上吉原一天

かみよしはらいってん



当選回数回

上吉原一天の1997年の発言一覧

開催日 会議名 発言
02月21日第140回国会 参議院 地方行政委員会 第5号
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○上吉原一天君 私は公務員倫理、消防行政、そして児童扶養手当について質問いたしたいと思います。  今、毎日のように報道されます国家公務員の不祥事、地方の官官接待、空出張などの問題は、公務員への信頼を失墜させ、ひいては行政そのものに対する国民の信頼を失わせるというまことに嘆かわし...全文を見る
○上吉原一天君 今お答えのとおり、やはり構造的、組織的な問題が含まれておりますので、真摯な取り組みが必要だと思います。  このような認識のもとに、まず最初に国家公務員の関係につきましてお尋ねをしまして、それとの関連で地方公務員の取り組みをお尋ねしたいというふうに思います。この問...全文を見る
○上吉原一天君 これは今までの措置の繰り返しじゃないかというふうに私は認識しておりますので、具体的、個別的に私の考えを申し述べまして、お答えをいただきたいと思います。  まず、宣誓の問題です。  これは職員が採用されるときに、必ず全体の奉仕者として公共の利益のために常勤すべき...全文を見る
○上吉原一天君 具体策を考えていただきたいと思います。  次に、目先の背信的な行為ばかりではいけません。ふだんの教育、倫理教育が必要でございます。公務員の採用後に現実に即した研修教育がなされているのかどうか、あるいは足らない部分は今後どうするのか、その辺の問題をお伺いいたしたい...全文を見る
○上吉原一天君 次の問題ですけれども、現行の国家公務員法なりあるいは地方公務員法に規定されます非行のとらえ方の問題についてでございますが、非行についての考え方に少しばらつきがあるのではないかというふうに思います。これは非行という表現が余りにも抽象的過ぎるからだと思います。  法...全文を見る
○上吉原一天君 今、与党が勉強しております倫理法というのは、まさにここの部分を具体的な基準でとらえようと努力しているわけです。政府も今、服務管理官ですか、そういう形でやると言いますけれども、その個々人の判断で考え方も違うと思いますし、また各省ごとにいろんな考えが出てくる、それを基...全文を見る
○上吉原一天君 繰り返しになりますけれども、今までなぜ実効が上がらなかったのか。通達、規程、やっていますね。それはやはり強制力がないからなんですよ。だから、今後検討する場合には必ず歯どめ措置、国民に対する明確な説明、これができるような措置を考えていただきたいと思います。  それ...全文を見る
○上吉原一天君 現在、公務員が退職した場合についてはさかのぼって懲戒処分にできないということになっておりますけれども、在職中の信用失墜行為が退職後に事実関係が明らかになった時点で、法的安定性を害さない範囲内でさかのぼって懲戒免職にできるという法改正についてはいかがでしょうか。
○上吉原一天君 私は退職後でも懲戒免職処分にする理由が十分ある、またできるというふうに考えますので、これは後の研究材料にしていきたいと思います。  大臣、いずれにしてもこの公務員倫理の問題は国、地方を通じて大変な問題ですので、先ほどおっしゃいました真摯な気持ちで取り組んでいただ...全文を見る
○上吉原一天君 通信網の寸断の場合に電話がつながらない、そういう状態におきましても携帯電話というのは比較的使える状態にあったというふうに聞いております。ただ、この携帯電話の使用の問題につきましても、携帯電話から一一九番通報した場合にその通報が必ずしも最適な地元の消防本部につながら...全文を見る
○上吉原一天君 あと、ヘリコプターその他について予定しておったんですが、時間が参りましたので、これで終わります。
03月27日第140回国会 参議院 地方行政委員会 第8号
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○上吉原一天君 まず、消防庁にお伺いをいたします。  私は、前回の二月二十一日の地方行政委員会におきまして、阪神・淡路大震災に関連しまして、発生から丸二年が経過をしたこの中で、災害に対する政府のお取り組み状況について御質問をいたしたわけでございます。  この二年間に、政府にお...全文を見る
○上吉原一天君 今のお答えにありましたように、ヘリコプター、大変な活用をされておるということでございますけれども、ちょっと足らないのではないかと思うのは救急への活用の状況でございます。万一大きな災害が起こった場合には、その近隣の各地方公共団体間の相互支援体制というのが当然とられる...全文を見る
○上吉原一天君 今のお話にもありましたように、ヘリコプターの活用状況、しかも救急に限って言えば離島の活動が中心になっているという傾向が否めないということだそうですけれども、これではやはり宝の持ちぐされという感がしないわけではないわけでして、今後は平常時におきますヘリコプターの救急...全文を見る
○上吉原一天君 今のお答えにありましたように、ヘリコプターの問題、そして救急の問題はひとり消防庁の問題だけではありませんので、関係各省庁と連絡をとりながら拡充に努めていただきたいというふうに思うわけでございます。  いずれにしましても、これから近い将来ヘリコプターを導入する自治...全文を見る
○上吉原一天君 今、ヘリコプターにつきましていろいろお尋ねをしたところでございますけれども、大臣、このヘリコプター整備の問題につきましてどんなお考えなり御感想をお持ちなのか、お聞かせいただければありがたいと思います。
○上吉原一天君 ぜひそのような方向で取り組んでいただきたいということをお願いいたしておきます。  次に、地方分権の推進に関しまして、特に中核市の問題を中心にお伺いをいたしたいというふうに思います。  まず、中核市ですけれども、これは昨年、平成八年の四月に十二市が指定をされまし...全文を見る
○上吉原一天君 まだ発足してから一年なので、具体的な事務の流れなんかについては戸惑いがあるかもしれません。しかし、ただいまの大臣の積極的な評価そして期待というのはこれから地方分権を進める上で大きな後ろ盾になるものだというふうに思います。  今お話もありましたけれども、この中核市...全文を見る
○上吉原一天君 そうすると、今のお答えのように、四市については申し出の準備中、七市についても近々申し出をしたいという意向を持っているようだということでございますけれども、これはいつぐらいまでをめどにそういったことが進められるんですか。指定というのは時期があるんでしょうか。
○上吉原一天君 時期の問題は次の問題とも関連しますので、そちらでもお聞きしたいと思うんです。  地方分権、前倒しでやれというような時世の中でゆっくりやっていていいのかなという気がしますので、次の関連の中で御質問したいと思います。地方分権の推進の受け皿としての中核市の役割の問題、...全文を見る
○上吉原一天君 現在の指定が非常に数少ない、その中で地方分権の推進役、リード役として役割を期待したいと、何か割り切れないんですよ。もしリード役であれば、地方分権というのは一般の市町村まで全部やるんでしょう、区分けするんですか、全部の市町村が該当するならば、面積要件、昼夜間人口、こ...全文を見る
○上吉原一天君 最初の大臣の答弁が非常にすばらしいんですよ。私は、事務当局の答弁よりも大臣がお答えになった、小さいところも実験を積み重ねて早目にやると、こういう姿勢でぜひ取り組んでいただきたいと思います。  それで、最後になりますが、地方分権に関しまして三月の二十五日、経済企画...全文を見る
○上吉原一天君 ありがとうございました。またそれは勉強して取り組みたいと思います。  最後に、ちょっと細かい問題になりますけれども、地方交付税の基準財政需要額の算定に当たって用いられます寒冷度補正について質問をいたします。  この制度は、地方の寒冷による財政需要の落差を補正す...全文を見る
○上吉原一天君 終わります。
05月27日第140回国会 参議院 地方行政委員会 第11号
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○上吉原一天君 外部監査の件につきまして質問をいたします。  まず、今回の改正案の内容について、新しくつくられる外部監査制度、これは従来の監査委員制度とどのように違うのか、簡単に御説明いただきたいと思います。
○上吉原一天君 お答えの趣旨は理解をいたすわけでございますが、外部監査人の識見の程度、これを法文の規定から見ますと「普通地方公共団体の財務管理、事業の経営管理その他行政運営に関し優れた識見を有する者」ということでございまして、一定の資格を有する者という条件はつきますけれども、基本...全文を見る
○上吉原一天君 それでは、情報公開についてお聞きをいたしたいと思います。  情報公開法制につきましては、国の行政改革委員会で昨年の十二月に「情報公開法制の確立に関する意見」というのが出されまして、地方公共団体につきましても意見が表明をされております。すなわち、地方自律性を尊重し...全文を見る
○上吉原一天君 自治体の場合に、それぞれの自律性にゆだねるという情報公開法は民主主義の基礎の上に市民の行政への参加、監視という代表民主制の実質的な担保をなすものであると思います。国の要綱案では、行政文書の開示を要求する権利は国民主権の理念からくるものとしておりまして憲法上に基礎を...全文を見る
○上吉原一天君 今お話にありましたように、地方の情報公開というのは国よりも先行していたことの先導的な役割は認めますけれども、自治体条例はまちまちでございまして、制度の充実に向けてまだまだ問題が多いかと思います。  例えば情報開示の対象機関について、要綱案では行政機関について例外...全文を見る
○上吉原一天君 情報公開の法制化というのは、今後の行政運営における最重要課題であるというふうに思います七国のあらゆる情報は、非開示とすべき合理性のあるものは当然除くとして、基本的にすべて公開されなければならないというのが大原則だと思います。なぜならば、情報は基本的には国民、住民の...全文を見る
○上吉原一天君 終わります。
05月29日第140回国会 参議院 地方行政委員会 第12号
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○上吉原一天君 いわゆる暴対法は、今お話がありましたように施行後五年を経過したわけでございますが、この間に一般国民の間では暴力団排除の機運が高まりました。また、警察の方でも従来以上に暴力団対策に力を入れて取り組んでこられまして、その成果も着々と上がっておるというふうに理解をいたし...全文を見る
○上吉原一天君 暴力を背景としましてみずからの利益を求めるという団体がはびこるということは民主主義の社会では決して許されることではなく、また暴力団をみずからの利益を守るために利用したり、あるいは面倒なことを避けるためにこうした者に金銭を与えるということは暴力を助長するということに...全文を見る
○上吉原一天君 最近における利益供与事犯、商法四百九十七条ですか、この検挙の状況はわかりますか。
○上吉原一天君 総会屋に対しては厳しい態度で臨んでいただきたいと思います。  次に、今回の改正案の内容について数点お伺いをいたしたいと思います。  まず、今回の改正案では、指定暴力団等や指定暴力団員の業務に関して行われる暴力的要求行為を防止するため、公安委員会が必要な事項を命...全文を見る
○上吉原一天君 理由はわかりましたけれども、この改正の十二条の二では一定の要件に該当した場合に規制をするということになっていますが、具体的な事例としてどんなものを想定しているんでしょうか。
○上吉原一天君 暴力団が民事事件に介入いたしまして資金を得ているという話があるわけでございますが、その形態として威力を利用して債権の取り立てを行うということでございます。現行法では高利の債権取り立て行為以外は規制がないというふうに理解をしておりますけれども、今回の改正案で新たに不...全文を見る
○上吉原一天君 今お話がありましたように、バブル経済の崩壊の影響もありまして、金融機関の不良債権の処理問題が論じられてきたところでございますが、こうした問題に暴力団が関与しまして資金を得ているという話も耳にしております。改正案に規定されているような不当債権取り立て行為も債権回収な...全文を見る
○上吉原一天君 我が国の治安については安全神話があり、またそれだけ国民が警察を信頼しておるということでございますので、ひとつ暴力団対策についても全力を挙げて取り組んでいただきたいということをお願いしまして、終わります。
09月04日第140回国会 参議院 決算委員会 閉会後第5号
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○上吉原一天君 昨日、中央省庁の再編成のための中間報告が行革会議によりまとめられました。この中間報告は、橋本総理、武藤総務庁長官、水野補佐官等を初めといたしまして、各委員の先生方の真夏の集中討議、しかも約三十回にも及ぶような討議を経ましてまとめられたものというふうにお伺いをいたし...全文を見る
○上吉原一天君 ぜひそのスリム化を目指しまして、小さな政府、効率のいい政府、そして信頼の置ける活力ある政府にするように御努力をお願いしたいというふうに思います。  それでは次に、今日、世界的な課題となっております男女共同参画社会の実現への政府の取り組み、それから考えについてお伺...全文を見る
○上吉原一天君 政府は、この実現に向けましてこれまでどのように取り組みを推進してこられたのか、そしてまた今後どのような方策を実施しようと考えているのか、お伺いをいたします。あわせて、これらに対する予算措置をどの程度講じようとしているのかもお伺いをいたします。
○上吉原一天君 この社会の実現につきましては、もう述べたところでございますけれども、特に地域社会におきまして形成をされてきました文化的、歴史的阻害要因を克服して男女のイコールフットの認識を深めていくことが重要な課題というふうに思います。したがって私は、住民に身近な地方公共団体の役...全文を見る
○上吉原一天君 地方に対する金額は非常に少ないわけですけれども、一つの項目を新設するという努力は評価をしたいと思います。今後ますます充実について努力をお願いしたいということでございます。  最後に、官房長官、御承知でしょうか、かのインドのマハトマ・ガンジーはこう言っておるようで...全文を見る
○上吉原一天君 ありがとうございました。  次に、会計検査院法の改正につきまして御質問をいたします。  本年の五月三日に現行の会計検査院法が施行されましてから満五十年となったわけでございますが、その前日の当決算委員会におきまして、我が党の松村委員が会計検査院法の見直しにつきま...全文を見る
○上吉原一天君 現時点での御答弁でございますので、やむを得ないというふうに思います。  次に、官房長官の方にお伺いをいたしますが、国会から会計検査院に対しまして特定事項の検査要請の規定を新設する問題については、内閣の立場からもその影響について調査分析をし、その得るところ、それか...全文を見る
○上吉原一天君 次の問題に移ります。  国会の決算委員会と会計検査院の有機的連携の重要性についてでございます。  国会の決算委員会と会計検査院の連携につきましては、歴代の会計検査院長から的確な御答弁をいただいておりまして、今さらその重要性につきまして申し上げることはないかと思...全文を見る
○上吉原一天君 それでは、会計検査の個々の問題につきましてお伺いをいたしたいと思います。  まず、地方公共団体の監査機関との関係についてでございます。  さきの通常国会におきまして、地方監査制度の改正を主な内容とします地方自治法の一部を改正する法律案が成立をしまして、平成十年...全文を見る
○上吉原一天君 地方監査制度の強化という観点から、会計検査院としましては、各地方自治体の監査機関との関係、そしてそれらとの連携、これにつきましてどのように認識をしておるでしょうか。
○上吉原一天君 それでは、先ほど武藤大臣の方に御決意をお伺いいたしましたけれども、公務員の定員について事務当局にお尋ねをいたします。橋本内閣は、変革と創造の旗印のもとに、戦後五十年余にわたりまして我が国の発展を支えてきました経済社会の限界を認識し、これを二十一世紀にふさわしいもの...全文を見る
○上吉原一天君 今までの取り組みについてわかりましたけれども、私は、やはり現行のやり方では余りにも各省の第一次判断を尊重し過ぎる嫌いがあるというふうに思います。もし各省庁の第一次判断を尊重しますと、私は危惧しますのは、業務の繁閑に関係なく、職員の抵抗の少ないところ、やりやすいとこ...全文を見る
○上吉原一天君 それでは、なお定数の適正なあり方について御努力をお願いしたいというふうに思います。  次に、地方公務員の定員についてお伺いをいたします。  これは、推移を見ますと全体として増加しておるということでございますけれども、分析してみますと、法的に必置が義務づけられて...全文を見る
○上吉原一天君 自治省は、毎年地方公共団体の給与の実態調査に当たりまして定員指導を行っておりますけれども、その際の指導の基準として二種類利用しているようです。  一つは定員モデル計算式による係数、それからもう一つは類似団体別係数、いわゆる類団別係数、これのようでございますけれど...全文を見る
○上吉原一天君 自治省は、地方交付税の算定に当たりまして、標準団体を設定して、この団体のあるべき行政水準を想定して必要な財政需要額をはじき出すということをやっておりますけれども、この際の標準団体の職員数はどのように組み込まれているんでしょうか。これは地方団体におけるあるべき理論的...全文を見る
○上吉原一天君 どれだけの職員数で自治体運営を行うかというのは、最終的にはそれぞれの自治体の自主的な判断によるものですから、あるべき定数の基準を見出すことは大変難しいとは思いますけれども、自治省としてなお一層効率的な基準の作成のために努力をすべきではないかというふうに思いますが、...全文を見る
○上吉原一天君 なお一層の努力をお願いいたします。  次に、特別職国家公務員の任用に係る法的整備の問題についてお伺いをいたします。  このところ新聞、テレビなどマスコミを中心に数日中に実施をされる自民党総裁選挙に関連しまして、総裁選後内閣改造が行われるのではないかとの報道がご...全文を見る
○上吉原一天君 意味がないものなんですか。
○上吉原一天君 今のに関連して、宮内庁の職員、これは過去においてこの叙級制度が直接適用されない官職、例えば東宮大夫、式部官長、女官、東宮侍従などが置かれているわけですけれども、これらの任用の根拠は現行法上あるのでしょうか。また、これらの職員の服務関係、これはどのような法的規制が課...全文を見る
○上吉原一天君 今、政府を挙げまして行財政改革に取り組んでおりますし、もう戦後五十年以上もたっているわけですから、古い制度が残っているというのは問題だというふうに思います。機会をとらえて早急に、個別法でもいいです、整備を図っていただきたいということをお願いしておきます。  次に...全文を見る
○上吉原一天君 現行の定年制の内容でございますけれども、原則六十歳定年、例外はあるんでしょうか。また、あるとすればどのような場合に認められるのか、そしてその例外適用の実数はそれぞれの事由ごとにどのようになっておりましょうか。
○上吉原一天君 民間部門における実態との比較ということも大切だと思います。  現在、民間で定年制を設けている企業の割合はどの程度であるのでしょうか。また、その場合には何歳を定年年齢としているのでしょうか。お伺いいたします。
○上吉原一天君 先ごろ人事院が事務次官、各庁長官などの定年年齢を引き上げる特例措置を設けたところでございますけれども、これだけで早期退職慣行の是正が可能となるものではないというふうに思いますけれども、いかがでしょうか。
○上吉原一天君 最後に、現行法では公務員の勤務条件はいわゆる民間準拠が原則とされておりまして、民間の状態に応じまして公務員の勤務条件が組み立てられているということですけれども、先ほどお話がありました定年制の設定の場合にはなかなか民間の方が思うようにいかない。それに先行する形で公務...全文を見る
○上吉原一天君 ほかに予定した質問もあるわけでございますが、時間でございますので終わります。ありがとうございました。
12月04日第141回国会 参議院 地方行政委員会 第3号
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○上吉原一天君 まず、自治体病院の医薬分業について御質問をいたしたいと思います。  現在、国民の間では病院などの医療機関に対しまして薬価差で不当にもうけているという批判が高まっていることは御承知のとおりでございます。このような事態をなくすためにはいわゆる医薬分業を実施することが...全文を見る
○上吉原一天君 現在、国立病院では三十八のモデル病院を指定しまして院外処方せんの発行推進、いわゆる医薬分業を進めているように聞いております。また、国立大学の附属病院でも近年着実にこれが進んでおるということでございます。  そこで、医薬分業につきまして、都道府県立病院や市町村立病...全文を見る
○上吉原一天君 私の地元の栃木県では、院外処方せんの発行モデル病院であります国立栃木病院が本年の十月一日から院外処方せんの全面発行に踏み切っております。県内には自治省とも関係の深い自治医科大学附属病院があるわけでございますが、資料によりますと、この病院の院外処方せんの発行率という...全文を見る
○上吉原一天君 自治体病院は、既に御承知のとおりそれぞれの地域医療の中核機関としての役割を持っております。ですから、さきにも述べました医薬分業が着実に進む中で自治体病院もこの方向に向かって積極的に努力すべきだというふうに考えますけれども、これらの病院に対して今後どのように指導して...全文を見る
○上吉原一天君 大臣の大変前向きな答弁をいただきました。その方向で努力していただきたいと思いますが、いずれにしましても、現在の自治体病院の経営というのは薬価差益に非常に大きく依存しておりまして、この現状は極めて危険だというふうに思います。厚生省の方は来年の四月から一〇から一五%の...全文を見る
○上吉原一天君 それでは、次の問題に移らせていただきたいと思います。景気対策の問題でございます。  今、我が国は大変深刻な景気状況にございまして、一刻も早い対策が急がれております。先日の十一月十八日に決定されました政府の緊急経済対策では地方経済に対する配慮が十分とは言えないよう...全文を見る
○上吉原一天君 大変難しい状況にあるとは思いますけれども、やはり地域活性化、地域経済の活性化というのは非常に大切な問題でございますので、あらゆる知恵を絞ってこの対策に早急に取り組んでいただきたいというふうに思っております。  ちょっと時間がないので最後になりますけれども、来年度...全文を見る
○上吉原一天君 終わります。
12月09日第141回国会 参議院 地方行政委員会 第4号
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○上吉原一天君 地方分権推進委員会の諸井委員長さんを初め各委員の先生方におかれましては、第一次から第四次までにわたります勧告の取りまとめにつきまして大変な御苦労をなさったと思います。敬意を表したいと思います。  今回、私自身の経験も踏まえまして若干御質問をさせていただきたいと思...全文を見る
○上吉原一天君 関与の原則というのをはっきりさせたということは大変評価できると思います。  ただ、個別関与の仕方も、従来ですと通達行政ということが言われておりまして、国の方がどんどん通達を出して地方団体の手足を縛るということがあったわけでございます。  私が考えるところにより...全文を見る
○上吉原一天君 次に、経費負担の問題についてお伺いをいたします。  現行制度のもとにおきましては、国と地方の経費負担について、固有事務、団体事務、それから機関委任事務、こういった事務の性格にかかわらず、地方公共団体が実施主体となる事務、事業の費用につきましては地方公共団体が全額...全文を見る
○上吉原一天君 今の問題は財源全体の措置の問題ともかかわってくる大きな問題だと思いますので、その中でまた検討していただきたいというふうに思いますけれども、時間がないので次へ移ります。  行政のスリム化の問題をちょっとお伺いいたします。  国民が今地方分権を望む、規制緩和を望む...全文を見る
○上吉原一天君 今回の第四次勧告の中で、新しく人口二十万の市に対する権限移譲が勧告をされますけれども、人口だけをとらえて権限に差を設けるという考えに至ったのはどういう御趣旨なんでしょうか。
○上吉原一天君 私は、せっかく権限を移譲するなら中核市に準じたような権限、特に町づくりの権限というのが各市町村から非常に強い要望があると思うんですね。その辺も含めて検討すべきではなかったのかなというふうに思っております。  時間がないので次に移りたいと思いますけれども、財源の問...全文を見る
○上吉原一天君 今まで地方税財源の充実というのを五十年間も叫び続けて実現できなかった。政府答弁では常に国の財政と地方の財政は車の両輪だというふうに言っているわけですけれども、いつも踏みにじられるのは地方だったわけですね。そこで、今回の分権委員会に期待するところが多かったわけでござ...全文を見る
○上吉原一天君 終わります。
12月16日第141回国会 参議院 決算委員会 閉会後第1号
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○上吉原一天君 自民党の上吉原一天でございます。  まず、公務員の組織、定数についてお伺いをいたしたいと思います。  私は、前回の決算委員会で、武藤前総務庁長官に、行政のスリム化への姿勢そしてどう取り組むのかという手順についてお尋ねをいたしました。その後、十二月三日、行革会議...全文を見る
○上吉原一天君 ただいまのお答えにもありましたように、絵はできたわけでございます。それをいかに実行するかがこれからの課題でございますが、最終報告では定員の削減につきましてこう書いております。「省庁の再編と事務・事業の減量、効率化方策の実施に対応し、定員の大幅な削減を進める。」、こ...全文を見る
○上吉原一天君 積極的な取り組みの姿勢は見えるわけでございますが、なかなか具体論に踏み込めないというお話でございます。  現在のこの数値は一府二十一省庁、現在の省庁の定員の中から割り出したものだというふうにお考えのようでございますが、地方分権、これは昨年第一次勧告が出ましてもう...全文を見る
○上吉原一天君 違う、違う。
○上吉原一天君 私は、当面の対策というのはまた後で御質問したいと思うのでございます。  将来の二〇〇一年スタートの改革がありますけれども、これについてどういう取り組みで、これは一遍に実現するわけじゃありません、十年間長い間かかります。そうすれば、きちんとした具体策を立てながらや...全文を見る
○上吉原一天君 わかりました。やはり地方分権と規制緩和というのは車の両輪というふうに書かれておりますので、ぜひそのような取り組みをお願いいたしたいというふうに思います。  この中では、あわせて本省の内部部局の局課の数も削減するというふうにされているわけですけれども、これらはどの...全文を見る
○上吉原一天君 現在、局課の設置基準がないというお話でございます。設置法が改正になりますと、法律事項は法律で、政令事項は政令でというふうに整理されるんじゃないかというふうに思いますけれども、これは各省と折衝しまして、今言ったような抽象的な事務量の算定、事務量はきちんとした数字が出...全文を見る
○上吉原一天君 こういう大改革なわけです。国民が知りたがっていることはきちんとする。また、従来のように役所同士の話し合い、折衝、こういうことで決まって国民に明らかにされない、そのままお蔵入りということでは困るわけでございますから、ぜひ明確な基準を国民にわかりやすくお示しをいただき...全文を見る
○上吉原一天君 その各省が与えられた範囲内で適切に対処するというのが問題なんです。  この前、九月四日に私が質問したときに、あなたの答弁でこういうのがあるんです。現在の定員管理に当たっては、各省庁の削減可能数を原資として、という言葉ですね。私は、この原資という言葉、こういう考え...全文を見る
○上吉原一天君 そうすると、政府全体を通じて欠員の不補充あるいは新規採用の抑制という指導あるいは閣議決定なりは行わないと、こういうことですか。
○上吉原一天君 一層の努力をお願いいたしたいと思います。  では次に、来年度の今度、組織の方ですけれども、やはり組織もこれは徹底した減らしという報告が出たわけですから、来年度はまさか増加することはないと思いますが、この辺どうなんでしょうか。  従来ですと、組織のときにはスクラ...全文を見る
○上吉原一天君 来年どうなるか余りはっきりわからなかったんですが、時間がないので次に移りたいと思います。  今度は地方の方の問題ですけれども、国の行財政改革に合わせまして地方の方も同様の努力が求められておりますが、自治大臣は地方の行財政改革につきましてどのような決意でこれに当た...全文を見る
○上吉原一天君 国の組織改編に伴いまして地方の方の組織がどうなるのかということでございます。  地方の組織は、従来ややもすれば国の縦割り行政の流れをくんだ仕組みになっておるわけでございます。もちろん企画部などといいまして、独自の創意工夫もあったわけでございますけれども、大半が縦...全文を見る
○上吉原一天君 今お話がありました定員についても当然要請があるわけでございますけれども、スリム化、これは大変だと思います。  特に、地方の場合は政令でもって定数が決まっているというのも多いわけでございますし、また必置規定などがありましてどうしても置かなくちゃいけないというような...全文を見る
○上吉原一天君 次に、赤字削減の関係と地方債の問題についてお伺いをいたしたいと思います。  まず、財政構造改革の目標の国、地方をあわせた赤字削減の問題と、地方へのしわ寄せの可能性の問題でございます。  先日成立をいたしました財政構造改革法におきましては、当面の課題として、平成...全文を見る
○上吉原一天君 丁寧な答弁をいただいたわけでございますけれども、余りはっきりしなかったんです。  じゃ、国と地方の責任分担割合というのは決まっていない、こういうことですね。  それから、これをやるには国と地方一体でやっていく、こういうことでございますけれども、国と地方は車の両...全文を見る
○上吉原一天君 大蔵大臣のお答えをいただきましたが、自治大臣はこの問題についてどうお考えですか。
○上吉原一天君 自治大臣の方からも、国、地方を通じて一体となって頑張っていくということでございますが、その一体がくせ者ですから、大臣、心して取り組んでいただきたいとお願いをいたしまして、終わります。