粕谷照美
かすやてるみ
当選回数回
開催日 | 会議名 | 発言 |
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02月22日 | 第84回国会 参議院 公害対策及び環境保全特別委員会 第5号 議事録を見る | ○粕谷照美君 私は、最初に、環境庁長官の環境行政に対する姿勢の問題について、いろいろとお伺いをしておきたいというふうに思います。 最近、環境庁の大変な努力にもかかわりませず、国民の間には環境行政が後退しているのではないかという不安の声が高まっております。特に、さきの石原長官の...全文を見る |
○粕谷照美君 大変すっきりしたお答えをいただきましたけれども、それでは、長官の所信の表明に従って若干の質問をいたします。 環境庁は、公害の防止あるいは自然環境の保護について真剣に取り組んでまいりました、その結果、環境の状態にも改善の跡が見られるようになってきました、というふう...全文を見る | ||
○粕谷照美君 長官が、長官におなりになる前に出されました五十二年の白書をお読みだというふうに思いますが、その詳細については長官にお伺いをいたしませんけれども、環境庁としては、いまの長官の御答弁があの環境白書の中にどのような形で示されているかということをお聞かせいただきたいと思いま...全文を見る | ||
○粕谷照美君 いまのお答えは、いわゆる公害を封じ込めることができたというふうな判断をしていらっしゃるのか、若干の改善は認められた部分はあっても、なおかつやっぱり公害は大きくなっているんだというふうに判断をしていらっしゃるのか、ちょっとわかりづらかったものですから、もう一度。 | ||
○粕谷照美君 印象と言われると大変困ってしまうんですけれどもね、そういう答えはないだろうというふうに考えております。しかし、環境庁が非常に甘い考え方で環境状況を見詰めているということがいよいよはっきりしたというふうに私は思わざるを得ません。特に、きょうのNHKでもニュースで報告を...全文を見る | ||
○粕谷照美君 ちょっとすれ違っているわけですけれども、私はこういう問題点に役割りを果たしたのはだれかというふうにお伺いしたわけで、それは環境庁自身の姿勢の問題もありましょうし、企業の努力あるいは地方公共団体の力、それと同時に、私は、いま信澤さんがおっしゃったように、世論の高まりが...全文を見る | ||
○粕谷照美君 先日の長官の所信表明の中にも、「国民の声に十分耳を傾けていくとともに、」と、こうおっしゃっているわけで、いまの長官のお話も私はまことに心強いというふうに思って聞いているわけです。 それでは、その国民の声に十分耳を傾けるような実際の状況であるかどうかという点につい...全文を見る | ||
○粕谷照美君 そういうことになると、両県知事の態度はいかがなものですか。——信澤さん。 | ||
○粕谷照美君 しかし、私はそのことは非常に問題だと思いますよ。長官がいまおっしゃったことは、国民の声を十分に聞きますと、こう言っていらっしゃるわけですから。住民側としては、まだ納得できない問題が非常にたくさんあるわけですね。県側が納得したとしても、そこに住んでいらっしゃる、特に被...全文を見る | ||
○粕谷照美君 それでは、こういうふうに理解していいんですね。まだまだ住民の意見を聞くという条件はつくられる、そのように環境庁としては本四公団に対して指導をすると。いかがですか。 | ||
○粕谷照美君 いずれ法律も出ることでありますから、その辺のところで私どもは意見も申し上げたいし、一つ一つ反論もしていきたいというふうに考えますけれども、私は環境庁長官がおっしゃることが本当の心の底からの所信であるならば、やっぱりまだまだ問題点は残されているんですから、十分に話し合...全文を見る | ||
○粕谷照美君 駆け込みでないとおっしゃるのは、それは判断の問題だと思いますけれども、それでは埋め立てば減少しておりますか。どうでしょう。 | ||
○粕谷照美君 これは内容的にずっと詰めていく問題じゃないと思っていたわけですけれども、抑制の効果が上がっているというふうにおっしゃっております。私は、抑制の効果がないというふうには申し上げないわけですが、それだけなんでしょうか。不況というものが非常に大きな原因になっている、そうい...全文を見る | ||
○粕谷照美君 非常にややこしい説明で、私はよくわからないわけなんですけれども、大変おかしいと思うんですよね。いま現に非常に問題点が挙げられているわけですが、たとえば、実質的に埋め立てを認可するに当たっては法律に基づいてやらなければならない。ですから、そういう意味で考えてみれば、下...全文を見る | ||
○粕谷照美君 ですからね、LNGの問題にしたって、結局景気回復のための大規模な公共投資による経済産業活動の刺激がどんどん要請されていけば、やっぱりたくさんためておかなければならないから、どうしてもこれはやっていかなきゃならないというふうに企業側としては考えていくんだろうと思うんで...全文を見る | ||
○粕谷照美君 私は、長官いまおっしゃったこと、非常に重要なことだと思います。ぜひがんばっていただきたいと、こういう気持ちをもってこれからひとつ質問をするわけですが、いま環境アセスメント法についてはどうしてもつくっていきたいということで、閣僚会議においてもそういうことを各省庁にお願...全文を見る | ||
○粕谷照美君 私が伺っているのは、鋭意努力をしてるということは認めるんです。そして、環境庁自身も、もうそれをやることは当然のことだというふうに言っている。その当然のことがなぜいままでできなかったか、どこに障害があったかということを伺っているのに、信澤さんの答弁は、何とも漠とした答...全文を見る | ||
○粕谷照美君 所信表明のあれとはもう全然違うじゃありませんか。法律の番人になってがんばりますと、こう言われた長官のいままでの態度は、何かぐずぐずっと崩れ去ったような感じがしてなりません。 そうすると、今回の国会には提案できないということもあり得るというふうに長官の見通しが立っ...全文を見る | ||
○粕谷照美君 私はあと一分しか時間がありませんから、もうほかの質問もやめましてそのことに終始をしたいと思いますけれども、長官、それではまた同じわけですよ。いま不規則発言がありましてね、去年のいまごろもそんなことを言われておったなんて。まあ山田長官ではなくて去年のいまごろの長官が、...全文を見る | ||
○粕谷照美君 まあでっち上げていきたいはちょっと問題がある決意表明だというふうに思いますけれども、窒素酸化物の問題にしても非常な問題点があるわけですしね。いつも圧力に負けるような環境庁の長官であってはいけない。ぜひとも各省庁にとにかく全力を尽くして当たりまして、この問題点が出せる...全文を見る | ||
03月22日 | 第84回国会 参議院 公害対策及び環境保全特別委員会 第6号 議事録を見る | ○粕谷照美君 最初に、土壌への還元方式に対する態度について、有元さんと中西さんにお願いをしたいと思いますが、午前中新見さんの方からもいろいろと御発表がありまして、なるほどそういう新しい発想があるものかというふうに感心をして伺っておりましたけれども、そのデータなどについて私もちょっ...全文を見る |
○粕谷照美君 それでは、有元さんにもう一つお願いをしたいと思うんですが、先ほどお話しになりました、会計検査が来てデータを書きかえたという話がありましたけれども、会計検査の方は、その書きかえたということがわかったのかわからなかったのか。書きかえたことでそのまますんなり見つけることが...全文を見る | ||
03月23日 | 第84回国会 参議院 文教委員会 第3号 議事録を見る | ○粕谷照美君 大臣の所信表明からきょうまでずいぶん長い時間がたってしまいました。その間に大臣、大変精力的に現場を見ておいでになったようです。私はこのことは非常にすばらしいことだというふうに高く評価をします。やっぱり水戸の黄門様ではありませんけれども、大臣が本当に現場を見て歩かれて...全文を見る |
○粕谷照美君 今後もまたいろいろとごらんになると思いますけれども、いま教育の大きな課題になっている問題、たとえば、養護学校はそれで結構ですけれども、普通の学校に障害の子供たちを入れているところ、普通のクラスに入れているところ、あるいは、特殊学級という形ではありますけれども、学年は...全文を見る | ||
○粕谷照美君 私もずうっと日教組の教研集会には出てまいりましたし、今回も行ってまいりましたけれども、第一日目は、なるほどセレモニー的とおっしゃいますけれども、たとえば公害の問題についての記念講演などというのは、まことに胸を打つようなお話でして、いかに教師が公害問題に取り組まなけれ...全文を見る | ||
○粕谷照美君 文部大臣、私も実は十七年前だったと思いますけれども、当時の日教組教研集会の一つの分科会に出ておりましたら、私服の警察官を連れた方が来られましてね、後ろの方に座って、じいっと討論を聞いてらっしゃるんですよ。おやっと思ってましたら、あれは松田文部大臣だと、こういうふうに...全文を見る | ||
○粕谷照美君 私が問題にしていきたいのは、沖繩の教育委員長の大浜さんが、沖繩の学力低下の責任は現場の教師にあると、こう発言をされているところがやっぱり大きな問題だというふうに思うわけです。それで、大臣おっしゃったように、私もまだ復帰前の沖繩に行きましたけれども、たとえば屋良小学校...全文を見る | ||
○粕谷照美君 要望はすべて入ったというふうに先ほど大臣おっしゃいましたけれども、そういうふうに理解をしてよろしいわけですか、沖繩県の要望はすべて入ったと。 | ||
○粕谷照美君 ぜひ、そういう意味で本土との格差を早急に直すように、今後も努力をしていただきたいというふうに思います。 さて次に移りますけれども、人の質問したことに対して大臣がお答えになった、その議事録を見て質問をするというのはどうもぐあいが悪いのですが、その質問に対する御答弁...全文を見る | ||
○粕谷照美君 ですから、そういうふうに言われた先生は思っていない、心も痛まないというふうに思っていらっしゃるかどうかということを伺ってるわけです。 | ||
○粕谷照美君 一番心を痛めるのは当該先生なんですから、大臣が思っていただきたい、感じていただきたいと、こうおっしゃらなくても、感じているわけなんですよね。たとえば、これは女の先生に対して言われることが多くて、日教組の婦人部などでも、もう大都市では七割が婦人教師で、三割が男子教師じ...全文を見る | ||
○粕谷照美君 私はどんなに教師が研修をし、努力をしても、一〇〇%すべての父母の要望を入れて、何といいますか、一〇〇%の父母があの先生はりっぱだというふうに満足をさせるなんということは不可能ではないか。そんな超人的な先生がいらっしゃるというふうには考えられないわけですね。たとえば筑...全文を見る | ||
○粕谷照美君 大臣のお考えは非常に精神的なものでありまして、私もそのことについては賛成をしたいと思います。しかし、そういうような条件をつくっていく教育条件そのものですね。たとえば、教員養成の問題にしても、お医者さんをつくる大学は六年間ですね。きちんと現場実習というものをやって、そ...全文を見る | ||
○粕谷照美君 安易に免許状を与えているんではないかという批判があるわけなんですね。私なんかも、某私大あたりから来まして、子供を一週間教えただけでもう単位をもらったといってこう報告するわけでしょう。その辺のところの反省はどういうふうにお考えになっていらっしゃいますか。それからいまち...全文を見る | ||
○粕谷照美君 ぜひ私は大学局長にもお願いをしたいというふうに思いますけれども、本当に現場の先生方が、教員になってよかったと、こう思う方々はいっぱいいらっしゃるんですけれども、教師として自信があるかというと、いつも一〇〇%自信がありますというふうにはなかなか言えない、それほど毎日毎...全文を見る | ||
○粕谷照美君 その学校のことについては、質問通告をしておきませんでしたので、私の方で調べた分を申し上げれば、完全二日制のところはアメリカ、カナダ、イギリス、フランス、西ドイツ、スイス、ソ連、メキシコ、ブラジル、アルゼンチン、チリと欧米二十四ヵ国ですね。それから学校五日制のところは...全文を見る | ||
○粕谷照美君 そうしますと、私の方でのちょっと計算になりますけれども、小学校では十三万人ぐらい必要になる。中学校では四万人で、合わせて十七万人ぐらいふやさなきゃならない。これまた大変な定員増になりますよね。そのほかに、いま四十五人の一学級の編制基準を四十人にしていくといったら、大...全文を見る | ||
○粕谷照美君 それでは最後にお伺いしますけれども、先日新聞で、リベリアで大統領が日本の先生を欲しい、こう言われたということが載っておりましたが、そのニュースを見て、千二百人がぜひ私は日本語を教える先生になって行きたいと言って申し込みをした。今度は選考に困っているというような記事が...全文を見る | ||
○粕谷照美君 大変優秀な教員が派遣をされるというふうに理解をしていいというふうに思いますけれども、今後とも御努力をお願いをしまして私は質問を終わるわけですが、最後に一つお願いをしたいと思うのは、いま卒業の時期です。そして四月になれば入学の時期です。入学式のときは余りこの事件が起き...全文を見る | ||
03月24日 | 第84回国会 参議院 予算委員会 第17号 議事録を見る | ○粕谷照美君 私は五十三年度の教育予算を中心にして質問をいたしますが、その前に、最近子供たちの非行の問題あるいは低学力の問題が世の中で大きく取り上げられております。そういうときに、先月の十五日、目黒区の東山小学校が社会科の見学に裁判所に行きました。東京地裁に行きまして、七〇三号法...全文を見る |
○粕谷照美君 私はその学校に直接電話をして聞いたわけですよ。そうしましたら、これから説明をする場所はここに裁判官が座るとかここはどうだとかという、そういう説明の部分がカットされて、そして出てくださいと言われたと、こういうふうに言われているのですが、それは事実ではありませんか。 | ||
○粕谷照美君 あなたの方はかと思いますということであって、私は現実に引率をされた先生からそのお話を伺ったわけですから、そういう推測で物を言うことについてはおやめいただきたいというふうに思います。 ところで、その三階から上がってこられた傍聴人というのは、一体どういう方が上がって...全文を見る | ||
○粕谷照美君 簡単に言えば、組というのは暴力団の組というふうに言っていいのではないかと思いますが、その人たちが騒いだので、大きい方へ移さなければならないと判断をして移したと、こういうことだと思いますけれども、こういうことはしょっちゅうあることなんでしょうか、どうでしょうか。 | ||
○粕谷照美君 子供たちは一応裁判所の説明を聞いてそれで了解はしたといたしましても、翌日のあの新聞を見まして非常にショックを受けているわけですね。特に社会科で行った。あなた方の身分を守る、そして悪いことをした人たちについてきちんと判定を下すという裁判所がそういうことをやったのかとい...全文を見る | ||
○粕谷照美君 最高裁、もう一度お伺いしますけれども、そのときに、じゃ十枚渡した後の、何人入られたかわかりませんけれども、その方々は全員傍聴券を持って名前などを記入されるのかどうか。ちょっと私は手続がわかりませんけれども、入られたのでしょうか。 | ||
○粕谷照美君 傍聴券を持って入ったか。 | ||
○粕谷照美君 そういうことはできるのですね。私はそういうことは非常に不思議な感じがしてならないのです、傍聴券なしに判決を傍聴できるというそういう前例をつくられたわけですから。 | ||
○粕谷照美君 それでは了解をいたしました。以後、特に子供たちの裁判所関係の見学については御注意をいただきたいということをお願いいたします。 その次にもう一つ文部大臣にお伺いしたいのですけれども、私も各地を回っておりますと、全日本青少年育成会というのは一体何をしているのだという...全文を見る | ||
○粕谷照美君 それでは、文部省にお願いをいたしますけれども、その五百カ所あると聞いている少年研修館の所在地及び代表者名の資料が文部省の手元に入りましたら私の方に届けていたただけますでしょうか。私もぜひこれは調べてみたいというふうに思っております。 それから決算報告書が、四十八...全文を見る | ||
○粕谷照美君 ここの資金は船舶振興会から出されているということでありますけれども、この船舶振興会から交付されるお金というものは国会の中でもしばしば取り上げられて問題になったところであります。大体モーターボート協会から出ているのだということになるわけですが、今回のラスベガスからの告...全文を見る | ||
○粕谷照美君 では、その資料も一緒にいただきたいというふうに思います。いずれこちらの方でまた調べましてから文部省については質問をすることにいたしまして、次に移ります。 本年度予算の中に、特殊教育百年記念行事が行われるというものを含めて、とにかく今回は五十四年度の養護学校の義務...全文を見る | ||
○粕谷照美君 私はこの措置というものは人権に関する世界宣言に基づくカーター政権の教育に関する政治的な姿勢であるというふうに考えるわけですが、五十四年の養護学校義務化方針、日本の方針と比較をいたしまして、どこのところが違うのかということについてお伺いをします。 | ||
○粕谷照美君 私は大臣と違う理解をしているわけです。それは全障害児教育法によれば、原則として障害児も健常児も一緒に教育をされる、こういうふうに理解をしているわけですけれども、どうでしょう。 | ||
○粕谷照美君 それほど大きな差はないとおっしゃることについて、では具体的にお伺いをいたします。 二月九日の日に、神奈川県立養護学校の生徒でありました脳性麻痺の長男を絞殺して、翌日睡眠薬を飲んで学校近くの四階ビルの屋上から投身自殺をした母親の痛ましい事件は、私たちの胸を打ってお...全文を見る | ||
○粕谷照美君 それで、具体的に尾形さんは全盲ですね、この場合はどうなるのでしょうか。このハンドブックによれば、尾形真澄さんは小学校を卒業しない、中学校は卒業していないということになりませんでしょうか。 | ||
○粕谷照美君 多少言葉が足らないではなくて、「就学義務を履行したことにならない。」と、こう断言しているわけですから、これはぜひ書き改めなければならないものではないだろうかという気持ちを持ちます。 さらに、やはり古いものですけれども、それが別に直っているということにはなっており...全文を見る | ||
○粕谷照美君 尾形さんがこれに該当するかどうかは別といたしましても、しかし、この表現は非常に厳しいですね。「このような事態は、憲法、教育基本法等の精神からも、また本人の幸福の上からも遺憾なことであります。」と、もう返す刀で一刀両断というような通達になっています。それで、こういうよ...全文を見る | ||
○粕谷照美君 なかなかそういう理解をするような表現ではない、ちょっと誤ってとられがちな表現であるというふうに私は思いますが、文部大臣、どうでしょう。大臣のいろいろな予算委員会におきます御答弁を聞いておりましても、健常な子供が野球をしている、そこに障害児がいれば一緒に野球ができない...全文を見る | ||
○粕谷照美君 それでは、書き改めるとおっしゃることですから、大臣のおっしゃるようにケース・バイ・ケースはきちんと認めるんだということが父母にも教師にもわかるような形で出していただきたいと、こう考えております。 さて、いま、その就学指導委員会で十分な説明ができる、指導ができると...全文を見る | ||
○粕谷照美君 その就学指導委員会にぜひ障害者の代表の方を入れていただきたい、こういう要望が障害者団体のあたりからも出ているというふうに思いますけれども、全然そのことについては考える余地がありませんでしょうか。 | ||
○粕谷照美君 しかし、この障害者の教育を大事に考えている県におきましては、具体的に障害者の代表をそういう中へ入れているわけですね。必ずしも団体の代表その人を入れなければならないということではありませんけれども、障害を持っていらっしゃってなおかつその指導委員会の委員として適当な方々...全文を見る | ||
○粕谷照美君 好ましいことだとお思いになられたら、具体的にそのような指導をとっていただけるかどうかということを伺っているわけです。 | ||
○粕谷照美君 まことにありがとうございました。府県の意思もあることでしょうけれどもとおっしゃいましたけれども、府県の意思がありましても、たとえば主任制などについては非常に強力な指導をされるわけでございますから、この辺についても大臣が好ましいことだとお思いになることはぜひ強力に御指...全文を見る | ||
○粕谷照美君 最初の御説明は法律があるからこういうふうにやっていきたいというふうにおっしゃっておられますので、これは硬直した考え方だというふうに思うのですね。三十年前にできた法律で保育所が出てきた。三十年たったらもう国民の考え方がずいぶん変わってきている。だから、法律もそういうふ...全文を見る | ||
○粕谷照美君 文部大臣がこの懇談会に大変期待をしていらっしゃるというお答えでございました。私も期待ができるような方々が本当にこの審議会のメンバーに入っていらっしゃるのかどうなんだろうか、こう思って考えてみましたけれども、本当に自分の子供さんを保育所に預けて苦労したいわゆる消費者の...全文を見る | ||
○粕谷照美君 お一人お一人については、この方はいい方だなあと思う方がいらっしゃいますけれども、私が申し上げたのは、いわゆる消費者代表というような形の方が入っていない。たとえば労働者代表も入る、資本家代表も入ると、こういう審議会もあるわけですけれども、ここの点については抜けているの...全文を見る | ||
○粕谷照美君 時期は、いつごろをめどにやられるのでしょうか。 | ||
○粕谷照美君 私は、この懇談会において、厚生省あるいは文部省の係の方々が御出席をなさるというふうに思いますので、ぜひ要望しておきたいことは、すべての子供たちを平等に教育していくという観点からどのような形がいいのかという、本当に保育の、就学前教育の基本に触れるようなそういう討論を展...全文を見る | ||
○粕谷照美君 宝塚の斑状歯の例などもあるわけですから、その辺のところは十分お考えいただきまして文部省で正しい姿勢をとっていただきたい。歯科医の方でもいろいろな歯を大事にする流れがあるわけですが、これは参議院の歯医者さんのところに私行きましていただいてきたものですけれども、やっぱり...全文を見る | ||
○粕谷照美君 ぜひ週休二日制についてお願いをしたいことは、よその国の党から、週末の休みもない、バカンスもないような日本の婦人は奴隷のようだなどと言われることのないように、試行するということは実施をするということが前提だという態度に立ってやっていただきたいということをお願いいたしま...全文を見る | ||
03月28日 | 第84回国会 参議院 文教委員会 第4号 議事録を見る | ○粕谷照美君 日本社会党は一九五五年、第二十二国会に義務教育諸学校の児童及び生徒の災害補償法を提出してきた経過から考え、互助共済の安全会制度ではなく、学校災害補償制度の創設を要求してまいりました。その立場では、基本的に安全会ということではなくて、補償法など救済措置について十分な討...全文を見る |
○粕谷照美君 全体的な見通しの中で、児童に対する廃疾年金という制度ができないということの判断だろうというふうに思いますが、しかしながら、学校教育というのはどうしても通らなければならない筋道であるという観点からすれば、やっぱり大変な災害を負った児童に対しては、災害によってこうむった...全文を見る | ||
○粕谷照美君 そうしますと国が三分の一、設置者が三分の一、これは教育活動中ですけれども、そして保護者が三分の一と、大体同じ率になっているわけですが、これは来年も再来年もこの枠でいくというふうに考えてよろしいのかどうか。そのこととかかわり合いますけれども、掛金が給付金額の大型化に伴...全文を見る | ||
○粕谷照美君 大臣がおっしゃったように、保護者の負担はできるだけふやさないという方向は私も確認をしました。大変いいと思いますけれども、私は、できるだけふやさない方向ではなくて、もう減額をしていくという、あるいはもうこれで据え置きにするということをやっぱり考えていただきたいというふ...全文を見る | ||
○粕谷照美君 積算をする方はそれでよろしいかもしれませんけれども、具体的に毎日毎日、一時間一時間、それこそ一秒ごとに動いている子供たちを見る立場からすれば、そのことについてはどうしても納得がいきかねるわけです。具体的に申し上げてみますれば、たとえば校門を出た登校、下校というのは、...全文を見る | ||
○粕谷照美君 その辺が一番文部省としては言いたかったところではなかったかというふうに私も考えられます。たとえばこれ全体合わせて二分の一にして十二億円というふうに判断をするか、三分の一で教育内だけで十二億円というふうに判断するかという部分はあろうかというふうに思いますが、今後もその...全文を見る | ||
○粕谷照美君 具体的に言えば、裁判所の方は、夏休みのキャンプは教育計画にのっとって行われた行事であるから教育活動であるというふうに判断をしたと思いますし、県教委の方は、これは教育活動ではないんだというふうに対立をしておるわけですね。それで裁判所の判決が出ているわけですから、県教委...全文を見る | ||
○粕谷照美君 具体的にこの例についてのお答えはなかなか困難だというふうに思いますので、一般的に、では夏休み中の一応学校でこういうふうなことをやりますという確認をし、そして教育委員会でもって手続をしますね、そういうことであれば、この種の事件は安全会の給付になっていたでしょうか、どう...全文を見る | ||
○粕谷照美君 いまのことで結構なんですけれども、安全会でつくられております一問一答集、質疑応答集があるわけですが、大変問題になった例を挙げておられるわけですけれども、やっぱりそういう原則というようなものはどの辺で指導されておりましょうか。学校安全会でもって、きちっと原則、たとえば...全文を見る | ||
○粕谷照美君 いまのお答えのように、ぜひ運営をしてもらいたい、こういう願いのもとに、もう一つ非常に心配になるのは、国の補助が今度小・中学校で教育活動中は三分の一、非義務に当たっては九分の一つくと、こういうふうになって、高額の補助が出るということで、その判定というものが非常に厳しく...全文を見る | ||
○粕谷照美君 しかし、いままでの経過の中で、若干問題点になっている点があるというふうに思いますが、これは大臣ではなくて局長の方が十分御存じだというふうに思いますが。 | ||
○粕谷照美君 高校生、あるいは高専生というのは、小・中学校の生徒と違って、一応大人になりかかっている、まあ自立の精神があるということでの解釈だというふうに思いますけれども、改善になるわけですね、後退ではないんですね。 | ||
○粕谷照美君 そうしますとこうですか、廃疾になったときにはいまでも見舞い金を支給しないことがあった、それについては緩和をして支給をするようにしたい、しかし、死亡についてはいままでほとんどといっていいくらい支給をされていた、それについては制限をしたいということになるわけですから、改...全文を見る | ||
○粕谷照美君 そのほかに心臓発作の死亡事故についてもやっぱり何か改悪されるのではないかという心配もありますが、どうでしょう。 | ||
○粕谷照美君 それではこの心臓発作の件について、わりと心臓発作が多いんですね、学校安全会の給付事例を見ますと。そうすると、体育のような体を動かしているときの心臓発作については一〇〇%見ると、しかし授業中はじっとしているんだから、これは少なくするということを考えなさいという意見が出...全文を見る | ||
○粕谷照美君 従来より前進をするということについては、私は大変よろしいことだというふうに思いますけれども、いままで支給されていたものが、国の補助が大幅になったというだけでもし制限をされるというのであったら、やっぱり混乱が起きるのではないか。支給する側から金を出しているんだからとい...全文を見る | ||
○粕谷照美君 では、私立の未加入のパーセンテージというのは一体どのくらいになりますでしょうか。さらにまた、国公立学校、小・中、あるいは高校、この未加入の地域、あるいはパーセンテージが小・中では一%というふうになっておりますが、この辺のところはどうでしょうか。そして加入していないで...全文を見る | ||
○粕谷照美君 これもまた事務的なことなんですけれども、医療給付、これが五年間で打ち切りになりますね。そうすると、そのときまでに廃疾が確定していれば、たとえば三年のときにもうこの人は廃疾宣言を医者から受けたという場合には、残った二年間というものは医療給付を受けることができるでしょう...全文を見る | ||
○粕谷照美君 しかし、やっぱり五年を超えても支給をさせることができるという余地は残しておかれた方がいいのではないかというふうに私どもは判断をいたしますが、後ほどまた御検討いただきたい部分です。 さて、廃疾一時金の問題に入りましたので、この千五百万円あるいは千三百三十万円という...全文を見る | ||
○粕谷照美君 労働者の労災適用、あるいは労働者関係の廃疾基準をもとにしているというふうにおっしゃっておりましたけれども、私どもがこのことについて審議をしたときには、予防接種による健康被害、これの補償規定というものを原則的に考えておりましたけれども、文部省も最初はそういうふうに考え...全文を見る | ||
○粕谷照美君 大臣にお伺いいたしますけれども、いままでに比べれば非常に大型の補償のように一見見られますけれども、ことしは預金金利が引き下げになりますね、貯金しておくと、これはだんだんだんだん目減りをしていくわけです。それからあわせてこの医療費というのは今回また大幅に伸びます。また...全文を見る | ||
○粕谷照美君 精神にかんがみというふうにおっしゃいましたが、検討課題というのは上げていく方向だというふうに理解してよろしいでしょうか。 | ||
○粕谷照美君 改善という意味では改悪でないと判断をいたしまして、ぜひ努力を文部省としてもやっていただきたいことをお願いいたします。 さて、この千五百万円、あるいは千三百三十万、あるいは死亡の千二百万というお金が一時的に支給をされますね。死亡の場合はこれは別ですけれども、廃疾の...全文を見る | ||
○粕谷照美君 そうするといまの件については、手続としてはそのような形で毎月お金が支給をされるという方向がとれそうだと、これは大変喜ばしいことですけれども、預けたお金に対してやっぱり税金はつくんですか、どうなんでしょうか。 | ||
○粕谷照美君 これはその契約を結ぶか、あるいは一括してもらうかというのは御当人の判断でございますが、その判断が的確に行われるように、このような制度がありますということをきちんとお話ができるような体制というものをぜひとっていただきたい。知らなかったがために、後でさあさあなどというこ...全文を見る | ||
○粕谷照美君 弾力的な運用を、研究をされるというそのことを私は期待をしまして、ぜひ努力をしていただきたいというふうに思います。 それでまた、本当にもう事故というのは思いがけないようなことばっかり起きて、判断に困るようなことがたくさんあるわけですけれども、たとえば、小学校を卒業...全文を見る | ||
○粕谷照美君 次は、運営審議委員の問題なんですけれども、今度非常に運営審議委員も民主化をされたというふうに私どもは考えています。大変、給付の枠なんかも拡大をされてきておりますが、それでもやっぱりまだまだわれわれの意見が十分に反映をしていないという、こういう批判もあることは事実でご...全文を見る | ||
○粕谷照美君 そのことで結構ですけれども、それは各県段階においても当然そういうことですが、一番批判が大きいのはその中央運審についてですから、いまのお答えは中央運審というふうに理解をいたしまして、ぜひ一人一人の教師の現場の意見が反映するような立場の方を入れていただくように努力をして...全文を見る | ||
○粕谷照美君 あわせまして、この事務の簡素化なんですけれども、この事務手続というのが本当に大変なんですね。それで、その事務の簡素化というものをどのようにお考えになっておりましょうか。 もう一つ事務の簡素化なんですが、受け入れる側の事務の簡素化と同時に、提出する方の事務の簡素化...全文を見る | ||
○粕谷照美君 身体髪膚は別といたしましても、ネコはちょっと傷をするとなめて治すと言いますけれども、本当にすり傷程度の申請というものは非常に多いんですか、事実上はどんなですか。あんなのもうヨーチンで——あるいは養護教員じゃなくて、中学校あたりになりますと保健委員というのが各クラスか...全文を見る | ||
○粕谷照美君 では一応そちらの方の質問はこれで終わりまして、次は学校保健法の改正の部分に入っていきたいと考えます。 衆議院の附帯決議におきましても、学校における安全管理の実施に当たっては、物的なそして人的な諸条件の整備に努力しなければならない、こういうふうに書いてあります。私...全文を見る | ||
○粕谷照美君 私どもはこれは「学校においては」ではなくて、この項の具体的な言葉としては、学校設置者においては、というふうに改めるべきであるという判断をいたします。本来その施設の整備あるいは修理というものは自治体の任務であるわけです。特に施設整備の点検、これは非常に専門的な知識も必...全文を見る | ||
○粕谷照美君 いまの御答弁は、学校設置者においては、と改めることができないという判断に立っての説明だというふうに理解をいたしますが、それでは逆に言えば、「学校においては」というのは、両者が含まれているのだということを確認してよろしいわけですね。そういう意味で確認をしたいと思います...全文を見る | ||
○粕谷照美君 ではその次に移りますけれども、時間がありませんから。就学時の健康診断ですけれども、この就学時の健康診断というのは、いま学校の任務のようになっておりますが、明確にこの法律では市町村の教育委員会の任務であるというふうに書いてあるわけですが、この辺の判断はいかがお考えでし...全文を見る | ||
○粕谷照美君 私もそのように承知をしておいていただかなければ困りますけれども、現実には、当然学校の仕事だという態度でもって委任をしている。そうではなくて、もっと現場の中にはどのような問題があるのかという態度でもって、いろいろと話し合いを進めながらりっぱな就学前の健康診断ができるよ...全文を見る | ||
○粕谷照美君 いまお話がありましたように、本当にこの健診は短時間に大ぜいで、しかも一般健診なもんですから障害の発見指導なんというのは非常に困難なわけですね。そういう意味ではぜひ政令を直していただくという、そのことを早急に実施をしていただきたいと思いますし、障害児は初めからそういう...全文を見る | ||
03月29日 | 第84回国会 参議院 予算委員会第四分科会 第1号 議事録を見る | ○粕谷照美君 私は、予算委員会の一般質問で、教育問題についての質問を終わりましたので、きょうは特に同和に関係する部分についての質問をしたいというふうに思います。 もう一九七八年、じき二〇〇〇年を迎えるという、二十一世紀を迎えるというこの年に、まだ地名総鑑をつくる、つくったら売...全文を見る |
○粕谷照美君 大臣よく御存じだというふうに私はいま拝聴しておりましたが、私大の問題もさることながら、公立の大学において、やっぱりそれが行われているわけですね。芸大あるいは阪大などでも。理性の府であるべき大学において、このような事件が起きるということについては、本当に文部省の指導も...全文を見る | ||
○粕谷照美君 問題点というのは差別の問題もありますし、教員の数もあるというふうにおっしゃいましたけれども、私はそういうことではなくて、教育そのものの子供たちの条件の中にやっぱりあると、こう思うわけです。たとえば進学についてはどうであるか、あるいは就職についてはどうであるか、学力の...全文を見る | ||
○粕谷照美君 部落解放同盟大阪府連合会のこの資料を見せていただいているんですけれども、進学率には依然として格差がある。これは一緒にいるところを考えてみますと、やっぱり部落が存在する地域では進学率が低い。しかし、その学校そのもので考えてみると、部落民と部落民でない人たちの進学率とい...全文を見る | ||
○粕谷照美君 私は、今回の非常に大きな目玉というふうに考えられるのは、これを拝見しまして、大学に対して通学用品等の助成金が二千二百五十人もとられたということで、私は文部省の積極的な姿勢というものが感じられるわけです。そんなことを考えてみますと、同和対策の特別措置法というものは、そ...全文を見る | ||
○粕谷照美君 こういう文部省の努力もありますけれども、しかし、やっぱり問題点があるわけですね。それは一五%以上ということになりますと、ある程度まとまった人数がいなければならない。部落というのは一体どんなふうな状況で存在するのでしょうね。 | ||
○粕谷照美君 小規模点在地域というのが非常に圧倒的に多いわけですから、これらのところは全部切られてしまうというのが一つあるわけですね。 それから、大都市の部落で千人を超えると、これはどういうふうになっていますでしょうか。 | ||
○粕谷照美君 現実には千人を超えるところに一名ということになっていますけれども、これはやっぱり実態に合わないのでありまして、もう少しきちんと考えてほしいというのが要求だと私は思っております。 それで、この文部省の基準というのは一体何に基づく基準なのだろうか。政令第五条にきちん...全文を見る | ||
○粕谷照美君 ぜひそういうふうにしていただきたいと思うんですね。いままではこういうことを隠していることが正しい——正しいというんですか、隠している方が問題が起きないというふうに思っていた部分がありますけれども、そうではなくて、隠していたことによってさらに逆に問題が起きていることだ...全文を見る | ||
○粕谷照美君 その県単の実情をつかんでいないというのは非常に残念なことで、私も資料を持ってきているかなと思ったら、どこかにあわてて突っ込んでしまいましたので——大変な数を県単でしてるんですね。それでその県単は全部それぞれの県の超過負担ですから、それらの学校を抱えている各県の持ち出...全文を見る | ||
○粕谷照美君 私は資料を置いてきたと言いましたが、いま調べてみましたらあるわけですけれども、たとえば愛媛てすね、国の基準が二十九名、そうしますと同和加配を県の教員の中から回しているのが二十九名、さらに県単で負担しているのが三十二名というふうに、大変な力を注いでいるんですね。それほ...全文を見る | ||
○粕谷照美君 そうしますと、余り突き詰めない方がどうも有利なような感じもいたしますけれども、でも考えてみますと、概算要求を出すのはこの夏ですね。それまでにきちんと趨勢をつかんでいなければ、要求すら出せないということになりはしませんか、その辺のところはどうでしょうか。 | ||
○粕谷照美君 それでは文部大臣のこれからの政治手腕に大きく期待をいたしまして、私どももぜひ一緒になって、この第五次定数計画がうまくいきますように努力をしたいと考えております。 それともう一つは、人数の各県の努力というのはわかったんですけれども、先ほど一五%で一名の加配、百人を...全文を見る | ||
○粕谷照美君 先ほど、大学にその課程を置いているところがあるとおっしゃいましたけれども、大体幾つくらいの大学にありますでしょうか、同和を教えているというところは。 | ||
○粕谷照美君 そうすると相当の大学においてあるということがわかりましたけれども、しかし、先ほどの文部省の基準で配置されている県が三十県、それから考えてみますと、大学が国立が二十大学ですから、すべての県にその科目があるというわけではないんですね。やっぱりこれは問題があるところなんで...全文を見る | ||
○粕谷照美君 私もよく調査に行けばよろしいんですが、その時間がありませんでしたので行っておりませんですけれども、その課程を置いているその大学に差別事件が起きたのでしょうか。差別事件はそういう問題とは一切かかわりのない大学に起きたのでしょうか。大臣さっき御答弁になりましたので御存じ...全文を見る | ||
○粕谷照美君 そうしますと、教育を受けるということと、その教育を自分のものにきちっと把握をするということはもう全然違うんだということがこの辺のところで明らかになっているわけですが、なぜそういう状況が起きたというふうに大学では把握をしているのでしょうか。 | ||
○粕谷照美君 具体的にその落書きをした人とか、あおりそそのかした生徒とか、あるいはそれが生徒であったかどうかは私わかりませんけれども、その辺の調査などは大学において行われておりますでしょうか。 | ||
○粕谷照美君 これは教育の内面にかかわる問題ですから、すぐに犯人が出たからそれが解決をできると、このような問題ではないというふうに思います。粘り強い人権を尊重するという教育、もう差別をしないという、こういう基本的な思想というものをつくり上げていく以外にないと考えますので、ぜひ各大...全文を見る | ||
○粕谷照美君 それでは、これの特別措置法と、それからこの予算の関係についてお伺いしますけれども、予算の伸びは同和関係の人たちにしてみれば非常に不満だと、こういうふうにおっしゃっておられます。事実、これで十分だというのは一体どのくらいつければいいのかという問題点もあろうかというふう...全文を見る | ||
○粕谷照美君 ではこれで終わりますけれども、大臣においてはその特別措置法の延長はされるものと思っているという大変うれしい御返答をいただいたわけですが、されるものというのは、大臣は努力をされると、こういうことだというふうに理解します。 総理府、来ていらっしゃると思いますけれども...全文を見る | ||
○粕谷照美君 政府ですから、各政党がどのような考え方を持っているかということについての返答はできないと思いますけれども、各政党の中には与党であります自民党も入っていると理解してよろしいでしょうか。 | ||
○粕谷照美君 ちょっと歯切れが悪いですね。理屈はわかるんです、筋は。筋はわかりますけれども、これほど重大な問題になってきていることが次から次へと出ているときに、やっぱりこれは大事だという考え方に立てば、ぜひそのように努力をしたい、こういうふうに普通ですと国会答弁というのはあるんで...全文を見る | ||
○粕谷照美君 了解をいたしました。私もこの同和の問題については、大変拙速な勉強だったものですから、十分な質問もできないで非常に残念に思っているところですけれども、しかしぜひこの重要な、特に人権問題に関する、あるいは一人一人の子供たちの教育の問題に関する点では、非常に重要な特別措置...全文を見る | ||
04月14日 | 第84回国会 参議院 公害対策及び環境保全特別委員会 第9号 議事録を見る | ○粕谷照美君 関連してお伺いいたしますけれども、きのう、おとといと、ずっとトキのことについて大きくマスコミが取り上げています。実は私、佐渡島の新穂生まれですから、トキの生息地なんで、二週間前にあそこへ行って見てまいりました。一羽のキンちゃんという鳥のために、一人の係官が常駐をし、...全文を見る |
○粕谷照美君 検討の余裕を与えてもらいたいということは、それは善処するということで検討されるんだと思いますが、検討しましたけれどもだめですなんていうのじゃ検討の意味がないわけでして、その辺はどうでしょう。 | ||
04月18日 | 第84回国会 参議院 文教委員会 第7号 議事録を見る | ○粕谷照美君 私は、ただいま可決されました著作権法の一部を改正する法律案に対し、各派共同提案による附帯決議案を提出いたします。 著作権法の一部を改正する法律案に対する附帯決議(案) 政府は、次の事項について、適切な措置を講ずるべきである。 一、著作隣接権保護の徹...全文を見る |
04月19日 | 第84回国会 参議院 公害対策及び環境保全特別委員会 第10号 議事録を見る | ○粕谷照美君 長官にお尋ねをいたしますけれども、先月の末、約百五十人余りで自然保護議員連盟が再発足をしております。この自然保護議員連盟の再発足にこんなに大ぜい集まったことは大変びっくりしているということを、わが党の岩垂寿喜男さんも言っておられますけれども、一体なぜこんなふうに大ぜ...全文を見る |
○粕谷照美君 ここにお集まりの方々は、地元のいろいろな問題を控えまして、それぞれ相対する考え方をお持ちの方もいらっしゃろうかと思います。けれども、私などもそうですけれども、やっぱり公共事業優先というこのかけ声の中で、非常に環境破壊が進んでおります。その進んでいる中で、やっぱり鳥や...全文を見る | ||
○粕谷照美君 しかし、そういう簡単なお言葉で、私は満足できないわけですけどね。さらに——まあ聞き手は窪田悦郎さんとおっしゃるんですか、記者が実名で書いていらっしゃるわけですから、そういいかげんな、おっしゃらなかったことを響いているというふうにも受けとれないわけですけれども、 ...全文を見る | ||
○粕谷照美君 長官のお気持ちは非常によくわかりました。私はぜひその御決意でがんばっていただきたいと思いますけれども、環境庁の士気はどういう状況になっておりますでしょうか。ということは、先国会の中でも、アセスメント法案の担当宮が左遷をされたんじゃないかというようなことがずいぶん公害...全文を見る | ||
○粕谷照美君 それでは具体的にお伺いいたしますけれども、環境アセスメント法案ですけれども、いま各省庁に対して根回し中だと言われておりますが、これが提出をされるという見込みは、日時的に言いましていつごろになりますでしょうか。さらに、それが衆議院を回り参議院を回り、今国会中にきちんと...全文を見る | ||
○粕谷照美君 ちっとも具体的でないんですよ。全力を尽くしてだとか、がんばってますとかでは私の質問に答えてないのでありまして、たとえば、四月いっぱいには出せるとか、連休明けには出せるとか、こういう見通しについてはいかがでしょうか。 | ||
○粕谷照美君 そうしますと、環境庁としては今月うちに態勢が整って、そして出せると、こういう自信があるわけですね。 | ||
○粕谷照美君 しかし、きょうもう十九日ですね。あと、今月いっぱいというと何日もないわけです。それでまだ見通しがついていないのではないだろうか、いまの御返事ではね。その辺はいかがなんですか。私もちょっと変なところから環境庁の原案なるものが手に入りましてね。私どもの手に入らないで別の...全文を見る | ||
○粕谷照美君 それでは、まあ今月うちに出せると、こういうことを目標にしてがんばっている、大体見通しがついているというふうに理解をいたしまして、次に移ります。——首を振っているだけで声が出ませんですけれども。 じゃ、一般的な、鳥獣保護法に関する問題について質問いたします。 ...全文を見る | ||
○粕谷照美君 議会が反対の決議をするということは非常に大変なことだというふうに思うわけです。その反対をする理由、現地の住民を大事にしないというその理由は一体どこにあるのでしょうか。 | ||
○粕谷照美君 では、その住民の方々にぜひ納得をしていただいて、環境庁としてはやはりそこのところを保護区にしていきたいと、このようにお考えになっていらっしゃるというふうに理解をしてよろしゅうございますか。 そして、その見通しについては確信がありますでしょうか。 | ||
○粕谷照美君 私も、開発と保護というのは非常にめんどうな問題があるというふうに考えております。先回も関連質問をいたしましたけれども、たとえば佐渡のトキですけれども、やっぱり問題があるわけなんですね。しかし、やっぱりトキを愛するというその精神からいまの佐渡におけるトキの保護の状態が...全文を見る | ||
○粕谷照美君 私も実はそこのところがよくわからないんですけれども、たとえば、一羽ゲージの中に入っておりますあのキンちゃんという鳥ですが、もう友達がいないわけですね。そして、春になりますと発情してくるわけです。先日も行きましたら、やっぱりくちばしから液が出ていて、その液を羽に塗りつ...全文を見る | ||
○粕谷照美君 小・中業校の点についてはわかりましたけれども、私は、それを教える先生自体がそういう教育を受けていないのではないだろうか、こういうふうに考えておりますが、特に大学にも自然、野生鳥獣保護の講座などを開設して、一般指導者層の保護に対する知識を啓発して、専門家を養成すればい...全文を見る | ||
○粕谷照美君 今度教育課程の中に自然保護、こういう問題が入ったということを私は心から喜びまして、ぜひ教科書の中のさし絵なんかにも、全然出てないではないかなどとよそから指摘をされるというふうなことがないように、十分皆さんとお話し合いを進めていただきたいと、こう思っております。 ...全文を見る | ||
○粕谷照美君 反応は大変、行動は敏速であったというふうに理解をいたします。まあ商取引に関する問題だからと、こうおっしゃいますけれども、しかし、そういうことを許しておいたんでは保護というものは成り立っていかないわけですから、ぜひ十分なお話し合いを進めていただきたい。そういうことを禁...全文を見る | ||
○粕谷照美君 私は、いまの長官のお答えは、ちょっと違ったんではないんだろうか、先回と。こういうふうに思っているんです。私はよそにおりましたのでと、こうおっしゃいましたから、よそというのは日本の国ではなくて外国にいらっしゃったと。ああ外国にいらっしゃったから外国の狩猟の状況をよく御...全文を見る | ||
○粕谷照美君 私、大変意を強くしました。 で、法律は三十八年に改正されましたけれども、その法改正のための三十七年の鳥獣審の答申はどういうふうに言っているかといえば、農林大臣の指定する猟場のみで狩猟を行えることとし、指定猟場以外での狩猟は禁止されるべきである。こう言っているわけ...全文を見る | ||
○粕谷照美君 では、保護連盟の指摘に対して、前進をしてきているというふうに環境庁としては考えておられるようですが、今回の答申は三木併記になっていますね。これ、支払い側と医療行為をする人なんということになりますと、激論がありまして両論併記などということも出てくると思いますが、この猟...全文を見る | ||
○粕谷照美君 先ほどの大臣の御決意の方向に向けて今回は法律が改正をされたと。私たちはどうも足して二で割ったような感じではないかと思っているのですが、それでも前進部分はあると、こういうふうに理解をしていきたいと思います。 けれども、大臣、どうなんでしょうね、この答申の中には、引...全文を見る | ||
○粕谷照美君 大臣の意気込みはよくわかりますけれども、余り長くかかりますと、そのうちにもう鳥がいなくなった、けものがいなくなったということになるわけですから、このことについては早急に手を打っていただきたい、こう考えます。 次に、狩猟免許制度の改善のことについてお伺いいたします...全文を見る | ||
○粕谷照美君 運転免許なんかも視力だとか聴力だとかいろいろなことはありますけれども、一番問題になっているのが精神障害ではないだろうか。外から見てはわからぬけれども現実に持っている部分というものがあるわけですし、これは憲法規定からはどうかという御意見もあるわけですが、非常に暴力的な...全文を見る | ||
○粕谷照美君 答えていないんですよね。現にはっきりしている麻薬だとか病院に入らなければならないとか通院をしなければならないというような精神障害ではなくて、もっと別の意味の、心の障害を持っている人たちがいるわけですから、その辺のところはどうですかと質問しているわけです。 | ||
○粕谷照美君 関係者の方々が非常に努力をされていて事故がどんどん減っているということは私たち喜ばしいことだというふうに思いますけれども、それでも現実に起きている去年の事故、おととしの事故というのは、この四十万の方々が起こしている事故だと理解してよろしいのではないかと思いますよ。そ...全文を見る | ||
○粕谷照美君 それでは、事故の問題についてお伺いをしたいと思いますが、実は私の友人にも、カモ撃ちに行きまして、友達が足を滑らせて暴発した散弾が腰から下に二十六発入ったというので、それを取るのに大変長い問入院をしたというような事故がありました。殺されて泣き寝入りをしているなんという...全文を見る | ||
○粕谷照美君 あるようですなんて言わないで、あるんですよね。 それから、この補償につきましても、大して高い補償ではないんではないかと思いますがどうでしょう。猟友会の共済とハンター保険などどんな状況になっていますでしょうか。 | ||
○粕谷照美君 これは制度的に、全員必ず入らなければならないということをつくられるお気持ちはありませんでしょうか。 | ||
○粕谷照美君 いま、十分なとこうおっしゃいましたけれども、十分とは一体幾らなのか、どの程度を用意しておけば十分になっていくのか、その辺のところがよくわからないわけです。大日本猟友会の収支決算書を私見せていただきましたが、この保険必ず登録で入るようになっているんですね。そして、その...全文を見る | ||
○粕谷照美君 では、こう考えていいですか。登録をする場合には、必ず補償ができる条件を備えなければ許可証は与えない。それから、その金額につきましてはこれから検討するといたしましても、物価の上昇だとかその他のいろいろな補償の条件があるわけですね、自動車にしてもそうですし、いろいろな健...全文を見る | ||
○粕谷照美君 では、時間が来ましたから、私はこれで質問を終わりますけれども、長官にぜひお願いをしたいと思いますのは、時間がありませんでしたから質問しなかったんですけれども、東南アジアの国々から、世界の保護鳥といわれるような鳥が日本にまだ入っているわけですね。そういうことについて、...全文を見る | ||
○粕谷照美君 先日文教委員会で視察に行ったその途中で、自民党の後藤理事が、あそこに書いてあるのは一体どういうことなんだろうと、こう言われたわけですね。何だろうと思ってみんなで見ましたら、「猛禽注意」と、こう門口に張ってあるわけですね。猛禽というのは一体何を飼っているんだろうという...全文を見る | ||
04月25日 | 第84回国会 参議院 文教委員会 第8号 議事録を見る | ○粕谷照美君 大臣にお伺いいたしますけれども、私もおとといこの書類を手にしたものですから、自分で実態を調査するところまで至っておりません。それからまた、問題点はやっぱりみんなの前で明らかになった方がいいのではないかというような考え方もありまして、きょうは大方のお考えをお伺いしたい...全文を見る |
○粕谷照美君 大学局といたしましては、このような事実が四十八年以降、同大学の努力もありましたでしょうけれども、把握をされておりましたでしょうか。どうですか。 | ||
○粕谷照美君 局長にお伺いいたしますけれども、一応その改革案が実行に移されているとするならば、このような異常な事態というものは出てこないのではないかというふうに考えますが、いかがでしょうか。自主性を持ち、しかも大学の先生方なわけですから、きちんと自分たち自身で改革をしていくという...全文を見る | ||
○粕谷照美君 学則を改めてと、こうありますけれども、書いたものが改まったというだけでは、実態が改まるわけではないと思います。いま大学局長がおっしゃるように、政経学部内の対立だけではないように、私はこの文書を読む限りにおいては思いますが、その実態調査の方法ですけれども、具体的に文部...全文を見る | ||
○粕谷照美君 責任者というのは一体どの方をおっしゃるわけですか。 | ||
○粕谷照美君 それは、たとえば具体的には柴田梵天理事長、総長、短大学長、中・高校長、この方をお呼びになる、あるいは理事をお呼びになるということもあるでしょうけれども、これらの問題を出した教職員の方々の事情聴取もなさるつもりですか。 | ||
○粕谷照美君 私はそれはおかしいと思いますね。実情を調査するというのであれば、ここには具体的に名前を挙げて訴えられた方もいますし、訴えた人もいるわけですから、両者の意見を聞いて調査をするということが前提でなければならないと思いますが、いかがでしょう。 | ||
○粕谷照美君 その次はどうなさるのですか。それで納得されて終わりですか。 | ||
○粕谷照美君 私が申し上げているのは、片方だけの意見を聞いたのではわからないから、もう片方の意見も十分に実情を調査する必要があるのではないかと、こう言っているんですが、大学局長は逃げていらっしゃるわけですよね。できないんですか、やらないんですか、しなくても間に合うとお考えなんです...全文を見る | ||
○粕谷照美君 文部省がそういう考え方であるならば、私どももまた考え直さなければなりません。いずれこの問題について私たちも両者の意見を聞かなければならないというふうに思いますので、いまは文部省のお考えだけをお伺いして、この点についての質問を終わります。 次は、幼稚園の脱税問題そ...全文を見る | ||
○粕谷照美君 きのう私は国税庁の方に来ていただきまして、いろいろお伺いしたんですけれども、脱税問題が都市近郊の幼稚園経営者に多いということと、それから割合が非常に高くて四〇%なんですね。だから、約二百件近い件数の幼稚園の四〇%といいますと、相当のものがやっている。そうすると、悉皆...全文を見る | ||
○粕谷照美君 幼稚園にも幾つかの組織がありまして、全私幼、全法幼ありますが、私も全法幼の機関紙をずっと見せていただいておりますけれども、これは脱税ということはあり得ないと思いますが、それでもきちんと会計をやりましょうというような、みずからの姿勢を正していくような、内部的な運動とい...全文を見る | ||
○粕谷照美君 それでどういうことだというのですか。だからそのことが否定されるということではないと思いますが、いかがですか。 | ||
○粕谷照美君 幼稚園は都道府県知事が管理をするものだから、文部省自体としては実情を知らない。私はそれはそれで事実だろうと思います。 それから、労使の問題については自主的にやりなさいと、これが望ましいとおっしゃいますが、私もそれは原則的にはそうだと思います。しかし、それは原則的...全文を見る | ||
○粕谷照美君 それでは具体的に弥生台幼稚園と、こう言えば問題があると思いますけれども、一般的な問題点としまして、特別首にしなければならないような事情もない、そういう方々十名に、急にあなたはクラスを持たないでいい、そして新しく十人の人たちを採用しましたからなんて、そんなことあり得ま...全文を見る | ||
○粕谷照美君 適切であればいろいろな問題が起きないわけです。いろんな問題が起きているという中で、私は一つの例としていまのことをお話したわけですが、たとえば四月の七日に進級式があった、そこのところには大ぜいのお母さん、お父さんたちが子供と一緒に出てくる、そうしますと去年まで年少組を...全文を見る | ||
○粕谷照美君 本当におかしいんですよ。それで父母からおかしいと言って騒がれますと、また十人のうちの七名についてはちゃんと園児を担当させているわけですね。そして、担任させますよと言って雇った新しい十人の方々も、二人組みで担任をさせるんですけれども、一人で担任させてくれると、こういう...全文を見る | ||
○粕谷照美君 労基法八十九条により、常時十人以上の労働者を使用する事業所は、就業規則の作成がこれ義務づけられているわけで、これがないということは明確なるもう労働基準法違反です。法律違反です。そのくらいのことをきちんとお答えいただけないようでは管理局長、ちょっと私ども心配でたまりま...全文を見る | ||
○粕谷照美君 午前中に引き続きまして、新宿労政事務所で出しております園長さんの調査による労基法違反の第二番目の問題は、たとえば労働時間についてですけれども、労働時間についての違反が、七十二園中五十三園ありました。また、有給休暇の制度がないという、こういう園も非常に多いわけなんです...全文を見る | ||
○粕谷照美君 あわせて、先生は労働者と規定をされていると思いますが、第九条いかがでしょう。 | ||
○粕谷照美君 そういうことであれば、きちんと労働基準法を守るということを労使ともに私は学ばなければならないと、こう考えているところですが、もう一つ私自身のところに訴えがありましたことを報告いたします。 私立学校共済組合法の一部改正についてのときに質問をしようと思いましたが、い...全文を見る | ||
○粕谷照美君 そうすると、そういうことはあり得るというふうに理解をしてよろしいですか。 | ||
○粕谷照美君 そういうお答えですと返事にならぬのですね、大変私も困るんですが。具体的にA子さんとしますか、そのA子さんが自分の給料から引かれている私学共済の掛け金は大体七千円ぐらいなんです。そうしますと、その本人プラス設置者負担、学校の方でさらにお金を出しまして私学共済に納めると...全文を見る | ||
○粕谷照美君 そのとおりなんです。私もその具体的なことで文部省に詰めなければならないというふうに考えておりましたけれども、しかし余りまた具体的にいたしますと本人の解雇にもかかわってくるのではないか、こういう心配をいたしますので、私は具体的にしないで質問をしているんですが、御主人か...全文を見る | ||
○粕谷照美君 ですから、原則的にはやっぱり教職免許を持ってるということが望ましいけれども、特別の場合にはなくてもよろしいんだというふうになってるんですが、この特別の場合の方が私立幼稚園の場合にはよけいなんではないんですか。その辺の調査は全然なされていらっしゃらないと思いますから、...全文を見る | ||
○粕谷照美君 幼稚園の数がふえれば当然その金額がふえるという、そんなのは自明の理だと思いますが、具体的に言えば、一番私立の幼稚園にしても、学法幼にしても、困っているのは人件費そのものが問題になるわけですね。この人件費の伸び、たとえば人確法ができてきた、幼稚園にもそれを該当させるも...全文を見る | ||
○粕谷照美君 答えになっていないんです。 補助金が上がるということはわかりました。前進しているということもわかりましたが、教員の給与が年々よけいになるわけですね。長くいればいるほど高くなるわけですね。その給与を支払う側にしてみれば、教員の給与費というのが一番目につくわけですか...全文を見る | ||
○粕谷照美君 そうすると、賃金が上がっても安心していられるというふうに文部省はお考えになれますか。 | ||
○粕谷照美君 私も何も補助金で一切を支払いますなんて、そんなことを言っているわけではないのです。お話をした幼稚園の先生が、二十五年も勤めて十三万九千円の月給だと、こういうことを伺いますと、とてもではありませんけれども、よくそんな低賃金の中でがんばってますねと、そういうもう感謝の心...全文を見る | ||
○粕谷照美君 私は特に公立の計画達成度はどうであるかということをお伺いしたかったわけですが、私立については一三四・四%と明確に数字を出されましたけれども、公立についての明確な数字はどうですか。 | ||
○粕谷照美君 大変激減しているわけですね。その理由は一体どこにあるのでしょうか。これはやっぱり、去年の予算委員会における質問で、玉置委員がやっておられますけれども、県知事の中にピンはねをしているのがあると、こういうことを言っていらっしゃいますね。それに対して犬丸政府委員が、「玉置...全文を見る | ||
○粕谷照美君 そうしますと、本来そちらに回すべきものが、ほかのところに回っているお金が二百三億円と、こういう理解でよろしいのですか。 | ||
○粕谷照美君 それは問題があるわけですよね。明確に四百九十三億円と、この予算措置があるのに、実際には二百九十億円というんですから、その差額の二百三億円は正しく使われていない。なるほど原則的には、いま御答弁のようなことがあってもいいわけですけれども、しかし、幼児教育を大事にしようと...全文を見る | ||
○粕谷照美君 この数字というのは、文部省が最初に考えていた数よりも多いというふうに考えていますか、あるいは少ないというふうに判断してよろしいでしょうか。 | ||
○粕谷照美君 新設はわかるんですけれども、既設に対するこれは緩和基準のわけでしょう。ですから、それはどうであるかという質問をしたつもりでいたわけです。私が「全法幼時報」によってわかったんですけれども、各県内で非常にアンバランスがあるわけですね。たとえば一〇〇%学法化したいという希...全文を見る | ||
○粕谷照美君 そうすると、もらい得ということになるわけですね。五年間純然たる私立幼稚園でいった場合と、私は学法化しますよと言って、五年間ずっといって、やっぱり学法化しませんと言って、個人立幼稚園になっていった場合とでは、考えてみればもらい得ということになるのではないですかと聞いて...全文を見る | ||
○粕谷照美君 そういう理解しかないんですか。個人立でずっときて、六年目も個人立でいった場合と、学法化しますよと言って、相当の多額のお金になりますけれども五年間もらっていく、園児一人当たりにでしょう、ですから、大変なんですよ。そして五年目からは個人立になっていった場合と大きな差があ...全文を見る | ||
○粕谷照美君 私もすべての幼稚園がそうであるというふうに理解をしているわけではありませんけれども、この全法幼の資料を見る限りにおいては、補助金はもらうだけはもらっておけの宣伝が浸透しているためとも考えられるというのは、国民に対して非常に大きなショックを与えるわけです。この辺のとこ...全文を見る | ||
○粕谷照美君 りっぱな個人立があることも私も直接お伺いして見ておりますから、その点については構わないわけですけれども、しかし原則的には学法化していくということが非常に重大でありますが、しかし、大事であるというふうに考えていらっしゃるのであれば、なぜ学教法百二条、ここのところにある...全文を見る | ||
○粕谷照美君 そこがおかしいんですね。「当分の間」が、たとえば幼稚園できましてこれで百年ですけれども、「当分の間」が一体いつまで続くのですか。百年も二百年もまだこれから続くのですか。大変姿勢が悪いというふうに考えるんですよ。ですから、この「当分の間」というものを明確にしていただき...全文を見る | ||
04月27日 | 第84回国会 参議院 文教委員会 第9号 議事録を見る | ○粕谷照美君 このたびの政府提案の法案は、一つには国立学校設置法の一部改正、二つ目には国立養護教諭養成所設置法の一部改正から成っていると思います。 また、国立学校の設置の一部改正の中身は、一つには放送教育開発センターの設置であり、二つには福井、山梨に医科大学を新設することを初...全文を見る |
○粕谷照美君 パーセントはわかりましたけれども、数字をちょっと言ってくださいますか。 | ||
○粕谷照美君 八五・六%、こういいますと、まあどこの大学に入っても大体教員になれるという条件が整っているのではないか、こう考えるわけですが、そういうことになりますと、教員養成というのはすでにもう八五・六%、つまり今日の大学教育の共通課題であるというふうに考えております。そうします...全文を見る | ||
○粕谷照美君 私は局長にお伺いしますけれども、教員大学の新しい構想というものはいつから始まったのか、歴史的にはどんな過程を選んでいるのかということについてお伺いをしたいと思いますが、一つには、四十六年の中教審答申、二番目には、四十七年の教養審の建議、三番目には、いわゆる鯵坂委員会...全文を見る | ||
○粕谷照美君 そうしますと、四十六年の中教審の答申の中の、大学の修了者には特別の地位と給与を与える制度を創設するという部分については消えると、こうおっしゃったわけですが、四十七年七月の教育職員養成審議会――教養審のこの建議の中で、上級免許状を与える、それから給与の面でも優遇すると...全文を見る | ||
○粕谷照美君 当時この構想については、師範学校に逆戻りをするとか、あるいは文部省べったりの研修所だとか、大変な批判が相次いだと考えております。そういうような批判の中で、反対の意見を出しておりました国立大学協会は、この新構想大学について、一つには、教員人事行政の手段と化し、大学が大...全文を見る | ||
○粕谷照美君 私も、国大協が、特に須田委員長が払拭をされたと、こうおっしゃったこともよく経過としては存じております。特に一月二十日に、教員大学に関する疑念は払拭されたと記者会見をされているわけですが、その後、衆議院の文教委員会の席上でもおっしゃっておられますけれども、これは国大協...全文を見る | ||
○粕谷照美君 大臣はこの反対声明の方々がどういう方々かわからないというふうにおっしゃったわけですけれども、私はどういう方々かわからないということよりも、その内容について御存じかどうかということをいま御答弁を聞いてちょっと疑問に思ったものですから、おっしゃっていただきたいと思います...全文を見る | ||
○粕谷照美君 御懸念を晴らしていただけるのではないかというような態勢を大臣がとってくださる、とられるという意思表明であるというふうに私は考えております。そういう意味では慎重な審議を心からお願いをするわけですが、その声明の中に私非常に聞き捨てにすることができないと思う部分があるわけ...全文を見る | ||
○粕谷照美君 その具体的な点について広く大学関係者、教育関係者などに明らかにしてくださいという要望もその声明書の中にあるわけですが、なるほど大学の中で、これから大学人たちが決めていくことだとおっしゃる局長の考え方もわかります。それではこれから決める期間というのは一体どのぐらいある...全文を見る | ||
○粕谷照美君 それは、法案が決まって、十月に具体的な内容についての審議を行うとおっしゃっても、それはいわゆる何と言いますか、一般の教員養成に関して非常に関心を持っていらっしゃる他大学の方々、あるいは教育学を研究していらっしゃる方々、そういう方々の意見をいれるということでなくて、も...全文を見る | ||
○粕谷照美君 私はどうしてもその点が、あなたのおっしゃることは理解をするんですけれども、納得ができないというのは、考え方の相違であるかもしれません。 それで、具体的にお伺いしますけれども、私は新潟県の出身者です。今度新潟の上越市に教員大学ができるわけですね。上越の方々及び上越...全文を見る | ||
○粕谷照美君 予算上、大学院にウエートを置いた大学を建てるから大学院大学としたと、最初のころはそうであったといういまの説明ですけれども、しかし、そのころからもう学部を持つということの構想があったのではないのですか。あったとしたならば当然のこと、文部省の専門的な教育の機関なんですか...全文を見る | ||
○粕谷照美君 私はその辺がどうしてもわからないのですけれどもね。学部を持つという構想が最初からあるのであれば、専門的にいろいろな法律なども研究し、やってこられた文部省の言うことなんですから、最初から大学なんですと、そして大学なんですけれどもこうなんだという説明の方が正しいのではな...全文を見る | ||
○粕谷照美君 それでは教員大学という名称についてお伺いをいたします。 衆議院で、須田教員養成制度特別委員会委員長も、教員大学という呼称は好まないと、こう言っていらっしゃるわけですね。具体的に今回出ている法律の中で、愛知教育大にもこの大学院が設置されるわけですが、愛知教員大学と...全文を見る | ||
○粕谷照美君 大学院大学という名称については地元の方々は大変素直に受け入れられていらっしゃるようですね。教員というのはどうですか。 | ||
○粕谷照美君 大臣の耳にはその声が届かないのではないか。私の耳にはその声が大きく届いているという点では、真っ向から対立をする部分でありますけれども、この辺についても衆議院段階では、名称についての修正案が出ているぐらい、やっぱり大変な問題だというふうに考えているわけです。 それ...全文を見る | ||
○粕谷照美君 そう説明をされましても、私たちとしてはどうしてもああそうですかと、こう素直に思うところまでまだやっぱり疑惑が解消されておりません。特にこの自主性、創造性に乏しい、視野の狭い教員になると、師範学校卒業生はそうであると、こういう批判があったわけですね。私もその師範学校卒...全文を見る | ||
○粕谷照美君 それでは、先ほどの新潟の上越の問題にまた逆戻りをいたしますけれども、新潟大学の中で教育学部、教員養成の部分については新潟市に一つ、それから新発田に分校が一つ、長岡に、まあ大体女子を中心に出てきておりますけれども一つ、それから高田に一つと、こうありまして、余りいい言葉...全文を見る | ||
○粕谷照美君 お互いに競合し合うというのは結構なことなんですけれども、競合し合うというのが、一つの、たとえば、小学校なら小学校の中に、二つの大学から来られているというときに、非常に問題があったというのは、歴史的に見ても知っているものですから、大変心配をして私は伺ったわけですが、そ...全文を見る | ||
○粕谷照美君 兵庫県の中に、教員を養成する大学が二つできるというのは、関西地方の教員の需給条件から見て、私は大変納得ができるわけです。新潟県内の教員の需給状況というのは、どのように大学局としては見ていらっしゃるわけですか。 | ||
○粕谷照美君 差しさわりにはならないんですよね。幾ら教員の免許を持った学生がふえてきたって、差しさわりにはならないと思います。けれども、いまあそこの県は過疎県でしてね。そして定年も――定年というのはありませんけれども、いわゆる勧奨退職年齢というものも徐々に延期をされまして、空きが...全文を見る | ||
○粕谷照美君 いま局長がおっしゃいましたけれども、教員の需給は、全国的に不足だからその県だけでは対応できないので、広範に考える必要がある、こうおっしゃっていますけれども、本当に足りないんですか。それはどういう統計をもとにしておっしゃっているんですか。 | ||
○粕谷照美君 調査室が出していらっしゃるこの資料を私見ているんですけれども、どうも話がおかしいんじゃないだろうかと思います。 たとえば、昭和五十二年の三月に、小学校に教員養成大学学部を卒業した者は一万二千九百人、そして七千八百人が採用になっているわけですね。すると、教員養成大...全文を見る | ||
○粕谷照美君 そういう計算は、実績に基づくというふうに言われておりますけれども、何が実績であるかということについては明確な資料がないんじゃないですか。たとえば一万二千九百、このうちのダブリというのは、どのくらいあるんですか。九千というダブリはどのくらいの年月、事実としてあらわれて...全文を見る | ||
○粕谷照美君 しかし、いま景気が悪いせいもありますけれども、なかなか教員になりたい人たちが多くて、そして入る実態がないから何カ月も何カ月も待機をしているわけですね。非常勤講師なんかになって、ずいぶん若い青年たちが本当に不安定な毎日を送っているということに対して、私は心が痛んでなら...全文を見る | ||
○粕谷照美君 そうしますと、幼稚園の先生になるという方も卒業されるわけですね。そう思いますと、先日の文教委員会でも質問したんですけれども、いま幼稚園で、公立の幼稚園というのは非常に数が少ない。しかもその公立の幼稚園ですら、いわゆる教職三表適用の給料をもらっている人たちは非常に少な...全文を見る | ||
○粕谷照美君 そうしますと、この幼稚園の免許状ももらえるということになりますと、考えてみますと、学制改革などということも考慮したいまの構想大学であるというふうに考えていいのかどうかという点が一つと、自然増を考えてみても、教員養成は足りないのだから、やっていかなければならないと、こ...全文を見る | ||
○粕谷照美君 大臣にお伺いしますけれども、なぜそういう免許状を持った生徒たちが小学校よりは中学校、高校へ就職をしたいと考えるのでしょうか。何か、こう心理的な分析をお伺いをして悪いですけれども、大臣自体のお考えをお聞かせください。 | ||
○粕谷照美君 なぜ魅力があると考えているとお考えでしょうか。 | ||
○粕谷照美君 すぐれた人材が行くということは非常に重要なことだと、私自身も思います。それに対して、局長がおっしゃったように、本当にいまの生徒たちが、小学校の教員の方が大変だという、この大変だという中身を分析したいと思いますが、もうすべての教科を持つという、この困難さなどというのは...全文を見る | ||
○粕谷照美君 私も、男女別に入学定員を設けること自体が非常に異常なことだと、男性も女性も喜んで教員になりたいという条件をつくってやることこそ重大な使命ではないだろうか、こう考えているところです。で、この新しい大学構想ができるということは、いままでの大学ではやっぱり問題があると、こ...全文を見る | ||
○粕谷照美君 局長のおっしゃることは、私よくわからないのですけれどもね。小・中学校というのは義務教育です。国でもってもう責任を持って教育をしなければならないから、だから教員養成をしなきゃならない。その教員養成に見合う分というものを国がこうやっていこうとする場合に、なぜ小学校教員養...全文を見る | ||
○粕谷照美君 では話を変えまして、既設の大学、ここになぜいままで大学院がつくられてこなかったかという、この疑問は、先ほどから私質問しているつもりなんですけれども、十分にわかる答弁をいただけませんのでお伺いいたします。 | ||
○粕谷照美君 ですから、さっきから私わからないというのはそこのところがわからないのですね。なぜできなかったかということは、私はやはり文部行政のサボタージュではなかったかと、こういう考え方を持っているものですからお伺いしている。あるいは大学側の方に、そのような大学院は要らないんだと...全文を見る | ||
○粕谷照美君 いま十三とおっしゃいましたけれども、これは三十三の間違いではないんですね。十三校ですか。四十七大学のうちの十三が大学院を考えているというふうな御答弁ですが、それでよろしいわけですか。 | ||
○粕谷照美君 これは衆議院における参考人の御意見の中で、たしか教育学部は四十七分の三十三考えているというふうな数字がありましたけれども、あれは記録の間違いなんでしょうか。 | ||
○粕谷照美君 そうしますと、今回は十三上がってきた。しかし、その背景にはまだ二十の大学がやっぱり大学院をつくりたいと、こう思っていると理解してよろしいでしょうか。 | ||
○粕谷照美君 では、それに対して文部省としてはどのような答え方をされるつもりですか。 | ||
○粕谷照美君 大臣にお伺いいたしますけれども、学部はできるだけ大きさにおいても均衡のとれたものが望ましいと、先ほど大学局長がおっしゃいましたけれども、大きさだけで均衡がとれているというふうに考えること自体は非常に問題があるのではないか、こう思います。具体的に他の専門学部に比べて教...全文を見る | ||
○粕谷照美君 格差があるということをどうも御存じないような感じがしますが、大学局長、これ差はないんでしょうか。私は日教組の大学部などからもいろいろとお話を伺っておりますし、日教組でなくても、大学の先生方からも具体的にそういうお話も伺っております。衆議院の公聴会においてもそのような...全文を見る | ||
○粕谷照美君 余りそんなことないと、こうおっしゃっていますけれども、では衆議院の須田参考人はどのようにおっしゃっているかといいますと、教育学部の予算一に対して、修士課程を持つのは一・二倍と、さらに博士課程を持つのはその修士課程のさらに二倍だと、こういう意味でも大きな格差があります...全文を見る | ||
○粕谷照美君 もっと具体的に言いますと、旧帝大では教授に対する助手の比率が、教授一に対して一・七、それから旧制医学部を中心とした新制大学は〇・九七、医学部のない新制大学は〇・三六、それに対して何と教育学部は〇・一でしょう。十人に一人だというんですね。この数字は間違いですか。 | ||
○粕谷照美君 したがって、そういう問題点については、大臣どのように今後改善をされようとお考えでしょうか。 | ||
○粕谷照美君 ですけれども、十人に一人の助手というのは非常に問題があるんじゃないですか。私はそういう点からも非常に圧迫をされているということを思わないわけにはまいりませんが、先日新聞を見ましたら、国立大学一般担当部局協議会、この特別委員会報告で、教養部を設置していない十九国立大学...全文を見る | ||
○粕谷照美君 あの見出しは大変ショッキングだというような感じの御答弁でありますけれども、私も実はその実態を知りたいと思いまして、大学局にきのうの夕方電話をいたしましたら、最初はその資料がないということでしたけれども、その後ありました、ありましたと言って持ってこられました。多分つい...全文を見る | ||
○粕谷照美君 局長がそういうふうに御答弁くださると、少し悪いという程度にしか私どもは聞けないわけでございますが、しかし、こういうふうに少ない教官で一般教育を非常に無理をしてカバーをしているという実態もありますし、そういう体制の中では貧弱な教育が行われて、何だ、こんな大学の教育は、...全文を見る | ||
○粕谷照美君 局長はその資料の分析をいつごろされますでしょうか。内容については私はどうも疑問があるものですから、その御報告をいただきたいと思いますけれども。 | ||
○粕谷照美君 予算は、お金というものは、これだけあればいいなんて、そういうものではない、もう幾らあってもいいという考え方になるわけですから、それは文部省自体のこの予算の中でがまんしてくださいということはあり得たとしても、しかし、その基準そのものから大きく外れるような、そんな定員と...全文を見る | ||
○粕谷照美君 なぜそういうふうにまとまった、いわゆる教育団体の代表という者を出していらっしゃらないのですか。特に個人で御指名をされているわけですね。その点をお伺いしているわけです。そしてまた、さらにこれからはそういう大学の協会の代表の方々を送れるような配慮がなされるかどうかという...全文を見る | ||
○粕谷照美君 それでは、それだけ各種の先生方の御意見が反映できるような体制をとっていると、こう文部省の方で言っていらっしゃるわけですから、国大協の反対などということがそんなに強く出てくるはずないわけでしょう、いままでのこの経過をそのまま考えれば。ですから、やっぱり組織の代表を出し...全文を見る | ||
○粕谷照美君 次に、大学院修了者の給与改善について、いろいろと衆議院の中でも討論がなされ、新聞にもその答えが載っておりますけれども、具体的に文部省としていまの段階で考えているのはどのようなことになっていますか。 | ||
○粕谷照美君 その理由は一体何でしょうか。 | ||
○粕谷照美君 大臣、そうしますと、給与改善が行なわれるというのは、相当先になるという見通しを立ててよろしいでしょうか。慎重に審議もしなければならないし、大学の制度もきちっと整えなければならないしと。 | ||
○粕谷照美君 私は、教師の研修というのは、あるいは学習というのは、非常に多様であってよろしいというふうに考えているわけです。たとえば内地留学だとか、あるいは今度できます放送大学ですとか、あるいは通信教育だとか、それから民間教育団体などにおける研究などということで、本当に多様な研修...全文を見る | ||
○粕谷照美君 年を追って厳重になってくると、こうおっしゃいましたが、前には大分ゆるやかな審査であったというふうに逆に考えられるわけですね。だからこそ、このような指摘を持つような大学院が次から次へと生まれている。 初中局長、教員の採用に当たっては、そういう面では厳しい試験がある...全文を見る | ||
○粕谷照美君 そのような努力がきちんと行われておりますならば、大変な批判というものはないだろうと思うんですよ。しかし、教育における落ちこぼれの問題から、非行の問題からして、ものすごい教員に対する批判というのも一つは出てきている。その批判の中に、大学の中で免許を乱造する、乱発するん...全文を見る | ||
○粕谷照美君 かなり短いということも一つありますけれども、どうでしょう、付属の学校は、これだけの免許を持つ生徒に対して、きちんとその期間教育実習をさせられるような体制になっていますでしょうか。 | ||
○粕谷照美君 教育実習そのものは、問題もありますが、これはまた別の機会に譲るといたしまして、今度の新構想大学は、そうすると、各国――ヨーロッパ、アメリカ並みに教育実習を持っていこうと、こう努力をされるのですか、大体いままでの程度でよろしいと、こういうふうに判断をされるのですか。 | ||
○粕谷照美君 十六週間程度ということになれば、フランス並みということになろうかと思いますけれども、私は、これを受け入れる側の付属学校というものが、ほんとに国立の付属学校だけで間に合うのかどうなのかという点について心配をしているのですが、いかがですか。 | ||
○粕谷照美君 私は、公立の御協力を得てというのは、御協力というのは一体何か。一切、普通の学校の先生方の奉仕によって行われるのではないだろうかという心配をするのですが、たとえば国立の付属学校であれば、いろいろな条件がありますよね。人的配置にしても非常によろしい、それからそういうよう...全文を見る | ||
○粕谷照美君 ぜひ配慮をしていただきたいと思います。特に、最近は大分直ってきていますけれども、国立の付属学校はエリート化しているのではないかという批判も多いくらい、非常に成績のいい子供たち、家庭でも教育に熱心な子供たちがいるわけですから、そんなところだけの実習をやった生徒というの...全文を見る | ||
○粕谷照美君 大体、校長の承認を得て、そして教育委員会の承認を得て、そしてさらに県の教育委員会ではそれはよろしい、こう言って入るくらいの方々ですから、私は大変優秀な方々だと思うんですね。その優秀な方々が現場に行って、一体だれがこの教育実習を指導するんですか。その辺についてはどのよ...全文を見る | ||
○粕谷照美君 理屈で聞きますとわかるんですけれども、現実の問題になると私はそういう点については非常に不安を持ちます。たとえば教育研究集会があります。講師には大学の先生方が来られます。いろいろと質問をいたしますと、なかなか現場の先生が聞きたいと思っていることに対して、正確に答えてく...全文を見る | ||
○粕谷照美君 大臣に最後にお伺いいたしますけれども、なるほど衆議院の参考人の意見を出された席上では、優秀なボクシングのトレーナーは、ボクシングを自分ができなくてもいいんだと、こういう御意見があります。しかし、それはトレーナーは一対一なんですね、直接相手に向かっているからそれでよろ...全文を見る | ||
05月09日 | 第84回国会 参議院 社会労働委員会 第13号 議事録を見る | ○委員以外の議員(粕谷照美君) 公衆浴場法の一部を改正する法律案提案趣旨説明。 この法案は、参議院日本社会党、公明党、日本共産党、民社党、第二院クラブの各党各派提案によるものでございます。 公衆浴場法の一部を改正する法律案の提案趣旨を説明申し上げます。 売春防止法制定...全文を見る |
05月12日 | 第84回国会 衆議院 文教委員会 第20号 議事録を見る | ○粕谷参議院議員 ただいま議題となりました女子教育職員の出産に際しての補助教育職員の確保に関する法律の一部を改正する法律案について、その提案理由及び内容を御説明申し上げます。 学校教育がその目的を達成するためには、児童、生徒に対する指導活動のほか、財務・管理・環境整備や子供の...全文を見る |
05月12日 | 第84回国会 参議院 公害対策及び環境保全特別委員会 第13号 議事録を見る | ○粕谷照美君 長官にお尋ねをいたします。 長官、私は小学校のころ文部省唱歌を習いまして、その幾つかの心に残る歌の中で、「のどけき春の朝ぼらけデッキに立ちてながむれば朝日きらめく波の上」というこの瀬戸内海の歌を何度も何度も歌いましてね、そのときに、ああ私も死ぬまでのうちには一度...全文を見る |
○粕谷照美君 実態は理解はしますけれども納得しないんですよね、私は。どうしても納得ができないと思います。環境庁の熱意と努力、そのものもわかりますけれども、しかし、やっぱり押し切られた部分が大変ある、こういうことを思わないわけにはまいりません。けれども、やっぱりその努力の部分も評価...全文を見る | ||
○粕谷照美君 七二%達成したということは、達成をしていないところもあるということで理解をしてよろしいですか。 | ||
○粕谷照美君 私は、今回この総量規制を取り入れたことによって、なぜこの達成目標というものを削ったのかということがわからないわけですね。その辺はいかがでしょう。 | ||
○粕谷照美君 いまのお言葉で一〇〇%達成というのはわかるわけですけれども、しかしその許容限度量、つまり総量というものをだれが計算をするということにこの法律ではなっていますか。 | ||
○粕谷照美君 おっしゃることはわかるんですけれども、非常に私どもは危惧を持ちますのは、たとえば、この限度量というものを行政が勝手に決めることができるのではないか。それも、産業の動向などの将来の見通しのとらえ方で増減できるのではないだろうか。それだったらしり抜けになるんじゃないかと...全文を見る | ||
○粕谷照美君 いま二分の一目標は達成できたとおっしゃっていますけれども、先ほどは、数字的には達成できたけれども、CODの基準から言えば達成できないところも非常に多くあると、達成できたのは七二%だという答弁もいただいているわけなんでね、やっぱり私たちは、きちんとした目標というものを...全文を見る | ||
○粕谷照美君 では次に、総量規制の対象をCOD以外にも拡大をしていくというこの方針についてお伺いをします。 瀬戸内海その他の閉鎖性水域の汚染は、必ずしもCODで表示されるものに限られていないわけです。総量規制の指定項目について、窒素や燐を検討課題に加えていくべきだということを...全文を見る | ||
○粕谷照美君 おっしゃることはわかるんですけれどもね、しかし、やっぱり瀬戸内海をもとのように戻していきたいというのがこの法律の願いである以上、科学的によくわからないとか、あるいは技術的にそこまで進んでいないとかということが大きく前面に出てくるようであっては困る。やっぱりきちんと整...全文を見る | ||
○粕谷照美君 さっきから私言っているんですけれども、科学的に明確でない、それから技術的にできないと、こうおっしゃっているけれども、科学的にはある程度、窒素というのは原因なんだということがはっきりわかっているわけでしょう。それなのになぜ対象から外したかということを聞いているわけで、...全文を見る | ||
○粕谷照美君 それでは恒久法なんていうものじゃなくて、非常にやっぱり臨時的な法律だというふうに思えますけれども、どうですか、それは。環境庁としては、臨時措置法にかわる後継ぎ法としてはもうりっぱなものなんだと、こう言えるような状況ですか、それでは。 | ||
○粕谷照美君 では、環境庁としては、もう精いっぱいの努力をして、行政指導ではあるけれども、窒素の規制についても努力をすると、今後も努力をすると、こう御答弁をいただいたというふうに理解をしてよろしいんですか。 | ||
○粕谷照美君 努力をするということについては、ぜひ、本当にもう誠心誠意がんばっていただきたいと思います。 それでは、赤潮の研究会について、二月の段階では二回の会合を持ったというお話を伺っているわけですけれども、その後の研究というものは——三カ月にしかなりませんけれども、どのよ...全文を見る | ||
○粕谷照美君 私は、この点についてももう少し突っ込んで質問をしたいのですけれども、実は、衆議院で私が提案した事項が議決される時間が来ましたので、そちらに出なきゃなりませんから、あと二、三点別の問題についてお伺いをいたします。 瀬戸内海の浜を、自然をそのまま残しておいてもらいた...全文を見る | ||
○粕谷照美君 そうすると、申請をする者と許可をする者が同一人物ということになりますね。どうでしょう。 | ||
○粕谷照美君 そうしますとね、まあこれはこの問題ではありませんけれども、競艇ですか、モーターボートの収益金、この管理をする人の団体が、自分が理事になっているような団体に自分でこのお金を振り込んでいくということが国会の中でも問題になったということと同じようなことがその点では起きるの...全文を見る | ||
○粕谷照美君 埋め立てについては当分これを見合わせるべきだという意見なども公式に出ているわけでしょう。ところが、現実には埋め立てがどんどんどんどん進んでいると、これからもそれが抑制をされるということの保証がないわけですし、現にいろいろな意見を環境庁に聞きますと、環境庁は意見を述べ...全文を見る | ||
05月30日 | 第84回国会 参議院 文教委員会 第13号 議事録を見る | ○粕谷照美君 私は、ただいま可決されました昭和四十四年度以後における私立学校教職員共済組合からの年金の額の改定に関する法律等の一部を改正する法律案に対し、各派共同提案に係る附帯決議案を提出いたします。 昭和四十四年度以後における私立学校教職員共済組合からの年金の額の改定に...全文を見る |
05月31日 | 第84回国会 参議院 公害対策及び環境保全特別委員会 第15号 議事録を見る | ○粕谷照美君 先回の委員会に引き続きまして、私はきょうは第十七条関係の、「海難等による油の排出の防止等」に関連をして、最初に、大型タンカーの規制に関してお伺いをします。 今回の改正案には大型タンカーの航行規制が盛り込まれていないわけですけれども、いろいろな話によりますと、この...全文を見る |
○粕谷照美君 環境庁が検討をして、他省庁と話し合いをしましたか、あるいはしませんでしたか。 | ||
○粕谷照美君 それでは、話し合いをしたということですから、話し合いの結果落としたということになろうかと考えられます。それで、削除をした理由は一体何でしょうか。 | ||
○粕谷照美君 そうしますと、たとえば航行規制の権限は運輸省設置法に基づいて運輸省固有のものである。現実にももう瀬戸内海の現状に適した航行規制が行われているから入れなかったと、こういうお話だと思いますが、私どもはこの運輸省のこういう方向、考え方というものは、瀬戸内海を一つの運河とみ...全文を見る | ||
○粕谷照美君 あたりまえのようなことをお伺いして大変失礼でありましたけれども、しかし、私どもは、やっぱり漁業生産だとかあるいは工場立地、船舶の航行、港湾あるいは自然の景観だとか公園、海水浴、釣り、もう非常に多目的な利用価値があるわけで、そのような多様な利用関係の間にお互いに矛盾し...全文を見る | ||
○粕谷照美君 法律を出された以上は妥当であったと言わざるを得ないと思いますけれども、私どもとしては大変に不満であると、こう考えております。 いま長官がおっしゃったように、本当にタンカー事故が大変なんですね。きのうも私は、実は、水島港の港口に四隻の巨大タンカーが座礁をしているで...全文を見る | ||
○粕谷照美君 続いてお伺いしますけれども、その二十万トンタンカーというのは、長さはどのくらいで幅はどのくらいになりますか。 | ||
○粕谷照美君 運輸省にお伺いしますけれども、朝日新聞の「論壇」に、東京都公害局規制部長の田尻さんが、水島港は二十万トンタンカーが入港できる港ではないとして、幾つかの理由を挙げております。いまの御報告の中にも、水島港についてだけは若干ウエートを下げていると、こういう御報告があったわ...全文を見る | ||
○粕谷照美君 問題はないと、こうおっしゃるわけですから、そうしますと、二日に田尻先生がおいでになりますから、元運輸省にいらっしゃった方でもありますし、これだけの公的機関にこのことを発表されるということは、相当の事実に基づいて根拠を持って発表されたんだと思いますので、そのときにまた...全文を見る | ||
○粕谷照美君 具体的に名前をおっしゃっていただけますか。 | ||
○粕谷照美君 第二つばめ丸——八千トンですか。 | ||
○粕谷照美君 二万トンですか。私の方で調査室からいただいた資料によりますと、そのほかにジャパンジャスミンというのが昭和四十八年の二月、アホボス号というんですか、おかしな名前ですけれども、やっぱり昭和四十八年の一月に座礁しているというふうになっているんですね。これ私きのうそれだけで...全文を見る | ||
○粕谷照美君 基準に合っているということですけれどもね、八十メーターの余裕があるからこれは安全ですということになるのか、それはもうぎりぎりの安全度であるというふうに考えていったらいいのかということは、これはもう判断の分かれるところだと思います。現に先ほど私が言いましたように、クリ...全文を見る | ||
○粕谷照美君 大変努力をされて、私はいい結論が出始めているなとこう考えるわけですけれども、答申は尊重されなければならないわけですが、鋭意努力中と言うのですね。いつも鋭意努力中ですが、やっぱり目標というものがきちんとしないと不安でたまらないわけですね。したがって、せっかく法律もでき...全文を見る | ||
○粕谷照美君 せっかく努力をしていただきたいと、これはお願いをしておきます。 では、次にお伺いしますけれども、姫路港に明石海峡経由で十二万トンのLNGタンカーを入れる計画があるということで、住民が大変問題視しているわけです。それで、国内においてあるいは国外において、LNGタン...全文を見る | ||
○粕谷照美君 タンカー事故は聞いていないということで、大変幸せなことだと思いますが、タンクの事故ではどうでしょう。——私の調べによりますと、これ調査室から調べていただいたわけですが、一九四四年十月二十日、アメリカのオハイオ州クリーブランドでタンク四基が爆発をした、それで百三十三人...全文を見る | ||
○粕谷照美君 大変りっぱな体制が整っているようなお話なんですけれども、私が非常に心配になりますのは、田尻さんがおっしゃるように、爆発のガスが直径一万二千メートルになるわけですね。一万二千メートルの半径とすれば六千メートルですよね。そこまで爆発が及んでいくということになりますと、そ...全文を見る | ||
○粕谷照美君 あなたの説明を伺ってますと、ああもう絶対大丈夫なのかなと思いますけれども、現実にはもうとてもそんなことじゃなくて、数分間だっていうのに、ほかの船に注意をしなさいだとか、乗組員は十分動けるようにしなさいなんで、そんな状況ではないというふうに考えておりますので、このよう...全文を見る | ||
○粕谷照美君 それは世界的に合意がされたのであって、日本の国も当然それを守りますと、こういうことになろうかと思いますが、一説に報道されるように、タンカーを全部二重底にしたらどうだと言ったら、それは大変金がかかるということで産業界が反対をした。で、日本の国は、世界の会議の中でもう真...全文を見る | ||
○粕谷照美君 結論が得られてから非常に新しいわけですから、まだ国民はその点についてのやっぱり誤解があったのだと、こう思いますけれども、そうしますと、新造船からそういうことになるわけですから、いまあるタンカーについてはそういうことではないわけですね、そのまま走っていくわけです。じゃ...全文を見る | ||
○粕谷照美君 私、さっきよく伺っておりませんで失礼しました。 既存の船についてもそのような形で行われるということですから、この点については一段の前進をしたという考え方を持ちますが、そうすると、一九八一年に条約を批准をすることを目標にするわけですね、日本の国が。あるいは国際的に...全文を見る | ||
○粕谷照美君 私、よくわからないのですけれども、その条約を日本の国は批准をしなければならないのですね。その批准の前に国内法を整備をして体制をつくっていくのか、批准をしてから国内法を整備してそのような形を整備していくのかということについてはどうですか。 | ||
○粕谷照美君 了解しました。 そうすると、一九八一年がこの目標だというふうに考えてよろしいかと私どもは思います。けれども、まだそれまでの間三年あるわけですね。その間安閑として待っているわけにいかないわけですけれども、長官にお伺いしますけれども、瀬戸内海に乗り入れるタンカーなど...全文を見る | ||
○粕谷照美君 長官、私の質問がどうも安全そのものについての質問のようだと、こういうふうにおっしゃいましたけれども、私も確かにそうなんです。安全についての質問をしているわけです。しかしその安全が、じゃ環境に影響しないかという点にお考えがいかないというところが私は非常に不満なんですね...全文を見る | ||
○粕谷照美君 私企業が埋め立てる部分というのは、公共的な埋め立てよりも多いのでしょうか、少ないのでしょうか。 | ||
○粕谷照美君 事実はそういうことであるわけですけれども、私たちはそのことはおかしいという立場に立っているからこういう質問をするわけなんです。で、国有財産が個人の排他的な私有財産になって、所有地になるわけですよ。このときの埋め立てのお金は私企業が持ちますから、だから土地についてはそ...全文を見る | ||
○粕谷照美君 私の方の調べたところによりますと、もうその地価なんというのはただ同然だというふうに思いますけれども、知っておられますか。 | ||
○粕谷照美君 これ、去年の予算委員会のときに私ちょっと党の学習会で伺いまして、もうびっくりしたのですけれども、埋め立てて、たとえば千葉の川鉄なんというのは坪単価は六百六十六円なんですね。それから新日鉄なんというのは坪十円なんです。だから、そんなものに対しては税金かからぬわけですか...全文を見る | ||
○粕谷照美君 よくわからなかったんですけれども、まあ長官はそういうものは要らないと、こうお考えになっていらっしゃるような感じの御答弁でありました。 私は、この埋め立てについては、なるほど瀬戸内海臨時措置法の第十三条一項の規定がありますけれども、しかしそのもとには、昭和四十九年...全文を見る | ||
○粕谷照美君 先ほどの長官の御答弁にもありましたけれども、なるほどそういうことがきちんと入っているから、埋め立てはその法に基づいてちゃんと行われているのであって、環境庁長官の助言指導なんというのは特に必要ないとお考えになっていらっしゃるようでありますけれども、この答申の中にやっぱ...全文を見る | ||
○粕谷照美君 それでは、公聴会だとか聴聞会だとかあるいは直接にこの住民に意見をくみ上げるような場所というものが、その広島においては保証されておりますか。 | ||
○粕谷照美君 私の先ほどからの一連の質問は、そういうシステムになっているけれども現実には住民の方々の御意見というものがなかなか反映をしていないという実態があるから先ほどからの意見を申し上げているわけで、環境庁としてはそのような指導助言というものをきちんとやっていくべきであろうと、...全文を見る | ||
○粕谷照美君 ぜひそのようにきちんと把握をしていただきたいというお願いをいたしまして、時間がありませんから最後の質問に移ります。 次は、水質汚濁防止に当たっての生活排水の占める比率というものは非常に大きいということを言っているわけですが、そのためにも下水道の整備は緊急の課題と...全文を見る | ||
○粕谷照美君 大変いいことだと思うんですよね。ぜひそうあってもらいたいと思います。じゃ、その法律違反の事実というものはゼロですね。あなたがおっしゃるようなことが事実行われているとすれば、それはもう法律違反なんていうことは出てこないわけです。問題になって新聞紙上に出てくるなんていう...全文を見る | ||
○粕谷照美君 摘発をされている例が若干ありますと言いますけれども、若干ではないはずなんですね。そのもとはやっぱり自治体の監視体制が十分ではないから、全部調べ上げてこれはそうです、これはそうですと言って挙げる条件がないから、たまたま幾つかの人たちが見つかっているということだろうと思...全文を見る | ||
○粕谷照美君 この流域下水道に対して、非常にいろいろなところから批判の声が上がっているということを御存じだと思います。具体的に言えば、工場排水をその中に突っ込んでいくわけです。先ほどからの質問にもありますように、自治体の監視体制がよろしくないですから、いまでも違反行為というものが...全文を見る | ||
○粕谷照美君 その点については私はいろいろと意見がありますけれども、時間がありませんから後ほどまた触れることにいたしますが、公共下水道の問題にしてでも大変な問題点があるわけですね。これは先日全水道の労働組合からもらってきたんですけれども、なるほど活性汚泥法によりまして水質はある程...全文を見る | ||
○粕谷照美君 二瓶さん御存じですか。 | ||
○粕谷照美君 それは荒川区でしょう。長官御存じないんだったら私持ってくればよかったですね。やっぱりきれいな水を汚したらきれいな水にして返していくというのが、これはもう人間のなすべきことだと思うんですよね。自分が出したものを自分で処理しないで、どこかへ持っていきなさいということ自体...全文を見る | ||
○粕谷照美君 はい、それじゃ事実をお見せしましたらそれやってくださいますね。お伺いします。 | ||
○粕谷照美君 わかりました。それでは私は、特にそういう職業に対する差別観とか、そういうものについて、やっぱり文教の関係でもきちんと文部大臣からも答弁をしていただきたいと思うんで、まあ同じ福田内閣における大臣が、文部大臣はこのように言われました、環境庁長官はこのように言われましたな...全文を見る | ||
06月01日 | 第84回国会 参議院 文教委員会 第14号 議事録を見る | ○粕谷照美君 最初に、養護教員の養成計画についてお伺いいたします。 昭和四十七年の七月に教養審建議がありまして、その中に「その職務の特殊性やその養成確保について特別の事情があることなどを考慮し、今後さらに検討をすすめる必要がある。」と、こういった養護教員の養成計画に触れており...全文を見る |
○粕谷照美君 五十三年度をもちまして、養護教員の養成計画は終了するといま局長は非常に重要なことをおっしゃいました。それでは一年間に養護教員というのは、どのくらい必要だ、この必要度というのはどのくらいになっておりますでしょうか。 | ||
○粕谷照美君 そうしますと、五千人がみんな受験をして、二千五百人しか採用されなかったということになりますから、あとの人たちは入ることができなかったということになるのですか。よくその辺がわからなかったのですが。 | ||
○粕谷照美君 需要に沿って対応できる状況にあるということは、この国・公立でもって需要に対応できるという状況なのでしょうか、私学なども含めてそういう状況になっているのですか。 | ||
○粕谷照美君 需要に間に合うと言いながら、それではなぜ百人もの養護助教諭が入っているのでしょうか。その辺はどのように分析をされますか。 | ||
○粕谷照美君 私もそういうふうに考えております。 いま手元に持っておりますのは、新潟大学教育学部養護教諭養成課程設置案とこういいまして、ぜひ新潟大学にも養護教諭の養成課程を設置したいという考え方の書類になっているわけですが、現実に新潟の養護教員はどこで養成をしますかと言います...全文を見る | ||
○粕谷照美君 そうしますと、来年度も考えると、こういうふうに理解をしてよろしいかと、こう思いますが、とにかく養護学校も一生懸命につくって、すべての子供たちの就学する権利を保障しましょうという、文部省のこのすばらしい考え方、これに対応するためにも、私は養護教員の養成という問題が非常...全文を見る | ||
○粕谷照美君 では次に、歯科医の養成についてお伺いをします。 六月四日は虫歯デーなんてこう言いますけれども、非常に最近乳児の虫歯というものが問題になっております。その歯科医の養成は、私学も含めていま大体どんな状況になっておりますでしょうか。 | ||
○粕谷照美君 そうしますと、これは厚生省の考え方になるわけですが、これでもうお医者さんは十分だというふうに考えているのでしょうか。 私は、歯科医養成についての国の責任というものは非常に問題があると考えます。先日のわが党の久保委員の質問にもありましたように、とにかく多額の寄付金...全文を見る | ||
○粕谷照美君 私が伺ったのは、国立の大学に歯学部を持たないのは幾つあるか。つまり国立の無歯学部というんですか、それは幾つあるかと聞いているわけです、四十七のうち。 | ||
○粕谷照美君 そうすると、四十七県のうち九県しか歯学部を持っていない。国ではそれだけしか歯医者をつくることに対して一生懸命でないという実態が出ているんではないんでしょうか、その辺大臣いかがお考えですか。ほかの公立、あるいは私立の大学に任しておけばいいと、こういうふうにお考えになり...全文を見る | ||
○粕谷照美君 先ほどから申し上げましたように、ほとんどこの歯学部あるいは歯科大学というものが私立に頼っている。そうしてもう莫大な入学金、授業料、これを払わなければなれないわけですから、お金のない人は歯医者になるということができないわけですね。そういう実態があると思います。そうして...全文を見る | ||
○粕谷照美君 私もそのように考えておりますが、ところでこの付属学校は、今回の国会の論議、あるいは文部省の考え方などを通じてみましてもわかるんですが、教育実習期間を延長していきたいという、その延長にこたられるような数になっておりますでしょうか。地域ぐるみで協力校を依頼するということ...全文を見る | ||
○粕谷照美君 対応するわけにはいかないから、今度は普通の公立学校にも協力をお願いすると、こういうことになろうかと思いますが、その教育実習期間の延長をめぐりまして、中教審の教育問題小委員会ではずいぶん論議が重ねられているようであります。そして、これはつい先日の五月の十七日だったと思...全文を見る | ||
○粕谷照美君 著しい差はないんじゃなくて、ずいぶんあるんですよね。その辺のところも含めまして、本当に受け入れられる条件を整えられるかどうかということが、私は今後の課題になってくるだろうと思います。と申しますのは、昨年も質問したんですけれども、ここにありますのは神奈川県の湘南教職員...全文を見る | ||
○粕谷照美君 私が伺いましたのは、教師の労働条件そのものに関連をする部分が非常に大きいから、教員組合の代表、教師たちの代表とも十分に話し合うということが必要ではないか、そのようなことを指導するお気持ちがあるかどうか、ということは、もう校長さん、市教委に話をつければそれでいいと、こ...全文を見る | ||
○粕谷照美君 それでは、この教育実習の問題についてはそれで終わりまして、時間がありませんからあと現職教職員の研修機会の保障についてお伺いをいたします。 私どもは、現職の教職員が給与を受けながら教育研修の機会を与えられると、こういうことについてはもう心から賛成をしているわけです...全文を見る | ||
○粕谷照美君 平均してですから、授業を持たない、たとえば学校の中にもぐっていて指導主事かなんかをやっていらっしゃる方とか、校長や、教頭も含めての数字ですから、二十三時間とか、十八時間というのは、実質的にクラスを担任している先生から言えば、どこからそんな数字が出るんだろうかと思うよ...全文を見る | ||
○粕谷照美君 こういうふうに大変な教育条件が整っていないから、先生方は文部省が言うように、本当に一時間の授業をやるためには、一時間の事前準備と、その後始末が必要なんだということを言われていても、なかなか忙しくて十分な授業準備ができないわけです。それに加えて、落ちこぼれがあるのは先...全文を見る | ||
○粕谷照美君 そういうことがなかなかできないから、今回のこの教員大学をつくったということになっていたのではないでしょうか。こういうような、上越教員大学のような大学を今後つくっていくことと、既設の教員養成の大学、あるいは教育学部に大学院を置くということとは、どちらが重点をもって今後...全文を見る | ||
○粕谷照美君 そうすると、まだまだこういう教員大学をつくっていくというお考えがあるというように受けとられます。そうではないのですか。 | ||
○粕谷照美君 そういたしますと、やっぱりこの三つについてもうやるという計画を立てているけれども、その次にはやっぱり既設のものに重点が置かれるというような御答弁に聞こえましたけれどもどうでしょうか。 | ||
○粕谷照美君 教員大学ができたことによっても、刺激を受けて、各既設の大学がやっぱり修士課程を設けなければならないという機運が盛り上がってきているわけですから、ぜひそこのところにウエートを置いていただきたいと私どもは考えます。ということは、たった二百人の学校の中に、一体私は婦人教師...全文を見る | ||
○粕谷照美君 私は、日本社会党及び日本共産党を代表して、本案に対する修正案について御説明申し上げます。 修正案の案文は、すでにお手元に配付されておりますので、朗読を省略させていただきます。 修正案の内容は、原案中、上越教員大学及び兵庫教員大学の設置に係る部分を削除すること...全文を見る | ||
06月07日 | 第84回国会 参議院 本会議 第24号 議事録を見る | ○粕谷照美君 私は、日本社会党を代表して、国立学校設置法及び国立養護教諭養成所設置法の一部を改正する法律案に反対の討論を行います。 本改正案は、教員大学の創設のほか、放送教育開発センターの設置並びに医科大学を初め、大学・学部の新増設を内容としておりますが、わが党が本案に反対す...全文を見る |
06月08日 | 第84回国会 参議院 文教委員会 第15号 議事録を見る | ○粕谷照美君 私は、四月の二十五日、文教委員会におきまして、国士舘大学教職員三夏二十六人が弁護士を代理人として上申書を出した、その内容について文部省に調査をお願いをいたしました。その調査内容についての質問は後でいたしますが、実はそれに関して、きょうは国士舘の責任者の方にも来ていた...全文を見る |
○粕谷照美君 それでは何をつかんでいらっしゃるんですか。 | ||
○粕谷照美君 それではその最近つかんだことについて御報告ください。 | ||
○粕谷照美君 その一つしかつかんでいらっしゃらないわけですね、警察というところは。私、事前に言っておいたんですから、もうちょっときちんと調べておいていただきたいと思います。 具体的に言えば、そのこととあわせて、そのお父さんがガソリンをかぶって抗議のために自殺をしようとされた。...全文を見る | ||
○粕谷照美君 時間がありませんので、もう少し簡単におっしゃっていただきたいと思います。 その事件については、国士舘大学の学生部長の石田啓さんという方から文書をもって、政経学部の森田健三さんあてに報告が出ているわけです。その中で「事件の概要」として、もうそのときには機動隊が五十...全文を見る | ||
○粕谷照美君 ちょっと調べ方が足りないんですね。国士舘の学生なんですよね。私がいろいろとお話しした弁護士の中には、あの五千八百万円は、それは国家に対しても要求できるかもしれないけれども、大学に対してだって要求する権利を持っているんではないかというようなお話がありましたけれども、こ...全文を見る | ||
○粕谷照美君 これはおどかしまして、警備会社に働かせてお金も渡さなかったり、いろいろなことをやっているわけですね。大変なことなんですよ、これは。もう少しよく調べておいてもらいたい、こう思います。これだけではありません。一年間に起きた暴行事件が六十六件というような大学側の発表もある...全文を見る | ||
○粕谷照美君 非常に要領よく答えていただきましたので、もう少し私は細かいことについてお伺いをしたいと思います。 昭和四十八年の国会でこの問題が取り上げられ、そして、近代化委員会ができてきた。近代化委員会の最終の改革案というものが、四十九年の一月に決議をされているわけですね。皆...全文を見る | ||
○粕谷照美君 ですからね、その事実はいいわけですけれども、具体的に言いますと、私が先ほど最後に質問しましたのは、学生補導の直接の最高責任者である学生部長及び学生部員が、どこで選出をされていたかという問題です。 | ||
○粕谷照美君 これは後で調査をしていただきたい、こう思います。 次に移ります。国士舘大学の学生部というのは、各教授会から選出された教授、あるいは助教授によって構成されて、これが暴力対策やクラブの指導などを最終的に実行して、責任をとるのが私は普通の大学のあり方だというふうに思い...全文を見る | ||
○粕谷照美君 五十二年の三月の十五日の読売の朝刊を私ちょっと見ました。大分古い話になるのですけれども、これは下級生に強制労働を強いまして、そしてリンチで百万円巻き上げたという見出しでもって出されている新聞記事ですけれども、この暴力事件の加害者である学生に対して、停学処分にしたとい...全文を見る | ||
○粕谷照美君 そうすると、局長も教授会でもって処分が討議をされなかった、議を経ていなかったということをお認めになったと私は考えます。もしそのことをお認めになったとすれば、これは明らかに法律違反になるわけですし、国士舘の学則違反にもなるわけです。そのときに処分された学生が今度裁判所...全文を見る | ||
○粕谷照美君 ここでも正しい処理が行われなかったということが明らかになっております。 いまここに国士舘大学の学部規則というものを私は持っておりますが、その第十九条にこういうことが書いてあるわけです。「学部長及び教養部長は、学部又は教養部教授会において、所属教授中、本学において...全文を見る | ||
○粕谷照美君 意見を反映されるような方法であることが望ましいと、こうおっしゃったことと、いまの具体的なこの学則の関連についてお伺いいたしますと、私はどうも矛盾しているような感じがいたしてなりません。特に、選挙結果の票数で言えば、もう圧倒的に少数の方がなっていらっしゃるわけですね。...全文を見る | ||
○粕谷照美君 教授会の議を経ていないということが文部当局でも認められたわけですが、これを直すためのそういう筋道は私は正論だと思います。しかし、そういう筋道がスムーズに動いていくような雰囲気を、総長にお会いしたときに、やられるなという感じを得ましたか。これは感覚の問題ですからあれで...全文を見る | ||
○粕谷照美君 総長がそういう認識を持っていらっしゃるということについては、私はいまお伺いして非常に心強いものを感じたわけですね。しかし、ここ数年間続いている問題なんですよ。そんなに簡単に私はいま局長がおっしゃるように、森田さんの方から大西さんの方に話を持っていくなんていう条件には...全文を見る | ||
○粕谷照美君 ぜひ文部省のその申し入れをきっかけにして正常化ができるように努力をしていただきたいと思いますけれども、今後とも文部省は見守っていかれるわけですか、黙って終わるまで傍観していらっしゃるわけですか、どのような態度で進められましょうか。 | ||
○粕谷照美君 それから、これは大変私自身もお話をお伺いしてショックな問題であるんですけれども、柴田総長は総長でも学長でもない、自分でそう言っているだけだという疑いが強いんだというお話を伺いました。それで、文部省は御存じでしょうか、国士館には総長選出規程があると思いますか、一体どこ...全文を見る | ||
○粕谷照美君 持ち回り閣議というのはありますけれども、持ち回り教授会というのはあるんでしょうか、大学局としてはどうでしょう、一般的な問題として、総長を選ぶのに持ち回り教授会なんというのをやるというのはどうですか。 | ||
○粕谷照美君 しかし、選挙によって行われることもある、理事会が決めることもあるとしても、一般的に言えば、学長をどのような形で選ぶかという原則的な選出規程というものはあるのではないかということをお伺いしているわけです。 | ||
○粕谷照美君 私もその通常の姿がきちんと、選出規程というものが入るような形で文部省は指導すべきである、そうでなければ、教職員の方々が、おれたちが選んだ総長ではない、おれたちが心服している総長ではないという、そういうときには、何事もうまくいかないんだろうと思いますので、特に教育の場...全文を見る | ||
○粕谷照美君 これはいずれ争われると思いますので、私はこの辺事実があったということだけを確認をいたします。 では次に伺いますのは、教授会がこの生徒は単位不足だと、こう言いまして、卒業させられないという判定をした応援団の学生を、総長さんが卒業させまして、そしてその人を学生部に事...全文を見る | ||
○粕谷照美君 そうすると、もう諸悪の根源は政経学部の教授会が正規に動いていないということでもって、文部省そのものはやっぱり判断をしているのではないか、こう思いますけれども、そのようなこともありますし、いろいろとお伺いしますが、私ここに裏口入学者の氏名一覧表というものをいただいてき...全文を見る | ||
○粕谷照美君 それと同時に、先ほどお話しがありましたように、お金を払って裏口入学をしたという事実についても御報告がありましたから、指導をされてこられたんだと思いますけれども、やっぱりこの辺のところを、ほかの大学に与える影響も大きいわけですから、きちんとした態度でもって御指導いただ...全文を見る | ||
○粕谷照美君 文部省が行って調査できなかったというのは、私非常に不思議なんですけれども、御本人の言うことを信ずるか、大学当局の言うことを信ずるか、こういうことになろうかと思います。私はやっぱり言われた本人の方が一番正直なことを言っていらっしゃるんでないかと思いますが、どうですか、...全文を見る | ||
○粕谷照美君 大臣、私いままで質問をいたしました具体的なことについて、やっぱりまだ文部省も事実を把握をしていないのではないかという気持ちがいっぱいです。 それから教職員の方々は部屋にも来ていただきましたので、いろいろと事細かにお伺いをすることができましたけれども、まだ大学当局...全文を見る | ||
06月13日 | 第84回国会 参議院 文教委員会 第16号 議事録を見る | ○粕谷照美君 私は、六月八日の文教委員会に引き続きまして、国士舘大学の問題を質疑いたします。 最初に、六月十日の毎日あるいは朝日、いろいろな新聞を、あるいはニュースを見ますと、国士舘大学の柴田総長が、博士の学位取得に対して疑問を持つという記事が載っておりました。九日の夜など私...全文を見る |
○粕谷照美君 承知をしていましたけれども、そのことについては別に特段の対策というものはとられなかったわけですか。御調査をなさるとか、疑義がやっぱりあるなあということをお感じにはなりませんでしたでしょうか。 | ||
○粕谷照美君 それでは、どのような形で運営が行われているのかということに主眼を置かれたということと、この学位を取るに当たって、論文を他人に一切任せて、本人は一字も書かないでというような学位の取り方、論文の出し方というものはどういうふうにお考えでしょうか。 | ||
○粕谷照美君 夢にも考えてないということが事実あったということはこれ信じられますか。いまでも絶対にないとお考えですか。 | ||
○粕谷照美君 大学に対して要請をされたといいますけれども、問題のある大学であるだけに、一体そのことについてはだれがその事実を確認するんだろうかという心配が一つにはあります。私はただいま政経学部の大西教授会の方ですね、この方々がいままでの交渉の中で、確かに朝日新聞に書いてあったとお...全文を見る | ||
○粕谷照美君 大学局ではどなたかこの論文をお読みになりましたでしょうか。問題になって、時間がありませんから、いろいろと対策に追われて大変だったと思いますけれども、どうでしょう。 | ||
○粕谷照美君 この学位論文がまた問題があるんですね、ちょっとこれ見てください。 〔資料を手渡す〕 新聞の中にも、ほとんど丸写しではないかということが書いてありますけれども、私自身も先生方からこの資料をいただきまして、エンゲルス著「イギリスにおける労働者階級の状態」、大月...全文を見る | ||
○粕谷照美君 そうすると、その国士舘大学の定めの第何条によって審査を行うことになっておりますでしょうか。 | ||
○粕谷照美君 いま私が読みました第五条の二項の後半の部分になりますが、「大学院の行う博士論文の審査に合格し、かつ、大学院の博士課程を修了した者と同等以上の学力を有することを確認された者にも授与することができる。」、こうなっていますが、「かつ」ということは、論文審査にも合格し、その...全文を見る | ||
○粕谷照美君 となりますと、いままで新聞紙上で言われたような審査の方法ですね、わずか数十分で終わったとか、全然その前にコピーも渡されなかったとかということが事実であるとするならば、この審査というものは正しく行われたと理解してよろしいでしょうか。 | ||
○粕谷照美君 新聞社の方ってすごいんですね、審査をやった方から直接聞いているわけでしょう。大学側からといいましても、大学のどういう方から伺ったわけですか。直接にその審査をやられた方から伺ったんでしょうか。 | ||
○粕谷照美君 文部省のとるべき態度、文部省なりの解釈はそれでわかるのですけれども、国民としては、ここまでもう公器である新聞によって、いろいろな問題点が指摘をされているときに、何も柴田総長だけが博士の学位を取っているわけではありませんから、ほかの人たちももらっているわけですから、そ...全文を見る | ||
○粕谷照美君 おっしゃるとおりだと思います。 それともう一つ私が考えるのは、大学というところは、特に博士号を取ろうというような方々は、そのようなおかしな行為をするところではない、審査委員会というのは、きちんとした非常に見識のある審査方法でもって、博士をあるいは修士を決定するん...全文を見る | ||
○粕谷照美君 それほど厳しいものであるだけに、私は今回の問題は大変遺憾だと考えるわけですが、国士舘大学には取り消し規定がありますね。どんな内容で書いてありますでしょうか。 | ||
○粕谷照美君 国士舘においては明確に該当しているわけです。したがって、文部省からの指導を私は素直に受け入れて、素直に教授会でもって御検討いただくのであれば、この柴田梵天総長の博士号の取り方は、一の「不正の方法により学位の授与を受けた事実が判明した」という部分に該当するのか、「名誉...全文を見る | ||
○粕谷照美君 そうしますと、やっぱり根源は教授会が正常に機能するというところに待たなければならないということになろうかと思いますが、どうでしょう、その見通しなどというのは、動きが出ておりますでしょうか。 | ||
○粕谷照美君 これは国士舘大学に限りませんけれども、私がこの問題を取り上げましたら、いろいろなところから電話がかかってきたり、手紙が来ましたり、お話が直接あるわけですけれども、ある県に行きましたときには、あだ名が博士という高等学校の先生がいらっしゃるわけですね。高校の先生でなぜ博...全文を見る | ||
○粕谷照美君 あわせて、学位規則の第十一条には、「学位授与の報告」として文部省に提出することになっておりますけれども、ただ安易に、受け取りました、登録をしましたということであっては、空文化に等しいと考えます。何のために報告するのかといえば、きちんとしたものですよということを認めて...全文を見る | ||
○粕谷照美君 要約であっても構わないのです。それは学位規則そのものに違反をしていないからです。だから法律どおりに要約であろうと、全文であろうと、公表されていれば問題はないわけですが、その要約すら出されていないということを耳にするのですが、そのようなことは大学局長としては全然お知り...全文を見る | ||
○粕谷照美君 私は耳にいたしておりますので、その辺のところも御調査をいただきたい、法律をきちっと守っていただきたいと、こう考えます。あわせて、この「やむを得ない事由がある」というその「やむを得ない」というのは、一体何がやむを得ないんですか。 | ||
○粕谷照美君 それはちょっとおかしいんではないですかね。論文の量がよけいだから印刷公表できないなんてことにはならないと思います。明確にこのやむを得ない理由というものを示していただきたい。 | ||
○粕谷照美君 私はいまの局長の答弁はわかりません。「やむを得ない」というのは、法制局に伺うところによれば、お金がなくて、このような論文は売れないから、だから、お金がなくて印刷がとても大部でできないというような場合にはあり得るとしても、原則としてはやっぱり全文を公表すべきである、こ...全文を見る | ||
○粕谷照美君 いま手元にありますのが、五十二年四月の九日の第一回特別運営委員会議事録というのです。それでこの議事録の内容の最初のところに、いままで「異常な運用であったことについての経緯を総長から説明あり。これが正常化については昭和五十二年度は学則第三十九条を適用した性格の特別運営...全文を見る | ||
○粕谷照美君 そうしますと、その学則の第三十九条を読んでみますと、いろいろありまして、最後に「教授会に報告するものとする。」となっているわけですから、この特別運営委員会は、教授会にかわるものですか。教授会に報告をしなければならないというものですから、かわることはできないと理解して...全文を見る | ||
○粕谷照美君 私もこれ読んでみましてね、法律に疎いものですから、ちょっとわからなかったんですけれどもね。「この場合においては、遅滞なく、当該教授会に報告するものとする。」と、こう書いてあるものですからね、不思議な学則だなと、こう思っているわけです。それで、この第三十九条は、昭和四...全文を見る | ||
○粕谷照美君 私は局長の答弁のとおりだと思うんですね。右翼が抜刀してロックアウトしたときに、警察を導入するための決定として議事録が残されているわけですから、学園紛争ということを想定してつくられた規定だと、こう考えるわけです。そうしますと、いま特別運営委員会が生きているということは...全文を見る | ||
○粕谷照美君 そこのところで、先日の委員会におきます久保議員の質問が生きてくるんだと思いますけれども、やっぱりこの私学助成の問題と絡んでくるわけですね。国士舘にいままで一体どのくらいの金額の私学助成金が支給されていましたでしょうか、最初からずっと教えていただきたいと思います。 | ||
○粕谷照美君 この問題は非常に重大な問題であると私どもは考えますので、今後についてもいろいろと調査をし、文部省についても要望をしていきたいと思います。 時間がありませんので、私の質問はこれで終わります。 | ||
08月29日 | 第84回国会 参議院 文教委員会 閉会後第1号 議事録を見る | ○粕谷照美君 大臣にお伺いをいたしますが、きょうの文教委員会は国士館大学の暴力問題に関する件についてでありまして、午前中が参考人、午後からはそれをめぐって文部省との間にわれわれが討論をするということになっておりました。しかし参考人が急に来れなくなったということで、きょう、あすの日...全文を見る |
○粕谷照美君 それでは、私はまず最初に、暴力事件の事実関係を確かめているかどうかについて大学局長にお伺いをいたします。 新聞を見てみますと、六月の十二日、小田急の電車の中で、車両を占拠してしごき事件をやったということか載っております。これは「毎日」に載っておりますね。それから...全文を見る | ||
○粕谷照美君 そのような暴力事件の事実があったということは、文部省としても認識をしていらっしゃるようですから、私もわかりましたし、大学側がそれなりの対策をとったということも、事実は理解をいたしますけれども、それでは本当にこのような暴力行為というものを、大学の中から一掃していくとい...全文を見る | ||
○粕谷照美君 具体的には、大学全体としてその暴力事件を起こさないような体制、つまり教学の場所として動いていくという体制が、どこが足りないかという具体的な事例をお聞かせください。 | ||
○粕谷照美君 教授会か正式にといいましょうか、正常に機能をするようになったから、この暴力的な体質はなくなると、そういうふうにもし文部省が考えているとすれば、私は間違いではないだろうか。それは、暴力を一掃する、体質を改善をする一つの要素にはなるでありましょうけれども、もっともっと根...全文を見る | ||
○粕谷照美君 二十八日に事情を聞いたわけですね。そして、その事情を聞いたときに、これは問題ないと思っていらっしゃれば、八月の九日、十日に立ち入り調査をしたということですけれども、これはあり得ないわけですね。やっぱり問題があったから八月の九、十に立ち入り調査をなさったんだと思います...全文を見る | ||
○粕谷照美君 そのお聞きしたのはいつなんですか。お聞きしたのがその七月の二十八日で、その後もすっと聞いていて、そして、やっぱりこれは問題があると判断をされたから、八月の九、十に立ち入り調査をされたというように理解をしてよろしいですか。 | ||
○粕谷照美君 正確に答えていただきたいんですが、立ち入り調査をするということは、単なるその継続というように理解をしてよろしいんですか。事情聴取の継続と理解してよろしいか。 | ||
○粕谷照美君 新聞記事などが税務署の立ち入り調査の材料になるということは非常に大きなことだと思いますけれども、もう一つ、あなた方が、立ち入り調査というのは、単なる一般事情聴取とは違うというふうに考えるわけですか、立ち入り調査をされていろいろな資料なども持ち帰られたと思いますけれど...全文を見る | ||
○粕谷照美君 ここに「書類御送付について」という弁護士・法学博士木川統一郎さんと、同じく石川明さんの書類があります。八月の二日付で世田谷税務署長に出しておりますね。 私たち両名は、代理人として、国税庁長官に むけて国士館大学の経営者に税法違反かあると して告発したも...全文を見る | ||
○粕谷照美君 その「問題点を整理したもの」ということでありますか、その問題点というのはどんなことかと言えば、一つには「出張費のみなす賞与について」ということがありますね。それから「柴田徳文氏の海外留学費の不当支出について」、三つ目は「ニューヨーク支部に対する不当補助金について」、...全文を見る | ||
○粕谷照美君 調査中と言いますけれども、ではいつごろ調査の結論が出るのですか。大体のめどをお知らせください。 | ||
○粕谷照美君 内容かどうであったかということについてではなくて、そのようなことが入っていたかということをお伺いしたつもりです。 | ||
○粕谷照美君 そういうお答えではなくて、こう言うんですよ。「同封のような問題点を整理したものを入手しましたので、何かの御参考になるかと存じ、御送付申し上げます。」と言っているんですから、その内容が入っていたかどうかということだけを聞いているわけです。同封してあったのかなかったのか...全文を見る | ||
○粕谷照美君 それでは、あなたのお答えは「書類御送付について」のこの木川さん、石川さんの文書が誤りであるというふうに私どもに受け取らせるいまの御返事ですけれども、それでよろしいですか。 | ||
○粕谷照美君 では、その次に移ります。出ていたということが事実なわけですから、私どもはそのように受けとめます。 ところで、本日参考人か出ていらっしゃらないということとも絡めまして、できるだけ国士舘問題をこの国会の中で討議をしてもらいたくないというようないろいろな動きがあったわ...全文を見る | ||
○粕谷照美君 私は金額を言わないで質問しましたのに、あなたは百万円という言葉を具体的におっしゃいました。百万円という言葉がなぜ具体的に出たのか、つまりあったという証拠ではなかろうかと思いますが、いかがですか。 | ||
○粕谷照美君 いまのことに関連をいたしますけれども、柴田梵天理事長の退陣要求か、組合だけではなくて、各学部から上がっていると思いますけれども、文部省はどのように理解をしておりますか。 | ||
○粕谷照美君 そうしますと、退陣を要求していないところの学部というのはどこになりますか。 | ||
○粕谷照美君 六つの学部かそういう要求をし、たった一つの学部だけが退陣要求をしていないということは、非常に異常なことだというふうに私たちは考えますけれども、文部省としての受けとめ方はいかがですか、大学局長。 | ||
○粕谷照美君 その重大さの中でも、私は特に工学部の教授会の文書に注目をしたいと思います。それは、六月の十三日、大学当局に質問文書を出しまして回答を要求しております。さらに、その問答かなかったものですから、六月の十六日に退陣要求を出し、そしてさらに再回答を求めているわけです。その求...全文を見る | ||
○粕谷照美君 指導、助言と勧告というのはどのように違いますでしょうか。 | ||
○粕谷照美君 そうしますと、指導、助言は余り守らなくてもよろしい、こういう御答弁と聞いてよろしいでしょうか。 | ||
○粕谷照美君 先ほど久保委員も言われましたけれども、勧告ということかなくても、指導、助言があったということについては、文部省側も認めているわけですから、私はこの指導、助言に沿って、やっぱり大学側としては改善をしていかなければならないと考えているわけです。その改善の姿勢というものが...全文を見る | ||
○粕谷照美君 私もそう思います。けれども、文部省のこの改善を要求した事項の一、二、三、四、五、六、その六項目目が法学部教授会の正常化、中、高校の円滑な運営など、法人全体の円滑な管理運営、こうありますけれども、それに適していないから退陣要求が出てくるのだと私どもは考えざるを得ません...全文を見る | ||
○粕谷照美君 ところで、先国会のときに私は大臣にも局長にもあえて答弁を求めなかったのですけれども、きょうはぜひ答弁を求めたい事項か一つあります。それは学位問題に関連して、柴山総長の出されたあの論文ですね。その論文の原文をお渡しし、さらに論文をお渡しして、私か読み上げて比較をしてい...全文を見る | ||
○粕谷照美君 大臣からお答えかありましたけれども、局長、何かつけ加えることありませんでしょうか。両者は非常に似通っていた。やっぱり問題かあったからそのような指導をされたと思いますけれども、そして調査をしますと、この間の委員会で答弁もいただいておりますので、具体的な調査はいつごろ行...全文を見る | ||
○粕谷照美君 早急にその報告書を出してもらうように私は強く要望しておきたいと思います。 先ほど途中から関連に入ってしまいましたので、質問か前後いたしますけれども、実は私の名前が挙がっております檄なるものか配られているわけなんですね。もっとも私であるかどうかはわからないのです。...全文を見る | ||
10月19日 | 第85回国会 参議院 文教委員会 第3号 議事録を見る | ○粕谷照美君 私は、最初に教職員の定数の問題について質問をいたします。 これは、わが日本社会党としましては、勝又委員が専門家でありまして、五月、八月に質問をしておりますので、内容については文教委員会の中でも十分理解ができていると考えます。 来年度の定数法改正についてに焦点...全文を見る |
○粕谷照美君 私もこの夏ヨーロッパへ行くに際しまして、文部省の教育指標の国際比較というものを事前の学習資料としていただきました。非常にいい統計だと、こう思っているわけで、この統計を見る限りにおいては、なかなかわが国の教育水準も高いところに条件はあるなと、こうは思っておりますけれど...全文を見る | ||
○粕谷照美君 大臣にお伺いいたしますけれども、いま初中局長がおっしゃったように、どこでも四十人を上回っているというところがないんですね。一つのクラスの生徒が四十人以下である。特に四十というのは数が少ないのでして、大体三十五とか三十とか、いま局長のおっしゃったアメリカの例もあります...全文を見る | ||
○粕谷照美君 大きい意義を持っていらっしゃるということはよくおわかりなので大変うれしく思うんですが、では一体どのような大きな意義を持っていらっしゃると判断されますか。 | ||
○粕谷照美君 初中局長にお伺いしますけれども、先回の小・中学校の、そして今回は高等学校の指導要領が改定されましたね。一体その改定をされたという――いつまでも同じ指導要領でいいというふうに私ども思っておりませんけれども、改定されたその一番大きな原因になったものというのはどこにあった...全文を見る | ||
○粕谷照美君 そういたしますと、問題はこういうことですね、どちらかといえば、いままでは詰め込み型というんですか、教えることがたくさんあったと、したがって、ゆとりを持たせるような教育にして、教材を精選して、子供たちにもっとゆったりとしたというんですか、幅の広いいろいろなことを考えら...全文を見る | ||
○粕谷照美君 私はそれだけでは足りないのではないかと思います。当然教師の努力というものは非常に大事ですし、教師の質が高くなるということも大事なことでありますけれども、ここまで問題が深刻になっていますと、いま一番急がなければならないのは、四十五名の一学級当たりの生徒の数を減らしてい...全文を見る | ||
○粕谷照美君 教育長からないと、こう言いましても、県議会あたりの決議だとか、あるいは市町村段階の議会における決議だとか出ておりませんですか。もし、まだ出ていないとすれば、私は決議が終わったという報告を受けていますので、これから出されてくるんだろうと思います。そういう意味では、教育...全文を見る | ||
○粕谷照美君 その内容については、この間説明をいただいたことは事実でありますけれども、七月七日の、これは朝日新聞ですが、別にこれは朝日だけではなくても、他の毎日だとか読売なんかにも出ていますけれども、小・中学校の学級編成について、四十五人を四十人にしたい、来年度にも実施へと、こう...全文を見る | ||
○粕谷照美君 そうしますと、この新聞報道は文部省の意を正しく書いていなかったということになると思いますが、この新聞を見まして、全国のお母さんだとか、先生方、非常に喜んだわけですよね。来年からまた少しは自分たちの負担が少なくなるのか、特に過密学級を抱えている先生方は喜ばれているわけ...全文を見る | ||
○粕谷照美君 昨年、危険校舎だとか、何か非常に学校の設備、施設、こういうようなものに対して、文部省があわてて予算なども増加をしていったというようなことはないですか。 | ||
○粕谷照美君 それじゃ、追加計上が二度も行われたというのは、一体理由は何ですか。 | ||
○粕谷照美君 経済の状況というのをもう少し詳しくおっしゃってください。 | ||
○粕谷照美君 景気を回復するために学校のそのような施設だとか、いろいろな設備などについて、予算が上乗せをされたということでありますが、今回の文部大臣、大きな政治的な課題というのは一体何でしょう。経済が七%に回復させるということも一つの課題であるかもしれませんけれども、雇用問題を拡...全文を見る | ||
○粕谷照美君 そうしますと、その大きな柱になっている部分を、文部省としては一体どのように取り入れて、予算の計画の中に積み込まれたでしょうか。そこのところを伺いたいと思います。 | ||
○粕谷照美君 いま補正予算に入れてくださいということを私は言っているわけではありませんが、やっぱり雇用を拡大していくということも、非常に重要な政治的課題であるとすれば、私は文部大臣のおっしゃるように、本当に雇用を拡大することが目的で、先生の数をふやしてください、あるいは一クラスの...全文を見る | ||
○粕谷照美君 私も、そういう強い言葉で申し上げましたけれども、ほかの公務員の定数は減らしなさいというときに、一万七千人もふやしてくれるのが当然だという折衝をされるのは、非常に文部省としても大変だということはよくわかっているんですよね。でも、わかっておりますけれどもやっぱり私は言わ...全文を見る | ||
○粕谷照美君 調査を待ってとおっしゃいますけれども、調査を待たなくっても、この附帯決議に書いてあるようなことについて、やれることは幾つもあったと思うのですね。たとえば三項目の「養護教諭及び事務職員の全校配置と二人以上配置のための学校教育法の改正を図るとともに現行法の下においても学...全文を見る | ||
○粕谷照美君 調査をされることは結構なんですよ。ぜひその調査をやっていただきたいし、正確なデータなんかも出していただきたいと思います。 文部大臣、ところでどうでしょう、もう調査が出ましても来年についてはこの数を一歩も出ない、鼻血も出ないと、このようにお考えになって、淡々と今国...全文を見る | ||
○粕谷照美君 そうしますと、衆議院の定数小委員会における結論というものは非常に大きな意味を持ってくると、こう理解をしてよろしいわけですね。 | ||
○粕谷照美君 私どもも衆議院の定数小委員会に入っていらっしゃる委員を通じまして、私たちもぜひ来年度の定数については前進をするという方向での議論をしていただくようにお願いをいたしまして、その結論が出た段階におきましては、あるいは出なくても、その方向というものが明らかになりました段階...全文を見る | ||
○粕谷照美君 その内容はよくわかりましたが、私の言いますのは、理事の中にきれいな人がいると、こういうふうに判断をして、あの人は残ってもいい、この人は残ってもいいというようなことになるのか、理事というものは全員責任があるんだから、全員退陣をするんだという考え方なのかどうなのかという...全文を見る | ||
○粕谷照美君 設置基準法違反があるわけでしょう、法律違反が。理事に責任がないなんということを言わしておけないと私は考えるのですけれども、あなたはいま理事の刷新だけおっしゃったけれども、刷新じゃなくて、やっぱり全員やめるということが私は原則じゃないかと思いますが、監事についてはどう...全文を見る | ||
○粕谷照美君 それではこの理事の中に監事と読みかえて入れてもよろしいのですか。たとえば「役員の職務」、こうありまして、第三十七条に「監事の職務」というのが入っていますね、「監事の職務」の中で、いろいろあるわけですけれども、その監事について全然触れていらっしゃらないということはおか...全文を見る | ||
○粕谷照美君 時間がないので答えはもっと簡単におっしゃってください。 理事だけではなくて、役員にやっぱり問題があるから、刷新をさせるんじゃなくて、本当に責任をとらせるという態度できちっと指導をしていただきたいと思います。大臣、その点はいかがですか。 | ||
○粕谷照美君 そのときに松本歯科大学みたいに、また何年かしたら、その人たちがもぐり込んでいたなんていうようなことのないように、今後は十分指導、助言、勧告などもしていただきたいと思います。 さて、その松本歯科大に対する指導要項の中に、これも六項目挙げられていただきましたけれども...全文を見る | ||
○粕谷照美君 これは文部省からいただいた資料ですから、それを見ましても一〇%以上オーバーをしている大学は非常に多いわけですね。そんなのを野放しにしておいて、ここのところだけをやるわけにはいかないだろう。そして勝手にこんなに大勢歯科大学、医科大学定員を各大学ふやしておきながら、この...全文を見る | ||
○粕谷照美君 ではきちっとしたものがわかれば、厳然たる態度で臨まれるのだと、こう理解をいたします。 私は両問題が表に出てから、あちらこちらに私たち自身もアンテナを張っているわけです。そのアンテナにひっかかってくる情報が、文部省の入学寄付金に関する通達はもうほご同然になっている...全文を見る | ||
○粕谷照美君 じゃ国家公務員はそういうことをしてもいいわけだ。中原さんのは答えてもらいましたけれども、裏金を、もう来年度入学資金絶対取らないと。いま受験生願書出すんですからね。再指導するか。 | ||
10月20日 | 第85回国会 参議院 公害対策及び環境保全特別委員会 第2号 議事録を見る | ○粕谷照美君 関連して。 よく私は説明を聞くたびに頭が混乱をしてくるんですけれども、四十六年のその「否定し得ない」という通達の内容をめぐって患者団体からもいろいろな意見があった、それに対して環境庁が説明をした、その説明はある程度皆さんは納得をしていらしたわけでしょう。四十六年...全文を見る |
○粕谷照美君 それで御了解をいただいているわけですから、新しい通知を出すということは本当に皆さんがよくわかるという形で言葉が選ばれるべきであろうと、こう国民は考える。それが蓋然性、確からしさ——私も生徒にいろんな言葉を教えますけれども、確からしさなんという言葉を教えた覚えはないわ...全文を見る | ||
○粕谷照美君 私はそれでもやっぱり「否定し得ない」と言っている方の言葉の方がはっきりしている。「蓋然性が高い」なんていうことは、やっぱり何かごまかすような感じがしてならないのですよ。これは意見ですけれどもね。 | ||
○粕谷照美君 そうしますと、医学的にという言葉が四十六年の通知のところに入っている。ここのところに、その蓋然性は医学的な蓋然性というものと一般的な蓋然性というものとのこのあれが入っているんですか。 | ||
○粕谷照美君 関連して。 その「蓋然性」というのは確からしさ、すると「高い」というのは五〇%以上と、こういうことになりますね。まあ八〇、九〇になればこれはもう確実。そうじゃないんですか。これはもう疑う余地なし、水俣病だというのはこれは一〇〇%。八〇%はどっちに入るんですか。 | ||
○粕谷照美君 その疑わしさが五〇%、六〇%、七〇%、これが「蓋然性が高い」と、こうなるんですか。 | ||
○粕谷照美君 以上じゃないですよ。これ明確に読んでください。「五〇%、六〇%、七〇%も大体こうであろうけれども、」と。以上でないでしょう。 | ||
○粕谷照美君 だからわからぬのですよ、そんなこと言うと。五〇%と七〇%以上というのは違いがあるじゃないですか、二〇%も、数字で言えば。 | ||
○粕谷照美君 ちょっと違うな。何となしに怪しいんだな、これは。(「審議にならないんだよ。」と呼ぶ者あり) | ||
○粕谷照美君 ちょっとその前に関連。 一言なんですけれども、いまの広田委員の質問に対して死亡者だけだ、こういう御答弁があったと思います。私もちょっとおやっと思ったんですけれども、小平委員からいま議事録をいただきましてなるほどなと思っているんですが、小平委員がやっぱりそのときに...全文を見る | ||
11月28日 | 第85回国会 参議院 文教委員会 閉会後第1号 議事録を見る | ○粕谷照美君 最初に、勝又委員の質問に関連してお伺いをいたします。 私は文部省の、このような悪徳歯科大学経営者、あるいは医科大学経営陣に対する事情聴取、あるいは指導というものは非常に弱腰ではないのだろうかという危惧を持ちます。たとえば、昨日いただきました「松木歯科大学の事情聴...全文を見る |
○粕谷照美君 大変くどいようですけれども、他の大学にそのようなことが起きないように考えるとしても、福岡歯科大学に前例としてあったではないかということが起きないという保障がどこに出てくるのかという問題があります。その辺の御指導をきちんとしていただきたい。これは意見を申し上げます。 ...全文を見る | ||
○粕谷照美君 では、私は後ほど各学校の学校債券がどのような形で発行されているかということについても調査をし、さらに文部省にお伺いをしたいと思いますが、具体的な問題点として、学校債券を求められた方、つまり父親が死亡したときに、その学校債券は息子あるいは娘になりますか、あるいは奥様に...全文を見る | ||
○粕谷照美君 そこのところがやっぱり違うんですね。だんだん物の考え方が変わってまいりましたので、大臣は差別を意味するものではないとこうおっしゃいますけれども、受ける立場にとってみれば大変な痛手を持つものがあるのではないだろうか、こういう感じを私は障害者の方々とお会いして思うわけで...全文を見る | ||
○粕谷照美君 私は障害者の子供を持つ、障害を持っている子供たちの親たちが、あの通達によって非常に差別、選別というものが厳しくなって、いままで地域の学校で受け入れてもらっていた者が、どうしても養護学校に入らなければならないような、非常に重苦しい雰囲気というものが地域に出ている、それ...全文を見る | ||
○粕谷照美君 罰金三万円なんというのは論外だというようにお考えになりませんか。 | ||
○粕谷照美君 いまの初中局長の説明、やっぱり問題があるんですね。養護学校に行かなければならない子供が行かなかったとすればというところがやっぱり問題なんで、大臣のケース・バイ・ケースとは違うじゃないですか。ことしの予算委員会における私の質問も、全盲の子供が小学校を卒業したわけですよ...全文を見る | ||
○粕谷照美君 諸澤さんも大変りっぱな御答弁をしていらっしゃったわけですね。私は、大変失礼いたしました。いまのお考えのとおりだと思うんです。 私も文部省のそういう態度について、では一体文部省の管轄下にあります教育研究所はどのような考え方をしてるのかと、こう思って、いろいろな資料...全文を見る | ||
○粕谷照美君 先日、長崎大学の薬学部の教授をしていらっしゃる河原一男さんからわが党の宮之原委員が陳情を受けました。 それで、八月の二十七日の毎日新聞にこのような記事が載っているのですが、河原さんのお子さん、特に双子のうちの男のお子さんは非常に運動能力がすぐれている。ところが、...全文を見る | ||
○粕谷照美君 その判断資料ですね、なかなかよくなったと、こういうように考えていらっしゃる方もありますけれども、臨床心理学、日本児童精神医学会、こういう学会そのものでも、診断表による判定は非人間性を拡大する、こう声明をしていらっしゃるところもあるくらい大変問題のあるところであるわけ...全文を見る | ||
○粕谷照美君 それでは、就学前教育ですね、九割が何らかの形で就学前の教育を受けているというあの統計は、それでは今後は保育所は除いて幼稚園だけで判断してよろしいのですか。いまの御答弁を伺えばそのように判断せざるを得ませんが、どうでしょうか。 | ||
○粕谷照美君 制度上はあり得るとしても、保育というものは即私は教育だと、こう思っているんですよね。保育というものは教育がもうそのまま入っていくものですから、やっぱり就学前の教育をやっていく保育所と、文部省というものはある程度同じ歩調で動いていかなければならない、こう思うのです。 ...全文を見る | ||
○粕谷照美君 私も、障害を持った子供たちの教育条件というのは全く保障されていなかったときには、養護学校を建てて、ぜひそのような子供たちを教育をしてもらいたいという運動に取り組んでまいりました。しかし、現にその運動に取り組んでくると、やっぱり矛盾というものが出てくるわけです。したが...全文を見る | ||
○粕谷照美君 諸澤さん御存じですか。 | ||
○粕谷照美君 これは、問題は、それはもらっちゃいけないという圧力がかかったのは、先生方のところに出てきた主任手当を返上して、お金がたまってて、そこから何とか教育条件をよくするために、そういう子供たちのためにスクールバスを出したいと、こういう善意から出された行動なんですね。そのよう...全文を見る | ||
○粕谷照美君 指導されても、これは一たん先生方はもらったわけですね。もらったものを出した。自分たちで出したんですから、もらったわけですから、文部省としては何も文句を言う筋合いはないと思いますけれども、それぞれ受け入れたって構わないわけですね。お考えはそのように指導されても、受け入...全文を見る | ||
○粕谷照美君 たまたま福岡では自分の力で条件整備をされました。このあれを見ましても、りっぱなスクールバスがあって、子供たちが喜んでいるという報告があったわけですが、そのスクールバスがない市町村、ないところにおいてそのような行為が具体的にあったとしたならば、そしてそこの場所が自分た...全文を見る | ||
○粕谷照美君 大変頭がかたいと思うのですよ。たとえば松本歯科大学の創立者の方が引退をされたわけでしょう、事実文部省からの御指導があって。そしてその方に対して毎月百万円のお手当が出ているということも、文部省としては現実に認めていらっしゃる。これは文部省からの報告なんですから事実だと...全文を見る |