神本美恵子

かみもとみえこ



当選回数回

神本美恵子の2007年の発言一覧

開催日 会議名 発言
03月27日第166回国会 参議院 内閣委員会 第4号
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○神本美恵子君 民主党・新緑風会の神本美恵子でございます。  私は、構造改革特区法の中の第十四条、いわゆる三歳未満児にかかわる幼稚園入園事業に関する削除のところについて、この点だけについて御質問させていただきたいと思います。  先ほどからの質疑を伺っていまして、私自身もこの特...全文を見る
○神本美恵子君 特区では、学校教育法の八十条を特例として、八十条では三歳以上となっているのを三歳未満の子も受け入れることにしたわけですよね。それは幼稚園児として受け入れていたわけですよね。今回は、学校教育法八十条はこの十四条が削除されることによって元に戻るといいますか、元に戻って...全文を見る
○神本美恵子君 今おっしゃったような二歳児に多く見られる特性というようなものは、やってみなくたって分かっていることだと思うんですね。それはもう子供の育ちをずっと見ていけば、個人差はあるにしても、二歳児ではなかなか、一対一対応でないと、ほかの子と一緒に大人の手をかりずに遊ぶなんてい...全文を見る
○神本美恵子君 ですから、幼稚園教育の教育要領を見直したり設置基準を見直したりして二歳児も受け入れてやっていけるような幼稚園教育にする選択肢、それで全国展開するという選択肢もあったはずですけれども、それを取らなかったのは何なんですかと聞いているんです。簡単でいいです。
○神本美恵子君 要するに、特区で二歳児も園児としてやっていこうとしたけれども、これはなじまなくて、ちょっとひどい言い方かもしれませんが、失敗だったと。園児として受け入れることは失敗だったと。だから子育て支援事業としてこれからはやる、そういう形で全国展開するというふうに受け止め、先...全文を見る
○神本美恵子君 私は、その失敗を認めろとかそういう意味ではなくて、これから就学前の子供の、ゼロ歳から就学するまでの、その間の子供の育ちに合った保育なり教育なり子育て支援なりをどのように考えていったらいいかというふうに考えたときに、今回のように三歳未満の子も幼稚園というやり方でうま...全文を見る
○神本美恵子君 認定こども園の方は、子育て支援機能と、もう一つ、就学前の子供の教育、保育を行うというふうにありますが、これは今回の三歳未満受入れ子育て支援事業では、この認定こども園の教育、保育を行うというところはないんですか。
○神本美恵子君 何かよく分からないですよね。  こういうことですか。幼稚園型認定こども園は保育に欠ける子も受け入れる。幼稚園の、今回、これから全国展開しようとする子育て支援は保育に欠ける子は受け入れないということですかね。
○神本美恵子君 じゃ、認定こども園と今回の子育て支援事業は同じようなものですね。こども園として申請するかどうかという違いだけで、それ以外は同じだというふうに考えていいんですか。この子育て支援事業を幼稚園がやるということは、認定こども園と同じような機能を持つということになるんですか...全文を見る
○神本美恵子君 何か保育機能だの教育機能だの、いろいろ言われるけれども、子供から見れば、やっぱり最善の、親の手を離れて、あるいは親子一緒でもいいです、親の手を離れてもそこで親の代わりをしてくれる人がいて、あるときは親の手を、本当に大人の手を離れて子供同士で接触したりして就学に向け...全文を見る
○神本美恵子君 認定こども園の場合は条例で基準が定められて、それに沿わないと認定されないと。しかし、今度の全国展開をする子育て支援事業は、通知を発して、その通知を参考にするんですかね、して事業が行われるということなんですが、今既にもう行われている幼稚園における子育て支援事業の実施...全文を見る
○神本美恵子君 大臣、違うんですよ。私も最初そういうふうに受け止めていたんですよ、この全国展開は。ところが、そうではなくて、そういう肯定的な意見もあったけれども、やっぱり二歳児に集団的教育はなじまないと、先ほど布村審議官もおっしゃったように、繰り返しおっしゃっている。  ですか...全文を見る
○神本美恵子君 是非、それが法的拘束力はないにしても、条例に準ずるぐらいの強い、教職員の配置基準や、それから資格とか、そういうことは非常に重要なことだと思います。質を確保する、安全を確保するという意味で重要だと思いますので、これは是非お願いをしたいと思います。  最後に、やっぱ...全文を見る
04月23日第166回国会 参議院 決算委員会 第5号
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○神本美恵子君 民主党・新緑風会の神本美恵子でございます。  今日は、文部科学省、伊吹文科大臣に主にお尋ねをしたいと思います。  まず、三位一体改革によって税源移譲対象になった教育関係補助事業、たくさんあるわけでございますけれども、その実施状況についてお尋ねをしたいと思います...全文を見る
○神本美恵子君 大臣、最後にそれは聞こうと思ったんですが、もう私のこの補助金改革についての質問の全体的な大臣のお考えを聞かせていただきました。  恐らく文科省としても、例えば義務教育費国庫負担というその制度の趣旨からすれば、こういう形で税源移譲して、交付税措置をして一般財源とし...全文を見る
○神本美恵子君 珍しく私も大臣と本当に意見は一致しております、この件に関しては。  ただ、じゃ、そういう教育に関して予算をきちっと確保するような首長を住民が選べばいいと、あるいは議会できちっとそういう条例を定めて就学援助必要なところにはきちっと行き渡るようにすればいいというふう...全文を見る
○神本美恵子君 ここでエールの交換し合ってもしようがないんで。  私は、大臣とそう違わないというところはいいんですが、大きく違うのは、やっぱり国は金は出すけど口は出さないと私はいつも言っているんですけれども、きちっとした教育条件整備はするけれども教育の内容とかその細かい使い道に...全文を見る
○神本美恵子君 就学援助の問題も教材費も、こういう形で毎年、私は例えば文科省として調査をする、まず統計を取っていくというのは、非常にこれは重要なことではないかと思います。こういうふうに教材費が確保されていませんよとか、図書費が確保されていないのはここですよということを国民の皆さん...全文を見る
○神本美恵子君 夜間大学とはまた違った意味で、私はこの間、また昨年、日本弁護士連合会が文科省にも意見書を持っていかれたと思うんですけれども、夜間中学といいますか、義務教育未修了者あるいは不就学者、学齢期を超えた年齢の方たちで義務教育を未修了のままでいらっしゃるという方たちについて...全文を見る
○神本美恵子君 局長、一つの意味合いがあるという、私ちょっとその言葉に非常にやっぱり引っ掛かったんですが、やっぱり文部科学省として、すべての国民に義務教育を保障する責務を負う文部科学省として、その学齢期に受けられなかった人たちに対して、機会を失った人、奪われた、様々な理由です、そ...全文を見る
○神本美恵子君 だから、設置者任せではいけないのではないかと私は思っています。  ちょっと紹介したいんですが、要するに義務教育を受けられなかったために今どういう生活といいますか人生を生きていらっしゃるかということがたくさん、これは「夜間中学生 百三十三人からのメッセージ」という...全文を見る
○神本美恵子君 承知をしていないというところに文部科学省のこういう義務教育未修了者の方たちに対する認識が如実に現れていると私は思います。  ここ、資料五と資料六に、これは全国夜間中学校研究会の方たちがまとめられた資料なんですが、公立夜間中学校は、真ん中の列にあるように今全国で三...全文を見る
○神本美恵子君 まあデリケートな、センシティブ情報というようなことを総務省とやり取りさせていただいたときもおっしゃったんですが、でも、それだけに必要な情報と言えるんではないかと思うんですね。これは総務省としても、私は文科省としても、文字を奪われた人といいますか獲得できなかった、そ...全文を見る
○神本美恵子君 難しいのは分かってますよ。ですからそれを工夫するのが、どんなに難しくてもこのことが自分たちの仕事だというふうに思うか思わないかなんですよ。  私は、この資料を読んだだけでも、いろいろあれこれ考えてみました。例えば、中国帰国者の方で日本語が習得できていない方たちは...全文を見る
○神本美恵子君 総務省の国勢調査の在り方については、まだこれから有識者等との検討もあるようですから、そこの検討状況も見ながら私もやり取りをさせていただこうと思いますが、それはあくまで国勢調査で調査ができるのではないかというだけであって、私がお聞きしたのは、文科省として国勢調査に頼...全文を見る
○神本美恵子君 要するに、財政支援は国としては考えないという御答弁のように今聞こえましたけれども、まずは私は、この自主夜間中学にも是非足を運んでいただきたいし、それから公立の夜間中学も、その実態を見て、そこでどういう教育活動が行われていて生徒さんが何を獲得しているのかということを...全文を見る
05月21日第166回国会 参議院 本会議 第27号
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○神本美恵子君 私は、民主党・新緑風会を代表し、ただいま議題となりました学校教育法等の一部を改正する法律案外六法案について、総理、文部科学大臣並びに参法提出者に質問いたします。  一九七〇年代後半から急増した中学生の校内暴力や高校生の中途退学、八〇年代に顕在化し相次いで起きたい...全文を見る
06月19日第166回国会 参議院 文教科学委員会 第20号
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○神本美恵子君 民主党・新緑風会の神本美恵子でございます。  今日は、文教科学委員会、教育三法に関連して御質問させていただきますが、総理とは教育基本法のときに一度質疑をやらせていただきまして、伊吹文科大臣とも、余りないんですけれども、決算委員会でもやらせていただきましたので、今...全文を見る
○神本美恵子君 何が大切なのかということで、本会議で、それこそ最も大切なのは教育の予算を増やして、しかも人員を増やして子供と向き合う時間を確保するとおっしゃったので、その考え方に立って予算編成をこれからもやられるだろうし、ところが、この基本方針二〇〇七ですか、これを見ますと、どこ...全文を見る
○神本美恵子君 そのことがこの二〇〇七の中に一つのやっぱり大きな項目として、子供の生命の安全や安心ということで、ほかにも学校に不審者が入ったりとか、それから通学途中で殺害されたりというような事件や事故もありましたし、プール、学校プールでの事故もありますし、まず教育再生と言うのであ...全文を見る
○神本美恵子君 総理にも聞いていただいたと思いますので、ちょっと厳しい言い方になるかもしれませんけれども、私は、教育を再生するに当たって、精神論だけで教育は良くはならないと、子供たちが本当に安心して安全な場所でゆとりを持って、子供と教職員と保護者がいて、地域の人たちに囲まれて育っ...全文を見る
○神本美恵子君 教育の技能とかそれから知識なども十年もたてばいろいろ変化していくので、そういうものを身に付けていただく一つの節目としてというふうに総理今おっしゃいましたけれども、今学校の先生たちが教員になって、採用されて教員になって、十年に一度そういう講習を受けないと日々知識、技...全文を見る
○神本美恵子君 余り分かっていらっしゃらない、失礼ですけれども、なと思います。教員になったら、まず初任者研修というのがあるんです、一年間。しかも、二十日間ですか、もっとあるかな。学校の中で先輩の先生の授業を見たりする研修、それから外に出て、学校の外に出て講義を受ける、あるいは演習...全文を見る
○神本美恵子君 私立の学校の先生のお話が出ましたけれども、確かにさっき言いました初任研とかそういう研修は公立の教員対象ですよね。それであれば、私立の先生方の研修がどうやったら確保できるのかということも考えていけばいいことであって、この免許更新によって私立の先生方も含んでブラッシュ...全文を見る
○神本美恵子君 ちょっと残り時間がもうなくなってきましたので。私は、その辺がきちんと示されていませんし、免許の種類って本当にたくさんあるんですよね。これに対応できるようなことを示して、これだからここで専門性が向上できるんですよと、これで、というんであれば、まだ百歩譲って、それなら...全文を見る
○神本美恵子君 もう時間が来ましたが、最後に一つだけ。  総理、総理自身は、自分の仕事に対して自信と誇りを持てるとき、あるいは自信と誇りを失ったとき、どういうふうにしてそれを取り戻してこられていますか。  私は、教員の経験がある私からすれば、私が一番自信と誇りを持てるときとい...全文を見る
○神本美恵子君 私は、学校の教職員の自信と誇りは、免許更新制ではなくて、子供たちと日々向き合って子供たちの成長に喜びを感じたときこそ感じるものであるということを総理には是非分かっていただきたいということを申し上げまして、質問を終わりたいと思います。  ありがとうございました。
10月30日第168回国会 参議院 内閣委員会 第3号
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○神本美恵子君 民主党・新緑風会・日本の神本美恵子でございます。  今日は四十五分という時間ですけれども、岸田大臣と上川大臣中心にお尋ねをしたいと思います。  まず初めに、障害者施策も担当所管の中にお持ちである岸田大臣にお伺いしたいんですけれども、障害者権利条約ですね、これは...全文を見る
○神本美恵子君 前向きにというふうに私は受け止めさせていただきましたけれども、この障害者権利条約、今大臣おっしゃっていただいたように、差別とは何かというようなこともきちっと定義をされておりますし、これについて日本のこれまでの施策も、ノーマライゼーションといいますか、障害のあるなし...全文を見る
○神本美恵子君 もう少し詳しく、例えば今の国内法整備、必要な、論点となっている部分ですね、そこを教えていただけますか。
○神本美恵子君 合理的配慮の範囲といいますか、その否定というのをどのように考えるかということや、それから教育においても、今、日本の教育制度としては、いわゆる普通教育制度と特別支援教育というふうに変わりましたけれども、別建ての学校で行われている教育のこの制度の取扱いとか、それから雇...全文を見る
○神本美恵子君 ということは、ほかの条文で使われている受け入れるというのと包容ですね、ここで使われている、これは同義、同じ意味で使っているというふうに受け止めていいんでしょうか。インクルーシブとかインクルージョンの反対語は英語でエクスクルージョン、つまり排除するという意味だという...全文を見る
○神本美恵子君 関係省庁ともやりながらということですが、このことだけではなくて、この仮訳の中では、あと、同じ二十四条、教育のところでゼネラル・エデュケーション・システムというのの訳が教育制度一般というふうに訳されております。この教育制度一般の中には、これまでは私、これまでの作業部...全文を見る
○神本美恵子君 この仮訳については、これからの具体的な施策の内容にも非常に影響してくるところでありますので、また今後いろいろやり取りをさせていただきたいと思いますが、具体的にはなぜか、さっきも言いましたように、今問題にしたところは二十四条にかかわるところだけがほかの条文と違うと。...全文を見る
○神本美恵子君 じゃ、今の時点では学校教育法施行令第五条を変える必要があるのかないのか。それもまだ検討中ということ、受け止めでよろしいんですか。必要ないというふうに結論を出しているわけではないんですね。ちょっともう一回、そこだけ。
○神本美恵子君 要望ですが、昨年のあの文教委員会における学校教育法改正の質疑等も十分に考慮して整備をお願いしたいと思います。  それから、具体的にもう一点。  普通学級で今学んでいる障害児のお子さんたち、たくさんいらっしゃるんですけれども、この条約が求める合理的配慮、あるいは...全文を見る
○神本美恵子君 今おっしゃったほとんどは国というよりも自治体の努力で、国が例えば支援員配置するについては地方交付税の中にその後、入れましたよというようなことはありますが、主として自治体がやっているという状態だと思うんですね。  ですから、やっぱり国としてこの条約を批准するに当た...全文を見る
○神本美恵子君 ありがとうございました。  是非、教育だから文科省に、はい、もうそこでやってくださいというのではなくて、私はやっぱり教育に自分がテーマを置いておりますので余計そう感じるのかもしれませんけれども、遅れているんじゃないかと非常に思いますので、全体の施策の中で総合的に...全文を見る
○神本美恵子君 次に、男女共同参画社会の実現についてということで、上川大臣にお伺いをしたいと思います。  所信を聞かせていただきました上川大臣とは、一度ユニセフのスタディーツアーで人身取引のタイ、カンボジアツアーに御一緒させていただいたこともございますし、男女共同参画の担当大臣...全文を見る
○神本美恵子君 今、ワーク・ライフ・バランスという言葉が出ました。正に、このワーク・ライフ・バランスを、女性だけではなくてこれは男性のワーク・ライフ・バランスを取らないと、とても女性だけの施策では駄目だということはもう言うまでもないことだと思います。  そこで、大臣おっしゃった...全文を見る
○神本美恵子君 その教育が、社会全体の社会教育や生涯学習といいますか、それもあると思いますが、やっぱり意図的、系統的に行われる学校教育、学校教育の中で、果たして性別の役割にとらわれない、あるいは性にとらわれない、ジェンダーにとらわれない、ジェンダー平等、イコーリティーの教育がどれ...全文を見る
○神本美恵子君 最後に……
○神本美恵子君 はい。やっぱりどこが足りなかったかということをきちっと総括をして次の施策を打ち出さないと、やっています、やっています、やっていますだけでは何にも前に進まないということを最後に文部科学省に申し上げまして、私の質問を終わります。