれども、いかなるものでしょうか、これは百万円以下のものについては届け出のときに個人の名前を書いておりませんから、その意味で今御指摘の...全文を見る
○海部内閣総理大臣 きょうまでの私の政治活動の中で、後援会に入っていただき会費を納入していただく皆さんには心から感謝しておりますし、同時にまた、私自身がそういったものを届け出をする、いただいたということは全部届け出をするという態度をとってやってまいりました。これからは透明度を高め...全文を見る
○海部内閣総理大臣 いろいろな御意見があることはよく私も読んで承知しておりますし、同時にまた、先輩方の意見の中には、それと全く違う角度からの御議論、御意見がなされておることも私もよく読んで調べております。それぞれ視点がいろいろあって、物を見るときにいろいろな御意見があった、その意...全文を見る
○海部内閣総理大臣 少し私の発言について真意を申し上げたいと思うのですが、選挙制度を変えることだけによって全部片づくという、その一点だけにスポットを当てたものではございません、これは。  同時に、今、最初におっしゃったように、自由民主党が厳しい反省に立って、これは政治とお金に関...全文を見る
○海部内閣総理大臣 私も実地に勉強してきたことはございますし、大いに参考にいたしております。
○海部内閣総理大臣 金銭による腐敗行為が極めて横行しておったということは、物の本にいろいろ書いてあるところでございます。
○海部内閣総理大臣 詳細は自治省から答弁してもらいますが、私の記憶に誤りがなければ、その二年前にたしか選挙制度が小選挙区に変わったのじゃないでしょうか、そう思っております。
○海部内閣総理大臣 最初申し上げたように、制度、仕組みだけではないということを言い、また、その制度、仕組みを超えて腐敗的なお金がたくさん使われないようにする規制は必要だということは言いましたけれども、なぜこんなにお金がたくさん要るようになったのかということを我々自身が謙虚に考えて...全文を見る
○海部内閣総理大臣 ですから、制度、仕組みを変えるということとあわせて、政治資金の問題や政治家の倫理を高めるという問題も三位一体、総合的に考えていかなければならぬという気持ちを強くしております。
○海部内閣総理大臣 それぞれの国にそれぞれの制度、仕組みがありまして、そのことについては私もよく承知をいたしております。  企業は禁止をしても、PACという組合を、自主的にグループをつくって、そこにお金をプールして、そこから政党あるいは候補者に政治の応援をしてもいいということに...全文を見る
○海部内閣総理大臣 私の考えは、議会制民主主義というのは政党政治であると教わってまいりました。そして、政党というのは、志を同じくし、物の考え方を同じくする同志が集まって共通の政策をつくり、それを国民に訴えて選挙の審判を受けるわけであります。そして、その国民の審判を受けた結果に基づ...全文を見る
○海部内閣総理大臣 一票の価値というものが近いものでなければならないという前提は、私もそうだと思います。同時に、選挙戦を通じて、それぞれの制度、仕組みがあって、その仕組みの中で国民の皆さんの投票行為が行われ、その結果が反映するのが議席の数であると思います。その制度、仕組みの中で、...全文を見る
○海部内閣総理大臣 よくそういう御議論がなされることは私も聞きますが、自民党にとって極めて都合の悪い状況の中でシミュレーションをされた場合、例えば前回の参議院選挙のときの得票率を中心に、今度の場合を仮に当てはめたらどうかということをいろいろな報道機関もそれぞれ自主的におやりになっ...全文を見る
○海部内閣総理大臣 それはそのときの民意によっていろいろな差があるものと私は思います。特に、参議院選挙の例を今ここでるる御指摘になりましたが、私の記憶によみがえってくるのは、いわゆる一地域から一人選ぶという一人一区の場合に、この前は三つのところでは自民党議席確保しましたが、二十三...全文を見る
○海部内閣総理大臣 それは制度、仕組みというものを国会できちっと決めて、国民がそれに従って選挙の投票行動をされた結果生まれたものに従っていくというのも、これはやはり民主主義のもとにおいては一つのルールである、私はそう思っておりますので、きょうまではそういった民主的なルールに従って...全文を見る
○海部内閣総理大臣 審議会の答申は評価をいたしております。
○海部内閣総理大臣 ドイツ型を批判せよとおっしゃいますが、ドイツ国民が選んだものでありますから、私は批判はいたしません。  ただ、ドイツには五%条項がなぜあるかということも、やはりひとつ質問者の方もそれは視野に入れていただきたい。なぜ五%条項があるのか。また、ドイツ自体のいろい...全文を見る
○海部内閣総理大臣 私は、固有具体の国のことを念頭に置きながらそれを批判しようという趣味はございません。審議会の答申の中に書いてありますように、審議会の御意見でも、多様な民意を反映すること、それはわかるけれども、小党分立となり連立政権となる可能性が高いという問題を指摘され、連立政...全文を見る
○海部内閣総理大臣 ドイツ国民の選択であったと思っております。
○海部内閣総理大臣 参考にすべき例はたくさんあると思います、いろいろなところに。それから、私はあのドイツの連合政権の姿もずっとよく見させていただいております。そのときどきの選挙の結果によって、例えば社会民主党がシュミット政権であった、それがキリスト教民主党のコール政権にかわった。...全文を見る
○海部内閣総理大臣 端的にお答えしますが、今ドイツの講師の講演を話にドイツのことを申されました。それは当然のことだと思います、その国の国民が選んだ制度ですから。けれども、小選挙区をとっておるイギリスでもアメリカでも政権交代はございました。それは物価上昇率や失業率が二〇%を超えたと...全文を見る
○海部内閣総理大臣 御指摘のように、政治改革をしなければならないというのは、平成元年に、当時の自由民主党の首脳、政府の首脳が一連の政治不祥事を厳しく受けとめて、その厳しい反省に立って、特に与党である自由民主党が中心になって政治改革大綱をつくり、そこに政治改革の大きな柱をお示しした...全文を見る
○海部内閣総理大臣 伏木委員のお述べになる方向について、私はそれは全く正しい方向だと思います。というのは、何も倫理のことを手をつけないで選挙制度だけ変えればいいということは、それは問題の根本的解決にならないだろうという、その御指摘はそのとおりだと思います。  しかし、自由民主党...全文を見る
○海部内閣総理大臣 これは政府の自覚といたしましては、政府は議院内閣制のもとで議会から信任されて政府を構成しております。国会は、憲法でも「国権の最高機関であって、国の唯一の立法機関である。」と明記されております。構成される各政党すべてに影響のある問題でありますから、唯一の立法機関...全文を見る
○海部内閣総理大臣 当時の状況について委員の御指摘は、大体そういうことでございました。そして私も、政治改革に関する有識者会議が四月の二十七日に提言をまとめられたのもよく読ましていただきました。その中には、閣僚等の資産公開、株式取引の自粛等とあわせて政治倫理綱領の実効性を確保すべし...全文を見る
○海部内閣総理大臣 選挙制度審議会のことに関しましては、第八次審議会を開くときにこれは学識経験者の皆さんにお集まりをいただき、純度の高い第三者機関として一つの答申をいただけるように、自由な御議論を活発にしていただこうという趣旨で特別委員を選ばなかったものと私は前任者から聞いており...全文を見る
○海部内閣総理大臣 私は、受け継ぎましたときに、前任者から、これは第三者機関というのは第三者機関としてきちっと自由濶達な議論をしてもらったがいいというのでこういう委員構成になっておるということを受け継ぎとして聞きまして、そのとおり受けとめております。
○海部内閣総理大臣 学識経験者の皆さんに自由に第三者機関として御議論をいただくために、各界のいろいろな方々をお選びしたということでありますから、特別委員が任命されておらなかったからといって、逆に正しくないとはどうしても思えませんし、私は、それはそれなりに尊重をして引き継ぎをさせて...全文を見る
○海部内閣総理大臣 小選挙区にすることだけによってすべて解決するとは考えておりませんし、そのようにも申しませんが、少なくとも現在の制度、仕組みの中で必要以上にお金がかかるようになってきたということ、過当競争が行われるようになってきたという現実を厳しく反省をしてこのような案を考えた...全文を見る
○海部内閣総理大臣 倫理規制を厳しくして腐敗行為が行われないように、英国の腐敗防止法のような考え方でお金の出を締めなければならぬという角度の御議論は、私もそれはそれなりに同感する点もございます。  したがいまして、今回も連座制の強化であるとかあるいは立候補制限の規定であるとか、...全文を見る
○海部内閣総理大臣 現状を踏まえ、現状の反省の中から国民の皆さんの批判も受け、その批判に謙虚にこたえながら政治改革をいかにして果たすかということをいろいろ考えますと、やはり政治倫理の問題が基本的に大切なことは当然でありますけれども、そのほか政治資金の問題や、あるいは選挙制度の問題...全文を見る
○海部内閣総理大臣 選挙で民意が反映されてそれぞれの国の選挙制度の仕組みによって政治が行われるわけでありますから、どこの国においても民主主義のもとにおける民意の反映で政治が行われるようになっておるのだと私はそう受けとめますし、今具体に例をお引きになりましたイギリスの選挙制度も、私...全文を見る
○海部内閣総理大臣 それぞれの制度、仕組みによって選び出されていくんでありますから、私は捏造というお言葉はそのまま受けとめるわけにいきませんし、それぞれの国が制度、仕組みをつくって、その制度、仕組みの中でいろいろな御意見があることは知っておりますが、それを乗り越えて政権をつくって...全文を見る
○海部内閣総理大臣 民意は反映されて、そして選挙が行われて、その結果、この制度、仕組みの中でいろいろな形の結果が生まれてきておるのだ、私はそう受けとめるわけでありますから、制度、仕組みの議論の中においては民意の反映ということを大切にしなければならない。同時に、政権の責任の明確化や...全文を見る
○海部内閣総理大臣 民主主義というのは、すべての人が一〇〇%満足することができないときにどこで妥協するかという一つの制度、仕組み、ルールが大前提としてある政治の制度でありまして、完全無欠ではありませんので、選挙をやれば死票が出るということもそういう制度、仕組みの中ではおるんだとい...全文を見る
○海部内閣総理大臣 多数決の原理に従って選挙区からも多数をとった人が議員として当選して選ばれてくるわけで、その選ぶ基準をどうするかというところで、小選挙区だけではこうだから比例代表制も加味して両方のことをあわせて民意を反映しようということでございます。
○海部内閣総理大臣 審議会の答申の趣旨を最大限に尊重して対応をしたところであります。  なお、審議会の答申と同時に、最初委員もお触れになった平成元年五月の自由民主党の反省に立った政治改革大綱の中では、これは議員定数をきちっとしよう、本則に戻そうということで、四百七十一にするとい...全文を見る
○海部内閣総理大臣 そうではなくて、例えば定数なんかでもうんとふやしたというならば、自民党は都合のいいところはかり、自民党のようにと言われても私も謙虚に聞きますが、厳しく減らそうとしたんですから、本則に従って厳しく減らそうという努力は、これは答申の方針と方向性において、より一歩厳...全文を見る
○海部内閣総理大臣 この会合が開かれました第一回の会合のときに、全委員の皆さんの会の持ち方の中で、自由に活発に意見を交換するところであるからこの会議は非公開にするということで、議事録もその他もつくらないという申し合わせをして、非公開の中で活発な議論をなさるということに決まったと私...全文を見る
○海部内閣総理大臣 各界から学識経験者をお願いして御審議を頼んだ以上、私は、その委員の皆さん方が審議会を運営する冒頭でお決めになったことは、活発な議論をしていただくためにはそれはそれで政府は認めて、そのかわり結論は答申としてきちっと報告書にまとめて答申をいただいたところでございま...全文を見る
○海部内閣総理大臣 二年にわたって長い間のいろいろな御議論であったと思います。そして、私に四月の二十六日にいただきましたこの審議会の答申を読んでみましても、中にいろいろ、こういう議論があった、こういう意見があった、こういうところに問題点がある、ここに問題点があると、いろいろずっと...全文を見る
○海部内閣総理大臣 それぞれの時期にそれぞれの制度、仕組みの中においてあらわれておるその結果を謙虚に受けとめるよりほかに方法はないと思います。
○海部内閣総理大臣 それぞれの制度であらわれるのでありますから、小選挙区は小選挙区の代表の民意、比例区は比例区の代表の民意ということに相なります。
○海部内閣総理大臣 それは国民の皆さんが、何というのでしょう、ある意味で投票のときにバランス感覚を働かされたのか、いろいろな結果がそのようなふうに総合的にあらわれてきておるのだ、私はやはり率直にそのように受けとめさせていただきたいと思います。
○海部内閣総理大臣 そのとおりであろうと思っております。
○海部内閣総理大臣 日本の憲法の制度、仕組みでいいますと、議院内閣制は院の信任に基づいて政権ができるわけでありますから、得票も多く議席も多いということは連動する問題だと私は受けとめますけれども、一番たくさんの議席をとるということが政権獲得の一つの法的な仕組みにつながってくる、その...全文を見る
○海部内閣総理大臣 議会制民主主義では、どこかできちっと数の多数による議決、決定ということが、最後は、最終的には必要になってくる制度だと私は受けとめております。したがいまして、議会をスタートさせたならば、これは割り切って言う言葉でありますけれども、得票率でいつも争うのか議席で争う...全文を見る
○海部内閣総理大臣 常に得票率というもので政策のよしあしあるいは成立、不成立を決めるのじゃなくて、議席、議員の数によって決めていくというのが、これが今のお互いに合意をしたこの議会制民主主義ではないでしょうか。そしてまた、どこの国の例をお出しになっておるのかよくわかりませんけれども...全文を見る
○海部内閣総理大臣 今イギリスで十二回のうち二回そうだったとおっしゃいましたが、それはイギリス国民がそのような制度、仕組みの中で選んだ議席によって決まることがいいんだと決めておるのですから、それを私にいいか悪いか言えと言われても、これは御答弁いたしません。
○海部内閣総理大臣 したがいまして、イギリスのやっておる小選挙区制というのと同時に比例代表の並立制というのも入れて、少数意見も議席として国会に反映できるようにする。この両方を組み合わせることによって民意というものが反映されるように、両方の面からやっておりますから、今具体御指摘にな...全文を見る
○海部内閣総理大臣 小選挙区制には、政権の選択についての国民の意思が明確な形で示され、政権交代の可能性が高い、政権が安定するなど特性があるが、その反面少数意見が選挙に反映されにくいという問題がある、こういう御議論もなされておることは正確に報告しておきますし、一方、比例代表には、多...全文を見る
○海部内閣総理大臣 これほどこの国の選挙でも、小選挙区制というのは、その地域を一定の選挙区としてその選挙区の中で民意を直接に反映していただいて、そして比較多数を決めて一番だ。くさんとった人がその地域の当選者、こう決めるようになっておる、私はそう理解しております。
○海部内閣総理大臣 最初に申し上げましたように、その地域のことを特にどうのこうのということだけを基準にするのじゃなくて、国政全般を御議論願う国の代表を選ぶのだということを私最初の答弁で申し上げたわけでありますから、選ばれる地域が、選挙区というものがあればその中で比較多数をとった人...全文を見る
○海部内閣総理大臣 これは私個人の考え方ですけれども、自由民主党の政権が固定化するというならば、今の中選挙区制度のままで複数が出てお互いにしのぎを削り合っておる今の仕組みのままの方が、どうでしょう、固定していくのではないかという気持ちが率直に私はするのです。それはどの政党でもそう...全文を見る
○海部内閣総理大臣 政権の交代が行われるということは、政権党にとっては必ずしも明るい愉快な話ではありませんから、それは政策努力をしながら、政権を維持したいという気持ちを政党である以上持つことは間違いありません。そういったことを有権者にも訴える。有権者の皆さんの方は、そうしたら、こ...全文を見る
○海部内閣総理大臣 明白な単独政権ができると言い切れるような根拠はございません。単独政権が維持できるためには、小選挙区制においても比例代表制においても全力を挙げて支持を得なければならぬという大前提があるわけでありまして、それを予断と憶測を持って申し上げるわけにはいきませんから、努...全文を見る
○海部内閣総理大臣 それは、議会制民主主義の一つのまた要素である、政権が安定をして、そして選挙を通じて国民に訴えた政策を責任を明確にしながら行っていくということも望ましい姿であるわけでありますから、そういった政権の安定ということも念頭に置いての考え方でございます。
○海部内閣総理大臣 小選挙区の方で負けてしまえばそれは政権は完全に移動するということは御承知のとおりでありますし、本当は小選挙区制だけでやると、地域の最も明確な、いずれが多数がということになりますが、それだけではいろいろ御指摘のあるように、大政党に必要以上に有利になり過ぎるという...全文を見る
○海部内閣総理大臣 やってみなければわからないとおっしゃったことは本当にそうだなと思ってこの表を見ておるのですけれども、イギリスの場合も、労働党も保守党もともに第一党になった、勝ったといっても、五〇%を超えた得票率をとったときはどちらの党にもないわけです、英国の選挙でも。ですから...全文を見る
○海部内閣総理大臣 そうではございません。併用制というのは、複数で、実施したところなんかは初めのころは二けたにわたる政党が出てきて非常に困ったという経緯等もあって、ドイツなんかの五%条項も出てきたんだと私は。承知しておりますし、小党分立になると政権が不安定になるという議論は、これ...全文を見る
○海部内閣総理大臣 何度も申し上げますが、国民の皆さんの意向というものがどうなるかということを今から予断と憶測をもって断言することは、これは失礼なお話でありますから、やった結果に従わなければなりません。抽象的な可能性は生まれてくる、緊張状態の政治になるということは、私どもはそう受...全文を見る
○海部内閣総理大臣 いろいろな、四〇%台で八〇%の議席とか、今は九七%の議席とかおっしゃいますが、これはそういう想定に基づいていろいろ計算された方法の一つではないんでしょうか。――私はそれよりも、三百議席についてとおっしゃるが、それも前回の参議院選挙の得票率というもので各新聞社が...全文を見る
○海部内閣総理大臣 私は残念ながら、自民党が四〇%の得票で九七%の議席を得るという各種調査が出ているとおっしゃったが、知りませんので、事務局からお答えさせます。
○海部内閣総理大臣 先ほど来の御質問で、その後者のお話は何回も出ておりますので、私も聞いております。
○海部内閣総理大臣 小選挙区制というのは、国民の意思が明確な形で反映されるものであり、政権交代の可能性が高く、また政権が安定するなど、いろいろな特性があるというものであることは承知しております。
○海部内閣総理大臣 小選挙区制というのは、政権の選択についての国民の意思が明確な形で示されるものであることは、それはそのとおりだと思います。明確な意思で、形で示される。
○海部内閣総理大臣 ですから今度も、小選挙区制だけを提案しておるのではいわゆる死票の問題等もあらわれてまいり、また大政党に有利ではないかという批判等もありますから、そこに比例代表並立制を加味することによって中小政党の声も議席として反映されるように仕組んで、両方相まって国民の意思を...全文を見る
○海部内閣総理大臣 この制度、仕組みの中でそのような結果が出ているということは、これは厳粛な事実として謙虚に受けとめますし、それで、改正しようとする制度の中で小選挙区制だけでは大政党に有利過ぎるといういろいろな御批判もありましたから、比例代表制を加味して並立制で安定もしていこうと...全文を見る
○海部内閣総理大臣 同じ選挙区で同じ政党が同じ公約のもとに相争うということは、政党政治の基本からいっても私は好ましい姿ではない、こう思っております。同時にまた、同じ地域で複数の候補者が同じ政策を立てて選挙し合うということは、選択する国民の皆さんの方からしても、これは政策中心に選ん...全文を見る
○海部内閣総理大臣 複数の候補者を立てて争っだということは、これはほとんど、ほとんどの場合自民党に当てはまる問題であったことは、それは御指摘のとおりであります。ただ、そのときに、政策が同じですから、公約は同じですから、特に日常の政治活動なんかにおいても、選挙をするときに、一人なら...全文を見る
○海部内閣総理大臣 党利党略ということには私は思いません。それは、議会政治というのはやはり国民のためにあるわけでありますから、これは国家国民のための選挙制度の改革、政治改革を御議論願っておるんだと思いますし、またいろいろお引きになった例もあるが、何回も申しておるように、一人一区選...全文を見る
○海部内閣総理大臣 選挙制度というのは、やはりいろいろな意味で国民の意思が明確にされることが必要であり、また従来我が党の議論の中にも、先ほど来ここでお示しになったこれ、同じものを今取り寄せて見てみたんですけれども、御指摘になったこと、そのもうちょっと前の方を読んでいただければ、小...全文を見る
○海部内閣総理大臣 定数是正の問題につきましては、一票の格差を原則一対二の枠におさめたいということで今度の法案の中にもその方向に従った結果がきちっと出るように努力をされておることでありますし、また、中選挙区制度のもとで一番長い間与党として多くの候補者を抱えて選挙をやってきた者同士...全文を見る
○海部内閣総理大臣 健康保険の問題については、それぞれの立場の方々のことを思いながら、どこで負担はどのようにしてもらうかということにおいて各党の皆さんの間で、特に自由民主党では政策審議会で、政調会でいろいろ御議論を願って適正に出した結論であると私は承知しております。
○海部内閣総理大臣 国民の皆さんが政治に求めていらっしゃる改革の第一歩は、政治とお金の関係、これをもう少しわかりやすくきれいにしてほしいということではないだろうか、私はそのように受けとめております。
○海部内閣総理大臣 政治家がいろいろな約束を守っていかなければならないという御指摘は、私もそのとお力と受けとめさせていただきます。
○海部内閣総理大臣 公職選挙法の特別委員会なんかでも各党代表の御議論をいただいたことは、経緯は承知いたしておりますけれども、なかなか各党間の合意を得るに難しい点等があり、政府としてもやらなければならないと判断しましたから、今度の三法案の中においては、国会決議の趣旨を十分に踏まえな...全文を見る
○海部内閣総理大臣 最初の御質問にもあるように、政治とお金の関係をわかりやすくきれいにするためにはどうしなけりゃならぬかというのが自由民主党の政治改革大綱のよって立つ第一歩であり、原点でありました。ですから、倫理に関する問題については、党の倫理に関する考え方、国会議員の資産公開に...全文を見る
○海部内閣総理大臣 投票の結果それが、議席を獲得したその人に対する投票と、議席を獲得できなかった、不運にして当選できなかった人に対する票にやはりその差ができてくるのは、私は制度の持つ一つの宿命みたいなものだと思いますけれども、そのときに、生かされなかった票も死んじゃった票だという...全文を見る
○海部内閣総理大臣 一つの制度、仕組みを考えますときに、私どもは政治改革をしなきゃならぬ。冒頭にも申し上げましたように、今必要以上にお金のかかっておる問題は何か。倫理の面からも考え、同時にまた政治資金規制の問題からも考え、なぜこんなに必要以上にたくさんかかるのか、いろいろな資料等...全文を見る
○海部内閣総理大臣 それぞれの国の制度については、今御指摘のとおりの答弁を繰り返させていただきました。  また、日本においては、今中選挙区の現状ではどうしても固定的になりかねないということも、これは私が言うんじゃなくて、選挙制度審議会の方の御議論でも出たところでございます。また...全文を見る
○海部内閣総理大臣 地盤培養ということは、今のように議員個人がしておる場合と、政党のそれぞれの地域支部が政党活動としてやります場合、これは政策中心の伝達とかいろいろな方法になっていきます。そういったことを考えますと、私は、過熱な状態は少なくともなくなっていく、こう考えております。
○海部内閣総理大臣 私が頭に描いております政党の支部というものの活動が本当になりますと、今個人で活動をしておるような分野がほとんどその政党の支部の政党活動の方に移っていくことになるわけでありますし、こういったことをしてはいけない、ああいったことをしてはいけないという過剰なサービス...全文を見る
○海部内閣総理大臣 政治改革は、平成元年の五月、自由民主党が決めました政治改革大綱の大きな柱に従ってこれは全部片づけようというので取り組んできました。倫理に関する問題については先ほどお答えしておりますから省略しますが、分けて既に院の方にお願いをしております。残る問題を、党自体の改...全文を見る
○海部内閣総理大臣 政治改革の中でやらなければならないことできることはもう分けて、特に政治倫理に関する問題については議会制度協議会に党としての正式な態度も表明し、またこの六月には党の代表が議長のところへその適切な御議論をお願いに行っておりますし、同時にまた、寄附禁止の問題で手につ...全文を見る
○海部内閣総理大臣 御指摘のことは、同じ政党同士の争いの中で、私は、ややもすると大切な場面で政策が姿を消して、個人と個人とのつながりとか個人と個人の関係維持強化の問題が必要以上にお金を使わせるようになっておるんだというふうに受けとめてきました。ですから、それは、どの政党でも政権を...全文を見る
○海部内閣総理大臣 その角度からの御議論は、私もそういう意見があるということはよく知っておりますし、だから、今回政府が組んでおります案の中にも連座の範囲をうんと広げております。  同時に、それから今最初の御指摘の、失格した人は一人だけでやり得ではなかったかというのは、裁判に期間...全文を見る
09月20日第121回国会 衆議院 本会議 第10号
議事録を見る
○内閣総理大臣(海部俊樹君) 宇都宮議員にお答えを申し上げます。  証券・金融不祥事における調査と結果についてのお尋ねでございましたが、証券会社に対しては、これまで会社の業務運営及び財産の状況を総合的に把握するために、一般検査を定期的に行っておりましたが、今回、損失補てん等の状...全文を見る
○内閣総理大臣(海部俊樹君) 東議員にお答えをいたします。  今回の一連の証券不祥事件の受けとめにつきましては、私は、御指摘のようなマネーゲームの中で、免許会社としての規範に逸脱した行為があり、このことについては厳しく証券会社の責任と自覚を求めたいと思いますし、また、我が国証券...全文を見る
○内閣総理大臣(海部俊樹君) 辻議員にお答えをいたします。  今回の損失補てん等の問題の実態につきましては、既に証券会社から補てん先の企業名等が公表され、補てんの手法についても、既に代表的な補てんの手法やその具体的な事例について、政府の方からわかった限り国会にも御説明をしてきた...全文を見る
○内閣総理大臣(海部俊樹君) 小平議員にお答えを申し上げます。  検査・監視機関の創設については、証券市場に対する先般の行革審よりの答申において、新たに行政部門から独立した検査・監視機関の設置が提言されているところでございます。行政部門から独立した八条委員会を設置をし、その下に...全文を見る
09月24日第121回国会 衆議院 国際平和協力等に関する特別委員会 第2号
議事録を見る
○海部内閣総理大臣(外務大臣臨時代理) ただいま議題となりました国際緊急援助隊の派遣に関する法律の一部を改正する法律案について御説明申し上げます。  昭和六十二年九月の国際緊急援助隊の派遣に関する法律の施行以来、我が国は、海外の地域、特に開発途上にある地域におきまして大規模な災...全文を見る
09月24日第121回国会 衆議院 本会議 第11号
議事録を見る
○外務大臣臨時代理内閣総理大臣(海部俊樹君) ただいま議題となりました国際緊急援助隊の派遣に関する法律の一部を改正する法律案について趣旨の御説明を申し上げます。  国際緊急援助隊の派遣に関する法律が昭和六十二年九月に施行されて以来、我が国は、海外の地域、特に開発途上にある地域に...全文を見る
○内閣総理大臣(海部俊樹君) 田原議員にお答えを申し上げます。  私は、今回、平和と繁栄を目指して新たな国際秩序を構築していくに当たっては、国連を中心とする協力を重視するという姿勢が極めて大切であり、過日のサミットにおいてもこのことが確認されたわけであり、我が国もまた国連中心主...全文を見る
○内閣総理大臣(海部俊樹君) 伊藤議員にお答えを申し上げます。  国連平和維持隊は、紛争当事者の間に停戦の合意が成立し、紛争当事者が平和維持活動に同意していることを前提条件として、中立・非強制の立場で国連の権威と説得によって停戦確保などの任務を遂行するものでありまして、強制的手...全文を見る
○内閣総理大臣(海部俊樹君) 渡部議員にお答えを申し上げます。  国連を通じて外国とともに手を組んで、苦悩を分かち合い、世界の平和を確立するために忍耐と協調をもって努力をしていかなければならないという御意見には、私も率直に同感でございます。  同時にまた、国連の平和維持活動は...全文を見る
○内閣総理大臣(海部俊樹君) 古堅議員にお答えを申し上げます。  侵略戦争の件についていろいろお触れをいただきましたけれども、政府は、我が国の過去の歴史を厳しく反省して、二度と再び侵略戦争を繰り返してはならない、軍事大国にはならないという決意のもとに、平和国家の理念を政策に反映...全文を見る
○内閣総理大臣(海部俊樹君) 和田議員にお答えを申し上げます。  御指摘のシビリアンコントロールの重要性につきましては、政府も全くそのように考えて、今後とも大切にしていきたいと思っておりますが、国連が中心となる国際体制の強化、国連の権威を高め、機能を充実させていくこと、これは、...全文を見る
09月25日第121回国会 衆議院 国際平和協力等に関する特別委員会 第3号
議事録を見る
○海部内閣総理大臣 柿澤議員の言われることと、私がこれからお答えしようと思うことと、全く同じ方向を向いておると思います。  具体的に申し上げますと、私は戦後のきょうまでの歴史をずっと眺めておりまして、日本は、今までは世界の片隅において小じんまりとつじつまを合わせながら、過去の歴...全文を見る
○海部内閣総理大臣 昨年来の世界の変化の中で一番劇的でかつ激しかったものは、東西の力による対決という様相が影を潜めて、冷戦時代の発想を乗り越えた秩序づくりが始まった、私はこう理解をしております。  したがいまして、御指摘になりましたロンドン・サミットの会議でも、東西対立のころに...全文を見る
○海部内閣総理大臣 自己の生命を防護するために武器は使用することを限定する、このことは法文に明記をいたしております。逆に言うと、それ以外のことには武器は使用しないということでありますが、具体的御説明のそのときに、それはそこにいる他の人の、という御質問がありました。  私は、法文...全文を見る
○海部内閣総理大臣 いずれもこれは具体的な状況を想定しながらお答えをしなければならぬ問題と思いますけれども、平和維持活動というのは、柿澤委員よく御承知のように停戦の合意が成立をしてその紛争当事者からPKFの活動、PKOの活動に対して同意があって、そこで国連の要請を受けて派遣をされ...全文を見る
○海部内閣総理大臣 これは、国連から具体的な要請がもし参りますと、それに応じて内閣が、総理大臣を本部長とする本部がこの実施計画をつくり、実施要領をつくり、そして実施要領に従って派遣をするわけです。それから派遣した先においては、国連事務総長の権限を代行すると申しますか、指図をするた...全文を見る
○海部内閣総理大臣 この国連の平和維持活動というのは、あくまで中立・非強制という立場で国連の権威と説得によって停戦確保等の任務を遂行するものでありますから、強制的手段によって平和を回復しようという従来の軍隊の概念とは全く違ったもので、書物等を読んでみましても、敵のない部隊とか敵を...全文を見る
○海部内閣総理大臣 きょうまでの具体的な例では時々ございます。それは、武力によって応戦しないで、武力を使うことをやめて一時業務の中断をしたという例もございますし、また撤退した例の中では、これも国遠の担当次長の話でございますけれども、新たな事態にコミットしたくないという理由や、維持...全文を見る
○海部内閣総理大臣 今ここで国会に法案をお願いして、そしていろいろな厳しい枠組みや、あるいは私たちの考えておる平和維持活動に対する協力はこういった制約のもとでこの枠組みでいたしますという厳しい大枠を国会の御議論をお願いをしておるわけであります。  お許しかいただければ、この法律...全文を見る
○海部内閣総理大臣 過去の例はございませんので、過去の例を照らしてと言われても、ちょっと具体的に何日何カ月とは言いにくいのですが、直ちに関係各省と相談するためには、総理府につくります本部がございます。常設的な本部において、その国連の具体の要請を受けて、どの程度、どのようなものが必...全文を見る
○海部内閣総理大臣 二千人という上限を決めましたのは、今回のこの平和維持活動というものが、きょうまで国連で行われました今までの例を全部すっと見てみますと、これは国際的な組織、国際的な参加があることが望ましいというので、一国でやっておる例は今までございません。多くの国がそれぞれ参加...全文を見る
○海部内閣総理大臣 きょうまでの例をずっと調べてみました。同時に、日本が参加するときは武力の行使で行くわけではありませんから、みずからの生命、身体の安全を十二分に人権擁護の立場からもこれは考えてあげなければならない。この両面から勘案いたしまして、平和維持活動に参加するときには、こ...全文を見る
○海部内閣総理大臣 不幸な結果が出ました場合にも、それは手厚く対処しなければならないということはかねがね私どもも考え続けてきたことでございますし、それから手当につきましては、自衛隊から参加していただく方のみならず一般から応募して参加していただく隊員の皆さんにもすべていたさなければ...全文を見る
○海部内閣総理大臣 端的に申し上げますと、アジアの近隣諸国が過去の歴史を想起して、これに対して慎重な対応を求めると言われる、そういった心情そのものには我々も率直にこれはそのとおりですと相手の立場を尊重しなきゃならぬと思います。  しかし、昨日のいろいろなお話の中でも、構想は支持...全文を見る
○海部内閣総理大臣 今回法案としてお願いしておりますのは、日本が日本としての自覚と責任において、日本の立場で厳しい制約を置いてPKO、PKFに参加させようとするその準備態勢、また緊急援助隊にどのようなものを日本は要求されたときにこたえ得るかというようなこと等について日本独自の土俵...全文を見る
○海部内閣総理大臣 いろいろ武部議員の御意見を承りますと、私はやはりこの際国民の皆さんに広く御理解をいただかなきゃならぬことは、国連が決議をして、そしてその地域の停戦の合意が成立して、その紛争当事者すべてが国連の平和維持活動を同意、要請をすることによってその地域の平和を維持してい...全文を見る
○海部内閣総理大臣 いま一度と仰せられましたので同じことをもう一回答えることになるかもしれませんが、強制力をもって物事を解決しようといって行くのではありません。中立の立場で、強制力を使わないで、国連の権威と説得でその地域の平和を維持しよう、しかも紛争をしておった当事者全部がもう停...全文を見る
○海部内閣総理大臣 具体的なケースをいろいろ調べてみますと、従来の軍隊の概念とは全く違いますから、日本だけが撤収すると他国にという、これ御批判の中にはときどき出るお言葉でありますけれども、敵のない部隊であり敵のない活動でありますから、それによって他国の迷惑とか状況の変化ということ...全文を見る
○海部内閣総理大臣 アジア近隣諸国の現在の状況を踏まえてみますと、日本の行為に対して、特に過去の歴史に対する厳しい、日本にとっては反省すべき行為があったわけでありますから、それに対していつまでも忘れないぞという気持ちがどうしてもあるということについては、先ほども申し上げましたよう...全文を見る
○海部内閣総理大臣 日本の国が戦後、世界の平和と自由な秩序の中で今日まで成長してきて、亡れだけの質の高い生活を維持しながら、その中で平和を確実に享受してくることができたという過去を振り返りますと、国際的な秩序の中で、国際的な自由な枠組みの中でどれだけ恩恵を受けてきたかということは...全文を見る
○海部内閣総理大臣 昨年の法案との重要な相違点を申し上げますと、昨年の法案において示されておったものは、多国籍軍の後方支援にかかわるような、例えば国連決議の実効性を高めるためのいろいろな行動が示されておりました。今回の法案は、国連決議に基づいて行うPKFまでの行動と、それから国際...全文を見る
○海部内閣総理大臣 今回の国連平和維持活動等に対する協力に関する法案をつくりますときには、憲法と今回のこの法案の中におけるいろいろ予測される行動とどのようなところが問題になるのかということについては、これは十分慎重に検討もいたしました。従来の判断等も十分踏まえてまいりました。憲法...全文を見る
○海部内閣総理大臣 前回のいろいろな問題については法制局長官がここで再三お答えしたわけでありますし、私ども法案提出の政府としての検討経過の中で、憲法の禁止する武力の行使を伴う海外派兵とこれとは明確に違うんだということと、それから今回はそのために極めて厳しい制約を設けた、その中心的...全文を見る
○海部内閣総理大臣 いろいろな御意見や新聞報道、お読み上げになりましたが、そういった意見があったり、そういう報道がなされたことはそのとおりでございましょうけれども、法制局長官が法制局長官として責任を持って作業を進め、任務を尽くし続けてきておることもまた事実であります。  同時に...全文を見る
○海部内閣総理大臣 最後の御指摘だけお答えしますけれども、武力行使をして物事を片づけようという多国籍軍には、先ほどここでお答えしたように、日本の憲法の理念からいって、この法案でも、そして前回の法案でも、それに直ちに参加することはできないという態度は明らかにしております。
○海部内閣総理大臣 武力行使をしてはいけないということは、きちっと我々の政府がこの法案を決める段階で考えておりますし、また、武力行使をしに行くものではございません。ですから、厳しく五原則の中でも、要員等の生命を防護をするために必要やむを得ないとき以外は武器使用をしてはいけないとい...全文を見る
○海部内閣総理大臣 どうも議論が私とうまくかみ合わないようですけれども、私は、別の角度から私の考えを述べさせていただくと、緊急避難とか正当防衛とかいう刑法の規定というものは、あれは憲法違反ではないともちろん思っておりますし、そういう角度からいって、日本のPKFも現地へ行ってはそう...全文を見る
○海部内閣総理大臣 今コンゴとかレバノンの例を引いて、応戦することができたではないかとおっしゃいますが、コンゴの場合は百六十九号の決議によって当初から武力行使を含む決議をして、武力行使を権限として決議の中に与えておる異例なものでございました。その結果、御指摘のような交戦が行われた...全文を見る
○海部内閣総理大臣 今回の法案そのものの中に、任務として規定されているとかいうようなことはございません。あくまで法案には要員が自己の生命等の防護のために使用することに限る、このようになっております。  ただ、具体的な状況にもよりますけれども、いろいろ判断しますのに、日本人である...全文を見る
○海部内閣総理大臣 ちょっと想定しにくい場合があります。他部隊がやられたときに我が方もそれに共同対処するかとおっしゃいますが、部隊というような概念で物を考えて、それが攻撃を受けるというようなときは、それはもう停戦合意が崩れてPKFの活動ができない状況になっておる状況でありますから...全文を見る
○海部内閣総理大臣 今回の法律で定めてありますのは、自己の要員、同時に現場にいる他の要員の生命の危険を防護するということに厳しく限定しておるわけでありますから、その隊員がその現場において一番的確な判断をできるわけであります。個々の隊員が判断すべきものであります。
○海部内閣総理大臣 角度を変えて私から申し上げますと、国連の要請、国連の事務総長の任務を受けて現地に来ている指揮というのは大きな目的、大きな枠組みで参りますけれども、それに呼応して参加するいろいろな国があって、日本から行く部隊に対しては本部長の実施要領に従って行動するように決めて...全文を見る
○海部内閣総理大臣 日本が参加します以上、この法律に基づいていろいろ定める実施要領に従って行動するわけでありますから、その前提が崩れ、日本としてPKFに参加できないと判断したときは、実施要領を変更して業務を中断し、それでも回復しないときは引き揚げてまいります。そのことについて国連...全文を見る
○海部内閣総理大臣 この法案をつくりますときに決めました五原則というのは、これは国連文書に書いてあったり、国連の大きな目標、枠組みであることももちろんですが、日本にとって特に慎重に厳しくみずからを規制するためにつくった原則であります。そして、そのことを含めて、さらにほかのいろいろ...全文を見る
○海部内閣総理大臣 国連の平和維持活動に参加をするという、その参加のあり方の大きな枠組みや理念やその規制について、これは法案に全部織り込んで御審議を願っておるわけでありまして、決して国民の皆さんを無視しているわけでも国会の審議を無視するわけでもございません。同時にまた、そこででき...全文を見る
○海部内閣総理大臣 この法案をよく我々が検討するときに、国会からは枠組みの授権を受けるようなことになるわけですから、したがいまして上限についてもきちっと上限を示しているし、また持っていくものについては、武器はこういった場合に自己の身体、生命を防護するためのものであって、この程度で...全文を見る
○海部内閣総理大臣 どうするかという手続論の御質問でしたから、政府から議長のところへ国会開会中であろうと閉会中であろうと直ちにそれは報告するというのがそういうものだと言いましたが、先ほどの答弁で、報告すれば当然御議論があることは重々承知しておりますし、その御議論は重々判断をさせて...全文を見る
○海部内閣総理大臣 お言葉ですが、私は国際緊急援助隊が海外に出ていって汗を流しているということを誇りに思っておりましたので、私自身は本会議の中でも御答弁の中でもいろいろ例を挙げて報告さしていただきましたし、また政府としましては、御指摘の衆参両方の外務委員会の附帯決議の趣旨を踏まえ...全文を見る
○海部内閣総理大臣 委員会の理事の皆さんに文書で報告をしておるということでございますし、また私はそれをもって御理解をいただかないと、委員会に対する報告は行われておる、一度も行われておらないと言って委員はおしかりになりましたけれども、全理事の皆さんに文書で報告をしておるというのであ...全文を見る
○海部内閣総理大臣 例えばここに一つ来ておりますのは、イラク避難民援助のための国際緊急援助隊の派遣、イラン、トルコからの報告、括弧書きどして技術協力課、平成三年五月二十一日にイラン、トルコに対して援助隊の派遣と連日どうしたか、いつ入ったか、何をしたかということが略図とともに加えた...全文を見る
○海部内閣総理大臣 国会の承認をいただいて、このような枠組みでこの程度のものをこういった目標に従って出してよろしいという授権の枠組みをこの法律で与えていただけるものと私どもは思っておりますから、その与えられた枠組みの中で実施計画をつくった場合には、これは枠組みの中に入っています、...全文を見る
○海部内閣総理大臣 アジア諸国の問題につきましては、歴史の反省に立って謙虚に顧みるなれば、私は、日中の首脳会談でも日韓の首脳会談でも、その他アジア諸国との首脳会談で、いつもそのことについては謙虚な反省を持っておる、同時に、日本は二度と軍事大国にはなりませんという平和の理念もきちっ...全文を見る
○海部内閣総理大臣 私自身も方々の政策演説において、また首脳会談において、日本の過去の歴史に対する反省については率直に表明もいたしましたし、同時に、歴史のそういった暗い部分、日本が反省しなきゃならぬ部分というものは二度と繰り返してはならないということも強く誓い、そういったことを今...全文を見る
○海部内閣総理大臣 国連の平和維持活動というのは、これは停戦合意が成立した後でありますけれども、完全に平和な町の盛り場とは違うわけでありますから、いろいろ組織的に訓練されたりあるいはそれまでの経験や技能を持っておるそういった人が効率的に効果ある活動をすることができるものだというこ...全文を見る
○海部内閣総理大臣 私も、米ソの対立、米ソの力による対決の可能性は次第に遠のいていきつつあり、また、冷戦時代の発想を乗り越えていきつつあるという見方については同じでございます。
○海部内閣総理大臣 突然の御質問ですから、いつと言われてもあれですが、第二次世界大戦が終わったときに、第二次世界大戦の終結時の国境線を今後方でもっては変えないようにしようというまず基本から始まったのがヘルシンキ合意の精神であり、そういったものの話し合いであったと思います。  そ...全文を見る
○海部内閣総理大臣 ヘルシンキ宣言が七五年に行われた、そして十五年かかってCSCEになった。おっしゃること、そのとおりでありますし、私もよく知っておりますし、また、そのヘルシンキ宣言のできる一年前に、ちょうどニクソン大統領がソ連を訪問する、フォード大統領もソ連を訪問する、そして共...全文を見る
○海部内閣総理大臣 詳しく御議論をし、御説明をやり合ってこられた御報告書ですから、私も読ませていただきました。  先ほど、率直に言えば、上原議員にも申し上げたように、それまでPKO、国連の平和維持活動に反対であった今の野党も、現在のような国際情勢の変化の中で教条的になることをや...全文を見る
○海部内閣総理大臣 私が先ほど率直に、御意見を聞きながら、ドイツの与野党が対外的な問題については意見の一致をする、合意ができるというところはいいなあ、こう率直に申し上げました。そして、日本においても、どうか与野党の中でそういった対外的な問題については基本的に合意ができるようになる...全文を見る
○海部内閣総理大臣 歴史の中におけるいわゆる暗い影の面、繰り返しては絶対にいけない面、日本が過去の行為によって耐えがたい苦痛を与えてきたことに対する深い反省の気持ち、こういったものは私は至るところで表明もいたしましたし、また韓国へ行ったときには、パゴダ公園というんでしょうか、日本...全文を見る
○海部内閣総理大臣 具体的に中国との間でいわゆる教科書問題というのが起こりましたときに、あのとき書き直した教科書があるかとかないかとか、いろいろ報道合戦もございました。率直に申し上げると、あのときに改めてそれを書きかえた教科書はなかったはずでありますけれども、しかし、問題がこうい...全文を見る
○海部内閣総理大臣 官房長官の談話を出したり、あるいは提案理由の説明を読んだのは官房長官ですが、政府として責任を持ってその談話その他は出しておるわけでございますし、また、アジア周辺諸国にいろいろな意見があるといいますのは、私が何度も申し上げておるように、過去の歴史の反省に立って、...全文を見る
○海部内閣総理大臣 これは、国連の事務総長の予防外交に関する権限の強化を中心に、まず国連に予防システムの確立をしなければならないということで、この必要性を呼びかけたものであります。  具体的には、既存の国連事務局の関係部局を改組、強化するとともに、これをもとに、国際の平和と安全...全文を見る
○海部内閣総理大臣 お許しをいただいて中座しておりましたので、議論のやりとりがわかりませんから、関係局長から答弁をいたさせます。
○海部内閣総理大臣 この問題につきましては、五月に京都で行った国連軍縮会議のときに、参加各国の代表からは、私の基調演説について原則としてはそれは賛成、支持だという合意がございました。サミットのときに七カ国にそのこともいたしましたが、特に議長国のイギリス・メージャー首相は、イギリス...全文を見る
○海部内閣総理大臣 湾岸のあの事態を率直に反省すると、必要を超える無秩序な武器の移転は、これはその地域紛争のために好ましくない存在になる、このことはみんなが共通の認識をしておると思います。同時にまた、どこの国がそれをしておったかということは、これは率直に言って御指摘のように世界の...全文を見る
○海部内閣総理大臣 カンボジアが長期にわたってあのような状況にあったことに常に心を痛めてまいりましたし、また、東京でカンボジア和平に関する国際会議をしたり、あるいは私がバンコクヘ行ったときに各派の代表の方ともお目にかかっていろいろお話もいたしました。結局、包括和平を達成するために...全文を見る
○海部内閣総理大臣 この法律をつくります前に、日本には、日本の厳しい守るべき枠組みも、それからたびたび御議論になりました過去に対する近隣諸国との問題とかいろいろな問題があることは正直に率直に受けとめて、そして国連当局ともこの問題については、五原則を説明をし、このような状況で協力を...全文を見る
○海部内閣総理大臣 どういう協定、文書になっておるかとおっしゃいましたが、まだこの法律は成立させていただいておりませんし、具体の要請も国連からは来ておりませんので、協定を結ぶとか文書を交換するとかいうようなことにはまだ立ち至っておりませんけれども、国連の担当の事務次長のところに行...全文を見る
○海部内閣総理大臣 突然の御質問でございますから、イギリスの平和維持軍が現在どこでどうなっておるかということは知りませんが、きょうまで二十三回のそれぞれの地域のときに、イギリスはたしかキプロスのときかなんかから参加をするとかしないとか、そういうようなことがあったということを物の本...全文を見る
○海部内閣総理大臣 事前に御通告いただければ、もっと勉強してきて的確な御答弁もできたかと思いますが、しかし私も、今委員がお示しになった本は読ませていただきましたけれども、そこに流れておる思想というのは、イギリスが大国としてそれに入らなかったというのは、五大国、安保理事国がそれに入...全文を見る
○海部内閣総理大臣 どこの国の経験も、それはすべてその国の国民が英知を集めてされたことでありますから、私は、いいところは学ぶべきだと、率直にそう感じますし、また、オーストリアは平和維持軍の歩兵部隊をエジプトにも、シリアのときも、イラク・クウエートのときにも出しておりますし、軍事監...全文を見る
○海部内閣総理大臣 各国のいろいろな手続の例についてはわかり次第また申し上げますけれども、オーストリアでは、例外的なケースとして下院の委員会の事前の承認が必要とされておりますが、国連からの派遣要請が直前になってなされ、委員会の承認が国連が希望する日時までに間に合わないかなりの可能...全文を見る
○海部内閣総理大臣 スウェーデンは、国会の承認は不要ということになっております。
○海部内閣総理大臣 いろいろ御意見は私は承りますけれども、しかし、今お述べになりましたところによると、ノルウェーも国会の承認は不要となっておりますし、デンマークも国会の承認は不要となっておりますし、オーストリアは今申し上げたとおりでありますが、そうなりますと、カナダの場合もいつも...全文を見る
○海部内閣総理大臣 長時間のいろいろの御質疑の中で、私はやはり与野党がこういった問題についてきちっとした合意が得られるようにお互いに努力をし、政策的な歩み寄りもしなければならぬことも必要なことだということを痛切に考えてまいりましたが、同時にまた、この問題を議論しますときには、何回...全文を見る
○海部内閣総理大臣 前半にお述べになりました御見識は、私もそれは妥当なものであると思います。五つの強大国だけが力でもってそれをどうこうしようとすることは、これはかえって紛争解決上好ましくない影響が起こるのではないかという懸念はあるわけであります。したがいまして、国連では、安保理事...全文を見る
○海部内閣総理大臣 きょうまで四年間にわたっていろいろ行ってきましたこの活動に対しては、いろいろな方面から御視察もいただき、御批判もいただき、御激励もいただきました。国会議員の皆さんにも、例えばバングラの問題等は直接の視察をいただき、私のところへも貴重な体験に基づいて御報告をいた...全文を見る
09月26日第121回国会 衆議院 国際平和協力等に関する特別委員会 第4号
議事録を見る
○海部内閣総理大臣 昨日、上原委員より御指摘のあった国際緊急援助活動に関する外務委員会への報告につきましては、誤解を避けるため改めて答弁いたします。  国際緊急援助活動に関して講じた措置につきましては、法律の議決の際の衆議院外務委員会の附帯決議によりまして随時同委員会に報告する...全文を見る
○海部内閣総理大臣 お答えをいたします。  戦場とかコマンドとかいう言葉をお使いになりましたが、私はそういう概念で物を考えることではなくて、平和維持活動ですから、これは停戦の合意が成立しておることがあくまで前提でありますし、同時に中立・非強制の立場で行う行動でありますから、それ...全文を見る
○海部内閣総理大臣 日本の協力隊ですから、日本であります。また同時に、集団ではなくて部隊として参加をされた場合にはそれはどのような行動をするかということは、現地に来ておる国連の司令官と我が方の隊長とが緊密に常に連絡をしながら職務の遂行に当たるわけですが、どのような職務を行うかは実...全文を見る
○海部内閣総理大臣 中断とは任務遂行を中止することでありまして、具体的な例が出ておらぬのにあれこれ仮定の問題を想像してああこう言うことは、これは差し控えなければならぬ問題と思います。
○海部内閣総理大臣 これは先ほども申し上げましたように、実施計画を閣議で決定し、本部長が実施要領を決めて派遣をいたしますから、その実施要領に従って行動をするわけであります。前提が崩れたり、実施要領に従っての行動ができないとき、停戦の前提が崩れたとき、これは当然中断することになりま...全文を見る
○海部内閣総理大臣 それは国連から要請がありまして、具体的にこういうものだということを要請を受けたときに、それができるかどうかを閣議で決定をして、そして国会にも御報告をします。そして、出す前に、本部長の方から、出ていく隊に対してこのようなことで実施をしろと細かい実施要領を決めるわ...全文を見る
○海部内閣総理大臣 現場の司令官とおっしゃるのは、恐らく国連事務総長の意を受けてその辺の総合調整に来ている人だと思います。我が方の隊長はそれを持って参加しますから、行けば今度は常に連絡調整を毎日密にいたしますから、我が方の実施要領というものは、その到着の時点において恐らく正確に伝...全文を見る
○海部内閣総理大臣 そのような具体的なことは、国連局長からお答えをいたさせます。
○海部内閣総理大臣 前提の具体的想定問答でもお出しいただけると、この場合はこう、この時間はこれくらいと言えますが、全くそういうことを予測をして申し上げますので非常にわかりにくいかもしれませんけれども、だれの目に見ても、これは停戦合意が崩れたかどうかということはそこの現場にいる隊員...全文を見る
○海部内閣総理大臣 先ほどから仰せられるように、戦場へ行くのでもありませんし、コマンドとして送り込むのでもありませんから、暴走などすることは全く想定しませんが、実施要領で、そのことは法案にも書いてありますけれども、重ねて実施要領に厳しく書いて、これを守るように処置いたします。
○海部内閣総理大臣 ちょっと、伊東議員の想定されておる戦場とかコマンドというような状況じゃないんです。そして、実施要領はあくまで本部長の決める実施要領に従って隊長以下全隊員がこれに服してもらいます。それほど厳しいものであるということを申し上げておきますし、同時に、国連の司令官と現...全文を見る
○海部内閣総理大臣 私は、誠意を持ってお答えしているわけであって、決して侮辱をしておるわけでございません。  同時に、第八条の二項二項とおっしゃいました。この二項のことについてはきちっと書きますが、同条第六項もお読みください。第六項には、「第六条第七項各号に掲げる場合において国...全文を見る
○海部内閣総理大臣 隊員は一緒に例えばパトロールに出るとか停戦を維持するとか、そこにいるグループなり隊があると思います。そこにはそれぞれ責任者が置いてありますから、その判断において、実施要領では、責任者があるいは隊長が、こういった状況のときには任務遂行を中断して安全の維持できると...全文を見る
○海部内閣総理大臣 内乱が起こったりゲリラが頻発しておるときにPKF活動を中断したいという我が方の実施要領に対して、現地の司令官が中断するなというような指図をするとは私は想定しがたいのですけれども、そういったことは、きょうまでの平和維持活動で、例えばこの間のレバノンの監視所の例を...全文を見る
○海部内閣総理大臣 陸上自衛隊の幹部のだれが言ったか、その人には私が会って、私の気持ちを伝えて、そういう誤解を招くような発言をするなということを厳しく言いたいと思います。  また、内閣総理大臣が本部長となって、閣議に諮る実施計画やそれから実施要領を定めて行いますから、最終責任、...全文を見る
○海部内閣総理大臣 法案をお読みいただきますと、そんな暴走ができないことにしておりますし、また、敵をつくったり強制力を持って行うものではないということは、そして、武力による威嚇や武力の行使もしてはならぬということは、これはきちっと書いてあります。そして実施要領にさらにそれをきちっ...全文を見る
○海部内閣総理大臣 イラクが核査察問題を含む大量破壊兵器破棄問題に関して、従来からの査察妨害や虚偽報告に加え、今般、国連査察チームが行おうとした関連文書の搬出を妨害したことは極めて遺憾であり、憂慮すべき事態であります。我が国としても、累次にわたり、イラクが国連安保理決議六百八十七...全文を見る
○海部内閣総理大臣 国際社会に対する日本の果たすべき役割、立場についていろいろ公明党内部の御見解、御議論を踏まえて御指摘をいただきました問題については、私も今、率直に、御見識を評価しながら承らせていただきました。  私たちとしては、先般のロンドン・サミットの議論を想起しますと、...全文を見る
○海部内閣総理大臣 私がお答え申し上げなければならない点についていろいろと御意見を交えてお尋ねをいただき、私もメモをとりながら御見識に敬意を表して承っておりました。一言答えろとおっしゃれば、御説のとおり、この法案の中にはそれらのすべてが盛り込まれておるわけでございまして、例えば、...全文を見る
○海部内閣総理大臣 同じ意味でございます。
○海部内閣総理大臣 御説のように、これを理由に防衛費を増額をしようという意図はございませんので、防衛庁内部において最大の努力をいたさせます。
○海部内閣総理大臣 御指摘の、医療援助、医療協力をするときに行き届いた重厚な設備を持っていくことは、これは当然のことであろうと思いますし、また、でき得る限り大規模な協力体制も組まなければならないと思います。そしてまた、いろいろな場合を想定しますと、資機材を輸送するその方法であると...全文を見る
○海部内閣総理大臣 仮になんて前提を置かれないで、どうぞ私どもは通していただきたいと思ってお願いしておるのでありますが、この法案が成立いたしますと、何度も申し上げておりますように原則に従ってきちっとするわけでありますから、この法案において多国籍軍とかその他のものに武力行使の目的を...全文を見る
○海部内閣総理大臣 多国籍軍が武力の行使を伴う共同軍事行動でありますから、現憲法においてはそれは直接参加はできません。
○海部内閣総理大臣 ただいま御指摘のような状況で進行しております。検討委員会を置いて近く結論を出すわけでありますが、その中には国際平和協力業務とか人道的な救援活動に対する使用とかいうようなことも含めて検討をいたしております。
○海部内閣総理大臣 これは十一月に引き渡しを受ける前に結論を出します。
○海部内閣総理大臣 現在御審議をお願いしております、いわゆる国連の平和維持活動に対する我が国の参加の対応とその準備の内容でありますけれども、御指摘のように、従来の概念のように、戦場へ行くとか武力の行使を行おうとかあるいは強制力によって何か事をしようとかいうもので全くないことは、委...全文を見る
○海部内閣総理大臣 PKOというものが、国連でいろいろな段階を経て行われてきました。その間のいろいろな議論とか、あるいは定着しつつある考え方を整理をいたしますと、申立て非強制であるということが非常に強くうたわれておりますし、大前提として、国連の決議に従い、紛争当事者のすべての合意...全文を見る
○海部内閣総理大臣 積極的に情報を提供すべきであるという御指摘は、私はまさにそのとおりだと受けとめさせていただきます。同時に、これからあらゆる機会を通じて国民の皆さんにも、きょうまで現実に行われてきたPKFの活動というものがどんなものであったのか、中立・非強制の立場で国連の権威と...全文を見る
○海部内閣総理大臣 率直に申し上げまして、それぞれの部面できょうまでやってまいりました国際貢献、例えばODAの問題なんかは、絶対量において、年々皆さんの御協力もいただいて予算措置もとり、世界で一になったり二になったりするところまでいき、積極的な協力もしております。また、物資の協力...全文を見る
○海部内閣総理大臣 人的協力、人的活動の面においては、きょうまでもいろいろな面における経験を私どもは持っております。同時にまた、それは視察をしていただいた方々もたくさんあります。例えば、日本青年海外協力隊は私どもが当選直後にスタートをして二十数年たちました。一万人を超える延べ隊員...全文を見る
○海部内閣総理大臣 皆さんが御懸念をなさるのは、今委員がおっしゃった海外派兵につながっていくのではないか。  要するに、日本の憲法で禁止しておりますのは武力による威嚇または武力の行使を目的として武装した集団が出ていくということであります。そういったことは絶対にしてはならぬという...全文を見る
○海部内閣総理大臣 委員の御指摘の趣旨、意味は私もよく理解をすることができるところでございますが、私が率直に申し上げさしていただきたいことは、自衛隊が国民のために、専守防衛という大きな旗印のもとで我が国のためにあっておる、これは、あるときは武力行使は固有の自衛権の発動でありますし...全文を見る
○海部内閣総理大臣 前半お触れになりました情勢の変化については、私も先ほどの答弁で触れましたように、それは政策努力の中で謙虚に今後も検討をしていかなきゃならぬ問題でございますし、同時にまた、過去完了になってしまった問題ではなくていまだ現在変化しつつある問題や不透明な見通しや不透明...全文を見る
○海部内閣総理大臣 御意見を尊重して、そのようにいたしたいと考えます。
○海部内閣総理大臣 北欧のお話は、私も本で読んだりいろいろ御報告もまた受けて聞かしていただきまして、あのような共通の、ほぼ共通の考え方、条件にあるところで共同の訓練ができるということはすばらしいことだと率直に思います。また、アジアにおきましても、でき得るなればそういったような環境...全文を見る
○海部内閣総理大臣 世界情勢の先行きが極めて不透明なことが多いわけでありますし、また、一極集中になるよりもむしろ多極分散になるような方向が今世界の情勢の中では生まれつつあるということも言えます。そういたしますと、いろいろなところでまた紛争が起こったりする可能性は、可能性としては多...全文を見る
○海部内閣総理大臣 シアヌーク殿下の指導力及び関係諸国の努力によってカンボジアの和平プロセスが大きく進展し、近くパリ会議が再開される見通しになっております。その暁には日本はカンボジア復興のためには協力をしようという意思表示も既に積極的にしておりますし、またきょうまで、カンボジアの...全文を見る
○海部内閣総理大臣 これは、国会にどのような形で報告するのかということは、まず院を代表される衆議院議長のところへ、政府からは計画そのものを文書にして、御報告申し上げますといって届ける、議長は議長の諮問機関である各党の代表のお集まりである議院運営委員会にこれをどう扱うかということを...全文を見る
○海部内閣総理大臣 これは、三権分立の立場で国会の審議のあり方まで行政府がこういった公の場所で云々するのはいかがかと思いますが、お尋ねでありますから、私も一国会議員として申し上げれば、それは十分な御審議をなされるべきだと思いますし、御審議があれば、政府としてはその御審議を十分に尊...全文を見る
○海部内閣総理大臣 あのときのいろいろな議論をそこで読み上げられましたけれども、私は、平和維持隊に参加するときに、今回は五つの厳しい条件をきちっと決めて、そして日本の平和維持活動というものは、繰り返しませんけれども、国連決議に従って、停戦合意が行われて、当事者すべてが平和維持活動...全文を見る
○海部内閣総理大臣 昨年の平和協力法案のときには、いろいろな議論、やりとりがありましたが、私が念頭に置いて申し上げておったのは、例えば、過去の平和維持軍の中にはコンゴのものがあった、そういったようなことについて、そういうものは武力行使を伴っておったわけですし、犠牲者も出ておったと...全文を見る
○海部内閣総理大臣 平和維持隊というものは、日本が国連の要請を受けて、国連決議に従って、そして紛争当事国全部がそれに合意をして、そして紛争当事国が国連の平和維持隊を受け入れたいということを決めるんですから、私が決めるんじゃない。国連の要請を受けて、それから今度はそれに対応すること...全文を見る
○海部内閣総理大臣 平和維持活動をするのであります。
○海部内閣総理大臣 国連のPKFというのは、御承知と思いますけれども申立て非強制で行うものでありますから、武力に頼るものではございません。ですから、大きく分ければ従来の概念の軍事活動ではありませんから、戦場だとか兵士だとかいうイメージはどうしてもここにはございません。平和を維持し...全文を見る
○海部内閣総理大臣 ここでいたずらに平行線の議論をやっておっても仕方ないと思いますけれども、私は、PKOというのは平和維持活動だ、どうしてもそう思いますし、国際的にそれが認められるかとおっしゃるが、国際的に認められたからこそノーベル平和賞がこのPKOに下されておるわけであります。...全文を見る
○海部内閣総理大臣 言った本人ですから私が言いますけれども、それは軍事的な面というのは、通常の概念からいって武力行使を伴って強制力を使って行うというのが、これが軍事的な面ですよ。私は、そういう武力の行使を伴うようなことは、これは憲法の上からいってもいろいろ疑義もあり、また、コンゴ...全文を見る
○海部内閣総理大臣 私は、武力行使の目的を持って武装部隊が海外へ行くということ、これは慎まなければならない海外派兵でありまして、これは憲法でいろいろ言っておる問題と抵触するから、それはいけない。  それからもう一つは、今新しくこうして法律を出してお願いをしておるときに、いろいろ...全文を見る
○海部内閣総理大臣 当時、平和維持軍に参加するかしないかを議論したときは、何度も申し上げておりますけれども、コンゴにおけるあの事態等が念頭にありましたから、そういった意味においてそれはいけないということであり、当時から、速記録のいろいろなところを見てください、海外派兵と海外派遣に...全文を見る
○海部内閣総理大臣 この法律には、第二条で「武力による威嚇」「に当たるものであってはならない。」そういう歯どめもありますし、それから、今御指摘になった、国連事務総長が必要と認める限度内で定めるものとするわけでありますから、そういった限度も決めてあります。  ただ、日本は日本独自...全文を見る
○海部内閣総理大臣 PKFの問題については、先ほど来再三申し上げておりますように、国連の決議があり、そして紛争当事国の間における停戦の合意が成立すること、そしてそれらの停戦合意を成立させた国が平和維持隊の参加を国連に要請をすること、そして、それを受けて派遣される平和維持隊というの...全文を見る
○海部内閣総理大臣 派兵とか軍事行動をしようとしておるものでは絶対にありませんから、よくお読み願いたいと思いますし、また、当時国連の担当次長であった、よく例に引きますが、ブライアント・アークハート氏は、各国とも維持軍参加に反対の人は、武器使用を強調する。だが、あくまでも自衛のため...全文を見る
○海部内閣総理大臣 私は、国連の役割、また、果たすべき機能が大きく変わってきておるのではないかという御指摘には、そのとおりだと思います。  そうして、何よりも一番大きなことは、国連がスタートしましたときに描きましたいろいろな国連を中心として世界の平和の秩序を守っていこうというよ...全文を見る
○海部内閣総理大臣 集団安全保障の問題につきましては、かねてから御議論のあったところでありますけれども、我が国は歴史の厳しい反省に立って憲法をつくりました。憲法の禁止する武力による威嚇もしくはまた武力の行使を伴うようないわゆる海外派兵はしないということを誓いました。したがいまして...全文を見る
○海部内閣総理大臣 具体の例としてお引きになりました例えばクウエートの油井火災の問題、それらについてもっともっと英知を結集して、世界からいろいろな技術や力が集まったらそれをしたらいいではないか、私は一つの御提言と受けとめさせていただきます。  ただ、日本の場合は、できる限りのこ...全文を見る
○海部内閣総理大臣 御指摘のとおり、国会の承認を求めるというシビリアンコントロールを極めて重く見る立場に立っての御意見には、私もそれはただいま耳を傾けて拝聴いたしました。国会で御議論を願うということ、シビリアンコントロールということ、それを大切に考えておりますから、ただいまこの法...全文を見る
○海部内閣総理大臣 これは、一つ一つのものについて、ここからは超えません、限度はこれです、こういう原則ですという全体の枠組みをここでこうして今御議論をいただいておって、その枠組みの中において行いますということを申し上げておるのです。  そうして、この法律の中に書かれておることは...全文を見る
○海部内閣総理大臣 シビリアンコントロールを重要に考えておりますし、また、国会の果たしていただくべき役割が大きいことは、私も議員の一人としてそのことは心からそう思っております。そして、今回法案を提出いたしますのも、その国会で、この法案を通じて、今政府が出そうとしておるものの枠組み...全文を見る
○海部内閣総理大臣 国会で御審議をいただいて法案をつくっていただく、その法律の中に枠組みができておるわけでありますから、その枠組みの中において、与えられた機能のもとで平和維持隊を編成して出すということは、これはシビリアンコントロールを侵すものとは思いませんが、しかし、その都度閣議...全文を見る
○海部内閣総理大臣 国会で決めていただく枠組みというものは、立法府が行政府にこの枠内でやれという授権行為の幅、枠をお示しになったものと受け取っていきますが、しかし、閣議決定をしたときには直ちにこのような実施をいたしますと、具体的な事実で国連から要請を受けて派遣することになるときに...全文を見る
○海部内閣総理大臣 この問題につきましては、いろいろな御意見があり、政府といたしましては、プルトニウム海上輸送関係閣僚打合会を開き、そこの平成元年十二月十九日の申し合わせに従い、ただいま申し上げましたような護衛のための巡視船の建造を進めたところでございます。それによって万全を期し...全文を見る
○海部内閣総理大臣 そういう各方面のいろいろな意見を総合して、先ほど申し上げましたように政府としても検討をし、そのために海上輸送の護衛船として巡視船を建造をしてその準備を進めたということでございます。
○海部内閣総理大臣 これは法文上の法令行為とか、あるいは、この法文において業務行為として、規定はされておりませんということを申し上げるとともに、御質問の中で、そのときそういうのが横にあったときにはどうするか、日本人か外人かということでいろいろ聞かれましたから、そのときには^日本国...全文を見る
09月27日第121回国会 衆議院 政治改革に関する特別委員会 第7号
議事録を見る
○海部内閣総理大臣 私は、御引用になりましたように所信表明演説で申し上げました。私がなぜそういったことを言うかと申しますと、自由民主党が世の批判を受けて、政治改革をやろう、先輩方が集まって党の政治改革基本大綱をつくられたそのときの議論等は、私も当時その本部の一役員として参加してお...全文を見る
○海部内閣総理大臣 冒頭にお述べになった、中央に非常に強いコントロールがあって、全国末端までという政党の決めつけ、これは恐らく、私は香山先生の論文もいろいろ読ませていただきましたけれども、最近起こっておる東欧における、あるいはソ連における一党独裁の政治が終わりを告げて、複数政党の...全文を見る
○海部内閣総理大臣 今お述べになったことで、私も基本的な点だけ考えを率直に申し上げさしていただきますけれども、有権者の皆さんと個々の政治家がそれぞれ接触をして意見を吸い上げ、国会活動に反映させることは、これは極めて大切なことは御指摘のとおりであります。そして、小選挙区制の方が中選...全文を見る
○海部内閣総理大臣 いろいろな議論が行われるということは率直に言って好ましいことだと思っておりますから、私も好ましく思って御答弁させていただいておるところでございます。
○海部内閣総理大臣 選挙され、選ばれてくるのは議員でありますし、また、現在の日本の制度、仕組みの中では議院内閣制という制度がありまして、それも議員の数というものが一番基礎になりますから、基本的に選ばれるのは議員であります。
○海部内閣総理大臣 私は先ほど、選挙で選ばれるのが議員であると申し上げました。同時に、今の日本の国会は議院内閣制をとっておりますから、志を同じくし、政策を同じくする者が集まって結成する政党というものが、その多数党が政権政党になるわけであります。そして、それぞれの政策を国民のために...全文を見る
○海部内閣総理大臣 アメリカは大統領制の国でありまして、大統領府と議会との関係は、日本のように、議会制民主主議の国と違いますから、その意味では、政党政治といっても日本とは違うと思います。
○海部内閣総理大臣 どういう意味で議会政治あるいは民主主義ということをおとりになるのか。私は、アメリカも日本も民主主義であるということ、そして政党政治であるということは同じだと思います。ただ、議院内閣制と大統領制と制度、仕組みが違って、立法府と行政府の関係が違うということを申し上...全文を見る
○海部内閣総理大臣 アメリカの議会で行われましたあの長時間にわたる討論、そして一人一人が自己の良心に従って行動をしたいと悩みながら最後の決断に至ったいろいろなことを読んで、私は、アメリカの議会政治の本質というものを厳しく我々に示されたように受けとめました。  同時にまた、今、日...全文を見る
○海部内閣総理大臣 その角度の御議論に対しては、議員一人一人の立場というものを今述べられたようにどのように党内民主主義で確保するかということについて、自由民主党はきょうまでも、例えばいろいろな機関の長を決めるときに党内民主主義的な発想に立っていろんな規制を持ったり、あるいは自制す...全文を見る
○海部内閣総理大臣 やはり政党政治を行っていきます以上、政策を同じくし、志を同じくする議員が集まって行う、そして、その政策を国民のために反映していきたいという大きな目的があって初めて議会制民主主義というものが確固たるものになっていくのだと私は考えております。そこで、院に対していろ...全文を見る
○海部内閣総理大臣 その角度の御議論に対しては、議員一人一人の立場というものを今述べられたようにどのように党内民主主義で確保するかということについて、自由民主党はきょうまでも、例えばいろいろな機関の長を決めるときに党内民主主義的な発想に立っていろんな規制を持ったり、あるいは自制す...全文を見る
○海部内閣総理大臣 やはり政党政治を行っていきます以上、政策を同じくし、志を同じくする議員が集まって行う、そして、その政策を国民のために反映していきたいという大きな目的があって初めて議会制民主主義というものが確固たるものになっていくのだと私は考えております。そこで、院に対していろ...全文を見る
○海部内閣総理大臣 私は今、御質問を聞きながら思い出しましたのは、昨年二月の総選挙のときに私も総裁としてあなたの演説会場へ参りましたら、政治改革を熱心に訴えていらっしゃる候補者の姿に私は感銘を受けたことを今思い出しながら聞いておりました。  そうして私は、決して政治が三流だと私...全文を見る
○海部内閣総理大臣 私は、やはり日常の政治活動というものとお金の関係がどうしてもかかり過ぎておるんじゃないか、必要以上にかかり過ぎておる、それをかからないようにするためには個々の倫理の確立も大切ですし、お金を使わないような制度、仕組みをつくっていくことも大事ですが、それには制度の...全文を見る
○海部内閣総理大臣 お述べになりました星野議員の御議論というものは、私も今拝聴いたしておりまして、私の考えておることと大きく交わっておる問題ばかりだと思います。そのような時代認識に立って、私も、冷戦構造の発想を乗り越えた新しい考え方が日本にも必要になった、こう考えております。 ...全文を見る
○海部内閣総理大臣 お挙げになりました三つの条件、第一のことは、やはり政治とお金の流れの間に何かたくさん政治にはお金がかかり過ぎておるんではないか、同時にその明朗性が欠けておるんではないかという疑問や疑点や御批判が国民の皆さんから出てきたことも事実でありますし、率直に言って、与党...全文を見る
○海部内閣総理大臣 御両所から詳しい御説明がございましたように、私は、一票の格差というものをきちっと是正していかなきゃならぬ、そして是正することが決議の趣旨にも沿うものであるという判断に立ちまして、そしてまた審議会からもらいました答申を踏まえて原則、基本一対二というところに行きま...全文を見る
○海部内閣総理大臣 自由民主党の党利党略ではないかという御批判があるということでありますが、私が今率直に申し上げますと、現状のままで、いろいろの新聞社の方々が昨年の参議院選挙、衆議院選挙のときのそれぞれの得票数というものを基盤に置いて、もし今出ておる現状の法案が通過、成立したとし...全文を見る
○海部内閣総理大臣 御指摘のように大変大きな変化でありますし、また、この大きな激変は、御議論の中にもありましたように私たち自身の方にも厳しい痛みを伴うものでございますから、相当の御理解と御協力をお願いしなければならない、お願いする方としてはそれにふさわしいような法案内容をつくって...全文を見る
○海部内閣総理大臣 率直に言って、反省して申し上げますが、党議違反があったことはあると思います。
○海部内閣総理大臣 いろいろの事例を挙げての御批判がございましたが、私どもは、今度のこの政治改革を行うというのは、平成元年の五月に党が厳しい反省に立ってあの政治改革大綱をつくったという原点をもう一回考えていただきたいと思うし、同時に、そのとき国民の皆さんや世論がどのような政治改革...全文を見る
○海部内閣総理大臣 それぞれの政党が掲げる公約というものは、政権についたときにはそれを実現をする。この委員会でも先ほど来御議論にな一つたように公約は守らなければならないということでありますから、実現をさせることのできる裏づけのある具体的な公約を述べるべきだと思いますし、また、その...全文を見る
○海部内閣総理大臣 選挙というものにやはりつきまとってきますのは、候補者が競争するときには勝ち負けがどうしても決まります。それは投票によって決まるわけであります。特に首長選挙といいますか、市長とか知事の選挙のように一人を選ぶときはそれが極めて露骨な形で出てまいりますが、それを死票...全文を見る
○海部内閣総理大臣 国会には国会が果たさなければならない役割があり、地方議会には、地方議会が地方住民に最も身近な存在として地方の活性化のために果たしてもらわなければならない役割があるということを私は基本的に考えておりますし、そのために今必要なことは、ややもすればいろいろ中央集権的...全文を見る
○海部内閣総理大臣 今の御質問の内容については、私も同感でございます。同時に、きょうまで私自身も自分の日常活動を顧みて、本来ならばこれは政党活動として行ってもらった方が政党本位の政治になっていくんだろうと思うことを、個人の立場でいろいろ事務所を組織し、後援会を組織し、宣伝紙をつく...全文を見る
○海部内閣総理大臣 なぜ諮問しなかったのかと言われまして、こういう理由ですということをちょっとここで具体的に申し上げられませんけれども、諮問を宇野総理がされたときは「選挙制度及び政治資金制度の根本的改革のための方策を具体的に示されたい」、こういう諮問をしたと私は受け継いております...全文を見る
○海部内閣総理大臣 国会が国権の最高機関であり国の唯一の立法機関であるということは十分承知をいたしておりますし、また、国会決議はこれを政府としては尊重していかなければならないと常に心得ております。
○海部内閣総理大臣 これは常に尊重してまいります。
○海部内閣総理大臣 これは、私は決議は、いつも歴代総理大臣も御決議の趣旨を尊重してまいりますというように言ってこられましたし、私も、国会の決議は尊重をしなければならない、こう考えて尊重しております。
○海部内閣総理大臣 いただきました答申の結論部分をよく読んでみますと、一対三を超えるのが原則一対二ということにおさまるようになっておりますから、趣旨において非常に方向性は一致しておる、私はこういうふうに受けとめております。
○海部内閣総理大臣 国会決議は衆議院議員の定数是正に関する決議、昭和六十一年五月の決議でございます。私は、この決議の定数是正に関する精神、その趣旨、方向というものは一対三を超える一票の格差の是正をぜひしなければならないというところに大きな精神がある、趣旨はそうだ、このように読まし...全文を見る
○海部内閣総理大臣 その後いろいろな状況がございまして、その中で党の方でも政治改革をしなければならぬということを考えて、それからまた、選挙制度審議会には前総理大臣が諮問をしていろいろな御議論をいただき、その中で出てくるのは、ポイントは一票の格差是正に関する決議でありますから、格差...全文を見る
○海部内閣総理大臣 国会の御決議にそのような文句が出ておることは、これはよく承知いたしておりますが、この趣旨の中では大切なことは一票の格差を是正するということが大切であり、同時に、国会全体の改革のために根本までさかのぼってするためには、やはり選挙制度の改革に取り組まなければならな...全文を見る
○海部内閣総理大臣 坂田議長の見解をなぜ説明しなかったと仰せられますが、諮問したときの私は総理大臣でございませんでしたので、その間の事情はつまびらかにしておりませんけれども、しかし、(小岩井委員「随分無責任なこと言いますね」と呼ぶ)責任回避じゃありません。だから、諮問したときには...全文を見る
○海部内閣総理大臣 政府といたしましても、選挙制度というものは国会の議員の皆さんの一人一人の立場や意見にもかかわるものでありますから、政府提案でいくのか議員立法でいくのか、いろいろ議論もあったところであると思います。しかし、政府がその責任を感じて選挙制度及び政治資金制度の改革のた...全文を見る
○海部内閣総理大臣 いろいろな御意見のあることはよく伺って承知いたしております。ただ私は、当時の、海部内閣が生み出された当時の背景からいって、政治改革というものを非常に大切に考えてまいりましたし、また、それを選挙のときには党の公約としても戦ってまいったわけであります。政府の責任と...全文を見る
○海部内閣総理大臣 政治改革の中で政治倫理の確立が大切で大前提であるということはこれはもうそのとおりでありますし、また政治改革大綱も平成元年の五月にそのことを大きく明示して打ち出しており、そして、この問題については既に自由民主党としては、倫理の問題については政治倫理の確立のために...全文を見る
○海部内閣総理大臣 私が申し上げておりますことは、政治倫理の問題についてはこれは国会の中で各党各会派が議長のもとで協議会で御議論を願っておる、しかも、そこへ既に提言を受けて直ちに、政治倫理確立の重要性は考えておりましたから、先ほども申し上げましたとおり、政治倫理確立のための国会議...全文を見る
○海部内閣総理大臣 政治倫理というものについては、それは個々の議員の皆さんと国民の皆さんの御理解とそして御協力をいただいて我々自身が、我々というのは国会議員自身が確立をしていくべき問題であると私は考えておりますから、その意味において、既に提言を受けて先に出ておった政治倫理の問題に...全文を見る
○海部内閣総理大臣 何度も申し上げるようでありますけれども、国会においては行為規範あるいは倫理委員会というものを議決をしていただいておるわけですが、それだけでは弱いのではないかというところで、政治改革のために行為規範と政治倫理審査会の改正、強化も提案しておりますし、同時にまた、政...全文を見る
○海部内閣総理大臣 これはおっしゃるように、この有識者会議の中でも、リクルート事件のような不祥事を二度と起こさないようにするためには、ということで政治資金と政治の行動の問題について、政治資金の問題について明らかにして信頼を確立するようにしなければならぬという提言が平成元年四月に出...全文を見る
○海部内閣総理大臣 ただいまの自治大臣の答弁等を私も聞きましたし、また、この問題に関する自治大臣自身が私のところにいろいろ報告に来て、みずからの問題でこういった騒ぎを起こしたことはまことに申しわけないけれども、しかし、それは悪意を持ってやったのではないわけでありますし、また、自治...全文を見る
○海部内閣総理大臣 区割りをいたしまして、結果としてそのようなことになっておりますけれども、衆議院議員の選挙は政策の実現を目指して政党間の争いを行っていこうというものであり、また地方の議会の議員の区割りの問題は、その地域に密接した住民本位の行政をやっていこうということの区割りであ...全文を見る
○海部内閣総理大臣 私は、当初から不退転の決意で取り組んでまいりましたし、また、今このような御審議をいただいておる最中でありますから、政府としては、この法案が成立しますように最善の努力を続けていきたいと決意をいたしております。
○海部内閣総理大臣 投票価値の平等の考え方は、北側委員のお述べになったと全く同じでございます。重要だと受けとめております。  それから、どの点がとおっしゃいますと、最高裁判所の示す判断基準というものが、私の理解では一対三を超えると憲法違反という最高裁の意思表示があった、こう受け...全文を見る
○海部内閣総理大臣 慎重に言葉を選んで申し上げますが、私の答えに二文字加わりました。一対二を基本原則としてと私はお答えをしておりますし、一対二の基本原則で作業してもらいましたから、その基本原則をちょっと超えて〇・一四六ほどふえておるところがあるということもこれは事案として御報告を...全文を見る
○海部内閣総理大臣 一対二を基本原則としてということでございます。
○海部内閣総理大臣 党が示した基本原則でございますか、今読まれたのは。(北側委員「いやいや、政府です」と呼ぶ)一対二を基本原則としてということであります。
○海部内閣総理大臣 選挙制度審議会の答申では、各選挙区間の人口格差は一対二未満とすることを基本原則とすべき旨述べられております。
○海部内閣総理大臣 よろしゅうございます。
○海部内閣総理大臣 そのようなことで諮問をして区割りをお願いしておると思います。
○海部内閣総理大臣 今いろいろの事情と、そのようになったやり方の御説明があったわけでありますけれども、私はその基本原則を守りながら今の開いている一票の格差を縮めていこうという基本原則に従って御努力をいただいた結果である、こう受けとめさせていただきます。
○海部内閣総理大臣 今申し上げたように、いろいろな基準をお決め願って審議会で作業をしていただき、そして、その結果が出たと思っております。私はその御努力に敬意を表しておるところであります。
○海部内閣総理大臣 今回のこの連座の規定と、それからきょうまでの、何というのですか、実際に立証されて有罪となった者の数を今お示しになっての感想を求められたわけですが、私は、これから先に向かってこのようなことをしてはいけないし考えてはいけないということの範囲を法律でこうきちっと広げ...全文を見る
○海部内閣総理大臣 お述べになる御意見やお気持ちは私にもよくわかるわけでありますけれども、私どもの方としては、何度も申し上げておるように、平成元年の五月に特に自民党が厳しい反省に立って政治改革大綱をつくり、きょうまで地方にも出ていって国民の皆さんの御意見も聞きました。経済界や労働...全文を見る
○海部内閣総理大臣 就任早々その第八次選挙制度審議会に就任のごあいさつを申し上げに行ったことは覚えております。同時に、そのとき委員の皆さんからいろいろな御意見があったことも記憶しております。それは、当時の背景からいきますと、前任者にこういう諮問を受けておる、政治改革はぜひやらなけ...全文を見る
○海部内閣総理大臣 最初に出席して就任のごあいさつをし、お話をし、委員の皆さんからいろいろな御意見が来ましたが、とにかくきちっとやれ、審議は続けていくから必ずきちっとやれということが一番印象に残っております。
○海部内閣総理大臣 翌日閣議で自治大臣に指示したというような覚えはございません。
○海部内閣総理大臣 これは審議会でいろいろな御意見を聞いたと申し上げましたが、その中に一対三のあれを超えている、衆議院の定数是正を急がなければいけないではないかとか、いろいろな角度の議論が出たことはそのとおりでございました。  同時にまた、私がそのとき定数是正を必ずやるとは約束...全文を見る
○海部内閣総理大臣 そのようなことで、むしろ閣議というよりも、政府・与党首脳会議なんかの場合に、私は当時の自治大臣、政調会長に、こういった御意見が選挙制度審議会でもあったけれどもということを言い、また、そのことについてはどう考えているかといろいろ言ったのでありますが、そのときたし...全文を見る
○海部内閣総理大臣 それは、先ほど申し上げましたように、私のそういった相談を受けて自治大臣がいろいろの経緯を話され、それは国勢調査人口に基づいてきょうまでは行ったんだから住民台帳に基づいてやるのは困難であるという結論を、それは閣議で聞いたかもしれません。ただ、私は党の政調会長とも...全文を見る
○海部内閣総理大臣 定数是正についてはきちっとした対応をし取り組んでいかなければならないという考えに立って、今回の提案しております法案をお認めいただければ基本原則一対二というところでおさまっていく、今よりもさらに目的を果たすことができる、このように考えておりますので、お願いをいた...全文を見る
○海部内閣総理大臣 先ほど来申し上げたと同じことになって恐縮ですけれども、衆議院議員の定数是正に関する昭和六十一年の決議の中に書いてあります一番焦点と申しますか大切なことは、まさに一票の格差の是正の問題であった、このように受けとめます。そして、その後のいろいろな経過の中で抜本的な...全文を見る
○海部内閣総理大臣 そのときの状況、その他からいって、ここに二人区・六人区の解消ということも出ておりますから、私は、委員のおっしゃることもそれは一理ある説である、このようにお聞きいたしますが、しかし、政治改革を抜本的にやろうという長い間の議論、経緯の中で、どうしても国民の皆さんの...全文を見る
○海部内閣総理大臣 当時のこの文面からいけば、念頭に想定されておったという御主張はそれはそうだろうと考えますと言いましたが、しかし、それからいろいろな事態の変化の中で、さらに抜本的な改正をしていかなきゃならぬということで制度の根本的な改革にまで触れていった。ただ、その根本改革をや...全文を見る
○海部内閣総理大臣 昭和六十一年五月二十一日の決議は、題名にも書いてありますように、「衆議院議員の定数是正に関する決議」、こうなっております。そして「選挙権の平等の確保は議会制民主政治の基本であり、選挙区別議員定数の適正な配分については、憲法の精神に則り常に配慮されなければならな...全文を見る
○海部内閣総理大臣 最初に申し上げましたように、その言葉があるというときは、当時の起草の中に中選挙区を想定されておったというお説は、そのとおり一理あるものと受けとめさせていただきます。
○海部内閣総理大臣 私は、先ほどから申し上げておりますように、この衆議院議員の定数是正に関する決議というものが昭和六十一年五月に行われたこと、そのときの状況等を踏まえて、今のお言葉にあるように二人区・六人区の解消ということは中選挙区を念頭に置いておやりになったものだということも一...全文を見る
○海部内閣総理大臣 私どもはあらゆる角度からいろいろ議論をした結果、抜本改正をして小選挙区比例代表の並立制というものを行うことが今政府が主張しておる政治改革を達成するためにはぜひ必要なことである、かように判断して法律案を提出いたしておるわけでございます。
○海部内閣総理大臣 正々堂々と法律をつくってお出しをして、毎日御質問をいただいておるのだと思いますし、この問題については、国会の決議をどうするかという御質問がありましたときにも、私は国会の決議は尊重させていただきますということを言ったわけでありますが、しかし、今出しております法律...全文を見る
○海部内閣総理大臣 現実の問題として、中選挙区のもとで近年政権交代は行われてきませんでした。そして、いろいろと政治に対する緊張が欠けているとかいろいろな御批判もいただいてまいりました。ただ、率直に言えば、本音を言えば、私どもは政権交代をみずから望むものではありませ ん。大いなる...全文を見る
○海部内閣総理大臣 お説のとおりだと思います。
○海部内閣総理大臣 それは、るるお述べになりましたように、それぞれの国の歴史や社会や文化や、そういったようなものの中から生まれてくる政党のあり方とか政策の問題でありますから、イギリスのその例を直ちに日本へ持ってきてやってうまくいくとかいかないとかいうことは、これは御説のとおり即断...全文を見る
○海部内閣総理大臣 そういうことは、私自身がここで質問をお受けしたわけでありますから事実として認識いたしますけれども、中には随分温かい御激励もあったなということを考えております。
○海部内閣総理大臣 御指摘のように、いろいろな角度からの御議論があり、またそれぞれ政治改革に対して、制度の問題を除けば、皆さんが、いろいろな強弱はありますけれども、それはともにやろうというスタートラインに立っていただいておることが多いんではないか、このように受けとみておりますが、...全文を見る
○海部内閣総理大臣 政治改革というものは非常に大きな問題でありますから、やはり政治改革をお願いするとき、同時にそういった必要性が社会からも問われておるとき、このときに抜本的に思い切ってやらなければならない、政府はそう考えて、先ほども御議論の中で申しましたが、倫理に関し、事の性質上...全文を見る
○海部内閣総理大臣 御指摘のように今の中選挙区制度でまいりますと、同一選挙区に二名ないし三名の候補者を必ず立てないと過半数確保できませんから、選挙のたびにお立てにならなければ、自由民主党がそこで切磋琢磨しながら当選をするから政権交代が比較的起こりにくい。戦後一時期あったことは、こ...全文を見る
○海部内閣総理大臣 これは、各界の有識者の代表の皆さんにお集まり願った選挙制度審議会の二年間にわたる御議論の結果の答申の中に書いてあったことは、私はなるほどそうなんだなと思いましたが、例えば併用制の中では超過議席というようなことが起こる場合があるとか、あるいは小党分立になるおそれ...全文を見る
○海部内閣総理大臣 いろいろな議論を踏まえ、あらゆる御意見等を参照しながら政府も考え、また審議会の答申もいただいて法案を提出をさせていただいたわけでありますので、どうか御議論を賜りたいと思います。
○海部内閣総理大臣 今は抜本改正を考えて三法案をここにお願いをしておると、ころでありますから、最善を尽くしてこの法案のこと、この法案を通していただくこと、そのことのみを考えて前進しております。
09月30日第121回国会 衆議院 国際平和協力等に関する特別委員会 第5号
議事録を見る
○海部内閣総理大臣 世界が平和を目指しての新しい秩序を模索しておる、そして、それは冷戦構造の発想を乗り越えて、ともに平和と繁栄を目指すものであるということを私はいつも念頭に置いてお答えをし、またそれが非常に望ましい姿だと言い続けてまいりましたが、ブッシュ大統領の演説による核に関す...全文を見る
○海部内閣総理大臣 御指摘のとおりに、世界が、核による、力による対決、核の恐怖というようなものから核を取り除いていくということについて、米ソが大いなる目標に向かって歩みを進める。その中で、アメリカの一方的な廃棄通告、撤廃通告、ソ連がそれにこたえてそのような方向に動いていくことを強...全文を見る
○海部内閣総理大臣 核の持っておる戦争抑止力というものについては、きょうまで戦後、日米安全保障条約の中で日本は、通常兵器による局地的な侵略に対してみずからの力でこれを阻止するようなことを大前提にしたみずからの防衛計画をつくり、節度ある防衛力の限度はそこに置き、同時に、核に対する不...全文を見る
○海部内閣総理大臣 原則的なことを言えば核保有国というのは米ソだけではありませんので、すべての核保有国が足並みをそろえて地球上から核を廃絶するということが極めて望ましいことであり、そうあるべきでありますが、なかんずくずば抜けた保有国である米ソ両国がそれぞれ、先ほども触れましたよう...全文を見る
○海部内閣総理大臣 まさにそのようなイニシアチブをブッシュ大統領がとったわけであり、同時にまた、それに対して基本的には対応していこうという考え方がソ連にもあるわけでありますから、この二つの国の決意、特にアメリカのそういった一方的な削減というものがイニシアチブになってそのように動い...全文を見る
○海部内閣総理大臣 日本の場合は、これは御承知のとおりに、戦後専守防衛、そして必要な節度ある防衛力を整備するということできょうまでやってまいりました。先ほども率直に申し上げたように、核の抑止力は日米安保条約に依存してやってまいりました。そういったことの背景の一つが大きな変化をする...全文を見る
○海部内閣総理大臣 今回私どもが決定してお示しした中期防は、これはもちろんおっしゃるようにブッシュ演説の前に決まったものでありますけれども、それもやみくもにただ増大すればいいというだけではなくて、きちっとした考え方を持ち、今後の五カ年間の正面装備の予算は、伸び率は前と比べて少なく...全文を見る
○海部内閣総理大臣 基本的には私どもは核については究極的な廃絶、それから通常兵器についても世界的にこれを公開性、透明性を新たにして、いかなる地域においても必要な限度を超える通常兵器の集積はすることは必要ない、そういう時代が来たんだということを国連の機能を強化しながら、国連の報告制...全文を見る
○海部内閣総理大臣 具体的な仮想敵国をつくって、この国があれだから、その脅威に対抗するためにこうするんだという決め方ではなくて、我が国を、通常兵器による限定的な小規模の侵攻があったとした場合に、それをみずからの力で阻止することができるように節度ある防衛力を整備する。そのことは、こ...全文を見る
○海部内閣総理大臣 何度も申し上げておりますように、新しい動きが出てきておるということは私も好ましい動きとして評価をしておりますし、日本の周辺における緊張状態やあるいは日本の周辺のいろいろな性能や能力の問題については、これはいろいろあるわけでありますけれども、その中で日本はこの状...全文を見る
○海部内閣総理大臣 先ほど来お答え申し上げたつもりでおりましたが、変化がございました。これは好ましい流れであり、アジア・太平洋、日本の周辺の緊張緩和にもこれは必ず役立ってもらわなければなりません。私は、今後の動きを注目しながら、現在のいろいろな我が国の防衛の節度ある基準はどこかと...全文を見る
○海部内閣総理大臣 ブッシュ大統領がそのような決断をして、そのすべての地球上にあるいろいろな核の、戦術の核の問題、そういったようなことについて、これは一方的に米国本土へ引き揚げて、そこで廃棄するものは廃棄する、安全なところへ保管するものは保管する、いろいろこれだけのイニシアチブを...全文を見る
○海部内閣総理大臣 きょうまでも日本安全保障条約の上において、その事前協議の制度というものがございました。それから、今回特に、またブッシュ大統領自身の核に対するイニシアチブで、そういったことは核の一方的な撤去ということを全世界に向かって表明された。信頼関係に立っておる私としてはそ...全文を見る
○海部内閣総理大臣 核を持たず、つくらず、持ち込まずということは、これは長い間国会で、おっしゃるように言われ続けてきた三原則でありますし、またその持たず、つくらず、持ち込まずという三原則は国会決議もなされており、私はそのとき、たしか質疑か討論に立った記憶を今、御質問、突然であった...全文を見る
○海部内閣総理大臣 先ほども私はお答えしておりますように、長い間の御議論を通じて、持たず、つくらず、持ち込まずという三原則は国会で確立したことでありますし、また、非核三原則の決議もございましたし、それに従って、国是としてこれはもう定着しておることでありますから、この考え方やこの精...全文を見る
○海部内閣総理大臣 いや、私がお答えしたように、これはもう国是として定着しておりますし、国会の決議もいただいておりますし、歴代、今いろいろ内閣においても、持たず、つくらず、持ち込まずは国是として受けとめていきます、こうしてきたわけでありますから、私としては、これを今ここで国是とし...全文を見る
○海部内閣総理大臣 御指摘の北方領土の問題につきましては、これも大きな状況の変化、むしろ積極的にソビエトの方からもあるいはロシア共和国の方からもそれぞれ、私あてには親書なりメッセージなりあるいは電話のやりとりを通じて北方領土の問題についての両国の一番大切な平和条約締結という問題を...全文を見る
○海部内閣総理大臣 御承知のとおり、日朝国交正常化交渉を政府が始めましてからネックになってきましたのは、核査察の問題があったことは委員御承知のとおりでございます。しかし、この核査察を受け入れるということについては、これはアジアの安定と平和のためにも重要な問題でございました。そして...全文を見る
○海部内閣総理大臣 お言葉を返すようで申しわけありませんが、海外派遣を法律によってしますのは、私の記憶に誤りなければ、遠洋航海もそうでありますし、南極観測の援助事業もそうでございますし、また、掃海艇のペルシャ湾への掃海派遣も派遣でございますし、海外派兵はありませんが、海外派遣は初...全文を見る
○海部内閣総理大臣 これも言い尽くされてきた国会の議論だと思いますけれども、武力行使の目的を持って武装部隊が他国の領土、領海、領空へ出ていく、これを海外派兵と言うんですけれども、海外派遣というのは……(上田(哲)委員「いや、そこは争わないと言っているんだ、今」と呼ぶ)争わないとお...全文を見る
○海部内閣総理大臣 平和主義、国際協調主義というのは、日本国憲法の前文に書かれてある国家の理念であると思います。そして、日本国憲法ができ上がったときに、こういった意味の平和維持活動というものが具体的にあることを断言した人は、恐らく学者の中にもなかったでしょうけれども、しかし、全体...全文を見る
○海部内閣総理大臣 平和主義、国際主義の理念の中で、それの、何といいましょうか、各論として、その枠の中でできることは全部想定しておるだろう、できないことも想定して決めてあるわけですから、そう思います。
○海部内閣総理大臣 これは憲法制定のときに、こういう平和維持活動の中にこういったようなものが生まれてくるかということまで想定しておったかどうかというふうに私は受けとめましたから、あの憲法起草委員会とか憲法起草委員の皆さん方は、まさかこういう具体的な細かいことまでは想定されずに、た...全文を見る
○海部内閣総理大臣 いろいろな御議論、それが研究、勉強、いろいろなことがなされておるということは承知しておりますけれども、政府といたしましては、今ここでお願いしておる法律案に従っても、そのようなことを具体に想定しておるわけではございません。
○海部内閣総理大臣 法律的に言いますと、国際法上、独立国家の当然の権利として集団的自衛権というのはどこの国もある、その前提に立ったからこそ国連憲章もあり、そしてたしか日米安保条約にもそういったことがありますが、ただ、日本の場合は憲法があり、集団的自衛権を否定しておりますから、日米...全文を見る
○海部内閣総理大臣 日本国憲法九条の精神からいくと、これは個別的自衛権というものによって、日本はみずからの安全とみずからの平和を守っていくためのものであるということです。
○海部内閣総理大臣 党では何も決めておりませんし、また、今党の方でいろいろな議論やいろいろな意見を持っている人は自由民主党だからたくさんありますけれども、党の機関として決めたり、それを、今発表したとおっしゃいましたけれども、発表してはおりませんし、発表する段階にもなってないと私は...全文を見る
○海部内閣総理大臣 日本の場合には憲法に従って個別的自衛権であるということは申しました。そして、武装兵力を出そうとか軍隊を出そうとかそんなことを考えたことはありません。むしろ、この間のイラクの不法、無法な行為に対してアメリカを先頭とする世界の二十八に及ぶ国が国連の決議に従って力で...全文を見る
○海部内閣総理大臣 武装部隊を出そうという気持ちを持っておりませんし、武装部隊を出すことはいたしません、この法律にもそう書いてあるわけですから。
○海部内閣総理大臣 世界とともに生きる日本とか、あるいは世界の中でこれだけ大きな影響力を持つ経済国家となってまいりました。きょうまでも人は出してまいりました。人を出したところでは非常に喜ばれて高い評価を受けております。そういった意味で、でき得る限り、お金と物を出すだけではなくて人...全文を見る
○海部内閣総理大臣 ただいまのやりとりを伺っておって、私のあれを率直に申し上げますけれども、戦死者ということではなくて――これは戦いに行くんじゃありませんから、戦争に行くのじゃありません。しかし、私自身の経験からいっても、日本青年海外協力隊も、望んだわけでは決してありませんでした...全文を見る
○海部内閣総理大臣 これは国連の決議を受けて停戦の合意が成立をし、紛争当事国のすべてが受け入れて、その平和維持隊の行う監視活動、そしていろいろな業務によって、それは申立て強制力を使わないものでありますから、それによって平和が維持できるということを当事国がすべて同意、合意をしたとい...全文を見る
○海部内閣総理大臣 初めから武力行使を前提としておる決議があったコンゴのような場合には、これは全く例外なことだと思いますし、平和維持隊が行って平和維持活動をするというのは、紛争当事者すべてが合意をして、平和を確立しようという合意に基づいて、そして、当事者同士ではなかなか不測の事態...全文を見る
○海部内閣総理大臣 実施要領というものをつくるときに、そういった状況に対して十分、ですから武器の使用もみずからの隊員の生命、身体を防護するためにやむを得ない場合にこれは最小限度の行使ができる、できるだけそういう事態を防いでいこうという大前提を幾重にもつけておるということであります...全文を見る
○海部内閣総理大臣 コンゴ型のような、あれはたしか百六十一号の決議であったと思いますが、そういう決議に従っては出しません。これは初めから出す五原則に反するわけでありますから。
○海部内閣総理大臣 この法案においては外国人をということは法案に書いてありません、ということは法令上の義務でもありませんし、業務行為でもございません、そういう答えをしておりますと、御質問があるのです。隣で急迫不正の侵害とかもう正当防衛の要件に当たるような人がおっても人の命は捨てて...全文を見る
○海部内閣総理大臣 ブッシュ大統領の核兵器削減イニシアチブに対してはゴルバチョフ大統領が基本的に非常に肯定的に評価をした、こう承知をいたしております。そして、ソ連側からこのような迅速な反応がなされたということを、日本政府としてはソ連をも評価をいたします。  我が国は、今回のブッ...全文を見る
○海部内閣総理大臣 ブッシュ大統領が演説をされたのがたしか日本時間の午前九時だったと思いますが、前日の夕刻、アマコスト大使が私のところへ来られまして、ブッシュ大統領の考え方、そういったものを手紙の形できちっと書いて持ってきて、そして背景、概要等の説明を受けました。前日の六時ごろの...全文を見る
○海部内閣総理大臣 御指摘のとおり、従来の政策はそうでありましたし、日本政府としては、安保条約の、非核三原則の問題等もあり、必ず事前協議の対象になるものという立場を貫いてまいりました。したがいまして、きょうまで事前協議がなかったということはそういったことはなかったという、日米信頼...全文を見る
○海部内閣総理大臣 そういう角度から考えてみますと、そのとおりでございます。
○海部内閣総理大臣 最初に申し上げましたように、このアメリカの大統領のイニシアチブは私は高く評価しておりますし、同時に核の問題については、今回の一方的な撤去というようなことがさらにアメリカの決意と行動によって一日も早く行われるように、同時にそれに対応した行動、対応をソ連初めもとる...全文を見る
○海部内閣総理大臣 ここで法律をつくっていただくということは、全体の枠組みが決まって行政府の方がこういったものを派遣したいというときの大きな制約の枠ができるわけです。その枠の中に五原則をきちっとそれぞれ決めておりますし、また人員の歯どめ等も決めてありますから、それに従っておるかど...全文を見る
○海部内閣総理大臣 法案の中でということでございますが、第九条に、自衛隊の部隊等は、閣議決定による実施計画あるいは内閣総理大臣である国際平和協か本部長の作成する実施要領に従って業務に従事するものでありますから、その二つの問題、実施計画及び実施要領という枠がございます。それからあと...全文を見る
○海部内閣総理大臣 これは国会運営上の問題でございますから、各党各会派の代表が例えば議院運営委員会等で御議論の上、どこでやるかということは御決定をいただくことになっておると思いますので、政府はその御決定に従いたい、こう考えます。
○海部内閣総理大臣 国連の平和回復活動、共同の武力行使であったと思います。
○海部内閣総理大臣 一口で言えば、本当に御苦労さまでしたということに尽きるわけでありますけれども、お触れになりましたように、停戦の合意が、停戦の合意といいますか、イラク側が国連決議を受けて停戦が成立した、そうしますと、あの地域は戦いが済んだ後の平和の海になるわけであります。そうし...全文を見る
○海部内閣総理大臣 御議論は承っておりました。そして自衛隊の主たる任務という、侵略に対応するということ、それから必要に応じて公共の秩序の維持に当たるという今の三条の規定にまさるとも劣らないものではないかという委員の御質問の趣旨も、私は委員のお考えとして傾聴をいたしました。  た...全文を見る
○海部内閣総理大臣 私が言い続けてまいりましたりは、今こうして法案の枠組みを皆さんと御議論をしてお認めをいただこうとしておるわけであります。その枠組みの中には、今回の法案をつくるに当たっていろいろなPKFに参加する五つの条件を法案の中にも入れております。上限等も決めております。そ...全文を見る
○海部内閣総理大臣 それが圧倒的多数の御意見であるならば、私どもとしては大切に受けとめて、尊重して、計画の変更の端緒にさせていただきます。
○海部内閣総理大臣 私には二十六条についてお尋ねがございましたが、あれはあくまで民間の皆さんの自主的な御判断による御協力をお願いする、こういう趣旨でありまして……(楢崎委員「断ってもいいんですね」と呼ぶ)結構でございます。  国璽は、明治四年五月に我が国の印章として制定されたも...全文を見る
09月30日第121回国会 参議院 本会議 第8号
議事録を見る
○国務大臣(海部俊樹君) 北村議員にお答えを申し上げます。  証券不祥事の徹底究明のための決意はどうかということでございました。  私は、この不祥事件を厳しく受けとめ、真相の究明と再発の防止に全力を挙げて取り組んでまいりました。損失補てん等の問題の実態につきましては、証券会社...全文を見る
○国務大臣(海部俊樹君) 和田議員にお答えを申し上げます。  証券市場の不透明な証券行政を転換するため今何が緊急に必要と思っておるのかというお尋ねでございましたが、政府は、今般明らかになりました証券業界の一連の不祥事の再発を防ぐとともに、国民の信頼を回復するために全力を挙げて取...全文を見る
○国務大臣(海部俊樹君) 近藤議員にお答えを申し上げます。  今回の不祥事の実態につきましては、政府としても国会審議の場を通じて説明をいたしてきておるところでありますし、引き続きその実態を明らかにするように努めてまいる所存であります。本院においても特別委員会が設置され、真相解明...全文を見る
○国務大臣(海部俊樹君) 池田議員にお答えをいたします。  政府としては、今般明らかになった証券業界の一連の不祥事件の再発を防ぐとともに、国民の信頼を回復するため、ただいま全力を挙げて取り組んでおるところでございます。そのため、直接的かつ緊急の措置として損失補てんの禁止を含む証...全文を見る
○国務大臣(海部俊樹君) 三治議員にお答えを申し上げます。  最初に、先般いただきました行革審答申におきましては、大蔵省に新たに行政部門から独立した八条委員会を設置することを含め、新たな検査体制、監視体制を早急に確立する必要があると提言されているところでありまして、政府は答申を...全文を見る
10月01日第121回国会 衆議院 国際平和協力等に関する特別委員会 第6号
議事録を見る
○海部内閣総理大臣 御承知のように、海部内閣は政治改革を進めるということを重大な、最も重大な政策課題としてスタートをした内閣でありました。私はそういった意味で不退転の決意で取り組んでまいりました。今具体に御指摘になったことは、昨日その法案の取り扱いについてのあのような姿を見て、私...全文を見る
○海部内閣総理大臣 御指摘の国際連盟は、第一次世界大戦後に、平和の維持並びに通商、労働その他の分野での国際協力の達成を目標として設立された国際機関でありました。国際の平和を維持するという大きな目標を掲げて任務としてはおりましたが、結局、加盟国からの委託を受けて、戦争が生じそうな事...全文を見る
○海部内閣総理大臣 憲法制定当時の速記録等についていろいろお述べになったような御意見を、私も読ませてもらったり、あるいはそのほかの立場に立って国連中心主義あるいは国際協調主義とは何であるかということについてもいろいろ研究、検討もしたこともございました。     〔委員長退席、柿...全文を見る
○海部内閣総理大臣 この法案第七条をめぐっての議員の御意見は、私としても御質問される趣旨はそれなりに理解をいたしますが、おっしゃることは国会のチェック機能というものをきちっとしておけ、シビリアンコントロールというものは国会の意見の反映であるということに焦点を置きますと、この法案自...全文を見る
○海部内閣総理大臣 私は、町村議員にもお答えを申し上げましたように、現在の司法、立法、行政という三権分立の世の中で、立法府がやはり国権の最高機関であり、国の唯一の立法機関であるという、その立場を非常に重く受けとめておりますし、したがいまして、立法府で審議していただくこの法律によっ...全文を見る
○海部内閣総理大臣 御質問の御趣旨のとおりでありまして、内閣総理大臣は、そういった点を見て、これならば五原則、すなわちいただいておる枠組みの中で対応できると判断したときは、実施計画の作成をいたします。
○海部内閣総理大臣 岡田議員の御指摘の点は極めて大切な点だと考えます。  私もきょうまでアジア諸国の首脳ともいろいろお話もいたしましたし、また、中国やシンガポールにおいて政策演説をいたしますときも、国連中心の平和維持活動に日本としても参加をすることはアジア・太平洋地域の平和と安...全文を見る
○海部内閣総理大臣 御指摘のように、昨日、政治改革法案というのは御承知のとおりの結末が報道されました。私は党の四役や政治改革本部の幹部とのいろいろ話し合いをいたしましたけれども、これは、政治改革は進めなければならない。私も就任以来、党の政治改革大綱に従って不退転の決意でもって法案...全文を見る
○海部内閣総理大臣 私があの厳しい状況の中で自由民主党の総裁に選ばれ、先輩方が決めてきた政治改革大綱を受け継いで、この二年間、精いっぱい、力いっぱい、微力ですが努力をしてまいりました。一時的な感情その他で物を言っておりません。心からこの政治改革の前進を目指していかなければならぬ、...全文を見る
○海部内閣総理大臣 政治改革を進めていく、そういうことについて私は重大な決意を持って取り組んでいかなければならぬということをみずからに言い聞かせておるわけであります。
○海部内閣総理大臣 私は、政治改革を前進させて新しい道筋をつくるということが私の大きな決意であり、決断でございます。
○海部内閣総理大臣 国会に提案しました法案は審議を尽くしていただきたいというのが私の基本的な考えてありますし、議会制民主主義からいけば、お互いに各党が、法案を出していらっしゃったならば、会期中その法案を十分御議論をいただくのも一つの議会制民主主義のルールであると思いますから、この...全文を見る
○海部内閣総理大臣 私は十分に意を尽くして、真摯な御質問もいただいておりますし、私どもも精いっぱいお答えを申し上げておる、このように受けとめております。
○海部内閣総理大臣 法案、今いろいろお挙げになりましたけれども、それぞれの法案にはそれぞれの背景と役割があって、必要性を認め提案をするわけでありますし、また、国会の審議その他のことについては、いつ今御指摘の本会議で趣旨説明をしていただくとかいろいろなことは、各党各会派の御協議で決...全文を見る
○海部内閣総理大臣 証券取引法が提案された背景は、一連の証券不祥事に対して緊急に是正すべきものは何かという考えに立って、これは政府として国民の皆さんに誓ってやらなければならぬということで提案をした次第でございます。  また、御審議をいただいておるPKO法案は、昨年の国連平和協力...全文を見る
○海部内閣総理大臣 国連外交に対する思惑とかそういうことじゃなくて、日本の国が戦後四十六年目を迎えて、今日では御承知のとおり世界の中で経済的には大きな地位を占めるところまで来ました。そして世界の国々から、国際協調主義の理念を唱える国ならば、もう少し自分の国のことだけ考えないで国際...全文を見る
○海部内閣総理大臣 全く関係のないことでございまするる御説明したように、国際社会における日本の立場とか、きょうまでどういう批判を受けてきたとかいうようなことを率直に省みて、でき得ることはしたいということ。政治改革だって、これはもうやらなきゃならぬという国民の皆さんの世論、そして各...全文を見る
○海部内閣総理大臣 約束などはございません。日本の国として、国際社会においてこれだけ大きな世界のGNPや貿易上の地位やあるいはG7の一国としての政治的な立場や役割を与えられ、諸外国から大きく期待をされておることは、議員も御理解いただけると思います。同時に、そういうときに、日本の憲...全文を見る
○海部内閣総理大臣 沖田議員がそのようにお考えになっておるということはわかりますけれども、私は、真の国際貢献であり、国連の平和維持活動は、加盟国みんなが力を合わせて平和を維持していくという、この崇高な目的を達成するためにやらなければならないことだ、私はそのように考えております。
○海部内閣総理大臣 先ほどから申し上げておりますように、国連の果たすべき平和維持活動には、日本もできるだけ積極的に、なし得る限り貢献をしなければならぬという考え方は、結局、日本が戦後四十六年間、これだけの高い生活水準を維持しながら、安定的なそして平和な生活を営めるということは、世...全文を見る
○海部内閣総理大臣 個人個人の判断でみずからの生命に危険がある、その判断があったときは、みずからの生命防護のために武器使用をすることを隊員に認めておるわけでございます。
○海部内閣総理大臣 御指摘のように、ブッシュ大統領が今回行いました核兵器に関する一方的なイニシアチブというものは、ソ連も基本的にこれを肯定的な評価をしておる、同時に、それに関連して周辺国にもこの動きを歓迎する動きが強まっておることは御指摘のとおりであります。  私は、それらが今...全文を見る
○海部内閣総理大臣 今回お願いをしているこの法案は、明らかに平和維持活動に対する協力と、国連の平和維持活動というものをより一層定着させ、成功させていきたいという強い願いを持ってのものでありまして、これが世界にとって、軍縮の方向、それは平和が定着していくということによって各国それぞ...全文を見る
○海部内閣総理大臣 軍縮問題につきましては、我が国でもこれを専門的に取り上げ、そしてまたいろいろな角度から研究し、検討もいたしておりますし、先ほど申し上げましたように、五月に京都で国連軍縮会議を提唱して、その中でいろいろなイニシアチブも行ってまいりました。今後とも、国連等を通じ、...全文を見る
○海部内閣総理大臣 東議員がかつて国連に職員として奉職され、いろいろな地域でこういった活動に献身的に努力をしてこられたということに、私は率直に敬意を表しますし、同時に、そういったことを通じて各国の人々との間で、平和を守るということは口だけではなくて、本当に皆さんのように現地へ行っ...全文を見る
○海部内閣総理大臣 御指摘のとおりでございます。そして、国連の決議が成立をし、そして国連が紛争当事国との間でいろいろな派遣に対する合意や、あるいはそういった要望等をおまとめになり、そして国連が行うという事務総長の要請を受けて、日本はそれに参加できるか、あるいは能力があるか、そうい...全文を見る
○海部内閣総理大臣 御意見を聞いておって、そうだろうと思います。それぞれの国の文化とか環境とか社会の認容度とかいうものによって、それぞれ今御指摘になったようなことが確保されておるわけでありますから、国によっていろいろ事情は違う、御質問を聞いておってそうだと私は思います。
○海部内閣総理大臣 この法案におきましては、あくまで当事国の同意を得て行うわけでありますが、今具体にお示しになったあの湾岸戦争末期のクルド族の現状というものは、御指摘のとおり人道的見地から非常に緊急を要する、ことであった、私はそう思います。  しかし、あそこへ入っていきます場合...全文を見る
○海部内閣総理大臣 日本の場合も、緊急援助隊があの問題に関してはイランの方へ出てきた人の問題で行っておることも事実でございますし、また、民間の団体の方が救援物資等を持ってクルド族難民救援のために行っていただいたという報告も聞いております。  ただ、お帰りになってからのお話では、...全文を見る
○海部内閣総理大臣 広く志を持っていらっしゃる民間の方々も御参加をいただくならば喜んで参加を受け入れたい、こう思っております。また、民間の団体の方にしてもらう分野というものもいろいろございますから、そういった意味でぜひ御協力をお願いしたいと思います。
○海部内閣総理大臣 法人が支出します寄附金については、拠出先を問わず一定の限度枠内の損金算入が認められておりますけれども、このほか経済協力や社会福祉などの公益性の高い事業を行う公益法人に対する寄附金については、これを支援するため指定寄附金制度及び今お述べになりました特定公益法人制...全文を見る
○海部内閣総理大臣 今柳田議員が御指摘になった点は、このPKOという活動が国連憲章の条文にきちっと載っていないにかかわらず、皆が努力をし、積み重ね、その成果を認め、そして実質的に定着させてきて、今や国連平和維持活動として多くの国々の支持を得ておる。そのことは参加した国のみならず国...全文を見る
○海部内閣総理大臣 御調や御心配は私もよく柳田委員のお考えが伝わってくると思うのですけれども、そうであれはこそこの法律にはそういったようなことを全部踏まえて日本の国だけのいろいろな要件が書き込まれておるわけでありまして、国民のとおっしゃいましたが、国民の代表である国会の御審議をい...全文を見る
○海部内閣総理大臣 そうではございません。最初申し上げておりますのは、これだけここでいろいろ御議論を願っております。御議論の結果、我々がお願いしておるこの枠組みを認めてくださいということもお願いしているわけです。この我々の枠組み、国会から授権された範囲の中で、この中で政府は実施計...全文を見る
○海部内閣総理大臣 それはこの全体の枠組みをいただいて、具体の要請があった場合、例えば今具体に言われたコンゴというような例が来ますと、ここで示しております原則に反するわけでありますから、それは残念ながら我が方は要請が来てもお受けができないということになります。その原則が決まってお...全文を見る
○海部内閣総理大臣 武力行使をしている場所へ、現に武力行使が行われているところへ入っていくということは、これはこのPKF活動の前提でありませんし、この法律によって議会からいただこうとしておる授権の枠外の問題でありますからそういったことは私どもはいたしませんし、武力行使が現に行われ...全文を見る
10月02日第121回国会 参議院 証券及び金融問題に関する特別委員会 第10号
議事録を見る
○国務大臣(海部俊樹君) 今般の証券会社による損失補てん、大量推奨販売ないしは暴力団との不明朗な取引といった一連の不祥事は、内外の一般投資家の証券市場に対する信頼感を大きく損なったばかりでなく、証券取引の公正性を著しくゆがめたもので、まことに遺憾であり、極めて深刻に受けとめており...全文を見る
10月03日第121回国会 衆議院 決算委員会 第1号
議事録を見る
○海部内閣総理大臣 北川議員が今ここで御議論なさっておりますが、海部内閣のスタートのときに、あなたは環境庁長官として閣議でも御協力いただき、いろいろこの問題について御意見があったことを私も今思い出しながら聞いておりました。同時にまた、あの三県三市八町村の地方公共団体や治川住民の皆...全文を見る
○海部内閣総理大臣 環境アセスメントが大事であるということを私もそれはそのとおりに受けとめて感じておりますし、また、先ほどちょっと引用しました、必要に応じては学識経験者のいろいろな知見を生かして調査をしていくということも平成二年にこれは議論をし、お決めいただいたことでありますし、...全文を見る
○海部内閣総理大臣 御議論を念頭に置きながら、今後の河川対策、特にあの地域の治川住民あるいは地方公共団体挙げての要望というものもこれは無視できないものであると私は受けとめておりますし、同時にまた、北川環境庁長官も熱意を込めてつくってもらった建設省と環境庁との間の合意事項、それに基...全文を見る
○海部内閣総理大臣 長良川の河口ぜきの問題につきましては、御指摘のように昭和四十年に建設大臣が基本計画を策定をし、昭和四十三年に内閣が閣議決定をしておるものでございますけれども、これにつきましては、事業に着手する以前から環境調査を実施して、地元にも御説明を申し上げ、了解を得て事業...全文を見る
○海部内閣総理大臣 それは知っております。
○海部内閣総理大臣 そういう懸念を表明される御意見、いろいろな立場の御意見があることは、私は承知をいたしております。同時にまた、東海三県の知事、市町村長、そういった人から、必要があるから促進してほしいという要望が来ておることも、そのとおりでございます。
○海部内閣総理大臣 いろいろな角度の御意見や御批判のあることは私も十分承知をいたしておりますし、しかし、あの地域の県、それから市町村からは治川住民のためにこの作業は進めてほしいという強い要望があることもまた事実でございます。そういったことの議論を踏まえて、これは二十年来の仕事では...全文を見る
○海部内閣総理大臣 証券不祥事件に関しましては、損失補てんの実態について補てん先の企業名等が公表され、またその手法についても、代表的な補てんの手法やその具体的な事例等について政府より御説明をしてきたところでございます。また、大蔵省において証券四社に対する特別検査を実施し、事態把握...全文を見る
○海部内閣総理大臣 外国人労働者問題に関しましては、御指摘のとおりの国際化時代であって、人の往来も非常に多くなっておりますが、労働者として受け入れるには、日本としてはただいま専門的技術等を有する労働者についてこれを可能な限り受け入れていこうという方向で対処しておりますし、また、改...全文を見る
○海部内閣総理大臣 先ほど申し上げましたように、我が国も改正入管法によって専門的な技術を有する人や、またその専門的な技術を有しておると想定されるところの範囲を広げたり、それらの方々については積極的に受け入れるようにしておりますし、それから全くそういったものがなしで、ただ日本へ行っ...全文を見る
○海部内閣総理大臣 御指摘のように、政治改革三法案を、政府は二年間に及ぶ党の政治改革審議会の議論やあるいは政府の審議会の答申を踏まえて法案化作業をし、三法案を通していただきたいという願いを込めて国会で御審議をいただきました。  ただ、証券不祥事件が絡んだり、あるいはこの臨時国会...全文を見る
○海部内閣総理大臣 ブッシュ大統領の核政策に関するイニシアチブについては、御指摘のように、日本時間でいうと前日の夕方、親書の形で私のところへ届けられました。  私は、一方的なアメリカの核に対する態度発表、大幅に削減し、ソ連も同様の措置をとるよう呼びかけることを内容としたもの、こ...全文を見る
○海部内閣総理大臣 具体的に侵攻の脅威を受けているかどうかということにつきましては、それは相手側の意思というものもある、そして情勢の変化というものもある、能力というものもある、そういったものを総合的に判断して言うべきでありますけれども、今ユーラシア大陸の西のヨーロッパでは、冷戦構...全文を見る
○海部内閣総理大臣 地元の県、市、町の御要望等も十分踏まえて、政府はあらゆる角度から二十一分野九十項目にわたる救済対策を決定し推進していることは御承知のとおりと思います。特にそのうち三十項目については、新たに政令をつくるとか省令をつくるとか、適用の基準を広げるとか、もうでき得る限...全文を見る