粕谷照美

かすやてるみ



当選回数回

粕谷照美の1985年の発言一覧

開催日 会議名 発言
03月08日第102回国会 参議院 環境特別委員会 第2号
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○委員長(粕谷照美君) ただいまから環境特別委員会を開会いたします。  議事に先立ちまして、一言申し上げます。  皆様既に御承知のことと存じますが、本委員会の委員でありました美濃部亮吉君は、昨年十二月二十四日、御自宅で心筋梗塞のため急逝されました。本委員会における同君の御功績...全文を見る
○委員長(粕谷照美君) 黙祷を終わります。御着席を願います。     ─────────────
○委員長(粕谷照美君) 次に、委員の異動について御報告いたします。  ただいま申し上げましたとおり、美濃部亮吉君が逝去されましたのに伴い委員一名が欠員となっておりましたが、昨年十二月二十四日、その補欠として木本平八郎君が選任されました。  また、本日、丸谷金保君並びに寺田熊雄...全文を見る
○委員長(粕谷照美君) 次に、先般、当委員会が行いました委員派遣につきまして、派遣委員の報告を聴取いたします。原文兵衛君。
○委員長(粕谷照美君) ただいま原君から発言のありました要望書等の取り扱いについてお諮りいたします。  自然保護団体から寄せられました要望書等は本日の会議録の末尾に掲載いたしたいと存じますが、御異議ございませんか。    〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○委員長(粕谷照美君) 御異議ないと認め、さよう取り計らいます。  以上で派遣委員の報告は終了いたします。     ─────────────
○委員長(粕谷照美君) 公害及び環境保全対策樹立に関する調査を議題といたします。  公害対策及び環境保全の基本施策について、石本環境庁長官から所信を聴取いたします。石本環境庁長官。
○委員長(粕谷照美君) 次に、昭和六十年度環境庁関係予算及び昭和六十年度各省庁の環境保全関係予算について順次説明を聴取いたします。岡崎官房長。
○委員長(粕谷照美君) 次に、山崎企画調整局長。
○委員長(粕谷照美君) 次に、公害等調整委員会の事務の概要等について説明を聴取いたします。大塚公害等調整委員会委員長。
○委員長(粕谷照美君) 以上で所信及び説明の聴取を終わります。  本件に対する質疑は後日に譲ることとし、本日はこれにて散会いたします。    午後一時三十三分散会
03月27日第102回国会 参議院 環境特別委員会 第3号
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○委員長(粕谷照美君) ただいまから環境特別委員会を開会いたします。  委員の異動について御報告いたします。  去る九日、佐藤三吾君並びに久保亘君が、昨二十六日、中村鋭一君が委員を辞任され、その補欠として丸谷金保君、寺田熊雄君、抜山映子君がそれぞれ選任されました。  また、...全文を見る
○委員長(粕谷照美君) 理事の補欠選任についてお諮りいたします。  委員の異動に伴い現在理事が一名欠員となっておりますので、その補欠選任を行いたいと存じます。  理事の選任につきましては、先例により、委員長の指名に御一任願いたいと存じますが、御異議ございませんか。    〔...全文を見る
○委員長(粕谷照美君) 御異議ないと認めます。  それでは、理事に丸谷金保君を指名いたします。     ─────────────
○委員長(粕谷照美君) 公害健康被害補償法の一部を改正する法律案を議題といたします。  まず、政府から趣旨説明を聴取いたします。石本環境庁長官。
○委員長(粕谷照美君) これより質疑に入ります。  質疑のある方は順次御発言を願います。
○委員長(粕谷照美君) 他に御発言もなければ、本案に対する質疑は終局したものと認めて御異議ございませんか。    〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○委員長(粕谷照美君) 御異議ないと認めます。  本案の修正について近藤君から発言を求められておりますので、この際、これを許します。近藤君。
○委員長(粕谷照美君) それでは、ただいまの修正案に対し、質疑のある方は順次御発言を願います。――別に御発言もないようですから、直ちに討論に入ります。討論は原案及び修正案を一括して行います。  御意見のある方は賛否を明らかにしてお述べ願います。――別に御発言もないようですから、...全文を見る
○委員長(粕谷照美君) 少数と認めます。よって、近藤君提案の修正案は否決されました。  それでは次に、原案全部の採決を行います。  本案に賛成の方の挙手を願います。    〔賛成者挙手〕
○委員長(粕谷照美君) 多数と認めまます。よって、本案は多数をもって原案どおり可決すべきものと決定いたしました。  丸谷君から発言を求められておりますので、これを許します。丸谷君。
○委員長(粕谷照美君) ただいま丸谷君から提出されました附帯決議案を議題とし、採決を行います。  本附帯決議案に賛成の方の挙手を願います。    〔賛成者挙手〕
○委員長(粕谷照美君) 全会一致と認めます。よって、丸谷君提出の附帯決議案は全会一致をもって本委員会の決議とすることに決定いたしました。  ただいまの決議に対し、石本環境庁長官から発言を求められておりますので、この際、これを許します。石本環境庁長官。
○委員長(粕谷照美君) なお、審査報告書の作成につきましては、これを委員長に御一任願いたいと存じますが、御異議ございませんか。    〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○委員長(粕谷照美君) 御異議ないと認め、さよう決定いたします。  本日はこれにて散会いたします。    午後五時四十二分散会
03月28日第102回国会 参議院 文教委員会 第3号
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○粕谷照美君 幅広いそして奥深いものを持った文教行政について文部大臣が実に簡潔な所信表明を発表されました。その簡潔な所信表明の中に五十三語でありますけれども、婦人問題についても触れられております。非常に期待するところが大きいわけでありますけれども、大臣の触れられた問題は、「本年は...全文を見る
○粕谷照美君 今の大臣のお考えは、学習する条件をつくっていきたい、そしていずれ女性が社会で活躍する力をつけたいと、こういう考えだと思います。私はそのことは賛成なんです。しかし、もう少し具体的に婦人の地位を向上させるということはどういうことなのかということに関しては、例えば今学校現...全文を見る
○粕谷照美君 文部省は審議会にどの程度女性を入れておりますか。非常に成績のいい審議会というのはどのくらいありますか。
○粕谷照美君 事前にそういう細かいことを通告しておきませんでしたので、資料をお出しになる間、私は別の質問をしたいというふうに思います。  文教委員会で去年だったか、おととしでしたか、調査に行きましたときに、香川、徳島——四国行ったんですけれども、そのときに、こんなところでも非常...全文を見る
○粕谷照美君 しかし、一〇%になってないわけなんですね。一割にも達していないというところに私は、文部大臣がおっしゃった言葉を具体的に事務局の方で実践をするという姿勢がないということを批判をしたいと思います。  さて、今文部大臣が婦人教師が増大しているけれども、立派にやっていると...全文を見る
○粕谷照美君 わきで、結婚式のあいさつみたいだというお話もあったんですけれども、非常にユニークな御回答をいただいておりますが、このごろ本当に家庭が、いろいろな家庭がありましてね。何も両親そろっている家庭の子ばかりじゃなくて、片親の子もおりますし、親を亡くした子供もおりますし、家庭...全文を見る
○粕谷照美君 この検討会議をつくったというその経緯は、文部省がやりたくてやりたくてつくったのじゃないですね。外務省の方から、何とかしなければ差別撤廃条約批准できませんよと、その批准できない条件の一つに、女のみ高等学校において家庭科を習わせるという、このことがひっかかりますよと言わ...全文を見る
○粕谷照美君 局長、私はずらっと歴史的に文部省にこの問題の交渉にも行っているわけでありましてね。その時代の文部省の姿勢というのは実にかたくて、本当に硬直して、このままでよろしいんだ、家庭科はもう女子教育のためにどうしても必修させなければならないんだ、男子に必修は必要ないんだという...全文を見る
○粕谷照美君 現実にあるということを教えるということはこれは大事なことであります。そして、歴史的なことも教えるということは非常に大事なことでありますけれども、条約そのものは「定型化された概念の撤廃。」と明確に入っているわけです。だから目標は、撤廃をするという方向で結論をつけなけれ...全文を見る
○粕谷照美君 どうも私の質問がまずいんでしょうか、答えがどうしてもぴたっとこないんですよ。「定型化された概念の撤廃。」、男は仕事、女は家庭、こういうことだとか、男は管理職、女はひら、働きバチ、そういう、何というんですか、概念を撤廃するということが基本にならなければならないと思うん...全文を見る
○粕谷照美君 そうしますと、その臨教審の動向を見ながらと、こう言われますけれども、臨教審が動かなかったらどうされますか。動かなかったら、三年後ぐらいのときに動いたというようなときにはここ一年ぐらいの間に発足させるということはできませんですね。臨教審が動かなくても動かしますか、どの...全文を見る
○粕谷照美君 国際的な条約批准の条件のわけですから、ぜひ早急にこの問題は発足をさせていただきたいと要望いたします。  それで、教育課程審議会が開かれても、学習指導要領改正などというまでの間は結構手続もあるわけですが、この辺の見通しはどのくらいかかりますでしょう。
○粕谷照美君 この教育課程審議会のメンバーですね、女性が随分入っているのではないかと思いますが、どうでしょう。何人ぐらい入っています。
○粕谷照美君 六十人のうちに四人なんですか。男女共学だというときに男社会で教育をやっていきましょうという文部省の姿勢が私は本当によく見えるなと思います。しかし、これ直していくんですから期待してるんですよ。先ほど文部大臣が、いろんな意見を言う人が審議会の中に入ると議論が沸いてよろし...全文を見る
○粕谷照美君 女性の問題を含めて私は申し上げたつもりでありますけれども、その中に十分私の質問の意図は含まれているというように解釈をいたしまして、次に進めます。  現行の枠内でも男女共学、共修を進めているという人たちもいるわけですが、今そんなことは好ましくないという圧力が上の方か...全文を見る
○粕谷照美君 私は、そういう条件整備を文部省からやっぱり積極的に指導してほしい、こういうふうに考えているところであります。  最後にあと二点お伺いをいたします。  一つは、スポーツ担当の文部大臣でありますね。本年は大学スポーツの祭典であるユニバーシアード大会の開催を予定してい...全文を見る
○粕谷照美君 私もぜひ、国際青年年を記念して開かれますこのユニバーシアード大会でありますので、成功させていただきたい、いかなければならないというふうに考えておりますが、このユニバーシアード大会を前にいたしまして、柔道界の一本化をということで山下選手らが要望書を出しておりますね。大...全文を見る
○粕谷照美君 東京地裁に提訴しているんじゃないんですか、これは。
○粕谷照美君 柔道界が一本化されなくても、ユニバーシアード大会に選手として出られる人たちは支障なく、どの連盟に入っているということにかかわらず選考されるし、出席できるということでありますが、国際的な試合をやりましょう、スポーツの祭典をやりましょうというときに、国内の問題でがたがた...全文を見る
○粕谷照美君 あと、幼稚園の問題について、あるいは保育園と幼稚園の問題、それから期限が来ます学法志向園の問題について質問しようと思いましたが、三分ぐらいしかありませんので、予算の委嘱審査のときにやることにいたしまして、終わりたいと思います。
03月29日第102回国会 参議院 環境特別委員会 第4号
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○委員長(粕谷照美君) ただいまから環境特別委員会を開会いたします。  委員の異動について御報告いたします。  去る二十七日、抜山映子君が、昨二十八日、高木健太郎君が委員を辞任され、その補欠として中村鋭一君並びに高桑栄松君がそれぞれ選任されました。     ────────...全文を見る
○委員長(粕谷照美君) 公害及び環境保全対策樹立に関する調査を議題とし、公害対策及び環境保全の基本施策に関する件について質疑を行います。  質疑のある方は順次御発言を願います。
○委員長(粕谷照美君) 本調査に対する質疑は以上で終了いたしました。  本日はこれにて散会いたします。    午後四時五十一分散会
03月29日第102回国会 参議院 本会議 第10号
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○粕谷照美君 ただいま議題となりました公害健康被害補償法の一部を改正する法律案について、環境特別委員会における審査の経過と結果を御報告いたします。  本法律案は、大気汚染の影響による健康被害に対する補償給付の支給等に要する費用のうち自動車に係る負担分について、自動車重量税の収入...全文を見る
04月02日第102回国会 参議院 文教委員会 第4号
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○粕谷照美君 文部省が出しました昭和六十年度予算額(案)主要事項別表というものを私は見ました。その中で五ページに義務教育諸学校教職員の定数改善等という題目のもとに幾つかの説明事項があります。その最後のところですけれども、国庫負担対象品目のうち旅費については、「昭和六十年度から国庫...全文を見る
○粕谷照美君 最大限の努力をしていくというその決意はよろしいのですけれども、大蔵省がこの教材費で一つの突破口を開いていった。だから事務職員、栄養職員、ここにもまたこの次突破口が開かれるんではないかという、この心配はないと理解してよろしゅうございますか。
○粕谷照美君 大臣の御決意を伺いまして私は非常に意を強くするわけですけれども、ぜひ頑張り抜いていただきたいと思います。  きょうは先ほどから大臣のおっしゃいました教材費が教育水準の向上のために非常に大きな力を発揮をしたということを中心にしながら質問をしていきます。  第二次の...全文を見る
○粕谷照美君 私は前の議事録を読んでみましたら、その前には理想とする高い水準を決めて完備を図ると、こういうふうに御答弁があったように思いましたが、間違っていましたでしょうか。
○粕谷照美君 その標準的に必要とされるという水準ですね、それを目標にして立てられた五十三年度からの国庫負担の実績を御報告いただきたいと思います。
○粕谷照美君 数字はお持ちでございませんか。
○粕谷照美君 それでは、十カ年計画があったと思いますけれども、その十カ年計画の総額はどのくらいだったでしょうか。
○粕谷照美君 それでわかりました。数字的にやっていけば五〇・三%というのが出てくるわけですね。  私は、この十カ年計画でここまで長い年月かけて五〇・三%しか伸びていないという、こういう達成率というのは教育水準向上のためには極めて低い数字だというふうに思いますけれども、その伸びな...全文を見る
○粕谷照美君 若干なんてものじゃないですよね。五十六年から五十七年なんていうのは約二十億近くでしょう。大変な額ですよ。一〇%ずつというのはあったとしても、非常に大きな額が削減をされているわけです。ただそれだけなんでしょうかね。財政措置だけでそういうふうになったと理解をしていらっし...全文を見る
○粕谷照美君 伸びていくという予想のもとに計画を立てた、それが減らされたから非常に達成率が低くなった、こういう理解でよろしいわけですね。これ非常に残念なことでありますけれども、そういう計画途上で、極めて低いしかも達成率で、この教材費を義務教育費国庫負担金の対象から除外するというの...全文を見る
○粕谷照美君 いろいろな私も資料を読んでみたのですが、どなたが言ったというわけでもありませんけれども、文部省の方ではこういう見方をしている人もいるという言葉が載っておりました。それは一般交付税としておりていくことで、逆を言えばプラスの面もあるのだ。こんな見方ができるんでしょうか。...全文を見る
○粕谷照美君 文部大臣がおっしゃるとおりだと非常に明るい展望が出てきたというふうに考えられますが、このお金はひもつきではないんですよね。ひもつきではないのですから、地方自治体の首長のさじかげんで、何というのですかね、しわ寄せをされるというおそれがないでしょうか。よく予算委員会で前...全文を見る
○粕谷照美君 定着をしているというふうにおっしゃいますけれども、地方自治体の財力によってアンバランスが生ずるんではないだろうか。このおそれは私はどうしても消し去ることはできません。それでは、この水準維持に具体的にどういうような措置をとっていったらよろしいか。いかがですか。
○粕谷照美君 私は、そういうことはないとおっしゃって、ああそうですかというわけにはいかないんですけれども、そんなことを、じゃこれからとにかく点検をしていかなければならないというふうに思うわけですね。それで、そういう点検をしていくためには、当該の市町村レベルでの教育費基準財政需要額...全文を見る
○粕谷照美君 その積算をしていくということは、今回は十分にとれたと、今後もそのことを維持をしていくという御決意でいらっしゃると思いますけれども、大臣いかがですか。
○粕谷照美君 文部省にお願いをしたいのは、ことしのこの六十年度の地方自治体の予算編成で教育費減額の心配が私はあるというふうに思っておりますけれども、後で調査をして出していただけますでしょうか、教材費。
○粕谷照美君 今、声がありましたけれども、そういうことになりますと文部省としては、これは教材費は十分に保障されているはずだという前提で、今後の対処が行われていくのではないかというふうに思うわけです。三千幾つの地方自治体を全部調査をするのは大変かもしれませんけれども、ピックアップし...全文を見る
○粕谷照美君 最後に、この義務教育国庫負担法の中の教材費が除外されたものが補助金一括法案という形で提案をされているわけですね。文教委員会の中で本格的な義務教育国庫負担法についての議論もないままに変更されていくということについて文部大臣はどのようにお考えになりますか。
○粕谷照美君 それでは義務教育の水準を落とさないために、今後も教材費の充実について努力をしていただくということを要請をいたしまして、次に幼稚園問題に触れていきたいと思います。  文部大臣、随分幼稚園も見学されたり、経営者やお母さん方とお会いしたりして、何かいろいろなお話を心にと...全文を見る
○粕谷照美君 私どもが、予算の問題で文部大臣に、お部屋に伺ったときに大臣はこういうことをおっしゃいましたね。幼稚園の先生方が今の子供たちは小人数しかいない家庭に育っている、それも一人だとか二人だとか、そういう意味で家庭における教育機能というものは非常に兄弟で切磋琢磨していくという...全文を見る
○粕谷照美君 それほどの条件整備をして学校法人化をしてもらいたい、こう願っていたわけですけれども、昭和五十一年度に志向園になりまして、五年たって志向園になることができなくて、さらに三年延長してもらって、まだ志向園になれない園もあるというふうに思います。そういうものの数字というもの...全文を見る
○粕谷照美君 五十二年、五十三年にも三百幾つぐらいありましたね。それも詳しく報告していただきたい。
○粕谷照美君 三年延長の法律はその後も補助金が出ますよという園もあるわけですね。三年延長の法律は五十一、五十二、五十三、五十四だけに限られて、その後志向園になったものは五年間は出しますよと、こういうふうに理解してよろしいわけですか。
○粕谷照美君 延長の恩典は受けないけれども、五年間の何というんですか、学法志向園のその恩典はあるわけですね。
○粕谷照美君 そうすると、ことしの三月三十一日で三年、二年、一年の延長の恩典は打ち切られる。四月一日からはそれはもうなくなったと。なくなったということはそれを受けてなおかつ学法にならなかった園にしてみれば、非常に大きな収入という意味では影響があるわけでね、それが子供たちの保育料に...全文を見る
○粕谷照美君 もう助成をしないということでありますが、私が伺ったのは、保育料にはね返ってくるんじゃないかと。その辺はもう文部省はことしでもう終わりですよ、終わりですよという指導をしてきているわけなんですから、情勢なんかもつかんでいるというふうに思いますのでさっき質問をしたんです。...全文を見る
○粕谷照美君 大臣にお伺いしたいと思いますが、八年間、七年間、六年間なり志向園として経常費補助をもらっている、もらってきた。そして期限が切れてもなおかつこの四月一日で法人化をしなかったという園があるわけですけれども、最初から法人化になることをあきらめて、条件的にうちは難しいなと思...全文を見る
○粕谷照美君 これ、初めから文教委員会でも随分議論のあったところでございまして、もらえるものはもらっておけばいいじゃないかというような園があったとするならば非常に問題であるというふるに考えるわけです。したがいまして、経常費、経費に使ってしまってもう給与費になっちゃってないんですと...全文を見る
○粕谷照美君 その都道府県なんですけれども、随分文部省としては基準をもうこれ以上緩和しないと、こういうふうにおっしゃっているけれども、もう都道府県独自でいろいろな設置条件を緩和しておりますね。どんなことをつかんでおられますか。
○粕谷照美君 そうしますと、先ほどからお話がありましたように、純粋一〇二条園ですね、これは今後も残っていくということになろうかというふうに思いますね。この一〇二条園は将来は教育基本法六条とか学校教育法、私立学校法のこういう趣旨に沿うような形で学校法人化していくのが望ましいという基...全文を見る
○粕谷照美君 それでは今度は、幼稚園教育だけじゃなくて、幼稚園と保育園の問題についてお伺いをしたいと思います。  九十六国会で、私立学校振興助成法の一部を改正する法案を審議のときに、いわゆる三年延長ですね、そのときに、提案者の西岡武夫さんが、この延長する三年間に我が国の幼児教育...全文を見る
○粕谷照美君 臨教審は三十一世紀の教育を考える、こういうことになっているわけです。ぜひその中に、できましたプロジェクトの中に、文部省も余り幼稚園、幼稚園というような枠をはめた形ではなくて、二十一世紀の子供たちの保育について――あるいは保育という言葉はただお守りをするという言葉では...全文を見る
○粕谷照美君 私の調査では、大体保育園には二万二千カ所で百八十五万人の子供たちが入っているわけですけれども、三千億円で、文部省は約その八分の一だというんですね。そういうところから、予算そのものから非常な警戒心を抱くというところがあるんじゃないかと思いますけれども、私はそういう問題...全文を見る
○粕谷照美君 では次に、専修学校の問題に関連して伺います。  臨教審の審議の中で、高等専修学校の修了者に大学入学資格を与えるようにしたり、専修学校の専門課程を高等教育機関として位置づけるべきだなどという考え方が出されているようであります、結論が出たというわけではありませんけれど...全文を見る
○粕谷照美君 時間の関係で、それについては後でまた文教委員会のときに詰めることにいたしまして、具体的な問題についてちょっと考え方を伺っておきたいと思います。  今、専修学校だとか各種学校が整理統合をされているわけですね。各種学校や専修学校の運命かもしれませんけれども、生徒がいな...全文を見る
○粕谷照美君 私はその先生の辞令をこう見たんですけどね、担当学科というのがあるんですよ、器楽、音楽Ⅱ、賛美歌。そして報酬月額十五万七千三百円。期間は五十六年四月一日から七年の三日三十一日までなんです。そして毎週の授業時間数というところだけがなぜか数字が入っていないんですね。そうい...全文を見る
○粕谷照美君 その観点に立ちましての今回の予算提案だというふうに思いますが、昭和六十八年をピークにして十八歳人口問題、先ほど安永委員からもありましたけれども、出てくる。なかなか国公立の大学がふえない、私学でもそうそうふやすことはできない、そうすると専修学校の受け入れ態勢というもの...全文を見る
○粕谷照美君 先ほど話をしました彰栄学園の労働組合の人たちが自分のところの問題を文部省交渉に来た、ところが文部省としては直接の指導ではないから私どもとしては一般的なことしかお話が、回答ができません、それは当然だというふうに思うんですね。それでこの人たちは最終的に困まってしまってど...全文を見る
○粕谷照美君 教育の自由化に関連して学校設立の自由化ですね、これと私非常に関連が深いような感じがして、臨教審の学校設立の自由化というものを注意をしているわけなんです。それとあわせまして、この高等課程を卒業した子供たちに大学入試の資格を与えなさいということは、専修学校の高等課程を高...全文を見る
○粕谷照美君 終わります。
04月03日第102回国会 参議院 環境特別委員会 第5号
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○委員長(粕谷照美君) ただいまから環境特別委員会を開会いたします。  去る三月二十九日、予算委員会から、四月三日の午後三時から四月四日の正午までの間、昭和六十年度一般会計予算、同特別会計予算、同政府関係機関予算中、総理府所管のうち、公害等調整委員会及び環境庁について審査の委嘱...全文を見る
○委員長(粕谷照美君) 運輸省いいですか。
○委員長(粕谷照美君) 本件に対する本日の質疑はこの程度にとどめ、本日はこれにて散会いたします。    午後五時十一分散会
04月04日第102回国会 参議院 環境特別委員会 第6号
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○委員長(粕谷照美君) ただいまから環境特別委員会を開会いたします。  昨日に引き続き、予算委員会から審査を委嘱されました昭和六十年度一般会計予算、同特別会計予算、同政府関係機関予算中、総理府所管のうち公害等調整委員会及び環境庁を議題とし、質疑を行います。  質疑のある方は順...全文を見る
○委員長(粕谷照美君) 時間がありませんので、簡単に答弁を。
○委員長(粕谷照美君) 恐縮ですけれども、その数字的なものについては後で……
○委員長(粕谷照美君) 時間が来ておりますので、御答弁は簡単にお願いします。
○委員長(粕谷照美君) 以上をもちまして昭和六十年度一般会計予算、同特別会計予算、同政府関係機関予算中、総理府所管のうち公害等調整委員会及び環境庁についての委嘱審査は終了いたしました。  なお、委嘱審査報告書の作成につきましては、これを委員長に御一任願いたいと存じますが、御異議...全文を見る
○委員長(粕谷照美君) 御異議ないと認め、さよう決定いたします。  本日はこれにて散会いたします。    午後零時五分散会
04月16日第102回国会 参議院 文教委員会 第6号
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○粕谷照美君 現職の国立大学の教官であって、しかも戦後我が国においてはもう最高のバイオリニストであり、オーケストラのコンサートマスターまでやったという海野前教授のいわゆるバイオリン汚職事件について、四月の八日、受託収賄罪で東京地裁の判決が下りました。一年六カ月の懲役そして執行猶予...全文を見る
○粕谷照美君 この問題につきましては、今からもう三年半前になりますけれども、五十六年の十二月の十六日、決算委員会で私取り上げまして、いろいろ局長にもお伺いをしたり、学長からもおいでいただいて御報告をいただいたりしておりますので、ある程度の内容はわかるわけですが、しかし、当時は勾留...全文を見る
○粕谷照美君 本物だということが信じられる条件が整ったということは、私どもにしても大変うれしいことだというふうに思っておりますが、新聞報道などで、これが使われないでいるということになってますね。そういうことを検討している間だから使われなかったということもあろうかと思いますが、しか...全文を見る
○粕谷照美君 楽器の問題と同時に、もう一つ個人レッスンの問題があったと思います。  教官が兼業する場合には許可申請書を出す、許可されればそれは当然認められる。それでは兼業とは一体何か、こういうことになりますと、定期的、継続的、そして報酬を得ていること、こういう説明があったわけで...全文を見る
○粕谷照美君 今御説明にありましたけれども、駆け込みで入試を目標にして来るような生徒については個人レッスンはやらない。しかし、こう考えてみますと、小さいときから、もう三歳ぐらいからバイオリンを習わせている人たちもいるわけですね。その子供たちが芸大をやっぱり受けたい、当然考えている...全文を見る
○粕谷照美君 東京地裁の裁判長は、教育公務員の地位にありながら、当然守るべき一線を踏み越えて犯行に至ったもので、厳しく非難をされてもやむを得ない、こういう原則にお立ちでの判断のように私は読んでいるわけでありますけれども、これはもう国立の教官だったら犯罪になる、私大、私立の大学の教...全文を見る
○粕谷照美君 私学にしても、国立にしても、とにかく大学自体の自助努力といいますか、それが必要であるという今の御答弁だというふうに伺ったわけです。先ほど御説明をいただきました東京芸大の改革案、十一月に答申が確かに出されております。その改革案につきまして、同じ芸大の船山隆さんという方...全文を見る
○粕谷照美君 そうしますと、臨教審でこういう答申が行われるのを待つ、あと二年ですね。そういう考え方にお立ちになっているんですか、あるいはそういう討論を経ながら必要に応じて大学設置審で審議を進めていくという考え方に立たれておりますでしょうか。
○粕谷照美君 先ほど大臣もおっしゃったように再びこのような事件がないようにという、そのことを十分に勘案をして今後努力をしていただきたいし、また大学側からも努力をしていただきたいというふうに思っておりますが、文化庁来ておられますでしょうか。——一つお伺いしますけれども、私、国連婦人...全文を見る
○粕谷照美君 私は、このことについてもう少し予算面で話をして進めていきたいと思いましたが、時間の関係で次に移りますが、大臣、文化的なこの予算というのは非常に少ないというふうに私は思うんですけれども、あれも少ないこれも少ないとどこからも言われると思いますが、ぜひ頑張っていただきたい...全文を見る
○粕谷照美君 確かに公安委員会提案理由説明を読んでみますと、性産業の多様化等野放しの状況が、少年非行が昭和五十五年以来四年連続戦後最悪の記録を更新している大きな原因の一つだと、こういう認識の上に立っているわけですが、私どもあの法律を読んでいく中で、非常に警察の権限というのが大きく...全文を見る
○粕谷照美君 この少年指導委員の職務は一体どういうことですか。
○粕谷照美君 今の御説明によりますと、指導、助言だということが主たる職務になっているようであります。私も指導、助言するということについては異議がないわけですけれども、この補導という言葉は今まで法律的な範疇がなかったと思うんですね。その法的な補導という具体的な内容は一体どこにありま...全文を見る
○粕谷照美君 それでは、ここには、例えば逮捕などというようなことはないわけですね。少年警察活動要綱第二十条に定義はあるわけですけれども、しかし、現実にこの逮捕のようなことが行われているという指摘が、たしか委員会の中でも先国会では指摘をされたのではないかと思いますけれども、ここでは...全文を見る
○粕谷照美君 建前とは一体どういうことですか。
○粕谷照美君 民間人にすぎない指導委員ですから、私はそのようなことは絶対あってはいけないということを考えます。そういうことを絶対にしない、させないという徹底は、どこに、運用規則の中に載っていますか。
○粕谷照美君 そのねらい、目標というのは私はわかります。それじゃ、そういうことをやるのは現実には少年指導委員なんですね。この少年指導委員を選ぶというのは法律の中で原則が決められているんですね。法律の中でこういう人を選びなさいなんということが決められているというようなのはほかの法律...全文を見る
○粕谷照美君 生活が安定しているというのは、一体どの程度のことを生活が安定していると言うのかですね。時間的な余裕といいましても、もう本当にやろうと思ったらこれなんかどんなに時間あったって足りないくらいのことをやらなきゃならないような状況もないわけでないというふうに思いますので、こ...全文を見る
○粕谷照美君 ぜひ、こういう指導委員を選ぶには委嘱、任命みたいなことになろうかと思いますけれども、選ぶときにはやはり地域の人たちの意見を聞いていく、そういう青少年を補導するに当たってのいろいろな機関があるわけですから、そういう人たちの意見を十分に聞いていくという姿勢が非常に大事だ...全文を見る
○粕谷照美君 ボランティアみたいな形になるんでしょうか、ボランティアよりはもっと非常に厳しい権限を与えられているというふうに思いますけれども。給与をもらわないのを名誉職とこういうふうに言うのですか。それだったら少年指導委員は、例えば給与をもらわないとかなんとかと書いてくださればも...全文を見る
○粕谷照美君 さらにこの規則を読んでみますと、守秘義務が法律の上であるわけですね。三十八条三項にありますね。ところが守秘義務を漏らしたというようなことに対しての罰則規定というのはないわけですね。人格高潔な方々がなられるのですから、守秘義務を漏らすなんていうことはないという前提にお...全文を見る
○粕谷照美君 そういう考え方が問題なのですね。本人は解嘱されればそれはそれでいいですよ。名誉も傷つけられますし、社会的な信用も失うかもしれません。しかし漏らされた子供たちの人権というのは一体どうなるのですか。
○粕谷照美君 大臣にお伺いをいたしますけれども、こういう次から次へと警察関係で少年非行をなくするための施策が行われていくということは決して望ましいことだというふうには思わないわけですね。そのことは家庭や地域や学校の教育力が低下をしているということだと思うのです。先回も非常にいかが...全文を見る
04月19日第102回国会 参議院 社会労働委員会,内閣委員会,地方行政委員会,大蔵委員会,文教委員会,農林水産委員会,運輸委員会連合審査会 第1号
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○粕谷照美君 先ほど穐山委員の方から、国家公務員の共済組合と今政府提案されている法律案による年金との統合問題について質問がありました。私は文教という立場で私学共済を抱えておりますので、最初にその私学共済について質問をいたします。昨年の文教委員会で、逗子の開成高校の先生が生徒を連れ...全文を見る
○粕谷照美君 今答弁を聞きますと、したいという言葉ですね。そういう制度をつくりましたではないのですね。  大臣にお伺いいたしますけれども、遺族年金の性格というものは一体どういうためにあるのでしょうか。それで今の文部省がまだそういうことを実施していないということについて、遺族年金...全文を見る
○粕谷照美君 大臣のおっしゃるとおりだと思います。厚生省は一体こういう場合にはどのような支給状況を行っていますか。
○粕谷照美君 そういうふうにやるのが当然のことだというふうに思うわけですが、私学共済はその面では大変問題がある。たまたまそういうことがあった、たった一つの例だという意味の御返答でありましたけれども、しかしお金がもらえなければ大変だから、例えばこの逗子開成高校の先生の奥様はまだお若...全文を見る
○粕谷照美君 大学生協東京事業連合の調査によりますと、東京の大学生の一カ月の生活費は、自宅から通学すみ生徒で五万二千円余り、それから下宿生で十一万五千円余り。ことしはまた私大の七割が授業料を上げております。そのほかにも物価の高騰、教育費の高騰は学生の生活、特に親の生活にもずっしり...全文を見る
○粕谷照美君 私は、これは無拠出でも強制加入あるいは空期間として救済するというようなことも当然検討していただいていいのではないか、こういう考え方を持っているわけであります。あわせまして、今一番問題になっているのは二十歳から六十歳まで四十年掛ければ国民年金をもらえますよと、こう言い...全文を見る
○粕谷照美君 妻の年金権について政府案は、サラリーマンの夫は無業の妻の基礎年金部分は保険料を特別に払うことなく、二人込みで支払うということになっております。ここの問題なんですけれども、妻は自分自身で払うことがない、それで自分名義の年金をもらう、大変いいことのように思います。このパ...全文を見る
○粕谷照美君 そこのところが問題なんですね。例えば病気になるとああこれは大変だ。私自身は扶養者が一人もいないけれども、しかしどなたかの御家庭で大変な病気になった場合のためのという、そういう感じの保険料の納め方とこの年金問題はまた違うというふうに思うんですね。そのことを全然理解をし...全文を見る
○粕谷照美君 総理府のことしの四月に出しました報告書を見ますと、「婦人の現状と施策」であります。女子労働者の現状はどうか。賃金の格差については報告してないんですね。私たちは、この男女の賃金格差というのは欧米に比してはるかに大きく、女子は低いというふうに認識をしております。  ま...全文を見る
○粕谷照美君 厚生大臣が十分御審議をいただきたいと、こうおっしゃいましたので大変うれしいことだと思います。ぜひ簡単に結論を出すことなく、まだまだ社労委員会において年金問題については十分な御審議をやっていただきたいということを要望いたします。  あわせまして、このような問題点が一...全文を見る
○粕谷照美君 たった一人だけ入っているということがわかりました。今度新しく統合再編成される年金審議会は、厚生大臣といたしましては任命されるわけですね、委嘱されるのだと思いますけれども、女性の審議委員をふやそうという積極的なお考え方があるかどうかということを伺いたいと思います。と申...全文を見る
04月25日第102回国会 参議院 社会労働委員会 第18号
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○粕谷照美君 最初に、大臣に婦人差別撤廃条約に関連して質問をいたします。  私事にわたりますが、私は一九七四年、第十回の参議院選挙に初めて当選をいたしました。当時、田中寿美子議員、また市川房枝議員というような我々の大先輩がいらっしゃいまして、この婦人問題について非常に熱心に取り...全文を見る
○粕谷照美君 前労働大臣の坂本さんは去年の予算委員会で、糸久議員の質問に対しましてこういう言葉を出していらっしゃるのです。何さまこれはコペルニクス的転回でございましてというわけです。つまり、この婦人差別撤廃条約の中に含まれている文言、あるいはそれに伴って日本の国がいろいろな法律を...全文を見る
○粕谷照美君 労働大臣、これ労働省でもいいのですけれども、今の法制局の説明によれば、憲法の精神に密接に関係のするものだったら憲法条項が入る、こういうふうにおっしゃるんですけれども、先ほどの坂本前労働大臣の話じゃありませんが、コペルニクス的転回の中からつくられてくるこの法律なんです...全文を見る
○粕谷照美君 何条何条ということをおっしゃっていただきたいのですが、時間がありませんので次に移ります。  大分この問題について厳しく、福祉法であって、この法律の目的の中には女性にとって男性と同じように働くことが基本的人権であるという視点が欠落をしているとか、このような福祉法では...全文を見る
○粕谷照美君 そうなんですね。男女平等であるという今の局長の答弁は私はよろしいと思います。しかし平等の「平」の字が入っていないのですね。「均」が入っているのですよ。議事録を拝見しますと、局長は、平等とは入っていないけれども、労働法規においては平等と言わないで均等と言うのだ、したが...全文を見る
○粕谷照美君 それではこういうように読み取っていいですね、題名において、雇用の分野における男女の平等な機会及び待遇の確保を促進するための労働省関係法律の整備等に関する法律案、いかがですか。
○粕谷照美君 次に、皆さんから非常に厳しい指摘があるこの法律案でありますが、一体なぜ政府がこのような勤労婦人福祉法の焼き直しで出してきたか、大勢の人々が、たくさんの団体が一致して雇用平等法という単独立法を出してもらいたい、こう言ってきたにもかかわらず、このような形になって提案をさ...全文を見る
○粕谷照美君 私もこの文章を読んでみましたけれども、非常に詰問的でありますね。最後の文章に、「何卒宜しくお願い申しあげます。」という言葉はついていますけれども、非常に日経連としては不満であるという態度が明確に出されています。しかも問題なのはこの質問が文書で出されているにもかかわら...全文を見る
○粕谷照美君 その当時、「男女雇用平等法は日本を潰す」、屋山太郎さんという政治評論家がいろいろ書いているのですけれどもね。何を書いているかと言いますと、いろいろありまして、「政府が立法化にあたって重要な問題点を隠蔽し、まさにペテン師の如き態度で作業を進めていることだ」、こういうこ...全文を見る
○粕谷照美君 慎重な審議の結果、この差別撤廃条約の署名をするという態度が決まったということについては了解をいたしました。  ところで、ことしの一月の十七日、日経連の労働問題研究委員会が「活力ある社会をつくるために」という表題で報告を出しております。その中を読んでいきまして私はび...全文を見る
○粕谷照美君 大臣の見解は、ちょっと私の質問とはすれ違っているんですよね。しかし、この法律が出て結果が出なければ私自身も自信がないわけでありますけれども、どうしてもやっぱり家庭責任は男女ともに負うんだ、この教育を徹底させていくことと、女性が働きやすい条件をつくっていくということ、...全文を見る
○粕谷照美君 私はこの労働基準法の改悪――産休の部分については改正だと思いますけれども、あとの部分についてはまだまだ働いている人たちの実態を知らない改悪法案ではないかと思っているわけです。最近職場で女性に対するいろいろな差別というものが陰湿に形を変えて出てきているわけですね。今ま...全文を見る
○粕谷照美君 そうすると、労働省としては、均等法は、十分ではないけれども有効に働くであろうと、こう判断をしている、そして提案をしているということでしょうか。
○粕谷照美君 労働大臣はいかがですか。今私が具体的な例を挙げているわけですから。
○粕谷照美君 何か後ろで不規則発言が起きているようでありますけれども、大臣、よくお聞きいただきたいと思いますね。  先ほどの日経連に対する回答の中で、「「妊娠又は母性休暇を理由とする解雇及び婚姻をしているか否かに基づく差別的解雇」については何らかの制裁を行う禁止措置により担保し...全文を見る
○粕谷照美君 今、松原課長の報告どおりなんですね。しかしこれは私はひどいと思うんです。産前の休暇六週間産後の休暇六週間と、こう計算しますと、産休をとっただけで、決まっている出勤日のそのうちの八割は働かなければあなたの賃金は上げませんよという項目にひっかかるわけですから、あとお葬式...全文を見る
○粕谷照美君 大臣、これは子供を産むなということですね、具体的に言えば。そのかわり産んだら月給が上がらぬでも当たり前だよと、こういうことなんですね。この会社は日本シェーリング社といって全額西ドイツの、外資系の会社なんです。  これに対して、やっぱり大したものだなと思うのは、地労...全文を見る
○粕谷照美君 私は三井マリ子さんのもので知ったのですが、労働省としてはどのような形でニュースを取り入れていらっしゃいますか。内容を説明してください。
○粕谷照美君 大臣、よろしいですか。男は幹部の仕事ですよ、女は秘書の仕事ですよと、こういう日本的な雇用の慣行をそのままアメリカに持っていったわけですね。アメリカの法律ではそのようなことはいけないと明確に書いてある。ですから、女性を雇用したあそこの住友商事が、権利意識、自立心の高い...全文を見る
○粕谷照美君 これが、そういうことをしてはいけませんという法律でないんですよね。そうして、そんなことをしたらあなたのところには何らかのことをやりますよというような罰則のついた法律でもないから、私は、信用しないというのはいけないんですけれども、非常に効果が少ないのではないかというふ...全文を見る
○粕谷照美君 平等に取り扱いをされている、措置をされているというふうに考えてというのは、机の上でお考えになってでしょう。現場へ行ってごらんになったらそういうふうになっていますということで答弁いただけますか。
○粕谷照美君 なぜ公務員を外したかということは、一つはその法律があるということと、労働省が例えば厚生省へ行ってあなたのところにこういうことがあるじゃないかとか、文部省へ行ってこういうことがあるじゃないかということを行政指導するということはできるのですか、どうでしょうか。
○粕谷照美君 随分今までの審議の中で、五、六年前にも私も質問をいたしましたけれども、そういうことが取り上げられまして、最終的に人事院がそういうことをしないようにというような文書を出したことはありませんでしょうか。――人事院を呼んでおりませんでしたので、失礼しました。  労働省は...全文を見る
○粕谷照美君 今まではそういう受験について女性を受けさせないということが差別だなんて思わなかったわけですよね。それがこの運動の中でやっぱりこれは女性の差別だ、女性の地位向上につながらない、能力を発揮することにつながらないというような機運が盛り上がりまして、その十一まで広がってきた...全文を見る
○粕谷照美君 まだ発足したばかりのひよっこだからとても評価をする段階ではないと言われても、でも随分張り切っていらっしゃるようですね。本当にすばらしい若い女性が出てきたというふうに私は喜んでいるのですが、そういう人たちが失望することのないような、やっぱり一生働き続けていくのだという...全文を見る
○粕谷照美君 わざわざ公務員は除くというようになっていますからね。因果はめぐるといったって、そんなわけにいかないんですよ。やっぱりきちっとしたものを、行政指導ではなくてどこかの部分につくっていただかなきゃならない。
○粕谷照美君 大臣の後半の部分、私よくわかります。ちょっと前半の部分で気になりましたね。試験だけだと女性の方がよろしい、しかし今までは、結婚したり子供を持ったりするとやめちゃう。国家公務員は厳しいですからね。三年間は東京を離れて名古屋へ行け大阪へ行け北海道へ行けなんという、やっぱ...全文を見る
○粕谷照美君 何%女性を採るというようなことが差別になるという今の労働大臣の発言は取り消していただきたいのですね。やっぱりせめて一〇%ぐらいは採りましょうとかというようなことがあっていいのじゃないんですか。身障者雇用促進法なんという、やっぱり障害を持った人たちを採用しなければなり...全文を見る
○粕谷照美君 これは非常に少ない数ですね。一・七%なんてもう問題にもならない。  それじゃ、先ほど申しました女性の研究者の問題ですけれども、国立大学で教授、助教授、講師と、こういらっしゃるわけですけれども、大体この比率はどのくらいになっていますか。
○粕谷照美君 助教授は四・〇%ですね。それから講師が六・七%。下へいくほど女性の比率は高くなって、上の方は全然と言っていいくらいいないのですね。  これは、なぜ女性の教授を採用しないか、こういうふうに言いますと、それは国立大学の自治です、大学の自治であります、こういう答弁が返っ...全文を見る
○粕谷照美君 私、この問題を五十五年に取り上げまして、五十五年度の採用の募集案内書を取り寄せて点検してみました。具体的に何県何県というところまでやりました。やってみても直っていないんですよ。あなたのところは何を行政指導をしているのですか。私はやっぱりそのことを指摘したいと思います...全文を見る
○粕谷照美君 私は、お役人の方が前向きに検討すると言うのは信用できないんです。やっていただかなきゃならない。中曽根総理はがん撲滅と言いますけれども、やっぱり女性差別撲滅までしっかり頑張っていただかなきゃならないと思っています。  最近、採用に当たって女子職員を採らないでほとんど...全文を見る
○粕谷照美君 安心しました。この次質問するときはぜひいい報告が聞けるようにやっていただきたいと思います。  それで、まあ採用のときは話はわかりましたね。門戸が開けます。しかし、昇任昇格というところで、これはどうしても問題が出てくるのですね。三重県の鈴鹿市で問題が出てました。これ...全文を見る
○粕谷照美君 しかし、津の地裁ではちゃんと本人の訴えに対して百四十二万六千百五十円の慰謝料、損害額、弁護士費用、こういうものを支払いなさいという判決を下しているのですね。  これは、先ほども話をしましたように、国家公務員と同じようにある特定の部分に女性が集中をしている。それで、...全文を見る
○粕谷照美君 これまた行政指導をしてもだめなんですね。なぜかといえば、そんなのはありませんと、表に絶対出てこないのですから。  そして、私は言ったんです。もう何回取り上げたかわからない。教育委員会交渉も何回やったかわからない。最後に勝つのは何か。夫が、私は校長にならないでよろし...全文を見る
○粕谷照美君 私もあれですけれども、鉄連のその闘っている女性たちから毎回ニュースが送られてくるんですよ。もう勇断をもって取り下げましたと。絶望して取り下げているのですね。なぜかといえば、苦情処理委員会は権限ないんだから、あんなもののところに――そういうふうなことは明確に言いません...全文を見る
○粕谷照美君 どうやったら万全を期せられるかは、もう本当は局長お困りになっていらっしゃるのじゃないだろうか、私はそういうふうに思われてなりません。権限ないんですからね。片方が同意したときだけでなければ機会均等調停委員会が本当の機能を出すことができないというのでは、これはもう働く人...全文を見る
○粕谷照美君 東京都の苦情処理委員会でマミヤ精機の問題が上がってきたわけですね。それで労政事務担当が会社を訪問していらっしゃるわけなんです。そうしたら門前払いを食わされているのですね。もう門前払い、こうやられているわけです。まあ、その他これは解雇問題も絡まっていたりいろいろします...全文を見る
○粕谷照美君 大変心強いことをお伺いいたしました。  そうすると、婦人少年室長の任務というのは非常に重くなりますね。今の体制でやれるのでしょうか。全国的にはどんな状況になっておりますか。
○粕谷照美君 労働大臣、コペルニクス的発想のもとにこの法律が通りますと、本当に大変だと思うんです。よく労働争議なんか起きますと暴力団まで雇ってきて労働者を追い散らすような、そういう会社側もあるわけですから、そんな中で、か弱いとは言いませんけれども、女性の差別を受けた訴えを本当に守...全文を見る
○粕谷照美君 私は先日岩手へ行きまして、岩手の県営バスが大変な赤字の中で、やめなさいという攻撃がかかっている、そういう中でも特に車掌さん、女性労働者にきつい攻撃がかかっているんですね。その車掌さんたちは一体何をするか。もう働いていかなきゃならないから、借金取りが家に来て子供の前で...全文を見る
○粕谷照美君 労働大臣、大臣はすごくセンスのいい方で、アピールもお上手だというふうに思いましたけれども、前の労働大臣で藤尾さんという方がいらっしゃいますね。この時代にこういうことを言っているのですよ。私は自民党のことはよくわからないんですけれども、それでも八〇年のダブル選挙のとき...全文を見る
○粕谷照美君 そうすると、企業まで出かけていって指導していらっしゃるという報告だというふうに受けとめて、大変御苦労なことだと思うんですが、たった六人の増ではこれはどうも足りませんですね。六人になったのですか、六人の増なのですか。
○粕谷照美君 それから、いつも労働省の発表は育児休業の普及率何%ということなんですけれども、何%というこの数字の出方は、企業が幾つ幾つありますよ、そして育児休業をやっているのは幾つですよ、したがって何%だというふうに数字をお出しなんですか。
○粕谷照美君 三万六千も育児休業をやっているなんて私はちょっと信じられないんですけれども、それじゃ、三万六千のうちの千五百七十五件奨励金がありますよというのですが、この奨励金は毎年払うわけじゃないと思いますけれども、どうやって配分するのですか。私はそのパーセントそのものが信用でき...全文を見る
○粕谷照美君 そうですね。制度を実施しますなんと言って、お金だけもらって実際的にはやらなかったなんということでは困るわけですから、とった人がいたところにお金を出すというのは、これは当然のことだというふうに思います。しかし、もう少し実態をきちんと把握をしていただきたいなということを...全文を見る
○粕谷照美君 すぐにやることは適当ではないという要望書ですね。逆に言うと、早く育児休業の制度をつくってくださいという、こういう意見もちまたに満ちあふれているわけで、どちらの意見をとるかというのは、私は労働省の判断だというふうに思うわけであります。  そういう意味で、我が党は育児...全文を見る
○粕谷照美君 女が働いていくということと、家庭の生活を両立させていくということについての条件整備は、そのほかにも再雇用の制度だとか、あるいはパートの雇用の労働条件をきちんとやっていくことだとか、もうたくさんあると思います。そして、きょうはせっかく厚生省においでいただいて、保育所の...全文を見る
05月22日第102回国会 参議院 環境特別委員会 第7号
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○委員長(粕谷照美君) ただいまから環境特別委員会を開会いたします。  参考人の出席要求に関する件についてお諮りいたします。  公害及び環境保全対策樹立に関する調査のため、本日の委員会に愛知県がんセンター研究所副所長兼疫学部長富永祐民君を参考人として出席を求めることに御異議ご...全文を見る
○委員長(粕谷照美君) 御異議ないと認め、さよう決定いたします。     ─────────────
○委員長(粕谷照美君) この際、富永参考人に一言ごあいさつを申し上げます。  本日は、御多忙中のところ本委員会に御出席を賜り、まことにありがとうございます。  委員からの質疑を通じ、忌憚のない御意見をお述べくださいますようお願いいたします。     ────────────...全文を見る
○委員長(粕谷照美君) 公害及び環境保全対策樹立に関する調査を議題といたします。  質疑のある方は順次御発言を願います。
○委員長(粕谷照美君) 富永参考人に一言お礼を申し上げます。  本日は貴重な御意見をお聞かせいただき、まことにありがとうございました。委員会を代表いたしまして、厚く御礼を申し上げます。
○委員長(粕谷照美君) 午前の質疑はこの程度にとどめ、午後一時まで休憩いたします。    午後零時一分休憩      ─────・─────    午後一時四分開会
○委員長(粕谷照美君) ただいまから環境時別委員会を再開いたします。  午前に引き続き、公害及び環境保全対策樹立に関する調査を議題とし、質疑を行います。質疑のある方は順次御発言を願います。
○委員長(粕谷照美君) 本調査に対する本日の質疑はこの程度にとどめます。     ─────────────
○委員長(粕谷照美君) 参考人の出席要求に関する件についてお諮りいたします。  公害及び環境保全対策樹立に関する調査のうち、ナショナルトラスト問題に関する件について、参考人の出席を求め、その意見を聴取することに御異議ございませんか。    〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○委員長(粕谷照美君) 御異議ないと認めます。  なお、その日時、人選等につきましては、これを委員長に御一任願いたいと存じますが、御異議ございませんか。    〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○委員長(粕谷照美君) 御異議ないと認め、さよう決定いたします。  本日はこれにて散会いたします。    午後三時十四分散会
05月30日第102回国会 参議院 文教委員会 第9号
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○粕谷照美君 今、四人の参考人の皆さんからいろいろな御意見を伺いまして、その歴史的な背景だとか現実に何が存在するかということがよくわかりました。わかりましたが、皆さんが疑問に思っていらっしゃることを私がお伺いしてもお答えいただけるわけにはいかないのでさっきから困ったなと、こう思い...全文を見る
○粕谷照美君 中村参考人にお伺いをいたします。  先ほど改正法につきまして刑事的対処の方法が非常に不満である、先ほども何回も訴訟をやられましたけれども大変だということと同時に、裏に暴力団が絡んでいるなんということになりますと、なおさらこれはもう紛争解決恐ろしくて手も出ないのでは...全文を見る
○粕谷照美君 そういたしますと、まだ法律ができないわけですからあれですけれども、神奈川においては情を知らないで購入をしていたわけですね。上の方でやっていてお互いに和解して、そして使用契約と、こういうことになってくるわけでして、その辺の状況、法律ができたときとできる前とは一体どのよ...全文を見る
○粕谷照美君 三次参考人にお伺いいたします。  日本電子工業振興協会には幾つかの懇談会の場があるのでしょうか。そういうことをソフトウェア懇談会座長ということで本日は御出席になっていらっしゃるんで、私の質問にお答えになれる立場かどうかちょっと存じませんけれども、日本電子工業振興協...全文を見る
○粕谷照美君 と申しますのは、今日本から複製のダビング機器だとかあるいはレコードを複製するためのテープなんかがもうそれこそ集中豪雨のようにヨーロッパあるいはアメリカに流れ込んでいる。それでアメリカのレコード協会あたりでは、もうそういうことをされるから我々のレコードが売れないんだ、...全文を見る
○粕谷照美君 それでは、後半の質問につきましてはお答えいただく立場にないようでございますので、私の方もそれはやめておきます。  阿部参考人にお伺いしますけれども、この登録制度ですね、プログラム著作物の創作年月日、登録制度を別の法律で定めますと、こういうふうになっていますが、必ず...全文を見る
○粕谷照美君 今の件について中村参考人にお伺いしたいと思いますけれども、人間も必要になってくるわけですよね、予算も相当の問題になってくるので、これは文化庁に私はこの後質問をしていきたいというふうに思いますが、今のこの登録制度について、業界におきまして申告はどのくらいの程度になるだ...全文を見る
○粕谷照美君 土井参考人にお伺いしますけれども、今の登録制につきまして、先ほど中村参考人の方からオブジェクトで受け付けよ、送付では受け付けないでほしい、この辺についてはどういうお考えをお持ちですか。
○粕谷照美君 中村参考人にお伺いしますけれども、今パソコンソフトにはゲーム用からビジネス用までもさまざまで、私もこの間あるところへ行きましたら、カセットテープの形で三千円ぐらいで売られているんですね。ヒットして何千本も売れて、親にマンション買ってやった高校生の話だとか、あるいはも...全文を見る
○粕谷照美君 私が伺いたかったもう一 つの点は、ソフトの開発はどんなふうに行われているかということ、メーカー自身が行っているということよりは、ソフトハウスとかシステムハウスとか、開発専門の企業群があって行われているように伺っておりますが、どうなんでしょうか。
○粕谷照美君 最後に、阿部参考人に一つお伺いします。成蹊大の紋谷教授の御意見発表がありまして、アメリカのプログラムの法的保護は著作権に根拠を置いていても産業政策を十分に反映したものになっていると、こういうことを言っていらっしゃるわけですね。今度の改正される著作権法は通産省との間に...全文を見る
○粕谷照美君 ありがとうございました。
06月04日第102回国会 参議院 文教委員会 第10号
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○粕谷照美君 著作権思想というのは一つの国の文化のバロメーターではないだろうか、私はこういうふうに考えているわけですけれども、最近新しい器材、機器、コンピューター等がこう出てまいりまして、国民がそれを簡単に使うことができるようになってきたというところから、この著作権思想というもの...全文を見る
○粕谷照美君 文化庁としては、この著作権思想を国民の中に定着をさせていく、広げていくということについて具体的にどういうことをやっていらっしゃるか。例えば今の弁護士さんの話にしてもお医者さんの話にしても、お医者さんが相談を受ける、そして適当なアドバイスを出す、それに対する診療報酬を...全文を見る
○粕谷照美君 去年随分貸しレコードのことが問題になりましたね。最終的に商業レンタル組合ですか、貸しレコードの組合ができまして、日本レコード協会や芸団協あるいは音楽の著作権協議会、こういうようなところと話し合いがつきまして、そして一枚のレコード、今まで二百円で貸し出していたんだけれ...全文を見る
○粕谷照美君 今の御説明ですけれども、日本よりは普及をしているという程度のことでしょうか。私はもう天文学的差があるんではないだろうかというような感じがしてならないんですけれども、いかがですか。
○粕谷照美君 このコンピューターの普及について、文部省としてはどういう考え方を持っていらっしゃるんでしょうか。私はコンピューター機器を学校が購入をするということはいいことだというふうに思いますけれども、何かこう教育産業としてコンピューターを売りつけようというような感じがしてならな...全文を見る
○粕谷照美君 大臣がおっしゃったこと、非常にいいと思うんですけれども、私はその協力者会議のメンバーが一体どういうメンバーで構成をされているのかなということが気になりますけれども、どうでしょうか。
○粕谷照美君 私は、その内容の中に現場の人たちが、あるいは教育関係者が具体的に入っているということに大変安心をいたしました。  日教組が昨年、国際シンポジウムで教育改革を考えるというのをやったわけですけれども、その中でドイツの連邦政府教育大臣が、コンピューターの学校導入に関連し...全文を見る
○粕谷照美君 そのような指摘に対して、現場にも今コンピューターが配置されていますね、幾つか小・中・高等学校なんかにおいて。こういうコンピューターの使い方、今心配されているようなことについて教師がどのように受けとめるかということは非常に重大な問題だというふうに思うわけであります。そ...全文を見る
○粕谷照美君 文化庁にお伺いをいたしますけれども、人間が知的な活動でつくり出したものが、新しい利用手段が次々と送り出されていっているわけですね。そうすると、その新しい状態に対して常に著作権は原則のままで、今まで昔のままで行き通すということにはならない。貸しレコード法のときもそうで...全文を見る
○粕谷照美君 確かにそういう難しい問題を含んでいると思いますけれども、私は加戸さんがある座談会で、世界人権宣言にその基礎を置いたらよろしいのではないか、こういうことをおっしゃっていたのを読みまして、ベルヌ条約もそうだし万国のあの条約もそうだけれども、それが国民には一番わかりやすい...全文を見る
○粕谷照美君 そういう高邁な精神というものは、現場で汗して働いている人たちには簡単にはわかりづらい部分がある。しかし、よく高い教育レベルの方々だったらわかるんだろうか、こう考えてみますと、逆に言えばそういうコピーをしやすいような機器を生み出す企業のトップクラスの人だとか、そういう...全文を見る
○粕谷照美君 それでは法律の中身に入っていきたいと思います。  大臣の提案理由、先日お述べいただいたのを伺っているわけですが、気がつきましたのは、今まで私はこういう提案の御説明を聞いたことがないわけなんですけれども、   このような状況に対応して、コンピュータ・プログラムの法...全文を見る
○粕谷照美君 通産省に文部省が、著作権法のいかに重要であるかということについて説得勝ちであるという法律なんだなと今の御説明で私はわかったわけですけれども、その通産省と文化庁との間で最も対立した部分、そこはどこであるかということと、一体なぜその対立をしていたのかということについて御...全文を見る
○粕谷照美君 先日の参考人の意見をお伺いし、質疑があった中で、五十年という期間については、これはもうベルヌ条約に入っていますから自動的ですと、こういうふうにおっしゃいましたね。WIPOはモデルとして大体二十年ぐらいというようなことがたしかあったというふうに思いますけれども、そんな...全文を見る
○粕谷照美君 そこがまたもう一つの問題があると思うのですよね。五十年でよろしいという態度でもってベルヌ条約に臨んでいって、どこかの国が、そうではなくて、もうちょっと短くしたらよろしいんじゃないかというようなときに通産省のことを思い出し、そうだというふうになっていくのか、逆に言えば...全文を見る
○粕谷照美君 諸外国の状況を見きわめるなんていう、それはちょっと風見鶏的にすぎるのではないかと思いますね。日本の国の態度をきちっとしていくということが大事なんですから。  それで、今加戸さんもおっしゃった関係者の意向を聞いてとおっしゃるけれども、この関係者の意向がうんとあったか...全文を見る
○粕谷照美君 それでは次、十五条に関連してお伺いをいたします。  この著作権法が保護するという、その保護の客体を一体どこに置いているのだろうかということであります。  まず第一にこのプログラムを発注する会社のことであるのか、これを受注してつくった企業のことであるのか、またこの...全文を見る
○粕谷照美君 今のことですけれども、会社の、あるいは法人等の業務に従事する者が職務上作成するプログラム、確かに従事する者でありますから月給もらっていますね。そして研究に要するいろいろな材料などというものも会社あるいは法人から出されている、自分は頭脳だけ出している、頭脳だけでない、...全文を見る
○粕谷照美君 現場で働く人たちがなぜこういうことを強く思い不満を述べるかということなんです。私はこの間再就職の方々とお会いして言ったんですけれども、やっぱり一つにはそういう技術者が非常に足りない。本当に足りないから今大事にされているんです。大事にされている割には、    〔委員...全文を見る
○粕谷照美君 私の質問が明確でなかったのかもしれません。大体依頼をするときには人月、十人で何月というような単位でもって請け負ってくださいと、こういうわけですね。そうすると、受注をした会社は従業員に対してこれだけの期間で頑張れと、こういうわけです。こういう創作性を持つものであります...全文を見る
○粕谷照美君 そうしますと、その場合、新潟鉄工とそれを持ち出した者との間に契約が成り立っていたということなんでしょうか、この所属は会社のものでありますよという。それはどうなっておりましたか。
○粕谷照美君 そうしますと、明確は著作権法違反という判決になりますか。
○粕谷照美君 そうすると、会社側はこれ著作権法違反で訴えてもよかった、反論してもよかったということになりませんでしょうか。結論が出たから安心して著作権法違反だというふうに考えているのかもしれませんが、そのあたりは実情としてどんな感じをお考えですか。
○粕谷照美君 そういう意味では今回の著作権法改正というのは非常に大きな意味を持つものだというふうに思っておりますが、もう一つありますね。トランプの任天堂の事件がある。任天堂が下請にやらせていた。その下請が初めのうちは一生懸命任天堂のために受注をして納めていたわけですけれども、ある...全文を見る
○粕谷照美君 ところで、先ほどおっしゃった、私の先ほどの質問に対してつけ加えて御説明をいただきました現場で具体的に創作活動をやっている技術者に対してすばらしいソフトができた場合には褒賞金の制度などというものが考えられるんじゃないか、そういうことで創作意欲を増させることもできるので...全文を見る
○粕谷照美君 私はもう一つこれに関連してちょっと質問してみたいと思いますのは、法人などの著作権に及ぶ範囲ということであります。例えば転職をした場合、退職をした場合、さっきの新潟鉄工のようにソフトは持ち出さない、コピーはしない、だけれども頭の中に入っているものはこれはどうしようもな...全文を見る
○粕谷照美君 では、次の二十条に関連をして伺います。  著作権者は人格権として十八条の公表権、それから十九条の氏名表示権、また二十条の同一性保持権というものを持っているわけですが、この同一性保持権はベルヌ条約によれば、著作者の「名誉又は声望を害するおそれ」ある場合に限って保障さ...全文を見る
○粕谷照美君 ここが通産省との非常に問題点だったんだろうというふうに考えますが、それで整合性が得られたとしても私にはどうしてもわからないのは、やむを得ないと認められる程度という、やむを得ないのは一体だれが判断をし、どの程度のことになっているのかということであります。
○粕谷照美君 そこのところが大変難しいんだろうというふうに思います。やっぱり常にバージョンアップをしながらやっていくわけですから、一体どこのところで変わっていっているのか、このところからやむを得なくなるのか得るのかという判断というのは非常に難しいだろうというふうに思います。  ...全文を見る
○粕谷照美君 それだからこそ裁判というのはなおさら専門的で長く、難しいものがあるんだろうというふうに考えております。しかし、一応の指針ができた、ガイドラインができたということについては私は評価をいたしますが、もう一つそれにやっぱり深く関連する問題では登録制度があろうかと思います。...全文を見る
○粕谷照美君 大臣にお伺いいたしますけれども、今の説明によりますと、先日の参考人の御意見によればかなり膨大な数の登録が行われるであろう、それが文化庁として事務をやれるかどうか、今十人しかいないわけですからね、やれるかどうかについてもこれから通産省と話し合いをすると、こういうことで...全文を見る
○粕谷照美君 このコンピューターソフトというのは、プログラムというのは非常に秘密性を要する部分があるわけでしょう。絶対に人に見せたくないと、知られたら困るというそういう部分もたくさんあるわけですね。それが民間の、文化庁がちゃんと運用規定をつくるとはいいましても、そのようなところに...全文を見る
○粕谷照美君 次に、先日の参考人のときにも私は質問したんですけれども、日本産のH社のコンピューターを使用していたユーザーがIBMにH社が訴えられている、で和解をした、その和解をしたために使用契約を結びなさいと、こういうふうに言われた。使用契約なんということを考えてもみなかったので...全文を見る
○粕谷照美君 プログラムの使用に関する文化庁とそれから文部省といいましょうか、文部省と通産省の見解の相違があるのではないかと思います。そこのところは非常に裏から考えれば同じようなことを言っているんじゃないかと、こう思いますけれども、それは明確にどこの点が違ってどういうお互いに利点...全文を見る
○粕谷照美君 善意でというよりは「情を」という言葉、事情というふうに言えば私はよくわかるんですけれども、何か「情を」というふうに言われますとちょっと昔の国会の事件を思い出しまして非常に不思議な気がするわけですけれども、それではここのところでは明確に通産省側の意見と文部省側の意見は...全文を見る
○粕谷照美君 文部大臣は法律的なことを非常に御専門家でいらっしゃるみたいですけれども、こういう技術、コンピューターソフトウェア、もう言葉を覚えるだけでも大変ですよね。そういうような言葉を一々裁判官に説明をして、裁判官も一回説明されたらそれをうんと言ってのみこむような今実態にあるの...全文を見る
○粕谷照美君 諸外国ではこういう点についてはどういうような状況をとっておられますでしょうか。
○粕谷照美君 今回の法律改正そのものについての質問はここで終わりますけれども、著作権法に関連いたしまして、今のあっせん制度ですね。百一国会でできました貸しレコードの貸与権の問題があるわけですけれども、あの中に、あっせんをするということでこれが解決するだろうかという大変な危惧を持っ...全文を見る
○粕谷照美君 今のあっせんのところなんですけれども、非常に困難な状況の中で条件づきで許諾をするようにとの行政指導があった、こういうふうにして、今文化庁の努力を高く評価しているのがレンタル商業組合の機関誌は載っておりました。本当に御苦労さまだったと思いますけれども、そういう意味でレ...全文を見る
○粕谷照美君 この問題は、今おっしゃったとおりだと思いますけれども、私はこのレコードレンタルの方で、ビデオレンタルも一緒にやりたい、同じ店で、こういうことを申請しているんだけれどもなかなか許可がもらえないとか、あるいは、まじめにやっていたら、これはつぶれてしまうんだと、こういうこ...全文を見る
○粕谷照美君 午前中はこれで終わります。
○粕谷照美君 芥川先生、大変お忙しいところ私の質問のためにおいでいただきましてありがとうございました。  先生のお名前も入りまして、日本音楽著作権・著作隣接権団体協議会から私あてに「著作権法上当面する重要問題の解決についてのお願い」という書類が届いております。これは多分、文化庁...全文を見る
○粕谷照美君 どうもありがとうございました。  今のような先生のお話を伺いながら、ホームテーピングというものは非常に著作者に不安を与えているということの御要望ではないかと思うわけですが、ホームテーピングの現状について御報告もなさっているようでありますけれども、今この場でお話をい...全文を見る
○粕谷照美君 文化庁にお伺いしますけれども、今の一年間に八十億八千万枚とか何億という数字ですけれども、正式に御調査なさっていらっしゃるわけですから、それはそのとおりに受けとめてみたいと思いますが、一応調査でありますので、文化庁としては今の御報告大体そのとおりだというように御理解を...全文を見る
○粕谷照美君 そうしますと、やっぱり私的録音、録画問題は著作権者の権利を侵しているということは文化庁としても強く認識をしてらっしゃるように思います。こういう状況はアメリカでもイギリスでもフランスでもドイツでも、まあヨーロッパでも同じ問題点があろうかというふうに思いますけれども、諸...全文を見る
○粕谷照美君 国会の附帯決議は一体どういうふうなものが挙げられていますでしょうか、今までに。
○粕谷照美君 その附帯決議を尊重していきますということを総理が著作権協会の世界会議でお話をなさって、感謝決議まで行われたというんですから、これはもう我が国としても早く何とかしなければならないなあという感じを私は持っております。  この録音・録画機器あるいは衆議院では機材が入って...全文を見る
○粕谷照美君 芥川先生はそのお話し合いの場に出ていらっしゃると思いますが、あるいは団体の代表あたりが出ていらっしゃると思いますけれども、一番このネックになるところというのはどこになりますか。
○粕谷照美君 日本レコード協会の機関誌を見てみますと、国際レコード・ビデオ製作者連盟、IFPIですか、この理事会が東京であった。そこにおいでになった方々が、ぜひこの問題を解決するために一番暗礁に乗り上げている日本電子機械工業会との話し合いをしたいと、こういうふうに申し込んでいたん...全文を見る
○粕谷照美君 芥川参考人にお伺いしますけれども、諸外国がそういう機器に対して、あるいは器材のところもあるわけです。テープに対してのところもあるわけですけれども、こういう賦課金制度を入れたというその根本には、録音の機器というのはもうほとんど日本製じゃないんですか、九五%が日本製。し...全文を見る
○粕谷照美君 確かにそうだというふうに思うんです。それで、例えばイギリスの政府ですけれども、グリーンペーパーの諮問文書というものを出しているわけですね、ブランクテープに賦課金をということで。この賦課金はどういうふうに使われるかといいますと、私的複製の対象とされた著作物の権利者だけ...全文を見る
○粕谷照美君 今の最後の一般国民がどのように思うかということについては、私もそのように思います、本当に。でも、午前中に質問いたしましたけれども、貸しレコードの値段を上げなきゃならない、なぜその貸し出す値段を上げなきゃならないかというと、こうこうこういうわけで著作権者の権利を保障し...全文を見る
○粕谷照美君 日本の著作権協会がょその国からお金を受け、こちらで出さないなんてこんな恥ずかしいことはないと思うんですよね。ぜひ国会の中でも抜本的解決を図るための対応を進めることというふうになっておりますので、私どももこれからまた努力をしていきたいというふうに思いますが、もう一つの...全文を見る
○粕谷照美君 加戸次長にお伺いしますけれども、この隣接権条約に加盟をするということは、具体的に言いますと、日本の国内で何か音楽の面では大きな変革がありますでしょうか。
○粕谷照美君 どうりで私どもの耳に入ってくるテレビ放送だとか有線放送、外国音楽多いですね。あれ使ってもお金を払わなくてもよろしい、日本の人が作曲し、日本でつくったレコードを使用した場合にはこれはお金を払わなきゃならない、だから、向こうのものをただで使ったらよろしいという、この発想...全文を見る
○粕谷照美君 文部大臣にも出ております先ほどからのこの二点の御要望ですね、請願書という形をとっておりませんから、請願の審議の対象にはならないのではないかというふうに思いますけれども、国会決議もずっと行われていることでありますし、尊重していただきたい、こういうふうに思いますが、いか...全文を見る
○粕谷照美君 終わります。
06月06日第102回国会 参議院 外務委員会 第16号
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○粕谷照美君 本条約案がいよいよ批准されるときが近づいてまいりました。参議院では先回の国会対策委員会で、ケニアの世界会議に向けて五名の議員を派遣するということをお決めいただきました。しかし、この五名だけではとてもこの歴史的な条約を締結する世界的な会議に出席するには、私どもも参加し...全文を見る
○粕谷照美君 大臣は、この婦人差別撤廃条約に我が国の法制がその精神に沿うようにきちんと改正をされてきた、ゴーサインが出せる、こういうふうにお考えでございましょうか。
○粕谷照美君 外務省としては、どういうことをやったから条件が整ったというふうにお考えになっておりますか。
○粕谷照美君 マスコミで私はちょっと耳にしたり目にしたりしているわけですけれども、外務政務次官は今回の改正については評価をすれば中の上だと、こういうふうにおっしゃっております。それからそこにおいでになります赤松局長は、テレビで均等法は八十点ぐらいのものだろうか、こんなことをおっし...全文を見る
○粕谷照美君 今お話がありましたように、固定的な役割分担の意識はなお残っているけれども統計の面では前進を見ている。このことは私も本当にそうだというふうに思うんですよ。しかし、人口動態のグラフなんかを見てみますといまだにひのえうまの年というのは子供たちの数が激減しているわけですね。...全文を見る
○粕谷照美君 国民の意識を変えていく、固定的な役割分担を変えていくというために非常に教育というものが果たす役割は大きいというふうに思うわけですけども、文部省としてはこの辺はどういう方策をとろうとしていらっしゃいますか。
○粕谷照美君 それにはどのくらいの人数が参加をしておりますでしょうか。
○粕谷照美君 その数字についてのこれからの成果というものは今後に出てくるものだというふうに思いますので、またその時点で質問いたしますが、特にその学校教育の中でも私は今焦点になっているのは何かといえば、高等学校における女子のみ必修の家庭科、これが差別撤廃条約批准上問題ありと外務省か...全文を見る
○粕谷照美君 そうすると、文部省としては、昨年の六月といいますから九年間にわたって、あるいは中間年会議で日本が条約に署名をしてからでいえば四年間にわたって随分頑強にこれでよろしいんだという態度を持ってきたのは一体どういうことですか。  それとあわせまして、今伝統と歴史というふう...全文を見る
○粕谷照美君 説明は私は不十分だというふうに思いますけれども、しかし戦後においては男女ともに家庭科を学んできた、小学校の五年生から高校の三年まで、これは事実だというふうに思うんですね。それが伝統と歴史だということで、何か昔からもう男女別学で家庭科をやっていたというように御説明をい...全文を見る
○粕谷照美君 条約は、第五条及び第十条の(c)項で、男女の固定化された役割分担意識の払拭を求めておりますね。家庭科においては外務省の説明はただいまおっしゃったとおりです。しかし、単に方向が明らかにされただけで条約の精神に合致するのかという疑問はどうしても残ります。私はどうしてもそ...全文を見る
○粕谷照美君 私もそういうふうに思ったんですよね。それで六月の二十五日ですか、臨教審の第一次答申が出るのは。その中に明確にそのことが出ていくのかどうか。
○粕谷照美君 あなたは大臣でないので、私は余り質問するのは悪いんですけれども、しかし、臨教審が答申を出したら必ずそういう方向に動くのかということについては大変不信感を持っているわけですね。臨教審自体が、自由化だの個性化だの個性主義だの、まだ教育の基本そのものについてだって随分やり...全文を見る
○粕谷照美君 その日程についてですけれども、連合審査の中で随分衆議院は問題になりましたね、随分長いことかかるんじゃないかと。そのときの文部省の説明というのは一体どのような説明をされましたか。
○粕谷照美君 普通ならそういうことになるというんですね。普通であれば五年あるいは八年もかかる。国連婦人の十年が終わってしまうんじゃないですか。そういうことで私は、合格点に達しない、そういうことを認めた外務省自体もおかしいということを先ほどから申し上げているわけであります。これに対...全文を見る
○粕谷照美君 できるだけ早くという、そういう抽象的な言葉だったんですか。私はゆうべ土井議員から連絡がありまして、三年から五年という明確な数字を出されたというように伺っておりますけれども、あなたは聞いておられませんですか。
○粕谷照美君 それでは文部省としては、三年から五年もかけずに、というその総理の言葉、これは最高責任者の言葉ですからね。三年後中曽根総理であるかどうかは別といたしまして、やっぱりその言葉に忠実に、もっとあるいは早くという意味を込めて私は言っているんですが、やらなければならない責任、...全文を見る
○粕谷照美君 例年今までは大体五年から八年かかったと、こういうふうにさっきからおっしゃっていますけれども、これが三年から長くて五年ということは、今までの常識を打ち破るという作業になりますね、やれますか。
○粕谷照美君 外務省にお伺いします。  文部省は非常に苦悩しながら、できるだけ早くと、こういうふうに先ほどから答弁をしているわけでありますけれども、外務省が出しました「女子に対するあらゆる形態の差別の撤廃に関する条約の説明書」というのがありますが、この三ページから四ページにかけ...全文を見る
○粕谷照美君 そうしますと、文部省はこれに沿いまして早くやらなければならないという義務を負ったと、こう理解してよろしゅうございますか。
○粕谷照美君 文部省はこの男女必修の家庭科をやっている国々の状態などをつかんでおりますでしょうか。
○粕谷照美君 それらの国々の状態などももう一遍よく調べあわせて、本当に恥ずかしくないような条件というものをつくり出してもらいたいと思いますけれども、私がさっき心配して申し上げましたのは、家庭科で、憲法、教育基本法の理念にのっとって男女共学が発足をしたあの昭和二十三年時代に比べて、...全文を見る
○粕谷照美君 家庭科の問題は大体理解をいたしました。  しかし問題は、この固定的な役割分担意識を変えるということは家庭科に限らない。教育全体の中で行われなければならないという、そういうことを先ほどから申し上げておりましたが、教科書の中でこの辺がなおざりになっているのではないか。...全文を見る
○粕谷照美君 教科書検定制度については、私は反対の立場をとりますが、具体的に言えば今現にあるわけですからね。あるということは事実ですから、その行われる検定については固定的な役割分担の思想というものはもうなくしていかなければならない。そういう思想を持った方が検定委員にならない限り、...全文を見る
○粕谷照美君 社会の現実が反映をする、確かにそうだと思います。しかし、じゃ、社会の現実のどの部分に焦点を当てて反映をさせているのかという見方が大事なんですね。やっぱり将来あるべき姿、国会でももう常に口を開けば二十一世紀という言葉が出てくるわけです。その二十一世紀の女子、家庭という...全文を見る
○粕谷照美君 審議会に婦人が入っているというその比率などはどんなでしょうね。
○粕谷照美君 その内容についてはまた別の機会にやりたいと思いますけれども、しかし一・七%というのは少ないですね。百人校長がいれば一・七人ですから二人も校長はいない、もう男の社会になっているわけですね。  それから教頭については二・五ですから百人のうち三人いればいい方だ、こういう...全文を見る
○粕谷照美君 積極的な指導をしないということは、積極的な指導をすると女性に対して、そういう指導することは男性に対して差別だ、優遇し過ぎだという理由からおやりにならないのですか。
○粕谷照美君 差別をしてはいけないとは言いながらも、そういうところに出るための教育訓練が男性、ほとんど中心ですね、現実をごらんになってください。よく調べていただきたいと思います。私は、教頭や校長になることがいいことだというふうには思いませんけれども、現実にその職場がありそういうポ...全文を見る
○粕谷照美君 それは表面的なことですよね。管理職適齢期にある人たちがどんな運命の中で生きているかということを一つ例をもってお話ししたいと思います。  ある県の教育委員会が某女教師に出した手紙です。手紙とはいいながらも、これは活字になっておりますから、非常に大勢の人に出されている...全文を見る
○粕谷照美君 あなたの目から見えないけれども、私の目には見えるんですよね。この間も夜中に電話がかかってきましてね。四十分間も延々として訴えられました。  赤松局長にお伺いしますけれども、こういう実態があるなどということは、労働省としてやっぱりつかんでいらっしゃるのじゃないですか...全文を見る
○粕谷照美君 これは赤松局長もちょっとアンテナが低過ぎるんじゃないんでしょうかね。陰惨になって、巧妙になってきているんですね。そのことは、もうちょっとアンテナを高く掲げまして、いろんな情報が入ってくるように、そして労働省と文部省は横並びだから、労働省としてもなかなか行政指導なんか...全文を見る
○粕谷照美君 ところが、またその直後に九州の某県で、結婚したら退職しなきゃならないなどという、そういうことがいまだにまかり通っていた。組合の方もようやく今度はやめましょうというようなことになったらしいですけれども、そういうことのニュースがなぜ入ってこないのでしょうか。やっぱり自治...全文を見る
○粕谷照美君 公務員がちょっとストライキなんかやりますと、すぐ停職だとか減給だとか厳しい処分を受けるんです。今度この条約を批准していくということになりますと、さらにまた均等法、私どもはこれも全く力にならない、頼りにならない法律だとは思いながらも、しかしそれでも山口労働大臣に言わせ...全文を見る
○粕谷照美君 外務大臣、法律違反のようなことがあるいは条約の精神違反のようなことがいわゆる地方自治体において堂々とまかり通るというような状態を許しておいては、条約を締結するなんというのではちょっと恥ずかしいんではないでしょうか、いかがですか。
○粕谷照美君 私も大臣のおっしゃるとおりだと思います。そしてとにかく女性自身も努力をしていかなきゃならないし、それはお互いに頑張ること以外にないというふうに思うのですけれども、でもそれにしてもそういうふうな教育を受けて育ってこなかったわけでありまして、大変なこれからの努力が必要に...全文を見る
○粕谷照美君 ぜひそういう強力な行政指導をやっていただきたいと思いますが、文部省に伺いますけれども、新卒の就職というのは企業から直接学校に対して行われるわけですね。それを受けて教師は生徒に張り紙を出すなり、あるいは個別面談で指導していく。そのときに、そのような男女差別があるという...全文を見る
○粕谷照美君 私の質問は、そのようなことが内容の中に明確になっていないということを、入社して仕事をやって一カ月もたってから知るような職業指導というのは、非常に問題があるのではないかということを言っているわけでございます。現状についてまだ御存じなければそれはそれでこれから十分注意を...全文を見る
○粕谷照美君 しかしここのところは問題なんで、現実的にはもう一緒になっている例なんというのはたくさんあるわけですから、その間にいろいろな問題が逆の意味で起きることもあり得るわけでありまして、もう少しこの点については御検討を真剣にやっていただきたいと思いますが、いかがですか。
○粕谷照美君 中国残留孤児だって親子の判定が行われるような時代に、あなたのおっしゃるほどの困難性があるというふうには私は思いません。これは女性の幸福にも直接につながることでありますし、もう少し前向きに。この六カ月がちょっと長過ぎるんですよね。私は平等にしてもいいんじゃないかという...全文を見る
○粕谷照美君 どうも離婚の話ばかりしているとめいってしまうわけでありますけれども、今おっしゃった嫡出子のことに関連をいたしまして、非嫡出子というのは母親との関係は出生そのものによって明らかですから、相続関係は母親との間には問題がない。しかし、父親との関係で言えば、たとえ親子の血縁...全文を見る
○粕谷照美君 これは私は男女の差別、女子差別ということよりは、条約そのもので考えていったらいいのではないかというふうに思うんですね。人間の意識なんというのはだんだん変わっていくわけですから、これは子供の立場に立って考えなければならない。そういう意味で、条約そのものは第十六条、外務...全文を見る
○粕谷照美君 いえ、私は資料を取り寄せて、これは外務省の訳だというふうに思うんですけれども、十六条の1の(d)項にありますね、「子に関する事項についての親としての同一の権利及び責任。」、その次の「あらゆる場合において、子の利益は至上である。」こう書いてあるんですね。だから、男女の...全文を見る
○粕谷照美君 五十五年に調査をなさったそうでありますけれども、この辺についてはまた女性の生き方自体も変わってくるわけでありますから、しばしば調査をいたしまして、まず子の利益を優先すべきだというこの条約の精神を生かすように法律を変えていく必要があるのではないだろうかというふうに思い...全文を見る
○粕谷照美君 一つ一つ、なぜまだ批准していないのかなどということを聞く時間的余裕がありませんので、私は百五十六号条約そのものについて中心的に伺いたいと思います。  この条約は、本条約と不離一体というふうに思いますけれども、簡単に言って百五十六号条約というのはどういうことを言って...全文を見る
○粕谷照美君 そうしますと、この女子差別撤廃条約を批准するということと、この百五十六号条約の批准の方向というのは同じでなければならないというふうに思うわけですけれども、百五十六号条約批准に向けての姿勢というのはどうなっておりますか。
○粕谷照美君 非常に重大なことでありまして、百五十六号条約を批准に向けて関係省庁と協議をしたい。協議をしたいということはこれは批准をするということが腹の中にあるから私はおやりになるんだというふうに思いますけれども、大臣、これはいかがですか。
○粕谷照美君 そうしますと、一応そういう方向が決まったということは作業を開始するということになろうかというふうに思います。次の国会あたりまでに何か情勢の報告などをいただけますでしょうか。
○粕谷照美君 今のことは外務省主導でおやりになる、こういうことになりますか。
○粕谷照美君 労働省はいかがお考えでしょうか。
○粕谷照美君 労働省は、この百五十六号条約批准の方向に向くという外務省の方針を受けますと、やっぱり育児休業法を今のままの奨励法みたいなあんな形ではぐあいが悪いんじゃないんだろうかと思いますが、どうお考えですか。
○粕谷照美君 そうしますと、仮定の問題にはお答えできないかもしれませんけれども、文部省には女子教職員の育児休業法というのがありますね。これはもう女子というのをとらなきゃならないということになりますかね。男女ともにということになるわけでしょう。百五十六号条約を批准するためには国内法...全文を見る
○粕谷照美君 実態の方を先に優先さしていくということも一つ重要なことでありますが、私は故早川元大臣ですね、自民党のあの大臣がヨーロッパ各国をお回りになって、その育児休業制度について随分綿密な調査をやっておいでになったことを感動をもってお読みしていたわけであります。それと同時に、我...全文を見る
○粕谷照美君 私はこの報告というものが充実した報告であること、それから公正な報告でなければならないというふうに思います。一九七九年の我が国が批准しました人権規約にもこの条約と同じように報告の制度が定められておりまして、我が国は報告を出しました。その内容が極めて簡単だというので人権...全文を見る
06月11日第102回国会 参議院 文教委員会 第12号
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○粕谷照美君 私学共済は非常に経済状況がいいというふうに言われておりますけれども、長期の経理の収支状況、それから他共済に比べてどういうふうになっているか、あわせまして短期はどうかということについて御報告いただきたいと思います。
○粕谷照美君 長期も短期も非常に良好な収支であるということについては非常に喜ばしいことでありますけれども、その良好であるという理由は一体どこにあるというようにお考えになっておられますか。長期なんかについては成熟度四%なんというのはもう群を抜いていいわけですね。その理由は先ほど二点...全文を見る
○粕谷照美君 最初の発足当時が五万人ぐらい、その次に学校が次々とできて現在三十四万人近い組合員がいる。したがって、支える基盤が非常に大きいから、歴史も浅いけれども、歴史が浅いということは年金をもらう人の数も少ないけれども、非常に安定した経営基盤であるというそのことはわかるんですけ...全文を見る
○粕谷照美君 文部大臣にお伺いしたいと思うことは、確かに今御報告あったのを皆さんから笑い声が出ましたけれども、本当百歳いらっしゃるんです、お一人ね。九十九歳がお一人、九十五歳がお二人、九十四歳四名とかね。六十五歳以上の方方が多いということについては理解がいきます、今六十五歳定年い...全文を見る
○粕谷照美君 経営者は組合員になれますか。
○粕谷照美君 給料をいただきながら組合費を払って、それで最終的には年金いただかないということもあり得るかなとこの年齢を見ながら私は思っているわけでありますが、しかし、やはり本気に仕事をしていらっしゃる方を見て私は賛成をいたしますけれども、ただ尊重しなければならないということだけで...全文を見る
○粕谷照美君 そういう年齢層が多いということは確かにそうなのですけれども、二十六歳を超えますと激減するのですね。結婚退職なのだと思うのですよね。瀬古選手の花嫁になられる方も結婚で退職をなさるようでありますね。結婚退職が多い。組合脱退者ということは、つまり退職をされる方が非常に多い...全文を見る
○粕谷照美君 また逆の意味で途中でやめませんと年金財政なかなか窮屈になってくるんですね。その辺のところは、例えば公立学校共済組合でも関東近県のように若手がわっと集まってくるようなところは短期にしても黒字が多い。ところが高年齢者がずっとそろっているようなところについては非常に厳しい...全文を見る
○粕谷照美君 六十五歳以上の人にも年金を支給してほしいという、年金改定の法律でありながら年金を支給してもらいたいと、こう簡単に説明をされてもちょっとわかりかねる部分があるのではないでしょうか。ですから、もう少し説明を詳しくしていただきたいと思います。
○粕谷照美君 非常に問題がありますね。国立学校の先生をやめて私立に行った場合には年金もらえないんですね。ところが同じ私学同士で、例えば早稲田や日大のように厚生年金に入っていらっしゃるところの先生がおやめになって別の大学にいらっしゃれば、それは年金もらいながら給料をもらうことができ...全文を見る
○粕谷照美君 いずれ年金の統一の法律が出てきたときに私はやりたいというふうに思っておりますから、これについて深く入る気持ちはないんですけれども、そういう検討があって、さらに松永文部大臣の名前でもって社会保障制度審議会の会長のところにこの共済組合法等の一部を改正する法律案について諮...全文を見る
○粕谷照美君 じゃ私学共済が私学、私立学校教育の振興に資するという具体的な措置というものはどういうふうになっておりますか。
○粕谷照美君 前段の部分につきましては国公立共済も同じだというふうに思いますけれども、例えば昭和五十八年度の年度末で私学共済組合は日本私学振興財団に一千二百億円の資金を貸し付けておりますね。一方、私学振興財団は私学共済組合に三億七千万円の助成を行っておる、こういうのは国公立共済に...全文を見る
○粕谷照美君 共済組合から私学振興財団に対して相当のお金を出している、また振興財団も共済にお金を出している、こういうことを考えてみますと、本当に私学の助成金などというものは大事にしていかなければならないというふうに考えるわけでありますね。ところが私学の中でやはり何といいますか、相...全文を見る
○粕谷照美君 試験は一つの会場でやられたのかどうかも私はわからないんですけれども、十一名の人を入学させたというのがそういう教務部長と言われる人のお一人の才覚でやれるようなことなんですか。何かいろいろな対策といいますか、ことがあったのではありませんか。
○粕谷照美君 文部省としては替え玉受験できるなんという条件あると、そういうことがあるんだったらうちでもやろうなんてそんな人はいないと思いますけれどもね。そういうことがやれるような条件の受験体制というのは一体どういうふうにお考えになっておりますか。
○粕谷照美君 これは国税局が告発をしてわかったことなんですね。そしてそれが三月だというんですけれども、その前にあったわけなんでして、それ以後随分時間たっていますけれども、今の報告程度のことしか明らかになっていないということは大学の真相究明に対する姿勢がなまぬるいんではないか、こう...全文を見る
○粕谷照美君 替え玉入学をして平気でいられるような人に医者になってもらって私どもは診ていただくなんというのはとてもじゃないですけれどももう耐えられないことです。お隣にお二人のお医者さんいらっしゃいますけれどもね。とてもじゃないけれども耐えられないことであります。こういうことはきち...全文を見る
○粕谷照美君 この福原学園は非常に教職員給与が低いと言われておりますね。パーセンテージが非常に低い。そして預金が——よくのぞく人もいるものですけれども、百億円ぐらいあったんで、私学振興財団にお返しする、返すなんといったって加算金つこうとそんなのは大したことなかったということが新聞...全文を見る
○粕谷照美君 私の質問の仕方がまずかったんだということを今の御返事で痛感いたしました。内容に差があるということがわかりましたのでそれはいいですけれども。  九州産業大学と国士舘ですね、制裁措置でやられておりますけれども、これは国会の中でもしばしば問題になったんですけれども、内容...全文を見る
○粕谷照美君 全体としてはそういう方向に動いているやに見えるんですけれども、私は先日あそこの教職員の方々とお会いいたしまして、やっぱり問題は根深く浅っているという感じがしてなりません。それはもう明るい展望が見えたなんというものではないというふうに思うんです。もっともあれだけの事件...全文を見る
○粕谷照美君 時間が来ましたから終わります。
06月12日第102回国会 参議院 環境特別委員会 第8号
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○委員長(粕谷照美君) ただいまから環境特別委員会を開会いたします。  公害及び環境保全対策樹立に関する調査のうちナショナル・トラスト問題に関する件を議題といたします。  本日は、本件の調査のため、お手元に配付しております名簿の方々に参考人として御出席をいただいております。 ...全文を見る
○委員長(粕谷照美君) どうもありがとうございました。  次に、天神崎保全市民協議会事務局長外山八郎参考人にお願いいたします。外山参考人。
○委員長(粕谷照美君) どうもありがとうございました。  次に、前斜里町長、ナショナル・トラストを進める全国の会会長藤谷豊参考人にお願いいたします。藤谷参考人。
○委員長(粕谷照美君) 簡単にお願いいたします。
○委員長(粕谷照美君) この際、委員の異動について御報告いたします。  本日、片山甚市君が委員を辞任され、その補欠として浜本万三君が選任されました。     ─────────────
○委員長(粕谷照美君) 以上で、本日御出席をいただきました参考人に対する質疑は終わります。  参考人の皆様に一言お礼を申し上げます。  本日は貴重な御意見をお聞かせいただきまことにありがとうございました。委員会を代表いたしまして厚くお礼を申し上げます。  この際、理事会の御...全文を見る
○委員長(粕谷照美君) 以上をもちまして本件に対する質疑は終了いたしました。  この際、丸谷君から発言を求められておりますので、これを許します。丸谷君。
○委員長(粕谷照美君) ただいまの丸谷君提出の決議案を議題とし、採決を行います。  本決議案に賛成の方の挙手を願います。    〔賛成者挙手〕
○委員長(粕谷照美君) 全会一致と認めます。よって、本決議案は全会一致をもって本委員会の決議とすることに決定いたしました。  ただいまの決議に対し、石本環境庁長官から発言を求められておりますので、この際、これを許します。石本環境庁長官。
○委員長(粕谷照美君) 本日はこれにて散会いたします。    午後四時五十七分散会
06月19日第102回国会 参議院 環境特別委員会 第9号
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○委員長(粕谷照美君) ただいまから環境特別委員会を開会いたします。  まず、委員の異動について御報告いたします。  去る十三日、浜本万三君が委員を辞任され、その補欠として片山甚市君が選任されました。     ─────────────
○委員長(粕谷照美君) 継続調査要求に関する件についてお諮りいたします。  公害及び環境保全対策樹立に関する調査につきましては、閉会中もなお調査を継続することとし、本件の継続調査要求書を議長に提出いたしたいと存じますが、御異議ございませんか。    〔「異議なし」と呼ぶ者あり...全文を見る
○委員長(粕谷照美君) 御異議ないと認め、さよう決定いたします。  なお、要求書の作成につきましてはこれを委員長に御一任願いたいと存じますが、御異議ございませんか。    〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○委員長(粕谷照美君) 御異議ないと認め、さよう決定いたします。     ─────────────
○委員長(粕谷照美君) 次に、委員派遣承認要求に関する件についてお諮りいたします。  公害及び環境保全対策樹立に関する調査のため、閉会中に委員派遣を行いたいと存じますが、御異議ございませんか。    〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○委員長(粕谷照美君) 御異議ないと認めます。  つきましては、派遣委員、派遣地、派遣期間等の決定は、これを委員長に御一任願いたいと存じますが、御異議ございませんか。    〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○委員長(粕谷照美君) 御異議ないと認め、さよう決定いたします。  本日はこれにて散会いたします。    午前十一時一分散会
06月20日第102回国会 参議院 文教委員会 第13号
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○粕谷照美君 今御質問のとおり、先ほど御説明のありました、つまり今産代法から取り除かれている、入れることが、入ることができないでいる職種の皆さんにこの法律を適用させていきたい、こう考えて提案をしているものでございます。その理由は何か。提案理由の中に詳しく申し上げているわけでありま...全文を見る
○粕谷照美君 現業職員の多くは、それぞれの学校に一名あるいは二名という極めて少数しか配置をされていないわけであります。しかしながら、必要だからこそ配置をされるというふうに私どもは考えておりますので、この方々がお産のために休むということは学校運営上非常に大きな影響がある、これは事実...全文を見る
○粕谷照美君 五十九年度の学校基本調査によりますと、国公立校におけるその人数は、技術職員で千百十一名、うち女子が五百八十九名、学校給食調理員五万二千八百八十六名、うち女子が五万一千三百七十七人、学校図書館事務員二千五百九十九人、同じく女子が二千五百十五人、養護職員千三百三十二名、...全文を見る
○粕谷照美君 この方々の職種、職名というのは歴史的な経緯もあります。それから各県ごとにいろいろな違いもございます。また、学校で言いますと、農業高校、工業高校、水産学校、盲学校、聾学校、養護学校など、それぞれに違うわけであります。例えば実習夫にいたしましても、農業高校では農務員、農...全文を見る
○粕谷照美君 御質問の趣旨は私はよくわかるわけでございますけれども、十分御存じで御質問なさっていらっしゃるのではないかということも含めましてお話をしたいと思いますが、つい二、三日前の新聞にあれは天声人語ではなかったかと思っているのですが、ある学校の用務員さんが退職をされた。そして...全文を見る
○粕谷照美君 確かに学校給食調理員のような職種ですと、ある程度の経験を持っている方であれば仕事ができるという部分はあろうかと思います。しかし、図書館事務に当たる方だとかあるいは養護職員というような方は専門性があるものですから、どなたでもよろしいというわけにはいかないのではないだろ...全文を見る
○粕谷照美君 最初に家庭科の問題について伺います。  家庭科教育に関する検討会議は、婦人差別撤廃条約の批准に関連して出しました勧告、一つには、複数の家庭科科目を男女の選択必修とする、二つ目には、「家庭一般」と他教科の科目をセット、いずれかを選択必修とするという二つの案を挙げまし...全文を見る
○粕谷照美君 年内といいますとまだあと半年もあるわけですね。そんなに悠長なものでなければならないという理由は一体どこにあるんですか。
○粕谷照美君 秋口には発足をさせたいと、こう考えていらっしゃるということはわかりました。大体、この教育課程の審議会から、教育が、施行されるまでの期間というのは、今までの文部省の御答弁で言えば五年か、長くて八年もかかったと、こういうことになっているわけですね。ことしで国連婦人の十年...全文を見る
○粕谷照美君 この教育課程審議会の中で改訂の基本的な考え方をまとめると思いますけれども、審議メンバーだけで改訂の基本的な方向をまとめるのでしょうか。というのは、今私が冒頭に申し上げましたように、検討会議の報告に対して現場の教師が非常に厳しい批判をしていらっしゃる。審議メンバーだけ...全文を見る
○粕谷照美君 大体今まで五年から八年五カ月ぐらいかかったいわゆるサイクルといいましょうか、そのサイクルは崩すことができない、こういうふうにお考えになっていらっしゃるわけですか。
○粕谷照美君 教育課程審議会で審議をされる項目が臨教審答申の中に含まれるというように考えてよろしゅうございますか。それはどうでしょう。
○粕谷照美君 六年制といいますか、中高一貫教育の問題と非常にこのことは関連してくる、確かにそうだというふうに思いますね。そうしますとと、今までの家庭科のあり方よりはもっともっと複雑で、しかも意義の重いといいますか、そういう審議内容にならざるを得ないのではないか、教育課程審議会が。...全文を見る
○粕谷照美君 私は、文部大臣は非常に正確だと思うんですよね。できるだけ早くやりたい、これで終始をしていらっしゃるわけですよね。ところが、総理は三年とか五年とか、そんな長いことを考えていらっしゃらない。明確に数字を挙げていらっしゃるんで、文部大臣は総理を大事にされて、できるだけ早く...全文を見る
○粕谷照美君 同一のカリキュラムで男女ともに学ぶという条件を後退をさせるということは絶対に考えられませんね。差別撤廃条約の批准ということを今文部省は約束をしていらっしゃるわけですから、後退をさせて女子のみというようなことが起きるというふうには、もう絶対に後退しない、これだけは確認...全文を見る
○粕谷照美君 先ほど文部省は、人数に限りがありますから、審議についてはどうしても専門家の協力をいただかなければなりませんと、こういうお話がありました。私は、そこにおいでになるということも非常に大事ですけれども、臨教審がいろいろと公聴会なんかもやっておりますね。予算が伴うかどうかは...全文を見る
○粕谷照美君 私は要望があるんですけれどもね。現場に行ってみますと、家庭科研究部会、いろいろな研究部会がありますね。そういう研究部会の部会長というのは大体校長さんなんですね。校長さんというのは九九・何%男性なんですね。家庭科なんかやったことのないような人が家庭科の部会長をやって、...全文を見る
○粕谷照美君 ジョギングの雑誌の「シティランナー」は一九八四年の十二月号ですからね、文化庁長官になる前、確かに御自分で今売文業者とおっしゃったけれども、文学者三浦朱門氏のお書きになったことだというふうに思います。しかし私は、やっぱり何も体を鍛えなきゃならないジョギングをするという...全文を見る
○粕谷照美君 書き間違った部分があると反省してくださるのはいいことでありますけれども、私は本当に言いたいと思いますね。  例えば、売春をやっているという女性であってもレイプをされるということについては絶対に許せない、そういう気持ちを持つんですよね、持っているんです。長官もお書き...全文を見る
○粕谷照美君 終わります。
06月24日第102回国会 参議院 環境特別委員会 第10号
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○委員以外の議員(粕谷照美君) 一言ごあいさつを申し上げます。  昨年の八月、皆様の御推挙によりまして委員長に選任されましてから今日まで皆様方の大変な御協力をいただきまして、無事委員長の重責を果たすことができました。ここに厚くお礼を申し上げる次第でございます。  本委員会が抱...全文を見る
07月09日第102回国会 参議院 文教委員会 閉会後第1号
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○粕谷照美君 日本社会党は、「審議経過の概要」が公表されました際に、岡本会長もおいでになりまして直接お話をしたわけでありますが、そのときに、改革理念のない答申は教育改革答申に値しない、二番目に、改革理念がないのに具体的な政策を打ち出すのは本末転倒である、三番目に、中高一貫六年制中...全文を見る
○粕谷照美君 「改革の基本的考え方」が教育改革の理念に当たる、こういう御説明のようですね、一から八までありますということは。それはどうなっておりますか。
○粕谷照美君 今、会長もおっしゃいましたように教育の理念は本答申にまつ。本答申というのは随分これからかかるわけですね。だから、その教育の理念そのものがないのに教育改革の理念が出るわけがない、基本方向が出るのは本末転倒だということを先ほど申し上げた次第でございます。  まあ、出さ...全文を見る
○粕谷照美君 そうしますと、この自由化論争というのは決着がついていない、これから具体的な問題をやるときに自由化論争が起きてくる、こういう理解でよろしゅうございますか。
○粕谷照美君 第一次答申の十ページを見ますと、自由の問題が随分書いてあるわけであります。随分私はこれを読みながら道徳教育なのかな、修身教育の本を読むような感じだなと思いながら拝見をしておりましたが、教科書だとか学習指導要領、非常に拘束力が強いわけでありますけれども、それをめぐる規...全文を見る
○粕谷照美君 そうしますと、マスコミが書いていることはあれはマスコミ自体の思い違いであったと、こういうふうに今の会長の御答弁では受け取られるわけであります。  ところで、概要の要旨を読んでみました。この要旨の二ページのところに、自由化の問題とも関連するわけでありますけれども、教...全文を見る
○粕谷照美君 自由の概念が軽視されてきた嫌いがあるということを否定するものではありません。しかし一体だれが自由の概念というものを軽視してきたのか、そこの反省といいますか、分析がないということを私は今指摘をしているわけでありますが、しかし、今、会長がおっしゃいますように、機会均等が...全文を見る
○粕谷照美君 「改め」よりは「代えて」という方がはっきりすると、まあ、内容的にはそう意味が変わっていないんだと、こうおっしゃるわけでありますが、そうしますと、この「改めて」と「代えて」という部分の後の「「共通テスト」を創設する。」というのは共通のことになりますね。この報告の時点で...全文を見る
○粕谷照美君 そういたしますと、私がよくわからないのは、今の臨教審の考え方があるにもかかわらず、七月の三日に早々と藤波官房長官が、六十二年度からこれを廃止すると、こういうふうにおっしゃっていますね。それから、六月の四日、松永文部大臣が中曽根総理と会いまして、首相はこの「代えて」と...全文を見る
○粕谷照美君 しかし臨教審は、大学入試の改革をめぐって五項目にわたってこれに関連する問題を同時に提起しているわけですね、共通テストだけを出しているわけではないと思います。共通一次を廃止して共通テストの導入だけが今、前面に出てきているような感じがいたしますけれども、これは総合的にや...全文を見る
○粕谷照美君 臨教審のお考えはわかりましたから、あとは文部省に聞くという以外にないと思いますけれども。  これはまことに変な質問なんですけれども、会長が、六月の五日ですか、赤坂の料亭で、総理に呼ばれましてちょっと御慰労いただいたことがありますでしょうか。
○粕谷照美君 あったのかなかったのかよくわからなかったわけですけれども、あったというふうに私は今受けとめてよろしゅうございますね。――臨教審の第一次答申を出される前に、強引に臨教審を発足をさせた総理と直接お会いになるということは非常に問題があるというふうにお考えになりませんでした...全文を見る
○粕谷照美君 会長の答弁が長くて、私質問の時間がもう切れてしまいますので、意見だけ申し上げておきますけれども、教育の大改革というには財政論が非常に弱くて、そしてつけ足しの感じがあるわけであります。この辺のところもきちっと出していくべきであろうかというふうに思いますし、今おっしゃい...全文を見る
11月21日第103回国会 参議院 文教委員会 第1号
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○粕谷照美君 最初に、教育予算関係について伺います。  この五年間に、文部省の予算の実態というのは防衛費の突出に対して、伸び率も、それから全体に占める割合も極度に低下をしておりまして、私はこういう教育軽視の予算はまことにけしからぬことだというふうに考えているわけですが、本年度の...全文を見る
○粕谷照美君 これはことしに限ったことではないと思うんですよね、今までもずっとそういうことで過ごしてきているわけですから。最終的に、私はこの概算要求プラス人件費として膨らませて大蔵省に要求をするのか、現状の中からどこか削って文部省はひねり出しなさい、こういうふうに言われているのか...全文を見る
○粕谷照美君 今の問題は確かに事前通告していませんから、担当者が来ないというのもこれはやむを得ないことでありますけれども、でも、こういう大まかなことぐらいだったら答弁できるような態勢に私はしておいていただきたいというふうに思います。  それでは、本年度から教職員旅費と教材費が国...全文を見る
○粕谷照美君 その調査はいつごろまでにまとまり、そのやった調査が各市町村にきちんと生きるような条件になるという、そのぎりぎりの線はいつごろになりますか。
○粕谷照美君 私は、非常にこの調査というのは大事だと思いまして、先国会の中で質問をしたわけであります。三千幾つの調査をやるのは大変だ、こう確かに答えていらっしゃるわけですよね。私もこの三千幾つの市町村の全部の予算を出すということは非常に困難だというふうに思いますけれども、その中か...全文を見る
○粕谷照美君 私もちょっと自分の県なんかを組合を通して調査してみました。また、よその県も幾つか調査をしてみたんですけれども、心配されている事実が出ているんですね。だから、早く調査をやっていただきたいと、こういうふうに思ったわけでありますが、例えば新潟県を見ますと、前年度の教材費に...全文を見る
○粕谷照美君 私は、減額をしている自治体に指導をしていきたい、していきますとおっしゃるその言葉はわかるんですけれどもね。ひもつきでないんですよね。その場合にどういうふうにして指導をなさっていくのか。その態度はいかがですか。
○粕谷照美君 その時期なんですけれどもね。各市町村なんか、十二月市会あたりで、そういう議会で調整をやるということが多いのじゃないかというふうに思うんですよね。年度末なんてやられても間に合わないわけですから、できれば十二月議会に補正を出せるような条件という、そういう時期に間に合わな...全文を見る
○粕谷照美君 それでは次に、義務教育費の国庫負担の打ち切りについて伺います。  私どもが大蔵省あるいは自治省と時々教育予算について交渉してまいる中で、ちらちらと出てくるのが、とにかく人事院勧告で大幅な財源が必要になった、で、どこかを切ってもらわなければならない、だから教育予算の...全文を見る
○粕谷照美君 大臣にお伺いをいたしますけれども、これからいよいよ本格的な折衝が始まるわけです。そのときの大臣の決意ですね、公立文教施設費、国立学校特別会計、ことしはどうしても大学の授業料を上げてもらわなければ困るなどと、こういうことも耳の中に入ってきますし、私学助成も抑え込まなき...全文を見る
○粕谷照美君 この問題については拒否し通すと、断固として頑張り扱いでいくと、こういう文部大臣の決意だというふうにお伺いをいたしますが、それで間違いないですか。
○粕谷照美君 ことしの四十人学級の問題とも関連してくるわけであります。教育条件の整備充実、これやっぱり予算に関連いたしますので質問していくわけですが、その前にちょっと国際理科テストの報告を伺いたいと思うんです。  五十八年に行われた第二回の国際理科テストで、日本の小中高校生がか...全文を見る
○粕谷照美君 点数はわかってるんです、御報告いただいた分も。世界のトップレベルだと、こういうことの報告だと思うんですね。また、今回も世界一じゃないかということになっているわけですけれども、しかし、その中の分析が問題があるんではないかという質問もあわせて、どういうふうな傾向、問題点...全文を見る
○粕谷照美君 ペーパーテストよりも実験の方が低いというそのことは一体どこに原因があるというふうに文部省としては考えられるんでしょうか。
○粕谷照美君 昨年の十二月に文部省が調査をしました保護者が支出した教育費というのがあるわけですけれども、その中で学校教育費では小学校全学年平均して四万七千九百十二円である、前年比一・三%増であると、こういうことが出ております。その支出項目、学用品・実験実習材料費というのが三〇・六...全文を見る
○粕谷照美君 大蔵省が、児童の減少市町村以外にも四十人学級をという文部省の要求はあるけれども、それの着手については大変問題があるという報告をしているやに聞きますけれども、その辺はどのように受けとめていらっしゃいますか。
○粕谷照美君 この配置改善の人数、この辺を抑え込まれるんではないかという心配ももう一つ私には今の局長の答弁を伺って出てまいりました。  それで、さっきからの教育条件の話になりますけれども、「臨教審だより」の十月号に「教員の資質向上について」というので四人の方が対談をしていらっし...全文を見る
○粕谷照美君 この四十人学級という問題に絡まりますけれども、世界的に学級規模というのはどんな状況になっておりますのでしょうか。
○粕谷照美君 その平均ということについての考え方を伺いたいんですけれども、確かに僻地なんかへ行きますと子供三人に一人とか、子供一人に先生が二人なんというのがあるわけですね。そういうところと、四十五人持っている、こういうものを足して割ったこの平均が二十五人だという、そういう数字とい...全文を見る
○粕谷照美君 私は、二十五人で大体世界に匹敵する人数だからよく頑張っているんだという物の考え方はやっぱりまずいんじゃないかと思いますね。一クラスの人数が最高何人であるか、それが私は教育条件だというふうに考えているわけであります。  最近、ヨーロッパ諸国も随分財政困難になりまして...全文を見る
○粕谷照美君 今のところ四十人でありますけれども、まだまだこれはよくしていかなければならないというお考えの上に立っての文部大臣の今の御発言だというふうに思いまして、ぜひ頑張り抜いていただきたいと思います。  もう一つ、午前中に本岡委員の方からもいろいろな意見があり、質問があった...全文を見る
○粕谷照美君 私はぜひそれは強い態度で臨んでいただきたいと思います。  今度、文部大臣表彰をもらうようでありますけれども、町田忠生中学校の校長先生ですね、この忠生中学校が二年間で学校再建の成果を非常に上げたということでございますが、確かに教職員が一致団結し、地域の人たちが本当に...全文を見る
○粕谷照美君 文部省は三十一学級以上がマンモス校だと、こういうことをおっしゃっておりますけれども、私はやっぱり二十五学級以上というのは、これはもう過大規模校だというふうな発想の転換をしていただきたい、中学校だったう。小学校だったら、もう十五学級以上、この解消に向けて努力をしていた...全文を見る
○粕谷照美君 その問題で、さっき私は、ひねり出すんじゃなくて、プラスにして要求をしていくというふうに努力をお願いしたいと、こういうふうに言ったわけなんですけれども、大体他省庁と違って文部省というのは人間が主ですね、教育というのは。だから、その人件費というものはほかの省庁と並んで考...全文を見る
○粕谷照美君 その問題についてはわかりました。  それで、先ほどから言いましたように、とにかく先国会の中で非常に重点になったのは教材費外し、旅費外しですね。今度は学校事務職員とそれから栄養職員、これも国庫負担から外すなんというようなことは絶対に許せないんだという態度で文部大臣は...全文を見る
○粕谷照美君 その問題は終わります。ありがとうございました。  次に、十一月六日、臨教審の総会が開かれまして、ひとつ臨教審として教育基本法の今日的解釈が必要であるという結論に達したという報道がありました。その後、衆議院の文教委員会で臨教審の会長及び委員の方々にこの質問があったよ...全文を見る
○粕谷照美君 人格の完成とはどういうことかと、こういうふうにこれから議論をするとおっしゃいましたね。これから議論をして具体的に提言をするというふうにおっしゃいますけれども、それだったら最初にいろんなことをまず正しい解釈をされまして、そして答申を出すなら別なんですよね。第一次答申や...全文を見る
○粕谷照美君 そうしますと、その解釈というのは、昭和二十二年ですから随分古い話でございますね。その間全然なかった……。
○粕谷照美君 その訓令は簡単なんですね。大変基本法の解釈というのは難しいと思うんですね。それは本当におっしゃるように難しいと思います。  私、ここに昭和二十二年に文部省の調査局が第九十二帝国議会における予想質問答弁書、こんな質問があったらこういうふうに答えましょうなんていうのを...全文を見る
○粕谷照美君 そうすると、その内閣法制局の答弁とか解釈だとか、あるいは国会における大臣答弁というものも、これはやっぱり法律の解釈というふうに私は考えているわけですけれどもいかがですか。
○粕谷照美君 法律の解釈は、内閣がこうだと言ってもそうではないという解釈をする人たちもおります。現に四・一一裁判がきのう判決が出されましたけれどもね、あれに対してだって、その判決に対して違う解釈を持っている人もいるわけでありまして、私どももこの解釈についていろんなところで解釈が行...全文を見る
○粕谷照美君 いずれ二十六日の日に臨教審の質問が入りますから、そこでも明確にしたいと思いますけれども、しかし、新聞報道あるいは質問した方にちょっといろいろとお話を伺ってみますと、やはり岡本会長の御答弁と第一部会長の答弁は若干ではありますけれどもニュアンスが違う、そういうふうに判断...全文を見る
○粕谷照美君 食い違いがありませんか、第一部会長天谷さんと。
○粕谷照美君 私は、この審議会が法律の解釈をやるということに対して大変心配しているんですよ。それは、この間の靖国懇の報告を受けて政府が行ったあの靖国神社の公式参拝、この実現ということになっているわけで、この教育基本法だって今までもう何回も何回も、とにかくこの教育基本法を廃止して、...全文を見る
○粕谷照美君 確かに四十年もたって解釈が昔のままであってよろしいということにはならないと思います。例えば男女共学なんかも、共学することができるじゃなくて、もう共学することが当たり前なんだという考え方に立っていないわけでありますから。だから私が言いたいのは、教育基本法あの前文、もう...全文を見る
○粕谷照美君 大臣のお考えがわかりましたので、私は靖国神社の公式参拝の問題については幾つかの問題点を省きまして二、三お尋ねをいたします。  靖国懇の報告で、多数意見でありますけれども、何らかの方式で公式参拝を実施する方法を検討せよという、こういうときに配慮すべき事項として五つほ...全文を見る
○粕谷照美君 いわゆるA級戦犯とされた人々が合祀されていることは依然問題として残るものであることに留意せよと、こう書いてあるんですね、二項目目に。それどのように理解をしていらっしゃいますか。
○粕谷照美君 それは中曽根総理の御答弁と同じなんですがね、その留意せよというそこのところはいかがなもんですか。どのような留意を文部大臣としては払わなければならないというふうにお考えになっていらっしゃいますか。最近の中国の反日デモも経済問題だけではないというふうに私は思っているわけ...全文を見る
○粕谷照美君 私的にお参りされることについては私は当然だというふうに思っているんですよ、いろいろな関係がございますから。今公式参拝の話が問題になっているということを御理解いただいて、同じく留意事項の四番目に、閣僚等の信教の自由を侵すことのないよう十分配慮せよと、こうあります。官房...全文を見る
○粕谷照美君 ですけれども、今回のテレビなんかを見ておりますと、私はキリスト教だから行きませんと初めに言ってらっしゃったけれども、みんなぞろぞろと一緒に行くというから、じゃ私行きましょうと、こうお考えをお変えになった大臣もいらっしゃるわけでありまして、侵すものではないと言いながら...全文を見る
○粕谷照美君 スポーツ、運動をやってらっしゃる方は自分も好きだというのはありますけれども、やっぱり健康を増進させなきゃならないとか、楽しませなきゃいけないとか、また子供たちにそういう団体行動を起こすような場所を与えおきゃいけないとかといって本当に努力をしていらっしゃる姿は私もよく...全文を見る
○粕谷照美君 でも何か基準があるでしょう。例えば北海道四、沖縄三、鹿児島四なんて、こういうふうにありますよね。なるほど関東各県は余計ですけれども、今大変交通が非常によくなってますから、東北新幹線だとか上越新幹線なんて乗ってくれば簡単に来れるわけでありまして、その辺の数字がどうも異...全文を見る
○粕谷照美君 地域的枠はございませんと言ったけれども、都道府県別推薦枠というので文部省から資料来ているじゃないですか、おかしいじゃないの。
○粕谷照美君 しかしそれにしても、中央関係といえば東京が余計なのはこれは当然だというふうに思いますけれども、埼玉だけ何で三けたにもなってるんですか。これ文部大臣も幾つか頼むよと押し込められたんだと思いますよ。それはその程度の幾つかのことぐらいは私黙っていようと思いますけれども、何...全文を見る
11月28日第103回国会 参議院 文教委員会 第3号
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○粕谷照美君 先ほどは久保委員の方から今回の健康会と競技場が統合した場合の一体メリットは何かという点についての質問がありました。私はその前に、現在の日本学校健康会は旧学校給食会と学校安全会の統合によって誕生したものであります。これは確かに児童生徒、学生などを対象とする事業であるか...全文を見る
○粕谷照美君 学校保健会と一体どのような関連を持つのかというようなことも含めて、私は、メリットと言い切れるかどうかはわかりませんが、しかし統合された職員の間に大変気分的にも交流しようというような雰囲気が見え始めたとおっしゃるわけでありますから、その点を正直にそのまま受け取りながら...全文を見る
○粕谷照美君 今、組織体制を御説明いただいたわけでありますけれども、そうしますと、経理につきましては、事務所が全然別で旧態依然たる状況の中で事務をやっているというように承ってよろしゅうございますか。
○粕谷照美君 一つの法人が二つの場所で経理をやるなんということは大変問題だろうと思うんですよね、事務があるというのは。これは、やっぱり一つになる、法人を統合するというのは、そういうことだというふうに思うんですけれども、今二つの事務所になっているところにさらに今度は国立競技場が入っ...全文を見る
○粕谷照美君 まあ、体育研究研修センターも随分長いことかかっているわけでありますね。新しい庁舎を建設すると今言いましても、まだ考えている段階の話でありまして、これから随分長いことかかるんではないかと、こういうふうに思って おりますので、その青写真もやっぱり一つは私は見通しておい...全文を見る
○粕谷照美君 競技場といいましても、三つの競技場があるわけでございますね。この名称を私見て、何と難しい、長ったらしい、魅力のない名前なんだろうかと、こう思うんですけれども、日本体育・学校健康センター法と、こういうのですけれども。やっぱり国立競技場という名称というのは物すごく国民に...全文を見る
○粕谷照美君 それで、名称の話なんですけれども、今まで、例えば学校へ行きますと、生徒がけがをした、あっ安全会の手続だ、これで終わったんですね。それがようやく三年前から健康会になって、三年間にようやく、あっ健康会だと、こうなったわけです。今度は何と言うんですか。
○粕谷照美君 まあ、本質的な質問でありませんからあれですけれども、センターというのは、地方へ行きますとこのごろは田舎でも米の集荷場なんて言いませんでライスセンターなんて言って、センターへ行こうとか老人何とかセンターへ行こうとかというふうになっておりますので、なかなかこのセンターと...全文を見る
○粕谷照美君 これ非常に不思議な私は人間の採用方法だというふうに思うわけですけれども、そうしますと、給食部の方には牛肉さんと小麦さんと米さんのまあ職員がいらっしゃるわけですね。その十名について小麦粉の人は一体何年から、お米の人は何年から、牛肉の人は何年から何名、こういう詳しいこと...全文を見る
○粕谷照美君 それで、私わからないのですけれども、牛肉、例えば私ども買いに行きますと、百グ ラム幾らだろう、こういう見方をするわけですよね。百グラム、この牛肉は神戸牛で二千円だとか、こんなのとても食べられない、すき焼きするには四百円だとか、きょうは特別サービスで三百八十円だとか...全文を見る
○粕谷照美君 長々御説明いただいて本当に恐縮なんですけれども、もう少し簡単にお願いをしたいと思います。  今、キロ当たり百五十五円上乗せしてあるお金、こうこうこういうふうなことをやっていますという御説明ありましたけれども、そのあれだって総務庁の行政監察結果を見ますと、例えば輸入...全文を見る
○粕谷照美君 文部省に伺いますけれども、その他の特殊法人でこういうふうに人件費は国庫補助金で出されるわけですよね。だから国立競技場なんか国庫補助金の単価が安いから大変な状況になっているわけでありまして、定員さえ満たすことができないような状況もあるわけでしょう。そういうことを考えて...全文を見る
○粕谷照美君 文部大臣にお伺いしますけれども、私はこの十名のこのような雇用関係というのは大変不透明な雇用関係だというふうに思うのですが、いかがですか。確かにこの法律を見てみますと、第二十三条に「学校給食用物資の売渡価格」、一、二とありまして、二項の中には「買入輸送、保管、加工、売...全文を見る
○粕谷照美君 文部省に聞いた方がいいんでしょうか、理事長に伺った方がいいんでしょうか。今私が問題にしているのは、このようなことはなくしていくべきだと、胸張ってやっぱり自分は特殊法人の職員なんだと、しかも三つ今度は合同無理やりにしようというわけですから、そういう条件をつくってあげる...全文を見る
○粕谷照美君 理事長、私が言っている意味がわからないんですよね。本人にとって金銭的な面では差別はないでしょうね。しかし特殊法人のそのお金の出る場所、国庫補助の対象外の職員であるという点では大きな身分上の私は差があるというふうに考えているわけで、そういうものをやっぱりなくしていくと...全文を見る
○粕谷照美君 文部省にもお伺いしたいんですけれども、総理府の勧告というのは一体どのくらいの力を持つものかということも含めまして、この勧告の中にも、その十名については、これは違法だなんというようなことも言っていないし、認められないなんということも言っていないんですね。私はこのことは...全文を見る
○粕谷照美君 この勧告も定員を減らしなさいなんということを一言も言っていないんですし、私 ももう大変なお仕事をしていらっしゃるということをよくわかっていますから、そういうふうには思いませんけれども、しかし、給食部が本当に安全体制なんかについての身を入れたことをやっているかという...全文を見る
○粕谷照美君 労働条件のほかにまだいろいろな問題点がたくさん残っているわけでありますね。そういう問題について理事長は組合とちゃんと話し合いをつけるということが私は大きな任務ではないかというふうに思いますが、いかがですか。
○粕谷照美君 今そう思っていますと言いましても、統合されますと新法人になるわけですね。そうすると、新法人は組合も多分統合するんでしょうから、それともやっぱり誠意を持って交渉をしていくということが前提でなければならないと思います。そういう引き継ぎといいますか、申し送りといいますか、...全文を見る
○粕谷照美君 文部省にお伺いしますけれども、この給料表の問題なんかというのは、文部省でやりますとか、法人でやりますとかということの以前に、もう一つ大蔵省が絡んでくるわけですね。その辺のところは十分な対策をしていただけますでしょうか、いかがですか。
○粕谷照美君 私、先日バレーボールのワールドカップを見に行きましてね、物すごいですね、人気がね。入っていきますとわからないんですよね、何しろお上りさんですから、もうどこから出ていいかわからなくて、そしてちょっとお手洗いなんかに行って席に着こうなんとしますと段差があったりして非常に...全文を見る
○粕谷照美君 それで、最後にこの収支差額補助方式というのについて、文部省としてはどういうふうに考えていらっしゃるのかということをお伺いしたいと思います。  国庫補助がどんどん減ってくるわけですね。減ってくるけれども事業はどんどん拡大をしている。人間もそれに伴って必要になってくる...全文を見る
○粕谷照美君 収入を上げたら上げたなりの内容の充実というものがなければならないというふう に思います。  そういう中で、この国立競技場がつくられた当初の目的があるわけですね。その目的から逸脱するようなこの金を稼げ金を稼げというようなやり方というのは私は間違っているんじゃないか...全文を見る
○粕谷照美君 日本社会党を代表して、日本体育・学校健康センター法案の審議を締めくくるに当たり、反対の討論を行います。  我が党は、自民党政府が目下強引に進めている方向を誤った行政改革のために提出した本法案に対し、反対であることをここに明確に表明するものであります。  その主た...全文を見る
○粕谷照美君 私は、ただいま可決されました法案に対し、自由民主党・自由国民会議、日本社会党、公明党・国民会議、日本共産党及び民社党・国民連合の各派共同提案による附帯決議案を提出いたします。  案文を朗読いたします。     日本体育・学校健康センター法案に対する附帯決議(案)...全文を見る
12月12日第103回国会 参議院 文教委員会 第5号
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○粕谷照美君 私は、平均標準給与の算定の問題について最初に伺います。  まず、今回の改正案では、年金の算定基礎となる給与のとり方について、現行法が退職前一年間の平均を原則としておりましたのを、六十一年三月以前の組合員期間を有する者については、厚生年金と同様の方式を導入して、全期...全文を見る
○粕谷照美君 それではちょっと伺いますけれども、地方公務員共済の出し方というのは本俸掛ける補正率ということではありませんか。その本俸というのは一体どういう計算で出されるのですか。
○粕谷照美君 私、普通の言葉で質問しますので、説明は普通の言葉でやっていただきたい。  地方公務員は本俸掛ける補正率ですけれども、その本俸というのが全期間の平均ですね。国公は本俸掛ける補正率であっても施行日前五年間だけ遡及して出していく、こういうことになっているのではありません...全文を見る
○粕谷照美君 そうすると若干の違いは認めている、こういうことで理解をしてよろしゅうございますか。
○粕谷照美君 それでは、今回は私学共済と同様に国家公務員に倣った方法を農林年金もとっているわけですね。しかし農林年金は、共済制度の特徴として給与水準が全体に低いということから、直近の給与を基礎とした方がいいという判断があってそういう出し方をした、このことは事実ではありませんか。
○粕谷照美君 それでは農林水産省呼んで今度は聞かなければなりませんが、きょうは呼んでおりませんので、また後日にこの点については質疑をゆだねたいと思っております。  それでは今度の改正の具体的な問題について伺いますけれども、国家公務員が年金算定の基礎を本俸によってずっと計算をして...全文を見る
○粕谷照美君 諸手当を含むということにしてみれば、女性の立場からいえばなかなかつけてもらえない手当も幾つかあるわけですね。住宅手当だとか、あるいは扶養手当だとか、それからまた時間外手当、通勤手当、本質的には年金の算定にすべきでないような諸手当が含まれているということでは大変不利に...全文を見る
○粕谷照美君 そうすると残りの三十四万何千人というのは給与の記録がちゃんと残っているわけ ですね。国家公務員は給与記録がないからということでありますけれども、こちらの方は給与記録が残っているのですけれども、何で国家公務員と同じような形にしなければならないのでしょうか。
○粕谷照美君 午前中の本岡質問とも関連するわけですけれども、私はそこのところがよくわからないんですね。大体、去年の十二月七日付で私学共済内の年金制度研究委員会が、今度の制度改正に関連して理事長あてに「共済年金制度改革の方向」と題する申し入れを出した。これは私学共済自体が発行してい...全文を見る
○粕谷照美君 有利になるだろう、国家共済の方式をとった方が……。
○粕谷照美君 多いであろうと、こういうふうにして要望が出た、文部省もそういうふうに判断をしたと、こういうことでありますけれども、確かにこの経常費補助が始まってからは私学の給与実態も非常に上がってきて、国公立学校を上回るようになってきているということもこれは実態だというふうに考えて...全文を見る
○粕谷照美君 私学共済独自の計算ということをおやりになって検討をされたということは、私は大変いいことだというふうに思いますが、これは率そのものがどのようになるかということで、若干の変化はあるとしても、具体的に六万人もの人たちが不利になるというのが現実だというふうに思うんですね。そ...全文を見る
○粕谷照美君 大臣、今数字でおわかりだと思いますけれども、具体的にもう非常に不利をこうむる人たちが出てくるわけですね。そのことはお認めになりますでしょうか。
○粕谷照美君 大臣、もうちょっとやさしい大臣になって答弁していただきたいと思うんですけれどもね。今私学財団のこの御報告によれば、私学共済の方でつくった計算方式だと、補正率がきちっとしてないから、だから文部省としてはよくわからないと、こういうふうにおっしゃっていますけれども、でも具...全文を見る
○粕谷照美君 新しい法律をつくるわけですからね、しかも不利になるということがはっきりしている人たちが推定とはいいながらも六万人も出るということがわかるような方式をつくるということが問題、法律をつくるということが問題ではないか、こういうふうに思いますけれども、その辺はどうですか。
○粕谷照美君 はっきりと、新しい法律をつくることによってそのような不利が生ずる人たちが多いということになれば、今大臣が最後のところでおっしゃった部分というのは非常に重要な意味を持っていると思うんです。今までだってそういう新しい制度をつくるときに既得権を侵害されたりする場合があった...全文を見る
○粕谷照美君 公平でないんですよ、これ。公平では絶対にない。明確にわかるし、四万人にもなると——六万人の計算が四万人になったからいいというものではないわけです。私はさっきから一人でも問題だということを言っているんですけれども、六万人もいるということ自体がやっぱり問題なんですから、...全文を見る
○粕谷照美君 よくわかりました。結局、全期間の平均をとった方が額が高いというものについては附則の第四条の適用から外すという措置をとることがこの問題を解決するための方途ではないかという考え方なんかもあります。そんなものを受けながら今後本院における修正の話なんかも具体化していくという...全文を見る
○粕谷照美君 午前中の本同質問にもありましたけれども、「六十五歳以上者は長期給付組合員としないで年金を支給すること」というこの要望書はどのように今まで討議をされて、この法案が出されてきたのでしょうか。
○粕谷照美君 文部大臣、先ほど、この国公方式、つまり五年遡及方式をとりなさいと言ったのは、強い御要望であるということ。今回これは強い要望だというふうにはお考えにならなかったわけですか。
○粕谷照美君 そうしますと、この答申書の中に、「私学教職員で定年退職し従前より低い給与で勤務し組合員となっている者は、年金が支給されない場合、国・公立定年退職後の組合員に比して年金がないだけ不利になるので、厚生年金と同様に六十五歳以上者は長期給付の組合員としないこととする必要があ...全文を見る
○粕谷照美君 その低いというのは一体どのくらいのことを低いというふうに言っているんですか。
○粕谷照美君 いわゆる二、五、八だというふうに思いますけれども、非常にそれは厳しいのではないか、こういうふうに私は考えております。  じゃ、時間の関係で次に移りますけれども、厚生年金との関連ですけれども、厚生年金では六十五歳になると自動的に組合員資格を失うことになりますから支給...全文を見る
○粕谷照美君 基礎年金といっても非常に低いわけでして、この同じ私学の中のアンバラがあるではないかという私の指摘に対して、それはアンバラでなく制度だから当たり前の話なんだ、こういうふうにお考えになっていらっしゃるかどうかということを伺いたい。
○粕谷照美君 文部省としては、もうこれ以上のことはできない、こういうふうにおっしゃいますけれども、しかし大変なアンバラでありまして、一元化という方向から考えてみれば問題があるというこの指摘はいかがですか。
○粕谷照美君 今の御答弁によりますと、とにかく通してもらいたい、通してもらってから新しく考えていきたい、こういうことのようでありますけれども、その通す前が問題だから、先ほどから質問をしているのでありまして、あなたの方は何か答弁が逆なんじゃありませんか。  もう一つ伺いたいのは、...全文を見る
○粕谷照美君 これは厚生年金の方にこんな項目ありますでしょうか。
○粕谷照美君 現行法にありますけれども、今回法律改正になるんですから、改正をしなさいという立場で私も質問をしてきたし意見も言っているわけでありますけれども、とにかくこの支給停止というのは遺族にまで及ぼさないという大原則が必要ではないかと思いますが、それはいかがですか。
○粕谷照美君 この懲戒処分ということですけれども、大体が、経営者というよりは、使用されている教職員に懲戒を受ける例が多いわけですよね。今までも組合をつくったというだけで首になっている例があるわけです。その一方に経営者の方は懲戒処分を受けたなんということはめったに聞かないんですね。...全文を見る
○粕谷照美君 ある程度の——全くということについても問題があろうかと思いますけれども、ある程度が一体どの程度のことを指すのかという、この辺もまた非常に大きな問題だというふうに思いますので、先ほど私が要望しておいたことについては十分に御勘案をいただきたいというふうに思います。  ...全文を見る
12月17日第103回国会 参議院 文教委員会 第6号
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○粕谷照美君 この法律の基本的な部分については本会議質問及び先回の文教委員会での質問で徐徐に明らかになりつつあるわけですけれども、もう少し詳しく細部の部分にわたって質問をいたします。  それで、まず私学共済組合法は、できたときから諸手当を含めた給与で掛金を取り、給付をしてきたと...全文を見る
○粕谷照美君 諸手当分が本俸の二割ぐらいに相当すると。逆に言いますと、この本俸、同じ本俸の人を比較いたしますと、掛金も多いけれども年金の支給も多かったというのが私学共済になりますでしょうか。
○粕谷照美君 今回の改正で国共済と私共済の給付水準というのは同じようになりますでしょうか。
○粕谷照美君 先回に引き続きまして、施行目前の期間を有する組合員の平均標準給与の算定方法に関して伺います。  私学共済、文部省が国共済に準じた改正案を提案する理由の一つとして給与記録が完全にそろわない者がいることを挙げておりますが、この人数三百十名というのはそれでよろしゅうござ...全文を見る
○粕谷照美君 その三百十名については、現行の附則第十五項でその間の給与は一万円とみなすという規定がありますし、内規もあると思うのですよね。給与記録がそろわないという理由にはどうも私は納得がいかないわけでありますけれども、その内規というのはどのようなものがありますでしょうか。
○粕谷照美君 それは附則ではないのですか。そのほかに内規というようなものはありませんでしょうか。
○粕谷照美君 それ以外には何もないという御答弁だというふうに伺っておきますが、私学共済はそれでよろしいですか。
○粕谷照美君 現行の年金算定方式というのは三通りありまして、有利な方法をとるということができるようになっていると思いますけれども、その方法というのを説明いただきたいと思います。そして、それぞれの方法によって受給をしている人たちの比率、おわかりでございますか。
○粕谷照美君 厚年方式はそこから見てくるとだめだ、こういう結論になるのですか。厚年とは違いますから、即そういう実態だから厚年方式はだめだ、やっぱり国共済に倣うんだ、こういうことになってきたのでしょうか。
○粕谷照美君 そこからまた問題が発生してきたわけであります。その私学共済が出した結論について有利だ、不利だという議論がずっと衆議院以来続いているわけでございますけれども、今回の制度改正が厚生年金に準ずるという、この大前提があるのではないだろうか、それに伴って一連の共済改革が行われ...全文を見る
○粕谷照美君 私学共済にお伺いしますけれども、先回、不利になる、不利になるという数字が六万人挙がっているわけですけれども、この不利になるという判断は一体何において不利になるというようにお考えになっていらっしゃいますか。
○粕谷照美君 つまり、附則四条で計算をすると不利になる、こういうように理解してよろしいですね、不利は。
○粕谷照美君 それじゃ、この有利になるというのは、五カ年方式をとることで有利になる、こういうことでなるわけですね。
○粕谷照美君 そうしますと、有利になるという人たちのことでありますけれども、厚年の全期間方式よりも上積みをされる、だから有利だ、この判断は間違っていますでしょうか。
○粕谷照美君 この人たちが附則四条をとって計算をする、つまり全期間方式で計算をするということは逆に言うと不利になる、こういうことになりますか。つまり、十三万人の人たちは附則四条をとりまして全期間方式で計算をすると、これは不利になる、こういうことになるのですか。
○粕谷照美君 しかし、またもう一つの考え方から言えば、厚年に準じるということで言えば別に不利になるのではないではないか、当たり前のことが当たり前に計算されるのではないか、こういう見方もありますけれども、その点私学共済はどのようにお考えですか。
○粕谷照美君 これも非常に大きな問題でございますね。附則をとったら十三万人の人が不利になる、附則をつけていると六万人の人が不利になる、これを両立させる方策というものはないものだろうか。先回の質問では、選択でありましてありませんと文部大臣お答えになりましたけれども、いかがですか。や...全文を見る
○粕谷照美君 しかし、この附則四条によりまして五年平均方式となったために全期間の平均、つまり厚生年金と同じ計算方法による額を不当に値切られる者が六万人出るということは事実でありますね。こういう方々の意見は確かに私学共済側の要望が実現した結果であって、制度を採択した以上やむを得ない...全文を見る
○粕谷照美君 そのときにこのような大勢の不利益者が出るというようなことは全然判断もつかなかったといいますか、想像もつかなかったでしょうか。出るであろうという想像をして答申をされたんでしょうか。とにかく国共済に準ずれば、官民格差で官に準ずればよくなるだろうという、そういう判断でおや...全文を見る
○粕谷照美君 具体的なサンプルをとってやってみて、大体それでよろしいということは、不利益者がそんなに六万人も出るであろうということが想定できないような数字であったというようにお考えなんですか。不利益者は全然その段階では出ないという前提で答申をされましたですか。
○粕谷照美君 それを受けて私学共済はやっぱりサンプルをとって計算をして文部省と打ち合わせをされましたのですか。
○粕谷照美君 有利になります十三万人はもう期待権を持っているわけですよ、法律が出ていますから、これを下げてもらっちゃ困る。確かにそうだというふうに考えます。しかし、具体的に不利にされるという六万人の人たちが本当にこれはもう一生の問題ですから、私は訴訟に訴えたい、こういう人たちもい...全文を見る
○粕谷照美君 附則四条では、国家公務員の補正率を参酌して定めると、こういうふうになっておりますけれども、文部省は私学給与の実態をカバーできるような補正率を決めることが独自にできるというようにお考えになっていらっしゃいますか。先回からずっと私学共済が独自の補正率で計算していることで...全文を見る
○粕谷照美君 平均的ということは、はっきり言うともう国共済と同じだと、こういうことになるのですか。  理が質問しているのは、私学のそういう実態をカバーできるような補正率を独自につくることができるかということの質問であります。
○粕谷照美君 もうちょっと言葉をかえて言うと、どうにもなりませんということなんですか。いかがでしょう。
○粕谷照美君 その一律に適用する以外ないというのはわかりましたけれども、しかしそうすると、その落ちこぼれる人たちをカバーするということにはならないんだということですね。
○粕谷照美君 私共済のこの試算ですけれども、補正率、この数字は文部省としては大体間違いないな、大差ないなという、こういう感覚、感触を持っていらっしゃいますか。どうでしょう。
○粕谷照美君 非常に慎重であるというように思います。確かに答えられない現実かもしれませんけれども、私はそういう点は役所ですからね、ちゃんと横並びにいろんな問題点、情報なども受け入れていらっしゃるのではないだろうかという感じがいたします。非常にガードが固いということだけはよくわかり...全文を見る
○粕谷照美君 それは仮定の問題ですから、今はそういうお答えにならざるを得ないと思いますけれども、しかし、これは非常に問題のあるところでありまして、そういう実態になれば。これは裁判に訴えるということになれば受けて立たざるを得ないということだけは事実だろうというふうに思います。  ...全文を見る
○粕谷照美君 私も私学共済の月報を読ませていただいておりますけれども、非常に専門的なことが書いてありますね。組合員というのはみんなそんな専門的で世ない場合があるわけですね。具体的に、例えば先日の質問で明らかになったように、二十五年勤務で初任給が一万九千円の人で五十九年度給与で五十...全文を見る
○粕谷照美君 私学共済がそういう判断に立っての、その判断に立った上での情宣活動であったということはわかりますけれども、一人一人自分が年金を受ける立場に立ってみれば、もっと詳しいものが欲しいわけですね。この法律が通らなかったならば、あなたの配偶者に万一のことがあった場合には、奥様、...全文を見る
○粕谷照美君 私どもは、政府がよく言う、急速な高齢化と年金成熟化だけではないというふうに考えているんですね。そのほかに直接の動機としては、危機に直面した国民年金を立て直すためにやらなければならぬ。崩壊状況にきた国鉄共済の救済のためにやらなければならない。そして、さらに年金に対する...全文を見る
○粕谷照美君 文部大臣と私ども、一定の部分では違う見解を持っているわけですけれども、時間が参りましたし、榎本的な共済の改革に対する論議でありますので短い時間では討論できませんので、私の質問をこれで終わります。
12月19日第103回国会 参議院 文教委員会 第7号
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○粕谷照美君 私は、日本社会党を代表して、政府原案及び自由民主党・自由国民会議、民社党・国民連合共同提出の修正案に対しまして反対の討論を行うものであります。  政府案は、我が国の年金制度が高齢化社会の到来に耐え得るものとして長期的に安定し、かつ整合性ある発展を続けるため、公的年...全文を見る
○粕谷照美君 私は、ただいま可決されました私立学校教職員共済組合法等の一部を改正する法律案に対し、自由民主党・自由国民会議、日本社会党、公明党・国民会議及び民社党・国民連合の各派共同提案による附帯決議案を提出いたします。  案文を朗読いたします。    私立学校教職員共済組合...全文を見る
12月20日第103回国会 参議院 本会議 第9号
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○粕谷照美君 私は、日本社会党を代表して、ただいま議題となりました共済四法案につきまして反対の討論を行います。  今回の政府案は、我が国の年金制度が高齢化社会の到来、就業構造の変化に対応できるものとして、長期的に安定し、かつ整合性のある発展を続けるため、公的年金制度を一元化する...全文を見る