粕谷照美

かすやてるみ



当選回数回

粕谷照美の1977年の発言一覧

開催日 会議名 発言
02月21日第80回国会 参議院 予算委員会 第2号
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○粕谷照美君 私は、最初に文部省にお伺いをしたいというふうに思うのですが、二月から三月にかけては、幼維園から大学までまさに受験シーズンだというふうに思うわけです。この受験期の子供を持った親たち、あるいはその身内、そして何にも増して当人にとっては希望と期待と不安の時期だというふうに...全文を見る
○粕谷照美君 私が伺いたかったことは、いま大臣がおっしゃったことは昭和四十九年のたしか通知をそのままお読みになって、それをそのまま岐阜歯科大学に申し伝えたというふうにしか理解ができないわけです。あの新聞の内容にあったものは、五百万円あるいは千五百万円というそのお金を出してほしいと...全文を見る
○粕谷照美君 それでは、大臣にお伺いいたしますけれども、そういう措置をとられたことについては私は評価をしたいと思いますが、この事件はたまたま起きた不幸な事件であるというふうにお考えになっていらっしゃいますか、あるいはこれは私立の歯科大学あるいは医科大学、これをめぐる入学試験の、何...全文を見る
○粕谷照美君 それでは文部省の方、大臣でなくて結構ですけれども、先日、五十二年度私大の入学金、正規納付金、それから寄付金といいますか、裏口納付金、この調査結果が報道をされております。その結果について問題点を簡明に御報告いただきたいと思います。
○粕谷照美君 私はもう少し詳しく報告をいただきたいんですね。入学金、正規納付金、それからいわゆる寄付金といいますか、裏口納付金、これについての問題点を言ってくださいというふうに申し上げたはずです。
○粕谷照美君 では具体的にお伺いいたします。  入学金についてはずいぶん値上がりをしたというふうに判断をいたしますけれども、そのパーセンテージは一体消費者物価の大体どの程度に当たる……。適正な入学金の値上げであったというふうにお考えですか。
○粕谷照美君 大体そういう物の把握そのものがおかしいというふうに私は思います。けれども、この意見については後ほど出すということにいたしまして、政府がとりましたいわゆる寄付金、裏納付金の実態、それからその実態についてあなたが御報告をくださるというふうに思いますけれども、その実態は正...全文を見る
○粕谷照美君 もう少し詳しく報告いただけるんじゃないですか、たとえば一千万円はどのくらい、二千万はどのくらいという。そのことをお願いします。
○粕谷照美君 もう少し詳しく報告をしてください。三千万円以上が百二十七人いると、こういうふうに御報告ありましたけれども、三千万を上回る額というのは一体どこまでいっているのか、山ですね。そしてその山が一体何人いるのか。
○粕谷照美君 そこがおかしいんですよ。なぜ三千万円以上を調査をしなかったんですか。その理由と、そういうことになれば、総額にして幾らその裏の寄付金があったかということについては正確な調査が出ないじゃないですか。
○粕谷照美君 私は今回は仕方がないというふうに思いますけれども、国民の側では五千万、あるいは一億という声が聞こえているときに、文部省がこの実態を把握しないということ自体、その姿勢がおかしいというふうに思います。この次にはきちんと最後まで徹底的なこの調査というものをお願いをしたいと...全文を見る
○粕谷照美君 その医学部で四百三億円、歯学部で三百十一億円という、もう気の遠くなりそうなこの巨額な金額が、納付先は一体どこになっているのか。領収書をもらっているというふうに思いますけれども、大学のどういうところに納付をされているのか。そして、その納付されたお金が、一体大学の会計の...全文を見る
○粕谷照美君 質問に答えていない。  私はその学校法人に入ったものと、後援会あるいはいろいろな名目のところに入ったものとが、きちんと把握できていますかという質問をしているわけですね、一つ。
○粕谷照美君 私、文部省はもう少しきちんと答弁をしていただきたいというふうに思うんですよ。しかし、時間がありませんからこのことだけに触れているわけにいきませんので、次に移ります。以後、調査をきちんとしておいてください、明確になりますように。私大側の協力があったのかなかったのかとい...全文を見る
○粕谷照美君 犬丸さん、だめですよ。答弁がいつもすれ違って、逃げていましてね、私が聞きたいということに答えておられません。文部省の通知に対して協力があったかないかといえば、あなたの御答弁を想像すれば協力がなかったと、こういうふうに判断してよろしいんですか。
○粕谷照美君 大学側の反省を求めたいということになれば、それは協力を得られなかった、文部省の指導性が弱かったという判断をせざるを得ませんが、私も取り寄せてみたこの募集要項——一覧表をちょっとつくってみたんですけれども、やっぱり問題があるわけですよね。合否の通知の仕方、期日を明確に...全文を見る
○粕谷照美君 私も私大の経営については、十分とは言えませんけれどもいろいろと皆さんからお話を伺っておりまして、何とかしなければならないという気持ちは持っているわけです。けれども、こういう実態から考えまして、五十一年四月から実施されたあの私学助成法に基づきます補助金は、法第一条の目...全文を見る
○粕谷照美君 来年も五百億円も上増しされたなんていう報告が出ないように、来年は胸を張って入学できましたという、こういう文部省の報告結果ができますように、とにかく文部大臣としては努力をしていただきたいというふうに思います。  次に移りますけれども、文部省はいままでに大蔵省に対しま...全文を見る
○粕谷照美君 趣旨。
○粕谷照美君 どういう気持ちでそれを出したかということですね。で、出した結果がどうなったかと、こう聞いているわけです。
○粕谷照美君 三十八年ごろからと言えば、大分長いこと、毎年毎年出しているというふうに思いますけれども、これが控除対象にならないという根拠は、大蔵大臣、どこにあるんですか。
○粕谷照美君 大蔵大臣、税の不公正がいま国民的に盛り上がって大きな声になって、これはおかしいじゃないかということがたくさん出ているわけでしょう。教育費控除をやりなさいという声だってずいぶん出ているのに、このことに対してだめだだめだと言うのは大蔵当局と税制審議会ばっかりでしょう。ほ...全文を見る
○粕谷照美君 現にそうなっていないから私は言っているわけです。そうして、同じ政府であります文部省が、もう十三年間にわたって連続して出しているわけですね。私それを持っているんですけれども、「父兄の負担する授業料等の修学費控除を新設すること。(所得税、住民税)」云々として理由が書いて...全文を見る
○粕谷照美君 大臣、そうするとことしはとらなかった、来年もとらない、こういうふうになるんですか。
○粕谷照美君 海部文部大臣は、私は教育に関しては姿勢が悪くなったのじゃないか、こういう気持ちがいたしますけれども、来年度はぜひこの教育減税についてきちんとした対処をやっていただきたい、お願いをしておきます。  総理にお願いをいたします。総理、あなたは本国会でしばしば、三十年前に...全文を見る
○粕谷照美君 教育を重要視していくというお考えはわかるんですけれど、予算面においてどうだったかという反省を込めてお話をいただきたいと思うのです。
○粕谷照美君 教育に関する質問はこれで終わりまして、次に福祉に移りたいというふうに思うんですが、総理、明治三十八年生まれというのは、明治世代のモデル老年期というふうに私ども見ておりまして、ちょうど七十年間の生活史を振り返ってみて、老齢福祉年金問題が考えられている時代なんです。この...全文を見る
○粕谷照美君 総理が福祉を大事にしていきたい、これから充実をしていきたいというその気持ちがわかりましたので、もっと具体的に私は報告をしてみたいというふうに思うわけです。  衆議院においてわが党の多賀谷委員の質問に対して、総理みずからは、国年及び厚年はアメリカ、イギリスよりもよい...全文を見る
○粕谷照美君 私は、教育は最大の福祉だというふうに思うわけですが、その教育の場からも宮尾さんは切り捨てられていたということに胸の詰まるのを覚えるわけですが、あなたは二年と三カ月ぐらい前に朝日新聞の「論壇」に投稿されて、論文を書いていらっしゃった。その書かれた論文を読まれて、当時誕...全文を見る
○粕谷照美君 大変なお話を伺ったわけですが、お父さんが七十歳といえば、もう老齢福祉年金をもらう年齢になっていらっしゃるというふうに思います。お母さんも大変だろうというふうに思うわけですが、そうは言っても宮尾さんが御夫婦で力一ぱい、障害者であるけれども、自立をして生きていくんだ、こ...全文を見る
○粕谷照美君 宮尾さんは、そういう障害者が自立していくためには最低六万なり七万なりの生活費が欲しい、こういうふうにおっしゃいましたけれども、三木さんが新聞記者会見で大変宮尾さんの論文に感動したとおっしゃってやった、この福祉年金が二万三百円にようやくなった。ところが、それはやっぱり...全文を見る
○粕谷照美君 宮尾さんに対する私の質問はこれで終わります。  どうも宮尾さん、長い間本当にありがとうございました。
○粕谷照美君 総理にお伺いをしますけれども、総理は衆議院の多賀谷委員の質問に対して、老齢福祉年金のことについて、「いずれにいたしましても、一万五千円年金というものはもう低いに決まっております。これは生活の保障なんというような、そういうようなことは全然言い得ざる立場でございますが、...全文を見る
○粕谷照美君 パーセンテージで言えば、たくさん上がったということは私たちも認めるわけです。それから非常に御努力をいただいているということも認めるわけです。しかし食べていかなければならない最低限のものを保障しているかどうかという、そこのところに大臣としてはやっぱり私は考え方を置いて...全文を見る
○粕谷照美君 大臣ね、詰めないとならないというふうにおっしゃっておられますから、やっぱりこの老齢福祉年金及び障害者福祉年金というのは低いということをお認めになって、これから逐次総理がおっしゃるように改善をしていかなければならないと、こういうお考えを持っていらっしゃると思うんですね...全文を見る
○粕谷照美君 ぜひそのことは真剣に厚生大臣としても取り組んでいただきたいというふうに思います。それからあわせて、わが党もこの年金構想についての長期計画というものをやっぱり考えているわけですから、各政党のコンセンサスなども得るように、本当に対話と協調の精神を発揮して、早急にこの対策...全文を見る
○粕谷照美君 労働大臣にお伺いをします。  計画はぜひ明確に、そして早急に出していただきたいというふうに思っているわけですが、母性保護は男女平等の役割りを損なうものではないという中間意見書の部分があるわけですけれども、今回その部分が消えているわけですね。母性保護の問題、たとえば...全文を見る
○粕谷照美君 大臣、表現の問題だというふうに、何かわかったようなわからないような御答弁をいただきましたけれども、母性保護は男女平等の役割りを損なうものではないというあの中間答申のお言葉は、そのままそのとおりだというふうにお答えになったと理解をしてよろしいですか。  二つ目、裁判...全文を見る
○粕谷照美君 私は、たとえば住友セメントの裁判でも、なるほど会社側は負けました、負けましたけれども、しかし、それはその事件についてだけ決着がついたのであって、その他の人にはそれが該当いたしませんので、行政指導されても、これはずいぶん長いこと、長い年月がかかるのではないかという心配...全文を見る
○粕谷照美君 大臣が努力をされるということについては私たちは大きな期待を持っているわけですけれども、いまの御答弁は私は非常にしゃくし定規な感じがしないわけにはいきませんでした。なぜかといえば、憲法にあるではないか第十四条と、こういうふうにおっしゃられましても、憲法で明確になってい...全文を見る
○粕谷照美君 最後に。総理、いままでいろいろとお話をしてまいりましたけれども、婦人問題に関する推進本部長としての決意のほどをお聞かせいただきたい。
○粕谷照美君 終わります。(拍手)
03月22日第80回国会 参議院 農林水産委員会 第4号
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○粕谷照美君 私は、大体、農業後継者の問題と農村婦人の問題についてお伺いをしたいというふうに思っておりましたが、先ほどの鶴園理事の質問に対してお答えになりました大臣の答弁にちょっとひっかかるものがあるものですから、確認をしておきたいというふうに思うわけであります。  農産物の生...全文を見る
○粕谷照美君 農林大臣としては大変当然のことであるというふうに思いますけれども、非常に力強い所信を表明していただいて私は喜んでいるんですけれども、逆に言いますと、私は今日ほど農民が自分たちの、あるいは農林漁民が自分たちの職業の将来について非常に深刻な不安というものを感じているとき...全文を見る
○粕谷照美君 大臣のそういうお考えはわかるわけなんです。それでは具体的にどうであるかということがやっぱり問題なんでして、国土庁が前に実施しました農村と都市の意識調査というのがありますけれども、この意識調査を見てみますと、国民の大半が、子供時代を農村で過ごして、青壮年期は都市で働い...全文を見る
○粕谷照美君 済みません、事前に質問を出しておかなかったものですからちょっとまごつかれたんだというふうに思います。私は自分なりにまとめてみましたけれども、一つには、農林漁業者教育の体制の整備、二つ目は、農林漁業への就業志望者に対する特別奨学金制度の創設、三つには、農林青年会議——...全文を見る
○粕谷照美君 特に教育の中での提言ですけれども、義務教育の段階から農林漁業や食糧生産の重要性を修得させようと、こう言っているわけです。そうしますと、いまの義務教育の農林漁業に関する何といいますか、教育であっては不十分だという考え方をしているんだというふうに思いますが、それでは一体...全文を見る
○粕谷照美君 私は、農業が崩壊をし始めているときに、現場の教師たちは非常に苦労しているという現実を知っているだけに、農林省がそういう形式的なことで申し入れをしたんではだめなんだろう。やっぱり本当に農業でこの村をよくしていくんだ、おまえたちは農業でもって食べていかれるんだという自信...全文を見る
○粕谷照美君 私は、先ほど義務教育の段階からということで、義務教育に対してどのような問題点を提起されたかという質問をしたんですが、全体的な教育に関しての御回答だったようです。それはそれで結構です、意欲のほどがわかりましたから。  それでは文部省が来ておると思いますけれども、高校...全文を見る
○粕谷照美君 私は、そういうふうにありたいということでみんなが考えているという事実はわかるわけですが、具体的にはじゃそういうふうになっているかどうかということをお伺いしたわけです。たとえば定員に満たないで転科した、廃科したというような学校がたくさんあるではないか、この事実を文部省...全文を見る
○粕谷照美君 大臣も岩手で十分農業関係の学校がどのような状況になっているかということを御存じだというふうに思うわけですけれども、本当に農民に教育が必要なんじゃなくて、農民こそ教育がきちっとして、基礎的な教育を受けて、そしていい農業の後継者とならなければならないのだという、そういう...全文を見る
○粕谷照美君 ぜひそういうふうにしていただきたいというふうに思います。  時間がありませんから、私は次の婦人問題については一点にとどめます。  総理府の方から国内行動計画が発表されましたときに、農林省の方で出されている婦人問題対策として取り上げられているのは農村婦人の家をつく...全文を見る
○粕谷照美君 大臣、それでは最後にお尋ねしますけれども、いまのお答えでは私は大変不十分だというふうに思うわけです。農林省の統計情報部の農家経済白書、この中から見ますと、お産の前まで仕事をしていたというのが六九%あるわけですね。それから育児で、産後床についていた日数十日未満、つまり...全文を見る
03月30日第80回国会 参議院 予算委員会公聴会 第1号
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○粕谷照美君 私は、伺いたいと思ったことをみんな島田先生がおっしゃったので、ちょっと広い範囲になりますのではないかと心配をしながら質問をしたいというふうに思います。  一つには、私たちは、年金というものは生きていく最低の保障だと、あるべきだというふうに考えておりますけれども、た...全文を見る
○粕谷照美君 伊吹さん、私たち社会党はしょっちゅう医療問題について発言をするのですけれども、その発言が常に日々ニュースに取り上げられましてこっぴどくたたきつけられるというのがいままでの実態だったというふうに思います。いまのあなたの発言は、この触れてはならない秘境に対して大変なメス...全文を見る
04月04日第80回国会 参議院 予算委員会 第12号
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○粕谷照美君 最初に、日本私立医科大学協会の淺田常務理事に私は質問をしたいというふうに思います。  この数年間、医科大学及び歯科大学のいわゆる寄付金問題が、その額もさることながら、納入方法をめぐって国民の間から大きな批判が出されております。ことしに入って私立岐阜歯料大学受験生の...全文を見る
○粕谷照美君 大変御努力をいただいているということについては非常に感謝を申し上げるわけですが、ちょっとわからないのは、それでは、来年度の受験生から、何というんですか、寄付金が前提でなければ入学ができないというこういう状況がなくなるというような見通しというものは一体あるのでしょうか...全文を見る
○粕谷照美君 大変大きな問題が提起をされているように思います。たとえば、病院における赤字がなくならなければならないということになれば、これはもう来年の寄付金の問題は解決ができないのではないか、こういうことを思わないわけにはまいりません。それらの問題が解決をされなければできないとい...全文を見る
○粕谷照美君 私は、いまの参考人の御意見に対して、文部大臣は一体どのようなお考えで今後に対処をされようとしていらっしゃるのか。厚生大臣もまたそのお考えをお伺いしたいし、特にこの寄付金問題が、入学生からだけ寄付金を取る、それが前提で入学を許すというようなことでないようにするためには...全文を見る
○粕谷照美君 私は、文部大臣が私学助成金についてこれからも努力をするとおっしゃってくださいましたので、それは今後の問題だというふうに考えまして、ぜひとも一層の御努力をお願いをしたいというふうに思います。  そして、厚生大臣にお伺いをしたかったのは、病院経営が赤字であるという、そ...全文を見る
○粕谷照美君 文部省にお伺いをしますけれども、先回、私が岐阜歯科大学の問題を取り上げました。国会においても各党からこの問題が取り上げられておりますけれども、その後、新聞によりますと、この大学に対して調査をやったということが載っておりましたが、事実この調査をされたのか、一体どんな観...全文を見る
○粕谷照美君 何を目的にしたのか、なぜやったのかということについて聞いているわけです。
○粕谷照美君 それでは、その調査は岐阜歯科大学だけですか。
○粕谷照美君 金も出すが口も出すということについて、私大側からの非常な抵抗もあるということを私どもも知っておりますし、私たちもまたそういうことについて主張してきた立場であれば、その調査をやりなさいとは言えません。しかしながら、やっぱり問題点があった場合には敏速な対応をするというこ...全文を見る
○粕谷照美君 そうしますと、こういうことですか、国立の医大生にかける国費は年間約五百万、まあ四百九十七万円ということになるわけですが、私立の医科大生に国が六百九十万も出しているんですか。
○粕谷照美君 質問と違うわけです。
○粕谷照美君 医科ですね。歯科は。
○粕谷照美君 それでは、幾つかの医学部の授業料をちょっとお伺いしたいというふうに思いますけれども、たとえば慶応だとか、何かわかりませんでしょうか。
○粕谷照美君 国立大学で年間四百九十七万——五百万、六年間の授業といたしますと三千万円のお金を一人の医師をつくるために出しているという計算になるというふうに思います。そのほかに学生自身が授業料を出しているわけですから大変なお金が投入されているわけですが、この医学部を卒業した学生が...全文を見る
○粕谷照美君 歯科については九六・二%だと、こういうことも出ておりますので、わりと合格率がいいというふうに思わないわけにはまいりませんが、またこういう話もあるわけですね。とても合格しそうもないという生徒に対しては大学の方から受験をさせない、そしてそういうような生徒が一年だめ、二年...全文を見る
○粕谷照美君 まああろうかと思いますでは困るのでありまして、それだけのエネルギーですね、本人の努力も大変なエネルギーだと思いますけれども、教えられた先生のエネルギーも大変だ、送り出した親やその身内の人たちのエネルギーも大変だったというふうに思うのですが、そういう人が出るということ...全文を見る
○粕谷照美君 そうすると、まあずっと落ちているわけですね。少し落ちているというふうに厚生省としては見ていらっしゃるらしいんですけれども、私はこの辺のところが問題だというふうに思うのです。やっぱり最後まで医師でありたい、医師になりたいといって努力をされる方については構いませんけれど...全文を見る
○粕谷照美君 文部大臣にお伺いしますけれども、国家試験に合格をしない人たちがふえているということで国家試験合格のための塾ができると。もう幼稚園から医者になるまで塾ができるというような大変な乱塾時代に来たというふうに思いますけれども、この辺についていかがお考えですか。
○粕谷照美君 私は断片的にいまいろいろな問題点を出してみましたけれども、要は、本当に人格的にもそれから技術的にも能力においても尊敬をされるような医師をつくるために厚生省や文部省には努力をしていただきたいという観点に立って質問をしてきたわけです。それで、今回の私立医科大学協会の発表...全文を見る
○粕谷照美君 私は公正取引委員会にお伺いしたいと思いますが、公正取引委員会では、全国地域婦人団体連絡協議会に委託をして、各種学校、通信教育等の技能講習の表示に関する実態調査というのをやらせたというふうに思いますが、調査を行った目的は何でしょうか。
○粕谷照美君 それでは、その調査の結果が上がっているというふうに思いますけれども、問題点を簡潔にお願いしたいと思います。
○粕谷照美君 私は公取委にお伺いしたいわけなんですけれども、公取が各種学校の調査を依頼したということは、各種学校というものは、やっぱり消費者問題として一つ取り上げていっていい、つまり教育の場も消費者問題等の範疇に入るという、こういう観点を貫かれたのかどうかということをお伺いいたし...全文を見る
○粕谷照美君 一般の主婦の受け方からいいますと、公取が、各種学校にまで、インチキ広告を出しているのではないかという疑念を持って地婦連に調査を依頼した、そういうことになれば、教育を受ける側というのは、消費者であるという立場を私たちは持ってもいいのではないか、こういうふうに考え始めて...全文を見る
○粕谷照美君 慎重に考えなければならないというのはよくわかりました。では、慎重に考えるつもりがおありかどうかをお伺いします。
○粕谷照美君 文部省いかがですか。一緒にお考えになるおつもりはありますでしょうか。
○粕谷照美君 公取の方どうもありがとうございました。私の質問はそれで終わります。  それでは、一般的な教育の問題に入りますけれども、文部大臣、ひとつ大臣としてのお答えが一つと、父親としてのお答えを一ついただきたいと思いますけれども、小学校の一年生に自分の子供を入れる場合に、親と...全文を見る
○粕谷照美君 私は、文部大臣が字はまあ読めるように、自分の名前が読めるように、書けるようにと、こうおっしゃったけれども、初中局長いかがですか。いま文部大臣がおっしゃったようなことを、父母もそういうふうに考えているというふうに理解をしておりますか。教師もまた自信を持ってそれでよろし...全文を見る
○粕谷照美君 諸沢さん、文部省の考え方は私それでよろしいと思うんですが、父母はそれでよいというふうに思っていますか、先生方もそれで結構ですと父母に対して胸張って指導できるような状況ですかということを伺っているわけです。
○粕谷照美君 幼稚園が幼稚園らしい教育というのは一体どうあるべきかという、文部省自体も迷って指導もできないでいるような状況の中では、非常に混乱が起きているわけです。  井の頭小学校の例を見ますと、あすはもう入学式のところが全国的に多いわけですけれども、一つの小学校に十幾つかの幼...全文を見る
○粕谷照美君 学習指導要領をやっぱりゆとりあるものに本当にしていかなきゃいけないというのは、入学当初の四時間で十九文字を覚えなければならない。四月いっぱいで清音四十三、濁音十、五月末までに濁音、半濁音全部覚えなきゃいけないというのは、これはもう超スピードなわけですよ。そして書くこ...全文を見る
○粕谷照美君 行管庁、来ていらっしゃいますか。  行管庁は、五十年にこの問題について勧告を出されておりますね。で、地域でもうばらばらだと。両方で協議をしなさいと、こういうことになっているわけですが、あの勧告の基本的な姿勢というのはどこにあるんですか。
○粕谷照美君 幼児全体の教育をやらなければならない、こういう観点に立ってされたわけですか。
○粕谷照美君 行管庁としてはやむを得ないことであるかもしれませんけれども、私は行管庁の姿勢、勧告をする姿勢そのものの基本的な思想がやっぱり非常に重要だというふうに思いますので、今後そういう点についての監察をお願いをしたいということを要望しておきたいと思います。  それで、文部大...全文を見る
○粕谷照美君 幼児の把握というのは厚生省と文部省と違っていたというふうに思いますけれども、その点については文部省の方、いかがですか。
○粕谷照美君 時間がないので、ここのところで詳しく質問している余裕がありませんけれども、いま諸沢さんがおっしゃったところでやっぱり問題があるんですけれどもね。あなた方の出された計画要項の中で「入園を希望するすべての四歳児及び五歳児を」と、ここのところはいいわけですけれども、じゃ、...全文を見る
○粕谷照美君 それでは、この振興計画の中の特殊教育対象児のそういう文部省の考え方だということはどこに説明が入っていますか。
○粕谷照美君 私は、その障害を持つ子供たちは、持っていればいるほど小さいときから教育をすべきだという考え方に立てば、本当に幼稚園のときからやっぱり普通児と一緒に入れて教育をするという方針を文部省は持ってもらいたい、このことについてはいずれ文教委員会の中でやっていきたいというふうに...全文を見る
○粕谷照美君 先日、自民党の玉置委員が、幼稚園が建たないのは自民党の知事のつまみ食いが原因だということをこの予算委員会の中でおっしゃったわけですが、つまみ食いという言葉は言葉といたしまして、それは一体何億円に上りますでしょう。
○粕谷照美君 自治大臣、こういうのを文部省がつまみ食いと言えるかどうですかと、こう明確に否定をされてないわけですが、つまみ食いというふうに言ってよろしいわけですね。
○粕谷照美君 ぜひ幼稚園を建ててもらいたいという側にしてみれば、本当につまみ食いだというふうに思うわけですよ。もう半、準義務教育になっている幼稚園なんですから、せっかく税金もあることですし、ぜひ建てるようにという指導を私は文部大臣としては各県知事に要望していただきたいというふうに...全文を見る
○粕谷照美君 それはやるという方向で考えるんですか、だめだという方向でお考えになるんですか。
○粕谷照美君 教育減税はやらないと明確にお答えになっている。これは考えるとおっしゃっているんですから、それはやるということが前提でなければならぬ。
○粕谷照美君 もう大蔵大臣の答弁、何言ってらっしゃるかわからぬけれども、時間ありませんから次へ進みます。  そのときに、玉置さんは、公立の幼稚園というのはみそもくそも一緒だと、こういうふうに言われたんですね。だれがみそでだれがくそなんだかわかりませんけれども、カーターさんの一人...全文を見る
○粕谷照美君 そうではなくて、やっぱり公立がみそもくそも一緒でと言ったところを文部大臣が否定をされないで、私も私学の果たしてきた役割り、特に私学を最初から涙ぐましい努力の中で盛り上げてくださった先人の方々には敬意を表しているだけに、あの言葉には非常にひっかかりがあったということを...全文を見る
○粕谷照美君 それでは全国の国立の付属学校の中で、特に小中学校に義務制に限りますけれども、無差別で入学をさせているという学校はどことどこで、テストのみというところはどことどこで、あるいはまた併用だというところはどの程度だと、明確な数字までは要りませんけれども、お答えください。
○粕谷照美君 学力テストのみというところはどうでしょう。
○粕谷照美君 永井文部大臣が、この点については改善をしていくということを先国会の中でお約束をしておられるわけですが、その成果はどのようにありましたでしょうか。
○粕谷照美君 付属がエリート校化しているという批判が非常に厳しく出されておりますけれども、特に小学校に試験をやって入学をさせる、付属に。そして、その付属から付属の中学に行くときに足切りというのがありますね。成績の悪い一定層を公立高校に戻すわけです。先生が生徒をおどす言葉に、おまえ...全文を見る
○粕谷照美君 それは早急にやってもらわぬと困るわけですよ。塾がだめだ、塾がだめだなんて皆さんはいろいろと統計を発表されますけれども、皆さんの御家庭に配布される新聞の中のこの折り込みを見てください。どこどこの付属学校に何人入ったかということが、これがもう宣伝文句ですよ。付属がそうい...全文を見る
○粕谷照美君 それでは次へ移っていきたいというふうに思います。  文部省にお伺いしますけれども、障害を持っている子供たちの数、それからその子供たちがどんなような状況で教育を受ける権利を保障されているかという数字を御報告ください。
○粕谷照美君 児童生徒の数が推計であるという理由は何ですか。
○粕谷照美君 基本そのものも大変漠としたものでありますけれども、私はこの五十六万人のうちで学校へ入っている者、それから免除、猶予、これを引きますと三十六万八千三百人がどこへ行っているかわかんない。学校にいるんだという状況だと御報告いただきましたが、その証拠はどのような調査をされま...全文を見る
○粕谷照美君 ぜひその実態を早く調査をしていただきたいということを要望します。なぜかなれば、その実態がなければ、私は養護学校の義務設置などと言っても非常に根拠がない数になるんじゃないだろうかということを考えるからです。  文部大臣、お伺いしますけれども、養護学校というのは、これ...全文を見る
○粕谷照美君 ぜひそういうふうに、子供たちが障害を持っているけれども普通の学校に上がりたい、地域の子供は地域の学校へ行きたいという条件があればそれは保障してくださるというお考えなんでしょうか。
○粕谷照美君 私は文部大臣のその考え方に賛成ですから、ぜひそういう考え方で進めていただきたいと思います。  では労働大臣にお伺いしますが、ことしその養護学校を卒業した人たちの就職状況は非常に悪いというふうに考えておりますが、いかがでしょうか。
○粕谷照美君 労働省にお伺いしますが、そういう状況は大変好ましいというふうに思いますが、各省庁のこの雇用率の達成率はいかがでしょうか。
○粕谷照美君 その省庁の名前とパーセンテージ、特に最低の省庁の名前を言ってください。
○粕谷照美君 だめだめ、そんな、答えになっていない。(「四庁が低いから、あと三庁言いなさいよ」と呼ぶ者あり)
○粕谷照美君 答えてないんですよ。低いんじゃなくて、これは法律違反にならないんですか。だからそこのところ全部言ってくださいということを言っている。
○粕谷照美君 それは本庁だけですか。
○粕谷照美君 大体省庁がきちんとしなければ民間を指導することができないというふうに思いますので、その時点できちんと掌握をして報告をいただきたいというふうに思います。  労働省にお伺いしますけれども、各企業が障害者を採りたがらないといういろいろな理由の中に、人間関係がうまくいかな...全文を見る
○粕谷照美君 労働大臣としてはどうでしょう、障害者が特別の養護学校、特殊学校、こういうところから、ぽんと一般の人間関係の場所、職業につく場合と、小学校のころから普通児と一緒に教育を受けて、人間関係があたりまえだというような状況につくのと、どちらがいいというふうにお考えですか。
○粕谷照美君 すれ違ってしまうんですけれども、職業訓練を受けるということはいいと思いますけれども、人間の心をつくるのはどうかと。
○粕谷照美君 望ましいとばっかり思っていられては困るんでありまして、たとえば、厚生省は今回文部省に対して、社会福祉の教育を充実してもらいたいということで非常に多岐にわたる要望を出しております。けれども、これは厚生省が出したということよりは、地域の方で、もう大変な状況だからというの...全文を見る
○粕谷照美君 私は、障害を持つ人たちが、たとえば目が見えない人たちは、いままでのようにあんま、はり、きゅうなんていう、そんな狭い教育ではなくて、もっともっと幅の広いものをやらしてもらいたいという要求を持っているわけですから、そういうようなものにこたえるためには、やっぱり学校教育と...全文を見る
04月07日第80回国会 参議院 農林水産委員会 第10号
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○粕谷照美君 大臣代理の政務次官にお尋ねをしたいというふうに思います。  私は先日、社会党の調査団の一員として岡山、それから姫路の方に松枯れの実態を見に行ってまいりました。で、行ったときにたくさんの団体からも陳情を受けましたし、それから営林署の方からも大変いろいろな御説明もいた...全文を見る
○粕谷照美君 林野庁の姿勢は、私その説明でよくわかりました。ぜひ私は、もしやるのであれば唐津のような形で、本当に全住民の意見が反映されていくような形でやってもらいたいというふうに思いますけれども、それでは関西地方の方はそれでやっていけるというふうにお考えですか、いかがですか。
○粕谷照美君 それでは、そういうことをきちんとそれぞれの市町村に徹底をしていただくようにお願いをしたいというふうに思います。  それではその次に移りますけれども、マツクイムシ防除作業の目標は一体何であるかということを林野庁の方に伺います。
○粕谷照美君 そうすると、虫の数をできるだけ低く抑えたいということが目標だというふうに思いますけれども、そういうことになると、第六条に「早期に、かつ、徹底的に、松くい虫を駆除し、」と、こう書いてあるわけですね。そうすると、徹底的に駆除をするということと、低く抑えるということは食い...全文を見る
○粕谷照美君 わりと「徹底的」は、そうすると修飾的な言葉に使われているような気持ちがいたしますが、そうではないのですか。徹底的に駆除するということと絶滅するということは、同じじゃないんですか。
○粕谷照美君 それで、絶滅ではなくて抑えるという、これに重点が置かれるということであったならば、政府が松枯れ激害発生の誘因として強調しております乾燥、高温という条件があると、また三たび空散をやらなければならないというときが来るのではないんだろうかというふうに思いますが、そういうこ...全文を見る
○粕谷照美君 私は、空散だけで徹底的な防除が行われて、そして三たびこういう状況が起きてこないという保証はないように思うものですから、それでさっきから質問をしているわけですが、それでは昭和二十二年から二十五年、つまり終戦直後に起きた大松枯れの発生の条件というものは一体何であったか。...全文を見る
○粕谷照美君 私は、そういうことと同時に、やっぱり共通していることは、人手不足による森林管理の不十分なこと、松枯れを早い段階で伐倒駆除して被害を防止するという視点に欠けていたためではないんだろうかという気持ちなんですが、今回調査に行きました岡山、兵庫、いずれも森林病害虫等防除法に...全文を見る
○粕谷照美君 そうすると、経営意欲が減退したものを、空散をやってとめるということで減退はなくなっていくという条件は九州地方に出てくるというふうに考えられますね、いまの御説明で言えば。そうすると、九州においては意欲はもとに戻ってくるかもしれないという可能性はあったとしても、関西地方...全文を見る
○粕谷照美君 私は、林業に対する、つまり森林を育てるという、そういう林業家の人たちの意欲がないところにいまの長官の御説明のような条件が育っていくのだろうか、その心配があるんですよ。つまり農林大臣の所信表明の中にも、やっぱり林業も大変だ、漁業も大変だ、農業も大変だ、跡継ぎさえできな...全文を見る
○粕谷照美君 じゃ、その補助率というのは一体どのくらい出るのですか。先日、見てまいりましても、もう本当に骸骨みたいな松がずっと立っているわけですよね。伐倒駆除すらする意欲を持たない林業経営の人たちが、長官がおっしゃるような形で、本当にヒノキを植えます、そのいまの枯損木を取り払いま...全文を見る
○粕谷照美君 そういう形での林業経営者の意欲を盛り立てるということも大事ですけれども、私はやっぱり緑を大事にするという、そういう気持ちというものをきちんと植えつけるような指導体制というものを、やっぱりやっていただきたいというふうに思うわけです。  次に移りますと、京大名誉教授の...全文を見る
○粕谷照美君 そうすると、松は少なくなっていくというふうに理解できますね。
○粕谷照美君 そうすると、適地適木がなされていなかった地域があったということになりますね。これは民有林ですから、指導体制ということについてはいかがなものに考えていったらよろしいんでしょうかね。やっぱりちょっと手おくれがあったというふうに考えてよろしいんでしょうか。
○粕谷照美君 ぜひ適地適木と、こういうことも徹底をしていただきたいと思うんですけれども、私は、国民の側がそういうことを本当に信用しているかどうかということについても、ちょっと心配があるんですね。豚を飼いなさいと言うもんだから、一生懸命に豚を飼っちゃった。飼って大きくなったときには...全文を見る
○粕谷照美君 昭和二十二年から二十四年のときも、あれもマツノザイセンチュウだったんでしょうか。
○粕谷照美君 でも、たとえば写真なんかがあるわけでしょう。そうしますと、自然枯れのときと、ザイセンチュウによる枯れというのは、もう全然様相が違うような感じがいたしますよね。そんなのを見て、これはマツノザイセンチュウが原因だったんではないかという程度のことはおわかりになるというふう...全文を見る
○粕谷照美君 長官は、徹底的に大気の汚染というものが原因ではないというふうにおっしゃっていますけれども、私たちもやっぱりいままでそういうことを言ってきましたが、子供のぜんそくが非常に多くなっているというふうなことが川崎だとか大都市で問題になりましたね、コンビナートの地域のあたり、...全文を見る
○粕谷照美君 いま宮城の前の例をお出しになったんで私びっくりしましたけれども、クロマツにも松枯れというのはああいうふうに大きくザイセンチュウで広がっていくものなんですか。あれが出てまいりましたときに、NHKで私は放送していたのをよく覚えているんですけれども、あそこのところへ持って...全文を見る
○粕谷照美君 クロマツの話はよくわかりました。ただ、私たちが見にいったところは全部アカマツだったものですから、そのときにクロマツの話を伺いましたら、余りかかりませんというお話だったもんで、それでいまお伺いしたような次第です。  ただ、こういう特別防除というのは、こういうような原...全文を見る
○粕谷照美君 長官のところに、松くい虫防除特別措置法案についての「殺虫剤空中撒布を憂慮する科学者有志」の声明文といいますか、それは届いておりますでしょうか。
○粕谷照美君 ああそうですか。非常に残念な話だというふうに私思いました。これは科学者有志自身の運動も足りないというふうに思いますけれども、この人たちはこういうことを言っているんですね。「およそ薬剤であれば、一〇〇パーセント安全ということは理論的にあり得ない。病害虫駆除に有効である...全文を見る
○粕谷照美君 それでは、安全であるということについての考え方についてちょっと確認をしておきたいというふうに思いますけれども、まず林業における農薬の空中散布が社会的な問題になったというのは初めてでしょうか。私は何回かあったというふうに思いますが、そのことを御報告ください。
○粕谷照美君 二・四・五Tとか、あるいは除草剤の問題についていろいろ事件があったということも私は承知しておりましたけれども、そのときの林野庁のとった態度ですね、不安を訴える人たちに対して説明をしていた態度を、ちょっと御説明ください。
○粕谷照美君 いえ、そうじゃなかったわけでしょう。問題になってそれはおかしいという意見が出されたときに、林野庁はこれはもう安全なんだと、人畜無害なんだというふうにして説得されたんじゃなかったでしょうか。私の記憶ではそうなんですが、いかがですか。
○粕谷照美君 人畜無害という立場をとらなかったと、こうおっしゃるんでしたら、私は後で資料などをちょっと見てみたいというふうに思います。きょうは持ってまいりませんでしたのでね。私は、林野庁は、農林省なんかも、人畜無害であるという態度でもって農薬をやっぱり散布したんではなかっただろう...全文を見る
○粕谷照美君 アメリカの催奇性に対する研究結果が発表されて、問題になってからこれは態度を変えられたんだというふうに私は思っています。それからやっぱりベトナムの枯れ葉作戦ですかね、大量空中散布、あれが世界的に問題になって、あわてて私は変えたのではないんだろうかというふうに思いますが...全文を見る
○粕谷照美君 それではぜひそういうふうにやっていただきたいと思いますけれども、もう一遍確認をいたしますけれども、一つには、試験研究の成果と言えるこの研究レポートの全項目が公表され、そして必要とする者が入手できるような条件をつくっていただけますね。と言うことは、年報で発表したから見...全文を見る
○粕谷照美君 三番目はいかがですか。そういうような事実があった場合には責任を追及していただけますねということです。
○粕谷照美君 いまのは、反対と言うんですか、異論を唱える人たちの信頼を得るための第一の条項であったというふうに思いますけれども、第二は、私は、国民的な合意を得るために、いま調査研究が不十分でないかと憂慮している学者グループを加えた研究プロジェクトチームのようなものをつくるお考えは...全文を見る
○粕谷照美君 ぜひそういうふうにしていただきたいと思いますし、反対意見なんかもやっぱりちょっと載せていただいて、こういう点についてはわれわれはこういうふうに考えるんだというふうに出していただければ、国民は安心をするだろうというふうに思いますので、ぜひお願いをしたいというふうに思い...全文を見る
○粕谷照美君 私、そういうことを伺ったのじゃなくて、北里大学の鹿野信一先生を中心とするプロジェクトチームの眼科臨床医報、五十一年の六月に出されていますよね。これは一つは、有機燐剤の視覚毒性に関する研究になっているわけでしょう。そして安全性に疑問が提示をされているというふうに思いま...全文を見る
○粕谷照美君 私は、役所としては、やっぱりそういうふうに厚生省の基準だとか環境庁の基準だとかという基準が非常に大事になるというふうに思います。私たちもそれを信用する以外にないんですけれども、たとえば、厚生省の基準を信じてはいたけれども、あのAF2の問題なんかにしたって、もう即刻や...全文を見る
○粕谷照美君 じゃ、そういうことが起きてから調査するんですか。
○粕谷照美君 それでは専門的機関で研究をいただいているものという、どこでそれは研究されましたか。視野狭窄が出ない、大丈夫だと、これは関係ないんだという、そこのところはいかがですか。私は、それがあれば安心していられるんですよね。私、教員してきたものですから、自分が教えている子供たち...全文を見る
○粕谷照美君 まいちゃってから検討さしてくださいなんて、そんなばかな話ないと思うんですよね。まく前にもうそういうような問題は、もう事前から声は起きていたんですからね。公の席できちっとできているんですから。福岡の県知事さんなんかだって、ちゃんとこういうののあれになっていらっしゃるん...全文を見る
○粕谷照美君 私は、そういう点で、大変住民がこの法律には不満なんだというふうに考えているわけです。では、行政指導としてその次に続くものは何かと言えば、行政指導として住民側の不安あるいは不服についてちゃんと話し合うという態勢をもう積極的にとっていただきたいということを、お願いをして...全文を見る
○粕谷照美君 そうすると、上の方はわかりましたけれども、各県あるいは各地域においてもそういうようなことが実施されるような条件というのはありますか。
○粕谷照美君 私、先ほど申し上げた「特定地域に多発する特有の眼疾患の発見並びに治療に関する研究」というのはコピーをとって持ってきているのですけれども、後で十分お読みをいただきまして、ひとつ具体的な対策というものをとっていただきたいということを要望しておきます。  この法律が成立...全文を見る
○粕谷照美君 説明が悪いかしれませんけれども、「緊急に行う必要があるときは、この限りでない。」と言いますと、二週間以内に不服を申し立てなくてもいいということができるのか、申し立てたって公開聴聞をやらないでやっちゃってもいいということになるのかという、そういう質問なんです。
○粕谷照美君 特に緊急があるときにというのは、そんなに突如としてできるというような条件でもないというふうに思いますけれども、どうもその辺ははっきりいたしませんね。ある日目が覚めたら急になっちゃっていたなんということではないというふうに思いますけれども。
○粕谷照美君 どこでなんて言ったって、それは不思議な話じゃないですか。何か特別にあるんですか、そんなことを省くような条件というものをつくっておくということは。
○粕谷照美君 しかし、長官、この不服を申し立てる条件ができないなんというのは、非常に大変なことじゃないですか。ずっといままで私が質問してきた、住民の意向も大事にしますという大変すばらしい長官の答弁にはそぐわないように思うんですけれども、いかがですか。
○粕谷照美君 そうすると、その二十日だけが「この限りでない」に該当いたすわけですね。不服の申し立てばちゃんと保障されるし、公開聴聞も保障されるというふうに理解をしてよろしいわけですね。
○粕谷照美君 ですから、二十日間が十日になってもいい、一週間になってもいい、公表しますということでしょう。そうすると、その次の三項と四項の不服申し立てについてはちゃんと保障の期間が残されているということになれば、最低二週間以内、二週間前までは公表しなければならないということになる...全文を見る
○粕谷照美君 まいりたいじゃなくて、これはしなければならないというふうにお答えをいただきたいと思いますが、いかがですか。
○粕谷照美君 そうすると、その期間が十日間しかなかった、それで二週間ということもあり得るわけですね、できるだけしていきたいんですから。
○粕谷照美君 私は、長官が固執をしていらっしゃるというのは一体どこにあるんだろうかというふうに思うんですよね。出張しているかもわからない住民たちがいるかもしれないわけでしょう。そういうようなときに、二週間というのは最低の権利だというふうに思うんですけれども、それさえ保障できないか...全文を見る
○粕谷照美君 では、いままでそういうこともなかったから今後もそういうことできちっと守っていかれるという長官の答弁は、私は大変よろしいと思いますので、それを信じていきたいというふうに思います。  さて、今度この法案が通りますと、いまの二週間以内が最低だという保障になるわけですが、...全文を見る
○粕谷照美君 それでは、先ほどから私何回も申し上げておりましたけれども、唐津市の瀬戸さんがおっしゃったように、空散実施に当たっては各界ともうよく話し合いをした、そして終了後三年間生息調査も十分にやったと、こういうふうに言われておりますけれども、この法律が通った後にはきちんと事前事...全文を見る
○粕谷照美君 私はちょっと飛ばしたところがあったものですから、後の方に行ってしまいましたので、ここで質問を終わりたいというふうに思います、十分間ちょっと早まりましたけれども。
○粕谷照美君 私は、日本社会党、公明党、日本共産党及び第二院クラブの共同提案に係る松くい虫防除特別措置法案に対する修正案についてその提案の趣旨を御説明いたします。案文はお手元に配付されておりますので、その朗読は省略いたします。  マツクイムシの被害が激甚で、その早急な終息を図る...全文を見る
04月11日第80回国会 参議院 予算委員会 第18号
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○粕谷照美君 私は、次代を担うのは子供たちだ、その子供たちは国の宝である、そしてその子供たちは教育を受ける権利を持っている、国や地方自治体や親たちは、その子供たちの教育を受ける権利を保障するという義務を持っているというふうに考えて、自治大臣、大蔵大臣、文部大臣、それから総理に質問...全文を見る
○粕谷照美君 私は、きょうの質問がその内容に触れるわけではないので、深追いすることをやめたいと思いますけれども、何も共産党の議員が賛成したからなんということで、まあ免罪符みたいなことでは困るというふうに思うんですよね。その点ではきちんと対処をしていただきたいということをお願いいた...全文を見る
○粕谷照美君 文部省の統計を見ましても、学校安全会の統計を見ましても、この通学途上の事故というのがちゃんと三五・三%入っているわけですね、給付の中に。その辺はいかがなんですか。
○粕谷照美君 なるようになっていると言えば、これは下校というふうにみなしてよろしいですか。
○粕谷照美君 それでは、当然該当すると、こうお答えになればいいわけですけれども、しかし、通学途上の問題は自賠法対象者は除くということになっていますから、もしそういうことであれば、この子供たちは学校安全会から死亡給付金がもらえないという、こういう状況になるんではないだろうかというこ...全文を見る
○粕谷照美君 そういう金額で、どうでしょうね、いわゆる六キロ以上中学生、四キロ以上の小学生が交通機関を利用したときには全額もらえているでしょうか、全員。
○粕谷照美君 私は、全員がもらっていない、その人数をもらっていないというふうに思うものですから。その理由は、やっぱり交付税そのものが問題点があるというふうに考えるんですけれども、その六キロ、四キロが中教審の答申のときに話題になってこう決まったというんですが、小学校一年生が四キロ歩...全文を見る
○粕谷照美君 私は、この辺のところをきちんと見直してもらわぬと困るというふうに考えるんです。いつもきょうみたいなお天気のいい日ばかりではありません。特にそういうところを歩く子供たちにとってみれば、危険な場所というのが幾ヵ所かあるわけです、さっきの自動車事故のように。そういうところ...全文を見る
○粕谷照美君 ぜひそういう意味ではきちんと見直していただいて、単価是正なんかについても討議を重ねていただきたい。  次は、五十二年度の要保護及び準要保護児童生徒の就学奨励についての国の援助費に関して伺うわけですが、この通学校別対象人員・予算額の資料をいただきました。それによりま...全文を見る
○粕谷照美君 私は大変問題点があるなと考えましたのは、修学旅行費の補助については五十年度の実績を参考にしている。そうすると、昨年物すごい交通費の値上げがあったわけですね。その辺のところは一体どういうふうにことしの予算の中では見ていかれるのですか。
○粕谷照美君 時間がありませんから、私は端的に伺いたいと思いますけれども、文部省としては決められた額で、決められた人数で渡すんですから、全員に渡すということができるというふうに思います。ところが、もらう方の立場に立てば、もらった分についてどのように配分するかということになるわけで...全文を見る
○粕谷照美君 文部大臣、いまのこの答えでよくおわかりになったというふうに思いますけれども、本当に貧しいがために教育が受けられない、あるいは修学旅行、同級生と一緒に行かれないなんというようなことがあっては大変だというふうに思うわけですね。せめて、貧しいために義務教育が十分に保障され...全文を見る
○粕谷照美君 総理、大変僻地の話だとか、貧しい子供たちの話だとかということについて私はいま質問をし、文部大臣は善処を約束してくださったわけですけれども、一国の総理がやっぱりそういうめんどうを見ると一言おっしゃっていただきたいというふうに思いますけれども、いかがですか。
○粕谷照美君 では次に、公立義務教育諸学校の教員定数の問題について伺いたいというふうに思います。  義務教育諸学校教員定数の五ヵ年計画は、四十九年に発足をして五十三年に完結することになっているわけですが、昨年、五十一年度の教員定数の実態について御報告をください。一つ一般教員、二...全文を見る
○粕谷照美君 諸沢さん、そうするとこういうことになりますね、一般教員の五十一年度分は完全に据え置かれてしまった、つまり全然ふえなかった、ふえた分はゼロであった、同和、産炭地については完全にこれは保証された、学校事務職員については三分の一が足踏みをされた、養護教員についても二分の一...全文を見る
○粕谷照美君 そうすると、五十二年度には十分にその役割りを果たすことができなかったけれども、五十二年度と五十三年度でもって第五次計画というものは完全に保証がされる、保証する、そういう文部省の態度だと理解をしてよろしいでしょうか。
○粕谷照美君 でも、私が心配をしていますのは、たとえば日教組と文部省との交渉、あるいは私ども社会党の文教委員会と文部省との交渉の中で、五十一年度に積み残されました二千五百五十一人の半数程度は、ことしは五十二年度の予算の中にぶっ込んでいきたいと、こうお答えになっていらっしゃったのに...全文を見る
○粕谷照美君 私、もし間違った理解をしていると困りますから、ではちょっと簡単に、時間が制限されておりますから。
○粕谷照美君 文部省は、なるほど財政上の措置がありますから、ことしはぐあい悪かったから来年に延ばしましょうと、こういうことはできるとしても、教育を受ける子供たちというのは一年一年大きくなっちゃって、もうことし五年生で来年五年生と、こう待っているわけにいかないわけですので、やっぱり...全文を見る
○粕谷照美君 総理がそう言ってくださったので安心をしましたけれども、総理の言ったことを否定なさる大蔵大臣ではないというふうに思いまして、大蔵大臣からも一言御答弁をいただきたいと思います。
○粕谷照美君 関係三大臣が大変——私にしてみれば明確とは言い切れませんけれども、前進的な答弁をいただきましたので、ぜひとも今後がんばりていただきたいというお願いをいたしまして次に入ります。  自治大臣、お伺いしますけれども、いま人口急増の市町村が一番困っている問題というのは何か...全文を見る
○粕谷照美君 本当にそのとおりだというふうに思うんですが、三月三十日にこの予算委員会でもって公聴会がありました。そのときに、町田の大下市長さんがおいでになりまして、いろいろと人口急増地帯の大変苦しい実態について御報告をいただいたのですが、特にその中で私は教育に関して関心を持ったわ...全文を見る
○粕谷照美君 小学校、小学校。
○粕谷照美君 大臣、私ちょっと質問が言葉足らずだったでしょうかね、義務教育学校用地の補助はあるわけですよ、その人口急増地帯に。それをもっと高めてもらいたいという要望があるんですが、その点についての大臣のお考えをお伺いしたいと、こういうことです。
○粕谷照美君 義務教育については大臣から前向きに考えるという御答弁をいただいたんで、私は大変心強く思っているんですけれども、欲張りついでにもう一つ問題点を挙げて大臣に考えていただきたいと思いますのは、高等学校の新造設建物に対しては整備補助資金が出されましたね。それは十分とは言えま...全文を見る
○粕谷照美君 大臣、もうちょっと私は違う角度で見ていただきたいと思うんですけれども、いま高校の進学率というのは九二%を上回っている。だからもう、これはもう普通教育ということに考えていいというふうに思って、文部省は御協力なんてものじゃなくて、積極的に高等学校を建てなればならないとい...全文を見る
○粕谷照美君 そうすると、義務制並みの国民教育機関として、もう高等学校は定着をしたというふうに私どもも考えております。しかし大臣、建物というのは土地がなければ建たないわけなんです。先ほどの義務制の学校を建てるに当たっても、土地を見つけるのが大変だというお話を申し上げましたけれども...全文を見る
○粕谷照美君 努力をしていらっしゃることは私もよくわかるんです。その点はもう高く評価をしたいというふうに思います。特に大蔵省もそのことを認め、自治省も積極的にやるとおっしゃるわけですから、本当に高く評価をするんですけれども、しかし、せっかくこの建物に対して補助金がついたわけですか...全文を見る
○粕谷照美君 あとう限りの努力というのは、子供たちの数が減ったころになってそんなことを言っていただいても困るわけなんですよ。高等学校の子供たちがピークに達する年代というのは、文部省、何年ですか。
○粕谷照美君 総理、大変な数なんですね。爆発的な高校生が出てくるだろうというふうに思います。そうすると、そのときになってあわてて高等学校を建てても間に合いませんので、本当に計画的に用地をつくっておき、そして建物を建てる条件というものを各市町村はやっておかなければならない、県もやっ...全文を見る
04月13日第80回国会 参議院 予算委員会第四分科会 第1号
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○粕谷照美君 大学局だけというふうに申し上げましたけれども、初中局来ておられますでしょうか。
○粕谷照美君 質問通告をしておきませんでしたのでまことに申しわけないと思いますけれども、では大臣にちょっとお伺いをいたしますが、埼玉の浦和市の岸中学校の生徒二十九人、父母五十七人が、越境入学をいままで許しておいたのに、突如としてそれはだめだということはおかしいというので、三月の三...全文を見る
○粕谷照美君 私もそういうふうに思うんですけれども、本当に鳥取あたりへ行きましても、有名高校に入るためにはこの中学がよろしいです、その中学があるこの土地がほかの土地よりはやっぱりランクが高いんですよと、こういう不動産業者の土地のランクの材料の一つにまでなっている。そういう憂うべき...全文を見る
○粕谷照美君 免許証を持っていない人が授業に立ったわけなんですよね。これは教育実習生であるときには先生がちゃんと監督にその教室の中にいて、そして監督をしながら授業させるわけでしょう。この辺のところは法的にはどういうふうになっていますか。法律的に間違いではないというこの三人、二十五...全文を見る
○粕谷照美君 きわめて遺憾なんという問題ではないでしょう。普通の学校でこんなことが行われたら、校長なんてすぐ首になっちゃうんじゃないですか。私は、非常に問題があるというふうに思います。そのことについてきょうは別に触れるわけではありませんけれども、特に追及をするわけではありませんけ...全文を見る
○粕谷照美君 私は、そういう問題が地元のお母さんたちに大変な疑惑と国立大学の付属小学校あるいは中学校、高校などに対する不信感というものを生み出してきたというふうに思うわけです。特にそのお母さんたちが言うのは、付属小学校に入るのにいま数万円の納入金が必要だと、あのときで五万円だった...全文を見る
○粕谷照美君 さて、今度はその付属中学なんですけれども、付属中学校へ入りますと、付属中学校がいわゆる湘南高校という有名高校への登竜門になるわけです。ですから、付属中学へ入っていることだけではやっぱり心配で、いわゆるその高等学校へ入るための受験準備というのが、激烈に行われるんですけ...全文を見る
○粕谷照美君 ほかに知っている人いませんか。——大学局長御存じなくても手紙が行っているんです、お母さんから。おかしいじゃないかって、たしか電話か何かで文部省に行っているんです。そして、文部省の方からもお手紙が来ているんですよ。お母さんたちがその電話してからじゃ外されちゃうというの...全文を見る
○粕谷照美君 大学当局とよく連携をとりながら教育研究を行うというそういう具体的ないい例の学校というのは幾つか挙げられますか、たとえばさっきの宮城大みたいに。
○粕谷照美君 私はそういうすばらしい研究をやっているということを国民は余り知らないのだろうというふうに思いましてね。そういうことについての資料などを後でいただきたいというふうにひとつ思います。  さて、もう一つの方の入学選抜の問題については、じゃどのように具体的に前進をしたかと...全文を見る
○粕谷照美君 復元力というのは一体どういうことが復元力なんでしょうか。その子の能力がこれだけある、そして実習生が入ってきたことによってこれだけ落ちた、そして、だけど、自分でもとへ戻る力があるという、それは一体どういうところで科学的に研究をされ、科学的に証明をされたかという質問をま...全文を見る
○粕谷照美君 私、いまおっしゃった話に非常に賛成する部分も多いのですけれども、たとえば多様な子供がいて、今度教育課程をこういうふうに変えていきますと、先回、むずかしくなりましたね。あれやってみたところが、やっぱり付属の生徒だったらすうすうすっと覚えたから、全部の学校にこれ当てはま...全文を見る
○粕谷照美君 そういうことを知らないと、大学局は大学のことばかりやっていて、ちっとも付属の小中学校のことは義務制のことなんだから知らないわというような態度に聞こえてならないのですよ。もうちょっと本気を入れてやっぱり全体の教育の中に占めるこれらの学校の役割りというものは大きいわけで...全文を見る
○粕谷照美君 でもこの建議を読んでみますと、「高等学校の入学者選抜にあたっては、公立高等学校の選抜を参考にして行ない、進学予備校化しないように配慮するのみでなく、さらに後期中等教育の目的・編成、内容・方法などの改善に資するという観点からも考慮する必要がある。」というふうに書いてあ...全文を見る
○粕谷照美君 それにしても十七あります付属高校のうち、たった一校だけが抽せん制を入れておいて、あと十六校はもうテストのみでしょう。そうですね。それで東大のベストテンの中に幾つ国立大学のいわゆる卒業生が含まれていますか。週刊誌などで非常にまあ書かれるわけですけれどもね。その名前も言...全文を見る
○粕谷照美君 これも私の家に投げ込まれた学習塾の一橋能開英才教室のあれなんですけれども、五十二年度合格実績、教育大付属四名、学芸大竹早六名、学芸大付属大泉何名というふうに、こんなことが出されるのです。出す方は勝手ですからどうってことばないかもしれませんけれども、非常に注目を浴びて...全文を見る
○粕谷照美君 受け入れができるようにと言いますけれども、通勤時間は大体どのくらいかかりますか、通学時間。
○粕谷照美君 そうすると、伺いますけれども、学生にその負担がかからないような条件というものをつくり出すというふうにお考えになっていらっしゃるわけですか。
○粕谷照美君 ちょっと遅いんじゃないでしょうかね。時間的に間に合いますでしょうか、その見通しはいかがですか。
○粕谷照美君 ぜひ学生に大変な負担がかからないようにひとつ注意をしていただきたいということと同時に、本当にその付属の学校と大学側との間が緊密な連携をとって、その趣旨が全うされるような模範的なやっぱり付属学校のあり方というものを文部省としても一生懸命に努力をしていただきたいというこ...全文を見る
○粕谷照美君 大臣、小学校においてはいま多いところで七割、それで普通のところでも五割以上が婦人教師になっているんですね。国立大学というのは小学校でも圧倒的に男ばかりなんです。この辺のところいかがお考えですか。
○粕谷照美君 答えていないじゃないですか。私もいまの学芸大、竹早の女子師範を卒業したときに、二年たったら付属に来いと言われるんで、行って会ってみて、いやで逃げ出した人間なもんですからね、いろいろな人間があるというふうに思いますけれども、女の人が少ないということについてどういうふう...全文を見る
○粕谷照美君 じゃ、同じく人事管理の面でですけれども、教官の中で「大学教官として適任と認められる者については、大学・学部教官として任用または併任し、大学・学部との交流の道を開くべきである。」という、こういう建議が行われているわけですね。これについて具体的にどのくらい前進しているも...全文を見る
○粕谷照美君 私は、この建議が何か伺えば伺うほど生かされていないような感じがしてなりません。八年もたって生かされていないんじゃ困りますので、積極的にその問題について取り組むように要望をしていきたいというふうに考えております。ただ私自身も、先ほどからお話をしていますように、いま質問...全文を見る
○粕谷照美君 終わります。
04月14日第80回国会 参議院 予算委員会第四分科会 第2号
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○粕谷照美君 総理がよく物、物、物、金、金、金という時代だということをおっしゃっておられますけれども、そういう時代にあって自分の持てる能力をぜひ社会のために奉仕をしたいということで、ボランティア活動に参加をする人たちが非常にふえております。厚生省はそのことを非常に大きく評価をし、...全文を見る
○粕谷照美君 じゃ、郵政省ね、なるほどこのさわる部分だけやってみれば、これは飛び出す絵本とかさわる絵本とかということになりますけれども、ここのところに点字が打ってあるわけですから、郵便局員がこれを見て普通の飛び出す絵本と同じだというふうに思うでしょうか。その辺の判断はいかがですか...全文を見る
○粕谷照美君 お金が特別会計の枠内で操作をするという点についてはわかるわけですよね。それはわかりますけれども、いままでの盲人というような部分については、大人の盲人しか相手にされなかった。子供のことはもう念頭になかったという、そういう時代から、ようやく子供たちのことが念頭に上がって...全文を見る
○粕谷照美君 ですから、国民の要求というのはどんどんどんどん変わっていくわけですよ。点字のものが無料になって取り扱われたなんといったって、初めから取り扱われたわけじゃないでしょう。だんだんそういうふうにしなきゃいけないんだということになると法律を変えていく、施行令を変えていくとい...全文を見る
○粕谷照美君 重度身体障害者ということになると、これは該当しないんじゃないですか、大丈夫ですか。
○粕谷照美君 それでは、これが図書館から送られる場合ですね、それは品川あたりでも現実に実現をしているようですけれども、施設に送られる、それから盲ですから盲学校に送られる。そういう盲学校の図書館に置いておくとか、施設の図書館に置いておくとか、普通の図書館に置いておくとか、そういう場...全文を見る
○粕谷照美君 もうその図書館しかだめだということになりますと、図書館から盲学校へ行くのはいいですね、図書館から出ていくんですから。そうすると、その盲学校から図書館へ返るというような場合はいかがですか。
○粕谷照美君 それでは、こういう盲児などを預かっている施設もその図書館並みに扱うということができるかどうか。
○粕谷照美君 私も、本当に質問に答えていただいていないというふうに思うんですよね。その図書館はわかりますと言うんです。だから、その図書館が本当に各市町村で充実しているかと言えば、充実していないんです。都市部なんかまだそれでもあれですけれども、田舎なんかに行きますと、もう図書館なん...全文を見る
○粕谷照美君 まあ、大臣から大変心強いお考えを述べていただいて、該当者の人たちも大変喜んでいるだろうというふうに思いますので、よろしく今後お願いをしたいと思います。  じゃ二番目に、大臣はトルコぶろを御見学になったことありますでしょうか。
○粕谷照美君 前の田中厚生大臣は、粕谷さん一緒に行こうなんて、こうおっしゃってくださったんですけれどもね。実は私、一月の十五日からの社会労働委員会の見学でたまたま滋賀県と岐阜県のトルコ、特に有名な雄琴のトルコぶろを見てまいりました。  そのトルコの内容とかいろいろなことについて...全文を見る
○粕谷照美君 じゃ何にも意味ないじゃないですか、審議会が法律をつくったり実際に役立つことが余りないなんという答弁だったら。そんなもの意味ない。無用の長物じゃないですか。税金使うだけもったいないじゃないですか。いかがですか。
○粕谷照美君 それはやっぱり必要だから調査をしなさいと、こういうふうに言うわけですからね。その調査をしたものがやっぱり関係省庁において実行するということがなければ、審議をしたり調査をしたりする意味がないじゃないですかと  いうことを聞いているんですよね。たとえば文部省なんかにお...全文を見る
○粕谷照美君 私は、昭和四十八年の七月、四十九年の七月、五十年の四月と売対審が三回にわたってこのトルコ問題について答申をし、そしてもはや看過することができないというせつぱ詰まった答申をしておりますのに、総理府はそうやって各関係官庁でやっていると言うけれども、具体的には警察も取り締...全文を見る
○粕谷照美君 非常に残念ですね、私たちに言わせてみれば。同じく総理府の調査——私、調査というものと広報というのは一体化してやっぱり考えていただきたいというふうに思うんですけれども、その六十八ページに、未成年者の性に関する非行の原因は一体どこにあるかと、こういう調査がありますが、最...全文を見る
○粕谷照美君 原則はそうでしょうけれども、その週刊誌にそういう記事が載らないという保証はないわけでしょう。告訴記事があったその週刊誌にちゃんと載っていました。それからあなた方の記事が出ていたときに、私が読んだ週刊誌の中にちゃんとそのトルコの記事がありました。だから、そういう意味で...全文を見る
○粕谷照美君 じゃ、ちょっと時間がありませんけれども、私そこの部分だけ読ましていただきたいと思います。  「雄琴の個室付浴場業営業禁止除外地域は、滋賀の風紀環境をよくする婦人団体がトルコぶろ営業がこれ以上増加しないようにとの陳情をきっかけとして、昨年十月にこれまでの半分以下の地...全文を見る
○粕谷照美君 それで、その次にちょっとお伺いしますけれども、公衆浴場にお金を貸す環衛公庫というのがありますね。それで、その環衛公庫から私そんなところにお金が出ているんじゃないかと思ってちょっと調べてみましたら、とてもじゃないけれども、二億円のあれを建てるのに環衛公庫ぐらいの金額で...全文を見る
○粕谷照美君 だからそれはわかるんですよ、そんなこと聞かなくったってわかるんです。それは矛盾をしていないかということを聞いているんです。矛盾していると思わないことが私は頭がおかしいんじゃないかという感じするものですから、さっきからそれを聞いているわけです。
○粕谷照美君 そうじゃなくて、じゃ公衆というのは一体何ですか、辞書を引いてみたらどういうことなんですか、こういうようなものが公衆的なものであるというふうにお考えになるんですか。
○粕谷照美君 その場合のその場合というのは、どれがその場合ですか。
○粕谷照美君 私、その厚生省の考え方は国民の考え方とは遊離しているというふうに思うんですよ。最初にトルコができたころは、いまのサウナみたいに非常に健康的な感じを持って発足したけれども、現状はそうでなくなっているという報告がちゃんともう官報に載っているわけでしょう。そういう時代にな...全文を見る
○粕谷照美君 厚生省も、われわれの手に負えないということを認められたわけですから、こういう状況をなくするためには何らかの法規制をやらなきゃならないというふうに私たち考えて、先ほど御説明しましたような法律を出しているんですけれども、政府としてそういうことをやる気持ちはないかというこ...全文を見る
○粕谷照美君 大臣、実力の大臣だというふうに私は思っておりますので、ぜひ各省庁に働きかけていただきまして、私、売春問題がこのトルコをなくしたらもうほかは一切なくなるというふうには考えていないんです。もう本当に浜の真砂のようなものだというふうに思うんですけれども、余りにも目に余ると...全文を見る
04月19日第80回国会 参議院 農林水産委員会 第11号
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○粕谷照美君 私は、午前中に鶴園理事が質問しました分と重なる分を除きますと、農業者大学校の問題と農村婦人の問題と、二つに重点がしぼられるように思いますので、その観点で質問いたします。  最初に、県農業者大学校のことばかりだと思っておりましたら、午前中に非常に重要な問題が指摘され...全文を見る
○粕谷照美君 そうすると、何というふうに言いましょうか、高等学校を卒業した人たちが、あるいはその程度の人たちがここに入るという県農業者大学の学歴基準というものとの関連はどんなふうになっておりますか。
○粕谷照美君 それでは、始まって以来送り出した卒業者ということになるんでしょうか、入ってきた人の数を年代別に言っていただけますか。質問通告ではなくて、午前中の質問をお伺いしてお伺いするもんですから、ちょっと準備がないかもしれませんが。
○粕谷照美君 最初から四十人なり、あるいは三十人なりということで発足をしたわけですか、定員は。
○粕谷照美君 そういうふうにいたしますと、最初鳴り物入りで始まった、その五十人募集を目標として教師陣営などもきちんと確保されたというふうに思いますけれども、その数が三十九人、三十六人、三十一人ともう三十台を低迷をしているという、その一体原因というのは何なんでしょうか。
○粕谷照美君 それにしましても、三百十五人の入学者があって二百三十人の卒業生ということになりますと、八十五人ですから、四分の一が脱落をしているという実態があるわけですよね。この辺のところはちょっと問題点になるのではないんだろうか。
○粕谷照美君 農林省がおやりになっているわけですから、そういう教育があってしかるべきだとおっしゃる考え方そのものは私はわからないわけではありません。けれども、いま高等学校を卒業した子供たちの大体三分の一、三二、三%が大学教育を受けたいと、こう進学を希望しておりますけれども、それは...全文を見る
○粕谷照美君 外務省も女を採用しないと言ったのが、ことしから女の人を採用した。それから、いろいろなところで、特に国際婦人年を契機に男女平等ということが言われているときに、いまの局長の御答弁では、女は農業の担い手ではない、女は農業の専門家になれない、リーダーにはなれないのだという、...全文を見る
○粕谷照美君 宿舎はお金が何とかなればこれは建つ問題だというふうに思いますが、私は基本的にそういう問題があるから、女の人もやっぱり農村のリーダーになってもらわなければならないから農林省としてはぜひこれだけの人数は確保したいという、そういう基本姿勢があれば私はできる問題だというふう...全文を見る
○粕谷照美君 そういうことになりますと、面接と書類選考と言われますが、書類選考とは一体何が書類選考なんですか。  質問が何か漠然としていたかもしれません。高校卒程度の学力を持つ者という、こういう前提がありますよね。そうすると、高校卒でなくてもいいということになるわけでしょう。高...全文を見る
○粕谷照美君 私、聞いていてもわからないのですけれどもね。高校卒業していても、こんなことを言うと悪いですけれども、卒業証書はもらったけれども、果たして高校を卒業したにふさわしい学力を持っているかどうかということについては、いま落ちこぼれの問題が大変世の中を騒がしているときに、ある...全文を見る
○粕谷照美君 局長の御答弁は私には全然わかりません。わかりませんけれども、要は、ここの研修大学校の行う二年間の研修にたえられる人間であればいいというふうに判断されれば特に高校を卒業していなくても結構だと、こういうふうに理解をして、できるだけ大ぜいの青年たちの学びたいという要求にふ...全文を見る
○粕谷照美君 そうすると、その学校の指導職員に、普及員それから大学の先生あたりから講師に来ていただいてなっていただく、こういうふうになっているわけですけれども、その普及員というのがここの教師になれる、教員になれるという割合ですね、大体どの程度の人数を予定していらっしゃるのか。そう...全文を見る
○粕谷照美君 私は、農業者大学校における女子教育というのは一体どのように行われるのかということを伺いたいと思いましたが、あと時間がありませんからその問題には触れませんけれども、ぜひ、ここにおきましても、私は農村における婦人が本当に農業を支えていく担い手になっていくんだという自信が...全文を見る
○粕谷照美君 たとえば労働者ですと、労働組合だとかが前面に立ちまして企業の側と交渉しまして、労働科学について研究をしていくというような、そういうシステムをつくらせることができるわけですよね。たとえば農村労働科学、そういうものを普及員にだけ任されているのですか、そういうグループにだ...全文を見る
○粕谷照美君 特色があることも認めますし、私は農業改良普及員の方々が非常に努力をしていらっしゃる、大変な努力をしていらっしゃるということも認めているのですけれども、しかしそれにしても、まだまだ農村婦人の産前産後の休暇なんて、具体的なことをいま局長おっしゃったから、そんな詳しい科学...全文を見る
○粕谷照美君 私は、いまそのことで努力をしていただいている改良普及員の数をひとつ局長から把握をしていただきたい。年々ふえていますか、減っていますか。いかがですか。
○粕谷照美君 時間が来ましたからこれでやめますけれども、私は本当に農業の後継者をきちんと確保していきたい、これからやっぱり農業をやって生きていきたいという、こういう人たちを育て上げるためには、母親の教育というものが非常に大きな影響を持つと思います。私もいいお母さんになりたい、ああ...全文を見る
04月26日第80回国会 参議院 農林水産委員会 第13号
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○粕谷照美君 御報告いたします。  去る二十三日、二十四日の両日、本委員会から派遣された鈴木、大島、相沢、塚田、和田、喜屋武、それに私粕谷の七名は、領海法案及び漁業水域に関する暫定措置法案の審査の参考とするため、鹿児島県の大隅海峡を調査してまいりました。  なお、佐多、久保の...全文を見る
04月30日第80回国会 参議院 農林水産委員会 第15号
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○粕谷照美君 大臣、大変御苦労さまでございます。  大臣がソビエトへ出発の日が二日の日の十一時だということで、私どももできるだけ審議を短縮をし、きょうも夜の十時ぐらいまでかかって何とかやっていこうと、こういうふうにいま努力もしてきたわけなんですけれども、これが一日おくれたという...全文を見る
○粕谷照美君 二日の日に成立をするということをおみやげに持って行きたいというふうにお考えになったという、単純な理論だけですか。私どもが考えますのは、ソ連の方から、漁業協定の廃棄問題について通告があったと、そのショックではないんだろうかというふうに考えているわけですね。それで事前通...全文を見る
○粕谷照美君 まあちょっと根拠薄弱みたいな御答弁ではありますけれども、その後に続く問題から考えれば大したことではないというふうに理解をして、次に進めていきたいというふうに思います。  新聞の報道によれば、大臣が行かれてこの協定を結ばれるときに、千島の四島の問題については両論を併...全文を見る
○粕谷照美君 さらに、これもまた新聞報道なんですけれども、ソ連が二百海里内の監視細目を四月の二十八日に発表したと、しかもそれは閣僚会議決定を受けて行われたということが出ておりまして、その内容も載っておるんですけれども、この監視体制についてはいままでと大して変わりがないか、あるかと...全文を見る
○粕谷照美君 そうしますと、日本の方でもこの二百海里法が通っていきますと監視細目がつくられていくわけですね。その日本の監視細目に対しては、たとえば向こう側の方からは何か意見が出るなんという、そんなもんじゃないというふうに思うんですよね。これは国連の海洋法会議の結論そのものにはあり...全文を見る
○粕谷照美君 何か、ちょっと質問と答えが食い違っているなあというふうに思いますのは、わが国でも二百海里法案が決まっていきますね。そうしますと、日本もこの法律が制定されると同時に、領海内は当然ですけれども、漁業水域内の監視体制についてのこの細目というんですか、それがやっぱりつくられ...全文を見る
○粕谷照美君 では、外務省にちょっとお伺いをします。  一九五八年の第一次海洋法会議において、公海条約と領海条約については日本の国は批准をして当事国になっていますね。ところが、公海漁業保存条約と大陸だな条約というのは批准していないわけです。それで、この十二海里問題だとか、あるい...全文を見る
○粕谷照美君 私が質問しているのは、それは私もそこまで勉強していますから、今後もこういう状況になったときに、批准をしないで済むような状況かどうかということをお伺いしているんです。批准しないで済むんだという考え方であれば、なぜ日米たらばがに漁業協定というものを結んだか。批准しないで...全文を見る
○粕谷照美君 これだけにこだわっている時間がありませんから、私はこの辺でやめておきますけれども、とにかく反応が大変遅いんではないかということは、いままでの質疑の中でもたびたび指摘をされているわけです。  農林省にお伺いしますけれども、一九七四年には百二十五カ国中のただ一カ国だけ...全文を見る
○粕谷照美君 そうしますと、大臣もそういう漁民の声が大きく上がっていたのは大分前からだ。たということで、この法律を提案するのは遅かったということをお認めになったんだというふうに私は理解をして、ではあと十分ほどですから、次に進みたいというふうに思います。  新しい海の秩序をつくら...全文を見る
○粕谷照美君 いま挙げられた数だけではなくて、日本の国の漁船が、あるいは漁業者関係が犯したいろいろな問題点というものがあるから、他国から日本の国は来ないでくれというようなこういう状況が出てきているんではないかということを考えますが、先日の新聞に山口県の富塚さんという船長さんがこう...全文を見る
○粕谷照美君 商業上の理由もあると、こういうふうにおっしゃいましたけれども、商業上の理由があるということになれば、今後もこういうことが続くだろうというふうに私は判断をせざるを得ないわけですね。本当に水産庁としては、そういうようなことをやめさせることができるという強い自信をお持ちで...全文を見る
○粕谷照美君 答弁が長くて、私は自分の思っている質問がなかなかできませんで本当に残念なんですけれども、新しい海の秩序をわが日本がやっぱり先頭に立ってつくっていくんだと、そういう考え方に立って、これから水産行政というものをやっていただきたいというお願いを第一にいたしまして、私は消費...全文を見る
05月02日第80回国会 参議院 農林水産委員会 第16号
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○粕谷照美君 私は、各党の共同提案に係る水産業の振興に関する決議案を提出いたします。  案文を朗読いたします。    水産業の振興に関する決議(案)   二百海里時代を迎え、我が国の水産業を取り巻く情勢には、極めて厳しいものがある。   よって政府は、食糧産業としての水産...全文を見る
05月19日第80回国会 参議院 農林水産委員会 第17号
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○粕谷照美君 午前中の鶴園理事の質問で、私も自分の疑問が大分明らかになりましたから、ダブる部分は省いて時間的にも協力をしていきたいというふうに思います。  それで、先ほどとの関連で最初に文部省に質問をいたします。  獣医学教育の年限を六年に延長する場合の教育組織のあり方につい...全文を見る
○粕谷照美君 それでは、一九五二年の十月に大学設置審議会が決定しました大学院設置審査基準要綱には、修士、博士の課程について規定した後、これらの大学院の課程は、研究者養成のたてまえから学部の修業年限を延長したようなものであってはならない、こうされておりますね。この設置要綱の精神から...全文を見る
○粕谷照美君 そうしますと、学部を卒業しましてこの大学院に入れないという、そういう生徒も出てまいりますね。
○粕谷照美君 そうしますと、私は、文部省の方で関係団体の方々の意向を受けてこういうふうにしたと、こうおっしゃっていらっしゃるわけで、先日、獣医師会の方から獣医学教育の改善に関する要請書というのをいただいているわけですね。そうしますと、この要請書は、学部六年が望ましいということでは...全文を見る
○粕谷照美君 農林省は、そういうふうに畜産局長は理解をされたかもしれませんけれども、私もまた、いないときにいただいたものですから、これを見てびっくりいたしまして、何かいままでの報告と違うんじゃないかという気持ちがしたものですから、文部省は関係団体の意見を大事にするんだと、こうおっ...全文を見る
○粕谷照美君 そういたしますと、衆議院での附帯決議もあることでありますから、私もぜひ学部六年にというふうな考え方を持っているんですけれども、その学部六年制にするための日程といいますか、それはまた二十五年ぐらいかかるんでしょうか。もっと早いという見通しになりますでしょうか。大分機運...全文を見る
○粕谷照美君 大体の文部省の考え方がわかりましたので、ぜひ精力的に関係団体と話し合いを進めていただきたいというふうに思うわけでございます。  では次に、法改正の面でお伺いをしたいというふうに思います。農林省の畜産局長に伺いますけれども、獣医師問題検討会が報告を出しております。そ...全文を見る
○粕谷照美君 また二十年もかかったのでは困りますので、急いでいただきたいと思うんですけれども、具体的にその内容が少しでもわかりませんでしょうか。たとえば私も獣医師法をちょっと読んでみたんですけれども、第一条の中などには不具者なんという言葉があるんですね。そして医師法を読んでみまし...全文を見る
○粕谷照美君 私は、なぜそういうことを急いでいただきたいかということについては、やっぱり獣医師そのものの社会的な任務と言うんですか、それから社会的な評価と言うんですか、そういうものとの関連が非常に大きいから、早く新しい方向というものを見つけ出していただきたいという具体的な問題点を...全文を見る
○粕谷照美君 と畜検査員というのは、獣医師でなければなれないわけですね。そのと畜検査員が屠殺をする前にそれを見るわけでしょう。なぜこういうことがわからないんですか。
○粕谷照美君 牛をどうやって見るんですか、見落としたと言いますけれども。
○粕谷照美君 そうしますと、外からこう見るわけですね。
○粕谷照美君 外観から見たときに、注射の跡というものが見えない場合があるといううふうに、私も素人考えでわかるわけですよ。そうすると、そんなことがしょっちゅうあったんでは困りますけれども、それでも往々にしてあるであろうということは考えられます。なぜかなれば、たとえば大腿四頭筋の問題...全文を見る
○粕谷照美君 この国民生活センターの調査によりまして「兵庫県では、この苦い牛肉の出現を機に五十二年度から、屠畜検査に化学的な検査法を導入することを検討しており、また関係団体などに対しても研修の場を通じて、なお一層趣旨の徹底をはかるよう指導することになりました。」と、こういうふうに...全文を見る
○粕谷照美君 私は、そういうふうに獣医師の役割りというのは非常に大きいわけですから、獣医師も自分自身の役割りを大きく自覚をしていただいて、本当に徹底をさせるようなこういう体制をつくるためにも、何と言うんですか、屠畜場のと畜検査員なんというのも人数が足りないのではないだろうか、そん...全文を見る
○粕谷照美君 そうしますと、農林省にお伺いいたしますけれども、獣医師の数は大体これで間に合っているというふうにお答えをいただいておりますけれども、アンバランスはたくさんあるわけですね。たとえば大都市においていわゆるペットを対象とする獣医師については余っているというふうにおっしゃっ...全文を見る
○粕谷照美君 いまのようなことを受けまして、六年一貫教育についての大学院の果たす役割りについては、自信を持って今度のカリキュラムは大丈夫だというふうに文部省としてはお考えでございましょうか。
○粕谷照美君 私は、獣医師の国家試験大学別合格状況というのをいただいたわけですが、非常にアンバランスがあるんですね。アンバランスのない大学というのは北海道だとか帯広だとか岩手あるいは東京農工大、岐阜大、宮崎、鹿児島なんというのは、ここ三年ほどですが、常に九〇%以上の合格率を誇って...全文を見る
○粕谷照美君 獣医師会の方々がいらっしゃって、最近は女子大生がふえて、獣医師の職業につかない人たちがいるんだというようなお話がありまして、私は婦人労働者として生きてきたものですから非常に残念なことだというように思うわけです。単なる嫁入り道具みたいな形で資格をもらうんじゃなくて、本...全文を見る
○粕谷照美君 獣医関係はしていないということはわかりましたけれども、それじゃその他の大学、学部はいかがですか、たとえば経済だとか法律だとかですね。
○粕谷照美君 そうすると、文部省としては、たとえば裏口入学金は三千万とか一千万とかという大口はいけないけれども、まあ百万程度とか七十万程度とか、そのくらいのものだったら微々たるものだから構わないのだという考え方なんですか。そうでなくて、それは特別ひどいから調査をしたんであって、や...全文を見る
○粕谷照美君 それで、いろいろな指導文書も出されたというふうに思うんですけれども、私五十一年度のそれぞれの獣医学校——麻布獣医科大だとかあるいは酪農学園大だとか、この入学試験要項というのを五十二年度のを取り寄せてみたわけですね。そうして一覧表をつくってみましたら、やっぱり問題が出...全文を見る
○粕谷照美君 ぜひ、そういうことで努力をしていただきたいというふうに考えております。  私自身は、党として鶴園理事の方が代表されて質問をされましたので、それに関連する質問としていままでずっと一時間にわたってやってまいりましたが、最終的にやっぱり獣医師さんは歯医者さんや普通のお医...全文を見る
09月13日第81回国会 参議院 文教委員会 閉会後第1号
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○粕谷照美君 管理局長にお願いをいたしますけれども、午前中の宮之原委員の質問に関連して。それは、具体的には愛知医科大の認可申請書、四十五年の九月の三十日に出されたという、その中に入っていた理事予定者はだれかという質問に対して、あなたはいろいろなお名前を挙げましたが、その中に竹下登...全文を見る
○粕谷照美君 それでは、私が資料を要求したときにとられた文部省の態度というものは、これは大学管理局長いかがなんですか、よろしいんですか、悪いんですか。議員が資料を要求した、それに対してあなた方の方では正確に出さなかったということについてはいかがお考えですか。  あわせて、申請書...全文を見る
○粕谷照美君 それじゃ確認しますけれども、私が要求いたしました許可申請書に該当したそれらの方々のお名前はコピーで出していただけるんですね。そのことがわかれば私は文部省の姿勢も了解いたします。
○粕谷照美君 おかしいですね、名前を知らせてくださいというのに、あなた何で隠さなけりゃならないことがあるんですか。書いてもらったんじゃ信用できないからコピーを見せてくださいと言っているんですよ。
○粕谷照美君 了解。
10月20日第82回国会 参議院 予算委員会 第4号
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○粕谷照美君 関連。
○粕谷照美君 文部大臣にお伺いしますけれども、あなたは、愛知医大認可申請をするに当たって、たとえば理事予定者だとかいろいろな役職があるわけですが、そのときに評議員としてお名前が挙がっていたように思いますけれども、御本人は御存じでその評議員の中に入っておられたのかどうかということを...全文を見る
○粕谷照美君 予定者であったと言うからには、愛知医大がこんな大変な状況にあるというふうにはお考えにならないで、純粋にりっぱな大学をつくろうとしてやられたものだというふうに思いますけれども、さて文部大臣になられまして、いま片山委員がいろいろと御質問をなさっているようなこの条件は、愛...全文を見る
10月25日第82回国会 参議院 文教委員会 第1号
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○粕谷照美君 文教委員会にとりましては本質的ではない問題、そして、あってはいけないというふうに考えている問題でありますこの私立の医科・歯科大学の乱脈な実態に対する質問はもうこれで終わりにしたい、そう私は考えておりますし、文部省の方も、もうそんな問題について質問がない、答弁がないよ...全文を見る
○粕谷照美君 検討してほしいということは、私学振興助成法五条五項の「管理運営が適正を欠く場合」に該当するということについての検討をしなさいというふうになるわけでしょうか。
○粕谷照美君 じゃ、具体的にどういうことになりますでしょうか。どういう部分になりますか、具体的に言えば。
○粕谷照美君 そうしますと、たとえば五条五項に違反をするということが明らかになった場合には返還をするということになるわけですけれども、お金を返したということでこれは愛知医大の問題は一件落着ということには私はならないだろうというふうに思うわけです。いま愛知医大における再建委員会とい...全文を見る
○粕谷照美君 十月七日の新聞によりますと、六十四億円の負債責任者は理事長でありました太田氏とは無関係だということを再建委員会が裏の覚書で交わしたということが載っているわけですね。非常に大変な問題だというふうに思うわけですけれども、そういう事実があって、なおかつ再建委員会というのは...全文を見る
○粕谷照美君 後の質問に答えてください。
○粕谷照美君 それでは、その愛知医問題に絡みまして昭英高校問題がやっぱり大きく取り上げられているわけです。八月四日は四十三億円だった。それから十月五日になりますと、五十一億円のうち十六億円の大穴があいた。まあ預かり金の運営を明確にして父母に報告をさせるのかというような問題もありま...全文を見る
○粕谷照美君 そうしますと、姉妹校という考え方そのものが、私は、文部省にとっては非常に甘い見方ではなかっただろうかというわけです。たとえば新潟市の桃山小学校、京都における桃山小学校、同じ桃山小学校が全国に三つしかないから、これは姉妹校というふうにやりましょうなんというのとは全然意...全文を見る
○粕谷照美君 何かちょっと自信のない説明なんですけれども、これにばかりこだわっているわけにはまいりませんから、次に移りたいというふうに思います。  ところで、どういうものでしょう、文部省か五十一年度の補助金について見直しをするというのは愛知医科大学だけでしょうか、もっとほかにそ...全文を見る
○粕谷照美君 では、なぜ愛知医科大学だけが挙がっているのですか。このような同じような問題点が挙がっている学校はほかにありませんでしょうか。
○粕谷照美君 まだ受けていないからということですね。そうすると、五十二年度の補助金については全然考えられないと、こういうふうにお考えですか。
○粕谷照美君 どのような類似点があるんでしょうか。たとえば私もこの間実地調査に行ってきましたけれども、金沢医大七つの大罪というのがあると思いますけれども、どういう問題点を把握していらっしゃいますか。
○粕谷照美君 それでは、具体的に金沢医大の問題をついてみたいというふうに思います。  金沢医大については、裏口入学金といいますか、いまおっしゃられた入学許可の条件となるような寄付金が一年半も前に預かり金のような形で医科大維持期成会に振り込まれているわけですね。五年間に三十一億円...全文を見る
○粕谷照美君 では、私どもが新聞などで得たニュースよりはもっと大きい金額になっていたということが一つにはわかったわけですね。  二番目の学生数につきましては、いまの御説明で私も大体いいと思いますけれども、それは定数六百に対して実際に調べたところが八百八十人いた、つまりこれは四七...全文を見る
○粕谷照美君 裏口入学金の問題についてちょっとお伺いしますけれども、父母の希望者と面談をしたということになってますが、面談をしない父母の子供、つまり面談をしない家の子供は入学ができなかったということに、逆を言うとなりますでしょうか。二、三日前に私のところに金沢医科大学を受けた子供...全文を見る
○粕谷照美君 大体いまの局長のお話で私もわかりますけれども、入学試験の印刷というものをこの学校は民間会社に出しているんですね。大体よその学校も入学試験の印刷というのは民間会社に出すものなんでしょうか。公正を期すというのですか、そういう意味ではどのようになっておりますでしょうか。私...全文を見る
○粕谷照美君 指導しているというふうに私は聞いているわけじゃないんですね。義務づけているとしたならば、その義務に違反しているわけですから、義務違反についてはどのようなことが行われるのですか。単に指導、もうこの次から焼かないようにしなさいということだけでよろしいのですか。
○粕谷照美君 そういう考え方もあるというふうに思いますよね。しかし、理事だけが責任をとっていい問題だろうか。理事がやめればいいのだろうか。何億円というお金が入ってきた、もうやめればいいんだからこの次もまたやりますということにもなりかねないというふうに思うわけです。一体、教授会は何...全文を見る
○粕谷照美君 金沢大学はそういうことがないというので安心をいたしましたが、それでは次に、合格判定権について教授会が関与できなかったということを局長、文部省としても認めていらっしゃるわけですけれども、これは学校教育法で言いますと六十七条違反ということになるのではないかと思いますが、...全文を見る
○粕谷照美君 ですから、反したことであるということであれば理事がやめればそれで済むというふうになるのですか。それはそのままもう終わったことだからしようがないということになるのですか。いかがです。
○粕谷照美君 それでは文部省としては、その金の問題もさることなから、そのような単位不足で進級をするとか、あるいは低学力、特に数学零点、英語が一けた程度などというような生徒が入学をするというような事実、あるいは理事会の圧力に対して教授会がきちんと自主性、大学の自治を守り通せるという...全文を見る
○粕谷照美君 私もその御答弁で納得をいたしました。あわせて、そのとき行きましたら、実は赤字の大きな理由に、歯学部を一緒につくるという予定であったと。歯学部をもうつくるつもりで超一流の器械を入れたんだ、こういうことを言っていますね。ところが、いろいろな問題が起きたためになかなか歯学...全文を見る
○粕谷照美君 金沢医大については、もっといろいろあるんですけれども、大体この辺でやめまして、同じような条件がたくさんあるわけですね。先ほどおっしゃった松本歯大についてもそうですけれども、松本歯大は先回の委員会で宮之原委員が質問されましたけれども、それに付随してちょっとお伺いするの...全文を見る
○粕谷照美君 十年間ということではわかりましたけれども、私は実に虚偽に満ちた報告書を作成し、形式的には評議員会の意見を聞いたというような、こういう重大な行為をやった松本歯科大のその責任者の方々に対する判決文を読んでみましてね、最終的には五万円、三万円の罰金で終わっているわけですね...全文を見る
○粕谷照美君 まあ元田中総理もそれから福田総理も、非常に道徳は大事だ、道徳は大事だと、こういうふうにおっしゃるわけですけどね、教育の場でこの擬装工作が行われていたという事実だけでも大変なのに、それを文部省が知っていて黙っていたということを裁判所が言っているわけなんですから、文部省...全文を見る
○粕谷照美君 どうも答弁が食い違うんですよね。「ないでもない」っていうことはあったということなんですか。なかったということなんですか。どういうことなんですか。疑わしいということなんですか。
○粕谷照美君 それは、文部省が自分のことを、犯人が自分はとらないとらないと言うような、何かそういう言いわけに聞こえるというふうに私は思いますから、その辺は今度これからの事実をもってえりを正してきちんと対処をしていただきたい。どの私学においてもそういう擬装工作がもう行われているんだ...全文を見る
○粕谷照美君 後でぜひ調査をしてください。早くからこれは何か市議会でも問題になったというんですが、市の所有地一万九千平方メートルを自己資産として文部省に報告をしているっていうんですから、報告があるわけです。ところが、実際は賃貸契約なんだっていうんですから、その辺の調査だとか、なぜ...全文を見る
○粕谷照美君 願望ですね。願っている、期待しているなんて、そういうことで本当にできるんだろうかということを私はさっきから疑問に思っている。というのは、先ほどのように愛知医大が誓約書まで出していながら年々年々エスカレートをしているということから考えても、非常な不安を持っているわけな...全文を見る
○粕谷照美君 答えてない。指導に対して違反したら、それは解散命令が出せるんではないですか。
○粕谷照美君 そうしますと、できないことではないかというふうに局長お答えになってますけれども、四十七年の衆議院における木島さんの質問、届け出事項でその中身と実態が違うというだけで法令違反の事実になるかということに対して、やっぱり答弁は、閉鎖命令は監督庁の命令に違反した場合というよ...全文を見る
○粕谷照美君 仏の顔も三度までと、こう言いますけれども、愛知医大の場合には愛知医大そのものに対して三回毎年毎年通知が出されていて、それでなおかつ守られない。何回出しても守られないとしたならば、これはもう私はやっぱりそういう大学というのはあってはいけないんだというふうに考えるのが当...全文を見る
○粕谷照美君 私は文部省のそういう姿勢が非常に重要であるということと同時に、やっぱり少なくとも大学の先生方なんですからね、大学の先生方自身が立ち上がって自分たちの姿勢を変えていくということが非常に重要だというふうに考えています。そういう意味では私大協の方々の大学問題に関する構想な...全文を見る
○粕谷照美君 それでは、そういう問題については一たんここで質問を終わりまして、医師養成計画について一言だけお伺いしたいと思うんですけれども、大体四十七年から五十一年までの間に千二百から三百人ぐらい、そしてそのうちの半数以上は国公立でもって養成をしたいということを文部省としては答弁...全文を見る
○粕谷照美君 大体、数の計画はそのようになっているということはよくわかりましたけれども、たとえば人口十万人に百五十人の医者がいればいいといいましても、その医者の数ではなくて、いろいろな分野が問題点だというふうに思うわけです。その辺のところの見直しというのはもういまの段階では必要に...全文を見る
○粕谷照美君 医師の問題点で言えば、たとえば歯医者さんの数なんですね。これは国公立で養成をする方の数がよけいなんですか、私学で養成をする数の方がよけいなんですか。
○粕谷照美君 実態はわかりましたから、その辺のところは厚生省と文部省でもってどのようなお話し合いを進めておられるのかということについてお伺いします。
○粕谷照美君 私は学校の歯の検査のときだとか、四月になりますと子供たちの定期検査がありますよね。そういうときの実態を見ましたり、自分自身が歯医者に行くようなことをこう考えてみますと、二時間も待たされて十五分診てもらって、そしてまた一日おいてまた行かなければならないというようなこと...全文を見る
○粕谷照美君 私、そういう答弁だけではちょっと足りないというふうに思うんですよね。この中央公論を見てみますと、やっぱり国立の学校へ入るのは、サラリーマンの子は国立へ行けというふうなことを言っておられるわけですね。金のあるのは私立へ行って、金のないのは国立へ行きゃいいじゃないかと、...全文を見る
○粕谷照美君 がんばってください。
10月26日第82回国会 参議院 公害対策及び環境保全特別委員会 第2号
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○粕谷照美君 いまの原理事の御意見あるいは質問に関連をするわけですけれども、長官が公害対策基本法を遵守し、尊重し、行政に反映をさせていくと、こう言明をされましたので、一応安心をしましたけれども、ずっとこの新聞記事を見ておりますと、やっぱり不安が出てくるわけです。こういうふうなとこ...全文を見る
○粕谷照美君 たしか三木首相のときだったと思いますけれども、憲法記念の日に、憲法を変えていこうという集会に法務大臣が出席をされた。憲法を守っていかなきゃならない法務大臣が、番人である法務大臣が憲法を変えようという集会に、幾らお客で物を言わないからといって、出席していたことは何だ。...全文を見る
○粕谷照美君 ちっとも御理解できないわけですよ。そういう大体男子の本懐これに過ぐるものなしなんてね、お若い大臣がそんなことをおっしゃるということ自体が私は不思議だという気持ちがするわけです。まあしかし、この点についてはそう簡単に直るわけではありませんからね、以後十分に監視をしなが...全文を見る
○粕谷照美君 これはこれでやめますけれども、この「現代」にも、「だいたいこの人「放言魔」としては日本一、二の名声をほこる」と、こういうふうにあるわけですから、放言魔だから構わないかもしれませんけれども、やっぱりこういう週刊紙というのはこのような取材をされるんだということは十分御存...全文を見る
○粕谷照美君 国が被告になっていれば、判決が出ればもう文句も言えないではいはいと言わなきゃならないわけでしょう。これは国は関係ないけれども、行政の中で全然責任を認めてないようないまのあなたの答弁というのは、非常におかしいというふうに思いますよ。現に国民が大変な状況の中に陥ってどう...全文を見る
○粕谷照美君 国がそのような対策をした、県がそのような対策をしたということは、国や県にやっぱり責任があったからだというふうに理解をしてよろしいですか。
○粕谷照美君 あなたのおっしゃっていることは何を言っているのかわかりませんよ。まあいずれ次々と質問をし、最終的にはこれは環境庁にも関連がありますから、御意見をいただきたいと思いますけれども。  それでは、この八年間にわたる被害者の実態というものをどのようにあなたの方では把握をし...全文を見る
○粕谷照美君 私が質問をしたのは、数だけ教えてくださいと言ったわけじゃないですよ。病気の状況はどうか、生活の状況はどうかということも含めて言ってくださいと言ったんです。
○粕谷照美君 それでは、健康状態というのはよくなってきているんでしょうか、どうですか。
○粕谷照美君 表から見ると軽快になっているということは言えるかと思いますけれども、私は、あなたはそういう意味では大変実情を知らないんじゃないかなという気持ちがします。本当に患者の方々と会っているんですか、七回も。
○粕谷照美君 ですから、この委員会の中でそのことを明確にあなたから発言をしていただきたかったわけですよね。  私もその方につい先日お会いしましたけれども、その方々がおっしゃるには、小中学生の歯がもうぼろぼろ折れている。お金のある人は入れ歯をするけれども、お金のない子供はだめだと...全文を見る
○粕谷照美君 油症研究班の方々が非常に努力をされていろいろな研究をされているということについては私は心から感謝をしたいと思いますが、それであるだけにまた全然暗たんたる状況だということがいま判明してわかったわけですね、御説明をいただいて。そうすると、そういう状況であるだけに、私はな...全文を見る
○粕谷照美君 聞いているだけというふうなお言葉ですからね、何かこう客観的にだけしか見ておられないような気持ちがいたします。  それでは、鐘化は控訴をするわけですね。控訴をするということは、一体被害者にとってどのようなことになるんでしょうか。
○粕谷照美君 私どもは、この判決は、化学物質の製造、販売、使用業に携わる者の責任を明確にしたと、そして利潤追求を第一とした技術開発の中で、命と健康が何よりもとうといことを示したものとして評価をしているわけです。その意味では厚生省の判断とは全然違う解釈をしているわけですが、たとえば...全文を見る
○粕谷照美君 鐘化は二回にわたってお金を払ったわけでしょう。最初は十億円のうちの七億五千万円ですよね。そして、二回目が九億六千万円全額鐘化が出した。とすると、最初の分についてはこれは立てかえ払いじゃなくて、鐘化が責任を認めて出した、あとの分についてはよくわからないけれども立てかえ...全文を見る
○粕谷照美君 ですから、私はその事実経過を聞くと同時に、なぜ鐘化がお金を払ったんですか、そのことを環境庁としてはどのように見ているのですかという質問をしているわけです。
○粕谷照美君 裁判にかかっているから意見申し上げるべきでないなんということ自体おかしいじゃないですか、それ。このお金は公表するなということで——何か新聞見ますとね、公表するなというのがちゃんと判を押して出ていますからね。こっそりやられたんだというふうに思いますけれども。そのこっそ...全文を見る
○粕谷照美君 「公表等行わないこと。」というのが極秘でないなんということ自体もおかしいわけですね。ちゃんと書いてあるわけですから、判押して。公表するなということは極秘だということでしょう。違うんですか。  それと、いまあなたがおっしゃった、風評によって魚の値段が下がったと、こう...全文を見る
○粕谷照美君 幾らあなたが丁寧懇切に説明をされても、私にはよく納得ができないんですよね。話は聞きました。聞いて、そのおっしゃっていることはわかるんですけれども、本質がやっぱりわからないわけですよ。鐘淵がPCBつくって、そしてそれを使った企業がいろいろな排水でどんどんどんどん海へ流...全文を見る
○粕谷照美君 そうしますと、この三菱製紙の問題は、十二月の小倉判決と非常に深い関係があるというふうに理解をしてよろしいでしょうか。
○粕谷照美君 それでは、たとえば三菱はメーカー責任論でやっていると、こういうふうに言われますけれども、大体公害防止事業費事業者負担法で言えば、直接出した人がお金を払うということになっておりますね。汚染者負担でしょう。直接その汚染物を出したところがやるということになっているわけでし...全文を見る
○粕谷照美君 大変客観点な物の見方をしておられますけれども、何と言うんですか、その争いの中で三菱製紙がいろいろ調べているわけですね。そうしたら、その調べた中で、PCBの生産量が一万トン食い違っているではないか、通産省報告と鐘化の帳簿の間に。こういうことが発見されて問題になっている...全文を見る
○粕谷照美君 こういう廃棄物の考え方というのは通産省が考えるんですか。環境庁はこういうことを考えないものなんですか。  それとあわせましてね、そういう努力をしていらっしゃるということはわかりましたけれども、要はドラムかんで四万本も食い違いが出ているということになりますと、それが...全文を見る
○粕谷照美君 もう何年も何年もそうやっているわけですからね。地震が来る、地震が来るといって大騒ぎしているときに、本当にいつまでもそういうふうにしておくわけにいきませんから、早くその辺の点については対策をとるように、環境庁としても通産省にきちんとお話をしていただきたいというふうに思...全文を見る
○粕谷照美君 この立てかえ払い——後で私も調査をしてみますけれども、立てかえ払いだということであればきちんと報告がされているわけですね。欠損金だということであればこれは返金を求めていないわけですから。そういうことでしょう。欠損金として支払われているとすれば、ほかの企業の分をおれの...全文を見る
○粕谷照美君 いずれ小倉判決が出たときには、私は、国だとかあるいは北九州市、自治体そのものの責任についてもきちんとした結論が出されるというふうに思いますけれども、その予想というのは私どもでもつかないけれども、しかし、これを大幅に下回るということは考えられないわけですね。国の責任だ...全文を見る
○粕谷照美君 法律があるというのもわかるのですよ。法律があるけれどもその法律ではとてももう、何と言うのですか、間に合わないという考え方に立って、その見直しも考えながらやるということになるんですか、どうでしょう。
○粕谷照美君 大体の環境庁の姿勢というものがわかりましたけれども、カネミの問題についてはぜひ精力的な取り組みを厚生省としてもやっていただきたいという要望をいたしまして次に移ります。  昭和五十一年度の公害の状況に関する年次報告及び公害等調整委員会の年次報告書を見せていただきまし...全文を見る
○粕谷照美君 私は、この結論についてどうのこうのということではないんです。大変努力をされて委員会ががんばっておられるということ、それは認めるわけですよね。しかし、問題だなと思いますのは、一つには、飲料水の検査をこの原告の人が出したときに、この水は飲めますよという結論を最初に出して...全文を見る
○粕谷照美君 天下の国鉄なんですからね、それは経済第一——こんな大変な赤字ですから、考えるなということ自体は無理だというふうに思いますけれども、汚い水をどんどんどんどん川に流して、川の魚が死んだだとか、うちの井戸水に入ってきて最終的にはがんになったなんて、そういう訴えをされるよう...全文を見る
○粕谷照美君 どうもすれ違って困るんですけれども、公害等調整委員会というのは一体どこの省庁のこれは管理下に入るわけですか。
○粕谷照美君 総理府ですか。そうすると、環境庁はこれは関係なくて……これは私は環境庁の方から資料が届いたものだというふうに思いますけれども、どうなんですか。
○粕谷照美君 そうすると、非常に不思議な感じがいたしますね。そういう水を流しっ放しでもよろしいなんというのは総理府の管轄で、そうすると、総理府はこれは、何というんですか、まとめて出したというにすぎないわけですね。そうすると、争いの起きたそこのところには因果関係がありませんでしたよ...全文を見る
○粕谷照美君 それでは、公害の状況に関する年次報告、これは一体どこから出されたものですか。
○粕谷照美君 この内容も、いろいろ拝見をしますとね、非常によくわかるんです。わかるんですけれども、やっぱりわからぬところがあるんですね。要は、環境は前進をしたんだというふうに、これは最終的に判断をしているんですか。いいところもできたけれども悪いところもあったんだ。けれども、全体的...全文を見る
○粕谷照美君 大体そういうことでよろしいかというふうに思いますけれども、その中で一、二お伺いしたいのは、窒素酸化物対策についても相当の進展が見られるというふうに書いているんですよ。それで、その中で自動車や固定発生源等における防止技術の進展が挙げられているわけですが、そこで乗用車の...全文を見る
○粕谷照美君 内燃機関技術の限界にいどむ非常に高度な目標と言われ、さまざまな反対意見もあった中で〇・二五グラム以下というものを達成した力というものは私は非常にすばらしいというふうに思うわけですが、その達成できたという原因はどういうふうに判断しておられますか。
○粕谷照美君 初めのうちは、ずいぶんこれについても抵抗の声が上がっていたわけですけれども、最終的にこの目標が達せられた、その原因というものはいま局長がおっしゃったようなものだというふうに私も考えております。けれども、私はその中でもやっぱり環境庁が毅然としてその姿勢をもっていった、...全文を見る
○粕谷照美君 そうすると、長期目標は今秋中と、こういうことですし、それからバス、トラックの騒音規制の告示もやっぱり今秋だというふうに言われておりますけれども、秋もいろいろ長いわけですからね。いつごろ——暮れというふうに言えばこれ冬ですよ。いつ出されるんですか。
○粕谷照美君 そのときの告示ですけれども、先ほどの乗用車の五十三年規制がきちっとでき上がったような、環境庁の毅然たる姿勢があるかどうか。いろんな騒音対策やりますとまた経済の方に問題がはね返ってくる。車の値段が上がる。そうすれば運賃が上がるなんという、こういう雑音に惑わされないで、...全文を見る
○粕谷照美君 大変力強い御答弁をいただいたわけですけれども、本当に騒音の問題についてはもうやっていただきたいわけですよね。私も新潟の家がいままで堀端に面しておりましたが、その堀端がいつの間にか下水道になりまして、そして国道になっちゃった。もう家へ帰ると眠れないわけですね。特に夏な...全文を見る
○粕谷照美君 私の質問は、これで終わります。
10月27日第82回国会 参議院 文教委員会 第2号
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○粕谷照美君 私は日本社会党、公明党、日本共産党、民社党、第二院クラブ並びに無所属クラブを代表して、ただいま議題となりました女子教育職員の出産に際しての補助教育職員の確保に関する法律の一部を改正する法律案について、その提案理由及び内容を御説明申し上げます。  学校教育がその目的...全文を見る
11月01日第82回国会 参議院 文教委員会 第3号
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○粕谷照美君 いま世耕委員がおっしゃいましたけれども、お産の休暇は三ヵ月でございますし、それぞれの県によって条例がありまして六週間八週間あるいは八週間八週間、違いますけれども、大体平均して三ヵ月というふうに理解をしていただきたいというふうに思います。  それから、各県ではどうか...全文を見る
○粕谷照美君 私は新潟出身ですけれども、新潟地震のときのことを思い出してみたいと思います。  ぐらぐらっとこう来ましたときに先生たちはまず一番最初に何を考えたかと言えば、やっぱり子供たちを安全な場所に連れて行くこと、これが第一でした。しかし、その地域においては大変な状況になって...全文を見る
○粕谷照美君 教員のお産の代理を必ず入れなさいという法律ができたのは昭和三十年だったわけです。そしてそのときには教員だけではなくて寮母さんが入っておりました。寮母さんも該当していたわけです。このときには免許職員と非免許職員であるこの事務職員の差というものを歴然とあらわした法だとい...全文を見る
○粕谷照美君 私は、他との均衡ということを文部省の方で言われておりますが、たとえば週休二日制について、お役所の方でやりますと、それでは学校事務職員については、これは純然たる教職員じゃなくて学校事務だけやっている人ですから、同じように学校の中においても週休二日制やりますなんという言...全文を見る
11月15日第82回国会 参議院 文教委員会 第4号
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○粕谷照美君 わが党はここ数年間にわたって私立の医大、歯科大学の不正入試問題を追及してやってまいりました。そして、それに対する文部省の対策、さらには当該大学側の反省を促してきたつもりで、ようやく少しではありますけれども展望が見られるようになったかなと、こう考えておりましたやさきに...全文を見る
○粕谷照美君 それでは、そのいま局長の報告になられた分についてのみ質問いたしますと、四十二年、四十三年については、財政事情も好転したと、しかし一番大きな事情は、やっぱり県会の中で問題になったということがあったのではないかと思いますが、別枠を十人に減らしたと、こういうふうに言ってお...全文を見る
○粕谷照美君 そうしますと、その堀学長は事実を承知していたわけですね。それとあわせて教授会があったわけですから、教授会の席上、そのような不正入試のことについていろいろと問題がたしか提起されているというふうに思うのですが、そのときにそのことを容認されていた方がいま学長になっていらっ...全文を見る
○粕谷照美君 そうしますと、私は非常に不思議だというふうに思うんですけれども、県立の医大の先生というのは、たとえば奈良県には高等学校の先生だっておられるわけですね、県立の。そういう高校においてそのようなことが行われたというような場合には、県は一体どのような対処をするであろうかとい...全文を見る
○粕谷照美君 大学の学長というのはこれ県知事が任命するんですか。どのような形で県立の大学学長というのは任命されるんでしょうか。
○粕谷照美君 ところで、学長を任命した設置者は県知事ですね。その県知事は一体このことを了承していたのか、していないのか。このような不正のお金を積んだ人の中から成績順によらないで枠外に認めるわけですから、非常に不正きわまりないというふうに思うんですけれども、そのような事実を知事がや...全文を見る
○粕谷照美君 いま知事のことを質問したわけですけれども、いかがですか。
○粕谷照美君 聞き忘れたんですか、聞かなかったんですか。私はそこのところを非常に不思議だと思うんですけれども、学長を任命された方ですよ。その方が新聞紙上にはあったということが書いてあるわけですから、文部省としても重大な関心を持ってこれを調査をしなければならないことだというふうに思...全文を見る
○粕谷照美君 じゃこの点についてもやっぱり明らかにしてもらいたいというふうに思います。  それから新聞紙上なんですけれども、現職の国会議員の介在が報ぜられているわけですね。特に大臣経験を持つA議員と新聞社はきちんと名前を明らかにつかんでいるようでございますから、そのうちにまた明...全文を見る
○粕谷照美君 その片岡安太郎さんという方も、新聞ではいろいろとお話をしていらっしゃるわけですが、後援会はその年に決めた額以外は受け取っていない、後援会は成績の悪い者は寄付を出しても受け付けない方針だった。しかし、知事が直接当時の学長に頼んだり、教授と直接取引する者が出てきたために...全文を見る
○粕谷照美君 そうしますと、その点についてはぜひ明確な事情を調査をしていただきたいというふうに思います。  ところで、奈良の知事さんというのは、全国知事会長さんをやっていらっしゃるわけですね。そしてもう何期も何期も、本当に長いこと県知事としてやっていらっしゃる、まあ県民の信望の...全文を見る
○粕谷照美君 文部省がそういうことは全然なかったと言うことについては、私もそうであってもらいたいし、またそうでなければならないというふうに考えます。いまの局長の言うことを信じたいと思います。しかし、四十三年のときに県会でこの問題が大きく取り上げられて明らかになったわけですが、その...全文を見る
○粕谷照美君 私は、そこのところにやっぱり問題が出ているんじゃないのかと思うのです。公立の教員がそういうような不正な入試をやったということは、これ法律に違反しませんか。許されることなんですか。自分が金を取らなければいいというふうに考えているのでしょうか。父兄の証言によれば、金を取...全文を見る
○粕谷照美君 いえ、私はそういうことの質問をしているわけではないんですよ。先ほどの質問をしたときにもなかなか明確にならなかったんですけれども、本当にその半数以外の別枠というのは、同じ金額でもってその金額の中の順繰りにできたのか、あるいはどこかを飛ばして特別に有力な人の働きかけた名...全文を見る
○粕谷照美君 まさかなかったであろうはよろしいんですけれどもね。あったとしたらどうするかという質問をさっきからしでいるわけなんです。仮定のことに答えられないというふうに思いますので、では次に質問を続けていきたいと思います。  学生がずいぶん騒いでいるわけです。その学生はそういう...全文を見る
○粕谷照美君 この問題は大学自身が結論をつける問題だと私も思いますけれども、しかし、ことしは教育基本法の制定三十周年記念でもあります。その教育基本法の第一条に教育の目的というのがありまして、そこに、教育は何よりも人格の完成を目指して行われなければならない、その人格の完成は、平和的...全文を見る
○粕谷照美君 そうすると、事実があった時代はお金を出していなかった、補助金を出していなかった、いま事実がなくなっているから出しても構わないんだと、こういう考え方も成り立つだろうというふうに思いますが、しかし、このような一連の不祥事件に対して私は鉄槌を下してやっぱり教育の権威を高め...全文を見る
○粕谷照美君 時間がちょっと足りなくなりましたので簡単にちょっと触れておきますけれども、私はこの前の土曜日に稻葉元文部大臣と、それからわが党の小林進議員と一緒になることがありました。ちょうどそのときお二人とも中央大学の卒業生だったものですから、八王子に東洋一の中央大学の校舎ができ...全文を見る
○粕谷照美君 大学自身の手でそのようなことが明らかになった。明らかにした大学は私は非常に勇気があるというふうに思うわけですよね。しかし、このことは明らかにしない方が大学側にとってはイメージダウンにならないわけですから、やみからやみに葬り去られてしまうということがなかったとは言えな...全文を見る
○粕谷照美君 自主的な努力を促してと言いましても、私どもはもうこれほどいろいろなところに次から次へと具体的な例が出てきますと、なかなかそのことを信用するわけにはいかないという非常に不安な気持ちがあるわけです。たとえば受験生の中には、われわれが要求したならばみずからの成績を、ほかの...全文を見る
○粕谷照美君 両方の懇談会が先日初めて持たれたということがあるわけですが、この調査はそのためにひとつつくられたというふうに理解をしてよろしいわけですね。
○粕谷照美君 相談をしてやられたと言われれば大変結構なことだというふうに思いますけれども、調査方法なんかも相談をされたんでしょうか。統計が、パーセンテージがずいぶん違っているような感じがいたしますけれども。
○粕谷照美君 若干ならいいんですけれども、パーセンテージで言えば、たとえば一%違った、二%違ったというと、何十万の子供たちの数ですからね、その子供が幼稚園へ行っているのか、幼稚園へ行ってないのかといって、一%違ったってずいぶん数字が違うと思うんですよ、保育所幾つ建てなきゃならない...全文を見る
○粕谷照美君 そうすると、文部省の方が精度が高いというふうに考えられますね、悉皆調査ということですから。
○粕谷照美君 じゃ、その調査の結果、数字はいろいろありますから見ておりますけれども、大きく分けてどのような問題点が明らかになったでしょうか。
○粕谷照美君 そうしますと、幼稚園振興十カ年計画を文部省が立てて、五十七年度当初までに四、五歳児の幼稚園に入りたいと希望する者を全員入れるという計画を立てられましたけれども、その立てた計画にこの数字は一体どのような、何というのですかね、位置を占めておりますか。つまり達成度はどのよ...全文を見る
○粕谷照美君 私の調査で言いますと、その四歳児についてはもっと落ち込んでいるんではないんだろうかという気持ちがするんですけれどもね。この辺は文部省の調査との関係もありますから、後で詳しく煮詰めてみたいというふうに思います。  ところで、一体なぜその地域にアンバラがあるんだろうか...全文を見る
○粕谷照美君 大臣、高校も大体九三%ぐらいですか、入学率、進学率。非常に世界的に見れば八五%以上の子供たちが入っているというのは義務教育みたいな普通教育になっているわけですね。そうすると、いま五歳児は九〇%就園しているということになりますと、保育所と合わせまして九〇%の子供たちが...全文を見る
○粕谷照美君 大臣も一元的なと、こうおっしゃったんで、私もああ、いいことをおっしゃるなあというふうに思いますけれども、政府の方はよく諸外国と比較されるわけですよね。きのうの本会議なんかを見ておりましても、いや、西ドイツにおいてはどうだとか、イギリスにおいてはこうだとかと、こう諸外...全文を見る
○粕谷照美君 大変明るい展望を聞きましたので、大ぜいのお母さんたちが喜んでいるのではないかと思います。ぜひこの幼保の懇談会というのは継続して、早期に幼児教育についての結論というものを出していただけるようにお願いをしたいというふうに思います。  ところで、最近の調査を見ますと、文...全文を見る
○粕谷照美君 私はそれは文部省としても自信を持って言っていただきたいと思いますのは、四十五年に幼児教育に関する調査をやっておりますね、文部省自体が。それは、小学校一年生の親に対して、あなたの子供さんは小学校に入れる前に幼稚園に通わせたいと思いますか、こう聞いているし、保育所に通わ...全文を見る
○粕谷照美君 それは五十六年度でやっぱりもう希望者は全部入れますよということなんですから、早急にこのことをやっていただかないと、私は各地域におけるばらばら行政というものがなくならないのではないかというふうな気持ちがいたします。  ところで、そのばらばら行政の根本は、私はやっぱり...全文を見る
○粕谷照美君 いま配置の調整機関があるところの数字を報告されたわけですね。今度はそれでは公私立の配置。いまののは幼保の配置……。
○粕谷照美君 公私立の配置ですか。では幼保の配置はどうですか。
○粕谷照美君 百三十五は調整機関があるというふうになっているのも私も見ました。これは六・九%になるわけですね。そうすると予定している市町村が二百四十一で一二・四%、これを合わせましても五分の一しかないわけですね。あとの五分の四は全くもう自由に任せている、ばらばらになっているという...全文を見る
○粕谷照美君 では最後に文部大臣に、幼児教育の一元化を考えようという主張が、前々から私どもはしてまいりましたけれども、あの文部省の調査報告を機会に、各新聞社の社説なども、本当に幼児の教育の一元化をやってもらいたいということを挙げているわけですが、その辺の御決意のほどを示していただ...全文を見る
11月18日第82回国会 参議院 公害対策及び環境保全特別委員会 第3号
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○理事(粕谷照美君) ただいまから公害対策及び環境保全特別委員会を開会いたします。  本日、委員長には、お身内に御不幸があったために委員会に出席できないとのことですので、委託を受けまして私が委員長の職務を行います。  まず、委員の異動について御報告いたします。  去る十四日...全文を見る
○理事(粕谷照美君) 公害及び環境保全対策樹立に関する調査を議題といたします。  これより質疑を行います。  質疑のある方は順次御発言を願います。   〔理事粕谷照美君退席、理事原文兵衛君着席〕
○粕谷照美君 環境庁長官は、松枯れ防止対策のための特別防除の法律ができる前に、自然保護団体の方々とお会いされまして、こんな無差別的に農薬がまかれることについては非常な問題点があるということについてお話し合いをなされたと思います。そのときに長官は、まさにこの問題は日本版サイレントス...全文を見る
○粕谷照美君 これは、実施要領によれば、二月末日までに報吉をしなければならないというふうになっているはずなんですが、その期日までに報告がありましたでしょうか。
○粕谷照美君 事前に通告してあるわけですから、そのくらいのことはきちんと確かめておいていただきたいというふうに思うわけですが……。  それでは、その実施に当たっては、あらかじめ、散布地区の境界、それから散布除外個所、飛行上の障害となるものなどを明記した実施区域の地図を作成しなけ...全文を見る
○粕谷照美君 それでは、地図がなければどういうふうに説明をしていいのかちょっと困るわけですが、その地図に上田の地区が入っていれば、散布区域は、予防措置を講ずることができない区域は除外しなければならないわけですし、実施指導要領違反なわけですね、地図が入っていれば。それから、もしそこ...全文を見る
○粕谷照美君 そうしますと、除外地区になっているというふうに思われるわけですから、これは空散が行われたという事実があれば違反ということになりますね。どうでしょう。
○粕谷照美君 それでは、この結果について報告が行われなければならないというふうに思います。  知事は、空散の効果その他の問題点を調査して、記録を整備して、実施主体を指導するようになっているわけですけれども、それらの記録というものは農林省の方に提出されておりますか。
○粕谷照美君 私、ここにその団地の人たちの決議文というものを持っているわけです、やってくれないようにという。ところが、そのやってくれないようにという決議文に対して、必要だからやりますよという木で鼻くくったような回答書が出てこれが実施されているんですね。決議文は、「近江八幡市の農政...全文を見る
○粕谷照美君 私もそのとおりだというふうに思います。地図をごらんになればわかりますけれども、ずうっとたんぼがありましてね、そしてその間に住宅地がちょんちょんと入っているわけですね。ですから、どうしても団地と団地との間の防除を飛行機でやろうとすれば、どうしたって住宅にかかるというこ...全文を見る
○粕谷照美君 その中についての資料を御存じでしょうか、地点地点の。
○粕谷照美君 そうすると、新聞紙上でいまのは御存じだというふうに思うんです、数字はね。もうちょっと、私この後で資料を差し上げたいと思いますけれども、置いたシャーレは七ヵ所なんですね。その七ヵ所のうちの一つは、ナンバー一というのは、団地周辺の道路に隣接した水田のあぜに置いているわけ...全文を見る
○粕谷照美君 まことに遺憾きわまりないことだというふうに思うわけですが、この研究資料によりますと、なぜ住宅地にたくさん落ちてたんぼの方に少なかったのかということを分析しているわけです。で、その一として、ヘリコプターのパイロットの散布技術はどうであるか。二番目に、気象条件はどうであ...全文を見る
○粕谷照美君 あなたがおっしゃるように、住宅地からは離れてまかなきゃならないと言われましたけれども、住宅地のほら、真上でしょう、後でお見せしますけれどもね。もう真上から農薬はまき散らされているのがちゃんと写真に載っているわけですよ。だから、明らかにもう構やしないということでまいて...全文を見る
○粕谷照美君 まあ農家の人は見守っていると言いますけれども、空中散布やっているのに見守るなんてことはないと思いますよね。それはまかれた、終わった後で見守るだろうと、こういう意味かもしれませんけれども、終わった後全たんぼを見て、いやここのところは薄かった、ここのところは厚かったなん...全文を見る
○粕谷照美君 どの地域にどのくらい散布されたかということを確実に点検をするような指導をしていらっしゃるというふうにおっしゃいましたけれども、それはこの指導要領で言うとどこの部分に当たりますか。
○粕谷照美君 指導をしているというのは一体どこで指導をしているんですか。指導要領に書いてなくて指導しているというのは、どういう場所で指導をしておられますか。
○粕谷照美君 そういう指導をしているということがわかれば私も納得をしますが、それでは、その指導はやっぱり何かきちんと書いてなければならないというふうに思うわけですね。農林水産航空事業実施指導要領というのがそこにはあるはずなんですから。そうしまと、そこのところにある具体的な資料とい...全文を見る
○粕谷照美君 その点については了解をいたしました。十分な指導のほどをお願いをいたします。  では、次に移りますけれども、千葉県の農薬中毒死事件についてでございます。これ、ちょっと概況を御説明いただけますか。
○粕谷照美君 この防除作業の事業主体の大多喜町の空中散布協議会というのは、一体この大多喜町地域一帯にどのようなその安全対策を行っておりましたか。実施以前に。
○粕谷照美君 スミバッサ75乳剤が使用されたというわけですが、この使用方法というのはどのように指定をされていて、登録をされておりますか。それから安全基準というのはどのようになっておりますでしょう。
○粕谷照美君 これ、一ヘクタール当たり八リットルで、原液八倍の希釈というふうになっておりますけれども、スミバッサの登録にはそのようになっておりますでしょうか。
○粕谷照美君 そうすると、こういうふうに理解していいわけですか。スミバッサ75乳剤は大体千倍希釈というふうになっているけれども、空からまけばそれに該当すると、値が同じであるというふうに考えていらっしゃるわけですか。
○粕谷照美君 そうしますと、水田に落ちないで、もし住宅があったというような場合には、大変な濃度のものが上に落ちるというふうに解釈できますね。どうでしょう。
○粕谷照美君 そうではなくて、濃いけれども水のところに溶けるから大体同じような値になるというふうに理解をしてよろしいんですか。どうなんですか。その薄さが違うわけでしょう、千倍に薄めた場合と八倍に薄めた場合では。そうすると、落ちて、そのものに付着した場合には全然値が違ってくるんじゃ...全文を見る
○粕谷照美君 あなたの説明がわからないのは私がよく理解ができないせいなんだというふうに思うんですけれどもね、国民がそういう説明を聞いてもわからないわけですよ。濃いのをまかれちゃったら大変だなという感じがしますね。しかも、それは本当に水田にだけ落ちていくならば別ですけれども、もしそ...全文を見る
○粕谷照美君 じゃ、そのことについては私はよくわかりませんから、後で、もう少し勉強をしてからまとめて質問をしていきたいというふうに思います。  では次に移りますけれども、五月の二十九日にその防除を実施する予定というものは、一体時間で言えばどのようになっていて、実質的にはどのよう...全文を見る
○粕谷照美君 そうすると、その気象条件から言えば、まくに適当な状況ではないということであれば、それをあえて強行したということはやっぱり問題があるわけじゃないでしょうか。
○粕谷照美君 したがって、あなたの方で出されたこの指導要領の十ページにもありますけれども、「上昇気流の発生が少なく気象の安定した時間に実施するものとする。」と、こういうふうにあるものに違反をしているというふうに思うわけです。だから、あえてそれに挑戦をして、起きやすい時間に踏み切っ...全文を見る
○粕谷照美君 私も全くそのとおりだというふうに思うわけですが、農薬取締法十二条から十四条、それから同施行令五条によりまして、農林大臣、環境庁長官は、このようなことに対しては、その報告を求めて、そして立入検査をして改善命令を行うという、こういう責任があるんじゃないかというふうに思い...全文を見る
○粕谷照美君 農林省がそのような改善命令といいますか、注意のための通達を出したというのはわかりますけれども、じゃ農林省は、報告を求め、立入検査をやったんですね。どうでしょう。
○粕谷照美君 報告を求めたということはわかりました。そうすると、立入検査はやられていないというふうに理解をしてよろしいですね。  さて、農林省のやったことはわかりましたけれども、環境庁長官はこういうことをやっぱりやるというふうになっているわけですが、環境庁の方はどうでしょう。
○粕谷照美君 一つの省だけで十分であればそれでいいんですけれどもね。一人の人間が死んでいるわけですから、これは非常に重要な問題ですので、ぜひ環境庁としても報告を受けたということではなくて、きちんと自分のところでも調査をしておいていただきたい。そうでなかったら、自然を守ってもらいた...全文を見る
○粕谷照美君 お言葉ですけれどもね、体の弱い方はそのようなところに入ってもらっては大変困るからというふうなことをおっしゃったけれども、いま農業をやっていらっしゃる人たちというのは一体どのような層がやっているんですか。かあちゃん農業、老人農業でしょう。お年寄りの人たちが農業をやって...全文を見る
○粕谷照美君 そうしますと、環境庁がバッサとスミチオンの混合したものの調査をやったと言われますけれども、環境庁自身は、一体どこの機関で、どのような形で混合液をやられましたでしょうか、調査を。
○粕谷照美君 そうしますと、どういうことになるんですか。この農薬は単体で検査をするということは法で示されているけれども、混合になったら、必ず検査をしなければならないという、こういう法的な規制はありますでしょうか。
○粕谷照美君 それではそれはわかりましたが、しかし、私どもが考えてみますと、農林省から出されましたこの資料、たとえば「スミチオンの安全性に関する主要試験データ」ですね。和歌山の県立医大だとかあるいは火水歯科大だとかに検査を依頼しているようですけれども、これをつくっている住友化学そ...全文を見る
○粕谷照美君 質問通告が時間的に遅かったわけですから、十分な調査ができなかったという点については理解できますけれども、しかし、新聞を読んだ限りで、医者がこういうことを言っているわけでしょう。魚住光洋さんというお医者さんが、「どう孔が異常に収縮していた、おうとを繰返していた、死亡直...全文を見る
○粕谷照美君 さらに、そのときの新聞を読みますと、その近所の農家の人たちは、この薬ですね、アソスミバッサを吸うと吐き気がする、目まいがするということを言っているわけですから、私が考えただけでもこれはもう完全に農薬の中毒死だというふうに理解ができるわけですが、農林省の方では、県が言...全文を見る
○粕谷照美君 それでは後で、県がそういうふうに言ったというなら、県が疑わしいと、中毒死と言っているけれども県としては疑わしいと判断しているという、一体何が疑わしいのかということを県に聞いていただきまして、県が疑わしいとする材料を私の手元に届けていただきたいと思いますが、どうでしょ...全文を見る
○粕谷照美君 あわせて、農薬の事故死というのは余り考えられないと、こういうふうにおっしゃいましたので、私もないということを願いながらも、それでは過去十年間ぐらい、いわゆる空散が実施された以後、あるいはそれ以前というふうにこうひとつ区切りたいというふうに思いますけれども、農薬事故の...全文を見る
○粕谷照美君 ですから、その資料をいただけますかと、具体的にどこどこでこのような事故が起きたということがいただけますかということを先ほどから言っているわけなんですが。
○粕谷照美君 最後に、長官にお伺いをしたいというふうに思いますけれども、五十二年度の松枯れ防止の特別防除実施状況なんかは、まだ環境庁の方ではできていないというふうに思います。ついこの間終わったばかりですから。それができ上がりますときちんとした質問もできますし、御答弁もいただけるの...全文を見る
○理事(粕谷照美君) 本日の質疑はこの程度にとどめ、これにて散会いたします。    午後一時五十六分散会      —————・—————