勝木健司

かつきけんじ



当選回数回

勝木健司の1988年の発言一覧

開催日 会議名 発言
02月20日第112回国会 参議院 予算委員会 第3号
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○勝木健司君 私は、民社党・国民連合を代表して、ただいま議題となっております昭和六十二年度補正予算三案に反対の討論を行うものであります。  反対する第一の理由は、本予算案が内需拡大、対外貿易摩擦の解消など今日の緊急課題の解決に何らこたえるものではなく、国民の期待を裏切るものとな...全文を見る
03月22日第112回国会 参議院 文教委員会 第2号
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○勝木健司君 今回の臨教審の関連法案といたしまして、初任者研修の本格実施のための教育公務員特例法並びに地教行改正案、新テスト導入等のための国立学校設置法一部改正案、三種類の免許を新設する教育職員免許法一部改正案、ポスト臨教審法案など幾つかの重要な法案が提出されております。これらの...全文を見る
○勝木健司君 次に、受験機会が複数化された、また足切りの続出などということで、この間の猫の目のように変わる入試制度の中で受験生また受験生の父母の不安というものが増大しておるように思います。今回の国立学校設置法の改正案におきまして、六十五年新テスト導入を目的とした大学入試センターの...全文を見る
○勝木健司君 新テストを導入する場合には、受験生の負担を減らして、また各大学の特色を生かすというためにも、二次試験というものは科目数にこだわることなく大幅に減らしていく。また、学力試験よりも面接とか論文とか、あるいは実技などを中心にしたものにするなどという工夫が必要だというふうに...全文を見る
○勝木健司君 いずれにいたしましても、六十五年の新テストは実施されるという方向で今進められておるということで、私大の参加も一部あり得るということでよろしいですか。
○勝木健司君 次に、初任者研修についてお伺いしたいと思います。  初任者研修の実施のための教育公務員特例法及び地教行法の改正案についてでありますが、六十二年度におきましては三十二都府県、四政令指定都市で初任者研修の試行というものが行われまして、六十三年度予算では全都道府県、全政...全文を見る
○勝木健司君 初任者研修につきましては一部に反対があるようでありますけれども、反対運動によるボイコット、また形骸化をねらった介入というものが起こるおそれはなしとは言えないというふうに思います。そのようなことが起こらないように万全の配慮をし、また文部省や教育委員会は毅然たる態度で臨...全文を見る
○勝木健司君 次に免許法の改正についてでありますが、今回の改正では教員免許が専修、一種、二種の三段階となることになっております。今回の法案の趣旨、目的を示していただきたいというふうに思います。
○勝木健司君 例えて申しますと、例えば専修免許というものは、大学院修了を基礎資格とするものとされておりますけれども、これは大学院修了というのは、専門分野の能力を示すものであっても教師としての指導能力を示すものでは必ずしもないのではないかというふうに思われます。今回の三段階免許は学...全文を見る
○勝木健司君 時間の関係で次に進ませていただきます。  次に、臨教審の四次にわたる答申を実現するため、今国会にいわゆる臨時教育改革推進会議設置のための法案が提出されております。いわゆるポスト臨教審は、臨教審答申で提言されました内容に限って審議し、臨教審答申で十分審議されなかった...全文を見る
○勝木健司君 臨教審で審議されなかった部分あるいは新しいテーマということで、そういうテーマについてどこで取り扱われていくのかということでありますけれども、報道によりますと、第十四期中教審を発足させて、そこで審議すると伝えられておりますけれども、これは事実でありましょうか、お聞かせ...全文を見る
○勝木健司君 当初、臨教審を発足さした段階では、総理直属の機関とした理由というのは、省庁にまたがる問題については各省庁の枠を越えて政府全体で教育改革に取り組むことにあったはずであります。教育改革というものが実行の段階に移ったということで、また臨教審でも審議し切れなかったテーマとい...全文を見る
○勝木健司君 臨教審で積み残されたテーマでありますけれども、例えば九月入学の問題とか、あるいは大学改革の問題、幼保一元化の問題など社会全体に大きな影響を与える問題があるわけでありますけれども、こういう問題は省庁の枠を越えて取り組まなければならない課題であるというふうに思います。こ...全文を見る
○勝木健司君 ポスト臨教審の構成についてでありますけれども、会議というものは文部大臣の意見を聞いて総理が任命する七人以内の委員で構成することとなっているようでありますけれども、その構成は教育関係者だけでなく、産業界、労働界など広く各界各層の教育改革に熱意ある人材を委員として迎え入...全文を見る
03月22日第112回国会 参議院 予算委員会公聴会 第1号
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○勝木健司君 伊藤先生はお伺いしたいと思います。  国土の均衡ある発展を図っていくためには、さきに策定されました四全総、これを実効あらしめる必要があるというふうに考えます。従来の総合開発計画というものは計画倒れに終わっておるんじゃないかということで、決して成果が上がったとは言い...全文を見る
○勝木健司君 時間も余りありませんので井下田先生に。  国民負担を社会保障費として求める前には、やはり福祉ビジョンとかそういう国民の負担のあり方というものを国民に明らかにすべきだというふうに思いますけれども、いきなり新型間接税の導入とかそういう問題もありますし、また福祉目的税構...全文を見る
○勝木健司君 ありがとうございました。
03月31日第112回国会 参議院 文教委員会 第4号
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○勝木健司君 まず家庭における教育費負担の増大についてお尋ね申し上げます。  私たち日本人というのは非常に教育に熱心でありまして、高い進学率が我が国の進歩と発展の礎になっているといえますけれども、家計に対する教育費の負担の重圧というものはまさに大変なものであります。昨年行われま...全文を見る
○勝木健司君 教育費負担が特に大きいのは子供を私立学校へ通わせている家庭であろうかと思います。我が国では私立に通う生徒の割合というものが比較的大きく、幼稚園児と高等教育機関の学生の四人に三人までが、また高校生の四人に一人が私立に通っており、その教育費は大変なものであろうかと思いま...全文を見る
○勝木健司君 中島文部大臣は所信の中で「教育は、国家社会発展の基盤を培うものであり、次代の日本を担う青少年を育成する上で一日たりともゆるがせにできない国政上の重要課題」であると述べられております。しかし、国政上重要な教育に要する費用といいますと、その多くを家庭に負わせているのでは...全文を見る
○勝木健司君 例えば税制ではどういう面を今やられていますか、具体的に。
○勝木健司君 臨教審は、学校教育に関する費用の適度の上昇というものは教育の機会均等の確保という観点から問題である、負担軽減を図るべきであるという提言をいたしております。また昨年の日米教育協力研究の両国の報告の中でも、米国側は、受験勉強に費用がかけられたエリートの子供が超有名大学に...全文を見る
○勝木健司君 次に、育英奨学制度ということで、先ほどもありました育英事業についてお伺いいたします。  この制度は、臨調の答申を踏まえて昭和五十九年度に奨学事業の拡大ということから有利子貸与制度を導入したところであります。そこで、まず無利子、有利子のそれぞれの予算額の推移、そして...全文を見る
○勝木健司君 有利子貸与制度が発足したときは、有利子貸与の希望者が少ないのではないかというふうに言われておりましたけれども、申し込み状況の推移というものをお伺いしたいところで あります。また、この有利子貸与を受けた者が返還を開始した場合に、年間の返還金というものはどの程度のもの...全文を見る
○勝木健司君 これも五十九年の衆参両院の文教委員会におきまして、「育英奨学事業は、無利子貸与制度を根幹としてその充実、改善に努めるとともに、有利子貸与制度は、その補完措置とし、財政が好転した場合には廃止等を含めて検討すること。」となっておりますし、「また有利子貸与の利率は、将来に...全文を見る
○勝木健司君 有利子貸与の財源であります財投金利、これは制度発足時に七・一%であったわけでありますけれども、現在五・〇%に引き下げられております。したがいまして、附帯決議の「長期低利を維持」するために、上限を三%としながら、財投金利の低下に見合った分だけの有利子貸与の金利というも...全文を見る
○勝木健司君 次に、貸与額についてお伺いいたします。  貸与額というものは年々拡充されてはきておりますけれども、文部省が臨教審に提出いたしました学生生活費と奨学金の推移、この資料を見てみますと、昭和三十五年度以降年々学生の生活費に占める奨学金の割合というものが低下していることが...全文を見る
○勝木健司君 日本育英会の奨学金には災害家計急変等による特別採用枠があるというふうにお聞きしておりますけれども、この制度の概略を御説明願いたいと思います。同時にあわせて、この特別採用枠には特別推薦制度が適用されておりますけれども、その運用基準というものはどのようになっておるのか。...全文を見る
○勝木健司君 政府は今、災害遺児育英制度の実現に向けて努力をしておられるというふうに聞いておりますけれども、文部大臣は育英制度創設についてどうお考えなのか、御所見をお伺いしたいと思います。
○勝木健司君 次に、貧困家庭に対する就学援助の拡充についてお伺いしたいと思います。  急激な円高、また技術革新の進展、産業構造の変革など社会経済環境の変化によりまして炭鉱、鉱山は閉山し、中小企業は経営の悪化や倒産に追い込まれておる現状であります。このような状況の中で、子供を抱え...全文を見る
○勝木健司君 厚生省所管の生活保護法によります教育扶助、文部省所管の要保護、準要保護児童生徒援助というものがありますが、現在義務教育へ就学する者にだけ行われております。高等学校進学率は九五%となっている今日、義務教育段階だけの就学援助というものは、貧困家庭の子供というものは進学を...全文を見る
○勝木健司君 貧困に陥った家庭に対する就学援助は、各省ばらばらに行うというものではなく、一元化して、育英奨学も含めた新しい就学援助制度の確立というものが望まれるというふうに思います。ただいま文部大臣からの御所見をお伺いしましたけれども、今後どのように対処していかれるのかお伺いした...全文を見る
○勝木健司君 それでは、順番を変えまして、外務省また運輸省の方、来ておられますから、進めさせていただきます。高知学芸高校の修学旅行事故に関してでありまして、質問をいたしたいと思います。  まず、事故によって亡くなられました先生、生徒の皆様方に対して心から哀悼の意を表しますととも...全文を見る
○勝木健司君 海外へ修学旅行に行き、今回のように、万が一事件、事故に巻き込まれました場合の連絡体制というものはどうなっておるかお伺いしたいと思います。今回の事故でも、情報のおくれというものが父兄に不安と焦りを与えたというふうに思います。連絡体制の強化が必要だと思いますけれども、お...全文を見る
○勝木健司君 ありがとうございました。御苦労さんです。  海外で修学旅行生や先生方が事故で負傷したりあるいは急病になった場合、言葉や文化の壁などで治療面に不安があるということは大いにあるんじゃないかというふうに思われます。また、現在海外にいる在留邦人の間でも、子弟の教育とともに...全文を見る
○勝木健司君 修学旅行に出まして海外で事件、事故に巻き込まれた場合、補償の問題などが難しい問題になってくるかと思われますが、補償や保険などにつきまして現在どうなっておりますか。また、今後どのように対処していくつもりなのか、お伺いをいたしたいと思います。
○勝木健司君 海外で今回のように日本人を含む大事故が起こった場合の緊急救援体制として、例えば政府専用機を活用するとか、あるいは救援のための船舶の派遣などを考えておくべきだというふうに思いますけれども、いかがでありましょうか。また、このような大事故が発生した場合の大使館また領事官と...全文を見る
○勝木健司君 海外での事件、事故あるいは国際紛争やテロなど、邦人の生命にかかわる事態に敏速に対処するためには、今回の場合はたまたま閣議があったということで、文部省、運輸省、外務省連係プレーがよかったというふうに思いますけれども、そういう場合に備えて、政府部内に必要な情報収集、連絡...全文を見る
○勝木健司君 海外への修学旅行というものが盛んになるということは決して悪いことではないというふうに思います。むしろいいことだというふうに思いますが、例えば日本国内でも北海道など経済の地盤沈下が著しく、またしかも美しい大自然が残っているようなところへは修学旅行や研修旅行を計画しても...全文を見る
○勝木健司君 加戸局長がおられるということでありますから、先ほどの就学援助の拡充についてお伺いしたいと思います。
○勝木健司君 今、六十三年度予算をお聞きしましたけれども、この制度の予算の推移ということで、ここ最近の予算はどういうふうになっているのか、お聞きしたいと思います。
○勝木健司君 余り時間もありませんので、スポーツの振興等についてお伺いしたいというふうに思います。  高齢化社会におきましては、一番大事なことはやっぱり健やかに老いるということでないかというふうに思います。生涯を健康で明るく生きていくことが要請されているわけですが、そこで国民一...全文を見る
○勝木健司君 次に、今日におきます余暇時間の増大、そしてまた高齢化社会の進行というさまざまな文化、スポーツ活動への国民の参加志向を高めておるように思います。余暇時間あるいは高齢化の進行に伴いましてそういう志向というものが高まっておるように思います。  そこで、高齢化社会を迎えて...全文を見る
○勝木健司君 昨年十二月にも同じく保健体育審議会は建議を行い、スポーツプログラマーの養成というものを打ち出しておりますけれども、この新しい職種について御説明を願いたいと思います。  また一方、厚生省も、健康運動指導士なる社会体育スポーツ指導員の認定制度を六十三年度からスタートさ...全文を見る
○勝木健司君 最後になりましたけれども、けさのサンケイ新聞の朝刊にも載っておりましたけれども、総理大臣の私的諮問機関のスポーツの振興に関する懇談会の報告書の最終原案が新聞で紹介されております。五輪メダリストへの功労金の交付、総合トレーニングセンター等の施設の整備、スポーツ省の設置...全文を見る
○勝木健司君 ありがとうございました。終わります。
04月07日第112回国会 参議院 予算委員会 第19号
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○勝木健司君 六十三年度の減税交渉経過につきましては既に御承知のとおりでありますが、三月三十日の与野党政策担当者会議におきます自民党の最終回答については、既に与野党間で合意しているところであるというふうに思います。これは減税の規模については不明確という欠陥がありますけれども、竹下...全文を見る
○勝木健司君 三月八日の与野党の国対委員長会談での合意文書に基づいて与野党政策担当者会議が約一カ月に及んでやられておるわけでありまして、すべてがなくなったということではないのじゃなかろうか。与野党間の公約でもあります。いつから実施するかとか規模等々については予算成立までにという話...全文を見る
○勝木健司君 細かい五項目の合意文書というものが私は生きておるというふうに思います。  中身についてお伺いさせていただきますが、まず、内職減税については長年の懸案であったものでありまして、これが実現する見通しとなったことは大きな前進ではないかというふうに思うわけでありますが、大...全文を見る
○勝木健司君 有価証券の譲渡益に対する原則課税というのもお約束をされておりますけれども、これも話し合いが調えば実行されるということですか。
○勝木健司君 災害遺児育英対策についても主張どおり実行することを約束されておりますが、昨日も、四月一日にさかのぼるということも考えておるということでありますけれども、六十三年度予算で行うのかどうか、お伺いいたしたいというふうに思います。
○勝木健司君 四月一日にさかのぼってやるということで調えば、四月一日にさかのぼるということでよろしいですね。
○勝木健司君 次に、三月十日の衆議院の予算委員会で竹下総理は、税制改革の定義について六つの懸念を排除したものにしたいというふうに説明されておりますが、そこでお伺いをいたしたいと思います。  まず、現在日本の経済政策で必要なものは対外的に見ても内需拡大策であることは自明のことであ...全文を見る
○勝木健司君 次に、逆進的な税体系を排除するということで、所得の平等的配分機能を持たせるために食料品の課税対象除外の構想というものがあろうかというふうに思います。またその一方では、事業者の事務負担が重くならないようにということで非課税商品の排除や複雑税体系の排除を目指しているよう...全文を見る
○勝木健司君 公平と簡素を調和ということでありますけれども、あるべき理想と現実というのはなかなか一致しがたいものでありますが、あるべき姿、公平と簡素の配分とか、そういう考え方がおありでしたらお伺いしたいと思います。
○勝木健司君 現在新型間接税の方式として、取引高税方式、また付加価値税の伝票方式、付加価値税帳簿方式の三種類が挙がっているように思います。取引高税方式は昭和二十三年から二十四年に実施されたということでありまして、また付加価値税の伝票方式も昨年のまさに売上税でありますし、また付加価...全文を見る
○勝木健司君 いずれにいたしましても、税制改革というものは失敗は許されないというふうに思います。ゆっくり時間をかけて行うべきものであるというふうに考えます。また、すべてを一段階のみで済ませるということじゃなしに、手順というものがはっきりしておらなければならないというふうに思います...全文を見る
○勝木健司君 個別の物品税、間接税にも不公平があるということは私たちも承知をしておりますけれども、もっとそれ以前の問題として、直接税そのものに不公平感というものがあるように思われます。特にサラリーマンの不公平感については、事業所得者と比較いたしましても、申告納税ができない、また家...全文を見る
○勝木健司君 次に、資産課税についての不公平でもありますが、株や土地などの投機が過熱していったため国民の資産格差というものはますます広がっておるように思います。このような格差は給与などの格差よりもより一層重大であろうかというふうに思われます。本人が勤労する所得に応じて差が出るのな...全文を見る
○勝木健司君 新型間接税の論議につきましては将来的には避けて通れない問題であるという認識をいたしておりますけれども、しかし新型間接税の導入論議は、そういう不公平感、重税感の是正ということもさることながら、高齢化社会の長期ビジョン、今後の財政再建の道筋を明確にすること、また行政改革...全文を見る
○勝木健司君 竹下内閣は、高齢化社会が進むので将来安定した税収を確保するために新型間接税というものの導入を図るべきであると唱えられておりますけれども、もしそうであれば、やっぱりどういう高齢化社会でどんな負担を国民が負うことになるのかということを明らかにしなければならないというふう...全文を見る
○勝木健司君 国民の負担率ということで四六あるいは四七ポイントぐらいだろうということはお示しいただいておるわけでありますけれども、今のままの税体系でいった場合にどういう穴になるのかということも、経済成長率もある程度見込みながら出せるんじゃないかというふうに思いますので、今すぐ出な...全文を見る
○勝木健司君 そういうふうに負担がなれば、税収に穴があくのかということはいかがですか。
○勝木健司君 時間の関係で次に進ませていただきます。  高齢化に関連いたしておりますけれども、老人医療の問題についてちょっとお伺いしたいというふうに思います。  厚生省の推計によりますと、昭和六十三年度の国民医療費というものは前年度比五・二%増でありますけれども、国民所得の伸...全文を見る
○勝木健司君 この際医療保険制度というものを抜本的に改革すべきじゃないか。そしてまた、老人保健制度というものを医療保険制度から切り離した別の制度を考えたらどうかというふうに思うのでありますが、総理大臣の御見解はいかがでありましょうか。
○勝木健司君 時間の関係がありますので、次に進ませていただきます。  行政改革、財政再建でお答えをいただいたわけでありますけれども、やっぱり新型間接税導入の前にはぜひこの問題について決着をつけた上でやっていかなければ国民の不満というものは消えないだろうというふうに思います。行革...全文を見る
○勝木健司君 次に、円高と購買力平価についてお伺いしたいというふうに思います。  先ごろまとめられました経企庁の試算によりますと、日本の製造業労働者の時間当たり賃金というものはアメリカと並んだ、そしてまた韓国の七倍になったとされております。ところが現実の物価水準から算出した購買...全文を見る
○勝木健司君 ギャップを埋めるためには物価水準をやっぱりさらに下げていく方向ということで、先ほども経済企画庁長官、公共料金の引き下げには努力をしていくということでありますけれども、物価を下げていくということが最も大切ではないかというふうに私も思います。再三国会でも論議されていると...全文を見る
○勝木健司君 日米通商問題、またガット等で問題となっている点は、不透明な流通経路、また特に畜産振興事業団の内容にも懸念を抱いている点ではなかろうかというふうに思います。早急に畜産振興事業団に対する抜本的対策を講ずることが急務ではないかというふうに思います。対応をお伺いしたいと思い...全文を見る
○勝木健司君 ただ単に牛肉とか牛製品にかかわらず、牛の飼育とか飼料等、周辺分野にまで外国からの介入の兆しがあるやに聞いております。日本の国策としてどの分野までの譲歩を考えられておるのか、将来展望としての政策はどのように考えておられるのか、お伺いいたしたいというふうに思います。
○勝木健司君 オレンジ自由化問題に入りますが、仮にオレンジが自由化となれば、かんきつ類栽培農家に打撃を与えるのは必至じゃないかというふうに思います。これら農家に対する救済策というものは、政府として特に考えられておるのかどうかお伺いいたしたいというふうに思います。  あわせて、不...全文を見る
○勝木健司君 次は労働大臣にお伺いしたいと思います。  時短問題についてでありますが、多くの問題をはらみながらも労基法の改正というものがこの四月一日からスタートしたわけでありますが、中小零細企業も含めてひとしく勤労国民が労働時間を短縮できるにはいかにしていくのかということを真剣...全文を見る
○勝木健司君 最後に文部大臣並びに総理大臣にお伺いしたいと思いますが、最近スポーツの国際水準は著しく向上しており、それだけに国民の日本選手に対する期待というものは大きいものであります。しかもまた、国際的な競技の祭典による青少年の健康育成、また生涯スポーツの振興というためには大いに...全文を見る
○勝木健司君 私は、民社党・国民連合を代表して、ただいま議題となっております昭和六十三年度予算三案に反対の討論を行うものであります。  反対する第一の理由は、国民が待望している大幅減税の実行と不公平税制の抜本是正を当初予算案で見送り、またその予算修正を拒否し、いたずらに大型間接...全文を見る
04月20日第112回国会 参議院 災害対策特別委員会 第3号
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○勝木健司君 質問させていただきます。  長官も所信の中で述べられておりますが、我が国は地形的、自然的条件により災害を受けやすい国土となっております。しかしながら、我が国の今後の国土づくりに当たっては、四全総でも触れているように、「計画の基本的目標」の中の「国土計画の基本的課題...全文を見る
○勝木健司君 最近、東京及び東京近辺での地震が多発しております。  現在、東京には行政、経済、人口の集中が見られ、一度大規模な地震災害が発生した場合は、その被害は甚大なものになると思われます。  そこで、この南関東地域における震災応急対策活動システムに関する調査の実施について...全文を見る
○勝木健司君 また先月、三月十八日ですか、東京直下型地震というものが起きたところであります。幸い震源が深かったということで大きな被害は免れたわけでありますが、この直下型は事前予知が不可能だというふうに言われておりますが、非常にそういった意味で心もとないと言わざるを得ません。今のと...全文を見る
○勝木健司君 大きな被害はなかったとはいえ、住民の不安というものは大変大きかったように思います。東海道新幹線の徐行運転あるいは首都圏の交通網が寸断をされた、また電話や電気など、生活パイプラインが影響を受けたということは御承知のとおりであります。  東京直下型の地震は予知できない...全文を見る
○勝木健司君 時間の関係で次に進ませていただきますが、自然災害の防止、軽減が国民的課題であるというのは常識であります。それが大切だということ。同時にまた、災害は世界のさまざまな地域でも起こっておるということでありまして、自然災害の防止、被害の軽減というものはやはり人類共通の悲願で...全文を見る
○勝木健司君 我が国の防災に対する国際的な取り組みの根拠をなすものとして、昨年の第百九回国会におきます国際緊急援助隊の派遣に関する法律が制定されたところであります。我が国の国際的地位は、今や非常に高いものとなってきているように思います。もし日本が外国での災害被害の復旧や防災に力を...全文を見る
○勝木健司君 災害が発生した時点におきましては、一番求められているのはやっぱり復旧活動、医療活動、食糧の確保などであろうというふうに思います。これは国内でも海外でも同じだと考えます。  災害発生時の混乱している中に、科学者とかあるいは復旧に関係のない者が少々行っても、意味がない...全文を見る
○勝木健司君 ありがとうございました。終わります。
04月27日第112回国会 参議院 本会議 第15号
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○勝木健司君 私は、民社党・国民連合を代表して、ただいま議題となりました多極分散型国土形成促進法案につきまして、竹下総理大臣並びに関係大臣にお伺いいたします。  本法律案は、現在、緊急の課題であります東京一極集中の是正、地方の振興、大都市などにおける土地問題の解決を図り、もって...全文を見る
04月28日第112回国会 参議院 文教委員会 第8号
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○勝木健司君 私学共済というものは私学の教職員の相互扶助により福利厚生を図っていこう、そしてまた私学教育の振興に寄与することを目的として設立をされた。それ以来三十四年が経過したわけでありますけれども、この設立当初の目的というものは現在果たされてきておるのかどうかということで、今ま...全文を見る
○勝木健司君 六十一年度の年金改革によって消費者物価指数が五%を超える増減があった場合に、それを基準として翌年の四月分以降の年金額の自動改定が行われるということになったわけでありますけれども、六十二年の物価上昇率は〇・一%上昇にとどまったわけでありますけれども、この私学共済組合の...全文を見る
○勝木健司君 国公立学校共済との格差についてでありますけれども、格差というものはなくなっていると考えてよろしいものかどうか。また格差があるとすればどのような点にあるのかということで、将来の見通しも含めてお伺いをしたいというふうに思います。
○勝木健司君 次に、先ほども同僚議員からありましたけれども、極めて健全だと言われ続けてきました私学共済の経理でありますけれども、六十一年度から短期経理が赤字になったと。また、六十二年度も約六十億円ぐらいの不足金が生じるだろうというふうに言われておりますけれども、その不足金の状況、...全文を見る
○勝木健司君 いろいろな各共済は軒並み掛金を上げたか、もしくは上げる予定だというふうに聞いておりますけれども、このような経理状態では私学共済でも来年あたりで掛金を引き上げることは必至だというふうに思われますけれども、どのような見通しを持っておられるのか、お伺いしたいというふうに思...全文を見る
○勝木健司君 高齢化社会の中で年金の一元化というものが求められておるわけでありますので、その際、私学共済年金も将来の一元化へ向けての準備というものを進めるお考えがあるのかどうかをお伺いをしたいというふうに思います。
○勝木健司君 私学共済の仕事の一つに福祉事業がありまして、その宿泊施設を設置しておるということでありますけれども、ここ数年来毎年のように会館の設立あるいは保養所の改築を行っておるようでありますけれども、ほかの共済と比べて施設の整備状況はどうなっておるのか、お伺いをしたいというふう...全文を見る
○勝木健司君 次に、この機会に私学のあり方全般について質問をいたしたいというふうに思います。  私立、いわゆる学校法人立の義務教育学校についてでありますが、これらの学校は確かに現状ではいわゆるエリート校が多いというふうにされておりますけれども、実際は学費の高いということが多くの...全文を見る
○勝木健司君 私立の高等学校また大学も含めまして、国公立と比べまして大変学費の格差は大きいということで、新聞等々でも国公立に比べて私立の負担というものは二倍以上も多いというふうに報じられておりますし、また今月の六日ですか、文部省が発表されました六十一年度学生生活費調査でも東京に下...全文を見る
○勝木健司君 今税制面で、政府税調が最近の新聞でも教育扶養控除制度を新設したいということが中間答申で述べられるというふうに言われておりますけれども、そういうことについても文部省としても積極的に働きかけていただきたいというふうに思います。  時間の関係で次に進ましていただきますが...全文を見る
○勝木健司君 私学並びにその財政状況については、収益事業またいわゆる基本金制度など、さまざまな疑問や批判が出ておるように思います。今なお不明瞭なところが多いように思われますが、私学も広い意味での公の公教育であり、公共性を持つ以上、その財政について授業料を負担する父母、学生、補助金...全文を見る
○勝木健司君 終わります。
05月12日第112回国会 参議院 文教委員会 第9号
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○勝木健司君 今回の国立学校設置法の一部改正案で新設されることになります総合研究大学院大学の設置についてでありますけれども、現行の大学院を社会実態に合ったものと考えておられるのか、また大学院の存在意義というものはどこにあるのかということでまずお伺いをいたしたいというふうに思います...全文を見る
○勝木健司君 現行の大学院という大事な国家的な資源というものが必ずしも今現在有効に活用されているとは言いがたいような状況も、オーバードクターとかいろいろな問題であるんじゃないかというふうに思います。また、学問分野によって高度の研究者養成が必ずしも十分行われていない分野なり、あるい...全文を見る
○勝木健司君 現在あります大学院で研究し、修士課程とかあるいは博士課程を卒業してもなかなか職につけないという、いわゆるオーバードクターの存在というものは無視できないんじゃないかというふうに思います。言ってみれば優秀なる人材を活用し切れていないというのが現実であるというふうに思われ...全文を見る
○勝木健司君 新設の大学院大学の教育研究の研究科名を見てみますと、理工系というものが中心になっておるということで、文化系は文化科学のみとなっております。もちろん理工系の学問なり研究というものは基礎的にも文明の進歩という面から大事なことは当然のことでありますけれども、目前に控えた二...全文を見る
○勝木健司君 教育の成果というものは、一年や二年先に出てくるようなものじゃないというふうに思います。十年先二十年先、あるいは次の世代に出てくるものであろうかというふうに思います。そうした意味からも、教育というものは短期的な面だけでとらえるのではなく、まことに長い目でもって将来を見...全文を見る
○勝木健司君 臨教審の第二次答申では、大学院を置かない大学とか、あるいは大学以外の高等教育機関における学習あるいは研究の成果を評価して、それらの修了者に学士号を含む学位を授与する道を開くための学位授与機関の創設について検討するというふうに述べられております。現在、修士号、博士号等...全文を見る
○勝木健司君 同じくまた臨教審の第二次答申では、大学院の社会への開放というものがうたわれております。大学院の昼夜開講制、夜間大学院の創設、パートタイムスチューデントの受け入れ等が提言されておるように思います。一般社会人受け入れのためのこれらの施策について具体的にどう取り組んでいこ...全文を見る
○勝木健司君 先端技術分野での研究、教育の振興を図るためには民間企業と大学院との協力体制づくりというものが必要じゃないかというふうに思われます。いわゆる産学協同についてどのような基本的な考え方をお持ちなのか、お聞かせいただきたいというふうに思います。
○勝木健司君 次に、いわゆる新テストについてお伺いをしたいというふうに思います。  まず、今後の大学入試改革の内容及び進め方についてお伺いをいたしますが、今回の新テストは各大学の多様な活用に資するものとしておりますが、具体的にはどのような利活用の仕方を考えられておるのか、また今...全文を見る
○勝木健司君 次に、新テストの実施時期についてでありますが、文部省は十二月実施を考えておられるようでありますが、四月二十六日に開かれました国大協入試改善特別委員会では、十二月実施については早過ぎて高校教育に支障が出るのではないかという、そういう懸念の意見が続出したようであります。...全文を見る
○勝木健司君 もう時間も来ましたので、最後に。  いずれにしてもこの制度というものは、やはりつくる側の論理だけではだめじゃないかなというふうに思います。あくまで適用される側、つまり受験生とかあるいは国民、高校側とか、そういう受験する者の立場に立ってどうかということが最も大事なこ...全文を見る
05月17日第112回国会 参議院 文教委員会 第10号
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○勝木健司君 田中先生にお伺いをいたしたいと思います。  大学院の改革の問題でありますけれども、先生の総合研究大学院大学についてのいろいろななぜ必要なのかというお話も承ったわけでありますけれども、既存の、既設の大学院の充実ということで先生も御指摘をなさっておられますけれども、こ...全文を見る
○勝木健司君 引き続き石川先生に、私も総合研究大学院の設置に賛成する立場からでありますけれども、この独立大学院というものがただ単に国のものとしてだけじゃなしに、やはり開かれた機関として私立大学の教育機関とかあるいは研究者の方々、場合によっては企業、民間も含めてそういう携わりという...全文を見る
○勝木健司君 もう時間が来ましたけれども、あと有江先生にちょっとお伺いしたいと思うんですけれども、国大協の入試改善特別委員会の報告でも、六十五年度実施までには国公私立合わせた統一実施母体というものが本当に確立するのかどうかという指摘がなされておるわけであります。私立も参加するのか...全文を見る
○勝木健司君 先日、十二日の文教委員会で、現行の大学院の問題点と改革についてお尋ねしたわけでありますけれども、どうも明確なる御説明をいただけなかったので、少し角度を変えてお伺いをいたしたいと思います。  現在、日本の大学院は大変残念なことでありますけれども、国際的に見ても量、質...全文を見る
○勝木健司君 今回新設されようとしている大学院大学でも、先端分野の研究者の養成というのが大きな目的となっているようでありますけれども、先端分野であるかどうかを問わず、創造的な研究者の育成、養成というものはやはり今後とも日本が科学技術立国を目指す限り、不可欠の課題ではないかというふ...全文を見る
○勝木健司君 一つの指摘として、研究者としての資質に恵まれた学生というものを選考するためには、大学院入試のあり方も再検討する必要があるんじゃないかということで、現在の大学院入試も大学入試同様、分野によってはペーパーテストに偏っている面もあるとの指摘が一部にあるようでありますが、ど...全文を見る
○勝木健司君 先端技術分野、例えばコンピューターの利用については、大学院の設備というものは民間企業のそれに比べて最近おくれが著しいというふうに言われておるように思います。これらの設備は高価である、またかつ短期的に陳腐化するために概算要求をして予算がつくと、そして予算が執行されて購...全文を見る
○勝木健司君 施設とか設備あるいはシステムが整備されたとしても、それだけではやっぱり単なる物でしかないように思われます。やはりそこに魂といいましょうか、生命なるものを入れなければ無意味であるというふうに思います。そのことはつまりそこで研究活動を行う人たちが生命であるというふうに思...全文を見る
○勝木健司君 次に、大学入試制度についてでありますけれども、現行法の第九条の三で共通一次試験の業務とともに行われていることとなっております入学者選抜方法の改善に関する調査研究という項目でありますけれども、これまでの調査研究というものは十分に行われていたというふうに理解してよいので...全文を見る
○勝木健司君 また、新たにつけ加えられました大学入学志望者の「進路選択に資するための大学に関する情報の提供」という項目がありますが、これは具体的にどういうものになるのかということであります。大学情報や入試情報につきましてはいわゆる受験産業がかなり細かい情報というものを提供してきて...全文を見る
○勝木健司君 次に、大学入試改革協議会での報告によりますと、学力テストとは別に専門分野のためのものも含めた適性検査の開発というものが求められておるように思います。これについてアメリカのニューCATやSATのようなテストの日本版の導入についても検討されたようでありますけれども、今後...全文を見る
○勝木健司君 昨年の受験機会の複数化、また来年の連続方式と分離分割方式と受験生の選択の幅を広げた、そして優秀な生徒が浪人をしなくて済むなどということで、複数化そのもののメリットは大きいところがあるわけでありますけれども、大学エゴによって極端に複雑なものになってしまったような感じが...全文を見る
○勝木健司君 時間が参りましたので、最後に文部大臣にお伺いしたいというふうに思います。  共通テストを導入した昭和五十二年の国立学校設置法改正案というものは、衆参両院で附帯決議を付した後、全党賛成で成立をしたものであります。そのときの参議院での附帯決議として、第六項で「この入試...全文を見る
○勝木健司君 終わります。
05月19日第112回国会 参議院 文教委員会 第11号
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○勝木健司君 まず、文部大臣にお伺いしたいと思いますけれども、教師が教育のかなめであるということは言うまでもないというふうに思います。  そこでお伺いしたいのでありますが、時代の変化への対応も含めましてどのような教師が望ましいと考えておられるのかということで、あるべき教師像につ...全文を見る
○勝木健司君 お聞きいたしましても、あるべき教師を育てるということは大変難しいことであるように思われます。もちろん、難しいということで十分なる準備とそのためのそれなりの研修の充実というものが必要じゃないかというふうに思われます。この研修の内容とか、あるいは体制づくりはどうあるべき...全文を見る
○勝木健司君 これからの時代と申しましょうか、これからの社会が期待する教師というものを育成する上で、私は初任者研修の導入というものは望ましいと思うところであります。初任者研修の持つ効果について、いま一度文部省のお考えというものを示していただきたいというふうに思います。
○勝木健司君 初任者研修制度の必要性につきましては、臨教審でも十分論議をされて答申で提言されたものでありますけれども、それ以前にも試補制度という議論などで新任教員の研修等についても必要性を説かれていたようでありますが、これまでこういった問題が十分取り上げられなかったのはなぜかとい...全文を見る
○勝木健司君 従来、文部省や教育委員会が行うところの研修については、押しつけ研修とかあるいは官製研修ということでとかく反対が強く、円滑な実施が難しかったというふうに聞き及んでおります。今回の初任者研修の試行に際しても、一部ではありますが、教育委員会に圧力をかけて試行を返上させると...全文を見る
○勝木健司君 初任者研修の実施主体というのはやはり都道府県教育委員会または指定都市の教育委員会ということでありますけれども、初任者研修の内容、そのやり方についてはどの程度文部省として枠をはめようとしておられるのか、各都道府県の特色というものを生かすような措置というものはとられてお...全文を見る
○勝木健司君 新聞報道によりますと、神奈川県と川崎市では、指導教員を置かずに研修推進者というものを置くという形で初任者研修の試行を実施する予定になっているということであります。これは事実なのかどうか、そしてまた、このような試行の仕方についてどうお考えなのか、御説明をいただきたいと...全文を見る
○勝木健司君 各都道府県の特色というものを生かすと同時に、初任者研修の形骸化をねらうというような動きがあるとするならば、このような動きに対しても毅然たる態度をとるべきだというふうに思うのであります。民社党としては、特色ある試行と形骸化をねらった動きとは、はっきりとやっぱり峻別をし...全文を見る
○勝木健司君 次に、初任者研修の大きなポイントというものは、指導教員とのマン・ツー・マン指導にあろうかというふうに思います。つまり、初任者研修を円滑に進めるためには指導教員がかなめになってくるというふうに思うのであります。  ということは、初任者にとって指導教員の力量とか指導力...全文を見る
○勝木健司君 また、指導教員は、教員の力量とか指導力とか性格とか相手を思いやる心を持っているか等を総合的に判断して選ぶべきでありまして、持ち回りとかあるいは年功序列などは決して好ましいことではないというふうに思われます。指導教員としての資質やその選任の基準についてどう考えておられ...全文を見る
○勝木健司君 指導教員もこれまた教師でありまして、たゆまぬ啓発をしていかなければならないということは言うまでもないことであります。自己啓発を常にしなければならないわけでありますけれども、新任教員の指導者として任命した以上、指導教員が指導者として必要な知識等々を身につけるための研修...全文を見る
○勝木健司君 今すぐ研修の機会というものをつくるということは困難だということでありますが、指導教員への負担を考えますと、指導教員に対する物心両面の支援というものが必要じゃないかというふうに思うのであります。例えば、給与面で指導教員に対して三級昇格を検討するなどの考えというものがな...全文を見る
○勝木健司君 この重要な初任者研修の導入によって、管理職の責任というものがこれまで以上にますます重大になってくるように思うのであります。初任者研修導入以後の管理職のあり方について、またサポート体制についてどのように考えておられるのか、御説明を願いたいというふうに思います。
○勝木健司君 次に進ませていただきますが、指導教員による指導というものは、試行の中ではどのような形式で実際行われているのかということで、教育実習のような形式で行われているのかどうか。  また、やり方としていろんなやり方があってもいいのではないかというふうに思うのでありますが、文...全文を見る
○勝木健司君 それは前段の分で、後の分の情報提供とかそういういろいろな学校でいいことを事例としてやっておられるということを、どんどん情報提供をしていくということについての回答をいただきたいと思います。
○勝木健司君 初任者の学校に初任者担当教科の教員というものがいない場合に指導教員をどう選ぼうとされておるのかということで、担当教科外の指導教員を当該学校の教員から選ぶのか、それとも担当教科の指導教員というものを県教育委員会から非常勤という形で派遣してもらう考えなのでありましょうか...全文を見る
○勝木健司君 初任者担当のクラスあるいはまた指導教員のクラスで自習時間というのが多発するようなことが起こると思いますが、そうなりますと、父母の不満とかあるいは子供の学力低下などで心配するところでありますけれども、一般のクラス以上に自習の時間は出ないということが国民の前で約束ができ...全文を見る
○勝木健司君 初任者研修中に代替授業をする非常勤講師の問題でありますが、週三日の割合で細切れで授業を受け持たざるを得ないような状況が起こるんじゃないかと思います。一定期間を通して授業を代替する産休代替以上に困難な教育活動と思われるのであります。  そこで、非常勤講師はベテランで...全文を見る
○勝木健司君 今、産業予備軍という話がありましたけれども、産業予備軍的な非常勤講師、産業予備軍というのは大体どれぐらいおられるのか、お伺いしたいというふうに思います。
○勝木健司君 では、そうしたベテラン教員というものを確保するためには処遇面で配慮する必要があろうかというふうに思います。本格実施に伴う財政負担についての人件費等による負担増には、不安を感じている自治体も多いことというふうに思われます。これにつきまして、国の予算措置あるいは各県の状...全文を見る
○勝木健司君 初任者研修は六十四制度から段階的に実施するということで、六十七年度から完全実施とのことでありますが、どのように実施していくかは政令で定めるということにされております。六十四年度は小学校、六十五年度は中学校、六十六年度は高校、そして六十七年度から盲・聾・養護学校を含め...全文を見る
○勝木健司君 今回の法案というものが成立したならば、新任教員は今後初任者研修を義務づけられることになるわけでありますけれども、試行の段階でも都道府県によって初任者研修を受けた人とそうでない人が出てきておるかと思います。初任者研修を受けた人と受けなかった人との間では当然差が出てきて...全文を見る
○勝木健司君 差があるということであれば、受けられなかった新任教員にとっては不公平になるわけであろうかと思います。初任者研修の価値というものが文部省にとってあるのではなく、やはり教員にとってなければならないし、ひいては生徒にとって価値がなければ何にもならないだろうというふうに思う...全文を見る
○勝木健司君 中国のことわざに、先ほどは鉄は熱いうちにということでありましたけれども、初めが大事という言葉もあるわけでありまして、何事も最初の方法、態度というものは最後まで影響を与えるものであろうかと思います。初任者研修を受けるということは、この研修のやり方によってよい方向に行く...全文を見る
○勝木健司君 次に、初任者研修の実施というものは、新任教員にとってもやはり負担であるという考え方があります。新任の時期はある程度厳しい研修もやむを得ないもの、そういうふうに思うのでありますけれども、研修なるものは研修生をつぶすためにするのではないのだということで、あくまでもその研...全文を見る
○勝木健司君 時間も余りありませんので、条件つき採用基幹の問題等々については次回に譲りたいと思います。  最後に、指導教員にとりまして、やはり一定の手引書なるものがなければ不安になるところがあろうかというふうに思います。また、大局的な立場で期待しているものと大きくずれるようなこ...全文を見る
○勝木健司君 文部大臣、何かありませんか、父兄に理解を求めるということについて。
05月20日第112回国会 参議院 災害対策特別委員会 第4号
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○勝木健司君 先日、千葉沖地震のつめ跡を視察してまいったわけでありますけれども、地震災害の恐ろしさというものを再認識した次第であります。今もって復旧作業が続けられておる状況であり、今後、復旧についての促進方を図られるよう、特に要望いたしたいと思います。この点、関係省庁への督励をよ...全文を見る
○勝木健司君 東京の密集した状況を見てみますと、また湾岸開発の進展などを見てみますと、震災対策の強化というものがますます必要であるというふうに思いますので、重ねて要望をしておきたいと思います。  次に、熊本県等の水害の災害復旧などについて お伺いをしたいと思います。  被害...全文を見る
○勝木健司君 時間も余りありませんので、まとめて次にお聞きしたいと思いますが、橋梁への被害も大きかったというふうに地元から聞いております。県の文化財であります眼鏡橋も流されたということでありまして、中でも宇土市の緑川にかかっておりました平木橋が流された。付近の道路への迂回を余儀な...全文を見る
○勝木健司君 もう時間も参りましたので、最後に、田代先生からも要望されておりましたけれども、重ねて激甚災害の適用をできるよう要望して質問を終わりたいと思います。
05月20日第112回国会 参議院 文教委員会 第12号
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○勝木健司君 三輪参考人にお伺いしたいというふうに思います。  先生は日教組の機関紙の中で、教師を学校に閉じ込め、父母、住民との連携を断ち切っている学校管理体制という表現を使われておりますが、例えばある県で、昭和五十九年十月二十六日ですか、日教組が人事院勧告の完全実施を求めてス...全文を見る
○勝木健司君 そこで、福田参考人にお伺いをしたいというふうに思います。  日教組は、今年度の運動方針を見てみますと、ストライキを含む全国統一闘争を組織して、このたびの初任者研修制度創設のための教特法改正を阻止するという立場のようでありますが、公務員たる教員のストライキというもの...全文を見る
○勝木健司君 そこで楡木参考人にお伺いをいたします。  先ほどの陳述の中でも、現実に問題教員として適格性に欠ける者が存在するという御意見を述べられておられましたが、もう少し具体的にどういう教員なのか、お教えいただきたいというふうに思います。  また、時間の関係でもう一つ。条件...全文を見る
○勝木健司君 条件つき採用期間が一年ということで、具体的な理由についてはよくわからないわけでありますけれども、もう一度また理由がありましたら述べていただきたいと思いますが、時間の関係で、最後に河野参考人にお伺いをしたいと思いますが、先生は教育学の専門家でいらっしゃるわけであります...全文を見る
○勝木健司君 時間がありますので、楡木参考人、もう少し具体的に一年延長したがいいという賛成の御意見ですので、一、二分時間がありますからどうぞ。
○勝木健司君 ありがとうございました。
05月24日第112回国会 参議院 文教委員会 第13号
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○勝木健司君 いわゆる条件つき採用期間延長の問題でありますが、延長される理由というものは一体何なのかということと、また、延長により正式採用に至る基準そのものというものも厳しくなるのではないかというふうに思います。    〔委員長退席、理事林寛子君着席〕 また、そういうことはな...全文を見る
○勝木健司君 条件つき採用期間につきましては、臨教審の答申でも新任教員に無用な不安というものを与えないようにすることが求められておるよう佐思います。そういった意味での運用というものを具体的にどのように行っていくつもりなのかということで、具体的には条件つき採用期間中に免職になった事...全文を見る
○勝木健司君 確かに採用段階で万全を期したつもりでも、父母とかあるいは子供の信頼を失うような、ほんの一部たりとはいえ、問題教師といいましょうか、そういう先生がたびたび報道されております。しかし、このようにだれもが納得する理由は別にいたしまして、余り安易に免職が行われても教師という...全文を見る
○勝木健司君 一年後に免職になりましても、我が国の雇用慣行ではなかなか再就職先というものが確保しにくいのが現実であろうかというふうに思います。例えば、教員としての適格性は有しないけれども、社会教育施設や一般行政、そういう公務員としては適性がありそうだという、そういった人材について...全文を見る
○勝木健司君 いずれにしても、優秀な人、教師として適性というものを十分持った人が教師にぜひともなりたいという、そういう教職界の環境というものを整えていくのが先決だろうというふうに思います。一般に言われておりますような、でもしか先生では、どんなに環境を整えてもむだであり、初任者研修...全文を見る
○勝木健司君 次に、幼稚園教員に対する研修についてお伺いをいたしたいというふうに思います。  改正案では、幼稚園、盲聾養護学校の幼稚部の教員に対しては当分の間各都道府県で行う研修に任される、そして初任者研修は実施しないこととしておりますが、初任者研修が見送られるに至った事情とい...全文を見る
○勝木健司君 初任者研修を実施されるまでの間は初任者研修と異なる研修を都道府県別に行われるということでありますけれども、この研修というものを円滑に実施していくためには、都道府県教育委員会に幼稚園担当指導主事等々の配置促進というものが必要と思われるというふうに思うわけでありますが、...全文を見る
○勝木健司君 幼稚園等の教員に対して行われる初任者研修にかわる研修ということで昭和六十四年度から段階的に実施されていく、そしてまた六十七年度から完全に実施することとされておりますけれども、幼稚園における初任者研修というものも本格的に実施になりますと、同じ幼児の保育に当たっておりま...全文を見る
○勝木健司君 文部大臣として厚生省との調整の必要性は感じられておりませんか。
○勝木健司君 次に移らせていただきます。  私立学校の初任者研修についてお尋ねいたしますが、まず私立学校の新任教員に対しては、現在どのような研修というものが行われておるのか、実態をお聞かせいただきたいというふうに思います。
○勝木健司君 今の財団法人日本私学教育研究所は、どのような活動をしておるのか、お聞かせいただきたいというふうに思います。
○勝木健司君 私立学校の新任教員に対する研修については本改正案では触れられておらないわけでありますけれども、教育職員養成審議会の答申の「教員の資質能力の向上方策等について」の中では、「公立学校の新任教員の場合を参考にして、初任者研修を実施することが望ましい。」というふうに提言をさ...全文を見る
○勝木健司君 言うまでもないことでありますけれども、私立学校の存在意義というものは独自性、自主性にあろうかと思います。一つの研修の制度、方法、内容というものを押しつけるのではなく、各私立学校がその要望、必要性に応じて初任者研修を実施しやすい仕組みというものが必要じゃないかというふ...全文を見る
○勝木健司君 また話は変わりますけれども、教員の資質の向上ということは、何も新任の教員だけに要求されるものではなかろうというふうに思います。初任者研修とあわせて現職研修の強化というものも進めていかなければならないと思うのであります。今後の現職研修のあり方について教養審での答申など...全文を見る
○勝木健司君 研修はみんな公平になされなければならないということは当然でありますけれども、幾ら公平に研修の機会を設けられましても、研修しても研修を受ける教員によりましては成果はまちまちであろうかというふうに思います。真剣に研修に取り組み、信頼される教師になられる方とそうでない教師...全文を見る
○勝木健司君 初任者研修の導入は、教師の専門的力量の向上に資することも目的の一つになっているというふうに思うのであります。教職という職業の持つ専門性につきましてはいろいろな議論があり、教師は専門職だという主張もあるようであります。一方に、教師は労働者であるとかあるいは聖職だという...全文を見る
○勝木健司君 最後になりましたけれども、重ねて文部大臣にお伺いしたいというふうに思います。  初任者研修が本格的に導入をされて実施されたとしても、制度のみがひとり歩きしていたのでは意味がないのではないかというふうに思われます。やはりこの研修に関係する方々の御理解と信頼というもの...全文を見る
○勝木健司君 終わります。
○勝木健司君 昨年八月に臨教審の最終答申が提出され、今国会には教育改革の関連法案が六本提出されるなど、ことしは言うなれば教育改革元年と位置づけることができると思います。現在本委員会でも審議されておりますこの初任者研修導入のための教育公務員特例法及び地方教育行政の組織及び運営に関す...全文を見る
○勝木健司君 竹下総理は教育改革の今後の進め方を含めまして二十一世紀へ向けて日本の教育はどうあるべきだと考えられておられますか、お伺いしたいというふうに思います。  国際化への対応のおくれ、教育費の高騰、いじめや登校拒否など教育をめぐる問題は山積をしております。また深刻化の度を...全文を見る
○勝木健司君 中でも教員の資質向上というものは今次教育改革の最大の課題の一つであるというふうに思います。教育のかなめが教師であることは言うまでもありません。子供を愛し、情熱にあふれるとともに、高い専門知識と指導能力を備えた教師の育成、養成というものが今父母、国民の強い願いだという...全文を見る
○勝木健司君 そこで、この初任者研修法案に対しては一部教職員団体の間に強い反対があり、場合によってはストライキを組む、ストライキを含む反対闘争を組むとも公言をいたしております。これまで文部省と一部教職員団体とはたびたび不毛な対立を繰り返し、これが学校現場に大きな混乱をもたらしてき...全文を見る
○勝木健司君 本法案が成立また施行せられた暁には、再びこれまでのような反対運動による混乱というものが生じないよう、万全の体制をとられるとともに、円滑な実施というものを図っていかなければなりません。初任者研修を円滑かつ内容あるものとして実施していくためには、どのような点に留意して進...全文を見る
05月25日第112回国会 参議院 本会議 第20号
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○勝木健司君 私は、民社党・国民連合を代表して、ただいま議題となっております教育公務員特例法及び地方教育行政の組織及び運営に関する法律の一部を改正する法律案につきまして、若干の所見を述べつつ、賛成の立場からの討論を行うものであります。  二十一世紀へ向けて、物だけでなく、心の面...全文を見る
08月26日第113回国会 参議院 災害対策特別委員会 第3号
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○勝木健司君 去る七月中旬の西日本地域における豪雨によりまして、広島、島根両県を中心に人的また公共土木施設などに多大な被害をもたらしたのは先ほど来の各先生の質問、委員派遣報告等を通じてその詳細が明らかになったところであります。  まず、今回の災害でお亡くなりになられました方々に...全文を見る
○勝木健司君 次に、災害救助法の適用基準の見直しについてお伺いをいたしたいと思います。  適用基準の改正の要望が出ておりますが、これに対する厚生省の考え方。また、特別の財政援助についてでありますけれども、今回の場合、地元の要望に合うようにすべきではないかというふうに考えておりま...全文を見る
○勝木健司君 それでは次に進ましていただきま すが、我が国の気候、地形の面から我が国は多雨あるいは土砂災害を受けやすい体質になっておるのじゃないかというふうに思います。これに対する対策というものは、幾ら行ってもし過ぎることはないというふうに考えておりますけれども、残念ながら我が...全文を見る
○勝木健司君 去る五月の本院の建設委員会におきまして、熊本県など九州地方の水害が生じた際に、同僚議員から水害対策の充実というものを求めましたところ、これに対して建設省河川局長から、万全を期する旨を述べられておられます。しかし、その後も人命を奪うような災害が発生をしておるわけであり...全文を見る
○勝木健司君 自然災害は実際上は避けがたいということでありますし、また、しかも整備水準というものも低いということであります。としますと、防災で必要なのは、先ほども申し上げましたように、まず人命を何としてでも守るということが必要じゃないかというふうに思います。それが行政の最低限の務...全文を見る
○勝木健司君 時間参りましたけれども、周知徹底させるという意味では、子供のころから災害に対する認識というものを持たせることも大事じゃないかというふうに思われますので、その意味で学校教育の役割も考えられるのではないかというふうに思います。文部省としてのお考えをお伺いしたいというふう...全文を見る
○勝木健司君 時間が来ましたのでこれで終わりますけれども、内海国土庁長官に、これから本格的な台風のシーズンが来るわけでありますので、災害対策を含めて十分対応を考えていただきたいということで、決意をお伺いして終わりたいというふうに思います。
○勝木健司君 ありがとうございました。
08月31日第113回国会 参議院 予算委員会 第5号
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○勝木健司君 三点ほど御質問させていただきたいと思います。  昨日、訪中の旅から帰国されました竹下総理に対しまして、まずは心から労をねぎらいたいと思います。  さて、今回の訪中の意義と成果につきましてまずはお伺いしたい。また、総理は、日中友好新時代を築き上げるという日中関係の...全文を見る
○勝木健司君 総理は、李鵬首相との会談などで、台湾問題につきまして日中共同声明の立場を堅持する、そしてその立場に立って台湾海峡の両岸の交流が発展することを期待するという趣旨の発言をしておられますけれども、我が国として、台湾問題については中国の主張する一国二制度による統一というもの...全文を見る
○勝木健司君 次に第二点でありますけれども、西安での内政懇談における責任のとり方等の総理の発言についてでありますが、税制改革法案の扱いについて、あくまで今国会での税制改革法案の成立に身命をささげるのかという問いに対して、そのとおりだと、そして今国会で成立しなかったときの自分の責任...全文を見る
○勝木健司君 最後の一点でありますが、外国人労働者の問題に関してであります。この問題についてきのうの夕刊等でも、総理訪中の際に中国側から公式に建設労働者の受け入れ要請があったというふうに報じられております。法務省の方針として、専門的な技術あるいは技能を有する外国人については受け入...全文を見る
○勝木健司君 ありがとうございました。
10月07日第113回国会 参議院 本会議 第7号
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○勝木健司君 私は、民社党・国民連合を代表し、ただいま政府より報告のありました低温等による農作物被害について竹下総理並びに佐藤農林水産大臣に質問を行うものであります。  質問に先立ちまして、天皇陛下御不例の報は全国民深く憂慮するところであり、私たちもまた陛下の一日も早い御快癒を...全文を見る
10月20日第113回国会 参議院 文教委員会 第3号
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○勝木健司君 今回の法案の第一の眼目は、現在の著作隣接権の保護期間というものを現在の二十年から三十年へと延長していく、そして演奏家、実演家などの権利を一層保護していこうというふうに理解をいたしておるわけでありますが、この十年間の延長というものは文化庁におきます著作権審議会でも提言...全文を見る
○勝木健司君 そういうことであれば、三十年という保護期間というものは固定的ではないというふうに理解していいんじゃないかというふうにも思われるわけであります。さらに延長する方向で検討するつもりというものがあるのかどうか。少なくとも現行の隣接権が切れる六十五年末ということでありますけ...全文を見る
○勝木健司君 保護期間については仮に三十年に延長されたということにいたしましても、著作者の保護期間というものが死後五十年間であるのに比べてやはり短過ぎるように思われるわけであります。例えば二十五歳で行った実演については五十六歳の時点で実演家としての権利を失うことになるということで...全文を見る
○勝木健司君 著作隣接権の延長問題というものは、いわゆるローマ条約への加入の問題とも大きな関連があるように思われます。加入への時期は既に熟しているというふうに思われるわけでありますけれども、その条約への加入、批准というものは条件整備の段階だというふうに先ほどからお伺いしておるわけ...全文を見る
○勝木健司君 次に、芸能実演家あるいは演奏家等の権利保護全般について若干質問をしたいというふうに思います。  実演家の権利というものは、本法案で問題となっておりますように、著作隣接権ということになっておるわけでありますけれども、これは決して著作権に従属する二次的な権利ではない、...全文を見る
○勝木健司君 実演家は、一度契約によって例えば映画出演などした場合にビデオに複製されたと、また予期せぬところで利用されても、いわゆる許諾権がないというふうに言われております。これについて実演家というものは許諾権を有するようにしてほしいという要求もあるわけでありますけれども、これに...全文を見る
○勝木健司君 現在、著作者については著作権法六十条で死後も人格的な利益が保護されておるということで、これに対して実演家は人格的保護については著作権法上は全く顧みられておらないということであります。実演家にとって名誉、声望というものは極めて重大な価値があろうというふうに思います。人...全文を見る
○勝木健司君 次に、ビデオの海賊版取り締まりについてお尋ねをいたしたいというふうに思います。ビデオの海賊版の実態というものはどうなっておるのか、またビデオレンタル店の実態というものはどうなっておるのかということをあわせてお尋ねいたしたいというふうに思います。あわせて、今回の改正に...全文を見る
○勝木健司君 著作権侵害の防止あるいは監視のために、諸外国のような監視のための機構というものをつくってはどうかという意見もあるようでありますけれども、今後の著作権侵害の防止体制をどのようにつくっていくつもりなのか、お伺いをしたいというふうに思います。
○勝木健司君 著作権思想の啓蒙活動についてお伺いいたしますけれども、まだまだこの著作権の問題については国民の間に十分な理解が浸透しているとは言い得ないように思います。著作権が守られるべき権利であるということを国民の間に啓蒙していこう、啓蒙し、またこの思想というものを普及するために...全文を見る
○勝木健司君 もう著作権の問題はここまでにして、あと時間がちょっとあるようですので若干最近の教育問題、文化問題等々で質問をいたしたいというふうに思いますが、まず新テストの実施時期について、従来文部省は実施時期の繰り下げについてはかたくなな態度を文教委員会でも維持してこられたように...全文を見る
○勝木健司君 時間もありませんので、もう一つ。  先国会で成立した初任者研修につきましても、文部省は研修日数の短期化というものを検討しておるというふうに報道があるわけでありますけれども、これも事実かどうか、経過等含めて御説明いただきたいというふうに思います。
○勝木健司君 終わります。
10月21日第113回国会 参議院 災害対策特別委員会 第5号
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○勝木健司君 ことしの冷夏、日照不足等の異常気象は、稲を初めとして農作物全般の生育に甚大な被害を与えております。特に水稲の作況指数を見てみますと、宮城県は八四、また福島県八六などと、昭和五十五年あるいは五十八年以来の大冷害となっておるように思います。  我が党の行いました冷害調...全文を見る
○勝木健司君 次に、我が党が十月十三日付で農林水産大臣に申し入れました農作物の冷害救済対策に基づいて質問をいたしたいというふうに思います。  まず第一点でありますが、減反、米価引き下げが続く中、これ以上借金をふやしたくないという声を聞いておるわけでありますが、円滑な営農資金の農...全文を見る
○勝木健司君 地元が強く求めております被災農家に対するつなぎ融資及び既貸付金の償還条件の緩和につきましても、行政指導を強化するという措置を速やかに実施すべきであるというふうに思います。具体的にいつこれらの措置が決定されるのか、お伺いをいたしたいというふうに思います。
○勝木健司君 次に、農業共済制度についてお伺いをいたしたいというふうに思います。  被災農家に対し共済金の早期支払い、また仮渡しについて現地の要望が強いわけでありますけれども、対策を講じておられるのか、まず現況を御報告いただきたいというふうに思います。
○勝木健司君 農家の中には、一筆方式の場合、三割の足切りというものがあるわけでありますけれども、このことについて不満を述べている農家が間々あります。そこで、三割足切りというものはどういう理由によって行っておられるのか、お伺いをしたいというふうに思います。また、この足切り率を農家補...全文を見る
○勝木健司君 確かに水稲につきましては六十三年度の場合国庫負担が五四%ということで、六十三年度の予算では約一千四百四十億円を計上されておるということでありまして、国の支援をそれなりに証価するもの、あるいは過保護とするものという考え方があります。しかし、現在農作物共済は二千億円の黒...全文を見る
○勝木健司君 次に、被災農家の雇用機会の創出、また農外収入の確保のための救農土木事業としての災害復旧事業予算の増額、またあるいは事業の早期着工というものを講ずべきだというふうに思います。いわゆる農業基盤整備事業の執行に当たっての対応策というものをお伺いしたいというふうに思います。
○勝木健司君 冷害の痛手が大きい農家ほど規格外米の比率が高い。また単収が低い農家ほど等外米が多く、被害のひどい農家では大部分の米が等外の場合があるということであります。したがいまして、この被災農家の規格外米については政府買い入れを実施すべきであるというふうに考えますけれども、政府...全文を見る
○勝木健司君 東北六県では四分の一が今減反となっておりますし、農家の間でも減反面積の緩和を求める声に根強いものがあるわけであります。  したがいまして、水田農業確立対策による減反面積の配分につきまして被災地に対して配慮すべきであるというふうに考えるわけでありますが、佐藤農林水産...全文を見る
○勝木健司君 次に、被災農家に対して所得税の何らかの減免措置はできないものかどうかということ、また地方税に対しても同じく減免措置はできないものかどうか、また予約概算金の返納利子につきましても被害の程度に応じて減免措置を講じるべきではないのかということをあわせてお伺いをいたしたいと...全文を見る
○勝木健司君 最後に、佐藤農水大臣にお伺いをしたいというふうに思います。  RMAの再提訴は来週USTRで判断を下すようでありますけれども、見通しについてお伺いをいたしたいというふうに思います。  また、政府は新ラウンドで日本の米問題を話し合うとアメリカに対して述べております...全文を見る
○勝木健司君 終わります。
11月08日第113回国会 参議院 文教委員会 第6号
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○勝木健司君 おはようございます。質問さしていただきます。  今回の法案は臨教審の第二次答申に基づいて高等学校教育にかかる制度の弾力化を図るとともに、国、地方の役割分担を見直し、教育における地方への権限移譲を促すものと考えております。そこで、まず現在の高等学校、後期中等教育の現...全文を見る
○勝木健司君 現在の高等学校の教育というものはどうも画一化、硬直化が目立っているように思われます。特に、近年増大しております中途退学者の問題というのも、この画一的な高等学校教育についていけない若者というものがふえているようなあかしじゃないか、あらわれじゃないかというふうに思います...全文を見る
○勝木健司君 そこで、今回の法律案は高等学校の定時制、また通信制課程に関するものでありますけれども、最近定時制とか通信制は生徒数が大幅に減少しているように思われます。また、生徒の多様化が進むなど、この制度発足当初と比べまして実態の著しい変化が見られるというふうに聞いております。現...全文を見る
○勝木健司君 そこで、実態の変化に対応するために、従来の勤労青少年に対する後期中等教育機関としての役割に加えまして、教育の機会の拡大、また生涯学習の視点にも考慮するなどして、そのあり方を見直す必要があるように思われますので、この法案施行後も含めまして、どのような定時制あるいは通信...全文を見る
○勝木健司君 今回の改正によりまして、定時制とかあるいは通信制課程の修業年限というものは実態としてどのようになるというふうに予想されておられますか、お伺いしたいというふうに思います。ふたをあけてみたら、結局四年制ばかりということになれば、この法改正の意味というものが薄れるように思...全文を見る
○勝木健司君 定時制高校で三年課程を置く場合に、四年課程から三年課程へ、また三年課程から四年課程へと生徒がそれぞれの自分の能力やあるいは学習進度に応じて移行ができるようにするのがいいというふうに思います。これが可能に本当になるのかどうか、なっているのかどうかお伺いをいたしたいとい...全文を見る
○勝木健司君 定時制高校で三年課程を終えた場合でありますが、現在の四年課程から一学年分の学級減になるわけでありまして、定時制教職員定数の算定方式をそのまま適用いたしますと、小規模な学校などでは定数減になるところもあるというふうに伝えられております。今回の改正に伴って、教職員の定数...全文を見る
○勝木健司君 次は、技能教育施設の指定についてでありますけれども、元来この制度は学校と産業界との相互の連携を密にして技能教育についての能率を高めていく、そしてその振興を図ることを目的とした制度であるというふうに聞いておりますが、この制度が果たしてきた成果につきましてどのように評価...全文を見る
○勝木健司君 今回の改正案は、技能教育施設により近いところにある各都道府県におきまして、施設の実態を踏まえた運用というものがなされるものというふうに期待をいたしておるわけでありますが、この技能教育施設との連携に際しては、地域の産業あるいは就業構造についても十分注意を払っていかなけ...全文を見る
○勝木健司君 生涯教育を求める現代にありましては、今や文部省だけの縦割り行政だけではもう時代のニーズに合ったものは期待できにくいのじゃないかというふうに思います。関係各省を巻き込んだ大プロジェクトのもとで実施していかなければならない問題も大いにあるんじゃないかというふうに思います...全文を見る
○勝木健司君 今回の改正を機会に技能教育施設の制度全般についても見直しをぜひ行っていただきたい。そして、連携可能な教科科目というものを拡大するなどの方策についても検討すべきであるというふうに思います。  また、あわせてこれについてもお伺いいたしますけれども、普通高校と職業高校、...全文を見る
○勝木健司君 近年、国際化や情報化など時代の変化に対応した学校というものが、生徒の多様な選択を可能にした学校も含めまして、いわゆる特色のある学校が次々に生まれておるように思います。いわゆる単位制高校というのも、先ほどありましたように、本年の三月三十一日の省令改正によって既にスター...全文を見る
○勝木健司君 この単位制高校については、今回の法律案ではなく既に省令改正で対応したということでありますけれども、この理由につきましてお伺いをいたしたいというふうに思います。
○勝木健司君 この単位制高校につきましては単位の切り売りだとか、あるいは高等学校教育の基本を崩すものだという、そういう批判というものもあるようでありますが、フルタイムで学校に年がら年じゅう縛りつけておくことが果たして本当にこれからの高等学校教育にとってよいのかどうかという疑念も一...全文を見る
○勝木健司君 今後の高等学校教育につきましては、多様化している生徒に対応すると同時に、また時代の変化に適切に対応する必要があることはさきに述べたとおりでありますけれども、国や都道府県も高等学校の多様化あるいは弾力化の方向を目指して努力されているものというふうに考えますが、その際、...全文を見る
○勝木健司君 今ありましたように、今日ではどんどん生徒数が減っておるということでありますが、これは職業教育がやっぱり軽視されてきているのではないかというふうにも思われるわけであります。そこで、今後は普通高校におきましても必要に応じて適切な職業教育が履修できるように種々の方策を講じ...全文を見る
○勝木健司君 現在の高等学校は偏差値による輪切りの結果、学校間の格差というものが甚だしくなってきておるように思われます。各学校が個性ある教育をやるのではなく、偏差値によって序列化される状況というものは問題じゃないかというふうに思われます。その結果、例えば普通科、商業科、工業料、農...全文を見る
○勝木健司君 今進路指導にもう既に入っておられますので順番が違いますけれども、高校では職業教育も含めて広く社会人になるための教育というものが必要じゃないかというふうに思われます。かつては子供たちの社会体験も豊富であった、そしてまた、いわばほうっておいても大人の社会に入っていけたと...全文を見る
○勝木健司君 進路指導というものが単なる受験指導、あるいは大学の偏差値による生徒の輪切りにならないような配慮は果たしてなされておるのかどうかということであります。適切なる進路指導を行うためにはやはり教師自身が単なる学校人間、あるいは学校の中だけで通用する価値観を持っているだけでは...全文を見る
○勝木健司君 高等学校の時代は自我を確立していくという、そういう重要な時期であろうかというふうに思われます。この時期に社会的な責任の意識とかあるいは倫理感というものを養っておく必要があるというふうに確信をいたしております。職業高校ではOAとかバイオとかいった新しい科目の導入が行わ...全文を見る
○勝木健司君 高校だけではなく、小中学も含めまして現在親の学校に対する不信というものは大きくなってきておるように思います。これは塾の隆盛を生んでいる大きな原因の一つでもないかというふうに思うわけでありますが、そこで通産省は先般、塾を産業として認知していく、そして行政の守備範囲とし...全文を見る
○勝木健司君 学習塾の隆盛をもたらしております原因の一つに、例えば私立中学あるいは国立大学の附属中学などで大人でも解けないような、そういう難問奇問をまだ出題するという傾向が挙げられておるというふうに思います。特に文部省が直接所管されております国立の中学がそのような問題を出している...全文を見る
○勝木健司君 この学習塾の隆盛というのは、少人数で、そしてきめ細かく指導してくれるということで、あるいはまた選択の自由があるなどの理由で人気があるというふうに思うわけでありますが、しかしやはりそこでは受験指導というものが中心になっておるということで、本来の学校教育にかわり得るもの...全文を見る
○勝木健司君 最後に、リクルート問題についてでありますが、十一月三日の文部大臣の記者会見で、前の高石文部次官のこの問題が取り上げられておるわけでありますが、調査をしていく、遺憾であるというふうに言われておりますけれども、その後どういう状況になっておるのか。また、こういう問題はただ...全文を見る
○勝木健司君 終わります。     ─────────────
12月06日第113回国会 参議院 文教委員会 第9号
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○勝木健司君 私も本論に入る前に、高石前事務次官に関連しての幾つかの質問をしたいと思います。  まず、大学審議会、教課審で高石氏以外にかかわった担当者につきましてリクルートコスモス株譲渡に関しての調査をされましたかどうか、また今後するつもりがあるのかどうか、お伺いをしたいという...全文を見る
○勝木健司君 高石氏が地元でつくっておられました生涯学習振興財団の事業の概要、そしてまた認可された経過につきまして関係資料の提出を含めて御説明をしていただきたいというふうに思います。
○勝木健司君 認可された経過について御説明を。
○勝木健司君 帝京大学がこの財団に対しまして八億円の寄附を行ったということにつきまして、文部省は多額の寄附であるということで驚いておるというコメントが出されておりましたけれども、これにつきまして調査また事情聴取した経緯について御報告をいただきたいというふうに思います。
○勝木健司君 また、九州帝京短期大学の設立認可の過程の資料というものを提出していただきたいというふうに思います。そして、その際に高石氏が何らかの働きかけをしていないのかどうか、お伺いをしたいというふうに思います。
○勝木健司君 高石氏の後援会入会勧誘を福岡県私学協会が行っていたということでありますが、これは言ってみれば文部省の助成金でやっている協会の弱みにつけ込んだ事前運動じゃないかというふうに思います。教育の場を特定の候補者の選挙運動の場にする、そういう教育の中立性というものを侵すおそれ...全文を見る
○勝木健司君 高石氏の選挙資金集めのパーティー券を文部省の職員の方が都道府県の教育委員会に売り込んでいたというふうに言われておりますけれども、これは事実であるのかどうか、御確認をいただきたいというふうに思います。これが事実であれば、これまた公務員の中立的また中正的な立場を侵すもの...全文を見る
○勝木健司君 文部大臣にお伺いをしたいというふうに思います。  文部省は教育改革についてどのように一体考えておられるのかということでございます。口では何とでも言えるのでありまして、口で言っていることと、実際にやっていることが同じであるという自信を持っておられるのかどうかというこ...全文を見る
○勝木健司君 それでは、今回の法案に入ります。  今回の改正案は、臨教審の答申を受けた教育改革関連法案とされております。臨教審答申を受けて、また教育職員養成審議会の答申を受けて提出をされたものでありますけれども、既にこれは同じ教養審の答申を受けて三種類免許の創設を骨子とした教育...全文を見る
○勝木健司君 そこで、専修、一種、二種、この三種類の免許状を設けるにつきましては、学歴主義を教師の間に持ち込んで、また教師の間に格差をもたらすものだという批判がたびたびなされておるところでありますが、しかし現在でも幼小中高等学校におきましては一級、二級の区別があります。また、小中...全文を見る
○勝木健司君 中島文部大臣、この免許と学歴との関係について、基本的な考え方はどんなものがあるのか、御所見をお伺いしたいというふうに思います。
○勝木健司君 先般の本法案の趣旨説明の中でも中島文部大臣は次のようなことを言われておられます。「学校教育の直接の担い手である教員の活動は、人間の心身の発達にかかわるものであり、幼児、児童、生徒の人格形成に大きな影響を及ぼすものであります。」、「まず、その最初の段階である養成教育に...全文を見る
○勝木健司君 私も人の親といたしまして、また二十一世紀によりよい社会の建設を目指すものの一人としまして、二十一世紀を担う子供たちの教育こそ本当にその根幹をなすものだと確信をいたしております。  そこで、最近の技術革新の目覚ましさというものは言語に絶するものがございますが、すばら...全文を見る
○勝木健司君 そこで、教員の免許制度と先ほどお伺いいたしました幼児、児童、生徒の人格形成とのかかわりと申しましょうか、どのような影響があるのかをお伺いしたいというふうに思うわけでございます。
○勝木健司君 それで私は、子供を教えるということはやっぱり教えようとする者の愛情というものを、魂というものをその子供に与えることであるというふうに確信をいたしております。やはり教師に教育に対する情熱がなければならないんじゃないかというふうに思うわけであります。それと同時にまた、教...全文を見る
○勝木健司君 それでは具体的な各種免許についてお伺いをしてまいりたいというふうに思いますが、まず新設されます専修免許状につきましてでありますが、専修免許所持者は他の免許を所持している者に比べてより専門性が高いことを免許状に明記されることになろうかと思われるわけでありますが、この場...全文を見る
○勝木健司君 心理学やカウンセリングといった領域の専門を学んだ者につきましてはどのように取り扱いがされるのか、お伺いをしたいというふうに思います。
○勝木健司君 大学卒程度で一種免許を保持している者が専修免許へと上申する場合の条件はどのようなものであるのかということであります。その場合、彼らが単位取得をする際の取り扱いはどうなるのでありましょうか。また、現在の教員養成大学院が主として勉強の場となると理解してよろしいのかどうか...全文を見る
○勝木健司君 それでは現在教員養成を目的とする大学、学部で大学院を持っているところはどのくらいありましょうか、お伺いしたいというふうに思います。そこでの現職の教員の受け入れ態勢というものはどのようになっておるのか、あわせてお聞きをしたいというふうに思います。
○勝木健司君 修士課程の修了とともに専修免許を与えられるということになりますと、修士課程における勉強の質というものが大きな問題になってくるように思われるわけであります。教科についてであれ、児童心理やまたカウンセリングなどについてであれ、そこで獲得する専門性とはこの実践とのつながり...全文を見る
○勝木健司君 それでは、修士課程で教員志望者とかあるいは現職の教員を指導する教官というものは、やはりみずから教育実践を積んだ者である必要性というものがありはしないかというふうに思うわけであります。現在幼、小、中、高などの教師として研さんを積んだ上で、大学とかあるいは大学院などで指...全文を見る
○勝木健司君 教員になろうという人はやっぱり単なる教育の専門家としての狭い視野だけではだめじゃないかというふうに思われます。幅広い識見が必要になってくるように思われます。特に専修免許所持者につきましては学校の中での指導的な教師と当然位置づけられることになるでありましょうから、この...全文を見る
○勝木健司君 二種免許状を有する者は一種免許の取得が努力義務とされておるわけでありますが、採用後十五年で一種免許へ上がることが義務づけられることになろうかと思われます。二種免許の所持者は十五年目の段階で一つの関門を課せられることになるわけであります。この際、三つの免許状すべてにわ...全文を見る
○勝木健司君 採用後十二年経過後、二種免許取得者は一種免許の取得のための認定講習等を当然受けることになろうかと思われるわけでありますけれども、この認定講習の中身というものは一体どういうものか、お伺いをしたい。  そしてまた、形式的に単位を取ればよいということで終わるのであるのか...全文を見る
○勝木健司君 先ほどもありましたけれども、採用後十五年を経過した教員は二種免許から一種免許に変わる際の経験年数に応じた単位軽減措置というものが講じられないということになるわけでありますが、十五年経過後一種免許を取得しようとする者については、単位取得のための特段の配慮はする必要が果...全文を見る
○勝木健司君 余りわかりませんけれども、今回の三種類免許の創設というものは、教師の中に免許による差別を持ち込むものではないというふうに思うわけでありますけれども、しかし、免許状の種類とは別に、学校の中でうまく教育実践を進めていくためには、やはり指導的な教員を核とした学校全体の指導...全文を見る
○勝木健司君 時間が参りましたので、次回にまた回したいと思いますけれども、厚生省の方がお見えになっておると思いますので、最後に厚生省の見解を聞いて終わりにしたいというふうに思います。  今回の改正で幼稚園も小中学校と同じ三段階免許となる、そしてまた、さきの教特法等の改正でも初任...全文を見る
○勝木健司君 もう終わります。次に回します。
12月08日第113回国会 参議院 文教委員会 第10号
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○勝木健司君 それでは、辰野先生に二点ほどお伺いしたいと思います。  教員養成の大学院を持っておられます大学の学長とされまして、修士課程の修了者に専修免許というものを授与することについてどのように評価をされておるのかということ。そしてまた、この制度の導入によりまして、教員養成大...全文を見る
○勝木健司君 今度、先生として、教員として経験を積んだ標準免許の所持者が改めて上越教育大学のような大学の大学院で学ぼうとするケースというものがこれからどんどんふえてくるだろうというふうに思われますが、こういうときに現職の教員の大学院での現職教育とか、研修についてのどのような対応と...全文を見る
○勝木健司君 高倉先生に二点ほどお願いしたいと思いますが、教育学の専門家として先生は専門家であられるわけでありますけれども、今回の免許法の改正に当たりまして、大学での養成段階も含めてどのような配慮というものをすれば、教員の資質向上というものがうまくいくのかということをお答えいただ...全文を見る
○勝木健司君 もう一点でありますが、教特法とかあるいは免許法といった問題が今進められておるわけでありますけれども、そういった教員の養成あるいは研修等々のそういう教育の大改革が今進められておるわけでありますけれども、その背景にはやはり教員の資質に対する国民の疑問というものがあったの...全文を見る
○勝木健司君 ありがとうございました。終わります。
12月15日第113回国会 参議院 税制問題等に関する調査特別委員会 第12号
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○勝木健司君 総理は、行政改革は道半ばというふうによくおっしゃっておられますし、また税制改革と行政改革は車の両輪とも言われておるわけであります。税制の抜本改革、また消費税の導入によりまして国民に新たな負担を求めようとするならば、やはりその前に税金のむだ遣いを徹底的に正す必要があろ...全文を見る
○勝木健司君 今、総理から規制緩和推進要綱というお話がありましたので、これに関連してお伺いをしたいというふうに思うわけでありますが、去る十二月一日に新行革審から提出されました「公的規制の緩和等に関する答申」でも、国際化への対応をしなきゃいかぬ、あるいは経済社会の活性化あるいは効率...全文を見る
○勝木健司君 サンセット制度についてはいかがですか。サンセット制度。
○勝木健司君 今回の税制改革、また消費税の導入については、どんどん上がっていくんじゃないかということをやっぱり国民は一番懸念をしておる、疑念を持っておるんじゃないかというふうに思います。そういった意味で、行財政改革の推進というのは行政の効率化を図ると同時にやはり国民負担の軽減、す...全文を見る
○勝木健司君 また、竹下総理は衆議院の方で総定員法とか、あるいは行政組織法の見直しということに大きな関心を寄せておるというふうに答えておられます。さきのいただきました資料の中でも、定員については第七次定員削減計画に基づいて定員の削減を進めるというふうにされております。その定員削減...全文を見る
○勝木健司君 行政組織につきましては、国土関係の三庁の統合などが挙げられておるわけでありますが、具体的な統合の時期とか方法についてお伺いをしたいと思うわけであります。  また、行政組織法の見直しというならば、昭和五十八年の国家行政組織法改正の際に、五年後には現在の百二十八という...全文を見る
○勝木健司君 いただきました政府資料では、三公社の民営化後の各会社については政府保有株式の逐次公開を進めるとか、あるいはそういう自民党と民社党との合意でも、国債の償還財源についても政府保有の土地、株式等の資産の適切な売却に努めるということになっておるわけであります。JR、NTT、...全文を見る
○勝木健司君 現在、我が国の一般会計に占める国債の比率でありますけれども、六十一、六十二年度二〇・九%、また六十三年度も二〇・三%ということで、どうしても二〇%を切ることができないような状態であります。そういう財政の不健全な借金依存体質等、そしてまた財政の硬直化の現状というものが...全文を見る
○勝木健司君 ツケ回しとか先送りの具体的な解消策。
○勝木健司君 行革の最後の質問でありますけれども、竹下総理は、今後の重要な政策課題ということで「ふるさと創生」を掲げておられる。そしてまた、来る十九日にはこの新行革審に対して国と地方の関係見直しについての諮問をされるというふうに伝え聞いております。また、この「ふるさと創生」のため...全文を見る
○勝木健司君 時間が大分たっておりますので、もう簡単にまとめて厚生大臣にお伺いをしたいというふうに思うわけでありますが、先般政府が示されました「長寿・福祉社会を実現するための施策の基本的考え方と目標」、いわゆる福祉ビジョンにつきましては、今後の国民の負担の基本的考え方として、「人...全文を見る
○勝木健司君 消費税の方に入りたいと思いますが、昭和六十年の十二月の二十日に、たばこ消費税の税率改正が突如として行われたことは記憶に新しいところであります。つまり、二千四百億円の増税というのが政府税制調査会の通常の審議に付されることもなく、時間切れのどさくさに紛れて辛うじて追認さ...全文を見る
○勝木健司君 衆議院におきます税制改革の最終段階で、我が党と自由民主党との書記長・幹事長会談におきましても消費税の歯どめについての合意がなされ文書を交換したわけでありますが、この歯どめの措置については、やっぱり公党間の合意というふうに考えるわけでありますけれども、政府としてどのよ...全文を見る
○勝木健司君 それでは、転嫁の問題についてお伺いをしたいというふうに思います。  今回の消費税法案の最大の問題というのは、税額をきちんと消費者ないしは事業者に転嫁できるかどうかということにあろうかというふうに思います。  そこで、まず衆議院段階で修正したこの第十一条ですか、修...全文を見る
○勝木健司君 次に、税の外枠表示についてでありますけれども、商品に税額表示をしないと各取引段階での優劣によりまして転嫁が困難になるんじゃないか、あるいは不明確になるおそれがあるというふうに思われます。今の制度では事業者の判断次第になっておるということで、転嫁すべき事業者にとっても...全文を見る
○勝木健司君 税額の端数処理の問題というものもやっぱり統一をすべきじゃないか。つまり端数が出た場合の、一円単位で行うのか十円単位で行うのか、また四捨五入なのか切り上げなのか等々の問題もあります。そしてまた、単品によって端数処理をする場合とレジ一括方式でする場合とでは税額差が当然出...全文を見る
○勝木健司君 公正取引委員会の方にお伺いしたいと思うわけでありますが、化粧品とか出版物等のいわゆる再販価格商品でありますけれども、これについてメーカーがあらかじめ商品に消費税分を上乗せした価格を記入して小売店へ供給できるというふうにガイドラインには示されておるわけでありますけれど...全文を見る
○勝木健司君 次に、消費税の実施がされますと、産業間での需要構造の変化というものが懸念されるだろうというふうに思います。現行物品税についても種々問題があったということで、これを是正する点は評価ができるわけでありますけれども、是正の仕方が余りにも性急に過ぎないかと思うわけであります...全文を見る
○勝木健司君 転嫁できない場合の措置ということで、税額を転嫁できない場合はやっぱり事業者の負担となって第二事業税というふうな性格を有することになるんじゃないか。そうならないための措置として、納付税の還付ということは考えられないのかどうか、あるいは軽減税率の適用ということは考えられ...全文を見る
○勝木健司君 衆議院の修正段階で見直し条項というのが追加されましたけれども、どの段階でこの見直し条項が適用されるのか。また、「適正な転嫁の実現の状況」云々とありますけれども、転嫁の見直しについて政府はどのように考えておられるのか。できない、できにくい業種に対しての軽減税率の適用等...全文を見る
○勝木健司君 次に、消費税の弾力運用というところに入らせていただきます。  各業界とも各政省令、通達の公布後準備作業に入るわけでありますけれども、三カ月足らずではとても対応できないのではないかという声をよく聞くわけであります。そういった状況の中で、消費税の納税に対して従来の事務...全文を見る
○勝木健司君 十月二十二日でしたか、前の大蔵大臣は、コンピュータープログラム変更については、現実の経費であるからということで、かなり大きな場合があるので、一括して即時に損金算入する方向で考えたいというふうに発言されております。ただ単にソフトウエアだけでなく、ハードウエアについても...全文を見る
○勝木健司君 時間が参りましたので、この問題についても我が党と自民党との合意事項の中で実のあるものにしていこうと、そしてまた再び延長に等しい効果が出るようにするという約束が得られておるわけでありますので、具体的などういう形で本当に実のあるもの、延長に等しい効果が出るようにというこ...全文を見る
○勝木健司君 ありがとうございました。(拍手)
12月20日第113回国会 参議院 文教委員会 第12号
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○勝木健司君 それでは、最初に中島文部大臣にお伺いしたいというふうに思います。    〔委員長退席、理事林寛子君着席〕  初任者研修はもう既に導入が決まっておるわけでありまして、続いて今免許法の改正ということで、いわゆる教員の資質向上に関する二つの大改革が日の目を見ようとして...全文を見る
○勝木健司君 この問題につきましては、朝の理事懇でも、この法案の中でやるということも大事でありますけれども、切り離して引き続き文教委員会で問題として取り上げていこうということを理事懇でも確認をされつつありますので、このぐらいにして、時間の関係で次に進ませていただきたいと思います。...全文を見る
○勝木健司君 義務教育費の国庫負担金というのが文部省予算の中でも二兆四千六百二十一億円、五三・八%を占めておるということで、割合が確かに高いということで抑制策を検討するのかどうかということでありますけれども、こういうことじゃないんだということで、やっぱり教育費の中で最も重要なこと...全文を見る
○勝木健司君 それでは法案の方に移らしていただきますが、非常勤講師の問題ということで、免許状がなくても授与権者の許可があれば教科の領域の一部に係る事項の教授または実施を担任する非常勤講師として社会人が教壇に立てることになるとされておるということでありますが、この「教科の領域の一部...全文を見る
○勝木健司君 今回の改正で免許状授与に必要な単位数の引き上げというものがかなり大幅になっておりますが、どのような科目がふえておるのかということ。そしてまた、ただ単に単位数をふやすだけでなく、養成段階で教師として動機づけを高めていく、そしてまたより実践的な指導力を身につけるという観...全文を見る
○勝木健司君 現在教員免許を取得するためには取得しなければならない科目というのは、いわゆる教育原理とか教育心理学等の教職に関する専門科目、また教科ごとに定められている教科に関する専門科目、そういうふうに大きく分かれておるように思うわけでありますけれども、いわゆる教科に関する専門科...全文を見る
○勝木健司君 今言いましたように一般教育、そして教科に関する専門科目、そしてまた教職に関する専門科目というものも大事だということで、この三領域だけで本当に果たして十分であろうかどうかということでもあります。  例えば社会科の、特に歴史の先生になろうとする学生がいるとしますと、歴...全文を見る
○勝木健司君 学習指導要領の改定に伴って現在の高校社会科は地歴と公民とに再編されるということになるというふうに聞いておりますけれども、この再編は免許法改正の中ではどのように対処されていくつもりなのか、お伺いしたい。
○勝木健司君 次に、今回の法案は六十四年の四月から施行ということでありますけれども、六十九年の三月三十一日までは経過措置として現在のゼロ単位上進が存続するというふうに聞いておりますけれども、これは事実であるかどうかということでありますと同時に、この経過措置が置かれますと現在経験十...全文を見る
○勝木健司君 この法案と離れて、少し若干時間も余りありませんけれども、教員養成の全般について質問をしたいと思いますが、教員養成の年限の問題でありますけれども、教養審の答申の中でも教員養成の年限の延長というものが今後の検討課題となっておるというふうに思います。現在の大学学部四年間プ...全文を見る
○勝木健司君 次にお伺いしますが、現在免許状を持ちながら教職についていない人の数はどれぐらいあるのか、いわゆるペーパーティーチャーの存在について文部省はどういうお考えなのかお伺いしたい。そしてまた、一つの考え方でありますけれども、このペーパーティーチャーを排除して、本当に先生にな...全文を見る
○勝木健司君 教育実習についてでありますけれども、現在の教育実習は実習生の受け入れ側にとって大変な負担になっておるというふうに聞いております。事前指導またオリエンテーションというものが各大学あるいは短大で十分行われておるのかどうかということ。また実習生を送り出す大学側と受け入れる...全文を見る
○勝木健司君 実習生になろうと思う人はやっぱり本当に教師になろうとする者に限定すべきじゃないかというふうに思うわけであります。ペーパーティーチャーにしかならない者を受け入れさせられる学校というものは大変迷惑をしておるということも聞き及んでおります。そういった意味では、採用試験を早...全文を見る
○勝木健司君 それでは、現在教員養成学部で教員需要の減少に伴って学部の衣がえをしておるというところもふえておるというふうに聞いておりますが、これらの動向についての所見をお伺いしたいというふうに思います。  同時に、一般の大学学部でかつて教職専門科目に最低限の教員しか置かない、形...全文を見る
○勝木健司君 時間がありませんので次に進ませていただきますが、いわゆる六年制中高一貫の中等学校について教養審でも新たな免許状の設置というものが求められておるように思います。教育課程や教員免許など六年制中等学校設置にはいろいろの問題があるというふうに思うわけでありますが、その最大の...全文を見る
○勝木健司君 最後になりますけれども、免許状の失効及び取り上げについてお伺いをしたいというふうに思います。  教育職員免許法第五条、第十条、第十一条からして、明らかに教員としての資質に欠ける者が父母や生徒に大きな迷惑をかけているという例が見受けられるわけでありますが、これらに対...全文を見る
○勝木健司君 時間ありますけれども、終わります。