粕谷照美

かすやてるみ



当選回数回

粕谷照美の1983年の発言一覧

開催日 会議名 発言
03月03日第98回国会 参議院 文教委員会 第2号
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○粕谷照美君 「季刊教育法」を読んでみまして、どんなに先生方の心身が消耗しているかということをしみじみ感じたわけですけれども、文部省の統計によりましても、病気休職をしている先生が五十四年には三千七百五、五十五年に四千百六十一、五十六年には四千二百七十五と伸びている一方なんですね。...全文を見る
○粕谷照美君 いまの若い先生はマル・バツ育ちですね。そして偏差値で学校へ上がり、成績優秀な人から順番にA、B、Cなどという点数をつけられて教師になっているわけであります。本当に教師になりたくてやってくるなどというのもありますし、「でもなろうか」「しかなれなかった」というような方々...全文を見る
03月12日第98回国会 参議院 予算委員会 第5号
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○粕谷照美君 きのうの予算委員会で、井上委員の質問に対しまして文部大臣が答弁をされました。その御答弁に関連をいたしまして、最初に教科書問題について質問いたします。  私、手に入れました資料でこういうものがあるんですが、民主党政務調査会で発表されました中曽根代議士の教科書制度改革...全文を見る
○粕谷照美君 歴史はわかったんですけれども、そういう経過の中からこの検定の制度というものに対して、どのようなお考えを持っていらっしゃるかということを伺いたかったわけですが、時間の関係もありますので、昨日の問題に返りたいと思います。  それで、文部大臣の御答弁を速記を取り寄せよう...全文を見る
○粕谷照美君 改善にするのか修正にするのかということよりも、非常に文部大臣の御答弁は検定を強化していかなければならない、私もそういうふうに受け取って、これは問題だというふうに考えたわけであります。  それで、文部大臣にお伺いしますけれども、去年のあの教科書問題が文部省ではもう決...全文を見る
○粕谷照美君 質問が北方領土に限っておりましたから、私はその点についての心配を表明したわけでありまして、その他の部分についても、それでは全部全会派こういうことでいいから、それではこういうことをあれしなさいというふうに改善意見を出すということになれば大変なことになるのではないかとい...全文を見る
○粕谷照美君 文部大臣、私はいろいろなお話をする時間がありませんが、NHKが先日伊那谷小学校の授業の実際を録画して放送しておりました。あれを見まして私も本当に心から感動したわけですけれども、大ぜいの人たちからそういう言葉が出てまいりました。徳目を入れて、たとえば私のように、修身で...全文を見る
○粕谷照美君 文部大臣、問題は、この不正受給が五年間全然わからなかった、新聞発表でようやくわかった、会計検査院が五十二年、五十六年、検査をしている、なぜわからなかったんですか。私学振興財団、ここになぜわからなかったか。現場の教師になぜそれがわからなかったのか、ここのところについて...全文を見る
○粕谷照美君 会計検査院。
○粕谷照美君 文部省に伺いますけれども、私学振興財団の責任者が病気で来られないというので、なぜ私学振興財団もそのような実態が把握できなかったのかということを。
○粕谷照美君 会計検査院の日まで欺くことができるようなことを私学がやるということは大変なことだというふうに思うんですね。  福岡の方では県警が入ったということでありますが、犯罪行為があったからこれは入ったんだというふうに思いますので、警察庁の御報告をいただきたい。
○粕谷照美君 そうしますと、その後はもう法務省の方に移ると、こういうことになりますか。
○粕谷照美君 これに関して文部省の指導なんですけれども、大変弱腰ではないだろうか、何か弱みがあるんではないだろうか、こういう感じがしてなりません。  文部大臣にお伺いをいたしますけれども、文部省としてはどこまでこの点についての指導をやられるつもりでありますか。
○粕谷照美君 いまの説明で内容についてはわかりましたけれども、二、三、四、五の点についてはほとんどできたと、こういうあれでありますけれども、完全にできたということとは全然違うわけです。教学のきちんとした確立という体制が、本当にできたのかどうなのか。ここのところは両方の側からちゃん...全文を見る
○粕谷照美君 その内容についてどこが足りないと、こう判断をされているのですか、突き返したということは。
○粕谷照美君 社会の信頼を得る刷新というのは具体的にどういうことかお伺いします。
○粕谷照美君 私も九州産業大学に行きまして、その鶴岡理事長ともお会いをいたしましたが、そのようなムードに包まれたような言葉で了解ができるような方ではないというふうに判断をしているわけでありまして、文部省に来ていたださまして説明を求めた点では、これは理事の総入れかえだと、こういうこ...全文を見る
○粕谷照美君 文部大臣も先ほど理事をやめさせることはできないと、こういうふうにおっしゃいましたけれども、強い態度で臨まれると、こういうことでありますが、強い態度というのは、その理事の体制が刷新できない間はどうなさると、どういう決意なのでございましょうか。
○粕谷照美君 文部省に対して鶴岡理事長が、当面の学園混乱を収拾し、再建をほぼ終えた時点でといる、これはもういまのままで残って自分が再建をしますよと、このことではだめなんだということですか。
○粕谷照美君 今度の三月二十五日が卒業式です。四月にはもう入学式であります。そういうことで地元では一体どうなるのか、こう心配しているわけでありますが、文部大臣としてはどういうふうにお考えでしょうか。
○粕谷照美君 私は、今回私学助成金が五十六億円も減らされたと、あそこの学校に行きまして先生方からお話を伺いますと、この理事長の年間収入約六千万、その他何か含めまして八千七百万円の収入があると、こういうことであります。収入が多い少ないは、そのことは価値判断は別でありますけれども、そ...全文を見る
○粕谷照美君 大臣、そういうことだけではどうにもならないわけです。このことは私は解消できないというふうに思っております。この私学助成法ができましたときに、わが社会党は反対をいたしました。その反対の内容は、二分の一という数字が入っていないからでありますけれども、やっぱり経理をきちん...全文を見る
○粕谷照美君 文部省に伺いますけれども、経理公開しなければならないということになっていませんか。
○粕谷照美君 この私大の経理の公開の中で非常に問題になるのは、裏口入学といいますか特別入学といいますか、こういうものに対する教学のチェックかきかないということだと思います。総理も先ほど、私立にはいろいろな自主性がある、特色があると、こういうお話をされておりますけれども、昭和四十五...全文を見る
○粕谷照美君 大臣、こういうことなんです。お金を入れますから入学を許可しますよという、入学と引きかえで金の額が決まったりすることについてどうお考えですか、それでは。
○粕谷照美君 先ほど寺田委員の方から非行防止についての話が関連としてありましたので、私はちょっと問題を変えてやりたいと思うんですが、先日、文部省が教育委員会の方々を集めまして五十一項目にわたるこのチェックポイントを指導されたということでありますけれども、あの辺はいままでやったこと...全文を見る
○粕谷照美君 私は、いままでの学校要覧なんかで十分間に合うような項目がこの中に入っている、また学校の先生はこの統計を出すために大変な苦労をなさるんだろうなと、こういうふうに思うわけですが、しかし、このごろの各省庁の少年あるいは校内暴力に対する対策を見ますと、管理一辺倒という感じが...全文を見る
○粕谷照美君 文部省はそういう教師の健康管理などということに非常に冷淡であるということがよくわかったわけでありますが、先ほど御紹介しました若林さんのお話、私はもう伺いまして非常に感動したんですけれども、本当に校長が先頭に立って、生徒はその校長のことをトレパン校長とこう言うくらい、...全文を見る
○粕谷照美君 この四十人学級につきましては、実施から三年後には見直しをするということが自民党と社、公、民三党との間で話し合われているわけです。これを見直すというお考えは当然お持ちだと思いますけれども、いかがですか。  それと同時に、あの町田の例で見ましても、マンモス校で、先生だ...全文を見る
○粕谷照美君 総理にお伺いをいたしますけれども、国連婦人十年の最終年が二年後に迫っております。婦人問題企画推進本部長、日本における婦人問題の最高責任者として、この婦人差別撤廃条約批准に向けてのお考えはいかがなものでございましょうか。
○粕谷照美君 各省庁のそれに向けての準備、進捗状況、これについてお伺いいたしたいと思います。
○粕谷照美君 総務長官にお伺いしますけれども、具体的に作業が進んだというのは法務省の国籍法だけのようにいま拝聞しているわけでございます。法律を直さなければこの条約は批准をしないということになれば、この二年後の条約批准というのはちょっと困難ではないかと思いますが、その辺の分析はいか...全文を見る
○粕谷照美君 総務長官、いま見えたのは、国籍法は目に見えましたと、しかしまだ、男女雇用の平等法という仮称になりますか、あるいは育児休業法、その他文部省の問題なんかもありまして前進してない部分があるのです。それが終わらなければ批准ができませんと、こういうことなのかどうかということで...全文を見る
○粕谷照美君 その条約の中にも関係をしているわけですけれども、優生保護法に関してお伺いいたします。  いま問題になっておりますが、総理は、今度の国会にこの優生保護法が出るか出ないかということで、国民が非常な関心を持っていることは十分御承知と思いますけれども、これに関する総理のお...全文を見る
○粕谷照美君 それでは、担当大臣としての厚生大臣にお伺いしますけれども、いま反対運動をしていらっしゃる方々がどういう理由でもって運動していらっしゃるというふうにお考えになっていらっしゃるか。  それから、きのうも沓脱委員からの質問がありましたけれども、このコンセンサスというもの...全文を見る
○粕谷照美君 コンセンサスについては……
○粕谷照美君 そのコンセンサスを得る機関というものがあると思いますけれども、その機関について一体女性はどのように参加させられているか、お答えください。
○粕谷照美君 女性の参加の数。
○粕谷照美君 その審議会に婦人の代表が一名しか入ってないということをなぜおっしゃりたくないのだろうかという気持ちがするわけでありますけれども、国民的なコンセンサスを得るように、それだけのいろいろなことに対してやらなければならない、国民に理解を求めなければならないという条件があると...全文を見る
○粕谷照美君 検討をしているということと、出せる条件にあるかどうかということの判断をお伺いしているわけであります。
○粕谷照美君 きのうも、神奈川県議会議長のお名前で、これに反対をするという意見書が出されているわけであります。今度は市町村じゃなくて、一県入りましたですね。  それで、たとえばマザー・テレサさんのお話もありますけれども、あの方は、中絶についての害悪、罪悪を説くと同時に、未婚の母...全文を見る
○粕谷照美君 チビ、ブス、カッペだけではなくて、もっともっと重大な問題を含んでいるこの基準、マル秘文書というものを私どもは手にしておりますので、こういうような状況が出てくるというのも、やはり雇用における男女の平等というものが確保されていないというところから出てくるわけでありますか...全文を見る
○粕谷照美君 はい。  大変民間の人たちが苦労をしていらっしゃる。政府の出すお金よりも民間の方がいっぱいなんですよね。この辺についての御指導といいますか、お考えをお伺いしたいと思うんです。
○粕谷照美君 終わります。(拍手)
03月22日第98回国会 参議院 文教委員会 第3号
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○粕谷照美君 午前中の小野委員の質問に関連をいたしまして、政治倫理に関する文部大臣の所信をお伺いしたいと思います。  二月二十七日の日曜日、午前九時から一時間のNHKの座談会で、非行問題をめぐって数人の方々がお話をされました。その最終的な結びで一言というところに、永井元文部大臣...全文を見る
○粕谷照美君 大臣のは、一般論としてどなたでもそういうふうに思っていることをおっしゃったというふうに思いますけれども、私は具体的に飛鳥田委員長の質問の例を引いてお伺いをしたわけでありますが、多分文部大臣はそれ以上のことがお答えになれないのではないかとも思いますので、この点について...全文を見る
○粕谷照美君 文部省でも参加した方がいらっしゃると思いますので、そのことを十分に御調査いただきまして、内容について、そして文部省の後援基準には宗教的、政治的色彩のないものというのがあるわけですし、改善、指導する、そして努力をしないときにはこの後援を見直すんだという項目がきちっと入...全文を見る
○粕谷照美君 私が伺いましたのは、いままでも文部省はいろいろな対策をとってきた、しかしことし特に目新しくやっていかなければならないこと、やっていること、あの事件を契機にしてこのようなことをやったという新しいものは一体何か、そういうものがあるのだろうかということを伺いたい。
○粕谷照美君 文部大臣、忠生中学の事件ですけれども、あれだけ報道されて大変な問題になって、教師も一致団結していく、地域も立ち上がる、そういう中で、あのつっぱりの子供たちが卒業式の前の日に置き時計を買いまして、先生に贈って、もう涙ぼろぼろ出しながら、おれたちが悪かったんだと、こう言...全文を見る
○粕谷照美君 私の時間、あと五分ぐらいしかありませんので討論をしている時間がないわけですけれども、たとえば出席停止の問題でも、いろいろ考え方があるわけですね。慎重にしていかなければならないということと、やっぱりそういうことはきちっとやれという考え方と二通りあるというふうに思います...全文を見る
03月24日第98回国会 参議院 文教委員会 第4号
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○粕谷照美君 きょうは予算の審議ということになっていますので、直接関係がありませんけれども、冒頭に教科書問題について質問をいたします。  去年、外交問題にまで発展いたしました教科書問題の決着に当たりまして、政府は歴史教科書の是正を約束して、また文部省は教科用図書検定調査審議会に...全文を見る
○粕谷照美君 文部省は、この答申の内容はまことに満足すべきものであるというふうに考えていらっしゃるかどうか。  発表によりますと、この答申の後で大石第二部会長の談話が出されているわけです。なかなか内容的にも非常に大変だったんだということが感じられるわけでありますが、「この答申に...全文を見る
○粕谷照美君 確かにいま局長がおっしゃったように、この問題に関しては、中国側から、趙紫陽総理の、この問題はすでに一段落したことを喜びを持って見ている、あるいは鄧小平中央顧問委員会委員の、この問題は双方の努力で解決をした、こういうふうに言っていらっしゃることや、また韓国は十一月二十...全文を見る
○粕谷照美君 大臣がそういうふうにおっしゃることは私はいいと思うんですけれども、いままでの韓国の歴史よりももっと厳しい態度で臨んできた。しかも教科書問題が外交的に決着を見た、文部省がこういうふうにやったという後にこういう措置をとられたことについて、私は日本の政府が信用されてないの...全文を見る
○粕谷照美君 私は、こういう問題が起きた原因が検定の強化にあった、そして日本の国が韓国の教科書に載っているようなことについて検定を強化することによって曲げていこうとした、ここから問題点が発生しているわけですから、この検定問題についてはもっと真剣に取り組んでいかなければならないとい...全文を見る
○粕谷照美君 文部省は一貫してこの検定は正しかったと、いまの局長のお話もそういうふうに言っていらっしゃいますけれども、しかし、正しかったものを是正するということはこれ矛盾ではないんですか。衆議院の予算委員会で後藤田官房長官は、是正するというのは、誤りがあったから、だから直すんだと...全文を見る
○粕谷照美君 全然去年の問題に対する反省がないのではないかというふうに考えます。しかし、きょうは私、この問題についてのみ突っ込んでいくわけにいきませんのですけれども、全くもう考える余地がないでいままでどおりであると、こういう御返答と伺ってよろしいですか。    〔委員長退席、理...全文を見る
○粕谷照美君 しかし、それは局長、執筆者の方々がお集まりになっていろいろな具体的な報告なども民間の集会でやっていらっしゃるわけでありますから、そういうこともきちんと耳に入れて、その頑固な態度をやっぱり改めていくという姿勢が必要だと思うわけであります。大臣、この問題について、いまま...全文を見る
○粕谷照美君 いまはですけれども、いずれまたこの問題については徹底的な討論をする場所を設けていきたいというふうに思っております。  では予算に関連をいたしまして、ひとつ、今度名前が変わりましたけれども学校健康会に関する問題についてお伺いいたします。  最近の子供たちが学校の管...全文を見る
○粕谷照美君 この問題でいままでずいぶん討論が出てまいりまして、非常に給付の額が少ない、これではもう実態に即しないということで、一応廃疾の最大級は千四百万円、それから死亡事故に関しては千二百万、こういう結論が出たわけです。非常に喜ばれておりますけれども、この死亡事故とか廃疾事故の...全文を見る
○粕谷照美君 千四百万ですか。
○粕谷照美君 いえ、今度廃疾の最高がです。
○粕谷照美君 千五百万円の基準は一体何にあったのですか。
○粕谷照美君 そうすると、当時はそれを基準にしたと言いますけれども、いまその額というのは全然上がってないでずうっと同じになっておりますか。予防接種法に基づくものとか労災補償ですね。
○粕谷照美君 予防接種法の方が健康会の方に近づいてきた、こういうことですけれども、それでも引き上げがあったわけですね。全然こちらの方は引き上げがないんですね。まことにこれ私は残念なことだというふうに思っております。物価は上がっていくんですからね、経企庁のこの報告なんか見ましても。...全文を見る
○粕谷照美君 これ授業中の事故でありますね。教師が、学習指導要領の中にも助走をつけてプールに飛び込むなんというのはないのにやらせたのが問題だというようなことなども含まれておりますけれども、こういう問題が体育を指導する教師たちにとって大変な圧力になっているということは事実なんですね...全文を見る
○粕谷照美君 中学生、高等学校の生徒たちが課外のクラブ、部活をやっている。その部活は全部が全部届け出なければならないものなのかどうか。とてもそういう条件なんかにないような場合もあるわけでありまして、子供たちのそれでは自主性、あるいは先生の熱意などというものをどのように酌んでいくか...全文を見る
○粕谷照美君 山形地裁が、山形商業高校の春山合宿訓練で、登山中に猛吹雪に遭って、生徒三人が凍死をした事件があるわけですね。この場合にも、教師の責任になるということについてのこういう厳しいあれはなかったと思います。まして家族に金を払わせるなんというようなことは論外だというふうに思い...全文を見る
○粕谷照美君 いずれにいたしましても、裁判にかかっていることでありますから、そちらの判断をいただくということになろうかと思いますけれども。  大臣、いままでもとの文教委員会では学校災害についてのことがずいぶん討論になりました。先ほど話に出ました横浜市の水泳事故で、もう全く車いす...全文を見る
○粕谷照美君 文部省が主催をいたしまして、五十七年度生涯スポーツ推進研究協議会を開催したことがあると思いますね。そこのところで、少年スポーツをめぐって非常な論議が出てきた。一生懸命にやればやるほどいろいろな事故が出てくる。この事故を何とか救済する措置というものがとれないものだろう...全文を見る
○粕谷照美君 大会なんかの傷害に対しては、私設保険だとか一日保険の利用などいろいろ努力をしているところもあろうかと思いますが、すべてがすべてこういうふうにやるというような指導をなさっていらっしゃるんですか。うっかり気がつかないでそういうことをやったなどというような場合には全く補償...全文を見る
○粕谷照美君 私は、いまの問題は学校外のことであったとしましても、現職の教職員がずいぶんこういうところに参加を要請されましてそして入っているという例が非常に大きいと思います。そういうことも含めまして、課外クラブ活動とかそういう地域におけるスポーツ活動に対する教師の危惧の問題ですね...全文を見る
○粕谷照美君 いずれわれわれもその点については審議をいたしまして、できれば法律など出してきちんとした補償ができるような形にしていきたい、こういうふうに思いますが、当面死亡千二百万円というものは引き上げるように努力をしていただきたい、こういうことを要望しておきます。  さて、最後...全文を見る
○粕谷照美君 現在学校給食に対する主なる国庫補助というものは、項目でいえばどのくらい、総額にしていえばどのくらいになりますか。
○粕谷照美君 そういたしますと、もし臨調方針どおりになる、こういうようなことを想定いたしますと、父母負担というのはどのくらい上がるということになりますか。計算など成り立ちませんか。
○粕谷照美君 一食百円ということになりますか。そうしますと、月にして二十日間ぐらいになりますかね、二千円値上げということになるんですか。百円ぐらいなんていうといかにも上がらないような感じがいたしましてね。明確にその辺言ってください。
○粕谷照美君 しかし、それで終わるということには私はならないというふうに思うわけであります。このお米の補助というのは非常に大きく、お米の消費を拡大しよう、日本人なんだから米を食べようと、こういうキャッチフレーズのもとに奨励をしてきたというふうに思うわけですね。これずいぶん伸びてい...全文を見る
○粕谷照美君 ところで、どんどん米飯給食は伸びてきます、お米の消費量も上がっていきますね。それで、非常に気になっているんですけれども、いま農協が農家に回りまして指導しているんですね。米一俵供出してください。私はその話を聞きましたら、戦後のことや戦中のことを思い出しまして、大変なこ...全文を見る
○粕谷照美君 大臣にお伺いをしますけれども、いま学校給食が小学校で三千円。大臣も、練馬へいらっしゃって給食召し上がっておいしかっただろうと思うんです、あそこはすばらしい給食をやっておりますからね。特別おいしいんで、ほかのところへ行って食べていただくと、うん、何と差のあることよと、...全文を見る
03月28日第98回国会 参議院 予算委員会 第12号
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○粕谷照美君 これまで何回も国会で問題になってきました旧日本赤十字社救護看護婦、旧陸海軍 従軍看護婦の処遇、すなわち慰労給付金制度についてお尋ねをいたします。  この従軍看護婦さんたちの慰労給付金制度というものができてきましたその経過並びに意義、そしてこの概要というものを御説...全文を見る
○粕谷照美君 先ほど私は、この経過と同時に慰労金の支給概要をお願いしたい、こういうふうにお尋ねしたわけですが……。
○粕谷照美君 ずいぶんこれ人数ふえてきたというふうに思うんですけれども、該当者を見つけ出すことができたということは大変うれしいと思うんですが、三年から五年、六年から八年、九年から十一年というこの区分の基準というものは何をもとにしてやられたものですか。
○粕谷照美君 それならなぜ三年の人は何人、五年の人は何人というふうにしなかったのかということですね。三年から五年、六年から八年というこの区分は何を基準にしてやられたのですか。
○粕谷照美君 区分は恩給に準じてということがいま明確になったと思います。私はこの慰労給付金が最低が年額十万円、最高で三十万円、三十万円といいますと、月にすると二万五千円、十万円だったら月八千円、こういう低額性をどうしても問題にしていかなければならないというふうに考えているところで...全文を見る
○粕谷照美君 国会の附帯決議を尊重していきたいと言われる総務長官のお答えは、私は非常にありがたいと思っております。しかし、将来大きな変動があれば考えるという、その大きな変動という意味がよくわからないわけであります。現実にもう物価は上がっているわけでありますし、経済状況も次から次へ...全文を見る
○粕谷照美君 一項目から三項目まではわかりました。  その最後のところなんですけれども、兵たる云々のところのその兵はいま恩給支給額がどのくらいになっておりますか。
○粕谷照美君 参議院内閣委員会の調査室が昨年の三月に出しました恩給法等の一部を改正する法律案審査資料というものを私持ってきているわけなんですけれども、六十五歳以上の者に給する普 通恩給、六年未満というのが現行三十七万四千五百円、これを五十七年五月以降三十九万五千百円にしていきた...全文を見る
○粕谷照美君 昭和五十四年の資料を私は持ってきていませんから、いま五十七年の資料でこういうふうに話ししたわけですけれども、その額で計算をいたしましても非常に低いというふうに考えているんですよね。四分の一であります。確かに恩給ではないでしょう。しかし、準ずるんですから、半分とかある...全文を見る
○粕谷照美君 総務長官、こういう額で準ずるというふうに理解してよろしいでしょうか。
○粕谷照美君 ぜひそのことについては御審議をお願いしたいと思います。  さらに、この慰労給付金制度の対象から外されている人たちの人数はどのくらいになっておりますか。
○粕谷照美君 恩給不適格者という方が相当数いらっしゃる。この問題は内閣委員会でも大変問題になっています。  いま恩給に準じてこの慰労給付金をもらわれてない方々が八千九百あるいは四千六百といらっしゃることについて、非常に私は心の痛むものがあるわけでありますが、先日、アメリカで日系...全文を見る
○粕谷照美君 こういう懇談会、諮問機関を持ったということは、やっぱりやるという姿勢があるからこそ持ったんだと思うんですけれども、その辺はどうなんですか。
○粕谷照美君 そうすると、本年いっぱいということになりますか、二年間といいますと。
○粕谷照美君 そこのところで審議される事項というのは委員の方々がおやりになるというふうに思いますけれども、恩給欠格者の救済が挙げられているわけですから、これが審議の対象となっているならば、当然従軍看護婦の慰労給付金欠格者ですね、この方々も含まれてしかるべきだと、こういうふうに考え...全文を見る
○粕谷照美君 総理府のやってこられたことでありますから、本当に私は御苦労だと思って喜んでいるわけでありますけれども、ぜひ一緒に、恩給に準じてということになっているわけですから、対策をとっていただきたいと、こう思うわけですけれども、いまここにもそれぞれの従軍看護婦の方々、救護看護婦...全文を見る
○粕谷照美君 私は、この問題は戦争があって、その戦争の中でこういうものが出てきたんだというふうに理解をしておりますので、本当に大きな戦後処理の一つであった、こういうふうに判断をしているわけであります。  それと直接の関連ではありませんけれども、次に日系ブラジル一世の移民に対する...全文を見る
○粕谷照美君 確かに御説明にありましたように、現行の制度では老齢福祉年金が支給できないということはわかっているわけであります。しかし、政府がやる気があればそのほかの形で実質的な支給ができるのではないかということをお尋ねしているわけであります。たとえば西ドイツ方式だとか、あるいは宮...全文を見る
○粕谷照美君 去年の五月十日に「ブラジル老壮の友」という新聞の百発刊を記念いたしまして、サンパウロ総領事の言葉が載っているわけであります。この藪領事は、老人クラブの日本の老齢福祉年金の支給要請の決議に対して、結論としてこういうことを言っておられます。実現ははなはだ困難。日本側の制...全文を見る
○粕谷照美君 この藪総領事がやっぱりブラジルの制度を利用した方がよろしいと、こう言う中にはブラジルの制度そのものの説明も載っているわけでございますが、しかし、地の方々にお伺いをいたしますと、大変この制度がめんどうになってきている、そうして日系移民がどの程度この制度を利用しているか...全文を見る
○粕谷照美君 いま私は、外務省にきちんとした原点を見詰めていただきたいと思いますのは、第二次世界大戦ではブラジルは日本の敵国であったわけです。その結果、日本の大使館、領事館は移住者を残したまま日本に引き揚げてきたわけで、無政府状態に置かれた日系移民の社会は昭和三十年ごろまで混乱状...全文を見る
○粕谷照美君 確かにそうですけれども、ブラジルのインフレというのは非常に急激だということを聞いているわけでありまして、五十六年の二千九百十三万円に対して五十七年は二千二百九十六万円と保護謝金が減っているんですね。五十八年はどうなっていますか。
○粕谷照美君 それから、ブラジル日系移民の高齢者の要望は、一つには、老齢福祉年金支給のほかに里帰りと、帰国者に対する費用援助などが挙げられているわけであります。国援法による帰国者の数及び生活困窮者に帰国費を貸し付ける制度などというものがあるのか、あるいはまた返済能力に対する疑問を...全文を見る
○粕谷照美君 先ほどから何回も言っておりますように、このブラジルの問題も国策としての移民であった。そして戦争が終わってからの問題点も二つ絡まりまして、私は戦後処理の一つの一環としてきちんと取り組んでいただきたいと、こういうふうに考えているところでございます。  では、次に移りま...全文を見る
○粕谷照美君 大臣、そのナザレ園に収容されている女性の、特に年配の方々ですね、その方々の経歴といいますか、何かこの大変お気の毒なと言いますけれども、そういう単なるお気の毒という理解では私は済まないのではないかというふうに思いますけれども。私たち自身は、こういう方々は日本の植民地政...全文を見る
○粕谷照美君 大臣が、いま千人を超すであろうと、こういうふうにおっしゃいました。芙蓉会に入ってらっしゃる人は七百六十九人だ。しかし、なぜこの差が出てくるのか。芙蓉会には会費を払わなければならないから、会費も払えないような状況の人たちがいるということがはっきりすると思います。この慶...全文を見る
○粕谷照美君 希望額をそのままと言われますけれども、本当にそういうことであろうかという疑問がたくさんあるわけであります。このナザレ園の経営というのは大きく寄附金によって成っているわけで、私はこの決算書を見ました。会長の菊池さんという日本ナザレ園の方ですが、日本で百人のこの有志を募...全文を見る
○粕谷照美君 ナザレ園の定員というのは六十名収容する能力があるんですけれども、実質的には四十名しか入れることができないわけです。それはなぜかと言うと、経営が困難だからであります。そのほかに、日系婦人の非常に貧しい家に対して、わずかではありますけれども毎月一万ウォンを贈っているわけ...全文を見る
○粕谷照美君 私も先ほどから申し上げましたが、外務大臣お認めいただかなかったわけですけれども、日本の植民地政策の犠牲者であって、本人の意思にかかわらず帰国できない人たちがいるわけでありますから、ぜひその努力を大きく伸ばしていただきたいと心からお願いをいたします。  次に、体外受...全文を見る
○粕谷照美君 去年の八月に日本産科婦人科学会の見解が発表されて、十一月に日本受精着床学会が誕生して、臨床応用に入った、こういうふうに 言っております。  私はその産科婦人科学会の見解なるものをずっと読んでいったんですけれども、非常に気になることがあるわけですね。前文そのものの...全文を見る
○粕谷照美君 厚生省といたしましては、この体外受精に関してどのような問題点があるというふうにお考えになっておられますか。
○粕谷照美君 いま大臣がいろいろな層をお挙げになりましたけれども、その中に法律家が入っていないんですよね。法律で規制するしないということの以前に、やっぱり法的な問題も論議の対象にしなきゃならないと思いますが、いかがでしょうか。
○粕谷照美君 私はいままでに、富士見産婦人科病院問題を初めといたしまして、私自身も医療一一〇番運動をやったわけですけれども、そういう中で、医療の技術の進歩が乱用されて、荒廃した医療の実態が明らかになってまいりました。また、医の倫理が大変乱れているということを知った人は多いというふ...全文を見る
○粕谷照美君 私は、いま文部大臣がおっしゃったように、科学が進歩していく、大変いいことだと思います。学問は確かに研究も自由でありますけれども、それについてのいままで具体的にあらわれたさまざまなことに対して国民は知っているわけでありますから、不安というものも大きいわけであります。 ...全文を見る
○粕谷照美君 お金、研究費。
○粕谷照美君 これも新聞報道でありますけれども、読みますと、慶応大学の医学部は顕微鏡下の手術で卵管閉塞症の人たちを手術をいたしまして、五分の一は体外受精に頼る以外ないけれども、五分の四は治すことができるようになったということが書いてあるわけです。できるならば、こういう体外受精でな...全文を見る
○粕谷照美君 考えているうちにどんどんどんどん研究が開発されて、作業が進んでいくわけでありまして、また、これをぜひ希望して自分自身が体外受精を受けたいという女性も大ぜいだというふうに考えるわけでありますけれども、これ保険の適用になるというような条件というのはあるんでしょうか。
○粕谷照美君 そうすると、何ていうんですか、体外受精が受床しない場合もあるわけで、何回かやるわけですね。現実に東北大でももう二十人近くの方がやられたというわけでありますけれども、費用は無料なのでしょうか。文部大臣、この辺のところを御調査なさったでしょうか。厚生省御存じでしょうか。
○粕谷照美君 そうしますと、このことを希望しても研究費の枠がこれだけですから、あなたはだめですよというような状況が出てくるのですか。
○粕谷照美君 文部大臣、そういたしますと、まだまだ研究の段階であるわけですから、希望しても研究費がないからできませんよということがあろうかと思います。しかし研究費がなくても、それに必要なお金だったら私払いますからお願いしますという御夫婦もあろうかと思うわけでして、この辺のところは...全文を見る
○粕谷照美君 それでは厚生大臣はどのようにお考えでございますか。
○粕谷照美君 そうしますと、当分の間は研究としてこのことが実行されていって、治療費というものは取らないというふうに理解してよろしゅうございますか。
○粕谷照美君 私の質問ちょっとわかりづらかったでしょうかね。検討すべき時期が来たら検討するんじゃなくて、その検討している結論が出るまでの間に、この実験というものは次から次へと行われるかもしれない、そのときに研究なんですからお金を取らないと、こういうふうに考えてよろしいかということ...全文を見る
○粕谷照美君 了解いたしました。  そこで、私は、先ほど午前中に小西委員も取り上げられましたけれども、非常に日本の研究費は少ないのではないかということについて意見を申し上げ、大蔵大臣に研究費に対する国の考え方というものをお伺いしたいと思うんですけれども、    〔理事藤井裕久...全文を見る
○粕谷照美君 ぜひ研究費を大幅に増額するようにお願いをしたいと思いますが、いかがでございましょう。
03月30日第98回国会 参議院 文教委員会 第5号
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○粕谷照美君 最初に、国立学校設置法の一部改正案について質問をいたします。  この法案は、三重大学の人文学部の創設などにかかわるものでありますけれども、衆議院の方でもわが党が問題にいたしましたのは、筑波大学に国際関係学類を設置することに関して本当に閣内で意思統一ができたのかどう...全文を見る
○粕谷照美君 定員が厳しいからそういう状況になるのも、枠が決まっているわけですから、やむを得ない部分があるかと思いますけれども、しかし、教官だけが九人増員をされまして、職員についてはゼロというのは、幾らなんでも、合理化をするといっても厳し過ぎるのではないか。これできちんと大学教育...全文を見る
○粕谷照美君 その後はという——先ほどの説明では、後年度はと、こういうふうにおっしゃったものですから、後年というのは一体何年先になるのかという疑問が出たわけです。五十九年度、来年度はそういうことをもう考えなければならないというふうに判断をしてよろしいですか。
○粕谷照美君 いまの職員の問題についてこれから集中的に質問をしていきたいと思うんですけれども、まず、国立大学には、教官以外のさまざまな職務に従事をしている事務職員などが置かれているわけであります。昭和五十八年度予算を見てみますと、国立大の全職員が十三万二千百五十人のうち、行政職俸...全文を見る
○粕谷照美君 その車の両輪なんですけれども、どうも片輪が大きくて片輪が小さいのではないかという気がしてならないわけであります。職員というものが意欲を持って働き、十分な役割りを果たすためには、その身分とか職務というものが確立されると同時に、給与やその他の処遇がやはり適切に行われる必...全文を見る
○粕谷照美君 ポストを整備したいという考え方については私は了解をいたしました。  人事院来ておられますか。——八五年の公務員の給与、任用制度、これについて見直しをするという人事院の素案が出されるというふうに聞いておりますが、この辺についてはいまどういう実態になっておりますか。
○粕谷照美君 そうしますと、これ初め二月ごろに出るという見通しだったというふうに思いますけれども、ずいぶんおくれ込んでいるような感じですね。当然大学問題もその中に含まれていくように思いますけれども、大学関係の昇格が大変悪いと、こういうふうに言われておりますけれども、人事院としては...全文を見る
○粕谷照美君 私もまだ勤務年数などについての調査が十分行き届いておるわけではありませんからいまお伺いをしたわけでして、これから人事院案が出ましたら、またこちらでも十分に研究をして質問をしていきたいと思います。  しかし、国立大学の職員の人たちが非常に不満に思っているのは、他省庁...全文を見る
○粕谷照美君 人事院結構でございます。ありがとうございました。  それでは、いま人事院で文部省からいろいろ要望をもらっている、相談をいただいている、こういうふうに話がありましたけれども、具体的にはどういうことを文部省としては考えているのでしょう。
○粕谷照美君 国立大学人事担当部課長会議で、大学の事務専門職員をつくってもらいたい、そのためにわれわれはこういうことを意見として出したいという書類が出ていますね。たとえば「専門職制を置くことを適当とする業務例」の中に、「法規、訟務業務」というんですか、大変むずかしい業務のようです...全文を見る
○粕谷照美君 あわせまして、国大協でやっぱり研究技術専門官制度の新設に関する要望書などというものも出ています。この辺のところはどういうふうにいま考えておられますか。
○粕谷照美君 私は一般会計というのを予算書を見てみましたけれども、本省だとか文化庁、あるいは研究所、博物館などというのは予算定数というものがはっきりと出されているわけですね。つまり私どもから見ると公開をされているという感じになっています。しかし、国立学校の特別会計というものを見ま...全文を見る
○粕谷照美君 有効であるとか適切であるとかという判断を一体だれがやるかという問題があろうかと思いますね。  私ども大学などへ行きまして、要覧というんですか、一覧表を見ますと、なかなか定数のところに数字が入っていないという感じがしてならないわけでありますけれども、やっぱりこの辺の...全文を見る
○粕谷照美君 それから、問題点がたくさんあるわけですけれど、事務局長初め課長以上の高級職員というところには、常に文部省の人事の一環として位置づけられて天下り的におりてくるわけですね。二年あるいは三年たちますとその人はまた本省へ戻ってくるとか、あるいは格が高いとか低いとかと言うと問...全文を見る
○粕谷照美君 生え抜きを決して等閑視をしているわけではないという考え方はわかりました。  それでは、その次に移りますけれども、大学の事務職員等において女性の占める割合というものが、係長、課長補佐、課長等の役職について一体どんなふうになっているのか、御調査ありますか。
○粕谷照美君 私が問題にしたいのは、「国連婦人の十年」が始まって以来、男女差別が大変大きいのではないか、こういう意見がずうっとここのところ続いてきているわけであります。文部省において、その数字を見て一体どういうふうにお考えですか。やはりまだ女性を採用していくという点については足り...全文を見る
○粕谷照美君 私も、幾つかの大学の五等級以下の中に男が幾ら、女が幾らというのを黒丸、白丸でもって図示したのをいただいているわけなんですけれども、本当に女の人ばっかりかたまっているわけですね。そういう意味では、私は女性の能力というものを正しく見ていくという姿勢が大学には欠けているの...全文を見る
○粕谷照美君 ぜひ、そういう大臣のお考えのような実態ができるように内部で努力をしていただきたいとお願いをいたします。  では、設置法の問題はこれで終わりまして、次、義務教育諸学校施設費国庫負担法の一部改正法の方に移ります。  私は、手元に大阪府都市教育長協議会の小中学校の、三...全文を見る
○粕谷照美君 この大阪の統計から見ますと、各衛星都市の五十六年度一般会計決算額に対して教育費の占める率というのは、三〇・五%の摂津市を初めとして相当に高いわけですね。教育費のうちでまた最も比率が高いのは学校建築費、市で言えば河内長野市が七三・七%、茨木が六一・七%、豊中が五六・二...全文を見る
○粕谷照美君 大臣、案じてばかりいては困るのでありまして、その案じている部分にどうやって対策を講じていくかということが非常に大事なんで、これは文部省としての役割りは非常に大きいというふうに思いますけれども、公立小中学校の不足教室数というのは、現在どのくらいになっていますか。
○粕谷照美君 大分減ってきていると言いながら八千教室も足りないというのはこれは大変なことですね、授業をやっている人たちあるいは授業を受けている児童生徒にとってみれば。予算委員会で文部省の出された資料を見てみますと、教室が不足していませんよ、足りていますよという県は全然ないんですね...全文を見る
○粕谷照美君 管理局長、プレハブの教室へ入っていらっしゃったことありますか。冬の寒いときとか、あるいは夏のかんかんと日の照るようなときに、どういう実態のもとで授業が行われているかなんていうことを経験なさったことありますか。
○粕谷照美君 私は新潟地震のときに、建てたばかりの学校が斜めに一メートルも土の中にめり込んでしまって、授業もできなくなって、そしてプレハブの教室の中で生徒も教師も大変苦労して二年余りを過ごしたという実態をよく知っているわけでありまして、その子供にとってはその一年間は二度と返ってこ...全文を見る
○粕谷照美君 この辺のところはどうなるんですか、新増築に係る場合の現行法規は、その年度の児童生徒の確定をした後に国庫補助の認定が行われて、それから行動開始が始まる、改めてその完成までの間はプレハブや特別教室の転用などによって急場しのぎの授業が行われる、この辺に原因がありませんです...全文を見る
○粕谷照美君 決算の会計検査院の報告書を見ますと、こういうところで生徒の見込み違いがあった、それなのにそのまま学校を建てた、不当事項であると厳しい指摘を受けて、お金を返しなさいと、こういうふうにやられているわけです。この辺のところにそれは原因があるのでしょうか。
○粕谷照美君 学校の方ではそういう見込みで報告書を出したとしても、また後で教育委員会が学区変更などをやりまして、来るはずだった子供が来なくなったとか、あるいは家を建てていて、いろいろな都合でその家に期日までに入ることができなくなったとか、いろいろ具体的な条件がありまして、その辺の...全文を見る
○粕谷照美君 予算委員会に対する事前の文部省の資料を見てみますと、実勢単価、実勢面積についてというのが出ております。これ、ちょっと説明してくださいますか。——私が言いましょうか。   昭和五十六年度の小中学校校舎建物(鉄筋コンクリート造)に係る実勢単価は、一平米当たり十二万二千...全文を見る
○粕谷照美君 しかし、ここの堺市あたりの状況を見ますと、超過負担が十二億六千三百万円にも上っています。豊中では四億八千四百万円、吹田では四億七千万円、三十市で六十三億四千三百万円という非常に膨大な額になっているわけでして、文部省が考えているよりデラックスな学校をつくるからそういう...全文を見る
○粕谷照美君 単価差の問題と同時に数量差の問題が指摘をされましたけれども、数量差については設置基準との関連などもありまして、私後で質問をしていきたいというふうに思いますが、文部省自身の努力も、いただいた資料によれば私は数字として見られますけれども、しかし、それにしても問題なのは建...全文を見る
○粕谷照美君 そうすると、坪数に直すと十万円足らずと、こういう計算になりますね。十万円足らずで大体どのくらいの土地が買えるんでしょうね、常識的に言いますと。
○粕谷照美君 私もきのうある田舎へ行きましてね、新潟市の郊外ですけれども、自分のうちのたんぼを四反歩出したという人に会いました、中学校を建てるために。このもし最高をもらったとしても坪九万七千円、一反歩というのは大体三百坪ですから、幾らになるか、もう実勢の大体十分の一ぐらいですね。...全文を見る
○粕谷照美君 私はそうすると考え違いをしていたわけですね。板橋で平米二十七万五千円、実態に合わせてこの補助をしましたと。そうすると、これ、予算というふうに理解をしてよろしいんですか。平米当たりの三万二千三百円というのは予算である、その予算を実態に合わせて配分をするんだと、こういう...全文を見る
○粕谷照美君 それから、児童生徒の急増地域に限りませんけれども、この文教委員会でも非行問題が非常に討議をされてきたときに、マンモス校のことが大きく取り上げられてきました。で、何人からマンモス校と言うのかというのについては、いろいろ議論のあるところだというふうに思いますけれども、こ...全文を見る
○粕谷照美君 意味がはっきりしなかったと思いましてもう一遍質問し直しますけれども、急増指定地域でなくてマンモス校を抱えている、そういうところが分離をするときに、確かに補助は出るでありましょうが、いわゆる急増地並みの三分の二の補助というようなものが出ないかということです。
○粕谷照美君 地方債の起債の枠があっても、これはやっぱりお返ししなきゃならないものですからね。統合するときには特別の対策がある、分離して適切ないい学校にしていくというときにもやはり特別の対策というものが必要だというふうに思いますが、いかがですか。
○粕谷照美君 当該市町村で十分御努力といいましても、市町村がおいでくださいといって人口がふえたり、児童生徒がふえるわけではありませんで、町田が、たとえば地域の学校に障害児入れましょうという、こういう福祉政策をとると、あああそこへ行けばうちの子供がということでずうっとなだれ込んでく...全文を見る
○粕谷照美君 この大阪のを見てみますと、通学路をめんどう見てもらいたい、補助対象ということでなくても起債を認めてもらえないかというようなことが出ております。下流の排水対策などというものも、これも起債が必要だというふうに言っているわけでありますけれども、その辺のところはどういうふう...全文を見る
○粕谷照美君 その辺のところが苦しいから、もっとめんどうを見てくれと、こういう要望だというふうに私は考えているところです。  さらに、函館あたりへ行きましても、あそこも人口急増地域というのができまして、次から次へと学校対策に困っている。町の真ん中へ行きますと、昔の有名校というん...全文を見る
○粕谷照美君 私もその大規模修理に対する補助というのは非常にいい制度で、もう本当に各自治体は喜んでいると思います。ぜひこの辺のところについては胸を張ってそれぞれお話していただいて、みんながやっぱり平等にいい校舎の中で教育を受けられるような条件をつくってもらいたいと、こう思っている...全文を見る
○粕谷照美君 なかなか了解をしたくないところなんですね、これは。やっぱりいままでどおりの法律で続けていってもらいたいということで、大変不満であります。不満でありますが、この法律がなければ困るという点ではわれわれとしてはもう認めざるを得ないのではないかというふうに考えるわけですけれ...全文を見る
○粕谷照美君 しかし、なぜそういう形で明確にするかということについての疑問が出てくるわけですね。高等学校についてはきちんと学校設置基準というものがある。なぜ小中学校にはその基準なるものがなくてそういう形のものが出てくるのだろうか。逆を言いますと、そういうものが設置されなくても明記...全文を見る
○粕谷照美君 そういうものを見ればわかるということになりますけれども、しかしまた、校地面積の標準を織り込んだ設置基準がやっぱり私は小中学校に必要じゃないかと先ほどと同じような意味で考えているんですけれども、たとえば高等学校でしたら、設置基準で普通科を置く高校は生徒一人七十平米、農...全文を見る
○粕谷照美君 その補助基準というのは財政のための補助基準であって、教育をこのようによくしていかなければならないという観点が先に立った補助基準ではないのではないか。その辺はどうですか。財政というのはやっぱりいい教育をやるための基準なんだという考え方もあろうかと思いますけれども、しか...全文を見る
○粕谷照美君 いま管理局長からいろいろ御説明がありましたけれども、財政の補助基準そのものをもう少し今度はよく手直しをしていけば、こういう問題点もだんだんに解除されていくものだ、充足をされていくものだというふうに考えておりますので、管理局においては十分な御討議をさらにお願いをしたい...全文を見る
○粕谷照美君 この問題が全部片がつくという時代ですね、五十八年で中学校の生徒がピークになる、それでずうっとおりていくわけですけれども、一切片がつくというときはいつになりますか。
○粕谷照美君 児童生徒の数が落ちついてきて、一応市町村あるいは県段階の教育に出すお金、財政というものが落ちついてくる、まあ無理やりやらなくてもいいという状況がつくられてくるということになりますと、いままでは量的な拡大というものが非常に大きかったというふうに思います。今度は質的な問...全文を見る
○粕谷照美君 私は、ただいま可決されました義務教育諸学校施設費国庫負担法の一部を改正する法律案に対し、自由民主党・自由国民会議、日本社会党、公明党・国民会議、日本共産党、民社党・国民連合、無党派クラブの各派共同提案による附帯決議案を提出いたします。  案文を朗読します。   ...全文を見る
04月28日第98回国会 参議院 文教委員会 第6号
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○粕谷照美君 最初に久保参考人にお伺いをいたします。  日本学術会議が学術会議改革要綱をほとんど満場一致のような形で出されたということを伺いまして、私どもはそういう意思統一があるのであれば当然団結していらっしゃるわけですから、政府としてもその案を十分に取り入れなければならないと...全文を見る
○粕谷照美君 それから、総務長官試案が出されて、改革要綱と比較をしてみましたら、非常にその差が大きい。しかし、客観情勢を見ると、要綱案でいくのは非常にむずかしいというように判断をして対政府交渉をやられたというようなお話を先ほどされたわけですが、客観情勢を見ると非常にむずかしいとい...全文を見る
○粕谷照美君 簡単に言うと、政府が試案の線を譲りそうもない。したがって民間などにされては大変だから、国立の、しかも独立の機構であるという意味ではこの選挙制度のことは譲っても仕方がない、こういうふうに判断をして、全員の皆様にその態度をお諮りをした。そしてその態度についての会員の皆さ...全文を見る
○粕谷照美君 岡倉参考人にお伺いをいたします。  ただいま久保参考人の方から、賛成意見もずいぶん述べられた、こういうふうに言っておられます。しかし、先ほどの岡倉参考人の御報告では、根幹にかかわる選挙制度のことが全く違う形で法律として出されているのですから、私どもが判断しますには...全文を見る
○粕谷照美君 この改革要綱を審議するに当たりまして、学術会議に対する世論の厳しい批判というものがそれまでにもたくさんあったと思います。そういう問題についての自己反省といいますか、その辺についてはどのようになっておりましたでしょうか。
○粕谷照美君 若い科学者の学会離れということを先ほど向坊参考人からもお話しになりましたけれども、岡倉参考人は、そういう学会に若い人たちが入っていないとか、あるいは若くなくてもテレビなんかでずいぶん活躍している人が、あんなものおれは入らないなどということを公言されたんでは、日本学術...全文を見る
○粕谷照美君 ちょっと済みません、久保参考人の前に……。  そうしますと、若い方々がそういう関心を持たないというのは、いわゆる学術会議の会員である先輩の方々の指導がちょっと足りない、こういうふうに考えてよろしゅうございますか。
○粕谷照美君 向坊参考人にお伺いいたしますけれども、日本学術会議に関する懇談会というのは、これは学術会議の改革について結論を得るようにという形で諮問をされたものでしょうか。これを見ますと、両論併記みたいな形で、最終的に結論が出ないような感じで出されておりますが、その辺はどうでしょ...全文を見る
○粕谷照美君 そうしますと、この懇談会の代表としての結論というものが出ていないわけですからお答えづらいと思うんですけれども、しかし「何れの案についても細部にわたり検討を要する問題が多く、これらの問題について結論を得るには今後なお相当の時日を要するものと思われる。」と七ページに書い...全文を見る
○粕谷照美君 私たちはすり合わせをするということについてはわかるんですけれども、基本的に公選制であるか、推薦制であるかというところのすり合わせはできない形の一年延期ということになるわけでして、この辺もやっぱり問題があるというふうに思います。  久保参考人にお伺いいたしますけれど...全文を見る
○粕谷照美君 総会が予定をされているといいますけれども、大体その日程はいつごろになるんですか。
○粕谷照美君 そうしますと、私どもは学術会議の意向というのは非常に国会審議の中では重要に考えているわけですので、学術会議はこの法律についてやっぱり総会の中に出して意見を問われるというふうにいまお考えになっていらっしゃるんですか、どうでしょう。
○粕谷照美君 そうではなくて、そのことはわかりました。国会審議の間にどのようなことをやるかということは慎重に考えていくというのはわかりましたけれども、その総会そのものに、この法律について総理府はこのように出しているというようなことをおろされるつもりですかどうですかという質問なんで...全文を見る
○粕谷照美君 討議をされるかどうか。
05月12日第98回国会 参議院 文教委員会 第8号
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○粕谷照美君 すでに四月の二十八日、そして五月の十日、そしてきょうが十二日で、三回目の審議に入っていてこういう質問をするのも実はおかしいのですが、心の中でどうも釈然としないものがあるので、少々法律の審議についての質疑をいたします。  まず、この法律は総理府設置法の十六条の三に基...全文を見る
○粕谷照美君 確かに衆議院では規則にありますけれども、その当時この法律を審議するのは総理府総務長官のもとでこれができるという条件になかったから、便宜的にといいますか、そういうことで文教委員会でやったのではないか、こういうふうに判断いたしますけれども、わが国の学術体制、学術行政とい...全文を見る
○粕谷照美君 参議院では規則にないわけですから、明確に総理府設置法に該当するものは常任委員会である内閣委員会でやるというようにきちんと認定をすればいいし、衆議院の規則だって変えた方がいいというふうに思います。  といいますのは、重要な内容を持ったこの法律案、もう会期もあと一カ月...全文を見る
○粕谷照美君 学術会議の任務の重要性を高く評価をされた総務長官、この日本学術会議の独立して職務を行うというその立場をきちんと守っていただけるものだというように私は理解をしております。  ところが、今度の法律が出てきた経過というものをずうっと眺めてみますと、総務長官のその独立して...全文を見る
○粕谷照美君 済みません。いままで大変批判が多く出された中に、学術会議の活動が不活発であった、こういう批判が出ている。そうなりますと、先ほど総務長官がおっしゃった、学術会議が職務を行ってきて、ますます学術会議に対する期待というものが高まっていく、そういうものにはこたえ切れない部分...全文を見る
○粕谷照美君 現役でそうそうたる活躍をし、しかも著名な学者、科学者であられます久保参考人がこういうところにおいでになって、その仕事を中断されるだけでも私は大変なロスだと、普通であればこうお考えになるのに、やっぱり学術会議の重要性を認識して、会長という大役を果たされて出席をされるこ...全文を見る
○粕谷照美君 私はそういう目で見ていきたいと思っておりますけれども、その学術会議を直接担当される総理府の総務長官がそういうことをおっしゃるということを非常に残念に思って、そのあたりから何か意図的なものがあるのではないか、こういう感じがいたしましたので、学術会議がきちんと、王立協会...全文を見る
○粕谷照美君 お若い科学者の方々にも非常に大きな期待を持たれてこの法律が成立をしたというふうにいま伺ったわけでありますが、その学術体制刷新委員会、百八名の選出ですね、政府が任命をしたのですか、あるいはどういうふうにしてその七部あるいは総合部門から選ばれたのですか。
○粕谷照美君 私がお聞きしたかったのはそうなんですね。その最初の出だしから民主的に選挙で出されてきた、そういう人たちによってこの学術会議の土台がつくられ始めてきたということは大事な、私たちは忘れてはいけないことだというふうに思っているわけであります。そして、だからこそ国会の審議で...全文を見る
○粕谷照美君 そういう願いを込めて出された法律のそのもとになりましたこの中間提言、長官のおっしゃるように学者離れをしているからというようには私は読めないわけですね。やっぱりこれは学術会議に対する手厳しい非難だというふうに思います。もっと言えば、中傷だというふうに考えているわけです...全文を見る
○粕谷照美君 私は私なりに若干の調べをやってみました。学術会議の本来的な任務であります勧告の状況は一体どうなんだろうか、幾つか並べてみましたけれども、たとえば一九五〇年、朝鮮動乱のときですが、戦争目的の科学研究を絶対に行わない決議、このアピールがありました。また、単独講和反対決議...全文を見る
○粕谷照美君 そうしますと、法律の中に、国立の機関として残していく、そして独立性は守るというのは、もともときちんとあるわけですから、そういう態度でやっていくということでございますか。
○粕谷照美君 確かに参考人の御意見をいただきました四月の二十八日のいろいろなお話の中では、われわれの要望がずいぶん入れられたということで、総理府のその努力は私は高く評価をしたいと思います。しかし根本がやっぱり問題だというところなんですから、その違いのところを私たちはいま問題にして...全文を見る
○粕谷照美君 しかし、私がいま歴史的にずっと挙げてきたような経過の中から、学術会議の権限をもぎ取られていった、そして予算はどんどんどんどん、これは後でやりますけれども、縮小されていった。そういうこととあわせて、政府からの諮問が年一回だけになっている。この辺は学術会議を軽視し無視し...全文を見る
○粕谷照美君 改革要綱の中にもその辺を十分に配慮をしていかなければならないと、こう書いてありますから、私はりっぱな結論、整理が出ることを期待しております。  それとあわせまして、この学術会議が学者離れしている、こういうふうに言われますけれども、行管庁が昭和五十七年の六月に日本学...全文を見る
○粕谷照美君 第七表を見ますと、新規登録者数、十二期は十一期に比べて四万九千五百九十九人ふえているわけですから、非常に大きな数の人たちがここに入ってきているというように私は判断をしていきたいと思っているわけです。もともとこの学術会議の誕生が、日中事変だとかあるいは太平洋戦争中の科...全文を見る
○粕谷照美君 その自主的な態度について、今度は総理府といろいろ法律作成について会長としてお話し合いをされた。そういう中で、先日の会長の御答弁の中に、第十九条から第二十二条の二までについては政令ではなくしてできるなら規則にしてもらいたい、こういう態度で臨んだというのでありますが、な...全文を見る
○粕谷照美君 改革要綱を決めて、自主的な態度をもって交渉された、しかし出された法律は、いろんな点で受け入れてはいただいたけれども、やっぱりこの規則のところを政令にしなさいとか、あるいは選挙のところは推薦制にしなさいとかというようにして受け入れていただけなかった部分がある。しかも、...全文を見る
○粕谷照美君 総理府の方は、なぜ学術会議が規則にしてほしい、自主性を認めてほしいというように折衝したにもかかわらずこのような政令事項にされたのですか。
○粕谷照美君 久保会長にお伺いするのは、政令になったということはそれは政府の責任でありますけれども、学術会議の自主性というものは押さえられない、同じことでやっていけるという御判断をされておりますか。
○粕谷照美君 総理府にお伺いしますけれども、学術会議からの申し出は政令ではなくて規則にと、こういうことでありましたね。そうしますと、みんな、それじゃ希望は入れるれないけれども、もう法体系上これは政令にしなきゃならないんだということでやられたというのでありますが、しかし、そういう中...全文を見る
○粕谷照美君 誠意のある努力は高く評価をしたいと思います、要望を入れてそういうふうに法律を直していったわけですから。じゃなぜその一つだけそうやって要望を入れて直しておいて、その他の十九条から二十二条の二までは要望を入れることができなかったんですか。その疑問なんです。やっぱりそこの...全文を見る
○粕谷照美君 もう一度確認をいたしますけれども、私もいろいろの法律をつくっていただくように法制局にお願いをして、大変なものだということをいつもしみじみ感じているわけですが、政令にしたということによって学術会議が要望をしている規則にするということと同し条件になるということでよろしい...全文を見る
○粕谷照美君 その問題にしている選挙制度の母体なんですからね、いま不規則な発言がありましたけれども、本当にそこのところが柱だというふうに思うのです。こういうことについての、四月の十三、十四日ですか、日本学術会議の総会においては、久保会長どうでしょう、この点は了解をいただけたような...全文を見る
○粕谷照美君 じゃ、推薦制そのものに関する一連の流れとして流会であったから了解を得られたということにはならない、そう私たちが判断してよろしいですか。
○粕谷照美君 久保参考人に対する質問は、私これで終わります。お引き取りいただいて結構です。  次は、日本学術会議の改革についてのいわゆる吉識委員会の報告書を資料にして質問をいたします。  この末尾ですね、七ページのところに、   本懇談会として一致した結論を得るには至らなか...全文を見る
○粕谷照美君 有名な、重大なお仕事を持っていらっしゃる十五名の方々が八回にもわたって懇談会をやっていらっしゃる、非常な御努力だったということを評価をいたしますけれども、しかしそれにしても、この出された中から皆さんは確かに改革要綱に一番近いものを選んだのだから学術会議の了解を得られ...全文を見る
○粕谷照美君 そうしますと、先日の参考人の御意見、御答弁など私は議事録をずっと読んだんですけれども、最近の研究施設等の整備などに関するのは八十件あると、こういうふうに久保会長が言っていらっしゃるわけです。数字が違うんですね。何かありますか。
○粕谷照美君 この議事録は、じゃ後で御訂正くださるということになるんですか。
○粕谷照美君 私は意図的に十三件も減らしているのかと思ったんです。だんだんこうこちらの猜疑心が強くなってくるんですね。数字を見てもそんなふうな感じがしてなりませんが。しかし、この分類ですけれども、こう書いていますね。「勧告内容を厳密に分類することは困難であるが、第十一期末までの勧...全文を見る
○粕谷照美君 そうするといまのお話は、行管庁報告を否定するというふうに理解してよろしいですか。
○粕谷照美君 次に、同じく勧告の策定状況もずいぶん詳細に調査をしています。このことは私は大変いいことだというふうに思います。何しろ学術会議が一つの勧告に対して本委員会二十三回、小委員会十六回、計三十九回も開催して出しているということが書いてあるわけですから。しかし、こうやって出さ...全文を見る
○粕谷照美君 そうすると⑦に書いてあるように、日本学術会議のこれは独自性なんだ、だからそれでよろしいんだと、こういうように理解をしてよろしいかというふうに思うわけです。ところが、私が非常に気にしますのは、学術会議の方では報告をしていますよと、こういうふうに言っているわけですね。申...全文を見る
○粕谷照美君 そうではなくて、学術会議がそういうことをやったら、各省庁はこれに対応しなければならないと私は思うんですけれども。だから、省庁の方が手落ちがあるというふうに判断をするわけです。そうして学術会議に対して、あなたのところから勧告を受けたけれども、うちの省庁としてはここのと...全文を見る
○粕谷照美君 じゃ、科学技術庁がそういう回答をしていると、こういう御答弁と伺ってよろしいですか。
○粕谷照美君 しかしですね、⑦には「当該勧告が関係省庁において具体的に取り上げられた形跡もない。」と、こう書いてあるんですよ。あなた答弁違いませんか。
○粕谷照美君 まあ、時間のずれと、こういうふうに理解いたしましょう。しかし、そういうことにしても、なぜいま取り上げられないかという回答ぐらいは学術会議になされなければ、学術会議は何のためにやっているかということがわからないわけです。何かありますか。
○粕谷照美君 しかし、この調査報告書を見ますと、それが十分に行われているというようには読み切れません。だからこそ改革要綱の中にもその問題が取り上げられているんだろうというふうに思いますので、これからの学術会議の努力、各省庁の努力というものを期待しなければならないと思います。  ...全文を見る
○粕谷照美君 この要望、申し入れ、伝達などについても、政府は反応するということですか。
○粕谷照美君 申し入れも同様ですね。
○粕谷照美君 それでは次に、予算の部分に入っていきたいと思います。  昨日、私はこの予算のグラフをおつくりになった科学者の方からその資料をいただいたわけですけれども、国の予算の伸び率に対して日本学術会議の予算は非常に伸びが落ちてますね。三年ごとに上がっていくというのは、これは選...全文を見る
○粕谷照美君 相対的に低いということがございますと合ったって、あなた学術会議の事務局長なんだから、努力したんだけれどもこれだけでまことに残念ですと言う気持ちもないんですか。まあ、いいでしょう。  同じくこの報告書の中の七十六ページですね。主要費目別割合の推移というのがありますね...全文を見る
○粕谷照美君 確かに、会長、副会長、部長、副部長、幹事、会員などというのは単価が決められていますので、それは出されてくる会議などに支払われるわけでありまして、もうちょっと下の部分の会議に出ていくそういうときにはお金ほとんどないんでしょう。手弁当でと、国立大学の先生なんかしょっちゅ...全文を見る
○粕谷照美君 七十七ページの第七十四表を見ますと、外国旅費の枠組みが物すごく減っていますね。しかも金額まで減っているわけです。十二年もたってこの金額が減ってくるというのはどういうことですか。
○粕谷照美君 いま事務局長がおっしゃいましたね。中山長官からの派遣問題に関する発言もあって、学術会議と総理府で話し合ったと、そして外国の会議に派遣をする人間の枠を決めたから額が少なくなった、こういうふうにおっしゃっていますけれども、それだけですか。
○粕谷照美君 あのときは、派遣すべき会議の質の問題ではなくて、派遣される人間が会員であるか非会員であるかということで大きく問題になったのではないですか。
○粕谷照美君 何かけしからぬところに派遣でもしていたのですか。あなた、事務局長としてそういうことについての事務一切やってこられたわけでしょう。何かありましたか。
○粕谷照美君 その洗われた部分の中に二国間交流というものは大分入っていましたか。
○粕谷照美君 何か一つ一つぽつぽつと言われると、うっかりしちゃうと聞き逃すような感じかするんですけれども、その前の年にあったものからぐっと減ってきたこの外国旅費というので、こことここは学術会議の旅費で行きなさい、それは総理府としても認めますよ、こっちはだめですよとして大分落とされ...全文を見る
○粕谷照美君 どうもよくわからないんですけれども、やっぱり余り行ってもらいたくないところに、しかも学術会議が勝手に、勝手にという言い方は悪いですけれども、学術会議が会員以外の者を派遣をしているということが気にいらなくて削減された予算ではないか。その疑問に対してはいかがですか。
○粕谷照美君 行ったらよかろうということと学術会議として行ってはいけませんということとは全然違うと思うんですよ。非常に締めつけが行われている。学術会議が自主的に独立をして、こういうところには行かなければならない、こういう人を派遣しようということを決めている、それが気にいらないから...全文を見る
○粕谷照美君 そういたしますと、有権者を派遣してもよろしいと、こう理解していいですね。わかりました。どのような会議にだれを派遣するかというのは学術会議の自主性だといまお話しになったんですから、それで了解をいたしました。  それで、予算のとり方なんです、総務長官。厳しい財政状況だ...全文を見る
○粕谷照美君 私も、同じ仕事をしているわけではありませんし、人数もずいぶん違うわけですから、それは総額だけで比較をしようとは思いません。しかし国の機関として非常に高い評価を与えられている日本学術会議、いま日本学術会議に対する諸外国の科学者の目が非常に熱い期待を持って注がれていると...全文を見る
○粕谷照美君 日本学術会議が国際学術団体に加入をしている、その数が四十三あるというふうなことで、その四十三ある中で分担金というのが支払われるわけですけれども、これはもう十分に間に合う予算なんでしょうね。あわせて、いま総務長官が十分にがんばりますと、こういうふうにおっしゃったけれど...全文を見る
○粕谷照美君 学術会議がどうしてそこに人を派遣していなかったのかということについてはおわかりですか。わからなければ結構ですが、しかしこの議事録を読んでみますと、最初九つも参加してないじゃないかと、こう言って学術会議を非難していらっしゃるわけですね。ところがだんだん調査をしたら七つ...全文を見る
○粕谷照美君 七つと三つじゃ大きな違いですからぬ。目を総理府の方ばっかり向けていないで、事務局は学術会議の事務局なんですから、しっかりと学術会議を守っていただきたい。要望いたしまして午前中の質問を終わります。
○粕谷照美君 午前中に引き続いて、午後は大体選挙制度の問題を中心に質疑を行いたいと思います。  まず、学術会議が、政府の出してきましたこの法律をどのような形で審議をする時間帯があったか、そういうチャンスがあったかということについて伺います。
○粕谷照美君 いまのは試案をでしょう。私が聞いたのは、法律案を審議をする時間的余裕、ゆとりはどのくらいあったか。
○粕谷照美君 確かにいま御説明をいただいたように、試案に対して学術会議は、改革委員会、選挙制度一般に関する分科会というもので十分な検討のもとにまとめているようですね。しかし、これは、まとめてはいるけれども問題点を出している。配慮すべき原則は何かというような形できちんとした結論を出...全文を見る
○粕谷照美君 そして四月の十四日の総会では法律案が、案の案だと思いますけれども示された。突如として見たという形になるわけですね、法律案は。そうでありませんか。試案と同じものでありますから十分御討議をいただいたというように総理府の方としては理解をするのですか。
○粕谷照美君 私も大きな労働団体に属しておりまして、一つの方針を練り上げるためには相当の期間をかけてこういうものをつくるわけですね、原案を。つくられた原案を、やっぱりずっと会員、学術会議で言えば会員は当然のこと、有権者の段階までおろしていかなければ本当に審議をしたということにはな...全文を見る
○粕谷照美君 私はよくないと思っているんです。それは、設置法の中に学術会議は独立をしているんだという考え方でありますし、そしてその会員は選挙で民主的に選ばれてくるわけですから、そういう方々に対して本当に周知徹底をさせていくという義務があるというふうに思いますから、その点はあなたと...全文を見る
○粕谷照美君 推薦制によるメリットというものは、そういうものも考えられると思いますね。たとえば第三部、商学、経営学の有権者というのは千四百九十二人いらっしゃるそうです。ところが、日本経営学会の方は千七百八十八人、日本会計研究学会の方は千五百二十二人、そういう学会を基礎にして出てい...全文を見る
○粕谷照美君 三分の二選挙、三分の一推薦ということで現在の選挙の弊害は除去できない、こういうお話ですけれども、その弊害というのは、どういう実態があるからこれは問題であると、こうお考えになっていらっしゃいますか。
○粕谷照美君 推薦制を一切否定するという立場でもまた私もないわけなんです。  弊害というのは、現実にもう推薦制になっているじゃないか、こういう実態に合わせて推薦をやったって間違いないだろうという判断だろうというふうに考えるわけですが、やっぱりこれで行管庁も十分な調査をやっている...全文を見る
○粕谷照美君 それでは、実態は推薦である。その推薦によって出てきた人たちは選挙をいただくわけでありますから信任をされているんですから、私どもも何にも文句はないわけですけれども、ほかに立候補者がいなければその人に投票する以外ないわけですね。その推薦状況についてだって非常な問題点があ...全文を見る
○粕谷照美君 いまの審議官の御答弁は非常に問題が大きいと思いますね。いままでの推薦は学会が余り責任を持たなかったのではないかと、冒涜ではないですか。長官、その点についてどうお考えですか。いままでこの会員になられて立候補される方、それは推薦をされて立候補する方もいらっしゃるし、立候...全文を見る
○粕谷照美君 そうすると、答弁違うじゃないですか。長官、どっちが正しいんですか。余り推薦人責任を持っていないんじゃないかと、片一方は、いや、学会ちゃんと責任を持って推薦したんじゃないかと。どっちをとったらよろしいんですか。
○粕谷照美君 もう少し責任を強く持ってもらいたい、こういう気持ちで言ったんだが言葉が足りなかったと、こういうふうにじゃあ私も理解をいたしましょう。  しかし、確かに立候補された個人の方について、個人有権者がいろいろな批判は持っているというふうに思いますよ。何で延べ三十三年もやっ...全文を見る
○粕谷照美君 推薦制になれば確かに競争というのはなくなるわけですからあれですけれども、推薦制をとっていくということで非常に有権者の方々が大きく学術会議に対して目を向けるようになっていく、なっていくとは思いますけれども、飛躍的になっていくというような判断をしていらっしゃるんですか。
○粕谷照美君 私は、この学術会議に対する、若い人たちが入らないとか、あるいは信頼感が落ちているとか、意識が薄れているとかといういろいろな批判をつくり出す条件というものが政治的にあったというふうに思います。それは、午前中にいろいろな例を挙げながら意見を申し上げたところですけれども、...全文を見る
○粕谷照美君 それは学術会議の同意を取りつけないでも法的にはできるでしょうね。しかし、法律の精神そのものを本当に尊重していくという態度からは――あなた方はこれで十分努力をしたと、こういうふうにおっしゃいます。しかし私たちは、その努力はなってないと、こう判断をしているので、そこの判...全文を見る
○粕谷照美君 私は、いまのことを思いますと、この法律を見て思い出すことは、いままで教育委員というのは選挙で選ばれていましたね。それが今度任命制に変わるときに猛烈な反対運動があったわけですね。私なんかもその先頭に立って反対した方なんですけれども、やっぱり任命制になってから大変違って...全文を見る
○粕谷照美君 たった一人の国立大学の学長とは違う、セットで二百十人だから、そのうちの一人はいけませんとか、二人はいけませんというようなことはないという説明になるのですか。セットで二百十人全部を任命するということになるのですか。
○粕谷照美君 法解釈では絶対に大丈夫だと、こう理解してよろしゅうございますね。
○粕谷照美君 同じところに、二十五条、二十六条でですか、会員の辞職の承認も総理大臣が行うということになっていますが、その理由は何ですか。
○粕谷照美君 それでは内閣総理大臣の任命行為は、そういうことになればむしろこの趣旨に反するのではないですか。任命はあくまで形式的であって実質的な意味がないというのであれば、こんなのやめた方がいい。学術会議の独自性、自主性の趣旨に合わない、こう思うのに対してはどういうふうに理解して...全文を見る
○粕谷照美君 学会が責任を持って、先ほども言われましたように、いまと違ってもっと強い責任を持って推薦をされた人は自動的になる、内閣総理大臣が任命しなくたって学会員になると、こういうことには法的にはならないのですか。
○粕谷照美君 いまの学術会議の会員構成についてですけれども、推薦制になったら本当に望ましい何か新しい会員構成になるのかなあという期待なども持っていらっしゃる方もおりますのでお伺いするわけですけれども、たとえば年齢構成だとか男女比あるいは職業別、民間企業、研究機関、研究者の占める比...全文を見る
○粕谷照美君 部分的にあったら、それ御説明ください。
○粕谷照美君 そうしますと、行管庁の報告を見ましても、学の比率が九一・九%、官の比率が二・九、産の比率が二・四、その他が二・八ということになりますね。非常に国立大学の先生方の占める比率というのは大きいわけですね。しかし、私立の大学というのは国立大学の先生よりももっと数がよけいなん...全文を見る
○粕谷照美君 しかし、学会から出されるといって、別によその学会から私立が出てくるかとか、あるいはこっちから民間の方が出てくるかなんて、そんなことは考えないわけでしょう。全然違いますね。そういう意味では私は余り大きな期待が持てないのではないかと思いますが、いかがですか。
○粕谷照美君 そのガイドラインが、この法律が上がったとすれば一年の間に行われると、こういうことになるのですか。私は、学問の社会というのは非常にわりかし封建的なところもありまして、女性の科学者がいるにもかかわらず女だからということで非常に差別をしたりするような部分があるわけですけれ...全文を見る
○粕谷照美君 ですから、選挙にしても推薦制にしても非常に問題点がある。しかし、やっぱり個人の科学者という者をみんなで選んでいく、学会の会員というすばらしい仕事をやるその個人を自分たちが選んでいくというのと、一部の方々が選んでいくということの違いが出てくる。総理府が言うには、それぞ...全文を見る
○粕谷照美君 私は、何ら差し支えないじゃなくて、やっぱり原則として選挙でそこのところから出てくるというのが望ましいというふうに思うんですね、そこのところの違いがあります。
○粕谷照美君 あなたのおっしゃることよくわかるんですよ。選挙できるという窓口をあけてありますよということをおっしゃったんだと思います。私は窓口をあけておくというよりも選挙で出されてくるということの方がやっぱり原則じゃないかということを言っているのでありまして、同じことのようであっ...全文を見る
○粕谷照美君 学術会議の自主性はそういう点にとどまるという説明のように思いますが、いかがですか。
○粕谷照美君 学術団体の自主性に任せるということは私は当然のことだと思いますが、それでもいままでずいぶん話し合いも進められてきたというふうに思うわけで、その辺は総理府としてはどういうふうに考えているかを伺いますが、たとえば登録学術研究団体となり得る規模、すなわち会員数などはどのよ...全文を見る
○粕谷照美君 大体時間が参りますのでこの辺で質問を終わりたいと思うのですが、総務長官、私はどうしても午前中から言いましたように学術会議のいままで出してきた政府に対するアピールだとか勧告だとか申し入れだとか、そういうことが非常に政府のお気に召さなくて、そして出てくる会員の方々も、余...全文を見る
○粕谷照美君 総理もすでに御存じだと思いますけれども、この法律案は、会員の選挙をやめて推薦制にしよう、そして、その推薦された会員を総理が任命しようと、こういうことであります。この委員会で大変問題になったのは、そういうことをすることによって学術会議の独立性が侵されるのではないか、こ...全文を見る
○粕谷照美君 この学術会議の職務を充実するために、会員の方々が大変手弁当で努力をしていらっしゃる、こういうこともるる述べられました。そしてまた、予算を見てみますと、海外旅費などというものも大幅に削減をされているわけであります。こういう予算面についても、非常に国家財政も厳しい折では...全文を見る
○粕谷照美君 私は、日本社会党を代表して、本改正案に反対の討論を行います。  まず、本改正案提出に至る手続、経緯についてであります。  日本学術会議は、戦後発足して三十年余、文字どおり科学者の内外の代表機関として、科学の向上発達に重要な役割りを果たしてきたのであります。しかし...全文を見る
05月17日第98回国会 参議院 文教委員会 第9号
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○粕谷照美君 初めに、学校教育法の一部を改正する法律案について質問をいたします。  昭和五十二年獣医師法改正によりまして、学部四年に修士課程二年を積み上げて六年の教育ということになっているわけでありますが、いま学校教育法を改正をいたしまして、獣医学教育百年の歴史を脱皮して学部六...全文を見る
○粕谷照美君 ことしの獣医師国家試験で、来年からは二年積み上げの試験になるわけですけれども、ことしで四年の卒業生の試験は終わりになるわけですね。その試験に受からなかった人、生徒と言うんですか、人たちが百二十五名います。こういう百二十五名に対して、何とか講習などで教育をやって、そし...全文を見る
○粕谷照美君 このような法律を改正するに当たりましてたくさんの要請があるわけですけれども、その中でも海外交流、留学などの拡大に伴って、どうしても日本の専門的な教育を充実していかなければならないという、それを取り上げられたものだというふうにして高く評価をするわけでありますが、それな...全文を見る
○粕谷照美君 十大学の統合なんですね。これ大学全部で十二あるというふうに思いますが、国立ですと。
○粕谷照美君 ですから、十二あるうちの十だけは統合しなさいと、そして二つはそのままで結構ですよと、こういうことだと思うんですね。その差というのは一体どこなんですか。
○粕谷照美君 何度伺ってもはっきりしないんですけれども、北海道大学は確かに獣医学部で獣医学科ですね。そして東京大学は農学部の中の畜産獣医科ということになるのでしょうか。あと帯広畜産大学にしても畜産学部の中の獣医学科、岩手は農学部の中の獣医学科、こういうふうになっているんですが、北...全文を見る
○粕谷照美君 それぞれの大学に当たった結果が、文部省の苦悩のこの報告になるんだろうというふうに思いますが、総論的には学部六年は賛成だと。しかし、各論でいくとやっぱり歴史的な問題もあり非常に困難な状況だからこういう法律を出すというように私は理解をしたいと思います。  それでは、人...全文を見る
○粕谷照美君 基本的には医大卒と均衡を保つようにといういまの人事院の御説明を私は了解をいたします。  それで、去年の十月の朝日新聞になりますが、「獣医さんやーい」ということで、学制改革で不足が深刻化した、こういう記事が載っております。確かにことしの卒業生までで一つの区切りが出て...全文を見る
○粕谷照美君 無獣医地区の問題は、いま歯科医にしても医師にしても非常に過剰時代だと、そういうことを言われていながらやっぱり僻地には行かないわけですから、どうしてもそういう状況が出てくると思いますので、それは条件をちゃんと整備するということが非常に大事なんだ、優先をしなければならな...全文を見る
○粕谷照美君 私はこの養成についてちょっと要望があるわけなんですけれども、六年の一貫教育ということは非常に大事であります。教育年限を延長することによって質を高めようということも一つの私は条件だというふうに思いますけれども、学校の中における教育条件をきちんと整備をしていくということ...全文を見る
○粕谷照美君 農林省に伺いますけれども、昨年、獣医師の試験中に非常に不謹慎な会食があった、こういうことが新聞に出ておりました。大体受験者百二十二人のうち八〇%がある大学に片寄っていた、九八人ですね。その九八人のうちの六十人が卒業試験の不合格者であった。そういう条件のもとに行われた...全文を見る
○粕谷照美君 最後に農林省にお伺いいたしますけれども、昨年の五月二十日に、これは朝日新聞ばかりじゃありませんけれども、たくさんなところで牛肉の自由化を慎重にしろという、日本の農業を守る、畜産を守るというそういう意味だけではなくて、アメリカで牛に食べさせる飼料に添加薬剤がついていた...全文を見る
○粕谷照美君 文部大臣にお伺いをいたします。  最近、遺伝子組みかえなどということが非常に盛んになって、研究が進められているわけですが、つい先日もニュースの中に、男と女を産み分けるようなことができるようになったと。動物の社会におきますれば、乳牛をつくるためには男牛をとるよりは女...全文を見る
○粕谷照美君 次に、医学及び歯学の教育のための献体に関する法律案について質問をいたします。  この法律案は、先日趣旨説明がありましたあの提案のように、きわめて重要な意義を持っているというふうに思いまして、社会党としても賛成をするものであります。そして、献体運動に取り組んでこられ...全文を見る
○粕谷照美君 確かに医学教育の根底にある医の倫理を涵養するために人体解剖の実習というのが非常に貴重な教育の場所になっているということはわかります。私も新潟大学の方で組織をしている白菊会の資料だとか、あるいは解剖実習を終えた学生の手記の報告書なども拝見いたしまして、本当に趣旨説明、...全文を見る
○粕谷照美君 いま法案第八条に触れまして、予算なども十分考慮をしていくという御答弁がありましたので、私はぜひこの予算活動をとらなければ本当に手弁当で歩いていらっしゃる方々もさらに十分な活動というものができないのではないかと思いますが、七条を見ますと、活動への指導、助言をするという...全文を見る
○粕谷照美君 提案者にお伺いをいたしますけれども、私もこのことについては、賛成をするからには自分自身も入らないでよそを見ているわけにもいかないと、こう思いましてね、そして息子などに話をしましたら、絶句をしてしまうわけですね、初めて聞くわけですから。これから長いことかかって口説かな...全文を見る
○粕谷照美君 終わります。
08月11日第99回国会 参議院 災害対策特別委員会 閉会後第1号
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○粕谷照美君 先ほど派遣委員の代表として仲川委員の方から報告がありました。また、政府の御報告もいただきまして、本当に大変な災害だということをしみじみとまた思い浮かべているわけでございますが、この二十三日の早朝の大災害、早速災害対策本部を設置し、翌二十四日にもう長官が現地を視察され...全文を見る
○粕谷照美君 そのときにそれぞれの市町村長あるいは関係者の方々から長官に対していろいろな要望などもあったというふうに思いますけれども、被害の状況をごらんになって、これは激甚災害に該当するのではないかというような感じはお持ちになりませんでしたでしょうか。
○粕谷照美君 二十四日のときには市町村長さんたちは茫然自失の状態であったと、こういうふうにおっしゃっておられましたが、長官駆けつけていらっしゃって、そして政府の対応もよかったのでありましょう。私どもが調査に行きましたときには、もう先頭に立って、それこそ気合いがかかって非常にすばら...全文を見る
○粕谷照美君 私どもの行きましたときの調査報告に比べて、いま長官おっしゃったように、確かに被害も調査が行き届きまして、きちんとした報告書になっておりますね。道路の復旧状況が、通行どめが三十一カ所になった。私どもが行ったときには五十七カ所だったわけですから、大変な努力があったという...全文を見る
○粕谷照美君 はっきりと明言はされないけれども、そういう方向で調査をして努力をしたいんだというお心が私にはわかりましたが、島根、山口両県から、また各市町村からも異口同音に激甚災を適用してほしい、こういう要望がされているわけですから、ぜひともその方向でしっかりと煮詰めていただきたい...全文を見る
○粕谷照美君 その調査の結果なんですけれども、該当するか否かという確定の日程的な目標というのはいま立ちますでしょうか。去年の長崎水害では中小企業関係については八月の二十日、それから公共土木、農地関係については九月の十八日に決定をしているわけです。それよりも範囲が広いから遅くなるの...全文を見る
○粕谷照美君 できるだけ早くその決定をしていただきたいと思いますけれども、その前にひとつ激甚災の指定基準を報告していただきたいと思います。
○粕谷照美君 大変詳しく御説明をいただいたわけであります。しかし、その御説明をいただいて私が理解をしたかと言うと、なかなかよくわからないんです。  簡単に言いまして、全国の平均なんというのは出ているわけですね。そうすると、いまやっぱり具体的に、災害を受けた市町村あるいは県の査定...全文を見る
○粕谷照美君 そうしますと、県からの報告がまとまればできるということになりますと、全国の発表がされる八月二十六日以前でも可能だということでございますか。
○粕谷照美君 そのこともいろいろと問題があるわけですけれども、近年、標準税収入の伸びが非常に大きくて、公共土木については激甚災の該当が非常に少なくなっているということで、何とか基準を緩和をしてもらえないかという声が大きくなっていると思いますけれども、いかがですか。
○粕谷照美君 そうしますと、基準の緩和については検討するということはあり得るという理解でよろしいのですか。
○粕谷照美君 全然わかりませんですね、それは。検討をすると言ったって、やる気があって検討するのか、もうやる気がないんだったら検討する必要もないというふうに思うのですけれども、非常に強い要望もあるところですから、その辺のところは地方の方々も交えてきちんと検討していただきたい、こうい...全文を見る
○粕谷照美君 そうしますと、大体いまの基準の問題とも絡み合わさって、私は、政府としてはきちんとした数字が出なければ激甚指定ができないとお考えになるかもしれませんけれども、もう該当するであろうということははっきりしているんではないかという、そういう具体的な例を取り上げてお話をしてみ...全文を見る
○粕谷照美君 また、島根県の報告をいただきますと、三隅町の不明分を除きまして約千七百三十億、これは八月三日現在ですが、県の予算の大体六〇%に当たる、こういうのであります。国体をやった後というのはどうしてこう災害が来るのかと思うのですけれども、私新潟の出身で、国体をやった翌年に地震...全文を見る
○粕谷照美君 次に、羽須美村の陳情書を私は見てみました。大体一千世帯のうち二百八十戸が災害に遭っている。村ですから所得も非常に低いし財政基盤も浅くて、特に老齢化に悩む典型的な過疎村である、こういう村長さんからのお話であります。その中で私が一番胸を痛めましたのは、廃村に通じかねない...全文を見る
○粕谷照美君 自作農維持資金、これは調査はどのくらい進んでおりますか。とにかく、百五十万円で年利四・六、それから三年据え置きの三十年返済という非常に有利な資金ですから、借りたいという方がいっぱいいらっしゃるんじゃないかと思いますけれども、借りることもできない人もまた逆にいるんでは...全文を見る
○粕谷照美君 そのほかにも再建整備資金などというものがありますけれども、この辺のところもやっぱり調査は進んでおりますか。まだまだそこまで手が届かないということになっておりますか。
○粕谷照美君 災害復旧に当たりまして、国の直轄事業というのは二年間で行う、それから補助事業というのは三年間で行う、こういうことになっているわけでありますが、間違いありませんか。
○粕谷照美君 この補助事業というのは、初年度が三、二年目が五、三年目が二、こういう割合になっているようでありますね。しかし、去年の七月災害はこの割りではなくて特別の措置が行われたように思いますが、どうでしょう。
○粕谷照美君 七割強ですか。そうすると残された三はやっぱりあと二年間ということになるわけですか。
○粕谷照美君 そういう特例措置というのはなぜできたのですか。今回そういうことも考えられますか、いかがでしょう。これは長官の方ですね。
○粕谷照美君 この三年間の補助事業というものを国の直轄事業と同じように二年でやってもらいたいと、こういう要望も強いというふうに思いますが、長官いかがですか、この辺は。
○粕谷照美君 私は長官のおっしゃるとおりだと思うんですけれども、その辺が卵が先か鶏が先かということになるのではないかというふうに思うんですね。もう台風五号も今回近づいてきておりますし、その後また二百十日を控え二十日を控えなどということになりますと、本当に一日も早い復旧というものが...全文を見る
○粕谷照美君 そうしますと、派遣委員の報告はうんと尊重してやっていただけると、こう理解していいのじゃないかと思いますが、中小河川の整備管理がきわめて不十分でおくれているという指摘はもう事あるごとにされているわけですけれども、川本町の私は陳情書を見ました。江の川の水位、警戒水位で六...全文を見る
○粕谷照美君 本年度のこの治水、治山の予算ですけれども、こう見てみまして、一体そういう問題ある中小河川の改修が達成をされるというのはいつごろをめどにしていらっしゃいますか。
○粕谷照美君 長官いかがですか。もう臨調もなかなか厳しい方針を出しておりますし、国家財政も大変な赤字でございますけれども、こういうことなしに本当に国民は安心して生活をすることができないというふうに思いますが、予算の獲得に全力を挙げてがんばっていただけますでしょうか。
○粕谷照美君 実力大臣ですから、ぜひがんばっていただきたいというふうに思うわけであります。  さて、派遣委員のこの報告の中で、今回の災害の特徴は山崩れ、がけ崩れに伴う被害が非常に甚大であり、死者、負傷者のほとんどが土砂崩れによる家屋もろともの埋没、圧死であると、本当に心からの御...全文を見る
○粕谷照美君 警戒避難なんといいましても、警戒水位を五・五メートルも上がるような水のときにどこへ逃げたらいいのかなんということだって非常にむずかしいというふうに思いますが、何といっても、その警戒体制も大事ですけれども、危険個所を直すということが大事だというふうに思うわけです。一体...全文を見る
○粕谷照美君 全国で七万二千カ所。そうすると、今回のこの島根県はどのくらいありますか。そしてまた、今回の災害に遭いました島根、山口で、その指定されていた地域で山崩れ、がけ崩れなどがあったというところはどのくらいありますか。
○粕谷照美君 私は、ここのところが非常にいま大事なことで、防災計画の中に入っていたかどうかということを知らなければならないというふうに思うんですね。テレビを見ておりまして、三隅町の町長さんが、生き埋めになった方のことをお話しして、ついこの間会って、町長、この前の方は直してもらった...全文を見る
○粕谷照美君 私権が制約されるといういまお話がありましたけれども、最近の不動産業者の案内なんかを見ますと、何々有名学校がありますとか、何々こういう施設がありますとか駅がありますなんというようなことが利益として述べられている、そんなところに危険指定個所ですなんというようなことを入れ...全文を見る
○粕谷照美君 何か少し私は納得ができないものがありますけれども、このことだけで時間をとっているわけにはいきませんからやめますけれども、今回の山崩れですね、三隅町の町長さんが、木も生えていると、何百年も災害がなかったと、そういうところが崩れて、あたら人命が失われているんだというお話...全文を見る
○粕谷照美君 ぜひ安全な条件を早くつくっていただきたいと、こういうことを要望しておきます。  次に、気象庁に伺います。  現地で松江地方気象台の資料をいただきました。このいただいた資料をちょっと見てみますと、大変なことなんだなということをしみじみ思ったわけですが、この注意報と...全文を見る
○粕谷照美君 二十日の日にも午後三時半には注意報、そして二十一日の朝の五時には警報、そしてまた注意報、さらに午後九時半に警報、雨によってしょっちゅう警報が出されるわけですね。私ども戦時中の人間にとってみますと、警戒警報なんというと、初めのうちはもうびっくりして防空ごうの中に逃げて...全文を見る
○粕谷照美君 気象庁の大きな単位の予報というのは大分当たるようになっていますけれども、集中豪雨についての予報がもっと的確にできるという、そういう技術的な展望というものはあるのでしょうか。
○粕谷照美君 私は決算委員会の委員のときに気象庁を見てみまして、すばらしい機械がいっぱい入っているわけですが、これからひとつ、予算の面なんかも含めまして、十分に皆さんの研究が実るように努力をしていきたいというふうに考えております。  それで自治省の消防庁に伺いますけれども、これ...全文を見る
○粕谷照美君 長官、私災害についての質問は初めてなんですけれども、一つ質問するとそれは何省の何課でなければ答弁ができない、一つ質問するとそれは何省の何課だと、実に細かく出席を要請しなければ答弁できないような形になっているのは非常に残念なんですね。もうちょっと大きな立場で答弁できる...全文を見る
○粕谷照美君 人のやることですからね、どこかにこぼれがあってもどうということないのですけれども、私が言いたいのは、この程度のことは担当でなくても答えられるのではないかということを言いたかったわけです。  いま長官御訂正なさったからよかったんですけれども、私はびっくりしたんです。...全文を見る
○粕谷照美君 九十八回国会提出の「昭和五十八年度において実施すべき防災に関する計画」をちょっと見てみたのですけれども、三十九ページのところに「コミュニティ防災センターの整備」というのが入っておりますね。その中で「自主防災組織等に対し高度な防災教育、訓練を行うとともに、広域的な備蓄...全文を見る
○粕谷照美君 いまの町内会とか自治会などが自主防災をやる場合にはそれを考えている、こういうお話。それ以外にあるものというのは一体何ですか。
○粕谷照美君 そうしますと、この朝日に載っておりました「「有事」に備え県民防衛隊」などというこういうものもその中に、自主的なものをもしつくられれば入りますか。
○粕谷照美君 私はこれはまた後で取り上げてやりたいと思うのですけれども、「ことし三月二十日、東京・九段会館で開かれた国民防衛隊結成準備会で明らかにされた。」こういうことになっているんですね。「発起人として、自衛隊OBの堀江正夫、源田実両自民党参院議員、奇襲対策発言の栗栖弘臣・元統...全文を見る
○粕谷照美君 それじゃ、安全だというように理解をしてよろしいという報告と受け取っておきます。  国鉄に伺います。  政府の報告をいただきましたから、ずいぶん復旧が進んでいるんだと皆さんの御努力を多とするわけでありますけれども、山陰線が全部通るという見通しはいかがなものでござい...全文を見る
○粕谷照美君 それは完全に復旧をするということで理解をしてよろしいですか。国鉄は赤字だからお金のことが心配でなかなか復旧がはかどらぬなんていうことはないのでしょうね。
○粕谷照美君 文部省に伺います。  公立学校施設等に関する報告が出ておりました。特に二学期に向けてどうしても授業がちゃんとできるような状況をつくってもらわなきゃならないわけですが、そのあたりの見通しはどういうものでありますか。  もう一つ、益田に行きましたら、私立高校のグラウ...全文を見る
○粕谷照美君 あなた、私立学校二つと言いましたでしょう。こういう学校の中で保険に入っている学校もあるというと、二つのうちどちらか一つということになるんではないですか。そうすると、あとの一つは保険にも入っていなかったと。大変な災害なんですから、その二つの学校でどのくらいの被害額です...全文を見る
○粕谷照美君 確かに私立学校は自主性があるし、自助努力でやらなければならないというのはわかりますけれども、こういう大災害に遭って、自主性でやりなさいと言ってもそんなことはできない。結局父母負担、生徒に負担がかかってくるわけでありますから、どうしてもこの辺のところはもっと基準を緩め...全文を見る
○粕谷照美君 したがいまして、私が言いたいことは、こういう学校も救うために激甚指定を十分に考えていただきたいと。さっきから長官は大きく首を振っていらっしゃるので、多分その方向で指定がなされるものというふうに判断をして、一層の御努力をお願いしたいと思います。  厚生省にお伺いをい...全文を見る
○粕谷照美君 大体これは全壊と流失の三分の一というのが予算の措置ですね。三分の一で十分間に合いますか、どうでしょう。
○粕谷照美君 三割の枠内でおさまれば一番いいわけですけれども、それをはみ出した場合にはゆとりも考えられるという答弁と受け取っておきたいと思いますが……。
○粕谷照美君 まだ質問通告もしておきましたけれども、時間がありませんので、最後に長官の民心安定についての御努力、御決意のほどを伺って私の質問を終わりたいと思います。
○粕谷照美君 終わります。
○理事(粕谷照美君) 本日の質疑はこの程度にとどめ、これにて散会をいたします。    午後四時三十分散会
10月19日第100回国会 参議院 災害対策特別委員会 第3号
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○粕谷照美君 三宅島は、災害以来、毎日のようにマスコミでその後のことを報道しております。きょうもまた、道路開通がなされて一部の方々が自宅へ戻ったという明るいニュースを耳にしながら本日の災害委員会に入っているわけでありますが、まさに明暗を分けているこの被災者の方々の心中を思って、私...全文を見る
○粕谷照美君 二十一年前の災害では、千五百名の方々があの島から委員長の千葉県の館山に一時避難をされた。でも全員やっぱり三宅島へ戻っていらっしゃるわけですね。そうして今度も、東京に避難をされた方々もほとんど戻ってきているというようなことを考えて、長官がいまおっしゃったような状況をつ...全文を見る
○粕谷照美君 私が申しましたことは、それは事実かということについては、議会議長からの申し入れがありましたということで答弁はよろしゅうございます。  それで、その内容は一体何か、そしてそれについてどういうふうに考えているか、こういう質問なんです。
○粕谷照美君 そうしますと、こういうことですかね。非常に精神的なものだと、その要望は。なるべく早く復興してもらいたい、安心して住めるようにしてもらいたいと、こういうことと理解をしてよろしゅうございますか。
○粕谷照美君 そうすると、都あるいは村当局とこれから話し合いをして進めていって、現在の法律ではとてもその要望に沿いがたいと、こういう状況が出たときには時限立法も考えられると、こういう理解でよろしいですか。
○粕谷照美君 私は、激甚法の基準というのが昭和三十七年につくられて、そしてそれからもういま二十年たっているわけですね。局激は四十三年ですから、これもまた十五年たっていますね。その間に、災害が起きるたびに基準の見直しということが大きく叫ばれているわけでありまして、私は三宅島の要望も...全文を見る
○粕谷照美君 長官が非常に広い意味でその要望書を受けとっていらっしゃるということに私は高い敬意を表しながら、ぜひ、火山の上で生活しているわけですから、そのことについての要望は十分満たすように努力をしていただきたいと思います。  いまのこの災害に当たりまして、当然、激甚の指定は受...全文を見る
○粕谷照美君 先ほど私の質問にうなずいていらっしゃったことと、調査を急がせますということで、このことは私は了解をしたいと思います。  それから次に、降灰とその除去に関して伺います。  飛行場、道路、市街地などの降灰除去作業が非常に優先して行われている、きわめて適切な処置であっ...全文を見る
○粕谷照美君 急いで検討を進めると言ったって、もう現に除去した部分が非常に多いわけでしょう。これから山だとか畑だとか、まだ残された部分の除去があるわけですけれども、煙を常時出していないから該当しないということになれば、ちょっとそれは問題があるんじゃないですか。たとえば有珠は該当し...全文を見る
○粕谷照美君 そうすると、いま私が言いました有珠は活火山ではないけれども適用しているのではないかというのは、これはどういうふうに理解したらいいんですか。されてないんですか。
○粕谷照美君 どちらの方が有利になるかという判断があると思うんですよね。当然、東京都、村当局と話し合いを進めて、有利な方向に法律というものは運用をしていただきたいということを要望しておきます。  いま道路とそれから宅地の問題が提起をされたわけですけれども、農地、林地、この辺の降...全文を見る
○粕谷照美君 住宅問題について伺います。  一日も早く住宅を保障して安心をしていただきたいということで、皆さんのお話で、鋭意努力をしているのは調査団にもよく見えたわけでありますけれども、新聞報道によりますと、東京都は応急仮設住宅を百五十戸つくりますと、こういう報道がなされたとい...全文を見る
○粕谷照美君 ただいまの報告でよくわかりましたけれども、必ずしも三〇%にはこだわらないといったことと、私の、希望者については全員入居をさせるということの間に、やはりずれがあるわけですから、その辺は、希望する人たちにとって条件が整えば全員入居をさせるんだということで取り組んでいただ...全文を見る
○粕谷照美君 時間がありませんでしたので、私は、最後にこの予知体制についての質問をしようと思ったのですが、これをやめますが、大臣にお伺いいたしますけれども、二十年に一回ずつ噴火をしてもやっぱり三宅へ戻ってくる、またその二十年後にあるかもしれないという、こういう人たちに対する安心で...全文を見る
11月24日第100回国会 参議院 文教委員会 第2号
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○粕谷照美君 ただいま御提案をいただきました商業用レコードの公衆への貸与に関する著作者等の権利に関する暫定措置法案、本案は全会派一致で衆議院から回ってきたということは十分に承知をしております。しかし、衆議院におきましては、これは小委員会を設置をして何回も事情聴取をするなどの審議を...全文を見る
○粕谷照美君 文化庁にお伺いしますけれども、文化庁はその答申を受けまして具体的な著作権法の改正作業を行って次期国会に上程をするといいますけれども、その作業の見通しなどはどのようになっておりますか。
○粕谷照美君 その試案の提起に伴って各関係団体から意見を聴取をするわけですけれども、四つの柱全部に触れますか。貸しレコードはいま暫定法ということで出しておりますけれども、この問題については、やはりきちんと出していかれる予定でありますか。それと関連して提案者にお伺いいたしますが、そ...全文を見る
○粕谷照美君 来春にはこの法律が出せると確約できますか。
○粕谷照美君 次の通常国会には提案をすると。こういう情勢のもとになぜこの貸しレコードのみが今回法律として出されてきたのか。この辺をお伺いします。
○粕谷照美君 小委員会報告を拝見いたしますと、小委員会の小委員長報告ですね、いまお話があったようなことが触れられているわけですけれども、十分御討議をいただいたのではないかと思いますが、たとえば実演家の収入に大きな影響を与えている。具体的にどういう調査をなさったのか。レコード協会も...全文を見る
○粕谷照美君 たとえばレコードの売り上げが減ったということの報告はわかりますよね、数字が出るわけですから。それでは、その数字が出たものが本当に、貸しレコード屋が急速に伸びてきたから減ったのであるか、その他の原因は一切ないのか。この辺はまだ国民にはよくわからないところでございます。...全文を見る
○粕谷照美君 私は文化というものに大変弱いんですけれども、「音楽文化創造のリサイクルを乱し」と、こう小委員長報告にあるわけでございます。「音楽文化創造のリサイクル」というものは、一体どういうことを言うのでしょうか。「わが国の音楽文化活動の妨げになる」ということは、一体どのようなこ...全文を見る
○粕谷照美君 私の質問の趣旨がわかるとおっしゃるわけですけれども、わかるならば、なぜ出したかという、そこのところの御回答がどうもストンと落ちないわけですね。  それで、音楽文化創造というものがいままでの秩序そのままで未来永劫に続く、それが音楽文化を創造する秩序なんだという、この...全文を見る
○粕谷照美君 私は、この法律が審議をされるに至る経過というものを書類によって見ました。これを拝見いたしまして、私は、この法律案はレコード協会、日本音楽著作権協会、芸能実演団体協会の要請を受けて審議を開催し、法律をまとめてきたと、こう読むわけなんですけれども、どうですか。
○粕谷照美君 私もちょっと、この資料がどこからいただいたのかよくわからないんですけれども、これを見てみますと、いま質問したようなことで出ているんだというふうにしか考えられないわけです。  貸しレコード店側の意見も入れて、とあります。確かに五十七年の九月ですか、日本レコードレンタ...全文を見る
○粕谷照美君 提案者の側、日本レコードレンタル協会からの申し入れあるいは事情聴取など、いま私が話したことについては御記憶がありますか。
○粕谷照美君 この貸しレコード店側からの意見も入れたということについて私は了解をいたしましたが、しかし、この貸しレコード業界が急成長してきているというのは、消費者の支持があったからこそこれほど大きくなってきたんだというふうに思うわけですね。私は、このレンタル業界からの主張も読みま...全文を見る
○粕谷照美君 しかし、現行法上は違法でないというのは普通国民にはぴたっとわかるわけなんですけれどもね。ただし、私自身も貸しレコード業者のみが貸与について利を待て、実演家等が関与できないということは著作権保護の上から言えば問題があるというふうに思います。そのことは認めますけれども、...全文を見る
○粕谷照美君 いえ、私が先ほど質問いたしましたでしょう。いま四点具体的にもう訴訟を受けているわけでしょう。この法律は全会派一致なんですから通るでしょう、時期が来ればね。通りますと、この経過措置というのが生きるわけですね。生きていきますとどういうことになるんですか、その四点の問題な...全文を見る
○粕谷照美君 私は当然そうだろうというふうに思いまして、了解をいたしました。  それでは、この法律の中にあります許諾権についてお伺いをいたします。  実演家、レコード製作者は著作隣接権者であって、現行法上は二次使用料を請求する権利を認められているだけですね、九十五条と九十七条...全文を見る
○粕谷照美君 さて、その許諾権の期間についてでございますけれども、いわゆる貸しレコード業者が著作権者等から許諾を得なければならない期間は原案では一年となっていたものが、「政令で定める期間」と確かに修正されてこちらに回ってまいりました。この理由というのは一体何かということを明確にし...全文を見る
○粕谷照美君 期間、長くなるのか短くなるのか。
○粕谷照美君 不勉強で私初めてわかったんですけれども、政令で定める期間イコール禁止期間ではない、これでよろしいんですか。
○粕谷照美君 文化庁もそろそろ中間報告を出すわけですね。そうしますと、その期間などは政令にというふうに考えていまのところいらっしゃるのか、やっぱり一年ぐらいというのがよろしいというような意見が強いのか。私は一年なんてとんでもない話だというふうに思うんですよ、もっと短くしていかなけ...全文を見る
○粕谷照美君 小委員長にお伺いしますけれども、短期間というのですね。一年間は短期間ではない、長期間だという判断に立って政令になったんだと思いますが、討議の中でこの短期間というのは、たとえば一カ月とか三カ月とか半年とかというようなことについての討議はありませんでしたか。
○粕谷照美君 しかし、レコードの売上状況などというものを科学的に見ていけば、その期間は私はおのずから話し合いの中の焦点としてある程度出てくるように思うわけです。十分に御討議をいただきたいわけですが、この実演家、レコード製作者にも、貸与についての許諾権という、先ほど委員長御提案のよ...全文を見る
○粕谷照美君 いま理論的に言えばというふうにおっしゃいましたけれども、私、そういうこともあり得るのではないかという強い懸念を持つものですから伺ったわけですが、実務的に言えば恣意的なことはないであろう、そういうことを期待しているという、事実やってないわけですからわからないわけですけ...全文を見る
○粕谷照美君 文化庁があっせんの労をとるということは、公正な使用料が決まる、使用料は公正に決められると、こう理解してよろしいですか。
○粕谷照美君 この貸しレコード業界も、いままでばらばらだったようですけれども、十月の二十六日に商業組合が設立されているわけですね。私はその活動方針を見てみました。十日の二十六日に霞が関ビルの三十三階で結成大会を開いて、役員などもきちんと決まっているんですね。そして、商業組合の位置...全文を見る
○粕谷照美君 文化庁にもう一つお願いをしたいと思うのですが、多分、この法律をつくり上げられるまでの間にいろいろと審議されたでありましょう通産省の「貸レコード店開店前と開店後のレコード売上げ変化について」というのを見ましたけれども、大変精力的に取り組んだのでしょうけれども、ちょっと...全文を見る
○粕谷照美君 私は、第九十八国会の五月十二日の文教委員会で、本法案は科学者、国民の合意を得ずに政府・自民党が独走して提出した法案と言わざるを得ない、特に、この十八日から開催予定の学術会議総会の討議の経過も見ぬまま強引に裁決することは、学術会議の独立性、自主性を侵すものであるという...全文を見る
○粕谷照美君 もう少々、十月の二日ですか、文教委員会の質疑の状況について御報告いただきたいし、本会議における採決の状況ももっときちんとした報告をいただきたいと思います。
○粕谷照美君 長官にお伺いをしたいと思いますが、きわめて重要な法案で、国民注視の的であります。そして、激しい討論質疑が展開をされた法律が、衆議院においては全く審議をされないと言ってもいいと思いますね。自民党の出席があったと言いますけれども、これは政府・与党でありますから、もう事前...全文を見る
○粕谷照美君 参議院においては賛成をされた政党もあるわけですからね。衆議院だってきちんとやろうと思えば私はやれないことはなかったというふうに思うわけでありまして、そのような単独採決などということが行われないように今後は十分注意をしていただきたい。私は遺憾の意を表明をしておきたいと...全文を見る
○粕谷照美君 もう少々、会長提案、五部提案、それから有志提案、この内容、主張するところの大まかな柱を御報告ください。
○粕谷照美君 私なりにもっと簡単に言いますと、会長提案は、この法案に反対するものではないと。しかし、賛否両論あるので大変に困難な状況だという分析の中で、もう国会の審議にまつ以外にない、こういうふうに読み取ってよろしゅうございますか。「国会の意思決定をまつほかはないが、国会が充分審...全文を見る
○粕谷照美君 幅があるということは、学術会議の態度が決定できなかったということなのでありますか。私は、法案には疑義がある、疑義があるんですから、この疑義がただされない限りだめだというように受け取っているのですけれども、そのことが書いてないんですね。事務当局はこれどのように処理して...全文を見る
○粕谷照美君 それでは、会長にお伺いしますけれども、この総会が終わった後で共同の記者会見をなされまして、各新聞にそのときの会長の談話なるものが載っておりました。私は、短い文章ですから、その標題なり内容なりが正しく会長のお話しになったことを表現しているかどうかについてもよくわかりま...全文を見る
○粕谷照美君 学術会議の月報二十四巻第五号、これ見ますと、「会長の就任に当たって」というお言葉があります。本当にその苦悩がよく出ているごあいさつだというふうに思って拝見をしているわけですけれどもね。広報委員会の出した報告を見てみますと、会長は、「従来どおり、総理府との折衝、協議を...全文を見る
○粕谷照美君 そうすると、慎重な審議をお願いしたいということであって、会長としてはこの法律には反対ではないと、こう理解してよろしいわけですか。
○粕谷照美君 第八十九回総会の採択をされました声明文、これを読んでみますと、上段において、「手続き自体、すでに本会議の独立性と自主性をおかすものといわざるをえない。」だから、私はこういうふうだというのは反対というふうに普通の人は読むと思います。  それから、内容について言えばと...全文を見る
○粕谷照美君 私は、塚田会長の悩みというのはそこにあったのだと思いますが、これからも折衝を続けていきたいという久保会長の提案が、反対が七十三ですね。有志提案は反対が七十一、ほんの二票差なんですね。賛成というのは、有志提案が九十一で会長提案が八十。その十一の差は一体どこへ行ったかと...全文を見る
○粕谷照美君 簡単に言うとこういうことですか。第九十八国会で法律が成立すると、こう考えて選挙準備を見合わせていた。ところが成立しなかった。そのためにこういうことになっていったわけでありますが、規則でいくとどういうことになるんですか。法律が成立するとかしないとかにかかわらず、規則で...全文を見る
○粕谷照美君 当然準備が進められていたならば、そのまま何もこんなに延長する必要なしに選挙をやれたんではないですか。
○粕谷照美君 よく聞こえないんですが、事実上何ですか。
○粕谷照美君 規則違反にはなっておりませんと、こういうことでありますけれども、しかし、わざわざこの臨時総会を開いて、そして選挙日程を変更しなければならないような状況をつくり出す、つまりそのようにおくらせていたということは私は怠慢じゃないか、こう思いますが、どうですか。
○粕谷照美君 中央選挙管理委員会はそれではそのことについては怠慢ではなかった、こういう判断をしているのですか。規則違反でないから、こういうことをやっても構わないんだという態度だったわけですか。
○粕谷照美君 私はそれはおかしいと思うんですね。それじゃ、いま法律案が提出されて審議をしています。またサボっているんですか。
○粕谷照美君 私は、だから先回は規則どおりにやるべきであった、違反ではないけれども、きちんとやるべきであった、こういうことを先ほどから申し上げているわけであります。  じゃ、いま規則どおりにやっているとすれば、すでに事務はある程度進められているわけですが、どの辺まで行っておりま...全文を見る
○粕谷照美君 その第九十回総会で同時に選挙用はがきの廃止の問題、通算四選以上自粛申し合わ せ問題が提案をされたというふうに聞いております。この審議の状況について報告いただきたい。
○粕谷照美君 私はこの問題については、学術会議みずからがまとめた改革要綱の中にきちんと入っていた問題ではないかというふうに思うんですね。  その否決されたという討論は、一体どういうことでありましたか。
○粕谷照美君 そうしますと、学術会議というところは不思議なところなんですね。自分たちで申し合わせして選挙用のはがきは五千枚以下にしようといったことが一度も守られたことがない。ちょうど国会における年賀状の虚礼廃止みたいな、そんな感じなんですけれどもね。この権威ある学術会議なんですか...全文を見る
○粕谷照美君 了解しました。五千枚決まってから一度も選挙をやっていないということですね。それならわかりました。私自身もこの要綱そのものはセットであるというふうに思っておりますから、その部分だけを取り上げて変えようということについてはやっぱり問題があろうというふうに考えておりました...全文を見る
○粕谷照美君 高度の理論展開をされました後で法律の具体的なところに入ると非常に問題があるわけですけれども、私は教育学会に所属をしておりまして、季刊的に発行される本なんかもよく読ましていただいておりますが、ばたばたしているもんですから会費も払わない年があったりしまして、ことし、あな...全文を見る
○粕谷照美君 率などというのは私は余り興味がないんですけれども、九月の十九日に出されましたニューズ・レターのナンバー十四を拝見をいたしますと、いまの御報告のようなことのほかに、「ただし、第7部は総数としては3名欠けている。第1部から第6部までは定数に満ちるか、超えている。」、こう...全文を見る
○粕谷照美君 しかし、二百十名の定員のうち、六人も欠員であるなんという状況は、私はそんな学術会議に対する学者の方々の関心が高まったとは言えないというふうに思っております。  有権者登録なんかどんな状況ですか。
○粕谷照美君 私は、学術会議の会員の方々にぜひ大きな、何というか学術会議の権威を高めるための運動といいますか、独自性を認めていただく運動といいますか、そういうものを大きく出していただきたいというふうに考えるんですね。イギリスの「ネーチャー」ですか、その中に大変よく調査をして、分析...全文を見る
○粕谷照美君 もう学術会議が国会の場に審議を任せる、慎重にその審議をしてもらいたい、こういうふうにおっしゃっているわけですから、私どもは私どもの立場で申し上げなければなりませんが、特にいま会長から御報告をいただきました公選制についてですけれども、やっぱり公選制を堅持すべきである。...全文を見る
○粕谷照美君 推薦制の、学協会のその折衝……。
○粕谷照美君 先ほど中村委員の方からも指摘がありましたけれども、この報告書の中でも出ておりますことの一つに、私、非常に政令部分が多過ぎると。これ第九十八国会の中でも各会派それぞれ御質問なさいましたけれども、この政令部分が多過ぎるということについて、会長、接触の状況はどのようになっ...全文を見る
○粕谷照美君 私ども社会党は、いままでの質疑で明らかになったと思いますけれども、この法律そのものにやっぱり提出過程においても問題があった。審議の状況の中においても、衆議院のあの異常な審議の形態などということについては問題があった。いまここへ来ましていろいろな資料を拝見をいたしまし...全文を見る