川口順子

かわぐちよりこ



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川口順子の2000年の発言一覧

開催日 会議名 発言
07月06日第148回国会 衆議院 環境委員会 第1号
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○川口国務大臣 去る七月四日に国務大臣環境庁長官及び地球環境問題担当を拝命いたしました川口順子でございます。何とぞよろしくお願い申し上げます。  今日、我が国が直面している環境問題は、循環型社会形成に向けた廃棄物・リサイクル対策、ダイオキシン、環境ホルモンなどの化学物質対策、大...全文を見る
08月04日第149回国会 衆議院 環境委員会 第1号
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○川口国務大臣 第百四十九回国会における衆議院環境委員会の御審議に先立ちまして、環境行政に対する私の所信を申し述べ、委員各位の御理解と御協力をお願いいたしたく存じます。  二十世紀の最後の年も既に半ばを過ぎております。今世紀におけるさまざまな教訓を糧とし、来るべき二十一世紀は、...全文を見る
○川口国務大臣 お話しの愛知万博のことでございますけれども、環境庁といたしましても、今までの経緯等についてはずっと関心を持ってきておりまして、委員御案内のように、昨年の十二月には、アセス手続の中で長官の意見を述べさせていただいたところでございます。会場計画それから跡地利用の最近の...全文を見る
○川口国務大臣 COP3のときは、私は一人の国民といたしまして、テレビで京都会議の模様を拝見させていただいておりまして、大木委員が議長席に座って議長を務められている御様子も実はテレビで拝見をいたしておりました。  ですから、京都会議で決まったことあるいはその後必要なことについて...全文を見る
○川口国務大臣 税のことでございますけれども、まず最初に、先ほど浜中部長が申し上げましたように、温室効果ガスに対応して六%の目標を国内的に実施するための手段としてはいろいろな手段があって、税あるいは経済的手法、広く申しまして、経済的手法というのは、その一つとしてポリシーミックスの...全文を見る
○川口国務大臣 私は、環境庁長官でもございますし、同時に地球環境問題を担当している大臣でもございまして、今後、国際的な合意を得るために、それから、国内的な枠組みの構築というのは、最後どういう形で国際的な合意がなされるかということにも依存して、両方、二つ考えていかなければいけないと...全文を見る
○川口国務大臣 お話をいただきましたときに、お受けすべきか、あるいは、ほかに選挙を通られた方の中であるいはそうでない方の中でも、私よりもはるかに適格な立派な方が大勢いらっしゃるわけでして、その中で、私のごとき者がそれをお受けしていいものだろうかということは、本当に正直悩みました。...全文を見る
○川口国務大臣 所信表明で申し上げたこの内容につきましては、今、日本で環境について、二十一世紀を、環境の世紀を目前にして何を仕事として取り組まなければいけないかという意味では、私はここに書いてあることを考えております。そういう意味では、この中身というのは私が考えていることでござい...全文を見る
○川口国務大臣 まず、公共事業を一般的に私が思いますのは、多分、公共事業をしましょうというふうに決められた時点では、いろいろな方のいろいろな思いがあって、あるいはニーズに対する認識があってそれがスタートするということだろうと思います。ただ、時代が、時が流れ、ニーズが変わりという過...全文を見る
○川口国務大臣 まず最初に、私、ちょっと教育ママという言葉を取り消したいと思っておりまして、私は教育ママという言葉は本来嫌いな言葉でございまして、私も母親の一人でございますので、何となくそういう意味では、ある意識を持った言葉であると日ごろ思っておりましたので、とりあえず使ってしま...全文を見る
○川口国務大臣 どういう形のアセスがいいかということについては、日本では相当に長い間議論をされて今の形に今のところなっているということでございますけれども、これも、時の流れに応じ、あるいは日本社会のあり方の変化に応じて、そういう意味では、制度というのは、常に考えて、必要であれば直...全文を見る
○川口国務大臣 これのアセスにつきましては、今埋立面積が全体で七十四ヘクタールと先生おっしゃいましたけれども、この規模は環境アセスメントが必要である、太田局長、そこに座っておりますけれども、そういうふうに御理解いただいて結構でございます。
○川口国務大臣 分割自体がいけないということではないと思うんですね。もし規模を小さくするということであれば、あるいは当然小さくなるとか必要だということがあるかもしれませんけれども、この問題はそういう経緯がございますので、いずれにしても、環境庁としては、大変に関心を持ってこのアセス...全文を見る
○川口国務大臣 御指摘の調査費でございますけれども、和歌山県が、大気ですとか潮流ですとか水質ですとか、そういった点について環境面の調査をする経費ということで、平成十二年度の県の予算に位置づけられたということは承知しております。  それで、今、中央港湾審議会の答申では、この件につ...全文を見る
○川口国務大臣 三・七%という数字でございますけれども、先ほど大木委員の御質問に対して浜中部長が御説明申し上げたようなことで入っておりますけれども、現在、吸収源の定義も含め、それからほかの、先ほど申し上げましたような京都メカニズムの使い方ですとか、その遵守ですとか、いろいろな点に...全文を見る
○川口国務大臣 提出することになっているのは、数字とそのベースになる考え方、どういう考え方、あるいはどういう定義をすればどういう数字であるということをまとめて提出するということになっているわけでございまして、この定義でどの数字ですかという設問のされ方ではないものですから、日本政府...全文を見る
○川口国務大臣 おっしゃるとおりでございます。
○川口国務大臣 できるだけ早くというふうに思っておりまして、もうそんなに時間はかからないというふうに思っております。
○川口国務大臣 出しました後は、それは公表されるということでございます。
○川口国務大臣 まず最初に、私がサントリーの役員をしておりましたときに、私は環境担当を、まあいろいろ担当は変わりましたけれども、ずっと環境は七年間担当いたしておりましたので、容器包装リサイクル法にはサントリーの立場から非常に関心を持ってフォローはしておりましたけれども、一民間企業...全文を見る
○川口国務大臣 一般論としてですけれども、どういうものを国会の承認が必要だということにするかということは、いろいろな考え方があると思いますけれども、例えば循環型社会形成推進基本法では、基本計画について国会に報告をするということになっておりまして、私の理解では、環境基本法については...全文を見る
○川口国務大臣 申し上げ方が十分でなかったかもしれませんけれども、先ほど申しましたように、長期エネルギー需給見通しについては、環境庁も、私もその推進本部の一員として、それからその議論自体がオープンな形で行われているわけですので、十分に意見を申し上げることはできますし、それはしてい...全文を見る
○川口国務大臣 おっしゃるように、日本は、遺伝子組み換え作物の利用については、農水省の指針に基づいて安全性の確認を行っているということでして、環境庁の立場はこれに協力をしていくということでございます。  それで、環境庁としては、そういう遺伝子組み換え作物の生態系への影響というの...全文を見る
○川口国務大臣 今の鶴見川の多目的遊水地の話でございますけれども、その問題の存在、その問題はよく承知をいたしております。  それで、先生おっしゃられましたように、建設省で検討委員会を設けて適切な処理方法の議論をしているというふうに聞いておりますし、現在、生態系や底質、底の部分の...全文を見る
○川口国務大臣 その点でございますけれども、技術の進歩というのは時に応じてしていくということもあると思います。  それで、無害化が完全にできる、できない、かなりその技術の検討は今進んでいるわけでございまして、そういう意味では、どういうことを神奈川県あるいは建設省でお考えになるか...全文を見る
○川口国務大臣 二十一世紀は環境の世紀だというふうに言われておりまして、おっしゃられたように、今までの大量生産、大量消費、大量廃棄という生活の枠組みが変わっていかなければならないというふうに私も思っております。それで、循環型社会形成推進基本法という法律もできておりまして、実際にそ...全文を見る
○川口国務大臣 循環型社会を形成していくためにやるべきこと、やればいいことというのは一つだけではありませんで、たくさんあると思います。それから、企業の方も、今環境の保全にきちんと対応していく企業が立派な企業であるという認識は非常に広く広まっていると私は思っておりまして、もちろん全...全文を見る
○川口国務大臣 たまに利用いたします。余りそういうものを私自身は飲んでおりませんので、それから、外を余り歩いていませんので、余りそういう時間がないんです。
○川口国務大臣 結論を先に申し上げれば、環境教育は非常に重要なテーマだと思っておりまして、環境庁としましても一生懸命に取り組みたいと思っております。
○川口国務大臣 サントリーの役員は七月四日で退任いたしました。
○川口国務大臣 サントリーの給料日は毎月二十五日でございまして、七月二十五日に最後の給料を受け取ったということでございます。  それから、他の企業との関係で、兼職規定、何も兼ねておりません。それから、利益供与等は一切ございません。
○川口国務大臣 そういう事実が検討されているかとか、それからそれが閣議にかかるとか、私は一切存じておりませんので、そういうことが明らかになれば、それなりの自分の考え方はしたいと思いますけれども、全く聞いておりません。
○川口国務大臣 そういうことになったときにいろいろ勉強したいというふうに思っております。
○川口国務大臣 京都議定書が発効する条件というのは、五十五カ国以上が締結をして、それから、議定書を締結した先進締約国の一九九〇年の二酸化炭素排出量が、先進締約国全体の五五%を満たすということが必要でございます。今までに先進締約国で議定書を締結したという国はまだございません。  ...全文を見る
○川口国務大臣 先ほど申しましたように、幾つか残っている合意に達しなければいけない点、吸収源ですとか、遵守ですとか、京都メカニズムの排出権とか、共同実施ですとか、あと発展途上国向けのクリーン開発メカニズムというようなのがございまして、そういった点について国際的に合意が見られ、その...全文を見る
○川口国務大臣 六%の目標を達成していくということのためには、さまざまな手法、対策を組み合わせていかなければいけないということがまず第一でございます。  手法でいきますと、例えば規制というのもございましょうし、経済的な手法というのもございましょうし、それから何らかの形の優遇措置...全文を見る
○川口国務大臣 何がCO2を吸収するか、森林がどういう状況で、例えば植えられて何年ぐらいがその能力が非常にたくさんあって、ある期間を過ぎるとその能力が落ちていくとか、今までいろいろな調査、勉強、研究がなされているというふうに聞いております。そういうことを、IPCCといいまして、学...全文を見る
○川口国務大臣 所信でも申しましたように、大量の廃棄物の発生ですとか、それから不法投棄が多いとか、それから最終処分場が逼迫しているとか、そういう問題が今ありまして、廃棄物・リサイクル問題の対策、それに対応するということは非常に重要なことだと思っております。  それで、それに対応...全文を見る
○川口国務大臣 環境対応をやっていくために一番大事なのは、日本人一人一人が行動することでございまして、行動をしていただくためには、やはりそれなりに、何をしたらいいのか、どういうことをすることが必要なのかということを、情報を提供して御理解いただくということが非常に大事なことだと思っ...全文を見る
○川口国務大臣 不法投棄がふえていることは非常に大きな問題であるということは前に申し上げたとおりでございまして、来年一月から環境省に所管が移りますけれども、現在のところは厚生省でございますので、厚生省からお答えをいたします。
○川口国務大臣 今厚生省からお話し申し上げましたように、不法投棄対策を徹底していくということは非常に重要な課題だと思っております。そのために幾つかのことが、廃棄物処理法の改正もございましたわけで、マニフェスト制度の拡充とかいろいろあったわけですけれども、警察庁におきましても、昨年...全文を見る
○川口国務大臣 おっしゃるように、PCB廃棄物の問題というのは大きな問題でございまして、やはり早急にその無害化を図るということが大事だと思っております。  昨年の暮れ以来、幾つかの企業では無害化処理が開始をされたということでございますが、それらは大手でございまして、それの進展を...全文を見る
○川口国務大臣 おっしゃるように、ディーゼルからの排気微粒子というのがアレルギー性あるいは発がん性を持つということの懸念がございまして、これも早急に対応をとるべき問題だというふうに認識いたしております。  ディーゼル車対策ですけれども、最新規制適合車への代替を促進していくという...全文を見る
○川口国務大臣 今先生がおっしゃられましたように、日本人は今、自分の生活の安全ですとか、それから生活の周りの環境について非常に心配をしているというふうに思います。昨日も、子ども国会で子供たちの環境についての意見を聞きましたけれども、循環型リサイクルですとかごみを捨てないとか、子供...全文を見る
○川口国務大臣 先ほど申し上げたこととちょっと関係するのですけれども、私は、やはりわかりやすさということだと思っております。  いろいろやるべきことがたくさんあって、やらなければいけないんだけれども、何をどういうふうにやるのか。それを非常にわかりやすく、そしてなぜやるのかという...全文を見る
○川口国務大臣 役所の使う言葉というのは、私は確かに非常に難しい言葉であるというふうには思っております。できるだけ易しく言うことが大事だというふうに思っております。  ただ、よく企業なんかでも、何とか一部、何とか二部、何とか三部というふうになっているところもありまして、それだと...全文を見る
○川口国務大臣 先日の尼崎公害訴訟の神戸地裁の判決では、SPMと通常呼ばれている浮遊粒子状物質の排出が人の健康に影響があるとして、賠償金や差しとめ請求を認める旨の判決が出されたというのは、今委員がおっしゃられたとおりでございます。この判決に対しては、国といたしましては、因果関係の...全文を見る
○川口国務大臣 自動車NOx法に基づいて、平成十二年度末までに二酸化窒素に係る環境基準のおおむねの達成ということを目標にしまして各種の施策に取り組んでまいったわけでございますけれども、現状では、目標達成は厳しい状況にございます。  この理由でございますけれども、車種規制による代...全文を見る
○川口国務大臣 環境庁といたしましても、ダイオキシン類問題の重要性を踏まえまして、国民の安全、安心のためにダイオキシン類の排出削減対策や、健康及び環境への影響の実態把握等をより一層推進してまいりたいと考えております。
○川口国務大臣 委員おっしゃられますように、人間と自然の、自然の大きな部分、動植物であるわけですけれども、共生というのは所信表明でも述べさせていただきましたように、二十一世紀に向けての大きな課題であるというふうに思っております。  この関連で、昨年、鳥獣保護法が改正になったとい...全文を見る
○川口国務大臣 先ほど申しましたように、附帯決議に書いてございますのは、「本法施行三年後を目途」にということでございます。これは昨年改正されたということでございますので、それから三年ということでございまして、それを目途に、今いろいろな、行われた保護管理計画の策定の状況ですとか、そ...全文を見る
○川口国務大臣 七月十九日に私は大阪に参りまして、委員がおっしゃられたようなあおぞら財団を訪問させていただき、そのほかにUNEPの国際環境技術センター等を見てまいりました。新しい仕事についたときには、やはりその現場感覚を自分で持つことが大事だと私は常々思っておりまして、そういう意...全文を見る
○川口国務大臣 実証調査の実施予定地が委員おっしゃられましたように、能勢農業高校の実習農場の隣接地であるということは、そういうことでございます。これはまた同時に、汚染土壌の保管場所の近くであるということでもございます。  この技術の安全性についてでございますけれども、小規模の実...全文を見る
○川口国務大臣 委員おっしゃいますように、技術的に安全であっても、地元の方々の心の中に不安が残り得るということはあり得ることだというふうには思っております。  それで、環境庁は、その場所の件については、大阪府と地元の方々がお話し合いになられて場所を決められるという形になっており...全文を見る
○川口国務大臣 お話の趣旨はよくわかっておりますので、対応いたします。
08月08日第149回国会 参議院 予算委員会 第2号
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○国務大臣(川口順子君) 今、建設大臣と運輸大臣がおっしゃったとおりだと思いますけれども、このお話は、二十一世紀によりよい日本を築くために地方分権を進めるということと、それから環境保全をどういうふうにするかということの文脈の中で考えるべき問題だというふうに思っておりまして、地方分...全文を見る
○国務大臣(川口順子君) 前に厚生大臣と建設大臣が私が申し上げようと思ったことをほとんどお話しになられましたので繰り返しになってしまうんですけれども、委員おっしゃられますように、安全と安心という二つの観点からいわゆる環境ホルモンの問題というのは大変に重要で、一生懸命に取り組まなけ...全文を見る
08月09日第149回国会 参議院 国土・環境委員会 第1号
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○国務大臣(川口順子君) 川口でございます。よろしくお願いいたします。  第百四十九回国会における参議院国土・環境委員会の御審議に先立ちまして、環境行政に対する私の所信を申し述べ、委員各位の御理解と御協力をお願いしたいと存じます。  二十世紀最後の年も既に半ばを過ぎております...全文を見る
○国務大臣(川口順子君) 初めに、通産省と環境庁が対立をしてというふうにおっしゃられましたけれども、これは別に通産省と環境庁だけで仕事をしているわけではございませんで、林野庁ですとか外務省ですとか、日本政府のほかのところも関係をしておりまして、先ほど委員おっしゃられたような対立の...全文を見る
○国務大臣(川口順子君) 算定の考え方ということを見ていけば、それに応じて一つ一つ数字をつくってみなくても、日本の国際会議における主張に照らして、あるいは今後の戦略といいますか、国際会議における方針に照らしてどういう考え方が有利であるかということはおのずから出てくるということでご...全文を見る
○国務大臣(川口順子君) 今の点についてちょっと一点補足させていただきますと、私が補足するのも変なんですけれども、国際会議でいろいろ議論をするときに、どういう定義であればどういう数字であるということは、それがほかの国に知られますと今後の日本の手を縛る形になるということを御認識いた...全文を見る
○国務大臣(川口順子君) 海洋ごみの話というのは非常に重要な問題でございまして、私自身も委員おっしゃったクリーンアップキャンペーンに参加をしたことがございまして、お台場でやりました。  環境庁では、平成九年度から十一年度にかけてかなり綿密なやり方で海洋ごみの実態調査をしまして、...全文を見る
○国務大臣(川口順子君) おっしゃるように、地球温暖化問題に対応していくということは非常に重要なことだというふうに思っております。  それで、その中で炭素税がどういう役割を果たすかということでございますけれども、地球温暖化問題というのは非常に幅の広い問題でもございますし、そうい...全文を見る
○国務大臣(川口順子君) 地球環境問題、温暖化の問題を議論するに当たって、どういうふうな現象が起きていて、それがどういうメカニズムで起きているだろうかという、そのベースのところの科学的な知見を確立するというのは非常に大事なことだというふうに思っております。  例えば、国際的には...全文を見る
○国務大臣(川口順子君) ありがたい御支援、大変に感謝いたしております。よろしくお願いいたします。
○国務大臣(川口順子君) おっしゃられましたように、中央環境審議会の中で廃棄物対策等物質循環チームというのがありまして、議論をしてきております。それで、今、八月末ぐらいに向けての取りまとめに入りつつございますけれども、経済的な手法についてどういうふうに結論を書くかということについ...全文を見る
○国務大臣(川口順子君) 委員おっしゃった有害化学物質の環境上適正な管理、失礼しました化学物質の安全性に関する政府間フォーラム、IFCSといいますけれども、これはリオで採択されたアジェンダ21の十九章に、有害化学物質の環境上適正な管理という項目がございまして、それをフォローアップ...全文を見る
○国務大臣(川口順子君) 沖縄の山原地域は、ヤンバルクイナですとか固有種が、そこでなければない固有種がたくさん、たくさんといいますか、ありまして、非常に生物多様性の維持という観点からも貴重だというふうに認識しております。それから、平成十年から地元の有識者の方々、その方々にも御参加...全文を見る
08月29日第149回国会 参議院 決算委員会 閉会後第1号
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○国務大臣(川口順子君) 先生から、委員からちょうだいしました要望、申入書は拝見をいたしております。  おっしゃられますように、PCBの無害化を図るということが環境保全上非常に重要でございまして、それもできるだけ早く無害化を図るということが大事だというふうに私も考えております。...全文を見る
○国務大臣(川口順子君) 委員おっしゃいますように、ダイオキシンのようにその影響が各般にわたる問題につきましては、各省庁連携をいたしましてモニタリングをきちんとやり、その結果をお互いに連携し合って、フィードバックし合って行政に反映していくことが非常に大事だというふうに私も考えてお...全文を見る
08月30日第149回国会 参議院 決算委員会 閉会後第2号
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○国務大臣(川口順子君) お答えいたします。  委員おっしゃられましたように、環境庁では「猛禽類保護の進め方」というものをつくりまして、オオタカをどのように保護していくかということをその中で言っております。  それで、期間でございますけれども、その「猛禽類保護の進め方」の中で...全文を見る
○国務大臣(川口順子君) お答えを申し上げます。  愛知万博のアセスでございますけれども、これはいわゆるアセス法、環境影響評価法……
○国務大臣(川口順子君) オオタカ保護策につきましては、この件につきましては、愛知万博はいわゆるアセス法の対象ではないということでございまして、通産省が作成しました要領に基づいて行われるということでございますので、私ども環境庁といたしましては、実は通産省のつくられた要領に基づいて...全文を見る
○国務大臣(川口順子君) お答えいたします。  今のアセス法におきましては、委員おっしゃられるような形になっております。
09月27日第150回国会 参議院 本会議 第3号
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○国務大臣(川口順子君) 京都議定書発効に向けた国内の条件整備についてのお尋ねでございました。  京都議定書につきましては、先ほど総理がお答えになられましたように、十一月にオランダで開催される第六回締約国会議におきまして各国が京都議定書を締結できるような国際的な合意を得られます...全文を見る
10月31日第150回国会 衆議院 環境委員会 第2号
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○川口国務大臣 まず初めに、地球温暖化問題についての先生の御認識は全くおっしゃるとおりだと思います。  それで、京都議定書の署名国数でございますけれども、二〇〇〇年の九月二十八日現在ということでございますが、日本も含めて署名国数は八十四ということでございまして、うち締結をいたし...全文を見る
○川口国務大臣 基本的な姿勢についてのお尋ねでございますけれども、来るCOP6において、二〇〇二年までに京都議定書の発効が可能になるように、議定書が運用可能でかつ各国にとって締結可能になるような合意ができるということが大事であるというふうに思っております。  それで、交渉の柱が...全文を見る
○川口国務大臣 排出量取引についてのさまざまな意見があることにつきましては、今委員おっしゃられたとおりでございます。  それで、私どもは、排出権取引というのは附属書I、これは条約で温暖化ガスの排出を削減する義務を負っている国ですけれども、その国々の間で、最も費用が少なくて削減が...全文を見る
○川口国務大臣 どういう方策によってやっていくかということにつきましては、合意といいますか、温暖化の大綱に書いてあることを基本として考えるということだと思っております。  先ほど申しましたように、京都メカニズムというのは、対策として、コストが非常に少なく経済的に効率的である、し...全文を見る
○川口国務大臣 現在、日本では、冷媒フロンの回収は、委員おっしゃられますように、義務づけられておりません。  なお、平成十三年、来年の四月から家電リサイクル法によりまして、家庭用の冷蔵庫とルームエアコンの冷媒フロンについては回収が義務づけられることになります。
○川口国務大臣 それ以外のものについては現在義務づけられておりませんし、それから来年、十三年の四月から、これは家電リサイクル法でございますので、家電のみが対象でございまして、カーエアコンはこの中には入っておりません。
○川口国務大臣 まず、拡大生産者責任ということでございますけれども、製造業者が、みずから生産をした製品について、その生産、それから使用、それからさらに廃棄物になった過程におきましても、一定の責任を負うという考え方でございまして、これは、循環型社会構築という観点からは非常に重要な点...全文を見る
○川口国務大臣 一般論として申し上げれば、生産者が、ある製品を生産して利潤を得ているという事実はもちろんあるわけでございまして、同時に、それを使うユーザーが、それを使うことから便益を得ているということも事実であるわけでございます。  それで、フロンについて言いますと、具体的には...全文を見る
○川口国務大臣 現在、推定されております機器内に残っている冷媒フロンというのが約二十二万トンというふうに理解しておりまして、それの回収、破壊費は約一兆六千万円程度というふうに承知しております。
○川口国務大臣 COP6を成功させて、各国が京都議定書の現在存在する意見の相違について合意をし、そして京都議定書が二〇〇二年までに各国で批准可能となるような合意に達するということが非常に大事でございまして、そのために私は全力を尽くす所存でおります。  それで、先ほどおっしゃられ...全文を見る
○川口国務大臣 COP6の場の交渉は非常に難しい交渉だというふうに思っております。  何について交渉するかということですけれども、先ほどのシンクにつきましても、それから排出権取引も含めた京都メカニズムにつきましても、それから遵守の対応につきましても、全部が交渉の対象となっており...全文を見る
○川口国務大臣 交渉というのは、最後までお互いにいろいろな案を出し合って、本当に釈迦に説法でございますけれども、妥協しながらやっていくものでございまして、それぞれの国がそれぞれの考え方から、地球温暖化問題に対処するのにふさわしく、なおかついろいろな各国の状況なりを反映するような考...全文を見る
○川口国務大臣 最終的にどのような決まり方をするかということにもよりますけれども、現在、環境庁では、中央環境審議会の企画政策部会の中に小委員会を設置いたしまして、六%削減目標を確実に達成するためにどのような国内の制度があり得るかということの検討を進めております。  それで、日本...全文を見る
○川口国務大臣 フロンの回収率が低いということは委員御指摘のとおりでございます。  先ほど来お話がありましたように、フロン回収が今までは関係業界やその地域による自主取り組みで進められているということでございます。フロン回収が進まない大きな理由といたしましては、一つは、先ほど出て...全文を見る
○川口国務大臣 COP6の会議におきましては、主たる交渉の内容といいますのは、先ほど申しましたように、先進国と途上国の間の調整、これは途上国の支援をめぐってどのような合意に達するかということでございますし、もう一つは、京都メカニズムですとか吸収源ですとか、そういった点についての先...全文を見る
○川口国務大臣 今まで外に言ったことはございません。
○川口国務大臣 まず、先ほど委員がおっしゃられました、対策の大半をシンクでというふうに承りましたけれども、実際はそういうことではございませんで、二〇一〇年に九〇年と比べてどれぐらい排出量がふえるかということでいきますと、二一%ふえるという想定になっております。それを、九〇年比、第...全文を見る
○川口国務大臣 鮫島委員が植物について大変な権威でいらっしゃるということは伺っておりまして、植物の問題について私が知っておりますことというのは非常に少ないわけでございますけれども、京都議定書でどうかというお尋ねでございます。  京都議定書、委員御案内のように三条三項と三条四項で...全文を見る
○川口国務大臣 削減の義務を負う附属書のI国の中には、委員おっしゃられるように、広大な森林を持っている国もあるわけでございます。それで、先ほどの三条四項の追加的な人為的な活動というのに何が含まれるかということでございますけれども、そういう広大な森林を所有しているような国が、例えば...全文を見る
○川口国務大臣 委員からさまざまな御指摘をいただき、今大変に勉強させていただいておりますけれども、そういったさまざまな技術進歩なりなんなりを反映した新しい数字、あるいは最近市民団体が幾つか、例えば省エネルギーのやり方について数字を発表いたしておりますけれども、各省連携をして、それ...全文を見る
○川口国務大臣 まず、アメリカでございますけれども、アメリカは以前、これは正確な言葉遣いではございませんけれども、途上国の意味のある参加がない場合にはアメリカとして批准することは反対であるという上院の決議がございます。そういう決議はございますが、私どもの持っている感触としましては...全文を見る
○川口国務大臣 委員おっしゃられましたように、この京都議定書の中身、なかなかわかりにくいということでございまして、私も、環境庁長官になりまして、それからある時期必死で勉強をいたしましたけれども、今度の交渉の過程で、こういったわかりにくいいろいろな仕組みがわかりやすく説明され、それ...全文を見る
○川口国務大臣 先ほど、京都議定書の細かい部分について、時間が余りかかってもいけないと思いまして省略をさせていただきましたけれども、先ほどおっしゃられたような緑化の努力というのはとても大事な努力でございまして、そういった動きを広めていくということは非常に大事なことだというふうに思...全文を見る
○川口国務大臣 予算でございますけれども、まずHFCにつきましては、代替それから漏えいを防止する、それから回収、破壊を推進するという三つの対策が大事だと考えております。それで、こういう対策の前提としまして、まず都道府県知事なりあるいは大規模事業者なりといった、どういう方が何をする...全文を見る
○川口国務大臣 先ほど五点ほどおっしゃられましたけれども、先般、公明党の御提案ということで、申し入れを承らせていただきまして、私ども環境庁は、厚生省と連携をいたしまして、そういった点につきまして、補正予算と十三年度予算でそれぞれ予算要求をしているところでございます。  時間も制...全文を見る
○川口国務大臣 PCBを回収して無害化処理をするということが非常に大事な課題でございまして、そのためには処理体制の構築が非常に重要であるということはおっしゃるとおりでございます。  それで、今年度から処理の促進に向けて実施しているミレニアムプロジェクトに加えまして、新しく産業廃...全文を見る
○川口国務大臣 委員おっしゃられましたように、九八年度の温室効果ガスの排出量が、前年度に比べて三・五%減少をいたしましたけれども、しかし、その基準年となる九〇年と比べますと、依然として五%増という形になっているということはおっしゃるとおりでございます。ただ、私ども、三・五%減少し...全文を見る
○川口国務大臣 先ほど通産省の政務次官から御説明があったかと思いますけれども、エネルギーの需給両面につきましては、現在、通産省の総合エネルギー調査会におきまして、エネルギー政策全般についての検討が行われているというふうに承知をいたしております。  それから、先ほど申しましたよう...全文を見る
○川口国務大臣 吸収源について先ほどからいろいろな御意見をちょうだいいたしているわけでございますけれども、各国、今の段階では、最後の締結に向けてさまざまな主張をしているわけでございます。これは吸収源についてもそうですし、京都メカニズムについても、遵守についてもそういうことでござい...全文を見る
○川口国務大臣 まず最初に、吸収源のことについて、一方的にある枠組みが国際的に決まったときに有利になる国があるという御指摘はそのとおりでございまして、先ほど私がお話しさせていただきましたように、そういうことがあってはいけませんので、そういうことがないように国際的にさまざまな今提案...全文を見る
○川口国務大臣 交渉でございますので、先ほど来申し上げていますように、各国いろいろな主張を現段階ではいたしております。日本といたしましては、COP6の議論の結果として、地球の環境保全に資するような、そして各国が締結可能なようなメカニズムを持った結論に至るということが非常に望ましい...全文を見る
○川口国務大臣 就任以来四カ月たちましたけれども、環境庁の職員はみんな一丸となって、今後環境省になるのにふさわしい体制をつくるべく、また環境の保全に資するための仕事をしたいということで、非常な熱意を持って仕事をしているということに私は非常に印象を強く受けております。  あと、人...全文を見る
○川口国務大臣 現在、環境庁は量よりも質で頑張っておりますけれども、今後、ますますいい仕事ができるように、ここにいらっしゃる環境委員会の委員の方々の御支援をぜひちょうだいいたしまして、可能な限り人員もふやしていきたいというふうに思っております。
○川口国務大臣 私自身は、実は環境庁に来る前も環境問題を民間企業で担当いたしておりましたので、環境についてはずっとかなり関心を持って仕事をしてきております。  それで、環境庁に入りまして、特に企業との接点では、環境庁は、例えばグリーン購入ですとか、あるいは環境報告書の書き方、あ...全文を見る
○川口国務大臣 フロンにつきましては、これは温暖化ガスの対策としてもフロンの対策をとっていくということは非常に重要だというふうに思っております。オゾン層破壊ということについてはもちろんでございます。  それで、今、カーエアコンですとか業務用の冷凍空調機器ですとか、そういった機器...全文を見る
○川口国務大臣 議員立法の動きがあるというふうに私ども承知いたしておりますので、それに対しては全力を尽くして協力をさせていただきたいと思っております。
○川口国務大臣 PCBの廃棄物の処理問題については、先ほど田端委員からも御質問がございましたけれども、環境庁といたしましては、厚生省や通産省と連携をいたしまして、これまで各企業等で研究開発が進んできた無害化の処理技術につきまして、専門家による評価を実施いたしております。その結果と...全文を見る
○川口国務大臣 官僚閣僚というニックネームをいただくのは私の不徳のいたすところでございまして、私としてはベストを尽くして今仕事をやっているつもりでおります。  それで、抜本的にというふうにおっしゃられますけれども、やはり大事なのは、技術の開発なり、技術の評価なり、あるいはそれを...全文を見る
○川口国務大臣 この前御質問をいただいたかと思いますけれども、そのときに、データをとって、それをアメリカと共同でそのデータの精査をしているというふうに申し上げたところでございまして、現在そのプロセスを続けておりまして、合意ができた段階で発表させていただきたいというふうに思っており...全文を見る
○川口国務大臣 調査はいたしましたので、データ自体はございます。  それで、先ほど申しましたように、これはアメリカと共同でその調査のデータの結果を精査して、合意をして発表するということになっておりますので、その合意を今図っている段階でございます。合意ができれば発表をさせていただ...全文を見る
○川口国務大臣 今その合意がまとまりつつある段階でございますので、合意ができた時点で発表すると申しましたけれども、できるだけ早く発表をいたしたいというふうに思っております。
○川口国務大臣 委員のおっしゃられた、できるだけ早くということをいつごろにと言ってほしいというのが気持ちであるというのはよくわかります。  ただ、これは相手があることでございますので、日本国政府だけでいつ発表をしますというふうに申し上げるわけにはいかないということも御理解いただ...全文を見る
○川口国務大臣 増原委員が環境庁に御在職時代になさったお仕事については、私も環境に関心を持つ人間として拝見をさせていただいておりました。非常に御立派なお仕事をなさったというふうに思っております。  それで、一月六日に環境省になるわけでございますけれども、先ほど質で頑張っていると...全文を見る
11月07日第150回国会 参議院 国土・環境委員会 第1号
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○国務大臣(川口順子君) 環境庁長官の川口でございます。  第百五十回国会における参議院国土・環境委員会の御審議に先立ちまして、環境行政に対する私の所信の一端を申し述べ、委員各位の御理解と御協力をお願いしたいと存じます。  私は、本年七月に環境庁長官に就任以来、広範にわたる環...全文を見る
11月09日第150回国会 参議院 国土・環境委員会 第2号
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○国務大臣(川口順子君) 昨日のアメリカの大統領選挙の結果は、民主主義社会で選挙制度がどういうものであるか、どういう機能を果たすのかという観点からも非常に私は興味深く実は見ておりましたけれども、COP6との関係で言いますと、前々からアメリカの行政府の人たちは非常に一生懸命にクリエ...全文を見る
○国務大臣(川口順子君) 大変にお答えしにくい問題、御質問でございまして、といいますのは、COP3、京都で開かれた締約国会議の性格と今度のオランダにおける締約国会議の性格とかなりそもそもが違っているということでございます。  京都の場合は非常に外から見ていましてわかりやすくて、...全文を見る
○国務大臣(川口順子君) まず、その途上国の参加の点でございますけれども、アメリカも、それからそういう意味ではEUも基本的に途上国がどこかの時点でこの温暖化防止のための温暖化ガスの削減に何らかの形で参加をするということは非常に重要なことだと思っております。それは日本もそういうふう...全文を見る
○国務大臣(川口順子君) 私が前段で申し上げましたことは、COP6の場でということではございませんで、したがいまして、どこかの時点でというふうに申し上げましたのは、歴史のどこかの時点でということでございまして、COP6の場所でそれについての合意を得るということを日本の方針としてい...全文を見る
○国務大臣(川口順子君) 今度のCOP6について限定して申し上げますと、COP6の場では、途上国にかかわる議論とそれから京都議定書についての意見の相違を埋めるというのと二つの柱があって、二つが非常に重要だということを申し上げております。  そのときに、途上国の部分がなぜ重要かと...全文を見る
○国務大臣(川口順子君) なかなか短くお答えするのが難しい御質問でございまして、アメリカの上院の決議はございまして、それからきのうの選挙の結果を見て上院の力関係がそれほど変わっているか、全然変わっていませんし、それからあれはそもそも超党派の決議でございますので、依然としてそういう...全文を見る
○国務大臣(川口順子君) COP6の場でまず大事なことは、国際的に不満足な国が出ないような合意にまず達するための最大限の努力をすることだと思っております。それを踏まえて日本の国内制度の構築に一生懸命に力を尽くすということが大事だと思っておりまして、それをまずやるということが当面の...全文を見る
○国務大臣(川口順子君) 委員の全くおっしゃるとおり、私は、今度のCOP6での私の発言の中には、二〇〇二年の発効を目指してということを言うことが非常に大事だというふうに思っております。
○国務大臣(川口順子君) これは短くお答えできますが、答えはおっしゃるとおりということです。あると思っております。
○国務大臣(川口順子君) 日本が遵守についてずっと国際会議で言っておりますことは、実効性があってそれで遵守を促進し、不遵守を未然に回避するということを申し上げているわけです。それで、不遵守、例えばコミットメント、六%のコミットの削減の約束が守れないということがあった場合に、じゃど...全文を見る
○国務大臣(川口順子君) それでは、最初の御質問だけ私の方からお答えをさせていただきます。  吸収源の現在のテキストに、FAOの三条三項についてですが、FAOの方式が入っていないということは事実でございます。  ただ、吸収源というのは三条三項とそれから三条四項と一体として評価...全文を見る
○国務大臣(川口順子君) 広中委員は、環境庁長官としては私のもうはるか先輩の方でいらっしゃいますし、それから環境に関する知見、それから当然人生の先輩ということでいらっしゃいますので、環境庁の今までの実績なりあるいは実力なりあるいはこの委員会の成果なり、多分私なんかよりもはるかに御...全文を見る
○国務大臣(川口順子君) 広中委員がおっしゃられましたように、この川辺川ダムの建設事業というのは、そもそも実施計画調査に着手をしましたのが昭和四十二年ということでして、相当昔から始まっている話でございます。それで、昭和五十一年に特定多目的ダム法に基づく基本計画策定というのがなされ...全文を見る
○国務大臣(川口順子君) 広中委員もおっしゃられましたように、森林はさまざまな機能を持っておりまして、また多くの世界の人々にとっては重要な生活の場でもあるわけでございます。  森林は非常に重要だというふうに私ども思っておりまして、委員が、先ほどもちょっとおっしゃいましたけれども...全文を見る
○国務大臣(川口順子君) 環境省は、こちらの委員会の委員の先生方の御支持を初めとしまして多くの方の御支持によってできることになった役所でございまして、まず一番大事なことは、環境行政を国民の皆様の期待に沿うようにできるという陣容をつくることだと思っております。そういう意味で、過去の...全文を見る
○国務大臣(川口順子君) 私は、温暖化の抑制ということにつきましては、委員もおっしゃられましたように、国民の一人一人がこれに対応をしていくということが非常に重要だと思っております。特に、最近、エネルギー起因の二酸化炭素ということからいいますと、産業界はむしろ減っていて、民生部門で...全文を見る
○国務大臣(川口順子君) 私も審議会に女性の委員をふやすということは非常に大事なことだと思っております。環境庁も今度、三〇%という政府全体の目標がございますけれども、できるだけ平成十七年度末という期限を待つことなく、できるだけ早い時期にそれを達成したいというふうに思っております。...全文を見る
○国務大臣(川口順子君) イヌワシのような猛禽類が生息をしているところで開発が計画される場合には、環境庁は平成八年のたしか八月に「猛禽類保護の進め方」という指針をつくっておりまして、この中で、事業の実施をするという場合には、専門家の助言や指導を仰ぎながら調査を実施して、その調査の...全文を見る
11月28日第150回国会 衆議院 環境委員会 第5号
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○川口国務大臣 気候変動枠組み条約第六回締約国会議が、十一月十三日から、会期を一日延長いたしまして二十五日夕刻まで、オランダのハーグ市で開催されました。我が国からは、私が代表団長として出席をいたしました。  今回の会合では、京都議定書の早期発効を目指して、各国が京都議定書を実施...全文を見る
○川口国務大臣 ただいま山本委員が、国際交渉は、最後の段階、疲れて疲れてそのときにようやくとおっしゃられましたけれども、本当に私もそういう実感を持っておりまして、実は、もう最後の段階で、本当にまとまる一歩手前のところまで行ったというふうには思っておりますけれども、やはり全部の気が...全文を見る
○川口国務大臣 現地で、本当に徹夜に徹夜ということで交渉いたしておりまして、その間の日本の新聞を余りつぶさに見る時間的な余裕がございませんでしたけれども、今回の交渉は、吸収源から、京都メカニズムの上限の問題ですとか、遵守の問題ですとか、あるいは途上国への支援の問題ですとか、さまざ...全文を見る
○川口国務大臣 先ほどから一体というお話を申し上げておりますけれども、これはまさに、それぞれの最後の段階で、それぞれの国の主張をできるだけ生かしつつ、京都議定書の発効に向けてハーグで合意をつくるということが環境の保全性という意味から前進であろうという立場で、一括として、一体として...全文を見る
○川口国務大臣 会議の最後の段階で合意一歩手前まで行ったということから、一日延長しても、そこで会期が終わってしまいましたので、各国代表団の強い希望で、これは今度の第六回の締約国会議が終わったわけではない、中断をしたのである、したがって、今後再開をしようということで意見がまとまりま...全文を見る
○川口国務大臣 先ほど委員がおっしゃられましたように、日本が国内対策あるいは途上国向けの温暖化対応のための支援をやっていくことが日本の国際的な発言力がますます強くなることにつながるということは、私、記者会見で申し上げました。  なぜそういうふうなことを申し上げたかといいますと、...全文を見る
○川口国務大臣 本当に釈迦に説法もいいところになってしまいますけれども、南極のオゾンホールは過去最大という状況になっておりまして、南極大陸の二倍というふうに広がっております。オゾン層が今非常に脆弱な状況になっているということでございます。したがいまして、フロン回収の問題は、その観...全文を見る
○川口国務大臣 近藤委員には、お忙しい中をハーグでの会合の一番山場の時期に応援に来ていただきまして、ちょうどお目にかかったのが、EUとアンブレラの国の間で、パッケージが先ほど申し上げたような形で全面的に成立していませんで、吸収源と京都メカニズムの補足性を二つパッケージで議論をしよ...全文を見る
○川口国務大臣 今回のCOP6の交渉の一番の中核たる部分が何であったかといいますと、アンブレラの中の非常に数の少ない一部の国の、これは日本を含まない、アメリカ等と申し上げたらいいかもしれませんが、温暖化対策、逆にそれは、国際競争力をEUがどれぐらい制限できるかということをめぐって...全文を見る
○川口国務大臣 今のお尋ねの件でございますけれども、まず吸収源についてでございますが、先ほど来申し上げていますように、パッケージとしての交渉はなされましたけれども、それの中心部分というのはEUとアメリカということでございまして、日本の吸収源は、その中ではほとんど国際的には問題では...全文を見る
○川口国務大臣 日本の吸収源の数字が大したことはないというふうに私は申し上げたつもりはございませんで、国際的には大した数字ではないというふうに申し上げたということは、国際的にはこれは吸収源の交渉の焦点ではなかったということをも申し上げているわけでございまして、日本の数字が日本の削...全文を見る
○川口国務大臣 吸収源の話に関してでございますけれども、先ほどの御質問のときに、日本の主張をそのまま世界に及ぼすとアメリカが非常に大きくなってしまうだろう、吸収源の数字が大きくなるだろうというお話がございまして、それはそのとおりでございます。もしその数式をそのまま適用すればそうい...全文を見る
○川口国務大臣 先ほど来申し上げておりますけれども、日本の吸収源は国際的な合意の議論の中の焦点では全くございませんで、したがって、日本の吸収源が原因で今度のパッケージが壊れたということは全くないということでございます。  それで、どういう方がそういうことをおっしゃっていらっしゃ...全文を見る
○川口国務大臣 一番大きな原因というのは、まさにジグソーパズルがうまくそれぞれの場所に、時間内に、会期内にはまらなかったということでございまして、これは複雑な多次元の連立方程式でございますから、うまく解けなかったということでございます。  ちなみに、諸外国の新聞論調がどういうこ...全文を見る
○川口国務大臣 CDMの対象をどうするか、対象のプロジェクトをどういうふうに選定するかということは、私が議長をやっておりました京都メカニズムの議論のところで議論をいたしまして、まさに議長をやっておりましたので、よく記憶をいたしております。  これは、途上国から、途上国がどういう...全文を見る
○川口国務大臣 グリーン購入というのは非常に大切なことだと私もかねて思っておりまして、私が環境庁長官になる前に民間企業におりましたときに、ちょうど、環境庁が主導をいたしまして、民間企業を集めてグリーン購入ネットワークというものをつくったわけでございますけれども、私も、当時企業にお...全文を見る
○川口国務大臣 グリーン購入、一般的に、これは特に私が企業におりましたときの経験などから申し上げますと、いいことなんだけれども、では何を買ったらいいのというのがよくわからないところがございまして、そういう意味で、環境庁は、これから出す調達方針あるいは基本方針につきましても、どうい...全文を見る
○川口国務大臣 簡潔にお答え申し上げます。  DPFの装着促進ということにつきましては、補助制度を創設するために予算要求を今出しているところでございます。その他、燃料につきましても、軽油中の硫黄分を減らすということで、規制の強化を行う予定でございます。  それから、地方公共団...全文を見る
○川口国務大臣 COP6でございますけれども、これは京都議定書を発効させるための条件をつくるという意味で非常に重要な会議でございましたので、私としても全力を尽くしたつもりでございますけれども、いろいろな各国のタイミングがうまく合わなかったと申しましょうか、最終的にはまとまるに至ら...全文を見る
○川口国務大臣 政府代表演説を私がいたしましたけれども、その中では、まず、我が国は世界最高水準のエネルギー効率を達成しているけれども、京都議定書の目標を達成するための対策の相当部分を国内措置で行うつもりであるということを述べさせていただきました。それから、地球温暖化対策の推進に関...全文を見る
○川口国務大臣 今回どうで、来年どうだということでございますけれども、国際交渉でございますので、今回につきましても、日本は、EUと主として米国の間を埋めるべく非常に努力をいたしました。これは先ほどもちょっと申しましたけれども、吸収源ですとか、それからほかの、京都メカニズムの上限を...全文を見る
○川口国務大臣 京都メカニズムというのは非常に複雑な問題で、三つ、排出権の取引ですとか、共同実施ですとか、それから途上国との間のクリーン開発メカニズムですとかございますけれども、そこの議長を務めさせていただいたわけでございます。  そこで一番大きな合意ができましたのは、CDM、...全文を見る
○川口国務大臣 アンブレラが提案をいたしました途上国支援の問題につきましては、幾つかの途上国から大きく評価をしていただきました。イランですとかサモアですとか、その日、それは全体の会合で提案が行われたわけですけれども、かなりの途上国から歓迎をする発言がなされまして、その結果として、...全文を見る
○川口国務大臣 今、通産省と運輸省から個別具体的なお話をいただきましたけれども、環境庁といたしましては、今後、関係の各省庁と連携をしながら、技術開発等を一生懸命に推進していきたいというふうに思っております。  それから、一言申し添えますと、二酸化炭素の排出削減の研究につきまして...全文を見る
○川口国務大臣 地球温暖化対策としての環境税でございますけれども、市場を通じて合理的にCO2あるいは温暖化ガスを削減できる手段であるということで、委員おっしゃられましたように、その有効性が今期待されているところでございます。  環境庁といたしましては、環境税の導入に向けて、環境...全文を見る
○川口国務大臣 地球温暖化対策につきまして、京都議定書が九七年に決まりました後で、九八年に政府として地球温暖化対策に向けての大綱に合意をいたしております。  それによりますと、ビジネス・アズ・ユージュアルというか、他のことは変わらないで話が進むということでありますと、九〇年の基...全文を見る
○川口国務大臣 武山委員から今決裂という言葉がございまして、それから日本の新聞も決裂というふうに書いている新聞が多いわけでございますけれども、これは決裂ということではございませんで、一時それを中断して、来年になりまして、五月、六月のころにCOP6を再開するということで合意がなされ...全文を見る
○川口国務大臣 午後の最終的なプレナリーといいますか、全体会合でプロンク議長がそういうふうに発言をなさったということはそうでございますし、日本も含め、各国、今回合意に達することができなかったということは非常に残念であってかつ失望をしているということは、みんな同じように意見を言った...全文を見る
○川口国務大臣 私も言葉についていろいろ議論をすることはやめたいというふうに思いますけれども、少なくとも今時点では失敗でも成功でもなく、残っているのは同意できなかったということでございまして、結果はまだこれから、まだCOP6の議長は依然として議長でございますし、COP6は続いてい...全文を見る
○川口国務大臣 具体的には、省エネ法の改正ですとか、温暖化対策の推進法ができたとか、いろいろな策で次から次へと手を打ってきているわけでございまして、今後とも引き続き強力に推進をしていくということでございます。
○川口国務大臣 具体的に何をすべきかということにつきましては、先ほど委員がおっしゃられました地球温暖化対策推進大綱に実はもうたくさん書いてございまして、さらにそれを広報するということまで書いてございます。  いろいろ例を申し上げても多過ぎまして申し上げ切れないということでござい...全文を見る
○川口国務大臣 環境税についてはさまざまな場で議論がなされているわけでございまして、ことしの七月の政府の税調の答申におきましても、環境税について今後さまざまな角度から議論をするようにという指摘がございました。それから、その前に環境庁の中央環境審議会のある委員会の場では、環境税につ...全文を見る
○川口国務大臣 排出権取引につきましては、経済的なメカニズムといいますか、市場メカニズムを使って、したがって、資源の分配という観点からいえば、非常に効率的に進めることができる手段だというふうに認識をいたしております。それから、国際的にも、例えばアメリカでは、これは温暖化ガスではあ...全文を見る
○川口国務大臣 制度に手をつけたかという御質問でございますけれども、制度に手をつけたというまたその意味が何かですが、議論はしております。  それで、運用可能な制度としてそれを実際の場で実施するという前には、先ほど申し上げましたように、国際的な枠組みでどういうような手段があるか、...全文を見る
○川口国務大臣 私は、九七年の時点では環境庁におりませんで、あるいは政府の中にもおりませんで、外から非常に関心を持って見ていたということでございまして、その時点でどういう議論があったかということは必ずしもきちんと知っているわけではございませんけれども、京都議定書の六%、七%、八%...全文を見る
○川口国務大臣 科学的な知見というのは日々刻々深まっていくということでございまして、特に、IPCCの場ではこの問題について研究者がピアレビューといいますか、同じ仲間たちの厳しい批判を受けながらペーパーをまとめているということでございます。ですから、私どもといたしましては、環境庁が...全文を見る
○川口国務大臣 武山委員は私よりもはるかに国際的な経験がお長くていらっしゃいまして、国際的な情報には非常にお詳しくていらっしゃると思いますので、釈迦に説法になってもいけませんけれども、国際的に今回の交渉で何が一番のテーマであったかといいますと、シンクは確かにその一つでございますけ...全文を見る
○川口国務大臣 吸収源の話に触れる前に、先ほど委員の御指摘になりました、国際的に日本の立場をできるだけ主張していくべきであるという委員の御意見は、私もおっしゃるとおりだと思っております。  委員が先ほど御指摘になられたようなお話につきましては、多分それが十分でなかったということ...全文を見る
○川口国務大臣 では、手短に申し上げます。  孤立をしたということは事実ではございません。これは、原発も含め、CDM、途上国に向けてどのようなメカニズムが使えるか、その対象を何にするかという議論がありましたときに、これは私が議長をしていた部分でございますけれども、途上国を中心と...全文を見る
○川口国務大臣 国内対策でございますけれども、これは、京都議定書のメカニズムといいますか、排出権取引ですとか、クリーン開発メカニズムですとか、あるいは共同実施のところに、国内措置に対して補完的であるということが書かれておりまして、先進国全部が合意をしているところでございます。した...全文を見る
○川口国務大臣 委員、先ほど日本について九・七%とおっしゃられまして、その数字の根拠が実はちょっと定かではないのですが、私どもの持っております調査結果の資料によりますと、温室効果ガス全体、これは二酸化炭素以外のものも含みますけれども、それの排出は全体としてそれほどございませんで、...全文を見る
○川口国務大臣 プロンク議長が出しました案というのは、これは私はたまたま議長を引き受けておりましたので、各国に配る前に、共同議長を呼んで、こういうことで出すけれども、どうだろうかという話はございました。  そのときにプロンクが強調しましたことは、これは自分として、各国のポジショ...全文を見る
○川口国務大臣 吸収源についての科学的な知見については、今どんどん事実がわかりつつある、また今後とも研究の進展に従って知見がふえていくことになるだろうと思います。そういう意味で不確実性はあると思いますし、それから、人為的に行ったことと実際上自然の吸収の増加とどうやって分けることが...全文を見る
○川口国務大臣 まず、念のためでございますけれども、京都議定書の規定によりますと、京都メカニズムについては国内措置を補完するものであるというふうに書いてございますけれども、吸収源については国内的な削減の措置を補完するものであるというふうには書いてございませんので、吸収源については...全文を見る
○川口国務大臣 まず最初にはっきり申し上げますけれども、そういうことではございません。  それで、先ほどの、国際的にいろいろなCOP6の最後の段階について行われている報道の中で、もう少し続きを御紹介いたしますと、例えば最後の、アンブレラとEUの幾つかの国、それはたしか国の名前が...全文を見る
○川口国務大臣 先ほど申しましたように、プロンク議長は紙を出しましたけれども、プロンク・ペーパーと呼ばれていますけれども、それは自分の立場を擁護するということではなくて、参加各国あるいは各交渉グループの間の議論のための出発点、その材料である、したがって、それを使って各国あるいは各...全文を見る
○川口国務大臣 時間切れになってしまうのはCOP6だけではなくて、これもそうなってしまいそうなので、ちゃんと全部を申し上げられないのが残念でございますけれども、COP6あるいは京都議定書を二〇〇二年に発効させるという私たちの願いは現在もきちんとしてそのままございまして、私としては...全文を見る
○川口国務大臣 COP6がハーグで合意に至らなかった、今後まだその会合が続くということについては、私も非常に残念に思っております。これは私だけではなくて、COP6に出ていた主要国の閣僚はみんな口々にそういうことを言っております。したがって、だからこそこれから引き続きまたそれを頑張...全文を見る
○川口国務大臣 まず、出発時に、国内の政治情勢が非常に厳しいとき、あるいは予算委員会をやっているときに出させていただきまして、その過程でいろいろな方からいろいろな御意見があったというふうに承っておりますけれども、私がハーグの会議に出発あるいは出席できるために多くの方から御支援をい...全文を見る
○川口国務大臣 先ほどもちょっと申しましたけれども、今既に主要国の閣僚の間で、このモメンタムを維持していくために何ができるかということを、会うことができませんので、電話でさまざまな動きが現在行われております。日本政府といたしましては、そういった動きを極力プッシュしていくべきである...全文を見る
○川口国務大臣 条約に二〇〇〇年という数字は確かに出てきているわけでございますけれども、それがコミットする、義務であるというふうな書かれ方にはなっていなかったということでございまして、それは努力をする目標であるということでございました。そういうことで、各国そういうふうに動いてきた...全文を見る
○川口国務大臣 クリーン開発メカニズムでの原発の議論でございますけれども、先ほど別の委員の方に申し上げたことでございますが、私が実はこれは議長をしていた部分ですけれども、いかなるCDMの対象事業が途上国の持続的な開発に資するかということの判断は、途上国によって発展の度合いも違いま...全文を見る
○川口国務大臣 私自身の意見は意見として持っておりますけれども、こういう場でございますので、政府の一員といたしまして申し上げますが、地球温暖化対策推進大綱の中で、「エネルギー供給面の二酸化炭素排出削減対策の推進」ということが書いてございまして、「原子力立地の推進」というふうにその...全文を見る
12月06日第150回国会 参議院 国土・環境委員会 閉会後第1号
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○国務大臣(川口順子君) 気候変動枠組み条約の第六回締約国会議、いわゆるCOP6が、十一月十三日から、会期を一日延長しまして二十五日夕刻までオランダのハーグ市で開催されました。我が国からは、私が代表団長として出席をいたしました。  今回の会合は、京都議定書の早期発効を目指して、...全文を見る
○国務大臣(川口順子君) 順序がちょっと後先になってしまいましたけれども、実は、先ほどごあいさつにちょっと上がらせていただきましたけれども、このたび、私、再任をさせていただきまして、またよろしくお願いを申し上げます。  それから、お話のCOP6の私の出張に当たりましては、多くの...全文を見る
○国務大臣(川口順子君) 苦しいと思うかどうかというのはいろいろな感じ方があるかと思いますけれども、交渉の過程で、二十三日にプロンク議長から吸収源についての含み、紙が提示されたということでございまして、この紙によれば、日本の吸収源は非常に低い数字になっていたということで、日本とし...全文を見る
○国務大臣(川口順子君) 日本の吸収源による第一約束期間、二〇〇八年から二〇一二年までの吸収量の見込みは、基準年、一九九〇年の排出量と比較しまして三・七%という数字でございます。これはほとんど森林でございまして、例えば牧草地とかそういうことではなくて、ほとんどが森林であるというこ...全文を見る
○国務大臣(川口順子君) 委員おっしゃられるとおりでございまして、六%削減目標の大半を森林吸収源でやろうということでは全くないわけでございます。地球温暖化対策推進法に基づいて閣議決定をされた基本方針で、排出量取引等の活用は補足的なものである、国内対策を中心にしてやるんだということ...全文を見る
○国務大臣(川口順子君) おっしゃるように大都市における大気汚染の問題ということは非常に大きな問題でして、これを改善するためにディーゼル自動車からの排出ガスの削減をするということはとても大事なことだと思っております。  環境庁もいろいろな手を打っておりまして、私がことしの七月に...全文を見る
○国務大臣(川口順子君) まず最初に、福山委員にはハーグまでおいでいただきまして、どうもありがとうございました。アメリカなどもかなり多くの国会議員の方がいらしていまして、その中で日本はたまたまそういう政治情勢であって御出席いただけた方が非常に少なかったものですから、大変にありがた...全文を見る
○国務大臣(川口順子君) 答弁できる範囲でとおっしゃっていただきましたので、これは実は、今まだ来年の五月、六月の再開期に向けて交渉が続いているプロセスでございますから、どこまで日本がおりることができるかとか、どこまでが交渉団が持っていった、マンデートという言葉を使いますけれども、...全文を見る
○国務大臣(川口順子君) 日米加三カ国の提案によりますと、吸収量は、アメリカについては七・六%でございまして、これは本来アメリカが持つ吸収量の半分以下ということになっております。それから、カナダについては五%、日本については三・七%、それぞれ一九九〇年の排出量との比の数字でござい...全文を見る
○国務大臣(川口順子君) 先進国全体では、実はそこまでこの提案に基づいて、この提案は一部オプションを、どちらかを選択するという選択肢を含んでおりまして、その選択肢のどちらをとると、それから片方をとったときにどういうような数字にするというところまで、最終的に議論がそこまで行きません...全文を見る
○国務大臣(川口順子君) 三億トンでございます。
○国務大臣(川口順子君) これは恐らく一七、八%ぐらいになっていたかと思いますが。済みません、ちょっと質問を吸収源の話かと思いましたので。七%がアメリカの数字です。
○国務大臣(川口順子君) そういうことではありませんで、先ほど日本について六%の三・七%ではないというふうに申し上げたわけですけれども、アメリカについても七%の七・六%ではありませんで、日本の場合にビジネス・アズ・ユージュアルでいったときに二一%の増加になるということでございます...全文を見る
○国務大臣(川口順子君) ビジネス・アズ・ユージュアルで二一%の数字というのが本当にそうかどうかということについては、今はそう考えられているということでございまして、現に九八年時点で五%以上ふえているわけでございますので、そこからいっても一一%の削減になりますし、確かに今までのと...全文を見る
○国務大臣(川口順子君) まず、プロンク・ペーパーの評価ですけれども、私は先ほど申しましたように議長をしておりましたので、事前にそのプロンク・ペーパーを見ました。それで、私が議長をして、それで合意に達したところについて、これは議事録がちゃんとございますので、その議事録に基づいてプ...全文を見る
○国務大臣(川口順子君) パーセンテージでいいますと、アメリカは三%、カナダが一・九%、それから日本が〇・六%、そういうことでございます。
○国務大臣(川口順子君) 先ほども言いましたように、プロンク・ペーパーはとにかく交渉の材料だということでございますので、プロンク・ペーパーとの比で日米加の対案が離れているから国際的にそれが否定される方向であるとは必ずしも言えないというふうに思っております。  現に、その後合意寸...全文を見る
○国務大臣(川口順子君) パッケージの案ということでございまして、吸収源についてどういう数字にするかということが一つです。それから、京都メカニズムの上限をどうするか、これはEUは定量的にということをずっと言っておりまして、アンブレラ側は定性的にということを言っておりまして、これを...全文を見る
○国務大臣(川口順子君) おっしゃるように、一時的に一部の国の間では合意された。しかし、最後に全部の国の中にそれを広げたときに合意しない国があったということでまとまらなかったということでございますけれども、これから後の五月、六月に向けての交渉の過程で、現にかなりの合意のベースとな...全文を見る
○国務大臣(川口順子君) 今の点についてもう一つつけ加えさせていただきますと、これは国際的に話をしている案でございまして、日本だけが持っている案ではないわけでございます。これはほかのどの国からもこの数字はオープンにはされていないわけでございまして、日本としても、この段階で数字がこ...全文を見る
○国務大臣(川口順子君) だめだの意味ですけれども、だめだというその案をベースに議論をしていって合意ができないという判断は、いまだにいたしておりません。
○国務大臣(川口順子君) 十時に記者会見をいたしましたのは、それまでも記者の方と記者会見はいたしましたし、実は記者会見をするというお約束をしていて、私が会議でどうしても離れられなくて申しわけないけれどもと言って流させていただいたこともございます。そういう意味で、重要な節目でできる...全文を見る
○国務大臣(川口順子君) それから後のプロセスで実は私自身も交渉をいたしましたし、各国ができるだけ残っている期間、残っている閣僚でそれを有効に使おうということでやっております。ということで、たまたま私がその記者会見をしていたときにアメリカがどこかの国とやっていたかどうかについては...全文を見る
○国務大臣(川口順子君) ジグソーパズルという発言は、私は最後の全体会合でいたしまして、それはその全体会合のときに事務レベルで用意してもらった紙を少し変えた発言をしたいと思いましたので、その直前に自分の頭の中でこれは考えた表現でございまして、記者会見のときに、徹夜明けでもうろうと...全文を見る
○国務大臣(川口順子君) 官邸と、それから最後の段階で総理はシンガポールにいらっしゃいましたので、私はシンガポールにいらっしゃる総理と二回ほどお話をいたしております。それから、官邸には随時事務的にお話を申し上げておりまして、それが秘書官経由で総理にも伝わっているというふうに思いま...全文を見る
○国務大臣(川口順子君) 交渉団として事前に行く前に、こういう範囲であれば交渉団の判断でという話がございます。それで、それを超えるときには、超えなければいけないような事態が生じましたら、その場合には改めて新たなる訓令を出してもらうということになるわけでございますけれども、交渉団の...全文を見る
○国務大臣(川口順子君) 私はそういう判断をいたしておりました。
○国務大臣(川口順子君) これが表に出ることになりますと、日本のこれからの交渉相手のすべてが日本がどこまでおりられるということを全部知ることになりますので、そういう状況でございますので、今申し上げることは控えさせていただきたいと思います。
○国務大臣(川口順子君) 官邸との関係で、だれが窓口で、関係省庁幾つかございますから、どこのだれからそういうところに流れることになっていたかということについては、私ははっきり今ここで申し上げられる情報は持っておりませんが、きちんとそういうふうにルートは、ルートといいますか、どうい...全文を見る
○国務大臣(川口順子君) 済みません、オランダ時間です、ハーグです、の時間と、それから徹夜交渉のさなか、二十四日の、したがいまして二十五日の早朝と申し上げた方がいいと思いますが、夜中でございます。
○国務大臣(川口順子君) オタワでの会合でございますけれども、先ほどちょっと申し上げましたように、プロンク議長が会合の最後の段階で、これからできるだけ政治的なモメンタム、動きをとめないように関係の国々の間でいろいろ議論をしてほしいということでございましたので、先進国でどうやったら...全文を見る
○国務大臣(川口順子君) これも日本国だけで決める話ではなくて、世界的に合意に達したところで議論を始めるということでございます。
○国務大臣(川口順子君) 合意はできておりませんが、我々の希望は持っております。
○国務大臣(川口順子君) アンブレラグループとしては、それから今後の進め方の速さということからいいますと、合意ができかかったペーパーをベースにするというのが望ましいというふうにと思っております。
○国務大臣(川口順子君) 日本が地球温暖化対策推進法に基づいて閣議決定された基本方針で国内措置を中心として削減を行うというふうになっておりまして、そのとおりやるつもりでありますということは今までも申し上げたとおりでございまして、今後ともその方針に変わりはございませんし、そのことは...全文を見る
○国務大臣(川口順子君) おっしゃられますように、九八年度の日本の温室効果ガスの総排出量が前年度比で三・五%減少したというふうになっていまして、これは温室効果ガス排出の全体の九割が二酸化炭素ということでございまして、この排出量が前年度比で三・八%減ったということが大きく寄与してこ...全文を見る
○国務大臣(川口順子君) この間申し上げましたように、私実は、あしただったと思いますがNGOの方とお会い、きょうでしたか、きょうですね、ごめんなさい、きょうこの後お会いすることにまたなっていますけれども、いろいろなグループあるいは市民団体の方々がどうやって温暖化対策ができるかとい...全文を見る
○国務大臣(川口順子君) 全力を挙げて取り組んでいきたいと思っております。  それで、御指摘のその八八%、九八年度が九〇年度と比べてふえたというのは廃プラスチックの焼却量の増加であるというふうに考えていまして、この点については九九年にダイオキシン対策の関係の閣僚会議で廃棄物の減...全文を見る
○国務大臣(川口順子君) 環境庁としましては、大気汚染の、これは自動車の排出ガスによる大気汚染の対策というのは非常に大事な問題だというふうに思っておりますので、これは訴訟への対応のいかんにかかわらず一生懸命に努力をしていきたいというふうに思っております。
○国務大臣(川口順子君) 先ほど申しましたように、NOx法の改正を今度の通常国会に提出させていただきたいというふうに思っておりますし、それから新長期規制の二年の前倒しあるいは軽油中の硫黄分を十分の一に減らす、五〇〇ppmから五〇ppmに減らすということをこれも平成十六年度末ぐらい...全文を見る
○国務大臣(川口順子君) ぜんそく等の疾病の原因というのは、大気汚染だけではなくてさまざまな原因で発症するということだと思っております。  それで、昭和六十一年に中央公害対策審議会の答申で一部の幹線道路、沿岸等も含めて現行指定地域のすべてを解除することが相当であるというふうに言...全文を見る
○国務大臣(川口順子君) おっしゃるように、温暖化は温室効果ガスの大気中の濃度に係ることでございまして、濃度が非常に産業革命以降ふえてきているということでございまして、排出量を九〇年比、仮に五・何%削減をするということがあったといたしましても、濃度が前の水準に戻るまでにはまだかな...全文を見る
○国務大臣(川口順子君) 国際交渉、特にこの温暖化の交渉をまとめるために日本が積極的な役割を果たすということは大変に重要なことだと思っておりまして、私も今回の交渉に行く前、実は就任を七月にいたしまして以来、いろいろな国の方とお会いしてお話をしながら、日本としてどのように積極的に貢...全文を見る
○国務大臣(川口順子君) まず、おっしゃられるように、この問題をできるだけ早く合意に導いて、これは各国協力して合意に導きまして、その上で京都議定書の二〇〇二年までの発効を可能にするということはとても大事なことだというふうに思っておりますし、かなり多くの国がそういうふうに思って交渉...全文を見る
○国務大臣(川口順子君) 日本は地球温暖化に対して既に地球温暖化対策推進大綱というのを平成十年に定めておりまして、それに基づきまして必要な施策を現在進めているところでございます。それから、中央環境審議会におきましてもそれから総合エネルギー調査会におきましても、さまざまな施策を総合...全文を見る