川上義博

かわかみよしひろ



当選回数回

川上義博の2011年の発言一覧

開催日 会議名 発言
03月23日第177回国会 参議院 予算委員会公聴会 第1号
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○川上義博君 おはようございます。  被災に遭われた方に、まず心からお見舞いを申し上げたいと思います。  今日は、お三方の公述人、御苦労さまでございます。三人の方が大変激しい、熱血あふれる公述人でありましたけれども、予算に何とか反映をするための意見を聴きたいということでありま...全文を見る
○川上義博君 いや、もうお分かりでしょう。
○川上義博君 増税で、我が政権の、菅デフレとおっしゃいましたけれども、菅政権も増税をという、やろうとしているんですね、やろうとしている。小野理論というのがありまして、小野さんが菅さんに相当いろんなことをおっしゃっているんですけれども、これは増税してその税収で雇用を増やして医療とか...全文を見る
○川上義博君 どうもありがとうございました。時間が来ましたので、これで終わります。ありがとうございます。
05月01日第177回国会 参議院 予算委員会 第13号
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○川上義博君 民主党の川上でございます。  被災に遭われた皆様はまだまだ春が遠い。私どもは今春さなかでありますけれども、東北の皆さんはまだまだ春が遠い。できるだけ一日でも早く春が来ることを私たちは頑張って努力しなければいけないと、そのように思っている次第です。  そこで、復興...全文を見る
○川上義博君 将来のビジョンというか、考えるということは必要だと思うんですよ。ただ、今それを声高にやるというのが、被災者の立場から見れば、明日の心を取り戻さなければいけない、そして当該の市町村長さんは、企業がどんどん、もう帰ってこないと言われている、企業が生産基盤もう成り立たない...全文を見る
○川上義博君 今の答弁で、住民参加の下に、基本的には復興というのは住民主体でなければいけない、したがって、これから仮に復興の体制を整える前に、そういった会議だとかいろんなところで地域の皆さんの意見をしっかり取り入れるという、そういったものをおつくりになるということですか。
○川上義博君 総理、会議の中にそういった住民の皆さんの参加を求めますか。
○川上義博君 次に、今復興構想会議の話がありましたけれども、この構想会議の中で議長が増税のことに触れられましたよね、最初の初回の会合で。総理も増税の議論も触れられたことがありますけれども、よもやこの状況の中で国民に更なる負担を強いるような増税をやろうと、そういうことは更々思ってい...全文を見る
○川上義博君 いや、例えば増税の中で期限を付けて、報道がよくあるんですよ、期限を付けて、例えば五年であれば五年の間に所得税を上げるとか資産税を上げるとか、そういう議論が新聞紙上の中で出てくるんですよ。誰が言っているのか分かりませんよ。  だから、そういう、今デフレで大変なときに...全文を見る
○川上義博君 実は先ほど、私は、南相馬市長だったと思いますけれども、消費増税をやるというのは論外だと言っているんですよ、増税を今やるというのは全く論外だとおっしゃっているんですよ。だから、今景気がデフレのこの状態で、なおかつ景気を良くしようとしておったじゃありませんか。ところが、...全文を見る
○川上義博君 実は、先ほど市長の話をしましたけれども、消費税の増税は困窮した被災者の皆さんの傷に塩を塗るようなものだ、行うべきではない、それよりも国債を増発した方がいいんじゃないですか。そう思うんですね。  復興の話と今の増税の話を実は公明党の山口代表がこうおっしゃったんですよ...全文を見る
○川上義博君 例えば、関東大震災のときも、当時の国家予算の半分か三分の一ぐらいだったでしょうか、国債費で賄ったんですよね、復興の。したがって、今回も増税か国債かというまあ二者択一、仮に迫られるとすれば、どちらを選択されますか。両方、複合的というかミックスでやるのかということは論外...全文を見る
○川上義博君 まあ財源論ありきで進めていないというのは分かりました。もう何度もおっしゃっていますよね。  ところで、国債を発行すれば国債の信認とかあるいは財政の健全化が損なわれるというようなことを再三おっしゃっていますよね。本当にそうなんですか。本当にそう思って、それは財務省は...全文を見る
○川上義博君 マーケットというのは実体がないんですよ。マーケットというのはどこにその実体があるんですか。マーケットというのはいろんな要因で動くんじゃありませんか。財政だけでは動きませんよ。そんなの当たり前じゃありませんか。だから、マーケットが例えば反発すれば、財政の健全化が損なわ...全文を見る
○川上義博君 財政の健全化は、それは絶えず目標として持っておかなければいけませんけれども、財政の健全化が我々の目標じゃないんですよ。経済を成長させて所得を上げることが目的なんです。それ間違っているんじゃないですか。  ドーマー条件というのがありますよね。要するに、名目の経済成長...全文を見る
○川上義博君 この議論は神学論争みたいになりますから、ちょっともう控えますけれども、我々が、要するに目標に立てた財政健全化と経済成長を同時に行うということを言ってきたんでしょう。ところが、それはデフレのときにでさえも難しい話なんです、同時に行うというのは。なかなか難しい。  な...全文を見る
○川上義博君 何かよく分からないんだけど。  これは、皆さん、よく冷静になって、やっぱり国債を発行するしかないんですから、国民は国債を発行してほしいと願うはずです。増税は願っておりませんよ。それは皆さん、要するに閣僚としてはその方を選択された方が私はいいと思います。  それか...全文を見る
○川上義博君 厳しい状況だからこういう制度、ルール、六十年償還ルールを作ったということじゃないんですよ。昔からあるじゃありませんか、厳しくないときから。これは、赤字国債を出す前に建設国債で六十年ルール作ったんじゃありませんか。そのときは建設国債、そんなにたくさんなかったはずですよ...全文を見る
○川上義博君 この議論をやっていると延々と、もうやめますけれども、私今、復旧に力を入れるべきだと、このように言いましたけれども、そこで、副首都機能設置という、やるべきであると。東京直下の大地震がこれからも可能性はなきにしもあらず、自然災害、テロの攻撃もあるかもしれない。そのときに...全文を見る
○川上義博君 今総理が考えておかなければいけないとおっしゃったんですけれども、そのことについて、今の国会で具体的にやるんだと、本気でやるんだと、そういう意思が、あるいは立法化も含めてそういう意思がおありでしょうか。
○川上義博君 次に、原発の質問をいたしますが、法律違反を様々東京電力は犯しているんじゃないだろうかと、私はそのように思っているんですね。  原子炉等規制法違反、例えば第一原発の放射能汚染水を太平洋に意図的に放出をしたと。これは六十四条の中の応急処置に当たるのかどうか。そのことに...全文を見る
○川上義博君 実は、JRの事故がありまして、尼崎の事故があって、今、西日本JRの歴代の社長は刑事責任を問われているんですね。今回の原発事故は、JRの事故もそれは重大な事故だったんですけれども、それ以上に様々な分野に影響を及ぼしているんです。仮に、そういった東電の犯した、今世間を非...全文を見る
○川上義博君 次に、玄葉大臣に、我が党の対策本部の総会、十四日ありました。そのときに私が玄葉大臣に質問したのは、本当に二十キロ圏で大丈夫なのかと、もっと範囲を拡大しなければいけないし、この円で想定しているということはおかしいんじゃないですかと言ったんです。  そのときに玄葉大臣...全文を見る
○川上義博君 玄葉さん、そんなにね、私はそれで大丈夫かと言ったら、大丈夫だと言ったじゃないですか。そういうことはおっしゃらない方がいいと思う。じゃ、安全委員会の誰がそう言ったのかということを言ってくださいよ、そこまで言うのであれば。  素直にやはり間違っていたということをおっし...全文を見る
○川上義博君 いや、私もこんなことを言いたくないんですよ、玄葉さん。もうこれでやめようと思ったんです。  じゃ、チェルノブイリの事故とは、絶対に今回の事故はあり得ないという報告を受けていると言ったんです、報告を受けていると。チェルノブイリと同じレベル7になっている。今も百五十テ...全文を見る
○川上義博君 今、私はあのときに本当にむかっとしたんですけど、もう自分の見解としておっしゃったんですよ、あのときは。まあ、これはもうやめます。  実は、原子力安全委員会は現地の対策本部に調査委員だとかあるいは安全委員を速やかに派遣するという規定があるんですよ、防災基本計画の中に...全文を見る
○川上義博君 じゃ、今、実はテレビでも現場の東電の吉田所長が、様々というか、大変だと、やっておられないみたいな発言をされているんですね。免震棟に保安院は今入っていますか。あるいは安全委員会の関係者が誰かが免震棟に常駐していますか。私は常駐するべきだと思うんですよ、現場に解決策があ...全文を見る
○川上義博君 三名常駐しているんですね。  その吉田所長の話をもう一回しますけれども、実は、スマトラ沖の地震があって、その後また大地震が三か月後にあった。一、二、三号機の汚水対策が大変心配だというんで、防潮堤を早急に造った方がいいということをおっしゃったらしいんですね。ところが...全文を見る
○川上義博君 いや、どういう規模の防潮堤を建てられるんですかという質問をしているんですよ。
○川上義博君 一つは、収束工程表というのが発表されましたね。そこで、先ほど言った二号機の格納容器の損傷の程度が確定できていないのに工程表どおり進むんでしょうか。私はもう本当に疑問持っているんですね。それも、六か月から九か月の三か月というこの幅を持たしているんですね。この幅を持たし...全文を見る
○川上義博君 社長、物すごく社長は責任あると思いますよ、東電の役員全てですね。これは要するに、日本が初めて放射性物質を含んだ汚染水を流した恥ずべき国になったんですよ。日本の信用を吹き飛ばしたんです。その責任が東電にはあるでしょう。  それから、今も高いレベルの放射性物質を排出し...全文を見る
○川上義博君 それでは、時間が来ましたので終わります。ありがとうございました。
10月27日第179回国会 参議院 財政金融委員会 第2号
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○川上義博君 川上でございますけれども、おしまいの方になりますと、もういろいろ質問されていますから重複することがあるかもしれません。お許しをいただきたいと思います。    〔委員長退席、理事大久保勉君着席〕  一つは、月例経済報告、直近のこの報告で、景気の現状について、震災の...全文を見る
○川上義博君 だから、感想でいい、感想。
○川上義博君 やはり閣議で報告されているんだから、これは大臣だったら共有しなきゃいけないですよね。  要するに、震災後から現在にかけて消費とか生産が回復してきつつあると。しかしながら、円高等によって輸出が下がっていると。だからということなんでしょう、結局。私が言っていることなん...全文を見る
○川上義博君 先ほど、円高でなかなか輸出が厳しい状況にあると。どなたかの質疑で、円高は、今の円相場は正常というか、相場の水準ですね、これはなかなか言及されなかったんだけれども、この七十五円台というのは、これは非常にオーバーシュートしているんだというようにお考えなのか、今の円相場は...全文を見る
○川上義博君 厳しく対応したいという話でありましたけれども、先般の政府の総合対応策ですか、円高における、総合対応策を打ち出したんですね。にもかかわらず円相場が進んでいるんですよ。だから、政府のこの対策はやはり効かなかったというか不十分じゃないのかなと。更なる対策を、さっきおっしゃ...全文を見る
○川上義博君 あらゆる措置を打ち出すということなんですが、先ほど企業の国内立地の補助をするとか議論がありましたけれども、JBICを通じて十兆円を出すとか、そういうことはあったんですが、国内立地を進めても円高水準ではなかなか輸出ができないと思うんですよ。国内立地を続けても、今の経済...全文を見る
○川上義博君 御見識じゃなくて、どうですかと言っているんです。立地を進めても、それは輸出が増えるわけじゃない。ドルに転換して企業買収しても、ドルが流れて、流通されて、より円高に進んでいくんじゃないですか、だから、今のやっている政策はおかしいんじゃないですかと言っているんですよ。
○川上義博君 いや、必ずしも効果が上がらない、少しの効果はあると思いますよ。  じゃ、今の円高の根本的な原因というのは一体何だと思われますか、根本的な円高の原因というのは。多分、日本の円が、ヨーロッパに比べてもアメリカに比べても円が安全なんだというように思われているから円高にな...全文を見る
○川上義博君 多分、そういうことだろうと思いますけど。  ただ、それだけではないと思うんですよね。それだけではなくて、やはり円がベースマネーというか供給量が少な過ぎる、不足している、だから円の価値が上がっているんじゃないですか。これが一番の根本原因じゃないですか。大臣、円の供給...全文を見る
○川上義博君 政策決定会議で、今日五兆円追加すると、それで十分だというふうに政府は考えておるんですか。更なる金融緩和を、追加的な金融緩和をやるべきだという要請をやはり日銀に行う必要があるんじゃないかなと思うんですね。小手先だけではこれはもう動かないと思うんですよ。政府と日銀が協調...全文を見る
○川上義博君 今の議論はこれでおしまいにして、大臣、先ほども消費税の増税の話がありましたけれども、今の経済の状況を考えれば、本当に増税というのは適切なのかどうかと疑問に思うんですよ。消費税の引上げは、社会保障と税の一体改革のための財源なのか、財政規律を維持するためなのか、その政策...全文を見る
○川上義博君 将来的に一律に増税することは、私は反対しているわけじゃないんですね。  要するに、今のデフレの中で増税することが本当に適切なのかどうか。景気の足を引っ張るんじゃないか。今やるべきことは財政再建ではなくて景気浮揚策でしょう。これを最優先にするべきだと、こう思っておる...全文を見る
○川上義博君 復興債、先ほどから話がありました復興債、この償還年数を十年では早過ぎるんじゃないかという意見があるんですね。私も早過ぎると思うんですよ。  これ、何で十年なのかという議論があったんですけれども、むしろ長期にわたって返すのが景気の足を引っ張らないと、こういうことにな...全文を見る
○川上義博君 いや、様々な意見があることは分かるんですけど、でも、政策をやる、決定して遂行するのは、権限があるのは大臣ですからね。様々な意見があるだけじゃ許されないですよ。  財政再建で本当に、どうも安住大臣は財政再建ということが優先されるようなニュアンスがあるんですけど、財政...全文を見る
○川上義博君 要するに、財政の信認を守るために増税しようとしているんでしょう。財政の信認を守る、日本の財政の信用性を高めるために増税をしようとしている。にもかかわらず、何で日本の債務残高をわざわざ大きく見せようとしているんですか。そうでしょう。逆に日本の国債の信認を低下させている...全文を見る
○川上義博君 普通債務は、普通の国債は、残高が六百六十七兆円なんですね。ところが、一千兆円近くなると。これは政府短期証券まで含めているんじゃないですか、国の借金として。それを含めて大げさに公表するのは、これはちょっと疑問なんですよ。やっぱり普通国債で、本当の借金は六百六十七兆円で...全文を見る
○川上義博君 要するに、FBとは一体何ですかということなんですよ。FBというのは一体何ですか。
○川上義博君 政府短期証券でしょう、FBというのは。その政府短期証券は、短期の資金繰り債なんでしょう。短期の資金繰り債で何でこれ借金の中に入れるんですか。おかしいんじゃないですか。
○川上義博君 じゃ、このFBは誰が一体買っているんですか。FBを誰が一体買っているんですか。
○川上義博君 一番それをたくさん買っているのはどこですか、誰ですか。
○川上義博君 一番たくさん買っているのは日銀なんですよ、日銀が引き受けているんですよ、実質上。だから、一時的なもので償還できるものなんです、これは。だから、それを借金、債務の中に入れるというのは、わざわざさっき言ったように債務を大きく見せようと、だから増税しなければいけないという...全文を見る
○川上義博君 要するに、ギリシャは粉飾やっていたというんでしょう。ごまかしていたというんですよ、意図的に。だから、正確に日本は公表しているんだと言うのであれば、区分けして公表すりゃいいじゃないですか。別に、一色で一括して借金が一千兆円もあるというのはまさにおかしい話じゃないですか...全文を見る
○川上義博君 この議論はもうそろそろやめにして、ただ、殊更借金を大きく見せて国民の不安をあおって増税を誘導しているというのは、これは望ましくないと思うんですね、大臣。そう思うんですよ。だから、いや、本当の純債務はこれですよということをネットでやられた方がいいんじゃないですか。
○川上義博君 これで最後にしますけれども、この政府短期証券はやっぱり債務から除外するべきだと思いますよ。これは日銀が引き受けているんですね、実質的に。だから、普通国債も、十年とか二十年物の国債も日銀が引き受けた方がいいと思うんですよ。それは政府として日銀と話をして、是非研究でもし...全文を見る
11月11日第179回国会 参議院 予算委員会 第2号
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○理事(川上義博君) 以上で広野ただし君の質疑は終了いたしました。(拍手)     ─────────────
○理事(川上義博君) 次に、林芳正君の質疑を行います。林芳正君。
○理事(川上義博君) 安住財務大臣。通貨の問題ですから。
11月15日第179回国会 参議院 予算委員会 第3号
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○川上義博君 皆さん御苦労さまでございます。  民主党の川上でございますが、今日の午前中の外務大臣の御発言の中で、対馬宗家文書が盗難文化財だという答弁がありましたけれども、そのことについてもう一度御答弁をお願いしたいと思います。
○川上義博君 実は今日、日銀の総裁をお呼びしたわけでありますけれども、政策決定会合、政策委員会があるということで御欠席になっているんですが、これは、そもそも総括質疑をやっているわけですね。総理もいろいろ委員会で問題になって、国王がいらっしゃっているから我々もある程度考えたわけであ...全文を見る
○川上義博君 政策決定会合は二日間、今回やると言っているんですね。普通はそれは一日間。今日は午後から、なぜか二時からおやりになると。午前中にやれば済むことなんです。あしたまたもう一回やられるんでしょう。だから、午前中やって国会に臨むということは幾らでも対応できるんですよ。そうでし...全文を見る
○川上義博君 余り日銀とこのことで話をしたくないんですけれども、二時だと、日時が決まっているというのはうそじゃないですか。日にちは決まってますよ。時間は決まってもおりませんよ。そういうことを言っちゃ駄目なんですね。  だから、今こそ、いろんな、欧州ソブリン危機があったり震災があ...全文を見る
○川上義博君 日本銀行が金融政策の中立性というのを掲げているんでしょう。であれば、国会の発言でマーケットが反応するという事態を収束するという処置だとか、それを講じるという、自らですよ、そういう対応すべきじゃないですか。そう思いませんか。
○川上義博君 いや、今ね、本当そうなんですよ。マーケットが反応するという証拠があるんですか、一体。マーケット、マーケットっておっしゃいますけれども、そんな証拠はどこにもありませんよ。  余りそういうことをおっしゃらなくて、もっと謙虚に、国会のことを尊重しますと、できるだけその会...全文を見る
○川上義博君 今、五兆円の話が出ました。買入れの資金を増やした、枠を増やした。ところが、これは後で聞こうと思ったんですが、今大臣から答弁ありましたので聞きますけれども、実績がないんですよ。九兆円の枠、長期国債購入の九兆円の枠はつくってみても、実際の実績が二兆円弱になっているんです...全文を見る
○川上義博君 これから枠いっぱい積極的に買うとおっしゃったんですけれども、オペの回数が少ないですよ。もっと積極的にオペを出してやらなきゃいけないんじゃないですか。回数は少ない、積極的に買おうとしない、銀行は売ろうとしないというような詭弁を弄して、全然上がらないじゃないですか。だか...全文を見る
○川上義博君 総理、いろんな対策やっても円高がどんどん進んでいくと、この根本的な原因というのは一体どこにあると思われますか。いろんな対応をしても市場は反応しない、介入したら少しは反応する。根本的な原因というのはどこにあるんでしょうか。
○川上義博君 そういうことだろうと思うんですけれども、実はその根本的な原因というのは、円の供給量が絶対的に不足しているので円の価値が上がっているんじゃないかと、私はそう思うんですね。要するに、ベースマネーが不足しているんですよ。これはもう是が非でも金融政策で改善してもらわないとい...全文を見る
○川上義博君 今、増やしているとおっしゃっているんですけど、増やしてないんですよ。  日銀に聞きますけど、リーマン以降、日本増やしていないんですよ。ところが、FRBなんかは、あるいはイギリスの中央銀行は三倍ぐらい増やしているんですよ。だから、言わばバランスシートが拡大しているん...全文を見る
○川上義博君 日銀はすぐそう言うんですよね。GDPに比べてバランスシートが欧米と拡大していると言うんですね。すぐそういう言い訳するんです。  じゃ、今、中小企業がどれだけ困っているかというのは御存じですか。現実はそうじゃないじゃないですか。拡大しているから、欧米に比べてと、そう...全文を見る
○川上義博君 基本的に大きな違いがあるんですよ。例えば、二〇〇〇年から、これは自民党時代なんですけど、ずっとバランスシートを拡大したからこそ景気が良くなったんじゃありませんか。それをやめたんですよ、なぜか。日銀、何であのときやめたのか。もっともっと拡大し続ければ景気は良くなったは...全文を見る
○川上義博君 やはり、もっともっと日本の景気、中小企業、国民、今の置かれている生活の質、それをもっと考えなきゃいけませんよ。だから、あらゆる手を打つ。要するに、残存期間が少ないような国債をちょこちょこ買ってみたり、そういうことはしないですよ。長期の国債をどおんと買えばいいですよ。...全文を見る
○川上義博君 だから財務大臣、もっと日銀と話をして、やっぱり金融政策というのは重要ですから、経済において、当然財政政策、公共政策も必要ですよ。だから、それで、金融が今余り機能していないから、もっともっと機能させるように財務大臣としても協議しますというぐらいのことを言ったらどうです...全文を見る
○川上義博君 円高はこの辺りにしまして、是非日銀には、財金でまたやりますから、覚悟しておいていただきたいと思うんですね。  野田総理に申し上げますと、実は私は選挙区でいろんな話をするんですね。それは議員みんなそうなんですけど。ある婿養子さんが私に、毎晩義理の父親と食事すると、民...全文を見る
○川上義博君 まあ、それは分かっておるんですよ、分厚い中間層。ところが、分厚い中間層の復活とおっしゃっているんですけれども、デフレじゃできないんですね、デフレじゃできない。だから、デフレをいかに一日でも早く克服するかというのが一番大切なんです。だからこそ、金融緩和でもっとベースマ...全文を見る
○川上義博君 TPP、話題が今沸騰していますから、少しTPPの話をさせていただきたいと思うんですが、TPPと安全保障の関係、ホノルルで、私も安全保障とTPPというのはどこかで深くかかわっているのかなという想像はしていたし、テレビのいろんな評論家の方もそのようなことに言及されている...全文を見る
○川上義博君 いやいや、総理ですね。二人、やります。
○川上義博君 先ほど中国の話がありましたけど、このTPPで、私はTPPは基本的にはまだ慎重であるべきだという立場なんですけれども、ところが、TPPが議論が俎上にのって協議に入るんだということに今なっておるんですね。で、中国がやっぱり反論しておるんですよ。これは、やはり何とかASE...全文を見る
○川上義博君 先ほど安全保障のことを少し言及しましたけれども、その安全保障で、普天間のことが今、年内にアセスを提出するかどうかという議論があるわけですね。  その中で、これは新聞報道なんですけれども、オバマ大統領に総理は年内提出をすると約束したと、オバマさんにですね、約束をした...全文を見る
○川上義博君 いや、いいです。総理も大体同じ考えだろうと思います。  だから、その提出を、年内に提出をする準備を進めますと、進めていますということなんでしょう。そうすると、提出をしますということはお約束をされているんですか、確実に提出します、準備を進めていますと。
○川上義博君 分かりました。年内に準備を進めているということなんですね。  それと、普天間のことで、実は辺野古の、元の自民党時代のときのものに返ったんじゃないかというふうな意見があるわけでありますけれども、実はその中に一つ大きな項目が入っているんですね。それは施設の共同使用とい...全文を見る
○川上義博君 分かりました。  私、郵政民営化で、自民党だったんですね、小泉さんが、反対したら出ていけと言われて出ていったんですが。そのときに盛んに議論されたのは、金融部門と一般事業の部門が合体しているというのは駄目だと。竹中平蔵さんがしきりにおっしゃったリスク遮断しなければい...全文を見る
○川上義博君 本当にそんなに甘くはないんですよ。WTOにも提訴するということをもうアメリカは考えているというんですね。だから、そういう甘い認識、国家主権を問われるようなことなんですね。だから、これは是非、本当によく考えなければいけないと同時に、仮に株式の売却した場合に、三分の一超...全文を見る
○川上義博君 まあ、分かりました。  だから、政府の意思はしっかりと担保されていると。ところが、三分の一超あれすると日常的な業務とか決算とか予算とかというのはできないんですよ、政府は関与が。だから、一つ、例えばよく言われる黄金株とか、これを一つ政府が持つとか、拒否権が出ますから...全文を見る
○川上義博君 もう一つは、戸別所得補償という、私はこれは物すごくいい農政だと思うんですね、民主党が始めた。従来の品目横断とか、小規模農家を切り捨てるようなことをやってはいけないというその理念の下でスタートしたこの所得補償、これも、アメリカがこの制度は価格形成をゆがめるんじゃないか...全文を見る
○川上義博君 もう時間がだんだんとなくなってまいりました。  あと一、二点、御質問したいと思うんですが、消費税と社会保障の改革の議論なんですけれども、私は景気が悪い中で基本的に増税するというのは反対なんですね。ますます景気を冷え込ませるように思うんですよ。だから、景気が悪い中で...全文を見る
○川上義博君 よく分かるんです。ただ、二十一年の自公政権のときのこの税制改正の法案を民主党は反対したんですよね。反対した法案を、これがあるからというのはちょっと何かなと思うんですけれども。  ところで、最後に、国債整理基金のその予定していた金利が、二%が今実際〇・九%になってい...全文を見る
○川上義博君 終わります。ありがとうございました。
11月21日第179回国会 参議院 予算委員会 第6号
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○理事(川上義博君) 後刻理事会で協議をいたします。
○理事(川上義博君) 以上で浜田昌良君の質疑は終了いたしました。(拍手)     ─────────────
○理事(川上義博君) 次に、中西健治君の質疑を行います。中西健治君。
○理事(川上義博君) 安住大臣に、まず。
○理事(川上義博君) まず、財務大臣に。正確に。
○理事(川上義博君) 以上で中西健治君の質疑は終了いたしました。(拍手)     ─────────────
○理事(川上義博君) 次に、田村智子君の質疑を行います。田村智子君。