梶原敬義
かじわらけいぎ
当選回数回
開催日 | 会議名 | 発言 |
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03月12日 | 第120回国会 参議院 商工委員会 第2号 議事録を見る | ○梶原敬義君 中尾通産大臣は前に一度経済企画庁長官の折にお目にかかりましたが、今回また通産大臣就任おめでとうございます。 就任はもうずっと前ですが、委員会では初めてでありますから、中尾通産大臣の憲法観、憲法第九条との絡みも考えて、想定をしながら憲法観をお伺いしたいと思います。 |
○梶原敬義君 ありがとうございました。 次に、通産大臣の所信表明演説によりますと、エネルギー問題に触れておられます。特に、原発問題につきましては、「安全性の確保に万全を期しつつ原子力発電及び核燃料サイクルを強力に推進する」ということがうたわれておりますが、特に、その後に「この...全文を見る | ||
○梶原敬義君 関西電力の美浜原発二号機の事故原因調査が十一日まとまった。そして、細管の振れどめ金具が設計どおりに取りつけられていなかった。また加圧器逃がし弁が働かなかったこと。さらにまた、空気中に放出された放射能の量は、当初は〇・一三キュリーと言われておりましたが、実際にはその五...全文を見る | ||
○梶原敬義君 いいです、その答弁は後で。 それでは、また重ねて大臣に、公開性、資料の公表、こういうものは少なくとも要請があった場合には国会に積極的に出してもらう、こういうことを大臣に要請しまして、あと同僚委員から質問がありますから、そこで詳しく御答弁をお願いしたいと思います。...全文を見る | ||
○梶原敬義君 よろしくお願いしたいと思いますが、その際にどうしても考えなければならないのは、やはり地方における社会資本の充実、これが非常に大事でありますし、その面の御努力を側面から通産大臣もぜひしていただきたいと思います。 それから二番目に、文化面が非常におくれているから、中...全文を見る | ||
○梶原敬義君 終わります。 | ||
03月26日 | 第120回国会 参議院 商工委員会 第3号 議事録を見る | ○梶原敬義君 オゾン層の保護に関する法律案を審議するに当たりまして、まず最初に中尾通産大臣の基本姿勢を伺いたいと思います。 従来から、職務柄もあると思いますが、歴代の通産大臣におかれましては、公害問題や環境問題に取り組む場合において、国民には後手、後手というか、やや半身になっ...全文を見る |
○梶原敬義君 ありがとうございました。 これは、通産それから環境庁、外務省にわたるかもわかりませんが、オゾン層保護のための歴史的な経緯についてお尋ねしたいと思います。 国際的な取り組み、国内の取り組み、各国の取り組みの状況を簡単に総括的にお願いをいたします。 | ||
○梶原敬義君 厚生省、環境庁等に関係する問題につきましては、後から逐一質問を続けていきたいと思いますが、特定物質の規制等によるオゾン層の保護に関する法律の一部を改正する法律案のポイントについて概略説明をお願いいたします。 | ||
○梶原敬義君 法律案要綱並びにこの法律案の中にも出てくるんですが、表現の中にやたらと「ものとする」というのが法律案要綱の中にはたくさん出ております。 例えば、いただきました法律案関係資料集の法律案要綱一ページ目の「定義等の改正」の4のところに、「オゾン破壊係数を乗じて得られる...全文を見る | ||
○梶原敬義君 私どもが消費税廃止法案を出したときに、これは質問された側、かつて自治省の事務次官等をしている方は、自治省通達とかそういう知事や市町村に対する何々「ものとする」という表現というのは、たしか私の記憶に間違いがなければ、これは義務を課すけれども、しかしやや拘束性が薄れるこ...全文を見る | ||
○梶原敬義君 次に、現行特定物質法審議の際に、罰則規定云々ということを審議したのをちょっと思い出すんですが、立入検査をするとか、あるいはもし削減計画をやらない場合には罰則規定をやる、こういうような議論もした経緯があるんですが、この点についてはいかがになっておるでしょうか。 | ||
○梶原敬義君 今まで八特定品目については、そういう立入検査とか、あるいは届け出をしないで生産をしたというようなケースはないということですね。 現行の特定物質の削減スケジュールの前倒し、要するに二〇〇〇年までに全廃するという本改正案については法の運用で行う、こういうように説明さ...全文を見る | ||
○梶原敬義君 そこは、法律改正でやった場合の方が拘束力が強くなるんじゃないかという気がするんですが、いかがでしょうか。 | ||
○梶原敬義君 わかりました。それでは、次に移りますが、ちょっと簡単なことから二点お伺いします。 フロンガスという言葉は、どうも世界共通の言葉でないようなことを聞きましたが、海外ではどのような言葉で使われているのか、国際的な名称の統一の必要性はないのか、その点いかがでしょうか。 | ||
○梶原敬義君 次に、オゾンとは一体何なのか、そしてオゾン層とは一体どういうことなのか、もう一度原点に返ってお尋ねをいたしたいと思います。 | ||
○梶原敬義君 幼稚な質問をしますが、昔よく海岸に行けばオゾンがある、森林浴のところにも酸素が多いしオゾンがある、こういうことをよく聞いておりましたが、この点は真っ赤な偽りというか間違いですかね。 | ||
○梶原敬義君 いいことを聞きました。その辺のPRもひとつぜひこの際国民にしていただきたいと思います。 そうしますと、もうちょっとついでにお聞きしたいんですが、酸素というのは善玉とか悪玉とかいうのはないと思うんです。我々の吸う酸素は、よく木がCO2を吸って酸素を放出してそこに酸...全文を見る | ||
○梶原敬義君 いろいろと勉強になりました。 そこで、環境庁の局長にお尋ねしますが、オゾン層の保護に取り組む環境庁の基本姿勢、あるいは環境庁がこれまで情熱を注いできた経緯についてお尋ねをしたいと思います。 | ||
○梶原敬義君 お聞きしますと、生産、消費面は通産省の指導、そうして一方では気象庁が観測をやる、長官は海外に出ていって議定書の締結に向けて頑張った、こういうことでございます。そうしますと、環境庁のオゾン層の保護に取り組む主な仕事というのは、もう少し要約しますとこうするんだというのを...全文を見る | ||
○梶原敬義君 次に移りますが、ローランド教授らがフロンによるオゾン層破壊の仮説を発表したのは今から十七年前の一九七四年、そしてオゾン層保護対策の実施の必要性等について国際的な検討の結果モントリオール議定書が採択され、特定フロン及び特定ハロンについて国際的な生産等の規制が行われるよ...全文を見る | ||
○梶原敬義君 今言われましたように、ちょうど六十三年の法案の審議に当たりまして私も質問をいたしましたが、そのころはまだはっきりしない、けれども疑わしいのでやるというような、そういうような雰囲気を審議の中で感じましたですね。 そのときにつくられた法案の内容を見ますと、「ものとす...全文を見る | ||
○梶原敬義君 それでは、次に移ります。 この議定書の改定は科学的な研究、検討した結果ということですが、規則強化となった科学的な根拠みたいなものがある程度説明できるんでしょうか。 | ||
○梶原敬義君 次に移ります。 オゾン層の破壊によりまして、具体的には皮膚がんとか白内障の発生率の増加、あるいは生態系や農作物への悪影響があらわれる、このように言われておりますね。特に、成層圏のオゾンが一〇%減少して地上の中波長紫外線が二〇%増加した場合に、悪性皮膚がんが三〇%...全文を見る | ||
○梶原敬義君 そうしますと、二〇〇〇年までずっとふえ続けて、それが大体平行移動を何年かして、少しずつ下がってきて、二一〇〇年にはもとに落ちてくるということですが、そういうことになれば、もっとさらに厳しい削減の努力というものが世界的になされなければならないんではないか。特に、議定書...全文を見る | ||
○梶原敬義君 今、局長のお話で大体理解できるんですが、外務省おいでですから重ねてお尋ねします。 表現は悪いかもわかりませんが、我が国初め先進国と言われるところは、こういうフロンやハロンの恩恵を非常にこうむって、生活水準やあるいは生活環境を非常によくしていった、経済もそれで非常...全文を見る | ||
○梶原敬義君 先ほど数字をいただいたんですが、特定フロン、そして今回特定フロンに追加されました物質等の我が国の国内の生産量の推移、これはもう推移は結構ですが、大体のトータルの量についてお尋ねをします。そして同時に、世界の製造量、第一世代フロンの製造量、その中に占める我が国の割合、...全文を見る | ||
○梶原敬義君 これはまるきり角度が変わった質問になると思いますが、これだけの生産量を全廃するということになりますと、我が国の経済成長とか、あるいはそういう経済の動きに対して与える影響、こういうものはどのように把握をされておられますか。 | ||
○梶原敬義君 環境庁になるんですか通産省になるんですか、ちょっとわかりませんが、確かにこの便利な商品をオゾンの保護のために使用を削減する、廃止していくということですが、国民にはどこに一体フロンが使われており、ハロンが使われておりということは、まだ一部の人しかわかっていない。この点...全文を見る | ||
○梶原敬義君 この法律が可決されましたら、一番いいのはNHKか何かへ局長が出ていきまして、それでオゾン層保護の問題の経緯という、地球があって上に太陽が降り注いでオゾン層がこうある、これを行って一度よく説明をされるのが一番いいんじゃないかと思うんですが、参考までに、お願いをしたいと...全文を見る | ||
○梶原敬義君 今お話がありました中小企業に対する対応ですね、その予算あるいは税制上の助成の手段、やり方、これはさらに、今までの特定物質が八品目でありましたが、それに上積みをしてこれから取り組んでいくということでしょうか。 | ||
○梶原敬義君 次に移りますが、ハロンのことをお尋ねします。 議定書の第二回締約国会議において、現行規制物質である特定ハロンの生産量及び消費量に関する削減スケジュールの中で、必要不可欠な用途を満たすための量を除くとなっておりますが、具体的にはどういうことでしょうか。 | ||
○梶原敬義君 次に、フロンの回収状況について、先ほど自動車のカークーラー、家電製品等に関するお話がありましたが、なかなか言うはやすいがこれらの廃棄物の回収というのは大変だろうと思うんです。これをどのようにこれから指導を強めていかれるのか、もう少し具体的な面がわかればお聞きしたいと...全文を見る | ||
○梶原敬義君 ぜひ努力をしていただきたいと思います。 もうちょっと時間がありますから、先ほど出ました中小企業対策等をひっくるめまして、三万三千件ですかこれにかかわっている企業がある。その中の大多数が中小企業だと思うんです。昭和六十三年に特定物質を指定して制限を開始して以降、こ...全文を見る | ||
○梶原敬義君 これから二〇〇〇年に向けて全廃をしていくということですから、恐らくこれからたくさん出てくるのではないかと思いますから、その点につきましては、特に中小企業対策に向けて指導、その辺の目配りをよくしていただきたいと思います。 次に、フロンの温室効果というのが言われてお...全文を見る | ||
○梶原敬義君 それでは、時間が参りましたからこれで質問を終わりますが、最後に希望といたしまして、私どももこの法案に対しましては全面的に賛成でございます。この法律ができました以上は、本当に効果が生まれますように、地球のオゾンの保護ができますように念願をして終わりたいと思います。 | ||
04月09日 | 第120回国会 参議院 商工委員会 第5号 議事録を見る | ○梶原敬義君 私は、ただいま可決されました産炭地域振興臨時措置法の一部を改正する法律案に対し、自由民主党、日本社会党・護憲共同、公明党・国民会議、日本共産党、連合参議院、民社党・スポーツ・国民連合及び参院クラブの各派共同提案による附帯決議案を提出いたします。 案文を朗読いたし...全文を見る |
04月23日 | 第120回国会 参議院 商工委員会 第8号 議事録を見る | ○梶原敬義君 私は、ただいま可決されました商品投資に係る事業の規制に関する法律案に対し、自由民主党、日本社会党・護憲共同、公明党・国民会議、連合参議院、民社党・スポーツ・国民連合及び参院クラブの各派共同提案による附帯決議案を提出いたします。 案文を朗読いたします。 ...全文を見る |
04月25日 | 第120回国会 参議院 商工委員会 第9号 議事録を見る | ○梶原敬義君 五法案に入る前に、通産大臣に掃海艇の問題で見解をお伺いしたいと思います。 政府は、二十四日の夜、安全保障会議に引き続きまして臨時閣議を開いて、海上自衛隊掃海艇のペルシャ湾への派遣を正式に決定をされた、このように伝えられております。 私は、海部総理の政治姿勢を...全文を見る |
○梶原敬義君 私は、この九十九条の範囲というのは、第二次世界大戦直後、要するに日本海周辺に機雷がたくさん存在をしておる、そういうことを背景にして、地域的には限定をしている。それが立法のときの大体の趣旨といいますか、そういうことだ、このようにとらえるのが常識じゃないか。 したが...全文を見る | ||
○梶原敬義君 大店法の立法の趣旨と運用面では非常に波を打って変わってきている。対応に大きなずれが生じてきている。それにはそれなりの理由があったと思いますが、そういうそのときそのときの情勢によって政策、指導が変わってきた。これらの点について問題はなかったのかあったのか、その点につい...全文を見る | ||
○梶原敬義君 私は、今回こういう改正案、そして二年後にまた見直しをするということでまた大きく変わるわけですが、今少し触れられましたが、これまでのとってこられた行政指導においても、評価をできる面とやはりできない面とあると思うんですが、もう一度その点について、プラスマイナスはどうだっ...全文を見る | ||
○梶原敬義君 非常によくわかりました。 問題の事前説明から通産大臣の勧告、命令に至るまでの経路といいますか、この辺の流れを簡単に説明していただけますか。 | ||
○梶原敬義君 これまで非常にわかりにくいのは、事前説明、あるいは事前商調協または正式な商調協、これは法的な根拠というか、なかなかあいまいな形の中でこういうものが行政指導のもとで出てきた。この点については、一体どういうわけでしょうか。 | ||
○梶原敬義君 事前説明、事前商調協は、それなりに先ほどからお話がありましたように積極的に評価をされる面もあった、しかしマイナス面もあったと。 特に、私は地方の商工会議所というのを見ておりますと、これは商工会議所が非常に絡んできますが、皆さんが想像しているように民主的な組織では...全文を見る | ||
○梶原敬義君 いずれにいたしましても、今回この大店法の改正案を出すに至ったわけでございますが、法律案の提案理由の説明をお聞きいたしておりまして、ここに持っておりますが、ここに書いておられるのは、「消費者ニーズの多様化等小売業をめぐる最近の諸情勢の変化の中で、昭和六十三年の行革審規...全文を見る | ||
○梶原敬義君 大臣が言われるように、自主的判断と言われるにしては非常に大きく波打って変わってきておりますから、そういう立場で頑張っておられるのはわかるんですが、要するにやっぱり外圧の問題、少し後でお尋ねをしたいと思うんです。 ただ、私どもが地方に帰ってみまして、一つの町なら町...全文を見る | ||
○梶原敬義君 今ちょっとお話が出ましたから、ついでにもう先に聞いておきますと、今度は大店審そして地方にある十六の部会、これらで対応しようということでございますが、地元の中小小売商や消費者の意向を十分そこで聞く、こういうことになっているようです。 一方では、商工会議所の方が商問...全文を見る | ||
○梶原敬義君 非常に配慮されていることにつきまして、よくわかりました。 特に、商工会議所あるいは商工会も言われているほど民主的でもないし、非常に一部の利益を代表する、そういう立場に今なり切っている。商工会議所に入っていない中小小売商の方が圧倒的に多いわけです。そういうような状...全文を見る | ||
○梶原敬義君 ありがとうございました。 六大スーパー、大型スーパーですね、それらの出店というのは、我々地方においては一息ついた感じが今しているのですが、その下にある中堅の、特に地元に本社を置くような、そういうスーパー等が、私は九州ですが、九州の関係を見ても、今言われましたよう...全文を見る | ||
○梶原敬義君 実際に、大店法を改正するあるいは規制緩和をする、そういうような状況になったとしても、日米構造問題協議で向こうが言っているような、そういうアメリカの商品が一体売れるのかといったら、これは全く余り関係ないと。 それで、なぜそうまで言うのか、その辺のことがどうもわから...全文を見る | ||
○梶原敬義君 話が飛びますが、私はアメリカのことはよくわかりませんが、例えばアメリカ、フランスへ行って大型店を開店しようとすれば、即座にというか、いわばここで言われているように、非常に短い間にそういう手続から一切完了して、出店できるのでしょうかね。 | ||
○梶原敬義君 それぞれ、お国の事情によりまして、地域的な制限があったり、町づくりの観点から制限があったりいろいろある。我が国は我が国なりに、幾ら言われたからといって何でもかんでも丸のみというのはちょっと、皆さんはそうじゃないと、こういう大臣のあれでしょうが、そこら辺は私はやっぱり...全文を見る | ||
○梶原敬義君 これは、去年の衆議院の予算委員会やなんかで、当時の武藤通産大臣、それから海部総理もいろいろと答弁をされております。本会議の答弁等もありましたが、これは、大体考えられることはどういうことでございますか。 | ||
○梶原敬義君 我が国でも、自主的な判断というか地域の状況、そういうものをぜひしっかり貫いていただきたいと思います。 次に、大店法の規制緩和によりまして、先ほどもお話がありましたが、海外企業の大型店の出店が、元来なかなか難しいと思うんですが、これが可能性が非常に強まる。でも、思...全文を見る | ||
○梶原敬義君 私も、何年か前に農産物の関係の調査で西海岸に行きまして、それからデンバーに行って畜産肥育牧場等を見てきまして、その後郊外のスーパーに行きました。大変大きな肉の塊をそのまま値段をつけて売っておりました。 ですから、将来のねらいといたしましては、牛肉やオレンジの完全...全文を見る | ||
○梶原敬義君 もとに返りますが、日米構造協議における三段階のプログラムにおいて出店調整期間を昨年の五月に一年半にして、そして本法律案が改正された後、またこれを行政指導で一年にする、こういう一年という妥当性はどういうことなのか、お尋ねいたします。 | ||
○梶原敬義君 次に、大店審及び都道府県大店審といいますか、今十六の部会がありますが、これらの体制、機構、先ほども少しお話が出ましたが、これをどのようにしようとしているのか。また、構成メンバー、選任方法。こういうのも、今までの大店審や商調協のあり方の問題点、不透明さや、あるいは本当...全文を見る | ||
○梶原敬義君 身分の位置づけが非常にはっきりいたしました。 それは、県単位に先ほど言われました部会をつくっていくとすれば、部会というのか何ですか、それも同じような扱いと考えてもいいのですか。 | ||
○梶原敬義君 次に、非常に大事なのは、後の町づくり法との関係もありますし、その地域の実情というのは地元の県知事や市町村長さんが一番よく知っているわけでございまして、この辺にある程度の判断力というか、これは当然聞くようになっておりますが、ここに非常に大きなウエートを私はかけるべきだ...全文を見る | ||
○梶原敬義君 ぜひ、そうしていただきたいと思います。 次に、輸入品専門売場の設置に関する法律の特例法案の問題に入りますが、一つは、千平方メートル以下の輸入品専門売り場の新増設について無調整、このようにした根拠は一体何なのか。そうなった場合の輸入品専門売り場面積の全国的な増加の...全文を見る | ||
○梶原敬義君 そういう場合、輸入品コーナーというのが六十ぐらい、ほとんどフランスとかの商品で、今大変日米構造協議で問題になっているアメリカの商品のウエートというのは非常に少ないのではないか、このように感じるのですが、その点はいかがでしょうか。 | ||
○梶原敬義君 逆に考えますと、日本に専門コーナーを向こうがあちこちからつくってもらうということは、裏返すとそういうことをやってくれ、こう言ったっていいような問題で、ただ、しかし現実性がどうもない。法律をつくったからといって、なかなかそう簡単に向こうが言っているような方向にはなりに...全文を見る | ||
○梶原敬義君 それから、勘ぐって、これはもう千平米は無調整だ、だから一時的に輸入品を置いていて、そしていっときして日本の商品を売る場合、そういうように非常にあいまいというかごまかしが生ずる可能性もあるわけです。そういう歯どめというのは一体どのように考えておられるのか、お尋ねします...全文を見る | ||
○梶原敬義君 最後に、大店法の関係に戻りますが、こうしてどんどん規制緩和をして、これから大型店、スーパー等が進出してくる。そうすると、既存のデパート等、そういうところとの競争が激化をしてくる。とりわけ、営業時間のあり方が問われてくる。なかなか休日には休めない、デパートの従業員は。...全文を見る | ||
○梶原敬義君 特に、百貨店等に働いている労働組合の皆さんの意向というのは、競争が激化することによって労働条件が悪くなるのじゃないかと。要するに、交代で休むことにはなるのでしょうが、営業時間が私の近所ももう随分延びているのですよね、周りの影響を受けましてね。そういうしわ寄せが働く人...全文を見る | ||
05月08日 | 第120回国会 参議院 商工委員会 第11号 議事録を見る | ○梶原敬義君 私は、ただいま可決されました特定商業集積の整備の促進に関する特別措置法案に対し、自由民主党、日本社会党・護憲共同、公明党・国民会議、連合参議院及び民社党・スポーツ・国民連合の各派共同提案による附帯決議案を提出いたします。 案文を朗読いたします。 特定商...全文を見る |
05月22日 | 第120回国会 参議院 決算委員会 閉会後第2号 議事録を見る | ○梶原敬義君 たくさん質問通告をいたしておりますから、私はできるだけ簡単に質問をいたします。答弁の方も要点を絞ってお願いを申し上げます。 最初に、JR九州豊肥線の復旧問題についてお尋ねします。 昨年七月二日、九州の中部における集中豪雨によりまして豊肥線が寸断をされておりま...全文を見る |
○梶原敬義君 地元では、どうも十月までには全線開通は難しいのではないか、こういう話もちらほら出ておりますが、間違いなく十月まで開通をするように、運輸省、責任を持っていただきたいと思います。 次に、鉄道軌道整備法施行令の一部を改正する政令案の要綱が五月十日に決定をされたようであ...全文を見る | ||
○梶原敬義君 これはいつから実施をして、今後地方自治体の関係についてはこういう事例が起こった場合に財政負担ほどうなるのか、その辺をちょっとお尋ねします。 | ||
○梶原敬義君 前々から本委員会でもお願いをしたんですが、大分県の緒方駅と竹田駅の間の復旧、開通については、地元も本来ならもっと早くやってほしいということでしたが、非常に現地も困っておりますから、これは十月の末といわずに八月のお盆ぐらいまでには現地でやらせるように運輸省として指導し...全文を見る | ||
○梶原敬義君 大蔵大臣、国鉄分割・民営化のときには運輸大臣でございまして、私も当時大臣に質問をしたことがあるんですが、分割・民営化しまして、わずか三十三億の災害なんですが今日に至っても大分と熊本を結ぶこの動脈が切れたままなんですね。あのときに運輸大臣は、分割・民営化すれば非常によ...全文を見る | ||
○梶原敬義君 いや、それはいかぬですね。まあ大臣はそういうことでございますが運輸省、運輸省の方には随分届いていると思いますが、複線化の問題ですね、これはよろしく。いかがでしょうか。 | ||
○梶原敬義君 よろしくお願いします。 次に、雲仙の火山活動と防災の問題について若干お尋ねします。 毎日報道されておりますが、ひとつ国会の方でも、噴火活動の状況と見通しについてお伺いをします。 それから第二点といたしましては、防災の観点から一体国土庁はどのように対応をし...全文を見る | ||
○梶原敬義君 重ねてお尋ねしますが、五月二十一日の新聞報道によりますと、火山噴火予知運の下鶴会長さんのお話では、「先日の予知連で、雲仙の活動は新段階に入ったと判断した。」と。ここの「新段階」とは一体何なのか。「今までにない浅い震源の地震が多発し、山の膨らみも観測され、マグマが浅い...全文を見る | ||
○梶原敬義君 わかりました。 建設省砂防課の方でいろいろと土石流対策をしっかりやっておられるようですが、その状況ですね。それからまた、噴煙をどんどん上げておりますから、さらにその土石流対策というのはこれから心配になるんですが、いかがになっておるでしょうか。 | ||
○梶原敬義君 ぜひ頑張ってください。 次に、決算に係る問題でございますが、昨日大蔵大臣が昭和六十三年度決算の概要説明、それから平成元年度の決算の概要説明を述べられまして、それをお伺いしておりますと、「昭和六十三年度の予算の執行につきましては、予算の効率的な使用、経理の適正な運...全文を見る | ||
○梶原敬義君 会計検査院の実地検査というのは、六十三年度も八・五%、それから一九年度が九・二%、非常に少ない。同僚議員も昨日からずっと質問されておりますが、そういう状況です。したがって、これからそういう問題がなくなるためには、各省ごとの内部監査の体制、これが一体どのようになってい...全文を見る | ||
○梶原敬義君 内部監査で指摘された問題点というのは、それぞれ閣議と会計検査院に報告をするようなシステムになっているんですか。そこはどうでしょうか。 | ||
○梶原敬義君 そうすると、内部監査の資料というのは内閣の方には、総理大臣官房ですかどこですか、内閣の方には回らないんですか、それは。内部監査で出た問題点、そういうものは。 | ||
○梶原敬義君 そうしますと、これは会計検査院に報告されているのが一部、内部監査で事前に気がついて指導して改善したり何やらというのはいっぱいあると思うんですね。そういうのはどこで一体把握しているんですか。 | ||
○梶原敬義君 しかし、全体の予算の統轄は大蔵省でやっておられるわけですから、その内部監査の観点、一体どういう観点から内部監査をするかという点について、会計検査院がやっている検査の観点というのは正確性、合規性、経済性、効率性、有効性、こういう観点から会計検査院は今検査に当たっており...全文を見る | ||
○梶原敬義君 先ほど言われましたように、会計検査院の検査の割合というのは非常に少ないし、大蔵大臣も先ほどそのことに触れられましたが、やはり内部監査体制を充実するためには少し大蔵省がイニシアチブをとって、そして少し神経をぴりっとさせてやらなければいつまでたっても、大変残念だと言われ...全文を見る | ||
○梶原敬義君 少しすれ違っておりますが、先に移ります。 私は、決算委員会随分長く経験いたしましたが、会計検査院はわずかな人数で一体こういうのをどうして見つけたのかということがたびたびあるんですね。そういう点では会計検査院は私は非常に優秀だなと思っておりますが、それはそちらに置...全文を見る | ||
○梶原敬義君 要するに、不正事件等についてのみ報告があった分は報告をまとめてされておる、こういうことですね。 | ||
○梶原敬義君 次に、具体的な項目に入ります。 これは各省庁ごとの決算のときに質問する事項ですから、ごく代表的に絞ってみますと、防衛庁の関係ですが、「屋外燃料タンク補修工事の積算が不適切」、「屋外燃料タンクの補修工事の工事費の積算に当たり、底面に使用する鋼板の数量等の算定が適切...全文を見る | ||
○梶原敬義君 先ほど答弁ありました主計局の次長さんですか、決算の責任は大蔵省にあるんでしょう。 | ||
○梶原敬義君 要するに、内部監査の観点を先ほど私お伺いしましたが、その内部監査の観点についてあなたのお答えはどうも不正事項とかそういうような、そしてそれぞれがやるということなんですが、このミスのようなものは内部監査の対象にはならないんですか。 | ||
○梶原敬義君 防衛庁にお尋ねしますが、これは防衛庁としては、私は本来なら内部監査で、会計検査院から言われぬでもちゃんとすべきだと。今言われますように、大蔵省の方も適正かつ効率的な予算の執行と、こういうことが言われておりますから当然防衛庁もそうだと思うんですが、この点は防衛庁の内部...全文を見る | ||
○梶原敬義君 では、会計検査院が指摘をするより後にやったから結局わからなかったということで、こういうようなケースは、おたくの内部で先にやっておればこの問題はわかっておったということですか。 | ||
○梶原敬義君 いや、答弁を聞いておりますとね、ニュアンスとすれば、こういうことは内部監査を先にやっておればそんなことはわかる可能性が強いというような、そういう事例というのは今まで防衛庁の中に、こういうような要するにミス、そういう内部監査で事前にわかったケースというのはたくさんある...全文を見る | ||
○梶原敬義君 そこまで言われますといろいろと反論したくなるんですが……。 本件に入りますが、本件のミスというのは、私は非常に単純なミスであるのかあるいは意図的であるのかこれははっきりしないんですが、大体見積もりでちゃんと図面で出ているもので計算をして、その予定価格を出して業者...全文を見る | ||
○梶原敬義君 専門家が図面を見間違って二重底にしたり、そういうことは幾ら叩いても――あなたはその責任者でしょう、経理局長は。しゃあしゃあと答えていますが、こういうことは会計検査院がやらなくてもおれのところで先に見つけているかもしれないということを言っておって、反省の色もない。 ...全文を見る | ||
○梶原敬義君 どうもあなたも反省の色がない。今度防衛庁の決算のときに時間をかけてこれはやるべき問題だと思います。 少し観点変えますが、会計検査院も少しこの点については踏み込みが足らないし、公取はもちろん担当ですから、踏み込みが足らない。例えば米軍の基地の工事発注にかかわる談合...全文を見る | ||
○梶原敬義君 法律に合っておれば、そのすれすれのところをいっていればいいというものじゃない。談合をどんどんやっていてそれで済むような問題じゃない。それは今後の問題として時間をかけてしっかり議論をしていきたいと思いますから、反省をしていただきたいと思います。 この問題、さらにも...全文を見る | ||
○梶原敬義君 文部省、内部監査をもし先にやっていれば、これはわかっていたんですか。 | ||
○梶原敬義君 大蔵大臣、予算の執行責任者として、各省庁ごとに内部監査をやっておりますが、少し大臣が中心になってこういう内部監査体制もしっかりしないと、これはうまくいかないと思う。国民の貴重なお金ですから、その点について、文部省は特に、私も一度新潟大学の磁気共鳴装置ですか、その問題...全文を見る | ||
○梶原敬義君 時間が来ましたから、たくさん通告しておりましたがこれで終わりますが、官房長官、今大蔵大臣の言われたような方向でぜひ取り組んでください。 | ||
06月05日 | 第120回国会 参議院 決算委員会 閉会後第5号 議事録を見る | ○梶原敬義君 私は、決算事項に入る前に、当面する諸問題で三点ほど最初に質問をいたします。 まず最初に、雲仙岳の火山活動に対しまして、五月二十二日の本委員会におきまして質問をいたしました。その際に、国土庁やあるいは噴火予知連等を担当します気象庁、こういうところに対しまして、一体...全文を見る |
○梶原敬義君 気象庁の部長さんが率直に、火砕流の発生予知は非常に、まあ不可能だと、こういうように言われました。これは一七九二年にああいうような「島原大変肥後迷惑」というような眉山崩壊があった大事故がありました。あなたのこの前からの答弁を聞いておりますと、江戸時代の状況から、今日こ...全文を見る | ||
○梶原敬義君 三日の災害の折には、よく報道されておりますが、マスコミの皆さんがたくさん被害を受けております。私の推測では、雨も降っておりましたからむしろ今回は土石流の心配のところに非常に関心があり、マスコミの皆さんも、現地にそこを取材に行かれたのではないか、そんな感じを受けるんで...全文を見る | ||
○梶原敬義君 そういう私が言ったようなことになりますと、やはり火砕流の危険性について、もう少し早目に専門家がマスコミの皆さんにもよくわかるように警報を鳴らしておれば、ああいうようにマスコミの皆さんが被災するようなことはなかったのではないか、このように考えるんですが、国土庁どうです...全文を見る | ||
○梶原敬義君 火砕流であるというように最初に問題を提起されたのは、あれはどこだったんですか、通産省ですか。 | ||
○梶原敬義君 山腹が非常に膨張しているとか、あるいは火砕流じゃないかというのを通産省の研究所で先にああいう見当をつけるような状況で、そういう点から見てみますと、気象庁やあるいは火山噴火予知連、こういうところはどうも、大島のときもそうなんですが、後手後手にいっている、学問が生かされ...全文を見る | ||
○梶原敬義君 わかりました。 しかし、結局元締めをしておるのはあなたのところではないんですか。 | ||
○梶原敬義君 だから、幾ら通産省やあっちこっちが、後から少し言いますが琉球大学の木村助教授、あそこら辺が物を言ったって、あなたのところがそれをしっかり取り上げなければ何にもならないじゃないですか。いかがですか。 | ||
○梶原敬義君 具体的に少し聞いていきますが、新聞報道によりますと、琉球大学の木村政昭助教授はこういうことを言っております。「三宅島や伊豆大島での噴火の前と同じ地震の兆候があったので、私自身は雲仙は火山活動のピークに入ったと考えていた。これまでのマグマの流出量からすれば、これからも...全文を見る | ||
○梶原敬義君 問題提起をされている中で、私も九州ですが、非常に心配になるのは、やはり噴火の最後に地震が来る、大きな地震が。彼は、中規模地震が来るのではないか、そこでエネルギーの放出が終わるのではないか、このように指摘をされておりますね。こういう点については関心を持っておられますか...全文を見る | ||
○梶原敬義君 まあ江戸時代の話じゃないわけですから、あなた方ずっと専門家でやっていますから、実際にたくさん人命が失われておるような状況ですから、少し現実に合うような答弁もしていただかなきゃいけないと思うんです。 もう一つ聞きます。 九州大学の工学部の平野宗夫という水工土木...全文を見る | ||
○梶原敬義君 地下水位の異常というのは、具体的にあなたがわからなきゃ国土庁防災局でもわかるんじゃないか。その状況を少し報告してください。 | ||
○梶原敬義君 国土庁はわかりませんか。 | ||
○梶原敬義君 テレビなんかで、やっぱり出ているんですよね。井戸を持っている人が非常に井戸水の水位が上がっておると、こういう報道もされておるんですが、しかも新聞で報道されておるんですよ。これらの問題に対して最も専門的で行政の中心的な立場にある皆さんがそこら辺がわからないということに...全文を見る | ||
○梶原敬義君 一七九二年のあの眉山崩壊の際にも、伝えられるところによりますと、地下水の異常に気がついておる、そういう古文書が残っておるようなんですね。ですから、これらのことにつきまして、非常に残念ですが、早急に皆さんも調べて、最悪の事態を今のこの科学で避けるために万全の努力をしな...全文を見る | ||
○梶原敬義君 官房長官、今お聞きになってどのように判断をされているか。わからないと。確かにわからないことはたくさんあると思いますが、しかし人知を結集すれば避けられる災害も避けられないでこういうことになっておりますから、もう少し人知を結集してやるように、今いろいろお聞きしましても、...全文を見る | ||
○梶原敬義君 私も災害対策の委員長を三年か前にやらせていただきまして、そういう経験からしても、今大臣いろいろ言われましたが、本当に神経を集中して、対応すべきときはしていただきたい、このように強くお願いをしておきたいと思います。 次に、米の市場開放問題につきましてお伺いをします...全文を見る | ||
○梶原敬義君 ぜひそういう方針を堅持していただきたいと思います。 官房長官、六月一日の新聞報道によりますと、海部首相は、行き詰まっている新多角的貿易交渉を打開するために、米の部分輸入自由化を認めることを決断、この方針をブッシュ大統領に伝えるために金丸元副総理に対し首相特使とし...全文を見る | ||
○梶原敬義君 それでは、官房長官にお尋ねしますが、日米貿易の量からいいますと、それは三%になるか五%になるかわからない、今伝えられている量というのはその収支の面からいうと非常にわずかなものですね。わずかなものですが、アメリカはどうしてこれまで日本の米市場開放に対して強い要求を続け...全文を見る | ||
○梶原敬義君 一つの大きな理由は、この新聞報道にもありますように、ヒルズ米通商代表が五月三十日にワシントンで外国人記者団と会見をし、日本で最近米市場開放を容認する議論が高まっていることに触れ、日本政府が七月のサミット前に米市場開放を決定すれば、ガット・ウルグアイ・ラウンドに多大の...全文を見る | ||
○梶原敬義君 大臣、ある程度理解されたんじゃないかと思うんですが、私も四年ぐらい前でした、アメリカの国府田農場やあるいは州政府、それから精米工場、そういうところずっと見てきまして、国府田農場の鯨岡さんという支配人といろいろ議論したんですが、アメリカの米の生産者が直接我が国に米を買...全文を見る | ||
○梶原敬義君 大変失礼な言い方になるかもわかりませんが、言われますように、ブッシュホンと言われるような言葉が今日本ではやっておりますが、これは、そう言っていてもアメリカから言われますと海部内閣というのは次々にやはり相手の圧力に屈してきている。こういう流れを見たときに、今官房長官が...全文を見る | ||
○梶原敬義君 それもちょっとひっかかるんですね。自由貿易を前提にその先をこうと言われるけれども、結局官房長官は、自由貿易がどうとかこうとかじゃなくて、我が国の立場に立って、米の市場開放については、あなたはこれは閣僚の一人として、首相側近の官房長官として、私はそれはやらない立場で頑...全文を見る | ||
○梶原敬義君 どうもありがとうございました。 次に、国連平和維持活動、PKOについてお尋ねしたいと思います。 最近また、これは新聞報道でございますが、自民党の有力者の発言や行動が目に余るものがあります。党の内部で発言するのはこれは自由でございますが、しかし外部で、国民に対...全文を見る | ||
○梶原敬義君 PKOに協力するその新組織の政府原案がもうまとまったと、このように伝えられておりますが、その点は今勉強段階ですか、まとまったんですか。 | ||
○梶原敬義君 では、そういう段階ですから余り突っ込んだことは聞かないようにしますが、どうも竹下元首相は、平和維持軍への参加は困難、停戦監視についても後方支援に限定すべきだと、そのような考え方を述べられておる。いや、言っているとか言っていないとかいっても、これは人前で講演会で言った...全文を見る | ||
○梶原敬義君 わかりました。 官房長官、私も後藤田さんが官房長官のとき、この決算委員会でこうして何回も質問をしたんですが、やはり質問していれば、打てば返ってくるんですよ、ある程度のところまでは。あなたのはもう全然返ってこないんですよね、官房長官として。だから、まじめにあなたと...全文を見る | ||
○梶原敬義君 記者会見の時間が迫っておるようですから、あと一つだけ。 政治改革の法案も、あなたはまとめ役ですから、大体いつでき上がるんですか。 | ||
○梶原敬義君 時間がなくなりましたが、総務庁長官おられますし、内閣の残っている方にぜひお尋ねをしたい。 昭和六十三年度と平成元年度における会計検査院の報告は我々いただいて今決算委員会で審査をしているんですが、もう御承知のように、大変問題があるということを指摘をされております。...全文を見る | ||
○梶原敬義君 もう時間ですので終わりますが、長官、この予算の正しい使い方、経済的な効果的な効率的な使い方等に対しまして一層高い立場で行政指導をされますように。 行政監察の問題につきまして質問の準備をたくさんしておりましたが、時間でありますので、これで終わりたいと思います。あり...全文を見る | ||
06月27日 | 第120回国会 参議院 決算委員会 閉会後第9号 議事録を見る | ○梶原敬義君 農水大臣、農林水産省、米の市場開放問題をめぐって大変御苦労でございます。 私は、我が国の基礎的食糧というか主食の米の市場開放はどんなことがあってもやるべきではない、こういう信念でありますし、主張を繰り返しておりますから多くを申し上げませんが、最近におけるウルグア...全文を見る |
○梶原敬義君 ここのところ、総理大臣を初め各派閥のトップクラスの人が、市場開放も部分的にはやむを得ないのじゃないかというニュアンスのことを話したり、あるいは農林水産大臣が、そう簡単にはいかぬぞ、こう言っているようなニュアンスがちょっと報道で伝わってきたりしております。 農林水...全文を見る | ||
○梶原敬義君 本当にしっかりした大きな声で決意を表明されました。 かつて、農水大臣の中には国会答弁の中では声の大きな人はたくさんいたんですが、譲るところはずるずるずるずるそういう人は譲ってきまして、よくやじも飛ばしたことがあるんですが、本院から出ておりました前農林水産大臣の山...全文を見る | ||
○梶原敬義君 だから、六十三年度、元年度を同じ決算委員会で同じことをやるから、同じ文書が出ても、これは一年置きにやったらこういうことに対して全然気がつかないんですが、同じ日に同じようにやるものですから、だから非常にそこら辺は重視をしていると言いながら、無神経にさらさらっと書いてお...全文を見る | ||
○梶原敬義君 だから、毎年毎年同じことの繰り返しをやっぱり避けられない。これを少しでもよくするためには、農林水産省内部の監査といいますか、やり方ですね、内部における監査体制をもう少しこれを強化するしかないんじゃないか。 それは、今言われましたように、農林水産行政は非常に幅が広...全文を見る | ||
○梶原敬義君 ぜひこの内部監査ですね、経理課でやるんですか、会計検査院の検査率というのは非常に少ないから、ここでもう少し内部でしっかりやるというように御指導を賜りたいと思います。 次に、具体的に申しますと、これは平成元年度の決算で会計検査院の報告の中に出ておりますが、熊本県の...全文を見る | ||
○梶原敬義君 農水省、これはもし会計検査院がわからなきゃやみからやみに葬られるような問題で、県及び農水省ではこれらの不正の実態に対して一体何で会計検査院が出動しなければわからないのか、私はやっぱりこういうところに問題がある。一体どうして気がつかなかったのか。一つの例ですが、たくさ...全文を見る | ||
○梶原敬義君 その後のこの阿蘇畜産農業協同組合の経理等、把握をされたことはあるんですか。 | ||
○梶原敬義君 この組合は経理が極めて不明瞭で決算書類が三つぐらいあって使い分けをしておったという、そういう事実もちょっと聞くんですが、調査のときにはその辺は何か把握されましたですか。 | ||
○梶原敬義君 会計検査院にお尋ねしますが、実地検査でこの報告書に掲記されている以外に気がついた問題点等がもしあればお聞きをしたいんですが、いかがでしょうか。 | ||
○梶原敬義君 本件は以上で終わります。 次に、六十三年度決算検査報告の中で、農業改良資金の貸付事業の運営について意見を表示し、改善処置を要求したものといたしまして報告をされております。 その中身は、一つは、農業改良資金の貸付事業の運営について青森県ほか二十二県を対象に調査...全文を見る | ||
○梶原敬義君 大変なことが次々に起こっておりますが、農水省としてはこの改善処置要求に対してどのような対応をとられたのか、そして実効が実際に上がっているのかどうなのか、簡単で結構ですからお願いします。 | ||
○梶原敬義君 こういうような問題というのは、もう本当に厳密に検査をやればいろいろと出てくると思うんですが、今二つの特徴的な例を取り上げて質問をいたしましたが、もちろんこの二つは厳正に対処すると同時に、今後とも本当に問題が起こらないように体制を整えるべきだ、このように考えます。これ...全文を見る | ||
○梶原敬義君 次に、米軍の発注工事談合問題について若干お尋ねをします。 一九八八年十二月の横須賀基地及び本年五月九日の横田基地における工事受注時の我が国企業の談合問題について、非常に簡単で結構ですが、建設省、把握されていることについてお尋ねをします。 | ||
○梶原敬義君 時間がなくなりましたが、横須賀基地の談合、受注のその主な我が国の企業名をちょっと挙げてください。大手企業です。 | ||
○梶原敬義君 鹿島建設、清水建設等がその中の代表的な企業ですね。鹿島建設の会長の石川六郎さんというのは日本商工会議所会頭ですか。その点はいかがですか、事実関係。 | ||
○梶原敬義君 時間がないから聞いたことを答えていただきゃいいんです。商工会議所の会頭を石川六郎さんはやっているかどうか、いかがですか。 | ||
○梶原敬義君 野村証券初め日本の代表的な大手の証券会社で、この前野村証券の田淵さんは証券業協会の会長を引き受ける予定だったが、これはもう責任をとった。 あなたは、この談合問題というのは犯罪行為と受け取っておるのですか。そうじゃない普通の民事上の行為だ、このようにとっておるんで...全文を見る | ||
○梶原敬義君 あってはならないということは、犯罪行為とあなたがとっておるのか、とっておらないんですか。 | ||
○梶原敬義君 しっかり考えていただかなきゃいけないのは、アメリカの受注をするときに談合しているということは、やはり日本の官公需に対しても同じことが繰り返されているということと、大体常識的に我々いろいろ知っておりますよね、とらなきゃいけない。だから、答弁しにくいのかもわかりませんが...全文を見る | ||
○梶原敬義君 大臣、最後に、時間が来ましたから、一言答弁していただきたいんですが、石川さんなんかは日本の政治のあり方や日本の将来、あるいはいろんなことに対して御意見を述べられている方ですね。こういう人がトップの会社でそういう法律違反をし、それをあっちこっちで金をもうけるためならそ...全文を見る | ||
07月04日 | 第120回国会 参議院 決算委員会 閉会後第10号 議事録を見る | ○梶原敬義君 先般の決算委員会で国土庁にも通告をしておりました国土の均衡ある発展に伴う多極分散型国土形成促進法の関係につきまして、お尋ねを最初にいたします。 国土庁にお伺いをいたします。昭和六十三年、第百十二回国会におきましてこの法案の審議に私も参加をいたしました。そのときに...全文を見る |
○梶原敬義君 国の行政機関の移転の問題が一つ大きな課題でありまして、法律の要綱の中心。それから、地方の振興開発、これが二番目。もう一つ大きな柱としては、住宅の供給に対しまして「国及び地方公共団体は、地域の特性に応じつつ、」「住宅及び宅地の供給の促進に関する施策を総合的に実施する」...全文を見る | ||
○梶原敬義君 地方におりますと、私は九州の東海岸の大分県ですが、大変な過疎化が進んでおります。過疎率ナンバーワンが鹿児島、ナンバーツーが大分、三番目がたしか北海道、四番目が島根県、五、六が高知と広島、そういう形なんですよね。 〔理事会田長栄君退席、理事千葉景子君着席〕 ...全文を見る | ||
○梶原敬義君 私はあちらこちら地元を歩き回っておりまして、住宅着工件数の落ち込みというのは想像以上に大きい、こういうことをじかに聞いておりますが、百五十万戸台に乗るという見通し、根拠はある程度あると思うんですが、少しその辺のことを納得できるように説明してくださいませんか。 | ||
○梶原敬義君 私が肌で感じたことと今言われていること、これはやがて一年たってみるとわかることだと思いますが、私が申し上げたいのは、いかなる経済の変動があったとしても国民が一番豊かに暮らせるのはやはり住宅が安定している、そういうことだろうと思います。 そこで、景気のいい悪いにか...全文を見る | ||
○梶原敬義君 ぜひ、今経済は動いていますから、状況を絶えずにらみながら、政策的な手を打っていただきたいと思います。住宅に関する関連業界というのは約八百業種ぐらいある、このように言われておりますし、これはもう悪くなっていろいろしてもそういう面にも響きますし、何よりも国民生活を豊かに...全文を見る | ||
○梶原敬義君 平成三年度の予算もあわせてちょっと、予算額だけ、わかりますか。 | ||
○梶原敬義君 この前、新聞で報道されておりましたが、平成四年度の予算要求のガイドラインが九%、このように出ておりましたが、これでいきますとどのぐらいになるんですかね、予算、一般会計ですか、これは。――それは後でいいです。今言われました数字ですね、いただきたいんです。今ちょっとメモ...全文を見る | ||
○梶原敬義君 先ほどは失礼しました。 〇・七%、これは今日ベースでいきますと、仮に計算するとどのくらいになるんですか。 | ||
○梶原敬義君 いや、〇・七%にした場合はどのくらいの金額。そのままちょっといてください。 先ほど一般会計予算の分の八千八百三十一億円の数字が出ました。その前に一兆三、四千億の数字が出ましたね。どっちを言っているんですか。 | ||
○梶原敬義君 そこで、外務省にお尋ねしますが、先ほどの予算と実行ベースの差がありますね。我が国の会計方式というのは単年度会計で処理をしておりますから、そういうところからおくれが出てくるのかどうなのか、差は一体どういうところから出てきているんですかね。 | ||
○梶原敬義君 実行ベース、例えば何らかの理由で予定どおりいかなかった、そういうような要因もあるということですかね、もう一度。 | ||
○梶原敬義君 外務省にお尋ねしますけれども、単年度会計で処理をしておりますから、何といいますか、工期といいますか、年度内に工期が間に合わなきゃ大変困る場合がある。そうしますと、しょせん工期を守るのに非常にすぐれている日本の企業が受注をするのが非常に好ましい。援助に絡んでそういう面...全文を見る | ||
○梶原敬義君 我が国の援助が非常にひもつき援助が多いという批判がずっとされております。そういう点では、納期とか工期とかそういうものは、日本の業者がやった場合には非常にきちっとしているので、そういう面で外務省としては、その点は助かっている面があるのではないか、その点はいかがなんでし...全文を見る | ||
○梶原敬義君 時間がありませんから先を急ぎます。 私、週刊ポストをずっと持っておるんですが、これは非常にODAに伴う疑惑の問題、それに金丸さんが出てきたり海部さんが出てきたり中曽根さんが出てきたりしておるんです。援助の効果というものと、もう一つはそういう疑惑の問題と二つ出てく...全文を見る | ||
○梶原敬義君 大体、平成三年度予算で外国出張予算が千三百八万円、これではこれからふえ続けるODAの検査体制では非常に不十分かと、このように思いますので、これは通産大臣、経企庁長官もいらっしゃいますが、この予算の増額について努力をしていただきたいと思います。 あとOECFの場合...全文を見る | ||
○梶原敬義君 ぜひ、できれば詳細に公表していただきたいと思います。 時間がなくなりまして、私ども外交・安保調査会で一昨年当時西ドイツ経済協力省の担当者に会いました。これは調査会から派遣されて皆さんと一緒に行ってきたんですが、ここで我々が質問しましたのは、経済協力が効果的に行わ...全文を見る | ||
○梶原敬義君 どうもありがとうございました。 | ||
09月26日 | 第121回国会 参議院 商工委員会 第2号 議事録を見る | ○梶原敬義君 経済企画庁長官は、去る二十四日の月例経済報告閣僚会議におきまして、日本経済は緩やかに減速しながらも引き続き拡大しているというような月例報告を提出されたということ、新聞記事にも出ておりますが、我が国経済の今日の現状と先行き見通しについて最初にお伺いをいたします。 |
○梶原敬義君 通産省は、通産大臣の談話並びに棚橋事務次官の記者会見の談話等が新聞に出ておりましたが、この辺の見方について通産省と経企庁の見方とは少し違ったところがあるんじゃないかという気がしておるんですが、いかがでしょうか。 | ||
○梶原敬義君 榎元審議官も前に紙業課長をされて、麻生さんも紙業課長をやっておられましたが、私、業界のことを少し聞いたんですが、大昭和製紙がもう製品価格が非常に落ち込んで、そして経営には斉藤了英さんの問題というのが絵を買っていろいろあるようですが、主力工場も閉鎖をして、二千人労働者...全文を見る | ||
○梶原敬義君 先ほど来年度と申しましたが、今年一月の大蔵省の中期展望として、九二年度の税収見込みの試算が六十五兆三百億円、これをどうも下回るだろうというのが大蔵省の発表のようですから、そこは訂正させていただきたいと思います。 いずれにしても、証券、金融、不動産、この辺の法人の...全文を見る | ||
○梶原敬義君 ありがとうございました。 次に、公正取引委員会にお尋ねをいたしますが、これはまあわかり切ったことですが、公正取引委員会の位置づけ、これを最初に承りたいと思います。位置づけ、よって来る法律、根拠。 | ||
○梶原敬義君 公正取引委員会の組織及び権限、これは二十七条から始まるんですが、この辺について簡単に解説をしていただきたいと思います。 | ||
○梶原敬義君 大体今公取委員会の事務局は何人いらっしゃるんですか、委員五名の下に。 | ||
○梶原敬義君 これは、今いろいろな問題があって大変でしょうが、数としては、事務局の今言われた数の四百七十八名は、日常の調査をやるに当たりまして非常に不自由をしているような人数ですか、それともまあまあというところなんですか。 | ||
○梶原敬義君 例えば、今度の証券不祥事、一連の補てん問題等に対する調査を仮に開始するという場合の手続ですね、聞きましたら、事務局が端緒といいますか問題を把握してそしてこの委員会に上げてくる、こういうことのようですが、そういう段取りについてどのようになっているのか、これは初めてであ...全文を見る | ||
○梶原敬義君 証券の損失補てんの問題につきましては、事務局の方から、委員長を初めとする五人の委員会にそういう問題の判断を仰ぐ上申というんですか、それはあったやに聞くんですが、いっなされたのですか、どういう内容で。 | ||
○梶原敬義君 証券特の方で梅澤公取委員長の答弁を何度も私も聞きましたし、会議録を一通り読ませていただきました。繰り返しになるかと思いますが、この損失補てん問題等に対する公取委員会の認識、そしてどのように対処をしようとしておられるのか、もう一度簡単に御説明をお願いいたします。 | ||
○梶原敬義君 まだ、委員長のその答弁聞いておりまして、特別委員会のときもどうも納得がいかなかったんですが、今のお話を聞いていても納得がいかない。独占禁止法と証券取引法というのは別個の法律ですから、警察あるいは検察庁が何らかの疑いで捜査をするのと証券取引法の関係でどっちかを待つとか...全文を見る | ||
○梶原敬義君 それでは経済部長ですか、聞きますが、大和証券が一九八九年の十一月に損失補てんの問題が出たでしょう。あのときに、これは不公平な取引だ、公取としては独禁法にかかる、このように恐らく判断をするのが当たり前で普通の考え方なんです。このときに一体どのような対応を内部でしてきた...全文を見る | ||
○梶原敬義君 至らなかったといっても、それは見逃していたんじゃないですか。普通あの記事を読んで、一般の人は損したってそれは保証されない。そういうのを見て、公取は、それは梅澤委員長今言われますように、今大蔵省の検査が入って、それを待って、それはわかりますよ。しかし、八九年の大和証券...全文を見る | ||
○梶原敬義君 まあ平行線になりますがね。あの問題が起きたときに一般の人はどう言うたかというと、そんなにたくさん金を持っている人、あるいはたくさん証券会社と取引のある人は保護されて、一般の人には何にもないのかな、こう言ったんですよ。これが普通の人の感覚じゃないですか。独占禁止法であ...全文を見る | ||
○梶原敬義君 もう答弁は要りませんが、私はやはり大和証券が一九八九年の十一月に問題の起こったときに、速やかに事務局としては委員会に、これはやっぱり専門的に考えると独禁法にひっかかると、危ないと、疑いがある、だからそういう問題に着手をすべきだったと。それをほったらかして、今回の事件...全文を見る | ||
○梶原敬義君 茨城カントリークラブの場合は、これは十八ホールですか、二千八百人のところの大体理想的な規模。それが四万九千人に会員権を売った。そして、水野商法はあちこち関係ゴルフ場にそういうのがたくさんありますが、これは氷山の一角ではないかという気もいたしますね。 全国で千八百...全文を見る | ||
12月12日 | 第122回国会 参議院 予算委員会 第2号 議事録を見る | ○梶原敬義君 おはようございます。 平成三年度の補正予算外三案に対する質疑に入る前に、幾つかのことを聞いておきたいと思います。 最初に、これは私の地元のことですが、十一月十日から約十日間、大分県の日出生台演習場で四年前に続きまして二回目の日米合同演習が行われました。湯布院...全文を見る |
○梶原敬義君 昭和六十二年七月三日本院の決算委員会、六十二年七月六日の第百九回の国会における参議院の警告決議の中で、上富良野でりゅう弾砲がこの演習地からまた越えて、それも非常に何カ月もして通告するという事件が起こっておりますが、この警告決議の内容を少し説明していただきたいと思いま...全文を見る | ||
○梶原敬義君 問題は、民有林に着弾して、そしてその後片づけをして、そしてその後警察に届け、役場に届けたと、そしてその民有林の地域の住民には知らせないまま後片づけをした、それは事実ですか。 | ||
○梶原敬義君 もう多く申し上げませんが、片づけをした後警察に届け出をして、あるいは地域住民がおったらその実態の把握ができないんですか、そこが問題ですよ。 | ||
○梶原敬義君 そういうものをひそかに隠してやるというやり方はいろいろと過去もあるんですが、そういう自衛隊のあり方に対して検討していただきたいと思います。 次に移ります。 総理大臣、私は、かつて総理大臣を非常に尊敬しておりましたし、また期待の念もありました。最近は少し失望を...全文を見る | ||
○梶原敬義君 それと、やっぱり勇気が必要だろうと思うんです。こんなことを言っていいかどうか、失礼に当たるかわかりませんが、私は考えるんですが、あの太平洋戦争に突き進む軍部、軍閥の力が非常に強くなったときに、もし仮に宮澤さんが総理大臣であったらどうしているだろう、流されていたんでは...全文を見る | ||
○梶原敬義君 中曽根元総理大臣が十一月十四日の毎日新聞のインタビューに答えていろんなことを言われております。御存じであろうと思うんですが、その一つが、政治改革のめどが立たない中での自民党最高顧問は早過ぎないかという記者の質問に対して、私や竹下君がリクルート問題で皆さんに迷惑をかけ...全文を見る | ||
○梶原敬義君 よしというかけ声がしますが、私は危険なものを感じます。 宮澤政権の戦後史における位置づけをという質問に対しまして、中曽根さんはこう答えているんですね。吉田方式というか、戦後の保守本流というものは私の内閣のときでもう脱却している。防衛費の対一%枠をやめて西側同盟を...全文を見る | ||
○梶原敬義君 どうもありがとうございました。大分ニュアンスを感じ取ることができました。 次に移りますが、宮澤総理は所信表明演説で、我が国が国際社会において名誉ある地位を占め、国民が誇りを感ずることができる晶格ある国となるよう全力を挙げて取り組むと述べておられますが、これは内政...全文を見る | ||
○梶原敬義君 次に移ります。 リクルートの江副さんと公私にわたりまして非常に親しかった、そして行革審の委員や各種の政府の委員に任命をいたしました。そしてみずからこの疑獄に関与した中曽根総理、選挙に勝った、洗礼をされたからそれで事が済むというようなものではない、やっぱり議員をや...全文を見る | ||
○梶原敬義君 世間の常識は、国民の目というのは、私はそうは感じていないということはこの際ぜひ肝に銘じていただきたいと思います。 この件に関しまして、関連質問として佐藤議員から続けさせていただきたいと思います。 | ||
○梶原敬義君 財政問題と国際貢献のあり方について幾つか質問いたします。 我が国の財政赤字は今日百六十八兆円と聞いておりますが、今年度末における公債残高はどのくらいになるのか、それが第一点。第二点は、平成四年度末には、これは予算編成の時期ですが、どのくらいの見通しなのか、それが...全文を見る | ||
○梶原敬義君 一般会計から何ぼ出したとか、予備費から出したとかというのはすぐわかるでしょう。 それでは続けます。私は持っているんですが、合わせたいんですが、時間の関係で後で発表をしていただきたいと思います。 いずれにしても、総理大臣、新税をつくり、大変な国際貢献、支援をし...全文を見る | ||
○梶原敬義君 宮澤総理、日本には日本の憲法と日本の国体のあり方というのがある。そのことが十分先方に伝わってないんじゃないかと私は思う。この前NHKで、アメリカの人と日本の人をたくさん集めて、そこで米の問題からいろんなことを議論しておりまして、日本の若い人もはっきり物を言う、日本人...全文を見る | ||
○梶原敬義君 宮澤総理、先ほど自衛官の奥さんが言っておられた内容というのはよくかみしめていただきたいと思うんですね。 それで、あなたは、きのうの新聞を見ますと、十一日に産業労働懇話会で、日本の国連協力に関して、「カンボジアで停戦が実現すれば、後の処理は国連がになう部分が大きい...全文を見る | ||
○梶原敬義君 いずれにしても、我々はこれは廃案を求めておりますから、平行線になると思うのでこれでやめますが、それより以前に日本の立場というものをもっと広く伝えるように努力をしてくださいよ。お願いをいたします。 次に、景気、経済問題に入りますが、我が国の景気の動向について政府と...全文を見る | ||
○梶原敬義君 日銀総裁、一時から用事があるそうで、もう少し時間をいただきたいと思うんです。 いろいろおっしゃいました。もう信用すればいいのかもわかりませんが、戦後の経済運営を見てみますと、私も景気循環のグラフを持っておりますが、我々地方におりまして非常に悪い道で自動車を運転す...全文を見る | ||
○梶原敬義君 総裁、住宅問題について異論があり、また後で議論しますが、私は、住宅はある程度国策として、この狭いところで生活している、これは政策的にふやしていかなきゃいけない。それが百十万戸と百三十万戸と百七十万戸の数字の比較ではなくて、政策的に百五十万戸なら百五十万戸で、いい住宅...全文を見る | ||
○梶原敬義君 狂乱インフレしかり、また今度の土地、証券等のバブルしかり、これらを見まして、政府と日本銀行の経済運営、経済政策、これらはもう全く褒められたものではない、反省をしてもらわなきゃいけないと思うんですが、先ほど日銀総裁から住宅着工のことが出ました。 この点について若干...全文を見る | ||
○梶原敬義君 どうするのかです。 | ||
○梶原敬義君 見通しの甘いことについては余り触れませんで、私の地元のことまで触れていただきましたが、大体なってないんですね、いいかげんな見通しを立てて。しっかりしていただきたいと思います。 次に移りますが、本年度の実質経済成長率、内需、外需の別で大体の見通しをお聞きしたい。 ...全文を見る | ||
○梶原敬義君 何にも誠意ある回答がない。 貴重な時間ですから多く言いませんが、本年度の経済成長率実質何%を見込んでおるのか。それと内需、外需は一体どうなるのか。その点は事務方で結構です。 | ||
○梶原敬義君 補正予算を提案しておって、それの見通しが立たぬで、要するに三・八%の成長率、ほぼそれでいくということですか。 | ||
○梶原敬義君 こんなことではだめだね、専門家は。 | ||
○梶原敬義君 民間の調査機関や何かの数字ではもう少し厳しくなるんではないか、その辺でなかなか物が言いにくかったんではないかと思うんですが、率直にその辺は物を言っていただきたいと思います。 来年度の経済見通しの問題についても非常にあいまいで、これはもうどうも私としては納得できま...全文を見る | ||
○梶原敬義君 補正予算に我が党は賛成ですが、今のような答弁を聞いていまして、これは賛成していいのかどうなのか疑問を持ちますよ。 経常収支の黒字幅が拡大しているやに報道されておりますが、一体どうなっておりますか。そして見通しは。 | ||
○梶原敬義君 今、どのくらいかと言っているんですよ。 | ||
○梶原敬義君 トータルで。 | ||
○梶原敬義君 委員長、もう短い時間で言っているので、率直に答えていただくように委員長からひとつ言ってください。 | ||
○梶原敬義君 貿易黒字もありまして、これから来年に向けての景気対策、公定歩合は一体どうしようとしているのか、金融操作、金融対策はどうするのか、公共事業は一体どうするのか、財政投融資は一体どうしようとしているのか、そこいらについてまとめてぴしっとわかるように答えてください。 | ||
○梶原敬義君 内需、外需の別については先ほど聞きましたが、今出ませんか。 | ||
○梶原敬義君 どうも困りますね。 それでは、補正予算に入ります。 これは、補正予算、賛成でございますが、税収見込みが当初に比べて非常に落ち込んだ、その見込み違いというものについて説明を願いたいと思うんです。 | ||
○梶原敬義君 補正予算の中身ですね、歳入と歳出の。資料をいただいておりますが、大まかにその中身について説明をお願いしたいと思います。 | ||
○梶原敬義君 七千億円を超える既定経費の節減というのは、これを見て私は最初にびっくりしたんですが、この点について説明を求めたいと思います。 | ||
○梶原敬義君 二兆八千億円の財源不足というような大体見通してございますが、これは自信はおありですか。 | ||
○梶原敬義君 それでは、ちょっと補正予算の中身について質問いたしますが、これをちょっと眺めてみまして、災害関係経費の追加が六千八十四億円、こうあるんですね。そしてその中で、特に今度の災害というのは十七号、十九号の台風による被害が非常に大きかった、しかし非常に多くの部分は建設省の河...全文を見る | ||
○梶原敬義君 林野庁にお尋ねしますが、風倒木の処理状況が一体どうなっているのか、これが第一点。補正予算上はその処理及び治山、二次災害防止の観点から見てこれはちょっと不十分ではないか、そういう感じを持ちますが、その点、三番目に、激甚法の適用期間がこれは五年となっておりますが、それま...全文を見る | ||
○梶原敬義君 大変な林業災害でありますし、総理、内閣挙げて緊急に取り組んでいただきたいと思います。 次に、貿易保険の補正の必要性及びその額について御説明をお願いいたします。 | ||
○梶原敬義君 時間があれば対ソ支援の問題は後から触れていきたいと思うんですが、貿易保険の赤字というか、その問題でイラクに対する貿易保険の滞納というんですか、その総額はどのくらいですか。二千億ぐらいと聞いておるんですがどうですか。これはちょっと通告してなかったから……。 | ||
○梶原敬義君 そのうち滞っておるのは大体二千億ぐらいですか、三千億。――じゃ、後で結構です。 | ||
○梶原敬義君 その点はまた後日に回したいと思います。 次に、雲仙・普賢岳の噴火、非常に長引いておりまして、なお非常に危険な状況でございます。今、仮設住宅に住んでいる人たちはこの寒さで、ごたつの支給はあったんだけれども、こたつをもらったら、しかし今度は住む部屋が狭くなっている。...全文を見る | ||
○梶原敬義君 はい。 | ||
○梶原敬義君 ぜひ、雲仙にはきめ細かい対応をこれからもまた続けていただきたいと思います。 次に移ります。 来年度の増税に関する新聞の記事が毎日のように出ております。政府税調あるいは大蔵省のこと、あるいは自民党の税調、もういろいろ出ておりますが、私は、安易な増税をやる前にや...全文を見る | ||
○梶原敬義君 私は決算委員会で長いことやってきたんですが、いろいろ決算をやっていますと大変問題が出るんです。会計検査院もお見えだと思いますが、会計検査院の指摘事項、それぞれあると思いますが、六十一年から二年まで、会計検査院の検査の概略について御報告いただければと思います。 | ||
○梶原敬義君 ざっとこれを縦に今のを足しましたら、昭和六十一年から二年までに七百二十億円ぐらいになっているんですね。会計検査院の検査率というのは全体の八、九%ですね。その中からこのくらいが出てくるんだから、全部本気でやりますと、ODAも最近やって少し出ておりますが、たくさんいろん...全文を見る | ||
○梶原敬義君 これまで「むつ」に投入した金額は幾らになっておりますか。 | ||
○梶原敬義君 本年度予算と来年度予算要求をしております。その金額ですね、その二つを新たに教えてください。 | ||
○梶原敬義君 「むつ」につきましては、本院の決算委員会、本院における警告決議が、これは本会議でなされたと思うんですが、その内容はどうなっておりますか。 | ||
○梶原敬義君 谷川長官、私ども消費税廃止法案を出したときには、これらの問題はあなたからも三時間ぐらい質問を私ども受けましたが、全部政府委員は答弁せぬまま我々は自分でやったんですよ。いかがですか。今言いました総トータルですね、ことしの額も入れますと千百億を超えるんですが、これは全部...全文を見る | ||
○梶原敬義君 警告決議で指摘をされて、しかも六%の単利で計算しても約二千億を超えておる。六%の複利でいきますと三千億ぐらいになる、ずっと。そういうことをもう警告決議があっても延々と続けている。この点については反省をしてもらいたいと思うんですね。そういうのがいっぱいあるんですよ。総...全文を見る | ||
○梶原敬義君 これ廃船にするのに追加経費はさらに幾ら要るんですか。 | ||
○梶原敬義君 幾らぐらいかかるのかというんです。だめです、そんなの。 | ||
○梶原敬義君 じゃ、予算委員会がまたあとありますから、引き続いてやります。 平成四年度の予算に当たりまして、当初は財源不足が六兆円だ、こういう新聞記事、大蔵省は随分流しました。それで、我々のところにもこれは困ったといって地方からどんどん来るんですね。そして、最近は二兆二千億だ...全文を見る | ||
○梶原敬義君 予算編成に当たりましてどのくらい不足だというんですか、今の時点で、では言えるのは。 | ||
○梶原敬義君 だから、新聞には出て我々には言えないというところが困るんですね。まあいいです。 それで、消費税の問題についてはどのように総理大臣は考えておられるのかお尋ねしますが、新聞ではかつて、去年の総選挙の前に五党首の公開討論をやりまして、海部総理大臣は当時、小売段階につい...全文を見る | ||
○梶原敬義君 公約でありますか、公約はいつまで有効かどうかという常識的にちょっと、選挙前に海部さんが公約をして…… | ||
○梶原敬義君 いや、税率じゃない。消費税の小売段階の食料品の非課税問題について。 | ||
○梶原敬義君 そういうことを聞いているんじゃないんだ。(「選挙の公約の有効期間」と呼ぶ者あり) | ||
○梶原敬義君 公約について、総理の見解を。 | ||
○梶原敬義君 要するに、小売段階は消費税を非課税にするという自民党の公約は、選挙前にした公約はこの次の選挙が来るまでは生きているということですね。いいですね。そうでしょう。 | ||
○梶原敬義君 めいも迷う方ですね、迷う答弁ですね。 それで、選挙の公約は選挙から選挙というのは、私は好意的にそう受けとめました。 それから、消費税の税率問題は、当然考えられぬことですが、いろいろなニュアンスがありますが、総理もやらないというような答弁と受けとめました。それ...全文を見る | ||
○梶原敬義君 財源対策といたしまして、赤字法人あるいはみなし法人税の問題がよく出ておりますが、これは一体どのように考えておられるのですか。 | ||
○梶原敬義君 何か自民党の方で国際貢献税というものを考えておるというのは、これはどういうこと。どのように自民党総裁としては……。 | ||
○梶原敬義君 なかなか困りますね。 石油臨時特別税について、この内容を若干説明していただいた上で、どのように対応しようとしているのか、きょう新聞に出ておりましたが、お伺いをいたします。 | ||
○梶原敬義君 石油諸税について、どんなものか説明をしていただぎたい。 それから、石油の年商売上税はどのくらいか。その中で石油諸税の占める額は一体どうなっているのか、お伺いします。 | ||
○梶原敬義君 業界では、売上高十四兆のうちの大体四兆円が石油諸税で財政収入として入ってくる、そういうことですが、内外価格差が非常に厳しく言われているときに、また消費者のことも考えて、これをさらに続けるというのはなかなか国民感情も許さないと思いますが、この点については大蔵省、いかが...全文を見る | ||
○梶原敬義君 大臣から。 | ||
○梶原敬義君 もうそれ以上それは答えは出ないと思うんです。要するに、これは高いですよ、税金、百二十円のうちに五〇%近く払うというのは高いですよ。さらにこれを取るということは常識で考えられぬ。これは即刻総理大臣、こういうときには決断をせなきゃいけませんよ。申し上げておきます。 ...全文を見る | ||
○梶原敬義君 本来ならここで総理大臣、やっぱりきちっと、地方の三千三百の自治体の皆さんが見守っておりますから、これはやらないと御答弁願いたいんですが、できますか。 | ||
○梶原敬義君 それじゃ、そのいいところは削るということじゃないでいいところと、このように受け取っておきます。 ことしの補正予算、そして来年度予算に向けまして、いろいろ承りますと、どうも真剣に仕事をなさっておるのかどうなのかということが疑いたくなります。防衛費を削減するにしても...全文を見る | ||
○梶原敬義君 農水大臣に答えていただくより、むしろ総理大臣、ソ連の状況を見ても、やっぱり食べるものがああいう形で不足しているというところに難しい問題が出ていると思うんです。日本の今日というのは、やっぱり食糧、米が特に国民の経済の中にしっかりと根づいております。これが我が国日本の安...全文を見る | ||
○梶原敬義君 もっと強い決意をいただきたかったんですが、まあやむを得ないと思います。ぜひ頑張ってください。 次に、ソ連情勢と緊急援助問題について簡単にお尋ねします。 毎日毎日情勢が変わっておりますが、一体、外務省としてはどのように状況を見ておられるのか、それが第一点。それ...全文を見る | ||
○梶原敬義君 二十五億ドルの中身について。 | ||
○梶原敬義君 だから、二十五億ドルというのは非常に聞こえがいいが、非常に長期にわたる経済援助が中身の中心で、人道的な支援というのは非常に限られておる、非常に難しい内容になっておる。 それはそれといたしまして、外務省当局にお尋ねしますが、去年でしたか、外務省の予備費の中から日本...全文を見る | ||
○梶原敬義君 総理大臣、外務大臣、大蔵大臣、特に今のお話を聞いて私も感心したんですが、この際、そういうような形のものを外務省の予備費の中から出すんじゃなくて、国の予算の中に位置づけて、この寒い冬を乗り切るように、日本赤十字社なら赤十字社を通してそういうものを今緊急に考えたらいかが...全文を見る | ||
○梶原敬義君 外務省の先ほどの説明と私とやった点について、総理はある程度問題点を把握されたが、大蔵大臣は少しずれた話をされていますから、外務省の話をよく聞いてください。 最後に、総理大臣、地域改善対策協議会の最終の意見具申がありましたが、この問題につきまして海部前総理は、意見...全文を見る | ||
○梶原敬義君 終わります。 |