粕谷照美
かすやてるみ
当選回数回
開催日 | 会議名 | 発言 |
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03月26日 | 第108回国会 参議院 文教委員会 第1号 議事録を見る | ○粕谷照美君 私は、ただいま可決されました法律案に対し、自由民主党、日本社会党・護憲共同、公明党・国民会議、日本共産党、民社党・国民連合、二院クラブ・革新共闘の各派共同提案による附帯決議案を提出いたします。 案文を朗読いたします。 国立学校設置法の一部を改正する法律...全文を見る |
05月07日 | 第108回国会 参議院 予算委員会 第6号 議事録を見る | ○粕谷照美君 総理にお伺いをいたします。 臨教審の答申が第一次、二次、三次と出されました。一次は東京都議選の直前に、二次は参議院衆議院のダブル選挙の直前に、そして今回の第三次答申が地方統一選挙の直前に出されているわけであります。社会党は、このような教育を政治利用するような態度...全文を見る |
○粕谷照美君 きのうの総理の俳句じゃありませんけれども、「命の限り蝉しぐれ」の時期に総理がこの最終答申を受けられるということになるのではないかというふうに考えるわけでありますけれども、この答申を今総理がおっしゃったように本当に心の底から評価をしていらっしゃるかどうかという点は私は...全文を見る | ||
○粕谷照美君 文部大臣にお伺いいたします。 藤尾前文部大臣の話録というものを私もちょっと集めてみたわけですけれども、臨教審は議論ばっかりしていてだめだ、抽象的に過ぎる感がある、こういうことを言われているわけですけれども、文部大臣はどのように評価をされておりますか。 | ||
○粕谷照美君 しかし文部大臣、総理府の世論調査もあるわけですけれども、国民はこの臨教審に、そういうふうに立派な答申を出してくれたというように思っているか、臨教審の答申が本当に日本の今私たちが悩んでいる問題を解決するような立派な教育改革になるというように思っているかという点について...全文を見る | ||
○粕谷照美君 私は、教育改革に本当に国民が求めたものは、いじめをなくしてほしい、もっと一人一人よくわかるような勉強ができるような条件をつくってほしい、大学入試に悩まないで済むようなそういう条件をとにかく一生懸命にやってほしい、そういう当面の要求が大きくあったというふうに思うわけで...全文を見る | ||
○粕谷照美君 そう考えていらっしゃるということと、臨教審の答申によってそうなるかどうかということの判断は私とは違うところがあるわけでありますけれども、それでは具体的な問題についてお伺いをいたします。 総理、教科書問題については随分深い御造詣とそれから長い経験をお持ちでございま...全文を見る | ||
○粕谷照美君 そうしますと、今までの検定の制度は非常に視野が狭かった、こういうふうに考えてよろしいわけですか。 | ||
○粕谷照美君 評価をされるということについて私はちょっと申し上げたいと思いますけれども、今までこの文部省の検定の制度について執筆者たちの中から随分厳しい批判が出ておりましたね。そして私どもも、文教委員会の中であるいは予算委員会の中でこの検定制度について批判もしてきたわけです、そし...全文を見る | ||
○粕谷照美君 手続の問題を申し上げているのではないのであります。検定が今まで、何を真ん中にするかは問題といたしまして、とにかく左に厳しく、そして右に甘いではないか、こういうことがこの六十一年度の高校の日本史教科書に出てきたわけでありますね。だから、基準があって、その基準どおりに出...全文を見る | ||
○粕谷照美君 一部修正をしなんと言うけれども、一部どころの話ではなかった、随分たくさんあったわけですね。 それでお伺いをしたいのは、今回のこの臨教審答申というものを簡単に、今までとどこが違うのか、先ほど文部大臣が御答弁をされましたのでわかりますけれども、ちょっと文部省の方で説...全文を見る | ||
○粕谷照美君 文部大臣、今度の新しい検定制度、確定したわけじゃありませんけれども、この答申についてこれからもっと詰めていかれるのだと思いますけれども、基本的な理念というのがどこにあるかよくわからないわけであります。編集責任者の創意工夫を生かす自由の保障になるのか、文部省の検定権と...全文を見る | ||
○粕谷照美君 検定経過の公表を答申している、それがやや前進というようにお考えになっているかもしれませんけれども、「適当な方法」というだけでは、また検定を行う側の都合で適当に措置をされるということになるのではないか、私たちはそういうふうに思っております。公開という以上は、検定を受け...全文を見る | ||
○粕谷照美君 今までのやり方を反省してこれから検討して実施に移していきたい、このことは了解をいたしました。ぜひ検定を受ける側の求めに応じてきちんと公開をすべきであるということを申し上げておきたいと思います。 それで、この合否の判定を総合的、大局的観点から行う、そして文部大臣の...全文を見る | ||
○粕谷照美君 あなた、十分にそこに参画をしていないから答えられないという立場で、何で答弁に立たれるんですか。 | ||
○粕谷照美君 この制度の運用の民主化が非常に重要な問題であるというふうに思いますので、この点の論議が十分に行われたのかどうかということは大変私たちは気になるところであります。行われていないのではないか、こんな感じがしてならないわけであります。 文部大臣も御存じだと思いますけれ...全文を見る | ||
○粕谷照美君 その私信がどうしてマスコミに流れたのか、その辺はわからないわけでありますけれども、その中を拝見してみますと、文部省の態度についていろんなことを言っているわけであります。そして、この辺については随分強い意見があるというふうに思うわけでありますけれども、文部大臣はこうい...全文を見る | ||
○粕谷照美君 総理、どうお考えですか。今までのこの質疑討論を聞いてきて、やっぱり最終的には教科書の検定制度というのは廃止をするという方向に行くのが正しいと思われませんですか。 | ||
○粕谷照美君 その点は私と、というよりは社会党の方針と全然違うわけでありますけれども、私どもも、将来的には廃止をするとしても、今すぐ廃止をしてよろしいというわけではありません。当面は行政機関から独立をした機関を設定して、教科書の内容や表現について専門的な示唆助言を行うものに変えて...全文を見る | ||
○粕谷照美君 総理は続けていくとおっしゃったけれども、あと二回だけですよね。その次は、六十五年からは共通テストに入ると思います。総理のお考えも入れまして、それを受けなくても入れるような条件がつくられるような原案が今討議をされておるわけでありますけれども。 文部大臣は今回のテス...全文を見る | ||
○粕谷照美君 文部省としては、国大協はうまくいったと言っていますけれども、一切うまくいったというふうに考えておりますでしょうか。 | ||
○粕谷照美君 今の情報提供については私はもう全く同感でありますけれども、今回十万人も足切りが出てきた。一人一万一千円として十億近いお金が国庫に入ってきているわけですね。この辺のところを、返してくれというのも、いろいろな意見があるわけでありますけれども、来年はこんなことがないような...全文を見る | ||
○粕谷照美君 大学の入試もさることながら、親たちが一番今困っているのは高校入試だというふうに思うわけであります。高校入試の複数受験というものが主張されているわけです。大学入試の複数受験でもこれだけ大変な問題が出てきているわけであります。高校入試は、もう中学生の九四%が進学をするわ...全文を見る | ||
○粕谷照美君 私は、高校入試というのは試験をどうのこうのするということよりも、もっと基本的には全員が希望する高校に入学できるような条件をつくることだ、こういうふうに考えておりますので、複数受験などということについて文部大臣が今考えていないということについては賛成をいたします。 ...全文を見る | ||
○粕谷照美君 少し先の方に御答弁が行っちゃったような感じがしてならないんですが、臨教審は概要その四でこういうことを言っているわけですね。国の一般会計予算全体の八・五%、これどんどんどんどん比率が下がってきていて、もう今や八・五%である。それから構造の特色は、義務教育関連費を中心に...全文を見る | ||
○粕谷照美君 ほかにないということがおわかりだというふうに思っておりますので、文部大臣にお伺いしますけれども、答申をこう受けますよね、そうすると教育改革には予算というものが必要だというふうに思うわけであります。こんな硬直した状況の中で、文教行政というのは、教育改革というのはできる...全文を見る | ||
○粕谷照美君 確かに、教育改革を推進していくためには、現在の文教シーリング枠を一律に教育関係予算に当てはめることではなく、必要な予算額が確保されなければならないと文部大臣は談話を発表していらっしゃるわけです。私は当然だと思うんですけれども、総理大臣の見解をお伺いします。 | ||
○粕谷照美君 大蔵大臣、文部大臣のこの談話いかがお受け取りになりますか。 | ||
○粕谷照美君 文部大臣おっしゃるの当然だというふうに私は思うんですけれども、少し臨教審の答申がどうなっているかということについてお話ししますと、臨教審はこう言っているわけです。「資金の重点的・効率的配分に努めつつ、国家財政全般との関連において、適切な財政措置を講じていく必要がある...全文を見る | ||
○粕谷照美君 文部大臣の解釈というのはどうも正確に、私は共通一次やったら合わないのじゃないかというふうに思っているんですけれども。 それでは次にお伺いしますけれども、とにかく今内需拡大の問題が大変であります。文教に関する内需拡大を文部大臣はどのようにお考えですか。例えば午前中...全文を見る | ||
○粕谷照美君 その具体的なお答えはまだできないだろうというふうに思いますけれども、今の文部大臣の御答弁を大蔵大臣、しかと胸の中におさめていただいて、予算編成のときには頑張っていただきたいと思います。 それで、内需拡大ということになるのかどうかわからないんですけれども、今アメリ...全文を見る | ||
○粕谷照美君 自治体等でもう具体的に勧誘の動きがあるわけでありますから、具体的にこの協議が進んでいるわけであります。文部省がこれを本当に設置認可するということになりますと相当のお金が必要になりますね、私学助成も入ってくるわけでありますから。その辺はどんなふうに考えていますか。 | ||
○粕谷照美君 これは早く自治省と連絡をとってみる必要があるんじゃないんですか。終わってから文部省が乗り出したって困るんじゃないんでしょうかね。大体教育が、輸出対象とか、何というんですか、円高、内需拡大とか貿易の摩擦解消なんという観点で見られるということ自体に非常に私は問題を感じる...全文を見る | ||
○粕谷照美君 今の自治大臣の御答弁は、大学として認められた場合の対策ではないかというふうに思いますけれども、各種学校というふうに認めてもそのようなことについて了解をされるのですか。文部省は、この大学について、大学というふうに認めていく条件があるというふうにお考えでしょうか。 | ||
○粕谷照美君 これから生徒の数がどんどん減っていくわけであります、ことしなんかは多いですけれども。そういう時代になってこういう学校がつくられていくということについての心配なども多々これあるところでありますから、十分に研究をしていただきたいということを要望しておきます。 次に、...全文を見る | ||
○粕谷照美君 もう少し詳しく。極端に低い達成率のところがありますね、これはどこですか。 | ||
○粕谷照美君 非常に低い進捗率なんですけれども、これは六十六年までにやってしまわなきゃならないんですね。大体、計画なんと言いますから何か目標みたいに思いますけれども、これは計画ではなくて法律ではないかというふうに思いますが、どうでしょう。 | ||
○粕谷照美君 これが計画されたときには大体初任者研修などということはなかった時代のものであります。それが突如として研修代替の中に初任者研を押し込んでくるなんということは、もう私は許されないことだというふうに思うわけであります。これ試行するなら試行するでまた別の考え方があったのでは...全文を見る | ||
○粕谷照美君 そのことは当然の話でありまして、別に臨教審に言われなくてもやらなければならないことだというふうに思います。 総理大臣、この臨教審の答申を大事にしますというのですけれども、今臨教審は、私が申し上げましたように欧米主要国における教員と児童生徒数の比率を目標としつつさ...全文を見る | ||
○粕谷照美君 改善を図るということについてどうかという私は質問をしたわけでありますけれども、非常に消極的だということがよくわかりました。 次に、義務教育国庫負担制度についてお伺いをいたしますけれども、大正七年に制度化されたこのあれが種々の変遷を経て現行に至っているわけでありま...全文を見る | ||
○粕谷照美君 今の総理のお答えを聞いて、大蔵大臣、努力したいだけでは終わらないのじゃないんですか。これはやっぱり堅持をしていくということが大事なんだと思いますけれども、いかがでしょうか。 | ||
○粕谷照美君 ところが大蔵省、時々学校事務職員と栄養職員を外したらどうだなんというようなことをアドバルーンを上げるんですね、あのシーリングの時期になりますと。ことしはやりませんね。 | ||
○粕谷照美君 昨年の話ですよね。そうすると、ことしそういうことについてのアドバルーンを上げませんね、こう言って聞いているわけです。つまり来年度予算について。 | ||
○粕谷照美君 文部大臣もそういうふうにおっしゃっているんです。総理も今までのこの制度のことを高く評価をしていらっしゃるわけであります、持たなきゃいけない、こういうふうに言っておりますので。質問をするとどうも答弁がよろしくないわけですから、よく私の言うことを聞いておいていただいてき...全文を見る | ||
○粕谷照美君 それはもう全然話になりません。実態を私は言っているわけでありますから、きちんとあなたの方も答弁する以上は責任を持って、こういうふうになっていますから全然レベルは下がっていませんということでやっていただかないと困ります。 そういう意味で臨教審は非常に不思議な答申を...全文を見る | ||
○粕谷照美君 総理、私がお伺いをしたのは、国民が臨教審に対して期待するかどうかということですね。こういう実にわかりづらい、教育改革をやるには金が要るのか要らないのか、カットしてもいいのかというようなことについて、明確なわかるような言葉を使っていない。それから、今のでも何が大胆で何...全文を見る | ||
○粕谷照美君 しかし、制度から外すというのはこれは悪いことですから、悪い法律なら別ですけれども、その辺はきちっと御答弁をいただきたいと思います。 では、これ内部を余り詰めていますと時間がありませんので、秋季入学の問題に入ります。 この臨教審答申の一つの目玉と言われている秋...全文を見る | ||
○粕谷照美君 総理は秋季入学についてどのようなお考えをお持ちですか。 | ||
○粕谷照美君 文部大臣、この答申はやっぱり九月入学をやりたい、やらなきゃいけない、こういうふうになっているというふうに判断できませんか。特にこの問題について委員会が設けられて、五人中四人が推進論の人になっている。非常に偏っていますね。やるということが前提なんです。総理大臣の直属の...全文を見る | ||
○粕谷照美君 臨教審、ここまでやる以上は試算をやっているわけですよね。予算は大体どのくらい必要と計算をしておりますか。 | ||
○粕谷照美君 臨教審の考え方はわかりました。 それで文部大臣がどう考えるかということがもう一つ私にははっきりしないんですけれども、学校も家庭も受験戦争から解放されるんだろうか、逆に言って夏までそういうものが持ち込まれることになりはしないか、この国民の心配について文部大臣は大丈...全文を見る | ||
○粕谷照美君 総理も余り自分の御意見をおっしゃらない方がいいなんというお考えになっているようですけれども、共通一次の廃止なんというときはもう明確に意見をおっしゃったと思うんですけれども、あってしかるべきではないか、こんなことも考えるわけですが、内容について余り深入りすることはやめ...全文を見る | ||
○粕谷照美君 私は、この集団接種、特に小中学校、ここに義務的に集団接種をさせるというそのことについて効果があるかどうか、このことを質問しているわけです。 | ||
○粕谷照美君 随分用心深く答弁していらっしゃるけれども、昭和五十一年義務接種があった。三年たって五十四年、総理のおひざ元の前橋で引きつけ事故があった。そして、この接種そのものによって五十数名の子供たちが障害を受けたり、三人の子供が死亡したという例があって、前橋の医師会ではこれを調...全文を見る | ||
○粕谷照美君 随分異論が出されていながら断固としてやり続けていくのは、これしかないということだと思いますが、やるっきゃないでやられたのでは子供たちがかわいそうなんですね。それで、どうしてもこれをやらなきゃならないという基本的な原因はどこにありますか。 | ||
○粕谷照美君 厚生大臣にお願いをしたいと思います。 その結論を待って厚生省は判断をされるのだというふうに思いますけれども、アクチン生産業界との不純なあれがあるのではないかなどというようなことが言われながら、学校がこういうことについて義務的にやらなきゃならないということについて...全文を見る | ||
○粕谷照美君 次に、やっぱり厚生大臣にお伺いをしたいわけですけれども、ことしの十一月に第六回喫煙と健康の世界会議というのが東京で開かれますね。厚生省はこれにどのように対処をされますか。 | ||
○粕谷照美君 具体的な後援というのはどういうようなことをしますか。 | ||
○粕谷照美君 喫煙者の自由を尊重しながら非喫煙者の健康を守るという考え方、運動というのが世界的に大きく広がっていると思うんです。この大臣席をずっと私予算委員会中見てきたんですけれども、紫煙が上がったのは三回ぐらいしかないですね。きょうはちょっと文部大臣が一本吸われたようであります...全文を見る | ||
○粕谷照美君 そういう総論的なことを言われたんじゃ私は笑われるんじゃないかと思うんですよね。例えばコマーシャル、未成年者は喫煙をしないようにしましょうなど、そういうのじゃなくて、もう世界はテレビにおけるたばこのコマーシャルを禁じている。そして、今新聞だとかあるいは雑誌なんかにある...全文を見る | ||
○粕谷照美君 アメリカの政府などは、公共的な機関においてたばこを吸う場所というのをきちんと決めているわけですね。そういう意味で、十分政府においても詰めをやっていただきたいということを要望しておきます。 それで最後に教育問題では、文化予算に関係してなんですけれども、この間の安田...全文を見る | ||
○粕谷照美君 私がお伺いしたいのは、今文部大臣がうらやましいなという感じでおっしゃったんだと思いますね。つまり、文教予算の中でそういうような問題、そういう美術品を買う金というのは本当に少ないんだということだというふうに思うわけであります。 文化庁の予算、特に美術品購入予算はど...全文を見る | ||
○粕谷照美君 何かだんだん御答弁が小さい声になっていかれるように思うわけでありますけれども、軍事費では、一機三百億円を超すと言われるAWACSの購入をアメリカの要請を受けて今検討している、一方では。こういうのは、たくましい文化を力説される総理の文化予算に対するお考えではないかとい...全文を見る | ||
○粕谷照美君 その二〇〇〇年まであと十二年であります。基本的な理念というものをどこに置かれますか。 | ||
○粕谷照美君 では具体的にお伺いをいたしますけれども、まず女性の政策決定への参加ということが非常に大きな目標になっておりました。今回統一自治体選挙におきまして非常に女性の進出が目立ったと思いますが、総理はこの辺どのようにお考えになっておりますか。 | ||
○粕谷照美君 少し統計をとっているんじゃないかと思いますけれども、審議会の女性の参加は一体どのように目標に対してなっておりますでしょうか。 それから人事院にお伺いをいたしますけれども、国家公務員の採用につきまして、I種、Ⅱ種ありますけれども、この辺は随分進出をしたというふうな...全文を見る | ||
○粕谷照美君 女性を採っていない省庁はありませんと言ったって、絶対的に少ないわけですから、そんなに威張って報告ができる数字ではありませんですね。 それから先ほどの審議委員の話ですけれども、五%というのは、目標は最初はどのくらいだったんですか。 | ||
○粕谷照美君 最低のところから倍になっているというのと最初の目標から半分だということは、もう全然説明の意味が違うんですよね。あなたの説明はちょっとおかしいんじゃないですか。どうでしょう。 | ||
○粕谷照美君 ぜひそれは各省庁におきまして努力をしていただきたいということを強く要請いたしておきます。 それで次に、二〇〇〇年に向けて、有識者が集まりまして、いろいろな意見を持ちまして総理府に申し入れをしているようでありますけれども、今度、男女共同社会形成のためにという、そう...全文を見る | ||
○粕谷照美君 今の問題点で私は非常に重要だと思いますのは、女が子供を産んでも働き続けていられるようにという条件のこの育児休業法、それからいつも老人の介護が女性に覆いかぶさっているというのが実態だと思いますので、この老人介護の問題をどうするかというのが緊急な課題ではないかというふう...全文を見る | ||
○粕谷照美君 労働省としては、育児休業の制度が十分に理解をされ前進をしているというふうに見ていらっしゃるのか、前進してないというふうにごらんになっていらっしゃるのか、その辺はどういうふうにお考えですか。 | ||
○粕谷照美君 子供の人口が二千五百万人、戦後最低になった、こういう報告がありますが、産みたくても産めない、育てることができない、こういう条件もある中で育児休業の制度というものをつくるというのは非常に重要なことですし、急がれなければならないというふうに思います。そのことは、差別撤廃...全文を見る | ||
○粕谷照美君 育児休業については深く触れることを避けまして、次に、機会均等法が去年から発足をいたしまして一年であります。こういう法律は最初から私たちはざる法じゃないかという批判をしていたわけでありますけれども、大きな成果というのが見られたというふうに考えておられますでしょうか。 | ||
○粕谷照美君 いろいろと論議があっての法律でありますから、今大臣がおっしゃったように女性みずからもこれは努力をしなければなりませんけれども、さらに社会がそれを受け入れるような条件をつくるために労働省としては努力をしていただきたいということを要望いたしておきます。 もう時間がな...全文を見る | ||
○粕谷照美君 終わります。 | ||
05月14日 | 第108回国会 参議院 予算委員会公聴会 第1号 議事録を見る | ○粕谷照美君 最初に香月先生にお伺いをいたします。 今、御提議をされました予算についても、政府の姿勢は評価するというお話だとか、臨教審答申についての先生のいろいろな御指摘について私もまた反論があるわけでございますが、こんなことをやっていたらお二人の先生に往復で二十四分ではとて...全文を見る |
○粕谷照美君 国立大学の特殊法人。 | ||
○粕谷照美君 私は、大学改革、例えば終身雇用制の問題なども含めて任期制にしたらいいんじゃないかなどということが、よそから来ないで我が内部で改革をするという動きがあってよろしいのではないかという意味で質問を申し上げたのですが、時間がありませんから結構でございます。 それでは庭田...全文を見る | ||
○粕谷照美君 よくわかりました。 そうしますと、そういうふうな高齢化社会の推移だとかいろいろな条件を織り込み済みで先回改革をしたんだから、急いで福祉目的税だとかその他の税だとかいうようなことに取り組む必要はないという御判断と承ってよろしゅうございましょうか。 | ||
05月19日 | 第108回国会 参議院 予算委員会 第15号 議事録を見る | ○粕谷照美君 憲法は私有財産の不可侵を保障しておりますが、同時にまた、公共の福祉に供されなければならないとも明記をしているのであります。しかし、現実にはそのような状況は裏切られていると言って過言ではないというふうに考えます。 この地価高騰の元凶は一体どこにあるのかという分析を...全文を見る |
○粕谷照美君 建設大臣、個人的な意見でありますというのと、私は建設大臣に質問をしたわけでありまして、その辺の乖離をどういうふうに理解をしたらよろしいのでありましょうか。 そして、今国鉄の用地を公開入札によって出しているということが地価の高騰につながらないという判断をしていらっ...全文を見る | ||
○粕谷照美君 国土庁長官は、そういういろいろな意見を持ちながら私はやっぱり集中的に国土庁がしっかりした対策をとらなければならないというふうに思うわけでありますが、この現在の狂乱地価対策の決め手は何といっても土地税制の抜本的な改正にあるというふうに思いますけれども、総理、大蔵大臣、...全文を見る | ||
○粕谷照美君 最後に、もう上がりに上がっている土地の値段でありますが、国土庁長官がさっきおっしゃったように、一生懸命に協議をしております、小田原評定じゃ困ってしまうわけであります。強力な施策というものを、総理、やるべきではないかというふうに思いますけれども、今出されている法律だけ...全文を見る | ||
05月21日 | 第108回国会 参議院 文教委員会 第3号 議事録を見る | ○粕谷照美君 私は文部大臣に予算委員会で随分質問をいたしましたので、きょうは簡単にしたいというふうに思っております。 報道によりますと、五月の十九日、政府は緊急経済対策の概要を固めたということであります。所得減税を含む五兆円以上の内需拡大で、公共事業については上期八〇%以上の...全文を見る |
○粕谷照美君 その詳細については、山本委員の方から後ほど質問があろうかというふうに思います。 あわせまして、土地信託についての大臣のお考えをお伺いすると同時に、昨年、藤尾文部大臣が誕生されたときに、中曽根総理とお会いしまして国立大学の国庫依存体質からの脱却について話し合いをさ...全文を見る | ||
○粕谷照美君 その処分に当たりまして、いろいろと民活導入などということが叫ばれておりますけれども、地方公共団体から随分要請なども強いだろうというふうに思っております。いろいろと運動していらっしゃる方々が私どもの周りにも来るわけであります。処分といいますかそういう整理をする条件の第...全文を見る | ||
○粕谷照美君 しかし原則で言えば、金が第一というよりは、公共的な必要性といいますか、価値の高いもの、そういうものに意義があるのではないかと思いますけれども、いかがですか。 | ||
○粕谷照美君 次に、大学入試の問題に入ります。 複数受験の問題が大きくなりましてから、大臣は京都と大阪で関係者を集めていろいろと率直なお話し合いをされたということが報道をされているわけであります。非常に政治家としてはタイムリーな行動だというふうに思っているわけですけれども、具...全文を見る | ||
○粕谷照美君 このA、Bグループ分けがいまだにはっきりしないで関係者が非常にいら立ちを感じているというふうに思うわけでありますけれども、国大協がアンケートをとった。二十七日の日にそれを何か出すということでありますが、文部省、この辺のところは少しつかんでおりますでしょうか。 | ||
○粕谷照美君 そうすると、まだまとまったものが報告をされたということではない、文部省はまだつかんでいるということではないのですか。 | ||
○粕谷照美君 そのまとめたものを御報告いただけますか。 | ||
○粕谷照美君 文部省は、高等学校の方のアンケート調査、御存じでございますか。 | ||
○粕谷照美君 私は教育新聞でそのアンケート調査の結果を知ったわけでありますけれども、受験機会の複数化が進学指導に及ぼした影響は非常に大きかったというパーセンテージが高いわけですね。ほとんど影響はなかったというのは三・一%、全く影響がなかったというのはゼロだったというんですから、こ...全文を見る | ||
○粕谷照美君 そうしますと、一部報道に流れました、第三者機関をつくってそのA、Bグループ分けを考えたらどうかなどということは、これは杞憂に等しいというふうに思ってよろしゅうございますか。 | ||
○粕谷照美君 前段があったということで了解をいたしますけれども、大学側もそんなに人様に決めていただくような条件であっては何のための大学の先生だかわけがわからないわけでありますから、本当にしっかりと頑張ってもらいたい、そしていい制度をつくってもらいたい、こういうことを私も希望してお...全文を見る | ||
○粕谷照美君 ただいま文部大臣が御提案なされましたように、この法律は、母法であります厚生年金、そして国民年金、国家公務員の共済年金などと横並びの法律であります。私どもはこの法律には賛成をいたしますが、二、三気になることもありますので、お伺いをいたします。 最初に、六十年の年金...全文を見る | ||
○粕谷照美君 了解をいたしました。特に全組合員のうちの半数を超えるのが女性であって、そして幼稚園に勤務している人たちが多い、この人たちは掛け捨てになる。しかも、今度もしそういうことになれば一〇%程度掛金を上げなければならないということになるとすれば、これまた逆の意味で不公平が出て...全文を見る | ||
○粕谷照美君 都道府県の財政状況も国以上に厳しいところもあるというふうに思います。この私学共済組合に対する都道府県補助は、近年どのようになっておりますでしょうか。また、この補助の充実については、どういう対処をしておられますでしょうか。 | ||
○粕谷照美君 ただいま質問いたしました件につきましては、後ほど私の方から附帯決議で御提案をしたいというふうに思っております。 法律そのものに関する質問はこれで終わりますけれども、私立学校の問題について若干お伺いをいたします。 この五月十一日ですね、昭和大学で五十二年の春に...全文を見る | ||
○粕谷照美君 指導はそれでよろしいというふうに思います、学校を出ている人には。しかしやっぱり、内勤している人、留年って、十年たってもまだ留年しているというのは大変なことでありますけれども、そういう方には、受け取らないなんて言わないで、依頼を出さなきゃよろしいわけですから、出すとい...全文を見る | ||
○粕谷照美君 この大学が大変財政難だということではないわけですね。経営は順調だったわけですか。 | ||
○粕谷照美君 それでは、獣医畜産大学はどうなんですか。 | ||
○粕谷照美君 昭和六十年度の私立大学経常費補助金の交付状況が文部省から発表されておりますけれども、それを見ますと、実質補助の割合は十年前の水準を下回っているわけですね。そういう意味で、大変私学助成というものが足りないのではないか、こういうことを大勢の人たちが感じているわけでありま...全文を見る | ||
○粕谷照美君 入試委員会にもかけないで独断で入学をさせるなどというようなことは、もう絶対に起こらないような厳しい指導というものを私はやっていただきたいと思いますし、今挙げました二つの学校だけではなしに、政治家に裏口から金が渡されたなどというようなことが堂々と新聞記事に載っている。...全文を見る | ||
○粕谷照美君 私は、ただいま可決されました法律案に対し、自由民主党、日本社会党・護憲共同、公明党・国民会議、日本共産党、民社党・国民連合、二院クラブ・革新共闘の各派共同提案による附帯決議案を提出いたします。 案文を朗読いたします。 昭和六十二年度における私立学校教職員...全文を見る | ||
07月22日 | 第109回国会 参議院 予算委員会 第4号 議事録を見る | ○粕谷照美君 中曽根内閣は土地問題について一生懸命にやらない、そんなことはない、先ほど国土庁長官が非常に明快に宣言をされましたし、きのうも総理は土地は抑える、地価を。そしてそれだけではなくて今度は下げるんだということをお伺いいたしまして、非常に心強く思ったわけですが、もうここまで...全文を見る |
○粕谷照美君 土地の問題で、とにかく国有地の処分ということが非常に大きな話題になっていると思います。この地価暴騰の元凶というのはいろいろ一〇八国会でも一〇九、今回の予算委員会でも随分議論がされまして、もう論議が尽くされたわけでありますけれども、その中で私はやっぱり、国有地の問題が...全文を見る | ||
○粕谷照美君 これは昨年の十二月の半ばごろの新聞をずっと集めたわけでありますけれども、当時はまだ国有地でありました国鉄の宿舎用地が次次と土地転がしに遭っているわけですよね。だから、そういう規制があるにもかかわらず実質的には行われていった。このことだけはやっぱりみんな国民は非常に注...全文を見る | ||
○粕谷照美君 大臣はどうかですね。事務局はそうと思っても政府はどうか。 | ||
○粕谷照美君 国土庁長官、そうするとそれは、法律を変えたというのですから、そのことを認めた上で法律を変えた、こういう理解をしてよろしゅうございますね。 | ||
○粕谷照美君 私は頭が悪くて、もっと明確におっしゃっていただかないと困るんですが、国公有地の払い下げによって地価が高騰をしたんだ、したがって何とかしなければならないんだということでそういうふうに変えた、こう理解してよろしいんですか。そうじゃないんですか。 | ||
○粕谷照美君 お認めになったんだけれども、大臣としてはなかなかそうだと言いづらい、こういうふうに私は勝手に理解をいたしますが、三井不動産相談役の江戸英雄さんに、これは何新聞でしょうか、いろんな新聞が聞いているんですね。その中で江戸さんは、国有地野放し払い下げが拍車をかけている、こ...全文を見る | ||
○粕谷照美君 この問題に関して一〇八国会で私の質問に対して天野建設大臣は、私見だけれどもという形でありますけれども、「いろいろ事情のある役所もありますが、その段階まではやっぱり我慢して処分をしない方がいいじゃないか」、こういうふうにおっしゃっていらっしゃるわけでありますね。 ...全文を見る | ||
○粕谷照美君 今伺ってみますと、全然だめなんですね。要は、だめなんですよと、土地狂乱に拍車をかけるようなことをやっぱりやらざるを得ないということを運輸大臣は言っていらっしゃるように思います。そういう意味では、きちんと対策をとるように心から頑張っていただきたいということを申し上げた...全文を見る | ||
○粕谷照美君 しかし、借り手の権利というようなものはどのくらいの力を持つものかなとということも含めて、これから十分討議をしていかなければならないというふうに考えるわけですけれども。 今度出ました新行革審の土地対策小委員会のメンバー、けさほどいただきましたけれども、総理、ちょっ...全文を見る | ||
○粕谷照美君 審議会には必ず女性を入れましょうということをずっとやってきている経過がある中で、つけ足しみたいに専門委員なら女性を入れてもいいなんというお考えは私はやっぱり問題があるというふうに思います。 次に、私の友人、港区にいたわけですけれども、二十坪の小さな家におりまして...全文を見る | ||
○粕谷照美君 弱い者いじめにならないような法律をちゃんとつくっていただかなければ困ります。 それで、自治大臣、大蔵大臣、都知事もちょっと言っていらっしゃるわけですけれども、固定資産税ですね、シャウプ勧告に従ったもので、ずっとだめなんだと、何とかしてもらわなければならないんだが...全文を見る | ||
○粕谷照美君 大蔵大臣。 | ||
○粕谷照美君 新行革審の土地小委員会の答申をまつまでもなく、土地政策としてやるべきことははっきりしているというふうに思います。 国土庁長官、まず土地の公的コントロールを強めていくということです。土地は市場原理によって自由に流通する商品と違いまして、自由に生産し供給することがで...全文を見る | ||
○粕谷照美君 次に、教育問題に入ります。 先回の予算委員会でも私触れましたけれども、いよいよ臨教審が最終答申の段階に入っているようであります。特に、文部省直属の中教審ではだめで内閣の直属の臨教審ということを主張しこれを押し通された総理大臣が最終的な答申を受けられるわけでありま...全文を見る | ||
○粕谷照美君 文部大臣、最終答申原案をごらんになりましたか。 | ||
○粕谷照美君 この答申案というのは、いつごろ私どもの手に入るのでありましょうか。今、私がこの原案を見せると言ったら、文部省は私の手元にすぐ届けることができますでしょうか。 | ||
○粕谷照美君 そうすると、まだ許可が出ていないわけですね。 | ||
○粕谷照美君 七月十三日読売新聞、「臨教審最終答申案の要旨」、それから七月二十一日付の「内外教育」版、「最終答申素案まとまる」と、こう出ているわけであります。 私が気になりますのは、スクープをされるというのはこれはやむを得ないわけでありますけれども、文部大臣、なんですか、臨教...全文を見る | ||
○粕谷照美君 ところがやっぱり、要請をしなくても、文部大臣のお話というのは大変強い力を持っているわけですね。ちゃんと入っているんですよね、言われたということが。私は、臨教審がどのようなことをお書きになるかどうかはまあ別として、特にここの部分は問題が大変大きいというふうに考えている...全文を見る | ||
○粕谷照美君 いえ、私が聞いているのは、これはあなた方の方で素案として出したものと同じものであるか、内容が変わっていないかということを聞いているわけです。 | ||
○粕谷照美君 これは臨教審答申がまとまり次第——八月二十日までの間臨教審の委員の期間があるわけでありますから、十分に討議をしたいと思います。 では、同じ観点からちょっと初任者研修についてお伺いいたします。 ゆうべ何か船で出られたようでありますが、この文部省方式では、新しく...全文を見る | ||
○粕谷照美君 ところで、これはまだ試行ですね。来年度も今回やらなかったところがまた試行になるように私は思っておりますけれども、六十四年から本格施行だと、こういうことであります。私たちは、初任者研修は大事だと思いますけれども、文部省の考えているあの制度そのものには大変な問題があると...全文を見る | ||
○粕谷照美君 確たることを教えていただかないで結構ですから、それではある程度の見通しというものを言っていただきたい。 六月二十八日全日教連大会で、加戸さんあなたはいらっしゃってお話ししているんでしょう。その程度のことはお話しができると思います。 | ||
○粕谷照美君 人件費がどのくらいかかるというふうなことは言われませんでしたか。 | ||
○粕谷照美君 しかし、ある教育雑誌のインタビューでも次のように答えていると、この記事には載っているんですね。一年間に大体一万人ぐらいの指導教員が必要だろうということであります。ところが、それが本格実施を予定している六十四年というのは、四十人学級で大体八千二百人教員を法律上ふやさな...全文を見る | ||
○粕谷照美君 文部大臣、答弁はないんですか。 | ||
○粕谷照美君 では、六十四年から本格実施をやるということではないということを確認いたしまして、次の学校五日制に、入ります。 この学校五日制は、大体もうアメリカは当たり前ですけれども、イギリスは百年前から、フランスはまだ一八八二年から月曜日と水曜日、西ドイツあたりでもやっている...全文を見る | ||
○粕谷照美君 では、人事院も今度は随分大胆な人事院勧告を出すやに今私どもは肌で感じているわけでありますので、その冒頭の部分を文部大臣としては大事にしていただきたいと思います。 都道府県教育長協議会が各県に学校五日制についてどうだということのアンケートを出しているわけであります...全文を見る | ||
○粕谷照美君 留学生の問題について伺おうと思いましたけれども、先ほど広中委員が十分この質問をされましたので、そしてまた文部大臣の答弁などもお伺いいたしましたのでわかったわけですけれども、でもやっぱり二〇〇〇年に向けて十万人というのは、これはいかにもゆっくりし過ぎるんではないか、こ...全文を見る | ||
○粕谷照美君 大変不安が大きくなっておりまして、埼玉県などでは教員住宅を出てしまった人たちもいる、こういうこともありますので、健康を守るために、それも教師だけじゃなくて子供たちの健康を守るために積極的に、そして問題が見つかったらもう即刻これは取り去るように対処をしていただきたいと...全文を見る | ||
○粕谷照美君 労働省は、結婚しながら働いている人、しかも子供を持ちながら働いている人たちの人数などを把握しておりましょうか。 | ||
○粕谷照美君 そういう実態の中で、きのうの総理の言葉は私大変気になったんです。家庭の専業主婦は愛情でもって頑張っているなんて。働いている人だって愛情でもって働きもしているし家庭も守っているんですよ。そこのところを忘れていただいちゃ困りますね。そしてまた、ときどき文部大臣もそういう...全文を見る | ||
○粕谷照美君 もう時間がありませんから私はやめますけれども、佐藤さんがそういうことをおっしゃるのは私はがっかりですね。二重保育をやって頑張んなさいなんと言ったってなかなか計算的には、じゃどういうふうにやっていったらいいんですかという問題もあります。 とにかく婦人労働者がきちん...全文を見る | ||
08月25日 | 第109回国会 参議院 文教委員会 第2号 議事録を見る | ○粕谷照美君 最初に、去る七月の二十一日に広島大学で起きました学部長刺殺事件について、予算委員会でも質問があったわけでございますが、それは事件の翌日だったわけでございまして、全然その後の経過を知ることができません。今どのような捜査の状況になっておりますか、現状をお知らせください。 |
○粕谷照美君 捜査内容を詳しくお話しをいただくということにはならないと思います。思いますけれども、一カ月たって全然その進展がない、こういうことに非常にいら立っているわけですね、大学のキャンパスの中でそのような事件が起きたということについて。 文部大臣、このことについて大学の方...全文を見る | ||
○粕谷照美君 警察庁としては、この捜査が進まない理由というものをどのように考えていらっしゃいますか。 新聞などを見てみますと、内部犯行説がささやかれているとか、あるいは犯行の可能性を捨て切れない人が六人もいる、一人一人洗っているとか、などということが出てまいりましたね。いろん...全文を見る | ||
○粕谷照美君 九月の五日には学部葬が行われるという話であります。一日も早くこの事件が解明されるように、警察庁の努力を心から要望いたしまして私はこの点についての質問を終わります。 次に、ポスト臨教審の問題について伺います。 この問題については先ほど山本委員からも質問があった...全文を見る | ||
○粕谷照美君 大臣に私お伺いをするのは、総理が内閣直属の強力な機関を設けてやりたいと、こうおっしゃっていることを文部大臣としてはどう受けとめているか。審議官のお答えは状況説明としてはわかりましたけれども、私は文部省の責任者としての文部大臣の考え方を伺っているわけであります。 ...全文を見る | ||
○粕谷照美君 誤解があると、こう文部大臣がおっしゃいましたけれども、誤解するのは当たり前なんですよね、短い記事の中で出ている言葉を読んで私どもが判断をして。だから、誤解があってはいけないから今伺っているわけであります。 まあ大体総理のお考えもわかりますし、確かに、教育が各省庁...全文を見る | ||
○粕谷照美君 円滑に達成するということであればわかります。そういう意味でいえば、例えば大学審議会を早急に発足させるとかいって、こちらの方なんかは実に明快にばんと出しているわけでしょう。片一方の方はまことに、確実にやりますなどということにはなっていない。この実施方針の要旨についても...全文を見る | ||
○粕谷照美君 三十四万人の子供たちが入学できなかった、これは大変なことだと思うんですね。三十四万人というと一つの大きな市の人口でございます。確かに文部省が、八万六千人ほど六十七年のピーク時までにふやせばいい、その八六%を今達成したと、その努力は認めます。努力は認めますけれども、そ...全文を見る | ||
○粕谷照美君 ここのところをきちんとしていかない限り、この大学入試、AグループだBグループだということだけでは私は解決がつかない問題だというふうに思います。私どもが小学校を卒業するころ、進学をするといったのは六十三人のクラスメートのうちの一割の六人でしかありませんでした。今もう義...全文を見る | ||
○粕谷照美君 しかし、自民党文教合同会議の大学入試に関するプロジェクトチームの資料を見ますと、「六十二年度の国公立大学の入試は、受験機会の複数化という名分の下に、一期校、二期校の区分を廃止した際の論議を無視し、再び大学の序列化をもたらすものである。加えて、国公私立を通じた大学入試...全文を見る | ||
○粕谷照美君 それにしても、あの時点で六十三年度の方針を変えさせようというのは、非常に難しい時期ではなかったかというふうに私は考えておりますが、結局国大協にしますと、自己採点方式をまた復活をしていくというように一つは直してきた。そして今回の、今春の試験で問題だったのは、やっぱりA...全文を見る | ||
○粕谷照美君 それで、六十四年度の入試について、今国大協は必死の努力をしているようでありますね。大臣のお話なんかも受け入れて、いわゆる真っ二つにA、Bに割るという考え方もあるし、また、国公私立五十五大学の有志の先生方からは新たなる分割についての提案もあるようであります。そしてまた...全文を見る | ||
○粕谷照美君 そうしますと、共通一次というのは六十四年度で一切終わり、六十五年からは名称新たなるテストが行われると、こういう理解でよろしいかと思いますが、大体、この六十四年度実施そのものが初めから問題だったんじゃないんですか。臨教審第一次答申があった、総理から強い御指示があって、...全文を見る | ||
○粕谷照美君 もう時間が終わりですから、一言だけ。 そうすると、今の試行テストは年内に行うんですか。年度内に行うんですか。できないこともあり得るのですか。その辺はいかがでしょうか。 | ||
○粕谷照美君 わかりました。 終わります。 | ||
08月27日 | 第109回国会 参議院 文教委員会 第3号 議事録を見る | ○粕谷照美君 大学審議会の法律に入る前に、大学論に対する根本的な討論がお二人の間にありまして、非常に私は傾聴させられておりました。しかし、大臣、最後のずばずばやりますというのですね、ずばずばやるいい方向が、大臣のお考えになるいい方向なのであるか、国民が考える方向であるのか、その辺...全文を見る |
○粕谷照美君 今御報告がありましたように、確かに中教審、大学設置審議会、この中には設置分科会あるいは基準分科会、計画分科会、こういうものがありますね。そのほかにまた学術審議会、そして局長レベルのさまざまな諮問機関のようなものがあるわけでありますけれども、なぜ、先ほどの山本委員の質...全文を見る | ||
○粕谷照美君 そういたしますと、臨教審が解散をして中教審が動き出します。中教審と大学審は一体どういう関係になるんですか。 | ||
○粕谷照美君 これからだんだん大学審議会の内容に触れて皆さんも御質問なさると思いますけれども、そうしますと、中教審は大学審議会の決めたこと、どういう決め方をどのようにするかはまだわかりませんけれども、そういうことは何か意見を、逆に言えば差し戻すというようなことができるのですか。大...全文を見る | ||
○粕谷照美君 私は、こういう意見を最初に申し上げたいと思いますが、我が国の大学全般にかかわる大学政策や大学改革の問題というのは、ひとり大学関係者にとってだけの問題ではなくて、国民的な課題である。これは先ほど山本委員も申し上げたとおり。我が党は、大学全体の政策にかかわって論議をする...全文を見る | ||
○粕谷照美君 文部省に二十通届いている——たった二十通ですか。私も長いこといろいろな教育に関する運動をやってきまして、確かに大管法のときとか筑波大学法のときなんかのあのころの反対運動に比べますと非常に寂しい思いがいたしますけれども、大臣の手元にはその二十通も届いていないんですか。...全文を見る | ||
○粕谷照美君 この法律を何が何でも通さなきゃならない、こうお考えになっている大臣のところには反対の声明とか反対意見なんというのは出さない方がいいと文部省は考えているのかもしれませんですけれども、しかし、これはやっぱり国民の考え方をきちんと大臣にお伝えするというのが文部省の私は役目...全文を見る | ||
○粕谷照美君 質問に正確にお答えになるものですから、幾つあるかと言ったら四つと、こう言いますけれども、名前をちょっと言ってください。 | ||
○粕谷照美君 教育に関するものが三つですね。やっぱり教育というのは非常に、内閣の承認を要するものというんで随分強いんですね。何か非常に教育に関する審議会というのは強い力を持たせるような審議会になっているということを感じないわけにまいりません。 ところで、その審議会の中で、審議...全文を見る | ||
○粕谷照美君 審議会は、社会保障制度審議会を初め十一ありますね。そういう中で勧告権を持つというのは、法的には平等であります、しかしニュアンスの問題ですというのは、そこのニュアンスのところが大事なんですよね。非常に強い印象を国民に与えていると思います。 そうしますと、もう一つ問...全文を見る | ||
○粕谷照美君 したがって、私たちはこれは強い権限を持っている、それから並びの審議会ではなくて突出した審議会だ、したがってそこで出されている勧告というのは一体どういうものなんだろうか、こういうおそれを大学関係者のみならず教育に関心を持つ方々が持たれるというのはもう当然のことだという...全文を見る | ||
○粕谷照美君 この大学に関する基本的な事項はほとんど大学に関するものが全部含まれているような感じがするわけでありますけれども、審議をするこの大学審議会の前提になっているものが大学改革協議会である、こういう理解は間違っていますか。 | ||
○粕谷照美君 その大学改革協議会の問題については、それを中心にして質問をしなければなりませんが、今局長おっしゃいましたけれども、文部大臣裁定のこの資料を拝見しますと、六番目に「大学審議会の構想の具体化等」という項目が入っているんですね、大学改革協議会の中で。そうしますと、まだ法律...全文を見る | ||
○粕谷照美君 臨教審の答申を見てみますと、大学の自主性、自律性、こういう言葉が非常にたくさん入っておりまして、自治という言葉が非常に少ないんですね。その辺のところとも絡まってくるわけですけれども、大学の自主性をという臨教審の答申は、文部省としては自主性というのは一体どういうところ...全文を見る | ||
○粕谷照美君 もう少し具体的に言っていただきたいと思うんですけれどもね。先ほど申し上げました、私ども社会党の文教部会のヒアリングで飯島先生がおいでになってお話しをされているのは、大学の自主性というのは財政的な自主性の問題、人事管理上の自主性の問題なんだ、こういうことを言っているん...全文を見る | ||
○粕谷照美君 そういたしますと、例えば学長、学部長、その他の部局長、評議員等、大学の管理運営上重要な役職にある方々の人事の自主選考権、これは教育公務員特例法に入っておりまして国立大学だけ影響をするわけでありますが、こういう問題については、大学審は触れるというようなことは考えられま...全文を見る | ||
○粕谷照美君 今局長がおっしゃるように、確かに大学の中に夜間部をつくっていこうなどということは、これは大学そのものがいろいろと決めながら相談をして予算などもつけてもらって法律も直してなどということになるんだと思いますけれども、今のこの人事の問題は、やはり大学の自治に関する非常に基...全文を見る | ||
○粕谷照美君 今大学の自治という問題の中で、一つは教員の人事の自主選考権がありますねと。こういうことで一つ確認をいたしておきます。その他に、文部省として考えているのがありますかということを聞いています。 | ||
○粕谷照美君 先ほど財政的な自主性の問題の話をいたしましたけれども、財政の自主権というのでありますが、戦前には大学自身に一定限度の自主権を認めた特別会計法というのがありました。今、国立学校特別会計法で、一定の範囲で文部大臣の財政自主権を認めているわけでありますが、大学にはないので...全文を見る | ||
○粕谷照美君 臨教審の第三次答申で、「大学における自主・自律の確立」の中に、「教授会、評議会などの合議制審議機関が大学自治の中心を担うものとして尊敬に値する良識を備えることが要請される。」、こう書いてあります。評議会やあるいは教授会が大学自治の中心であるということは臨教審も認めて...全文を見る | ||
○粕谷照美君 まあだれの尊敬に値しないかということは別といたしまして、具体的に、例えばこんなことというようなことはありますか。 | ||
○粕谷照美君 まあ文部大臣は二つぐらいしか挙げられなかったわけでありますから、そうたくさんあるというわけじゃないと私は理解をいたします。 私も東大へ行ってみました。別にこの問題で行ったわけじゃなくて、第二薬局の問題であそこに行って見てまいりました。とにかく継ぎはぎで大変な病院...全文を見る | ||
○粕谷照美君 そうですね。大学の関係者が本当にこの大学審が積極的な我々に活力を与えるようなものであるということが認識できるようにするためにも、質問をしていかなきゃいけない、それが当たり前のことじゃないですか。別に私だ、ちが、ほら反対しろ反対しろなんて言っているわけじゃないんです。...全文を見る | ||
○粕谷照美君 法律を出すときにそういう政令などというものは、こういうようなことを考えていますというのを一緒に出せないんですか。 | ||
○粕谷照美君 それでは、先ほど申し上げましたこの委員の任命なんですけれども、非常に抽象的な基準であります。それは一体どういうことですか。例えば一九五一年の第十回国会のときに文部省は法案を出しましたね、これは国立大学管理法ですか。そこの中には、「文部省に国立大学審議会を置く。」、こ...全文を見る | ||
○粕谷照美君 しかし、縛りを絶対に何人などということをかけなくても、答えられる部分というのはあるんだと思うんですよね。 大体国立大学系、国公立系あるいは私学系、そして学識経験者、こういう考え方というものは持たないんですか。大体教育関係者が中心になるんだということは言えないんで...全文を見る | ||
○粕谷照美君 時間が来ましたから、私はここで質問の半分がようやく終わったので、これでやめますけれども、例えば臨教審も縛りがありませんでしたね。そして学識経験者でありました。確かに「臨教審だより」を読みますといろいろな学識を持った方々もいらっしゃるわけですけれども、しかし任命された...全文を見る | ||
○粕谷照美君 きょうの質問は、これで終わります。 | ||
09月01日 | 第109回国会 参議院 文教委員会 第4号 議事録を見る | ○粕谷照美君 今審議会のあり方について山本委員から質問がありましたが、私は、この審議会というものが国民の前に公開をされるべきではないかという立場で、文部大臣及び文部省にお伺いをしたいと思います。 きょうの午前中の参考人の意見聴取の中でも、臨教審の飯島参考人の方からは、大学現場...全文を見る |
○粕谷照美君 その際の公表ということでございますけれども、例えば裁判所なども公表しておりますね。マスコミの方々も入って聞き取ることができるような条件になっておりますし、傍聴人も入ることになっております。 私たちは、やっぱりそこまでやっていただくということが、開かれた大学、情報...全文を見る | ||
○粕谷照美君 しかし大臣としては、最大限情報公開をしていきたい、こういうふうにお考えだと理解してよろしゅうございますか。 | ||
○粕谷照美君 それでは次に、私立大学審議会と大学設置審議会の再編統合について、私学の独自性が確保できるかどうかという点について伺います。 我が国の高等教育機関の中で、私学が果たしてきた役割というのは、非常に大きいと思います。本年度の調査によれば、学校数、学生の数も、約八割も私...全文を見る | ||
○粕谷照美君 あと私の質問の時間五分間ございますので、今丁寧な御答弁をいただきましたけれども、ぜひ今度は簡単に御答弁をいただきたいと思います。 大学設置基準の見直しが臨教審で提起をされております。この見直しをすることによって大学の質が向上するのか低下するのか、これは非常に大事...全文を見る | ||
09月03日 | 第109回国会 参議院 文教委員会 第5号 議事録を見る | ○粕谷照美君 私は、ただいま可決されました法律案に対し、自由民主党、日本社会党・護憲共同、公明党・国民会議、民社党・国民連合、二院クラブ・革新共闘の各派共同提案による附帯決議案を提出いたします。 案文を朗読いたします。 学校教育法及び私立学校法の一部を改正する法律案...全文を見る |