鹿野道彦

かのみちひこ



当選回数回

鹿野道彦の2005年の発言一覧

開催日 会議名 発言
02月03日第162回国会 衆議院 憲法調査会 第1号
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○鹿野委員 基本的に、我が国の象徴天皇制は今のままでいいのではないか、こういう考え方であります。  いわゆる象徴天皇の象徴というふうな意味は、芦部教授も言われておりますけれども、もともとは、例えば、白ユリは純潔の象徴、ハトは平和の象徴というようなことからして、文学的な、心理的な...全文を見る
○鹿野委員 憲法九条につきましては、もう長い間いろいろと議論が積み重ねてこられました。そこで、この問題を考えるときに大事な点は二つあると思います。  一つは、拡大解釈に歯どめをかけるという点であります。もう一つは、法の支配を担保するという、このことだと思います。ゆえに、考え方と...全文を見る
02月10日第162回国会 衆議院 憲法調査会 第2号
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○鹿野委員 基本的人権というのは近代憲法におけるところのまさに根幹である、これは言うまでもありません。そこで、一つの流れとして、人権そのものはできるだけ明記した方がいいのではないか、こういうふうな流れになっておるようであります。EU憲法においてもそのとおりであります。  そこで...全文を見る
○鹿野委員 きょうのテーマは議会と内閣のあり方、すなわち統治機構はどうあるべきか、こういうテーマであります。言うまでもなく、近代憲法の基本は基本的人権と統治機構と言われております。統治機構をさらに明確にしていくことが民主主義の基本である、このような考え方をいたしますならば、憲法と...全文を見る
02月17日第162回国会 衆議院 憲法調査会 第3号
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○鹿野委員 財政でありますけれども、財政は、言うまでもなくそのときの経済あるいは国際情勢で動いていく、こういうふうなことになるわけでありますけれども、今日の我が国のこの財政状況からするならば、財政健全主義の基本的な考え方を憲法上規定した方がいいのではないか、こういう考えであります...全文を見る
○鹿野委員 憲法調査会でドイツの憲法裁判所に参りましたときに、当時の所長がこう言われたんです。我々の判断が議会よりもいい政治をやってくれていますね、こういう評価をちょうだいしていますよ、こういう話でありました。いささか行き過ぎかな、こんな思いをいたしましたけれども、しかし、よく考...全文を見る
○鹿野委員 九十九条のいわゆる憲法擁護尊重義務についてでありますけれども、これまでに、憲法改正に国務大臣が触れて辞任せざるを得ないということがたびたびありました。細川政権のときには、自主憲法制定を党是としている自民党が、憲法改正問題に触れてはけしからぬといってしつこくその辞任を求...全文を見る
02月24日第162回国会 衆議院 憲法調査会 第4号
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○鹿野委員 前文をどうするかというふうな本日はテーマでございますけれども、基本的に、我が国の憲法におきましても、この前文に、いわゆる平和宣言、そして民主主義を宣言してきたというふうなことは大きな意味を持つものであったと思っております。そういう意味で、これからも、この国際社会におい...全文を見る
○鹿野委員 この五年間、この憲法調査会で議論されてきました。きょうは最後の機会だということでありますので、意見を申し上げたいと思います。  今なぜ憲法なのかというふうなことであります。かつて我が国においては、経済一流、官僚二流、政治三流、こういうふうに言われておったときがありま...全文を見る
03月29日第162回国会 衆議院 農林水産委員会 第5号
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○鹿野委員 冒頭にちょっと委員長にお聞きしますが、実は、昨日、食品安全委員会のプリオン調査会の考え方が出されたんですけれども、その結果について、委員長に対して具体的な報告がありましたですか。
○鹿野委員 大臣、この食品安全委員会というのは内閣府だ、こういうふうな考え方も理屈からするならあるでしょうけれども、これだけBSEの問題が大きな関心事になっておる、そして、この委員会としても決議をしよう、こういうような動きになっておる、こういうときに、もう既に昨日の結果というのは...全文を見る
○鹿野委員 もう少し誠意ある答えを出してもらいたいですよ、本当に。しっかりとひとつ、今後の取り組みについて、大切なことですから、声を大きくして答えてもらいたい。大臣、日ごろ、我々最初のときは随分もう大きい声でばかり言っていたけれども、何か大臣の答弁になると声が小さくなるのでは、こ...全文を見る
○鹿野委員 そこで、基本計画につきまして、二十五日でしたか、閣議決定されました。  これまた冒頭にお聞きしますけれども、大臣は、昨年大臣就任以来、全国農村地域を回られて、現場を視察され、あるいは生の声を聞かれたというふうなことはありましたですか。
○鹿野委員 いろいろ弁明をなされましたけれども、基本的にそういうふうな機会を物理的にもとることができなかった、こういうふうなことであります。  そこで、この基本計画というふうなものは、だれに向かって、どこに向かって出されたか、このようなことについて、妙な質問をするな、こういうふ...全文を見る
○鹿野委員 全くそのとおりだ。そのとおりです。共通の認識です。  そこで、それならばということになるんです。  それならば、結局、この基本方針で農政に取り組んでいくんですということならば、国民に対して、ということは国民の理解を得る必要があるわけです、生産者の、あるいは消費者の...全文を見る
○鹿野委員 私はなぜこういうことを冒頭に申し上げますかというと、先ほど、だれに対してこの打ち出し方をするんですかと、こういうことなんです。これは国民なんです。しかし、生産をやっていただいている人、その実態を踏まえて、そして消費者の人にもそういう生産の状況というものを理解してもらわ...全文を見る
○鹿野委員 私ども民主党は、自画自賛するわけじゃありませんけれども、いわゆる農業の再生プランにおいて女性の支援策というものを柱として大きく打ち立てたんです。やはりそのことが、その担っていただいている女性の人の何らかの形で励ましになる、そういう意味で私は申し上げているわけであって、...全文を見る
○鹿野委員 大臣、私が申し上げたいのは、あの五年前、平成十一年に基本法をつくるときに、いわゆる国内生産の向上、国内生産の増大、国内の生産体制というふうなものの増大、そして自給率の向上、そして国会に報告、これをわざわざ委員会において、国会において修正したんですよ。そこを大事にしなき...全文を見る
○鹿野委員 かなり明確になっておりますね。  そこで、今こんな形であります、特に品目横断的、それから担い手、こういうふうなことですが、後ほどこれについて質問させていただきますが。  そこで、こういうふうな新しい計画を打ち出す、そして、今度は工程も具体的に管理しながらやっていく...全文を見る
○鹿野委員 私がなぜこのことを大臣に確認したかといいますと、いい悪いは別にして、前の亀井大臣も、この委員会で、スピード感を持ってやります、こういうことだったんですよ。同じようなことを今の大臣も言っているんですね。だから、それは確かに言葉はいいけれども、やはり同じことを繰り返しては...全文を見る
○鹿野委員 前のときに、二十二年度にいわゆる四五%の目標設定、それができなかったということで、今度二十七年に先送り、こういうことですね。このことを思いますと、今大臣が言われたとおりに非常に重要なことですという位置づけならば、少なくとも二十二年度にはこの程度くらいは出されてもよろし...全文を見る
○鹿野委員 私、できなかったということを聞いているわけじゃないんです。もっと建設的に、自給率というものの向上に対して、それだけの重要性というふうなものを自覚されるならば、認識されておるならば、少なくとも、二十七年に四五%は先送りされたけれども、二十二年度にはこのくらいのことに持っ...全文を見る
○鹿野委員 過去の轍を踏まないならば、だから、具体的に出したらどうか、こういうことなんですよ。  私ども民主党は、これはいろいろと御批判があるのは当然です、しかし、五〇%にしますということに対して、麦は幾ら、大豆は幾ら、菜種は幾らという形で具体的に提示する、そのためにこういう施...全文を見る
○鹿野委員 麦については麦作経営安定資金というものを出した、大豆には交付金を出した。だから、農家の人たちもよしやろうということで、二年間でほぼ目標を達成したんですよね。それは、当時そういう政策をやったからなんですよ。かつて、四百万トンも麦が生産されたときもあるんです。かつて、大豆...全文を見る
○鹿野委員 適正、適正と言うけれども、適正というふうな言葉は余り使うべきじゃないな、なじまないんじゃないかと私は思うんです。  これは、不作が二年間続けばもう適正でなくなるんでしょう、基本的に。どうですか、局長。
○鹿野委員 この備蓄というのはどのくらいが適正かというのは、非常に難しいときを迎えているんですね。今、世界が異常気象です。いろいろな生産体制において、今と同じような状況ということでなくなってきているわけです。考えられないような不作に陥っている。米だけではなしに、場合によっては大豆...全文を見る
○鹿野委員 非常に難しい表現で、他産業並みに所得を上げて効率性を追い求める、こういうことはずっと言われてきていますよね、ずっと。新しい担い手の位置づけということにはならぬのじゃないんですか。私もあなたと同じくらいにずっと農政にかかわってきていますけれども、全く同じようなことじゃな...全文を見る
○鹿野委員 正直、これは本当に難しいんですね。農業の実態、現場というものを踏まえたときに、このくらい難しいものはないなと。私も実は、どう担い手を定義づけていくか、位置づけしていくか、悩み、苦しみ、なかなかそう簡単に結論は出ないものだなと思っております。だから、そのようなことで、今...全文を見る
○鹿野委員 なぜ効率を上げた人たちだけが担い手なんですか。担い手というふうな位置づけが、何で効率性を上げた者だけが担い手ということになるんですか。どうぞ。
○鹿野委員 それは、今までがうまくいかなかったからといって、勝手な理屈じゃないんでしょうか。  私も、経営を見ると、専業農家だ、主業農家だ、主要農家だ、それ認定農家だ、担い手集中、そのにしきの御旗は生産性の向上、こういうことですよ。それで、何か経済同友会がこう言っているから、マ...全文を見る
○鹿野委員 農業も産業だ、だからこうしなきゃいかぬ、これはまさにそのとおりですよ。しかし、実効も上がらなきゃだめでしょう。言葉だけに終わってしまったのが今日までじゃないですか。あなたたちが、それは一生懸命やってもらっているということはわかります。しかし、現実、そういう考え方を受け...全文を見る
○鹿野委員 要するに、今、実態として集落営農はいろいろあるんですよ、お互いに共同作業とかあるんです。これはもう言うまでもありません。  そこで、今度の基本計画は、まず経理が一元化だ、そうでなきゃだめだ、そして五年後ぐらいに法人化だ、会社にしていかなきゃだめだ、こういうふうなこと...全文を見る
○鹿野委員 それぞれの地域地域によってということですけれども、副大臣、あなたは我々と同じような地方ですよ。だから、よくわかると思いますけれども、集落というふうなもの、集落営農の論理というものの中には、長い間の村意識とか、それから、年がら年じゅう農林水産省が、効率性だ、効率性だと、...全文を見る
○鹿野委員 私は法人化というものを否定しているわけじゃないんです。農業生産法人化を進めなきゃいかぬのです。ただ、それをやらなきゃだめだ、たがをはめるというのはいかがかなと思うんですよ。法人化するかしないかは、農家の人の自主性に任せるべきなんです。日本の国の行き方というのも、もう中...全文を見る
○鹿野委員 ああだこうだと言っても実態はそういうことなんですよ。だって、ああということなんだから。  結局、後継者がなかなか出ないなということで悩んでいるわけですけれども、特に若い人たちは、生産性の向上のためにはこうだああだと言って、何か行政がこうやって枠をはめるということに対...全文を見る
○鹿野委員 要するに、今の説明のとおりに、うまくいっていないんです。うまくいっていない。  時間がありませんから、これはまた後の機会にいろいろ議論しますけれども、結局、農家の人たちは乗らなかったんです。なぜ乗らなかったかというと、二つあるんです。一つは、魅力がない、先ほど言った...全文を見る
○鹿野委員 声を珍しく張り上げて言ったんですけれども、実現可能だから展望だと。  展望といって、今までも何一つ実現していないじゃないですか。だから今度は目標にすべきなんです。そして責任を明確にすべきです、責任を。展望だからしようがないなんというようなことでなく、私は本当に重ねて...全文を見る
○鹿野委員 審議会におけるところの議事録を見ますと、要するに、全中の山田専務が聞いている、それに対して局長が答えているのは、WTOの問題を出しているんですよ。WTOがこれからいろいろ議論されてくるとどうなのかなというようなことの、そういうふうな一つの考え方を出しているんです。 ...全文を見る