粕谷照美

かすやてるみ



当選回数回

粕谷照美の1986年の発言一覧

開催日 会議名 発言
02月15日第104回国会 参議院 本会議 第5号
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○粕谷照美君 私は、日本社会党を代表して、ただいま議題となりました昭和六十年度補正予算二案に対し、反対の討論を行います。  「増税なき財政再建」という美辞麗句の政治スローガンをにしきの御旗に掲げて政府が推進しております行政改革は、社会保障制度を初めとした国民生活に関連する諸制度...全文を見る
02月26日第104回国会 参議院 予算委員会 第5号
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○粕谷照美君 ただいまは大変有益な御意見をありがとうございました。  今の御意見の中で、円高は相当長期間にわたって続くのではないか、そしてその理由を五点ほど挙げられました。時間の関係で短縮をされたということもございますので、その面をもう少し補足をしていただきたいという意味も込め...全文を見る
○粕谷照美君 どうもありがとうございました。  私の持ち時間が五十八分までですので、もう一点だけ質問をいたします。  きょうの新聞に、急激な円高対策として、中小企業向けの特別融資などの対策がガットで禁止されている輸出補助金の疑いがあるとアメリカのヤイター通商代表からクレームが...全文を見る
03月11日第104回国会 参議院 予算委員会 第7号
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○粕谷照美君 午前中に中野委員の方から御質問もありましたけれども、今度の東京サミットの議題の件でございます。総理の御答弁でわかった部分はあったんですが、先ほどのお昼のニュースでワインバーガー長官がこういうことを言っていらっしゃるんです。SDIへの参加については日本からメリットもあ...全文を見る
○粕谷照美君 外務大臣、自主的に決めます、調査団を派遣してそして結論を得ます、こういうことですけれども、サミットの前に日米首脳会議がある、こういうふうにお伺いしております。そういう一つ一つの節目に向かって調査団の結論を得るという理解でよろしいのですか。そういうことは一切考えないで...全文を見る
○粕谷照美君 岡本参考人においでいただきました。大変お忙しい参考人、ヨーロッパに十日ほどいらっしゃって、そしてゆうべ遅くお着きになってこの会議に出ていらっしゃる。本当に申しわけないというような気持ちでいっぱいでありますけれども、私の日程がこういうことになりましたので、ぜひともお許...全文を見る
○粕谷照美君 今度答申をされます第二次の発表になりますけれども、四月二十三日ということが言われておりますね、その日程というものは動かないものでありましょうか。  それから、先日出されました「臨教審だより」の「審議経過の概要(その三)」、これはその第二次答申の骨格になるものが入っ...全文を見る
○粕谷照美君 この臨教審に対する評価ですけれども、総理、総理府の調査を見ますと、第一次答申をしたことを知らないという国民が四二%なんですね。答申をされたものに対して余り期待していない、これが三三・五%、わからないというのが二五・八%と非常に評価が低いわけなんです。この点についてど...全文を見る
○粕谷照美君 文部大臣にお伺いいたしますけれども、去年の九月の十七日といえば第一次答申の後になりますけれども、静岡県で自民党の研修会があったそうです。そこで前文部大臣が、臨教審の審議は学者の論議が先行する嫌いがある、党として教育改革についての考え方を国民の前で明らかにすることにし...全文を見る
○粕谷照美君 岡本会長にお伺いしたいのですけれども、私ども社会党も十三日の朝八時から臨教審の会長、副会長とお会いしまして意見を出します。各党それぞれお話し合いを持っていると思います。そして、確かに今文部大臣がおっしゃったように、「臨教審だより」に載せられている「経過の概要」を見ま...全文を見る
○粕谷照美君 文部大臣にお伺いいたしますけれども、この設置法のときに随分議論をしまして、せめて議事録だけでも公開をしなさいという要求が強かったと思うんです。それを抑えて、今会長がはしなくもおっしゃるように、他の審議会に比べてみてください、そうすると全く他の審議会はどういうことにな...全文を見る
○粕谷照美君 私はその点については不満であります。公開というからには、せめて議事録で国民の前に明らかにしていただきたいということを要望いたしておきます。  それから、会長は十日もヨーロッパにいらっしゃったんで、その間に起こったことを御存じないというふうに思うんですけれども、共通...全文を見る
○粕谷照美君 文部大臣にお伺いいたしますけれども、臨教審の考える大学入試改革案、共通テストですね、これで共通一次の弊害がなくなるというようにお考えでしょうか。またなくしていかなければ共通テストをやる意味がないわけです。私どもはこの共通一次の前段になりました進適だとかあるいは能研と...全文を見る
○粕谷照美君 臨教審は、マークシート方式は改善で、それから入試センターについては設置形態や機能について検討し改革を進める。共通テストについては「利用するか否か、利用するとしてもどのような利用方法をとるかは、国公私立を通じた各大学の自主的な判断に委ねる」と、こう書いてあります。大学...全文を見る
○粕谷照美君 参考人、時間があると思いますので、ありがとうございました。
○粕谷照美君 総理にお伺いをいたします。本当は、初めは総理にお伺いしながらやりたいと思ったんですけれども、参考人の日程の都合でこういう形になりました。  新聞報道ですから、内容はよくわからないものですから、明らかにしておかないとぐあいが悪いと思いまして、今のこの臨教審の態度と、...全文を見る
○粕谷照美君 そうしますと、この新聞報道が間違っていた、こういうことに私は受け取らざるを得ないわけであります。    〔委員長退席、理事桧垣徳太郎君着席〕 この報道で言えば、「この名称にはどうしても共通一次の印象が残るので、任意テストにしなさいといっている。」、任意のようなも...全文を見る
○粕谷照美君 それは私どもも、できればこの共通一次は廃止をする、そして各大学の個別的な試験で選ぶということを考えているものですから、今の総理のおっしゃることにある程度の理解はするわけですけれども、文部大臣、それでよろしいんですか。
○粕谷照美君 試験を受ける側からしますと、髪の毛があるかないかぐらいの私は違いじゃないかと思うんですよ。大学がこの任意テストを採用しますよと言うのと、受験生がそのテストをやるという大学を受けるためにはどうしても受けなきやいけないわけでしょう。任意にならないわけですよ。そこのところ...全文を見る
○粕谷照美君 総理、やはりちょっと違うんじゃないでしょうか。ちょっとぐらいじゃない、すごく違うわけです、受ける人から言えば。いかがでしょう。
○粕谷照美君 文部大臣、臨教審の会長が任命され、しかも総理直属の臨教審の答申ですね。その答申の一番緊急な問題をめぐってこんなに大きな差があるということを私は思わないわけにいきませんけれども、これは今どういう形で研究されているんですか。総理が研究してくれ、こうおっしゃっているのだそ...全文を見る
○粕谷照美君 その作業は一体どのくらいの日程で、七月にはもう初めに出すということでありますか。  それから、今どのくらいの進捗度でありますか。内容的には何を審議していらっしゃるのですか。
○粕谷照美君 残余の質問は一般質問のときに回したいと思います。どうしても納得がいかないのがたくさんあるわけですけれども。  科学技術庁長官にお伺いをいたしますけれども、先日の報道によりますと、五月の東京サミットで二十一世紀を目指す新科学技術開発機構を設立し、各国に参加を呼びかけ...全文を見る
○粕谷照美君 SDI構想に対してはフランスのミッテラン大統領が反対をした、こういうことであります。外務大臣は先ほど、各国いろいろな対応があるとおっしゃいましたけれども、それぞれの対応をちょっと教えていただけませんか。
○粕谷照美君 欧州先端技術共同体構想というのが、大体十八カ国参加して準備会が持たれている、こう聞いております。研究テーマなども報告をされておりますけれども、その報告の中に査察衛星システムの開発など軍事利用にも含みを持たせているというような報道がありますけれども、その辺の実態はおつ...全文を見る
○粕谷照美君 日本でもいわゆる欧州のユーレカ計画版が行われる、科技庁で研究段階だ、こういうことでありますけれども、その辺はどこらあたりまでの研究が進んでいるんですか。
○粕谷照美君 そういたしますと、まだ研究の段階だ、こういうことでありますが、報道なんかによりますと大体円高差益のお金をこちらに回して、そして半分ぐらいのお金をこちらに取ってというような構想までできているような感じがしてならないわけですが、別にこれはサミットの議題には総理、なりませ...全文を見る
○粕谷照美君 次に、東チモールに関する問題を質問いたします。  外務省、一九七五年以来十年を超えるインドネシアの東チモールに対する武力介入と住民に対する人権無視の弾圧の実態がアムネスティー・インターナショナルほかいろいろなマスコミあるいは機関誌等々で出されておりますが、その実態...全文を見る
○粕谷照美君 外務省がどういうところからその報告を取っているかということも私は非常に疑問になるわけですけれども、現時点において旧ポルトガル領東チモールの主権はどこに帰属をしているというふうに判断をされますか。
○粕谷照美君 静かに見守っているだけでは具体的に物が進まないと思うのですけれども、インドネシアの侵入が始まった一九七五年の第三十回国連総会において、インドネシア軍の即時撤退、事実調査団の派遣などを内容とする決議がありました。日本政府はそのとき反対をしているわけですね。賛成六十五、...全文を見る
○粕谷照美君 先ほど静かに見守っているというお話がありましたけれども、静かどころの話じゃないですね。八二年までの間に八回に及ぶ毎年の決議で、日本は反対しただけじゃなくて、反対のために積極的に動いていた、それは事実でありますか。事実とすればその理由をお伺いいたします。
○粕谷照美君 今私が質問したのは、静かに見守っているならよろしいんですよ、積極的に反対ということで動いたのは事実ではないかということをお伺いして、その理由は何か、こう聞いているわけなんです。
○粕谷照美君 動いた事実はない、外務大臣それをおっしゃってください。
○粕谷照美君 いずれそのことは明らかになると思いますから後ほどに譲りまして、もしそういうことで積極的に動いたということであれば、それは国連憲章に違反する行動であるというふうに私は思っております。それで日本がそういう動きをしたというのは、インドネシアとの関係もありますと先ほど外務大...全文を見る
○粕谷照美君 インドネシアの侵略が始まってから六十五万人のうちの二十万人が殺された。残った人口のうちの半分がまた飢えに苦しんでいる、こういうようなことも事実あるわけですし、    〔理事桧垣徳太郎君退席、委員長着席〕 写真もこう出ておりまして、そしてアフリカの難民だけが飢えに...全文を見る
○粕谷照美君 そうしますと、もう実情調査を行っているので必要ない、こういう判断でしょうか。外務大臣いかがでしょう。
○粕谷照美君 日本はこの島を三年ほど占領していたことがあるわけですね。そして、その間に人口が四万人も減った、こういう事実もあるわけでありまして、インドネシアのことにだけ注目をしないで、私は、その人権じゅうりんというんですか、これが本当であるとしたら大変だと思うんですよね。耳や鼻を...全文を見る
○粕谷照美君 文部大臣はその点についてはどのようなお考えをお持ちですか。
○粕谷照美君 文部省はこのいじめの実態、体罰の実態を調査して発表いたしましたね。それについて新聞なんか読みますと、文部省の首脳は報告の結果について大変激怒した、こんなはずがないということなんだと思うんですけれども、その点についてはどういう判断をされておりますか。
○粕谷照美君 過小報告の疑念があったんではないか、こういうことで文部省としては大変不満に思ったんではないか、こういうふうに考えるんですよ。  私ども、現場の先生方に伺いますと、小学校の一年生がからかわれたというのがいじめに入るのかどうなのか、報告しようがない。だから私は、文部省...全文を見る
○粕谷照美君 その内容が問題だし、調査の方法がやはり科学的でなければだめだということを私は言っているのであります。  私もいろいろなことの報道を聞きますと、元教師として本当に胸の痛む思いがするわけです。そして、本当に我が仲間がこんなことをしたかと思うととても大変な、いたたまれな...全文を見る
○粕谷照美君 総理にお伺いをいたしますけれども、臨教審も指摘しているんですけれども、学校も責任がある、教師も責任がある。しかし、家庭教育が非常に大事なんだということを言っているわけですけれども、総理、この家庭教育力が落ちたということについてどのようなお考え方をお持ちですか。
○粕谷照美君 家庭の教育力が落ちた。
○粕谷照美君 共稼ぎが多くなって核家族化になっていったら大変だ、こういうふうにおっしゃったんですけれども、これから二十一世紀はそういう家庭がふえてくるわけですね。そうすると、ますます非行がたくさんになってくる、いじめがたくさんになってくる、こういうことでは困ると思うんです。共稼ぎ...全文を見る
○粕谷照美君 いじめが原因で登校拒否などになる、そういう子供たちを預かってとにかく治療しようという努力が行われておりますけれども、厚生省いかがですか。
○粕谷照美君 厚生省の情緒障害児への宿泊治療というのが行われているわけですけれども、それについてはいかがですか。
○粕谷照美君 日本のそういう子供たちに対する対策というのは、どうもよそから見ますと非常に監視的ではないか。すぐそういう子がいると戸塚ヨットスクールに入れよう、精神病院に入れよう、こういうことが行われているということに対しての私の質問は後日に譲るといたしまして、子供たちの自殺の推移...全文を見る
○粕谷照美君 そのことも私は大事だと思いますけれども、教育条件の整備を緊急にやっていただくということが大事なんだと思うんです。  その教育条件の整備をするということになりますと、すぐひっかかってくるものが教育予算、この予算について大蔵大臣、教育についてはどのように考えていらっし...全文を見る
○粕谷照美君 文部省のやりました教育費調査ですね、これは一般質問で私はやりたいと思っておりますけれども、本当に普通の家庭ではもう悲鳴を上げているというふうに思うんですよ。そういう中でぜひ教育減税をやってもらいたい、こういう声が上がっております。この教育減税については大蔵大臣どのよ...全文を見る
○粕谷照美君 総理、この教育減税についていかがですか。
○粕谷照美君 婦人問題に関してお伺いいたします。  国連婦人の十年の間に、男女平等に向けて我が国においてはどのような進展があったかということについてお伺いをいたします。と申しますのは、ナイロビでの中曽根総理大臣のメッセージの中に「世界的にも又我が国においても歴史の中でかつてない...全文を見る
○粕谷照美君 最初の目的にありました各種審議会にぜひ女性をという、その辺の進展ぐあいは目標どおりに今一〇%程度になったかどうかということも含め、また法律の改正があるんで、随分法務省頑張っていただいたんですけれども、例えばアメリカの男性と結婚した人が離婚をしようとする場合には夫の本...全文を見る
○粕谷照美君 今の御答弁でわかりましたから結構です。  もう一つあるんですね。教育課程において男女差別があるということでこの批准ができませんよと外務省は文部省に言った。文部省はまだ直さないんですけれども、一応の姿勢を見せたということでこの条約は批准ができた。今後いつまでも文部省...全文を見る
○粕谷照美君 高等学校だけではなくて、やっぱり中学校も相互乗り入れでできたというけれども、これはイコールでないんですね、同一ではないわけですから、その辺のところも十分に御注意いただきたいと思います。  そして、最後に総理にお伺いしたいのは、先ほどのナイロビの世界会議に対する総理...全文を見る
○粕谷照美君 天の半分を支えるということについて、もう少し詳しく御説明をいただきたい。
○粕谷照美君 平等・発展・平和というのがスローガンでありますので、本当にそのスローガンが実効できますように、総理としても実現のために努力をしていただきたいということを要望して私の質問を終わります。(拍手)
03月20日第104回国会 参議院 文教委員会 第2号
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○粕谷照美君 先ほど久保委員が質問をされましたけれども、臨教審に大蔵省が教育改革の支出を抑えてくれるようにという意見書を出された、それに対する文部大臣の姿勢はわかりましたので、私はこの質問についてはやめたいと思うのですが、大蔵省の委託でソフト化社会の家庭、文化、教育について分析を...全文を見る
○粕谷照美君 私は、逆に言いまして、検定制度の廃止を提言していることは大変いいことじゃないか、こういう考え方を持つものですから、その後の偏向教科書が出る云々の問題については意見もありますけれども、しかし私は、大蔵省は関係がないなんて言いながらもやっぱり委託しているチームなんですか...全文を見る
○粕谷照美君 一般歳出予算で一四・〇三%、これは大体ここ三年ぐらいずっとそういうあれが続いているというふうに思いますけれども、しかし、主要経費別に対政府全体で見るとどういうことになっておりますか。
○粕谷照美君 ちょっと質問と答えが外れているのですけれども、対政府全体ということで見てみますと、私の調査では八・四五%なんですね。去年が八・七二、その前が九・〇三、その前が九・〇〇、その前の五十七年度が九・二三、昭和五十年度で言いますと一一・二九%であった。もう年々下がってきてい...全文を見る
○粕谷照美君 政府の伸びそのものも下がってはおりますけれども、それでも本年度は三・〇三%の伸びなんですね。ところが、文部省の伸びは〇・〇四%減ですね。年々下がっているということを先ほどから指摘しているわけでありますけれども、ことしても、人勧による給与改善費の平年度化分千六百億ある...全文を見る
○粕谷照美君 まあ文部省の人件費の中には、何も教職員だけではなくてその他いろいろな人件費も含まれていると思いますけれども、人事院勧告が出されて、それをちゃんと実現をしていかなければならない、そのたびに文部省関係の政策に関する予算が次々と削られてくる、この矛盾を文部大臣どのようにお...全文を見る
○粕谷照美君 ことしはまだ政策的には大したことはなかった、こういうことだろうというふうに思いますけれども、しかし、このまま推移していきますとどんなことになるんでしょうか。見通しはどういうふうに持っていらっしゃいますか。
○粕谷照美君 ぜひ努力をしていただきたいと思うんですけれども、今回の措置にしましても、結局自治体に負担を転嫁させてきているわけですね。昨年の一括法案で教材費。族費がおりていったということについても私どもはそういうふうに認識をしているわけです。このまま推移していきますと、削減が続い...全文を見る
○粕谷照美君 文部省から措置状況の調査をいただきました。減っている県が随分多いんですよね。今御報告いただいた中で、目を見張るほどふえているところというのは神奈川。倍ぐらい伸びております。その他の県は私の数えただけでも随分減っているんですよね。  これ、県別に出していただいたので...全文を見る
○粕谷照美君 じゃ、現段階では結構ですけれども、きちんとまとまったら御報告いただけますか。資料など出していただけますか。
○粕谷照美君 文部大臣、二十六日、高校選抜の始球式に出られるわけですね。日程、そういうような状況で、できればいいなというふうに思っているわけですけれども、私も高校野球のファンなんですけれども、どうも最近、高校野球が行き過ぎているんではないかという批判なども随分出ております。埼玉県...全文を見る
○粕谷照美君 ぜひそういうような形に持っていかなければならない、それにはスポーツを愛する人たちの努力というものが非常に必要になってくるというふうに思うわけです。  それで、きょうは、それに長く触れているわけにいきませんので、そういう高校生がいる反面、千葉大学の医学部の学生グルー...全文を見る
○粕谷照美君 小学校の四十人学級の計画、六十年度で計画どおりに完了しているのかどうなのかということではどうでしょうか。
○粕谷照美君 その他の市町村、確かにことしから始まるわけですね。文部省の概算要求は三千三百十二、査定が二千九百七十三。文部省の要求を三百三十九人減らされたという結果になっていますね。これ、大蔵は何でこのような査定をしたんですか。基準。
○粕谷照美君 中学校もことしから児童減少市町村が計画の第一歩として入るわけですね。去年の十二月の二十八日、私ども大蔵大臣にお会いしたときは、まだその時点ではゼロだと、非常に厳しい状況の中で認められた今回の枠だというふうに思いますけれども、これはどんな計数になって、どのくらい入りま...全文を見る
○粕谷照美君 三百二十一取れたということは大変うれしいことでありますけれども、しかし、文部省の要求そのものが九百八十三でしょう。そうしたら六百六十二減らされているわけですね。先ほどから申し上げましたように、子供たちがもう大変な状況に陥っている。子供たちだけでないんですね、先生も大...全文を見る
○粕谷照美君 校内暴力やいじめの問題などが取り上げられて大変教師自体も苦しんでいるんだと思うんですけれども、五十四年度から数えてみましても六百六十四、五十五年度が七百八十二、五十六年度が八百二十、五十七年度にいきますともう千一といって、千を超えているわけですね。そして、五十八年度...全文を見る
○粕谷照美君 私は、臨教審の委員がいろいろと対談をしている「臨教審だより」を大変興味深く読むわけですね。報告書というのは余りおもしろくないですけれども、この対談が非常におもしろい。たよりナンバー十一に溜臨教審委員がこういうことをおっしゃっている。あの方は現場の教師ですからね。フラ...全文を見る
○粕谷照美君 総理がニューヨークのブロンクスビルの小学校を視察されたときの感想を本会議で本岡質問に対しておっしゃっておりましたけれども、文部大臣もそれをお聞きになったんじゃないかと思うんですね。私もテレビを見ながら本当に目をみはる思いでした。  日本の私立の小学校をいいいいなん...全文を見る
○粕谷照美君 六十六年に達成をしたらその時点で、それではこれから考えましょうか、こんな政策は私ないと思うんですね。やっぱり何年かかかって温めていきながらある程度のものを発表していく。第五次計画が終わったら第六次計画に入っていく、このくらいの私は考え方を持たなければならないというふ...全文を見る
○粕谷照美君 文部大臣、ガードがかたいですね。大体、臨教審は二十一世紀に向けて教育を考えるんですよね。この中にもあるようにもう日本が人種のるつぼに化するようなことがあるかもしれないなんというそういう時代に、まだ四十人学級にこだわっていてはだめだと思うんですよね。臨教審自体は、「審...全文を見る
03月24日第104回国会 参議院 予算委員会 第14号
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○粕谷照美君 いわゆるマルコス文書なるものに関連して最初にお伺いいたします。  三月の二十日、藤田経済協力局長を団長とする調査団がフィリピンに行っておりますけれども、その調査団の目的は何でありましたか。  また、藤田団長は帰国しておられますけれども、その報告をいただきたいとい...全文を見る
○粕谷照美君 その席上で今の対外援助に関する黒いうわさ、黒い事実というものが問題にはなりませんでしたか。
○粕谷照美君 局長、今のお話によりますと、経済協力の仕組みに問題があったかのごとき報道がされていることは悲しいことだ、こういうふうにおっしゃいましたけれども、あったかのごときという程度の認識でいらっしゃったんですか。
○粕谷照美君 いずれそのことは後ほど明らかにしていかなければならないというふうに思っておりますので、この質問はこれで打ち切りにいたします。  通産大臣、きのうの二十三日、通産省の経済協力課調整室社会開発事業係長が千代田線の電車にはねられて即死をされたという、まことに心から哀悼の...全文を見る
○粕谷照美君 新聞報道によりますと、夜も寝ない日が何日も続いたとか、国会の答弁資料をつくるのに大変だったなどと書かれておりますと、私も質問するのも悪いような気がしてならないわけでありますけれども、やっぱり職員の人事管理というのはきちんとしていく必要があるんではないだろうかというこ...全文を見る
○粕谷照美君 まだ私ども直接手にしておりませんからその内容についての質問は今後に譲るといたしまして、このマルコス文書にあると言われます東陽通商などのアンジェニト投資会社を通ずるリベートだとか、マルコス夫妻と直接取引されたというリベート、そのほとんどが日本からの円借款による公共事業...全文を見る
○粕谷照美君 この円借款に基づくフィリピン政府の公共事業に対してリベートを支払うということは、結果的に国民の税金をマルコスにわいろとして支払った、こういうふうになると思いますけれども、いかがでしょうか。
○粕谷照美君 外務大臣と大蔵大臣、今信じているとおっしゃったですね、信ずるに足りるような実態であるかどうか、このことについてどのようにお考えですか。
○粕谷照美君 徹底的に調査をしなければならないというのはわかりました。大変いい姿勢のお答えだというふうに思います。  私が今聞いたのは、リベートをそういうところから払うということは、結果的に国民の税金をマルコスにわいろとして支払ったということになるのではないかという質問をしたわ...全文を見る
○粕谷照美君 マルコスは、リベートによって得た資金の一部を日米の政治家、政党に献金したという報道が行われています。そのようなことが事実であるとすれば、明らかに違法な献金であり、何らかの刑事責任が問われるのではないか、こう考えますけれども、検察当局のこの問題に対する取り組みについて...全文を見る
○粕谷照美君 法務大臣いかがですか。
○粕谷照美君 事実関係を明らかにする、なったならばではなくて、やっぱりするという姿勢が私は大臣としては必要なのではないだろうか、こういうふうに考えていたわけでありますが、その御答弁はいかがですか。
○粕谷照美君 また司法がオーバーランすることがないかなどとやられては大変だとお考えになるのかもしれませんけれども、私はきちんとした態度をこれからも堅持していただきたいということを要望しておきます。  次に、外務大臣、大蔵大臣、それから通産省に伺いますけれども、公表されましたマル...全文を見る
○粕谷照美君 具体的にどのような究明の手段をとるかという私の質問であるわけです。先ほどの本会議で総理は、何か検討委員会をつくるように指示したという答弁をなされたように思いますけれども、外務大臣、これは受けておられませんですか。
○粕谷照美君 この問題は我が国の円借款協力に根本的な見直しを追っております。政府は早急に援助内容の公開など基本的な原則を確立すべきではないかと思いますけれども、外務省の借款の使途を追跡調査するという本委員会における答弁はそれなりに評価できるわけですけれども、それでは不十分なんです...全文を見る
○粕谷照美君 あり得ないことが現実に行われていたということから国民は大変なショックを受けているわけでありますが、いずれこの公表されました関係企業の責任者に出席を求めて国会としても真相究明に努力をすべきだというふうに考えますけれども、委員長にその措置について要求をお願いしたいと思い...全文を見る
○粕谷照美君 次に、戦後処理に関連いたしまして、台湾出身の元日本兵補償問題についてお伺いいたします。  この問題については、人道上の立場からも早期の解決が求められております。政府は企画検討費として六十年度五百万、六十一年度二千万を計上しておりますが、この二千万円の事業内容と補償...全文を見る
○粕谷照美君 最高裁の判決が出た後などというのはいつのことかわからないじゃないですか。植民地出身の兵士に対する戦後の補償は、ヨーロッパ諸国の例を見ましても、当時の本国政府の責任で行うということはもう義務というふうに考えられるわけでして、日本の政府が年々高齢化していきます関係者の要...全文を見る
○粕谷照美君 台湾出身日本兵の中には、軍の命令による任務に関連をいたしまして、戦犯の指定を受けまして処刑をされた人がいる、こう言われております。これらの人たちの実態は調査し確認をされておりますでしょうか。そして、その補償はどのようになっておりますですか。
○粕谷照美君 法務省わかるんですか。
○粕谷照美君 外務大臣、こういう実態を外務大臣として、世界のひのき舞台で活躍される場合にどんなふうにお考えになっていらっしゃいますか。
○粕谷照美君 最高裁の判断を待つというこういう政府の対応は、私は問題点を先送り先送りしてしまうという逃げの姿勢だというふうに批判をしないわけにはまいりません。この補償問題については民間団体や国会議員連盟などによってその実現を求める運動が進められているわけですが、また裁判所の判断も...全文を見る
○粕谷照美君 次、教育問題に移っていきます。  最初に文部大臣、この間の総括質問の続きになって恐縮でありますけれども、私は文部省の考え方、文部大臣の御答弁は臨教審の第十次答申を正確に受け継いでそして正確に仕事に入るように対策をとられた、こういうふうに考えていたわけであります。そ...全文を見る
○粕谷照美君 私も改革協議会の方にもう任せたという感じを持っておりましたから、総理がそういう考え方を持っていらっしゃるのだなということだけはわかったのですけれどもね。それを文部大臣の方が総理のものを検討していただきたいと言うと、これはまた特別の意味を持って重苦しく検討材料になるの...全文を見る
○粕谷照美君 自由濶達にというふうに私も理解をいたしました。  それでは、その次。  この臨教審が、やっぱり教育荒廃の一因として我が国が学歴偏重社会であるということを挙げてその弊害を是正するように答申をしておりますが、その答申内容をちょっと御説明ください。
○粕谷照美君 学歴社会が非常に弊害があるというふうに言われておりますけれども、文部大臣、我が国が学歴偏重社会であるかどうか御所見を承りたいと思います。
○粕谷照美君 今の文部大臣のおっしゃったことについて人事院に質問をいたします。  官公庁の採用人事や人事管理に臨教審は触れております。公務員試験問題も含めて御所見を伺いたいと思います。
○粕谷照美君 学歴社会でないということを人事院は言わざるを得ないというふうに思いますけれども、客観的に見るとやっぱり学歴社会、学閥社会じゃないか、こういうことを指摘できるわけですね。  ちょっと去年、六十年度の国家公務員採用試験の大学則、上から合格者の数字を挙げてみてください。
○粕谷照美君 これは合格者の数であって、それから採用者になりますとまたこれはずっと減ってくるものだというふうに思いますけれども、この数字、ずっと二十三番目まで私は見ましたけれども、学歴のないというのは全然入っていませんよね。学歴は問わないと言いましたけれども、学歴のない人でこうい...全文を見る
○粕谷照美君 労働大臣に伺いますけれども、民間企業では学歴主義というのはどのような採用状況になっておりますか。
○粕谷照美君 今の大臣の答弁を聞くと、学歴社会ではないような感じを受けるわけでありますけれども、しかしリクルートセンターの資料を見てみますと、やはり千人以上五千人未満の企業というのはかなり重視をしている。最も重視をしているというのを含めまして六二%ぐらいあるわけです。五千人以上の...全文を見る
○粕谷照美君 採用に関連いたしますと、就職協定というのは非常に大事なことになってくるわけですね。就職協定が昭和二十八年にスタートをしております。ずっと労働省はこれに参画をしてきておりますが、五十七年、おりていますね。その三十年間の歴史というものを御説明ください。
○粕谷照美君 三月十五日の中央雇用対策協議会、新しい協定をつくったと思いますが、文部省はそれに参加しておりますね。報告してください。
○粕谷照美君 文部大臣と労働大臣にお伺いいたします。  青田買いが横行している、みんなそれを知っている、それでなおかつこのような新協定を結ばなければならないというふうにお考えですか、どうですか。
○粕谷照美君 文部省にお伺いしますけれども、この協定は、学校側を代表する文部省と企業側、官公庁はこれに縛られないのですか。
○粕谷照美君 人事院に伺いますけれども、この間発表いたしましたね、その協定にきちっと合っているというふうにお考えですか。
○粕谷照美君 各省庁青田刈りの実績など全然ない、こういうふうに言えますでしょうか、ちょっと報告をしてください。大蔵省どうでしょう。
○粕谷照美君 通産省どなたか来てますか……。では外務省、どうですか。
○粕谷照美君 報告をいただきますと、みんなそういう実態はないと言うんですけれども、これは去年の六月十五日のサンケイ新聞ですけれども、「通産省が青田買い」「居酒屋に東大生四十六人」なんというのが載っているわけですよね。大蔵省が先走るから銀行が黙っていられなくて銀行も就職協定に参加を...全文を見る
○粕谷照美君 私は、労働省が就職協定に参加をするという態度が必要であるというふうに考えるんですけれども、大臣いかがですか。
○粕谷照美君 だから労働省はどうだというのですか。
○粕谷照美君 文部大臣、この就職協定違反の企業に対する何らかの措置というのはとれないものでしょうか。大体約束を守らぬでも結構ですよなんというような、そんな協定は必要ないんじゃないでしょうかね、本当に。
○粕谷照美君 学生援護会の資料を見ましてもそんなものじゃないですね。会社訪問も実に早くから行われているし、内定だってもう随分早くから行われているわけですよ。そういう実態を考えれば、今のようなことがどれだけ効果を上げるかわからないという不安を私は一つ持っております。  それでは、...全文を見る
○粕谷照美君 今私が申し上げたようなことも含めて検討させてもらう、こういうことですか。
○粕谷照美君 私は、それでは公表までいかなくても、文部省に報告をしてもらうというところまではきちんととっていただかなければ、こんな協定は意味がないものだということを申し上げて、この協定そのものに関連はいたしませんけれども、教員の採用についてちょっと申し上げたいと思いますが、教員採...全文を見る
○粕谷照美君 特に教員の場合遅いのが一つと、採用公報名簿に登載をされたまま一年間も採用されないでいる。そして、そのために自殺をしたなどという例もあるわけでありますから、きちんと採用をしていただきたい、雇用をきちんと守ってほしい。文部省の強い指導を、ほかのことばかり一生懸命指導しな...全文を見る
○粕谷照美君 先ほど質問しましたその太子町の場合ですね、汚染の原因はどこにあった、またそれについてどのような対策が行われているかということを御説明ください。
○粕谷照美君 長官にお伺いいたしますけれども、アメリカのシリコンバレーにおいても汚染が進行しておって、その源が地下タンクの腐食やひび割れなどであるということが判明をしております。土地の全面入れかえ、地下に遮断壁を設けるなどの対策がとられておりますけれども、私どもも手おくれでないか...全文を見る
○粕谷照美君 地下水汚染に限らず、日本の環境条件というのは随分悪くなってきているというふうに思うわけです。そういう中で先日公害防止事業団の廃止がニュースとして流されておりますけれども、私はこの公害防止事業団は廃止をするどころでなくて、もっと新しい積極的な役割を持たせて存続をさせて...全文を見る
○粕谷照美君 長官が、先般水質総量規制問題について、財界に対する毅然たる発言をされたということが報道をされておりました。私はこれは高く評価するものでありますけれども、改めて国民の生命にかかわる水質保全対策、殊にこの地下水汚染問題についてこれからももっと積極的な対策をとっていただき...全文を見る
○粕谷照美君 次に、郵政大臣にお伺いをいたしますけれども、総括のときに同僚の久保田委員が日本電信電話のキャプテンサービスに対して質問をされました。私は、国会で質問があるというと風俗営業関係の人たちが恐縮をしたり、慌てていろんなことの対策に走り回るということを許すわけにはいかないと...全文を見る
○粕谷照美君 したがいまして、この間のは質問があるということで取りやめさせたということはできますけれども、このままほうっておいたら、次から次へとあの手この手で出てくるだろうというふうに思うわけです。そういう意味で、法律違反行為に郵政省が手をかしているなんということにならないように...全文を見る
○粕谷照美君 そういう指導を守るような人たちばかりなら何も心配要らないわけですけれども、そうでない人たちの方が多いから私は心配をして、そういう具体的な対策を講ずべきであるということを言っているわけであります。  警視庁の保安一課は、二十日の日にこの件に関して警告を発したというこ...全文を見る
○粕谷照美君 チラシなどにもこれは該当させるということですから、しっかりと取り締まっていただきたいというふうに思います。  最後に、厚生大臣にお伺いをしますけれども、一九五六年の五月二十四日、売春防止法が制定されて、ことしは三十年であります。今、売春対策審議会では法律の全面的な...全文を見る
○粕谷照美君 終わります。
03月25日第104回国会 参議院 予算委員会 第15号
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○粕谷照美君 与野党合意の第二の質問は、六十一年末までに実施をするということになっている教育減税です。「成案を得る。」ということは、実施をすることを前提にしてやっぱり成案を得ていただかなければ困る、私たちはそう考えております。六十年度の予算の際も同じようにまた合意をされていたわけ...全文を見る
○粕谷照美君 もう一つ、大蔵省はやっぱり新規控除をしたくない、こういう考え方を持っていたのではないかというふうに考えますけれども、しかしことしは住宅減税だとか投資減税、やっぱり政策減税をやっているわけですから、教育減税がやれないという説得力ある今の答弁では私はないというふうに思い...全文を見る
○粕谷照美君 今の文部大臣の御答弁は、私は、教育費がずっしりと肩に重くのしかかっている父母の悩みを代表するというところまでいっていないのではないか、一般的な重みだけをお話しになっていらっしゃるのではないかという感じがいたします。  それで、経企庁の物価モニター調査を見ましても、...全文を見る
○粕谷照美君 理解していても教育減税をやらないというのがわからないわけですけれども、大蔵省は教育費は家計の処分で税制上の所得控除になじまない、こういうことを言っていらっしゃったのを私どもは聞いているわけですけれども、しかし今就職の資格も高卒以上というのが現実なんですね。九五%の高...全文を見る
03月27日第104回国会 参議院 文教委員会 第3号
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○粕谷照美君 ただいま実践を含めました大変感動的な御報告をいただきましてありがとうございました。私も昭和二十六年、昭和三十八年、大変な非行、暴力が突出した時代に教師をしておりましたので、皆さんの御苦労よくわかるわけでございます。それにしてもやっぱり今の生徒変わっているんだという前...全文を見る
○粕谷照美君 私の時間はあと十二分ぐらいあるんですが、一言ずつでも結構ですがお伺いしたいと思います。  ゆとりの時間を学校の中に入れなければならない、こういうふうになりまして、中学校で今まで四時間ありました英語の時間が三時間になったんじゃないかと思いますね。でも、この文部省の方...全文を見る
04月02日第104回国会 参議院 文教委員会 第4号
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○粕谷照美君 文部大臣が最初に大臣になられたときに、予算委員会で私はこういう質問をしました。小学校に入る前までに父親としては子供にどのくらいの字を覚えておいてもらいたいか、文部大臣としてはどうか、こういうのでございます。ちょうど入学式の前だったものですから、これがテレビ放映をされ...全文を見る
○粕谷照美君 でも、それができないような状況になっていることはもう御存じだと思いますね。そして、特に音楽を売り物にしたり、英語を教えることを売り物にしたり、非常に、何といいますか、幼稚園教育が本当に幼稚園教育じゃなくなっている。いわゆる偏差値偏重教育に埋没させられているような状況...全文を見る
○粕谷照美君 既に小学校ももう四十人学級になっているわけです。それよりももっともっと社会的訓練を受けていない子供たちを四十人見るというのは大変なことだというふうに思いますね。  この幼稚園の学級編制基準というものを見直していくという考えは文部省にありますか。
○粕谷照美君 たしか去年で学法化しない幼稚園に対する補助の問題は打ち切りになったのではないかと思いますけれども、現状はどんなふうになっておりますか。
○粕谷照美君 幼稚園にも大変無理をして学法化して、努力をしたところと、最後までしょうしようと思ってこられたのではないかと思いますができなかった三十園、あと数国が年度を越してできたと、こういうふうに言われますけれども、その園に対しては、今まで出していました助成金みたいなものはどうい...全文を見る
○粕谷照美君 私どもが指摘をしてきたのは、そういうことを最初から努力もしないということがはっきりしないわけで、この辺が難しいところですけれども、ずっと補助を受けてきたということについてやっぱり問題があるのではないか、これを返したらどうだということをずっと言ってきたわけであります。...全文を見る
○粕谷照美君 ぜひそういうふうに指導をしていただきたいというふうに思っております。  文部大臣、先ほど高石局長が、幼稚園の一クラス四十人の問題は今いろいろと討議中でありますけれども、それを少なくする方向でとこういうふうにおっしゃったわけですけれども、大臣、いかがお考えですか。
○粕谷照美君 今の文部大臣の願望みたいな御答弁ですけれども、やっぱり決意としては、少なくしなければならないと思う、こういう答弁をいただかなきゃ、これはちょっと問題があるんじゃないでしょうか。
○粕谷照美君 それではやっぱり今度は予算委員会で自治大臣、大蔵大臣、文部大臣をそろえてやらなきゃならない、そういうふうに思っております。そのときはぜひしっかりと頑張っていただきたいと思います。  さて、先ほど本岡委員が質問をされておりましたけれども、障害児の問題についてでありま...全文を見る
○粕谷照美君 この福岡の中学生は普通の中学校に入ったんですね。盲学校を卒業して中学校は普通の中学校に入った。そして普通の高等学校に入学をする。そういう条件が認められたときに、その彼の周りに級友が大勢集まってにこにこしているテレビを見まして、やっぱりお互いの人間関係というのはすばら...全文を見る
○粕谷照美君 この場合、高等学校は特殊学級じゃなくて、普通の学級に車いすの子供たちを入れて勉強するという、ともに学びともに育っていくというそういう姿勢なんだろうというふうに思っております。  またもう一つ、神奈川県立の高等学校の斎藤恵子さんという人が、全盲ではありませんけれども...全文を見る
○粕谷照美君 私は、そういう措置を大学や高等学校がとるということは、小学校、中学校の子供たちにも非常に大きな励みを与えるというふうに思っているわけであります。しかし、そういうときにはやっぱり本人の強い意思とその子供たちに対するボランティアの協力体制というのがどうしても必要になって...全文を見る
○粕谷照美君 確かに、今局長がおっしゃったように、学校教育法施行規則の第二十六条、「児童が心身の状況によって履修することが困難な各教科は、その児童の心身の状況に適合するように課さなければならない。」、これはあるんですね。しかし、評価については全然触れていないわけであります。文部省...全文を見る
○粕谷照美君 ぜひ、安心して、その子供たち親たちが教育ができるように、一刻も早くその措置を講じていただきたいということを要望いたします。  さて、ここに林委員長いられるわけですけれども、私ども女性の議員が去年の七月ケニアヘ行きました。それで、ナイロビの日本人学校を訪ねて行ったん...全文を見る
○粕谷照美君 私どもも、そういう車いすの子供たちはもう学校からはじき出されていることについてこれは大変だからというんで養護学校をつくるという運動をやってきた立場なんですね。しかし養護学校ができて、そこへ入ってみて、卒業した子供たちが出ていくと、養護学校についてのいろいろな考え方と...全文を見る
○粕谷照美君 局長、メンツなんということを言ったら怒るんですよ、みんなが。メンツじゃないんですよ。自分の子供を育てるのは、局長が責任なんか持たないんですから、文部省が責任を持たないんですから、最後は親が面倒を見なければいけないんですから。その保護者たる親がどのような考え方をするか...全文を見る
○粕谷照美君 まあ十名と、こういうことでありますけれども、私はやっぱり八名ぐらいにしていかないと、ああいう子供たちを見るというのは大変なことなんで、その辺も検討をしていただきたいし、先生が病気になれば見てくれる人がいないわけですから、何としてもそれは教員加配はしていかなければなら...全文を見る
○粕谷照美君 今のは通告しておきませんでしたので、局長いらっしゃらなかったんだと思いますけれども……。  しかし、非常勤職員として今介助職員が採用されているわけですけれども、やっぱりこういうものもぜひ常勤化していくというふうな障害児のための予算というものも、厳しい条件ではありま...全文を見る
○粕谷照美君 新聞の方が随分詳しく書いているんですけれどもね。  不合格者を対象に、やや低い、低い、かなり低いといって、自分の試験成績がよくわかるように――よくでもないですね、ある程度わかるような形で公開をしているようですね。二次の面接については、高い、やや高い、中位、低い、か...全文を見る
○粕谷照美君 今のは試験の結果の公表でございますのでね。今度は、試験問題を公開をするというのは、これは文部大臣いかがお考えですか。
○粕谷照美君 試験問題公開をしているという大学、あるんじゃないですか。文部省、御存じないですか。
○粕谷照美君 そうじゃないんです。教員の採用試験なんです。ところが、その採用試験を大学側が公開をしているというんです。入手をして公開をしている。
○粕谷照美君 そうなんですよね。教職試験受験産業、学校もできているわけですね。神田にありますよね。東京、大阪何とか、こうやりますと、一カ所に三千人ぐらい集まってくるんだそうですよ。大変な大繁盛しているんだそうですけれども、大体そういうところは、試験を受けて出てきた生徒からすぐその...全文を見る
○粕谷照美君 私は、公務員平等の原則があるわけですから、事務職についてはそれでよろしい、県庁の役人はそれでよろしい、しかしまた県庁のお役人になる指導主事などになって入っていく、そういう教師もいるわけですから、そういう教員についてだけ一年なんていうのはとんでもない話だ、こういうふう...全文を見る
○粕谷照美君 頑張ってください。
04月17日第104回国会 参議院 文教委員会 第5号
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○粕谷照美君 それでは私は、大体法律の中身に関連をして質問をしていきたいと思います。  鳴門教育大学が設置されたのは五十六年の十月であります。その五十六年の四月七日、我が党の本岡昭次委員の質問によりまして、設置法改正の質疑のときに、徳島大学の教育学部との調整が設置の前提である、...全文を見る
○粕谷照美君 昭和五十九年の三月の八日の議事録によりますと、私ども文教委員会が四国を調査研究に行きました、そのときに徳島で三木知事から、この徳島大学の総合化について次のような要望があったわけです。このときにはもう改組が検討されている、こういうふうになっていたわけです。「改組してい...全文を見る
○粕谷照美君 大事なことは、四月一日に発足しなきゃならない、学生を受け入れなきゃならない。そうすると、その前に学生は試験を受けていなきゃいけないわけですね。その試験がよその大学と同じように行われるという条件をつくるためには、この法律は一体いつ審議をされ、でき上がっていなければなら...全文を見る
○粕谷照美君 確かに過去にあったということは事実でありますけれども、しかし、できればそういうことを排除して正規の形で学生受け入れが行われるようにするというのがやっぱり文部省の責任ではないかというふうに思いますが、その点はいかがですか。
○粕谷照美君 そうすると、これは大学の内部に問題があった、こういうふうに理解をしたらよろしいのですか。
○粕谷照美君 これは問題ですね。大学側も文部省ともお互いに連絡をとりながら、連携をとりながらやっていたはずでありますのに、こんな不手際を起こすということは、私は大変な問題だというふうに思うわけであります。  さて、今までもこういう事例があった、今後もまたこのような事例があるかも...全文を見る
○粕谷照美君 そうしますと、徳島大学側は問題がなかった、鳴門教育大学側に問題が強かった、こういうことでしょうか。協議が調わなかったということでしょうか。
○粕谷照美君 そこが問題なんですよね。三月八日の参議院の文教委員会の議事録を読みましても、「徳島大学の総合化について」、「同大学は人文社会系学部をもたないため、これを県外の大学に依存している。鳴門教育大学の開設に伴い、徳島大学の教育学部を法律学・経済学のコースを中心とした新しい学...全文を見る
○粕谷照美君 そうしますと、こういうことですね。今の局長のお話を伺いますと、大体教育学部の教員体制をできるだけ動かさないということが前提にあってこのような形になった、総合科学部の設置というのはあくまでも大学自身の検討の結果である、こういうふうに文部省としては把握をしている、特に文...全文を見る
○粕谷照美君 しかし、やっぱり三木知事からの御要望からは、結果的には違っているわけなんですね。離れている。このことは大変な問題である、地元の御意見が受け入れられていないということは問題であるというふうに私は考えないわけにはまいりません。この問題も、今後の本四架橋の完成によって県内...全文を見る
○粕谷照美君 その状態は、御報告はわかりました。それをどういうふうに分析をしていらっしゃいますか。
○粕谷照美君 その分析については、私また異論もあるわけでありますけれども、三木知事からの文教委員会に対する御要望の中には、「鳴門教育大学には初等教員養成課程のみを置く」と、こういう方針であるが、「現在の国の方針を変えないとするならば、本県は県内の国立大学で中学校教員の養成を専門と...全文を見る
○粕谷照美君 今の御返答は、そうすると、鳴門教育大学の方でその結論を出せば文部省としては受け入れる用意がある、このように理解してよろしいですか。
○粕谷照美君 文部大臣、今の局長の御返答なんですけれども、全国の中で、中学校の先生を養成する大学が徳島県にだけないというのは非常に不思議なことであります。そういう意味では、鳴門教育大学で中学校教員養成課程の結論が出て、ぜひつくりたいということであれば、文部省としては受け入れると、...全文を見る
○粕谷照美君 先ほどの大学院の入学定員の問題についてでありますが、既設の教員養成大学において相当数の欠員があると、こういうことがいろいろな教育関係の本に載っておりますけれども、新構想教育大学においては一体どういうふうな現状になっておりますか。特に、その三分の二というのは、教職経験...全文を見る
○粕谷照美君 兵庫だけが九四%ですから、相当の成果を上げているというふうに考えていらっしゃると思いますけれども、私は、こういう四八%だとか五八%という惨たんたる状態じゃないかというふうに思いますけれども、このような現状をもたらしてきた理由というものは、一体どういうふうに分析をして...全文を見る
○粕谷照美君 それは非常に問題点ですね。二年間フルタイムで受け入れるということについての問題点は一体何が問題であるか。そして、もしそうでないとするならばどのようなことが考えられるか。いういろと考えられることがあると思いますけれども、御報告いただきたい。
○粕谷照美君 そういう一般的な教員養成の大学院に現職の教員が行けるような条件を先に優先すべきであって、このような特定の新構想大学をつくるべきではない、このように私どもは主張してきたわけでありますけれども、その新潟大学の、一年間はフルタイムで行く、そして後の一年間は週一回だとか、夜...全文を見る
○粕谷照美君 そういうふうにいたしますと、問題は、このごろ都道府県の財政状況が非常に厳しい、そういう中で代替教員の確保が大変困難だということが現実には起こっていませんでしょうか、それはどうですか。
○粕谷照美君 この問題は非常に重大なことでありまして、これから現職の教員が学校という現場を離れて本当に勉強したいといったときに、やっぱり大学院に行ける条件というものは、もっともっと拡大をしていくべきだというふうに思います。その拡大をしていくための条件というものを保障するように文部...全文を見る
○粕谷照美君 文教委員会の議事録、十一月二十一日付でありますけれども、私ども文教委員会で上越に行きまして上越教育大でいろいろなお話を伺いました。その中に、なぜ上越教育大で定員の充足率が六割か七割かというこの理由についていろいろ話をされておりました。そしてその報告の中で、「今後この...全文を見る
○粕谷照美君 休職にもいろいろありまして、例えば病気休職、結核休職あるわけですけれども、一年間は六割の有給休職、そういう休職のやり方もある。それから育児休業みたいに、身分はつながる、お金は無給だけれども共済費のようなものは出しましょう、こういう休職もいろいろあるわけですけれども、...全文を見る
○粕谷照美君 財政問題が伴うだけに、そう簡単な実現というのは私は難しいというふうに思いますけれども、しかしやっぱり流れとしては、そのような方向を目指していくということが大事なのではないかというふうに考えております。ぜひ十分なる御検討をお願いしたいと思います。  それで、先ほどか...全文を見る
○粕谷照美君 私が持っておりますのは、これは予算委員会に出された文部省の資料だというふうに思いますけれども、じゃ、これは違うのかな。
○粕谷照美君 これは私も予算委員会で質問したわけですけれども、児童生徒が減ってくる、都道府県の教員採用の枠が狭められる、教員志望者にとっては深刻な就職難の時代に入っている。そういう中で、教育課程を置く大学の卒業者における免許状取得率、教員の就職率が低下をしている。それと連動して教...全文を見る
○粕谷照美君 いろいろな記事を総合してみますと、留学生や帰国子女のための日本語教育をとか、情報教育に力を入れてはどうかとか、入学定員を一部減じて教員の再教育面で貢献すべきだなど、いろいろあるわけでありますけれども、しかし、余りにも教育課程を広く浅くする結果、本当に教職についてしっ...全文を見る
○粕谷照美君 現場ではこういうことが心配されているわけですね。教育課程の検討だけにとどまらないで、入学定員の削減あるいは抑制といった方向に進むのではないだろうか。当然そのことは教職員の定員にも関係してくるわけであります。私は、あくまでも開放性の教員養成制度というのは維持をして、教...全文を見る
○粕谷照美君 これは、「内外教育」を見たんですけれども、岩手県では臨時講師を五十人前後採用すると。臨時講師を五十人も急速採用するということは一体どういうことなのか。そうしたら、秋田県あたりでは教員採用で追試験をやる。なかなか困難だと言われる中でそういうような状況が出ているんですね...全文を見る
○粕谷照美君 富山大の問題も質問しようと思いましたが、時間の関係で次に移ります。  私の大変尊敬している先生で竹中恵美子さんという方がいらっしゃいますが、今度大阪市立大学の経済学部長に任命をされた。新聞に大きく取り上げられたですね。別に学部長なんていっぱいいるのに、学部長に任命...全文を見る
○粕谷照美君 そのとおり、文部省の統計を見るとそうなっておりますけれども、私はこれちょっとおかしいと思うんですね。総計の中で、学長うち女十八、副学長うち女二と、こういうふうに数字が出ているんですね。ところが、国立大学を見ますと、学長ゼロ、副学長ゼロ。公立、学長ゼロ、副学長ゼロです...全文を見る
○粕谷照美君 私も戦前に女学校を卒業しまして、女子学生が進学できるというのは、大学へ行けるというのは女子大学と、この「女子」がつかないとだめなんですね、東京女子大学、日本女子大学といって。だから、普通の大学とは全然格が違っているというところの進学しかできなかったわけでありまして、...全文を見る
○粕谷照美君 教授会、まあどこまで教授として参画をするかということについては各大学いろいろありますから一通りに言えませんけれども、教授、助教授、講師まで入るところが多いようですね。助手のところまでいっている大学もあるようですけれども、でも、その比率がほとんど男性ということになれば...全文を見る
○粕谷照美君 確かに、文部省の科学研究費の助成、交付をしていて、そしてこういう実態調査を行っているというのは一歩の前進でありますけれども、この要望は全然違うわけですね。きちんとしたものをやりなさい、そのやる気があるかどうかというのが一つ質問。それからもう一つは、総理府に二〇〇〇年...全文を見る
○粕谷照美君 私は、ただいま可決されました法律案に対し、自由民主党・自由国民会議、日本社会党、公明党・国民会議及び民社党・国民連合の四党共同提案による附帯決議案を提出いたします。  案文を朗読いたします。     国立学校設置法の一部を改正する法律案に対する附帯決議(案) ...全文を見る
04月26日第104回国会 参議院 補助金等に関する特別委員会 第8号
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○粕谷照美君 本法律案の総括的な質疑は既に終わっているわけであります。私は文部省関係について重点的な質問をしたいと思っております。  昨年の一括法で、教職員の旅費及び学校の教材費が国庫負担法から外された、恒久的な制度になってしまったというところに、教育の質をどのように確保してい...全文を見る
○粕谷照美君 それでは、もう少し詳しく沿革について説明をいただきたいと思います。
○粕谷照美君 阿部局長、もう一つ大事なものを忘れちゃ困りますね。四十九年に学校栄養職員が入ったということ、これをお忘れいただきますと、その次の質問とも関連いたしますので、困っちゃうわけですよね。
○粕谷照美君 文部大臣、この義務教育費国庫負担法が果たしてきた役割というものについて、大臣はどのような認識を持っていらっしゃいますか。
○粕谷照美君 大蔵大臣、去年教材費と旅費が減らされた、外されましたね。教材費が減らされたということは、今文部大臣のおっしゃったこの全国的な水準がこれから維持できていくのだろうか、その私の疑問にどのようにお答えいただけますでしょうか。
○粕谷照美君 それじゃ、大蔵大臣のその御答弁が正しいかどうかということを少し立証してみたいと思うのでありますが、文部省、去年実態調査をしたと思いますけれども、その報告をいただきたいと思います。
○粕谷照美君 文部省にお伺いいたしますけれども、確かに三十三の自治体が、県が前年度に比較をして減額されているという実態が出ております。しかし、これは県としての平均でありまして、それぞれ市町村ではないわけですね。その点はいつごろきちんとした統計の報告をしていただけますか。
○粕谷照美君 その際に、例えば国庫負担分とそれから地方交付税措置分との比較をしないと正しい数字が出てこないというふうに思いますけれども、それはどうでしょう。
○粕谷照美君 施設整備教材等委員会が、国庫負担制度の改正に伴う教材費の実態及び特色ある施設設備の調査というものを実施しております。たくさん市町村がある中で十の市町村に限ってやっておりますし、そのやった市町村の中でも回答が不十分であったために七とか八とか力とかという回答数しか統計す...全文を見る
○粕谷照美君 昨年のやはり特別委員会で我が党の久保委員が質問をし、当時の古屋国務大臣がこう答えているわけですね。「交付税が大体前よりも減っているというお話でございますが、これはまた私文部省とも話しまして、これは地方の市町村が交付税のうちでどういうふうに配分するか基準を示している。...全文を見る
○粕谷照美君 これは三年間に限るわけでありますけれども、大蔵大臣、三年間でおしまいなんですね。三年たちますともとへ戻るわけですね。いかがでしょう。
○粕谷照美君 これは大変な問題だというふうに思うんですけれども、文部大臣、この点についてどのようにお考えになりますか。
○粕谷照美君 大蔵大臣、二分の一の補助が三分の一に引き下げられた、これは財政が非常に厳しいから率を引き下げだということでは、まあまあ、まだ納得のいく説明にもなろうかと思います。しかし、この制度を国庫負担制度から外してしまうのかどうなのか、どうもちらちらと外すのではないかというよう...全文を見る
○粕谷照美君 大変慎重でありますけれども、しかし先ほどから話がありましたように、この義務教育費国庫負担制度がずうっと歴史的な重みを持って定着をしてきた、特に恩給費については昭和三十一年からここの中に取り入れられた、昭和三十七年からは共済費について取り入れられた、この重みを私は簡単...全文を見る
○粕谷照美君 文部大臣はこの点についていかがお考えですか。人件費は対象外と断定できないというふうな大蔵大臣の今御答弁なんですけれども、私は制度の根幹にかかわる問題だというふうに思うものですから、文部大臣としては絶対にこの点は守り抜いていただかなければならないと思いますけれども、い...全文を見る
○粕谷照美君 文部大臣、三年間の暫定措置というのは、共済の追加と恩給の問題ですね。私が今伺いましたのは、人件費にこんなようなことを拡大してはいけないというふうに思うのだがどうですかという質問なんです。
○粕谷照美君 文部大臣、これじゃ大変心配ですよね、現場の人たちは。我々の給与費がいつ国庫負担法から外されるのか、それもわからない。文部大臣もそれを守りますという答弁をいただけない。これでは困るんですよね。もう一度お考え画しくださいませんか。いかがですか。
○粕谷照美君 今の文部大臣の御答弁を伺っておりますと、普通の教員の話は出てこないんですね。だから、教員は義務教育費国庫負担法の中に当然入るんだという前提で今御答弁をしていらっしゃる。どうも学校事務職員と栄養職員については、何か大変難しい条件が去年あったような感じの今御答弁でありま...全文を見る
○粕谷照美君 どうも意地悪な質問になりましたでしょうか。済みません。  ですけれども、学校事務職員や栄養職員はもう学校の本当に基幹的な職員であるんだと文部大臣もおっしゃった。その他にも多くの声が上がっている。そのことは十分御存じだというふうに思いますが、いかがですか。
○粕谷照美君 今のところはっきり言えないけれども、よくそのことはわかっているという温かい気持ちは持っているというふうに理解をいたしまして、この次大蔵大臣じゃないんですよね、多分。私はそういうふうに考えているわけでありますけれども、そういう意味では、ぜひこの制度というものは大事にし...全文を見る
○粕谷照美君 いろんなことが整理をされてきますと、学校に備えつけなければならない書類、帳簿というんですか、これだけでも大臣が教員をしていらっしゃったころとはもう格段の違いがあるわけでして、本当にこの人数は配置ももう不足で、足りないぐらいだというふうに私は思っているわけでありまして...全文を見る
○粕谷照美君 今回のこの法案は、急増市町村も政令で定める急増市町村も区別なく十分の五・五に引き下げているわけですね。ところが、先回はそうではないわけでありまして急増市町村は十分の六、政令で定める急増市町村は七分の四と、この補助率に区別があったわけであります。この区別はどのような理...全文を見る
○粕谷照美君 何というんですか理由がないと、こういうことですか。
○粕谷照美君 次は、施設費国庫負担法のこの規定によりますと「教育を行なうのに必要な最低限度の面積として政令で定める。」となっておりますが、これを根拠にして政令は最低基準として「学級数に応ずる必要面積」を定めていると思います。小中学校全体の必要面積はどのくらいになりますか。そしてま...全文を見る
○粕谷照美君 未整備面積大体七・六%と、こういうふうに報告いただきましたけれども、この数字は何が原因でこのように残っているのでしょうか。
○粕谷照美君 これは必要最低基準なんですね。ですから、それを上回るのが当然でありまして、この基準の最低のものさえ守られないというような状況じゃ困ると思いますが、要望があれば文部省としては必ずそこに予算措置をする、こういうふうに言われました。そうすると、要望がないからではないかと思...全文を見る
○粕谷照美君 今の話は了解しましたけれども、しかし文部省としてはこういうふうに考えませんか、補助金カットがずっと続いてきている、そういう中でこのような状況もまた生まれている、それはどうですか。
○粕谷照美君 私はなかなかそういうことで理解ができないわけであります。やっぱり補助金カットが続く中で地方自治体が事業計画を断念しているのではないか、こういう気持ちを持たざるを得ません。そういう意味ではぜひ自治体が意欲を減退させないような措置というものをこれからとっていくのが政治で...全文を見る
○粕谷照美君 先日、文教委員会でいじめ問題についてのいろいろな質疑がありました。また、自殺事件が起きました中野の富士見中学校の問題なども具体的に取り上げられました。私はあのときに、俵萌子さんなども参加をし準公選で随分活躍をした中野の教育委員会であった、夜も教育委員会を開いた、地元...全文を見る
○粕谷照美君 文部省の広報、昭和二十七年の三月十三日発行のあれを読んでみました。この義務教育費国庫負担法をどうしてもつくりたいという文部省案について述べているわけであります。その中に、まず概要として「義務教育にどれだけの費用がかかるかということをこの法律で明らかにする。教職員の給...全文を見る
○粕谷照美君 文部大臣に聞きましたのに、局長がかわって答弁するなんてけしからぬですね。  それじゃ局長、もう一つ伺いますけれども、とにかくこの国庫負担制度、法律ができるときに、大蔵省は大体補助とするんだということを主張した。文部省は負担とするべきだと、こう主張した。これは私は単...全文を見る
○粕谷照美君 その国の責任においてということに関連をいたしまして、会計検査院から大分法律補助についての厳しい指摘をいただいておりますね、補助金について。ちょっとこの一、二年の具体的な文部省としての把握、実態認識、御報告いただけますか。
○粕谷照美君 まだほかにありますか、指摘を受けたもの。
○粕谷照美君 私も現場におりましたので、その現場の苦しみはわかるわけですよね。入学すると思っていたのに急に工場がなくなって生徒が減ったとか、あるいは転校していったとか、たくさんの例がある。すると、クラスができているのに途中で二つに分けるなどということができない。二つになっていたも...全文を見る
○粕谷照美君 プール定数というのもありますけれども、こういう定数というのは大体県単なんですよね。県単ですから負担法の中にはなかなか入ってこない。したがって定数はどんどん減っていく、こういう実情にあるというふうに考えております。とにかく、何らかの形で具体的に困っている学校には措置を...全文を見る
○粕谷照美君 次から次へと補助金がカットされ、あるいは補助率が低められていくときにそのような不当な事項が起きるということは、逆に言って非常に反発を招くわけでありますから、きちんとした体制というものをとるように御指導いただきたいと思います。  最後に大蔵大臣にお伺いいたしますけれ...全文を見る
○粕谷照美君 時間が参りましたのでこれで終わりますが、大蔵省の今の態度は教育改革をやろうという態度ではないということだけを申し述べて、私の質問を終わります。
05月07日第104回国会 参議院 本会議 第14号
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○粕谷照美君 私は、日本社会党を代表して、ただいま議題となりました国の補助金等の臨時特例等に関する法律案に対し、反対の討論を行います。  今日、我が国をめぐる諸情勢は極めて厳しい状況にあります。増大を続ける我が国の貿易黒字への批判は一向に鳴りやまず、G5以降もたらされた急激かつ...全文を見る
05月08日第104回国会 参議院 文教委員会 第6号
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○粕谷照美君 ただいまの参考人の御意見をいろいろとお伺いしておりますと、何か法律そのものができた経緯についての御説明のような感じがいたしました。実は、私などはよくわからないから、ニューメディアとは一体どのようなことなのかというようなことについて学識経験者のお話を伺って、そして法律...全文を見る
○粕谷照美君 阿部参考人のおっしゃいました、ニューメディアがやっぱり人間的な触れ合いを促進をしていくようなものであってほしい、そうでなければならない、こういうふうにおっしゃったことは私もまことに賛成なんですけれども、どうも今考えてみますと、何か機械で操作される、人間的な触れ合いが...全文を見る
○粕谷照美君 黒川参考人、今の阿部参考人のお話と関連いたしますけれども、そういう意味で学校教育というものは一体どのような実態になっているというふうに御判断をなさいますか。有効に行われていると、このように考えていらっしゃいましょうか。
○粕谷照美君 先ほど阿部参考人の方から、データベースは非常に日本では開発がおくれていると、こういうお話がありました。開発がおくれているその理由は、一体どのように私どもは考えていったらよろしいんでしょうか。  それから、データベースの利用の実態についてはどのような、例を挙げながら...全文を見る
○粕谷照美君 著作権審議会の第七小委員会の報告を見てみますと、データベースを著作物と認定して保護対象にすることになって、第三十条の関係で言えば、私的使用のための著作物の権利に関しては認められているということになっていますのですが、この四十一ページを見てみますと、「なお、これらの複...全文を見る
○粕谷照美君 実態がそのような状況になればまた著作権法の改正は考えなければならないと、こういうように理解をいたしまして、それで、現在考えられる問題としては、データベースの業者と利用者とのトラブルの問題だとか、あるいは業者同士のトラブルの問題などということが予想されるのではないかと...全文を見る
○粕谷照美君 日本の国においてはまだそのような状態だとしましても、アメリカなどは随分あるのではないかというふうに思いますが、いかがでしょうか。
○粕谷照美君 ディストリビューターの保護に関係して言えば、データベースの原テープを加工いたしまして、そして付加価値を与えて利用者に提供するなどというようなことも考えられるのではないか。今のところないとしても、将来はまたそのようなことがあるのではないかというふうに思いますけれども、...全文を見る
○粕谷照美君 わかりました。  それでは、ケーブルテレビジョンについてお伺いをいたします。  まず、ケーブルテレビジョンにどのような著作権侵害のおそれがあるかという問題でございます。――質問の意味、わかりますでしょうか。
○粕谷照美君 「が」です。
○粕谷照美君 ケーブルテレビジョンですけれども、今まで、正式には認知されないで何か補完措置のような形でやってこられたものが、今度はきちんと法律的にも認知をされるということになろうかと思いますけれども、法律でそれだけの権利が認められ保護されるということは、それ相応の実体がなければで...全文を見る
○粕谷照美君 このお仕事に関連をしていらっしゃる方々で、例えば宮古島だとかあるいは石垣島だとか、そういうようなところでケーブルテレビジョンをやっていますと、今度法律で認められますと二次使用料を払わなきゃならなくなるわけでありますね。そうすると、まあ折衝が始まるわけで、結局、著作権...全文を見る
○粕谷照美君 私はその点非常に心配するんですよね。というのは、貸しレコードの問題がありましてね、JASRACあるいは芸団協、これ話し合いがつきましたけれども、結局レコード協会はずっと営業成績が下がっている。その下がっている理由は、やっぱり貸しレコードあるいはホームテーピングに問題...全文を見る
○粕谷照美君 両方に…。
○粕谷照美君 先ほど、このプログラムについては、公表しないということと登録をするということの調和を考えなければならないとおっしゃいましたけれども、具体的にその調和を考えるというのは大変難しいことだと思いますが、どのようなことをお考えになっていらっしゃいますか。
○粕谷照美君 ローマ条約加入のことについてお伺いをいたしますけれども、世界の大勢というのは一体どういうふうになっているんだろうか。西ドイツが一九六六年に機器に賦課金を課すということを決めたと言われておりますけれども、一九八〇年代に入りますと、約十カ国が入っているということでありま...全文を見る
○粕谷照美君 ローマ条約加入の世界的な大勢が一つと、もう一つは、その賦課金の問題についてお伺いをしたかったわけであります。
○粕谷照美君 大変明るい展望が出てきたということで私も心強く思っているんですけれども、フランスではこれは昨年の六月ですか、議会で、生テープに対する賦課金制度を認めた著作権法改正法、これが成立をしたということでありますね。イギリスではまたダブルカセットの広告を中止をさせたという、大...全文を見る
○粕谷照美君 これで最後にいたしますが、今黒川参考人は隣接権条約を上回る立派な法律が我が国はできているというふうにおっしゃいました。そうしますと、法律的には条件が整っているわけですから、あとは条約に加入をするだけですね。例えば、いろいろな条約が出てくる、そうすると我が国は、法律が...全文を見る
○粕谷照美君 終わります。
05月13日第104回国会 参議院 文教委員会 第7号
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○粕谷照美君 最初に、清水参考人に質問をいたします。  プログラムを製作するに当たって、いかに開発が大変であるか、経費がかかるかということはよくわかりました。それを守る意味で今回の法律が出される、ぜひ我々としては積極的にその登録に参画をしていきたいというお話もありましたが、今回...全文を見る
○粕谷照美君 次は、日本でも前には随分その対象として指弾をされたところでありますけれど も、パソコンのゲームプログラムなどが例えば韓国だとか台湾などで違法に複製をされて、創作者に大きな打撃を与えているというようなことが記事にしばしば載っているわけであります。  これらの著作権...全文を見る
○粕谷照美君 まず、日本の技術者たちがそのことをきちんと位置づけなければならないという大変厳しい自戒のお言葉、私は胸の中にずしんと受けとめたわけでありますけれども、そういうプログラム開発の技術者たちですね、それが昭和六十五年には六十万人ほど不足をすると、こういうふうに通産省が言っ...全文を見る
○粕谷照美君 先ほどの技術者と言いましたのは失礼いたしました。取り消さしていただきます。  清水参考人には大体十五分時間をとりましたので、次に宮川参考人にお願いをしたいと思います。  データベースの問題でございますけれども、データベースの著作権上の問題は生じていないというふう...全文を見る
○粕谷照美君 諸外国では、このデータベースを編集著作物と考えて保護をしているようであります。我が国では、データベースの著作物として考えようとしているのではないかと思いますが、業界から見まして、データベースを編集著作物から一歩踏み込んだデータベースの著作物と規定することに対する御所...全文を見る
○粕谷照美君 では最後に、本法律の改正案では、ディストリビューターの保護が必ずしも明確ではないという御意見も私ども伺っているわけでありますけれども、このディストリビューターの実情と将来的な保護の必要性などについて、御意見を伺いたい。
○粕谷照美君 どうもありがとうございました。  それでは次に、山田参考人にお伺いをいたします。  実践を含めて、大変有益な御報告をいただいたわけでありますけれども、諸外国におきますケーブルテレビジョンの発展の仕方で、我が国にとって参考になるというところは一体どのようなところが...全文を見る
○粕谷照美君 どうもありがとうございました。  今度CATV事業者にもレコードの二次使用料の支払い義務が課せられることになっているわけですけれども、CATV事業者は、こんなことを言うと失礼になるんですけれども、零細なところが多いということを伺っておりますが、そういう支払いに耐え...全文を見る
○粕谷照美君 山田参考人が、地方の都市が情報の受け手としてばかりじゃなくて、情報をつくり出す主体にならなければならないということで御活躍をされていらっしゃるわけでありますけれども、これは加入者にとりますと、結局お金の問題があろうかと思いますね。それぞれ大きいところ、小さいところい...全文を見る
○粕谷照美君 では、隣接権条約に日本は加入をしていないわけでありますけれども、この隣接権条約には、CATV事業者は規定をされていないわけです。条約加入に支障を来さないだろうかということを考えるのですが、また現在、放送事業者からの合意が得られないということもあって未加入になっており...全文を見る
○粕谷照美君 先ほど、CATVを通じて放送大学の授業をやられていると、こういうお話がありましたけれども、放送大学の授業だけじゃなくて随分教育問題で取り組んでいらっしゃるというお話も伺っているわけですけれども、そういう実践についての御報告をいただきたいと思います、現況を。
○粕谷照美君 どうもありがとうございました。  では次に、小泉参考人にお伺いをしたいと思います。  昭和四十五年の委員会で、著作権法改正に係る附帯決議の中に、実演家の人格権の保護について考えるべき云々というくだりがあるわけですけれども、それから十五年経過した現在、いまだに実演...全文を見る
○粕谷照美君 一つ一つ思い当たることがたくさんありまして、本当に申しわけないことを私たちも平気でやっていたものだなと思いながら今お話を伺っていたわけです。  どうしていいかわからないと、こういうふうにおっしゃいましたけれども、やっぱり実演家の権利保護に関して著作権法上の課題とい...全文を見る
○粕谷照美君 訴訟に持ち込む以外にないとおっしゃったけれども、訴訟に持ち込めばその次はもう仕事が来ないと、逆に言えばそういうおそれもないわけじゃありませんから大変難しい問題だということはよくわかりました。そうすると、何かの条件というものを整備しなければならないということが考えられ...全文を見る
○粕谷照美君 著作物の複製以外の目的で機器を購入する、あるいはテープを購入するという方もいらっしゃるわけですね。一律にかけましたら、その人は大変、何というんですか心外な賦課金を課せられるということになるわけですが、その点についてどのようにお考えになっていらっしゃいますか。
○粕谷照美君 では、最後にもう一つお願いをいたします。  去年、貸しレコード問題は決着したというふうに私どもは考えておりました。その使用料につきましても、お互いにきちんとお話し合いができて、いい感じで進んでいたなと、こう思ったんですが、つい先日新聞を見ましたら、レコード会社と貸...全文を見る
○粕谷照美君 どうもありがとうございました。
05月15日第104回国会 参議院 文教委員会 第8号
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○粕谷照美君 中村委員に続きまして、私は最初、法律の内容について質問をいたしたいと思います。  まず、プログラムの保護の国際的動向について伺います。  コンピュータープログラムの保護については、著作権法によって保護すべきであるか、または新規立法によるかということについて、通産...全文を見る
○粕谷照美君 国際的にはやはり著作権法でプログラムを保護するという現実がある、こういう御報告でありますけれども、伝え聞くところによりますと、これはことしの二月二十六日の日経産業新聞に載っているわけでありますが、去年フランスが七月に著作権法を改正して、使用権と二十五年の保護期間を独...全文を見る
○粕谷照美君 そういたしますと、そのときの我が国の対応ですね。対応に当たっての経過措置があると思います。どのような討議過程を経て結論を持って日本としての態度を表明するのか、その点はどうですか。
○粕谷照美君 では次に、なぜ特別立法でやっていくのかという点についてであります。  去年の著作権法改正で、今回提出をされましたプログラム登録特例法の中身について措置をすることができなかったのはなぜだろうか、こういう気持ちがするわけであります。また、第七十八条の二で言う特別立法に...全文を見る
○粕谷照美君 すっきりした形で提案をしたいという気持ちからこれが出てきたという点については了解をいたしますが、去年の法改正で、プログラムについて創作年月日の登録制度を設けた趣旨、これがよくわかりません。  また、プログラムの著作物については登録をしないでも権利が発生するわけであ...全文を見る
○粕谷照美君 先般の参考人のお話でも、清水さんがおっしゃったわけですけれども、この制度ができて、我々登録をするということに一生懸命に努力をしたい、こういうお話がありましたけれども、現在、このプログラムについて年間どのくらいの登録が行われているか。  また、この法律制定以降どの程...全文を見る
○粕谷照美君 特例法の二条の、プログラムの登録原簿について磁気テープで調製できると、こういうふうになっておりますけれども、その理由は何か。  また三条で、登録に際して、プログラムの著作物についてのみ複製物の提出を義務づけているわけですね。この義務づけの意味はどのようなことになり...全文を見る
○粕谷照美君 そのプログラムですけれども、何か伝え聞くところによりますと、非常に小さなものからすごい大量のものになるということもあるということでありますが、そういうさまざまな複製物の提出については、この申請者というのは大変過重な負担がかかるのではないかということも心配されておりま...全文を見る
○粕谷照美君 そのプログラムの登録は、これを公示するということになっているわけですけれども、公示の形態というのはどういう形でやられるというふうに考えていますか。
○粕谷照美君 指定登録機関の設立についてでありますけれども、このプログラムの登録事務に関しては、文化庁長官の指定する指定登録機関が行うということになっているわけであります。  先日のニュースに、軽自動車の約一千万台分のデータが盗難に遭ったというのがありますわ。これは運輸省所管の...全文を見る
○粕谷照美君 先ほど指摘しました軽自動車協会連合会の問題にしても、ワンセット二千万円から五千万円のお金が動いたのではないかということが報道をされておりますし、これが発覚するまでの間、二年間というものがあるわけですね。随分長い期間かかってようやく判明した。これをやられると大変なこと...全文を見る
○粕谷照美君 今ごろからもうそろそろなんということもできないと思いますけれども、やっぱりきちっとした体制で、安心して登録ができるような条件というものをつくっていただきたいということを要望いたします。  次に、データベースの現状と今後の問題について伺います。  我が国において利...全文を見る
○粕谷照美君 それでは、そのデータベースの保護の現状と改正の趣旨について伺います。  現行法上でも、データベースは第十二条によって、「編集著作物」として保護されております。今回積極的に、第十二条の二を起こしまして「データベースの著作物」としての定義を設けて保護するという、そこま...全文を見る
○粕谷照美君 一〇二国会の著作権法改正のときに、プログラムの著作物については第十条の九に例示に加えることによって保護を明確にしたわけであります。データベースの保護を明確にするのにプログラムの場合と同様の方法をとらなかったというこの理由はどう解釈したらよろしいんでしょう。
○粕谷照美君 大変明確な法律だとしみじみ感心しながら次長のお話を伺っていたわけであります。  それでは次は、有線送信の部分に入りまして、まず、この概念の創設のことについて伺います。  今回の改正で有線系ニューメディアに対する措置として、有線送信という概念を設けておりますけれど...全文を見る
○粕谷照美君 これによってニューメディア社会に予測をされる混乱に一定の整理がついたということは理解はできますけれども、データベース業界やケーブルテレビジョン局にとっては有利な法改正であるという反面、録画や複製物について極めて厳しいルール、そしてマナーが要求をされるというふうに思い...全文を見る
○粕谷照美君 これ、直接法律とは関係ないわけでありますけれども、キャプテンサービスね、例えばお客の要望によって何かサービスをするというのがありますね。そうすると、客の要望といいますか、視聴者の要望というものにやっぱり迎合する部分というものが非常にたくさん出てくるのではないか。アメ...全文を見る
○粕谷照美君 無線系ニューメディア、この無線系のものとパッケージ系のものは、これはこれからの科学の発展に伴って、また利用度の発展に伴ってどのようにしていくかということで、著作権については問題点の指摘にとどまるということは私は理解できるんですけれども、今最後にお話しになられました著...全文を見る
○粕谷照美君 ちっとも答えになっていないんですけれども、まあ私の言わんとするところもわかったと思いますので、この点については本当に誠意を持って早く何らかの対処をしていただきたいということを要望しておきます。  それでは次に、自主放送のCATVの保護について伺いますけれども、いよ...全文を見る
○粕谷照美君 CATVの権利処理の状況について伺います。  非常に変化に富んだ有線放送番組が提供されるようになるということは大変うれしいことでありますけれども、その著作権の権利処理が円滑に行われるべきではないかというふうに考えます。  現在、有線放送事業者はどういう形でこの権...全文を見る
○粕谷照美君 まあ窓口を一本化と、こういうふうに言われます。私は、両者の間において本当に自主的にそして円滑に事が行われていかないと大変な問題が出るのではないかというふうに考えますのは、午後から質問をしたいと思っております貸しレコードとレコード協会の問題があるわけでありまして、ぜひ...全文を見る
○粕谷照美君 午前はこれで終わります。
○粕谷照美君 私は、午後から、ローマ条約に関係する問題と、貸しレコードに関係する問題を質問いたします。  それで、午前中もいろいろな討議があったわけですけれども、衆議院の附帯決議を見てみますと、三項目目に、「著作隣接権保護の徹底を図るため、現在行っている「実演家、レコード製作者...全文を見る
○粕谷照美君 私は、この二カ国が加盟をしていないということで、日本の国で加盟しないでもいいんではないかという口実にはならないというふうに思っているわけです。  昨年の五月の二十七日付で、日本音楽著作権・著作隣接権団体協議会三団体の名前でもって、「著作権法上当面する重要問題の解決...全文を見る
○粕谷照美君 理解が深まったというのは大変望ましいことでございますが、このパーセンテージがどのくらいになったならば国民としては大多数定着をしたというふうに判断できるんでしょうか。
○粕谷照美君 まあ一つの資料として見ているということであろうかと思います。  ホームテーピングの問題で、貸しレコードが一時大変やり玉に上がったわけですが、どうも総理府の調査を見ますと、ホームテーピングをやっているというのは貸しレコードが一番というわけでもないように思いますが、ち...全文を見る
○粕谷照美君 こういうホームテーピングによって権利者が非常に経済的に被害をこうむっているということは、文化庁自身としても認めていらっしゃるんだというふうに思いますが、それはいかがですか。
○粕谷照美君 日本がローマ条約に加入をしないという、その問題点の幾つかを特徴的に挙げていただきたい。
○粕谷照美君 事業をやっているわけですから、負担が出るということはもうたえられないことだというふうに思いますけれども、それが許容範囲であるかないかということもありましょうが、基本的に、洋盤だったらただで邦盤だったらお金を払わなければならない、そうなれば、事業をやる上においてはただ...全文を見る
○粕谷照美君 NHKなんかも民営化したらどうかとか、まあお金を一軒一軒からもらわければならないわけですから、集金人に対してうちはNHKは全然見ませんなどと言ってお金を払わないというような人たちも随分いるわけでありまして、経営的に大変厳しいから、なるべく合理化ということになるとこう...全文を見る
○粕谷照美君 それで、このローマ条約加盟について、両者の間に立って文化庁は随分努力をしているというふうに私どもは聞いているわけですけれども、この辺の、隣接権団体と放送事業者との間の現状について御報告をいただきたいと思います。
○粕谷照美君 大変放送事業者の方で問題にしているのは、日本の国のお金が外国へ流れるじゃないかと、こういうことだと思いますけれども、本当にそうなんでしょうか。午前中に二国間協定の御報告がありましたけれども、その点についてはどういうふうに分析をしていらっしゃいますか。
○粕谷照美君 これは隣接権団体の方の調査でありますから、民放の方としては、あるいはNHKの方としてはそうだとも言えない部分があろうと思いますけれども、それに未加入であるために支払い義務を免れている金額、民放連だったら今邦盤では二億二千五百万円払っているけれども、洋盤で四千八百三十...全文を見る
○粕谷照美君 お互いに公正な負担できちんと権利が守れるように文化庁としても努力をしていただきたいということを要望いたしまして、次の質問に入ります。  先回の法改正後、レコード会社とレコードレンタル事業者との間に、六十年の六月一日付で商業用レコードの貸与許諾について契約書が交わさ...全文を見る
○粕谷照美君 まあ裁判に持ち込まれたわけですから、国会の中で質問してもなかなか答えづらい部分もありますし、私もその内容までに入りたいというふうに思わないわけですけれども、しかし、CBSソニーの言い分というのはもっと具体的にお話しいただけますか。
○粕谷照美君 これはレコード関係の本だと思うんですが、日本レコード協会が出しているのです。その本の中に、春日英明さんといいまして日本レコード協会の事務局長付の方が国会を傍聴されまして、そのときの質問のあったことを一つ一つ報告をしているわけであります。その報告の中に、「レコード業界...全文を見る
○粕谷照美君 アメリカなどはレコードレンタルを許しておりませんけれども、やっぱりレコードの売り上げがどんどん、まあ落ちているとは言えませんけれども、経営はよくない、その最たるものはホームテーピングだと、こういうふうにレコード協会そのものが言っているんですよね。そういう意味で先ほど...全文を見る
○粕谷照美君 深刻に受けとめてはかりいて何もしないんじゃ、結局同じことじゃないかというふうに思うわけですけれども。  私は余り見たことはないんですけれども、「FMステーション」というこういう雑誌が出ているんですね。これを開いていってみますと、「エアチェック・カレンダー」なんとい...全文を見る
○粕谷照美君 そういう意味で私は早急に対応をとる必要があるということを先ほどから申し上げているわけでありますが、どうも、貸しレコードが一方的にやられているということは、やっぱり私は非常に気になるんですよね、別に関係があるわけじゃないんですけれども。  メーカーの主張というものを...全文を見る
○粕谷照美君 終わります。
○粕谷照美君 私は、ただいま可決されましたプログラムの著作物に係る登録の特例に関する法律案及び著作権法の一部を改正する法律案の両案に対し、自由民主党・自由国民会議、日本社会党、公明党・国民会議及び民社党・国民連合の四党共同提案による附帯決議案を提出いたします。  案文を朗続いた...全文を見る
11月07日第107回国会 参議院 予算委員会 第3号
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○粕谷照美君 先ほどから安恒委員が質問しておりますように、この補正予算案は内需を拡大して景気浮揚のための公共事業費の追加が大きな柱になっていると思いますが、文教関係においても公共事業費的性格を持って、しかも国民や地方公共団体から切実に要求されているものがあると思います。例えば子供...全文を見る
○粕谷照美君 教育問題に関連して、文部大臣、大蔵大臣そして総理にお伺いをいたしたいと思います。  小学校、中学校などの義務教育にかかわる費用を国が負担する制度は非常に歴史的に古いものがあります。大正八年と私は記憶をしているわけですけれども、現在の制度は昭和二十八年に発足したとい...全文を見る
○粕谷照美君 その文部大臣が大きく評価をされております法律について、八月十六日に某新聞が、そして先週にはNHKの報道がこういうことを言っているわけですね。大蔵省が公立学校事務職員と栄養職員の給与を義務教育費国庫負担法の対象から外すことを決定した、こう言っているわけであります。私は...全文を見る
○粕谷照美君 最後に、それではこのことについての総理大臣の御所見を伺って終わりたいと思います。
11月10日第107回国会 参議院 予算委員会 第4号
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○粕谷照美君 総理が、単一民族国家論に抗議をしておりますアイヌ団体の質問状に対しまして、はがきでこのような御返事を出されております。その中に書かれました新聞報道の歪曲の部分がアイヌ団体の新たなる反発を呼んでいるわけでありますが、代筆であるということと関連して、責任の問題も非常に論...全文を見る
○粕谷照美君 国連婦人十年の間に、歴代総理大臣の女性観が大きく問われております。それとこの問題との関連でございますけれども、この問題について記者団がいろいろ総理に説明を求めたというんですか、話し合いをされたんだと思いますけれども、その記事が幾つかの新聞に載っております。そのときに...全文を見る
11月25日第107回国会 参議院 文教委員会 第2号
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○粕谷照美君 前文部大臣が罷免という形で辞任をされまして、その後に異例の形で就任なされた文部大臣でございますので、私は、今回の所信表明、何か変わったことが特に述べられているのかと思って拝見したわけでありますけれども、大体、今までの文部省の考え方をそのまま受け継いだ形の所信表明にな...全文を見る
○粕谷照美君 文部大臣は、生徒も大体男女が半数半数ぐらいである、そして先生もやはり男女が半数半数ぐらいであるのが好ましい、こういうふうにおっしゃったわけであります。  それは小学校に関してでございましょうか。どの学校に関してそういうお考えをお持ちになっているのか。
○粕谷照美君 そういたしますと、文部省にちょっと伺いますが、小学校と中学校の女性教師と男性教師の比率、統計とっておりますね。何か問題点について、御報告いただきたいと思います。
○粕谷照美君 平均というのは余り意味がないわけでありますから、そういう平均で物を言わないでいただきたいと思いますね。  戦争中に、男子がいなくなって女教師が学校を守っていた。そして、戦後ずっとそのまま女教師がふえてきているわけでありますけれども、昭和二十五年から三十四年ぐらいま...全文を見る
○粕谷照美君 文部大臣、私は、小学校で男の先生も女の先生も半数ぐらいずつになるというのは、それは望ましいことであろうというふうに思いますけれども、しかし、ヨーロッパ各国を見ましても、女性教師がもう大半で、特に社会主義国なんかに行きますと、男の先生は一体どこにいるんだろうかと思うよ...全文を見る
○粕谷照美君 大体昭和四十八年から五十一年、教育課程審議会でもこのことが問題になりましたけれども、当時は時期尚早と、こういうふうな結論が出ました。しかし、現在は当時とは非常に状況が大きく変化をしているわけでありまして、民間ではもう既に七六%、公務員でも四週五休が今度は四週六休にな...全文を見る
○粕谷照美君 教育課程審は、九月三日に一つの結論を出して、週五日制の取り扱いについては、世論の動向を見て最終的な結論を出すが、条件が整えば新教育課程に合わせて隔週土曜休みとする形で実施すると、こういうふうになったのではありませんか。私の理解が間違っておりましょうか。
○粕谷照美君 そうしますと、導入について十分検討を加えていくのが適当だということは、導入をするということを前提に検討をしていくと。検討してきた結果だめだと、こういう結論も出るわけでありましてね。どういうふうに考えて結論が出ているんですか。
○粕谷照美君 私は、五日制というのは大きな流れじゃないかというふうに思うんですけれども、文部大臣もこの点について、やはり静岡の函南町で御意見を出されておるようでありますね。大臣自身のお考えはいかがですか。
○粕谷照美君 大臣が、学校五日制はもう趨勢である、こういう御了解のもとにどのように考えていったらいいかということについて御意見をいただいたということについては私はよく理解ができます。  さて、学校五日制と教員五日制、こういうふうにおっしゃいましたけれども、教員は五日制ではないん...全文を見る
○粕谷照美君 四週六休の試行については別途検討すればいいですけれどもね。今四週五休ですね。この現実をどういうように把握をしていらっしゃいますか。
○粕谷照美君 このまとめどりというのは大変問題があるわけですね。まとめどりをやりますと年間六・五日ですね。これ、一体どこのところで学校の教員たちはとっているんでしょうか。今度四週六休になるというと十三日分になりますね。まとめどり方式でやっていけるでしょうか。
○粕谷照美君 今後検討することだというふうに言われますけれども、大体文部省あたりから通知が出たりいたしますと、学校はその通知を守ることにもうきゅうきゅうとするわけですね。そして、その通知にちょっとでも触れるようなおそれがあるなどとなりますと、もう大変手厳しい指導をいただくわけです...全文を見る
○粕谷照美君 大体、昭和四十八年からこの問題が上がってきていて、まだ、つぶさに検討しなければならないのじゃないかと思っていますなんていう、それはちょっと文部省としては怠慢ではありませんか。現に臨教審の委託で秋季入学研究会がまとめた中間報告書の中に、「夏休み中の児童・生徒に対する学...全文を見る
○粕谷照美君 若干の積み残しというふうに私どもは考えませんで、小学校では三百三十九名、中学校では六百六十二名ではないかというふうに思うんですね、積み残された分が。これだけの教職員が配置をされるということは非常に学校にとりましては渇望するものでありまして、ぜひとも今回の四十人学級に...全文を見る
○粕谷照美君 そういたしますと、教員配置率の改善の中で、長期研修代替九百六十名というのが入っておりますね。前年度比たしか八百七十三増ではないかと思うんですが、この長期研修代替というのは一体どういう内容を持っておりますか。
○粕谷照美君 私は、初任者の研修というのは非常に大事だと思いますし、初任者だけではなくて教職員全体の研修という制度を保障する、あるいは研修についていろいろな条件をつくってやるということは大変な大事なことだというふうに思っておりますが、今、文部省が考えている初任者研修制度、あるいは...全文を見る
○粕谷照美君 確かに三十県市になっているようでありますが、新任教員二千百九十人と、こう予定しておりますね。その二千百九十人を割り出した根拠というのはどういうことになっていますか。小学校七百五十人、中学九百、高校四百五十、特殊九十、こういうふうになっておりますが。
○粕谷照美君 二人配置校に三百三十五人、三人配置校に二百二十三人、一人配置校に非常勤講師、こうなって、二人配置校、三人配置校には五百五十八人ですね。そこに今度は原則としてベテランの現職教員を配置するわけでありますね。そうすると、最初に新卒を配置しておいて、そしてその後に現職教員を...全文を見る
○粕谷照美君 三十県市でその額が約三十六億四千六百万円ですね。これ、全国的になるともう大変なお金にもなりますね。予算上の問題点ですね。  そうしますと、なるべく金がかからぬようにということで非常勤講師をやろうとか、あるいは、今ここにも予定されているように、国内の宿泊研修四泊五日...全文を見る
○粕谷照美君 白紙の状態で予算を要求するなどということは、私は非常に不思議に思ったんですけれどもね。こういうふうに考えますと、きちんとした態度でもって私はやっていかなければならないと思います。  しかし、まあ将来的に——私たちはこれには絶対反対ですけれども、将来的にこの制度をつ...全文を見る
○粕谷照美君 長い間働いておりましても、海外研修の機会なんか与えられないで一生を終わっていく教職員の方が多いわけですよね。採用された途端に二週間も海外研修に出してもらえるなんていうのは、一体どういう人を選ぼうとしているのか。男女比は一体どのように考えていこうとするのか。その内容は...全文を見る
○粕谷照美君 大変私は不思議でしようがないんですね。私なんかもよく船で大勢の人たちと一緒によそへ行くことはあるんですけれども、もう酔っちゃって大変なんですね。なれない方が大勢いらっしゃるわけですから。そういうときに、一体どういう研修をやろうとしているのか。内容も定かでない。何か不...全文を見る
○粕谷照美君 先日の新聞に、栗原防衛庁長官が、自衛隊の重なる不祥事についていろいろと話をし、そして、どうもこのごろの自衛隊に入ってくる人たちは新人類だと、こういうふうなことを言ったというのが載っておりましたし、何も教職員に限らず今の若い人たちは、新人類だって横綱になるわけでありま...全文を見る
12月11日第107回国会 参議院 文教委員会 第3号
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○粕谷照美君 自由民主党が売上税の名称で導入をするといいます新型間接税、これはどのように名称を変えても、私はやっぱり大型間接であると、こういうふうに考えております。  税そのものの論議は、文教委員会ですから省くといたしまして、この売上税の創設をするということによりまして教育に関...全文を見る
○粕谷照美君 具体的に詰めができていないとしても、いろいろと想定されることがあるわけですね。新聞には具体的にいろいろなことが載っているわけですから。その辺のところはどのように把握をしておりますか。
○粕谷照美君 授業料だけですか、今把握しているのは。例えば入学料だとか施設料、いろいろあるというふうに思いますけれども。
○粕谷照美君 そうしますと、今言われたほかに具体的に収入になる部分があるわけですね。学校法人、宗教法人関係でね。そんなものは一体全体にかけられようとしているのかどうなのか。その辺の把握と、教科書、それから教材、これはどうですか。
○粕谷照美君 文部大臣は、自民党の党員として、そしてまた文部大臣として、今、各種学校だとか専修学校に税金が、ここのところが非課税扱いの対象外になると、なるかもしれないというような状況については、何か御発言なり折衝なりなさっていらっしゃるでしょうか。
○粕谷照美君 では次に、大学入試の問題に入ります。  大学入試で、現行の共通一次試験にかえまして共通テストを導入することはもう既に決定をされているわけでありますが、これが六十四年度から実施をされるというのが、先日のニュースを見ますと、六十五年度になったのか、なるのか、その辺がま...全文を見る
○粕谷照美君 臨教審答申が六十年の六月ですね。そして文相裁定があって、一カ月後の六十年の七月には大学入試の改革協議会が設置された。そしてその三カ月後には閣議決定があって、六十四年から実施をいたします。六十二年の春には予告をします、だから六十一年の七月を目途に報告書を出さなければな...全文を見る
○粕谷照美君 中身を検討する前に時期を最初に決めるなんという、そんな入試改革なんてあるんですか。私は、そこが非常に問題だというふうに思うわけであります。  だからそこのところは、政治介入がとにかく無理をさせていった、こういう判断を文部省はしませんでしたか。
○粕谷照美君 私は、大体目的そのものがやっぱり机の上の計算じゃないだろうかというふうに思っておりますよ。例えば今の一年生から――来年二年生になるわけですが、二学期までにはもう共通テストに参加する大学を決めておかなきゃならないわけでしょう。こういう不確定な問題があるということでとに...全文を見る
○粕谷照美君 国大協は、この共通テストの受けとめ方ですけれども、共通一次は国大協が責任を持つ、しかしこの共通テストについては国大脇としては間接的な立場である、こういうふうに言っているんではないでしょうか。
○粕谷照美君 局長は、国大協とは十分連絡をとりながらと、こうおっしゃっていますけれども、国大協の入試改善特別委員会の「「新テスト」についての見解(全文)」というのを私ちょっと斜め読みしたんですけれども、例えば「中間まとめ」が出された、ことしの四月二十一日付で。この「中間まとめ」に...全文を見る
○粕谷照美君 文書を出していませんとかなんとか言われるけれども、私は、この「全文」を読む限りにおいては、私の理解力が足りませんかもしれませんが、しかし、きちんとそう書いてあるんです。今、資料がそちらに渡っているようですけれども、「大学入試改革協議会はこのような中間まとめを出しまし...全文を見る
○粕谷照美君 それは納得できませんけれども、それだけにこだわっているわけにいきませんし、もう事態は進んでいるわけでありますから、次の質問に移ります。  この新テストの利用について、利用するか活用するかは各大学の自由だということについてですが、私、ことしの予算委員会で海部文部大臣...全文を見る
○粕谷照美君 そうすると、極めて限定された範囲の生徒だけがそれに該当するということになりますね。
○粕谷照美君 そうしますと、そういうことがはっきりしないうちは生徒は学校を選べないということになるじゃないですか。まだまだこれからの問題だというんですから、非常に時間がかかるというふうに思いますけれども、そういうことから考えていっても、六十三年の十二月末にこのテストをやるというこ...全文を見る
○粕谷照美君 そうすると、法案は次の国会に出すかその後になるか、一年おくれたんですから、そのことについてはまだ結論がついてないけれども、年内に決着をつけたい。そうすると、予算については、これは法案を出そうが出すまいが、どうしても通してもらわなきゃならない、こういうふうにして大蔵省...全文を見る
○粕谷照美君 そうすると、このセンターは結局私大も入らなければ意味がないんじゃないか、こういうふうに思うわけですね。特にセンターの法律まで変えて、そして予算上の措置もして、私大の参加も十分な保証をするという意味では、私大も入らなければ意味がないんだというふうに思うわけです。その見...全文を見る
○粕谷照美君 大臣、関係者とお会いになって、今の局長の言葉で言えば非常に積極的な感触を得たと、こう局長が言っているわけですけれども、大臣は、私大がこの共通テストに参加するだろうか。今、熱心に検討を始めているというけれども、それは、参加をするということをある程度前提にしながら検討し...全文を見る
○粕谷照美君 文部省としては、私大が参加をするかしないかという、その下部討議を経ての最終結論がいつごろまでに出ると、十分な理解が得られてテストが始まるというふうに考えますか。
○粕谷照美君 共通一次が、複数受験というようなことも可能になって、新しい発足を今度やるわけでありますね。この結論というんですか、成果というんですか、そんなことを見届ける、私たちにすると成果と反省なんて言ってよく使う言葉ですけれども、これは文部省としてはどういうふうに考えているんで...全文を見る
○粕谷照美君 だから、そこがおかしいと言うんですね。例えば、そういうふうに複数受験をやりますよということはもう早くから決まっていたわけでしょう。そうすると、そういうことをやっていろいろなことを判断をして、さらに新しくと、こういうふうになってくるんならわかるんですけれども、複数受験...全文を見る
○粕谷照美君 この一年延期はさらに延期をするというようなことはないのか、また、抜本的に考え直すというようなことにはならないのかということも含めて伺いたいんですが、国大協の「「新テスト」についての見解」の最後の部分ですね、こういう言葉がありますね。「国立大学では、この度、共通第一次...全文を見る
○粕谷照美君 私は、とにかくこの問題については本当に真剣な討議を繰り返し行っていただきたい、何よりも生徒の立場に立った入学試験の改善ということを第一にしていただきたいということを要望しまして、また後ほどの機会に質問をいたしたいと思います。  次に、先回の委員会のときにちょっと質...全文を見る
○粕谷照美君 大蔵省の言い分は、規模の縮小だけですか。
○粕谷照美君 そのいろいろな指摘というのを伺いたいと思うわけであります。
○粕谷照美君 それじゃ、どのような反論をするかということについて伺いたいと思います。  大蔵省は、とにかく予算を少なくしよう、しかしまあ初任者研修の試行は必要だと。制度というわけじゃない、試行は必要だ、こういうふうに言っているわけですね。そうすると、文部省としては、正規の教員を...全文を見る
○粕谷照美君 大体中学校の先生は、何の免許の先生が新任として来るかどうかわからないんですね。そうすると、例えば体育の先生が来たときに、国語の先生が幾らベテランだといったってその先生を指導するわけにいかないわけですから、きちんとした体育のベテラン教師を置かなければならない。そういう...全文を見る
○粕谷照美君 中途退職をされた方で非常に条件がいい人というのは望ましいわけですけれども、なかなかそう希望どおりにいるわけがありません。大体、今の中学校で免許を持たないで教科を担当している、そういう人たちは随分いますね。臨時免許証を与えて無免許運転をやらせている、そういう実態もある...全文を見る
○粕谷照美君 そういう簡単な御答弁をいただくくらいだから、随分戸惑っていらっしゃるんじゃないんだろうかというふうに思いますけれども、これは時代の流れでありますから、ぜひきちんとした形でやっていただきたいと思います。  共修のスケジュールというのは随分長いんですね。何年ぐらいかか...全文を見る
○粕谷照美君 大変努力をしていただいたということはよくわかりましたけれども、しかしまだ私たちは、この差別撤廃条約ということを考えてみますと、あの中に、「適当な手段により、かつ、遅滞なく」と、こういう言葉が入っていますので、もっと頑張っていただきたいということが一つ。  それから...全文を見る