梶原敬義
かじわらけいぎ
当選回数回
開催日 | 会議名 | 発言 |
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04月07日 | 第101回国会 参議院 商工委員会 第4号 議事録を見る | ○梶原敬義君 経済企画庁長官と、できれば通産省の方にも同時にお聞きしたいことでありますが、我が国の経済は、私のこれは感じでありますが、八〇年の特に衆参同時選挙で自民党が圧倒的な勝利をした以降を見できますと、ずっと我が国の経済あるいは国民生活が悪くなってきているような気がしてなりま...全文を見る |
○梶原敬義君 実は衆議院の商工委員会の会議録も読ましていただきましたし、また参議院の予算委員会での長官の答弁も聞きました。これから幾つかお伺いすることにつきましてはまたダブって大変恐縮な面もあると思いますが、できるだけ具体的な面で具体的な回答をひとつお願いしたい、こういう気持ちで...全文を見る | ||
○梶原敬義君 そこで、繰り返しますが、なかなかこれはこういう席では言えないと思いますが、エコノミストに長官のお考えも載っておりましたが、中曽根総理大臣が答弁されている内容と河本長官の言われている考え方とずいぶんニュアンスが違うんですが、私はもう正直言いまして、中曽根総理大臣が辛抱...全文を見る | ||
○梶原敬義君 通産省、通産大臣に対してお伺いしたいんですが、今、長官のおっしゃった内容については理解が私はできるんですが、同じ経済閣僚として実動部隊を預かっております通産省が一体こういう点についてはどうお考えになるのか、ちょっとその点について所見をお伺いしたい。 | ||
○梶原敬義君 中小企業問題はもう少し後でさしてくれませんか。——きょうは通産大臣はどうしていないんですか。 | ||
○梶原敬義君 出ていただけないんですか。昨日は昨日ですよ。おられるんですか、きょうは。 | ||
○梶原敬義君 それでは通産大臣のお考えはまた後で聞きたいと思うんですが、河本長官が今おっしゃられました、一時行革をやれば経済も何もすべてが解決するというような考え方、風潮があったというようなお話でしたですね。こういう点について、ここのところについて一体通産省はどう考えるのか、ここ...全文を見る | ||
○梶原敬義君 そういう答弁をされますとちょっと困るんですがね。じゃもう行革ばっかりやっておけばいいじゃないですか。何もやらなくても、景気よくなるんでしょう、どうですか。 | ||
○梶原敬義君 だから私が聞いているのは、やっぱり行革三昧行革三昧とこう言いながら、振り返ってみますと我が国の国民生活やあるいは経済というのは、もう倒産件数で言うと一万九千は戦後最高、しかも実質所得は伸びない。それから、後で議論しますが、内需の問題、この拡大はなかなか難しい。こうい...全文を見る | ||
○梶原敬義君 だから、答弁されるときもう長いこと言うことない、そういうことをはっきり一言言っていただければいいと思います。これからぜひお願いします。 企画庁長官、これはもういつもあっちこっちで大変質問が出ておりまして、また同じこと聞くかということになると思いますが、五十九年度...全文を見る | ||
○梶原敬義君 ちょっと通産省の方にもお聞きしたいんですが、長官が今おっしゃった、まあ条件の悪い国の方はよくなって、あるいは世界の経済もよくなって、条件のいい日本はやはりおくれてる、こういう認識は通産大臣、通産省の方は一致してできるわけですね。 | ||
○梶原敬義君 きょうはまあ大臣がいないですからね、ぜひ大臣にその辺についてはやっぱりよく理解できるように、皆さんから本当にその気持ちにさしていただきたいと思うんであります。 勤労国民、あるいは中小零細企業が先ほど言いました非常に厳しい状況だと、ここで何とか一息つかしてほしい、...全文を見る | ||
○梶原敬義君 大体全国の数字はわかりました。 しかし、五十七年を見ますと五三・○に急に飛び上がっておりますね、今のお話では。しかし、大体傾向的には、これはまあ特に東京周辺というのはいいんでしょうが、田舎に行けば行くほど先ほど私が申し上げましたような、これは大分県は例外じゃない...全文を見る | ||
○梶原敬義君 くどいようですが、大体こういう実態というのは、首都圏をもっと離れて過疎の地域に行きますと、こういう状況というのは第一次オイルショック以降非常に厳しくなってきている、こういう状況について本当に認識をしてこれから一体どうするか、こういう立場に立っていただきたいために申し...全文を見る | ||
○梶原敬義君 私も全くそう思います。 実は、一々けちをつけるつもりはないんですが、通産省が中小企業対策で、所信表明演説の中で前の方に内需拡大というのはうたっておりますが、いろいろこう書いておりますが、こんな本当に国民を惑わすようなことを言うんじゃなくて、河本長官が言われました...全文を見る | ||
○梶原敬義君 後のことは後のことであれですがね、ですから大臣、皆さんが言っていることは、要するに内需の拡大がやっぱり問題だということにもう尽きると思うんですね。ぜひ通産大臣がやっぱり内需の拡大に対して積極的に取り組むようにひとつ皆さん方で努力していただきたいと思います。 きょ...全文を見る | ||
○梶原敬義君 設備投資減税、減価償却をやった何年間はその分は割り増し減価償却を認めるというようなやり方をやっている場合というのは、それはもうかっている会社というのは減価償却で経費で落とせますけれども、赤字会社というのは減価償却を余分にやれば赤字がもっと出てきますからなかなかこれは...全文を見る | ||
○梶原敬義君 幹事長が約束しました五十八年度経済、非常に役立つ減税という約束を国民の前にちゃんとして、やっぱりやってないという問題等についても、その辺はいい悪いは別にして率直に反省するところは謙虚に反省する、そこに国民と国会、政治との信頼感が出てくると思うんですが、あいまいにして...全文を見る | ||
○梶原敬義君 もう少し河本長官らしく思い切ったことを幾つかきょうは聞けるんじゃないか、こう思ったんです。若干具体性が欠けておりますが、ぜひ先ほど言いましたように、本当に私が感じている状況では特に外需依存のところとか、あるいは一部大手の企業そういうところは別として小さなところという...全文を見る | ||
○梶原敬義君 そういうことでありますが、これは山一証券経済研究所が出しております「證券月報」八四年三月、ここで詳しく「安定成長に向かう洋紙業界」というのが何ページかにわたってずっと分析をされておりますね。そこで、王子製紙が二百三十億ですか、何か大変な利益を今回計上 するというこ...全文を見る | ||
○梶原敬義君 通産省の方にちょっとお聞きしたいんですが、同じ構造改善臨時措置法ですが、先ほど言いましたように、どんどんどんどんそういう形で企業の集約化といいますか、これから各産業にわたって恐らく進めていくんだろうと思いますが、国民に対してそれが高い物を買わせないような方向でぜひ指...全文を見る | ||
○梶原敬義君 実は今私も新米でよくわからないまま、ちょっとこれ参考資料として鶴崎製紙問題についてお話したいので、これは参考資料として見ていただきたいんです。実は広島に大竹紙業というのがありまして、これがいろいろ放漫経営で倒産をしました。会社更正法の申請をして、会社更正手続開始を既...全文を見る | ||
○梶原敬義君 御答弁はわかります。で、トン当たり四百円近い補助金を出しているということは、これは本当に国民が知ったら、何やそんなことか、それで何でそんな大きな事故が起きるのか、こういうことにやっぱりなると思う。だから、ぜひ、さらに、そこまで一歩踏み込んでおりますから、通産省の方で...全文を見る | ||
○梶原敬義君 ちょっと時間なくなりましたが、二時間おくれというのは速やかじゃないということは認識しているんですね。二時間おくれているというのは速やかじゃないですね、鉱山保安規則から見て。 | ||
○梶原敬義君 あとはもう要りません。 それから消防庁おいでですか。実は時間の経過の事実だけちょっと。 | ||
○梶原敬義君 だから、この問題については、こういう事件についてはやっぱり救急体制の問題からいうと早くすべきじゃないかと私は思うんですが、どうなんですかね、事故と同時に。いつでもいいんですか。 | ||
○梶原敬義君 局長ね、今消防庁の方から話がありましたが、これから各鉱山に対して、事故が起こった場合はやっぱり救急体制の問題がありますね、酸素吸入もありますし、そちらで、速やかに規則はないが通知をせよと、こういう通達は出せないんですか。私は出してほしいんですがね、指導をしてください...全文を見る | ||
○梶原敬義君 今後打つんじゃなくて今から、きょうあるかも、あすあるかもわからぬから、だから、そういう体制ができるまでは、検討結果できるまでは、やはり通産省の方からも、そういう事故が起こった場合は速やかに消防署にも連絡せよと、こういう指導をするのに何のちゅうちょが要るんですか、検討...全文を見る | ||
○梶原敬義君 これで終わります。 | ||
04月17日 | 第101回国会 参議院 商工委員会 第6号 議事録を見る | ○梶原敬義君 機械類信用保険法の一部を改正する法律案に関しまして、本件に関して大臣の所信表明演説の中に、十五ページにちょっと書いてありますが、わざわざ行政改革の推進という名を打って書いてあるんですが、果たして機械類信用保険業務を中小企業信用保険公庫に移管することが、わざわざ行政改...全文を見る |
○梶原敬義君 委員長、それぞれ大体のことはわかっておりますから、時間については、できるだけ聞いていることの要点を答えるようにこれからしてもらいたいと思うんです。 実は最後の臨調答申の中で、特別会計をこれ以上ふやさない、こういうことで特許会計を特別会計に持っていく、そういう点で...全文を見る | ||
○梶原敬義君 三十二ですか。 | ||
○梶原敬義君 その出向者については、あくまで身分は出向ということですね、永久に。そしてまた通産省に帰ったり行ったりするということ、こういう前提に立っていいんですね。労働条件についても全く同じですね。 | ||
○梶原敬義君 一応その問題については、今さらなぜ移さなければならないかという点ではちょっと納得いかない点があるんですが、次に移ります。 繊維工業の構造改善法の一部改正に関する案でありますが、これはもう大臣に答えていただきたいんですが、大臣の所信表明演説の中で「新繊維産業ビジョ...全文を見る | ||
○梶原敬義君 そういうことで、例えばフランスとかどこか先進諸外国の中で、例えば今指摘されたような先進国型産業に脱皮をしたというような経験を踏まえてここで強調されているのか、あるいは日本独自でやってみせる、こういうことを言っておられるのか、そこのところをひとつお聞かせ願いたいと思う...全文を見る | ||
○梶原敬義君 ぜひそういう方向で新たな決意をして取り組んでいただきたいと思うわけですが、実は私の地元で、下請工賃あたりというのはもう十年、第一次オイルショック以降は上がってないと言うんですね。それを一体、最低賃金すれすれで働いてもらって、どうしてカバーしているのかと、こう聞くと、...全文を見る | ||
○梶原敬義君 この問題については最後ですが、ぜひ下請の実態やなんか本当に一番苦しいところ、こういうところをよく見て、これから行政指導なりあるいはこれからの指導計画、こういうのをぜひつくっていただきたい、指導していただきたいと思うんであります。よろしくお願いいたします。 | ||
○梶原敬義君 以上で急ぎ急ぎですが、機械と繊維は終わらしていただきます。 次に通産大臣に、所信表明演説の中で内需中心の経済運営をやる、こういうところが至るところ出てきておるのですが、先般七日の日に経済企画庁長官についてはこの辺については篤と聞いたのですが、通産大臣の決意を具体...全文を見る | ||
○梶原敬義君 わからないことはないんですが、投資減税というのは、これは主に減価償却の特別償却制度が中心になっていると思うんですが、もうかっている企業は投資減税の影響を、恩恵をこうむるわけですが寸先般もここで申しましたように、赤字法人が半分以上占めているような状況の中でなかなか投資...全文を見る | ||
○梶原敬義君 個人消費の問題、その点についてはちょうど今ベースアップの時期でありますし、四・四%から非常に去年並みのような状況なんですね。この点についてはやっぱり国の経済をあずかる通産大臣としてはまあ一言これももうちょっと希望とすればもっと高目に出てほしいぐらいのことはここで言え...全文を見る | ||
○梶原敬義君 私も長い間賃上げの団体交渉や何かずっとやってまいりまして、その辺のことは労使で決まるかどうかということは言われなくてもわかるんですよ。ただやはり経済をあずかる通産省としては、例えばもうかっている電力なんかは出すとか、出せるところは出すとか、そういう前向きに国の個人の...全文を見る | ||
○梶原敬義君 特に大臣、中小企業問題というのは非常に言葉では国の大もととずっと問題の展開をされておりますが、そして幾つかの柱を掲げておりますが、やっぱり中小企業に今もう少し活力を与えるとすれば内需が拡大し、個人消費が伸びてくる、ここが一つの大きなポイントであろうと思うのです。河本...全文を見る | ||
○梶原敬義君 公共事業の前倒しの問題ですが、前倒しについてこれはわかるのですが、後半の落ち込みについては今何かお考えはお持ちじゃないですか。後の後半ですね、公共事業の発注。 | ||
○梶原敬義君 その辺が実際に私どもが業界の皆さんや何かと話していると、前に来るのはいいのだけれども後が手が浮いてしまう。ですから、そういう点では十日の政府と自民党の連絡会議の中で河本経済企画庁やら金丸総務会長ですか、この点について発言をされた。意地の悪い言い方ですが小此木通産大臣...全文を見る | ||
○梶原敬義君 中小企業の関係ですが、官公需の発注について、これも各自治体から官公需発注に関する法律の一部改正にかかわる意見書、これがどんどん今上がりつつあると思うのですが、もしまとめた数があれば県、市町村単位ぐらいまとめて知らしていただきたいのですが、ありますか。 | ||
○梶原敬義君 どうもこの点については通産省の方も鋭意指導を強めておられるようでありますが、聞くところによりますとまだまだ行き渡ってない、こういうことでありますので、ぜひさらに官公需の発注についてはできるところはどんどんやれ、こういう強い行政指導を切にお願いをしたいと思うのです。こ...全文を見る | ||
○梶原敬義君 やむを得ないと思うと言われる結びですが、これは通産省が当事者でなければやむを得ないということは、これは言えるかと思うんですが、しかし、実際にこの建設許可を了承したのはやっぱり通産省ですからね。それはやっぱり地元民について反対運動もあるし、そして一方的に強引に短期間の...全文を見る | ||
○梶原敬義君 これは、大分合同新聞というのは、百二十万ちょっとの県民の中で約二十万部ちょっと読まれている新聞の一面なんですが、ちょうどLNGの発電所の下に地熱発電所八丁原の、これも大分県と熊本県の県境にあるのですが、二、号機着工もこれもおくれるという記事が載っているわけです。悪く...全文を見る | ||
○梶原敬義君 なかなか電力会社、このLNGの発電所というのは基地から入れますと設備投資の金額が大きいから、周りの業者というのは、工事をやろうかという人は魅力のある仕事でありますね。いわばそういうところを一つの雇用効果というのは非常に少ないのですが、やっぱり目玉にして世論を吸いつけ...全文を見る | ||
○梶原敬義君 ちょっと繰り返しますが、もう一分ありますから。 さっきのお答えは、地元ということは、例えば地元の契約当事者であります県、県知事あるいは大分の市長と九電側と十分相談をするように通産省の方で指導する、そして対処するということなんですね、LNGの問題についても。 | ||
04月19日 | 第101回国会 参議院 商工委員会 第7号 議事録を見る | ○梶原敬義君 最初に通産大臣にお伺いしますが、今随分耳の痛いことがどんどん指摘をされたんですが、この点について素直に耳を傾ける姿勢がおありかどうか、最初にお伺いしたいと思います。 |
○梶原敬義君 私も三池炭鉱の有明坑内の災害事故に関しましてこれから質問をいたしたいと思うのですが、今大臣が言われました言うのは自由だ、こういう物の言い方にちょっと最初ひっかかるのでありますが、八十三名という大変な人命を殺し、そしてしかも十六名一酸化炭素中毒になっている、こういう状...全文を見る | ||
○梶原敬義君 一応姿勢がわかりましたので、次に移ります。 本委員会におきまして、通産省の方で有明坑内災害事故の原因と、こんなにたくさん災害が拡大をした要因について、今時点で一応中間報告も出ておりますが、通産省として一応この点について所見をお伺いしたいと思うのであります。 | ||
○梶原敬義君 時間が制約がありますので、次に移りますが、鉱山保安監督局の捜査の進捗状況、そしていつ捜査が終了するのか、あるいは事故調査委員会の最終報告というのはいつごろになるのか。これはやっぱりこういう事故ですから、それは慎重もいいですが、急ぐところは急いだ方がいいんじゃないかと...全文を見る | ||
○梶原敬義君 その段階でまた詳細については質問することといたしたいと思うんですが、火災の発生時間について少し、まあ調査報告書あるいは通産省がまとめた資料等でちょっと差が出ているようですが、その点について一つだけお伺いしておきたい。 | ||
○梶原敬義君 今まで通産省の方が出した資料は十三時五十分ごろと、こうなっておりましたが、少なくとも調査報告書や、あるい博労働組合で調べた内容も、第一発見者がもう見たときには相当煙が出ていたということですから、十三時三十五分もう以前と見るべきではないかと思うんですが、これからまあそ...全文を見る | ||
○梶原敬義君 そういうお答えが返ってくるのは想定をしておりましたが、有明鉱の場合、特に私がいろいろ資料を見たり、いろんなお話を聞いてみて、労務管理にやっぱり問題があったのではないか、こういう感じを強く持つんであります。 二人の息子さんを坑内で亡くして、奇跡の生存をされた藤原さ...全文を見る | ||
○梶原敬義君 そこを答えられると黙っておるわけにはいかないんですね。結局、責任は会社にもあるけれども、労働組合、働いている保安委員会を構成している人たちにも一部責任があるんだといういわばとられ方の物の言い方に、私はどうもとるんです。保安委員会が本当に機能していればこういうような事...全文を見る | ||
○梶原敬義君 これは答弁要りませんが、監督局としては、会社の中にあります保安委員会が十分機能しているかどうかというのは、形だけじゃなくて、やっぱり中身まで本当につかむようにこれからしていただきたいと思うんであります。 次に、直轄という言葉がずっと出てきますね。下請けと直轄と。...全文を見る | ||
○梶原敬義君 この中には会社の臨時雇用者も入っているんですか。 | ||
○梶原敬義君 もう時間が来ましたのでやめますが、先ほど局長が被災者に対する取り扱いはいわば直轄も下請の皆さんも同じようにするという指導をしているやにちょっと聞きましたが、そういうことは間違いないか。 | ||
○梶原敬義君 通産大臣、最後ですが、私は、将来のエネルギーの問題を展望しても、さらに今日置かれておる状況から見ても、石炭産業というのは非常に公益性の強い産業だろうと思うんですね。確かに三井が、三井鉱業所が山を持っております。まあそういう経営者であるかもしれない。しかし、政府、国が...全文を見る | ||
05月10日 | 第101回国会 参議院 商工委員会 第9号 議事録を見る | ○梶原敬義君 私は、消費者保護、購入者保護の観点に立ってこれから幾つかの質問をいたします。 時間も下がっておるようでありますし、当初一時間の予定でしたが五十分に短縮をされまして、したがって簡単に聞いてまいりますので答弁の方もひとつ要領よく核心に触れていただきたいと思うのであり...全文を見る |
○梶原敬義君 次に移りますが、大臣が、先ほど通産省幹部の発言が、善意に解釈して、善用して真心でと、こういうことのようでありますが、ぜひそのような姿勢でやはり消費者、購入者保護の立場に立った通産省の姿勢を大臣からぴしっと一本通していただきますように心からお願いするものであります。 ...全文を見る | ||
○梶原敬義君 局長、将来各省庁で話をするということですから、ぜひこの場限りじゃなくて今言われたとおり本気に取り組んでいただきたいと思います。 次に、抗弁権の接続に際して若干意見を申し上げて答弁をお願いしたいと思います。 抗弁権の接続の内容についてでありますが、その範囲を支...全文を見る | ||
○梶原敬義君 ここのところは私は一番これから問題が出てくるような気がします。ですから裁判所で出る結論を見てということに最終的にはこれは幾つかそういうものが出ればまたそういう対応をするようになるのではないかという気がいたしますが、どうもあっせん業省とそれから販売業者との関係というの...全文を見る | ||
○梶原敬義君 同じ関連ですが、あっせん業者と、販売業者との関係というのは、これからまた時代が進んでいくに従って、これは鶏か卵がわからない。結局、ただ与信を与えるだけに存在しているのではない、あっせん業者は。やはり販売業者と組んで、そして自分も利益を追求していく、こういう関係ですか...全文を見る | ||
○梶原敬義君 次に、改正案ではセールストークについても抗弁を主張することができるような内容になっているととらえておるのですが、この点についてお伺いしたいと思うんです。 | ||
○梶原敬義君 そのときに、不履行に関する立証の仕方ですね。購入者、消費者が立証の仕方について何らかの目安といいますか、簡単な、一般にこれならいいという普遍的な大体そういう目安みたいなものを指導する気はないかどうかですね。 | ||
○梶原敬義君 実はこの点について、連休で私の選挙区に、郷里に帰ったんですが、私も大分県の消費生活センター、ここに行っていろいろ事情を聞きました。あるいは自分のところの信販会社に行っても相談をいたしたところなんですが、ここに大分県消費生活センターの苦情処理の約千四百項目にわたる相談...全文を見る | ||
○梶原敬義君 次に移りますが、抗弁をするときにおける書面提出の問題なんです。これは私も先ほどこの書面をちょっといただいたんでありますが、これは社団法人全国信販協会がつくって、通産省の産業政策局の消費経済課が指導しております「「売買契約の解除」「商品の瑕疵」、「商品の引渡しの遅延」...全文を見る | ||
○梶原敬義君 それでは、例えばそういう県なら県の消費生活センターに行けばあるとか、またそういう方向をとっていただくと同時に、そういう宣伝も一応皆さんが、消費者がわかるようにこれもあわせてぜひ考えていただきたい。それから簡潔にぜひやっていただきたいんです。これを見ますと、消費者の側...全文を見る | ||
○梶原敬義君 次に、クレジット契約をするのは大体夫が知らない間に訪問販売なんかで普通奥さんがやって、まあ名義は夫の名義にする、そこで、電話で会社なら会社に行っているときに、こうこうこういうことでということで電話を信販会社はかける、で確認をする。そこで家庭のトラブルもないことはない...全文を見る | ||
○梶原敬義君 なかなか電話は便利ではありますようですが、内容がよくわからぬのを仕事しているところへ電話がけられて、ああそうかそういうことかというようなことで中身もわからぬままやっぱりやっている例だってたくさんあると思いますよ。特に私どものところも、たくさん地域が重なって、塾つきの...全文を見る | ||
○梶原敬義君 もう時間がありませんから先に行きますが、先般、私はそういうことで地元に帰って地元の信販会社と話をしておりましたら、この名義貸しの問題で大分事件が起きております。自動車会社が最終的にはとにかく印鑑と、車を買ったようにしてくれというようなことで、ざあっと買ったような形に...全文を見る | ||
○梶原敬義君 経済企画庁おいでですか、何かあと時間の関係で先にやってもらいたいということですので経済企画庁の方に質問したいと思いますが、苦情相談について、国民生活センターのオンライン化といいますか、端末機を入れて、現在岩手、東京、石川、奈良、兵庫、大阪、神戸市、宮城、この三つに端...全文を見る | ||
○梶原敬義君 ちょっともう一度聞きますが、両三年中ということですか。――そうするとその後、三年後には全国二百五十九カ所の消費生活センターにはもう全部端末、オンラインでつながることになるということですか。 | ||
○梶原敬義君 もう一度、くどいようですが、それは全国の各県に所在する中心のセンターには国の経費で一応計画するということですね。 | ||
○梶原敬義君 その補助金の内訳といいますかね、割合は大体どのくらいになるんですか。例えば地元負担ですね。 | ||
○梶原敬義君 それは二分の一の補助金といいますと、二分の一地方自治体が出すということにならなければ、向こう三年にこれは全部入るということにならないわけですね。そこのところは地方自治体に対して企画庁の方は大体合意は取りつけているんですか。 | ||
○梶原敬義君 そうだと思いますよ。それは問題が多いし、東京で起こったのがもうあの田舎の大分で九州で起こる、事例が非常に似ている。だから、やっぱり早く情報は知りたい、処理のやり方も知りたい、こういうことですからね。地方自治体としては、自力でも早くやりたいという考え方も出ると思います...全文を見る | ||
○梶原敬義君 では、ちょっともとに返りますが、局長、割賦債権がこれからどんどん横行してきますと、これが転売をされて悪い整理屋みたいな、あるいは悪いところにそれが回っていく。そうすると、やっぱりそれをもとにして購入者、消費者に不測の不利益が生じるような、こういうことというのがこれか...全文を見る | ||
○梶原敬義君 事態の把握というのは――ないかと思いますが、非常に似たケースですね、整理屋がかんだりいろんなそういうサラ金の債権の取り立てに似たケースというのがやっぱりたくさん出ておりますよね。ですから、当然これはどんどんそういうことが横行してくる、出る可能性が非常に強いし、出てい...全文を見る | ||
○梶原敬義君 現状はわかりましたが、子供の教育の場でいろんなことを詰め込んでおりますが、しかし一体どう人間が生きていくか、どう生活をするか、家庭を守るか、ここが基本でありますから、やはりそこを抜きにした教育なんというのは、やっぱり生きることを抜きにした教育はあり得ないと思うんです...全文を見る | ||
○梶原敬義君 ちょっと時間が来て申しわけありませんが、クレジットカードと言わなくて、これからの消費者信用が、先ほど大臣が冒頭に言われましたようにもう十三兆円産業、それがどんどん伸びてくる、こういうことでどんどん追っかけてくるわけですね。ですからアメリカでも正課の中で取り入れだとい...全文を見る | ||
○梶原敬義君 いいですか、もう難しいことを考える必要はないと思うんですね。私にも中学校や高等学校を卒業した子がおりますけれども、全然知りませんよ、普通、学校でやったかどうかわからないと。要するにいろんなことを頭で知識を、学校の勉強、数学がどうだ英語がどうだとかを覚える前に、これは...全文を見る | ||
○梶原敬義君 もうわかったらひとつそのとおりに、わかった趣旨に沿ってやってください。検討をまじめにしてください。 最後に大臣、冒頭にもちょっと言いましたが、消費者保護行政が各省庁、特に大蔵省、通産省絡んでばらばらなところもちょっとあるようですし、大臣が中心になって消費者保護の...全文を見る | ||
05月11日 | 第101回国会 参議院 本会議 第15号 議事録を見る | ○梶原敬義君 私は、日本社会党を代表して、ただいま審議に付されました日本原子力研究所法の一部を改正する法律案に対して、若干の意見を申し述べ、総理並びに関係大臣に質問をいたします。 まず初めにお伺いいたしたいのは、原子力船「むつ」の取り扱いと日本原子力研究所法の一部を改正する法...全文を見る |
07月13日 | 第101回国会 参議院 外交・総合安全保障に関する調査特別委員会 第8号 議事録を見る | ○梶原敬義君 私は、最初に通産大臣と農林大臣にお伺いしたいと思います。 本委員会は、我が国の総合安全保障に食糧の問題あるいは資源・エネルギー、これは一体どうかかわってくるかという、そういう観点から今調査が進められておるわけでありますから、次の点について両大臣から率直に、見通し...全文を見る |
○梶原敬義君 木材について農水大臣触れられなかったんですが、これはもう、今国内で木材をつくっても、なかなか外材と競争ができなくて、各地で造林や、関係の仕事をする人は生産意欲を失っておるわけですね。この辺については、将来にわたって木材の問題については、農水大臣としてはいかがお考えで...全文を見る | ||
○梶原敬義君 そこで、通産大臣にお尋ねいたしますが、今我が国の貿易収支は、いわば非常にここのところ好調であります。大幅な黒字も続いておりますが、これがあと十年あるいは二十年、三十年たったときに、一体こういう今のような好調が持続できるかどうか、こういう観点に立って見た場合に、食糧あ...全文を見る | ||
○梶原敬義君 確かに見通しは難しいと思うんですね、私もそれはなかなか簡単にはいかないと思っておりますが、木材の場合は、国内で杉を植えて切られるまでにはやっぱり三十年から四十年、長いもので五十年ぐらい杉やヒノキについてはかかりますしね。といいますと、今生産意欲を失って、造林もあるい...全文を見る | ||
○梶原敬義君 通産大臣、これはもうあくまで勘の問題で、大きな判断基準にはなると思うんですが、イギリスがかつて十九世紀末までは非常に好調であった。工業出荷物にしても世界をリードしておった。その後アメリカが世界をリードしてきた。ところが、今アメリカは大変貿易は赤字で悩んでおる。日本は...全文を見る | ||
○梶原敬義君 石油とかあるいは鉱物資源とか先ほどお話がありましたレアメタルなんかはどうしてもないから、輸入しなきゃならないでしょうね。ところが、食糧とか木材なんかは相当先の見通しに立って手を打っておかないと、いざというときには間に合わないわけですね。そういう点からしますと、相当先...全文を見る | ||
○梶原敬義君 農水省にお伺いしますが、六十五年はEC並みということはわかります。ただ、どうしてこんなに食糧の自給率が先進諸国の中で最低に急激に落ちていったのか。何でもっと早目に打つ手はなかったのか、この辺についてお考えをお聞きしたいと思うんです。 | ||
○梶原敬義君 まあ土地の、農地の広さの問題を指摘されましたけれども、それはよくわかります。ただ、アメリカはアメリカなりに政策を持って日本に食糧を売り込んできたと思うんですね。まず最初に、小麦をどう日本国民に食べさすか、パンを食べさせるか、これはもうアメリカの政策だったと思うんです...全文を見る | ||
○梶原敬義君 ちょっと理解しにくい点がありましたが、先に移ります。 農水省、それはいろいろ言いますよ。だけれども、振り返ってみてください。政策があったんでしょうかね、食糧政策や何かが。一体、本当に生きた政策が国民に対してあったのか。アメリカは一貫して政策を持って食糧政策の展開...全文を見る | ||
○梶原敬義君 答弁必要ありませんが、ミカンだけじゃない。結局畜産もアメリカの自由化枠拡大問題で随分子牛の値が下がって大変でしたよ。今でも大変ですよ。 それから、農林大臣、ソバの花知っていますか。食べるソバ。私は、優秀な農林省の皆さん、あるいは通産省もそうなんだけれども、優秀な...全文を見る | ||
○梶原敬義君 そういう遺憾ということじゃなくて、やっぱり生きた食糧政策を一体どうするかという問題を真剣に考えてもらいたいと思うんです。 そこで、我が国の国民生活安定上米の備蓄といいますか、これは政府は百五十万程度ということでありますが、私は百五十万というのがどこからなぜ出てく...全文を見る | ||
○梶原敬義君 ちょっと時間がないので、二十九分までしかないから、なぜそうなったかだけ。 | ||
○梶原敬義君 いいですか。ここは、あなたたちの責任を追及するために言っているのじゃないんです。要するに、どうあるべきかという問題を議論しているわけですね。 したがって、私は、一つは見通しの甘さ、まずさ。ここがまず本当を言ったら理屈じゃない、これが一つ問題じゃないですか。 ...全文を見る | ||
○梶原敬義君 私は民間の企業で仕事をしたことがありますから、そのときによく社長や上から怒られるときには、結果が間違っておれば経過がこうこうこうでありましたからと言いわけするな、これは、見通しが甘かった、主体性がありませんでした、やっぱりこういうような形から出直すようにしないと、今...全文を見る | ||
07月24日 | 第101回国会 参議院 商工委員会 第10号 議事録を見る | ○梶原敬義君 最初に、リッカーの倒産にかかわる件で通産省に質問をいたします。 リッカーの倒産については、負債総額が一説には八百五十億ぐらいから一千百億ぐらいの間とこう言われておりまして、大変大型な倒産がまた起こりました。本件に関しまして、前払いをしております一般債権者が約六十...全文を見る |
○梶原敬義君 通産省におかれましては、早急な対策、大変御苦労と思います。 大体、今あらまし説明を聞いてわかったんですが、今言われましたような方策で、要するに前払いをしております方々の、合計でいきますと、債権確保というのは、めどとしては、一応どのくらいぐらいめどとして見ていいわ...全文を見る | ||
○梶原敬義君 そうしますと、結局は一般債権としてある一部はみなされると、こういうことにもなるわけですね。 | ||
○梶原敬義君 これは事前に状況というのは、通産省の方としては把握してなかったんですか。 | ||
○梶原敬義君 一般債権になりますと非常に弱いわけですね。抵当権を設定しております担保債権、こういうのが優先をします。恐らく担保債権をとっているのはほとんど銀行が中心だろうと思いますね。銀行とリッカーというのはそれぞれ助け合われたり、お互いの関係が利審関係で結ばれておったわけであり...全文を見る | ||
○梶原敬義君 通産大臣、答えていただきたいんですが、担保債権者、恐らく銀行とか、まあリッカーと非常にお互いに持ちつ持たれつの関係のそういう担保債権者に対しても、通産大臣の方から、通産省の方から、何とか、さっき言った方々についてはこれはやっぱり全額保証すべきだと、何にもまして最優先...全文を見る | ||
○梶原敬義君 一般債権の中にも、商品を販売したり、仕入れをしたり、仕入れ先であったりなんやらする場合と、これも大変大きな損害をこうむるわけですが、リッカーの製品を買うために早くから積み立てをしている皆さんとは内容が違うと思うんです。同時に、抵当権をとっております銀行あたりは、これ...全文を見る | ||
○梶原敬義君 リッカーの件につきましてはもうこれでやめますが、ぜひ適切な措置を早急にしていただきたいと思います。 次に、我が国の経済運営に関してでありますが、政府は景気は順調に回復過程にあるとこう言われておりますが、私どもは特に選挙区あたりに帰って物をつくっている中小企業の皆...全文を見る | ||
○梶原敬義君 マクロ的に見ますと拡大基調と、外需によって引っ張られてきたということ。いろいろ国会の総理大臣の答弁を聞いておりますと、我が国も何回か内需拡大あるいは景気をよくするために手を打ったと、こういうようなことを言われております。確かに二回ほどあるわけでありますが、一体今日の...全文を見る | ||
○梶原敬義君 数字的に言えないと思いますけれども、勘で言いますと、我が国の去年何回かとりました景気対策が、今度の景気回復に及ぼしている影響というのはもう非常に小さいんじゃないんですか。したがって、そういう意味では何といいますか、個々、臨調行革という話が出まして、あれから先の我が国...全文を見る | ||
○梶原敬義君 もう答弁要りませんが、小此木大臣は木材関係の家業のお仕事をされておられるようでありまして、御存じだろうと思うんですが、今国民の所得が伸び悩んでおりまして、住宅を建てようったって、なかなか建てるような力がないんですね。私が帰ってある銀行の支店で話をしておりましたら、住...全文を見る | ||
○梶原敬義君 中曽根総理大臣が多分総理大臣になったときに八十兆円ちょっとの赤字国債だった。それが均衡緊縮型の政策をとりながら、あなたが今言われたような形で頑張ってきたんだけれども百二十兆円に赤字国債はならんとしているね。だから、そういうような経過から見て、私は今のようなやり方をず...全文を見る | ||
○梶原敬義君 だから、多く申し上げませんが、難しいという前提に立って、宮澤さんが資産倍増論でやっぱりやらなければいかぬのではないかとか、あるいは河本経済企画庁長官が大幅な減税やって内需拡大せにゃいかぬのじゃないかと、こういう意見も我々は新聞やマスコミで見ますが、賛成する部分も大分...全文を見る | ||
○梶原敬義君 要するに私はおくれていると思う んです。常識的に、夕張がこれだけかかったから大牟田これだけでいいというようなことにはならぬと思うんです。実際やっぱり事件が起こって送検するまで本来ならできるだけ早くこれやるべきだと。何で一体こんなにおくれているんですか。 | ||
○梶原敬義君 通産省の方に要望しておきますが、捜査との関係もあるようですから、やはり調査委員会の結論についても早く、できるだけ早くまとめてもらうように、今言われますというと、おくれているのは、その調査もおくれておると、それと関係あるからということなんですから、そこも早めていただき...全文を見る | ||
○梶原敬義君 近く開くようになんて、いつも開きゃいいじゃないですか。開いてもらうように努力したらいいじゃないですか。相手が開くのを待ってじゃなくて、通産省の方から早くしてくださいと。——やる気ないんでしょう。これ、終わります。 次に、福島の原子力発電、問題になっておりましたが...全文を見る | ||
○梶原敬義君 やっぱり原価計算の中に最終処理費用、それから原子炉の廃炉費用等も入ってないようでありますね。もう時間ちょっとオーバーしましたので、後ほど詳しい中身をひとつ教えていただきたいと思います。 それから産構法ですね、特定産業構造改善臨時措置法、これの施行状況の説明、特に...全文を見る | ||
○梶原敬義君 これで終わります。 | ||
08月02日 | 第101回国会 参議院 逓信委員会 第13号 議事録を見る | ○梶原敬義君 私は真藤総裁ともちょっと関係があります大分の出身ですが、今なぜ電電公社を民営化しなければならないのか、するのか、どうしてもわからないんです。私どもはもう毎週地方に帰りまして国会報告会をやり、あるいは県民の意見を聞いて、そして電電の問題も聞くんですが、いやもう電電を早...全文を見る |
○梶原敬義君 真藤総裁、まあ後の方はお伺いしましたが、電電がこれまで果たしてきました、公社が果たしてきました役割あるいは評価ですね、この点については総裁はどのようにお考えでしょうか。 | ||
○梶原敬義君 先ほどお二人から新しいニューメディアの時代とか、あるいは高度情報化社会への対応とか、こういうお話がずっと基調にあったわけですが、テレビとか、あるいは飛行機とか、あるいは道路とか、いろんな例えもあったんですが、一般国民生活の家庭における情報化社会でこれが高度に発展して...全文を見る | ||
○梶原敬義君 安い通信というのは、後からもう一度掘り下げて質問さしていただきたいと思うんですが、これは特に電話を意味しているんですね、さっき言われたが、そうとっていいですか。 わからぬのですよ、そのキャプテンシステムとかあるいはホームバンキング、ホームショッピング、家庭学習ね...全文を見る | ||
○梶原敬義君 日本語で言ってください、何かわからぬ。C何とかと言ったってわからぬが。 | ||
○梶原敬義君 良質かつ何ですかね。 | ||
○梶原敬義君 いいですか、高齢化社会になってニューメディアを使えば快適な生活ができるというようなことをちょっと言われましたけれども、年とってあっちこっち、もうようわけわからぬ電子がどんどんどんどんやって何かしらぬ忙しい時代になるが、それで実際に快適でゆとりのある生活になるのか、ど...全文を見る | ||
○梶原敬義君 今すべてのように言われたけれども、在宅検診を中心に頭に置いて言われたんですかね。 しかし、福祉のあり方というのはやっぱり考え方が違うんじゃないですかね、福祉の考え方というのは。病人があれば家族、あるいは家族がいないならばホームヘルパー、そういう人と一緒になって一...全文を見る | ||
○梶原敬義君 大体、それでも、学習塾の話も出ましたけれども、私は余り、国民生活がこれでびっくりするように、テレビができて、テレビ見るようには変わらぬと思うんだな。さっきからずっと説明があるぐらいのことは電電公社で対応できるんじゃないの。競争原理入れるとかなんとか言わぬで、電電公社...全文を見る | ||
○梶原敬義君 ないですよ。 | ||
○梶原敬義君 総裁のせっかくのお言葉ですが、大分と東京、我々が生活する上においての情報の差、これはもうほとんどないですね、生活する上においては。確かに企業の立場に立つとそれはあるかもわからぬ。しかし、個人生活をするのに、もう今大体東京で巨人が勝ったか負けたかぐらいの話は大分だって...全文を見る | ||
○梶原敬義君 もうお互いにこじりが詰まるような話で恐縮なんですよね。それなら東京の子は皆試験もようできて成績がいいはずなんだけれども、そういうわけにいかない。九州でも鹿児島へ行きましたらラサールという高等学校がありますね。これは随分地方でもいいわけですよ。だから、ちょっとした情報...全文を見る | ||
○梶原敬義君 ですから、私はやっぱりある日突然民営化の話が出てくるようでは、これは本当に十年あるいは二十年、あるいは二十一世紀を展望しておるのかどうなのか。やっぱり本来民営化の話が出るんなら、既に電電の中でもう五年も前ぐらいから恐らくこういう新しいニューメディアの開発というのはあ...全文を見る | ||
○梶原敬義君 前にそうあったと言ってもそれは聞きませんよ、そういうのは。五、六年前から民営化の動きが内部から泉がわくようにじゃあじゃあわいてきたようなのがあったら、後で委員長のところにそういう動きを出してください。お願いします。 それから次に移りますけれども、競争原理の導入と...全文を見る | ||
○梶原敬義君 郵政大臣にお尋ねしますけれども、統制の概念とか、今までは収入を上げるために収入と支出とのバランスのとれた経営計画あたりがやられていないなんということを今言われていますが、何でそれがやられていないのかさっぱりわからないし、こんなことは民営化しなくても経営計画を立てるの...全文を見る | ||
○梶原敬義君 どうも理解ができないんです。児島さんですかね、電電公社に入っておられて、あなたが局長になられるまでに、こういう矛盾があるなら中で矛盾をやっぱり打ち破るために、これはこのままじゃいかぬというために公社の中で頑張ってきてないから、あなたは今こうなって、手のひらを返すよう...全文を見る | ||
○梶原敬義君 どうも飛躍しますけれども、その頂点に民間から来ました真藤総裁がおりますがね。要するにそういう当事者責任を持ってやればやれるということですから、真藤総裁、国鉄苦しいんですからね、国鉄へ行ってその調子で立て直したら、電電の問題もなるほどよくやりますね、よくわかりましたと...全文を見る | ||
○梶原敬義君 いいですか、国鉄は約二十兆円の借金を持って金利がどんどんついておりますよね。これは、真藤総裁が行こうが土光さんが行こうが、この二十兆円の借金と金利の問題を片づけなければ、民間民間といったって民間の企業で引き受け手ないですよ。ありますか。だから何でもかんでも民間民間、...全文を見る | ||
○梶原敬義君 やはり新規参入の企業というのは関東と近畿を中心にやるでしょう。 では、ここが電電の今の収入に占めている金額あるいは割合、これは大体どのくらいになっているんですか。 | ||
○梶原敬義君 そこを把握していなくて、新しく出てくる新規参入の企業との競争にいや勝ちますよと言ったって、二十一世紀になった瞬間に負けているんじゃないですか。たった一二%ぐらいでしょうかね。とにかく神戸から太平洋沿岸ベルト地帯の新幹線が走っているあの線に光ケーブルを敷くというんでし...全文を見る | ||
○梶原敬義君 大臣が誤解をしているんですよ。四兆三千億の今の売り上げで電電が上げております経常利益というのは逆に四千億くらいですか。そうしますと、一番いいところで食い合いになりますと、競争をせにゃいかぬからやっぱり値も下げなきゃいけない。そうして売り上げも比較して伸びがとまる。そ...全文を見る | ||
○梶原敬義君 先ほど福間委員の質問の中で、料金体系を見直す審議会で来年の三月ぐらいに審議にかけるということですが、答申が出るということでしょう。 それで、私はその原価計算の計算の方法は、九州なら九州を一体どのように原価計算やるかわかりませんが、いずれにしても地域別にやっぱり国...全文を見る | ||
○梶原敬義君 真藤総裁ね、現状でこのままいったら先細りだというのは、先ほどからずうっと福間議員のお話を聞いておりまして私は矛盾を感ずるんですね。なぜなら一五、六%の新しい需要が伸ぶというんでしょう。これほっておっても伸ぶというんでしょう。さらにそれに新規参入が出てがちゃがちゃやれ...全文を見る | ||
○梶原敬義君 どうも一貫性がないんだね、言っていることに。結局あなた方がずうっと言っていることは、これは大変なニューメディアの時代が来て、そして高度情報化社会の中でいろいろ出てくるから需要も伸ぶから、だから新しい企業も入れて、そして競争さしてどんどん伸ばしていこうと、こう言ってい...全文を見る | ||
○梶原敬義君 それではお尋ねしますけれども、ではこれからあなた方も民営化をやって、そして電電を変えていく、改革するというんだから相当な見通しを持っているはずですね。しからば、電電のやっている電話あるいは通信、これらの部門で一体どのくらいの伸びを日本全体で二十一世紀に向けて見ている...全文を見る | ||
○梶原敬義君 どうも聞いていることに答えてもらわぬと、貴重な時間ですからね。 新電電が計画を立てるの、四%、三%ということを聞いたんじゃないんですよ、先ほどは。日本全体として新電電も関係するようなそういう部門の需要の伸びというのは、一体どうなっているのか。 | ||
○梶原敬義君 郵政大臣、相当な需要の伸びだと、あなたは一番最初言われましたね、電気通信事業全体の。今のお話じゃ当初四%ぐらい、それから先少し加速度的だと、こういうことなんで、少し矛盾感じませんか。 | ||
○梶原敬義君 電電公社と大臣のもうニュアンスは全く違いますね。違います。それで――総裁、それなら。 | ||
○梶原敬義君 真藤総裁は船をつくっておられまして、石播でずっとやっておられて、私はあなたの見通しが必ずしも合っているかどうかというのは、私はあなたの経営姿勢をずっと見てきまして疑問に思う。 個人的なことになって恐縮ですが、言わしてもらいますと、大分の臼杵鉄工の過半数の株を石播...全文を見る | ||
○梶原敬義君 私は全部知っていますよね。石川島播磨、総裁の口から言わぬでもそういう指導はしておったんですよ。 次に移りますけれども、これは総裁、分割といいますか、このままいきますと、あるいは十年ぐらい、あるいは二〇〇〇年ぐらいになりますと、分割の可能性が非常に強まってくると思...全文を見る | ||
○梶原敬義君 今、原価計算の方法は総括原価主義を採用しておりますね。ですから、これはいいところというのはやっぱり太平洋沿岸ベルト地帯あたりの比較的いいところの分を地方の方の、沖縄の島の話も出ましたが、あちこちに電線を張りめぐらして通信網をつくっていただく。そして地域にも、北海道で...全文を見る | ||
○梶原敬義君 基本的には私はどうも今これを民営化しなきゃならないということについてはどうしても今見通しがつかないし、見通しをひっくるめて皆さんが言っていることについて理解ができないし、あるいは二十一世紀に向けて、恐らくもう五年も十年も先になりますと、きょうここで議論した結果が出る...全文を見る | ||
○梶原敬義君 わかりました。 次にストの規制の問題ですが、特に先ほどから自信を持って、そして熱意を民営化について持っておられます真藤総裁、今スト規制問題というのは非常に総理の答弁もありましたような問題になっております。争点の一つになっておるんですが、我々社会党が言っている内容...全文を見る | ||
○梶原敬義君 この法案の審議というのは、もうここぎりぎり言ってあと何日しかないわけですから、その点については、やはり引き受ける当事者として、三十二万の総帥ですから、これははっきり、これから非常に厳しい仕事に民営化していくというのなら、本当にその点については責任を持って総理あるいは...全文を見る | ||
○梶原敬義君 いや、法案を通すために今努力をしてほしいというんです。どうでしょうか。 | ||
○梶原敬義君 その点についてはおっしゃられましたから、ここ何日かの間ですから、期待をしております。 大臣、その点についていかがですか。 | ||
○梶原敬義君 最後に、もう一度念を押すようでありますが、どうしてもこの際に分割民営化をやらなければならないというのは、先ほどの答弁を聞いておりまして、やっぱり臨調答申が基本にあって、そしてその後ニューメディアあるいは高度情報社会に対応するために競争原理云々というのがどうも基本の答...全文を見る |