粕谷照美

かすやてるみ



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粕谷照美の1990年の発言一覧

開催日 会議名 発言
06月12日第118回国会 参議院 文教委員会 第5号
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○粕谷照美君 国立学校設置法の一部を改正する法律案は、三つに大体分かれていると思います。  まず最初に、北陸先端科学技術大学院大学の問題について伺います。  この大学をつくるに当たって、非常に地元の期待というものは大きいと思うわけでありますが、五月二十日の日経新聞に石川県企画...全文を見る
○粕谷照美君 石川県ではそのことについてどういうことを考えているかといいますと、とにかく人材が大事だということで一生懸命に頑張って、地縁、血縁を利用して人を集めている、石川県出身というようなことで協力を得ているが、ぜひ広く人材の交流が可能な制度、そういうシステムというものを国でや...全文を見る
○粕谷照美君 私、新潟出身ですけれども、新潟の長岡に技術科学大学がありますね。東京からおいでいただくには、あそこは一時間半で新幹線で来るわけですね。確かに飛行機だったらぱっと行ったり来たり大丈夫だという説明もございますけれども、しかし飛行機というのはまた相当お金もかかりますし、飛...全文を見る
○粕谷照美君 随分そのことが言われて長くたっていて、そして審議が随分長いことかかっていて、まだそれに歯どめがかかっていないところがやっぱり問題なんだろうというふうに思っているわけであります。  例えば、名古屋大学の月尾教授がやっぱり新聞に論文を発表していらっしゃるわけですが、こ...全文を見る
○粕谷照美君 文部大臣にお伺いをいたします。  まあ文部省予算もシーリングをかけられまして、なかなか——局長が本当に恐縮しながら財政事情も厳しい厳しいなんて言いながら説明をしているわけでありますけれども、本当に科学技術を振興させていかなければならないという国民的コンセンサスはあ...全文を見る
○粕谷照美君 それでは、二つ目の柱でもあります東京工業大学について質問をいたします。  法律の内容そのものには賛成でございます。学部を一つふやすというのでありますし、編制がえをするわけでありますから、それには賛成なんですが、この東京工業大学のスーパーコンピューター調達の問題に関...全文を見る
○粕谷照美君 調達までの大体の日程というようなものも私は持っておりますが、今そのことに触れません。とにかく、スーパーコンピューターが大学あるいは国立の研究機関などに入れられるとき、アカデミックディスカウントといって大変な割引きをするわけですね。ひどいのになると八〇%ぐらい割引きを...全文を見る
○粕谷照美君 一般常識に外れるような入札購入実態があったということを逆に言うと私は認められたのではないか、だからこういうふうにしなさいという指導がなされているのではないかというふうに思っているわけでありますけれども、一九八八年に東工大がCDCスーパーコンピューターを購入いたしまし...全文を見る
○粕谷照美君 今の説明は少し何か大事な部分が抜けているんじゃないですか。例えば、東工大がスーパーコンピューターが欲しかった、それは当然の話だと思いますよね。そしてどのようにしてそれを自分の学校で購入する、あるいはレンタルするかということの対策を練っているというのは当然の話でありま...全文を見る
○粕谷照美君 三十億円近い国民の税金ですから、余りいいかげんなことをやってもらっては困るわけでありますが、もともとこのETA10というのは、アメリカでも納入実績が少なく、計算テストの結果も公表されなかったいわくつきのものであるということが業界紙に載っているわけですね。納入期間も二...全文を見る
○粕谷照美君 その後は次第にと言いますけれども、もう二年たっているんでしょう。入ったときからもうちゃんと完全に始動してもらわなきゃ困るわけですよ。二十七億円も出しておいて。そういう点で、非常な疑問が提起をされているということを、十分文部省は頭の中に入れておいてほしいと、こう思うわ...全文を見る
○粕谷照美君 買い取り方式で買ったというのは、数字を見ればわかるんですよ。  大学やこういう研究所などにおいては、そういうふうに買い取りの方がいいのか。例えばファックスにしましても、あるいはコンピューターや普通のワープロなんかにいたしましても、次々と新しい機械が出てきますから、...全文を見る
○粕谷照美君 そうしますと、この東工大の場合は、政治的配慮によって一括購入することができたが、その他の学校におきましては、大体予算の関係もこれあり、レンタル、リースと、こういうことでやっていると、こんな理解でよろしいんですか。
○粕谷照美君 時間の配分の関係で、私はこの問題はこれでやめますけれども、しかし大学側の自主性は、機械の購入、スーパーコンピューターに限らずやっぱり尊重するべきであろう、政治的な圧力でアメリカの会社のものを買わなければならないんだなどという前提のもとでやってはいけないのではないか、...全文を見る
○粕谷照美君 しかし、ジュリストの九百三十六号を見ますと、加藤一郎さんが、取り上げる可能性がある問題だと、こういうことを発言をしていらっしゃるわけですよね。  今までの国会の審議なんかを見ましても、国会の答弁も随分法務省は変わってきていますね。今最高裁に行っていらっしゃる香川さ...全文を見る
○粕谷照美君 有力な候補であるということの答弁をいただきましたので、私はまあまあまた前進があったかな、こう思うわけですけれども、そう遠くないと言ったって、いつごろというふうに理解したらよろしいんですか。
○粕谷照美君 また去年みたいに、年末ごろになってやりましてなんということになっては困るわけですから、夏が終わったら秋ぐらいには、気候のよい時期にやっぱり審議をするということで、法務省としては頑張っていただきたい。どうも御苦労さまでございました。  夫婦別姓の問題は文部省そのもの...全文を見る
○粕谷照美君 嫁にやるなんておっしゃらないで、結婚するというふうにやっぱりお若い大臣ですから、私は変えていただきたいと思うんです。この委員会で家内という言葉を訂正された大臣の感覚を私はとてもフレッシュなものに思っているものですから。今の嫁にやるというのは、現実的にはそうだと思いま...全文を見る
○粕谷照美君 私もそうだというふうに思います。  それで文部省に伺いたいんですけれども、文部省は、私立大学の生先の中に随分旧姓をそのまま使っていらっしゃる方がいるんですけれども、そういうことに対して何か大学に指導していますか、そういうものを使わせちゃいけないよ、戸籍名でちゃんと...全文を見る
○粕谷照美君 通称を使ってはいけないという法律はないと思うんで、通称を使ってはいけないという指導はしていないというのは正しいと思うんですけれども、しかし私立大学の方では、逆に言うと、このごろ変わってきているんですね。今まで割と自由だったのに、大変厳しくなってきているわけです。女性...全文を見る
○粕谷照美君 そうですね、もしそんなことで言ったとしたら、文部省のいじめになるわけですからね。それは絶対にやらないでいただきたい。大学の主体性をやっぱり生かしていくという今の官房長の御答弁だというふうに思うわけですね。  私大でよくて国立ではだめだというのは、一体どういうことで...全文を見る
○粕谷照美君 そうすると、大分、大学によって対応が違ってきますね、具体の問題については大学にゆだねているということは。  文部省の指導によるのか大学のあれによるんでしょうか、研究者番号登録というのがありますが、これは戸籍名を書いて括弧通称、これを入れてもよろしいと、こういうふう...全文を見る
○粕谷照美君 戸籍名でなくてもよろしいと、いわゆる通称、自分の名前と彼女たちは呼んでいますけれども、自分の名前でやってもいいというようなことは、具体的に先ほどお話しになったようなことだけでしょうか。  例えば授業の実施、学生の指導、執筆、学内外施設の利用、こんなようなものはいか...全文を見る
○粕谷照美君 関口さんが裁判で争っておりますので、いずれ詳しい問題はその辺のところでも明らかになるんではないかと思うんですが、私は、裁判なんかやらなくても、文部省としては十分にやれることがたくさんあるというふうに思うんですね。それで、教育の中身というのは、これは戸籍名でなければい...全文を見る
○粕谷照美君 私も裁判になってますから、そういうことだろうというふうに思いますけれども、しかし、その基準も見せていただいたんですよね。私自身も納得がいかない部分がありますから、やっぱりもうちょっと文部省も調べていただきたいと思うんですよね。  それとあわせまして、この関口さんが...全文を見る
○粕谷照美君 これ大変な問題だと思うんですよね。労働したのに金が払われないなんということは、国立の大学であってはならないことだと思うんですよね。これは、もう国としては払ったんです、銀行が支払いを拒否しているんですよと、こういう言い方もできるのかもしれませんけれども、本人であるとい...全文を見る
○粕谷照美君 具体のケースを今申し上げましたので、調べていただきまして、何がネックになっているのか善処をしていただきたいと思いますね。それで、研究費ももらえないで、自分はこのように立てかえているんだというようなことが記事なんぞに載っておりますと、何かおかしいなという感じを国民が持...全文を見る
○粕谷照美君 最後に文部大臣にお伺いしますけれども、こういうことを言っているのは非常にわがままだとか、あるいはキャリアウーマンだけだろうとか、何かそういうお感じをお持ちでしょうか。自分の持って生まれた名前を大事にしたい、それはもう自分自身なんだというふうに思っている女性が出始めて...全文を見る
○粕谷照美君 ありがとうございました。終わります。
06月26日第118回国会 参議院 文教委員会 第8号
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○粕谷照美君 本法律案は、先週の木曜日、そしてきのうの参考人、そしてきょうという審議の状況になっておりますが、私は、審議をしていけばいくほど、皆さんの質問を伺えば伺うほど、やっぱりこの法律には大変な問題がある、まだまだ国民の中にはきちんとした納得がいかない部分がある、したがっても...全文を見る
○粕谷照美君 会長は中島元文部大臣でございますね。そして副会長が栄光ゼミナール塾長ですね。学習塾の塾長さんが副会長になっておる、間違いありませんか。
○粕谷照美君 局長は五〇%学習塾だ、こう言われましたけれども、私の調べでは五〇%を上回って学習塾が参加をしているのではないか、こういうふうに思います。まあ五〇%であろうと五十何%であろうと大したことありませんが、学習塾が入っている。通産省認可に全国学習塾協会というのがありますね、...全文を見る
○粕谷照美君 学習塾を法人として文部省が認める、公認をするということは、学習塾の教育内容についても認める、こういうふうになりますでしょうか。
○粕谷照美君 学習塾について検討しているのは何もこの四月に申請されてからじゃないでしょう。ずっと前からこの学習塾のことが問題になっていて、家庭教師の派遣なども含めて学校教育に与える影響などというのは非常に大きな社会的な課題になっていることは文部省は十分承知だと思うんですね。四月か...全文を見る
○粕谷照美君 一月三十日に出されました「生涯学習の基盤整備について」の答申ですね、この答申を出すまでには随分いろいろな議論があったと思われるわけでございますけれども、中教審では学習塾の問題をどのように扱っておりましたですか。
○粕谷照美君 そうしますと、学習塾は中教審の中では考えていない、逆に言えば生涯学習の基盤整備に当たって学習塾は中に入らない、こう理解してよろしゅうございますか。
○粕谷照美君 そういたしますと、例えばもしもこれを文部省が法人として認める、認めたその法人が生涯学習のこの計画の中に入っていくということはないですね、今の御答弁で言えば。どうでしょう。
○粕谷照美君 答申の中でそういうふうになったということは明確になりましたから、私はそのことで納得をいたします。  この民間教育振興協会の主体が学習塾である、半数が学習塾である、私は半数以上だというふうに思っておりますが。この団体を既に文部省は認可しますという約束をしているんじゃ...全文を見る
○粕谷照美君 そうしますと、五月二十四日、民間教育振興協会事務局長近藤正隆さんのお名前で「設立記念パーティ延期のお知らせ」という文書が会員各位に出されているわけであります。いろいろありますから短い部分だけ取り上げますけれども、「そこで今国会開会中の社団認可は、かなり困難な状態とな...全文を見る
○粕谷照美君 わからないですね、それは。全然わかりませんですね。だって、こういうこともまた書いてあるんですよ。これは日にちがちょっと入っていないんですけれども——文部省は資料よこせよこせと言ったって、何にも出してこない。本当に資料を出さないんですね。まあ口がかたいというか、守秘義...全文を見る
○粕谷照美君 私は、それではもう少し詳しく、三十分しか質問時間がありませんので簡単にやりますけれども、この協会の事業計画の中からお伺いします。  「生涯学習のための地域人材バンク設置構想」、こういうのがあるんですね。知識、資格、特技、技能、こういうものを持った人々を登録して講師...全文を見る
○粕谷照美君 まだあるんですね。こういう人材バンク、それはカルチャーなどにはいろいろあるでしょう、何かの特技を持った先生をお呼びしたい、どこにいい先生がいらっしゃるかなんというのはあると思いますけれども、学習塾のデータをこのようにやるということについていかがお考えですかということ...全文を見る
○粕谷照美君 もしもこれが認可されたといたしましても、私は学習塾に関するデータベースなどは入力すべきではないというふうに思いますけれども、その点はいかがですか。
○粕谷照美君 局長のところまでまだ届いていないんでしょうかね。「生涯学習に関係する団体及び関係諸機関との連絡協調」、これが事業計画の中にありまして、例えば「文部省及び社会教育諸団体が主催する「生涯学習フェスティバル」への参加」、文部省主催のことに参加をするという権利を持つ。「文部...全文を見る
○粕谷照美君 いろいろあるんですけれども、とにかく「国民の基礎的学力を高めるための制度の研究」、基礎的学力を高める制度の研究をこういうところがやるとすれば、もう学校教育なんというのは必要ないですね。これは否定をされているというように思いませんか。
○粕谷照美君 同じくこちらの出した文書に、今私が申し上げたことで言えば、「漢字の読み書き検定の調査」などというのが挙がっているんですね。また、算数の足し算、引き算、割り算、掛け算、こういうようなものに対する検定の調査なんていうものもこういう団体がやろうとしている。こういう文書が出...全文を見る
○粕谷照美君 私は最後に意見を申し上げます。  民間で行われる教育事業と学校教育というのは、理論的にも、そしてまた行政的にも厳然として区別があるんだということだけはきちんととらまえて対処をしていただきたい。  以上をもって私の質問を終わります。
12月18日第120回国会 参議院 文教委員会 第1号
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○粕谷照美君 私は、ただいま可決されました法律案に対し、自由民主党、日本社会党・護憲共同、公明党・国民会議、日本共産党、連合参議院、民社党・スポーツ・国民連合の各派共同提案による附帯決議案を提出いたします。  案文を朗読いたします。     日本体育・学校健康センター法の一部...全文を見る