金田誠一

かねたせいいち



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金田誠一の2000年の発言一覧

開催日 会議名 発言
02月28日第147回国会 衆議院 予算委員会第一分科会 第2号
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○金田(誠)分科員 民主党の金田誠一でございます。  公取の委員長には、去年もたしかこの同じ席でお尋ねをしたと思うわけでございますが、化粧品の流通について、独禁法違反の価格支配といいますか、これがあるのではないかという観点から、今回も引き続いてお尋ねをしたいと思うわけでございま...全文を見る
○金田(誠)分科員 聞くところによりますと、この成分が多少違うらしいですね。アメリカの方はホルマリン系のものが認められているけれども、日本では認められていないという成分の違いがあるようで、したがって、これをこのまま輸入して販売ということは恐らくできないんでしょうけれども、日本の基...全文を見る
○金田(誠)分科員 輸入の方も規制緩和しているとはいうものの、仄聞するところでは、まだまだいろいろな障害があるということも聞いてはおります。しかし、きょうはそれが本題ではございませんので、また別の機会に譲らせていただくことにいたします。  ホルマリンは許可されていないということ...全文を見る
○金田(誠)分科員 価格について、公定価格を決めろとか言っているわけでは決してないわけでありまして、この製品には、成分の含有、許可の基準がアメリカと多少違うというぐらいの違いしかないわけです。にもかかわらず五倍の格差がある、内外価格差というものがある。それについて、薬事法を所管す...全文を見る
○金田(誠)分科員 ここで時間をとろうとは全然思っていなかったんですが、内外価格差の是正というのは日本政府の方針ではないんですか。それについて、それぞれの所管する分野で実態を把握して、何が原因なのか、原因が突きとめられれば是正に努めるという一般的な姿勢を持ち合わせているのかいない...全文を見る
○金田(誠)分科員 それでは、改めて大臣に、この点については聞かせていただきます。  それでは、経企庁、本当は厚生省と話をすれば、自分のところで所管をしている業界ですから、何によってこのような価格差が生じているのか調査して報告しますとか、是正できるものであれば指導しますとかとい...全文を見る
○金田(誠)分科員 一般論として前段三点ほど述べられて、この具体的なP&G社の製品については国内生産だからということが述べられたわけでございますが、ホルマリンが入っているかどうかの違いで、もし国内生産でコストが高くなるというのであれば、ホルマリンを抜いたものをアメリカから輸入して...全文を見る
○金田(誠)分科員 なるほど。しかし、それにしても、二千五百円、五倍の格差というのは、どう考えても理解しかねるところでございます。  P&G社が言うように、日本国内で仮に生産しているものとして、その五倍の格差というのが一体どこから生まれるのか、ぜひ調査をしていただけないものか。...全文を見る
○金田(誠)分科員 だから、それによってどれだけの価格差になっているのか、どこでどれだけの価格差が生じるかというのを調査してくださいと言っているわけです。対面販売でどのぐらいがどうなるのか、あるいは製造過程でどうなるのか。五倍というのはひど過ぎるんじゃないですか。
○金田(誠)分科員 だから、調査してくださいと言っているのですよ。
○金田(誠)分科員 時間がなくなりましたので、また改めて経企庁には質問させていただきます。  公取の委員長、御足労いただいてありがとうございます。  五倍の格差というのは、私は異常ではないかと思うわけでございます。この背景には、自由競争が働かない、価格を維持する仕組み、これが...全文を見る
○金田(誠)分科員 それでは、具体論ではなかなか答弁もいただきにくいのかもしれませんので、一般的なこととしてお尋ねをさせていただきます。  化粧品のやみ再販、これが存在するということは広く今まで言われてきたことでございますけれども、現在、化粧品は再販商品ではないということでござ...全文を見る
○金田(誠)分科員 その場合、メーカーが小売店の自由な活動を統制し小売価格を維持する行為、これは独禁法に違反するというふうに思うわけですが、これもよろしいでしょうか。
○金田(誠)分科員 この場合、メーカーが小売価格を維持するための手段、これはさまざま考えられるわけでございますけれども、実質的に価格維持のための行為があるかどうか、形式的よりも実質的に価格維持行為があるかどうかが独禁法違反かどうかの要件になる、こう考えてよろしいでしょうか。
○金田(誠)分科員 例えば、メーカーが価格の維持を明確に指示するとか価格維持の契約を結ぶというようなことは、もう明らかに独禁法違反ですから、通常は考えにくいわけでございます。こういう直接的な方法ではなくて、巧妙な手口が用いられることが多いと思うわけでございますが、それが実質的に価...全文を見る
○金田(誠)分科員 わかりました。かなり明快な指針であると思うわけであります。  したがって、例えば、値引き販売を行っている小売店に対して、さまざまな理由をつけて出荷停止に及ぶ、実質的に値引き販売ができない状態にした、こういう事態であるとすれば、これはもう独禁法違反であるという...全文を見る
○金田(誠)分科員 ぜひひとつ指針に沿って今後とも厳正に対処していただきたいと思うわけでございます。  この出荷停止などという措置がとられる場合は、当該停止された小売店もさることながら、他の小売店にとっても、いつ出荷停止になるかもわからぬということで、恐怖心を抱かせるに十分な措...全文を見る
○金田(誠)分科員 御承知のとおり、今指摘をしたような事案といいますか、事件といいますか、これが現実に進行しているわけでございまして、公取としても今鋭意調査をされているというふうに伺っているわけでございます。  ただいま、指針なりあるいは基本的な態度、立場なりをお聞かせいただき...全文を見る
○金田(誠)分科員 ぜひひとつ納得できる結果を出していただきたい、再度重ねて御要請を申し上げる次第でございます。  時間はまだありますか。
○金田(誠)分科員 では、三十秒時間を残して、これで終わらせていただきます。どうもありがとうございました。
03月10日第147回国会 衆議院 本会議 第10号
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○金田誠一君 赤羽議員からは、大綱二点御質問をいただきました。  まず、お尋ねの見込み額の関連についてでございますが、実際には、法案成立後指針あるいは基準をつくり、その中で精査されるべきものでありますが、ここでは、私たちがおおむねの試算をいたしました結果についてお答えをいたしま...全文を見る
03月14日第147回国会 衆議院 厚生委員会 第3号
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○金田(誠)委員 民主党の金田誠一でございます。  額賀副長官には、御出席をいただきまして大変ありがとうございます。  質問の一点目は、新宿の旧陸軍軍医学校跡地で発見された人骨問題についてでございます。  経緯を申し上げますと、一九八九年、平成元年の七月二十二日、厚生省戸山...全文を見る
○金田(誠)委員 新たな事実関係が実は既に明らかになっているわけでございまして、その辺のところを副長官は十分御承知おきでないのかなと思うわけでございます。  先般、厚生省から、二月の二十五日付でございますが、「人骨の由来に係る調査の概要」という資料をいただきました。これはお持ち...全文を見る
○金田(誠)委員 戦場に遺棄されている多数の戦死体の中から持ち帰ったと。七三一部隊ではないかもしれないし、あるかもしれない。しかし、いずれにしても、戦場に遺棄された死体を持ち帰ったということは戦時国際法に違反をする行為であって、戦後処理という観点から当然解明されてしかるべきだとい...全文を見る
○金田(誠)委員 もはやその調査が土地の管理者という非常に限定された立場からの調査であってはならないということを申し上げているわけです。  戦地から持って帰ってきたということは、かなり確実な状況ではないでしょうか。御自身が持ってきたという方がもしおられたとしても、その方が果たし...全文を見る
○金田(誠)委員 検討していただけるというふうに受けとめさせていただきます。それでよろしいですね。ぜひ戦後処理という観点から検討をいただくようによろしくお願いをしたいと思います。  次の質問に移ります。  厚生大臣、今日までの調査結果についてお聞きをしたいと思います。  歴...全文を見る
○金田(誠)委員 厚生大臣、副長官が内閣としても検討する、戦後処理の観点から調査をするかどうか検討するという御答弁でございましたが、厚生大臣としても、検討すべきだという進言をするという御答弁をいただけませんでしょうか。それが一つ。  あわせて伺いますけれども、ぜひ資料を提出して...全文を見る
○金田(誠)委員 大臣、ぜひ閣僚の一人として、内閣の一員として、これは国際的にも日本が責任を負うべきものだと私は思います。その点では同意いただけると思いますので、もはや土地の管理者などでやっているものではないという観点から、今まで調査をしてきたお立場から、内閣としての調査というこ...全文を見る
○金田(誠)委員 墓埋法の機械的な適用などということは、間違っても考えないでいただきたい。歴史的な、国際的な責務を日本政府は負っているという立場でぜひお考えをいただきたい、強く要請をしておきたいと思います。  実は委員長、この人骨の現物を私は見たいと思いまして、新宿区さんに電話...全文を見る
○金田(誠)委員 ありがとうございます。  それではもう一点、人骨発見地の隣接地における新たな人骨問題ということでお尋ねをしたいと思います。  この人骨が発見されたところに隣接する用地が今多目的運動広場の建設予定地ということになっておるわけでございますが、これに対して、人骨問...全文を見る
○金田(誠)委員 現在の百体以上に及ぶと言われる人骨、この問題を解明する上でも、その隣接地に埋めた、その上に官舎を建てて住んでいるという証言は極めて重大な証言だと私は思います。そちらもあわせて調査することによって、現在新宿区に保管されている人骨の調査もより進むことになる。一体のも...全文を見る
○金田(誠)委員 ありがとうございます。ぜひ、幾つかのケースがあると思いますので、その場合の返還額を確定する計算式を御提出をいただきたいと思います。  次に、いわゆる上乗せ、横出しサービスという言葉が随所に使われているわけでございまして、上乗せ、横出しサービス分は返さなくてもい...全文を見る
○金田(誠)委員 よろしくお願いをしたいと思います。  今まで申し上げたのは、代理受領の場合でございます。  今度は、ホームが代理受領をしないで償還払いを選択する場合、この償還払いの額は、通知によれば、前払いした金額のうち介護保険サービスを受けるための費用相当額とされているわ...全文を見る
○金田(誠)委員 担当者の方ともいろいろ私は話しているのですが、今のような答弁に終始しているわけでございます。  しかし、払い込んだ金額まで償還払いで本人に戻った、その後も介護を受けるわけですよ。その受ける費用はだれが出しているかというと、ホーム全体で負担しているわけですね。ホ...全文を見る
○金田(誠)委員 事務方がつくった答弁だと思いますが、本当にそれではだめだと私は思います。  先ほど来言っていますように、代理受領の場合でも、返還額をどうやって決めるかというのは計算式さえ出ていない。そして、上乗せ、横出しといったって、何をもって上乗せとするか、横出しとするか、...全文を見る
03月28日第147回国会 衆議院 本会議 第16号
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○金田誠一君 私は、民主党を代表して、年金関連三法案に反対の立場から討論に参加をいたします。(拍手)  公的年金の将来は本当に大丈夫なのか、中高年層はもとより、若年層にも急激に広がるこうした不安と不信の中で、今次年金改定の課題は、二十一世紀の社会保障のかなめとなる安心できる年金...全文を見る
03月29日第147回国会 衆議院 運輸委員会 第6号
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○金田(誠)議員 STSについての御質問でございますけれども、民主党といたしましては、御指摘のとおり、すべての人が平等に社会参加を行うことができる社会を構築すべきである、このような認識から、第二十五条で、STSを積極的に位置づけ、当面は地方自治体の努力義務ということにしております...全文を見る
○金田(誠)議員 当事者の参画につきまして御指摘をいただいたわけでございます。石毛先生はかねてから、例えば介護保険法のときもそうだったと思いますけれども、当事者の参加、市民参加、自己決定、こういう観点から当事者参加を特に強調してこられたと思うわけでございまして、私どもも全く同感で...全文を見る
04月19日第147回国会 衆議院 厚生委員会 第9号
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○金田(誠)委員 私は、今回の児童手当法の改正による所得制限、サラリーマンと自営業者によって所得制限が異なる、このことが憲法第十四条に抵触するのではないか、こういう観点からまず質問をいたしたいと思います。  今回の改正に係る財源は、今までの特例給付とは全く異なるわけでございまし...全文を見る
○金田(誠)委員 サラリーマンと自営業者の所得水準が異なれば、支給を受ける者の割合が異なるのは当然でございます。一定の所得制限の線を引くとすれば、自営業者グループが所得が低いとすればその大部分が適用になる、それが当然ではないか。  なぜ、自営業者も七割、サラリーマンも七割、この...全文を見る
○金田(誠)委員 経緯はわかるのです。百歩譲って、今までの特例給付というものを乗せて、これについては所得制限を上げたということで、自営業者もサラリーマンも七割にした。疑義はあるのですけれども、百歩譲ってここまでは認めてもいいのかな。なぜ認めてもいいのかなというと、特例給付の負担は...全文を見る
○金田(誠)委員 クロヨンの問題ではないということはわかりましたけれども、それではなぜなのかということについては全く大臣の説明では理解ができません。  念のために大蔵省にお尋ねしておきたいと思いますが、日本政府としては、いわゆるクロヨン問題、解説は必要ないと思いますけれども、い...全文を見る
○金田(誠)委員 としますと、日本政府としては、課税ベースの把握、所得の捕捉に違いがあるのだ、自営業者というのは所得捕捉は十分にされていないのだという立場で行政を行っているということなのか。課税ベースの把握、所得の捕捉は難しい面もあるけれども努力をしている、したがって、申告漏れ等...全文を見る
○金田(誠)委員 捕捉に難易があるから捕捉されていないという立場でしょうか、難易があるけれども捕捉しているということですか。
○金田(誠)委員 何回聞きましてもきちんと答えていただけないのが遺憾でございますが、時間がもったいないので、次に進みます。  内閣法制局にお尋ねをいたします。  今までの厚生大臣の答弁などを伺っても、なぜ自営業者もサラリーマンも、それぞれ児童手当の支給を受ける者を七割にしなけ...全文を見る
○金田(誠)委員 法制局も落ちたものだなという感想を申し上げておきたいと思います。到底納得できる答弁ではございません。いずれこの問題は恐らく裁判が起こるでしょうから、最高裁あたりで結論は出るだろうというふうには思いますけれども、法制局ももっとまじめに、職務に忠実に精励していただき...全文を見る
○金田(誠)委員 大変おかしな御答弁を伺ったなと思うわけでございます。  厚生年金に掛金を払い切れないような大変深刻な会社の事情で厚生年金から脱退される。これが違法か合法か、いろいろありましょうけれども、実態としては払い切れていない。こういう会社というのは、給与水準も、きちんと...全文を見る
○金田(誠)委員 これは、実質サラリーマンですから、源泉徴収の税金は恐らく払っておられるでしょうから、所得の捕捉云々という話も全く関係なくなるわけですね。こういう実質的なサラリーマンが、児童手当の所得制限の上では自営業者という形で非常に不利な扱いを受ける。同じサラリーマンですよ。...全文を見る
○金田(誠)委員 大臣、通告していないものを聞いて大変申しわけございません。お聞きのとおりで、厚生年金保険に加入し切れなくなって脱退してしまったという会社にお勤めのサラリーマンは、児童手当上の所得制限の区分では自営業者の方に区分されていく。法制局は憲法違反ではないと言っていますけ...全文を見る
○金田(誠)委員 脱退は許されないことになっていますけれども、現実に脱退している。そういう方はサラリーマンの方の適用をすればいいだけの話じゃないですか、児童手当法については。どうでしょうか。社会保険庁は打つ手がなくなってしまっているのですよ、今。戻せといったって、ないそでは振れな...全文を見る
○金田(誠)委員 非常にわかりにくい答弁をいただいたなと思っておりますが、後でもう一回この問題は質問させていただきます。  次に移ります。  国保中央会並びに全国市長会、町村会が共同で作成した資料、「医療保険改革問題研究会報告書」というのがございます。これによりますと、市町村...全文を見る
○金田(誠)委員 そのことがおかしくないでしょうか。だって、被用者なんですもの、国保に入っていたって。フリーターだとか個人事業主のところに勤めているとか、あるいは先ほどの、会社が払い切れなくて厚生年金を政府管掌保険と一緒に脱退してしまったのでやむを得ず国保に入った、さまざまな事情...全文を見る
○金田(誠)委員 今の説明は、特例給付分ならわかるわけです。ゼロ歳から三歳未満までの特例給付分は事業主の負担でやっているわけですから、負担していないところに勤めてもだめですよというのは、制度として私は変だなと思いますけれども、一応の理屈は通っているというふうに思います。  しか...全文を見る
○金田(誠)委員 ということは、私どもこの法律には反対をいたしますけれども、仮に成立をして施行されたときには、三歳から就学前までの自営業者あるいはサラリーマンの区分の仕方としては、全額公費で支給するものなのだから、今申し上げた国保の中でも被用者というふうに分類されている方々などに...全文を見る
○金田(誠)委員 抜本改革はいつになるかわかりませんし、どういう方向になるかもわからない、とりあえずこれでやるみたいな先ほど来の御答弁だったわけでございますけれども、今回の改正の中ではなぜ検討できないのでしょうか。抜本改革で検討しなきゃいけないようなことは、今回でも検討しなきゃい...全文を見る
○金田(誠)委員 質疑応答の中では、もう問題が明らかだということが判明をしているにもかかわらず、そういう同じことの繰り返しの御答弁をいただくというのは、非常に私は残念でございます。非常に残念だということをまず申し上げておきたいと思います。  そこで、また法制局に、同じ答弁を聞く...全文を見る
○金田(誠)委員 これもまた、このような答弁が議事録に残ったというのは内閣法制局の歴史に汚点を残したことになるな、先輩方が何と言うだろう、非常に残念に思うわけでございます。  次に、同じく国保中央会の資料によりますと、国保の被保険者の一世帯当たりの所得は、被用者保険の被保険者に...全文を見る
○金田(誠)委員 一般的に、自営業者グループと被用者グループで制度に違いがあるものもあるということは承知はしております。  しかし、国保を例にとれば、自営業者には事業主負担分がない。その部分を国が肩がわりという仕組みでしょうし、一方の組合健保などは全額労使折半でやっているわけで...全文を見る
○金田(誠)委員 何かわかりにくい御答弁だったものですから、どう受けとめていいのかなと思って、ちょっと迷っているところでございます。  一つ厚生省の事務方にお願いでございますけれども、全額公費で行う各種の給付というものが恐らくあるんだろう、生活保護とか。しかし、生活保護が自営業...全文を見る
○金田(誠)委員 そういうことであれば、本当は、この児童手当法の一部改正の法律の附則に年少扶養控除の一部削減というのがうたわれてセットになっていればわかりやすいのです。今回全然違いますでしょう。そっちはそっち、こっちはこっち。こっちは厚生省で、こっちは大蔵省という話で、一貫性がな...全文を見る
○金田(誠)委員 表面的に見て、今回の改正が控除から手当へという受けとめをされていた方もきのうの参考人の御意見の中ではあったようでございますけれども、大蔵省のお考えなどは全くそうなっていないということがよくわかりました。  理念なき——これは何と言うのでしょうか、こういう状態で...全文を見る
○金田(誠)委員 この種改正は、とりあえず取り繕うという話ではないだろう。少子高齢化ということは、将来を見据えた展望を国民の皆様に与えるといいますか、控除の廃止によって不利益を受ける方も出るわけですね、そうした方々も納得できるような全体の枠組みあるいは将来の展望を仕組んだ上で改正...全文を見る
04月20日第147回国会 衆議院 決算行政監視委員会第四分科会 第1号
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○金田(誠)分科員 民主党の金田誠一でございます。きょうは、有珠山の噴火災害の関係につきまして質問をさせていただきたいと思います。  まず、大臣並びに政務次官には、この噴火災害の対策で特段の御尽力をいただいておりまして、厚く感謝を申し上げる次第でございます。まことにありがとうご...全文を見る
○金田(誠)分科員 ただいま大臣の方からは大変力強い御決意の表明をいただきました。特に、非常時であるから、やれることは何でも、省庁の枠にとらわれずと、まことにそのとおりだと思うわけでございまして、感謝を申し上げる次第でございます。  なおまた、ただいま申し上げました北海道からの...全文を見る
○金田(誠)分科員 ありがとうございます。これから観光シーズンにかけて深刻な事態が想定をされるものですから、ぜひひとつよろしくお願いをしたいと思います。  次に、鉄道関係につきまして具体的にお聞かせをいただきたいと思います。  けさほどの道庁からの話では、きょうあたりで復旧が...全文を見る
○金田(誠)分科員 JR三島どこも厳しいわけでございますけれども、特に経営安定基金がこの低金利状況の中で経営を大きく圧迫しているわけでございます。その中での災害ということで非常に厳しい状況に陥っているわけでございます。  今まで一定の基準のもとに復旧についての支援がされたわけで...全文を見る
○金田(誠)分科員 何回言ってもこういう答弁ばかりで困ったものだなと思っているところでございます。  仮設住宅をつくってそこに入っていただくということは、それはそれで当然必要なことなんですが、旅館、ペンション、お客さんが来ない、しかしここはもう安全で住めるんだというところがあれ...全文を見る
○金田(誠)分科員 大変力強い御答弁をいただきまして、感謝をいたしております。  時間が参りましたので、これで終わります。ありがとうございました。
○金田(誠)分科員 民主党の金田誠一でございます。  大臣並びに政務次官に、有珠山の噴火災害対策について引き続いてお伺いをしたいと思います。  この間、特段の御尽力を賜っております。心から感謝を申し上げ、敬意を表する次第でございます。  なおまた、大臣、先般陳情に参りました...全文を見る
○金田(誠)分科員 それを接収して住宅にしろと言っているわけじゃないわけでして、お互い合意のもとで、そういうオプションがあれば契約関係でいいではないか、そういう省庁の壁を超えた、既存の発想を超えた知恵を働かせていただきたいし、そのさばきをするのが国土庁長官、ぜひ期待をしたいという...全文を見る
○金田(誠)分科員 立ち入りとなりますと、いつおさまるかもしれないという状況でございますから、ぜひ空からの災害の認定を含めて早急な対処を要望しておきたいと思います。  次に、中小企業庁の方、いらしておりますでしょうか。  さまざまな災害融資について特段の御尽力をいただいており...全文を見る
○金田(誠)分科員 ありがとうございます。  道庁の説明資料というのは、四月十五日付の緊急要望、これはもう早くからいただいていたのですけれども、きょう改めて説明をいただいたということでございまして、この中に中小企業庁に対する要望ということで、「現行利率の大幅な引下げなど災害復旧...全文を見る
○金田(誠)分科員 職業に貴賤はないという言葉があると思います。しかし、公的資金なりを使いながらこの種業種を平時において振興を図らなければならないということは、いろいろまた意見のあるところかなというふうに思います。  しかし今、この災害という中で、本当に倒産するかしないかという...全文を見る
○金田(誠)分科員 個別の事案としてさまざまアドバイス、御助言等々いただいていることには感謝を申し上げてございます。しかし、事災害という中で、私は、そこまで職業なり業種を別扱いしなければならないものかということは、どうも納得いかないわけでございまして、質問をさせていただいておりま...全文を見る
05月10日第147回国会 衆議院 厚生委員会 第13号
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○金田(誠)委員 民主党の金田誠一でございます。大臣、おはようございます。  まず、基本的な考え方を申し述べまして、感想なり反論があれば承りたいと思います。  この法案には賛成をいたします。そういう立場でございます。しかし、このたびの改正は、極めて不十分である、抜本改革にはな...全文を見る
○金田(誠)委員 感想を承りました。三十点というのは、昔、中学校、高校のころ赤点というのがありまして、二十九点で赤点だったと思いますから、三十点だと辛うじて進級できるということで、私どももその点で賛成ということでございます。  総論は総論として承りましたけれども、次に、各論に入...全文を見る
○金田(誠)委員 受けとめ方によっては、今の御答弁ですと、必要によって給付されるというふうにも受けとめられると思うんですが、逆に、総合的に勘案するということになりますと、行政の裁量によっていかようにもできるというふうにも受けとめられるわけでございます。その辺の基準が法的にどこにも...全文を見る
○金田(誠)委員 すっきりした答弁ではなかったなというふうに受けとめざるを得ないわけでございます。  要請をしておきたいと思うわけでございますが、生存レベルで最低必要なサービスというのがあると思います、それから、生活の質といいますかQOLのレベルでの必要なサービスがある、あるい...全文を見る
○金田(誠)委員 達成の見通しも聞いたのですが、これは一〇〇%大丈夫という御答弁でもなかったようですが、これは最低のことでございましょうから、ぜひ一〇〇%達成をお願いしたいと思います。利用者の選択ということになると、かなり変化が起こってくるだろう、その法改正に対応する見直しという...全文を見る
○金田(誠)委員 問題は、この支援費の支給対象になる指定事業者になれるかどうかです。私は、そういう意味で規制緩和と申し上げているわけでございますけれども、その際、知事の指定、これはこれでいいわけですが、特例という書き方でなければならなかったのか、どうもこの辺の書きぶりに疑問がある...全文を見る
○金田(誠)委員 次に、今回、利用料の中から施設整備費の償還に充てることができることになるわけでございますけれども、そうなりますと、今までの措置費に比較して施設整備費の償還分というものが上乗せになると思うのが普通だと思うのですけれども、この辺のところはどうなるのか。具体的にどの程...全文を見る
○金田(誠)委員 この償還に充てる分が上乗せされない中で償還が行われたとすると、待遇の切り下げみたいなことにつながらざるを得ないと思うわけでございまして、こういう道を開くのは結構なんですが、これは診療報酬でも介護報酬でも一定程度見られていると思うわけで、その辺のところはぜひきちん...全文を見る
○金田(誠)委員 規制が緩やかで、それがよさになるのだから、利用料支援費方式の適用となると規制せざるを得ないので今までどおりという話も、ちょっとおかしな答弁だなと思うわけでございます。  確かに、今自由に、身体障害の方も知的障害の方も精神障害の方も一緒にいらしたり、障害も、さま...全文を見る
○金田(誠)委員 小規模作業所に通っている方が軽度の障害者だとか障害児だとかということは全然ないわけですよ。認可の施設に通って、措置費の方に通っている方が重度だということでも全然ないわけです。どちらにも重度の方もいらっしゃれば軽度の方もいらっしゃる。たまたま認可の施設に通えば、軽...全文を見る
○金田(誠)委員 この件については、大臣にもくれぐれもよろしく要請を申し上げておきたいと思います。  そこで、お金の問題というのがついて回るわけでございます。その際、こういうお金の使われ方もされているのではないかということを一点指摘したいと思うのは、教育予算との関係で、文部省所...全文を見る
○金田(誠)委員 単純に比較してどうこうしろという話を申し上げているわけではない。障害者御本人、生まれてからお亡くなりになるまで全体を通してサービスが必要だ、その合理的なサービス、御本人にしてみると享受の仕方としてはどういう享受がされてしかるべきなのかということを、御本人、当事者...全文を見る
○金田(誠)委員 なかなか省庁の壁というのがあるんだろうと思いますが、大臣、実態がこういう状況なものですから、ぜひ部内で前向きに検討していただきたい、要請を申し上げたいと思います。  時間も残り少なくなりましたので、最後に、自己負担の問題についてお尋ねをいたします。  介護保...全文を見る
○金田(誠)委員 今のおっしゃったパーセンテージの自己負担であれば、介護保険よりは負担は少ないレベルに設定されている、トータルで見ると。しかし、応能負担ということなんでしょうか、今は措置費制度ですけれども、所得によってゼロから措置費満額までという負担の幅があるようでございますし、...全文を見る
○金田(誠)委員 お尋ねしているのは、実は障害者の団体の皆さんと話し合いをする都度、成人になっても親の負担がついて回る、本当に心苦しいといいますかいたたまれない、いつまでたっても自分は一人前ではないのか、障害者というのはそういう位置に置かれるのかということを切実に言われるわけでご...全文を見る
○金田(誠)委員 ありがとうございます。  時間が来ましたので、終わります。
05月24日第147回国会 衆議院 厚生委員会 第15号
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○金田(誠)委員 民主党の金田誠一でございます。  まず初めに、大臣並びに提出者にお尋ねをいたします。それは、政府・与党の責任体制、説明責任についてでございます。  この薬剤一部負担につきましても、当初は閣法で提出をされて審議、可決されたわけでございます。それが、次の段階では...全文を見る
○金田(誠)委員 質問に対する答えになっておらないというふうに思います。  丹羽大臣からは、大臣が全責任を負って、政治生命をかけて実行をするという決意を含めたお答えが聞けるのではないかな、こう期待をしたわけでございますけれども、そういうことをおっしゃることさえできないという実態...全文を見る
○金田(誠)委員 そのように言わざるを得ない状況にまでなっているということが問題だと思うわけでございます。  もし、大臣のおっしゃるように、今回の、これから廃案になるであろう法案が抜本改革の第一歩であるならば、それでは日本型参照価格制の議論は一体何だったのか。あるいは、老人保健...全文を見る
○金田(誠)委員 そういうことをおっしゃるのであれば、政府・与党は、健康保険法の、あるいは医療法も一緒でも構いませんけれども、これの審議入りをまず第一に求めるべきではなかったでしょうか。したがって、今回の措置は選挙を目前にして国民の批判をかわすことが目的である、このことは余りにも...全文を見る
○金田(誠)委員 七月から予算措置が切れるということははっきりしているわけでございまして、この法案の重さからすれば、どの程度の審議日程が必要かというのはおのずと明らかでございます。したがって、何をおいてもこの健保法の審議入りをすべきであった。それが与党としての、あるいは政権党とし...全文を見る
○金田(誠)委員 今、法案審議をするということではなくて、考え方を聞いているわけです。
○金田(誠)委員 今の答弁について申し上げたいことは多くあるのですが、時間がなくなってまいりましたので、質問だけ続けさせていただきます。  二つ目でございますが、現在提案されている、廃案になるであろう法案の中では、高額療養費に係る自己負担限度額の見直しについては、高位所得者とい...全文を見る
○金田(誠)委員 大変問題の多い内容だと思います。  三点目でございますが、この保険料の設定に係る上限の見直しについてでございます。政府の当初の説明は、介護保険が導入されても上限額の範囲におさまるというものであったと思うわけでございます。まず、この説明が結果として虚偽であったと...全文を見る
○金田(誠)委員 時間が参りましたからこれで終わりますけれども、いずれにしても、この健康保険法改正案本体の方を、例えば児童手当などよりも先にこの場で審議をすべきだった、それが政府・与党の責務であったと思います。それをあえて回避をして、小手先の今回の措置の議員立法を提出する、全くこ...全文を見る
08月08日第149回国会 衆議院 厚生委員会 第2号
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○金田(誠)委員 民主党の金田誠一でございます。  まず、被害に遭われた多くの方々に心からお見舞いを申し上げたいと思います。  今回の食中毒事故につきましては、その規模においても、また雪印というトップメーカーが引き起こしたということからも、考えられないような事故であったと思い...全文を見る
○金田(誠)委員 大変な数に上っていると思うわけでございますが、この件についての情報は非常に乏しいわけでございます。原因の解明につながる情報開示が非常に乏しいという中で、大阪市は平成十二年七月十日付で中間報告を行っております。それによれば、衛生管理上の問題点として、チャッキ弁等の...全文を見る
○金田(誠)委員 大変ショッキングな仮説が提起をされていると思うわけでございます。大容量のタンクの中で細菌が大量増殖をしていたというメカニズムが浮かび上がったという報道でございます。黄色ブドウ球菌、三十度以上が増殖の適温とされてきたものが、大阪市と大阪府警の実験では、五度以上であ...全文を見る
○金田(誠)委員 幾つかの仮説が成り立つんだと思います。大阪市が発表した四つの項目のどれかによって菌が製品に混入をしたという可能性は成り立つと思うわけでございますが、それが大量増殖につながるかどうかというところのメカニズムの解明が必要だろうと思うわけでございます。  そういう観...全文を見る
○金田(誠)委員 十度以上で増殖するとなりますと、新聞報道によれば、大容量のタンクは七度から八度に保たれていたというふうに書いてございますから、かなり近い温度になるわけですね。七度から八度に保たれていて、十度以上であれば増殖をするということであるとすれば。大変暑い日が続きましたか...全文を見る
○金田(誠)委員 最初の質問に戻りますが、大阪市が挙げた四つの問題点、これだけでは一万四千人以上もの発症につながる菌の大量増殖の説明がつかない、こういう新聞報道についてはどのようにお受けとめでしょうか。この四つのものからこれほどのエンテロトキシンが出てくるといいますか生産されると...全文を見る
○金田(誠)委員 それでは、この四項目、チャッキ弁、ホース、屋外における調合、再製品の使用、これらだけによって一万四千人もの発症につながるエンテロトキシンが生成されるということも特定しているわけではないんでしょう、今の段階では。そうすると、それがもし特定されれば大容量のタンク内で...全文を見る
○金田(誠)委員 さらに、新聞報道によりますと、タンクの中での増殖ということがあり得るとすれば、数日間にわたってタンク内の原料乳が使用されたということが疑われるといいますか、その可能性があるという報道があるわけでございます。  厚生省から伺いますと、二十四時間でしたでしょうか四...全文を見る
○金田(誠)委員 それでは、冒頭局長の方からは大阪市も大阪府警も低温での菌の増殖という実験はしておらなかったんだという答弁はありましたけれども、仮にそれが事実だとしても、大容量のタンク内での増殖ということ、その仮説自体が今時点で否定されているわけではないと思います。  したがっ...全文を見る
○金田(誠)委員 ぜひひとつ御提出をいただきたいと思います。後ほどで結構でございます。  次に、雪印大阪工場の細菌の検査についてお聞きをしたいと思うんですが、特に、今回事故を起こした加工乳の生産ラインで、細菌検査のためのサンプル採取、それはどういうポイントで採取されていたのかと...全文を見る
○金田(誠)委員 雪印の工場で原料乳を受け入れて、今回の加工乳ラインにも生乳は混入されていると思うんですよ。脱脂粉乳とバターと水だけではなくて、生乳のラインからもそれは入っているわけですね。その原料になっている部分の細菌数が恐らく夏の期間はかなり上がるだろうと思いますし、それがど...全文を見る
○金田(誠)委員 最初の受け入れの、原料になるところの検査はあるんですね。原料乳の細菌検査、それで、あとは最終製品段階の検査。中間がないという意味なんですね。
○金田(誠)委員 中間がもしあれば、今回中間で菌が増殖しているわけですから、非常に効果的にチェックすることができたんだろうと思うわけでございまして、素人考えですが、殺菌工程に入る前のしかるべき段階でサンプルを抜き取って培養すれば有効ではないかなというふうに思いながらの質問でござい...全文を見る
○金田(誠)委員 とりあえずお聞きをしておきます。どうもにわかに信じがたい気がいたしてございます。  ちょっと時間をとったものですから中を省きまして、質問通告の十一項目めまで飛びまして、屋外における調合作業とか移動式タンクの使用とか考えられないことが起こっているわけでございます...全文を見る
○金田(誠)委員 午前中の参考人質疑の中でも同じような質問が出て、だれが指示したのかということもございましたけれども、この辺はやはりはっきりさせる必要があるのではないでしょうか、どういう形でこういうことが行われたのか。さほど難しくないわけで、現場の責任者なりに聞けばすぐわかること...全文を見る
○金田(誠)委員 そういう御答弁ですと、何もしないということになるんじゃないかなと思うわけでございますが。やはり一定の確証が持てる時点、それをどこに置くか。食中毒であれば、細菌が検出されたときなのか、被害者が一定程度同じ症状の人が確認された時点なのか、その辺のところをきちっとする...全文を見る
○金田(誠)委員 ぜひしっかり検討していただきたいと思います。  最後の質問でございますが、大臣の所信の中でも、厚生省内に対策本部が設置された、鋭意やりますという話でございましたけれども、行うべきことは、細菌が大量発生したメカニズムを解明すること、このことを含む原因の解明、これ...全文を見る
○金田(誠)委員 今回の原因、メカニズムなどをきちんと整理をしていただく、その上で再発防止策を講じていただく、こういう報告書なるものは、今の御答弁ですと厚生省からは出ないというふうに聞こえるんですが、そういうことなんでしょうか。  この四項目の指摘されていることが、果たしてそれ...全文を見る
○金田(誠)委員 これが、八月六日付で雪印が主要な新聞に全面広告を出した内容でございます。  もうごらんになったと思うわけでございますが、「安全性確認のご報告」ということで、その中には「厚生省・専門評価会議より食品衛生上問題がないことをご確認いただきましたので、」云々ということ...全文を見る
○金田(誠)委員 これは一保健所の次元の問題ではないという観点から、日々起こっている食中毒全部について厚生省が事態を把握して報告しろなんという、そんなことを言うつもりは全くございません、この問題だとか、重要なというか重大な問題が残念なことに何年かに一度起こるわけでございます、そう...全文を見る
○金田(誠)委員 メーカーの方とか卸業者の方はそういうことは慎みたいと思っていると思うのですが、力関係で戻されてしまうというものを何らかの方策で規制できないかというつもりでお願い申し上げたところでございます。それを申し上げて、時間ですので終わります。
09月20日第149回国会 衆議院 厚生委員会 第4号
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○金田(誠)委員 民主党の金田誠一でございます。  この薬害クロイツフェルト・ヤコブ病は、文字どおり薬害でございます。厚生省が一九七三年に輸入承認をしたヒト乾燥硬膜ライオデュラに起因するものであり、厚生省の責任は極めて重いと私は思います。もちろん、B・ブラウン社あるいは日本ビー...全文を見る
○金田(誠)委員 謝罪をしたことがあるかどうかということをお尋ねしたわけでございますが、るるお話がございましたけれども、せんじ詰めれば謝罪はしておらないという御返事かなと思うわけでございます。  厚生省の責任の程度はいろいろあろうかと思いますが、まさか大臣、全く責任はない、真っ...全文を見る
○金田(誠)委員 大臣、できれば答弁は短目にお願いをしたいと思います。  大臣の答弁の中で非常に気になることが一つございまして、原因がわからなければ対策がとれないようなおっしゃりようでございますけれども、プリオン学説が定着する前であっても、プリオンであろうがウイルスであろうが、...全文を見る
○金田(誠)委員 当時も初めてだったわけでございますけれども、現時点においてもヒトの死体からとった医療用具というのは実質的には使われていないと言える状態だと思います。  ヒト乾燥筋膜というのが九二年から使われたようでございますけれども、九七年に自主的に出荷停止に至っている。ある...全文を見る
○金田(誠)委員 したがって、非常に特殊な、特異なケースであった。全く前例のないものを一九七三年に審査した。にもかかわらず、中央薬事審議会の意見を求めることもなく、専門家の意見を求めずに事務方だけで承認審査を行ったということでございます。考えにくいことだと私は思うわけでございます...全文を見る
○金田(誠)委員 腸線縫合糸というのは、聞くところによりますと戦前からあったもののようでございます。昭和二十三年の旧薬事法によって薬事法上の扱いになった。非常に使用の歴史も古い。そういう意味では安全性も実証されているのかな。にもかかわらず、この腸線縫合糸に関して殺菌方法が完全かど...全文を見る
○金田(誠)委員 ぜひ大臣、今指摘した点についても厚生省内部で十分に検討していただきたい、こう思うわけでございます。  この七三年の時点でもし専門家の意見を聞いていれば、私は、違う結果になった可能性が高いというふうに思うわけでございます。なぜならば、この時点では既にヤコブ病の伝...全文を見る
○金田(誠)委員 述べたものでないかどうかも含めて検討もされなかったということでしょう。そのことは確認をさせていただきたいと思います。  次に、国立衛生試験所の一九七一年の報告書には、「滅菌にはエチレンオキサイドガスによる低温滅菌法が行われているにもかかわらず、時に細菌や真菌の...全文を見る
○金田(誠)委員 当時、脳の頭蓋の中に埋め込む、全く前例のないヒト乾燥硬膜というものが、もし議論の俎上にのっていて、専門家同士の議論が闘わされていたとすれば、こうしたものも当然参考にされる可能性はあった。全く検討もされない中で、今そのような御答弁をされても何の意味もなさないという...全文を見る
○金田(誠)委員 大臣にお聞きをいたします。  一九七三年の輸入承認申請書の中には、滅菌条件としてエチレンオキサイドガスとガンマ線のいずれかを標準とするというふうに記載をされているわけでございます。実際はガンマ線が使われていたようでございますけれども。  しかし、そのエチレン...全文を見る
○金田(誠)委員 お役人の書いた答弁の丸読みというのは非常に残念でございます。本当にお調べいただいて、事実に基づいて、ぜひリーダーシップを発揮していただきたい、御要請を申し上げておきたいと思います。  このライオデュラのようにヒトの死体から製造される医療用具などの場合、確保され...全文を見る
○金田(誠)委員 一九七三年に先立って、一九六七年にはR・メッツという方がドナー記録の保存の重要性を報告しております。さらに、一九七〇年には、W・アボットという方がドナー選択の必要性を強調しておられるわけでございます。  当時は、背景としてベトナム戦争があり、このお二方ともアメ...全文を見る
○金田(誠)委員 大臣、先ほどは滅菌の方法についてお聞きをしましたけれども、今度はドナー選択、どこからドナーを入手するか、病歴調査をどうするか、その記録をどうするか。あるいはプール処理にするのか。これは非加熱製剤のときもそうでしたね。さまざまな方の血液をプールに入れて、相当量を一...全文を見る
○金田(誠)委員 アメリカのこの二人の学者が六〇年代に指摘をしている。その文献が手に入らなかったということでございますが、当時どういう学識上の常識になっていたのか、学識経験者の方々にもおいでいただいて、この場で御意見をお聞きする必要があると思います。委員長に、理事会の場で参考人の...全文を見る
○金田(誠)委員 ありがとうございます。  それでは、時間がだんだんなくなりましたので、次の質問に入らせていただきます。  非常に不自然な形で輸入承認がされた、どう考えても不思議だというふうに思います。  まず、申請者の山本和雄氏という方でございますが、申請時点では単なる個...全文を見る
○金田(誠)委員 この山本和雄氏なる者がどのようにその信頼に足る実績があるのか、それを示す資料がおありのようでございますから、後ほどで結構でございますから、ぜひお示しをいただきたいと思います。それはよろしいですね。
○金田(誠)委員 いいということですね。  非常に不思議に思うわけでございます。医療用具輸入承認申請書のコピーをいただきました。申請書が一枚あって、その裏に判こが押してあって、別紙一、別紙二、試験検査成績書、臨床試験報告書などがあって、わずか九枚のペーパーでございます。  そ...全文を見る
○金田(誠)委員 竹内氏がこの件について仲介したかどうかというのは調べていただけませんでしょうか。どういう役割を果たされたのか。承知していないでは腑に落ちないものですから、ぜひお願いしたいと思います。
○金田(誠)委員 先ほど局長は製造方法について一枚目に書いてあるじゃないかとおっしゃいましたが、「原材料又は成分及び分量」には「ひとの硬膜(脳と頭蓋骨の間にある膜)」、これが原料と書いてありますよ。当たり前といえば当たり前なことで、これしか書いていない。「ひとの硬膜(脳と頭蓋骨の...全文を見る
○金田(誠)委員 本当に、先例もあり、このたぐいのものはよく出てくるわいと、輸入承認審査がそういうものであれば、百歩譲ってそういう答弁でもそうなのかなと思うこともできると思うのですが、前代未聞ですよ。どういう患者さんの硬膜をとったのかもわからない。今現在だって、実際死体からとった...全文を見る
○金田(誠)委員 この輸入承認申請書にも、製造承認がドイツでされているのかどうかも、どこにも記載されていないですよね。こういうことも調べないでやるものなのでしょうか。恐らく、申請から承認まで三カ月という非常に短時間で出ているわけですが、事前面談というものがつぶさにあっただろう。そ...全文を見る
○金田(誠)委員 本当に不可解です。不可思議でございます。  もう一つの不思議なことがこの承認申請書なのです。昭和四十八年の申請書がA判になっているのですが、この当時はA判でしたか。この時代はB判ではないですか。全部A判でそろっているのですが、四十八年だと、それはB判ではないか...全文を見る
○金田(誠)委員 一箱二万円とか、あるいは大きな膜であると十万円とか、そういう話を実は伺っているわけでございます。そうしますと、一万円にしても四十億から五十億、二万円にすると百億。わずか九枚のペーパーで百億の商売ができるという、世の中にそんな甘い話があるのだろうか。それで値段を聞...全文を見る
○金田(誠)委員 用意した質問の半分ぐらいしかできませんでしたので、委員長にはまた改めて集中審議をお願いしたいと思います。  これで終わります。
11月01日第150回国会 衆議院 厚生委員会 第9号
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○金田(誠)委員 民主党の金田誠一でございます。  大臣にお伺いをいたします。  医療保険制度の抜本改革はなぜできないのか、これが大臣にお尋ねをしようとする私の主要なテーマでございます。私は、そのなぜできないのかという理由は、これから述べる四つの問題点に起因する、こう考えてお...全文を見る
○金田(誠)委員 ここに自社さでまとめた「二十一世紀の国民医療」と題する縦書きのものがございます。実質的にほごになっている、もうこれは効力がないんだ、私はこう思うわけでございますが、その点を指摘いたしました。  大臣から今の御答弁でございますが、これについてはもはや効力を失った...全文を見る
○金田(誠)委員 今自公保でございましたでしょうか、その政権として、医療の抜本改革、何をどのように目指すのか、これにかわるものをぜひつくられてしかるべきだと私は思っております。  実は、私どももほぼまとまりかけているわけでございますけれども、お互い政党同士、こうしたものをまとめ...全文を見る
○金田(誠)委員 ただいま私は、第二点目の問題として、与党はみずからの責任を理解せず官僚に依存をしている体質、そして、医福審等でまとまったのに、これもまた足を引っ張るという体質、ここに第二の問題があるということを指摘させていただきました。大臣も本音では御理解をいただいたものと思う...全文を見る
○金田(誠)委員 おおむね認識はそう違わないのかなと思って受けとめさせていただきました。  そこで、聞きづらいことかもしれませんが、最後まで言わせていただきたいと思います。第四点目の問題を指摘したいと思います。  このような経過の上に、平成十二年度予算の編成に当たっては、中医...全文を見る
○金田(誠)委員 老人の一部負担は薬剤の一部負担より複雑な仕組み、けさのメディファクスを見ますと、今回薬剤一部負担の仕組みを多少変えるというのが載っておりますが、読んでもよくわかりません。何か前より複雑になるのかなという気持ちで読んでおりましたけれども、いずれにしても複雑怪奇な仕...全文を見る
○金田(誠)委員 ここは多少見解が食い違ったのかなと思うわけでございます。  私は、今回の改定は政治加算の穴埋め、財源対策、ちょうど数字的にも符合するわけでございまして、それ以外の何物でもない、こう改めて申し上げておきたいと思います。  このような一方的な当事者間の協議を無視...全文を見る
○金田(誠)委員 木村さんの言葉も心地よく聞きながら質問を続けさせていただいておりますので、どうぞ御遠慮なくやっていただきたいと思います。  三点目としては、密室の談合による利益誘導の体質、民主主義の否定というものがあると思います。そして、四つ目は、診療側と保険者側という両当事...全文を見る
○金田(誠)委員 当時の消費税の導入の評価については、また私なりに意見のあるところでございますが、今その議論を闘わせる場ではないと思いますので、別な場に譲らせていただきたいと思います。  自民党が戦後果たしてきた役割、私はあしざまに否定をするなどとは全く考えておりません。戦後の...全文を見る
○金田(誠)委員 このように申し上げましたのも、医福審などを通してさまざまな案がまとめられる。その案自体は、私どもから言わせると申し上げることが多々ある。そういう案ではありますけれども、それさえも党の方に持っていくとことごとくひっくり返るという繰り返しで、一体どうなのかという思い...全文を見る
○金田(誠)委員 次に伺いますのは、薬剤一部負担の関係でございます。先ほど来話も出ておりますけれども、多少角度を変えて伺いたいと思います。  薬剤一部負担を廃止して、医療費全体の一部負担という形にシフトするという今回の提案でございますけれども、前回の改正では薬剤一部負担は効果が...全文を見る
○金田(誠)委員 薬に対するコスト意識を持っていただいて、それをてこにしてというか、それを手段にして薬剤使用の適正化、価格の適正化を図るというのが今までの一つの流れだったと思うんです。これに対しても賛否ございました、確かに。そして、皆さんはそれに踏み切られたわけでございます。 ...全文を見る
○金田(誠)委員 三千円とか五千円とかという上限額がセットされていましたから、これを取り払えば一〇%がもっと五%ぐらいになるのかなと思っておりましたけれども、そうでもない。七・二%ぐらいなわけでございますが。したがって、その頭打ち、上限を超えるというのは——外来ですから、そうそう...全文を見る
○金田(誠)委員 大臣、いろいろな方がいろいろ質問されておるわけでございますけれども、本当にわかりにくい仕組みでございます。一回出したからということに固執することなく、私は一部負担をゼロにしろと言うつもりは全くございません。本来、どういう形が一番コスト意識を持っていただいて、そし...全文を見る
○金田(誠)委員 大変残念でございますが、さらに引き続き撤回を求めてまいりたいと思います。  次に、高額療養費に係る自己負担限度額の見直しについて質問をさせていただきます。  局長、総額六百五十億円というのがこの高額療養費の見直しによる収入の増でございますけれども、この中で上...全文を見る
○金田(誠)委員 そこで、政務次官にお尋ねをいたしますけれども、上位所得者という区分の導入は、負担は所得に応じ、給付は公平にという従来の医療保険制度の基本的な考え方を変更して、所得に応じた負担と給付、負担も所得に応じて、給付も所得に応じてというものへの大転換、大きな変更を意味する...全文を見る
○金田(誠)委員 低所得者の方に特別の軽減措置を講ずるということと、上位所得者あるいは比較的上位の方々にそれなりの負担を求め、さらに給付の面でも、軽減された給付といいますか給付の抑制といいますか、そういう形をとるということは、低所得者の方に一定の軽減措置をとることとはまた考え方を...全文を見る
○金田(誠)委員 非常に乱暴な御見解だなと思います。そういう見解ではなくて、本音はそこにあるんでしょうか。今言われたような給付を受ける者と受けない者とのバランス、これは一部負担というのがあるわけですから、それだけで足りることで、一%を入れなきゃそうならないというものでもない。 ...全文を見る
○金田(誠)委員 大変残念な大臣の御判断だと思うわけでございます。一千万の医療費がかかる場合というのは、本当に生命にかかわる重篤な病でございます。一生に何回あるかわかりません。そういう方に一%の負担を強いたら医療費が軽減されるものでしょうか。もし不当な形でそうした高額な医療が施さ...全文を見る
○金田(誠)委員 答弁になっていないと思いますけれども、時間がございますので、改めてまた質問させていただきます。