金田英行

かねたえいこう



当選回数回

金田英行の1994年の発言一覧

開催日 会議名 発言
05月26日第129回国会 衆議院 決算委員会第一分科会 第1号
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○金田(英)分科員 まず最初に、北村副長官が同じ北海道の仲間として引き続いて官邸にお座りなこと、本当におめでとうございます。これからもよろしく御指導いただきます。  まず最初に、総理府本府関係についてお尋ねしたいのですが、平成四年にいわゆるPKO法案が可決しまして、カンボジアそ...全文を見る
○金田(英)分科員 カンボジアについては、大分テレビも取り上げましたし、我々も部隊の隊員を見送りに行ったり、あるいは帰ってきたときに迎えに上がったりという形で、大分大きな歓迎やら歓送を受けたわけでありますけれども、地理的な問題もあるのでしょうか、モザンビークの場合は、今大体どうな...全文を見る
○金田(英)分科員 遠く離れたモザンビークで大変な活躍をしておられるということですけれども、なるべく彼らを励ましてやっていただきたい。いろいろな慰問なんかもやられているとは思いますけれども、そういったことにも心細かい配慮をしながら、彼らの激励をよろしくお願いしたいというふうに思っ...全文を見る
○金田(英)分科員 PKO関係については、これで終わらせていただきます。  せっかくの機会ですので、総理府本府で公益法人を所管されておられるわけですけれども、この公益法人というのは、今、天下り先になっておるんじゃないかとか、脱税や節税の道具として使われているんじゃないかとか、実...全文を見る
○金田(英)分科員 以上で総理府本府関係についての質問は一通り終わらせていただいて、次の議題に入りたいと思います。  北村副長官には、同郷のよしみと言ってはなんですが、公務多忙の折ですので、委員長のお許しを得て御退席いただきたいと思います。  次に、「ふるさと自然のみち」整備...全文を見る
○金田(英)分科員 これがNHKのテレビで大々的に放送されたときに、私の第一印象というのは、ああ、環境庁もやっておるなという印象だったわけであります。役所というのま自分の所管事業について多大の権益を確保し、あるいはその分野について大きな事業あるいは大きな仕事ができるような体制をつ...全文を見る
○金田(英)分科員 国と地方との業務分担ということについて一定の考え方、こういった補助金がどんどん拡大していって市町村のやることがむしろだんだん中央依存になってしまう、地方の甘えの構造を助長する。しっかりとした国と地方との業務分担、そういったものを考えていかなければならぬと思うの...全文を見る
○金田(英)分科員 各省に多々あることですが、たまたま「自然のみち」がテレビで映ったものですから環境庁を例示に出して本当に申しわけなかったのですが、その「ふるさと自然のみち」というのは、確かに地域市町村の住民の方々が利用するいい事業でありますし、褒めてあげたいのでありますけれども...全文を見る
○金田(英)分科員 結果は、いわゆる公共事業費のシェア見直しというその成果は、コンマ以下の修正がなされたということだけであったわけであります。ところが、よくその細部を検討してみますと、各省庁の省益シェアというのは過去ずっとほとんど同じであるけれども、各省内部の、例えば道路、河川、...全文を見る
○金田(英)分科員 第三次行革審の最終答申という形でイメージとして書かれておりますけれども、巷間、霞が関かいわいあるいは永田町では、あああれは絵にかいたもちだよというのが一般の受けとめ方じゃないかと思います。しかし、我々、行革のどうしてもやらなきゃならないこと、今までのキャッチア...全文を見る
○金田(英)分科員 具体的にはいつおろしたというふうに考えたらよろしいのでしょうか。
○金田(英)分科員 なかなか答えづらいようですが、何か細川政権ができてからなのかなと。少なくとも、平成元年に消費税を導入したときには、さらなる増税というようなことは言っていなかったように思います。これはもう増税なしてはどうしようもないというような方向に急に傾斜したというのは、自民...全文を見る
○金田(英)分科員 それは今までは出していなかったような気がするのですが、それでいいですか。
○金田(英)分科員 私は、役人をやめてこの世界に飛び込まさしていただきました。この世界にはなかなか、浪人の時代もありましたので、政治にかかるいろいろな諸経費を、多くの仲間たちあるいは会社の方に資金パーティーという形でパーティー券を買っていただくという作業があります。そのパーティー...全文を見る
○金田(英)分科員 どうしても増税ができるような環境、増税をやるために行革をやると私は言っているわけではありませんし、増税がなくても行政改革をやらなければなりませんし、これからの新しい国家の価値観、国家のあり方、それを実行するための行政機構はどうあるべきかということは常に取り組ん...全文を見る
○金田(英)分科員 今御説明のありましたように、国家公務員の数というのは、この霞が関、中央省庁の内部部局、いわゆる各省庁の本省、本庁と言われている部分、それは約八十六万の国家公務員の中のわずか三万八千人だけであります。要するに霞が関には四・五%の国家公務員しかいないわけでありまし...全文を見る
○金田(英)分科員 確かに、道州制についてもいろいろな考え方もあるでしょうし、公選制にするかとか、国の仕組みを大きく変更するという意味で慎重な態度にならざるを得ないことはよく私もわかります。わかりますけれども、やはり地方分権とか言いながら、あるいは規制緩和と言いながら、現実、今の...全文を見る
○金田(英)分科員 これから新しい時代を目指して、確かに時代は変わりましたし、政治改革も済んだわけであります。政治改革が済んだ後やらなければならないのは税制改正であるというわけでありますが、税制改正をやる前には行政改革にぜひとも取り組んでいただかなければならない。それも、国民がな...全文を見る
05月31日第129回国会 衆議院 商工委員会 第3号
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○金田(英)委員 一年生の、自由民主党の金田英 行でございます。  このたびの異動によりまして、商工委員会に籍を置かせていただくことになりました。前は労働委員会におったわけですけれども、商工委員会の皆さん方によろしく御指導を賜りたいと思います。  大変な難しい時代に入ったな...全文を見る
○金田(英)委員 さきの予算委員会でもお話ししましたけれども、大分難しい事態にやってきたなというふうに思います。日本を一体どういうふうに持っていくのか、国家価値観というのを何に求めたらいいのか、そういったことあたりから検討を進めないと、我々日本民族を引っ張っていくことはできなくな...全文を見る
○金田(英)委員 もはやこのままの中央省庁の縦 割り行政の中では通商産業政策がうまくいかないのじゃないかという気がしてならないのであります。  具体的にお尋ねします。  これからの日本の産業の中で大きな需要が見込まれるものに情報産業があります。それについて通産省はいろんな案...全文を見る
○金田(英)委員 いや、大臣のお答えとしてはよくわかりますけれども、実際に役人というのは、その省庁の省益のことにしがみついてと申しますか、そういった形で人生をずっと終えるわけであります。第二の人生というのもありますけれども、やはり自分の省のことを考え、そして他省庁の省益とぶつかり...全文を見る
○金田(英)委員 立場の中での発言ですので、わかりますので、もうこれ以上追及はいたしません。  自由民主党の中では、やはりこういった省益にとらわれる国の指導者であってはならない、もう少し国全体の利害について広い視野から行政を展開できる官僚を育てる必要がある。そういう意味で、中央...全文を見る
○金田(英)委員 段階的にと申しましたかな、今何かそんなお話があったのですけれども、私はそういうことを申し上げているのではなくて、規制緩和をどんどん進めていくおつもりか、そのことをお尋ねしておるのであります。  というのは、古典的な自由主義経済を望んでおる経済人、そういった者は...全文を見る
○金田(英)委員 まさに中小企業庁まで所管されておられる通商産業省ですからあれですけれども、確かに日本の経済的な活力というのは、中小企業あるいは小さな商店業主の社長さん、そういった社長さん方がたくさんおられる、そのことが日本経済の活力になっていることはまた事実であります。古典主義...全文を見る
○金田(英)委員 確かに難しい問題だと思います。難しい問題だと思うのですけれども、何とか適当な哲学、ここまではいいんだ、ここまでは何としてでも規制しなければならないんだ、そこいら辺の兼ね合い、メルクマールと申しますか、何かそこいら辺の考え方というのをしっかり持っていないと行政を間...全文を見る
○金田(英)委員 確かに国際社会に通用し得る商環境、そういったものを日本のこの種の業界の中でつくり上げることがぜひとも必要だということは、私も何とかわかるような気がします。しかし、やはり日本には日本らしさというものがあるんじゃないのか。  今のようなお考えでいきますと、営業とい...全文を見る
○金田(英)委員 じゃ、時間がありませんので、最後に過積載の問題について。  今、中小企業は大変悩んでおります。今までトラック一台で積んでいたものが、トラック二台分の運賃を払わなければならない。まさに中小企業の荷主さん方が、これじゃ商売をやっていけないよ、それでなくとも利幅が少...全文を見る
○金田(英)委員 悪質、危険なものについて取り締まられるということでお伺いしました。ありがとうございました。  公取さんのガイドラインにつきましては、ほとんど質問が佳境に入らないで申しわけなかったと思いますが、またいろいろと勉強さしていただきたいと思います。よろしく御指導を賜り...全文を見る
05月31日第129回国会 衆議院 予算委員会 第13号
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○金田(英)委員 私は、自由民主党一年生の金田英行であります。選挙区は、日本列島最北端の選挙区であります。  「増税なき財政再建」並びに行政改革について御質問させていただきますが、その前に羽田総理にお尋ねしたいのです。  羽田総理は、本会議並びにこの委員会でよく、私が自民党に...全文を見る
○金田(英)委員 やはり政官財の癒着体質それから長期政権によるおごりという自民党に対する批判というのは、自民党を出たからといってこの体質がすぐ直るものでもありませんし、国民の皆さん方がこれを自由民主党に対する批判として投げかけているとすれば、それは個人に対する批判ということになる...全文を見る
○金田(英)委員 「増税なき財政再建」という旗をおろしたのかおろさないのか、おろしたとしたらそれはいつなのか、具体的にお尋ねしたいのですが。
○金田(英)委員 今年度末で公債残高二百一兆円、そして国民一人当たりに換算すると約百六十六万円の借金を抱えていることに相当する。それから、私がここで一時間弱の質問をさせていただくわけでありますが、この一時間たつ間に国債の利払い費が十三億円にもなる。刻々と、まさに一時間一時間に十三...全文を見る
○金田(英)委員 大蔵大臣が、来るべき高齢化社会に備えてと常日ごろおっしゃいます。そのことはそのことでわかるのでございますが、現状の財政の火の車を見ておりますと、来るべき高齢化社会に備える以前に、今の赤字公債の発行等々、こういった緊迫した事態に対して何らかの手を打つ必要があるのか...全文を見る
○金田(英)委員 ならばお尋ねします。  自由民主党は、消費税の導入に当たりまして、あの選挙で参議院で過半数を割りました。そして総選挙で多くの衆議院の仲間の政治生命を断たせてしまいました。消費税反対の社会党の躍進を許した選挙でありました。  そこで、大蔵大臣並びに羽田総理にお...全文を見る
○金田(英)委員 総理、お願いします。
○金田(英)委員 労働大臣にもお尋ねしたいと思います。同趣旨の質問でございます。
○金田(英)委員 議事を進めさせていただきます。  「増税なき財政再建」、まさに決して捨ててはならない我々公務員の基本的姿勢であろうというふうに伺いました。私もそうだろうと思います。  それでは、たび重なる貿易収支、たび重なるというか史上空前の貿易収支の黒字、決して減るような...全文を見る
○金田(英)委員 このような膨大な貿易収支の黒字が日本の国にいろいろな摩擦、あつれきを起こしているのは確かですけれども、国民生活の向上のために果たして役に立っているのかいないのか、そういった面でこの貿易収支の黒字を何とか国民生活の福祉の向上あるいは社会資本の充実のために活用できな...全文を見る
○金田(英)委員 確かにガットの精神、貿易の拡大を通じて国際社会の豊かさを追求していく、それについては私も同感でございます。  しかし、ガットが禁止しているのは、輸出補助金、あるいは輸入に対する課徴金というのですか、制裁金というようなことは、これはガットが禁じているものだろうと...全文を見る
○金田(英)委員 輸出補助金を出すのであればその分を輸入課徴金という形で対抗措置を講ずるというのは、これはわかります。しかし、輸出に税金をかけて高いお金で買ってくれということでやることについて、輸入課徴金を誘発するということはどうしても解せないのですが、そこいら辺はどうでしょうか...全文を見る
○金田(英)委員 アメリカでスーパ三〇一等々で、不公正貿易であった場合には一切課徴金等々かかるというようなことをアメリカでは言っておるわけですけれども、それがガットの精神に違反することは言うまでもありません。しかしそのような、貿易相手国を怒らすとか、産業の保護をしなければならない...全文を見る
○金田(英)委員 確かに輸出税をかけるという場合に、国内の輸出産業、まさに懸命のリストラ中であります。こういった輸出産業の足を引っ張るんじゃないかというふうな考え方があります。しかし、これらの輸出産業の足を引っ張るような、もうそういう労働集約型の製品をつくっているわけではありませ...全文を見る
○金田(英)委員 時間が大分なくなっておりますので、行政改革の本題に入らせていただきます。  何といっても国民に増税を納得させるような環境、行政改革を目に見えるような形で実行していかなければなりません。  官僚機構についてお尋ねしますけれども、羽田総理は規制緩和、規制緩和とい...全文を見る
○金田(英)委員 羽田総理が官僚機構についてそのような楽観的なお考えを持っているということがあるとしたら——実は私も役人をずっとやっておりまして、官僚機構というのは、政権は三カ月や六カ月でかわっても、我々は恒久的な存在だよという認識をプライドのある官僚は皆持っているわけであります...全文を見る
○金田(英)委員 環境庁さんがふるさと自然のみち整備事業をやられるということ、そしてそういうことが必要だということはわかるんですが、国と地方の業務分担ということを考え、あるいは少額の補助金はこれから整理していって地方に任せようじゃないかというこの大きな流れの中に、また新しいそうい...全文を見る
○金田(英)委員 まさに今の行政機構のあり方を何とかして見直さなければ、新しい時代についていけなくなってきているんだというふうに私は考えております。  五点目の問題として、富山県民は、大蔵省関係の仕事あるいは農林省関係の仕事ということになりますと、金沢市まで出向きます。北陸財務...全文を見る
○金田(英)委員 大分もう時間がなくなりましたので、まとまった議論にならないのが私自身としても大変不本意でありますけれども、総務庁長官にお尋ねします。  昨年、第三次行革審の大くくり省庁構想というのが示されております。確かに今回大蔵省が取り組んだ公共事業のシェアの見直し、各省庁...全文を見る
○金田(英)委員 時間がなくなりましたので、最後の質問ということで一問だけお許しいただきたいと思います。——じゃ、時間がありませんので、これで終了します。
06月07日第129回国会 衆議院 予算委員会第一分科会 第1号
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○金田(英)分科員 予算委員会の総括で行政改革、特に縦割り行政の弊害についてお話しして、時間がなくて地方の方にも地方行政機関のあり方についていろいろと御質問する機会を失ったものですから、この分科会を利用させていただきましていろいろな質疑を交わさせていただきたいと思います。  私...全文を見る
○金田(英)分科員 確かに今までの行政改革で、地方出先については、各省の出先機関の数をなるべく減らしなさい、隣町にあったものを合わせて一つにしなさいというような合理化はたくさん進めてきました。しかし、それだって人はなかなか減らなかったし、考え方、哲学の違いじゃなかったし、行政効果...全文を見る
○金田(英)分科員 第八次までにわたる定員削減、大変な効果を上げておられて、行管庁並びに総務庁さん、もう行管庁はないわけですけれども、総務庁さんの御努力については敬意を払っているつもりでございます。  しかし、これからは、考え方、仕組みというのを大幅に変えていかないと新しい行政...全文を見る
○金田(英)分科員 細川内閣、そしてそれを受け継ぐ羽田内閣ということで、地方分権ということを随所で言われております。確かに、中央集権の是正ということで、中央の権限を地方に移さなきゃならないということはこれからの大変大きな課題になっていくわけですけれども、地方に分権するといった場合...全文を見る
○金田(英)分科員 これから地方出先機関をどう構築していくか、あるべき姿はどうなのか、最も効率的な地方の出先機関はどういう態様であるべきかということをじっくり議論する前に、いろいろな物事の考え方を整理しておかなきゃならないというふうに私考えております。  例えば、今現実に法務事...全文を見る
○金田(英)分科員 直轄でやろうとあるいは市町村に委託しようと、変な言い方ですけれども市町村に委託とあえて言わせていただきますけれども、そんなやり方あるいはまた地方事務官というような制度がいまだ解消されないで残っているわけです。そういったときに考えてみますと、片や国があり、片や地...全文を見る
○金田(英)分科員 国という存在があって初めて地方自治というのがあるんだという、それが通説だというふうに私は理解しておるんですが、この際、地方と国とは別だという考え方は、いろいろなこれからの行政機構を考えていく上で、むしろ邪魔な考え方だというふうに思います。お互いに、国も地方も、...全文を見る
○金田(英)分科員 地方庁について石田長官のおっしゃること、よくわかります。屋上屋を重ねるのではないかとか、県にも議会があり地方庁の議会をどうするんだとか、地方庁の長官を公選制にすべきなんだとか、いろいろあると思いますけれども、それはそれで県議会を統合して地方庁に移すとか、公選制...全文を見る
10月14日第131回国会 衆議院 沖縄及び北方問題に関する特別委員会 第2号
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○金田(英)委員 今回の北海道東方沖地震で被災された国民の皆さん、そして北方四島の皆さん方に心からお見舞い申し上げながら、若干、短い時間でありますが、質問をさせていただきたいというふうに思います。  まず外務省にお尋ねいたしたいのですが、ロシアの世論調査において、民間機関でやっ...全文を見る
○金田(英)委員 この調査によりますと、モスクワの千人、ウラジオストクの千人に対して、北方領土について返還すべきかどうかという世論調査をしております。ことしの五月には、モスクワにおいては一〇%が返還すべきだということだったのですが、今回の調査では、六〇%の人が返還すべきだというふ...全文を見る
○金田(英)委員 まさに世界の中で巨大なロシアでもあります。また大国意識の旺盛なロシアでもあります。また日本も、まさに安保理の常任理事国に立候補するというような、そういう経済大国にもなりました。そういった世界を引っ張る両大国が、本当に胸襟を開いてこの領土問題について話し合うべき時...全文を見る
○金田(英)委員 最後の質問とさせていただきますけれども、やはり日ソの両国が平和な中でお互いに協力し合える関係を一日も早く立てるためには、どうしてもこの北方四島の返還を実現しなくてはなりません。そういった意味で、ロシアの最大の国益にもかなうことでもありますし、もう少し大局的な見地...全文を見る
11月29日第131回国会 衆議院 地方行政委員会 第4号
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○金田(英)委員 私は、一時間ほど地方分権についていろいろと自治省、そして総務庁の御意見を伺いながら、国民の最大の課題である地方分権をどうやって進めていくかということについて討議を交わさせていただきたいというふうに思います。  まず冒頭、政治改革が終わりました、そして税制改革も...全文を見る
○金田(英)委員 私も地方分権は最大の課題だろうというふうに思っております。しかし、残念なことに、地方分権、私も大賛成でございますけれども、このたびの自治省のとらまえ方、それから今後進もうとしていることについて、若干疑問に思っていることがありますので、そのことについて議論させてい...全文を見る
○金田(英)委員 この二層制を前提とする限り、なかなか地方分権は進まないのだろうというふうに私は信じております。  というのは、この二層制というのは、国があって、四十七ですから、約五十くらいの都道府県がある、そして全国三千三百の市町村が四十その都道府県に分かれるというと、大体一...全文を見る
○金田(英)委員 この地方分権、大変大きな課題であります。どうしても成功させなきゃならない課題でありますけれども、このような進め方でありますと、自治省サイドの進め方という形で、閣内の協力がなかなかとりづらいのじゃないか。現実的に、地方分権をする場合の移譲先は都道府県だというような...全文を見る
○金田(英)委員 それでは、総務庁さんにその点についてお聞きしますけれども、果たしてこのような形で各省庁の権限を都道府県におろすというようなことが、これからの取り組みとして展望できるのかどうか。権限移譲等については今さら言われたことではないわけでして、ずっと昭和三十年代から行政改...全文を見る
○金田(英)委員 当面二層構造を前提に地方分権を進めていくのだというお考え、それは考え方ですから、それはそういうお考えですかと言うしかないわけでありますけれども、この都道府県を受け皿に権限移譲するといったときに、多くの反論が予定されております。  第一点は、県知事は公選で選ばれ...全文を見る
○金田(英)委員 まさに抜本的な改革が今待たれているのでありまして、従来の、明治以来続いてきた二層構造を前提としたやり方では、やはり中央集権体制は直らないというふうに信じております。  議論を先に進めさせていただきますが、この地方制度調査会の答申の中に、国の事務、地方の事務、役...全文を見る
○金田(英)委員 本当に大きな改革がこのような考え方でできるのかだんだん不安になってくるわけでございますけれども、これは国がやるんだ、国がやらない残りは地方がやるんだというような考え方、その考え方に今現状なっているわけであります。  そういう考え方ですと、各省庁は自分の権益を拡...全文を見る
○金田(英)委員 じゃ具体的にお尋ねします。  答申の中に機関委任事務について、この概念を廃止するというふうに言われておりますけれども、国の事務と地方の事務を分けて初めてこの概念が必要になってくるのですけれども、地方の事務と国の事務というのをまず区分けして、だからそれを市町村に...全文を見る
○金田(英)委員 この機関委任事務の概念を廃止する、あるいは地方事務官制度については廃止する、そういった物の考え方には、これは市町村にやっていただく事務だからそういう概念は要らないんだよというのがあるんだろうと思うのです。  ですから——言っていることわかっていただけるかな。と...全文を見る
○金田(英)委員 従来のそのような考え方では、国の事務、地方の事務を峻別してから事を始めるということでは、なかなか地方分権は進まないなというふうに思います。  というのは、既に現実の問題として、たくさんの各省庁が固有の事務として、国の事務としてやっている実態があるわけでして、そ...全文を見る
○金田(英)委員 私は心配しておるのでありまして、何とか地方分権を成功裏におさめたい、多くの権限が地方に移譲される形を何とかしてとりたい、そのためにはそれなりの哲学なり理屈が必要だろうと思います。  具体的に、職業安定所というのがこれまた二、三町村に一つずつ配置されて、労働事務...全文を見る
○金田(英)委員 私は、この地方分権、いろいろな思いを込めて成功させたいと思っているのですけれども、確かに消費税の値上げ等々で多くの国民に負担の増加をお願いしなければならないときに、この行政改革、特に地方分権の中で多くの合理化を進める必要がある。  その合理化を進める根本は何か...全文を見る
○金田(英)委員 お答えありがとうございます。  憲法の九十四条に、地方公共団体が条例を制定することができるという規定がありますけれども、その規定の頭に「法律の範囲内で」というのがあります。そのことによって国はあらゆることについて法律をつくることができますし、このことによって各...全文を見る
○金田(英)委員 私は、長年の公務員生活等々で、これは大変な騒ぎになるなという感慨を持っております。果たしてできるだろうか。自治省が大綱を決めて、不承不承その大綱も閣議決定できるかもしれません。しかし、権限を渡すのは中央省庁であります。各省が自分の権限を、それもましてや自治省の意...全文を見る