勝木健司

かつきけんじ



当選回数回

勝木健司の1986年の発言一覧

開催日 会議名 発言
08月08日第106回国会 参議院 災害対策特別委員会 閉会後第1号
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○勝木健司君 私は、去る四日の台風十号崩れの温帯低気圧がもたらしました関東、東北地方を襲った水害及びことし七月の梅雨前線に伴う鹿児島の集中豪雨によるがけ崩れ、さらには桜島の火山活動による降灰被害などに関連して、二、三お伺いいたします。  まず、今回のたび重なる災害により犠牲にな...全文を見る
○勝木健司君 次は国土庁にお願いしたいことでありますが、栃木県茂木町などでは町の市街地のほとんどが被害に遭っております。今回の被害の甚大さにかんがみて激甚災害の指定を行うべきではないのか、国として検討していただきたいと思います。これにつきましては多くの先生が要望として挙げられてお...全文を見る
○勝木健司君 がけ崩れなど危険地域の見直しを行い、まず防災、災害が生じないよう災害対策の強化を講じるべきでありますが、この点、建設省はどのような対策を講じられておるのかということでありますけれども、時間の関係で、他の先生も危険地域の見直しということで言われておりますので、要望にと...全文を見る
○勝木健司君 がけ崩れなどの災害が近年多発しているという状況であります。また、このような危険箇所などを昭和六十年度に総点検を行っているはずでありますが、その整備率はどのくらいなのか、国土庁及び建設省にお伺いいたします。
○勝木健司君 さて、次は桜島の降灰対策についてでありますが、この桜島の降灰対策については個別の実情に応じて対策が行われてきております。一昨年末には桜島懇談会の提言も行われており、近年の降灰の激化に対処するためなお一層の対策の拡充が必要と考えます。中でも文教施設関係において、特に学...全文を見る
○勝木健司君 また、降灰や火山ガスなどの人体への影響が心配されるところであります。小学校の校庭の木が枯れたり、三角ジムの根元が腐食したりしておりますが、これでは児童生徒の健康が心配されます。健康診断を含め健康面への対策を十分に行われるよう強く要望いたします。  次に、噴石などを...全文を見る
○勝木健司君 最後になりますが、これからも台風シーズンなど災害が生じやすい時期でありますが、防災、災害復旧に当たっての国土庁長官の御見解をお伺いして質問を終わります。
11月05日第107回国会 参議院 国民生活に関する調査会 第2号
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○勝木健司君 二点ほどお伺いさしていただきたいと思います。  まず第一点は、人的な交流に関してでございますが、特に外国人教師の受け入れ態勢につきましてきちんとなっておりますのでしょうかどうかということでありますし、またそこら辺の理想像というものはどの辺に求めたらいいのかというこ...全文を見る
11月25日第107回国会 参議院 文教委員会 第2号
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○勝木健司君 それでは質問させていただきます。  まず、教科書問題につきましてお尋ねいたします。  先般の高等学校用日本史教科書の検定におきまして、日本を守る国民会議編による「新編日本史」が、異例の、内閲本合格後の再修正を強いられるという結果になりました。我が党の塚本委員長も...全文を見る
○勝木健司君 今後、検定中あるいは検定後に外国から抗議を受けました場合、どう対応されていくのか、お聞かせいただきたいと思います。  また、今回の事件で文部省と外務省との連絡体制はどうなっていたのか、今後のこともあわせてお尋ねいたしたいと思います。
○勝木健司君 従来から教科書検定の過程が非公開であったのは、外部からの雑音を排除し、検定の公正を守るべきであるという考えからだということで理解していいのでしょうか。むしろ非公開であるがために、国民にはわけのわからない密室の中での検定が行われ、今回のような異例の事態が生じたのではな...全文を見る
○勝木健司君 次に進ましていただきたいと思います。  義務教育教科書の無償給与制について、一部に見直し論があるようですけれども、文部省としてはどのようにお考えでしょうか。  また、一部の教科、例えば美術科などにつきまして、貸与制を導入し、そのかわり美麗で魅力のある教科書を提供...全文を見る
○勝木健司君 次に、臨教審答申を受けて実行に移されつつあります教育改革に関連して質問いたしたいと思います。  まず、初任者研修についてであります。  教員の資質向上という点から考えて、初任者研修の推進には賛成であります。ただ、臨教審答申では、「各都道府県がその実情等に応じて弾...全文を見る
○勝木健司君 初任者研修に対しましては、一部教職員団体の中にこれに反対する動きがあるようですが、そのような動きに安易に妥協することなく、しかも、地方の教育行政や学校現場に混乱が起こらないような措置はとられておりますか、お伺いいたします。
○勝木健司君 時間の関係で、進めさせていただきます。  続きまして、大学入試制度の改革についてお尋ねしたいと思います。  従来施行されていた共通一次試験は、臨教審第一次答申での提案を受け大学入試改革協議会の報告にまとめられましたいわゆる新テストに切りかわることとなっております...全文を見る
○勝木健司君 私立大学の参加見通しが立たないと、現在の高校一年生は志望校を決めたり授業科目を選択する上で大変苦慮することになると思われます。私立大学の参加見通しはどうなっておりますか。新テストの実施時期見通しとあわせてお聞かせいただきたいと思います。
○勝木健司君 次に、教育改革の関連予算につきましてお尋ねしたいと思います。  教育改革を真剣に実行しようといたしますと、かなりの財源が必要となると思われます。今回の概算要求では、文部省は教育改革関連に千九百億円を要求しているようでありますが、財政当局は教育改革といえども聖域にあ...全文を見る
○勝木健司君 次に、教育課程審議会の「中間まとめ」で導入の方向が示されております学校五日制について御質問したいと思います。  きょうの各紙の朝刊によりますと、きのう総理府がまとめました世論調査では、学校教育の週休二日制導入には消極的であり、現状維持派が六割を超えておると報道され...全文を見る
○勝木健司君 学校五日制を導入するためには、地域、家庭、学校など社会の受け入れ体制の整備が必要であります。特に教職員について一般の受けとめ方といたしまして、休み過ぎている、優雅な商売だというような、多分に誤解もあるようですが、批判があります。国民の理解を得るためには、教職員の勤務...全文を見る
○勝木健司君 当面、隔週二日制で処理する方式も考えられておるようでありますが、共働き世帯の増大に対応して土曜日に児童を学校で預かる体制をとること。そのほか、土曜休みの子供たちの社会的受け皿づくりについてどういうふうにお考えか、お聞かせいただきたいと思います。
○勝木健司君 最後になりましたけれども、時間短縮でいきたいと思います。  今次の臨教審答申を受けた教育改革は、臨教審の任期切れとともに終わるものではなく、二十一世紀へ向けた教育改革の一つのステップであります。臨教審以後も視野に入れた教育改革に対する文部大臣の基本的なお考えをお伺...全文を見る
○勝木健司君 ありがとうございました。
11月26日第107回国会 参議院 本会議 第10号
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○勝木健司君 私は、民社党・国民連合を代表いたしまして、ただいま趣旨説明のありました老人保健法等の一部を改正する法律案につきまして、総理並びに関係各大臣に対し質問を行うものであります。  今、我が国はかつてないほど大きな試練にさらされようとしております。世界に例を見ない急速な高...全文を見る
12月09日第107回国会 参議院 社会労働委員会 第5号
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○勝木健司君 今国会の最重要法案の一つであります老人保健法の改正案につきましてお伺いいたしたいと思います。  まず、今回の老人保健法改正の背景には、急速に進む我が国の人口高齢化があるわけでありますが、高齢化そのものは人類の夢であります長寿の実現につながるものであり、祝福すべき事...全文を見る
○勝木健司君 厚生省がまとめられました高齢者対策企画推進本部報告によりますと、高齢化社会へ向けての厚生省のプログラムということでありますが、内容は、自立自助、民間活力の活用などという言葉に名をかりて、公の責任を放棄し、国民に負担を押しつけようとする発想が随所に見られます。このよう...全文を見る
○勝木健司君 また、この報告は、実施の手順というものが明確に示されておりません。今後どういう時期にどういう改革を行っていくのかを十分検討し、具体的なものとしていくべきではないかと思いますので、お伺いしたいと思います。
○勝木健司君 さらにまた、この厚生省の報告とことしの六月にまとめられました政府全体の「長寿社会対策大綱」というものはどういう関係にあるのか。また、政府全体の取り組みの中での位置づけを示していただきたいと思います。
○勝木健司君 長寿社会に向けてのいかなる対策も、長年社会に貢献してこられましたお年寄りが尊重され、住みなれた地域で家族の方々に囲まれて暮らしていけるようにという哲学に基づく必要があると思いますが、このような観点からいわばお年寄りのノーマライゼーションという考え方の普及を図るべきで...全文を見る
○勝木健司君 今回の老健法の改正というものは、今まで申し上げてきましたように、長寿社会へ向けての長期的展望を欠くために国民に対して説得力というものを持たないものであるというふうに考えます。また、これは何だかんだと理屈をつけてみましても、退職者医療制度の見込み違いで国保が大幅に赤字...全文を見る
○勝木健司君 時間の関係で次に進ましていただきます。  老人医療費の一部負担引き上げについてお伺いいたしたいと思います。  今回の改正案は、政府原案では外来一月四百円から千円に、こちらは衆議院におきまして八百円と修正されました。しかし、これでもお年寄りにとりましては一気に二倍...全文を見る
○勝木健司君 また、入院の場合に移りますが、一日三百円が五百円に、しかも二カ月の期限というものが撤廃されようといたしております。これは一年入院すれば十倍に、長く入院される方にとりましてはそれこそ無限大の大変な負担増となるものであります。  老人の所得の実態から見まして負担可能な...全文を見る
○勝木健司君 特に低所得老人というものが必要な医療から疎外されることのないように、何らかの措置をとるべきであり、そのための方策を検討しておられると聞きます。その内容を明らかにしていただきたいと思います。
○勝木健司君 時間の関係で次に進みます。  次に、加入者按分率についてお伺いいたします。  先ほどもありましたけれども、今回の按分率の改定はどのような趣旨なのか、まずお聞かせいただきたいと思います。
○勝木健司君 衆議院で修正が加えられましたとはいいましても、黒字の健保の力で赤字の国保を救うという本質に何ら変わるところはなく、実質的な増税にほかならないと思います。だとすれば、本質的な解決は国保制度の根本改革をおいてほかにはないはずでありますが、厚生省はどういう見通しと方針を持...全文を見る
○勝木健司君 特に国保におきましては医療費の適正化や経営努力などに不十分な点があると指摘されておりますが、これらの点につきまして抜本改革までの間に何らかのとるべき方策があるのではないかと思います。できるものからすぐ手をつけていくことも必要だと思いますが、そのための具体的方策があれ...全文を見る
○勝木健司君 国保の経営というものを県で運営し広域化を図るというプランもあるというふうに聞いておりますけれども、厚生省としてはこの問題について現時点でどう考えておられるのかお聞かせいただきたいと思います。
○勝木健司君 国保につきましては、長期的にしろ短期的にしろ早急に対策を講ずることが必要でありますが、だからといいまして黒字の保険者にその肩がわりを求めるのは筋違いであるというふうに思います。被用者保険の経営努力の成果というものは、その家族給付率の引き上げなど、加入者に還元するとい...全文を見る
○勝木健司君 加入者按分率の引き上げというものは、国保対策としてはその場しのぎのものであるというふうに思います。限界が見えておるように思います。幾ら経営努力をしても、その努力の成果というものが赤字保険者のために吸収されてしまうという仕組みでは、被用者保険の経営努力のインセンティブ...全文を見る
○勝木健司君 黒字であるからということで、より多くの拠出金を負担し得ると言われますけれども、五年後、十年後、さらにその先といった将来見通しではどうでありましょうか。  また、さらに組合健保につきまして、全組合では三千億近い黒字収支であるといたしましても、個々の組合を見てみますと...全文を見る
○勝木健司君 六十年代の後半に医療保険の一元化を行うとされておりますけれども、もうそろそろある程度の方向性というものを示して国民の幅広い意見を求める時期に来ていると思います。この一元化の内容、実施の時期についてお伺いしたいと思います。
○勝木健司君 若く元気に働いている間は被用者保険、年をとってから退職して病気がちになってから国民健康保険に加入してくるという、確かに国保が大変なのはわかります。しかし、問題はこうした保険制度の立て方にあるんじゃないかと思います。こうした根本的問題を抜きにして、単なる財政調整で片づ...全文を見る
○勝木健司君 現在の円高不況のもとで、民間企業というものは大変苦労をしております。雇用情勢も極めて悪化しております。今後の高齢化の進展というものを考えますと、保険や福祉の分野というものは大幅な拡充が必要でありますが、このことは安定した雇用の確保という側面からも十分意義があります。...全文を見る
○勝木健司君 今後の福祉施策の充実とともに、特別養護老人ホームなどで将来どの程度の人員が必要になるのか、見通しをお聞かせいただきたいと思います。
○勝木健司君 老人福祉の向上という意味からも、内需の拡大の意味からも福祉機器の開発、普及というものが重要であると考えますが、その方向はいかがなものか、お伺いしたいと思います。
○勝木健司君 厚生省はシルバー産業の振興に力を入れておるようでありますが、適正な指導のもとにこれを広めていくということは今後の老人福祉の一つの方向であると考えます。現在のシルバー産業の動向と将来の方向というものをお聞かせいただきたいと思います。
○勝木健司君 老人保健施設というものにつきましては、老人にふさわしい手厚い処遇を行うために十分な人員配置を行う必要があると考えますが、百人程度の施設の場合全部で何人の職員が必要となるのか、お聞かせいただきたいと思います。
○勝木健司君 次に、老人保健施設——中間施設、この構想自体というものは待望されてきたものでありますが、ところで、厚生省の考えておられる老人保健施設というものは、まさに老人病院と特養老人ホームとの谷間、つまり病院より医療機能は劣り、特養よりも介護機能が劣るというものになるのではない...全文を見る
○勝木健司君 では、特別養護老人ホームの対象者とどこが違うのでありましょうか。
○勝木健司君 時間も来ましたので最後になりますけれども、今回の改正で国保財政というものは楽になるといいましても、これから各保険制度とも高齢化社会を迎えて楽観は許されないというふうに思います。まじめに働く人たちが報われるためにも、また正直者がばかを見ないためにも、最後に老人医療に関...全文を見る