金子哲夫

かねこてつお



当選回数回

金子哲夫の2003年の発言一覧

開催日 会議名 発言
01月30日第156回国会 衆議院 憲法調査会 第1号
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○金子(哲)委員 社会民主党・市民連合の金子です。  憲法から見た今日の国際情勢について意見を述べたいと思います。  最初に、イラク問題について申し上げたいと思います。  今、我が国がとるべき態度は、米国が主張する武力による問題解決には反対し、日本国憲法の精神に沿って国際社...全文を見る
○金子(哲)委員 何か、多岐にわたる質問が出ておりますので、すべてを答えているかどうかわかりませんけれども、戦後の日本の平和の問題について、私は、やはり平和憲法があったからだというふうに考えております。何よりも戦前の時代と比較して一番大きなことは、日本の国民が戦争によってだれ一人...全文を見る
○金子(哲)委員 社民党の金子ですけれども、日米安保の問題については、やはり日本が憲法で非武装をうたっている限り、速やかに解消すべきだ、私はこのように考えています。  これまでの歴史の中にあっても、日本の米軍基地が果たしてきた役割を考えれば、ベトナム戦争への出撃もそうであります...全文を見る
○金子(哲)委員 赤松委員にぜひお伺いをしたいんです。  私、核問題についてお話をさせていただいたんですけれども、今、北朝鮮の核開発をめぐる疑惑の問題について世界の世論がこれを阻止すべく力を入れているわけですけれども、そもそも核兵器に対する認識という問題について私はぜひお伺いを...全文を見る
○金子(哲)委員 拉致問題の基本的な認識については、先ほども申し上げましたように、国家的な犯罪という認識を私ども持っておりますし、そして人道上からも許される問題じゃありませんから、速やかにこの問題が解決されるべきだと。そしてまた、我々も十分に真相が明らかになっているというふうには...全文を見る
○金子(哲)委員 今の中川委員のその最後のところは法改正の問題の提起だと思いますけれども、それはやはり出る法を見なきゃ、今賛成するか反対するかと言われても表明することはできません。  さらに、今例えばそういう不法行為があると指摘された点が、今の国内法においてもそれを阻止すること...全文を見る
○金子(哲)委員 もう時間がないようですので、今、会長が北川委員の発言についてそういう指摘をされたことについては、これはまた検証しなければいけないと思いますので、その検証をすればいいと思いますけれども、中川委員から先ほど拉致問題に対して、最後に社民党の対応について発言がありました...全文を見る
○金子(哲)委員 今、直接かかわりのない御質問ですので、答えるべくもないと思いますけれども、申し上げておきたいと思います。自衛隊について、私どもの今の方針は、縮小、改組すべきだという方針を持っております。以上です。
02月06日第156回国会 衆議院 憲法調査会安全保障及び国際協力等に関する調査小委員会 第1号
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○金子(哲)小委員 社会民主党・市民連合の金子です。  きょうはお二人のお話ありがとうございました。  非常に今日的な問題で森本参考人にお考えをお伺いしたいんですけれども、国連でパウエル長官の発表がイラク問題にかかわってありまして、あの発表ではイラクへの米軍の軍事行動の根拠と...全文を見る
○金子(哲)小委員 ありがとうございました。  五十嵐参考人にお伺いしたいのです。  先生は最初に、非常事態ということで地震とか水害、原発、テロ、戦争と五つのものを挙げられて、人為的なものと自然現象ということをおっしゃったわけですけれども、この非常事態の論議のときに、どうして...全文を見る
○金子(哲)小委員 森本参考人にぜひお聞かせをいただきたいと思いますけれども、今、抑止力論が出ました。新しい形に今変わってきたんだということが言われておりますけれども、従来、抑止力論に立って、例えば核兵器の場合は、結局のところ、膨大な、人類が何度も死ななければならないほどの核兵器...全文を見る
○金子(哲)小委員 ありがとうございました。
02月13日第156回国会 衆議院 憲法調査会統治機構のあり方に関する調査小委員会 第1号
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○金子(哲)小委員 社会民主党・市民連合の金子です。きょうは、増田参考人の貴重な御意見、ありがとうございました。  憲法の中に地方自治が、四条でありますけれども、明確に位置づけられていることについての意味ということも含めてお話しになりましたけれども、その点については、これから、...全文を見る
○金子(哲)小委員 先ほど財源の問題が出てまいりましたけれども、私も実は、今の広域合併の市町村合併を見ますと、先ほど参考人のお話にもありましたように、一方で、背景として、少子化、高齢化という人口減少ということが指摘をされておりますけれども、現実、多くのところで広域合併をするけれど...全文を見る
○金子(哲)小委員 最後に、時間も短いので、あと簡単に質問したいと思います。  憲法では、九十五条で、国が特別法を定めたときに住民投票を行うということを定めておりますが、今、このこととは別にして、重要な案件について住民投票で行おう、また、住民投票条例をつくろうというような自治体...全文を見る
○金子(哲)小委員 ありがとうございました。
○金子(哲)小委員 金子です。  今、伊藤委員からそういうお話がありましたので、きょうの増田参考人のお話の中で、確かに肥大化した財源の問題もありますけれども、きょうの論議でもっと考えなきゃいけないのは、中央と地方の財源のあり方の問題だったと思うんです。ですから、そこはやはり分け...全文を見る
02月13日第156回国会 衆議院 予算委員会 第10号
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○金子(哲)委員 社会民主党・市民連合の金子です。  私は、在外被爆者の問題について、坂口厚生労働大臣にお尋ねをしたいと思います。  この問題についてはもう何度か大臣とはやりとりをしておりますので、そういうことを踏まえながら御質問をさせていただきたいと思いますけれども、昨年の...全文を見る
○金子(哲)委員 ぜひその問題点は整理をしていただかなければなりませんが、私は、きょうはこの問題でこんなに五分以上も答弁いただくと思いませんでした。時間がありませんので、この問題は、とにかく上告を断念していただきたいということをまず申し上げて、前に進んでいただきたいということを申...全文を見る
○金子(哲)委員 私は手帳のことを今言っているわけではなくて、手当の問題を言っているわけです。一度支給をして、そして継続してもう一度再申請をしたいという場合にも、あえて高齢の人が日本に来てその手続だけをしなければならないという理不尽な対応というのが本当にいいのかということです。 ...全文を見る
○金子(哲)委員 時間になりましたので終わりますけれども、私は、ちょっとこの問題は続いて、あすの質問もありますので、ぜひ続いて質問させていただきたいと思います。  以上で終わります。
02月14日第156回国会 衆議院 予算委員会 第11号
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○金子(哲)委員 社会民主党・市民連合の金子です。  雇用問題に関して質問したいわけですけれども、その前に、昨日質問をしました在外被爆者問題について、少し大臣に改めてお伺いしたいと思います。大臣、本音のところでぜひ、もう大臣の率直なお気持ちをお聞かせいただきたいという思いで質問...全文を見る
○金子(哲)委員 大臣の今の答弁でぜひ確認しておきたいのは、手帳の申請については日本に来ていただきたいということを明確におっしゃいました。きのうの答弁の中でも、一度は日本に来てほしいということは、手帳の交付を受ける際には日本に来てほしいということですね。  そうしますと、各種手...全文を見る
○金子(哲)委員 大臣、僕も途中で話を切って大変申しわけなかったけれども、今答弁されたことは私の質問に何も答えてないじゃないですか。私は、居住国からそういう手当の申請ができるかできないかということを問うているわけですよ、中身を問うたわけでなくて。それは、幾ら申請しても条件に満たな...全文を見る
○金子(哲)委員 今ちょっと最後のところがよくわからないので、もう一度ちょっとお答え、最後のところだけ。
○金子(哲)委員 きのうの答弁は、私はその話をして、日本に来て健康管理手当の申請を行った、それで、帰国をして健康管理手当を受給していた、三年、五年たって、まだ病気が治らない、だから再び継続して申請をしたいというときに、また日本に来なきゃいけないんですかということを問うたら、大臣は...全文を見る
○金子(哲)委員 わかりました。ぜひ検討してください。  そうであれば、実は私は、一度来てほしいという話がありますけれども、これから手帳を申請される方、そして取得をされる方が新たな手当を申請される場合は、私は、そういうことは条件としていいと思います。  ただ、きのうもお話しし...全文を見る
○金子(哲)委員 大臣、私は大臣に何度かこういう話をしておりますので、現実の被爆者の皆さんの声も聞いていただいておりますので、本当にその気持ちはよく御承知で、今、ケースによってお話をしたいということですから、私もぜひその点を尊重していきたいと思うんです。  ただ、私自身は、あの...全文を見る
○金子(哲)委員 ありがとうございました。  それでは、本論の雇用問題について、質問に入らせていただきます。  失業の問題なんですけれども、非常に長期化をしているということが今深刻な状況になっております。雇用をどうやってつくるかということは、いろいろな課題で、緊急地域の雇用対...全文を見る
○金子(哲)委員 サービス残業が大きな問題になり、これをなくしていく、これはまず労働基準法上の問題も第一にあるわけですね。  これは、使用者側も組合の側もそのために、なくすために努力しなければなりませんけれども、今この問題が、先ほど私言いましたように、サービス残業の根絶というこ...全文を見る
○金子(哲)委員 大臣の答弁を聞いておりますと、率直に申し上げまして、サービス残業の問題に対して余り深刻な問題意識がないようにちょっと受けとめるんですけれども、そこで、先ほど言いましたように、サービス残業をなくすとすれば、それは使用者側の責任が極めて重大だということは言うまでもな...全文を見る
○金子(哲)委員 それは、企業がそういうことで改善されればいいですよ。しかし、サービス残業の実態というのはもっと厳しくなっているわけでしょう。そして、厚生労働省自身が緊急の調査を行わなければならないほどにサービス残業は蔓延化し、あらゆる企業に広がっているわけですね。そうであれば、...全文を見る
○金子(哲)委員 確かに要員の問題はいろいろな壁もあることは承知をしておりますけれども、やはり全体の雇用状況の中で、こうしたサービス残業の問題というのは、今片山総務大臣からもそういう答弁をいただきましたけれども、厚生労働省としてもぜひその問題にかかわっての取り組みというものを要望...全文を見る
○金子(哲)委員 さらに、大きな問題は、今労働現場はどうなっているかというと、さまざまな労働条件の切り下げ、賃金の切り下げが起こっております。  実は私は、ハイヤー、タクシーの部門は新たな再就職先としては多いんじゃないかというふうに思って、現場の方に聞いたんです。そうしたら、そ...全文を見る
○金子(哲)委員 ぜひその指導を強めていただきたいと思います。  もう時間がありませんので最後の質問になると思いますけれども、財形年金のペイオフからの別枠保護問題についてちょっとお伺いしたいと思います。財形年金をぜひペイオフ限度額の一千万円別枠として保護していただきたいというこ...全文を見る
○金子(哲)委員 もう時間になりましたので終わりますけれども、ただ、移動できないその制度の枠組みというものがあるわけですから、そういった制度の性格上も考慮して、ぜひ検討していただきたいということを要望して、終わります。
02月26日第156回国会 衆議院 厚生労働委員会 第2号
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○金子(哲)委員 社会民主党・市民連合の金子です。  大臣の昨日の所信表明を聞きまして、私は、援護行政については、せっかく昨年の十二月十八日に在外被爆者問題に英断を下されたわけですから、重要な課題として所信表明へ出てまいると思っておりましたけれども、この中には在外被爆者について...全文を見る
○金子(哲)委員 そうしますと、国内におりますと、今まで、国内の被爆者が亡くなられた場合、この裁判でも係争になりました被爆者手帳の失効の問題は、在外、国外に出ても失効しないということが今度の判決の受け入れの大きな要因なんですけれども、そうしてみますと、在外にいらっしゃる皆さんも、...全文を見る
○金子(哲)委員 その方法は、どういう方法ですか。
○金子(哲)委員 そうしますと、この手帳の失効の手続のためには、外国から郵送でそういう手続、届け出ができるということですね。
○金子(哲)委員 だから、それは郵送でもいいんですね。つまり、それは、おっしゃるとおり、亡くなった時点で失効するわけですけれども、問題なことは、どういう手段がとられるかということを聞いているわけでして、しかも、その届け出がなければ、事実上、実際に手帳が返ってこなければ、国の側とし...全文を見る
○金子(哲)委員 それは郵送でもいいということですけれども、そうすると、日本の場合は、その際、ほとんどのケースの場合に葬祭料を請求されますね、亡くなった方に対して葬祭料が出ますから。外国にいらっしゃる場合はどうなりますか。
○金子(哲)委員 その考え方というのは厚生労働省の考え方ですか。手帳を失効するための手続のための手帳の届け出、死亡の届け出は郵送でも受け付けますといって都道府県に受け付けさせて、同じことの処理の葬祭料の請求は受け付けられません、それはちょっと矛盾があるんじゃないですか。  大体...全文を見る
○金子(哲)委員 それは手当のことでしょう。手当と葬祭料とは全く性格が違うでしょう。そもそも葬祭料というのは御本人に渡るものじゃないじゃないですか。遺族にお金が渡るわけでしょう。被爆者で亡くなった方の葬祭が行われたということで、遺族にお金が渡るわけでしょう。被爆者自身が受け取るよ...全文を見る
○金子(哲)委員 その根拠があいまいだということを言っているわけですよ、葬祭料に関して。何も根拠はないじゃないですか。  亡くなったとき都道府県に届ければいいということがあって、しかも今度、外国に、在外の方にもそういうことを適用するということに拡大をしたわけです。今まであなた方...全文を見る
○金子(哲)委員 大臣がお読みになったとおりですよ。援護法そのものには、居住地の都道府県が支払うということは何も書いていないんですよ。「政令で定める」となっているんですよ。だから、そのことは政令で定めればいいわけですよ。そういう方法でも支払えますということを定めればいいんですよ。...全文を見る
○金子(哲)委員 大臣がおっしゃるとおり政令で定めることになっているから、私は何も法律を変えてくださいと言ったわけではなくて、政令、省令を変えていただければ今の法律の中でもそれは可能でしょう、そのことを言っているわけですよ。  しかも、何も裁判所は葬祭料の支払いの仕方にまで言及...全文を見る
○金子(哲)委員 じゃ、ぜひ十分な検討をしていただくように要望して、終わります。ありがとうございました。
02月26日第156回国会 衆議院 予算委員会 第19号
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○金子(哲)委員 社会民主党・市民連合の金子です。  私は、雇用にかかわる問題について質問をさせていただきたいと思います。  最初に、先般もサービス残業の問題を取り上げたんですけれども、社会経済生産性本部が、サービス残業がなくなれば百六十八万人の雇用が新たに生まれるというふう...全文を見る
○金子(哲)委員 ぜひ質問に答えてもらいたいと思うんですけれども、つまり、例えば民間団体では、サービス残業をなくせば百六十八万人の雇用がある、こういう数字も出しているわけですよ。それに対して政府は、今言われたのは、たまたま調査に入ったところの実績で言われているだけであって、全体と...全文を見る
○金子(哲)委員 今の答弁を聞いていますと、結局、サービス残業の問題を真剣に取り上げようというふうには考えられていないように思うんですよね。もちろん、数字として、何百万、何十何万とかいう具体的数字がはじけないかもわかりません。それは今言われたとおり、正規に払えばいいかというような...全文を見る
○金子(哲)委員 つまり、数字で述べることはできないけれども、それは一つの大きな雇用を創出する要件になるということは今大臣もお認めになりましたから、そういう意味でいいますと、サービス残業を根絶するということは極めて重要だというのはこの前もお話ししました。  この前の予算委員会で...全文を見る
○金子(哲)委員 それはちょっと違うんじゃないですか。そもそも、公務員の定数削減問題があって、百名余りの中央労働基準監督署の定員削減がまずあって、それに対して四十九名を積んでいるだけじゃないですか。純増で四十九名も増員しているんですか、労働基準監督署は。
○金子(哲)委員 それはちょっとおかしいんじゃないですか。全体の数、労働基準監督署の職員の数が減っているんですよね。では、どこかが減っているんじゃないですか。事務官の方が減っているんですか。いわば申請を受け付けたりする、申告を受け付けたりする部門が減っているんですか。そうでなきゃ...全文を見る
○金子(哲)委員 労働基準監督署の定員は減っているわけですよね、現実には。監督官の現場は一応数合わせはしてある。ところが、実際にこれは、この前の委員会でも大臣みずからが認められたように、今、事務官、申告処理をやっているというけれども、この申告処理だって二〇〇〇年以降急増しているわ...全文を見る
○金子(哲)委員 しかし、定数の考え方は、厚生労働省の枠の中で何でも自由にできるわけじゃないんじゃないですか。労働基準監督署は労働基準監督署としての定数枠があるわけですから、それをはみ出して、では、ハローワークから労働基準監督署に異動することはできるんですか、厚生労働大臣の権限で...全文を見る
○金子(哲)委員 いや、私は、だから言っているんですよ。労働基準監督署の仕事が非常に膨大になっている、サービス残業のチェックも含めて申告もふえている。そういう中で、前回、定員はどうですかと言うと、少ないけれども四十九名増員したんだと。しかし、現実には労働基準監督署の増員は実際には...全文を見る
○金子(哲)委員 もうその数字の遊びは終わりにしたいと思いますけれども、実質的な増員がなっていないんですよ、現場は。労働基準監督署全体の数字は全然ふえていないんですよ。マイナスになっているんですよ。そのことは認識した上で次の対処をしなきゃ、ただ定数だけをふやしたふやしたと言って、...全文を見る
○金子(哲)委員 企業の意識に依拠するのは、それは、それも重要ですよ。だから、企業に対して徹底して厚生労働省は指導してほしいと思いますよ。  だけれども、例えばトヨタ、あの大手のトヨタですらサービス残業の実態があるわけでしょう。トヨタの社長は日経連の会長をやっているわけでしょう...全文を見る
○金子(哲)委員 もう大臣がおっしゃるとおりで、三六協定を結んでも長時間働く職場があるんです。その上に、今問題になっているサービス超勤まであるんです。これはもう、サービス超勤の場合は、ほとんどの場合が、大体こういうケースがあるんですよ。企業の経営者は何を言っているか。おまえは時間...全文を見る
○金子(哲)委員 そのとおり、そこは一致するわけですよ。だけれども、それを現実的な問題としてこれだけ厚生労働省も問題にしなきゃいけないほどサービス残業があり、そして過労死というものがあるわけですから、そのことをどうやって撲滅するかということが緊急の課題です。(発言する者あり)組合...全文を見る
○金子(哲)委員 終わります。
02月27日第156回国会 衆議院 憲法調査会 第2号
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○金子(哲)委員 私は、この憲法調査会でも、会長自身からも何度も確認されておりますように、主権在民主義という憲法の極めて基本的な意味というものは失われていないし、また、これは今後にあっても最も大切にされなければならないということが言われております。そういう意味で、この天皇制の第一...全文を見る
○金子(哲)委員 きょうのテーマ、例えばテロということが定義づけされておりますけれども、往々にして、この非常事態の論議のときに、テロの問題、そしてまた戦争の問題、何を非常事態として考えるかというところがあいまいなままにいつも進むというふうに私自身は考えております。  まず、テロ...全文を見る
02月27日第156回国会 衆議院 予算委員会第六分科会 第1号
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○金子(哲)分科員 社会民主党・市民連合の金子ですけれども、私は、昨年の十二月に島根県澄田知事が最終的に決断をされた中海・宍道湖淡水化問題について質問したいと思います。  一九六三年にスタートして、実に四十年間、八百十五億円の巨額の国費をつぎ込んで、全くむだとも言えるこの事業が...全文を見る
○金子(哲)分科員 この工事、干拓事業、淡水化事業というのは、幾つか節目があったと思うんです。八〇年代に入りまして宍道湖の漁業などにも被害が出始めまして、この中止を求める声が非常に強まったわけです。私は、もともと生まれは島根でありますし、松江で、父の実家もあり、私自身がそこで生活...全文を見る
○金子(哲)分科員 ぜひ、この宍道湖、中海の干拓事業というものが、今後の公共事業のあり方、進め方において大きな教訓として、特に、一九八八年には地元もそういうことを言い、当時の竹下総理もそういう決断をされて、一たん作業停止というような状況もあったわけでありまして、それから数えてもも...全文を見る
○金子(哲)分科員 いや、内容はいいです。  私があえてそのことを申し上げましたのは、先般の協議会では、中浦水門の取り扱いについてのみ提起をされているわけですね。  その資料を見ますと、基本的な考え方として、「土地改良事業以外の目的に利用する場合には、新たな管理者に譲渡等」、...全文を見る
○金子(哲)分科員 ただ、この示された日程表を見ますと、何か年度内に結論を出す、中浦水門は平成十四年度、できるだけ早い時期に結論を出そうということですけれども。  それから、私、大臣にぜひお願いといいますか意見を申し上げたいと思いますけれども、御存じのように、昨年の秋の臨時国会...全文を見る
○金子(哲)分科員 大臣、今の答弁をお聞きになってわかりますか。国が行った事業ですよ。国がこれを撤去しなきゃいけないんですよ。もっと国が積極的にかかわってやらなきゃ、今の話だったら、鳥取県は鳥取県でどうぞお考えください、影響が出るか出ないか。島根県は島根県で検討してください。そし...全文を見る
○金子(哲)分科員 いや、先ほども申し上げましたように、では、そういう人たちの意見がどういうふうに集約されるのか。  私が言いましたのは、例えば、あそこの中海、宍道湖というのは、鳥取県と島根県に両方に行くわけです。協議会の中では、もちろんそういう課題も協議をされると思います。し...全文を見る
○金子(哲)分科員 今後の進め方の中で、今大臣がお答えになったことが生きるようにぜひ進めていただきたいということを申し上げておきたいと思います。  それで、こだわるようですけれども、今中浦水門の案が出ているものも、やはり潮流の問題等を含めて見ますと、そういうことが十分に考えられ...全文を見る
○金子(哲)分科員 今大臣からも社会的配慮ということが言われたわけですけれども、私はとにかく、社会的配慮、国の責任とか、言葉はいずれにしましても、少なくとも、この閘門の作業が停止をされる時点で、そこに働いていらっしゃる皆さんが一人も路頭に迷うことがないということを、ぜひ国の立場か...全文を見る
03月13日第156回国会 衆議院 憲法調査会基本的人権の保障に関する調査小委員会 第2号
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○金子(哲)小委員 社会民主党・市民連合の金子です。  お二人の参考人には、御意見ありがとうございました。  最初に菅野参考人にお伺いしたいんですけれども、私は、公務員の労働基本権は、基本的に憲法で保障された労働三権をまず与えるべきだ、その上に立って、さまざまな条件の中で制約...全文を見る
○金子(哲)小委員 そうしますと、今参考人がおっしゃったとおりのことを考えれば、今度の大綱の中で労働基本権の制約については先送りするということは、本来あってはならないことだと思うんですよね。やはり、その論議の過程、プロセスということが極めて重要になってくるわけでして、そういった意...全文を見る
○金子(哲)小委員 端的に答えていただきたいと思いますけれども、公務員制度調査会の論議の中で、国際的な関係、例えばヨーロッパとか、少なくとも、日本と同程度の経済的な関係にあるような国々の公務員制度と日本の公務員における労働基本権の制約状況とについての比較とか検討はされましたでしょ...全文を見る
○金子(哲)小委員 そうしますと、せっかくしていただいた割にはこれが先送りになっているということは、参考人自身も大変じくじたる思いで今いらっしゃると思いますけれども、やはりそれをやれば、今の日本の公務員制度の中における労働三権の扱いが国際的に見てもいかに不合理かということは明らか...全文を見る
○金子(哲)小委員 先ほど参考人、男女の賃金格差の問題をお話しになりまして、厳然とそういうことがあると思います。  それから、いただきました資料でも、確かに、男女の賃金格差の中で、それをつくり出す大きな要因の中に、いわゆる就業形態の多様化というのをいただいておりますけれども、ま...全文を見る
○金子(哲)小委員 ありがとうございました。なかなか難しい答えのようでして。
○金子(哲)小委員 今、平林委員がお話しになったことも関連しながら、少し私の意見を述べさせていただきたいと思います。  もちろん、ILOの勧告をすべて、それを全部受け入れるかどうかということは、我が国に主権がある限り、そこで判断することになると思います。ただ、ILOは国際機関と...全文を見る
03月19日第156回国会 衆議院 厚生労働委員会 第4号
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○金子(哲)委員 社会民主党・市民連合の金子です。  まず最初に、年金の物価スライド問題について、ちょっとお伺いをしたいと思います。  この間、二〇〇〇年度、二〇〇一年度、二〇〇二年度もいずれも、消費者物価指数は対前年度比でそれぞれ〇・三、〇・七、〇・七のマイナスであったわけ...全文を見る
○金子(哲)委員 この社会経済情勢ということは、必ずしも物価の問題だけでなくて、例えば医療費の負担増の問題だとか、そういうもろもろの、また特に高齢者の場合は、昨年の十月、既に医療費負担がふえたわけですけれども、増額したわけですけれども、そういう問題も含めた社会経済情勢を認識しなけ...全文を見る
○金子(哲)委員 私がなぜそうしつこく質問しているかというと、過去三年間凍結するときには、その理由として、社会的な状況というものが、厳しい社会経済情勢というものがあるということの中でやられたわけで、今度はスライド制を導入するということについて、その認識が変わったのかどうか。もし厳...全文を見る
○金子(哲)委員 十分に納得できるわけではありませんが、ちょっと次の質問をしたいと思います。  物価スライドをするとしても、すべての年金部分すべてにスライドをするのがいいのかどうかというのは私は問題があると思うんですよ。やはり基礎年金と言われる、いわば生活の最低の、支えていくよ...全文を見る
○金子(哲)委員 ぜひ、そのことはその中で抜本的に検討してほしいと思うんですよ。やはり基礎年金部分がセーフティーネットの要素を持っているだけに、そのことを考えてみますと、そこをどう扱うのか。先ほど、若年者の賃金の減少ということをおっしゃいました。また、ある意味では、年金を、今掛金...全文を見る
○金子(哲)委員 特にその中で、国民年金の問題についてちょっとお伺いしたいんですけれども、これは受給者はどれぐらいで、平均的な受給額はどれぐらいになっていますでしょうか。
○金子(哲)委員 平均受給額はどれぐらいですか。
○金子(哲)委員 そうしますと、もちろん自営業とかいろいろな方たちもいらっしゃいますから、一律に申し上げることはできない状況ですけれども、五万五千円ぐらいの年金ということになりますと、かなりの部分が老後の生活のウエートに占める割合になると思うんですけれども、そういう低額の年金受給...全文を見る
○金子(哲)委員 いずれにしても、国民年金については、高齢者の基礎的な支出を支えるような水準に達しなければならないというふうに考えておりますけれども、そういう意味では、それらがそういう意味を十分に補足しなければ、公的年金としての意味を持たないという形になるわけですから、やはり私は...全文を見る
○金子(哲)委員 説明を受けましたけれども、やはりこういう慰謝というようなものは一回限りで、もし必要ならば、恩給とかいろいろあるわけですから、必要なものはそこできっちりとやるというのが本筋であって、毎回毎回、十年に一回国債を発行して、十年償還の国債でやるというのは、それが本当の慰...全文を見る
○金子(哲)委員 今お話があったように、本来ならば、弔意といいますか慰謝の気持ちがあるのであれば、私はやはり、家族を亡くした人、とりわけすべての家族を亡くした人たちに対して、被爆者であってもなくても、同じ痛苦を味わってきているわけですから、そういうものを措置していくというのがむし...全文を見る
○金子(哲)委員 そうしますと、六百五十名の方が一応、これもいろいろ意見はあるにしても、支払いの対象になっているということになりますと、これに完全に支払わなきゃいけないですよね。そうすると、今やられているような取り組みでこの六百五十名の方にきちっと周知し、できるんでしょうか。どう...全文を見る
○金子(哲)委員 重ねて伺いますけれども、できれば大臣に答弁をお願いしたいんですけれども、これはやはり少なくとも六百五十名については国が責任を持って、探し出すという言い方は適当でないかもわかりませんけれども、探して支払いをするために最大限国が責任を持つということでいいでしょうか。
○金子(哲)委員 この六百五十名の方というのは、手当を遡及して支払う方については割合といろいろ調べられて調査をされて、都道府県の協力も得られて、六百五十名と今おっしゃった数字が出ているように、具体的な固有名詞は挙がっていると思います。しかし、そのほかに、被爆者手帳を海外にあって取...全文を見る
○金子(哲)委員 ぜひそのことをお願いしたいと思います。四月には各国の被爆者協会の代表が日本に訪問される予定になっておりますので、私どもは、直接、大臣初めお会いできるようにぜひお願いしたいと思いますけれども、その際にも、そういう協力をしていただかなきゃいけないということがあります...全文を見る
○金子(哲)委員 では、時間になりました。終わります。
03月20日第156回国会 衆議院 憲法調査会 第4号
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○金子(哲)委員 今お話しになっている問題、このイラクの問題に関して、私は、これからの国際秩序がどうあるべきかという極めて重要な分岐点に立っていると思っております。つまり、国連憲章や国連決議また憲法を中心とする法の支配のもとにこの国際社会をつくっていくのか、先ほどどなたかの発言に...全文を見る
03月27日第156回国会 衆議院 憲法調査会 第5号
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○金子(哲)委員 私は、合併の論議が進んでおりますけれども、二つの視点から問題を考えるべきだというふうに思っております。  一つは、やはり合併ということで広域化をしますけれども、私が住んでおります広島県のある町長がおっしゃいましたけれども、合併をすれば、当然、広域化することによ...全文を見る
○金子(哲)委員 社民党の金子です。  労働基本権問題について意見を申し上げたいと思います。  ILOの勧告、中間報告などについては、既に島委員そして春名委員から意見が出されておりますので、私もそのとおりだと思います。日本の政府というのはなぜこれほどまでにILOについては冷た...全文を見る
○金子(哲)委員 私は、イラク問題について少し意見を述べさせていただきたいと思います。  まず、私は、我が国がこの問題に対応する、そしてまた今後の国際社会の中にあって対応すべき点は、やはり平和主義と国連を中心とした国際協調を基本とすべきだというふうに考えております。  小泉総...全文を見る
04月01日第156回国会 衆議院 厚生労働委員会 第6号
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○金子(哲)委員 社会民主党・市民連合の金子です。  特に、駐留軍関係離職者等臨時措置法の関係について、幾つか御質問したいと思います。  第八十四回国会でこの法案が審議されたときに、附帯決議の中で次のような一項があります。「沖縄県の厳しい雇用情勢に対応するため、離職者の雇用機...全文を見る
○金子(哲)委員 この対策措置の中に広域求職活動費とか移転費というようなものが計上されて、そういう措置がとられるようになっているわけですけれども、これらは大体どれぐらい活用されているでしょうか。ちょっと質問を出していなかったんですけれども、もしわかれば。  といいますのは、沖縄...全文を見る
○金子(哲)委員 ということは、余り活用されていないということですね。  といいますのは、今先ほども話がありましたように、沖縄の雇用状況が大変厳しいという状況の中で、駐留軍離職者の方の場合には、県内で再就職先が今までのケースの場合は見つかったということで、これらの制度が活用され...全文を見る
○金子(哲)委員 昨日ですか、ニュースで流れまして、厚生労働省にイラク問題の対策特別委員会が設置をされたという話が出まして、私はそういうことの中に雇用問題などもあるかと思ったら、生物化学兵器に対する対策委員会だけということでありますけれども、私はこれは大事な大きな課題だと思います...全文を見る
○金子(哲)委員 ぜひ、今の高卒、大卒も含めて未就職の問題は、別に沖縄に限ったことではなくて、これは本当に希望に燃えて卒業した人たちが就職できないという深刻な問題ですから、さらに強化をしていただきたいということ、特に沖縄の場合には、今お話がありましたように、より深刻な状況ですから...全文を見る
○金子(哲)委員 今局長がお答えになったのは、確かに、離職をするという前提のもとで、それについてはきめ細かくやろうということですけれども、その前に、今こういう雇用状況ですから、確かにそういう離職をされた方に対してしっかりとした施策を打つということは大事ですけれども、今の時点で、そ...全文を見る
○金子(哲)委員 時間になりまして、終わりますけれども、ぜひ沖縄、沖縄のみならず、雇用問題は深刻でありますので、ぜひ十分な対策をとっていただきますように最後にお願いして、終わりたいと思います。ありがとうございました。
04月02日第156回国会 衆議院 厚生労働委員会 第7号
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○金子(哲)委員 社会民主党・市民連合の金子です。  まず最初に、雇用保険法の改正案の質問に入る前に、大臣にお伺いをしたいんですけれども、二月に予算委員会やこの厚生労働委員会でも、在外被爆者の問題を幾つか質問しまして、二つの案件について、健康管理手当の再申請の問題と葬祭料の問題...全文を見る
○金子(哲)委員 この問題だけで質問することが難しいですけれども、基本的には、健康管理手当については、今三年、五年の期間がありますけれども、それをかなり延長するというか、疾患にもよりますけれどもということですけれども、基本的にはそういう方向で、一度申請を出せば、それで認定をされれ...全文を見る
○金子(哲)委員 ぜひ早い結論を出していただきますように、もう三年、五年が次々と来る人たちもいらっしゃるわけですので、その点はできるだけ早く結論を出していただきたい、今大臣が答弁していただいた方向で出していただきたい。  葬祭料の問題については、今、非常に難しいという話が出まし...全文を見る
○金子(哲)委員 私が言うまでもないんですけれども、完全失業率は、当時、小泉総理が就任されたとき、四・七%から八%ですよね。そして、その後どんどん急上昇しまして、最近、一番新しい数字は五・二%とちょっと低下をしたんですけれども、五・五%という史上最悪の数字をずっと示してきたわけで...全文を見る
○金子(哲)委員 もう一つちょっとお伺いしたいんですけれども、同じ二〇〇一年の六月に、当時の竹中経済財政担当大臣はこのようにおっしゃっているんですよ。構造改革、規制緩和で、新規分野を含め、サービス分野において、今後五年間で五百三十万人の雇用機会の創出が期待されるという話をされてい...全文を見る
○金子(哲)委員 いや、私はなぜその質問をしたかといえば、五百三十万人も雇用ができれば、一時的なこの雇用不安の状況ですから、それだけしっかり政策をつくっていただければ、何も雇用保険をこんな無理することはない。短期的な措置をとれば済むわけで、だから、言うことだけ好きに言っただけだと...全文を見る
○金子(哲)委員 いや、私が言いたかったのは、もちろんそれは制度的にいろいろあるでしょう。ただ、今の失業状況を見ますと、失業期間が長期化をしている。これは認められるわけでしょう、失業期間が長期化しているのは。であれば、長期間の失業者に対してどうするかという問題が出てくるんじゃない...全文を見る
○金子(哲)委員 時間がないので次の質問に移りたいと思いますけれども、先ほど来、給付期間が過ぎて一カ月以内に二九・四%ぐらいの、これは二〇〇〇年度の受給資格者で、二〇〇一年十二月末の数字で二九・四%というような数字があります。確かにその率が高いことは間違いないわけですね。  そ...全文を見る
○金子(哲)委員 それは逆転しない方がいいですよ。雇用保険の給付額より高い賃金で雇ってもらう方がいいわけで、だれしもそれを希望しているわけで、そういうふうに言われると、では一体なぜこんなに賃金は下がっているんですか、再就職の場合。原因があるわけですよ、それは。何かにいろいろ原因が...全文を見る
○金子(哲)委員 私は、先ほども質問出ましたけれども、なぜそういうことをしつこく言っているかというと、今度のこの就業促進手当の新設された中に、常用以外でもこれを適用するというわけですよね。つまり、結局政府の側がこういう不安定雇用を、パートも含めて、どんどん認めていく方向に施策とし...全文を見る
○金子(哲)委員 今大臣、パートのことを盛んにおっしゃいましたので、では、ぜひパートの均等待遇の問題をしっかりやってください。そういうことをしっかりやって、パートの労働条件も、働く条件をしっかりと上げて、確保して、不安定部分をなくして、その上でパートのことをおっしゃるのならいいけ...全文を見る
○金子(哲)委員 私が言いたかったのは、雇用保険法の第一条に言われている趣旨からいうと、これを性格を変えることになっている改正だということを重ねて私は指摘しておきたいと思うんですよ。そういうことがまかり通っていけば、そして今の発想でいくと、何度も同じことを言っているようですけれど...全文を見る
○金子(哲)委員 終わりますけれども、さっきの民間の職業紹介の問題についてはいろいろ私もまだ意見があるので、今答弁されてそれで納得ということにはならないことだけ申し上げて、終わります。     —————————————
04月15日第156回国会 衆議院 厚生労働委員会 第9号
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○金子(哲)委員 社会民主党・市民連合の金子です。  先日も質問したことを含めて、もう少し答弁をいただきたい点がありますので、質問したいと思います。  最初に、改めてもう一回確認をしたいんですけれども、今回の雇用保険法の改正が、本来の雇用保険法にうたわれている目的とのかかわり...全文を見る
○金子(哲)委員 相互に助け合う、扶助し合う、そのことは重要なことだと思うんですけれども、つまり私が申し上げたいのは、この目的の中の、生活安定を目的とするということなんですね。つまり、これまで高い人は高い人なりの生活をしてきているわけです。それに対して、急激に半額という支給額に激...全文を見る
○金子(哲)委員 今局長は強調されて、高額の人たちは再就職を優先するということをおっしゃっていますけれども、私が言いたいのは、それであっても、六割というものを保障した根拠というのは、それなりにもう一方にある生活安定というものを当然考慮していたから、六割というものが出てきていると思...全文を見る
○金子(哲)委員 それは納得できないですよ。  つまり、この前も二年間で破綻したわけで、五年間保障されているかどうか。これは景気の動向にもかかわるでしょうけれども、私が言いたいことは、もう一度確認したいんですけれども、少なくとも五割というものは、五〇%というものは、生活の激変緩...全文を見る
○金子(哲)委員 あえてもう一度お伺いしますけれども、つまり、私はしつこく言いますけれども、この側面、雇用保険法に盛られた、再就職を支援していく、できるだけ早く再就職していただく、そのための支援をしていく、それからその間の生活の安定を図っていくということを考えますと、もう少なくと...全文を見る
○金子(哲)委員 局長というのはうまく答弁されるものだと今やはり思いましたけれども、いずれにしても、今が五〇%というのは、少なくとも生活安定の面から見るとぎりぎりのところの支給額にまで落ち込んできている、このことはもう明らかだと思いますから、その点は、今後の雇用保険の運用に当たっ...全文を見る
○金子(哲)委員 いろいろなところにいろいろな数字があるものですから、都合よくその数字というのは引用することはできるわけですけれども、私は、もともとこの質問をしたのは、パートの労働者とかそういう不安定雇用がふえるんじゃないか、ある意味でそういうことも促進するような役割を果たしてい...全文を見る
○金子(哲)委員 今トライアル雇用のお話が出ましたのでお伺いしますけれども、七、八割という、それはもとのベースは幾らですか。このトライアル雇用を利用して就職活動をやられたのは一体何万人いらっしゃるんですか。
○金子(哲)委員 一万とか二万ですからね。今の雇用状況で、それが七、八割あるからというようなことでこのような答弁をしてもらうというのはちょっと困るわけですよね。いい制度だと思いますよ。いい制度だし、事実七、八割雇用ができるということは、これは活用したらいいと思うんですけれども、し...全文を見る
○金子(哲)委員 では、もう一つお伺いしますけれども、労働移動支援助成金制度というのがありますけれども、これはどれぐらい活用されているんでしょうか。
○金子(哲)委員 今、訓練延長給付も含めて二度ほど、二つ御答弁いただいたんですけれども、厚生労働省としてはそれらの数字をどう評価されているんですか。
○金子(哲)委員 つまり、先ほど雇用保険の話で再就職の活動が重要だという話をされて、給付額まで下げてやる。しかし、今まで再就職支援ということでいろいろな制度をつくられたけれども、ほとんど効力を発していないじゃないですか、効果として。それで、今おっしゃったように、いろいろ制度上の問...全文を見る
○金子(哲)委員 もう時間になりましたので終わりますけれども、大臣、その周知する人自身が今問題になっているわけですから、周知しようとしても、ハローワークの窓口が忙し過ぎて、そういう時間的余裕もないところに今大きな問題があるということを改めて指摘して、終わります。ありがとうございま...全文を見る
○金子(哲)委員 私は、社会民主党・市民連合を代表し、内閣提出の雇用保険法等の一部を改正する法律案に反対、城島正光委員外四名提出の雇用保険の財政の安定化及び求職者等に対する能力開発支援のための緊急措置に関する法律案に賛成する討論を行います。  今日の雇用保険制度の財政悪化を招い...全文を見る
04月17日第156回国会 衆議院 憲法調査会 第6号
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○金子(哲)委員 社会民主党・市民連合の金子です。  私は、今、イラク問題なども非常に重要な案件になっておりますけれども、テロとのかかわりの中においてどう考えるかということを申し上げたいと思います。  先ほど来お話がありますように、憲法の前文の中に、「全世界の国民が、ひとしく...全文を見る
○金子(哲)委員 社会民主党・市民連合の金子です。  憲法が施行されて五十六回目の憲法記念日を迎えますが、改めて、日本国憲法がうたう平和主義の重要性を強調したいと思います。  まず最初に申し上げたいことは、今もなお続いているイラクでの軍事行動は、どのような精密兵器を使ったとし...全文を見る
05月06日第156回国会 衆議院 本会議 第26号
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○金子哲夫君 私は、社会民主党・市民連合を代表して、ただいま提案されました労働基準法の一部を改正する法律案に対し、小泉総理並びに坂口厚生労働大臣にお尋ねいたします。(拍手)  まず、小泉総理にお聞きいたします。  勤勉性や技術力を誇る我が国労働者の特性を踏まえた雇用創出ビジョ...全文を見る
05月07日第156回国会 衆議院 厚生労働委員会 第12号
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○金子(哲)委員 社会民主党・市民連合の金子です。  食品衛生法と食中毒の関係について少しお伺いをしたいと思います。  食品衛生法が適用される場合の原因についてですけれども、例えば病因物質、細菌とかウイルスとかの問題と、そしてその原因になっている食品とが想定されるわけですけれ...全文を見る
○金子(哲)委員 基本的に、食品衛生法を適用する場合の原因としてはどちらが重点的なんですか。
○金子(哲)委員 ここの問題をしつこくやるわけじゃないですけれども、基本的には、この食品衛生法というのは、食品という言葉がついているように、食品に起因するということが、食品を摂取するということが基本的な考え方なんでしょう。その結果としては病因物質というものを特定していかなきゃいけ...全文を見る
○金子(哲)委員 つまりは原因食品ということでいいわけですね。  そうしますと、次にお伺いしたいんですけれども、食品衛生法の第四条二号が適用される場合、つまりは販売などの禁止がされる場合ですね、こういうときには、今食品が原因だということになっておりますけれども、その病因物質まで...全文を見る
○金子(哲)委員 つまりは、今答弁にあったように、病因物質が特定できなくても、その食品によってそういう中毒事件等が発生をしたということであれば、四条二号は適用されるということですね。
○金子(哲)委員 病因物質が推定できなかったらとめないんですか。明らかにその食品を食べてそういう症状が発生しているということが明らかになっているのに、病因の物質が何か、ある程度蓋然性がはっきりしなきゃとめないということだったら、蔓延していくんじゃないですか。
○金子(哲)委員 次にもう一つお伺いしたいんですけれども、食品衛生法上の第四条二号が適用される場合には、原因食品というのは、その原因になった食品というのはすべてが汚染されていなければならないということ、そういう確証が必要とされているでしょうか。その点、お伺いしたいと思います。
○金子(哲)委員 今お読みになったところの「疑いがある」というところは、改正でそれが挿入されたと思いますけれども、しかし、一九五五年の森永砒素ミルク事件のときには、岡山県は、砒素ということが特定できない時点でも、森永ミルクが危険だということで販売停止の指令を出して回収を図ったわけ...全文を見る
○金子(哲)委員 それじゃ、ちょっとお伺いしたいんですけれども、水俣病は、これは食中毒事件と考えていいですか。大臣にちょっと。
○金子(哲)委員 そうしますと、この食品衛生法、先ほど来論議している考え方に立ちながら対処しなきゃならなかったわけですよね。  ところで、水俣の隣の出水市の保健所の所長が当時、一九五九年の八月十八日に水俣湾産の魚介類の販売禁止通告を出しておりますけれども、それはどういう根拠法に...全文を見る
○金子(哲)委員 ということは、この五九年の保健所の所長の販売禁止通告というのはあったかなかったかわからないということなんですか。
○金子(哲)委員 それじゃ、次にお伺いしたいと思いますけれども、今大臣は水俣病は食中毒事件だということを明確に御答弁いただいたわけですけれども、この水俣病が水俣湾の魚介類を摂取して起こる病気だ、つまり食中毒事件だということはどの時点で認識されたでしょうか。
○金子(哲)委員 つまりは、今お話にありましたけれども、三十一年からこういうことが起こっているということを事実を確認され、そして、厚生省も研究をされておりますけれども、地元の熊本大学とかいろいろなところで研究が進んで、少なくとも、今答弁でおっしゃったことでいえば、一九五七年、昭和...全文を見る
○金子(哲)委員 時間になりましたので、最後に質問しておきますけれども、先ほど私は森永の砒素ミルク中毒事件のお話をしました。これは一九五五年、昭和三十年なんですよ。いいですか。この水俣病が発生する以前に、先ほども申し上げましたように、すべてのミルク缶が汚染されているという確認がと...全文を見る
○金子(哲)委員 時間になりましたので終わりますが、では、そういうものを販売していても行政は指導もしない、販売禁止もしないわけですか。そんなばかな話ないでしょう。  いいですか。では言っておきますけれども、いいですね、そういうことを最後ひとつ答弁してください。そんな、法律に記載...全文を見る
○金子(哲)委員 終わります。
05月08日第156回国会 衆議院 憲法調査会安全保障及び国際協力等に関する調査小委員会 第4号
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○金子(哲)小委員 社会民主党・市民連合の金子です。  きょうは、お二人の参考人の皆さん、ありがとうございました。  時間が限られておりますので、最初に菅波参考人にお伺いをしたいと思います。  私は、命のとうとさ、命の問題に対しておっしゃっていることに私も共鳴しております。...全文を見る
○金子(哲)小委員 次に、佐藤参考人にお伺いしたいんです。  日本は国連加盟国の中でも、私はいろいろな意味で特殊な問題があると思いますけれども、二つの特別の意味を持った国だというふうに思っております。  一つは、平和憲法という憲法を持っているということは、スリランカもそういう...全文を見る
○金子(哲)小委員 もう一つの特殊な問題というのは、やはり核兵器の攻撃による最初の被爆体験を持つ国だということ。これは、国連の中でも、唯一の被爆国という表現で日本政府はよく使う言葉でありますけれども、唯一の被爆国というのは、私にはちょっと意見がいろいろありまして、今被爆者は世界じ...全文を見る
○金子(哲)小委員 私は、今の発言の中で、核の傘とか、抑止力論についてもいろいろ意見がありますけれども、少なくともCTBT条約というのはその問題とは別の問題であって、核の拡散や、そしてまた新たな新型の核兵器を抑えていく、抑止をしていく、さらにはそのことを通じて核軍縮に向かうという...全文を見る
○金子(哲)小委員 ありがとうございました。
○金子(哲)小委員 社会民主党・市民連合の金子です。  国連の問題について、きょうは、佐藤参考人からも随分いろいろと私どもも参考になるお話を伺いました。ただ、この論議を聞いておりますと、イラクの問題をめぐっていろいろなことが起きたものですから、国連を中心にという意見もあったりと...全文を見る
05月15日第156回国会 衆議院 憲法調査会統治機構のあり方に関する調査小委員会 第3号
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○金子(哲)小委員 社会民主党・市民連合の金子でございます。  お二人のお話を聞いておりますと、現行の裁判制度も、そしてまた、もし仮に憲法裁判所があっても、どうも私の聞きようが悪いのかもわかりませんけれども、政治的な部門、政治にかかわる問題については、これは政治が判断するべきこ...全文を見る
○金子(哲)小委員 山口参考人にお伺いしたいんです。  現実に、きょうの論議の中でも言葉として出てまいります、憲法と現実の乖離ということが盛んに使われてくるというのは、これは非常に不幸な状態だと思うんですよね。それで、政治的な重要な問題だからといって、今津野参考人からも判断にと...全文を見る
○金子(哲)小委員 ありがとうございました。  時間になりました。終わります。
○金子(哲)小委員 私は二つだけ申し上げたいと思います、きょうのお話を聞いて。  山口参考人がもう退席をされている中で申し上げるのは大変申しわけないんですけれども、私が質問し、そして今野田委員からもお話がありました裁判官の報酬の引き下げの問題です。  それなりに御説明をいただ...全文を見る
05月16日第156回国会 衆議院 厚生労働委員会 第15号
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○金子(哲)委員 社会民主党・市民連合の金子です。  派遣法の法案審議に入る前に、この委員会の状況で質疑をすることは難しいんではないかと思いますけれども、委員会は成立しているでしょうか。委員会は成立していますか。
○金子(哲)委員 きょうは、成立していないと思うので、私は質疑を打ち切ってもいいんですけれども、ただ、参考人の方をお呼びしておりますので、せっかくお見えになっている方、忙しい中お見えになっておりますから、質疑を続行したいと思います。  委員の皆さんお忙しいということはよくわかり...全文を見る
○金子(哲)委員 私は、本来、派遣労働はそうであるべきだと、しかし、九九年の改正派遣労働法が施行されて以降の状況を見てみますと、実態としては、派遣は臨時的、一時的なものでなくなっているような状況になっているんじゃないか。  本来なら、今回派遣法として提案されるべきものは、そのよ...全文を見る
○金子(哲)委員 今お話しになったのは、労働市場の状況の中で派遣労働が必要かどうかという論議は行われてまいりまして、労働者の意識が多様化したというようなお話がありましたが、私が申し上げたのは、この三年間における、派遣労働者、実際に派遣労働で働いていらっしゃる皆さんの労働現場におけ...全文を見る
○金子(哲)委員 また後ほどの論議の中でも、局長含めて、ぜひ見解をお伺いしたいと思います。  さて、まず第一にお伺いしたいのが、臨時的、一時的なもの。  先ほど来論議がずっと出ておりますけれども、先ほどの質疑の局長の答弁を聞いておりますと、人を減らしたけれども、後で急に仕事が...全文を見る
○金子(哲)委員 どうして無理なんですか。一時的、臨時的なものであれば、少なくとも常用雇用の代替を許さないということぐらいは明確にすることは当たり前のことじゃないでしょうか。派遣労働法の精神からいって、一時的、臨時的なものであって、通常に行われる常用雇用がやってきたような作業をそ...全文を見る
○金子(哲)委員 だから、原則すべてを一律に禁止できないかもわからないですよ、おっしゃるとおり。今局長が言われるのは、特異な例をおっしゃっているわけです、新たな急な仕事が入ったと。そういうものは特例で認めればいいんですよ。今までの法律の中でも、原則禁止だけれども特例で認めた例は幾...全文を見る
○金子(哲)委員 私は局長の答弁に全く納得できないですよ。  今の局長の答弁をずっと聞いていましたら、職業安定局長としての答弁だろうかと。企業が言っている論理そのものじゃないですか。企業の御都合で、これだけの経済状況だから、労働者は自由に使いたい。経団連の法人会員約一千社を対象...全文を見る
○金子(哲)委員 これだけで論議を終わるわけにいきませんけれども。  それはもちろん、職業安定局が新しい雇用をつくり、そして失業者に対して再就職をできるように努力されていること、それを否定しているわけじゃないわけですよ。ただ、今のようなリストラがどんどん進んでいく中で、これをど...全文を見る
○金子(哲)委員 次に、ちょっと質問したいんですけれども。  ぜひ教えていただきたいことも含めてお尋ねしますけれども、派遣労働の場合は、派遣元との雇用関係ということですよね、労働者との雇用関係は。そうしてまいりますと、さまざまな労働問題にかかわる、いわば時間外労働だとかそういっ...全文を見る
○金子(哲)委員 いや、そういう労働省の内部の問題ではなくて、派遣先と派遣元との関係でお尋ねしたいんですけれども、時間外労働を命ずるときは、どちらが命ずるようになっていますか。
○金子(哲)委員 三六協定はどこが結ぶんでしょうか。
○金子(哲)委員 そうしますと、派遣先の責任というのは、どこまでが派遣先の責任になるんでしょうか。労働案件にかかわる問題について、例えば時間外労働、サービス残業とかそういった問題が発生した場合には、どこの責任になるんでしょうか。
○金子(哲)委員 重ねてお伺いしますけれども、時間外労働を派遣先が命じた後、それを超えて仕事をしているケースの場合には、それを帰るように指示するのは派遣先が責任を持ってやるべき行為でしょうか。
○金子(哲)委員 そうしますと、時間外労働が非常に長期間にわたって行われた場合に発生する、例えば過労死など、労働災害が発生したときはどちらが責任を持つんでしょうか。
○金子(哲)委員 その辺は本当にそうなるんですか。法律上はそうでしょうけれども。  先ほど私が重ねて聞いたのは、時間外の指令を出すのは派遣先ですよね、やってくれやってくれというのは。三六協定は派遣元にあるけれども、派遣先が時間外労働を命ずることができるわけですよね。しかし、もし...全文を見る
○金子(哲)委員 ではもう一つお伺いしますけれども、労働安全などにかかわる問題に関しての責任、例えば作業現場が部屋が暗過ぎるとか、そういった問題に対しては、派遣先に対してその派遣労働者は要望することができますか。
○金子(哲)委員 その際、そういうことを申し入れたことによって、解雇につながるようなこと、次の更新が行われないようなことはあってはならないと思うんです。その点については、確認ですけれども。そういうことはあってはならない、当然のことなんですけれども。
○金子(哲)委員 だけれども、実際に、今現場ではそういうことが起きているわけですよ。しかも、直接的にそうではなくても、今一年を三年に延ばす話が出ていますけれども、実際の契約期間は今どんどん短期になっているわけですね。一カ月とか三カ月の契約。そしてそれを更新していく。そして実際上は...全文を見る
○金子(哲)委員 最後に一つだけ確認でお伺いしたいんですけれども、今度、職業安定法の三十三条の四、いわゆる兼業禁止規定が削除されるという改正案が提案されておりますけれども、現行では、飲食店だとか料理店、旅館業、古物商、質屋、貸金業、両替業などができないということになっておりました...全文を見る
○金子(哲)委員 時間が来ましたので、終わります。     —————————————
○金子(哲)委員 社会民主党・市民連合の金子です。五人の参考人の皆さんには、意見陳述、ありがとうございました。  最初に、関根参考人にお伺いしたいんですけれども、きょうは二つの事例をお話しになりました。私も質問の中でちょっと申し上げましたけれども、皆さんの中には、常々、さまざま...全文を見る
○金子(哲)委員 中野参考人にお伺いしたいんですけれども。  今もちょっとお話が出ましたけれども、派遣労働による均等待遇の問題がいろいろ言われております。私どもも、本来どのような労働でも均等待遇でなければならないと思います。派遣労働において、まず賃金の問題が一番だというふうに思...全文を見る
○金子(哲)委員 関根参考人にもう一度お伺いしたいんですけれども。  私は、きょうのいろいろ論議、委員会の論議が始まっておりますけれども、いわば派遣先におけるさまざまな問題と同時に、もう一つは派遣元との契約関係、登録制であるとか常用制であるとかいう問題が実はかなり大きな問題では...全文を見る
○金子(哲)委員 龍井参考人にお伺いしたいんですけれども、今回製造業に対して解禁をするということになりますけれども、ここの中で一番大きな問題だとお考えになっていることがありましたら、御指摘いただきたいと思います。
○金子(哲)委員 松井参考人にお伺いしたいんですけれども、私もきょうの委員会でも質疑をしたんですけれども、この法案というのは、一時的、臨時的な労働者を派遣する事業、一時的、臨時的ということが強調されて、そのための法案だということになっておりますが、きょうは、ほかの四人の参考人の方...全文を見る
○金子(哲)委員 どうも、私ども、この法案を提案された方と、実際に臨んでいらっしゃる方と、思いは全然違うということが、きょう今参考人の発言でお聞かせいただきました。  最後に、綱本参考人に、もう時間が残り少ないのでお伺いしたいと思いますけれども、労働組合をつくるということで努力...全文を見る
○金子(哲)委員 ありがとうございました。
05月21日第156回国会 衆議院 厚生労働委員会 第16号
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○金子(哲)委員 社会民主党・市民連合の金子です。先週に引き続きまして、労働者派遣法の問題について質問したいと思います。  今回の改正の中で、常用雇用への道を広げたということが言われておりますけれども、我々が条文を読むときに、きょうも先ほども質問が出ましたけれども、法の第四十条...全文を見る
○金子(哲)委員 その今の後者の場合は、では余り実効性はないということですか。正規の労働者を雇用しようという意思がなければ、派遣労働者でどんどんいくということになっていくので、そこのところが、できるだけ正規雇用にどうしていくかということになると、実態上はそうならないということです...全文を見る
○金子(哲)委員 四十条の四についてですけれども、これは確認したいのですけれども、この文章を読むと、例えば「当該派遣労働者」という言葉が使われているわけですよね。先ほどお話があったように、「同一の派遣労働者」という表現とやや違うんですけれども、これは、例えば三年に期限のあるところ...全文を見る
○金子(哲)委員 ぜひこの点はしっかりと指導してほしいと思うんですよ。  やはり一般的に考えるのは、四十条の四がけじめなく、つまり同一の労働者を引き続き派遣労働で雇用していたという解釈を、どうしても派遣先はそういう解釈をやってくるということですから、それは、だれであろうと、三年...全文を見る
○金子(哲)委員 ぜひその点お願いをしたいと思います。  時間のこともあるので、先に確認できることだけをしたいと思います。  三十二条の十四に職業紹介責任者というのがありますけれども、この点については、今現在、事業所ごとに選任が義務づけられておりますけれども、今回、届け出が事...全文を見る
○金子(哲)委員 次に、もう一つ確認しておきたいんですけれども、これも既に質問が他の委員から出たことですけれども、林業労働における派遣の関係であります。  前回のときも、この林業現場における派遣問題についてはいろいろ論議があったようであります。そして、一定の指針の中で、いろいろ...全文を見る
○金子(哲)委員 先ほど私が申し上げましたように、今、林業それ自体が新しい林業労働力の育成なども図らなければならない状況の中であるわけですから、やはりそういう政策的な問題も全体として考えていく必要があるんじゃないかということだけ御指摘しておきたいと思います。  さて、私は前回も...全文を見る
○金子(哲)委員 時間のこともありますから。  今の答弁は実態を全く無視されていると思うんですよ。時間外をやってプラスアルファの時間を払うとかいうのは当たり前のことで、しかし実態が、命令権者自身が派遣先にあるわけでしょう。本人同意も何も、本人との関係は、では、そこで命令を受けた...全文を見る
○金子(哲)委員 これ以上この論議をしても、非常に冷たいということを私は感じるしかないわけですけれども、私が言うのは、今までと違って、これからさらに拡大するときに、全く検討の余地もないという問題とは違ってくるでしょうと。しかも、期間も長くして働かせながら、そういう通り一遍の答弁だ...全文を見る
○金子(哲)委員 時間がないので、この問題はあれですけれども、ただ、今言われたようなことだけでは、現実の問題としては、実態上そぐわなくなる状況がもう目に見えている。現実が今そうなっています。  例えば、就業条件の事前明示の徹底と言われても、これすら守られていない。東京都の調査で...全文を見る
○金子(哲)委員 団体交渉というのをどういうふうに位置づけるかということがありますけれども、ただ、先ほど来話があるように、安全上の管理の問題、時間外労働も命ずる権利を持っている。労働者を監督し、時間外労働まで命ずるここまでの権利を持っている人たちに対して、その問題が起こって、話し...全文を見る
○金子(哲)委員 おっしゃるとおりで、労働組合法上のことはなかなか難しい問題があると思います。  ただ、先ほど私が申し上げておりますように、こういう問題がこれからさまざま惹起をしてくるという事態が想定されるわけですね。そういう場合に対して派遣先も誠意を持って対応する。派遣労働者...全文を見る
○金子(哲)委員 先ほど言った就業条件の事前明示のことですけれども、本来、よほどの理由がない限り、就業条件の書面明示をうたっているわけですけれども、その点について、例外規定を外して、きっちりと事前文書の通知の完全実施ということを指導していただきたいと思うんですけれども、その点につ...全文を見る
○金子(哲)委員 ぜひ実態をしっかりまた調査していただいて、その点は最低の条件だと思いますので、やはりきっちりとした指導をしていただきたいと思います。  これはなかなか改善ができないことですけれども、最近は派遣労働者の賃金がどんどん下がっているという問題があるわけですよね。これ...全文を見る
○金子(哲)委員 紹介予定派遣について幾つか質問しようと思っておりましたけれども、小沢委員からもほぼ同じような質問が出ましたので、一つだけ申し上げておきたいと思います。  もし紹介予定派遣によって受け入れた人を実際に雇用しない場合、先ほど局長は、それは派遣労働者側にもいろいろ事...全文を見る
○金子(哲)委員 その点は、この紹介予定派遣が悪用されないということの中には、出口をしっかりとある程度決めていくということが非常に重要だと思いますので、私は、そういう中で、やはり責任を持つという意味で、文書によって明示するというのは最低の条件だというふうに思いますので、ぜひその方...全文を見る
○金子(哲)委員 時間になりましたので、終わります。
○金子(哲)委員 私は、社会民主党・市民連合を代表して、職業安定法及び労働者派遣法に関する法律の一部を改正する法律案に反対する立場から討論を行います。  小泉政権が誕生して二年がたちました。小泉政権が自信満々に打ち上げた骨太の改革は、日本国自体を漂流させかねない本性が一層明らか...全文を見る
05月23日第156回国会 衆議院 厚生労働委員会 第17号
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○金子(哲)委員 社会民主党・市民連合の金子です。  労働基準法が今回、重要な部分で改正になりますので、幾つか質問をしたいと思います。  まず、労働基準法の考え方についてもう一度お伺いしたいんですけれども、先ほど来論議になっておりますけれども、労働基準法というのは、そもそも労...全文を見る
○金子(哲)委員 いや、つまり大事なところなので、民法との関係もあるのでお伺いしておりますけれども、先ほど来論議になっておりますけれども、民法に解雇の自由があるということが規定されている。しかし、民法にさまざまなことが規定されておりますけれども、憲法とのかかわりの中で労働基準法を...全文を見る
○金子(哲)委員 そうしますと、だからこそ労働基準法の各条文は、先ほど来話が出ておりますように、労働者の権利をまず明示し、同時に使用者側に対して義務を負わせるという形式をとっているのは、その今局長が答弁された趣旨というものを生かすためにそういう法理の体系になっている、法律体系にな...全文を見る
○金子(哲)委員 そうしますと、今回の改正で、先ほど来論議になっている解雇ルールの条文については、これは、今言われた労働者を保護し、使用者に義務を課すという条文の中身からいいますと、その基本的な考え方、基本的な労働基準法の立法趣旨というものを覆す中身を持っているんじゃないでしょう...全文を見る
○金子(哲)委員 今局長がおっしゃったとおり、法律の条文、まさに異質なものが入ってきたわけですよ。それであれば、素直にこういうときにはできないという条文に書けば、きょう来ずっと論議になっていることは明確になるわけでしょう。だれしもわかりやすい、労働基準法のこれまでの性格を変えない...全文を見る
○金子(哲)委員 労働者を保護するためだったら、だれしもがわかる労働者を保護するような条文に変えればいいんですよ。  局長が出された当時担当されていたと言われておる一九九四年の、平成六年三月十六日の局長通達というのがあります。これは「解雇、賃金不払等に対する対応について」という...全文を見る
○金子(哲)委員 今局長がおっしゃったとおりですよ。企業主が解雇を自由に行えると誤解してはならない、だからこのことを入れたんだと。これは窓口で、基準監督署で配付をされる、事業主に配付する資料に、先ほど山口委員が示されたような印刷物になって置かれていたわけですよね。  では、今度...全文を見る
○金子(哲)委員 それはもう言いわけにしか聞こえないですよね。丸で句切って「ただし、」と書けば、最初に出てくる文章が、先ほど私が読み上げた文章が本文になっているのは間違いないじゃないですか。局長がおっしゃったように、課長の当時、この文書を出されて、じゃなぜこの文章のように書かない...全文を見る
○金子(哲)委員 これはもう、局長の今の答弁を聞けば、書き直さなきゃならないですよ。  大臣、今の答弁を聞いて、こういうふうに読んでくださいとか、こういうことを言われて、この条文を審議するわけにいかないんじゃないですか。明らかに、もっとわかりやすいように、だれしもが解釈できるよ...全文を見る
○金子(哲)委員 それは大臣の思いでしょう。大臣の思いはそうかもわかりませんけれども、そうであれば、大臣が思われているように、労働基準法は労働者を保護していく、守っていくんだという精神がにじみ出るような文章に、条文に変えていく。  そして、言われるように、解雇にかかわるトラブル...全文を見る
○金子(哲)委員 とにかくこの論議はまだやらなきゃいけないと思います。今のような答弁で、読み続けてくださいとか言われても、読み続けるわけにいかないですよね。  私は、きょうは実はそのほかに資料の二と三を配付させていただいておりますけれども、先ほどありました「厳しい経済情勢下での...全文を見る
○金子(哲)委員 この資料は、よく読んでほしいと思いますけれども、そういうことになっておりません。  確かに局長が出された通達のときの資料一では、言われるとおり、非常に少ない事例が載せられておりますけれども、平成十一年、資料の二、資料の三は、比べて見ていただければわかるように、...全文を見る
○金子(哲)委員 もう次に印刷するときは、ひょっとすると労働基準法がもっと変わるんじゃないですか。  今緊急のことで、つまり、結局のところ、こんな大事なところが一方的に削除されたりしていく。そして、今度の労働基準法の改正の中に先ほど指摘をされているような条文が盛り込まれていく。...全文を見る
○金子(哲)委員 ぜひ、先ほど来言っておりますけれども、そういう考え方が変わっていないなら変わっていないような条文に、やはりわかりやすく、例えば、使用者は正当な理由なくして労働者を解雇してはならないということをまず書いて、ただし客観的、合理的な理由が存在し、社会通念上相当である場...全文を見る
○金子(哲)委員 これは何度も論議されていることですけれども、そうであれば、結局、今までの裁判判例とか裁判の状況などを盛り込んだ今回の法の改正ということにならないと私は思うんですよ。実態上として労働者側が、これは我々だけが言うわけじゃなくて、昨年の十二月十七日の第二十七回の労働条...全文を見る
○金子(哲)委員 ということは、局長は、裁判実務上は、この委員会としては、厚生労働省としてもそのことを裁判に対しては求めていくということですか、今までどおりのことを。
○金子(哲)委員 それはどこと確認されたんですか。
○金子(哲)委員 もう一度確認しますけれども、それは裁判実務上は立証責任は使用者側にあるということを確認したということですか。使い分けをせずに、そこだけ。
○金子(哲)委員 それでは、今のは、局長の答弁は、今出ておりますように、だろうだからどうなるかわからないと。明確にあなたはそのことを、この条文上からこういうふうに読み取れます、条文上、こういう表現はこのことをそういうふうにきちっと証明していますということを言い切っていないわけです...全文を見る
○金子(哲)委員 それは何を根拠にして変わらないと言えるんですか。これは明らかにこの本文は、解雇できるということになっているわけで、どこが言い切れるわけですか、どの文章をもって。
○金子(哲)委員 だから、そのことをなぜ今度は、裁判上ではこれまで使用者側に責任を負わせていたものが、疑問として、労働者側に移行するのではないかという疑問があるわけですけれども、それを、いや、従来どおりですと言い切れるものは何ですか。
○金子(哲)委員 この後また質問に立ちますけれども、今の話では全くおかしいと思うんですよ。それでは、最初の論議に戻りますけれども、民法で定められたものをなぜ労働基準法で規制をかけていくのかということになるんですよ。では、意味がなくなってくるじゃないですか。民法がそのまま適用される...全文を見る
○金子(哲)委員 いずれにしても、今局長の答弁では、今までの裁判における立証活動についてのいわば使用者側に対する責任の問題をこの法律で保障しているという説明にはならないと思うんですよ。  やはり明らかに、そうであれば、そのような、いわば大臣も言われているように、これまでの裁判例...全文を見る
○金子(哲)委員 何の説明にもならないじゃないですか。それをとめる手だてがないじゃないですか。  つまり、少なくとも今の一年であれば、六年間雇おうとすれば当然のこと六回の更新をしなきゃいけないわけですよ。そうすれば、当然二度、三度で明らかに定めのない雇用に転換していかなければな...全文を見る
○金子(哲)委員 そこは、副大臣の考え方がちょっと違うと思うんですよ。  これまでの雇いどめをめぐる判例では、契約更新を何回も重ねたら実質上有期労働契約は期間の定めのない契約に転化しているんだということで判例があるわけですよ。つまり、六年間もそういうことをやれば、定めのないもの...全文を見る
○金子(哲)委員 この問題、まだもう一度質問しますけれども、少なくとも小泉総理は答弁の中で、労働者の待遇は職務内容などに応じて決定されるものでありと言われているんですよ。  そうしますと、じゃ、労働省の中で、職務内容とは一体何を指しているのか、明確にしてください。均等に考えられ...全文を見る
○金子(哲)委員 この次の質問でもう一度そこを詰めたいと思いますけれども、終わります。     —————————————
05月29日第156回国会 衆議院 憲法調査会 第7号
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○金子(哲)委員 私は、社会民主党・市民連合の金子哲夫です。  国際協力と国連という観点で意見を述べさせていただきたいと思います。  さきの小委員会で、佐藤参考人は、国連はまだまだ未完成な組織だということが指摘をされ、さらに、日本の国内で国連について抱かれているイメージと国連...全文を見る
○金子(哲)委員 発言の機会をいただきまして、ありがとうございます。  私は、中川幹事が発言されたことをすべて否定するわけでもありませんけれども、きょう私が発言したことは、ある意味では中川幹事がおっしゃったことと同じだと思うんです。今のイラクの状況を含めてしっかりと検証していく...全文を見る
○金子(哲)委員 社会民主党・市民連合の金子です。  私も、さきの小委員会に参加をしておりまして、一つは、やはり裁判所が持つ違憲審査の問題について、大変興味を持って山口参考人のお話を伺ってまいりました。  現憲法で三権が分立されて、その中にあって最高裁判所にそのような違憲審査...全文を見る
○金子(哲)委員 社会民主党・市民連合の金子哲夫でございます。  五人の皆さんには、ありがとうございました。  最初に島田さんにお伺いをしたいのですけれども、お話を聞きますと、かなり力の解決ということを強調されているようですけれども、島田さん自身も、もしこの問題が話し合いによ...全文を見る
○金子(哲)委員 ありがとうございました。  最初にも言いましたように、対話を否定されているわけでもないと思いますし、もちろんアメリカも、核問題というのは極めて重要な、場合によれば、ある意味で北の核開発の進行速度というものをかなり意識してこの話し合いというものをやっているわけで...全文を見る
○金子(哲)委員 岩淵陳述人にお伺いしたいのです。  先ほど春名委員からもちょっとお話が出たのですけれども、有事法制そのものについては今お答えがありましたので、本来それ以上聞くのはおかしい話なんですけれども、今、国会、衆議院、有事法制をめぐって修正論議とかいろいろなことが言われ...全文を見る
○金子(哲)委員 鴨野陳述人にお伺いしたいのです。  先ほども出てまいりましたけれども、市町村合併とか道州制ということが盛んに言われておりまして、市町村合併が今進んでおりますけれども、今、市町村合併の進み方というのは、どちらかといえば中央主導のような形になって、結局、余り住民と...全文を見る
○金子(哲)委員 ありがとうございました。
05月30日第156回国会 衆議院 厚生労働委員会 第19号
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○金子(哲)委員 社会民主党・市民連合の金子です。  解雇ルールの問題、十八条の二の問題については、私はもう先般に質問しましたし、それから、私が主張していた内容を盛り込んで民主党の修正案が出ておりますので、私は、ぜひ、労働基準法の根本的な性格を変えるような中身を持つ今回の改正の...全文を見る
○金子(哲)委員 今、日雇いも含めておっしゃったので、実態はあれですけれども、しかし、これほどの改正案を出すときに、この法律、今回改正をされて適用になるであろう労働者の数、つまり、実際に一年以内という限度をもって有期雇用の契約を結んで、それから専門型、六十歳以上であれば今まで三年...全文を見る
○金子(哲)委員 ない数字をこれ以上聞いても仕方のないことですけれども、しかし、今労働市場の中でこういう対象者がどれぐらいいるのか、さらにはこれがどう拡大をしていくのかとかいうことがもともとなければ、その上に立ってどう改正をし、その問題にどう対処するかということが本来なければ、数...全文を見る
○金子(哲)委員 ぜひそれは具体的に今後、なかなか難しい作業かもわからないですけれども、私たちもこの国会で、もう派遣法、労働基準法とこれだけさまざまな論議をしているわけですから、それに対応するような数字が具体的に出せるように、厚生労働省の中で、その調査方法を含めた検討をしていただ...全文を見る
○金子(哲)委員 厚生労働省が二〇〇一年に調査した数字を、いただいた調査室の資料を見ましても出ておりますけれども、今後、今度の有期雇用の期間延長などが始まれば、正社員が減少して有期労働者がふえるということが企業のアンケートの中にも言われておりますし、さらには、有期雇用を雇う企業側...全文を見る
○金子(哲)委員 では、聞いてみますけれども、今度これをやったら、有期雇用の労働者はふえるんですか、減るんですか。
○金子(哲)委員 そのレベルで厚生労働省が考えているから、有期雇用の労働者の問題、実際上の現場で起きているさまざまな労働条件上の問題について、全く考えることができないんですよ。だったら、何のために一年を三年にやるんですか。労働者の不安を解消するためだけですか。  これらは、例え...全文を見る
○金子(哲)委員 きょうは雇用均等局長お見えですからお伺いします。  三年に、それから五年に延長されますけれども、この有期雇用の問題で、育児休業の問題というのはこれまでも国会でも論議になり、いろいろ検討されてきたと思いますけれども、今回の有期雇用の期間延長の際に、この問題に関し...全文を見る
○金子(哲)委員 検討されたかどうかだけ返事してください。中身は全然聞いていない。中身は私の方にメモがありますから結構です。検討されたかどうか。今回の有期雇用の期間延長に伴って、あなたの局では育児休業の問題にかかわるかもわからないということで検討されたかどうかということを聞いてい...全文を見る
○金子(哲)委員 今局長がおっしゃったのは四月からですね。だから、この有期雇用の問題を検討している段階で、期間が延長されるからあなたの局で検討を始めたということはないわけですね。  一般的な育児休業の問題としてこの四月から検討が始まっている中の一つには、それはもちろん、今度有期...全文を見る
○金子(哲)委員 ではお伺いしますけれども、今の時点で局長自身は、三年間、五年間に延長することに対して、現行の育児休業法だけで十分だとお考えですか、それとも一定の改正が必要だとお考えですか。     〔宮腰委員長代理退席、委員長着席〕
○金子(哲)委員 明らかに女性の労働者にとって、この有期雇用での労働が、今期限が定められたら、基本的には対象になっていない。しかし、それは一年と三年だ。明らかに三年とか五年とかかなり長期にわたってこの有期雇用の期間が延長されるという事実を見ながら、それについて、育児休業上の問題を...全文を見る
○金子(哲)委員 中途解約の問題でお伺いをしたいんですけれども、今度期間が延びますから、中途解約の問題については、一定に労働者側からも解約できるような状況をルール化していくということを通じて、トラブルをなくすべきだと私は考えておりますけれども、その点についてお考えをお聞きします。
○金子(哲)委員 この問題は労働基準法の第五条で言う強制労働の禁止ともかかわると思うんですけれども、三年という期間を眺める、五年という期間を眺めるということになれば、やはり中途で解約をしたいということはこれから当然発生すると思うんです。  特に、今の雇用状況の中ですと、もし仮に...全文を見る
○金子(哲)委員 それじゃ、今局長が言われたことの、やむを得ない事情といったら、病気になったとか家族がどうにもならなかったといったら、それはもうごく限られて、実質上、労働者の側からの中途解約はできないということを認めているようなものじゃないですか。  だから、余りにも今の解釈で...全文を見る
○金子(哲)委員 では、二つ、もう一遍確認しますけれども、もし本人が新しい職場を見つけたということでは中途解約できるのかできないのか。いいですか。それと、もう一つ問題は、現実に今トラブルになっているのは、賠償を直接本当に請求するかどうかは別にして、途中でやめたいと言ったときには、...全文を見る
○金子(哲)委員 今局長の答弁を聞いていると、物すごく無責任だと私は思いますよ。例えば新しい職場を見つけた場合のケース、私は具体的に聞いているわけで、そして起こり得るケースとして聞いているわけで、そうしたら、私の個人的な見解だとか、いやこう思うけれどもこうかもわからない。だから、...全文を見る
○金子(哲)委員 時間になりましたので終わりますけれども、今、半分理解されたのなら……
○金子(哲)委員 もう終わります、質問はありません。  ぜひその方向をきっちりと、厚生労働省の内部としてしっかりと検討していただきたいということを最後に申し上げて、終わります。
06月03日第156回国会 衆議院 厚生労働委員会 第20号
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○金子(哲)委員 社会民主党・市民連合の金子です。きょうは、五人の参考人の皆さん、ありがとうございました。  高須参考人にお伺いしたいと思いますけれども、有期雇用の問題で契約満了時にさまざまなトラブルが発生するということ、事例も挙げていただいておりますけれども、具体的に、主なこ...全文を見る
○金子(哲)委員 そのことと重ねてお伺いしたいんですけれども、つまり、何回かの更新が行われている、それで、数回の更新があったにもかかわらずそういう雇いどめによるトラブルが発生するということはあるんでしょうか。
○金子(哲)委員 そのときに、例えば労働者の側から、働く人の側から定めのない雇用にしていただきたいというような要望があって、それが無視されるとか、そういうこともあるんでしょうか。それともそういうときには、労働者の側からは、仕方がないということで全くあきらめているということなんでし...全文を見る
○金子(哲)委員 そうしますと、先ほど川口参考人の最初のお話のときに、今回有期雇用については一回限り一年とすべしというようなことをおっしゃったと思いますけれども、そういう一定の制限をしっかりと法律上に明記をして、回数の重ねの場合には、二度三度になれば当然定めのない雇用に転換すべき...全文を見る
○金子(哲)委員 もう一つだけお伺いしたいんですけれども、先ほど契約書の話が出まして、契約書のときには、一年か、まだ続きがあるかのような話だったんですけれども、例えばその契約書の中には、本来ですと、有期契約を結ぶわけですから、どういう理由があるから有期にしなきゃいけないと、例えば...全文を見る
○金子(哲)委員 川口参考人にお伺いしたいんですけれども、私は、有期雇用の問題について、先ほどのお話は同意見だと思って聞いておりましたけれども、特に、先般委員会でも討論になったんですけれども、実はこの三年ということが女性の若年定年制に代替の形でいくのではないか。先ほどお話しになっ...全文を見る
○金子(哲)委員 今回の一連の、この国会での労働法制のいろいろな改正提案されたものは、実は、派遣労働もそうですけれども、この有期労働もそうですが、期間の延長をする。しかし、実際に、そちらの方は非常に幅広く採用するようになったんですけれども、それと対になってやるべき労働者の側の均等...全文を見る
○金子(哲)委員 ありがとうございました。  いずれにしても、これから派遣や有期を含めて不安定雇用の労働者が事実上ふえてくるわけですから、それに歯どめをかけていくような均等処遇の問題は、これから大きな課題だということを改めてお聞きして感じたことを申し上げて、終わりにしたいと思い...全文を見る
06月04日第156回国会 衆議院 厚生労働委員会 第21号
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○金子(哲)委員 社会民主党・市民連合の金子です。  この労基法の質問の最後になると思いますけれども、これまでの論議を聞きながら、やはり解けない幾つかの疑問について御質問したいと思います。  三十日の日に閣議で、国民生活白書というのが決定をされた。ことしの国民生活白書は、「デ...全文を見る
○金子(哲)委員 大臣が言われるように、楽観的にそういうふうに見る見方も一つあると思います。しかし現実、この間、派遣労働も今回の労働基準法で提案されていることも、これは一時的なものでないわけですね。労働市場を、派遣労働も生産現場まで拡大をする、今回の有期雇用も一年を三年に拡大をす...全文を見る
○金子(哲)委員 今、多様な働き方ということをよくおっしゃいますけれども、それは、本当に労働者に選択の権利がある場合のことをいうと私は思うんですよ。これだけ失業者がたくさんいて、とにかくどこでもいいから働かなければならないというような状況をつくった上で多様な働き方を提供するという...全文を見る
○金子(哲)委員 今大臣は、パートは同じような仕事をしておれば正規の職員と同じような待遇をやはりやらなきゃいけないと極めて重要なことをおっしゃいまして、私もそのとおりだと思います。そのように、少なくとも同じような仕事をしておれば同じような待遇に近づけていく、ほぼ同じような状況にな...全文を見る
○金子(哲)委員 重ねてですけれども、大体目標はいつごろでしょうか。
○金子(哲)委員 パートの問題については前々からいろいろ問題が指摘をされ、重要な検討事項だということになっていますから、できるだけ早く方向性を出して、そして、今大臣が言われたように、同一労働、少なくとも同一の作業で同じような仕事をされている場合には、できるだけ均等に近づくようにぜ...全文を見る
○金子(哲)委員 その整備していかなければならないというのを何度も聞くわけですけれども、本来、もう今までに整備してもらわなきゃいけないわけですよね、これだけ均等待遇の問題が大きな課題になっているわけですから。  例えば、責任問題のことをおっしゃいましたけれども、では、一、二具体...全文を見る
○金子(哲)委員 それじゃもう一個お伺いしますけれども、今電話による販売が盛んになっておりますけれども、電話通信による。こういうところの受けている人たちは、正社員と派遣とか有期の人たちが併存して仕事をしているんですよ。そして、選択の自由もなく、コンピューターで管理をされて、あきの...全文を見る
○金子(哲)委員 結局のところ、局長の答弁を聞いていたら、幾ら同じ作業を何年間も続けても同一労働としてはみなされないということなんですよ。結局、あなたがおっしゃったのは、正社員と有期雇用という身分関係によって決まるということをおっしゃっているんですよ。小泉さんはそうではないんです...全文を見る
○金子(哲)委員 だから、私が言った例なんかをつぶさに調査してほしいと思うんですよ、それであれば。もっと、職場実態と作業実態をしっかりと見てほしいと思うんですよ。訴えられて、裁判所が言うたから、初めてそれを均等だ、支店長と同等の待遇だというようなことでなくて、先ほど言いましたよう...全文を見る
○金子(哲)委員 今おっしゃったことは、指針として、既に平成十二年の十二月二十八日に出されておりますね。その内容とどれぐらい変わるんでしょうか。短くお答えいただきたいと思いますけれども。
○金子(哲)委員 結局、私がなぜそのことを言ったかといいますと、既に私は、内容としては、この指針が、読んでみれば、かなり指導するための指針の中身になっていると思うのですよ。ただ、しかし、これは使用者に対しては、努めるということになっていますから、実際上、基準監督署の現場は、指導助...全文を見る
○金子(哲)委員 ぜひ自信を持って現場はやっていただきたいというふうに思うのですけれども、ただ、やはり今回、罰則規定が何にもなくて、指導助言にとどまるわけですね、基準であっても。そうなりますと、強制力も何もないということで、本質的な問題は、私は、この平成十二年に出された指針の域を...全文を見る
○金子(哲)委員 時間になりましたので、終わります。
○金子(哲)委員 私は、社会民主党・市民連合を代表して、労働基準法の一部を改正する法律案の修正案に賛成し、政府案に反対の討論を行います。  本改正案は、本来、労働者の権利を守るための最低条件を定めた労働基準法の基本理念を覆す内容を持っていたものであると言えます。  修正案に賛...全文を見る
06月05日第156回国会 衆議院 憲法調査会統治機構のあり方に関する調査小委員会 第4号
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○金子(哲)小委員 社会民主党・市民連合の金子です。きょうはありがとうございます。  窪田参考人にまずお伺いしたいと思います。  きょういただいた資料の終わりのところで「政策評価は監視の道具ではなく、舵取りすなわち方針決定・意思決定の補助ツールとして実施中の政策の現状の分析と...全文を見る
○金子(哲)小委員 ありがとうございます。  先ほど山口委員からもお話が出ましたけれども、国の政治と地方議会、地方行政と二つのかかわりがあって、より地方行政に関しては市民の参加ということが非常にやりやすいというふうに私は考えるわけです。最初に、きょうの前にお配りをいただいた資料...全文を見る
○金子(哲)小委員 最後の質問になると思いますけれども、桜内参考人にお伺いしたいと思います。  先ほども参議院の、いわば憲法上の独立機関としてというようなことでお話があって、どういう人を想定されていますかという御質問がありまして、政府首脳経験者とか、そういう感じの御答弁をいただ...全文を見る
○金子(哲)小委員 ありがとうございました。
06月12日第156回国会 衆議院 憲法調査会 第8号
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○金子(哲)委員 社会民主党・市民連合の金子です。  私は安全保障問題を中心に意見を述べます。  米英両軍によるイラク攻撃は一体何だったのでしょうか。イラクが保有しているとされた大量破壊兵器がその目的であったはずです。そもそもこの攻撃は国連を無視した違法なものでありました。そ...全文を見る
○金子(哲)委員 社会民主党・市民連合の金子です。  いずれ幹事会でも協議されるということでありますけれども、今の議論についてもちょっとだけ最初に触れさせていただきたいと思います。  私ども、少なくとも、イラク問題が発生したとき、テロの問題が発生したときも含めて、この問題につ...全文を見る
○金子(哲)委員 安全保障問題以外で、私は、実はこの国会で労働基本関係の改正法案が、三本も重要法案が出されました。雇用保険法、労働者派遣法、そして、憲法の二十七条二項に該当する労働基準法の問題についても改正法案が出されてまいりました。そしてさらに、一方、公務員制度改革論議の中で、...全文を見る
○金子(哲)委員 社会民主党・市民連合の金子哲夫です。きょうは、六人の陳述人の皆さん、ありがとうございました。  まず最初に、私は草薙陳述人にお伺いしたいと思います。  前段でお話しになりました、北東アジアの地域安全保障協定の問題でありますとか北東アジアの非核地帯化の問題は、...全文を見る
○金子(哲)委員 ありがとうございました。  次に、根本陳述人にお伺いしたいと思います。  実は私も、先ほどお話のありましたハーグの大会に出席をしていた、現場でそのハーグの行動決議に一緒に参加をした者の一人ですけれども、ハーグの大会というのは、NGOの大会ということで、基本的...全文を見る
○金子(哲)委員 ありがとうございました。ちょっと時間のこともあるので、まだお話があると思いますけれども、申しわけございません。  先にお聞きしたいことを質問させていただきたいと思います。  鹿子嶋陳述人にお伺いしたいんですけれども、有事法制との関連であります。  地方自治...全文を見る
○金子(哲)委員 ありがとうございました。  高木陳述人に、私ちょっと最後に御意見をお伺いしたいと思います。  最初のお話にありましたように、確かに言われたとおり、我が国の憲法というのはかつての戦争の体験の中から生まれたということは間違いないと思いますけれども、この陳述に応募...全文を見る
○金子(哲)委員 ありがとうございました。
06月13日第156回国会 衆議院 厚生労働委員会 第24号
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○金子(哲)委員 社会民主党・市民連合の金子でございます。  公益法人に係る改革の推進のための法律の整備に関する法律案について、幾つか御質問させていただきたいと思います。  今回の法案は、指定制から登録制へということの大きな変更があるようでありますけれども、どうもその中を見て...全文を見る
○金子(哲)委員 今、労働基準局長がお答えになったんですが、この法案はあなたが総括してこれをまとめられたんですか。
○金子(哲)委員 これは全体をまとめて質問しているのに、何で一部局の局長が全体にわたって答弁するわけですか。大臣、副大臣は何のためにいらっしゃるんですか。
○金子(哲)委員 では、これから全部あなたが答弁してください。  水道の水質の問題についてお伺いしますけれども、水道の水質の検査というのは、日常的な、本当に国民の生活の中で毎日飲料するものだと私は思うんですよ。それで、今回、直接飲料するという問題にもかかわらず、登録制に変わるわ...全文を見る
○金子(哲)委員 委員長、基準局長を指名です。
○金子(哲)委員 今、健康局長が言われたのは、労働基準局長がおっしゃったことを繰り返し答弁されて、そういうことになっているということだけで、私が質問したことには何もまともに答えていただいていないわけですよ。  つまり、今局長がおっしゃったように、本来、水を供給する側の自治体など...全文を見る
○金子(哲)委員 提案されたんだからそういう答弁しかできないでしょうけれども、何か全体で決まったからそういう、何でもかんでもある程度実績を上げなきゃいけないという、数で上げるという、これは私はちょっと無責任だと思うんですよ、やはり今のようなことは。  日常的な水というものに対し...全文を見る
○金子(哲)委員 引き受けるかどうかという話をしたわけじゃないですよ。つまり、自分が事業として撤退するかどうかが自由になるということを言ったわけです。  では、今の指定機関が、簡単に、うちはやめますと言うことができるんですか。
○金子(哲)委員 今度は登録制になったら、では、正当な理由というのは一体何ですか。
○金子(哲)委員 そうなりますと、いろいろな要件を満たさなくなるときの登録の取り消しというのは、今度はかなり厳格に行われるということになるんですか。これは、水質の問題だけでなくて、全体としてお答えいただきたいんですけれども。
○金子(哲)委員 次に、公益法人にかかわってちょっとお伺いしたいんです。  今、情報公開ということが盛んに言われております。これは質問しておりませんので大臣か副大臣にお答えいただきたいと思いますけれども、国や独立行政法人では情報公開ということが今盛んに言われて、情報公開をする、...全文を見る
○金子(哲)委員 もちろん、この公益法人の問題は、厚生労働省関係だけのものを情報公開すればいいということではなくて、全体で考えるべきことでありますから、一般的に情報公開、特定のことを意識して言ったわけではありませんで、一般的に、これからさまざまな意味で公益法人も情報公開をやった方...全文を見る
○金子(哲)委員 この事業は、私が言うまでもなく、補助金の事業として行われるわけでして、これはたしか、建物部分についてこの補助金が出るということになりますと、実は、地元というか、これをやりたい人たちは、土地などをもう既に購入するかあらかじめ予定を立てなければ、この申請ができないと...全文を見る
○金子(哲)委員 それは、今の説明では全然納得できないですよ。これを見たら、例えば生活訓練施設、授産施設、福祉ホームの施設、福祉工場、地域生活支援施設、小規模授産施設などなどいろいろありますよ。その中で何が特徴的なのかさっぱりわかりませんよ、例えば三重県の五件の五件というのは。こ...全文を見る
○金子(哲)委員 しかし、こういう状況でやられるとしたら、やはりどこでも納得できるような、公開して説明できるような資料を提示してわかるようにしてもらいたいと思うんですよ。こっちに聞けばこうですということでなくて、これはやはり、たまたま私はそれを見てそういうことを思っただけでして、...全文を見る
○金子(哲)委員 この問題は、今申し上げましたように、そのほか、例えば厚生年金の未加入問題とかさまざまな問題が、事象が企業の中にあるということが、我々が調査したことじゃなくて、JITCOの方の調査でもそういう数字が出てきているわけですね、受け入れ企業の中の調査で。  そうしてま...全文を見る
○金子(哲)委員 もう質問を大体終わろうと思うんですけれども、局長にそういうふうに言われると、つい、先ほど申し上げたように、確かに日本人の労働者の場合には、そういう申告制度、それは普通で、それでいいと思うんですよ。  ただ、やはり外国人の研修生、特に例えば契約なんかも、率直に言...全文を見る
○金子(哲)委員 ぜひ、大臣がおっしゃったこと、本当に、第一義的には企業の側がやはりきっちりとやってほしいということになりますけれども、全体として、制度としてこういうものを政府も確立したわけですから、その点については、政治の側の責任として、厚生労働省の側の責任が持てる範囲で、そう...全文を見る
○金子(哲)委員 ありがとうございます。  それで、これは非常に大きな問題で、ここですぐ結論が出ないんですけれども、実は、今指導を受けているのは造船会社なんですけれども、造船会社もこのまま引き続き受け入れるな、そして今入管が、八月二十一日まで見込みが立てば、新しい受け入れ先とい...全文を見る
○金子(哲)委員 ありがとうございます。  それでは、この国会も六月十八日で閉会になりますので、最後の委員会になると思いますので、この通常国会で何度か質問させていただいたことを幾つか最後に大臣に御確認させていただきたいと思います。  在外被爆者問題なんですけれども、健康管理手...全文を見る
○金子(哲)委員 八月といいますと、八月六日、九日という日がありますので、ぜひその日を大きな目標にして、それまでに結論を出していただいて、ぜひ、また大臣、広島に来ていただけると思いますけれども、その結論をお持ちで来ていただきたいというふうに強くお願いをしておきたいと思います。 ...全文を見る
○金子(哲)委員 私が申し上げるまでもなく、局長もよく御存じのとおり、これは国の費用を受けて実施する自治体が、補正予算、自治体の独自の予算、追加をしなきゃいけないということになりますから、そうしてまいりますと、やはり受け入れの関係のいろいろな理解を得るという作業も出てまいります。...全文を見る
○金子(哲)委員 それから、その事業の中で、特に手帳の取得希望者が非常にふえております。去年の六月一日の渡日支援事業の開始以降、広島市の場合は、五月の三十一日時点で事前審査の受理件数六百五十九件、そしてそのうち処理件数が百二十七件なんです。ということは、五分の一なんです。いろいろ...全文を見る
○金子(哲)委員 いえ、確認したかったのは、そういうことで、これはもし必要なら、今言うように手帳が非常に滞っていますから、そういうものを急速に進めるために、例えば広島市がさらに増員をしたいというようなことで、臨時的なものですよ、恒常的なものじゃなくて、活用することはいいんですか。
○金子(哲)委員 それで、実はもう一つ、これは一生懸命努力されていることとは思いながらも指摘しておかなければなりませんけれども、三月一日以降、この健康管理手当等の、いわゆる五年間にさかのぼって遡及の支払いをするということで作業を始められたわけですけれども、きょうようやく総務課から...全文を見る
○金子(哲)委員 これで終わります。ありがとうございました。
06月24日第156回国会 衆議院 本会議 第42号
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○金子哲夫君 私は、社会民主党・市民連合を代表して、ただいま議題となりました政府提出のイラクにおける人道復興支援活動等の実施に関する特別措置法案について質問いたします。(拍手)  まず最初に確認しておかなければならないことは、米英両国によるイラクへの武力攻撃は完全な国際法違反、...全文を見る
06月26日第156回国会 衆議院 イラク人道復興支援並びに国際テロリズムの防止及び我が国の協力支援活動等に関する特別委員会 第3号
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○金子(哲)委員 社会民主党・市民連合の金子です。  私は、最初に、きのう私どもの同僚の今川議員が質問しました、最後に質問して川口大臣から答弁がありました、劣化ウラン弾のことについて少しお聞きをしたいと思います。  最初にお聞きをしたいんですが、きのうは、答弁では、劣化ウラン...全文を見る
○金子(哲)委員 それはなぜでしょうか。米国に問い合わせることができないということでしょうか。どういう理由でしょうか。
○金子(哲)委員 私は、きのう質問通告する際に、ぜひ米国に問い合わせをしてほしいということを要望しておいたんですけれども、今の答弁ですと、そういうことをやっていただけなかったということでありますけれども、実は、そんなに難しいことではなくて、現地に行けば、使用したかどうかの調査はす...全文を見る
○金子(哲)委員 今後活動する地域というのは、今問題になっております自衛隊が派遣される地域以外に、NGOや民間人を含めて、人道支援活動では、いわば戦闘地域、非戦闘地域限らずに支援に行くわけですから、そうしてまいりますと、その地域はすべて調査をするというふうに考えていいんですか。
○金子(哲)委員 つまりは、今、安全性の確認の上から必要な情報を調査するということですから、これは自衛隊が派遣される地域以外、民間人を含めて、人道復興支援の地域も含めてそういうことをやるということでいいわけですね。
○金子(哲)委員 繰り返しになって悪いんですけれども、私が問いたいのは、人道支援の際の民間人が活動するだろう地域、予定される地域もその中には含んでいるんでしょうかということを、そこの点についてだけ明確にお答えください。
○金子(哲)委員 既にこれは、民間人の皆さんが五月の十九日から六月の二日にかけてイラクへ行かれまして、この劣化ウラン弾の実際の実態調査をして、しかし民間人ですから、すべての調査をするということにまでなっておりません。しかし、例えばバグダッドでは、米軍の攻撃を受けた計画省の建物の中...全文を見る
○金子(哲)委員 もうこれだけで時間はとれないんですけれども、大臣はちょっと勘違いされていると思うんですよ。今回の戦闘行為で使われて、現に残っている劣化ウラン弾の弾頭の処理の問題、大体十ミリ砲が主と言われておりますけれども、それらが残っているわけですよ、すべて燃焼し尽くさずに。そ...全文を見る
○金子(哲)委員 どれだけの犠牲者が出れば、日本の政府としてはそういうことに対して支援、救援活動をやろうというんでしょうか。このイラクの問題も、実は湾岸戦争以降、それはいろいろなことがあったにしても、経済封鎖によって医薬品が十分に行き渡らなかった、そういうことも相まって、イラクの...全文を見る
○金子(哲)委員 そういうことではなくて、この法案提出している人道支援の中の非常に重要な課題だから、そういうテーマ、その課題の中に挙げたらどうですかということをおっしゃっているわけで、それは、厚生労働省がどうぞ調べなさいということではなくて、外務省が責任持って調べるようにされたら...全文を見る
○金子(哲)委員 ぜひ、今のような答弁でなくて、私は本会議でも申し上げましたけれども、例えば、イラクの人たちから見ると、やはり広島とか長崎という言葉はよく知っているわけです。そして、広島の人たちが行きますと、こういう人たちに、何か援助してくれ、広島の人ならわかってくれるんじゃない...全文を見る
○金子(哲)委員 今おっしゃった一千四百四十一号は、その武力攻撃が始まる前の国会の論議の中では、これは武力行使を容認するものではないということは、政府の見解として言われていたわけですね。しかし、その後は、新たな国連決議のないままにこれがスタート、攻撃が始まったわけですね。その時点...全文を見る
○金子(哲)委員 時間のこともありますので、私は、いずれにしても、しかし疑惑、今日その証明すらできていない状況というのは極めて重大な問題だということだけを指摘しておきたいと思います。  一つだけ、今まで論議になった中で、戦闘地域、非戦闘地域の問題ですけれども、官房長官じゃなくて...全文を見る
○金子(哲)委員 そうしてまいりますと、改めてお伺いしたいんですけれども、先ほどの、論議になりましたけれども、戦闘地域があるということは、今までのお話であれば、国または国に準ずる者の行動ということの規定の上に立って初めて戦闘地域があるということが規定されると思いますけれども、戦闘...全文を見る
○金子(哲)委員 私が言っているのは、非戦闘地域とかそういうことを言っているわけではなくて、最初に質問をさせていただきましたように、今、イラクに現在戦闘地域があるのかないのかということをお聞きしたら、それは否定できないとおっしゃいましたから、そうであれば、それを規定するためには一...全文を見る
○金子(哲)委員 いや、もうこれは同じ論議になるようですけれども、防衛庁長官が今イラクに戦闘地域があるというふうに規定できるんだと。あるとすれば、どういう勢力がいるから戦闘地域ということが規定されなければ、そちらの方で、国または国に準ずる者による戦闘行動が行われるときに戦闘地域が...全文を見る
○金子(哲)委員 つまり、今あるかないかわからないということですね。それをおっしゃっただけですね、あるかないかわからないということを。つまり、結局のところ、これから規定づけられるとき、我々が判断するとき、これは戦闘地域なのか非戦闘地域なのかといって判断するときに、示されたときにそ...全文を見る
○金子(哲)委員 結局のところ、非戦闘地域ということの特定が非常に難しいということをおっしゃっているだけで、だから逆説的に、非戦闘地域だけ限定すればいいんだという話をされていますけれども、しかし、私どもとしてはやはり、戦闘地域、非戦闘地域というのは、しっかりと区分けができていくと...全文を見る
○金子(哲)委員 確かに論議があった点でありますけれども、私はあえてなぜそのことを質問したかといえば、例えば防衛庁長官も今、小火器のたぐいの話も例えばということで出てまいりましたけれども、しかし、持っていく武器によれば非常に、おっしゃるとおり専門の知識を持つ人々がその地域の実情に...全文を見る
○金子(哲)委員 それはやはり、行くときは安全なのかもわからないですよ。しかし、それは防衛庁長官も認められているように、長期に、とりあえずは想定として、一定の期間それはないという想定で地域は選ばれるでしょう。しかし、状況の変化ということは昨日来の答弁の中でもおっしゃっているわけで...全文を見る
○金子(哲)委員 それは私が言ったわけではなくて、防衛庁長官の方が、きのう来の討論の中で、そういうことも起こり得ると。最初はそれは非戦闘地域として行ったけれども、情勢の変化はあるということをおっしゃったわけで、私は、何も最初からそういう危ないところに行っているということを言ってい...全文を見る
○金子(哲)委員 この論議はそう長くできないですけれども、しかし、現実に今イラクの中でアメリカ軍やイギリス軍に対して攻撃が起こっていることは、あらかじめ想定できたことではないと思うんですよ。一昨日のイギリス軍で起きた六名の死傷者の問題は、イギリス軍は、かなりあの地域は安定している...全文を見る
○金子(哲)委員 今の答弁を聞いても、抑止力という話が出れば、やはり結局際限のない武器の携帯ということが想定される状況というものをつくるということになると思います。  次に、安全確保支援活動における問題について少しお伺いしたいんですけれども、先ほども質問が出ましたけれども、この...全文を見る
○金子(哲)委員 だけれども、実際に活動する段階において連携をとるといっても、例えば、今回は武器弾薬の輸送も可能ということになれば、それは当然依頼がなければできないことでありますし、それらの物資というのは、いずれにしてもそういう占領当局の物資を運ぶということになれば、実質上その要...全文を見る
○金子(哲)委員 その抑止力論については、ここでもう時間もないからやりませんけれども、しかし、抑止力論というのはそんなことはないでしょう。相手の戦力に応じてこちら側も戦力を持つことによって初めて、長官も言われているように、それで、攻撃してだめだという戦力を持たなきゃ意味がないとい...全文を見る
○金子(哲)委員 兵士の輸送もこの中に含まれるでしょうか。改めてお伺いしたいと思います。
○金子(哲)委員 兵士の輸送ということになると、輸送途上の攻撃ということが想定されると思いますけれども、その際、仮に攻撃を受けたときに、当然米兵だって武装していると思いますけれども、そういう状態でともに戦うということは想定はされていないんでしょうか。
○金子(哲)委員 時間になりましたので終わりますけれども、いずれにしてもまだ解明しなきゃいけない問題がありますので、また質問させていただきたいと思います。  終わります。
07月01日第156回国会 衆議院 イラク人道復興支援並びに国際テロリズムの防止及び我が国の協力支援活動等に関する特別委員会 第6号
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○金子(哲)委員 社会民主党・市民連合の金子です。  時間がありませんので、端的に質問をさせていただきたいと思います。  最初に、社民党の調査団の参考人にお伺いしたいと思います。  きょうも論議になってまいりましたけれども、今NGOの人たちがもう既にたくさん活動されておりま...全文を見る
○金子(哲)委員 首藤参考人のお話をずっとお伺いしながら、中東問題、イラクの問題も含めて、非常に造詣の深い御意見をお伺いしたと思いますけれども、私は、やはりこの占領行為というものが長期化すればするだけ、お話があったように、イラクの人々の感情といいますか気持ちというものが、余計に反...全文を見る
○金子(哲)委員 緒方参考人にお伺いしたいと思いますが、できれば短くお願いしたいと思いますけれども、実効的に、今イラクの国内で最大の権力機構、実効支配している組織というのは何でしょうか。
○金子(哲)委員 山内参考人に、昨年もイラクに訪問されておりますけれども、きょう、この委員会でも子供たちの問題がたくさん出てまいりましたけれども、昨年の十二月、そして今回と、イラクの子供たちの状況について、学校現場というよりも、子供たちの顔も含めて何か報告しておきたいことがあれば...全文を見る
○金子(哲)委員 ありがとうございました。やはり我が国が平和憲法のもとにおける最大の、そして有効な支援というものを現地の本当のニーズに応じてやっていくということが一番重要だということを改めて考えさせられております。  与党の代表団の皆さんにお伺いしたいんですけれども、杉浦参考人...全文を見る
○金子(哲)委員 ただ、この国会の中でもかなり重要な論点としていろいろ論議をされた問題であるだけに、そこの認識を一致させておかないと、やはりそのところがどうもあいまいなまま委員会の論議が進んでいるように私も思えてならないものですから、それで例えば、具体的なこととしてはどうかという...全文を見る
○金子(哲)委員 ありがとうございました。時間になりましたので、終わります。
07月02日第156回国会 衆議院 イラク人道復興支援並びに国際テロリズムの防止及び我が国の協力支援活動等に関する特別委員会 第7号
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○金子(哲)委員 社会民主党・市民連合の金子です。  まず、私は最初に、原口委員も指摘された劣化ウラン弾の問題について、少しだけ指摘をしておきたいと思います。  この問題は、先般、徳島の病院のお医者さんが現地へ医療の現状視察ということで出かけられまして、この二十七日に帰国をさ...全文を見る
○金子(哲)委員 このことだけで時間をとりたくないんですけれども、大臣、今この法案の中は二つの大きな柱があるわけですよ。一つは人道復興支援ということでしょう。その人道復興支援で我が国こそができる活動として私たちは提起しているわけですよ。そのことを、いや、これからイラクのニーズがど...全文を見る
○金子(哲)委員 広島で白血病が発症したときも、この委員会でもどなたかが発言されたと思いますけれども、もともとそういうことが証明されていたわけではないんですよ。どうもおかしい、白血病が、患者が普通よりも多いということをお医者さんが、普通のお医者さんが疑問に思われて、そういうことを...全文を見る
○金子(哲)委員 今、ニーズの問題もありますけれども、ぜひ前向きに検討していただきたいというふうに思います。  それから、これは通告しておりませんけれども、ちょっとお伺いしたいんです。きのうの夕刊に、ラムズフェルド米国防長官が三十日、イラクの戦後復興に関して、これまで七十カ国に...全文を見る
○金子(哲)委員 ということは、日米関係、極めて重要と言われておりますが、この七十カ国の国の中には日本は対象にならない、なっていないということになるんですか。
○金子(哲)委員 つまり、日本にはあったわけですか。あったら、あった内容はどういう内容ですか。
○金子(哲)委員 ということになると、日本はアメリカから要請を受けていないということになれば、別にアメリカへの協力を行う必要はないわけですよね。
○金子(哲)委員 主体的にはいいんですけれども、七十カ国にアメリカから要請があったと。だが、我が国には要請がないけれども、主体的にどんどんアメリカについていきますよということですよね。
○金子(哲)委員 もう答弁はいいんですけれども、要請がないけれども一生懸命やる、こういうのが日本の姿勢だと。他の国はどんどん要請を受けているけれども、日本は要請も受けないけれども、とにかくやりますということがこの法案の中身のようですから、そういうふうに受けとめながら、あと論議した...全文を見る
○金子(哲)委員 いや、私は具体的な活動のことを言っているわけではなくて、この法案で言う国連加盟国が行うイラクの国内における安全及び安定を回復する活動は、具体的にどういうことかということをお尋ねしているんですよ。そのことについてお答えください。
○金子(哲)委員 よく聞いて答弁していただきたいと思うんですよ。具体的に三条の二号に書いている国連加盟国が行うイラクの国内における安全及び安定を回復する活動とは、具体的に何を指しているかということを言っているんで、法案全体の支援活動を聞いているわけじゃないじゃないですか。日本が行...全文を見る
○金子(哲)委員 では、具体的に、例えば今米軍がやっている掃討作戦と言われるガラガラヘビ作戦などは、その中へ入っていますか。
○金子(哲)委員 その答弁じゃ納得できないですよ。今ここであなた方が提案しているわけですから、安全及び安定を回復する活動を支援するわけでしょう。そのもとになる活動が何かということが明らかにならなきゃ、ガラガラヘビ作戦はどっちになるかわからないというようなことだったら、どこまでの範...全文を見る
○金子(哲)委員 でも、先ほども言いましたように、きょう始まったことじゃないわけですよ、この作戦行動は。既に開始をされて時間がたっているわけですよ。そして、調べようとすればその内容も調べられる。あすは、いいですか、まだ法案の審議の最中で、このことに、例えば具体的な問題に説明ができ...全文を見る
○金子(哲)委員 ですから、その大前提としての議論をしているわけですよ。  もちろん、おっしゃるとおり、自衛隊が軍事作戦に共同行動をとることは当然できないことは明らかで、そのことを言っているわけではなくて、このこととどのこととどのことはこの法律に言う安全及び安定を回復する活動と...全文を見る
○金子(哲)委員 だからこそ、それを判断しなきゃいけないわけですよ。  先ほど法制局長官は、例えば野盗、強盗のたぐいを制圧するために行くときは弾薬の提供もできるような発言がありましたけれども、その行動の範囲を識別できなければ——一体そこでだれが線を引くことができるかということで...全文を見る
○金子(哲)委員 ということは、もう輸送はどこまででもいいということになるわけですか。
○金子(哲)委員 もう時間になりましたから終わりますけれども、やはり定義のところですらあいまいなままでこの法案を動かすことは、それこそ、外国に行って自衛隊という武装した勢力が戦闘行動にも巻き込まれる危険性が極めて大きいということを指摘して、私の意見を終わりたいと思います。
07月03日第156回国会 衆議院 イラク人道復興支援並びに国際テロリズムの防止及び我が国の協力支援活動等に関する特別委員会 第8号
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○金子(哲)委員 社会民主党・市民連合の金子です。  私は、まず、この法案、既に審議がかなりの時間費やされておりますけれども、残念ながらこの審議の中では、我々が質問したこと、また我々が疑問に感じたことに、政府側、提案者側が明確にその疑問に答えていただくことができなかった。依然と...全文を見る
○金子(哲)委員 外務大臣は指名しておりません。
○金子(哲)委員 私がお聞きしたのは、安保理決議がなかったということと、一四四一に言う十一、十二の履行が行われないまま三月二十日の事態に至ったということを確認したかっただけでありまして、その点だけお答えください。
○金子(哲)委員 では、どういう報告が行われて、どういう安保理決議が出たんですか、その後。
○金子(哲)委員 もうその点、一言だけ申し上げておきますけれども、しかし、少なくとも、そういう報告をしろということがあって、その報告に基づいて安保理が論議をして結論を出して初めてこれが十一、十二、十三といくわけであって、報告はあったとしても、それに対して結論を出さなければ武力行使...全文を見る
○金子(哲)委員 それでは、今のイラクの状況についてお伺いしたいと思いますけれども、イラクの状況というのは、少なくとも、今、米英軍を中心にして占領状況にあるということはお認めになりますか。
○金子(哲)委員 そういうことを聞いているわけではなくて、今の状況というのは占領状況にあるかどうかということだけ。イラクの独自の、イラク国民によるイラク国民の政府をつくる、そのことは当たり前のことだと思うんですけれども、今の状況がどうかということをお伺いしているわけです。
○金子(哲)委員 そういうことではないでしょう。三月二十日から軍事行動を展開して、イラクの政府を打倒して、今やその状況の中で、攻撃をした、侵略戦争を行った米英軍が実態的に支配をしている状況じゃないですか。それは間違いないじゃない。「当局」というのも、そういう意味で使われているわけ...全文を見る
○金子(哲)委員 今、あなたが読まれたとおりですよ。占領国のという言葉が使われているわけでしょう。(川口国務大臣「正当な」と呼ぶ)いや、正当であろうが正当でなかろうが、私が聞いているのは、占領国か、占領状況かどうかということを聞いているだけであって、それは、占領国と認められている...全文を見る
○金子(哲)委員 それは、戦闘行為を行おうが行うまいが、今現実的に占領を行って、全土が占領の状況の中でそれにかかわっていけば、占領行政に加担することにほかならないじゃないですか。(小泉内閣総理大臣「交戦国じゃないんです」と呼ぶ)交戦国かどうかということは重要な問題ではないんですよ...全文を見る
○金子(哲)委員 そういうことを憲法はうたっているわけでなくて、この占領行政というのは、必要最小限度の自衛のための行使としてはこれを認められないということで言っているわけですよ。しかも、主体であろうが附属の協力であろうが、それは問題ではないんですよ。(石破国務大臣「全然違いますよ...全文を見る
○金子(哲)委員 それは明らかに占領行政というものを戦闘行為に矮小化しているんです。そのとおりでしょう。占領行為というのはたくさんの行為があるわけで、戦闘行為だけが……(石破国務大臣「いや、そんなことはない」と呼ぶ)そういうことを言っているわけではないと。  その行為に対して、...全文を見る
○金子(哲)委員 だから、同じことを繰り返すようですけれども、主体、主体とおっしゃいますけれども、主体であろうと協力関係であろうと、それは占領行政にかかわることに違いないじゃないですか。なぜそこを、しかも、今、長官もおっしゃったように、非常に幅広い占領行政にかかわる作業はあるとお...全文を見る
○金子(哲)委員 いや、私は、別に交戦権が占領行政の問題だということだけで言っているわけではなくて、占領行政というのは、交戦権のみならず、それを支援する、みずからが戦争、武力を行使することだけが交戦権ということではないんじゃないですか、その国において。そのことを支援すること自身も...全文を見る
○金子(哲)委員 ぜひ、この問題、もう時間もありませんので、今言われましたように、統治的行為ということも言われ、明らかに私は、自衛隊が現地に行ってやる行動は、占領行政行為の、統治的行為の一環を担うということになると思います。  私は、従来、これらの行為については、政府の統一見解...全文を見る
○金子(哲)委員 私は、その見解には納得できません。なぜなら、本来、我が国は自衛のための、自衛の戦争だけ許されているのであって、そもそも占領するようなことは想定されていないんじゃないですか、憲法で。そのほかのときに、なぜあえてこの問題が、占領行政に対して参画してはならないかという...全文を見る
○金子(哲)委員 では、そのことはいいですか。その点についてまず確認したいと思います。
○金子(哲)委員 時間になったので終わらざるを得ないんですけれども、しかし、その点は重要な点だと私は思うんです。やはり、憲法にかかわっての基本的なところだと思うんです。  自衛隊が海外に出ていく。ただ、民間にできることと自衛隊ができることで、なぜ自衛隊がやってはいけないのかとい...全文を見る
○金子(哲)委員 社会民主党・市民連合を代表し、政府提出のイラク特措法に反対の討論を行います。  最初に申し上げたいことは、本法案は、まず自衛隊の派遣ありきから出発したものであり、審議にすら値しない法案であると言えます。審議に当たって、重要な部分では何らまともに答えることができ...全文を見る
07月10日第156回国会 衆議院 憲法調査会統治機構のあり方に関する調査小委員会 第5号
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○金子(哲)小委員 社会民主党・市民連合の金子です。  お二人の先生には、ありがとうございました。お二人にお答えをいただきたいということで質問させていただきます。  最近、参議院のある長老の先生が、来年の選挙には出馬をしないというふうにおっしゃった。これは、年齢の問題というよ...全文を見る
○金子(哲)小委員 ありがとうございました。  次にちょっとお伺いしたいのは、今参議院でもイラクの復興支援法が審議をされておりますけれども、我が国の場合は特に、憲法との関係において、いわば自衛隊のシビリアンコントロールの問題がどう機能していくかということが極めて重要だというふう...全文を見る
○金子(哲)小委員 時間になりました。終わります。     —————————————
07月16日第156回国会 衆議院 厚生労働委員会 第25号
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○金子(哲)委員 社会民主党・市民連合の金子です。  きょうは、最後の質問になりますけれども、五十八回目の八月六日がもう間もなくやってまいりますので、被爆者問題について幾つかお尋ねをしたいと思います。  昨年来、日本被団協が中心になって、今、原爆認定申請が急増しているというふ...全文を見る
○金子(哲)委員 今、御回答いただいたんですけれども、傷害作用というのは、まず傷害作用ということだけで限定して言いますと、これは、放射能傷害のみならず、熱線、爆風を含めたものを「原子爆弾の」とあえて、この法律上には「原子爆弾の傷害作用」ということですから、今局長が答弁されたように...全文を見る
○金子(哲)委員 つまり、それは複合的なものということで考えるべきだと思うんですよね。  現在の認定作業の中で、ほとんどの場合、却下のときの理由は放射能の起因ということのみが書かれて、認定却下の文書が返ってきているんですよ。つまり、総合的な原子爆弾の傷害作用全体を検討した結果と...全文を見る
○金子(哲)委員 この問題でこれ以上時間がとれないので申し上げておきたいと思いますけれども、私は、今局長もちょっといみじくも言われたように、放射能のみを限定的に見るということはできないと思うんです。総合的にそれがかなり重要な部分を占めるということはありますけれども、この援護法の十...全文を見る
○金子(哲)委員 私は、現実にこの認定審査会の作業状況を見ますと、今大臣もちょっとおっしゃいましたように、確かに距離というものは非常に重要です。重要な問題だと思います。  しかし、そのことだけが強調されて、そして放射能起因だけが、私もその数字を持っておりますからあれですけれども...全文を見る
○金子(哲)委員 ぜひこの問題は、本来裁判で争うべきではなくて、被爆行政の中でできるだけ包含してこの問題を解決していただきたいというふうに私は思っております。やむにやまれず裁判を起こされるわけでありますけれども、今後の認定審査行政の中で、救済が可能な人たちについてはできるだけ救済...全文を見る
○金子(哲)委員 大臣、今局長の答弁にありましたように、この援護法の法律上、一義的には都道府県、広島市、長崎市がその事務手続はやらなければいけないということになっているわけです。しかし、現実に、在外にいらっしゃる方が対象だということになりますと、これはやはり国がかなり大使館を含め...全文を見る
○金子(哲)委員 ぜひその点は、今大臣の答弁のとおり外務省と、可能な限りのことをやっていただきたいと思います。今おっしゃったように、逆に言えば、外務省でも掌握できないものは都道府県はなおさら掌握できないということになりますので、ぜひ厚生労働省と外務省との間で具体的な協議をしていた...全文を見る
○金子(哲)委員 時間になりましたから、終わります。  今大臣がおっしゃっていただいたとおりで、私が申し上げたかったのは、病名をきっちりと限定していただいて、現場が判断しなきゃならない範囲というのをできるだけ狭めていただいて、担当者だれでもわかりやすい指示を出していただきたい。...全文を見る
07月18日第156回国会 衆議院 予算委員会 第26号
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○金子(哲)委員 社会民主党・市民連合の金子です。  私は、まず最初に、先ほど鴻池大臣の発言を聞きまして唖然としました。野党の理事の皆さんの指摘があり、委員長からも指摘をされて、取り消しということでありましたけれども、実は、昨日、青少年特別委員会で私どもの保坂委員がこの問題に対...全文を見る
○金子(哲)委員 改めてお伺いしたいんですけれども、今、長崎の事件の問題についての発言に触れられましたけれども、私が今申し上げているのは、昨日東京で起きた事件にかかわっての鴻池大臣の発言について、今、取り消しをされましたけれども、総理としてどのようにお考えか、もう一度お答えいただ...全文を見る
○金子(哲)委員 もう御本人がいらっしゃらないところでこれ以上申し上げることはないと思いますけれども、ただ、取り消したとしても、極めて人権感覚にかかわる発言であるだけに、昨日、その点については指摘をされ、先ほど私が読み上げましたような答弁をされている大臣だけに、私はそういう無責任...全文を見る
○金子(哲)委員 いや、私がお尋ねしたのは、具体的に、アメリカのCTBTの批准の問題、そして今予算がつけられたと言われる小型核兵器の開発の問題に対して、米国に対してどのような意見を日本として伝えるか、そのことをお伺いしております。——いや、外務大臣はいないから、全部総理がお答えに...全文を見る
○金子(哲)委員 私は、国連の決議の問題を今聞いているわけじゃありません。米国の具体的な核政策についてどのような態度を米国に対して、日米関係という極めて緊密な関係にあると常々総理はおっしゃっているわけですから、その米国に対して、日本国民の、とりわけ八月六日、八月九日を間近にして、...全文を見る
○金子(哲)委員 配備をしていない、それは、計画をして具体的に研究しなきゃ、配備はできないわけです、つくらなければ。その配備を前提とするから研究開発の予算がつくわけでして、総理のお話をお伺いしていると、結局のところ、米国の核政策に対しては、具体的なことがほとんどメッセージとして伝...全文を見る
○金子(哲)委員 今の小泉総理の答弁を聞いて、私は極めて残念でなりません。  国連のNPTの会議の中でも、やはりその中心となって廃絶の方向に向かっていくとすれば、最大の核兵器保有国である米国の動向がどうか、そしてまた、CTBTが批准を完了して発効できるかどうかというかぎは米国が...全文を見る
○金子(哲)委員 雇用創出に努めてまいりますということでおっしゃいますけれども、具体的に小泉総理の内閣の時代にどのような雇用が創出できたかといえば、いろいろ政策は打たれたけれども、ほとんど具体的な雇用創出はできていない。だから失業者はどんどんふえっ放しじゃないですか。  しかも...全文を見る
○金子(哲)委員 今の大臣の答弁を聞けば、長期化したのは本人の努力の問題のように聞こえなくもない答弁でありますけれども、私は、雇用政策としていろいろ努力されているとは思います。しかし、先ほど申し上げましたように、失業期間が長期化をしているという問題、これは極めて深刻だと思います。...全文を見る
○金子(哲)委員 今大臣がお読みになったのは、それは政令で定めた部分なんですよね。法律の中にそのことが明記されているわけではなくて、具体的な準拠規定は政令に定めるということで、今大臣がお読みになった四%というのは、それは政令で定めた事項なんです。  だから、政令は、今の政府の、...全文を見る
○金子(哲)委員 それはおっしゃるとおりです。私も、何も雇用保険を長く受け取ってほしいなんて一言も言っていない。しかし、現実としてそうなっている。そのことに対処をするのは当然政治の責任だということを申し上げています。そのことに対して明確な答弁がないことを極めて残念に思います。 ...全文を見る
07月24日第156回国会 衆議院 憲法調査会 第9号
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○金子(哲)委員 社会民主党・市民連合の金子哲夫です。  今国会の最後の調査会に当たり意見を述べたいと思います。  私は、まず最初に、今参議院で審議をされておりますいわゆるイラク特措法について意見を申し上げたいと思います。  イラク特措法では、安保理決議六七八号、六八七号及...全文を見る
○金子(哲)委員 社会民主党・市民連合の金子です。  今、中川幹事からのお話は、私はちょっとお答えすべきかどうか疑問に思うぐらいの質問でございまして、私は、率直に申し上げまして、葉梨幹事から質問があった点についてはお答えをしたいというふうに思います。  まず、この四つすべてを...全文を見る
10月01日第157回国会 衆議院 国際テロリズムの防止及び我が国の協力支援活動並びにイラク人道復興支援活動等に関する特別委員会 第3号
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○金子(哲)委員 社会民主党・市民連合の金子です。  最初に、イラクの問題も大量破壊兵器にかかわる問題ですけれども、中国の遺棄毒ガス弾にかかわる問題で、少し官房長官や外務大臣のお考えをお伺いしたいと思います。  御承知のように、一昨日、九月の二十九日に東京地方裁判所で、旧日本...全文を見る
○金子(哲)委員 今回の判決は、中国の遺棄弾、放置をした問題についてかなり厳しい判決の内容になっておりまして、国交回復の問題がありまして、国側も主張されておりますけれども、国交回復した後も積極的な対応をしないで、遺棄された毒ガスを放置したままであった、その行為にはわずかの正当性も...全文を見る
○金子(哲)委員 これは九月五日の小泉総理と呉邦国全国人民代表大会常任委員長との会談の中でも取り上げられて、これに対して小泉総理も、政府として誠実に対応したいという約束をされたというふうに報道でもお伺いをしております。  今、長官、大事なことをおっしゃったと思うんですよね。日本...全文を見る
○金子(哲)委員 それは、このいずれの事件も七二年の日中共同声明以降に発生した事案なんですよね、このいずれの毒ガス被害も。ということになれば、七二年の日中共同声明の問題は、今そこで幾らそれがあったと言っても、そのこととそれ以後に発生した問題は別の問題だと思うんですよ。(福田国務大...全文を見る
○金子(哲)委員 その見解は、私はちょっと納得できないですね。  確かに、言われたとおり、九七年に化学兵器禁止条約ができて、その後、日本政府は、いずれにしても日本の国内にもまだ毒ガス兵器は残っていると言われておりますけれども、少なくとも、外国に残したもの、遺棄したものについては...全文を見る
○金子(哲)委員 外務大臣、私は重要な発言であったと思うんですけれども、その調査団を出したことが誠意を持っての対応ですか。調査チームを派遣し、医師団を派遣しただけが誠意を持った日本政府の対応ですか。  中国の中で、例えば、今、見舞金を出すというようなことは決めていないとおっしゃ...全文を見る
○金子(哲)委員 先ほど外務大臣、見舞金の話はないということでしたが、そういう金銭的なものの解決の方向というのは全くないんですか。
○金子(哲)委員 もう一つだけお伺いしたいんですけれども、もう一度確認なんですけれども、七二年の共同声明で放棄をした。確かに過去のものについては放棄をされたかもわからないですけれども、しかし、その後この事故というのは発生をしているわけですよね、七二年以降に。いずれも、この今裁判に...全文を見る
○金子(哲)委員 再度、官房長官にぜひ御確認したいんです。  もし、今後もこの種事故が、とりあえず裁判の件についてはいろいろ、私は控訴を断念して早く解決してほしいということを思っておりますけれども、先ほどの答弁を聞いておりますと、先ほども申し上げましたように、今既に発見されたも...全文を見る
○金子(哲)委員 おっしゃるとおりだと思いますよ、一方で。しかし、現実にそういうことを決めた、今中国の政府の首脳は、今官房長官がおっしゃったことをそのまま言えば、七二年の日中共同声明によってあなた方は放棄したじゃないですか、この問題は今私たちに言う立場にないじゃないですか、こう言...全文を見る
○金子(哲)委員 もうこの問題は終わりにしたいと思いますけれども、いずれにしても、旧日本軍が遺棄したために発生した問題であるということだけは明らかでありますから、それをもって、やはり日本の政府はしっかりとした対応をするというのは、私は外交上当然のことだというふうに思いますので、そ...全文を見る
○金子(哲)委員 今発表しないということですけれども、党首も発言の中で申し上げておりますけれども、先日、米軍のブリックス准将は、使用したということを認める発言をしているわけですよね。にもかかわらず、今もってアメリカ軍が認めないというような答弁をここの委員会の中で繰り返すというのは...全文を見る
○金子(哲)委員 いずれにしても、イラクに使われているということは、さきの委員会で参考人が調査活動をもとにしておっしゃっているわけですから、その点については、もし仮に自衛隊を派遣するというようなことになれば、それは当然重大な問題になってくるわけですから、その点について、私は、引き...全文を見る
10月02日第157回国会 衆議院 憲法調査会 第1号
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○金子(哲)委員 社会民主党・市民連合の金子哲夫であります。  私は、特にことしのこの調査会で多く論議になってまいりましたイラクの問題について、少しお話をさせていただきたいと思います。  といいますのは、最近の世論調査を見てみますと、イラクへの自衛隊派遣に反対だという意見が非...全文を見る
10月03日第157回国会 衆議院 厚生労働委員会 第2号
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○金子(哲)委員 社会民主党・市民連合の金子です。  この委員会でも何度も質問してまいりました在外被爆者問題について、残された十分の間ですけれども、質問させていただきたいと思います。  坂口厚生労働大臣が八月の六日、八月九日、広島、長崎で被爆者の皆さんとお会いになりまして、そ...全文を見る
○金子(哲)委員 そこまで話がついているということであれば、当然、予算化ということで具体的な実施になっていくというふうに思いますので、そこで、実施に当たって今考えておられることについて、二、三お伺いをしたいと思います。  私もちょっと関心があるものですから、一、二度お問い合わせ...全文を見る
○金子(哲)委員 今のお話で大事なことは、被爆者健康手帳を保持している人のみならず、確認証を持っている人もその対象に加えるということ、私はその点は、今回、厚生労働省がこの事業を行われるに際してそこまで拡大していただいたということは、非常にこれまでこの問題に取り組んできた者としては...全文を見る
○金子(哲)委員 今局長は健康診断の際ということをちょっとおっしゃったんですけれども、例えば韓国などは、これは今医師団の派遣がないわけですから、韓国などの場合は確認証発行作業のためだけの派遣も当然必要になってくると思うんですけれども、その点について、そういう方向をぜひ進めていただ...全文を見る
○金子(哲)委員 そうしますと、今度は大臣にお伺いしたいんですけれども、実は、一つの大きな懸案で、大臣が広島、長崎で被爆者の要望を聞かれる会でも出てきたと思うんですけれども、いわゆる北朝鮮の在住の被爆者の問題です。  これまでは、渡日を前提としたいろいろな支援事業だったものです...全文を見る
○金子(哲)委員 ぜひ、四県市の中でも広島市が北朝鮮の担当というような形になって、広島市としても何とかしなきゃいけないんじゃないかという意見が出ているように思いますので、その際、広島からのさまざまな要望が出た際には、ぜひ厚生労働省としても適切に、また積極的な対応をしていただきたい...全文を見る
○金子(哲)委員 時間になりましたので終わりますけれども、坂口厚生労働大臣のいろいろな努力で、在外被爆者問題、在外被爆者の皆さんの要望とは、すべてを入れているわけではありませんけれども、私は大きく前進をしていただいたというふうに思っております。  その上に立って、今お話がありま...全文を見る
10月03日第157回国会 衆議院 国際テロリズムの防止及び我が国の協力支援活動並びにイラク人道復興支援活動等に関する特別委員会 第5号
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○金子(哲)委員 社会民主党・市民連合の金子です。  私は、今の論議を聞いて、大変びっくりしております。私は、小泉総理が時々論理のすりかえをされますけれども、今の論議、まさにすりかえの論議だと思います。そもそも、今のイラクの状況をだれがつくったのかということが問題になっているわ...全文を見る
○金子(哲)委員 それは、私は全く間違っていると思うんですよ。もし、そのようにおっしゃる国際的な協調関係がとられた中で米英軍の軍事行動が始まっていたとしたら、この戦後の処理も、明らかに国連を中心として、各国が協力をした体制の中で復興支援活動が始まったと思うんですよ。しかし、現実は...全文を見る
○金子(哲)委員 そういう答弁を繰り返して、今なお国連の、逆に言えば国連だって、あるということを断定したわけじゃないですよ、当時、三月二十日の時点で。だけれども、一方、あるということを前提にして攻撃を開始したわけでしょう。そういう状況の中で戦争が始まったことは紛れもない事実であっ...全文を見る
○金子(哲)委員 そのことをぜひ私は、ブッシュ大統領が今度訪日されるということでありますけれども、先ほど来、危惧し、指摘をしておりますけれども、やはりアメリカの核戦略の大きな変更というものがこれからの世界の核状況に対して大きな影響を与えてくることは、もう間違いないと思います。 ...全文を見る
○金子(哲)委員 時間になりました。終わります。