山東昭子
さんとうあきこ
比例代表選出
各派に属しない議員
当選回数8回
開催日 | 会議名 | 発言 |
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03月05日 | 第123回国会 参議院 労働委員会 第2号 議事録を見る | ○山東昭子君 先ごろ発表された労働力調査によれば、平成三年の女子雇用者が初めて一千九百万人を超え一千九百十八万人となり、雇用者全体に占める割合は四割に迫ろうとしております。一方、年齢別に見ると、二十ぐらいから仕事につき、出産、育児期に仕事をやめ、四十近くからまた仕事につく女性が依...全文を見る |
○山東昭子君 この法律の施行のために平成四年度の予算案には五十七億八千万と前年の三倍近い額が計上されておりますが、具体的にはどのような施策を考えているのか教えていただきたいと思います。 | ||
○山東昭子君 今従業員規模が三十人以下の事業所についてのお話がございましたけれども、このような事業所に雇用される労働者もできるだけ早く育児休業をとれるようにすることが大切だと思います。しかし、実際問題として小さな会社になればなるほど代替要員の確保など難題があると思います。 そ...全文を見る | ||
○山東昭子君 次に、男女雇用機会均等法について伺います。 均等法が施行されて社会の意識も企業のスタンスも大きく変わり、男女を同一に扱わなければならないとの認識はかなり定着したと思います。私の手元の資料でも、四年制大卒の求人は、男女を問わすというのが、昭和六十一年三月では三二・...全文を見る | ||
○山東昭子君 昭和六十年に男女雇用機会均等法の制定にあわせて労働基準法の女子保護規定についても改正が行われましたけれども、これによりまして女子の職域はどのくらい拡大したんでしょうか。 | ||
○山東昭子君 また、女子保護規定の見直しについては労働省はどのように考えておられるでしょうか。 | ||
○山東昭子君 結婚、出産、そして育児などの理由により職業生活を中断した女性の中には、再就業を望みながらも就業希望条件と企業の提示する条件とが合わないというような問題、あるいは職業能力の陳腐化などのために就業することのできない者が非常に数が多いということが言われておりますけれども、...全文を見る | ||
○山東昭子君 子育てが終わった主婦の再就職希望者に対してどのように能力開発の機会を提供していくお考えか、これも聞かせていただきたいと思います。 | ||
○山東昭子君 いよいよ春になって女性たちが新しい職場に進出する。いろんな夢を膨らませている人も多いだろうと思いますけれども、女性労働者の中には、もっともっと自分自身を磨いて職場の中でその企業のために働きたいと思っていても、逆になかなか企業側が研修を受けさせないというような状況があ...全文を見る | ||
○山東昭子君 そこで、希望に胸を膨らませている女子労働者に対しまして、キャリアウーマンの先輩であられる松原局長に、やはり今までいろんな女性労働者を見てこられて、あるいはいろいろな企業などの状況も見てこられて、何かアドバイスといいましょうか、心構えをひとつお伺いしたいと思います。 | ||
○山東昭子君 とにかく企業と労働者の両サイドのニーズが高まっている折から、最も大切なことは、各都道府県の婦人少年室の人員の数、これももちろん大切なことですけれども、やはり親身になって話を聞く、そういう人を置くなど体制整備を図ることが重要だと考えるのですけれども、この問題に関しては...全文を見る | ||
○山東昭子君 ただブームだから働くというようなことではなしに、女性も目的意識を持って働くということ、そういう人たちの方がむしろ仕事も長続きするというようなことも言われております。そしてまた、女性労働者にとって何よりも大切なことは、やはり配偶者なりあるいは子供たちなりその家族の協力...全文を見る | ||
04月16日 | 第123回国会 参議院 労働委員会 第5号 議事録を見る | ○山東昭子君 私は、昭和四十九年に当選をして初めて党の責任者として手がけたのが心身障害児者の問題でした。そのころから比べると社会環境も障害者もその家族たちもぐっと明るく開放的になったと思います。そして、ことしは国連障害者の十年の最終年に当たり法改正が行われるということは大変意義深...全文を見る |
○山東昭子君 障害者と一口に言いましても、程度の差はもちろん、それぞれの個性の違いは想像を絶するものがあります。十数年前に大分県の太陽の家を見てまいりましたけれども、障害者に合わせた作業環境、そして実に障害者が効率よくそして誇りを持って働いているのを見まして心を打たれました。 ...全文を見る | ||
○山東昭子君 最近、障害者雇用が立ちおくれている企業を悪者扱いする声もございますけれども、私は必ずしも障害者の雇用の促進にこれは役立つとは限らないと思います。むしろ、障害者雇用に積極的に取り組んでいる企業を一般人にわかるように表彰をするなどして、そのような工夫をした方がよいのでは...全文を見る | ||
○山東昭子君 雇い入れの促進ということももちろん重要ではございますけれども、障害者の職場定着のための施策も非常に重要だと考えますが、今回の法改正でその点はどのように措置されたのでしょうか。 | ||
○山東昭子君 精神薄弱者の雇用対策の前進のためどのような取り組みをしてきたか、また今後の雇用対策をどのように進めていくのか、お伺いしたいと思います。 | ||
○山東昭子君 私も今まで学校や施設などを見てきて感じたことですけれども、今までは精神薄弱者のためには大変やりやすい仕事からいろんな施設なんかでやっていたわけです、シイタケづくりであるとか、あるいは焼き物であるとか。ところが、企業の方から見ますと余りそういうことは役立たない。ですか...全文を見る | ||
○山東昭子君 障害者雇用を進めていくためには、事業主を初めとする関係者が一丸となってこれに取り組んでいくことが大切であると同時に、国民一般の理解と協力が不可欠であろうと思います。このためには障害者の雇用促進に関するPRが大変重要だと考えますけれども、いかがでございましょうか。 | ||
○山東昭子君 障害者の雇用対策に係る国際協力を積極的に推進すべきだと思いますけれども、こうした国際協力の現状及び今後の方針はいかがでしょうか。 | ||
○山東昭子君 こうした国連障害者の十年というような問題は、次々と労働省もいろいろなお仕事がおありでしょうから、まあ十年、ここで一区切りがついたからこれでいいやということでついつい終わってしまうことのないように、今後やはり着実にこうした障害者の雇用対策を進めていかなければならないわ...全文を見る | ||
○山東昭子君 この障害者の問題というものは、過度の同情やあるいは人権問題を大上段に振りかざすのではなしに、外国へ行くといつも感じるのでございますけれども、外国の人たちは非常に淡々とそしてさりげなく健常者と障害者というものが協力し合ってやっているなということをつくづく私ども痛感をい...全文を見る | ||
06月18日 | 第123回国会 参議院 労働委員会 第11号 議事録を見る | ○山東昭子君 まず最初に、二点お伺いしたい。 労働時間については、既に労働基準法により一日と一週間単位の法定基準が定められていますが、なぜそれ以外の法律が必要なのかということ。また、使用者が守らなければならない最低基準の法的効果は今までもあり、それを上回る時間短縮は労使間で協...全文を見る |
○山東昭子君 経済審議会で審議されている新経済五カ年計画では、平成八年度までに年間総労働時間千八百時間にしたいということですが、労働省の毎月の勤労統計調査では平成三年度が二千八時間平均になっておりますが、この二百時間以上の差を縮めるには、大臣、どうすればできるとお考えでしょうか。 | ||
○山東昭子君 労働省では、一九八九年の年間総労働時間について欧米との比較を発表しておりますが、欧米では一人で二つ以上の職業を持つマルチジョブも見られるといいます。我が国でも以前、国鉄時代の労働者がアルバイトをしていたことがございました。こうした実態を踏まえますと、推計値だけで単純...全文を見る | ||
○山東昭子君 千八百時間を法的基準内で考えますと、残業部分の余地がゼロに等しいわけですね。残業は、企業の景気の変動に応じてふやしたり減らしたりしながら労働力の大幅なレイオフを回避するというプラスの機能があると思います。その点から、千八百時間の目標が国民の、特に使用者のコンセンサス...全文を見る | ||
○山東昭子君 残業削減のために、現在二五%以上となっております時間外の休日労働の法定割り増し賃金率の引き上げが検討されているようですけれども、果たして残業の削減になるかということでございます。私もこの委員会の視察で大手の自動車工場に参りましたけれども、労使で話し合うと労働者がみず...全文を見る | ||
○山東昭子君 次に、労働基準法の見直しについて伺います。 現在、原則として週四十四時間が基準になっておりますが、実態として多くの事業所でこれは適用されているのでございましょうか。 | ||
○山東昭子君 今お話がありましたように、時短が困難な業種や中小企業には猶予措置として週四十六時間、特例として四十八時間という基準がありますけれども、こうした対象事業所というのは業務の性格上今後も大幅な時短は困難ではないかと思いますが、その辺の見通しはいかがでございましょうか。 | ||
○山東昭子君 これまで四十八時間から四十六時間、四十四時間と段階的に短縮されるように図られてきましたが、今回の見直しも四十二時間制というくらいが考え方として妥当なのではないでしょうか。 | ||
○山東昭子君 先ほどもちょっとコストアップの点については触れられましたけれども、企業にとって週二時間以上の短縮は相当なコストアップになると思われますが、どの程度を見込んでおられるのかお伺いしたい。 | ||
○山東昭子君 労働コストのアップが生産性を上回る場合、最も頭が痛いのは当然製品価格のアップになることでございます。すると国民は、休みはふえたけれども物価は上がるし、どこに遊びに行っても人件費アップでサービス産業の利用は高くつく、また日給の人は収入が少なくなる。先日タクシーに乗りま...全文を見る | ||
○山東昭子君 続いて、ホワイトカラーの労働時間管理の見直しについてお伺いしたいと思います。 ホワイトカラーとブルーカラーとは区別して考えるべきなどの論議があると聞いておりますけれども、私もアメリカの企業を幾つか視察をいたしまして感じたんですが、会社の中でフィットネスクラブをつ...全文を見る | ||
○山東昭子君 さらに、一部の企業では管理職を中心に年俸契約社員制という方法もあらわれておりますし、雇用契約や賃金の支払いの方法などについても、ホワイトカラーの労働基準に関する見直しが必要だと思いますけれども、その点はいかがでございましょうか。 | ||
○山東昭子君 よく労働の後の休息は最大の喜びであるというような話もございますけれども、大臣はゆとりであるとかあるいは快適さ、こういうことは一体どういうことが目標といいましょうか、大臣のお考えになるそうした理想というもの、それをちょっとお聞かせ願いたいと思います。 | ||
○山東昭子君 私も昨年、科学技術庁長官として、二十一世紀に向けて「ゆとり」・「優しさ」・「快適さ」を考える懇談会を設けまして、さまざまな研究をして仕事をしてまいりましたけれども、生活大国を目指す我が国の勤労者が男女ともに気持ちよく働けるような環境づくりに労働省が全力を尽くしてくだ...全文を見る |