風間直樹

かざまなおき



当選回数回

風間直樹の2011年の発言一覧

開催日 会議名 発言
05月16日第177回国会 参議院 行政監視委員会 第3号
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○風間直樹君 よろしくお願いします。  今日は、司法、検察とそれから警察を対象に質疑をさせていただきます。私の質疑のテーマは二点、一つは菅家さんの冤罪事件の足利事件、それからもう一点は村木事件であります。  まず、足利事件について質疑を進めます。  菅家さんの冤罪が確定いた...全文を見る
○風間直樹君 我々政治には、国民の生命、福祉、財産を守るという大事な責務がございます。特に、この質疑を通して私は国民の命の尊厳を守るという政治の責務を果たしたいと、このように思っております。総務大臣にお越しをいただきましたのは、実は総務省は行政評価局に与えられた権限を通してこの事...全文を見る
○風間直樹君 この行政評価局の業務について、その運営を取りまとめた要領がございます。行政評価・監視業務運営要領、平成十三年の一月六日に制定をされています。この二条、目的及び方針というところでこのように書かれています。行政評価・監視は、国民一般の福祉に即した公正な立場において、国の...全文を見る
○風間直樹君 この制度上想定されているかいないかをめぐって、大臣、今お考えを述べられました。私は、制度上これは可能ではないかという立場でございます。  大臣おっしゃいますように、これは司法の問題でありますので、あるいは捜査の問題でありますので、一義的には警察、あるいは逮捕は検察...全文を見る
○風間直樹君 私の立場は大臣とは若干違うんですね。この事件に関して捜査当局が、あるいは司法がこれまで適正な業務を行ってきたのであれば、私は大臣のおっしゃるとおりでいいと思います。ただ、そうではないという報道がこれだけ出てきている。だから、我々国会の立場では看過できないと、こう思う...全文を見る
○風間直樹君 それでは、総務大臣に続けてもう一問お尋ねをさせていただきます。  政策評価が十二年ほど前から始まりました。これは、各府省が独自に自らの行った政策を評価する、その後、総務省が客観性担保評価活動という名目でそれぞれの各府省の政策評価が妥当なものであるかどうか、それを更...全文を見る
○風間直樹君 この政策評価局の中で政策評価疲れが出ているためにもう一本の柱、監視業務にも支障が出るのじゃないかと、こういう声も耳にしますので、大臣、また省内で実態を改めてお調べになってみたらどうかと、こういう問題提起をさせていただきまして、質問を終わらせていただきます。総務大臣に...全文を見る
○風間直樹君 局長、それは典型的な官僚答弁でありまして、私の尋ねたことに対して答えていない。一言で言ってください。新たな捜査を指示したのかどうか。お願いします。
○風間直樹君 分かりました。していないということですね。  そうしましたら、更にお尋ねをしたいんですが、これらの事件、足利事件の真犯人を捜査するということと、五つの事件が連続、同一犯による事件ではないかということに関して、どういった捜査をこの事件について行うかという捜査の決定権...全文を見る
○風間直樹君 そうしますと、三月八日に有田議員に問われて総理が、警察等においては必要なことをしっかり対応しなければいけないと、こういう答弁をされた。この日、同じ委員会で中野国家公安委員長も相当踏み込んだ答弁をされているわけであります。ところが、今お尋ねしたら、三月八日以降新たな捜...全文を見る
○風間直樹君 総理も公安委員長もこれだけ三月八日に踏み込んだ答弁をしているのですから、捜査決定権は公安委員長にないという今の答弁でしたけれども、やはり総理の答弁、公安委員長の予算委員会における発言というのは、これは無視できないはずであります。捜査当局は、この二人の、つまり総理と公...全文を見る
○風間直樹君 つまり、ゆかりちゃんは当時四歳、今年で二十歳になるわけですが、発見されていない。したがって、時効でないということでよろしいですね。
○風間直樹君 そうしますと、時効でないということですと、この五件に関しては、捜査上、県境の壁、つまり栃木県と群馬県という県境の壁、これは県警の壁と言い換えてもいいかもしれません、同時に、今答弁にもありましたが時効の壁、この二つの壁を乗り越えることができるわけであります。時効でない...全文を見る
○風間直樹君 分かりました。  そうしますと、江田法務大臣が、もし国会から検事総長の出席要請があった場合にはその可否を判断して、そして、笠間検事総長に委員会に出てもらおうとか、あるいはここは出てもらうべきではないと、こういう判断をされるというわけであります。  そうしますと、...全文を見る
○風間直樹君 時間が来ましたので、最後に私の考えを述べて終わりたいと思います。  副大臣、政権交代しまして、政務三役がやはりその下の官僚の皆さんを指導あるいは督促し行政を行うという体制に変わったと我々理解をしています。そうであれば、今の副大臣の御答弁はいささか御遠慮されているの...全文を見る
05月23日第177回国会 参議院 行政監視委員会 第4号
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○風間直樹君 民主党の風間でございます。  端的に三点お尋ねをさせていただきたいと思います。  まず、小出参考人と孫参考人にお尋ねをいたします。  先ほど、小出参考人が非常に重要なことをおっしゃいました。御自身で測られた事故直後の東京の放射性数値が政府発表のものと違っていた...全文を見る
○風間直樹君 石橋参考人の御指摘と資料に基づくと、今政務官おっしゃったその前提、それから現在の法令の枠組みにそもそも安心できないという部分が多々あるという御指摘でございますので、御答弁いただきましたが、ここはやはり根本に遡ってこの問題、我々検討をし直すべきではないでしょうか。その...全文を見る
○風間直樹君 意見です。
05月30日第177回国会 参議院 行政監視委員会 第5号
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○風間直樹君 民主党の風間直樹でございます。よろしくお願いします。  今日は総務省の行政評価の仕事がメーンテーマでございます。私ども、この委員会に所属をいたしましてから、今年の委員会の一つの大きなテーマとして司法の機能不全の問題を審議してまいりました。この司法の機能不全の観点、...全文を見る
○風間直樹君 特に、私は、行政評価局の仕事の中で、参考人御承知のように行政評価という柱と行政監察という柱、二つの柱があるわけですが、この行政監察の柱が十分に機能していないというふうにとみに感じているわけでございます。  今日の私の質疑のテーマは、警察や司法がもし彼らの保身のため...全文を見る
○風間直樹君 ありがとうございました。  時間になりましたので、また後ほど自由質疑のときにお尋ねをさせていただきます。
○風間直樹君 遠慮していたんですが、ほかの先生方、手を挙げられていらっしゃらないので、一問、郷原委員に伺いたいと思います。  郷原参考人は、検察に関して、法務省は検察の属国的存在になっているというふうに文書に書いていらっしゃいますが、これ具体的にどういうことなのか、教えていただ...全文を見る
○風間直樹君 先般、他の委員の質疑にもありましたけれども、最高検察庁に我々出向きまして、検事総長と意見交換をしました。多くの委員から、総長が国会の場にいらっしゃって、そして村木事件から検察という組織をどう立て直すのか、その考え、主張を明確にされるべきだと、こういう話が出たわけであ...全文を見る
○風間直樹君 ありがとうございます。
06月16日第177回国会 参議院 財政金融委員会 第16号
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○風間直樹君 よろしくお願いします。  今日は、時間配分の関係で最初に復興財源についてお尋ねをさせていただきます。その後、付託法案について質疑をさせていただきます。  まず震災復興の財源ですが、この間、衆議院でも参議院でも、この復興財源の措置をどう手当てするか、いろんな議論が...全文を見る
○風間直樹君 分かりやすい御答弁いただきまして、ありがとうございます。  今副大臣がおっしゃった一日に今九・二兆円国債を発行しているというこの数字は、これまでの国会の議論ではまだ出てきていない数字かと思いますので、参考になるかと思います。  今副大臣がおっしゃったのは、恐らく...全文を見る
○風間直樹君 ありがとうございます。  国債整理基金につきましてはおおむね私の疑問は氷解いたしましたので、次に移らせていただきたいと思います。  今日は時間が二十分ということで限られておりまして、次に何をお尋ねしようかちょっと今悩んでいるんですが、もう一つの復興財源にかかわる...全文を見る
○風間直樹君 ありがとうございます。  では、続いて付託法案についての質疑に入ります。  金融機能強化法ですが、この法律の運用に当たって、被災した地域の金融機関、これらの自主的な取組を支援することが基本だというふうに思っています。こうした金融機関に過度な負担を求めることのない...全文を見る
○風間直樹君 ありがとうございます。  被災地域の金融機関の中には、この点、今回の法案の中で一体どうなんだろうかと、こういう強い懸念を持っているところが非常に多いというふうに聞いております。そういう意味で、合併や再編が前提に必ずしもなるわけではないと、自主的な再建もこれはしっか...全文を見る
08月03日第177回国会 参議院 行政監視委員会 第6号
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○風間直樹君 それでは最初に、まず中野国家公安委員長にお尋ねをいたします。  栃木、群馬で起きました連続幼女誘拐殺人事件、この事件の被害者家族会が六月二十九日に結成されました。そして、家族は捜査と真犯人の逮捕を訴えました。国家公安委員長には、七月十四日、家族会とお会いいただき、...全文を見る
○風間直樹君 私も当日、お会いいただいた場に同席をいたしました。そのときの委員長のお言葉を非常に心に深く印象付けております。中野委員長はあのときこうおっしゃいました、御家族同様、これらの事件は警察にとっても本当に悔しい、本当に悔しいんですと、御家族と私が同じ思いだということを御理...全文を見る
○風間直樹君 大臣、私、この質疑を江田大臣とさせていただくのは今回初めてでございまして、ちょっと要点を端的に申し上げたいと思います。  この五件の連続誘拐殺人事件で、ほぼ唯一残されている物証があるんです。これは足利事件で殺害された松田真実ちゃんが着ていたTシャツ、このTシャツに...全文を見る
○風間直樹君 今の大臣の御答弁は、私も、それから、ただいまこの現在の質疑の模様をインターネットで御覧いただいている御家族、御遺族の皆さんも、検察がこの事件を決して放置せず捜査をするんだと、そのために証拠品の保管が必要なんだと、こういう趣旨として受け止め、そして江田大臣の今後の一層...全文を見る
○風間直樹君 じゃ大臣、何かございましたらお願いします。
○風間直樹君 大阪地検が村木事件を起こしました。その結果、この度、最高検に内部チェックの機関として監察が置かれることになりました。  実は、今大臣もお触れになりましたが、足利事件の捜査における隠された謎があるんです。これは遺品に付着した真犯人のDNAの型が一体何の型かという、こ...全文を見る
○風間直樹君 それでは、続きまして、被災地における放射線の被害に関して質疑をさせていただきたいと思います。  国際環境NGOのグリーンピース・ジャパンという団体がございます。今年の六月、子供たちの生活の場となる公園、それから通学路、通園路でも依然として高い放射線量が計測されてい...全文を見る
○風間直樹君 松下副大臣、支援チームとしての判断を更新あるいは追加していただきたいんです。  つまり、四月のこの下旬に支援チームが判断されたときと今は状況が違うんです。内部被曝が刻々と報告をされている、新聞にも載っている。あるいは、国の独法に勤めていた研究者がそこを辞めて自分で...全文を見る
○風間直樹君 大人はもちろんですが、やはり子供、乳幼児の健康を守るというのが我々の責務だと思います。どうぞ早急な対策をお願いいたします。  続きまして、学校における児童生徒の受ける被曝線量についてお尋ねをいたします。  さきに引用しました七月のこれらNGOに対する政府の回答で...全文を見る
○風間直樹君 この一ミリシーベルトという数字は、私も今回いろいろ調べてみたんですが、先ほど引用した法律の施行、昭和三十二年以来、我が国の原子力専門家の中では共通認識として持たれてきた数字だと理解をしております。したがいまして、先ほどの質疑の中での被災地地域で今毎日こうした線量を浴...全文を見る
○風間直樹君 今、審議会としての機能を今果たしていらっしゃると。そうすると、この原発にかかわる安全性に対する助言ですとか、総理なり内閣に対する助言ですとか、あるいはここは具体的にこうすべきだという言わば強制的な強い勧告を伴ったアドバイス、これは原子力安全委員会でされていらっしゃる...全文を見る
○風間直樹君 分かりました。この点は今後政府における原子力規制あるいはその他の組織の見直しにおいて反映しなければいけないポイントだと思います。御答弁ありがとうございました。  この放射線関連、御答弁いただいた皆様には御退席いただいて結構でございます。  最後に、総務省にお尋ね...全文を見る
○風間直樹君 大臣のお考えと私の考えはほぼ一致したようで安堵いたしました。  末松委員長に提案させていただきますが、秋の臨時会以降、またこの委員会のメンバーも替わるかもしれませんが、今大臣から答弁のあったこの計画策定等について、今後当委員会がどのように考慮をし、総務省に対し要請...全文を見る
○風間直樹君 以上で終わります。  ありがとうございました。
09月29日第178回国会 参議院 予算委員会 第3号
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○風間直樹君 今日、私は、まず最初に原発事故関連の質問を集中しておよそ一時間ほどさせていただきます。その後に冤罪事件を取り上げまして、最後が国会の行政監視機能についてお尋ねをしたいというふうに思っております。  まず、原発事故関連であります。  最初に放射能汚染、とりわけ食品...全文を見る
○風間直樹君 現行法体系は、そもそも低線量でこれだけ広域の地域が、あるいは食品が汚染されることを当然想定していません。ですから、ここは全く法律のカバーしていない欠落した部分になっているわけであります。  この原発事故が起きて放射能が大量に外に出た。我々人間がこれを被曝するときに...全文を見る
○風間直樹君 言うまでもありませんが、子供を守ろうとしない社会には未来がありません。私は、一般人についてこの年間一ミリシーベルト以下という基準を守ることは現在困難かもしれないとは思いますが、しかし、せめて子供についてはこの基準以下を厳守するべきであると思っています。大臣おっしゃる...全文を見る
○風間直樹君 委員長、子供については特に一ミリシーベルト以下を厳守すべきだという、これを是非盛り込んでいただきたいんですが、どうでしょうか。
○風間直樹君 非常に前向きな答弁、評価いたします。是非、一ミリシーベルト以下、盛り込むように検討をお願いいたします。  さて、今の答弁あるいは答申案を参照しますと、政府として二点の行動が今後必要になってくると思います。まず一つは全ての食品について放射能検査を行うこと、そしてもう...全文を見る
○風間直樹君 お二人の答弁で明確になりましたが、厚生省においてまず全ての検査をするかどうか、これがまず最初なんです。  厚労大臣、もう少し具体的にここは御答弁いただきたい。
○風間直樹君 恐らく今の政府の現方針では、なかなか国民、特に子供を持つ母親の理解を得ることは難しいんじゃないかと私は感じています。  なぜ、じゃ、こういう形になっているか。あるいは、私が見る限り、政府の各省において必ずしも統一した原則、方針の下で今回の事故対応がなされている印象...全文を見る
○風間直樹君 総理、この暫定基準値を早急に見直して、外部も内部も含めて、年間一ミリシーベルト以下、この基準を特に食品に関して定めていただく、この努力を約束していただけますでしょうか。
○風間直樹君 これはいつまでも待っていられないんですよね。やはりめどが必要でありますが、この点、厚労大臣、総理、どんなふうにお考えでしょうか。
○風間直樹君 一ミリシーベルト以下は、言うまでもありませんが国際的な基準であります。それにのっとって日本国政府が国内法を整備する、特に食品関係の国内法を整備する、これは急務でありますので、このことを指摘しておきたいと思います。  さて、放射能汚染瓦れきの焼却についてお尋ねをしま...全文を見る
○風間直樹君 このバグフィルターですが、例えばセシウムに関してはどれぐらいの除去ができるんでしょうか。
○風間直樹君 適切な処理をお願いしたいと思います。  続きまして、今日のここが一番重要な質疑ですが、原子力安全委員会のこの間の機動性についてお尋ねをいたします。  原子力安全委員会は、原子力基本法第五条二項で、原子力の研究、開発及び利用に関する事項のうち、安全の確保に関する事...全文を見る
○風間直樹君 私はどうもそういうふうに見えないんですね。  例えば、我々が公開情報として知ることができる議事録があります、安全委員会の。これを見ても十分な審議が尽くされているようには感じられないんですが、委員長は尽くしているとお思いですか。
○風間直樹君 元安全委員長の代理の住田さんという方がいらっしゃいまして、今年四月十八日の朝日新聞夕刊にインタビューを出しています。個人的な印象かもしれないが、原子力安全委員会は右往左往しているように見えると、筋から言えば、政府は多くの技術者がいる原子力安全委員会を参謀本部として使...全文を見る
○風間直樹君 議事録を見ますと、この保安院に対する監視、監査でさえも私は不十分だと思いますよ。報告を受けている、確かに。しかし、それに対して二、三名の委員がコメントを述べて終わりというのがほとんどの委員会じゃないですか。  委員長、いかがですか。
○風間直樹君 これは私は公開が必要だと思うんです。なぜかというと、原子力基本法に規定されているとおり、原子力の安全は民主的透明性の下に確保する必要があるんです。だから公開が必要なんです。  班目さん、いかがですか。
○風間直樹君 それでは、言い方を変えてお尋ねしますが、この原子力安全委員会の機能のうち安全確保に関する事項について「企画し、審議し、及び決定する。」、この「決定する。」が実は肝心であります。この決定権というのは、普通は大臣しか持っていないんですね。一般の審議会には決定権は与えられ...全文を見る
○風間直樹君 こちらに出したのは原子力安全委員会のホームページからの抜粋であります。(資料提示)  ここに明確に書かれていますね。基本的な考え方を決定し、行政機関並びに事業者を指導する役割を担っている。この行政機関並びに事業者を指導する役割、これは保安院も入っているんですよ。な...全文を見る
○風間直樹君 委員長、端的にお尋ねしますが、この原発事故以降、委員長として適切に仕事をしたとあなたはお考えですか。
○風間直樹君 総理、私、今日この質問を非常に大事な質問と位置付けてしているんですが、なぜかというと、この原発事故以降、我々政治家の間にも国民の間にも、政治家の役割と科学者の役割との間に混同があるように思うんです。科学者の役割というのは、言うまでもありませんが、科学的な合理性に基づ...全文を見る
○風間直樹君 この委員長及び委員の役割、私はやはり基本法の中で決定権が付与されているというのが非常に大きいと思います。是非、班目委員長、このことを一層自覚をしていただきまして今後精励されるべきと思いますが、御所見いかがですか。
○風間直樹君 今、精進されるというお言葉ありましたが、私は実はそう考えていないんです。今日、国民は、この原子力安全委員会の状況に鑑みて、原子力の安全規制というものが科学的合理性に基づいて行われていると、およそこうは感じていないんだろうと思います。  やはり、政治家の責任と科学者...全文を見る
○風間直樹君 ここで一つの課題が浮かび上がったと思います。恐らく、これまで原子力安全委員の任命に際しては、事務方、多分内閣府なり経産省なりから人事案が上がって、それを総理、内閣がこれでいこうと決定をした上で国会に提案をされている。恐らくここに、私は政府の提案にも国会の同意人事の際...全文を見る
○風間直樹君 班目委員長、今随分議論しました。是非、もっとリーダーシップを持ってやってください。そして、それが国民に対して十分に示した上で、国民の理解を得られるようにあなた方の仕事をしていただきたい。このことを申し上げておきたいと思います。  さて、総理、そして細野大臣、一点、...全文を見る
○風間直樹君 今おっしゃった三点について、一つずつただしていきたいと思います。  まず、独立性ですが、おっしゃるように、安全担当機関は強い独立性が必要であります。しかし、原子力安全庁とした場合、国家行政組織法上、庁になります。庁は省の外局であります。したがって、現行の原子力安全...全文を見る
○風間直樹君 確かに推進側からは独立をします。しかし、庁です。省よりは弱い。組織として、そのもの自体の独立性という意味では私はやはり少し足りないような気がしますが、大臣、この点はいかがですか。
○風間直樹君 民主党の原発事故収束の部会で細野大臣ともこの点、議論をいたしました。私もこの案が出てから、国会の職員、こうした人事専門あるいは原子力関係専門の職員と随分議論をして、どうすべきかという案を練ってきました。  今日申し上げている、これからも申し上げます、合計三点のこと...全文を見る
○風間直樹君 ここに私の考える要点をまとめてあります。  一番は、先ほど申し上げたとおり。二番は、この現行の原子力安全委員会に与えられている強力な権限、これが喪失されるのではないかという不安。つまり、庁となった場合、原子力安全委員会は原子力安全審議会に衣替えをすると言われていま...全文を見る
○風間直樹君 是非、これは同意人事、国会の統制の下に置くというのが大事でありますので、今後もそこは議論をしていきたいと思います。  それから、先ほどから班目委員長おっしゃっている、自分たちは保安院に対して監視、監査しかできないんだと。これ本当かどうか分かりません。法制上、私は違...全文を見る
○風間直樹君 じゃ、文科大臣から先に。
○風間直樹君 文科大臣には、現場に入れるようになった状況で直ちにこれを公開するべき手段を取っていただきたいと。  それから、細野大臣、私がお聞きしましたのは、今の映像ではなくて事故時の状況の録画なんです。これ、まだ公開されていないんですよ。この点、御答弁をお願いします。
○風間直樹君 私が確認したことを申し上げますと、東電のふくいちライブカメラは事故前から回っています。事故後、ライブ映像が実は写真に変わったんです、一時。一時間に一回の写真に変わったんですね。その後さらに、パスワードを入力しないと見れない状況になりました。今はまた元の状況、つまりラ...全文を見る
○風間直樹君 私、自宅が新潟なんですが、私の自宅から約四十キロのところに柏崎刈羽原発があります。中越沖地震でこれが事故を起こしましたときに、このときの映像は結果として公開されました。それが新潟県の防災対策としても非常に役立っています。ですから、今回も東電に対して提出を求めていただ...全文を見る
○風間直樹君 文科省から四月の五日にこの津波避難対策については都道府県の教育委員会に通知が行われているところでありますが、私も自分の住む地元の教育委員会にこういった要望書を四月二十五日に持参をいたしました。  ポイントは三つありまして、まず一番目、この下の記というところですが、...全文を見る
○風間直樹君 対策を各省でお願いします。  特に、この学校屋上柵の問題あるいは学校のそもそも高層化を図るという問題、これらは非常に喫緊でありますので、物によっては三次補正での措置も検討していただきたい、このことをお願いします。  さて次に、首都圏災害時、今回福島で事故が起きた...全文を見る
○風間直樹君 この首都機能代替に関する法律案が次の国会に出される、こういう動きがあります。政府としても対応する必要があると思いますが、第三次補正予算等でその調査予算を計上する意向があるかどうか、お尋ねします。
○風間直樹君 対応をよろしくお願いします。  最後に、冤罪事件あるいは未解決事件について質問いたします。  群馬県、栃木県、群馬県の太田市、栃木県の足利市で七〇年代後半から九〇年代の頭にかけて五件の幼女誘拐連続殺害事件が起きています。しかも未解決であります。両県警の最新の捜査...全文を見る
○風間直樹君 局長、捜査は進展していますか。
○風間直樹君 これ、足利事件がこのうちの一つなんですね。私はいろんなものを読んで調べてみましたが、この五件は恐らく同一犯による犯行と考えて間違いないと考えています。それだけ犯行状況が酷似している。  これは総理を始め大臣の皆さんにお訴えしたいんですが、日本で五人の幼女が誘拐され...全文を見る
○風間直樹君 よろしくお願いします。  法務大臣にお尋ねをします。  冤罪ラッシュと呼ばれる事象が最近度重なっています。先日、日弁連がこの冤罪ラッシュに関し、冤罪の原因究明、防止のための第三者機関を設置するという求めを出しました。これに対する政府の対応はいかがでしょうか。
○風間直樹君 総理、同じ問題に対して御所見を伺えますか。
○風間直樹君 最後にまとめの質問をさせていただきます。  総務大臣、この冤罪問題が総務省の行政監視の対象になり得るということを、八月三日の行政監視委員会で総務大臣、前総務大臣が答弁しています。  次の事項について総務省の行政監査の実施を求めることにしたいと考えますが、いかがで...全文を見る
○風間直樹君 ありがとうございました。  終わります。
11月22日第179回国会 参議院 外交防衛委員会 第3号
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○風間直樹君 よろしくお願いします。  今日は、時間の関係で、最初に、先日十一月十六日に発表されましたアメリカとオーストラリアの記者会見の内容について質疑で取り上げたいと思います。  今回の米豪首脳のこの会見内容、非常に注目すべきものだと思っておりますが、幾つかその会見で示さ...全文を見る
○風間直樹君 ありがとうございます。  いろいろと分析やら報道やらを見てみますと、今後の展開の可能性にも触れられている部分があるようであります。  二点申し上げますと、まず、豪州北部及び西部の空軍基地に米軍の戦闘機、爆撃機、空中給油機、輸送機等が今後駐留していくだろうと。それ...全文を見る
○風間直樹君 今回の発表の意味につきまして、私なりに考えるところが幾つかございます。  一点は、発表のタイミングなんですが、今回はちょうど、ハワイでのAPEC首脳会談とそれからインドネシアでの東アジア・サミット、このはざまにオバマ大統領がオーストラリアを訪問して発表が行われまし...全文を見る
○風間直樹君 去年ぐらいでしょうか、その中国海軍の南シナ海あるいは東シナ海への展開が関係国の懸念になってきたころから中国海軍が、いわゆる米艦船、特に空母のこの海域への接近を拒否すると、こういう戦略を展開しつつあるということが言われているわけであります。同時にこの長距離打撃力の開発...全文を見る
○風間直樹君 両大臣おっしゃるように、中国を包摂すると、こういう仕組みをつくるということも非常に大事な取組だと思います。  同時に、我が国の安全保障上の様々な努力としては、昨年末の新防衛大綱、それから今年ですか、五月に日米の2プラス2で動的抑止という概念が盛り込まれているという...全文を見る
12月06日第179回国会 参議院 外交防衛委員会 第5号
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○風間直樹君 今日は、まず外務省に最初にお尋ねをさせていただきたいと思います。  十一月の二十二日から二十三日にかけまして、中国海軍の艦艇計六隻が沖縄本島と宮古島の間の公海上を東シナ海から太平洋に向けて通過したと報道されています。この事実関係の確認と、これに対して外務省としてど...全文を見る
○風間直樹君 ちょうどこの両日は、玄葉外務大臣が北京を訪問されて楊潔チ外相と会談された、まさにその当日であります。同時に、さきの外務大臣、松本剛明大臣がやはり中国で先方の政府首脳と会談されたときにも同様のことが起きたと、このように聞いているところであります。  日本の政府首脳や...全文を見る
○風間直樹君 今回の事案に触れて、私は二つのことを感じました。  一点は、中国海軍によるこうしたケースが起きた場合に、やはり日本政府としての立場で、これは中国首脳との会談の場でも結構ですし、またほかの場でも結構ですが、何らかの不快感を先方に伝えるということが必要だろうということ...全文を見る
○風間直樹君 ありがとうございます。  もう一点ですが、外務大臣、昨年のこの尖閣諸島付近における漁船の衝突事件以来、私はどうも、中国政府が果たして中国の軍を十分コントロールできているのかどうか、この点に懸念を持っております。今回のケースも、恐らく中国政府首脳の意思、意図とは別の...全文を見る
○風間直樹君 そうした環境整備に向けて外務省としても一層の御尽力をお願いしたいと思います。  次に、PKO五原則について防衛省にお尋ねをいたします。  いわゆる九二年に作成された国際平和協力法におけるPKO参加五原則、このうち、今日は一と二についてお尋ねをしたいと思います。 ...全文を見る
○風間直樹君 この五原則については、当然時代の変化に応じて、あるいは国連の内部における様々な意見、議論の変化に応じて、我が国としても対応が求められるところであります。  私は、最近の我が国政府内部あるいは国会での議論を踏まえて、そろそろこの五原則を見直す、そうした機が熟してきて...全文を見る