粕谷照美

かすやてるみ



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粕谷照美の1981年の発言一覧

開催日 会議名 発言
01月19日第94回国会 参議院 決算委員会 第1号
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○粕谷照美君 長官御記憶になっていられますでしょうか、昨年七月のコペンハーゲンにおきます国連婦人十年の世界会議に派遣されました婦人議員団の一員として、帰国後長官のところに報告とお願いに参りました。そのお願いというのは一体何かと言えば、その世界会議で婦人に対するあらゆる形態の差別撤...全文を見る
○粕谷照美君 百の企業があれば、八十の企業が女子を採らない、こういうことが統計の上で明確になったというお話でありますけれども、学問の自由と、労働の権利が保障されているこの憲法下で、女子であるということだけで就職の入り口でシャットアウトをされてしまう、この憤りというものは男性にはお...全文を見る
○粕谷照美君 私はこの調査というのは非常に見ごたえのあるなかなかりっぱなものだと、こういうふうに考えているのですけれども、それであればあるほどこの女性差別問題がなかなか前進をしていないということをしみじみ感じさせられる統計でありました。けれども、一九七五年の国際婦人年以来ですから...全文を見る
○粕谷照美君 そうしますと、重点的な施策というものはないというお答えですか。
○粕谷照美君 労働省にお伺いしますけど、先ほど御報告がありました五十二年、五十三年のそれぞれの調査に基づきまして、皆さんは各企業を御指導なされたと思います。そして、また本年、来年度にわたって重点的な指導目標というのがあると思いますけれども、それを説明してください。
○粕谷照美君 それでは、幅が広くなりますから、定年制そのものについてお伺いをしたいと思います。重点的に御報告ください。  いまだに四十歳未満の定年制、結婚退職、妊娠退職、出産退職などの制度を持っている企業は、労働省の指導で現在なくなりましたか、どうでしょう。
○粕谷照美君 私は、その二割がなくなるという自信をお持ちですかということをお伺いしたいわけです。といいますのは、労働基準法そのものに賃金の差別をしてはいけないと明確に書いてあるにもかかわらず、銀行などでも、具体的にあちらこちらで裁判が起きているように、男女差別賃金が支給されている...全文を見る
○粕谷照美君 私も行政指導だけで直るというふうには思いません。婦人の闘いもまたなければなりませんし、社会一般の教育そのものも前進をさせていかなければならないというふうに思いますけれども、五十五年、五十六年の重点施策を達成するというのは、五十五歳未満の定年制と、こういうことになって...全文を見る
○粕谷照美君 そうしますと、総理府の方で国家公務員、地方公務員などについての婦人差別というものを把握をしていらっしゃいますか、どうでしょう。
○粕谷照美君 活用させていただいているのはいいんですけれども、そういう中で労働省が見てくるように、婦人差別というものはなかったかどうかという質問なのであります。といいますのは、この件につきましては、たとえば五十三年の三月二十四日の決算委員会では大阪交通局のバス車掌、三十三歳若年定...全文を見る
○粕谷照美君 五十五年の三月の二十四日の予算委員会で、質問に対して、当時の後藤田大臣がこう答弁をしていらっしゃるわけですね。地方公務員法の上では、男女の性別で区別を絶対つけてはいけない。したがって、あり得ないというふうに考えているわけであります。  それで、総務長官にお伺いをす...全文を見る
○粕谷照美君 そうすると、現実に不平等があった場合に、長官は企画推進本部の副本部長であります。どのような措置を、指導をおとりになるという御決意でしょうか。
○粕谷照美君 大変心強い御答弁をいただきました。  文部省、来ていらっしゃると思いますけれども、小、中、高等学校の先生方というのは地方公務員になるわけですね。この地方公務員で絶対に差別をしてはいけないと、こういうことに大臣の答弁もあるわけでありますけれども、具体的に退職問題など...全文を見る
○粕谷照美君 文部省は非常に頭脳的な答弁をしていらっしゃいます。私は、もっとびしっと、勧奨退職について女子が何歳、男子が何歳、その差一番大きいのは何歳、こういうことで答弁をしていただきたい。
○粕谷照美君 具体的な県名を挙げてもいいのですけれども、確かに文部省がおっしゃるように、たとえば鳥取県では男子は五十八歳、女子で共働きの人については五十三歳、これが勧奨年齢でありますね。島根県も、隣接県でありますからならっているのでしょう、同じであります。その他、香川だとか、徳島...全文を見る
○粕谷照美君 適当でないと言ったって、具体的にあるのに何も指導しないでいるのはおかしいじゃないですか。しかもその勧奨退職のやり方が、県の教育長だとか、地域の教育長が出てきて、実に残酷な、人権侵害のような言葉を使って婦人を退職させているのであります。教育の場でこのようなことが行われ...全文を見る
○粕谷照美君 問題が起きてきたら指導するというのでは困るのでありまして、もっと積極的に足を運んで探してみるということも大事なんじゃないんだろうか。私は、ちょうど昨年秋田のある市に行きまして、幼稚園の主任保母さんとお話をしましたら、ここではもう五十一歳になるとやめなきゃならないんで...全文を見る
○粕谷照美君 ところでもう一つお伺いしますけれども、地方公務員の御指導もぜひお願いをしたいと思うと同時に、いまの法律では婦人労働者が訴える、裁判で判決が出る、訴えた人あるいはその企業の中にいる女性に対しての差別撤廃は行われますけれども、同じことをやっている他の企業に対しては、それ...全文を見る
○粕谷照美君 十分協議をしてったって、何十年たったらこれができるのか、この目標がはっきりしないと困るんですよね。それで労働省にお伺いしますけれども、いまガイドライン作成中でありますね。そのガイドラインというのはいつごろできますですか。それから、そのガイドラインができなければ、この...全文を見る
○粕谷照美君 何も毎回毎回同じ答弁を聞きたくて私は質問をしているわけではありません。世界会議が終わりまして後の去年の十月の二十二口、第三十五回国連総会第三委員会で、赤松良子代表がこういう演説をしていらっしゃいます。「国連婦人十年後半期における重要課題として、同条約批准のため、国内...全文を見る
○粕谷照美君 私はなぜ、その把握しておりませんだけで終わるのかという、その態度そのものも非常に問題があるというふうに思いますけれども、しかし今回はそのことではなくて、重点を国籍の問題に移していきたいというふうに思いますのでお伺いをいたしますが、この無国籍の人たちは沖縄県内において...全文を見る
○粕谷照美君 この無国籍児の問題は、単なるそういう問題だけではないわけですね。学校の中でそういう状況に置かれているために非行に走っていくとか、あるいは健康保険に該当しないというような状態もあるわけであります。この辺のところをつかんでいらっしゃいますか、健康保険の問題はそちらでわか...全文を見る
○粕谷照美君 わからないのでは困りますね。こういう子供たちに対しても憲法を該当させよう、いろいろな努力が国会の中で行われまして、法律改正になったりしているわけですけれども、しかし健康保険で言えば、五十二市町村のうち、十八は適用されるけれども、適用外が三十五もあるわけです。そういう...全文を見る
○粕谷照美君 一日も早くと、こうおっしゃいますけどね、目標がやっぱりないとぐあいが悪いわけでして、一九八五年は国連婦人の十年のその最終の年になるわけで、そこんところをめどにやられると、こう理解をしてよろしいでしょうか。
○粕谷照美君 提案をすると、こういうことで理解をしてよろしいわけですか、一九八五年までに。
○粕谷照美君 まだ四年もあるわけでしてね。一日も早いという長官の御答弁もありましたので、私は長官の御答弁に沿って、法務省は一生懸命に努力をしていただきたい、こういうふうにお願いをいたします。  時間がありませんので、次に移ります。  買春ツアーの問題についてです。鈴木総理が東...全文を見る
○粕谷照美君 それでは外務省、把握をしておられますか。——後で外務省に直接伺いたいというふうに思います。  運輸省来ていると思いますけれども、運輸省は昨年の十月の二十二日、二十九日と、衆議院外務委員会で土井たか子委員がこれらの問題を取り上げて、政府、旅行業協会に是正措置をとるこ...全文を見る
○粕谷照美君 いままでも昭和四十八年韓国、四十九年の五月にはフィリピン、さらにまた四十九年の八月にも、また五十一年の十二月には韓国、さらに五十二年の二月にも、また五十四年の十一月にはフィリピンの問題も取り上げて、そういうような指導が出されていますね。しかしこれ間に合わなかったです...全文を見る
○粕谷照美君 私もこの共同コミュニケの仮の訳を持っているわけですけれども、非常に何と言うんですか、コミュニケというのはこういうものかもしれないんですけれども、何か形式的な感じがしてなりません。たとえば「ツアープログラムの中でセックスが枢要部分を占めているツアーを非難した。」と言い...全文を見る
○粕谷照美君 そういうことでわかりますけれどもね。旅行業者というのはものすごくたくさんあるわけですね。立入検査などというものができることなのかどうなのか、この心配も一つありますが、確かにこの定款の中には「会員が、次の各号の1に該当するときは、理事会の議決により除名することができる...全文を見る
○粕谷照美君 長官にお伺いしますけれども、これはフィリピンとの共同コミュニケでありますね。フィリピンがだめならタイがあるさ、最近は、ニュージーランドがあるさ、台湾があるさなんというようなことになったのでは、意味がないというふうに思うわけですよ。こういう点で、婦人の人権の尊重、こう...全文を見る
03月14日第94回国会 参議院 予算委員会 第9号
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○粕谷照美君 最初に、去る十一日の当委員会でわが党の寺田委員から、戦前の国家総動員法に規定されるような徴用の制度は憲法上許されるかどうかという質問がありまして、法制局長官は回答を保留されましたが、この際政府の御見解をお伺いしたいと思います。
○粕谷照美君 総理にお伺いをいたします。  予算は政府の顔と、こういうふうに言われますけれども、すでに五歳児のもう九割が幼稚園あるいは保育所を出て小学校に入学をしています。中学校卒業生の九四%が高等学校に入学をし、さらに高校を卒業する生徒の三人に一人は大学に進学をする。生涯教育...全文を見る
○粕谷照美君 いまの総理のお言葉が本当にそうだろうかという疑問を私は持っております。  文部省にお伺いいたしますけれども、ここ数年間の文教予算の増加率、国の予算に占める割合、一般歳出に占める割合、これを御報告ください。
○粕谷照美君 いま御説明がありましたように、文部省所管の増加率がいままで三年前には一一・六%と二けた持っていたのが、去年五・七になり、今回また四・七になった。激減をしているわけであります。国の予算に占める割合というものもことし初めて一けたに落ち込んでいるわけです。これで総理がおっ...全文を見る
○粕谷照美君 哲学であきらめたと、こうおっしゃいますけれども、私は文部大臣よくぞこの教科書無償を守り抜いてくださったと心から感謝をしているんです、珍しいことでありますけれども。大体教科書を先生が生徒に説明をするときに、これは国が、あなたたちはりっぱな人間になって、しっかり勉強して...全文を見る
○粕谷照美君 ことしはあきらめたと、こうおっしゃったんです。来年も文部大臣でいらっしゃるかどうかわかりませんけれども、来年も再来年も、憲法規定の問題でありますからきちんと守り抜いていただくように要望いたしまして、いま教科書の問題が出ましたのでちょっと触れてみたいと思います。  ...全文を見る
○粕谷照美君 そうすると、これはちょっとりっぱでなかった教科書と、こういうことになるわけでありますが、林野庁長官来ていらっしゃいますか。――林業が切り捨てられたわけですね。どう思いますか。
○粕谷照美君 農林水産大臣、今度は「林」を取られて農水大臣にならざるを得ませんけれども、いかがですか。
○粕谷照美君 大変農林水産大臣、教科書に熱心で、研究をしていらっしゃることを私いまお伺いいたしまして非常に感動いたしました。  山の植林が非常に岩手県など進んでいるわけですね、総理の地元でありますけれども。しかも農水大臣をやられたその鈴木総理にお伺いしたいわけですけれども、森林...全文を見る
○粕谷照美君 それでは余り伸びなかった教育予算の中で非常に大きく伸びた私学助成の問題について入っていきます。  文部省にお伺いしますけれども、本年度の伸び率並びにこの五年間ぐらいの伸び率について御報告いだきたい。  あわせて私立大学生の納付金の傾向といいますか、伸び率、それか...全文を見る
○粕谷照美君 私学の助成金がふえていく、大変私どもは喜ばしいことだというふうに思っております。そのことは父母負担を軽減をしていくこと、教育の機会均等を保障すること、そのために国立、私立のこの格差をなくしていくこと、こういうことが前提になるわけであります。ところが、本当にこの助成が...全文を見る
○粕谷照美君 会計検査院にお伺いをいたします。  一つは、私学の経常費補助金に対する指摘事項が報告をされておりますけれども、その態様と特徴についてお伺いいたします。  二つ目には、北里大学に検査に行ったようでありますけれども、その結果についての御報告をいただきたい。  三つ...全文を見る
○粕谷照美君 大変御苦労さまでございます。  文部大臣にお伺いいたしますけれども、いま報告がありました北陸大あるいは北里大ですね、疑惑が見られた、注意をした、もうこれからやらないようにするということでありますけれども、いままでももう繰り返し巻き返しこういうことがいろいろなところ...全文を見る
○粕谷照美君 文部大臣、厳正にということを私は信用したいと思っているんですけれども、たとえば五十二年度に私どもが取り上げましたいろいろな学校ですね、補助金の問題を見てみますと、直ってないのに出ているということが現実にあるわけです。非常に私は強く関心を持っています。たとえば、定数な...全文を見る
○粕谷照美君 少し長いという御意見もありますけれども、あの教科書のとき私どもはずいぶんがんばって聞いていたわけですから、プラスマイナスゼロにしていただきたいと思います。  それでは二つ目にお伺いをいたしますのは、もう一つ先生、あの私立の医科大学、歯科大学、その裏口入学金はなくて...全文を見る
○粕谷照美君 中村参考人にお伺いしますけれども、私も調べてみましたが、私学には非常に非常勤が多い、それから、教官一人当たりの学生数も多いし給料も劣悪だと、こういうふうに考えているんですけれども、参考人の調査はいかがなものでしょうか。  あわせて、先ほどから御報告がありましたよう...全文を見る
○粕谷照美君 参考人、これで結構でございます。
○粕谷照美君 いまの参考人のお話を伺いまして、私も本を読んだだけで十分な貸借対照やってみておらないわけですけれども、非常にびっくりしているわけなんですね。それで、このような御意見もあろうかと思いますし、逆にまた中村参考人に対する反論も当然私学の方から出てくるだろうというふうに思い...全文を見る
○粕谷照美君 私立学校法の附則十三項が今月末で期限切れになる、こういうことでありますけれども、この法律の果たしてきた役割り、期限切れになりますとこれからどういうふうになるかということについてお伺いいたします。
○粕谷照美君 なくなるわけですから、これから大都市に大学がどんどん建つかもしれないという条件を含んでいますね。そうしますと、大学が建ちますと当然私学助成法に基づいて大蔵大臣、どんどん法律に基づいてお金を出す、こういうことでよろしいですね。
○粕谷照美君 いまののは、認可は非違がない限り認可するというのですから、そんな悪いのが建つわけはないし、学部が増設されるわけではありませんからその点は御心配ないわけです。  それでは、時間がありませんからベビーホテルの方に移ります。  厚生大臣、お伺いしますけれども、ベビーホ...全文を見る
○粕谷照美君 詳しい調査、数字、報告してください。
○粕谷照美君 私は厚生省の調査そのものが非常に何といいますか、機械的な感じがしてならないのであります。たとえば厚生省のやった調査を見まして、私は新潟の出身ですけれども、そこに一としか書いてないわけです。一としか書いてありませんけれども、私自身がそういう事業をやっていらっしゃる方を...全文を見る
○粕谷照美君 大臣のおっしゃったそういうことを検討し、いざ実施をするということになりますと、保母の労働条件、こういうことも含まれてくるわけで大変なお金が必要になってくるわけであります。しかし、そのことをあえてやっていかなければ子供たちの保育というものは守られていかないわけですが、...全文を見る
○粕谷照美君 労働大臣、この育児休業、どのようないま状況になっているか御存じでしょうか。
○粕谷照美君 自治大臣、各地域でこういう条件をとっているところがあると思いますが、いかがでしょう。
○粕谷照美君 それでは、先鞭を切った文部省、これはどのような状況になっていますか。
○粕谷照美君 地域によりましては、たとえば広島などは七八・八%、つまり百人が子供を産めば七十八人までが育児休業をとると、そういう状況に立ち至って非常に喜ばれているわけですね。ところが、同じ学校にいても、看護婦さんは確かに育児休業が適用されながら、養護学校の看護婦さんにはこれが適用...全文を見る
○粕谷照美君 やりたいというお考えを持っているのか、いまの法律でもうそれはしようがないという、こういうお考えなのかということを伺いたい。
○粕谷照美君 総理にお伺いをしますけれども、ベビーホテルに預けるような人たちの労働条件といいますか、そんなところに預けるような人が悪いんだというふうにお考えになっているのか、本当に働かなきゃならないからそういうところに預けざるを得ないという方が多いのか、その辺のところの認識をお伺...全文を見る
○粕谷照美君 行政監察官にお伺いをいたしますけれども、行政監察に基づく勧告というのを行っていますね。その勧告を私は見まして、どうもこういう勧告であっては児童福祉法二十四条の精神をしっかり踏まえてない勧告ではないだろうか、こういうふうに思いますけれども、いかがでしょうか。
○粕谷照美君 私は、厚生大臣が本当にこのことについて緊急な問題を急いで対策をする、それから長期の問題について精力的に考えて次から次へと着実に行政の指導を強めていくというようなことを約束していただきたいと思いますけれども、いかがでしょうか。
03月16日第94回国会 参議院 予算委員会 第10号
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○粕谷照美君 外務大臣にお尋ねをいたします。  きのう行われました伊東外務大臣とポリャンスキー大使との会談は、本予算委員会でもいろいろと討論がされましたけれども、その外交、経済などの懸案の問題について見通しがついたのかどうか、内容についての御説明をいただきたい。
○粕谷照美君 そうしますと、経済問題などについては若干の前進があった、しかし、この予算委員会で鈴木総理が、正式に申し入れがあればお会いする、こう答えたことについての正式の申し入れはなかったと、このように理解してよろしいのでしょうか。
○粕谷照美君 この問題については、時間がありませんから後ほどやることにいたしまして、厚生大臣に次にお伺いをいたします。  悲惨な戦争の落とし子として中国残留孤児が日本へ来まして、きょういよいよ日本を立つわけであります。二十四人が肉親との再会を果たして一応の成果を上げた、このよう...全文を見る
○粕谷照美君 その日本に住みたいという方のことですけれども、肉親がいる方々についてはそう問題はないと、こう判断をいたしますけれども、今回もそうですけれども、見つけることができなかった、しかしやっぱりこの人は日本の子供だと、こういうふうに考えられる人たちが日本で生活をする、そういう...全文を見る
○粕谷照美君 私も友人がそういう関係におりまして、日本に帰化の手続をとろうとしているわけですけれども、非常に厳しいですね。むずかしい。法務省も努力をしてくださるのでしょうけれども、大変態度がかたいわけでありますよ。法務大臣、このことに関してはどのようなお考えをお持ちですか。
○粕谷照美君 当然考えるということは、そういうことを配慮をしてこれからも手続をとる、こういうように理解してよろしいですか。
○粕谷照美君 終わります。
03月19日第94回国会 参議院 予算委員会 第13号
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○粕谷照美君 まず、厚生大臣にお伺いをいたします。  ベビーホテル問題に関連をいたしまして、厚生大臣が、また厚生省が、迅速な対応をとられている、こういうことがよくわかりました。しかし、各論となりますと、大変な人員増、大変なお金、これが必要になるということはもう明々白々の事実であ...全文を見る
○粕谷照美君 それでは、その事務当局とあとは詰めさせていただくことで、厚生大臣、どうもありがとうございました。  次に、総理府総務長官にお伺いをいたします。  差別撤廃条約の批准に向けまして、ずいぶん長いこと議論がなされてまいりました。そういう中で私どもが得ている感触は、法務...全文を見る
○粕谷照美君 総務長官のお考えがわかりましたので、どうもありがとうございました。  それでは。労働大臣にお伺いをいたします。  私がいま手に持っておりますのは、これ、労働省の婦人少年局から出されたものでありまして、主題は、「あらゆる分野への男女の共同参加をすすめましょう」、な...全文を見る
○粕谷照美君 私は、大臣のお答えは非常に正しいと思います。本来あってはならない。だから改善していかなければならないと、こういうことが目標だとおっしゃるのはそのとおりだと思います。  ところで、いま配ってあります上級職の試験、資料1、それから、それと同じものでありますけれども、昨...全文を見る
○粕谷照美君 同じくこのリーフに、「地域社会で」とこうありまして、「地域のしきたりやとりきめは男性優先になっていませんか」と、このようなことがあります。先日も公明党の渡部委員からの御指摘がありましたが、広島県の婦人少年室でもって、やっぱりそういうことをちゃんと掘り起こしているわけ...全文を見る
○粕谷照美君 知っているんですが、その理由は何ですか、
○粕谷照美君 私どもは、自衛隊についてはそれぞれの、一つの党の意見がありますけれども、しかし、医科大学校に入るということを、女性であるからだめだということにはならないというふうに思うのですね。一切のことがその他の省庁で検討されたのですから、新たに私は検討をしてもらいたいと思います...全文を見る
○粕谷照美君 もう少し明確に、細かく教えてください。
○粕谷照美君 その二つの県はなぜ男子のみというふうに募集をしているのですか。
○粕谷照美君 本庁にはそれはありませんか。
○粕谷照美君 本庁でできて地方でできないということはありませんから、労働基準法に明確に違反するものであればこれは当然女性は募集しないということはあたりまえな話であります。ぜひその点についての御指導、話し合いもしていただきたい、こう思います。  私は、全県の職員採用の試験案内書を...全文を見る
○粕谷照美君 取材の記者でありましても、あの堂本暁子さんなんていうのは見事なお仕事をやられていらっしゃるわけで、女性であるから仕事ができないと、そんなことは絶対にないのでありますから、仕事の内容についてきちんと説明をし、そのことを女子がどうやって受けとめ、自分がなおかつ意思を固め...全文を見る
○粕谷照美君 大変力強いお言葉をいただきまして、大臣もお急ぎのようでありますから、私の質問はこれで終わりますが、条約は、母性を社会的機能として尊重するということを強調しているわけでありまして、ぜひ、母性保護が男女平等の基礎であり、母性が差別の理由とされてはならないというこの項目を...全文を見る
○粕谷照美君 それでは、現在の教科書制度というのは一体どんな精神で出発をしたと、いままでの先生のお話から踏まえて御報告をいただきたいと思います。
○粕谷照美君 戦後の教科書制度の発足の精神から大きく逸脱を、逸脱といいますか、大きく変わってきているなという昨今であると私は思います。衆議院においてもわが党の湯山委員が大臣の検定を通った見本本が供給本になっているときに、もう大きく記述内容が違っているということを取り上げて質問をい...全文を見る
○粕谷照美君 どうもありがとうございました。  関連質問です。
○粕谷照美君 高裁の判決に誤解があったというのは私は初めてお伺いいたしましたが、いずれこのことについては後ほどじっくりとやりたいと思います。  しかし、いずれにしろ教科書の検定制度が秘密の部分が多過ぎる、検定基準が明示されて、処分理由は公開されるべきだと、こういう当然の要求が出...全文を見る
○粕谷照美君 私も教科書の論議がいろいろ起きるのは大賛成なんです。たとえば、ここに、男女平等の教育を考えるシリーズなどといって、教科書の中の性差別はどのように取り扱われているか、一生懸命に研究をしているグループがあるわけです。こういう人たちの意見も出ていく、そうでない意見も出てい...全文を見る
○粕谷照美君 大臣、きのうの学校の卒業式、中高で、二百校が警察を入れて、そして暴力が起きないようにということで対処をしたと、私は非常に胸が痛いわけでありますが、大臣の御感想、お気持ちをお聞かせください。
○粕谷照美君 どうするかということについてのお考えが発表されませんでしたけれども、これもまた時間の関係で後ほどやります。  さて文部大臣、先日前島委員の質問に対して、養護学校の義務化について総理が答弁をされ、その前の大臣答弁と、総理答弁の後の大臣答弁、またちょっとニュアンスが変...全文を見る
○粕谷照美君 そこが異常なことだというふうに思います。私は総理答弁をお伺いして思わず拍手を送りました。それはなぜかといいますと、海部文部大臣、砂田文部大臣、内藤文部大臣連続してそのことを、ぎりぎりになったらどうするのかという質問をしてきたときに、常に、いまの文部大臣がおっしゃった...全文を見る
○粕谷照美君 速記を調べてみると、そうではないんですよね。やっぱり設置の義務があるんだというように総理は答弁をしていらっしゃる。最後の判断は親のところにあるんだと、こうおっしゃっているんで、文部大臣が勝手に、総理大臣も国の方針にのっとりと、こう言葉をつけ加えられるのは私としては納...全文を見る
○粕谷照美君 そうしますと、お休みになった先生の年額が二百八十一万円、平均して。かわりの先生の年額が約二百三十七万円。そうしますと、国の予算は四十四万円余るということになるじゃないですか、育児休業をやると。なぜこんなことになるんですか。
○粕谷照美君 それでは、局長のおっしゃるように差額として二十八万円残る、大蔵大臣、よろしいですか、残る。いま説明がありましたから。育児休業の制度をしくと国の予算がうんとかかるということは、これはないというように理解をしていただいていいと思います。一人につきですよ。そうすると、それ...全文を見る
○粕谷照美君 私どもはこの育児休業の制度は大変うれしいと思っておりますけれども、しかし無給であるということに非常に問題点を持っております。したがいまして、本人の希望で、しかも有給で、そのお金の出る場所はまた別途考えますけれども、六割ぐらいと、こう考えまして、また女だけではなくて、...全文を見る
○粕谷照美君 それでは乳児院の設備、運営について説明をしてください。
○粕谷照美君 子供一・七人に看護婦さんが一人配置をされる、お医者さんもいなければならない、それから調理員もいなければならない。こういう状況は非常にベビーホテルなんかと違うのに、こんなにすばらしい条件があるのに、なぜ入所率が六九%ぐらいなんでしょうか。しかも、その入所率というのは、...全文を見る
○粕谷照美君 いま、出生率が減少した、イメージが悪いなどとおっしゃいますけれども、もしそのことを了とするならば、なぜベビーホテルがあれだけ繁盛するのかということにもなるわけでありますから、その辺はやめていただきまして、もう一つ、この職員というのは基準どおりに配置をされていますでし...全文を見る
○粕谷照美君 もったいないですね。せっかくの国の予算を使って、そうしてお医者さんまで配置しながら子供たちが入らない、入れない。そうして、その一方でベビーホテルの問題が出てきている。それは私は、やっぱり措置基準が厳しいからだというふうに思いますしこの措置基準を拡大して入院の子供たち...全文を見る
○粕谷照美君 七月の十七日の日にコペンハーゲンで差別撤廃条約に高橋代表が署名をされました。国際的に条約に署名をするということの意義をお伺いをいたしたい。  あわせて、この条約は一九七九年の十二月の十八日、国連の第三十四回総会で日本も賛成をして、そしてこれ成立しているわけですね。...全文を見る
03月20日第94回国会 参議院 予算委員会公聴会 第1号
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○粕谷照美君 最初に松本先生にお伺いをいたします。  先生の御意見はよくわかりましたけれども、二つ簡単に。  一つは、いま大蔵省は、日本の厚生年金額は世界で最高だ、こういうふうに言っております。そして、先ほどの自民党の御意見の中でも、わが国の社会保障は世界のいい水準にきている...全文を見る
04月01日第94回国会 参議院 予算委員会 第19号
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○粕谷照美君 きょうから公共料金がメジロ押しに大幅に上がる値上げ元日だというふうに思います。厳しい年度明けであります、きのう大蔵委員会で増税関係諸法案が、わが党並びに各野党の反対を押し切って自民党多数で可決決定いたしました。本予算委員会の物価、財政などの集中審議の際に、わが党の同...全文を見る
○粕谷照美君 今月は五%程度になるんではないかと、こういうお見通してございますか。
○粕谷照美君 消費者物価が五%台になる、非常に私どもとしては信じられない。増税などのツケを消費者に転嫁をさせないために、具体的にそれではどのような施策をされようとするのか、お伺いしたいと思います。
○粕谷照美君 それではお伺いしますけれども、五十五年度の消費者物価上昇率七・八%というのは一体いつの時期で明確になったのでしょうか。当初見通しが六・四%、一月二十六日の閣議決定のときが七%程度、それから二カ月もたたないうちに大きく狂っているわけであります。その要因は一体どこにあり...全文を見る
○粕谷照美君 対前年度比消費者物価指数の中で、それでは公共料金の寄与度というのは一体どのくらいで、野菜の寄与度というのは一体どのくらいのパーセンテージになっていますか。
○粕谷照美君 そうしますと、長官にお伺いいたしますけれども、物価指数が非常に上がった理由として、一つには石油がある、これは戦争ということでありますから理解をいたしますけれども、野菜というのは、私たちは、大したことはなかった、影響はあったけれどもそう大きなものではないというふうに考...全文を見る
○粕谷照美君 この物価指数が政府見通しを大きく上回るであろうということは、早いころから指摘をされていたわけでありますけれども、しかし修正がずいぶん遅くなって行われているわけであります。なぜ国民にもっと早くその見通しについて報告をしないのか。私たちは、これは春闘を押さえ込むための政...全文を見る
○粕谷照美君 消費者物価指数の統計的な意義は私は認めます。しかし国民は、生活実感と非常に何かかげ離れた数字であるような感じを持っているわけですけれども、家計の実態を如実に統計の上に出している、そして国民になるほどと思わせるようなことを政府としてはやっていらっしゃるかどうか、お伺い...全文を見る
○粕谷照美君 それでは、たとえば貯金の動向がどうだとか、あるいは税金がどうか、社会保障はどうか、光熱費はどうか、こういう統計はきちんとしてありますでしょうか。
○粕谷照美君 その数字をもちまして、いまの場合、一体いままでの生活、昨年に比べて、あるいは五十年に比べて国民の生活はどのようになっているという分析をしていらっしゃいますか。
○粕谷照美君 どうも政府の統計というのは私たちの生活実態と合わない、こういう国民の声が非常に大きくなっている。その一つの例といたしまして、先日、神奈川の生協連の家計簿調査が発表されております。とにかく昭和五十四年と比較をしますと、一カ月の収入は六・七%伸び、税金は一一・六%伸び、...全文を見る
○粕谷照美君 五百億円が使い切れないで四十四億円だった、私はこの使い切れなかった理由というのは一体何だろうか、このことを政府に問いたいと思いますが、本日はそのことだけを指摘いたしておきます。  とにかく実質賃金もマイナス、家計も実質的には大幅に赤字になっていく、明らかに政府の失...全文を見る
○粕谷照美君 質問通告と順番を変えたものですから、大蔵大臣、失礼しました。先ほどぜひ大蔵大臣から確認をいただきたいと思いましたことは、財政法の六条に関する減税はもう絶対に実行するということでございます。御返答をお願いします。
○粕谷照美君 一番最初に質問すればよかったなあと、いま反省をしているんですけれども……。  総理、レーガン大統領が狙撃をされましたことにつきまして、総理は現在どんな御感想をお持ちですか。
○粕谷照美君 当面の日米間の大きな課題についての総理の見通しといいますか、そういうものについてはいかがお考えでしょうか。
○粕谷照美君 それでは、参考人の宮尾さんの方に質問を変えていきます。  宮尾さん、大変御苦労さまでございます。ことしは国際障害者年でございますけれども、きょうは、障害者として長い人生を送ってこられました宮尾さんの生活を通じての今回の予算、年金を含んでのお考えなどについてお伺いし...全文を見る
○粕谷照美君 総理大臣、そして厚生大臣、総理府長官、皆さんがいまお召しになっていらっしゃる背広、一着十五万円以上していらっしゃると私は思うのですけれども、その値段にも満たない額で一家六人が生活をしている。何とエンゲル係数が三分の二だという。こういう障害者の生活、それでなおかつ宮尾...全文を見る
○粕谷照美君 大変うれしい御返事をいただいたわけでありますが、それではわが国の現在のその所得保障は一体どうなっているかということを見てみたいと思います。  まず、大蔵省にお伺いしますけれども、無拠出の障害者福祉年金と拠出制の年金との間に、この最低保障にはどのくらいの格差がありま...全文を見る
○粕谷照美君 同一の障害の程度であって、年金額に非常に大きな格差がある。このことは非常に問題だというふうに思うわけであります。せめて拠出制の額に最低を合わせるべきだと、こう私どもは考えているのでありますが、老齢福祉年金や五年年金とのバランスと、厚生省あるいは大蔵省はすぐそういうこ...全文を見る
○粕谷照美君 ところで、先ほどから宮尾さんが指摘をされていますように、来年度の予算に盛り込まれないと。この辺のところに何とか、中間報告とまでいかなくても、何らかの形でやるということができないでしょうか。
○粕谷照美君 宮尾さん、どうもありがとう。
○粕谷照美君 それでは、今度は文部省にお伺いをいたします。  障害者の問題に関連をしてでございますが、次の症状の子供は一体どういう学校に入るのでありましょうか。一つ、全盲。二つ、サリドマイド児。上肢がない、あるいはもうほとんど使いものにならない。三つ、車いすのいまの宮尾さんのよ...全文を見る
○粕谷照美君 大臣、ちょっとおかしいんですね。文部省の「特殊教育執務ハンドブック」、私が指摘しましたら書き改めましたということで、一体どのように書き改めたのかなと思って見たのですけれども、重要な問題点が含まれています。  旧はどのようになっているかと言えば、「学校教育法施行令第...全文を見る
○粕谷照美君 いずれそのことは文教委員会でやることにいたします。  それでは、こういう子供たちをできるだけ地域の小学校や中学校に入れるという努力を自治体がしているところ、名前幾つか挙げられますでしょうか。
○粕谷照美君 私は、自分の足で大宮市、室蘭市、高槻市、それから滋賀の大津市などを見てまいりました。すばらしいことをやっていらっしゃるわけです。大宮あたりはもう市全体の方針として、室蘭は教員組合からの要望によって、新設校に新しい教室をつくって、そしてそういう子供たちのために就学前の...全文を見る
○粕谷照美君 自治省は、この国の基準以上にあんまり人間をふやさないようにという通達というのですか、指導を出されたのではないでしょうか。町田などは、こういう子供たちを預かるために、都が認めている負担職員のほかに、市単独で男百七人、女二百八十五人、大変な人数を小学校で持っているし、中...全文を見る
○粕谷照美君 そのことはおかしいわけでありますが、やり合っている時間がありませんので後ほどに譲ります。  それでは、私はこの二週間ほどの間にちょっと新聞記事などを集めてみました。サリドマイドの少女が普通の小学校へ入った。養護学校で受け入れてくれないから小学校でがんばっているとい...全文を見る
○粕谷照美君 総理、もう一つ私は確認をしたいと思います。  養護学校の教育も私は非常にりっぱだと思います。盲学校もりっぱな教育をやっているところを幾つも幾つも見てまいりました、それから、前にありました予算委員会で自民党の井上委員が、りっぱな養護学校で、自分の娘をそこに通わせてい...全文を見る
○粕谷照美君 しつこいですけれども、結論が出ないから何度も何度も確かめているのであります。最後の決断は親にあるのかないのか、このことであります。  文部大臣に私は申し上げたいと思いますけれども、筑波大学の盲学校ですけれども、いま五人の一年生、全盲の子供がいるそうでありますが、そ...全文を見る
○粕谷照美君 私は、総理の先回の御答弁、いまの御答弁を、やっぱり自治体がそういう条件を整えるということが非常に重要だ、それに国が手をかすことも非常に大事だ、こういうことをおっしゃったのだというふうに理解をいたしまして、これからまた努力を続けていきたいと思います。  それでは次に...全文を見る
○粕谷照美君 そうですね、地裁の判決が出ましたときに、本当に女の五十五歳は男の七十歳に生理的機能水準が合致するというのですから、私も七十ぐらいになるわけでありましょうか。  ところが、その結論が出た十一日後に、その五歳差の差別は、これは公序良俗に違反だ、こういう結論が出ているの...全文を見る
○粕谷照美君 まことに力強いお言葉をいただきました。  それではお伺いいたしますけれども、先ほども申し上げましたようにここまで十二年間かかっているわけで、その間にずいぶん男女差別に関する多くの訴訟が行われました、ほとんどもう訴えた側の勝利に終わっておりますが、この間の労働省の男...全文を見る
○粕谷照美君 この問題に対して労働省婦人少年局が何回か通達を出しております。私はその通達を読んでみましたけれども、非常に及び腰であります。へなへな腰というふうに言ったらいいでありましょうか、大変頼りにならなかった、こう思います。  さて、いま五十二年度に計画をしてそのような差別...全文を見る
○粕谷照美君 中本さんの件は、中本さんは勝訴したけれども、同じ条件にある他の婦人労働者にはその判決は該当いたしません。労働省は一体何を根拠にして、何を行政指導する理念にして各企業を指導しているのか、その辺をお伺いいたします。法律的な根拠条件は何でしょうか。
○粕谷照美君 公序良俗といいましても、それぞれの地域においては公序良俗いろいろな解釈があるわけで、法的な根拠というふうにはなりません、民法では。やっぱり問題は労働基準法三条に性別という言葉を入れる以外にないのじゃないか、こう思いますけれども、いかがでしょうか。
○粕谷照美君 もう一度確認いたしますけれども、では労基法三条に性別を入れるということを含めて検討しているということでよろしいか。  それからもう一つ、そういう条件の中で苦しんでいる婦人労働者たちは一体どこへ駆け込んで訴えていったらいいのでしょうか、お伺いします。
○粕谷照美君 婦人少年室もずいぶんがんばっておられますけれども、まあ各県に一つぐらいしかないわけであります。それで十分であるとしたならば、東京都には男女差別苦情処理委員会などというものを大変なお金をかけてつくるということもないというふうに思いますが、この東京の苦情処理委員会、婦人...全文を見る
○粕谷照美君 その婦人少年室の現実の働きについてはいろいろと私ども意見がありますけれども、一応いまの局長のお話を伺いまして子としたいと思います。  それでは次に移ります。医療会社の件についてお伺いをいたします。所沢の富士見産婦人科病院を初めとしまして乱診、薬づけ、検査づけなどの...全文を見る
○粕谷照美君 医師のこういう営業行為については、医療法七条の四をもって禁止しているというふうに思いますけれども、厚生大臣いかがでしょう。
○粕谷照美君 そういうものはというふうにおっしゃいましたけれども、では、現実に静岡を初め全国的に広がっているというこのことはそれに該当しているのかどうなのか、実態をお調べになったのでしょうか。
○粕谷照美君 そうしますとあれですか、医療法七条の四の中に含まれないというように理解をするのですか。
○粕谷照美君 総理にお伺いしますけれども、新聞によりますと、個人の名前を挙げて、どういうものかと思いながらも、写真まで出ているわけでありますから言ってもいいのじゃないかと思いますが、丸茂参議院議員がここに、非常な推進役になったという記事が載っているわけであります。この丸茂さんとい...全文を見る
○粕谷照美君 そうすると、この読売の新聞記事は全く推測であったと、こういうように理解をしなさいということになるわけですね。  大蔵大臣どうですか。元政務次官がこういうことをやっていらっしゃったという記事が出たということ、いかがお考えですか。
○粕谷照美君 総理もそういう意味でお答えにならないのかもしれませんけれども、私は非常に問題があるというふうに思うのです。このことかもし本当であったとしたならば、総理はどのようにお考えになりますか。
○粕谷照美君 国税庁の対応を問いたいと思います。
○粕谷照美君 神戸の近藤病院が十六億円の脱税をした、こういうことが神戸地検から告発をされております。りっぱな医師たちへの信頼を高めていくためにも、また一〇〇%所得を把握されて課税されているサラリーマンの納税意欲に大きなかげりを落とさないためにも、私は、厚生大臣、しっかりとがんばっ...全文を見る
○粕谷照美君 大蔵大臣、いかがですか。
○粕谷照美君 私は、これから児童扶養手当制度について伺いたいと思います。  児童手当の切り捨てたとか所得制限を強めていくとか、そういう中で、これもまたそのうちの一つに該当いたします児童扶養手当という、こういう制度が発足をした沿革とその支給状況についてお話を伺いたいと思います。
○粕谷照美君 厚生省はこの支給に当たって矢継ぎ早に通達を出しておりますね。私手元に持っているだけでもこれだけあります。一体、この通達は何のために出したのですか。
○粕谷照美君 私はこの通達の中身を見ましたけれども、非常に問題があるというふうに思います、厚生大臣、これはなるべく、とにかく切り捨てていきたいという考え方のもとに出した通達というふうに理解をしたらよろしいでしょうか。目的に沿って正しく支給をされるためにこういう通達を出したというよ...全文を見る
○粕谷照美君 まじめなというレッテルを押していただいてありがたいわけなんですけれども、しかし、私が見てもどうかなあと思う部分があるわけですね。たとえば父親から、まあ蒸発したといいますか、わからない父親から一年以内に手紙一本、電話一本でもあれば、この父親は子供を監護している、こうい...全文を見る
○粕谷照美君 確かに、夫婦そろって子供を育てていくという、これが日本の道徳であるという考え方からすれば、いま指摘をされるような支給の実態というものはあると思います。私は、昨年の七月にデンマークへ行きましたら、あそこには未婚の母の家というのがありました。いまは、未婚の母ではなくて、...全文を見る
04月02日第94回国会 参議院 予算委員会 第20号
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○粕谷照美君 私は、日本社会党を代表いたしまして、ただいま議題になりました昭和五十六年度政府予算三案に対し、反対の討論を行います。  総理は、去る一月二十六日の施政方針演説で、八〇年代は、七〇年代に生じた資源及び環境面での制約、通商摩擦、人口の高齢化、財政収支の不均衡等の課題の...全文を見る
04月16日第94回国会 参議院 文教委員会 第8号
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○粕谷照美君 新井参考人にまずお伺いをしたいことは、私も先生がおっしゃるように本当に学問の自由、大学の自治が守れるかどうか、この法律を見て非常な疑問を持っているところであります。先生の御意見をお伺いしますと、その法律を変えていけばそういう心配が少なくなっていく。そうすれば、放送大...全文を見る
04月21日第94回国会 参議院 文教委員会 第9号
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○粕谷照美君 文部大臣にお伺いをいたします。  きのうの午後、大蔵省の松下主計局長が鈴木総理のところへ行きまして、来年度の予算編成の方針の進め方などについて説明して、大筋で了解をされたと、こういうことだそうであります。  また、第二臨調が発足をいたしまして、行政改革推進本部も...全文を見る
○粕谷照美君 もう少しはっきりお伺いしたいことは、放送大学をぜひつくりたいと、こういうことを絡まって、元文部大臣の内藤文部大臣が非常に御苦労をいただいてかち取ったあの四十人学級というもの、これを犠牲にするというようなことはお考えはないわけですね。
○粕谷照美君 先週の委員会におきまして、小野委員が指摘をいたしました「放送大学の基本計画に関する報告」の中の「完成時最大規模」、これの指数のとり方が違うではないか、非常に大きな問題だと思うわけであります。この辺はどういうふうなことになりましたでしょうか。
○粕谷照美君 小野委員の指摘と違うのはなぜかと、こう聞いているのであります。
○粕谷照美君 検討をさしていただきたいと言われますけれども、これは早急にしていただきませんと、法案そのものが非常に重要な時期にありますので早急に御回答いただきたい、こう思います。  一ついま明らかになったことは、小野委員の質問をしたその数字は総理府統計局調べのものを使ったのだけ...全文を見る
○粕谷照美君 その学習センターは大体六カ所ということになりますね、計画で言えば。その六カ所が一体どういうところになるのかということと、その国有地が大体どの辺にあるのかということと非常に大きな関連があるというふうに思うわけですけれども、そんなめどはついているのですか。心づもりなどは...全文を見る
○粕谷照美君 大分腹案がありそうな御答弁ですけれども、まだ発表の段階に至らない、こんな感じで私はいまの局長の御答弁を伺いました。  あわせまして、送信所一カ所とこの一期計画の中にはありますけれども、これまた最初の構想のときには第一期の計画は十三カ所のはずであります、数字で見ると...全文を見る
○粕谷照美君 文部大臣、いまお聞きになってわかると思うんですけれども、一期計画で最初十七カ所の予定であった学習センターが、いまは六カ所の予算要求だと、そしてまた送信所なんかは十三の計画であったのが一つである。こんなことで全国ネットずうっとやっていくという見通しはどういうものなんで...全文を見る
○粕谷照美君 この計画についてはこれで終わりますけれども、基本計画の三十七ページに大学本部一般経費として全職員の給与は国立大学の一五%増であると、こういうふうに書いてありますね。国立大学よりも一五%給与をよくするということはどういう根拠に基づいて行われるものなんですか。
○粕谷照美君 給与の問題は後でやろうと思ったのですけれども、出たついでに言いますと、国立大学の先生は一五%上増しということになりますから、おいでになるに当たっても抵抗はなく来ていただける。しかし、私立大学で考えてみますと、低い大学もたくさんありますけれども、いわゆる六大学とか言わ...全文を見る
○粕谷照美君 私はこの放送大学の審議に当たって、全国網の見通しのないままに発足するならば、憲法二十六条に言う教育の機会均等の原則に照らして、準国営、多大の国費を使うわけでありますから、電波が届かないだけで学ぶ機会が与えられない、そういう生徒が出てくるということは非常に問題だという...全文を見る
○粕谷照美君 そのBS−2ですけれども、チャンネルは幾つ乗っているんですか。そしてNHKだけのためにしかこれは使われないのですか。
○粕谷照美君 NHK。
○粕谷照美君 そうしますと、二世代の見通しは六十三年ごろ、このころにならないと放送大学には利用ができないというふうにわかりますね、いまの御説明で。それでは、その二世代のロケットの中には文部省と話し合いをして入れていきたいというふうに考えていらっしゃるのかどうかということと、あわせ...全文を見る
○粕谷照美君 そうしますと、放送大学がそのチャンネルを使わしてもらえると、こういうことになれば、全国網は大丈夫と、こう考えてよろしいですか。
○粕谷照美君 あわせまして、民放が衛星打ち上げというものを計画をしているというお話を聞くわけですけれども、それは全然郵政省の方ではわからないのですか。
○粕谷照美君 大臣にお伺いをいたしますけれども、そのロケットが上がれば全国のカバレージが非常に明るい展望として出てくるということがわかるわけであります。放送大学をつくる、いわゆる放送を利用して大学教育を行うということについて反対をしている会派はどこにもない。特に衆議院のあの小委員...全文を見る
○粕谷照美君 そこのところが、同じ法律をずうっと出してきているということではなかなかそういうわけにいきませんので、大臣がそういうふうにお考えになるということは、譲る部分も考えられる、こう理解してよろしいでしょうか。
○粕谷照美君 私どももできれば賛成をしていきたいと、こう考えているんですけれども、どうしても賛成できない部分がいままでもずうっと論議になってきたところでありますけれども、特にやっぱり管理運営と大学の自治の問題について非常に大きな不安を持っているということは、すでに何度も何度もわが...全文を見る
○粕谷照美君 どうもありがとうございました。  そういう制限のもとに法案ができ上がったこの放送大学ですね、管理運営の機構が国立大学にならったらいいのではないかと、こういう質問なわけです。
○粕谷照美君 文部省はそう考えていらっしゃるでしょうけれども、私どもはそれに対して疑問を持っているから質問をしているわけであります。  私立大学とも違うこの放送大学学園で、理事長は文部大臣が任命をする。非常に権限が強い。普通、私立学校でありますと「学校法人の業務は、寄附行為に別...全文を見る
○粕谷照美君 いまののでよくわかりました。  本当に教学面は独立をさしてもらわなければ困ると思うのですけれども、事実上理事の合議制になるというのはどこで保障されていますか。
○粕谷照美君 それでは、私がさっきから心配しているのは、理事の権限が非常に強いということに関連をしてですけれども、この放送大学学園の役員の任命手続を見ますと、時の文部大臣の意思でかなり容易に首がすげかえができるようになっているわけであります。そのことが学問、教育の自由、大学の自治...全文を見る
○粕谷照美君 それでは、学長の任命についてもやはり同じだと思うんですね。理事長の申し出に基づいて文部大臣が任命をする、この理事長の申し出というのは、「評議会の議に基づいて、学長が定める。」基準と、こういうふうになっていますから、一応民主的な手続を踏んでいると、だから学長の任命につ...全文を見る
○粕谷照美君 よくわかりました。しかし、私どもはその評議会そのものにやっぱり問題があると、こういう考え方をしているものですから、内容はよく理解をいたしましたけれども、問題点はあるということを明確にしておきます。  その学長の採用の選考について既存の国立大学はどういうような形で大...全文を見る
○粕谷照美君 学長の選考規定がそのような評議会だけではないと、実態があると思いますけれども、その辺はどうでしょうか。
○粕谷照美君 国立大学の評議会というのは学長、学部長それから名学部教授二名、それから各付置研究所長など、こう出てくるわけでありまして、人数がわりと多いわけですね。ところがこの放送大学というのは教養学部という単なる一学部しかない。そういう中で評議会でもってもう学長の選考基準をつくり...全文を見る
○粕谷照美君 それは後でやるから……
○粕谷照美君 そこのところがどうしても合わないのであります。  次に移っていきますけれども、この第九条ですけれどね、役員の欠格条項が入っているわけです。第一号、二号、それぞれちょっと説明をしてください。
○粕谷照美君 そのとおりです。一号、二号を説明してください。
○粕谷照美君 それでは、その第三号について伺います。  第三号は「放送法第十六条第四項第二号又は第五号から第七号までに掲げる者」と、こう欠格条項を挙げているわけですね。一と三と四が抜けているわけですね。一と三と四はよろしいということになるのでしょ。なぜ、そういうことになったのか...全文を見る
○粕谷照美君 私はそこのところが非常に不思議なんですけれども、絶対になってはいけないということにはなってないわけでしょう。政党の役員も放送大学の役員になれますよという、こういう法律でしょう。
○粕谷照美君 具体例がなくても、これから起きるかもしれない。もうほとんど全額が国庫出資の放送大学でありますね、しかもテレビでもって、放送衛星でも上がれば全国に電波が通っていって、そして教育問題についてはもう一億が全部画一化されるんではないかなどという指摘がある中に、この政党の役員...全文を見る
○粕谷照美君 文部大臣、いかがなものでしょう。文部大臣も非常に放送大学について勉強していらっしゃる、熱心だと、こういうお話も私は当局から聞いているわけでありますけれども、政党の役員がこれだけ問題の放送大学の役員になる、このことについてどのようなお考えをお持ちですか。
○粕谷照美君 もっとはっきり言っていただきたいと思いますけれども、政党の役員がこの放送大学の役員になると、このことは好ましくない、あってはいけない、こういうふうに理解してよろしいですか。
○粕谷照美君 ところで、その政党の役員というのは一体どういう人たちを役員と言うのでしょうか。文部省でこれは答えられますか。
○粕谷照美君 この法律を提案しているのはどこの省が提案しているのですか、そうすると。
○粕谷照美君 そうして質問に答えられないというのでは困ってしまうわけでありまして、私はこれ以上審議ができないのであります。それで、その政党の役員とはどの範囲を言うのかということについて、法制局とも至急打ち合わせをして、そして当委員会に御報告をいただきたいと思いますが、どうでしょう...全文を見る
○粕谷照美君 それから、先回のときにわが党の本岡委員が質問をしましたけれども、この天下りについてどう考えるか、あのとき御答弁がなかったように思います。最初のうちは、それは全額政府出資でありますし、このことを一生懸命にやってこられた方々が役員としてなられるだろうと、こう思いますけれ...全文を見る
○粕谷照美君 適材適所もよろしいですけれども、通常もうこの言葉は国民のものになっているわけでありますから、それは大臣、答弁を逃げてはいけないですよ。先回はつくらなきゃだめだと、こういうふうに軽くいなされてしまいましたけれども、私はやっぱりこの特殊法人ができるということについて国民...全文を見る
○粕谷照美君 そのことは大学の自治を尊重してそういう法律になったと、私は局長の御答弁と一緒にこういうふうに理解をしているわけでありますが、この放送大学においては学校教育法は適用されている、こう考えてよろしいと思いますが、この教授会について法案の中に触れていないという理由は何でしょ...全文を見る
○粕谷照美君 そうしますと、重要な事項を審議するには教授会を置かなければならない、こういうことが生きているということになれば、なぜこの法律の中で重要な事項を審議するに評議員会と、こう書いているんですか。これは学校教育法を乗り越えて大学の自治に介入をすると、私はそう思いますけれども...全文を見る
○粕谷照美君 学校教育法五十九条が生きているということを考えれば、文部省からこの資料いただいたわけですけれども、教員の採用の選考について、教授会の議に基づき学長と、こういうことが現実に起こっても、これは放送大学そのものが決めることなんだというように理解をしてよろしいか、評議会でな...全文を見る
○粕谷照美君 私はそこのところが問題だと、こう指摘しているのでありますし、わが党の委員もいままでもう繰り返し指摘してきたところでありますけれども、絶対に文部省はそこを譲らないわけですね。    〔委員長退席、理事世耕政隆君着席〕  きょうの新聞を見ますと、朝日なんですけれども...全文を見る
○粕谷照美君 私はこういう記事を見ますと、教授会の力というのは非常に大きいものなんだということをしみじみ感じているわけでありまして、そういうことでは大変だから評議会方式、完成時には四千人にも上ろうというこういう人数を、本当の六人以上十二人以内という一握りの人たちによって人事の基準...全文を見る
○粕谷照美君 私が伺っているのは、イギリスのオープンユニバーシティーなどは、きちんとその場合に解任をされる人についての自分の立場を弁護するそういうチャンスが与えられていると、その辺のところの制度というものができているかどうか、こういうことについて伺ったのであります。非常に局長の答...全文を見る
○粕谷照美君 考え方はよくわかるんですけれども、ちっとも具体的でないんですね。さっき私が指摘しましたように、国立大学の先生よりも一五%給料をよくします、決して待遇は悪くありません、こう言われましても、それよりもいい給与をもらっている私大の先生方が本当に来てくれるかどうかについては...全文を見る
○粕谷照美君 巷間伝えられてささやかれているところでは、教員の首切りのもう一番いい条件だと、こういうことを言われると、非常に二の足を踏むのではないかという危険性もありますので、これが発足をしたときには、きちんとそのことが確保されるように、もう当然のこと努力をしなければならないし、...全文を見る
○粕谷照美君 新構想の教員大学法案が提案されましたときも、たしかあのときは教員という大学はないということで本参議院においてずいぶん討論がなされ、あのときは公明党さんからの修正提案がなされまして教育大学というふうになったということを覚えておりますけれども、名称についてこの国会の審議...全文を見る
○粕谷照美君 この法案の第四十一条になりますけれども、「学園の解散については、別に法律で定める。」、こうなっているわけです。学園が解散をするというのは一体どういうときのことを考えて提案をしていらっしゃるんでしょうか。
○粕谷照美君 放送大学が発足いたしまして学生が集まらなかったとか、あるいはまた国鉄のように大幅赤字になったとか、いろんなことになりまして、統廃合などということが政治課題に上がっていくようになりますと、この「解散」という言葉、非常に大きく目に映ってくるわけであります。しかし、教育の...全文を見る
○粕谷照美君 時間が来ましたから私はきょうの質問はこれで終わりますけれども、しかしいままでもこの放送大学に客員教員としておいでいただく方々あるいは専任としてやられる方々それぞれにどれだけ研究体制を保障してやることができるかという御指摘がありました。ところが、いまの調査を見ますと、...全文を見る
○粕谷照美君 それでは二点お伺いをいたします。  今度の法律案の中には役員として政党の役員を入れることができる、こういうことがあるわけですね。もう全面的に国の予算でもってこの大学はできていく、そうして理事も文部大臣の任命だ、評議員もそうだ、こういろいろあるわけで、評議員のこの民...全文を見る
05月14日第94回国会 参議院 文教委員会 第12号
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○粕谷照美君 本法案の審議に当たっては、どうしても私立学校共済組合の財政事情について伺っておかなければならないと思います。  まず最初に、この財政状況はどんなような状況かということについてお伺いします。
○粕谷照美君 いまの御答弁ですけれども、去年の十一月の二十五日にやっぱり私が質問しまして、吉田さん答えていらっしゃるんですが、所要財源率を千分の百三十四・四五といまおっしゃったようですけれども、先回は三十四・五だったんではないかと思いますが、どうでしょう。
○粕谷照美君 大変優等生の財源だというふうに理解をしていいかというふうに思いますけれども、こういう非常にすばらしいというか、高い充足率を持っている私学共済の原因というのは一体どこにあるんでしょう。
○粕谷照美君 すると、いま五十六年度ですから、あと四半世紀たつと赤字になると、こういう見通しになるわけですね。  非常に高齢化社会を迎えますし、いま局長から御説明がありましたように、新しい大学がふえて組合員がふえたと言いますけれど、こういう人たちがちょうど二十五年過ぎますと、七...全文を見る
○粕谷照美君 その検討しておく必要があろうかと考えるという、そのいろいろな角度ですね。一つは私学共済だけで考えていくという部分もありましょうし、共済年金全体を通しての物の考え方もあろうと思いますし、逆にもっと大きく言えば、厚生年金も含めて全年金という中で考えるということもあろうか...全文を見る
○粕谷照美君 ところで、先回の法案審議のときにもお伺いをしたんですけれども、長期、短期とも適用除外というのですか、この私学共済に入らない学校が四十校、約一万六百人、それから短期のみ適用除外が十五校で三千六百二十五人、長期のみ適用除外が四校で二百八十二名と、こういうことを見ますと、...全文を見る
○粕谷照美君 そうしますと、今度新しい学校の先生あるいは職員の方々は、ずっと私学共済でいかなければならないわけですね。ところが、その私学共済に入らないで厚生年金に入ると有利だと、こういうことも起こり得るのですか。
○粕谷照美君 あなた、いま私の質問に答えてないですよね。  厚生年金方式をとって、もうここへ入らないという大学の職員や先生方は、厚年方式で私学共済方式よりもいいんですから、それは賢明であったということになりませんか。その辺はどうなんですか。
○粕谷照美君 私はまだ意見言っているわけじゃなくて、実態を聞いて、これから意見を出したいと、こういうふうに思ったんですけれども、わざわざ法律つくって、厚年から脱退させて私学共済をつくって、そして入れたところが、通年ルールでとってみたら厚年の方がよかったということになれば、文教委員...全文を見る
○粕谷照美君 長期の未加入校で、厚生年金プラス学内年金、まあ民間企業で言えば企業年金と言うんですかね、そういうものを制度として持っているという学校があるやに聞きますけれども、その辺を御存じですか。  あるいはまた、この私学共済年金にプラス学内年金を上積みできるというふうに考えま...全文を見る
○粕谷照美君 財政の健全化というときに、昨年の附帯決議にあります「長期給付に要する費用に対する国の補助率を百分の二十以上に引き上げるよう努めること。」と、こういう点については、本年度はどのような状況にありましたでしょうか。
○粕谷照美君 それでは、同じく附帯決議に「長期給付に対する日本私学振興財団の助成金について、必要な強化措置を講ずるよう努めること。」と、こうありましたけれども、それは一体どういう状況になっていますでしょうか。まず文部省。
○粕谷照美君 私学財団にお伺いしますけれども、「私学共済」雑誌ですね、昨年の十二月号、「これからの私学振興と国庫補助に」について、管理局長の吉田さんも含めて、私学連、それから共済組合、研修福祉会、振興財団、こういろいろ座談をやっていらっしゃるわけですね。非常におもしろく、いろいろ...全文を見る
○粕谷照美君 その当時の約束によれば五十億円近く今回は入れなきゃならない、それが三千万、比較にもならないわけですね。利益が出ればと言うけれども、利益を出すような状況というものがないから出せないということになるんだと思うんですけれども、一体この利益というんですか、それが出ない理由と...全文を見る
○粕谷照美君 利益金が出た場合にはという約束は、利益金が出るということが前提であったはずですね。それが出なくなった理由ということの説明にはいまなっていないように思うのですが、私学財団としてはその利益金が出なくなった理由というものをどういうふうに分析をしていらっしゃいますか。
○粕谷照美君 内容についてやっていると時間がありませんから私は申しませんけれども、昭和三十七年当時は自己資金が七四%そして五十六年度は六・七%と、もう激減をしているわけですね。そういうところからこれが出てくるのだというふうに思いますけれども、しかし、ここのところは約束というのはや...全文を見る
○粕谷照美君 財団の方、どうもありがとうございました。私の質問は終わります。  私学共済だけではこの問題は片がつかないというふうに思いますけれども、厚生年金方式ですと物価スライドということが前提になっていますね。共済年金は給与スライド方式になっている。最近の春闘なんかが物価に追...全文を見る
○粕谷照美君 私も共済の年金方式が給与にスライドをして上がっているということは認めているわけですね。附帯決議でそういうふうにしなさいというのは自動的にやりなさいということです。その点についての問題があるということは、一体どこのところに問題があるのです。何が問題であるか——大蔵省の...全文を見る
○粕谷照美君 厚年との絡み、それから掛金の問題、これらが含まれていて、将来国民的な年金の基本構想に向かっては簡単に結論を出すわけにはいかないと、こういうふうに理解してよろしいですか。——うなずいていらっしゃるようですから、じゃ、そういうふうに理解をいたしまして次に移ります。  ...全文を見る
○粕谷照美君 一九七五年ですからいまから六年前になりますけれども、国際婦人年が始まってこの婦人問題が大きく取り上げられてきたときに、私どもは遺族年金というものを世界の遺族年金のレベルに上げるべきだ、つまり、七五%から八〇%、そういうふうにするべきだという主張を行いました。あの議事...全文を見る
○粕谷照美君 最後に、私学共済の年金の充実に関して文部大臣の御決意を伺って、質問を終わりたいと思います。
05月21日第94回国会 参議院 文教委員会 第13号
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○粕谷照美君 四月の二十一日の日、法案第十二条の役員の欠格条項についての私の質問の言葉の中に正確を欠くものがありましたし、また答弁漏れもありましたので、確認をしておきたいと思います。  まず、宮地局長は、十二条一号についての私の質問に対して、放送大学学園は本来国とは別個の法人格...全文を見る
○粕谷照美君 郵政省にお伺いしますけれども、放送法十六条の四項四号が政党の役員を明確に排除をしているという、その意味はどうなんでしょうか。
○粕谷照美君 郵政省もこの法律を出すときに相談を受けていたというふうに考えますけれども、この放送大学の持つ放送そのものはNHKよりは確かに放送内容の狭さというものはありますけれども、全国に行き渡っていく、そしてだれでも見ることができる、そういう意味とあわせて、公共的な放送でありま...全文を見る
○粕谷照美君 私たちはそういうふうに理想的にならない心配があるから質問をしているのです。もしそういうふうに純粋になっていくのであれば、先ほどの局長の答弁に慎重に配慮をするという必要は私はないのじゃないかというふうに思いますよ。やはり四月二十一日の私のその点に対する宮地局長答弁、「...全文を見る
○粕谷照美君 私は、大臣への質問に際しまして自分では正確な言葉を使ったつもりでいたのですけれども、議事録を読みましたらやっぱり間違っているんですね。八ページの上段のところに「政党の役員がこの放送大学の役員になる」、こう言っておりますね。これ大学学園というふうに言い直したいと思いま...全文を見る
○粕谷照美君 そうすると、電波局長にお伺いをいたしますけれども、電波局長が先ほどお話をなさったことについてはわかりましたが、禁固刑だとかそういうような人たちと一緒に並んでこの放送大学学園の役員に政党の役員がなるということが出ているのはおかしいという意味からも、それは欠格条項から外...全文を見る
○粕谷照美君 文部大臣の答弁でよくわかりましたし、いまの電波局長の話でもよく内容がわかりましたので私はこの点については終わりたいと思います。  局長どうもありがとうございました。  次に、放送大学の位置づけ、管理、運営、電波利用の方法、教員人事、教育課程など各会派からさまざま...全文を見る
○粕谷照美君 放送局をつくりますね、そのつくった放送局で自前でやる部分、たとえばNHKのようにずうっと最後までやるというようになるのかどうかということです。
○粕谷照美君 確かに十九ページのところには、「放送教材制作部門」について、どういう言葉で言ったらよろしいでしょうかね、制作は、「スタジオにおいて、請負契約のもとに制作に従事するスタジオ関係専門職の協力を得て行う。」と、こういうふうに書いてありますから、確かにそういうことになるんだ...全文を見る
○粕谷照美君 しかし、この送出だとか運行なんていうのは、どれだけのものをやるかということじゃなくて、時間的に決まっているわけですから、数字としてはきちっと出てくるわけですね。その辺の数字もまだ明確でありませんけれども、一体どういう職種の人たちがありますでしょうか。
○粕谷照美君 この基本構想、基本計画で言いますとね、そのチーフディレクター、プログラムディレクターは、「VTとATの制作に必要な台本の作成、資料の収集を行う。」と、こうありますけれども、この人々の役割りはそこまでですか。
○粕谷照美君 放送教育開発センターで、現実にもう試行に入っているわけですからね、そちらの方からだってきちんと答弁が出ると思っていたんですけれども、NHKという言葉が出てきましたのでびっくりしましてね。NHKにまだそういう協力を頼んでいるわけでもないのに、どうしてそういう御答弁が出...全文を見る
○粕谷照美君 同じ十九ページのところですけれども、(4)の(a)「放送教材制作部門」の下の方の段に入りますけれども、スタジオ関係専門職の協力を得て、放送教材の作成は請負契約で、しかも放送大学のスタジオにおいて行うと、こういうことになっていますね。契約をやるというわけですが、一体ど...全文を見る
○粕谷照美君 外部に委託をするということは外注、外注と言えば大変聞こえはいいですけれども、これはもう完全に下請ではないんですか。その辺は下請でないということで考えていらっしゃるのですか。
○粕谷照美君 それで、どういうところと契約を考えていらっしゃるんですか。NHKは先ほどから協力をいただくというんですから当然考えられるとして、それだけですか。
○粕谷照美君 そういうことが考えられると、こう言いますけれども、民間の放送事業所でそういう教育番組についての専門的な経験を持っているところは幾つぐらいありますか。具体的な名前もちょっと教えていただきたい。
○粕谷照美君 私は北海道の方の公聴会に出ましたので聞きませんでしたけれども、広島へおいでになった方々からは、スポンサーの圧力で放送が中止をされたというようなことも公述人から出されたというような話も聞いているわけでありまして、そういう民放がスポンサーの圧力に、これはあれがありません...全文を見る
○粕谷照美君 私もそういうふうに思いますけれども、そういうようなところでフィルムを、教材をつくるわけですね、つくったのはけしからぬなどというような圧力がかかりはしないかということを心配をしているのであります。なければそれはそれで結構ですけれどもね。しかし、いまのお話で言いますと、...全文を見る
○粕谷照美君 開発センターが五十五年度にテレビ朝日やラジオ関東などに頼んでそういうものをつくってもらったと、私どもも調査に行きましてその画像を見てきたわけですけれども、NHKのものなんかは実にすばらしいというふうに思うわけですね。特に開発センターのお願いをしたフィルムを私ずっと見...全文を見る
○粕谷照美君 NHKの技術はすばらしいけれども、電波をあけてもらえなかったので開発センターはこれを委託をしなかった、このように理解をして間違いじゃないですか、それじゃ。
○粕谷照美君 それではもうちょっと今度細かいことについて伺いますが、放送大学教職員の横並びで考えてみますと、ディレクターの地位ですね、一体どの辺のところにいるのでしょうかね。十八ページのこの図を見ますと、授業担当教員と横並びのように、同じ地位にいらっしゃるのかもしれません。それで...全文を見る
○粕谷照美君 特殊法人では、そうすると、課長というのが一番偉いのですか。もうちょっと偉い役があるんですか。
○粕谷照美君 こういう方々は多分任期制ではないのだろうと思いますけれども、今度採用されますと一度にどっと入ってくるわけですね、最初のときに。ずうっと定年までいられるのだというふうに思いますけれども、課長どまりで大体終わるということになった場合に、それはその他の放送事業所の関係で言...全文を見る
○粕谷照美君 大臣にお伺いしますけれども、やっぱりこういう特別の技術を必要とする方々、そして非常に重要な役割りをこれは果たしていただくわけであります。放送大学が成功するかしないかというのは、先生方と同時にこの放送部門に働く方々の資質というものが非常に重要になってくると思いますけれ...全文を見る
○粕谷照美君 先ほどからもNHKの問題についてずいぶんお話をいただいて大体わかったんですけれども、しかし、NHKに協力を要請をする、協力するにやぶさかではないと、こうNHKが答えているとおっしゃっているんですけれども、その協力というのは内容がわからなければしょうがないわけですね。...全文を見る
○粕谷照美君 まあ下請化ではなくて、協力していい放送ができるようにお願いをすると、こんなふうに考えて、私はそのことは了解をしたいというふうに思います。  ではもう一つ、このできましたVT、ATのカセットですね、これは著作権があるんですか。もし、自分の家で勉強したいなどというよう...全文を見る
○粕谷照美君 それでは最後に、大学法制における学問の自由、教授の自由と放送法四十四条三項との関連についていままで種々論議が深まってきていますけれども、もう一つ私は具体的にお伺いをしたいと思います。  たとえば、憲法九条と自衛隊の解釈だとか、あるいは原子力発電の危険、性だとか、あ...全文を見る
○粕谷照美君 わかりました。  もう一遍確認をしますと、放送法四十四条の三項の四号、「意見が対立している問題については、できるだけ多くの角度から論点を明らかにすること。」、こう書いて多角的な論点の問題は要求をしていますけれども、しかし明らかにされた論点のもとでいかなる結論も下し...全文を見る
○粕谷照美君 それでは、同じ部分の二号ですね、「政治的に公平であること。」、こういうふうにありますけれども、政治的な公平というのは一体何がこの基準になるかということでは、予算委員会における大臣の答弁、非常に私はすばらしいと思っていたんですけれども、この部分、あれかこれかの選択を禁...全文を見る
○粕谷照美君 教育基本法の物の考え方につきましては、局長の答弁わからないわけではありませんけれども、しかし、やっぱり教授をする人が、いろんなことがあるけれども、自分自身はこう思うんだと、こういうことを禁止しているというふうには思わないわけであります。だから、あれかこれかの選択を禁...全文を見る
○粕谷照美君 提案理由を読んでみますと、大学の自治を確保するためにそういうことをやったというのですけれども、国立大学とすれば、まず人事権を初めとする重要な事項については権限が教授会に属することになりますね。大学の運営についての教員全体の意見がそういうことになると非常に反映をされて...全文を見る
○粕谷照美君 それは文部省の説明でもずっとありましたので、大体似ているようなことになっていくのではないかと思いますが、発想そのものが違ってくるわけですね。そういう教授会の決定によって、このような人たちの代表による評議員会というものをつくろうではないかというようなことはあり得るので...全文を見る
○粕谷照美君 非常に重要な事項について教授会が非常に強い決定権を持つということは、私は大変にすばらしいことだというふうに思います。  その次に、この政府案については教員の任期制についての問題が出されているわけであります。国立大学にすれば任期制というものはなくなるというふうに思い...全文を見る
○粕谷照美君 国立大学間の人事交流というのは非常にうまくいくかもしれませんね。しかし、先日の質疑討論の中で高木委員から、国立大学は非常に学閥というのがはびこっていて人事交流は容易じゃないんだというようなお話もありましたので、そう簡単にいくというふうには私は考えません。しかし、国立...全文を見る
○粕谷照美君 考え方はわかるんですけれども、この提案者及び賛同者の名前を見ますと、そういうことが簡単にできるような政治情勢ではないと思います。私、文部省に対する質疑は終わりますと言いましたけれども、宮地局長ね、この私学から国立大学に入ってくる、あるいは民間から国立の放送大学に入っ...全文を見る
○粕谷照美君 特殊法人にしたらそれでは本当に一五%上に上がるんだろうか、現給保障ができるような条件がとれるんだろうかということについては、私は非常に不安を持っているんですね。具体的に特殊法人の労働組合が理事長などと交渉をしている、その議事録なんかを見ますと、国家公務員の例に準ずる...全文を見る
○粕谷照美君 それでは質問をし直します。  この教学権と番組編集権についてはオープンユニバーシティーとBBCの関係をモデルにしている、こういうふうに提案理由では説明をされておりますけれども、質問は国立放送大学の教育課程編成権、これはNHKの放送番組編集権によって侵されるおそれは...全文を見る
○粕谷照美君 この提案理由を読んでみますと、「イギリスにおけるオープン・ユニバーシティーとBBCとの関係のように、放送大学と日本放送協会とが教育界における提携者の関係に立って、両者の調整が国民に開かれた形で行われることを予定しております。」と、こういうふうに書いているわけですね。...全文を見る
○粕谷照美君 次に、法律案の第三条の四ですね、「放送大学における教育に必要な放送は、放送大学の編成した教育過程に準拠して編集された放送番組により行われなければならない。」、こうありますが、そうすると、NHKは単なる下請機関となるのではないでしょうか、どうでしょう。
○粕谷照美君 政府案にはここのところがないわけですね。政府案にここのところがなくて、いままでのやり方でやってみて問題がなかった、何とか克服ができた、にもかかわらずあえてここのところに法律を出してきたというところがやっぱり大きな違いになるというふうに思うわけであります。  さて、...全文を見る
○粕谷照美君 準則があってもこの問題は非常にむずかしいんだということはよくわかりました。  NHK側のことをいま質問したわけですが、今度は教授の側から考えてみますと、放送法の四十四条第三項第二号、第四号の放送コードが教授の自由というものを制約をすることになるのかならないのか、こ...全文を見る
○粕谷照美君 さっきの説明でよくわかりましたけれども、それでも、まだもう少しだめ押しをしてみたいと思います。  本法案で言っております放送法の第四十四条の八第一項に言う放送番組に関する準則というのはどうしても必要であったのかということであります。
○粕谷照美君 それでは、その次に新構想大学方式——筑波大学だとか兵庫教育大学あるいは鳴門教育大学、こういう方式をいままで排除していらっしゃった提案者の方々が、この法律案になぜ国立学校設置法附則第三項による定員措置をしていらっしゃるんですか。
○粕谷照美君 先ほどの部分がこの法案の命であるとすれば、ここのところは大変苦労してつくり上げたというような理解をせざるを得ないと思いますけれども、それで、この法案の中で国内番組基準の適用除外をしておりますけれども、放送事業者にとってこれを定めた場合、変更した場合は公表しなければな...全文を見る
○粕谷照美君 NHKの放送番組審議会というのがありますね、この法案が通りますと、これはもう放送大学の番組に関しては全く関与することができなくなる、こういうふうに理解をするのでしょうか、どうでしょう。
○粕谷照美君 それでは、このNHKに放送業務を依頼する、このことについて最後に三点ほどお伺いをしたいと思っております。  まず第一に、経費の面において大変安上がりに終わるのかどうか、メリットがあるのかどうかということであります。  二番目には、いままで私どももとにかく関東一円...全文を見る
○粕谷照美君 私は、まだ質問時間五分ぐらい残っているようですけれども、賛成者でもありますので、以上で質問を終わります。
06月02日第94回国会 参議院 社会労働委員会 第14号
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○委員以外の議員(粕谷照美君) ただいま議題となりました公衆浴場法の一部を改正する法律案につきまして、日本社会党、公明党・国民会議、日本共産党、民社党・国民連合、新政クラブ、第二院クラブ及び一つの会を代表いたしまして、提案の理由を御説明申し上げます。  売春防止法制定より二十五...全文を見る
06月02日第94回国会 参議院 文教委員会 第15号
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○粕谷照美君 先ほど小野委員からお答えをしましたように、確かに勤労婦人福祉法で育児休業制度をやる事業があった場合には、国の方から一定額の奨励金が支給をされるということになりました。現在、中小企業が一企業三十万円、大企業が二十五万円、こういうことになっているのであります。ですから、...全文を見る
○粕谷照美君 学校事務職員に限らず、すべての婦人労働者について申し上げますと、大体保育所の数が足りない、足りないというだけではなくて勤務時間と保育所で子供を預かる時間というものが一致しているわけですから、勤務しているところに行くための通勤時間というものは子供を一体どうしたらいいの...全文を見る
○粕谷照美君 補足。  私はそれについて予算委員会で質問をいたしまして、文部省の答弁が議事録に載っておりますので説明をしたいと思います。  昭和五十一年に九千八百件、五十二年に一万二千件、五十三年に一万三千件、育児休業を現在の女子教職員がとっている。そうして、その人たちの平均...全文を見る
○粕谷照美君 提案者の方で質問をすることが許されませんから問題はあるわけですけれども、たとえば諸外国の育児休業の制度を見ますと、女子教職員だけとか、あるいは清掃婦だけとか、あるいは事務職員だけとかというように、婦人労働者の仕事の内容で育児休業を適用するというようなことはやってない...全文を見る
○粕谷照美君 大体その人が休んだら困るから何とかしてかわりを入れなければならない、こういうことが法律的に取り上げられたのが昭和三十年、お産のかわりに入れなければなりませんよといったその産休法が成立したのが昭和三十年ですね。それから六年たちまして、その産休法のときには寮母さんは適用...全文を見る
○粕谷照美君 御質問の内容がちょっとわかりづらかったんで答えづらいんですけれども、学校栄養職員についても教育的な要素だとかあるいはその資質というものは非常に厳しく要請されている点では事務職員と私は変わらないというふうに思っております。学校給食の意義だとか、その年間の計画だとか、大...全文を見る
○粕谷照美君 確かにそういうふうに私どもは考えております。それでは、この法律の中にそこまで含めて一緒に出していった場合にどうかという点なども配慮いたしましてこういう法律を出したんでありまして、調理員だとかその他の方々については法律として別に出しておりますので、よろしく慎重審議いた...全文を見る
○粕谷照美君 まず、学校というのはどんな僻地にもありますので、どうしても一生のうち三十年働くとすれば三年間は僻地に行かなければならないとか、二回は行かなければならないとか、そういう内部的な申し合わせのようなものがありまして、夫婦別居、親子別居などして行く方もいらっしゃるわけですが...全文を見る
○粕谷照美君 いま雇用の際に、女であるということが理由で、親元から通勤しなければだめですとか、あるいは結婚しているからだめだとか、子供がいるからだめだとかというこういう断り方をされます。それで、こういう雇用における男女差別をなくしてくださいという動きが大変強まっています。それと同...全文を見る
○粕谷照美君 先ほども申し上げましたように、年齢による差別をなくしてくれという運動は、教員だけではなくていろいろな職場にその問題が出ているということを申し上げたつもりでありますが、教師の社会におきましてもそうでありまして、教育委員会に対して、三十歳で切るのはおかしいということでも...全文を見る
○粕谷照美君 五四%という育児休業取得率が非常に少ないから残念だというふうに理解をしたらいいのか、保育をしてもらう条件をつくりながら育児休業とらないで働き続ける婦人教師が多いということの方がいいことだというふうに理解するのかは、育児のあり方をめぐっての討論の分かれ道だというふうに...全文を見る
○粕谷照美君 私も、柏原委員のおっしゃるとおりに、やっぱり有給にするということがまず肝要かというふうに思います。この法律をつくるように私も初めから運動していたわけで、ここにいらっしゃる内藤委員だとか、あるいは世耕委員などはずいぶんこのために一生懸命にやっていただいて、自民党側の方...全文を見る
○粕谷照美君 その問題について調査したものがありましたので、私も目を通してみますと、実にそれぞれの県、それぞれの地域でさまざまになっているということが実態だろうというふうに思います。  一つには時間講師ということでの採用方法があります。たとえば、岩手県などやっていますね。それか...全文を見る
○粕谷照美君 いまの小野委員につけ加えまして、たとえば先ほど申し上げました自治体でもそういう運動が進んでおりまして、実績も上がっているわけですし、電報電話局の婦人労働者にはすでにこのことが労使協約の中できちんとかち取られているわけであります。学校現場の中にも、差別がないようにとい...全文を見る
○粕谷照美君 私も文部省の方にそういう調査があるかどうかを質問したんですけれども、やっておりませんということでしたので、それでは、そういう統計をとっているのは一体何かと、やはり最大の教職員団体の日教組であろうということを考えまして、その資料を取り寄せてみました。全部の県ではありま...全文を見る
○粕谷照美君 提案理由の中にも、大体五十三年度は五四%、五十四年度は七〇%と、こうなっておりますというふうに御報告申し上げましたし、行使状況については先ほど文部省の調査で一ヵ月から四ヵ月も大体三分の一、それから八ヵ月も大体三分の一、九、十と八ヵ月以上が三分の一というような数字の御...全文を見る
○粕谷照美君 やっぱり先ほど申し上げたように、とにかく無給であるということが原因であります。お金が入らないというだけじゃなくて、入らないのに出産前と同じように金が出ていくのであります。それ以上に子供の養育費というのは、覚悟はしていても、思わぬお金がたくさん出ていくものですから、そ...全文を見る
○粕谷照美君 子供というのは大変複雑なものでして、三ヵ月たったから首がすわって、とにかく扱いやすくなって安心して勤められると思ったらそうではなくて、またそのころからぐあいが悪くなったり、    〔理事大島友治君退席、委員長着席〕 あるいは出産をした婦人教師そのものがやっぱりぐ...全文を見る
○粕谷照美君 いえ、「十分な額」というのは、最初に私どもが法律をつくって出しましたとにかく八〇%支給と、これが「十分な額」だというふうに思います。しかし、これは政府が出す法律でありませんで、議員立法ですから各党の皆さんからの御理解をいただかなければならないわけで、その間に五〇%で...全文を見る
○粕谷照美君 いま勝又委員がおっしゃるように、確かに一定期間の在職期間がないと期末手当と勤勉手当は支給をしないということになっています。やがて六月十五日が夏期手当の支給日でありますけれども、その在職期間のほかに六月の一日現在にいなければこれはもらえないと、こういうことになっている...全文を見る
○粕谷照美君 この任用につきましては、地公法二十二条、育休法十五条によって採用されることになっております。  実態はどうかということになりますが、私も調査をしてみますと、五十四年度を見ますと大体九九%と、定着をしているというように理解をしていいかと思います。しかし、おっしゃられ...全文を見る
○粕谷照美君 まず最初に、中学校の代替教員が適切に確保されているかという問題では、たとえば国語ですとか、あるいは数学——数学もちょっと困難なんですけれど、社会、こういう教科に関すればわりとあると思います。しかし、それでは僻地の先生がそうなったから僻地へ来てくれるかわりの人がちょう...全文を見る
06月04日第94回国会 参議院 文教委員会 第16号
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○粕谷照美君 私は、女子教職員の出産に際しての補助教職員の確保に関する法律の一部を改正する法律案、つまり第三号議案についてのみ質問をいたします。  おおむね田沢委員の方から御質問がありましたので、質問通告していなかった部分についてもありますので御了解いただきたいと思います。 ...全文を見る
○粕谷照美君 と申しますのは、こういうことなんです。学校教育法二十八条職員の項に「置かなければならない」職員というのがありますね。この「置かなければならない」職員というのは昭和三十年、いわゆる女子教職員の産前産後の休暇中における学校教育の正常な実施の確保に関する法律で適用がされま...全文を見る
○粕谷照美君 三角局長にお伺いしますけれども、二十八条の「置かなければならない」職員と、その中に事務職員が入っていながら、同じ二十八条で特別の事情あるときは「置かないことができる」と、こういうふうに打ち消しておりますね。    〔理事世耕政隆君退席、委員長着席〕 それからまた...全文を見る
○粕谷照美君 それで、養護教諭などはもう高等学校の中で全部配置されているのではないですか。その辺は実態調査はありますでしょうか。
○粕谷照美君 小学校を準用するということになっていながら養護教員についてはその準用がされていない、そういう扱いについても私たちは非常に不思議な感じを持っているわけですが、それでは提案者にお伺いをいたします。  「その他必要な職員」と、こういうことですけれども、提案理由を読んでみ...全文を見る
○粕谷照美君 いえ、ちょっと教えてください。
○粕谷照美君 いま学校用務員というふうにおっしゃいましたけれども、これは余り人数がいないように思いますね。一つの学校に一人とか、多くて二人ぐらいのように思いますが、どうもこのごろ用務員室なんて名前を書いてないところがたくさんあるんですけれども、なぜこの用務員という言葉が法律の上に...全文を見る
○粕谷照美君 東京あたり見ますと、管理員室なんていう言葉が入っていまして、いわゆる用務員の方々が管理員さんというような名前で呼ばれているというのも、やっぱり用務員という言葉から小使さんというイメージを払拭するためにそういう言葉で正式に通用しているのではないか、こういうふうに考えて...全文を見る
○粕谷照美君 実習船などは女は乗らないわけですから、司厨員なんていってもそう産休法が必要ということはないと思いますけれども、この障害児学校の介助員というのはいないと大変なんですね。車にも乗ることができないし、いま大変問題になっているのは、養護学校に来るのに一時間半もかかるとか、も...全文を見る
○粕谷照美君 文部省といたしましては、先ほどから田沢委員がこの社会党の法律案についてどう思うかということについて、よその職種と比べていかがかと思うというようなニュアンスの御答弁をいただきました。確かに高等学校の事務職員という方々は県庁の事務職員と交流があるわけですね。そうすると、...全文を見る
○粕谷照美君 提案者にお伺いいたしますけれども、いまの文部省の答弁というのは確かに行政の立場から見ればそういうことが言えるかもしれません。しかし、働いている人たち自身にとってみれば、同じ学校の中で何でこんなに差別があるのか、こういう憤りは大変大きいというふうに思います。それから、...全文を見る
○粕谷照美君 それでは最後の質問をいたします。  学校の教師というのは、もう昭和の初めごろからお産をしたときには休んでもいいですよという法律があったわけですね。では安心して休めたかと言うとそうではないのですね。私なんかも、母が小学校の教師をしていましたので、一時間日に授業やろう...全文を見る
07月21日第94回国会 参議院 決算委員会 閉会後第2号
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○粕谷照美君 地方自治一般について質問をいたします。  午前中穐山委員の方から会計検査院と第二臨調はどのような接点があったか、つまり会計検査院の果たす役割りというものが非常に重要であるという立場からの質問だったというふうに思います。私もそれを踏まえながら最初に質問いたしたいのは...全文を見る
○粕谷照美君 それで、本年の重点目標を決めた中で、とにかく新しい基軸といいますか、そういうものはあるんでしょうか。
○粕谷照美君 いろんな観点から決めているということをなぜ具体的には報告をいただけないんでしょうか。
○粕谷照美君 結構です。  二月十五日の毎日新聞を見ますと、「地方交付税4月から本格検査 21年ぶり不正取得摘発へ会計検査院」という大きな見出しが載っているわけですね。  それから、「会計検査情報」という第三種郵便物認可の冊子があるわけですが、その中を見ますと、これは二月十九...全文を見る
○粕谷照美君 一、二ありましたと言うんですけれども、そうすると、昭和三十五年からになりますか、初めて会計検査院が町村段階にメスを入れるというのは。二十一年ぶりということになろうかと思いますけれども、その間に一、二であったという具体的な例は挙げられてますけれども、その他に類推を及ぼ...全文を見る
○粕谷照美君 自治省にお伺いをいたしますけれども、いま会計検査院が一、二の例を除いてほかには考えられないと、こういうふうに言われたわけですけれども、その一、二の例というのは、具体的に言えば、一つは奈良県の香芝町の問題だというふうに考えますけれども、この地方交付税の不正取得と言って...全文を見る
○粕谷照美君 その具体的な額、それからそれに対してどのような措置がとられたのかということをお聞きします。
○粕谷照美君 この香芝町の返還額は、昭和五十年度から五十一、五十二、五十三、五十四、五十五と、こうなっておりますが、そうしますと、この不当取得が始まったというのは、昭和五十年から始まったと、こう理解してよろしいわけですね。
○粕谷照美君 昭和五十年も大分古いことのように思うのですけれども、その一年前のものがまだわからないというのも私にはどうも納得がいかないし、話によれば、昭和四十八年ぐらいからもう始まっているということもあるわけでして、そういうことがなぜいままでわからなかったんだろうか、こういう疑問...全文を見る
○粕谷照美君 いま、わかるはずのものだ、こういうふうにおっしゃいましたね。わかるべきはずのものがなぜわからなかったのか、ここのところがやっぱり私は問題点だと思うんですね。そして、本来の収入の数値そのものが改ざんされるということは考えられないことだというけれども、考えられないことが...全文を見る
○粕谷照美君 相当の人数がしめし合わさなければそういう作為はできない、こうおっしゃったわけですね。その相当の人数——人数だけではなくて地位もあるというふうに思いますけれども、具体的に香芝町の事件は、どのあたりまでしめし合わせたからやれたのでしょうか。
○粕谷照美君 昨年のたしか九月の定例議会で、当時の町長は、作為は三役が相談して行った、監査委員に事前に説明をして了解をもらったということを答弁をしているという新聞記事が載っているわけですね。もう町の上層部でもってしめし合わせて、絶対に秘密を外に漏らさないというような体制でもってこ...全文を見る
○粕谷照美君 この香芝町の問題については、県の審査でもって発覚をしたということよりは、住民の監査要求で発覚をしたという経緯があるわけですね。  それから、和歌山の高野口にしましても、先ほど御説明があったように、職員の汚職に端を発したというところから事件が明らかになってきている。...全文を見る
○粕谷照美君 私は、先ほどの御説明で、わかるべきはずのものだと、こういうふうに言われたことが非常にひっかかるわけですよね。県税においても収入が減っていたわけなんですから、県の審査でわかるべきはずのものがわからなかったということになりますと、案外県は知っていたのではないだろうか、こ...全文を見る
○粕谷照美君 そのことについてはぜひ徹底的な監査、検査、これをお願いをしたいというふうに思いますけれども、こういうような事故を、不正取得というような暴挙が行われたその原因ですね、手段ではなくて原因、なぜ香芝町がそのようなことをやってきたのか、こう考えるものあるでしょうか。
○粕谷照美君 財政制度そのものについては、わが党も一定の考え方を持ち、法律なども提案をしているところですからおわかりだと思いますが、きょうはそのことには触れませんで、いろいろな記事を読んだり、あるいは奈良県の香芝町の人々にお伺いをしたりいたしますと、こういう反応が返ってくるわけで...全文を見る
○粕谷照美君 それでは、不正取得の防止対策をきちっと講じていくという自治大臣の御答弁を私は了承いたしまして、次の問題に入っていきたいというふうに考えます。  この香芝町でこの事件を起こしました町長さんが、五選目の当選を果たされて、そしてお正月に亡くなられるという、非常に不幸な、...全文を見る
○粕谷照美君 この香芝町の町長就任のことについて、朝日ジャーナルが現地調査をしているのを私読んでみまして、非常に何かどろどろとしたものがたくさんあるなという感じがするわけですね。そういう中で、きちんといつも法律を守らなければならないと、こう指導している人の発言が何か異常な発言をし...全文を見る
○粕谷照美君 そうしますと、指導したら、普通であればそれはその指導に従うのが当然の責務であるというふうに思いますけれども、その辺についていかがですか。
○粕谷照美君 それと同時に、このジャーナルの記者に会って私は確かめればよかったんですが、その時間もありませんでしたのであれですけれども、記者会見で言明をされたというのですから、相当真実だというふうに判断をいたしますけれども、奥野法務大臣がそこに出られまして、法規よりも円満解決が大...全文を見る
○粕谷照美君 見通しを伺ったんで、できるだけ早い機会というのは一体いつかということも含めて質問したつもりなんですが、まだその段階に至っていないようでありますので、この辺についての明らかな解釈というものをきちんとしていただきたいわけですが、法律ができたらこのようなどろどろした香芝町...全文を見る
○粕谷照美君 再選挙をするということになれば住民の方の納得も得られるし、またこういう疑問に対する解決もきちんとすると、こういうことになっているわけでありますけれども、これは終わったことについての質問でおかしいわけですけれども、もしその法律がきちんとできる間に、これから香芝町のよう...全文を見る
○粕谷照美君 了解いたしました。それでは次に移ります。  最近、地方自治体の長が任期半ばで病に倒れて辞職をするという例が続いております。私の新潟県の志田新津市長もその例なんですけれども、全然意識がない、法律によれば非常に困難だということで、長野の例をとって、長野方式でやっていこ...全文を見る
○粕谷照美君 長野はどうですか。
○粕谷照美君 この二つの例を伺いましても、きちんとした基準というのはないんですね、それぞれ違うわけですから。その違う方法によってその辞意が確認されたということでありますけれども、これで自治省としては自治法の第百四十五条にいう本人の退職の意思の確認がなされたというように理解をしてい...全文を見る
○粕谷照美君 そういうふうにおっしゃればなるほどと思いだがらも、現実にそういう実態を知っている人たちにしてみれば割り切れないものがたくさん残ってくるわけであります。また逆に言うと、この手続を決めても逆に混乱をもたらすおそれがあるという考え方もあるわけですけれども、この辺の一番問題...全文を見る
○粕谷照美君 この法律をつくるときに、そういうようなことについての想定があったのかなかったのか、何か記録的なものでもありますでしょうか。
○粕谷照美君 そうしますと、たとえば長野にしても、新津にしても、京都にいたしましても、皆さんの総意の集まりで、本人の辞意が確認をされたと、こういうことでありますが、確認をされない場合もあるわけですね、いろいろな政治情勢が絡みまして。あの香芝の問題なんかにも見られるように、本当にい...全文を見る
○粕谷照美君 そういうことを行えば非常に長期間かかるというようなことも自治省としては御存じなはずで、なおかつその答弁をされているんだと思いますけれども、逆に言えば、住民の意思によって選ばれた首長であるから、こういう意見もありましょうけれども、住民の意思でも、全然意識がなくなった方...全文を見る
○粕谷照美君 英知が働いでそのような状況がつくり出されていく、こういうことは私も望ましいというふうに思うわけですけれども、必ずしもそういうことではないと、先ほどからの質問の中でもおわかりになると思いますけれども、私はそういう点についての明確な指導の体制というものをきちんととってい...全文を見る
09月18日第94回国会 参議院 決算委員会 閉会後第5号
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○粕谷照美君 私は、きょうは環境庁長官に質問をいたしたいと思います。  ことしは環境庁が発足をして十年——十周年であります。久方ぶりに環境庁の長官らしい長官が就任をされたと、私どもはこう思って非常に期待をかけて御検討を願いたいと、こう思っているところでありますが、今年度の公害白...全文を見る
○粕谷照美君 それでは、環境庁の長官のその姿勢に期待をいたしまして、これから志布志湾の問題について伺いたいと思います。  長官は、これまで現地の志布志湾公害反対の住民に対して、あるいはまた記者会見などで、志布志湾については、たとえ出島方式であっても地上タンク設置は国定公園の存否...全文を見る
○粕谷照美君 この闘いというのは、もう十年余り続いているわけですね、その間にいい知恵が出てこない、出てきた最後の知恵が地上タンク方式だ、これが今回の結論ではないかと思うわけです。環境庁長官は具体的にどんないい知恵を出そうとなさるのかということも含めてお伺いをしたいと思いますが、そ...全文を見る
○粕谷照美君 私は公団にぜひ伺っておかなければならないと思いますのは、鹿児島県は半地下方式でということを非常に強く望んだわけですね。環境庁そのものも地上タンク方式はもう全然だめだと。そして新盛衆議院議員の質問に対して環境庁長官は、何か半地下方式を考えているようだと、そういうふうな...全文を見る
○粕谷照美君 いまの御答弁は鹿児島県にある程度アプローチをして、大体県の感触も得たというような御答弁なんでしょうか。
○粕谷照美君 県と連絡をとってこれができる。それじゃ、環境庁ともある程度接触をしているのではないでしょうか。どうですか。
○粕谷照美君 ですから、先ほどから県の方から環境庁に接触をしているようだと、でも、そのときに常に環境庁としては地上タンク方式はだめだと、こういうふうにして態度が変わっていないというのに、あえて国定公園の中にその方針を出してきたという理由は、経済と技術上の問題だけであるかと、こう先...全文を見る
○粕谷照美君 日本の技術は私は世界に冠たる技術だというふうに思いますので、技術的に困難はあったとしても、できないということはないと思います。そういう意味では、もうまことに経済が第一に出てきた、こういうふうに理解をしているわけですが、これについての御答弁は必要ありません。  それ...全文を見る
○粕谷照美君 具体的な資料をお持ちでないかと思いますので、後で私のところへ届けてください。埋め立て費用が幾ら、建設は幾ら、タンクはどうと、こういうふうなもうちょっと詳しいものを。一般的に何もかも含めて、千八百億円で本当にできるのかどうなのかということも含めて、検討したいというふう...全文を見る
○粕谷照美君 それでは通産省にお伺いをします。  国家備蓄目標の三千万キロリットル達成のために、現在までの進捗状況というのはどのくらいになっているか。私の調査ではすでにもう三千万キロリットルを超えて、四千万を上回るだけの条件整備というものが着々とできているのではないか。こういう...全文を見る
○粕谷照美君 同じ鹿児島県内に馬毛島がありますね。ここに通産省としては五百二十万キロリッター入れたいと、こういうことなんですが、あそこはそれではFSの中に入っていて、もう計画の中に組み込まれているんですか、三千万の中に。どうなっているんですか。
○粕谷照美君 そうしますと、三千万キロ達成するためには、四千万キロリットル以上の条件をつくらなければならない、そうすると七〇%ぐらいが実質貯油能力だというふうになっているわけですね。貯油能力の七〇%というのは、どういう根拠に基づいてつくり上げられたのか。一応お伺いいたしますと、何...全文を見る
○粕谷照美君 国家備蓄が民間備蓄に一定のルールを与えて枠を割いてあけているわけですね。これについては批判はありますけれども、きょうは問題がそこでありませんから割愛をいたしまして、それでは公団にお伺いいたしますけれども、これが、備蓄基地ができた、いよいよ備蓄が終わったということにな...全文を見る
○粕谷照美君 二百人ということになれば、大した雇用能力ではないと、こういう感じが一ついたします。それとあわせて、非常に高度な技術職員が必要になってくるのではないかと、こういうふうに考えますと、本当に地元から採用されるのかどうかということについては、若干疑問もありますが、これはまた...全文を見る
○粕谷照美君 この立地交付金の地元というのは東串良町と、こういうふうに明確に考えてよろしいわけですね。
○粕谷照美君 それでは公団にお伺いをいたしますけれども、いまの地元ですね、当該地元というのは東串良町だ。公団、大分十年間にわたって住民の反対運動が続いているということを御存じだというふうに思いますけれども、この反対運動はいま大分勢力が弱められているということは事実でありますけれど...全文を見る
○粕谷照美君 大体概略がわかりましたので、長官のところに質問を戻したいと思っております。  私は、地上タンク方式、出島というこの方式に対して、環境庁として結論を出さなければならない時期が来るのではないか、何らかの態度というものを示さなければならない時期が来るのじゃないか、こうい...全文を見る
○粕谷照美君 そうしますと、こういうことですか、簡単に言いますと、環境庁が要は了承をしなければこの工事は進めることができない。それと同時に、いま企画調整局長が御説明になったように、いろいろな審議会がありますけれども、そういう審議会に環境庁のメンバーが加わっていますけれども、ノーと...全文を見る
○粕谷照美君 九月八日の地元紙なんですけれども、長官のコメントに先立って、自然保護局長がコメントをしているわけです。四点にわたっておりますけれども、その四点の最後に、「出島になっても環境庁がノーと言えば埋め立てできないから、権限が薄れたわけではない」、こう書いてあります。新聞記事...全文を見る
○粕谷照美君 長官、どういうことなんですか。いま私、物を言う機会がありますよということでは、私の質問に明確に答えていらっしゃらないわけですね。要は環境庁が、これはだめですよ、ノーと言った場合には、このFSは実行できない、こう理解をしてよろしいのですか。単純に質問していますので、簡...全文を見る
○粕谷照美君 わかりました。ただ、いいと言うか、悪いと言うかがこれからの問題なんですね。そこのところで私は環境庁長官にしっかりしていただきたいと、もう心から期待をしているところでありますが、公団にお伺いしますけれども、国定公園だから自然景観に対して非常に気を配った、特にほかに見ら...全文を見る
○粕谷照美君 そうすると、その白砂についてはまだわからないというように理解してよろしいですか。
○粕谷照美君 大変頭脳的な御答弁なんですね。  要は、まだはっきりしないということなんだろうというふうに私は理解をいたしました。  それでは、いまのいろいろなやりとりを聞いていらした長官にお伺いいたしますけれども、現地視察をなさるお気持ちはないかということであります。新聞紙上...全文を見る
○粕谷照美君 まだ行くとも行かないともお答えいただけないわけですけれども、地元の闘争日誌の中にも環境庁からだれが来たなんというのがちゃんと入っていますからね、それは報告があるというふうに思っております。でも長官のところにも大ぜいの方々が賛否両派行ってお話を直接にしていますから、そ...全文を見る
○粕谷照美君 それでは、ぜひ時間をつくっていただきまして、足を運んでいただきますように心からお願いをいたします。  次に、企画調整局長にお伺いをいたしますけれども、今回の出島方式による二百四十ヘクタールの埋め立て、地上タンク方式をもし県が強行しようとするような場合に、やっぱり環...全文を見る
○粕谷照美君 企画調整局長にお伺いいたしますけれども、現地の鹿児島県東串良町では、三つの原則を挙げて反対しているわけですね。一つは、国定公園の指定解除反対だ、志布志湾の埋め立てには反対だ、石油企業の立地に対しても反対だ、こういうことがあって、住民組織を中心に町内有権者の七三・六七...全文を見る
○粕谷照美君 それじゃ、地元における賛成が大きいのか、反対が大きいのかという判断は、いまどのように持っていらっしゃるんですか。
○粕谷照美君 その賛成、反対の署名のことですけれども、あなたがおいでになると言ったものだからあわてて大きな看板を立てたということを私は現地に行って聞いているわけですけれども、先ほど言いましたように、地元というのは一体どこかといったら、東串良町なんですから、本当に東串良町の住民がど...全文を見る
10月08日第95回国会 参議院 社会労働委員会 第1号
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○委員長(粕谷照美君) ただいまから社会労働委員会を開会いたします。  議事に先立ちをして、一言ごあいさつを申し上げます。  私、去る六月五日、議院の会議におきまして、社会労働委員長に選任されました粕谷照美でございます。  社会福祉、雇用問題など、緊急かつ重要な諸問題を所管...全文を見る
○委員長(粕谷照美君) 委員の異動について御報告いたします。  昨七日、沓脱タケ子君が委員を辞任され、その補欠として下田京子君が選任されました。     —————————————
○委員長(粕谷照美君) 理事の補欠選任についてお諮りいたします。  委員の異動に伴い現在理事が一名欠員となっておりますので、その補欠選任を行いたいと存じます。  理事の選任につきましては、先例により、委員長の指名に御一任願いたいと存じますが、御異議ございませんでしょうか。 ...全文を見る
○委員長(粕谷照美君) 御異議ないと認めます。  それでは、理事に安恒良一君を指名いたします。     —————————————
○委員長(粕谷照美君) 調査承認要求に関する件についてお諮りいたします。  本委員会は、今期国会におきましても、社会保障制度等に関する調査及び労働問題に関する調査を行うこととし、これら二件の調査承認要求書を議長に提出したいと存じますが、御異議ございませんか。    〔「異議な...全文を見る
○委員長(粕谷照美君) 御異議ないと認め、さよう決定いたします。  なお、要求書の作成につきましては、委員長に御一任願いたいと存じますが、御異議ございませんか。    〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○委員長(粕谷照美君) 御異議ないと認め、さよう決定いたします。     —————————————
○委員長(粕谷照美君) 次に、社会保障制度等に関する調査及び労働問題に関する調査を議題とし、派遣委員の報告を聴取いたします。安恒良一君。
○委員長(粕谷照美君) 以上をもちまして派遣委員の報告は終了いたしました。  なお、安恒君の報告中に御要望のありました、道当局からの要望事項等を本日の会議録の末尾に掲載することに御異議ございませんでしょうか。    〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○委員長(粕谷照美君) 御異議ないと認め、さよう取り計らいをいたします。  本日はこれにて散会いたします。     午前十時二十一分散会      —————・—————
10月22日第95回国会 参議院 社会労働委員会 第2号
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○委員長(粕谷照美君) ただいまから社会労働委員会を開会いたします。  労働問題に関する調査を議題といたします。  まず、夕張新炭鉱災害について政府より報告を聴取いたします。神谷立地公害局長。
○委員長(粕谷照美君) 続いて、この災害でとられた労働省としての措置の報告をお願いいたします。石井労働基準局長。
○委員長(粕谷照美君) 以上で報告の聴取は終わりました。  これより質疑を行います、質疑のある方は順次御発言をお願いします。
○委員長(粕谷照美君) それは第三項だけでしょう。一項、二項は……。
○委員長(粕谷照美君) 本調査に対する午前の質疑はこの程度にとどめ、午後一時四十分まで休憩いたします。    午後零時十一分休憩      —————・—————    午後一時四十三分開会
○委員長(粕谷照美君) ただいまから社会労働委員会を再開いたします。  午前に引き続き、労働問題に関する調査を議題とし、質疑を行います。  質疑のある方は順次御発言を願います。
○委員長(粕谷照美君) 本調査に対する本日の質疑はこの程度にとどめます。  本日はこれにて散会いたします。    午後三時十五分散会      —————・—————
10月27日第95回国会 参議院 社会労働委員会 第3号
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○委員長(粕谷照美君) ただいまから社会労働委員会を開会いたします。  社会保障制度等に関する調査を議題といたします。  質疑のある方は順次御発言願います。
○委員長(粕谷照美君) 本調査に対する午前の質疑はこの程度にとどめ、午後一時三十分まで休憩といたします。    午後零時三十分休憩      —————・—————    午後一時三十三分開会
○委員長(粕谷照美君) ただいまから社会労働委員会を再開いたします。  午前に引き続き、社会保障制度等に関する調査を議題とし、質疑を行います。  質疑のある方は順次御発言願います。
○委員長(粕谷照美君) 本調査に対する本日の質疑はこの程度にとどめます。  本日はこれにて散会いたします。    午後四時八分散会      —————・—————
10月30日第95回国会 参議院 社会労働委員会 第4号
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○委員長(粕谷照美君) ただいまから社会労働委員会を開会いたします。  委員の異動について御報告いたします。  本日、藤井恒男君、石本茂君及び村上正邦君が委員を辞任され、その補欠として中村鋭一君、福田宏一石及び杉山令肇君が選任されました。     —————————————
○委員長(粕谷照美君) 公共企業体等労働関係法第十六条第二項の規定に基づき、国会の議決を求めるの件(鉄道労働組合関係)、同(国鉄労働組合関係)、同(国鉄動力車労働組合関係)、同(全国鉄施設労働組合関係)、同(全国鉄動力車労働組合連合会関係)、同(国鉄千葉動力車労働組合関係)、同(...全文を見る
○委員長(粕谷照美君) 以上で趣旨説明の聴取は終わりました。  これより質疑に入ります。——別に御発言もないようですから、質疑は終局したものと認めます。  それでは、これより右十八件を一括して討論に入ります。——別に御発言もないようですから、これより採決に入ります。  公共...全文を見る
○委員長(粕谷照美君) 全会一致と認めます。よって、右十八件は全会一致をもって公共企業体等労働委員会の裁定のとおり実施することを承認すべきものと決定いたしました。  この際、関係大臣を代表して、労働大臣の発言を求めます。藤尾労働大臣。
○委員長(粕谷照美君) なお、審査報告書の作成につきましては、これを委員長に御一任願いたいと存じますが、御異議ございませんか。    〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○委員長(粕谷照美君) 御異議ないと認め、さよう決定いたします。  本日はこれにて散会いたします。    午後五時三十九分散会      —————・—————
10月30日第95回国会 参議院 本会議 第8号
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○粕谷照美君 ただいま議題となりました公共企業体等労働関係法第十六条第二項の規定に基づき、国会の議決を求めるの件(鉄道労働組合関係)外十七件につきまして、社会労働委員会における審査の経過並びに結果を御報告申し上げます。  各件は、公共企業体等労働関係法に基づき、三公社五現業の職...全文を見る
11月10日第95回国会 参議院 社会労働委員会 第5号
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○委員長(粕谷照美君) ただいまから社会労働委員会を開会いたします。  連合審査会に関する件についてお諮りいたします。  行政改革を推進するため当面講ずべき措置の一環としての国の補助金等の縮減その他の臨時の特例措置に関する法律案について、行財政改革に関、する特別委員会に対し連...全文を見る
○委員長(粕谷照美君) 御異議ないと認め、さよう決定いたします。  なお、連合審査会開会の日時につきましては、これを委員長に御一任願いたいと存じますが、御異議ございませんか。    〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○委員長(粕谷照美君) 御異議ないと認め、さよう取り計らいます。  本日はこれにて散会いたします。    午後一時二分散会      —————・—————
11月24日第95回国会 参議院 社会労働委員会 第6号
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○委員長(粕谷照美君) ただいまから社会労働委員会を開会いたします。  老人保健法案を議題といたします。  まず、政府から趣旨説明を聴取いたします。村山厚生大臣。
○委員長(粕谷照美君) 次に、本案につきましては、衆議院において修正議決されておりますので、この際、衆議院における修正部分について、修正案提出者衆議院議員戸沢政方君から説明を聴取いたします。戸沢君。
○委員長(粕谷照美君) 以上で本案に対する本日の審査は終了いたしました。     —————————————
○委員長(粕谷照美君) 継続審査要求に関する件についてお諮りいたします。  老人保健法案につきましては、閉会中もなお審査を継続することとし、本案の継続審査要求書を議長に提出することに賛成の方の挙手を願います。    〔賛成者挙手〕
○委員長(粕谷照美君) 多数と認めます。よって、本案の継続審査要求書を議長に提出することに決定いたしました。  なお、要求書の作成につきをしては委員長に御一任願いたいと存じますが、御異議ございませんか。    〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○委員長(粕谷照美君) 御異議ないと認め、さよう決定いたします。  本日はこれにて散会いたします。    午前十時十分散会      —————・—————
11月26日第95回国会 参議院 社会労働委員会 第7号
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○委員長(粕谷照美君) ただいまから社会労働委員会を開会いたします。  これより請願の審査を行います。  第五号国民健康保険組合療養給付費補助金等に関する請願外九百三件を議題といたします。  これらの請願につきましては、理事会で協議の結果、第五号国民健康保険組合療養給付費補...全文を見る
○委員長(粕谷照美君) 御異議ないと認め、さよう決定いたします。  なお、審査報告書の作成につきましては、これを委員長に御一任願いたいと存じますが、御異議ございませんか。    〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○委員長(粕谷照美君) 御異議ないと認め、さよう決定いたします。     —————————————
○委員長(粕谷照美君) 継続調査要求に関する件についてお諮りいたします。  社会保障制度等に関する調査及び労働問題に関する調査につきましては、閉会中もなお調査を継続することとし、これら二件の継続調査要求書を議長に提出いたしたいと存じますが、御異議ございませんか。    〔「異...全文を見る
○委員長(粕谷照美君) 御異議ないと認め、さよう決定いたします。  なお、要求書の作成につきましては委員長に御一任願いたいと存じますが、御異議ございませんか。    〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○委員長(粕谷照美君) 御異議ないと認め、さよう決定いたします。  本日はこれにて散会いたします。    午前十時四十分散会      —————・—————
12月16日第95回国会 参議院 決算委員会 閉会後第1号
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○粕谷照美君 新任一カ月の小川新文部大臣に、本来であれば教育全般についての御所見を承りたいところでございますけれども、決算委員会でもありますし、時間の関係もありますので、特に一点だけお伺いを最初にしておきます。  実は、予算は政府の顔とこう申しますけれども、文部省八二年度概算要...全文を見る
○粕谷照美君 では文部大臣の御健闘を心から期待いたしまして、私どもも力いっぱい応援をいたしますので、しっかりがんばっていただきたいと思います。  それでは、現職の大学教官が逮捕をされる、学内捜査を受ける、このようなことを起こしております国立芸術大学の問題について入ってまいります...全文を見る
○粕谷照美君 その後、捜査の状況はどのようになっておりますですか。それだけにとどまっておりますか。
○粕谷照美君 そのほかにどのような容疑があるかということの御答弁がありましたけれども、先ほど私が伺いました受託収賄罪の容疑ということで、バイオリンの弓の問題があると。そのほかに、この間進んできて、新聞報道などで出されております五十二年の十二月の芸大に納入いたしましたカルカシー作の...全文を見る
○粕谷照美君 それでは、今月の十八日と言えばあと二日後でありますけれども、それまでの期間が一応の区切りになるわけですね、勾留の。そうすると今後の見通しというのは、一体どのようになりますか。
○粕谷照美君 それではもう一つ伺いますけれども、それに関連をいたしまして、海野以外の芸大の教官から事情聴取をしたという事実があるのかないのか。したとすれば何人であるか、また学生の中から参考人として事情聴取を行っているという事実があるのかないのか。
○粕谷照美君 それでは、具体的に答弁をいただけるという時間は、起訴をされてからある程度のことは話せると、このような理解でよろしゅうございますか。
○粕谷照美君 まだ起訴されるかどうかもわからないわけでありますから、された場合ということで了解をいたしました。  それでは、次に国税庁にお伺いをしますが、海野教授は、逮捕される前に、新聞社のインタビューに応じまして、私はワンステージ六十万円、一夏に十回やれば生活はできる、世界じ...全文を見る
○粕谷照美君 高額所得者リストに載ったか載らないかということは、これは税務署が一定期間公表しますから、だれでも見ようと思えばわかるわけであります。守秘義務だなどと言って、絶対に秘密にしなければならないということでもないように思うわけですが、その辺のところで考えてみますと、二千五百...全文を見る
○粕谷照美君 そうしますと、この二千五百万円のストラディバリウスは、必要経費の中には入らないというように私は伺います。そうしますと、高額所得者名簿に名を連ねないということは、相当のものがその他で必要経費として認められている。何かサラリーマンからいたしますと、非常に不思議な感じがす...全文を見る
○粕谷照美君 こういうことなんですよね、逮捕され、起訴されるかもしれない。新聞記事を見てみると、非常に不審なというか、大変おかしいではないかと思われるような年間の所得申告であったと、そういう事態が起きているんですから、税務署としては、そうすると海野教授のこの収入を見直してもいいの...全文を見る
○粕谷照美君 それでは、次は文部省にお伺いをいたします。  文部省は本当はあってはならないというこの事実に対して、大学側から事情聴取をされたと思います。文部省が事情聴取をされた内容、問題点を御報告いただきたい。
○粕谷照美君 文部大臣、就任早々このような事件が起きたわけですけれども、これに対してどのようなお考えをお持ちですか。
○粕谷照美君 本日は山本学長、わざわざお忙しい中をおいでいただきましたが、学校教育法の第五十八条に「学長は、校務を掌り、所属職員を統督する。」という言葉があります。私もこの「統督」という言葉がわかりませんで、どういうふうに解釈をしたらいいかと先ほど伺いましたら、文部省では監督のも...全文を見る
○粕谷照美君 それでは、あれから八日間、約一週間余り、相当の学内の対応というものがあったと思いますけれども、具体的に一つ一つお伺いをしていきたいと思います。  まず、あのガタニーニのバイオリンの真偽、結論が出たのでありましょうか、いかがなものですか。  文部省からもらいました...全文を見る
○粕谷照美君 そうしますと、楽器についても本物であるかにせものであるかはわからない、鑑定書についても本物であるか、にせものであるかはわからない、これが芸大の結論と理解してよろしいですか。
○粕谷照美君 それでは、どのような形でそのものが本物であるか本物でないか、つまり鑑定書が、あるいはこの楽器がそうであるかということを検討しているのですか、対策委員会でやっているのですか。会計課長、どのようにそれを報告受けているんですか。
○粕谷照美君 せっかく説明員として学長おいでいただいているわけでありますから、そのことについて間接的な報告ではなくて、直接御報告をいただけませんでしょうか。
○粕谷照美君 そうすると、まだ芸大では本物であるかにせものであるかということについては、結論が出ていないでうやむやになっているということですね。非常にこの辺は国民としては納得がいかないところであります。たとえば、いまの会計課長の説明を伺いましても、学長の御説明をいただきましても、...全文を見る
○粕谷照美君 状況はそうですから、何かそういうことに対する対応というものがないかということを伺っているわけです。そういう実態があるからこそ、芸大教官が自分が持っているものを学校に納めて、そして自分はまた新しいものを購入する、こういうことが出て、疑惑が起きているわけでありますから。...全文を見る
○粕谷照美君 たとえば義務制の小・中学校の場合に、担任の先生が特別の生徒に対して自宅で個人的に勉強を教えてやる、そしてお金を取るなんていうようなことは、これは厳しく批判をされ、やめなさいという御注意を受け、周囲の人も非常にそのことについては厳しい目でもってながめているわけですね。...全文を見る
○粕谷照美君 同じ学校内の生徒に個人レッスンを行うこと、そして謝礼をもらうということは、いけないことだと思ったからこそ、芸大の中で先生方がお話し合いをなさって、自粛ということをしようというふうになったんだと思いますが、文部省としてはそういうことをどう考えているかという質問なんです...全文を見る
○粕谷照美君 私はもう一つ不思議でならないのは、たとえば、小・中学校などでそのようなことを担任の教員がした場合には、PTAの人たちは黙っていないわけですね。大騒ぎをするわけですよ。そうして、校長のところに何かを言っていくわけです。この芸大に関しては、PTAも、生徒自体も何も不思議...全文を見る
○粕谷照美君 私は教官の皆さんがそのような事実はないと言ったことを、正直に受け取るわけにはまいりません。もしこのことが起訴されて、具体的にそれらの事実が明らかになったときに、そのような事実はないと、こう報告をされた教官は一体どういう気持ちで生徒の前に授業をなさるのかということが人...全文を見る
○粕谷照美君 非常に厳しい道ではありますけれども、日本のバイオリニストの演奏技術というのは、非常に世界でも高い評価を得ておりまして、最高のレベルに達していると、こう言われているわけで、そういう活躍をしていらっしゃる方々を生み出すこの芸大の姿勢というものは、私は非常に大きな責任とい...全文を見る
○粕谷照美君 私は、学生の集会にも積極的に出席をされ、誠実に事に当たろうとする学長の姿勢を信用している立場で、いままでいろいろとお話を伺いましたけれども、これからの、年内はまあ短うございますから、できるだけ受験生に大きな影響を与えないような形で事を処していただきたいということを心...全文を見る
○粕谷照美君 芸大の問題については時間的な関係もありまして、これで終わります。  次に、近く行われます共通一次に関係して質問をいたします。  国立大学の共通一次試験は、五十三年から多額の国費を投入して実施をされてまいりました。四年目をいよいよ迎えるわけでありますが、過去三年間...全文を見る
○粕谷照美君 問題はいろいろあろうと思いますが、大学入試センターでは、それらの問題を討議をしながら、よりよきものにしていくというのが私は任務であろうというふうに思います。  ところが、この入試センターが発表する全科目の総平均点並びに科目別平均点は、受験生にとっては志望校決定に何...全文を見る
○粕谷照美君 そうすると、枝間が五つありますと、受験生は、普通、全体で十点といえば、一つが二点ずつで、三つできれば六点取れると、こういうふうに思っていると。しかし、それは、これが三点で、一点でというようなことがあるから、受験生の自己採点とそのセンター発表が違って、そこのところに疑...全文を見る
12月22日第96回国会 参議院 社会労働委員会 第1号
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○委員長(粕谷照美君) ただいまから社会労働委員会を開会いたします。  調査承認要求に関する件についてお諮りいたします。  本委員会は、今期国会におきましても、社会保障制度等に関する調査及び労働問題に関する調査を行うこととし、これら二件の調査承認要求書を議長に提出いたしたいと...全文を見る
○委員長(粕谷照美君) 御異議ないと認め、さよう決定いたします。  なお、要求書の作成につきましては委員長に御一任願いたいと存じますが、御異議ございませんか。    〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○委員長(粕谷照美君) 御異議ないと認め、さよう決定いたします。     —————————————
○委員長(粕谷照美君) 歯科技工法の一部を改正する法律案を議題といたします。  まず、提出者衆議院社会労働委員長唐沢俊二郎君から趣旨説明を聴取いたします。唐沢君。
○委員長(粕谷照美君) 以上で趣旨説明は終わりました。  これより質疑に入ります。  質疑のある方は順次御発言を願います。  別に御発言もなければ、これより討論に入ります。  別に御発言もないようですから、これより採決に入ります。  歯科技工法の一部を改正する法律案を問...全文を見る
○委員長(粕谷照美君) 全会一致と認めます。よって、本案は全会一致をもって可決すべきものと決定いたしました。  なお、審査報告書の作成につきましては、これを委員長に御一任願いたいと存じますが、御異議ございませんか。    〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○委員長(粕谷照美君) 御異議ないと認め、さよう決定いたします。     —————————————
○委員長(粕谷照美君) 丁委員派遣承認要求に関する件についてお諮りいたします。  社会保障制度等に関する調査及び労働問題に関する調査のため、委員派遣を行うこととし、その取り扱いにつきましては委員長に御一任願いたいと存じますが、御異議ございませんか。    〔「異議なし」と呼ぶ...全文を見る
○委員長(粕谷照美君) 御異議ないと認め、さよう決定いたします。     —————————————
○委員長(粕谷照美君) この際、森下厚生大臣並びに初村労働大臣からそれぞれ発言を求められておりますので、順次これを許します。森下厚生大臣。
○委員長(粕谷照美君) 初村労働大臣。
○委員長(粕谷照美君) 次に、津島厚生政務次官並びに逢沢労働政務次官からそれぞれ発言を求められておりますので、順次これを許します。津島厚生政務次官。
○委員長(粕谷照美君) 逢沢労働政務次官。
○委員長(粕谷照美君) 本日はこれにて散会いたします。    午前十時八分散会      —————・—————
12月22日第96回国会 参議院 本会議 第2号
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○粕谷照美君 ただいま議題となりました歯科技工法の一部を改正する法律案につきまして、社会労働委員会における審査の経過並びに結果を御報告申し上げます。  本案の主なる内容は、歯科技工士の免許権者及び歯科技工士試験の実施権者を都道府県知事から厚生大臣に改めること等であります。  ...全文を見る