粕谷照美

かすやてるみ



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粕谷照美の1984年の発言一覧

開催日 会議名 発言
02月28日第101回国会 参議院 文教委員会 第2号
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○粕谷照美君 先ほど北條参考人がおっしゃった言葉の中に、高等学校における正常な教育を確保することができないとすればというようなことが私は非常にひっかかったわけなんですね。今の入試の制度が高等学校の教育を正常なものにしていないというふうな判断をなさっているのか、あるいは正常であると...全文を見る
○粕谷照美君 今の高等学校教育及び私は小中学校にまでこの学歴社会というところからくる入試問題が非常に大きな影響を与えて学校の中に大変な状況を引き起こしているという認識がどうも参考人の御意見の中からはよくうかがえなかったわけであります。  それで飯島参考人にお伺いいたしますけれど...全文を見る
○粕谷照美君 石川参考人にお伺いしますけれども、私大がそれぞれの建学の精神に合わせて学生を採りたい、だから共通一次を利用しなくても十分にやっていける、こういうお考えはわかりましたが、私たち国民の側からいたしますと、特に医学部、歯学部ですね、新聞報道なんかにも出てまいりましたように...全文を見る
○粕谷照美君 佐藤参考人にお伺いします。  共通一次は大変ありがたいと、こういうふうにおっしゃられましたけれども、芸術系の大学にとって共通一次というものの比重は大体その半分ぐらいとか三分の一ぐらいとか、そういう見方というのはどんなふうにお考えでしょうか。デリケートなところは教え...全文を見る
○粕谷照美君 終わります。
03月08日第101回国会 参議院 災害対策特別委員会 第2号
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○粕谷照美君 ただいま長官の所信表明の中にもありましたように、昨年の多大の被害、そしてそれに対する審議官の報告にありましたように、復旧作業が昨年は七五%、本年は八五%の状況で進捗をしているということを関係各位の御努力に敬意を表しながら、私は五九豪雪について質問をいたします。  ...全文を見る
○粕谷照美君 私も長官の後で富山県へ調査に行ってまいりまして、長官がいち早く来られて十分我々の意見を聞いていただいたと非常に関係団体が喜んでいたのを目の当たりにしてきたわけですけれども、今長官は非常に除雪費のことを重点的にお話しになりました。しかし、富山などにおい ては北陸自動...全文を見る
○粕谷照美君 建設省にお伺いをいたします。  建設省の道路局道路雪害対策本部が出しました「昭和五十九年豪雪への対応状況」ですね、「交通状況」、これはわかりますが、「除雪について」という項目のところで、「国県道の除雪費については、すでに五十八年度予算の大部分が使用されている。」。...全文を見る
○粕谷照美君 だから、私が聞いているのは、その適切に対応していきたいということなんですよね。トータルで一体どのくらい五六に比べて問題があるのか、あるいは不足額で言うとどういうふうになっているのか。それで、適切にということはもう万全を期していると、大丈夫だ、安心しなさいと、こういう...全文を見る
○粕谷照美君 国県道の除雪費については万全を期すと、こういうお答えがあったわけですけれども、問題は市町村道だというふうに思うんですね。私どもも調査に行きましていろいろとお話を聞いてきましたが、魚津市に行きましたら、今までは文句ばかり住民から除雪についてもらっていたけれども、ことし...全文を見る
○粕谷照美君 ブロック的に考えてみたいというのも、私非常にすばらしいアイデアだというふうに思いますので、持てる力のある省庁というのは一体どこか私はわかりませんけれども、十分にその住民要望にこたえられるような体制がとれるように長官として叱咤激励をしていただきたいと思います。  さ...全文を見る
○粕谷照美君 近々中にということなんですね。大変うれしい言葉なんですけれども、もう市町村、首を長くして待っているわけですね。その近々というのは、三月のいつごろというふうに考えたらよろしいんですか。
○粕谷照美君 近日というよりは近々の方がもっと早いと、こういうふうに考えて、ぜひその市町村の強い要望にこたえていただきたいということをお願いをいたします。  ところで、それに対して自治省にお願いということになりますね。この除雪の実情に合うように地方交付税における寒冷積雪補正をさ...全文を見る
○粕谷照美君 次に、豪雪で地方公共団体が行う公共施設の除排雪に関する費用補助について、私は、実態に合っていないんではないだろうかという観点から質問をいたします。  新潟日報を見ておりましたら、こういうことが出ていたんですね。投書欄に、「公立保育所の屋根の雪下ろしについて「地元部...全文を見る
○粕谷照美君 了解しました。  それでは文部省に伺いますけれども、秋田、鳥取、岡山、ここで体育館が倒壊をしておりますけれども、報告をいただきたい。
○粕谷照美君 屋内運動場が三校つぶれたというのはわかりますけれども、やっぱり鳥取で元勝部小学校の体育館、屋内運動場、これが学校の新築移転に伴って社会体育館になっているわけですが、これもまたつぶれているんですね。老朽校舎とまではいかないのに、こういうふうに学校がつぶれるというのは、...全文を見る
○粕谷照美君 私もちょっと調べてみたんですけれども、秋田の例は五十八年十二月の一日に、雪おろしをしなさいよと、こう通知が出されているわけですね、それからこの鳥取の場合も一月の二十九日、それから二月の十一日にPTAの方々が雪おろしをしましたと、こう言うんですね。それで、十一日から一...全文を見る
○粕谷照美君 今、魚津市の場合を見てみますと、これもまた非常に指導方針はよろしいわけなんですけれども、学校施設について延べ人員で四千二百七十九人の人が出ている。職員がそのうち八百六十一人、PTAが百十八人と、こういうふうになっていて、地元の方々の努力というのが大変なんですね。した...全文を見る
○粕谷照美君 これは、きのう質問通告した後で問題をつくったものですから、事前に通告しておかないので、答えられないのはやむを得ないと思うんですけれども、国土庁地方振興局からいただきました特豪の地域指定なんですけれども、その中に入っていないんですよね、ここが。したがって、私は特別豪雪...全文を見る
○粕谷照美君 私が見ました社会新報の記事によりますと、消融雪溝、これが非常に有利なというんですか、経済的にも大変有利なものであると。幅員二十メートルの道路一メートル当たりの運営費用が、消雪パイプだと十三万三千円、機械排雪だと二万八千円、流雪溝だと六千五百円、消融雪溝だと二千六百円...全文を見る
○粕谷照美君 いまの答弁は、私は非常にお役所の答弁だというふうに思います。  確かに法律で言えばその通りだと思いますけれども、この豪雪が偉大なる災害なんだということを私もう少し考えていただかなければならないというふうに思っております。しかし、時間が来ましたので、私の質問はこれで...全文を見る
03月08日第101回国会 参議院 文教委員会 第3号
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○粕谷照美君 最初に、川野参考人にお伺いをいたします。  今、留学生のお二人からこの「二十一世紀への留学生政策に関する提言」は自分たちが思っていること、経験してきたことをほとんどもう網羅をしているというお話がございました。私もこれを拝見しながら、この提言を受けて今回の予算が決め...全文を見る
○粕谷照美君 舟久保参考人にお伺いいたしますけれども、東大は随分大勢の留学生を集めていらっしゃるようですけれども、この提言の中にも共通一次試験を課している大学があるということを指摘しているわけですね。東大ではなさっていらっしゃらないんでしょうか。  また、非常に優秀な生徒が集ま...全文を見る
○粕谷照美君 はい。  それで、先ほどヘンドリクソンさんが大勢集まっているところはみそ汁の味がしない、こういうふうにおっしゃったわけですけれども、東大ではそのみそ汁の味がするような何か対策などということは特別お考えにならなくても大丈夫だというふうに思っていらっしゃいますか。
○粕谷照美君 古川参考人にお伺いをいたしますけれども、この堤言の民間奨学団体の概要の中で、国際基督教大学等、大体十の大学が百三十人に奨学金等を支給になっております。「等」ですから奨学金だけではないというふうに思いますけれども、日本の大学の中で私学の占める位置というのは非常に大きい...全文を見る
○粕谷照美君 私立大学の財政基盤が弱いということも事実ですけれども、また一人も受け入れることができないというほどではないなと思われるような財政を持っているところでも受け入れていないところがあるわけですね。そういう意味で、何か特別に問題があるかと思って伺ったわけでございます。  ...全文を見る
○粕谷照美君 ヘンドリクソンさんのおっしゃった、そこに入ってくる学生がぞっとする学生ばかりだというそのお話は、私は非常に深刻に受けとめているんですよね。試験、試験で偏差値で輪切りになって、もう最優秀の生徒はどこどこの大学というような今の日本の入学制度の問題と絡まっているのではない...全文を見る
○粕谷照美君 今のヘンドリクソンさんのお話とあわせまして、私どもも筑波大学に何回か行ったわけですけれども、学生の皆さんと寮の問題について話し合ったことも何にもないわけで、本当に大変だなと思っているんですが、そういう留学生の方々の悩みなどというようなものを受け入れる−先ほどのリムビ...全文を見る
○粕谷照美君 どうもありがとうございました。
03月24日第101回国会 参議院 予算委員会 第10号
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○粕谷照美君 文部大臣にお尋ねいたします。  私は先日、一人のお父さんから一通の手紙をいただきました。自分の子供の教育の問題についての質問でありますが、その最後の部分に、うちの子供の偏差値は四十から四十三です、こういうことが書いてあるんです。偏差値というものが、親が自分の子供を...全文を見る
○粕谷照美君 今度の予算委員会でその内容が徐徐に明らかになりつつありますけれども、この臨時教育審議会、この設置法というものは、法律がもうできたのですか。どんな状況になっておりますでしょうか。
○粕谷照美君 そこでお伺いをするわけですけれども、我が党の石橋委員長が二月八日に代表質問をいたしました。その中で、この教育臨調が「余りにも政府権力による教育への介入の意図が露骨に過ぎるというべきでありましょう。」と、こう言いながら、我々はこのような戦後の民主教青の総決算に手をかす...全文を見る
○粕谷照美君 この法律の審議をする委員会でございますが、大体衆議院においては内閣委員会、参議院においては文教委員会であるというようなことが私どもの耳に入るわけであります。これは国会が決定する問題だというふうに思いますけれども、もし内閣委員会で審議をされるということになりますと、そ...全文を見る
○粕谷照美君 我が党はこれに対して一つの考え方を持っておりますが、きょうはそのことについては触れないで、先日出されました文化と教育に関する懇談会の方に移ります。  おととい、二十二日の当予算委員会でもこの懇談会の提案の取り扱いをめぐって十分な質疑が行われ答弁が行われておりました...全文を見る
○粕谷照美君 この文化と教育に関する懇談会の提言というのは首相の私的諮問機関であります。したがって、この提言は首相に対する報告ということになるわけでありますが、このことがたたき台になって、そして臨時教育審議会、仮称ですけれども、そこの中の審議の柱になっていく、たたき台になっていく...全文を見る
○粕谷照美君 それでは、文部大臣はこの報告の提言は審議の中に大きな制約をもたらさないと、こう考えていらっしゃるのでしょうか、どうでしょう。
○粕谷照美君 二十二日の文部大臣答弁も私はそのように伺いましたので、再確認をしたということで、この点については了解をいたしました。  それでは今度、文化懇報告のまとめについて文部大臣がどういうふうにお考えかということを若干伺います。  この総論のところにあるわけですが、ページ...全文を見る
○粕谷照美君 この問題について伺ったわけは、この報告書の個別意見というところにわざわざ三人の委員が御意見を出していらっしゃるわけです。鈴木健二氏は、「七歳入学、義務教育を中学二年までの八年間とする六・四・三・三制がふさわしいと考える。」、わざわざこう出されているわけで、これが教育...全文を見る
○粕谷照美君 私は、大臣の答弁を伺いながら、それでもなおかつ、なぜ文部省の諮問機関である中教審でそのことが討議をされたのではいけないのだろうか、だめなんだろうかという疑問を消すことができないわけであります。この辺のところで私ども国民が思うには、文部省は力がないんだ、中教審ではだめ...全文を見る
○粕谷照美君 行政との関連ではそのようだと思いますけれども、しかし裾広い角度から物を見ていきたいというのであれば、今まで中教審の人選が悪かったということを今文部大臣自身のお口から皆さんの前に報告をされたようなことになりはしないでしょうか。
○粕谷照美君 私はますますわからなくなったわけですけれども、すばらしい答申をもらった、そしてその答申を受けて文部省としては的確な手を打ってきたと。それでなおかつ今教育荒廃の現状が出ているわけでありますから、的確な手は打たれなかったからこういう状況が出たのではないか。中教審答申その...全文を見る
○粕谷照美君 その不買運動を決めた発言の内容というのを何か御存じですか。
○粕谷照美君 はい。
○粕谷照美君 農林大臣にお伺いいたしますけれども、この井深ソニー名誉会長は文化と教育に関する懇談会のメンバーになっているわけですね。そういう重大な日本の二十一世紀を考えていく方が、日本の農業をそっくり東南アジアへ移したらよいなどと言うようなことについて、農林大臣としてはいかがお考...全文を見る
○粕谷照美君 この中教審の審議委員などは、「人格が高潔で、教育、学術又は文化に関し広く且つ高い識見を有する者のうちから、」云々と、こう書いてあるわけですけれども、私は、これからの教育を審議するに当たって、本当に教育とは何なのか、人間が生きていくということは何なのか、こういう基本を...全文を見る
○粕谷照美君 内容がわかっていただければ、あとはまたお考えいただけるというふうに思いますので、私はこの問題についてはここでとめます。  ところで、この他省庁も含まった臨時教育審議会をどうしてもつくらなければならない理由の一つに、幼稚園と保育所の問題がある。午前中杉山委員から随分...全文を見る
○粕谷照美君 そういう細かいことをやろうとしても、やはり将来の展望をきちんと明示しないうちに保いろんなことの解決はできないと思いますし、私も、子供を預ける母親や、あるいは子供たちの立場に立ては、保育というのは保護をする、教育する、この言葉が一緒になった言葉だというふうに思うわけで...全文を見る
○粕谷照美君 大臣、このことについては一月二十五日、こういう答弁があるんですね。近く発足いたします第十四期中教審において論議をしていただきます、そして条約十条(b)項に抵触しないように、批准に妨げにならぬようにいたしますと、こういう答弁になっているんですね。    〔理事初村滝...全文を見る
○粕谷照美君 そうしますと、来年の夏までには間に合わない、こういう心配を持っていますけれども、どうですか。
○粕谷照美君 文部大臣が就任早々に日教組と会ったということが非常に大きくマスコミに取り上げられました。まあたくさんの教育団体にみんなお会いになって、たまたまその一つが日教組だったと思いますけれども、そのこと自体があれほど大きく新聞、テレビに出ていくということは、日教組と文部省との...全文を見る
○粕谷照美君 時間ですけれども、ストライキをやらないで済むように人事院勧告などは値切らない、完全に実施をする、そのために文部大臣としては努力をしていただくことを要望して、終わります。(拍手)
04月06日第101回国会 参議院 文教委員会 第5号
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○粕谷照美君 ただいま安永委員が質問をなさったところ、非常に重要なことだというふうに思っているんです。文部大臣の御答弁で、私はちょっとわからないんですけれども、臨調答申の方向に国立大学そのものがねじ曲げられていくのではないかという危惧を持っているんですね。これは文部省としては、ぜ...全文を見る
○粕谷照美君 教育臨調という言葉は森文部大臣から確かに出ませんでしたけれども、中曽根総理が総理になられる前にはしょっちゅういろんなところでお話をしていらっしゃったのは記事に載っているわけですしね。三塚委員もそのことについてきちんと国会の中で質問をされているわけですから。私は、教育...全文を見る
○粕谷照美君 日本における看護の任に当たる人たちの評価というんですか、地位というのですか、非常に低く見られているという指摘がたくさんあるわけですね。そういう意味も込めまして、私は過密カリキュラムの弊害を除いていって、内容の充実を図るためにも四年制に将来はしていくべきである、こうい...全文を見る
○粕谷照美君 それでは、あったのは一体どういう事実に対して金品の授受があったのでしょうか。
○粕谷照美君 最初、これは博士号についての報道がなされたわけですけれども、そういう事実がなかったということであれば、私はまことに結構なことだと思いますけれども、このとき医学部長がコメントをしているわけであります。事実とすれば驚くべきことであり、組織上、博士号に絡んで疑惑などあり得...全文を見る
○粕谷照美君 無医大県の解消と医学部医大の充実の反面、医師過剰論が非常に台頭しているわけであります。そして入学定員削減の方向が検討をされていると文部大臣の答弁もあったということも聞いているわけですけれども、厚生省来ていると思いますが、医師過剰というのは一体何ですか、どこからこのよ...全文を見る
○粕谷照美君 過剰ではないと厚生省は判断をしているわけですね、そうすると。では、過剰というのは、一体いつ何人になったら過剰になるのですか。
○粕谷照美君 一年間に七千五百人の新しい医者が出てくる。でも、確実にまた古い医者も七千五百人になっていくわけでありまして、医者の数字というのは、九十九歳でも現業についている、百歳を超えてもなおかつ医師として働いているという数字で推計をされているわけですか。
○粕谷照美君 そういう意味では、百五十二だとか二百だとかという数字が絶対に過剰であるとか過剰でないとかというきちっとした定理にはならないのだと私は思うのですね。そして、どういう科、何科の医者がどのくらいかという、こういう説得なくては、私どもは医師の数が多過ぎるなどということにはな...全文を見る
○粕谷照美君 半数の病院で医師の不足を訴えているというのは非常に大変なことだというふうに思うんですね。けさの新聞を見ましたら、何か三重県の鳥羽市の離島で一人のお医者さんが村から追放されたというんです。お医者さんのくせに、殺したろかとか何か大変な暴言を吐くんだと、こういうあれなんで...全文を見る
○粕谷照美君 私も先日、小学校六年生のときの同学年会がありまして、男子一組七十一人とか二組六十七人とか、それだけ入って勉強を習っていたわけです。今、四十人学級をなぜ文部省はやらないかと、こういう時代に来ているわけですね。やっぱり一クラスというんですか、先生が教える人数とかというの...全文を見る
○粕谷照美君 しかし、今の厚生省のお話では、昭和七十五年だとか昭和百年になったらと、こういうお話なんですね、数字。その間に新設医科大学を充実をさせていくんだという考えがなしに、人数を減らしていくことで教育条件をよくしようというのはちょっとおかしいんじゃないですか。大体、国立だけそ...全文を見る
○粕谷照美君 経営を考えてということよりも、私はまず、これは厚生省が考えるべきことなんでしょうけれども、国民のための医療ということを考えて、いかによい条件の中でよい医者をつくっていくかという、こういう考え方に立ってやっていただきたいと思います。大学局長の答弁は私は納得ができません...全文を見る
○粕谷照美君 この三つの学校は文部省の指導監督というんですか、そういう範疇に入りますでしょうか。
○粕谷照美君 それでは、文部省、十分承知ではないかと思いますけれども、この僻地の医者を確保したいという市町村の、自治体の願いがこの学校をつくったわけですね。先ほど安永委員が指摘されたように第三セクター方式のような感じがしてなりません。県からお金がその大学に払い込まれていくわけです...全文を見る
○粕谷照美君 先ほど厚生省のところに届いているとおっしゃいましたけれども、全国自治体病院協議会が僻地の医師不足を訴えて、何とかしてくださいと、こう言っているわけですけれども、その中に、一定期間、僻地勤務行為を指導してほしいという要望が出ているんです。この指導というのは、これ厚生省...全文を見る
○粕谷照美君 私は、この自治医科大病院もそうですけれども、産業医科大学というのも、これは非常に問題があるというふうに思っているんです。これはお金が入るのは産業界から入っていくわけですから、逆に言と、医学、医療が資本に弱いという形になりはしないか、それから産業資本の介入を排除するこ...全文を見る
○粕谷照美君 わかりました。それでは医学部の入学定員の削減は考えていないと、こういうふうに文部大臣がおっしゃったと理解してよろしいですか。
○粕谷照美君 総理はよく二十一世紀に生きる子供たちとか、たくましい文化、こういうお話をなさいます。私は、一体たくましい文化というのはどういうものなのか、薫り高い文化だとか豊かな文化という言葉は聞いたことがあるんですが、たくましい文化というのは一体どういうことなんだろうか。予算はそ...全文を見る
○粕谷照美君 質問は社会党としては久保委員、安永委員、そして私なものですから、やりたいと思ったことが全部外されましたので、途中途中をぽっと質問しますので、質問通告をしていなかったからそういう答弁になったのかもしれませんが、予算委員会に出されました多分文化庁の資料だというふうに思う...全文を見る
○粕谷照美君 文部大臣にお伺いしますけれども、たくましい文化ということと今の文化庁予算との関連で、文部省としては文化をどのように今後考え、財政的な条件を整えていこうとされるのか、お伺いいたします。
○粕谷照美君 文化の中の一部分としての文化庁予算という観点から今お答えがあったと思いますけれども、しかし、毎年毎年文化庁の予算がどんどん比重を下げていっているということは重要なことだというふうに考えているわけですね。その意味でこれからも文化庁予算についての努力を文部大臣お願いをし...全文を見る
○粕谷照美君 それで、そのときに出されましたこの改善計画ですけれども、全体計画の中に二つありまして、一つは、学級編制の改善ですから、四十人学級、もう一つが教職員定数等の改善になっているわけです。これはらばらじゃなくてセットというふうに私どもは理解をしてきたわけですけれども、片っ方...全文を見る
○粕谷照美君 では、セットというふうに考えておきます。  それで、五十五年からずっとこの五年間の数字を見てみますと、どういう基準で数字を決めたのだろうか、人数を決めたのだろうかという疑問が出てくるわけであります。五十五年、五十六年は一応その数字に当てはめたなあという感じがします...全文を見る
○粕谷照美君 それは大変な考え違いと私は指摘をしないわけにはまいりません。今、非行、暴力、それから性の問題が学校の中で非常に大きく取り上げられております。また地域でも大問題になっているわけです。そういうときに子供たちが一番信頼をして物が言え、相談ができるというのは養護教員ですね。...全文を見る
○粕谷照美君 それでは事務職員と学校栄養職員はどうですか。最近地域ではセンター方式の給食がどんどん進んでいる。なかなか養護教員採用できないんだ、栄養士の人たちが大変な危機感を感じているわけですね。私どもは自校方式が一番いい、こういうふうに思うわけですから、ぜひ栄養士も伸ばしていた...全文を見る
○粕谷照美君 学校事務職員の複数配置なんというのは実に微々たるものでしてね。足りないから、みんなPTAでお金を出し合ったり、それから市町村の職員を学校に回したりしてやっているということも、局長、一番御存じじゃないですか。そういう意味で、均衡ある増員などというのは、下からの意見も聞...全文を見る
○粕谷照美君 何かこの方々、法制度で選ばれるということになりますか。
○粕谷照美君 いえ、こういう意味なんです。私大などに入っていって調査をし指導するわけですから、相当の権限というものを持たなければならないと思うんですよね。何か知らないけれども学識経験者が来て、文部省でこういうような人が選ばれたから来ましたということで本当に調査ができ指導ができるの...全文を見る
○粕谷照美君 全学校法人大体五百七十ちょっとあると思いますね。何人選ばれるのかわかりませんけれども、一年間にどのくらい指導なさるのでしょうか。一めぐり全部終わるというのは大体何年ぐらいかかるという見通しになっておりますか。
○粕谷照美君 私は決算委員会でちょっと指摘したことがあるんですけれども、九州産業大学に会計検査院が検査に行っているんですね。そしてこれを見抜くことができなかった、専門のですよ、それができなかった。実にそれよりも巧妙なんですよね。さらにまた、あそこの先生方にお伺いをいたしますと、そ...全文を見る
○粕谷照美君 そういうふうにおっしゃられれば、素直にああそうか、そうかと思いますけれども、しかし、私学関係者が私学の中へ行ってみて、本当にそういう指導ができるのかどうなのかという点では私は非常に不安があります。  昨年の一月十一日の新聞なんですけれども、東日本学園大学で設立要件...全文を見る
○粕谷照美君 しかし、学校法人が、会頭であったとはいえ、学校の金を貸し付けるなんということはあるんですか。そういうようなことはアフターケアをしているはずですから、文部省にはわかっていなきゃならなかった。それがなぜわからなかったんでしょうか。
○粕谷照美君 先ほど安永委員が取り上げられましたけれども、本当に残念なことですよね。九州産業大学の問題、それから国士舘大学の問題ですね。国士舘なんかこの参議院の文教委員会で初めて取り上げられたのが昭和四十八年ですから、十年間連綿として、なぜ一私立大学をこれほどまでになどと言って私...全文を見る
○粕谷照美君 私学がみんなそんなことをやっているなんて思ってもいませんけれども、しかし、大変な国民の税金を使っていくわけですから、正しく使ってもらいたいのですね。私どもとしても、私学助成がこれでいいなんて、今回だって減らされているわけですから、全然思ってないわけですよ。まだ発足し...全文を見る
○粕谷照美君 五十八年度にその制裁措置を適用した事例というのは、そういうことになっていますけれども、文部省が毎回発行されるんでしょうけれども、不交付校一覧表なんというのがありますね。それから事由だとかいろいろあるわけですけれども、その中で私大変気になっているのがあるんですよね。長...全文を見る
○粕谷照美君 その中に松本歯科大学が入っているわけですね。これも数年前この文教委員会で問題が取り上げられたわけですが、その後、つぶれるかと思ったらちゃんとやっているというのですから、お金もらわなくてもきちんとやっていける体制、力を持っているのかなと思っていましたら、きのうの新聞に...全文を見る
○粕谷照美君 必要な指導といいますと、大学当局は、ああそうですか、わかりました、これで終わったんでは困るんですよ。必要な指導というのは、もっと具体的に本当に一人一人の生徒に、あなたはこれを寄附をするのかしないのかということをちゃんと応諾書をとるとか、学校が見たら、これはうんと言わ...全文を見る
○粕谷照美君 次は、専修学校振興に関する質問でありますけれども、今回は随分予算も増額になっておりますけれども、専修学校というのは全国的にはどのくらい今あるんでしょう。
○粕谷照美君 この設置認可ですけれども、ちょっと緩やかなのではないか、問題のあるところがあるのではないかという声が聞こえてまいります。  例えば、募集広告を見て学校を訪ねていって、そしてびっくりして帰ってくる人たちがいるわけです。この辺に大きな相違がある学校があるわけですけれど...全文を見る
○粕谷照美君 二十七ページにいきまして、公立学校の施設整備の面からお伺いをしますけれども、随分減額になっていますね。この減額の週内は一体何ですか。
○粕谷照美君 しかし、地方団体の要望が全部取り入れられた金額であると、こういうふうに理解できないのではないかと思いますが、どうですか。
○粕谷照美君 やっぱり予算委員会にいただ意ましたこの資料なんですけれども、公立小中学校の危険校舎の状況というのがあります。これは二十八ページの(3)になるんでしょうか。随分危険校舎があるんですね。北海道の数を最高にして、私のところの新潟県なんというのは二番目に位置しているわけです...全文を見る
○粕谷照美君 ことしの豪雪でも三つの学校の体育館が倒壊をいたしましたね。あの場合は子供たちに死傷事故がなかったから本当に助かったと思うんですけれども、この辺については、もっと積極的に各自治体が努力をするように、また、その努力をすることができるように文部省としても対応を考えていただ...全文を見る
○粕谷照美君 このマンモス校解消のために、解消する計画があると、こう市町村の報告をもらっている資料を私は今見ているわけですが、いろいろ問題はあるけれども、こういう点こういう点で解決をしているというのは非常にいいことだというふうに思っておりますが、しかし、この周辺に用地がなく、通学...全文を見る
○粕谷照美君 大臣にお伺いいたしますけれども、大臣もいろんな学校、随分見てこられたと思いますけれども、最高のクラスというのはどのくらいあると思いますか、一学校で。
○粕谷照美君 教えちゃだめじゃないですか。
○粕谷照美君 そうなんですね。大阪で五十九クラス、二千三百三十人の小学校、それから同じ大阪で、中学校では五十六クラス、二千四百二十六人。まあ、これではとても教育なんという条件ではないと思いますね。校長先生は、それでも一カ月たつと覚えてもらえるそうですけれども、教頭先生は一学期だっ...全文を見る
○粕谷照美君 次いで十六ページに移ります。「幼稚園教育の普及充実」というところでございますが、幼稚園教育要領に関する調査研究費というのが三百万円挙がってますね。先ほどこれについての指摘もあったと思いますが、これは本当のところ、まだこの予算を組むころは、教育臨調なんという構想が出て...全文を見る
○粕谷照美君 私は海部文部大臣のときに、予算委員会でこの質問をしたことがあるんです。東京あたりの小学校になりますと、大体八つから十幾つぐらいの幼稚園から小学校に入ってくる。それに保育園から入ってくる。さまざまなレベルの子供たちを小学校一年生で持つ担任の苦労なんというのは大変なもの...全文を見る
○粕谷照美君 私も、みんなそれで悩んでいるんだと思うんですね。現場の小学校教師は、覚えてきたら教えることがなくなる、教えなきゃならない子供もいる。本当に、それで一年生からもう四十人、四十五人に教え込んでいくのは大変だと、こういうことになっているんです。  私が今問題にしたいのは...全文を見る
○粕谷照美君 そうしますと、その教育内容については保育所と大体足並みをそろえましょうということで、ずっとやってきているわけですね。厚生省の方も実態調査をしてもらわないと困ると思うんですね。片方だけ突出をして実態調査をして、片方、文部省だけでその教育要領の見直しを考えていくというこ...全文を見る
○粕谷照美君 教員免許法と私は関連して考えてみますと、幼稚園の教員も、もうちょっと単位をたくさん取りなさいと、こういうことになりますね。そうしますと、保母さんとの格差というのはすごく大きくなるんですよね。ますます幼稚園有利になりはしないか。片方だけもうどんどん事実が先行していく。...全文を見る
○粕谷照美君 終わります。
04月17日第101回国会 参議院 文教委員会 第7号
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○粕谷照美君 最初に臨教審に関係してお伺いをいたします。  文部大臣は、「中曽根総理大臣は本国会の施政方針演説において三つの大きな基本的改革に取り組むこととし、その一つに教育改革を取り上げ、今こそ来るべき二十一世紀を展望し、教育改革を断行する時期に来ていると述べております。私も...全文を見る
○粕谷照美君 教育改革についての国民的な情勢が非常に前進をしている、合意が得られそうな感じがしているという大臣の御答弁であります。いずれ法律が提案されるというふうに思いますので、詳しい質問はそこの段階に譲りたいのですが、その前段について若干の質問をいたしておきます。  まず、法...全文を見る
○粕谷照美君 頭が悪いものですから、教育基本法にのっとりというのと「精神にのっとり、」という違いが今の説明ではどうもよくわからないんです。大臣、いつもわかりやすく御説明くださるわけですけれども、ひとつよくわかるように教えていただきたいと思います。
○粕谷照美君 憲法解釈もいろいろありまして、警察予備隊が保安隊になり自衛隊になりという、こういう問題もあるものですから、私はこの「精神にのっとり、」ということを非常に重要にとらえているわけです。他意ないと、法律習慣に従ったんだということであれば、それはそのとおりに一応今の段階では...全文を見る
○粕谷照美君 今、審議官の御答弁のように、確かに衆議院の予算委員会で辻原弘市委員から質問があり清瀬文部大臣がお答えになっている。参議院では中山福藏当時緑風会の委員から質問があり、清瀬文部大臣が、できれば教育基本法の改正を行いたいと考えていると、こう答えていらっしゃる。そうすると、...全文を見る
○粕谷照美君 先日も質問したわけですけれども、総理の私的諮問機関の教育文化懇ですね、この文化懇の報告の中に「教育基本法や教育に関する特定の見解にとらわれず」と、こうあるわけですね。そうしますと、その文教懇の報告も非常に大事な討議の素材になると、こういうお答えがあったわけであります...全文を見る
○粕谷照美君 「学校教育活性化のための七つの提言」というのを世界を考える京都座会が出しております。新聞広告にも物すごく大きく出ているわけでありますが、また私どもの手元にも届いておりますけれども、座長が松下幸之助さんであります。その中に「現行の学制を再検討すること」、こういうのが入...全文を見る
○粕谷照美君 文部省に伺いますけれども、長い教育行政の歴史の中で内閣直属の教育改革などに関する審議会、それを置いたことはどのくらいありますか。  また、どういう社会的な情勢の中でそのような審議会が置かれましたかということについて御報告ください。
○粕谷照美君 一つ一つに大きな戦争の影が出てきている。そして、そういうところにまた大きな教育要求がどんどん伸びてきている。そういう時代にこれらのものがつくられてきたんだということは、よく私は理解ができました。  その委員の任命なんですけれども、今回の委員の任命はできるだけ国民的...全文を見る
○粕谷照美君 私、今の大臣の非常に慎重な御答弁多といたしますが、本当に政治的に中立にやっていきたいというお考えをぜひ堅持をしていただきたい。そういう立場からこう考えますと、この制度を、審議会を発足をさせることを今やることは問題があるのではないかとお考えにならないでしょうか。いろい...全文を見る
○粕谷照美君 自由民主党が永遠にと、こうおっしゃいましたけれども、永遠に続くのかどうかは別といたしまして、しかし、主務大臣としては、きちっと、その点を政治的に利用しないという御答弁をいただいたわけですから、頑張っていただきたいというふうに思って私はこの部分についての質問を終わりま...全文を見る
○粕谷照美君 そこのところで今の学校教育の成否は、すぐれた資質を持った教員を確保するということが大事だというふうにおっしゃっておりますけれども、「すぐれた資質を持った教員」というのはどういうことを言うのですか。文部大臣の教師観をお伺いしたいと思います。
○粕谷照美君 私が非常に心配をしますのは、最近教師攻撃が非常に大きくなってきているわけですね。大学の先生で天文学の先生なんかも、どうも自分の小学校の娘を教えている先生の教え方が間違っているのではないかということがありましても、おまえの先生はこうだこうだという批判を子供の前ではおっ...全文を見る
○粕谷照美君 私もこの文献を欲しいと思いまして問い合わせたんですけれども、自民党にもないとおっしゃるので、あとはこの中野先生からお伺いをする以外にないというふうに思いますから、いずれ正式の文書を手にしてから、内容については質問をしたいと思います。  ところで、教師の資質を高める...全文を見る
○粕谷照美君 今の特例法というのは、国家公務員法、地方公務員法あるにもかかわらず、わざわざ設けているということは、教員というものの職責上どうしても研修というものが必要であり、しかも研修はその職場の中だけでやるべきものではなくて、授業に支障のない限り外で行うことができる、こういうこ...全文を見る
○粕谷照美君 この研修はどういう内容の研修であるか、それからどんな手法でやられるか、どんな条件のもとでやられるかということが非常に重要な意味を含んでいるというふうに思います。最近の研修ですね、行政研修というのはものすごく重視をされて、そして自主的な研修というものに対する何といいま...全文を見る
○粕谷照美君 ぜひ、子供と接する時間、それから自発的な研修の時間、教員同士の研修の時間というものが確保されるように、調整をするように指導しているという文部省のその態度は理解いたしましたけれども、それが適正に実施できるようにこれからも指導をしていただきたいと思いますね。  それか...全文を見る
○粕谷照美君 そのときに、経済効率を優先をさせるのではなくて、定・通高校ができたという、その基本理念に立っての専門家会議、そして現場の教師、本当に頑張っている教師も含めてやるのであれば、私はきちんとした討論をしていただきたいと思うわけです。例えば、こういう言葉があります。定時制の...全文を見る
○粕谷照美君 大臣の理解を私は歩といたしまして、その資質に関連いたしまして、教員の資質よくするために教員の養成の制度も変えなきゃいけない。それから養成の制度を変えていくと同時に免許証もちょっと変えていかなきゃならない、こういうことでありますけれども、考えてみますと、教育制度も含め...全文を見る
○粕谷照美君 例えば小学校の先生ですけどね。九教科一人で教えるわけですね。体育も得意——東大生、湖でおぼれて本当にお気の毒なことをしましたけれども、うちの子供は泳ぎができないというのがありましたね。普通であれば、泳ぎというのは、小学校時代にプールがきちんとあればできないということ...全文を見る
○粕谷照美君 そういうふうにおっしゃいますけれども、たとえば、その試案が示された後で、私大連盟から、基本的な部分についてのこれは問題点があるという指摘の意見が出ておりますね。和歌山大学の教育学部では、有志ということでありますけれども、明確に反対というものが表明をされているわけであ...全文を見る
○粕谷照美君 名前を改めたから直しましたよ、ということには私はならないと思いますが、いずれ法律を出してくるようでありますから、そのときに徹底的な審議を行うということで意見を述べておきたいと思います。  まず、そういう状況をつくり出す前に、私は、国立大学における教員養成部門の整備...全文を見る
○粕谷照美君 質問は、何かやりなさいという強い指示をした、その内容はどうだったかということです。
○粕谷照美君 私が質田したのは、その指示の内容を固いているわけです。
○粕谷照美君 それじゃ、そういう漢とした御指導をいただいて、具体的に何してきたんですか。
○粕谷照美君 先日、前柴田梵天理事長兼学長が文部省に退任のあいさつに来られたと。まあ退任に来られたのか何のあれに来られたのか私はわかりませんけれども、内容はどういうものだったのですか。
○粕谷照美君 その際、柴田梵天氏から反省のごあいさつがあったかどうかということと、館長に就任をしましたと言いますけれども、館長に就任をしたということは寄附行為の改定がなければできないわけですね。まだ文部省はその寄附行為を承認してないと思うんですけれども、現在館長であるのですか、ど...全文を見る
○粕谷照美君 大臣、ここが大事なんですね。この国士館で一番の問題点は何か。およそ大学らしからぬ寄附行為なんです。その寄附行為を一方的にもう自分の都合のいい部分だけ入れて、今変えて文部省に持ってきた。これをうんと言えば、そのままの体制以上に院政がしかれるということになるわけでありま...全文を見る
○粕谷照美君 初めて館長と理事は分離しているんだと、するんだということを文部省にお話があったということを今伺いました。寄附行為見ても書いてないんですね。その間が明確でないからこそ、教授会の中では館長の院政が制度上可能ではないか、現理事四名の責任が明確化がない、そして館長と理事の分...全文を見る
○粕谷照美君 封鎖の解除は非常に私は喜ばしいことだと思いますし、今大臣がおっしゃったように文部省がいろいろと間で話し合いを進める中から、このことができたということについても理解をいたしました。しかし、この中で一番怒っているのは十一人の解雇者が出たということですね。しかも、非組合員...全文を見る
○粕谷照美君 時間が来ましたから、これで終わりますが、大臣に一言お伺いしたいと思います。  この学校、本当にすばらしい卒業生を出しているんですけれども、こんな事件が起きるたびにイメージが下がっちゃって、そこの卒業生だ、と言うことができないような状況に立ち至っているわけであります...全文を見る
05月08日第101回国会 参議院 文教委員会 第10号
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○粕谷照美君 いただきました資料の四ページに私学共済の「長期経理の収支状況」が載っております。この収支状況につきましては昭和五十五年に長期見通しを出しているわけでありますが、この数字を見ただけでは簡単に現状がどうなっているかということを把握するわけにはまいりません。例えば、収入は...全文を見る
○粕谷照美君 責任準備金が九五%で、いいということ、普通この責任準備金というのは一〇〇%なければならないのではないかというふうに思うわけです。というのは、大体この責任準備金給付分保有資産、責任準備金引当金、こう考えてみますと八百四十三億二千三百万円ほど不足をしているのではないかと...全文を見る
○粕谷照美君 私学共済が出しました長期経理の収支見通し、昭和五十五年に、を私は拝見しておりますと、他共済につきましては、例えば掛金率はそれぞれその共済組合の実情に応じて出されているわけでありますけれども、計算そのものが、私学共済が昭和六十五年度でもう組合員は一応ふえない。給与改定...全文を見る
○粕谷照美君 次に、責任準備金の不足の問題とも関連するわけですけれども、一応行革関連法案で五十七年から五十九年までの国庫補助減額というものが決まったわけでありますけれども、この減額が責任準備金が不足をするということとは関連がないのかどうか、そしてこの減額分につきましては、三年間だ...全文を見る
○粕谷照美君 次に、やはりいただきました資料で「短期経理の収支状況」に触れたいと思いますが、五十九年度で二億六千七百万円マイナスになっていますね。それまではいつも短期経理、優秀な成績でお金が余っていたわけです。この私学共済がいつも短期でもう非常にいいという条件は、幼稚園の先生が非...全文を見る
○粕谷照美君 では次に、業務上の災害補償について伺います。  私学共済の遺族給付とこの災害補償との併給の関係は一体どのようになっておりますでしょうか。
○粕谷照美君 それでは労災保険なんですけれども、労災保険というのは大体強制加入だというふうに思いますけれども、私学、各学校法人ですね。どの程度入っていらっしゃるか、調査したことおありでしょうか。
○粕谷照美君 これは調べなきゃならないことでありましたのに、事前に質問通告しておきませんでしたので、こちらも申しわけなかったわけですけれども、しかし、この労災保険というのは強制加入適用であって、暫定任意適用事業場というのもありますけれども、それはもう極めて極めて小さな小企業だけな...全文を見る
○粕谷照美君 私は大臣にお伺いをしたいと思いますけれども、高等学校におけるクラブ活動で大変な事故がたくさんあるわけですね。例えば山形におきましても、柔道で首の骨を折りましてもう一生だめになったとか、プールに飛び込んで首の骨を折りまして、やっぱりもう一生働くことができなくなったとか...全文を見る
○粕谷照美君 大臣のお気持ちはよくわかります。私たちも一番ここのところで悩む問題でありますから、十分なこの対策をとって、安心して部活動、それこそ冬休み、春休み、夏休みなどに生徒たちを伸び伸びと運動をさせてやれるような状況ですね、それを条件をつくっていただきたいというふうに思います...全文を見る
○粕谷照美君 大変うれしい今の答弁なんですけれども、できるだけ早くやっていただきたいんですね。  それは何か規定のようなものを直していくということになりますでしょうか。
○粕谷照美君 それでは、そのことを早急にやっていただくことを要望いたしましてこの問題は終わります。  次に、今回提案をされております年金改革案は、国民年金と厚生年金と船員保険制度について共通の基礎年金を導入するという新しい構想が入っているわけで、公的年金制度の一元化に向けて、昨...全文を見る
○粕谷照美君 大臣、均衡を基本としてというのは、積極的にやらなきゃならないという考え方なのか、話し合いをしながら、これから考えようということなのか、その辺明確にしていただきたい。
○粕谷照美君 ところで、今、大臣のおっしゃった二月二十四日の閣議決定なんですが、厚生年金、国年、船員保険、この制度は五十九年の四月、つまりことしの四月からということになっているわけですね、法律が。共済年金については昭和六十年において基礎年金の導入を図る等制度改革を行うと、一年ずれ...全文を見る
○粕谷照美君 勉強会がスタートしたばっかりで、これから秋にかけて鋭意詰めていくというんでお答えがしづらいかもしれませんけれども、私どもも全然わかりませんので伺っていくわけですけれども、政府の統合案では、基礎年金の財源を捻出するために厚生年金勘定から国庫負担の三分の一をつけて所要の...全文を見る
○粕谷照美君 と申しますが、この文教委員会で毎回私学共済に対して百分の二十、厚年以上の国庫負担を出しなさいという附帯決議をつけているわけですね。そうすると、制度改正をしていかなければならないということと、今後の附帯決議を一体どういうふうにつけていくかということは大変大きな関連があ...全文を見る
○粕谷照美君 そうすると、負担限界が二〇%から二五%、相当なものになりますね。私も、国連婦人の十年の中間年でデンマークヘ行きまして厚生大臣にお会いしましたら、厚生大臣は、私の収入から三六%の保険料が取られている、こういうお話で、みんなしてびっくりしてきたものですけれども、しかしこ...全文を見る
○粕谷照美君 よくわかりました。  ととろで、官民格差ということに触れるわけですけれども、共済組合は、特に国家公務員の共済は厚生年金よりも五割も高いと、こういうふうに言われておりますけれども、本当にそうなんでしょうか。特に優良な状況を持っている私学共済については国公に準じている...全文を見る
○粕谷照美君 マスコミで随分官民格差、官民格差と言うものですから、確かに、今でも恩給いただいている方で、司法出身の方で年間の恩給が千三十五万円、これもらっているという方もいらっしゃったりしますから、そういう特例の人を見て官民格差などと言ってもらったんでは、一般の胴共済、あるいは私...全文を見る
○粕谷照美君 このときに、無業の妻ということになりますか、個人としての年金、すべての個人に年金権を確立をさせるんだという立場に立つ年金改正なのかどうなのかということは、私たち女性にとりましても非常に大きな問題があると思いますね。喜んで賛成できるような年金改革でなければ、私たちは、...全文を見る
○粕谷照美君 これは私もよくいろんな学校を回るわけですけれども、例えば秋田県あたりの物すごい雪で寒いところで、昔の作法室なんかに先生方が集まっていらっしゃると、中に足を出したままの方がいらっしゃるんですよね。何だと聞きましたら、リューマチだというんですね。長い廊下を歩いたり何かを...全文を見る
○粕谷照美君 「大筋において恩給の改正にならうもの」というのは、大筋なんですから違う部分があるんですね。どことどこが違いますでしょうか。
○粕谷照美君 なぜ恩給だけ三月から実施になったんですか。内示というのはどちらも四月からだったですね。恩給だけが三月になって、こちらが四月になったというのはどういうことですか。  聞くところによりますと、大臣折衝で一カ月恩給の方は繰り上げが決まったということでありますけれども、そ...全文を見る
○粕谷照美君 大臣、恩給にならってバランスをとってというのに、恩給が三月になっているのに、なぜ共済は四月になっているんですか、大臣折衝なさったんですか。いかがですか。
○粕谷照美君 それはさっぱり納得がいきませんですね。片っ方だけ三月実施して、片っ方は四月からでがまんしなさいなんて、いつも並んで並んでと——並ぶのはけしからぬという論議もありますけれども、いい方に並ばしてもらえばいいじゃないですか。そういう意味では、私は大変この点は不満であります...全文を見る
○粕谷照美君 時間が来ましたので終わります。
05月09日第101回国会 参議院 災害対策特別委員会 第3号
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○粕谷照美君 最初に激甚災害の指定についてお伺いをいたします。  昭和三十七年の十二月激甚災害指定基準が決定されましたが、それ以来数々の指定が行われておりますけれども、今日までどのような数字でこれが行われておりますでしょうか。
○粕谷照美君 今の御報告のとおりだと思いますけれども、私が伺いたいのは、昭和四十三年、四十四年は本激がゼロですね、四十八年、五十二年からずっと五十六年まで本激ゼロになっているわけです。四十三年のときには局激ができましてこれで九件指定をされております。多分本激に該当しないからという...全文を見る
○粕谷照美君 一方、公共土木施設に比べまして農地農業用施設というのは、ずっと連続して大体同じような数字でこの本激指定がされているわけでありますね。公共土木の方が三十七年当時に比して標準税収入が十八倍強だ、こういうことになっていますが、農業所得の方は何倍ぐらいになっているんですか。
○粕谷照美君 そういう意味で五十七年の長崎災害、五十八年の山陰災害、これは指定をされているわけですけれども、しかし台風十号が外れているんですね、あれだけの大きな被害であったにもかかわらず。これは数字的に当てはめていくと該当しなかったということになるのだと思いますけれども、しかし農...全文を見る
○粕谷照美君 ぜひ真剣に検討していただきたいと思います。  それで次に、四月に入って新年度になったわけでありますが、あちらこちらから私のところに転任のあいさつ、退職のあいさつなどが来るわけです。これを読んでみますと、特に新潟の東頸城だとかあるいは魚沼だとか豪雪地域の方々から、ま...全文を見る
○粕谷照美君 そういう被害状況に対して被災地域あるいは被災者、こういうものの救済は一体どのような状況になっているかということについてお伺いをするわけですが、私のところも新聞に大変な状況だということが載っておりまして、先日も行ってきたんですけれども、新潟第三区、有名な場所ですけれど...全文を見る
○粕谷照美君 そうしますと、要請があれば、これは当然のこと適用するけれども、まだそれに該当するほどの報告がないと、こういう理解でよろしいわけですね。
○粕谷照美君 ゆうべ急に建設省にお願いをいたしまして資料を要請いたしました。けさほど届いたわけでありますけれども、水害関係で随分訴訟が起きているんですね。加治川、多摩川、太田川、長良川等、建設省がつかんでいるだけでも二十五件の災害訴訟が起きております。それから道路に関するものは十...全文を見る
○粕谷照美君 そのとおりだと思うんです。ぜひ積極的な取り組みをやっていただきたいと思いますが、幾つかの問題点を私は指摘したいと思います。  例えば雪の対策についてであります。この雪害対策について、道路の整備だとか除雪あるいは雪崩防止、孤立した村などの民生の安定対策、財政上のさま...全文を見る
○粕谷照美君 今一つの例を申し上げましたけれども、私はそういうきめ細かな対策というものを災害においてはとっていただきたいと思うのでございます。  最後に、地域の方からこういう要望、請願書をいただいたんです。各省に来ていただいてこれはどこが受け取るのかと言ったら、どうもそういうこ...全文を見る
○粕谷照美君 終わります。
05月10日第101回国会 参議院 文教委員会 第11号
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○粕谷照美君 三月の十二日ですけれども、JASRACの資料なのでしょうか、ずうっと読んでいってみますと、日本レコード協会事務局長の豊澄明さんという方がここに所感を述べていらっしゃるし、芸団協の小泉さんという方がまた所感を述べていらっしゃるんですね。その中で私は、「生命線を奪われて...全文を見る
○粕谷照美君 使命であるというのは精神規定ですね。そうではなくて、こうこうこういうことをするんだという明確な締約状況というんですか、そういう許諾条件というんですか、そういうものがないかということです。
○粕谷照美君 先ほど牛久保参考人の御説明の中に、月商売り上げ百万に満たない店が多いと、こういうお話がありましたね。二百五十円で貸しているとすると四千枚ということになりますか、貸すレコードの数は。四千枚、四千人に貸すということになったら、もし貸しレコードがなかったならば、うちのレコ...全文を見る
○粕谷照美君 それでわかりました。これは日本レコード協会の和解案であって、裁判所の和解案ではないと。私も、これを見まして、よくこれをレンタル商組がのんだなというふうに思っていたものですから。とても、こんなことでは、レンタルの経営は成り立っていかないのではないか、そんな感じがしたも...全文を見る
○粕谷照美君 諮問がなかったからやらなかったということはわかりました。そうすると、今度諮問すればやらなきゃならないと、こういうことになりますね。  それで、著作権関係条約が国際的にあるわけですけれども、これ批准していくという積極的な態度が必要だというふうに思いますけれども、今度...全文を見る
○粕谷照美君 例えばベルヌ条約パリ改正条約とか。こういう著作権に関する幾つかの条約がありますね。そういうものです。
○粕谷照美君 ローマ条約。
○粕谷照美君 その実演家、レコード製作者及び放送事業者の保護に関する件、今おっしゃった隣接権条約ですね。これの加盟についてのお考えは何か話し合いができましたでしょうか。これは、外務委員会の話ですなんていうんじゃなくて、姿勢がわかれば向こうで批准するような手続をとるわけですからね。
05月17日第101回国会 参議院 文教委員会 第12号
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○粕谷照美君 大臣は、昭和五十七年の自民党の文教部会の著作権プロジェクトチームの主査をやっていらっしゃって、幅広い立場からお考えのことと思いますけれども、きょうは、私は大体貸しレを中心にして質問をいたしますので、その点についての大臣のお考えをお伺いしたいと思うんです。  今、安...全文を見る
○粕谷照美君 文化庁にお伺いいたしますけれども、今大臣がお話しになったように、文化庁もその暫定法の精神が生きるように間に入っていろいろ苦労をしていると、こういうことでございますが、この日本音楽著作権協会、JASRACと言っていますね、JASRACと日本レコードレンタル商業組合――...全文を見る
○粕谷照美君 貸しレの「NEWS」を見てみますと、今、御報告があったことのほかにいろんなことがつけ加えられているような感じがいたします。とにかく、この両者の話し合いというのが初めて行われたのが一月の二十三日ですね。当初、LP盤二千八百円一枚につき五・五%、これは、レコード製作会社...全文を見る
○粕谷照美君 私もこれは、聞くところによればですけれども、JASRAC側は全国に四百名ぐらいの集金の人たちを採用している、といいますか、持っていると。その集金の方々に対するいろいろな経費というものがJASRACにとっては非常に赤字になっている。だから、今回、レンタル商業組合がそう...全文を見る
○粕谷照美君 芸団協は大体六月二日までにまとまるという見通しは文化庁としてどうですか。
○粕谷照美君 そうなんですね。やっぱりキーポイントはそのレコード協会だというふうに思います。  先日の参考人に私がお伺いした際、六月二日の暫定法の施行開始期日に話し合いがまとまるか、このことに対しては富士山の登山で言えばまあ大体八合目ぐらいでしょうと。私はまとめる気持ちがないん...全文を見る
○粕谷照美君 先日、おいでになったレコード協会の会長さんのお話を伺う限りにおいては、非常に人格円満な方で、私も懸隔あるけれども、何とかまとまるのではないかという、その期待はわかるんでありますけれども、しかし、なかなかそうはいかないのではないかという私自身の見通しの方が大きいんです...全文を見る
○粕谷照美君 もうちょっとわかりやすく答えていただきますと、貸しレコード屋は六月二日前は今までのように営業していていいんですよと、こういう説明なんですか。
○粕谷照美君 そこのところが非常に微妙なところだというふうに思うんですね。裁判所も困っているんじゃないですか、暫定法ができて。もう間近にその問題が出てきて、そして今このような正規の法律が、本法が出てきているんですね。だから和解という言葉が出てきたんだというふうに思うわけであります...全文を見る
○粕谷照美君 両者の協議ですから、何も国会がこういうふうにしたらいいとか、私どもがこういうふうにしたらいいとかということではないと思いますけれどもね。例えば、このレコードは貸し出したくないという場合には、五十円ではだめだと、これは二百円だとか三百円だとかっていう、それなら貸します...全文を見る
○粕谷照美君 使用料について、もし協議が不調の場合には、本法律案によれば、「文化庁長官の裁定を求めることができる。」と、こうなっておりますね。今は間に合わないわけで、来年からということになるわけですけれども、しかし、この裁定というものは著作権審議会に諮問をすると、こういうふうにな...全文を見る
○粕谷照美君 文化庁のそれに対して不満で裁判ということになれば、随分長い時間がかかるわけですから、非常に強力な力を持った裁定であるということを理解いたしました。  さて、本法律の中に使用料の期間に関して一月以上十二月以内と、こういうふうに書いてあるわけであります。普通この上限だ...全文を見る
○粕谷照美君 簡単に聞きますけれども、そうすると、「一月以上」と入れたのは、権利乱用を戒めるということの含みを持って入れたと、よろしいですか。
○粕谷照美君 ちょっと戻りまして、この使用料の問題なんですけれども、貸しレコード側が六月二日から暫定法が生きてきて使用料をJASRACに払おうとする、協議が整いましたから。しかしJASRAC側は、今レコード協会もだめ、芸団協もだめというときに、うちだけがもらうわけにはいきませんと...全文を見る
○粕谷照美君 私が伺ったところでは、JASRACの方が遠慮されているんですね、やっぱり強大な力を日本レコード協会が持っているわけですから。そこらがうんと言わないのにこっちだけ先行してということにはならないのではないかというふうに言っているということを聞いているわけです。取れないと...全文を見る
○粕谷照美君 時間が来ましたので終わります。
07月06日第101回国会 参議院 本会議 第20号
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○粕谷照美君 私は、日本社会党を代表いたしまして、ただいま議題となりました日本育英会法の改正案につきまして、中曽根総理並びに関係各大臣に対して質疑を行います。  最初に、奨学事業の基本理念に関してお伺いいたします。  総理並びに文部大臣は、衆議院本会議で我が党の佐藤徳雄議員の...全文を見る
07月17日第101回国会 参議院 文教委員会 第14号
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○粕谷照美君 最初に文部大臣にお伺いをいたします。  本会議で大筋質問いたしましたので、きょうはそれに関連をする部分について中心的な質問をしていきたいと思っております。  今、来年度の予算編成をめぐりまして、マイナスシーリング、これは大蔵省は堅持していく、いやそれではならない...全文を見る
○粕谷照美君 文部大臣の御決意はよくわかりましたので、ぜひ憲法、教育基本法にのっとっての、この教科書無償の制度は堅持をしていただきたい、そのために頑張っていただきたいということを要望いたしまして次に移ります。    〔理事田沢智治君退席、委員長着席〕  育英会の三角参考人にお...全文を見る
○粕谷照美君 口頭の指示というのは、どういう指示だったでしょうか。
○粕谷照美君 そうしますと、この具体的な措置は文部省の方針にのっとって育英会が忠実にそれを実行した、こう理解してよろしいですか。
○粕谷照美君 こういうものをやる法的な根拠っていうのは、これは何条でやられるんですか。この事業をやりますね。募集なんかやりますね。この法的な根拠は法律の第何条でやられますか。
○粕谷照美君 それじゃあ文部省どうでしょう。
○粕谷照美君 私もそう思います。第三章業務、第十六条の②「日本育英会ハ主務大臣ノ認可ヲ受ケ前項二掲グル業務ノ外典ノ目的達成上必要ナル業務ヲ行フコトヲ得」、こうあるところだと思います。  それで、その主務大臣の認可を受けたかどうかというところが一つの問題点でありますが、文部省の措...全文を見る
○粕谷照美君 第十六条と第十六条ノ二でやられたと文部省はこう考えていらっしゃるわけですね。  それで参考人にお伺いいたしますけれども、文部省の方針というのは三つあるわけですね、救済措置方針、一、二、三あるんですけれども、先ほど、私は忠実にやったのかとこう聞きましたら、そのように...全文を見る
○粕谷照美君 参考人がそれ知らないで、やりましたというお言葉をいただくのは私は本当に残念だと思うんですけれども。じゃ、文部省の措置方針というのをちゃんとお読みください。
○粕谷照美君 この文教委員会の中でも、一項目についてはどの会派も了解をしているわけです。「現行法に基づき、可及的速やかに募集を開始する」、それで文部省にもやりなさいということを申し入れている、この点についてはいいんです。だから、これだけで私は育英会がやったとするならば何もお聞きす...全文を見る
○粕谷照美君 理事長がそんな詳しい細々したことをおやりになるということはないと思いますから、明確に御答弁いただけないんだと思うんです けれども、理事長名でお出しになったこの文書によれば、きちんともう「推薦内示数」というのがあって、何名とこう――これは育英会の方で書いて相手側に送...全文を見る
○粕谷照美君 この文書ですね。前段に「標記のことについて、昭和五十九年七月二日付育奨総第三十九号で通知しましたように、下記により、とりあえず、前年度の特別貸与奨学生の基準に合致する者を御推薦願います。」と、こうあって、「記」として「推薦対象及び推薦内示数」、ここは特別貸与奨学生で...全文を見る
○粕谷照美君 そこが問題なんですよ。この文教委員会でも、二項は一項を忠実に表現をしていない、こういうことで分かれているわけなんですね。それを育英会としては、現行法に基づいて二項でやっているんだ、二項で実施をしても、これは現行法でやっているんだというふうに理解をされたとするならば、...全文を見る
○粕谷照美君 しかし、結局、育英会に責任がある、文部省にも責任があるけれども育英会に責任があるんだと、こういう今の報告と承ってよろしゅうございますか。
○粕谷照美君 そういたしますと、現行法第二十九条なんですけれども、「左ノ場合に於テハ日本育英会ノ会長、理事長、理事又ハ監事ヲ三万円以下ノ過料ニ処ス」というのがありますね。「一 本法ニ依リ主務大臣ノ認可ヲ受クベキ場合ニ於テ其ノ認可ヲ受ケザルトキ」、「二 本法二規定セサル業務ヲ営ミタ...全文を見る
○粕谷照美君 特殊な条件下だからそれは該当しませんということは、これは私は文部省としてはそんな答弁はすべきではない、こういうふうに思っております。特に十一万八千人のうちの約八割に当たる、あと二割は留保をしていらっしゃるわけですけれども、それを各学校あてに指示をしているわけですね。...全文を見る
○粕谷照美君 そこのところが私はもう全然意見が違う。大体、「特別貸与奨学生の基準に合致する者を御推薦願います。」と、この「基準に該当する者」というのは学力基準それから収入基準、きちんとしているわけでしょう。それでいながら、「記」のところには「一般貸与」と明確に書いてあるわけです。...全文を見る
○粕谷照美君 最終的に、文部省の私はこれは責任であると同時に、やっぱり育英会としても責任をとらなければならないというふうに思います。明確に、文部省の指示の第一項目は、現行法に基づいてやりなさい、こう書いてあるわけですから、そのとおりにやるべきであった、こう考えます。これについては...全文を見る
○粕谷照美君 この人数の割り振りなんですけれどもね。これ何を基準にしてこの内示をされますか。
○粕谷照美君 調整のための人数などは手持ちを持っていらっしゃるわけですか。何かお返しがあった部分を動かすようなことになりますか。また、ある大学に限っては四五%もの奨学生の採用率だとか、ほとんどもうないような学校もあるとか、そういうことはありませんですか。
○粕谷照美君 留保もあり得ることだろうというふうに思いますし、そのときにどういう家庭環境の子供が入ってくるかなんということは想像ができないわけでありますから、そういう操作は私はあり得ると思いますけれどもね。ちょっと私も調べてみたんですけれども、特定の大学に限って異常に採用率が高い...全文を見る
○粕谷照美君 手法を考えるだけではとても追いつかない部分があるんですね。やっぱり量を拡大していかなきゃならないんです。  私もたまたま縁ありまして、甲子園で大活躍をした某高校の野球部のキャプテンが申請をしたんです。ところが、その学校は早い着順に出しちゃうから学校割り当てに入らな...全文を見る
○粕谷照美君 必要があるから先ほどから申し上げているわけでありまして、ぜひ早急にお届けいただきたいと思っております。  それで、学力基準の問題なんですけれども、Aという高校とBという高校と、たくさんある高校の中で学力基準をどのように判定し、どのように正確にその人数の中に割り当て...全文を見る
○粕谷照美君 文部大臣にお伺いしますけれども、中曽根総理が偏差値よりも能力を生かす教育をと、私はこれもう本当大賛成なんですよね。ぜひ、その人の持っている能力を生かすようにしてもらいたいと思います。  今の点数というのは一、二、三、四、五、あるいは学校によりましては十段階の点数評...全文を見る
○粕谷照美君 育英会の出されました「調査時報」の第八十号、これを見ていきますと、本当に成績優秀なのがいっぱいいるんですね。四・六から五・〇、四・一から四・五、三・五から四・〇、これが学力平均で、そういう子供たちの採用のパーセンテージも実によく事細かに分析がされて出ています。私は、...全文を見る
○粕谷照美君 私も、御注意があればって言っても、母子家庭と言うのがいいのか、片親の家庭というふうに言うのがいいのか、それはまたあれですけれども、問題はやっぱり父親、働きの中心である人が亡くなった場合のそういう子供たち、特に父親が亡くなったそういう子供たちに対する言葉だというように...全文を見る
○粕谷照美君 思いますではなくて、私は、そういうことを明確に文章にして周知徹底をするということが非常に重大だというふうに考えておりますので、御配慮をいただきたいと思います。  それで、次に移りますが、文部省にお伺いしますけれども、この奨学金の基準というのは、一体、何を基準にして...全文を見る
○粕谷照美君 私は、額については、それぞれの国の生活水準なんかもありますから、余り興味がないと言っては申しわけないんですが、お伺いしたくもなかったわけですが、例えば井上さんの報告書ね、実に詳しく、私立派な報告書だと思って読んでいるわけですが、アメリカあたりでは「学生生活費の最低限...全文を見る
○粕谷照美君 私は東京都の生活文化局が六月に出しました「「教育に要した費用」の調査結果」というのを見てみました。個人的にもいろいろありますし、統計的にもきちんと出ていますけれども、どうも文部省のおっしゃる学生生活費よりは高いようですね。逆に言うと、文部省の方が低い。その低い統計に...全文を見る
○粕谷照美君 財政が今厳しいことはお互いに認め合っているところであります。しかし、いつまでもこんな財政の状況であるはずはない、いつかは財政を好転させていかなきゃならないし、また、そういう状況が来るものだというふうに考えているわけですけれども、そういたしますと、今の局長の御説明にあ...全文を見る
○粕谷照美君 あるのではないかと。将来のその時代に局長が責任を持てるような位置にいらっしゃるかどうかも含めての問題でありますから、お答えはそういうことしかないだろうというふうに思いますけれども、私は衆議院の、この附帯決議が全会派一致で行われているわけでありますから、国会の意思とし...全文を見る
○粕谷照美君 最後に、我が国の民間奨学事業について質問をいたしますが、この民間奨学事業の実態について御報告をいただけますか。
○粕谷照美君 その調査の中で、民間会社だとか個人、その他というのは、ロータリークラブなんかでしょうけれども、これは減っているんですね。これが伸びない理由というのはどのように分析をされておりますか。
○粕谷照美君 そういうことについてこれからの努力というものを私はとっていただきたいという立場で本会議で質問したのですが、どうもそういうふうには受け取っていただけなかったものですから、これからの研究課題として文部省としては考えていただきたいと思いますけれども、奨学制度をとる公益法人...全文を見る
○粕谷照美君 ちょっと、それはおかしいんじゃないですか。交通遺児だとか、あるいはサラ金で親が逃げていったとか、直接そういう生徒を見ている学校の教師たちが、自分たちの金を出し合ってそういう制度をつくっていこうと、そのことについて、何も、要らないことを一言つけ加える必要ないと思います...全文を見る
○粕谷照美君 最後に、文部大臣にお伺いをいたします。私は、この有利子制の導入が、たとえ人数の拡大に大きく寄与するところがあったとしても、育英奨学事業の本質そのものからは外れているんだという考え方をどうしても捨てることができないわけであります。その意味で、有利子制の導入には反対をい...全文を見る
07月19日第101回国会 参議院 文教委員会 第15号
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○粕谷照美君 四人の先生方、どうもありがとうございます。  奨学金に対する学生及び社会、それはいろいろな層を含めてですけれども、それを受給しながら学校を出たということに対する評価を、どのように皆さんは受け取っていらっしゃるかということであります。  例えば、旺文社の大学紹介、...全文を見る
○粕谷照美君 いえ、数字が載っているということです。
○粕谷照美君 ありがとうございました。  討論を酌み交わす時間がありませんので、じゃ、また質問だけにさせていただきますが。伊藤先生ですけれどもね。今、有利子になったら借りざるを得ない生徒は借りるのではないかというふうにおっしゃいましたけれども、それは相当ありそうな実態かどうか、...全文を見る
○粕谷照美君 女子の問題。
07月20日第101回国会 参議院 災害対策特別委員会 第5号
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○粕谷照美君 先ほどの理事会で、社会党若干の時間のゆとりが出ましたので、その時間帯の質問をいたします。  村田委員の質疑に関連いたしますが、前半の質疑にありましたように、この地震対策緊急整備事業の進捗率、進捗状況、この御報告をいただきました。これは七六%の達成度だというのですが...全文を見る
○粕谷照美君 私が伺いましたのは、達成度が良好であるとか、まあ成績つけるわけじゃありませんけれども、いいのかどうかということなわけですが、困難な質問かもしれませんので、もうちょっとそれでは分析をお伺いしてみます。確かに避難路三八%、昨年は二八%ですから、この一年間に一〇%の伸びが...全文を見る
○粕谷照美君 この地震財特法は六十年の三月三十一日までという時限立法でありまして、有効期限内での地震対策緊急整備事業計画の達成は非常に困難だという判断を私はしております。  一方、東海地震の発生の可能性などを考えてみますと、地域内の住民の生命と財産を守るためには、この法律を延長...全文を見る
○粕谷照美君 長官にお伺いをいたしますけれども、長官もただいま七六%の進捗率だということをお聞きになりまして、私はもっと整備事業を再点検して、強化発展をさせていくということが非常に大事なことだというふうに思っているのですが、局長の御答弁は伺いましたけれども、長官としてはどのように...全文を見る
○粕谷照美君 長官のお言葉をいただいて、私は非常に心強いものを感じたわけでありますが、この中でも特に消防用施設、社会福祉施設、公立小中学校の施設、これについては補助率のかさ上げなどがあるわけでありまして、ぜひその他の点についての見直しも必要だという考え方に立って、委員長にお願いが...全文を見る
○粕谷照美君 終わります。
07月24日第101回国会 参議院 文教委員会 第16号
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○粕谷照美君 先週当委員会で参考人の意見聴取がありました。そのときに立命館大学からおいでになりました参考人の方が資料を私どもに配付してくださったわけですが、その資料の中に、奨学金がどのような点で役立ったか、この質問に対して、一つは経済的な面で、もう一つは精神的な面での回答があるわ...全文を見る
○粕谷照美君 そういたしますと、私は本会議でもこういう質問をしているんですね。「既に九五%の進学率、準義務教育とも普通教育とも言える高等学校の生徒に対する奨学金は、学力基準を廃し、義務教育学校の就学援助制度に準じて、」いわゆる「育英抜き、経済的必要度に応じての奨学金制度とすべきで...全文を見る
○粕谷照美君 今のところ、私の言っているようなところまで文部省が判断を大きく前進をさせていくということは困難だというふうに思いますが、非常に含みのある御答弁と承りまして、今後の世論の動向というものと予算のあり方というものについて注目をしていきたいというふうに考えております。  ...全文を見る
○粕谷照美君 その二千人は、例えば国公立大、私立大、私立短大、この割り振りをどのように考えているかということと、はっきり言いますと、自宅から通学している人は、国公立大だったら二万二千円の二倍、自宅外だったら二万八千円の二倍を支給されると、こういう計算になるのですか。
○粕谷照美君 そうしますと、育英会の資料に、「調査時報」によります、奨学生は一体どのような家計の中から出てきているのかというこの統計にありますように、家庭の年間収入階層欄を見ますと百万円未満という層もあるんですね。一年間に百万円未満の人たちが国立で例えば自宅で七・三%、自宅外で六...全文を見る
○粕谷照美君 今、局長が触れられました医歯薬学系の問題でありますが、医科歯科については三万円のルートと六万円のルートがあるわけですね。七・一%の利息をつける。これは無利子の貸与にプラスしてということになろうかと思いますけれども、もし高等学校からずっと奨学金を受けてきて、医学部へ入...全文を見る
○粕谷照美君 月々六万円の返還でありますから、医科大学を出た人にとっては大したことがないというようにお考えだとしたら、これは私は大変な問題でありまして、医師といえども勤務医というのはそう楽な生活をしているわけではありませんから、大変面倒な難しい返還の状況ではないか、こういうふうに...全文を見る
○粕谷照美君 普通の考え方でいえば、有利子制度は毎年二万人ずつふえていくものだと、こう考えていたわけですけれども、三年目にしてもう短大卒の分をこれ引きます。四年目も引いていきます。六十三年からは大卒ももう四年間終わるから、これも引いていきますということで、二万人ずつふえていくわけ...全文を見る
○粕谷照美君 そういたしますと、総理の答弁を私はこう素面に承りますとね、どんどん返還充当金がふえていきますと、そのことによって大勢奨学生が伸びていきますということだろうというふうに思うんですね。そうしたら、政府貸付金が減るなんということはないということが前提でなければなりません。...全文を見る
○粕谷照美君 そういたしますと、先ほどの本岡質問にもあるように、この利子補給ですね、一年間に百五億円も補給をするとかね、そういう利子補給はきちんとやってもらわなければ今の局長答弁が実現できないと、こういうふうに思うんですね。本岡質問は、そんな利子補給するぐらいだったら、これはもう...全文を見る
○粕谷照美君 それで、最後に文部大臣にお伺いをいたします。  発足当時の貸付学資金の額というのを「育英会三十年史」を見てみました。当時の授業料平均年額、中等学校で五十五円、それに対して中等学校の奨学金が二百四十円なんですね。大学では百二十円の授業料に対して年額で八百円の奨学金が...全文を見る
07月26日第101回国会 参議院 文教委員会 第17号
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○粕谷照美君 私は、討論に先立って、当文教委員会におけるこれまでの審議を通じて、なお奨学制度のあり方や、有利子制度の導入などについて、解明しなければならない基本的な諸問題が数多く残されているにもかかわらず、質疑を打ち切ってしまわれたことに極めて遺憾であることを表明し、以下、日本社...全文を見る
07月31日第101回国会 参議院 内閣委員会 第19号
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○粕谷照美君 文部大臣にお尋ねいたしますけれども、けさほどのニュースで防衛費が七%で大蔵大臣と防衛庁長官との間で決着がついたということがありました。行革審報告も、防衛費は抑制をすること、こういうふうになっているわけです。そのことと関連をいたしまして、例えば米価につきましても一・四...全文を見る
○粕谷照美君 全体的な予算に占める教育費の割合というのが下がっているわけであります。長いこと自民党の文教委員会の実力者として頑張っていらっしゃった文部大臣のこれからの御健闘を私たちは一緒になって応援をしてまいりますので、心からの期待を申し上げたいと思います。  さて、文部大臣、...全文を見る
○粕谷照美君 突然こんな話をして不見識かもしれませんが、私もきょうの質問を一生懸命勉強しているんですけれども、あの時間帯だけはやめまして見ていたんです。そのときに、入場式のときにスタンドの方々が拍手するその音がちゃんと入ってくるんです。何と日本人の選手団に対しては拍手の音が小さい...全文を見る
○粕谷照美君 今の問題は原稿なしでしゃべるわけですから、私どももこういうところで五・九と言ったはずが九・五と言ったりいたしますのでそれは了解できるといたしましても、しかし基本的な人種差別に対する問題なんですから、もう少しきちんとしておいてもらいたかったという感想と同時に、NHKが...全文を見る
○粕谷照美君 その言葉を聞かれたときに、大臣としては何か共感のようなものがあったのでしょうか。それは文部大臣として困るなというふうにお考えになったのでしょうか、どうでしょう。
○粕谷照美君 先生は聖人じゃないんです。だから未熟なんです。その未熟さのゆえに、子供たちとの触れ合いの中で自分自身も向上していくという努力が必要だというふうに思います。そういう努力の姿が見えれば、生徒も親も教師を信頼するであろう。そういう中にいれば、今、文部大臣がおっしゃったよう...全文を見る
○粕谷照美君 そこで、思い出すことがあるわけです。文教委員会で私は質問いたしましたけれども、文教懇の話であります。  この文教懇提言の中にあります、教育基本法や教育に関する特定の見解にとらわれずに論議した。この基本法にとらわれないで論議をしたという部分であります。多分、この懇談...全文を見る
○粕谷照美君 教育基本法そのものに深く論議をしたとか云々とかいうことではないんです。私も見ましたけれども、例えば鈴木健二氏なんかは、義務教育を八年制にする、前に延ばして十年というのじゃないんです。一年減らすということを提言していらっしゃるわけでしょう。そして、六・四・三・三制にし...全文を見る
○粕谷照美君 私は、本人にも今度確かめてみなきゃならないと思っているんですが、この記事によれば、田中美知太郎氏とちゃんとお話をしているわけです。そして、この記事の中には、田中氏は文教懇事務局に対し個人的意見を出していた。なぜ、三人の意見は出していて、この田中さんの意見は出さないの...全文を見る
○粕谷照美君 私があなたに言っているのは、なぜそのように発言を特定の人に限り否定をしたかということです。これはファッショ的なやり方ではないか、少なくとも文化と教育に関する懇談会などという、そういうもののやるべき筋合いでないのではないか、こういうことを聞いているわけです。
○粕谷照美君 しかし、それにしましても非常に不明朗な話であります。こんな不明朗な経過が取りざたされている文教懇の報告などというものは臨教審の参考資料にもならない、私はこういうふうに思いますけれども、文部大臣いかがですか。
○粕谷照美君 そういうことになりますと、私はこれからの委員の任命だとか、あるいは審議のあり方について意見を申し上げなければならないと思います。  それでは、修正案の提案者にお伺いをいたしたいと思いますが、来ておられますか。——答申等の尊重について質問をいたします。  まず、第...全文を見る
○粕谷照美君 失礼しました。  答申等の尊重について伺います。第三条の二項、これには、「内閣総理大臣は、答申等を受けたときは、これを国会に報告するものとする。」と、こうわざわざつけ加えられた理由というものは一体どこにありますか。
○粕谷照美君 今までいろいろな審議会がありまして、答申だとか意見だとかというのは、大体我我国会議員の手に届くよりも、一日早く報道陣の手に届いているわけです。そうして、翌日の新聞あるいはニュースなどにばあっと出るという、こういう形式をとってきております。そのとき、ちょうど国会が開か...全文を見る
○粕谷照美君 御熱意はわかります。お気持ちもよくわかるんですけれども、今、休会中だったらどうするか。例えば九月に出て十二月の通常国会の召集日あたりに御報告いただいても、全く昔の証文みたいな感じになっちゃうんです。私は、そのお気持ちがあるのであれば、答申なんかを説明していただくより...全文を見る
○粕谷照美君 私がどうしてもお聞きしたかったこととはちょっとすれ違っているわけでありますが、そういうのを答弁がお上手と言うのかもしれません。  それでは次に、国会同意人事をめぐって第五条の二項に関連してお伺いをいたします。この法案の委員の任命の基準は「人格識見共に優れた者」と、...全文を見る
○粕谷照美君 私も、そういうふうに思います。国会の意思を委員の任命に反映させるということは非常に大事なことだというふうに考えるんです。  それでは、修正案提案者にお伺いするのはこの同意の手続ですけれども、二十五人一括おやりになるのでしょうか、お一人お一人やられるんでしょうか、あ...全文を見る
○粕谷照美君 私は、一括で行う場合には、今日の国会や政党の現状からいって、ただ多数党とそれに同調する人だけの考えが表決にあらわれるだけであって、それ以上のものは望めないのではないか、こんな危慎を持っております。政党政治の現状が教育を語る審議会にそのまま反映していくのは好ましくない...全文を見る
○粕谷照美君 細目を載せる載せないということもあろうかと思いますが、私は考え方の問題だというふうに思っているんです。審議会制度というものの本来的な機能は何なのか、政党政治との関係はどうあるべきものなのか、なぜ審議会に国会議員や行政官僚が入るのは一般に好ましくないとされてきたのか、...全文を見る
○粕谷照美君 そういたしますと、この「教育基本法の精神にのっとり、」、会長は精神にのっとって取りまとめをいただく、こういう御答弁をされている文部大臣の意図と違う方が随分入ってくるのではないか、許容していらっしゃるような今の提案者のお考えのように私は思います。  はっきり伺います...全文を見る
○粕谷照美君 では、文部大臣にお伺いいたします。  今の御答弁の中でおわかりになったと思いますが、私は、任命されるのは文部大臣の意を受けて総理大臣が任命されるわけでありますが、教育基本法を廃止しなさい、あるいは義務教育は廃止しなさい、明確にこの論文などを出していらっしゃる方がこ...全文を見る
○粕谷照美君 委員が選挙で選ばれる、こういうことだったら私はどんなに超右翼が出ようと、どんなに超左翼が出ようと構わないと思うんです。文部大臣は、教育改革を教育基本法の精神にのっとってやっていこう。こういう任命をする委員がその教育基本法を否定し廃止しようという考え方を事前から明白に...全文を見る
○粕谷照美君 それでは、もっと具体的にお伺いいたします。  「レポート 教育改革 この人に聞く」、これはなかなかいろいろな方々を取り扱っております。  その中で、六月九日、中曽根首相のブレーンと言われ、第二臨調第一、第二部会専門委員として国立大学の授業料引き上げ、育英奨学金の...全文を見る
○粕谷照美君 それで一つ明確になりました。  委員は、この修正案を見る限りにおいては特別公務員になるわけです。公務員というのは当然、憲法を守っていかなきゃいけない。公務員はいつも誓約書を入れるわけです。そういう意味からは、教育基本法は絶対に尊重していただかなければならないという...全文を見る
○粕谷照美君 参与はいかがですか。
○粕谷照美君 そうしますと、同じ答弁であっても若干のニュアンスの違いがあります。顧問はどうも置く方向に、許可範囲に入っているような感じ、参与は明確に要らないだろう、こういう感じがいたしますが、何も二十五人も大勢の人たちがいるのに今さら顧問なんというのは必要ないのじゃないか、こうい...全文を見る
○粕谷照美君 それでは、専門委員はどうですか。
○粕谷照美君 専門委員は百条及び百九条は適用される、こういうお答えだと思いますが、顧問についてはどのようになりますか。
○粕谷照美君 文部省。
○粕谷照美君 そうすると、この顧問は守秘義務はない、知り得たことは何をしゃべっても結構だ、こういうことになりますね。
○粕谷照美君 それでは、修正案提案者にお伺いいたしますが、特別職たる委員が第五条第六項、「職務上知ることのできた秘密を漏らしてはならない。その職を退いた後も同様とする。」という項目に違反をした場合、第五条の職務上の義務違反によって罷免をされる、こう解釈をしてよろしいですか。
○粕谷照美君 そうすると、おかしいですね。正規に総理大臣から任命をされた臨教審の委員は、守秘義務に反するとこの委員を罷免される、それで終わり。ところが、この専門委員の方は、刑事罰が科されるわけです。どちらが重いとか上だとかということはないと思いますけれども、委員には罷免で、なぜ専...全文を見る
○粕谷照美君 確かに、三十年以降、各種審議会との横並びの関係でそのような法律をつくられたかもしれません。しかし、私も立法の関係の方々に何人がお伺いをしたわけですけれども、このような立法上の不整合なんというのはおかしいことだというふうに言うんです。法制局、どうですか。
○粕谷照美君 そこが不思議なんです。理解がいかないんです。なぜ委員は秘密を漏らしたときにはやめさせるだけで終わって、同じ教育改革の審議を預かる、実質的には専門の分野で大活躍をされるその専門委員は刑事罰が科されるんですか。これは法的には何でもないんですか、こういうことは。文部大臣、...全文を見る
○粕谷照美君 これは、私どうしても納得がいかないんです、委員長として統一性を求めていただきたいと思いますけれども。これは議員が出してきたのだから政府は知りませんよというような態度じゃないですか。
○粕谷照美君 それはおかしい、人ごとのようなことを言っているから。議会が修正してきたのだからという感じじゃないですか。
○粕谷照美君 それでは、この点についてはどうしても納得がいきませんので、質問は保留をしておきます。  これについて修正案提案者にお伺いいたしますけれども、この教育改革の審議に当たって秘密を漏らしちゃならないといいますけれども、秘密事項というのは教育改革を審議するに当たってあるの...全文を見る
○粕谷照美君 その程度のことは私は秘密なんということにならないと思う。文部大臣、どうですか。教育審議に当たって、教育改革を審議しようというときに当たって、文部大臣がこの人こそは人格、識見ともにすぐれた方だと任命される方々がそんな秘密を漏えいするなんということ考えられますか、西山事...全文を見る
○粕谷照美君 秘密がないのにわざわざこんな言葉を入れることもないというふうに思うんですけれども、どうもこの法案は何かおかしいですね。  ところで、この任期中にもし秘密を漏らした、罷免しなければならないというような場合には、当然、本人はどこかの場所で弁明なり、その理由の説明などを...全文を見る
○粕谷照美君 だから、必要があるのではないかと言っているわけです。専門委員はそれは認められるわけですね、刑事罰も食わされるわけですけれども。委員はそれがないわけで、その理由を説明してもらう権利、本人の弁明をする権利、これは与えられると思いますが、提案者いかがですか。そんなようなこ...全文を見る
○粕谷照美君 私もそうだというふうに思います、本当に人格、識見すぐれた方なんですから。しかし、それにしても、あり得ることがあるから法律をわざわざ入れられたわけですね。そしたら、もしその法律によって罷免をされたというような場合には、当然、本人の弁明なり、そういう理由を聞くというよう...全文を見る
○粕谷照美君 罷免というのは一方的に首を切るということではないんですか。本人が嫌だと言えば、これは大丈夫なんですか。
○粕谷照美君 そうすると、議会の同意を得てということであれば、議会に対して本人の立場を説明する、そういうチャンスは与えられるわけですね。我々同意しようにも反対しようにも、おっしゃることがわからなければ、議事録も公開しませんわ、会長の一方的発表だけでその人が罷免されて当たり前ですな...全文を見る
○粕谷照美君 これは大変な問題だというふうに思うのです。罷免をされまして黙ってやめていかなければならないなどという、そんなことでは私は人権侵害だというふうに思うんです。この点については、それでは質問を保留いたしまして、後ほど明確な御回答をいただくようにお願いしておきます。  そ...全文を見る
○粕谷照美君 私は、その矛盾をしないというのがどうしてもわからないんです。臨教審の答申が臨調基本答申の打ち出したものと相反するという部分があることもあると思うんです、これは想像でしかありませんけれども。そうした場合に、今の官房長官のお話によれば、お金のことばかりではないと思います...全文を見る
○粕谷照美君 時間が参りましたので私はこれで質問を終わりますが、確かに今、官房長官がおっしゃったように、行革審の七月二十五日の報告書などを見てみますと、七月二日、七月九日と出された各小委員会のよりは微妙な言葉の違いがあるわけです。例えば第五次義務教育諸学校学級編制、いわゆる四十人...全文を見る
07月31日第101回国会 参議院 文教委員会 第18号
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○委員以外の議員(粕谷照美君) ただいま議題となりました女子教職員の出産に際しての補助教職員の確保に関する法律の一部を改正する法律案について、その提案の理由と内容の概要を御説明申し上げます。  学校教育がその目的を達成するためには、児童・生徒の教科・生活指導のほか、財務・会計、...全文を見る
08月01日第101回国会 参議院 内閣委員会,文教委員会,社会労働委員会連合審査会 第1号
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○粕谷照美君 ちょっと関連して。  私は、二、三日前にテレビを見ていましたら、アメリカのケニー少年のことが出ていました。ちょうどここから下がないんですね。本当おなかまでしか体がない。上半身しかないんです。その子がもう手で歩くんですよ。手だけでちゃんといろいろな体操もやるし、バス...全文を見る
08月08日第101回国会 参議院 環境特別委員会 第13号
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○委員長(粕谷照美君) 一言ごあいさつを申し上げます。  ただいま委員各位の御推挙によりまして委員長の大任を仰せつかりました粕谷照美でございます。  当委員会に課せられた任務はまことに重大でございます。委員各位の御協力をいただきまして任務を遂行してまいりたいと存じます。  ...全文を見る
○委員長(粕谷照美君) 次に、継続調査要求に関する件についてお諮りいたします。  公害及び環境保全対策樹立に関する調査につきましては、閉会中もなお調査を継続することとし、本件の継続調査要求書を議長に提出いたしたいと存じますが、御異議ございませんか。    〔「異議なし」と呼ぶ...全文を見る
○委員長(粕谷照美君) 御異議ないと認め、さよう決定いたします。  なお、要求書の作成につきましては委員長に御一任いただきたいと存じますが、御異議ございませんか。    〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○委員長(粕谷照美君) 御異議ないと認め、さよう決定いたします。     —————————————
○委員長(粕谷照美君) 次に、委員派遣承認要求に関する件についてお諮りいたします。  公害及び環境保全対策樹立に関する調査のため、閉会中に委員派遣を行いたいと存じますが、御異議ございませんか。    〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○委員長(粕谷照美君) 御異議ないと認めます。  つきましては、派遣委員、派遣地、派遣期間等の決定は、これを委員長に御一任願いたいと存じますが、御異議ございませんか。    〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○委員長(粕谷照美君) 御異議ないと認め、さよう決定いたします。  本日はこれにて散会いたします。   午前十時五十分散会  
11月07日第101回国会 参議院 環境特別委員会 閉会後第1号
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○委員長(粕谷照美君) ただいまから環境特別委員会を開会いたします。  まず、委員の異動について御報告いたします。  去る一日、石本茂君が委員を辞任され、その補欠として上田稔君が選任されました。     ―――――――――――――
○委員長(粕谷照美君) この際、石本環境庁長官から発言を求められておりますので、これを許します。石本環境庁長官。
○委員長(粕谷照美君) 次に、中馬環境政務次官から発言を求められておりますので、これを許します。中馬環境政務次官。
○委員長(粕谷照美君) 次に、先般当委員会が行いました委員派遣につきまして、派遣委員の報告を聴取いたします。丸谷金保君。
○委員長(粕谷照美君) 以上で派遣委員の報告は終了いたしました。     ―――――――――――――
○委員長(粕谷照美君) 公害及び環境保全対策樹立に関する調査を議題といたします。     ―――――――――――――
○委員長(粕谷照美君) まず、参考人の出席要求に関する件についてお諮りいたします。  公害及び環境保全対策樹立に関する調査のため、本日の委員会に参考人として国民金融公庫総裁田中敬君並びに環境衛生金融公庫理事長加藤威二君の出席を求めることに御異議ございませんか。   (「異議な...全文を見る
○委員長(粕谷照美君) 御異議ないと認め、さよう決定いたします。     ―――――――――――――
○委員長(粕谷照美君) 次に、環境影響評価の実施について、窒素及び燐に係る排水基準の設定について、トリクロロエチレン等の排出に係る暫定指導指針の設定について政府から順次報告を聴取いたします。
○委員長(粕谷照美君) 以上で報告の聴取は終わりました。  それでは、ただいまの報告も含めて公害及び環境保全対策の全般について質疑を行います。  質疑のある方は順次御発言願います。
○委員長(粕谷照美君) 参考人の方、どうも御苦さまでございました。
○委員長(粕谷照美君) 黒川課長、よろしいですか。
○委員長(粕谷照美君) 速記をとめて。    〔速記中止〕
○委員長(粕谷照美君) 速記を起こしてください。
○委員長(粕谷照美君) 本調査に対する本日の質疑はこの程度にとどめます。  本日はこれにて散会いたします。    午後五時散会
12月01日第102回国会 参議院 環境特別委員会 第1号
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○委員長(粕谷照美君) 一言ごあいさつを申し上げます。  前国会に引き続きまして委員長に選任されました。委員各位の御協力をいただきましてその任務を遂行していきたいと存じます。よろしくお願いいたします。(拍手)     ─────────────
○委員長(粕谷照美君) それでは、引き続きまして理事の選任を行います。  本委員会の理事の数は四名でございます。  理事の選任につきましては、先例により、委員長の指名に御一任願いたいと存じますが、御異議ございませんか。    〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○委員長(粕谷照美君) 御異議ないと認めます。  それでは、理事に山東昭子君、原文兵衛君、丸谷金保君、飯田忠雄君を指名いたします。     ─────────────
○委員長(粕谷照美君) 次に、委員派遣に関する件についてお諮りいたします。  いわゆる自然休会中の委員派遣につきましては、その取り扱いを委員長に御一任願いたいと存じますが、御異議ございませんか。    〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○委員長(粕谷照美君) 御異議ないと認め、さよう取り計らいます。  本日はこれにて散会いたします。    午前十時十六分散会