神崎武法

かんざきたけのり



当選回数回

神崎武法の1988年の発言一覧

開催日 会議名 発言
03月09日第112回国会 衆議院 外務委員会 第1号
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○神崎委員 初めに、南ア問題からお尋ねをいたします。  さきに四党の国際局長主催で反アパルトヘイトの映画「遠い夜明け」を国会内で上映をいたしました。大変な反響を呼んだわけでございます。私自身もこのアパルトヘイトの実情につきまして映像を通じて見まして、改めてこの「遠い夜明け」を本...全文を見る
○神崎委員 八七年の対南ア貿易額は四十一億二千万ドルと最大の額になって米、英、西ドイツを上回る世界一になったということが言われているわけでございます。円高のためにこうなったということを言う方もおられますけれども、円表示でもほとんど変わらないということでございまして、どうあれ我が国...全文を見る
○神崎委員 ところが実際に取引額が減らない。それは経済制裁に抜け穴が多い、こういう指摘もあるわけでございますけれども、この機会に我が国政府としてさらに強固な経済制裁措置をとる、こういうお考えはあるのかどうか。
○神崎委員 南アからの輸入には白金、クロムなどの希少金属があるために業界としても難しい面がある、こういう点が言われているわけであります。産業界が恐れておりますのは、このレアメタルの禁輸などの対抗措置に出られると日本経済は麻痺するということで自粛にちゅうちょしているというのが実情で...全文を見る
○神崎委員 ぜひ我が国の対南ア制裁が世界の非難を浴びないように大臣も御努力をいただきたいと思います。  このアパルトヘイトに関連をいたしまして、人種差別撤廃条約についてお伺いいたしたいわけでございますが、この条約は、一九六〇年三月二十一日に南アで開かれました反アパルトヘイトの平...全文を見る
○神崎委員 私は、我が国がこの条約に加入していないことが、日本がアパルトヘイトなどの人権問題に熱心でない、こういう非難につながっているんじゃないかと思うわけであります。  処罰項目について、例えば今の御答弁にありましたように宣言をする、留保、保留をするというのですか、こういう方...全文を見る
○神崎委員 大臣はいかがでしょうか。
○神崎委員 私はぜひ早期に加入するための環境づくりについて大臣に御努力いただきたいと要望する次第でございます。  続きまして、中東政策についてお尋ねをいたしますけれども、まずイラン・イラク紛争の問題でございますが、イラン・イラク紛争は長期化、泥沼化しているわけでございます。双方...全文を見る
○神崎委員 ぜひ邦人保護に万全を期していただきたいと思います。  私も昔領事移住部に二年ほど在籍をいたしたものですから、この領事事務は大変邦人保護という大事な仕事であるということを現場で見て痛感した次第でございますが、大臣もこの領事事務についてぜひその重要性を再認識していただき...全文を見る
○神崎委員 我が国は先進諸国として両国に外交関係を有する唯一の国というふうに承っておりますが、ぜひこの紛争解決のために積極的な働きかけをお願いいたしたいと思います。  もう一つ、同じく中東問題で、パレスチナ問題についてお尋ねをいたします。  イスラエル占領下のジョルダン川西岸...全文を見る
○神崎委員 次に、大変小さな問題でありますけれども、本人にとっては大きな問題でございますが、新婚旅行でハワイとかグアムに行く方が大変ふえているわけでありますけれども、シーズンになりますとアメリカ大使館にビザの発給申請が殺到いたしまして処理し切れない。そのためにやむなく新婚旅行を中...全文を見る
○神崎委員 大臣、ぜひ早急に査証免除協定、査証免除ができるようにしていただきたいと思いますが、いかがでしょうか。
○神崎委員 同じく日米の問題で、今度は少しハードな問題でお尋ねいたします。  本年一月十九日の日米防衛首脳会議で米軍の有事来援の共同研究と武器技術の日米共同開発について合意がなされたということが言われているわけでございますが、武器技術の共同開発につきましては、FSX、次期支援戦...全文を見る
○神崎委員 その点は確認されたわけでございますが、それでは、日米共同で武器技術を開発した場合、この武器技術が米国を経由して第三国に移転する可能性というのは常にあるわけでございます。特に紛争当事国に流れる危険性があるわけでございますが、これに対してどのように歯どめをかけるかという問...全文を見る
○神崎委員 私は、武器輸出三原則の精神からいっても、第三国への移転は理論上同意はできない、こういう立場でございますが、この点についてはまた今後いろいろな角度から議論をいたしたいと思います。  政府のお考えを今伺っておきたいと思いますが、特にFSX、次期支援戦闘機の共同開発絡みで...全文を見る
○神崎委員 この問題についてはまた今後議論をいたしたいと思います。  次に、日韓関係で大臣にお尋ねをいたしますけれども、盧泰愚新大統領は中国と韓国の国交改善を公約しておられますけれども、日本政府として何らかの役割分担を果たすお考えがあるのかどうか。
○神崎委員 日中問題でございますけれども、日中平和条約が締結されて満十年になるわけでございますが、一応の期限になるわけでございます。手続的にはこれを継続する場合は双方がその意思を確認することになるのか、それから総理の訪中が外交日程に上がっているということが言われておりますけれども...全文を見る
○神崎委員 日ソ関係でございますけれども、INF撤廃に引き続きまして戦略核の半減交渉が現在進展中でございまして、米ソ関係は大きく改善されつつある、このように認識をいたしております。  しかしながら、本年二月に来日いたしましたソ連外務省のゲラシモフ情報局長は、米ソ関係が大幅な改善...全文を見る
○神崎委員 最後に、国連軍縮特別総会の問題についてお尋ねをいたします。  昨年一年間の世界の軍事費総額が九千三百億ドルということが言われております。この巨大な軍事費をどう削減していくのか、軍縮していくかということが日本にとっても世界にとっても大変な課題でございます。五月に軍縮特...全文を見る
○神崎委員 ぜひ世界に向かって日本の軍縮に向ける決意というものを示すような具体的な提案を発表していただきたいと思います。どうもありがとうございました。
03月09日第112回国会 衆議院 予算委員会第八分科会 第1号
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○神崎分科員 まず大臣に、ウオーターフロント開発につきましてお尋ねをいたしたいと思います。  土地の有効利用の一環といたしまして未来空間の活用がかぎを握るということが言われております。そこで注目を集めておりますのが水際におけるウオーターフロント開発でございます。例えば、東京湾の...全文を見る
○神崎分科員 続きまして、都市公園の地下駐車場の問題についてお尋ねをいたしたいわけでございます。  大都市ではどこでも駐車場の確保が大変難しい問題になっております。そこで、土地を多角的に利用するために都市の公園の地下駐車場というものを全国的に建設してはどうか、このように考えるわ...全文を見る
○神崎分科員 ただいまの答弁の中にございました都市公園法の七条の問題でございますが、「公共駐車場その他これらに類する施設で地下に設けられるもの」とあります。公共駐車場ならいいということですが、この公共駐車場はどういう定義というのでしょうか、基本的にどういうふうに考えたらいいのでし...全文を見る
○神崎分科員 そういたしますと、都市の公園を利用いたしました地下駐車場づくりに民活を利用すると申しましょうか、第三セクター方式あるいは民間に委託をいたしまして地下駐車場を建設する、こういうことも、それが公共駐車場として使われるのであればそういう建設また施設の管理運営も可能である、...全文を見る
○神崎分科員 ぜひこの都市公園の地下駐車場の建設につきましても、建設当局としてもこういうものができるように積極的に応援をしていただきたいと思います。  それから、地元問題で恐縮でございますけれども、西鉄大牟田線の連続立体交差の問題についてお尋ねをいたします。  西鉄大牟田線は...全文を見る
○神崎分科員 ぜひ六十七年完成を目指して建設省当局も御協力、御支援をお願いいたしたいと思います。  同じくこの西鉄大牟田線の大野城市と春日市にわたります井尻—下大利間につきましても平面交差のために市街地の分断、踏み切りによります交通渋滞、交通事故の多発といった問題が起こっている...全文を見る
○神崎分科員 この問題はぜひよろしくお願いいたしたいと思います。  もう一つ、福岡外環状線問題でございますが、実は私、五十九年三月十二日の予算委員会の同じく第八分科会でこの福岡外環状線問題を取り上げまして、その進捗状況と完成の見通しについて質問いたしておるところでございます。 ...全文を見る
○神崎分科員 ぜひその早期実現をお願いしたいわけでございますけれども、当時私が予算委員会で質問をいたしましたときに、いまだなかなか進捗しない理由といたしまして財政事情の悪化というものを挙げておられました。当初予定されていた総事業費は千三百五十六億円。今のお話ですと三千億円でしょう...全文を見る
○神崎分科員 他のバイパスとの関連性でちょっとお考えを伺いたいわけでございますけれども、この福岡外環状線は、福岡東バイパスを始点に、福岡南バイパスと交差し、さらに、福岡市の西部に位置します今宿バイパスに連結いたしておりまして、特に建設省施行分が福岡南バイパス、今宿バイパスと連結、...全文を見る
○神崎分科員 ぜひこの早期実現のために御尽力をいただきたいと思います。  時間の前でございますが、これで終わります。
03月25日第112回国会 衆議院 外務委員会 第4号
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○神崎委員 初めに修学旅行の列車事故について一言お尋ねをいたします。  中国の修学旅行中に列車事故が発生しまして多数の負傷者が出ましたことにつきまして、この痛ましい大惨事に対し、まず御遺族の方々に心から哀悼の意を表しますとともに、負傷された方々に心からお見舞いを申し上げる次第で...全文を見る
○神崎委員 次に、オゾン層の保護条約、議定書からお尋ねをいたしたいと思います。  まず、成層圏のオゾン層は生物に有害な太陽の紫外線を地表に直接下さない役目を果たしているということでございます。このオゾン層を破壊し、そのため紫外線をそのまま通過させて人体や自然生態系に多大な影響を...全文を見る
○神崎委員 フロンの規制は世界が協調して同時に進めなければ意味がないと思われますけれども、現在五年計画でフロンの増産を推進しているソ連は特別扱いで各国より四年おくれて凍結というふうに聞いておりますし、また中国やNICS諸国も加盟をいたしておらない。EC諸国もあくまで共同体として全...全文を見る
○神崎委員 条約四条及び議定書の五条、十条によりますと、開発途上国に対する条項が幾つかあるわけでございますが、具体的に開発途上国に対してどのような配慮をすることになるのか。また、開発途上国であります締約国は規制物質の消費量の算定値が国民一人当たり〇・三キログラム未満であるものは、...全文を見る
○神崎委員 今回の協定は、規制、凍結を第一義といたしておりまして、そのためにフロン、ハロンの生産規制で指摘されておりますことは、規制が既得権を生むのではないか、こういう懸念でございます。また、規制によって一定量の生産が許容されまして、かえって代替物質の開発をおくらせることになるの...全文を見る
○神崎委員 本条約議定書につきましては、一日も早い効力の発生を願っておるわけでございますけれども、効力発生の日は六十四年一月一日の予定というふうにされているわけでございます。この予定で規制値も進められておりますけれども、そのためには各国がこの締結に同一歩調をとることが必要だと思い...全文を見る
○神崎委員 次に、天然ゴム協定につきまして一問だけお尋ねをいたします。  天然ゴムのスモールホールダー、いわゆる小農園主の割合は、マレーシアでは栽培面積の七五%、インドネシアでは八〇%、タイでは九〇%に達していると言われているのであります。  ところで、一九八五年の東京の会合...全文を見る
○神崎委員 次に、日本国政府と国際熱帯木材機関との間の本部協定についてお尋ねをいたします。  カーター政権時代に公表されました米国政府の報告書「西暦二〇〇〇年の地球」によりますと、森林が毎年二千万ヘクタールずつ失われているのに対し、造林面積は百十万ヘクタールにすぎない。失われて...全文を見る
○神崎委員 昭和六十二年二月の国連環境特別委員会の報告書によりますと、全熱帯林の二〇%は保護されなければならないのに実際に保護されているのは五%以下であるとして、森林伐採権の見直し、あるいは先進国は原木のみを輸入するという政策を改め、加工木材の輸入制限政策の変更などを行うべきであ...全文を見る
○神崎委員 最後に、合板業界のガット提訴要請についてお尋ねをいたします。  インドネシア合板の輸入量が前年比で二・六六倍も伸びまして、日本メーカーに大きな打撃を与えているということが言われているわけでございます。我が国への合板輸入量は、昭和六十二年で百四十八万立方メートル、その...全文を見る
○神崎委員 では、以上で終わります。
04月01日第112回国会 衆議院 外務委員会 第5号
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○神崎委員 核物質の防護に関する条約は昭和五十四年十月に国際原子力機関の政府間会議で採択されまして、八年たってようやく昨年二月八日に効力を生じたわけでございますが、まず、この点に関して三点まとめてお尋ねをいたします。  条約発効がおくれた理由はどういうことなのかという点、それか...全文を見る
○神崎委員 次に、この締約国の中には開発途上国あるいは原子力発電所を持たない国も多数含まれておるわけでございますが、こういった国々が積極的にこの条約の締結国となった理由をどういうふうに見ておられるのか。  それから、前文では「原子力の平和的応用における国際協力を促進することが必...全文を見る
○神崎委員 条約の第三条で防護の確保のために「国際法に適合する範囲内で適当な措置をとる。」ということで、「国際法」ということが挙げられているわけでございますけれども、具体的にどういう条約、協定を念頭に置いておるのか、あるいは国際慣習法というものを念頭に置いておられるのか、この点は...全文を見る
○神崎委員 十七条の関係でございますけれども、この三項で「締約国は、この条約の署名、批准、受諾若しくは承認又はこれへの加入の際に、2に定める紛争解決手続の一方又は双方に拘束されない旨を宣言することができる。」ということで、二項のみについて留保せられるというようになっておるわけでご...全文を見る
○神崎委員 留保を付した理由についておわかりであれば明らかにしていただきたい、そういう質問なんですが。
○神崎委員 河上委員からもお尋ねがあったわけでございますが、本条約の前文におきまして、「軍事的目的のために使用される核物質の効果的な防護が重要であることを認め、」と規定しておりますけれども、本条約の第二条で平和的目的のために使用される核物質に限定をされているわけでございます。 ...全文を見る
○神崎委員 そうしますと、ミニマムの防護水準であるから、防護水準を守っていれば安全であるかというと安全ではないような印象を受けますが、それはこの条約以上の防護水準というものを国内法できちんと設定されていると思いますので、またそれはそれで後ほどお尋ねをいたしますけれども、同じくこの...全文を見る
○神崎委員 じゃ、科学技術庁にお尋ねすることになると思いますけれども、本国会に国内法として核原料物質、核燃料物質及び原子炉の規制に関する法律の改正法が提出されていると思いますけれども、先ほど議論をいたしましたように、防護水準ですね、本条約に定める防護水準で十分かという心配が、懸念...全文を見る
○神崎委員 国際テロリズムと核に関する会議などで行われている議論を見てみますと、今後の予測といたしまして、従来型のテロのほかに化学兵器、生物兵器を利用したテロが今後起こる可能性があるという一つの見方と、それからもう一つ、核テロリズムの可能性が急速に高まってくるという見方に分かれて...全文を見る
○神崎委員 最後にお尋ねをいたしたいわけでございますけれども、西ドイツの雑誌のシュピーゲルによりますと、国際原子力機関の査察体制の不備によって一九八六年に原子爆弾七十個がつくれる量の核物質が行方不明になっている、こういう報道がなされておりますし、国際原子力機関もこれを認めていると...全文を見る
○神崎委員 終わります。
04月13日第112回国会 衆議院 安全保障特別委員会 第3号
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○神崎委員 それではお尋ねをいたします。  初めに「防衛計画の大綱」の関係で何点かお尋ねをいたしたいと思いますけれども、総理並びに防衛庁長官は我が党の冬柴委員にことしの二月二十四日の衆議院の予算委員会におきまして、総理は「現在、大綱の見直しとか別表の修正とか、それは全く考えてお...全文を見る
○神崎委員 そうしますと、現在はこの修正等は考えていない、こういうお立場であるというふうに理解してよろしいわけですね。
○神崎委員 そこがちょっとわかりにくいところですね。基本的な枠組みは変えるつもりはないんだ。これは基本的な枠組み以外の部分では修正もあり得る、そういう含みを残しておられるわけですか。
○神崎委員 昭和六十二年版防衛白書によりますと、この別表等の修正について二つ挙げているわけでございますが、第一の「装備体系等の変化に伴う別表等の内容の修正」、これは具体的にどういう場合を想定されているのでしょうか。
○神崎委員 この防衛白書のこの部分に、さらに「科学技術等の進歩に伴い装備体系等が変わるようなことがあれば、別表に掲げた部隊や主要装備の数量が変動し得ること」という記載があるわけでございますけれども、ここの科学技術等の進歩に伴って装備体系等が変わる場合、この変わる場合というのは大綱...全文を見る
○神崎委員 もう一つの場合として、この防衛白書で挙げているのは「防衛力の効率化のための別表等の修正」ということでございますが、これは具体的にどのような事態を想定されておられますか。
○神崎委員 この二つの場合をあえて六十二年版の防衛白書の中で取り上げたのは、この二つの場合であれば、先ほど防衛庁長官が御答弁されたような枠組みの修正には当たらないのだという基本的な考え方に立っておられるわけですか。
○神崎委員 そうしますと、ここで挙げられている二つの場合以外の修正、これはもう大綱の枠組みにかかわる修正である、それは考えていない、こういうことでございましょうか。
○神崎委員 今防衛局長が挙げられたものも含めて、六十二年版の防衛白書で挙げられている点というのは、大綱のうちのどの記載部分を根拠よりどころとしているわけですか。
○神崎委員 同じく「防衛計画の大綱」の中で国際情勢の認識という問題がこれは前提としてあるわけでございますが、この大綱策定当時の国際情勢、国際政治構造が今後当分大きく変化しないことを前提にして取り扱うということになっているわけでございます。昭和六十二年版の防衛白書は、極東ソ連軍の軍...全文を見る
○神崎委員 そういたしますと、大綱制定時の前提といたします国際情勢の基本的な枠組みというものは大きな変化がない。そういう観点から、この大綱の見直しとか別表の修正というこういう実態的必要性は生まれてこない、このように理解してよろしいでしょうか。
○神崎委員 これに関連しまして、極東ソ連軍の増強、それがまた潜在的脅威になっているかどうかという点に関して若干議論をしたいと思うわけでございますが、ことしの四月十一日付のある新聞によりますと、「極東ソ連軍、増強続く」という見出しのもとに、「防衛庁はこのほど、ゴルバチョフソ連共産党...全文を見る
○神崎委員 私が今、後段でお尋ねをしたのは、INF全廃合意後も確実に極東ソ連軍はふえているのかどうか、こういう点でございますけれども、今、ゴルバチョフ政権後にどうだったかという御答弁ですね。私の質問に対する御答弁がないのですが。
○神崎委員 どうも今の御答弁ですと、ゴルバチョフ書記長政権下になってふえたということはわかりましたけれども、INF合意後にどうなのかということははっきりしたことはわからないわけでございますが、この新聞記事を見ると、何か今もなお極東ソ連軍の増強が続いているという、こういうニュアンス...全文を見る
○神崎委員 この「ソブレメンヌイ級及びウダロイ級ミサイル駆逐艦といった新型艦艇が極東に新たに配備されたことが注目される。」ということも、昭和六十二年版の防衛白書に載っておりますよ。
○神崎委員 もう一度確認します。  要するに、この新聞記事の中で、防衛当局が御答弁された、また最近の最新の極東ソ連軍の配備状況だとして明らかにしたこの数字の中で、昭和六十二年版防衛白書の記載と異なる、そういう数字の部分がありますか、ありませんか。その点だけお答えいただきたい。
○神崎委員 そうしますと、確かに昭和六十二年八月の防衛白書の段階ではこういう極東ソ連軍の増強が続いていた、ここまでは間違いないわけですね、これは防衛白書にそのように記載されているわけですから。その後どういう変化が生じたのか、それについての防衛当局の情報収集というのは全くないのです...全文を見る
○神崎委員 私がお願いしたいことは、私たちは具体的な数字というのはわかりませんから、これは防衛当局として日本の安全保障に関係するいろいろな動きについては正確な情報、最新の情報というものを入手して、それを国民の前に提示する努力というものが必要だと思うのですね。古い情報、一年前の情報...全文を見る
○神崎委員 ぜひ国民に、今の日本の置かれている現状というのですか日本を取り巻く軍事情勢というものを正確に国民が認識できるような最新のデータを収集して、国民に提示していただきたいということをお願いする次第でございます。  国際情勢の認識の絡みでもう一点お尋ねをしたいわけでございま...全文を見る
○神崎委員 次に、昨日締結された米軍事機密特許の問題について簡単にお伺いしたいと思うわけでございます。  一九五六年協定の実施のための細目取り決めが昨日締結されますとともに、日米相互防衛援助協定に基づく日本国に対する一定の防衛分野における技術上の知識の供与に関する交換公文が締結...全文を見る
○神崎委員 この秘密特許の問題について国内法の整備の問題でございますけれども、新聞報道等によりますと、どうも国内法の整備は考えていないというようなお考えが示されておりますけれども、果たして秘密特許条項等、こういう特許法の改正も含めて、そういう国内法の整備というものが今後も将来にわ...全文を見る
○神崎委員 今回の取り決めの関係では考えていないということですけれども、これは近い将来こういう秘密特許問題ということを契機に我が国の特許法、公開特許制度というものに秘密特許条項を加える、そういう秘密保護という観点が今後必要になってくるのかどうか、その点はいかがですか。
○神崎委員 最後に、次期防衛力整備計画について何点かお尋ねをいたしたいと思います。  中期防後の次期防の検討に取り組む方針であるということが言われておりますけれども、まずこのスケジュールについて、いつごろ開始し、いつごろまでに検討を終わらせるのか、現在までのところのスケジュール...全文を見る
○神崎委員 中期防の総額明示方式、これは次期防でも採用するという方針はもう既に決まっているのですか、あるいは基本的にこういう考え方に立っておられるのですか。
○神崎委員 防衛関係費の歯どめの問題として、いわゆる総額という考え方のほかに、いろいろな歯どめというのですか、一つのメルクマールというのですか、そういうものはお考えになっているのでしょうか。
○神崎委員 それから、中期防の達成率ですけれども、今年度末で大体どのぐらいになるというふうに見通しでおられますか。
○神崎委員 そうしますと、今次中期防では「防衛計画の大綱」の求める水準は達成されるというようにお考えになっておられるのか、あるいはまた次期防までかかるというように見ておられるのか。
○神崎委員 次期防の策定に当たっての現段階における主要な整備目標は、主としてどういうことをお考えになっておられますか。
○神崎委員 この次期防との関係でも問題になってくるわけでございますけれども、今般長官がアメリカで有事来援の共同研究について合意を見た、あるいは武器技術の共同開発、共同研究ということについても合意を見たということが言われておりますし、ガイドライン安保と言われるように、その後、共同作...全文を見る
○神崎委員 この点についてはまた後の機会に議論をしたいと思いますが、きょうはこれで終わらせていただきます。
04月22日第112回国会 衆議院 外務委員会 第9号
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○神崎委員 総理、お疲れのところ恐縮でございますが、私の方からお尋ねをいたします。  今回のこの特別協定の改正は、米軍基地従業員の手当の全部を日本側が負担できるように改めたわけでございますけれども、政府として、近い将来、本給の部分についても日本側が負担することをお考えになってお...全文を見る
○神崎委員 総理は想定していないのだとおっしゃられるわけでございますけれども、総理訪米後も安倍幹事長は、日本はもっと米軍駐留費を負担してしかるべきだと述べられまして、将来的には地位協定本体も改正すべきだ、こういうふうに受けとめられているような発言をされているわけでございます。 ...全文を見る
○神崎委員 思いやり予算と中期防との関係については、思いやり予算は中期防の枠内で行うのだ、こういう御答弁をされておりますけれども、そういたしますと、次期防との関係でございますけれども、次期防との関係でも、思いやり予算は次期防の枠内で行われる、このように考えてよろしいでしょうか。
○神崎委員 それでは、サミットの関係でお尋ねをいたしたいと思いますが、ことし前半の最大の国際問題はレーガン大統領の訪ソによります米ソ首脳会談がモスクワで開かれることであります。  戦略核兵器の削減合意ができるか否かということがかぎになっておりますけれども、仮に合意ができなかった...全文を見る
○神崎委員 ことしの六月に先進国首脳会議、サミットが行われるわけでございますけれども、今回のサミットにおいて最大の政治課題は、新たな米ソ関係を踏まえた対ソ外交を参加国が協議することではないかと私は思うわけでございます。この点につきまして、総理としてはどのようにお考えになっておられ...全文を見る
○神崎委員 対ソ関係は我が国にとりまして安全保障問題を含めて極めて重要でございます。このサミットにおきまして、極東の軍縮問題につきましても総理はぜひ取り上げていただきたい、このように思いますけれども、いかがでしょう。
○神崎委員 今回予定されております米ソ首脳会談が戦略核の削減合意まで至るかどうか、この点が最大の関心事でございますけれども、この実現については危ぶむ声もあるわけでございます。  私は、今回仮に戦略核削減の合意ができなくても、レーガン大統領の任期中、ことしじゅうに条約合意が実現す...全文を見る
○神崎委員 ぜひ総理からも強く発言をしていただきたいと思うわけでございます。  この駐留経費の負担増の問題につきましては、そのそもそものきっかけになりましたのはペルシャ湾問題でございます。昨年十月の段階ではペルシャ湾の安全航行確保の一環としてこの駐留経費負担増が検討されたはずで...全文を見る
○神崎委員 駐留経費負担の問題とペルシャ湾の安全航行確保の問題は切り離してお考えになっているということでございますけれども、そうしますと、ペルシャ湾の安全航行確保ということについて、米国から支援要請あるいは応分の負担要請ということがあった場合には、総理としてはどういうお考えでござ...全文を見る
○神崎委員 五月三十一日から国連で第三回の軍縮特別総会が開かれるわけでございますが、総理がこの軍縮特総に出席されるということを伺っております。  その場において、ぜひこのイラン・イラク戦争終結の和平努力とペルシャ湾の安全航行確保についての御発言があってしかるべきであろうと思うわ...全文を見る
○神崎委員 次に、文民統制の問題、シビリアンコントロールの問題で総理にお尋ねをいたしたいわけでございます。  さきの日米防衛首脳会議の際に、有事来援問題等について防衛首脳間で合意がなされたわけでございますが、こうした重要問題について総理が事前に報告を受けていなかったということが...全文を見る
○神崎委員 先ほども総理が一部御答弁されたわけでございますけれども、この次期防の検討に入る段階に当たりまして、総理として、次期防は中期防と同じような年次防計画、五カ年というような計画を念頭に置いて行われるのかどうか、正直、次期防について漠然としている中で、総理の基本的な考え方をお...全文を見る
○神崎委員 最後に、軍事大国という問題について総理の御見解を伺いたいわけでございます。  我が国は軍事大国でないんだと総理もいろいろ御答弁をされておりますけれども、軍事大国であるかどうかという点については、我が国の決意というものが重要であると同時に、周辺諸国、諸外国が我が国をど...全文を見る
○神崎委員 総理はそのようにおっしゃるわけでございますけれども、現にアジア諸国は、我が国に対して軍事大国になるとの懸念をいろいろな機会に表明しております。  また、キッシンジャー元米国務長官も「遠からず、日本が軍事大国としてのし上がってくることは不可避」であると、昨年ワシントン...全文を見る
○神崎委員 しかしながら、私が指摘いたしましたように、諸外国が現在あるいは将来において日本が軍事大国になるのではないかという懸念を持っているということ、これもやはり総理として御認識はきちんとしておかなければいけないだろうと私は思うわけでございます。  総理は、日本には平和憲法、...全文を見る
○神崎委員 以上で終わります。
○神崎委員 私は、公明党・国民会議を代表いたしまして、ただいま議題となりましたいわゆる日米労務費協定に対し、簡単に理由を申し述べ、反対の意を表明いたします。  第一の理由は、最近の日米経済情勢の変化とこれに伴う基地労働者の安定的雇用など考慮すべき点も十分認識いたしておりますが、...全文を見る
04月27日第112回国会 衆議院 外務委員会 第10号
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○神崎委員 ただいま高沢委員の方からもお尋ねがございましたけれども、今回の改正点の一つとして、締約国会議を定例化するとともに、条約の実施を促進するために幅広く勧告または決議を行うことができるようになったわけでございます。  この決議及び勧告の拘束力について、どのような拘束力を持...全文を見る
○神崎委員 我が国の湿地の登録は現在釧路湿原の一部と宮城県の伊豆沼・内沼の二つでありますけれども、昨年の議定書の審議の際にも候補地として議論されました北海道の風蓮湖につきましては、その後地域住民とのコンセンサスづくりがどうなっているのか、この点が第一点。  それから、その他の地...全文を見る
○神崎委員 ところで、本条約にはアジアで広大な領土を持っております中国及び東南アジア諸国が締約国になっていないわけでございます。このことはまことに残念なことでございますが、中国及び東南アジア諸国に加盟の動きがあるのかどうか。  我が国としても、加盟をするよう積極的に働きかけをす...全文を見る
○神崎委員 終わります。
○神崎委員 日米原子力協定の改定交渉に六年間を要しておるわけでございますが、日本側は核燃料の再処理のための米国の包括的同意を取得するために、またアメリカ側は核の不拡散に最大の関心を有していたように思われるわけでございますけれども、交渉が難航した理由及び問題の中心は一体何なのか、ま...全文を見る
○神崎委員 政府は、核燃料サイクルの確立はエネルギーの安定確保のために必要不可欠である、こういう御主張をなさっておるわけでございますけれども、チェルノブイリ事故後の原発建設停滞でウラン価格は当分安値が続くであろう、大方の専門家はこういうふうに見ておるわけでございます。また、プルト...全文を見る
○神崎委員 核燃料の輸送、再処理などにつきまして、現行の個別同意から、新協定では包括同意方式になって、安定的な我が国の核燃料サイクルが確立されたということになるわけでございますけれども、新協定によりまして米国側から新たな規制を受けたものはないのかどうか、その上で現行協定と新協定と...全文を見る
○神崎委員 米国と欧州各国との間の原子力協定にはそれほど厳しい規制はない。今回の本協定と欧米の協定を比較いたしまして、ここに食い違いがあるのかどうか、その点はいかがでしょうか。
○神崎委員 我が国の非核三原則は国是でございますし、原子力は平和的利用に限定されているところでございます。国際原子力機関の国際査察も積極的に受け入れておりまして、原発所有国の中では優等生である、このように言っても過言ではないと思うわけでございます。  にもかかわらず、今回の協定...全文を見る
○神崎委員 この実施取極の方を見ますと、三条二項ですか、「核不拡散又は国家安全保障の見地」からの同意の停止権というものを認めているわけでございます。核不拡散とか国家安全保障という極めて幅の広い概念で一方的にこれを停止されるということが今後考えられるのではないかという点でございます...全文を見る
○神崎委員 新協定の十一条の解釈でいろいろお尋ねをいたしたいと思うわけでございます。  先ほど河上委員に対する御答弁の中で、包括同意に基づくプルトニウムなどの輸送の場合はすべて空輸に限定される。これは別個の取極の中でそのように限定されているわけでございますけれども、十一条の解釈...全文を見る
○神崎委員 そういたしますと、包括的同意に基づく輸送というものを従来の船から空輸に限定した理由、核ジャックの問題とかいろいろ言われておりますけれども、その点は本当のところは一体どういうところなんですか。
○神崎委員 ただいま空輸ルートについての御答弁もございましたけれども、空輸ルートにつきましては、北極経由無着陸ルート、すなわち英仏からノルウェー海を北上して北極の真上を通って、ベーリング海峡を経由してカムチャッカ半島東側を通って日本に向かう、こういうルートが検討されているというふ...全文を見る
○神崎委員 日本の受け入れ空港についてお尋ねをしたいと思うわけでありますけれども、受け入れ空港については、ジェット機が離着陸できるということで三千メートル級の滑走路を有するとかいろいろ言われておりますけれども、基本的にこの受け入れ空港の条件は一体どういうものか。  さらに、既存...全文を見る
○神崎委員 この附属書の五によりますと、輸送には武装護衛者が同行するということになっておりますけれども、同行する武装護衛者は警察官をお考えになっておるのか、自衛官をお考えになっておるのか、あるいはその他の者をお考えになっておるのか、その点はいかがでしょうか。
○神崎委員 それから専用貨物航空機について、この開発のめどをどのくらいに見ているのかということでございます。ボーイング747―400側の貨物改造型機であると言われておりますが、その点はどうなのか。また特別仕様の貨物機は大体一機当たり幾らくらいと予想しているのかという点についてどう...全文を見る
○神崎委員 この専用機の実質的な運用、管理は一体どこが行うのかという点ですが、その点はどうでしょうか。
○神崎委員 空輸の開始の時期と見通し、それからプルトニウムを入れる容器の開発のめどもあわせてお願いします。
○神崎委員 空輸ということになりますと、人工衛星を通じて専用機を常時監視する特別なセンターを設置する、異常事態に緊急発進できるように各国の空軍などの支援体制をしくとか、我が国の防衛当局の支援体制も検討しなければいけないとか、いろいろ難しい問題も起こってくるのではないかと思いますし...全文を見る
○神崎委員 政府部内ではその点はどうなんでしょうか。空輸というものを検討しつつ、それが実施が困難だ、そういう場合も想定して海上輸送ルートの確保という点もあわせて検討を進めておられるのかどうか。
○神崎委員 チェルノブイリ原発事故以降、原発に対します世界の趨勢が変わってきたのじゃないか、方向転換を遂げようとしておるのじゃないか、こういうような面が確かにあるわけでございます。  それと、我が国でも四国電力の伊方原発の出力調整試験に対する抗議行動あるいは東京での原発反対集会...全文を見る
○神崎委員 終わります。
05月11日第112回国会 衆議院 外務委員会 第11号
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○神崎委員 まず、総理の訪欧につきましてお尋ねをいたします。  総理は、日欧新時代の幕あけと位置づけて欧州を訪問されたわけでございますが、そのときに三項目から成る新国際協力構想を発表いたしております。これは竹下外交の基本方針となるものと言われておりますけれども、まず、今回の訪欧...全文を見る
○神崎委員 国際協力構想は三本柱から成っているわけでございますが、今回はそのうち国際文化交流の強化について特に人的交流の拡大、日本研究、日本語教育への助成、文化の紹介、交流組織の拡充等が挙げられておるわけでございますけれども、この国際文化交流の強化で挙げられた内容についてはいつか...全文を見る
○神崎委員 また特に「心で結ぶ日欧文化交流計画」を実施するために継続的な努力を払っていくということもうたわれているわけでございますけれども、これは大変大事なことだろうと思うのですが、具体的にはどういうことをお考えになっておられるのか。
○神崎委員 残りの二本であります平和のための協力強化につきましては、五月末の国連軍縮総会で、また六月のトロント・サミットでは政府開発援助の拡充強化を具体的に発表するということが言われているわけでございますけれども、この二本の構想の大まかな内容について、国連軍縮特総あるいはトロント...全文を見る
○神崎委員 それじゃ、奥野発言についてまとめてお尋ねいたしますので、よろしくお願いいたします。  外務大臣、中国を訪問されて、日中の基本関係、光華寮問題、中韓橋渡し、ソウル五輪などについて話し合われたわけでございますけれども、特に中国政府として公式の場で初めて、日本の内閣の閣僚...全文を見る
○神崎委員 次に、海外不動産投資の問題についてお尋ねをいたします。  我が国の企業、投資家による海外不動産投資が過熱して新たな対外摩擦になる直前の状況に至っているように思うわけであります。特にハワイでは高級住宅地を中心にマンションからゴルフ場に広がり、地価、固定資産税の高騰、あ...全文を見る
○神崎委員 ハワイでは我が国の対米投資の約二五%が集中しているということが言われております。また、国税庁の集中捜査の結果が先日発表になりましたけれども、それによりますと、いわゆる地上げ三社が海外投資して海外所得隠しをしていることが明らかになったということも指摘されておるわけでござ...全文を見る
○神崎委員 今の御答弁があったわけでございますけれども、これは他面、諸外国が我が国企業、投資家による海外不動産投資というものをどういうふうに見ているのか、諸外国の目にどのように映っているのかという視点というものも大事だろうと思うわけであります。  ハワイでは外国人不動産投資規制...全文を見る
○神崎委員 世界的に見まして、対外直接投資は自由化の方向に進んでいる中でこういう抑制策をとるというのは逆行することになるという見方もあるわけでございますけれども、新たな摩擦回避という観点からいたしますと、この問題についても何らかのやはり我が国政府としての対応が必要であろうかと思う...全文を見る
○神崎委員 それでは次に、大使館敷地の売却の問題と大使館ビルの建設の問題についてお尋ねをいたします。  東京の狂乱地価は、外国公館まで巻き込んで、今や世界各国も注目するところになっているわけでございます。この狂乱地価は、財政事情の悪い国だけでなく、余分の敷地を持っている国に売却...全文を見る
○神崎委員 賃貸で事務所を構えております大使館は、東京の狂乱地価のあおりを受けて、家賃値上げのために在京大使館の維持存続が難しくなっているのが現状でございます。  日本から離れて経費の安い近隣諸国に大使館を移すという事態に直面しているわけでございまして、大使館ビルの建設を初め用...全文を見る
○神崎委員 終わります。
11月18日第113回国会 衆議院 外務委員会 第1号
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○神崎委員 まず、ことし三月に発生いたしました上海列車事故の問題からお尋ねをいたします。  高知学芸高校の乗車いたしました列車事故でございますが、この補償問題は今日に至ってもまだ解決されていないわけでございます。このような悲惨な事故の場合、遺族の気持ちを考えまして、早急な解決が...全文を見る
○神崎委員 補償交渉がまとまらないのは日中間の貨幣価値の違いが主な原因である、こういうことが言われているわけでございます。竹下総理が訪中をいたしました際行われました李鵬総理との会談におきまして、中国側はこの事故の補償問題につきまして、国情の違いを理解してほしい、こういう言明をした...全文を見る
○神崎委員 私はこのような問題が長引くことは日中双方にとって極めてよくないことであろうと考えるわけでございます。日中友好のため、また遺族のことを考えまして、この現在行われている補償問題の交渉とは別に、我が国政府として何かできること、別途の方策をもうお考えになるべき段階にあるのじゃ...全文を見る
○神崎委員 大臣としてどうでしょうか。時期として政府として何か行うべきこと、これをもう考えるべき段階に入りつつあるのじゃないでしょうか。その点大臣の御所見はいかがでしょうか。
○神崎委員 ぜひ早期解決のために外務当局御尽力をお願いいたしたいと思います。  続きまして、財テクの問題でございますが、河上委員の方からもいろいろな角度から論議されましたものですから、私あえて詳細についてお尋ねをいたしませんが、今回の問題はモラルの問題として大変恥ずかしい問題で...全文を見る
○神崎委員 次に、アメリカの大統領選挙の結果と、また日米関係の諸問題についてお尋ねをいたします。  次期大統領に共和党のブッシュ副大統領が圧勝したわけでございますけれども、外務当局として今回のこの大統領選の結果をどのように分析しておられるのか、また我が国としてこのブッシュ政権の...全文を見る
○神崎委員 ただいま大臣からブッシュ政権の評価についていろいろな角度からお話を伺ったわけでございますけれども、このブッシュ政権の性格についてはいろいろな方が、基本的には現状維持路線であろう、こういうふうに見る向きが多いわけでございます。  特に外交政策を中心にいろいろお尋ねをい...全文を見る
○神崎委員 大臣、今フィリピンの問題についても少しお触れになりましたけれども、識者が言うブッシュ政権における外交政策において根本的な見直しを図られる場合の一つとして挙げられているフィリピン米軍基地の問題でございますが、このたびこの米軍基地協定の見直し交渉が妥結いたしたわけでござい...全文を見る
○神崎委員 フィリピンにあります米軍基地の移転の問題がいろいろな機会に言われるわけでございますけれども、将来におけるこの米軍基地の移転の可能性といったものについてどのように予測されておられますでしょうか。
○神崎委員 フィリピンに対しましては、多国間援助構想、いわゆるミニ・マーシャル・プランというものが言われておるわけでありますが、この構想の進捗状況と、この構想に対する我が国の対応についてお尋ねをいたします。
○神崎委員 我が国の援助のあり方でございますけれども、人道的、経済的、文化的なものに限られるべきでありまして、軍事的なものやそれを補完するものはしないという方針は我が国として決まっているのかどうか、決まっているとすれば、どこで決まっているのか、あるいはこの方針が変更されることはな...全文を見る
○神崎委員 識者の言う新政権の外交政策の根本的見直しを迫られるとする二つの場合、在韓米軍の撤退を余儀なくされるような事態が生じた場合ということでございますが、近い将来そういう在韓米軍の撤退の可能性というものは考えられるのかどうか、その点はいかがでしょうか。
○神崎委員 もう一つの根本的見直しを迫られる場合と言われる事態でございますが、中ソの接近、中ソ両国におきます保守強硬派の主導権奪回、こういう問題でございますけれども、特に中ソ首脳会談開催の見通し、この時期も含めまして、どういうふうに予測をされておられますか。
○神崎委員 その場合、アメリカのブッシュ政権の外交政策の抜本的、根本的見直しを迫られるような中ソの接近という可能性が強いのか、その辺のところはなかなか難しいところだと思いますが、いかがでしょうか。
○神崎委員 ブッシュ政権の外交政策のうち対日政策についてでございますけれども、大きな変化はないだろうという見方が強いわけでございますが、その中で問題になってくるのが、一つは日米地位協定の改定問題があろうかと思うわけでございます。きょうの新聞報道によりますと、ブッシュ新政権で国防長...全文を見る
○神崎委員 日米地位協定の改定問題についてはいかがですか。
○神崎委員 では、竹下内閣では考えていない、こういうふうに理解してよろしいでしょうか。
○神崎委員 私は、日米関係は、大臣も基軸と言われましたけれども、我が国にとって外交関係の中で最も大事な関係であると思いますけれども、この日米関係は対等の関係、しかも信頼の上に立って維持、発展させなければならないものと考えるわけでございます。その意味におきまして、今回の米駆逐艦タワ...全文を見る
○神崎委員 できるだけ早期にこの事実関係が明らかになって、それに対して我が国としての対処方針というのが明らかになるように求めるものでございます。  こういう問題は余り感情的になってもいけないと思うわけでございますけれども、仮にこれがアメリカの領海内に日本の自衛艦が行きまして射撃...全文を見る
○神崎委員 その意味において、国民が口には出していないけれども、やはり国民の今回の事件に対する怒りというものは相当大きいものがある、このように私は外務当局としても受け取っていただきたい。そして米軍に対して事実の調査と、それに対する責任、この点を明確にしていただきたい、このように要...全文を見る
○神崎委員 次に、日ソ関係についてお尋ねをいたします。  大きな日ソ関係の問題をお尋ねする前に、日ソ間の大学院生の交換留学制度の問題について、きょう文部省からも来ていただいておりますので、外務大臣並びに文部省にお尋ねをいたしたいと思います。  日ソ関係の改善が我が国外交にとっ...全文を見る
○神崎委員 ぜひ若い研究者の皆さん方のこの要望を実現するようにしていただきたいと思いますが、最後に大臣にこの問題で一言前向きの御答弁をお願いしたいと思います。
○神崎委員 ありがとうございました。よろしくお願いをいたします。  それでは、玉城議員に譲ります。