櫻井充

さくらいみつる

選挙区(宮城県)選出
自由民主党・国民の声
当選回数4回

櫻井充の2002年の発言一覧

開催日 会議名 発言
01月21日第154回国会 参議院 金融問題及び経済活性化に関する特別委員会 第1号
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○櫻井充君 私は、委員長に久世公堯君を推薦することの動議を提出いたします。
02月01日第154回国会 参議院 財政金融委員会 第2号
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○櫻井充君 民主党・新緑風会の櫻井でございます。  まず最初に、ちょっと基本的なことを確認させていただきたいんですが、国債整理基金残高、これは事務方の方で結構でございます、現在の国債整理基金の残高について教えていただけますか。
○櫻井充君 済みません、それは今年度末ということは、今回、そのNTTの売り払った資金を今回の二次補正予算に組み入れて、そのことを引いた額でその金額ということですか。
○櫻井充君 それから、そうしますと、今の二兆五千億円も加えた、そうすると四兆六千九百億がまだ今のところは残高として残って、残高としてあるんだろうと思いますが、これは現在は国債と、それからどこかで現金で保管されているというふうに考えていいわけですね。
○櫻井充君 このNTT株を売却した資金というのは、基本的には国債の償還に充てるために国債整理基金残高に組み入れたというふうな理解でよろしゅうございますか。
○櫻井充君 この株式を売り払ったその収入ですね、これは今まで無償貸付けを行ってきたんだろうと思いますけれども、これが償還された場合、償還された場合にはNTTの売払い金としてカウントされるんですか。それとも、これはもうそういう区別なしに、これは区別なしに国債整理基金特別会計の中の、...全文を見る
○櫻井充君 現時点で、十・一兆円のうちの七兆円ぐらいでしたか、七・六兆円が融資されておりますけれども、融資じゃなくて貸付けされております。この貸付けされたものが何年かたって償還されてまいります。この償還されてきたものというのは、これはNTTの株式を売り払ったお金というふうに考える...全文を見る
○櫻井充君 そうすると、全体でどんなに最大限多くても十・一兆円ということになるわけですね。その理由、理解。どれだけ今後国債整理基金特別会計からお金を貸し出そうとするときも、この十・一兆円以上は貸し出せないということですね。
○櫻井充君 それでは、もう一つお伺いしたいのは、このNTT株の売却、売却して得たお金ですけれども、これは無償貸付けをしないで、直接国債の償還に充てたことはございますか。
○櫻井充君 貸付けしたのは今七・六兆円ございますけれども、要するには、その貸し付けたとかいうことではなくて、元々このお金は国債整理基金特別会計に組み入れられているわけですから、そちらからここは、この特別会計は国債の償還発行に関する費途というんですか、に使用するものとすると言ってい...全文を見る
○櫻井充君 済みません。その十・一兆円の枠を定めていると。法律はどれですか。根拠法を教えてください。
○櫻井充君 実際、例えばその国債の国債整理基金残高の推移を見てきますと、平成七年に一兆六千億円までこれ減っているわけですよね。つまりは、この時期にどうなっているかというと、NTTの売却益、その売却したときに得たお金を国債の償還に充てているわけですよ。国債の償還に充てているから一兆...全文を見る
○櫻井充君 それは、この平成七年にお金がなくなったって何したって関係ないということですか。このお金は償還に充てられているわけであって、償還に一度使われたものは、別な形で入ってきたとしても、この残高の中で、残高の中は、もう一度繰り返して申しますが、NTTの売却益、売却から得たお金と...全文を見る
○櫻井充君 「金額の一部」となっています。「金額の一部」です。十・一兆円というのは全額と読むんじゃないですか。
○櫻井充君 おかしいじゃないですか。だって、「売払収入金に相当する金額の一部を、」と書いてあるんですよ。全体として一部をとおっしゃっているわけであって、今使っているのは全部じゃないですか。これはおかしいですよ、この法律から読めば。
○櫻井充君 それじゃですね、本来であれば、全額と書いておけば全く問題ないわけですよ。「一部」となっている。  じゃ、それじゃですよ、この法律の第一条を読むと何てなっているかというと、「国債整理基金の資金の一部を運用し、」というふうに書いてあるんです。ここにも「一部」という言葉が...全文を見る
○櫻井充君 だから、これは一部じゃなくて、要するにこれも全額ということですね。この一部というこの解釈、この法律の解釈からすれば、十・一兆円の枠があったとすれば、十・一兆円全部使ってもいいというふうにお考えになる。これはそういうふうに読めるということですか。
○櫻井充君 もう一つ書いてあるんですね。六条のその前に、国債の償還、国債整理基金の運営に支障の生じない範囲内でと書いてございます。今、国債の残高が、発行残高がどんどん増えている中で、金利も不安定な中で、なぜここのところで年度末の国債整理基金残高を減らすことが可能なのか、その点につ...全文を見る
○櫻井充君 これは、数字的に大体どのぐらいだと支障を生じないというふうにお考えなんですか。その根拠となる数字を教えてください。
○櫻井充君 数億。
○櫻井充君 数兆の数って幾つですか。これは大事な議論ですからね。  これ、今、国債が暴落して金利が上がるかもしれないと言われているわけですよ。その際に、ここから当然のことながらお金が出ていくわけでして、ここのところをちゃんと残しているか残していないかというのは大事なことなんです...全文を見る
○櫻井充君 しかし、これどう考えても、繰り返しになるのでしようがないんですが、「一部」と書いてあるのに、それで全額使ってくるというのは、これは相当な拡大解釈なんだろうと思うんですよ。相当な拡大解釈して、法律何本でしたっけ、随分作りました、分厚い。これ、済みませんが──九十何本です...全文を見る
○櫻井充君 二十日間も掛けて、しかもこうやって法律の解釈をねじ曲げて、何で二兆五千億円をNTTのこの売り払ったやつから出さなきゃいけないんでしょうか。つまり、単純に、何も二兆五千億円国債発行したって良かったと私は思うんですよ、ある意味ですよ。これだけ官僚の方々が無駄な労力を使って...全文を見る
○櫻井充君 しかし、そこにあるから使っていると今おっしゃいましたけれども、実際はですよ、実際のお金の動きから見たときには、今大事なことなんですけれども、その国債整理基金残高の推移を見たときに、平成七年には一兆六千億まで減っているわけですから。ですから、本当はそのNTTの売り払った...全文を見る
○櫻井充君 大臣は、お金が残っていたから、お金があったからと言うからまたあえて御質問させていただいているので、枠の話じゃないですよ、今の。お金があったからと言っているんですよ。
○櫻井充君 しかし、まあ、とにかくこういう──それからもう一つ、じゃ、これはよく質問されていることですけれども、結果的にはこれは、Bタイプになってくると最後は、補助金型なので、補助金を渡してその金を償還に充てるということになるわけですよね。  これは、現時点においてどのぐらい国...全文を見る
○櫻井充君 しかし、そのお金を使って、将来どうなるかは分からないけれども、取りあえずのところはここに枠があったから使ってしまおうということだとすると、中長期的な展望は何もないということですよね。
○櫻井充君 ですから、その適宜適切のときに結局国債で賄うようなことになれば、現時点で発行したものと何も変わらないんじゃないですかということなんですよ。
○櫻井充君 これ以上議論しても仕方がないところなんで、もう一つ、内藤さんも指摘されていましたけれども、今回の予算を見てくると、公務員宿舎の建て替えとかそういうところに随分費用が掛かっていまして、どうしてこれが補正予算でやらなきゃいけないものなんですか。
○櫻井充君 そうすると、要するに官舎を建てるという事業だということですね。要するに、箱物を作るために予算措置したという解釈でよろしゅうございますか、その点に関して言えばです。
○櫻井充君 そうすると、即効性というのは、その工事をやることによって雇用が生まれるというための事業ですね、これは。
○櫻井充君 それから、例えば国立学校など、この辺のところで全部IT、ITという言葉が並んでいますけれども、これ大体三月までに全部お金を使い、執行することができるのかどうかという問題点と、わずか二か月ですから、その二か月後の本予算のところで組んでもいいようなものではないのかという気...全文を見る
○櫻井充君 今の景気の問題の中で、やはり雇用の問題があって、短期的な雇用ということに関してではないんだろうと思うんですよ。中長期的な雇用の確保というものがなされるかなされないかというところが問題でして、こういう短期間の雇用だけを創出していくようなやり方で、つなぎつなぎでやっていく...全文を見る
○櫻井充君 ちょっと具体的な例を申しますと、宮城県に塩釜という港町がございまして、その塩釜の漁港は、この間ダイバーの方が潜ってみたら、その港を支えている柱がもう折れているというか、曲がっているんですね。そのために傾いていまして、港を使うことができなくなっています。一般の方がそこに...全文を見る
○櫻井充君 大変失礼いたしました。地元の塩釜の人たちから随分陳情を受けていたものですから。済みません。  それじゃ済みません、話題を変えて大和都市管財についてちょっとお伺いさせていただきたいんですが。  先般いろいろ質問させていただいたときに、法律にのっとって淡々とやったらあ...全文を見る
○櫻井充君 そして、その融資先に問題があったと。それで業務改善命令を出したわけですが、そうすると、今度、業務改善命令を出した後に大和都市管財に関して立入検査を行ったのはいつですか。若しくは、ごめんなさい、その前に、業務改善命令を出したことによって大和都市管財から、どのような反応と...全文を見る
○櫻井充君 そして、その経営健全化計画を金融庁は知って、その経営健全化計画にのっとって順調にその経営が改善しているということを御確認されていたんですか。
○櫻井充君 私が聞いているのは、その経営健全化計画どおり進んでいたのかどうかということについてお伺いしております。
○櫻井充君 その未達であったということを確認されたのはいつですか。
○櫻井充君 なぜ、その報告を受けて経営健全化計画どおりいっていなかったということなのに更新の登録を拒否されなかったんですか。
○櫻井充君 今、単体がとおっしゃいました。しかし、業務改善命令は、単体ではなくて融資先も含めて業務改善命令を出しているはずです。ですから、それはおかしいんじゃないですか。
○櫻井充君 抵当証券規制法であればその単体しかというお話がありました。単体についてなんだというお話がありました。だとすると、なぜ業務改善命令は融資先も含めてできるんですか。どの法律にのっとって、どの根拠法にのっとってその指導ができるんですか。
○櫻井充君 本体しか調査できなくて、本体が黒字であったら、業務改善命令を出す必要性は全くないじゃないですか。
○櫻井充君 ですから、そうすると、融資先の状況も金融庁はその時点では把握されていたということですよね。
○櫻井充君 そうすると、経営健全化計画の中には、その融資先に対してどうするという、そういうことも入っていましたか。
○櫻井充君 大和都市管財は黒字なんですよ。黒字のところがどうして経営健全化計画を出す必要があるんですか。
○櫻井充君 ですから、この経営健全化計画、業務改善命令の中には、融資先の問題があるから業務改善命令を出しているわけですよね。  そうしてくると、そういう意図で業務改善命令を出しました。業務改善命令を出して経営健全化計画が出てまいりました。その経営健全化計画の中で、私がお伺いした...全文を見る
○櫻井充君 それで、金融庁はこれで経営が健全化するというふうに判断されたわけですね、まずその時点では。    〔委員長退席、理事円より子君着席〕
○櫻井充君 それは、実施されているか実施されていないかは毎年確認していたわけですよね。これは毎年確認しているわけです。  そうすると、実施されていたんでしょうか、毎年毎年。
○櫻井充君 未達であった場合には登録の取消しができるんじゃないですか。なぜ登録を取り消さなかったんでしょうか。
○櫻井充君 この法律の二十四条に登録の取消し及び業務停止命令というのがございまして、業務改善命令違反が認定できるのであれば登録を取り消し、又は業務停止を命令することは法律上可能であったと。これは参議院の法制局から私は言われております。  つまりは、この法律に従っても、業務改善命...全文を見る
○櫻井充君 それじゃ、この二十四条の解釈はどのように考えていらっしゃるんですか。
○櫻井充君 自由であるべきところを、じゃ、なぜ監督しなきゃならないんですか。何のために監督しているんですか。  それからもう一つ、客観的なというお話がありました。客観的なデータは何を取られたんですか。客観的なデータを何を取られたからこれは処分に当たらないと、その根拠を教えてくだ...全文を見る
○櫻井充君 そうすると、あれだけ損害を受けた方々がいらっしゃいますが、これは、監督官庁は全く責任がないということですね。
○櫻井充君 済みません、それは返還要求があったときに返せると。それは何年には返せるというふうにお考えだったんですか。
○櫻井充君 今、だって副大臣、返還請求にこたえられるとおっしゃっていたじゃないですか。そうすると、今の段階でいうと、十二年はそこで見たときにはできないけれども、じゃ十一年度はできるというふうに考えていたわけですね。
○櫻井充君 そうすると、これは金融庁の判断のミスだということにはなりませんか。つまり、それは何をもってして返還請求されたときに、後で数字をいただきたいんですけれども、何をもってして十一年度の時点で、返還請求があったときにこれは十分こたえられるというふうにお考えだったのか、その根拠...全文を見る
○櫻井充君 済みません、その様々な措置というのは具体的に何ですか。
○櫻井充君 今回、本当は近畿財務局は危ないと思っていて認可を取り消したいと思っていたんだけれども、しかし、どうも政治家が関与したためにそのことが果たせなかったというような話もございます。別に圧力を掛けたとか掛けないとかいうことでは関係なしに、何人かの政治家の方が、この間、副大臣、...全文を見る
○櫻井充君 これだけの被害が出ているわけであって、もしその方々が何も関係ないんだったら別に名前出してもいいと思うんですよ。名前を出せないということの方が、何らかの関与があったんじゃないかと思いたくなるわけですよ。  改めてお伺いしますが、三人の方のお名前を挙げていただきたい。
○櫻井充君 では、まあ、その未達であったところの判断は近畿財務局が独自で行ったということにすれば、このことの判断が正しかったのか正しくなかったのかということ、これは後でまた数字をいただきたいと思いますが、十一年度ですね、その数字を見せていただいた上でまた考えさせていただきたいと思...全文を見る
○櫻井充君 先ほど私のちょっと表現が不適切だったかもしれません。  そこの中で、東京海上の方が、朝日の何といいますか、財務諸表というんでしょうか、それを見せていただいたときに、どうも粉飾決算というか、そういう部分がかなり見られたので、それで結果的には前倒しをして、前倒しで合併を...全文を見る
○櫻井充君 ですから、やはり以前の基準というのに問題があったんだろうと思うんです。  それで、とにかく今の基準にしても、これはちょっと違う観点ですが、三月決算、昨年の三月決算とそれから上半期の業績報告を受けて計算してみると、この時点で大手七社のソルベンシーマージン比率が平均で九...全文を見る
○櫻井充君 済みません、あと大臣、ペイオフに関してちょっとお伺いしたいんですけれども、本来であれば、金融システムが安定した状況でペイオフというのは解禁されるのは、これは理想でしょうし、そしてそういう状況を作り出す約束だったはずなんですよ。そうすると、大臣の認識として、現在、金融シ...全文を見る
○櫻井充君 最後に一言だけ申し上げたいんですが、実は、そのペイオフ解禁を控えて中小の金融機関からの貸出しが随分減っているわけですよね。そのために中小企業は随分苦しんできています。ペイオフの解禁は世界に向けての公約だからやらなきゃいけないという、そのことも分かります。だとすると、都...全文を見る
03月13日第154回国会 参議院 本会議 第8号
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○櫻井充君 私は、民主党・新緑風会を代表して、ただいま趣旨説明のありました平成十四年度における財政運営のための公債の発行の特例等に関する法律案及び租税特別措置法等の一部を改正する法律案につき、関係大臣に質問いたします。(発言する者あり)はい。  質問に先立ち、関係大臣の御答弁が...全文を見る
○櫻井充君 塩川財務大臣は先ほど十四年度の剰余金は出るとおっしゃっておりました。しかし、この社会情勢の中で本当に出るかどうか、どうしてそういうことが保証できるんでしょうか。  つまり、とにかく、その時点で為替レートが幾らになっているのかとか、運用益がどうなのかをまず明示していた...全文を見る
03月25日第154回国会 参議院 予算委員会 第16号
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○櫻井充君 民主党・新緑風会の櫻井充です。  まず最初に、坂口大臣に今日は御礼を言わせていただきたいと思います。今日、クロイツフェルト・ヤコブ病の和解が成立いたします。本当に、私は超党派の議連の事務局長を務めさせていただきましたけれども、坂口大臣でなければ私はこの問題解決しなか...全文を見る
○櫻井充君 本当にありがとうございます。  そして、これだけではなくて、再発をどう防止していくのかということがすごく大事なことになってくるんだろうと思うんです。  大臣、以前、議連で大臣とちょっとお話しさせていただいたときに、これからは疑わしきものに関してやはり早期に警告なり...全文を見る
○櫻井充君 その中で、やはりマンパワーが不足している部分というのは随分あるんだろうと思うんです。監督行政に関していうと、これは医療行政だけではなくて、いろんな分野での人員配置というのが足りないような気がいたしておりますが、中央省庁の再編に伴いながら、行政改革の中でも、私はこういう...全文を見る
○櫻井充君 質問通告していなくて大変申し訳ないんですけれども、行革担当大臣、ちょっとお伺いしたいんですが、今の、私も坂口大臣と全く同じ考えでして、やはり人を増やさなければいけないところは人を増やしていくべきなんだと思うんです。その辺に関してどのようにお考えでしょうか。
○櫻井充君 ありがとうございます。  遺族の方々、原告団、そして弁護団がそういうことを望んでおりますので、是非政府として考えていただきたいと思います。  それでは、歯科医の研修問題についてお伺いさせていただきます。  札幌の市立病院で歯科医師が研修を行った、このことが医業に...全文を見る
○櫻井充君 大臣、それは具体、事務方の方でも結構でございます、どういう分野で歯科医師が医業を行っているんでしょうか。
○櫻井充君 全くそのとおりでして、手術の際に口腔外科の範囲の、例えば舌がんなら舌がんの手術に関して言うと、麻酔を歯科医師が行っている。そして、全身管理も歯科医師が行っております。こういう場合に、急変したときに対応しなければいけないのは歯科医師ですし、それから病棟に入院しているよう...全文を見る
○櫻井充君 しかし、大臣、それは日常の診療でも、例えば最近はアナフィラキシーショック、麻酔などでアナフィラキシーショックなども増えてきておりますし、そういう意味においては開業医さんのところでも急変する患者さんがいらっしゃるというのもこれまた事実でございます。そういう意味において、...全文を見る
○櫻井充君 そこの中でもう一つ問題点は、先日、救急救命士のことに関して今井議員などが質問しておりましたけれども、今、歯医者さんのところで急変して救急車に患者さんが運び込まれた、その場合に、実は歯科医の先生方は指示を出すことすらできない現状がございます。  その点について大臣、ど...全文を見る
○櫻井充君 現時点での解釈で結構でございますが、目の前で患者さんが急変されたというような場合には、これは歯科の先生方がきちんと対応すること、これに対しては問題ないというふうに考えてよろしいんですね。
○櫻井充君 はい、ありがとうございます。  ここまで現実対応を考えないと、要するに、歯科の先生方がいわゆる医業の部分に関して研修をすべきかすべきでないかという答えが出てこないんだろうと思うんです。  大臣、今回、とにかく業としてずっと医療をやってくるということではなくて、研修...全文を見る
○櫻井充君 はい。
○櫻井充君 そうしますと、今回のことをきっかけに幾つかの病院で歯科医師の救急の研修というものができなくなっているところがあるんですけれども、そうすると、そういう必要性は全くなくて、これまでどおり行っていって構わないということですね。再度確認させていただきたいと思います。
○櫻井充君 現場は相当困っておりますので、是非早期にその点についてきちんとした方針を打ち出していただきたいと思います。  それでは、外務省の問題についてちょっとお伺いしたいんですが、まず外務大臣にお伺いいたしますが、鈴木宗男議員の外務省に対しての影響があったと。で、鈴木宗男議員...全文を見る
○櫻井充君 そうしますと、例えば外務省のプール金の問題がございました。この点について外務省では相当な人数の方の処分が行われたわけですが、大臣はこれで十分だとお考えでしょうか。
○櫻井充君 人事的なものに関しては処理できたと。そうすると、ほかに処理ができていない部分があるんですか。それとも、これで終わったんでしょうか。
○櫻井充君 浅川元課長補佐が逮捕されたわけですけれども、この人一人だけでこのような事件を起こせるのかどうか。  実はこの方は、十数年間ですか、同じ地位にいることができました。なぜこの方が十数年間同じ地位にいることができたんでしょう。
○櫻井充君 その方面とはまずどの方面を指すんでしょうか。そして、どういう人が優秀なんでしょうか。もう一つ、その種とは何を指しているんでしょうか。
○櫻井充君 すべて答弁されておりません。どこがどういうふうに優秀なんですか。
○櫻井充君 それでは、今逮捕されて大変お困りでしょうね。
○櫻井充君 困っているか困っていないか聞いているんです。で、どなたが代理でやられているんでしょう、じゃその方の代わりのことを。
○櫻井充君 困っているか困っていないか聞いているんです。
○櫻井充君 答弁になっていません。答弁になっていません。(発言する者あり)なっていませんよ。困ったか困っていないかですよ。なっていませんよ、答弁になっていませんよ、答えていない。
○櫻井充君 困っていないとすれば、なぜ長期間この方がこのポジションにいなきゃいけなかったんですか。
○櫻井充君 なぜ、そうすると、この方がずっと居続けることができたんでしょうか。人事権はどなたがお持ちでしたか、その当時、直接の。
○櫻井充君 それでは、その浅川さんを特別Ⅲ種に登用した課長はどなたですか。
○櫻井充君 齋藤課長は浅川さんの不透明な会計のやり方を知っていたんでしょうか。
○櫻井充君 そうでしょうか。  私はある方からの文書をいただいております。浅川さんのやり方を知っていたと、そういうふうに私はある内部の方から情報をいただいております。  改めてお伺いしますが、この方は浅川さんの不透明な会計のやり方を知らなかったんですか。
○櫻井充君 それでは、なぜ齋藤課長は浅川さんを特別Ⅲ種にしたんですか。つまり、その前の浅川さんの実績って何なんですか。
○櫻井充君 何回も聞きますが、じゃ、その能力を発揮したとは、その能力って何ですか。そして、だれが推薦したんですか。
○櫻井充君 改めてそれではお伺いしますが、どのような能力ですか。
○櫻井充君 それでは、浅川さん以外に長期間にわたって同じ課に居続けた方はいらっしゃいますか。
○櫻井充君 かつていたというと、そのようなことですが、具体的には何年間ぐらいいらっしゃるんですか、そういう方は。
○櫻井充君 浅川さん、何年おられました、同じ課に。
○櫻井充君 十年強ほかに同じポジションにいた方はいらっしゃるんですか。
○櫻井充君 この件については一応通告してあるんですけれども。つまり、こういうほかにいたんですかということに関しては通告してありますが。
○櫻井充君 そういうことではなくて、これまでで結構です。  それでは、改めて資料を要求しておきますけれども、これまで十年以上にわたって同じそのポジションに、同じポジションにいた方がおりましたら、お名前とその年限を教えていただきたいと思います。
○櫻井充君 今回なぜこんなことをやっているかといいますと、鈴木宗男議員のことに関しては内部文書が随分出てまいりました。しかし、本当に鈴木宗男議員だけなんでしょうか。  つまり、外務省の今回のこの浅川さんの一件にしても、齋藤欧州局長が要するに浅川さんの上司で、不透明な会計のやり方...全文を見る
○櫻井充君 大臣です。
○櫻井充君 直属の課長が、よく分かっていた課長が何らの処分を受けていないというところがおかしいんじゃないか、そう思っております。  今回、内部告発文書が随分出てまいりましたけれども、世界の国々ではこういう公益に関するものに関して開示しなさい、開示した者が保護されるという制度がご...全文を見る
○櫻井充君 これを一つの法律の中にきちんと明示しているのもあるんですよ、実は。大臣御存じですか。ジェー・シー・オーの事故の後に、原子炉等規制法六十六条の二の中に、原子力関係の従事者に対して主務大臣に対する告発権を認めて、告発を理由とする解雇その他の不利益の取扱いを禁じると、あえて...全文を見る
○櫻井充君 密告という表現を使えば密告なんですけれども、つまりイギリスの場合には公益のための情報を開示してくださいと、情報公開法があれだけ進んでいる国々でもそれだけでは足りないからそういう制度が設けられているんだと。そこは大臣、認識がちょっと違うんじゃないでしょうか。  それか...全文を見る
○櫻井充君 それは理想論ですよね。理想論で今まで良くなってこなくて、これではまだ不十分だから、先ほどの浅川さんの上司の方の例を取り上げて言っていますが、全然不十分ですよという、まだ、いまだにその中で幾ら言っても、声を上げても取り上げてもらえないから、こういう文書が出てくるわけじゃ...全文を見る
○櫻井充君 ちょっと違っているんじゃないでしょうか。  じゃ、もう一点、もう一度、先ほどの漏えいの件に戻りますが、本当にそうなんでしょうか。  つまり、大臣は中で解決すればいいとおっしゃっています。中で解決できなかったからこそ、あの時点で外に出てきたんじゃないですか。つまり、...全文を見る
○櫻井充君 是非その外務省の改革を続けてやっていただきたいと思います。  それでは、もう一つ別件で、今度、大和都市管財について質問させていただきますが、この件に関しまして前から財政金融委員会で質問させていただいております。  政治家の方々が何人かこの大和都市管財の件に関して近...全文を見る
○櫻井充君 不思議なのは、かなり前のことで記憶が定かでないと、じゃなぜ三人の方という名前が挙がるんですか。
○櫻井充君 その方がやっていることが何も問題ないんであれば、ここの場で名前を明かしても何も問題ないんじゃないですか。違いますか。
○櫻井充君 今、三人の方が影響ないとおっしゃっていますよね。本当にそうでしょうか。  一人の方は、平成十年の四月の十日の衆議院の大蔵委員会の中で、金融関係でいいますとそれだけ資金が増えてくるわけでありますから、有利、確実な運用というものだけでなくて、リスクはあるけれども収益性が...全文を見る
○櫻井充君 ここは非常に大事なことでして、KSDのときと全く同じだと思うんですよ。国会で質問をしたと、なおかつ省庁に対して、まあ圧力が掛かっていないかどうか分かりませんが、電話も掛けている、で、なおかつ献金も受けているというのは、KSDの問題とこれ同じじゃないですか、構図からすれ...全文を見る
○櫻井充君 ちょっと時間いただいていいですか。──何でこういうことを申しているかと言いますと、一千百億の被害が出ているんですよ、この件は。そしてここの大和都市管財は、平成九年にもう多額な赤字を抱えていて、業務改善命令が出されているんです。業務改善命令が出されていて、この時点で営業...全文を見る
○櫻井充君 これは新聞記事の確認で大変申し訳ないんですが、当時の担当府警捜査員は天の声でもあったのかと思ったと、こういうことを述べていらっしゃるんですよ。本当にそれだけ立件できるものが用意できていなかったんでしょうか、改めてお伺いします。
○櫻井充君 もう一つは、この中である方が言っていらっしゃるんですけれども、被害が深刻化した要因の一つが法の不備であると。つまり、抵当証券業規制法で担保不動産の評価の見直しが義務付けられていない、この点に問題があるんじゃないかという指摘がありますが、この点についていかがでしょうか。
○櫻井充君 レクのときに法務省を呼んで話をしたら、それは法務省の管轄じゃないというか、そういう形で金融庁の答弁になっているはずですが。
○櫻井充君 まあしようがないです。まるで詐欺に遭ったような気分ですけれども。  それでは、あと、済みません、時間もないので公的金融の在り方について質問させていただきますけれども、今回の行政改革に当たって、公的金融を全般的にどのように見直そうとお考えなのか。特に、商工中金について...全文を見る
○櫻井充君 その所管である平沼大臣、どうお考えですか、商工中金に関して。私は必要な公的金融機関だと思っているんですけれども、いかがでしょうか。
○櫻井充君 民間金融機関が中小企業に対しての貸出し、大体四十数兆円減らしているわけです、この三年間の中で。商工中金の仙台の支店長なんかは、企業を救済するという意思ではなくて企業を育てるという思いで融資をなるだけしていきたいということを語られております。  で、政府の出資金だけで...全文を見る
○櫻井充君 民間の金融機関の在り方について柳澤大臣にお伺いしますが、検査マニュアルの見直しが決まったんでしょうか、決まっていないんですか、それとも運用の仕方が変わるんでしょうか。中小企業に対しての査定というんですか、それを大幅に変えるのか、それとも検査はきちんとするけれどもその後...全文を見る
○櫻井充君 もう一つ、今ペイオフ控えて貸しはがしが行われているという状況があります。そのほかにもう一点、金融機関と企業との不公正な取引慣行の実態が明らかになってまいりました。  昨年、公正取引委員会がこのことについてきちんと調査したわけですが、その実態について簡単に御説明いただ...全文を見る
○櫻井充君 これらの取引実態を受けて、公正取引委員会、今後どのようにされるんでしょう。
○櫻井充君 このような取引慣行の実態を受けて、柳澤大臣、金融監督される立場でどのようにお考えか。そして、中小企業の方々、相当苦労されているんですけれども、経済産業大臣、どのようにお考えでしょうか。
○櫻井充君 それでは、この間本会議で質問した際に、ちょっと御答弁、追加したかったことがあったので、竹中大臣にお伺いさせていただきますが、構造改革をやるとなぜ景気が良くなるんですか。その際に、需要サイドにもプラスの効果をもたらすと答弁されておられます。本当にそうでしょうか。  不...全文を見る
○櫻井充君 それは一面だと思うんですよ。その代わりにどうなるかというと、これは直接償却をやればの話ですけれども、企業も倒産する、失業者も増えてくるというのは一時的に起こってくるわけであって、ですから、短期的に見たときには需要を喚起するというふうな方向には働かないんじゃないですか、...全文を見る
○櫻井充君 おっしゃる部分、正論なんですが、つまり次の受皿がないまま、ただ壊せばいいというものではないんじゃないですか。次の受皿が見付かっていないから大変なんじゃないですか。
○櫻井充君 しかし、その規制緩和なら規制緩和、具体的な規制緩和がどれだけ進められるのか、そこが非常に大きな問題じゃないでしょうか。痛みだけが伴っていて、痛みだけが先行して、景気は、状況は悪化すると。昨日の新聞の世論調査で八五%が悪くなっていると。しかし、何らかの手だてが打たれてい...全文を見る
○櫻井充君 税制改革とおっしゃいましたが、大きな方向性としてはどのようなことを考えていらっしゃるんですか。
○櫻井充君 税制でインセンティブを掛けるということは、減税の方向ということなんでしょうか。三十兆円枠を維持しながら減税をやっていくということですか。
○櫻井充君 非常に理想的なことなんだろうと思いますが、しかしそこの中で、なかなかいろいろ財源がカットできない点で問題があるんじゃないですか。いかがですか。
○櫻井充君 じゃ、質問を終わります。  どうもありがとうございました。
03月28日第154回国会 参議院 財政金融委員会 第8号
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○櫻井充君 おはようございます。  民主党・新緑風会の櫻井でございます。  ちょっとこれ通告していないんですが、基本的なそもそも論なのでちょっと教えていただきたいんですが、租税特別措置法の第一章の第一条に趣旨がございまして、その中に、「この法律は、当分の間、」とあります。「特...全文を見る
○櫻井充君 本来、税というのは公平、中立、簡素というんですか、これをもって、これを基本原則としているわけであって、この租税特別措置法というのは特例を設けるわけですから、ある一部の人たちが有利になってくるという点から考えてくると、その中立性というものは失われることになるんだろうと思...全文を見る
○櫻井充君 今日は実は、こういう政策税制を行ってどの程度効果があったのかということを質問させていただきたいと思ったんです。  ただ、そこの中で、平成十年とかの法人税制とかを調べてみますと、基本税率の引下げとかもこの租税特別措置法で扱われているわけですよ。基本税率の引下げというこ...全文を見る
○櫻井充君 そうすると、これは、いただいた資料は、すべてが租税特別措置法の中に、この概要というのは全部が全部含まれているというわけではないということですね、そうすると。
○櫻井充君 そうしますと、平成十四年度のストックオプションの税制の拡充というのがありまして、昨日、これはどうするんですかと聞いたら、年限を区切っているわけではないというお話だったんですよ。こういうものは、そうするとどういう扱いになるんですか。
○櫻井充君 そうすると、非常にまた大事になってくるのは、このものが効果があったかなかったかということを判断した上で、恒久的なものにするのかどうかということにするということになりますね。
○櫻井充君 ですから、この政策減税が、政策税制と言った方がいいんでしょうか、政策税制がどの程度効果があったのかどうかとか、そういうことをきちんと検討しなければいけないということですよね。  昨日、いろいろ話をしている中で、必ずしもすべてが、例えば平成十年なら平成十年に行われた税...全文を見る
○櫻井充君 社会的実験ができないということは重々承知しています。しかし、データの積み重ねがないと、例えば何か救急的な処置が必要になったときには対応できないんだろうと思うんですよ。  例えば、今回のこういう経験したことのないデフレ経済の中でどういうことをやっていったらいいのかとい...全文を見る
○櫻井充君 分かっている範囲で結構ですから、その効果を教えていただきたいんです。今は今後の、何というか、決意を聞いているわけではなくて、目的があって、そのために行った、それがどの程度の効果があったのかなかったのか。  それから、恒久的な減税を十一年度から行いました。ここにも書い...全文を見る
○櫻井充君 短期的なものではなくて、こちらの恒久的な減税に関してはどうなんでしょうか。つまり、この減税分が結局は消費に回らないで貯蓄に回っているんじゃないだろうかという、そういう指摘もあるわけですが、この辺に関してはいかがお考えですか。
○櫻井充君 これはいつごろまで検討されるんでしょうか。これはかなり大きな問題なんだと思うんですよね。  つまり、財政再建をやっていかなきゃいけないということから考えてくると、本当に減税かというようなことになってくるのか、それとも、景気対策として個人消費を伸ばすために有効であると...全文を見る
○櫻井充君 済みません。いつごろまでかと、そういう目安もないんでしょうか。時期的なものです。
○櫻井充君 どういう税がいいのかという点でいうと、所得の再分配機能というんですか、それは今ほとんど税が効いていなくて、社会保障の方で、社会保障の方が何倍でしたか、昨日数字を見せてもらったんですが、たしか六倍から八倍程度、その前後ぐらい、圧倒的に社会保障の方が再分配機能を持っている...全文を見る
○櫻井充君 現時点でどの辺まで議論されているか、その辺は分からないんでしょうか。
○櫻井充君 そうすると、まだ検討中で何も分かっていないということなんでしょうか。  それでは、十年度の土地・住宅税制についてお伺いしたいんですが、このときに土地税制としてここにこういう形で書いてあるんですが、「長期にわたる地価の下落、土地取引の状況などの土地をめぐる状況や現下の...全文を見る
○櫻井充君 これは、今おっしゃったとおり、バブル期に問題があったのでそのときの税制を引き下げたというだけなんですよね。つまり、バブル期以前に戻しただけでして、結果的には「拡充など思い切った措置を講じます。」の中には入ってこないんだろうと思うんですよ。あの当時の土地の上昇を抑えたり...全文を見る
○櫻井充君 公平、中立、簡素とおっしゃいますが、少なくとも租特の場合には特例を設けていくわけですよね。ですから、中立の部分から外れても仕方がありませんねというのが基本的な租特の考え方ではないんですか。違いますか。
○櫻井充君 私は、そうではなくて、こういうときには思い切った政策を打つべきなんだと思うんですよ。中立を外すのであったとすれば、ちょっと目をつぶるのであったとすれば、もっと極端な税制を組んでもいいと思うんです。つまり、そうでなければ効果があるかないかなんというのは分からないと思うか...全文を見る
○櫻井充君 だって、租特は特例を設けることを規定すると書いてあるわけであって、何もそこのところで中立だ公平だということを考える必要性はないんじゃないですか。  例えば、こういう土地が流動化して、その土地から生まれてくるものが、若しくはそこで企業が再生されたら、再生されたらとすれ...全文を見る
○櫻井充君 済みません、ちょっと素朴な疑問なんですが、大臣、これ、提案者ですよね。
○櫻井充君 大臣は、この税制の案に満足されていないんですか、じゃ。
○櫻井充君 今の話で大事な点は、発泡酒で増税される人と、それから例えば連結納税なら連結納税で優遇される人と違ってくるところが問題なんだろうと思うんですよ。つまり、中立性ということを考えてくると、ある時期はこの人たちに減税します、例えば登録免許税なら登録免許税を軽減します、その代わ...全文を見る
○櫻井充君 何かいみじくも、大臣、小泉内閣は大胆に構造改革するんだとおっしゃっていた、しかしそれが、ひるまずとらわれずでしたか、全くできないということを今おっしゃっているような気がするんですけれども、その辺、いかがですか。
○櫻井充君 どうもちょっと煙に巻かれているところがあるような気がするんですが、十三年度の補正予算、第二次補正予算案と、それから十四年度の予算案をセットにすると余り変わっていないんですよ。つまり、十三年度の第二次補正予算案で、ある程度公共事業の前倒しは行っているんです。ですから、十...全文を見る
○櫻井充君 是非期待しておりますし、問題は議会に出てくる前の方が問題ですから、大臣、それは大臣の方がよく御存じだろうと思いますが、そこの前で負けないでいただきたいということをお願いしておきたいと思います。  済みません、あと、税制の中でちょっと考えていただきたいことがありまして...全文を見る
○櫻井充君 日本の今後の産業を考えたときに、じゃ、どこがリーディングセクター、こういう言葉がふさわしいかどうか分かりませんけれども、私、やはり物つくりなんだろうと思うんですよ、この国は。アメリカも結局、調べてみると、物つくりをやることによって国力が上がっていったという本をこの間読...全文を見る
○櫻井充君 おっしゃるとおりでして、そこの税制全体を考えなきゃいけないと思っています。  その二二%の税制、優遇税制と言っていいのかどうか分かりませんが、ほとんどないと思います。今、病院全体の何%でしょうか、もし数字があれば、後でで結構です、これは後でで結構でございますので、通...全文を見る
○櫻井充君 大臣、最初に前提として法律の観点というお話をされました、法律。法律の観点からとお話しされました。そこが僕は根本的に違っていると思うんですよ。というのは、いや大事なことは、確かに法律がまず大事なことは間違いありません。しかし、それは現下の状況に合わせた法律を我々が作って...全文を見る
○櫻井充君 分かりました。是非、後でその資料をいただきたいと思います。  そしてもう一つ、資金調達、済みません、だから、大きい方向性は結局はどうされるんですか、大臣。つまり、中小企業というのは大半が、資金調達の半分以上が間接金融に頼っているわけですよ。大企業は決してそうではあり...全文を見る
○櫻井充君 民民の取引に口出しをしないと、これはそのとおりだと思うんです。じゃ、ただし何をやってもいいかということなんです、民民で。ある程度のルールは作るべきじゃないだろうか。そのルールがないから問題なんじゃないだろうかと思っているんですよ。  今までのやり方というのは、日本の...全文を見る
○櫻井充君 大臣、これはある雑誌にこういう記事があったんですが、当社は国の政策に協力するためにあえて債務免除を要請することにしました、ついては御行にも損失を御負担いただきたいと企業側から言い出しているんです。それに対して、そんな身勝手な話がありますかと、おたくの社長は債務免除は倒...全文を見る
○櫻井充君 もしこういう事実があったとしたら、これはやはり大問題ではないですか。これは一般論としてお伺いしておきますが、こういう考え方で安易に債権放棄を求めてくるとなると大問題ではないですか。
○櫻井充君 それと、その中で手法としてもう一つは、デット・エクイティー・スワップというんですか、債務の株式化を求めていくと、そういうこともやられているそうなんです。  もちろん、別に債務の株式化というのは決して悪いものじゃないと思うんですよ。それは、企業が再生できるという可能性...全文を見る
○櫻井充君 このことが、要するに新株と交換するものであって、事実上債務免除の代替手段として用いられているケースが目立ってきているという指摘もあるわけなんですよ。  ですから、こういう手段を使って、いや、アメリカにはこういう債権市場ありますよね、ですから、証券市場というんですか、...全文を見る
○櫻井充君 新興企業に対しての援助としてこういうことをやることは全然悪くないんです。その趣旨は全く問題ないわけですよ。  しかし、上場数が三十六あって、公開時点と比較したときに株価が上昇したのはわずか九つしかないと、残りの四分の三は皆下落しているわけですよ。直接金融に移行してく...全文を見る
○櫻井充君 マザーズの理事長なりなんなりの責任というのは問われないんですか。先ほど反社会的なという話がありました。これが一番最初に上場された企業ですよね。ですから、そういうことがあったとすれば、これは投資家が、株価が下落するというのは、それはあくまで投資家の責任だと言われてしまえ...全文を見る
○櫻井充君 答弁になっていないので追加させてもらいますけれども、私は、責任があるんじゃないか、理事長なりなんなりに責任があるんじゃないかと聞いているんですよ。責任は全くないんですか。それをちゃんと答弁してくださいよ。
○櫻井充君 分かりました。  はい、ありがとうございます。
03月29日第154回国会 参議院 金融問題及び経済活性化に関する特別委員会 第2号
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○櫻井充君 おはようございます。民主党・新緑風会の櫻井充です。  柳澤大臣に、まず今の報告について、一つ、一点御説明願いたいんですが、これは、マスコミの報道によりますと、日債銀に対して出資していたソフトバンクグループが出資を取りやめたいといいますか、そういうような報道があったん...全文を見る
○櫻井充君 それでは、竹中大臣に、昨日でしょうか、税制改革の方が示されたようなんですけれども、これはまだちょっとマスコミの報道で、正式なものではないので違っているものかもしれませんし、議論ができないのかどうか分かりませんが、この点について若干お伺いさせていただきたいと思います。 ...全文を見る
○櫻井充君 これまでの財務省の中立の解釈というのは、歳出、歳入の面でのバランスという意味ではなかったんでしょうか。塩川大臣、その辺はいかがですか。
○櫻井充君 しかし、今、塩川大臣は、歳出と歳入の面でのバランスというお話で、そのとおりだということだったわけです。  そうすると、その活力という際に、今回は最初にちょっと、これ全部方向性だけなのかもしれませんけれども、少なくとも当初減税で、その後バランスを取る期間をまた設けます...全文を見る
○櫻井充君 しかし、いや、今の僕は若干違うと思っていて、それはなぜかというと、後から取り返すも何も、今経済状況が悪いから税収は落ちているわけですよね。つまり、経済状況が回復してくれば結果的には増収につながるんだろうと思うんですよ。ですから、減税して、税制を変えて増税するということ...全文を見る
○櫻井充君 これは、実は新聞報道だけじゃなくて、今日朝のNHKのニュースでも全く同じ報道されているわけですよ。そうすると、その報道自体が全然間違っているということなんでしょうか。  私、今回のこの報道でびっくりしたのは、今年度が、集中調整期間として今年と来年度を最重視する、つま...全文を見る
○櫻井充君 その結果が出てからまた質問させていただきたいと思いますが、竹中大臣に併せてお願いがあるんですけれども、そういう政策が出てきた場合に財政金融委員会の方に是非御出席をいただきたい。そうでないと、結局議論できる場がなかなかないんですね。特に、税制などの点についての方向性を打...全文を見る
○櫻井充君 積極的に出席していただきたいと思いますし、大臣、大臣に就任された当時は時間が空いていればとにかく来ますと、もっと前向きだったような私は気がしているんですけれども。  それでは、あと現在の経済の状況の中でやはり一番問題になるのはデフレなのかなというふうに思っているんで...全文を見る
○櫻井充君 今、手薄だったとおっしゃいました。この問題についてずっとやってこられた柳澤大臣、どうお考えですか。
○櫻井充君 竹中大臣、釈迦に説法だと思うんですけれども、今流動性のわなという状態に陥っているんだろうと思います。その流動性のわなの状態、この原因を作っているのは、そうすると最大の問題は不良債権だという御認識ですか。
○櫻井充君 問題は、金融機関の貸出しが増えていかないことですよね。というか、市場にお金が流通していかないということがじゃ問題なんだと思います。それは認識は一致するんだろうと思いますけれども。その点、要するに日銀の当座預金とかが積み増しされたとしても結果的には市場にお金が流れてこな...全文を見る
○櫻井充君 しかし、そうでしょうか、本当に。大企業は今、金融機関から融資を受けやすいと、そういうことを言っているわけです。実際に、大企業に対しては金融機関からの融資は四兆円ぐらい増えています。中小企業は全く別です。貸出しは非常に厳しくて、四十数兆円貸出しが減っているわけですから、...全文を見る
○櫻井充君 貸出し実態が分からない方がなぜそういう議論ができるんですか。貸出し実態が今分からないとおっしゃったじゃないですか。それはすごく逃げていることであって、そうだとすれば、流動性のわな的状態にあるとか、的だとかなんだという、そういう議論はできないじゃないですか。私はそこはお...全文を見る
○櫻井充君 私も同じ意見なんですが、そこで、昨日実は塩川財務大臣が、この夏から恐らく企業が設備投資をして景気は回復していく方向にあるんじゃないかと昨日お話しされたんですよ。つまり、そこで資金需要が出てきてくれれば確かに景気良くなっていくと思うんですが、現状は今、柳澤大臣がおっしゃ...全文を見る
○櫻井充君 企業がぼっとしていたとおっしゃいました。じゃ、今になってなぜ政府は構造改革を行い始めたんですか。政府がなぜ今になって骨太の方針と出されたんですか。ぼっとしていたのは実は政府じゃないでしょうか。  要するに、ある部分、景気の下支えをする必要性はあったんだと思います。し...全文を見る
○櫻井充君 済みません、それは我々は全く認めていないんであって、政府側がそれをずっとやり続けてきていたわけじゃないですか。それは、我々は構造改革をやりましょうということをずっと言い続けてきたわけであって、今になってやっと、官僚組織をどうしますかと、そして特殊法人どうしますかという...全文を見る
○櫻井充君 いや、大臣が最初、間接償却で十分じゃないかと、去年の今ごろはそういうふうにおっしゃっていたわけですよ。私がむしろ直接償却をやったらどうですかと。これは議事録、見ていただければわかると思いますけれども。ですが、やはりきちんとした間接償却をすることがまず大前提であると。 ...全文を見る
○櫻井充君 それから最後に、竹中大臣に、本会議の際に、財政再建をやることによって将来の安心が生まれてきて個人消費が伸びるというお話がありました。  しかし、国民の皆さんが一番不安に感じているのは、そうではなくて雇用の問題ではないでしょうか。失業の問題じゃないでしょうか。先日の、...全文を見る
○櫻井充君 時間になりましたが、再生型って今おっしゃいましたけれども、その再生しようとしている企業がおかしいから、逆に言うと、皆さん不満持たれるんじゃないですか。この企業がとても再生できないと思われるようなところの再生をこの間もやろうとされている。ですから、一概に全部がそういうふ...全文を見る
04月11日第154回国会 参議院 国土交通委員会 第9号
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○委員以外の議員(櫻井充君) ただいま議題となりました特定有害物質による建築物の居室内の空気汚染の防止等に関する法律案につきまして、発議者を代表して、その趣旨及び内容の概要を御説明申し上げます。  近年、我が国では、建築物の内装、建材などから放散される有害化学物質で、建築物の居...全文を見る
04月16日第154回国会 参議院 国土交通委員会 第10号
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○櫻井充君 今日は建築基準法の特にシックハウス症候群のことについて中心に説明させていただきます。  先ほど松谷先生の方からもシックハウス症候群って一体何なんだという話がございました。簡単に説明させていただきますが、今、大体日本で約五百万人ぐらい患者さんがいるんじゃないかというふ...全文を見る
○櫻井充君 そうしますと、厚生労働省にお伺いしたいんですが、化学物質の安全基準の濃度を超えれば、基準値を超えれば何らかの、人は障害を受ける、若しくは症状を発症する確率が非常に高くなるというふうに考えてよろしいんでしょうか。
○櫻井充君 私が聞いているのは、お伺いしているのは逆でして、要するに、そういう基準値よりはるかに高い化学物質を吸入するなり摂取するなりすると人体には影響があるという、そういう認識なんですね。
○櫻井充君 人体に対しての影響はあるとお考えですか。
○櫻井充君 もうちょっと、二重否定とかじゃなくて、単純に言ってもらいたいんですよ。これは人体に影響を及ぼすとお考えなんですね。
○櫻井充君 そうしますと、ここでもう一つ問題になるのは、今は実際シックハウス症候群とか化学物質過敏症という病名が認められていないということです。そのために、今そういう患者さんたちがまず病院に行きます。医者がそういう認識をまず持っておりません、人たちがかなり多くいらっしゃるというこ...全文を見る
○櫻井充君 じゃ、もう一つお伺いしたいのは、例えば自律神経失調症という病名があるんですよ。自律神経失調症というのは医学的に何かきちんとした根拠があって認められている病名ですか。
○櫻井充君 つまり、ストレスで、自律神経の症状というのは一体、じゃ、どういうものが自律神経の症状に当たるんでしょうか。ストレスが原因で、どういうものを指してそのようなものを自律神経失調症という病名で認めるんでしょうか。  なぜこんなことをお伺いしているのかというと、化学物質を多...全文を見る
○櫻井充君 なぜこういうことを言っているのかというと、先ほども言いましたが、少なくともシックハウス症候群、全体の、ダニとかごみとか全部そういうものも含めると約五百万人いるわけです。私が診療していた間にも、診てみるとアレルギー患者さんの何割かの方は化学物質過敏症を合併していらっしゃ...全文を見る
○櫻井充君 今検査、病室とおっしゃいましたけれども、昨日、厚生労働省の方から話をお伺いしました。しかし、化学物質過敏症の方というのは化学物質が多いところには行けないわけですよ、いわゆるクリーンルームを用意しておかなきゃいけなくて。そこのところに一応クリーンルームがあるという話なん...全文を見る
○櫻井充君 それでは改めてお伺いしたいのは、患者さんの増加数は一体どの程度だと調査されていらっしゃるんですか。その程度のペースで果たして間に合うんでしょうか。
○櫻井充君 確かにおっしゃるとおりで、なかなかその調査される方も、新しい病気なのでなかなか理解し難いというところがあることはこれは間違いないことなんだろうと思うんです。恐らくこれ、札幌のデータは飯倉先生ですよね、昭和大学の、主査が。違いますか。
○櫻井充君 あともう一つ、飯倉班の方で疫学調査をもうやられているかと思いますが、その辺の数字はいかがなんでしょう。
○櫻井充君 飯倉先生はよく御存じなんですよ。アレルギーの大家でもいらっしゃるんですけれども、その後物すごく勉強されまして、週に一回ずつ、昭和大学の教授でありながら週に一回ずつ札幌の方に行って現地調査もされているんですね。しかも学校に、品川だったかどこかの学校だったと思いますが、学...全文を見る
○櫻井充君 いや、これだけ報告を聞くと学校の環境が非常にいいように思えるんですが、実際、測定上の問題があると思うんです。例えば、夏季とおっしゃっていますが、測定しているのは九月とか十月なんですよね。十月、例えば北海道で測ったら果たして夏季と呼べるのかどうかということです。  そ...全文を見る
○櫻井充君 なぜそういうことを言うかというと、温度の高いときの方がホルムアルデヒドの放出量が高いからです。ですから、環境基準も二十五度を設定されているはずですから、二十五度に換算して一体どうなのかということも本当は補正していかなきゃいけないはずなんですよ。  今回の文部科学省の...全文を見る
○櫻井充君 もしそうだとすると、閉鎖されている状態であれば室内の濃度は高いんですよ。先ほども言いましたけれども、雨の日なんかは窓を全部閉め切っています。学校の一番大きな問題は換気扇がないことです、行っていただければ分かりますが。だから、窓を開け放たない限りは換気できないんですよ。...全文を見る
○櫻井充君 取られるものと思いますというより、自分たちで取られるんじゃないんですか。自分たちでそういうことをきちんとやられるんじゃないんですか。
○櫻井充君 今回、文部科学省の方から、一応これは通知になるんでしょうか、通知で、ホルムアルデヒド、トルエン、キシレン、パラジクロロベンゼンに関して基準を示しております。今回、建築基準法の見直しの中で国土交通省が規制をしてきたのはホルムアルデヒドと、それから防蟻剤の一つでありますク...全文を見る
○櫻井充君 発生源が分からないから今回その規制をしなかったと、国土交通省はそうおっしゃっています。  じゃ、なぜ、発生源が分かっていないんだとすれば、文部科学省は今回この規制を出しているんですか。
○櫻井充君 今の指摘は非常に大事なことなんだろうと思うんですね。学校の環境基準として大切なんだと。  じゃ、人が長時間いるのは学校なのか住宅なのかということになりますと、圧倒的に住宅の方が多いわけですよ。じゃ、なぜ住宅でこのような規制を掛けないんでしょうか。
○櫻井充君 じゃ、国土交通省にお伺いしますが、データがないから国土交通省は規制しないとおっしゃっているわけですよね。じゃ、データがないけれども規制を掛けている文部科学省のこのやり方に関してどうお考えですか。
○櫻井充君 現場はこういうことだけでも多分混乱するんだろうと思うんですよ。  僕は文部科学省のやり方の方が正しいと思っていますよ。それは何かというと、環境基準があって、こうやってきちんと測定できるからこれでやるんだと言っているわけです。だったら、三沢局長、住宅ができた時点で、そ...全文を見る
○櫻井充君 だから、そこが、どこから発生してどうなっているかということが分からなくても、文部科学省は規制を掛けてきているわけですよ。文部科学省はそういう規制を掛けている。じゃ、もう一つ言うと、厚生労働省が何と言っているかというと、先ほど、基準値を超えれば人体に影響を及ぼすと言って...全文を見る
○櫻井充君 じゃ、済みません、具体的にどのように周知徹底するんですか、教えていただけますか。
○櫻井充君 そうでしょうか、本当に。  業者からすれば、国土交通省から示された建築基準法に従って家を建てましたと、こういう情報は提供すると思うんです。これは正しいんですよ。ですが、それが化学物質の中でホルムアルデヒドだけが抑えられました、ほかの化学物質に関しては全く分かりません...全文を見る
○櫻井充君 それで果たして一般の方はよく分かるんでしょうか。  BSEのときも同じじゃないですか。安全だ、安全だという話だけが先行して、実際、これから先にその狂牛病がまた発生します、だからチェックして水際では防げますよとか、もうちょっときちんとした情報が公開されていないから混乱...全文を見る
○櫻井充君 それでは、お伺いしたいのは、今の濃度の測定法に問題があるんだとすれば、今後、技術が開発されて濃度が測定きちんとできるようになった、その時点では完成品の濃度を測るべきだとお考えですか。
○櫻井充君 今、例外的にというお話がありました。  私、持っている資料は、これはある住宅地のところで十二棟のホルムアルデヒドの濃度を測定したものです。これはすべて建材はFC0を使っています。その十二棟のうち七棟が、現況測定値ではなくて二十五度の想定時に換算して七棟が一〇〇ppm...全文を見る
○櫻井充君 私が持っている資料が、この測定の仕方が悪いのかどうか、改めてちょっとお伺いさせていただきたいのは、国土交通省で要するに入口規制をしているということは、入口でFC0を床面積当たり幾ら使えという多分制限をされてくるとすると、実際、何回も濃度測定されているからそれで安全だと...全文を見る
○櫻井充君 ちょっと待ってください。え、本当ですか、それ。入口を規制して出口で安全な住宅、ホルムアルデヒドに関しては環境基準以下になるとおっしゃっていたのは、いろんな条件を設定して、いろんなタイプの家を造ってみて、それで建材を規制すれば環境基準以下になるという、そういう数字、科学...全文を見る
○櫻井充君 結果、夏ごろまでに取りまとめるのはいいんですけれども、それで環境基準以下にならなかったらどうするんですか。詐欺じゃないですか、これ、悪いけど。違いますか。だって、今さっきホルムアルデヒドに関してはきちんとやれると言ったじゃないですか。やれる保証ないのにこんなの出してい...全文を見る
○櫻井充君 だって、実際、FC0の建材を使った住宅を測ってみたときには、少なくともここの住宅の関係でいえば、十七棟のうち五つは一〇〇ppmを超えているんですよ、FC0全部使ったって。  私は、今まで国土交通省の方々が来て説明してくださったのは、私に対して、こういうもう実験をやっ...全文を見る
○櫻井充君 これまできちんとした実験がないうちに、入口を規制すれば環境基準以下の住宅が提供できると言い続けていたじゃないですか。これから実験してみて違う数字が出たらどうなるんですか。研究というのはそういうものですよ。やってみなければ分からないんです。やる前から分かるんだったら実験...全文を見る
○櫻井充君 これから基準決めるんですか。  もう一度お伺いしますよ。入口で規制するからには、入口で規制するからにはきちんとしたデータに基づいてちゃんとやれるんですということが分かってから法案を提出すべきじゃないかと私は言っているんですよ。分かりもしないうちにやれるんです、やれる...全文を見る
○櫻井充君 じゃ、済みません、全部FCの0を使ったとして、全部FCの0を使ったとして、環境基準を満たせるんですか。
○櫻井充君 我々のところの部会とかでの説明の内容と違います。私の個人の部屋に来てくれて説明をしているのと全然違います。なぜならば、今まででも十分なデータがあると、そして入口さえ規制すればちゃんと出口は規制されるんだという話でした。しかし、今の話は全く違います。  私が教えてほし...全文を見る
○櫻井充君 全然違うじゃないですか、じゃ、答弁が。この時間、何のためにやっているんですか。  じゃ、済みませんが、そこのところでどういう家を造って、どういう家を造って、どの建材でどういう家を造って、それでどういう条件で測定したら、測定したら濃度が幾つになったのか、まずこの資料を...全文を見る
○櫻井充君 ちょっとこの資料の概要がよく分からないんですが、この建築基準等の、二十リットルの実験装置ですね、二十リットルの実験装置にどの程度の建材を入れているんでしょうか。
○櫻井充君 局長、二十リッターの容積を、今ここに二十リッターの容積があります。そうすると、二十リッターの容積を作れる、二十リッターの住宅としましょう。住宅のスペースが二十リッターだったとしましょう。それに必要な床材の面積は幾らですか。何平米ですか。
○櫻井充君 九平米の建材が必要なわけです。  そうすると、そこに対して今回の木材というのは、たしか十五、十五平米程度なんですか、そうすると、本当にその放出量が適正、放出量、まあ放出量は分かるでしょう。しかし、実際住宅を造ったときに、本当にどの程度のホルムアルデヒドが放出されるか...全文を見る
○櫻井充君 分かりました。  それでは、その実験、今現在、こういう実験装置の中で行ったその数字を、委員長、提出していただけますでしょうか。実験を今行ったと、基礎データでは、基礎データでは環境基準以下になるんだということが証明できるものがあると今、三沢局長答弁されていますから、ま...全文を見る
○櫻井充君 何でこんなにしつこくやっているんだとお怒りの方もいらっしゃるかもしれませんが、国土交通省からの資料でシックハウス問題についての相談件数の推移というのがあります。  平成六年にはわずか四件だった。十一年には二百三件になりました。十二年度には四百三十件になっているんです...全文を見る
○櫻井充君 済みません。  そして、今回の法律案での問題点を幾つか申し上げさせていただきますが、今、局長はFCの0という建材がまず使われる大前提で、じゃなければ、お話しされていたと思います。例えば倉庫が、保管している倉庫がFCの0ではなくてFCの2で造られていた倉庫、そこからホ...全文を見る
○櫻井充君 済みません、答弁になっておりません。  私が言っているのは、JASとかJISの規格をちゃんと通ったと、そのものが倉庫に保管されているような状態で、その保管のされ方によってFCの0ではなくなってしまうということが指摘されているわけですよ、建築業界から。これについて、こ...全文を見る
○櫻井充君 明日、参考人で尾竹さんという建築家の方が来られると思いますが、その方などの話を聞くと、建材が現場に運ばれたときに、そのままFCの0で保管されて、そのままのホルムアルデヒドの放出量で材料として使えるということは非常に難しいんだという話を私は聞いておりますし、また、別のシ...全文を見る
○櫻井充君 それから、あわせて、今回、国会図書館が関西の方にオープンされたそうなんです。手前どもの議員がそこに行った際に、元々その議員もシックハウス症候群の患者さんの一人ですが、そこの現場に行って具合が悪くなった。特に閲覧室に行って具合が悪くなったんだと彼は言っておりましたが、そ...全文を見る
○櫻井充君 そんな、聞いておりません。建材だけで結構です。
○櫻井充君 しかし、不思議なのは、そうやって本当にFC0、E0を使っていたとして、症状が出てくる人がいると。そうすると、本当にそのホルムアルデヒドだけの規制で十分なのかという問題がひとつ起こってくるんだろうと思うんです。  そして今、JAS規格でFC0とありました、JIS規格で...全文を見る
○櫻井充君 同じように、要するにホルムアルデヒドの放出が〇・五ミリパーリットル以下なんですから、せめて表示ぐらいは同じにしていただきたいと思いますので、よろしくお願いしたいと思います。  それからもう一つは、このプロジェクトに元々環境省が加わっていなくて、私、環境委員会でなぜで...全文を見る
○櫻井充君 要するに、取り組んでいただけるということなんでしょうか。  もう一つ、今回のことで、文部科学省は、何回も言いますが、文部科学省はトルエン、キシレンの規制を始めているんですよ。国土交通省はトルエン、キシレンの規制はやらないんですよ。同じ建物の中でどうしてそういうことを...全文を見る
○櫻井充君 環境省だけでやれと言っているわけじゃなくて、だれかがやはりきちんとした形で音頭を取ってもらわないと、縦割りのまんまでなかなか進んでいかない現状があるので、そこを考えていただきたいと言っているわけです。  それからもう一つ、最近指摘されてきているやつで、これは大阪府立...全文を見る
○櫻井充君 それからもう一つ、これまで住宅金融公庫ではシックハウス対策として換気扇の整備を行った際に五十万円の割増し融資を行っておりました。小泉改革に伴って住宅金融公庫が民営化されるのか廃止になるのか分かりませんが、このような取組に関してはどういうふうに変わっていくんでしょうか。
○櫻井充君 最後にもう一つ法律上のことをお伺いしておきたいんですが、私たちは最後に出口規制、要するに完成された住宅の濃度を、化学物質の濃度を測定して責任の所在を明確にすることにしておりますが、今回の政府の提案ではその責任の所在というのは明確にならないんじゃないだろうかと思うんです...全文を見る
04月18日第154回国会 参議院 国土交通委員会 第11号
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○櫻井充君 基本的に政府提案と私たちの案は二つ大きな違いがあると思っております。  一つは、政府提案の方は建材を規制する、そして換気扇を義務付ける、設備を、設置を義務付けるという、言わばその入口で規制するものですけれども、我が法案は完成した住宅の化学物質の濃度を測って、その濃度...全文を見る
○櫻井充君 午前中もそのお話がございました。  ここで考えていただきたいことがあるんですが、二十一世紀の産業って一体何なんだろうかということです。つまり、今までのように物をどんどん作って、そしてそれをどんどん売っていくというやり方ではなくて、私は体の安全とか安心とか、そういった...全文を見る
○櫻井充君 午前中、尾竹参考人からも説明がございましたけれども、FCの0で工場で作られたものが現場に行った際に本当にFC0の機能を持ち合わせているのかどうか、非常に難しいという指摘がございました。  今日、一昨日の委員会で資料要求したものが皆さんの方にお配りされているかと思いま...全文を見る
○櫻井充君 午前中ございましたけれども、やはり岡田参考人の方から入口も出口も本当は規制した方がいいんだというお話もございました。くどいようですけれども、私たちはやはり出口での規制が必要なんではないか。  その理由をもうちょっと述べさせていただきますと、例えばBSEのときを考えて...全文を見る
○櫻井充君 私たちの案では、基本的に出口のところで濃度をきちんと測定することにしております。ですから、建築主若しくは工事施工者に対して相当な期限を定めて適当な措置を取るようにということのまず勧告をすることができるものとしております。その勧告に従わなかった場合、改善命令に従わなかっ...全文を見る
○櫻井充君 厚生労働省の方からもう既に十三物質の基準値が示されてきています。  一昨日の委員会で厚生労働省の方からこの基準値を設けているのは人体に何らかの影響を及ぼすからだという御答弁がございました。その意味から考えてきますと、やはり塗料ですとか接着剤の中にトルエンやキシレンが...全文を見る
○櫻井充君 午前中、尾竹参考人の方から話があったかと思いますが、要するに因果関係が分かってから規制したんでは遅過ぎて、その間に患者さんが大量に発生してしまうんだという、そういう説明があったかと思います。  これまでの日本の政府の在り方というのは、例えば薬害エイズとか、それからク...全文を見る
○櫻井充君 居室内に関してはこの法律で規制できることになっております。  そして、廊下等に関しては一応努力義務の規定を置いておりますし、それから、これまでの強制換気設備を整えている公共建築物に関してはいわゆるビル管法の改正で対応するようにしております。
○櫻井充君 ちょっと若干不思議な点がございますが、一昨日、私、診療報酬上シックハウス症候群で傷病名として認めていただけるのかというそういう質問をした際に、厚生労働省の方としては、シックハウス症候群で適切な診断、治療を行っていればレセプト上請求できるという御答弁があったかと思います...全文を見る
○櫻井充君 榛葉委員の御指摘のとおりだと思います。そして、こういう化学物質をもう一つ別な例で挙げますと、例えばフロンがあった。フロンがオゾン層を壊すので代替フロンを使おうという話になりました。その代替フロンはオゾン層を壊しはしませんけれども、今度は温熱効果でいうとCO2の千倍とい...全文を見る
○櫻井充君 まだ十分な知見はないんだろうと思います。  ただ、分子量だけの問題なのかもしれませんけれども、その基準値が、ホルムアルデヒドは〇・〇八ppm、アセトアルデヒドが〇・〇三ppmということを考えてくると、その毒性という点ではむしろ強くなるんではないだろうか、強くなってし...全文を見る
○櫻井充君 お医者さん方に怒られそうですけれども、病名は聞いたことが多分あるんだろうと思うんですね。しかし、実際どういう症状を呈してくるのかとか、その辺のところのその診断とかになってくると、そして、ましてや治療法がきちんとしたものがございませんので、十分理解されていないんではない...全文を見る
○櫻井充君 これは実際非常に難しいと思うんです。今、榛葉委員からの御指摘ありましたとおり様々な症状を呈してきますから、そうすると、過剰診療と取られてしまって保険点数から削られてしまうというような場合もございますし、若しくは、シックハウス症候群と付けてしまえば、いろんな症状を呈する...全文を見る
○櫻井充君 物質数については、これが何物質になっているのか、実際のところははっきり言って分かりません。といいますのは、有機系の化合物自体が、今これから検査、調べられていくであろう物質が七十物質とも八十物質とも言われておりまして、それから建材から出てくるような物質が何物質あるのかと...全文を見る
○櫻井充君 正しくそこのところが問題になりまして、要するに例えばFCの2などで全部造ったとすれば、その後から、でき上がった後でいろんな工法で化学物質の濃度を下げていくということは恐らく一〇〇%無理だろうというふうに思います。ですから、入口のところでも、そのガイドライン等を示してF...全文を見る
○櫻井充君 我々の案と要するに文部科学省の案は、弘友先生、同じなんですよ。要するに、でき上がったものに対して、どこから化学物質が出ているかは分からないけれども、建材、恐らく建材や塗料から、いろんなものから出ているか分からないけれども、とにかく最後にでき上がったものを測定しましょう...全文を見る
○櫻井充君 先ほども榛葉委員からの質問に御答弁させていただきましたけれども、国土交通省、政府からの提案の方は建材を規制してくると。その建材の床面積当たりに、FC0になるんだろうと思いますが、それを何平米使ってくださいという。それから、換気設備をきちんとした形で設置してくださいと。...全文を見る
○櫻井充君 その一つ前の質問に対してなんですけれども、確かに先生がおっしゃるとおり、市町村レベルでやっていく方がきめ細やかに対応できるのかなということも考えております。  それから、実際、今横浜は、横浜市では希望者だけなんですけれども、簡易方式で、しかも無料で測定はしております...全文を見る
05月21日第154回国会 参議院 厚生労働委員会 第10号
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○委員以外の議員(櫻井充君) ただいま議題となりました建築物における衛生的環境の確保に関する法律の一部を改正する法律案につきまして、発議者を代表して、その趣旨及び内容の概要を御説明申し上げます。  近年、我が国では、建築物の内装、建材などから放散される有害化学物質で、建築物の居...全文を見る
○委員以外の議員(櫻井充君) 山本議員の御質問にお答えしたいと思いますが、この病気の重症度の認識の差なんだろうと思っています。  今、大体日本で約五百万人の患者さんがいると言われておりまして、私も実はシックハウス症候群の患者の一人でございます。私も新築の家などに行きますと目がか...全文を見る
○委員以外の議員(櫻井充君) 建築物における衛生的環境の確保に関する法律は、元々、国民の健康保持増進していくために、建築物の環境衛生基準を設定して、当該建築物の管理者がその基準を遵守し、環境衛生を維持向上するための責務を負っております。  その中で、政令の中で建築物環境衛生管理...全文を見る
05月23日第154回国会 参議院 財政金融委員会 第16号
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○櫻井充君 おはようございます。  今日は、竹中大臣、お忙しい中御出席いただきましてありがとうございます。総合的な観点から政策的なことを議論する際に、前から我が党の峰崎委員が申し上げておりますとおり、竹中大臣に御出席いただくことが極めて重要なことだと思っておりますので、これから...全文を見る
○櫻井充君 そうしますと、これまで金融庁はなぜ検査を行ってこなかったんでしょうか。
○櫻井充君 そうしますと、まず一つは法律上の問題なんだと大臣おっしゃいました。  今回をまずきっかけに、そうすると、金融庁がその主務官庁というんでしょうか、そういうふうに制度変更された方がより明確になるかと思いますが、その点についていかがでしょうか。
○櫻井充君 根拠法の中に、どこの機関に関しても要するに民間の補完であるということがうたわれているかと思うんですね。  そうすると、民間金融機関から十分な企業に対して貸出しがされているかどうかと、そのことについて検査されるというかチェックされていくのは金融庁の役割ですよね。それは...全文を見る
○櫻井充君 今の制度がどうということではなくて、これから金融システムというものをどう構築していくかということの中で、結局、根拠法というのはもう何十年も前に作られているわけであって、現状に合っているかどうかという、まずそこから判断していかなきゃいけないんだろうと思うんですね。  ...全文を見る
○櫻井充君 しかし、民間の金融機関のまず健全度ということを金融庁は求められているはずなんですよ。そして、その大事な点は、政策金融機関が民業を圧迫していないかどうかということをチェックすることも必要なはずなんですよ。  そうすると、そのチェックはどの省庁がやることになるんでしょう...全文を見る
○櫻井充君 済みません、ここは、そうすると調整役は財務大臣ということになるんですか。  つまり、今の、私、柳澤さんの御答弁で納得した部分あるんです。まず最初に政策があって、例えば中小企業なら中小企業対策があって、そこに民間の金融機関が融資ができない、そういうことになれば、そこで...全文を見る
○櫻井充君 その官庁の大臣が担当される、まず、そこまではいいと思います。  そうすると、例えば今、公的金融機関の大きな問題点というのは貸出しの大きさなんだろうと思うんですね。日本ですと、貸出残高全体の金融機関の貸出しの中の四十数%を公的金融機関が占めている。アメリカとドイツが四...全文を見る
○櫻井充君 もう一度改めてお伺いさせていただきたいんですが、財務大臣はすべての公的金融機関の主務大臣になられていますよね。その財務大臣の、財務省の役割というのは一体何にあるんですか、そうすると。
○櫻井充君 便利とはおっしゃいますが、何もやっていないようにもまた聞こえるんですが。  つまり、財投債を発行して、それで融資をしていくということはやるのかもしれませんけれども、それ以外のことに関して一体何をやられるんでしょうか。つまり、問題になるのは、今、日本で考えていくと、金...全文を見る
○櫻井充君 それでは、金融システムが今安定しているのかどうかということについて、その判断を下すのは柳澤大臣ではないんですか。
○櫻井充君 ですから、そこで、為替の部門は除いてというお話でした。それからもう一つは、その金融システムの中で公的金融機関も当然加わってくるんだというお話でしたよね。  そうすると、為替の部門を除いた言わば民間の金融機関と公的金融機関と、それがきちんとした形で企業に融資しているか...全文を見る
○櫻井充君 端的にお願いしたいんですが、大臣、公的金融機関の貸出しに関しても、ある程度大臣がもう少し私、権限を持たれた方がいいと思うんですよ。最初からもうそのことだけ私は申し上げているんであって、そのことを申し上げたいからこんな回りくどく言っているんであって。  その点について...全文を見る
○櫻井充君 それでは、竹中大臣にお伺いしますが、現在、財政諮問会議において、公的金融機関がどうあるべきなのか、どのような議論がされていて、もし可能であればなんですが、現在のいわゆる縦割りで監督している、基本は民営化なんでしょうか、縦割りで監督しているところを、ある部分、民間と公的...全文を見る
○櫻井充君 先ほど申しましたが、日本ではやはり公的金融機関の貸出しが非常に今まで大きかった、ここは本当に問題なんだろうと思うんですけれども、大ざっぱな、このぐらいのところまで行くべきなんだとか、数字が、貸出し残高がこのぐらいのところまで行くべきなんだとか、そういう議論というのはま...全文を見る
○櫻井充君 大臣、先ほど長期的な視点とおっしゃいました。これはまず大事なことである。これは間違いないことなんですが、現下の経済状況において、例えば住宅ローンであるとすると、民間の金融機関ももう住宅ローンに参入したいという話が出てきているわけですから、その意味ではかなり圧迫している...全文を見る
○櫻井充君 今、デフレという御発言がございました。現在、日本の物価というんですか、これは下落しているからデフレでいいと思うんですけれども、経済状況というのはデフレスパイラルに入っているというふうに認識されているんですか。
○櫻井充君 デフレというのは、デフレそのものだけですよ、物価の下落だけを指している。そうすると、これは何か悪いことがあるんですか、国民経済にとって。
○櫻井充君 しかし、大臣、デフレそのもので、今のお話ですと、ただ単純に物価が下がっただけだったら何も問題ないんじゃないですか。つまり、企業でいえばとおっしゃいました。企業でいえば収益が落ちてくるから、そして、結局のところ失業者も今増えているわけですよね。そのことを指してデフレスパ...全文を見る
○櫻井充君 しかし、大臣、そのことによって、給与が下げられるとか、それから失業するとか、そういうことによって需要は当然落ちるんじゃないですか。  構造改革によってとおっしゃいますけれども、構造改革の必要性をまず迫られたその原因は何かというと、もちろん資産のデフレであったりとか、...全文を見る
○櫻井充君 もう一回ちょっと勉強させていただいて議論させていただきたいと思いますが、もう一つ、底入れしたということですけれども、これまで政府が幾つか政策を打ち出してこられました。どの政策が有効で底入れしたというふうにお考えですか。
○櫻井充君 それでは、その第二次補正予算が有効であったということは、その第二次補正予算の効果がなくなった時点ではまた悪くなるということになりますね。そして、そのときに再度、また今年度も補正予算を組まざるを得ないということになるんでしょうか。
○櫻井充君 日銀の植田審議委員が来られているかと思いますけれども、植田審議委員は、要するに景気の回復というか、ここの中で、輸出が先に伸びて、つられて製造業の設備投資が伸びたということではないかというふうに述べられていらっしゃるんですが、結局、本当に政府の政策が良かったのか。今なん...全文を見る
○櫻井充君 そこの中で、植田審議委員は、要するにゼロ金利、これより金利を下げることができないことが言わば、ちょっとこれは言い過ぎかもしれませんけれども、日銀としての限界点もあるんじゃないかみたいなことを書かれているように思うんですけれども、それは私の解釈、それでよろしいんでしょう...全文を見る
○櫻井充君 そして、今回、そこの中でもう一つ大事な点だと思うんですが、マネタリストの主張とは懸け離れた最近の日本マネーということでお話しされています。つまり、日銀がこれよりも、これから、かなり緩和政策を取ってきたけれども、なかなかインフレーションが発生しない、結局デフレが縮小する...全文を見る
○櫻井充君 日銀が金融緩和政策を行っても、もう一度お伺いしますが、金融機関側から民間、金融機関側から企業に対しての貸出しが増えないというのは、これはどういう原因があるとお考えですか。
○櫻井充君 そうしてみると、結局、金融緩和政策を十分取っていると。もう少し役割はあるかもしれないけれども、いろいろな企業と金融機関との関係でなかなか貸出しができてこないということでございました。  そこの中で、今、不良債権という話が出ましたけれども、柳澤大臣、五割一年でしたか八...全文を見る
○櫻井充君 竹中大臣、同じことなんですけれども、もしそのような形で不良債権処理を進めた場合に、日本経済に与える影響というのはどの程度だとお考えですか。
○櫻井充君 その認識は全く一緒なんですが、ただし、今のように、底入れしたか、していないかという、こういう状況の中で、若しくはデフレスパイラルには入っていないけれどももしかすると入ってしまうかもしれないという局面の中でこういう処理をやって、失業者も出るでしょう、そして賃金カットも行...全文を見る
○櫻井充君 そこの中で、不良債権が発生する原因というのが一つ問題になるんだと思うんですよ。つまり、昔は資産デフレによって不良債権が随分でき上がってきました。構造改革によるものが一つだと言われていますが、景気が悪いからまたそこの中で不良債権ができ上がってきているんじゃないかという指...全文を見る
○櫻井充君 分かりました。  竹中大臣とそれから植田審議委員、お忙しいでしょうから御退席いただいて結構でございますが、委員長から。
○櫻井充君 本当にお忙しい中、どうもありがとうございました。  それでは、ちょっとほかの視点からですけれども、今日、砂田財務大臣政務官にお越しいただいておりますけれども、この間、金沢で意見交換会の際に、地域に貢献できる地域に根差した金融機関が今こそ必要との考え方に関して、全くそ...全文を見る
○櫻井充君 全く同感なんですけれども、そのような金融機関を育てるために、政務官としては何か政策的なアイデアがおありでしょうか。
○櫻井充君 ここの中で、意見を出された中で、金融アセスメント機関のようなものを構想できないだろうか、現在の金融機関は安全だという一律的な評価ではなくて、金融機関の多面的な評価付けとその評価の資料が公開される仕組みが必要ではないかという御質問が出て、そこの中で、正しくそうであるとい...全文を見る
○櫻井充君 それで、もう一つ、済みません、あとは、今度は公的金融機関商工中金にお伺いしたいんですが、こういう環境の中で中小企業に対して十分貸出しがなされていないということで、商工中金が金融環境変化対応資金担保免除特例制度というのを設けて貸し出しているわけです。  お伺いしてみる...全文を見る
○櫻井充君 そうしますと、その取引状況が変わった理由、済みません、通告していないんですが、もし御答弁できなければ後日で結構でございますが、どうしてその取引状況が変化しているんでしょうか。その理由が分かりますでしょうか。
○櫻井充君 済みません、その金融機関の事情というのは詳しくお分かりですか。
○櫻井充君 金融検査マニュアルの弊害というのはないんでしょうか、その中で。つまり、マニュアルが厳し過ぎて現状に合っていないがために、金融機関が中小企業に貸し出したいけれども貸出しがなかなかできない状況になっている、そういう点はないんでしょうか。
○櫻井充君 少なくとも、とにかく民間金融機関が貸し出せないということで、このような形でわずか一か月半で百五十五億も融資しているわけです。そうすると、当然のことながら公的金融機関というのが必要になってくるんだろうと思いますけれども、その商工中金の主務官庁であります経済産業省として、...全文を見る
○櫻井充君 私は商工中金は必要だと思っているんですよ、公的金融機関で。そういう答弁をもらうと、もうやめた方がいいんじゃないかと思いますよ、本当に。だって、必要か必要でないかというのを答えてくれればいいだけなのに、適切にって、どういうことですか、これは。  それからもう一つ、住宅...全文を見る
○櫻井充君 しかし、これは予想の範囲内とおっしゃいますけれども、平成十二年度というのは、大体月々に代位弁済している件数というのは千五百件から二千五百件ぐらいの間なんですよ。それが平成十三年になってから三千件なんです。三千件を超えているんですね、平成十三年になってからも毎月ほぼ四千...全文を見る
○櫻井充君 端的にお願いしたいんですが、住宅金融公庫の総裁にお伺いします。  これまでやはり公的金融機関として果たしてきた役割というのは非常に大きいと思うんですが、私は少し縮小するべきだと思っていますが、今後も公的金融機関としては、私はあるべきだと思っているんですよ。総裁はいか...全文を見る
○櫻井充君 さて、今日は二つの政府系の金融機関に来ていただきましたが、各々役割がやはりあって、これから見直しをしていかなきゃいけない部分があると思うんですが、民間とやはり違う部分というのはあると思っていて、それなのにもかかわらず民間と同じ検査マニュアルで検査しなきゃいけないのかど...全文を見る
○櫻井充君 そうすると、その債権分類をきちんと明確にしていくこと、引当金を十分積むこと自体が大事なことであって、例えば、債務超過だから改善しろとか、そういうことを命ずるわけではないということですね。
○櫻井充君 それから、済みません、ちょっと話題違うんですが、県内で整理回収機構に行っている債権の売却、売買に関して随分不透明だという声が上がっています。最初、整理回収機構に話をした際に、債権放棄はしていないんですよという話をされていましたけれども、私は債権放棄している例も知ってお...全文を見る
○櫻井充君 整理回収機構に行きますと、たしか金融機関から融資が受けられなくなるんですよね。その意味で、再建型とおっしゃいますが、なかなか再建できない現状があるんじゃないですか。
○櫻井充君 それから、現行法で企業が破産する際に、民事執行法ですと二十一万円しか保証されておりません。身ぐるみはがれてしまうんでなかなか新しい企業を起こせないんですけれども、このことに関して、改善しようということで、たしか法制審議会で議論されているそうなんですが、どの辺まで議論が...全文を見る
○櫻井充君 それから最後に、ちょっとこの法文で気になったところがあったので御質問したいんですが、「権限の委任」のところに「権限の全部又は一部を財務局長」と書いてあるんですね。どうしてこれ、全部と一部という、こういうふうな書き方にしているんですか。
○櫻井充君 去年の二次補正のときに、NTTの売却益を使う際に、あそこの法文は一部としか書いてなかったんですよ。その一部に対して、全部使えるんだ、これは全部と読めるんだという、そういう解釈されたじゃないですか。だったとしたら、今回の法文だって一部と書きゃいいんじゃないですか。なぜこ...全文を見る
○櫻井充君 最後に言わせていただきたいんですが、やっぱり法文というのは整合性を持たせて書いてくださいよ。運用でいい加減にやり過ぎですよ、省庁が。だから信用なくなるんじゃないですか、好き放題やっているから。何のために法律があるんですか。そう私は思いますけれども。  済みません、時...全文を見る
05月30日第154回国会 参議院 厚生労働委員会 第12号
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○櫻井充君 おはようございます。  今回の法律の改正というのは、HIVそしてCJDなど薬害の被害をいかに防いでいくのか、そういうことの観点からの改正もかなりの部分含まれているんだろうと思います。  それで、改めて坂口大臣にお伺いしたいんですが、HIVそしてCJD等薬害が引き起...全文を見る
○櫻井充君 その中で、その薬事法の改正に当たってですが、ちょっとこれ、通告なしで大変申し訳ないんですが、この法律の第一条、目的のところです。ちょっとこれ読ませていただきますが、「この法律は、医薬品、医薬部外品、化粧品及び医療機器の品質、有効性及び安全性の確保のために必要な規制を行...全文を見る
○櫻井充君 本当にそうでしょうか。この薬事法の中に、そうすると国の責務というものは入っていないんですよ。  今回、例えば今、大臣が情報を収集すると、そのことは非常に大事なことだと思うんですけれども、その情報を集めるということの義務化はございます。しかしながら、今度はその集めた情...全文を見る
○櫻井充君 今の答弁だと最初と違うじゃないですか。  最初は国も入るとおっしゃいましたよね。法律の体系上は、今、血液事業法と違うというお話じゃないですか。HIVは確かに血液感染だったかもしれませんよ。しかし、クロイツフェルト・ヤコブは違うじゃないですか。クロイツフェルト・ヤコブ...全文を見る
○櫻井充君 個人情報の保護法と一緒じゃないですか。  結局は、民間にいろんなことを強いたって、今回の防衛庁の問題の中で、官庁に対しての全く罰則規定も何もないんですよ。それと同じことじゃないですか。企業にはいろんな義務を課しているけれども、自らの義務は何もここに記載していないとい...全文を見る
○櫻井充君 集めた情報は、じゃ、どうされるんですか、具体的には。副作用とかそういう報告が上がってきました、厚生省に集まります、それはどうされるんですか。
○櫻井充君 なぜそれを法律に書かないんですか。
○櫻井充君 これは、特定のところにきちんと情報を上げろと。その前に、私は、クロイツフェルト・ヤコブ病の議員連盟の事務局長をやらせていただきました。そのときに坂口大臣とお話しさせていただいた中で、私は大臣から、これからは疑わしきものは全部罰していかない限り薬害の被害は抑えられないと...全文を見る
○櫻井充君 ですから、大臣、集めるところまではこれは書かれてあるんです。そこまでは、義務化したというところは、進歩なんです、改善されているところなんだと思うんですよ。やはりもう一歩突っ込んで、国は自ら何をするのかということを、その後にですよ、集めた情報に対して自分たちがどう対応す...全文を見る
○櫻井充君 大臣、今この目的はやはり国だとおっしゃいました。  たしか、感染症の予防法の改正、あのときも国の責務というものをきちんと設けたんじゃないかなと。感染症の反省に立って、いろんな、そのことがあって、たしか国の責務を設けたと思いました、あれは元々あったのかないのかちょっと...全文を見る
○櫻井充君 この法律がやはり問題なのは、目的のところにどこがどこに対してなのかというのが書かれていないところがあいまいにされているんだと思うんですよ。  例えば、この薬事法の中で、例えばクロイツフェルト・ヤコブ病とかそういうものが発生した場合には、第一次の責任は結局企業が負わな...全文を見る
○櫻井充君 それでは、前文になるのかどうなのか分かりませんが、是非そういう趣旨を盛り込めるような改正の方に、与党の方々にも、そして政府の方々にも、そして野党も合わせて話合いをさせていただきたいと思います。  そしてもう一つ、何回も同じことで申し訳ないんですが、クロイツフェルト・...全文を見る
○櫻井充君 行政側の立場に立つ方と立法府の人間は考え方違うと思うんですよ。行政側は行政権限とか通知なり政令とか省令とかいろんなことで命令ができるかもしれませんが、立法府にいる人間からすると、法律を作らなければ、法律で規定しなければできないんですよ。その意味で我々は法律にこだわって...全文を見る
○櫻井充君 ちなみに、これは厚生労働省からいただいた資料ですけれども、アメリカのFDAが審査部門だけで千百人と。私、昨日、別な会で東大の先生にお伺いしたら八千人ともおっしゃっていたんですけれども、アメリカはとにかく少なくとも千百人はいると。そして、イギリスは医薬品管理庁だけで四百...全文を見る
○櫻井充君 人数、どのぐらい必要だとお考えですか、理想的にはですよ。
○櫻井充君 下手なところに天下りするより、そういうところに人員配置していった方がいいんじゃないですか。そうしたら一気に増えるんじゃないですか。例えば年福事業団みたいなあんな無駄な、作って、年金の自主運用をしたのはいいけれども、何兆円も赤字出しているじゃないですか。ああいうのをやめ...全文を見る
○櫻井充君 必要な部署に必要な人数が増えていくということに関して国民の皆さんは反対しないと思いますけれども。そして、私ちょっと皆さんの認識が違っていると思うのは、中央官庁の公務員の数というのは日本は決して多くないわけです。多くないというよりもむしろ世界から見たときに極めて少ないわ...全文を見る
○櫻井充君 感染症がないと今おっしゃいました。ここが非常に不思議なところでして、医薬品副作用被害救済・研究振興調査機構法というのがございまして、ここの第二条の第三項に、「この法律で「医薬品の副作用」とは、許可医薬品が適正な使用目的に従い適正に使用された場合においてもその許可医薬品...全文を見る
○櫻井充君 そうしますと、ただし、その血液製剤の中でも、クリスマシン、フィブリノゲン、アルブミン、グロブミンというのは同法の除外規定から除外されていますよね。それでよろしゅうございますか。
○櫻井充君 さて、そこで問題なんですが、ある方がここの機構に申立てを、平成六年に申立てをしております。この方はC型肝炎を発症された方で、クリスマシンを使ってC型肝炎が発症したと認められている方ですが、この方がこの機構に医療手当の支給の申請を行いました。その結果、何と言われていたか...全文を見る
○櫻井充君 それじゃ、この百四から百十六のところにこれは血液を原料としたものが書いてありますよ。この中のどこにクリスマシンが当たるんですか。
○櫻井充君 クリスマシンは、ここに書かれている、百四から百十六まで書かれている医薬品があるんです、ここにね、その中のどこに入るんですか、それを教えてください。
○櫻井充君 そうでしょう。だから、対象になる薬剤なはずなのに、ここの答弁、裁決書の中には、今見ていただいても結構ですが、ならないと書いてあるんですよ、だから救済できませんと書いてあるんですよ。ちょっとこれ、見ていただいてもいいです。  速記止めていただいていいですか、その前に。...全文を見る
○櫻井充君 この患者さん、物すごく苦しんでおられるんですよ。この間、お母さんと二人で部屋に訪ねてこられまして、学校でもいじめに遭って、高校も、高校三年生のときなんか相当ないじめに遭って、社会復帰もなかなか、社会復帰というか今職も就けないような状況でして、その救いの手をこちらに求め...全文を見る
○櫻井充君 そのすき間で苦しんでいらっしゃる方を助けたい、大臣、本当にそう思います。実は、この機構法の改正案が議員立法で衆議院に提出されているんですよ。今、大臣、そうおっしゃるんであれば、野党の提案であったとしてもこれ審議していただいて、速やかに可決する必要性あるんじゃないかと。...全文を見る
○櫻井充君 小泉さんは何て言っているかというと、野党の提案でもいいものは審議すると言っているんですよ。何でそんな政府のことにこだわらなきゃいけないんですか。私が言っているのは、少なくとも議員立法で提出されているんだから、それは御検討いただけないですかとお話ししているんですよ。いか...全文を見る
○櫻井充君 大臣、是非御答弁いただきたいと思います。医者として、そして国会議員として、そして小泉内閣を支える閣僚の一人としてどうお考えでしょうか。
○櫻井充君 是非御検討いただきたいと思います。  それではもう一つ、これ今問題になっています薬剤性のC型肝炎についてお伺いさせていただきたいんですが、この薬剤性のC型肝炎の発症に関して国の責任はあるとお考えでしょうか。あるかないか、そしてその根拠をお示しいただけますか。
○櫻井充君 そうすると、まだ結論は出ていないということでございますか。
○櫻井充君 フィブリノゲンについてちょっと具体的にお伺いしたいことがあるんですが、フィブリノゲンの使われ方の問題が一つあると思うんです。非加熱製剤が加熱製剤に替わっていきました。C型肝炎がはっきりと検査でできるようになったというのが一九八八年か一九八九年か、ちょっと導入された年限...全文を見る
○櫻井充君 つまり、そのことが実は被害を多くしているんではないでしょうか。  ちょっとこれは通告していないので、数字がなければ後でで結構ですが、フィブリノゲン製剤でC型肝炎を発症している方、現在のところ、分かっている数字があれば教えていただけますか。
○櫻井充君 ですから、要するに、本来であればそれだけ多くの方々に使われなくて済んでいたんだろうと思うんですよ。つまり、先天性の低フィブリノゲン血症の患者さんというのは、推測で、もしお分かりにならなければ結構ですが、何人ぐらいいらっしゃるというふうに考えていますか。
○櫻井充君 つまり、その方々にだけ使われればこれだけの被害は出ていないわけですよ。つまり、そういうところにこの手の薬が使われていたというところに大きな問題が私はあると思うんですね。この場合の責任はどなたにあることになるんですか。
○櫻井充君 これ企業にも問題がありまして、ミドリ十字は、その当時、フィブリノゲンの、未知のウイルスによる感染とされるノンAノンB肝炎発症を防ぐことは非常に困難であるとの理由から、一応フィブリノゲン製剤の製造を中止するという内容の文書を医療機関等に配布しているんですね、一回。しかし...全文を見る
○櫻井充君 なぜこのように日本だけが突出して多く使われているんでしょうか。
○櫻井充君 理由が分からなかったらどうやって対策取られるんですか。このままの数字でいいと思っているんですか。
○櫻井充君 いや、だから、原因が分からなくてどうやってやるんですか。
○櫻井充君 実は医者の使い方がおかしい人たちもいるんですよ。どういうふうにおかしいかといいますと、足がちょっとむくんだぐらいで、たんぱくの量がちょっと低いと、すぐ低たんぱく血症といって使うんですよ。効果なんかないんです、全く。これは抹消循環が悪いだけでして、足をちょっと上げて一日...全文を見る
○櫻井充君 大臣、今、信念を持っておやりなんだからとおっしゃいました。適正な使用法を義務付けるというか、これからやっていきますということになってくると、やはりそこはちょっと相矛盾するところであって、今我々、医学はEBMだという方向に向かっているわけですから、その信念がいかに違って...全文を見る
○櫻井充君 最後に一言。  今の文部科学省の方針について、坂口大臣、どう思われますか。
○櫻井充君 ありがとうございました。
06月13日第154回国会 参議院 財政金融委員会 第21号
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○櫻井充君 今日は、本当に貴重な御意見ありがとうございました。  まず最初に、中里参考人にお伺いしたいんですけれども、付加税のことに関して、急激な変化を緩和するということでそういうこともあるんじゃないだろうかというお話がございました。しかし今、小泉さんなんかの方針は、構造改革を...全文を見る
○櫻井充君 どうも、要するに構造改革とそれから今の景気というのと両方追えるのかというとなかなか難しいところがあると思っておりまして、一時的に税収が減ったとしても、企業の再編を進めて収益が上がってくれば将来的には増えてくるということを考えてくると、ここ数年間ある程度赤字は覚悟しなき...全文を見る
○櫻井充君 同じ点で中村参考人にお伺いしたいんですが、今、中里参考人から、こういうことをやって果たして企業の収益が上がってくるのかどうかという話がございました。もし、付加税云々関係なしにして、こういう連結納税制度を導入することによって、企業の収益というのは今後、見通しで結構でござ...全文を見る
○櫻井充君 そうすると、競争はできるけれども勝ち上がれるかどうかは分からないというふうに、ちょっと意地悪な質問かもしれませんが、そういうふうに考えてよろしいんでしょうか。
○櫻井充君 そうしますと、そのインフラが整備された上で、ちょっとここは連結納税制度から外れるんですが、国が民間企業の活性化のためにやるべき措置で一番大きなことというのは一体何なんでしょうか。
○櫻井充君 それから、成川参考人、先ほど親会社の支配力ということを申されておりましたが、親会社の支配力が増していくということは、企業の活性化につながるとは考えられないんでしょうか。
○櫻井充君 改めてお伺いしますが、そうすると、何というか、ベクトルとしたときに、各々やりたいことをやっていくという、まあそうは言いませんけれども、むしろある一方向を向いていて、そのグループ内で全体で意思の決定を行ってその方向に努力していく方が私は収益なんかは上がっていくような感じ...全文を見る
○櫻井充君 それは、税制上の問題と企業内の努力の問題と若干違うんじゃないかという気がします。つまり、税制がそういうふうになったから、その制度があるから親会社の支配がということと、会社、グループの中できちんとした話合いをするということとちょっと違う視点じゃないかという気がしますが、...全文を見る
○櫻井充君 もう一つ、じゃ、先ほど労使で話し合うようなことをというお話がございました。そして、それを制度化すべきだというお話があったんですけれども、ほかの国で、例えばこういうグループ企業を育てていこうというような中で、労使の中できちんと話合いをしろと、そういう法整備がされている国...全文を見る
○櫻井充君 我々、ハンセン病のときに立法不作為ということを問われました。もし、本当にそういう法律がなくて雇用が確保できないということになってくると、やはり立法不作為を問われても私は仕方がないことなんじゃないだろうかという気がいたしております。  是非、大変申し訳ないです、我々が...全文を見る
○櫻井充君 よろしくお願いいたします。  それでは、再度中村参考人にお伺いしたいんですが、六千億になるのか八千億になるのか分かりませんけれども、税収減ということになっております。もし、企業再編等を進めていくということになったときに連結付加税等を導入しないとした際に、もしそうでな...全文を見る
○櫻井充君 ただ、私は、付加税自体がやはり企業の再編を阻害していくものだろうと思っております。その上でなんですけれども、企業全体として努力していく、方向性として活力あるところを探していくということになってくるとすると、そういうところにだけ税金を付加を掛けて抑え込んでいくというやり...全文を見る
○櫻井充君 それから中里参考人に、ちょっと全然我々が考えてもいなかったような、授業で教えるのが大変で、そして法人税を勉強する人がいなくなっちゃうんじゃないだろうかというお話がございました。いやこれ、でも大変なことだと思うんですよね。税理士さんの中で法人税が分からないというか、そこ...全文を見る
○櫻井充君 それと、最初、先生が公平という観点でというお話をされました。今、欠損金のお話がございましたけれども、公平という観点から見たときに、今回の法律上、欠損金の取扱いに関してはどうお考えでしょうか。
○櫻井充君 最後に中里参考人に。  まず一つは、日本というのは、世界から見たときに租税負担率というのは極めて低い国だろうと思います。白紙のキャンバスにもし、いろんな既得権益があるからいろんな問題点が起こってくるんだろうと思うんですけれども、白紙のキャンバスに描いてくるとした場合...全文を見る
○櫻井充君 ありがとうございました。
06月25日第154回国会 参議院 財政金融委員会 第22号
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○櫻井充君 おはようございます。民主党・新緑風会の櫻井充です。  まず最初に、塩川財務大臣にお伺いしたいと思いますが、この法案の趣旨は趣旨説明をお伺いして理解いたしたところでございますが、この法案の有効性です、そのことについて大臣は基本的にどのようにお考えなのか、その点について...全文を見る
○櫻井充君 これは多くの企業が今、連結納税制度を導入しようかどうしようかと悩んでいる企業が随分あるかと思うんですけれども、その企業にとって使い勝手がいいといいますか、非常に使いやすい、導入しやすい制度だと、そういうふうにお考えですか。
○櫻井充君 今、大臣、そのように有効だとおっしゃっていますが、財務省のホームページに、大臣が記者会見された六月十八日に、これ財務省のホームページに載っているものでございます。新聞記事ではございません。  そこの中で、途中略しますが、「制度として使ってくれなかったら、何の意味もな...全文を見る
○櫻井充君 済みません。これ、実施してというのはここの文章の中に全く書いてありません。  それであったとすると、「使わない制度をつくったってだめだ」と最後におっしゃっているわけです。
○櫻井充君 しかし、そこのところに、大臣は今実施して実施してとおっしゃっていますが、このホームページ上には、今もう一度読み直してみましたけれども、その実施してということは書いておりませんけれども。大臣の思いの中にはそうあられたのかもしれませんけれども、少なくともホームページ上に、...全文を見る
○櫻井充君 財務省の事務方の方、どなたかいらっしゃいますでしょうか。  このホームページは、今、大臣がおっしゃっていましたけれども、そうするとホームページが間違っているということですか。
○櫻井充君 作っても意味のない制度だったとすれば、そういうふうにもし本当に政府の提案者がそのようにおっしゃっているんだとすれば、国会で議論する意味ないんですよね。これは財務省ホームページですよ、これ。多くの人が見ているものですよ。しかも、今審議している最中のこの法案に対して大臣が...全文を見る
○櫻井充君 そうしますと、これはもう財務官僚の、財務省のホームページを管轄されている方の責任だということですね。
○櫻井充君 ちょっと待ってください。これは新聞記事を取ってきたということではなくて、財務省自体のホームページですから、財務省の責任においてこれを発信しているわけですよ。ですから大臣、そこは違うんじゃないですか。
○櫻井充君 記者とのやり取りだからという今のお話がございました。そして、その意を酌んで読んでくれという話ですが、財務省としてそのホームページってどういうものだとお考えなんですか、じゃ。つまり、ホームページ上に財務省の責任として掲載されているわけですよね。そのものは一体何なんですか...全文を見る
○櫻井充君 情報を発信する意味で非常に重要なものですよね。それを我々が読んで、その上で、今回は、何回も言いますけれども、新聞記事じゃなくて財務省の責任においてこういうものを発しているんだと思うんですよ。  そうすると、こういう誤解を受けるようなものを単に掲載していて、それで済む...全文を見る
○櫻井充君 私はそのホームページの意義について聞いているんですよ。つまり、その内容ではありません。  ホームページの、じゃ、もう一度お伺いしますが、責任というものは、こういうものが誤って情報が発信、これはじゃ、この情報は誤ってはいない、ここで記者会見の模様については正確に伝えて...全文を見る
○櫻井充君 これ読んでいると、最初に塩川財務大臣が、要するに増税する、減税一回した後の財源の確保は増税しなきゃいけないんだと、先行減税ということを前々からおっしゃっていて、そのときに、三年とか五年とかねと。長い年限掛けてという、僕はそう読めるんですよ、「一定の期間。」、「そうそう...全文を見る
○櫻井充君 別にそういうわけで言っているわけじゃなくて、一般論で個別の法案としてその連結納税のことも含んで言っていらっしゃるじゃないですかとこっちは聞いているだけの話です。  ただ、でもとにかく使って、でも今回のやつで一番、使えないとおっしゃっているんですよ、一度。しかし、こう...全文を見る
○櫻井充君 ありがとうございます。  我々、今回修正案を提出しています。僕、大臣のこの発言というのは、修正の必要性があるんじゃないだろうかというふうに取れてしまうんですね、どうしても。つまり、今回のやつは使ってもらえないんだと、こんなに苦労したけれども使ってもらえない点の問題点...全文を見る
○櫻井充君 そこで、財務省からすると財源の問題があると。つまり、そこで減税されてしまうので税収不足になるからということなんですけれども、民主党として、その税収不足を何で補うとお考えですか。
○櫻井充君 塩川大臣、今の峰崎委員の指摘ですけれども、つまり、連結付加税を掛けなくても、要するに支出の見直しなどで財源の確保というか、それは可能ではないかという指摘ですけれども、それについていかがお考えですか。
○櫻井充君 大臣、今八千億とおっしゃいましたけれども、結局、付加税で増税になる分というのは一千億程度ですよね。そうだとすると、今八千億とおっしゃいましたが、そうではなくて、付加税を除いてもわずか一千億なわけです。そうであったとすると、この付加税を掛けなくてもいいんじゃないかと思い...全文を見る
○櫻井充君 大臣、これは小泉さんがおっしゃっている構造改革を推し進めるための制度ではないんですか。私はそう認識していたんですが、違うんですか。
○櫻井充君 つまり、構造改革を行っていくところであれば、そこはある意味、税で優遇していきましょうというのは至極当然のことなんだと思うんですよ。例えば租税特別措置法なんというのはそのためにあるものですから、その意味でいったら、企業を今再編してください、そして世界と競争できる企業を作...全文を見る
○櫻井充君 大臣がちょっと私は誤解されているところがあると思っているんですけれども、大変申し訳ないんですが、つまり、大臣が以前からおっしゃっているように、例えば企業再編や構造改革が進んでいけば企業の収益が上がってくるから必然的に増税になるんだということをおっしゃっているわけですよ...全文を見る
○櫻井充君 多方が丸く収まるということは僕はないんだと思うんですよ。その意味で、この社会に対して、今の社会情勢に対してどういうものが必要なのかということをよく踏まえた上で制度を作っていくのが当然のことなんじゃないかと思うんですよ。  もう一つ、大臣、これは税制調査会、税制調査会...全文を見る
○櫻井充君 じゃ、今の答弁を踏まえてですけれども、大臣、二年間の租特があるんですよ。二年間の租特があるということは、そうすると、その間様子を見ていて二年後にやりましょうという企業だって出てくるかもしれないじゃないですか。つまり、こういう余計な足かせがあるから構造改革が遅れていくん...全文を見る
○櫻井充君 もしそれが、仮にもっと早くにその状況が分かった場合には、二年を待たずに考え直すというお考えはございますか。
○櫻井充君 はい、分かりました。  済みません、また通告していないんですけれども、今の中立という観点に関していうと、峰崎委員、どうお考えですか。
○櫻井充君 もう一つ、ちょっとこれは連結納税から外れるんですが、地元でこういう話がありましたのでちょっと聞いていただきたいんですよ。  ある方が土地とそれから建物を取得いたしました。もう建物はかなり古い建物なんですが、その課税標準額が土地が二億で建物が十億でございました。しかし...全文を見る
○櫻井充君 塩川財務大臣、僕、幾つかの考え方あると思うんですよ。例えばその企業の方なんかはもうけたら幾らでも払うとおっしゃっているんですね。ですから、そうなってくると、これだけの税金を今なかなか払うことができないということになってくると、例えばこれ、支払を五年間なら五年間繰延べす...全文を見る
○櫻井充君 是非本当にきちんと考えていただきたいと思っています。  そして、先ほど大臣から、もし実態調査、連結納税制度ですけれども、実態調査を行って、導入する企業が少ないようであれば二年を待たずに検討すると、検討しなければいけないかもしれないなのか、かなり弱いかもしれませんけれ...全文を見る
○櫻井充君 先ほどソルベンシーマージン比率に関してはテクニカルな問題だと御答弁なされました。つまり、テクニカルな問題だということは、操作できるということですね。
○櫻井充君 果たしてそうでしょうか。  例えば、劣後ローンなら劣後ローンというのは、資本までソルベンシーマージン比率の分子のところに計上することができるわけですが、例えば、名前出していいんでしょうか、やめておきますか、A生命はそのために劣後ローンを減らしてそれを基金に回している...全文を見る
○櫻井充君 分かりました。この次からAとBと、そういうことにしましょう。  ただ、そこの中で、いわゆる片仮名生保というのがございますけれども、片仮名生保はでもこの御時世の中で大幅な黒字なんですよね。日本の生保だけが準備金を取り崩さなきゃいけないような状況になっていることから考え...全文を見る
○櫻井充君 ただ、逆ざや額の計算のときに、団体年金とかそういうものも全部含まれていますよね、今回の計算方法の中に。団体年金というのは、基本的に契約時までさかのぼって予定金利を引き下げることができますから、そういう意味でいうと、逆ざやを小さく見せるなんということはもう可能なわけです...全文を見る
○櫻井充君 もう一度大臣にお伺しますが、以前のソルベンシーマージン比率より、これは前もお伺いしていますが、以前のソルベンシーマージン比率よりは今まだ日本で採用しているものの方が厳しいので、これまで破綻したところを調べてみると、結局のところは二〇〇を切っていたということになっていま...全文を見る
○櫻井充君 時間になりました。  最後に、これちょっと要望ですけれども、結局、ソルベンシーマージン基準の問題点について、銀行など他の金融機関との間で劣後債務を持ち合っていることというのが挙げられています。今、有価証券のことを随分述べられましたけれども、そこのリスクをもう少し回避...全文を見る
07月04日第154回国会 参議院 厚生労働委員会 第16号
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○櫻井充君 民主党・新緑風会の櫻井でございます。  健康保険法の審議に入る前に、冒頭、東京女子医科大学の医療ミスについて御質問させていただきます。  まず、患者さんの明香さんの御冥福をお祈りするとともに、御遺族の方にお悔やみ申し上げたいと思います。  この事故の私はやはり一...全文を見る
○櫻井充君 私は、かなり厳しい処分が必要なんじゃないかと思っています。  実は、宮城県でも、これは医療ミスではございませんで、業者との癒着が指摘された胸部外科の医者がおりまして、その病院では手術を三か月間停止処分ということになっております。業者と癒着して賄賂をもらっていたという...全文を見る
○櫻井充君 たしか、女子医科大学には医療事故が起こった際にいろいろな形で調べたりする委員会があったんじゃなかったかと思いますが、そこが全く機能していないというところが私は極めて大きな問題があると思っています。なぜかといいますと、結局身内で構成してしまうと、結局のところは内部で全部...全文を見る
○櫻井充君 御検討よろしくお願いいたします。  そしてもう一つ、済みません、これは通告なしで申し訳ないんですが、今朝の読売新聞に厚生労働省が開示請求の文書を廃棄したと、こういう記事がございました。今、情報公開をきちんとしていかなきゃいけないと坂口大臣はおっしゃいましたけれども、...全文を見る
○櫻井充君 お返ししたとおっしゃいました。重要な資料だったとすれば、普通はコピーして自分のところに取っておくものじゃないんですか。全然重要な書類じゃなかったんでしょうか。
○櫻井充君 委員長、お願いがございます。  この経緯について、どのような文書で、そしてどういう経緯であったのか、そしてどなたがどなたに返したのか。今、返したというお話でございましたから。そのことについてきちんとした形で報告書を作っていただきたいと思います。
○櫻井充君 それでは、健康保険法の改正に、審議をさせていただきますが、私、先日の山本委員と小泉総理の質疑を見ておりまして、小泉総理が盛んに国民皆保険の維持のために今回の改正を行うんだということを繰り返しおっしゃっているんですね。  まず、そこで逆にお伺いしたいのは、国民皆保険を...全文を見る
○櫻井充君 そうしますと、坂口大臣も、この間、山本委員の質問に対してこのように答弁されているんですが、三つ大事な点があると。そこの中で、一つは、負担と給付の公正を更に図るというのが一つ、それから無駄を省くというのがもう一つ、三番目に挙げれば医療の質を上げると、こう御答弁されていま...全文を見る
○櫻井充君 それではまず、負担と給付の公正と大臣おっしゃっておられますが、この負担と給付の公正というのは、何を指して公正と考えていらっしゃるんですか。
○櫻井充君 負担の各制度間の公正というのは、どういうことになれば各制度間で公正だとお考えですか。
○櫻井充君 今回の、サラリーマンの方々が三割負担されるようになるわけですが、国民健康保険の方々も三割負担だ、そしてサラリーマンの方もだから三割負担にしましょうと、つまりこれも公正さを保つ、公正さを確立していくための一つの手段ということですか。
○櫻井充君 そうしますと、三割負担で初めて負担の公正さが図れるとすると、私が医者になったのは昭和六十年ですが、その当時はサラリーマンの方々は一割負担、窓口で一割負担、国民健康保険の方々は三割負担だったわけですが、そうしますと、その当時の負担率というのは実は公正ではなかったというこ...全文を見る
○櫻井充君 今、スタートの時点に不公平があったと御答弁なされました。どの点が不公平なんですか。どの数字をもってして不公平だとお考えなんですか。
○櫻井充君 大臣、どの職業に就いていても医療を受けられるのは同じですから、医療に対しての差というのは僕はないと思うんですね。要するに負担の問題だと思うんです。  私がお伺いしたいのは、昭和六十年当時は、国民健康保険の方々は窓口で三割負担でした。サラリーマンの方々は一割負担でした...全文を見る
○櫻井充君 これは極めて重要なところなんですよ。なぜかというと、今の三割負担が正しいと、いや、別に昔がそれで何か悪いということではないんですよ、全然。これは、だからそれは正しく改めていきましょうという方向性なら全く問題ないんであって、あの当時の一割負担と三割負担というのは問題があ...全文を見る
○櫻井充君 職域によって差があることは好ましいことではないと。つまりは、その職域によって差があるということは、何の差があっちゃいけないということですか。
○櫻井充君 負担のどの部分を指しているんでしょうか。保険料でしょうか、窓口負担でしょうか。
○櫻井充君 大臣、ここは本当に大事な、本当に極めて大事なところなんです。これは、この当時なぜ一割負担だったのかというと、たしか保険料が高かった、組合健康保険の方々の保険料が高かったから、病気になったときの窓口は一割負担にしましょうと。そして、国民健康保険の方々は保険料が安かったか...全文を見る
○櫻井充君 もう一度お伺いします、それじゃ。  負担の公平性って何をもって負担の公平性とするんですか。何がどういう数字になったら負担が公平ということなんですか。窓口での負担が三割だと、全員同じになったからこれが負担の公平なんですか。私はそこをお伺いしているんです。
○櫻井充君 財源構成、医療制度の中で制度別の医療費の財源構成を見ますと、これはもう十分お分かりのことかと思いますが、まず政管健保でいいますと保険料が六九%を占めているんですよ。それで患者負担が二一%です。そしてあとは公費負担です。組合健保は公費が全く入っておりません。それで保険料...全文を見る
○櫻井充君 駄目ですよ、そんなんじゃ。全然駄目じゃないですか。審議できませんよ、こんなんじゃ。だって負担の公平性だと言ったんじゃないですか。公平に負担してくださいと言ったんでしょう。だったら、各々、今言ったように保険料と患者負担で全然違うじゃないですか、合わせたものの負担率が。 ...全文を見る
○櫻井充君 先ほどの御答弁は、要するに負担の公平性とは何ですかと私がお伺いしたときに、保険料と窓口負担とを合わせたものが公平でなければいけないと御答弁なされたわけですよ。ですから何回もこうやって聞いているんです。つまり、もう制度が違うんだからこんなものは負担の割合が違うんだと。こ...全文を見る
○櫻井充君 全然違うじゃないですか。先ほどは大臣は何とおっしゃったか。負担と給付の公正を更に図っていくというのが大事な点なんだとおっしゃったんじゃないですか。  今回の、今の御答弁は、結局は財政的な問題だから、ここの財政上難しいところには税金入れるという話じゃないですか。これは...全文を見る
○櫻井充君 要するに、そうすると、元々の所得格差があるということなんですね。その保険組合に所属されている方々の所得格差があるということですね。そのために、そのために保険料も結局は低く設定せざるを得ないと。ですから、そこの部分は、社会保障ですから、それは税の再配分機能ですから公費を...全文を見る
○櫻井充君 理解いたしました。  そうすると、もう一度お伺いしますが、保険料だけで成り立つところと保険料で成り立たないところがある、だから、保険料だけで成り立たないところがあるからそこに国費を入れるんだということですよね。ですから、その国費の額は保険料によって規定されてきてしま...全文を見る
○櫻井充君 今の数字、本当ですか。政管健保って中小企業の方々が加入されているんでしょう。ここが平均給与三百八十万……(「いや、二百四十四万円」と呼ぶ者あり)それが政管健保ですね。(「はい」と呼ぶ者あり)組合健保が……(「三百八十万」と呼ぶ者あり)三百八十万。分かりました。理解いた...全文を見る
○櫻井充君 定着した考え方だって、昔はサラリーマンの方々は一割負担だったんです。それは定着していたんですよ。だけれども、合わなくなったから二割負担になったり三割負担になっているんですよ。現在の経済状況の中で、どこが定着するって、これでやってくれっていうんですか。だから政管健保、ど...全文を見る
○櫻井充君 抜本改革なんでしょう。抜本改革なんでしょう、あなた。だって、いいですか、何回も言いますけれども、財政再建だと言っているんでしょう、個々の。財政再建で、そしてしかも負担は公平にしたいと言っているわけでしょう。抜本改革なんですよ。今あなたは詭弁でしょう、三つの保険が一緒に...全文を見る
○櫻井充君 全く公平じゃないんなら、それはそれで結構ですよ。私は不公平だと思っています。この制度の中でいったら、財源別構成でいったら、私は政管健保の組合の方々が一番負担を強いられていると思いますよ。私は不公平だと思います。  大臣、いかがですか。
○櫻井充君 大臣、社会保障制度というのは年齢に関係するものなんですか。社会保障制度というのは所得の再配分機構ですよ。税は応能負担なんです、基本的なことを言うとですね。つまり、そうなってくると年齢じゃないんです、所得なんですよ、本来はね。本来、今の日本の制度でいうと、大体年収五百万...全文を見る
○櫻井充君 私が申し上げているのは、四十代の方々の再配分された後の、いいですか、大臣、大事な点は、元々の所得の話をしているんじゃないんですよ。元々の所得は六十を過ぎると急激に落ちてまいります。それで二十代の、これは厚生労働省の資料ですよ、本当に、二十代の方々の辺りからが高くて、そ...全文を見る
○櫻井充君 全体の割り振りは結構でございます。  小泉総理、何とおっしゃっているか。サラリーマンの方も三割負担で、国民健康保険の方も三割負担で、みんな公平でいいじゃない、そういうふうにおっしゃっているわけですよね。ですから、負担が公平になるからいいんだという、そういう御趣旨じゃ...全文を見る
○櫻井充君 じゃ、改めて大臣にお伺いしますが、大臣としては今回のこういう財源構成というものは現時点ではベストだとお考えだということなんですね。
○櫻井充君 もう時間がなくなってきちゃったんですが、予定していたものの一問しかできませんでした。  景気のことについてちょっとお伺いしておきます、この次のために。  平成九年度に医療制度の改革がなされました。この平成九年度の改革によって、医療制度、もちろん、それから消費税の三...全文を見る
○櫻井充君 九年。九年に改正して、九年に負担を増やして、八年と十年とで景気がどうなっているか。
○櫻井充君 私が聞いているのは、医療制度改革で自己負担が増えたことが経済に悪影響を及ぼしていますかと。ないということですか。
○櫻井充君 今、大臣、そうおっしゃいましたけれども、金融危機とおっしゃいましたけれども、昨年だけで、昨年だけで中小の金融機関、五十もつぶれているんですよ。つまり、金融危機なんて終わっていないんです。  それからもう一つ、今GDPのことについて申されていらっしゃいますが、十一年、...全文を見る
○櫻井充君 時間が来ましたので……
○櫻井充君 分かりました、終わります。  一言だけ言わせてください。  先ほどの税収のことは、法人税収から何から全部減税されているのを差っ引いて、所得税減税も全部差っ引いて計算しております。それだけでございます。  ありがとうございました。
07月05日第154回国会 参議院 金融問題及び経済活性化に関する特別委員会 第3号
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○櫻井充君 おはようございます。  今の大臣の概要の説明をお伺いしておりまして、やはりこれだけ多くの金融機関が破綻すると、ちょっと通告してなくて申し訳ないんですが、本当に金融システムが安定しているんだろうかと、そういう気がいたしますが、大臣の御認識として今金融システムは安定して...全文を見る
○櫻井充君 要するには、システムは安定化したということなんですか。つまり、危ない金融機関は皆処理したから四月一日からは金融システムは安定したと、そう考えてよろしいんですか。
○櫻井充君 ちょっとおかしいと思います、そこは。なぜおかしいのかといいますと、新聞紙上はペイオフ解禁が国際公約であるかのように取り扱われていますが、基本的にはこれは、ここは一度、ちょっと話題違うんですが、確認しておかなきゃいけないんですが、ペイオフの解禁というのは、これは国際公約...全文を見る
○櫻井充君 「やぶにらみ金融行政」という本がございまして、これは大蔵省の方が書かれた本なんですよね。その方が何て書いてあるかというと、ペイオフというのは国際公約じゃないんだと。そのときにこの方が実際に担当されていたんだそうです。この当時は匿名で書いておりました。後で、自分がやった...全文を見る
○櫻井充君 不思議なのは、はっきり申し上げますと、大臣というのは何年か単位で替わっていきます。行政は継続しているんだということを我々委員会で何回も言われていますね。ですから、これはその当時の行政官の担当者ですよ。しかも、担当者で、この項を書いたときにはまだ役人であった時代に書いて...全文を見る
○櫻井充君 大臣、要するに我々、この先金融行政がどういうことを目指していっているのかがよく分からないところがあるんですよ。つまり、現時点でこれで本当にいいと思われているのか。それとも、今なんかはまだ、これから中小の金融機関は再編しなさいという話も出ていますよね。再編していってどう...全文を見る
○櫻井充君 そうしますと、金融庁が指導、金融庁主導で統廃合を図っていきましょうということではないということですね。  そうすると、これは確認ですけれども、例えば、合併をした場合に何らかの例えば税制的な優遇措置を取るとか、それからこれは新聞紙上に書いてあったことですから、これは確...全文を見る
○櫻井充君 済みません。ちょっとよく分からないんですけれども、金融庁が主導では合併は進めないけれども、合併しやすいような環境は作るということですか。それでいいんでしょうか。
○櫻井充君 それは、金融機関から望まれているから行政側が今そういう措置を取ろうとされているんですか。
○櫻井充君 大臣、私がお伺いしているのは、地域の金融機関から自分たちは合併したいから何らかの優遇措置を取ってくれという声が上がっているのかどうかということです。  大臣、例えば、この間の連結納税制度なんかは企業から上がってきているわけですよね。これは、世界的にそういうものがある...全文を見る
○櫻井充君 でも、それより圧倒的に大きいのは、ペイオフ完全実施しないでくれ、少し延期してくれないかという声の方が圧倒的に多いんじゃないですか。
○櫻井充君 それは、自分たちが努力をしたとしてもなかなか越えていけないものというのはあるわけですよね。大臣、私がよく生命保険会社のことを言うと、風評被害を招くからここの場でそういう名前を挙げないようにというふうによくおっしゃられますけれども。つまり、健全であったとしても、小さいと...全文を見る
○櫻井充君 この話をしようかどうしようか悩んでいたんですけれども、この間、仙台の銀行へ行ってまいりました。その銀行は、徳陽シティが破綻した際に、債権を全部とにかく自分たちが放棄してしまえばRCCに回ってしまうと。そうなってくると、ほとんどRCCに行けば融資を受けられなくなりますか...全文を見る
○櫻井充君 その社長はこうもおっしゃっていました。我々は地域の経済を支えていくという自負心がある、その一点で一生懸命頑張ってきているんだと。その地域を支えている金融機関が今望んできていることは一体何なのかというと、結局のところ、金融システムが安定するまで、そしてペイオフの完全実施...全文を見る
○櫻井充君 それでは、竹中大臣に来ていただいているので、ちょっと景気のことについてお伺いさせていただきたいと思います。  そして今、参議院の方に医療制度改革が回ってきておりまして、自己負担を更にまた求めるような改革の案になっております。この中で、竹中大臣の御意見をお伺いさせてい...全文を見る
○櫻井充君 はい。
○櫻井充君 特別減税を打ち切ったとか医療費の自己負担増とか、消費税を三%から五%に上げたと。個人に対しての負担というのは景気の悪化の原因の一つではないんですか。
○櫻井充君 その多様であったという中で、今金融システムというお話がございました。平成九年、十年当時でしょうか、あの当時の金融システムと今とを比べれば、確かに都市銀行においては安定しているのかもしれませんけれども、地域、今いろいろ議論してまいりましたけれども、中小の金融機関というこ...全文を見る
○櫻井充君 難しい問題を抱えているということは、まだ安定していないということですよね。
○櫻井充君 もう一つ。今、景気が底入れか底入れでないのかという話になってきていますけれども、平成八年と比較して、現時点というのは景気はいいと考えられるんですか。
○櫻井充君 ちょっと不思議なんですけれども、可処分所得、これは総務省からの発表のやつなんですね、うちの事務所で調べたのは。平成八年が四十八万八千五百三十七円で、これは平成十二年の数字なんですけれども四十六万四千七百二十三円と、また下がっている、ちょっとこれ、済みません、若干古いん...全文を見る
○櫻井充君 平成八年から九年で九兆円とおっしゃいました。そのとおりなんですけれども、しかし十年度で特別減税を行っていますから、結局、八年と比較してみると何が個人負担になっているかというと、結局医療費で一割から二割に窓口負担が引き上げられたことと、結局消費税しかないんですよね。 ...全文を見る
○櫻井充君 終わります。
07月11日第154回国会 参議院 厚生労働委員会 第18号
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○櫻井充君 民主党・新緑風会の櫻井充です。  亡くなった患者様の御冥福と、そして御遺族の方に心からお悔やみ申し上げたいと思います。  正直なところ、私は林参考人からの説明を受けて非常にがっかりいたしました。なぜなら、事故のことに関してきちんとした報告が私はなされていないと思っ...全文を見る
○櫻井充君 済みません、時間がありませんので端的にお答えいただきたいと思います。  なぜこんなことを申すかといいますと、この逮捕されたお医者さんが、手術でまずいことがあると記録類を直すことは病院でよくあった、なのになぜ私だけこうして責められるのか、こういうことを周りの人に漏らし...全文を見る
○櫻井充君 内部の委員会でも分かると思うんですね。つまり、ここの今日の場の中で、この主任教授がどうであったかという報告も私はあってもいいと思うんですよ。その点もございません。  それから、こういう報告もありますけれども、市民団体の医療事故市民オンブズマン、メディオからですけれど...全文を見る
○櫻井充君 私は、医者も含めて、神様じゃありませんから、事故を起こすというのはこれは至極当然のことなんだと思うんですよ。至極当然と言うとちょっと皆さんに怒られるかもしれないけれども、どんなに努力しても解決できないことはあると思っています。事実、私もがんを見落としたこともございます...全文を見る
○櫻井充君 厳しいかもしれませんが、天下の女子医大ですから、そういうことを、その名前があるからこそ、多くの患者さん方がこの病院に行けば間違いないんだと思って通院されるわけですよね。だからこそあえて厳しいことを言わせていただいております。  そして、その天下の女子医大でもこういう...全文を見る
○櫻井充君 是非、きちんとした対策を取っていただきたい。もう今までのことは今までのことで仕方がないと思いますが、これからこういうことが起こらないようにお願いしたいと思います。  済みません、あと一点だけ川崎協同病院にお伺いしたいんですが、この方は今回まあ安楽死ではないと先ほどお...全文を見る
○櫻井充君 終わります。
○櫻井充君 午前中の参考人の方からいろいろ意見をいただきました。その中で、私は本当に極めて残念だったのは、東京女子医大での原因の分析というものがきちんとなされていなかった点でございます。  これ、本当は坂口大臣に聞くのは私は筋違いなんだろうとは思うんですが、女子医大の問題のよう...全文を見る
○櫻井充君 私は、これは大臣にお伺いするのは筋違いと申しましたのは、女子医科大学というのはこれは管轄は文部科学省ですよね。それでよろしいんでしょうか、局長。
○櫻井充君 そうすると、改めてちょっと確認させていただきたいんですが、今、特定機能病院という話になりましたが、特定機能病院の指定を受けると厚生労働省ということなんですか、それとも、大学病院の附属病院というものはこれすべて厚生労働省の管轄の中に入るんですか。そして、もう一つ、その病...全文を見る
○櫻井充君 そうしますと、今回問題になりましたあの女子医科大学の胸部外科になりますよね、小児外科になるんでしょうか、あそこの管轄は文部科学省なんですか、それとも厚生労働省なんですか。あそこの部署がありましたよね、あれがちょっと今、本院にあったのかどうなのかがよく分からないんですけ...全文を見る
○櫻井充君 特定機能病院の返上ということなんですが、これは私は至極当然のことなんだろうと思うんです。  もう一つ問題になって、ちょっと済みません、これ通告していないんで後で御検討いただきたいんですけれども、あそこは心臓手術ができる全国で三か所の病院の中の一つだったと認識しており...全文を見る
○櫻井充君 ありがとうございます。  そして、もう一つ問題になるのは、カルテの改ざんのことなんだろうと思うんですね。これまで処罰されることがなかった。これが、カルテというものがどういうものの扱いを受けるかということが今までずっと議論になってまいりましたから、ですから、カルテの改...全文を見る
○櫻井充君 どうも、慎重に検討するとかいういろいろ言葉が出てくると、どういうことなのかよく分からないんで、最後にもう一度、検討いたしますということになっておりましたから、つまりは法律上罰則規定を設けると、これを検討されるということなんですね。
○櫻井充君 済みません、今日は傍聴の方、一杯来られていますよ。慎重に検討すると検討するの違いを教えてください。
○櫻井充君 要するに、難しいときは慎重に検討するということなんですね。それで、やるときは検討しますという、そういうことなんでしょうか。  しかし、世論が今どういうことなのかということはやはり判断していただきたい。そして、しかも今までは備忘録というんでしょうか、そういう位置付けだ...全文を見る
○櫻井充君 明快な答弁ありがとうございます。是非、前向きに今度は御検討いただきたいと思います。  もう一つ、(発言する者あり)前向きにはまた違うんですか、これは。  医療事故のことなんですが、最近増えてきたということではなくて、私は、最近その医療事故が分かるようになってきただ...全文を見る
○櫻井充君 その点でいうと、一番最初に人の問題だとおっしゃいましたが、正しくそのとおりなんだろうと思うんですよ。つまり、今の自分たち現場にいて思うことは、余りに人員配置が少な過ぎて、日常、勉強する時間もなかなかない、それから患者さん方に説明している時間もないということが私は一番大...全文を見る
○櫻井充君 九年と、私、最近の直近のデータが欲しいだけなんですけれども。要するに、九年の改正、あそこのところで、抜本改革をします、病床減らしていきますということになっていたんだろうと思うんですが、そのときの数と現在とでどのぐらい減ったんですか、変わったんですかということです。
○櫻井充君 これで二つ問題があると思っています。一つは医療費の問題です。もう一つは医者の人員配置の問題になるんだろうと思うんです。つまり、人口当たりでいうと決して日本は少ないわけではないんですが、大学病院に人がやたらいるとか、それから都市部に集まっているということがあってどうして...全文を見る
○櫻井充君 実は、前回の私の質問の際に各委員の皆さんに資料をお配りして、今日はもう持ってこなかったんですが、入院医療費と病床数の相関というのは、これは取れているんですよ、きれいに。きれいに取れているだけじゃなくて、世界と比較したときに、例えば日本は、これで見るとアメリカの三倍ぐら...全文を見る
○櫻井充君 おっしゃるとおりだと思います。そのことをどういう形でやっていくのかということになるんだろうと思います。  一つは、これは銀行の統廃合と一緒になるのかどうかは別ですけれども、病院自体の、ある意味、合併というようなものも考えていかなきゃいけないのかもしれないですね、本当...全文を見る
○櫻井充君 それから、医療事故の中で、もう一回医療事故に戻るんですが、医者のミスといいますか、医者の診断、治療、そういったもので亡くなっている方々というのも随分いらっしゃるんだろうと思うんです。私たちも、一生懸命やっていても全部のことについて知っているわけではありませんから、知ら...全文を見る
○櫻井充君 アメリカでは自動車事故より多いんじゃないかと、そういう指摘があるわけですよね。日本も恐らくそのぐらいの数字になるんだろうと思っています。  ですから、まずその実態をきちんと調査することが極めて重要なことだと思っておりますし、そしてもう一つは、医者のレベルを上げていく...全文を見る
○櫻井充君 八月に、今まで審議がされていた、意見は今まで随分出てきたということですが、しかしやはり厚生労働省としてどういうことを考えているのかというのを見てみないと、やはりこちら側は何も分からないまま、こういうことがいいんじゃないかといっても、でき上がったものが全然違っていればこ...全文を見る
○櫻井充君 是非、この点は極めて重要な点なので、お約束いただきたいと思いますが、いかがでございましょう。
○櫻井充君 それともう一つ、今、党の中でも研修医問題の検討を行っているんですが、そこの中で出てきているのは、卒前研修を一体どうしていくのかということが極めて重要なことだということになりました。  卒前研修といいますか、卒前教育は、結局は、これは厚生労働省というのは何らかの形で意...全文を見る
○櫻井充君 文部省の方々には大変申し訳ないんですけれども、医者ってどうあるべきなのかということを私は御理解いただけていないと思うんですよね。  ですから、本来であれば、ある部分のところか、あるところから医学教育の部分に関して言ったら、主は厚生労働省になるべきじゃないのかなという...全文を見る
○櫻井充君 是非、もう少し厚生労働省主導で生涯教育みたいな、医者の、そういうことをきちんと作られて私はやっていただきたいと思っているんです。  もう一つ言えば、もっと言えば、入学のときだってどうするのかって議論した方がいいと思っているんですよ。それは何かというと、最近も話題にな...全文を見る
○櫻井充君 是非、国民の皆様にいい医療が提供できるような体制をきちんと作っていただきたいと思いますし、我々もそのことに関して努力していかなければいけないだろうと思っています。  それから、済みません、健康保険法のところに戻りますが、医療費をどうやって削減していくのかと。さっきベ...全文を見る
○櫻井充君 是非そういう分野に研究費を付けていただきたいと思います。そのことが、先ほども言いましたけれども、医療費全体を削減できるだけではなくて、結局、歩行できなかった人たちが歩行できるようになってくる、それから痴呆が進んでいた人たちが止まってくるということになってくると、クオリ...全文を見る
○櫻井充君 あと最後にもう一つ、医療機器の問題についてお伺いしたいと思います。  つまり、日本の場合には、MRIとかそれからCTスキャンというのが大体世界の三倍から五倍ぐらいございます、人口割にするとございます。そうすると、いろんな問題があるんだと思うんですよ。患者さんからして...全文を見る
○櫻井充君 はい。毎年MRIを撮られるのはいいかもしれないけれども、それが無駄な医療費なんですよ。今回の改定でもう一つ厚生労働省考えていただきたいのは、私の知り合いの医者が去年の十月にMRIを買ったんです、整形外科の医者でですね。だけれども、急に四月の一日にぽんと三分の二に保険点...全文を見る
07月18日第154回国会 参議院 経済産業委員会 第25号
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○櫻井充君 おはようございます。民主党・新緑風会の櫻井充です。  ちょっと通告なくて大変申し訳ないんですが、平沼大臣、大原則をちょっとお伺いしたいんですが、日本の石油政策というんでしょうか、それの根本的な理念といいますか、どういうことを政府がやっていかなければいけないという、ま...全文を見る
○櫻井充君 おっしゃるとおり、安定供給ということが極めて重要な点なんだろうと思うんですね。  しかし、そこの中で、今自主開発を行って、いわゆるひも付き油田というんでしょうか、ひも付きというんですか、輸入というんでしょうか、それが極めて重要だというお話をされました。私はその点はち...全文を見る
○櫻井充君 ですから、地域をどうしていくのかという議論も今後やっていかなければいけないことだと思っていますし、それから石油外交というんでしょうか、今までどうも調べて、いろいろ話をお伺いしてみると、日本が頼んで石油を掘らせてもらっているという感じなんですね。ところが、最近は、聞いて...全文を見る
○櫻井充君 それは結構です。理由だけ教えてください。
○櫻井充君 経済状況、そういうお話があるかもしれません。  じゃ、別な観点でいけば、確認されている埋蔵量を比較した際に、六六年から七二年の段階では十二億バレルあるわけです。そして、七三年から八四年は二十八億バレルですから、これは為替とか原油価格に全く関係ないんですよ。  つま...全文を見る
○櫻井充君 そこの分析がきちんとできないと、結局形だけ変えて、新しい独立行政法人ができ上がったとしても何ら変わらないんだろうと思うんですね。  そこで、石原大臣にお伺いしたいんですが、今回のこの改正のいい点もあるでしょう、そして問題点がないとお考えなのかどうか、その点について御...全文を見る
○櫻井充君 おっしゃるとおりなんだと思うんですよ。  そこの中で、今、石原大臣、石油特会の話を出されました。その特別会計の在り方そのものを考えていかないと行政改革というのは進まないんじゃないかと私は思うんですが、その点についていかがでしょう。
○櫻井充君 現時点で石油特会に関しての何か問題点があるとはお思いですか。つまり、このまま独立行政法人ができた際に、この石油特会のままでいいとお考えですか。
○櫻井充君 そこで、石原大臣、もう一つ。  今回、石油公団ともう一つ金属鉱業事業団と両方一緒になるわけなんですよ。そうすると、会社は一つになってスリムになったように感じますけれども、恐らくこれは、ここの会計システムはどうなるかというと、石油の方は石油特会から財源が拠出されるとい...全文を見る
○櫻井充君 そうしますと、会計はこれは公団になるんですか。そこがある一つのところからの財源で運営されるようにという方針なんですか、基本方針は。  これは平沼大臣に伺った方がいいんでしょうか。
○櫻井充君 そうしますと、会計がばらばらだったとすると、この二つが一緒になるメリットとは一体何なんですか。
○櫻井充君 しかし、ちょっと根拠法がなくなっちゃったんですが、石油特会というのは、石油に関することの調査とかそういうものに関しては使ってはいいことになっていますが、ほかのものの開発とかそういうものに関して使っちゃいけないことになっているんじゃないでしょうか。  つまり、そこの特...全文を見る
○櫻井充君 いや、こういう場合、石油特会というものを、例えば特会を残すのがいいかどうかはまた別ですよ。しかし、例えばエネルギーならエネルギー全体のために使えるように特会を変えればいいんですよ。  例えば、ここのところに、見付かりました、設置法のところにこう書いてあるわけですよ。...全文を見る
○櫻井充君 石原大臣にお伺いしますが、今の法律じゃ難しいんですよ。行政改革というのは、今変えなきゃいけないわけでしょう。それをいい方向に変えていきませんかという、こちら側からすれば提案なんですよ。だって、今までは金属とか、それと石油とが別にやっていたわけでしょう。それを効率的にや...全文を見る
○櫻井充君 おっしゃるとおり、最終的に一般財源になるんであればそれはそれでいいんだと思うんです。ただ、特別会計のメリットといいますか、これどうあるべきなのか、これから議論しなきゃいけないんですが、憲法上、日本の予算というのは単年度主義なんですよ。そのために硬直化してしまう問題があ...全文を見る
○櫻井充君 ありがとうございます。  それともう一つ、石特会計からいろんな公益法人に向けて予算が計上されているんですが、その前に、ちょっとよく分からないのは、これは平成十四年度の特別会計です。その特別会計の中でこういう融資を石特会計から行われているんですが、例えば、日本政策投資...全文を見る
○櫻井充君 何で単純に、例えば日本政策投資銀行が融資する際に金利減免する、そういう措置じゃ駄目なんですか。
○櫻井充君 でも、この特別会計というのは、一回、税金は一回一般会計に入って、それで必要な分だけが特会に回ってくるわけでしょう。だったら、何もこちら側に、特会にわざわざ回した後に利子補給とかしなくたっていいじゃないですか。
○櫻井充君 もう一度改めてお伺いしますが、日本政策投資銀行とかが金利の減免を直接行えばいいんじゃないですか。それはなぜできないんですか。
○櫻井充君 全然答弁になっていませんよ。何でそれができないかと言っているんですよ。  じゃ例えば、例えばの例を挙げましょう。住宅金融公庫での融資の例を見れば、低額所得者と高額所得者で金利違うんですよ。これは政策的なものでしょう、国の。低額、低所得者の方々には低金利で融資して、要...全文を見る
○櫻井充君 先ほども言いましたけれども、石油税は全額ここの石特会計に入ってきているんじゃないんですよ。一回一般会計に行って、石特会計で予算ちゃんと積み上げて必要なものだけ要求しているんです。だから、一部分は一般会計に回っているんですよ。そういうことでしょう。だったら、その部分から...全文を見る
○櫻井充君 もっと大胆にやって、早くやってくるというのは私は小泉内閣の特徴かと思っておりましたが、随分変わったんでしょうか。  もう少し言いますと、例えばこれ、全国石油協会というところも何をやっているかというと、信用保証事業とかやっているわけですよ。これはどういうところかという...全文を見る
○櫻井充君 おっしゃるとおりでして、ここで銀行の話してもしようがないのかもしれませんが、一九三〇年代のアメリカと今極めて似ているような状況にあるんだと思うんですよ。つまり、民間の金融機関がリスクを取れなくなって、そして経営の不安に陥って結局国債を買わざるを得ないような状況になって...全文を見る
○櫻井充君 是非よろしくお願いします。  それで、例えば、私がぱらぱらめくった中だけでも、例えばこれは財団法人石油産業活性化センター、これホームページなんですが、例えばその調査研究事業の中に新燃料開発に関する調査というのがあるんですが、これは新エネルギー財団と全く重複しているん...全文を見る
○櫻井充君 是非お願いしたいと思います。  だって、石油公団と金属鉱物資源機構ですか、これが一緒になっているんですよ、こんな全然違うものが。エネルギーという観点で一つにしたって先ほど大臣はおっしゃったじゃないですか。さっきの国際交流なんという観点からいったら正しく同じことじゃな...全文を見る
○櫻井充君 失礼いたしました。是非よろしくお願いいたします。  最後に、石原大臣に、民主党が今提案しています内部告発者保護制度、こういう言い方をするとなんですから、公益開示法と我々は呼んでいますが、このことについて御意見をお伺いしたいんですが、今年の参議院の予算委員会、ちょっと...全文を見る
○櫻井充君 三月でしたから、勉強した結果はどうなっているんでしょうか。
○櫻井充君 しかし、これは四月の二十二日に内閣の中での中間報告でこういうものが検討項目だと挙がり始めているんです。  ただ、これは、私、内閣の中で、こちらは民間事業者に対してだけなんですよね。要するに、雪印の問題とかダスキンでしたか、いろんな問題があったので、こういうことが消費...全文を見る
○櫻井充君 是非こういうことを検討していただきたいと思うのは、心ある当時大蔵省の役人が、ノーパンしゃぶしゃぶの件に関して上司に対して異議申立てをしたときに、一週間後にマレーシアに飛ばされました。それから、私、昨年、鈴木宗男さんのケニアのODAの案件に関して公電を入手することができ...全文を見る
07月18日第154回国会 参議院 厚生労働委員会 第20号
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○櫻井充君 民主党・新緑風会の櫻井充です。  坂口大臣、これだけの大きな法案の今審議中なんですが、今日は副大臣が来られておられないようですけれども、執務、大変ではないんでしょうか。
○櫻井充君 大変だと思いますので、本来やはり副大臣を置かれた方がいいんじゃないかなとも思うんですが、いかがでございますか。
○櫻井充君 坂口大臣がいろいろ、私もクロイツフェルト・ヤコブ病などで大変お世話になりましたし、いろんな大きな問題を解決されていらっしゃることはもう重々承知しておりますが、やはり国のシステムとして副大臣を置くということになっているわけですから、やはりそこは国会の開催中でもあって、私...全文を見る
○櫻井充君 そして、厚生労働省にお願いがございます。  医療法のこれは二十三条になる、二十五条ですか、二十五条の三項若しくは四項のところになるのかもしれませんが、とにかく、特定機能病院の業務が法令若しくは法令に基づく処分に違反している疑いがあり、又はその運営が著しく適正を欠く疑...全文を見る
○櫻井充君 はっきりしてください。法律上にこう書かれているから要求しているんです。やってください。
○櫻井充君 もう一つ、平柳さんと女子医科大学で覚書を交わしております。その覚書の中で、今後とも万一の事故発生時においては事故原因の調査を適切に行い、患者及びその家族、遺族に対して調査結果についての誠実な説明、報告を行うものとすると、こういう覚書を交わしておられる。  この明香ち...全文を見る
○櫻井充君 しかし、審議会の方でこの間御審議いただいたわけですよね。女子医大の特定機能病院の取消しをするかしないかという御審議をいただいたはずです。その際に、証拠書類といいますか、必要な書類なんでしょうか、それとして、そのAさんの件が提出されているはずですけれども、いかがでしょう...全文を見る
○櫻井充君 その資料の中に、きちんと調査してほしいという申入れを行ったという、その一行が書いてあるんですけれども、そちらにその資料ございませんか。
○櫻井充君 それだけじゃないんですよね。Aさん親子は、説明されなかっただけじゃなくて、今井教授に手術をお願いしたいのであれば百万円出せと、そういうことも言われているんですよ。そのことについても調べられていらっしゃいますか。
○櫻井充君 この件についてもきちんと調べていただきたいと思うんです。  それで、実はこういうことが数年前にあったわけです。今井教授が、今、別な病院に赴任させられたお医者さんがいらっしゃいまして、医療事故を起こしました。そのときに瀬尾医師もそこの場に立ち会っていたんですが、今井教...全文を見る
○櫻井充君 この間、林院長から結局虚偽の報告を私はされていると思っておりますし、今井教授に対しては何の取調べも行っておりません。今井天皇と呼ばれていたんですから事実なんだろう、仕方がないんだろうと思いますが、その意味において、当委員会で私はこの問題をきちんとしていくためには、今井...全文を見る
○櫻井充君 さて、健康保険法の中で医療費の削減ということを、医療費をどう抑制していくのかとかいろんな議論されているわけですが、私は何といっても、医師をどうやって育てていくのか、いい医師を育てていくことが一番大事なことなんだと思っております。  そこで、この女子医大の問題を取り上...全文を見る
○櫻井充君 しかし、その厚生省の所管の病院でありながら、残念ながらその病院が不適格であったとしても現時点で厚生省が取り消すことができないという法律の内容かと思いますが、私の認識はそれで間違っているんでしょうか。
○櫻井充君 現行法で、こういう病院で何かいろんな問題が起こったときに取り消すことは可能ですか。
○櫻井充君 指導を行うということがあったとしても、指定の取消しはできないんじゃないですか。  ここにありました。医師法の十六条の二のところにあるんですけれども、「医師は、免許を受けた後も、二年以上大学の医学部若しくは大学附置の研究所の附属施設である病院」と書いてあるんですね。結...全文を見る
○櫻井充君 もう一点申し上げておきますと、私は看護記録もここに入手しておりますが、看護記録も恐らく改ざんされているんだろうと思います。  ほとんどの内容が、どの子供さんを見ても同じような内容で、日勤の記録者の名前、そしてその次の日の準夜のときに、この方は記録もされているんですけ...全文を見る
○櫻井充君 心臓の移植手術が行われている、こういう指定病院だとすると、やはり心臓の手術を行っていて、その手術成績というのは極めて重要なことになるんだろうと思うんです。この手術成績を提示してくださいということぐらいは私はできるんじゃないかと思いますが、全体の成績とか、そういうものと...全文を見る
○櫻井充君 それじゃ、全国で三か所しか心臓移植が認められない施設なんですね。この施設が、済みません、これは通告しておりません。答弁できなければ後で資料いただきたいと思いますが、この要件は何ですか。なぜこの病院が指定されているんですか。
○櫻井充君 そしてもう一つ。こういうところは一回指定されてしまったら、その後は何があっても取り消されないんですか。どういう場合には取り消されるんですか。その取り消し要件というのは決まっているんですか。
○櫻井充君 そうです。
○櫻井充君 合議的に決めているというのは、だれが参加されて合議的に決めるんですか。そして、合議的に決めている際に、何を参考にして、どういうデータを参考にして議論されるんですか。
○櫻井充君 そうすると、過去の実績ですね。でも、また年が経てくれば本当にいいかどうか分からないわけであって、もしかするともっといい病院があるかもしれないわけです。そうなってくると、適切か適切でないかということは、ある程度単位年度を置いて、その時点でもう一度見直してみるということは...全文を見る
○櫻井充君 それでは、検討していただいて、その結果を後で御報告いただきたいと思います。  それから、別な話になりますが、ちょっとこれも健康保険法から外れて申し訳ないんですが、ダイエットの食品で随分被害者が出ております。ただ、今回のダイエットの健康食品ですが、たしか三月ぐらいにイ...全文を見る
○櫻井充君 結局、後手後手なんですよね。  この健康食品というのの所轄もこれは厚生労働省でよろしいんでしょうか。
○櫻井充君 BSEのときと全く一緒ですね、これは。BSEのときだって、注意喚起か何かしたわけですよ、肉骨粉を使うなと。それで、結局のところは、水際で止めていたつもりかもしれないけれども止まっていなかったというのと全く同じじゃないですか。薬害エイズのときも同じだし、クロイツフェルト...全文を見る
○櫻井充君 これまでの行政措置というのは適切だったとお思いですか。
○櫻井充君 それでは、今、行政だけでは難しいということになってくる。だとすると、あとはどういう形でその被害に遭わないようにすることができるんでしょうか。  つまり、個々人が購入した際に、その個々人の知識で、何らかの成分の名前が書いてあって、その成分の名前から自分はこれは危ないか...全文を見る
○櫻井充君 つまり、これはもう販売しているだけで違法なんですか。
○櫻井充君 これ、仮に健康食品という位置付けになった場合はどうなるんですか。
○櫻井充君 しかし、何回も繰り返しますが、健康食品という位置付けになった場合には、そうすると、これはどういう網を掛けることが可能になるんですか。薬事法ではなくなるわけですね。
○櫻井充君 ちょっと別な角度からお伺いしたいんですが、このフェンフルアミン自体は今、日本では販売なり、どんな製品でも結構ですが、販売なり使用はできないことになっているんですか。
○櫻井充君 これは、まだこれまで認可されていなかったということなんですか。それとも、アメリカやイギリスのように認可されたものが取り消されたということなんですか。
○櫻井充君 そうすると、こういう事故をこれから減らしていくためにはどういう手だてができるとお考えなんでしょうか。  もちろん、根底にあるのは、やせれば美しくなるんだという勘違いするようなコマーシャルを流したりとか、本当にもう雑誌からテレビからラジオから、何でもやせればいいみたい...全文を見る
○櫻井充君 被害者がこれ以上出ないように、できるだけ努力していただきたいと思います。  それでは、前回、ベッドの削減のことについてお伺いいたしました。そのときに、ほとんどベッドが減っておりませんでした。今回、ちょっとびっくりしたことがあるんですが、これは千葉県の例です。千葉県の...全文を見る
○櫻井充君 不思議なんですよ。それは現行のベッド数がもう、これは今のところで足りないという規定、考え方じゃないですか。だからそれに上乗せしなきゃいけないですねということでしょう。この間の御答弁違っていましたよ。この間は宮路さんだったかもしれません。  この間の話では、現行のベッ...全文を見る
○櫻井充君 減っていないじゃないですか。  この間答弁もらったとき、何床だったか忘れましたけれども、増えていますよ。減らしてある傾向なんて全然違うじゃないですか。ベッドが多ければ医療費がどんどんどんどん増えていくからベッド削減しなきゃいけないとおっしゃっているわけでしょう。平成...全文を見る
○櫻井充君 おっしゃるとおりなんです。この間、私、そのことについて指摘させていただきました。要するに、住宅政策などでやっていくんじゃないだろうかということ。  となると、この地域に病院を造ること、ベッドを増やすことじゃないんですよ、大臣の今の御答弁でいえば。その地域こそモデル地...全文を見る
○櫻井充君 だって、今、土地の問題の話もされましたけれども、別に、そこに病院造るわけですから、別に病院じゃなくて介護の施設でもいいんだと思うんですよ。そしてもう一つは、社会的入院で、これからとにかく、リハビリも兼ねてでも結構ですけれども、そういう人たちの施設を同じような敷地内に造...全文を見る
○櫻井充君 では、是非御検討いただきたいと思います。  それから、入院費のことに関してもう一つ提案がございますが、いわゆる院内感染がございます。その院内感染の患者さん、要するに抗生物質が効かなくなったりとか、MRSAとかいろんな菌が発生して肺炎を起こしたりとかすると一体どうなる...全文を見る
○櫻井充君 果たして今のやり方で実効性はどれだけあるんでしょうか。つまり、いろんな教育をしますといったって、現場できちんとやれなければ全く、残念ながら机上の空論でしかないんだと思うんですね。  私が一つ提案させていただきたいのは、今は治療したら何点なんですよ、院内感染に関して言...全文を見る
○櫻井充君 大臣、正しく本当におっしゃるとおりだと思うんです。何か九月に内閣改造があるのかもしれませんが、是非、大臣、また続けて厚生大臣やっていただきたいなと私は思いますが。  本当にそういうことなんだと思うんですね。そして、そういう努力をして医療費が増えてくるということになれ...全文を見る
○櫻井充君 是非、国民の皆さんが納得できるような、そういう形にしていただきたいと思います。  それからもう一つ。これは救急医療をやっている現場の先生からいただいた声なんですけれども、医師の労働条件、特に救急医療をやっている方々は、当直をやると、何時間でしょうか、三十六時間ほとん...全文を見る
○櫻井充君 賃金云々じゃなくて、労働条件のことなんですよ。  私も全く寝ないでその後次の日勤務したこともありますけれども、もしその夜も基本的に、例えばもうこの日は当直というふうに割り当てられたとすると、週四十時間というまず労働条件が決められているわけですよ。三十六時間続けて働い...全文を見る
○櫻井充君 そうすると、救急病院なんかの場合に、勤務をする、そして日常ほとんど、例えば睡眠時間が数時間とかそういう確率だったとすると、ここは基本的な労働時間の中にもう当てはまると考えていいわけですか。  なぜかというと、過労死している人もいるからですよ。体の具合が悪くなっている...全文を見る
○櫻井充君 おっしゃるとおりだと思うんです。  それで、急性期病院、慢性期病院となったときに、急性期病院の人員配置というものをもう一度考え直さなければいけないと思っていますし、労働条件というのも改めて検討し直さないとなかなか難しいんじゃないだろうかと、そう思っています。  そ...全文を見る
07月19日第154回国会 参議院 金融問題及び経済活性化に関する特別委員会 第4号
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○櫻井充君 今の広中委員との質疑応答を聞いていて、ちょっと柳澤大臣にお伺いしたいことがあるんですが、先ほど、CRAのことに関して人種だというお話をされました。確かに、そういう面も元々の起こりはあったんだと思うんですよ。しかし、実際、その人種ということを全く除けば、結局は融資されな...全文を見る
○櫻井充君 今、マーケットメカニズムとおっしゃいました。それから、大臣、よく金利を、それに見合った金利を取れというお話をされますよね。その点でいうと、公的金融機関がある限り、これだけ巨大に貸し出している公的金融機関がある限り、マーケットメカニズムというのは働かないんじゃないですか...全文を見る
○櫻井充君 本当にそうでしょうか。  対GDP比で見たときに、日本の公的金融機関の貸出し残高というのは三四%ぐらいだったと思います。フランスが多い多いと言われても一四%でして、それからアメリカ、ドイツは四%台です。イギリスは一%台なんですよね。その数字から見たときに、公的金融機...全文を見る
○櫻井充君 住宅金融公庫が僕は典型的な例だと思うんですよ。これは銀行の方々と話をすると、住宅ローンのところに入っていきたくても、まず抵当権が、第一抵当権が公的金融機関であるということと、それから向こう側は利子補給を受けているということになってくると最初から競争なんかできるはずがな...全文を見る
○櫻井充君 それで、もう一つ、オーバーバンキング、オーバーバンキングという話になるわけです。そのオーバーバンキングというのは、これは金融機関の数を意味しているわけじゃないですよね、大臣。まず、ちょっとそこの認識からお伺いしたいんですけれども。
○櫻井充君 そうすると、私の認識と全く同じなんだろうと思うんですよね、大臣。定量的にというお話のところになってくれば全く同じだということですよね。  そうすると、やはり政府系の金融機関が縮小していかない限り、逆のことを言うと、だって政府が最初にやればいいだけの話じゃないですか。...全文を見る
○櫻井充君 御指摘のとおりだと思います。  そして、ただしそこの、公的金融機関の整理というのは、前にもお話ししたとおり、柳澤大臣に権限があるんですよ、法律上に。ですから、今そういうことをおっしゃるのであれば、吟味しなさいじゃなくて、金融庁にはそこの権限があったじゃないですか。あ...全文を見る
○櫻井充君 竹中大臣にお伺いしますが、その市場原理を導入することによって民間を活性化してということを常々大臣おっしゃっていますよね。  今の議論の中で、やはり政府が、僕は柳澤大臣の話をお伺いして、もっともだと思ったんです。政府は確かにやり過ぎだったかもしれないと。そこのところを...全文を見る
○櫻井充君 それと、先ほどの広中委員とのやり取りの中で、銀行がどうして手を挙げて自分たちも銀行をやりたいと参入してこないんだと柳澤大臣おっしゃっていましたよね。  たしかソニーとかヨーカ堂が参入する際に随分議論があって、なかなか我々から見ていると簡単に認可されなかったような感じ...全文を見る
○櫻井充君 どうも、まあ分かりました。  ただ、このときにかなり、なかなか参入できなかったんで、これはちょっと大臣怒らないで聞いていただきたいし、これは大臣、名誉のためにお答えいただきたいことがあるんですが、イトーヨーカ堂が参入する際に東急エージェンシーが絡んでいて、その東急エ...全文を見る
○櫻井充君 どうもありがとうございました。
07月25日第154回国会 参議院 厚生労働委員会 第22号
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○委員以外の議員(櫻井充君) 大脇委員にお答えいたします。  まず、医療機関の規模ですけれども、今回、この医療適正化委員会に外部の方に加わっていただくという要件を定めておりますので、その費用負担を考えますと、やはり百床規模以上の病院がふさわしいのではないかというふうに考えており...全文を見る
10月18日第155回国会 参議院 金融問題及び経済活性化に関する特別委員会 第1号
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○櫻井充君 委員長の選任は、主宰者の指名に一任することの動議を提出いたします。
11月07日第155回国会 参議院 財政金融委員会 第3号
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○櫻井充君 おはようございます。  今日は、竹中大臣の現在の金融そして経済状況の基本認識をお伺いさせていただきたいと思います。  まず最初に、何回もこれは聞かれていることかと思いますけれども、現在、金融システムというのは安定しているとお考えなんでしょうか。
○櫻井充君 九八年の金融危機と言われたあの時期と比べるといかがでございますか。
○櫻井充君 要するに、九八年ほどは悪くないということでよろしいんでしょうか。
○櫻井充君 簡単にお答えいただければいいです。
○櫻井充君 それでは、金融機関の健全度という点で比較したときに、九八年と現在とではどういう状況だと考えていらっしゃるでしょうか。
○櫻井充君 どうもはっきりとしない部分があるんですが、情報が公開されていないというお話ですので、例えば、じゃ昨年の今ごろと比較して、金融システムは安定しているとお考えなのか。  もう一つ、金融機関の健全性という点で、現在と、今と、どちらが悪いとお考えなのか。
○櫻井充君 今、大臣、昨年よりも健全性という点では悪化しているんじゃないだろうかというお話でした。しかし、昨年の下半期六か月に破綻した金融機関の数と今年の上半期の金融機関の破綻した数、ちょっと正確な数字を教えていただきたいんですが、これを単純に比較すると圧倒的に違うように思うんで...全文を見る
○櫻井充君 昨年の方が金融機関の健全性はいいんじゃないかというお話でした。しかし、実態は四十五の金融機関が破綻している。これはどうしてなんですか。
○櫻井充君 ペイオフの一部解禁があったから危ない金融機関は破綻させたと。そうすると、この四月からは、柳澤大臣がおっしゃっていたように、すべての金融機関は健全なんだというお話だったかと思うんですね。しかし、竹中大臣の御認識では、現在と昨年の今ごろとを比較すると、むしろ今の方が健全性...全文を見る
○櫻井充君 そうしますと、竹中大臣の今の御答弁ですと、今回の金融再生プログラム等が出されています、金融庁から。これは、今年の三月の時点の決算書を見て作られたわけですか。
○櫻井充君 万全ではないとおっしゃっていました。万全ではないのに現在の状況はよく分からないということであったとすると、万全ではないというお答えというのは、これは三月の時点で万全ではなかったけれども今は分からないと、そういうことですか。
○櫻井充君 今、将来どういう展望なのかということをいろいろ検討されているというお話でしたが、その根拠となる数字は、じゃいつの数字なんですか。今数字も何もなくて、今年の三月の決算書だけからどういうことをもってして判断されているんですか。
○櫻井充君 じゃ、三月でも結構ですけれども、今、伊藤副大臣がおっしゃっていたのはですよ、竹中大臣、四十五の金融機関を破綻させたというのは、ペイオフを控えて危ない金融機関を整理しましょうと、整理という言葉がいいかどうか分かりませんけれども、そういうことで四十五の金融機関を破綻に追い...全文を見る
○櫻井充君 そうすると、主要行と、それからそうではない中小の金融機関とでは現状は違っているということでよろしいんですね。
○櫻井充君 要するに、大臣がどうお考えなのかよく分からないんですよ。  なぜこんなことをお伺いしているかといいますと、その、じゃ万全でないと、金融システム自体が万全ではないと、それから金融機関の健全性も決して健全とは言えないというお話ですよね、今の感じですと。そうすると、健全で...全文を見る
○櫻井充君 その具体的な問題は何ですか。より強い金融システムを作るための具体的な問題は何ですか。
○櫻井充君 そうしますと、その資産査定に問題があったとお考えなんですね。
○櫻井充君 柳澤さんは、そういう査定に関してきちんとやっているってずっと御答弁されていたように思うんですよ。大臣が替わった途端に金融庁全体としての考え方が変わったんでしょうか。
○櫻井充君 要するにきちんとしていないということですか。要するに、更にやらなきゃいけないというのは、今まではきちんとやっていた、やっていれば別にこれ以上厳格も何もないわけでしてね、更に何とかということは、やっぱり今まではきちんとしていないということですか、じゃ。
○櫻井充君 じゃ、更に高い目標って何ですか。具体的に言ってください、具体的に。
○櫻井充君 今の、構造改革ってばくっとおっしゃいますけれども、具体的に言うとどの部分の構造改革をやるために強い金融システムが必要なんですか、じゃ。
○櫻井充君 そうすると、今は資金配分ができていないという認識なんですね。
○櫻井充君 具体的に言うと、どの分野が生産性が低いと、そうお考えなんですか。
○櫻井充君 不思議なのは、もし金融機関側に例えば融資する資本が少ないんだったとすると、今の大臣のお話ですと、本来融資しなくてもいいようなところに融資していて、融資すべきところに融資していないというようなお話なんですよ。ですが、もしそうだったとすると、融資するべき資本というものが金...全文を見る
○櫻井充君 じゃ、なぜ国債買うんですか。収益率の低い国債になぜシフトしなきゃいけないんですか。別に国債にシフトしないで、そういうふうに大臣おっしゃるんであれば、将来有望な企業のところに国債を買わないで貸出しすることができるじゃないですか。
○櫻井充君 大臣、今、リスクアセットを増やしたくないから国債の方に向かっているんじゃないかというお話しされていましたよね。  ということは、金融機関は自己資本不足にもう陥っていると。本来であれば優良だと考えられるそういう企業に貸し出したいんだけれども、リスクアセットの問題がある...全文を見る
○櫻井充君 リスクアセットの中に不良なものがあろうがなかろうが、一般の貸出しはたしかリスクウエート一〇〇ですから、不良なものがあろうがなかろうが関係ないんじゃないんですか。  つまり、分子の部分の引き当てというところではかなり大きな影響を受けると思うんですよ。不良であれば、まあ...全文を見る
○櫻井充君 今の大臣のお話は、あくまで金融機関側からの貸出しの問題なんですよね。金融システムというのは、借り手である企業の問題もあるわけです。そうすると、企業側は今どのように考えていると御判断されているんですか。
○櫻井充君 ちょっとよく分からないんですが、要するに、企業側は今お金を借りて設備投資をしたい、つまりお金を要するに市場で流通させたいと、そう思っているか思っていないかです。その点はいかがですか。
○櫻井充君 しかし、そこのところをきちんと分析しないと、なぜ金融システムが安定していかないのかという、そこの結論をなかなか得られないんじゃないかと思うんですよ。  つまり、九八年に確かに金融危機を迎えたから、金融機関の健全性というのを求めたくなることはよく分かります。しかし、金...全文を見る
○櫻井充君 実質金利って今どのぐらいなんですか。
○櫻井充君 そこのところが要するに幅がある。その幅の中で低いところを取ればそれほど高くないでしょうし、高いところを取ればきっと高いんでしょう。そこのばくっとした議論が本当に、要するにその議論が本当に正しいのかどうかというのは、これはまたやり始めたら大変なことになる。  その前に...全文を見る
○櫻井充君 これからと今おっしゃっていましたけれども、民間企業の九九%が中小企業なんですよね。そして、雇用者の八〇%が中小企業で働いているわけですよ。ましてや、金融機関の貸出しを見てくると、大企業向けの貸出しというのはそれほど減ってないんですよ。中小企業向けの貸出しだけはどんどん...全文を見る
○櫻井充君 どちらでも結構です。
○櫻井充君 同時にできるものなんじゃないんですかね。  こういうことがあったんですけれども、前にもお話ししたかもしれませんが、仙台で徳陽シティ銀行が破綻した際に、仙台銀行がその債権を引き受けなきゃいけなくなったときに、当時の大蔵省に自己資本が足りないから数十億、公的資本を注入し...全文を見る
○櫻井充君 一つの項目に関して、しかも立入検査ができて、だからどうでしょうとおっしゃいますが、じゃ、二兆九千億円の中小企業の貸出枠を確保しろと言って、立入検査して、ちゃんと実行していないじゃないかといっているのをやっているじゃないですか、金融庁、今。じゃ、これは何かデメリットある...全文を見る
○櫻井充君 金融アセスメント法案だってぐりぐりやっているんじゃないんですよ、これは。銀行の自主的な情報公開、それを促していくためにこういうことをやっているわけであって、考え方の根底は一緒だと思うんですよ。  もう一つ言うと、アメリカのような、それこそ日本よりも市場原理絶対主義な...全文を見る
○櫻井充君 再編すると、何でその地域金融のシステムが安定化するんですか。再編してやったら、なぜ安定化するんですか。
○櫻井充君 単純に合併して、財政基盤って安定化するんですか。
○櫻井充君 そうしますと、大臣のお考えですと、信金信組よりも地銀や第二地銀の方が地域に対して融資をしていると、だからそういう規模のものを全部作っていきましょうというお考えですよね。本当に地銀とか第二地銀って貸し出していますか。
○櫻井充君 要するに、今、合併なんです、市町村もみんな合併なんですけれども、合併して大きくなれば何でもいいというものじゃないと私は思うんですね。例えば、医者的な感覚で話をしますと、大学病院があって、国立病院のクラスの病院があって、二百床クラスの病院があって、開業医さんがいるのと同...全文を見る
○櫻井充君 大臣、今地域でよく貢献している金融機関があって、それは評価するとおっしゃいましたが、どういう評価の仕方があるんですか。現時点で金融機関を測っているのは健全度だけじゃないですか。BIS規制だけじゃないですか。だから我々は、地域に貢献している金融機関がこういうところは貢献...全文を見る
○櫻井充君 それは、ですから公共性が担保されているかどうかは、今度は行政が判断しているんじゃないですか。行政がそういうふうに行うように、行政側が行っていると今おっしゃいましたよね。  それからもう一つ、それは正しく市場が判断するんだとおっしゃいましたけれども、じゃ市場は何をもっ...全文を見る
○櫻井充君 そうおっしゃいますけれども、昨年、公正取引委員会から企業と金融機関の不公正な取引慣行の実態というのが出てきています。そこの中で、六割の企業が金融機関を変更するとは考えられなかった、そう答えているわけですよ。ですから、金融機関を選んでいるなんという、そういう実態とは全然...全文を見る
○櫻井充君 規制・監督をやるところがその評価機構になれと我々言っているんじゃないですよ。金融の円滑化に関する評価委員会というのを別に作るんですから、そこは誤解のないようにしていただきたいと思いますし、最後に一言。  今回の改革加速のための総合対応策の中に、「やる気と能力のある中...全文を見る
11月14日第155回国会 参議院 厚生労働委員会 第5号
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○櫻井充君 今日は研修医の問題について中心に質問させていただきたいと思います。  ちょっと質問時間が短くなっていますので、答弁の方ちょっと短目にお願いしたいと思います。  端的にまずお伺いしますが、今回のこのレポートに、研修医の身分に関して、労働者であるかどうかということにつ...全文を見る
○櫻井充君 そうすると、これまでは、私、厚生労働省にお尋ねしたときには、その個人個人によって、研修の在り方によって労働者と認められる場合もあったし、労働者として認められない場合もあるという答弁をいただいていたんです、答弁というか、厚生省とやり取りをすると。  これからはそうでは...全文を見る
○櫻井充君 是非そうしていただきたいと思います。そうでないとやはり大変なんですね、研修している身分からすると。  そこで、もう一つ、最低賃金、今回はアルバイトをしないような形にしたいということで、それなりの報酬をお渡ししますということになっているわけです。そこまでしか書かれてい...全文を見る
○櫻井充君 そうしますと、現在、実名を挙げるとまた問題があるんで、ある病院は二万五千円ぐらいであったりとか、ある大学病院は五万円であったりと、そういう状況ですよね。今度はそこの病院も基本的には三十万円ぐらいにしていくとした場合に、財源措置はどのようにされるおつもりなんでしょうか。
○櫻井充君 平成十六年の予算編成で来年の八月に概算要求出すわけですよね。この時点で本当に例えば私立の大学の附属病院で三十万円の賃金が保障されるかどうかというのを決定されるんだとすると、研修医の人たちというのはもう怖くてそこに行けないんじゃないかと思うんですよ。つまり、募集を掛けて...全文を見る
○櫻井充君 一般財源でそれが保障されない場合はどうなるんですか。もうこれは財務省と話は付いているんですか。付いているんだとすれば、それは明言された方が私はいいと思うんですけれども。
○櫻井充君 これ付かない場合どうなるんですか。これは大事なことなんです、本当に。  つまり、今回、厚生労働省がパブリックコメントを求めているわけですよね、政省令で。そして、そこのところで不十分な点を今日は質問させてもらっているんです。  私は前々から言っているとおり、研修医制...全文を見る
○櫻井充君 具体的にお聞かせいただけますか。
○櫻井充君 僕は、クロイツフェルト・ヤコブの一件もありましたし、坂口大臣のことを物すごく信頼しておりますし、そしてすばらしい大臣だと思っておりますので、是非この点はきちんと守っていただきたいと思っております。  その上で、もう一つ。「研修医の処遇とは以下のものをいう」と、これは...全文を見る
○櫻井充君 研修指定病院の中で医者の数とかベッドの数とか、それからその科が、診療科がどうだということは随分出ているわけですよ。その意味でいうと、少なくとも労働者として認定されるんだとすると、社会保険は適用されるとか適用しなさいとか、適用しないところであれば研修指定病院としては認め...全文を見る
○櫻井充君 確かにそうなのかもしれません。しかし問題は、じゃ、例えば大学病院で、大学病院で僕なんかも無給医局員でしたが、そういうときには社会保険なんていうのは適用を全然受けられないわけですね。  実際、大学病院なんかで社会保障の適用がなかったというような場合には、多くの人たちが...全文を見る
○櫻井充君 憲法だって改正しようかという時代なんですよ。昭和四十三年に決めたから後はもうそのまんまでございというのはおかしな話でして、実態に合わなければそれを変えていくというのは、これは至極当然のことなんだと思うんです。つまり、努力義務のときと義務になったときと、これは考え方全然...全文を見る
○櫻井充君 大臣の考えと私の考えは同じだと思っているんですよ。ただ、苦しいお立場はよく分かります。でも、この国は法治国家のはずなんですよ。権限というのは、それはそれできちんと明確化するべきだと思うんですね。  この間、歯科衛生士の学校の四年制の話で文部科学省の方と話をしたときに...全文を見る
○櫻井充君 応援する人たちは一杯います。ですから、是非先頭に立って頑張っていただきたいと思います。  それからもう一つ、研修医を育てていく上において極めて大事なのは指導医だと思うんですね。我々は臨床の一線の病院で本来は研修すべきだと思っていますが、臨床の第一線でやっていらっしゃ...全文を見る
○櫻井充君 今七年以上とおっしゃいました。僕、ちょっとそこが問題なんだろうと思うんですね。つまり、トップは七年以上じゃないと駄目かもしれないけれども、アメリカの研修制度を見ると、だれがやっているかというと、三年生の人が、研修二年終わって三年目の人なんかが結構手伝ったりしているんだ...全文を見る
○櫻井充君 是非そうしていただきたいと思います。  それで、もう一つ言うと、東北地区というのは医師の数が足りないんですよ、そうでなくても。ですから、はっきり言って、今回これ、医師定数のところがありますよね。医師定数を満たしている病院じゃなきゃ駄目ですよと。でも、その医師定数を満...全文を見る
○櫻井充君 私も大臣と全く同じ考えでして、ですから問題になるのは、今、大学病院じゃないと医者がいないということなんですよ。いわば東京の一極集中と同じでして、大学病院に集中しているから問題なのであって、この大学病院にいる医者をどう分散させるかということを考えていくべきなんだと思うん...全文を見る
○櫻井充君 それでは、病院の関係者とか、それから地元の方々、また今度厚生労働省の方にお話にお伺いさせていただきたいと思いますので、是非前向きに御検討いただきたいと思います。  それから最後に、僕、さっき武見先生のお話をお伺いしていて、なるほどなと思って聞いていたんですけれども、...全文を見る
11月14日第155回国会 参議院 財政金融委員会 第4号
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○櫻井充君 ただいま議題となりました地域金融の円滑化に関する法律案につきまして、その提案理由及び内容の概要を御説明申し上げます。  平成不況と呼ばれる今、一刻も早くこの閉塞感を打ち破り、日本経済を再生することが求められています。そのためには、民間企業数において九九%を占める中小...全文を見る
11月19日第155回国会 参議院 財政金融委員会 第5号
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○櫻井充君 まず最初に、こういう場で自民党の議員から質問をいただけるとは思っておりませんでした。まずその意味で林議員に感謝申し上げたいと思っております。  まず最初に、今回の我々が設けようとしております金融円滑化評価委員会というのは内閣府の外局に設けるということにしておりまして...全文を見る
○櫻井充君 まず、アメリカのちょっとCRAの現状、CRAのことについてお話しさせていただきたいんですが、CRA委員会というのは基本的に官の組織でございまして、そのCRAが、もちろん最初はマイノリティー対策であったものですけれども、民主党の政策になりまして、その後、地域に対してどれ...全文を見る
○櫻井充君 この法律のまず二条に定めております金融機関に対して、あとは八条に定めております項目についての情報公開を求めてくるものでございます。そして、その情報公開を求めてくる、その情報公開を行ってくる機関が内閣府の外局に設けております地域金融円滑化評価委員会でございます。  た...全文を見る
○櫻井充君 それは八条に定めているとおりなんですけれども、先ほど林委員からも御指摘がありました。ちょっと具体的な内容についてもう少し補足させていただきたいと思います。  先ほどは地域の貢献ということに関して申し上げましたけれども、あとは円滑化という点に関して、まず、地域から集め...全文を見る
○櫻井充君 ここは大変難しい点でございまして、といいますのは、要するに、この法律が施行されただけでは金融の円滑化が図られていくかどうかというのは難しいところがあると思っています。  といいますのは、これはあくまで我々は情報公開を求めるだけであって、その後、金融機関を企業の皆さん...全文を見る
○櫻井充君 先ほど、規制だと、この点が規制なんだというお話がございました。そこの中で、特定の項目に関してということですが、我々は決して、その特定の項目といいますか、強制的にこういうことをやってください、ここを調査したいということを申し上げているのではなくて、この八条のところにも書...全文を見る
○櫻井充君 まず一つ、我々もこれは公的機関に、内閣府の外局に設けた方がいいかどうか、これについては検討いたしました。そのときにこう言われたんですけれども、やはりこのような評価というものは、数字を出してくる、公表するところは民間ではなくて信頼できる公的な機関が望ましいというのが多く...全文を見る
○櫻井充君 今、池田先生御指摘のとおり、この点については我が党の案もそれから共産党の案の御趣旨も全く同じものだと、そういうふうに理解しております。午前中から御答弁申し上げさせていただいておりますけれども、これまでの健全性だけを銀行の指標にするのではなくて、やはり公共性ということを...全文を見る
○櫻井充君 おっしゃるとおりで、そういう機関が必要だろうと思っています。  それで、我々もこの地域金融円滑化評価委員会の中に苦情処理機関、機能を盛り込もうとしたんですが、その際、法制局から言われましたのは、要するに民間と民間とのやり取りであったとすると、お互いにプロとプロなので...全文を見る
○櫻井充君 一つは、急性期と慢性期の治療法は違うんだろうと思うんですね。どういうことかというと、例えば九八年のような金融危機が起こっているような場合には、確かに信用保証、特別信用保証の枠を作って一杯貸し出さなきゃいけないという、そういう状況もあるんだろうと思うんですね。しかし、我...全文を見る
11月21日第155回国会 参議院 財政金融委員会 第6号
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○櫻井充君 おはようございます。民主党・新緑風会の櫻井でございます。よろしくお願いします。  まず最初に、本年度の税収の見込み額について大臣にお伺いしたいんですが、昨年度も税収は二兆七千億程度の欠損がございました。今年度も、二兆七千億なんでしょうか、二兆八千億ぐらいの見込みなん...全文を見る
○櫻井充君 そうしますと、税収の減というものの最大の原因は、これはテロの問題ですか。大臣もそうお考えですか。
○櫻井充君 ショックが引き続いたというのはどういう意味なんですか。そんなあいまいなことじゃなくて、ショックが引き続いているというのは一体どういうことですか。  なぜそんなことを申すかといいますと、今年このまま、今年の予算額の予定が当初は四十六兆八千億です。これがもし二兆七千億ぐ...全文を見る
○櫻井充君 医者の場合、原因がはっきりしないと治療できないんですよ。この国も病んでいるんだとしたら、原因がはっきりしていなきゃ治療できないじゃないですか。治療する側にいらっしゃるんでしょう。原因がはっきりしていないなんて、こんなことで大臣務まるんですか。
○櫻井充君 それは結構です。  そうすると、じゃ、こちらからお話しします。  それは、今なぜ金融システムが不安定な状態になっているかということだろうと思うんですよ。それはあくまで、金融システムというのは、金融機関の健全性だけではなくて、企業が設備投資なりなんなりをしていけるの...全文を見る
○櫻井充君 今、信用収縮が起こってきているわけですけれども、それはそうすると銀行内の派閥の争いですか。それからもう一つは、その不良債権の処理が進んでいかないのもそれですか。じゃ、なぜ新規の不良債権がどんどんどんどんでき上がっていくんですか。
○櫻井充君 それは、国民全体が、みんな一人一人が意識を持って、そしてその方向に向かっていくことは極めて大事なことですよ。それはその点でおっしゃるとおりだと思います。  しかし、だからといって、政治が責任をもう負わなくていいと言っているわけではないでしょうけれども、しかしその前に...全文を見る
○櫻井充君 大臣、派閥争いがそういうことをしているというのは、どこからその情報を得て今この場でお話しされているんですか。
○櫻井充君 そうすると、一度銀行業界の方をこの委員会にお呼びして、派閥争いをしているのかどうかということをまずお伺いすることが先かなと思います。  それでは、現場の今お話が出ましたけれども、銀行行政の中で、これは竹中大臣にお伺いしたいんですが、リスケジュールを行うと、リスケジュ...全文を見る
○櫻井充君 現場はそうとらえていませんよ。金融庁の指導はそうではありませんよ。リスケジュールを行った場合には、条件緩和債権として、そして引当金を積み増ししなさいと。なぜそういう話になるのかというと、要するに条件を緩和しなきゃいけないような企業であるということは、元々危ない企業なん...全文を見る
○櫻井充君 それでは、現場ではきちんとそういうことが行われていますか。つまり、マニュアルはそうなのかもしれません。しかし、現場は本当にそうなっていますか。自信おありですか。
○櫻井充君 北海道で制度融資がございます。その北海道での制度融資が元々あって、金利は安かったんですけれども、それでもなかなか企業が大変だということで、北海道で更に低利の融資を行うようなそういうシステムを作りました。しかしながらほとんど利用されていないんですよ。それは何かというと、...全文を見る
○櫻井充君 その認識が間違っているんじゃないですか。もう一度調べ直していただけますか。
○櫻井充君 それは入口のところで例えば指導しましたということを言っているだけじゃないですか。指導したんじゃなくて、指導した結果、その人たちがどういうことをやっているのかちゃんとチェックしてくれと言っているんですよ、こっちは。入口のところでこの人たちにそういう話をしたからその人たち...全文を見る
○櫻井充君 僕は金融政策不況だと思っているんですよ。要するに、実体経済に合わないような政策を打ってきているから、信用収縮がどんどん起こってくるような方向になっちゃうんですよ。もっと拡大していくような、例えば、企業を再生させるために今度組織ができるわけですよ。企業が再生できるための...全文を見る
○櫻井充君 ありがとうございます。  もう一つなんですけれども、政府の、政府というか、信用保証が付いたものに対しても引当金を積むようにと、一般の貸倒引当金を積むようにという指導を金融庁はされておられます。いや、これ本当なんですよ、現場では。ところが──いや、そんなことないです、...全文を見る
○櫻井充君 それは考えられているんですけれども、現場では実際どうですか。現場でそれを、引当金積まされていませんか。
○櫻井充君 そうすると、済みません、その部分全体を見てということになりますから、そこの全体の引き当ての引き当て率は信用保証の割合によってまた変わってくるということになるということですか。  つまり、全体のということは、全体を見ることになりますから、信用保証が、例えばですよ、例え...全文を見る
○櫻井充君 ちょっと誤解があるようなんですけれども、これは決して借り手側からの意見ではございません、貸手側からです。つまり、貸手側からしてみれば、少しでも自己資本を増やして、引き当てとか積まないで、そのためにその部分で融資しやすくなるんじゃないかということと、それは特に信金や信組...全文を見る
○櫻井充君 何をもってして経営基盤の強化ということになるんですか。
○櫻井充君 そうしますと、例えばサービス業に随分融資していたところがあったり、建設業に融資していたところがあったりとか、そういう分類ごとに違っているとか、地域でもいいです、ある地域、Aという地域が強かった、こちらがBという地域が強かった、そういうところが一緒になっていけば、そうす...全文を見る
○櫻井充君 中間のところがあってそこに対してこれから融資を増やしていくために、じゃ今まで二つあったところが合併したら、そこが今、基盤の強化につながるとおっしゃっていますよね。そういう内容でいいんですね。
○櫻井充君 一つのパターンとして。でも僕は、大臣、逆だと思うんですよ。それはなぜかというと、支店長一人の決裁権というのは大体小さいところだと三千万程度なんですよ。そうすると、今のところ、そういう間のところであったとすれば、もし仮にそういう本当にある分野に強い金融機関があったとすれ...全文を見る
○櫻井充君 先ほど塩川大臣が銀行内の派閥争いということをおっしゃっていました。合併していくとまた派閥争いが繰り返されるんじゃないですか。
○櫻井充君 改めて竹中大臣にお伺いしたいんですけれども、本当に派閥争いが起こってくるようなことになれば、ただ単純に混乱するだけじゃないですか。  それから、先ほど申しました決裁権にしても、どんどんどんどん合併していって、一人の支店長が三千万までしか、僕はこれは地元の人たちに話を...全文を見る
○櫻井充君 今、規模の利益というお話がございました、わずかではあるけれども。その規模の利益というのは一体何ですか。
○櫻井充君 そうすると、それは金融機関のメリットですね。
○櫻井充君 サービスの内容は変わらないんでしょうか。  そういう合併して、恐らくリストラしなきゃいけなくなるでしょう。そのときに、今まで信金や信組の方々が地域を歩いていたと。これからはそうじゃなくなるでしょう。経営者の人たちにこっちに来いという話になると思いますよ、これは。それ...全文を見る
○櫻井充君 最大の認識の差は、今のその合併の理念、合併する者同士の理念だと、これはもう全く否定するものではありません。これは正しくそのとおりです。  ただ、問題は、本当に現場から合併したいんですと、そういう声が上がってきている上で、じゃ、そのことを実現するための法律を作りましょ...全文を見る
○櫻井充君 こんなことしつこく聞いているのはなぜかというと、中小企業向けの貸出しが大きく減っているからなんですよ。その減らしてきている原因というのは金融行政の在り方にどこか問題がないんですかということをこちら側は問い掛けているんです。なぜ毎年毎年十兆円ぐらいの規模で中小企業に対し...全文を見る
○櫻井充君 これは金融機関側から見た理由だろうと思うんですね。二つ今挙げられましたよね、貸出しが多過ぎたということと利益率が低いところに貸付けを増やした。  今、貸出しができないというのは、新たな不良債権を増やしたくないからだと。そういうことは原因として考えられるんでしょうか。...全文を見る
○櫻井充君 今の金融機関に対しての健全度の指標である自己資本が実態を表しているものなら、それはそれでいいことなんだろうと思うんですよ。そして、それが足かせになってしまっていて融資されないような実態があるとすれば、そこを変えていかない限り融資は増えていかないんだと思うんですよ。そこ...全文を見る
○櫻井充君 このように、まず一つは信頼性がないからというので多分、いずれ貸し渋りなり貸しはがしでしょう、そういうことが行われる可能性があるから、とにかく無借金経営を目指して返済しようとしてきているとか、それから、運転資金をといってもなかなか金融機関がリスクを取って貸し出せないとか...全文を見る
○櫻井充君 日銀にお伺いする前に、塩川大臣にちょっとお伺いしたいんですが、塩川大臣、先ほど国民ももっと努力すべきだということをおっしゃったんだと思うんですね、金融機関のことを通じて。私は医者で治療していたときに一番困ったのは、自覚症状のない患者さんに、手術をしてくださいとか、受け...全文を見る
○櫻井充君 じゃ、ここで日銀に、ゼロ金利政策について現時点で日銀がどのように判断されているのか、教えていただけますか。
○櫻井充君 今、最後に、経済を正常な状態に戻したいとおっしゃっていました。経済を正常な状態に戻したいということが日銀が株を買うということにつながるわけですか。
○櫻井充君 それは金融システムじゃないですよ、やっぱり。金融機関の健全性を担保するためにやっているだけの話じゃないですか。  竹中大臣がこの間委員会でこう述べられているんですが、収益性の低いところに資金が滞っていると。その分、ここに張り付けられている分、本来貸さなければいけない...全文を見る
○櫻井充君 現在の経済状況で最大の問題はデフレなんだと思うんですよ。このデフレをどう脱却するかということです。この点に関して、量的な金融緩和政策というのはデフレから脱却できる、そのために必要な政策だと思われますか。
○櫻井充君 今年度の税収を調べてみますと、昨年度とどう違っているかといいますと、現在の進捗状況で申しますと、所得税が昨年と比較して現時点で七五・八%であると。法人税が五四・六%なんですよ。そうすると、今おっしゃっているようなことが全然実現できていないんじゃないだろうか、そう考える...全文を見る
○櫻井充君 この国は同じことをやり続けて失敗しても余り責められないんですよ。新しいことをやってみて失敗すると物すごく責められるものですから、だからそのままのをずっと継続してくるんです。継続すりゃ何となく、これだって量的緩和は我々最大努力していますよと。量的緩和したって市場でお金が...全文を見る
○櫻井充君 そうすると、まず平成九年は財政再建、財政構造改革を行う時期ではなかったという御判断ですよね、そうすると。つまり、アジア経済やアメリカ経済や様々な点を考えてみると、そのときはそういう時期ではないと今は総括され、その時期にふさわしい時期ではなかったと御判断されているわけで...全文を見る
○櫻井充君 しかし、全体で見たときに、今やグローバル社会の中で日本経済だけ、内需の面だけを考えて財政再建とか財政構造改革というのを進めていくわけにはいきませんから、結局、世界全体の中で見たときには財政再建を、財政構造改革をやれる時期ではなかったという御判断をされたということですよ...全文を見る
○櫻井充君 運が悪かったで片付けられる、先ほど申しましたが、社会科学というのは実験できないからこそ一つ一つきちんとした検証が必要なのであって、これが運が悪かったと軽く解決できるのも、ちょっと。  ただ、じゃもう一つお伺いしたいのは、小泉政権になって三十兆円の枠を作った、国債の発...全文を見る
○櫻井充君 景気が悪ければみんなデフレなんですか、本当に。デフレの定義というのは何なんですか。そうして、本当にその定義にアメリカは当てはまるんですか。
○櫻井充君 アメリカの九〇年代はそうだったんですか。
○櫻井充君 デフレの現象というのは一体何なんですか、デフレの現象というのは。それで、もう一度じゃ改めてお伺いしますが、じゃ、デフレ経済下で財政再建を行った国があるんですか。そして、それでうまくいった国はあるんですか。
○櫻井充君 デフレと不況は違いますよ、インフレ下でも不況はあるんですから。ですから、私がお伺いしているのは、デフレ経済下で財政再建をやった国があって、うまくいった国があるんですかということをお伺いしているんです。
○櫻井充君 答弁になっていません。答弁になっていません。答弁になっていませんよ、今の。ちょっと止めてくださいよ。
○櫻井充君 そうすると、今まで前例がないわけです、こういうことが。前例がないところに今挑戦しようとされています。それがいいか悪いかというのはこれから答えが出てくることなんだろうと思いますけれども、しかし少なくとも、財政再建を行おうと思っていても、今年の予算が、当初が四十六兆八千億...全文を見る
○櫻井充君 じゃ、税収のこれ、今はとにかくいろんな政策打たれていますよ。じゃ、とにかく法人税で昨年度と比較して五四%であって、それから所得税で七五・八ということは、少なくとも景気が悪化してきているということはこれは確かなことだと思うんです。悪化しているから個人の収入が落ちてきてい...全文を見る
○櫻井充君 済みません、一言だけ。  税収は、社会全体を僕は反映していると思っています。それが一つの断面だということではなくて社会全体だと、そういう認識をしています。平成九年で財政構造改革をやろうとした。それを、まあ運が悪かったらしいんですけれども、それでおやめになった。そうす...全文を見る
11月28日第155回国会 参議院 財政金融委員会 第8号
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○櫻井充君 ちょっと通告していないんですけれども、塩川大臣、今の峰崎議員とのやり取りを聞いていて、三十兆円というのはこれは行政の目標だったんですか。行政の目標ですか、三十兆円は。
○櫻井充君 今年度の三月十三日の参議院の本会議で塩川財務大臣はこう答弁されております。  「国債発行、何で三十兆円にしたかというと、やっぱり財政の秩序を守らなきゃいかぬ、いつまでも無制限に国債に頼った安易な財政を組んではいかぬという観点で三十兆円というかんぬきを入れたということ...全文を見る
○櫻井充君 三十兆円というのは、じゃ何ですか。
○櫻井充君 三十兆円ということを設定した上でかんぬきを入れるということが政治の決定だったんじゃないんですか。
○櫻井充君 そうすると、このときの三十兆という数字は、どういう意味を持って三十兆という数字を出されたんですか。
○櫻井充君 その前年度の、たしか私の記憶が正しければ三十兆円以上国債を発行していたかと思います。平成十年が三十四兆、平成十一年が三十七兆、その後が三十三兆か四兆だったかと思いますけれども、決して二十何兆円ではなかったはずです。ですから、元々のその目標設定がそれでは甘かったんじゃな...全文を見る
○櫻井充君 妥当なものがなぜ、そうだとすると、妥当な線であったものがなぜその三十兆という数字が守れなくなったんですか。
○櫻井充君 その見込み違いというお話がございましたけれども、前回のこの場でも申し上げましたが、社会実験ができないんですね、こういうものは。そうすると、今までの状況を全部勘案した上で数字を出してくるというのはこれは当然のことなんだと思うんですよ。  そうすると、先ほどおっしゃって...全文を見る
○櫻井充君 塩川大臣は平成九年の財政構造改革の失敗の原因について、運が悪かったとこの間御答弁されました。今回も運が悪かった程度ですか、じゃ。
○櫻井充君 大臣はよく迎合する政治は良くないとおっしゃっていますよね。今度は国民のニーズにおこたえになった。じゃ、今回の国民の皆さんのニーズというのは一体何なんですか。
○櫻井充君 どういうためのセーフティーネットになるんですか。
○櫻井充君 不良債権の処理をしていこうということは、小泉内閣の以前の森総理のときにオフバランス化をして、そして不良債権の処理をどんどん進めていきましょうという政策だったんじゃないですか。  そうすると、なぜ今になってそのようなことが起き上がってくる、起こってくるんですか。
○櫻井充君 セーフティーネットの額は幾らでしょうか。むしろそれよりも多いのは、それは税収が、歳入欠損によるためではないんですか、今回の補正の額を見たときにですよ。
○櫻井充君 セーフティーネットは一兆五千億で、補正の額が二兆八千億じゃないですか。
○櫻井充君 しかし、前回も、運が悪かったの一言で平成九年の財政構造改革に関して御答弁されていました。今回は、運が悪かったと同じような、状況の変化が分からなかったというようなお話ですよね。そのようなことで財政を本当にきちんと預かっていけるんでしょうか。  もう一つ申しますと、先ほ...全文を見る
○櫻井充君 ですから、その市場が決めてくる中で、急激な変化の場合に、そのときに国際収支等での均衡が図れなくなった場合には介入してくるということになるんじゃないんですか。
○櫻井充君 そういうことですよね。  どうもいつも煙に巻かれているんですけれども、もう一つちょっと竹中大臣にお伺いしたいことがあるんですが、経済学的にデフレに種類ってあるんですか。申し訳ございません、通告しておりませんが。
○櫻井充君 そのデフレの中にも何種類か、じゃあるんですか。インフレには今お話しありましたけれども、デフレの中にも何種類かあるんですか。
○櫻井充君 そういう中で、リッチなデフレというのがあるんですか。
○櫻井充君 それは経済学的にあるんですか。
○櫻井充君 この間も塩川大臣、リッチなデフレということをおっしゃっていました。そういう学説ってあるんでしょうか、塩川大臣。
○櫻井充君 リッチなデフレの定義をいただけますか。
○櫻井充君 デフレの認識が違っていると大変になるとおっしゃっていましたけれども、国民の皆さんの生活の実態の認識を間違っている政治家の方が、官僚の方が私は罪は大きいと思います。  これ以上議論しても無駄だと私は思いますので、申し訳ございませんが、次の話題に移らせていただきますが。...全文を見る
○櫻井充君 これは全体の三利源のことについては出てきているんですけれども、各個別の会社のものが全く出てきていないんですけれども、その数字について教えていただけますでしょうか。
○櫻井充君 費差益、死差益、利差益を出すということは、これは経営戦略にかかわってくることなんでしょうか。
○櫻井充君 そうしますと、金融機関が不良債権抱えているわけですが、不良債権を全部ディスクロージャーするというのは、これは経営戦略上全く問題ないことですか。
○櫻井充君 そうしますと、ソルベンシーマージン比率を出してきている数字がありますよね。その数字というものに関しては各企業ごとから出していただけるということになりますか。
○櫻井充君 そうではなくて、そのソルベンシーマージン比率を計算する基になった数字は出していただけるんでしょうか。
○櫻井充君 銀行の自己資本比率の計算、自己資本比率だけではなくて、大まかな数字というのは出てまいりますよね。ですが、なぜ生命保険会社の場合にはそれは出せないんですか。  なぜこんなことを申し上げるか。どうも私はおかしいと思っているのは、すべての確かに大手の生保はソルベンシーマー...全文を見る
○櫻井充君 よろしくお願いします。  それから、自己資本比率の話なんですが、アメリカのシステムをちょっと調べてみますと、アメリカの場合には、例えば住宅ローンなら住宅ローンの場合には、モーゲージローンを組んで証券化してさばいてしまうということになってくると、リスクアセットの分とい...全文を見る
○櫻井充君 それは知っていますよ。ですから、そうやったらアメリカの場合は随分リスクアセットの分が小さくなるわけですよ。そうすると、自己資本というのはかなり大きく計算されることになるはずなんですよ。ですから、日本の金融機関が自己資本が小さくなってくるというのは僕は至極当然のような気...全文を見る
○櫻井充君 住宅ローンの場合には、確かにアメリカはもうモーゲージローンで五〇%以上だと思いますけれども、中小企業の債権をそのような形にできるかというと、リスクが余りにばらつきが多過ぎてできないと言われていたかと思います。そうしてくると、中小の金融機関が貸し出している先はほとんどが...全文を見る
○櫻井充君 済みません、時間になりましたので、来週また時間があるのでこの点について議論させていただきますが、もう一点だけ。  前回、政府の信用保証が付いているものに関していうと、要管理先の場合には貸倒引当金を計上しなくていいようなお話がございました。しかし、うちの秘書が、これは...全文を見る
12月03日第155回国会 参議院 財政金融委員会 第9号
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○櫻井充君 今日は、お忙しい中お越しいただきまして、本当にありがとうございます。  まず最初に、今回の合併促進法がこの委員会に提出されているわけですけれども、率直なところ、合併されて良かったと思われるんでしょうか。四人の参考人の方にお答え願いたいと思います。
○櫻井充君 金融庁との力関係を考えると、こういう場で本音の意見は言えるんでしょうか。  もう一つ、銀行法の一条に自主性ということが明文化されているわけですが、実際、対金融庁に対してですけれども、自主性というものは担保されているんでしょうか。四人の参考人の方にお伺いしたいと思いま...全文を見る
○櫻井充君 そうしますと、不良債権処理の加速化を政府が今目標に掲げてきているわけです。このことに関して銀行側として必要な政策だとお思いなんでしょうか。そして、もう一点は、この政策によって日本の経済は立ち直っていくとお考えなんでしょうか。
○櫻井充君 四人の方にです。
○櫻井充君 西川参考人にお伺いしたいんですけれども、今、景気の悪化によって新しい不良債権なんという話がございました。今、金融業界、毎年毎年不良債権の処理を行ってきているわけですけれども、それでも新しい不良債権ができてきているという原因については、自己査定の厳格化ということが問題な...全文を見る
○櫻井充君 不良債権処理が進まない原因に対して、塩川財務大臣、この委員会で何とおっしゃったかというと、銀行内の派閥争いなんだと、先ほど田村議員からもありましたけれども、不良債権処理の進まない原因がそういうところにあるんだとおっしゃっているんですけれども、このことについて、四人の参...全文を見る
○櫻井充君 こういう方が財務大臣を務められていることに関して、四人の参考人、どう思われますか。
○櫻井充君 これは通告してあることでして、調べていただければよく分かっていただけたことだろうと思っております。そういう意味で、やはり本音でなかなかこういう場で話ができないんじゃないのかなという気がします。  もう一つ、極めて難しい問題なんですけれども、不良債権の中に、いわゆる反...全文を見る
○櫻井充君 四人の参考人の方にです。
○櫻井充君 済みません、最後に、ちょっと通告していないことなんで申し訳ないんですけれども、二十九日から日銀に対しての株の売却が始まったかと思いますけれども、その株、日銀に売却した株、そこの企業から融資を回収するといいますか、貸しはがしのようなことを起こすというようなことはなさらな...全文を見る
○櫻井充君 どうもありがとうございました。  終わります。
○櫻井充君 今日は、参考人の皆さん、当委員会に御出席いただきまして、本当にありがとうございます。  まず最初に、合併についてお伺いしたいんですけれども、柳澤大臣が常々、金融庁主導で合併をやっていくのではないと、要するに銀行の皆さんから、合併をしていきたいのでそのための法整備が必...全文を見る
○櫻井充君 はい、そうです。
○櫻井充君 そうすると、皆さんから声があるからこういう法律の整備をしてきたというのはどうも違ってきているんじゃないかという気がするんですが。  これ午前中もメガバンクの皆さんにお伺いしたんですが、金融庁に対して皆さん方は対等な立場できちんとした形で意見を言えるんでしょうか。つま...全文を見る
○櫻井充君 四人の方々に。
○櫻井充君 それでは、長野参考人、それから田附参考人にお伺いしたいんですけれども、信用保証付債権が要注意先に分類されている場合に一般貸倒引当金を積んでいるのかいないのか、その点について教えていただけないでしょうか。
○櫻井充君 昨日いただいたお話とちょっと違うような気がしますが、それで本当によろしいんですか。
○櫻井充君 今のお二人にです。
○櫻井充君 昨日うちの秘書が確認したところ、昨日お話しをいただいた方々は、このようなものに関しても引当金を積まされているというお話だったんですけれども。それから、現場の幾つかの信用金庫さんだったかと思いますけれども、そちらからもそういうお話をいただいているので、もう一度確認の意味...全文を見る
○櫻井充君 もう一つ、今、中小企業向け貸出しが大体四十兆円から五十兆近く減ってきているわけです。その原因の一つは、私は実態に合わない自己資本規制だというふうに考えてはいるんですけれども、自己資本規制が実態に合っていないとお考えかどうか。  それからもう一つは、もし中小企業向け貸...全文を見る
○櫻井充君 そうすると、今四人の皆さんのお話をお伺いしていると、需要サイドの問題であって、供給サイドの問題ではないというお話なんでしょうか。  だとすると、不良債権を抱えている、若しくは不良債権の処理をしなくても、まあ私は、不良債権の処理を、直接償却をがんがんこれからやっていく...全文を見る
○櫻井充君 どうも実態と違うように私は思いますけれども。  最後に、今、金融行政の中で健全度だけを求められているというところに私は大きな問題があると思っています。平澤参考人が先ほど公共性について指導を受けているという話がありましたけれども、金融庁が果たして公共性を指導しているの...全文を見る
○櫻井充君 終わります。  ありがとうございました。
12月05日第155回国会 参議院 財政金融委員会 第10号
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○櫻井充君 この委員会でも随分金融システムが安定しているのかどうかということについて議論してきたんですが、考えてみると、客観的な指標というものを取り上げないで、割と、何というか、漠然と議論をしてきている。ですから、感覚的なものがすごく多かったんじゃないだろうかという気がします。 ...全文を見る
○櫻井充君 ペイオフを解禁する解禁しないというまず前提は、金融システムを安定させる、安定させた上でペイオフを解禁するという話だったんじゃないだろうかと、そう思います。ですから、どういう指標をもってして金融システムが安定したと判断するのかというのは極めて重要なことなんです。  で...全文を見る
○櫻井充君 先ほど預金の流出というお話がございました。四月から定期預金のペイオフが解禁されました。その際に相当額、定期預金から預金は流出しているんじゃないですか。そのことを考えてくると、決して安定しているとは思えないんじゃないでしょうか。
○櫻井充君 大臣は、目標としているのはそうすると、不良債権比率の話は今されました。その不良債権比率だけが、だけがといいますか、あとはどこを目標にされているんですか。
○櫻井充君 銀行の不良債権の整理というのは、進んでいるんですか、進んでいないんですか。
○櫻井充君 もう一度端的にお伺いしたいんですが、進んでいるんですか、進んでいないという認識なんですか。
○櫻井充君 塩川大臣にお伺いしたいんですが、十一月二十一日の財政金融委員会の中で、大臣は、金融機関の不良債権の整理は進んでいないと御発言されております。これは閣内不一致ではないですか。
○櫻井充君 というふうに塩川大臣はおっしゃっています。これは大事なことなんですが、この間は運が悪かったとかいろんな発言がございました。この委員会の中での御発言というのは、省庁を代表してなのか、若しくは国務大臣として内閣を構成される立場で御発言されているものと思います。つまり、ここ...全文を見る
○櫻井充君 答弁がいい加減過ぎると思います。ここらで休憩にしてください。
○櫻井充君 不良債権の整理の閣内の統一見解を求めます。
○櫻井充君 進んでいるか進んでいないかという質問です。どちらなんですか。
○櫻井充君 そうしますと、塩川財務大臣の意見とは違いますね。ですから、閣内での意見を一致させてから御答弁願いたいと思います。これ以上質問できません。
○櫻井充君 そうしますと、塩川財務大臣の十一月二十一日の御発言は撤回されるということですね。
○櫻井充君 「だって、銀行が、金融機関が合理化をして不良債権整理が進んでいないということは事実じゃないですか。」、こうおっしゃっています。
○櫻井充君 進んではいるけれども進んでいないというのはどういうことですか。もう少し具体的に説明いただけますか。
○櫻井充君 もう一つ、それでは、竹中大臣、不良債権処理が進んでいないんですね、結局は。進みつつあるけれども十分は進んでいないということですね。そうすると、その原因はどこにあるんですか。
○櫻井充君 竹中大臣にお伺いしますが、銀行内の派閥争いが不良債権処理を遅らせている原因の一つですか。
○櫻井充君 塩川大臣は明確にそうおっしゃっていますよ、十一月の二十一日に。この発言を閣内の、閣僚の一人である、しかも担当大臣である竹中大臣はどうお考えですか。
○櫻井充君 そうすると、竹中大臣は派閥争いも原因の一つだとお考えなんですね。
○櫻井充君 そのことを、いろんな方の意見をお伺いしてという、その後でそうすると結論をいただけるんですね。
○櫻井充君 竹中大臣のお立場は、現在の立場はどういう立場にあるんですか。
○櫻井充君 銀行の不良債権問題は銀行の信頼を得るためには極めて重要な問題だと大臣はおっしゃいました、先ほど。その上で、小泉内閣の一閣僚が、その原因は「銀行内における派閥争いが深刻だから」とこの委員会の場ではっきり言われているわけですよ。その発言に対して、担当大臣としてどうお考えな...全文を見る
○櫻井充君 派閥争いが不良債権処理を進められない原因だとすれば、これは極めて政策的に大事なことじゃないですか。  そして、もう一つ言いますと、合併促進法を今ここの委員会で審議しているわけです。合併によるデメリットかもしれないわけですよね。そうすると、そんな悠長なことは言っていら...全文を見る
○櫻井充君 塩川大臣にお伺いしますが、一昨日の参考人質疑の際に、メガバンクの四人の参考人の方々は一様に、派閥争いはしていないと、そうおっしゃっておられましたが、大臣、いかがですか。
○櫻井充君 それでは、そこの場でお二人の頭取の方は、塩川大臣がそのような発言をされたことに対して、「派閥のために遅れているのではないかという御発言については、これは、そういうことは全くございませんで、適当でないと思います。」と。それからもう一つは、「塩川大臣、何かのお聞き間違いで...全文を見る
○櫻井充君 それでは、竹中大臣にお願いがございます。金融監督という立場に、今、監督しなければいけない立場にあるわけですから、本当に不良債権処理が進んでいないのが銀行内の派閥争いなのかどうかということを私はきちんと調べるこれは役割があると思っております。その点において、きちんとこの...全文を見る
○櫻井充君 それではもう一点。大きな駅のところに同じ金融機関が二つも三つもあると。このことについては大臣としてはどうお考えですか。
○櫻井充君 同じ金融機関が大きな駅に二つも三つもあると。この原因は、派閥争いだから二つとか三つ同じ銀行が残っているとお考えですか。
○櫻井充君 もう一点。竹中大臣、総合デフレ対策を出されました。そこの中で、今の日本のデフレというのはリッチなデフレだとお考えですか。
○櫻井充君 塩川大臣は、こういう判断に関して、極めて大事なんだというお話をされた上で、リッチなデフレなんだと。財政再建のときの問題、財政構造改革に関して取り上げた際にそうおっしゃっているわけですよ。そうすると、竹中大臣が出されたデフレ対策というのはリッチなデフレに対しての対策なん...全文を見る
○櫻井充君 閣内が普通は一致しているはずです。しかも、ここの場で、この委員会の場で発言されているのは、そうするとこれは、リッチなデフレとおっしゃったのは、国務大臣としてですか、それとも財務省のトップとして御発言なされたんですか、塩川大臣。
○櫻井充君 そうしますと、閣僚ということは、内閣でそういう認識なんだろうと、そう我々は委員会で答弁されればそう取るのは当然のことなんだと思うんです。ですから……
○櫻井充君 担当大臣としてなんですね。そうすると、財務省の方々は皆そのような認識ですね。
○櫻井充君 今、大臣、省の代表としてということだと思いますが、認識だというお話をされましたけれども、しかし省と、大臣はデフレに対しての認識が間違っていたら政策的な判断もできなくて大変ですよというお話もこの間されているじゃないですか。  小林副大臣にお伺いしたいんですけれども、小...全文を見る
○櫻井充君 そうしますと、確認ですが、小林副大臣も全く同じ見解だということなんですね。
○櫻井充君 日銀にお伺いしますが、今の景気の状況というのは深刻な状況にあるんでしょうか、それともそれほど深刻ではないというふうに考えられるんでしょうか。
○櫻井充君 日銀が調査されたこのレポートによると、景気の受け止め方、「不景気はこれまで経験したことがないくらい深刻であり、企業の自助努力等では対応に限界があると思う」と、六一・九%の方がそのように受け止められています。そして、現在を一年前と比べるとどうですかというと、五四・三%の...全文を見る
○櫻井充君 しかし、この景気ウオッチャー調査というものを見ますと、景気、現状の判断DIを見ると「横ばいを示す五〇を二十七か月連続で下回っている。」と、こういう報告があるわけでして、それは大臣の御認識と景気ウオッチャーの方々の認識というのはちょっと違っているんじゃないですか。  ...全文を見る
○櫻井充君 そうしますと、十一月二十八日の財政金融委員会で塩川大臣というのは、「普通のデフレというのはもっと深刻な生活の圧迫を受けて、」と、こういう御発言をされているわけですよ。しかし、国民の皆さんは、先ほどの日銀のアンケートのところでもありましたけれども、これまで経験したことが...全文を見る
○櫻井充君 この間はそうおっしゃっていなかったじゃないですか。貯蓄もあるし、みんな豊かで何でこんな苦しいんですかと、そういう感じの御発言だったんじゃないですか。
○櫻井充君 済みません、ちょっとお待ちください。たしか、済みません、私のときではなくて円さんが質問された予算委員会のときではないのかなと思っておりますが、済みません、じゃ、これは改めて質問させていただきます。申し訳ございません。ちょっと準備が悪かったと思います。  しかし、生活...全文を見る
○櫻井充君 日銀の生活意識アンケートは、これは四千人、全国二十歳以上の方、個人四千人ですから、これはすべて企業の方ではございません。  それから、ここにありました、十一月二十八日の財政金融委員会の中で、「しかしながら生活の水準はそんなに変わっておりません。第一、賃金もそんなに変...全文を見る
○櫻井充君 私は同じことを言ってくださいとは一言も今要求しておりません。  では、財務省の事務方にお伺いしますが、平成九年の財政再建、財政構造改革、あれを中止した理由というのはどういう理由によって中止されたんですか。
○櫻井充君 このことは運が悪かったという言葉で総括できることですか。
○櫻井充君 この間、大臣は、このことに関して運が悪かったと御答弁されているんですが、そのことに関してどう思われますか。
○櫻井充君 じゃ、塩川大臣にお伺いしますが、その運が悪かったという総括は、これは適切な御発言だとお思いですか。
○櫻井充君 これは、財務大臣、つまり財務省のトップとしての御発言ですか、国務大臣としての総括ですか。
○櫻井充君 それでは、竹中大臣にお伺いしますけれども、担当外かもしれませんけれども、財政構造改革に失敗していった、そこの中で、いろんな状況があったかもしれないけれども、閣僚から見たときに運が悪かったという表現をされることは適切だとお考えですか。
○櫻井充君 改めて塩川大臣にお伺いしますが、運が悪かったということを一言でおっしゃると責任放棄でしかないと私は思っているんですよ。  その意味で、取りあえずそうであったと、まあそうでないとするのであれば、大臣としては、その平成九年の財政構造改革、運が悪かったのかもしれません。し...全文を見る
○櫻井充君 そうしますと、経済構造の改革をまずやらなければ財政再建はうまくいかないと、一言で言えばそういうことでございますか、中心になるところは。
○櫻井充君 そうしますと、大臣、お伺いしたいのは、財政再建と産業の構造変換と、これは同時にできるものですか。
○櫻井充君 そうしますと、今回、小泉内閣も財政再建に取り組んでいるわけですね。まず、一つお伺いしたいのは、小渕内閣では景気が優先であってと、そういうことだったかと思いますけれども、小泉内閣に替わってからは財政構造改革を目標としているということですね、公約として掲げているということ...全文を見る
○櫻井充君 財政再建についてお伺いしているんですが。  財政再建は、これは小泉政権の公約ですね。
○櫻井充君 それは念頭に皆さん置かれているのは、それはそのとおりだと思います。しかし、そこのところでどちらに主眼を置いていくかということなんだろうと思うんですけれども、そうすると、もう一度お伺いしたいのは、この時期に財政再建、平成九年の反省を踏まえた上で今の時点で財政再建を行える...全文を見る
○櫻井充君 努力されているのは分かります。しかし、それが本当に実現可能なのかどうかということだろうと思います。  要するに、政策というのはいつでも打てばいいというものではなくて、打つタイミングを間違ってしまえばむしろ悪くなってしまうということも、これは当然のことながらあるんだろ...全文を見る
○櫻井充君 それでは、なぜ財政構造改革を、改革法を凍結したんですか。
○櫻井充君 平成九年に財政構造改革法を成立させて、翌年にその法律を凍結したんじゃないですか。
○櫻井充君 ですから、大臣、その時期は財政構造改革は一応、一時やめましょうということで、ふさわしい時期ではないからやめましょうと、そう決めたんじゃないですか。違いますか。ですから、時期によってやれる時期とやれない時期があるんじゃないかと私は申しているんです。
○櫻井充君 それでは、平成十年の判断は正しかったとお思いですか。凍結したことに関して。
○櫻井充君 再度お伺いしますが、そうすると、今は財政再建をやることに関して可能な時期だとお思いですか。
○櫻井充君 そうしますと、まず最初に、財政構造改革法を出されている、あれを凍結させているわけですから、それをむしろ解除して、それで政策を打ち出されていった方がいいんじゃないですか。
○櫻井充君 平成九年には財政再建をやらなきゃいけない、財政構造改革をしなきゃいけないということで法律を作ったわけですよ。  その法律を作った上で、いろんな問題があって、今止まっているわけですよ。今止まっているわけですけれども、もし財政再建をやっていく、財政構造改革をやっていくん...全文を見る
○櫻井充君 経済学者にお任せしますというその発言は適切ではないと私は思います。取消しを求めます。
○櫻井充君 そうしますと、大臣席に、答弁席にお座りの方はやじを飛ばしても構わないものなんでしょうか、委員長。
○櫻井充君 今、本当に財政再建、僕は、いずれそれは、財政再建やらなきゃいけない、これはだれしも思っていることです。これは間違いないことです。しかし、その財政再建をやる時期を間違えば、また景気が悪くなったりとかいろんなことがあって、赤字国債の発行額が増えていったりするようなことがあ...全文を見る
○櫻井充君 もう少し具体的に教えていただけないですか。体制整備とか、あとは何についてなんですか。
○櫻井充君 ですから、どうやってそういうことをやられているかどうかチェックするんですか。どういうことをもってして、地域金融の円滑が阻害されないと判断されるんですか。そのことについて具体的にお答えいただきたいんです。
○櫻井充君 これを見ていると、先ほどお話ありましたけれども、結局、収益性の強化をという話になってきています。これ、合併して収益性は上がるんですか。
○櫻井充君 済みません。これちょっと通告していないんですけれども、大手は、メガバンクできまして、合併して収益性は上がっているんですか、全体として。
○櫻井充君 柳澤大臣の時代から合併の話が随分出ておりました。そのときに柳澤大臣は、これは決して金融庁が主導でやっているわけではなくて、要望があればこのことについて考えたいんだということを繰り返しおっしゃっていたんですが、おとといの参考人質疑の際に、地銀協会、第二地銀協会、信金、信...全文を見る
○櫻井充君 済みません。時間が来たので終わります。
12月10日第155回国会 参議院 厚生労働委員会 第13号
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○櫻井充君 私は国立療養所に四年間勤務しておりました。ですから、国立療養所の内容は相当分かっているつもりでして、私が勤めていた病院がひどかったのかほかの病院も同じなのか、そこら辺はよく分かりません。いかにひどかったかという話をさせていただければ、この委員会で質問している時間全部使...全文を見る
○櫻井充君 今、政策医療という御答弁がございました。その政策医療というのは以下の十九分野だと、こう指定されているわけですが、十九分野といっても、これだけぱっと見れば全部の分野が入っているわけですね。そこの中で先駆的な医療や難治性の疾病等に関するということがございますけれども、しか...全文を見る
○櫻井充君 先端医療をやっていくというのは、これは国立病院の担っていく役割の大きなもちろん一つだと思っています。  ただ、大臣、もう一つ別な観点から考えていきますと、民間病院の今三割ぐらいが赤字だと。もちろん、国公立病院は民間と同じような経営を求められれば赤字になるんだろうと思...全文を見る
○櫻井充君 いや、民間を圧迫することになりませんかという話をしているんですけれども。
○櫻井充君 そうしますと、私は療養所で四年間ほとんどぜんそくの治療をやってきたんですよ。患者さんの八〇%以上が気管支ぜんそくの患者さんで、これはもう民間病院で本当は診れるはずなんですけれども、そういう患者さんの治療を行ってきたわけです。  そうすると、そういう役割というのは、じ...全文を見る
○櫻井充君 地域でということになったとすると、果たしてその運営主体がこの独立行政法人という形でいいのかどうか、ここは問題になるんだろうと思うんですね。  特に、僕は、地方医務局、今回、地方医務局ではなくて何か別な名前で残るようですけれども、そういうところが管轄するということ自体...全文を見る
○櫻井充君 そうすると、結局国立病院、独立行政法人は地域医療も担っていくということになるわけですね。
○櫻井充君 民間病院でそれができればそこが担っていく、それは当然のことだとおっしゃいました。それは僕も当然だと思います。    〔委員長退席、理事中島眞人君着席〕  しかし、元々国立病院があって、民間病院がそこのところに作りたい、その地域に作りたいと思っていたとしても、国立病...全文を見る
○櫻井充君 それでは、その実情に合った病院を作っていただきたい。というのは、とにかく病院を作るというよりも、患者さんに合った医療提供体制を作っていっていただきたいと思っています。  その意味で、もう一つ、私はやはり国立病院ってこれから何をやるのかというと、もう少しきちんとした研...全文を見る
○櫻井充君 私が勤務していた病院というのは基礎研究棟がありまして、一応、そこに施設、十億ぐらいだったかと思いますけれども、それで作られたそうなんですけれども、私が行ったときだれも使っていないんですよ。そうやって、施設はあります、ここで研究するんですという、そういう姿勢はあるんです...全文を見る
○櫻井充君 この方は本当に、名前を出してもいいんですけれども、極めて有名な方なんですよ。こういう治療が行われている実態について、厚生労働省、どう思われますか。
○櫻井充君 そのガイドラインの作成のためにはデータが本当に必要なわけですよ。そういう臨床のデータを取っていきます、その医療の標準化をやるために、行っていくために国立病院は研究機関となります、臨床の研究を主としてやっていきますということであれば、これは地域の医療もやりながら、そうい...全文を見る
○櫻井充君 是非御検討いただきたいと思います。  それからもう一つ、今回の独立行政法人化で従来の地方医務局のような中間の機関を置くことにしておりますが、この機関自体不要ではないんでしょうか。
○櫻井充君 地方医務局があった方がよっぽど効率悪かったですよ。私、医師の数が足りないということを地方医務局に話をしに行きましたけれども、全く無視されましたし、何の役割も果たしていませんよ。  もう一つ言うと、あの人たちの役目というのは何かというと、あとは、東北地方医務局なら医務...全文を見る
○櫻井充君 組織そのものをもう一度見直していただきたいと思いますよ、大臣。  大臣、僕、何のときだったか忘れましたけれども、百人ぐらいの規模というか、どの組織だったかな、ここら辺のところにやっぱり人手必要ですよねという話をしたときに、大臣がそこに人手をなるだけ多く配置するように...全文を見る
○櫻井充君 経営のためにローテーションどうするんじゃないですよ。あなた間違っていますよ。医療の質を担保するためにということでしょう。  要するに何かというと、二年程度だと、看護婦さんたち異動したって、そこでやり方を覚えるまでなかなか時間掛かるわけです、そこのやり方というのがある...全文を見る
○櫻井充君 分担していくのではないかと思っていますって、こんな、いい加減じゃないですか。組織作ったらどういう役割を果たすのか最初から決めてなくて、のではないですかって、どういうことなんですか、その答弁は。
○櫻井充君 要するに、じゃ中央と地方でも何でもいいですよ、そうすると、その人たちにもそれなりの権限があるわけでしょう。全部が全部院長の権限じゃないんでしょう、そうなったら。私、勤めていたところの院長が何て言っていたかというと、まあ厚生省全体で言うと課長補佐ぐらいかな、院長はと言っ...全文を見る
○櫻井充君 地域に密着して地域医療も担っていくということになったら、その地域に固定した方がよっぽどいいんじゃないですか。そうじゃないと地域のことよく分からないんですよ。はっきり言っておくと医者より看護婦さんの方が大事なんですから、地域に関して言ったら、よく知っているのは。そして、...全文を見る
○櫻井充君 大臣、医者として、結核という疾患をきちんと診ておいた方がいいと思われますか。
○櫻井充君 レントゲンの読みだけではないと思うんですね。要するに、感染症の患者さんたちにどう接していくかというときの極めて大事な、まあ大事な疾患というんでしょうか、その基礎になる疾患の一つだと私は思っています。その意味でいうと、大学の教育の中で患者さんに、入院している患者さんにも...全文を見る
○櫻井充君 これは、現場の歯医者さん困っていらっしゃるんですよね。要するに、じゃ、ここに書いてある、まず答弁になっていないんですが、何で歯科だけはこうやって治療法が決められているんですか。
○櫻井充君 何で歯科だけそうなっているの。医科はないでしょう。
○櫻井充君 じゃ、中耳炎というのは、じゃ、これだって薬剤の治療もあるかもしれないし、切開もあるかもしれないじゃないですか。こういうのは何にも書いていなくて、これだけ何で特別書くの。
○櫻井充君 じゃ、今これは現状に合っていますか。要するに、乳歯にあっては抜歯、歯を抜けと書いてあるんです。これだけは認めると書いてあるんです。こんな、現状に合っていますか。
○櫻井充君 答弁になっていません。駄目。悪いけれども、国対から止めるなと言われているけれども、駄目だよ、そんな答弁じゃ。
○櫻井充君 要するに、じゃ、乳歯にあっては抜歯しろというのは現状に合っていますか。現状の治療はこういうことなんですかという、合っていますか。合っているか合っていないかだけ。
○櫻井充君 答えになっていないでしょう。  だから、合っているのか合っていないのかを聞いているんじゃないか。
○櫻井充君 そのとおりなんですよ。合っていないんですよ。合っていないということに、じゃ、いつごろから気付かれていましたか。
○櫻井充君 要するに、現状に合っていないことを全然理解していないから、いつまでたっても放置されているんですよ。  それで、今なんか健康診断の在り方を議論してそれからやりますと言っているわけでしょう。何も健康診断の在り方じゃなくたって、少なくとも、今乳歯にあってどういう治療をされ...全文を見る
○櫻井充君 こういうのを結局文部科学省に任せていちゃ駄目ということじゃないですか、こんな答弁じゃ。厚生労働省、どう思われますか。  子供たちがこういうことで、特に歯科は八〇二〇運動だといっていろんなことをやっているわけですけれども、そうすると、子供のときの予防なりなんなりが大事...全文を見る
○櫻井充君 現場の先生方、困っています。そして、それを実際に受けている子供たちも困っているんですよ、親御さんも。特にこうやって失業者が増えてきている中であっては大変なんですから、そこら辺のことを是非考えて早期に変えていただきたいと思いますし、言っておきますが、今日のやり取りは、こ...全文を見る
○櫻井充君 終わります。