粕谷照美

かすやてるみ



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粕谷照美の1980年の発言一覧

開催日 会議名 発言
10月21日第93回国会 参議院 文教委員会 第2号
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○粕谷照美君 文部大臣の教育に関する姿勢についてお伺いをいたします。  三木総理大臣が誕生しましたときに、教育を政争の中に巻き込ませたくない、こうおっしゃって、民間人であります永井文部大臣を採用されました。そして、それを受けて、さらにその後海部文部大臣、砂田文部大臣、そしてタカ...全文を見る
○粕谷照美君 そのとおりということですと、憲法というものと教育基本法というのは、憲法はその前の大日本帝国憲法というものを、さらにまた教育基本法は教育勅語を否定しているんだというふうに理解をしてよろしゅうございますか。
○粕谷照美君 私はその文部大臣の答弁に異論を持つ者でありますけれども、いまここで討論をする時間を許されませんから、別の質問に移っていきます。  ここに、昭和二十二年の八月に文部省が出しました「あたらしい憲法のはなし」という本がありますけれども、文部省、これ大体対象はどのくらいの...全文を見る
○粕谷照美君 相当の数が出ていますね。それは記録には残っておりませんか。
○粕谷照美君 あの時代に三百万部も超えるようなこのりっぱな本を出していった。そして、子供たちに教科書として使わせ、補充教材として使わせたというそのねらいは一体どこにあったのですか。
○粕谷照美君 わかりやすく説明をしようというねらいというだけではなくて、やっぱり子供たちにこの憲法というものをしっかりと覚えていてもらわなければ将来の日本に対して責任を持つりっぱな教育ができないと、こういうふうに考えたから文部省はこれを配布をしたのではないでしょうか。
○粕谷照美君 その後、この憲法の、これは解釈だというふうに思いますけれども、こういうことを文部省としてやったことがあるのか、その後解釈は違いますよということになっているのか、この解釈の内容は生きているのか死んでいるのか、その辺はいかがですか。
○粕谷照美君 質問は前もって通告してあるわけですから——これ読んでいらっしゃらなかったですか。適切であるかどうかという疑問を持たれる部分というのは一体どこですかお示しください、具体的に。
○粕谷照美君 それでは、この次の文教委員会までにどこが疑義があるのかということを明確に示してもらいたい、いかがですか。
○粕谷照美君 結構ですけれども、疑義があるとこうおっしゃったわけですから、どこが疑義があるのか明確にしてもらわなければ困るわけであります。いまということでありませんから、次に私も質問をいたしますので、明確にしておいていただきたい。
○粕谷照美君 あり得るでも、あるでもどちらでも同じですから、あり得るとしたならばどこであったか、なかったかということについて、私は明確にしてもらいたいというふうに思っております。  ところで大臣、憲法というのはやっぱり国民にちゃんと覚えておいてもらわなければならないと、こういう...全文を見る
○粕谷照美君 ただいまおっしゃったとおりでありますというのでは木で鼻をくくったような答弁だというふうに思うわけであります。  私は、ここに昭和五十四年の一月二十五日、国務大臣の演説のときの園田外務大臣の演説を持っているわけでありますけれども、その中でこういうことを言っておられま...全文を見る
○粕谷照美君 文部大臣は自主憲法期成議員同盟に入っていらっしゃいますか。
○粕谷照美君 自主憲法ということになりますと、いまの憲法は自主的ではないというように理解をしてよろしいのですか。
○粕谷照美君 大臣、もう少し明確におっしゃってください。何か声がだんだん小さくなりまして聞こえないわけなんです。
○粕谷照美君 そうすると、自主的な憲法であるというふうに理解をしてよろしいですか。
○粕谷照美君 では、この自主憲法期成議員同盟というのは新しい憲法をつくるというのではなくて、この憲法を守っていきましょうと、こういうふうに理解をしてよろしいのですか。
○粕谷照美君 そうしますと、先ほど私が読み上げました園田外務大臣の積極的な平和憲法に対する評価というものといまの文部大臣のお答えというのはやっぱり違うものがある、こういうふうに思いますけれども、同じでありますか。
○粕谷照美君 内容が同じで表現が違うと、このようにでは理解をいたします。  それで、どうも最近憲法を変えたらどうかとか、軍事大国への道を歩んでいく事実が次から次へと出てくるに当たりまして、教育現場の中でもいろいろな動きが見られてくるわけなのであります。非常に赤い教育をやるなどと...全文を見る
○粕谷照美君 これは新聞にずいぶん出てますので、文部省関係だって全然目を通さないなんていうことはなかったと思うんですけれども、すぐ赤い教育だなんていうと、もうわあっと言って、こう弾圧する、こういう教育だともう全然知らぬ顔しているというのは問題があるのではないかと私は考えているわけ...全文を見る
○粕谷照美君 この世界会議では、こういうことが決まっているのです。後で調べてください。教育マスメディアに従事している者たちは軍備拡張競争、核兵器の存在及びその使用の可能性、人類絶滅の危機の緊張性をあらゆる場を通して教育しなければならない、さらに日本の代表から——いまあなたは代表と...全文を見る
○粕谷照美君 憲法を変えていくというふうには鈴木内閣は思わない、文部大臣もそう思わないとこういう御答弁でありましたが、憲法の理想を実現していくためには、やっぱりその力は教育にまつべきものであるとこうしましたら、教育基本法は憲法と切っても切れないものであるというふうに考えるわけです...全文を見る
○粕谷照美君 私は岐阜の県議会が決めたという事実を大臣に申し上げ、そしてその教育基本法の中に「国を愛する心を養う」というのを入れよというわけですから、この中にはその心が入っているのかいないのかということについてお伺いをしているわけです。
○粕谷照美君 私が質問しているのは、田中文部大臣にお伺いをしているわけであります。一九四七年の三月十九日の本会議で高橋誠一郎文相もやっぱりそのことについて答弁をしていらっしゃるわけですけれども、ちゃんと入っていると、言い方は別でありますけれども、答弁をしていらっしゃるんですね。い...全文を見る
○粕谷照美君 文部大臣のお答えがありませんので大変不満ですけれども、時間がありませんから、私は最後に文部大臣がもう一度、憲法や教育基本法を変える気持ちがないんだということについての御答弁をいただきたいと思います。
○粕谷照美君 次に名古屋のオリンピックの問題についてお伺いをしたいと思います。  名古屋オリンピックを招請するということを認めたというふうに記事が出ておりまして、文部大臣がその世話役だと、こういうふうに言われているんですけれども、地元から出されてきた膨大な計画に対して、極力簡素...全文を見る
○粕谷照美君 それでは答えにならないのですよね。たとえばロサンゼルス方式というのがありますね。前に使ったものを使って、ほとんど金をかけないでやると。あるいはまた、あんまり金がかかり過ぎるからアテネでもう永久にやったらどうかというような意見なんかもある中で、極力簡素にという、その極...全文を見る
○粕谷照美君 このことについては、いずれまた明確になった時点で質問をしていきたいと思います。  次に、委員派遣報告の中で一点だけ。福島大学の問題でありますけれども、国立大学として全国でも五大学のみという二学部だけの構成である、これを大学らしいものにしてほしいと、こういう陳情があ...全文を見る
○粕谷照美君 そうしますと、全国で五大学のみという二学部だけの大学というのは、いつごろなくなる予定でありますか。
○粕谷照美君 やはり、この充実ということについて積極的な御努力を今後もお願いをしたい、こういうふうに考えております。  それでは、最後に大臣にお伺いをいたします。  私は、この間、国会から派遣をされまして、七月の十四日から三十日まで、デンマークのコペンハーゲンで開かれました婦...全文を見る
○粕谷照美君 大臣に私はお願いをしておきたいと思います。  いま三角局長が言われましたけれども、わが国における良識というものもありますと、こういうことでありますが、良識というのは社会通念ということになりますけれども、この社会通念というものはだんだん変えていかなければならない、そ...全文を見る
11月13日第93回国会 参議院 文教委員会 第5号
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○粕谷照美君 特殊教育深長にお伺いをいたします。  来年は国際障害者年でありますけれども、わが国教育史上非常に大きな出来事でありました養護学校の義務化が昨年から行われまして、来年は三年目を迎えるわけであります。この間におきます昨年、ことし、そしてさらに来年に向けての就学問題も含...全文を見る
○粕谷照美君 養護学校の建設、入学あるいはそれに入っている子供たちの進学に関しての問題点いろいろあるかと思いますけれども、そう詳しい御説明でなくて結構ですから、いままでおつかみになっていらっしゃる概略のようなものを御報告いただきたい。
○粕谷照美君 課長として、この子供たちがふえたということをどのように判断をしておられるのか。ちょっと質問が抽象的ではありますけれども、たとえば学校がつくられた、つくられたからそれを埋めなければならないということで子供たちがふえるということも一つあろうかと思います。子供たちが正しく...全文を見る
○粕谷照美君 教育委員会なり文部省なりが、現在の子供たちの状況に対応した教育条件が整い、その整った中で子供たちが教育を一受けているというように判断されるのはそれはそれで結構だと思います。しかしまた、この子供たちを育てている親の立場からすれば、またその辺は意見が違う部分もあるわけで...全文を見る
○粕谷照美君 陳情書はそのとおりであります。その陳情書を見まして特殊課長としてはどのようにお考えですか。  同じ長崎なんですけれども、長崎大学の教授の河原さんという方のお嬢さん、双子でいらっしゃいましたが、一人の方は脳性小児麻痺、そして親が一生懸命に教育をして、プールの中でよう...全文を見る
○粕谷照美君 もう一つお伺いいたしますけれども、先日も課長に来ていただきまして私ども事情聴取をやったわけですけれども、都立城北養護学校に在籍をしております金井康治君、この子供が二年間にわたって小学校に入らない、そして花畑東小学校にぜひ入れてくれと言ってテントを張りながらがんばって...全文を見る
○粕谷照美君 大臣にお伺いをいたしますけれども、いま吉原政伸君と金井康治君の例を引きましたが、親としては、りっぱな養護学校が出てきた、本当にすばらしいホテルのような養護学校も出てきたけれども、この子供は自分たちの住んでいる近くにある学校に入れたい、こういう親たちがふえてきているわ...全文を見る
○粕谷照美君 重大な問題であるし、むずかしい問題であると言うだけではこれは答えにならないと思うんです。その子供、現にもう金井君なんか二年間学校に行かないで就学が保障されていないからであります。それから吉原君にしましても、もう一学期二学期全然学校に行けない、こういう実態が出ているん...全文を見る
○粕谷照美君 私は課長がこういうことを御存じかどうかわからないのですけども、第一回の十二月二十日の心身障害児の審査委員会の出席が、市の職員、それから関係官公庁の職員、学識経験のある者と、こういうふうに分かれていて、それぞれ人数が出されているわけです。そのうち、十二月二十日の日に欠...全文を見る
○粕谷照美君 あなた、理解をしたいと思いますと言ったって、そうじゃないんですよ。私が言っていますのは、第一回目のときの、特殊学級に入れた方がよろしいと言ったときには、何ということですか、市の教育委員会の事務局の人たちが三人まで、四人のうち三人まで欠席しているんですよ、業務怠慢じゃ...全文を見る
○粕谷照美君 学識経験者の穐山先生とおっしゃる長崎大学の医学部整形外科のお医者さんが、その日そのような会議があるのを御自分は知らなかった、非常に重大なことをお話をなさっていらっしゃるので、私はこれは大変なことだというふうに思わないわけにはまいりませんけども、そういう方々がお出にな...全文を見る
○粕谷照美君 ではちょっと質問の方向を変えまして、養護学校の大きさといいますか、それぞれの県で決める問題ではありますけれども、どういう地域にどのような規模で置くかというのは県で決めることだとしましても、その養護学校の規模というのは大体どの程度が適正規模というように言えるでしょうか...全文を見る
○粕谷照美君 先日わが党で、松江市で自治体問題の研究会がありましたときに私も出ていたんですけれども、広島の県会議員の方から、広島県内ではもう三百人近い生徒を入れている養護学校が二つも出てきたと、こういうような問題については、とにかく三百人も入れるということは、養護学校に入れなくて...全文を見る
○粕谷照美君 寄宿舎に入らなかったらその学校に行けないような子供たちで、寄宿舎に入れることはいやだと、こういう親がいたら、その子供の就学権はどのように保障されますか、そうすると。
○粕谷照美君 答弁がすれ違っているんですよ。たとえば離れ島にそういう子供がいる、養護学校に行くためには通学をすることもできない、バスで通学することもできない、汽車でも行けない、そして歩いても行けない、寄宿舎に入る以外にないわけでしょう。そのときに親が寄宿舎に入れることはいやだ、私...全文を見る
○粕谷照美君 全然答弁になっていないんです。親に理解をいただく以外にないと言いますけれども、理解しない親がいたらどうするかと、こういう質問なんで、的確に答えていただきたい。しかし、答えられないからそういうことを繰り返していらっしゃるんだというふうに思いますけれども、たとえばそうい...全文を見る
○粕谷照美君 私は、こういう子供たちが卒業してから仕事をして生きていく。仕事をすることは、生活費を得るということもそうでありますけれども、やっぱり人間として仕事をするということは生きがいになるわけでありますから、そういう意味も含めまして、身障者雇用促進法ができたということを大変喜...全文を見る
○粕谷照美君 学校がこの法定雇用率を達成しないでもいいという根拠はありますか。達成しなければならないのではないかと思いますが、いかがでしょう。
○粕谷照美君 そうすると、その別な計画には、一・五%ですか、該当しているのですか。
○粕谷照美君 了解いたしました。  しかし問題は、教員免許状を取れるということは大学を出なければならないということになります。大学を出るための身障者の教育条件は一体どのようなことで整備をされているか、まことにお寒い限りであります。この辺の問題を取り上げまして、私は、筑波大学身障...全文を見る
○粕谷照美君 この中にありますたくさんの科について、いままで、視覚障害の人たちは学ぶことはどのようにしてやっていたんですか、この短大がなかった時代に。いまもそうですけれども。
○粕谷照美君 私は大変気にいたしますのは、もっともっと積極的に一般大学に障害を持った人たちが進学できるという条件を整備することの方が優先をするのではないか。こういうものをつくって隔離をして教育をしていくということをとっていく限りにおいては、障害者の方たちの自立心を、何というのです...全文を見る
11月25日第93回国会 参議院 文教委員会 第8号
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○粕谷照美君 局長にお願いをしますけれども、この法律が成立いたしますと十二月一日からそれぞれ支給ということになりますね。六月から八月までの間の差額、それから九月から十一月までの改定額、この作業というのは通常よりも非常に大きな作業になるかと思いますけれども、法律ができ上がってからそ...全文を見る
○粕谷照美君 母法になります厚生年金法、これは一体どの日程に上がっておりますか。それとあわせまして、その他の横並びの法律はいつごろ上がっておりますか。
○粕谷照美君 この法律ずいぶん遅いですね。十二月一日だというのに。そのぎりぎりになって送ってきたという理由はどこにあるんですか。
○粕谷照美君 放送大学法の審議の途中に一つの法律を送られてきて、そしてそれを先に上げるということ自体が異常なことでありますけれども、そのくらいのことをするのであれば、もっと早くやってきて安心して堂々とその準備を進めるという体制をとるのが私は政府の仕事ではないかと、こういうことを考...全文を見る
○粕谷照美君 昭和四十八年にこれらの学校に対して、加盟に対する特例の措置が法律として出され、なおかつ加入をしなかった、そういう学校だというふうに思いますけれども、これらの学校が私学共済に加入をしないということは、それよりも条件のよい制度を持っているというように理解をしたらよろしい...全文を見る
○粕谷照美君 私が質問していますのは、私学共済の方が有利なのか、その入ってこない方の制度の方が有利なのか、ただ歴史的なことである、それだけで私たちを理解させようと思ってもどうも納得がいきません。
○粕谷照美君 その次に移ります。  七六年に私学共済年金改定に際しまして、社会保障制度審議会から文部大臣あてに答申が出されております。財政確立についての指摘であります。現在の財政はどのような状況になっておりますか。
○粕谷照美君 一九七六年に文部大臣あてに財政確立が指摘されて、一九八〇年にはそのような健全財政になってきたと。四年間の間にこのようになってきたというのは大変な努力だと思いますけれども、この赤字をなくしていったという大きな原因は一体何でしょうか。
○粕谷照美君 組合員の負担によって、学校側もありますけれども、財政を確立していくという態度はちょっと私は問題があるのではないか、こういうふうに考えるんです。そのことはなぜかといいますと、昭和で言いますと三十七年の四月十八日、私学振興会と共済組合との協議決定事項があります。それは私...全文を見る
○粕谷照美君 そのことは、昨年度の予算におきましてはどのような形で実現をされておりますか。
○粕谷照美君 五十五年度分は千分の六というのが四十八億円になるわけですね。四十八億円出してもらうという、こういう協議事項であったのに、金がないからということで三千万円、もう全然問題にもならない数字だというふうに思うわけです。しかし、法律によってということであればそれはそのことで認...全文を見る
○粕谷照美君 いまの局長の御答弁は、今後の展望と対策についてお話をいただいたものと思いますので、ぜひそのように努力をしていただきたいと思うのですが、私自身はやっぱり利益金の一部の活用として助成を受けるというのであれば、不確実で明記をできないということを当時の文部省としては十分承知...全文を見る
○粕谷照美君 そういう原則的な考え方はいいんですけれども、大体非常勤教員というのはどのような勤務状態の中にいるというように把握をしていらっしゃいますか。
○粕谷照美君 いろいろな形態があるというのはわかっているんです。いろいろな形態は、いい方の労働条件といいますか、そういうふうに考えているのか、悪いような労働条件の人が多いというように考えているのか、その辺がきちっとしないんです。いま労働界の中でも一番問題になっているのは、臨時とパ...全文を見る
○粕谷照美君 それぞれの大学と相談いたしませんとと言いますけれども、おやりになる気持ちはありますか。
○粕谷照美君 大学局長おいでのようですからお伺いしますけれども、大変いいことを御答弁いただいたんですが、異常に多いというのはどの程度が異常に多いというように理解してよろしいでしょう。
○粕谷照美君 わかりました。大変明快であります。では、以後それに従いまして私の方でも若干調査を進めて質問をし、文部省の対策も伺いたいと思っております。  それでは大学局長にお伺いしますけれども、私立学校は労働基準法第八条の第十二項に該当する事業所であると、こう理解してよろしいで...全文を見る
○粕谷照美君 そうしますと、私学の教職員は労働三法が適用されるわけであります。労働組合結成というのはもう当然の教職員の権利であります。だから、労働組合をつくった、それに加盟をしたということで差別的な取り扱いを受けたり、ただそれだけの理由で首になるというようなことはあってはいけない...全文を見る
○粕谷照美君 従来この私立学校が民法の財団法人として運営をされてまいりましたが、しかしそれをその後私立学校法の学校法人、こういう形になって発足をしたその理由は、いろいろな法律解釈論を読んでみますと、一つには法人の運営が少数理事者の専断に陥りやすく、私学の公共性を確保するに適しない...全文を見る
○粕谷照美君 大学側の説明だけ聞いていらっしゃるようですけれども、それじゃ上申した人たちの御意見は聞いていらっしゃるんですか。
○粕谷照美君 伺ってどのような対策をされたかということもお伺いしたかったわけですが、きょうはそれが本題ではありませんから、このようなことが起きなければ一番いいのでありまして、起きた以上は正しく対応していただきたいと思うわけであります。しかし、さっき吉田局長もおっしゃいましたね、文...全文を見る
○粕谷照美君 私が国士舘に触れましたのは、この国士舘の上申書問題から発足をして国会の中で取り上げられてきたから質問を申し上げたのですけれども、つい先日もあの中で問題になりました大西教授のことが解決がつきませんで裁判になりましたね。文部省からも関係の証人として出ていただきますと、そ...全文を見る
○粕谷照美君 そのような細かなことを組合員はよくわからないわけですよね、非常勤の方々は特に。これ見てみただけで、ああ自分は共済組合の組合員になれないんだなと思わないでしょうかね。あなたがいまおっしゃったようなそういうこともあるのかと普通であったら思うのではないでしょうか。どうでし...全文を見る
○粕谷照美君 「親切に」と言いましても、私も調査室を呼んでみましたり労働省や厚生省の年金担当者などを呼びましていろいろ質問したんですけれども、非常勤講師が私学共済の組合員になれるかなれないかということで明確な答弁をすぱっと出してきませんでした。いろいろなものを探しながら、そういえ...全文を見る
○粕谷照美君 その内規が「法第十四条関係事務処理要領」という形で存在をするんですね。この存在はそれぞれの私学の担当者が見ているのでしょうか。どうでしょうか。
○粕谷照美君 この武蔵野音楽学園の非常勤講師の方々の出席日数、受け持ち時間数など大変御苦労していただいて私手に入れたんですけれども、常勤の先生と余り変わらないんです。ずいぶんたくさんな時間を持っていらっしゃいます。人によって非常に少ない方もいらっしゃいますけれども、八時間から十二...全文を見る
○粕谷照美君 それでは、こういうことはどうですか。四月一日から採用で二月二十八日までとするという辞令であって、その辞令の中には八月は給料を支払いませんというのは書いてないわけですね。そういうことはどうお考えですか。
○粕谷照美君 こういう非常勤講師の方々にも賞与だとか退職金だとかというような制度がある学校もあるんですね。春闘共闘委員会の資料を見ますと、あるところもあるんですけれども、やっぱり身分をある程度保障するというようなことについての御指導もいただく方が適切ではないんだろうか、こう思いま...全文を見る
○粕谷照美君 いまの項目のところも1、2、3とこう三つに分かれまして、それぞれまた詳しい説明があるわけであります。  その一のところで「この場合臨時とは、採用当時二カ月以内の期間を定めて使用される者で、講習会の講師、事務員、雇員等である。しかし、この者が引き続き雇用されることに...全文を見る
○粕谷照美君 そうしますと、その条項に当てはまってなおかつ組合員になれない、拒否をされている者はどうなるんですか。
○粕谷照美君 ぜひそうやっていただきたいと思うのですけれども、この「組合の概要」を見まして、ここの中にも審査会の制度の説明がありまして、「簡易裁判所のようなもの」と、こう説明をしているんですね。だから、組合員から何か問題があったら言ってきてくださいと、この審査会は簡易裁判所のよう...全文を見る
○粕谷照美君 教員というのは管理職ですか、一般の教員でありますか。それとあわせてその九名の中に女性は一体何人ぐらい入っておりますか。
○粕谷照美君 「先生の御意向」なんてそんなことじゃなくて、各種委員会には女性を入れますということを総理みずからがおっしゃってすでに五年たっているわけなんですよね。もしそのことが事実できていないとしたならば大変怠慢であると思いますけれども、どうですか。
○粕谷照美君 これは今回初めて質問したのではなくて、すでに何年か前に私質問していますので入っているものだというふうに信じたいわけであります。にんべんに何と書くかなんといってそんな男か女かわからぬみたいな、そんな答弁じゃおかしいわけですから、ちゃんと入れるということが原則になってい...全文を見る
○粕谷照美君 どうもそのことが行われていないのではないか、こんな事実が非常にたくさん私の耳に一年間に何件か報告をされてまいります。これもきちんと徹底をしていただきたい。特に、先ほどの武蔵野音楽学園では、加入と同時にそういう権利ができ、当然掛金を納めるという義務があるはずだと思って...全文を見る
○粕谷照美君 ところで吉田局長にお伺いしますけれども、毎回毎回この法律が審議をされるたびに附帯決議なるものがつけられます。この附帯決議というのはどの程度の威力があるものだというふうに理解してよろしいんでしょうか。
○粕谷照美君 昨年も「長期給付に要する費用に対する国の補助率を百分の二十以上に引き上げるよう努めること。」これずいぶん長いことやられていると思いますけれども、この附帯決議というのは効力を上げてきた、あるいは全然上げなかったというように理解をしてよろしい、どうでしょう。
○粕谷照美君 三十年当時百分の十から十五、十五から十六、そして十六が十八になったと、私は非常に大きな成果だというふうに思います。文部省の皆さんの御健闘、そして大臣の御健闘、本当に心から感謝をするんですが、文部大臣どうでしょう、十八から今度は二十にしてくれというこの先頭に立ってがん...全文を見る
○粕谷照美君 一つお伺いしたいんですけれども、さっきの御答弁の中で、私学教職員の退職手当と労災保険の問題について制度化を進めなければならない、こんなことがありましたけれども、具体的にどのような機関でどの辺まで進んでいるのでしょうか。
○粕谷照美君 先ほど質問申し上げましたように、労基法適用下の私立学校でありますから、いま労災保険などというのは強制加入でありますね。そのことはだから至急急がなければならないのだと思うのです。いま適用除外かもしれませんけれども、しかし方向としてはすべての労働者にそのようなことを保障...全文を見る
○粕谷照美君 大変いいことだと思うんですね。今度の通常国会で予算が認められれば自動的に加盟をすると、このように理解をしてよろしいのかということと、業務上災害というのは一体どのくらい年間起こるものでありましょうか。
○粕谷照美君 専任の方々ですとそれは簡単だと思うんですけれども、この場合もまた非常勤の方が問題になるわけですよね。先日、東大の非常勤の雇い人でありました渡辺タキさん、七十二歳という方が業務用のエレベーターで、ごみをバケツの中に入れて、エレベーターが上がってきたものだと思ってこの上...全文を見る