河井克行

かわいかつゆき



当選回数回

河井克行の2011年の発言一覧

開催日 会議名 発言
04月13日第177回国会 衆議院 法務委員会 第5号
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○河井委員 自由民主党の河井克行です。  三月十一日、あの東日本大震災の映像をテレビの画面で見ながら、私は涙がとまりませんでした。たくさんの家々や車が大津波によって流されていくさま、その中には逃げおくれた、かけがえのない、とうとい方々がいらっしゃっていたに違いがない。お悔やみを...全文を見る
○河井委員 大臣が科学技術庁長官という御経歴をついつい失念をいたしておりまして、それならばこそ余計に江田大臣に課せられている政治的な責任は重いんですよ。本当に死ぬ気で頑張っていただきたい。総理にもそのことはしっかりとお伝えをいただきたい。  そして、幾つか具体的なことを言います...全文を見る
○河井委員 ドイツの気象庁の放射線量の広がりの予測のサイトが一番人気なんです。何で日本国の気象庁のサイトよりもそちらの方が多くなっているのか、何にも今の政府が公表していないからじゃないか。真摯に国民の実態の声に耳を傾けていただきたい。  飯舘村の村民にしても、全くの住民なんです...全文を見る
○河井委員 今ドイツの気象庁の話をされましたけれども、大臣、自国の気象庁のホームページじゃなくて、海外の政府の機関が発表しているサイトを見ざるを得ない国民の情けなさというのはわかりますか。(江田国務大臣「委員長」と呼ぶ)まだ質問していません。(江田国務大臣「質問したじゃない、今。...全文を見る
○河井委員 その上で、今回の大震災は、未曾有の国難だとか千年に一度の大地震、大津波だというふうに言われております。そして、その後、人類が全く経験したことがない複数炉にわたる原子力災害も今なお進行中、全く収束の見通しが立っていない。そういう中で、大臣、この異常な事態を受けて、何をな...全文を見る
○河井委員 そういう原子力発電所の事故の収束、そしてその後の被災地の復旧支援、復興支援、これが一番政府として優先すべきだと。全くそのように思っております。  私は、その中で、法務大臣として法務行政をつかさどっていらっしゃる大臣にお尋ねをしたいんですけれども、この大震災が起こった...全文を見る
○河井委員 もう既にそういうことで裁判員裁判の公判期日等の取り消しが現実に起こってきております。  一方で、これまで国が挙げて裁判員裁判を推進してきたわけでありますけれども、これまで裁判員裁判に呼び出した人数の総数、これをお示しください。
○河井委員 加えて、これまで裁判員の候補者及び裁判員に支払った旅費や日当の総額などを含め、制度の運用のために必要な予算の総額を教えてください。
○河井委員 大臣、お聞きのように、これまで、全部で十二万三千六百六十六人の方が選任されるかどうかは別として呼び出しを受けてきた。そして、二十三年度予算には、日当、旅費、二十二億二百万円を含め、四十二億四千六百万円が計上されております。  私は、今、国の資源はすべて原子力災害と被...全文を見る
○河井委員 全く見解を異にいたします。  大臣、今、被災地の皆さんは毎日生きるか死ぬかなんですよ。その中でやっている。その被災地の皆さんの前で今のような答弁を直接言っていただきたい、私は。一万円のお金でも二万円のお金でも大事なんです。だから、私たちも党派を超えて、国会議員、衆参...全文を見る
○河井委員 私には何の権限もありませんから、私の考えだけで押し通すことははなからできないわけで、きょうは法務大臣たる江田五月先生に質問を申し上げ、この国会の場でさまざまな、よりよい国のあり方をつくろうということで今やっているわけであります。  私は、今の大臣のお言葉を聞きながら...全文を見る
○河井委員 大臣、もうあと七分しかありませんので、また日を改めて。先ほど正確でない答弁をされたと私は思いますよ。司法制度改革審議会において、ほとんどの人が大きな司法をするべきだとおっしゃった、それは事実ではありません。それは議事録をしっかりと読んでいただいて、もう一回この場で議論...全文を見る
○河井委員 ということは、大臣は、今、日本国においては法の支配が隅々まで行き渡っていないとお考えなんですか。
○河井委員 今のはとんでもない発言ですよ。法の支配が行き届いていない、この国で。一体何を言っているんですか、大臣。柳田の発言もひどかったけれども、ちょっとこの発言はひどいですよ。許すことはできない、大臣。  だって、みんな、赤信号になったらとまるのを認めている国民ですよ。被災地...全文を見る
○河井委員 大臣、僕が考える法の支配というものは、国民の心の中に刻み込まれているものだと思うんですよ。法律を守る、遵法精神。  例えば、深夜、歩行者の信号機がたとえ赤であっても守る国民がいます。そういうもの一つ一つが、そして、今は確かに治安も少し悪くなったけれども、若い女性が一...全文を見る
○河井委員 弁護士サービスを世の中から掘り起こすというふうなことも先日の御答弁でおっしゃっている。弁護士のサービスなんて掘り起こす必要は全くないんですよ。  国民にとって一番大事なものは一体何か、司法のあり方は何かという点について、時間が参りましたので、きょうはこの辺にさせてい...全文を見る
04月20日第177回国会 衆議院 外務委員会 第7号
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○河井委員 自由民主党の河井克行です。  今回の東日本大震災でわかったことは、日本はひとりではなかったということであります。外務省のホームページを見ますと、百三十を超える国や地域からありがたい支援の申し出をいただいていた。その支援に対して、我が国政府として、どのような形で、だれ...全文を見る
○河井委員 今のお答えがよくわかりませんでした。もう一度、私の質問にのっとってお答えください。  これまで、どういう場で、総理が顔を出して、肉声で公式の場で謝意を表明されたか、確認をしたいんです。
○河井委員 私がよく知っている複数の外交の専門家、総理の謝意の表明がまだないという認識を抱いております、外務大臣。  私が申し上げたいのは、そういうものじゃなくて、国際社会に対してのみ、例えば外国人記者クラブを総理が訪問して、その場で表明をするとか、あるいは、外国人そして外国の...全文を見る
○河井委員 謝意というものは、相手に届かない限り謝意にはなりませんので、大臣、こちらがしている、していると言っても、それはせんないことであります。よくよく御理解をいただきたいと存じます。  その上で、福島第一原発事故、日本政府そして東京電力を含めて、情報隠し、世界各国から猜疑心...全文を見る
○河井委員 では、具体的にお尋ねしますが、原子力安全・保安院がレベル7に評価を引き上げたのは四月の何日だったでしょうか。
○河井委員 では、大臣は、いつそれを、どこでお聞きになりましたか。それに先立って、どこでお聞きになりましたか。
○河井委員 きょうは原子力安全委員会の委員の方にもお見えをいただいております。  枝野官房長官は、三月二十三日には原子力安全委員会はレベル7に該当する放出量に達していることを認めたと会見でおっしゃっている。原子力安全委員会も同じ認識で間違いないですね。
○河井委員 いや、久木田委員長代理、ちゃんと私の質問にお答えしてください。
○河井委員 ですから、委員長代理、原子力安全委員会としてレベル7に該当する放出量に達していたことを認識していたのかいないのか、それを聞きたいんです。
○河井委員 今のは重大なお答えであります。官房長官の会見でおっしゃったことと原子力安全委員会の答弁が食い違っている。これは、これ以上質問することができませんよ。  明確にお答えをいただきたい。官房長官が会見で、三月二十三日には原子力安全委員会はレベル7に該当する放出量に達してい...全文を見る
○河井委員 今の御答弁は、久木田委員長代理が個人としてその認識はあったけれども、安全委員会としての認識とは違うということですか。正確にお答えをください。
○河井委員 委員長、答弁を御指導していただきたいんですが、私が質問していることに正面からお答えをいただけない。  枝野官房長官の会見での話と今の原子力安全委員の話が、これはきっちりと整合性を持っていない。これは政府として違う認識を持っている、官房長官が会見でうそをついたというこ...全文を見る
○河井委員 でも、官房長官は、原子力安全委員会は、三月二十三日にはレベル7に該当する放出量に達していることを認めたと言っているんですよ、会見で。それとの整合性を問いたい。  本当は、もっともっとこの後、質問したいことがあるんですよ。せっかく中山さんにも来てもらっているし、笹木さ...全文を見る
○河井委員 今のお答えで納得できないですね。
○河井委員 もう一回言いますけれども、枝野官房長官が、これまでに放出された放射性物質の量は放射性沃素131に換算して三十七万から六十三万テラベクレルに上ると認めた、原子力安全委員会は、三月二十三日にはレベル7に該当する放出量に達していることを確認していたと書かれております。
○河井委員 その上で、では外務大臣、三月二十三日には官邸においてそのような認識を持っていた。あなたは、四月十二日の前夜の深夜にレベル7の評価の引き上げを知らされたというふうにおっしゃいましたけれども、かなり時間がたっているのではありませんか。お答えください。
○河井委員 では、その間、あなたは、国際社会が極めて敏感な国際尺度の引き上げという問題について知らされていなかったということなんですか。
○河井委員 理解をしたと今おっしゃいましたが、要するに、官邸から連絡はなかったということですね。そういう認識を抱いているということについて、レベル7に該当する放射線の放出量に達しているということについて、官邸から外務大臣、外務省に連絡はなかったということですね。それを確認したいん...全文を見る
○河井委員 レベル7に引き上げられた直後の世界各国政府の反応は、外務大臣たるあなたが一番よく御存じのはずでしょう。  三月二十三日に官邸がそのような認識を抱いた段階で即座に、そうなるかもしれないから、そのときには国際社会にどのようなメッセージをどういう形で発出するべきか、それを...全文を見る
○河井委員 今の政務官の答弁のような明確な答弁をしていただきたいんですよ。国民だけでなく、専門家ですらも疑心暗鬼に駆られている。  そこで、政務官にお願いしたいのは、もしなかった、恐らくないという言い方なんでしょう、なかったとしたら、その根拠となるスペクトルも公開をしていただき...全文を見る
○河井委員 私じゃなくて皆さんに、国民に公開をしていただきたい、そういうことであります。  同じく、先ほども民主党の委員からも指摘がありました。外務大臣、世界各国の政府機関が、福島第一原発からの放射線の物質汚染の拡散シミュレーションを公表している、その事実は御存じでしょうか。
○河井委員 例えば、ドイツの気象庁でありますとか、それからオーストリアの気象庁、ノルウェーの気象研究所、フランスの放射線防護・原子力安全研究所などなどの外国の権威ある機関、ホームページにおいて結果を公表している。  大臣、今、専門家だけでなく、関心を持っている日本国民の多くが、...全文を見る
○河井委員 つまり、原子力安全委員長代理、正確かどうか判断できないということですね。お答えください。
○河井委員 正確性について答えられないということは、委員長代理、その根拠があるから今答弁されているわけですね。何の根拠でもって答えられないというふうにおっしゃっているのか。
○河井委員 今、原子力安全委員会として計算している結果と比較することができないとおっしゃった。しからば、その計算した結果を公表しなさいよ。さっきも質問があったけれども、報道によると、二千枚近く試算図を作成しながら、わずかに、公表したのはたった二枚じゃないですか。自分のところで全部...全文を見る
○河井委員 誤差がある、誤差があるとばかりおっしゃいますけれども、あなた自身が先ほどお認めになった外国機関、正確かどうかはっきりしないものを、日本国民が一生懸命それを見ている。科学者の良心として、自国民が外国の機関、それも正確かどうかはわからないものに頼っているという状況を、どの...全文を見る
○河井委員 これまで対応をとってきたんですか、大臣。先ほど、私はあくまでも四つの国の政府機関を例示いたしましたけれども、では、それ以外の国も含めて、どのような機関がシミュレーションを日本の国土そして周辺の海洋について行っているか、きちっと外務大臣として把握をしていらっしゃるのか。...全文を見る
○河井委員 答弁になっていない。  しからば、ここでお答えをいただきたい。  さっき言った四つの政府機関以外に、どの国のどういった政府機関が日本の福島第一原子力発電所の事故による放射性物質の汚染拡大の試算図を公表しているのか。これは明らかに必要な情報でしょう。そこまでおっしゃ...全文を見る
○河井委員 ですから大臣、もしやってこなかったのなら潔くやってこなかったと認めた上で、これからやらなくちゃいけないということを申し上げているんですよ。日本国民の安心をつくるためにやっていただきたいということを申し上げている。  きょうは文部科学副大臣にもお見えをいただいておりま...全文を見る
○河井委員 なぜ急ぐかということで、もうよく御存じだと思いますけれども、放射性物質の半減期との時間との競争があります。  副大臣、よく御存じでしょうけれども、例えば沃素とセシウム137、それぞれの生物学的な半減期はどれぐらいか、お答えください。
○河井委員 委員長、今の答弁で本当にいいんですか。文科省、本当にいいんですか、今の答弁で。間違っていますよ。担当副大臣が、大事な放射線核種の半減期すら御存じないということになりますよ。もう一度、ちょっと後ろから教えてあげなさい。
○河井委員 全く御存じないんですね。セシウム137は三十日から百日と言われているんです。だから急がなくちゃいけないというふうに言われている。大丈夫ですか。だから急いで、緊急に採取をもっと広範囲でしなきゃいけない、そういう指摘を専門家も交えて皆さんがおっしゃっていらっしゃる。  ...全文を見る
○河井委員 もう質問時間が来ましたので、これで最後にします。  半減期についての答弁を明確にしていただきたいということです。だから、これは急がなくちゃいけないということの大前提ですから。
○河井委員 もういいです。以上で終わります。
04月20日第177回国会 衆議院 厚生労働委員会 第9号
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○河井委員 皆様、おはようございます。自由民主党の河井克行です。  細川律夫大臣には、昨年の十一月十二日、この委員会におきまして、昭和二十年八月六日に広島市北西部を中心とした地域で降りました、あの黒い雨についての質疑以来であります。きょうは、私は大臣とだけ、政治家同士の話し合い...全文を見る
○河井委員 今大臣から、内部被曝の住民調査の重要性、御答弁いただきました。  設置法の第三条には「厚生労働省は、国民生活の保障及び向上を図り、」と書いてあるんです。ほかの役所じゃないんです。あなた自身が率先して、国民の命を守るためにリーダーシップをとって早期にやっていただきたい...全文を見る
○河井委員 大臣、よく御理解されていないんじゃないんでしょうか。急がなくちゃいけない科学的な理由があるんです。つまり、放射性物質の種類によって半減期が異なりますね。私が今ここでお教えするのも変な話なんですけれども、その半減期をここで答弁いただきたかったんですよ。それが大事なんです...全文を見る
○河井委員 大臣、それぐらいは知っていてくださいよ、大事なところなんですから。だから、これを過ぎると見えなくなるから急いでくださいと言っているんです。  専門家にいろいろと話を聞きますと、やはり、沃素、これは八日間の半減期、この十半減期の間に測定しないことには見えなくなってしま...全文を見る
○河井委員 重ねて申し上げますが、専門家の意見によると、六月の十五日まででないと検出すること自体ができなくなってしまう。事は緊急を要します。先ほどおっしゃったように、いろいろな役所と協議するばっかりではらちが明かない。ですから、最初から申し上げている。厚生労働大臣がきちんとしたリ...全文を見る
○河井委員 過去に起きた行為を直視しないことは、現在を無視することで、これから起きる私たちの未来を破壊することだと私は思っているんです。しかも、この黒い雨のことは、六十六年前に過ぎ去った過去ではない、今なお苦しんでいる、現在進行形の災禍なんです。この過去に起こり現在続いている災禍...全文を見る
○河井委員 報道によりますと、チェルノブイリでは広島原爆の四百倍のセシウムが放出されたと言われております。福島では広島の四十倍のセシウムが今時点で放出されたと言われております。災いに重い軽いは決してない、あってはならないと私はかたく信じています。しかしながら、このような数字を目の...全文を見る
○河井委員 終わります。
04月27日第177回国会 衆議院 文部科学委員会 第8号
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○河井委員 自由民主党の河井克行です。  私も、今回の福島第一原子力発電所の一連の事故への政府の対応について、文部科学省を中心として質問をさせていただきたいと存じます。  今の馳浩同僚議員の質問に対する答弁を聞いていて、私は、被災者の皆さんの前であなた方が同じような答弁を果た...全文を見る
○河井委員 原子力安全委員会久木田委員長代理、先日も外務委員会で質問をさせていただきました。委員長代理の答弁はよくわからないことが多い。ぜひ、きょうはこの場で明確にお答えをいただきたい。  今、文科大臣は、あなた方の助言を聞いたというふうにおっしゃいましたが、一ミリから二十ミリ...全文を見る
○河井委員 いやいや委員長、お聞きしたんじゃないんですよ、あなたたちが助言したと今大臣がおっしゃった。聞いたのと助言とはえらい違いです。はっきりと答えていただきたい。
○河井委員 ですから、妥当だと助言したわけですね。お答えください、はっきりと。
○河井委員 文科大臣、今の答弁の中で、妥当だと認識したということがありましたけれども、二十ミリに引き上げるということはどういう意味なのか、よくおわかりでしょうか。放射線区域管理内の原発労働者のいわゆる安全基準が二十ミリなんです。それと子供たちの安全基準とを全く同列に論ずるというそ...全文を見る
○河井委員 なぜおのずと違うのか、教えてください。
○河井委員 おかしいですね。  常時その環境にいる、しかも、それをなりわいでやっていらっしゃるんですよ。もちろん、現場の方々は、大変な、さまざまな制約そして献身的な努力はあると思う。でも、それはなりわいでやっていらっしゃる。しかも、大臣、各電力会社は一人一人について厳密な放射線...全文を見る
○河井委員 私が聞きたいのはそういうことではありません。子供たちはなりわいでその校庭にいるんじゃないんです。しかも、一人一人の厳密な管理も行っていないんですよ。何でそれで原発の労働者の皆さん方と同じような基準でいけるんでしょうか。もう一度説明していただきたい。
○河井委員 全く話がかみ合わないですね、大臣とは。だからこそ、一ミリ、それをゆめゆめ上げるべきではないというのが私の主張なんです、もちろん。原発労働者の方々と同じ安全基準だ、私はその納得のいく科学的な根拠のお話を今大臣の答弁から聞くことはできませんでした。  文科省が発表した四...全文を見る
○河井委員 外で遊んでいたんでしょうか、いなかったんでしょうか。
○河井委員 つまり、子供たちは四月十九日まで外で遊んでいたということなんですよ。私は、未来のある子供たちに無駄な被曝を政府がさせてしまった、そのように大変強い怒りを覚えております。本来だったら、もっと早くにさまざまな手だてを講ずるべきでありませんでしたでしょうか。そして、現実に安...全文を見る
○河井委員 私が尋ねたことに答えてくださいよ、大臣。今、ずらずらおっしゃっても、私は何も聞いていませんよ。あれした、これしたということばかりじゃないですか。もっと初期の段階で、表土をはがすという考えに至らなかったんですかと尋ねたんです。きちんと答えてください。
○河井委員 チェルノブイリの経験でいえば、あの地域でも同じような事案が発生しました。小学校とか幼稚園とか保育所とか。それは、その地域の汚染の濃度によって異なりますけれども、一センチから五センチぐらいの表土をはがすことによって、ほとんどの放射線量は計測が難しいぐらい低減した。これは...全文を見る
○河井委員 大臣が、心配ないと今はっきりと言い切られました。そうであるならば、私、この前も厚労委員会で質問いたしました。厚生労働省の副大臣もきょうお見えでございますけれども、大臣、この地域の教育機関、子供たち全員に対して沃素の測定をするべきだ、私はそのように思います。  これは...全文を見る
○河井委員 この点について、また後ほど大臣に質問させていただきます。  その上で、昨日、文科省が放射線量等分布マップというものを公表いたしました。これによりますと、福島第一原発の特に北西部、浪江町、飯舘村を中心とした地域に濃度の濃い放射線が検出をされていると、事故後初めて推定値...全文を見る
○河井委員 何でこれが答えられないんですか、大臣。今、居酒屋でも会社勤め帰りの皆さんが会話していますよ。タクシーの車内でもみんな言っていますよ。知らなかったということなんですね、大臣。
○河井委員 とおりじゃなくて、要するに、大臣が屋内退避の基準の放射線量すらすぐにこの委員会で答えられなかったという事実は記録をとっていただきたいと思います。  その上で、この三月の十五、十六日の両日で既に十ミリを超えていた、そういう類推はできませんか、局長。
○河井委員 しからば、局長、何日の時点で十ミリを超えていたと推定されますか、今から。
○河井委員 それはまた後で聞くとして、つまり、この飯舘村、浪江町の一部については、既に相当早い段階で本来なら屋内退避以上の措置がとられるべきであったのに、それができていなかったということが、文科省がきのう公表した今回の線量のマップからも類推ができるわけですよ、類推が。  きょう...全文を見る
○河井委員 今お二方から御丁寧な御答弁をちょうだいいたしましたけれども、また後で副大臣とは議論をしたいと思います。  その国際的な基準、それはもちろんそうかもしれません。でも、日本政府が、十ミリから五十ミリは屋内退避だ、そのようにもう原子力安全のさまざまな文書には載っかっている...全文を見る
○河井委員 専門家によりますと、この土壌の測定距離は、できれば一キロ、一番長くても二キロごとにやっていただきたい。同時に、先ほども言いましたように、いわゆるホットスポットと呼ばれる特異な地点が発生をしているに違いありません。そういった点については、より綿密かつ詳細な測定をぜひ行っ...全文を見る
○河井委員 大臣、それは結果の話でありまして、測定ということをやるときに、急がないことには、御存じないとは思いたくないんですけれども、放射線核種によっては生物学的な半減期というものがありますね。それによってだんだんと、時間の経過とともに測定が困難になっていってしまう、だからこそ急...全文を見る
○河井委員 今、横から笹木副大臣がペーパーをお渡しになったんですか、お答えをいただいたと思いますけれども、私は、先日の四月二十日の外務委員会で、そして同じ日の厚労委員会で同じ質問をいたしました。  政務三役にこんな基礎中の基礎の質問をするのはもう失礼、私はそれを顧みずあえて、ど...全文を見る
○河井委員 重ねて伺います。いつまでにやっていただけるんですか。
○河井委員 速やかにと言う間に、先週二十日の委員会からもう七日が過ぎ去りました。また一つの新たな半減期が過ぎ去ったわけです。一体何を話しているんですか、関係者と関係者と言って。  もう一度言いますが、冒頭に言ったとおり、今の答弁を地元住民の前で言ってくださいよ。全く心に入ってき...全文を見る
○河井委員 住民の方に対する健康調査は大規模にやっていただきたいとお話ししましたけれども、特にそのときに大事なのが、いわゆるカイナール症候群という視点です。チェルノブイリにしてもセミパラチンスクにしても広島の黒い雨にしても、内部被曝の後、一番最初に出てくる症状は倦怠感だと言われて...全文を見る
○河井委員 続きまして、文部科学省所管の原子力損害賠償制度について幾つかお尋ねをいたします。  さまざまな課題、問題が、今回のこの巨大な事故によりまして噴き出してきているというふうに考えております。時間も限られてきましたので、二点質問をいたします。  一つは、この仕組みの中で...全文を見る
○河井委員 直接お答えをいただくことができませんでした。  指針はもちろんでありますけれども、和解の作業をどうやっていくか。早くも、結局これは、飯を食えない職あぶれの弁護士たちの、言葉はきついけれどもえじきになるんじゃないか、そういうふうな御指摘が上がってきている。  私は、...全文を見る
○河井委員 委員のお一人である山下俊一長崎大学教授が、三月二十一日に福島テルサというところで講演を行いました。「放射線と私たちの健康との関係」という演題でありますが、大臣、この発言内容は御存じでしょうか。
○河井委員 もう、とんでもない発言のオンパレードです。  発言録がここにありますので、一部御紹介させていただきます。  科学的に言うと、環境の汚染の濃度、マイクロシーベルトが百マイクロ・パー・アワーを超さなければ、全く健康に影響しません。ですから、五とか十とか二十というレベル...全文を見る
○河井委員 こんなことを地元の心配に駆られた人々の前で平気で言ってのける専門家と称する方、果たして審査委員会の委員として適格なんでしょうか。大臣のお考えをお示しください。
○河井委員 大臣、今あなたが適格だと言った理由は、経歴ですか。私が今言っているのは、発言の内容ですよ。経歴じゃないんですよ、人間を判断するのは。皆さんが心配に駆られているときにこのような発言をしたことについて、委員会の所管大臣として、これは適格だとおっしゃるわけですね、この発言は...全文を見る
○河井委員 厚労副大臣、中山大臣政務官、他省のことではありますが、政治家として、今のお話を聞かれて、どのような所感を抱かれているでしょうか。あなた方の方がよっぽど政治家として私はまともだと思いますよ、さっきから答弁を聞いていて。  もし、できましたら、お答えをいただきたいと思い...全文を見る
○河井委員 お二人から前向きな御答弁をいただきました。  最後に、私は、大臣、このようなことを平気で言ってのける人が委員会に入っている、その組織がかかわるような和解の案に福島の地元の皆さんが納得するでしょうか。私はまず、委員としての適格性を疑う。私は、こういう発言を平気でするよ...全文を見る
05月11日第177回国会 衆議院 法務委員会 第10号
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○河井委員 自由民主党の河井克行です。  東日本大震災を受けまして、現政権は岩手県に政府現地連絡対策室というものを設けております。  黒岩宇洋大臣政務官にお尋ねをいたします。  あなたはこの室長代行として現地でさまざまなお仕事をされたとブログなどでも拝見をいたしておりますが...全文を見る
○河井委員 大震災の被災地の現地の政府の代表という言葉もブログの中でお使いになっていらっしゃいますけれども、大変重要な役割を果たしていらっしゃる黒岩大臣政務官。また同時に、治安をつかさどる根幹の役所であり、かつ検察庁や公安調査庁あるいは出入国管理など、まさに法務省の最高幹部のお一...全文を見る
○河井委員 その言葉どおりの、きょうこれから私が今尋ねようとしておりますのは、もちろん私個人ではありません、全国民を代表するというふうに憲法に規定されておる国会議員として、ぜひとも確認をさせていただきたい、そのお気持ちで御答弁をしていただきたいと存じます。  まず、あなたの選挙...全文を見る
○河井委員 もちろん、政治的な意味で密接なかかわりをあなた自身が持っていらっしゃる市会議員がいらっしゃると思います。
○河井委員 井上桜横浜市会議員、御存じですね。
○河井委員 どういった方で、あなたとの御縁をお聞かせください。
○河井委員 この方が、平成十四年の六月に、横浜市議会史上始まって以来初ということですが、市議会から除名処分を受けている。そのことは御存じ、そしてその理由も御存じでしょうか。
○河井委員 そういったところまでわからないということは、どこまでおわかりなんですか。
○河井委員 市議会の中で除名されるということは、やはりよほどのことがない限りこれはないことですよね。それについて理由とかわけで思い当たる、後でまた言いますから、あなたと大変密接なかかわりを持っていらっしゃる方なのでお尋ねしているんですけれども、理由について思い当たる節はないでしょ...全文を見る
○河井委員 この方は、もう一人の方と一緒に国旗を無理やりにおろそうとして、これは新聞報道ですからね、横浜市議会では、今定例会から議場で国旗を掲揚することを議会運営委員会で決定したが、この二人が五月二十九日、国旗を無理やりおろそうとして退場を命じられ、六月五日には議長席と事務局長席...全文を見る
○河井委員 あなたは、日本国憲法と日本国内の法律を擁護する法務省の大臣政務官という立場で今お答えをされていますね。  日本国旗、国旗・国歌法、既に制定されて久しゅうございます。このことについて、議場の中でそういうふうな暴挙があって、あなたの所属する民主党の会派も含めた、除名で処...全文を見る
○河井委員 今、違うとおっしゃいましたが、越後の暴れん坊、これはあなたのキャッチフレーズでもあるんですね。平成十四年四月の参議院補選の際に、越後の暴れん坊のキャッチフレーズで新潟県内を駆けめぐりました、見事初当選というふうに書いてございます。  同時に、この越後の暴れん坊という...全文を見る
○河井委員 では、あなたにまつわる政治資金規正法第十九条の七第一項第二号に係る国会議員関係政治団体、いわゆるその他の政治団体ということで間違いないですか。
○河井委員 存在しているんです。(黒岩大臣政務官「ほう」と呼ぶ)ほうじゃないです、あなた。  あなたの名前がこれに載っている。直近が平成二十一年分だ。ここにその収支報告書を持ってきております。あなたの名前がちゃんと書いてあります。公職の候補者の氏名、黒岩さん、衆議院議員と書いて...全文を見る
○河井委員 今の答弁はおかしいと思います。  ここにありますからお見せしてもいいんですけれども、平成二十一年に、この市会議員さんが百三十九万円という多額の寄附を、相手は個人としてあなたに寄附してきている。越後の暴れん坊に寄附をしてきている。そのことについて、あなた自身、どういう...全文を見る
○河井委員 あなたの名前が表紙に付された団体について今お尋ねをしている。  この方は、今回の統一地方選挙でも鶴見区から立候補されて当選をしている。ところが、同じ選挙区で民主党の公認候補が二名、定数六の中で立候補したにもかかわらず、二名とも落選をしている。うち一人は現職。なのに、...全文を見る
○河井委員 別の政治団体等に所属する議員から、しかも、先ほど言いましたように、国旗掲揚をめぐって市議会を除名されたような人から、越後の暴れん坊とあなた自身のブログに書いてあります、これをキャッチフレーズで初当選をかち取ったんだと。あなた自身のお名前が載っている、公職の候補者の氏名...全文を見る
○河井委員 今、応援していただくというふうにお答えをされました。具体的にどういうふうな応援をされてきたのか、お答えください。
○河井委員 この件は、実は氷山の一角なんですね。  市民の党というのは、政務官、御存じですか。
○河井委員 代表者がどういった方でどういった活動をしていらっしゃるか、そして、あなたとどういうおつき合いなのか、お答えをください。
○河井委員 通称斎藤まさしさん、本名は、収支報告書、また別の市民の党の収支報告書によりますと酒井剛さん、そういう方でありまして、先ほど触れました井上桜横浜市会議員も、除名される前は横浜の市民の党の所属ということでありました。  そして、この市民の党の事務担当者と、あなたが応援を...全文を見る
○河井委員 加えて、越後の暴れん坊の会計責任者山本ひとみさんという方は、あなたはよく御存じでしょうか。
○河井委員 市民の党なんです。  あなたは先ほど、越後の暴れん坊を知らない知らないとおっしゃったが、会計責任者の山本さんが市会議員をしていらっしゃる。どこの市でしたでしょうか。武蔵野の市会議員をしていらっしゃる。市会議員をしていらっしゃるということは御存じだった。  それでお...全文を見る
○河井委員 この市民の党から、人の紹介ですとか、あなたの選挙のときにさまざまな運動員の提供、そういったものはなかったんでしょうか。
○河井委員 そのいろいろな方の中に市民の党も入っていることは否定できないわけですね。
○河井委員 その市民の党に対して、あなたの名前を付した越後の暴れん坊からお金のやりとりはなかったか、確認をします。
○河井委員 私は承知していない、承知していないとばかりおっしゃっていますけれども、疑念を晴らす立場に今あなたはいるわけですよ。法務大臣政務官として、さまざまな事柄がこれから関係してくるわけですから、そのことについて疑念を晴らす。座右の銘が、すべて潔しというふうに書いてあった。(発...全文を見る
○河井委員 自分の名前が付された政治団体について、そういうふうな答弁の仕方でいいんでしょうか。  では、かわってお答えさせていただきますけれども、市民の党に対して、あなたの名前が付された越後の暴れん坊が、平成二十一年に三百九十二万二千八百六十円献金している。おまけに、前の年はゼ...全文を見る
○河井委員 この年、平成二十一年七月二十一日が、私たちを含めた衆議院が解散をされた日なんです。収支報告書を拝見しますと、直前の七月の十五日、越後の暴れん坊から百万円が市民の党に行っている。二十五日、百万円が行っている。そして、その年の暮れに、残りの百九十二万円余りが収支報告書によ...全文を見る
○河井委員 そういうことは事実上あり得ないから言っているんですよ、お互いさま。あり得ないから言っているわけですよ。そういう答弁では納得できません。
○河井委員 委員長の御指示でありますので、公安調査庁長官にお尋ねをいたします。  よど号ハイジャック犯指導者田宮高麿の妻森順子、容疑者と言うんでしょうか、逮捕状が出ております。その罪状と今どこにいると推定されるか、お答えをいただきたいと思います。
○河井委員 ハイジャックだけでしょうか。いわゆる拉致についてのかかわりはないのでしょうか。
○河井委員 ハイジャック犯そして拉致容疑をした森順子容疑者、現在平壌に潜伏中というふうなお答えがありました。彼女が、田宮高麿、もう亡くなっておりますけれども、妻ということであります。  今回、統一地方選挙で三鷹の市会議員選挙に立候補した森大志氏はこの二人の長男であるということが...全文を見る
○河井委員 今調査庁から確認をしたということであります。  さすれば、この森大志氏が日本に帰国した日付と、当時何歳だったか、あるいは、生まれたのは北朝鮮ですから、日本国籍を取得したのはいつか、わかればお答えをください。
○河井委員 ということは、当時二十で日本に帰ってきたということだと思います。  この森大志氏、今回三鷹の市会議員選挙に立候補し、落選をしたわけでありますけれども、彼が所属をしている政党、政治集団はどこでしょうか、御存じでしたらお示しをください。
○河井委員 市民の党の公認を受けた、今公安調査庁が必死の思いで警察庁も含めて追っかけているテロリストの息子さんが立候補した。(発言する者あり)親と子は違うんじゃないんです。二十のときまで北朝鮮にいた。どのような教育を受けてきたかということは、他の拉致被害者の方々の証言からも容易に...全文を見る
○河井委員 〇九年というと平成何年ですか。平成で答えてください。
○河井委員 まさにあなた自身が拉致特の筆頭理事をお務めのときに、あなたの名前を付した政治団体が市民の党に多額の献金をしてきている。そして、あなた御自身の選挙区は新潟県ですね。たくさんの拉致事件が発生をしたところ。今、私たちのこのやりとりを拉致被害者の御家族の方々が聞いていて、どう...全文を見る
○河井委員 今、まさにあなたの認識を聞いているんです。私と公安調査庁長官のやりとりを聞いて、あなたの名を付した、自分とは関係ないなんて絶対言わせませんよ、総務省の収支報告書にあなた自身の名前が、その他の政治団体でかかわりのある公職者の氏名でちゃんと載っている。あなたのお名前が載っ...全文を見る
○河井委員 政治団体の活動についてどうのこうの言う立場にない、それは、今あなたはどの団体に対して言った言葉なんですか。
○河井委員 ということは、何度も言うけれども、表紙にはちゃんと書いてあるんですから、あなたのお名前が。あなたの名を付した、あなたのキャッチフレーズの越後の暴れん坊がどういった活動をしようとも、全くあなた自身、政治家として、そして法務大臣政務官としていかなる責任も生じないということ...全文を見る
○河井委員 あなた自身のお名前が付された、あなたのキャッチフレーズがつけられた政治団体なんですよ。そこが、先ほどから明らかになったように、北朝鮮と密接なかかわりがある候補者を擁立した政党にお金が渡っている、多額に。  あなた自身、きょうのこのいろいろな質疑、やりとりを踏まえて、...全文を見る
○河井委員 ということは、従前どおりの、あなたの名前を付した、あなたのキャッチフレーズをつけたこの団体の活動については、あなた自身、何も今後意見とか申し上げるつもりはないのか、お答えください。
○河井委員 大臣、以上のやりとりをお聞きになって、黒岩大臣政務官と市民の党とのただならぬ関係だと私は思いますよ。本当に深過ぎる関係。事務担当者が共通の人間であり、そして、会計責任者がその党の現職の市会議員が名前を連ねている、これは国家の治安をつかさどる法務省の政務三役として果たし...全文を見る
○河井委員 私は反対党の議員だから申し上げているだけではないんです。  今回の大震災で明らかになったことは、原発で明らかになったことは、津波、確かに怖い、大津波。でも、大津波だけではない。原発へのテロ、これが本当に怖いんだ。日本国政府が抱いている危機感について、米国政府も、本当...全文を見る
○河井委員 市民の党の諸活動、そして先ほど公安調査庁長官が御答弁された事柄も踏まえて、以上の議論を聞いて、何ら認識を変えることがないということなんですね。  もう一度、お答えください。
○河井委員 全くもってこれは質疑になりませんね、本当に。質疑することができない。  先ほど言いました拉致被害者の方々だとか、あるいは、原発がそれぞれ立地をしている、さまざまな不安を抱えている全国の地域の方々の前で、この議論を聞いていただきたいぐらいの気持ちですよ。(発言する者あ...全文を見る
○河井委員 また、このことにつきましては、改めて、より詳細な調査をした上で、私やあるいは同僚議員から質問をさせていただきたいと思います。  以上で終わります。
05月18日第177回国会 衆議院 文部科学委員会 第10号
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○河井委員 自由民主党の河井克行です。  前回質問に続きまして、今回も、福島第一原子力発電所事故、その後の対応などにつき、文部科学大臣初め関係の皆様に質問をさせていただきたいと存じます。  まず初めに、経産副大臣、お越しをいただいておりますが、四月二十日の外務委員会で私が中山...全文を見る
○河井委員 極めて低いというお答えですね。全くゼロではないということだと解釈をさせていただいてよろしいんでしょうか。  それとあわせて、その根拠となるデータも公表をしていただきたいとこの前申し上げました。
○河井委員 いや、ですから、その根拠となるデータを公開していただきませんと。これはもう二十日の質疑でも申し上げております。残念ながら、私は松下忠洋衆議院議員個人は以前から存じ上げておりますので、人間としては信頼しておりますけれども、もう今は役所の人間でいらっしゃいますから、国の内...全文を見る
○河井委員 ですから、重ねて申し上げますが、その根拠となるデータを、きょうこの委員会の場でも結構ですし、あるいは経産省のしかるべき方からの公式の会見で公表していただきたい。そうしないと、信頼されないという残念な状態になっておりますので。メルトダウンについても、事故発生直後にそうい...全文を見る
○河井委員 副大臣、私、四月二十日の外務委員会で既にこのことは、中山義活大臣政務官に質問で申し上げました。そして、データの公開についても、行うというふうにはっきりと明言していただいているんですよ。今になってその発言が後退している。理解することができません。  もう一度、専門家か...全文を見る
○河井委員 二十日にもそのようにおっしゃったんですね、政務官が。いまだに公表されていない。至急にやっていただきたいと強く強く訴えたいと思います。  続きまして、三号機についてなんですけれども、温度の上昇がとまらないと報じられております。  副大臣、一度は、温度は下がってきたん...全文を見る
○河井委員 副大臣、一号機から四号機の中で、この温度が最も高いのは三号機だと理解してよろしいんでしょうか。
○河井委員 注水に支障があったのではないかとおっしゃいましたが、注水系に支障があったのか、あるいは、注水した後のだあだあ漏れる量が想定以上だったのか、どちらなんでしょうか。
○河井委員 ただ、しかしながら、最新の数字では百八十二・五度Cということでありますので、とてもとても、これは冷温どころか大変高い値が続いてきているということで、予断を許さない状態だというふうに考えております。確認をさせていただきました。  次に、これも前回、四月二十七日の当委員...全文を見る
○河井委員 以上三カ所、浪江町二カ所と飯舘村が一カ所というお答えでございました。  この十ミリシーベルトというのは、大臣、意味のある数字ですね。政府が、屋内退避二十キロから三十キロ、その根拠として十ミリ以上を想定されるということで、これは大変重要な数字でございますけれども、既に...全文を見る
○河井委員 ということは、現地の自治体や住民の皆さんにも、既に三月の下旬から四月の初めにかけて、屋内退避の基準以上の放射線量があなたの住んでいる地点で推定ではありますけれども超えていますよということについては、文科省あるいは政府は周知をされたわけですね。確認をさせていただきます。
○河井委員 もう一度大臣に確認をさせていただきます。  この十ミリシーベルトを特定の地点で超えたと推計される情報は、既に現地の住民の方々には、きょうこの委員会が始まるまでにお知らせがあったのかどうか、確認をさせてください。
○河井委員 経産副大臣、現地対策本部にボールが回ってきたんですけれども、現地対策本部から住民に知らせたんでしょうか。  もう一度、時系列で言いますと、四月二十七日に私がこの委員会で質問をしたときには、答えられなかったんですよ、文科省の方は。きょうこの場で大臣から正式にお示しをい...全文を見る
○河井委員 どうも話を聞いていて理解することができないんですが、つまり、現地の住民の方々は、浪江町の二地点とそれからもう一カ所、飯舘村の一地点、八十一、三十二、三十三の地点番号のところに住んでいる方々は、三月二十一日あるいは四月一日に十ミリシーベルトを超えたということを、いつどの...全文を見る
○河井委員 もう一度文科大臣にお尋ねします。  文科省がつくり上げたこの計算値、十ミリシーベルトを超えた推計値については、いつ政府の他のところに情報として伝達をされましたか。
○河井委員 よくわかりません。もう一度確認をします。  三月二十一日に十ミリシーベルトを超えただろうと、後になって類推をしたわけですよ。そのことが三月十八日にはわかっていたということですか。もう一度お答えください。(発言する者あり)
○河井委員 正確に言ってください、私は事前に質問通告はこの項目についてしておりますので。  四月三日から四日の間に、原子力安全委員会に、これらの地点、十ミリシーベルトを超えたということは報告があったということですね。
○河井委員 ということは、私が前回質問したときには既にあなたたちは御存じだったのに答弁をしていただけなかったということが一つ。  もう一つは、屋内退避は二十キロ—三十キロ圏ですから、その外なんですね、三十一キロ、三十一キロ、三十三キロですから。ずっとそこに住民の方々が、屋内とは...全文を見る
○河井委員 まさに、野積みになって上にブルーシートが置かれているだけと言っていいわけです。不安に駆られた地元のお父さん、お母さん方が、自前で共同で買ったガイガーカウンターを持って、毎日毎日その土の塊のところに行ってきている。  先ほど、午前中も、参考人の方々より現場の貴重な情報...全文を見る
○河井委員 しております。表土の除去作業について、進捗状況についてということでしております。
○河井委員 まだ済んでいないところがどれぐらいあるんでしょうか、この地区に存在する学校などを含めまして。終わったところは聞いたんですけれども、済んでいないところがどれぐらいあるんでしょうか。何校中何校でというふうに今質問させていただきました。答えられますか。  つまり、どれぐら...全文を見る
○河井委員 すべてではないという理解でよろしいですね。
○河井委員 その除去、あるいは除去した表土の処理をするためには莫大なお金がかかります。  予算措置、これにつきまして、笹木副大臣が十一日の会見で、この予算措置は、今後、国において必要性の有無を議論していくという発言をされましたが、大臣、これは国が費用負担をしていくという方向性な...全文を見る
○河井委員 検討検討と、いつまでたっても検討じゃいけないんですね、大臣。だって、野積みにされているわけですから、この六十七校、郡山市だけで。  これこそ、まさに第二次補正予算案に入れ込むべき中身だと私は思いますよ。本当に現地の子供たちのお父さん、お母さん方が心配に駆られている、...全文を見る
○河井委員 今国会中に出すべきだと副大臣もお考えなんですね。
○河井委員 全く正論です。でも、その正論が正論でないのが今の政治の状況でありますので、与党の立場から、しっかりとしかるべきところに副大臣からもお話をしていただいて、ぜひ第二次補正予算案には、少なくともこの子供たちと親御さんたちの不安を払拭するような、表土をはいだものの除去、除染に...全文を見る
○河井委員 議論を聞いておりますと、原発労働者ですら二十ミリという議論がよくありますが、あれはあくまで上限の値でありまして、福島の子供たちの上には、放射線管理区域と全く同じだけのものが概念としては適用されている。三カ月で一・三ミリシーベルトということは、毎時にすると〇・六マイクロ...全文を見る
○河井委員 労働基準法では、子供たちの放射線管理区域内での労働は認めているのでしょうか。
○河井委員 十八歳未満の子供たちは働くことも認められていない。その場に今こうして、文科省が四月十九日に二十ミリという、この値も私は全く学問的な知見にのっとっていないと思いますけれども、それまでほったらかしにされていたという状態であります。  しからば政務官、この管理区域内で法令...全文を見る
○河井委員 私が聞いていないことまでいろいろと御答弁をいただきましたけれども、その前に、法令によりまして、放射線管理区域内において外部被曝、内部被曝の線量の測定とか健康診断をどのようにしていらっしゃるか。今のお答えは、一回やりましたよ、だから大丈夫ですよということでありますけれど...全文を見る
○河井委員 今の議論を文科大臣お聞きになっていただきまして、原発労働者ですら、繰り返しの被曝量の測定や健康診断が法令によって義務づけられている。  皆さんがお決めになった二十ミリシーベルトによって、今現場は運用をされているわけであります。その二十ミリシーベルトという数字に自信が...全文を見る
○河井委員 私は、やはり文科大臣の今の御認識は甘い、そう考えております。  一ミリシーベルトから二十ミリシーベルトの間というふうにおっしゃいました。本来は一ミリシーベルトでないといけないわけであります。放射能の強さとそして遺伝子の損壊の比率というのは、これはその値によって全般的...全文を見る
○河井委員 ほとんど変わらぬ御答弁を四月二十七日にもこの場で、この部屋で私は聞いたんです。  では、その後、何が進んだんですか、大臣。これは本当に子供たちの命がかかった、未来がかかった大切なことだから繰り返し申し上げている。では、その後、政府部内でどういう検討がどうなされてきた...全文を見る
○河井委員 大臣、お答えになっていないんですよ。何ですぐに始められないんですかと聞いているんです。自信を持って、暫定値だろうと何だろうと、政府が責任を持って公表したこの一から二十の数字なんですから、それに基づいて、どうしてすべての子供たちの測定を国の責任でやってくれないのか。もう...全文を見る
○河井委員 この調査をする地点の選択については、できれば一キロ単位で、細かい単位でやっていただきたい。そして、これまでの放射能災害の経験からいっても、ごく限られたところ、いわゆるホットスポットですけれども、そこに濃縮された値が存在をしていることは今回も想像できるわけですから、あく...全文を見る
○河井委員 文科大臣、先ほど、自分たちの管轄では校庭、園庭だというふうにおっしゃいましたけれども、通学路も大事なんですからね、通学路。通学路における内部被曝の問題もあるわけですから、校庭、園庭だけでないということをあえて申し上げたいと思います。  原子力安全委員会班目委員長、お...全文を見る
○河井委員 四月九日から文科省が話を持ってきたということを今答弁をされました。  決定は四月十九日ですが、これは正式な会議ではなかったんですね。
○河井委員 月曜日が定例会議ですね。この十九日は火曜日なんですよ。確認をします。
○河井委員 なぜ定例会議の月曜日に、あなたは今、九日から文科省から相談を受けたとお答えになった。なぜ前日の正式な会議のときにこの大事な話をしないで、次の日にこういうことをどさどさっとなし崩し的に決定したのか、お答えください。
○河井委員 いやいや、先ほど、案を示されたのは十九日とおっしゃったけれども、九日から相談をされていたんですね。  では、十日間一体何をやっていたんですか、原子力安全委員会におかれましては。
○河井委員 当日の議事録はあるんでしょうか。
○河井委員 正式な委員会でもない、正式な議事録でもない、そういうものが十九日の火曜日に重要な決定をなされた。どうしてもそこで疑念を抱かざるを得ないわけであります。  委員長、今の状態では、福島県東半分の方々が年間被曝量一ミリを超えるのは確実ですね。お答えください。
○河井委員 結局、一ミリシーベルトを超えるその見たくない現実に、一ミリから二十ミリに引き上げた。現実に基準を合わせただけじゃないか、そう考えております。  文科省が話を持ってきたときに、住民の方々の健康以外に何を彼らは心配していたか、何を考慮していたか、教えてください。
○河井委員 つまり、委員長、文科省は、学校の運営の方に力点を置いていたのか、そこに通っている子供たちの健康被害の方に力点を置いていたのか、どちらだというふうに印象を抱かれたでしょうか。
○河井委員 しからば、二十ミリに引き上げたということについて、原子力安全委員会として助言をした、引き上げたということについて妥当だというふうに助言をしたということでありますので、例えば遊べなくなった校庭に置かれた土、それの除去や除染などについては思いが至らなかったんでしょうか、考...全文を見る
○河井委員 時間が来ましたので、最後に一つだけ、原子力安全委員長。  委員長は会見で、自分たちには力がないんですということを、以前、この事故が起こった後おっしゃいましたね。今後、もう少し事態が収束して、いつ収束するかどうかわかりませんけれども、今後さまざまな原子力安全についての...全文を見る
○河井委員 しっかりとこれから議論をしていきたいと思います。存在するだけで機能していないという御指摘ですとか、政治的独立性や技術的独立性が全くないという指摘もある。  最後に、経産副大臣、今の議論をお聞きになっていて、原子力安全委員会、密接にさまざまなお仕事を一緒にしてこられた...全文を見る
○河井委員 終わります。
05月25日第177回国会 衆議院 科学技術・イノベーション推進特別委員会 第6号
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○河井委員 自由民主党の河井克行です。川内博史委員長から発言のお許しをいただきました。  きょうは、大臣所信に対する質疑ということであります。  玄葉大臣は、先日の当委員会の所信におきまして、このようにおっしゃっている。科学技術政策担当大臣といたしましては、この事態を乗り越え...全文を見る
○河井委員 副大臣、それは四月二十七日と全く同じ答弁じゃないですか、今政府部内で調整をいたしております。  この前、副大臣はジュネーブとフランスに出張に行かれた、WHO。国際社会に対して、日本がしっかり頑張るんだということをいわば広報宣伝してこられたわけですね。にもかかわらず、...全文を見る
○河井委員 答弁になっていません。  副大臣、国策で行ってきた原子力政策、そのさまざまな責任についても国の責任でやると菅直人総理大臣が明言しているじゃないですか。  そして、さまざまな専門家が、こうしてほしい、ああしてほしいということを言ってきている。私の地元の広島大学でも、...全文を見る
○河井委員 つまり、副大臣、もちろん県とのさまざまな調整があるのはわかりますけれども、具体的な時期のめどは今この場で言えないということですね。
○河井委員 あなたは、ヨーロッパに行く前の方がまだ前向きな答弁をしていた。帰ってきて、おかしくなったんじゃないんですか。子供たちのことにつきましては、文科省笹木副大臣にお越しをいただいておりますが、細川大臣の答弁と比べても大変後ろ向きな答弁ばかりしていただいている。  最新の五...全文を見る
○河井委員 当該地域の子供たち全員なんですね、対象は。
○河井委員 五月の下旬から検討委員会を立ち上げて、一体いつごろまでに結論を出すつもりなのか。県は県の立場があるけれども、国は国の立場があるわけです。国としてどういうふうな考え方を示しているか、お示しをください。
○河井委員 あなたたちは何を恐れているんですか、一体。あるいは、何を守ろうとしているんですか。子供の健康を守るのがあなたたちに与えられた政治家としての、政務三役としての大切な責任じゃないですか。一体何を恐れているのか。何でこんなに繰り返し繰り返し委員会で、何度も何度も違う委員会に...全文を見る
○河井委員 玄葉大臣、あなたは野党の一議員にすぎない私とは立場が今違うんですよ。政権のど真ん中にいて、しかも与党の政調会長も兼務している。そして、御自分の地元でもある福島県、言葉はもういいから、もう本当にちゃんと早くやってくれということなんですよ。  原子力安全委員長、推定でい...全文を見る
○河井委員 こんなこと、あなた、今居酒屋でも言っていますよ、みんな心配で。記憶する、しないの話じゃないでしょう。  では、広島原爆で投下された放射線の放出量と福島第一原子力発電所の事故の後放出された放出量、セシウムで換算すればどちらが大きいですか。お答えください。
○河井委員 だから、どれぐらい大きいかと聞いているんです。一・一倍でも大きいでしょう、十倍でも大きいでしょう、百倍でも大きいでしょう。どれぐらい大きいんですか。お答えください。
○河井委員 記憶ですか、記録ですか、どっちですか。
○河井委員 安全委員長、この国で起きたことですよ。それを記憶していないと今あなたは言った。原子力安全の、一義的には保安院、次に担う、最後のとりでである原子力安全委員長が、広島原爆との比較は記憶をしていないと言った。信じられない答弁としか思えない。  広島大学の原爆医科学研究所の...全文を見る
○河井委員 安全委員会、詳しい答弁はできませんか。一件とか数件とおっしゃいましたが、できるかできないか。もしできないときは、私が知っていますから、かわりに答弁してもいいですけれども、言ってください。
○河井委員 委員長、いいんですか、それで。よくないですよ、そんなの。  私、事前に事務局の方に来てもらって教えてもらったわけですよ。そして、安全委員会に質問通告しておりますよ、私はSPEEDIのことについて聞きますと。何でお答えできないんですか、委員長。
○河井委員 事前には七件という説明があったんですが、もう一度確認してください。
○河井委員 きのうのうちに私は全部要求しました。それぞれ、今お答えいただいた方々の役所に要求をして、きょう全部ここに持ってきております。保安院が四十二件、文科省が三十八件、安全委員会は七件と言ったから私は七件のまま言いますよ、安全委員会が七件、計八十七件が、それぞれSPEEDIを...全文を見る
○河井委員 大事なところですから、官邸のオペレーションルームに、何とおっしゃいましたか。
○河井委員 送付というのは、ファクスですか、それとも電子媒体ですか。  ファクスであるならば、そのレターヘッド、いわゆる送信票というものがついていると思います。それの提示をしていただきたい。
○河井委員 ファクスで送信したと承知しているということですから、しからば、院長、送信票をお示しいただきたいと思います。
○河井委員 今たった三秒前に、ファクスで送ったとこの場で答弁したんですよ。どちらが正しいんですか。  これは決して、一枚の紙の問題じゃないんですよ。繰り返すけれども、菅総理大臣の視察の直前に、八十七件、政府のいろいろな機関がSPEEDIを使ってさまざまな試算をしたにもかかわらず...全文を見る
○河井委員 ということは、先ほど申し上げた、ファクスで受け取ったというふうに枝野官房長官が記者会見でおっしゃっていませんか、保安院長。
○河井委員 内閣官房の高橋さん、きょうお見えいただいておりますが、今の事実について御存じですか。官房長官は記者会見で、ファクスで保安院から送られてきたというふうに述べたと報じられておりますけれども、それは事実かどうか。
○河井委員 ファクスではなくて電子媒体とおっしゃいましたが、どういう形の電子媒体で、では、なぜ一時三十五分ごろ、また、このごろというのも怪しい言い方だよね。一時三十五分ごろ送ったということが今になって証明できるわけですか。証明できるということは、こちら側にもあるし、官邸のオペレー...全文を見る
○河井委員 受け取った方の官邸、高橋さんでしょうか、一時三十五分ごろ受け取ったということで間違いないですね。
○河井委員 高橋さん、そのプリントアウトされた紙というのは、ファクスからプリントアウトされてきたんですか、それとも何かの端末からプリントアウトされてきたものなんでしょうか、お答えください。
○河井委員 これは大変重要なところですから、委員長、この紙を当委員会に提出をしていただきたい。
○河井委員 保安院から送ってきたと言われている、そして今、内閣官房の審議官が答弁した紙、ちょうど委員長が十九日の日に御指摘をされた、一時十二分に配信されたと言われているその紙が、紙を見たと今ちゃんと答弁したわけですから、この紙について、きちっとした形で当委員会に出していただきたい...全文を見る
○河井委員 委員長、ゆめゆめ、通り一遍の後刻理事会で協議じゃだめですよ。ちゃんとまじめな形で、あなたの名前もさっきからずっと紹介させていただいているんですから。
○河井委員 だから、きのう説明に来たときは、保安院さん、ファクスとおっしゃったんですよ、私のところに来たときは。何で一晩たったら、何もかも隠ぺいしたり捏造したり改ざんするんですか。あったはずのメルトダウンが、ないないと言ったのがつい最近になって出てきた。レベル7だって、全然ないと...全文を見る
○河井委員 またうそをつく。そうじゃないですよ。ファクスが主だったんですよ、きのうの御説明では。ファクスで送ったと。  だから、レターヘッド、御存じでしょう、レターヘッド。こういうものですよ。うちの事務所に来る、送信先だれだれ、そして送信元がだれと書いてある。これはレターヘッド...全文を見る
○河井委員 ですから、この電子媒体をしっかりと出していただくようにぜひお願いいたします。  その上で、この深夜一時十二分配信、一時三十五分ごろに送りましたのは、一号機のベントを仮定した影響確認の試算だったんです。原子力安全委員長、あのころのことを思い出してもらいたいんですが、当...全文を見る
○河井委員 珍しく明快な答弁をしてくださった。  保安院がSPEEDIを動かして試算したしょっぱなは、三月十一日の二十一時十二分だったんです。それは、今原子力安全委員長がお答えになったとおり、二号機のベントを仮定した影響確認のためだったんですよ。何で、今安全委員長もおっしゃった...全文を見る
○河井委員 安全委員長が個人的にはより危険性を感じていた二号機の情報については官邸に送らないで、菅総理大臣の視察の直前になって、一号機のベントを仮定した影響確認のための試算だけが送られた。  保安院にもう一度確認をいたします。保安院が東京電力に、総理大臣が視察に行くという連絡を...全文を見る
○河井委員 それはおかしいですよ。五月十三日金曜日の朝日新聞に、東京電力の内部資料で時間までこれは出ていますよ、院長。総理大臣が1F、1Fというのは福島第一原発のことらしいですが、1Fへ向かう予定ということで、時刻まで載っている。  もう一度聞きますよ。  では、東京電力は保...全文を見る
○河井委員 これはおかしい。一国の総理大臣が、被災地の現場の中でも最も危険性が高いと言われていた福島第一原子力発電所に視察に行こうというのに、東京電力に対して保安院が、総理大臣が行きますよということを知らせた時刻がわからないというんです、今の答弁は。こんなばかなことがありますか、...全文を見る
○河井委員 報道によると、深夜の一時半にその連絡があったということがされております。時間の無駄ですから、もういいですよ。  一時半に、保安院が東京電力に対して、総理大臣が視察をするということを言った。その前後、一時三十五分に保安院が、八十七件、文科省や原子力安全委員会も含めて詳...全文を見る
○河井委員 だから、共有していないというのは、ごらんになっていなかったということですね。はっきりと。
○河井委員 笹木文科副大臣にお尋ねをいたします。  文科省が独自に試算を運用していたそのものをいつ初めてごらんになりましたでしょうか。
○河井委員 このこともおかしいんですよ。政務三役が、文科省は十五日まで知らなかった、そして経産省に至っては、政務三役は聞いていなかったということ。  それから、文科省と安全委員会と保安院と、保安院というのは普通の保安院じゃないんですよ、政府の対策本部の事務局を持っている保安院、...全文を見る
○河井委員 官房副長官、ずっとこの議論をお聞きいただいております。  たしか、副長官が就任されたのは三月の十七日で、今いろいろと議論しているときはもう済んだときかもしれないけれども、一体何ですか、政府の対策本部というのは。お互いの役所がみんな入り合って、融合的にやっているわけで...全文を見る
○河井委員 院長、だから自分の都合のいい答弁ばかりしてはだめですよ。記録じゃない。電話で言ったこともないですかと聞いているんだから、時間がないんだから、ちゃんと答えてください。電話ででも官邸のオペレーションセンターには言わなかったんですね、保安院は。
○河井委員 きょう説明に来た保安院の方は、電話で言ったかもしれないと私に説明をいたしました。整合性がとれません。  院長、少しとめますから、大事なことだから、電話で官邸に言ったかどうかについて、ちゃんと話を聞いてしっかりと答弁していただきたい。私に対する説明と違います。
○河井委員 確認ができていないんだったら、確認をしてください。  委員長、ですから、これは確認をするようにしっかりとお取り計らいをお願いいたします。
○河井委員 仙谷官房副長官、随分お待たせをいたしました。  以上の議論を聞いて、私は、揚げ足をとりたくてこんなことを言っているんじゃないんですよ。飯舘村の方々、全く無用な被曝をしたじゃないですか。十五日の段階で五回計算しているんですよ、保安院は。それをもっと早く言っていたら、こ...全文を見る
○河井委員 私は、今のお答えは正面から答えていただいていない、いわば逃げの答弁だというふうに考えました。  官邸にもし保安院が行っていないのだとすれば、これは国家公務員の義務に反することであり、私は、国家公務員法によって懲戒処分をするべきだというふうに考えている。逆に、もし本当...全文を見る
08月09日第177回国会 衆議院 科学技術・イノベーション推進特別委員会 第10号
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○河井委員 自由民主党の河井克行です。  きょうは、八月九日、長崎の平和祈念の日であります。三日前、八月六日、私のふるさとでもあります広島は、六十六回目の原子爆弾投下の日を迎えました。  細野大臣、昭和二十年の八月六日に広島で起こった惨劇は、決して遠い過去の出来事ではありませ...全文を見る
○河井委員 大事なことは、とにかく一日も早く全体の調査を航空機を使って特別な測定器で終えていただきたい。今、早くやるつもりだとおっしゃったけれども、これまでも、私は震災後さまざまな委員会で、住民の健康調査にしても土壌調査にしても、早くやってください、そのたびに閣僚や副大臣の皆さん...全文を見る
○河井委員 委員長、ありがとうございます。  実は、米軍は、事故直後、既に三月十七日から十九日にAMSを使って測定をして、飯舘村方面への高い放射線量の流出を知っていた。大臣、今委員長の御配慮でお渡しをさせていただいたのがそれです。それが、三月の三十一日のネイチャーにもう掲載され...全文を見る
○河井委員 細野大臣、日本国が残念だったのは、数が少ないだけじゃないんですよ。今明らかになったとおり、あっても使えなかった。使おうとしなかったということが明らかになった。  防衛省、さっき名前が出ましたので、運用企画局長さん、きょうは確認をさせていただきます。  そもそも、今...全文を見る
○河井委員 局長さん、私が以前、自民党の国防部会長を行ったときに、全国いろいろな駐屯地、陸海空、ちょっと巡回させていただきました。日本国の自衛隊という組織は、どんなに負荷をかけられても、どんなに手いっぱいであっても、上官から命じられたら、しっかりとお国のために仕事をしてくれる組織...全文を見る
○河井委員 細野さん、これが実態なんですよ。事務方同士では、確かに手いっぱいというふうな答えが返ってくるかもしれない。そのときに、特にあなたたちは政治主導ということをうたっているわけですから、真剣に、やはり政治家、政務三役が本気で防衛省の政務三役にかけ合っていたら、とっくに早く測...全文を見る
○河井委員 こういうことなんですよ。日本の中でたった一基しかない特殊な測定器を、それを載っけてくれる最大の可能性がある防衛省自身が、文科が持っているということを認識していなかった。本当に貴重な日々を浪費してしまった。一体、政府の震災対策のさまざまな総合調整はどのような機能を発揮し...全文を見る
○河井委員 もう五週間にわたって、細野大臣、目と鼻の先ですよ、国会から白山といったら。あそこにとらの子の、日本国が持っている、一基しかないAMSがずっと遊んでいる状態だ。宮城県、栃木県、茨城県、既に飛行して測定が終了しました。これは米国のエネルギー省から借りてきた一基でやっている...全文を見る
○河井委員 細野大臣、こんな大事なことが、実際に陸自や空自や海自のヘリを使って運用してくれるのは、あの局長さんのところの仕事なんですよ。それが、いまだに情報が行っていないということ、これは私は大変情けないというふうに思う。  実は事前に防衛省の人にいろいろと意見を聞いたところ、...全文を見る
○河井委員 遅いんですね、本当に。これは聞いたら、一基四千万円ぐらいだそうですよ。たかだか四千万ですよ。十基買っても四億円ですよ。今回の震災、原発事故の後、我が国の国の富がどれだけ毀損されたんですか。国民がどれだけ不安に感じているんですか、自分たちの日常生活に。そのことと比べたら...全文を見る
○河井委員 事は一刻を急ぐ話でありまして、オール・ジャパンの力を結集して、一日も早く、この一都二十一県の測定を完了していただきたい。その上で、土壌の調査とか住民の健康調査。  民間の調査によると、例えば千葉県では柏、松戸、流山、東京では足立区などでホットスポットが発見されたので...全文を見る
○河井委員 いま一度、いま一度、何度聞いてもいま一度なんですよ。本当にしっかりとやってください。指示してください。  私がもう一つ福島県による県民健康管理調査事業について疑いを持っておりますのは、実施方法の検討などを行う検討委員会に、あの問題発言で有名になった山下俊一前長崎大学...全文を見る
○河井委員 早急にやってください。  こういう人が入っているのが福島県の県民健康管理調査なんです。所感がありましたら、細野大臣、お聞かせをください。
○河井委員 にこにこ笑っている人には放射線の影響がありませんなんてことを言ってのける教授がつくる検査のスキーム、福島県民が不安に駆られるのはごく当たり前のことだと思いますので、福島県は福島県の判断があったんでしょうけれども、今大臣がおっしゃったとおり、国として、間違いのない、県民...全文を見る
○河井委員 大臣、念のため、誤解のないように言っておきますけれども、精神的なものじゃないんですよ、倦怠感というのは。放射線障害の最初に出てくる症状ですから、肉体的なものですから、精神面とはまた別個のものですから、それはそれでしっかりと対応してください。  大塚副大臣、黒い雨の話...全文を見る
○河井委員 もう時間が来ましたので終わりますけれども、何回聞いても、できるだけ早く、できるだけ早くということになっていまして、どんどん逆に議論は拡散して、委員会の下に小委員会が設けられていく。私は時間稼ぎだというふうに断じざるを得ないと思います。  中山政務官にはお出ましいただ...全文を見る
08月09日第177回国会 衆議院 法務委員会 第17号
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○河井委員 皆様、おはようございます。自由民主党の河井克行です。  まずは、震災後の復興復旧事業に対する反社会的勢力の介入の排除についてお尋ねをいたします。  七月の二十九日、政府の東日本大震災復興対策本部が策定をいたしました復興の基本方針には、今後五年間で国と地方の公費分だ...全文を見る
○河井委員 今の事例紹介の中で、岩手県、それから義援金の事柄は宮城県でしょうか、そういった被災地の事件だけでなくて、遠く離れた本州の西端の山口県ですらこういった事案がもう既に発生をしてきている、大変憂慮すべき状況だと考えております。  そういった警察の動きに加えまして、検察庁は...全文を見る
○河井委員 刑事局長、今の御答弁では問題意識を感じることができないんです。  なぜかといいますと、さっき申し上げたとおり、これは日本の歴史上、今まで例を見ない巨額の金額が特定の地域に集中して投下をされる。今、あなたの答弁では、これまでの通常の案件、言うなれば日々の事柄の対応とさ...全文を見る
○河井委員 刑事局長、きょうのこの法務委員会での議論を検事総長にきちんとお伝えをいただきたい。国民から失ってしまった期待とか信頼は、仕事で返すしかないんですよ。さまざまな改革はもちろん大事ですけれども、ああ、検察はいい仕事をしているな、国民の期待を担ってやってくれているなというの...全文を見る
○河井委員 今刑事局長がおっしゃったのは、お名前を挙げられませんでしたが、恐らく杉浦正健元大臣のことだと思いますが、杉浦大臣は、確かに法務大臣就任会見でそのような趣旨の発言をされましたけれども、一時間後に文書でもって報道陣に訂正のコメントを配付された。死刑執行に関する発言は、私の...全文を見る
○河井委員 重ねて刑事局長にお尋ねをします。  そもそも、法務大臣が執行命令書に署名捺印をするとかしないとかは大臣に与えられた裁量なんでしょうか、どうでしょうか。
○河井委員 大事なところですから、もう一度確認いたします。  大臣においてさまざまな検討をなされた結果、執行しないということは裁量の範囲内なんでしょうか、お答えをください。
○河井委員 執行するということは、つまり裁量の範囲内ではないということであります。  そこで、江田大臣にお尋ねいたします。  刑事訴訟法第四百七十五条は、大臣のお考えでは悪法なんでしょうか、お答えください。
○河井委員 就任直後に、この規定には欠陥があるというふうにおっしゃった。今のお考えをお示しください。
○河井委員 あなたが個人的にお悩みになるのは勝手なんです。ただ、あなたは法務大臣としての職責を担っている公人であります。これまでも同じような、さまざまな、あなたの言うところの悩みとか葛藤を抱いた大臣はいらっしゃったと思う。しかしながら、先ほども刑事局長が、事務方がお認めになったと...全文を見る
○河井委員 執行しないとあなたは言っていないというふうに強弁をされるが、複数の新聞の見出しは、当面執行せず、全部共通していますよ。  では、この新聞の報道が間違っているんですか。間違っているのなら、あなた、ちゃんと訂正を求めるべきでしょう。
○河井委員 何度も申し上げますけれども、大臣、あなたが悩むかどうかは問題の本質ではない。法律に規定されている以上、それを、公人としての役割、権限を行使するのがあなたの大臣としての職責なんです。あなたが悩むかどうかは問題の本質ではありません。  今回、この取材で、大臣はこのように...全文を見る
○河井委員 今、めどが立たない勉強会を続けているということをあなたはみずからおっしゃった。時期的なめどがない。時期的なめどを持っていない勉強会を口実に死刑の執行から逃げ回っているというのは、隠れみのにすぎない。省内勉強会なんというのは、あなた自身のアリバイ工作ですよ。しかも、その...全文を見る
○河井委員 二〇〇九年の調査では八五・六%なんですね、大臣。ところが、九九年には七九・三%だった。二〇〇四年には八一・四%、二〇〇九年には今お答えになった八五・六%。回を重ねるごとに国民の死刑制度の存置に対する賛成がふえてきている。これだけ自由で民主的な国家日本において国民の八五...全文を見る
○河井委員 重ねて言いますが、真剣に考えることと執行から逃げ回ることは私は同義ではないというふうに考えております。  もう一つ大臣にお尋ねします。  一般の懲役刑は執行するのに死刑だけ執行しないというのでは不平等ではないんでしょうか。法務大臣みずからが日本の法体系を崩している...全文を見る
○河井委員 江田大臣と議論してもなかなかかみ合わない。  最高裁にお尋ねをします。  憲法第七十三条には、「内閣は、他の一般行政事務の外、左の事務を行ふ。」として、「一 法律を誠実に執行し、国務を総理する」というふうに書いてありますが、江田法務大臣の死刑はしないというこの表明...全文を見る
○河井委員 答弁をする立場にないとおっしゃるからには、その前提として、司法が決めた判決を行政が執行するということを信じているということが裏づけであるからお答えする立場にないからではないか、私はそう思いますよ。  そうしないことには、死刑判決が、これから先、裁判所が幾ら下しても執...全文を見る
○河井委員 理屈は、司法は行政を信用しているからなんですよ。自分たちがつくった判決文を行政府が執行してくれるというふうに信用しているから、そういうふうなことになってしまう。  もう一つ、三権の無視ということでいいますと、あなた自身が所属している立法府、刑法や刑事訴訟法に規定され...全文を見る
○河井委員 その罪刑法定主義の根拠は一体どこにあるのか。何を罪として、その罪に対してどのような刑を科すかについては、国民の代表者で組織される国会によって定め、国民の意思を反映させることが民主主義の原理から要請されることにあるんです、大臣。  ですから、国民の意思を代表している国...全文を見る
○河井委員 私がどう考えようということじゃなくて、法務大臣たる江田五月に対して今質問をしているんですから、関係ない話ですよ。  あなたは民主主義というものに対して本当に危険な思想を持っていますね。あるべき民主主義というのは一体何ですか。では、この国会の審議は全部形式なんですか。...全文を見る
09月27日第178回国会 衆議院 予算委員会 第2号
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○河井委員 自由民主党の河井克行です。  衆議院自民党のしんがりとして、私は、野田内閣の閣僚の資質と総理の任命責任について質問をいたします。  新内閣成立後、恐らく、国会で松下政経塾出身の国会議員が総理に質問するのは私が初めてではないかと思います。きょうは、後ろから、自民党所...全文を見る
○河井委員 それでは、総理、あなたが日米首脳会談で推進を約束した在日米軍の再編は、全体のパッケージとして、沖縄だけでなく、当然、岩国基地関連のものも含まれますね。
○河井委員 ところが、あなたが任命した閣僚の中に、大臣に就任した後、岩国の米軍再編には反対だ、反対の気持ちは変わらないと公言をした人がいることを御存じですか。
○河井委員 大臣に就任した後の発言。岩国の米軍再編には反対だ、反対の気持ちは変わらないと地元の会見で言った大臣があなたの任命した中にいる、そのことを御存じかどうか。
○河井委員 平岡秀夫法務大臣。今月十七日、地元岩国市と山口市での会見で、米軍再編に伴う神奈川県厚木基地から岩国基地への空母艦載機移転問題について、政治家個人としては、米軍家族住宅をつくることを含め、反対の気持ちは変わらないと述べたと報じられました。  いいですか。総理自身が、日...全文を見る
○河井委員 新聞の引用でございます。複数の新聞からの引用です。
○河井委員 しかも、岩国の再編には、沖縄県民の負担軽減である普天間飛行場からの空中給油機の移駐が含まれているんですよ。  この平岡発言を聞いた岩国市民、沖縄県民、また合衆国政府は、野田内閣が本気で名実ともに米軍再編を推し進めると信じることができるんでしょうか。  平岡大臣、発...全文を見る
○河井委員 十八日です。
○河井委員 だから、その発言をしたということを認めるかどうかを聞いているんです。  大臣、あなたは、二十四時間三百六十五日、一分一秒のすき間もなく野田内閣の法務大臣なんですよ。個人的な発言とかそんな言いわけは通じない。地元でぽろっとついつい本音が出たんでしょう。  野田総理、...全文を見る
○河井委員 しからば、法務大臣に質問いたします。  あなたが地元から届けようとした声は、一、米軍再編に協力しながら、騒音被害などの安全、安心対策や地域振興を充実する考えなのか、二、米軍再編そのものに反対する考えなのか、どちらを政権に届けようとしているんですか。お答えをください。
○河井委員 あなたが閣僚として臨んだ最初の地元での会見ですよ。あなたの本音がぽろっと出たとしか解釈しようがない。  しかも、あなたはこれまで、米軍再編に関する地元での発言、いろいろなことをおっしゃってきている。紹介いたします。  二〇〇六年十一月二十五日、沖縄タイムスの記事、...全文を見る
○河井委員 それでは、平岡さん、明確にお尋ねします。  あなたは日米合意に基づく米軍再編には賛成なのか反対なのか。まず、沖縄県民の負担を軽減する普天間飛行場からの空中給油機KC130十二機の移駐を岩国に進めることに、賛成ですか反対ですか。
○河井委員 では続いて、今質問もしていないのに言いかけられた、厚木基地からの空母艦載機五十九機の移駐を進めるのには賛成ですか反対ですか。お答えください。
○河井委員 まず、これは閣内不統一ですよ。総理みずから日米首脳会談に行って、ちゃんとやってくると推進したことを、基地を抱える地元閣僚がこういうふうなことを言っている。これはちょっと答弁を整理してください。これ以上質問できません。
○河井委員 総理、ずっと議論を聞いていておわかりのとおり、考え方が違うんですよ、平岡さんはずっと。過去もそうだし、今もそうだし、艦載機には賛成できないと言い切ったんですよ、この予算委員会の答弁で。こんな大臣は即刻罷免をしていただきたいと思う。いかがでしょうか。
○河井委員 もう一度言います。法務大臣は艦載機移転問題に賛成できないと言ったんですよ。もう一度はっきりと言っていただきたい。
○河井委員 民主党政権にかわって日米関係が悪化した原因の一つは、閣僚間の不統一ですよ、総理。閣内不一致、同じ失敗をまた野田内閣でも繰り返そうとしているのか。私は、米軍再編推進という内閣の方針に心底賛成できない閣僚は即刻罷免すべきだというふうに考えます。  何でこんなことを言うか...全文を見る
○河井委員 総理、これは法務大臣だけの問題じゃないんです。すべての閣僚が、自分の地元に沖縄の負担を引き受ける覚悟があるかどうかということが問われている。あなたの地元も含めて、今後、内閣の構成員に沖縄の負担軽減への具体的な協力を内閣として求めていく御覚悟がおありかどうか、お尋ねした...全文を見る
○河井委員 ここで、公安調査庁長官にお尋ねします。  東京小平市にある朝鮮大学校は、朝鮮総連の支配下にある学校という認識で間違いないですね。
○河井委員 おっしゃるとおり、北朝鮮は独裁体制を思想面で支えるチュチェ思想の教育が青年たちに施されていると言われております。その朝鮮大学校の創立五十周年記念祝賀宴が数年前東京都内で行われたと聞きましたが、いつ、どこで、何人くらい集まったのか、お答えをください。
○河井委員 その祝宴に招かれて祝辞を言った日本の国会議員がただ一人いたそうですが、その名前を明らかにしてください。
○河井委員 長官、具体的な監視調査のあり方をつまびらかにすることの不利益、私も法務副大臣を務めた経験からもよくわかります。ただ、これは、朝鮮総連の中央機関紙朝鮮新報二〇〇六年十一月十五日付の新聞にも載っている、ネットにも載っている情報でありますけれども、それでもお答えいただけない...全文を見る
○河井委員 それでは、その辺のことをもう少し詳しく御答弁いただけませんか。
○河井委員 二〇〇六年十一月十日、東京新宿の京王プラザホテルで創立五十周年の記念の宴会が開かれ、「平岡秀夫衆院議員(民主党)があいさつした。」ということで、今、公安調査庁長官も、引用という形ではありますけれども、確認をしていただきました。  学校所在地の選挙区選出でもない衆議院...全文を見る
○河井委員 では、大臣御本人から当日の祝辞の内容についてお答えをしていただかなくちゃいけませんね。お答えください、お願いします。当日、どんな御祝辞をおっしゃったんですか。
○河井委員 公安調査庁の大きな役割は、言わずと知れた北朝鮮及びその関連団体のさまざまな動向を監視調査することだと聞いております。その公安調査庁を所管する法務大臣が、わずか数年前に監視調査対象の組織の宴会に出かけてお祝いの言葉を言った。  総理、組閣の際に、平岡大臣とこの北朝鮮関...全文を見る
○河井委員 情報が上がっていなかったということですね、官房長官。  総理、この内閣は適材適所だということをあちこちでおっしゃっている。閣僚にやましい点があるかないか各方面の情報を集めて調べるいわゆる身体検査は、その適材適所を選ぶ大前提ではないんでしょうか。閣僚候補の情報を集めな...全文を見る
○河井委員 もう一つ、平岡さんについてはたくさんあるんですが、法務大臣としての資質を疑わせる発言が大臣就任会見でありました。死刑の執行について、法務省内の勉強会で考えている間は当然判断できないとあなたは言い切った。  当然判断できないとは一体何事ですか。当然と言うのならば、法律...全文を見る
○河井委員 刑事局長、そもそも、死刑を執行するかしないかは法務大臣の裁量の範囲内なんでしょうか。お答えください。
○河井委員 大臣の権限であり、職責、つまり義務、責務である、そういう答弁でありました。  ちなみに、平岡大臣は、民主党次の内閣の法務大臣時代、二〇〇七年八月二十三日の朝日新聞夕刊で、死刑など刑罰のあり方についてインタビューを受けて、このようにお答えになっている。今までは議論を起...全文を見る
○河井委員 総理、その認識が私は間違っていると思いますよ。  法律の定めるところにより粛々と、もちろん慎重にしなきゃいけません。再審請求とかさまざまな事柄がありますから、それはしなきゃいけない。でも、もうこれは法律で決まっていることでありますから、これは勉強して結論が出る話では...全文を見る
○河井委員 それを見るのが勉強なんですよ、法務大臣。では、一体、何の勉強をしているんですか。  しかも、総理、死刑というのは、さっきも言いましたけれども、世論調査を行うたびに制度の賛成する割合がふえてきている、今八一・四%と言いました。しかも、今、国民が参加する裁判員裁判の制度...全文を見る
○河井委員 政権交代から二年間で二人にとどまっている、正確にはそのように申し上げます。  ただ、それまでの自民党政権時代と比べると、格段に死刑の執行の数が減ってきている。国民は今むしろ、国内治安の悪化、犯罪の悪化によって厳罰化を望んできている。犯罪被害者の会の皆さん方も同じよう...全文を見る
○河井委員 ほかにも、きょうは質問することができませんでしたが、平岡法務大臣にはまだまだお尋ねしたいことがありますし、山岡大臣におかれましても、さまざまな案件、消費者担当大臣でありながら消費者の敵、マルチ商法との癒着、それからいろいろと選挙買収の疑惑の案件もございます。質問時間が...全文を見る
○河井委員 最後にもう一度お尋ねをします、総理大臣。平岡法務大臣は適材適所なんでしょうか。きょうの質疑、答弁をお聞きになって、率直な感想をお聞かせいただきたい。
○河井委員 どこの点をもって適材適所なのか、もう一度お答えをちょうだいしたい。
○河井委員 では、以上で私の質問を終わります。ありがとうございました。
10月26日第179回国会 衆議院 外務委員会 第2号
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○河井委員 おはようございます。自由民主党の河井克行です。  このたび、外務委員会、野党側の筆頭理事に選任をいただきました。国益に資する当委員会の審議ができるため、田中眞紀子委員長を初め、理事、委員の皆様からの御指導をよろしくお願い申し上げます。  さて、野田内閣が発足して最...全文を見る
○河井委員 私が質問したのは、そういったことではありません。沖縄の地理的な特性と今大臣はおっしゃったけれども、二年前のときと今と、沖縄は地理的に移動なんかしていませんよ。昔からずっと沖縄は今の場所にある。地理的特性なんということは、これは変わらない事実であります。  私が聞きた...全文を見る
○河井委員 質問に答えてください。  それらのすべての事柄が実らなかった場合、民主党政権は強制着工をするのか。あるいは、公有水面埋め立てにかかわる知事の権限を政府に引っぱがすような特別措置法の制定をもくろんでいるのか。お答えをいただきたい。
○河井委員 今の御答弁では、いずれについても可能性を排除しないということでよろしいですね。
○河井委員 判断をしていないということは、判断をした段階で特別措置法の制定や強制着工なども可能性としてはあり得る、そういう趣旨の御答弁だったというふうに解釈をさせていただきます。  大臣、自公政権のときにはぎりぎり可能だったこの普天間飛行場の辺野古移設は、今大臣はいろいろと答弁...全文を見る
○河井委員 大切なことだ、大変評論家的な、人ごとのようなおっしゃり方でありました。  私の質問は、辺野古移設にそもそも賛成している民主党の国会議員は沖縄でいるのかどうかということをお聞きしたんです。
○河井委員 来年の六月に沖縄の県議選がありますね。今大臣は、民主党の国会議員、県会議員、県連、みんな反対だということをおっしゃった。それまでに沖縄の民主党の方針が覆ることはあり得るんでしょうか。もし覆らなかったらどうしようとしているのか。  あなたは積極的にこれから説得をしたい...全文を見る
○河井委員 私は、話をする順番が間違っていると思うんですよ。仲井真県知事とか、あるいは稲嶺進名護市長、名護市長が何と言っていますか。繰り返し繰り返し来られるけれども理解に苦しむ、あなたがわざわざ行ったにもかかわらず、そのようなことを言っている、相次いで関係閣僚が名護市を訪問する真...全文を見る
○河井委員 せんだっての首脳会談で、野田首相はオバマ大統領に日米合意の履行を約束した。ところが、十一月十二日、ホノルル・APEC首脳会談までは、やります、やります、頑張りますと、今あなたがちょうどおっしゃったような言葉で逃げられるとしても、その後、現実的な展望のない日米合意を追求...全文を見る
○河井委員 今の答弁は極めて興味深い。民主党は推薦したんですよ、稲嶺さんを。その事実もあなたははっきりとわからないままに稲嶺市長に会いに行ったということですか。あなたたちの党が推薦したんですよ、稲嶺進氏は。移設絶対反対、市長選挙の最大の争点は、当時、普天間基地の辺野古移設を認める...全文を見る
○河井委員 私だったら、こういう難しい案件を抱えている現地に行くときはきちんと調べますよ。だから、さっきから言っているじゃないですか、人ごとだ、評論家だと。推薦したと思います、何ですか、それは。  では、なぜ当時民主党は移設絶対反対派の候補者を推薦したんですか。辺野古への移設が...全文を見る
○河井委員 その移設絶対反対の候補者が選挙に通って市長になって、辺野古移設に対する影響を考えなかったんでしょうか。私はもう全く理解ができない。  加えて、去年の十一月の沖縄の県知事選挙では、当時、仲井真知事は、県内移設反対は明言していませんでした。その仲井真さんの再選を民主党は...全文を見る
○河井委員 側面的な支援とか個人的な支援というのは、それはお互い選挙をやっているからわかりますけれども、そういうことはどこでもあり得る話なんですよ。そうじゃないでしょう、これは。民主党政権の屋台骨を揺るがしかねないような辺野古移設についてが最大の争点である選挙だったんですよ。辛う...全文を見る
○河井委員 内心理解している関係者の中に県知事や稲嶺市長も含まれるんですか。
○河井委員 当時のことはよくわからないと今また御答弁された。(玄葉国務大臣「一月のこと」と呼ぶ)いや、一月のことだろうと十月のことだろうと、そんなことは関係ないと言っているんです、さっきから。あなたは外務大臣の仕事として外務大臣のいすに座っているんだから、名護の市長選挙がどういう...全文を見る
○河井委員 何の準備もしないでただただ現地を訪問したというまことに情けない姿がよくわかった。  オバマ大統領からは、この前の首脳会談で、結果を求める時期に来ていると進展を強く求められ、アメリカ議会上院は、普天間移設で進展がなければ、これとパッケージになっているグアム移転関連予算...全文を見る
○河井委員 稲嶺市長は、あなたに会ったときにこう言った。市長選挙で掲げた、陸にも海にも米軍基地はつくらせないとの公約は最後まで貫く。これは間違いないですね。
○河井委員 成果が上がるどころか、逆に地元は警戒し始めているんじゃないか。  稲嶺市長が齋藤勁官房副長官と九月二十七日に会ったときの言葉がすべてだと私は思っている。何と言ったか。県民と合意することなく進むわけがない。この言葉は大変重いと私は思いますよ。  では、県知事や市長が...全文を見る
○河井委員 そんな日本全体でみたいな一般論の話を今しているんじゃないんですよ、大臣。  大事なことは、今あなたがおっしゃった、県知事や市長だけでなく、県民とも合意をしなきゃいけない。まずそのしょっぱなは、一番初めは身内の民主党じゃないですか。  繰り返すけれども、沖縄選出の国...全文を見る
○河井委員 今も沖縄の代替性のなさということをおっしゃったけれども、それは一つは地理的な特性でしょう。繰り返し言っておりますけれども、千年前、二千年前から沖縄は今の場所にあるわけですよ。この二年間で大陸間移動か何かで移ったわけじゃない。こんなことはもうずっと厳然たる事実です。そう...全文を見る
○河井委員 率直な気持ちの上で、あの発言は誤りだと、振り返って認めるかどうか、外交の責任者としてお答えください。
○河井委員 もう一つ。二〇〇八年七月に、民主党・沖縄ビジョン二〇〇八というものが策定された。この中で、普天間米軍基地返還アクションプログラムというものの策定を再び提唱するとともに、在沖縄海兵隊基地の県外への機能分散と、最終的には国外移転を求める考え方というのが盛り込まれておるんで...全文を見る
○河井委員 政治家というものは、ましてや一国の最高指導者は、現実的な展望というものが当然大事である、政治家にとって言葉は命だというふうに私はずっとかねがね考えております。  そういう意味で、今外務大臣が、この最低でも県外発言は誤りだというふうにお認めになった。ということは、民主...全文を見る
○河井委員 問題は、鳩山由紀夫さん御自身、個人の、あるいは総理大臣自身の責任、そういう問題ではないんです。物事の本質はそうじゃない。それによって議席を得た、あるいは多数派を形成したということが厳然とあるわけですから、だからこそ、そのためには、責任をとるということは、私は、もう一度...全文を見る
○河井委員 つまり、三月の福島第一原発事故の前と後とで、原発輸出についての考え方、認識が変わったということで間違いないですね。
○河井委員 九月六日付の読売新聞によりますと、これは二日に就任されたときの就任の記者会見を引用して、原発輸出に積極的になれるかといえば、必ずしもなれないと消極な姿勢をお示しになった。加えて、十月十四日付の朝日新聞によると、マレーシアの外務大臣と会談した折、玄葉大臣は、日本がこれま...全文を見る
○河井委員 今、二国間の原子力協定の扱いにも言及をされました。まさにこの委員会でこれから審議をしていかなくちゃいけない案件でありまして、所管の外務大臣の御認識が、一度立ちどまる必要があるというふうな事柄の御答弁がありましたので、これについては、今後の原子力協定の扱いについて、いろ...全文を見る
○河井委員 私の質問は、外相会談ではなくて首脳会談。首脳会談で、基本的価値を共有しているというふうに言っているんですよ。  では、今外務大臣おっしゃったけれども、戦略的何とおっしゃいましたか。(玄葉国務大臣「戦略的価値」と呼ぶ)戦略的価値というものと基本的価値の違いは何でしょう...全文を見る
○河井委員 大臣、この戦略的という言葉が持っている意味を、国際社会、外交の舞台ではどういう意味で使っているかということを御存じないんですかね、今の御答弁を聞いていると。そんな地政学的何とかというのは、それは一つ一つの条件にすぎない。戦略的ということは、第三国なんですよ、念頭にある...全文を見る
○河井委員 たしかじゃなくて、そういうふうにちゃんと明記してある。ところが、政権交代後、民主党政権の閣僚は、不法占拠という言葉を使わなくなったということは御存じですか。前原外務大臣、枝野官房長官、松本外務大臣、それぞれ衆議院の委員会でそういう御答弁をされている。あなたはどうかとい...全文を見る
○河井委員 つまり、不法占拠という旗を玄葉大臣もおろしたということでいいですね。
○河井委員 いや、法的解釈は変わっていないといろいろな人が言うけれども、不法占拠と法的根拠のない占拠ということの違いを説明してください。
○河井委員 だから、自分自身がそのようにするその根拠をお示しくださいと言っているんですよ。不法占拠と法的根拠のない占拠の違いを説明してください。二度目の質問です。
○河井委員 変わりがないとすれば、どうして不法占拠という言葉を使わないんですか、大臣。
○河井委員 総合的な判断の根拠を例示してください。
○河井委員 全く説明になりません。大臣、これは国民が見ている、しかも領土問題というのは、今極めて国民全般が関心を持っている重要事項ですよ。総合的、総合的と、そういう逃げの答弁じゃだめですよ。  もう一度聞きます。不法占拠と法的根拠のない占拠の違いを説明してほしい。  実は、両...全文を見る
○河井委員 言っておきますけれども、一貫して変わりがないというのはあなたたちが言うことじゃないんですよ。判断するのは国民なんです。そして、国民の代表として、今私はこの場に立っている。だから、私が納得するように答弁してくれない限り、このことについては、それこそ旗をおろすことはできな...全文を見る
○河井委員 委員長、お聞きになっていて理解できますか。私は理解することができない。  大臣、もう一度お答えをください。あなたのお答えは全く答弁になっていない。どこが一緒なのか。だって、言葉が違うのを使っているわけですよ。違う言葉を使っているわけですよ。それで一貫している、一貫し...全文を見る
○河井委員 変えるのなら変えなさいということなんですよ。不法占拠から法的根拠のない占拠に変えるのなら変えなさい、そしてその理由を国民に明らかにしなさいと言っているんですよ。  昨年の九月の尖閣諸島日本領海侵犯事件、中国人船長、あのときの処置も結局、はっきりと指揮権を発動するのな...全文を見る
○河井委員 もう一度言いますよ。内閣がかわったんだから、新しい内閣になったんですから、一種の政策的な判断と言うんだったら、その政策的な判断について、内閣の統一した見解をこの領土問題の言葉遣いについてお示しくださいと今言っているんです。
○河井委員 確認します。ですから、内閣として、この問題について統一的な判断を示すということで間違いないですね。
○河井委員 整理じゃない。だから、内閣として、新内閣ができたんだから、この問題についての統一的な見解を示すべきだ。示すことができないんだったら、これ以上審議を続けることはできない。
○河井委員 いつまでに出すおつもりですか。
○河井委員 でき次第、可及的速やかに出すということで答弁を聞いたわけであります。  持ち時間が参りましたので、以上で質問を終了いたします。ありがとうございました。
11月30日第179回国会 衆議院 外務委員会 第3号
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○河井委員 皆様、おはようございます。自由民主党の河井克行です。  大臣、異例の委員会審議ということになりました。本来でしたら政府提案の条約案の審議、質疑を行う順番なのに、そうではなくて、また一般質疑をする、繰り返すことになってしまった。きょうは玄葉外務大臣の御就任に当たっての...全文を見る
○河井委員 米軍再編というのは、国策で今内閣を挙げてお進めになっている野田内閣の最重要課題ですね。その作業を沖縄の現地でさまざまに汗をかきながら進めている多くの関係者、防衛省関係者、その関係者の中でも責任ある立場の言葉。言葉というのは、言葉だけでなく、その背後にはそれを支える認識...全文を見る
○河井委員 では、なぜ大臣がきょう沖縄に謝罪に行かないんですか。お答えください。
○河井委員 役人がしでかした失態を国民の皆様におわびをする、それは政治家でしかできないんですよ。事務次官の仕事ではない。役所の幹部の集まりで、一川防衛大臣がきょう行くということは議題には上らなかったんですか。
○河井委員 今、副大臣は、日程的な問題からとおっしゃった。どういう日程的な問題ですか。
○河井委員 副大臣、今防衛省にとって、あるいは外務省もそうだけれども、内閣にとって、日米同盟の根幹がずっと揺らいできた、その一番の源である辺野古移設問題よりも大事な問題がありますか。何が日程的な問題ですか。これより重要な日程がどこにあるのか。もう一度お答えいただきたい。あなたは今...全文を見る
○河井委員 全くお答えになっていません。事の重大性をわかっていらっしゃるのか。  最高責任者が、政治家が頭を下げに、頭を下げに行ったところで沖縄の怒りが静まるとは到底思えないけれども、何で事務次官なんですか、何で政治家が行かないんですか、何で大臣が行かないんですか。防衛省にとっ...全文を見る
○河井委員 一川大臣が沖縄に行かない本当の理由は何か。大臣みずから沖縄に行って頭を下げる、またこれが、一川さんに対する問責決議案、あるいは不信任決議案、その材料になるんじゃないかと、一川さん個人を守りたいがために、沖縄に大臣みずから足を運ばないんじゃないかという指摘がある。問責逃...全文を見る
○河井委員 ひきょうでないんだったら、何度も言うけれども、羽田と沖縄の間は一日何便飛んでいるんですか、飛行機は。
○河井委員 六十便以上飛んでいるんですよ、毎日。一時間で三便、四便飛んでいる。日程的だとか、そんなのは言いわけにすぎない。  なぜ、政府の謝罪をするのが一事務次官なのか。私は、役人がしでかしたことのさまざまな失態、不始末の処置は政治家でしかできない、そのようにかたく信じているし...全文を見る
○河井委員 きのう、この暴言を受けて、官房長官や防衛大臣は、それでも予定どおり年内に提出する方針は堅持すると会見でおっしゃった。今、玄葉大臣は、厳しさを増してきた、厳しさを増してきたけれども、年内に提出する方針に変わりはないと。ただ、それは、提出するという明言ではなくて、提出する...全文を見る
○河井委員 しからば、準備をしたけれども、今回のことも含め、結果として年内に提出できないという可能性も出てきたのかどうか、お答えをください。
○河井委員 今、あくまでも信頼を取り戻すべく全力を尽くして頑張っていくとお答えになりました。その結果として、もし年内に環境影響評価書が提出できないとき、玄葉大臣は責任をおとりになるんですか。
○河井委員 重ねてお尋ねします。  大事な問題ですから、そういう一つ一つの積み重ねの結果、もしできなかったときは、外務大臣としてどのような責任をおとりになるのか、再度お尋ねします。
○河井委員 三たびお尋ねをします。  準備を進めているのであって、年内に必ず出すという御答弁ではないわけですね。
○河井委員 前回の委員会で玄葉大臣は、民主党の沖縄選出の国会議員や県会議員、県連の皆さんの説得に、賛成してくれるように全力を尽くすとお約束をされました。その後、一月が過ぎ去ったわけですが、大臣の説得によって、民主党の議員さんの中から辺野古移設に賛成する議員は一人でも出てきたか、お...全文を見る
○河井委員 日本外交にはさまざまな案件があります、さまざまな課題があります。ただ、大臣、私はやはり、今のこの日米同盟の揺らぎというものをきちっと根っこから正していく、これが日本外交にとって今一番大事なことだと思いますよ。外交の足元をまず固めていただきたい。そういうことなんです。 ...全文を見る
○河井委員 私は、大臣、政治生命をかけてでもやり抜きたいという答弁を今期待していたんですよ。これまで沖縄にかかわってきた歴代の総理大臣、外務大臣、防衛庁長官あるいは防衛大臣、その覚悟でやってきた方を私はたくさん知っております。  年内の提出を含めて、これからうまくいかないかもし...全文を見る
○河井委員 言葉を選ぶ玄葉大臣が、私が重ねて質問したのに、とうとう最後まで、みずからの政治生命をかけてやっていくという答弁がなかったということは、きっちりと記憶をさせていただきたいと思います。  今回の田中防衛局長の発言、暴言の後半部分、この部分が私は大変気になった。政治家はわ...全文を見る
○河井委員 防衛副大臣、いかがですか。防衛省の審議官級の間でこういう話になっているんでしょうか。
○河井委員 ちなみに、引用は、時事通信の十一月二十九日十三時十三分の配信の記事を引用させていただきました。  ただ、実は同じようなことが十月十五日のNHKニュースで、米国移設先埋立申請要請へ、遅くても来年六月までにということで流れている。せんだっての日米首脳会談で、オバマ大統領...全文を見る
○河井委員 ただ、この時事通信の配信の前半には、政治家はわからないがと書いてあるんですよね。だから、今お答えになったのはお二人とも政治家ですから、政治家が知らないところでこうやって握っているんじゃないんですか。政治家はわからないがと言ったというふうに報道されている。  先ほど副...全文を見る
○河井委員 外務大臣、今の関連で、来月、アメリカ議会の両院協議会はグアム移転の予算案の採決を行いますが、その見通しはどのように認識をしていらっしゃいますか。
○河井委員 かなり厳しい結果が出てくるのではないかという観測がしきりに流れております。  それでは、例の普天間飛行場の移設に関する特措法及び強制着工にかかわる統一見解、そして、竹島及び北方領土にかかわる表現についてということで、続けて大臣より、この間いろいろと議論をしていただい...全文を見る
○河井委員 二つの問題について、今統一見解が示されました。最初から出していただけましたら、きょうの委員会を開く必要もなかったわけでありまして、しっかりと今後はお勉強して答弁をしていただきたい。  今、領土問題について、民主党政権にかわってから表現が変わったという言い方でおっしゃ...全文を見る
○河井委員 今の答弁でもう一度確かめたいんですが、麻生さんが法的根拠のない占拠と言ったということも含め、日本の首相や外相らが不法占拠と言わなくなったのは、玄葉大臣、いつからですか。これは大事な点ですから、お答えをいただきたいと思います。さっきの、麻生さんは、いつ、どこで言った発言...全文を見る
○河井委員 玄葉大臣、玄葉大臣というか、外務省はもっとちゃんと後ろから出さなくちゃだめですよ、そんなことじゃ。  麻生さんが首相になった後、ロシアとの間でさまざまなあつれきがあったわけでしょう。そのことを答弁してください、ちゃんと。
○河井委員 それは、ですから、今、不法占拠という言葉だということですね。(玄葉国務大臣「はい」と呼ぶ)そうですね。  それは、二十一年の二月二十七日の衆議院予算委員会、三月二十七日の参予算委員会、五月二十日の参予算委員会でも、麻生首相は不法占拠が続いていると言い続け、その結果と...全文を見る
○河井委員 大事な問題ですから。もうすぐ終わります。  総理を含めて整理をしていなかったということ、その総理というのは野田総理のことを指すわけでしょうか。でも、菅総理は既に昨年の十月の答弁で、念頭に全くないということをお答えになった。野田内閣になって、十月二十六日に質問した時点...全文を見る
○河井委員 これで終わりますが、個別の通告がなかったと今大臣おっしゃいましたけれども、大臣御自身の就任に当たっての所信表明の言葉の中に、この普天間基地の移設、米軍再編は最重要課題だ、日本の国益のためにも進めなくちゃいけないということをお書きになってお話しになったのは大臣御自身であ...全文を見る
12月02日第179回国会 衆議院 外務委員会 第4号
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○河井委員 自由民主党の河井克行です。  今、同僚の小野寺五典委員が触れておりましたヨルダン現地への調査、この外務省職員と資源エネルギー庁職員の出張はどういう目的で行ったのか、外務大臣からお答えをいただきたい。平成二十三年九月二十九日であります。
○河井委員 しからば、これは、通常の外務省の職員の出張という認識で派遣をされたのか、それとも、先ほどから意見が出ておりますように、この委員会でこれまでどれだけ時間がかかってもなかなかこの審議が進まなかった、あまつさえ、与党の民主党の議員が参考人質疑の中で政府提案の条約案に対して疑...全文を見る
○河井委員 答えになっていません。外務大臣が答えて、外務大臣。大事なことなんだから。これは国会審議の前提の話ですよ。通常の出張で行ったのか、あるいは国会審議の状況を見て外務省が派遣を判断したのか、前者か後者かどちらか、お答えをいただきたい。
○河井委員 私の部屋にせんだって外務省の担当者がやってきたときには、そういう答えはしなかった。私はわざわざ聞いたんですよ。どういう目的で行ったのかと言ったら、その人は、国会審議とは関係ないと言った。そして、通常の出張のついでに行ってきたと言った。  では、大臣、この前後はどこへ...全文を見る
○河井委員 今の答弁を聞いて、国会審議に資するためというふうな目的では全くない。  総理、ずっとこの委員会で、私も野党の筆頭理事として参画をする、ほかの同僚議員も理事も参画する中で、残念ながら、玄葉大臣そして外務省から、是が非とも、何が何でもこの条約案を通していただきたいという...全文を見る
○河井委員 私の言ったことに決して委員長も否定されなかったというふうに解釈させていただきました。  続いて、日米同盟の揺らぎ、これはすべてどこから来ているか。  二〇〇九年七月十九日、沖縄県那覇市、街頭演説、鳩山由紀夫当時の民主党代表が選挙演説で、普天間基地移設先は最低でも県...全文を見る
○河井委員 今、玄葉大臣が、あの発言は間違いだったということを重ねておっしゃった。  ところが、委員会の次の二十七日の夜、野田首相は鳩山由紀夫氏や蓮舫さんらとの会食で、玄葉氏の発言について、これは産経新聞の十月二十八日の配信、間違いだ、申しわけないと謝罪してしまったと記事に載っ...全文を見る
○河井委員 どういう説明をどういう言葉でされたんですか。何でこのような報道がされるのか。どういう説明をされたのか、もう一度教えてください。
○河井委員 今、野田首相から、鳩山由紀夫当時代表個人の考えではなく、これは民主党としての考え方だったという趣旨の答弁だ、そのように解釈をいたしました。沖縄ビジョン二〇〇八、ここに明記されていたことを自分は選挙演説で言ったにすぎない、表現は違うとしても、大体そういった中身の会話だっ...全文を見る
○河井委員 今、野田総理から、これは民主党のビジョン、沖縄ビジョン二〇〇八に書いてあるというふうな御答弁があった。ところが、玄葉大臣は、私に対するお答えでこのようにおっしゃった。「率直に申し上げますけれども、私は、選挙戦中にあの発言を聞いて、鳩山政権ができて、恐らくこの問題で終わ...全文を見る
○河井委員 お答えになっていない。  あなたは答弁で、「二〇〇八年の話はできれば改めて、ちょっと文書をチェックさせていただいて、お答えをさせていただければというふうに思っています。」と私に答えた。  大臣は、この沖縄ビジョン二〇〇八を十月二十六日の委員会の時点では詳しく読んで...全文を見る
○河井委員 ビジョンも出しているのを知っている、ビジョンも読んだ。では、何で、鳩山さんのあの発言を聞いて、鳩山政権ができたらこの問題で終わるんじゃないかと思ったんですか。何でそう思ったんですか。全然理屈が通っていないじゃないですか。答弁してください。
○河井委員 違う。マニフェストなんて、私は今質問で一言も言っていない。  民主党・沖縄ビジョン二〇〇八に、「民主党は、」「米軍再編の中で」「県外への機能分散をまず模索し、戦略環境の変化を踏まえて、国外への移転を目指す。」これは三ページに書いてある。さらに詳しく次のページ、四ペー...全文を見る
○河井委員 つまり、鳩山由紀夫代表個人が思いつきで言ったんじゃなくて、民主党自体が沖縄の皆さん、日本国民の皆さんに約束をした文書の中に最低でも県外と読み取れるような表現があったということなんですよ。  私は本当に悔しい。もうこれ以上、沖縄の人々の心を踏みにじったり、もてあそんで...全文を見る
○河井委員 ここに、ある民主党議員の質問の議事録があります。平成十二年三月二十二日、この衆議院の外務委員会、「私は、いずれにしてもポーズだけとるというのが一番いけない。つまり、言葉で逃げられる問題なのかということです。」テーマは、普天間基地が辺野古に移った後の基地使用期限の設定、...全文を見る
○河井委員 覚えていなかったら、今から持っていきましょうか。これは持っていっちゃいけないんですか。あなたの質問なんです。あなた自身がこう言っている。ポーズだけとっちゃ一番いけない、言葉だけで逃げられる問題じゃない、その姿勢が沖縄県民に期待度を与えて、その結果、大きなうそをついた感...全文を見る
○河井委員 諸般の事情によっては提出しないこともあり得るということですね。確認です。
○河井委員 ですから、提出をしない可能性があるやなしやと伺っている。お答えください。準備の結果。
○河井委員 提出する日取りなどの候補日、十二月のいつごろか、お考えはおありなんでしょうか、総理大臣。
○河井委員 十二月二十二日なんてことは考えていないですか。十二月二十二日に環境影響評価書を提出するかしないか。お答えいただきたい。
○河井委員 せんだっての、田中聡当時の沖縄防衛局長が記者団との懇談でさまざまなお話をされたという話が伝わってきている。その中に、来年度政府予算案の提出が十二月二十二日だということをしきりに言っていたという情報がある。政府予算案の提出の日に沖縄の環境アセスも提出をする、そっちの方が...全文を見る
○河井委員 否定はされないということですね。
○河井委員 せんだっての外務委員会、玄葉外務大臣はこうもおっしゃいました。安全保障環境が変化をする、それに応じて民主党の政策も変わることがあり得るんだ、そういう趣旨の御答弁でありました。二〇〇八年の沖縄ビジョンと比べて、今の民主党政権の在日米軍再編にかかわる認識が変わった背景とし...全文を見る
○河井委員 今、具体的な地域名をおっしゃいませんでしたが、北朝鮮、あるいは、これは国家ですが、中国ということだと思います。  では、例えば北朝鮮は、二〇〇八年のころと今と比べて、日本に対する軍事的脅威、何か新しい違いがあったんでしょうか。お答えをください。
○河井委員 二〇一〇年十一月の延坪島に対する砲撃事件を指していらっしゃると思いますけれども、我が国に対してもっと直接的な脅威は、北によるミサイル実験と核実験ではないでしょうか。  総理、北朝鮮が今までミサイル実験を何度やり、核実験を何度やったか、情報がありましたら、お示しをいた...全文を見る
○河井委員 本当にそれでいいんですか。北によるミサイル実験は二回でいいんですか。後ろ、ちゃんと教えてあげて。
○河井委員 つまり、私が申し上げたいのは、北が行ったと言われている核実験なり核ミサイルなり、これがほとんど民主党ビジョン二〇〇八の前だということなんですよ。つまり、劇的な安全保障環境の変化はないにもかかわらず、なぜ外務大臣がそのような認識を持つのか、大きな安全保障環境が変わったか...全文を見る
○河井委員 質疑の持ち時間が来ましたので、最後に聞きます。  それでも、総理、あなたは政治生命をかけて辺野古への移設を沖縄の皆さん方に心からお願いをして進めていくのかどうか、政治生命をかける覚悟があるかどうか、それをお答えいただきたい。
○河井委員 この前、外務委員会の質疑では、玄葉大臣は最後の最後まで、辺野古への移設に政治生命をかけるということを、私、二回、三回重ねて聞いたんですけれども、お答えにならなかった。そういう大臣の緩んだ姿勢、たるんだ姿勢が、やはりいろいろなところに全部よどんでいるんじゃないか。今回の...全文を見る
12月05日第179回国会 衆議院 予算委員会 第7号
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○河井委員 おはようございます。自由民主党の河井克行です。  先ほどから、同僚の稲田朋美議員に対する、沖縄問題、野田総理大臣並びに一川防衛大臣の答弁を聞いていて、言い逃れと責任回避ばかりだ。こんな答弁しかできないような今の内閣、政権の姿勢、沖縄県民の皆さんは、けさの皆さんの答弁...全文を見る
○河井委員 いや、だから質問に答えなさいよ、大臣。過去の経緯をあなた自身がよく勉強していると思っているか否かと聞いているんです。答弁してください。
○河井委員 昔の詳細な経緯ではなくて、それでは、つい最近あなたが仲井真知事と会ったときに知事から言われたことについて触れます。  一年半前の名護市長選挙で、辺野古移設絶対反対の候補者が当選しましたね、大臣。この候補者を推薦した政党はどこですか。
○河井委員 そのことについて、あなたに県知事が会ったときに、民主党は辺野古移設に反対の候補者を応援し当選させた、この経緯について民主党として納得のいく説明をお願いしますと申し上げてきた。  あなたはこれまでの経緯について勉強したとおっしゃったから、お答えください、この場で。納得...全文を見る
○河井委員 今、防衛大臣がおっしゃった、沖縄県連を納得させるようにまだ至っていないというこの言葉は後でまた生きてきますから、しっかりとテークノートしておきたいと思います。  総理大臣にお尋ねしたい。  前原政調会長が指摘した二点。一点目、一川大臣は沖縄の基地問題にかかわる過去...全文を見る
○河井委員 では、全く党内不一致じゃないですか、総理大臣。あなたを支える立場にある政権党の政調会長の意見と総理大臣自身が、閣僚の資質についてという最も重要な案件についてばらばらな表現をしている。これは普通、政権末期に見られる現象ですよ。  何でこうまでして総理大臣が一川大臣をか...全文を見る
○河井委員 確認します。環境影響評価書の提出も今の一川大臣に任せるわけですね。イエスかノーかお答えください。
○河井委員 沖縄の人々は、一川大臣が大臣の席にいる限り、一切話に応じてくれませんよ。次から次へとさまざまな、感情を害するいろいろな問題発言ばかりをする。それでも、野田総理大臣が、環境影響評価書の提出は一川さんに任せるということを今明確におっしゃっていただいた。  私は、この普天...全文を見る
○河井委員 死力とか全力とか言うけれども、責任を伴う政治生命をかけるという表現は絶対しない。  野田総理大臣にもお尋ねします。十二月二日の外務委員会でも私は質問をさせていただきました。もう一度確認します。総理は辺野古移設に政治生命をかけてお仕事をしていらっしゃるかどうか、お答え...全文を見る
○河井委員 同じような答弁しか返ってこない。  一川さんには私は質問しません、どうせやめていかれる方だと思いますから。  結局、あなたたちは責任をとりたくない。政治生命をかけると言って、辺野古移設、普天間基地の移設、失敗したときの責任が問われるから。でも、それは保身なんですよ...全文を見る
○河井委員 いや、ですから、今賛成している議員は一人でもいるんですか、沖縄で。お答えください。
○河井委員 その証拠がここにあるんです。パネルを用意してきました。民主党沖縄県連のホームページの表紙です。  何と書いていますか、一番上。「民主党 沖縄県総支部連合会」と書いてある部分の上。「普天間基地は、県外・国外へ」と明記されている。拡大をしたものを次にお見せします。けさも...全文を見る
○河井委員 ちなみに、この辺から、先ほどから不規則発言で自民党はどうかという声がありますので、自由民主党の沖縄県連のホームページの表紙も、あくまで参考までですけれども、真っ白な沖縄の白い砂浜の上に真っ青な青い空と美しい海、これだけであります。  総理、あなたが代表を務める民主党...全文を見る
○河井委員 御理解、御理解でははっきりわかりません。  もう一回言いますよ。政権党の沖縄の地方組織のホームページの一ページ目の一番上に、今でも堂々と、あなたが言っていることと違うことが載っているんですよ。この姿が正常ですか。これがおかしいと思うんだったら、この部分の削除を沖縄県...全文を見る
○河井委員 今の答弁で国民の皆さんも沖縄県の皆さんもよくわかったと思いますよ。オバマ大統領に会ったときには、内閣を挙げて全力で普天間基地の移設を進める、進めると言っておきながら、自分の政党の現地、現場の沖縄県連のホームページには何もそれを言うことができない。「普天間基地は、県外・...全文を見る
○河井委員 失礼しました。  今、覚えがないということでした。  では、特定の労働組合から何か政府に対して、政治的な圧力について依頼を受けたことはありませんか。
○河井委員 ないとお答えがあった。  山岡大臣は、JR総連推薦議員懇談会の代表をお務めですね。JR総連の構成団体であるJR東労組から、これまで政府に対して何か依頼は受けられたことはありませんでしょうか。
○河井委員 いや、ですから、その御支援の結果として、何かJR東労組から政府に対しての特定の依頼などはお受けになったことはありませんか。
○河井委員 山岡大臣は、今までJR東労組の定期大会にお行きになり、来賓あいさつなどをされたことはありませんか。
○河井委員 二〇一〇年六月十三日、東京ベイ幕張ホールでの第二十六回JR東労組の定期大会で間違いないですね、お答えください。
○河井委員 ここに、JR東労組のホームページから、その日の模様を打ち出してきました。来賓として、民主党山岡賢次副代表、ほかの議員も名前を書いていますが、きょうここでは言いません、副代表らから連帯のあいさつをいただきました。  連帯のあいさつをいただいたということなんですが、どの...全文を見る
○河井委員 その中で、JR東労組から特定の依頼を政府に対して受けて、それに対して山岡副代表が答えたという趣旨の発言はしていらっしゃいませんか、お答えください。
○河井委員 記憶にありません、よくこの質疑でも出てくる常套句だと思いますが、記憶がないのでありましたら、思い出させてさしあげましょう。ここにそのメモがあります。  あなたは、先ほどから一切否定ばかりしてこられた。いいですか。政権交代後、政治的な圧力を政府にかけたことはない、特定...全文を見る
○河井委員 答えてください、山岡大臣。  今の発言は御自分のものと認めるかどうか。イエスかノーか。
○河井委員 そう思って、きょうは、ここに、その日の模様を録音したCD—ROMを持ってまいりました。聴衆の拍手や笑い、そして山岡さん自身の息遣いまでもが聞こえる大変生々しい物です。  先ほど、西の方の方で警察を所管する大臣というのは、予算委員長ですね。
○河井委員 今、予算委員長から御答弁がありました。  平成二十二年八月三日、衆議院予算委員会で平沢勝栄議員の質疑に答えて、当時の中井国務大臣、国家公安委員長は、このようにおっしゃっている。  この質問主意書について、「このとおり、私どもは、JR総連、JR東労組と革マル派の関係...全文を見る
○河井委員 しからば、これは全くもって、山岡大臣が、何も仕事をしていないのに、仕事をしたふりをした疑いも出てきたわけですよ。今、予算委員長、しっかりとうなずいていらっしゃる。これは予算委員長の名誉にもかかわる問題ですよ。このメモにはちゃんと書いてある。  もう一回言いますよ。そ...全文を見る
○河井委員 ですから、このテープを、しっかりとこれ、ちゃんとやってくださいよ。ちゃんと理事会で聞いてください、委員長。理事会で聞いて、私の言っていることは事実なんだから。私の言っていることと大臣の言っていることと、どっちが正しいか、きちんと照合していただきたい。
○河井委員 その記憶を思い出させて確かなものにしてあげるために、この証拠の物があるわけですよ。  後刻、理事会でしっかりと協議をして、これを再生して聞いてくださいよ。
○河井委員 五月十一日に、当時の鳩山由紀夫内閣総理大臣から衆議院議長あてに答弁書が送られてきました。そしてその後、さっき言ったJR東労組の大会は六月十三日です。ここで、そのとき鳩山内閣で政府がJR東労組をどのように認識していたかということについて紹介をしたいと思います。  先ほ...全文を見る
○河井委員 では、山岡大臣にお尋ねをいたします。  あなたの御認識をお聞かせください。
○河井委員 いや、革マル派とはだけじゃなくて、もう一回言いますよ。JR総連及びあなたが推薦議員団の代表を務めている東日本旅客鉄道労働組合内には、影響力を行使し得る立場に革マル派活動家が相当浸透していると認識している、あなたも同じ認識ですね。
○河井委員 いや、情報があるじゃないんですよ、大臣。民主党がつくった鳩山内閣総理大臣時代も、この答弁書は閣議決定をしている。今、現職の野田佳彦総理大臣も政府の答弁と同じだと答弁された。あなたは違うんですか。情報があると認識しているは全然違いますよ。この政府答弁書どおりの認識で間違...全文を見る
○河井委員 あら、またどこかで聞いたような、この前、平岡法務大臣が在日米軍再編で、岩国で聞いたようなことですね。  政府の一員としてということは、個人では違うということですか。一人の政治家としては、この認識、自分とは違うということですか。お答えください。
○河井委員 あなたは、単なる国務大臣の一人じゃないんですよ、今のお立場は、この質問に答える立場は。あなた、主管大臣ですよ。警察の、全国の警察組織、公安も含めて、そのすべてを統べる立場にある国家公安委員長として今答弁されたんですか。  もう一度はっきりと言っていただきたい。革マル...全文を見る
○河井委員 もう一度お尋ねをしますよ。  そういった今までのいろいろな、JR東労組のおつき合いを含めて、今あなたが座っているいすは国家公安委員長ですね。国家公安委員長として明確に、総理も今言ったじゃないですか、JR東労組の中には、影響力を行使し得る立場に革マル派活動家が相当浸透...全文を見る
○河井委員 野田総理大臣は、山岡国家公安委員長が革マル派との関係を鳩山内閣の答弁書で認めたJR東労組の大会で来賓あいさつをした事実を、閣僚任命前、御存じでしたでしょうか。
○河井委員 これはだれでも読めるホームページですよ、さっき言った、来賓あいさつしたというのは。平岡法相のときと全く同じじゃないですか。朝鮮総連の支配下にある東京小平市の朝鮮大学校創立祝賀宴会で祝辞を言ったことを御存じでしたかと言ったら知らなかった。一体、この内閣は、閣僚になる前に...全文を見る
○河井委員 前科は前歴に、明確に否定をさせていただきます。  その上で、閣議決定の文書にある、革マルによる各界各層への浸透を総理が結果的に許すということになるんですよ。
○河井委員 そのことについて御答弁をいただきたい。