神崎武法

かんざきたけのり



当選回数回

神崎武法の2010年の発言一覧

開催日 会議名 発言
02月24日第174回国会 衆議院 法務委員会 第2号
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○神崎委員 公明党の神崎武法でございます。  まず、裁判員制度についてお尋ねをいたします。  昨年八月から始まりました裁判員制度、半年が過ぎております。これまでの裁判員制度の実施状況を見ていますと、極めて順調にいっているのかな、こういう印象を受けますけれども、これから恐らく、...全文を見る
○神崎委員 裁判員制度によって、量刑に変化が見られるのかどうかという点でありますけれども、マスコミの集計等を見ますと、一般事件では特に量刑に変化はない、ただ、性犯罪の刑は概して重くなっているというような指摘もありますけれども、こういう点を含めまして、最高裁はどのように認識をされて...全文を見る
○神崎委員 これまでのところ、裁判員裁判で言い渡されました量刑に対して検察官が控訴したケースはまだないということでありますけれども、これは法務当局はどのようにごらんになっておられますか。
○神崎委員 裁判員裁判によりまして、執行猶予の判決に保護観察がつくケースが大変ふえているということが指摘されております。  裁判員が被告人の更生というものを非常に重視されている実態ということが反映されているのかなと思うんですけれども、この理由をどういうふうにごらんになっておられ...全文を見る
○神崎委員 最高裁にお尋ねをいたしますけれども、裁判員の選任手続に出席した耳の不自由な女性候補者が手話通訳を求めていたにもかかわらず地裁の方で準備をしていなかった、こういう事例が報告されているところでございますけれども、やはりハンディキャップのある人たちも司法に本当に十分参加でき...全文を見る
○神崎委員 同じく最高裁にお尋ねをいたしますけれども、裁判員の量刑判断を支えるデータベース、これに多数の誤りがあったということが指摘されておりますけれども、このデータベースに誤りがありますと、量刑判断に大変影響を与えるところでございますので、絶対にこれは入力ミスを防いでもらいたい...全文を見る
○神崎委員 それから、同じく最高裁にお尋ねをいたしますけれども、これまでに、裁判員裁判の選任手続に呼び出された候補のうち一一%の方が欠席をしているということでありますが、これに対して過料が科された例がないということなんですね。まだ裁判員制度が始まって間もないので、この過料について...全文を見る
○神崎委員 ぜひ適切に判断をしてもらいたいと思うんですね。制裁規定があるのに何も制裁されないで、ほうりっ放しにされるというのも、これも大変ゆゆしいことですから、よろしくお願いします。  それから次に、法教育。司法制度改革の関連です。  裁判員制度の中では一般国民の良識、社会的...全文を見る
○神崎委員 仙台市で行われました法教育シンポジウムでは、大村敦志東大教授が基調講演に立って、学校でルールをつくるときには、まず他人の言うことに耳を傾ける、それから主張を基礎づける論拠を挙げる、異なる意見を尊重することが大事である、法教育は、法の中にあるすぐれた価値観や方法、技術を...全文を見る
○神崎委員 ぜひ法教育の推進をよろしくお願いいたします。  きょうは中井大臣がお見えになっていますので、死因究明につきましてお尋ねをいたしたいと思います。  私も、当委員会で何回か死因究明の問題を取り上げて、現行制度の問題点あるいは改善すべき点等について申し上げたところでござ...全文を見る
○神崎委員 ぜひ研究会の成果が十分反映できるようにしていただきたいと思います。  それから、二〇〇九年に全国の警察が扱った遺体のうち、法医学の専門知識のある検視官が現場に立ち会った臨場率は二〇・三%、解剖率も一〇・一%に達したということでありますけれども、これは、警察の方で検視...全文を見る
○神崎委員 法務・検察にとっても、これは関係の深い事柄でございますので、関係省庁と一緒になって、ぜひしっかり取り組んでいただきたいと思います。  次に、起訴議決の問題についてお尋ねをいたします。  二〇〇一年七月に兵庫県明石市で起きた歩道橋事故をめぐりまして、神戸第二検察審査...全文を見る
○神崎委員 指定弁護士につきましては、検察官の職務を行う能力とか見識等が特に問われるんだろうと思いますけれども、裁判所はどのような基準でこの指定弁護士を選任するのか。これは最高裁の方にお尋ねをします。
○神崎委員 指定弁護士によります捜査の指揮は検察官に嘱託して行うこととされておりますけれども、嘱託を受けた検察官はどのように基本的に対応されるのか。
○神崎委員 終わります。
03月30日第174回国会 衆議院 法務委員会 第6号
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○神崎委員 公明党の神崎武法でございます。  国際受刑者移送法の一部を改正する法律案についてお尋ねをいたします。  今回の改正によりまして、日・タイ受刑者移送条約その他、今後我が国が締結する受刑者移送条約全般に対応できることになりました。これは大変画期的なことだというふうに思...全文を見る
○神崎委員 受刑者移送制度につきまして、受刑者にとってどのような利益、メリットがあるのか、それから送出国、受入国にとってどのような利益、メリットがあるのか、この点についてお尋ねします。
○神崎委員 受刑者移送制度は、メリット、利益だけじゃなくて、不利益も当然あり得るわけで、受刑者にとりまして、移送によって仮釈放の時期が遅くなる、こういう場合もあるでしょうし、また、外国で執行を受けるよりも処遇が劣悪である、こういう場合もあると思います。  また、裁判国にとりまし...全文を見る
○神崎委員 移送の法的性格につきましてお伺いしたいわけでありますけれども、この点については、受刑者の移送を、外国で言い渡された自由刑の執行委託、請負制度、こういうふうにとらえる考え方があります。また他方、外国判決を自国の判決とみなして刑を執行する制度ととらえる、こういう考え方もあ...全文を見る
○神崎委員 我が国の移送法は、双罰性の存在を移送のための要件の一つとしております。  今大臣が御答弁されたように、移送制度を刑の執行の委託とか請負制度というふうに理解をいたしますと、双罰性の存在自体が不可欠の要件とも言えないようにも思いますけれども、なお、移送法上、双罰性を要求...全文を見る
○神崎委員 我が国の移送法は、受入移送後、我が国で同一事実に関して公訴を提起することを認めております。  これは、移送の法的性格が刑の執行の委託、請負にすぎないから、移送の受け入れによって自動的に一事不再理効が生じてくることにはならない、こういう考え方に立っているのかな、このよ...全文を見る
○神崎委員 我が国にとっても、その犯した犯罪が重大な犯罪で、我が国として処罰する必要のある場合というものも当然あるだろうと思います。ところが、最初、他国で裁判が始まってしまった、判決もなされた、そういう場合、我が国として独自に処罰をしたいと考えた場合にどう対応するのかという問題で...全文を見る
○神崎委員 我が国の移送法は、裁判国におきます判決手続の適正を受入移送の要件とはしておりません。受刑者が移送後に、裁判国での裁判が適正手続に違反したものであったことを理由として受入移送決定の有効性を裁判所で争うということができるのかどうか、お尋ねをいたします。
○神崎委員 移送を受けた国の方ではできるんですか。それは裁判国でできるということですか。
○神崎委員 受刑者が移送を希望したけれども移送されなかった場合に、受刑者が裁判所で争うことができるのかどうか。移送法は上訴手続を設けておりませんけれども、それはどういう理由によるのか。あわせてお尋ねをいたします。
○神崎委員 上訴手続についてはどうなんでしょう。移送法が設けていない理由です。
○神崎委員 来日外国人受刑者につきまして、資料によって国籍別に見ますと、中国の受刑者が千四百三名と最も多く、来日外国人受刑者全体の四割強を占めているところでございます。ブラジル、イランがそれぞれ全体の一割強でこれに続いており、これら三つの国籍を有します受刑者が全体の三分の二を占め...全文を見る
○神崎委員 ぜひ早期に締結ができますように、法務当局の御尽力をお願いいたしたいと思います。  ブラジルとの間でも受刑者移送条約についての協議を実施しているということを承知しておりますけれども、交渉の経過、現状、見通しについてお尋ねをいたします。
○神崎委員 ブラジルにつきましても、ぜひ早期に締結ができるように御尽力を賜りたいと思います。  それから、イランについて、どういうふうに考えたらいいのか、これはいろいろな難しい問題もあろうかと思いますけれども、現段階における基本的な考え方をお伺いしたいと思います。
○神崎委員 海外におきます日本人受刑者数を見ますと、受刑者移送条約非締結国では、最近では、中国が三十四名、タイが二十名、フィリピン八名、インドネシア四名、こういうふうに続いております。タイとの間では移送条約を締結いたしております。中国については、先ほど御答弁がありましたように、今...全文を見る
○神崎委員 ただいま指摘したような国々との間では、ぜひCE条約に入るようにするとか、あるいは入らない場合には、二国間、我が国との間で条約を締結するなりして、密接な関係をつくっていただきたいというふうに思います。  また、今回は受刑者の移送の問題でしたけれども、犯罪捜査のレベルに...全文を見る
○神崎委員 終わります。