金田英行
かねたえいこう
当選回数回
開催日 | 会議名 | 発言 |
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09月08日 | 第143回国会 衆議院 金融安定化に関する特別委員会 第11号 議事録を見る | ○金田(英)委員 当特別委員会も、野党の案もそろいまして、政府案といろいろなその長短を比較し合った議論が大分進んできたところでございます。まだ野党の方から信用保証協会等々で債権の引き継ぎを円滑に行うための法律案が提出予定だというふうに聞いておりますけれども、鈴木淑夫委員にお尋ねし...全文を見る |
○金田(英)委員 ありがとうございます。 それで全部がそろって大体舞台は取りそろうわけでありますが、昨日の議論等々を踏まえて、ちょうど西川さんのきのうの御答弁にあったわけですが、野党案と与党案を比較してみて、野党案がすぐれている点は五つあるぞというふうに述べられておりました。...全文を見る | ||
○金田(英)委員 処理期間についてもお話があったかもしれません。大体そのような五つの点、あるいは処理期間が短い、早期に処理が可能だというようなことだろうと思います。 私、地元に戻ると、いろいろな人の御意見をよく賜ります。そして、いろいろな市民のと申しますか住民の皆さん方の御意...全文を見る | ||
○金田(英)委員 御賛同いただけたのだろうというふうに御理解させていただきます。 五つの点のまず第一番目でございますディスクロージャーについてであります。 野党の案では、金融機関の債権分類ごとに、その基準あるいは債権別の引き当て基準等々について一半年ごとにその額について、...全文を見る | ||
○金田(英)委員 理想は理想でわかるのですが、果たしてそれが現実的なことなんだろうか。 私、地元におりまして、ある信金の理事長からこのようなことを言われました。野党案のこのようなディスクロージャーでは大変なことになると。実は、不景気もこれあり、第二分類債権ばかりふえて、中小企...全文を見る | ||
○金田(英)委員 私は決して、個別の債権そのものを、債務者だれそれの債権が第二分類だぞとか、それは第三分類だぞ、そのようなことを公表しろと言っていることでないことは理解しているつもりであります。しかし、このような厳密なディスクロージャー、第二分類債権は全体債権の何割あるのだ、引き...全文を見る | ||
○金田(英)委員 果たしてそんなことでいいのかなという気がするわけでありますが、第二分類をもう少し細部に分けて、二の一、二の二、二の三というような通し番号で言うのかもしれませんが、そのような分類にすれば、ますますもって厳密なディスクロージャーということになってしまいますし、銀行の...全文を見る | ||
○金田(英)委員 せっかくのお答えですが、実際に金融機関に早期是正措置を発令したときに、どのような現象が起きたか。自己資本比率はこの程度でなければならないよというような、単なるそういった早期是正措置をやりなさいよというようなことだけでごらんのとおりの貸し渋りに遭ったわけであります...全文を見る | ||
○金田(英)委員 きのうの石原委員の御指摘にもあったわけですけれども、この責任問題、すぐれて政治的な判断なんだ、この金融行政についてはすぐれて政治的な決断でなければならないんだと。内閣がその決定について責任を持てるような体制にしなければならないんだと。このような国務大臣を置いたか...全文を見る | ||
○金田(英)委員 やはり、これだけの金融恐慌を目の当たりにしているというような状況の中で、金融の再生を何とかしなければならないということが目下の急務であります。こういったことについて内閣が責任を持って、自分の責任で、そしてやるべきことをすぐにやらなければならないという状況の中で、...全文を見る | ||
○金田(英)委員 西川委員が何か矛盾していることを言っているのですが、これは単なる認可にすぎませんですよ、軽いのですよ、ですから二日間でできるのですよ、そういう能力もあるのですよというようなことを言ったかと思うと、一方、これはチェック・アンド・バランスで裁判所に判断していただく、...全文を見る | ||
○金田(英)委員 もし裁判所が、短い期間であること、そしていろいろな金融再生委員会の決定について若干おもしろくないことが書類上あったといった場合に、却下ということは考えられませんか。 | ||
○金田(英)委員 却下というのかな、裁判所に認定されない、認められないというようなことになった場合には、その責任というのは金融再生委員会としてとれるのですか。まさに金融の重大な事案であります。 | ||
○金田(英)委員 裁判所の関与については、これもまたいろいろと、金融再生委員会の明確な位置づけの割には頼りなさげな裁判所の関与であるというふうに思って、なかなか納得できないところであります。 それから四つ目の点でありますが、公的資金の注入はないよというふうに言っているわけであ...全文を見る | ||
○金田(英)委員 公的管理銀行、これは、預金保険機構を通じまして、株式の取得の費用あるいは資金の貸し付けを受けることができる、業務によって生じた損失の補償等の費用を受けることができる、これはとりもなおさず公的資金の注入ではないのですか。 | ||
○金田(英)委員 今用意されている預金保険機構の三十兆円の中で、十七兆円の世界と十三兆円の世界があるわけでありますが、十三兆円の世界での資本注入、資本金の注入というようなことについては、それはやらないということですか。 | ||
○金田(英)委員 いろいろと、本当に失礼なんですけれども、のうてんきだなというふうに思うわけであります。(発言する者あり) 今どの点でのうてんきかをお話ししますと、野党の考え方の骨子の中に、預金については全額保護しましょう、保護されるからそれは問題ないんだ、そして善良なる健全...全文を見る | ||
○金田(英)委員 公的資金の注入なしで今の銀行の自己資本を充実していく、それは一にかかってこれからの景気回復にかかっているんだというような御答弁、きのうの御答弁でもありましたが、今の現状で、そのような手段では金融機関を救済することができないわけであります。 また、債務超過にな...全文を見る | ||
○金田(英)委員 それでは、銀行の破綻というのはどういうものであるかということを、昨年十一月破綻いたしました北海道の拓殖銀行の例に倣って具体的にお話しさせていただきたいと思います。 この拓殖銀行というのは北海道の金融機関の中で、幾つもあるわけですが、北海道拓殖銀行がシェアは五...全文を見る | ||
○金田(英)委員 資本注入は、例えば受け皿銀行についてはやるんだと言いましたけれども、七%の自己資本比率が、この受け皿銀行になったがために、債権を受けつけたがために、引き取ったがために、自己資本比率が三%に落ちるというような状況の中で、それではぐあいが悪い、あるいは自己資本比率が...全文を見る | ||
○金田(英)委員 そうすると、先国会で通過させた法律を廃止するということは、どういう兼ね合いになるのですか。 | ||
○金田(英)委員 先般聞いたのと大分話が違っている。それならそれでいいのですが。 先に進みます。 あと、拓銀で我々が学ぶべきことというのはまだこれからたくさんあるわけでありますが、野党の皆さん方は、善良かつ健全な債務者はメーンバンクがすぐに見つかるという前提があるように思...全文を見る | ||
○金田(英)委員 質問が大分残っておりますけれども、また後の機会に回させていただきます。 | ||
09月11日 | 第143回国会 衆議院 金融安定化に関する特別委員会 第14号 議事録を見る | ○金田(英)委員 本当に連日の御審議御苦労さまでございます。また、大蔵大臣には、大変お忙しいところこうやっておつき合いいただきまして、恐縮に存じます。 金融システムの安定化、信用秩序の維持、安定ということを目がけていろいろと与野党で大変な御論議が進んでいること、本当に一日も早...全文を見る |
○金田(英)委員 ありがとうございます。 | ||
○金田(英)委員 拓銀の破綻によって我々が学んだこと、まだまだ言葉不足で、そしてまた意を尽くせておりませんけれども、本当に北海道経済、拓銀の破綻で、この混乱から立ち直るまでにはさらに四年も五年もかかるであろうなというふうに思うわけであります。 金融地図ががらっと変わってしまっ...全文を見る | ||
○金田(英)委員 ありがとうございます。 まさに金融行政の一元化、確かに、我々がねらうべき方向の一つであるということで、いろいろな議論を党内でも展開してきているわけでありますし、いろいろな議論経過があったことも承知しております。 しかし、やはり生まれも育ちも違う金融機関、...全文を見る | ||
○金田(英)委員 ありがとうございます。 いろいろとやらなければならないことが、行政としてやらなければならないこと、立法府としてやらなければならないこと、そして大胆な改革もやらなければならないこと、それについては、我々与党、そして野党の皆さん方も真剣に考えていてくれているわけ...全文を見る |