河井克行

かわいかつゆき



当選回数回

河井克行の2010年の発言一覧

開催日 会議名 発言
04月16日第174回国会 衆議院 法務委員会 第7号
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○河井委員 おはようございます。自由民主党の河井克行です。  ここに一冊の本を持ってまいりました。題名が「司法の崩壊 新任弁護士の大量発生が日本を蝕む」、帯に「とんでもないことが法曹界で起きている 法曹人口の粗製濫造—「法科大学院」と「年間三千人増員計画」により大混乱する日本の...全文を見る
○河井委員 今の答弁からも、恐らく役所内では危険書扱いをされているんだなということがうかがい知れました。政治家が時間のあるとき読みますと言うのは社交辞令ですから、時間があっても読まないと思いますので、きょうの私の質問をしっかりと聞いていただいて。  これを出した後、もう一年六カ...全文を見る
○河井委員 今、かなりな乖離が見られるという御発言でありました。  私は、後でまた詳しく申し上げますが、もはや制度を小手先で、また新たな税金を投入したり、いろいろな人を配置したりして改善する段階ではない、制度自体の本質的な欠陥が明らかになってきている。  先ほど、もう制度がで...全文を見る
○河井委員 今、大臣は、大きく分けて二つ理由が類推されるとおっしゃいました。一つは司法試験の合格率が余り上がっていないということ、もう一つは就職難だということなんですけれども、私は、前者は理由になっていないと思うんです。  というのは、御承知のとおり、大臣は司法修習の三十四期で...全文を見る
○河井委員 全くそんな金額じゃ済まないんですよ。私の本の百四十三ページを読んでくださいね。ざっと計算しますと、私立の場合、学費で四百十万円、それから生活費、普通、家賃が月六万五千円、生活費が七万二千円として、四百九十三万、合計して九百三万円なんですよ。  それで、さっきも言った...全文を見る
○河井委員 この部屋にはほかにも法曹議員の方がいらっしゃいまして、同僚の稲田朋美さんは三十七期なんですね。あるいは、民主党の方でも辻先生が三十三期ということを聞いておりますけれども、いずれの皆さんもそれぞれ、こんなことを言ってはいけないけれども、別にそんな裕福な家ということじゃな...全文を見る
○河井委員 全部合計しますと、毎年大体二百億円以上、国費が法科大学院に投じられている。  副大臣、私の本を持ってきていただいて、ありがとうございます。  それに加えて、先ほど言いましたように、個人が莫大な費用負担をしてきている。この実態をどう考えるかなんですよ。つまり、お金を...全文を見る
○河井委員 今のは一番わかりやすい例なんですね。ほかにも同じようなことは、現場の意見を聞けば幾らでもある。  ちなみに、学生のうち、受験予備校に何割ぐらい通っていると思いますか。表向きは、法科大学院の教官は、予備校に通っちゃいけないと言い続けているんです。雑感でも結構ですから、...全文を見る
○河井委員 いや、そんなものじゃないんですよ。七割、八割ぐらいが通っているということを予備校の関係者から私は聞きました。中下位校はもちろん、上位校でも先生の目を盗んで行っているということであります。  だから、繰り返しますけれども、三年間、二千万の金をかけて、国家も毎年二百億円...全文を見る
○河井委員 今、大変大臣は奥ゆかしく謙虚におっしゃったんですけれども、現場の意見を聞いていますと、法曹の質は下がってきているんですね。  その幾つかの資料をきょうは持ってきたんですけれども、ただ、大原則でいいますと、下がるなんというのは論外なんですよ。法科大学院制度の生みの親た...全文を見る
○河井委員 そういった法科大学院のもう寒くなるような教育の質の低下、何とかしなきゃいけないということで、文科省が中心となって、いわゆるコアカリキュラムなるものが中教審の場を中心として作成が進められています。  このコアカリキュラムにつきましても私はいろいろな意見を持っておりまし...全文を見る
○河井委員 ということは、コアカリキュラムというのは、いわば最低限の、学習指導要領的なものなんですか、それとも司法試験の出題範囲をそこで画するものなのか、あるいは司法試験も学校も縛らない、単なるお勧め、参考程度なのか。この三種類のいろいろな性格の意見があるわけですよ。  今の副...全文を見る
○河井委員 この点は、僕は実は法科大学院制度の理念にかかわる重要な点だと思っていまして、コアカリを政府が総抱えでつくってあげなきゃいけないということ自体が、法科大学院の教員の皆さんが、自分たちの力で中身のある授業を行う力がありませんよと自白しているみたいなものだ、私はそのように思...全文を見る
○河井委員 コアカリキュラムは、もともとアメリカ生まれで、確かに副大臣おっしゃるとおり、日本では医学教育などで導入されている。  ただ、医師と法曹を同列に論じること自体が、その求められる能力が私は全く違うと考えていまして、医師の国家試験というのは、基本的には、専らその人が持って...全文を見る
○河井委員 ずっと議論をしてきました。きょうは人口のところまで立ち入ることが時間的にできませんでしたので、また別の機会にしたいと思うんです。  私は、法曹養成も含めて、そもそも改革というのはよりよい社会を実現するための手段であって、それ自体が目的であってはいけない、改革自体が自...全文を見る
○河井委員 その言葉、しっかりと受けとめさせていただきましたので、実際の行動でぜひ国民にお示しをいただきたいと思います。  最後になりますけれども、時間不足で聞けませんでしたが、両副大臣が主宰していらっしゃるワーキングチーム、できたら一度私を呼んでくださいね、いろいろな話をさせ...全文を見る
05月20日第174回国会 衆議院 決算行政監視委員会第四分科会 第3号
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○河井分科員 自由民主党の河井克行です。  ちょうど一年前のきのう、司法行政にとって画期的なことが新しく始まりました。法務大臣、それが何なのか、改めておっしゃっていただきたいと存じます。
○河井分科員 裁判員制度はもちろん去年のきのうから始まりましたが、それだけではありません。きょう私が質問を申し上げる項目であります検察審査会の新たな仕組み、いわゆる起訴議決の制度がやはり同じ日から施行されております。裁判員制度とこの検察審査会を含む刑事訴訟法の一部改正案は、平成十...全文を見る
○河井分科員 四月三十日のこれは読売新聞だと思いますが、見出しで「民主、検察審に「圧力」」ということがこの議連について報道されております。中では、議連の中核の方が、「国民感情で司法制度が大きく揺さぶられている。国民の感情で被告席に簡単につけていいのか」と述べたと報じられております...全文を見る
○河井分科員 私が一番心配しておりますのは、一つの議連にすぎないということでありますけれども、その議連の意見がまた与党の中で集約されて、施行されたばかりの検察審査会の新しい仕組み、始まってまだ時間もたっていないのにすぐに改正、そういった機運につながっていくことを一つは危惧いたして...全文を見る
○河井分科員 林さん、これまでなかったからこれからもないだろうということはないと思うんですね。やはり想定の中に、検察審査員、現状では仕組みとして個人名などは特定されておりませんけれども、そういうふうなおそれが本当に未来永劫ないのかということについて私はやはり大変危惧を持っておりま...全文を見る
○河井分科員 今の点について、法務省の御見解をお尋ねします。
○河井分科員 もともとこの検察審査会の新しい仕組みについては、刑事局長、御記憶ならお答えいただきたいんですが、自民、民主、公明、各党が賛成をしておりましたけれども、自民党と民主党、どちらがより積極的に改正派だったでしょうか。
○河井分科員 刑事局長のかわりに答弁しますと、どっちかというと民主党の方が積極的だったというふうに記憶をいたしております。それが、こういうふうな議決が出たからといって、急に制度そのものを変えようというのは明らかに私は御都合主義だということを指摘させていただき、同時に、ゆめゆめ一人...全文を見る
○河井分科員 特に今、いろいろな意味での利害関係者が政権与党の最高幹部の皆さん方のところにいらっしゃいますので、私は、大臣のこの委員会における答弁一言一言が関係者にとっては大変重とうございますので、明確に自分の任期中は考えていないと御答弁をいただきたいなといつも希望いたしておりま...全文を見る
○河井分科員 今初めて聞いた数字なんですが、では、局長さん、今、保護司は全国に何人いて、保護司の皆さんに実費弁償という形で幾ばくかのお金をお支払いしていますね、その金額、ざっくりとした一人当たりに渡っている金額を教えてください。  それから、今のお答えにあった、保護司組織が負担...全文を見る
○河井分科員 この社会を明るくする運動というのは、ことしで六十回を迎えるんですね。  それで、私が在任中も、もうマンネリじゃないかとか、趣旨がわかりにくいとか、名称も含めていろいろな問題意識を持っておりまして、名称の変更も含め、そして本当に毎年これをずっとやり続けてきて効果があ...全文を見る
○河井分科員 今の局長さんの答弁を聞いて、本当によくわかりましたよ。やはりあなたたちは内々しか見ていないんですね。  大臣、公募したけれども社会を明るくする運動が一番よかったという、一見もっともらしい答弁に聞こえるかもしれませんけれども、これは政党でいえば、参議院選挙の候補者、...全文を見る
○河井分科員 マンネリになっているから今質問をさせていただいているのでありまして、なぜ私の耳にそういう意見が入ってくるかということなんですよ。私がちょっと聞いただけで、それだけの御意見がやってくる。  これらの方々は本当にすばらしい皆さん方ですから、ことしも七月一日がやってきま...全文を見る
○河井分科員 時間が参りましたので終わりますけれども、今のやりとりを聞いていて、三年前と同じやりとりなんですね。  ぜひ大臣、政治主導を掲げていらっしゃるんだったら、しっかりと目を光らせて、やはりどうしても役人というのは変えたくないですから、そういう本性を、いい悪いは別として、...全文を見る
05月21日第174回国会 衆議院 法務委員会 第13号
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○河井委員 自由民主党の河井克行です。  せんだって、四月の十六日、当委員会におきまして、法曹養成、法曹人口、質問をいたしました。きょうは、前回質問することができなかった法曹養成についての後半部分、そしてまた法曹人口、しっかりと質問をさせていただきたいと存じます。  期せずし...全文を見る
○河井委員 つまり、質の低下は継続している。  繰り返しますよ。最高裁というのは、一番世の中で頭がかたい役所ですよ。はっきり物を言わない役所機構がここまで言い切っているぐらい、裁判所も危機感を覚えているということなんです。  事態の一層の悪化、就職難、これもさまざまなメディア...全文を見る
○河井委員 昨年よりもより一層受け控えがふえてきているという実態であります。  せんだって、自由民主党の関係議員、日弁連からいろいろと御要望いただいた中で、司法修習生に対する給費制の維持、存続という話がありました。名前は言いませんが、新六十三期の青年、志に燃えた方が一人やってき...全文を見る
○河井委員 佐藤幸治さんのお名前が出てきました。まさに法科大学院の生みの親でありますが、平成十二年五月六日からシアトルでワシントン大学ロースクール一校しか見に行っておりません。  では、お尋ねしますが、米国で法科大学院に通っている学生のうち、何割ぐらいが受験予備校に通っているか...全文を見る
○河井委員 これは公開情報ですから、トムソン・ロイターの、インターネットで見ました。アメリカには、バーブリという事実上独占している受験予備校がある。バーブリの説明で、「ザ バースト マジョリティー オブ バー エグザム テーカーズ チューズ バーブリ」と書いてあります。つまり、圧...全文を見る
○河井委員 副大臣、忙しいでしょう。あと一問だけです。  今のコアカリについてはまだまだ意見の隔たりがありますので、さらにまた別の機会にお聞きしますが、最近の、あるビジネス雑誌の副大臣のインタビューで、法曹人口の増員抑制など考えられないというインタビューが載っておりまして、私は...全文を見る
○河井委員 行かれますから、歩きながら聞いていただいていいんですけれども、法科大学院の生徒の数の削減とか、これは全く本質的な問題の解決ではありませんので、もっと本質的なことをしなきゃいけないということを、また違う場で議論していきたいと思います。  もう一つ。いろいろな現場の話を...全文を見る
○河井委員 そのことについては、後から調査をしているんでしょうか。  というのは、昔の司法試験、合格率一%そこそこの難関を突破してきた人たちと、今、既修でしたら、大ざっぱに言って合格率が四〇%ですよ。そういう人たちでは、やはり私はさまざまな違いがあると。  この申込書、欠格事...全文を見る
○河井委員 それは性善説なんですね、これまでの法曹の卵さんたちに対する。やはりいろいろな、それこそ「多様な人材」と司法制度改革の文書に言っているんですから、多様な人材の中には多様な人材もあるわけですよ。私は、しっかりとした調査をするべきだと重ねて申し上げます。いかがですか。
○河井委員 重ねて言うんですけれども、だから、もう明らかに通り抜けているという話があるんです。もちろん、個人情報ですから、具体的な所属の弁護士会ですとか氏名はこの場では明らかにしません。しませんが、そういう話があると国会の場で取り上げられたということですから、今までどおりではだめ...全文を見る
○河井委員 全くお答えになっておりません。  さっき文科副大臣は、前政権でできないことをやっているよというふうに胸を張ってお帰りになりましたけれども、政権交代がなかったら、予備試験はそもそも、今のような受験生に過重な負担、科目数、内容、そして年限を含めて、はるかに簡素化、そして...全文を見る
○河井委員 苦しい御答弁にならざるを得ない御事情はよくわかりますけれども、大臣、論理的におかしいんですよ。法科大学院修了生と同等の水準ということがこの司法試験委員会の昨年十一月十一日の実施方針に書いてある。しからば、七十四校ありますねという話ですね。繰り返しませんが、七十四校の中...全文を見る
○河井委員 普通の法科大学院の修了者と同等とおっしゃいましたけれども、ですから、何をもって普通かということなんですね。七十四校、現に法科大学院があるわけですから、これはすべて法科大学院。ですから、さっき申し上げたような具体的な法科大学院を修了した子供たちの学力水準と同じ水準をはか...全文を見る
○河井委員 副大臣、いかがですか。
○河井委員 まだこの議論、続けて違う場で行っていきたいと思います。  次に、法曹人口の問題。ようやく人口にたどり着こうと思ったら終わりの時間が近づいてきましたが、法曹人口の増大によってでも、さっきも少し話しましたが、民間企業における弁護士さんの数、そして公務員の数、さほどふえて...全文を見る
○河井委員 もう一つ。では、その法曹人口の増員の話をするときに、そもそも日本の法曹人口は果たして何人いるのか。この認識なんですよ。  増員論者の方々は、弁護士の数だけをとらえて議論をしている。諸外国と比べて少ないとすぐあの人たちは言う。だから、さっき私が言ったように、諸外国とは...全文を見る
○河井委員 今おっしゃったとおりなんですね。増員論者がいつも比較をしたがっていたフランス、これが全部足しましても七万人少し、日本は二十四万人余り、日本の方が隣接を含めればはるかに多い。しかも、この中には、いわゆる企業の法務部員、事実上弁護士的な業務をやっている優秀な方たちの人数は...全文を見る
○河井委員 それはそうなんですけれども、審議会の議論の中で極めて重要な三日間というものがありました。委員の方々が集中合宿をいたしました。司法制度改革審議会の委員の方々が、平成十二年八月七日から集中合宿をした。  その議事録は既にワーキングチームでもいろいろと勉強されていらっしゃ...全文を見る
10月27日第176回国会 衆議院 外務委員会 第2号
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○河井委員 自由民主党の河井克行です。  まずは、前原誠司さん、外務大臣御就任おめでとう。政経塾出身者がもう四人目ですか、いささか食傷ぎみかもしれませんが、私からも外務大臣就任に当たってのお祝い、そして激励を申し上げたいと存じます。  まさに今、大臣、国難のときですから、この...全文を見る
○河井委員 パネリストが中国社会科学院の日本研究所所長、それから民間企業の副社長、京都府の商工部長、そしてあなた、前原誠司京都府議会議員(当時)ということでありまして、松下政経塾主催の日中シンポジウム「日中国交二十年 回顧と展望」ということであなたが発言をしています。引用されてい...全文を見る
○河井委員 ここで論じられているのが、大臣が、本音で話をし合う、そこがやはり、私はこれは評価されているというふうに思うんですね。  日中間のいろいろな時代時代に、それぞれの先人が貴重な足跡を残していただきました。私たちはその先人の御努力の上に立って、友好、友好と単に言っていれば...全文を見る
○河井委員 今大臣がおっしゃった、二国間の関係を発展、強化していかなくちゃいけない。そのときに、私は、外国と向き合うときに、私たちは正しい現状認識、事実の認識を持たなければならないと考えております。誤った情報に基づいた自己主張ほど厄介なものはない。私は、これは日中双方に言えること...全文を見る
○河井委員 となれば、トウショウヘイさんがこの会見で言ったことは、トウショウヘイさんがうそをついたということになりますね。お答えください。
○河井委員 合意をしていないとおっしゃいましたが、トウショウヘイさんは、約束をした、一致したと発言をしております。合意していないことについて、約束した、一致したと先方が発言をした場合、それは先方が、会見でもどこでも、うそをついたというふうに普通は解釈するわけですけれども、いかがで...全文を見る
○河井委員 大臣御就任時に、この約束や一致について引き継ぎ事項があったでしょうか。
○河井委員 今回のこの政府答弁書を受けて、北京発時事通信が、昨日の二十一時十分の配信、ごらんになっていますか。私の質問主意書にのっとった政府答弁書に対して、中国外務省外交部の報道局長が定例会見で触れている。日本政府が約束は存在しないとの見解を示したことについて、「トウショウヘイ氏...全文を見る
○河井委員 つまり、報道局長は、約束は存在しないという日本の見解を批判したわけですね。それに対して、外務大臣として、それは当たらないということですね。もう一度確認させてください。
○河井委員 次に、この国交正常化交渉におきまして、あるいは日中平和友好条約交渉の過程におきまして、尖閣列島について行われた日中双方のすべてのやりとりを明らかにしていただきたいということも、今回あわせて質問主意書で出しました。  それに対して、日中国交正常化交渉におきましてお答え...全文を見る
○河井委員 これまで、そして今回の事案において、中国側から、この田中角栄総理と周恩来総理についてのやりとりが持ち出されたことはありますか。
○河井委員 内閣の答弁書、そして今外務大臣の答弁によって、明確に、いわゆる日中の密約、そして約束、あるいは一致点というものが否定をされたわけでありまして、ここからしっかりと私たちは立脚して、今後いろいろな話し合い、そして対処をしていかなくちゃいけない、そう考えております。  次...全文を見る
○河井委員 つまり、同じ事案が全く同じ状況で起こったときは中国人関係者を逮捕するということですね。
○河井委員 はい。  私はちゃんと通告していますよ。ちゃんときのうやっていますよ。しっかりと答弁しください。
○河井委員 これは驚くべき答弁でして、というのは、実はきのう、私が国土交通省の担当者、そして海上保安庁の担当者を呼んで話をしたときには、同じ質問をしたんです、私はその場で。そうしたらその場で、全く同じ事案が同じ形で起こったときには逮捕しますと言った。どうして今答弁が変わったんです...全文を見る
○河井委員 いや、違う違う。委員長、答弁をということです。あちらです。
○河井委員 これは、そこの後ろにいる人がきのうちゃんと私に言ったわけですよ。同じことが起こったときにどうするんですかと私が質問したところ、それに対して、全く同じ対応です、逮捕すると言った。何で今それが変わるんですか、答弁が。もう一度お願いします。(発言する者あり)いや、これは大事...全文を見る
○河井委員 はっきりと逮捕とまでだれが言っていないんですか。副大臣、お答えください。だれが、いつ、どこで言ったんですか。
○河井委員 そうしたら、副大臣や政務官にちゃんと質問取りに来てくださいという話になりますよ、そういうふうにおっしゃるのなら。私たちは何をもって質問の中身を詰めていくのかということですよ。  それは、事前にそういうことをちゃんと私の目の前ではっきり言っておいて、それにのっとって副...全文を見る
○河井委員 質問をつくるに当たりまして、やはり事務方とやりとりをしながら質問というのは構築していくわけでありまして、その根幹がなくなるようなときは、もう委員会で質問自体する意味がなくなるわけですね。大変残念でありますけれども、はっきりとした答弁がいただけなかったということで、はっ...全文を見る
○河井委員 この捜査過程において中国側の対応に何か問題はあったでしょうか。
○河井委員 私は、日本政府として今回のこの事案についてきちんと調査をして、そして、もし、中国の国内法を本当に彼らが犯していたとする場合と、しない場合とあるわけですよ。それによって日本政府の対応はこれから全く変わってくるわけですから、きっちりと日本政府として事実関係を調査して、その...全文を見る
○河井委員 もし中国側の言い分と違って国内法を犯していなかったのだとすれば、これは中国側に非があるわけですから、政府として厳重に抗議や対抗措置を打っていくべきだし、逆に、もし法を本当に犯していたのだとすれば、これは日本側がむしろ勝手に慌てふためいた、人質扱いというレベルにまで政府...全文を見る
○河井委員 日本国民の間では、尖閣の今回の事案とフジタの社員がいわば取引されたんじゃないかという疑念が強くあります。これはかえって当事者だった国民の安全を損なうことにもなりますし、日中関係をゆがめてしまう。また、中国からしても、人質をとるような国家なんだという悪評を立てられてしま...全文を見る
○河井委員 十月八日から十月九日にかけまして、私は、民主党の原口一博前総務大臣・共同座長と一緒に、超党派の国家主権と国益を守るために行動する国会議員連盟の一員として、尖閣諸島の上空に民間機を借り上げまして視察を行ってきました。  今大臣は、人質ではない、関係はないというふうにお...全文を見る
○河井委員 私たちが上空を視察している最中に最後に残った一人が解放されたという事実をもってしても、何のためにそんな電話をしてきたのかと大いに疑問を抱いておりますと同時に、疑問どころか、本当に、これこそまさに決してとるべき態度ではない。中国に対してしっかりとした日本国の主権、そして...全文を見る
○河井委員 岡田幹事長はさらに、これはオフでなくてオンで、記者団に対して、私たちがちょうど出発する前の時点でしたけれども、政治家の結果責任についても言及しているんです。あたかも、私たちが尖閣上空に超党派で飛行して、そしてもし最後の一人が解放されなかったら、行った私たちの責任である...全文を見る
○河井委員 終わります。
10月29日第176回国会 衆議院 法務委員会 第3号
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○河井委員 自由民主党の河井克行です。  今週、国会は、海上保安庁が撮影いたしましたビデオの公開問題で揺れております。同僚議員が既に申し上げておりますが、私からも、重ねて、那覇地検にあるオリジナルのビデオ、そして、今回提出された短縮版のビデオ、また、官房長官、国交大臣等が見たと...全文を見る
○河井委員 その上で、国交副大臣、きょうまたお越しをいただきました。  私は、今回の事件について、また別のビデオが存在するのではないかと言われる情報が、今週月曜日、もたらされました、そのことについてお尋ねをいたしたい。  それは、港に中国人乗組員たちが引っ張っていかれて、係留...全文を見る
○河井委員 誤解のないように言いますと、きょうこの質問は初めてですから、副大臣。前回はまた違う質問でしたので。  実は、中国側がカメラを構えていたという情報はほかにもあるんですよ。ほかにもまた複数人、別のグループがそれを目撃しています。  せんだって、私たちは、民主党の原口一...全文を見る
○河井委員 今、国会でいろいろと私たちも議論をしておりますけれども、これからまさに国会でビデオを公開しようとしているこの時期に、中国側から別のビデオをぶつけられて、泥仕合になってしまうようなことがないのか心配だから聞いているんです、副大臣。  私は、今回の議連をつくるに当たって...全文を見る
○河井委員 私も、現場の尖閣の上空から二隻の海上保安庁の巡視船を確認いたしました。海原に、白い船体にジャパン・コースト・ガードという青い文字が書いてあるあの姿を見た瞬間、胸が熱くなりましたよ。その思いは副大臣と共通だ。だからこそ言っているんです。それで、出てきたらどうしますか、向...全文を見る
○河井委員 ですから、それは報告は受けていないという答弁を承りましたけれども、その上で、もし向こう側から出てきた場合は、政府としてどうするおつもりですかということをお聞きしたいんです。
○河井委員 何を恐れていらっしゃるのかよくわからないんですが、かなりな人数が見ている。私、この問題はこれからも引き続き調べていきますので、こういうことが起こるからこそ、法務大臣、勾留期限の前に人間も船体も解放するなんというのは愚の骨頂だということを私は申し上げたい。  その上で...全文を見る
○河井委員 法務大臣として、この那覇地検のプレスリリース、この内容は事前に御存じだったでしょうか。お答えください。
○河井委員 その概略の中に、日中関係の考慮ということは報告に入っておりましたでしょうか、大臣。
○河井委員 限られた質疑時間でありますので、特にこれは今回のこの事案の根幹にかかわる重要なところですよ。刑事局長からどういう表現でどういうものを聞いたかということを後ろから紙を差し出されないと御記憶にないということ自体、私は、法務大臣として、しっかりとした対応ができていなかった一...全文を見る
○河井委員 長々と読んでいただく必要はありません。その場で何もおっしゃらなかったのか、イエスかノーかでお答えをください。刑事局長の説明についてどういうふうなお答えのされ方をしたのか、確認をいたします。
○河井委員 私は、これは国家の統治にかかわる極めて重要な案件ですから、一つ一つ詰めて今お尋ねをさせていただいているんです。  しからば、国民生活への影響とか社会的な影響と先ほど朗読されましたけれども、現場の石垣の市民、長い間、中国船や台湾船のそういったいろいろな漁業者のろうぜき...全文を見る
○河井委員 そういう言葉じゃないんですよね。当然、御立派な法務大臣なんですから、いろいろなことをお考えになったに違いないと私はそんたくをしているんです。  一方では、現場の沖縄県民、そして石垣市民、そういった人たち、その人たちも国境の最前線でいろいろな不安を抱えて生きている。あ...全文を見る
○河井委員 今もずっと与えられた文章を読み上げていらっしゃる。  私は、九月二十四日の夕刻に法務省の会見室で用意された文書を読み上げているあなたの姿を見て、愕然といたしました。あれでは単なる検察庁の報道官じゃないですか、大臣が。法務大臣として一体何をしたのか。  繰り返します...全文を見る
○河井委員 逆質問は委員会では認められていないと思いますので、委員長、整理してください。
○河井委員 何で、そうすぐ指揮権発動に話が飛んじゃうんでしょうか。  私は、刑事局長から報告が来たときに、法務大臣としての判断があったのか、なかったのかと聞いているんです。
○河井委員 委員会で、個人的な思いもありましたがまで言っているんですから、これは大事なことなんですよ。  もう一度言いますけれども、国の統治のあり方にかかわる、政治権力と、そして検察・法務とのかかわりに関する大事な話ですから、また同じことが起こったらどうするんですかということな...全文を見る
○河井委員 私は、今のお答えを聞きながら、自動的に、刑事局長が言ってきたことを、検察史上初めてのこと、私は、本当にこれは後世に禍根を残す法務大臣としての判断だったというふうに考えておりますが、同じことは、千葉景子前法務大臣、検察の在り方検討会議の座長に起用する、そのニュースに接し...全文を見る
○河井委員 改ざんはいつ行われたとされていますか。
○河井委員 まさに改ざんが行われて発覚する間、千葉大臣の在任中に起こった事柄でありまして、私は、千葉さんはいわば利害関係人だと。こういう人に中立的、第三者的な、今後の新しい検察のあり方を検討する、その取りまとめなんかできっこない。どうやって自分の在任中に起こった不始末、出来事を公...全文を見る
○河井委員 さっき、冒頭に言われたのは言いがかりに近い話でして、自民党政権時代に改ざんはされたかもしれませんけれども、その後ずっと一貫して千葉さんが法務大臣の仕事をやっているわけですよ。全く違う土俵の話を今この場で答弁にかこつけて言っていただきたくない。  厳しい考えを言ってい...全文を見る
○河井委員 直接のかかわりはこの人はなかったんです。  大阪高検次席検事として処分された太田茂京都地検検事正はいかがですか。
○河井委員 現次長検事の伊藤鉄男さん、前田元検事と直接のかかわりはあったんでしょうか、お答えください。
○河井委員 つまり、すべて直接のかかわりはないんですよ。今回処分された中で、直属の上司もいらっしゃるけれども、全く直接のかかわりがない人たちが上司だということで監督責任を問われて、処分あるいは処分後辞職予定になっている。  しからば、法務・検察組織の最高責任者は一体だれですか。...全文を見る
○河井委員 委員長、質問に答えさせてください。  法務・検察組織の一番の責任者、検事総長を指揮できる人は一体だれですかと聞いているんですよ。監督責任です。一体だれですか。
○河井委員 つまり、すべて、法務・検察に起こっていることは、最終的な責任は、政治責任も当然含めて法務大臣の職にあるわけです。先ほど言いましたように、大阪地検の三浦さん、大阪高検だった太田さん、そして現次長検事の伊藤さん、全く直接の責任はない、でも監督責任だと。なぜその最高責任者で...全文を見る
○河井委員 大臣在任中のほとんどの時期にこの事件がずっと起こっていたわけですから、繰り返しますが、利害関係人、いわば被告席に座るような立場の人が裁判長を務めるみたいなものだ、この人事には全く本当に納得がいかないし、本気であなたが、国民にあるべき、そして国家にあるべき検察の新しい姿...全文を見る
○河井委員 中国政府は、人質だと言っていたんですか、この件で。
○河井委員 それなのに、岡田幹事長は事実上の人質との認識を抱いた。前外務大臣といっても、直前の、この前までの外務大臣。私は本当に見識を疑います。  そこでお尋ねしたいのが、今、中国には邦人が何人いるか。留学生、訪問客を含めて数字をお示しいただきたい。
○河井委員 これは私、きのう通告していますよ。  時間がないから、いいです、私が言いますよ。これはきのう外務省が持ってきたんです。中国における在留邦人は香港も含めて十二万七千二百八十二人。留学生は一万八千六百四十人。人的往来、日本から中国に年間約三百三十二万人が行っているんです...全文を見る
○河井委員 それとも、あれですか、何か外務省や政府がこのフジタの社員たちに特別頼み込んで行ってもらったという事実があるんですか。
○河井委員 つまり、自国の領土の上空を超党派の国会議員団が、しかも自前で借り上げて、この前、結構、余り安くない請求書が来ましたよ、それに乗って、民間機に乗って視察しようとしたことをとめるなんというのは、さっきその辺から自民党時代じゃないかと言ったけれども、これはまさにあなたたちが...全文を見る
○河井委員 終わります。      ————◇—————
11月12日第176回国会 衆議院 外務委員会 第4号
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○河井委員 おはようございます。自由民主党の河井克行です。  きょうは、条約の審議も取りまぜながら、今、国民的関心の日中関係もろもろについて、前原大臣に質問をいたします。  まず大臣、戦略的互恵関係、これは日中関係を表現する言葉遣いとして菅首相あるいは外務大臣、両国首脳がいつ...全文を見る
○河井委員 しからばお尋ねいたしますが、中国以外の国、日本は戦略的な互恵関係にない国はあるんでしょうか。
○河井委員 私は、やはり言葉遣いというのは大事だと思うんですね。外交においてほかの国と共通の認識を持つためには、使っている言葉は大事です。まして、あの国は漢字の国ですから、そこのところはきっちりと詰めていかなきゃいけないと思うんです。  まくら言葉のように首脳や外務大臣らは戦略...全文を見る
○河井委員 今回の条約審議の中で日豪ACSAがあります。日本とオーストラリアは、戦略的な互恵関係にはないんでしょうか。
○河井委員 外務省からもらった資料に日豪関係は戦略的パートナーシップと書いてあるんですが、大臣、日豪は戦略的な関係でいいんですね。もう一度確認しておきます。
○河井委員 だからこそ、日米間に次いで、世界で二番目のACSA協定を結ぶための審議をこれからしていこうということであります。  大臣、オーストラリアと中国、日本にとって安全保障協力、どちらが近い関係ですか。
○河井委員 大臣、今の答弁を豪州の友人が聞いたら悲しむと思いますよ。日豪と日中、安全保障協力と私は申し上げたんです。安全保障協力において、重い軽い、遠い近い、同列だという意味でしょうか、今のは。もう一度重ねて聞きます。
○河井委員 まさに今、答弁でおっしゃいましたけれども、豪州軍はこれまで海外において我が国の自衛隊を体を張って守ってくれていた実績もあるわけです。そういう国だからこそ、きょう、私たちはこうしてACSAの審議をしている。そこと、日本の固有の領土である尖閣諸島の領海を侵犯するようなそう...全文を見る
○河井委員 どこの国とも仲よく大切なつき合いをしなきゃいけない、全くそのとおりです。  ところが、中国は、核心的利益という表現を持ち出してきております。十月二日の香港紙サウスチャイナ・モーニング・ポストの報道によりますと、ことし初めから中国政府は、東シナ海、尖閣諸島を含んでいま...全文を見る
○河井委員 どういう形で、そして中国側はどのような返答でありましたでしょうか。
○河井委員 今、外務大臣から明確な御答弁をいただきました。実は、これまで外務省の事務当局と話をしておりましたときには、大臣、この核心的利益、尖閣も入ったということについては一切確認できないという言葉遣いを使ってきたわけでありまして、ただいま明確な御答弁をいただいたというふうに思っ...全文を見る
○河井委員 外交交渉ですから、相互に、それはもちろん結果はそうなんです。そうなんですけれども、ここに持ってきましたけれども、日本、韓国、北朝鮮、ASEAN、ベトナム、インドネシア、フィリピン、タイ、マレーシア、カンボジア、インド、もう早口言葉になりますからこれ以上言いませんけれど...全文を見る
○河井委員 この戦略的な互恵関係というものと、核心的利益という考えは、私は相入れないところがあると考えております。  なぜならば、先ほども申し上げましたように、核心的利益、何が何でも国家の利益を追求するために譲ることができない、その利益が核心的利益ということでありまして、戦略的...全文を見る
○河井委員 次は、いつ日中外相会談が開かれますか。
○河井委員 その席で、尖閣が核心的利益に盛り込まれたかどうか確認されるおつもりはありませんか。
○河井委員 実は、戦前、昭和六年、一九三一年の衆議院本会議におきまして、我が国の衆議院議員、政治家であります松岡洋右さんがこういう発言をしているんです、満蒙は我が国の生命線であると。満蒙とは、中国の東三省と内蒙古三地区、これを指しております。私たちの日本国も、かつて、そういう言葉...全文を見る
○河井委員 もう一つ、次の質問に移ります。  中国のネット、あるいはせんだっての反日デモ、いろいろと情報を集めてみますと、尖閣の話だけではなくて、沖縄を返せとか、沖縄を解放しろとか、沖縄をとるとすべてが解決するというふうな、目を覆いたくなるような言論があふれております。  そ...全文を見る
○河井委員 昔はそれほどこの論は中国国内でもなかったということなんですが、これから始まったという論文が、二〇〇五年八月一日に発売された中国誌の「世界知識」という雑誌に載った、北京大学の教授の徐勇さんという方の論説であります。北京大学の教授ですから、そんなにとんでもない学者とは到底...全文を見る
○河井委員 私は、やはり日中関係を見ておりまして、最初はどんなに小さな出来事でも、決して見逃すことは適当ではないというふうに考えております。それだからこそ、あえてきょうは、この委員会の場で、大臣に確認といいましょうか質問をさせていただいているわけであります。  繰り返しますけれ...全文を見る
○河井委員 領土問題、さまざまな国際法、これまで判例があります。いろいろと勉強しながら調べる中で、二〇〇八年、マレーシアとシンガポールの間で持ち上がったペドラ・ブランカという岩礁、小さな島をめぐる問題、私は、このさまざまな経緯等をずっと見ながら、これまたしっかりと留意をしなきゃい...全文を見る
○河井委員 実効支配を続けるだけでなくて、私は、実効支配を深化、つまり深めなくちゃいけないと先日もこの委員会で申し上げましたが、上空から視察し、確かに日本国が実効支配している、ただ、やはりもっともっと深めなくちゃいけない、そういう認識を強く抱きました。  例えば、その一環として...全文を見る
○河井委員 つまり、市長や市議会議員の皆さんが上陸するということについては、大臣としては認めるべきだという考えでしょうか。もう一度お答えください。
○河井委員 この前の委員会の答弁と随分、後ろになりましたね。何か本当にどんどん前原さんらしくなくなってきている答弁ばかりで、前大臣かと思いながら、今答弁を聞いておりました。大変残念な今の言葉であります。  実効支配の深化というのはこれからも進めていかなくちゃいけないということで...全文を見る
○河井委員 前国交大臣としてお尋ねをしますが、北朝鮮工作船、最初は不審船と言われておりましたが、スパイ船、工作船、あのときも海上保安庁の諸官がすばらしい活躍をしていただいた。あのビデオ、もう既に公開されていますね。あの公開された目的は何だというふうにお考えになりますか、お聞かせく...全文を見る
○河井委員 最初から公開には消極的だったというお答えですが、ということは、役所に対して、映像の管理については秘密保全をするようにという具体的な指示をされたんですか。
○河井委員 先ほどもありましたが、ビデオを公開しない理由の一つとして、中国側の反発ということが巷間言われていた。今、少し小首をかしげられましたけれども、私も同じようにかしげるんですよ。中国側から反発は、今回の流出以降あったんでしょうか。
○河井委員 だからこそ、公開を渋ってきた真の理由は、私は、中国はむしろ口実にされたんじゃないのかなと。先ほども話がありましたけれども、あのビデオを国民が見ると、明らかにわかってしまう、政府の一連の判断が誤りであったということがわかってしまう。言うなれば、一度うそをついてしまいます...全文を見る
○河井委員 仙谷官房長官に、政治家としての、さまざまな総合的な判断を下した立場にいた人間として、政治責任はあるとお考えでしょうか。
○河井委員 そして、当時の国交大臣であった、今、外務大臣のお仕事をしていらっしゃるあなた自身に責任はないとお考えでしょうか。
○河井委員 せっかく国交の大臣政務官にお見えをいただいておりますので、今時点で、取り調べ中の海保の職員が逮捕されたという情報には接していらっしゃいますか。
○河井委員 せんだっての事件におきまして、さまざまな取り調べの資料、特に、押収された物品があると思います。押収目録を国会に出していただくことはできますでしょうか。
○河井委員 委員長、済みません、あと三十秒だけ。
○河井委員 私の質問が正確に伝わっていなかったようだと思うんですけれども、尖閣沖で捕まった中国漁船、この中国漁船にあった押収物の目録一覧をお示しいただくことができますかという質問であります。
○河井委員 終わります。     —————————————
11月12日第176回国会 衆議院 厚生労働委員会 第4号
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○河井委員 自由民主党の河井克行です。  細川厚生労働大臣に、きょうは、六十五年前の八月六日、広島に降った黒い雨について、最新のさまざまな新しい科学的な知見などを取りまぜながら質問をさせていただきます。  私は、大臣が衆議院の法務委員会の筆頭をお務めのとき、法務省の副大臣を務...全文を見る
○河井委員 ここに一冊の冊子があります。平成二十年から広島市が二万七千百四十七人という大規模な人たちを対象とした、いわゆる健康意識調査の報告書でありまして、ことしまとまったもので、資料編を持ってきております。さまざまな設問に対するお答えだけでなくて、いわゆる自由記述欄というのがあ...全文を見る
○河井委員 今後の委員会運営について、私は大臣に今お尋ねをしたんです。自由記述欄について、ごらんになったかどうかということについて質問した。私は政務官には質問していないし、政務官自身もこの自由記述について読んだかどうかについては答弁がない。いや、政務官はいいです、私はきょう、細川...全文を見る
○河井委員 読んでいないことを私は責めるのではないんです。読んだかどうかだけ確認をしたかった。読まれていないんだったら、ちなみに私は全部読みましたけれども、黒い雨について、やはり今のいろいろなやりとりを見ていても、政務官任せじゃなくて、大臣みずからしっかりと認識をしていただきたい...全文を見る
○河井委員 もう季節は秋も秋、初秋、中秋を過ぎて晩秋、そろそろ初冬です。秋までにと前大臣がお約束をしていただいた。前大臣がおっしゃったことがすべて否定されるわけではないと思いますので、ぜひしっかりと早くにお願いをいたします。  それと、顔ぶれについてなんですけれども、私、地元で...全文を見る
○河井委員 先ほどあえて紹介申し上げた証言は、もう本当に、読むうちに胸がつかれる思いでいっぱいになりました。先ほど言いましたようなさまざまな事情で、これまで余り声を大にして地域の方も上げてこなかった事情があるんですね。それらを乗り越えて、もう平均年齢、被爆者の皆さんは七十六歳以上...全文を見る
○河井委員 遅くとも来年の八月六日までには、被爆者の皆さん方に対してしっかりとした御報告をしていただきたいと私は願っております。  大臣、いかがですか。お答えいただければありがたいと存じます。
○河井委員 もう一つ、大臣、従来、この放射線被害というのは、いわゆる外部被曝、放射線の強さというものが大きな基準でした。  ただ、この黒い雨は内部被曝なんですよ。つまり、降ってきたほこりを吸う。降ってきた雨の水を井戸水や川で直接飲む。あるいは、その降ってきたものが葉っぱ、主に葉...全文を見る
○河井委員 本当に政務官の答弁を聞いていると、厚生省の課長補佐と話しているような感じがしてならないんですよ。いい大臣を持って幸せだなと今実感をいたしております。  厚生労働大臣、本当に、繰り返しますが、社会正義、法の下の平等、大臣が弁護士を志されたときのその原点にいま一度立ち返...全文を見る
11月16日第176回国会 衆議院 法務委員会 第5号
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○河井委員 おはようございます。自由民主党の河井克行です。  きょうは、裁判官の報酬等に関する法律等の一部改正案並びに検察官の俸給等に関する法律等の一部改正案、いずれも、司法制度の根幹、特に人的な基盤にかかわる大変重要な法案であります。法案の質疑も取りまぜながら、現下の司法、法...全文を見る
○河井委員 全くそのとおりでして、辞書によりますと、逃げる者の後を追いかけることと書いてあります。  では、次に質問いたしますが、AがBを追跡する、この場合、一般的にはどちらが前でどちらが後ろでしょうか。AがBを追跡する、どちらが前でどちらが後でしょうか、お示しをください。
○河井委員 それはお答えにはなっておりません。一般的に追跡という場合、先ほど大臣は後を追いかけることだとおっしゃった。そのとき、AさんとBさんがいます、AさんがBさんの後を追いかける、どちらが前でどちらが位置的には後ろなんでしょうか。
○河井委員 そのめぐらせている頭の中をぜひこの場でお示しをいただきたい。  これは難しい法律用語とかじゃないんですね、この那覇地検の次席が言っている言葉は。日常用語、常識の話なんですよ。AさんがBさんを追いかけるという場合、位置的にはどちらが前でどちらが後ろなのか、お考えを、今...全文を見る
○河井委員 先ほど読み上げた那覇地検の次席の会見では、「「みずき」の追跡を免れるため咄嗟にとった行為と認められ、計画性等は認められず、」そのように答えています。  では大臣、「みずき」と該船、中国船、どちらが先行をしていたんでしょうか。
○河井委員 私は、今、一般論じゃなくて、その現場の話ですよ。ちゃんと人の話を聞きなさい。  「みずき」の追跡を免れるためとっさにとった行為、そして計画性ではないというふうに次席が言ったとき、「みずき」と該船との位置関係はどうだったかということを聞いているんですよ。どちらが先行し...全文を見る
○河井委員 いや、今びっくりしました。  どちらが先に、位置関係がどちらに位置して、どちらが後だったか、その場の話ですよ。それについて大臣は御理解がないということですか。そうなれば、巡視船と該船のどちらに非があるかという、その根本にもかかわる話ですよ。  大臣、ビデオを撮った...全文を見る
○河井委員 しからば、「みずき」の損傷はどの部分ですか。
○河井委員 右舷の中央から船尾にかけての損傷なんです。  では、お尋ねします、大臣。  位置関係が、「みずき」がもし後ろで、該船が先行していたとき、そういう損傷はできますか。
○河井委員 逃げるためにぶつかってきたのではなくて、私は、意図を持ってぶつかってきたと。  もし逃げるのであれば、まず最初、「よなくに」に衝突した後、すぐに逃げるべきだった。また、その前に繰り返し海上保安庁は何度も針路規制ですとかあるいは放水規制をしている。それらをすべて無視し...全文を見る
○河井委員 これぐらい大事な話もあなたは知らないんですか。  那覇地検の次席は、とっさの行為、計画性は認められないと言っている。後ろからちょろちょろする必要はないんですよ、こんなことは。大事なことなんですよ、これは。とっさでもなかったら、計画性でもないというふうに言った。  ...全文を見る
○河井委員 まあ、そう言われると思いまして、この前の外務委員会で、自民党の同僚議員が海上保安庁の鈴木長官に質問をいたしました。そうしたところ、これは海保ではなくて、この紙は那覇地検ですから、法務・検察に聞いてくださいという答弁の繰り返しだった。  海上保安庁に聞いたら、法務・検...全文を見る
○河井委員 あのビデオを見ておりましたら、船員が、ぶつかる直前に船の中に入っていきます。その場の偶発的なとっさの行動で、船員が全員中に入っていくでしょうか。私は違うと思います。ぶつかるということが船員全員にその場で通知をされた、あるいは前もって通知をされていた、だからこそ危険を回...全文を見る
○河井委員 私の質問を全く、だから、本当に時間がもったいないんですよ。こっちは限られているんだから。委員長、しっかりと指導してください。  私が聞いたのは、検察官が処分、判断の誤りをしでかしたとき、秘書官、また後ろからちょろちょろ出すんじゃないですよ、本当に。だれが一体責任を負...全文を見る
○河井委員 また違うんですね。検察官という、大臣、後ろからのメモとか勉強の要旨じゃなくて、もうこれは基本中の基本の話だと私は思います。検察官というものはどういう存在なんですか。大臣、なるべく僕の方をちょっと見てください。ほかの役所と違って、ほかの役所の職員は、最終的には大臣にさま...全文を見る
○河井委員 いや、もう全然御理解されていないから、これは本当に質疑が成立しないんですよ。独任制の官庁という言葉をお聞きになったことがありますねと聞いているんです。  検察官というのは、一人一人が自分に責任を負って、それでやってきている。上級官庁と相談することはもちろんあります。...全文を見る
○河井委員 正確さを期すために、十四日日曜日、何時から、場所はどこでやりましたか。覚えていらっしゃったらお答えをください。
○河井委員 十二時から、リーガロイヤルホテルの四階のクリスタルホールで開かれた会合であります。  大臣、先ほど私が申し上げた、個別の事案という言葉と法と証拠に基づいてという言葉をお使いになったとおっしゃいましたが、もう少し詳しく、当日、その場でおっしゃったことをお答えいただけま...全文を見る
○河井委員 公開された祝賀会だというふうに私は聞いております。決して閉鎖的な会合ではない。  それで、個別の事案と法と証拠ということについてはおっしゃったわけですね。それをもう一度、はっきりとお答えをいただきたい。
○河井委員 重ねて伺います。こういうこととはどういうことですか。
○河井委員 結構記憶していらっしゃるじゃないですか。  私は、そこにいた人から記録を手に入れました。公開の席でありますので。このような大事な発言であります、大臣として。この場で紹介をさせていただきます。  法務大臣とはいいですね、二つ覚えておけばいいですから。個別の事案につい...全文を見る
○河井委員 ここに記録もありますし、録音したテープも持っております。もう一度言います。  法務大臣とはいいですね、二つ覚えておけばいいですから。個別の事案についてはお答えを差し控えますとね、これはいい文句ですよ、これを使う。これがいいんです。わからなかったらこれを言う。これで大...全文を見る
○河井委員 あなた、何言っているんですか。国務大臣は、三百六十五日、二十四時間、一分一秒のすき間もなく国務大臣ですよ。いつでも国務大臣、そして法務大臣ですよ、あなたの仕事は。国の司法、そして治安、検察行政、さまざまな重責を担っているのがあなたですよ。何十年前から友達だからとか、そ...全文を見る
○河井委員 引用した冒頭、もう一回言いますよ。法務大臣とはいいですね、二つ覚えておけばいいですからと。何ですか、これは一体。歴代の法務大臣みんな冒涜する、そしてあなた自身が法務大臣としての職を汚している発言ですよ、これは。しかも、繰り返すけれども、これは公開された場ですよ。閉鎖的...全文を見る
○河井委員 この場には、森法務大臣経験者いらっしゃいますし、民主党の方には滝実元法務副大臣もいらっしゃいます。私も副大臣を務めさせていただきました。自民党には、きょうお見えじゃないですけれども、高村先生も法務大臣をお務めになった。それぞれの大臣が、法務大臣という重い職、最終的には...全文を見る
○河井委員 先ほども一部議論がありましたが、この二法案、いつまでに成立させる必要があるか、それについても重ねてお尋ねをいたします。
○河井委員 裁判官並びに検察官、給与面でも、今ちょうど審議をしている法案にも載っておりますけれども、ほかの公務員と比べて厚い処遇、待遇がなされております。大臣、この理由についてはどのようにお考えになっているでしょうか。先ほど言いました、検察官、独任制の官庁、そういった一連の観点か...全文を見る
○河井委員 今お答えになりましたとおり、経済的な背景だけではなくて、もう一つ、先ほども少し触れましたが、職の保護という観点からも、裁判官、そして特に触れたいのが検察官の存在であります。  一人一人の検察官の適格を審査するために設けられているのが検察官適格審査会、逆に言えば、ここ...全文を見る
○河井委員 もう一度聞きます。  今回の事案のように、外交的な配慮によって処分を決めたということについて、検察官適格審査会で審査はできますでしょうか。
○河井委員 つまり、できないんですね。先ほどの答弁でもありましたとおり、病気ですとか、明らかな業務の怠慢、そういった外形的な事実以外で検察官をこの適格審査会で裁くことはできないんです、大臣。大臣、こっちを向いてくださいね、今議論をしていますから。それだけ検察官という存在は守られて...全文を見る
○河井委員 大臣、別の言葉で言えば、法と証拠によってのみ検察官をして判断させるために彼らの職が守られている。それ以外のいかなる圧力とか誘惑からも遮断するための保護策なんです。そのために検察官の職の保全が保障されている。政治権力とか、ほかのさまざまな権力、圧力から遮断されているから...全文を見る
○河井委員 ところが、今回の事案のように、法と証拠によってのみ安心して判断できる体制が保障されているにもかかわらず、検察官がみずからその一線を踏み越えてしまったならば、その判断の妥当性を問う仕組みが新しく必要になってくるんですよ、大臣。わかりますか、私の言っていることは。  今...全文を見る
○河井委員 それは話が飛び過ぎであります。それは、最終的な救済策として検察審査会という存在はある。ただ、そのことについては、これは私が申し上げるまでもありませんけれども、与党議員を中心として、さまざまな事案について検察審査会については疑義が呈されてきているのは大臣も御存じだと思い...全文を見る
○河井委員 そのとおり、なかったんですよ。だから、これまでなかった新しい段階に検察そして法務が入ってきたということなんですね、大臣。これまでとは違う時代に入ってきたんです。  しからば、当然、今回の事案の妥当性も含めた形で、私は、新しい時代における検察のあり方、それはあなたが、...全文を見る
○河井委員 その上で、あともう四、五分ありますので、今少し申し上げました検察の在り方検討会議。前回の質問で、私の質問に対して大臣は、大阪地検検事正としての監督責任、三浦正晴さん、あるいは太田茂さん、そして次長検事の伊藤鉄男さん、それぞれ前田元検察官の一件に直接のかかわりはなかった...全文を見る
○河井委員 政務三役はわかりますけれども、千葉さんも交えての人選ということを聞きまして、今大変驚いた次第であります。  大臣、お答えになっていません。次長検事まで、検察庁のナンバーツーまで監督責任を問われた。その上の人がなぜ監督責任がないんですか。論理的に説明をしていただきたい...全文を見る
○河井委員 全く論理的な説明になっておりません。  この委員の顔ぶれ、もう時間が来ましたのでまた別の機会に譲って質問を続けさせていただきますけれども、これらにつきましても、法務省の役職ですとか、政府のさまざまな審議会の委員をこれまで何度も務めてきた人たち、中には、今回のこの検察...全文を見る