神本美恵子

かみもとみえこ



当選回数回

神本美恵子の2002年の発言一覧

開催日 会議名 発言
03月20日第154回国会 参議院 文教科学委員会 第3号
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○神本美恵子君 民主党・新緑風会の神本美恵子でございます。  私は、昨年十月三十日の文教科学委員会におきましても公立学校施設整備費について質問いたしましたけれども、それに関して今日は御質問をしたいと思います。  この公立学校施設整備費につきましては、国の第二次補正で約三百十億...全文を見る
○神本美恵子君 安心、快適が大切というその言葉にちょっと、ちょっとといいますか大変安心をしたんですけれども、今日お手元に資料を配らせていただきました。  委員の皆さんにもごらんいただきたいんですけれども、これは私のところに寄せられた公立学校の施設に関する、何とかしてほしいという...全文を見る
○神本美恵子君 一次補正、二次補正で補てんといいますか、その分は確保されているというふうなお話でしたけれども、私は概算要求時にもこの一〇%というのはもう出されていたのではないかと思うんです。それにもかかわらず、にもかかわらずじゃない、それでもやっぱり必要事業量として要求がされてい...全文を見る
○神本美恵子君 私もその同じ国立教育政策研究所の調査報告を手元に持っているんですけれども、これを見ますと約五割で策定されておりますが、よく見ますと、人口規模によって策定の状況に大きな差があるというふうに思われます。教育委員会の規模や力量の差が学校施設整備計画の推進に大きく影響して...全文を見る
○神本美恵子君 今の御答弁をお聞きしまして、各市町村、自治体が優先度を上げていくと、公立学校の施設整備について、そのことの努力を求めたいということですが、私もできるだけのバックアップ、支援、できることがあればやりたいと思いますので、文科省も御一緒に応援をしていただきたいなというこ...全文を見る
○神本美恵子君 最後に、またこれも繰り返しになるかもしれませんけれども、学校施設という空間が子供たちにとって安全で安心して学び過ごせる場所であること、それから施設環境は常に子供たちに無言のメッセージを発しているというふうにとらえて、これからの多様な学びによりインセンティブを与える...全文を見る
05月20日第154回国会 参議院 本会議 第25号
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○神本美恵子君 私は、民主党・新緑風会を代表して、ただいま議題となりました教育職員免許法の一部を改正する法律案につきまして質問いたします。  教育は、人が人となるための営みであり、過去と現在、未来をつなぐ営みであります。そして、教育政策は未来に対する私どもの期待の具体化でありま...全文を見る
05月23日第154回国会 参議院 文教科学委員会 第10号
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○神本美恵子君 おはようございます。民主党・新緑風会の神本美恵子でございます。  私は、質問に先立ちまして、ここは文教委員会ですので一言申し上げたいんですが、去る四月十五日に急逝されました故横山英一中教審委員のことについてでございます。  本当に横山先生は誠実に誠実に、学校現...全文を見る
○神本美恵子君 横山委員に対してはありがとうございます。  確かに、塩川大臣の発言は、その背景には御自分の経験がおありだなというふうには感じたんですけれども、そのことをもって政府の大臣として本会議での御答弁にああいう言い方をされるということにつきましては、私はやっぱり学校開放に...全文を見る
○神本美恵子君 昭和五十六年、一九八一年以前のものについてというふうにおっしゃいましたけれども、その新聞の報道では、消防庁のデータは、八一年以前にある一定規模の公立小中高校の校舎、体育館、約十万五千四百棟を調査したということなんですね。それで、そのうち約七万三千棟が危険性の判別す...全文を見る
○神本美恵子君 私は、やはり今教職に就いていないということで、教職への社会的な信頼性が確保されないというふうにおっしゃいましたけれども、免許制度ということから考えれば、やはり教職の免許を交付するわけです、授与するわけですから、国公私立で働いている教員であろうと、今教職に就いていな...全文を見る
○神本美恵子君 なかなか意見が一致できないようなお話になってきておりますけれども、あくまで教員に対する社会の信頼性確保という、その狭い枠ではなくて、教職というものに対する社会の信頼性を確保するという観点からこの改正が行われているというふうに私は理解をしたいというふうに思いますので...全文を見る
○神本美恵子君 さらに、法の適用は公平かつ公正でなければなりませんのでお尋ねをしたいんですけれども、今申しましたように、公務員である教員の懲戒免職には様々な事由がありますし、また、その適用は現状では任命権者によって異なっています。例えば飲酒運転をした場合、直ちにそれが懲戒免職とい...全文を見る
○神本美恵子君 私、今最後に局長がおっしゃった任命権者によって恣意的に裁量権の濫用や逸脱が行われるのではないかというような懸念もございましてそういう御質問をさせていただいたんですけれども、あくまで公平公正が確保されるように、そのことの周知徹底を是非とも図っていただきたいということ...全文を見る
○神本美恵子君 そういった中での本当に許されない一部の行為を起こさせないためにこの免許状取上げの強化というような改正が行われているというふうに認識をしたいと思います。  二つ目に、学校種間の連携、接続を円滑にするという点に関して質問したいと思います。  子供の育ちに関する共通...全文を見る
○神本美恵子君 それで、学校種間の連携、交流によって子供たちの学びを縦にとらえるという点でこの改正の趣旨は十分に理解できるのですけれども、一つけげんに思うことがあるんですが、それは衆議院での本法案の審議の際の答弁も読ませていただきましたけれども、まず中学校から小学校、あるいは高校...全文を見る
○神本美恵子君 小学校の教員から中学校に行くということの道は既にもう開かれていると。中学校から小学校へという、高校、中学からというのが免許取得状況から見て狭いので今回弾力化して広くするというふうなお話だったと思いますけれども、私自身、小学校の教員をした経験がございます。中学校の免...全文を見る
○神本美恵子君 ありがとうございます。是非、検討を進めていただきたいというふうに思います。  ところで、その連携の困難性ということでは、とりわけ就学前とそれから小学校というところに問題があるのではないかと思います。これは、最近ちょっと下火になったように思いますが、社会的に取り上...全文を見る
○神本美恵子君 ありがとうございます。  最後に、特別免許状の要件緩和ということとかかわって、学校で働いている様々な専門的職種の方々の専門性の向上についてお聞きしたいと思います。  特別免許状の授与要件の緩和ということですけれども、これは優れた知識や技能を有する社会人を教職と...全文を見る
○神本美恵子君 ありがとうございました。  やはり教員養成の在り方も含めて、これまでの教員養成の、大学における養成を原則とする、あるいは開放制という、この二つの原則で戦後ずっとやってこられた日本の教員養成の制度が、先ほど局長の御答弁もいただきましたが、日本の教育の水準、あるいは...全文を見る
○神本美恵子君 そこで、そういう様々な専門的な職種の方々の研修といいますか、専門性向上ということについてはどのように進められているのか。これは現状、これらの職種は置き去りにされているのではないか、専門性向上といった点からですね。  例えば文科省の担当もそれぞれの職種の対応として...全文を見る
○神本美恵子君 ありがとうございます。是非とも充実を図っていただきたいというふうに思います。  ただ、教職員の専門性の向上という点につきましては、いわゆる免許制度や研修制度だけでは達成されるものではないというふうに私は思います。いわゆる教師教育ということから考えれば、養成の段階...全文を見る
○神本美恵子君 もう時間がなくなってきましたけれども、是非とも、そういう、自らこういうふうに自分の専門性を高めたい、指導力を高めたいというようなことを支援していく方策として免許状の今回の制度の改革、それから研修制度の改革についてもそういうふうに考えていただきたいんですけれども。 ...全文を見る
○神本美恵子君 どうもありがとうございました。
05月29日第154回国会 参議院 災害対策特別委員会 第5号
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○神本美恵子君 簡単な御質問なんですけれども、岡田参考人にお伺いしたいのですが、私、小学校の教員を元しておりまして、今、学校の建物、校舎ですね、校舎、体育館がもう築二十年、三十年という大変老朽化、危険化しておりまして、つい先ごろ消防庁が学校の校舎の耐震診断の結果を発表されたんです...全文を見る
07月18日第154回国会 参議院 文教科学委員会 第15号
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○神本美恵子君 民主党・新緑風会の神本美恵子でございます。  私は、今日は大きくは四点にわたって質問を用意しているんですけれども、その前に今同僚の鈴木議員がやりました帝京大学の問題について、私自身も、今回の問題は人間の生命にかかわるお医者さんを養成するその大学での不正ということ...全文を見る
○神本美恵子君 ありがとうございました。  都道府県単位に私は是非その実施率の状況を公表したらいいんではないかと思いますが、一方で、そういうどこの県は耐震診断が遅れているというふうなことが出ますと、自治体としては、それはやりたいけれども財政措置がなかなかというところが正直なとこ...全文を見る
○神本美恵子君 耐震化促進についての認識は共有していただいたということで、それは有り難いんですけれども、私は、やっぱり各自治体が、必要性は分かっているけれども予算が回らないというような理由で先送りされているというふうにも聞いておりますので、改めて、やはり特別交付税というようなそう...全文を見る
○神本美恵子君 ありがとうございました。  その戦略的プログラムをいつ、どのように、どこまでにやるかというような具体的な目標設定というようなことでお伺いしたんですけれども、私は、やっぱり耐震化を促進するためにはまず耐震診断を早急にやるべきだと、これはもうすべての公共施設、避難場...全文を見る
○神本美恵子君 大臣から揺るぎない強い決意をお聞きしたというふうに私は今伺いましたので、是非ともその決意でこれからの義務教育費国庫負担見直しということについてはきちっと対応していっていただきたい、頑張っていただきたいなというふうに思います。  学校事務職員、栄養職員の義務教育費...全文を見る
○神本美恵子君 これが地方移管というふうになりますと、やはり地方によっては財政上の理由できちっとこれまでのように保障できないというようなことも懸念されると思いますので、地方移管になっても私としては各都道府県で一定程度の額を確保できるように国の財政措置が必要ではないかというふうに考...全文を見る
○神本美恵子君 ありがとうございます。  御承知のように、準要保護の適用を受けている児童生徒については、そういった疾病にかかわる治療のための医療に要する費用に必要な援助を行うということが十七条で定められています。ところが、近年の経済状況の悪化によって、この準要保護の適用を受ける...全文を見る
○神本美恵子君 これは現場で働く養護教諭の方から指摘を受けたんですけれども、準要保護の児童生徒に対する医療費補助に係る政令等が現場の実態とかなり懸け離れているのではないかというふうに指摘されています。  それは、学校保健法の施行令第七条で法十七条の政令で定める疾病として一号から...全文を見る
○神本美恵子君 現実に即して適用範囲を広げていただきたいというふうに私は再度お願いをしたいと思います。学校で発見されて治療勧告受けても、その対象でないから準要保護の家庭の子供さんは治療費がなくて治療を受けられないというふうな実態もたくさん聞いております。是非とも適用範囲を現実に即...全文を見る
○神本美恵子君 是非とも、学校現場といいますか子供たちの現状に即して、見直しを早急に進めていただきたいことをお願いしたいと思います。  最後に、完全学校五日制についてお聞きしたいんですけれども、時間が余りありませんので、もうまとめていきたいと思います。  学校五日制がいよいよ...全文を見る
○神本美恵子君 そういった趣旨を進める上でも、今、特に公立高校では七割が土曜補習をやっているというようなことも先日新聞にもありましたし、平日の方も、ゼロ時間から七時間目まで、一時間目が始まる前に一時間補習して、六時間目が終わってまたもう一時間補習をするというふうな学校が更にこの五...全文を見る
08月29日第154回国会 参議院 決算委員会 閉会後第3号
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○神本美恵子君 おはようございます。民主党・新緑風会の神本美恵子でございます。  この決算委員会では初めての質問でございますので、今日は予算と決算を所管する省庁の審査をする、財務省、会計検査院が対象でございますが、基本的な予算の編成、あるいは決算の意義、予算執行というような観点...全文を見る
○神本美恵子君 その予算執行評価の調査対象は四十三事業で、そのうち三十一事業に対する結果の取りまとめが六月二十一日に公表されておりますけれども、今回のこの調査対象事業の選定はどのような基準で、どのような手続によってその調査対象が決定されたのか、続けてお願いします。
○神本美恵子君 主計局のチームの中で、チームの方々、担当の方がこれから査定をするときの資料にということで、そういう問題意識で調査対象が決定されたというふうなことですけれども、ほかの省庁といいますか、要するにその主たる、そういう決算検査とかやる、執行調査をやるのは、会計検査、検査院...全文を見る
○神本美恵子君 今、会計検査院それから総務省の行政評価のことについて教えていただきましたけれども、それぞれは基本方針をきちんと持って、それによって具体的なテーマを選んでいく。選んでいくときはここの決算委員会での議論なども十分踏まえて選んでいくというふうなお話と、それからその結果に...全文を見る
○神本美恵子君 この予算執行調査は始められたばかりで、その対象の基準もまだないというようなことですけれども、その基準をやっぱりきちっと作っていただきたいということと、それから、執行調査のその公表されました結果を私もざっとですけれども目を通させていただきました。その中で、幾つもとい...全文を見る
○神本美恵子君 明確に違う点、会計検査でできない、あるいは行政評価でできない、そういう単価、民間とのコスト比較とかそういうところは分かるんですけれども、では、その結果、今学校建築の例を出されましたけれども、なぜ基準、建築基準が違っているのかという点については、今度は、例えばその担...全文を見る
○神本美恵子君 食生活の、これも副教材のような扱いになるかと思いますが、それは小学校五年、中学校二年という。  この心のノートはすべての小中学校の子供たちに配られているわけですね。心の教育を推進する、あるいは道徳充実のためということでおっしゃったんですけれども、道徳教育について...全文を見る
○神本美恵子君 ということは、教科書でもないと。副読本や指導資料と併せて活用するということで、これには使用義務というようなものはあるんでしょうか。
○神本美恵子君 使用義務はないということで確認をしてよろしいですね。  ところが、七月十二日に文部科学省の教育課程課長名で、「「心のノート」の配布状況について(照会)」ということで各都道府県教育委員会に文書が出されております。この文書の目的は何でしょうか。
○神本美恵子君 予算、七億、十一億ものお金を使って作ったわけですから、きちんと配付されているかなということを把握したいというのは分かるんですが、その文書の中に、今後その活用状況についても調査をしますというような文言が入っているんですね。  私は、その文書を見せていただいて、えっ...全文を見る
○神本美恵子君 今後の内容の改善等に使いたいということですけれども、ある県では既にもう五月段階で、やれ年間計画、この心のノートを使う年間計画を出せとか、あるいはその活用計画書を出せというような細かな調査、七枚にもわたる県の教育委員会から各学校に対してそういう調査が行われているわけ...全文を見る
○神本美恵子君 使用義務はない、強制するものではない、教科書でもないということとこの活用状況調査というのは大変矛盾すると思うんですね。やってはいけないことだというふうに私は思います。  最初にこういうすべての児童生徒に文部科学省が、国が作って配るというようなものは、戦前にはこの...全文を見る
○神本美恵子君 戦前は国がすべて作って配る、いわゆる国定教科書だったんですね。今回のこの心のノートも非常に似ているというふうに私は思うんですが、ただ、使用を戦前は強制された、でも、今回は強制するものではない、義務ではないというようなところで違うと思うんですが、でも、活用状況調査に...全文を見る
○神本美恵子君 もう一度申し上げますが、活用状況調査が使用を強制するような有形無形の圧力になるということを、これまでの文部科学省が様々に指導という名前でされてきたことについてのこれまでの経験もございますので、そういう働きがあるということを十分に認識をされて、活用状況調査は是非やめ...全文を見る
09月12日第154回国会 参議院 決算委員会 閉会後第5号
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○神本美恵子君 どうも、こんにちは。神本美恵子でございます。  今日は男女共同参画社会の形成に向けてということを中心に、もうその一点だけで御質問をさせていただきたいと思います。  これにつきましては、私自身、自分がずっと生まれてこの方、今日に至るまでの間で、この日本社会が男性...全文を見る
○神本美恵子君 大臣自身も最重要課題ととらえてしっかりと取り組んでいきたいという最初に御決意なり伺いましたので、そのことを踏まえて質問続けさせていただきますが。  十一年当時の内閣官房長官、野中官房長官だったわけですけれども、こちらがこの男女共同参画室の担当として委員会の中で男...全文を見る
○神本美恵子君 まあ概括的ですから、もう少し官房長官のお考えをお聞かせいただきたかったんですけれども、ではそういう過去の男尊女卑ではなく、もちろん男尊女卑はもう今の社会でそういう考え方を大きな声で言うことはできないと思います。これは、もう今というよりも本当は戦後、男性も女性も憲法...全文を見る
○神本美恵子君 今の男性と女性が社会で優遇されているかという意識調査の結果、私、ちょっとその数字知らなかったんですが、本当にそんなにまだまだこの社会は男性優先といいますか、そういう社会であるということに官房長官も着目をしていらっしゃるということについては、非常に私も心強い感じがし...全文を見る
○神本美恵子君 今おっしゃったゴール・アンド・タイムテーブルというように、きっちりどこまで、どこにゴールを定めて、そこに向けてどういう計画で参画を進めていくのかというようなことは大変重要な視点だと思います。  それともう一つ、環境整備ということなんですけれども、これは私自身も、...全文を見る
○神本美恵子君 法律そのものを知らないというのはもう本当に議論以前の話なんで、そこはもう是非是非周知徹底をしていただきたいのと、あと、実際に育児休業を取った、わずかではあるが、五十六人の方たちの話をほかの男性の方にも聞かせていただくとか、それから、復帰後やっぱり様々な面で不利益に...全文を見る
○神本美恵子君 じゃ、ちょっと時間がありませんので、もう終わらなきゃいけないんですが、もう一つだけ、ドメスティック・バイオレンスの啓発と教育ということについてちょっと一言だけお伺いしたいと思います。  DV法が成立しまして、多分その結果だと思うんですけれども、DVの件数が二一・...全文を見る
○神本美恵子君 是非、なぜドメスティック・バイオレンスが起こるのかというような観点から、DVをなくすには、人と人の関係、特に男性と女性の関係、あるいは妻と夫の関係といったようなことを、そこにやっぱり力による支配が介在するということでこういうバイオレンス起きると思いますので、そのこ...全文を見る
10月03日第154回国会 参議院 決算委員会 閉会後第9号
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○神本美恵子君 民主党・新緑風会の神本美恵子でございます。時間が限られておりますが、今日は文部科学省関連で大きく二点にわたって御質問させていただきたいと思います。  遠山大臣には、委員会の方ではいろいろお世話になっておりますけれども、御再任おめでとうございます。  今日は、ま...全文を見る
○神本美恵子君 今、様々な施策を学校教育においてもやっているというふうな御答弁でございましたけれども、私がお見受けするところでは、そういったものが学校には見当たらないといいますか、そういう文部科学省としての学校教育における男女平等教育の指針とか基本計画、あるいはそれの予算措置とい...全文を見る
○神本美恵子君 矢野局長がそういった観点で教科書を見ていただいたということだけでも私は一歩前進だというふうに思いますけれども、一方ではこういったものが本当に全国に配られていくというようなこともありますので、文部科学省内にも、それから特に検定に携わる人にこのジェンダーの視点というも...全文を見る
○神本美恵子君 子供への影響について、そういう男女の構成比が子供たち、特に、子供ですから小中学校、高校までもいいですけれども、子供たちはそういう学校のありようをどういうふうに見ていると認識なさっているか、お伺いしたいと思います。
○神本美恵子君 確かに、学校の場というのは社会に比べれば男女平等、特に小学校はそうですけれども、中学、高校と行くほどに、特に女の子たちが学校の中で女性差別を感じているというふうなデータもございます、今日、御紹介する時間がないんですけれども。  そういうまだまだ社会の中にある性差...全文を見る
○神本美恵子君 その学力向上アクションプランなんですけれども、今御紹介いただいた総合的な学習の時間などの施策をおっしゃいましたが、新しい学習指導要領で子供たちに育てたい力といいますか、それはやはり生きる力、その生きる力のもとになる確かな学力ということで、このパンフレットにもこれは...全文を見る
○神本美恵子君 時間が来ているので一言だけ申し上げたいんですけれども、学校現場が今一番教育改革で求めていることは、先日新聞にも載っていましたけれども、文部科学省と非常に大きなずれを感じているということを申し上げたいと思います。もっと学校現場の今一番求めている教育改革といったような...全文を見る
11月07日第155回国会 参議院 文教科学委員会 第2号
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○神本美恵子君 民主党・新緑風会の神本でございます。よろしくお願いします。  今日は、午前中もちょっと議論になりましたけれども、教育基本法の問題と、それから特区のことを中心にやらせていただきたいと思います。  教育基本法についてですけれども、現在、中教審で議論がなされておりま...全文を見る
○神本美恵子君 今、大臣もおっしゃいましたように、憲法の理想を実現する、そのために教育基本法が制定された、大変憲法とかかわり深い法律であるということを表明されたと思うんですが、憲法との関係が非常に重要である法律、その中教審での今の審議の経過を見ると、憲法にかかわる、憲法とかかわっ...全文を見る
○神本美恵子君 資料を横に置きながら、すり合わせをしながら議論したということですけれども、今回出されました中間報告案に盛り込まれている例えば国を愛する心とか規範意識、公共心などといったような人間の内面にかかわる事柄については、例えば憲法十九条、二十条、思想、良心の自由や信教の自由...全文を見る
○神本美恵子君 審議内容が憲法に抵触するというか、審議されていることが、教育基本法をそういった形で変えるべきだというような審議がなされていると思うんですね。  ですから、今答弁にありましたように、学習指導要領などに書かれている、既にもう書かれてなされていることなのでそれはいいん...全文を見る
○神本美恵子君 確かに、中教審では法令に沿った内容の審議をなされていると思いますけれども、しかし先ほどから繰り返し申していますように、教育基本法というのは、その制定過程の中でも確認されておりますが、教育に関し憲法にうたってよいような事項をうたう、あるいは憲法にうたわれている教育の...全文を見る
○神本美恵子君 本当に幅広い国民的な議論になり、それが社会的な合意になるというような手だてを精一杯講じていただきたいと思うんですが、何しろ、先ほど紹介しましたように、一番直接、一番教育に深いPTAの方たちが最近の調査でもってしても八割以上の方がよく知らないと、この基本法そのものを...全文を見る
○神本美恵子君 制定から五十数年たってということで、五十年たってということで教育の根本理念、基本理念である教育基本法を改めて読み直そうと。見直すというのは最初から改正ありきというふうに聞こえて、どうしてもそう聞こえてしまうんですね。そうではなくて、ここでうたわれている平和的で民主...全文を見る
○神本美恵子君 私も今、大臣がおっしゃったように、一定の水準を確保しながらそれに上乗せする形で地域の独自性、違いが出てきて、それはもう大いに賛成でございます、私も。  ところで、じゃ、その一定の水準というところについて、ナショナルミニマムと申しましょうか、最低これだけは確保した...全文を見る
○神本美恵子君 そこでちょっと意見が、昨年の審議の結果、今の定数改善計画になっておりますので、それはそれでもう完全実施を是非ともやっていただきたいと思う一方で、これだけ三十人以下学級が各自治体で実施されているという、そこへ最低ミニマム、ナショナルミニマムを持ってくるべきではないか...全文を見る
○神本美恵子君 是非そういった観点で頑張っていただきたいと思います。  それから、これはずっと私この委員会で毎回毎回取り上げさせていただいていますが、公立学校の耐震化の問題です。  これについて、先日、新聞記事で見たんですけれども、文科省で専門家調査会議というんですか、そうい...全文を見る
○神本美恵子君 是非この耐震化は一日も早く耐震補強なりができるように進めていただきたいと思います。  それを実際にやっていくためには、来年度の予算においてもこの公立学校施設整備費というのは非常に重要だと思いますが、今年度予算が二百億減らされたということで私は何度も追及したんです...全文を見る
○神本美恵子君 終わります。
11月11日第155回国会 参議院 共生社会に関する調査会 第1号
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○神本美恵子君 障害児のことなんですけれども、ここでは、議員団との間で障害を持つ子どもと持たない子どもが同じ普通の学校で学ぶことの重要性が意見交換されたというふうにありますが、具体的に、今、日本ははっきり学校制度が別学体制になっていますけれども、大体先進国と言われるところは共学体...全文を見る
11月20日第155回国会 参議院 共生社会に関する調査会 第2号
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○神本美恵子君 今日はありがとうございます。  文部科学省にお聞きしたいと思います。  先ほど、内閣府や厚労省、法務省、それぞれのお話の中で、内閣府の方からは特に障害者を社会の中で庇護される存在と見る意識、その障壁を取り除くこと、四つの障壁のうちの一つとしておっしゃいました。...全文を見る
○神本美恵子君 どこが難しいんですか。
○神本美恵子君 一つだけですので、済みません。  今、ちょっとなかなか難しいところがありますとおっしゃったので、分かれば今教えていただきたいと思います。
○神本美恵子君 内閣府と文部科学省にお聞きしたいんですが、文部科学省の方の、今日いただいた資料ではなくて、事前に差し替えになりまして、その前にいただいた分の資料の中には、今後の特別支援教育の在り方についてというのが入っていたんですけれども、それにかかわって、内閣府の方では新基本計...全文を見る
12月03日第155回国会 参議院 内閣委員会 第9号
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○神本美恵子君 民主党・新緑風会の神本美恵子でございます。  私も、今の羽田委員と同じように、日ごろは文教科学委員会に所属しておりますけれども、国会議員になる前は学校の教員をしておりました。そういう教員に携わってきた経験を持つ者として、今回のここで議題となっております構造改革特...全文を見る
○神本美恵子君 教育の公共性ということを担保しつつ設立要件を緩和していくというような方針について今お伺いしたわけですけれども。  そこで、本質的なことをお伺いしたいのですが、例えば今回の不登校の子供たちに対応する学校の設立ということについて、この不登校の子供たちの問題は、今でも...全文を見る
○神本美恵子君 そういった総合的な不登校問題解決のための一つとして今回の特区が認められたというふうに今受け止めたんですけれども。  しかし、この間の経過からしますと、総合規制改革会議が七月の中間まとめにおいて株式会社の教育分野への参入を打ち出しましたよね。その前提の上に今回の学...全文を見る
○神本美恵子君 ですから、今の御答弁でありましたように、学校設立要件を緩和して規制改革をしていく、しかし学校教育制度の根幹は変えないという、そういうふうに認識してよろしいですか。
○神本美恵子君 私が心配するのは、本当に規制緩和といいますか改革が子供たちのためになるのだろうか、なるような改革に向いているのかということをやっぱり一番考えなきゃいけないというふうに思うんですね。  例えば、酒田短期大学の問題はこの間ずっと社会問題として取り扱われてきましたけれ...全文を見る
○神本美恵子君 是非とも、今回の規制緩和といいますか改革が子供たちのために、あるいは日本の教育のこれからの前進あるいはいい方向への改革のためになるように、しっかりと監視するところはしながら、また変えてはいけない学校教育制度の根幹は維持するというような視点から取組をしていただきたい...全文を見る
○神本美恵子君 「教育分野への株式会社参入 来年度導入を明記」ということで、規制改革会議の第二次答申の原案の中に、原案では教育分野での教育主体の多様化の必要性を強調ということで、株式会社やNPOなど民間主体による学校経営の参入を可能とすべきだと明記して、導入時期も二〇〇三年度措置...全文を見る
○神本美恵子君 済みません、私も聞き落としたかも。それはいつの時点、今、現時点の状況というふうに受け取ってよろしいですか。
○神本美恵子君 では、その後、この新聞記事に書かれている二〇〇三年度に措置という、これについてはいかがでしょうか。担当の方で。
○神本美恵子君 じゃ、今月中に、最終、第二次ですかね、答申が出るということで、現時点ではそこは申し上げられないというお話ですけれども。  教育分野への株式会社参入ということについては中間まとめが七月に出されて、その中でも、そのときの抜粋ですが、規制改革会議の中間取りまとめの抜粋...全文を見る
○神本美恵子君 今、副大臣にお読みいただいた教育基本法の第六条、その中で、「法律に定める学校は、」、「国又は地方公共団体の外、法律に定める法人のみが、」というふうに書かれておりますが、こういうふうに教育基本法が設置者を現状、制限をしている。学校教育法は、私立学校の設立に学校法人の...全文を見る
○神本美恵子君 ありがとうございました。  それで、こういうふうに制限規定になっているのは、やっぱり教育というのが非常に強い公共性を持っている、しかも安定的に、継続的に行われる、そういうものでなければいけないということでこういう制限規定がなされているというふうに私は認識している...全文を見る
○神本美恵子君 今お答えいただきましたように、公共性を担保しつつ、しかも多様な教育ができる。公共性を担保するという意味でこの学校法人という形態を取って、様々な、企業が参入しての、企業とか個人とかが私立学校を設立しているわけですよね。  ですから、個々に新たにその法律に定める学校...全文を見る
○神本美恵子君 今、大臣がおっしゃるような、多様なニーズにこたえていくということの必要性はよく分かります。  特に、教育を受ける側、その権利を有する、教育権を持つ子供や保護者、そのニーズにこたえるために日本の学校教育制度の在り方を様々に見直していかなければいけないということは分...全文を見る
○神本美恵子君 私は、先ほどの繰り返しになりますが、なぜ日本が学校法人という形を取っているのかという点を、やっぱりこれは戦後ずっと状況は変わっていないというふうに思います。そこはちょっと議論がかみ合わないと思いますけれども、是非とも、繰り返しになりますが、公共性ということを考えて...全文を見る
12月03日第155回国会 参議院 文教科学委員会 第7号
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○神本美恵子君 おはようございます。民主党・新緑風会の神本美恵子でございます。  今日、私は二つの法案について具体的にお聞きしたいんですけれども、その前に、まず今回出されております八法案の全体にかかわることで二点。  一つは、文部科学省が関係する独立行政法人のコスト削減の在り...全文を見る
○神本美恵子君 是非そういった観点で、すべて経済効率や採算性というだけではない評価の在り方をこれから研究していただきたいと思います。  次に、これも先ほど議論になっておりましたが、役員の任用についてでございます。  この独立行政法人の役員の任用は、理事長は主務大臣が任命し、理...全文を見る
○神本美恵子君 次に、具体的な法案についてですけれども、まず、日本私立学校振興・共済事業団の一部改正案について質問したいと思います。  この事業団は、既に一九九五年、それまで別々であった助成業務をやっている振興事業団と、それから共済業務をやっていたところが一緒になった、ごめんな...全文を見る
○神本美恵子君 次に、その助成業務の実績に対する評価の基準についてお尋ねをしたいと思います。  助成業務の主なものは、私立大学等の経常費補助金の配分、それから施設整備資金の融資等ですけれども、そこに独立行政法人の管理手法を導入することによって、事務の効率化等は考えられるけれども...全文を見る
○神本美恵子君 ということは、私立学校の教育の充実なり振興に資しているかどうかということになりますと、その分配された補助金が正しくその当該の学校で、それぞれの学校で使われているのかどうかとか、それが公正に、あるいは透明性というような観点からの評価の在り方も今後研究していくというふ...全文を見る
○神本美恵子君 当然それはなされなければいけない、国民の税金を助成金として渡すわけですから。ところが、帝京大学とか酒田短大の問題とかありまして、本当にその助成金が正しく使われているかということについては、これまで以上にきちんとした評価の基準を持って公正性、透明性といったようなこと...全文を見る
○神本美恵子君 私は、私学助成そのものの在り方、これからは第三者機関であるこの私学振興事業団ではなくて、直接交付を増やしていくという方向性が今回も出されているんですけれども、私学助成そのものを見直す時期に来ているのではないかというふうに思います。  そういう、大学に対して行う機...全文を見る
○神本美恵子君 是非、この情報公開ということについては検討を早急に進めながらやっていただきたいというふうに思います。  それから、ちょっと観点が変わるんですけれども、今回の提出された法案で、この私学振興・共済事業団ではないほかの法案、独法化となる法人については、附則の中で、その...全文を見る
○神本美恵子君 次に、芸術文化振興会の方について一つだけお伺いしたいんですが、この整理合理化計画においては、文化芸術活動に対する助成事業について国が明確な政策目標を定めるとともに、助成実施後の外部評価を行うというふうにされております。  文化芸術活動は、本来は国によるものではな...全文を見る
○神本美恵子君 これは最後に、質問ではないんですけれども、今回の、特に私学の方の事業団の改正に当たっては、私学助成に対する社会的要請はますます強くなっていると思います。ですから、その助成業務自体はしっかりと存続をされていかなければいけないと思いますけれども、その在り方については、...全文を見る