鹿野道彦

かのみちひこ



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鹿野道彦の1998年の発言一覧

開催日 会議名 発言
02月24日第142回国会 衆議院 予算委員会 第12号
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○鹿野委員 私は、橋本政権が誕生しまして二年以上になるわけでありますが、どこに前進があったのかな、何の改革が行われたのかな、そんな率直な気分であります。  すなわち、次から次と出てくるところのほころび、その矛盾の対応にきゅうきゅうとしておる。その場その場の場当たり的な政策、ただ...全文を見る
○鹿野委員 私は、火事の消火作業をやらなくてもいいなんということを、総理、言っているわけじゃないのです。当然、火事になったら、消すことに全力を注ぎ込まなければいけませんよ。しかし同時に、火元はどこにあるのか、原因はどこであるのかということを突きとめていかないと、また火事になってし...全文を見る
○鹿野委員 MOF担の問題については後ほど触れますが、いわゆる銀行員の賃金というものは他の企業よりも高いのではないか、こう言われております。二四%ぐらい高いのではないかというような話もございます。そういう中で、重ねて申し上げますけれども、三十兆も税金が投入されようというふうなこと...全文を見る
○鹿野委員 すなわち、常識とかけ離れているな、こういう認識をおっしゃったと思います。  そこで、もう一つ常識とかけ離れているなと私思いますのは、その銀行協会から自由民主党が政治献金を受けているという問題ですよ。  これは、我が代表の羽田代表が本会議において取り上げました。それ...全文を見る
○鹿野委員 まさしく政治資金なんですよ。  それならば総理、国会におけるところの、本会議におけるところの答弁を、これはやはり考えてもらわなければいかぬのじゃないでしょうか。基本的に、こういうことが国民の誤解を招くことになるんです。いかがでしょうか。
○鹿野委員 私は、総理が、金融の基本は信頼だ、こう言われているのです。返済ならば、何でそれじゃ、それは同じ政治資金でも受けてもいいか。これは当然、国民の皆さんからすればそういう素朴な疑問じゃないでしょうか。ですから、ここはもう、政治献金、銀行協会からやめる、こういうふうなことの姿...全文を見る
○鹿野委員 借金の返済に充てるものを除いてというふうなことについては、もうそれはとても説明になりませんよ。こういうようなことがいわゆる不透明な政治というものに結びつくわけですよ。  そこで、要するに、わけのわからないようなこういう考え方、そういう不透明なあり方というものが政官業...全文を見る
○鹿野委員 私は、そういうふうな考え方というより、もっと具体的にどうするかというふうなことについて、問題点を指摘していきたいと思います。  なぜこんな不透明な行政が行われているかということは、いわゆる行政指導、通達というふうなものにあるのではないか。そのことについては全くわから...全文を見る
○鹿野委員 それじゃ、通産大臣、どのくらいあるか、おわかりですか。いやいや、いいの、大臣として御承知かどうか、それをちょっと一言だけ。わからないならわからないでいいのです。
○鹿野委員 それは、実態として大臣ほとんどわかっていないと思うのです。  これがその通達集というものなんです。こんなに厚いやつです。これは毎年出されておるのです。一万四千円以上の価格ですよ。こういうふうなものを各金融機関が買わされるわけですね、自主的に。そして、大蔵省の関係する...全文を見る
○鹿野委員 全くそれが正直な答弁だと思うのです。すなわち、承知はしていないのです。しかし、承知していないというのは、すなわち任せておく、担当者の人に任せておく、善意に解釈すれば、そういうことでしょう。  こういうふうな、行政指導が次から次と大臣の知らないところでなされるというふ...全文を見る
○鹿野委員 今までも何遍か、不祥事を繰り返すごとに今大臣から言われたような答弁が、官僚の人がつくったものをそのまま言われるというふうなことが続いてきて、何ら是正もされてこない。だから、このような金融不安、こういう状況を招いてしまったのだ。  そこで、委員長、これを大臣に見てもら...全文を見る
○鹿野委員 非常に大事な通達なんですが、これは赤線が引いてあるところをそのまま読んでいただきたいのです。  平成三年の十二月二十日なんですけれども、土地の融資に対する取り扱いというふうなことで、「土地関連融資の取扱いについて」は、「不動産担保融資を行うに当たつては、担保となる不...全文を見る
○鹿野委員 しかし、だれが判断するだとか、その後のチェックがなされておるとかというふうなことは、大臣、おわかりにならないでしょう。その掛け目のところだけじゃないじゃないでしょうか、実質的に。すなわち、これは幾ら読んでみてもわからないんですよ。  こういう、通達がわからない。そう...全文を見る
○鹿野委員 いわゆる、しっかり担保をとれよと。しかし、しっかり担保とれよ、ではどの程度か、これの基準があるのかどうか、そこが問題なんですよ、大臣。そして、チェックがその後あったのか。そのチェックがなされたならば、ではだれが判断したのか、検査官の主観でそれがなされるのか。もし本当に...全文を見る
○鹿野委員 それでは、委員長、善処のほどをお願いいたします。
○鹿野委員 これは非常に大事なところなんですよ。こういう行政指導なりあるいは通達というふうなものが、この銀行局からだけでも三百七十七件です、毎年行われている。それを大臣が知らない、ここに問題があるんですよ。議院内閣制というふうなことならば、これだけ大事な内容を含んだものは少なくと...全文を見る
○鹿野委員 そういう行政指導なり通達というふうなものの許容範囲はどこまでなのかということが明確でなければ、相変わらずわけのわからないところで行政指導がなされ、通達というふうなものによってこの行政が動いていくということになるんです。  ですから、当然、考え方とするならば、大臣がそ...全文を見る
○鹿野委員 私は、この行政指導なり通達というふうなことが重ねてこのままでいってしまったのでは、また不透明な形になってしまいますよということなんです。だから、そういう行政指導なり通達というふうなものをきちっとやっぱり把握をしなきゃならぬ、そのためにどうするかというふうなことを考える...全文を見る
○鹿野委員 基本的に、今までも何回か同じようなことが繰り返されて、そういう政官業癒着構造のツケがこうやって国民に負担となって大きくのしかかってきておる、そういうことをやはり改めなきゃならぬ。その一番の基本は何かといえば、ディスクロージャー、透明性なんですよ。なぜその不透明な行政が...全文を見る
○鹿野委員 まだ大臣はわかっていないんですよ。適正な掛け目というのはどう判断すればいいんですか。そうでしょう。そこなんですよ。わからないです、銀行側からするならば。だからMOF担というものが必要になってくるんですよ。そういうわからない通達を出す、当たり前のことなら何も通達を出す必...全文を見る
○鹿野委員 いや、完全分離についてどう考えるかというふうなこと、そのくらい思い切って企画立案も検査監督の方にきちっと移してやりますよ、そのことによって明確な行政がなされるようになるんですよというふうな、大蔵改革というものを思い切ってやるというお考えはありませんかと、これだけ私は今...全文を見る
○鹿野委員 財政の力をかりなければならない。各省庁でも財政の力が必要なときには、ウルグアイ・ラウンド対策においてもちゃんと要求するじゃないですか。何も、一緒だからそうなっていなければならないということはないですよ、大臣。そういう考え方が根本にあるならば、いつまでたっても大蔵改革な...全文を見る
○鹿野委員 午前中に引き続いて、まず、イラク問題からお聞きしたいと思います。  アナン国連事務総長の努力によって、査察をイラク側が受け入れる、こういうようなことで合意がなされた。これで武力行使が回避されるというふうなことになったということで、大変よかったなと思っておりますが、ま...全文を見る
○鹿野委員 いずれにいたしましても、イラクがしっかりと査察を受け入れて、大量破壊兵器の開発もなされません、生産もなされません、貯蔵もありません、こういうふうなことになるように、引き続いて政府としてあらゆる努力をしていくという、こういう姿勢で臨むべきであります。このことだけを求めて...全文を見る
○鹿野委員 見通しが甘かった、こういうふうなことであります。  しかしさらに、深刻な事態というふうなことを私は総理自身認識をしていかなければならぬじゃないかな。それは、御承知のとおりに、総務庁がまとめました昨年十二月の家計調査によりますと、一世帯当たりの平均消費支出が五%減、ダ...全文を見る
○鹿野委員 先ほど来から、とにかくこの九八年度の予算を早く通すことだ、こう言われておるわけでありますが、財政構造改革路線のこの予算では、これは景気対策十分でないですよ、こういうふうな声が至るところから出ているわけです。総理は、この予算が景気対策として不十分でないという認識なんでし...全文を見る
○鹿野委員 総理とすれば、この予算が最善だ、こういうふうにおっしゃられる。しかし、与党内においても、これではだめだというふうな声がある。諸外国からもいろいろな形、G7においても、何とかしなきゃならぬじゃないか、こういうふうな声があるということは、これはそういう認識はされております...全文を見る
○鹿野委員 大蔵大臣、それでは、今諸外国からの声について総理からお話がございましたが、このたびのG7において、日本が名指しで内需拡大をやるべきだ、こう言われました。これは国際公約ですか。
○鹿野委員 いろいろな施策は講じているというふうに大蔵大臣は説明した。しかし、説明して、それがそのまま、ああそうですかということでなかったわけでしょう。だから、内需拡大をもっとやらなきゃいけない、こういうふうなことを言われているのではないですか。そして、共同声明の中にもそういうふ...全文を見る
○鹿野委員 いや、私がお聞きしているのは、要するに、今までいろいろなことを、そうやって大臣が、こうもやっています、ああもやっていますと言っても、それじゃ足りませんよというふうなことなんでしょう。だからこそ内需拡大をやるようにというふうなことになったんじゃないですか。
○鹿野委員 要するに、共同声明にそうやってうたわれて日本は内需拡大をやるべきだというふうなことは、やらなきゃだめだよということなんですよ。国名をそうやって日本がやらなきゃいかぬと言う、これはもうよほどの深刻な事態だということなんですよ。  これは拘束されないのですか。この内需拡...全文を見る
○鹿野委員 これは非常に大事なんですよ。もうグローバル経済なんですよ。ですから、今のような大蔵大臣のメッセージがいろいろな形で流れるということは、一体日本はどう考えているのか、こういうことになるのですよ、大臣。非常に重要なことなんですよ。もうそれは何も拘束されない、そういうふうな...全文を見る
○鹿野委員 いずれにしても、日本はもっと内需拡大をやるべきだ、財務副長官が、十兆円規模、やるべきだという話も新聞報道でされておる。  とにかく、それじゃ別の角度からお聞きします。  総理は臨機応変措置ということをよく言われます。その臨機応変措置という中に具体的にどういうふうな...全文を見る
○鹿野委員 簡潔にお答えいただきたいと思います。  それじゃ、総理のその臨機応変措置という中に予算の修正というのは含まれるのですか、含まれないのですか。
○鹿野委員 まさに含まれないというふうな考え方ですね。含まれるのですか。
○鹿野委員 そうすると、じゃ、修正するというふうなことも考えておられるということですね、総理は。
○鹿野委員 それじゃ、また別の角度からお聞きしますが、赤字国債を財源とした大型の減税を行うということは財革法に抵触するのですか。
○鹿野委員 要するに抵触するかしないかだけをお聞きしているんですよ。
○鹿野委員 そうすると、抵触するかしないかは、要するに赤字国債、別の方のところを減らして、それを景気対策に回すというふうなことならば抵触しないということですね。そういうことですね。うんと言っています。  それならば、これだけ諸外国からも含めて、この国はもちろんのこと、このG7に...全文を見る
○鹿野委員 今、そういう悠長なことを言っておられるような状況じゃないわけですよ。とにかく予算を修正しても、本当に一刻も早く景気対策というふうなことが望まれておるんじゃないでしょうか。今日の景気の実態については、そういうふうな認識を先ほどもしっかりとお認めになられたんじゃないですか...全文を見る
○鹿野委員 要するに、実質的に補正予算をやらなきゃならぬ、六兆円規模、実質的に党の大幹部も言われているでしょう、与党の。減税もやらにゃいかぬというふうなことも与党の中から出ているんじゃないですか。これは、今の予算をただ単に通すだけではだめだよというふうなことなんでしょう。  問...全文を見る
○鹿野委員 先ほど来からお話もございましたけれども、メンツというふうなものはもう抜きにしなきゃいかぬと思いますよ。要するに、いかにこの経済危機を乗り切るかということを優先して施策を講じなきゃいかぬ。ゆえに、私どもは民友連としても六兆円規模の減税を要求しておりますけれども、さらにこ...全文を見る
○鹿野委員 答弁だけは長いですけれども、何を言っているかさっぱりわからないのですよ。こういうふうなことではだめなんですよ。  要するに、経費節減の目標を何も持っていませんということなんです。それで十年後に一〇%の人を減らしますと。考えてみれば、十年間で一割の仕事きり減らないとい...全文を見る
○鹿野委員 私はそういうことを聞いているわけじゃないんですよ。地方債のことについての、許可制度を廃止したということについて聞いているのであって、確かにその許可制度というものは廃止したんだけれども、事前協議というふうなもので合意に達しなかったら面倒見ませんよということなんですよ。何...全文を見る
○鹿野委員 公正な、公平な行政をやっているという、箇所づけもやっているということですね、大臣。明確に答えてください。
○鹿野委員 まさしく公共事業というのは国民の税金を使って国民共有の社会資本をつくっていくというふうなこと、そこに公平な配分がなされなければならぬのです。そして、客観的な一つの判断で優先順位が決められていくということなんです。  それが、山崎さんといえば与党の政策責任者が、いや、...全文を見る
○鹿野委員 そこで、国鉄の長期債務のいわゆる処理についていろいろお聞きをしたいと思います。  昭和六十三年に、国鉄改革時、十三兆八千億というものは国民負担ですよというふうな閣議決定がなされたことを確認したいと思います。それは間違いありませんね。  間違いないのですよ、このこと...全文を見る
○鹿野委員 平成八年に、年金移換金等々九千四百億必要だ、必要量がそれだけある。そこで、事業団の方が七千七百億、そしてJRが千七百億、こういうふうな区分が明確になされたのではないですか。
○鹿野委員 それがなぜ、一度合意に達したというものが一年後にさらにJRに三千六百億追加負担、こういうことになったのですか。
○鹿野委員 それに対して、JR各社の経営陣は同意をいたしているんですか。
○鹿野委員 合理的だというふうに大臣申されましたけれども、合理的だということならば、JRの各社の経営陣がすべて、それはできませんなんていうふうな回答、返ってきませんよ。要するに、基本的にやはり問題があるのですよ。  三島の北海道あるいは貨物会社、赤字なんです。二十億ぐらいの負担...全文を見る
○鹿野委員 いろいろなことを説明されますが、いずれにしても民間会社なんです、JR各社は。それに対して、受け入れられないというふうなことを無理無理、公共の福祉、年金だからと、一度話がついたものを、これは足らないから何とかせい、これはやはり基本的に問題があるんじゃないでしょうか。徹底...全文を見る
○鹿野委員 いろいろ通産大臣から言われましたけれども、そういうふうな状況で、その対応を具体的にされているというならば、先ほど申し上げたような現場の声にならないのですよ。今、もう悲鳴を上げているんですよ、本当に。ですから私は、緊急の策として、地方債を発行して、銀行に預託して、それを...全文を見る
○鹿野委員 通産大臣と大分認識の差が、ずれがありますね。そのような中小零細企業の実態じゃないのです。本当に毎日毎日をどうやって過ごすかというふうなこと。中小企業が日本の経済を支えてきたのですよ。この中小企業がだめになってしまうということは日本経済がだめになるということなんですよ。...全文を見る