粕谷照美

かすやてるみ



当選回数回

粕谷照美の1989年の発言一覧

開催日 会議名 発言
03月28日第114回国会 参議院 文教委員会 第2号
議事録を見る
○粕谷照美君 大臣になられてからは初めての文教委員会だと思いますので、本来であれば大臣の所信表明をお伺いし、そして質疑に入るというのが順当であろうかというふうに思いますが、日切れ法案ということもあり、私どもは純粋な日切れ法案というふうには思っていないわけであります、この法律は。文...全文を見る
○粕谷照美君 それでは、文教行政に対して一連のけじめをつけなければならない、こういうふうに私どもは思っております。大臣としてなさるべきことは一体どのようなことをお考えになっておりますか。
○粕谷照美君 出馬を断念すべきである、私どもも当然出られないというふうに思っておりますけれども、御本人の口から断念いたしますということを大臣は耳にされたんですか。
○粕谷照美君 大臣としては出るべきではないと、こういう態度でお話をなさったんだというふうに思いますが、それでよろしゅうございますか。
○粕谷照美君 高石問題はこれからは司直の手にゆだねられるであろうということに、私も当然のことだというふうに思いますけれども、臨教審問題に関連いたしまして、臨教審問題に関連いたしました政治家ですね。当時の中曽根総理、当時の官房長官藤波さん、それから当時の文部大臣森さんですね。それか...全文を見る
○粕谷照美君 政治家の問題はこれからまたいろいろと司直の手も入るでありましょうし、明らかになる点がたくさんあろうかと、こういうふうに思いますけれども、この高石前事務次官の問題に関連して、結局職務権限、つまり文部省のお役人としての仕事、それから選挙が文部省ぐるみで行われたというよう...全文を見る
○粕谷照美君 それでは法案に入りますが、今の問題とちょっと関連があるわけですけれども、第二国立劇場設立準備協議会、この委員に江副さんが就任しているわけでございますね。六十二年九月一日に委員に就任をされましたけれども、その理由は一体どのようなことでございますか。
○粕谷照美君 確かに江副前会長は日本オペラ振興会の理事長で、そこに年間一億円ぐらい寄附をしていらっしゃるんですか、これは議事録で明らかになっておりますけれども、一億円強の寄附を毎年このところしておりますという、証人喚問のときにお話しをしていらっしゃるわけであります。そうしますと、...全文を見る
○粕谷照美君 役職で選ぶのか、人で選ぶのか、こういうことになって、例えば芥川さんの場合はお亡くなりになられましたけれども、人で選ばれたんだというふうに私は考えるわけですよ、実力、人で選ばれた。この江副さんの場合は何ですか。金で選ばれた、一億円出しているから選ばれたわけじゃないんで...全文を見る
○粕谷照美君 私はそこの辺がどうも文化庁の説明が一貫していないように思いますけれどもね。大体この江副前会長は半年しかやらないでおやめになっているわけでしょう。公務多忙と言ってほとんど出ていらっしゃらなかったんですか。出ていらっしゃらないような人をなぜ頼むんですか。そこのところがわ...全文を見る
○粕谷照美君 いろいろおっしゃるけれども、ミスキャストであったということだけははっきりいたしましたね。とにかく政治家に株を配ることに一生懸命でとても出ていられなかったんではないだろうか、こういう感じがするわけであります。  それで、私文句を言うわけじゃないんですけれども、この準...全文を見る
○粕谷照美君 昨年の三月二十五日の日経を見てみますと「第二国立劇場も開放」、つまり公共事業としてアメリカに開放するという、そういう記事が載っている中に「文化庁などが建設計画を進めている「第二国立劇場」(国立昭和芸術センター)」、もう考えているんじゃないですか。  大体この昭和の...全文を見る
○粕谷照美君 正式にそういうお答えを伺えば私は安心いたしますけれども、私はちょっと国民的にも公募をするというようなやり方も考えていいんではないかという考え方を持っているときに、元号をかぶせた昭和芸術センターとは何事かと、こういうふうに思ったものですから今質問をしたわけであります。...全文を見る
○粕谷照美君 まあ大体各種御要望は受け入れたと、こう判断をしていらっしゃるようであります。私はその前にもう一つちょっと大事なことが忘れられているんじゃないかと思いますけれども、この中にコンサートホールというものが入っておりませんですね。このコンサートホールが除外をされたという理由...全文を見る
○粕谷照美君 関係団体の方々の御要望も絶対なくなっているわけじゃありませんので、東京集中だけでなくて、もっと地方にも国立のコンサートホールきちんとしたのを建てていいんじゃないか、こういう要望もあるわけですから、慎重に検討していくという今のお答えをお忘れなく十分に討議をしていただき...全文を見る
○粕谷照美君 その地権者というのは、株式会社小田急百貨店、京王帝都電鉄株式会社、昭和シェル石油株式会社、相互物産株式会社、寺田小太郎、これ個人の名前ですね、この方だけが。日本生命保険相互会社、日本電信電話株式会社、山大鉄商株式会社というのは大きな地権者ですが、大体オーケーを与えら...全文を見る
○粕谷照美君 去年の八月九日の日に、新聞に完成予想図というのがありまして、高層のビルなども建っているんですけれども、こういうのは文化庁が持っているんですか。
○粕谷照美君 文化ゾーンができるということは私は大変いいことだというふうに思いますので、本当に円満にそういう話し合いがついて、ますます二国の環境整備がきちんとできていくように希望するものでありますけれども、文部省といたしましても、これは用地取得費が随分安くなるわけですね。いいこと...全文を見る
○粕谷照美君 立派な二国ができるということはうれしいんですけれども、箱物ができてハードはできたけれども、さて今度はその運営というんですか、そういうものがきちんとしていかなければ私は立派な国立劇場にはならないというふうに思います。特に、現代舞台芸術の振興に大きな力を発揮するか否かは...全文を見る
○粕谷照美君 もうちょっと詳しくお伺いいたしますけれども、例えば委託に出そうとする業務の範囲ですね。入場券の販売だとか宣伝広報あるいは舞台貸し、このようなことは委託になるんですか。
○粕谷照美君 そういたしますと、原作や脚本の作成や選定、それから監督、演出家の決定あるいは出演者の交渉、決定、このような重要な部分もそうすると委託になる、国立劇場主催の公演に際しても委託になる、こう理解するわけですか。
○粕谷照美君 まだはっきりしていないようですけれども、ここのところは私は非常に大事なところだというふうに思いますね。なぜかといえば、この法律案で九条と十二条出てまいりますね。そして改正が出てまいるわけで、文部大臣はこの会長と理事長と監査役、これは任命するわけですけれども、一般理事...全文を見る
○粕谷照美君 何となしに私は頼りないような感じがしてならないわけでありますけれども、その点はきちんとしていただきたいということを要望しておきます。  それから、公演組織について二国の設立準備協議会は五十六年の六月十九日、こういう文書を出しているわけですけれども、発足当初には専属...全文を見る
○粕谷照美君 ではこの報告書はまだまだ検討の余地があると、こう理解をいたします。  ソ連へ行きましたら元バレリーナだったという方にお会いしまして、四十五歳で定年なんですってね。四十五を過ぎるともうお年寄りの部類に入るんでしょうか。バレリーナとしては不適格であるからというのでやめ...全文を見る
○粕谷照美君 卵のうちからの養成と言われますけれども、今オペラなどで活躍をしていらっしゃる方というのは、卵からの養成もさることながら、芸大など卒業いたしましてもすぐオペラ歌手には使えないというんですね。文化庁が出しているんですか、国から委託をして二期会のオペラの研修所で養成してい...全文を見る
○粕谷照美君 最後の言葉がわからない。このオペラ研修所でやるということはどうなんですか、考えて……
○粕谷照美君 もう時間があと六分ぐらいになりましたので、それではこの中で、十九条の一項三号に調査研究を行う、こういうふうになっておりますけれども、一体この資料の収集、資料の整理、提供、こういうような構想というのはあるのでしょうか。専門の図書館とかあるいは情報センターのような形でき...全文を見る
○粕谷照美君 大蔵省、今度消費税などを導入しますので、五千円まで今まで税金かからなかった入場料に三%かかるようになりますね。高い人たちはそれだけの能力があって三%ぐらいどうってことない。一〇%今かかっているわけですけれども、大したことないかもしれませんけれども、今までかからなかっ...全文を見る
○粕谷照美君 これについて意見を言う時間がありませんので、これで、説明だけいただいて終わります。ありがとうございました。  大臣、ずっとこう私質問して、伺いまして、やっぱりまだ、まず建物を建てるということが先決に今なっているようでありまして、その他の運営についてはまだまだこれか...全文を見る
○粕谷照美君 頑張ってください。  終わります。
○粕谷照美君 私は、ただいま可決されました法律案に対し、自由民主党、日本社会党・護憲共同、公明党・国民会議、日本共産党、民社党・国民連合及び二院クラブ・革新共闘の各派共同提案による附帯決議案を提出いたします。  案文を朗読いたします。     国立劇場法の一部を改正する法律案...全文を見る
06月16日第114回国会 参議院 文教委員会 第3号
議事録を見る
○粕谷照美君 最初に、大臣の所信表明及び予算について質問をいたします。  まず最初に、大臣が文教各般の問題を審議する前に「一言おわびを申し上げます。」という言葉からごあいさつが始まりました。この「一言おわびを申し上げます。」は、先般来の一連の不祥事によって文部省に対する国民の信...全文を見る
○粕谷照美君 大臣はこれでけじめをつけたと、こうおっしゃいますけれども、私どもはけじめはついていないのではないか、こういうふうに考えているのであります。文部大臣が三人の幹部の辞職を含む人事異動をやり、九人に厳重注意処分を与えた。これは文部省が、文相が幹部に詰め腹を切らせただけでは...全文を見る
○粕谷照美君 私学の天下りなどということはどうでしょう。例えば、私ども帝京大学に行きまして理事長といろいろお話ししたわけですね。で、高石理事長の件については、文部省は話ししなかった、強要しなかったと、こう言うんですけれども、そういうお話が具体的にあった、そうすると、やっぱり監督官...全文を見る
○粕谷照美君 私は疑惑を国民が持たないようなきちんとした姿勢が必要だということを申し上げているのでありまして、今、大臣おっしゃるように、そういうことは私も十分承知しておりますので、いやしくも監督官庁をかさに着たようなやり方というものは以後一切慎んでいただきたいということを要請して...全文を見る
○粕谷照美君 その点は了解をいたしました。  続きまして、先日、私ども社会党の文教委員が大臣にお会いしまして、福岡県のパーティー券問題に対する申し入れを行いました。そのとき大臣が、どうも議事録を読んでみたけれども、うその答弁をしているようではない、つまり竹井教育長がうその答弁を...全文を見る
○粕谷照美君 その後、私の方へ福岡の方から議事録が送られてまいりまして、それを読む限りにおいてはやはり私はうその答弁をしていると言わざるを得ないんですね。  我が党の質問については「パーティー券の購入等につきましては、私的な問題であり、答弁を差し控えさせていただきたいと存じます...全文を見る
○粕谷照美君 大臣がそういうふうにおとりになっても、私どもとしましては、これはもう正確さを欠いているなんというものではない、全く正確ではなかった答弁だというふうに考えているわけでありまして、それと同時に、非常にこの人は傲慢でして、私ども県会議員及び国会議員の調査団に対して大変な態...全文を見る
○粕谷照美君 厳重注意というのは、これは処分ですか。
○粕谷照美君 しかし、議会において正確さを欠く答弁をし、それを謝ることもしない。私は正確じゃない、全くこれはもう虚偽に満ちた答弁だというふうに考えているわけです、事実から考えてみますと。そういう方に対して、処分じゃありません、注意を与えたんだ、こんなことを言われますけれども、文部...全文を見る
○粕谷照美君 何か大臣、用心してなかなか本当のことをおっしゃっていただけないんですけれどもね。確かに要請があるかもしれません。しかし本当に適任者が出ているのかどうなのか、ここもやっぱり問題ですね。  例えば、北九州教育委員会にあの高石さんが教 育長になって行っていますね。時代...全文を見る
○粕谷照美君 所管機関というのは一体何ですか。
○粕谷照美君 だから、私たちは文部省のけじめなんというのは全くもう明朗ではない、きちっとしたものではない、こういうことを申し上げているわけであります。  時間の関係で、次に教育予算について伺います。  教育予算の概要説明を随分長いこと御提案いただいて、たくさんのことをやられる...全文を見る
○粕谷照美君 そういう事実があるからこそ文部省としては一番苦悩して予算要求をなさっているんだというふうに思うわけであります。そうすると、何か理論的に大蔵省がそうだなというようなことをきちんと構築をするということが必要になるのではないかと思うわけでありますので、精いっぱい頑張ってや...全文を見る
○粕谷照美君 第五次学級編制のこの問題は、あと二年ですね。その二年間に残されるのが、そうすると四四・六%。あと二年で四四・六%、これできるんでしょうか。一体その見通しというのはどういうふうになっているんですか。
○粕谷照美君 大臣のそういうふうにおっしゃることを信じて私どもも一緒に頑張っていきたいと思うんですけれども、どうも今までの経過から見ますと、私は今の大臣の言葉が何か慰めのような感じがしてしようがないわけであります。本気になってこれ頑張っていただくように心から要望をいたしまして、次...全文を見る
○粕谷照美君 文化庁としては、そういう国民の著作権思想というものを高めていくための努力、これはどういう具体的なことをおやりになっていらっしゃいますか。
○粕谷照美君 実演家等保護条約加入の条件整備について伺います。  現行法が制定をされましてから既に十九年が経過をしております。国会では著作権法の改正ごとにこの実演家等保護条約への早期加盟について附帯決議を行ってまいりました。しかも、この現行法は同条約の内容を既に制定のときから取...全文を見る
○粕谷照美君 文化庁といたしましては、今大臣のおっしゃったとおりだと思いますけれども、この実演家等保護条約に我が国が加入することによって、大体日本としては著作権及び著作隣接権を通ずる国際保護に必要な枠組みへの加入を全部果たすことができたというふうに理解をしておりますか。いかがでし...全文を見る
○粕谷照美君 経済企画庁の昭和六十二年二月の知的所有権研究会中間報告というものを私はちょっと読んでみましたけれども、この知的所有権の国際問題について大体WIPOにおける調整とか、あるいはガットでの調整というものを日本としては主体に考えてきたように思います。この多国間交渉で討議すべ...全文を見る
○粕谷照美君 昨年の八月二十二日の日経新聞を見ますと、アメリカがソフト保護を前面にして知的所有権について十二項目を要求しているという記事が載っておりました。著作権についてなかなか厳しいいろいろな要望が載っているわけでありますね。これをアメリカの圧力と感ずるのか、正当な交渉要件とし...全文を見る
○粕谷照美君 三月十日のこれは読売新聞の記事になっておりますけれども、やっぱりアメリカが貸与権を洋盤にも与えよ、こういうことで差別是正を迫る構えを示してきた、こういうのでございますね。これは具体的にはどういうことを言ってきているのか、これに対して文化庁としてはどう考えていくのか、...全文を見る
○粕谷照美君 アメリカ側が言っているのは、日本が国内レコードに限って認めているレンタル権を、内外無差別の原則に反する不公正な慣行であると、こういうふうに言っているわけですね。で、早く是正をしなさいと。今、文化庁の御説明によりますと、国内で訴訟が係属中であるからなかなかよその国を説...全文を見る
○粕谷照美君 この問題も、文教委員会において毎回著作権法改正のときには取り上げられてきた問題でございますから、早くそういう話し合いがきちんと終わって、あるいは訴訟が決着がついて、世界に非難を受けないような態度というものをとることが必要だというふうに思いますので、大臣のその決意を伺...全文を見る
○粕谷照美君 逐次進んでいるんであって、まだ完全にでき上がっているようではないという私は感じがいたします。  それで、せっかく法律ができるわけでありますけれども、この条約加盟に対する放送業界の考え方というのは一体どうなっておりますでしょうか。
○粕谷照美君 簡単に言うと、こういうことですか。芸団協や日本レコード協会は、強く早く入ることを要望していると。それから日本放送協会は、これは反対しない。賛成だとは言ってないんですね、反対しない。非常に消極的、後ろ向きの態度ですね。それから日本民間放送連盟は、早期締結はこれ残念だと...全文を見る
○粕谷照美君 国会で法律が通れば、これは民放連としてもやむを得ない、参加をすると。あるいは反対とは言わないけれども、反対しないということを表明しているところも、国会でこの法律が通れば守っていかなければならないと。法律が通るんですから、当然守ってもらわなきゃ困るわけでありますが、し...全文を見る
○粕谷照美君 一番の問題点は、これは民放連にしても日本放送協会にしても非常に経費が高くなる、こういうことだと思いますね。この二次使用料の問題になるわけでありますけれども、二次使用料の実態調査、こういうものが必要ではないだろうかと思いますが、諸外国に比べて日本の二次使用料というのは...全文を見る
○粕谷照美君 それぞれの国によって額が違うというのは、やっぱり放送の体系なんかによっても違いますね、時間帯なんかによっても。日本みたいにいつまでもいつまでも、テレビをつければほとんど二十四時間のうちの随分長い時間テレビがついているというような国と、もう時間帯しかやらないというよう...全文を見る
○粕谷照美君 文化庁は予算もないですから簡単にやれるわけはありませんね、一番低い予算ですから。しかし、それは自分自身がおやりにならなくても、こういう調査をやりたいからということで協力を求めるということはできると思うんですね。調査なくして何物もできないと思うんですが、その辺はいかが...全文を見る
○粕谷照美君 まだ法律も通らぬうちから二次使用料の問題なんということにもちょっとなりかねると思うんですけれども、芸団協の調査によりますと、実演家の昭和五十八年度の総収入で百万円以下だというのが二四・七%、四百万円未満だというのが七一・一%だという、こういう統計表をいただいたわけで...全文を見る
○粕谷照美君 主要国において我が国のレコードが使われる頻度数が低いんじゃないんだろうか、こういうことはしばしば言われているわけですが、このことは、我が国が相手国に支払う二次使用料というのは多いけれども相手国が我が国に対して支払う額が少ない、こういうふうに逆を言えば言えるわけであり...全文を見る
○粕谷照美君 確かに芸団協の資料を見ますと、そういう協約を結んでいる国々の話が出ておりますけれども、もう一つ問題であるなと思うのは、この芸団協の各加盟団体に国内プールされたお金が配分をされるというんですけれども、そういう配分額決定というのは大変難しいと思うのですね。文化庁が手を突...全文を見る
○粕谷照美君 今それが検討中だと、こういうことでございますけれども、大体法律が通るころには見通しがっくのか、通ってから相当の時間がかかるのか、その辺の見通しはいかがですか。
○粕谷照美君 レコードだとか、あるいは複製機器の生産というのが世界の我が国はトップレベルにあるわけであります。そして経済大国でもある我が国の対応が国際的な著作権制度に与える影響というものも非常に大きいというのが現在の状況だと思います。しかし外国で実施をされていますこの複製機器に対...全文を見る
○粕谷照美君 時間が来ましたので、終わります。
○粕谷照美君 私は、ただいま可決されました法律案に対し、自由民主党、日本社会党・護憲共同、公明党・国民会議、民社党・国民連合及び二院クラブ・革新共闘の各派共同提案による附帯決議案を提出いたします。  案文を朗読いたします。     著作権法の一部を改正する法律案に対する附帯決...全文を見る
06月20日第114回国会 参議院 文教委員会 第4号
議事録を見る
○粕谷照美君 先日提案されましたこの法律案につきましては原則として賛成でございますが、内容についていろいろと深めていきたいと思いますので、最初にまず国立大学共同利用機関の創設された理念、これをお伺いしたいと思います。そして、今日に至るまでの経緯といいましょうか、整備の状況あるいは...全文を見る
○粕谷照美君 最終的に国の内外から高く評価をされているというふうに認識をしていると大臣の認識をおっしゃったわけでございますけれども、私もこの国立大学共同利用機関が果たしてきた役割、それからその評価についての大臣のお考えをお伺いしたいと、こう思ったのですが、今それをまとめておっしゃ...全文を見る
○粕谷照美君 詳しく御説明をいただいてありがとうございました。  私が持っているのは、その一年前の資料なんですけれども、大体国立大学が五一・八%、公立が三・七%、私立が一二・六%、その他が三一・九%、こうなっているのですが、その他と十把一からげに言われてもちょっと困りますので、...全文を見る
○粕谷照美君 各省庁からというのもあろうかと思いますし、民間というのもあるわけですが、そういう内容の分析というのはないのですか。
○粕谷照美君 純粋民間の方々がここに研究に参加をできるという、何といいますか法的には「その他」に入るわけですから構わないのだと思いま すけれども、基準というものがあろうかと思うんです。それはどういう原則のもとに受け入れ態勢をとるわけですか。
○粕谷照美君 その点はよく了解できました。  それでは次に移りますけれども、去年の七月、朝日新聞の「論壇」に早稲田大学の並木美喜雄先生が投稿していらっしゃるわけであります。その見出しが、「国立研究機関の差別をなくせ」というのと「私大関係者締め出す運営は改善を」と、こういうふうに...全文を見る
○粕谷照美君 その感想は私は正しいと思います。  ちょうどそれよりも二カ月ほど前になりますけれども、やはり今度法律改正を文部省が検討したというのが記事に載っておりました。同じ早稲田大学の理工学研究所長さんは、「これまでも私立大の研究者は共同研究に参加するなど日常的にはあまり不都...全文を見る
○粕谷照美君 調査研究協力者会議は確かにそういうことを言っているわけですね。そうすると、文部省としてはその研究協力者会議が言っていることについて、この点については私どもは異論があると先ほどおっしゃいましたけれども、じゃ、その異論があるとおっしゃらなかった部分については全面的に認め...全文を見る
○粕谷照美君 ちょっとその点について一つ。そういたしますと、この法律が通りますと今度は省令で御不満な点を十分に受け入れるようにしていきたい、こうお考えのようでございますけれども、それでは一体どのくらい入れていったらよろしいのか、こういう問題点が逆に言えば出てまいりますね。それはど...全文を見る
○粕谷照美君 二番目の、公私立大学の研究者が主体となってその研究計画に基づき機関の施設設備等を用いて行う共同研究を実施することが困難であるというのだから、これは困難でなくしなければならないわけですね。そうしますと、今度は機関としてやりたいというところに参画をしていただくんじゃなく...全文を見る
○粕谷照美君 そうしますと、先ほど局長が御答弁なさいました三番目と一緒になるわけですね。結局、自主性を認めようとするからにはやっぱり予算的な措置がなければどうにもならない、こういうことになろうかというふうに思います。特に国立大学の研究者の場合に、準備的な研究費が大学に予算措置され...全文を見る
○粕谷照美君 確かにそのとおりだと思うんですね。研究者個人個人に任せてもどうにもならない部分というのがあろうかと思います。  文部大臣といたしましては、こういうようなことについては、例えば大学そのものに対する協力要請というものが必要になろうかというふうに思いますけれども、これか...全文を見る
○粕谷照美君 法律を変えたはいいけれども、後に大きな課題が何か残っているような感じがしてならないわけでありますけれども、もう一つ、客員部門の教員になることが大変難しい。また客員部門の教員として採用されても、国立大学の教員の場合は併任だけれども、私大の場合は非常勤扱いとする、この辺...全文を見る
○粕谷照美君 そういう場合もあるということを私学の方々は御存じなかったわけではないだろうと思いますけれども、それでもなおかつ差別感があるというのは、お金の問題ではないというふうに私は受けとめているわけであります。  結局、でもこういうことになりますと、今度はそこのところへ行きま...全文を見る
○粕谷照美君 これはもう御説明を伺えば、大体私学あるいは公立大学の研究者の方々の満足とは言わないけれども納得がいかれるといいますか、御理解をいただけるような条件をこの法律が通ることによってつくり上げられる、つくり上げていくということがわかりましたけれども、大臣、本当にそういうふう...全文を見る
○粕谷照美君 先ほどから局長の答弁をお伺いしますと、やっぱり予算というものが物すごくこの成否にかかわってくるなという感じがしてならないんです。  その予算についてでございますけれども、直接今の法律に関係あるというわけではありませんが、学術会議が四月二十日ですか、総会を開いてそこ...全文を見る
○粕谷照美君 総理大臣にこれを提言をされているようでありますけれども、文部大臣はこれ知らぬ顔をしているわけにもいかないと思うんです。総理から何かお話があるなり、あるいは文部省自体としても深刻にこのことを受けとめなければならないと思うわけです。とにかく学術研究の財政基盤は憂うべき状...全文を見る
○粕谷照美君 文部省としては、基礎研究と言われましたけれども、我が国の研究費の実態というのはそんなに学術会議が指摘するほど悪いというように考えていらっしゃいますか、どうですか。
○粕谷照美君 局長も、そうしますとやっぱり大学の基礎研究に対する研究費の配分が非常に低いということを認めていらっしゃるわけでありますが、文部大臣はいかがですか。
○粕谷照美君 局長にお伺いしますけれども、先ほど総額で言えばアメリカは十八兆、日本は十兆で世界第二位だ、こういうふうにおっしゃった。それじゃ、大学の基礎研究においては世界的に第二位の、このくらいの地位にあるわけですか。
○粕谷照美君 大変少ないのだという学術会議の声にこたえるような局長答弁になっていないですね。事実をただ報告しただけであって、ちっとも心の痛みなんか感じてないような感じがしますよ、私は。  それで、問題はたくさんありますけれども、そんな少ない額で科学技術立国と我が国が言われている...全文を見る
○粕谷照美君 一応国立大学共同利用機関に関する質問はこの辺で終わりまして、ぜひ内容的に充実をするということとあわせて、充実をさせるための組織の検討、システムの検討、こういうものを十分皆さんの意見を吸い上げるような形でやっていただきたいし、それを後追いする調査、この法律が生きるよう...全文を見る
○粕谷照美君 それでは、この法律改正のもう一つの柱であります短期大学部の併設及び廃止の中の秋田大学に医学部附属の専修学校を転換して医療技術短期大学部を併設することにしたという部分についてお伺いをいたします。  これは、どういう基本的な考え方のもとに併設することを提案されておりま...全文を見る
○粕谷照美君 看護婦さんが非常に足りないんですね。随分養成されているように思いますけれども、病院あたりでは引き抜きが始まったり、特に国立で養成された看護婦さんなんかは高給で引き抜かれるなんというお話なんかも耳にしておりますし、そして四週六休なんといいましても、看護婦さんあるいは病...全文を見る
○粕谷照美君 専修学校を卒業した生徒よりも短期大学を卒業した生徒の方が優秀な看護婦であるという認定は、学歴制度だけでは私は考えられないと思います。しかし、教育内容も十分に充実をしていくという意味では、看護婦さんの質の向上といいますか、結局は国民のところにはね返ってくるわけでありま...全文を見る
○粕谷照美君 ますますの御健闘を心から期待をいたしまして、本当に国民から期待をされる条件というものをきちっとつくり上げていただきたいということを要請いたしまして私の質問を終わります。     —————————————
○粕谷照美君 私は、ただいま可決されました法律案に対し、自由民主党、日本社会党・護憲共同、公明党・国民会議、日本共産党、民社党・国民連合及び二院クラブ・革新共闘の各派共同提案による附帯決議案を提出いたします。  案文を朗読いまします。     国立学校設置法の一部を改正する法...全文を見る
06月21日第114回国会 参議院 環境特別委員会 第3号
議事録を見る
○粕谷照美君 私は、大気汚染防止法案について質問をいたします。  この法律は、アスベストによる大気の汚染、健康への影響について口比の関心が高まっているので今まで野放しだった大気中の石綿濃度を規制しようとするものである、こういうふうに環境庁は説明をしておられますが、私は、言葉じり...全文を見る
○粕谷照美君 局長御説明のように、確かに予算を見ますとアスベスト対策調査費上がっておりまますね。これは大きい額と言おうか小さい額と言おうか、非常に環境庁の予算の中では新規でありますし、大変大きなところだと私は努力を高く買いますけれども、しかし、それにしてもこの予算では私は十分なこ...全文を見る
○粕谷照美君 その調査をされました調査の信頼性ということについて御質問いたします。  田尻宗昭さんという方が東京都公害研究所次長をしていた当時に、ビルの解体現場のアスベスト濃度を測定したところが、解体現場から五十メートル離れたところで基準の十六倍、中では六十四倍の石綿を測定した...全文を見る
○粕谷照美君 今回の法規制によって排出減がなるのかどうかというその見通しについて次に伺います。  アスベストの大気中への排出形態といたしましては、アスベスト製品の製造過程、使用過程、この使用過程というのは、建材の加工、建築作業、ブレーキライニングの摩耗など、こういうものがありま...全文を見る
○粕谷照美君 次に、ばらばら行政で健康が守れるだろうかという観点から質問をいたしますが、この法案による規制対象は工場だけになるわけでありますね。それ以外の発生源、これについてはそれぞれの所管庁が行政指導を行うということになっております。労働環境の分野は一応別に考えるといたしまして...全文を見る
○粕谷照美君 次に、規制基準の根拠について伺います。  環境庁は、発がん物質であるアスベストはこれ以下なら安全という閾値は存在しないと今までも説明してきておりますけれども、そしてまた、それゆえに今回環境基準も設定しなかった、こういうふうに言っております。にもかかわらず、この法案...全文を見る
○粕谷照美君 もう一度お伺いしますけれども、そうしますと、そのWHOの見解ですね、この見解は私は推定にしかすぎない、こう思っているわけですけれども、一リッター当たり十本以下なら安全である、こういうふうに書かれているんですか。また、何かデータでもちゃんと出ているのでしょうか。
○粕谷照美君 この問題につきまして環境庁が一リッターに十本までなら安全と言っているというふうに言って、吹きつけ石綿の撤去に水を差す動きがいろいろ出ているわけですね。本当に安全かどうかということが私たちにはデータもないからわからない。もっとこれは下げてもいいんではないか、こういうふ...全文を見る
○粕谷照美君 工場と一般環境では違いますという説明になっているわけですけれども、しかし、住んでいる、生きている人間にとってみれば工場であろうと道路であろうとビル解体現場であろうと同じことなんですから、そういう説明というのはやっぱりみんなが納得、簡単にすとんと落ちるお話ではないので...全文を見る
○粕谷照美君 排出口規制の一リットル当たり〇・一ミリグラムというのは、この日本の規制価、敷地境界濃度でやっていくと一リッター当たり七百本になるんですか、今の御説明はちょっとはっきりしなかったんですけれども。
○粕谷照美君 千七百本ですね。そうしますと、環境庁が敷地境界での規制とした理由は理解をいたします。しかし、排出口規制というのは行為制限でありますね。直罰制がとれるわけですけれども、敷地境界での規制というのは行為制限でなくて遵守義務ではありませんか。そういう意味では直罰制が導入でき...全文を見る
○粕谷照美君 法律をつくる立場で言えば法律をつくったんですからみんな守るだろう、こういう考え方は当然だというふうに思いますけれども、また、事業をやっている側からいえば、法律はあるけれどもこれは厳し過ぎる、法律の抜け道などを一生懸命考えるわけですから。だから、そういう意味で遵守義務...全文を見る
○粕谷照美君 局長、それでは各県が、自治体がそういうおそれがある場合にというのは、前もってそういうことを知るということになるわけですね。前もってその危険性を知っているとそこのところに行って指導をするということになるわけですけれども、そんな実態に今なっているというふうにお考えですか...全文を見る
○粕谷照美君 今の御説明を伺いながら、私は提案理由の中の国民の関心が高まっているという部分が非常に大きな意味を持ってくるように思いますね。住民運動が大きくなっていかなければやっぱり法律はきちんと守れないんだ、こういう感じがしてなりませんが、法律だけで大丈夫ですか、住民運動起きなく...全文を見る
○粕谷照美君 その法律に関連いたしますけれども、法案の十八条の六によりますと、特定粉じん発生施設の届け出に関して、一定規模以下の施設は届け出なくてもよいとするいわゆるすそ切りを検討しているという話であります。これじゃ私は規制がしり抜けになるんではないか。環境庁は一体このことについ...全文を見る
○粕谷照美君 この法律が通りましてその後で政令できちんとする、こういうことでありますけれども、随分それが長引いたら意味がなくなるのではないか、こんな感じがしてならないわけでありますが、大体どの程度のめどをつけておられますか。
○粕谷照美君 今の説明でよくわかりましたから、きちんと出していただきたいということを要望いたしまして、私の質問をこの辺で終わるに当たりまして、この大気汚染防止法の一部を改正すす法律案を提案されました長官の私は決意を伺いたいと思います。  先日の所信表明の中で、長官のお話にもあっ...全文を見る
○粕谷照美君 終わります。
12月05日第116回国会 参議院 文教委員会 第1号
議事録を見る
○粕谷照美君 大臣が参議院の文教委員会に御出席されるのはきょうが初めてでございます。先ほど、短いながら、教育、学術、文化そしてスポーツに対して全力で頑張られるという力強いごあいさつがございました。私はきょうは約五十五分間にわたって質問をするわけでございますが、大臣がどういうお考え...全文を見る
○粕谷照美君 そうしますと、その学習指導要領というものが大変問題になってくるのだと思うんです。あの学習指導要領について私はやらなきゃいけないと思いましたけれども、いずれ教免法が出てきますから、そこのところで十分に論議をさせていただこうと思って本日はわきに乗せているわけですが、教育...全文を見る
○粕谷照美君 私も道徳教育を否定しているわけではありません。道徳教育というのは非常に大事だと思います。しかし、その道徳教育をどういう形で実施するのかというそこのところが今いろいろと問題点になっているところだというふうに思います。そういう意味も込めて先ほどからお伺いをしているわけで...全文を見る
○粕谷照美君 しかしここに書いてありますのは、「過去に日本民族が持った教育勅語に匹敵すべきものでなくてはなりません。」――「朕惟フニ」から始まるあの教育勅語に匹敵するものでなくてはなりません、「日本人の心を、生きざまの規範をぜひ制定せねばなりません。」こう書いていらっしゃるんです...全文を見る
○粕谷照美君 教育基本法の精神にのっとってと、こうおっしゃった大臣のお答えを私は高く評価して次の問題に入ります。  今、各地で在日朝鮮人児童生徒への暴行、いじめが相次いでおります。文部省としては具体的な暴行、いじめがあったということを認識していらっしゃいますか、どうですか。
○粕谷照美君 そうしますと、今の御返事は、各教育委員会に調査の通知を出した、こういうことですか。照会をした、こういうことですか。
○粕谷照美君 私はきのう文部省に対して資料をお渡ししておきました。具体的に七十二件、何県でどのようなことが起きたかという具体例について文書を出しております。非常に特徴的な言葉がいろいろ目立つわけですけれども、初中局長、どうですか、こんな言葉を自分に浴びせかけられたらとてもたまらな...全文を見る
○粕谷照美君 この調査では、十月の十八日からずっとこういう事件が連続して起きているわけですね。この起きていることが大変問題になったという背景については、文部省としてはどういうふうに考えておりますか。
○粕谷照美君 今の初中局長の御答弁、ちょっと言葉が足りなかったのかと思いながら伺っておりましたけれども、十一月二十一日、海部総理に対してこの事件について記者がいろいろ質問をしている。その質問に対して総理が、僕がいじめたわけじゃない、僕が出ていって捜し出すわけにいかない、こう言った...全文を見る
○粕谷照美君 総理のその正式の御発言というのは私はもう当然の話だと思いますけれども、総理がそこまでいく間に、韓国の朝鮮日報だとか東亜日報などは厳しく総理の発言について糾弾をしているわけですね。また欧米諸国でも、人権感覚が全くないではないかという指摘をしている。国内でもこれに対する...全文を見る
○粕谷照美君 今、文部大臣が、今までそういう教育がしっかりできなかったことを大変反省された言葉を出されましたけれども、私はあの教科書問題を見ましても、文部省自体がきちんとした態度が今までなかった、逆に言えばこういうものを引き起こすという要因すらつくっていたのではないか、こんな感じ...全文を見る
○粕谷照美君 ぜひそれを徹底していただきたいと思います。  先日も、世田谷のある小学校の女性の先生ですけれども、自分のクラスに五人の朝鮮籍の子供が入っている。この問題が起きる前のことでありますけれども、この夏休みに朝鮮籍の子がピョンヤンへ行きたい、こういう相談を先生にしているわ...全文を見る
○粕谷照美君 では、この問題はこれで終わります。的確な対応を心から要望しておきます。  それでは予算に関連いたしまして二、三お伺いをいたします。  大臣、文化やスポーツに大変心を入れられているというお話が先ほどありましたので伺うわけですが、文化庁、来ておりますか。――今、国民...全文を見る
○粕谷照美君 国内の分析はそれでよくわかりました。文化部門のものとそれから文化財保護の関連もよくわかりましたけれども、諸外国に比べまして予算の額というのは一体どのような状況ですか。
○粕谷照美君 また、予算ばかりじゃなくて民間資金の活用とかあるいは芸術振興基金だとか、日本とはもう全然違った感じで文化というものに対して非常に力を入れているということがわかりまして、そういう意味で文化庁は本当に歯がゆい思いをしているのではないかと私は思うのであります。  しかし...全文を見る
○粕谷照美君 私どももその点については一緒になってぜひ努力をしていきたいというふうに思っておりますが、ゼロが三つになるといいましても、一千億円であるか二千億円であるかというこの辺のところは非常に問題になるのでして、政府が一千億円出したら民間が一千億円、それで考えられるわけでしょう...全文を見る
○粕谷照美君 ぜひこのことについては文部大臣の全力投入、各省庁となんていいましても、やはり文部省、文化庁というのがもう先頭で頑張らなければできない問題でありますから、本当に頑張って大きな成果を上げるように心から期待をいたします。  それでは、文化をやりましたのでスポーツについて...全文を見る
○粕谷照美君 そうしますと、文化の部では先ほどの芸術振興基金、スポーツの部ではスポーツ振興基金、これは同じようなものとして理解をしてよろしゅうございますか。
○粕谷照美君 日本体育協会に二十三億四百万円補助していますね。ことしは五億七千万円ほど余分の予算要求をしているようですけれども、この体育協会の内部の問題について、私は前の委員会でも質問をしたことがあるんですが、この体育協会を掌握している役員の構成、一体どのくらいいるものか、そして...全文を見る
○粕谷照美君 日本オリンピック委員会が体協から独立したといいますか、分かれてできましたね。ここの役員の中に女性は一体どのくらい入っておりますでしょうか。
○粕谷照美君 体育局長、今、国民の中に女性スポーツというのが物すごく広がっておりますね。オーストラリアからサッカーの選手を呼んで女性同士で試合をするとか、本当に今まででは考えられなかったようなところに我が国の女性たちもどんどん進出をしている。そしてオリンピックでも、男性も活躍して...全文を見る
○粕谷照美君 私、大臣も指名したのですけれども、いいです。  体協の役員には柳川覺治という方も入っていらっしゃいますし、それから戸村敏雄さんという文部省の方から出向していらっしゃる人もいますね。今の言葉はきちんと伝えておいていただきたいと思います。具体的に顔が出たか、名前が出た...全文を見る
○粕谷照美君 厳しいのはわかるんですよ。四十人学級は二年間で確実に終わりますと、こういうお答えをいただけますか。  もう一つは配置改善ですね。これはことし要求している人数と来年との関連で、ちゃんと二年間にできるという見通しが立ちますか。厳しいという言葉は何かちょっとあいまいさを...全文を見る
○粕谷照美君 終わります。
12月12日第116回国会 参議院 文教委員会 第3号
議事録を見る
○粕谷照美君 西岡委員の質問に引き続きまして、ダブる部分もありますけれども質問をいたします。  最初に、大体この私学共済法は国家公務員の共済組合法を準用する形でつくられておりますが、衆議院の方から回ってきたものも含めまして、ちょっと御説明をいただきたいと思います。
○粕谷照美君 私どもこれを見て、法律が随分おくれて送られてきましたから、これがいつ成立するかということで自動的に月が違ったものもありますし、また保革伯仲というようなことが前提になりまして、いろいろと議論のあったものがとにかく一応の結論を見てこのような形になって提案されてきた、逆に...全文を見る
○粕谷照美君 では後で少し具体的にお伺いすることにいたしましょう。  先ほど説明のありました国家公務員等共済組合法の準用により改善措置が講じられる事項の中で、出産手当金の支給日数の延長というのがありますね。労働基準法が変わったわけですから、産後の四十二日というのが五十六日、多胎...全文を見る
○粕谷照美君 この「私学共済の概要」というパンフレット、これは毎年精力的に出していらっしゃるんですけれども、若い方がつくられるのでしょうか、虫眼鏡でないと見えないような感じがするんですが、これを見ますと、私、私学共済においては子供を産みながら働き続けている女性が多いのではないかと...全文を見る
○粕谷照美君 この出産手当ですが、休業給付の方はその母体、私立学校とか大学あるいは幼稚園、そういう母体で二割の給料を出さなければ支給しないということを聞いているのですが、それはわかりませんですか。
○粕谷照美君 そうしますと、労働基準法の最低ははるかに突破をして、私学共済は女性が子供を産み働き続けるための条件整備がある程度整っているように私は読み取りました。これがぜひ、八割だの六割などということでなしに一〇〇%出てくるような条件ですね。国公立準用なんですから、義務制の例えば...全文を見る
○粕谷照美君 次に、私学共済独自の、先ほど御説明のありました六十五歳以上の教職員に対する年金の支給措置、支給措置と書いてありますが支給停止なんですね。支給停止と書くのと支給措置と書くのでは全然受けるイメージが違うわけでありますけれども、もっと具体的にこれを説明していただけますか。
○粕谷照美君 先日、説明のありましたこの法律案の提案理由の中に、「私立学校教職員の雇用の実態及び厚生年金保険における取り扱いとの均衡を考慮し、私立学校に在職する教職員に対し、六十五歳に達した日の前日に退職したものとみなして、年金を支給することといたしております。」こう書いてあるわ...全文を見る
○粕谷照美君 組合員は六十五歳になっても今までは長期の年金をもらえなかった、しかしこの法律ができますと給料ももらえてそして年金ももらえます、しかしその給料の額によりまして、年金の方は八%減らされる人もいるし、最高は八〇%減らされて二〇%しかもらえませんよと、こういうことになるわけ...全文を見る
○粕谷照美君 そうしますと、この法律が通ることによって今度は六十五歳以上で私学に勤めている方には年金が、私学共済の方は今までなかったけれどもそれが支給され、逆に掛金は私学共済の財源の中に入らない、こういうことになるわけですね。年金を出すけれども掛金はもらわない。  そうしますと...全文を見る
○粕谷照美君 大変問題がたくさんあってどこから質問していいかわからないのですけれども、そうしますと、詳しいことを知らない普通の共済組合員は、今度は六十五歳になったら給料ももらえて年金ももらえるんだ、大変得をするな、こう思うかもしれませんけれども、標準給与の高い人は年金を大幅に支給...全文を見る
○粕谷照美君 この提案理由に「厚生年金保険における取り扱いとの均衡を考慮し」こうありますけれども、これは具体的にどういうことを言うのでしょうか。
○粕谷照美君 確かにこの文教委員会でも、私学共済の先生方が年齢に達しても年金をもらえないのはおかしいではないか、もらえるようにしなさいという決議をしたように思いますけれども、支給停止などというようなことについては全然触れなかったと思うわけでございます。そこで、それでは私学共済に加...全文を見る
○粕谷照美君 それでは、同じ私学の教職員で、厚年適用私学の六十五歳以上の在職者とそれから私学共済適用私学の六十五歳以上の在職者との間では、標準給与四十四万円以上の者にとっては依然として格差が残るのではないでしょうか。
○粕谷照美君 確かに共済ですから、いい給付をやっていけば結局お金が必要になってくる、そのお金はどこから持ってくるかといえば組合員から出してもらわなければならない、そうすると掛金の引き上げと、まあこういうふうにストレートこは結びつかないと思いますが、理屈で考えればそういうことになろ...全文を見る
○粕谷照美君 私学における定年の実態などを調査なさったことはございますでしょうか。
○粕谷照美君 今の幼稚園の平均ですけれども、もう一度言っていただけますか、何かちょっと信じられない数字を言われたように思うので。
○粕谷照美君 幼稚園を見ますと、若い短大を出たばかりの先生がいっぱいいらっしゃるわけですね。それでいて平均すると五十七だの五十八だのというのは、一体どこでどういう計算をなさったんですか。
○粕谷照美君 了解いたしました。  そうしますと、幼稚園は六十歳末満の定年が随分ある、こういうことと、そしてまた確かに教員と事務職員との間には定年の差もあるということが明らかになったわけでありますが、労働省の雇用管理調査、八九年度のものが出ましたので、私、調べてみたのですけれど...全文を見る
○粕谷照美君 大臣の力強いお考えをお伺いしまして、ぜひそういうことで頑張っていただきたいと思うのです。  先ほどから申し上げておりました私学共済の六十五歳の問題ですね、六十五歳になったらあなたは標準給与四十四万円以上取りますと一部分停止しますよ、こういうことになっているわけであ...全文を見る
○粕谷照美君 私、先ほどから支給停止の問題についていろいろと意見を言いましたけれども、この支給制限については厚生年金相当の給与比例部分についてのみなされる、そういうことでしょうか。停止率が実際はそのまま停止率になっていないのではないかと思いますが、どうでしょうか。
○粕谷照美君 そうしますと、最高の八〇%停止率の標準給与月額は七十一万円ですね。この七十一万円の方が実質的に八〇%停止をされるかというと、そうではないと思いますが、計算はありますか。
○粕谷照美君 支給制限が八〇%というけれども、その方の経歴によっていろいろ違うと思いますが、実際は五割程度と。私の計算したのでは六八%程度という数字も出ておりますので、その辺の実害といいますか、これは八〇%といっても表どおりの数字ではないのだということが明らかになったわけでありま...全文を見る
○粕谷照美君 すべての団体から御賛同いただいた、大変いいことだと思うんです。多方面にわたって問題点を討議していただいて意見を集約した。しかし、この私学共済に加入をしている学校は、大学、短大、高専、高校、中学、小学、幼稚園、盲聾、各種学校、それから専修、そして組合、こういうふうにな...全文を見る
○粕谷照美君 私もここにお名前の挙がっている方々をちょっと調べてみたんです、どういう肩書を持ってここに出ていらっしゃるのか。そうしますと、学校法人代表、これはよろしいですね、法人から出ていらっしゃるんですから、それぞれのところで御推薦いただくのはわかります。学識経験者もこれは三分...全文を見る
○粕谷照美君 個人個人が悪いというのじゃなくて、例えば全私連が推薦をするにしましても、私はもっと考えてもらいたいと思うんですね。  このお金、掛金については労使折半でしょう。ですから使用者側が半分出す、しかし、労、労という言い方はまずいかもしれませんが、いわゆる一般組合員の人た...全文を見る
○粕谷照美君 このことは私ばかりじゃなくて、衆議院の議事録を読みますと衆議院でもそういうことが問題になっておりますし、毎年この法律を審議するに当たってはほとんどどちらかの委員会で意見が出ているわけでありますから、口だけの答弁でなくて、きちんとやっていただいて姿が見えるようにしてい...全文を見る
○粕谷照美君 免除規定についてはどんな考え方をお持ちですか。
○粕谷照美君 下宿の学生は無収入だ、貧しい、親のところにいれば所得がある、こういうふうに言われますけれども、私なんか、今の高校じゃありませんが、高等女学校と言われた時代にいわゆる県立女学校に入った。田舎で遠いものですから、それに二時間に一本ぐらいしか汽車が通りませんでしたのでみん...全文を見る
○粕谷照美君 時間が来ましたから私これでやめますけれども、平成七年度から年金制度が一元化される見通しになっています。財政調整もそのための地ならしである、こういうふうに考えるわけですが、大変大きな問題が含まれている重大事項だというふうに私は思いますので、やはりこの年金制度の一元化に...全文を見る
○粕谷照美君 終わります。
12月14日第116回国会 参議院 文教委員会 第4号
議事録を見る
○粕谷照美君 私は、ただいま可決されました法律案に対し、自由民主党、日本社会党・護憲共同、公明党・国民会議、連合参議院、民社党・スポーツ・国民連合の各派共同提案による附帯決議案を提出いたします。  案文を朗読いたします。     私立学校教職員共済組合法及び昭和六十二年度及び...全文を見る