柏村武昭
かしむらたけあき
当選回数回
開催日 | 会議名 | 発言 |
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03月19日 | 第154回国会 参議院 法務委員会 第2号 議事録を見る | ○柏村武昭君 こんにちは。自由民主党の柏村武昭でございます。 本日は、先般、森山法務大臣よりお伺いいたしました御所信につきまして、幾つか質問をさせていただきます。 まず、大臣の御所信におきまして、第一に司法制度改革について所信を伺いました。 この問題につきましては、去...全文を見る |
○柏村武昭君 ありがとうございました。 行刑施設における被収容者が増加した背景には近年とみに顕著となってきた犯罪の増加ということが挙げられると思いますが、これを個別的に見てみますと、外国人受刑者や女子受刑者、そして高齢の受刑者が増えているようですね。こうした被収容者の急増によ...全文を見る | ||
○柏村武昭君 今のお答えを聞きますと、これは矯正の意味を持たなくなってくるんではないかと大変心配することもあります。ありがとうございました。 森山大臣は御所信におきまして、国民が安全に安心して暮らせる社会が求められていると述べておられますね。急激な過剰収容状態に直面している矯...全文を見る | ||
○柏村武昭君 ありがとうございました。 さて次は、テロ対策について質問をしたいと思います。 去年の米国において発生した同時多発テロ事件以降、我が国におきましてもいわゆるテロ対策に関する法整備が急ピッチで進んでおりまして、今国会にもテロ関係の資金供与を処罰する法案が提出され...全文を見る | ||
○柏村武昭君 ありがとうございました。 まあテロ対策には国際的な協力は不可欠でございますので、万全の対応をよろしくお願いします。 次に、テロ集団による実力行使への対応についてお伺いしたいと思います。 今後、我が国においても民間旅客機を利用したテロ行為に襲われる可能性が...全文を見る | ||
○柏村武昭君 ありがとうございました。 次に、残念ながらも未然防止対策が功を奏することなく、その結果、テロ行為が遂行されてしまった場合、正にこれが緊急事態でありますが、例えばどこかの飛行場から民間のセスナ機が爆弾を積んで私どもが住んでいる議員宿舎へ突入してくることも十分考えら...全文を見る | ||
○柏村武昭君 どうもありがとうございました。 いずれにしても、転ばぬ先のつえでございまして、事件が起きてから治安出動にならないように、ひとつ私たちの安全を保障してもらいたい。警察庁、防衛庁によろしくお願いしたいと思います。 次は、人権擁護法案について質問いたします。 ...全文を見る | ||
○柏村武昭君 ありがとうございました。 次に、人権委員会には報道の実情によく通じた委員が任命されるのか。もし、仮にそうでないとすれば、人権委員会は報道機関による人権侵害について適正な判断ができないんじゃないか、こうした心配もありますが、その点につき当局にお伺いしたいと思います...全文を見る | ||
○柏村武昭君 ありがとうございました。 あるエピソードがありまして、お話しいたします。これは、ストーカー規制法と人権擁護法案との関係について、その類似法を、類似性を指摘する声なんです。新聞社やテレビ局といった報道関係で活躍している後輩諸君と会いますと、一度ならず二度三度と、こ...全文を見る | ||
○柏村武昭君 本法案の立法趣旨に合理性があるのは当然といたしましても、先ほど指摘いたしましたとおり、本法案におきましては、報道機関による人権侵害を特別救済の対象としております。そして、その行為類型を細かく規定いたしております。それらの行為は一見明白のようでありますが、実際のところ...全文を見る | ||
○柏村武昭君 次に、人権委員会とBRO、すなわち、BROというのは、私が今、手に持っておりますが、これでございます。(資料を示す)放送と人権等権利に関する委員会機構、この関係について質問します。 BROというのは、委員の先生方は皆さん御承知のとおり、松本サリン事件などの報道被...全文を見る | ||
○柏村武昭君 ありがとうございました。 これまで申し上げましたように、この人権擁護法案につきましては、その目的と手段の間に重大な問題があるんじゃないかと一部から強い異論が出ておりますとともに、私自身のメディアにおける経験からいたしましても若干の心配がある。とりわけ、この問題は...全文を見る | ||
○柏村武昭君 どうもありがとうございました。 本日は、森山法務大臣の御所信に対しまして三点の質問をさせてもらいました。法務省並びに関係当局におかれましては、新時代にふさわしい法体系の整備に今後とも万全の対応をされまして、国民各層からの大いなる期待にこたえていかれるようしっかり...全文を見る | ||
03月29日 | 第154回国会 参議院 災害対策特別委員会 第4号 議事録を見る | ○柏村武昭君 皆さん、おはようございます。広島県選挙区選出、自由民主党の柏村武昭でございます。 今国会よりこの災害対策特別委員会の委員に加わることになりました。加藤委員長を始め委員の先生方には今後よろしく御指導をちょうだいいたしますようお願い申し上げます。 本日は、先般行...全文を見る |
○柏村武昭君 ありがとうございました。 都市化が進んだ結果、山火事というものは次第に人々の記憶から遠のいていってしまったのではないか、そのように私は考えておりますが、しかしながら今年の冬のようにいつ何どき山火事が多発するとも限りません。たった一つの山火事であっても甚大な被害を...全文を見る | ||
○柏村武昭君 どうもありがとうございました。 山林や森林というものは、ある意味では国家国民の経済的資産という性格を持つものでございますが、一方で、私たちの先祖代々深く刻み込まれている日本の風景の原点でもあると思います。私のふるさと広島県の三次というところも正にそうした山並みに...全文を見る | ||
○柏村武昭君 どうもありがとうございました。 こうした国際的な防災協力というものは、単にアジアだけではなくて、太平洋全域あるいはグローバルに地球全体で進めていくべきものであり、それが世界平和を現実的に築いていくための第一歩であると私は固く信じております。 この際、世界規模...全文を見る | ||
○柏村武昭君 どうもありがとうございました。 ここで私の地元、広島県における災害対策について質問をいたします。 皆さん、広島県といいますと、大変気候温暖で風光明媚、食べ物もおいしくて住むのには最高ではないかとおっしゃる方多いわけでございますが、ところが、広島県には有り難く...全文を見る | ||
○柏村武昭君 どうもありがとうございました。 広島は山が迫って海が近いという地域的な特殊性もあると思うんですが、今度は地震対策についてお伺いいたします。 今月二十四日は芸予地震が発生してからちょうど一周年ということでございまして、実は当時、私は地元広島からテレビキャスター...全文を見る | ||
○柏村武昭君 どうもありがとうございました。 今日は村井防災担当大臣の所信表明に対して三点の質問を行いましたが、そのほかにも被災者生活再建支援法の改正問題などにつきましても質問したいと思っておりますが、その問題はまた次回とさせていただきます。 今日はどうもありがとうござい...全文を見る | ||
04月25日 | 第154回国会 参議院 法務委員会 第13号 議事録を見る | ○柏村武昭君 皆さん、こんにちは。自由民主党の柏村武昭でございます。 本日は、商法等一部改正法案につきまして幾つか質問をさせていただきたいと存じます。 今回、審査の対象となっております商法等一部改正法案は、近年の社会情勢の変化に応じ、株式会社等の経営手段の多様化と経営の合...全文を見る |
○柏村武昭君 どうもありがとうございました。 次に、この委員会等設置会社の制度は、大規模株式会社につきまして、取締役会の中にメンバーの過半数を社外取締役とする指名委員会、監査委員会、報酬委員会の三つの委員会を設けるとともに、業務執行を担当する執行役という機関を設けるものでござ...全文を見る | ||
○柏村武昭君 ありがとうございました。 続きまして、この三つの委員会のうち、監査委員会なんですが、一般の会社における監査役の役割を果たすものと思うんですが、委員会等設置会社の監査委員会やそのメンバーの権限について、一般の会社の監査役や監査役会の権限とどういう点で異なるんでしょ...全文を見る | ||
○柏村武昭君 一般の会社では、取締役の報酬というのは株主総会で大体決定することになっているのに対して、委員会等設置会社では報酬委員会が取締役と執行役の報酬を決定することになっている点を問題視して、取締役のお手盛りのおそれがあるんじゃないかという、そういう指摘がこの間の衆議院の審議...全文を見る | ||
○柏村武昭君 ありがとうございました。 今回の改正法案について私なりに勉強させてもらいまして、またこれまでの法務省からの御答弁をお伺いいたしますと、委員会等設置会社の制度が適切に機能するためには社外取締役の独立性が一番のポイントとなるんではないか、その人選というものが大変に重...全文を見る | ||
○柏村武昭君 ありがとうございました。 我が国の会社経営の実情を見ますと、会社の実権を握っている者の知人など、現経営陣に極めて近い間柄の者だけしか社外取締役に選任されず、その結果、社外取締役による取締役会の監督機能の強化が十分に果たされていないんじゃないかと、そういう指摘もあ...全文を見る | ||
○柏村武昭君 ありがとうございました。 去年の臨時国会を始めとしてこれまでの累次にわたる商法改正において監査役制度の機能の強化が一貫して図られてきたわけですが、現時点における監査役制度全般に対する評価につきまして今度は法務大臣にお伺いしたいと思いますが。どうぞ。 | ||
○柏村武昭君 では、引き続きお伺いします。 法務省は、今後、我が国の会社に対して委員会等設置会社制度を選択するよう積極的に指導し、この制度の採用を促していく御意向でしょうか。どうぞ。 | ||
○柏村武昭君 ありがとうございました。 次に、株主総会招集手続の簡素化と合理化に関しまして。 今回の改正では、株主総会招集通知の発出期間の短縮を認めておりますが、その理由を法務当局にお伺いします。 | ||
○柏村武昭君 今の答弁にもあったんですが、株主総会招集通知の発出期間の短縮が是認されるとした場合に相手方である株主の利益が侵害されることが多々あるんではないか、これは私のうがった見方かもしれませんが、この点につきまして詳しく法務当局、もう一度御答弁を願います。 | ||
○柏村武昭君 ありがとうございました。 経営の効率化を追求する余り、企業の所有者である株主の権利がないがしろにされてはならないと思います。法務当局には、この点についてくれぐれも御留意いただきますようお願いをいたしておきます。 次に、株式関係についてなんですが、今回、種類株...全文を見る | ||
○柏村武昭君 ありがとうございました。 同じく株式関係についてなんですが、今回、株券失効制度が導入されることになります。この株券失効制度においては、現在の公示催告手続をやめて官報公告のような公告を行わないこととすると株券を取得した者の権利が侵害されることにならないか、若干心配...全文を見る | ||
○柏村武昭君 次に、会社の計算関係についてですが、最近、米国のエンロン事件を契機に企業会計に関する注目度が国内外に高まってきておりますが、今回の改正では、大会社につきまして連結計算書類の作成を義務付けることになったわけですね。その意義と内容について法務当局に、余り時間がないので、...全文を見る | ||
○柏村武昭君 同じく会社の計算関係に関して、財産価額の評価方法についての規定を省令に委任することとしていますが、この点に関しては立法権の侵害ではないかという指摘もあるようです。 そこで、こうした批判を念頭に置きながら、財産価額の評価方法についての規定を省令に委任することとした...全文を見る | ||
○柏村武昭君 ありがとうございました。 今回の改正法案につきまして、衆議院の法務委員会での附帯決議においては、「計算関係規定を省令で規定する際は、証券取引法に基づく会計規定等の適用がない中小企業に対して過重な負担を課すことのないよう、必要な措置をとること。」という内容が盛り込...全文を見る | ||
○柏村武昭君 ありがとうございました。 私は、去年の臨時国会におきまして民事法のIT化について質問をさせていただきました。その際、法務大臣より、商法の抜本改正はいよいよ大詰めを迎えているところであるとの御答弁をちょうだいしたのを覚えておりますが、今回の改正も正にその締めくくり...全文を見る | ||
○柏村武昭君 ありがとうございました。 片仮名に私も苦労しましたので、ひとつ平仮名をよろしくお願いしたいと思います。 本日は、商法等一部改正法案につきまして、主に会社の機関、株式、そして計算の三分野についてお伺いしてまいりました。法務省におかれましては、IT社会にふさわし...全文を見る | ||
05月07日 | 第154回国会 参議院 法務委員会 第14号 議事録を見る | ○柏村武昭君 参考人の皆様、こんにちは、御苦労さまでございます。自由民主党の柏村武昭と申します。 今日は、大変三人の先生方、勉強になる話をありがとうございます。本日は、商法等一部改正法案等に関連して皆様に幾つか質問をさせていただきたいと存じます。 私は、前回の法務委員会に...全文を見る |
○柏村武昭君 ありがとうございました。 続きまして中谷先生にお伺いするんですが、先生はソニーのほかにも急成長著しいことで有名なアスクルという会社の社外取締役に御就任されております。片や世界的に名高い電機メーカー、片や新興の若々しい流通企業、タイプの異なる二つの企業の経営に携わ...全文を見る | ||
○柏村武昭君 ありがとうございました。 次に、岩原先生にお伺いしたいんですが、平成の時代に入りましてから商法の改正が度々行われてまいりまして、この背景には情報化あるいはIT化の流れに応じた法整備を求める経済界からの強い要請があったと思います。今回の改正法案における株主総会手続...全文を見る | ||
○柏村武昭君 続きましてお伺いしたいんですが、商法のIT化に関連しましては、バーチャル役員会でありますとかインターネット株主総会でありますとか、これまでにない新しい試みがなされているようですが、このようなITを活用した新しい仕組みを導入することについてはどのようにお考えでしょうか...全文を見る | ||
○柏村武昭君 続きまして、日弁連の本渡先生にお伺いいたします。 最近は雪印事件とかあるいは全農事件といった有名企業による反社会的な不祥事が立て続けに明らかになっておりますが、これら一連の事件では、これまでと違って責任者の辞任だけでは事が済まされず、最終的には企業そのものが解体...全文を見る | ||
○柏村武昭君 日本の企業は利益を上げるためには何をしても構わないという風潮が最近感じられますが、その大きな歯止めになっていただきたいと期待しております。 今日は、三人の先生方より大変有意義なお話、ありがとうございました。以上で私の質問を終わらせてもらいます。 | ||
05月29日 | 第154回国会 参議院 災害対策特別委員会 第5号 議事録を見る | ○柏村武昭君 私は、皆さんの意見を聞いて大変に勉強になったわけでありますが、時々分からないような専門用語も出てくるわけで、国民の皆さんは大方の方がやっぱり、そこら辺の長屋のおかみさんとか私たちみたいな、つまり、地震はどうして分からないんだろうと、これだけ科学が発達していてどうして...全文を見る |
○柏村武昭君 例えば、学界の定説になっていないということなんですか、それは。 | ||
07月15日 | 第154回国会 参議院 決算委員会 第2号 議事録を見る | ○柏村武昭君 こんにちは。自由民主党の柏村武昭でございます。 本日は、平成十一年度及び十二年度の決算とそれに関する若干の問題につきまして関係各大臣、副大臣に質問を行いたいと思います。どうぞよろしくお願いします。 まず最初に、去る五月八日に発生いたしました在瀋陽日本国総領事...全文を見る |
○柏村武昭君 いわゆるチャイナスクールであるとかロシアンスクールといった専門家集団がそれぞれの専門分野において影響力を発揮することは、ある意味では当然であるとは思いますが、しかしながらそれだけでは外務省全体としてのマネジメントというものは存在しない。リーダーシップを発揮する余地も...全文を見る | ||
○柏村武昭君 今年は日中国交回復三十周年の節目の年でもございます。瀋陽事件に対する外務省当局の事なかれ主義も中国政府の意外にもおとなしい対応についても、結局は日中復交三十周年記念行事を無事に成功させようという思惑があるものと私は推測しますが、しかしこれは大きな誤りではないかと思う...全文を見る | ||
○柏村武昭君 それが国民の共感を呼べば私は言うことはないんですが、国民はみんなどう思っているか、これがやっぱり政治の原点ではないかと思うんですね。 次は、国家の安全保障に従事する公務員の給与についてお伺いします。 現在、自衛隊は、テロ対策特別措置法に基づく協力支援活動のた...全文を見る | ||
○柏村武昭君 どうもありがとうございました。 PKOの海外派遣活動とテロ対策の支援活動は、平成十二年度あるいは十三年度において予備費をもって支出を行った活動ということで、正に本日、この委員会におきまして事後承諾の対象となっております。 これは憲法第八十七条第一項に言う「予...全文を見る | ||
○柏村武昭君 管轄が違う、所轄が違うからといって比較するのはばかばかしいという議論はここは成り立たないと思うんですね。国民にとってはみんな同じなんです、我々の税金ですから。 いずれにしましても、外交官の在勤手当が国民の常識から考えて高過ぎはしないか、また命懸けの仕事に対する手...全文を見る | ||
○柏村武昭君 今の大臣の答弁が果たして国民の共感を呼ぶかどうかは、これは国民が決めることでございます。ありがとうございました。 今後の予算編成に際しましては、国民のために日夜命を賭して活動している人たちへの温かい配慮を決して欠かすことのないよう政府としてしっかりと対応していた...全文を見る | ||
○柏村武昭君 ありがとうございました。 先ほど申し上げましたいわゆる規制改革特区については、閣議決定による改定の後、三か月を経てようやく実現に向けた動きが出ているようですし、また各方面からも活発な意見が出されているようです。 沖縄県の名護市では、進出企業に優遇税制を適用す...全文を見る | ||
○柏村武昭君 いわゆるこういうことが明るくて楽しくて暮らしやすい国の第一歩になるんじゃないかと僕は期待しておりますけれども。 次に、子育て支援策に関する話題ですが、少子化の影響で全国的に児童数は減少してきている一方、共働き世帯の増加といいますか、一般化によって保育所に対する需...全文を見る | ||
○柏村武昭君 ありがとうございました。とにかく共働きの家庭にとって不安のない国にしてもらいたい、それだけでございます。 最後の質問になりますが、先般成立した東京千代田区の路上喫煙禁止条例を契機に、最近各方面でいろいろ話題になっております禁煙の問題に関し、若干私見を申し述べます...全文を見る | ||
○柏村武昭君 果たして積極的にやってもらえるのかどうかちょっと分からないようなお答えでございましたが、期待をしております。 その前に、衆議院はもう禁煙になっております。参議院はまだ委員会、禁煙になっていないということで、これを是非提案したいと僕は思います。 本日は、平成十...全文を見る | ||
10月16日 | 第154回国会 参議院 決算委員会 閉会後第10号 議事録を見る | ○柏村武昭君 皆さん、おはようございます。自由民主党の柏村武昭でございます。 本日は、平成十二年度決算に関する審議の締めくくりとして、四つのテーマにつきまして、関係各大臣の皆様方に質問を行いたいと思います。どうぞよろしくお願いいたします。 まず最初に、少々物騒な話から始め...全文を見る |
○柏村武昭君 ありがとうございました。 いずれにしても、アメリカ対イスラム共栄圏といった対立構造にならないように我が国がベストな外交努力をしてもらいたいと、こう希望するわけでございます。 続いて、ここのところ話題となっております知財、すなわち知的財産権の保護に関する問題に...全文を見る | ||
○柏村武昭君 ありがとうございました。産業競争力の確保という観点からも、知財の問題にはこれからも力を入れていただきたいと存じます。 平沼経済産業大臣に対する質問は以上でございます。ありがとうございました。 引き続きまして、知財に関する質問を行います。今度は著作権でございま...全文を見る | ||
○柏村武昭君 ありがとうございました。 いずれにしても、この著作権とか知財、今、端境期ではないかと思うんです。確立されるためには、各国とも随分温度差があると思いますが、しっかりとした対策をお願いしたいと思います。 次は、地上波テレビ放送のデジタル化問題について質問したいと...全文を見る | ||
○柏村武昭君 私はよくうちのおかみさんにデジタルとはどうだということを聞くんですが、アナログからデジタルに絵が変わったとしても余りきれいには見えない。これは素人はみんなそうです。それから、どうでしょうね、やっぱりそういう意味では、いわゆる長屋のおかみさんみたいな方々に説明するのに...全文を見る | ||
○柏村武昭君 地上波のデジタル化に向けた設備投資の問題で気になるのは、放送局の負担だけではなくて視聴者の負担もあり得るんじゃないかということなんですね。 現在でも、難視聴地域では中継局を設けて何とか電波をキャッチしております。この放送中継施設、俗にサテライトと言うんですが、こ...全文を見る | ||
○柏村武昭君 ありがとうございました。 地上波のデジタル化については、事業規模の大きさ、あるいは関係する当事者が非常に多くて、これは生活に密着したテレビの問題ということで国民全員に関係することですから当然なんですが、そのためにデジタル化の計画が遅れたりあるいはとんざしたりしま...全文を見る | ||
○柏村武昭君 いろいろとまだ大変な問題があるような感じがいたします。今、大臣がおっしゃったように、今私どもは、この間プラズマテレビを買ったばっかりですが、これも全然駄目になっちゃうわけで、果たしてこれ国民が素直にアナログからデジタルに受像機を換えてくれるかどうか、これは果たして政...全文を見る | ||
○柏村武昭君 今、離婚率が非常に高くなっておりまして、随分と離婚も多いようでございます。したがいまして、全部子供さんが母親の方に引き取られていけばそれはいいと思うんですが、これは男親が引き取ることになると、今、大臣がおっしゃったように、年齢が大きい場合はいいですが、小さい場合です...全文を見る | ||
○柏村武昭君 あっさりとした返答でございました。ありがとうございます。 そういうわけでございまして、今日は平成十二年度決算に関連して、イラクの攻撃の後の石油の安定的確保、知財保護、地上波テレビ放送のデジタル化、そしてシングルファーザー支援策の四つのテーマについて質問をいたしま...全文を見る | ||
12月03日 | 第155回国会 参議院 法務委員会 第11号 議事録を見る | ○柏村武昭君 おはようございます。自由民主党の柏村武昭でございます。 本日は、会社更生法の改正法案及びその関連法案について質問をさせていただきます。よろしくお願いいたします。 さて、今回、審査の対象となっております会社更生法は、終戦から七年たちました昭和二十七年に制定され...全文を見る |
○柏村武昭君 以上で概要はよく分かりました。 次に、今回の改正のきっかけでございますが、我が国では景気の低迷が長引いていることによって、中小企業だけではなくて東証第一部に上場する大企業でさえも倒産の憂き目に遭う、そうした異常事態に着目したものであると思います。 ここで法務...全文を見る | ||
○柏村武昭君 随分増えているわけでございますが、続きまして最高裁にお伺いします。 最近の法的倒産処理手続の申立て件数についてお聞かせをください。 | ||
○柏村武昭君 今の数字を見るだけでもデフレ不況がいかに深刻か、よくお分かりではないかと思うんですが。 会社更生法は、初めに申し上げましたとおり、昭和二十七年、つまり、今からちょうど五十年前に制定されたものであります。その後は一度だけ手直しがされただけで、経済という生き物を相手...全文を見る | ||
○柏村武昭君 今回の会社更生法改正は、一部のみでなく全面的な改正と承知いたしておりますが、元々会社更生法が対象としている会社は大規模な会社でありますから、関係する当事者の数もおのずと多くなってくるんじゃないかと思います。 そこで、改正法案の作成に当たっては、そうした利害関係者...全文を見る | ||
○柏村武昭君 初めに我が国の会社更生法そして倒産処理法制について大まかにお伺いしました。 会社更生法の制定に当たっては、先ほど民事局長の言葉にもありましたように、米国占領下の時代に作業が進められたという事情もありまして米国法の影響が極めて強いということが分かりました。また、今...全文を見る | ||
○柏村武昭君 次は最高裁にお伺いします。 現在の会社更生手続では、その開始から終了に至るまでに大変多くの時間や労力、そしてコストが掛かることが問題視されておりました。各界からの改正要望におきましても、正にこの点が最も重要視されていたんではないかと私は思うわけでございます。 ...全文を見る | ||
○柏村武昭君 というふうな長い、二年三か月というと、ほとんど忘れてしまうんじゃないかというぐらいの。 ただいま最高裁より示されたデータに照らしてみると、やはり会社更生手続には随分時間が掛かり過ぎているような、そういう感じがしますが、この点につきまして法務大臣はどのような御認識...全文を見る | ||
○柏村武昭君 更に法務当局にお伺いしたいんですが、更生手続開始から更生計画認可決定までにどうしてこれほどまでに多大な時間が掛かるのか、その要因を分析してください。どうぞ。 | ||
○柏村武昭君 今、具体的に様々な要因をお示しいただきましたが、今回の改正の主要な部分はそうした要因を取り除くためのものであるということは私も理解しております。 また、最近、会社更生手続が敬遠されるもう一つの要因として、本来は中小企業向けとして用意されました民事再生手続が多用と...全文を見る | ||
○柏村武昭君 確かに、会社更生法に比べて民事再生法は時間が早く面倒でなくて、一番いいのはマネジメントがそのまま残っちゃうという、そういう利点もあるということを私も勉強して感じたんでありますが、会社更生手続と民事再生手続では企業を再建させるという点では似ております。しかしながら、多...全文を見る | ||
○柏村武昭君 政府が今年の十月三十日に発表いたしました「改革加速のための総合対応策」、これは一般に総合デフレ対策と言われているものでありますが、この対策の中では、金融と産業の再生のための不良債権処理の加速に力が注がれています。また、産業再生に資するための司法機能の充実として会社更...全文を見る | ||
○柏村武昭君 時間がないんで、できれば簡潔にひとつ。 現在、政府では、皆さん御承知のように、産業再生機構の設立に向けた準備が進みまして、来年一月にはその骨格が明らかになると言われておりますが、現時点ではまだまだその内容が不明であります。 ここで、産業再生機構、これは仮称で...全文を見る | ||
○柏村武昭君 いずれにしても、重複しないようなことを希望したいと思いますが。 今回の改正法案の要点は、手続の迅速化、手続の合理化、そして再建手法の強化の三点でありますが、これらはいずれも会社更生手続の実効性を高めまして機能の向上を図るものですが、手続の面での改善だけを一気に進...全文を見る | ||
○柏村武昭君 先ほど、法務省に答弁をもらったんですが、民事再生法が多用される理由の一つとして、従来の経営者がそのまま居座るといいますか、残留することができる点を私は挙げました。マネジメントがそのまま残る。この点、昨年秋のマイカルのケースが典型的なんでありますが、企業破綻の責めを負...全文を見る | ||
○柏村武昭君 続いて、参考までに最高裁にお伺いします。 最近の裁判所における更生管財人選任の実務の現状と、その妥当性の確保のための方策あるいは工夫について簡潔にお聞かせください。 | ||
○柏村武昭君 ここ数年、大手ゼネコン等に対する再建支援の手法としてデット・エクイティー・スワップ、つまり債務の株式化が幅広く活用されておりますが、ここで金融庁当局にお伺いします。 この債務の株式化の現状についてお聞かせください。 | ||
○柏村武昭君 更に続くんですが、その債務の株式化と同様の効果を発揮する債務の超長期社債化が改正法の第百六十八条で認められておりますが、この点については法務当局に伺いましょうか。どうですか。 | ||
○柏村武昭君 では、引き続いて法務当局にお伺いします。 今度の法改正によって、会社更生手続を利用する企業はどの程度増加するものと見込んでおられますか。 | ||
○柏村武昭君 さらに、法改正によって会社更生手続を利用する企業の再建実績はどの程度改善するものと見込んでおられますか。また、期間はどの程度短縮されるものと見込んでおられますか。 | ||
○柏村武昭君 時間がなくなってきたんですが、改正法の施行期日、これは政令で公布後半年以内に定めることとされておりますが、会社更生法改正には経済不況に苦しむ経済界等からの強い要請があったことを考えますと、できるだけ早い時期に施行されるべきであると考えるんですが、ここで、改正法の具体...全文を見る | ||
○柏村武昭君 おしまいでございますので、法務大臣にお伺いしたいと思います。 今後の倒産法制の全般的な見直しのスケジュール並びにその見直し作業における課題について最後にお聞かせください。 | ||
○柏村武昭君 ありがとうございました。 本日は、会社更生法改正法案に関して、根源的なテーマあるいは核心的な論点について的を絞って質問をさせてもらいましたが、法務省始め関係当局におかれましては、現在の厳しい経済状況における倒産法体系の整備と充実に今後とも万全の対応をされまして、...全文を見る |