粕谷照美

かすやてるみ



当選回数回

粕谷照美の1979年の発言一覧

開催日 会議名 発言
01月31日第87回国会 参議院 本会議 第5号
議事録を見る
○粕谷照美君 私は、日本社会党を代表して、教育問題を中心に、婦人労働問題、農政問題について質問をいたします。  質問に先立ちまして、ダグラス・グラマン航空機不正輸入事件に関して、母親が家庭で子供に、教師が学校で子供たちに、日本の政治を信頼し、政治家を尊敬する教育ができるように、...全文を見る
02月22日第87回国会 参議院 文教委員会 第3号
議事録を見る
○粕谷照美君 最初にお伺いしたいことは、内藤文部大臣の本当のお名前はどういうふうにお呼びすればよろしいのでしょうか。
○粕谷照美君 文部大臣に初めておなりになったときに、新聞記者がいろいろと雑談をされて、そのエピソードなどを紹介している中に、本当は「ヨサブロウ」なんだと文部大臣が言われたということが書いてあったんで、私などはびっくりしたわけです。「タカサブロウ」でずうっともうここ二十年も覚えてき...全文を見る
○粕谷照美君 大臣、そうすると、よくおわかりになっていらっしゃらないんじゃないかと思うんですよね。私どもにすれば、その「タカサブロウ」というのはぴったりなんですよね。文部大臣が四十年間教育一筋にやってこられたその四十年間の歩みの中で、特に私自身は昭和三十年ぐらいから三十八年ぐらい...全文を見る
○粕谷照美君 大臣のおっしゃることは私もよくわかりますし、またそうあっていただきたいと思うんですけれども、最初にお名前をお伺いしたときからの私の気持ちは、タカ派というイメージが非常に多い。特にその中で、日教組弾圧に終始してこられたあの文部省初中局長時代のことを知っている人たちにし...全文を見る
○粕谷照美君 社会党がそういう勤評の制度があるから全国にやれと言われたのか、特昇という制度があるから、たとえば各大学に見られるように、一応の枠をもらったら全員がそれに当てはまるような形でその特昇をやれというふうに言われたのかは、議事録を調べてみなければ、私は大臣のおっしゃることに...全文を見る
○粕谷照美君 その設置が決まって、これからも継続してやっていくということについては大変うれしいことだと思いますけれども、設置されたところに入っていく現職教員の受験のための条件整備、そのようなことはいまどのようにお考えですか。具体的に言えば、三年間あるいは五年間現場をやってきた方に...全文を見る
○粕谷照美君 大変うれしい答えですけれども、思いますだけじゃだめなんでありまして、それはそういうふうになりますよという見通しを持った思いますでありますか。全然海の物とも山の物ともわからない思いますなんでしょうか。
○粕谷照美君 先ほど柏原委員の方から御質問がありました教員のグループによる研究に対して奨励を行うことというのは、予算を調べてみますと、五十六県市二十グループで十万円ということになっていますけれどもね、五十六で二十グループというのは、広域で一つの研究ということになるんですか、どうい...全文を見る
○粕谷照美君 それは読み違いしておりまして失礼しました。すると、各地域ごとに二十グループというのですから、相当広範囲なものが行われるというふうに考えてよろしいわけですか。これは教科と直接つながるんですか。教科以外のグループというふうに考えたらよろしいんですか。
○粕谷照美君 各県でグループといいますと、すぐ認可されたグループでなければだめだとか、こういう系統の研究ではだめだとかとすぐ色分けをされていくというのが実態だと思いますけれども、その辺についてはどのように原則をお考えですか。
○粕谷照美君 活力ある教員の力を引き出そうというのですから、純粋にそのような形で指定がされますように、私もこれから文部省からは注意をしていただきたい、見ていただきたい、こう思います。  それから、先ほどのお話にもありましたけれども、免許外教科担任の教員研修補助ですけれども、これ...全文を見る
○粕谷照美君 では、やむを得ざる措置として認めていきます。  ちょっと問題違うんですけれども、筑波大学の選挙違反事件がずいぶん昨年末あたりから問題になっておりましたけれども、あの実態を文部省としてはどのように調査をされましたでしょうか。
○粕谷照美君 この学生の中に教員になりたいという希望を持っている生徒はいるのでしょうか、いないのでしょうか。
○粕谷照美君 希望の者が多いというだけでは、いまの時点では済まないと思うんですよね。試験を受けていると思いますし、一次合格、二次合格、それぞれもう発表になっていると思いますけれども、その辺のところの調査はどうなっていますか。
○粕谷照美君 それ調査して報告していただけますか。
○粕谷照美君 私もそう思いますけれども、人数ぐらいは報告をされても別にどうということはないのではないか、こう思いますし、具体的にもう百三十七人の人が書類送検をされている。私、新聞を見ますと、一月十二日の毎日では百四十三人が書類送検というふうになっているんで、一体どちらが正しいのか...全文を見る
○粕谷照美君 若い人たちの将来ですから私も非常に胸が詰まるものがあるんですけどね。  こういう子供をつくり出したというときに、一体大学の責任者というものはどのような態度をとればいいのか。生徒だけが悪いのかということになると非常に問題があると思います。たとえば、夕べから大きなニュ...全文を見る
○粕谷照美君 その厳重に注意をいただいてどのようなことのお答えが返ってまいりましたでしょうか。
○粕谷照美君 このような事件の背景に、筑波大学がつくられるころ、国会の中でもいろいろと討論になったようなことが原因ではないかと、こう指摘する人たちが非常に多いわけです。私どももそれは一つの大きな要因であろうというふうに考えておりますが、十二月の二十一日に家永三郎さんが、「筑波大不...全文を見る
○粕谷照美君 生き生きとした国民の活力を生かしていこう、学生のこの生き生きとした教育に対する情熱、世界に羽ばたいていきたいという、そういう気持ちを大事にしようとすれば、一切の集会が届け出制じゃなくて許可制でなければならないなんていう、こういう大学の自治を踏みにじるような筑波大学が...全文を見る
○粕谷照美君 そのとおりなんですよね。その寮にいた学生というのは一体どこの学生だったでしょうか。
○粕谷照美君 物の本によりますと、それは茨城大学の学生たちだったわけですね。同じ茨城県で自分たちの選挙権を得るためには、このような形をして取っていかなければならないといって、闘って取ったその学生の寮における選挙権が、今回このようなことに利用されたということについては、まことに私は...全文を見る
○粕谷照美君 じゃ、そういう問題を中心にして、文部省としては具体的にどのような施策を講ぜられようとしているわけですか。
○粕谷照美君 原則的にそういうことはどんどん進めていただきたいと思いますし、親の教育も非常に重要だと、こう思っています。NHKの先生方に対するアンケート調査によっても、まばたきするという反射神経さえもなくなっているんではないかというような実態も出てきている。骨がいつ折れたのかわか...全文を見る
○粕谷照美君 この問題につきまして、これはけさの朝日新聞ですか、中条一雄さんという方が、受験戦争に似た弊害が出るのではないかという心配をしています。中学生のときからもう専門化していくことは問題だと、こう言っているわけですね。「特定スポーツしか教えられていない者は、自分で考えること...全文を見る
○粕谷照美君 確かに五十一年十二月からそれが発足をして、無理なく守られる線を模索をしてきて今日に至ったということについての経過はわかりますけれども、私はもっともっと下の方までおろしていかなければ問題が出てくるということを申し上げているのです。  あわせまして、中学校は結論は出ま...全文を見る
○粕谷照美君 私もスポース好きですから自分でやります。好きな人がやればもうそのことだけで頭がいきますけれども、学校というのは何もスポーツだけではないわけです。たとえば、文化を大事にしましょうなんて今回は本当にいい重点が出ているわけですからね。では文化についてはどういうふうになって...全文を見る
03月13日第87回国会 参議院 予算委員会 第6号
議事録を見る
○粕谷照美君 最初に、総理にお伺いをいたします。  大平総理になられてから各方面にいろいろなお話が載っておりますが、その中で教育に関して、いわゆる英才教育も重要であろうが、これまでの教育が国民全体の教育水準を非常に高いものとしてきたことは評価されなければならない、こうおっしゃっ...全文を見る
○粕谷照美君 総理のお考えはよくわかりましたけれども、では次に文部大臣にお伺いをいたします。  大臣は、昨年の三月の二十八日の予算委員今で、「いま小中学校の自殺者は多いし、乱塾時代で、あなたは本当に教育がこれでいいとお考えたのか。私は本当に情けないと思うんだ、日本の教育。私は六...全文を見る
○粕谷照美君 六・三制の生みの親の内藤文部大臣、教育四十年一筋の文部大臣が、総理から大変戦後の教育はりっぱであったと、こうほめられたわけですから、またもって瞑すべきだと私は考えているんですが、その中で非常に大きな比重を占めてまいりました教科書の無償でございますが、私は一月三十一日...全文を見る
○粕谷照美君 大蔵大臣、いかがですか。予算編成のときは大蔵大臣でありませんでしたし、来年度の予算編成については大蔵大臣の席にいらっしゃるかどうかもちょっとわからないと思うんですが――いらっしゃいますね、大丈夫だと思います。そうすれば大蔵大臣のお考えというのは非常に大事なんですけれ...全文を見る
○粕谷照美君 気持ちとしてはというところが非常に問題でありまして、財政が優先するのか気持ちが優先するのか、その辺はどちらでしょうか。
○粕谷照美君 総理はよほどのことがない限りと、こうおっしゃったわけです。そうしますと、そのよほどのことというのはどのような情勢をお考えなんでしょう、総理。
○粕谷照美君 そうしますと、本年度程度の財政状況の中ではまあ大丈夫だと、こういうことで以後理解をしていきたいと思います。  では、次に伺いますけれども、先日、筑波大学の学生が起訴猶予されたというニュースが出ておりました。文部省にお伺いしますけれども、筑波大学の学生が県会議員選挙...全文を見る
○粕谷照美君 普通、小中学校ですと、生徒にそういう事件がありますと、担任の先生とか校長先生に対しては非常に厳しく教育委員会から御指導があるわけですが、文部省としては、この大学当局に対してはどのような御指導をなさったでしょうか。
○粕谷照美君 訓告という、処分にも何にもならない。単に話をしたという程度では私は足りないのではないかと思います。  それでは、文部省としては、一体、こういう事件が起きた根源、問題点はどこにあったというふうに御理解になっておられますでしょうか。
○粕谷照美君 総理は、いまの日本の若者を見て感じるのは、私どもの若いころよりしっかりしている、こうおっしゃっておられるのですけれども、政府が鳴り物入りでつくった新構想大学において、その学生がこのような事件を起こしたということは、どのようなお考え方をお持ちになっておられますでしょう...全文を見る
○粕谷照美君 ひとつ、総理、一度筑波大学の実情をごらんいただきたい、こう思います。  時間がありませんから私は次に移ります。  わが国の教育を支えているものに私立学校の果たしてきた役割りというのが非常にたくさんあったとこう思います。しかし、その私立学校に最近憂慮される問題が次...全文を見る
○粕谷照美君 その実行率というのはどのくらいになっていると把握しておりますか。
○粕谷照美君 いま入学金については約束金だと、こうおっしゃいましたけれども、入学金の基準というものは一体どのように考えていったらいいんでしょうか。あわせまして、その入学金はどの程度がいまの相場としてはいいと、こうお考えになりますでしょうか。
○粕谷照美君 この入学金なんですけれども、結局はその学校に入らなければ捨て金になるわけです。私、一体、それがどの程度のものだろうかと思いまして、たくさんの学校を調べてみました。具体的にも書類を取り寄せて調べてみましたが、二十万から三十万、これが一般大学においてです。医科大学におき...全文を見る
○粕谷照美君 そうしますと、そういう入学金を返さない学校はないということについての具体的な統計をお持ちでないということが私ははっきりいたしました。  それから先ほどの私の発言に伴って、最高七百五十万円までとこう申し上げましたのは、捨て金になると思われる金でありまして、入学金とい...全文を見る
○粕谷照美君 では文部省にお伺いいたします。来年度の学納金は、いまの消費者物価あるいは人事院勧告、このような状態の中で、一体、上がった率というものはどういうふうに判断をされておりますでしょうか。
○粕谷照美君 四%ぐらいということになりますと、この消費者物価と関連が出てくるので話はわかるわけですけれども、文部省の調査では教育充実費と実験充実費というのが入っていないのではないか、こう思います。そういうものをなぜ調査の対象の中から外したのかということと、教育実験費というのは一...全文を見る
○粕谷照美君 これはいずれ文教委員会でやりたいと思います。  最近、政府の進学ローン、銀行の教育ローンなどが非常に実績を上げているという報告がありますけれども、この点について御報告をいただきたいと思います。
○粕谷照美君 これが非常にいい成績なのかどうかは別といたしまして、大蔵大臣、このように数多く教育ローンを利用する国民がいるということについて、あなたは喜んでいらっしゃるか、どのような考え方でこれを見詰めていらっしゃいますでしょうか。
○粕谷照美君 言い出しっぺの郵政大臣にお伺いいたしたいと思います。  コマーシャルなどを出しましてなかなかはでにやっておられますけれども、これを借りる国民からしてみれば、非常に安い金利で郵政省に預けておいて、高い金利でもってお金を借りて払わなきゃならない。まるで国のサラ金にお金...全文を見る
○粕谷照美君 国民は大変教育費が高くなったから、こういうことを利用しているわけなんです。ぜひ国民の声を聞いていただきたいと思います。  総理にお伺いいたしますけれども、総理は、一体、奨学金というものについてどのようなお考えをお持ちでしょうか。  質問が簡単過ぎると申しわけあり...全文を見る
○粕谷照美君 いまの総理の御答弁を受けまして、文部大臣としてはどのようなお考えをお持ちでしょうか。
○粕谷照美君 ぜひ私は見直していただきたいと申しますのは、いまの育英制度が本当にまだまだ困っている人たちの要求にこたえていないという例でございます。   いろいろありますけれども、時間の関係で省きますが、たとえば奨学金が不足だからということで、新潟の高等学校の教職員組合だとか、...全文を見る
○粕谷照美君 りっぱな運営をしていらっしゃる私立学校がたくさんある中で、ほんの一部の学校ではありましてもそういう衝撃的な事件が起きてまいりますと、私学全体のイメージをダウンさせるものになるのではないかと思います。  いまのような一般的なお話はわかりましたけれども、では具体的にお...全文を見る
○粕谷照美君 指導助言を重ねて、直ったのですか、直らないのですか。
○粕谷照美君 警察庁にお伺いいたしますけれども、相模工大はいまどのようなことになっておりますでしょうか。これは不渡り手形十一億円、それから私物化を八億円したということで警視庁に背任、横領の告発が出ていると思うのですけれども。
○粕谷照美君 捜査というのは、大体、どのくらい時間がかかるのですか。
○粕谷照美君 では、次に、金沢医大は一体いまどのような紛争事件があるのかお伺いいたします。
○粕谷照美君 私も、その学長の提訴された理由とか、あるいは理事長側の反論とかの原本のコピーを持っておりますから、内容についてはよくわかりますけれども、いま文教委員会でありませんから、大学当局にお伺いいたしたいのは、選挙でもって選ばれた学長が、三十四人の生徒に対して入学金というより...全文を見る
○粕谷照美君 次に、福岡歯科大学についてお伺いいたしますけれども、管理局長の説明がちょっと長いので私の方から申し上げますけれども、いろいろな新聞に不正編入の寄付金一億円が政界工作資金だったとか、あるいはこの大学をつくるときにやっぱり政界工作が数千万円国会議員に送られてやられたとか...全文を見る
○粕谷照美君 私がお伺いしたのは、この新聞記事は事実であるかどうであるかということをお伺いしたわけです。
○粕谷照美君 調査もしなかったのですか。
○粕谷照美君 国税庁、これについて何か調べていらっしゃるはずですが。
○粕谷照美君 私も、その聴講生としてお金を納めさせられた父兄にも会いましたし、藤井実蔵さんにもお会いしまして現実の問題をいろいろとお話を伺っておりますので、きちんと調査をしていただきたいということをお願いいたします。  ところで、もう一つ、次から次へと出てくるんであれなんですけ...全文を見る
○粕谷照美君 時間がありませんから、私はこれはこのような事実があったということを皆さんに御理解をいただきたいと思っていろいろと申し上げたのですが、きょうは公江私大審の委員が参考人として来ておられますので、そこでお伺いをしたいと思います。  私立大学審議会としては、このような幾つ...全文を見る
○粕谷照美君 そのような慎重な態度にしてはこのような学校が続出するということについては、やっぱり認可が甘かったんではないだろうかという気持ちがいたしますけれども、こういう学校が出ないような審査というものはできなかったのだろうか。  それともう一つは、どうもいま問題が起きているの...全文を見る
○粕谷照美君 では最後にお伺いをいたしますけれども、私大が非常に財政的に問題があるということはだれも承知しているわけですけれども、しかし、国庫補助を多額に出そうとする限りにおいては、会計というものは国民の前にガラス張りでなければならない、こう思いますけれども、この会計の明朗化なく...全文を見る
○粕谷照美君 文部大臣にお伺いをいたします。  いまの長い間の討論をお聞きになったと思いますけれども、私大のこの精神を生かしていくような文部省としての教育政策ですね、特にこの経済的な補助、国庫補助も含めて、どのようになされようとしていくのか、お伺いいたします。
○粕谷照美君 大平総理にお伺いいたしますけれども、総理は私立大学の国庫補助についてどのような御姿勢を持っていらっしゃるでしょうか。
○粕谷照美君 では、次に、共通一次の問題に移ります。  先日の新聞報道を見ますと、文部大臣が向坊東大学長と非公式に会われた際に、今度の科目、五教科七科目では多いから文科系と理科系に分けて実施することの適否を問うた、こうありますけれども、その事実関係についてお伺いいたします。
○粕谷照美君 私もそうであってもらいたいと思います。文部大臣が一つのことについてどうだというような諮問をする段階ではない。非常に重要な共通一次のこの結果についての総括をしなければならないという時期に来ていると思いますので、その総括をする日程というものをどのように組んでいらっしゃる...全文を見る
○粕谷照美君 その関係者の意見をまとめる中で、大学入試センターというのは管理部、事業部それから研究部、こう分かれていて、研究部が果たす役割りというのは非常に大きいと思うんです。ところが、その研究部の陣容を見てみますと欠員が多いんですけれども、これは文部省が言った、本気になって大学...全文を見る
○粕谷照美君 受験生の気持ち、親の気持ち、そして現場教師の声がちゃんと反映するような体制を組んでいただきまして、いい入試制度をやっていただきたいわけです。  大臣、前から資格試験ということをずっと主張してこられたわけですよね。国民の声を聞くのも大事ですけれども、大臣の主張を入れ...全文を見る
○粕谷照美君 教育費が非常に増大をしていくということについて、私はさっき言い足りなかったことについて運輸大臣にお伺いしますが、今度国鉄運賃が値上げになる、それとあわせて学生の通学定期の割引率が改定される。ますます一般国民にとっては教育費が増大をするのではないかと思いますけれども、...全文を見る
○粕谷照美君 文部大臣、これに対してどうお考えですか。国鉄の現状もお考えくださいと言うけれども、国民の現状もお考えいただきたいと思うんですが。
○粕谷照美君 運賃の値上げとこの割引率の改定でダブルパンチになっているわけですね。文部省の方から、教育費に、子供たちにかかる分については何とか補助をしてもらえないかというようなことは記事に載っておりますけれども、これについて文部省としては何かお話を受けたことはあるんですか。
○粕谷照美君 最後に労働大臣にお伺いをしたいと思いますけれども、けさほど日産プリンスの中本さんが男女定年格差は不当であるということの判決をもらいましたけれども、これについての御感想をお伺いします。
○粕谷照美君 私が隔世の感があると思いましたのは、この中本さんの裁判にずっとかかわってきたものですからね、いままでの裁判の結論などというのは、女の五十歳は男の五十五歳の精神的国体的年齢に合致するとか、あるいは女の五十五歳は男性の七十二歳に合うなんてことを裁判長の方でおっしゃるわけ...全文を見る
○粕谷照美君 時間がありませんから、以上で終わります。(拍手)
03月20日第87回国会 参議院 予算委員会公聴会 第1号
議事録を見る
○粕谷照美君 最初に、勝田先生にお伺いをいたします。  第一点は、オーバードクターの問題で大変困っているというお話でありますけれども、そのオーバードクターの数の中に、なぜ私立大学卒業生の数を入れてお話をなさらなかったのか、そこがわからない第一点です。それとあわせまして、そのオー...全文を見る
03月23日第87回国会 参議院 予算委員会 第13号
議事録を見る
○粕谷照美君 最初に、ダグラス・グラマン等航空機の不正輸入に関する問題について、本日、日商岩井に対する東京地検の強制捜査が行われたと聞いておりますけれども、捜査の状況と容疑事実についての御報告をお願いしたいと思います。
○粕谷照美君 午前中にもすでに質問がありましたけれども、大清水トンネル内での火災事故についてお伺いをいたします。  労働大臣、亡くなられた方々に対しては心から御冥福をお祈りをしますと同時に、また御遺族の方々にも心からのお悔やみを申し上げるわけですが、トンネルの中で火を出してはな...全文を見る
○粕谷照美君 亡くなられた方々の大半は出かせぎ者だと、こう思いますけれども、この方々の雇用条件というものはどのようになっておりましたでしょうか。さらに、この方々に対する補償というものは迅速にそしてかつ十分になされるべきであろうかと思います。いままでの大清水トンネル内での事故に対し...全文を見る
○粕谷照美君 詳しい問題はいずれそれぞれの委員会でやるといたしまして、労働大臣に、今後このような事故を起こさないための安全対策というものは一体どのようにされるのか、御決意をお伺いいたします。
○粕谷照美君 それでは、次は、旧日赤救護看護婦さんの処遇の問題についてお伺いをいたします。  総務長官に大変御努力をいただきまして、今回、初めて、この御苦労をしていただきました旧日赤の救護看護婦さんたちに対しまして慰労金という形でお金が出されるようになったことは、私は大変喜んで...全文を見る
○粕谷照美君 それでは答えにならぬのです。考慮してということと準じてということは、もう全く違うことだと思います。考慮してということと準じてということの、じゃ同一であるということの証拠をひとつお知らせください。
○粕谷照美君 あそこにも元日赤の看護婦さんたちがおいでになっておりますけれども、そのような御返事を伺うと私は腹を立てると思うんですよね。各党合意なんですよ。その各党合意の中に「兵に準ずる処遇とする。」、こうありますのでね、その点については私は大変な不満を持っています。けれども、時...全文を見る
○粕谷照美君 理解のできる説明ではないと私は思いますけれども、次に移ります。  それでは、五十四年度の予算案八千七百四万八千円の内容について御説明ください。
○粕谷照美君 どうも政府の対象者約千百名と言いますけれども、五十三年五月十日現在の日赤本社調査は、三年以上一体何人ぐらいになっておりますか。
○粕谷照美君 私のいただいております調査では、二千七百二十七人が三年以上と、こういうふうになっていますけれども、その中から何か抜けているんですか。
○粕谷照美君 それでは、その差は一体どこから生まれたのかということについての御調査を後ほどやっていただきたい。  あわせまして、もしこの中に該当するのにおかしいという方がおられた場合の救済措置というものは、どのような形で行われるのでしょうか。
○粕谷照美君 次に、この慰労金というのはどういうことでしょうか、その性格をお伺いをしたいと思います。で、その慰労金が出されました積算基礎は一体どこにありましたでしょうか。
○粕谷照美君 その積算根拠と、先ほど御質問を申し上げましたその「準ずる」という具体的な数字についてお伺いをするわけですけれども、現在、国会に提出をされております恩給法改正法案によります普通恩給の最低保障額と比べまして、どのような金額になっておりますでしょうか。
○粕谷照美君 総務長官にお伺いいたしますけれども、いまの説明によりますと、六十五歳以上で十二年以上いれば六十四万七千円恩給としては最低保障がありますと、ところが、この日赤救護看護婦の方々は、十二年から十四年までの方は二十六万八千円でしかないんです。その差まさに三分の一とは申しませ...全文を見る
○粕谷照美君 納得いかないんです。  長官はいかがお考えですかと質問しました。
○粕谷照美君 日赤は何もそういう方針をとられていないのでありまして、確かに、この看護婦の皆さんは、お金をたくさん出してくださいということが目的ではなくて、私たちのした仕事を認めていただきたいということでありますから、それは慰労金でいいという考え方も成り立つかもしれません。しかし、...全文を見る
○粕谷照美君 それはこのままずっと移行するということではないと理解してよろしゅうございますか。
○粕谷照美君 期待だけではなくて、ぜひ御努力をお願いしたいと思いまして、次に移ります。  次は、元陸海軍従軍看護婦の処遇についてでございますが、旧日赤救護看護婦については不十分ながら慰労金という形で決着がついております。ところが、同じ戦場で同じ仕事に従事してきた元陸海軍従軍看護...全文を見る
○粕谷照美君 その理由を伺っているわけで、これは総務長官でなくても事務当局の方からで結構ですから。
○粕谷照美君 あなた、野戦病院、それから戦地の兵たん病院などに行ってみたことおありですか。私は総務長官はやっぱり軍隊の御経験があるから返事が違うんだと思うんですね、わかるわけですよ。日赤の旧看護婦の方々だって、法律で言えば、あるいは決まりで言えば、私はやっぱり今回のような慰労金は...全文を見る
○粕谷照美君 そこまでの理由はよくわかりましたけれども、あなた方は志願だ志願だと言われて差別をされているわけですが、陸軍病院からその戦地に行かれるときに転属命令が出たと言いますけれども、志願なんですから、その命令は拒否できるはずです、自由なんですから。その点はいかがですか。
○粕谷照美君 その事情はよくわかりました。  それでは、その次にお伺いすることは、この日赤救護看護婦さんたちとあなた方の戦地における服務に差がありましたでしょうか。それから戦局が非常に厳しくなったときのあなた方の働きというものは、一体、どのような状況でありましたか、お伺いします...全文を見る
○粕谷照美君 自分の身を守るだけでもう精いっぱいなのに、兵隊さんがどこかへ行ってしまって、その後残された病人をあなた方が守って、そしていままで御苦労してこられたわけですね。そういう方々はいまどのような生活をしていらっしゃるでしょうか。私のあなたに対する質問はこれで終わります。
○粕谷照美君 長官にお伺いいたしますけれども、日赤看護婦の場合には召集令状だったからこれが出された、いまの方々は志願だからだめだと、こう言われますけれども、もう完全に軍の命令で行われてきたということがおわかりだと思いますけれども、その辺についても、どうしても今後考慮をするという余...全文を見る
○粕谷照美君 日赤の救護看護婦の方々の問題につきましては、もう自民党の先生方も、与党でありますが、物すごくがんばってくださったわけですので、ぜひ、いまの総務長官の御返事は大変私うれしく思いましたけれども、先ほどの事務当局の説明で、私はまだなぜ差別をされているかという理由がはっきり...全文を見る
○粕谷照美君 厚生大臣、実は、従軍看護婦の方方が自分たちでお金を出し合いまして、それこそ各県へ行きまして調査をいたしました。もう結婚されていますから名字が変わっているわけですね。それから住宅にいたしましても転々とされますので、もうその返事が、一通の手紙が返ってくるまでにずいぶん長...全文を見る
○粕谷照美君 それでは、私はこの旧日赤救護看護婦及び陸海軍従軍看護婦の問題についての質問をこれで終わります。  次に、教育関係に入りますけれども、文部大臣にお伺いいたしますが、ことし国際児童年でありますのに、大変子供たちの体がむしばまれているんではないかというNHKのテレビ報道...全文を見る
○粕谷照美君 文部省には、そういう子供たちの体について身長、体重などというようなもののほかに、もっと子供に、基本的な調査といいますか統計といいますか、そういうようなことをやっていらっしゃいませんでしょうか。
○粕谷照美君 その体力の問題では、非常に学校給食というものが大きな影響を与えると思いますけれども、この学校給食をやろうとする日本学校給食会とそれから学校安全会ですね、これが統合するということが言われておりますけれども、文部省はすでにいま法律の中でオリンピック記念青少年センター、こ...全文を見る
○粕谷照美君 どういうふうに似ているところが多いんですか。統合してもよろしいということは、どこが似ているんですか。
○粕谷照美君 すでに四十七年にも同じようなことが言われまして、そして構想があったわけでしょう、子供の健康も含めて三つ一緒にしてやりましょうと、こういうことになりましたら、大蔵省と行管庁から、そんな焼け太りみたいなことはだめだといって反対されて、そしてパアになった経過もあるわけです...全文を見る
○粕谷照美君 ところで、農林水産大臣としては、文部省の言う週二回ということについてはどのようなお考え方を持っていらっしゃいますか。
○粕谷照美君 静岡県の豊岡村では愛情弁当持参というのをやっておりまして、必ず持ってこさせるわけですよね。文部省はこの弁当持参ということに対してどういうふうにお考えでありましょうか。  その豊岡村の村長さんは、こういうふうに弁当をうちから持ってこさせることについて、部落において懇...全文を見る
○粕谷照美君 文部大臣の弁当持参はだめだという理由はこれは理屈にはなっていませんね。先生が生徒に御飯を持ってこいと言いながら、自分がパンを持ってくるだの、ラーメンを持ってくるだの、そんなことは考えられないですよ、いまの状態では。それほど教育だとおっしゃるのならば、いままで勉強して...全文を見る
○粕谷照美君 私はそれが実施できるかどうかということについて大変な疑問を持っている、といいますのは五十一年は計画を上回りました。五十二年も上回っていますが、五十三年においては七千トン少なくなっているんですね。ところが五十三年度の四万一千トンに比べて五十四年度はもっと多くして六万ト...全文を見る
○粕谷照美君 日本人だから米を食べよう、私もお米は大好きですからそれは賛成なんですけれども、普通米のつきものはみそ汁ですね。ところが最近牛乳が余ってきた、そのだぶついた牛乳を子供たちに飲ませようではないか、あるいは、ミカンが余ってきた、ミカンジュースをぜひ子供たちに飲ませようじゃ...全文を見る
○粕谷照美君 いや、私が聞いたのは、学校給食は教育だ、教育において配付される副読本に業界がお金を出している。その業界と農林水産省とのお金でもってその本がつくられて配られるということについて、その他にも例があるのか、教育の面から見たらそのようなことが行われるのかどうかということをお...全文を見る
○粕谷照美君 私はそのことについては非常に問題がありますが、時間がありますから、いずれ後ほど取り上げていきたいと思っております。  ここに、大臣、「学校給食広報」というのがありまして、五十四年三月一日のものですけれども、それの三百四十六。ヤクルトスワローズの監督の広岡さんという...全文を見る
○粕谷照美君 最後に、この四月からのすべての障害児に教育の機会を保障するための養護学校の義務設置に伴う問題点をお伺いいたします。  三月二十一日の朝日新聞によりますと、古川起余子さんという重度の耳の聞こえない女子学生が京大に合格をされたという記事が載っておりました。このお嬢さん...全文を見る
○粕谷照美君 大臣の、幸せにならないというその幸せはだれが決めるのかという点については私は大臣と考え方を異にするわけですが、時間がありませんから次に移ります。  文教委員会でも質問いたしましたけれども、長崎大学教授の河原一郎先生のお嬢さん、三女の暁子ちゃんが脳性麻痺で、この間私...全文を見る
○粕谷照美君 文部省にお伺いしますけれども、養護学校が居住地になくて、入学となれば寄宿舎に入らなければならない。こういう場合の、家族を強制的に分離して移住をするわけですけれども、教育の名においてそれができるという法的な根拠を一つお伺いします。  それから、寄宿舎のかわりに養護施...全文を見る
○粕谷照美君 では、時間がありませんから最後にいたします。  この田中留美子ちゃん、宮崎なんですけれども、宮崎県の教育委員会に行きましたら、国会の議事録を見せながらお話をしましたら、国会でそのような討論があったとしても、文書としての指導がなければ五十四年度新入生に関しての弾力的...全文を見る
○粕谷照美君 終わります。(拍手)
03月28日第87回国会 参議院 予算委員会第四分科会 第1号
議事録を見る
○粕谷照美君 最初に、私は公立大学に対する国庫補助についてお伺いをいたします。各大学におきましては、国立は全額国庫、私学は私学振興助成法で、公立大学に対する助成というものを文部省としては一体どのような形で考えていらっしゃいますか。基本的な理念はどうなっておりますでしょうか。
○粕谷照美君 基本的に大臣がおっしゃったような時代からはずっと情勢が変化してきていると思うのですね。やっぱりその情勢の変化に対応するような補助政策というものが行われなければならないと、こう思っておりますけれども、いただきました公立大学協会の資料、昭和五十三年度予算というのを見ます...全文を見る
○粕谷照美君 経常費補助が医科、歯科、看護糸に限られているわけですね。しかも、その額がきわめて低いと、こう私は判断するんですけれども、内訳は大体どういうようになっておりますでしょうか。
○粕谷照美君 原則が設置者負担というところから考えてみますと、その三十数億円でも非常にいま文部省としては努力をして出した、国としてはがんばっていると、こういう結論が出るんだと思いますけれども、それでは、いままで出されていなかった私立大学などに対して、あのような法律ができて、出され...全文を見る
○粕谷照美君 異にしていても結構なんですよ。その割り振りといいますか、比率といいますか、そういうものは一体どういう額になっていますでしょうか。
○粕谷照美君 そうしますと、その九七・一%は地方交付金が全額支えているというように理解をしてよろしいですか。
○粕谷照美君 大学局長おっしゃるように、それを支えていると、全額でなくても大半を支えているということでありましたならば、公立大学協会がぜひ国庫補助をきちっと制度をつくってもらいたいという要望をするはずがないと私は考えるのですけれども、その辺がきわめて少ないからこそ要望があるのでは...全文を見る
○粕谷照美君 大臣にお伺いしますけれども、その実態を調査するといいましても、実態調査が終わったならば、ある程度こういうようにしていきたいという目標がなくて、実態調査というのはないと思うのですよ。たとえば、児童、生徒数を、一クラス児童数を四十人にすると、しなきゃならないけれども、さ...全文を見る
○粕谷照美君 公立大学が今後発展するようにという大原則があるということで、私はまあ安心しておりますけども、ぜひその原則が生かされるような形で今後の文教行政を展開をしていただきたい、こう思うわけですけれども、まず公立医科大学等の施設整備補助制度、この確立のためにということで、最初の...全文を見る
○粕谷照美君 一般的に拡大することを考えていないと、こうおっしゃいましたけども、一般的でない場合にはやることもあり得るということではないんですか。現に例外があったんではないかと思いますが、どうでしょう。
○粕谷照美君 医者の数が足りないのか余るのか、いろいろと議論があるところですけれども、なかなかこれからは公立大学におきましても、入学定員を増加をさせるということも非常に困難な状況が出てくると考えているんですよね。そうしますと、類推すればもうほとんど、奈良県立医大だけは特別であって...全文を見る
○粕谷照美君 よくわかりました。制度的に開かれたのではないけれども、ケース・バイ・ケースであるというように理解をしてよろしいですか。
○粕谷照美君 では具体的にお伺いいたしますけれども、去年の文教委員会の委員派遣で、和歌山県立医大に行っているわけですね。和歌山県立医大の方から今度の再開発整備計画の説明をいただき、その整備計画に伴ってぜひ国庫補助をお願いをしたいと、こういう要望があったと思いますけれども、和歌山医...全文を見る
○粕谷照美君 これは昨年の十一月の二十八日の文教委員会で報告をされ、そして承認をされて議事録に載っているわけなんですけれども、大体和歌山県の財政規模が年間二千百億円、そのうち一般財源は千百億円、さらに県単独の投資的事業に充当できる財源は約六十六億円だというんですね。それに対して再...全文を見る
○粕谷照美君 私もいまの文部大臣のお言葉、非常にうれしく伺ったんですけれども、無医大県解消、無医大県解消といいましても、公立に依存している県もあるわけですしね。それからもう私立医科大しかない。それでも医大がありますよという考え方をしている。そこのところにも非常に問題があろうかと思...全文を見る
○粕谷照美君 それではこの問題はそれで終わりまして、次に移ります。  昨年だったと思いますけれども、立川の女子高がヒマラヤに登山をいたしましたね。ずいぶん有名になりました。私あれは成功してよかったなあと思いますのは、もう一つはもし事故でもあったならば、高等学校においてこのような...全文を見る
○粕谷照美君 文部大臣、では本部長としてお伺いいたしますけれども、こういう中に女性隊員が入っていくということについて、どういうお考えをお持ちですか。先日の予算委員会で志村愛子委員がいろいろ各大臣に質問しておられましたね。特に自衛隊の中にも女性を入れろとか、あるいは自衛隊の医科大学...全文を見る
○粕谷照美君 諸外国ではどのような形で行われていますか。
○粕谷照美君 大臣がお考えになっていらっしゃるその事故が起きないかという問題は、一年間という長い期間のほとんど男ばかりの中に女性がいることによる事故であるのか、あるいは非常に身体的に厳しい条件の中だから、女性は南極には向かないんだという、もし身体上の事故があっては大変だという、そ...全文を見る
○粕谷照美君 ちょっと大臣問題ですね。体だけがんじょうな人をやるわけじゃないでしょう。思想も堅固で、きちっとした人たちを送り出していくわけですから、男女間の問題なんといった私はそういう心配は要らないと思うんですけれども、ちょっと古いんじゃありませんか、どうでしょう。
○粕谷照美君 大臣の御心配は大変ありがたいことだと思いますけれども、たとえば基地の整備がソ連やアメリカに比べて非常に劣っている、こういうような条件が将来緩和をされていくということでありますと、よその国の女性にできて、わが国の女性にできないなんということは非常におかしいし、よその国...全文を見る
○粕谷照美君 一応そういうことについての御検討をお願いをいたしまして、次に移ります。  私、おととし農林水産委員会に所属をいたしまして、ちょうどあの二百海里問題が沸き起こったときでしたので、これは各学校においてどういうような形でこの漁業問題を取り組んでいるんだろうかと思いまして...全文を見る
○粕谷照美君 私もいただきましたら、まず四冊がばっと送られてくるんですね。ずいぶん本がたくさんあるんだなと、こう思いましたけれども、一体どのくらいこれは発行されているんですか、全国で。
○粕谷照美君 そうしますと、文部省編にしていますけれども、これ大分文部省がお金を出しているということになりますか。
○粕谷照美君 そういたしますと、なおさら国が原稿を出しているわけですから、その内容にとっては重大な誤りがあった場合には、どういうような形で現場におろしていくことになりますか。
○粕谷照美君 まかり間違いますと、拿捕をされたり、罰金刑を食わされたり、拘置されたりするような重大な水産法規の問題についても、なかなか間に合うようにはできていないんですね。たとえば、百四十五ページを見ますと、大変問題があるんですね。わが国が「未加入の国際条約については法的拘束はな...全文を見る
○粕谷照美君 直していただけばよろしいんですけれどもね。私自身がやっぱり考えますのは、この新しい国際情勢に本当に先生が自信を持って教えていけるような資料というものを、早急にやっぱり教えていかないと、特に農林水産に関する問題点は私はきわめて問題が大きいのではないか、諸外国との関連で...全文を見る
03月29日第87回国会 参議院 文教委員会 第6号
議事録を見る
○粕谷照美君 厚生省の方に来ていただいておりますから、最初に岡山、長崎両大学に歯学部ができる問題点と、それから歯科医養成のことに関連して質問をいたします。  大臣のところにもこういう要望書が行っておりますでしょうか。昨年の九月の十五日、日本歯科医師会から要望書というものがありま...全文を見る
○粕谷照美君 ところが日本歯科医師会が出しました「歯科医療問題の展望」というこの本、「その1」の二百三十七ページに、日本歯科医師会がマスコミに掲載した意見広告があるわけですね。そのところにどういうことを書いているかといいますと、わずかその三年前、五十年の二月に出した意見広告なんで...全文を見る
○粕谷照美君 なぜ推計という言葉を使うのかというのが一つの問題点、それから四十三人というのは、大体人口このくらいに対してこのくらいいたらいいなという、そういう厚生省の考え方からすれば多いのか少ないのか、その辺はどうでしょうか。
○粕谷照美君 それでは、この日本歯科医師会の資料によりますと、こういうことを言っているんですね。昭和六十年には人口十万人当たり五十六・一人、歯科医師一名当たり人口千七百八十二人になるだろうと。ところが、厚生省の歯科衛生課の試算によると、六十年には五万六千五百六人、人口十万人当たり...全文を見る
○粕谷照美君 そうしますと、日歯と同じなんですか。
○粕谷照美君 この日歯の言う、書いてある本はじゃ推計が違っているわけですね。厚生省の推計ではこうなる、われわれの推計ではこうなると言いまして、その間に違いが出ているんですよね。その違いはどこにあるのかと私は質問しているんですけれども、明確に答えていません。この「歯科医療問題の展望...全文を見る
○粕谷照美君 そうしますと諸外国を見てみますと、十万人当たりでスウェーデンでは八十人、デンマークでは六十八人、英国では五十人、西ドイツでは五十二人、フランスでは三十九人と、こういう数字になっていますから、日本は大体世界的なレベルに達したと、こういうふうな数字で言えばあろうかと思い...全文を見る
○粕谷照美君 大変慎重な言い回しで、見守っていく必要があると言いましても、ちょっと問題点が大き過ぎるように思いますが、大体厚生省の考え方がわかりましたからその点では結構でございます。  じゃ、文部省にお伺いいたしますけれども、日本歯科医師会がこの本の中に書いているところによれば...全文を見る
○粕谷照美君 私、局長のおっしゃることよくわかりますけれども、私自身はもつとつくっていくべきだという考え方を持っているんです。  先ほどからの定員オーバーの問題なんですけれども、私のところにこういう手紙が来ているんですよ。某大学の先生なんですけれども、定員オーバーを見逃している...全文を見る
○粕谷照美君 その文部省の態度はよく了解をいたしました。歯科大学のまたみずからの姿勢も大変私は高く評価をしていきたいと思います。  それで、先ほどからどうも、大体十万人に五十人いれば十分ではないかと、こういうことのニュアンスがあるわけなんですけれども、本当に歯科医が余っているん...全文を見る
○粕谷照美君 数字だけ言ってくださったってだめですね。保健所が大体どのくらいあってどうだとか、こういうふうにしていただかないと、数字だけ言えば、ああなるほどたくさんいるなと、こう思うでしょう。ちょっと答えが足りないんじゃないですか。
○粕谷照美君 よくわかりました。  そうしますと、歯科衛生士でも四分の一というものしか配置をされていない。なぜここのところに配置をされていないのかという理由が一つと、一体、そこでやるべき仕事というものはだれが請負ってやっているんでしょうか。
○粕谷照美君 そうしますと、保健所法が改正されても、その機能は十分に行われていなくて、それを補うものは歯科医師の皆さんの積極的な協力によってなされているということになっているんだろうと思います。私は、この辺のところにも歯科医が十分であるということにはなっていないのではないかという...全文を見る
○粕谷照美君 私は大変うれしいことだと思うんですけれども、車は配車されましたけれども一体だれが乗っていくのか、どのような形で指導されるのかという、そういう展望もこれからうんとつくっていかなければならない、こんなことを考えますと、それにふさわしいような歯科医を育てていく教育というの...全文を見る
○粕谷照美君 それで、その次ですが、ちょっとこの法律そのものとは直接の関係ありませんけれども、無医大県が解消されたという問題点とあわせまして、この公立と私立を入れて全部無医大県が解消されているわけなんですがね。私のいただきました、予算委員会で出していただきましたその資料を見ますと...全文を見る
○粕谷照美君 現在のところ考えていないという、その文部省自体の考え方もわかりますけれどもね、大臣、私はこれは大臣に全くお気に入らないかもしらないんですけれども、日教組の養護教員部の教育研究集会のいろいろなこの発表があるわけですね、現場の先生方の。その発表の中で特に健康診断の問題点...全文を見る
○粕谷照美君 大体その準備室の問題点、準備室と大学側との間でこの構想というものがだんだん煮詰まってきたと、こう思いますけれども、最初からこの図書館短大側としては、いま現実に開かれようとしている図書館情報大学に対して、管理形態の中に参与とか、副学長を設けるというのがあるわけですね。...全文を見る
○粕谷照美君 議を経てと言えば、私どもが口をはさむこともないと思うのですけれども、この筑波大学なんかは参与会が学校設置法の中にありますけれども、一体この参与というのは、そうすると省令の中に入っているのですか。
○粕谷照美君 ではちょっとお伺いしますけれども、筑波大学の参与会というのが、どのような役割りを果たしてきたかということについてですけれども、十分な御討議もいただいているとは思いますが、特に先回の県会議員選挙でのこの選挙違反の事件に当たって参与会は開かれましたか、そしてその参与会は...全文を見る
○粕谷照美君 大学のとった措置に対していいとか悪いとかというような意見も行われなかったというふうには思えませんですけれどもね。やっぱりその辺のところは非常に基本的な学内の運営の問題でもありますし、人権の問題でもあります。権利の行使の問題でもあります。非常に大事なことでありますから...全文を見る
○粕谷照美君 このような方式に対して、現在の図書館短期大学の中からも非常に大きな不満の声が出ているわけでしてね。十分に皆さんの学内の意識というものをちゃんと統一をしてやってもらうということを、今後はやっぱり文部省としても気をつけていくべきではないんだろうか、こう思いまして、次の問...全文を見る
○粕谷照美君 地域から強い要請があったと、こう判断してよろしいわけですね、いまの局長のおっしゃることから言えば。ところで、その九カ月後の五十三年の二月の十六日、教育学部教官会議は、現時点における教育学部の分離はできない、こういう決定を行っている。また六月に創設準備室設置反対を決め...全文を見る
○粕谷照美君 それでわかりました。だからこそ、五十三年の七月か、八月ごろ、この準備室設置と、教育学部の分離移行を一応ペンディングして検討してもよいと、こういう形で文部省としては回答なさっているんですか。
○粕谷照美君 私がいま持っている資料は、教官会議の決定の資料なんですね。それを文部省に認めろということ自体はちょっと言い過ぎなんですけれども、確認をしておきたいと思うんですけれども、九月の八日に学長がその創設準備室を置くに当たっての見解を出しているわけなんです。そして、その見解の...全文を見る
○粕谷照美君 そういたしますと、学長はまた提案をしているわけなんですね。創設準備室設置に関する学長提案というのが、五十三年の九月八日に、どういうことを提案しているかといいますと、準備室における立案の過程で、教育学部の分離移行に関する諸問題等についても文部省と意見調整を行うという方...全文を見る
○粕谷照美君 そうすると、いろいろおっしゃいましたけれども、やっぱり単独の教員養成大学はつくらないんだということになれば、分離移行しかないという逆の結論が出てくるのではないかと、非常に心配をしておるんですね、あそこの先生方が。  それでお伺いしますけれども、もし分離移行をする、...全文を見る
○粕谷照美君 そうしますと、こう理解してよろしいですか。それも大学側の考え方に任せるんだ、文部省としての指導というよりは向こうの意向の方が優先するというように理解をしてよろしいですか。
○粕谷照美君 したがいまして、いまのところ、どちらが先かという問題になるわけですけれども、先生方にしてみれば、そこのところがはっきりしなければ賛成も反対もなかなか言いづらいという部分があるんですね。文部省としてみれば、向こう側の意見がはっきりしなければ、自分たちとしてはこうだとい...全文を見る
○粕谷照美君 大学の先生にしましても、前の学校に残っていくのか、新しい学校に行くのか、このことは非常に大きな身分上の問題でもありますので、教育上の問題でもまたあるわけですから、十分に審議が当然なされなければならないと思いますけれども、文部省としても意見を聴取をしながら、大学側の意...全文を見る
○粕谷照美君 大学側と協議をいたしましても、それは先生の方と、学長さんの方と協議をされるのかですね、職員側の方と協議をされるのかではずいぶん違うと思うんですよね。先生方の方は自分の方さえまとまっていればいいと、そういう言葉ではおっしゃらないかもしれませんけれども、ある程度その辺が...全文を見る
○粕谷照美君 対応しながら進んでいるって、こうおっしゃれば、そういうことになれば、では、職員の組合員の方々にしてみれば、大体満足がいくという形になろうかと思いますが、非常に不満だと、いろいろな問題点が上がっていると、具体的な例を挙げまして私のところにもきのう陳情に参りました。多分...全文を見る
○粕谷照美君 支障を及ぼすことがないようにったって、定数が減らされているわけですよね、現実には。二つの学部を自分たちが持たされるということでは、定数も減らされているのですから、事務職の方にしてみれば大変だと思うんですけれどもね。  もっと具体的なことで言えば、評議員の選挙権なん...全文を見る
○粕谷照美君 ですから、いままで一学部だった場合には、もう純粋にできたわけですね。ところが、二学部、三学部の事務職が一つになるということになりますと、全部当たるわけですから、三学部一つだったら三つの投票権を持つということに理論的にならないんですか。
○粕谷照美君 評議員とまでいかなくても、職員厚生費の使途などを決めるための福祉委員を教職員の中から出しているなんぞというようなこともあるんですね、いままでのずっと長い慣行が。そういう場合に、二票持つんだろうか、三票持つんだろうかというようなことなんかも含めまして、大変な混乱が大学...全文を見る
○粕谷照美君 大臣、この非常勤職員の方々の勤務の態様なんというのを御存じでしょうか。
○粕谷照美君 私のいただきました資料によりましても、人数は先ほど局長がおっしゃったわけですけれども、本当に多様なんですね。どんな仕事をしているかと言いますと、事務の補助職員が四千二百九十一人で四八・八%ですから、事務がもう足りない、五〇%近くが、非常勤職員の半数近くが事務の補佐を...全文を見る
○粕谷照美君 大臣がそうおっしゃってくださると、非常勤の方々もどんなにお喜びになるか私はわからぬと思うんですけれども。私自身も何も八千数百人を一緒にぽんと入れなさいなんていうことを言ってるわけじゃないんですよね。長いそういう経験を持ってらっしゃる方を最優先して採用するとか、年齢は...全文を見る
○粕谷照美君 どうもありがとうございました。それではよろしくお願いをいたします。  ちょっと、先ほど一緒に触れるのを飛ばしてしまったんですけれども、琉球大学の医学部ですね、先日の新聞を見ておりましたら、これは大変難航していた問題として、献体をなかなか許さないという沖繩の風土とい...全文を見る
○粕谷照美君 そうしますと、献体運動をやらなければどうも困難ではないかという見通しがあるようですが、そうしますと、全国的にいえば、その他の医学部あるいは医科大では、その解剖のためのものというのはちゃんと確保できているんでしょうか。別に献体運動というようなことがなくても、ちゃんと充...全文を見る
○粕谷照美君 午前中に松前委員から質問がありましたけれども、私も大阪大学、筑波大学に置かれます医科系大学院の問題についてお伺いをいたします。  まず最初に、この大学院が機能を開始するといいますか、認知をされるといいますか、そういうそこに至るまでの手続についてはどのような形で行わ...全文を見る
○粕谷照美君 それで、その一部改正は行われたのですか、これから行うのですか。
○粕谷照美君 そうしますと、もう受け付けがすでに始まっていると思うんです、募集のね。受け付けといいますか、出願手続といいますか、募集要項なども出されていると思いますが、その辺はどういう日程でやられますでしょうか。
○粕谷照美君 そうしますと、その二つの大学におきます教育内容ですね、必修あるいは選択というようなもの、それぞれ特色があるような感じがしてなりませんけれども、それが詳しくわかりましたら御報告ください。
○粕谷照美君 そうしますと、ここの卒業生の活動分野というのは大体どのようなところが見込まれますか。
○粕谷照美君 その学生層の受け入れですけれども、社会人の入学ということが言われておりますけれども、それは一体どういうような形で、大体どんなような層から社会人の入学が受け入れられるのか、枠というようなものはありますのでし上うか。
○粕谷照美君 容易にしようということは、原則的にこういう門戸も開けていますからいらっしゃいというのと、逆に言えば、そういうことが望ましいから社会人に呼びかけていくというのと二通りあろうかと思いますけれども、そこはどういうふうに考えておられますか、大学は。
○粕谷照美君 日本経済新聞などによりますと、たとえば医学関係のこの図書を扱うような会社が非常にそれに興味を示して、ぜひ専門書などについての研究を進めるためにということで、そちらの方に生徒を出していきたいという関心を示しているということも載っておりましたが、いま局長おっしゃったよう...全文を見る
○粕谷照美君 そういたしますと、たとえば官公庁関係で、そういうところに行きたいと、こう希望する人がいますね。受験をいたしますね。その受験をいたしますに当たって、入ったということになりますと、やめなければならないということになれば、これはまた大変な障害になるわけですから、当然有給の...全文を見る
○粕谷照美君 まあ今回は、各二十名が募集人員ですから、そこまでいかなくても、人事院で考えている枠内で処理される問題かもしれませんけれども、しかし、ぜひその有給教育休暇については配慮をしていただきたい、このことを大臣としても大きく持ち出していただきたいと思いますけれども、いかがです...全文を見る
○粕谷照美君 大阪大学、筑波大学ということでは、関西に一つ、関東に一つと、こう並んだわけですけれども、この二つの大学が選ばれたというには、それ相応の理由があろうかと思います。その他医学部を持つ大学というのはたくさんあるわけですけれども、これからもこれを拡大をしていこうとされるのか...全文を見る
○粕谷照美君 そうしますと、医科系の大学院についてはいま二つ認められた。しかし、歯科系の大学院というものについては、全然まだついていないわけですけれども、答申もなかったのか、あるいは答申はあったけれども、今回は措置されなかったというように理解してよろしいのか、それはどうでしょう。
○粕谷照美君 せっかくの新しいこの動きでもありますし、私どもはこれに期待するところもまた大きいわけですから、ぜひその設置をされました目的に沿って、りっぱな仕事ができるように、今後とも文部省としても指導していただきたいということを要望いたしまして私の質問を終わります。
04月11日第87回国会 参議院 本会議 第12号
議事録を見る
○粕谷照美君 私は、日本社会党を代表して、ただいま趣旨説明のありました放送大学学園法案に関して質問いたします。  放送大学の構想は、放送を媒体として学問と教育を広く国民一般に公開するとともに、大学教育を希望する勤労者及び社会人に広く大学教育の機会を提供することを目的としたもので...全文を見る
05月08日第87回国会 参議院 文教委員会 第7号
議事録を見る
○粕谷照美君 最初に、社会から非常に厳しい批判を浴びました国士館大学の暴力的な体質及び管理機構のあり方等に対しまして、文部省から八項目にわたる改善指示がされていると思います。それで、参考人の各位におかれましては、文部省指示の改善指示事項が実効を上げたと、こうお考えになれる部分があ...全文を見る
○粕谷照美君 国士館大学では、その文部省の指導をもとにいたしまして、とにかく何とかしなければいけないという姿勢は見られたように思います。だからこそ学内諸問題対策委員会が発足をしたと思いますけれども、この学内諸問題対策委員会というのは、理事者側は全然関係がないのですか、組合とか学部...全文を見る
○粕谷照美君 粕谷参考人は、たしかこの対策委員の一員だと思いますけれども、学長から任命をされていらっしゃるわけですね。それであるとするならば、きょうまでのその委員会の審議はどのような経過をたどってきているか、それからその委員会が機能を果たしたと考えられるか、その点についてお伺いし...全文を見る
○粕谷照美君 私、国士舘の資料だけでももうこれの何倍か来ているんで、ちょっと読みづらくて大変だったんですけれども、簡単に言えばこういうことですね、粕谷参考人。ここにあります第一次対策試案というものを皆さんは夏休みを返上して一カ月余りかかってつくり上げたと。したがって、そのつくり上...全文を見る
○粕谷照美君 私もこの学内諸問題対策委員会の会議録というものを一つ一つ見せていただきました。きちょうめんに記録され、下部討議におろされたということがよくわかりました。あわせてそれに対して各学部長を中心として審議、この試案に対する審議報告が出されていて、いろいろな意見はあったけれど...全文を見る
○粕谷照美君 その電話の中に、総長引きおろしをするならばおまえを殺すと、次はおまえの番だ、血の雨が降るぞ、降るかもしれない、このようなことが言われたと、こういうお話を私耳にしておりますけれども、金子委員長だけではなくて、対策委員の三役にも、それから組合の役員にもそのような事実があ...全文を見る
○粕谷照美君 私は、岡澤参考人には、なぜあなた方はそのような身の危険を冒してまでこのような闘いを進めるのか、こういう質問をしたつもりですが、いまの御答弁で本当に国士舘を愛して、りっぱな国士舘にしたいと、こういうお考えでいらっしゃるということがよくわかりましたが、国士舘精神というの...全文を見る
○粕谷照美君 よくわかりました。  工学部を初め、そのほか六学部におきまして、また三組合からも——三組合というのは教員の組合と職員の組合と中、高の教職員の組合から、理事長、学長の退陣要求が文書で正式に出されていますね。私は、皆さんの目的は大学の正常化が第一であると、柴田梵天氏を...全文を見る
○粕谷照美君 最後の決断というのは、粕谷参考人、どういうことを指しますか。
○粕谷照美君 そこまで覚悟をしていらっしゃる方々ですが、先日も私どもお話ししたときには、なぜストライキでもって闘わないのかという御意見なんかもずいぶんあるやに聞いておりますが、しかし、それを皆さんが生徒のためにと、こう努力をされて、一生懸命に教育に励んでいらっしゃることについて、...全文を見る
○粕谷照美君 こういうことですね。いまのお話をはっきり言いますと、教員を新採用してほしいと、こう要望したけれども、二年間ほったらかしにされていた。したがって、生徒は必要な単位を取ることができなくて、ことし卒業できるかどうかわからない。全く無責任きわまる学校だと思うのですが、ことし...全文を見る
○粕谷照美君 それは大変なことで、文部省としても黙っているわけにはいかない状況だと思いますが、ところで、十年間も教員として採用されていながら、給料だけもらって授業をしないでいいなんていうのは、一体その人が何をしていらっしゃるんですか。十年間もなぜ文学部でもって拒否をされているんで...全文を見る
○粕谷照美君 まことに不思議なことがあるんですね、天下の北大の先生であった方がそのようだなんということは。言いづらい部分もあると思いますから、私はこれはそれ以上お伺いしないことにいたします。  大体時間も参りましたので次に移りますが、柴田梵天総長の学位ですね、その学位問題につい...全文を見る
○粕谷照美君 ところで、国士館大学の中には非常におもしろい雰囲気があるんじゃないですか、その学位問題に絡みまして。いわゆる総長代理とおっしゃる中山茂さんという方がいらっしゃいますね。その中山茂さんという方から学位を買わないかと、こう言われた弁護士さんだとか、先生方から私お話を伺っ...全文を見る
○粕谷照美君 いま粕谷参考人、中山茂さんという方もそのベルン大学の学位を持っていらっしゃるとこう言われましたね。あの読売の記事が出まして、スイスのベルン大学は非常に怒りまして、そして厳重な申し入れがこちらの方にもあると、ちょっと司直の手も入っているやに伺いますけれども、その辺の情...全文を見る
○粕谷照美君 では最後にお伺いをいたします。  事の発端は国士館大学の暴力問題から発して、とにかく文教の中では、私学の内容について介入するのはやめようということではありましたけれども、やればやるだけに暴力だけでおさまらない問題点がありました。しかし、この暴力的な国士館の体質とい...全文を見る
○粕谷照美君 終わります。
05月22日第87回国会 参議院 外務委員会 第11号
議事録を見る
○粕谷照美君 私は、国際人権両規約締結に対しまして主として十三条、十四条、教育に関する問題について質問をいたしますが、その前に日本政府の基本的な態度をお伺いしたいと思っております。  いわゆるA規約の第二条第一項、これと関連いたしまして、日本政府がこの規約を誠実に実行するための...全文を見る
○粕谷照美君 そういたしますと、この留保をするということは一体どういうことになるのでしょうか。
○粕谷照美君 私も先ほどの御答弁と同じような感じがするんですけれども、白紙ということと漸進的に達成するための努力をすること、絶えず前へ進むということ、絶え間なく前進するという先ほどの御答弁とは、一体、どのような関係になるのかということが明確ではないわけです。もう少しわかるように教...全文を見る
○粕谷照美君 そうすると、このように理解してよろしいですか、未来永劫にやらないということではないと、いかがですか。
○粕谷照美君 了解をいたしました。  それでは、文部大臣にお伺いをいたします。  世界人権宣言の前文に、これらの権利と自由の尊重を指導及び教育によって促進することと、このように述べて、種々の権利を実現するために教育が重要な役割りを果たしているということを強調しておりますし、日...全文を見る
○粕谷照美君 いまの文部大臣の御答弁は十三条及び十四条に主として触れられたと思いますけれども、このA規約の中には十三条、十四条だけではなくて、もっと幅広く教育に関する部分というのが非常にあると思います。大臣でなくて結構ですけれども、その部分はどのように文部省としてつかんでいらっし...全文を見る
○粕谷照美君 総体的にそういうことがあろうかと思いますけれども、もう少し具体的に何条、何条はこのようなことについてという御答弁があってもしかるべきだと私は考えたのですが、それは結構です。  それでは、具体的に十三条、十四条について質問いたします。  まず、外務省にお伺いいたし...全文を見る
○粕谷照美君 それでは十三条の2項の(a)ですね、バルバドスとイギリスがなぜこれを承認していないのですか、その理由は何でしょう。
○粕谷照美君 文部省にお伺いいたしますけれども、それではこの(a)項の「すべての者」という言葉を、一体、どのように理解をしていらっしゃるか伺いたい。
○粕谷照美君 それでは、わが国においてはすべての者に対して初等教育が無償という形になっているかどうかということについては、私はやや疑問がありますのでお伺いしますけれども、「すべての者」という限りにおいては小学校、中学校などの私学も含まれるのではありませんか、それはいかがですか。私...全文を見る
○粕谷照美君 議論の過程においていわゆるパブリックスクールという言葉がありましたと。しかし、これを審議する人たちは、一体、そのことをどこで知ることができるのでしょう。
○粕谷照美君 初中局長にお伺いしますが、それでは私学は公教育ではないのか。公教育の重要な役割りを果たしているというようには外務省としては認識していないのではないかと、いまの御答弁はとれるのですが、どうでしょう。
○粕谷照美君 そうすると、矛盾していませんか。
○粕谷照美君 話はわかりましたけれども、しかし、私どもはやっぱり私学というものも「すべての者」の範疇に入るのではないか、こういう考え方を捨てるわけにはまいりません。  それでは、同じところですけれども、「初等教育は、義務的なものとし、」と、こうありますけれども、「的」という言葉...全文を見る
○粕谷照美君 いま、そのことについても質問をしようと思っていたところです。  それでは、義務教育についてお伺いしますけれども、いまから三年前に体がぐあいが悪かった、あるいはいろいろの条件で就学猶予を宣告された、そしてことしになってその体が治った、入学をした。そうすると九年間義務...全文を見る
○粕谷照美君 義務はなくなるけれども、それでは十八歳まで、いわゆる中学校にいてもいいと、こういうことになりますか。
○粕谷照美君 差し支えないということは、権利があるから当然のことであるというように私どもは理解をしていきたいと思いますけれども、そうすると、それに触れるような法的な問題点が出てくるのではありませんか、どうでしょう。
○粕谷照美君 私は、問題点は、九年間の義務教育を受ける権利を子供たちは持っている、その権利が奪われるわけでしょう。特に、ことしからようやく養護学校が義務化になりましたけれども、三年前にそういう子供たちは入れなかった条件の人たちがいっぱいいる。それがことし四月一日に小学校に入った。...全文を見る
○粕谷照美君 では、先ほど諸澤局長が言われましたね、「すべての者」の中に外国人が含まれるということになるとちょっと問題だという話がありました。  特に、外国人の中でも、在日朝鮮人のみを対象としていますいわゆる朝鮮人学校というものがありますね。これに対して文部省の対応というのはど...全文を見る
○粕谷照美君 そういたしますと、この十三条の4項ですね、「この条のいかなる規定も、個人及び団体が教育機関を設置し及び管理する自由を妨げるものと解してはならない。ただし、常に、1に定める原則が遵守されること及び当該教育機関において行われる教育が国によって定められる最低限度の基準に適...全文を見る
○粕谷照美君 それは正しいんですよ。だから、そういうことを理解していらっしゃるとすれば、その在日朝鮮人の学校なんかを各種学校なんと言って軽く扱うたり、あるいは消極的な対し方ではなくて、もっと積極的に文部省としては対していくことが、この条約をわれわれが締結そして承認をするということ...全文を見る
○粕谷照美君 私はお答えがよくわからぬのですね。そういう「いかなる」という言葉の中には外国人も入っている、そういう方々にも日本人と同じようにいわゆる義務教育というものを保障していくという立場に立てば、この4項のただし書きのところが守られれば、当然、そういう措置がとられてもいいので...全文を見る
○粕谷照美君 文教委員会でありませんから余りこういう中身について詳しくやるわけにいきませんからこの辺はこの程度で終わりまして(b)項に入っていきます。  (b)項で留保した部分がありますね、それから(c)項、これも同じですけれども、その理由について文部大臣にお伺いしたいと思いま...全文を見る
○粕谷照美君 文部大臣がおっしゃっていることは日ごろのことと同じですから、私も耳にたこができるほどよく伺っております。しかし、私たちは、この点を留保したことについては非常に文部省としては残念なことだと、こう考えているんです。  国際的にはどうでしょう、外務省。
○粕谷照美君 そうしますと、ほかの国々はこれはみんな結構ですと、こう締結をしているということになりますか。
○粕谷照美君 留保との関係ではそういうことになるということは、逆にまだ全然これについての態度を表明していない国もあるということになりますか。
○粕谷照美君 そうしますと、わが国の文部省はそのような確信が全然ない、こう理解してよろしいわけですね、大臣いかがですか。
○粕谷照美君 それでは、先ほど御答弁がありましたように、留保をするということは、未来永劫にやらないということではなくて、漸進的に検討していくということも入るんだと、こういうふうに言われましたが、文部省としては漸進的に検討するということまで否定されますか、いかがですか。
○粕谷照美君 了解しました。  それでは、次に移りますけれども、一三条2項の(b)と(c)。この中で教育の機会均等が定められていますけれども、この二つの項目の中には若干の差があります。それは(c)のところに「能力に応じ」と、こうありますけれども、中等教育の方にはその「能力に応じ...全文を見る
○粕谷照美君 文部大臣にお伺いしますけれども、この(b)項ですね、種々の形態の中等教育は、すべての適当な方法によって、一般的に利用可能であり、かつ、すべての者に対して機会が与えられるものとすることということと、授業料がどんどんどんどん高くなっていく、教育費も父母負担がぐんぐん上が...全文を見る
○粕谷照美君 大臣、これで結構でございます。どうもありがとうございました。  文部省にお伺いしますけれども、十三条の(c)、この留保の、先ほどの無償教育の部分からですね、いろいろおっしゃいましたけれども、教育の機会均等については一体どうお考えになっていますか。
○粕谷照美君 それでは能力があればみんな高等教育が受けられるようなわが国の状態であるかどうかという実態についての意見を申し上げたいと思います。  五十一年度の「学生生活調査報告」文部省の大学局学生課の出しました資料を見ましても、私は、高等教育人口の社会階層は固定化をしているとい...全文を見る
○粕谷照美君 同じところですけれどもね、その「すべての者」というのが外国人にも該当するという立場に立ちまして、私は「留学生問題を考える会 大学調査グループ」留学生の母親運動をやっていらっしゃる方々の資料を見ました。  文部省からの留学生についてのいろいろな報告書あるいは留学生の...全文を見る
○粕谷照美君 これは事前に見ていただくと私よかったと思いますが、私自身もきのうの夕方いただいたものですから全部目を通すわけにはいかなかったんですけれども、非常にたくさんな問題がある中で、特に「経済上の問題」という中では「昨今のインドシナ政変で、インドシナ関係留学生の全部が送金スト...全文を見る
○粕谷照美君 アルバイトの件。
○粕谷照美君 アルバイトの件を文部省がわからぬということは、これはどこでじゃ禁止されているんですか、外務省、わからないんですか、留学生にアルバイトもしちゃいけないというのは。
○粕谷照美君 細かいことをこのような場所で聞くのもあれですから、いずれ御報告をいただくといたしまして、すべての者に高等教育を能力に応じて機会均等に保障していくということがこの条約を締結する、そして承認するに当たって非常に重要なことであるということを私はいま例を使いまして申し上げた...全文を見る
○粕谷照美君 外務省。
○粕谷照美君 外務省の方では、基礎教育というものと初等教育というものをどういうように理解をしてこられましたか。
○粕谷照美君 読み書き何ですか、そろばんですか。
○粕谷照美君 初中局長にお伺いしますけれども、初等教育を受けなかった者のために読み書き計算をできる限り奨励するというんですけれども、義務教育を受けなかった人たちというのはたくさんありますね、その数字、どのくらいいらっしゃるかつかんでおられますか。
○粕谷照美君 私は、その認識はやっぱり間違っているんではないかと思うんですね。たくさんいるというのは、なるほどことしからは障害を持つ子供たちは義務制になりましたから、養護学校に入ることができましたけれども、それでもなおかつ猶予、免除の規定というものは残っているわけです。行かない子...全文を見る
○粕谷照美君 局長、先ほど夜間中学校というお話が出ました。私も夜間中学校の本をいろいろ見たり、あるいは中学校を見に行ったり、あるいはその運動をやっている方々とも非常に親しいつき合いがあるんですけれども、これに対して文部省は消極的ですか、積極的ですか。あるいは今後もこの夜間中学とい...全文を見る
○粕谷照美君 それは大変うれしいことだと思いますけれども、ここを出たら中学校卒業の免許証がもらえるかどうかということになりますと、非常に問題になりますね。  とにかく人間は働いて生きたいという希望を持っています、また生きていかなきゃならないから働かなきゃならないということもある...全文を見る
○粕谷照美君 幾つかそういう事実があるということも私は知っていますけれども、やっぱり全般的にその体制を拡大していく、そしてこのA規約を私どもが締結しそして承認をしたということが生きていくような文部行政というものをやっていただきたいということをお願いいたし、意見を申し上げまして、時...全文を見る
05月22日第87回国会 参議院 社会労働委員会 第8号
議事録を見る
○粕谷照美君 公衆浴場法の一部を改正する法律案提案趣旨説明をいたします。  この法案は、参議院日本社会党・公明党・日本共産党・民社党・第二院クラブの各党各派提案によるものでございます。  公衆浴場法の一部を改正する法律案の提案趣旨を説明申し上げます。  売春防止法制定より二...全文を見る
05月29日第87回国会 参議院 文教委員会 第9号
議事録を見る
○粕谷照美君 ただいま議題となりました学校教育法の一部を改正する法律案について、その提案の理由及び内容の概要を御説明申し上げます。  学校には、校長、教頭、教諭のほか、養護教諭、学校事務職員、学校栄養職員、司書、給食調理員、用務員、警備員など各種の職員が配置されており、これらの...全文を見る
○粕谷照美君 いま勝又委員が御質問になられました、そのとおりでございます。特に小規模校かからけががない、子供も病気が出ない、こういう問題ではありませんし、大規模校であればなおさらのことでありますから、一人しかいない養護教諭、あるいは事務職員の方々が、てんてこ舞いをしているというの...全文を見る
○粕谷照美君 提案理由でもきちんと書いて申し上げましたとおり、養護教員につきましては、百三条というのがありまして、学校教育法二十八条があるにもかかわらず、「当分の間、置かないことができる。」と、こうなっています。その「当分の間」というのがもう三十年を過ぎているわけですから、これを...全文を見る
○粕谷照美君 いま御指摘のような事実はたくさんあるわけですね。大規模校において事務職員がいるところであっても、なおかつ足りませんから、私費、つまりPTAでもって事務職員を雇っているという実態があります。小規模校などにおきましてはもう全然おりませんから、そういう事実も非常にたくさん...全文を見る
○粕谷照美君 現在、高等学校には七七・三%、実数で言いますと八三・六%が配置をされております。五十条の基本条項には置かれないで、二項の「置くことができる。」となっているために、自治体の財政状況では身分的にも非常に不安定でありますし、義務制と同じように、必置すべき教員として身分を確...全文を見る
○粕谷照美君 この「置くことができる。」というのを非常に有利に使っている。そして置かないでいるということについては、私どもは大変憤りに似たものを持っているのですが、先ほど文部省の方でも説明がありましたように、財政の問題だと、こう言いますけれども、やるということの漢意を固めれば財政...全文を見る
○粕谷照美君 養護助教諭についてでございますか。
○粕谷照美君 養護助教諭について先ほど申し上げましたけれども、資格を取るための認定講習などを充実をしまして、現職教育による単位を取得させて、経験年数などもこれも有利に計算の改善を図っていくということをやっていきたいと、こう考えているわけです。  そのほかに先ほど申し上げたかった...全文を見る