河井克行

かわいかつゆき



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河井克行の2012年の発言一覧

開催日 会議名 発言
03月16日第180回国会 衆議院 法務委員会 第3号
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○河井委員 自由民主党、河井克行です。  小川敏夫法務大臣には初めて質問をいたします。  政権交代から何人目の法務大臣でいらっしゃいますか。六人目だと思うんですが、早く実質な、中身のある質疑ができる法務大臣にめぐり会いたいものだなと思って、きょうはここに立たせていただいており...全文を見る
○河井委員 法務省、だめじゃないですか。  幾ら国民の代表、市民の代表、もちろん最高裁には事務局は、検審はあるけれども、直接の国家権力ではないといっても、検察審査会は国の機関であることに間違いない。きのう、その関係で強制起訴が行われた。しかも、その事案が尖閣諸島に密接なかかわり...全文を見る
○河井委員 内閣官房長官がきょうの午前、記者会見を行いましたが、その情報は、大臣、当然入っているんでしょう。どうぞお答えください。
○河井委員 そういう役所だったんですか、法務省という役所は。だって、きょうの午前の官房長官の記者会見で、尖閣の周辺に中国の公船が二隻航行していることについて、海保の巡視船が無線などで警告し、警戒監視を実施している、首相官邸に、危機管理センターに情報連絡室を設置、情報収集を強化して...全文を見る
○河井委員 感度が鈍過ぎますよ、大臣。そして、その後ろにいる事務方も含めて。きのう強制起訴したばかりでしょう。だから、それに関係があるかどうかはわからないと私は冒頭に前置きをした。ただ、いろいろな事柄が起こるだろうということは十分に察知していないといけないじゃないですか。  国...全文を見る
○河井委員 外国人相手の強制起訴が初めて。先ほどから言っているように、国益と主権を擁護するために法務省は存在していると私は信じております。外国人は初めてということも含めて、今回のこの強制起訴の結果いかんによっては、私は、検察審査会のあり方そのものが左右されるかもしれないというぐら...全文を見る
○河井委員 質問に答えていただいていない。  検察審査会の判断のことを私は聞いているのでは毛頭ありません。それは当然です。そうではなくて、法務大臣として、今後、さまざまな予想される段取りも含めて、特に、さっきも最高裁が言ったでしょう、初めてなんですよ、外国人相手が。だから、今後...全文を見る
○河井委員 大臣、今、重大な、間違った答弁をしましたよ。法務省は関係ないんですか、この件、ここから先。お答えください。司法だとおっしゃった。
○河井委員 最高裁、明確に答えてください。刑事局長ですか。  これは、那覇で強制起訴になりました。今後、中国人の船長にこの起訴状が送達されるわけですね。その事務的な段取り、手続を明確にお答えいただきたい。
○河井委員 法務大臣の答弁と違いますよ、今、委員長。  私は、二回ちゃんと優しく優しく解説したわけですよ。最初は、所感はどうか、次は、決意はどうかと。もう一回さらに、ここから先は法務省には関係ないんですか、那覇から先は関係ないんですかと聞いたにもかかわらず、法務省の仕事じゃない...全文を見る
○河井委員 今、そんなお答えを待っているんじゃないんですよ。あなた自身は、さっき私が聞いたときに、法務省はかかわりがないとおっしゃった、二回にわたって。  確かに、複数選択肢があるということは先ほど最高裁も答弁した。でも、これだけの案件について、法務大臣が、これから先、我が役所...全文を見る
○河井委員 大臣、だから私は裁判の中身だとか検審の結果について聞いているんじゃないと何度も言っているじゃないですか。私がそんなことを聞いていないことは、まともな理解能力がある人だったらわかりますよ。そうじゃなくて、今最高裁ははっきり言いましたよ、複数選択肢があるけれども、法務省に...全文を見る
○河井委員 小川大臣は、今初めて聞いた、今初めて聞いたという御答弁が多い方ですね。私がもし法務大臣だったら、まあそんなことは、一生なれないでしょうけれども、私が法務大臣だったら、いろいろなことが気になって仕方ないですよ。こういうことを沖縄の那覇が決めた、そうしたら何か尖閣のあたり...全文を見る
○河井委員 法務省当局とは、この場合、何局ですか。
○河井委員 仮定の話ですけれども、もし、中国人船長がこの送達を受け取らない、あるいは中国の政府が送達すること自体に協力しない、そういう返答をしてきた場合は、日本国法務省はどのような対応をするでしょうか、大臣。
○河井委員 強制できない強制起訴だということぐらいわかっていますよ。  その上で、もし断られてきたときに、法務大臣としてどういう対応をとっていくかということについてお答えくださいと言っているんです。
○河井委員 先ほど大臣は答弁で、言わずもがなの御答弁があったんですよ。中国側がこういうふうな反応をしてくるんじゃないかという。私は、それは、今、日本国の法務大臣がこういう場で言う必要がないようなことを、あたかも中国側にこういうふうに言ってくださいと模範解答を日本の法務大臣が国会の...全文を見る
○河井委員 この問題は、まだこれから先、那覇から最高裁を通じて法務本省に来て、また中国側にわたると思いますので、折に触れて、同僚も含めて質疑を続けていきたいと存じます。  次に、大臣の所信表明の中で、冒頭に書かれておりましたのが広島刑務所逃走事件、一月十一日に発生した中国人受刑...全文を見る
○河井委員 両方というお答えは、つまり、広島刑務所固有の背景もあったし、刑務行政全般の背景もあったということですね。お答えください。
○河井委員 二月二十九日付で、法務省矯正局は広島刑務所逃走事故検証結果報告を公表いたしました。今手元に持ってきております。そこに書かれているのが、刑務所職員の気の緩みであるとか、物的設備の不備、初動のおくれ、そして李国林の心情把握の不徹底などが検証されて、それぞれの結果に基づく再...全文を見る
○河井委員 ならば、お尋ねします。  二十四ページをお開きください。近隣住民への通報の不備という部分です。「ア」というところに、上から五、六行目、広島刑務所が、実際に職員を地元自治会長らへ派遣し、手配書を配布するなどの対応を行ったのは、午後一時〇五分ごろから同三十八分ごろまでの...全文を見る
○河井委員 古い写真の情報が問題だったと。それ以外には問題なかったんですか。
○河井委員 今の大臣の答弁で、問題だったことが何かということを把握していらっしゃらないということがよくわかりました。  大臣、具体的に、刑務所がそのとき配布した、ここに手配書と書いているでしょう、広島刑務所が地元自治会長に職員を通じて配布した。どんな手配書だったか、実物をごらん...全文を見る
○河井委員 似顔絵ではないんです、顔写真ですが。何かもし後ろから出てくるのなら。  ちょっと速記とめてくださいよ、時間もったいないから。
○河井委員 いや、だから、今後ろから言っていることを含めて、もう一回整理して答弁してください。  どういうものをこの段階で職員が地元自治会長に持っていったのか。
○河井委員 だから、身上関係をどうしたんですか。
○河井委員 今の大臣の答弁は誤りです。  私が、当時、その時間帯に刑務所の職員が地元自治会長に配った手配書をここに持ってきております。これだけです、大臣。御存じなかったんですね。これだけですよ。ほかに何も、年齢も性別も、身長、体重すらも書かれていなかった。受け取った地元の町内会...全文を見る
○河井委員 この対応は適切ではなかったとお認めになりますね。
○河井委員 矯正局長、きょうお見えだと思います。  矯正局長は、この事実、つまり顔写真A4一枚だけしか配られなかったということを御存じですか。
○河井委員 この一つをもってしても、この報告書、二月二十九日付に最終報告と銘打っていますけれども、最終でも何でもないんですよ。私がちょっといろいろと現地で聞いただけでこれだけの話が入ってくる。私はまだまだ不十分なことが多いと思う。  大臣、この報告書と同日に懲戒処分が発令されま...全文を見る
○河井委員 今大臣からこの記載が十分じゃなかったという御答弁がありましたので、もう一度この処分については発令をし直すわけですか。当然、その理由が異なっているわけですから、さらに重ねて、遅延に加えて、情報提供が十分じゃなかったといういわば処分の理由が加わったわけですから、今後具体的...全文を見る
○河井委員 お答えになっていないんですけれども、つまり、この最終報告は、再調査をするつもりはないということですか。
○河井委員 大臣、今述べた、今回の事件の結果とられた処分についてお尋ねをします。  この処分理由について、もう一度、大臣からこの場でお読みいただきたいと思います。
○河井委員 以上四点、特に私がこれから尋ねたいのは、「不十分な施設警備の状態を漫然と継続」及び「不十分な保安設備の状態を漫然と継続」という点についてであります。  今回処分を受けた人たちの中で、これは名前が明らかになっていますから、実名を言います。嶋田博前所長、それから瀧本英之...全文を見る
○河井委員 いや、それなんですけれども、その横に括弧で「監督責任」と書いていますね。
○河井委員 つまり、監督責任が処分の理由であったということであります。  実は、広島矯正管区長、泉俊幸さんとお読みするんでしょうか、地元紙、中国新聞の一月三十一日付の取材に答えて、いろいろなことをおっしゃっている。こういう見出しであります。「死角認識 指導不足認める」。  こ...全文を見る
○河井委員 なぜ、死角認識、二度も現場に行って、指導不足をメディアに対して認めている担当の矯正管区長の監督責任は問わないで、現場にのみ責任を押しつけようとしているのか。私にはそのようにしか受けとめられない。  先ほど、大臣、あなたは冒頭に、この事件は全国どこでも起こり得る、つま...全文を見る
○河井委員 本省の大臣官房施設課が、これでいいという判断のもとに仮塀の設計をしたということで間違いないですね。
○河井委員 もう一つ、運動場から李国林が用具倉庫の屋上に上りました。これが一番最初なんですよ。あといろいろなところ、エアコンの室外機に行ったりとか、雨水管を上ったりとか、蒸気配管に行ったりとか、工事用のパイプを足場で行ったりとか、さっき大臣がおっしゃった足場を利用したりとか、いろ...全文を見る
○河井委員 今矯正局長から数十センチしか離れていないという説明がありました。実際そのとおりだと思います。  もちろん、刑務所という施設は、言うまでもなく、最後のとりでが一番外にある外塀、これは数メーターの高さ、施設によって違いますけれども、絶対乗り越えられないはずなんですけれど...全文を見る
○河井委員 一般論で結構ですけれども、大臣官房の施設課がかかわらない施設の整備あるいは建設ということはあり得るんでしょうか。矯正局長、お答えください。
○河井委員 いずれにしても、広島刑務所だけの問題ではなくて、先ほど言いました仮塀の設計とか、そういったことについては本省の施設課もかかわっている。結果として逃走を可能にするような設計をした責任は、それでも大臣、法務省本省あるいは広島矯正管区にはないんですか。
○河井委員 本当に繰り返しますけれども、もし李国林が民家に立てこもって市民に危害を与えるようなことが起こっていたら、それはもう本当に法務大臣は一瞬にして吹っ飛びますよ。内閣自体が屋台骨を揺さぶられるぐらいのとんでもない事案なんですよ。だから私は、この点をしっかりと大臣に認識を確認...全文を見る
○河井委員 もちろん、起こったことはとんでもないことです。この前田恒彦当時の主任検事が引き起こしたことはとんでもないこと。ただ、私は、一方で、やはり、検察組織として責任のとり方というものは世間に示すことができた、そう考えているんです。  一方で、今回のこの事案、どうも現場の話を...全文を見る
○河井委員 少し前の話になりますが、大臣、ニューヨークの地下鉄の割れ窓理論という話をお聞きになったことはありますか。治安の悪化というのは、最初は小さなところから始まっていくんだ。地下鉄の車両に落書きされたりとか、あるいは窓をぱっと破られたりとか、そういうところからだんだんと治安は...全文を見る
○河井委員 まさに、大臣、本省の矯正局長さんも去年の九月に現地を見に行っている。  矯正局長、現場をずっと見て、何か感じるものはなかったでしょうか。
○河井委員 矯正局長、泉管区長が答えた「迷路のようになっていて、死角が多いと認識した」、でも、「正直言って(脱走は)まずないだろうと考えた」という彼の認識は、矯正局長がその現場を見たときの認識と近いものがありますか、それとも、管区長の言っている認識は大いに外れていると思いましたか...全文を見る
○河井委員 質問を終わりますが、大臣、以上のいろいろな答弁でも明らかになりましたけれども、この矯正管区長も、そして本省の矯正局長も同じような認識を抱いていた。つまり、この広島刑務所の状況については、上の方も含めて問題があるということは認識したまま、漫然と継続をしていたという、先ほ...全文を見る
03月23日第180回国会 衆議院 法務委員会 第4号
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○河井委員 おはようございます。自由民主党、河井克行です。  きょうは、この問題についてこれ以上的確な方はいない三人の参考人にお出ましをいただきました。私からも感謝をいたします。  まず、青山参考人とは、二〇〇七年、私が法務副大臣を務めておりました折に、参考人が業界団体である...全文を見る
○河井委員 ありがとうございます。現場の悲鳴にきちんと耳をかさなきゃいけないなと、今、私自身感じた次第であります。  続きまして、青山参考人にお尋ねをしますが、平成二十三年新司法試験、つまり法科大学院を当然修了した人たちの、採点実感等に関する意見、これは法務省のホームページから...全文を見る
○河井委員 質疑持ち時間が終了いたしましたので、このあたりにさせていただきたいと存じますが、既に、自由民主党の有志議員、政権交代前、平成二十一年春ごろに、高村正彦元法務大臣を勉強会の会長として、抜本的な法曹養成、法曹人口増大についての改革案をつくっております。ぜひ、党派を超えて、...全文を見る
04月13日第180回国会 衆議院 厚生労働委員会 第9号
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○河井委員 おはようございます。自由民主党、河井克行です。  きょうは、黒い雨について質疑を行います。  昨年の福島第一原子力発電所の事故以来、六十七年前に広島、長崎に降った黒い雨が再び注目されるようになっております。  この福島原発事故の及ぼす影響と広島、長崎黒い雨の関連...全文を見る
○河井委員 ですから、その放射能の人体に及ぼす影響について、特に、広島、長崎に六十七年前に降った黒い雨の何が最も問題かということをお尋ねしている。お答えください。
○河井委員 わからないという答弁がわからない、私は。通告していますよ、これはちゃんと。黒い雨についてきょうは質疑に立つとちゃんと言っている。  大臣、黒い雨が人体に及ぼす影響、放射能の影響と今自分でおっしゃった、それと昨年起こった福島第一原発事故、この関連について聞いているわけ...全文を見る
○河井委員 放射能は放射能でも、大臣、直接被爆じゃなくて間接被爆、その深刻さを、広島、長崎の黒い雨に遭った方々は、直接の被爆は経験はないけれども、黒い雨を浴びたことによって、あるいは、それがつかった水を飲んだり、川の水を飲んだり、土壌から生えていた野菜や果物、稲を食べて、お米を食...全文を見る
○河井委員 間接的な被曝ということについて、では、福島の方々は、住民は今心配していないという意味の答弁ですか、今。お答えください。
○河井委員 認識が違う。  実際に、私の地元の広島の上安・相田地区の黒い雨の多くの被害者の会の皆さん方が一番心配しているし、私は、大臣、これで民主党政権なって厚生労働省の政務三役にこの件で質疑を行うのは五回目であります。繰り返し、私は、その黒い雨に実際六十七年前に遭った方々が今...全文を見る
○河井委員 平成二十二年度の放影研の決算書によると、支出総額が三十四億九千万、うち、日本国政府が厚労省から二十一億四千万、米国は、エネルギー省、DOEから十三億二千万。  もう一つ、この放影研、常勤役員あるいは非常勤役員のうち、厚生労働省からのいわゆる天下り、その人数については...全文を見る
○河井委員 私の調べによると、常勤役員四名中一人、非常勤役員六人中二名が厚労省からのいわゆる天下りになっている。  大臣、つまり、運営費の半分以上を厚生労働省が予算措置をし、人をも送り込んでいる大変密接なかかわりのあるのがこの放射線影響研究所、放影研。今回、そこから大変貴重な資...全文を見る
○河井委員 今の答弁をもう一度確認します。  次回の取りまとめの際に、この放影研が持っていた一万三千人分のデータも踏まえた報告書をこれから取りまとめていくということですね。もう一度お願いします。
○河井委員 私が何でこんなことを大臣に聞いているかといいますと、公開されていないんですよ、放影研が。全てを公開するように、さまざまな団体あるいは長崎市長などから文書で要請が放影研に行っているんですけれども、公開を全てしていない。そのことは御存じだったでしょうか。
○河井委員 大至急確認をとっていただきたいと存じます。  きょう、お手元に理事会のお許しをいただいて配った資料、これは、大臣、実は、地図上にこのデータを落としたもの、出典は地元の新聞社の記事でありますけれども、これが放影研の中で眠っていた。  一番真ん中の実線が、大雨地域だと...全文を見る
○河井委員 この一万三千人の質問事項の中で、放射線による急性症状である発熱や嘔吐の有無も尋ねてあるんです。つまり、大臣、はいと、黒い雨に遭いましたと言っている人とその急性症状との一人一人の関連性も、これは統計学的な手法を用いて積み重ねることができるし、同じ被曝線量でも、黒い雨を浴...全文を見る
○河井委員 ですから、そろそろ最終報告をまとめる時期ではないかと考えますが、その見通しなどもお示しをいただきたいと思います。
○河井委員 大臣、問題は、大事なことは、その報告書の中身なんです、当たり前のことですけれども。  全国でこれまで提起をされてきました原爆症認定集団訴訟で国が敗訴を重ねた中で、さまざまな判決が指摘してきたのは、内部被曝や低線量被曝の影響を国も学者も考慮してこなかったということなん...全文を見る
○河井委員 大臣、今大変大事なことをおっしゃいました、司法との乖離を埋めたいと。まさにそのとおりでありまして、その司法の判断を受け入れたということは、要するに、低線量被曝や内部被曝について国や学者がこれまで考慮していなかったという考え方を改めたからこそ受け入れたわけでありまして、...全文を見る
○河井委員 その可能な限りの対応の中に、科学的な知見のチェックとおっしゃいました。この放影研のずっと眠っていたデータが、なぜ眠り続けていたかということも謎でありますけれども、やはり、日本のさまざまな研究機関、十分に科学的な知見を調べることができるところにも公開をして、そして、この...全文を見る
○河井委員 もう一つ。  大臣、内部被曝の影響について、ずっと有識者検討会の中で、精神的な影響というものの文言がたくさん使われているんです。当たり前のことですけれども、内部被曝そのものが引き起こすのはあくまでもがんとか心臓病などの疾患であって、黒い雨を浴びたということによる精神...全文を見る
○河井委員 質疑の持ち時間が終わりましたので、終わらせていただきます。  どうか大臣、しっかりと指導性を発揮していただいて、最終報告書、必ずや住民の方々の思いが通じる中身に、また、その後の厚生労働省としての行政判断も、その方向でつくっていただきたい。心から期待をさせていただきま...全文を見る
06月08日第180回国会 衆議院 法務委員会 第6号
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○河井委員 皆様、おはようございます。自由民主党の河井克行です。  きょうは議員立法に対する質疑ということでありますけれども、まずは、滝実新法務大臣には御就任おめでとうございます。政権交代から二年九カ月にして、ようやくまともそうな法務大臣とめぐり会うことができたと今思っておりま...全文を見る
○河井委員 職責を果たすということでありますので、粛々と遂行していただきたいと存じます。  きょうは、裁判所法の一部を改正する法律案、また法科大学院の教育と司法試験等との連携、いわゆる連携法について含めた改正案についての質疑でありますけれども、もうこの委員会でもたびたび、法曹人...全文を見る
○河井委員 だからこそ、きょうは大変お忙しい中、政府に設けられております法曹養成に関するフォーラム、各省庁の政務三役の皆様にお越しをいただきました。  私は、政治家にとって大事なことは、個別の議論だけでなく、制度そのものの是非を論じて、よりよく姿を変えていくために対策を決めてい...全文を見る
○河井委員 では、階先生にお尋ねをいたしますが、ここで「合議制の組織」と書いてございますけれども、一般的に合議制という場合、意見が食い違ったりすることを口実にして、いたずらに時間をかけるとか、関係者間の利害を調整することに追われてしまうこともあり得ますけれども、私は、それは今回の...全文を見る
○河井委員 私は、もう法科大学院問題は、個別の学校の問題という次元を超えて、制度そのものが破綻しているのではないかと心から危惧をいたしております。  加えて、法曹人口三千人目標は、総務省が言うように、現実離れしていると結論しておりますけれども、それだけではなくて、もう新しい弁護...全文を見る
○河井委員 一番わかりやすいのが、入る前の適性試験、受ける人自体が最初の年の一三・四%になってしまった。一三・四%減ったんじゃないんですよ、一三・四%になってしまったということが、学生が法科大学院に魅力を感じなくなった一番わかりやすい証左だと私は感じております。  次に、数だけ...全文を見る
○河井委員 どういう印象を抱かれましたか。最初が平成二十年で、直近が平成二十三年ですが、その採点者の評価の記述の変化、あるのかないのか含めて、雑感で結構ですから総合的な印象をお聞かせください。
○河井委員 平成二十三年と平成二十年の新司法試験とを比べると、私が見るところ、評価の記述に余り変化がない。つまり、質の改善というものをうかがうことがなかなか難しいんです。もちろん、これは主観的なものの集まりではありますけれども、実際に採点した人たちの実感ですから、私は大いに参考に...全文を見る
○河井委員 つまり、それほど水準が変わっていないから、その後も作成をしていないということだと思いますが、その後の状況を推測する資料として、政府に設けられた例の法曹養成フォーラムで、ことしの一月二十七日に小林事務総局審議官がこういう発言をされております。  民法、刑法などの基本法...全文を見る
○河井委員 つまり、明らかな向上は見られていないという答弁でありました。  このように、法科大学院から学生たちの数は減る、質は上がらない。その一方で、ここからが一番大事なんです、私たち国会議員にとっては。膨大な国費、税金、そして、ここに通っている子供たちは、家族も含めた膨大な私...全文を見る
○河井委員 お勧めのありました文部科学副大臣、数字を、持っていらっしゃらない、すぐ出てきませんか。すぐ出てこないなら、時間が限られていますから、では私から答弁しましょうか。  言いますから、もし間違っていたら言ってください、後で。後でというか、この委員会の質疑中に答弁をしてくだ...全文を見る
○河井委員 こういうことも承知しないで法曹養成のフォーラムなんて政府で設けても、時間稼ぎだけだと私は思うんですよ。  これは日弁連のホームページに公開されています。要するに、いわゆる特待生制度なんですよ。私は、入学した後の優秀な学生への奨学金はわかるんですよ。経済的に厳しいから...全文を見る
○河井委員 これは調査してください。そんな、一過性の模擬試験で力試しなんというレベルじゃないんです。受験予備校に同時に通わないと、本来だったら質、量ともに向上すると生みの親たちが約束したはずの法科大学院なのに、司法試験に通らなくなっていってしまう。  副大臣、実態調査するという...全文を見る
○河井委員 検討検討とおっしゃいますが、そういうのをやりますと言うのが政治家なんですよ。  そもそも、この受験予備校から脱却するために法科大学院制度はつくられたんですよ。それが一番大きな理由だったんですよ。国民の税金が優秀学生の獲得競争に使われ、その優秀学生たちは、法科大学院で...全文を見る
○河井委員 つまり、大臣、法科大学院課程の修了者と同等の力を判定するのが目的ということは、法科大学院を修了した人たちは全員がこの予備試験に合格しないと制度設計が間違っていたことになりますが、いかがでしょうか。
○河井委員 ところが、この法科大学院修了生の合格率は何%だったんですか、予備試験で。
○河井委員 ですから、それは全員合格といっても、体調の不良とかさまざまなことがあるでしょうから、一〇〇%とは私も言いません。言いませんが、一〇〇%近く合格しないといけないという制度設計であるにもかかわらず、五・七%の人しかこの法科大学院を出た人が予備試験に通らない。これはどう考え...全文を見る
○河井委員 私が思いつかないほど、今のは大変おもしろい御提案だと思いました。  何か私がここで通訳するのも変ですけれども、法務大臣、今の御提案を聞いて、いかがですか。これはやはり、リトマス試験紙というかあぶり出しというかわかりませんけれども、一つの方法ですよ。どうぞ、お答えくだ...全文を見る
○河井委員 大臣、いろいろな角度の中に、今おっしゃった全員受けさせるというのはまた別な話として、試験的に抽出して受けさせるというのはいかがですか。お答えください。
○河井委員 今、法務大臣がおっしゃったんですけれども、予備試験を必要以上に難しくしている疑惑もあるんですよ。それは、法科大学院協会からすると、みんな自分たちの学校に行かないでどんどん予備試験に行かれちゃったら困る、経営が今以上に成り立たなくなっていく、そういう理屈でかなりなプレッ...全文を見る
○河井委員 いやいや、それは試験委員会の仕事ではあるんですが、なぜ目安を下回る合格者数しか出すことができなかったのか、また、質の向上が前提としての三千人に到達しなかった理由はどこにあるのかということは、私は、それは法務省としても把握をしておくべきだと思いますよ。法科大学院の教育の...全文を見る
○河井委員 加えて、年を追って、棒グラフというんですか、偏差が、徐々にではあるんですけれども悪い点数の方に多くなってきているという指摘がありますが、そのことは大臣、承知していらっしゃいますか。
○河井委員 文科省、今、そういう法科大学院の教育の質も含めた問題があるという認識が法務大臣から示されたんですが、文科省はどのようにこの問題を認識していますか、法科大学院とのことも含めて。
○河井委員 今、いろいろな取り組みといいましょうか対策が文科副大臣から示されたんですけれども、提出者の方にここで確認をしたいんですけれども、階先生で結構です。  今回、附帯決議の中に、法科大学院及び法曹関係者以外の多様な意見を入れるという文言を、これは自民党、そして民主党、公明...全文を見る
○河井委員 文科副大臣にお尋ねをします。  第三者認証評価機関による法科大学院の評価についてなんですけれども、この法科大学院が適切かどうかということを評価する第三者機関、第三者機関といいながら、実は身内が評価をしているんですよ。  これは三機関によって評価をされているけれども...全文を見る
○河井委員 あなた、私の質問の意味がわかっていないですね。そうじゃないんですよ。自分が自分の大学を評価すると言っていないんですよ。自分が所属している大学の評価を、ほかの評価委員が、同じ大学に所属する評価委員がしているのが、大学基準協会のその割合が、不可にしている割合が二倍以上高い...全文を見る
○河井委員 私、ちゃんと第三者認証評価機関についてというふうに質問通告していますよ。どういう中身があるか、しっかりと事前に準備されるのは当然じゃないですか。  時間がそろそろなくなりつつありますので、きょうは経産政務官と内閣官房の齋藤副長官もお見えでございます。きょうのこの議論...全文を見る
○河井委員 時間が参りましたので終わりますが、これだけ明々白々な、さまざまな問題が明らかになっているにもかかわらず、政権として法務大臣を中心に手をこまねき続けている状態が続くのだったら、もう本当にあなたたちが政権をやっていく資格はないと私は思いますよ。ぜひ、いつまで続くかわかりま...全文を見る
06月15日第180回国会 衆議院 外務委員会 第2号
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○河井委員 皆様、おはようございます。自由民主党の河井克行です。  質問に入る前に、きょうは一体何月の十五日なんでしょうか。大臣所信に対する質疑という、本来ならば三月の上旬から中旬に行われるべき委員会が、通常国会会期が終わる六日前になってようやく開かれている。実に三カ月以上のお...全文を見る
○河井委員 確認ですが、尖閣諸島は、大臣、言うまでもなく日本固有の領土ですね。
○河井委員 中国は不当かつ不法にその領有権を主張しているにすぎない、この認識で間違いないですね。
○河井委員 いやいや、そうじゃない。中国は不当かつ不法にその領有権を主張しているにすぎない、その認識で間違いないですねと聞いているんです。(玄葉国務大臣「中国政府の認識ですか」と呼ぶ)中国政府は不当かつ不法に彼らの言うところの領有権を主張しているにすぎないという認識を日本国政府と...全文を見る
○河井委員 違う、違う。私の質問に答えてください。  私が聞いているのは、中国の主張は不当かつ不法ですねと確認をしているんです。(玄葉国務大臣「中国の主張を言っているんですね」と呼ぶ)日本政府の認識を聞いている。何でイエスと言わないの。(玄葉国務大臣「今の話は、中国政府がどう主...全文を見る
○河井委員 だから、その根拠がないじゃなくて、それは不法かつ不当ですねと確認しているんですよ。
○河井委員 これは大事なことですからね。  だから、不当で不法か否かと聞いているんですよ。あなたの認識、外務大臣としての認識を今尋ねているんです。日本国政府は、中国側の主張に対してどういう認識を持っているか。不当かつ不法と認識しているのか、していないのかと聞いているんです。
○河井委員 では、不当かつ不法とは答弁しないわけですね、それだけ確認しておきます。  大事なことだよ、これは。それで前の……
○河井委員 委員長、そんな言い方、失礼な言い方、何ですか、それは。
○河井委員 そんな失礼な言い方しないで。私は今、挙手をして、立ち上がって、委員長の許可を得て発言したんですよ。
○河井委員 それについて答弁がなかったら、今度はぼやいたとは何ですか、その言い方は。
○河井委員 もう一度確認します。  中国の主張は不法かつ不当だと日本国政府は認識しているというふうに答弁できないのですかと聞いているんですよ。
○河井委員 最後まで、中国側の主張が不当で不法だということはあなたは答弁しなかったということは、きちんと記録にとっておきたいと思います。  だから、その上で、日本の領土、固有の領土を日本側がどう扱おうと、それは日本の国家主権の範囲内だ、そういう認識で間違いないですね。
○河井委員 問題は、その日本国家の主権の行使の範囲内であるべきことについて、中国に行っている日本国の代表である特命全権大使、これが、中国政府の反発を恐れて、深刻な危機をもたらすからという発言をしたということによって、日本政府内部でこの尖閣諸島の領有権について意見が割れている、そう...全文を見る
○河井委員 あなたはいつも、質問に対して正確に答えようとしない。  前段で、五月十七日に外務省宛てにインタビューの依頼がなされましたねということもあわせて確認しています。時間がないから簡潔に答えていただきたい。いかがですか。
○河井委員 つまりそれは、事実関係を確認したということでありまして、五月の十七日には、既に外務本省はこの事実を知っていた。インタビューの依頼があったという事実は知っていた。かつ、一日に北京で実施をされて、七日の紙面の掲載まで、インタビュー実施の日から数えても六日間もあったんです。...全文を見る
○河井委員 しからば、日本国の中国大使館においては、当然この事実は知っていて、放置をしていたということで間違いないですね。
○河井委員 当然その場には、通訳あるいは他の、大使付も含め、外務省の職員が同席していたはずでありますが、この発言について、日本の中国大使館にいる外務省職員は問題意識を感じなかったということですか。お答えください。
○河井委員 放置をしていたということを、今事実上認めた。その責任はどこにあるんですか。
○河井委員 大臣、あなたの認識は極めて甘い。  私が今言っているのは、メディアの編集権の問題は一言も言っておりません。その問題ではなく、この種の、国益を損なう、さっきも言ったけれども、東京、つまり日本国政府が石原都知事たちの動きに警告を発したというふうな見出しがつく記事がインタ...全文を見る
○河井委員 調査をすると今答弁をいただきました。  この丹羽大使につきましては、これまでも何度も大使としての資質を疑わせるような言動があると報じられております。  六月八日付の産経新聞によりますと、訪中した横路孝弘衆議院議長と習近平国家副主席との会見と書いてありますが、きょう...全文を見る
○河井委員 今後、もしあったという別の証左が出てきたときには、今の大臣答弁は極めて重いものになると考えております。  次に、丹羽さんが中国に向かう前、二〇一〇年の七月二十六日、東京都内において歓送迎会が開かれました。そこにおいて丹羽さんは、中国の軍事力の増強について彼独特の見解...全文を見る
○河井委員 今、二十一年連続とおっしゃいましたが、二十一年連続二桁の後、一年間だけ一桁になったと言われて、またことしから二年連続で二桁成長が続いてきている。  今の大臣の認識を受けとめた上で、この七月二十六日に丹羽さんが、まさにこれから中国に向かう、その直前であります、彼が何と...全文を見る
○河井委員 調べてみるというお答えでしたので、今度いつ外務委員会が開かれるかわかりませんが、またそのときに調査結果をおっしゃっていただきたいというふうに思います。  それで、きょうは経産副大臣にも忙しい中お見えをいただいておりますけれども、この丹羽宇一郎中国大使、一九六二年四月...全文を見る
○河井委員 いや、だから質問に答えてください、時間がありませんので。  中国において伊藤忠商事株式会社は多くの商業活動を行ってきている、極めて深いつながりがある、今は丹羽さんは関係ない話なんです。伊藤忠商事が中国において極めて深い商業活動をやっているという認識で誤りがないですか...全文を見る
○河井委員 さらに副大臣にお尋ねしますが、その数字はほかの総合商社と比べてどのような水準なんでしょうか。もしお手持ち資料があったらお答えください。
○河井委員 今の答弁は、副大臣、間違っていますよ。あなたが持っていないんだったら、私がかわりにお答えしてもいいけれども。  伊藤忠商事株式会社は、中国向けの投融資保証残高は、総合商社中、第一位です。比較している先は、三菱商事、三井物産、住友商事です。なぜあなたはそんな答弁をされ...全文を見る
○河井委員 中国との経験という、選任理由の一つを今おっしゃいました。中国に強いということは、イコール、ビジネスの面でさまざまな貸し借りがこれまで会社としてあったに違いないということの裏返しなんです。  きょう、理事会のお許しをいただいて、配付資料を幾つか持ってまいりました。まず...全文を見る
○河井委員 ぜひ大臣、調べていただきたい。  というのは、いわば、自分が四十八、九年間いた会社の大事なビジネスが、人質となって中国で存在をしている。本当にそういう人物が伊藤忠の利益に反する言動を大使としてできるのであろうかという疑念がいささかでも持たれた段階で特命全権大使として...全文を見る
○河井委員 調べて、またこれはいつの外務委員会になるかわかりませんが、委員会で報告をしていただきたいし、また、大臣会見などありますから、お答えいただきたいと思います。  日経ビジネスの二〇一〇年八月二日号には、「丹羽宇一郎新中国大使に聞く」というインタビュー記事がありまして、そ...全文を見る
○河井委員 深い反省を抱くべきは、丹羽宇一郎中国大使だけではありません。彼を中国における大使に任じた今の民主党政権を含めて深い反省を抱き、国民に対する唯一の対処は、一日も早い中国大使の更迭だと最後に訴えて、質問を終わりたいと思います。  以上、ありがとうございました。
07月25日第180回国会 衆議院 外務委員会 第3号
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○河井委員 皆様、おはようございます。自由民主党の河井克行です。  前回の外務委員会は六月の十五日に開かれました。それ以降、日本の外交課題、これまでにも増してさらに山積みであります。オスプレー配備問題と米軍再編への影響、あるいは尖閣諸島国有化、七月に首相が方針を表明しました。ま...全文を見る
○河井委員 先ほど外務大臣からは、安全性への懸念が広がっているという何だか人ごとみたいな御答弁もあり、結局お二人の、外務大臣、防衛副大臣の答弁では、安全なのか危険なのか、一概には言えないということなんですね。確認をいたします。
○河井委員 今、防衛副大臣が、去年の六月に米国からオスプレーの配備について通告があったという御答弁があったように思いますが、確認をさせてください。
○河井委員 もう一年以上がたっているんですよ。何をやっていたのかということなんです。  今、日本の南西諸島、空域も海域も大変近隣諸国との緊張が高まっているということは、日本国民は皆知っている。強力かつ効果的な装備が必要だということも、ほとんどの日本国民はわかっている。その日本国...全文を見る
○河井委員 軍用航空機の総合月刊誌に「航空ファン」という雑誌があります。この二〇一〇年十二月号に、「オスプレイは危険な航空機なのか!?」という論説が掲載されました。防衛副大臣がおっしゃった昨年の六月からさらに半年もさかのぼった時点で、既にもうこういう特集が組まれている。ここに書か...全文を見る
○河井委員 外務大臣、この検証チームに国交省が参画をしているということは当然御存じだと思いますけれども、今、防衛副大臣からも答弁がありました。軍用機の事故調査あるいは検証は防衛省が当たるのが普通なのに、民間航空機を担当している国交省が入っているというところに私は注目をいたしており...全文を見る
○河井委員 最大の国民の関心事は、アメリカに行って一体何を調べるのか、調査の内容あるいは調査基準というところでありますけれども、防衛副大臣、外務大臣、どちらでも結構ですから、お答えをいただきたいと思います。
○河井委員 これまでのやりとりで米国側から出てきたようなものを確認するために行くのでは全く意味がないわけですよね。新しい物的な証拠も含めて、日本国民、日本国政府が知りたいことをしっかりと検証していくために、わざわざ税金を使って、こうやって合同調査チームが派遣をされる。  事故当...全文を見る
○河井委員 調査検証チームを二回に分けて派遣するという報道もありました。加えて、いつまでもだらだらと調査を続けることはできない。いつごろ調査結果を発表するおつもりなのか、あわせてお答えをください。
○河井委員 公表される調査結果、検証結果によっては、外務大臣、十月に予定されているオスプレーの沖縄配備、これをおくらせるべきではないでしょうか。国民の不安を払拭する、懸念を拭い去る必要があると先ほど答弁されました。いかがでしょうか。
○河井委員 いや、ですから、結果によっては、十月に沖縄に配備する、搬入をする予定をおくらせる可能性があるということですね。お答えください。
○河井委員 七月十九日付の東京新聞朝刊には、オスプレーで、ニューメキシコ州キャノン米空軍基地の周辺で住民が不安に駆られ反対運動が起き、その結果として半年間訓練を延期するという報道がなされております。  外務大臣、この内容については把握をしていらっしゃいますか。
○河井委員 となれば、米国では住民不安に配慮して訓練を半年間延期した。日本でこれから防衛省や専門家や国交省が入って行う検証チームの結果によっては、日本においても、十月予定の沖縄の配備をおくらせるという判断は当然出てくると思いますが、防衛副大臣、いかがでしょうか。お答えください。
○河井委員 防衛副大臣に、さっきの外相に対する質問と同じことをさせていただきます。  つまり、今回の合同検証チームの調査結果の内容によっては、十月の沖縄配備をおくらせる、当然その選択肢もあり得るということですね。お答えください。
○河井委員 外務大臣、何度でも協議をするという今の防衛副大臣のお答えでありましたけれども、何度でも協議をした結果、十月にそれは迫ってくるわけですよね。十月ありきなんですか。それとも、協議を重ねて、どうしても払拭できない懸念や安全性の確認が、両国間で協議に協議を重ねているうちに十月...全文を見る
○河井委員 今、外務大臣から、力の空白を生じさせてはいけないという答えがありました。  二十四日付の人民日報系の環球時報が、今回のオスプレーの配備の目的に尖閣諸島の日米間の防衛協力がある、そう報じております。この報道に対する認識をお聞かせください。
○河井委員 確認します。  日本の抑止力の中には、当然、尖閣諸島の防衛協力も含まれていますね。
○河井委員 その尖閣諸島の国有化について、七月十一日、プノンペンで開かれた日中外相会談で、外務大臣、あなたは、国有化をするという明示的な表現で先方のヨウケツチ外相に説明をしたんですか。お答えください。
○河井委員 しからば、どういう表現をされましたか。
○河井委員 今おっしゃった平穏かつ安定的に維持管理していくことが重要だ、これは日本の外務省のホームページにも、そういう政府の方針を説明したと書いてあります。これは外務大臣、主語は日本国政府ですね。
○河井委員 つまり、国家の意思とそして力によって平穏かつ安定的に維持管理していく、そのように玄葉外務大臣が説明をしたところ、中国の外相が反発をし、会談は平行線に終わった、これは七月十二日付の読売新聞の朝刊にそういう報道がなされております。このあたりのことについて、お答えをいただき...全文を見る
○河井委員 あなたがまさに中国の外相と会談するその日に、中国の公の船、公船が尖閣諸島周辺、我が国領海を侵犯しましたね。午前四時半ごろ海上保安庁巡視船が確認をした、三隻も。前回の領海侵犯は三月の十六日です。数カ月ぶり。外相会談に時期を合わせて領海侵犯をしたということは、私は明白だと...全文を見る
○河井委員 マネジメントしていくために外務省はあるわけですから、それは当然のことなんですよ。だから、その上で、どういう覚悟と決意を持って日本国固有の領土を守ろうとしているのか、日本国の外務大臣としての決意を、もう時間がありませんので、もう一度簡潔にお答えください。
○河井委員 制限時間が参りましたので、丹羽大使の一時帰国問題については、また後ほどの委員会で質疑をさせていただきます。  終わります。
12月28日第182回国会 衆議院 外務委員会 第1号
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○河井委員長 これより会議を開きます。  このたび、外務委員長に就任いたしました河井克行です。光栄に存じますとともに、職責の重大さを痛感しております。  十二月十六日に施行された第四十六回衆議院議員総選挙において、国民の皆様の多くがこの国の外交、安全保障の弱体化に強い不安を覚...全文を見る
○河井委員長 これより理事の互選を行います。  理事の員数は、十二月二十六日の議院運営委員会決定の基準に従いましてその数を八名とし、先例により、委員長において指名するに御異議ありませんか。     〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○河井委員長 御異議なしと認めます。よって、そのように決しました。  それでは、理事に       木原 誠二君    木原  稔君       河野 太郎君    棚橋 泰文君       葉梨 康弘君    吉田  泉君       河野 正美君 及び 佐藤 茂樹君...全文を見る
○河井委員長 この際、御報告いたします。  お手元に配付いたしましたとおり、本会期中、当委員会に参考送付されました地方自治法第九十九条の規定に基づく意見書は十九件であります。      ————◇—————
○河井委員長 次に、閉会中審査に関する件についてお諮りいたします。  国際情勢に関する件につきまして、議長に対し、閉会中審査の申し出をいたしたいと存じますが、御異議ありませんか。     〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○河井委員長 御異議なしと認めます。よって、そのように決しました。  次に、閉会中審査案件が付託になりました場合の諸件についてお諮りいたします。  まず、閉会中、委員会において、参考人の出席を求め、意見を聴取する必要が生じました場合には、参考人の出席を求めることとし、その人選...全文を見る
○河井委員長 御異議なしと認めます。よって、そのように決しました。  次に、閉会中、委員派遣を行う必要が生じました場合には、議長に対し、委員派遣の承認申請を行うこととし、派遣委員、派遣期間及び派遣地等につきましては、委員長に御一任願いたいと存じますが、御異議ありませんか。  ...全文を見る
○河井委員長 御異議なしと認めます。よって、そのように決しました。  本日は、これにて散会いたします。     午後零時四十三分散会