金田誠一
かねたせいいち
当選回数回
開催日 | 会議名 | 発言 |
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01月27日 | 第142回国会 参議院 労働・社会政策委員会 第2号 議事録を見る | ○衆議院議員(金田誠一君) 今、NPO法案がこのような審議をされるに至った経過といいますか、そういうことのお尋ねだと思うわけでございますけれども、一口に申し上げますと、一つは時代の要請ということが成熟をしてきたんだろうなという思いでございます。 竹村先生御指摘にございましたと...全文を見る |
○衆議院議員(金田誠一君) 今の時代の要請そのものが自律といいますか、あるいは分権といいますか、自己責任といいますか、そういうことを社会の基盤にするということが大きく変化をしておるわけでございます。その経済社会の変化の中で自主的な市民活動、自律的な市民活動というものは社会の一方の...全文を見る | ||
○衆議院議員(金田誠一君) 全く御指摘のとおりでございます。まずはそのことを明確に申し上げておきたいと思うわけでございます。 まず、第二条には、「この法律において「市民活動」とは、別表に掲げる活動に該当する活動であって、」云々ということがございます。したがって、市民活動を行う...全文を見る | ||
○衆議院議員(金田誠一君) まず、法人を設立しようという方が、みずからその「宗教の教義を広め、」などを主たる目的とするという御自身の御判断から出発をするのだと思います。法人の設立に際して、「宗教の教義を広め、」云々を主たる目的にしようということで申請をされるとすれば、それはこの法...全文を見る | ||
○衆議院議員(金田誠一君) この部分も衆議院の審議の経過の中で修正になった部分でございまして、その意図は、御指摘のとおり、外国人の方であっても役員に当然なり得るという立場から修正が加えられたところでございます。 現実に、日本のNPO団体が海外でNGOとして活躍をする場合、現地...全文を見る | ||
○衆議院議員(金田誠一君) 在日の方につきましても御指摘のとおりでございまして、何ら区別、差別等はございません。 | ||
○衆議院議員(金田誠一君) この法律は、極力政省令にゆだねる部分を少なくしようという意図で立法されてございます。したがって、その提出する書面なども可能な限りこの法律そのものにうたい込むということで法律ができ上がってございます。 そこで、この四十四条の総理府令でございますけれど...全文を見る | ||
02月03日 | 第142回国会 参議院 労働・社会政策委員会 第4号 議事録を見る | ○衆議院議員(金田誠一君) 民主党の金田誠一でございます。 私どもの方から修正をお願いして、九項目にわたって修正をいただいたという経緯がございます。一つ一つは申し上げませんけれども、原則として管理を緩めるといいますか、規制を緩めるといいますか、そういう観点から、例えば会計帳簿...全文を見る |
○衆議院議員(金田誠一君) 私どももこの与党案の修正という形の中で議論に加えさせていただいた立場でございます。 先ほどもお答え申し上げましたけれども、この議論の中で、所轄庁の介入といいますか、規制といいますか、そういうものはかなり外すことができたのではないか、十分使用にたえ得...全文を見る | ||
○衆議院議員(金田誠一君) 実はそこがこの法案作成作業の中でも最も議論になったところでございます。 これは不特定多数の利益に寄与するということで、公益団体ということが要件になっているわけなんですけれども、その場合に、何をもって公益あるいは一つのグループの中の共益、共同益、それ...全文を見る | ||
○衆議院議員(金田誠一君) それは届け出を受ける都道府県知事あるいは経済企画庁長官ということになろうかと思います。 | ||
○衆議院議員(金田誠一君) 行政庁はこの法律の規定に基づいてそれぞれを判断するということになろうかと思います。この公益であるか不特定多数の利益に資するかどうかという判断もございますし、十二項目のどこに該当するかという判断もございます。それらを総合的に法律の条文に基づいて所轄庁が判...全文を見る | ||
○衆議院議員(金田誠一君) 出発点が民法三十四条ということでございまして、その特別法という立場で私ども立法いたしているわけでございます。 民法三十四条は公益法人でございまして、公益という言葉はあえて私ども避けておりまして、不特定多数の利益というふうに使っておりますが、それは、...全文を見る | ||
○衆議院議員(金田誠一君) まず、NPO法は法人格付与の法律になっているわけでございますが、この意義につきましては、それなりに意義深いことであって、税制の優遇とセットでないから極めて大きな欠陥があるということではないんではないか。これはこれとして、結社の自由という観点からしても、...全文を見る | ||
○衆議院議員(金田誠一君) 御指摘のとおりでございます。 そして、前段申し上げればよかったんですが、衆議院の内閣委員会の附帯決議においても、「市民活動法人に関し、税制等を含めた見直し等について、その活動の実態等を踏まえつつ、この法律の施行の日から起算して二年以内に検討し結論を...全文を見る | ||
○衆議院議員(金田誠一君) 御指摘の点、本当によくわかるわけでございます。法案の与党との修正作業の中でもそうした議論が多々出たことも事実でございます。そして、その結果として、先ほども申し上げましたけれども、与党と私どもの間では一定の確認文書ということで交わすことができましたし、効...全文を見る | ||
○衆議院議員(金田誠一君) この条項は、市民に開かれた自由な社会貢献活動を具体化したものであり、これを担保するためのものということになってございます。 その上で、専門的資格を有することを社員資格とすることが不当で、市民に開かれたという本法案の趣旨に反するものであるかどうかにつ...全文を見る | ||
○衆議院議員(金田誠一君) 不特定多数のものの利益とは、いわゆる公益と同義であり、社会全般の利益を意味するものと解されます。すなわち、当該団体の活動の受益者が特定されないこと、より端的に言えば、構成員相互の利益、すなわち共益を目的とする活動ではないということでございます。 こ...全文を見る | ||
02月05日 | 第142回国会 参議院 労働・社会政策委員会 第5号 議事録を見る | ○衆議院議員(金田誠一君) 会員制の団体がNPO法人として認められるかどうかという問題でございます。 私ども、この件については再三提出者としても議論を深めてきたところでございます。 まず、アメリカなどの例によりますと、非営利セクターが百十四万ある、こう言われておりまして、...全文を見る |
○衆議院議員(金田誠一君) 御指摘の点でございますけれども、一つの都道府県の内部に主たる事務所を擁している場合は都道府県知事の判断ということになるわけでございますし、この事務につきましては団体委任事務ということでございます。したがって、国が統一的な解釈基準を示して、それに基づいて...全文を見る | ||
○衆議院議員(金田誠一君) はい。 | ||
○衆議院議員(金田誠一君) 御指摘のとおりでございまして、単に宗教的な記述があるからといって、一律にこの条項に違反するものではないと考えております。あくまでもその活動の全体から見て、いわゆる宗教活動に該当するか否かが判断されるものでございまして、御指摘のとおりでございます。 | ||
○衆議院議員(金田誠一君) 御指摘の二条二項一号のイは、市民活動の特性である市民に開かれた自由な社会貢献活動であることを具体化した条文ですが、社員の資格得喪に関する一切の条件の付加を禁止しているものではなく、活動目的との関係での合理的な条件を付加することは許されるものでございます...全文を見る | ||
○衆議院議員(金田誠一君) 御指摘のとおりでございます。 二条二項二号イでは、「宗教の教義を広め、儀式行事を行い、及び信者を教化育成すること」、すなわちいわゆる宗教活動それ自体を行うことを禁止しているのではなく、あくまでも主たる目的とするものでないことを市民活動法人の要件とし...全文を見る | ||
○衆議院議員(金田誠一君) 御指摘の点でございますけれども、ここも与党内部の修正協議の中では随分議論をし合った点でございます。私ども民主党の立場からすれば、これは削除できないかという立場で、竹村先生と同じ立場で協議に参加をしてきた。そして、最終的には合意に達して、これが仮に入って...全文を見る | ||
○衆議院議員(金田誠一君) 特定の候補者について、支持し、これに反対することも禁止されてございます。ですから、特定の候補者あるいは政党を支持したり推薦したり、それに伴う活動をしたりということはできないことになるわけでございます。 ただし、具体的な施策、それが特定の施策でもいい...全文を見る | ||
○衆議院議員(金田誠一君) 住民訴訟などは全く住民として保障された権利でございますし、それによってこの「特定の公職の候補者若しくは公職にある者又は政党を推薦し、支持し、又はこれらに反対するものでない」という条項には当てはまらない、こう思ってございます。したがって、先生御指摘のとお...全文を見る | ||
○衆議院議員(金田誠一君) 誓約書の提出を条文で規定した法律はあるのかということがまず一点でございますが、立法例としては児童福祉法二十七条一項あるいは議院証言法、公職選挙法等々、あることはございます。 そこで、この誓約書の提出を設けた趣旨でございますけれども、団体の精神面、活...全文を見る | ||
○衆議院議員(金田誠一君) 誓約する書面が虚偽であったということは、当該団体の行う活動が二条二項二号各号に該当していなかったということになるわけでございます。 この場合、原則として所轄庁はまずこの四十二条に基づく改善命令を出すことになろうと思います。一般的には、ここで改善をさ...全文を見る | ||
○衆議院議員(金田誠一君) お答えいたします。 本法案においては、比較的簡易な方法により法人格を取得できるかわりに、法人格を取得するには構成員が十人以上存在しなければならないという要件を規定いたしてございます。それは十二条一項三号でございます。 御指摘の「社員のうち十人以...全文を見る | ||
○衆議院議員(金田誠一君) 御指摘のとおりでございます。社員が役員に就任することは差し支えないわけでございまして、したがって社員十人以上の名簿には役員たる社員と単なる社員、合わせて十人であれば足りるわけでございます。 | ||
○衆議院議員(金田誠一君) 本法案では、所轄庁による設立の認証は基本的に法定の書面の審査を通じて行うものとして、比較的簡易な手続のもとで法人格を取得できるようになっている一方、法人が社会的存在であることにかんがみ、このような制度が悪用されることのないよう、市民による監視のための情...全文を見る | ||
○衆議院議員(金田誠一君) 御指摘のとおりでございます。 そのように解釈して何ら差し支えございません。そのとおりでございます。 | ||
○衆議院議員(金田誠一君) 議論の経過の中ではこの問題も本当に大きな争点になったわけでございます。結果としては、現在の公益法人税制、これは課税の方もあるいは寄附金税制の方もかなりな特典といいますか優遇税制になっているわけでございますけれども、今の公益法人の認可を得ること自体が極め...全文を見る | ||
○衆議院議員(金田誠一君) 「不特定かつ多数のものの利益」ということについてお尋ねでございますが、第一条の「公益」と同じ概念であるということでございます。 ただ、市民活動法人の定義においてあえて公益という文言を用いなかったのは、従来この公益という文言が民法の公益法人制度との関...全文を見る | ||
○衆議院議員(金田誠一君) 再三取り上げられている点かと思うわけでございますが、別表の十二項目は、法制的には市民活動法人が公益法人の一種であるということから、民法の特別法としてのすみ分けのための要件の一つとして設けたものでございまして、限定列挙ということでございます。民法三十四条...全文を見る | ||
○衆議院議員(金田誠一君) 本法案では、所轄庁による設立の認証は基本的に書面審査によるものとし、比較的簡易な手続のもとで法人格を取得できるようになっている一方、法人が社会的存在であることにかんがみ、このような制度が悪用されることのないよう市民相互の監視のための情報開示規定を設けて...全文を見る | ||
○衆議院議員(金田誠一君) この件につきましても、先ほど来も御質問に出ておりましたし、あるいは私どもの修正協議を通じても非常に大きく問題になったところでございます。 芸術団体の場合、会費を集めて運営するという方式が一般的といいますか、そういうことになっているわけでございまして...全文を見る | ||
○衆議院議員(金田誠一君) 活動そのものがそのような社会全般の利益に一致する場合は、この法案では別表の一から十二まで限定列挙ということで掲げられてございます。その中で四に、「文化、芸術又はスポーツの振興を図る活動」ということで記載をいたしてございまして、活動内容としては、この活動...全文を見る | ||
○衆議院議員(金田誠一君) 前段、大変残念であるという趣旨の御意見だと思いますが、述べられたわけでございます。 私ども、先ほど来御答弁申し上げていることがうまく伝わっておらないのかなと思いまして、前段の御指摘についてもちょっと申し上げることをお許しいただきたいと思うんですが、...全文を見る | ||
○衆議院議員(金田誠一君) 堂本委員から前段感想が述べられたわけでございますけれども、お聞きをしておりまして全く同感でございます。 率直な私なりの感想を申し上げれば、民法三十四条、すべて公益法人の設立は役所の許可制であるという法律がよくもここまで生きてきたものだなというのが率...全文を見る | ||
02月26日 | 第142回国会 参議院 労働・社会政策委員会 第6号 議事録を見る | ○衆議院議員(金田誠一君) ただいま、三年後の見直しに向けてのさまざまな懸念される点、御心配される点の御指摘をいただいたわけでございまして、改めて認識をさせていただいたところでございます。 御指摘のうち、一点目、二条二項二号のイとハ、この点については与党と私ども民主党との修正...全文を見る |
○衆議院議員(金田誠一君) 結論の部分だけかいつまんで申し上げさせていただきたいと思います。 御指摘の仏教の慈悲やキリスト教の博愛の精神で社会貢献活動をすることを目的とする団体が、これらの精神への理解のある者に社員資格を限定することについてでございますけれども、仏教やキリスト...全文を見る | ||
○衆議院議員(金田誠一君) 附則の二項におきまして三年後の見直し規定があるわけでございますけれども、その見直しの対象にはこの税制の優遇措置も含めて見直しをするということでございます。それとあわせて、衆議院の内閣委員会では附帯決議もされているということでございます。 具体的にど...全文を見る | ||
○衆議院議員(金田誠一君) 共産党さんの案が大変工夫をされてつくられたということにつきましては、敬意を表したいと思います。 私どもの立場でございますけれども、民法改正をして非営利一般法をつくるということが、法律というものが国民合意の象徴であるとすれば、本来その方が望ましい姿で...全文を見る | ||
○衆議院議員(金田誠一君) 附則に三年後の見直しということがうたわれていて、衆議院では附帯決議も行われているということは申し上げたとおりでございますけれども、私どもと与党三党との確認文書によりますと、直ちに協議を開始して二年後に向けてその中身を詰めるという趣旨の文書を交わしてござ...全文を見る | ||
○衆議院議員(金田誠一君) 出発点の問題だろうと思うわけでございます。 本来、準則主義でいくべきであるということはもうそのとおりだと思うわけでございますが、先ほど来申し上げているとおり、準則主義ということになりますと、民法の改正を行うのがノーマルな姿だろう。そうなりますと、極...全文を見る | ||
○衆議院議員(金田誠一君) 御指摘のとおりでございまして、法人の役員個人がその地位のまま公職候補者となり、また公職にある者となることは妨げられるものではございません。 逆に、公職にある者が市民活動法人の社員、役員、団体の代表になることも可能でございます。 | ||
03月11日 | 第142回国会 衆議院 厚生委員会 第3号 議事録を見る | ○金田(誠)委員 民主党の金田誠一でございます。 まずは、小泉大臣の改革に向けての姿勢につきまして、第一点目、質問させていただきたいと思います。 さきの国会、PSW法とST法の審議の際に私は申し上げた記憶があるわけでございますが、小泉大臣は期待される政治家像の一人として大...全文を見る |
○金田(誠)委員 大臣の基本的理念についてはよくわかりました。そうした理念が厚生行政のそれぞれの分野に具体的に適用していけばどうなるのかという改革の方向を所信でぜひ示していただきたかったなという思いはございますが、大臣の考えについてはよくわかりました。 一つだけ申し上げておく...全文を見る | ||
○金田(誠)委員 フグの話はちょっとさておいても、ごみの話に戻るわけでございますけれども、確かに、大臣おっしゃるように、本来自分の住んでいるところで、その市町村なり都道府県で処理できれば一番いい。これが自立の原点だと私は思いますし、その原点自体を大臣は否定されているわけではない。...全文を見る | ||
○金田(誠)委員 私も、統一的な基準つくりはだめだと言っているわけではないのです。それは最低基準として、このレベルはクリアしてくださいよということはいいと思うのです。 ただ、それぞれの地方にはそれぞれの事情もあり経過もあり、いろいろなことがあるわけです。それについて都道府県知...全文を見る | ||
○金田(誠)委員 都道府県知事も、自分の県で出るごみを自分の県で処理したくなくてさまざまな要綱をつくったりしているわけではないわけですよ。処理をする、その上で問題を起こさないかという立場でさまざまな苦労をされているということなわけです。ましてや、他の都道府県から県境を越えてくるご...全文を見る | ||
○金田(誠)委員 今のキャップ方式なるものを公共事業関係費その他と一律に厚生省予算にも当てはめるのがいかがなものかということをお尋ねをしたつもりでございますが、大臣の方は直接に、このキャップ方式云々よりももっと大きな方に話を持っていかれたようでございます。 その中で、負担でき...全文を見る | ||
○金田(誠)委員 あと三分しか時間がなくなりましたので、一言だけ。 厚生省の予算だけ別枠にしろとかなんとかということを申し上げているつもりはないのです。社会保障制度、セーフティーネットの信頼が損なわれるような状態は避けなければならないということを申し上げているわけなんです。 ...全文を見る | ||
○金田(誠)委員 公共事業関係で補正というようなことは、もしかすればないのかもしれません。ないのかもしれませんが、いろいろ取りざたをされているものですから、そうであれば、話はおかしいではないか。義務的経費の社会保障関係費を切り込んで、一方で、公共事業だってやったにこしたことはない...全文を見る | ||
03月18日 | 第142回国会 衆議院 沖縄及び北方問題に関する特別委員会 第5号 議事録を見る | ○金田(誠)委員 民友連の金田誠一でございますが、大臣には二度目の質問になるわけでございます。去年の十一月十九日に質問させていただきまして、そのときには日ロ首脳会談の件で、ぜひ私どもの地元函館に開催地を誘致できないかということでお願いを申し上げましたところ、大臣からは大変前向きな...全文を見る |
○金田(誠)委員 余りはっきりした御示唆はいただけなかったわけでございますけれども、本当に、今回が第一回目ということであれば、これから領土問題の解決に向けて回を重ねるということが必要でしょうし、両国の交流の歴史にも思いをはせる、そういう舞台がもちろん必要なわけでございますので、外...全文を見る | ||
○金田(誠)委員 松前の桜も大変趣深いものでございますので、ぜひひとつ長官の御努力を改めてお願い申し上げておきたいと思うわけでございます。御尽力をいただきまして、本当にありがとうございました。 沖縄でございますが、長官はかなり沖縄とのかかわりが深いということを今伺ったわけでご...全文を見る | ||
○金田(誠)委員 万が一にも、あめとむちだとか、そういう受けとめ方をされることのないように、ひとつ政府としてもくれぐれも配慮をいただきたいなというふうに思うわけでございます。 実は、いわゆる質問取りのときには申し上げなかったことで一点だけ、最後でございますが、お聞かせいただき...全文を見る | ||
○金田(誠)委員 それでは、この話はまた改めましてゆっくりやらせていただくことにして、時間が来ましたので終わらせていただきます。 どうもありがとうございました。 | ||
03月19日 | 第142回国会 衆議院 予算委員会第七分科会 第1号 議事録を見る | ○金田(誠)分科員 民主党の金田誠一でございます。 去年もこの同じ分科会で質問させていただいたわけでございますけれども、いわゆる代行車検、この問題につきましてフォローさせていただきたいなと思うわけでございます。 規制緩和によりまして代行車検が伸びてきているわけでございます...全文を見る |
○金田(誠)分科員 確認をさせていただきますけれども、いわゆる前検査を受けた方には整備が必要であるというはがきはすべて出した、出すようにしたということでよろしいですか。 | ||
○金田(誠)分科員 前回も指摘させていただいたのは、不合格になった者だけでは意味がない、前検査で通った方は通って安心されるわけですよ、車検が通ったと思って。そうではないのです、あなたが通ったのは検査であって、整備はされていません、従来の車検とは違うのですよという情報を提供すべきだ...全文を見る | ||
○金田(誠)分科員 推進運動とか週刊誌に広告とかいろいろやっておられる。これは非常に金もかかる、手間暇がかかることなんです。しかし、効果のほどはほとんどないというものだと私は思います。それよりもダイレクトに、あなたの行った代行車検は検査なんです、旧来の車検という整備とセットになっ...全文を見る | ||
○金田(誠)分科員 どうも歯切れが悪いわけでございます。実際行われているのが代行検査なわけですね。整備はされてないわけでございます。旧来、車検というのは、検査プラス整備で車検といったわけでございます。代行でやっておるのは検査ですから、旧来の言葉の意味での車検ではないわけですから、...全文を見る | ||
○金田(誠)分科員 そういう言葉を使わせるようにする強制力をどうやって持たせるかなんですよ。法律改正までは要らないのでしょうけれども、何らかの形で具体的にどういうことが考えられますか。 | ||
○金田(誠)分科員 ぜひそれが具体的な効果を生むように、もし単なる指導で済まないとすれば、政省令等の改正も含めて、ぜひ実効ある措置を検討していただきたいなと強く要望しておきたいと思います。 それでは、次のテーマでございます。 私どもの地元の函館空港なんですが、ここに飛行機...全文を見る | ||
○金田(誠)分科員 どうも、その程度の把握なのかどうかというのがちょっと理解できないわけですね。 内部補助という言葉があるそうでございます。採算路線と不採算路線がある場合、採算路線の収益をもって不採算路線を維持する、これを内部補助というようでございますけれども、運輸省としては...全文を見る | ||
○金田(誠)分科員 なるほど、そういう程度の掌握なわけですか。 それでは、現在は料金規制ということも行われていますね。今度は、上限規制にするとか幅運賃ですか、いろいろなことを規制緩和の方向でやられているようでございますけれども、それではその料金規制の根拠は極めて薄弱だというこ...全文を見る | ||
○金田(誠)分科員 これは航空法は改正になっているのかどうか、現在生きているのかどうかあれですが、運賃及び料金の認可ということでは、「左の基準によってこれをしなければならない。」「能率的な経営の下における当該事業の適正な経費に適正な利潤を含めたものの範囲をこえることとならないこと...全文を見る | ||
○金田(誠)分科員 函館−東京路線における収支の状況がどうなっているのかという質問をした背景というのは、よくわかりますでしょう。黒字路線なのか赤字路線なのか、黒字だとすればどの程度黒字なのか、その黒字幅というものが適正な利潤なりに比較してどうなのか。ナイトステイというものは恐らく...全文を見る | ||
○金田(誠)分科員 季節によっても相当違いがあるのだろう。北海道ですから、冬期間というのはどうしてもやはり下がってくる。その辺の情報が適正に提供されれば、あるいはトータルの収支がどうなのかという情報が提供されれば、納得できるものは納得するわけですよ。これは赤字でございます、無理言...全文を見る | ||
○金田(誠)分科員 規制緩和、自由競争、今そういう大きな流れの中にあるということは十分承知をいたしております。そして、その競争原理、市場原理の中でサービスが向上していくのだということが言われているのですけれども、事この路線に限って言えば、その効果が全くあらわれてこない。 この...全文を見る | ||
03月19日 | 第142回国会 衆議院 予算委員会第二分科会 第1号 議事録を見る | ○金田(誠)分科員 民主党の金田誠一でございます。インドネシア情勢につきまして質問を申し上げたいと思います。 大臣には、先般、たしかカナダにお出かけの前段だったと思いますが、私ども東ティモール議連というものを組織いたしてございまして、カナダでアラタス外務大臣にお会いをしたとす...全文を見る |
○金田(誠)分科員 前向きの御答弁をいただきましてありがとうございます。日本は、インドネシアとは特に関係の深い国でございます。他の諸外国より以上に深い関係にあるわけでございまして、日本の果たすべき役割もしたがって重要であると思うわけでございます。ぜひひとつ、今後とも御努力のほどお...全文を見る | ||
○金田(誠)分科員 けさの朝日でございます。外務大臣とハビビ副大統領との会談の経過が載ってございます。今、答弁にもございましたけれども、IMFとの合意が実施されれば金融支援を集中的に考えるということをハビビ副大統領に伝えられたということでございます。しかし、スハルト体制のもとで、...全文を見る | ||
○金田(誠)分科員 そこで、具体的な総額七百億の円借款についてお尋ねをしたいと思うわけでございます。 セクター・プログラム・ローンと呼ばれているそうでございますが、円による借款。インドネシア側では、これをもって輸入の決済に充てる。ルピアが暴落した中で決済ができない状態をまずは...全文を見る | ||
○金田(誠)分科員 先般、もうお一方、これはインドネシアの著名な経済学者でございますけれども、IMFの専務理事とも大変親交のある方と伺っておりますが、来日をされまじた。その方の話もあるわけでございます。こういう話をしてございました。七百億の円借款について、日本政府が今考えているよ...全文を見る | ||
○金田(誠)分科員 冒頭申し上げましたように、政府機構の問題によって引き起こされている経済危機であるという認識に立つかどうかということが、大きな分かれ目のような気がいたします。 こういう場ではなかなか言いにくいことも恐らくあるのだろうと思いますけれども、かなり深刻な政治の状況...全文を見る | ||
○金田(誠)分科員 時間が参りましたので、これで終わらせていただきますが、今回の経済危機は、民主主義が存在しない、法の支配が及ばない、権力が個人化している、ファミリー企業の支配というところから来る経済危機であるという認識は、私は正しいと思うわけでございます。 ぜひひとつ、そう...全文を見る | ||
04月03日 | 第142回国会 衆議院 厚生委員会 第6号 議事録を見る | ○金田(誠)委員 まず、大臣に御質問を申し上げたいと思います。 本会議でも大臣再三御答弁をされておりますけれども、財政構造改革法との関係でございますが、今回の国保法の一部改正、これは財政構造改革法が修正をされるとかあるいは先送りされるとかそういう事態になれば、この法律案そのも...全文を見る |
○金田(誠)委員 それは話が違うのではないかというふうに思います。今まで私どもいろいろ説明を受けてきた中では、自然増で社会保障関係費八千億があるのだと。それを三千億に圧縮しなければならない。その根拠は財革法という形で圧縮する、あちらこちらいろいろな面で圧縮をしているわけですけれど...全文を見る | ||
○金田(誠)委員 財革法がこれから変わってくるのですよ、法案を提出された根拠も揺らいでくるのですよという前提であれば審議のしようがないではないかということを申し上げたいわけなのでございます。審議をしてくれというのであれば、財革法の枠組みというのをきちんと堅持をしていくのです、その...全文を見る | ||
○金田(誠)委員 改正されないというお話の中で、もし改正されたらということを聞くのもおかしな話かなと思いながら今聞いているわけなのですけれども、この老人医療の拠出金以外にも、財革法に基づいてさまざまな削減がされている。よくもまあここまでというのが、児童扶養手当なり小児慢性疾患、こ...全文を見る | ||
○金田(誠)委員 私どもは財革法に反対の立場をとってきたものでございます。特に、この社会保障関係費の当然増の部分までキャップをかぶせる、そのしわ寄せがさまざまな形で、こういう形であらわれているわけでございまして、当然想定されたことでございます。こういうことはあるまじきことであると...全文を見る | ||
○金田(誠)委員 まだちょっと食い足りない答弁ではございますけれども、次に進めさせていただきたいと思います。 老人医療費拠出金に関する事項につきまして順次質問させていただきたいと思います。 まず、今回の措置によって政府管掌保険、組合健保、共済、この被用者保険の負担増が千百...全文を見る | ||
○金田(誠)委員 そこで、今回の措置でございますけれども、一方の当事者でございます被用者保険側、この理解を到底得られていないというふうに私は思います。先般も、民友連で、被用者保険の皆さんにおいでいただいてお考えを伺う機会がございました。全く納得しかねる、強くこの撤回を求める、断固...全文を見る | ||
○金田(誠)委員 被用者保険側にすると、軒並み今赤字の状態でございますし、その中で、みずからの責めに負わないといいますか、保険者としての削減努力、軽減努力がしようのない老人医療というところから拠出金の負担を一方的に求められるということについて、当初は、老人を社会全体で支えるという...全文を見る | ||
○金田(誠)委員 今の御答弁は、厚生省が、去年のあれは八月でしょうか、二十一世紀の医療保険制度のたたき台ということになるのでしょうかね、出されました、その基本的な考え方なのだろうと思うわけでございます。しかし、ここに至って、そうした保険によって所得移転をする、私が申し上げているの...全文を見る | ||
○金田(誠)委員 現実に理解を得られていないことをお認めいただいた上で今のような御答弁をされるというのは非常に不本意でございますけれども、これについては、また改めて議論をさせていただきたいと思います。 もう一点、別な観点がございます。それは保険者機能の強化という観点でございま...全文を見る | ||
○金田(誠)委員 保険者機能の強化ということを考えた場合、最低のことは、当事者として尊重される、当事者能力を認めてもらえるということだと思います。この種のものは、負担をどうするか、とにかく一円の負担も嫌だ、全部嫌だというふうに被用者保険も言っているわけではない。将来の方向等を含め...全文を見る | ||
○金田(誠)委員 厚生省のペーパーにこういうものが出てきている。そこで、これから医療保険制度を抜本改革というテーマで議論をするにしても、どういう認識のもとに議論をするかということが非常に大きな問題になるわけですね。そもそもクロヨンだトーゴーサンだとかがあって、自営業者の所得捕捉率...全文を見る | ||
○金田(誠)委員 去年指摘をして努力いただくことになっていたのですが、収納率は下がる、あるいは額は二千億の大台を超えるという状況は極めて憂慮すべきことだなと思います。 これまた去年お聞きした数字でございますが、市町村など地方自治体がいわゆる単費で補てんしているといいますか、保...全文を見る | ||
○金田(誠)委員 これほど補てんしても、なおかつ収納率は下がり、それによる未納額がふえているということでございますね。 それでは、これは去年もお聞きをしたのですが、被保険者を捕捉できない、被用者保険から資格喪失をして市町村国保に加入の届け出をしていない部分ですね、この被保険者...全文を見る | ||
○金田(誠)委員 これはどうでしょう。市町村に行きますと、病気になってから国保の窓口に来る、保険証を下さいというふうに来るわけですね。その場合、市町村によって違いますが、これは困ったですねと、例えば六カ月さかのぼって払ってくださいとか、いや金はありませんという押し問答になって、そ...全文を見る | ||
○金田(誠)委員 局長、去年も努力していただけることになっていたものがあるのですね。その努力の跡がどうなっていったかということをまたお尋ねをしたいと思うのです。 去年、私が提案したのは、このような捕捉できない状態をつくらないためにどうするかということで、二つの提案をいたしまし...全文を見る | ||
○金田(誠)委員 いろいろおっしゃっていただきましたけれども、要は、何もやっていないという状況ですね。しかし、国保の負担は過重だ、どこの国保の保険者も大変だという状況の中で、被用者保険にその負担を転嫁する、受け持ってもらうということなどはすぐやられるわけですね。本来であれば、そう...全文を見る | ||
○金田(誠)委員 いろいろおっしゃっているのですが、局長自体も相矛盾したことをおっしゃっているのではないかなと思うわけなのですね。保険料納付と保険給付を受ける権利、納付義務と給付を受ける権利とはリンクしていないということなのか、それともリンクしているということなのか。それはどうで...全文を見る | ||
○金田(誠)委員 しているのですか。リンクしているとすれば、国民健康保険法第五条、「市町村又は特別区の区域内に住所を有する者は、当該市町村が行う国民健康保険の被保険者とする。」これは、届け出をするしないにかかわらず、第七条によって、「住所を有するに至った日又は前条各号のいずれにも...全文を見る | ||
○金田(誠)委員 ということは、保険料を納付しなければ被保険者資格を喪失するということですか。もしそうだとすれば、そういう明確な規定というのはございますか。 | ||
○金田(誠)委員 ということは、保険料を納付しなくても被保険者資格は喪失しない、喪失しなければ保険給付を受ける権利があるということではないのですか。おっしゃることが矛盾に満ちているのではないかということを、今は時間がないものですから指摘だけにとどめておいて、改めてまたやらせていた...全文を見る | ||
○金田(誠)委員 小泉大臣が出した法案とも思えないような法案だなという気が実はしているわけなんでございます。適正病床数とはどうあるべきなのか、そのことを確保するに当たっては、いわゆる医業の自由というのでしょうか自由開業制というのでしょうか、そういうものとの関連をどうすればいいのか...全文を見る | ||
○金田(誠)委員 時間になって恐縮ですが、あと一つだけ、健政局長、医業の自由というのですか自由開業制というのですか、「許可を与えなければならない。」という医療法の大原則、大きな枠組み、今回の改正では実質的にはこれを否定することになりますでしょうか。 | ||
○金田(誠)委員 時間ですから、終わります。 | ||
04月28日 | 第142回国会 衆議院 厚生委員会 第11号 議事録を見る | ○金田(誠)委員 大臣、おはようございます。 国保法の質疑もきょうが締めくくりということのようでございます。財革法の関連その他大臣にお聞きしたい部分、たくさんあるわけでございますけれども、実は、前回の積み残し、保険局長との間で、国保の法制的な問題があるのではないかということを...全文を見る |
○金田(誠)委員 考え方はよくわかりました。国民健康保険法、この問題に限らず、再三指摘をしているようにさまざまな問題点が多いのだろうというふうに思うわけでございまして、ぜひひとつ今回の準則の見直し、これも早急に御検討いただきたいと思いますし、それから、かねがね指摘していた保険料支...全文を見る | ||
○金田(誠)委員 去年から、ある意味ではその前にも申し上げたこともあるのですけれども、御提案を申し上げながら、私の言っている方法だけが唯一だとは思いませんけれども、いずれにしても、国保の保険者が自分のところの被保険者を捕捉をして適正にその保険料を賦課できるようなシステムを整えると...全文を見る | ||
○金田(誠)委員 お聞きすればするほど、本当にやる気があるんだろうかなと思わざるを得ないわけですね。被用者保険の被保険者資格を喪失をする、自動的に国保の被保険者になる、しかし、国保の保険者はそのことを知るすべもないというのが現状だということなんです。たまたま住民登録をしていないと...全文を見る | ||
○金田(誠)委員 何回も、時間ばかり食って、聞く方も聞きたくないのですけれども、聞いておりますと本当にやる気が全く伝わってこないものですから、再度聞かせていただきたいと思うのです。 被用者保険の被保険者資格を喪失をした、国保に入らざるを得ない状態になった、その場合に、その旨を...全文を見る | ||
○金田(誠)委員 それは、何らかの措置はいつごろまでにとっていただけるんですか。 | ||
○金田(誠)委員 何か質問しているうちにもう意欲が萎えてしまって、本当に寂しい限りでございます。 時間ばかりたつものですから、次の項目に移らせていただきたいと思います。 局長の答弁で、保険料の支払いと保険給付がリンクされているのかどうかということを再三聞いているんですが、...全文を見る | ||
○金田(誠)委員 法の規定に不備があるだろう、したがって、それらの法整備をすべきだという観点から再三質問をしているということをぜひ御理解いただきたいなと思うわけなんでございます。 こういう法体系になっていることが、いわゆる無保険者というものが発生して、保険者に捕捉もされていな...全文を見る | ||
○金田(誠)委員 したがって、被保険者資格を喪失しない限りは保険給付を受けることができる、そこまではよろしいですね。被保険者資格を喪失しなければ保険給付は受けることができる、そういう制度ですね。 | ||
○金田(誠)委員 したがって、保険料を支払わなくても給付されるという制度になっている。保険料納付義務とかは一応決まってはいます、決まってはいますけれども、しかし、にもかかわらず保険料を支払わなくても給付を受けることができる、それが国民健康保険の現行の制度だということでよろしいです...全文を見る | ||
○金田(誠)委員 強制徴収なり滞納処分なりが行われなければ保険給付はされないということですか。そうではないのではないですか。したがって、そういうことをおっしゃっても、そういうやりとりしても僕はむなしいと思っているのです。そういうことでなくて、三段論法なんてこんな面倒くさいことをし...全文を見る | ||
○金田(誠)委員 被用者保険と国保の違いは、被用者保険は納めなければ資格喪失されてしまうということなんです、一般的には。ところが、国保の場合はその市町村に居住をしていれば資格を喪失させるという規定はない、させようがない。逆に言うと、資格を喪失したくてもできない。そこに被用者保険と...全文を見る | ||
○金田(誠)委員 雇用されている人間が保険料を何年間も滞納をする、にもかかわらず、その雇用されたままの状態で組合健保なり政府管掌保険の被保険者であり続けるということが現実にあり得ますか。ところが、国保の場合はそれはあるんですよ、市町村に住んでさえいれば。一回もその保険料を払わなく...全文を見る | ||
○金田(誠)委員 保険料を払わなくても給付を受けられるというのは誤解ですか。現実にそういう法体系になりているのじゃないですか。それで、先ほどそうおっしゃったでしょう。 | ||
○金田(誠)委員 それじゃ、給付を受ける際には、滞納していた場合は必ず強制執行がされる、強制執行が前提となって給付がされる、強制執行がない場合は給付がされないというふうにおっしゃりたいわけですか。 | ||
○金田(誠)委員 現在の国民健康保険法の法体系に不備があるということをお認めいただきたかったわけです。それで、再三申し上げているわけですが、どうもお認めにならないようでございます。 しかし、現実の問題として、保険料を支払わない、しかし保険給付がされているという実態があるからこ...全文を見る | ||
○金田(誠)委員 保険という枠で物を考えるとすれば、保険料を支払う、給付を受ける、これがリンクしなければ保険ではない。その保険料が支払えない場合はどうするかという話は、また別のスキーム、別の枠の問題ではないか。保険料を払えない方にもいろいろいらっしゃって、所得があるけれども払わな...全文を見る | ||
○金田(誠)委員 どうもありがとうございます。時間をとったかいがあったような気がしておりまして、結論を期待をしております。 内閣法制局、いらしていますか。時間がなくなってしまって恐縮でございますが、順次質問させていただきます。 いわゆる病床規制の関係で、法の整合性といいま...全文を見る | ||
○金田(誠)委員 勧告の性質が行政指導であるとすれば、この「勧告ヲ受ケ之二従ハザルトキ」を要件として保険医療機関の指定拒否をすることができるとするこの条項は、行政手続法三十二条二項「行政指導に携わる者は、その相手方が行政指導に従わなかったことを理由として、不利益な取扱いをしてはな...全文を見る | ||
○金田(誠)委員 ちょっと早口で聞き取りにくかったのですが、どうも、行政手続法と矛盾をしないと結論を言われましても、明らかに不利益な取り扱いをなすわけですから、なぜそういうことになるのか、また改めて解明させていただきたいなと思います。 そこで、医療法でございますけれども、医療...全文を見る | ||
○金田(誠)委員 今まで厚生省から説明されていた話からしますと、計画病床数がある、これがいっぱいになっていた、この上にさらに一定の病床数を申請しても、これはだめですと勧告しますよ、勧告を拒否してつくったところで、保険医療機関の指定はしませんよ、実質これは全部だめよという話なんです...全文を見る | ||
○金田(誠)委員 厚生省がそういう答弁をするならさもありなんと思うのですが、法制局から言われますと、何か寂しい思いですね。法の番人は最高裁かもしれませんが、内閣の中で、憲法を基準にして法のもとの平等、法の整合性といいますか、その尺度をきちんと踏まえて目を光らす役所だと私は実は信頼...全文を見る | ||
○金田(誠)委員 反論もあるのですが、もう時間になりましたので、これで終わらせていただきます。 ありがとうございました。 | ||
○金田(誠)委員 民主党の金田誠一でございます。 総理は、ただいま情報公開法、大変長時間の本会議でお疲れのことと思いますけれども、そういうときに余り耳ざわりのよくない質問をさせていただくのは多少心苦しいわけでございますけれども、お許しをいただきたいなと思うわけでございます。 ...全文を見る | ||
○金田(誠)委員 成立から四カ月ほどでしょうか、このような短期間の間にこれほど大きな法律が改正をされるという例は、私は恐らくないのではないかな、こう思うわけでございます。その一つをとっただけでも、まずは御自身の責任を明らかにする、そこからすべてのスタートが始まる、これが私は本来の...全文を見る | ||
○金田(誠)委員 財政構造改革会議あるいは閣議、会社に例えれば、役員会のようなものでしょうね。しかし、役員、代表取締役以下集まって開催される役員会に提出される、あるいはそこの俎上にのせられるさまざまな企画というものは、それぞれの部局部局で相当綿密に練り上げられて、戦略が立てられて...全文を見る | ||
○金田(誠)委員 政治が責任を負って官僚機構をコントロールしていくという構造を私はつくるべきだと思うわけです。選挙で選ばれる、そこに国民の価値観が反映をされる、それに基づいて政治が方向を決め、官僚機構がそれによって動く、あるいは政治が判断するに当たっての情報を提供する、こういう関...全文を見る | ||
○金田(誠)委員 これから年金改革、医療改革、総理とはその議論を十分闘わせてまいりたいな、こう思うわけでございます。 しかし総理、財政出動だけでも十二兆、今回の被用者保険へのいわゆるツケ回し一千百六十億、一%にも満たない、こういうことをおやりになって一体どうなんでしょうか。私...全文を見る | ||
05月13日 | 第142回国会 衆議院 法務委員会 第14号 議事録を見る | ○金田(誠)委員 民主党の金田誠一でございます。 きょうは、死刑制度につきまして、私の立場は死刑廃止という立場でございますけれども、そういう観点から質問させていただきたいと思います。 今までも死刑廃止議連のメンバーの一人として、法務省なりあるいは歴代法務大臣にもお目にかか...全文を見る |
○金田(誠)委員 物の言い方はひっくり返すとかなり受けとめが違ってくるのかなと思って御答弁を聞いておりました。世界の段階を追って進んできている状況はよく承知をしている、しかし各国一致してはいないというおっしゃり方を大臣はしたわけでございますけれども、それを逆さまにしまして、各国一...全文を見る | ||
○金田(誠)委員 かつては大変残虐な刑罰が世界各国で恐らく行われていたのだろうと思うわけでございますけれども、その刑の方法等についても次第に残虐性が薄れるといいますか、そしてさらに死刑制度そのものを廃止をする、これは近年に至って、この五十年の流れの中から出てきたのだろうと思うわけ...全文を見る | ||
○金田(誠)委員 どうも世界の潮流を素直にお答えいただくことに抵抗があるようでございまして、非常に残念に思うわけでございますけれども、次の質問に移らせていただきたいと思います。 国連機関、あるいはその国連のしかるべき役職にある方から、今までいろいろな形で指摘を日本は受けてきて...全文を見る | ||
○金田(誠)委員 法務大臣も直接お話をされたということを存じ上げませんで、大変失礼をいたしました。 同じときに外務大臣もお会いをして、同じ要請を受けている。外務大臣の方は、これは新聞報道等でございますけれども、死刑廃止条約の批准ということの要請に対して検討する旨答えているとい...全文を見る | ||
○金田(誠)委員 時間が押してまいりましたので、事前に申し上げてある順序と多少狂いまずけれども、お許しをいただきたいと思うのです。 これからも、恐らくさまざまな機会を通してこうした要請を受けるだろうというふうに思います。そして、人権委員会の決議等々の形で、日本も非常に注目をさ...全文を見る | ||
○金田(誠)委員 冒頭、国際社会の動向について言及をし、さらに国連機関等からの要請、指摘について言及をした上で、日本としてのとるべき態度はどうあるべきかということで話を進めさせていただいたと思っておるわけでございますけれども、その辺のところが十分理解をいただけないのかなと非常に残...全文を見る | ||
○金田(誠)委員 ただいま大臣から数字を挙げられた部分がございました。それについては実は反論する数字があるわけでございますけれども、時間がなくなってしまいましたので、その反論についてはまたの機会にさせていただきたいと思います。 最後に一点だけお聞かせいただきたいのは、これはN...全文を見る | ||
○金田(誠)委員 この人権委員会の決議の中に、死刑執行の猶予という項目がございます。さらに、死刑に関する情報を公にすることということもございます。この辺については死刑制度の存廃そのものとは別のことでございますけれども、これについて、国際社会の決議というものを重く受けとめてこたえて...全文を見る | ||
○金田(誠)委員 旧来我が国がそういう立場をとってきたということについては承知をしているわけでございます。しかし、そういう死刑存置国に対して国連人権委員会は、存置国に対して以下のことを求めるということで三項目のことを求めているわけでございます。それに対して真っ向から否定をなさると...全文を見る | ||
05月18日 | 第142回国会 衆議院 緊急経済対策に関する特別委員会 第4号 議事録を見る | ○金田(誠)委員 民主党の金田誠一でございます。 総理はサミット出席、本当にお疲れさまでございました。 財革法、財構法につきまして、順次質問をさせていただきたいと思うわけでございます。 今日の不況の原因でございますけれども、さまざまな要因が重なって起きているというふう...全文を見る |
○金田(誠)委員 総理は質問の内容を多少誤解されているのかなと思うわけでございますけれども、私は、財政構造改革が不必要だとかということを一切申し上げてはございません。必要なことは当然でございますけれども、今日の財政構造改革法、これに問題があるのではないかという立場で御指摘をしてお...全文を見る | ||
○金田(誠)委員 多少お認めをいただいたのかなと思って受けとめさせていただきましたけれども、総理、緊急経済対策をとれるような条項が組み込まれていなかった、そのことが今修正で出されてきている弾力条項等という意味合いになるのだろうと思うわけでございますけれども、果たしてその程度でよろ...全文を見る | ||
○金田(誠)委員 また総理は誤解をされているのかなと思うわけでございますが、私は、不断に財政構造改革の努力が必要ないなどということは一切申し上げるつもりはございません。これから先も本当に血のにじむような努力が必要だということは十分承知をしているつもりでございます。その上で、景気回...全文を見る | ||
○金田(誠)委員 そういう微調整ではもはやこの事態は乗り切ることができないのではないか、そういう問題意識から御質問を申し上げたわけでございます。 一、二、三と三つ申し上げました。好況時、不況時、その中間の景気中立的な予算を組むべき事態も、もしかすれば、詳細に分けると一、二、三...全文を見る | ||
○金田(誠)委員 かみ合わないようでございますので、次に進ませていただきます。改めてまたこの問題は議論をさせていただきたいなと思うわけでございます。 そこで、それでは今日のこういう極めて深刻な財政状況を招いた原因は一体何なのかという観点で少し質問をさせていただきたいなと思うわ...全文を見る | ||
○金田(誠)委員 そういう御認識だからこそ、今回の財政構造改革法に好況時における財政の抑制という観点が全く欠落をしてくることになるのではないかと思うわけでございます。 マーストリヒト条約等を引き合いに出されて、各国の財政赤字削減努力ということに対して総理はかなり感慨深い思いを...全文を見る | ||
○金田(誠)委員 改めて一般質疑の中でやらせていただきたい、こう思います。 あと、厚生大臣に対する質問と大蔵、経企庁に対する質問を用意してございましたのですが、時間がほとんどなくなりましたので、大蔵大臣、恐縮でございます、一点だけ質問させていただきたいと思います。 財政構...全文を見る | ||
05月19日 | 第142回国会 衆議院 緊急経済対策に関する特別委員会 第5号 議事録を見る | ○金田(誠)委員 民主党の金田誠一でございます。きのう、時間が短くて途中で終わったものですから、その続きということで質問させていただきたいと思います。 まず、大蔵大臣にお尋ねをいたしますけれども、きのう総理にもお尋ねをいたしました。本来の財革法、財構法というのでしょうか、この...全文を見る |
○金田(誠)委員 好不況を問わず財政のむだを省くということには御賛同いただいたわけでございますけれども、財革法、財構法を見る限りでは、このことについて具体的に条文としての規定はないようでございます。それなりに省庁の内部ではされておられるのでしょうけれども、具体的な、費用便益計算と...全文を見る | ||
○金田(誠)委員 好況時に財政抑制というのはなかなか難しいということについては次の質問で実は予定をいたしてございまして、それは次にまた質問をさせていただくこととして、三点目の費用便益計算のシステムを検討する、今にわかにここで断言とは申し上げませんけれども、共通のテーブルで議論でき...全文を見る | ||
○金田(誠)委員 これは、具体的に担当されるのは建設省ということになるのでしょうか。失礼をいたしました。 今の御答弁ですと、費用対効果分析あるいは再評価システム、そういうシステムがこれから形づくられていって、そして、どういう観点からどういうシステムができるか、それに基づいて議...全文を見る | ||
○金田(誠)委員 この問題で時間をとりたくないのですが、申しわけございません。 そういう評価システムとはいかなるものなのか。どういう立場でどういう評価がされてということで国民に公表をされて、その評価の結果もまた公表されて議論し合えるというシステムができるのですか、それとも省庁...全文を見る | ||
○金田(誠)委員 公表されるというシステムがこれからできてくるということで理解をさせていただきたいと思います。 そこで、大蔵大臣、先ほど御答弁をいただいた、実際問題、好況時に財政を切り詰めて国債償還に回すというのは面倒でできてこなかった、したがって今回キャップをはめるんだとい...全文を見る | ||
○金田(誠)委員 私が懸念をしておりますのは、この縮減目標も、単年度の財政赤字を目標として掲げてはおりますけれども、トータルとしての公債残高をどのように抑制をしていくかということが明確に決まっておらないわけでございます。しり抜けという言葉が適切かどうかは別にしまして、それが懸念を...全文を見る | ||
○金田(誠)委員 大蔵大臣、大変率直な御答弁をいただいておりまして、私は評価をいたしたいと思ってございます。本当に御本心で御答弁いただいているなというふうに、本当に受けとめてございます。 その中で、実際予算を組んできたのは主計局だというお話でございましたけれども、実態はそうだ...全文を見る | ||
○金田(誠)委員 大蔵大臣、先ほどおっしゃった、好況のときに、緊縮財政を組んで国債償還などという視点がなかったと。 確かに、おっしゃるとおり、そのときそのとき、バブルもあり、あるいは高齢化もありということに対応してきたということは私はわかります。わかりますけれども、その対応の...全文を見る | ||
○金田(誠)委員 いろいろな要因が重なっているということは私もそのとおりだと思っております。そのいろいろな要因の一つに、特に年金を中心とする社会保障制度に対する信頼の揺らぎ、信頼の喪失というものがあるのではないか、その辺の御認識がないのかということをお伺いしているわけでございます...全文を見る | ||
○金田(誠)委員 私がこのテーマを取り上げておりますのは、何も給付を削るなとか負担をふやすなとか、そういうことを申し上げようと思っているわけではないのです。客観的に事実は事実としてつかまえながら、何が一体最善なのかということを、さまざまな選択肢を並べながら政府側と議論をいたしたい...全文を見る | ||
○金田(誠)委員 そういう大臣のお考えであれば、今の財革法はそういうつくりになっていないということをやはり御指摘申し上げざるを得ないと思いますので、申し上げさせていただきたいと思います。 そこで、最後に経企庁長官。その社会保障制度がどのように変更すれば国民経済にどういう影響を...全文を見る | ||
○金田(誠)委員 終わります。 | ||
05月21日 | 第142回国会 衆議院 緊急経済対策に関する特別委員会 第7号 議事録を見る | ○金田(誠)委員 私は、民主党を代表し、内閣提出、財政構造改革法一部改正案外三件に反対、伊藤英成君外八名提出、財政構造改革法停止法案及び内閣提出、中小企業信用保険法等一部改正案に賛成の立場で討論いたします。 財政構造改革法の欠陥は、もはやだれの目にも明らかになっています。昨年...全文を見る |
05月22日 | 第142回国会 衆議院 厚生委員会 第13号 議事録を見る | ○金田(誠)委員 民主党の金田誠一でございます。 私の質問に当たっての問題意識をまず申し上げたいと思うわけでございます。 今般、この感染症予防法の審議に際しまして、同時に廃止されることになります伝染病予防法を読ませていただきました。実に社会防衛一辺倒といいますか、そういう...全文を見る |
○金田(誠)委員 旧来の伝染病予防法、百年前にできた法律ですから、百年前に人権とか医療をメーンに据えた法律をつくれなどという無理なことを私は申し上げるつもりはないわけでございますけれども、時代の推移とともに、隔離しなくても対応できる状況、画期的な医薬品の開発等々、そういう背景があ...全文を見る | ||
○金田(誠)委員 出発点の議論はまた機会を改めてと思います。 そこで、この百年前の法律が時代状況にそぐわなくなった、抗生物質の開発等によって、局長がおっしゃるようなコレラで十万人も死ぬという時代ではなくなったという時代状況、あるいは人権思想の普及といいますか、そういう時代状況...全文を見る | ||
○金田(誠)委員 先般、私ども勉強会を開催しまして、都立駒込病院ですかのある先生にもおいでいただいたわけでございますが、伝染病予防法ができて、強制隔離という手法がとられるようになった。その時点から、明治期でございますけれども、家族を連れていかぬでくれ、自宅で十分対応ができるという...全文を見る | ||
○金田(誠)委員 それじゃ、日を改めてお聞きをさせていただきたいなと思います。 抗生物質の発達等々の中でこういう法体系、体系自体の変更ですね、人権を尊重し、医療を提供し、にもかかわらず隔離しなければならないときはという状況を定めていく、こういう法体系そのものを転換していく、そ...全文を見る | ||
○金田(誠)委員 そういうことなものですから、もっと早い時点で適切な医療、人権というものがメーンに据えられて、そして蔓延防止のために社会防衛措置をとらざるを得ない状況を特定をして、それの適正手続を定めていくという法体系に転換していればO157に対応できたということが、今回、伝染病...全文を見る | ||
○金田(誠)委員 じゃ、次に移らせていただきます。 それでは、廃止されない結核予防法の方について触れさせていただきます。 先ほども申し上げましたけれども、占領下といいますか、その意図が色濃く反映した法律であるということを仄聞をいたしました。今回、廃止されないわけでございま...全文を見る | ||
○金田(誠)委員 そういう法律が昭和二十六年に既に制定をされている。私は、この時点で伝染病予防法も、この法律の制定を契機に、見直しの俎上に上がってよかったのではないかなという感想を持っておりまして先ほどの質問をさせていただいたということでございます。 そこで、次にお尋ねいたし...全文を見る | ||
○金田(誠)委員 余り詳しくない立場で申しわけないのですが、結核にも感染性といいますか、先般資料をいただいたのですけれども、感染するものとしないものという、その区別があるやに伺っておりますが、結核にも、その二類に該当するもの、感染性とそうではないものということで、二類以外の例えば...全文を見る | ||
○金田(誠)委員 そこで、この結核予防法、今でも生きている、生かしておいてもいい法律なわけでございますけれども、その結核予防法の中には、例えばエイズ予防法にあるような「人権の保護に留意しなければならない。」などという規定はないわけなんです。ずっと読んでみたのですけれども、どうも見...全文を見る | ||
○金田(誠)委員 したがいまして、局長は診査会があるから云々と言いましたけれども、エイズ予防法なんというのは、強制入院の措置もないわけですし、診査会もないわけですね。そういう強制入院の措置などそもそも必要としない病気であるという法体系になっているのですが、にもかかわらず差別と偏見...全文を見る | ||
○金田(誠)委員 医療も完備していたということよりも、医療がメーンに据えられていたという話ではないのでしょうか。 認識の問題ですから、そういう認識をしてしまうと、後々の質問に対する答弁に支障を来すとか御配慮があるのかもしれませんけれども、これは、要は国民にとっていい法律をこの...全文を見る | ||
○金田(誠)委員 恐らく局長のおっしゃりたいことは、私と認識が違うということをおっしゃりたいのだろうなというふうにお聞きをしておりました。非常に残念に思います。この辺の認識ぐらいは、厚生行政、感染症行政のトップにある方と一致させたかったなという思いなんですけれども、その認識が違う...全文を見る | ||
○金田(誠)委員 局長がおっしゃるものですからお尋ねをしたわけですね。四類でないというのですから、じゃ何類ですかと。四類ではないことだけははっきりしているけれども、何類かはわからない。それもまた変な話ではないですか。三類というのはO157だけですから、じゃ二類なんですか。二類は必...全文を見る | ||
○金田(誠)委員 今は感染症分類がありますね、一類から四類まである。感染力あるいは感染経路、重症度、予防法の有効性、治療方法の有効性、これらを勘案して今の類型分類はできているわけでございますけれども、当時も、恐らく、何となく危険なようだというだけで立法をされたわけではないだろうと...全文を見る | ||
○金田(誠)委員 当時、エイズウイルス、HIVウイルスがどういうものであったか、HIV・エイズがどういう病状なり感染力なり危険度を持つものであったかを裏づける文書もあわせてお示しをいただくということでよろしいでしょうか。 | ||
○金田(誠)委員 それでは、質問がちょっと前後してしまいましたけれども、エイズ予防法、今回廃止をするということでございますが、これについても、その理由についてお尋ねをしたいと思うわけでございます。 私は、エイズ予防法廃止の理由は、社会防衛一辺倒である、そして、医療についての記...全文を見る | ||
○金田(誠)委員 医療の進歩と知識の普及という客観状況が前進をしたということはよくわかります。よくわかりますけれども、法律そのものに内在した欠陥ということを私は指摘をしているわけでございますが、その欠陥についてはいかがですか。 | ||
○金田(誠)委員 その先生方の議論を聞いておるわけではございませんで、廃止をするという内閣提出法案なわけですから、提出する内閣の御所見を伺っておるわけでございます。 このエイズ予防法を廃止せざるを得ない理由として、私なりに考えますのは、社会防衛の法律であって、人権そして医療に...全文を見る | ||
○金田(誠)委員 私は先ほど来、私なりのエイズ予防法を廃止せざるを得ない理由を申し上げておるわけでございますが、私が申し上げた理由につきまして、提出者としては否定をされるということでございましょうか、肯定をされるということでございましょうか。 公衆衛生審議会、ここにもございま...全文を見る | ||
○金田(誠)委員 大臣、今にわかにこの問題点を整理して、法律にこういう欠陥があった、当時は仮に気がついた気がつかないという議論はまた別におくにして、廃止するに当たって、エイズ予防法はこういう問題がありましたということを、しかるべく提出者としてこの場で明らかにしていただくということ...全文を見る | ||
○金田(誠)委員 ありがとうございます。 そこが出発点になる、その認識をぜひひとつ共有させていただきたい。そのことが我が国の感染症行政を真に国民のためのものにすることができる、こう思っておりますので、ぜひひとつよろしくお願いをしたいと思うわけでございます。 そこで、あわせ...全文を見る | ||
○金田(誠)委員 結核予防法ということは当時念頭になかったと。こういう観点から法律体系をつくり上げるということと、伝染病予防法の体系からつくり上げるということでは、かなり分かれ道になるわけですね。片っ方の道を選んだということが不幸の始まりだったと私は思うわけでございます。 そ...全文を見る | ||
○金田(誠)委員 恐らくもう時間がほとんどない状態だろうと思うわけでございますが、あわせて一つだけ、先ほどもちょっと指摘しましたけれども、エイズ予防法六条、七条、感染させるおそれがある場合に通報しろとかこういう条項があえて盛り込まれておるわけでございますけれども、結核予防法にはこ...全文を見る | ||
○金田(誠)委員 時間になりました。大臣、いろいろやりとり聞かれて、実は立脚点の違い、特に結核予防法について、非常に評価できるのではないか、そしてこれは非常に効果を上げてきた、結核患者は激減をしてきた、その中で人権問題等々引き起こしてこなかったという非常に参考にすべき法律が昭和二...全文を見る | ||
09月16日 | 第143回国会 衆議院 厚生委員会 第5号 議事録を見る | ○金田(誠)委員 民主党の金田誠一でございます。大臣には初めて質問を申し上げるわけでございますけれども、どうぞよろしくお願いを申し上げたいと思います。 私の質問は大綱三点でございまして、一つは、本法案の基本的な立場とでも申しますか基本的なコンセプトとでも申しますか、問題意識は...全文を見る |
○金田(誠)委員 どうもありがとうございます。 大臣の口から直接パラダイム転換であるという御発言もあったわけで、そうであるならば、私どもの目指す方向と基本的には合致をするなと思うわけでございます。 しかし、そういう意図のもとにまず公衆衛生審議会から意見が出され、それを受け...全文を見る | ||
○金田(誠)委員 そこで、本法案の審議の最初から議論されておりました過去に対する反省という点について、大臣から改めて伺いたいなと思うわけでございます。 人権と予防を両立させるという方向に今大きく転換をしたその理由の一つとして、過去におけるハンセン病やHIV感染症を初めとする感...全文を見る | ||
○金田(誠)委員 では、大臣、改めて確認をさせていただきます。 本来、感染症を理由とする差別や人権侵害、こうしたことは決してあってはならない、このことをまた改めて確認をさせていただきたい。本来あってはならない、ましてや新法のもとではなおさらあってはならない、当然のことでござい...全文を見る | ||
○金田(誠)委員 総論としてお尋ねをしますと極めて明快にお答えが返ってくる、こう受けとめております。そういうお考えで臨もうとされておるというふうには理解をさせていただきたいと思いますが、先ほどの家西委員の質問に対しても、個々の各論に入ってきますと、総論との乖離のような感じがどうも...全文を見る | ||
○金田(誠)委員 大変これはこだわっておられるのだなという印象を受けます。 例えばハンセン病、HIVあるいは肝炎の皆さんとかの患者団体はそれなりにきちんとしておって、非常に慢性的な感染症で、日常的にもさまざまな活動などもされておられる。ほかの感染症のさまざまな団体もあるのかも...全文を見る | ||
○金田(誠)委員 基本的な方向なり立場では一致をして、各論で一つ、二つ議論をさせていただいておるわけでございますけれども、前段申し上げた患者団体の代表の方の参加、あるいは個人情報がひとり歩きしないというあたりはかなり基本的な部分だと思っておりますので、ぜひ、基本的認識を同じくする...全文を見る | ||
○金田(誠)委員 時間が参りましたので、午前中はこれでとりあえず……。 | ||
○金田(誠)委員 それでは大きな二点目でございますが、外国人の感染症の患者さん等に対する医療の提供ということでお伺いをしたいと思うわけでございます。 先般、港町診療所という、外国人のこういう患者さん方をかなり重点的に診ておられる、そういうところのお医者さんがわざわざ国会におい...全文を見る | ||
○金田(誠)委員 まず、この法律自体は外国人の方を除外しているものではない、あまねく感染症の患者さん等に適用されるということが確認されたろうと思うわけでございます。 そこで問題は、第三条国の責務として「感染症の患者が良質かつ適切な医療を受けられるように必要な措置を講ずるよう努...全文を見る | ||
○金田(誠)委員 しかし、一般の医療と同じであれば困るのではないでしょうか。承知でそういう御答弁をされているのだろうとは思うわけでございますけれども。 一般の患者さんと同様、一般の医療と同様な扱いになるのですよといった場合、日本国籍の人間であれば国民皆保険でございますから健保...全文を見る | ||
○金田(誠)委員 したがって、三類、四類感染症にかかった外国人の患者さんで、健保にも国保にも入っていない、個人的にも支払い能力がない方は、ただで診てくれる医療機関を除けば適切な医療は受けられない、こういうことでよろしいのですか。 | ||
○金田(誠)委員 明確な対処方針を示していないという現状については理解をしているわけです。 そこで、再度それじゃ確認をさせていただきますが、外国人の方で、健保、国保に加入をしていなくて個人的にも支払う能力のない方が感染症にかかった場合、一類、二類とはっきりした場合は公費で見ら...全文を見る | ||
○金田(誠)委員 そういうふうになっているわけです、大臣。しかし、法律には、第三条国の責務、「感染症の患者が良質かつ適切な医療を受けられるように必要な措置を講ずるよう努めなければならない。」というふうになっているわけです。これは法律に基づいて、今の何の制度もない状態は違法の状態―...全文を見る | ||
○金田(誠)委員 国保ににわかに入って、そちらの給付を期待をするということも事実上不可能だというお答えだと思います。 それではどうするかということでございます。そのどうするかという答えをきょうばいただけるのではないかなと思って、連休前に実は、質問取りというのでしょうか、いらし...全文を見る | ||
○金田(誠)委員 にわかに、これこれこういうことでこうしますよという答弁にまではなかなか至らないだろうなということでは理解をいたします。 しかし、単なる検討ということではいかがなものか、少なくとももっと明確にその方向性を示した上で、いついつまでに、例えばこの法律が施行されると...全文を見る | ||
○金田(誠)委員 したがって、在日外国人、それが適法か違法か、あるいは感染症の種類が一類か四類かなどということではなくて、すべて良質かつ適切な医療を受けるということは権利として外国人にも保障されるべきであるという認識に立つということでよろしいですね。 | ||
○金田(誠)委員 したがって、これから検討をするに際しては、そうした方々に例えば保険適用という方法に道を開くということもあるかもしれません、あるいはそこまで至らずとも、別途何らかの公費負担等の措置をとれるかもしれませんけれども、現状ではただで診てくれる医療機関以外は医療を受けられ...全文を見る | ||
○金田(誠)委員 せっかく大臣御答弁いただいたわけですが、ちょっとくどいようで申しわけなく思いますけれども、もう少し聞かせていただきたいと思うわけでございます。 無保険者の場合は自己負担が原則ということは、そのとおりなんだろうと思います。問題だと思いますのは、自己負担で払える...全文を見る | ||
○金田(誠)委員 私も冒頭からそういう趣旨で申し上げているつもりでおりまして、払える方にまで全部公費でというつもりはございません。 問題になっておるのは、払えない方がどうなのかということでございまして、払えない方に対して何らかの措置をとらなければならない、それが公衆衛生審議会...全文を見る | ||
○金田(誠)委員 余りすっきりしたお答えにならなくてちょっと残念でございますけれども、大臣、これは私は国の威信にかかわる問題だろうと思っているのです。 諸外国、これは資料も差し上げてございますけれども、イギリス、フランス、ドイツ、スウェーデン、アメリカ、それぞれ何らかの国とし...全文を見る | ||
○金田(誠)委員 共通の理解に立つことができたなと思ってございますので、ぜひひとつよろしくお願い申し上げたいと思います。 その上でまたこれを申し上げると、何かまたかさにかかっているみたいな受けとめられ方をすると困るなと思いながら実は申し上げるわけなんですけれども、感染症という...全文を見る | ||
○金田(誠)委員 どうもありがとうございます。ぜひひとつよろしくお願い申し上げたいと思います。 それでは、最後の質問になりますけれども、去る五月二十二日の厚生委員会で、答弁留保といいまずか、後ほど答弁ということになりました四項目について順次お尋ねをしたいと思います。 時間...全文を見る | ||
○金田(誠)委員 一通り御答弁をいただいたわけでございますが、例えば一項目ずつをとってもまだまだ議論の余地のあるところだろうなと思うわけでございまして、そういう意味では、今回の御答弁は御答弁としてお聞きをしておきたいな、時間もございませんので、それしかやむを得ないだろう、こう思う...全文を見る | ||
○金田(誠)委員 ただいま議題となりました感染症の予防及び感染症の患者に対する医療に関する法律案に対する修正案につきまして、提出会派である自由民主党、平和・改革、自由党、社会民主党・市民連合、そして民主党を代表して、その趣旨を説明いたします。 本法律案は、旧来の伝染病予防法が...全文を見る | ||
○金田(誠)委員 私は、民主党を代表して、自由民主党外四会派共同提出の修正案及び修正部分を除く原案に賛成の立場で討論をいたします。 本法案の出発点となった公衆衛生審議会の意見「新しい時代の感染症対策について」によれば、「基本的方向・視点」として、第一に「個々の国民に対する感染...全文を見る |