櫻井充

さくらいみつる

選挙区(宮城県)選出
自由民主党・国民の声
当選回数4回

櫻井充の2000年の発言一覧

開催日 会議名 発言
03月09日第147回国会 参議院 予算委員会 第8号
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○櫻井充君 民主党・新緑風会の櫻井充です。  国家公安委員長にまずお尋ねいたします。  国家公安委員会の運営規則によれば、第二条に、国家公安委員会の権限行使は、「会議の議決により、その権限を行う。」とあります。今回会議を開催していないということになれば、処分の決定は無効ではな...全文を見る
○櫻井充君 それじゃ、国家公安委員会の運営規則のどこにそれが書いてあるんでしょうか。
○櫻井充君 そうしますと、今回のこういう持ち回りの決裁の場合には会議録もできていないということですか。
○櫻井充君 そうしますと、何をやったかわからないで処分が決まってしまう、そういうことになるんでしょうか。
○櫻井充君 更迭すべしとはどういうことなんでしょうか。やめさせろということですか。
○櫻井充君 これは長官から御本人たちにおやめになったらいかがですかというふうにおっしゃったんですか。
○櫻井充君 それは何時ごろでございましょうか。
○櫻井充君 それでは、小林本部長だけが一応処分は受けておりますけれども、この処分を決定されたのはどなたで、いつでございましょうか。
○櫻井充君 何時ですか。
○櫻井充君 記録がないからこういうことになるわけです。すべて隠される、そういうふうなお考えじゃないんですか。  もう一度お伺いしますけれども、何時なんでしょうか。
○櫻井充君 くどいようですが、結局はそういう持ち回りの場合に記録は何にも残さなくていいということなんでしょうか。
○櫻井充君 それでは、会議録に記録すべきことは何でしょうか。
○櫻井充君 国家公安委員会の会議が開かれた場合の会議録は何を記載することになっていますか。
○櫻井充君 持ち回り決裁というのは、要するにこの「会議」に準ずるものですよね。そういうふうに考えられるものじゃないんですか。
○櫻井充君 私は準ずるものでしょうと聞いているんですよ。
○櫻井充君 では、済みませんが、国家公安委員会の運営規則というのは何のためにあるんですか。
○櫻井充君 例外が通常化しているんじゃないかと思うのは、要するに平成十一年の十二月にもこういうふうに持ち回り決裁になっていますよね。このきょうの資料提出の中に二件ございますが、これはどういう事件のときにこのような持ち回り決裁になったんでしょうか。
○櫻井充君 この処分を受けられた方はおやめになっているんでしょうか。
○櫻井充君 こういう差はどうして生じてくるんですか。
○櫻井充君 もう一度確認したいんですけれども、そうすると、この持ち回り決裁の処分を起案された方はだれで、そしてそれを最初に目を通した方はだれなんでしょうか。
○櫻井充君 これができ上がったのはいつごろ、何月何日の何時でございましょうか。
○櫻井充君 そうしますと、直接局長が中田局長におやめになったらと言った、その後につくったということですか。
○櫻井充君 それでは、そうしますと、それをつくられて、公安委員長がごらんになって、その後、持ち回りの決裁というのはだれが持って回ったのか、そして何時ごろにどなたにお見せしたのか、それを教えていただきたいと思います。
○櫻井充君 では、時間は結構ですから、どういう順番でお回りになったんですか。それとも、それかもしくは一人でなければ、どなたがどの方のところにその確認をとりに行かれたのか、同意をとりに行かれたのか。
○櫻井充君 その順番です。全然答弁になっていません。
○櫻井充君 これは間違いないんでしょうか。またこれで勘違いと言われると困るので、ここははっきりさせていただきたい。これでいいんですね。
○櫻井充君 くどいんですが、それで本当によろしいんですね。
○櫻井充君 それじゃ、持ち回った方はだれなんですか、それも先ほど質問したはずですが。
○櫻井充君 そこで、処分が決まりました。今回のその処分について全容を、全部について教えていただきたいんですが。
○櫻井充君 そして、田中長官自身も処分をお受けになっておりますね。
○櫻井充君 そうしますと、要するに中田前局長の不祥事といいますか、そのことによって責任をとられたということでよろしいんでしょうか。
○櫻井充君 なぜ中田さんは処罰されないんですか。
○櫻井充君 小林本部長は自分から責任をとると言われていないんですか。
○櫻井充君 そうしますと、そこまで警察庁は何も知らなかったんですか。
○櫻井充君 さっきあなた、前局長に直接あなたがおやめになったらと言ったというふうに言ったじゃないですか、昼過ぎに、二月の二十五日に。
○櫻井充君 不思議なんですけれども、要するにそういう懲戒処分を受けない人がなぜ引責という、責任をとってやめなきゃいけないんでしょうか。
○櫻井充君 どうも理解できないんですが、そんなに重い処分でないんだったらやめなくていいはずなんですよね。なぜ田中長官はそのときにおまえやめなくていいよというふうにおっしゃらなかったんですか。
○櫻井充君 そうしますと、そういうことをやられた局長の責任を長官はおとりになったと。  長官はおやめにならなくていいんですか。
○櫻井充君 それじゃ、国家公安委員会の方の給料と、まずその算定基準から教えていただきたいと思います。
○櫻井充君 国家公安委員の方々の就労条件というのは、基本的には国家公務員と一緒でございましょうか。
○櫻井充君 そうしますと、この方々は常勤扱いだったということなんですが、ここで言う常勤というのは具体的に言うとどういう勤務体系になるんでしょう。
○櫻井充君 今、緊急なことが起こった場合に対応しなきゃいけないと、そうおっしゃっていますよね。なぜ対応しなかったんですか。
○櫻井充君 いや、そういうことじゃないんですよ。要するに、緊急でも集まらなきゃいけないからこれだけ高い給料を取っているんですよ。どうですか、その点について。
○櫻井充君 では、合意された証拠はどこにありますか。
○櫻井充君 私どもの判断ではなくて、ここに書いてある緊急のときにも集まれるための方々じゃないんですか。
○櫻井充君 だから、緊急のときに集まれるような勤務体系なんでしょう、この人たちは。大体これで四人で一億円以上払っているわけですよ。税金のむだ遣いじゃないですか。非常勤にしてそのときだけ集まってもらえばいいじゃないですか。そうしたら一週間に一回、七万円で済むんでしょう。どうですか、...全文を見る
○櫻井充君 先ほど公安委員長は、自分に緊急に集めなかった責任はあるというふうにおっしゃいましたね。その点については間違いございませんでしょうか。
○櫻井充君 私、この一月に仙台でこういう経験をいたしました。  十四歳の女の子が五、六人に暴行を受けました。鉄パイプで殴られ、海に捨てられ、そして車のトランクで運ばれて、裸で路上に捨てられた。その子が病院に入院して、数日後、精神状態がおかしいということで心療内科医として私は呼ば...全文を見る
○櫻井充君 私は、常勤でもないそこの病院に行きました、一時間以上かけて。警察はなぜそういうときに来ないんですか。その件についてどう思うかということです。その女の子の気持ちはどうだというふうに長官はお考えでしょう。
○櫻井充君 公安委員長、どうでございましょうか。
○櫻井充君 それでは、警察庁長官にもう一つだけお伺いしたいと思いますが、今警察というのは信用されているんでございましょうか。(発言する者あり)
○櫻井充君 そこで、法務大臣にお伺いしますけれども、ことしの八月から盗聴法が施行されることになっています。警察が信頼できるからというふうなことで盗聴法の施行の約束だったかと思いますけれども、(「盗聴法じゃないよ」と呼ぶ者あり)済みません。では通信傍受法、その施行というふうなものを...全文を見る
○櫻井充君 先ほど長官の方から信用回復したいというようなお話がございました。ですが、現時点では信用されていないんじゃないんですか。
○櫻井充君 それでは、ちょっと新聞記事をお配りしたかと思いますけれども、九八年、ちょっと古いものになります、二月二十六日付の東京新聞に、南関東比例区選出の代議士が五千円相当のスリッパセットを神奈川県内の有権者四千人に配った疑いがあるというふうに報じられておりますけれども、これは本...全文を見る
○櫻井充君 この新聞記事は、そうすると間違っているということでよろしいんですか。
○櫻井充君 そうしますと、この件に関して調査されたときの県警の本部長はどなたでございましょうか。
○櫻井充君 その方だけでございましょうか。
○櫻井充君 経過が長かったので、その方だけですか、その方だけ一人で当たられていますか。
○櫻井充君 そうしますと、この記事にはその前の年の十二月というふうなことになっていますけれども、その時点ではどなたでしょうか。
○櫻井充君 これは神奈川県警なんですけれども、こういう言い方をすると怒られるかもしれませんが、我が宮城県でも同様の事件が起こりました。その際に、半年もたたない間にきちんとした捜査がされているわけでございますが、再度ちょっとくどいようでございますが、きちんとこれは捜査されているので...全文を見る
○櫻井充君 この新聞にはここにちゃんと写真は載っているんですけれども、一軒も配られていなかったんですか。
○櫻井充君 立件できないというのはどういうことなんでしょうか。
○櫻井充君 もうこの件に関しての捜査は全部終わっているんでしょうか。
○櫻井充君 もう一つ新潟県警のことに関して、ちょっと法務大臣にもう一つお伺いしたいんですが、きょう午前中もございましたけれども、賭博の定義と、くどいんですけれども、図書券をかけた場合にはマージャンであっても賭博には当たらないんでしょうか。
○櫻井充君 ちょっと法律上のことなんですが、今回、図書券の場合にはならないということなんですが、ちょっとこれは確認したいんですが、例えば我々は換金して、お金を持っていったんだけれども、図書券にかえてそれでマージャンをやった場合にはどうなるんですか。
○櫻井充君 今回の件は、図書券だれが持ってきて、そして結局、結果的にはだれが何枚ずつ手にしたのでございましょうか。
○櫻井充君 その二十枚はどういうふうに渡ったんですか。
○櫻井充君 例えば、こういうときに本部長が買ってきて、そしてわざと負けて、わざと満貫、満貫じゃなくたっていいわけです、こんな役は。そのときに局長にもし渡るようなそういう行為をした場合には、こういう場合には寄附なりそれからわいろなり、そういうふうなものには当たらないんですよね。いや...全文を見る
○櫻井充君 それでは、介護保険について厚生大臣にお伺いしたいと思います。  ことしの四月から介護保険が始まりますけれども、我が仙台市の場合に今どうなっているかといいますと、一月末で申請者の数が一万二千人、そして一次審査が終わっている人が八千人、二次審査が六千人ぐらい、そしてケア...全文を見る
○櫻井充君 いや、私が聞いたのは、要するに全国でケアプランがまだ作成されていない人が大体何割ぐらいいて、そしてケアプランが作成されなければ介護保険を受けられないんですけれども、その方々はどのぐらいいて、どういうふうになるんでしょうか。
○櫻井充君 ケアプランを作成されていない人たちは、介護保険をどうやって使うことになるんですか。
○櫻井充君 間に合うわけないですよ。仙台は三月二日でまだ四千人行っていないんですから。  ですから、その人たちが今度は、じゃもう一つお伺いしますが、ケアプランを作成するのにそんな簡単にいかないんですよ。どのぐらい時間かかるかおわかりですか、一人。そう簡単におっしゃいますけれども...全文を見る
○櫻井充君 政府委員は知っているはずですから、ちゃんと教えてもらってくださいよ。
○櫻井充君 大臣、今要するに四月から間に合うんだというふうにおっしゃいますよね。ケアプランをつくるのにそんなに簡単にいかないから、これから仙台の場合にはもう八千人以上つくらなきゃいけないんですよ。今の時点では四千件も終わっていないんですよ。どうやって終わらすんですか。終わらないで...全文を見る
○櫻井充君 そうしますと、今一次判定が大分変更されております。コンピューターで決まっている。それで、この変更率というのが仙台で二五%なんですが、全国でどのぐらいあるんでございましょうか。
○櫻井充君 それだけコンピューターで判定したとしても認定審査会に行くと覆されてしまうと。すると、八十五項目もチェックしに行くこと自体、つまりコンピューターを使わなきゃいけないということが果たしてあるのかどうか。介護というのは人の目で見てもっと判断できるものじゃないかと思うんです。...全文を見る
○櫻井充君 客観的というふうにおっしゃいました。しかしながら、まず八十五項目のチェックをするのはこれは人の目でございます。ですから、必ずしも客観性というのは、コンピューターだけは客観的かもしれないけれども、そのデータ採取は全然違うんじゃないですか。
○櫻井充君 客観的なデータが正しいんだったら変更する必要はないんですよ。それを全国で二〇%弱も変更しなきゃいけないということはどうしてだと思いますか。
○櫻井充君 しかし、変更して最終的には五人の話し合いで決まるわけですよ。そうすると、一次審査なんというのは要らないことじゃないですか。それは体調を調べてくることは必要ですよ。ですから何も人の目によって、介護というのは、例えばこの方にとって御飯を食べさせるのが必要なんだとか、おふろ...全文を見る
○櫻井充君 言葉が足りなかったんですが、ちゃんと見に行って、一々きちんと話を聞いた上で何が必要かということを決めればいいんだというふうに私は思っているわけです。  つまり、なぜこんなことを言うかというと、コンピューターの一次審査までにまた日数がかかるんですよ、かなり。大体今申請...全文を見る
○櫻井充君 私は、ケアマネジャーがまず行ってきちんと話を聞いた上で、そこで一つはケアプランを作成するか、もしくはこの方にとって必要な介護とは一体何なのかというふうなことをピックアップしてくるべきだと思っています。そして、もう一人の方が別なときに行って、セカンドオピニオンです、そう...全文を見る
○櫻井充君 これは通告していますけれども、ここにちゃんと書いてあります。  それでもう一つ、業者に所属しているケアマネジャーがケアプランを立てるので中立性が保てないんじゃないか、つまり、本当は居宅の方がいいのに、うちの施設のサービスを使ってくれというふうなことが問題になっている...全文を見る
○櫻井充君 あと、現在の数字でいいんですけれども、施設に入所している人たちで今度の介護保険が始まって在宅ということで家に帰られる方は何パーセントぐらい今いらっしゃるんでしょうか。
○櫻井充君 それからもう一つ、インフラの整備等についてお伺いしたいんですけれども、仙台の場合には特養が今二千ベッドぐらいございます。ただし、今六百人程度待機でいらっしゃるんですけれども、全国的な数字として大体おのおののインフラについての達成率というのはどのぐらいなのでございましょ...全文を見る
○櫻井充君 将来についてのプランは結構なんですが、とりあえず、先ほども言いましたけれども、ケアプランもまだ十分作成されていない、それから仙台の場合かもしれませんが、インフラも十分整備されていないということで、ぜひ四月一日施行に向けて、私は基本的に介護保険に賛成でございますのでそこ...全文を見る
○櫻井充君 やはり銀行の貸し渋りがあって、そしてもう一つ問題になるのは、貸し手と借り手の立場を比較すると借り手の立場が著しく不利な状況に今あるかと思いますが、この点についていかがでございましょうか。
○櫻井充君 金融システム安定化のために公的資金が注入されたんだと思うんです。  僕らは医者の感覚でしか物を考えられないんですが、要するに心臓である銀行は助けているかもしれない。末梢循環が助かっているかというと、決して末梢循環は助かっていないんですよ。我々、心臓はよくなった、だけ...全文を見る
○櫻井充君 そこで、とにかく健全な借り手も被害に遭っているということは、やはりぜひ御認識いただきたいというふうに思います。  それで、商工ファンドの件に関してちょっとお伺いしたいんですけれども、最近、裁判になって問題になっているのは、連帯保証人に対して書面の交付を行っていないん...全文を見る
○櫻井充君 そうすると、要するにこういうことが行われているかどうかに関しては現時点ではわからない、個々の事案なのでわからないということでございますか。
○櫻井充君 では、一般論でいきます。  ある企業がこういう事案がかなり多く発生して裁判になっている場合には、金融再生委員会になるんでしょうか、金融監督庁になるのか、それは立ち入りで調査をしていただけるんでしょうか。
○櫻井充君 今言いましたとおり、少なくとも十七条に違反しているんですが、そういう場合は調べていただけるんですか、裁判じゃなくても。
○櫻井充君 なぜこのようなことを申しているかと申しますと、証人喚問の際にコンプライアンス、コンプライアンスということを繰り返されておりました。しかしながら、私調べてみると、十七条違反だけではなくて、全情連の不正使用など、これは三十条に違反しておりますし、それから常勤の監査役がシス...全文を見る
○櫻井充君 やはり皆さんが怒っているのは、なぜ銀行ばかりが優遇されるのか、そしてなぜ責任を追及されないかということになるんだろうと思います。  それで、平成三年に発覚しましたいわゆる富士銀行の不正融資事件でございますが、これについて、二千七百五十億円もの不良債権が発生しましたが...全文を見る
○櫻井充君 最後に、農水大臣にお伺いいたします。  「「農業構造改善事業に関する調査委員会」調査結果中間報告」において、問題の所在として執行体制、人事関係の問題が指摘されています。そこの中で、「構造改善事業等に携わる職員が二手に別れて対立し、互いに中傷し合ってきたことにより、こ...全文を見る
○櫻井充君 それで、何か対策は講じられたんでしょうか。
○櫻井充君 あともう一つ、昨日、大臣はきちんと調査を行っているという趣旨の発言をされていましたけれども、今後さらに新事実が明らかになった場合には、大臣がきちんとした形で責任をおとりになられるんでございましょうか。
○櫻井充君 仮定の話はできないというお話でございましたが、我々は、国会議員になったら何をしますと言って、仮定の話は選挙のときとかもやっているわけでございます。  私は、やはり大臣から、任せろ、ちゃんとやっているんだから、少なくとも我々が国民の代表であって、きちんとやるから心配す...全文を見る
03月14日第147回国会 参議院 予算委員会公聴会 第1号
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○櫻井充君 民主党・新緑風会の櫻井充です。お二人から貴重な御意見をいただきまして、本当にありがとうございました。  まず最初に、三宅公述人にお伺いいたしたいんですが、GDPで見るよりはむしろ今回の場合においては設備投資がよくなってきているので改善基調にあるんじゃないかというお話...全文を見る
○櫻井充君 ヒアリングという点で、私も仙台でタクシーの運転手さんに随分、どうですかと聞いてみますと、去年より悪いという方が三十人の中二十九人で、一人の方だけが少しよくなったということで、私にはまだ余り景気がよくなってきているようには思えない実情がございます。  先ほど、景気は若...全文を見る
○櫻井充君 それともう一点お伺いしたいんですが、財政構造改革は必要である、平成十五年からというお話でしたが、これは期日をまず区切るということがある意味で大事なことだというふうに思いますが、どういう条件が整ったらば財政構造改革に入ればいいというふうにお考えか、教えていただきたいと思...全文を見る
○櫻井充君 どうもありがとうございました。  それでは金子先生にちょっとお伺いしたいんですが、私、この仕事につくまで内科の医者をしておりました。  私は不登校の子供たちのカウンセリングも行っていて、その子たちに話を聞くと家族関係はみんな悪いんですね。例えば個々人、お父さん、お...全文を見る
○櫻井充君 何で学校の担うべき役割というふうなことをお伺いしたのかといいますと、大概、今事件がありますと、学校の先生だけが前面に出されます。万引きでも人殺しでも構いませんが、どこどこの中学校の生徒で、校長先生が出てきて担任の先生等が謝る。しかし、今の教育、ではそれでいいのかという...全文を見る
○櫻井充君 それからもう一つ、中高一貫教育ということなども言われていますが、慶応の場合には幼稚園からずっと大学まで上がっていらっしゃる方々もいらっしゃると思います。あとは慶応大学なら慶応大学から入ってこられる方々もいらっしゃいますけれども、そういう子供さんたちでやはり差が出てくる...全文を見る
○櫻井充君 今度ぜひ慶応に足を運んで教育の現場を見せていただきたいと思いますし、自分の育った仙台の町でああいう教育ができればなというふうに思っております。  どうもありがとうございました。
03月15日第147回国会 参議院 財政・金融委員会 第4号
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○櫻井充君 民主党・新緑風会の櫻井充です。  まず最初に、大蔵大臣にお伺いしたいんですが、これは通告なしで大変申しわけないんですけれども、先ほど大蔵大臣の説明を聞いておりまして、昨年度の予算のときには、たしか一回から大魔神を投入するようなものなんだというふうにおっしゃったかと思...全文を見る
○櫻井充君 昨日、公聴会がございまして、経済戦略会議のメンバーの一人の三宅さんが公述人として見えられました。そのときに、景気は回復しつつあるだろう、そして約八十五兆円の今回の予算も仕方がないとは思う、ただこのままいくとまた秋には景気が悪くなってしまうんではないだろうかというような...全文を見る
○櫻井充君 こちらとしてはちょっと原因をということでお伺いしたんですけれども。ある意味でいうと、ここ十年間見てきたときに、支出の点で問題はなかったのかというふうなことがあるかと思います。  きのうの公聴会でもあったんですが、公共事業に関していろいろ御意見がございました。まずお伺...全文を見る
○櫻井充君 それで、皆さんにお配りした資料を見ていただきたいと思います。これはきのうの予算委員会の公述人の方の提出された資料の一部抜粋でございます。  左側にあります図2、図3のところに示されておりますように、図2のところでは三十年間の推移を見ておりますが、対GDP比で日本だけ...全文を見る
○櫻井充君 私は公共事業が不要だというふうには決して思っておりません。必要な公共事業はどんどんやっていくべきだというふうには思っています。ただ、そこの中で本当に必要なのかどうかということをチェックする必要があると思います。  今、大臣から、日本はインフラ整備が世界の国と比べてま...全文を見る
○櫻井充君 もう一つ、右の上に図4がございますが、世界の国々のGDPに対しての公共事業費を見たときにも、もともと日本は高かった上に、さらに八五年、九〇年、九五年とどんどん公共事業費がふえてきております。世界の国々は変わらないかむしろ減っていくというような状況で、その世界の国々でも...全文を見る
○櫻井充君 では、もう一点お伺いしますが、先ほど公共事業というものはインフラ整備のためにまず基本的に行われるべきだというふうにお話がございました。むしろ今は景気対策のために公共事業がというような言葉が先行しておりますけれども、これはその目的から考えるとちょっとおかしいんじゃないか...全文を見る
○櫻井充君 確かに雇用の確保という点でいえば公共事業が必要であるということもわからないわけではございません。つまり、公共事業が全くなくなった場合には、それに従事されていた方が失業されてしまう。その方々に失業保険を払うよりは公共事業を行ってインフラを整備した方がいいという理論も、こ...全文を見る
○櫻井充君 そうなったときに、では予算は一体どうなのかというと、結局、昨年度と比率は変わらない、予算の中で占める割合は変わらない。ですから、大臣がおっしゃっていることと今年度の予算と若干違っているような気もいたしますが、いかがでございましょうか。
○櫻井充君 そうしますと、ある意味では、仕方がないからという言葉が適切かどうかわかりませんが、ほかにいい方法が見つからないのでこういう公共事業を景気対策の一つとしてやらざるを得ない状況だというふうに判断してよろしいのでございましょうか。
○櫻井充君 それでは、ほかにもっといい方法があったらというようなことが大臣からございましたけれども、今のアメリカの景気を支えてきているのは情報通信関連の産業がかなり発達してきているからだろうと思いますが、それではなぜアメリカの情報通信産業というのはこれだけ発達してきたのでございま...全文を見る
○櫻井充君 今、シリコンバレーの話が出まして、そしてベンチャーの話が出ましたが、アメリカの場合と日本のベンチャーの大きな違いというのは、アメリカの場合にはお金を借りる際に担保をとられないし、そして連帯保証人をとられない。つまり、担保をとられないというのは、自分の資産は資産で分けて...全文を見る
○櫻井充君 いや、変わりつつあるとおっしゃいますが、本当に変わってきているんでしょうか。私の知り合いの方にお伺いしても、先ほど世耕先生の方からも話がありましたが、業績がよかろうが何しようが全然関係なしですし、それから事業を起こしたいといったときに、まだ担保を求められるというような...全文を見る
○櫻井充君 競争していくということは本当に大事なことだと思います。しかし、競争するためには、今度は借りる側の方が銀行の情報というのをかなり持たなければ、競争させるというのは変な言い方ですが、借りる方が今度は銀行を選べるというようなことがなかなかできないんじゃないかというふうに思っ...全文を見る
○櫻井充君 本当に今のことがどんどん広がっていってくれればいいなというふうに思っています。というのは、中小企業の方々とお話をすると、金を貸してくれということではなくて、自分たちが資金調達できるようなシステムを構築してほしいということなんです。  だから、だれにでもかれにでもお金...全文を見る
○櫻井充君 多重債務者の方がふえているその原因はどこにあるというふうにお考えでございましょうか。
○櫻井充君 要するに、景気の悪化と雇用の問題なんだというふうに思います。年齢が上がってきているというのは、無職の方が多いというふうにおっしゃいましたが、リストラで首を切られた方とか、そういう方々がこういう状況に陥っているのかなというふうに思います。  そんな中で、昨年出ました産...全文を見る
○櫻井充君 たしか金融監督庁と通産省で補助金を出して民間の団体にカウンセリング業務等も行っているのではないでしょうか。違いますか。
○櫻井充君 そこの専務理事だったかと思いますけれども、金融監督庁の方が、天下りと言ったらいいんでしょうか、そちらに行っている。通産省からも一人行っている。補助金が、ちょっとはっきりした額がわからないのでその額を教えていただければと思うんですが、たしか数千万円の額だったかと思います...全文を見る
○櫻井充君 では、よろしくお願いいたします。  それでは次に、長銀と日債銀の問題についてお伺いしたいと思いますけれども、長銀と日債銀が売却されました。一応十億円ということで売却されましたけれども、皆さんからすれば、何兆円というお金をつぎ込みながらわずか十億円で売らざるを得ない、...全文を見る
○櫻井充君 そしてもう一つ、たしかこれは二次損失に関しても預金保険機構の方で保証するという条件をつけて十億円で売却されているかと思いますけれども、この二次損失の補てんというのに大体どの程度お金が必要だというふうにお考えなのか。その点についての見通しですけれども、見込みで結構でござ...全文を見る
○櫻井充君 最近、政府の答弁で想定外ということが随分言われておりまして、銀行の経営上の問題に対してなぜ税金を使わなきゃいけないのかという声が非常に多くございます。今回のことに関しても全く予想がつかないというふうなことで、二次損失が起こったときに結局幾ら必要になりました、また税金を...全文を見る
○櫻井充君 もう一つ、僕が皆さんからよく聞かれるのは、長銀とか日債銀をそのままつぶしてもよかったんじゃないか、それに預金者の方々を保護するために幾らか税金を使う、そういう格好で、長銀や日債銀はつぶしちゃっていただいてよかったんじゃないかというふうにおっしゃる方もいらっしゃるんです...全文を見る
○櫻井充君 ぜひ金融監督庁でも考えていただきたいというか、なぜそんなことを申すかといいますと、今銀行での信用乗数が二けたに落ちておりまして、要するに今どの程度貸し出しているかということになりますが、二十四年前と同じぐらいのレベルだというふうに言われています。ですから、このまま行く...全文を見る
○櫻井充君 警察問題もそうなんですけれども、皆さんが怒っていらっしゃるのは、要するに内部の審査が甘過ぎるんじゃないか、そして何かが起こったときに想定外でございましたと、そういう答えに関してかなり怒っていらっしゃるんだろうというふうに思います。  もう一つ、日債銀に関して奉加帳方...全文を見る
○櫻井充君 そういうふうにならないことを本当に願っております。  最後に、三月九日の予算委員会で私は富士銀行の不正融資問題について質問いたしました。そのときに、林刑事局長の方から、八百二十一億円を立件し、捜査を結局終結したというふうに答弁がございました。しかし、不正融資の額が二...全文を見る
○櫻井充君 これは九八年五月十八日の千葉刑務所内での中村元課長の出張尋問に関してですが、小林先生、これは秘書さんでございますが、小林先生とは自分自身もうべったりでした、小林先生も私にべったりでした、そういう関係ですと、こういうふうにも供述されております。それから、これは大田省三大...全文を見る
○櫻井充君 私たちはこの事件はまだ終わっているとは思っておりませんので、捜査の方をよろしくお願いしたいというふうに思います。  これで終わります。
04月14日第147回国会 参議院 本会議 第16号
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○櫻井充君 私は、民主党・新緑風会を代表いたしまして、ただいま議題となりました三案について質問いたします。  質問に先立ちまして、このたびの北海道有珠山噴火のために避難生活を余儀なくされている多くの地域住民の皆様に心からお見舞い申し上げます。  現在も続いている噴火により疲労...全文を見る
04月27日第147回国会 参議院 財政・金融委員会 第13号
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○櫻井充君 民主党・新緑風会の櫻井充です。  法案の審議の前に、まずNPO法人に対する課税についてお伺いしたいんですけれども、介護サービスを提供するNPO法人に対して課税するというふうに新聞報道がございましたが、なぜこのようなNPO法人に課税しなければいけないのか、その目的等に...全文を見る
○櫻井充君 しかし、同じ介護サービスを提供している社会福祉法人に対しては課税をしていないわけですね。つまり、両方とも非営利ということをうたっているわけであって、その点から考えれば整合性がないように思えますが、いかがでございましょうか。
○櫻井充君 確かに、社会福祉法人という名前からすれば社会福祉を行っていることになるのかもしれません。しかし、介護サービスを提供している、NPOという名前かもしれませんけれども、社会福祉を行っているという点では全く同じではないでしょうか。  ですから、その名前からということではな...全文を見る
○櫻井充君 なぜこういう質問をしているかといいますと、NPOというものを政府がどうとらえているかということになるんだと思うんです。つまり、今後NPOがどんどんアメリカのようにふえていって、そしてアメリカのように行政の一部を担っていくような形で育っていってもらいたいと思っているのか...全文を見る
○櫻井充君 NPO自体の運営というのは非常に厳しい状況にあって、しかも運営資金を得るために今どういう方向に向かっているかというと、NPOに寄附した場合に、その寄附行為、寄附をした人たちの税制を優遇しようというふうに動いているわけです。その動きとこのNPOに法人税をかけようという動...全文を見る
○櫻井充君 ぜひお願いなんですが、NPOが海のものとも山のものともわからないというような御発言がありましたが、まじめにきちんとした形で参入しようとしている方々も数多くいらっしゃいます。ですから、活動をきちんともう少し見ていただいた上で判断していただきたい。課税すべきかどうかという...全文を見る
○櫻井充君 どうも申しわけございません。  それでは、金融商品の販売等に関する法律案について質問させていただきます。  この法律案に定める金融商品というのはどのような基準で決められたのか、まずこの点について御説明願います。
○櫻井充君 そうすると、説明義務のある金融商品というのは、販売商品自体に元本割れの発生の可能性があるものと、それから販売業者自体に倒産のリスクがあるものというふうに大きく考えてよろしいんでしょうか。
○櫻井充君 金融商品から商品先物が除外されているというのは、リスクという点を考えれば、この商品自体が外れてくるというのはちょっとおかしいような気がするんですけれども。
○櫻井充君 そうしますと、この法案で定められない場合にはこの商品先物というのは消費者契約法の中にも入りませんよね。消費者契約法の中に、例えばこういう商品、商品でないからなのかもしれませんけれども、その販売等に関して説明する義務の商品の中には入ってこないということですよね。
○櫻井充君 ちょっと基本的に教えていただきたいんですが、商品先物というのは少なくともリスクは伴うものですよね。
○櫻井充君 つまり、この法案というのは割と今まで個別法で縦割りに決まっていたものを横断的にしようというようなことで決められた法律だと思っています。そういう意味からいっても、横断的に考えてくれば商品かどうかというそこの、法案の定義を今おっしゃいましたけれども、かなり高いリスクがある...全文を見る
○櫻井充君 商品先物のときにお金の移動というのはないんですか。
○櫻井充君 でも、先ほどキャッシュフローとおっしゃいましたよね。ですから、そういう意味からすれば当然入ってくるべきものじゃないかというふうに思いますが、まあではしようがないですが。  では、ついでに、郵便貯金と簡保も除外されていますよね。これはなぜなんですか。
○櫻井充君 そうしますと、民間の金融機関の方々というのは商品を説明しなければいけないという義務を負わされるわけですけれども、官の場合にはそういう説明が一切免除されるということになりますよね。
○櫻井充君 それでは、説明義務項目の中に商品の構造というふうなものを加えていくべきではないか、説明する際に、これが欠けているんですけれども、その点についてはいかがでしょうか。
○櫻井充君 商品の構造というのは一番根本的なことじゃないですか。医者的な感覚で大変申しわけございませんが、我々は患者さんたちを検査する場合に承諾書というのを必ずとります。そのときに、まず、あなたはどういう病気の可能性があるからこういう検査、例えば狭心症の可能性があるから心臓のカテ...全文を見る
○櫻井充君 この法案に商品の構造について説明するという一文を加えて何か不都合な点があるんですか。
○櫻井充君 だって、リスクの説明をする際に商品の構造は話さなきゃいけないとおっしゃっているじゃないですか。そうおっしゃいましたよね。
○櫻井充君 自己責任というところも必要なことだと思うんです。つまり、リスクだけを、極端に言えば、ここに書いてあるとおりとりあえずリスクだけを説明するということになれば、本人にとってはこのリスクだけしかわからないわけですよ。構造を初めて知れば、その人が勉強すれば今度はこういうふうな...全文を見る
○櫻井充君 そうしますと、目的のところに「顧客の保護を図り」というふうにございます。その顧客の保護を図るために、今ここの条文に書かれていることだけを説明すれば顧客の保護は図られるというふうに大蔵省としてはお考えということですね。
○櫻井充君 顧客の保護という点でもう一つお伺いしたいんですが、説明しなさいというふうに書いてあって、先ほど理解を求めることが大事なんだという御説明がございました。確かに、説明だけしっ放しでわかったかわからないか、そこが一番大事なことだと思うんです。  そうすると、本来ですと、そ...全文を見る
○櫻井充君 説明は何のためにするかというと、くどいんですけれども、理解してもらうために説明するわけですよね。その点に関してはよろしいですか。
○櫻井充君 ちょっとおかしいと思うんですけれども、説明するのは理解をしてもらうためですよね。中のことまでわからないからそこまで踏み込めないというお話ですが、理解をしてもらうために説明をしているんです。説明のための説明じゃないんですよ。業者側が自分たちの立場を保護するために、私たち...全文を見る
○櫻井充君 どうにも納得いかないんですけれども、つまり今の話からすると、説明することが大事なんだと、理解は裁判になったときにどうだという話になるわけですよね。説明する形が大事であって、説明したかしないかという議論なんだということになりますが、説明した上で、やっぱり理解しているか理...全文を見る
○櫻井充君 自分たちの方に都合のよく説明することなんてよくあるわけですよ。  例えば商工ファンドを例にとりますと、根保証のときに四こま漫画をかいているから非常にわかりやすいんだという話をしているんですけれども、彼らがかいているのはどういうのかというと、根保証という枠が決まってい...全文を見る
○櫻井充君 済みませんが、説明したとかしないというのはどうやって証明できるんですか。
○櫻井充君 結局、そこは言った言わない論ですよね。従来どおりと余り変わっていないんじゃないかという気がするんです。つまり、言った言わないで一番最終的にもめるのは何かというと、これは想像するとですが、恐らく説明したのか説明していないのかというところが最後に問題になるんだと思うんです...全文を見る
○櫻井充君 いや、でもそれは業者は説明したと言いますよ、多分。何かあったときに、それは説明義務があったから説明したんだと言うんじゃないですか。仮に言っていなくても、あのとき説明したじゃないですかということを言う人たちだっているかもしれませんよ。そこで言ったか言わないかという議論に...全文を見る
○櫻井充君 今の答弁でちょっとおかしいと思うのは、業者が説明をきちんとするという前提のもとなんですね。業者はこういう義務にする、こういう形にすると業者はきちんと説明します、しかも相手に理解されるように説明しますというふうになっているんだ、やるんだということになる。やらなきゃいけな...全文を見る
○櫻井充君 それでは、この法律を定めて、ほとんど顧客の保護が図られなかったと、目的は顧客の保護という形になっておりますけれども、従来と余り変わりがなかったということになれば、この法律が施行されてからですが、その場合にはもちろん見直してはいただけるんですよね。
○櫻井充君 まあ何歩か前進したのかもしれませんけれども、我々からすると本当に完全に顧客が保護されるのかという点に関しては随分疑問点があるわけです。そういうことを多くの方々もまた指摘されているところではないかというふうに思います。ですから、現実にこの法律が動き出して、余りかわりばえ...全文を見る
○櫻井充君 視点を変えてなんですが、もう一つ、クーリングオフという制度を取り入れてみたらどうなのかなというふうに思います。  説明を受けまして、そのときには何となくいいかなと思って考えたけれども、いろんな人に聞いたらやめた方がいいんだと言われたときにやめられるように、一週間にす...全文を見る
○櫻井充君 業者を信用していないわけではないんですけれども、やはりきちんとした説明がされるかどうか、しかも相手にわかるように説明されるかどうか。  それから、その人が後でほかの人たちに聞いてみたときに、本来だったらその場で契約しなければ一番いいんだと思いますが、今までのやり方を...全文を見る
○櫻井充君 それから、今、勧誘というかその話になったんですけれども、これは今回の法律で言うとある程度業者に任せるという感じになっております。しかし、商工ローンの業者のことだけ出して大変申しわけないんですけれども、ああいう業者を見ておりますと、それとは違うんだというふうに言われてし...全文を見る
○櫻井充君 それでは次に、SPC法についてちょっとお伺いしたいんですけれども、SPC法施行後の現状について、どの程度その流動化が図られたのか、まずこの点について御説明願いたいと思います。
○櫻井充君 それで、法改正して使い勝手がかなりよくなるということなんですけれども、大体どの程度効果があるというふうにお考えなんでしょうか。
○櫻井充君 期待しております。  それから、証券取引法及び金融先物取引法の一部を改正する法律案についてですけれども、今度、株式会社化されますが、これまでの会員権に認められていました取引に参加する権利と経営権というのはどういう形で担保されるようになるんでしょうか。
○櫻井充君 今度、株式会社化された場合に、コーポレートガバナンスというか、そういうことが要求されるようになりますが、ちょっと基本的なことをお伺いしたいんですけれども、こういう証券取引所の主たる収入というのは一体何なんでしょうか。
○櫻井充君 そうすると、上場すればするほど取引所は収益が得られるということになるんだろうと思います。そうなってきた場合に、一部心配されているのは、例えば暴力団の資金源にならないかとか、またどんどん上場されていって、金だけ集めてそこで倒産させてしまうとかというような形で新しい資金源...全文を見る
○櫻井充君 ちょっと通告していなくて申しわけないんですが、例えば光通信なんかがあれだけ株が大暴落して株主が相当損失を受けているわけです。あれは一部上場企業だからということで投資されている方々もいらっしゃるんじゃないか。それは投資家と企業とだけの問題になるのか、ああいう場合に。ある...全文を見る
○櫻井充君 最後に、不良債権処理について宮澤大蔵大臣にお伺いしたいんですが、十八日の衆議院の大蔵委員会で、大臣は、金融機関の不良債権処理が終わらない段階で早期是正措置の導入や金融ビッグバンを進めようとした金融行政について、今から考えて逆だったと思うというように述べておられるようで...全文を見る
○櫻井充君 どうもありがとうございました。  これで終わります。
05月08日第147回国会 参議院 金融問題及び経済活性化に関する特別委員会 第5号
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○櫻井充君 民主党・新緑風会の櫻井充です。  金融システムがまだ安定していないということでペイオフが延期されようかということで法案が提出されているわけですが、まず基本的なことをちょっとお伺いしたいんですけれども、金融システムというのは一体何を指すのか、まずこの点について教えてい...全文を見る
○櫻井充君 つまり、資金が必要なところに資金がきちんとした形で供給されていくという、そういうシステムと考えてよろしいんでしょうか。
○櫻井充君 現状ではまだ金融システムはそうすると安定化していない状態だというふうに考えてよろしいわけですね。
○櫻井充君 済みません、大臣の御見解をお伺いさせていただきたいんですが、大臣としてはどうお考えなんでしょうか。
○櫻井充君 そうしますと、金融システムが安定していないという原因はどこにあるというふうに大臣はお考えなんでしょうか。
○櫻井充君 今、大臣が銀行が金融システムの中核をなすんだというふうにお話しされました。今金融システムがまだ安定していないということ自体は、銀行の経営というんでしょうか、そこがまだ安定していないんだというふうに考えてよろしいんでしょうか。
○櫻井充君 そうしますと、そこの中で金融システムの中核をなすべき銀行の、もう一つ基本的なことをお伺いしたいんですが、銀行の本来果たさなければいけない役割というのは一体何なんでしょうか。
○櫻井充君 それでは、その銀行法に定めています銀行の公共性というふうなものは一体何を指すんでしょうか。何を指して公共性と言うんでしょうか。
○櫻井充君 つまり、国民経済が円滑に行われるために、お金を預かり、そして必要なところに融資するというふうなことが公共性という意味でよろしいんですか。
○櫻井充君 今のは中心は預金者の側から見たときの公共性ということになります。しかしながら、資金を円滑に融通するというか融資していくというふうなことからすれば、借り手側の公共性といいますか、借り手側に対して銀行がどう働いていくのかというそこの公共性というふうなものはどうお考えなんで...全文を見る
○櫻井充君 そうすると、血行が停滞しないようにというふうに今おっしゃいましたが、血行が停滞しているからこそ金融システムが安定化していないというふうに考えていいんだろうというふうに思います。  もう一度、くどいかもしれませんが、血行が停滞しているのは、これは銀行の問題なんでしょう...全文を見る
○櫻井充君 そうしますと、銀行が資金を円滑に供給していないという原因の一つとして、今金融監督庁が銀行に健全度だけを求めているんじゃないかと。つまり、自己資本比率だけを、今銀行のランキングをつけますと、資本金であるとか、健全度の指標なのかもしれませんが自己資本比率だけではかられてき...全文を見る
○櫻井充君 今、リスクをとるようにというお話がございました。ここで言うリスクというのは一体何を指すんでしょうか。
○櫻井充君 私も、まさしくおっしゃるとおりだと思うんです。  これまで、担保だけをとれば、あとは保証人をとりさえすればそれでリスクから回避できるというか、そういう状況だったのかなというふうに思います。これからは、これまでの実績ということだけではなくて、今後どういうことをやってい...全文を見る
○櫻井充君 そうすると、それは市場に任せるということになるのかもしれませんけれども、果たしてそれで銀行が変わっていくことができるのかどうかというのが一つの疑問です。  それともう一つは、現在でも、一時よりは下火になったかもしれませんけれども、商工ローンの問題がございます。日本の...全文を見る
○櫻井充君 すみ分けが今できているとおっしゃったのかなというふうに思いますが、私が心配するのは、僕らは医者の感覚ですぐ申し上げて大変申しわけないんですが、人の体を治療しているときに、銀行がいわば心臓に当たるんだろうと思います。  昔、心不全の治療をするときはどういう治療をしたか...全文を見る
○櫻井充君 できれば月別の融資ですね、月ごとの融資を、どうなっていたのか、その点について後で結構でございますので教えていただきたいというふうに思います。つまり、三月に急激にふえてきていないかどうか、二月までと三月と全然違っていないかどうかということについてだけ、できれば教えていた...全文を見る
○櫻井充君 それは本当にそんなものなのでしょうか。技術的に無理なら、技術的に可能にしていただきたいと思いますが、それは無理なんでしょうか。
○櫻井充君 済みません、ちょっと私、金融業界に明るくないのでもう少し詳しく教えていただきたいんですが、その不良債権の処理というのと中小企業に貸し出すというのとどういう関係があるんですか。
○櫻井充君 金融機関にこうやって貸出枠を設定しているということは、きちんとした形で融資しなさいということですよね。その点についてはいいわけですよね。きちんとした形で融資してくださいと、健全な借り手に対してきちんと融資してくださいということですよね。  そうすると、本当にきちんと...全文を見る
○櫻井充君 じゃ、半歩譲って、不良債権の処理が先だとおっしゃるのであれば、不良債権はどのぐらい処理されているんですか、あと幾ら残っているんでしょうか。
○櫻井充君 いや、私は、まず総額幾らまだ残っているのかということもお聞きしたわけであって、二兆七千億、それは目標よりは大きいかもしれませんが、自分たちで目標を立ててそれをクリアしましたからいいというものではないんだろうと思います。  あと幾らほど残っているのか、教えていただきた...全文を見る
○櫻井充君 済みませんが、不良債権がどの程度の額になったら金融システムは安定した、つまり中核として働く銀行として、銀行の本来の目的を果たせるような、不良債権の額ですが、どの程度になればいいというふうにお考えなんでしょうか。
○櫻井充君 そうなんです。そういうことは聞いていないんですよ。今までどれだけやってきたかということじゃなくて、今後どういうふうになったら金融システムというのは本当に安定するのか。  これでペイオフを一年延ばしましたということになっていますよね。金融システムが安定していないから一...全文を見る
○櫻井充君 済みませんが、大臣のお考えとしては、大手行はもう安定したんだというふうにお考えなんですね。
○櫻井充君 おおむね終わったとおっしゃいました。じゃ、どのぐらいであれば完全に終わったというふうに考えられるんですか。先ほど十九・二兆円でしたね、今あるというふうなお話ですが、これでおおむね終わったということであったとすれば、どのぐらいであればいいというふうに大臣としてお考えなん...全文を見る
○櫻井充君 どの程度になればと聞いているのであって、今が八合目かどうかということではなくて、どの程度になればまあ金融監督庁としては納得できる額だというふうにお考えなんでしょうか。目標です。
○櫻井充君 それは額じゃないんですか。要するに、分類もあるかもしれませんけれども、どの分類のものがどれだけ処理されたから八合目まで達したというふうに言えるんじゃないんですか。何の根拠もなしに八合目までと、それは余りにいいかげんでしょう。何らかの根拠があるから八合目ですよね。何なん...全文を見る
○櫻井充君 なぜそんなことをしつこく聞いているかと言いますと、宮澤大蔵大臣も実は衆議院の大蔵委員会で、不良債権の処理は早期にやるべきだったと、金融ビッグバンを迎える前にやった方がよかったですねというふうに宮澤大蔵大臣は答弁されているわけですよ。ですから、どこまできちんとやれている...全文を見る
○櫻井充君 ちょっとこの件に関してもう一つお伺いしたいことがあるのですが、長銀とか日債銀が破綻いたしました。経営者側は、破綻した前年度に株主総会において株主に対してどのような財務状況であるというふうに説明したのでしょうか。  つまり、コーポレートガバナンスというか、そういう形で...全文を見る
○櫻井充君 そうしますと、その株主というのは何を判断して株主になれるのですか。つまり、そのときにきちんとした財政状況、どういう財政状況であったとかそういうふうな報告はあったわけですか。それはたまたまこういう委員会の場では話ができないということなんでしょうか。そうでないとすると、株...全文を見る
○櫻井充君 わかりました。  それじゃ制度のことについてもう一つお伺いいたしますが、株式会社は経営者が株主に対しての責任を負っているわけですけれども、大手生保の場合は相互会社ですけれども、この場合の経営者というのはだれに対して責任を負って経営することになるんでしょうか。
○櫻井充君 そうしますと、相互会社というのは、契約者、いわばその社員に対して利益を上げるように経営の努力をしていかなければいけないということでよろしいのでございましょうか。
○櫻井充君 そこで、これは住友生命に対しての訴状なんですが、相互会社が政治献金をしていると。どの程度かといいますと、ある生保の場合には、平成七年度に国民政治協会に二千百七十万、改革国民会議に七百八十万、平成八年度が一千四百九十万、平成九年度が一千三百二十万、平成十年度が一千四十七...全文を見る
○櫻井充君 しかし本来であれば、例えば今話をしたところは、二つで約二千万人の契約者がいます。二千万人の社員がいる。私もその中の一人です。そうしますと、ある偏ったところに献金を行っているわけであって、二千万人の人が全員同じところを支持しているというわけではないんだと思うんですね。 ...全文を見る
○櫻井充君 総代会というのは、会社の人が適当にと言ったら怒られますが、自分の都合のいいように選んでいる会だというふうに私は聞いております。これはまた訴えている方々もそれはお調べになりまして、自分が契約者であるから自分も総代会に出たいと言ったら、一見の方にはお断りしたいといって断ら...全文を見る
○櫻井充君 年々減少しているからいいというものとは全然違うんじゃないかと思うんです。  例えば、こういう会社だから、では私は契約をやめましょう、社員をやめますというふうに簡単にいければいいわけですが、そこで契約を取りやめると多大な損失をこうむることになるんです。例えば、私は三十...全文を見る
○櫻井充君 すっきりしないんですが、監督官庁としてどう考えていくかということになるんだと思うんです。つまり、会社員の思想、信条とか、そういうことを尊重していくとなれば、どの政党を支持するかとか、どういうスタンスで考えていくかとか、そういうことを考えていったら、ある一つのところだけ...全文を見る
○櫻井充君 健全性というふうに今おっしゃいました。まあ一千万程度だったら微々たる額なのかもしれません。もしそういうふうなことで健全度を失うというふうに考えられるような場合にはどうなるんですか。
○櫻井充君 済みません、もうちょっと基本的なことをお伺いしたいんですが、生命保険会社というのは今の社会においてどういう存在なんでしょうか。
○櫻井充君 済みませんが、そういうところに保険料を払って、今の答弁のところに何か今我々がお金を払っておると。それをふやしてくれたりとかいう話みたいですが、そういうところに保険料を払って我々はなぜ税制上優遇されなきゃいけないんですか。確定申告等をするときに、年末調整でも結構ですが、...全文を見る
○櫻井充君 通告がないとおっしゃいますが、私はヒアリングに来た方にこういうことはお話ししております。そのときに、いわゆる社会保障なんですよということを非公式には教えていただきました。しかし、社会保障というのは果たしてそういう生命保険会社にお願いしなきゃいけないことなのかどうかとい...全文を見る
○櫻井充君 これは生命保険に入る方の後押しなんですか、生命保険会社の後押しなんですか。
○櫻井充君 済みません、ちょっと時間がないので最後に。  今、説明という言葉がございましたが、金融商品の販売等に関する法律案が参議院は通りました。今回、生保の場合に責任準備金の九〇%を保護するというふうにうたっているわけですが、その責任準備金の九〇%の保護というのは、今後金融商...全文を見る
○櫻井充君 要するに、よくわからなかったのでここを教えていただきたかったんです、本当の話は。  時間になりましたので、今後また質問させていただきたいと思います。
05月18日第147回国会 参議院 財政・金融委員会 第18号
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○櫻井充君 それでは、内藤委員に引き続きまして、財投制度についてお伺いいたします。  ちょっと基本的なことを教えていただきたいんですが、まず今回の抜本的改革の目的について教えていただきたいと思います。
○櫻井充君 財投機関の効率化を図っていくという話になりますが、そうすると財投機関というものの本来の目的といいますか、それは一体どういうものなんでしょうか。
○櫻井充君 一般的な話ですけれども、国の施策を行ってくる、そういう会社と言ったらいいんでしょうか、そういう仕事をした場合に、民間の企業と比べてどちらが利益を得やすいとお考えですか。
○櫻井充君 政策的なことを実現するために財投機関が必要だというお話でした。その政策的なことを行っていくということは、恐らくはコストの点というのは、民間企業と比較したときには、ある部分利益を得なくても仕方がないんじゃないかと思われる、そういう機関も出てくるんじゃないかと私は思います...全文を見る
○櫻井充君 つまり、余りもうからないようなところにも政府の方針として事業を起こしていかなければいけないのが財投機関だと私は思うんです。そうしますと、先ほど政務次官からお話がありましたが、税金であれば無償資金であると。財投の場合には、基本的には、年金や郵貯を使っておりますから、将来...全文を見る
○櫻井充君 それでは、もう一つ別な観点からお伺いしたいんですが、たしか一昨日のこの委員会で財投機関債を発行できるところはほとんどないんじゃないかというような答弁があったかと思いますけれども、財投機関の数と実際に財投機関債を発行できると考えられている数について教えていただきたいんで...全文を見る
○櫻井充君 現段階で幾つか、どのぐらいかというのがわからないままその制度をつくっていること自体に問題はないんでしょうか。こういうのは絵にかいたもちということになるんじゃないですか。つまり、現実と全くかけ離れている制度をつくって、さあ制度はつくってみたけれども、現実的には機関債を発...全文を見る
○櫻井充君 今、やめてしまっても仕方がないとおっしゃいました。本当にやめてもいいんですか。これをやめた場合に大きな問題は起こらないんですか。つまり、銀行がつぶれたとか、そのために銀行の破綻のルールをつくっているわけですが。極端な話とおっしゃいましたけれども、私はそのぐらいの気概は...全文を見る
○櫻井充君 済みません、仮定の話で大変申しわけないんですが、本当に効率化を求めていくとすれば今おっしゃったとおりです。  もう一つちょっと聞いておきたいんですが、そういう場合にはやはり破綻というか、そういう処理のルールというのはまた改めて定めるというお考えなんですね。
○櫻井充君 ちょっと脱線したんですが、今回のこの制度でとにかく市場原理に基づいて経営が効率化されると。財投機関債が発行されて初めて市場原理にかかるということになると考えていいわけですね。そのもの自体も発行できなかった場合には市場原理に乗っからないと考えてよろしいんですか、そういう...全文を見る
○櫻井充君 私はとにかく一回どこの機関にも全部出させるべきだと思うんですよ。出させてみて、買ってくれるところがなければ、やっぱりこういうものなんだなということをまず認識してもらうこと自体が大事なんじゃないでしょうか。そうじゃなければ、要するに政府保証をつけてもらうとか財投債から融...全文を見る
○櫻井充君 出せないというのはどういう理由で出せないんですか。
○櫻井充君 なぜ発行できないかということの理由が余り明確ではないように思うんです。  ちょっと総務庁にお伺いしたいんですが、総務庁の行政監察局が財投機関の財務内容を分析しています。分析した財投機関の数と債務超過の状態にある財投機関の数を教えていただきたいと思います。
○櫻井充君 非常に不思議なんですが、債務超過でないということは、その機関自体が黒字だという理解でよろしいんですか。
○櫻井充君 ちょっと不思議なんですが、要するにほとんど債務超過ではないんだとおっしゃっているわけですよね、単年度の収支はちょっとわかりませんが。  そうすると、債務超過でないとすれば市場は買ってくれるものではないんですか。そういう単純なものではないんでしょうか。
○櫻井充君 いや、買えないというんじゃなくて、逆で、二十五の財投機関を調べて債務超過だったのはたった一つしかないと。だったら、残りの二十四は発行できるんじゃないですかと私は問いたいんですが。
○櫻井充君 そうすると、将来はもしかすると債務超過に陥るかもしれないから、そこら辺の判断が必要だということをおっしゃるのであれば、いつまでたっても市場から資金を調達できないんじゃないですか。今のおっしゃり方は、できない理由、できない、できない、できないばかりなんです。  本来だ...全文を見る
○櫻井充君 でも、先ほどのお話をお伺いしていると、市場原理というか、機関債はほとんど発行できないということになりそうだ、そういう見通しだと。見通しも立てていないんだとすると、なぜこういう制度をつくって、こういう考え方でこの制度が運営されていくんだと、その根拠にならないと思うんです...全文を見る
○櫻井充君 それでは、もし財投機関が財投債を発行して資金を調達した、融資してもらったと、こうなると今までのシステムとどこが違うんですか、どこが根本的に違ってくるんですか。
○櫻井充君 今、来たお金を使わなければいけないという答弁がございましたね。来たお金を使わなければいけないというのは、今まで年金や郵貯のお金がどんどん入ってくれば、預託された場合にはそれを全部使わなければいけないということですか。
○櫻井充君 このことが多分大きな問題だったんだろうと思うんです。要するに、財投資金が豊富にあったので不必要な特殊法人ができたりとか効率の悪い経営をすることにつながっていたんじゃないかという指摘があります。この点についてはどうお考えでしょうか。
○櫻井充君 そうしたら、もう一つ教えていただきたいんですが、今度、財投機関債を発行したときに、市場とは言っていますが、民間で機関債を買ってくれなくて、購入してもらえなくて郵貯や年金で引き受ける、購入するということになれば、これまでの制度とどこが違うことになるんでしょうか。
○櫻井充君 ちょっと視点を変えてですが、宮澤大蔵大臣にお伺いしたいんですけれども、今後、日本という国は大きな政府を目指していくべきなのか、小さな政府を目指していくべきなのか、総理を経験されている宮澤大蔵大臣はどうお考えでございましょうか。
○櫻井充君 今、大臣は小さい政府を目指していくべきではないだろうかというふうにおっしゃいました。  公的金融による貸し出しの対GDP、名目のGDPを比較してみたときに、アメリカが四・五でイギリスが一・〇でドイツが四・九、日本は実は三四・四%です。小さい政府を目指すということであ...全文を見る
○櫻井充君 要するに、日本というのは、民営化民営化と言っていますが、実際は余り民営化されていないんじゃないかと思うんです。  もう一点追加しますと、郵便貯金というのは個人の預貯金の三分の一を占めているわけです。つまり、この分が今までは財投の資金として使われてきているわけです。先...全文を見る
○櫻井充君 つまり、私がもう一つ心配しているのは、ペイオフが始まった際に民間の金融機関からまた預金が逃げていく可能性があるんじゃないのか。そうすると、郵政省の方がいて大変申しわけないんですけれども、また郵貯がふえていったときに結局どこかで運用しなければいけないと。そうすると、また...全文を見る
○櫻井充君 今、自主運用という話が出て、もう一点、国債というキーワードが出たんですが、自主運用をして利息を払っている、さもそう思えるようなんですが、実際はことしの予算を見ても国債の利払いだけで十二兆円税金を使っております。ということは何かというと、我々が郵便貯金を積んで、一方で我...全文を見る
○櫻井充君 つまり、十二兆円は国債の利払いとして今回計上されていますね。つまり、その十二兆円は国債を買ってくれた人たちに利子として払っているわけです。国債を買ってくれたところに払っているわけです。つまり、郵貯が国債を引き受けていれば郵貯にその税金が移っていっているというか、お支払...全文を見る
○櫻井充君 済みません。通告もしないで横道にそれて大変申しわけございませんでした。  また財投の制度改革についてなんですけれども、財投機関の改革とか効率化が今回のやり方で図られなかった場合、この場合にはどなたの責任ということになるのでございましょうか。
○櫻井充君 国会に来て非常に不満といいますか疑問なのは、また医者のことで大変申しわけございませんが、私たちは日常いつも責任をとるというか、そういう立場にずっと立っておりました。例えば、患者さんが亡くなったときに、その死亡に対して納得される方もいらっしゃいますし、医療ミスだった場合...全文を見る
○櫻井充君 済みません。  あと、国鉄清算事業団、なぜ昭和六十二年に二十五・五兆円であった債務が資産を処分したにもかかわらず平成十年には二十七・八兆円になったのか、この点について御説明いただきたいと思います。
○櫻井充君 よく聞く言葉ですが、予想しようのないという言葉がよく出てまいります。確かにそうだったのかもしれませんが、そういうことがかなり国の事業の場合には多いのではないかなというふうに思います。それを防ぐために、今回の法律で、第六条の財政投融資計画の第三項のところに「あらかじめ財...全文を見る
○櫻井充君 終わります。
05月22日第147回国会 参議院 金融問題及び経済活性化に関する特別委員会 第11号
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○櫻井充君 民主党・新緑風会の櫻井充です。  まず最初に、これまで銀行が倒産するとかなり大変なことが起こるんだということを随分聞かされてまいりました。  我が宮城県も、徳陽シティ銀行が破綻いたしまして、そして先日発表されました高校生の就職率ですけれども、宮城県が沖縄県に次いで...全文を見る
○櫻井充君 そうしますと、その残りの債権は今どうなっているんでしょうか。
○櫻井充君 千六百七十億円が引き継がれていますけれども、その場合に、金利が変更されたとか条件が変えられて債権が引き継がれた、そういう事例はございますでしょうか。
○櫻井充君 実は私は住宅ローンを借りるときに保険医協会を通じて借りていたんですが、私はそのまま七十七銀行に借金が移りましたが、たしか三割ぐらいの方がその際銀行からそのままの金利では貸していただけないということでかなり問題になった事例がございました。そのようなことというのは金融監督...全文を見る
○櫻井充君 そのような条件を変えて融資するというのは、これは全く問題ないことと考えてよろしいんですか。
○櫻井充君 それでは、徳陽シティ銀行の破綻によって倒産したと考えられる宮城県内の企業がどの程度あるというふうに考えられるんでしょうか。
○櫻井充君 そうしますと、今回、徳陽シティが破綻したことによって五十六件という件数が多いのか少ないのかということを議論しなければいけないのかなと思います。  この件について、その五十六件の倒産件数について、果たして多いとお考えでしょうか。それとも、この程度であれば公的資金まで後...全文を見る
○櫻井充君 済みません、今の四千百件、六百四十億円というのは、これは全国平均から見た場合には多いんでしょうか、少ないんでしょうか。
○櫻井充君 しかし、これは徳陽シティが破綻したから信用保証協会の枠を使って融資を受けたというわけではないですよね。  実際、徳陽シティが破綻したことによって、ほかの銀行から貸し渋りを受けてこのような枠を使わなければいけなかった企業というのは大体どの程度だとお考えでしょうか。
○櫻井充君 それではもう一点ですが、高卒の就職率が宮城県は全国で最低から二番目であった。こういうのは、結果的には徳陽シティの破綻というのは影響が大きくあったんでしょうか、なかったんでしょうか。  これを実はヒアリングの際にどこにお伺いしたらいいのですかと言うと、縦割りでかなり面...全文を見る
○櫻井充君 今の答弁は非常に重要な点があると思うんですが、つまり、我々は、銀行が破綻するとかなり大変だから、いろんな影響が出るので公的資金を注入しなければいけないという答弁をずっといただいております。しかし、こうやって実際破綻したところがあって、それほどきちんとしたデータも整理さ...全文を見る
○櫻井充君 ありがとうございます。ぜひそうしていただきたいと思います。そうでないとなかなか、今銀行に対してもかなり風当たりが強いのは、なぜ銀行だけが優遇されなきゃいけないのかという思いを国民の方々が皆さんお持ちだからだと思うんです。  実際どのぐらいの影響が出たのかということを...全文を見る
○櫻井充君 つまり一%程度で、ほとんどは回収できたということでよろしいんですね。
○櫻井充君 そうしますと、借りている企業もきちんと返済ができているということであれば、何もわざわざここまで政府の信用保証がなくても貸し出すべき企業はこの中にかなり含まれていたということにはならないんでしょうか。
○櫻井充君 そうしますと、政府の対策としては正しかったんだろうと思いますが、結局、銀行がその当時は自分たちのところでリスクを背負ってまで貸し出すことができなかった、公的資金などを注入したとしてもそのようなことはできなかったと。今後はこういうことは本来は当然減っていってくれなければ...全文を見る
○櫻井充君 この先こういう制度を廃止していって、はっきり言えば今のところ焦げついているのは一%程度しかないわけですから、ほとんどが、全部かどうかわかりませんが、かなり優良な企業が含まれている、つまりいわば健全な借り手なんだろうと思います。その企業に対して今後金融機関がきちんと貸し...全文を見る
○櫻井充君 そうすると、今のお話ですと、あくまで官主導で、官主導というかそういう政府系の金融機関があって、そこの部分が貸し渋り対策等を行っていきますというような答弁に聞こえるんですが。  そしてもう一つ、五月八日の金融特の際に村井政務次官は、私の質問に対しては、「プロジェクトの...全文を見る
○櫻井充君 奥さんの資産というのまで出てきましたが、今大きな問題は、日本人がなぜアメリカと違って新しい企業を起こすことができないかというのは、個人資産を担保にとられるとか奥さんを連帯保証人にとられるとか、要するに自分が企業を起こして倒産した場合は全く身ぐるみはがされてしまう。です...全文を見る
○櫻井充君 個人の資産とプロジェクトの内容というのは何か関係あるんでしょうか。  もう一点お伺いしたいのは、つまり今後貸し出しをするときに、あくまで個人の資産なり、それからどういう保証があるのかということを、そこもかなりの部分勘案しながらお金を貸してくるのか、それとも個人と企業...全文を見る
○櫻井充君 わかりました。  それでは、その観点からもう一つだけお伺いしておきたいんですが、そうすると個人資産等が問題になってくる。その企業が倒産した場合には当然個人資産もとられるということですよね。それはよろしゅうございますか。
○櫻井充君 なぜここで個人資産にこだわっているかと申しますと、じゃ長銀の経営者の方はどれだけ個人資産をお出しになったんでしょうか。あれだけ大きなところが倒産して、中小企業の場合には恐らくは借金取りから、言葉が悪かったかもしれませんけれども、金融機関から、あなたのところに資産がある...全文を見る
○櫻井充君 それは貸し手と借り手という立場で見ているからそうなっていますけれども、企業の経営者という点では一緒じゃないですか。そうじゃないですか。
○櫻井充君 見解の相違なのでこれ以上やってもしようがないかと思いますが。  もう一つ、先ほど公的金融に関して民間の金融機関の補完的な意味で働いているとおっしゃいました。それでは、日本の金融機関の中で、日本の公的金融機関が全体の貸し出し金額の中で占める割合というのは対GDP比で何...全文を見る
○櫻井充君 ちょっと私も正確な数字、きょうそういうことを質問する予定ではなかったので今覚えておりませんが、欧米、ドイツは少なくとも四%台です。イギリスとアメリカが、ちょっとどちらがどっちだったか忘れましたが、一%台と三%で、少なくともドイツもイギリスもアメリカも五%以下です。翻っ...全文を見る
○櫻井充君 なぜこんなことを言っているかと申しますと、もし本当に民の補完であるとおっしゃるのであれば、やっぱりそれなりのきちんとしたデータを持った上で答弁をしていただきたいと思います。  なぜかといいますと、財投に関してもかなり大きな問題があったわけですけれども、つまり、何でも...全文を見る
○櫻井充君 情報をなるたけ多く公開していただきたいと思うんですが、現在でも確かに銀行の支店に行きますとディスクロージャー誌がございます。私も二十社ぐらい見ましたが、私のような金融の素人ではなかなかわかりがたいものでございました。そして、ましてや二十社分ばらばらにいろんな数字でいろ...全文を見る
○櫻井充君 そこのディスクロージャーする項目が銀行銀行によって異なってくると、なかなか比較するというのは難しいんじゃないかと思うんですね。できればある程度、幾つかの項目、基本的に最低限これだけは公表してほしいと。例えば地域貢献度とか、それから中小企業にどれだけ貸し出しているか。実...全文を見る
○櫻井充君 つまり、後は銀行にお任せしましょうということではなくて、少なくともそのぐらいの道筋をつけていくところまでが政治の判断ということになるんじゃないかと思うんですね。  先ほどもお伺いしましたが、どこまで政府が面倒を見て、後は市場に任せるようにしていくのか、どういう道筋を...全文を見る
○櫻井充君 どうも今のは貸し手の理論のような感じがします。銀行が健全なというかそういう人を、そういう借り手を探してくるということだけではなくて、本当はこれからもっと大きい役割というのは、その町をつくっていくときの中心に銀行がなっていかなきゃいけないんじゃないか。こういう企業を起こ...全文を見る
○櫻井充君 それでは別な観点からいきますと、国民には知る権利があるんだろうと思います。自分たちが払っている税金がどのように使われているのか、そのことを当然のことながら知る権利があるかと思いますが、その点から含めて、一般論で結構でございます、私たちは自分たちが払っている税金がどのよ...全文を見る
○櫻井充君 このことに関連いたしまして、ちょっと通告してなかったんですが、谷垣委員長は、たしかあのときにノウハウだと、ノウハウだから提出できないという答弁だったかと思うんです、ゴールドマン・サックスの件に関して。  例えば、国立病院の改修費を教えてくださいと言うと、これは教えて...全文を見る
○櫻井充君 しかし、情報公開というのは、結果がわかって、その結果だけを公表するということ、公開するということではなくて、大事な点は、その過程をきちんと話をしてくるということになるんだろうと思うんですよ。なぜ例えば長銀なら長銀が十億円でこの会社に売られることになったのかとか、そうい...全文を見る
○櫻井充君 そうしますと、閣議決定には必ずしも必要ではないということになりますが、それでは、例えば国家公務員で結構です、一般論でございます、国立病院の病院長が病気になられた、とても病院長を務めることができない、国立病院でございます、副院長がお見舞いに行かれて、そして院長はもう職務...全文を見る
○櫻井充君 今、内閣法という言葉がございました。  それでは、もう一つお伺いいたしたいんですが、国務大臣が病気を理由におやめになる、しかも御自分の意思がはっきりしていないと。例えば、どちらかに出向かれて、公の前で私は病気を理由にやめなければいけませんと言うことなしに、そういう場...全文を見る
○櫻井充君 それでは、内閣総理大臣の場合にはどのようになるんですか、現行法では。
○櫻井充君 今、内閣総理大臣臨時代理という言葉が出ましたけれども、それでは、現行制度で言いますと、なければないで結構でございます、臨時代理というのはどうやって指名されるんですか、どうやって選出されるんでしょうか。
○櫻井充君 確かに九条にそうございます。  それでは、ここに「予め指定する」とございましたが、あらかじめ指定されていなかった場合にはどのようになるんですか。
○櫻井充君 済みません、ちょっともう一度今のところを繰り返させていただきたいんですが、急に総理が欠けた場合には内閣で決定するということですか。
○櫻井充君 それはどこに書かれていることでございましょうか。
○櫻井充君 済みません、法律のどこに書かれているか教えてください。そのために聞いているんですから。
○櫻井充君 まず一つ、内閣法にないということであれば、これはぜひ定めてほしいことだなと。  つまり、法律になくて、そのことを今回いろんな形で実行されたんだとすれば、直ちにきちんとした法整備をすべきではないかと思いますが、いかがでございましょうか。
○櫻井充君 済みません、先ほどの一つ前の答弁に戻りますが、法制局長官の御意見が述べられました。法律に書かれていないわけですよね。どういう根拠からこういう解釈をされるんですか。  法律になくてなぜ、法制局の長官にどういう法律に書かれているかを、そして今回のこのことが法律上正しいの...全文を見る
○櫻井充君 済みません、それはどこに書いてあるんでしょうか。書いてあるところだけ教えてください。
○櫻井充君 わかりました。  それでは、今の資料をまずきちんと出していただきたいと思います。よろしくお願いいたします。
○櫻井充君 それと、「欠けたとき、」という判断を今されておりましたけれども、みずからおやめにならない限り、どうやってその職を失うことになるんでしょうか、内閣総理大臣というのは。それはどの法律に担保されているのでございましょうか。
○櫻井充君 それでは、その「欠けたとき、」と判断する、判断しないというのは、どうやって判断するんですか。例えば病気のときにはだれが判断するんですか。  もう一度お伺いしたいんですが、ここは大事なところなんですが、七十条に決まっている「内閣総理大臣が欠けたとき、」というのは、だれ...全文を見る
○櫻井充君 内閣が、この方が総理の職を務めることができない、病気の場合に限定しますが、そう判断するのは、判断する材料はどこにあるんですか。判断する材料です。
○櫻井充君 病気でこの方が仕事につけるとかつけないとかいうのを、客観的な資料もなくてなぜそれが「欠けたとき、」に当たるとか判断できるんですか。  つまり、一般の会社だって、この方が入院しますと、そうすると、どういう病気で何日ぐらい入院するのか、それからもしくはお仕事にもうつけま...全文を見る
○櫻井充君 亡くなったときには死亡診断書がないと火葬もできないんです。それはちゃんと、亡くなりました、この方でございますと、そういうふうにきちんとした形で書かなきゃいけないことになっています。診断書というのは非常に重いことだと思いますし、それからもう一つは、くどいんですが、客観的...全文を見る
○櫻井充君 繰り返しますが、それでは臨時代理の方が直接その時点で話を聞けばいいということですね、今の解釈は。
○櫻井充君 では、それは内閣法制局の正式な見解でございますね。
○櫻井充君 そうしますと、基本的にはこれは内閣で一致した見解だと考えてよろしいわけでございましょうか。
○櫻井充君 それでは、大変申しわけございませんが、きょう三人の大臣の方がいらしているので、今のようなときには医師の診断書も必要ないとお三方お考えでございましょうか。ぜひ答弁をお願いします。
○櫻井充君 それでは、もう一つ一般的な話をお伺いしたいんですが、衆議院議長に提出して行使する目的で、事情を知らない職員をして内閣総理大臣臨時代理作成名義で内閣総理大臣の職印を押捺した衆議院議長あて内閣総理大臣臨時代理指定の発言通知書を作成した場合には、これは有印公文書偽造に当たる...全文を見る
○櫻井充君 それでは、ちょっと話題を変えて日債銀のことについてお伺いしたいんですが、日債銀の譲渡先にソフトバンクを中心とした三社によるグループを最優先交渉先とすることが決まったという報道がございました。この譲渡価格の十億円というのは適正だとお考えでございましょうか。
○櫻井充君 そうしますと、長銀も十億円でございました。その長銀と比較したときの総資産、引当金、債権分類、収益性、健全度、日債銀との比較した数字について教えていただきたいと思います。
○櫻井充君 それともう一つ、譲渡先の候補、もう一つがサーベラスであったかと思います。新聞報道なんですが、新聞報道によりますと、そのときの金額が譲渡価格が大体百億円とサーベラスの方が条件がよかったんだということがございました。そうすると、公的資金の最小コストの視点ということから考え...全文を見る
○櫻井充君 今、責任あるという答弁がございましたけれども、かなりソフトバンクの株も下がっておりまして、今後経営が果たして大丈夫なのかという心配もあるような気がいたしますけれども。この間の株価の下落によって、たしかポーランドだったかどこか忘れましたが、そのぐらいの一国のGDPに比較...全文を見る
○櫻井充君 それから、保険業法についてちょっとお伺いしたいんですが、知り合いの方が、保険を売るときに比較して売ることができないんだと、それが保険業法の第三百条六項に決められて、禁止されているという話をお伺いしたんですけれども、本当に比較して売ることができないのかどうか。つまり、も...全文を見る
○櫻井充君 再度、ちょっと内閣法制局にお伺いしたいんですが、日本の国は天皇を中心とする神の国であるという発言がございました。そしてもう一つは、宗教を教育の場に取り入れることに前向きな見解も示しておられるんですが、この趣旨に関してです、この発言ではなくて、この内容というのは憲法に抵...全文を見る
○櫻井充君 要するに、だれがこう言ったから私たちはその意見を尊重しますということではなくて、この内容に関して法制局としてどう考えるかということをお尋ねしているわけでございます。  ちなみに、参議院の法制局は、前段の部分に関しては前文及び一条の趣旨に触れる、反するのではないかと。...全文を見る
○櫻井充君 内閣総理大臣というのは憲法上どういう位置づけになっているのでございましょうか。
○櫻井充君 それではもう一つ、二十条の第三項の「国」とありますが、その「国」というのは一体何を指しているんでしょうか。
○櫻井充君 済みません、じゃ、ここで言う国と内閣の関係はどうなっているんですか。
○櫻井充君 そうすると、行政権は内閣にあって、内閣のトップということは基本的には国の行政権のトップということになりますね。それはそのとおりじゃないかと思いますが。  そうすると、先ほど一個人がというお話をされていましたけれども、一個人ではなくて行政権のトップの人が発言されている...全文を見る
○櫻井充君 そうしますと、それが私的発言であるか公人としての発言であるかが大事だということですね。
○櫻井充君 純粋の法律論でお伺いしますが、そうすると、どうすると私人と公人と分けられるんですか。
○櫻井充君 それじゃ、再度お伺いしますが、先ほどのは個人の見解であったというような含みでございましたが、もし、これは仮定でも結構でございます、内閣総理大臣として発言されたとしたらどうでございますか。
○櫻井充君 済みません、仮定の話ができないとおっしゃいますけれども、法律を制定するときに、こういう場合はどういう法律を定めなきゃいけない、こういう場合はどうなんだろうと、そういう検討をして、そういう仮定があってそれを検討しているはずですよね。そうじゃないですか。何にもなくて、ただ...全文を見る
○櫻井充君 残念ですけれども、お答えいただけないようなので、あとは同僚の浅尾議員にお願いしたいと思います。
05月30日第147回国会 参議院 総務委員会 第10号
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○櫻井充君 民主党・新緑風会の櫻井充です。  民主党の提案者の方にまず御質問させていただきますが、今回の法案で民主党案と与党案の大きな違いというのはどういうところにあるんでしょうか。
○櫻井充君 今ちょうどそこを聞こうと思っていたところでございますが、そうしますと、与党案では一時金であるけれども民主党案では障害年金であると。まず、この理由についてお話しいただければと思います。
○櫻井充君 それに対して、今度は、遺族の方に対しては年金ではなくて一時金ということになっておりますが、その理由はどうしてでございましょうか。
○櫻井充君 それでは次に、官房長官にお伺いいたします。  日本は戦時中、戦時に約四十五万人の韓国・朝鮮人の方、そして台湾人の方を軍人軍属として服務させておりました。そのうち約五万人の方々が亡くなっているということでございますが、傷病者数については公表されておりませんが、およそど...全文を見る
○櫻井充君 それでは、ちょっと別の質問をさせていただきます。  臨時代理に官房長官が就任されました。医師団から発表があってから、どうも私、医者の立場からして若干納得のいかない点がございますので、その点についてまず質問させていただきます。  今回、その臨時代理につかれたというの...全文を見る
○櫻井充君 私がお伺いしているのは、その内閣法の中で、「欠けたとき」に当たるのか、それとも「事故のあるとき」のどちらに当たるという判断をされたかでございます。
○櫻井充君 そうしますと、事故あるときということなんだと思いますが、今お話がございましたように、病気入院されたときには事故あるときと判断すると、これは四月十八日の衆議院の法務委員会で民主党の枝野委員の質問に対してお答えになっておるところでございますけれども。  そうしますと、ち...全文を見る
○櫻井充君 そんなことを聞いていないんですよ。  要するに、もう一時の段階で、入院して、そしてMRIで脳梗塞の疑いであると、そういう診断が下されているわけですから、もうこの時点で内閣法九条の事故あるときに当たるんじゃないかと、そう聞いているわけです。その点についてだけ答えてくだ...全文を見る
○櫻井充君 それじゃ、少なくともですよ、二時ごろにはもう脳梗塞が確実になると医師団が説明しているわけです。脳梗塞が確実になって、少なくとも左の手足も動かないような状況、そういう状況であったとすれば、もう事故あるときに当然当たるんじゃないですか。そのように法律は判断できないんでしょ...全文を見る
○櫻井充君 医師団は小渕前総理の病状を逐一報告していたとございます。青木長官は、二時ごろ脳梗塞が確実になったと、多分これも報告があったかと思いますけれども、この時点で総理の執務といいますか仕事がきちんとできると御判断されたんですか。
○櫻井充君 しかし、医師の診断書が必要じゃないかということをこの間金融特のときに法制局の長官にお伺いしたところ、臨時代理がきちんと話を聞いて、そしてそれを皆さんに伝えるから大丈夫なんだと。今の答弁ですと、私は素人だからその辺の判断ができないということは、非常に答弁としておかしいよ...全文を見る
○櫻井充君 その青木長官が言った内容もきちんと理解できるレベルだったのでございましょうか。このJCSの二から三というのは、それは基本的には、医療の一般的な現場でいえばとても理解できない状況にあると我々は思うんですが、それはいかがでございましょうか。
○櫻井充君 我々はどういう観点でそれをお伺いしているのかといいますと、本来危機管理という点でいえばもうちょっと早い段階で臨時代理につかれるべきではなかったのか、そしてもう少し皆さんがきちんとわかるような、つまり今だって世論調査によれば八割の方々がちょっとおかしいんじゃないかという...全文を見る
○櫻井充君 時間が過ぎていますが、我々は情報をいただいておりませんでした。その情報は青木長官が一手にあったわけであって、我々はその結果結果を後から教えていただいて、ですからその時点でしか判断できなかったんです。  それからもう一つは、回復を願っておる、それは我々も同じでございま...全文を見る
○櫻井充君 ごめんなさい。  永遠に職務を執行できないということであって、一時的に回復する状態であれば、これは事故あるときと判断して構わないんです。それが法律上の解釈だと思います。  終わります。
07月18日第148回国会 参議院 金融問題及び経済活性化に関する特別委員会 閉会後第1号
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○櫻井充君 民主党・新緑風会の櫻井充でございます。  委員会での質問、やりとりを聞いていて、素朴な疑問なんですが、長銀をなぜ売らなければいけなかったのか。まずその点についてお答え願いたいと思います。長銀を売却しなければならなかった理由です。
○櫻井充君 確かに五十二条のところに、要するに「特別公的管理銀行の営業の譲渡」もしくは「特別公的管理銀行の株式の譲渡その他の処分」ということがございまして、必ずしも譲渡しなければならないというふうに定めているわけではございません。  ですから、まずその時点で長銀を譲渡しなければ...全文を見る
○櫻井充君 国民負担が最小になるようにというお話でしたけれども、こういう形でどんどんまた税金がつぎ込まれていっている中で、果たして本当に国民負担が最小になったのかどうかわからないんだと思うんですね。  もう一度お伺いしますが、こちらに「その他の処分」とございまして、長銀本体を全...全文を見る
○櫻井充君 では、仮に譲渡するとしてですけれども、じゃなぜ、何回もこれは委員会で出ている問題ですが、LTCB・パートナーズに決めなければいけなかったんでしょうか。その点について御説明願います。
○櫻井充君 今投資会社という話が出ましたけれども、世界で投資会社に銀行を譲渡した例はございますでしょうか。
○櫻井充君 もう一つ、リップルウッドに関してですけれども、リップルウッドの投資手法というのは、こちらに書いてあるんですが、インダストリアルパートナーという投資手法を採用していると。そして、どうするかといいますと、当該事業分野に精通した専門家であるインダストリアルパートナーと一緒に...全文を見る
○櫻井充君 リップルウッドのポリシーは別にしてと今おっしゃいました。別にして売ることができるんでしょうか。
○櫻井充君 私は、リップルウッドはこの方針に沿って今新生銀行を経営していると思っております。  その例を一つ申し上げますが、ライフに関してです。ライフが倒産いたしました。それじゃまず、ライフが倒産した原因についてどうお考えでございましょうか。
○櫻井充君 しかし、そのライフを今GEキャピタルが買い取ろうとしているんじゃないですか。
○櫻井充君 そうすると、非常に都合がいい状況が見えてくるんですが、もう一つは、GEキャピタルというのはLTCB・パートナーズの出資者でもありますよね。それは間違いないですか。
○櫻井充君 そうしますと、GEキャピタル自体がライフに融資して危険を冒すよりも、まずライフを倒産させて、ライフを倒産させた上でまず安く買える、買収することができる。しかももう一つ、新生銀行はどうかといいますと、倒産した場合には国から補てんされるから何の被害も受けないというような状...全文を見る
○櫻井充君 有利になっているんじゃないでしょうか。  そしてもう一つ、では第一ホテルは一体どうなったかということでございます。  第一ホテルが破綻いたしまして、今度はマリオット・グループが手を挙げていると。これは、マリオット・グループはたしかリップルウッドが出資しているところ...全文を見る
○櫻井充君 それでは別な観点からお伺いしますが、基本的に新生銀行というのは国営銀行から譲渡を受けて何かリスクを背負っているんでしょうか。今の契約書の中で新生銀行が背負っているリスクというのはあるんでございましょうか。
○櫻井充君 済みません。今の御答弁で、問題のあるところが多く残っているということと、それから先ほどライフのことに関してですけれども、債務超過が表に出ていなかったという八城社長からの御答弁がございました。金融再生委員会、この点についてどうお考えでございましょうか。
○櫻井充君 もう一つお伺いしたのは、先ほどライフの債務超過が表に出ていなかったと、それよりもはるかに多い債務超過であったということでございましたが、その点についていかがでございましょうか。金融再生委員長。
○櫻井充君 それではちょっとお伺いしたいんですが、もしそういう債権が表に出ていたとしたならば、それは引き取りにならなかったんですか。
○櫻井充君 そうしますと、その資産の査定は自分たちではやれないけれども、要するにその資産の査定に関して信用できないから瑕疵担保の特約をつけてくれと、そういう要求をしたわけでございますか。
○櫻井充君 再生委員会の方で、なぜ、くどいかもしれませんけれども、瑕疵担保特約をつけなければいけなかったんですか。
○櫻井充君 今ので、ほかの譲渡先にもそういう提案をしましたということは、これからもまた日債銀についても同じように税金がどんどん投入されるということになるわけですよ。  しかし、こういうことを見てみますと、結果的には、少なくとも三年間は譲渡を受けた債権に関して何らリスクを背負わな...全文を見る
○櫻井充君 今、売り手と買い手と同じ条件と言いましたが、果たしてそうか、ちょっと疑問が残ります。  そしてもう一つ、先ほどばらばらにまずできない、今の答弁の中でばらばらにできない、それからRCCに回せば同じだという話がございました。しかし、そうでしょうか。今どんどん債権自体が劣...全文を見る
○櫻井充君 今、構造改革を早く推し進めなければいけないという話もありますし、それからモラルハザードの問題もあって、そういう思いでどんどんつぶせと言っているわけではありませんが、しかしながら、ある意味で退場していただかなければいけないところはきちんとしたところで退場していただくよう...全文を見る
○櫻井充君 もう一つ確認事項なんですが、そのゴールドマン・サックスが長銀のアドバイザーになった時期にはフラワーズ氏はゴールドマン・サックスに在職していたんでしょうか。
○櫻井充君 通告してあったので答えていただけるはずですから。わからないということであれば……
○櫻井充君 もう一つお伺いしたいんですが、このフラワーズ氏というのはニュー・LTCB・パートナーズを立ち上げるためにゴールドマン・サックスをおやめになったのかどうか。もう時間がありませんのでもう一つ。それから、今コリンズ氏、フラワーズ氏に対して新生銀行が支払っている役員報酬は幾ら...全文を見る
○櫻井充君 時間が来たので終わりますけれども、果たして本当にこれで長銀を譲渡した方がよかったのかどうかというのは国民の方々の大きな疑問なのではないかというふうに思っています。国民の方々が納得できるぜひ税金の使い方をしていただきたい、そのことをお願いして、質問を終わります。
08月08日第149回国会 参議院 予算委員会 第2号
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○櫻井充君 クロイツフェルト・ヤコブ病について厚生大臣にまずお伺いしたいと思います。  事実確認からですが、一九八八年二月に厚生省の研究班の方でクロイツフェルト・ヤコブの感染ルートとして保存硬膜が危ない、可能性があるということが指摘されていたという新聞報道がございましたが、これ...全文を見る
○櫻井充君 それでは、日本でいわゆる保存硬膜を使って発症したクロイツフェルト・ヤコブの患者さんの数とアメリカの患者さんの数を教えていただきたいと思います。
○櫻井充君 それでは、日本とアメリカで硬膜移植を必要とする脳外科の手術の年間の件数を教えていただけますか。
○櫻井充君 アメリカはなぜこうやって患者さんの数が少ないかといいますと、結局、八七年の二月に疾病対策予防センターが硬膜移植による感染を報告して、四月には危険な感染硬膜を廃棄しろと、そういう勧告を行っているわけです。しかし、日本ではずっと見逃されてまいりました。アメリカがこれだけ早...全文を見る
○櫻井充君 それでは、日本で第一例が報告された後にその同じロット番号を使わないようにと、そういう勧告を出されましたか。
○櫻井充君 おかしいじゃないですか。八八年の二月にそういう症例があるという報告があったと先ほどお話しされたじゃないですか。つまりそれに対してどうされたんですか、じゃ。
○櫻井充君 本当はその資料を先に読ませていただきたかったんです。厚生省にその資料を下さいとお話ししたところ提出していただけませんでした。そして、今そういう言い方をされるというのは、本当のことを言うと、非常に私からすればルール違反じゃないかと思います。内容を確認した上でこちらは質問...全文を見る
○櫻井充君 きのうは、レクをとりにいらっしゃった方はそういう形で話はされておりませんでしたけれども。  それでは、角膜についてお伺いいたしますけれども、現状、この角膜移植に関して、どなたの角膜かきちんとわかった上で移植されていますか。
○櫻井充君 要するに、厚生省はわからないんですよ、そこは。  なぜアメリカが八七年にやめたのかといいますと、こうやって報告を受けて、だれの硬膜なのかをまずきちんと調べたわけです。しかし、だれの硬膜かもわからない、こういういかがわしいものはやめようじゃないかという話になって、まず...全文を見る
○櫻井充君 なぜ角膜について言っているかといいますと、角膜でもクロイツフェルト・ヤコブの症例が報告されているわけです。その危険性がわかっているわけです。つまりは、だれのものなのかがわからないものをいまだに移植し続けるということが果たして許されるのかどうかということについて聞きたい...全文を見る
○櫻井充君 では、別な観点からお伺いしますが、だれのものかわからないものを移植し続けて構わないというふうに厚生省ではお考えですか。
○櫻井充君 しかし、危機管理という点で、何かが起こったときにすぐ対処できるかどうか、その点についてアメリカと日本の危機管理は全然違っていると思います。  それでは、結局、先ほど御報告がございましたけれども、クロイツフェルト・ヤコブ病の患者さん、保存硬膜での移植によって発生した患...全文を見る
○櫻井充君 そうしますと、現時点では、厚生大臣の判断としては厚生省の責任に関してきちんとはっきりと述べることはできない、それの判断はまだできないということでございますね。
○櫻井充君 それでは、あと、大臣の方から、先日、CJDの患者さんたちに対して可能な限り国の支援策を打ち出していきたいというふうなお話がございました。大変喜ばしいことだと思いますが、具体的にどのようなことを行っていきたいと思っていらっしゃるんでしょうか。
○櫻井充君 ありがとうございます。  そして、もう一つお願いしたいことがございますが、ベッドの確保はどのようにお考えでございましょうか。
○櫻井充君 実際、ここ一カ月ほど私、患者さんの方から、関西のある私立の附属病院に入院されている方ですが、どこかほかの病院に転院させてほしいという要望がございまして、きょうこの場でそれであればあえて申させていただきますが、実は厚生省の方から、とある京都の療養所を紹介していただきまし...全文を見る
○櫻井充君 もう一つついでにお願いがあるんですが、エイズの拠点病院と同じように、クロイツフェルト・ヤコブのやはり拠点病院をつくっていただきたいと思います。患者数が少ないこともありますけれども、現場の認識が大分違ってきておりまして、病名を聞いただけで受け入れてくれないというところが...全文を見る
○櫻井充君 済みません。それに清算というのは含まれないということでございましょうか。
○櫻井充君 それでは、法制局にお伺いしたいんですが、こういう金融再生法の施行権限と、それから、これは議員立法なんですが、議員立法の場合、発議者の意図というのはどこまで認められるのか、それについて教えていただきたいと思います。
○櫻井充君 発議者にこの点について確認したんですけれども、その他の処分というのは一応清算も入っているんだというのが発議者の意図でございました。そういう発議者の意図があったとして、先ほど金融再生委員長は清算というのはこれから読み取れないというふうになっております。どちらが優先される...全文を見る
○櫻井充君 そうしますと、一時国有化された銀行の資産が、もしもの仮定の話なんですが、全部不適だった場合、こういう場合にはどうなるんですか。
○櫻井充君 そうしますと、今売ることが、譲渡することができなければRCCに送っても仕方がないんだという御答弁だったかと思います。  ちょっと通告していないので大変申しわけないんですが、日債銀の場合も、これは東京新聞の試算ですけれども、譲渡可能と判定された問題の資産の総額が四千五...全文を見る
○櫻井充君 例えば、そごうの場合にどう判定されたかといいますと、メーンバンクの支援が強固だからということで譲渡可能だというふうになっておりましたが、結果的には倒産するというようなことになっていて、ここの委員会でも随分話になっていますが、資産査定の問題というのはやはりかなりあるんじ...全文を見る
○櫻井充君 済みません、景気は回復しつつあるんじゃないんですか。
○櫻井充君 しようがないと思うんですが、ではもう一つお伺いしたいんですけれども、九八年十月に幸福銀行に四百五十六億円の公的資金が注入されておりますけれども、これはなぜ注入されたんでしょうか。
○櫻井充君 しかし、ここの銀行は七カ月後に破綻していますよね。大蔵大臣、そのときにこの銀行はいい銀行だと認められたんですか。
○櫻井充君 しかし、九五年の大蔵省の検査で、もう債務超過に陥っているということはわかっていたことじゃないですか。
○櫻井充君 大蔵省に確認したいんですけれども、九五年の検査のときに債務超過であるということは既にわかっていたんじゃないんですか。
○櫻井充君 私が得ている情報と違うんですけれども、今もはっきりとした答弁をいただけないので、この際ですからきちんとした答弁をいただきたいと思います。
○櫻井充君 自己資本比率も四・二%あったということですよね。そうすると、四百五十六億円の公的資金を注入されて自己資本比率はどのぐらいまで改善したんですか。
○櫻井充君 しかし、七カ月で破綻してしまったんですね。こういうところに大事な税金使って、結果的にこれでよかったとお思いですか。
○櫻井充君 それではまずお伺いしたいんですが、このときに公的資金の注入を決定した責任者にお伺いしたいと思います。
○櫻井充君 十分な判断をされて公的資金を注入されたとおっしゃっています。十分な判断、資産判定をされて譲渡しているとおっしゃっています。しかしながら、結果的には七カ月で破綻に陥ったり、次々瑕疵担保特約を使わなきゃいけないような状況になっているわけです。やはり、その資産判定なりそうい...全文を見る
○櫻井充君 これだけ危ない銀行なんですけれども、金融当局の検査が少なかったと言われておりますが、事実でございましょうか。
○櫻井充君 いずれにしろ、結局、十分な判断とおっしゃいますが、税金が結果的にこうやってむだに使われていっているわけです。きちんと検査して、公的資金の注入をお願いしたいと思います。  それでは、政治資金規正法についてお伺いしたいんですけれども、活動の手引に、これは毎度聞いているこ...全文を見る
○櫻井充君 そういう観点から、耕道会、未来経済研究会、育秀会は政治団体として認められるとお思いでございましょうか。
○櫻井充君 過去はそうだったかもしれませんが、現在はいかがでございましたでしょうか。
○櫻井充君 同じ観点から自治大臣、いかがでございましょうか。
○櫻井充君 それでは別な観点からですが、亡くなった小渕前総理もこのような政治資金団体をつくっておられましたし、それから森総理も実は東京都内に九つ同じ場所にこういう政治団体をつくっておられるわけです。  結果的にその趣旨から反するような脱法行為が日常行われているとすれば、この際、...全文を見る
○櫻井充君 もう一つあるんですが、ちょっと通告なしで申しわけないんですが、森田運輸大臣にお伺いしたいんですけれども、自民党の香川県西部商工開発支部というところを通じてあるゼネコンさんから全部で一千六百万円、結果的に迂回献金されていたという報道がございましたが、事実でございましょう...全文を見る
○櫻井充君 一千六百万円も献金されて、知らないというのはうらやましい話ですが。  ここで一つ問題になるのは、その献金の相手が、関西二期工事などの運輸省絡みの大規模公共工事を請け負っているところから献金を受け取っております。御存じでしょうか。
○櫻井充君 しかし、こういう報道をされますと、また癒着しているんじゃないかという疑いを持たれるんじゃないですか。
○櫻井充君 それでは、中川官房長官にお伺いしたいんですけれども、またこれはちょっと別件なんですが、財団法人の敷地に自宅と事務所を構えていたという報道がございました。これは事実でございましょうか。
○櫻井充君 わかりました。後で調べてみたいと思います。  それから、ついでにですが、この際ですから。  森内閣では、営利企業などとの兼業自粛というのは申し合わせておりますでしょうか、官房長官。
○櫻井充君 そうしますと、今、労働大臣がある企業の取締役になっていたりとか、それから谷農林大臣が兵庫県のゴルフ場を経営する会社の相談役などを務めておりますが、この点に関してどうお考えでしょうか。
○櫻井充君 官房長官。
○櫻井充君 それでは、御本人がおりますので、農林大臣、いかがでございましょうか。
○櫻井充君 労働大臣もいらっしゃいますか。
○櫻井充君 先ほどの谷大臣にですけれども、要するに、ある会社から相談役で年間二十万の報酬を得ているという、これは違うんですか。
○櫻井充君 では、もう一度こちらで調査をさせていただきます。  それではもう一つ、ちょうど我が宮城県の出来事なんですが、川崎町という町がございまして、そちらの町長選挙に絡みまして、一人一万円から大体五千円ぐらい現金を現町長が配りまして、そして立件されました。  しかし、立件さ...全文を見る
○櫻井充君 実は、こちらの地域の方々がおっしゃっているんですけれども、こうやってお金を配っても捕まらないんだったらやってもいいんじゃないかという話が出ております。これは本当の話なんです。  そして、もう一つ宮城県内で、私の友人でしたが、宮城六区の代議士がああいう形でやめることに...全文を見る
○櫻井充君 しかし、今そちらで、額が少ないから、人数が少ないからということを理由でお話しされたじゃないですか。つまりは、どこでそういう形で区切る、その区切りも何もないんですか、あいまいなままなんですか。
○櫻井充君 わかりました。  時間がないので先に行きたいと思いますが、今度は地上波のデジタル化について郵政大臣にお伺いしたいと思います。  国と国民にとって、地上波のデジタル化によって得られる利益というのは一体何でございましょうか。
○櫻井充君 しかし、デジタル化されますと今のテレビでは全く映らなくなるのですが、そのことを国民の方々は御存じでございましょうか。
○櫻井充君 先ほど、経済効果があるというお話がございました。総額二百十二兆円の経済効果、七百十一万人の雇用が確保できるというお話でございますが、その根拠について教えていただきたいと思います。
○櫻井充君 それでは、このことによって放送局が得る利益は何でございましょうか。
○櫻井充君 それでは、アナログ放送からデジタルに移るときにアナログとデジタルが並立しなければいけないわけですが、そのときに一時的にチャンネルを変えなければいけないことが起こります。要するにアナ・アナ変換ですが、この対策のために税金が投入されるんではないかという指摘もございますが、...全文を見る
○櫻井充君 しかし、先ほどお話があったとおり、放送業界にとっても利益が大きいと。そして、しかも電波利用料というのは、我々例えば携帯電話を持っていますと年間五百四十円支払っておりまして、個人の利用全体で合わせますともう二百七十億円に達しているわけです。じゃ、放送業界はどうかといいま...全文を見る
○櫻井充君 それでは、デジタル化によって余る、現在地上波テレビに使用されているアナログ波は何に利用する予定でございましょうか。
○櫻井充君 それでは、もう一つだけ。  デジタル放送懇談会報告書によれば、導入プロセスにおいて、親局レベルについて既存事業者に限定したデジタル放送免許の申請交付期間を設定することが必要であるというふうに明記されているわけですけれども、これは要するに既得権益を認めることになるんじ...全文を見る
○櫻井充君 それでは、あと道路公団の方においでいただいているので、道路公団に質問させていただきますが、財投改革が行われた後、財投機関債を発行して資金を調達する予定はございますでしょうか。
○櫻井充君 宮澤大蔵大臣にお伺いしたいんですけれども、この間、財金の委員会で、要するに市場原理を働かせるから財投機関が整理縮小できていくんだというお話をされたかと思います。  今のように、現実はほとんど財投機関債が発行できないんじゃないかとおっしゃっていますが、今の答弁を聞いて...全文を見る
○櫻井充君 そうしますと、日本道路公団の諮問機関であります経営改善委員会の方から、結果的には財投資金だけではその整備が困難であるということで、高速道路建設を税金で行っていくべきではないだろうかという格好で答申してきております。これは事実でございましょうか、公団の方。
○櫻井充君 そこで、扇大臣、ちょっとお伺いしたいんですけれども、今の道路公団のあり方でいいのかどうか。  そしてもう一つは、今後高速道路建設の場合に、今行っている薄皮方式といって、税金を九〇%ぐらい入れて財投資金一〇%ぐらいで道路をつくって、そしてそこから有料道路として通行料を...全文を見る
○櫻井充君 道路公団の考えもお伺いしておきたいんですけれども、つまりは、十割税金でつくってしまえば国民の方々は無料でその道路を通ることができます。しかし、一割道路公団からの資金が入ってしまいますと何十年もの間、有料道路ということになってしまいまして、結果的には国民負担が非常に大き...全文を見る
○櫻井充君 こういう形で税金を投入しなければいけなかったというのは、道路をつくる際の見積もりがかなり低く設定されていることと、それから料金収入が高く設定されていることによって、結果的には財政難に陥っていることが原因なんだと思います。  例えば、その典型的な例を申しますと、東京に...全文を見る
○櫻井充君 今のは多分プール制のことをお話しされているのかと思いますけれども、いずれにしても結果的にむだなことをやっていくとだんだん税金の投入される額が多くなるので、ぜひその辺のことに関してきちんとやっていただきたいと思います。  最後にですが、財源が限られている中、日本国内の...全文を見る
09月19日第149回国会 参議院 決算委員会 閉会後第5号
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○櫻井充君 民主党・新緑風会の櫻井充でございます。  今回、決算に当たりまして宮城県内でちょっと農家の状況を調べてまいりました。そうしますと、これは後で農水省にお伺いいたしますけれども、稲作農家十アール当たりの、その十アール当たりから得られてくる米の所得でございますが、平成六年...全文を見る
○櫻井充君 それでは、一時期問題になりましたけれども、銀行が貸し渋りを続けて、そして商工ローン業者に融資をするというようなことがございましたけれども、商工ローン業者の農協からの、農協系のバンクからの、銀行からの資金調達額はどの程度なのか教えていただきたいと思います。
○櫻井充君 いまだにその被害が出ているわけであって、大体全体の一〇%程度こういう農協系の金融機関からの貸し出しといいますか、そういうのがございますけれども、この辺の現状について、このままでよろしいと御認識でございましょうか。
○櫻井充君 ありがとうございました。  もう一つ、新生銀行のことについてちょっとお伺いしたいんですけれども、今回、熊谷組が債権放棄を要求しております。新生銀行に対して当座一千九百億円の債権放棄の要請を行いまして、それに応じることになりました。ここで問題なのは熊谷組の引当金ですけ...全文を見る
○櫻井充君 それでは、新生銀行が一千億は債権放棄に応じるということになっているようですが、そして残りの九百億はどうするかといいますと、メーンバンクの住友銀行にその不良債権を買い取ってくれと、今そういう要求をしております。  このことについて金融庁はどうお考えでございましょうか。
○櫻井充君 しかし、民間金融といっても、政府は自己資本率を八%以上にしなければいけないという目標を出しているわけであって、そういう意味では金融機関に対して指導監督しているんだろうと思います。そして、不良債権をなるたけ減らすようにという方向で進めなさいという指導もしているわけであっ...全文を見る
○櫻井充君 新生銀行にとっては非常に合理的だと思います。しかし、瑕疵担保特約を今使いにくくなった状況から考えれば、新生銀行はいかに損をしないで済むのかということを多分検討しているんだろうと思うんですね。そうしますと、これから先、引当金を積んでいる分に関しては債権放棄に応じる、そう...全文を見る
○櫻井充君 また財政・金融委員会で質問させていただきたいと思います。  あと最後に、ちょっと事実の確認だけお伺いさせていただきたいと思います。  これは九月二日付の共同通信配信の朝刊に、宮本政務次官が、所得税法違反容疑で強制捜査を受けた元会社役員側から回避できないかと相談され...全文を見る
○櫻井充君 そうしますと、この新聞機関といいますか、マスコミを訴えるとか、そういう御予定はございますでしょうか。
○櫻井充君 どうもありがとうございました。金融庁に対しての質問はこれで終わりでございます。御退席いただいて結構でございます。ありがとうございました。  それでは次に、大蔵省にちょっとお伺いしたいんですけれども、今回、この決算書を読みました。読んで非常にわかりにくかったのは、予算...全文を見る
○櫻井充君 しかし、今北海道開発庁の話が出ましたけれども、その北海道開発庁で要求はもちろんしていますけれども、結果的には、最初に農水省と随分話し合いをした上で、どの程度の予算の要求をしてくれという話をするんだと、そうお伺いしております。そうだとすると、もともと農水省としてこのぐら...全文を見る
○櫻井充君 ただ、そういう縦割りにしていったときに果たしていいのかどうかという議論がまた出てくると思います。  例えば海岸事業費というのがございまして、この海岸事業費は農水省の本省でももちろん要求していますし、水産庁でも要求しています。それだけではなくて建設省でも、それから運輸...全文を見る
○櫻井充君 要するに、もう一つは、要求した省庁と使うところが本当は一致しているのであれば余り問題はないとは思っているんです。ただし、要求しても使わないケースもあったわけです。  今回、ちょっと話が飛びますけれども、運輸省の方で交通施設バリアフリー化設備整備費補助金というのを五十...全文を見る
○櫻井充君 運輸省から。
○櫻井充君 誤解のないように申し上げておきますけれども、バリアフリー対策をやるなと言っているわけではございません。そういうことではなくて、本来であれば今のような話し合いをきちんとした上で予算請求するのが当然のことではないんでしょうか。つまり、どういう部分にお金を使いますということ...全文を見る
○櫻井充君 それではお伺いしたいんですけれども、たしか平成十一年度はほとんど予算を要求されなかったと思います。平成十二年度が三十億程度だったでしょうか、予算要求が。そういうことだったんじゃなかったかと思いますけれども、済みません、通告しておりませんで申しわけございませんが、この辺...全文を見る
○櫻井充君 そういうことを聞いているんじゃなくて、平成十二年度の予算要求は減っていますよね。本来であればこういういいことはもっと、効果があったとなればもっと予算を要求してもいいことではないんですか。それがたしか三十億程度だったんじゃないでしょうか。ちょっとこれは私の間違いかもしれ...全文を見る
○櫻井充君 もう一つ、これは、十三年度は幾らぐらい要求されるおつもりですか。
○櫻井充君 済みません、ありがとうございました。  それでは、農水省に今度はお伺いしたいんですけれども、先ほども申しましたとおり、宮城県の稲作農家の所得がここ五年で半減しております。これは宮城県だけなのか、もしくは全国的にこういう傾向があるのか、その点について教えていただきたい...全文を見る
○櫻井充君 これに伴いまして、農家の平均所得というのは一体どのぐらいになっているのでございましょうか。平成六年と平成十一年度で教えていただきたいんですが。
○櫻井充君 これだけの収入ではとても専業農家ではやっていけないんだろうと思います。いや、こんなに低いとは思っておりませんでした。このことに関して、政府はどのような対策をとろうとお考えなのでございましょうか。
○櫻井充君 きょう、数字を教えていただいたんですけれども、しかし、これで経営が安定も何もないんじゃないですか。この五年間で百五十九万円から百十四万円に減っているんですよ。これ、対策をやっている意味が果たしてあるんですか。今まで何兆円農業関係にお金をつぎ込んだかわかりませんけれども...全文を見る
○櫻井充君 では、その施策は成功したとお思いですか。
○櫻井充君 では、具体的に一つ、それだけ挙げるのが大変だということであれば、一つで結構でございます。まずどれが一番まずかったとお思いか、それからどれが一番効果があったとお思いか、その二点についてお答え願いたいと思います。
○櫻井充君 済みません、具体的にどのぐらい効果があったのか、教えてください。
○櫻井充君 しかし、どちらにしろその下落には歯どめがかかっていないんじゃないでしょうか。  そしてもう一つは、安定対策のために、今回、十年度の決算で結構でございますが、何兆円になるんでしょうか、何億円なんでしょうか、使われたんでしょうか。
○櫻井充君 済みません、ちょっと決算書の何ページに書いてあるか教えていただけないですか。
○櫻井充君 そのお金が効果があったとするのであれば、この予算は当然のことながら平成十三年度はふえるということになるんでしょうか。  そしてもう一つは、効果が一体何がなかったのかどうか、むだなとは言わないですけれども、もう少しこちら側から減らして別なものにお金を使った方がいいので...全文を見る
○櫻井充君 それでは、農家の所得の安定といいますか、そのために圃場整備というのはこれは役に立っているものなのでございましょうか。
○櫻井充君 確かに労働時間が短縮されたのはわかりました。しかし、こうやって圃場整備を行った上でなおかつ一方で三割減反を行うわけです。農地をかえたとしても一方でそれを休ませなきゃいけないということになれば、ある意味でいったらお金のむだ遣いということにならないでしょうか。
○櫻井充君 今、畑作もやれるということで二期作、三期作でございましたか、そういうお話がございましたけれども、そういうことをやっている農家の収入というのは年平均幾らぐらいなんですか。
○櫻井充君 その数字を後で教えていただきたいと思います。  もう一つは、今、農地のこういう整備を行っておりますけれども、将来に向けては大体その農地をどのぐらい確保しなければいけないのか。その数字をお持ちでございましょうか。
○櫻井充君 ちなみに申しておきますが、私の父の実家は仙台の近郊で農家をやっております。うちは専業農家でやっておりますけれども、周りの農家の方々がもう農地を手放したというか耕さなくなりましたので、うちの親戚がその農地も耕しているというような状況で、うちは専業農家でやっております。そ...全文を見る
○櫻井充君 このときの所得は幾らになるんでしょうか。
○櫻井充君 ぜひ日本の農業を守っていただけるように頑張っていただきたいと、本当にそう思っております。  その中で、前は構造改善局の話ばかりが出たんですけれども、補助金について若干教えていただきたいことがございます。  農業生産体制強化対策事業費補助金というのがかなり高額ついて...全文を見る
○櫻井充君 ここの中で、業者の方は、農機具メーカーの方はどこと交渉することになりますか。今の経路の中で生産者の方と直接交渉はできないはずなんですよ。どこと交渉することになっていますか。
○櫻井充君 そこの中で、宮城県の場合ですけれども、宮城県の農業公社というところと農機具メーカーの方は交渉をするんだそうです。そこの間に全国農業協同組合連合会が入りまして、もう一つ単位農協が入ってまいります。ここの中で、補助金が今申しました団体の中に入ってまいって、実際、ここについ...全文を見る
○櫻井充君 しかし、私はこれは宮城県のある方にこういうふうにお伺いしたんです。それが違うのかもしれないので、また調べて後日質問させていただきたい、そう思います。  それでは、済みません、時間が押してまいりましたので、運輸省に関西空港のことについてちょっとお伺いしたいんですが、与...全文を見る
○櫻井充君 今、大臣の答弁の中で、国際線の需要が伸びるんだというお話がございました。しかし、果たしてそうでございましょうか。まずその伸びるという根拠を教えていただきたいと思います。
○櫻井充君 しかし、まず一つ、成田に二〇〇二年に暫定滑走路ができます。今、成田がいっぱいだから仕方なく関空に行っているという方々が数多くいらっしゃるというふうに私は聞いております。そしてもう一つ、二〇〇一年に今度は韓国のソウル付近に新しい国際空港ができることになっております。また...全文を見る
○櫻井充君 別な観点からお伺いしたいんですけれども、借金をしてつくることになります。この借金の償還期間は何年だというふうにお考えですか。
○櫻井充君 今、三十年という御答弁がございましたけれども、ちなみにジェット飛行機のエネルギーというのはあと何年ぐらいもつとお考えですか。
○櫻井充君 きのうレク取りに来た方と話をしたら、三十年と言われていますねという話になっておりました。今、大体三十年程度ではないだろうかと。もちろん、掘っていくのをどのぐらい使っていくかということにもよるのかもしれません。しかし、現時点でジェット機を飛ばせる代替エネルギーがない中で...全文を見る
○櫻井充君 しかし今後、これは新聞報道で大変申しわけないんですけれども、高潮被害を防ぐために護岸のかさ上げなどの対応策が迫られているということが記事になっているんですけれども、これも予定どおりということ、予想される範囲内ということなんでしょうか。
○櫻井充君 この一期工事に、こういうものも含めて大体たしか一兆五千億円でしたでしょうか、そのぐらい工事費がかかっていたんじゃないかと思いますが、これは当初の予定よりどのぐらいオーバーしたんですか。
○櫻井充君 一兆一千億。
○櫻井充君 そうじゃなくて。
○櫻井充君 しかし、やはり見直し見直しとおっしゃっていますけれども、当初の予定よりはかなり高くなっていることは確かなんだと思うんです。今回が一兆五千億円をちょっと超えるぐらいだったかと思いますけれども、これの予定で三十年ぐらいで償還できるということであれば、もっと借金がかさめば、...全文を見る
○櫻井充君 もう一つ、関西国際空港株式会社ですけれども、株式会社として二期工事をやった方が利益は上がるとお考えですか。
○櫻井充君 しかし、今対策をとおっしゃいましたけれども、かなり多額の税金を投入しなければいけないとか、それから成田と一緒に合わせて決算しなきゃいけないような、そういう対策ではないかと思うんですが、本当に株式会社としてやっていけるんでしょうか。  もう一点お伺いしたいんですけれど...全文を見る
○櫻井充君 いや、ちょっと聞こえなかった。
○櫻井充君 はい、わかりました。済みません。申しわけございません。  もう一度、くどいんですけれども、つまり将来の資金調達は、じゃ財投機関債を発行して資金調達は行うということですか。来年は行えないけれども、将来は行うということですか。
○櫻井充君 大蔵省にお伺いしたいんですけれども、この問題については財政・金融委員会で宮澤大蔵大臣と随分やりとりをさせていただきました。つまりは、資金運用部資金法の改正によってお金の流れが変わることによって、市場原理が働いてむだな特殊法人が統廃合、整理されていくんだという大蔵大臣の...全文を見る
○櫻井充君 結局、特殊法人の統廃合というのは政策決定することが大事だということではないんですか。つまり、今の話を聞いても、市場原理とかいうことではなくて、今の条件を満たせばこういうものは必要なんだ、そうであれば財投債を発行して援助するというお話でございましたから、結果的には、市場...全文を見る
○櫻井充君 それでは、緑資源公団に質問したいんですけれども、ここも特殊法人でございます。緑資源公団が政策的に必要だというお考えの理由について教えていただきたいと思います。
○櫻井充君 しかし、大規模林道自体ですけれども、これが自然環境を破壊しているんじゃないか、そういう指摘もありまして、一区間だったか二区間か忘れましたけれども、中止になったりもしているわけです。本当にこういう大規模林道が必要なのかどうか。そしてもう一つは、これだけのお金をかけて林道...全文を見る
○櫻井充君 済みません、あと幾つか通告していたんですけれども、最後に大蔵省にもう一点お伺いしたいことがございます。  きょうの新聞にも補正予算十兆円規模と報道されておりました。景気は回復しつつあると経済企画庁も申しているわけであって、果たして十兆円規模の補正予算を組まなければい...全文を見る
○櫻井充君 ゼロ金利が解除されて、その直後、株価が一万六千円台から一万七千円ぐらいまで上がったかと思いました。長期金利は、まあその直後だったからかもしれませんが、上昇いたしませんでした。しかし、補正予算の話が出たからかどうかわかりませんけれども、株価がまた一万六千円前後になりまし...全文を見る
○櫻井充君 終わります。
11月07日第150回国会 参議院 経済・産業委員会 第1号
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○櫻井充君 民主党・新緑風会の櫻井充です。  昨年のこの委員会でジェー・シー・オーの問題について質問させていただきました。あの事故から一年たちまして、健康被害を中心にきょうはお伺いさせていただきたいと思いますけれども、チェルノブイリの事故でもそうなんですけれども、ああいう事故の...全文を見る
○櫻井充君 今いないとおっしゃいましたけれども、実は私、十月の上旬に東海村を訪ねまして、ジェー・シー・オーの周りを一回りしまして、住民の方々と話をしてまいりました。その中で、私が医者の立場で診断した中で少なくとも三名の方はPTSDではないかと思う方がいらっしゃいました。  まず...全文を見る
○櫻井充君 済みません、医学的診断をしないで心的外傷を負った人がいないと先ほどおっしゃったじゃないですか。じゃ、医学的診断をしていないんでしょう。していないということじゃないですか。
○櫻井充君 心の外傷を負っている人というか、心的外傷を負って、要するに、もう一度言いますが、PTSDだというふうに診断するかしないかというのはこれは医学的な見地で診断することじゃないんですか。まず基本的なところからお伺いしたいんですが。
○櫻井充君 そうしますと、医学的な診断をしていない上でだれもいませんということをおっしゃるのはおかしな話じゃないですか。
○櫻井充君 では、もう一つお伺いしますが、先ほど県の方で心のケア相談窓口があったと。そのフォローを要する者は若干名だったけれども結果的にはいなかったと、そういうふうにおっしゃっているじゃないですか。
○櫻井充君 なぜこういうことを申しているかと申しますと、大体九八%の補償は終わったんだと、被害に対しての九八%の補償は終わったんだとおっしゃっていますけれども、今回もう一つは、住民の方々でつくっています臨界事故被害者の会というのがございまして、そこの方々がいまだにかなりの人数の方...全文を見る
○櫻井充君 ありがとうございます。  ぜひきちんともう一度調査していただきたいと思います。そして、その上でなんですけれども、その被害者の会の方々が要望されているのは、今回被曝したのだということをおっしゃっているわけですけれども、その方々が健康手帳を交付してほしいと。自分たちはそ...全文を見る
○櫻井充君 その方々がどこに行ってもきちんと検査できるようにはしますと。しかし、こういう人たちがそういう経験をしたんですよと、その手帳は交付できないというその差は一体どこから生じてくるんでしょうか。
○櫻井充君 今まさしくおっしゃったとおりで、実は被曝認定されないから手帳が交付されないんだというふうにおっしゃっておられました。  その被曝認定に関して、推定線量を出されているわけですけれども、その推定線量が低いんではないかという議論がございます。それで、最初は中性子線がはから...全文を見る
○櫻井充君 ICRPというのは国際放射線防護委員会ですよね。原子力を進めていきましょうという委員会から出されているその値よりも、日本で計算したりするときに、少なくとも世界ではそういうことでやっていきましょうと言っておきながら、日本でなぜそれを批准しないんですか。批准という言葉が正...全文を見る
○櫻井充君 世界でそういう基準を設けているにもかかわらず、日本でその基準を取り入れないこと自体が私はおかしいと思っていますので、早急に検討していただきたいと思います。  そこで問題なんですけれども、これがもし二倍だったとすると、それだけで単純に言いますと被曝線量が倍になるわけで...全文を見る
○櫻井充君 そうだとおっしゃっても、これ後でもう一度本物をごらんになっていただきたいんですけれども、少なくともこれだけの要するにばらつきがあるわけです、同じメーターのところで。その中間のところをとっているわけですから、決してその最大値をとっているわけじゃない。おのおのの計算値、こ...全文を見る
○櫻井充君 どうもありがとうございます。ぜひそうしていただきたいと思います。  特に、被害者の会の方ともう一度きちんと話し合いをしていただきたいと思います。  それで、もう一つ、住民の方と話をしたときに、これは去年の委員会でかなり議論になりましたけれども、遺伝子に傷がついてい...全文を見る
○櫻井充君 どうもありがとうございました。  最後にもう一度お願いしたいんですけれども、この事件に関して、この事件でまだ苦しんでいる方々が数多くいらっしゃいます。これを救えるのはやはり政治の力しかないんだと思います。国の信用を取り戻すために、ぜひ科学技術庁で努力をしていただきた...全文を見る
11月09日第150回国会 参議院 国民福祉委員会 第2号
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○櫻井充君 きょうは、クロイツフェルト・ヤコブ病と、それからシェルハイノーリアクトパッチに関して質問させていただきますが、その質問の前に、実は先日、十月十四日、クロイツフェルト・ヤコブ病で亡くなりました御遺族の方からメールをいただきましたので、その一部を紹介させていただきたい。 ...全文を見る
○櫻井充君 そうしますと、この薬害ヤコブ病を引き起こした原因というのは厚生省にもおありだというふうにお考えですか。
○櫻井充君 厚生省は、そうしますと、裁判次第で認めるか認めないかは決めるということですよ。つまり、厚生省は御自身でみずからその責任を認めるということはされないということですか。
○櫻井充君 それでは、厚生省は薬害ヤコブ病は存在すると、そういう御認識でございますか。
○櫻井充君 薬害ヤコブ病と認めているか認めていないかという質問です。
○櫻井充君 そうしますと、因果関係は明確であるというふうに御認識ですか。
○櫻井充君 厚生省は九六年に緊急全国調査の班を設けたかと思います。その班長は何とおっしゃっていますか。
○櫻井充君 そういうふうに委員長は言っているわけです。先ほどの厚生省の見解と違うじゃないですか。なぜ、委員長はそう言っているのにもかかわらず、厚生省はそれをお認めにならないんですか。
○櫻井充君 そうしますと、再度確認ですが、疫学的には因果関係があるという立場でよろしいわけですね。
○櫻井充君 今聞いたのは厚生省の立場です。
○櫻井充君 それからもう一つ、八月八日の予算委員会での津島厚生大臣の答弁でちょっと気になったところがございましたが、日本全体で七十四例報告されている、しかしこれはその臨床症状から見てクロイツフェルト・ヤコブの疑いのある症例まで含んでいるので、必ずしも病理学的に診断が確定されたもの...全文を見る
○櫻井充君 それでは、ちょっと観点を変えて、こちらの報告書についてお伺いしたいんですけれども、こちらの報告書の中に、結論は結局はこの時点でわからなかったということなんですが、要するに六十二年度に報告されない理由として、立石班長からですけれども、なぜそうなったのかと言いますと、結局...全文を見る
○櫻井充君 そんなことは聞いていません。私が聞いているのは、ここにある文章は厚生省の認識と一致しているのかと聞いているだけです。どうなんですか。
○櫻井充君 そうすると、この時点で厚生省は当然起こり得る悲劇としては思っていなかったということですね。つまり、硬膜の移植によってCJDの第一症例がアメリカで発表されたと。これは当然起こるものではなくて、これは驚くべき事実だという認識になるわけですね。
○櫻井充君 それでは、なぜ認識できなかったのかといいますと、勉強不足じゃないんですか、じゃ。  例えば、一九七七年にガジュセックさんというんでしょうか、論文、プレコーションの中で、患者からとった器官及び組織は移植に使用されてはならないと、七七年の十二月の時点でもうこう言っている...全文を見る
○櫻井充君 その時点で知っていたか知らないかです。
○櫻井充君 アメリカから比べれば十年おくれちゃったわけです。十年おくれたということに対して、厚生省は反省されていますか。
○櫻井充君 要するに反省はないということですね。反省は、先ほどのメールにありました、反省していただきたいと書いてあるわけです。反省はないんですか、あるんですか。反省しているんですか、していないんですか。私はその一点だけです。
○櫻井充君 反省されていないということなんだろうと思いますが、そうしますと、今度もう一つ、これは私は第三の薬害エイズだと思っていますけれども、シェルハイノーリアクトパッチを使用して、今わかっているだけでも七十例近くの患者さんが、これは今度は心膜です、心臓を包んでいる膜ですけれども...全文を見る
○櫻井充君 いつ知ったかだけで結構です。端的にお願いします。
○櫻井充君 第一例はいつお知りになったんですか。何月何日ですか。
○櫻井充君 昨年の十月ですか。本当にそうですか。
○櫻井充君 その心膜を使用したために縦隔炎なり皮下膿症なりが、無菌性とおっしゃいました、無菌性じゃなくても結構ですが、何かおかしそうだという報告も受けていませんか。
○櫻井充君 ぜひヨストラジャパン、これが輸入元ですけれども、参考人として呼んでいただきたい。なぜならば、このヨストラジャパンは、私が調べた範囲では八月に厚生省に相談していると言っています。しかも、ヨストラジャパンに対しての報告書は、厚生省は第一例とは書いていない。しかし、十月だと...全文を見る
○櫻井充君 改めて、そうしますと、十月にわかった時点で、十月でも結構ですよ、十月にわかった時点で厚生省はどういう対応をとられましたか。
○櫻井充君 その時点でどうだったかだけで結構です。
○櫻井充君 今、医療機関、医療機関とおっしゃっています。厚生省は医療機関に直接お話しされたんですか。
○櫻井充君 それでは、ちょっとお伺いしたいんですが、厚生省が要するに全国の医療機関に医薬品・医療用具等安全性情報というのを提供していると思います。これは何のために提供しているんですか。
○櫻井充君 私が聞いた医療機関の方は、そういう報告はなかったというのは、これはじゃ医療機関の方が知らなかっただけなんでしょうか。その事実はもう一度確認させていただきたいんですけれども。  そうしますと、医療機関から、もう一つ問題点があるんですけれども、なぜ厚生省が直接関連病院に...全文を見る
○櫻井充君 アメリカだったらどうなるんでしょうか。アメリカは、クロイツフェルト・ヤコブの際にですけれども、レポートが出たときにFDAはもう同一ロット番号の製品が輸出されているそのほかの国に情報提供を依頼しているわけです。  本来であれば、そういうことを直接的に厚生省がやるべきな...全文を見る
○櫻井充君 危機管理の差だと思うんですよ。アメリカは疑わしきものは全部まず、罰するとは言いませんけれども、そこで一度とめてしまう。日本の場合は、疑わしいのはとりあえずきちんとするまでほっておきましょうということになるわけです。  なぜこんなことを言っているかといいますと、私の知...全文を見る
○櫻井充君 しかし、情報を求めるということはすぐにされてもよかったと思うんですよ。  つまり、私が知っているのは八月ですから、八月に相談を受けたときに、施設に対して、医療現場に対してこういう症例はないですかということを聞くのが本筋じゃないですか。
○櫻井充君 そうしますと、今後も厚生省は、こういうことがあった場合にはみずから調査するのではなくて、業者にすべて任せるということなんですね。そういう理解でよろしゅうございますか。
○櫻井充君 それじゃ、もう一度お伺いしますけれども、今回の件は厚生省はみずから動かなくていいと判断されているわけですね。  薬事法上は、もう一回繰り返してお伺いしたいのは、厚生省がみずから調査することもできるわけでしょう。まずそれだけ確認させてください。確認することが、そういう...全文を見る
○櫻井充君 それでは、その輸入業者を使って情報提供をしてもらったと。どのぐらいの期間がかかりましたか。
○櫻井充君 十月のいつでしょうか。これは期日によって大分違います。十月のいつ指示して、十一月のいつ報告をもらったんでしょうか。
○櫻井充君 今、三施設というお話でしたか。その輸入業者さんが全部の施設をきちんと調査した上で報告が行ったんですか。
○櫻井充君 しかし、そこの中で、先ほども申しましたけれども、厚生省から指示がないのになぜそんな報告をしなきゃいけないんだと、そういう病院もあるわけですよ、これは病院が悪いのかもしれませんけれども。  ですから、実際、こうやってきちんと本来であれば厚生省が調べる権限もあるんだとす...全文を見る
○櫻井充君 業者の方は、そういう検査するところ、検査してもらうところを探すのも随分御苦労されたようです。ですからもっと、厚生省が感染症なら感染症で国の機関をお持ちなんですから、そこを使って調べれば簡単なことなんじゃないですか。なぜそういうことまですべて業者に任せるんでしょうか。
○櫻井充君 認可はだれがしているんですか。
○櫻井充君 この会社はアメリカの会社なんですけれども、FDAに問い合わせたのはいつですか。
○櫻井充君 厚生省がFDAに照会したわけじゃないんですか。
○櫻井充君 それはいつですか。
○櫻井充君 時間がかかるんだったら、ちょっといい。ちゃんと計画的に聞いていますよ、これは。
○櫻井充君 しようがないんでしょうけれども。  それからもう一つは、これは患者さんに使っていないで回収したものに関しては検査されているんですか。
○櫻井充君 それも業者がやっているんですか。厚生省が把握しているわけじゃないんですか。
○櫻井充君 要するに、厚生省は何もしていないわけですよね。こういうことをやれとだけ言って、実際自分たちで何もしていないんじゃないだろうかという感じがいたします。  もう一つ申しておきますと、本当に安全情報だって随分遅くに出ているわけですよ、最終的なものは。回収するんだったとすれ...全文を見る
11月15日第150回国会 参議院 金融問題及び経済活性化に関する特別委員会 第2号
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○櫻井充君 民主党・新緑風会の櫻井でございます。  まず最初に、不良債権処理の問題についてお伺いいたしたいと思いますが、ことしの三月末、それから昨年の三月末の不良債権の額と、この一年間で不良債権がどのぐらい処理されたのか、銀行全体で、金融機関全体で処理されたのか、まずその数字か...全文を見る
○櫻井充君 済みません。これは、本当にこれで不良債権の処理が着実に進んでいるというのが金融再生委員会の認識でございますか。再度確認させていただきたいんです。これで十分だということですか。  それからもう一つは、公的資金約七兆五千億円を投入した時期、あのときに不良債権処理のためな...全文を見る
○櫻井充君 明確な計画なしに税金を投入したんですか。
○櫻井充君 ペイオフが始まるまでに銀行が健全化するという目標があったんじゃないですか。それはいかがでしょうか。
○櫻井充君 ペイオフを一年延期したのだって、要するに金融機関が健全化されていないからだったんじゃないですか。  そうしますと、今の額云々よりも、大事なことは、こういう金融機関が今健全なのかどうかということになるんだろうと思います。そのペイオフが解禁されるまでに金融機関が健全化さ...全文を見る
○櫻井充君 目標がなくていいということですか。つまり大事な点は、今銀行にお任せしているとおっしゃいました。じゃ、銀行のペースに合わせてそのままずっとだらだらこういう状況が続いていいということでしょうか。  今、貸し渋りが続いていると我々は判断していますけれども、結果的には、日本...全文を見る
○櫻井充君 委員長はそう見ていらっしゃるかもしれませんけれども、世界では果たしてそう見ているんでしょうか。世界からどういうふうに見られていると御認識されていますか。
○櫻井充君 では、確認しますが、今の金融機関、大手行でも結構ですけれども、資本注入したところの銀行というのは今あるべき姿に戻ったと、そう御判断されているわけですか。
○櫻井充君 何かよくわからないんですけれども。  では、もう一度お伺いしますが、平成十二年の三月末で三十九兆円あるわけです、不良債権が。またふえたわけです。そのときに、評価の仕方が変わったからだと、厳しくしたからだということをおっしゃいましたけれども、今までの評価の仕方が甘過ぎ...全文を見る
○櫻井充君 もっといいかげんだということを証明するのは、これは本当なのかどうかちょっと確認もう一度させていただきたいんですが、要するに週刊文春に、金融再生委員会が適として要注意C以下の日債銀の融資先上位百というのをすっぱ抜きました。  こういうのを見る限りにおいて、今までまとも...全文を見る
○櫻井充君 では、文春を訴えるんですか。
○櫻井充君 私は、これは企業の問題ではなくて、金融再生委員会の信用度だと思います。これは個別の案件でとおっしゃいますけれども、こういう判定をしたという金融再生委員会に対しての非難だと思います。違いますか。
○櫻井充君 何でこんなことをぐちゃぐちゃ言っているかといいますと、要するになかなか景気が回復してこないからです。政府は景気が回復しつつあるとおっしゃいますけれども、私が少なくとも宮城県で地域を回って声を聞くと、景気は一つもよくなってこないと。そうすると、とりあえず銀行に公的資金を...全文を見る
○櫻井充君 いいです。  要するに、国民の皆さんが何で怒っているかというと、これだけ税金を使ってもさっぱり貸し渋りが解消しないとか、そういう現状があるからなわけです。  前にお伺いしたんですけれども、大手十五行でたしか二・九兆円の中小企業に対しての貸し出しの枠があったかと思い...全文を見る
○櫻井充君 しかし、それは例えば三月の下旬にお金を貸して、そして四月の上旬に金を引き揚げている、そういうのも全部カウントされているはずじゃないですか。その分を差し引いて、果たして本当にそれだけ貸し出しているんですか。
○櫻井充君 しかし、それだけ聞いていると、信用保証協会の枠を広げようとか、そういうことをしなくても十分貸し出しているということになるんじゃないかと思うんですが、いかがでしょうか。
○櫻井充君 わかりました。  それでは、もう一つお伺いしたいのは、破綻した五つの銀行がございましたが、国民銀行、幸福銀行、東京相和などですけれども、この中で、ちょっと一つまずお伺いしたいことがありますが、新潟中央銀行の受け皿銀行が引き受けた債権の割合を教えていただきたいんです。
○櫻井充君 要するに、これは金融再生法にのっとって分割譲渡を決めたということですね。
○櫻井充君 なぜ長銀もこのような処理をされなかったんですか。  つまり、私が委員会で質問させていただいたときに一括譲渡をしなきゃいけないような話になっておりまして、これはいわば解体だと私は思っていますけれども、こうやって六つの銀行に分けることができるのであれば、長銀を適資産だけ...全文を見る
○櫻井充君 私は法律の解釈論を聞いているんです。あのときには、五十一条だったと思いますけれども、五十一条にあるからこういう譲渡しかできないんだとおっしゃいました。これは法律の解釈論です。銀行が大きかろうが小さかろうがという問題じゃありません。それは運用の仕方をあなた方が勝手に変え...全文を見る
○櫻井充君 ちょっと今ここに議事録がないんですが、森さんはそうおっしゃっていませんよ、あのときに。あのときには、できません、この法律上はできませんとおっしゃっておりますよ。
○櫻井充君 それは株主が決定すればいいことじゃないですか。
○櫻井充君 何かよく答弁がわからないので、後日、文書で提出させていただきたい、そう思います。  それから、宮澤大蔵大臣にちょっとお伺いしたいことがございますけれども、国債の発行のことについてです。  今、銀行がそろそろ国債を引き受けられない状況になってきているという話も聞きま...全文を見る
○櫻井充君 本当は時間があったらもう少しきちんと議論したいんですが、きょうはあと東証の方に来ていただいているので、マザーズに関して質問させていただきたいと思います。  マザーズが設立されて、結果的に上場二十一社中十七社が公募価格を下回っているわけです。いろいろ会社の問題もあるの...全文を見る
○櫻井充君 それで、土田理事長にちょっとお伺いしたいんですけれども、今、この発想は決して悪いわけではありません。しかし、やはり投資家の方々がいらっしゃるわけであって、投資家の方はその市場を信用して投資されるということもあるんだろうと思います。  特に、マザーズのこういうパンフレ...全文を見る
○櫻井充君 済みません、時間がないので簡潔にお願いしたいんですが、それではリキッドオーディオについてちょっとお伺いしたいんですけれども、結局どういう会社が上場できるかといいますと、主幹事業務を引き受ける証券会社が精査して、その上で上げてくれば結果的には上場されるということになって...全文を見る
○櫻井充君 ですから、ここで問題になるのは、証券会社が審査して、証券会社がオーケーになると、ほとんど東証で、マザーズで審査しないまま上場されてくるというシステム自体の問題なんだと思うんです。  日興証券がこういうことを知らなかったために一つはこういうことが起こっていて、もう一点...全文を見る
○櫻井充君 時間が来たので終わりますけれども、宮澤大蔵大臣も相沢委員長も、間接金融から直接金融へということをよくおっしゃっておりますけれども、こういう市場であるとすると、なかなか直接金融に移っていかないんじゃないだろうか、そういう不安がございます。  これで私の質問を終わります...全文を見る
11月27日第150回国会 参議院 財政・金融委員会 第2号
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○櫻井充君 民主党・新緑風会の櫻井でございます。  まず最初に、これは通告をけさちょっとさせていただいたんですが、土曜日の朝日新聞の方に、経営難の特殊法人に対して税金を投入して救済するということを宮澤大蔵大臣が二十四日の会見でお話しになったということでございますが、まずこの件に...全文を見る
○櫻井充君 しかし、大臣は関西空港の話はされているわけですけれども、関空とかその他、本四架橋公団でしょうか、その辺のところには税金を投入していくということのお考えなんですか。
○櫻井充君 結論だけもう一度お伺いしたいんですが、来年度この関西空港に対して税金を投入する予定はあるんですか、ないんですか。その一点だけ、まずあるかないかでお答えいただきたいと思います。
○櫻井充君 一月や二月でそのようなことを簡単にはおっしゃらないということになれば、要するに来年度は投入しないということなんでしょうか。  もう一つお伺いしておきたいのは、こういうものを税金投入しますという形にするとすれば、やはり今経営がどうなっているのかということのディスクロー...全文を見る
○櫻井充君 それでは、関西空港のほかに今のところ大臣がどの特殊法人に税金を来年度投入しようとお考えなのか、その点について御説明願いたいと思います。
○櫻井充君 それでは再度確認しておきますが、もしそういう特殊法人に税金を投入するというような場合には、その特殊法人の経営状況をきちんと我々が納得できるだけの資料を提出していただけるということですね。
○櫻井充君 今、税金を投入しちゃいけないというようなお話だと思いますが、もし仮にですけれども、このようなところに税金を投入しなきゃいけないとなれば、財源はどうされるんですか。今までの一般会計の中から出されるんですか。それとも、さらに国債を発行して、そしてそちらから投入するというこ...全文を見る
○櫻井充君 宮澤大蔵大臣、これは九月六日の記者会見ですけれども、要するに亀井さんがあの当時十兆円規模の補正予算をという話をされたときに何とおっしゃっているかといいますと、国債の大幅増発を許したら大蔵大臣は落第だと。そしてもう一つは、何でも国債を出せばよいという状況ではないことを共...全文を見る
○櫻井充君 済みません、その借金をつくった責任はではだれになるんですか。その責任は追及されなくていいんですか。
○櫻井充君 そうしますと、その関西空港に関しても政府の責任ということになるわけですね。
○櫻井充君 そうではなくて、現在ある借金をどうにかしなきゃいけないからと、できてしまったものに対してどう処理するかということを先ほど大臣はおっしゃっていたんじゃないですか。  ですから、今できてしまった借金の責任はだれにあるのかとお伺いしたときに、政府にあるんだと宮澤さんお答え...全文を見る
○櫻井充君 なぜこんなことにこだわって、こんなことにというか、非常に重要な問題であって、正直申し上げておきますと、これだけの借金を抱えて、返すのは我々の世代なんです。我々以降の世代がこの借金を返さなきゃいけないんです。余計な借金をこれ以上つくってほしくないんですよ。これは我々四十...全文を見る
○櫻井充君 納得できる部分とできない部分とあると思います。  要するに、その見積もりが正しかったか正しくなかったかだと思いますよ。つまりは、最初から工事費がこのぐらいになりますと言われて、あの工事費が一・五倍ぐらいになったかと思います。そして今度は、発着回数がどの程度だったかと...全文を見る
○櫻井充君 つくらなければよかったというよりも、例えばその年数をこんな短い期間で本当につくらなければいけなかったのかということ、それからもう一つは、なぜ有償資金を用いなきゃいけなかったかということです。本来であれば無償資金でもよかったはずです。その有利子があるからこそまた苦しんで...全文を見る
○櫻井充君 昔は資金が少なかった、だからその財投資金を使っていろんなものを、社会のインフラ整備をする、これはよかったと思います。決してそれがだめだと言っているわけではありません。しかし、いつまでもずっと同じことを続けていっていいのかどうかという議論だと思います。そして、その続けて...全文を見る
○櫻井充君 わかりました。  もうちょっと先のことを考えたときに、だったら、なるたけ早くこの特殊法人すべての情報公開をしていただきたいと思います。  つまり、銀行の不良債権の処理だって、その評価方法が変わったからまたふえたんだというお話をされてきていますけれども、日本のすべて...全文を見る
○櫻井充君 ちょっとわかったようなわからないような説明を今されたんですけれども、果たして本当にその当時不良債権にならないと思ってやっていたのかどうかというのは、わからないところはいっぱいあると思いますけれども、途中からこの借金を隠すために、こういう資本の移動を考えなきゃいけないと...全文を見る
○櫻井充君 要するにどういうことなんですか。ならないということですか、なるということですか。まだわからないということですか。
○櫻井充君 指図をする立場にない、それはおかしいんじゃないですか。中小企業の貸出枠を二兆九千億にしなさいとか、そういう指示をしているじゃないですか。違いますか。
○櫻井充君 全体と言いますけれども、個別行当たり中小企業の貸出枠は幾らというふうに設定していると思いますよ。そうじゃないですか。  それからもう一つは、不良債権をふやすようなことを起こそうとしている、それでもなおかつそのことをとめる権限はないということですか。税金を投入した銀行...全文を見る
○櫻井充君 私は、債権放棄のことを言っているんじゃなくて、債権を買い取っていると言っているんですよ。全然違うじゃないですか。住友が買い取れと言っているじゃないですか。
○櫻井充君 仮に、そういう行為をもしアメリカの銀行がやったら、もしアメリカで公的資金が注入されていてそういうことが行われて、アメリカの当局は全く何も口出ししないんでしょうか。  アメリカは銀行の格付を行っています。CRAのところで四つのランクに分けているわけです。そして、支店を...全文を見る
○櫻井充君 済みません、勉強不足で。一月五日であれば、もっと早いということだと思いますけれども。  そしてもう一つ、そうやって不良債権を買い取ることは自由かもしれませんけれども、今その不良債権の処理をできるだけの銀行は体力があるんですか、余力があるんですか。どう判断されています...全文を見る
○櫻井充君 住友銀行でも結構ですし、それから大手十五行でも結構でございますし、銀行自体がこれから不良債権の処理をまた進めていくことができるのかどうか。  つまり、今不良債権の処理に充てているものは何かといいますと、株の含み益であったり株式の売買を充てているわけです。今、株価がこ...全文を見る
○櫻井充君 今、峠を越したとおっしゃっておりました。それからもう一つは、考えられないような財政措置をとられたと今おっしゃっていました。峠を越して、考えられない財政措置をこれまで行ってきたとすれば、もう二度とこの先、考えられないような財政措置はとらないということですね。
○櫻井充君 ならないような方向のことをやっているから言っているんじゃないですか。  それからもう一つ、将来のことが見渡せないで、なぜ峠を越したと言えるんですか。
○櫻井充君 私はそう考えておりません。ですから質問させていただいているんであって、不良債権の処理がこれだけどんどん進んでいるのは、今までグレーゾーンで要注意先と言われているところがまた破綻し始めているからです。ですから、当初の予定よりも一・五倍とも一・八倍とも言われる不良債権の処...全文を見る
○櫻井充君 話は長かったんですが、要するに峠を越えていない、まだなかなか厳しい状況にあるという話じゃないんですか、私はそう理解しましたけれども。  それでは、先ほど申しましたとおり、その不良債権の処理をするに当たって何が大事かというと、銀行が持っている株式の含み益です。株式市場...全文を見る
○櫻井充君 おのおのじゃなくて結構です。平均でどうですか。一般論でも結構です。理論的にどうですか。
○櫻井充君 そうしますと、幾らだったらゼロになるのか、もしくは、TOPIXが前回どのぐらいの値で、それからどの程度下がって、例えば森さんが総理になられてから六カ月で、TOPIXではわかりませんが、日経平均は六千円ぐらい下がっているわけですけれども、そのぐらい下がって、では含み益は...全文を見る
○櫻井充君 つまり、株が下がればこれだけ大きな影響を受けるんだろうと思います。  そういう意味で、また大蔵大臣にお伺いしたいんですけれども、これは整合性があるかどうかわかりませんけれども、私が調べた範囲では、内閣不信任案が否決されて日経平均が百二十三円下がって、TOPIXは一三...全文を見る
○櫻井充君 こういうことに関しての分析はされないんですか。
○櫻井充君 本当にそうでしょうか。  これは新聞紙上によるものですから果たして当たっているかどうかはわかりませんけれども、一つは、アメリカのナスダックの指数が下がったということが大きいと言われております。そしてもう一つは、今の政府のままでは大きく構造改革が進まないであろうから、...全文を見る
○櫻井充君 わかりました。  それでは、今の内閣では大きな構造改革ができないと考える方が多くいらっしゃると今おっしゃいましたが、それはそうお考えなんですね。
○櫻井充君 ちょっとお伺いしたいことがありますけれども、それでは、宮澤さんのところの派閥の長が今回ああいう形で不信任案に賛成しようかとおっしゃったときに、お答えしにくいかもしれませんけれども、宮澤大蔵大臣としてなぜ加藤さんに同調されなかったのか教えていただけませんか。
○櫻井充君 そうしますと、おやめになる意思はなかったということですね。ほかの政務次官の方で辞表を出された方はいらっしゃいますが、そういう意思は全くなかったということでございますね。
○櫻井充君 わかりました。どうも済みません、ありがとうございました。  それでは、今回の法案についてちょっとお伺いいたしたいんですけれども、今回の法案が成立すれば確かに新規の赤字国債の発行額は減らせるかもしれません。しかしながら、赤字国債の残高という点で考えれば、今は見た目は若...全文を見る
○櫻井充君 どうも今のお話をお伺いしていると、大臣は積極的には補正予算は必要なかったんじゃないだろうかという見解なんでございましょうか。そしてもう一つは、今回このぐらいの規模になりましたけれども、この程度の規模は、本来は必要なかったんじゃないだろうか、そうお考えだったんでしょうか...全文を見る
○櫻井充君 それじゃ、ちょっときょうは郵政省の方に来ていただいているので郵政省の方にお伺いしたいんですが、平成十二年度のIT関連に関して、一般会計補正予算に電気通信格差是正事業等に必要な経費とございますけれども、この内訳、そしてこれはどのように使われるのか、教えていただきたいと思...全文を見る
○櫻井充君 済みません、これはどちらの地方公共団体で使うかもう決まっているものですか。そして、その地方公共団体ではどういうものに使おうとしているのか、もうこれは決まっていることですか。
○櫻井充君 逆だと思うんですよ。  要するに、地方公共団体に何をしますかということ、どこがどれぐらい必要ですかということをこれから聞くんですよ。おかしくないですか。補正予算というのは本来は、緊急性を要するもの、そのために補正予算があるんじゃないでしょうか。つまり、こういうものは...全文を見る
○櫻井充君 過去のことなんか聞いていません。
○櫻井充君 この程度のもくろみのもとにやれるとかやれないとかじゃないんじゃないですか。今これだけお金がない時期に、きちんとしたものが上がってきて、どういう事業内容だから、じゃこれにお金を出しましょうという、そういう時代じゃないでしょうか。私はそう思います。  大蔵大臣いかがです...全文を見る
○櫻井充君 繰り越しすることも認められているということは、結果的には最初に予算ありきじゃないですか。最初に予算があって、とりあえずのところとってきておいて、後から。だから、これがばらまき型だと言われているんじゃないですか。ばらばらばらまいて、後から皆さん勝手に使ってください。そう...全文を見る
○櫻井充君 しかし、補正で本当にやることでしょうか。四月なら四月に予算がつくわけであって、そうだとすれば、このようなことをこれからまた地方自治体に聞いて歩くわけであって、そんな必要はなかったんじゃないだろうかと、私はそう思います。  済みません、時間がなくなったので、ちょっとあ...全文を見る
○櫻井充君 罪がないって、こんな罪なことないじゃないですか。そして、そのお金をもし関西空港に二千億円なら二千億円つぎ込むようなことがあったら、こんなひどい話ないじゃないですか。庶民のわずかな楽しみをとって、そしてそんなどうでもいい、どうでもいいと言ったら怒られるかもしれないけれど...全文を見る
○櫻井充君 そうしますと、筋は筋で通さなきゃいけないということですよね、恐らく。そうしますと、株式に関して来年四月一日から申告分離課税一本にしますという約束をしていたわけです。これも筋は筋ということで通されるわけですね。
○櫻井充君 先ほど株価の下落の原因はと言ったときに、株価の下落の原因は考えない、そうおっしゃっていたじゃないですか。株価の下落の原因に関してどうですかと聞いたときに、株価の下落の原因というのは追及しなくていいんだというようなお話もされておりました。しかし今度は、こういう話を出して...全文を見る