勝木健司

かつきけんじ



当選回数回

勝木健司の1987年の発言一覧

開催日 会議名 発言
03月26日第108回国会 参議院 文教委員会 第1号
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○勝木健司君 今回の設置法におきましては、福島大学に行政社会学部、三重大学に生物資源学部など、従来の伝統的な分類の学部とは異なった学部の設置が行われております。文部省としては、これらの新しいタイプの学部について、どのような基本方針のもとで設置を考えられておられるのか、お伺いしたい...全文を見る
○勝木健司君 また後ほど関連して質問させていただきたいと思います。  次に、筑波の技術短期大学の新設についてお伺いいたします。  筑波の技術短大は、視覚、聴覚障害者の雇用機会の拡大や能力の開発を目的とするものと理解してよろしゅうございますか。また、そのためにどのようなカリキュ...全文を見る
○勝木健司君 身障者の社会参加を促し、また、その隠れた能力を開発するためには、健常者と同じ条件のもとで生活する機会をふやすとともに、障害の内容や程度に応じたきめの細かい教育の方法を開発すべきであると考えます。今後、他の障害者のためにこのような教育機会を設置する考えはありますか。ま...全文を見る
○勝木健司君 今後とも受け入れを強化するための条件整備を行うべきであると考えますけれども、そのための計画はどうなっておるのか、お伺いしたいと思います。
○勝木健司君 次に、今後の高等教育のあり方についてお伺いいたします。  臨教審の第二次答申で提案され、今国会で法案提出される学校教育法の改正で創設されることとなっております大学審議会が、高等教育のあり方について調査研究し、文部大臣に建議するものとされているようでございますが、そ...全文を見る
○勝木健司君 将来の高等教育のあり方を考えます場合に、大学の設置形態についての議論を避けて通ることはできないと思われます。  臨教審では大学の設置形態についてもかなり論議されているようでありますが、さきの委嘱研究におきましては、いわゆる大学の特殊法人化については否定的で、現行の...全文を見る
○勝木健司君 時間が余りありませんので、次に進ませていただきます。  円高不況が深刻化する中で、失業率はついに三%に達しております。中高年齢者にとりまして、職種転換に際しての再訓練を受けることは大変なことであります。文部省の所管のもとでの社会教育あるいは大学を含む高等教育機関は...全文を見る
○勝木健司君 最後になりましたが、文部大臣にお伺いいたします。  二十一世紀に向けての生涯教育のあり方とかかわりまして、今後の高等教育の整備をどのように進めていかれるのか。また、縦割り行政の問題点が指摘されている今日、文部、労働両省、企業、大学等の協力によります産業構造の変換に...全文を見る
○勝木健司君 ありがとうございました。
03月31日第108回国会 参議院 予算委員会 第2号
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○勝木健司君 まず、日米半導体協定で約束したことを日本が守っていないとしてレーガン米大統領は先般みずから声明を発表しましたけれども、その中で、一九七四年通商法三百一条によります制裁措置を発動して、日本のエレクトロニクス製品などに一〇〇%の報復関税を課すことを明らかにいたしておりま...全文を見る
○勝木健司君 この問題が円高に与える影響についてどうお考えですか。
○勝木健司君 円高問題についてでありますけれども、G7、G5の努力にもかかわらず円はまずます円高の方向に進んでおり、いまや百四十円台に突入するという事態であります。かつて貿易摩擦の激化が懸念され始めたとき、国の内外から輸出依存型経済から内需依存型経済への転換が強く求められましたが...全文を見る
○勝木健司君 これ以上円高が進みますと、米国の財政赤字を補てんしているとも言えます日本の機関投資家による米国国債の購入が行き詰まることが予想されております。そのことが米国経済への悪影響を懸念する向きもあり、この点からもこれ以上の円高を回避すべきであると思いますが、このことを米国に...全文を見る
○勝木健司君 先般のパリ合意に基づきまして日米欧五カ国協調介入がなされた模様でありますが、それでも円は百五十円を切ってしまっており、産業界は最悪の状態と深刻に受けとめております。協調介入をするに当たりまして、有効に機能し得るような体制を整備すべきではありませんか。見解をお伺いいた...全文を見る
○勝木健司君 このように、円高不況による影響というものが各方面にわたって深刻な問題となっております。我が国の一月時点での失業率は、戦後最大の三%という数字を記録いたしております。一部の予測では四・二%になるのではないかという観測もあります。  これに対して労働省は、雇用失業情勢...全文を見る
○勝木健司君 円高不況の長期化する中で、産業界は各企業とも限界ぎりぎりのところまで雇用確保で頑張っているわけであります。  国鉄は明日より民営化が成るわけでありますが、民営化に当たっては政府は閣議決定してまで再就職を保障しております。使用者責任が国にある以上当然のことであります...全文を見る
○勝木健司君 次に、国内石炭産業の厳しい現状につきましては政府としても十分把握されておるところでありましょうけれども、炭鉱の離職者対策について政府の見解をお伺いしたいと思います。  あわせまして、今後の雇用失業対策というものは、経済政策や産業政策と一体となって総合的かつ広域的に...全文を見る
○勝木健司君 時間の関係で次に進ませていただきます。  売上税についてでございます。売上税は御案内のように大変な悪税だというふうに思っております。問題点は山ほどありますけれども、時間の関係で二、三指摘してみたいと思います。  まず、売上税が流通に及ぼす影響でございます。我が国...全文を見る
○勝木健司君 私はそうは思いません。非課税事業者が中に入りますと、二重課税、累積課税が発生いたしまして、その結果、非課税事業者が取引から締め出される可能性というものがあるわけでありまして、卸売業者を中心といたします中間業者というものが排除され、結果として倒産の続出、そして失業者の...全文を見る
○勝木健司君 百貨店協会の試算によりますと、売上税に加えて納税のための事務量及びコストというものが無視できないほどかかるという試算が出ております。それによりますと、導入当初は売上税の九〇%以上も納税コストがかかるという結果が出ております。一億円の売上税を納入するのに九千万円以上の...全文を見る
○勝木健司君 先ほども申し上げましたように、売上税を消費者に転嫁するということは非常に困難であるというふうに思います。新聞情報によりましても、アンケート調査の結果、売上税額の販売価格への転嫁問題ということでは税額の半分までしか転嫁できないという回答をした企業が六割以上もあることが...全文を見る
○勝木健司君 時間の関係で次に進みます。  国民というものの論議が先ほどもありましたけれども、売上税に関して国民はどう受けとめておるのかということでパネルを用意しましたので、時間の関係から余り深く説明はできませんけれども、見ていただきたいというふうに思っております。(図表掲示)...全文を見る
○勝木健司君 いいですか、一問。そうしたら、簡潔に。  文部大臣に簡潔にお伺いいたします。  いわゆる足切り問題でありますけれども、足切りされた方が九万九千人おられる。七人に一人が足切りをされておるということでありまして、完全足切り者が三万人おられるということでありますので、...全文を見る
05月12日第108回国会 参議院 予算委員会 第10号
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○勝木健司君 時間も大分あるみたいですけれども、早目に決められた時間で終わりたいというふうに思います。  内需拡大と大型店規制の問題についてでございますが、現行の大店舗法に基づく規制によりますと、売り場面積の大小を基準といたしております。また閉店時刻、休日日数等も調整項目となっ...全文を見る
○勝木健司君 次に、自民党の要人から福祉目的税構想なるものが幾つか今出されておりますけれども、中曽根総理はこの点についてどのように考えておられますか。
○勝木健司君 中曽根総理はいかがですか。
○勝木健司君 今後の税制改革につきましては、与野党から成ります協議機関によって新たに出直すことになっておると思います。中曽根総理は、増減税同額で財源確保という観点から、直間比率の見直しのみを特に強調しておられるように思います。クロヨン問題、トーゴーサンピン問題等の現行税制の不公平...全文を見る
○勝木健司君 時間がありませんので次に進みます。  厚生大臣にお伺いしたいと思います。  私ごとでありますけれども、私自身も四歳のときに中国の大連から引き揚げてきた者であります。それだけに、中国残留孤児の問題というものは本当に他人事ではありません。強い関心を持っております。中...全文を見る
○勝木健司君 文部大臣はこの件についてはいかがですか。
○勝木健司君 あと、もう簡単に終わりたいと思いますが、北方領土返還問題でございますが、国内世論の喚起、また、国内の北方領土返還運動のいろいろな統一運動というものをもっと強く図って国際世論に訴えていく必要があるというふうにも思いますけれども、それについての見解をお聞きしたいと思いま...全文を見る
05月14日第108回国会 参議院 予算委員会公聴会 第1号
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○勝木健司君 勝木ですが、香月先生にお尋ね申し上げたいと思います。先生は国大協におられまして、入試改革のプロジェクトで大変な手腕を発揮されたとお聞きいたしております。  そこで第一点でありますけれども、入試改革についてお尋ねいたしたいと思います。  先生のお話でも、共通一次試...全文を見る
05月20日第108回国会 参議院 本会議 第11号
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○勝木健司君 私は、民社党・国民連合を代表し、ただいま議題となっております昭和六十二年度予算三案に対し、一括して反対の討論を行うものであります。  反対する第一の理由は、内需主導による積極予算を編成せよとの我が党の再三再四にわたる要求にもかかわらず、これを無視し、五年連続のマイ...全文を見る
05月21日第108回国会 参議院 文教委員会 第3号
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○勝木健司君 まず、臨教審の第三次答申を受けた政府の対応策についてお伺いしたいと思います。  去る四月一日、臨教審から「教育改革に関する第三次答申」が提出されましたけれども、この答申を受けて、政府、文部省は具体的にどのような施策をとられるつもりなのか。法改正も含めた今後の改革プ...全文を見る
○勝木健司君 臨教審は、八月に最終答申を提出し、解散する予定となっております。臨教審解散後も教育改革というものは重要なこれからの政治課題となるというふうに思われますけれども、今後の教育改革を推進するために、ポスト臨教審のような機関というものを設置する考えというものはおありかどうか...全文を見る
○勝木健司君 教育改革というものを推進するためには、生涯教育の観点からも、文部省のみならず、例えば職業教育、職業資格等については労働省、また国際交流については外務省、児童保育等々については厚生省等、各省庁の枠を越えた取り組みということがこれから必要になってくると思います。教育改革...全文を見る
○勝木健司君 次に、答申の中身についてお伺いしたいと思います。  臨教審の第三次答申に向けての最大の調整課題の一つは、教科書の検定の改革であったとされております。文部省として、今後の検定に当たっての基本方針、三段階審査の一本化、あるいは教科書研究センター、いろんなことが打ち出さ...全文を見る
○勝木健司君 高等学校用教科書につきましては、義務教育用教科書とは異なった検定があってもよいのじゃないかというふうに思われますけれども、臨教審で論議されました認定制への移行というものを検討するつもりはないかどうかお聞かせいただきたいと思います。
○勝木健司君 時間の関係で次に進ませていただきます。  九月入学制についてお尋ねをしたいと思います。  同じく、教科書と並んで最大の調整課題の一つがいわゆる秋季入学の問題であったと伝えられております。文部省として、九月入学を実施する上での問題点ほどこにあると考えておられるのか...全文を見る
○勝木健司君 時間も来ましたので最後の質問に なりますが、雇用問題また子弟の教育問題についてお尋ねをしたいと思います。  現在、雇用問題が深刻化いたしております。労働力の地域間移動の必要性というものが生じており、労働者というものが他の地域に移る場合に最大の悩みの種というものは...全文を見る
○勝木健司君 最後に、文部大臣に、予算委員会等々でも学校週休二日制、学校五日制の問題について前向きな発言をされております。それについて見解をお伺いをして、質問を終わりたいというふうに思います。
○勝木健司君 終わります。
07月22日第109回国会 参議院 予算委員会 第4号
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○勝木健司君 三点ほど質問をさせていただきたいと思います。  宮澤大蔵大臣に対しまして質問させていただきます。さきの衆議院予算委員会で、六十年九月のプラザ合意時には一ドル二百二十円前後を想定していたとの発言をなされております。それならばベネチア・サミットの経済宣言の中に「為替レ...全文を見る
○勝木健司君 経済宣言の中にあります「緊密に協力する」ということの具体的内容につきましてお伺いしたいと思います。  協調介入を意味するものであるのか、その場合の一種のターゲットゾーンの設定ととらえていいのかどうかということであります。同時に、緊密な協力を円滑にするためには各国間...全文を見る
○勝木健司君 さらに、同宣言の中に、「為替レートを経済の基礎的諸条件におおむね合致した範囲内のものとした。」と表現されております。この内容から見まして、政府は現行レートを適正と認識されておるのかどうか、お伺いしたいというふうに思います。適正なレートと認識しておられるのであれば、そ...全文を見る
○勝木健司君 我が国の産業の現状でありますけれども、六十年九月以降の円高によりまして日本の産業は明確に二極化しておるように思います。素材型、重厚長大型産業は今日のレートというものでは円滑な構造転換が困難であるように思います。  七月二日に電機労連がまとめました試算によりますと、...全文を見る
○勝木健司君 次に、第二点でありますけれども、貿易収支の問題が出ましたので、貿易摩擦と内需拡大についてお伺いします。  経企庁の調査によりますと、六十二年三月時点において円高差益の還元率は累計で五九・四%まで至っており、今後残された差益還元は農産物と航空運賃等であるとの指摘がさ...全文を見る
○勝木健司君 さらに、この七月三日、経団連が発表いたしました調査によりますと、輸入量がふえない理由の一つに窓口機能の不備があるというふうに言われております。円高差益を十分還元するとともに、貿易摩擦を解消するための一つの方向としてこうした非関税障壁を除去すべきであります。  もう...全文を見る
○勝木健司君 通産大臣いかがですか。
○勝木健司君 最後に時短の問題、もう時間も大分超過いたしておりますけれども、時間外労働、現在日本の実労働時間というものは二千百六十八時間ということで、西欧先進国に比べますと二百時間ないしは五百時間以上も長くなっております。その中でも特に時間外労働、いわゆる残業時間の長さというもの...全文を見る
07月24日第109回国会 参議院 予算委員会 第6号
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○勝木健司君 私は、民社党・国民連合を代表して、昭和六十二年度補正予算三案に反対の討論を行うものであります。  反対する第一の理由は、本予算案が今日の緊急課題であります円高不況の克服、内需拡大の推進、対外貿易摩擦の解消などを実施するには甚だ不十分な内容であり、それは国民の期待を...全文を見る
08月25日第109回国会 参議院 文教委員会 第2号
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○勝木健司君 それでは、質問させていただきたいと思います。  臨時教育審議会は、去る八月七日に最終答申を提出いたしました。そして二十日に三年間の審議を終えて解散をいたしたわけでありますけれども、まずはこの間の委員の方々、専門委員、事務局の御努力に敬意を表したいというふうに思いま...全文を見る
○勝木健司君 次に、これからの教育改革の進め方についてお尋ねいたしたいと思います。  最終答申の中では、臨教審後の教育改革推進体制について、答申の実現を期するため、政府は万全の体制と施策をとるべきである、また文部省は強力なる推進体制を整えるとともに、施策を積極的に実行すべきであ...全文を見る
○勝木健司君 今回の答申の中心課題の一つは、秋季入学の問題であったと思います。答申の中では、「将来、我が国の学校教育を秋季入学制に移行すべく、関連する諸条件の整備に努めるべきである。」と結論づけ、導入の方向というものが明らかになったわけであります。  まず移行の時期でありますけ...全文を見る
○勝木健司君 今国民の理解ということでございますけれども、まだまだ国民の理解というものが十分でないように思われます。国民に対する啓発、広報活動を行う計画について、どういうふうにお考えなのかお伺いしたいと思います。  あわせて、移行の方法でありますけれども、答申では二年間一斉移行...全文を見る
○勝木健司君 さらに答申の中では、文部省の政策官庁への脱皮というものが置かれております。文教行政に関する調査研究・分析、政策立案能力の強化というものが求められております。私どももぜひその方向で文部省が二十一世紀へ向けての人づくり政策の企画立案の中心機関となることを期待いたしており...全文を見る
○勝木健司君 もう既に機構改革案等なども用意されているとのことでありますけれども、どのような改革案というものが用意されておるのか、ぜひ御報告をいただきたいというふうに思います。
○勝木健司君 今、国立教育研究所の改組については大臣官房に移すという回答をいただきましたけれども、現在の国立教育研究所というのは、臨教審の答申の中にも述べられておりますように、文部省のシンクタンクとしての役割をほとんど果たしていないように思われます。単なるアカデミックな教育学の研...全文を見る
○勝木健司君 次に移らしていただきます。  いよいよ新卒者の就職のシーズンに入ったわけであります。この八月二十日から就職協定に基づく大学生の企業説明会が始まりましたけれども、本年の就職協定というものは問題なく厳守されておりますかどうか、お伺いいたしたいと思います。
○勝木健司君 文部省は、今後とも学生に公平な就職の機会というものを保障するため努力してほしいというふうに思います。  ところで、大学に提出する求人票の書式でありますけれども、大学ごとにばらばらで不統一なため各企業というものが大変困っているということでありますけれども、どうしてこ...全文を見る
○勝木健司君 最近、高枝卒業者の就職もかなり厳しくなっておるように伝えられております。いろいろな統計を見ましても、高校卒業者の就職環境というものはこれからますます厳しくなっていくものと予測されるわけでありますけれども、特に最近の高枝中退者の増大もあわせて考えますと、高等学校におけ...全文を見る
○勝木健司君 次に、国際化社会と英語教育についてお尋ねしたいと思います。  国際化国際化とよく言われておるわけでありますけれども、私どもは、中学、高校、大学と、およそ十年間も英語教育を受けながら、情けないことに簡単な会話すらおぼつかない現状であります。我が国の英語教育は抜本的な...全文を見る
○勝木健司君 次に、留学生の問題に移らしていただきます。  文部省は、二十一世紀までに十万人の外国人留学生を受け入れるべく計画を立てて推進をされております。国費留学生の受け入れ枠の増大、受け皿の充実などを図っておられるようでありますが、留学生、特にアジア・アフリカの留学生の場合...全文を見る
○勝木健司君 今、留学生の受け入れの体制について回答をいただいたわけでありますけれども、一部のアジア・アフリカのそういう方々を受け入れる側の税の減免とか、そういう問題については検討されておらないのかどうか、お聞かせをいただきたいと思います。
○勝木健司君 もう時間も参りましたので、最後に、今回の臨教審最終答申の中に、「教育の基本的在り方」として、「「世界の中の日本人」」ということで自覚を持つことがこれからの国際化社会の中で特に必要であることが力説されております。そのために国旗・国歌の持つ意味というものを学校教育の中で...全文を見る
○勝木健司君 私は決して戦争推奨者でもありませんし、戦争の苦い経験を持つ、間違えば残留孤児ということになっておる環境にあるわけでありますので、だれよりも世界平和を愛する者の一人としての発言でありますので、そういうことで、これで質問を終わらせていただきたいと思います。
08月26日第109回国会 参議院 災害対策特別委員会 第2号
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○勝木健司君 まず、今回の水害によりまして被災に遣われました方々にお見舞いを申し上げるものであります。  本日の委員会の冒頭に、ことしの梅雨、台風五号、八月に入りましてからの東北地方の大雨による災害状況の概要の説明を受けたところでありますが、特に熊本は私の出身地でありまして、七...全文を見る
○勝木健司君 そこで、河川の改修状況というものはどうなっておりますものか。大規模河川、中小河川別の数字というものを全国ベースでちょっと教えていただきたいというふうに思います。
○勝木健司君 改修状況というものはまだまだ厳しい現状にあるように思います。昨年は大きな河川はんらんというものがあった年でありますけれども、予想もし得なかった河川のはんらんというものもあったわけであります。特に小貝川では何度か堤防の決壊が起きております。建設省初め関係機関の努力には...全文を見る
○勝木健司君 当時も言われておったと思いますけれども、堤防の構造に問題があったのではないかという指摘についてであります。いわゆる構造そのものの基準的なものということではなく、過去につくられた堤防、そしてまた、つくられて以降、そういう構造というものにひずみなりが生じ、危険性が出てく...全文を見る
○勝木健司君 全国の堤防の危険区域ということについてはチェックされておられると思いますけれども、全国レベルでいきますと相当の距離の堤防があると思いますので大変だと思いますけれども、この把握の状況というものはどのようになっておりますか、簡単に御報告いただきたいと思います。
○勝木健司君 次に移りますけれども、私の手元のデータでありますけれども、洪水被害額の原因別の割合というものを見てみますと、最近ちょっと破堤がふえているんじゃないかというふうに思われます。このため、堤防の整備というか、河川改修を積極的に進めていただきたいというふうに思います。  ...全文を見る
○勝木健司君 次に、水害、また地震ということで今までお伺いいたしましたけれども、今度は反対に異常渇水という災害対策についても若干お伺いをしておきたいというふうに思います。  今回の首都圏におきます異常渇水というものは、暖冬による雪不足、また空梅雨によるものとも言われておりますけ...全文を見る
○勝木健司君 先ほどもどなたか質問されておりましたけれども、全国的に渇水の状況というものは最近どのようになっておるのか、ちょっと御報告いただきたいと思います。
○勝木健司君 渇水対策ということにつきましては、水がなくなってから慌てるということじゃなしに、やはり他の災害対策と同様にふだんからの心構えというものが必要じゃないかというふうに思います。同時に、水資源の開発を進めていくこともあわせて必要であるというふうに思いますけれども、その際、...全文を見る
○勝木健司君 水資源の需給のあり方については四全総でも策定されたことでもありますけれども、この点、長期的な水需給のあり方について最後に国土庁の御見解をお伺いしておきたいというふうに思います。
○勝木健司君 終わります。
08月27日第109回国会 参議院 文教委員会 第3号
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○勝木健司君 今回の学校教育法及び私立学校法の一部を改正する法律案は、臨時教育審議会の第二次答申で提言された大学審議会を創設するためのものであります。臨教審答申の具体化の法律改正の第一号だというふうに思います。    〔委員長退席、理事林寛子君着席〕  今までの話にもありまし...全文を見る
○勝木健司君 大学の自治の問題ということで大変議論になっておりますが、大学の改革に当たりましては、常にやはり大学の自治という壁があるように思われます。確かに大学改革というものは、臨教審答申にもありましたように、基本的には個々の高等教育機関がみずからの問題として自発的に取り組むべき...全文を見る
○勝木健司君 手前みそになりますけれども、私ども民社党は、昭和四十四年に政党として初めて大学基本法案を提出し、来るべき時代の新しい大学像を公にしたところであります。特にその中で、開かれた大学、また大学院大学、国公私立大学間の格差の是正、大学の適正な地域配置、入試制度の改革等、今日...全文を見る
○勝木健司君 さて、大学審議会の中身の問題でありますけれども、大学審議会は、大学の基本に関する事項を調査審議するということになっておりますけれども、このことは、まさに我が国の今後の高等教育のあり方についての基本となるポリシーを策定するということになるんだろうというふうに理解してよ...全文を見る
○勝木健司君 そうしますと、大学審議会の主要な任務が大学に関する基本的な事項を調査審議する、そして文部大臣に勧告することにあるということだろうと思います。  また一方、設置認可等にかかわる実務的な業務というものは、大学設置・学校法人審議会の仕事とされるようでありますけれども、両...全文を見る
○勝木健司君 現在置かれております私立大学審議会が廃止されることによりまして、私学の自主性というものを尊重した私学法の精神というものが踏みにじられはしないかというような意見もありますけれども、これについての文部省のお考えをお聞きしたいと思います。  また、今回の法案提出に当たり...全文を見る
○勝木健司君 そうしますと、大学設置・学校法人審議会が設置されても私学の自主性というものは十分尊重された運営がされるというふうに理解してよろしゅうございますね。  それと同時に、現状の私立大学審議会は文部大臣に対しての建議権を持っておるわけでありますけれども、これも、私立大学審...全文を見る
○勝木健司君 学校法人の分科会には私学関係者というものを四分の三以上法定してありますけれども、これは大体、私学の自主性を尊重するという意味ではわからないこともないわけでありますけれども、法律で定数化するという意味を、もう一つわかりませんので、明確に示していただきたいというふうに思...全文を見る
○勝木健司君 委員の選任について、引き続きお伺いしたいと思います。  大学審議会につきましては、高等教育の改革というものを今後積極的に進めていこうということでありますけれども、高等教育の改革というものはただ単に高等教育段階の問題だけではないだろうというふうに思います。我が国の教...全文を見る
○勝木健司君 まあ何々界からは考えておらないということでありますけれども、いずれにしても、学識経験者の中から代表に選ばれるわけであります。そういう意味で、大学審議会の運営というものが適正に行われなければやっぱり意味がないというふうに思います。審議会の運営というものはすべて政令事項...全文を見る
○勝木健司君 それでは、中身について若干お伺いしたいと思います。時間も限られておりますので、残りました分はまた次回に回させていただきたいと思います。  大学の新増設とか学部学科の改組につきましては、現在はそれぞれ文部省は大学に任せ切りだというふうに思います。大学からの申請を受け...全文を見る
○勝木健司君 現在の大学設置認可業務についてでありますけれども、社会の変化や学問の進歩に伴いまして新学部の創設等々が申請されましても、適切な基準というものがないために十分対応ができなかったり、あるいは画一的になったり硬直的にならざるを得ない点が多々あったのではないかというふうに思...全文を見る
○勝木健司君 時間もありませんので、最後に文部大臣に質問をさせていただきたいと思います。  去る八月十八日の閣議後の記者会見で、塩川文部大臣は、防衛大学などのいわゆる学校教育法第一条校でない各省管轄の高等教育機関についても一般大学並みに扱ってほしいとの要請に対して、大学審議会に...全文を見る
○勝木健司君 終わります。
09月01日第109回国会 参議院 文教委員会 第4号
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○勝木健司君 私どもは臨教審の提言を受けまして、その提言にありましたユニバーシティ・カウンシル、大学審議会につきまして、その必要性を認識いたしております。できるだけ早く設置されて、二十一世紀に向かっての我が国の高等教育の基本方針というものを早く立案を進めていただくよう期待いたして...全文を見る
○勝木健司君 質問さしていただきます。  大学に対します社会的な批判というものが最近とみに強まっているように思われます。したがいまして、今回の大学審議会の設置法案も大学の長期的なあり方というものを審議し、国民の期待にこたえるような大学改革というものを推進する施策の一環であるとい...全文を見る
○勝木健司君 大学審法案に反対している方々というものは、大学審の設置によって学問の自由とかあるいは大学の自治というものが侵されるんじゃないかと考えておられるようでありますけれども、大学に対する社会的な要請と、それと大学の自治あるいは学問の自由との関係というものを文部省としてどのよ...全文を見る
○勝木健司君 一部には、大学審で大学に対する社会的要請というものを取り上げるということは、産業界の要求に大学を従属させる、また、大学の国家統制につながるというような主張がございます。しかし、社会の知的水準というものが高くなっております今日では、社会的要請の中身も変わっているのじゃ...全文を見る
○勝木健司君 次に、粕谷先生も一部触れられておりましたけれども、大学基準協会関係について質問をさせていただきます。  臨教審の第二次答申によりますと、大学審議会の創設に関連して、本来大学相互の間で自主的に水準の維持向上を図るための組織として設置されております大学基準協会のあり方...全文を見る
○勝木健司君 大学基準協会の現状についてお伺いいたしたいと思います。  この協会の会員になっている大学というものはどれくらいあるのか。そしてまた、文部省として補助金か何か出されておるのかどうか。また、会報という雑誌を発行しているようでありますけれども、これはどんなふうに利用され...全文を見る
○勝木健司君 今報告されたところによりますと、全大学の四割に近い大学がまだ未加入であるというふうなことであります。また、会員になっている大学でも、大学基準にかなった学部を持っている大学というものは百二十五学で、全体の四分の一にすぎないんじゃないかというふうに思います。つまりこのこ...全文を見る
○勝木健司君 時間がもう大分迫っておりますので、進めたいと思います。  そこで、最初の臨教審の答申の提言に戻りたいと思いますけれども、大学基準協会のあり方を再検討していく、そしてその活性化を図るべきだということでありますけれども、再検討するということは具体的にどのようなことを検...全文を見る
○勝木健司君 次に、大学改革協議会問題について御質問いたします。  文部省は、既に大学改革に関する研究協議会を設置して、大学改革の研究を進めておられますが、この大学改革協議会を設置した趣旨、あるいは研究協力者の選任基準など御説明願いたいと同時に、今問題となっております研究協議さ...全文を見る
○勝木健司君 最後に、文部大臣に御見解をお伺いしたいと思います。  本法案が成立した場合に、今後のスケジュールはどのようになっておるのか。そしてまた、政令事項の決定、委員の任命等の時期を御説明いただきたい。  同時に、最後になりますけれども、高等教育の改革というものはやはり焦...全文を見る
○勝木健司君 終わります。